約 2,051,596 件
https://w.atwiki.jp/magicalgirlwar/pages/51.html
現在出ている案です。 現行案 67-71名無しさん 三話 トリステイン学院にて 先生「今日は使い魔召喚の儀式を行う」 続々とサモン・サーヴァントを行う生徒たち キュルケ「見てーサラマンダーよ!」 ギーシュ「・・・モグラ?」 生徒A「おお!キングコブラだ!」 生徒B「しかしタバサはさすがだな。風竜とは」 モンモランシー「さて、ルイズはどうかしら」 キュルケ「ひょっとしてゾンビとか虫とか召喚しちゃうかもね」 ルイズ「馬鹿にしないで!あたしにだってサモン・サーヴァントくらい出来るわ。 きっと黄金竜とかグリフォンとか召喚するんだから!」 キュルケ「魔族とか出てきちゃうかもよw まあいいからやってみせて ゼ ロ の ル イ ズ」 ルイズ「サモン・サーヴァント!」 そして・・・ 平民「な、何だここは?俺は確か秋葉原に・・・」 ルイズ「・・・人間?」 一同「平民召喚するとはwwwww流石ゼロのルイズwww」 ルイズ「・・・仕方がないわね。一度召喚したらやり直しが効かないわ。ちょっとあんた、 平民の癖に貴族にこんな事してもらえるんだから感謝しなさい」 平民「うっうわぁ!」 ルイズと平民を除き一同大笑い。その時 生徒C「うわぁぁぁぁぁぁぁ」 先生「ど、どうした!」 生徒C「レッサーデーモン2匹にブラスデーモンまで!助けてください!!」 モンモランシー「ちょっとどうなってんのよ!デーモンを三匹も召喚するなんて」 キュルケ「いいから倒すのよ!ほっといたらあぶないわ」 ギーシュ「いけ!僕のゴーレム達!」 ギーシュがゴーレムを5体向かわせるがあっという間に全滅する ルイズ「ちょっとそこの平民!あんた私の使い魔なんだから戦いなさい!」 そういってルイズに剣を渡される平民。その時平民の手のルーンが光り輝きだした 戦闘:レッサーデーモン二匹とブラスデーモン一匹の撃破 味方ユニット ルイズ キュルケ ギーシュ モンモランシー タバサ 平民(才人) 生徒D「おいC、お前どうやってデーモン三匹も召喚したんだよ」 C「え・・俺まだサモン・サーヴァントやってないんだけど・・・」 一同「え?」 その頃、アトラスシティを出て数日経過したリナ達四人 アニエス「お主ら、かなりの腕前の魔道士と剣士と見たが」 リナ「なに?仕事の依頼?言っとくけど高くつくわよ。」 アニエス「私はトリステイン王国の女王直属銃士隊隊長のアニエスだ。最近我が王国領内に レッサーデーモンが頻出するのだ。当然我々も全力を持って対処しているが、並大抵の 兵士や魔道士ではデーモンには敵わんのでな。是非ともお主らの力を借りたいのだ」 リナ「トリステインと言ったら魔法学院があるところね。一度行ってみたいと思った国だし、 女王直属軍の依頼なら報酬も期待できそうだしね。あたしはリナ、リナ=インバース」 アニエス「ほう、お主があの・・・いろいろと噂は聞いているぞ」 リナ「・・・どうせまともな噂じゃないんでしょ」 ルイズの部屋 平民「おいちょっとお前!いったいここなんなんだよ」 ルイズ「うるさいわね平民。ここはトリステイン魔法学院よ。」 平民「魔法?じゃあさっきの化け物といい魔法といい本当に俺変な所へ来ちまったのか?」 ルイズ「何を訳分からないこといってるの?まあいいわ。で、あんた名前は? 私は ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール ルイズでいいわよ」 才人「俺は平賀才人だ。ところでこの手の変な文字は何なんだ?」 ルイズ「それは使い魔のルーンよ。あなたは私の使い魔なのよ。ご主人さまの命令には絶対服従よ。 ところでさっきの戦い、かなりの剣の腕前だったけどどこかで傭兵とかしてたわけ?」 才人「戦いなんてしたことないし剣だって生まれて初めて握ったんだよ。よくわかんねーけど 体が勝手に動いたんだよ。それと使い魔って何だよ。俺を元の場所に返せ」 ルイズ「それは無理よ。使い魔の契約は切れないしもとの場所に返す魔法は存在しないわ」 才人「そ、そんなぁ」 トリステイン王宮 アンリエッタ「ようこそトリステインへ、リナ=インバースさん。私はアンリエッタ。現トリステイン王国の王女ですわ。 あなたほどの大魔道士に来ていただけて心強い限りです。」 リナ「で、早速仕事の話なんだけど、そこの隊長さんに大方は聞いたわ。最近この国、特に魔法学院周辺でデーモンが現れる。 そこであたしたちにそのデーモンを駆除してもらいたい、と」 ガウリイ「おいリナ、デーモンがいっぱいいるって事は魔族がいるんじゃ・・・」 アンリエッタ「いえ、恐らくデーモンを嗾けていると思われる人物が特定できています。 フーケという土系統と召喚魔法に長けた女盗賊です。」 ガウリイ「リナ、今盗賊と聞いて血が騒いだだろ・・・?」 リナ「や、やーねーガウリイ。そんな盗賊ブチ倒してお宝横取りとかちっとも考えてないんだからね!ところで王女様、 そのフーケとかいう盗賊が裏で糸を引いているという根拠はあるんですか?」 アンリエッタ「フーケは魔法学院の宝物庫にある「破壊の杖」という武器を狙っているのです。 しかし魔法学院のガードは厳重で流石のフーケといえどそう簡単に破れるものではありません。 ゴーレム等で襲撃したものの失敗続きでついにはデーモンを嗾けるようになったのです。」 リナ「なるほどね。でもそんな召喚士がいるならいくらデーモン駆除しても無駄ですよ。その本人を捕まえないと」 アンリエッタ「フーケの捜索はわが軍が全力で行っています。その間にリナさん達は魔法学院を防衛していただきたいのです。 今のところは魔法学院の教員のおかげで学院への直接の被害は出ていませんが、デーモンの数が増えたり、万が一純魔族に出てこられては ひとたまりもありません」 リナ「わかったわ。魔法学院に向かいます」 アンリエッタ「ありがとうございます。表に馬車を用意致します。アニエス」 アニエス「はっ!」 72名無しさん トリステイン学院 ルイズ「とりあえずあんたの剣買いにいくから付いてきなさい」 才人「俺ここの通貨持ってないけどいいのか?」 ルイズ「それくらい私が出すわよ。使い魔に最低限の装備を与えるのは主人の務めなんだから」 才人「ああ、すまねえ」 馬で街に向かう二人 アニエスの馬車の中 ガウリイ「いいのかお前。軍人サンが盗賊見つけちまったらお宝横取りできなくなるぜ」 リナ「たぶんその心配はないわ。デーモンを大量に召喚してるって王女様が言ってたけど、たぶんそれは厳密には違うわ。 どんな魔道士だってそんな大量にデーモンを召喚できるわけがない。だから召喚してるんじゃなくて、 周囲の小動物や虫なんかに下級の魔族を憑依させてその場で直接デーモンを生成してるのよ。 これならそれなりの魔道士なら数多くデーモンを生み出せるわ。でも欠点が一つ。召喚したわけじゃないから自分の言うこと 聞くとは限らないの。でもデーモン達は学院を中心に現れている」 ガウリイ「それってまさか・・・」 リナ「そう。フーケは学院の中に潜んでるのよ」 73シルバー 出来んの早すぎwすごいですねw 展開はいいかんじかと思いますが、前後の2話と4話との繋ぎを入れることになるでしょう。 あと、リナの性格上ルイズ…というかゼロ魔の貴族の事はかなり気に入らないんじゃないかと思うんですよ。魔法が使えるってだけで威張り散らして。 ゼロ魔の魔法形態はスレイヤーズで言う所の精霊魔法特化型。逆に貴族連中は黒魔法使いをあまりよく思ってなさそうじゃないですか? 74名無しさん こんな文章を入れればいいかな リナ「トリステイン行ってみたいって言ったけどちょっと不安な所があるのよ」 ガウリイ「お前さんが不安がるとは珍しい事もあるもんだな」 リナ「まーねー。この地域はあたしたちの地域ほど魔術が発達してないの。基本となる 4系統の魔法が主であたしの得意としている黒魔術の使い手はほぼいないに等しいわ。存在自体知らない人もおおいかもね。 そんなところで魔族の力を借りた黒魔術なんか使えば下手すればあたしたちが魔族の使いなんじゃないかって思われるわ」 ガウ「ふーん・・・」 そんなこんなで馬車が途中の街に到着 街の武器屋 ルイズ「この店で一番の業物を頂戴」 おじさん「へへ、これです。古の魔道都市サイラーグの刀匠が鍛えた大業物の魔力剣です」 才人「うおっ!なんかすげぇ!」 ルイズ「それおいくら?」 おじさん「本当はとてつもなく高価なんですがこれでもかってまけて2000万!」 ルイズ「200万しか持ってきてないわよ」 おじさん「この店で200万のロングソードなんてこんなもんしかありませんぜ?」 そういって錆びた薄汚いロングソードを持って来て才人に渡す ルイズ「なんでこんな汚いのしかないのよ」 ???「娘っ子。剣は見た目がすべてじゃねーんだぜ」 才人「うわっ剣が喋った。ルイズ、俺これにするよ」 ルイズ「ちょっと正気なのあんた?」 才人「ああ」 おじさん「へへまいどあり」 65シルバー 4話ですぐにフーケ事件起こそうと思うんでそれまでの下拵えは最低やっておきたいところです。 ゼロ魔詳しいようでしたら是非ご協力下さい。 123◆cw6NU9U4lA 第三話はゼロ魔一巻を省略しまくった感じでいいのかな 魔法学院で使い魔の召喚をしている生徒たち 次々とみんなが使い魔を召喚して、ルイズの番になる ルイズ、サイトを召喚。笑われる。 その時誰かが誤って召喚したデーモンが数匹暴れ出すので戦闘 ↓ ギーシュとサイトが決闘。素手サイトvsギーシュのワルキューレでギーシュ圧倒 そのあと剣を渡されて第二ラウンド サイトvsワルキューレ×7(この時ワルキューレの攻撃は全部外れ) ↓ サイトのルーンを見たコルベールがオスマンに報告に行く。 124シルバー ちょっと上に3話案出してくれた方がいましたが、あれのリナ達抜きでギーシュとの決闘は無しでもいいんじゃないかと思います。 デーモンの召喚(便利だなデーモン)をちょっと伏線絡めてサイトは丸腰のまま巻き込まれる、貴族応戦するも苦戦。ギーシュのワルキューレが破壊され、剣がサイトの所に飛んでくる。 サイト「分けもわからないまま死にたくねぇ!」剣を取りルーン発動。絶体絶命のギーシュ達を助ける→ギーシュにこいつには負けたみたいに思わせる みたいな流れはどうでしょうか?かなり凝縮できるうえ、キュルケ、タバサ、ギーシュ(モンモン、メタボ、コルベールも?)戦闘に参加可能になると思いますが 125名無し 上の方で上がってる3話の案からリナ達の部分を差っ引いて デルフを入手したらデルフに「おでれーた。まさかガンダールヴだったとは!」と言わせて、 そのあと適当に3章のボス戦で終わり、っていう流れでいいんじゃないかな でもいくらなんでもクロスオーバーなのに3話がゼロ魔だけって寂しいな 126シルバー 3話につきましては私もゼロ魔をなんとか1巻のみ読むことができましたが◆cw6NU9U4lA さんとゼロ魔さんの方がスペシャリストなのでお任せしたいですね。 お2人とも私の 124も含めてどうでしょうか? そこはデルフではなくギーシュのゴーレムが持っていた剣のつもりでしたがね。 クロスオーバーですか、私の思いつく限りではネギまの魔法世界にあった学校とのクロス、闇魔法結社が出せるか微妙なので総裁やルンルンなどが務めているとかでしょうか。 125さんは何かいい案などありませんか? 131-132◆cw6NU9U4lA 67-71を拝借し一部改変 コルベール「今日は使い魔召喚の儀式を行います」 続々とサモン・サーヴァントを行う生徒たち キュルケ「見てーサラマンダーよ!」 ギーシュ「・・・モグラ?」 生徒A「おお!キングコブラだ!」 生徒B「しかしタバサはさすがだな。風竜とは」 モンモランシー「さて、ルイズはどうかしら」 キュルケ「ひょっとしてゾンビとか虫とか召喚しちゃうかもね」 ルイズ「馬鹿にしないで!あたしにだってサモン・サーヴァントくらい出来るわ。 きっと黄金竜とかグリフォンとか召喚するんだから!」 キュルケ「魔族とか出てきちゃうかもよw まあいいからやってみせて ゼ ロ の ル イ ズ」 ルイズ「我が名はルイズ・フランソワーズル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。5つの力を司るペンタゴン わが運命に従いし、”使い魔”を召喚せよ」 そして・・・ 平民「な、何だここは?俺は確か秋葉原に・・・」 ルイズ「・・・人間?」 一同「平民召喚するとはwwwww流石ゼロのルイズwww」 ルイズ「・・・仕方がないわね。一度召喚したらやり直しが効かないわ。ちょっとあんた、 平民の癖に貴族にこんな事してもらえるんだから感謝しなさい」 平民「うっうわぁ!」 ルイズと平民を除き一同大笑い。その時 生徒C「うわぁぁぁぁぁぁぁ」 コルベール「ど、どうした!」 生徒C「レッサーデーモン2匹にブラスデーモンまで!助けてください!!」 モンモランシー「ちょっとどうなってんのよ!デーモンを三匹も召喚するなんて」 キュルケ「いいから倒すのよ!ほっといたらあぶないわ」 ギーシュ「いけ!僕のワルキューレ達!」 ギーシュがワルキューレを7体向かわせるがあっという間に全滅する 戦闘:レッサーデーモン×2 ブラスデーモン×1(強制敗北戦闘) 味方:キュルケ ギーシュ タバサ コルベール「駄目だ。通常の四系統魔法ではデーモン相手に力不足だ」 サイト「なんなんだよこの化け物。というか魔法!?」 ルイズ「ほら使い魔!あんた魔法使えないんでしょ?これ使って最低限自分の身を守りなさい」 ルイズに剣を渡されるサイト。その時サイトの左手のルーンが光り、サイトの体に力が漲る。 サイト「な、なんだこれ。体が軽いぞ?」 再戦闘 味方ユニットにサイトとルイズ追加。この時のルイズの攻撃は 「ムチで叩く エクスプロージョン(小)」のみ 戦闘終了後 生徒D「おいC、お前どうやってデーモン三匹も召喚したんだよ」 C「え・・俺まだサモン・サーヴァントやってないんだけど・・・」 一同「え?」 135シルバー 3話大筋はこれでよさそうですね。 細かい所ではゼロ魔での専門用語やなんかの説明セリフやクロスオーバーを匂わせたセリフなど残せばなお良くなりそうですね。 あと、デーモン召喚犯はフーケでいいんでしょうか? 138◆cw6NU9U4lA サイトは地球から来たので現実世界組の事件や魔法を知っているという事にしてもいいかも デーモン召喚犯はフーケにするかフーケと手を組んでる魔族でも出すかって事で 139ゼロ魔 なるほど、たしかに才人が事件を知っててもおかしくないですね。 デーモン召喚犯は後者を支持しますね 141シルバー サイトがいつこちらに呼ばれたかにもよりますね、向こうと調整が必要でしょう。 そうですね、フーケ・ワルドとギザイア・カンヅェルを目的のために利用させあえば後者の方がしっくりきますね。 166-168シルバー では。とりあえず戦闘開始までです。 3話 アレンジ トリステイン魔法学院 中庭 コルベール「いよいよ今日が召喚の儀式であります。これは、ハルケギニアの貴族として一生を共にする使い魔との神聖な出会いの日でもあります。」 キュルケ「楽しみだわー、あなたがどんな凄い使い魔を呼び出すか。あなたがあそこまで言うんだからさぞかし凄い使い魔が現れるんでしょねー、ルイズ。」 ルイズ「ほっといて。