約 979,562 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/30429.html
登録日:2014/11/12 Wed 18 44 40 更新日:2024/09/19 Thu 20 11 01NEW! 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 AR攻撃 ASTRAY MA SEED_DESTINY やられメカ アークエンジェル エンデュミオンの鷹 オールレンジ攻撃 ガンダム ガンダムSEED ガンバレル ゼロ ネオ・ロアノーク ピースメーカー隊 ファントムペイン ブルーコスモス ムウ・ラ・フラガ メビウス メビウス・ゼロ モーガン・シュバリエ ユーラシア連邦 一般兵 地球連合軍 専用機 戦略兵器 核ミサイル 機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 量産機 青き清浄なる世界のために これじゃあ立つ瀬ないでしょ、俺はぁ! メビウス・ゼロとは『機動戦士ガンダムSEED』などに登場するモビルアーマー(MA)。 本項目では量産機「メビウス」をはじめとする派生機や、メビウスの特務部隊「ピースメーカー隊」についても解説する。 ▽目次 メビウス・ゼロ【武装】 【劇中の活躍】 メビウスピースメーカー隊 【武装(メビウス)】 【劇中の活躍(メビウス)】 ガンバレルストライカー【武装(ガンバレルストライカー)】 エグザス【武装(エクザス)】 【劇中の活躍(エクザス)】 ユークリッド 立体化ガンプラ METAL BUILD ゲーム作品◆SDガンダムGジェネレーションシリーズ ◆GENERATION OF C.E ◆機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II ◆スーパーロボット大戦シリーズ メビウス・ゼロ 型式番号:TS-MA2mod.00 所属:地球連合軍 全長:不明(一般的なMSと同程度) 重量:不明 装甲材質:不明 武装:対装甲リニアガン 有線式オールレンジ攻撃兵装「ガンバレル」×4 ワイヤーアンカー 搭乗者: ムウ・ラ・フラガ チャールズ・ケイン ウインターズ ラッセル リンドグレン 他 地球連合軍が開発した宇宙用特殊重戦闘機型MA。 型式番号の「TS-MA」は「Theater Suppression Mobile Armor(前線鎮圧用機動兵器)」の略。 名前の通りMA・メビウスの原型機で、型番から「零式(ゼロシキ)」と呼称されることもある。 コクピットがある長細い嘴状の本体ユニットを四つの「ガンバレル」が囲んだ独特のフォルムをしており、正面から見ると十字のような構造になっている。 カラーリングは明るいオレンジ色。 コクピットは嘴ユニットのやや後部に配置。 内部はガンバレルの制御装置なども積まれているため、他の機体に比べると窮屈な印象を受ける。 本体後部とガンバレルに搭載されたスラスターを併用することで、巡航時の直進性能に関しては並のMSを上回る高い推力を得ることが可能。 その反面、方向転換には基本的に小型の補助スラスターを使うしかなく、旋回性能はメビウスのそれに若干劣る。 近距離用の機銃なども無いので、目標に急速接近しつつ火器を浴びせかけ、再び加速して一気に振り切る一撃離脱戦法が基本となる。 また、機首の部分を切り離して大気圏に突入する能力も有していた。 GATシリーズ完成以前の連合ではザフトのジンに対抗しうる性能を持つ唯一の戦力だった。 しかしその攻撃力の要であるガンバレルは一般兵には扱い難い代物であったことから、本機は一部の適性を持つパイロットに向けて生産されるに留まった。 更にMSに対抗しうるだけで真正面から戦った場合の相性はむしろ悪く、小回りのきき辛さやパイロットの練度の違い、そして後述の事情から、すぐに大半の機体とパイロットが失われたため、本編開始前には事実上ムウの専用機となっていた。 【武装】 対装甲リニアガン 本体下部に一門搭載されたリニアガン。 直撃させればジンを撃破出来る威力を持つが、旋回・運動性の差からこれによる応戦は困難。 基本的に不意打ちや連携で当てるしかない。 有線式オールレンジ攻撃兵装「ガンバレル」 本体の上下左右に接続されている四基の円筒形ユニット。 本機最大の特徴というべき装備で、使用時には本体から分離しつつそれぞれ二門の砲門を展開し目標に対しオールレンジ攻撃を行う。 本体のリニアガンを含めれば敵機を5方向から同時に攻撃することが可能になり、MSとMAの戦力差を覆しうる性能を秘めている。 撃てるのは実弾のみのため、PS装甲を持つ所謂「ガンダムタイプ」には通用せず、通常のMSもユニット単体の火力が低めなので一撃で撃墜等はできないが、 攻撃を集中させる、弱点を狙う、背面などの敵の意識外の方向から攻撃するなど、工夫次第で(通常のMSであれば)十分撃墜することは可能。 有線式であるため展開範囲は限られるものの、接続ワイヤーを使い敵機を捕縛するといった変則的な使用法もある。 非常に強力な装備であるが、その操作には高い空間認識能力を必要とする上に、ガンバレル操作と同時に、機動力を始めとした基本能力で劣るMS相手に上手く立ち回れるだけのパイロット技能も要求されるため、本機を上手く扱える搭乗者が著しく限定されてしまう原因ともなっている。 後にザフトで開発された『ドラグーン・システム』と基本原理は同じであり、原点とも言える存在。 実際、『ドラグーン・システム』の試作装備である、ドレッドノートの『プリスティス』は有線式となっている(*1)。 ワイヤーアンカー コクピットユニットの下部に内蔵されたアンカー。 武器ではなく壁面に突き刺して機体を固定するためのもの。 ムウは単騎での対艦攻撃から離脱する際にこれを敵艦に突き刺して急速旋回や、大気圏突入しようとするアークエンジェルの甲板に突き刺し強行着艦するために用いた。 【劇中の活躍】 大戦前期、連合内から選出された空間認識能力持ちパイロットらが「メビウス・ゼロ部隊」を編成。3個小隊15機が実戦投入され、グリマルディ戦線で活躍した。 しかし、月面エンデュミオン・クレーターでの戦闘時、侵攻してきたザフト部隊を引き付ける囮役にされてしまい、 部隊はサイクロプスによって基地とザフト軍諸共に壊滅。 この事実上の大敗を誤魔化す為、上層部は部隊の唯一の生き残りであるムウ・ラ・フラガに「エンデュミオンの鷹」という異名を付け、英雄として祭り上げた。 その後、オーブのモルゲンレーテの支援を受けて開発した地球連合製MS、通称『G』のパイロット達を護衛するため、ムウの乗機としてヘリオポリスを訪れるが、 ラウ・ル・クルーゼ率いるザフト軍のクルーゼ隊に狙われ、ストライク以外の『G』はザフト軍に奪取され、そのパイロットたちも襲撃で戦死してしまう。 さらに、ムウと個人的に因縁のあるラウが駆るシグーとの戦闘になるも、善戦したメビウス・ゼロは撃墜されることなくアークエンジェルと合流。 以降はアークエンジェルの艦載機となる。 実戦経験に乏しいクルーやキラがパイロットとなったストライクを度々フォローしつつ、ザフトに奪取され敵に回った『G』とも互角に渡り合う活躍を見せた。 その後、戦場が宇宙から地上に移ったことでムウはスカイグラスパーに乗り換えたために宇宙戦用のゼロは登場しなくなり、更にストライクに乗り換えたため、以降の行方は知れない。 漫画『機動戦士ガンダムSEED キラとアスランの激闘』では、ストライクが大破したムウが本機に乗り換え、 クルーゼのプロヴィデンスガンダムをガンバレルのワイヤーで雁字搦めにして拘束、キラに諸共に討たれるという壮絶な最期を遂げている。(*2) メビウス 型式番号:TS-MA2 所属:地球連合軍 全長:不明(一般的なMSと同程度) 重量:不明 装甲材質:不明 武装:40mmバルカン砲×2 対装甲リニアガン 有線誘導式対艦ミサイル×4 Mk5核弾頭ミサイル ガトリングガン 試製ロングレンジビームキャノン 搭乗者: ゲイル ルーク 叢雲劾 カナード・パルス 他 連合がメビウス・ゼロの簡易量産機として開発した宇宙戦闘用MA。 正確な時期は不明だが、グリマルディ戦線でメビウス・ゼロとそのパイロット達が失われる前には既に運用開始されている。 一般兵には扱えないガンバレルを排除して再設計されており、武装装着箇所が併設されたコクピットユニットを二基の偏向型スラスターユニットで挟み込むシンプルな構造に変化している。 スラスターの向きを自由に変えられる一世代進んだ技術を取り入れたことでゼロ以上の旋回性・運動性を獲得。 機体下部には任意の武装を取り付けることも可能になり汎用性も高まった。 とはいえガンバレルが無くなったことで単体火力と命中率がかなり低下し、依然としてMSに対して機動性も劣っているため、本機のみでMSに対応することは困難。 