約 2,021,252 件
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1480.html
ヤンデレ素直クール第一話 ヤンデレ素直クール第二話 ヤンデレ素直クール第三話 ヤンデレ素直クール第四話
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/847.html
ヤンデレは誰だ第一話 ヤンデレは誰だ第二話
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/2339.html
265 名前:ヤンデレの朝は早い ◆STwbwk2UaU [sage] 投稿日:2011/07/18(月) 01 22 33.77 ID fPHi5iud [2/6] ――どうしてこんなに早く? 日が上り始めたころにヤンデレは起きる。 「朝から彼に色目を使うメス猫が沸きますからね。 これくらい早く起きないと彼に迷惑がかかっちゃうんですよ」 そういいつつ、刃物などで武装をし、外に出かける。 ――辛くはないんですか? 「まぁ、最初の頃はいやでしたよ。 でも彼を奪われるくらいならって考えると苦にならなくなっていったんです」 そういいながら淡々とメス猫狩りを続けている 一般人では到底ありえないだろうと考えてしまう人も ヤンデレはものの数十秒で片付けてしまう。 ――いや、今の人どう見てもただの通行人にしか見えなかったんですが。 「まぁ、初心者にはおすすめできないやり方ですね。 でも私には分かるんです。あいつが彼を奪おうとしてるってことが。」 断言するヤンデレの目に迷いはなかった。 朝のメス猫狩りが終わると、今度は彼のために弁当を作り始めた。 その動作に一切の無駄がなく、かつ愛情を込めることを忘れていない。 「やはり彼のために弁当を作っている時が一番幸せです。 私の弁当を美味しいって言ってくれる時、私は死んでもいいと思えるんです。」 ――今、血とか入れてませんでしたか? 「隠し味です。」 断言するヤンデレの目に疑問はなかった。 266 名前:ヤンデレの朝は早い ◆STwbwk2UaU [sage] 投稿日:2011/07/18(月) 01 23 07.43 ID fPHi5iud [3/6] 「本当なら…動脈の血を使うのがいいのですが、後始末が大変でして… 腕の血を垂らす程度が限界ですね……」 ヤンデレは悔しそうにつぶやいた。 やがて弁当の作成が終わると、ヤンデレは学校へ向かう。 無論、偶然を装っての一緒に登校というイベントもこなす。 此処から先はリアルタイムのインタビューが難しいので、事前に学校に設置しておいたカメラを使い、 日常を映した後、ヤンデレから詳しく状況を聞くことにした。 ヤンデレは、授業中にも関わらず彼の方を見ており、決して目をそらさない。 「はぁ……いつ見ても彼はかっこいいですね………」 ――授業中先生にあてられましたけど、見事に回答なされていましたね。 「あんなの彼の好物を調べることに比べたら、全然なんてことないです。 というか、先生もどうせ私が回答できること知ってるなら、当てないで欲しいですよね。」 ヤンデレは少し呆れたように笑いながら当時の状況を説明してくれた。 「あ、ここ、ここです。 今彼伸びをしたら消しゴムを落としましたよね? これ、わたしが仕組んだんです(笑)」 ――ほほう、どのようなことをしたのですか? 「いつも彼、この授業の中盤になると伸びをするんですよ。 そこで、先ほど当てられて黒板に出たときに、こっそり消しゴムを落ちやすいところに動かしたんです。」 少し戻って、その現場を確認してみる。 スロー再生でも残像が出るほどの速さだが、確かに移動させている。 こんな芸当は普通の人ではできないというのに、ヤンデレは笑う。 「日々の積み重ねが、こういうことを出来るようにするんですよね。 あ、ほら、彼が消しゴムを落としたら私の足元まで転がってきましたよね? これも計算してました。 …はぁ、彼の手………暖かかった………」 267 名前:ヤンデレの朝は早い ◆STwbwk2UaU [sage] 投稿日:2011/07/18(月) 01 23 42.84 ID fPHi5iud [4/6] 昼のチャイムがなると、御飯の時間である。 この学校ではどうやら、弁当が主流のようだ。 ヤンデレもまた、弁当を持ったままウロウロとしている。 ――友達と食べるとか、彼を誘うとかしないんですか? 「あぁ、この動きはブラフです。 別に友達なんて彼に比べたらゴミ以下です。 こういう動きをすると、彼は優しいので声をかけてくれるんですよ。 でっでも、そのうち仲良くなったら私から……!」 顔を真赤にしながらヤンデレは、今後の意気込みを語る。 映像の中の彼女は、彼に朝作った弁当を渡している。その顔はまさに恍惚。 それを見る今のヤンデレもまた、恍惚としている。 ――彼、食べちゃいましたね。 「そうですね。食べちゃいましたね……私を。 はぁぁ……もうやめてもいいでしょうか?ちょっとムラムラしてきました。」 もう色々と臨戦態勢になって撮影者の自分を放り出そうとするヤンデレをなだめすかし、 ドキュメンタリーを続行させてもらうことにした。 しかし、次の映像を見たとき、ヤンデレの目が変わった。 ――この女性、誰ですかね? 「あああああああの女!!また彼に手を出してっ!! ああ、あなたいい仕事したわこれであの女に彼を取られる前に排除できる絶対にあの女許さない 彼に手をだそうなんて百年早いのよメス豚あんたなんて犬にくれてやるから覚悟しなさいよ――」 ありと、あらゆる罵詈雑言を画面の向こうにいる女性に向けて放つ。 おりしも体育、それも丁度この女性は着替えの最中であった。 彼がその着替えを見ただけでこの荒れ様、ただごとではない。 268 名前:ヤンデレの朝は早い ◆STwbwk2UaU [sage] 投稿日:2011/07/18(月) 01 24 21.05 ID fPHi5iud [5/6] しかしこのままでは話にならないので、ヤンデレをまたも宥めすかし、次の映像を見る。 どうやら下校時間のようである。 ヤンデレはそそっと彼の傍に移動し、吃りながらも彼を帰りに誘っているようだ。 「ここここの時ですね、わ、私すっごい勇気出したんです! そして、それが実ったんですよ! あの時ほどやった!って思ったことはないですね!うん!」 ――彼、優しいですね。 「そうなんですよ!彼優しいんですよ! でもその優しさにすぐつけこむ豚どもが多くて多くてほんと処分に困るっていうか……」 彼の話をするときのヤンデレは、非常に嬉しそうだ。 小一時間彼の話をされた後、ヤンデレは急に部屋に向かって走り出し、 部屋の中にあるテレビとヘッドフォンの電源を急いでいれた。 「はぁ…はぁ……そんなに切ない声出さないでぇ…… 私の名前を呼んでよ……そしたら私、いつでも貴方のところに行くから……」 画面の向こうの彼は、どうやら性欲処理の真っ最中のようだ。 そしてその声を聞きながら、ヤンデレは自分の秘所をいじっている。 「あぁ、お願いそんなティッシュにせーえき出さないで……私の中に出して…お願い…… 私だったら……私だったらそんなティッシュよりも優しく……うぅっ!」 ヤンデレはどうやら自分ひとりの世界に浸ってしまったようだ。 そして撮影者の私もまた、変な気分になってしまったのでこれから風俗へ行かねばならない。 ヤンデレの世界は深い。 この話もまた、ヤンデレの世界の一端でしかないのだ。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/705.html