私の事より自分の心配をした方がよろしいんではなくて?キュルケ。」 生徒「おい見ろよ、バグベアーだぜ?」 生徒「うおお、すげえ! タバサは風竜だってよ、流石はシュバリエだぜ。」 モンモランシー(以下モンモン)「これで変な使い魔なんてきちゃったら、一生の恥ね。」 ギーシュ「君なら、愛らしくて魅力的な使い魔がやってくるはずさ。我が愛しの香水のモンモランシー。」 モンモン「ふん、あたりまえじゃない。」 ギーシュ「使い魔は、主人に一番お似合いなものが召喚されると言うからね。おっと、次は青銅の2つ名を持つこの僕、ギーシュ・ド・グラモンの番だねぇ。見ていてくれみんな、この僕が本学始まって以来の…」 コルベ「能書きはよろしい、後が閊えております。」 ギーシュ「では…。常に我ら導きし偉大なる始祖ブリミルよ、この青銅のギーシュの僕となりし気高き者よ…、我が聖なる召喚に、答えたまえ…!」 ズゴゴゴ モンモン「………モグラ?」 キュルケ「あら可愛いじゃないギーシュの使い魔。」 ギーシュ「そういう君はどうなんだ…って、サラマンダー!」 コルベ「最後にきて大物を出したものですなー、ミス・ツェルプストー。」 キュルケ「私の2つ名、微熱のキュルケの名に相応しい結果ですわ。それにまだ私が最後ではありませんわ、ミスタ・コルベール。ミス・ヴァリエールが。」 生徒「ゼロのルイズかよ。」 生徒「何呼び出すんだ?」 生徒「呼び出せずにまた爆発しておしまいでしょ。」 キュルケ「いつも魔法が成功しないのに、サモン・サーヴァントでなら私達よりも凄いモノが出せるなんて大見栄切った以上、この子より凄いのを召喚できるのよね? ルイズ。」 フレイム「きゅるきゅる!」 ルイズ「当然でしょ!」 ルイズ(お願い…!)「神聖で、美しく! そして、強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ。我が導きに答えなさい!」 チュドーーーーーーーーーーン!!!!!! 生徒「ゲエフゲッフ!!やっぱり失敗かよ。」 生徒「爆発は迷惑なんだよ。」 ギーシュ「ゲッフ!…大丈夫かい? モンモランシー。」 モンモン「あ、あれ…。人影…?」 ギーシュ「ん? …人間?」 ここでタイトルコールとか入れるといいかも ルイズ「あんた…誰?」 才人「誰…って、俺は平賀才人。それよりここはどこだよ?」 ルイズ「どこの平民? ここはトリステイン王国の魔法学院よ。」 キュルケ「ルイズ、あなた『サモン・サーヴァント』で平民を呼び出してどうするの?」 生徒「さすがはゼロのルイズだ」 生徒「平民を呼び出すなんて聞いたこと無いぜ。」 ルイズ「ちょ、ちょっと間違っただけよ! ミスタ・コルベール! もう一度やらせてください! 平民を使い魔にするなんて聞いたことがありません!」 コルベ「それはダメだ、ミス・ヴァリエール。決まりだし、もう一度『サモン・サーヴァント』を行うことのリスクは君も知っているでしょう?」 ルイズ「うっ…。じゃあ、こいつと?」 コルベ「そうだ。人間を使い魔にした例は聞いた事は無いが、しかたあるまい。さ、早く。次の授業が始まってしまいますよ。」 生徒達「そうだそうだ!」 キュルケ「これは面白い見ものになったわね、あなたもそう思うでしょ?タバサ。」 タバサ「興味無い。」 才人「何だよ、さっきから分けわかんないことばっかり。それにここはどこだよ?俺は東京にいたはずなのに…。」 ルイズ「ねえ。」 才人「なんだよ。」 ルイズ「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生無いんだから。」 生徒「ヒューヒュー!」 ルイズ「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ!」 才人「感謝って何を…、!? …むぐ!?」 ルイズ「終わりました。」 コルベ「今までいっぱい失敗してきたけど、サモン・サーヴァントとコントラクト・サーヴァントはうまくいったね。」 才人「何だよ、説明の一つも無いうちにいきなりキスまでしてきやがって…って、ぐあ! ぐあああああ!」 ルイズ「すぐに終わるわ。使い魔のルーンが刻まれているだけよ。」 才人「左手が熱い! 何だよルーンって、なんか文字が浮かんできたぞ!」 コルベ「ふむ…、珍しいルーンだな。」 ???(あら、サモン・サーヴァントなんて懐かしい事やってるじゃない。ちょうどいいわ。あいつらから借りてきたデーモンを使って私は私の仕事をさせて貰いましょうか。) コルベ「さあ、これでみんな無事に終わりましたね。では…。」 生徒「うわああああああああ!!」 戦闘画面へ ギーシュ「レ、レッサーデーモン!? なんでいきなりこんな所に!?」 モンモン「しかもなんか沢山いるわよ!」 生徒「うわあああ逃げろおお!」 生徒「お、おれの使い魔が・・・!?」 生徒「誰だよこんなの召喚した奴は!」 コルベ「皆さん! 落ち着いて下さい! デーモンは決して知能が高いわけではありません! 全員『フライ』で教室に避難してください!」 生徒「ルイズだ! きっとゼロのルイズの仕業に違いない!」 生徒「そうだ、デーモンまで召喚しやがって…!」 生徒「いくらルイズでもこんなの呼べないだろ! バカ言ってないで逃げるぞ!」 コルベ「君達も早く逃げなさい! しんがりは私が務めます。」 キュルケ「いいえ、ミスタ・コルベール。あなたは生徒達を連れて行ってくださいな。」 コルベ「何を言っているんだミス・ツェルプストー、あなたも逃げなさい!」 タバサ「放っておく、危ない。」 キュルケ「タバサの言う通りよ、逃げたってこいつらの被害は出るわ。それに私やタバサの力は御存知でしょう?」 コルベ「しかし!」 ギーシュ「ぼ、僕も残りますよ、ミスタ・コルベール。」 キュルケ「あら、ギーシュ。怖いんなら無理に残ってくれなくていいのよ?」 ギーシュ「じょ、女性だけ残して逃げてしまうなんてことは、は、我がグラモン家の名に恥ずべき行為だよ。何しろ、恰好がつかないじゃないか。」 キュルケ「あら、そういうのって嫌いじゃないわ。残った以上は当てにさせてもらうわよ。ルイズ、あなたは大人しく怪我する前に下がりなさいな。」 ルイズ「馬鹿にしないで! 私だってヴァリエールの名を継ぐ者よ、こいつらを召喚したのを私のせいだなんて言わせたままでなんておけないんだから!」 キュルケ「そこまで言った以上、自分の身ぐらいは自分で守って見せなさい。私達もあなたをカバーしてあげる余裕なんて無いんだからね。それとも平民の使い魔君にでも守ってもらうのかしら?」 ルイズ「私だってやれるわ! 使い魔なんていなくたってあなたに負けないもの!」 タバサ「…来る。」 勝利条件 敵の全滅 敗北条件 味方の戦闘不能 171-172シルバー 続き ターン経過or敵一定数撃破or味方瀕死など 才人「もう本当に何なんだよ! さっきから何一つわからないまま巻き込まれるし! 化け物は現れるわ、みんな空を飛んで逃げちゃうわ。 てか何なんだよ、空飛んだり火の球とかだしたり…。ちくしょう、とりあえず逃げなきゃ。」 ギーシュ「流石に僕達4人だけじゃ厳しいみたいだね…。」 キュルケ「ルイズも意外に頑張ってくれてるけど、ちょっときついわね。せめて前衛で撹乱出来るナイトが欲しい所だけど、ギーシュのワルキューレに求めるのはちょっと酷ね。」 タバサ「状況は不利。長期戦は危険。」 ルイズ「そんなことわかってるわよ! でも、このまま引き下がれもしないわ!」 ギーシュ「そうなんだが…、ああ! 僕のワルキューレが!」 キュルケ「危ない! さっきの平民の所にそのまま向かっているわ。」 ルイズ「ダメ…、間に合わないわ。逃げて!」 デーモン「グワアアアアアアアアア!!」 才人「うわああ! なんだよ! 炎の矢が飛んでくる、こっちに来るなあ!」 ドォン! 才人「ぐああああああああ!!」 キュルケ「ちょっと! あの子右腕に直撃を食らったわよ!?」 才人「痛ぇ…! 俺の右手どうなっちまったんだ!? ちくしょう!くそ、何もわからないまま死ねるかよ! さっきやられてたあの銅像のやつの剣…。剣なんて使ったことないけど、こんなとこで死ねるかあ!」 ルーンが光る 才人「うおおおおおお!」 イベント戦闘 才人→デーモンを撃墜 ギーシュ「どうなっているんだ!? あの平民、あのデーモンを一撃で。」 キュルケ「それもだけどさっき炎の矢が直撃してたはずよ、あれで右腕はただじゃ済まないはずだけど。」 才人(なんだ? 剣を握った瞬間に体の痛みが消えた…。体が羽のように軽い、それに剣なんて握ったことも無いのに自分の体の一部のようにしっくりくる…。) ルイズ「あの私の呼び出した平民、剣士だったの?」 タバサ「余所見、危険…!」 ギーシュ「ルイズ! そっちに行ったぞ!」 ルイズ「キャア!」 才人「…相変わらず何だかわからないけど。可愛い女の子がやられそうなのを見てられねえ! こうなったら全部やっつけてやるぜ!」 戦闘終了 会話パート 才人「勝った…、のか?」 SE 倒れる音 ルイズ「ちょっと、あなた! サイト!」 ギーシュ「やれやれ、一時はどうなるかと思ったけど、ルイズの呼び出した平民のおかげで何とか勝てたか。ルイズ彼は何者なんだ? あのレッサーデーモンをこうもあっさりと倒すなんて…」 ルイズ「ただの平民でしょ。剣士かなにかだったんじゃないの?」 キュルケ「それにしてもカッコよかったわー彼。あたしのハートに火がついちゃったわ。」 ルイズ「ちょっとキュルケ。人の使い魔に手を出さないでくれるかしら?」 キュルケ「あら、恋しちゃったんだもの。しょうがないわ。」 ルイズ「誰がツェルプストーの家の者なんかに渡すもんですか!」 コルベ「君たち! 大丈夫かい!? 生徒達の避難が終わったから駆けつけて来たんだが・・・、大丈夫なようだね。」 ギーシュ「はい、ミスタ・コルベール。それはこの私、青銅のギーシュが…。」 タバサ「…重症。」 ルイズ「そうよ、こんなことしている場合じゃないわ! サイトを治療しないと…。」 コルベ「どうしたんだねこの少年は!? 重症じゃないか!」 ルイズ「それが、私たちにもわからないんです。逃げ遅れた所に炎の矢の直撃を受けて、もうダメかと思ったんですが剣を持ったとたんにデーモン達をみんなやっつけてしまって…。」 コルベ「わかった、とにかく治療しないと。すまんがミス・ヴァリエール、彼を頼む。私はオールド・オスマンにこの事を報告せねばならん。」 キュルケ「私とタバサもついて行きます。後はお任せください。」 コルベ「うむ、後は任せたぞ。(それにしてもこの少年の使い魔のルーン、私の記憶が正しければあれは…)」 ???(思ったよりも時間は稼げなかったけど、下調べは十分にすんだわ。次にチャンスが来た時は必ず頂いてやるわ。この学園に伝えられるお宝、『破壊の杖』とプラトー教の『腕輪』をね。) どうでしょか、とりあえずアニメ版と原作とを参考にいじってみましたが・・・ 自分で言うのもなんですが、やっぱり長いですかね? まあでも本家はもっと長いわけだし…、どうしよ… 169ゼロ魔 投下ありがとうございます。個人的には長くは無いと思いますよ
https://w.atwiki.jp/gods/pages/62859.html
フランシスコブランコ(フランシスコ・ブランコ) キリスト教の守護聖人。 日本二十六聖人の一。 2/5の聖人。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5763.html
前ページ次ページ虚無と狂信者 才人は中庭に出て一つ伸びをした。 何とかルイズが元気になったことは彼にとっても嬉しい。 アンデルセン不在の今、少女の面倒を見るのは自分の務めだ。 そこでふと見ると、中庭の中央で何やら騒ぎが起きている。 その中心にギーシュとシエスタ、そしてシルフィードの姿を見止め、才人もまたそこへ駆け出した。 才人は目の前の男と何やら言い争いをしているギーシュに声を掛ける。 「ああ、サイト実はだね……」 「はん! ギーシュ! やっぱりお前はそこの平民と親しいんだな」 ギーシュの前にいる、彼に突っかかっているらしい男を見る。 「……誰?」 「ああ、彼は……誰だっけ?」 「ロレーヌだ! まあいい……。貴様か? この竜の主人は?」 いきなり話を振られ、才人は考える。 (確かに俺とシルフィードとの関係って謎だよなあ……。 いちおうこいつが恩義に感じて俺に協力してるってことはこいつの完全な自由意志ってことで……。 だから俺が主人っていう関係とはあまりに……。) などと考えているとシルフィードはきゅいきゅいと喚き始めた。 才人は近寄り、彼らに聞こえぬよう話す。 「……別にオッケーなのね……」 「了解」 才人はロレーヌに振り返り、頷いた。 「じゃあ貴様はメイジなのか?」 (ああ!そうなっちゃうのか!) 「ぼ、没落した貴族なんだよ。俺は」 (*1) ギーシュとシエスタは二人揃って等しく突っ込む。 しかし、周りは驚いたように声を上げる。 はっきり言って才人の存在は生徒達の間では有名だった。 よくわからないという点で。 使い魔品評会の後に厨房で働き始めた珍しい顔立ちの少年。 夜な夜な鍛練に勤しんでいる。 何やらルイズやキュルケなど家柄で見れば最高級の子女と仲がいい。 変わり者のコルベール先生の悪魔のような(臭い的な意味で)研究室に度々出入りする。 キュルケの使い魔の吸血鬼とは知りあいのようだ。 そしてどうやらルイズの使い魔である異教の神官を慕っている。 よく分からない。 しばらくたって今度はタバサと仲好く本を読む姿が目撃されるようになり、 その後何やら見事な風竜を連れて来た。 しかもその餌代は学院が払ってくれる。 オールド・オスマン直々の口添えで。 全く分からない。 前後してタバサの使い魔が授業に出てくるようになった。 アンデルセンを避けていたのだが、もうバレたので仕方無いということらしい。 そのキュルケクラスの美女である女性や、中々イケメンな隻眼の男。 学院の恋愛事情を一変させた彼らは、やはりあの吸血鬼や神官と知り合いな異国風の人とされた。 そんな彼らともやはり仲がいい。 やっぱり分からない。 大体アーカードやアンデルセンの存在も謎である。 片や使い魔召喚の儀式で回りの生徒を失神せしめた、学院の野性味ない生徒達でも一目で 分かる化け物。そんな彼がトライアングルであるとはいえ、ただの学生であるキュルケの 使い魔で納まっているのがそもそも異常だ。 また、片や時たまその吸血鬼に遠慮なくこれまた裂帛の気合を発散し、かと思えば それこそ学院の先生達よりはよっぽど教育者らしい態度をとる謎の神官。 その彼らと怯むこと無く気さくに話かける彼は一体何者となっても仕方ない。 そうこうする内に女王陛下来賓とその後の女子寮での騒ぎの後、件のルイズ、キュルケ、タバサ、 おまけにギーシュとその使い魔諸共数日学院から消えたことで、彼らの才人に対する評価は、 『オールド・オスマンに厚遇され、女王陛下直々の密命らしいことに参加し、風竜を操る、何だか凄そうな平民』 という何とも謎なポジションだった。 そこでおまけに没落貴族発言である。風竜を扱う点から鑑みればやはりとなって、 彼らは才人をどう扱うか測りかねてしまった。 (何かマズイな……) 鈍い才人とてこの状況は不味いことはわかる。オスマン老の庇護を得ているとはいえ、 それにはやはり自分は目立たないことが前提だ。でなくば、 「ふうん? 