設定上はザフトのジンとの戦力比は3 1~5 1とされており(*3)、物量で圧倒的に勝っている連合がザフトに押されていた主要因になっていた。 劇中でもOPでは毎回ジンの重斬刀でぶった切られ、本編中でも踏みつけられながらバズーカをブチ込まれ爆散したりと完全に設定以上のやられメカ扱い。 本機の特性を生かして基地への一撃離脱戦法に採用するなど、MS戦をなるべく避ける運用でこそ輝くと言える。 しかし運用の幅は広くなったため連合宇宙軍の主力機として大量配備され、外伝では操縦者の腕や連携次第でMSと渡り合う場面も一応ある。 ピースメーカー隊 「くたばれ!宇宙(そら)の化け物!」 「青き清浄なる世界の為に!」 ラウ・ル・クルーゼがフレイ・アルスターを経由してムルタ・アズラエルに横流しした「Nジャマー・キャンセラー」のデータによって、核の使用が可能になったことでC.E.71年の大戦末期に結成されたメビウスの特務部隊。 アズラエルの「核は持ってりゃ嬉しいただのコレクションじゃあない!強力な兵器なんですよ?兵器は使わなきゃ。高い金かけて造ったのは使う為でしょう?」に代表される超過激思想と、 ブルーコスモスが掲げるコーディネイター廃絶思想の極北とも言える存在。 劇中において、「後期GAT-Xシリーズ」や「戦艦ドミニオン」や 「ストライクダガー」と並ぶ地球連合側の切り札たる戦略兵器として活躍した。 …しかしその実情は、クルーゼが画策する人類絶滅のための「最後の扉」の1つであった。 特徴は核ミサイルが1発装備されていることのみ。それ以外は通常のメビウスと同じに過ぎないがその火力は絶大。 ポアズ攻略戦ではピースメーカー隊による数十発の核ミサイル弾幕の集中砲火によってボアズを極短時間で壊滅に追い込んでいる。 詳しくはブルーコスモスを参照。 【武装(メビウス)】 40mmバルカン砲 機首の左右に内蔵。 対装甲リニアガン 機体下部に装備可能。ゼロのものと同型。 ワークスジンが手持ち武器として装備していることもある。 有線誘導式対艦ミサイル 機体下部のアームに装備可能。リニアガンと共に装備されることが多い。 威力は高いがあくまでも対艦用であり、MSにはほとんど当たらない。 Mk5 核弾頭ミサイル 機体下部に装着する機体の全長を上回るサイズの核ミサイル。 連合内のブルーコスモス主導で装備されたらしく、本編前のユニウスセブン攻撃に用いられた。 その後Nジャマーの効果で使用出来なくなっていたが、本編後半ではニュートロンジャマー・キャンセラー(NJC)搭載型が登場しピースメーカー隊に配備された。 ガトリングガン 劾搭乗機が使用。機体下部に取り付けられている。 試製ロングレンジビームキャノン ヘリオポリスの一件でザフト側にフェイズシフト装甲の技術が漏洩したことを受けて造られた試作武器。 【劇中の活躍(メビウス)】 C.E.70年2月14日、ルーズベルトの艦載機であった本機が「ユニウスセブン」に一発の核弾頭を打ち込み、「血のバレンタイン」を引き起こす。 これをきっかけに連合とプラントの武力衝突が本格化した。 連合の主力機として扱われていたが、ザフトが主力機としてモビルスーツ・「ジン」を開発したことで状況は一変。 モビルアーマーとモビルスーツには連合の数的優位を覆すほどの戦力差が存在し、文字通り一対一では手も足も出ないほどであったため、 焦った連合はモビルスーツの開発・配備を急ぎ、秘密裏にオーブの支援なども受けて「GAT-Xシリーズ」(以下『G』)が開発されることとなった。 『SEED』後半には、件の『G』の一機、ストライクを参考にした量産型MSストライクダガーやコスモグラスパーなどの配備が進み、 最早時代・技術の進歩に付いていけなくなったメビウスは主力の座を退くこととなった。 外伝『ASTRAY』では劾が操縦した機体が登場し、ロウが乗りこんだブルーフレームを圧倒して見せたが、ロウの奇策で撃破されている。 ミラージュコロイドの実験機も登場したほか、特殊部隊「X」所属の機体がハイペリオンとの連携でザフトのMS部隊を撃破する活躍を見せている。 C.E.73年代には既に第一線を退き、後方支援に使われている程度となっていた。 ガンバレルストライカー 型式番号:AQM/E-X04 全長:不明 重量:11.87t 装甲材質:不明 武装:M58E ガトリング機関砲 有線式ガンバレル×4 (GAU-758S レールガン) (M70AMSAT ミサイル×2) 『SEED MSV』からの登場。 正確にはMAではなくメビウス・ゼロを元にしたストライカーパック。 全体的に角ばったフォルムになり、ガンバレルの接続位置がX状になっているが、それ以外にゼロとの外見上の差異はない。 ストライカーながら内部にコクピットを搭載しており、宇宙用戦闘機として単体でも運用可能な変り種。 MSとの合体時には機首部分は後方に折りたたむか切り離される。 また、無人状態でもストライカー自体をガンバレルとして外部からある程度コントロール可能な模様。 ガンバレルを十全に使用するにはやはり高い空間認識能力が必要で、開発後は105ダガーと共にムウへ支給される予定だった。 ところが完成前にアラスカでの事件を経てムウが軍を脱走したために、空間認識能力の適性が判明したモーガン・シュバリエへと支給されることとなった。 使用者は極端に少ないとはいえいくつか生産されたようで、劇中幾度か大破しているが使用され続けている。 『X ASTRAY』にてカナードのハイペリオンと対峙し、ピンポイントでアルミューレ・リュミエールの展開部を狙うなど善戦したが敗北。 『DESTINY ASTRAY』では『切り裂きエド』の操るレイダー制式仕様と戦い、有線で絡め取って大気圏に引きずり込むという頭脳プレイをみせた。 『VS ASTRAY』では遭遇したルドルフ・ヴィトゲンシュタインのグフイグナイテッドではエグザスが調整中だったため、予備機である本機に搭乗。相手が金色だったためにヤタノカガミを採用していると勘違いし、さらにガンバレルがビームを発射する仕様だったことが裏目に出る形になり、捕獲して対処した。 この捕獲は前述の切り裂きエドでやったことと同じだが、あっちは用意周到に仕込んだのに対し、ぶっつけ本番だったとか。 GBAゲーム『友と君と戦場で』では隠しフラグを立てると、ムウの搭乗するストライクがこのストライカーパックを装備したガンバレルストライクに変更される。 さらにこのガンバレルストライクでラウのプロヴィデンスガンダムと一騎打ちするというIFシナリオも追加され、原作より少し熱い展開を楽しめる。 【武装(ガンバレルストライカー)】 M58E ガトリング機関砲 リニアガンの位置に装備。 有線式ガンバレル レールガンとミサイルを内蔵しており、オリジナルより攻撃力が増している。 C.E.73年時にはビーム砲搭載型も登場した。 エグザス さぁ、その機体もいただこうか! 型式番号:TS-MA4F 所属:地球連合軍 全長:20.11m 重量:45.39t 武装: MAU-M3 2連装リニアガン GAU-M2S 38.5mm機関砲 M54アーチャー 4連装ミサイルランチャー M16M-D4 ガンバレル×4 (GAU-868L2 2連装ビーム砲) (DE-RXM91Cフィールドエッジ「ホーニッドムーン」) 搭乗者: ネオ・ロアノーク モーガン・シュバリエ 連合がメビウス・ゼロの後継機として開発した宇宙用戦闘機型MA。 角ばったフォルムをしており本体に正面から見てX状にガンバレルが接続されている。 ゼロをベースにしており機体構造や武装構成は酷似しているが、最新技術も盛り込まれており、戦闘機型なのにザフト軍の新型であるセカンドステージMSとも互角以上に渡り合える性能を持つ高性能機。 勿論推力も高く優れた機動性を有している。 しかし依然ガンバレルの使用には空間認識能力を要するため、搭乗できるパイロットは限られており、劇中でも赤紫色のネオ機と青色のモーガン機が確認されたのみで配備数は少ない模様。 【武装(エクザス)】 MAU-M3 2連装リニアガン 機首に装備されているリニアガン。接続部を可動させることで広範囲をカバーできる。 GAU-M2S 38.5mm機関砲 こちらも機首の下部に内蔵。 M54アーチャー 4連装ミサイルランチャー 機体後部に内装されており発射時には装甲の一部を展開し発射口を露出する。 M16M-D4 ガンバレル 機体に接続された四基の有線式オールレンジ攻撃用端末。 これまでのガンバレルと違い筒型ではなく角ばったコンテナのような形状に変化。二種のビーム兵器を内蔵しておりPS装甲相手でも充分にダメージを与えることが可能。 GAU-868L2 2連装ビーム砲 ガンバレル上部に内蔵されており使用時には砲身が展開される。 DE-RXM91Cフィールドエッジ「ホーニッドムーン」 ガンバレル下部に内蔵されておりV字型のビームカッターを発振し目標を切断する斬撃武器。 【劇中の活躍(エクザス)】 『DESTINY』序盤から登場。 アーモリーワンでの強奪事件においてガーティ・ルーに搭載されていたネオ機が出撃。 