476 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/04/11(水) 16 16 42 ID lVF54DiY 「ヤンデレについて」 南條範夫 ヒロインの感情が極端にはしるところにヤンデレはうまれる。 問題が無く、日常生活が平穏に営まれているところにはヤンデレはあらわれない。 しかし、ひとたび問題が起こり、社会や世間、とりわけ人間関係がその問題を 和らげることができず、その状況の中で人間の感情が極端にはしる時、 あらわれてくるのはヤンデレだ。 ヒロインの感情が極端にはしる場合はさまざあって、例えば三角関係などもそうである。 私がヤンデレの女房などを小説にする場合には、三角関係を描くことになるが、男の、ヘタレの問題を 小説にする場合には、修羅場を描くことになる。私は、男の、ヘタレのことを多く小説に描いて いるので、「ヤンデレ」が当然多くなる。 ヒロインの感情がはっきりと判るのは、病んだ時である。 ヘタレ男も一応の優しさを示す。しかしそれはどこか的外れもの、かえってヒロインを傷つけるものになる。男の場合、ヘタレになる時 その本性、読者すら敵に回すウザサが出てくる。だから男の世界を現実につかみだすとすれば、それはヘタレだ。 今も、昔からもずっと、世界中のどこでもそうだ。歴史上の問題を何か一つつかんでみるとよい。 そこを突き詰めると必ずヒロインが病んでいくような状況があるだろう。 私は主にヤンデレ小説を書いて来たが、昔の社会というものにはヤンデレがあらわれやすい。 そこでは何もかも病んでいるのだ。戦国時代の武将達のように、対立を和らげる組織がないとことでは、 それぞれが敵対者、泥棒猫と直接にぶつからねばならない。自分が勝つか相手に殺されるかだ。 また一方で、今も、昔も人々は上のものに対しても仲間に対しても、普段は感情を抑えて生きていたから、 一旦それが破れると普段抑えていたものが、みなぶつかり合う。嫉妬、独占欲、変態性欲、狂気、様々なものが一気に噴出し、 感情は極端にはしる。ヤンデレになる。 人間はヤンデレなものである、などということではない。 何か問題が発生した時、それが対立に向かわないように取りまとめようとする人ももちろんいる。 穏やかで、ヤンデレが表面化してこない社会も、歴史上いくらもあった。ヤンデレが表面化しないように しっかり抑えるのが、そもそも恋愛物語の主人公の使命だともいえる。 しかし、問題のない物語、あってもその問題を受け入れ何も事を起こさない、マグロ、 というものは小説にならない。私はそうしたものに興味はない。 私が取り上げるのは、何か問題が生じた時、それを抑え和らげようとするのではなく、むしろ カンカンになってしまう人間、感情を極端にはしらせる、つまりヤンデレである。(談)
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1138.html
229 :ツンデレ+ヤンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/02/21(土) 14 35 13 ID hawjO/d/ 「暇だな…」 多くの生徒が惰眠と、喪失感を味わう五月。 世界史の授業中に窓の外を眺めながら、幸斗(ゆきと)は呟いた。 授業がつまらない。 いっそのこと、インフルエンザが流行って、学級閉鎖になればいいのにと考えてしまう程だ。 聞こえてくるのは板書の音と、書き取り音だけしか聞こえなかった。 「川原、1077年に北イタリアで起こった出来事はなんだ?」 世界史の教諭は、僕が授業に参加していないことに腹を立てたらしく、いきなりあててきた。 幸斗はかったるそうに首だけ教諭に向けた。 「…カノッサの屈辱…。ハインリヒ4世とグレゴリウス7世が聖職叙任権で対立して、 ハインリヒ4世が結果的に土下座する羽目になった事件…。…これでいいですか?」 「…正解だ…」 「…先生…今中国史をやってるんですよね…。 なんでいきなりヨーロッパ史が出てくるんですか?」 教諭は幸斗の問いに答えず、ばつが悪そうに再び板書に取り掛かった。 幸斗は再び窓の外を眺め、暇だな、と呟いた。 230 :ツンデレ+ヤンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/02/21(土) 14 36 31 ID hawjO/d/ 退屈な午前の授業が終わり、昼休みになった。 多くの生徒が、学食や購買に向かう中、幸斗は弁当を食べていた。 「幸斗、一緒に食べようぜ」 中学校からの親友である翔太が机をくっつけてきた。 別段断る理由もないので幸斗は頷いた。 頭の良い幸斗と、頭の悪い翔太という妙な組み合わせだが、二人は意外なほど釣り合っていた。 幸斗曰く「気張らなくていいから楽」らしいのだ。 「所でさ、弁当なんて持ってきていいのか?今日だって来るだろ、あの人」 雑談の合間に、翔太はおかしみを込めて言った。それと同時に、教室のドアが勢いよく開かれた。 教室にいた生徒は驚いてそちらの方を見て、またか、という様な顔をした。 入ってきたのは、ツリ目・金髪(地毛)・ツインテールという、 これでもかというくらいツンデレを自己主張した美少女だった。 一空間では、「ツンデレは貧乳であるべきか巨乳であるべきか」という論争をしていたが、 それは無視した。 「幸斗、き…今日、お弁当作り過ぎて余っちゃったから、あんたにあげるわ。 べ…別に、あんたのために作ったんじゃないからね」 見た目だけでなく、性格までも典型的なツンデレであった。 教室の一空間だけが、いつもの様にお祭り騒ぎになった。しかし、幸斗はそれを無視した。 「あの…、七尾(ななお)さん。僕、ずっと前から言ってますよね? 弁当は自分で作るからいらないって」 幸斗はうんざりする様に言った。すると七尾は顔を赤くして、 「あんたねぇ、私がせっかくお弁当を分けてあげるって言ってるのよ! 男だったらつべこべ言わずに食べなさい!」 と、言った。ついでに、一空間からも非難の声が上がるが、幸斗は無視した。 「あんなの全部食べられるわけないじゃないですか!」 七尾の弁当は確かに美味しかった。だが、余った割りに、異様に量が多いのだ。 残そうしたり、誰かに分けようとすると、七尾は急に泣きそうな顔になるので、 幸斗は意地でも七尾の弁当を完食しなければならない。 弁当を食べ終わった頃には、幸斗は机に突っ伏して、うめき声しか上げられない。 七尾は帰り際にいつも、「いつもこんなことがあるとは思わないでね。 き…今日は偶然なんだからね!」という捨て台詞を吐いて出て行くのだ。 