口から出まかせじゃないだろうな? もしそうならただでは置かないぞ!?」 と、このように快く思わない連中が出てくる。 「ああ、でも俺は魔法を使わないけどな」 「ほう、何故だ?」 才人は遠い空を見上げる。 「俺はあの頃から……あの事件から……二度と魔法は使わないと決めたんだ……」 (*2) シエスタとギーシュはまたも二人揃って突っ込んだ。 だが誤魔化しきれたようだ。皆これ以上は追究できない雰囲気に包まれた。 いかな中二設定とはいえ、娯楽もあまりないこの世界では結構効くようだ。 間髪入れずに才人は話題を転換する。 「で? 俺がギーシュと仲がいいから何だってんだ? 確かそんな話だったよな?」 ギーシュは言いにくそうに薔薇で口元を隠し、シエスタはおろおろする。 「ふん! 貴族が平民に尻尾を振るなんて名誉を落とすからやめてくれと言ったんだ」 「は?」 才人は間抜けな声を上げ、ギーシュの耳に口を近づける。 「何? そういう考え方すんの?」 「いやあ……あんな極端なのはそうはいないんだけどな」 「頭の固い保守派って奴か?」 「まあ、そんなとこだ」 そういえばワルドもそんなようなことを言っていたな、と思いだす。 確かにこんなのばかりなら祖国を裏切ったとてそう責めきれない。 「全く貴族の誇りとやらが無いらしいな、ギーシュ・ド・グラモン。 そう言えば貴様そこのメイドと訓練まがいのことをしているらしいな。 はっはっは!お笑い草だ!」 才人達は申し訳なさそうにギーシュを見る。理不尽とて自分達のせいでそこまで馬鹿にされているのだ。 さらにいえばシルフィード云々の下りから、竜を駆る才人に対するやっかみも一因らしいから。 しかし、彼はそんなサイトとシエスタにウインクして見せた。普段の彼の間抜けな仕草と違いサマになっている。 「貴族の誇り……ね。確かに、僕は強くなりたかった。ゆえに彼女に師事した。それが 誇りの無い行為だというのなら、まあそう言えばいいさ。」 ギーシュの殊勝な言葉に一同は驚く、以前の彼なら顔を真赤にしているところだろう。 「まあ、何だ。君がミス・タバサにした行為を思えば、そしてその結果を思えば、 そんな君に貴族の誇り云々言われるのはとても悲しいが、謹んで受け入れようじゃないか」 その瞬間周りの生徒達の間に失笑が漏れ、ロレーヌの顔が本当に真赤になった。 「ギーシュ何があったんだよ?」 気になったサイトは急いで訊ねる。皆笑っているなかで自分がその原因を知らないのは居心地が悪い。 「漏らした」 「は?」 「ミス・タバサに彼が決闘を申し込み、それは無様に倒されたという訳さ」 「成程、そりゃそんな奴に貶されても、どうってことはないな」 そこにふらりと誰かが現れた。タバサだ。傍らにはベルナドットを伴っている。 「何の騒ぎ?」 彼女は極めて自然に中心にいる才人に近づいて来た。 タバサがキュルケ以外にそうした態度をとることが既に驚きに値する。 「ミ……ミス・タバサ……」 ロレーヌがゆらりと立ち上がり、怒りを押さえて聞く。 「き、君はそこの男と一緒にここ数日居なくなっていたが……それは何故かね。 まさかそこの男と何かあった訳ではないだろう? 貴族ともあろうものが」 タバサは顔だけそちらを向けて、じっと見つめた後、ポツリと言う。 「誰?」 ロレーヌは何か空気の塊を吐き出す。 「知らないのに親しげに話しかけるとか、ストーカーじゃねえか?」 ベルナドットが銃に手を掛ける。タバサはそんな彼の影に隠れようとしたが、 やはりその顔をじっと見て、才人の影に隠れた。 「だからそれはやめろよ~~」 自分を置いてコントを始める彼らに、虚仮にされたと感じたロレーヌは怒りで震えながら杖を振り上げ叫ぶ。 「決闘だ!!」 「誰と?」 互いに目を見合わせる長い沈黙のあとにそう問われ、ロレーヌは逡巡した。 タバサは無理、トライアングルであるし、敵わない。 その使い魔を相手にしても、彼女に恨まれるだろう。 ギーシュ相手なら勝てるだろうが、貴族同士の決闘は厳禁。となると。 「そこの没落貴族。貴様が相手だ!」 タバサがその言葉にズイッと前に出る。 「彼は私より強い」 「ちょ! タバサ!」 その言葉に驚きが辺りを支配する。学院でも数少ないトライアングルであり、 その戦闘力はロレーヌとの決闘で証明済み、その彼女が極めて当然という風に言ったのだ。 この場で最も蒼くなったのはロレーヌだ。もし彼が本当にメイジなら、竜を使い魔にするほど 才能あるメイジということになる。そうでないにしたってタバサより強いとなれば勝ち目は薄い。 まさかメイドと決闘する訳にもいかない。よって、 「ギーシュ! 決闘だ!」 となってしまう。しかし、ギーシュがしれっと言う。 「貴族同士の決闘は禁止されている」 勝ったとしてギーシュに旨みは全くないのだ。 さらにロレーヌは一応ラインであるから、それなりに危険な決闘だ。受ける義理は全く無い。 「は! 怖気づいたな! 所詮ドッドか!」 そんな批難をされたとて、もはや負け犬の遠吠えに近い彼には怒りよりむしろ憐みの感情 の方が大きくなってしまう。 それに彼はシエスタに言われたことがある。 「いいですかミスタ・グラモン。そもそも戦闘にあって戦うなどというのは下の下です」 「どういうことだい」 「真の護身というのは、危うきには近寄らず、本当に戦うべきときにのみ戦うことです そうしないで、ただ振るいただ傷つけるのはただの暴力です」 ギーシュは感銘を受けた。そんなことを教えてくれた人はいなかった。 けれどそれはとても大事なことだ。力を得ようとするなら。 「成程……。大丈夫。僕は貴族だ。僕は僕の守るべきものの為にのみ君から教えられた力を振るおう」 ゆえにギーシュはさらりと流している。シエスタはそんな彼を見てしきりに頷いた。 才人もギーシュの纏う一種の余裕に感じ入っていた。 ロレーヌのその言葉が出るまでは。 「ふん! 大方! そのメイドに乗り換えようとしているのだろう! モンモランシーに振られたからって!」 才人は何かが切れる音というのを初めて聞いた。 「貴様にゃ関係ねえだろおおぉおぉおお!!!!!! 決闘だあああ!!!!!!」 いきなり貴族らしからぬ声を上げ、目から液体をまき散らしながら薔薇の造花を振りまわす ギーシュを才人とシエスタは慌てて止める。 「ちょっと待て! 一体何があったよお前!」 「うるさい黙れ! このモテ杉くんが!」 「誰だよ!」 「お、落ち着いて下さい! ミスタ・グラモン!」 「うぇえええええん! 離せ! こいつだけは許しておかねえ!」 ネズミを見つけた某青狸とそっくりなトチ狂いっぷりをみせる彼に、タバサの雪風が が炸裂し、その頭を霜だらけにする。 「頭冷えた?」 「あ、ああ。ありがとう。ミス・タバサ……」 気を取り直してギーシュは杖を向ける 「おい! ええと……。ま、いいや何とか・ド・ロレーヌ! 腸をぶちまけろ!!」 決闘の作法も何もかもすっ飛ばそうとするギーシュに、タバサのやや本気めのエア・ハンマーが炸裂した。 「こら! 何の騒ぎです!」 もはや中庭は混乱の極地に至っている。当事者ももはや何をしたいか分からない。 そこにコルベール先生がやって来た。才人の視界には何やら後光が見える。 というとあまり褒めているとは思えない。彼の頭的な意味で。 事情を説明し、彼は重そうな溜息をつく。 「とにかく散りなさい。ミスタ・ロレーヌ! あなたに課題を渡します!」 正直あのまま決闘になったら勝とうが負けようが停学ものなので彼も納得した。 無様な姿のギーシュに駆け寄るのは才人とシエスタだけだった。 「サイトオォ~~~~……」 顔から色んな汁を垂らし胸元に抱きついてくる彼に肘を見舞おうと思ったが、 あまりにも哀れな姿なので突き飛ばすだけにした。 「あ、ま、まあどうだね? ミスタ・グラモン。少し話をしようじゃないか」 流石に哀れになったのかコルベール先生も肩を叩き、タバサも頷いた。 厨房の傍らのテーブルにて話を聞く。 ギーシュはモンモランシーに惚れている。これはもはや周知の事実であり、本人達もその気の筈だ。 しかし、どうもギーシュの軽薄さと、モンモランシーの嫉妬深さで事はややこしいらしい。 「ケティとはね……手を繋いだだけなんだよ? モンモランシーとは軽くキスしただけだ。 それで……軍曹とは本当に何もない。それは知っているだろ?」 「軍曹とは?」 コルベール先生とタバサが不思議そうに聞く。 「ああ。シエスタですよ。シエスタ・ハートマン軍曹」 「おはずかしながら……。あとハートマンって誰です?」 コルベール先生は不可解な顔をしたが、まずは続きを聞こうと思ったらしい。 「それでも……モンモランシーは信じてくれなくて……。僕が軍曹に手を出してるって……。」 「お前あんなに怖がってるのにな」 シエスタがムッとするも、まあ事実であろうし何も言わない。 「それで誤解を解こうと軍曹に引き合わせてみたけど話も聞いてくれなくて……。 あんたなんか知らないって……」 最後の方は言葉にならず、机に顔をつけ泣いていた。 「あ、でも。モンモランシーだって話せば……」 「会ってもくれないんだ~~」 「ひっつくんじゃねえ! 鼻水つくから! らめ~~!」 身を捩りつつシエスタを見る。 確かに軍曹モード時は怖いが普段は清楚で可愛い娘である。 貴族の中でも少し気に掛けている男はいるらしい。 成程、こんな娘と毎晩会っていたら邪推もするだろうか。 やっていることを見ればそんな風には思わないだろうに。 「どうせ僕は、ドッドだし、あの使い魔達には及ぶべくもないし……。駄目人間なんだ~~!」 どうもルイズのように、人間落ち込むとそれとは関係の無い所まで自分を卑下するようだ。 「あの使い魔達は……。いや、キュルケやタバサだって……。ルイズだって軍曹だって君だって……。 でも、僕は全然活躍できなくて……。だからもっと頑張ろうって思っただけなのに……」 そんなことを言われると才人も放っておけない。あの桃髪の少女に重なる。 頑張っているのに認められないのは、辛い。 「ああもう! お前ホントルイズに似てんな!」 才人の目からも何か変な汁が出て来た。何とか彼を元気づけられないだろうか。 とりあえず生徒が落ち込んでいるのだから、コルベール先生に聞くのが筋だろうと彼を見据える。 「ああ、そうだね……。つまり話を要約すると、ミスタ・グラモンは自分の周りの人々が凄すぎる、 けれど自分はそれに比べてあまりに情けないと思っているのだね?」 ギーシュはコクリと頷く。 「ああ、例えばだね。ライオンの群れがあるとする」 「はあ」 「そのライオンの群れの中で一匹だけ元気に生活しているウサギがいるとする。 だったらこのウサギは凄いウサギだと思わないか」 その言葉に厨房にいる全員が反応する。 「成程! 確かにそいつは凄いウサギだ!」 「つまりだ! 君の中にすむ悪魔を私に見せてくれ!」 「先生! 意味がわかんないよ!」 咄嗟に突っ込んだ後、ギーシュはあることに気づきポツリと言った。 「僕……ウサギ……?」 「控え目に言って」 一層濃い影をしょい込んだギーシュ。サイトは、今度はシエスタに話を振る。 「え、ええっと。それではダルフに伝わる闘魂注入法を」 一同は何か響き的に嫌なものを感じたが黙って見ている。 シエスタはギーシュを立たせ、その肩をポンと叩く。 「失礼」 シエスタが思いっきりその腕を振りかぶる。 彼女の口から「シイィィィィ」とか聞こえてくる。 ギーシュはヤバい予感を肌で感じとった。 「ちょっと待―――」 「チェエエエエエストオオオォォォォォォォオオオオーーーーーー!!!!!」 ギーシュはシエスタにビンタを喰らい、叩きつけられた。 壁に。 そのまま動かなくなるギーシュ。サイトはそんな彼を一瞥し、彼女の肩を叩く。 「シエスタ。今度からはそれはある程度元気な人に、死なない程度にやろうか あと警察に行こう」 「え? まさか死……」 一応ギーシュは生きていた。顔も腫れていない。鼻血は凄い出ている。 「まあ、女の子だってよお。お前のことを本気で好きだから嫉妬してんだろ? だったら焦らなくても大丈夫じゃないか?」 隊長が中々ポジティヴな意見を言ってくれた。流石はフランス人である。 ギーシュも少し自信ができたらしい。 「それはそうと何故か頭が痛いのだが」 皆視線を逸らした。 「……なあ、サイト」 「んだよ?」 「『君を愛してる』以上に愛を伝える言葉って一体何があるんだい?」 (控え目に言ってキモイ。いやもうマジキモイ!) 「無言じゃね?」 (隊長かっけええええええええ!) 目を輝かせる才人。しかし、タバサがポツリと呟く。 「伝わってるの?」 主人の鋭い指摘に、床に伏すベルナドットだった。 才人はそんな彼が余りに哀れ過ぎて何も言えなかった。 そこに久し振りに見る顔が現れる。数日振りの赤い髪に黒い肌の少女だ。 「タバサ。サイト。え~とギーシュ。何やってるの?」 「キュルケ……。え~と。って……。」 「なあにギーシュ。またモンモランシーと痴話喧嘩? 飽きないわね~」 「おお。キュルケ。久し振り」 「サイト久し振り! や~んタバサ! んも~また可愛くなっちゃって~!」 そう言って、タバサの顔が胸に埋まる。 (あ~。ちゃんと喜んでるんだな。あれ……) タバサの表情が読めるようになった彼は感心する。隊長が唾を飲む音は聞かないことにした。 『今こそ感覚の共有を!』とかは本当に聞こえないことにする。 「それはそうとギーシュ! あんたこんなとこで管巻いてる暇あったら何かプレゼントするなりしたら?」 凄くタメになる解決策が出た。 「金がない」 全てを無にする節理だ。しかし、そんな哀れなギーシュにキュルケは人さし指を立てる。 「まっかせなさい! 今すぐってわけにはいかないけど、当てはあるのよ」 (タバサが何か嫌そうな顔したな) 「それはそうとタバサ~。魔法の練習に付き合って~」 キュルケの彼女とはあまりにかけ離れた言葉に、タバサは黙ってディテクトマジックをかける。 「失礼ね! 私だって……向学に燃えることもあるのよ」 「キュルケ! 病院行こう!」 「ギーシュ! どういう意味よ!」 「頭? 心?」 「タバサまで!」 「まあ……。そういうことなら皆でやろう……。ぶっちゃけ一人でいるのが辛いの……」 そう言ってギーシュはまた暗い影を背負った。 「ギーシュ。本当に参っているのね……。 でも、あなたが逞しくなって勲章の一つでも持ってくればモンモランシーも喜ぶんじゃない?」 その言葉にピクっと震えたギーシュは手を振り上げ叫んだ。 「やってやるぞ! 見返してやる!」 頭の出来がシンプルなのがこの男の良いところである。 「……夜に広場」 「そうね……。いいのよ! 男は逞しければいいんじゃない? とりあえず!」 どうも皆で訓練する方向に行った。ギーシュも時間さえ置けばいいだろう。 (でも何であのキュルケがこうもヤル気になったんだ?) アーカードがさっきギーシュの出した鼻血を指で掬って舐め、噴き出した。 「マズ!!」 (それはそうでしょう……。てか、最強の吸血鬼が拾い喰いするなよ) 才人はそんな彼を微妙な目で見る。アーカードはそんな彼を見て言う。 「なかなか面白い面構えになったな」 「面白いって……」 「いや、いい意味だ……」 アーカードは一同をぐるりと見回す。 「素晴らしい。やはり人間は素晴らしい」 ふと思う。 人間とは何だろうかと。 今ならわかる気がする。 それは変わること。 諦めず変わろうとすること。 だからアーカードさんは……。 彼はもう死んでいて、 己の技を練り上げることはない。 だから、俺達が変わろうとすることを、 何より望んでいるのだ。 前ページ次ページ虚無と狂信者