ザフト部隊を全滅させコロニー外に出てきたシンのインパルス、レイのザクファントムを相手に互角に渡り合ってみせた。 その後デブリ宙域においてミネルバを奇襲するが、再び対峙したレイに阻まれ取り逃がしている。 その後ファントムペインがミネルバを追い地上に降りたために、宇宙専用機である本機の出番はなかった。 ガーティ・ルーに残されていた可能性もあるがその場合ダイダロス基地で艦と共に吹っ飛んだと思われる。 外伝『DESTINY ASTRAY』ではモーガン機が登場するがあまり活躍していない。 ユークリッド メビウスの設計思想が取り込まれた大型MA。 「本体ユニットを大型スラスターユニットで挟み込む」というメビウスに類似した機体構成をしており巨大化したメビウスといったフォルムをしている。 項目参照。 立体化 ガンプラ メビウス・ゼロがEXモデルシリーズの1/144スケールでスカイグラスパーとの同梱で発売。 単色成形でオレンジ一色だが、造形自体はいいため塗装を頑張ればいい出来になる。 ガンバレルの展開は差し替えで再現。 その他、EXモデルシリーズのアークエンジェルにおいても、1/1700スケールにて同梱されている。 物凄くちっちゃい。 また、ガンバレルストライカーはHG SEEDシリーズのガンバレルダガーの一部として発売。 機首部分の差し替えでストライカーパック対応機に付け替えられる。 ちなみに同じ1/144スケールである上記のEXモデルのメビウス・ゼロと比較すると一、二回り小さい。 METAL BUILD ガンバレルストライカーが商品化されており、同シリーズのストライクに装着しガンバレルストライクとなる。 シリーズ恒例の独自解釈のギミックが追加されており、側面にストライクのライフル・シールドを懸架可能。 機首のガトリング砲はゼロやメビウスを思わせる大型レールガンに換装出来、どちらもストライクの手持ち武器にすることも出来る。 ゲーム作品 ◆SDガンダムGジェネレーションシリーズ メビウス・ゼロはメビウスから開発できるため、序盤から戦力として使える。 『WORLD』ではサイズSかつ序盤では珍しい特殊覚醒武器で射程2~9のガンバレルの存在から宇宙限定という点を除けば使い勝手は良い。 『OVERWORLD』ではガンバレルの射程が2~4に弱体化した上に以前ほど回避に期待できなくなったため、エグザスに開発した方が強力。 『CROSS RAYS』では「戦闘機乗り」「小型機乗り」「宇宙戦の心得」といったのアビリティが同時に適用され高い火力と回避率を得られる。 無印メビウスは初期生産可能なユニットとして登場することが多い。 対艦ミサイルやMAP兵器の核ミサイルを備え火力は高いもののエネルギーの消費が激しく、自身の最大エネルギー値も低いため、育成しなければ連発はできない。 次の機体へ繋ぐために育成するだけならば40mmバルカン砲で味方への支援に参加したり、リニアガンをメインに戦った方が良い。 フェイズシフト装甲との相性が悪いので、ガンバレルが特殊射撃扱いとなっている作品ではゼロを優先した方が使いやすい。 作品によってはリニアガン装備型と核ミサイル装備型に分かれている。 ◆GENERATION OF C.E 『SEED』系の第一ステージの舞台がエンデュミオンクレーターであるため、ムウ機も含め多数のメビウス・ゼロが用意されており、ジン相手に連携を見せてくれる。 しかしメビウス系は総じて近接能力が低い、というか武装が実弾しかないので、中盤以降敵にPS装甲を持つガンダムタイプがいると手も足も出ない。 『DESTINY』系ではエグザスも登場するが、やはり総合的な火力は低めである。 ◆機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II 無印からメビウス・ゼロが登場。 メイン射撃にレールガン、サブ射撃にガンバレル展開があるが、格闘は無くブースト性能もお世辞にも良いとは言えない。航空機というカテゴリーなのでステップもできず、宇宙ステージでしか登場しないので、はっきり言って雑魚。 しかし家庭用ではプレイヤーが使用でき、特定環境下において無類の強さを発揮する。 というのも、メビウス・ゼロやスカイグラスパーといった航空機はブースト性能が脆弱な代わりに常時滞空状態を維持する。当たり前じゃないかと思われる発言だが、この強みを活かしてステージの天井までレバー上で一気に登り、ひたすらガンバレルを射出して下方にいる敵機にチクチク攻撃する事ができるのだ。 スカイグラスパーでは武装の性質上同じような事ができず、VSシリーズの後継作品ともいえるEXVSシリーズで似たような事ができた機体がいたが、あちらはゲージ制かつ武装的にも超上空から撃てる武装は持たない。 ブースト量無限などの対策をしない限りは引き摺り落とす事ができず、ドラグーンなどの射程を稼げる武装でも滅多に当たる事がないため、文字通り一方的な攻撃を強いられる。 ◆スーパーロボット大戦シリーズ 第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~ メビウス・ゼロがムウ専用機として登場。宇宙特化だが強化パーツでテコ入れすればストライクに乗り換える必要がなくなるほど使い勝手が良い。PS装甲持ちは大の苦手だが。 改造はスカイグラスパーにも引き継がれるので二重にお得。 ただしストライクやスカイグラスパーで強制出撃になるステージがあるため、そこは要注意。 あまりの使い勝手の良さに、メビウス・ゼロでローエングリンを受け止めて不可能を可能にする羽目になるムウが各地に現れた。(意外にもここはストライクに乗り換えなし) スーパーロボット大戦J 今回、メビウス・ゼロはSEED系のキャラなら誰でも乗れるようになり、地上でも補強なしで使えるようになった。 …が、ガンバレルはムウ専用の上に正直そこまでして使うほど強くもない。 あと、雑魚敵のメビウスが終盤核ミサイル装備となり、攻撃力がバカ高い核ミサイルを容赦なくこちらにぶっぱしてくる。 ……どころか、一度倒してもまさかの核ミサイルだけが残って突っ込んでくる。一体どうなってんのこれ。 スーパーロボット大戦W メビウス・ゼロは基本はJと同じだが、ムウorプレア専用機になった。 ぶっちゃけこの二人を使うならXアストレイかガンバレルダガーを使った方がいい。 メビウスも空気を読んだシナリオ上の都合(*4)で、核ミサイル装備版は登場しない。 フェルミオンミサイル装備メビウスとか版権の壁を越えて登場しなくて本当に良かったと思ったプレイヤーもいたかもしれないが。 追記・修正はガンバレルを使いこなしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 中の人以上に行方不明になってるのか… -- 名無しさん (2014-11-12 19 57 59) バトルデスティニーでは鬼畜性能だった -- 名無しさん (2014-11-12 20 08 00) ボンボン版(?)の漫画では、ストライクが大破あとに乗り換えて、プロヴィデンスをガンバレルのワイヤーで雁字搦めにしてフリーダムに自分ごと撃たせてたりしてたな。 -- 名無しさん (2014-11-12 20 16 22) やっぱり狭い場所だと弱いのかな(二話を観ながら) -- 名無しさん (2014-11-12 22 04 13) エグザスは何で出したのか未だによくわからん -- 名無しさん (2014-11-12 22 15 08) ↑個人的にはスマートなデザインはなかなか好きだが、そもそも扱えるパイロットすらまともにいない機体の後継機をわざわざ、それも時代遅れとなりつつある兵器なのに造ったというのも開発経緯が相当謎だよなあ…MSに対抗できるような高速宇宙戦闘艇でも造るつもりだったのか? -- 名無しさん (2014-11-13 09 33 06) ↑3 設定ではジンとのキルレシオ1:5とかヒドイ差をつけられてたが、機動性を活かせる場所ならタイマンでもジンに勝てるんじゃないか?と思う…つーかこのキルレシオ絶対接近戦前提の計測だろう -- 名無しさん (2014-11-13 09 41 43) HGだと、オリジナルよりストライカーのヤツの方がサイズが小さいんだよね。 -- 名無しさん (2014-11-13 10 49 13) ↑3時代遅れというわけでもないんじゃないの?メビウス自体一撃離脱戦法で結構活躍してたし -- 名無しさん (2014-11-13 12 33 35) ↑3 キルレシオ1:5はノーマルメビウスの話じゃなかったっけか? (ちなみに設定変更で1:3になったとか) メビゼロでジンとイーブン。 -- 名無しさん (2014-11-13 12 41 51) モビルアーマーが活躍する話結構好きなんだけど、終盤はやっぱりガンダムばっかりになってたよな・・・ -- 名無しさん (2014-11-13 19 02 01) ぶっちゃけ元々戦車乗りのモーガンに戦闘機乗せること自体が間違ってると思う -- 名無しさん (2014-11-13 19 52 21) 第三次αだと、地形適性何とかすれば、ストライクより使えたな。