約 1,309,782 件
https://w.atwiki.jp/deluxekiwami/pages/22.html
原木の一覧へ戻る 勇者の薬 魔王の薬 図鑑ID SPE(Special) 前提条件 『勇者と魔王』達成 開発NP 980 NP 4,980 NP 普通種 11種類 品種改良種 10種類 合計 21種類 なめこの一覧 じいのお願いの一覧 + 目次 収穫できるなめこ(特別種、勇者の薬)SPE-21 見習い勇者なめこ SPE-22 クラブなめこ SPE-23 ダイヤなめこ SPE-24 スペードなめこ SPE-25 ハートなめこ SPE-26 四季王なめこ 収穫できるなめこ(特別種、魔王の薬)SPE-27 使い魔なめこ SPE-28 ゴーレムなめこ SPE-29 お宝なめこ SPE-30 ミミックなめこ SPE-31 白銀なめこ 収穫できるなめこ(品種改良種)BRD-34 ドラゴン BRD-35 勇者なめこ BRD-36 魔王なめこ BRD-37 賢者なめこ BRD-38 フンギビースト BRD-39 大鎧なめこ BRD-40 闇の司祭なめこ BRD-41 光の勇者なめこ BRD-42 大魔王なめこ BRD-43 ヒメなめこ 収穫できるなめこ(特別種、勇者の薬) SPE-21 見習い勇者なめこ SPE-21 見習い勇者なめこ レア度 ★☆☆☆☆ 換金額 10 NP 勇者を目指すなめこ。今はレベル上げに徹するのみ。勇者になれないとニート確定なので超必死です。 ミッション要求 レシピ要求 ・旅立ち ・BRD-34(ドラゴン) SPE-22 クラブなめこ SPE-22 クラブなめこ レア度 ★☆☆☆☆ 換金額 1 NP オラの畑の野菜はうんめぇぞおー。米もうめぇし幸せだぞおー。あとはめんけぇ嫁っこが来ればもっと幸せだべさー。 ミッション要求 ・ここはなめこの村だよ SPE-23 ダイヤなめこ SPE-23 ダイヤなめこ レア度 ★★☆☆☆ 換金額 50 NP こう見えて商才に長けており、世界各地に店舗を構える。しかし家計は奥さんが握り、お小遣いは月2万円。 ミッション要求 ・何か買っていくかい? SPE-24 スペードなめこ SPE-24 スペードなめこ レア度 ★★★☆☆ 換金額 25 NP いついかなる時も騎士道精神を忘れない、騎士の鏡。。肝心の剣術の腕前は…うん、まあ…ねぇ… ミッション要求 レシピ要求 ・旅の仲間・伝説の大魔王 ・BRD-42(大魔王なめこ) SPE-25 ハートなめこ SPE-25 ハートなめこ レア度 ★★★☆☆ 換金額 25 NP モットーは「殺られる前に殺る」。今日も呪殺魔法のレベル上げに勤しみます。怪我の治療は病院へどうぞ。 ミッション要求 レシピ要求 ・旅の仲間・伝説の大魔王 ・BRD-42(大魔王なめこ) SPE-26 四季王なめこ SPE-26 四季王なめこ レア度 ★★★★☆ 換金額 100 NP 四季を全力で楽しむから四季王。それ以上でも以下でもない。四季を操る能力?なめこに何を期待しているの。 収穫できる他の原木 ・一流の原木で、ELT-20として レシピ要求 ・BRD-35(勇者なめこ) 収穫できるなめこ(特別種、魔王の薬) SPE-27 使い魔なめこ SPE-27 使い魔なめこ レア度 ★☆☆☆☆ 換金額 1 NP 特技は「仲間を呼ぶ」。数の暴力で勇者をギッタギタにしてやりたい。そんな特技も、レベル上げの効率化にしかなっていない。 ミッション要求 ・雑魚退治 SPE-28 ゴーレムなめこ SPE-28 ゴーレムなめこ レア度 ★★☆☆☆ 換金額 50 NP 古代遺跡の宝物を守るため、魔王に造られた人工生命体。自爆呪文も習得しているものの、詠唱しようにも口が無かった。 