https://w.atwiki.jp/generation-world/pages/67.html
ガランシェール 特徴 搭載 COST SIZE 捕獲 HP EN 攻 防 機 移 宇 空 地 水上 水中 4×1 生産不可 3×5 4 29200 86 34 16 9 7 A A - - - 武装 名前 威力 EN MP 射程 属性 命中 CRI LOCK 備考 アビリティ 名前 効果 備考 ミノフスキー粒子散布可能 「散布」コマンド使用可能 備考 「袖付き」の貨物船。B8 狙われた偽装船に登場するが、NPCのため撃沈されないように気を付けよう。
https://w.atwiki.jp/mimatsu/pages/123.html
ルイズ:釘宮理恵 平賀才人:日野聡 シエスタ:堀江由衣 アンリエッタ:川澄綾子 エレオノール:井上喜久子 カトレア:山川琴美 アニエス:根谷美智子 ミシェル:石松千恵美 ジュリオ:平川大輔 シェフィールド:勝生真沙子 ギーシュ:櫻井孝宏 タバサ:猪口有佳 キュルケ:井上奈々子 モンモランシー:高橋美佳子 コルベール:鈴木琢磨 モートソグニル:新井里美 マザリーニ枢機卿:仲野裕 ウェールズ:山中真尋 ヴァリエール公爵夫人:竹村叔子 ヴァリエール公爵:斉藤次郎 バーガンディ伯爵:鈴木琢磨 リッシュモン:麦人 スカロン:後藤哲夫 ジェシカ:樋口あかり メンヌヴィル:楠大典 ヘンリー:羽多野渉 ポワチエ:魚建 1話 クロムウェル:斉藤次郎 女騎士:木下紗華 2話 ウェールズ:山中真尋 3話 コルベール:鈴木琢磨 ジュリオ:平川大輔 重臣:魚建、武虎 4話 エレオノール:井上喜久子 カトレア:岩村琴美 ヴァリエール公爵夫人:竹村叔子 ヴァリエール公爵:斉藤次郎 バーガンディ伯爵:鈴木琢磨 使用人:武虎 使用人:山中真尋 5話 リッシュモン:麦人 スカロン:後藤哲夫 ジェシカ:樋口あかり 小姓:山中真尋 スパイ:魚建 兵士:武虎、斉藤次郎 妖精亭店員:木下紗華、鈴木久美子、井上奈々子 7話 ポワチエ:魚建 店主:武虎 8話 メンヌヴィル:楠大典 銃士隊:木下紗華、鈴木久美子、樋口あかり 傭兵副官:魚建 傭兵:武虎、斉藤次郎、山中真尋 9話 傭兵副官:魚建 傭兵:武虎、斉藤次郎 10話 ヘンリー:羽多野渉 ポワチエ:魚建 将軍:斉藤次郎 情報将校:山中真尋 作品一覧 さ行 アニメ一覧:さ行?@wikiへ
https://w.atwiki.jp/chuya_dol_euros/pages/18.html
桃夏 フランシス・ドレイクさま、お願いします フランシス・ドレイクはお辞儀した Archieは拍手した フランシス・ドレイクは書物台にお辞儀した ドミノ・サラディーナは拍手した room1 アマンダ・ウォーレス 63 フランシス・ドレイク こんばんは、戦うパティシエことフランシス・ドレイクです パートのおばちゃんは拍手した アーセナルは否定した りぴ 甘いもの好きには、たまりませんでしたよー! フランシス・ドレイク えー、始める前にご注意を フランシス・ドレイク 私の出品は先に2点バザーして、そのあとで3点出します フランシス・ドレイク 最初の2品を食べ終わったら次の3品を取りに来てください ゆぐぐはTittyにお辞儀した Tittyはゆぐぐにお辞儀した アリス・セラフィムは拍手した 中也 ほう フランシス・ドレイク 今日のテーマは秘密ですが、食べ終わったときには皆さんお分かりになられることと思います QuilicoはTittyにガッツポーズした フランシス・ドレイク では、まずはこちらの2品をどうぞ room1 ラドリック ふむ・・・・ フランシス・ドレイク はじめの2品は、どこにでもある『魚介のピザ』と、あまり見かけない『ビスコチョ』というお菓子です room1 アマンダ・ウォーレス カロリーたかそうだw フランシス・ドレイク ピザについては説明するまでもないですね、皆様おなじみの味です フランシス・ドレイク ビスコチョは、スポンジケーキのご先祖様といわれる焼き菓子です エリス・ランバード びすこ room1 中也 姐さんにはつらい攻撃ですな フランシス・ドレイク よく味わってみてください アーセナル こちょこちょ room1 アマンダ・ウォーレス 太っちょアマンダぷぅ room1 ベネット w room1 ラドリック w フランシス・ドレイク 続いてこちらの3品、『乳』、『ビスコチョ』、『ププラン』をどうぞ room1 アマンダ・ウォーレス 食い終わった? フランシス・ドレイク まずは口直しに絞りたてのミルクを、そしてもう一度ビスコチョをお召し上がりください みーみー またびすこちょ?! room1 アマンダ・ウォーレス おとと、失礼 フランシス・ドレイク 審査員の皆様、いま2つのビスコチョを口にされましたが、違いがお分かりでしょうか? room1 アマンダ・ウォーレス ぬぬ? フランシス・ドレイク 初めの2品は、調理R5のセカンドキャラが神秘の香辛料を使って作ったものです 中也 むむむ フランシス・ドレイク 後の3品は、調理R11+1の私が今この場で作ったものです フランシス・ドレイク しかしながら、ここで技量の優劣を論じたいわけではありません りぴ できたて!! room1 アマンダ・ウォーレス !! room1 ベネット むむむ… フランシス・ドレイク 皆様にはビスコチョについてご説明いたします room1 ラドリック ! フランシス・ドレイク ビスコチョは調理R9、卵、小麦粉、砂糖を3個消費する大変にコストパフォーマンスの悪いお菓子です みーみー 揚げたてぷぷらーん フランシス・ドレイク 実際には、高価な神秘の香辛料を使ったものがバザーで売られることはまずありえません フランシス・ドレイク 素の調理ランクを+1すれば、バウムクーヘンが卵、小麦粉、砂糖2個ずつで作れますし、効率を考えれば魚介のピザを作るのが理に適っているといえましょう room1 アマンダ・ウォーレス そうなの? room1 中也 だね フランシス・ドレイク ゆえに、売りに出されるビスコチョは、神秘の香辛料を除いて調理ランク9の職人が造っていると考えるのが道理であり、実際に私がお見かけした方はそのとおりでした フランシス・ドレイク しかし素の調理ランクが9あるのなら、鳥ニンニクを作るのが合理的です room1 中也 正直ビスチョコは試しに作った以外はつくってない フランシス・ドレイク ではなぜ、これらのデメリットを承知でビスコチョを作るのか? フランシス・ドレイク それは、我々がパティシエを志すものだからであります フランシス・ドレイク 皆様は神秘の香辛料が何からできているかご存知でしょうか? room1 アマンダ・ウォーレス ぬお! フランシス・ドレイク 神秘の香辛料は、カルダモン、コショウ、ガラムマサラから作られます room1 ラドリック おお! フランシス・ドレイク さらにガラムマサラの元をたどれば、ガーリック、クミン、コリアンダーです room1 ニコル・シュアレス 神秘の香辛料は、アユタヤ傭兵艦隊からできるのです フランシス・ドレイク このガラムマサラのような複合香辛料を、俗に『カレー粉』と呼んでいます フランシス・ドレイク 厳密には若干の差異がありますが、カレーの香りと辛味を出している主成分のひとつは先に挙げられたクミンです room1 ラドリック ちょwww room1 アマンダ・ウォーレス 分捕りまくってます フランシス・ドレイク 私の申し上げたいことがそろそろ察しがついたことでしょうか フランシス・ドレイク カレー味のピザはおいしいでしょう、カレーライスだっておいしいです フランシス・ドレイク しかし、カレー味のビスコチョ、カレー味のスウィーツはどうでしょうか? フランシス・ドレイク お菓子の形をしているから、食べれば一緒だから、それでよいのでしょうか? room1 アマンダ・ウォーレス ・・・ フランシス・ドレイク 私は2年たっても調理ランク11、いまだパティシエになりきれない修行中の身です room1 中也 上手いw フランシス・ドレイク この地に生まれついたときからパティシエを志し、パスタを除けば、お菓子とその材料以外のものを作ったことはありません room1 ラドリック 聞かせるなぁ・・・ フランシス・ドレイク そして、私の手は、いまだかつて一度たりともカレー粉にまみれたことはなく、今後もそうであります! エリス・ランバードは拍手した Titty 素敵だ('∇') フランシス・ドレイク 我々スウィーツ職人は、皆様にお菓子を通じて甘い夢を見せるのが使命です みーみーは拍手した room1 アマンダ・ウォーレス おぉ アーセナル パティシエ愛だな! フランシス・ドレイク 我々の歩む道は甘くはないですが、夢を与えるものが相手を裏切り、安易な手段と不釣合いな材料でごまかすことだけはあってはならないと思います フランシス・ドレイク ゆえに、今回私の作成した3品は、全て私がたった今この場で作り上げたできたてであり、その材料も可能な限り市販品を避けてあります フランシス・ドレイク ププランに使うジャムだけは残念ながら市販品ですが、小麦、卵はジェノヴァにて自ら厳選したものを使用しております フランシス・ドレイク 工芸が必要なものはセカンドキャラを使い、砂糖はマディラ産サトウキビから、植物油も直接採取ではなく草から手作りしております フランシス・ドレイク 最後に、私の作りうる最高のお菓子、ププランをお召し上がりください みーみー 調達8! room1 中也 エライw フランシス・ドレイク 私と、副官と、セカンドキャラが素材を厳選し、力をあわせ、心を込めて作った一品です フランシス・ドレイク このププランを3つ重ね、蜂蜜でコーティングし、木の実をちりばめ… room1 ニコル・シュアレス 造船の客で、 フランシス・ドレイク カレー粉をぶちまければ、はい!最高のお菓子ププランツリーの出来上がり! room1 アマンダ・ウォーレス 正統派だな フランシス・ドレイク 皆様、そのようなものを食べてみたいと思いますでしょうか? room1 ニコル・シュアレス 北欧重ガレーの材料を採集で全部集めた人がいたな フランシス・ドレイク 答えは私が申し上げるまでもありませんね フランシス・ドレイク どうぞ皆様、街の片隅でビスコチョ売りを見たら思い出してください room1 アマンダ・ウォーレス またえらい遠回りなw 桃夏 時間となりました ここで採点に移らせて頂きます フランシス・ドレイク 彼らは修行にあたって、安易な道を歩むことのできない、不器用で誠実な、未来の夢の職人達なのです フランシス・ドレイク 御清聴、ありがとうございました ドミノ・サラディーナは拍手した フランシス・ドレイクはお辞儀した Archieは拍手した パートのおばちゃんは拍手した みゅう.は拍手した ゆぐぐは拍手した みーみーは拍手した フランシス・ドレイクはお辞儀した エリシアは拍手した Viperは拍手した 桃夏はフランシス・ドレイクを拍手した 中也は拍手した オルタネートは拍手した Yuki★kazeは拍手した Chiaraは拍手した ドミノ・サラディーナ 素晴らしい 枇杷聖は拍手した Quilicoは拍手した りぴ 甘党の味方ハラショー! アマンダ・ウォーレスは拍手した アーセナルはフランシス・ドレイクを拍手した Moonlake☆は拍手した エリス・ランバードはガッツポーズした りぴは拍手した Archie 熱いね エリシア ^^ 桃夏 ありがとうございました!まずは技術点お願いします アーセナル 感動したね! エリス・ランバード ・・・さむ(格好が アマンダ・ウォーレス 4 ベネット 5 ラドリック 4 中也 4 桃夏 続いて調和点お願いします 中也 2 ベネット 3 アマンダ・ウォーレス 3 ラドリック 3 桃夏 愛情点お願いします ラドリック 5 アマンダ・ウォーレス 5 中也 4 ベネット 4 桃夏 インパクト点お願いします 中也 4 アマンダ・ウォーレス 4 ラドリック 4 ベネット 4 桃夏 最後にアイデア点お願いします 中也 5 ベネット 4 ラドリック 4 アマンダ・ウォーレス 4 桃夏 ありがとうございました コメントと総評をお願いします アマンダ・ウォーレス 効率ではなく、あくまでも真摯に追求する姿勢に感動しました。 ラドリック ドレイクさんのパティシエに対する思い入れ、痛いほど伝わりました。その熱い思いに敬礼を送りたいと思います。 ベネット 出来立ての料理はやはりいいですね。パティシエを志す、という心意気にも惹かれます。今回見せてくれた拘りを今後も貫いて欲しいと願い、技術点にプラス評価しています。 中也 神秘を使わずにいつの間にか料理カンストをしてた調理師の僕にとって、熱いプレゼンでよかったと思います。ただ、アイディアのためにコースの調和が取れていないところは、同じく調理師の僕としては残念です。 ラドリックはフランシス・ドレイクに敬礼した ラドリック これからもパティシエ道を極めてください フランシス・ドレイクは桃夏にお辞儀した room1 アマンダ・ウォーレス 流石前回覇者だけあるコメントだw 桃夏 ありがとうございました 続いて次の審査に入ります フランシス・ドレイク ありがとうございました Archieは拍手した room1 中也 ww ゆぐぐはフランシス・ドレイクを拍手した フランシス・ドレイクはゆぐぐにお辞儀した room1 アマンダ・ウォーレス 79 room1 中也 いあ、アイディアに料理がひきづられるのはいくないw Yuki★kazeは拍手した ドミノ・サラディーナは拍手した オルタネートは拍手した 枇杷聖はフランシス・ドレイクを拍手した みーみーはガッツポーズした Moonlake☆は拍手した パートのおばちゃんは拍手した
https://w.atwiki.jp/gods/pages/98152.html
ティボーランシェン(ティボー・ランシェン) フランク王の系譜に登場する人物。 ブロワ副伯、トゥール副伯。 「長兄伯」と呼ばれる。 関連: リシルドデュメーヌ (リシルド・デュ・メーヌ、妻) ティボーイッセイ (ティボー1世、息子) リシャール(4) (息子) ロシーユドブロワ (ロシーユ・ド・ブロワ、娘) 別名: ティボーランシェンドブロワ (ティボー・ランシェン・ド・ブロワ) ランシェン
https://w.atwiki.jp/abiotic_factor/pages/315.html
アイテム名 トランシーバー カテゴリー 工具 重量 1 ダメージ - バッテリー - 入手方法 クラフト レシピ 卓上電話*1,金属ゴミ*1,キーボード*1,技術スクラップ*1 修理 - 分解 - 用途 ゲーム内音声に限り、遠方にいる仲間プレイヤーと 交信できる。 備考 「[[製造工場西側]]」に差し掛かった辺りでレシピ解放と なるため現時点では特別必要性はなく、今更感のある アイテムとなっている。 また、マルチでやる場合でもインベントリの圧迫に 繋がるためDiscord等を用いたやり取りのが吉。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/89.html