ちなみに、その捨て台詞が履行されたことは一度もない。 「なに女々しいこと言ってんのよ!これくらいなんともないでしょ!」 「あんなのを毎日食べてたら、僕が死んじゃいますよ!」 今日こそははっきり言わないと、この負の連鎖が続いて身が持たない。 幸斗はいつもより厳しく言った。 間近で見ている翔太や、一空間の住民達はへらへらしながらこの論争を楽しんで見ていた。 「い…いいわよ。分かったわよ! せっかく私が好意でお弁当をあげてやってるのに、 食べないって言うなら、もうお弁当が余っても、あんたには絶対あげないんだからね!」 七尾は顔を真っ赤にし、目に涙を浮かばせながら教室から出て行った。 「あ~ぁ、石川さん泣かせちゃったよ。いいのか、追わなくて?」 「いいんだよ。まったく…」 幸斗は冷えたご飯を口に運んだ。 一空間では「ツンデレが貧乳だろうが巨乳だろうが、両方とも愛するのが真のツンデラーだ」 という結論が出ていたが、そんなことはどうでもいいことだった。 231 :ツンデレ+ヤンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/02/21(土) 14 37 12 ID hawjO/d/ 幸斗が七尾と出会ったのは本当に偶然だった。 高校が始まる前日に、暇潰しで東京に遊びに行っていた時、 路地裏で彼女がチンピラに絡まれているのを助けたのがきっかけだった。 だが、幸斗が声を掛けると、彼女はいきなり顔を真っ赤にし、 「なに勝手なことしてんのよ!」 と怒鳴って、どこかに行ってしまった。 その時はなんとも思わなかったが、まさか同じ高校の入学者だとは思わなかった。 まるで漫画の様な展開だが、現実世界でもその様なことが起こるものなのだと、 世界の広さを痛感した15の春だった。 232 :ツンデレ+ヤンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/02/21(土) 14 37 58 ID hawjO/d/ 「さすがにあれは言い過ぎたかな…」 下駄箱で靴に履き替えた幸斗はそう思った。 あの弁当には、あの時の感謝の意が込められているのは間違いない。 だが、彼女には節度というものがない。 それが彼女なりの感謝の仕方なのだろうが、それではこっちの身が持たない。 「本当にもう少し弁当の量が減ってくれれば、喜んで食べるんだけどな…」 「それ、本気で言ってるの?」 「えぇ、本気…って、うわぁ!な…七尾さん。いつからそこにいたんですか!?」 いつの間にか七尾が背後に立っていたので、幸斗は心臓が止まるかと思った。 「あんたが間抜け面でブツブツ呟いてた時からよ それに、人を幽霊みたいに失礼ね」 なぜか胸を強調するかの様に腕を組み、見下す様な目付きで言ってきた。 「…で、なにか用ですか?」 「き…今日、私と一緒に帰りなさい」 さっきの見下す様な目付きから一転、急に顔を真っ赤にして言った。 「あの…いつも思うんですけど、あなたの家、隣のアパートなんだから、 一緒に帰る必要ないんじゃ…」 幸斗がそう言うと、七尾が目に涙を溜め、無言で睨みつけてきた。 「わ…分かりましたよ…。一緒に帰りましょう…」 無言の圧力に耐え切れず、仕方なく承諾してしまった。 「まったく…、一緒に帰りたかったら最初からそう言えばいいのに…」 どこか仕方なさそうに七尾は言ったが、本当に仕方がないのは僕の方だ、と幸斗は言いたかった。 次の日になって、七尾が再び弁当を持ってきた。 どうゆう訳か、弁当の量が適量であったのに驚いた。 一空間では「ツンデレのデレ期はどんな時が一番萌えるか?」という論争をしていたが、 そんなことは本当にどうでもいいことだったので、幸斗は無視した。 233 :ツンデレ+ヤンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/02/21(土) 14 38 43 ID hawjO/d/ これといった祝日も行事もない、せいぜい7月までのつなぎ的存在な6月。 昼休みに、七尾がいつもの様に弁当を持ってきた。ただ、いつもとは違っていた。 「今日から、私もここで食べるわ」 そう言うなり、空いている机を幸斗の机にくっつけた。 昼食は、幸斗、七尾、翔太とにぎやかなものとなった。 「そういえばさ、あんた、彼女とかいるの?」 七尾が箸で幸斗を指した。 「いませんけど…、なにか…?」 「やっぱりね。あんたみたいな奴に女がいるはずないか」 「それ、地味に傷付きます…」 幸斗はアスパラの肉巻きを口に入れた。 「そう言う石川さんにはいるんですか、彼氏?」 隣から翔太が口を出してきた。 「私に見合うような男はこの学校にはいないわ」 「やっぱり…」 幸斗と翔太の答えがシンクロした。 こんなわがままで一言多い女を彼女にしたら、彼氏の方は心労で倒れてしまいそうだ。 こういうのを「地雷女」と言うのだろうか。 「あの~、もう一つ聞きたいんですけど、なんでいつも幸斗に弁当持ってくるんですか?」 翔太はやはり気になっていたようだ。 自分の目の前で繰り広げられる、ギャルゲー、もしくはエロゲ的展開を。 「前から言ってるでしょ。作りすぎて余ったから、仕方なくこいつにあげてるって」 「それって毎日の様に起こることですか? それに、なんでよりによってあげるのが幸斗なんですか?」 「そ…それは、知らない奴にあげたら、そいつが盛って襲い掛かってくるかも知れないじゃない」 「つまり、石川さんは幸斗のことをだいぶ前から知っていたと…」 「そ…そう言うことになるわね…」 「ふ~ん…」 翔太はどこか納得したらしく、再び自分の弁当に口を付け始めた。 その後、三人は雑談をしながら昼食を楽しんだ。 七尾は帰り際、いつもの捨て台詞を吐いて、教室を後にした。 七尾が出て行ったのを見届けると、翔太が近付いてきた。 「幸斗、お前も大変だな」 「はぁ?なにがだ?」 「いずれ、分かるさ…」 翔太が気になることを言って、教室から出て行ってしまった。 幸斗は翔太の言っている意味が分からなかった。 一空間では「二人きりの時にデレるのは最高。 たまに人前でデレるのは至高」といつだったかの論争の結論を出していた。 まだやってたのかよ。今回は無視できなかった。 234 :ツンデレ+ヤンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/02/21(土) 14 39 26 ID hawjO/d/ 高校生にとって一番うざったい期末考査と、夏休みが重なる心情的に少し微妙な七月。 幸斗はとある決心をした。告白である。 相手はクラスメートの中山美優。 某地雷女と違い、彼女は優しいし、おしとやかだ。 容姿では劣るが、それでも美人のランクに入る。 こういう女性を彼女に出来れば皆に自慢できる。 それに、夏休みになればどこにでも遊びに行ける。 既にテスト前一週間で、皆、部活を休んで勉学に励んでいる。 ここでやり損ねると、約一ヶ月も家でむなしく過ごさなければならない。 それだけは死んでも嫌だ。 急がば回れ、と言う言葉があるが、そんな甘っちょろいことは言ってられない。 幸斗は美優に放課後に屋上に来てくれ、と言った。 