ミッション要求 ・原木の守護者 SPE-29 お宝なめこ SPE-29 お宝なめこ 原木に生えている際の姿 レア度 ★★☆☆☆ 換金額 80 NP 箱に体を納めるのが精一杯で、金貨は大して入っていない。頭の箱は宝石で満たされているらしいが、鍵が合わず開かない。 ミッション要求 ・宝箱発見! SPE-30 ミミックなめこ SPE-30 ミミックなめこ 原木に生えている際の姿 レア度 ★★★☆☆ 換金額 150 NP 宝箱ある所にミミックあり、です。モドキ族の一員でありながら名前に「モドキ」が付かないことが、不満で仕方ないのです。 SPE-31 白銀なめこ SPE-31 白銀なめこ レア度 ★★★★★ 換金額 21 NP いわゆる経験値が美味しいキャラ。逃げないが、枯れる。開発者を泣かせるレベルのゲームバランスブレイカー。 収穫できる他の原木 ・一流の原木で、ELT-27として ミッション要求 ・白銀に輝くモノ 収穫できるなめこ(品種改良種) BRD-34 ドラゴン BRD-34 ドラゴン レア度 ★★★☆☆ 換金額 150 NP 序盤にうっかり遭遇して逃走失敗、全滅というトラウマメーカー。そしてゲーム終盤、レベル上げと金策で乱獲される運命に。 レシピ 伝説の生物・ミッション『旅の仲間』を達成している。・ミッション『原木の守護者』を達成している。・SPE-21(見習い勇者なめこ)が1匹 原木に生えている。 ミッション要求 レシピ要求 ・勇気を示せ! ・BRD-74(サモナーメコ) BRD-35 勇者なめこ BRD-35 勇者なめこ レア度 ★★★★☆ 換金額 220 NP 聖剣に持ち主として認められ、真の勇者になったなめこ。顔つきも少しかっこよくなった。脱ニートできて本当によかった。 レシピ 伝説の勇者・ミッション『勇気を示せ!』を達成している。・SPE-26(四季王なめこ)が1匹 原木に生えている。・勇者の薬を使用中。 ミッション要求 レシピ要求 ・真の勇者 ・BRD-36(魔王なめこ) BRD-36 魔王なめこ BRD-36 魔王なめこ レア度 ★★★★☆ 換金額 250 NP 世界征服をもくろむ悪いやつ。ふざけた格好だがそこそこ強い。服のセンスのついて言及してはいけない。 レシピ 伝説の魔王・ミッション『真の勇者』を達成している。・BRD-35(勇者なめこ)が1匹 原木に生えている。・魔王の薬を使用中。 ミッション要求 ・決戦!勇者VS魔王 BRD-37 賢者なめこ BRD-37 賢者なめこ レア度 ★★★☆☆ 換金額 80 NP 人里離れた森の中で勇者を待ち続けて数十年経った系賢者。勇者が来るのが先か、寿命が尽きるのが先かの瀬戸際でした。 レシピ 道を示す者・ミッション『決戦!勇者VS魔王』を達成している。・勇者の薬を使用中。 ミッション要求 ・賢者の導き BRD-38 フンギビースト BRD-38 フンギビースト レア度 ★★★☆☆ 換金額 110 NP 四天王のひとり。外来種。在来種の生態系を脅かすことに定評がある系魔獣。四天王の中でも最弱ポジション。 レシピ 獣を統べる者・ミッション『賢者の導き』を達成している。・魔王の薬を使用中。 ミッション要求 レシピ要求 ・気高き獣 ・BRD-39(大鎧なめこ) BRD-39 大鎧なめこ BRD-39 大鎧なめこ レア度 ★★★★☆ 換金額 120 NP 四天王のひとり。改心して仲間になる系暗黒騎士。仲間になったとたんに弱体化するパターンもしっかり踏襲。 レシピ 鋼鉄の大ヨロイ・ミッション『賢者の導き』を達成している。・BRD-38(フンギビースト)を1匹以上収穫している。・魔王の薬を使用中。 ミッション要求 レシピ要求 ・魔王軍の力自慢 ・BRD-40(闇の司祭なめこ) BRD-40 闇の司祭なめこ BRD-40 闇の司祭なめこ レア度 ★★★★☆ 換金額 130 NP 四天王にして大魔王の右腕。