前ページ次ページドラゴンクエスト外伝―ゼロの家庭教師― 「…まったくアイツ何処にいったのかしら?」 一足早く食堂に着いたルイズだったが待てど暮らせどアバンはこない。 仕方なくちょっとだけ豪華になった犬の餌を下げさせ一人昼食を済ませたルイズ。 食後、アバンを探して広場をうろついていると通りかかったメイドに声をかけられた。 「…あの、失礼ですがミス・ヴァリエールでしょうか……?」 「そうだけど…何か用?」 ルイズの答えにホッとしたように目を輝かせたメイドは 「良かったぁ! アバン様からご案内して欲しいと頼まれたんです」 そう言ってルイズを厨房近くのテラスの一角まで先導していった。 誘われるままにテラスの一角に腰を落ち着けたルイズは、 「で、一体アンタは誰でアイツとどーゆー関係でアイツ本人は今何処ほっつき歩いてるの?」 ほんのちょっとだけイラッとした声で訊ねた。 「え? え? あ、あの私この学院で皆様のお世話をさせて頂いているシエスタと申します」 慌ててペコリとお辞儀するシエスタ。 「アバン様とは今朝方初めてお会いしました。ちょうど朝食を自炊なされようとなさってる最中でございましたから、それならば調理場をお借りできるように、と私も一緒に料理長のマルトーさんにお願いしに行きました。初めはマルトーさんも渋ったのですが、アバン様の境遇を聞いてすぐに調理場の一角を貸してもらえたんです。そうしたらアバン様が凄い勢いで料理を作り始めて、出来上がったものを私にも分けてくださったのですがこれがもう美味しくて!! マルトーさんも『その若さで大したもんだ』と褒めるほどの出来栄えでですね…」 「あ、もういいから、そこまでは大体わかったわ。で、その当のアバンはどこかしら?」 まるで我がことのように嬉しそうに話すシエスタの話を切り、先を促すルイズ。 シエスタはサッと赤くしながら 「す、すみません!!! そ、それで、アバン様はそのお礼がしたいと今日のお昼も調理場の皆さんや私たちの賄い料理を作るのに協力をしてくださいまして、わ、私ももう十分だと伝えたのですけど今もお茶やお菓子の配膳を手伝って頂いています……」 「ふーん……全く主人をほっぽいて何をやってるかと思えば……」 決して居なくて寂しいわけではないが、それならそうと一言言っとけと思うルイズ。 「あの…! アバン様もミス・ヴァリエールのことを十二分に気に掛けていらっしゃったんです!! それでせめてミス・ヴァリエールの食後のおやつにでもということで、貴方をお見かけしたら是非こちらをお出しして欲しいと頼まれたんです!!!」 必死にアバンをフォローするシエスタ、ちょうど他のメイドが持ってきたトレイを受け取りルイズの前に丁寧に置いていく。 配り終わるとポケットからメモらしきものを取り出して読み上げる。 「えっと…こちらから順番に『アバン特製! 元気の出るハーブティー』、『甘さ控えめレディのためのモンブラン』、『とってもヘルシー豆乳プリン』『大人の味わいスペシャル草もち』、……」 「け、結構な量あるわね……」 一つ一つは一口程度のサイズだが、中々に種類が多かった。 ……これだけのものを作るのはそれなりに手間がかかったであろう(このぐらい平気で作ってそうな男でもあるが)。 「まぁいいわ。アナタ…シエスタって言ったっけ? ちょっとアイツ呼んできてくれる? その…用があるって」 主人ほっぽったことに文句でもつけようか、それとも一つちょっとだけ苦労をねぎらってあげようか、どっちにしろ本人に会ってから決めよう、そう考えを固めたルイズ。 シエスタが一礼して去った後、さてどれから手をつけようかと悩むルイズ。 (クックベリーパイは無いし…豆乳プリン、は美味しそうではあるけどちょっと子供っぽいかな?) などど逡巡していると、 「あら~~~? そこに居るのはルイズじゃない、また随分とお菓子ばっかり頼んだわね~~魔法に失敗してやけ食い? そんなにお菓子ばっかり食べても小さいのは小さいままよ? 違うところは膨らむけどねぇ~~」 向こうからキュルケと良くキュルケと行動を共にしている少女が歩いてきた。 「よけいなお世話よ! 第一これは私の使い魔が勝手に作ってよこしただけで私が注文したわけじゃないわ!! 変な妄想しないでくださる!?」 キュルケに絡まれるとついついスルーできずに意地になって返してしまうルイズ。 「へ~~あの使い魔のお兄さんどこかでパテシエでもしてたのかしら?」 興味津々、といった様子で机の上を眺めるキュルケ。 「…………………………」 本を読みながらキュルケの後ろを歩く少女(確か…ダバティだったかタバサだったか、そんな名前)は、ちらっと机の上を一瞥し、 なにやら一瞬動きが止まった気もしたが、すぐに視線を本に戻した。 「あんたねぇ…そんなのどうだっていいでしょ? いいから……」 ”どっか行きなさいよ”と続けようとしたルイズの元に、 「た、た、た、大変です! アバン様、アバン様が……!!!」 シエスタが血相を変えて駆け込んできた。 シエスタの尋常ではない態度に、ルイズの機嫌は急降下した。 (…アイツ、さてはなんかやらかしたわね~!?) 素早く椅子から身を起こすとマントを棚引かせ早歩きでたった今シエスタが駆けてきた方向へ向かう。 その背中にキュルケが「あらあらアナタの愛しの使い魔が大変そうねぇ~」と声をかけたが、一顧だにしなかった。 (あの子が言い返してこないなんて、私の挑戦を無視して使い魔を取るなんて不遜じゃなくて? ルイズのくせに…) その態度に不満げに鼻を鳴らすキュルケ。タバサの方を振り返り話しかける。 「面白そうだし私達も行ってみましょうか?」 「……………………」 彼女が無口なのも本から目を離さないのも何時ものことなので、キュルケは彼女が僅かに頷いたのをOKのサインと判断し、 「流石は私の可愛いタバサね~!」 とタバサの頭を撫で撫で、そしてキュルケが前を向いたと同時にタバサは草もちの咀嚼を再開した。 (……おいしい) 「私は別に構いませんよ。ただ一つ言わせてもらえれば、貴方の誇りは意地を張ることではなく、女性に誠実なことで誇るべきだったし、貴方の勇気は決闘を申し込むのではなく、過ちを認めて彼女たちに謝罪に行くことに発揮すべきでしたね」 「……その態度! 決闘受諾と判断するに充分!! ヴェストリ広場で待っているぞ!!」 現場に着くなりこれである。ルイズは頭を抱えたくなった。 とりあえず頭の中で大至急状況の整理をしつつ、ルイズの脇を通り抜けようとしたギーシュを牽制してみた。 「…ミスタ・グラモン、これはグラモン家のヴァリエール家に対する挑戦と受け取っていいのかしら?」 「ミス・ヴァリエール、これは貴族同士の抗争ではなく、誇りある貴族とそれに不敵にもそれに挑戦する平民との私闘だ」 ―――家の名誉をかけた争いではなく、個人的な私闘である。 「主人と使い魔は一心同体。その使い魔に決闘を挑むというのは、その主人に挑むも同然じゃなくて?」 「一心同体というならキチンと彼に貴族に対する礼節を弁えさせたまえ。僕の言いたいことはそれだけだ」 ―――貴族同士の決闘を禁じる法に触れる行為でもない。 …駄目だ。これだけ圧力を掛けても退かないとなるともうこちらは打つ手はない。 ルイズは広場へ向かうギーシュの背中をしばし見送った後、残る一方の元へ向かった。 「おんや~? ルイズじゃありませんか。どうしたんです、こんなところで?」 まるでノホホンとした態度のアバン。 ………殺意が芽生えた。 「つまり端的に言ってですねぇ…あるレディにちょっとした手助けをするため、彼女の彼氏を一緒に探してあげたところ、ちょうど彼氏が別の女子生徒の方とのデートの真っ最中で、結局その彼氏は二人に振られた腹いせに私に決闘を申し込んできた、とまぁそういう訳です」 アバンの話しの内八割方はルイズの想像どうりだったが、だからと言って状況が好転するわけでもなく、事態は最悪だった。 何故なら正当性がはっきりしすぎてアバンを説得できそうな理由が殆ど思いつかなかったからだ。 ルイズはため息を一つつくと、なるだけ固い表情を作ってアバンに命令した。 「ご主人さまからの命令よ。どうせメイジに平民が勝てっこないんだから今すぐあの男に謝ってきなさい!」 「嫌です」 …正直ルイズも内心そう答えるだろうと思っていた。もし仮にアバンの今まで言ったことを全て信じるなら、行方不明になった弟子一人(しかも極めて短期間の付き合い)を探すため愛する家族と離れて異世界にまで足を伸ばそうかという男である。 ルイズも未だその全てを信じたわけではないが、「危ないからギーシュに謝ってきます」なんて人間ではないことは殆ど間違いないであろうと確信している。 そして非常に口が上手い。説得するのは元々困難だったろう。 「……なにか勝算があるのね?」 「バッチリあります」 ならもうこれ以上言うことはあるまい。こんな男でも自分の使い魔だ。上手く事が運ぶことを祈るしかない…… ルイズがそう覚悟を決めていると、アバンの方から突然話を振ってきた。 「そんなことよりもルイズ、ちょっと聞きたいことがあるんですが……」 「諸君、決闘だ!!」 ギーシュがそう宣言し、大いに盛り上がる広場。 そこに姿を表すアバンとルイズ。 「逃げずにここまで来たことは褒めてやってもいいが、後ろのミス・ヴァリエールは付き添いか?」 「彼女は一応私の主人ということですからねぇ。彼女にも付き合ってもらう事にしました」 「フン、どうせ決闘が始まれば男と男、一対一の勝負だ。関係ないがね!」 「それなんですがねぇ……」 『貴方にはこのルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールと勝負してもらいます』 その瞬間、熱狂に満ちた広間が静まり返った。 「……君は何を言ってるんだ? 第一に貴族同士の決闘は禁じられてる。僕とミス・ヴァリエールは決闘できない。第二に僕が許しがたいのは君であってミス・ヴァリエールではない。僕とミス・ヴァリエールが決闘する理由がない。今更怖くなって誤魔化したいのかもしれないが……」 「後ろから順にお答えしますが、まずこの決闘をこちらが誤魔化したり断ったりするつもりはありません。皆さんご承知の通り使い魔と主人は一心同体、私への挑戦は主人であるルイズへの挑戦…少なくとも彼女はそう考えています」 ギーシュの言葉に間髪入れずに答えるアバン。 「最後に、これが一番重要なことですが、決闘の形式としてはあくまで私と貴方ということにしましょう。決闘が始まれば私はその場を一歩も動きませんが、貴方が負ける前に私が一歩でも動くことがあればこちらの負けを認めましょう。そして私はルイズの勝利に『命を賭けます』」 あまりの事態にざわめく聴衆、急な展開に逡巡するギーシュ。そんな彼らを嘲笑するように笑みを浮かべたアバンが付け加えた。 「ここまで条件をつけて尚『ゼロのルイズ』に勝てぬと思うなら、もっとハンデをつけてあげても構いませんよ? まともにやれば貴方では万に一つもルイズには敵わないでしょうからねぇ」 その一言でギーシュの覚悟が決まった。 「…いいだろう! その命捨てるというならこの『青銅のギーシュ』の手で散らせてやる!!」 ヴェストリ広場でギーシュとアバンが舌戦を繰り広げる最中、当のルイズはアバンとの会話の続きを思い出していた。 ちょうど説得をルイズが諦めた頃、「そんなことよりルイズ…」と切り出すアバン。 「貴方みんなから『ゼロのルイズ』と馬鹿にされて、悔しいでしょう?」 「はぁ? なによ藪から棒に。そんなの悔しいに決まってるでしょ! アンタ喧嘩売ってるわけ!?」 「なら丁度良い機会じゃないですか。勝てばまた周囲の評価も変わるかもしれませんよ?」 「何が良いものですが!! せっかく人が!…」 (人がほんのちょ~~~とだけ心配してやってるのに!)とプリプリ怒るルイズを宥めつつ、アバンは言葉を続けた。 「私はね、ルイズ。力というのはいざというときに発揮できればそれで良いと思います。勿論その為には日々の精進が肝要ですが、何も日頃から殊更周囲に力をひけらかすようなことは必要ない、とね。でもそのせいで貴方が馬鹿にされ悔しい思いをするんだとしたら……」 「まぁ私もいっちょやらないわけにはいかないですよねぇ~」 曲がりなりにも男の端くれですから、と続けるアバン。 「勿論それだけじゃないですけどねぇ~、一つには簡単に謝ってしまえば彼のためにならないだろうというのもあります。若い頃の失敗はそれ自体は決して罪ではありません。魔法にしても女性との付き合いにしても皆失敗の中からこそ多くのものが学べるのです。罪というなら失敗を活かせないことこそが問題なのです。教訓にも『過ちて改めざる、これを過ちという』と言うでしょう? 私があの場で事態を誤魔化して彼の行為を認めてしまえば、それは大人としての責務を放棄したも当然ですから」 若干説教癖でもあるのか、話しが長引きつつあるのに嫌な顔をしたルイズの様子に気付いたアバンはオホン、と咳をつきつつ 「ま、まぁもっと穏便に済ませる道を模索しなかったのは事実ですがね」 と話しを纏めた。 「ハァ~…しかしアンタも相当な自信家ね、良く知りもしないメイジを相手に剣一本で立ち向かおうなんて……」 「何を言ってるんですかルイズ。私が戦って勝っても貴方が皆を見返すことにはならないでしょう?」 「?」 「勿論貴方が戦うんですよ」 頭から地面に突っ込む形でずっこけるルイズ…… そのままアバンに「主人と使い魔は~」とか「名誉ある貴族の子弟なら~」とか言葉巧みに言い含められ、あれよあれよというまに承諾させられこの場に立っていた。 あんな男の心配などした自分はなんて愚かな存在だったのだろう… アバンとギーシュの会話などまるで耳に入らなかったが、どうせギーシュも上手いことアバンに乗せられるに違いない… そんなようなことをルイズが考えているいると、案の定ギーシュが「良いだろう!」とかなんとか叫んでいた。 やれやれ、どうやらやるしか無いようだ。 決闘といえばお互いが杖を構えた段階で勝負開始だ。ギーシュが薔薇の花を華麗に振りかざし「僕の名は~」とか口上を述べ始めた頃には、ルイズたちは既に作戦(と呼ぶのもおこがましいシンプルなものだが)を開始していた。即ち… ―――良いですかルイズ、私がこの小石のようなものを彼に向かって放りますから… アバンが実に何気ない動作でスッと宙に放った何かが山なりの軌跡を描いてギーシュの方に飛んで行き、 ―――貴方はなるべく短い詠唱で終わる魔法を唱えて… ルイズはレビテーションの詠唱を開始した。 一方ギーシュは敵を侮っていたので完全に油断していた。そもそもこの状況で負ける筈がないのだ。 彼がまずは華麗なポージングを決めつつ一体目のゴーレム(彼はワルキューレと呼んでいる)を錬金を行なっていると、アバンがまるでパスするよに手に握った小石を投げて寄越した。 これが仮に唸りをあげるような剛速球であれば、むしろギーシュも即座になんらかの防衛手段を実行しただろうがポイ、とかヒョイ、とか音が聞こてきそうな程軽いものだったため何となく眺めてしまい、(なんだあれ?)とばかりに手を伸ばしてそれをキャッチしようとした。 ヴェストリ広場に集まった生徒たちの多くは皆一様に興奮していた。 『決闘がある』というだけで普段の学園生活ではまずお目にかかれない一大事件になるのに、さらに当事者が平民と貴族の争いで、しかも一方は『ゼロのルイズ』がまさかの召喚をした平民で、おまけにそれがギーシュ二股発覚からルイズ参戦に使い魔の命が賭けられたりと神がかり的展開を見せたとなれば、見ている側はいやが上にも盛り上がる。 