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コーデ マイデコ例 コーデボーナス ジャンププログラム 【吹き出しコメント1】さわやかとブルーでデコもり☆ 【吹き出しコメント2】さわやかブルーにみんなくぎづけ♪ 【メモ】 ブランド ポップ コーデ トップス 不明 不明 ボトムス - - シューズ 不明 不明 アレンジ - - ▲ マイデコ例 チャーム1 チャーム2 フレーム ブルー さわやか - ▲ コーデボーナス ステージ コーデボーナス プリズムストーンショップ ◆◆◇◇◇ ほしぞらロックフェス ◆◇◇◇◇ プリズムLIVEスタジアム ◆◇◇◇◇ パウダースノーパーク ◆◇◇◇◇ スイーツカフェ ◆◆◆◇◇ プラネタリウム ◆◆◇◇◇ プリズムアリーナ ◆◇◇◇◇ トロピカルビーチ ◆◇◇◇◇ プリズムフューチャーアリーナ ◆◆◇◇◇ ゆうぐれロックフェス ◆◇◇◇◇ ディアクラウンショップ ◆◇◇◇◇ プリズムマイ☆デコアリーナ ◆◇◇◇◇ はらじゅくストリート ◆◆◆◇◇ ギャラクシースターファイナル ◆◆◇◇◇ ▲ ジャンププログラム 順番 ジャンプ 得点 サプライズ 1 はちみつキッス 100 2 カラフルチョコパレード 150 3 ブロンズスパイラル! 200 4 ポップスプラッシュ 200 ▲
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スターオーシャン ブルースフィア 【すたーおーしゃん ぶるーすふぃあ】 ジャンル RPG 裏を見る 対応機種 ゲームボーイカラー(全GB共通) メディア 32MbitROMカートリッジ 発売元 エニックス 開発元 トライエース 発売日 2001年6月28日 定価 5,800円(税抜) セーブデータ 1個(バッテリーバックアップ) 判定 良作 ポイント 2作目『セカンドストーリー』の続編となる初の外伝ゲームボーイの制約の中でシリーズらしさを発揮前作プレイヤーへのファンサービスも成長システムが独特でやや人を選ぶ スターオーシャンシリーズリンク 概要 ストーリー システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 メディア展開 移植 余談 概要 『スターオーシャン』シリーズの外伝作であり、2作目『スターオーシャン セカンドストーリー』(SO2)の後日談として発売された。 シリーズでは唯一、他作品と登場キャラクターを共有している作品である。 キャラクターデザインを当時、月刊少年ガンガンで『SO2』のコミカライズを担当していた東まゆみ氏が担当しており、同誌で特集が組まれていた。 シリーズの中では戦闘システムや成長システムにも独自要素の強い作品となっている。 ストーリー 宇宙暦368年。 惑星エクスペルとエナジーネーデを巡り、12人の英雄が宇宙の破滅を阻止してから2年の月日が経っていた。 ある日、クロードたちと共に地球へ留学していたプリシスは、未開惑星探索を続けていたオペラとエルネストの救援要請を受ける。 レオンとともに自作の宇宙船に乗り込み、エクスペルでかつての仲間たちと合流したプリシスは発信地点へと向かった。 目指すは未開の地、惑星エディフィス。英雄たちの新たな冒険が幕を開けようとしていた……。 システム フィールドアクション フィールド上で行う特殊アクション。ダンジョン攻略に必須となる。 移動速度を上げる「ダッシュ」落とし穴を回避する「ジャンプ」ブロックを動かす「おす/ひく」など多彩。特定のキャラ専用のスキルも存在する。 従って、今回はアクションとパズル的な要素を多分に含んだダンジョン探索となる。 戦闘システムはハード性能を考慮して横スクロールの2Dバトルに変更された。 戦闘メンバーは3人まで。戦闘中も自由に操作キャラを変更する事が可能で、操作キャラが戦闘不能になってもすぐ他のキャラに切り替えることが出来る。 必殺技や紋章術を使用する際は画面が停止するセミリアルタイムになっている。 エンカウント方式はシンボルエンカウントを採用。Aボタンで武器を振って当てると先制が可能になっている。 一部イベントでは、先頭キャラ次第でボスの不意打ちを防ぐなど、キャラの特性を活かしたものもある(*1)。 本作ではレベルが存在せず、スキルを習得する事でステータスも成長していく。 スキルを成長させるために必要なスキルポイントはパーティ全員で共有されている。 スキルには「技術スキル」「感覚スキル」「戦闘スキル」「知識スキル」の4つの分類が存在し、「技術」と「感覚」、「戦闘」と「知識」は相反関係になるため全てのスキルを習得することは出来ないようになっている。 特定のスキルの組み合わせにより特技の加え、必殺技や紋章術を習得できる。 この他、アイテムクリエーション(IC)、プライベートアクション(PA)といったおなじみのシステムも健在。 ICはミニゲーム形式になり、成績によって成功率が変わるようになっている。 通信によるアイテム交換、対戦に対応している。 評価点 育成の自由度の高さ。 最初からパーティメンバーが多いため、自由な組み合わせ・育成を楽しむ事が出来る。 