周りから歓声が上がった。皆、この言葉の意味を理解している様だ。 たぶん彼女は来るだろう。律儀だし。 放課後の屋上は、夕焼けで赤く染まっている。 まさに告白には最高のシチュエーションだ。 階段を駆け上る音が聞こえる。振り向くと、やはり美優さんだった。 「遅れてすいません」 「いえ、僕も今来た所です」 とりあえず社交辞令を述べた。 「で…、わざわざここに呼び出して、なんの御用ですか?」 胸の辺りが急に熱くなる。早くこの熱を吐き出したくなった。 「あなたのことが好きです。付き合ってください」 ハッキリと言った。後は彼女の答えを待つだけである。 「………」 美優が沈黙した。これって、断られる空気ではないだろうか。幸斗は緊張した。 「…私なんかで…いいんですか?」 返ってきたのは、肯定と疑問の入り混じる返答だった。 「それはどういう意味で?」 「幸斗さんは、石川さんと付き合っているんじゃないんですか?」 どうやら、彼女は誤解しているようだ。 「いえ、彼女とは付き合ってはいませんよ」 「ですけど、石川さん。毎日の様にお弁当を作ってきて、 あなたと親しそうに話してるじゃないですか?」 「あぁ…あれ彼女なりの恩返しですよ」 「恩返し?」 「えぇ、以前彼女が困っている所を助けてあげたことがあるんです。 たぶん、それの恩返しです」 「本当なんですか?」 彼女はまだ少し疑っているようだ。まぁ、当然だろう。 「本当です。それに僕は彼女に恋愛感情なんて抱いていません。 僕はあなたみたいな優しくて、おしとやかな女性が好きなんです」 ここまで言えば、彼女も納得してくれるだろう。 彼女はまた少し考える素振りをしだした。 「分かりました。お願いします」 どうやら、納得してくれたようだ。 幸斗は心の中でガッツポーズをした。 235 :ツンデレ+ヤンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/02/21(土) 14 40 20 ID hawjO/d/ 次の日の昼休み、幸斗は七尾、翔太が来た所で、昨日のことを告げた。 「幸斗、お前、美優さんと付き合うのか!? 俺はてっきり、石川さんと付き合うもんだと思ってたぜ!」 「だから、そんなんじゃないって言ってただろ。 僕と七尾さんはあくまで友達。そうですよね、七尾さん?」 「そ……そう…よ…。わ…私達は…あくまで…友…達…よ…」 途切れ途切れの物言いからは、動揺がひしひしと伝わってきた。 よっぽど、僕に彼女が出来たことがショックだったんだろう。 「それから七尾さん。明日から弁当作ってこなくていいから」 「えっ…!どう…して…!?」 「明日からは美優さんが弁当を作ってくれるって言うから。今までありがとう。七尾さん」 「えぇ…。私もこれから早起きしなくて清々…するわ…」 「夏休みに入ったら、美優さんを誘って、海とか山とかに行くことを考えてるんだ。 あぁ~、今から楽しみだな~」 二人は幸斗の惚気話を黙々と聞いていた。 特に七尾はなにかの感情を押し殺すように黙って聞いていた。 一空間では「ツンデレとヤンデレの相性について」論争していた。 こいつ等暇だな。幸斗はそう思った。 236 :ツンデレ+ヤンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/02/21(土) 14 41 15 ID hawjO/d/ 遂にテスト期間に入った。 テストが始まるまで、多くの生徒が教科書やノートを見ている。所謂悪あがきだ。 幸斗はさっさと始まってほしかった。 こうゆう時に限って、教諭はゆっくりとしている。もっとはきはき動けないのだろうか? プリントと問題が配られる。 面倒臭い…。それが幸斗の感想だった。 スピーカーから、いつもと違った音楽が流れた。テスト開始の合図だ。 初め、と言う教諭の一言で、皆テストに取り掛かった。 幸斗は机に突っ伏していた。 「98…95…100…100…99…か…」 終業式の日に、国語、数学、理科、社会、英語と順にテストが返された。 別にテストの点など、どうでもいい。 翔太は五教科全てヤバイ点を取って、夏休みの補習が確定していた。 横で翔太がさめざめと泣いていたが、幸斗はそれを無視した。 幸斗の頭の中では、夏休みに美優とどこに行こうかという考えでいっぱいだった。 すると、美優が幸斗の所にやって来た。 「あっ、美優さん。どうしましたか?」 「ひっ…あ…あの…幸斗…さん…」 なぜか怯えたような声を出した。どうしたんだ? 「あ…あの……私…別れて…ほしいんです…」 「はぁ…はぁ!?」 まったく予測できない言葉に幸斗は大いに動揺した。 「美優さん。僕、あなたになにかしましたか!?昨日だって一緒に帰ったじゃないですか!? いったい、どうして!?」 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」 彼女はただそう呟くだけだった。 一空間で、なにやらまたブツブツと論争していたが、 幸斗にはそれを無視する余裕も、突っ込みをする余裕もなかった。 237 :ツンデレ+ヤンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/02/21(土) 14 41 51 ID hawjO/d/ 「最悪だ…」 幸斗は机に突っ伏して、さめざめと泣いていた。 よりにもよって夏休み直前。そんな時に別れを切り出された。 美優はただ、ごめんなさい、と呟くだけでまったく話にならない。 分かったといった瞬間、彼女は逃げるようにして教室から出て行った。 そこまで嫌われていたとは思わなかった。 今は動きたくない。幸斗はしばらく机に突っ伏していた。既に教室には誰もいなくなっていた。 「ぶざまねぇ~、幸斗」 七尾の声である。それも随分と嬉しそうである。 「七尾さん…。今はしゃべりかけないでください…。すっごくへこんでるんで…」 「数週間前まではあんなにへらへら気持ち悪いくらい笑ってたのに、 その落差を見ると、笑いが止まらないわね」 言葉に哀れみも容赦ない。生粋のSだな、この人。幸斗はそう思った。 「まったく、いつまで泣いてんのよ。男でしょ、あんた」 「だったら、少しぐらい慰めてくださいよ」 「慰めてほしいの?慰めてほしいんだ?そんな年して…。あっ…あっはははは…」 この人にこんなこと言うんじゃなかった。幸斗は非常に後悔した。 「いいわよ、慰めてあげるわ。私の家に来たら、好きなだけねぇ…」 七尾の慰めるは、まったくといっていい程、いい予感がしなかった。 「いや…いいです。もう少し、こうしています。心配してくれて感謝します」 「あんたねぇ…。いつまで、あの女のこと引きずってんのよ!? あの女はあんたのこと捨てたんでしょ!?だったらあんたもあの女のこと忘れなさいよ!」 「………」 もう、ほっといてほしかった。 なにも言わない幸斗に、七尾は痺れを切らしたようだ。 「あぁ~、もう!決めたわ!私、なにがなんでもあんたを慰めてあげるわ!来なさい!」 と、言うなり、幸斗の手を取って引きずる様に教室から出ようとした。 そのため危うく転びそうになった。 「な…七尾さん。分かりました。一人で歩けますから。