そんな広場にあって興奮の色にそまらぬ例外が居るとすれば(なんだかとんでもない事になってきたわね~あの子ったら何考えてんのかしら?)と思案顔のキュルケと無表情のタバサともう一人、複雑な表情な浮かべるモンモランシーだけだった。 彼氏に二股に怒り心頭の彼女ではあったが、彼を本気で見捨てたわけではない。ただ自分の怒りを知ってしっかり反省して欲しかったのだ。 それがどこをどう間違ったのかルイズの使い魔と決闘をすると聞き、急いで踵を返して様子を伺ってみれば今度は相手はルイズ本人だという。 そんなことをして一体何になるのか判らないし、そんな暇があるならまず自分なりケティにきちっと謝罪してほしいモンモランシーだったが、とりあえず今はまずギーシュの安全を祈りつつ成り行きを見守っていた。 (きっと大丈夫よね、なんたって相手が相手だもの。『ゼロのルイズ』といえば毎回毎回魔法を唱える度に………!?) はっと気付いたモンモランシーが顔を上げたその瞬間!ギーシュが爆風に包まれた。 ―――思いっきり失敗しちゃってください。今回はそれが成功です。 ドゴォォォォオオオオオオオオオオオン 「ああっ、ギーシュ!!!」 爆風が晴れ、悲痛な叫びをあげたモンモランシーの目に飛び込んできたものは、ボロクズのようになって地に伏すギーシュの姿だった。 「……ルイズ、決闘の決着はどうやって判定するんですか?」 「一応、先に杖を手放した方が負けということになっているけど……」 ギーシュの薔薇は遥か先、この地の単位でいえば10メイルは離れた先に落ちていた。 さらにモンモランシーがギーシュに駆け寄るのを見守った後に、ようやくアバンはその場から動いた。 まずギーシュの傍に歩み寄ると、「お嬢さんちょっと失礼……」とギーシュの様子を確かめ始めた。 「う~~~む……うん、命に別状はありませんね。これを飲ませてあげて見て下さい。私が特別に配合した気付け薬です」 アバンが懐から取り出した薬を言われるままに気絶したギーシュに飲ませるモンモランシー。 「くぁwせdrftgyはしばmlp;@」 「!」 「ハッ!!! ……僕は…一体何を…」 「…このバカぁ! 貴方はホントにもぉ…」 目に涙を浮かべて抱きつくモンモランシーにしばらく混乱するギーシュ。 一方アバンは聴衆に向き直ると優雅に宣言した。 「ご覧の通り、この勝負はわが主ルイズの勝利です!」 その言葉に答えるように広場は驚きに満ちた喚声に包まれた。 「うおおおおおおおお! あの『ゼロのルイズ』が『青銅のギーシュ』に勝っただとォオ!?」 「信じられないわ!! 何一つまともに魔法が使えた例もないのに!!」 「そもそも今回だって失敗してるぞ!!! あんな勝ち方ありか!!?」 多くの生徒は眼前の状況に驚き動揺を隠せない様子だったが、アバンは言葉を続けた。 「チッチッチ皆さん甘いですねぇ~何も驚くようなことじゃないでしょうに。『今回も魔法は失敗してた』? 良く思い出してみてください。あなた方は今までもずっとその『失敗魔法』を見てきたわけでしょう? そしてその威力の大きさを知っていたからこそ、今日の授業でもあれほど大慌てで避難してたんじゃないですか。ちょっと考えればこれがどれだけ強力な『攻撃魔法』なのかは一目瞭然です。私に言わせれば『何を今更…』ってとこですねぇ」 やれやれ、と言った風に首を振るアバンにざわめき互いに顔を見合わせる面々。 「まだ納得がいかないようなら…誰か今一度挑戦する人間は居ますか? このルイズを相手に! 正面から決闘を挑む勇気のある人間が!!」 水を打ったように静まり返った生徒たちの顔を確認しながら広場を横切るアバン。 「居ませんか!? 居ないのなら……」 ルイズの傍まで歩いて足を止め、その手を取るアバン。 「この、小さく可憐な勝者に大きな拍手をお願いします――。」 その言葉の直後、パチ…パチ…と疎らに始まった拍手は、あっというまに広場に響き渡る大歓声に変わった。 広場中から自分に寄せられる拍手の渦の中心に立ったルイズは半ば放心状態だった。 (これが…私に? そんな、嘘でしょ、だって……) この学院に入学してから今まで彼女はどれほどの苦労を積み、そしてどれだけの屈辱に耐えても何一つ上手く行かなかった。 そんな彼女に今起こっている事態は、彼女が俄かには信じられないとしても無理はないものであった。 彼女はしばらくその音に聞き入り、ふと横に立つ男に目を遣り、彼が頷いたのを見て初めて、心の奥底から湧き出す押さえがたい歓喜に手を突き上げ、 「イイィィィよッッしゃァァアアア!!!」 あまりに男らしい叫びを上げた。 「そうか、負けたのか……」 復活直後の混乱も収まり、またこれだけ喚声を受けるルイズを見ては否応なしに現実を認めざるをえない。 振られた直後の恥辱とそれを誤魔化すための決闘の興奮も消え去った今、プライドを打ち砕かれ、心と体の苦痛に身を捩じらせたギーシュは、そこでようやく傍らに座るモンモランシーの存在を思い出し、 「モンモランシー……」 と呟いて言葉を失った。 ルイズに負けて悔しかったし恥ずかしかったし、何よりこんな醜態を他の誰でもなくモンモランシーに見られたよ思うと居た堪れなかった。 「君に…こんな…こんな姿を見せて……僕は……」 あまりの口惜しさに思わず涙が出そうになったギーシュは、 「…そんなことよりギーシュ……私まだ貴方からケティのことについてちゃんとした『誠意』ってものを見せてもらってないんだけど」 静かな、しかし何か恐ろしいものを押し殺した彼女の言葉に恐怖の涙を浮かべて歯を打ち鳴らし、 「ご、ごご、ごごごごめんよぉおおおおおおおおおぼぼぼぼくが悪かったよおおおおおおおお~~~~~~~」 と敗北の悔しさとか体の痛みとか体面とかプライドとか誇りとかプライドとか全て頭から吹っ飛ばしてその場で地面に頭をこすり付けて謝罪し、 「貴方にはこのぐらい良い薬だわ! ちゃんと反省してくださる? …『次は』許さないんですからね、こんなも心配かけて……」 敗北し格好も薄汚れた自分を尚受け入れてくれたモンモランシーに感激と感謝の涙と鼻水をしこたまこすり付けてしばき倒されたのだった。 そんなルイズやギーシュの姿を嬉しそうに眺めたアバンは、ここで初めて心中安堵のため息を付いた。 (なんとか上手くいったみたいですねぇ~) 今回の決闘について、ここまでは実に八割方はアバンの想定の通りだった。 正直のところ不安材料といえば勝った後のギーシュ君へのフォローぐらいで(今回はたまたまモンモランシー嬢のおかげで実に上手くいったが流石にこれは予想外)、ルイズはアバンに見守る前で(不意の事故とはいえ)一瞬の内にトライアングルメイジである学園講師シュヴルーズ氏をノック・アウトする程だ、自分がフォローすればドットクラスの一生徒相手には万に一つも負けはないという確信がアバンにはあった。 ちなみに例えばアバンが投げたギーシュに投げた「小石のようなもの」は正式名称を「爆弾石」といい、爆弾岩などから入手できる攻撃アイテムだ。これならば仮にルイズの爆発の威力が弱かったり何も起きなかった場合でも、 外見上「いつもの爆発で倒す」という作戦が成功する、云わば保険のためにアバンは使ったが、予定以上にルイズの爆発が上手くいき(あるいは連鎖反応か)、結果(まずい効きすぎた?)と今回一番アバンを焦らすという事態に発展したのは策の弄しすぎかもしれない。 だがそれもルイズの魔法の威力を多くの生徒に強烈に印象付けたと思えば結果オーライか…… このままこの決闘騒動が幕を下ろす、と誰もが思いかけたその矢先、思わぬ人物が待ったをかけた。 「この決闘に異議あり!!! 本来なら決闘は一対一の勝負のはずだ! なのにギーシュの相手は二人居る!! この勝負…無効だ!!!」 その人物は誰あろう、アバンの一言によって今日一日を級友にからかい尽くされて過ごした男、食堂では無理やりルイズの隣に座らされて恥ずかしい思いをした上にその存在をルイズに完全に無視された男、そして実は本当に彼女に気がないとも言い切れない気がしないでもない素直になれない純情ボーイ、マリコルヌ・ド・グランドプレであった! 「みんな騙されるな! 今回のギーシュはそいつの口車に乗っただけで、本来なら相手はそこの平民だけだったはずだ!! そいつは自分が勝てないからルイズを引き出して戦わせた臆病者なんだ!!!」 群集の中からアバンの前に躍り出たマリコルヌ突然の大立ち回りに再びざわめく一堂。尚も続けるマリコルヌ。 「そのルイズにしたって相手のギーシュが侮っていたから成功したような不意打ちじゃないか!!! 所詮ルイズは『ゼロのルイズ』なんだ!!! 所詮は『サモン・サーヴァント』でただの平民を呼び出す奴なんだ!僕は、僕は……!!!」 「ギーシュ・ド・グラモンの友人として! 君に『決闘』を申し込む!!」 アバンに杖を突きつけるマリコルヌ、その頬は興奮のため既に真っ赤に染まっていた。 その様子に名前を上げられたギーシュは初め突然の事態に唖然としてものも言えず、ようやく我に返ると「いや…これは完全に僕の負けだよ……」とマリコルヌを止めるべく動きだそうとして、『所詮はゼロのルイズ』と呼ばれてカチンときたルイズは今や戦意は十分、 「やってやろうじゃないの、アタシが一人でアンタのノドチンコ引き抜いてそのガラガラ声を出せなくしてやるわ!」と臨戦態勢を取ろうとして、 両者共にアバンに制された。 「いいでしょう、その挑戦お受けいたしましょう」 アバンがゆっくり進み出る。 「今回は一対一の勝負だぞ!! ルイズは抜きだ!!!」 「わかってますよ」 首をコキコキ鳴らし、手首をブラブラさせるアバンに恐れの色が無いのをみて思わず声を上げるマリコルヌ。 「…ただの平民の分際で貴族であるメイジに勝てるつもりなのか!?」 彼の予想ではアバン一人で挑戦を受けることはまずないはずで、大人しく降参すると思っていた。 何故なら先ほど勝ったのは曲がりなりにもメイジであるルイズである。 見ている生徒たちも今回ばかりはマリコルヌの勝ちは動かないだろうと思っていた。 「アイツ…本気でやるつもりなのかな? 平民のくせに」 「さっきの勝利でメイジのことを侮ってるのかしらね? 平民のくせに」 「意地の問題で退くに退けないんじゃないかな? 平民のくせに」 そういった話し声を聞きつけたのか、アバンは大きなため息をついた。 「ベリ~バットですねぇ~、さっきのルイズを見てもまだそんなことを言ってるんですかあなた方は。ちょっと考えればす~ぐ解りそうなのに…固定概念って恐ろしいですねぇ~」 アバンの言葉に一斉に頭に疑問附を浮かべる面々、それはマリコルヌたちに限らず至極冷静に事態を観察していたキュルケや、当のルイズすら同様だった。 そんな様子に肩をすくめるアバン。 「やれやれ…先ほどの件を思い出して下さい。今まで幾度と無くルイズの魔法を見て、何度もその威力を体感しておきながら、皆さんはその有効性に全く気付こうとしてこなかった。それと同じです。貴方たちは既に真実に手を触れているのにそれに全く気付かない」 この段階でも、ピンとくる生徒は皆無だった。 「……私がこの世界に来てから、何度似たような文句を聞いたでしょうか。『ただの平民を召喚するなんてあり得ない、流石はゼロのルイズ』と……」 この時、それまで広場に来てからひたすらページを捲ることしかしてこなかった少女の指がピタリと止まった。 「それこそが『答え』ですよ。この言葉は全く正しい。私が不思議でならないのは、そこまで考えて何故誰一人として疑問を抱かないのか? ということです。『ただの平民を召喚するなんてあり得ない』、あり得ないのなら……」 「『実はただの平民じゃないんじゃないか?』とね。見せてあげましょう、私の『本当の姿』を!!!」 その場にいた殆どの人間が、その言葉の意味をすぐには理解できなかった。しかしこの後、彼らは一瞬にしてこの言葉の意味を理解した。 即ち、突然アバンが両腕を握り締め歯を食いしばり、まるで全身の力を引き出さんとばかりに体を強張らせた刹那、ある言葉と共にアバンの体が業火に包まれた正にその時である! 「…ド・ラ・ゴ・ラ・ム!!!」 天を突かんという火柱の中から、『メガネをかけた竜』が現れた!!! | 高さは3メイル、全長はゆうに10メイルを超え、羽を広げればもはや巨大な壁に等しい。 体を覆う皮膚は分厚く荒々しく、巨大な四肢には鋭く太い爪がそれぞれ4本。 頭部から後方に向け伸びた二本の角、無数の牙の奥には炎が燻り、唯一チョコンと乗っかる原寸大のメガネだけがアンバランスにチャーミング。 正真正銘、最強最悪のモンスターの突如出現に、 「ド、ドドッ、ドラゴンだ! 本物のドラゴンだ!」 「嘘でしょ!? へ、平民がドラゴンにィ!?」 「そんな馬鹿な!!! 一体何がどうなってる!!!」 ギーシュが平民と決闘すると言い出したと思ったら、いつのまにかルイズに負けていた段階で、既に頭がどうにかなりそうだったヴェストリ広場の面々は、事ここに及んで遂に大混乱に陥って恐怖の片鱗を味わい、 「わたしたちはとんでもない思い違いをしていたようね。これを見て。まず見たままに事実を表記する。 『平民→ドラゴン』 これを逆にすると、 『ンゴラド→民平』 変身したのが平民というを考えれば末尾に『平民』を加えるのが当然。 『ンゴラド→民平平民』 ここで一部の漢字が重複していることに気付く。 即ち被った『民』と『平』をノイズと見なして省略する。 『ンゴラド→平民』 そして最後の仕上げは意味不明な文字列『ンゴラド』、 これは実はアナグラムで出来ていて並べ替えると『ドラゴン』となる。 するとできあがる言葉は……『ドラゴン→平民』。 つまり! 実はドラゴンが平民に化けていたのよ!!!」 「な、なんだってーーー!!」 MontMoRencyは超理論でギーシュの度肝を抜き、 「あれは……」 「何か知っているのタバサ?」 「……恐らくは先住魔法の中でも高度な部類に入る『変化』の一種……そして人語の精通具合から見ても正体はかなり成熟した韻竜だと思われる」 「なんですって!? 韻竜なんて既に絶滅したとも言われる幻の竜じゃない!!!」 「しかも、炎を纏って『変化』するなんて私も初めて見た……かなり興味深い」 タバサは得意の知識を活かした解説でキュルケを唸せた。 しかしそんな広場の喧騒もまるで耳に入らぬ男が一人居た。 その人物は誰あろう、既に勝負あったはずの決闘にただ一人異議を唱え、アバン(に乗せられた級友)によって著しく傷つけられた自身の名誉のため、そして殆ど唯一女性のスキンシップ相手であるルイズをからかえなくなるのを阻止するため、勇み足で立ち上がってしまった涙目ボーイ、マリコルヌ・ド・グランドプレであった! (これは夢だ……そもそもルイズがギーシュにメイジとしての勝負で勝ったりするわけないじゃないか……) (それにこんな……こんなこと!!!) 今彼の眼前では、持ち上げた前足を叩きつけた衝撃で地面に地割れを起こし、羽を広げてつむじ風を巻き起こす怪物が、燃え上がる業火のブレスの吐き出しながら雄たけびを上げていた。 「グ ワ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ッ ッ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! ! !」 (あって良いはずがないだろォオ!?) 