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病んでるけどデレるみたいな女の子だと思う。 その人を好きすぎるあまり、傷つけてしまうような? 個人的に言えるのは、頭のキレないやつはヤンデレになれないという事だ。 あくまで、キレるやつのみヤンデレになれる。 そう言う点ではヤンデレって良いよね。
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655 :ヤンデレの薬 [sage] :2007/12/08(土) 12 16 08 ID PIiB+h1R 「つ、ついに出来たぞ…」 俺は薬学部の6年生。卒論も落ち着いたしなんだか面白いことはないかなと思って ヤンデレの薬なるものを開発した。 理論はあかせないが、是を飲んだ女の子はたちどころにヤンデレになる。 あとは臨床をするだけ。ちなみに中和剤も同時に開発した。 これを友達の彼女に飲ませて、あとは楽しむことにしようか… ふふふ、あいつがこれから困る姿を想像するとにやけてしまうぜ… どうなるのかな…リアルで空鍋とか見れるのかな… そうかそのためには誰かけしかけないと… 俺の頭の中では壮大なドッキリ大作戦を遂行するかのような感じで考えていた。 そう、これは壮大なドッキリなのだ。そう考えると悪いなという意識が薄れていくから恐ろしい。 「修君ー♪」 「うお、加奈かよ…」 俺の彼女加奈。すんごい可愛いがちょっと天然すぎるところがある。 だが勉強で疲れた俺を癒してくれる自慢の彼女さ。 「あれれー修君なにしてたの?」 「うん?ちょっと暇だったからね、将来のためのお勉強」 「へー新しいお薬」 「そー言うこった。ま、学生の作ったものだからな、効果とうは保障しないがな」 「どういう効果が出るの?」 「相手のことがたまらなく好きになるんだ。もう周りが見えなくなるくらい」 「飲むー♪」 そういうと加奈は薬(が溶けた液体)が入ってるビンを音速と見まごう速さで掠め取り、 おれが止める前に…飲み干した。 「加奈ーーーーーー!?」 「あー別に何にも変わらないよ」 すぐには効果は現れないようだ。だが万が一ということもある。中和剤を… 「加奈!早くこれを飲むんだ!」 「えー?」 「いいから!」 俺は急いで中和剤を飲ませた。 これで一安心のはず。いやー参った、参った。やっぱ悪いことは出来ないねと。 …あれ、俺はたしか中和剤は右に置いたんじゃなかったっけ… 加奈は確か右のほうを最初に…!!!!! そうういえばさっきから加奈のふいんき(←なぜか変換できない)が変わってる気がする!? 「やばい!加奈!しばらくは俺のそばから…」 そのとき運悪く誰かが研究室にやってきた。 「やっほー修君♪」 手遅れ。ゲームオーバー。 俺の研究室仲間の女の子が元気に入ってきた。 そして加奈の目が変わった。 656 :ヤンデレの薬 [sage] :2007/12/08(土) 12 17 50 ID PIiB+h1R その後、修君と呼ばれる男の簡易的な日記には。 12月3日 ヤンデレの薬を加奈に飲まれてしまった。その後入ってきた研究室仲間一人がショック症状で病院にいくことになった。 すまん、俺のせいで… 12月4日 中和剤の複製を開始。早くしなければ被害が… 12月6日 クリスマスの予定について聞かれた。まるで2人きりじゃないと殺あれるような勢いで。 当然空かす。まだまだ死にたくない。 12月11日 あれからいろいろあったが、何とか中和剤が完成。これでなんとかなる! 3日3晩こもりきった甲斐があった! 12月12日 やばい。研究室にこもってたことを誤解された。 とりあえず部屋に逃げ込む 12月13日 激しく部屋のドアをノックされる。だが出たらいけない。出たらそれこそ命が危ない。 12月16日 ノックされる時間が日に日に長くなっていく。俺も発狂しそうだ。 食料も切れかけてる。篭城はもはや限界か 12月17日 なんだか加奈が目の前にいるような気がする。 実際はドアをノックしているのが加奈なのに… なんでだ。目の前でなんで、なんでとずっと言ってる感じがする。消えろ、消えてくれ。 12月18日 悪かった俺が悪かった、謝るから、謝るから…ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい… 12月18日 あぁぁぁぁぁぁ帰れよぉぉぉぉぉ。 悪かった、俺が悪かったからぁぁぁぁぁぁぁぁ いいかげんにしてくれよぉぉぉぉぉぉぉ 12月19日 かゆ、うま ここからは途切れている。 この日以降修君と呼ばれる男の所在は確認できていない。 勢いでやってみた。反省はちょっとだけしている。 こんなことやってないではやく続き書けとね俺orz
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885 :ヤンデレ妻と初詣 [sage] :2008/06/12(木) 12 08 11 ID qqyAx98Q 埋め代わりにヤン妻小ネタを投下だよ エロ?無いよ 1月某日 晴れ 「あなた、そろそろでかけないと…せっかくの初詣なのに、人混みでおまいりできなくなっちゃいますよ」 もたもたと出かける準備をしていると、むくれた様子の妻に抱きつかれた。 あまり初詣に気が乗らない俺とは違い、妻はいつの間にか着物まで着て準備万端なようだ。 そういえば、妻の着物姿を見るのは結婚式の白無垢以来か。 今しがたのんびりするなと怒られたばかりだというのに、普段とは違う雰囲気の妻に思わず見とれてしまう。 …それにしても珍しい色の晴れ着だ。緋色…血色? 俺が不思議そうに晴れ着を見ているのに気付いたのか、 「これ、おかあさまからおくられてきたんです。いい染料がてにはいったからって」とはにかみながら答えてくれた。 よりによって俺の実家から…着物のことは詳しくないからよくわからないが、 染料というのは一般家庭でも簡単に入手可能なのだろうか。 「そうですね…素材ならそこらじゅうにいるんですけれど、やっぱり連続で狩るとさわぎになってしまいますから… けつえk…染料を一滴のこさずしぼりとるのもたいへんですし。 おかあさま、必要なだけあつめるのに何ヵ月もかかったらしいですよ」 松茸並に貴重な染料だ。 「あ、でも後始末はすっごくたのしかったっておっしゃってました!」 わたしもおてつだいしたかったです、と何故か目をきらきらさせている妻に、 それならそのうち休みをとって一緒に里帰りしようかと提案する。 「えっ!ほんとうですか?」 この上なく嬉しそうな笑顔。言ってみて良かった。 そうこうしているうちに妻に手早くコートを着せられ、ぐいぐいと外に連れ出される。寒い… 神社に到着するまでの間、妻はずっと「トランクをひっぱりださなくちゃ」だの、 「お着物のつくりかた、おしえてくださるかしら」だのとはしゃいでいた。 早速里帰りする気満々になっている妻には悪いが、 正月明けでまとまった休みをくれるほどうちの部長は甘くない、と言い訳しておく。 「とれますよ、おやすみ」にこにこと微笑む妻。 「部長さんも……きっと、あなたにおやすみあげなきゃって、おもってますよ、うふふ」 もうすぐ仕事に追われる予定の俺を慰めてくれるのだろうか。 妻の優しさに感謝しながら、それなら神様には「休みが欲しい」と頼もうかなどと軽口を言い合う。 程なく神社に到着。 早めに来たせいか思ったよりも混んではいない。少し並べば境内まで辿り着けそうだった。 妻と参拝客の列に並びながら、今年の願いは何にしようかと思案する。 「休みが欲しい」も叶えてほしくはあるが、やはり新年最初の願い事なのだから もっと優先度の高いものにすべきだろう。 あれこれと考えていると、突然「あなたあぁ」と助けを求める妻の声に我に還った。 何事かと妻の方を見ると、妻は何故か帰りの参拝客の列に巻き込まれそうになっていた。 慌てて妻を引っ張り出す。どうやら俺と同じように考え事をしているうちに列に紛れ込んでしまったらしい。 ……正月早々うっかりしているものだが、おかげで今年の願い事を決めることが出来た。 『妻とずっと一緒にいられますように』…恋愛ドラマのようで照れ臭いが、これが一番の願いなのだからしょうがない。 たぶん、妻も同じことを願ってくれるだろう……もうはぐれないようにと差し出した手を、 恥じらいながらもしっかりと握り返してくれる妻を見る限り、 それは自惚れではないと期待しても良いのかもしれない。 おわり