だから、手を離してください」 そう言って、やっと幸斗の手は開放された。 「まったく…分かればいいのよ」 七尾は顔を赤くしながら言った。 こうして、幸斗は七尾の家に強制的に連れて行かれた。 「お茶入れるから待ってなさい」 そう言って、七尾は台所に向かった。 幸斗はリビングのソファーに座っていた。 女性の部屋に入るのは初めてだ。 もう少ししたら、美優さんの家に上がれたかもしれないのに…。 それを思い出すと、再びへこんでしまった。 「あんたねぇ…まだ落ち込んでんの?」 七尾がトレーに紅茶や茶菓子を載せてやってきた。 「しつこいと、誰にももてないわよ」 「いいですよ別に…。今年の夏は家で寝て過ごしますから…」 幸斗はそう言いながら紅茶を啜った。 「美味しいかしら、それ?」 「えぇ…、美味し…」 そこから先、言葉が紡がれることはなかった。 「あら…、ずいぶんと早く効くのね」 七尾がにやにや笑いながら言った。 なぜだか身体がだるい。それに、しゃべるのも面倒臭くなってきた。 七尾が近寄ってきた。 七尾が幸斗の隣に来た辺りで、幸斗の意識が途切れてしまった。 238 :ツンデレ+ヤンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/02/21(土) 14 43 07 ID hawjO/d/ 目が覚めると、裸の七尾が幸斗の陰茎を扱いていた。 「気持ちいかしら…。幸斗」 七尾が幸斗の陰茎を扱きながら言った。 身体が動かない。よく見ると、両手足をベッドに縛り付けられていた。 「な…なにを…してる…んっ…ですか…」 「なにって、見ての通り、慰めてあげてるんじゃない」 七尾は扱くのを止めずに言った。むしろ、扱く手付きが速くなった。 「や…止めて…ください…。こんな…度の…過ぎた悪ふざけは…」 幸斗は下半身から来る快感に耐えながら言った。 「あんたねぇ…、ここまでしてるってのに、まだ悪ふざけだって言ってるの? まったく、あんたって本当に鈍感ね」 七尾の扱く手付きが更に速くなった。もう既に我慢の限界である。 「あんたのことが…好きだからやってるのよ」 七尾がそう言ったのと同時に、幸斗の陰茎から精子が吐き出された。 「あらあら、こんなにたくさん出して…。そんなに溜まってたのかしら?」 七尾はそう言いながら、手に付いた精子を丁寧に舐めた。 「そんな、この学校に好きな人はいないって言ってたじゃないですか!」 「あんなの嘘に決まってるじゃない。私はあんたのことが好きだったのよ。 私のことを助けてくれた時から…ずっとね」 「でも…いくらなんでも別れてすぐにこんなことをするなん…うぐっ…」 幸斗がなにかを言おうとするが、七尾は胸を幸斗に押し付けて口を塞いでしまった。 大きくて、肌理の細かい、真っ白い胸が幸斗の顔を圧迫した。 「あの女のことはどうでもいいの。私はあの女の様に途中であんたのことを見捨てたりはしない。 あんたのためだったら、どんなに恥ずかしいことだってしてあげるから、 私の駄目な所、全部直すから、だから…だからお願い…。私のこと…抱いて…」 七尾が泣いている。抱きしめられて顔は見えないが、声が涙ぐんでた。 なんだか自分が馬鹿らしくなってきた。 自分のことを慕ってくれる子がこんな近くにいるのに、今まで気付かなかったことにだ。 そう言えば以前に、翔太が「お前も大変だな」とか言っていた。 翔太はこのことを予期していたのではないだろうか。 だとすると、翔太は予知能力者であろうか?馬鹿の癖に…。 そんなことを考えている内に、七尾がゆっくりと離れて行った。 思った通り七尾は泣いていた。 涙が頬を伝い、胸の谷間に溜まって池を作っていた。 彼女を元気付けたい。幸斗は自分の頭をフルに使って考えた。 「ありがとう…。僕も…あなたのことが…好きです…。 今まで気付かなくて…ごめん…なさい…」 出てきた言葉はなんの飾り気もない言葉だったが、七尾は喜んでくれたようだ。 七尾が再び抱きついてきた。顔がまた胸に圧迫された。 239 :ツンデレ+ヤンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/02/21(土) 14 43 45 ID hawjO/d/ しばらくして、幸斗は両手足の縛めを解かれた。 解かれた手で、幸斗は七尾の胸を揉んだり、吸ったりしていた。 柔らかくて、胸が手の形にたゆんだ。 「幸斗…さっき…から…胸ばっかり…。まるで…赤…ちゃん…みたい…」 七尾は顔を赤くしながら言ったが、まんざらでもない様だ。 「ねぇ幸斗…今度はこっちも舐めてぇ…」 そう言って、七尾はお尻を幸斗に向けてきた。 七尾の女性器がすぐ目の前にあった。 幸斗はひたすらそれを舐めた。 奥から、次から次へと愛液が湧き出てきて、幸斗は溺れそうになった。 七尾も幸斗の陰茎を舐めていた。お互いそろそろ限界になってきた。 「ねぇ…幸斗…。最後はこっちに…ね」 そう言って、七尾は幸斗の陰茎を自分の膣口にあてがい、一気に腰を落とした。 その瞬間、七尾の中のなにかが切れる音がした。結合部からは血が流れてきた。 七尾は処女だったのだ。 「な…七尾さん!だ…大丈夫ですか?」 「つっ…ちょっと…痛いけど…大丈夫…。動くね…」 七尾はそう言うなり、腰を動かし始めた。 快感が波の様に押し寄せてきた。 それに、彼女の裸体が、匂いが、矯正が、そして下半身から来る快感が、 幸斗の理性を溶かしていった。 もう限界だった。幸斗は七尾の中に精子を吐き出した。 精子は逆流し、彼女の膣から溢れ出ていた。 「幸斗…愛してるわ…」 「僕も愛してます…。七尾さん…」 そう言って、繋がったまま二人はゆっくりと口付けをした。 明日から、七尾と一緒に夏休みを過ごせると思うと、幸斗は嬉しくてたまらなかった。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/279.html
409 :ヤンデレの扉 ◆ZUUeTAYj76 [sage] :2008/03/21(金) 18 32 49 ID uy+ZxvCh この病院には「暗黙の了解」があった 『404号室に入る患者とは関ってはならない』 けれど私は、その4階の端にぽつりとある個室が気になっていた まるで他の患者から隔離されているその病室 入るのは毎回女性で、大体1ヶ月周期で入れ替わる患者 なぜ気になるのか自分でよく分からない だからこそ、会いたかった、あって話をしてみたかった ――チャンスは意外と早く訪れた その日、私は夜勤だった 突然の搬送、近くで大規模な玉突き事故があったようだ スタッフは皆その対処におわれ、私もそうするハズだった 私が向かったのは404号室 ダレも居ない4階、きっとチャンスは今しかない 鍵を空け、私は404号室に入った 「いらっしゃい、なにも無いけれど、ゆっくりしていって」 直後、暗闇の中から声をかけられた 儚げな少女の声、暗くて姿は見えない でも間違いない、この病室の主だ 410 :ヤンデレの扉 ◆ZUUeTAYj76 [sage] :2008/03/21(金) 18 33 34 ID uy+ZxvCh 「私に、会いに来たのでしょ? 違う?」 