前作の仲間全員が登場する関係から、前作では組めなかったパーティを組む事も可能。 一応、最初はプリシスの視点から始まるが、以降は自由に編成可能。 相変わらず戦闘システムの評価は高い。 ハード性能上、声を収録できなかったが、戦闘開始時や必殺技使用時に画面下のウインドウにセリフを表示することで補っている。 攻撃はボタン一つで制御するシンプル操作であるが、敵をヒットバックさせている最中にあえて次の攻撃までの間を入れることで敵との距離を調整し色々な技を出し分けることも可能。「戦闘」のスキルを成長させることによりヒットバックを延長させることも可能になる。 美麗なグラフィック モノクロGBの中では最大容量となる32Mb(メガビット)ROMを採用しており、グラフィックの水準は非常に高い。 2年前にコナミが開発した『ときめきメモリアルPOCKET』にも匹敵するレベルの書き込み様。 特に戦闘中は、キャラクターがかなりぬるぬる動き、プレイヤーを楽しませてくれる。 また、物語の随所にゲームボーイと思えない程の美しさを誇るアニメーションシーンが挿入されている。 BGMもおなじみ桜庭統氏が担当。GB音源でも一発で分かる特徴的な曲調は健在。 特に通常戦闘曲の「Hand to Hand」は氏のお気に入りで、ライブでも演奏されている人気曲である。 アレンジアルバムも発売されており、こちらでは据置シリーズと遜色ないクオリティで楽しむことが出来る。 本家SO2プレイヤーへのファンサービス。 本家ではパーティー人数の上限や二者択一の加入条件などで仲間キャラを全員揃えることが出来なかったが、本作では全員仲間になったという設定である為、12人全員を使用することが出来る。 2年前に宇宙を救った仲間たちが一堂に会するシチュエーションで、さながら同窓会のような雰囲気は本家ファンには嬉しい。 SO2からの2年間をメンバーがどう過ごしていたのかを説明するショートストーリーも全員分用意されており、タイトルからのデモ画面で参照可能。その過程や変化を辿れて楽しい。 但し、それに伴って、80以上のマルチエンドだった本家のエンディングの方向性がある程度固定された。続編を作る以上仕方なくはあるが、本家でBSのストーリーとは全く違うエンディングを迎え、それに思い入れのあった人は残念に思うかもしれない(*2)。 PAも豊富に用意されている。 今作では特定のキャラをパーティに入れているか否かで発生するPAが多いので色々なメンバーで探索したくなる。 シリーズおなじみの旅人ラドルも登場する。 本家では描かれなかった思わぬカップリングの会話も…? 旧作と違って街の入り口で解散する訳ではなく、条件を満たしたイベントがそれぞれの発生場所で発生するというもの。 クリア後の隠しダンジョンもしっかり完備。 本家の「試練の洞窟」は「シレン遺跡」と名を変えて登場。敵が強いのは勿論、逃走不可、セーブ不可と、ただでさえ難易度の高い本作において容赦の無い試練を与えてくれる。 携帯機ゆえ、いつでもセーブが可能で手軽にプレイ出来る。 もっとも、後述のような問題点もあるので一概に良点とは言えないかもしれないが。 賛否両論点 キャラクターを万能化できず、どのキャラもいずれかの能力や技を捨てなければならない。 特に戦闘とICは基本的に両立できず、両方よくできるキャラクターは作れないため、自分の手でいずれかを切り捨てる必要が出てくる。決して悪い仕様という訳ではないのだが、一般的なRPGのやり込み感覚とは相容れず、やや人を選ぶ。 これが後述の「難易度が高め」の項にも繋がってくる。ただ、中途半端な育成でもクリアは十分に可能。 問題点 システム上、パーティメンバーが固定になりがち。 ノエルは最序盤から加入する回復役であり、まず誰もがパーティにいれているほどであった(*3)。 アシュトンは障害物排除や敵への不意打ちでゲームを進めるために非常に有用(*4)。本作のアシュトンはかなり強い為、戦闘でもMAPでも活躍できる。その為、多くのプレイヤーがこの2名+誰か、というパーティになりがちだった。 この煽りを受けやすいのが加入の遅いオペラ(*5)、エルネスト、クロード、レナ。特にクロードとレナはPAを起こさないと仲間に出来ないため冷遇ぎみになっている。 おまけにクロードは本家主人公であるにもかかわらず性能がピーキーでやや使いにくい。 ただしレナは回復要員としての性能はノエルより上なので、隠しダンジョン攻略の際には育てる人も多い。 本家SO2同様に期間限定のPAも多数。中には「とある街についてからイベントを起こすまで」というかなりの短期間でしか発生しないものがあり、しかもそのPAでは強力なアイテムが手に入る為、取りのがすと損をする。 しかも今回は発生場所が広範囲に渡る上にメンバー編成も条件になっている為、探すのも一苦労である。 難易度が高め。 ダンジョンが複雑になっており、フィールドアクションが必要なこともあってシリーズの中でも攻略難易度が高めな傾向にある。終盤のダンジョンにいたってはもはや迷路であり、攻略本がないとアイテムを集めきるのはほぼ不可能といってもいいレベル。 スキルシステムも非常に複雑。同じスキルでもキャラによって習得できるスキルのレベルや条件が違う上に、キャラによっては必殺技や呪紋を覚えるための条件があるのだが、それらは悉くゲーム内ではノーヒント。