やっつけられたあと、大魔王に「所詮あやつは前座にすぎぬ」とか言われちゃう系呪術師。 レシピ 闇の魔力・ミッション『賢者の導き』を達成している。・BRD-39(大鎧なめこ)を1匹以上収穫している。・魔王の薬を使用中。 ミッション要求 ・魔導に魅入られて BRD-41 光の勇者なめこ BRD-41 光の勇者なめこ レア度 ★★★★★ 換金額 260 NP 伝説の装備の封印を解き、伝説の勇者になったなめこ。封印を解いた際に頭に生えた謎物質に思考を支配されている。 レシピ 封印されし光・設備『太陽の宝玉』を使用中。・設備『導きの炎』を使用中。・設備『ムチンの聖水』を使用中。・勇者の薬を使用中。 ミッション要求 レシピ要求 ・光の勇者・伝説の大魔王 ・BRD-42(大魔王なめこ) BRD-42 大魔王なめこ BRD-42 大魔王なめこ レア度 ★★★★★ 換金額 210 NP 己を倒す勇者の誕生をずっと待ちわびていた。ザ・中二病。「素顔がイケメン」はアペンドディスクで仲間加入フラグ。 レシピ 最後の決戦・BRD-41(光の勇者なめこ)が1匹 原木に生えている。・SPE-24(スペードなめこ)が1匹 原木に生えている。・SPE-25(ハートなめこ)が1匹 原木に生えている。・魔王の薬を使用中。 ミッション要求 ・伝説の大魔王 BRD-43 ヒメなめこ BRD-43 ヒメなめこ レア度 ★★★★★ 換金額 150 NP 囚われ生活満喫中。大魔王なめこが実はイケメンであることを知り、一時期強引に四天王入りしていたことも。 レシピ 囚われの姫・ミッション『伝説の大魔王』を達成している。・勇者の薬を使用中。 ミッション要求 ・囚われの姫
https://w.atwiki.jp/houseofhero/pages/526.html
スポイルオブアルファ ゾンビα専用の奥技。アルファの遺伝子から力だけを引き出し、 死臭を力と変える、シリーズ中でトップレベルの陰湿な技。
https://w.atwiki.jp/collection/pages/708.html
勇者の運気好転 2008年9月15日まーくん ◆7Sc0zX31MU
https://w.atwiki.jp/houseofhero/pages/3153.html
第九章-第一幕- シドミードの王の格 第八章-第三幕- 第九章-第二幕- 白虹騎士団全員を再度撃退することに成功したものの、 仕留め損なった勇者軍は、撤退した騎士団を追撃し、 ブリッジにこそ到達出来なかったものの、 遂に空中戦艦『メガ・アルバトロス』の重要地点に到達した。 「ここは……エンジンルームだと?」 エリックが呟くのを無視して、扉を開けるアンリ姫。 中は広い空間であり、一番奥にエンジンらしきものがあった。 「我が副官を追う勢いで、やはりここへ来たか、勇者軍」 唐突に駄々広い空間の中央近くから語りかけてきたのは、 資料にあった通りの容貌通りの、 エドワード=シドミード王だった。 情報通り、赤毛が目立つ巨漢であり、 どう見ても巨大すぎる大きな斧を担いで立っている。 それだけで、ある種の風格を感じさせた。 「メゴ、そこにいたのか!」 「ええ、言った通り、王の傍に」 アンリ姫が呼びかけるように、アイゼンカグラもそこにいた。 本人の言う通り、この戦いの結末を見届けるつもりなのだろう。 「メゴ、見ていろ。我が見せつけてやる。王者の戦いというものをな」 「メゴはおやめ下さいと言っているでしょう、このデカブツ」 「ふはははは、その毒舌も正直で好ましいものだ!」 王者の器量を見せつけながらのしのし歩いてくる。 「うむ、いいツラ構えの小僧共と、そしてアンリ姫が揃っておるな。 