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埋めネタ~ヤンデレ家族~ ヤンデレ家族と傍観者の兄第一話(勘違い編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二話(勘違い編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三話(文化祭編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第四話(文化祭編) ヤンデレ家族と傍観者の兄パラレル編 ヤンデレ家族と傍観者の兄第五話(文化祭編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第六話(文化祭編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第七話(文化祭編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第八話(クリスマス編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第九話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十一話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十二話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十三話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十四話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十五話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十六話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十七話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十八話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十九話(入院編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十話(入院編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十一話(入院編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十二話(入院編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十三話(入院編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十四話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十五話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十六話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十七話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十八話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十九話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十一話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十二話(妹懇編) ヤンデレ家族と傍観者の兄IF ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十三話(妹懇編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十四話(往生編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十五話(大往生編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十六話(大往生編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十七話(兄弟喧嘩編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十八話(兄弟喧嘩編) ヤンデレ家族と傍観者の兄IF2 ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十九話(兄弟喧嘩編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第四十話(兄弟喧嘩編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第四十一話(兄弟喧嘩編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第四十二話(兄弟喧嘩編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第四十三話(英雄編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第四十四話(英雄編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第四十五話(エピローグ~傍観者の兄~)
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210 :痴漢とヤンデレさん [sage] :2008/11/24(月) 21 46 25 ID PAUjoIRi 先週、電車の中でいつものように女子高生を触っていたら。 その子が急に積極的になった。俺としてはラッキーだったので堪能した。 しかし、その日から俺はその子に付き纏われるようになった! そして…俺は彼女専用の痴漢にさせられてしまった。 「もし、他の子を触ったら腕切り落とすわ。私だけ見て。」なんて説得されたら誰だって了承する。 そして、通い妻となった彼女は俺の飯から夜の性交渉まで管理してくれる。 俺達の関係は、痴漢と獲物だった筈なのに…どこで間違えたんだ… 注.痴漢は犯罪です
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yamamoto_uljp00044.png 補欠選手のヤンデレウインディ。 元々はディグダのあなで捕まえたディグダ(ほけっちー)であった。ほけっちーの由来は「補欠」。 一度はバグの犠牲となり、おれこに全てを搾り取られて死亡した。だがその後も魂は残り、後に魂の抜け殻となったピカチュンと融合してガーディへと変貌した。その後も自我を保っていたため、ボックスに預けられはしたが埋葬は免れた。 しかしPart10にていきなりボックスの中でヤンデレという名のガーディとして発見された。 だがやまもと曰く、「どうでもいい」とのこと。 得意技は「あなをほる」である。ディグダ時代の努力の賜物と言えよう。 ヤンデレとなった当時は単なるネタとして受け流されていたが、 いつの間にかウインディに進化してカツラ戦で大活躍した。 18のレベル差をものともせず、リフレクターを駆使しながらディグダ時代に習得していた 「あなをほる」でカツラのポケモンを掘りまくった。 HPが満タンのポケモンに回復アイテムを使うなど、 カツラがバカだったこともあって無事にカツラ戦に勝利した(おれこの「うたう」でねむり状態にしていたことは内緒である) ヤンデレ 丿i ,,,ノi ... ..ノ; ;;´´ ( _ 、,、 ノ( i ;; i iノ⌒> ヽ ー´ ゝ ;;; i´ ノ _ノ´ ...,,,, 丶、,,,.. i ノ ´ ヽ;;;;;;;;ヽ⌒´´.. ヽ _/´ )\ ;;; ( ノ ̄ ヽ;;;;;;;;ヽ< ヽ( / ,,,,,ノ ヽ i i ´\ ヽ /⌒  ̄ /V V ;;; i /丶 ,,l´ i´ ;; ;; ノ 丿 l l i i ;;;  ̄丶 ヽ l/ ̄ ̄ヽ丶 ; ノ; i ノ `l \i ,,...,,,,,,,...,,,ヽ _ ノ ;; 丿 ー \ヘ_ ) ヽ ヽ \i´ ;;;丿i  ̄ノ ノ `i ` i ;;; i て´フ i l ;; /i i´ , iノ ;; ノiノ i/)ノ i´ `i ノ i /ー/ i´ i ;; ヽ /´  ̄i i i~ノ ノ i ,i、 ヽ;;;;/ √ノ i i ⌒´ノヽ i // i ;;;/) ヽ `i´ フ丶 i i i / ;; ヽ i ノ `ヽ ; / i /´ ヽ;;ノ ;; ;i i⌒´ヽ i ー ー ゝ i´ / / l ( ⌒ `i i i i´ ( ;;; / ⌒ V i `i ) \_,,,_/ ̄´ ヽ ,,,,,,,,/ `( ̄ ´;;;;;; (.... )  ̄ ` ̄´  ̄