戦士系キャラはまだしも、攻略本や攻略サイトはほぼ必須といえる。 セーブデータも1つしか残せないため、成長のさせ方を間違うとフォローがしにくい。 序盤で唯一回復紋章術を使えるため入れていたはずのノエルが「ヒール」しか使えなくなってしまうという事態も。(*6)剣士系キャラ(特にディアス)にはMPが大きく成長する『覚醒』のスキルを取らせないと、MPが低い状態での戦闘を強いられる。 今作では装備品はICで製作しないとならないため、IC専門キャラと戦闘専門キャラを決めて育てていかないといつまで経っても上級装備や必殺技が手に入らない事態に陥る。 IC「錬金」の難易度がべらぼうに高い。最高素材の「ブルースフィア」に至っては、攻略本いわく 開発まわりでもたった1回しか成功しなかったほど だとか。 ICの「サイコメトリー」によって、各キャラごとに必殺技を覚えられるのだが「サイコメトリー」を行うためには「ブルースフィア」と交換するキャラ毎の専用武器(*7)が必要となる。「ブルースフィア」の入手条件がべらぼうに厳しい上に、必殺技を覚えると専用武器は消滅してしまう。また、一部キャラの専用武器は取り直すことができない。その為、「サイコメトリー」で覚える必殺技は見た事がないプレイヤーも多い。 外伝ということもあってか、ストーリーは淡泊。 本家もストーリー面はあまり褒められたものではなかったが、本作のシナリオもまた薄め。 未開惑星に降り立った主人公達が各地で遺跡を探索したり事件を解決し、やがて惑星を脅かす存在と戦うことになる…という、ありふれた内容である。大きな破綻や矛盾がある訳ではないが、張り巡らされた伏線や人間ドラマと言った要素は殆ど無い。 一応、女性が悪役というSOシリーズでは珍しいシチュエーション(*8)や、敵側の思惑とそれについてのエンディングのメッセージなどの見所はあるが、基本的には淡々としたダンジョン探索とマップ移動の繰り返しで、イベントも全体的にあっさりしている。 パーティ編成が自由である為、プレイヤー側のドラマを描きにくいのも一因か。 また、メンバーの同窓会のような雰囲気は悪い言い方をすればアンソロジーか二次創作のような雰囲気でもあり、本家と比べると違和感を覚えることも。 PAにあまり意味が無い。 一部には強力なアイテムが貰えるケースもあるが、今作には感情度が無い為、基本は会話イベントがあるだけである。 本家に関する会話が多く、どちらかと言うと本家ファンへのファンサービス的な側面が強い。その為、前作未プレイの人にはわかりにくい部分も。 感情度が無いのでエンディングも分岐しない。エンディングではメンバーが二人ずつペアとなって会話をするが(ボーマンとノエルだけソロ)、そのペアも固定であり、本編シリーズのような広がりは無い。 ちなみにペアはクロードとレナ、アシュトンとプリシスなど、本家から仲が良かったり繋がりが深いキャラが選ばれているが、中にはディアスとチサトと言う微妙なペアも(もちろん、本家で組み合わせることは可能で、この組み合わせのEDのチサトはレナ並みに優遇されている)。 一部のイベントで、使っているゲームボーイ本体次第で取れるアイテムが変わる箇所がある。 これがどのイベントも古い機種ほど良いアイテムが貰えるというものであり、その一つである「ブルースフィアを貰える隠し部屋」には昔のゲームボーイやゲームボーイポケット、スーパーゲームボーイでプレイしないと入ることができない(*9)。 攻略本曰く「このためだけに昔のゲームボーイひっぱりだしてほしい」との事。GBAやGBCしか持っていないプレイヤーには困りものである。 当時は既にGBAが発売されており、旧式のGBは下火となっていた。本作はエニックス最後のGBソフトであり、同時にエニックス最後の8bit用ソフトであることなどから、これらはゲームボーイ(8bit機)そのものや古参プレイヤーへの感謝の意味があったとの事。 その為、GBソフトはGBC専用が大半だった当時において、全てのゲームボーイでプレイが可能である。 総評 外伝ゆえの個性的なシステムや育成の自由度などが評価された良作RPG。 難易度の高さなども裏返せばやりがいがあり、戦闘で100コンボを目指したり最速クリアを目指すなどやりこみプレイヤーから高評価を得た。 一方でストーリーは薄味なので、好評だった前作のキャラゲーとしての面も強く、前作ファン向けの内容と言える。 メディア展開 月刊少年ガンガンで水城葵(現・米山シヲ)氏によるコミカライズが連載された。 前述の東まゆみ氏による『SO2』はエクスペル編で終了してしまったが、こちらはオリジナル展開が多いものの最後まで描かれ無事完結している。 ちなみになぜキャラデザの東氏でなく当時新人だった水城氏が担当したのかと言うと、当時はいわゆるエニックスお家騒動の直後で、東氏がマックガーデンへ移籍してしまったためである。 尚、こちらには『SO2』で生死不明のまま終わったロニキスが登場している。 しかし、『SO3』発売時に年表にて「宇宙船カルナス消滅」と記述され、ロニキス死亡が公式設定になってしまった為、単行本では別人に置き換えられている。 移植 2009年にグラフィックを一新したリメイク版が携帯電話向けアプリとして配信されている。 現在はガラケーの衰退に伴い、配信終了しておりプレイ不可能。何らかの形で復刻もしくはリメイクして欲しいところである。 余談 本作のNPCの顔グラフィックに漫画『浦安鉄筋家族』の主人公「大沢木小鉄」に類似したものが存在している。