天下無敵の反逆馬鹿はどいつの事だ、姿を見せてみろ」 すると、ロバートが前に出る。 「俺だよ、このデカブツ王。俺がロバート=ストレンジャーだ」 「ふふん、カーティス=ワイズマンの薫陶よろしく反逆三昧か、 噂に違わぬ悪党面をしておるわ。とても正義の味方には見えん」 「あ? 馬鹿か手前ェは。反逆者が正義の味方なわけねぇだろ。 つーか勇者軍が正義の味方名乗った事があったのかよ? 図体ばかりデカくて勉強が不足してんじゃねぇのか? コラ」 めいっぱいガンを付け合い、死ぬほど頭の悪い舌戦を始める。 ロバートに至っては顔に血管が浮き出るほど苛立っている。 「貴様の思惑はどうあれ、やってる事は正義の味方だろう。 俺も立派にこの国のために働いてやってるんだがね。 ここいらでそこの小娘を渡して手を引くってのはどうだ?」 「あり得ねぇな。こいつは王女である以前に勇者軍の人間だ。 俺達勇者軍が、仲間を敵に売るような真似はしねぇんだよ! いいからとっととくたばってアンリの親父に詫びでも入れやがれ!」 「前王陛下はな、凡庸に過ぎたんだ。このままでは シャンゼリー王国は緩やかに腐敗を待つだけだっただろう。 なら、我がそこに新しい風を吹き入れて、何が悪い?」 ここで、たまらずアンリ姫が口を出す。 「確かにわらわの父上は凡庸な君主だったのじゃ! だからと言って殺す事は無かったであろう!?」 「君主が凡庸である、という事はそれだけで罪だな。 ウォルフ王子。貴様は果断即決の人である、と聞くが、 その本質はどうかな? それで前王に劣るようであれば いっそ命脈を絶って、この我が新たな風を送り込んでやろうか」 「結構です。我がアーム王家も、ザン共和王国も 腐敗する暇など無いほど、常に惑乱の只中におります故。 それに今、その惑乱の原因は、まずあなたですので」 「言いおる。鶴の一声、というのもあながち嘘ではないか!」 愉快そうに笑ってみせるシドミード国王。 「貴様……何が目的なのだ? 真意が読めぬぞ!」 マリーが警戒して問う。 「知れたこと。我がこの惑星アース全土を掌握して、 世界に新たな風を吹き込み、また変革を促すのみよ!」 「そのために白虹騎士団のような危険人物を使うのか! あれはもはや人間ではないし、偽者に間違いないんだ! 本当の白虹騎士団は既に全員死んでいるんだぞ!? 貴様等のもたらす変革で、何人死ねばいいのだ!? 今までに何人死んだと思っているのだ!?」 エリックが言いたかったことを言ってなじるが、 あくまでシドミード王は平然としている。 「今日までに我等の作戦行動で死んだものは3615人だ。 順調に併合作戦が進めば、以降の見込み人数は 少なく見積もっても178万人程度だろう」 「それだけ明確なビジョンが描けていながら、 それでも実行するほどの価値が手前ェの変革にあるのかよ!」 ローザが苦々しげに言う。 「順調に進まなければ更に増えるが、価値はある。 少なくともこれが成されれば、全ての人が 自らの存在意義を見つめ直すきっかけになり得る。 それは世界の営みには重要なことのはずだ」 カイトはひとまずうなずく。 「正論だな。今まで人類はナインサークルの 重要種族という立場を盾に安穏とし過ぎたきらいがある」 「我の言う事が分かるとは……慧眼よな。共に来るか?」 「御免被るね。178万も死ななければ成せない変革を見る前に、 僕達人類は己を見つめ直す事が出来ると、僕は信じたい」 「私もです!」 「あたしもッスよ!」 同意するエナとレオナに加え、クロカゲも指摘する。 「……それに……戦艦……一隻……だけ……! 世界全部……制圧……無理!」 「戦いは数だよ! この戦艦は兵器製造プラントとしても 同時に機能する! その気になれば都市機能を持たせうる 特殊な居住空間も拡張可能な代物だ! メガ・アルバトロスこそ我が国家の象徴たる 無敵の移動要塞なのだ。