約 615,197 件
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/274.html
175 :ヤンデレジャンケン ◆ZUUeTAYj76 [sage] :2008/03/11(火) 01 18 23 ID yB8LhmHR 『テレビの前のよいこのみんな~!』 『テレビの前の恋する乙女たち~!』 『『ヤンデレジャンケン、はっじまっるよ~!』』 「……なにアンタ、いまだにそんなの見てんの?」 「おいおい、コレ結構おもしろんだって、見りゃ分かるよ」 『こんにちわ!ヤン助お兄さんと』 『こんにちわ!ヤン美お姉さんの』 『『ヤンデレジャンケンの時間だよ!』』 『初めて見る子のためにお兄さんが説明してあげよう!』 『ルールは簡単、 ・ノコギリは包丁に強くて ・包丁は主人公に強くて ・主人公はノコギリに強いぞ! 後は普通のジャンケンと一緒だ!』 『それじゃあいっくよ~!』 『『ヤンデレジャ~ンケンジャンケンポン!』』 ヤン助お兄さん:包丁 『主人公の子はおめでとぉ~! 負けちゃった子は次もがんばってね!』 『2回戦いくぞぉー!』 176 :ヤンデレジャンケン ◆ZUUeTAYj76 [sage] :2008/03/11(火) 01 24 45 ID yB8LhmHR 「……ってさっき主人公じゃジャンケン負けてなかった?」 「なに言ってんだよ、主人公は刺されるもんでしょ、勝ちだよ勝ち」 「はぁ?」 『『ヤンデレジャ~ンケンジャンケンポン!』』 ヤン助お兄さん:ノコギリ 『包丁出した子おめでt』 『――ちょっとカメラ止めて』 『ど、どうしたのヤン美お姉さん!?」 『どうして……どうしてノコギリなんて出したのよ』 『どうしてって言われても、その』 『最初は包丁出してくれたのに! なんでノコギリなんか出すのよ!』 『取り合えず落ち着こうよ、ね、本番中だよ』 『昨日は何度も愛してるって言ってたくせに……裏切るんだ』 『え、ちょ、本番中になにを』 『本番本番って、そうやって誤魔化そうとして、ノコギリをかばってるのね!許さない……』 『ちょっと!包丁どっからだしたの!?待って待って待って待って!あぶな』 『ああああああああああああああああああああ!!!!』 しばらくお待ちください 177 :ヤンデレジャンケン ◆ZUUeTAYj76 [sage] :2008/03/11(火) 01 34 03 ID yB8LhmHR 「うわー、なにコレ、放送事故?」 「毎週こうさ、先週は危なかったなぁ」 「……」 「さて、しばらくはこのままだ、いまのうちにトイレトイレ」 10分後 『もうっ、ヤン助お兄さんったらカメラの前なのに恥ずかしい』 『はは、あははははははは』 『よいこのみんなと恋する乙女たち!まった来週~!』 「……なんかお兄さん服ボロボロだったんだけど」 「先週なんてスタジオに血だまり出来てるのが映ってるだけだったぞ」 「よく放送できるわね、こんなの」 「いいなぁ、またお兄さんの一人勝ちかー」 「あんた、こおいうのが好きわけ?」 「映ってない時いったいなにが起こってるのか、気になるぅ!」 「ねぇ、ちょっと、人の話を」 「録画した先週分もう一回見ようかな、一緒に見る?」 「……っ!」 「ん?どした?」 「そんなに好きならヤってみる?……ヤンデレジャンケン」 END
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/377.html
323 :名無しさん@ピンキー [sage] :2006/08/08(火) 00 48 50 ID QzuSxDAU 腰に回された手は柔らかく、とても優しい。毎日のように床に這いつくばっているシンデレラには、とても遠いものだった。そうして、目の前で微笑む王子の顔は美しい。すっきり通った鼻筋、きらりと透き通る青い目、ふわりと揺れる金髪。あぁ、なんて素敵な王子さま! ゆらゆらと踊りながらシンデレラは、堪らない幸福に包まれていた。王子さま、ねぇ王子さま、わたしは床を舐めながらあなたをいつも思っていたの。 (わたしだけの王子さま、) (誰よりもあなただけを愛しい) 「ねぇ、王子さま…」 シンデレラの顔がとろりと溶けていくのを、王子は見てしまった。