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ブルースーパー(ぶるーすーぱー) 登場作品 + 目次 ファンタジア(SFC) 関連リンク関連種ファンタジア(SFC) ネタ ファンタジア(SFC) HP 33250 TP 0 攻撃力 1520 防御力 102 EXP 6000 ガルド 4000 アイテム - 出現場所 防御属性 無 地 水 火 風 雷 光 耐性率 - - - 弱 - 吸 吸 行動内容 触手を伸ばして相手を突く。麻痺か石化の追加効果。 頭の穴を前に向けつつ周囲の触手を回転させてHPかTPを少量吸収する。 総評 未来ユークリッド闘技場に出現するSFC版ローパー系の最上位種。青というより紫色っぽい色の触手。 イシターの復活からのゲストエネミー。原作ではブルースーパーローパーだが文字数の関係で短く改名されている。 新たに触手攻撃に麻痺だけでなく石化の追加効果が付与されますます厄介になった。 当然闘技場ではどちらも喰らうと即終了なので2種類のチェックかリキュールボトルでの対策は必須。 更にこいつ、厄介なことにエクスカリバーやドゥームブレイドといった最強クラスの装備が持つ無属性を無効化してくる。 火属性が弱点なのでこれらの装備をしている場合は火属性の特技を使って応戦しよう。 なお、この名称はSFC版のみで、GBA版ではリーパーという別のモンスターに変わっている。 ▲ 関連リンク 関連種 ファンタジア(SFC) レッドローパー ブルーローパー ACローパー センダム ヨチョール ▲ ネタ ▲
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遊乱戦舞(センランブ・ロワイヤル) グランブルース SR 火文明 (7) 進化クリーチャー:デジタイザーズ 13000 ■進化―自分の火のクリーチャー1体の上に置く。 ■スクランブル進化―自分のマナゾーンにカードが6枚以上あり、相手のクリーチャーが自分のシールドを1枚でもブレイクした時、自分の手札にあるこのクリーチャーをバトルゾーンにある自分の火のクリーチャーの上に重ねてもよい。 ■マナビリング―火×3 ■MBL-このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このクリーチャーとその選んだクリーチャーをバトルさせる。 ■T・ブレイカー 作者:宇和島 フレーバーテキスト 「俺はもう、誰かが傷つくのを見たくないんだ!」―――遊乱戦舞 グランブルース 収録 DMTend-05 「サイバーランド戦記 第1章 レイジング・レイドボス」 評価 名前 コメント
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ロバートドゥブルース(2)(ロバート・ドゥ・ブルース) ロバートドブルースの別名。
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『カラフル・モノクローム』 ――ナイトメア。角を持ち、寿命を持たず、生まれながらに穢れを背負った、ルミエルの忌み子。 うちの両親はリルドラケンで、ナイトメアだからって気にするような種族じゃないから、そのへんは助かったといえば助かったんだろうけど。 ただ、オレが育ったのは、多種族がごった返してる、ロシレッタの街で。人間やエルフ、ドワーフには、ナイトメアを忌避する傾向があるって話だから、オレも外に出る時は、帽子やバンダナで角を隠して、人間のフリをしなきゃならなかった。家族以外の他人と、あんまり関わりを持てなかったといえば、そうかもしれない。ナイトメアってばれたら、近所の子供と遊ぶこともできなくなっちゃったし。 でも、同じようにロシレッタに住んでるリルドラケンの子は遊んでくれたし、歳は離れてるけど兄ちゃんも二人いるから、まあ寂しいってことはなかった。 それに、人間の友達も、ぜんぜんいなかったわけじゃない。 最初に出会ったのは、イーサっていう男の子。オレより一つか二つ年下。ぼさぼさの黒髪に、くりくりした黒い瞳。 イーサも他の友達の輪に入れずにいて、海辺で一人で遊んでることが多かった。小さな蟹とかの捕まえ方を教えてくれたりして、そのうち仲良くなった。 後で聞いた話だと、イーサは『継っ子』だったらしくて、それで他の子に爪弾きにされてたらしい。そういうの、よくわからない。 本人は明るくて、あっけらかんとしてて、よく笑う子だった。そのあたり、ちょっとリルドラケンっぽかったかもしれない。頭がよくって、年下なのに、すごく大人びて見えた。 次に出会ったのは、ヨナっていって、イーサの兄貴。オレより一つ年上。背はあまり高くない。茶色がかったさらさらの髪に、濃い青色の瞳。 ヨナは、イーサとは逆に、あまり笑わなくて、たいていむすっとした顔してた。オレたちと一緒に遊んでても、ずっと仏頂面で、楽しくなさそうに見えたけど、イーサに言わせると、「ルッツィーと遊んでる時は、兄ちゃんも楽しそうな顔してる」らしかった。 