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Yandere ヤンデレ【やんでれ】 精神的に病ん(ヤン)でいるのではないかと思われる程、対象に異常なまでの愛情を注ぎ込む(デレ)キャラクター(主に女性)を形容する言葉。 愛情を募らせるあまり病んだ状態になる場合も含まれる。 大倉都子 『4』の幼なじみキャラである大倉都子がシリーズ初のヤンデレキャラとして話題になった。 彼女に電話をし続けて情報キャラから攻略キャラに昇格させ、ある程度進めていくと主人公が彼女を傷つけるイベントが発生。 (主人公のパラメータが高い状態で攻略キャラにすると、その後何もしなくても自動的に上記のイベントが発生する事もある) このイベント後に彼女は友好(ヤミ)状態になるが、この状態でのBGMや都子のグラフィックは不気味なものになる。 そして友好状態から更にイベントを進めていくと、今度は主人公と都子が仲直りするイベントが発生する。 その後の彼女はときめき(デレ)状態になり、グラフィックがストレート系からポニーテールへ変化し、それと同時にBGMもおどろおどろしい曲から爽やかな曲に変化する。 (ときめき後に他キャラとデートをすると一時的にヤミ状態に戻る。この場合は一晩で元気になるが) 彼女を攻略キャラに昇格させて友好(ヤミ)以上になると、一切の情報(電話番号や評価)が聞けなくなるので注意。 特にこの後に新しくキャラを登場させてしまうと、上記の通り面倒な事になる。 更に、都子と遭遇する度に50%の確率で傷心度上昇という他キャラ全員の傷心度が10上昇してしまう、名前そのままかつ恐ろし過ぎるマイナス特技を仕掛けてくるが、これに対しては心の開錠術で対策できる。 とどめはお小遣いの供給が絶たれてしまうという具合に正常な進行が極めて困難になる。 主人公側としては、他キャラとのデートを途切れされる事なく続けて都子を友好(ヤミ)状態にしたまま卒業式を迎えたり、他キャラとのデート後や下校イベントで他キャラに化けているうさぎさんを倒して、止められたお小遣い以上のリッチを巻き上げるなどの報復手段もあるが、そもそも彼女をこのような状態にしたのは主人公であるのだから、極力最後まで面倒を見るべきではなかろうか。 不用意な言葉で都子を傷つけたのは主人公とはいえ、それに対する反応が凄まじ過ぎるような気もするが。 都子本人だけを攻略するのであれば特に実害はないが、そうでない時はトリプルデートの存在にも注意が必要である。 このイベント前に都子を友好(ヤミ)にしていると、ここで登場したキャラの情報が聞けずに爆弾処理がまったく出来なくなってしまう。 同時攻略をするのであれば都子を友好(ヤミ)状態にするのはトリプルデートの後にしよう。 (余分なキャラを連れてこないキャラが本命ならこの限りではない) なお、友好(ヤミ)状態だと半数近くのデートスポットやイベントに誘えなくなり、デートでの三択でも正解が天の邪鬼になったりと一筋縄ではいかなくなるので、不安ならデート前にセーブしておくと良いだろう。 友好(ヤミ)状態であってもバレンタインデーには義理(本人談)チョコをくれる。 何やら怪しいものが入っているようでもあるが…。 誕生日プレゼントに関しては、友好(ヤミ)状態の時は休日もしくは長期休暇中に限り貰える。 このように色々なヤンデレとしての顔を見せてくれる(無理矢理見せつける?)都子であるが、主人公に甘えているというか何とか気を引こうとしているような姿も散見される。 いじらしいと見るか、薄気味が悪いと見るかはプレイヤーの好み次第であろう。 ヤミ状態の都子は一部で「闇子」と呼ばれることもあるが、コナミの「クイズマジックアカデミー」に登場する「マラリヤ」はこのときの都子と雰囲気が似ている。 なおトーキョーグリモワールでの日本人名風通り名では「毒島闇子」となっている。 そのほかのヒロイン また『2』では本人を攻略する際は天使だが、他のキャラを攻略する際はデートの誘いを連発&爆弾魔と化してしまう陽ノ下光を広義でヤンデレと言う場合もある。 光がときめいている状態で爆弾が発生し傷心イベントに出現した際に、顔を赤くしたまま「……」と無言で去っていく事がある。 どういう仕様になっているのかは不明だが、悲しい顔や怖い顔をされるより逆に恐ろしく、ヤンデレの一種と言えよう。 更にGSシリーズの女友達は、普段は頼もしい親友だが、彼女達の片思いキャラを攻略する際はゲーム中&現実にもストレスを溜めてしまう嫌味キャラと化してしまう。 特に『GS1』の紺野珠美は通常時とVS状態では他キャラより差が大きいので、ある意味ヤンデレと言えるのかもしれない。 関連項目 用語 大倉 都子
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60 :ヤンデレは誰だ/毒蛇 ◆i8W/K/qE6s [sage] :2007/09/18(火) 03 33 31 ID vd74AtWu その日、事件が起きた。 俺のちっぽけな人生の中で、未だかつて経験したことのない大事件だった。 その日の朝。俺はいつものように朝寝坊をして由香里に叩き起こされ、夢うつつのまま学校へと向かった。 そしていつものように教室へ向かい、いつものように席に座り、いつものように授業を受けた。 しかしその日の昼休みだけは、いつものようではなかった。 さて、今日の昼も健やかに惰眠を貪ろう。 そう思って机に突っ伏そうと思った矢先、俺を呼ぶ声がした。 声の方を振り向くと、教室の入り口に見かけぬ女子生徒がいる。 「笹田先輩! ちょっといいですかー?」 元気よく俺を呼ぶ女子生徒。「先輩」ということは、この子は一年生か。 俺は戸惑いながら彼女の方へ歩くと、気弱な返事をした。 「えっと…。何かな?」 「先輩、ちょっとお時間いいですか?」 元気いっぱいに尋ねる一年生。その爛々とした目に押され、用を尋ねることも忘れて生返事をしてしまう。 「あ、うん。いいけど…」 「じゃあ、一緒に来て下さい」 その子はそれだけ言うと、俺の手を引っ張って歩き出した。 「え、ちょっと…。どこ行くの?」 「いいから、ついて来てください」 有無を言わさぬ押しの強さに、何もいえない俺。 下級生を相手に我ながら情けないものだと思いながら、そのまま引かれていった。 連れて行かれた場所は、体育館の裏だった。 「あの、こんなところに来てどうするの?」 何とも古典的且つベタなスポットへと来てしまい、俺は彼女に尋ねた。 すると彼女はくるっと俺の方へ振り返り、にこっと笑った。 「じゃあ、わたしはこれで」 そう言うと、なんと彼女はすたすたと立ち去ってしまったではないか。 「え、いやちょっと待って…」 俺の声は届かない。彼女は見る見るうちに遠くへ行ってしまう。 「…何なんだ、これ。嫌がらせ?」 この状況にどう対処してよいか分からず、呆然と立ち尽くす。 しかし、そうしているうちにあることに気づいた。 「……!!」 足音だ。そう遠くないところから、足音が聞こえたのだ。 足音はどんどんこちらに近づいてくる。 俺は心臓が高鳴るのを感じた。 何なんだ、一体。まさか校内で美人局…? いや、そんなはずはない。ていうか第一俺は何もしてないし…。 軽くパニックに陥った頭でそんなことを考えながら、俺は近づいてくる足音を待った。 しかし、そこに現われたのは、俺の予想外の生物だった。 「せ、先輩…」 ひょこっと俺の目の前に現われたのは、小柄な少女だった。 彼女はなぜか頬を赤く染め、俯きながら近づいてきた。 「え、えっと…。君も一年生?」 「は、はい…。一年の中島といいます」 「さっきの子は、君の友達?」 「はい。あの、わたしが頼んで、先輩を連れてきてもらったんです」 中島という女子生徒は、落ち着かない様子でそう言った。 61 :ヤンデレは誰だ/毒蛇 ◆i8W/K/qE6s [sage] :2007/09/18(火) 03 34 39 ID vd74AtWu 「そう。それで…何かな?」 そう尋ねると、彼女はまた俯いて黙り込んでしまった。 「………」 …さて、どうしたものか。俺まで気まずくなってしまう。 しかしいつまでもこうしていても、らちがあかない。 第一、俺の貴重な睡眠時間を削ってここに来ているのだ。これでどうでもいいような用事なら困る。 俺は先を急かそうとして口を開きかけた。 「あのさ…」 「先輩、好きですっ!!」 俺が話そうとしたその瞬間、そんな言葉のピストルが俺の脳天を貫いた。 多分、時が止まった。 