「あなたと、一度でいいからお話したくて」 「だったら、そんな所に立ってないで、座ってください」 私は暗闇にぼんやり浮かぶパイプ椅子に座った 「なにか悩みがあるのね、たとえば、恋……とか」 ……! 「うふふ、図星ね。彼と上手く言ってないみたいね」 「そうだけど、どうして、どうして分かるの?」 「だってあなた、そっくりなんですもの、私に」 そして私は話した、自分のこと、彼のこと、二人の関係 彼との付き合いが上手くいっていないこと どうすればいいのか分からなくなっていることを 彼女はそれを全て聴いてくれた そして私に語りかける、当然のことを言うように 「好きにすればいいのよ 彼の幸せのために貴女の幸せのために 二人の幸せのためなら彼だって喜んでくれるわ だって貴女達は愛し合っているのでしょう? 愛し合う二人が幸せになるのは当然のことじゃない、ねぇ? 幸せになるために思い浮かぶことの全てをしてあげるの 少し手荒な手段をとっても彼なら許してくれるわ、 だって貴女を愛しているから。貴女も、彼を愛しているから。 今は拒絶していても、きっと将来感謝されるわ 貴女に愛されてよかったって、幸せだって うふふ、私の彼もよく泣きながら……あ、惚気てごめんなさいね」 411 :ヤンデレの扉 ◆ZUUeTAYj76 [sage] :2008/03/21(金) 18 35 49 ID uy+ZxvCh すぅっ、と心のモヤが晴れていくのを感じた きっと私は迷っていたのだ、 今ならきっと何だって出来る、彼のために それを感じたのか、彼女は満足そうに頷き言った 「さあ、早く行動に移したほうがいいわよ、邪魔が入る前に、ね そうそう、お礼を言うの、忘れていたわ」 お礼を言わなければならないのは私のほうなのに 「開けてくれて、ありがとう」 「……あ」 気づいたとき、彼女は病室から消えていた 彼女がどうなったのかは分からない、きっと恋人と幸せにしているのだろう あれから、私は病院を辞めて彼に会いに行った 彼は酷く驚いていたけれど会いにきてくれたのを喜んでいたんだと思う 「これからはずっと一緒に居られるからね」 そういうと、彼は泣きながら何度も謝った ああそっか、自分のせいで仕事をやめたと勘違いしているんだ 自分を責めないで、私は自分の意思で仕事を辞めたんだから さあ、一緒に幸せになりましょう
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1755.html
571 :ヤンデレ育成日記 [sage] :2010/07/26(月) 20 52 25 ID TdJrX76a ○○月○○日(木) 今日からヤンデレ育成日記なるものをつけていこうと思う。 今回の対象は、どこか一癖あるような依存性の高い女で行こうと思う。 ちょうど仕事先にいい対象がいるためちょうどよかった。 どうやら向こうは俺に好意を持っているようだから落とすのは容易いだろう。 さてまずはどう落とそうか。 ○○月○△日(金) とりあえずベタな落とし文句で責めたらあっけなく落ちた。 少し味気なかったがこれで正式に交際することになった ここからどうやって病ましていこうか・・・・・。 ○○月×□日(土) まずは適当に甘い言葉で幸福に浸らせておくことにした。 向こうはそれはもう幸せそうな顔をしてて、本来の目的を忘れてしまいそうになる。 だがどこでどん底に落としてやろうかというタイミングは考えてある。 では今から引越しの準備をしよう。 (しばらく日記は書かれず) ○●月▲◇日(金) あれから新しい引越し場所での荷物の整理などで日記を怠っていた。 会社には有休で届けているため問題はない。 そしてあの女だがすごい荒れ具合だった。 それはもうかつての家の前に3日も居座ったり、電話の着信履歴はすべてあいつで埋まってしまった。 電話切れたら即かけなおしてくるのが何回もあり一日だけで軽く100回は行ってる感じがした。 まぁ基本はマナーモードの俺にはそこまで苦ではなかったが。 更にはどうやら社長に俺の居場所を聞きに行ってしまったらしく電話まで来た。 一応社長は小さい頃からの知り合いであるため、事前に教えないでくれという無茶なこともやってくれたようだが。 だが危うく、数少ない髪の毛を刈り取られそうになりかけたそうだ・・・・・・・。 しかしこれはいい方向に向かっている気がする。 そろそろ連絡を入れてやるとするか。 572 :ヤンデレ育成日記 [sage] :2010/07/26(月) 20 53 46 ID TdJrX76a ○●月▲▼日(土) 連絡を入れたらそれはもう泣きまくられた。 おそらく一時間ぐらいは泣かれたんではなかろうか。 適当に慰めていろいろと話し合った。 住所をしつこく聞かれたがなんとか話を逸らした。 かわりに明日デートする羽目になったが。 そして最近外に変な男がいるのが妙に気になるが・・・・・・。 単語が出ないために明日に思い出すつもりでいる。 じゃあ今日はこの辺りで寝るか。 573 :ヤンデレ育成日記 [sage] :2010/07/26(月) 20 54 17 ID TdJrX76a ○●月▲☆日(日) デートと昨日は書いたが訂正させてもらう。 詳しくはデートと言う名の尋問だった。 私のことはもう嫌いなったのかだとか他に女がいるのではないのかとかだらだらと。 そんなことはないよと優しくキスをしてやったらすぐに赤くなりやがった。 その後は何故かラブホに連れて行かれてここ最近ためていたものをすべて吸い取られてしまった。 向こうはゴムを渡そうとしてきたが持参していたものをあえて使った。 絶対に穴ぐらい開けているはずだからな。 それと謎の男の正体はおそらく探偵だろう。 面倒だが知り合いのコネを使ってもらうとするか。 ○●月▲Ж日(月) 仕事中に知り合いに電話をして探偵をどうにかしてもらった。 今日帰ってきたらいなかったから成功したんだろう。 だがこれでまたどでかい屋敷に連れて行かれて飲まされるんだろうな。 どうやらあいつとあいつの親にも懐かれて?しまった感じだし。 まぁともかく仲がいいことには変わりないからいいのだがな。 そしてあの女だが今はすっかり落ち着いている。 昨日たんまりと吸い尽くしたからか? だがすぐにまたどん底に落とすための秘策はある。 もう少ししたら家に従姉が来ることになっているからそれを利用する。 女王気質なのが気に入らないが・・・・・・まぁ別にいいか。 これをうまく使って修羅場にもっていってやる。 (しばらく日記は書かれず) 574 :ヤンデレ育成日記 [sage] :2010/07/26(月) 20 55 15 ID TdJrX76a ○◎月ΘΨ日(水) 前の日記から一月近く書いていなかったがな・・・・・存在を忘れていただけだが。 ざっと簡単に説明すると 1、従姉が家に来る 2、街中に二人だけで繰り出す(既に十回近く行った) 3、あの女がそれを見つけて怒り出す(殺気が感じたから) 4、途中で従姉に食べさせてやったりする(途中でグラスが割れた音がしたが) 5、止めとして手をつなぐ(悲鳴が聞こえた気が) 6、我慢できなくなったのかあの女が夜道から襲う 7、しかし逆に鳩尾を殴ってやって返り討ちにする 8、つかの間の休憩(今ここ) あの女を狂わすためにいろいろとやったわけだが従姉がどこか赤く見えるのは気のせいだろうか。 