イーサとヨナは本当の兄弟じゃなかったけど、仲良くしてた。皮肉屋で無愛想なヨナも、イーサには優しかった。 ヨナの上にはもう一人兄ちゃんがいたらしいけど、こっちの兄貴は、イーサやヨナとは仲が悪かったらしくて、オレは顔を見たこともない。元々貰い子のイーサとは、もちろん血が繋がってないし、ヨナとも母親が違うらしくて、家の後継争いとか、なんだか色々あったらしい。 ヨナの母親は亡くなってて、周りに味方が少なかったみたいで、だからかな、ヨナは、まだ子供なのに、無理して大人になろうとしてた。 多分、イーサもそれが見てらんなくて、よく外に引っ張り出して、無理やり遊びに混ぜたりしてたんだと思う。 一緒に遊んでる時でも、ヨナはたいてい黙ってたけど、イーサとオレの話はちゃんと聞いてくれてた。何かわからないことがあると、答えを出してくれることもあった。頼れる、ってほどじゃないけど、いい友達だった。少なくともオレは、そう思ってた。 二人の家は、セイルザート商会っていって、ちょっと大きな商会だった。もとは材木商だったのが、イーサとヨナの父ちゃんの代から、造船業とか水運とか色々な方向に手を伸ばして、それがすごくうまくいってたらしい。 うちのバルカローレ商会は、小規模の貿易商だから、船を出すとき共同出資したりして、いい協力関係だったとか。 商売相手ってだけじゃなくて、オレの父ちゃんと、イーサとヨナの父ちゃんは、種族は違うけど、なんとなく仲が良かったみたいだ。 「彼の考えることはわからない」って、父ちゃんはよく言ってたけど、それでも友達だったんじゃないかな……。 リルドラケンから生まれたナイトメアの子供と、ややこしい人間の家の二人の子供。 三人が、ロシレッタの浜辺で、一緒に遊んでいられた時間は、あんまり長くはなかった。 オレが十三になったくらいのころ。突然、イーサが亡くなった。 食中毒、だったらしい。衰弱が激しくて、治療が追いつかなかったそうだ。同じ症状で、ヨナもしばらく寝込んでたけど、こちらはなんとか助かった。 知らせを聞いた時、とても信じられなかった。身の回りに死者が出るのは初めてじゃなかったけど、だって、あんまり突然すぎた。 「ルッツィー……」 呆然としてたオレに、父ちゃんが声をかけた。 「……わかんないよ。父ちゃん、人間って、こんなに早く死んじゃうの?」 もちろん、リルドラケンだって、みんながみんな大人になれるわけじゃない。でも。 「…………」 父ちゃんは、オレが初めて見るような、すごく苦い顔をしていた。 イーサの葬式。人はまばら。 セイルザートの家族で出席していたのは、イーサの養父の商会長と、ヨナだけみたいだった。 一緒に来てくれてたオレの父ちゃんは、商会長にお悔やみを言うと、そのまま二人で何か話し始めた。 ヨナは、病み上がりでげっそりしてたけど、思ったよりもしっかり、立って、イーサを見送ろうとしてた。 こういうとき、こいつはホント、無理するんだ。 「ヨナ」 オレが声をかけると、ヨナはゆっくり振り向いた。いつもの無愛想な顔が、もっと無表情になってて、まるで仮面みたいだった。 「お前は……大丈夫なの?」 「……まあ、生きてる。俺は、運が悪いからな」 本音、なんだろう。 「イーサは……」 ヨナが顔を伏せる。その横に立って、棺桶の中を覗き込む。 青白い、小さな顔。細い手足。花に埋もれて窮屈そうなイーサ。小さな体が、もっと小さくなったように見えた。 ――誰でも、死ぬと、小さくなるんだな。 じいちゃんの死に顔を、思い出した。 花と一緒に、小さな網を入れた。浜辺の潮だまりで、いつも遊んでいたように、どこか遠くで、遊べるように。手を合わせて、目を閉じると、こんなことになる前の、イーサの元気な顔が浮かんで、辛くなった。 「……ちょっといい? 終わってからで、いいから」 喪服の袖で涙を拭いながら、ヨナに話しかけた。 「……ああ」 ヨナは、泣いてなかった。泣くのはもう、終わってたのかもしれない。 イーサの棺は堅く閉ざされ、深い穴に埋められた。上から土が被せられて、やがて見えなくなった。 ライフォスへの祈りが響く。 ――父ちゃんが、突然、セイルザート商会長の胸倉を掴んだ。 「君は一体、何をしているんだ。子供を死なせてまで――!」 誰も止めなかった。止められなかった。 セイルザート商会長――イーサの養父、ヨナの実父。掴みかかられても、彼は無表情を崩すことなく、ただじっと父ちゃんの目を見つめていた。 その仕草が、なんだかすごく、ヨナに似ていた。 ――やがて、神官は鎮魂の仕草とともに祈りを終える。葬儀は終わった。 父ちゃんは、商会長を掴んでいた手を離すと、オレのほうに来て、一言だけ囁いた。父ちゃんは、そのまま、振り向きもせず、共同墓地を後にした。 オレとヨナは、墓地を出ると、浜辺のほうに向かって、ゆっくりと歩いていく。 「なあ……お前さ」 横を歩いているヨナに言う。 「……うちの子になんない?」 ヨナのほうを見ないまま。 「……何だ、それは」 しばらくの沈黙のあと、無表情な声が返ってきた。 「あー……だからさ。その……オレの、兄ちゃんになる気ないかなって。部屋くらい作れるし」 「……お前は時々、わけのわからんことを考えるな」 ヨナが、ふうっと息をつく。 