あまり覚えていないが、数秒の間、俺は呆然と立ち尽くしていたと思う。 やっとの思いで我に返ると、俺は慌てて喋りだした。 「え、あの、いや…。え? その、あーっと…。マジで?」 なんだかよく分からない出来事に混乱した俺は、なんだかよく分からない言葉を発した。 「本当です!! わ、わたしと付き合ってくださいっ!!」 彼女は先ほどまでとはうって違い、俺の目を真っ直ぐと見据えた。 そんな気迫に、思わずたじろいでしまう。 ただでさえ生まれて初めての体験に、脳が追いついていない。ここは一旦落ち着いて考えるべきだ。 そう自分に言い聞かせ、俺は小さく深呼吸を繰り返した。 数分が経っただろうか。 俺は冷静さを取り戻すと、じっくりと考えていた。 この場の空気に流されないように、一番良い答えを見つけれるように、いつになく真剣に考える。 そしてゆっくりと口を開いた。 「あのさ…、俺なんかのどこがいいの?」 「えっと。気の弱そうなところとか、ちょっと頼りないところとか…」 中島さんは照れたような表情で言った。 なんかあまり褒められた気はしないが、それでも彼女の気持ちは本当らしい。 俺はもう一度考えると、一つ息をついた。 「…ごめんね」 その言葉を聞くと、彼女の顔に絶望の色が広がった。 みるみるうちに瞳に涙が溜まっていく。 「…なんでですか?」 彼女は震えた声で尋ねる。 「俺は君のことよく知らないし、…やっぱり急には無理だよ」 適当なことを言って誤魔化しても仕方がない。俺は正直な気持ちを口にした。 それからまた数分が経って、彼女はか細い声で「分かりました」と言って、泣きながら走っていった。 「はぁ…」 緊張が切れて、大きなため息をつく。 初めてのことに何がなんだか分からなかったが、ひょっとして勿体無いことをしてしまったのかなと、未だ冷めない頭で思った。 教室に戻ろうと歩き始めた頃、昼休みの終わりを告げるチャイムが響いた。 62 :ヤンデレは誰だ/毒蛇 ◆i8W/K/qE6s [sage] :2007/09/18(火) 03 35 11 ID vd74AtWu その日の先輩は、なぜか機嫌が悪かった。 放課後、珍しく部活に顔を出すことにした俺は美術室へと向かった。 また何か絡んでくるかと思いきや、俺を見た先輩は「あら、来たの」とそっけない態度をとる。 無愛想なのはさほど珍しくないのだが、いつもはもっと辛らつな感じで攻撃してくるはずなのだが…。気のせいだろうか。 まあ、それはさておき部活に集中だ。どうやら今日は人物画のデッサンをするらしい。 しばらくして顧問の若槻先生が来て指示があると、部屋の中心に置かれた台の上にモデルを立たせ、他の部員でそれを囲んだ。 俺はたまたま先輩の隣だった。いつもと違う様子が気にならないこともないが、とりあえず集中してデッサンを始めることにした。 静かな部屋の中、カリカリと鉛筆の擦れる音が響く。 少し疲れた俺は、手を止めて一息入れることにした。すると、隣にいる芳野先輩が俺を見ていることに気づいた。 「…あんた、一年生の子に告白されたんだって?」 「え…。な、なんで知ってるんですか?」 「みんな知ってるわよ。結構うわさになってたから」 カリカリと鉛筆を動かしながら、先輩は言った。 沈黙が流れるが、何秒かすると先輩はまた鉛筆を止めてこちらを向いた。 「で、どんな子だったの?」 「どんな、ですか?」 そう言って少し考え込む。 「うーん。割りと背の低い子だったかな。っていっても先輩とそんなに変わらないですけど。…まあ、なんていうか結構可愛かったと思います」 「そう」 先輩は自分で聞いておきながら、興味なさげにそう言った。 そしてまた鉛筆を動かし始める。…と思ったら、また止めて口を開いた。 「なんで、断ったの?」 核心を突く質問に一瞬驚くが、俺は素直に答えた。 「まあ、知らない子にいきなり付き合ってって言われても…。やっぱりそういうのは好きな相手じゃないと」 「…そう」 先輩はそう言うとまた鉛筆を動かし始めた。 今度は本当にデッサンに戻ったようで、時間が終わるまで何も話さなかった。 どのくらい経っただろうか。 かなり疲れが出始めた頃、若槻先生が手首の時計を見て「そろそろ休憩にしよう」と指示した。 みんな集中していたのだろう。かなり疲れた様子で、それぞれ休息を取りだした。 俺はふと先輩を見る。 先輩は心ここにあらずといった感じで、ただぼうっと自分の描いた絵を眺めていた。 さっきは色々と聞いてきたが、もしかして俺のことと何か関係があるのだろうか。 「……そんなわけないか」 ふと窓を見ると、外は暗くなり始めていた。 63 :ヤンデレは誰だ/毒蛇 ◆i8W/K/qE6s [sage] :2007/09/18(火) 03 35 45 ID vd74AtWu 部活を終えた俺は、少し重い足取りで玄関へ歩いていた。 やはりたまにしか顔を出さない幽霊部員には、あの長時間の集中は厳しい。 今日は早く帰って、風呂でも入ってさっさと休もう。そう思いながら歩いていると、靴箱のあたりで見知った後姿を見つけた。 やや小柄で、細身の体の腰あたりまである自慢の黒髪が、さらさらと揺れている。 「委員長。今から帰り?」 俺が後ろから声をかけると、その背中はびくっと驚いた。 「さ、笹田くん。びっくりした…」 振り返った委員長は、胸に手を当ててそう言った。 「あ、ごめん」 そんなに驚くとは思わなかった俺は、反射的に謝る。 「あ、ううん。いいの。笹田くんも今から帰り? よかったら途中まで一緒に帰りましょう」 そう言って微笑む委員長に、ノーとは言えない。 俺たちは玄関を抜けて、薄暗くなった道を一緒に帰ることにした。 しばらく一緒に歩いていると、委員長もどこか様子がおかしいことに気づいた。 なにか落ち着かない様子で髪を触ったり、メガネをかけ直したり、とぎこちない。 「委員長。どうかしたの?」 そう尋ねるが、委員長は答えずに下を向いて何かを考え始めた。 しばらくすると、委員長は意を決したように重い口を開いた。 「あ、あのっ。笹田くん、一年生の子に、その…」 「…ああ、委員長も知ってたんだね」 「えっと、その…。振っちゃったの?」 委員長は腫れ物に触るように、恐る恐る尋ねた。 「ん、まあそうなるかな」 隠してもしょうがないので、俺はありのままを話した。 「やっぱり、全然知らない子とそういうのはダメかなって思って」 そう言うと、委員長は「そうなんだ」と小さく呟いた。 それにしても、こういう話に興味があるなんて委員長もやっぱり年頃の女の子なんだな、と俺は妙な感心をしていた。 いつも控えめで地味なところもあるけど、この子も誰か男を好きになったりするのだろうか。 「そういえばさ、『俺のどこがいいの』って聞いたら『気弱そうなところ』とか言うんだよ、その子」 どことなく静かな空気になってしまったので、俺は冗談交じりな口調でそう話した。 しかし、委員長の反応は俺の期待したものではなかった。 「分かるな、それ」 「え? ここ笑うとこなんだけど…」 「でも、なんとなく分かるの」 委員長は静かに笑いながらそう続ける。 「笹田くんって、何となくそんな感じ。母性本能をくすぐるっていうか…。ね」 優しく微笑んだ彼女を見て、俺は一瞬ドキっとした。 「どうしたの?」 「い、いや。なんでもない」 委員長もこんな顔をするのか…。 なんだか今日は、女性には色んな顔があるということを勉強したような気がした。 64 :ヤンデレは誰だ/毒蛇 ◆i8W/K/qE6s [sage] :2007/09/18(火) 03 37 34 ID vd74AtWu 「ねえ、誠。由香里の帰りが遅いんだけど、知らない?」 家へ帰りテレビを見ながら食事をとっていると、キッチンから母の声がした。 「いや、知らないけど」 もぐもぐと飯を口に押し込みながら答える。 「あいつだってもうそんな子供じゃないんだし、ちょっと帰りが遅いくらい心配ないよ」 「そうだといいんだけどねぇ」 洗い物をしている母が背中を向けたまま答えた。 すると、リビングのドア越しに玄関の扉がガチャリと開く音が聞こえた。 「ただいまー」 「ほらね」 由香里が慌しく部屋の中へ入ってくる。…なにやら小さな体にたくさんの荷物を抱えて。 「遅かったじゃない、由香里」 心配していた母がそう言うと、由香里はふて腐れたように答える。 「だって買い物してたら荷物多くて大変だったんだもん」 そう言いながら荷物をどかっと下ろしていく。おそらく洋服や本、化粧品などの入った紙袋やバッグが幾つも転がった。 「この間お兄ちゃんに荷物持ち頼もうと思ったけど、ダメだったからさ。今日は一人で頑張ったよ」 「ん? それなら今日誘えばよかったのに」 おかずのハンバーグを頬張りながらそう言った俺を、由香里はなぜか冷ややかな目で見た。 「お兄ちゃんは今日は幸せの絶頂だろうから、そっとしてあげようと思ったの」 「幸せの絶頂…?」 一体なんの話だろう。そう思って記憶を辿ると、昼休みのことが思い当たった。 