全体攻撃を移動後に使えるからフル改造したらバスターと一緒に切り込み隊長やってた。 -- 名無しさん (2014-11-13 23 14 20) あれ、メビゼロ後付けで20mmバルカンだか搭載してた事になんなかったっけ? -- 名無しさん (2014-11-14 00 40 40) ↑そんな情報はどこにもないぞ -- 名無しさん (2014-11-14 00 49 05) ムウさんならペルグランデ一人で操縦出来るんだろうか -- 名無しさん (2014-11-14 00 55 57) メビゼロといいエグザスといい何でフェードアウトするかな -- 名無しさん (2014-12-03 20 21 57) ↑空飛べないから仕方ない -- 名無しさん (2014-12-03 20 29 40) ↑いや地上での話じゃなくて無印の漫画版が良かったからさ、宇宙戻った時にせめてパーツとして使うとかな -- 名無しさん (2014-12-03 20 35 30) ぶっ壊れた上パーツも無い状態だったのかも -- 名無しさん (2014-12-20 16 10 37) ムウのおかげで開戦直後に唯一宇宙で通用する連合軍兵器 それ無視してもスペック的には強かった -- 名無しさん (2015-02-24 17 23 12) おそらく親方日の丸であろう連合軍に、なぜオールレンジ攻撃の必要性があったのか?多分本来はワイヤーを使って隠密的に的を射抜く暗器的な兵器なのかも。それをムウが偶然オールレンジに使ったから生き残ったんじゃなかろうか。なんたってCEにはニュータイプの概念ないから -- 名無しさん (2015-04-07 17 46 33) この類のインコム系の武装を備えた機体って集団戦闘とかは出来るんだろうか。幾ら攻撃が読まれ辛いとは言っても単機でガンバレルを振り回すだけなら読まれるんじゃあ -- 名無しさん (2015-07-13 17 01 52) 種、種死の何が悪いって、こういうワクワクする設定が、殆どフレーバーテキストになっちゃったあたりだよね -- 名無しさん (2015-07-13 17 33 00) ガンバレルでもジンを撃墜するには装甲の薄い背部に2.3発当てなきゃいけない。そりゃ数で押し切られるわなあ -- 名無しさん (2015-11-05 22 52 47) これ、自分の一機だけならまだ制御できそうだけど、複数いたら絡まるんじゃないか? -- 名無しさん (2016-08-04 00 43 17) ゼロじゃない方のメビウスはSEED世界のボールのようなそんざいかな? -- 名無しさん (2017-08-14 07 35 14) 種の最後の方のピースメーカー隊にはなんだかんだでワクワクした -- 名無しさん (2017-10-04 13 23 48) 設定だけならメビウス強いのに劇中での扱い悪いよなあ…デザインでは種、種死で一番好きなんだが -- 名無しさん (2021-09-30 02 57 14) こういう機体が強いとモビルスーツいらねーじゃんと言われるから仕方ないね。宇宙戦闘機としてのデザインはガンダムシリーズの中でも完成度が高いと思う -- 名無しさん (2023-01-01 21 57 43) というか設定上でもメビウスは弱いとされているが。ゼロもガンバレル前提の評価だし -- 名無しさん (2023-01-30 07 17 42) メビウスはカナードの駆るハイペリオンとの連携プレイを披露していたな。 -- 名無しさん (2023-03-27 16 47 52) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/42734.html
【登録タグ 曖昧さ回避】 曖昧さ回避のためのページ riverの曲メビウス/river 柊キライの曲メビウス/柊キライ せきの曲メビウス/せき NANAKIの曲メビウス/NANAKI 作り手メビウスP 曖昧さ回避について 曖昧さ回避は、同名のページが複数存在してしまう場合にのみ行います。同名のページは同時に存在できないため、当該名は「曖昧さ回避」という入口にして個々のページはページ名を少し変えて両立させることになります。 【既存のページ】は「ページ名の変更」で移動してください。曖昧さ回避を【既存のページ】に上書きするのはやめてください。「〇〇」という曲のページを「〇〇/作り手」等に移動する場合にコピペはしないでください。 曖昧さ回避作成時は「曖昧さ回避の追加の仕方」を参照してください。 曖昧さ回避依頼はこちら→修正依頼/曖昧さ回避追加依頼
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/448.html
メビウスの輪から抜け出せなくて(後編) ◆gFOqjEuBs6 ◆ ――力が、入らない。 真っ暗な闇の中で、ミライはそう感じた。 自分はこれまで何をしていた? そうだ、あの可哀想な女の子を救おうとして、やられたんだ。 だけど、それが間違いだったとは思わない。どう考えたって、自分の行動が間違っていたとは思えないのだ。 自分は誰かの為に行動した。誰かを救うために、戦った。 そんな自分に、間違いなどあってたまるものかと。心でそう言い聞かせる。 だが、ひとつ心残りがあるとすれば、あの少女を救えないままにこんなところへ来てしまったこと。 出来る事なら、あの少女を――いや、このゲームで苦しんでいる全ての参加者を救いたかった。 と、そこまで考えたところで、ミライは一つの疑問点に気付いた。 ――ここは、どこだ? そもそも自分は死んだのか? 何故さっきまで街中にいた自分が、こんな場所に居るんだ。 前後左右真っ暗闇の暗闇で、自分は唯眠っているように横たえている感覚。 自分はまさか、夢をみているのか? と、そんな気さえした。 「おいミライ! お前、こんなとこで何してんだ?」 ふと、声が聞こえた。この声には聞き覚えのある、大切な仲間の声だ。 そうだ。この声は、CREW GUYSの仲間の一人――― ――リュウさん!? リュウさんなんですか!? 間違いない。この声は、共に怪獣たちと戦った大切な仲間、アイハラ・リュウの声だ。 自分がウルトラマンだと知っても、変わらず接してくれた、大切な大切な仲間の一人だ。 ミライは久々に会えた喜びから、嬉しそうにリュウに答える。 「ミライ……俺はそんなことは聞いちゃいねぇ。お前は、なんでこんなとこにいるのかって聞いてんだよ! お前はウルトラマンで、皆を守るんじゃあなかったのかよ! お前の……俺達の心の炎はそんなもんだったのかよ!」 その言葉に、ミライはただただ驚きを隠せなかった。 相変わらずのガラの悪い喋り方に、何処か安心してしまう自分にも驚いているのだが。 しかし、リュウの熱い心は、ミライにも伝わってくる。自分はまだ、やり残したことがある。 そうだ。ミライには、救いたい人間がいる。護りたい仲間がいる。 それをやり残して、何がウルトラマンだ。何が光の戦士だ。 次に聞こえてきた声は、まだつい先ほどまで聞いていた覚えのある声だった。 「ミライ……君はまだ戦える筈だ。こんなところで終わりじゃない。そうだろう?」 ――クロノ君……君も、いるんだね? この声は、クロノだ。 自分と、ヴィータを守るために、勇敢に戦った少年、クロノ。 自分の命を賭してまで、誰かを護ろうとするその姿が、ミライの記憶にはまだ新しい。 クロノの勇姿は、今も強くミライの心に焼き付いている。 それはまさに、かつて家族を救うため、己が命を投げ出した青年――バン・ヒロトのように。 彼も、クロノもまた、自分を投げ出して戦い、そして散って行った。 否――それは少し、違う。クロノはただ散って行った訳では無い。 あの勇敢な魂は、死んでしまった訳ではないのだ。今もこうして、自分の中で輝き続けている。 そうだ。クロノは今も、ミライの胸の中で生き続けている。こうして、ミライを突き動かす原動力になっているのだ。 それを思い出した時、再び力が沸いてくるような気さえした。 心に、そして拳に。やがてミライの身体に、力がみなぎる。 ――そうだ……僕は、ウルトラマン……ウルトラマン、メビウスだ! ――最後の最後まで、絶対に諦めない! ミライが決意した、その刹那――ミライの周囲に、再び光が戻った。 頬に当たるのは、冷たいアスファルト。腹部への痛みと、全身へのダメージが、現実に戻って来た事を痛感させる。 これまでの記憶もはっきりと残っている。自分はあの緑の戦士との戦いで、ここで一度気絶してしまったのだ。 しかし、このまま大人しく眠っている訳には行かない。 「――助けて……!」 声が聞こえた。助けを求める、誰かの声だ。 今にも消えてしまいそうな、か弱いその声の主は、さっきの女の子なのだろうと判断するのに時間は掛らなかった。 