恍惚に濡れた瞳。蜜を煮詰めたような声。紅潮した頬。清楚で純粋そうなシンデレラが、そういう表情をするのは酷く欲情を誘う。背徳の、うつくしさ。 「私のことを、愛していただけますか?」 324 :名無しさん@ピンキー [sage] :2006/08/08(火) 00 51 10 ID QzuSxDAU 「――勿論だよ」 気が付いたら答えていた。ふわりと、シンデレラは笑った。これ以上ないほど溶けて崩れた幸福の中を、シンデレラは泳ぐ。この人の腕の中、今ここで死にたいと思った。あぁでも、まだだめ…。まだ、死んではいけない。 (この人をほんとうに手に入れるまで) 「嬉しい」 控え目に、けれどしっかりシンデレラは王子に抱きついた。王子はそれに応えて、シンデレラをきつく抱き締める。その流れはあまりに滑らかで、ただ、幸せだった。 「私のことだけを」 じんわりと染み込むように、王子の耳元で囁いた。背徳と淫靡を溶かして、欲情を誘う甘い声。ぞくりと王子の背中を走ったのは、間違いなく本物、だ。 「愛してくださるのなら」 ――ゴーン、 鐘の音が響く。12時を告げる、それは魔法の解ける死刑宣告にも似た。 けれどもシンデレラは笑っていた。笑って王子の腕から抜ける。あまりにも美しく自然に笑うので、王子は腕を伸ばすことも忘れてしまった。 「私を見付けて」 (あなたの愛で) 動きを止めてしまった王子を尻目に、シンデレラは駆け出した。その姿が見えなくなってからようやく、王子は我に返る。シンデレラが走っていった階段を見下ろせば、綺麗なガラスの靴だけがひとつ、きらりと光っていた。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1549.html
153 :名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 23 48 24 ID kAKjMUkm ヤンデレ症候群 馬鹿げた名前だが、世界中のどこをまわってもこいつから逃れられることができない質の悪い病だ。 そもそもヤンデレとは、女性が好きな奴のことを愛するあまりに心を病んでしまった状態、またはその状態の女性のこと。 こんな妄想紛いな病気が発生したのは今から20年程前のこと。突如、日本の首都である東京で、数十件の殺人、誘拐事件が起きた。 さらに、殺人を犯した者は全て女性だった。被害者は性別関係なしに殺められているが、それでも女性の方が多い。 そして逮捕して犯人に殺しの動機を述べさせると、“〇〇に近寄る雌豚を排除しただけ”“〇〇に邪魔なゴミを綺麗にしただけ”“〇〇君が私の気持ちに気づかないから”など“想い人のため”にという動機がほとんど…いや全てだった。 次に誘拐の方は男性だけが被害の対象だった。 これらの事件を初め、どんどん日本中で起き、3ヶ月も経たないうちに日本中でそのような事件が多発していくようになった。 それだけでは収まらず世界各地でも発生し、たった1年で世界に広がっていった。そして政府はこのような事件を起こす女性達の病状を『ヤンデレ症候群』と発表した。 そしてヤンデレ症候群が発表された翌週、政府は男性女性を20歳になるまで隔離して教育を行うという案を出したが、10人以上ヤンデレ症候群の女性らに暗殺されすぐに永久保留に。 そのような事が続き、20年後である現在ではヤンデレ症候群に好かれてしまった男性に手助けしない暗黙の了解が出来てしまうのもまた時の流れ。 「全く嫌な世の中に生まれたもんだよ…。」 今朝の新聞の記事を読みながら、僕 佐藤 瀧斗(さとう たきと)は今日も朝から憂鬱である。 「ぉはよぅ。」 「うん、おはよう。」 我が家の大黒柱である僕の父親が寝室から大きな隈を作り、だるそうに朝の挨拶をしてきた。 「随分眠そうだね」 「あ?…ああ、まあな。」 「おはよーたきと☆」 「おはよう。」 続いて我が母が朝から元気いっぱいお肌つるつるでやって来た。 「酷いよ~カズキ~、起きる時はいつも一緒って言ったじゃない。」 もう30後半であるに限らず、20代前半の容姿をする母が甘ったるい声で父に抱きついた。 「香織!?もう起きたのか!?」 「何で? 