「…あぁ、お前も知ってたのか」 「当たり前じゃない。隣のクラスの子だもん」 そう話す由香里は、どこか機嫌が悪そうだ。 「本当に物好きよね。よりにもよって、なんでお兄ちゃんなのかしら」 「まあ、あれかな。俺の秘められたカリスマ性に引き寄せられたんじゃ…」 「バカじゃない?」 な、なんて可愛げのない…。 まったく、昔はあんなに可愛かったのに。思春期の娘は難しいものだ。 そんなことを考えながら、俺はテレビのリモコンを手に取り、チャンネルを変えた。 この時間なら確かどこかの局で音楽番組があっただろう。 別に俺は見たい訳ではないが由香里が見たがるだろうと思い、チャンネルを回した。 その時だった。 『……先ほど入ってきたニュースです。河崎市内の高校生、中島伊織さん(16歳)が下校中、自宅近くの道路で 何者かによって腹部をナイフのような物で刺され、倒れているのを付近の住民によって発見されました。 中島さんはすぐに市内の病院に運ばれ、現在意識不明の重体です。現場では現在警察が捜査を行っています。 それでは現地のリポーターに様子を伝えてもらいましょう……』 その日、俺のちっぽけな人生の中で、未だかつて経験したことのない大事件が起きた。 そして、本当の事件が起こった。 65 :ヤンデレは誰だ/毒蛇 ◆i8W/K/qE6s [sage] :2007/09/18(火) 03 38 13 ID vd74AtWu 「9/18 火曜日」 どうして。 どうしてみんな邪魔をするの。 わたしがあの人を愛しているのに。 わたしが一番、あの人を愛しているのに。 誰も近寄らせない。 わたしがあの人を守ってあげる。 あの人に近寄る女がいたら、わたしがあの人を守ってあげる。 そう。今日みたいに。 どうしてみんな、わたしたちの邪魔をするんだろう。 どうして。
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ヤンデレ彼女-ヤンデレ- 最近付き合い始めた彼女がもしかして巷で噂の「ヤンデレ」じゃないかと友人に言われる主人公 どきっとしながらもそんなことはないはずと、付き合い続けたもの行動がエスカレートしていき… ヤンデレブームに乗っかて、夏になるので少々ホラーテイストに タップして愛情を深めていくと彼女がどんどんヤンデレとしての本性をさらけ出していく ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ~こんな人にこのゲームをお勧め!~ 育成放置ゲームが好きな人 女の子の照れ顔が見たい人 ヤンデレが好きな人 ヤンデレ顔が見たい人 SNSやTwitterで友達と盛り上がれるネタを探している人 ちょっとした空き時間でゲームを楽しみたい人 ヤンデレの人 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ goodplaceでは他にも沢山のアプリをリリースしています! 下記リンクより、goodplaceのアプリをご覧になってみてください。 App Store iOS https //itunes.apple.com/jp/developer/good-place-k.k./id900855634 Google Play Android https //play.google.com/store/apps/developer?id=good-place hl=ja
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/699.html
294 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/04/03(火) 14 40 41 ID w5w+UrXk なぁ、みんな! ツンデレ喫茶があるんだからきっとこれからはヤンデレ喫茶もメジャーになり、テレビに進出………………………………無理か。 きっと警察沙汰になるもんな 295 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/04/03(火) 15 02 22 ID dQSk7oyh ヤンデレ喫茶か…… 毛髪入りとか睡眠薬入りのメニューがありそうだな 296 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/04/03(火) 15 17 11 ID UshWYBTj 前にもそんなネタあったなぁ 確か十回その店に通ったとかでサービスという名の拉致監禁。とか 297 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/04/03(火) 15 44 28 ID w5w+UrXk 296 前にもあったんだ。俺比較的新参者だから知らなかった。 俺の妄想の中では ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「いらっしゃいませ!こちらの席へどうぞ!」 「ご注文はお決まりでしょうか? 〇〇〇〇が一つですね。 ……………………私以外のウェイトレスに話しかけないでね?あんな体の70%が水分のかわりに汚物や虫でできてる奴としゃべったら料理がまずくなっちゃうよ?」 ・ ・ ・ 店員がこれだと食欲うせるわぁー 妄想に付き合ってくれてありがとうな 302 :ヤンデレ喫茶は実在するのか? ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/03(火) 20 56 37 ID bhK99rbs 297 こんな感じ? ↓ とある掲示板で、面白い書き込みを見つけた。 『 なぁ、みんな! ツンデレ喫茶があるんだからきっとこれからはヤンデレ喫茶もメジャーになり、テレビに進出………………………………無理か。 きっと警察沙汰になるもんな 』 僕がよく覗きにいくスレッドの名前は『ヤンデレスレ』。 ヤンデレとは、『男性を愛するあまり心を病んでしまった女性』のことを差して使う言葉だ。 そのスレッドはなかなかの盛況ぶりである。 帰ってきてからこのスレッドでSSを読んだり、雑談するのが僕の毎日の楽しみだ。 それはともかく。 さっきの書き込みにあるように、ヤンデレ喫茶というものが存在していたら面白い、と僕は思った。 そこで、早速僕は行動を開始した。 比較的仲のいい友人二人に連絡を取る。 彼らは、都内某所のメイド喫茶に頻繁に通っている。 詳しく聞いてみたところ、友人Aは8回、友人Bは6回同じところに通っているという。 ちなみに僕も彼らに連れられて、先日までで4回ほど通っている。 ヤンデレスレに投下されたネタによると、10回通うと特別サービスということで 特別ケーキをごちそうされて、その後で監禁されてしまうらしい。 僕が『メイド喫茶に10回通って、監禁されるか試そう』とメールすると、 友人Aは『参加希望 ノ』と返信し、 友人Bは『ヤンデレにレイプされたいので参加キボンヌ』と返してきた。 そういうわけで、僕と友人二人でヤンデレ喫茶が存在するのかを検証してみようと思う。 303 :ヤンデレ喫茶は実在するのか? ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/03(火) 20 57 42 ID bhK99rbs 都内の大通りから少し離れた場所にある、メイド喫茶が検証の場所だ。 初めてメイド喫茶に足を踏み入れたときは「父さん母さん生まれてきてごめんなさい」と思ったが、 実際にはただウェイトレスさんがメイド服を着ているだけのお店だった。 意外と普通のお店だな、というのがメイド喫茶に対する印象だった。 ―とはいえ、気が引けるのは相変わらずではあるが。 それはともかく、さっそくメイド喫茶の扉を開けるとしよう。 からんからん、という軽いベルの音が扉の上から聞こえた。 そして、入り口の近くには白と黒の組み合わせが男の妄想を掻き立てる、 メイド服を着た女の子が立って、僕たちに向けて挨拶をした。 「お帰りなさいませ。ご主人様」 うやうやしく頭を下げた女の子の髪には、フリルのついたカチューシャが飾られている。 僕としては、このカチューシャがメイド服の一番素晴らしいところだと思う。 ちなみに、友人Aにそう言ったら、「メイド服といったらエプロンだろう!」と声を荒らげ、 友人Bは「はん! メイド服はロングスカートが最高なんだよ!」と吐き捨てた。 だが、なんと言われようと僕はカチューシャが好きなのだ。ここはゆずれない。 特に理由は無いけれど。 メイドさん(ここでは便宜的にそう呼ぶことにする)に案内されて、三人で同じテーブルにつく。 「何にいたしましょうか。ご主人様」 と、漆黒の長い髪を伸ばしたクールな印象のメイドさんが聞いてきた。 僕はアイスカフェオレを注文した。