だがそろそろ本格的に来る頃だろうから準備をしておこうと思う。 また例の知り合いに頼んであの女に近づいてもらってあえて監禁部屋を提供する。 あの女の近くにもあいつの関係者がいるからな・・・・・勿論危ないやつだが。 そのため怪しまれずに行くだろうな。 後は向こうが行動を移すまで待機とするか。 今日はこのあたりにしておこう。 575 :ヤンデレ育成日記 [sage] :2010/07/26(月) 20 55 41 ID TdJrX76a ○◎月Θω日(木) 昨日の夜のうちに電話をかけておいたら早速手配をしてくれた。 相変わらず仕事が速いのは良いんだがこんな知り合いを持つのもいろいろ大変なものだ。 そして今家のチャイムを鳴らしまくってるドアホもいるという・・・・・・・。 なぜ住所がわかったかは大体想像つくが・・・・・・あえて書かないでおこう。 そして従姉はさっきから包丁を研いでるのがとても気になるが気のせいだろう。 この修羅場は予想外だったがなんとかなるだろう。 それじゃ従姉に出てもらってくるか。 (しばらく日記は書かれず) ○ 月л (火) ま こん とにな とは思 な った 従 が れた後拉 れ のはいいが脚 断さ るとは わなか い なりスタ ガ で弱らせ まで予想で かった は不覚だ 例 り合い 来 れて助 てくれたが のこ 好 だと 抜 や った 女っぽ は思 たが 当に女 は思わな た いし は きりし くなっ きや った し っ つ お すぎ んだ う さい にこのに きをみたも につた てお とがある ぜった んなを せるこ はしては ないぞ お みた りた なけ な
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1837.html
ほのぼのヤンデレ第一話
https://w.atwiki.jp/legendworld/pages/273.html
あはははは!!あははははははははははははh!!!1111 ヤンデレ(-やんでれ)とは、愛する人を思うがあまり精神が病んでしまった人のことを指すキャラ付け記号のことである。 概要 一見普通のキャラクターのように見えるが、主人公(または行為を抱いているキャラ)にはデレであり、話が進むにつれて何らかの要員(主人公や他キャラへの嫉妬、精神的ショック)などにより、病んでしまう(ヤン)キャラクター、またはその状態を指す。 例として挙げられる行動として、監禁(相手を自分の側だけに置いておきたい)や、ストーキング行為(相手のことを四六時中見ていたい)、調教(相手を自分好みに仕立て上げたい)等の行為が行われる。挙句の果てには、殺害(相手を完全に自分のものにしたい、自分を裏切った罰)や、心中(相手を殺して自分も死ぬ)という強硬手段に出る場合もある。更に、ヤンデレになった本人は、自分の行為が相手を困らせたり、自分が「悪」であることにはまったく気がつかない。所詮は「愛する故の過ち」や「愛があれば、何をやっても許される」と思っている。 また、相手を痛めつけるだけでは無く自分を痛めつけ自分を食べてもらうということもある だが、愛情を包み隠さず、かなりストレートに表現することがヤンデレの魅力とされている。 なお、現実世界でヤンデレに付き纏われた場合は直ちに警察・自衛隊へ連絡すること。 ところで、「よく考えれば誰でも好きな人には優しく、嫌いな人には厳しくするものだから、世の中の人間全員がヤンデレじゃね?」とか「順番的に「ヤンデレ」じゃなくて「デレヤン」じゃね?と考えたら負けである。 ヤンデレのタイプ 全部は書けきれるはずが無いので、手っ取り早くこちらをご覧いただきたい。 ヤンデレとメンヘラ・電波・ツンデレ・黒デレの違い(一部、アンサイクロペディアからの引用) メンヘラとヤンデレの違い メンヘラは鬱世界の住人であり、他人との意思疎通を恐れ外界との接触を拒んでいる。その一方で寂しがり屋の一面を持ち、この鬱世界からの突破口を相手に委ねている。 それに対し、ヤンデレの世界観は自分と相手だけであり、それ以外の存在は背景でしかない。自分たちの関係は絶対的なものであり、その関係を邪魔する事は許されない行為としている。 相手に愛情を求める点はどちらも類似しているが、第三者への対応が大きく異なる。 * メンヘラは皆から愛してもらいたい寂しがり屋さん。 * ヤンデレは相手の事が大好き!愛したい! 愛してあげる!あなたには私以外の人は要らないんだよ? * メンヘラ - かまってかまって! * ヤンデレ - 私以外の人に構うのなら…。 電波とヤンデレの違い 電波は、発想や思想が奇抜で独自の言語表現や理論展開を得意とし、行動もまた常人に理解し難い。そのため、電波はファースト・コンタクトの時点で違和感を感じることが多い。 ヤンデレの場合、相手に対する感情や行動以外は常人と大して変わらない。脳内全体が壊れているのが電波、脳内が部分的に壊れているのがヤンデレ。但しハイブリッド型も存在する。 * 電波はイミフで基地外と思われる宗教・言語などを多用する。 * ヤンデレは人間関係に関しては理解できない思考回路を持つ。 * 電波 - 私の神様に毎日お祈りしていればあのヒトと結ばれる♪ * ヤンデレ - 好きなら私だけのものにしちゃおう♪→監禁・殺害など ツンデレとヤンデレの違い ツンデレは日常はツンツンしており、ある程度親しくなるとデレデレする。ヤンデレは普段デレデレとしている(したがっている)が、依存を満たせない状況をきっかけに病んだ行動に走る。 * ツンデレは素直になれない → ツンツンする。 * ヤンデレは素直すぎる → 監禁・殺害する。 ただし、日常ツンツン二人きりヤンデレというものも存在する 正直グッとくr…何でもない 黒デレとヤンデレの違い 黒デレは心が病む程に好意を持つ相手に依存していない。そして病んでいない。ヤンデレは病む程に好意を持つ相手に依存している。依存を満たせない状況で完全に闇化、病み化。 * 黒デレは好きな相手を状況に流されず、理知的に手に入れようとする。→自立心の方が高い。 * ヤンデレは好きな相手を状況に流されて、感情的に手に入れようとする。→依存心の方が高い。 総論 まぁ一言で言えば「やっかいさん」 関連リンク ツンデレ 桂言葉 三大ヤンデレキャラの王者 園崎詩音 三大ヤンデレキャラの一人 芙蓉楓(アニメ) 三大ヤンデレキャラの一人(アニメのみ) 洋平 はとろじーsが壊れた日 リヴァイア 猫 上の解説でも解らない人向け こちら
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1726.html