彼はガタガタ鳴る膝を押さえて腰が抜けそうになるのを堪えつつ膀胱を閉めるだけで既にいっぱいいっぱいだった。 「おんや~? 皆随分驚いてるようですねぇ…ルイズ、私ってそんなに凄い部類の使い魔なんですか?」 ぐるり、とその長い首を回して後ろを振り返り、流石に呆然としているルイズにウィンクするアバンドラゴン。 (あの状態でも喋れるのか!!!)と、既に観衆の目はその竜の一挙手一投足に釘付けである。 「……! オ、オホン。そ、そうねぇ、アタシ的には…まあまあ……ってところかしら? アタシは使い魔の珍しさを競うなんて卑しい根性持ってないもの」 誰かさんへの明らかな当てこすりに、『面白いわね』とばかりに不敵に笑い返す誰かさん。 「グワッハッハ、まあまあなら大出世ですねぇ~嬉しい限りです。さてそれじゃあ…始めましょうか!!!」 竜だけに不気味な笑い声を上げ、再びマリコルヌに首を向けたアバンがあげた決闘開始の宣言に、広場のボルテージは本日幾度目かの興奮状態まで一気に高まり! 「参った! 降参だ!!」 直後マリコルヌが決闘終了の宣言に、広場はなんとも言えない微妙すぎるテンションまで急降下で落ち込んだ。 『散々引っ張ってそんなオチかよっ!!!』 何処からともなくそんな言葉聞こえた気がした。 その後、急速に冷めた雰囲気を反映して見物客も次々と広場を去り、ギーシュはモンモランシーに付き添われて保健室に直行。 最後まで残ったキュルケ(とタバサ)もルイズと一言二言言葉を交わすと、 「ルイズ~アナタあんまり調子に乗るんじゃなくてよ~~成功の後にこそ思わぬ落とし穴が潜んでいるものなのよ~まぁ成功したことないから知らないでしょうけど」 「ふん、余計なお世話よ!!!」 手をヒラヒラさせて去っていった(タバサは若干未練ありげなそぶりだった)。 「良いお友達ですね、ルイズ」 「どこがよどこが!」 既に人間形態に戻ったアバンの言葉に猛反発するルイズ。 「何処もなにも、彼女の忠告は実にためになるものですよ。あの精神は忘れてはいけません…それに相手の耳に痛いことを敢て言うというのは勇気のいることです。 大切にすべき友人と言えるでしょう」 「あのね~アレは唯の憎まれ口なのよ!勇気も糞もないわ!! アタシを馬鹿にして喜んでるだけよ!!! キー腹立つぅ~~~!!!」 「そうですかねぇ~…私から見れば『喧嘩するほど…』ってやつ以外のなにものでもない気がしますけど……」 「アンタのその眼鏡、即刻変えるべきね! 相当曇ってるわ!!」 その後もやいのやいの騒ぐルイズと、彼女を宥めながら広場から横を歩くアバン、これだけの騒ぎを起こした癖に、広場から引き上げる二人の態度は平常そのものだった。 …ちなみにマリコルヌは逃げるようにその場から立ち去り、しばらく「臆病風」の二つ名で呼ばれることになったとかならないとか。 前ページ次ページドラゴンクエスト外伝―ゼロの家庭教師―
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1765.html
前/最初 本番まで、代役も立てられないまま、もう時間が無い・・・・・・ \ \__/-8ニ ̄ . _,..-'''"; .; .; .; .; .; .; .; .; .≧ ./; .; .; .; .;○`ー=-一゙ニ二~ どうしよう? 〈; .; .; .; .; .; .○; .; .; .; .; .; .; .; .; .`;ゝ __」`ヽァ'7 ,,.____.,,__ ヽ; .; .; ./; .; .; .; .; .; .、>ー=-、; ヽ ヽ ;!ゝ''"´_ ____ .`"'ヽ、 ヽ/; .; .; .; .`ーzノ ) ヽ. ノ Y ´ U`ヽ ヽ, (; .; .; .; .=ニ二 ´) Y. / / / / i 、 ヽ. \ ';, どうしよう? 〈; .; .; .; .; .; .; .; .; > 、_) .| | i |-‐ハ | ハ___ i i. | _ __ (; .; .; .; .; <_ ̄l ) ./ | ハ ,ォ-;、|__ハ__/_」__`ハ | | r , -`―'- 、イ、 ヽ; .; ; ..; .; .; .;フ __ ,イ レヘ__,!ノrr=-, r=ァ)Y!-| | イi イ人ルレUン、 /ヽ、; .; .; .; .; .> .; .; .; .,;ゝ / !7U ` " " i | i | /ヒン ヒン)| i、| /; .; .; ○; .; .; .; .; .; . .; .彡 / ヽ、 ─‐ U ,/ | | .| .(" -- "[]ノ i 〈; .; .; .; .;○ヾ=、__ノ) レヘ_/>..、 _____, イ/ ,ノ,/ `ー―――'レル' ヽ; .; .; .; .; .; .; .; .; .;シ 「やっぱり早苗さんに頼ってたから・・・・・」 「その前は雲山と、おりんPに・・・・・・」 ――・・・・・・・・結局梵joureenってこんなもんだったの!!? ,,--‐──────────--、_-8く´ 「L ゚ [| 「L ゚ ニ=8- ズズ・・  ̄ ̄l] ̄.ΓΓ! | ̄l] ̄.Γ! | ̄l] ̄´ ロ l ├′ 。ロl ├′ 。[!п ,'' / .| | ; | | /| __,./ 、__. /ヽヽ _人人人人人人人人人人人人人人人_ .| ; ( ((◯), 、(◯) ヽ( ( '> うわあああああああ!!! < ..-'''"; .; .; .; .; .; .; .; .; .≧ .| ヽ))) "" ´トェェェイ`" ' ( ))  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^.; .;○`ー=-一゙ニ二~ | | ) ヽ |,r-r-| ノレヽ 〈; .; .; .; .; .; .○; .; .; .; .; .; .; .; .; .`;ゝ .| | | >,、 _ `ニニ´, イ__」`ヽァ'7 ,,.____.,,__ ヽ; .; .; ./; .; .; .; .; .; .、>ー=-、; ヽ ヽ ;!ゝ''"´_ ____ .`"'ヽ、 ヽ/; .; .; .; .`ーzノ ) ヽ. ノ Y ´ `ヽ ヽ, (; .; .; .; .=ニ二 ´) Y. / / / / i 、 ヽ. \ ';, 〈; .; .; .; .; .; .; .; .; > 、_) .| | i |-‐ハ | ハ___ i i. | _ __ (; .; .; .; .; <_ ̄l ) ./ | ハ ,ォ-;、|__ハ__/_」__`ハ | | r , -`―'- 、イ、 ヽ; .; ; ..; .; .; .;フ __ ,イ レヘ__,!ノ (◯), 、(◯))Y!-| | イi イ人ルレUン、 /ヽ、; .; .; .; .; .> .; .; .; .,;ゝ / !7"" ´トェェェイ`" " i | i | /(O) (O)| i、| /; .; .; ○; .; .; .; .; .; . .; .彡 / ヽ、 |,r-r-| ,/ | | .| .(" □ "[]ノ i 〈; .; .; .; .;○ヾ=、__ノ) レヘ_/>.. `ニニ´ イ/ ,ノ,/ `ー―――'レル' ヽ; .; .; .; .; .; .; .; .; .;シ 「一輪・・・・・・? スキマってこういうもんだっけ・・・・・・?」 「帰ってきたの?」 「そ、そういう訳じゃ・・・・・・・・・それに、今更あんた達となんか・・・・・・」 「――――― 一輪、 後ろばかりむいてるんじゃありませんよ」「また一緒にやりたがってたでしょうに」 ,.--、_,,....,,__,. -- 、 __ 「久しぶり」 ,.- '"// ⌒ヽヽ //⌒l | ', ---- 、 , ─── --. 、 「姐さん!!!」 / l | ___ ___',',nイk___,// ヽ, --- ヽ / `丶 ,' ヽ_rゝゝ-' ー',.-、- 、イ、 i ノ ヽ ヽ / ヽ i ,.へ_トー'"____,.ィ ! ハ、___ イヽ、イ ノ ノi 人 | }. / ; 、 } 「ゆかり!!!」 r'⌒ r´γ /__,.i i / V__ハ ゝ/ゝ,ノ ノノ /)/) ノ )'ウ | イ{云'─ -‐ ─_ .斗、 |_ __ 〈_,.イ イ ,ィ´(ヒ_] レ´ ヒ_ン`!ヽ! ハ =ミ r=ミ / . .ノ/ !/, Vノー ー-下 〉ヽ lr , -`―'- 、イ、 i i .レイl' " ,___, " ! ハ/ヽ''' ,___, '' ノ ) . ( ( 〈.l ノ(ヒ_] ヒ_ン )〈 l 〈 イi イ人ルレUン、 〉. i i ' ヽ _ン 从 ( . . ) ヽ _ン ( ノ . ノ ヽ lリンi" ,___, "' レ| ノ /(ヒ],_,ヒン),| i、| i /〈 lヽ, ,.イノ Y (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ | ト、 ヽ _ン ,zイ´ (" ヽ_ン"[]ノ i ノ イ /ヽ、| i>r--r,=´/ _ハ '' ) i=====i ノフ フ ', ヘ >ー--─ <ノ `ー―――'レル' 「ありがとう!!! 助けてくれt・・・・」 「・・・・・・・勘違いしないでね」 ,.--、_,,....,,__,. -- 、 「私達もデビューしたから(前々回)、今はライバル同士よ ,.- '"// ⌒ヽヽ //⌒l | あなたのバンドと対等に闘うために、一輪を連れて来たの」 / l | ___ ___',',nイk___,// ヽ, ,' ヽ_rゝゝ-' ー',.-、- 、イ、 i i ,.へ_トー'"____,.ィ ! ハ、___ イヽ、イ r'⌒ r´γ /__,.i i / V__ハ ゝ つ _ __ 「・・・・・・・・・・・・!」 〈_,.イ イ ,ィ´(ヒ_] レ´ ヒ_ン`!ヽ! ハ っ r , -`―'- 、イ、 i i .レイl' "∪ ,___, " ! ハ/ヽ イi イ人ルレ ン、 〉. i i ' 从 ( ! /(ヒ],_,ヒン) | i、| i /〈 lヽ, ,.イノ Y ("U ~ U" []ノ i ノ イ /ヽ、| i>r--r,=´/ _ハ ` ー―――'レル' 「もっと生き生きと頑張ってるれいむを見せてね…」 , --'. ', ---- 、 「あなたも、自分から前を向く時が来たのですよ」 / --- ヽ ,,.-''"´ ̄ ̄`ヽ ノノ ノ ヽ ヽ / \ / / ノ ノ ノi 人 | }. i´ `i ヽ 「・・・・・・・姐さん!」 { ( ( / / ゝ,ノ ノノ /)/) ノ )'ウ |彡 ミ| ヽ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ {;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;} | ( )( 人''' ,___, '' ノ ) . ( ( (( ( (ヒ_] ̄ ̄ヒ_ン)Yl | ) )ノ . . ) ヽ _ン ( ノ . ノ ヽ ))ノ"" U ソ | ) ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ | ヽ O / |'' (' '' ) i=====i ノフ フ j i >..,____,,... イ / l | 一方その頃舞台では・・・・・・・・・・・・・・ __,,,...,,,__ ___,∧"´ ト-、∧‐ァ 7`>ゝ | ,ゝ/ヽ、ノ V _」∠ 7ァ_>ァ、 | ., 'ィiヽ' _>''"´  ̄ `ヽ!, ,.rnnnnn、 | / キア'".{三} `// ̄ ̄`ヾv | (( ( ) )) ./.- ' ´ . . ` ー 、_ ', | |_,-Ω-、_|l| _ __」`ヽァ'7 ,,.____.,,__ | あの、静葉さん? , -. ' ´ . . . <●>. . . . . ` ー ., !./ー-----‐ヽ_/0; ヽ ;!ゝ''"´_ ____ |<______________> 〓〓〓〓 / / Y ´ U| 何を一人で・・・・・ ( ソ'´ \||/_」_ノレ' レ' ソ` l〓〓〓〓〓l / / / / / i 、 | y'´ ! .| | ttテュ, ,rェzァ ヽ ヽー/ | i |-‐ハ | ハ_| ,' ! , ヽ、| |''" ̄  ̄"'',ハ\;;;____/ | ハ ,ォ-;、|__ハ__/_」| '、 ゝ、ノ ,;| |、, E三=======' レヘ__,!ノrr=-, r=| `ヽ(ゝ/),| |イ` ー--一 'ノ´ンノ / !7 ` " | | |ノ \.(( =三= )) / ヽ、 ー=- | ,| |, イ |\ \_`y´ レヘ_/>..、 _____, イ| {_} | | \__ノ | |」 レ'⌒i | \ シズハー!!! カッコイー!!! スーテーキ!!! / \ キャー! ダイテー /客は温めておいたわ 静葉さん、私・・・・・・ \ ̄\ / ̄/ , ─── --. 、 つ __」`ヽァ'7 ,,.____.,,__/l \ \ / /lヽ / `丶 っ ヽ ;!ゝ''"´_ ____ .`"'ヽ、| ヽ ヽ | | / / | / ヽ Y ´ ヽ,\ ` ‐ヽ ヽ. ● ● / / ‐ / / ; 、 } / / / / i . \ ';, \ __ l | | |___|| / l __ / | イ{云'─ -‐ ─_ .斗、 |_ __ | i |-‐ハ | ハ___ i i. | \ \/rr=-, r=;ァ\/ !/, Vノー ー-下 〉ヽ lr , -`―'- 、イ| ハ ,ォ-;、|__ハ__/_」__`ハ | | /\ | '" " |/\ 〈.l ノ(ヒ_] ヒ_ン )〈 l 〈 イi イ人ルレUンレヘ__,!ノrr=-, r=ァ)Y!-| | //\| "'" 'ー=-' '" |/\\ lリンi" ,___, "' レ| ノ /r=- r=ァ,| i、| / !7 ` " " i | i | //\| シズハ |/\\ | ト、 ヽ _ン ,zイ´ (" ヽ_ン"[]ノ i / ヽ、 'ー=ョ ,/ | | .| . / /\______/\ \ ', ヘ >ー--─ <ノ `ー―――'レル' レヘ_/>..、 _____, イ/ ,ノ,/ 「 ァ‐∧,-イ `゙∧__ ., ァ _r「 _ゝL V ヾ/ヽ ああ、一輪。あんたとはコンビ解消ね。 これが最後の仕事 .__,!, ´  ̄ `゛'' _ 'ノi 〉 音楽性の違いって事で。 ソロでの方が効率いいもの・・・ カッ カッ カッ カッ カッ カッ ――これで本当によかったの? __,,,...,,,__ ___,∧"´ ト-、∧‐ァ 7`>ゝ -── -、___ すまない ,ゝ/ヽ、ノ V _」∠ 7ァ_>ァ、 、⌒( `ヽ、 、 感謝しとるよ ., 'ィiヽ' _>''"´  ̄ `ヽ!, )) `ー' ヽ _)) / キア'" ', 、`フ ( (_-──-__,─'ノ ̄ ,イ / / ,ハ! / ! _!