友人二人とも同じものを、と言った。 「お待たせいたしました」 しばらく待っていると、さっきのメイドさんがアイスカフェオレの入ったカップをトレイの上から一つずつ、 僕たちのいるテーブルの上にゆっくりと置いた。 「それでは、ごゆっくりおくつろぎくださいませ」 と言いながら頭を下げると、メイドさんは他のお客さんの接客へと移っていった。 アイスカフェオレに口をつける。 舌で味わって見る。が、特に変わった味もしなかった。 「まだ10回通っていないからだろう」と僕は思ったが、友人二人はどこかつまらなさそうな顔をしていた。 アイスカフェオレを飲んだ後、僕たち三人はお店をでることにした。 「いってらっしゃいませ。ご主人様」 髪の長いメイドさんが頭を下げながら、僕たちを見送った。 この日で、メイド喫茶へ通った累計回数は僕が5回、友人Aが9回、友人Bが7回になった 304 :ヤンデレ喫茶は実在するのか? ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/03(火) 20 59 37 ID bhK99rbs 検証二日目。 もしヤンデレスレのネタが実現するとしたら、友人Aは今日監禁されてしまう。 それを理解しているからだろう。 友人Aはスーツを着てメイド喫茶へやってきた。 しかし、スラックスはしわだらけだし、ジャケットのボタンはほつれている。 はっきり言って、カッコ悪い。 友人Aにさりげなく注意してみたら、「あえて着崩すのがいいんだよ」と、薄く笑いながら言った。 僕は「それを言っていいのは着こなしを知っている人だけだ」と思ったが、あえて言わないでおいた。 大通りからわき道に入り、メイド喫茶の前にやってきた。 もちろん、今日の検証場所も同じ場所だ。 「おかえりなさいませ。ご主人様」 と、お決まりになった出迎えの台詞でメイドさんに挨拶をされた。 そのメイドさんは、一日目と同じ、黒い髪に真っ白なカチューシャが映える人だった。 カウンターのテーブルに三人並んで座り、先日と同じくアイスカフェオレを三人分注文した。 ネタが実現するならば、この後で友人Aの前には薬の入ったケーキが置かれるはずだ。 「お待たせいたしました」 髪の長いメイドさんがトレイを持って僕たちの前にやってきた。 そのトレイの上にはカップが三つあるが――ケーキが置かれていなかった。 それを見て、僕は「ああ、やっぱりか」と思った。 しかし、友人Aは首が折れたのではないか、というほどにうなだれた。 友人Bはいったいどれだけの肺活量があるんだ、と言いたくなるほどの長さでため息をついた。 しかし。 「ご主人様! お着物のボタンがほつれております!」 メイドさんが突然に慌てた声をだした。 「え、あ、その」と友人Aがしどろもどろになっていると、 「私が、すぐに手直しいたします!」 と言ってから、メイドさんが友人Aを店の奥へと引っ張っていった。 「もしかして、実験成功か?」と僕たちは顔を見合わせた。 そして、友人Aが店の奥へと引っ張られていってから一時間が経過した。 「このまま戻って来るな!」と僕は祈った。友人Bもそう思っていたはずだ。 いや、友人Aを嫌っているからではない。 もしこのまま戻ってこなかったら、ヤンデレスレのネタが実現するからだ。 数分待っていると、『チャーンチャチャンチャン チャーンチャチャンチャンチャーン』というメロディーが聞こえた。 『TAXI』のテーマソングは僕のメール着信音ではない。友人Bのものだ。 友人Bが届いたメールを確認する。――それを見た彼は、顔に深いエクボを浮かべた。 彼が僕に向けて、携帯電話の画面を見せる。 『おまいらさきにかえてろ』 ……おそらくは、『お前ら、先に帰ってろ』と送るつもりだったのだろう。 つまり、一緒に帰れない、ということだ。そして、友人Aは店の奥に連れて行かれてこんなことになった。 これが意味することは――ひとつしかない。 都市伝説的なヤンデレ喫茶は、ここに――大通りから外れた場所にこそ、在ったのだ。 そのあと、会計を済ませた僕らは興奮をなんとか押さえ込み、 見送るメイドさんに見向きもせずに、店をあとにした。 この日で、メイド喫茶へ通った累計回数は僕が6回、友人Bが8回になった 友人Aは、監禁(?)されてしまったので、カウントしない。さらば――エプロン萌えの勇者よ。 312 :ヤンデレ喫茶は実在するのか? ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/04(水) 02 08 30 ID 7cbl3E8J 検証三日目。 僕と友人Bは昨日に引き続き、またしてもメイド喫茶へとやってきた。 ちなみに友人Aとは連絡がとれなかった。そのため、今日は同行していない。 しかし、僕には――いや、僕と友人Bには確信があった。 「友人Aは、ロングヘアーのメイドさんに監禁されてしまったのだ」という、確信が。 そのため、僕と友人Bははやる気持ちを抑えつけるのにかなりの労を要した。 僕はアルバイト中、ずっとうわの空で過ごしていた気がするし、 友人Bは朝の5時に起きて、僕にメールを送ってきた。 『早く行こうぜメイド喫茶!』というのが本文だったが、午前1時に眠りについた僕としては実に不愉快だった。 ともあれ、今日も憧れの監禁に向かう一歩を踏み出すことにした。 具体的には、メイド喫茶の入り口のドアを開けた。 「……いらっしゃいませ。…ご主人様」 挨拶してきたのは、昨日入り口近くに立っていたメイドさんではなかった。 昨日のつややかな髪をした女性ではなく、どこかくすんだ印象のある黒髪だった。 髪型はボブカット。そして、縁無しの丸い眼鏡をかけている。 だが、もっとも印象的なのは、エプロンの胸元を押し上げている巨乳であった。 見るつもりはなくても、つい凝視してしまいそうになる。 友人Bにいたっては、誰が見てもセクハラにしか思えないような目でメイドさんを見つめていた。 主に胸を。彼の萌えポイントであるロングスカートには目もくれない。 所詮、彼にとってはその程度のものだった、ということだろう。 僕は彼女の髪に飾り付けられているカチューシャを見た。 ――至福。メイドにはカチューシャがあればいいのだ。胸など、おまけの要素でしかない。 メイドさんの小さな声に導かれるようにして、テーブルにつく。 僕は、「昨日の髪の長い女性は?」とメイドさんに問いかけた。 「あ……実は、昨日付けで……、やめ、てしまったんです」 僕の問いに対して、彼女は僕の視線におびえるような震えた声でそう言った。 そのまま下を向きながら、 「ご注文は、その……何に、いた、いたしま、しょう……?」 と言った。 僕はアイスカフェオレを注文した。友人Bは、カプチーノを注文した。 メイドさんがおどおどとした様子で僕たちの前から去って言った後、 僕は友人Bに「なんで今日はカプチーノなんだ」と聞いた。 彼は、「彼女の顔を見ていたら、カプチーノを注文してしまったんだよ」と言った。 その後に、「あの眼鏡、そしてあの豊満なバスト……まるでカプチーノの泡のようじゃないか」と続けた。 どうやら、友人Bは眼鏡をかけた巨乳のメイドさんに惚れてしまったらしい。 そうでなければ、そんな意味不明な言葉を発するはずがないからだ。 その後、アイスカフェオレとカプチーノをそれぞれ飲み干し、店を後にする。 巨乳のメイドさんが見送ってくれたが、彼女の声は小さくて聞こえなかった。 三日目にして、メイド喫茶へ通った累計回数は僕が7回、友人Bが9回になった。 ――明日、友人Bは10回目のメイド喫茶通いを達成する。 313 :ヤンデレ喫茶は実在するのか? ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/04(水) 02 09 34 ID 7cbl3E8J 検証四日目。 僕と友人Bは大通りから横道に入り、ひとけの少ない路地を肩を並べて歩いている。 僕の右を歩いている友人Bは、タキシードを着ていた。 「なぜタキシードを着ているのか」と問いかけると、友人Bは首もとの蝶ネクタイをつまんだ。 「今日は俺の一世一代の晴れ舞台なんだ。そして……最後のな」と彼は言った。 僕は何も言わなかった。ただ、心の中で彼の言葉に同意だけすることにした。 メイド喫茶のドアを開けると、メイドさんが二人、向かい合って立っているのが見えた。 昨日の巨乳のメイドさんと、金髪ツインテールのメイドさんだった。 二人は実に対照的だった。 とても暗く、輝きの無い黒髪と、蛍光灯の光を反射するように輝く金色の髪。 エプロンの胸元を激しく隆起させている巨乳と、エプロンの形を崩さない貧乳。 その対照的な二人が、向かい合って口論をしていた。 「あんた! もっとはっきり喋りなさいよ!」 「ひぃっ……ごめ、ごめんなさい……き、気をつけます、から……」 どうやら、金髪のメイドさんが巨乳のメイドさんを叱っているようだ。 