すっくと立ち上がり、緑の怪獣に襲われている女の子――ベルデを視界に捉える。 同時に、何となく状況を理解した。きっとあの少女は、あの緑の怪獣に怯えていたのだろう。 ならば、ミライの――いや、ウルトラマンメビウスのする事はただ一つだ。 助けを求める声に突き動かされるように立ち上がったミライは、勢いよく左腕を翳した。 左腕のメビウスブレスは、ミライの意志に呼応するかのように、光を放出する。 ――助けるんだ、絶対に……あの女の子は、僕が助けてみせる! 頭上から大きく右手を回し、左腕に装着されたブレスに当てる。 そのまま右手を下方向へと一気に下ろす事で、輝きを放つメビウスブレスに、熱い勇気の炎が灯る。 そして眩い光を放つメビウスブレスを、一気に天へと掲げ―――ミライは高らかに、その名を宣言した。 「―――メビゥゥゥゥゥスッ!!!」 刹那、∞の光を輝かせ、ミライの身体が変わっていく。 それは、街を、人を、皆の命を守る正義のヒーローの姿。 炎のような赤を基調に、光を反射し煌めく銀の身体。 胸元に輝く青い光は、ウルトラマンの命の証――カラータイマー。 どんな状況でも、絶対に諦めはしない。どんなに闇が広がろうと、希望という名の光で闇を切り裂く。 そして、そんな人々の希望や、信じる心を力に変えて、悪と戦う。 それが光の国の戦士であるウルトラマン―――ウルトラマンメビウスの使命だ。 ◆ ベルデがバイオグリーザに食われようとした刹那。バイオグリーザを中心とし、周囲は眩い光に包まれた。 それは光が止むとほぼ同刻。一瞬目を眩ましたバイオグリーザの舌を、激痛が襲う。 周囲が光に包まれたほんの一瞬の間に、バイオグリーザの舌から先が無くなっていたのだ。 何が起こったのかと混乱するバイオグリーザの前方で。 赤いウルトラマン――メビウスが、ベルデを抱えてしゃがみ込んでいた。 あいつか、と。ろくな知能を持たないバイオグリーザは、ただ目の前に現れた敵に激しい怒りの感情を向ける。 自分の舌を切断した、憎き敵。それがバイオグリーザの、メビウスに対する認識だった。 対するメビウスは、ベルデを寝かせるようにアスファルトに横たえると、すぐに立ち上がり、バイオグリーザへと視線を向ける。 しかし――― (いない!?) バイオグリーザが、何処にも居ないのだ。 カメレオンに似た外観通り、不可視となる能力まで持っていたらしい。 何処にいるかも解らない敵相手に、メビウスはいつも通りの戦闘スタイルで構えを取る。 構えたまま前後左右を確認する。だが、バイオグリーザはどの方向にも存在していなかった。 そう。バイオグリーザは、不可視となって上空に跳躍、真上からメビウスを狙っていたのだ。 「ジュアァッ!?」 突然の奇襲。上空から舞い降りたバイオグリーザの打撃攻撃を、メビウスは背中で受ける。 背後へのダメージに、メビウスは慌てて振り向くが、やはりそこには何も居ない。 そんな行動からも、どうやら、バイオグリーザは最早かがみには興味がないらしい。 それよりも己が舌を奪ったメビウスを倒す事に執着しているらしく、黙って見ているしか出来ないベルデは既に放置している。 メビウスを倒し次第、このゲームのルールに乗っ取ってかがみを襲うつもりなのだろう。 だが、メビウスはそれをさせるつもりはない。 ここであの怪獣――バイオグリーザを倒し、その呪縛からあの少女を解き放つ。 その為に、まずはこの敵の不可視能力をなんとかしなければならないのだが―――。 かつて初代ウルトラマンが、バルタン星人との戦いで使用したという透視能力。 それならばバイオグリーザの居場所を見破る事が出来るかも知れない。 その考えに至ったメビウスは、その銀色の目で敵の居場所を見破るべく、精神を集中させる。 だが、そんな隙をバイオグリーザが与えてくれる筈もなかった。意識を集中させようとした次の瞬間には、バイオグリーザの打撃がヒットしていた。 この制限された空間の中でそんな超感覚を使用するには、どうやら相当に意識を集中させなければならないらしい。 そのチャンスを掴み、バイオグリーザを倒すためにも、メビウスは五感を尖らせる。 さて、メビウスがバイオグリーザの攻撃を受けている一方で、密かに思考を巡らす人物が一人――否、二人。 『さぁて、どうする? 宿主サマ。あの赤い奴、いまなら倒せるかもしれないぜぇ?』 「え……で、でもこのまま逃げた方がいいんじゃ……」 『よく状況を見てみな。あのモンスターは今はあの赤い奴で頭がいっぱいだ。 今奴を倒せば、間違いなくあのモンスターは赤いのを食ってくれるだろうよ』 バクラの言葉に、かがみはベルデの仮面の下でなるほど、と頷いた。 確かに、今なら問題なくバイオグリーザに餌を与えることが出来るだろう。 そうすれば、参加者を一人減らし、更にベルデの力を断続して使用することもできる。 だが、それには問題が一つ。 「でももう、武器と言える武器は残ってないのに、どうやって“メビウス”と戦うのよ?」 『それなら、俺様に任せな……いい方法があるぜぇ』 バクラがにぃ、と微笑んだ。いや、微笑みというにはあまりに禍々しい笑いか。 それを見たかがみは、わかったわと一言。メビウスに関しては、バクラに任せることにした。 一瞬の出来事で、ベルデの身体を支配する精神が、かがみからバクラへと入れ替わる。 やがて体の支配権が変わったベルデが引き抜いたのは、一枚のカード。 ベルデが持つカードの内の一枚―――「COPY VENT」と書かれたカードだった。 ◆ バイオグリーザの位置を把握しようと集中するメビウス。 そんなメビウスに、バイオグリーザと共に迫るもう一つの影。 それは音もなく忍び寄り、メビウスに向けて光弾を放った。 「デュアァッ!?」 突然の奇襲に、叫び声を上げるメビウス。 何が起こったのかと周囲を見渡すメビウスの目に映ったのは、信じられない光景だった。 それは、そこに居る筈の無い存在。あり得る筈のない光景。 メビウスの目の前で右腕を突き出していたのは――― (そんな……! 僕が、もう一人!?) そう。そこにいるのは、銀と赤の身体を持ったウルトラマン――ウルトラマンメビウス。 姿形に些かの違いも見受けられない、自分とまったく同じ姿のウルトラマンメビウスだ。 メビウスは思考する。以前にもウルトラマンに変装する宇宙人が居たが、それは全て倒した筈だ。 かつて自分に化けて街を破壊したザラブ星人も。 かつてツルギに化けて皆を騙そうとしたババルウ星人も。 勿論、そんな宇宙人が他に居ないという保証はどこにも無いが、少なくともこの空間には居ないだろう。そう思っていたのだ。 しかし、事実は違った。この会場には、モンスターを操る戦士どころか、他人の姿に化けることまで出来る者がいる。 やがてもう一人のメビウスは、一気にメビウスとの距離を詰めると、一瞬の驚愕に油断したメビウスの首をがっしりと掴んだ。 ぎりぎりと締め上げるその力は、まさにウルトラマンにも匹敵する程――否、ウルトラマンそのものと言える程の、怪力。 「お前は一体、何者だ! 正体を現せ!」 「ヒャハハハハハ! 何だっていいだろぉそんなもん、知ったって何にもなんねぇよ!」 ふざけるな、と。そう大声で言いたかったが、ニセメビウスの怪力に言葉は遮られた。 そのままの力で、メビウスの身体はすぐ近くのビルへと投げつけられた。 ビルの壁には人型のクレーターが残り、そこからメビウスが力無く崩れ落ちる。 しかし、追撃はそれだけでは終わらない。崩れ落ちる直前に、姿を現したバイオグリーザが、メビウスに掴みかかって来たのだ。 バイオグリーザはその怪力でメビウスを再び立ち上がらせると、今度はクレーターが出来たばかりのビルに、メビウスの身体を叩きつけた。 「デュァ……ッ!」 「オイオイ、そんなもんかよ……あんまりがっかりさせんなよ、メビウスさんよぉ?」 「何故……お前が僕の名を……――」 「さ~ぁ、何でだろうなぁ?」 嫌な笑い方で、ニセメビウスがそう告げた。 同時に、メビウスの胸のカラータイマーが赤く点滅を始めた。 どうやらウルトラマンは、この空間においても3分間しか戦えないらしい。 その3分間の戦闘と、必要以上に受けてしまったダメージから、ウルトラマンの命の危険を表す器官――カラータイマーが作動したのだ。 これ以上の戦いは出来る事なら避けたい。が、バイオグリーザはそんなメビウスの事情に付き合ってくれる程優しい筈もなく。 バイオグリーザは、今にも壁に押さえつけたメビウスに食らいつこうと、大口を開いていた。 このままでは、やられる。そう、このままでは――― (今しか……ない!) チャンスは今しかない。 刹那―――メビウスの前蹴りが、バイオグリーザに直撃。 予想外の反撃に戸惑いながらも、バイオグリーザはメビウスから数歩後ろに後退。 今だとばかりに、メビウスはメビウスブレスのクリスタルサークルに触れ―――そこから、光輝く黄金の剣を顕在させた。 その名はメビュームブレード――ウルトラマンヒカリと同じ、メビウスに与えられた光の剣だ。 それを大きく振りかぶり―――駆け出した。 「――ハァッ!」 全ては一瞬。