私が起きたら何かまずい事でもあるの?」 驚愕した父に対して母は感情が込めていない返答をした。 「いやっ、違う!香織があまりにも可愛くキスをしてしまいそうになるぐらい寝顔だったから起こすのをためらったんだ!!」 必死な表情に変わり朝から甘い事を叫ぶ父。僕をお忘れですか? 「ふーん………じゃあキスしてくれた?」 感情を取り戻し拗ねた風に言う母。 あなたは僕がいるのがわからないの? 「いや。」 「じゃあ今して。」 「今って!?瀧斗の目の前でやるのか!?」 「別にいいじゃない。瀧斗だって年頃よ?」 「年頃だからko!?「んんっー!!」 僕の母である佐藤 香織はズバリヤンデレだ。ヤンデレ症候群が一番流行?していた時に僕の父、佐藤和樹に恋をし、ヤンデレ化してしまった。…ちなみに二人が結婚したのは19の時できっかけは母が父に痺れ&媚薬を食事に混入し、既成事実を作ったから。 「もぐもぐ……御馳走様でした。」 朝食を済ませ荷物を持ち、玄関へ。 「行ってきまーす。」 「ぷはっ…はあはあ…カズキのあそこ食べていい?」 「はあ…はあ…お前、夜あんだけしといてまたやるのか?」 さて、学校に向かうか。 以上朝の出来事でした。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/2416.html
依存型ヤンデレの恐怖1 依存型ヤンデレの恐怖2 依存型ヤンデレの恐怖3 依存型ヤンデレの恐怖4 依存型ヤンデレの恐怖5 依存型ヤンデレの恐怖6 依存型ヤンデレの恐怖7 依存型ヤンデレの恐怖8 依存型ヤンデレの恐怖9 依存型ヤンデレの恐怖10
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1755.html
571 :ヤンデレ育成日記 [sage] :2010/07/26(月) 20 52 25 ID TdJrX76a ○○月○○日(木) 今日からヤンデレ育成日記なるものをつけていこうと思う。 今回の対象は、どこか一癖あるような依存性の高い女で行こうと思う。 ちょうど仕事先にいい対象がいるためちょうどよかった。 どうやら向こうは俺に好意を持っているようだから落とすのは容易いだろう。 さてまずはどう落とそうか。 ○○月○△日(金) とりあえずベタな落とし文句で責めたらあっけなく落ちた。 少し味気なかったがこれで正式に交際することになった ここからどうやって病ましていこうか・・・・・。 ○○月×□日(土) まずは適当に甘い言葉で幸福に浸らせておくことにした。 向こうはそれはもう幸せそうな顔をしてて、本来の目的を忘れてしまいそうになる。 だがどこでどん底に落としてやろうかというタイミングは考えてある。 では今から引越しの準備をしよう。 (しばらく日記は書かれず) ○●月▲◇日(金) あれから新しい引越し場所での荷物の整理などで日記を怠っていた。 会社には有休で届けているため問題はない。 そしてあの女だがすごい荒れ具合だった。 それはもうかつての家の前に3日も居座ったり、電話の着信履歴はすべてあいつで埋まってしまった。 電話切れたら即かけなおしてくるのが何回もあり一日だけで軽く100回は行ってる感じがした。 まぁ基本はマナーモードの俺にはそこまで苦ではなかったが。 更にはどうやら社長に俺の居場所を聞きに行ってしまったらしく電話まで来た。 一応社長は小さい頃からの知り合いであるため、事前に教えないでくれという無茶なこともやってくれたようだが。 だが危うく、数少ない髪の毛を刈り取られそうになりかけたそうだ・・・・・・・。 しかしこれはいい方向に向かっている気がする。 そろそろ連絡を入れてやるとするか。 572 :ヤンデレ育成日記 [sage] :2010/07/26(月) 20 53 46 ID TdJrX76a ○●月▲▼日(土) 連絡を入れたらそれはもう泣きまくられた。 おそらく一時間ぐらいは泣かれたんではなかろうか。 適当に慰めていろいろと話し合った。 住所をしつこく聞かれたがなんとか話を逸らした。 かわりに明日デートする羽目になったが。 そして最近外に変な男がいるのが妙に気になるが・・・・・・。 単語が出ないために明日に思い出すつもりでいる。 