58 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 51 16 ID U4mIxQhT あれから結局4人での登校。 相変わらず土田さんは僕にべったりだった。 胸を押し付けているつもりなのだろうか、僕のアームに自分の胸を当てている。しかし何だろうこの残念な気持ち。無い乳押し付けられても 「嬉しくない。」 「何が?」 おっとあぶない。危うく心の本音が全て出るところだった。あぶないあぶない。 校門をくぐると僕らの教室がある校舎が今日も微妙な雰囲気を漂せながら立っていた。色が抹茶色ってどゆこと? 時間帯的には、一番生徒が登校しているはずなのだが、時代が時代。『ヤンデレ世紀』と呼ばれるこのご時世。 不登校が6分の1を占め、大体の女子(ヤンデレだろうな)は 朝早く登校して愛しのあの人のげた箱、机にロッカーにラブレターや何かを忍び込ませたり、逆にそれらを排除したりと忙しいためこの時間の校門は寂しい状態になってる。 げた箱に到着。あっ!? 「そうだ。」 「どうしたの?佐藤君。」 いけないいけない。今日の出来事……石田君&木根さんカップル欠席を彼らの担任教師の青塔(あおどう)先生に報告しとかなきゃ。 「ごめん、3人共先に行ってて。僕はブルタワにちょっと用事があるから。」 59 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 51 56 ID U4mIxQhT 「佐藤君っ!何言ってるの!?私も行くよ。」 やはりあなたは来ますか………まあいいけど。 「んじゃ、俺らは先行ってるわ。」 「うん。じゃあ。」 「ああ。」 「………」 井上と都塚さんと別れる僕と土田さん。それにしてもどうしたんだろう都塚さん?途中から元気なくなっちゃって。 いつももクールな彼女はあまり僕らの会話トークに混じらず、井上にべったりの都塚さんであるが、今日に限っては井上に抱きつかずに一番後ろで静かに歩いていた。 その時の雰囲気は近寄り難いものだった。 井上も心配そうに時々後ろに視線をやり、チラチラと都塚さんを見ていた。 気分で二人を何故か見送り僕は気付いた。いや、これは感じたの方が正しい。 井上と都塚さんの僅か数センチの隙間に二人を隔離する壁があることを。 そんな二人を見送った後、僕と土田さんは職員室に向かった。 「そうか………わかった。報告ありがとう。」 「いえいえ、それでは失礼しました。」 ブルタワに例の件を報告し、退出する時 「お前も気を付けてな。」 と苦笑しながら言うブルタワに軽く頭を下げた。 ちなみにブルタワは青塔先生のあだ名でーす。 60 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 54 41 ID U4mIxQhT 職員室から出ると、扉の前にいた土田さんが飛びついてきた。 昔だとこの行動は非難の眼差しをくらい、とても恥ずかしい行動であったらしいが、現代じゃ一般的なワンアクションにしか過ぎない。 「さあ、早く遊びに行こ。」 「土田さん。今から教室だよ。」 「えっ!?何でいいじゃん?………それとも教室に気になるメスでもいるわけ?」 土田さんの瞳かり光が消えた。だが、日常茶飯事化しているのでいつもの対処方法で土田さんをなだした。 「僕と土田さんの将来のためにさ…ね?行こう?」 と土田さんに呟き顔を真っ赤にしてしまった土田さん。 ヤンデレは無駄に妄想力が膨大なので、こんな時とかには便利なもんだ。 先ほどの言葉には、『勉強しないと大学行けないよ?』という意味なはずなのだが、土田さんは違う意味で 捉えたらしい。 用事を済まし、教室に向かった。 教室に着き、入ると机が37席並んである。しかし今現在の教室の人数は20人弱。朝のHRまで10分もないのにまだ半数近くが来ていない。 別にインフルエンザなどが流行しているわけではないのだがこの人数の少なさ。ありえなっシング。 61 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 55 16 ID U4mIxQhT 学級閉鎖は僕が生まれてくるときには廃止になってしまったため、仮にクラス一人しかいなくてもしっかり平常授業をするわけだ。ある意味得するよね。勉強的に。 今は37席の机があるが最初は39席だった。何故2席減ったかというと亡くなったから。 一人は男子、もう一人は女子。久保君と安藤さんだ 率直に結論を言うと二人は心中した。久保君は強制的だったが。 久保君とは結構仲の良いほうだったので死んだことを知った時は複雑な気分だった。 暗い過去に浸っていると声をかけられた。 「よお、瀧斗。」 「おお!!中林。…怪我とか大丈夫?」 今朝、いろいろな打撃をくらった中林が教室にいた。 「保健室………はお取り込み中だったから、保健室前のセルフサービスコーナーの湿布をたくさん貼ったから平気だよ。ぶっちゃけ慣れてるし。」 まだどこか痛いんだろうね。引きつった笑顔を無理やりつくり安心させようとする中林。 「中林君、今日も大丈夫?」 後ろから中林を心配する声が聞こえた。 「咲橋///だ・大丈夫大丈夫~」 さっきより元気を取り戻す中林。そしてそれを聴いて安堵するクラスメイトの咲橋 望(さきばし のぞみ)さん。 62 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 56 16 ID U4mIxQhT 「そう?良かった///」「心配ご苦労、咲橋殿。」 「うん!!よきにはからえ?」 「その言葉の意味わかってないだろ咲橋さんよ?」 咲橋殿…いや、さんは唯一、中林のことを『しげみ』と言わない女子だ。そして何よりヤンデレ症候群じゃない数少ない普通の可愛い女性でもある。 しかも中林のことが好きらしい。 前に咲橋さんから土田さんの目を盗んで相談を受けたことがある。勿論、中林のことで好きな人はいるか?とか、タイプは?とか質問で全くヤンデレ成分がなく、相談に乗っている僕も久しぶりに微笑ましい気分になった。 そして中林も最近、咲橋さんのことを気になってきている。 僕に相談してくるのも時間の問題かむね。 それから二人は僕の存在を忘れたかのようにとても楽しそうに話していた。 最近、この二人が一緒にいると、とても二人が幸福なベールに包まれて輝かしく映る。青春の一ページとやつだろう。見ているこっちも幸せな気持ちになる。 男子は勿論、土田さん含め女子全員もこの二人が談笑してる時は、優しい表情に変わる。 土田さんもいつもあんな感じだったらな… 淡い気持ちを持ってしまうほど、この二人はそれだけの力を持っていた。 以上学校での朝の出来事でした。 63 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 57 17 ID U4mIxQhT ~~~~~ どうして?どうしてなの? 何であんな楽しそうなの?嬉しそうなの?幸せそうなの? いつもいつもいつもいつもいつも私はお前のことを見ているのに。愛しているのに。 お前が長髪好きだから髪も伸ばしたのに。 お前がカレーが好きだからカレーをおいしく作れるようにしたのに。 今日だってポニーテールが好きと言ったからポニーテールにしたのに。 お前は何も言ってくれなかった。 何で私しか見ようとしない? 何で他の奴らを見る? 何で私がいなくて和気あいあいとしていられる? 何で私にこんな思いをさせている? わたしがこんなにもアイシテイるノニ?