ここから小型の戦艦を量産して 更なる戦力増強を図っても良いのだからな。ははは!」 そう言ってシドミード王は笑う。 「ンな事ぁどうでもいいんだ、ンの野郎!」 ロバートが足を踏み鳴らす。 「さっきからクソ偉そうにワケ分からん御託並べやがって! どうやら本気でこの世の支配者様になったつもりらしいが、 そうは問屋が卸さねぇ! 本気で反逆させてもらおうじゃねぇか!」 「そうなのじゃ、これは反逆なのじゃ! わらわのツレ達も、皆、同意した反逆なのじゃ!」 ロバートは己を奮い立たせるために、マントを開く。 この巨大マントがなびくと、気分から違うのだ。 「力と力がぶつかり合って、響き渡るは魂魄絶叫! 絆と絆が繋がり合って、導き出ずるは天下泰平! 傲慢極まる無道の君主、反逆するのは我が宿願! 豪放反逆ストレンジャー! 貴様を見過ごすと思うんじゃねぇ!」 「よし、それぞれの言い分は聞いてやった。 後は、力で押し通すのみだ、来るがいい!」 双方、武器を構えて正面から向かい合う。 アイゼンカグラは、やや離れた位置から騎乗したまま その戦いを見つめるのみだった。 エドワード=ダイギン=シドミード王。 恐ろしい風格と豪快さを持ったこの大人物が、 いよいよ勇者軍の眼前に立ちはだかる。 メガ・アルバトロスのエンジンルームを守るために。 <第九章-第二幕-へ続く>
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/4201.html
登録日:2010/06/10(木) 21 12 59 更新日:2022/11/27 Sun 18 18 02NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 H2SO4 おかま ライトノベル ラノベ 俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長 哀川譲 封印作品 小説 文庫 本 盗作 話題作 電撃文庫 作者「話の雰囲気が被るからめだかボックス早く終わらないかな…」 電撃文庫より2010年5月に刊行されたライトノベル。 作者は哀川譲。イラストはH2SO4。 第16回電撃小説大賞最終選考作。 発売後、絶版・自主回収された。 ☆あらすじ はるか昔、人が治める地に人外が現れた。 幾度かの対立を経て、共存している現代。 この二つの種の共存をより深めるために創られ、 人間側の『勇者生徒会』と人外側の『魔王生徒会』がある聖桐学園に入学した兎沢紅太郎はある日突然、魔王生徒会長になる。 一方、幼馴染みの伏城野アリスは敵対する勇者生徒会長となり、紅太郎は正体を隠しながら学園生活を送ることになってしまう。 ☆登場人物 ◆兎沢 紅太郎(とざわ こうたろう) 主人公で人間。 特技は脳内将棋。 成績・スポーツともに平均値なのでよく「小判ザメ」と揶揄される。 先代の魔王生徒会長に目をつけられ、成り行きで魔王生徒会長に就任する。 専用のスーツと覆面で正体を隠している。 ◆伏城野 アリス(ふしぎの ありす) 紅太郎の幼なじみで成績優秀・スポーツ万能の美人。 そのため、勇者生徒会会長へ抜擢される。 紅太郎にラブラブだが、アピールはいつも空回りしている。 人が良すぎなせいか騙し合いが発生する競技が苦手で、将棋がかなり弱い。 ◆九条院 鑑美(くじょういん かがみ) 天才といわれる吸血鬼で魔王生徒会副会長。ツンデレ。 魔王生徒会長が紅太郎になったことを不満に思っていた。 ◆雪乃(ゆきの) 魔王の秘書で人造人間。常に無口。 変身能力がある。 ◆紡糸 夜依(ぼうし やえ) 魔王生徒会の秘書。人狼だが気が小さい。 人間の不良に絡まれていたのを紅太郎に助けられた。 ◆リリィ 先代の魔王生徒会長で創立以来の連敗を止めたサキュバス。 