恐らくはバクラも何が起こったか理解出来なかったのではないだろうか。 メビウスが突然バイオグリーザを蹴り飛ばし、走りだしたと思ったら、既にバイオグリーザの背後に立っていたのだ。 それっきり動きを止めたバイオグリーザに見られる、先ほどまでとの目立った異変はただ一つ。 今まさに振り抜いたとばかりに剣を構えるメビウスの背後、バイオグリーザの肩から腰に掛けて、一本の線が入っていた。 黄金に輝く線からはやがて、“∞”の形に輝く光が溢れ出し―――そして、バイオグリーザの身体が、ズレた。 刹那、爆発。メビウスの背後にいた筈のバイオグリーザが、跡形もなく爆散したのだ。 爆発の轟音が鳴り止み、全てが静止したかにも思えるこの世界で、聞こえる音はただ一つ。 ピコン、ピコンと鳴り響く、カラータイマーの音声のみ。 「もう、終わりだ!」 「あぁ? 何腑抜けたこと言ってやがんだ! まだゲームは終わってねぇだろぉ!?」 ぜえぜえと息を切らしながら告げるメビウスに、ニセメビウスが大笑いする。 しかし、その笑いは長くは続かない。 ニセメビウスの姿を形造っていた虚像が、まるでガラスが割れるかのように消滅したからだ。 結果、そこに残ったのは、黒い仮面ライダー――ベルデ・ブランク体。 ベルデは何が起こったのかとばかりに、自分の身体を眺めていた。 メビウスは振り向き、メビュームブレードを黒く変色したベルデへと突き付け、告げる。 「これ以上戦っても無駄だ! お前に戦う力は残っていない筈だ!」 「チッ……もう時間切れか。だがよぉ、戦う力が残ってないのはテメェも同じなんじゃねぇのかぁ!?」 メビウスは、ゆっくりとピコンピコンと点滅を続けるカラータイマーに視線を向ける。 このカラータイマーの点滅は、誰がどう見たって時間切れか何かを現しているのだろうということは一目瞭然。 それ故に、確かにこのまま戦い続けるのは得策では無い。だが、目の前の悪を野放しにする訳にも行かないのだ。 だから、今出来る事をする。その一心で、メビウスは、メビュームブレードを構え、再び駆け出した。 結果は先程と同じ。ベルデが何らかの行動を起こす前に、メビウスがベルデの背後へと駆け抜けた。 この仮面ライダーを殺すつもりはない。装甲だけを切り裂き、戦いを終わらせる。 それが、メビウスの思惑だった。 「これで本当に、君に戦う力はない筈だ」 言うが早いか、黒いベルデの装甲には、メビュームブレードで切り裂かれた亀裂が入り―――。 変身時とは真逆、重なり合った虚像が剥がれて行くように――消滅した。 ベルデの装甲の中から現れたのは、紫の髪の少女。足元に落ちるのは紋章の消えた緑の箱。 少女――いや、バクラはやれやれとばかりにカードデッキを拾い上げた。 「――ケッ……つまんねぇ野郎だ」 「もう一度聞く……お前は何者だ! 何故その女の子の身体を使っている!」 「バァ~カ、俺様がそんな質問に応えるとでも思ってんのかよ!?」 それだけ言うと、バクラはメビウスに向き直った。 対するメビウスも、変身を解除し、人間としてのヒビノ・ミライの姿に変化する。 ミライの鋭い眼光が、バクラを睨みつける。バクラの目つきを見れば、少女の人格がさっきまでと違う事は一目瞭然だ。 それはもう、天然なミライなら、こんな状況でさえなければ、顔芸でもやっているのですかと聞きたくなってしまうくらいの差。 恐らくは、かつてヤプールがアイハラ・リュウの身体を奪った時と同様に、この少女も身体を利用されているのだろう。 正確にはバクラと少女は協力関係にあるのだが、そんなことは今初めて少女と出会ったミライが知る訳も無い。 「お前は、このゲームに乗っているのか!?」 「あぁん? 当たりまえだろぉ、こんなに面白いゲーム、他にねぇからなぁ!」 悪びれる様子無く、楽しそうにバクラは告げる。 そんなバクラの言葉に、言動に、ミライは言いようの無い怒りを感じた。その感情を隠す事もせず、ミライは強く拳を握り締める。 沸き上がってくるのは、単純な怒りの感情。本当なら楽しく笑っていられた筈の人達を殺し合わせるこんなゲームを、バクラは楽しいと言った。 それがミライには、どうにも許す事が出来ない。平和に暮らせる筈の人々の命を奪う悪を、ミライは絶対に許しはしない。 しかし、ミライが次の言葉を繋ぐ前に、バクラがゆっくりと後方へと後退して行き――― 「けどよぉ、こっちも困ってたんだ。このままじゃモンスターに食われちまいそうだったんでなぁ…… その点に関してだけは、感謝してやるよ。じゃあ、な……メビウスさんよぉ!」 ゆっくりと後退して行った先に待っていたのは、どんな街中にもありふれた路地裏。 バクラはそれだけ言うと、踵を返して、一気に路地裏の奥へと走り抜けていったのだ。 咄嗟に「待て!」と一言。ミライもすぐにバクラの後を追いかける。 だが、入り組んだ路地裏の角を一つ曲がれば、既にバクラの姿は消えていた。 ◆ 誰も居なくなった路地裏で、ミライはキッと表情を強める。 どうやら、今までの自分が甘かったらしい。基本的に平和主義なミライは、参加者を殺して回るような奴がそこまで沢山いるとは思っていなかったのだ。 あの赤コートを着た男のような悪人が、そんなに沢山居てたまるものかと、そう思っていたのだ。 しかし、現実はそう甘くはない。怪獣のようなモンスターや、それを使う鏡の騎士。 おまけに人の人格まで乗っ取ってしまう悪魔のような参加者が居ることが、この戦いで解った。 「こうしてはいられない……」 このデスゲームは、ミライが思っていたよりももっとハイペースで進んでいるのかもしれない。 そう思った瞬間、ミライは居ても立ってもいられなくなった。 今こうしている間に、誰かの命が無くなってしまうなら、自分は一刻も早く他の参加者と合流しなければならない。 そしてウルトラマンとして、救える命はすべて救う。その決意を胸に、ミライは駆け出した。 今度こそ、クロノのような犠牲を二度と出さないと、胸に誓って。 【1日目 午前】 【現在地 E-2】 【ヒビノ・ミライ@ウルトラマンメビウス×魔法少女リリカルなのは】 【状態】疲労(大)、強い決意 、一時間変身不可(メビウス) 【装備】メビウスブレス@ウルトラマンメビウス×魔法少女リリカルなのは 【道具】基本支給品一式、『コンファインベント』@仮面ライダーリリカル龍騎、『おジャマイエロー』&『おジャマブラック』&『おジャマグリーン』@リリカル遊戯王GX 【思考】 基本:仲間と力を合わせて殺し合いを止める。 1.一刻も早く他の参加者と合流して、殺し合いを止める策を考える。 2.助けを求める全ての参加者を助ける。 3.まずは北に向かい、スーパーや商店街と言った人が集まりそうな施設を巡る。 4.なのは、フェイト、ユーノ、キャロと合流したい。 5.ヴィータが心配。 6.メビウスに変身出来なかった理由を確かめたい。 7.アグモンを襲った大男(弁慶)と赤いコートの男(アーカード)を警戒。 8.紫髪の少女(かがみ)を乗っ取った敵(バクラ)や、その他の未知の敵たちを警戒。 9.自分の為に他の人間の命を奪う者達(主にマーダー)に対する怒り。 【備考】 ※メビウスブレスは没収不可だったので、その分、ランダム支給品から引かれています。 ※制限に気付いてません。 ※デジタルワールドについて説明を受けましたが、説明したのがアグモンなので完璧には理解していません。 ※参加者は異なる並行世界及び異なる時間軸から連れて来られた可能性がある事に気付きました。 ※支給品の中にカードがある事に気付いていません。 海鳴りの音が聞こえる浜辺で、柊かがみは力なくへたり込んだ。 ここまで、ほぼ1エリア分に相当する距離を走り続けて疲れたのだろう。 「はぁ……はぁ……ここまで来れば、もう大丈夫でしょ」 『あぁ、もうメビウスは追いかけてきてねぇぜ』 かがみの呟きに、いつの間にか交代していたバクラが答えた。 もう後ろを振り向いても、追ってくる影は見えないし、それどころか付近に人影すら見えない。 モンスターに襲われる心配も無くなった安堵からか、かがみの表情からは緊張が一気に抜けていた。 『それにしても宿主サマ、おかしいとは思わねぇか?』 「何がよ?」 『宿主サマは、あのメビウスって奴の事も実は知ってたんじゃねぇか?』 「知らないわよ……あんな変な宇宙人みたいな奴」 かがみの台詞に、バクラは興味なさげにそうかい、と一言。 まぁ、この質問をしてもかがみがこう答える事は解っていた為に、今更驚くことでもないが。 しかしバクラが気になるのは、バクラが見たかがみの記憶の中に、確かにあのメビウスとかいう赤い戦士と似たような姿をした奴らの記憶があった事だ。 おまけに、かがみは自分でも気付いてはいないのだろうが、確かにあの赤い戦士の事を「メビウス」と呼んだのだ。それも、誰よりも最初に。 かがみがバイオグリーザに食われそうになった瞬間に見た光が「メビウスの輪」の形をしていたから、奴の名前は「メビウス」と 決め付けてしまうのは簡単だが、それにしたって初めて見る相手をさも普通にメビウス、なんて呼んだりするのはおかしいだろう。 