じゃあ今日はこの辺りで寝るか。 573 :ヤンデレ育成日記 [sage] :2010/07/26(月) 20 54 17 ID TdJrX76a ○●月▲☆日(日) デートと昨日は書いたが訂正させてもらう。 詳しくはデートと言う名の尋問だった。 私のことはもう嫌いなったのかだとか他に女がいるのではないのかとかだらだらと。 そんなことはないよと優しくキスをしてやったらすぐに赤くなりやがった。 その後は何故かラブホに連れて行かれてここ最近ためていたものをすべて吸い取られてしまった。 向こうはゴムを渡そうとしてきたが持参していたものをあえて使った。 絶対に穴ぐらい開けているはずだからな。 それと謎の男の正体はおそらく探偵だろう。 面倒だが知り合いのコネを使ってもらうとするか。 ○●月▲Ж日(月) 仕事中に知り合いに電話をして探偵をどうにかしてもらった。 今日帰ってきたらいなかったから成功したんだろう。 だがこれでまたどでかい屋敷に連れて行かれて飲まされるんだろうな。 どうやらあいつとあいつの親にも懐かれて?しまった感じだし。 まぁともかく仲がいいことには変わりないからいいのだがな。 そしてあの女だが今はすっかり落ち着いている。 昨日たんまりと吸い尽くしたからか? だがすぐにまたどん底に落とすための秘策はある。 もう少ししたら家に従姉が来ることになっているからそれを利用する。 女王気質なのが気に入らないが・・・・・・まぁ別にいいか。 これをうまく使って修羅場にもっていってやる。 (しばらく日記は書かれず) 574 :ヤンデレ育成日記 [sage] :2010/07/26(月) 20 55 15 ID TdJrX76a ○◎月ΘΨ日(水) 前の日記から一月近く書いていなかったがな・・・・・存在を忘れていただけだが。 ざっと簡単に説明すると 1、従姉が家に来る 2、街中に二人だけで繰り出す(既に十回近く行った) 3、あの女がそれを見つけて怒り出す(殺気が感じたから) 4、途中で従姉に食べさせてやったりする(途中でグラスが割れた音がしたが) 5、止めとして手をつなぐ(悲鳴が聞こえた気が) 6、我慢できなくなったのかあの女が夜道から襲う 7、しかし逆に鳩尾を殴ってやって返り討ちにする 8、つかの間の休憩(今ここ) あの女を狂わすためにいろいろとやったわけだが従姉がどこか赤く見えるのは気のせいだろうか。 だがそろそろ本格的に来る頃だろうから準備をしておこうと思う。 また例の知り合いに頼んであの女に近づいてもらってあえて監禁部屋を提供する。 あの女の近くにもあいつの関係者がいるからな・・・・・勿論危ないやつだが。 そのため怪しまれずに行くだろうな。 後は向こうが行動を移すまで待機とするか。 今日はこのあたりにしておこう。 575 :ヤンデレ育成日記 [sage] :2010/07/26(月) 20 55 41 ID TdJrX76a ○◎月Θω日(木) 昨日の夜のうちに電話をかけておいたら早速手配をしてくれた。 相変わらず仕事が速いのは良いんだがこんな知り合いを持つのもいろいろ大変なものだ。 そして今家のチャイムを鳴らしまくってるドアホもいるという・・・・・・・。 なぜ住所がわかったかは大体想像つくが・・・・・・あえて書かないでおこう。 そして従姉はさっきから包丁を研いでるのがとても気になるが気のせいだろう。 この修羅場は予想外だったがなんとかなるだろう。 それじゃ従姉に出てもらってくるか。 (しばらく日記は書かれず) ○ 月л (火) ま こん とにな とは思 な った 従 が れた後拉 れ のはいいが脚 断さ るとは わなか い なりスタ ガ で弱らせ まで予想で かった は不覚だ 例 り合い 来 れて助 てくれたが のこ 好 だと 抜 や った 女っぽ は思 たが 当に女 は思わな た いし は きりし くなっ きや った し っ つ お すぎ んだ う さい にこのに きをみたも につた てお とがある ぜった んなを せるこ はしては ないぞ お みた りた なけ な
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1837.html
ほのぼのヤンデレ第一話