_ i ! Y / ゙、..} 二 {..,─'ヽ`ヽ、 ――――早苗さんが土壇場でやめたり、一輪が海外に行ってたので予定はかなり早まったが、 とにかく私が彼女達にできる手はずはこれで終わった。あとは本人達次第じゃ ――――・・・・・全員苦労したみたいだし、私の後ろでみっちり鍛えたから大丈夫よ それでも、梵joureenにはまだ迷いがありました 長い一輪とのブランク 今までに無いプレッシャー 最後のチャンス。 完全に解消はできないわだかまり 「やっぱりこわいよ・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・」 「ここまで来て・・何言ってるんですか!!!」 「―――あのさ」 /"'''-ii○ ー―――、 .○ー‐ ヽ、 ,r' ○y'´ ○、 | 今、メールがあって、映姫様が初めてライブに来るんだって… |. ,r' / ノ ヽヽ |..ノ __,,.../ / ;. ヽ,,__ヽ. 最後の一回だけでもいい所見させてくれない?´ ,. ‐‐-/ / /i ,'´i .ノ ヽi , |__ ` | 、! .| /| /__,!/ レ、!__ | , / ヽ つ ', \ i, ヽ,.' -─ ─-.レ 〈 | っ !ヘ, ァ i |'" ,___, "'i ヽ ,' ノゝ, __rソ `ヽ!、 ヽ _ン ノ , ) / ハ|´ iソ> _____, ,.イ-'"i// `レゝ、 ,.ヘ x\」|x| `.i i `'r‐‐' ,イ \x`! / 〈 / ヽ、!ー'、 ヽレ' ,ir-‐'´ `!、____,へ_Y ,ヘ,.イ! 「―――あの曲ならできる?」 「私と小町なら大丈夫だから、一輪ついてこられよね!!!」 「―――――大丈夫!!!」 ――― 開演 1分前 ――― BGM: Dir en grey 通常版 閲覧注意!!! 外人版 こっちがお勧め ゆっくり版 最後にどうぞ (名曲です) / . . ./ . //、,,.. --──- 、/ . . . _ . ', // .,' . . . ///)_);. .'"´ ̄` . . . . ‐-<';_) .! // _,,.-'、_.//!7' /. /; . . . ハ . . . . .! . . . . iヽ. .! // /´ ,' _/ . . !' ./ . ./ ./! . . / ! . . . ,! . . /i . . . Y // '、_ゝ-'と_,!、 . . ! .;' . .;' . / !'"Tニハ . ./|‐/、| . .! . i /´ ̄_/ . //ヽ. ヽイ ! .ノ|/ | (ヒ_] レ' ヒ_ン、、7 ハ.// __,つ''/ i . .' 、 ヽ .! !⊂⊃ _____ i/〈/// ! . . !. ' 、 `iァ、ハ i´ `| ,ハ . .〉 / ! . .ハ/!,ゝ-イ ヽ;ト .、,'、,___,ノイ レ'ヽイ ―――― それが、 梵joureen の最後のライブとなりました 〉' 〈!' レ' 、 ノ|」Xヽ、__「Xト、 ン' 〈| `''<,_!イ7 `ヽYX/ Y´ _人人人人人人人人人人人人人人人_ニニニニニニニニニニコ ノ_,;.--‐''''''二二''''''‐-.,_l'> せーかいはー もーらぁん!! < ...◎. . ◎ . ◎ |} , '",,-‐'''~ ̄  ̄~'''‐- ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^.; r-、_,「 V´|-─‐- ..,,_ ___ r' 、 ! /_,,...,,___ `' 、 ♪ ,, ー ー 、 ♪ 、 ; "´ ` ''ー- 、`フ ♪ ,,'' / ヽ / y' / / ! ,! `ヽ. マ= ,'' / ,' / / /! ./| / ! ,! i i ', マ=// \=マ .| | ; | マ=// \ ♪ ! |___! ./ _|,/,.ノ-' l.、'_| |. !. | マ=// ,/=マ | /| __,./ 、__. /ヽヽ マ=// ,/=マ | | レ| (ヒ_] ヒ_ン、| | | / . '=マ .| ; ( ( (ヒ_] ヒ_ン ヽ( ( / . '=マ | | |"" ,___, "' ハ_,.ハ_/ / .| ヽ))) "" ,___, "' ( )) / / ! i .! !、 ヽ _ン ノ |/ / | | ) ヽ ヽ _ン ノレヽ / / `ヽレヘ. |7>,、 _____, ,.イ /(ミヽ、 .| | | >,、 _____, ,.イ | /(ミヽ、 .イ\!ヾく´./ヽ二ン`X ,ヘ__ノi _ __ ヾー──-'ノ / ,ヘ__ノi ,'´´ Y Vヽヽノト/ / / r , -`―'- 、イ  ̄ ノ/ / / ♪ イi イ人ルレ ン、 ♪ ,- 、 /(ヒ],_,ヒン),| i、 ,r'  ̄/^\\ ♪ ~=@=●" ヽノ " .[]ノ i| ♪、 /| l 閻 | |‐- .,,_ ♪ || `ー―――'レル'.| i ∨ | l 魔 l i ゛''‐ .,_/| ♪ ,. -''"´/ @\`' 、 ,. -''"´ `' 、 | _,r'二ハ二7ニトァ-r_ / | / ,'´ ,. -‐ァ'" ̄`ヽー 、`ヽ ,'´ ,. -‐ァ'" ̄`ヽー 、`ヽ ! _!゙i,r' ; i ゙i ゙i `'7''- -r_ | // `ヽ`フ // `ヽ`フ ∠ ,r' ハ |゙i i !゙i \-7二ア'r / .,' /! /! ! ハ ! ', / .,' /! /! ! ハ ! ', [>゙i,r'i ! ゙i| 'J゙i!、゙i ゙i ゙i' - i/ン( ! ノ-!‐ノ ! ノ|/ー!、!ノ ,.ゝ_ノ( ! ノ-!‐ノ ! ノ|/ー!、!ノ ,.ゝ ヽ! J > < ヽヘ 'J!、 ゙iiY ヘ ノレ' rr=-, r=;ァir /! ノ ヘ ,ノレ' rr=-, r=;ァir /! ノ ハリハi // ,___, /// ! Y i ゙i\.( ノ ! /// /// ! ヘ( ( ノ ! /// ///"! ヘ( ./\|゙i.゙i| 人 ヽ _ン ハ !゙i '; イ } 自分達の力で曲を作り、演奏し、客を楽しませる―――その喜びに目覚めてしまった4人は、 今までの名前を捨て、新たにバンドを再結成しました 梵Nippori製鉄所 / デビューシングル┌───────────────────────┐│ r---------、 .│ Easy ☆ Shooters !!!│ イ `ヽ;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.,. --、 .││ ゝОノ;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;l ○ ,l ││ l;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.`ァ‐ '’ ...│1.Easy ☆ Shooters !!!│ /;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.l │ (作詞作曲 梵Nippori)│ ノ---------、;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.l ..││ ,.-‐'"´___;.;.;.;.;.;.;.;.;`"ー‐‐、;.l ..│2.東方秋神録│,,..-‐''"´ ̄'7´7 `"ー‐‐、;.;.;.;.;.;.;.;`ヽ .│ (作詞作曲 梵Nippori)│ `'‐‐、;.;.;.;.;/,' , ' / / l ヾ `"ー‐‐、;.;.`ヽ .││ `ヽソ / / /l l ', ヽ ', l ソ`\;.;ヽ、 │3.東方囚人録│ iヘ、 /r-!、/ .l /,,.-、 i l l /l;.;.;.;.;`ヽ、ヽ │ (作詞作曲 梵Nippori)│ iソイiヽ! ;! ´i ' lヾlハ/l,/ .l;.;.;.;.;.;.;.;.;.;冫 .││ l从', `¨ , `ー' i从从l ', ̄ ̄ ̄ ....││ l .ト、 、_ l l ヽ ..││ l l ,ヽ _ イ'l l , ヽ ..│└───────────────────────┘ 「最高にかっこいい曲だね!!!」 「でも、これからだよ!!!」 「今は イージーシューターだけど、きっと、ルナティックシューターになろうね!!!」 4人の旅が再び始まりました 【3ヶ月後】 r-、_,「 V´|-─‐- ..,,_ ,,.. -──-- 、.,_ 「イージーシューターズ」のMyonさんですね!!! r' 、 ! /_,,...,,___ `' 、 ,. '" `ヽ. 、 ; "´ ` ''ー- 、`フ ,.' ; ヽ. サイン下さい!!! / y' / / ! ,! `ヽ /__二ニ=-ハ i __i_ 、 ', ,' / / /! ./| / ! ,! i i ', / / ハ ! ! ハ __!_ '; i ! |___! ./ _|,/,.ノ-' l.、'_| |. !. | i i /! ,!ヽ.! L ! ー- ヽ! i | | | レ|―[ ]―[ ]、| | | | ! ハ (ヒ_] ヒ_ン ) !__」 i | | | |' ハ_,.ハ__」 └-iヽ ! ,___, "" | ! | | ! i .! !、 -=- ノ | | | 7" ヽ _ン .レi | | `ヽレヘ. |7>,、 _____, ,.イ ! | レ'iゝ、 ,イ | i | | \! \ハ__」 ! ! i >ー-r i; -! | | | | 「いえ、梵Nippori製鉄所 です」 r-、_,「 V´|-─‐- ..,,_ なーんか、 曲の「Easy ☆ Shooters 」が、バンド名だと r' 、 ! /_,,...,,___ `' 、 勘違いしちゃってる人がいるみたいね 紛らわしかったかな 、 ; "´ ` ''ー- 、`フ. / y' / / ! ,! `ヽ. ,' / / /! ./| / ! ,! i i ', _ __ それだけ名曲だったって事だよ ! |___! ./ _|,/,.ノ-' l.、'_| |. !. | lr , -`―'- 、イ、 | | レ| (ヒ_] ヒ_ン、| | | イi イ人ルレUン、 今だけだって | | |'/// ,___,/// ハ_,.ハ__」 /(ヒ],_,ヒン),| i、| ! i .! !、 ヽ _ン ノ | | .(" ヽ_ン"[]ノ i `ヽレヘ. |7>,、 _____, ,.イ ! | つ `ー―――'レル' \! \ハ__」 っ 【半年後】 ―――あ、 「イージー シューターズ」さん達だー ―――あ、 「イージー シューターズ」さん、お早うございます! ―――あ、 「イージー シューターズ」さん、頑張ってください! _,, -───- 、 , ─── --. 、 __」`ヽァ'7 ,,.____.,,__ ,r' ー‐○ U ○ー'' / `丶 ヽ ;!ゝ''"´_ ____ .`"'ヽ、 | ○ ヽ ○ / ヽ Y ´ U ヽ, / / ヽ / ; 、 } / / / / i . \ ';, ノ__,,.. i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | イ{云'─ -‐ ─_ .斗、 |_U __ | i |-‐ハ | ハ___ i i. | レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .、 i /, Vノー U ー-下 〉ヽ lr , -`―'- 、イ| ハ ,ォ-;、|__ハ__/_」__`ハ | | ノY!"" ,___, "" | ,, ノ〈.l ノ(ヒ_] ヒ_ン )〈 l 〈 イi イ人ルレUンレヘ__,!ノ(ヒ_] ヒ_ン Y!-| | (....',. レ lリンi" ,___, "' レ| ノ /(ヒ],_,ヒン),| i、| / !7 " ,___, "' i | i | ヽ ヽ、 ,イ | ト、 ヽ _ン ,zイ´ (" ヽ_ン"[]ノ i / ヽ、 、 ヽ _ン U , ,/ | | .| ),, ル` ー--─ ´ルレ ', ヘ >ー--─ <ノ `ー―――'レル' レヘ_/>..、 _____, イ/ ,ノ,/ 【3年後】 ――Mス〇ーションにて・・・ _人人人人人人人人人人人人人人人人人_ > イージーシューターズの皆さんです! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^YY^Y^.Y^.; _,, -───- 、 , ─── --. 、 __」`ヽァ'7 ,,.____.,,__ ,r' ー‐○ '┛┗ ○ー'' / `丶 ヽ ;!ゝ''"´_ ____ .`"'ヽ、 | ○ ┓┏ ヽ ○ / ┛┗ ヽ Y ´ ┛┗ ヽ, / / ヽ / ; 、┓┏ } / / / / i ┓┏ \ ';, ノ__,,.. i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | イ{云'─ -‐ ─_ .斗、 |_ __ | i |-‐ハ | ハ___ i i. | レリイi rr=-, r=ァ)| .、 i /, Vノ\ /-下 〉ヽ lr , -`┛┗、イ| ハ ,ォ-;、|__ハ__/_」__`ハ | | ノY!"" , "" | ,, ノ〈.l rr=-, r=ァ)〈 l 〈 イi イ人┓┏Uンレヘ__,!ノrr=-, r=ァ)Y!-| | (....',. 'ー=ョ レ lリンi" "' レ| ノ /r=- r=ァ,| i、| / !7 ` " " i | i | ヽ ヽ、 ,イ | ト、 'ー=ョ ,zイ´ (" ー=ョ "[]ノ i / ヽ、 'ー=ョ ,/ | | .| ),, ル` ー--─ ´ルレ ', ヘ >ー--─ <ノ `ー―――'レル' レヘ_/>..、 _____, イ/ ,ノ,/ ┼ヽ -|r‐、. レ | d⌒) ./| _ノ __ノ とんでもなく長くなってしまった・・・・ 長々お付き合いありがとうございました 王道青春ドラマをきっちり「ゆっくり的」オチで締めたのがニクイ -- 名無しさん (2009-11-14 16 00 09) 二転三転する展開に続きが毎回気になりハラハラとしながらも楽しませていただき、 そして最終回でバンドを支えようとする外野の優しさと復活劇が響きました 何かをなすということは当人達だけではなく、 それ以上にたくさんの人達の助けも借りることになるのかもしれませんね -- 名無しさん (2009-11-14 19 39 08) タイトルでまず吹いて、BGMで「やっぱり元ネタはこれか……」と思わずニヤリ。 最初はゆっくりでバンド物!?と意外な組み合わせに驚きましたが、楽しませていただきました。 -- ゆっくり好きの虜 (2009-11-15 00 40 52) 名前 コメント