「オレじゃないよ、父ちゃんがさ、その方がいいんじゃないかって」 『あの子はセイルザートにいるべきじゃない――うちに来る気がないか、聞いてみてくれないか』 「……あり、なんじゃないかな。ほら、オレだってもとは養女……だし」 「……養女、ね」 抑揚のない声に、ちょっと焦った。 「……じゃ、ないけど。その、だから」 うまく話ができなくなった。 また、しばらく、二人とも黙ったまま。 「……お前も、それがいいと思うのか?」 ぽつんと、ヨナが言った。 「……と、思うよ。オレ、お前のこと嫌いじゃないし」 「嫌いじゃない、か」 陽の沈みかけた空。北向きの浜辺は、もう、一面の藍色に塗り潰されている。 しばらく、海を見ながら、二人で、立ち尽くしていた。 「……俺の弟は、イーサだけだ。これからも」 ヨナが言った。表情は見えない。 「ん……」 海風が、通り抜けて行った。早く帰れ、とでも言うように。 その時、ヨナがどこまで決めてたのか。 ……もう、かなり踏み込んでたんじゃないかと思う。 ヨナと後継者争いをしてた兄貴と、その母親が、突然姿を消したのは、それから一月も経たないうちだった。 オレには、その時その意味はあんまり飲み込めなかったけど。父ちゃんが、ため息をついてた。 「馬鹿な子だな。本当に、馬鹿な子だよ」 うん、それはオレもそう思う。 そんなわけで、結局、ヨナは正式に商会の跡継ぎに決まった。イーサが生きてたころは、ずっと嫌そうな顔してたのにね。 もう、遊ぶ時間もなさそうだった。たまに、商売の話でうちに来ることはあったけど。大人らしい態度も、すっかり身について、変わらないのは、愛想のない顔だけ。 それでも、たまに押しかけていって、忙しそうなヨナを引っ張って、港を見に行ったり、色んな話をしたりした。イーサが生きてたら、そうしてただろうから。 時は過ぎて――イーサが亡くなってから、二年くらい経ったころ。 今度は、ヨナの父ちゃんが亡くなった。急死。 人の家のことだ、あんまり知りたいとは思わない。ヨナが話してくれるなら、聞きたいけど。 きっとあいつは、自分が悲しいとか、辛いとか、そういう話は、してくれない。 でも、会いには行った。友達なんだから。 正式に家を継ぐことになったヨナは、それまでよりも更に忙しそうだった。会える時間が取れるまで、何カ月もかかった。 でも、ヨナはちゃんと会ってくれた。 部屋の扉を開けたら、正装のヨナがいた。 大きな商談とかよくあるんだろうし、ちゃんとした格好はした方がいいんだろうけど、それにしても格好つけすぎな気がする。 そして、顔には眼鏡。これまでヨナが眼鏡をしていた所なんか見たことない。 「何それ、目悪くしたの?」 「伊達だ。少しは歳嵩に見えるだろう」 「似合わねー」 思わず指さして笑ってしまったけど、ヨナは怒るでもなく、バルコニーのテーブルにオレを誘った。 手すりから身を乗り出して見渡せば、きちんと手入れされてはいるが、どこか面白見のない庭と、暮れかけた空が目に入る。 テーブルの上には、高そうなワインとチーズ、クラッカー。 「飲んでいいの?」 「ああ」 ヨナの方がとっとと席に着いたので、対面の椅子に座る。魔法の布がかけられていて、冬の夕暮れだっていうのに、寒さを感じない。 ヨナは手慣れた手つきでワインのコルクを抜き、テイスティングしてから、二人分のグラスにそれぞれ注いだ。 「お前、偉くなったんじゃなかったっけ。そういうの、使用人に任せるもんじゃないの?」 「自分でやらんと、何があるかわからんからな」 ……イーサの死のことを思い出した。 「お前……巻き込まれてるのか、何なのか、オレにはよくわからないんだけど……本当に、大丈夫?」 「大丈夫とは言い切れん」 「それって、どうにかならないの?」 「努力はしている。あとは……まあ、俺は悪運だけは強いからな」 「……何だよ、それ」 少し、腹が立った。 「あんまり無茶するなよな。お前に何かあったらやだよ」 「……そうか」 ヨナは、表情も変えないまま、ワイングラスを口につけた。 「オレにできることなんて、そんなにないけど。なあ、お前が困ってたり、辛いならさ、言ってくれよ。オレにでも、何かできることがあったら……」 「……できること、か」 ヨナは、一息でほとんど空になったグラスを、静かにテーブルに置くと、改めてオレの方に向き直った。 「……ルッツィー。お前、確かもう十五になったんだったな」 唐突に話が飛んで、ちょっと面食らった。 「え? えーと……うん。先月。なんだよ、誕生日憶えてたんなら、祝ってくれたらよかったのに」 「悪かった、暇がなくてな」 「来年は期待してるよ……少しは、落ち着くといいな、そのころには」 「来年……で、十六か。リルドラケンの成人は、三十くらいだったか?」 「そんなもんだね。あ、人間は十五だっけ。早いよな」 「さすがに三十までは待てんな」 「人間はさー、気が早いから」 「ルッツィー」 ヨナは、テーブルに手をついて、頭を下げた。 「俺と、結婚してくれ」 しばらく、呆然とした。言葉の意味が、頭まで伝わってこなかった。 「は……?」 「結婚してくれ」 姿勢を変えないまま、もう一度ヨナが言った。 「……なあ、それ、何の冗談?」 「冗談でも何でもない。結婚してくれ」 「いや、あのさ?」 「ルッツィー」 ヨナが顔を上げて、オレの目をじっと見つめてきた。 「あ、あの。えーと、あの……」 頭が混乱している。 