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/705.html
476 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/04/11(水) 16 16 42 ID lVF54DiY 「ヤンデレについて」 南條範夫 ヒロインの感情が極端にはしるところにヤンデレはうまれる。 問題が無く、日常生活が平穏に営まれているところにはヤンデレはあらわれない。 しかし、ひとたび問題が起こり、社会や世間、とりわけ人間関係がその問題を 和らげることができず、その状況の中で人間の感情が極端にはしる時、 あらわれてくるのはヤンデレだ。 ヒロインの感情が極端にはしる場合はさまざあって、例えば三角関係などもそうである。 私がヤンデレの女房などを小説にする場合には、三角関係を描くことになるが、男の、ヘタレの問題を 小説にする場合には、修羅場を描くことになる。私は、男の、ヘタレのことを多く小説に描いて いるので、「ヤンデレ」が当然多くなる。 ヒロインの感情がはっきりと判るのは、病んだ時である。 ヘタレ男も一応の優しさを示す。しかしそれはどこか的外れもの、かえってヒロインを傷つけるものになる。男の場合、ヘタレになる時 その本性、読者すら敵に回すウザサが出てくる。だから男の世界を現実につかみだすとすれば、それはヘタレだ。 今も、昔からもずっと、世界中のどこでもそうだ。歴史上の問題を何か一つつかんでみるとよい。 そこを突き詰めると必ずヒロインが病んでいくような状況があるだろう。 私は主にヤンデレ小説を書いて来たが、昔の社会というものにはヤンデレがあらわれやすい。 そこでは何もかも病んでいるのだ。戦国時代の武将達のように、対立を和らげる組織がないとことでは、 それぞれが敵対者、泥棒猫と直接にぶつからねばならない。自分が勝つか相手に殺されるかだ。 また一方で、今も、昔も人々は上のものに対しても仲間に対しても、普段は感情を抑えて生きていたから、 一旦それが破れると普段抑えていたものが、みなぶつかり合う。嫉妬、独占欲、変態性欲、狂気、様々なものが一気に噴出し、 感情は極端にはしる。ヤンデレになる。 人間はヤンデレなものである、などということではない。 何か問題が発生した時、それが対立に向かわないように取りまとめようとする人ももちろんいる。 穏やかで、ヤンデレが表面化してこない社会も、歴史上いくらもあった。ヤンデレが表面化しないように しっかり抑えるのが、そもそも恋愛物語の主人公の使命だともいえる。 しかし、問題のない物語、あってもその問題を受け入れ何も事を起こさない、マグロ、 というものは小説にならない。私はそうしたものに興味はない。 私が取り上げるのは、何か問題が生じた時、それを抑え和らげようとするのではなく、むしろ カンカンになってしまう人間、感情を極端にはしらせる、つまりヤンデレである。(談)
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1726.html
58 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 51 16 ID U4mIxQhT あれから結局4人での登校。 相変わらず土田さんは僕にべったりだった。 胸を押し付けているつもりなのだろうか、僕のアームに自分の胸を当てている。しかし何だろうこの残念な気持ち。無い乳押し付けられても 「嬉しくない。」 「何が?」 おっとあぶない。危うく心の本音が全て出るところだった。あぶないあぶない。 校門をくぐると僕らの教室がある校舎が今日も微妙な雰囲気を漂せながら立っていた。色が抹茶色ってどゆこと? 時間帯的には、一番生徒が登校しているはずなのだが、時代が時代。『ヤンデレ世紀』と呼ばれるこのご時世。 不登校が6分の1を占め、大体の女子(ヤンデレだろうな)は 朝早く登校して愛しのあの人のげた箱、机にロッカーにラブレターや何かを忍び込ませたり、逆にそれらを排除したりと忙しいためこの時間の校門は寂しい状態になってる。 げた箱に到着。あっ!? 「そうだ。」 「どうしたの?佐藤君。」 