これはどうしたものか、と思っていると、突然後ろから大声が飛んできた。 「やめたまえ! そこのツインテールの貧乳メイド!」ということを言っていた。友人Bであった。 貧乳と言われたことに腹を立てたのか、金髪のメイドさんが友人Bを睨みつけた。 「何よ、このメイド萌えのオタク! 邪魔しないでよ!」 とてもメイドが言うような言葉ではなかった。――が、僕はあることに気がついた。 彼女は「ツンデレメイド」という存在である。 ツンデレ、プラス、メイド。萌え要素を無理矢理合わせたとしか思えない存在である。 事実、こうやって目にするとちっとも萌えない。 それはともかく。 友人Bは金髪のメイドさんの声に痛いところを突かれたのか、押し黙ったままだった。 そのまま居心地の悪い空気が続くかと思ったが、意外な人によってその空気は破られた。 「ごめ、ご、ごめんなさ、……ごめんなさい……ごめんなさい……!」 謝罪の言葉を述べながら、巨乳のメイドさんが立ち上がった。 くしゃくしゃの泣き顔をした彼女は友人Bの側を通り抜けて、店内から出て行った。 友人Bはしばらく呆けていたが、すぐにきびすを返してメイドさんのあとを追った。 僕も、とりあえずその後を追うことにした。 後ろで誰かに声をかけられた気がするが、この場では優先すべきことではないと思ったので、 彼らの後をそのまま追うことにした。 店内を出て、路地を見回しながら、友人Bと巨乳のメイドさんを探す。 ―――いた。メイド喫茶の向かい側の店の、裏手で向かい合っている。 僕は彼らのもとに近づこうとした。が、すぐにためらった。 友人Bが、メイドさんの眼鏡を外して、ポケットから取り出したハンカチーフで彼女の涙を拭っていたからだ。 友人Bの唇が小さく動いた。彼女に向かって、何かを言ったようだった。 すると、メイドさんがまた涙を流して、友人Bの背中に手を回して、抱きついた。 友人Bはメイドさんの黒髪をいとおしげに撫でている。 ――それは、父が我が子を泣き止ます仕草にも見えた。 邪魔をするのも野暮に思えたので、僕はその場を後にして、家路につくことにした。 もし、今日のことをカウントするならば、メイド喫茶へ通った累計回数は僕が8回で、友人Bが10回ということになる。 314 :ヤンデレ喫茶は実在するのか? ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/04(水) 02 10 56 ID 7cbl3E8J 検証五日目。 僕は今日もメイド喫茶にやってきて、アイスカフェオレを注文した。まだ届いてはいない。 携帯電話を見る。メールの着信も、電話の着信もなかった。携帯電話をポケットにしまう。 僕が誰からの連絡を待っているのかというと――友人Bからのものだ。 昨日、帰ってからも連絡をしたのだが、なしのつぶてだったのだ。 その原因がなんであるか。それはわかっている。 ――自分達が原因である。 『メイド喫茶に10回通うと監禁される』。 ヤンデレスレで語られたネタを真に受けて実行してみれば、この通り。 友人Aは黒髪のメイドさんと、友人Bは巨乳のメイドさんと一緒に消えた。店内に彼女の姿が無いからだ。 消えた、という表現は正確ではない気もする。 僕の見える場所から居なくなっただけで、彼らは――おそらく――この世界に居る。 ただ、見えないだけなのだ。つまり、それが『監禁』というものの実態である。 しかし――考えてみればなんでもないことにも思える。 世界が狭くなっただけなのだ。そう。ただ、男と女の二人だけしかいない世界に変わっただけ。 とはいえ、僕としてはそれは好ましくない。 僕はただ、ヤンデレ喫茶が存在するのかを検証したかっただけだ。 友人Aや友人Bのように、監禁されたかったわけではない。 僕は家族や友人、そして、社会に住む人々との世界を望む。 だが――今僕は監禁されるかもしれない、という状態に置かれている。 今日この店を出てから、明日ここに来れば、僕はきっと監禁される。 そう考えると、店内を優雅な足取りで歩くメイドさんたちが恐ろしく見えてきた。 彼女達は、僕を監禁しようとしているのではないか。という疑心暗鬼にとらわれる。 ――もう、やめよう。 ここまでやったらもう、疑う余地はない。『ヤンデレ喫茶は実在する』のだ。 あとは、それをヤンデレスレに書き込めばいい。 『俺の友達が10回メイド喫茶に行ったらいなくなっちゃったよ』と書き込めば、全ては幕を下ろす。 そのあとで適当にスルーされてしまえば、心のもやもやもなくなるはずだ。 ――さらば。友人Aと友人B。 椅子から立ち上がると、金髪のメイドさんが僕の前にアイスカフェオレを持ってきた。 「あ……これ、いらないの…?」 トレイにはアイスカフェオレが注がれたカップが乗っている。 先日までは味わって飲んでいたそれも、いまとなっては恐ろしい毒物に見えてくる。 僕は「いらない」とだけ告げて、レジに立っているただ一人の男性ウェイターにお金を払う。 そして、店をでるためにドアを開ける。 と。 「待って! ……行かないで、お願い……また、ここに来て――来て、下さい……」 金髪のツンデレメイドが僕のシャツの裾をつまんでいた。 その姿を見ていると、そのままお持ち帰りしたくなる。 だが、それをしてはいけないのだ。監禁されるなんて、僕は御免だ。 全力で走って店を出て、路地を駆け抜け、大通りに出る。 これで、メイド喫茶に行ってから通算9回目。しかし、もうあの店にいくことはない。あっては、ならない。 315 :ヤンデレ喫茶は実在するのか? ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/04(水) 02 12 11 ID 7cbl3E8J 自宅の前までようやく辿り着いた。 メイド喫茶から立ち去ったものの、さっきの金髪メイドが追ってきているかもしれない、 と思うとゆっくり歩いて帰ることができず、自宅前まで走ってきたのだ。 これなら、後をつけられたとしても、さすがにわかるまい。 僕はこれでも逃げ足だけは速いのだ。 高校では陸上部のエースとして慣らした足だ。そうそうなまるものではない。 ふと、時刻が気になった。 ジーンズの後ろポケットに入れた携帯電話を取り出そうと、手を入れる。 しかし――そこには何も入っていなかった。 走ったばかりで温まっていたはずの体に、冷たいものが走る。 どこで落とした?走っているときか?――もしそうだったら、僕でもさすがに気づくはずだ。 次に考えられるのは、どこかに忘れてきた、ということだ。 たしか最後に携帯電話を見たのは、メイド喫茶だった。 そうだ。そして、後ろのポケットに入れた。それは覚えている。 その後、勘定を済ませて、それから――――あの、メイドさんにくっつかれた。 ということは、彼女が僕に近づいたときに掠め取ったのか? もし、そうであればまたメイド喫茶に行かなければならない。 そして――――そのとき僕は、あの店に10回目の靴の跡を残すことになる。 結果、僕は監禁される。 相手は、おそらくあの金髪のツンデレメイドだろう。 彼女以外に話をしたメイドさんはあの店にはいない。 携帯電話を放置しておいたら、他人に悪用される可能性もある。 それは良くない。 この情報化社会で情報を漏らすことは、人間関係にも悪影響を及ぼす。 そこまで考えて、僕は決断した。 ――もう一度だけ、あのメイド喫茶へ行こう。 もちろん行くだけだ。 男性のウェイターさんに声をかけ、ツンデレメイドから携帯電話を返してもらう。 拒否されたら、その場合は警察に連絡をすればいいのだ。 あのツンデレメイドには近づかない。 それさえ守れば、僕が監禁されることはない。 僕は、もう一度メイド喫茶へ向かうために、さっき走ってきた道を引き返すことにした。 316 :ヤンデレ喫茶は実在するのか? ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/04(水) 02 14 00 ID 7cbl3E8J メイド喫茶についたとき、玄関には『CLOSED』の札が張り付いていた。 おかしい。まだ太陽は沈んではいない。 どう考えても、普通の喫茶店が閉店するような時間ではない。(メイド喫茶が普通かどうかは置いておくとして) ――店が閉店していては、どうしようもないな。 そう思い、立ち去ろうとしたら。 『キィィーーー』 という音を立てて、ドアがゆっくりと開いた。 そして、ドアが開ききったとき、僕はおかしなものを見た。 「う、うっうっうぅぅ……」 金髪のツインテールをしたメイドさんが、立ったまま、顔に手を当てて泣いていたのだ。 彼女の足元には、トレイと、それの上に乗せられたコーヒーカップがあった。 カップにはキャラメルのような色をした液体――カフェオレが注がれていた。 おそらくは、僕が注文したカフェオレだろう。 だが、何故それを今までカップに入れたままにしているんだ――? 