「……と、とりあえず落ち着いて。オレも落ち着く。……問題を整理するところから始めるよ?」 オレが言うと、ヨナは素直に頷いた。 「まず……言ったことなかったけど、お前、どうせ知ってるよね、忘れてるかもしれないけど。あの、こう見えてもオレ、リルドラケンなんだよ?」 「知ってる。忘れるか。馬鹿にするな」 「いや、わかってる? だって……」 ……人間に近い姿に見えても、オレはリルドラケンだ。リルドラケンは、人間との間に子を成すことができない。 「判っているし、問題だと思っていない。わざわざ言わせるな」 「や、でも……だって、お前、その……跡継ぎとか必要なんじゃ?」 ……こほん。ヨナが、小さく咳ばらいをした。 「……セイルザート商会は、俺の一代をかけて縮小する」 ヨナは、きっと誰にも話したことのない本意を、静かに、でもはっきりと口にした。 「儲けは少なくとも、胡乱な連中の蔓延ることもない、誠実で、小さな商会に。――そのうち、俺がくたばる頃になったら、幹部の中から、害のなさそうなのを適当に選んで、後継者に指名する」 「そんなの、だって、簡単にできることじゃ……」 「身内で争うよりはマシだろう。……多分な」 弟と父の不審死。ヨナが失ってきたもの。そして、ヨナが自分の意思で行ったであろう異母兄の追放……。それを思えば、言ってることはわからないでもない。 「でも、だからって、オレがお前と、その……」 「好きなんだ」 ヨナは、まっすぐ俺の目を見て、そう言った。 ――その視線に、なぜか、苛立ちを覚えた。 「……どうして、オレなんだよ」 「好きなんだ。理由なんて、ない」 「……理由なんて、いくらでも用意できるよ。言ってやろうか?」 苛立ちのままに、言葉を続ける。 「イーサのことや、お前の父ちゃんのことや、兄貴とその母ちゃんのこと……。お前はもう、血の繋がりとか、家族ってものが、嫌になったんじゃないのか」 ヨナは、黙ってオレの言葉を聞いている。 「お前のこと、お前にあったこと、全部は知らないよ、聞いてないから。でも、想像はつくよ。 ――お前の父ちゃんの周りには、財産目当てで寄ってくる連中がいっぱいいた。どいつもこいつも、自分のことしか考えずに、そのうち争いが始まった。商会の中でも、家族の、中でも……」 ヨナがどんな思いをしてきたのか知らない。何があっても、いつだって、ヨナは何も言わなかった。言ってくれなかった。 「……あの時、本当は、お前が死ぬはずだったんだろう。でも、死んだのはイーサだった……」 イーサは――先代の気まぐれで引き取られた、愛妾の忘れ形見は、後継争いに利害関係を持たず、利用価値も持たなかった。巻き込んでもどうということはなかったんだろう。 でも、ヨナにとってだけは、違った。ヨナにとって、イーサは大事な、たった一人の弟だった。二人は仲がよかった。……同じ皿から分けあって、食事をするくらいに。 「イーサは、死んだ。毒を盛ったのは……お前の兄貴と、その母親なんだろ? ……お前はもう、家族とか、女とか、そんなの、うんざりしてるんだろう。 ……だから、だから、異種族のオレと、こんな中途半端な女と、結婚したいなんて言い出したんだろう……!」 オレは、テーブルに手をついて、立ち上がって、ヨナを睨みつけた。 「お前は、ただ、自分が一番ラクな相手を選ぼうとしてるだけだ!」 ヨナは、無表情のまま、口を開いた。 「……あまり見くびるな、馬鹿」 声音は、少し、怒っている。 「お前にだけは、それ、言われたくないよ!」 テーブルをどんっと叩く。ワイングラスが倒れて、テーブルクロスを赤く汚した。 「だってさ、だってさ! お前、オレのこと、考えてないだろ! お前にそう言われて、どう思うか、全然考えてないだろ! オレは……!」 「……じゃあ、黙っていれば良かったって言うのか? 本音を隠して、ただの友人の振りをしていれば良かったって言うのか? ただ適当に愚痴でも聞かせてやって、頼れる友人だと思ってる振りをしていれば良かったって言うのか?」 「……そうだよ! そうしておけば……!」 「……俺は、ただ」 ヨナは、静かに言った。 「誠実で、いたいだけだ」 「そういうのは、バカ正直って言うんだよ!」 もう一度テーブルを叩いた。 ――それから、少しの間、沈黙が続いた。零れたワインが、ぽたぽたと、床に落ちる音がする。 ヨナが、呟くように、口を開いた。 「……時間が、もう、どれだけあるのか、わからない」 冷たい手で、心臓を、掴まれたような気がした。 「ただの友人を……何年続けていればよかったって言うんだ?」 ヨナが椅子から立ち上がる。小さなテーブル越しに、あまり変わらない背丈で睨み合う。 「俺が十六で、お前が十五。歳だけなら、一つしか違わない。だが、お前が俺と同じ位置にいるのは、今だけなんだ」 ――ヨナは、すぐに大人になるだろう。五年もすれば、一人前の商会長に。十年もすれば、押しも押されもしない大商人に。 でも、オレは、十年経っても、二十年経っても、きっと、今のまま変わらない。 「……それで、いい。一緒に歳を重ねるなんて、望まない。ただ、ほんの一時でいいんだ」 ヨナは、レンズのない眼鏡越しに、暗い色の目で、じっとオレを見つめた。 「……五十年。いや、三十年。いや、この立場ならそんなに持たんだろう。俺が死ぬまで」 ――血の気が引く音がした。