いけないいけない。今日の出来事……石田君&木根さんカップル欠席を彼らの担任教師の青塔(あおどう)先生に報告しとかなきゃ。 「ごめん、3人共先に行ってて。僕はブルタワにちょっと用事があるから。」 59 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 51 56 ID U4mIxQhT 「佐藤君っ!何言ってるの!?私も行くよ。」 やはりあなたは来ますか………まあいいけど。 「んじゃ、俺らは先行ってるわ。」 「うん。じゃあ。」 「ああ。」 「………」 井上と都塚さんと別れる僕と土田さん。それにしてもどうしたんだろう都塚さん?途中から元気なくなっちゃって。 いつももクールな彼女はあまり僕らの会話トークに混じらず、井上にべったりの都塚さんであるが、今日に限っては井上に抱きつかずに一番後ろで静かに歩いていた。 その時の雰囲気は近寄り難いものだった。 井上も心配そうに時々後ろに視線をやり、チラチラと都塚さんを見ていた。 気分で二人を何故か見送り僕は気付いた。いや、これは感じたの方が正しい。 井上と都塚さんの僅か数センチの隙間に二人を隔離する壁があることを。 そんな二人を見送った後、僕と土田さんは職員室に向かった。 「そうか………わかった。報告ありがとう。」 「いえいえ、それでは失礼しました。」 ブルタワに例の件を報告し、退出する時 「お前も気を付けてな。」 と苦笑しながら言うブルタワに軽く頭を下げた。 ちなみにブルタワは青塔先生のあだ名でーす。 60 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 54 41 ID U4mIxQhT 職員室から出ると、扉の前にいた土田さんが飛びついてきた。 昔だとこの行動は非難の眼差しをくらい、とても恥ずかしい行動であったらしいが、現代じゃ一般的なワンアクションにしか過ぎない。 「さあ、早く遊びに行こ。」 「土田さん。今から教室だよ。」 「えっ!?何でいいじゃん?………それとも教室に気になるメスでもいるわけ?」 土田さんの瞳かり光が消えた。だが、日常茶飯事化しているのでいつもの対処方法で土田さんをなだした。 「僕と土田さんの将来のためにさ…ね?行こう?」 と土田さんに呟き顔を真っ赤にしてしまった土田さん。 ヤンデレは無駄に妄想力が膨大なので、こんな時とかには便利なもんだ。 先ほどの言葉には、『勉強しないと大学行けないよ?』という意味なはずなのだが、土田さんは違う意味で 捉えたらしい。 用事を済まし、教室に向かった。 教室に着き、入ると机が37席並んである。しかし今現在の教室の人数は20人弱。朝のHRまで10分もないのにまだ半数近くが来ていない。 別にインフルエンザなどが流行しているわけではないのだがこの人数の少なさ。ありえなっシング。 61 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 55 16 ID U4mIxQhT 学級閉鎖は僕が生まれてくるときには廃止になってしまったため、仮にクラス一人しかいなくてもしっかり平常授業をするわけだ。ある意味得するよね。勉強的に。 今は37席の机があるが最初は39席だった。何故2席減ったかというと亡くなったから。 一人は男子、もう一人は女子。久保君と安藤さんだ 率直に結論を言うと二人は心中した。久保君は強制的だったが。 久保君とは結構仲の良いほうだったので死んだことを知った時は複雑な気分だった。 暗い過去に浸っていると声をかけられた。 「よお、瀧斗。」 「おお!!中林。…怪我とか大丈夫?」 今朝、いろいろな打撃をくらった中林が教室にいた。 「保健室………はお取り込み中だったから、保健室前のセルフサービスコーナーの湿布をたくさん貼ったから平気だよ。ぶっちゃけ慣れてるし。」 まだどこか痛いんだろうね。引きつった笑顔を無理やりつくり安心させようとする中林。 「中林君、今日も大丈夫?」 後ろから中林を心配する声が聞こえた。 「咲橋///だ・大丈夫大丈夫~」 さっきより元気を取り戻す中林。そしてそれを聴いて安堵するクラスメイトの咲橋 望(さきばし のぞみ)さん。 