恐らく先程メビウスの輪も見た際に、「メビウス」という先入観を植え付けられてしまったかがみは、 あの赤い奴をメビウスと呼ぶことに何の躊躇いも疑念も抱かないのだろうが。 しかし、だからこそ可笑しい。その不自然なまでの自然さが、バクラには妙に腑に落ちなかった。 「あれ……何かしら」 ふと、かがみの言葉にバクラの思考は中断する。 かがみの視線の先にあるのは、2つのデイバッグ。きっと何者かが落としたのだろう。 その周囲に落ちているものは、大きな杖にも似た何かと、紫の箱。 刹那、かがみの思考がストップした。 『おい、あのデッキってまさか……』 「で、でも……そんな、Lは……!?」 そう。あの紫の箱は、紛れもなく自分に支給されていた王蛇のカードデッキだ。 エリオを食った忌々しい蛇が契約されている、自分にとってトラウマとも言えるデッキ。 しかし、それを現在持っていたのはLの筈だ。何故Lが居ないのに、デッキだけがこの場所に放置されているのか? バクラがその答えを導き出すのに、それほどの時間は必要としなかった。 『ハ、ハハ……ヒャハハハハハハァ! なるほど、そういうことか! やったぜ宿主サマ、Lの野郎……あのデッキのモンスターに食われやがったんだ!』 「あ……そ、そっか……確かに、エリオを食べてからあのデッキは使いっ放し、誰も餌を与えてなかったから……」 そう考えれば全ては納得できる。ここにLが居ない理由も、あのデッキと、デイバッグがここに散らばっている理由も。 そういえば、ここにあるデイバッグも、最初にLと出会ったトレーラーで見たものと同じような気がする。 つまり、Lは愚かにも、モンスターの契約猶予期限をオーバーし、あの蛇と犀に食われたのだ。 たったこれだけの手がかりでは、そう思うのも無理はない。かがみもバクラも、そう信じて疑わなかった。 『そうと決まれば、決まってるよなぁ宿主サマ?』 「えぇ、残りの猶予期限は12時間。時間さえあれば……餌を取ることくらい、私にも出来る。私はもう、迷わない!」 『ヒャハハハハハハハハハ! いい顔になったじゃねぇか宿主サマァ!』 バクラが高らかに笑う中、かがみは紫のデッキへと歩み寄った。 それを拾い上げ、まじまじと見つめる。自分の元へと戻ってきた力を。 これは、元々自分に支給されていた力。これの所為でエリオは死んでしまった。 そういう意味では、嫌な思い出しか残っていない。が、それを使いこなしてこそ、かがみは後戻りが出来ないところまで突っ走る事が出来る。 幸か不幸か―バクラには不幸か―、ベルデのデッキからの制限から解き放たれたはいいが、結局のところかがみはまだ自分の意思で殺人を犯していない。 しかし、この力を手にした事で、かがみが闇へと落ちる新たなお膳立ては整った。 つい先ほどまでとは一転、この事態に、バクラは喜びを隠せなかった。 ――さて、ここで一つだけ。二人にはまだ気付いていない事実がある。 バイオグリーザが破壊された時点で、ベルデのカードデッキは未契約の状態――即ちブランク体となった。 それはつまり、「ADVENT」のカードの消失。同時に、「CONTRACT―契約―」と「SEAL―封印―」のカードが現れたということ。 王蛇のような例外を除いて、本来一つのデッキで契約できるモンスターは一体と決まっている。 そんなモンスター達と契約する為に必要なカードが、契約のカード――CONTRACTだ。 そして、モンスターと契約するまでの間、モンスターに襲われなくなるという便利なカードが存在する。 それが封印のカード――SEALだ。これはベルデのデッキの契約が途切れたことにより、再び姿を現したカード。 ベルデのデッキに用意された契約のカードは元々一枚のみ。その契約が途切れ、“未契約”とみなされたことにより、このカードは現れたのだ。 契約すると同時にこのカードは消滅してしまうが、デッキがブランク体である限り、このカードは存在し続ける。 それはどういうことか? つまりは、このカードを持っている限り、ミラーモンスターは現実世界に存在するカードの持ち主――柊かがみを襲う事は不可能となるのだ。 即ち――柊かがみはこの瞬間、プレシアが定めたカードデッキのルールから、解放されたという事になる。 何のリスクも無しにデッキを使い続けられるというだけでかなりのアドバンテージとなる事はまず間違いないだろう。 強いてリスクを挙げるとすれば、モンスターはカードの所有者に手出しができなくなる反面、 このカードを手放した隙を狙って襲おうと、執拗に所有者をつけ狙う可能性が高くなる事。 と言っても、12時間の猶予時間が経過するまで、それは考えなくてもいいことなのだが。 新たな決意と共に、力を取り戻した柊かがみは、これからももっと多くの参加者を襲うだろう。 そうだ。その先に待つ“元の世界への帰還”を求めて、かがみは殺人を繰り返す。 しかし、本当にそんな事を続けて、この輪の中から抜け出せるのか――― それは、今はまだ、誰にも解らない事だ。 【現在地 F-1 浜辺】 【柊かがみ@なの☆すた】 【状態】疲労(中)、肋骨数本骨折 、六時間憑依不可(バクラ) 【装備】ストラーダ(待機状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、千年リング@キャロが千年リングを見つけたそうです、 カードデッキ(王蛇)@仮面ライダーリリカル龍騎、サバイブ“烈火”(王蛇のデッキに収納)@仮面ライダーリリカル龍騎、スーパーの制服 【道具】支給品一式×2、ランダム支給品(エリオ1~3)、柊かがみの制服(ボロボロ)、Ex-st@なのは×終わクロ、カードデッキ(ベルデ・ブランク体)@仮面ライダーリリカル龍騎 【思考】 基本:死にたくない。なにがなんでも生き残りたい。 1.もう誰も信じない。バクラだけは少し信用。 2.参加者を皆殺しにする。 3.万丈目に対する強い憎悪。万丈目を見つけたら絶対に殺す。 4.同じミスは犯さないためにも、12時間という猶予時間の間に、積極的に参加者を餌にして行く。 5.メビウス(ヒビノ・ミライ)を警戒。 【備考】 ※デルタギアを装着した事により、電気を放つ能力を得ました。 ※地図、デイパッグの中身は一切確認していません。名簿は確認しましたがこなたやつかさであっても信じられる相手とは思っていません。 ※一部の参加者やそれに関する知識が消されています。ただし、何かのきっかけで思い出すかもしれません。 ※「自分は間違っていない」という強い自己暗示のよって怪我の痛みや身体の疲労をある程度感じていません。 ※周りのせいで自分が辛い目に遭っていると思っています。 ※Lは相手を縛りあげて監禁する危険な人物だと認識しています。 ※第一放送を聞き逃しました。 ※万丈目の知り合いについて聞いてはいますが、どれぐらい頭に入っているかは不明です。 ※Lはモンスターに食われて死んだと思っています。 ※王蛇のカードデッキには、未契約カードがあと一枚入っています。 ※ベルデのカードデッキには、「契約」のカードと「封印」のカードが1枚ずつ入っています。 ※「封印」のカードを持っている限り、ミラーモンスターはこの所有者を襲う事は出来ません。 ※千年リングを装備した事でバクラの人格が目覚めました。以下【バクラ@キャロが千年リングを見つけたそうです】の簡易状態表。 【思考】 基本:このデスゲームを思いっきり楽しむ。 1.かがみをサポート及び誘導する。 2.万丈目に対して……?(恨んではいない) 3.こなたに興味。 4.可能ならばキャロを探したいが、自分の知るキャロと同一人物かどうかは若干の疑問。自分の知らないキャロなら…… 5.メビウス(ヒビノ・ミライ)は、万丈目と同じくこのデスゲームにおいては邪魔な存在。 【備考】 ※千年リングの制限について大まかに気付きましたが、再憑依に必要な正確な時間は分かっていません。 ※キャロが自分の知るキャロと別人である可能性に気が付きました。 ※千年リングは『キャロとバクラが勝ち逃げを考えているようです』以降からの参戦です ※かがみのいる世界が参加者に関係するものが大量に存在する世界だと考えています。 ※並行世界の話を今の所かがみにするつもりはありません。 ※かがみの悪い事を全て周りのせいにする考え方を気に入っていません。 【『CONTRACT―契約―』@仮面ライダーリリカル龍騎】 ブランク体のデッキに入っている、未契約のアドベントカード。 このカードでミラーモンスターと契約することが出来る。契約後は消滅する。 【『SEAL―封印―』@仮面ライダーリリカル龍騎】 ブランク体のデッキに入っているカード。 ミラーモンスターはこのカードを持っている人物を襲う事が出来ない。契約後に消滅する。 Back メビウスの輪から抜け出せなくて(前編) 時系列順で読む Next 三人の印象 投下順で読む Next 三人の印象 ヒビノ・ミライ Next Road to Reunion 柊かがみ Next 烈火(Side K)
https://w.atwiki.jp/zambfyashiyu/pages/91.html