紅太郎を魔王生徒会長にした張本人。 ☆用語 『生徒会戦』 勇者を生徒会長とする人間側の「勇者生徒会」と、魔王を生徒会長とする人外側の「魔王生徒会」が覇権を争う。 勝敗の条件は「勇者が魔王の正体を暴くか、魔王が逃げ続けるか」。 魔王の被った仮面を脱がせられれば勇者の勝ち。 絶版・回収になった理由は、ファミ通文庫出版のラノベ「バカとテストと召喚獣」の文章の一部を所謂「コピペ改変」していたとされた為。 一部キャラクターのやりとりがほぼ一致していたり、本文だけでなく後書きにもパクリと思われる箇所があったとか。 それなら何故デビューさせたのかという声もあるが、 作品が乱発されているこのご時世、全てのラノベをチェックして盗作箇所を探し出せというのもまぁ無茶な話ではある。 ちなみにパクリの多くは「バカとテストと召喚獣」からとされているが、中には他の作品(れでぃ×ばと!や西尾維新作品)からと思われる箇所もあるとか。 また、作者名の「哀川譲」は、mixiの名前設定にある「人類 最小」を見るに、 西尾維新作の戯言シリーズの登場人物、 「人類最強」の請負人「哀川潤」から来ていると思われる。 本人はバカテスを後書きまで含めて参考にしたとの「ウワサ」。 単行本は絶版後、その経緯ゆえに一時期こそプレミア価格に高騰したこともあったが、 時間経過した現在は完全に一般の中古相応となっており、古本屋の100円棚に陳列されていることもザラである。 追記・修正はオリジナリティ溢れるやり方でお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] この項目は作者の「めだかボックスは俺の作品と被るから終わってほしい」という暴言には触れない? -- 名無しさん (2013-05-13 15 29 20) 今月のドラゴンマガジン買ったらスゲーそっくりなタイトルの作品が載っててびびったよ。関係無いよね? -- 名無しさん (2013-09-27 09 57 05) この作者、なんか別のを出したとか聞いたけど…こんなことやらかした奴をまだ使わないといかんほど、ラノベ業界が(そこそこまともな)書き手不足とは思えんのだがなあ。 -- 名無しさん (2014-05-25 00 13 30) 思ったよりめだかボックスだった -- 名無しさん (2014-06-21 16 38 30) ペンネームそのままで同じ電撃文庫で出てるんだよな…これの絵師さん文庫でイラスト化されたキャラ以外のキャラもしっかりラフ切ってたのに可哀想だった -- 名無しさん (2014-07-07 16 45 59) 何だ。この項目読んでて面白そうだと思ったのに。 -- 名無しさん (2014-07-07 17 16 41) 古本屋で探せば無くもない。友人が探して買ってたし -- 名無しさん (2014-07-07 17 34 26) パクリはいけないが、電撃板で「この程度でパクリとか」と言ったらしいのを見て、そっちの方もおかしいと思った -- 名無しさん (2014-07-07 18 13 59) 新作は、売上に関しては怖いもの見たさ需要は多少あったらしいが・・・内容はお察しくださいとのこと。だったらこんなやつに執筆さすなや -- 名無しさん (2014-07-27 09 28 08) めだかボックス早く終わらないかな・・・は発言元どこ? -- 名無しさん (2016-03-01 13 37 01) ググれば出てくると思うけど作者の友人のブログ。