62 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 56 16 ID U4mIxQhT 「そう?良かった///」「心配ご苦労、咲橋殿。」 「うん!!よきにはからえ?」 「その言葉の意味わかってないだろ咲橋さんよ?」 咲橋殿…いや、さんは唯一、中林のことを『しげみ』と言わない女子だ。そして何よりヤンデレ症候群じゃない数少ない普通の可愛い女性でもある。 しかも中林のことが好きらしい。 前に咲橋さんから土田さんの目を盗んで相談を受けたことがある。勿論、中林のことで好きな人はいるか?とか、タイプは?とか質問で全くヤンデレ成分がなく、相談に乗っている僕も久しぶりに微笑ましい気分になった。 そして中林も最近、咲橋さんのことを気になってきている。 僕に相談してくるのも時間の問題かむね。 それから二人は僕の存在を忘れたかのようにとても楽しそうに話していた。 最近、この二人が一緒にいると、とても二人が幸福なベールに包まれて輝かしく映る。青春の一ページとやつだろう。見ているこっちも幸せな気持ちになる。 男子は勿論、土田さん含め女子全員もこの二人が談笑してる時は、優しい表情に変わる。 土田さんもいつもあんな感じだったらな… 淡い気持ちを持ってしまうほど、この二人はそれだけの力を持っていた。 以上学校での朝の出来事でした。 63 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 57 17 ID U4mIxQhT ~~~~~ どうして?どうしてなの? 何であんな楽しそうなの?嬉しそうなの?幸せそうなの? いつもいつもいつもいつもいつも私はお前のことを見ているのに。愛しているのに。 お前が長髪好きだから髪も伸ばしたのに。 お前がカレーが好きだからカレーをおいしく作れるようにしたのに。 今日だってポニーテールが好きと言ったからポニーテールにしたのに。 お前は何も言ってくれなかった。 何で私しか見ようとしない? 何で他の奴らを見る? 何で私がいなくて和気あいあいとしていられる? 何で私にこんな思いをさせている? わたしがこんなにもアイシテイるノニ?
https://w.atwiki.jp/yandere01/pages/45.html
ヤンデレって何? 普段は優等生的なキャラクターに見えるが、主人公に惚れており(デレ)、ストーリーの進行に従って明らかになる何らかの事情により、精神的に病ん(ヤン)でしまう女性、もしくはその状態を指す。具体的には、主人公や対抗するヒロインに対して物理的行動を起こすなどが挙げられる。キャラクターの持つ背景設定が感情的な行動として強く表現され、そこが魅力となる。(はてなダイアリーより抜粋) 気持ちを素直に表現できなくてついツンツンしてしまう→ツンデレ 気持ちを素直に表現しすぎてつい監禁してしまう→ヤンデレ 助けてほしい、救ってほしい、愛してほしい→メンヘラ 助けてあげる、救ってあげる、愛してあげる→ヤンデレ 病に基づいた愛か、愛に基づいた病かの差があるってことだと思います。 電波→在りもしない物、居もしない人、個人的な神へ対する信仰、脈絡も予備知識もなく不可解な固有名詞をさも当り前のように語る。 例「昨日ね、○○君の夢を見たんだよ?…えへへ、嬉しいな。○○君、夢の中でも逢いに来てくれるなんて。これってきっと、日頃のスパイラルマタイの賜物だよね!うんきっとそうだ。私ね、昨日も寝る前にアールルボールグ環状星雲に向かってお祈りしたんだ」 ヤンデレ→社会的、倫理的ルールを極端に延長した線上にある判断基準を持つ。とにかく行動が極端。 例「昨日ね、○○君の夢を見たんだよ?…えへへ、嬉しいな。嬉しいから、もう一度寝直したの。また○○君に逢えると思ったから…なのに。どうして、どうして出てきてくれなかったの?私の事、嫌いになっちゃったの?ねえ、好きだったら出てきてくれるはずだよね?ずっと一緒に居てくれるって言ったよね?あれは嘘?嘘じゃないんだ?だったらどうして出てきてくれなかったの?ねえ、どうして?ねえ。ねえ。ねえ。ねえ。どうして?どうして?どうして?どうして――――」 よくわかんなくなってきたので、スレを参照してください。 まあ、あれです。 百人居れば百通り人生があって、百通りの健やかな日々があれば百通りの病み方があるわけです。 乱暴に言ってしまえば、「恋心が募りすぎて精神を病む」ヒロインのこと、です。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/2145.html