No.102 メビウス H P S P こうげき まもり まりょく ていこう わ ざ はんのう はやさ メビウス 115 31 69 69 89 99 78 97 67 移動力 経験値倍率 加入ステージ メビウス 5F 115 ルナティックドーム 弱点 耐性 聖 闇 上 下 鉄 回 陸 癒 呪 武 氷 風 地 E 補 時 魔 連 現在調査中 現在調査中 LV スキル 3 サイコウェーブ 12 リフレクトベージ 29 スロウ 38 ベローチェ 47 ゼロ
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/963.html
ゼビウス part41-415~417 415 :ゲーム好き名無しさん:2008/09/29(月) 09 01 15 ID 4+rKcgBf0 未解決分のところを見たら「ゼビウス」ってあったんだけど、 あのシューティングで、ゼビ語やらやたらこだわってたあの「ゼビウス」だよね? あれってゲーム中のストーリーは無くて、バックストーリーが小説が出てるだけなんだけど…いいのかな? とりあえず古い記憶から思い出して書いてみます 416 :ゼビウス:2008/09/29(月) 09 04 19 ID 4+rKcgBf0 紀元前12000年の地球にあった超文明で、人類の作り出したバイオコンピューター「ガンプ」が存在した。 ガンプはその長い時間と共に自我に目覚め、ガンプ自身の超能力により人類へ反乱を起こす。 ガンプは破壊され、事態は収拾された…ように見えた。 しかし、ガンプは既に6つのレプリカを製作し、6つの惑星へと移住送り込んでいた。 ガンプの元となる脳細胞を持っている「ムー・クラウト」は、アンドロイドの「イブ」と共に レプリカのある惑星ゼビウス(ゼビウスはこの世界の言葉で「4番目の惑星」という意味)へ向かう。 そこで「14000年後、6つの惑星が交錯するとき、真のガンプが再生される」というファードラウト計画を知る。 やっとの思いで「シオナイト」に乗り、地球へ向けて脱出をした。 西暦2000年の地球。 ガンプに率いられたゼビウス軍により攻撃を受けるが、 人類は核兵器ですら破壊できない敵を前に、南米を制圧されてしまう。 そんなとき、シオナイトに乗り数千年ぶりに戻ったムーとイブ。 彼らの協力もあり、敵の弱点を破壊することのできる弾を開発。 その弾を搭載することのできる機体「ソル・バルウ」(この世界の言葉で「太陽の鳥」という意味)を完成させた。 南米を拠点とするゼビウス軍を叩き、ガンプの再生を阻止すべく立ち上がった。 417 :ゼビウス:2008/09/29(月) 09 26 14 ID 4+rKcgBf0 以上が小説「ファードラウトサーガ」の内容 南米での戦いだったから、ナスカの地上絵みたいのが背景にあったんですね。 以降はゲーム内のストーリー…16面まで行くと7面へ戻されずっとループするので きっとソル・バルウの闘いは続いていくのでしょう。 なお、続編(?)のスーパーゼビウスでも戦闘機はソル・バルウだが、 一定条件を満たしながら全22面をクリアすると、スタッフロールが流れ、終了となる。 ストーリーは…敵機を破壊しながらラスボス(ブラグブリーズ)を倒す…です。
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/312.html
【TOP】【←prev】【FAMILY COMPUTER】【next→】 XEVIOUS タイトル XEVIOUS ゼビウス 機種 ファミリーコンピュータ 型番 NXV-4900 ジャンル シューティング 発売元 ナムコ 発売日 1984-11-8 価格 4900円 【TOP】【←prev】【DISK SYSTEM】【next→】 XEVIOUS タイトル XEVIOUS ゼビウス 機種 ディスクシステム 型番 NDS-XEV ジャンル シューティング 発売元 ナムコ 発売日 1990-5-18 価格 500円(書き換え専用) 【TOP】【←prev】【GAMEBOY ADVANCE】【next→】 FAMICOM MINI 07 ゼビウス タイトル FAMICOM MINI 07 ゼビウス ファミコン ミニ 機種 ゲームボーイアドバンス 型番 AGB-P-FXVJ ジャンル シューティング 発売元 任天堂 発売日 2004-2-14 価格 2000円(税別) ゼビウス 関連 Console Game FC XEVIOUS SUPER XEVIOUS ガンプの謎 FDS XEVIOUS PCE XEVIOUS ファードラウト伝説 PS ナムコミュージアム VOL.2 XEVIOUS 3D/G+ Handheld Game GBA FAMICOM MINI 07 ゼビウス 駿河屋で購入 ファミコン(箱説あり) / ファミコン(箱説なし) ファミコン(ディスクシステム) ゲームボーイアドバンス
https://w.atwiki.jp/seedvs/pages/464.html
メビウス・ゼロ 【解説】 本ゲーム内ではCPU専用機として登場。 パイロットは「エンデュミオンの鷹」の異名を持つムウ・ラ・フラガ。 機体中央のモジュールにリニアガン、胴体の上下左右にガンバレルを合計4基搭載。 ガンバレルは本体から切り離し有線誘導による遠隔操作を行うことが可能で、 母機から離れた位置に射出してあらぬ方向から敵機に攻撃を加えることが可能。 ただし、これを扱うには高い空間認識力が必要とされる。 どうやって大気圏内を飛んでいるのだろうと言う疑問は置いとけ。 耐久力自体はBR3発で沈められる程度だが、 地味に回避されることもしばしば…。 また、バスターのグゥレイトォ!1発で落とせたりクローの的として遊ぶのに最適である。 耐久力は240だと思われる 案外ガンバレルの攻撃力は高く、ダウンもかなり奪いやすい(と思われる)。 レールガンは自機が正面に行かない限りあまり撃ってこないので見る機会は少ない。 味方CPUで出てくると非常に頼りない存在。 尚、ジンとメビウスの戦力比は5:1なので、 ジン5機を落としたメビウス・ゼロ&ムウは、 ちょっと強引だがメビウスの25倍強い計算? まさに「不可能を可能にする男」の面目躍如である。 メイン10発(1発ごとにリロード) サブ48発(打ち切りでリロード?) ちなみにコストは☆1(105)だと思われる。
https://w.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/3073.html
革製の眼鏡ケース(かわせいのめがねけーす) サカキからの2010年クリスマスプレゼント。 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 ACE 10/12/24:サカキより譲渡 アレシア・アマデオ 1 参考資料 作業用BBS No.8026 上へ 戻る 編集履歴:矢上麗華@天領 (2011/01/07)
https://w.atwiki.jp/suresin/pages/115.html
カード情報 No 016 封入商品 3章1弾 名前 魔導王メビウス(マドウオウ メビウス) Power 20 出身地 地上界・不明) 必殺技 アポカリプス・ロード データ 「異世界への扉」を作った伝説の魔導士。奪ったコア・キューブの力で自らを改造し魔人として変貌を遂げた! ライバル 大魔導ライセン セリフ 「跪け!我こそは唯一にして絶対の王なり!! つぶやき 永年の時を経て、対面したメビウスとライセン。かつての師弟は地上界の命運をかけ、激突した。 公式追加情報 ファンの間での魔導王メビウス 愛称は特にないが魔導王メビウス・スーパーレア版との差別化の為「普メビ」と呼称される事が多い。第二章コレクションファイルのオマケカードであった魔導士メビウスのパワーアップした姿。それまでの物語の軸を担っていた魔神マステリオンから物語の主軸を引き継いだ存在で、マステリオンの事も含め、神羅界の過去のゴタゴタも全てこの人の仕業と言う事になるらしい。割とデザインの完成度が高い事などもあり、突っ込みどころは少なく、レアリティー以外の話題で盛り上がる事は少ない。 カード的価値。 3章1弾のSPカード。確定情報ではないがどうやら通常版のカードもそれまでのSP(他のカードの1/2の混入率)より混入率が低いらしく同じくSP扱いのコア・キューブ?よりもかなりレアリティーは高く、交換レートも他のSPカードより若干高めである。
https://w.atwiki.jp/ms-bswiki/pages/161.html
メビウス 特徴 HP EN 耐久 移動 コスト 機体ランク 搭乗Lv 派生先 特殊 800 150 50 7 500 C 5 メビウス・ゼロ なし オススメ度 : ★★★☆☆☆ 説明 この段に説明を入れてください。 機体表(アナザー)に戻る