恐怖と、怒りで。 「頼む。お前の人生の、ほんの一瞬でいい。一緒にいてく……!」 意識もしなかった。気が付いたら、殴ってた。 「寿命を盾にすんな、卑怯者っ……!」 ヨナの眼鏡が壊れて、顔の端が切れてた。レンズは元々入ってないから、たいした怪我にはなってない。 眼鏡を外すと、ヨナの顔は歳よりずっと幼く見えて、もう見ていられなくなって…… オレは、バルコニーから部屋に戻り、そのまま扉を蹴り開けて、門の外まで走っていった。 海岸沿いの道を走って、自分の家まで辿り着くと、そのまま二階に上がって、自分の部屋に駆け込んで、上着だけ脱いで、そのままベッドに潜り込んだ。 眠れるわけがなかった。 それから、三日くらい後。 オレは、ヨナの執務室の扉を叩いた。 この間よりは地味な服を着たヨナが出てきた。眼鏡は新しくなってた。今度はレンズも嵌ってる。度のない、ただのガラスだろうけど。 「気が変わったか?」 「いや、いろいろ、考えたんだけどさ……」 そりゃもう、人生で初めてってくらい、ひたすら考えた。どうしてヨナのためにオレがこんなに悩まなきゃいけないのかと思うと、腹は立ったが。そのうち、結論は決まった。 「旅に出る、ことにした」 「……旅?」 「武者修行。とりあえず五十年くらいかな」 「…………」 ヨナは、無表情のまま、黙り込んでしまった。 「心配すんな。お前が死ぬ頃には、迎えに来てやるよ。あんまり早く死ぬなよ、戻って来れないかもしれないから」 そう言って、ヨナの胸を軽く叩いた。 「……だから、さ。 せいぜいさ、かわいい奥さんもらって、子供たくさん作って、孫も生まれて、幸せな爺ちゃんになってろよ。 その時になったら、この前お前が言ったこと持ち出して、みんなで笑ってやるからさ」 オレがそう言うと、ヨナは、表情を変えないまま、オレを見据えて、言った。 「……お前の期待通りにはなってやらん」 「今だけだ、ほざいてろ、ばーーか!」 あっかんべーをしてみせて、そのままくるりと背を向けて、ヨナの前から立ち去った。 「……待っている」 ヨナの声が、耳に届いた。 振り返らずに、そのまま、走って行った。 そんなのが、オレの旅の始まりだった。
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セツナブルースター 活動期間 1998年~2008年、2017年、2018年 メンバー 倉島 大輔(くらしま だいすけ、Vo./Gt.) 全曲の作詞作曲を担当。現在は長野県でミュージックラウンジを経営し、ソロで弾き語りライブを行っている。 島田 賢司(しまだ けんじ、Ba.) 中学時代は長野南シニアで野球をしており、全国大会に出場し神宮球場でプレーをした経験がある。 宮下 裕報(みやした ひろふみ、Dr.) 活動休止後もTHE NAMPA BOYSのサポートやmy funny hitchhikerなどでドラマーとして活動。 ディスコグラフィー (シングル) 少年季(2002年6月12日) 1.少年季[PV] 2.君に宛てる手紙 Apple Music 涙の成分について(2004年2月20日) 1.涙の成分について 2.うたかたは今 Apple Music メロディ (2007年10月31日)※自主企画【咆哮とサイケデリックVol.5】にて配布 この夜をこえて (2008年2月6日)※自主企画【咆哮とサイケデリックVol.6】にて配布 (アルバム) エヅラ・ガラ・セツナ(2001年4月18日) 1.帰り道[PV] 2.夢 3.ソリッド 4.シャバ・ダ 5.CHICKEN 6.少年A 7.あすなろ Apple Music 『二十歳』より (2001年12月19日) 1.六月の朝 2.悲しみのバラード 3.ヒマワリ 4.雨音 5.靨のない男[PV] 6.散歩 7.紫色のマフラー 8.十二秒 Apple Music キセキ(2002年12月11日) 1.なないろ[PV] 2.死んで行く僕らの目に 3.少年季[PV] 4.みんなの歌 5.四度目の青春 6.かけら 7.車窓から 8.エレジー[PV] 9.菫に似ている 10.心臓 Apple Music 青写真(2005年5月18日) 1.かさぶた 2.雀と心根 3.はるか 4.拝啓、あの日の君へ 5.その約束に イツカ・トワ・セツナ(2006年4月18日) 1.星空の夢の終わりに 2.のらねこ 3.マラソン 4.才能 5.屋根がない 6.記念 7.抑止力 動画 リンク コメント 名前 コメント
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毒サソリ ブルースコルピア コスト 8 レベル 1 MAX 進化元 - 進 化 素 材 アクアフラウ (フラウC+) - ランク C+ HP 227 622 進化先 砂漠の狩人 サファイアスコルピア (B) アクアフラウ (フラウC+) - MAX Lv 20 攻撃 297 464 進化費用 16,000 フロッシュ・ルーキー (キノコC+) - No.1076 Aスキル ポイズン・ドライブ 3問連続正解でダメージ小アップ 売却価格 5,500 - - 編集 Sスキル 雪刃 (6) 敵全体へ水属性の小ダメージ 入手方法 サイオーン 個別データ 備考 敵スキル:6連撃