403 名前:幽霊とヤンデレ[sage] 投稿日:2011/03/20(日) 02 01 37.09 ID Oqp4O3s+ [2/4] 度重なるあの女のストーカー行為に耐え切れず、とうとう俺は自殺した。 しかし、自殺したにも関わらず、しばらくするとどういうわけか意識を取り戻してしまった。 最初は自殺に失敗したのかと思ったが、すぐ隣に自分の死体があったことと、 今の自分の身体が半透明であることから、自分が幽霊になったのだと気がついた。 ラッキー! これでもうあの女に付き纏われずに済むし、仕事もしなくていい。 ずっとのんびりダラダラと過ごして行けるんだ。 こんなことならもっと早く死んでおくんだったぜ。 よし、まずはその辺りをグルリと回って、俺と同じ幽霊仲間がいないか探してみるか。 あわよくば可愛い女の子の霊とお近づきになってあんなことやこんなことを…… って、そういえば幽霊はセックスできるんだろうか? まあそのうち分かるか。 とにかく、俺はあの女から解放されたことと、 これから始まる素晴らしき幽霊生活(もう死んでるけど)に胸を弾ませながら、町に繰り出した。 そうしてしばらく町をうろついていると、見覚えのある後姿が目に付いた。 「あいつ……」 あの女―――――美鈴のことは、多分未来永劫忘れられないだろう。 俺に散々ストーカー行為を働き、自殺させるまでに追い詰めた女。 だが、もう俺はあの女を恐れる必要などないのだ。 俺は度胸試しのつもりで、あいつの前に出てみることにした。 正直めちゃくちゃ怖いが、今の俺は幽霊である。 あいつに気づかれることは絶対に無い。前に出るなんて楽勝楽勝。 そう自分に言い聞かせながらヤツに近づくと 「……あ、隆志くん見ーつけた!」 美鈴が、こちらを振り返って、はっきりと俺を見て、俺の名前を呼んだ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――え? 404 名前:幽霊とヤンデレ[sage] 投稿日:2011/03/20(日) 02 02 52.82 ID Oqp4O3s+ [3/4] 「もう、ダメじゃない。ちゃんと私が迎えに行くまでじっと待ってなきゃ。 お陰で町中探し回ったんだからね?ま、いいわ。こうやってちゃんと逢えたんだし」 「な……んで?」 「ん?どうしたの?隆志くん?」 「なんでお前俺の姿が見えてるんだよ!?」 俺の問いに、美鈴は何でもないような顔でこう答えた。 「なんでって、私も幽霊だからに決まってるじゃない」 「……え?」 言われて見れば、よく見ると確かに美鈴の身体も半透明だった。 そして更によく見ると、微妙に宙に浮いている。 つまり、こいつもまた幽霊だということだ。 「あなたの家に行くと、あなたが首を吊って死んでるのを見つけたの。 冷たくなった隆志くんを見て、私もすぐ死ぬことを決意したわ。 だって、あなたのいない世界なんて何の意味もないもの。 だから私は、自分の家で、あなたと同じように首を吊って死んだ。 来世でもその次の来世でもそのまた次の来世でも、ずっとずっとあなたと巡り逢い続けられることを願いながら、ね。でも」 すっ、と。 美鈴が俺に抱きついてきた。 幽霊であるにも関わらず、ぞわりと背中に寒気が走った。 「や……やめろっ!」 引き剥がそうとするが、凄い力で抱きしめられていて、まったく動けない。 「くそ!離せ!離せよ……!」 「でも、こうしてまた隆志くんと逢えた。幽霊として、隆志くんとまた巡り逢えた。 うふふ。嬉しいね、隆志くん。これでもうずっとずっと一緒だよ? どちらも死ぬことがない。文字通り、未来永劫ずーっと一緒。 どこに逃げても、どれだけ逃げても、追いかけて追いかけて捕まえてあげる。絶対、離さないんだから」 そして美鈴は、動けない俺に強引に口付けた。 その瞬間、俺はもうこの女から永遠に逃れられないことを悟り、全てを諦めた。