「私のいれたカフェオレ……どうして、飲んでくれないの…? なんで? 私………が、私が悪いの? ……あなたに、なにかしちゃった? いつも、来た時には飲んでくれたの、にぃ……どし、て……? 私が、いれた、い、れ…ぁ…う、ふぅぅぅ、うう、う、う………」 彼女は、両手を顔から離して、僕に向かって消え入りそうな声で語りかけてきた。 僕はその姿に――ヤンデレヒロインの影を見た。 健気で、惚れた男のために懸命に尽くす、心を病んだ女性たち。 そして、主人に奉仕するメイドという職業。 僕には、その二つがどこか似通った部分があるように思えてきた。 気づいたら、僕は歩き出していた。 大きな目から涙を流す金髪のメイドさんの元へ向けて。 何も考えられなかった。 ――彼女のその涙を拭いたい。 それだけしか、考えられなかった。 そして、僕が店内の床に右足をつき、次に左足をついたとき。 ばぁん! と真後ろから大きな音が聞こえてきた。 振り返ると、ドアが閉まっていた。 ノブをひねる。押しても、引いても、開かない。 鍵がかかっていた。 317 :ヤンデレ喫茶は実在するのか? ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/04(水) 02 15 09 ID 7cbl3E8J 「あぁははは……あぁはははははは……やったぁ……ヤァッタァァァァ! これで、これでこれでこれで! あなたはわたしの、わたしはあなたのものよ!」 笑い声に振り向くと、金髪メイドが大きい目をさらに大きく、目玉が飛び出すのではないか、 と思うほどの大きさにして、僕を見つめていた。 僕は、呼吸が重くなるのを感じた。 「うれしい。とぉっても、すっごく……うれしい。 ううん。言葉になんてできないし……、言葉にするなんてもったいない。 この想いは、私の! 私の! 私だけのものよぉ! そして! あなたもぉ! ねえ、うれしいでしょ? ねえ。ねえねぇねえねぇねぇーーーーーーーー!」 金髪メイドが僕の肩を掴んだ。 そのまま、前後に揺らす。 だんだんと、その動きが早くなっていくのがわかる。 そして、僕が気持ち悪くなり、酔いそうになったとき――足払いをかけられ、仰向けに倒された。 金髪メイドは倒れている僕の胸の上に腰を下ろし、馬乗りになった。 彼女の右手にはコーヒーカップが握られている。 「さあ……召し上がれ」 そう言うと、彼女はとても美しい金髪の上から、カフェオレをかぶった。 ばしゃり、と。 勢い良く。ためらいなく。 それは彼女の金髪を伝い、幼さの残る顔の額、こめかみ、鼻の横を通り、彼女のメイド服を濡らしていく。 その顔を拭いもせず、彼女は僕の唇に、自分の唇で――くちづけた。 唾が、まず入った。 はじめのうちだけカフェオレの味がして、その後は甘くも苦くも辛くもなく、舌に泡の感触だけを与えてきた。 僕がそれを飲み込まないように必死に喉を引き絞ると、彼女は両手で僕の脇に指を当てて、くすぐった。 すると、引き絞っていた喉の力がほんの少しだけ緩められて、彼女の口液が喉の繊細な部分にかかった。 たまらず、僕はむせた。 一回、二回と咳き込む。僕と彼女の唇の結び目から唾液があふれ出した。 それでも、金髪のメイドは唇を離さない。 今度は、舌を入れられた。 小さい舌だった。僕がいつも口内に擦り付けている、自分の舌ではなくて、もっと細くて、 もっと薄い、それでも温かい熱を持った舌だった。 口内で蠢くそれは、上顎、下顎の順に歯茎をゆっくりと這いずり回る。 舌の裏に、ざらざらとした感触が生まれた。 時に細かく、時に素早く動く彼女の舌が僕の顎の筋肉を弱らせていく。 「ん……ふふふぅん♪」 金髪メイドは僕から顔を離すと、唇を結んだまま、鼻でわらった。 318 :ヤンデレ喫茶は実在するのか? ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/04(水) 02 16 30 ID 7cbl3E8J 右手をつかまれた。 そして、馬乗りになっている彼女の左足の下を通り過ぎると、彼女のスカートの中に持っていかれた。 僕の手の甲と、彼女の掌が重なる。 そして指の一本ずつに、それぞれの指を添えられた。 人差し指と、中指が動いて、彼女が身に着けているパンツの上から、秘所を弄らされる。 僕の指が曲がると、彼女が両足で僕の両脇を締め付け、指が秘所から離れると軽く腰が浮く。 まるで、僕の指と性行為をしているかのようだった。 金髪のメイドは腰を動かしながら、空いている右手でブラウスのボタンを外そうとし始めた。 しかし、腰を動かしていて、さらに焦点の合っていない目では上手く外せないのか、もたついていた。 「……こうしちゃお♪」 僕の左手を掴むと、またしても指を添えて、ブラウスのボタンとボタンの間に、僕の指を差し込んだ。 そして、彼女は一気に腕を下ろした。 ぶちぶち、という音がして、ボタンがちぎれてブラウスとエプロンがはだけ、 勢いよくおろした指の勢いに負けて、ブラジャーまでがずれた。 彼女の決しておおきくない乳房には、ピンク色の乳首があった。 白い肌の上にあるそれは、雪の上に落ちた桜の花びらのようだった。 金髪の雌は僕の指を操作し、右の乳首をつまませた。 その途端、彼女の口から小さな声が漏れて、僕の指にはぷにぷにとした肉の感触があらわれた。 僕の指を使って乳首を押し込み、つまみ、そのまま上に下に、左右に弄る。 物足りなくなると、今度は左の乳首をつかって同じことを繰り返す。 僕の胸の上で暴れる腰はでたらめな動きになっていった。 前に動くと思ったら、腰で円を描き、左にいくかと思ったら上へと動く。 「あっん! も……ふぅ、あっ! …………あはっ♪」 金髪のメイドは胸の上から腰を浮かせて、後ろに下がっていく。 そして、すっかり硬くなっている僕の股間を軽く撫でた。 「…・・・これ、いただくわ……」 そう言うと、彼女は僕の身に着けているベルトを外し、ジーンズを膝まで下ろした。 その次は、僕の下着までも、ずらした。 それまで衣服の上に圧迫されていた陰茎が開放される。 すぐに金髪メイドの小さな手がそれを覆い隠す。そして上下に動かしだした。 すかさず、自分の口からうめき声が漏れた。 冷たい手の感触と、乱暴に動き出していく、速度さえもいびつな上下運動。 陰茎が、どんどん伸びていくような気がした。 腰の奥に溜まっていたものが引っ張り出されて、限りなく伸びていく。 319 :ヤンデレ喫茶は実在するのか? ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/04(水) 02 18 56 ID 7cbl3E8J ――が、突然その動きが止まった。 思わず、「なんで」の「な」までを口に出してしまった。突然、竜巻のような快楽から開放されたからだ。 「だ、め、よ。……全部、なかにいれてぇ。中にぜぇんぶ……、だしてもらうから」 そう言いながら、彼女は右足だけを上げて、ショーツを脱いだ。 笑いながら腰を動かし、淫裂を陰茎にそって這わせる。 それを幾度か繰り返すと、垂直に立つペニスを秘所で後ろに押し倒しながら、 亀頭を彼女の入り口にぴたりと当てる。 腰をゆっくりと回しながら、彼女の下の口が陰茎を少しずつ咥えていくのが感じられた。 途中で、軽く引っかかりを感じたが、金髪のメイドはさらに笑顔を愉悦に歪め、そして――腰を落とした。 うめき声や、叫び声は出さなかった。 むしろ、笑い声の大きさがさらに増えた。 僕と彼女は、そのとき完全に繋がっていた。 僕にも彼女にも、その場所自体がスカートに隠されていて見えてはいなかったが。 金髪のメイドは髪を振り乱し、肩を上下させ、腰を乱暴に振りはじめた。 乱れていく。僕の意識が。 乱れている。メイドの体も、呼吸も、笑い声も。 締め付けられると陰茎が爆発しそうに思えるほど膨らむのに、 今度は緩められて快楽を遠くへと追いやっていく。 「あっは、は、はあぁ、あっすき、すきぃ…好きよぉ……おっ!」 彼女の動きは、止まらない。 がくがくと顎が上下に揺れて、頭も前後に振られている。 背中と、肩は入れ代わるように前へ行ったり、後ろへ行ったりあわただしく動く。 腰はどんな方向にでも動いた。 上と下、前、後ろ、斜め、横。 ときには、腰を回す動きをする。そのとき、彼女の上体は腰を中心にして円を描く。 首をがっくんがっくんと動かしながら、哄笑をあげながら。 そして、とうとう――僕に限界が訪れた。 僕は、全力で喉から声を絞り出した。 足、背中、腹、腰。全てに溜まっているものが陰茎の出口から精液とともに吐き出される。 その全ては、金髪のメイドの膣内に注がれた。 「あたしぃ、あなたの……くひ、ひく、くひひ……こども、うむ……からね……」 その言葉を聞いて、僕は完全に、自分の立場を理解した。 僕は――ヤンデレメイドに縛り付けられた。 別の言い方をすれば、金髪メイドに監禁されたのだ。――――完膚なきまでに。 終