「会って話した時にこう言ってました(笑)」って感じで宣伝の中での笑い話みたいなものだったっぽいけど、盗作発覚(西尾作品からもパクってるし)して笑えない話になった -- 名無しさん (2016-03-01 19 47 51) 話やキャラの設定が似てる、程度ならまあ(特にラノベ界では)よくある話だがここまでくると完全に盗作だしパク元の一つを侮辱疑惑まであるなら救えないわな -- 名無しさん (2016-08-31 10 48 16) ↑前科者の封殺を良しとするのは日本の悪いとこだと思うの。本人が悪いかつ懲りてないのは論外にしても、反省してるなら要監察でやり直す機会は与えられるのが望ましい。どうせ自力で書いた作品が売れなければ消えていく業界。それで再犯すれば干されるだろうし、今作の件で評価が下がってもそれは報いである。 -- 名無しさん (2017-04-04 10 18 50) 言うだけ野暮なんだろうけど、人間と人外ってのは、人間視点のモノであって、吸血鬼にしてみれば、人間含めて他の種族は吸血鬼外だし、狼男なら狼男外だろうにひとくくりにされて不満はないのだろうか? と思ってしまったな。てか、生徒会戦が圧倒的に魔王側が不利に思えるんだが、その辺りの練り込みが甘いのはコピペだったからなのか? -- 名無しさん (2017-04-04 14 38 32) ↑2 反省してるならね。反省してるソースあるのかな? -- 名無しさん (2017-08-09 16 14 15) ↑だから反省してるならまじめにやって実力相応の評価を受けるだろうし、反省してなくて再犯するようなら今度こそ干されるってことじゃないの?行動に移すまでは反省してるかどうかはどうでもよくて、本人が悪いと思ってなくても結果的に何も問題を起こさなければ害はない。結局作家の人間性なんて作品には(思想とか出さなきゃ)関係ないんだから。 -- 名無しさん (2018-02-27 14 46 10) 俺これ持ってる。こんなことになっていたのか… -- 名無しさん (2019-03-22 23 23 10) 令和になってまさかのパロ元?になろうとは…内情は当然ながら異なるが -- 名無しさん (2020-06-12 19 50 56) 最終選考までやって刊行してから気付くあたり、審査員は他所のラノベの事をよく知らなかったんだろうか -- 名無しさん (2020-12-19 04 36 15) 「話の雰囲気が被るからめだかボックス早く終わらないかな…」それってつまり自分で自分の作品が盗作だって公言してるようなもんじゃないか…。 -- 名無しさん (2022-11-27 18 18 02) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/orirowa2014/pages/228.html
勇者と天狗は山を降り、森を歩いていた。 「それで、カウレスさん。どうします?」 愛の言葉は、カウレスに向けたものだ。 下山までに行動方針を決めておいて、と愛は言った。 しかし、山を降りてもなお、カウレスは黙していた。 いつまでもフラフラしてる奴と行動するのは愛も嫌だし、こんな風にじっくり考えることができるのも今だけかもしれない。方針は早めに決めるべし。と愛は思っている。 現在、カウレスが辺りを警戒しながら歩き、愛はそれに追従している形をとっている。 本来なら天狗、妖怪である愛が前を歩くほうが理に適っているのだが、愛が自分が人間ではないことを隠していることから愛はカウレスに追従する形になっている。 愛の問いかけを聞いて、カウレスの脳裏に浮かび上がったのは、自分が勇者になった時。 つまりは、聖剣を抜いた時のことだった。 (あの時僕は、何を考えていた?) ただ無心に、自分を信じて柄に手をかけた。 ――否、この心にそのような空虚が訪れた時などない。常に何かの感情で満たされていた。 唯一の妹を守りぬくと誓い、これ以上奪われないと力を求めた。 ――建前だ。誰かに聞かれた際に答えてきた答えは、しかし彼の正確な本心ではない。 魔族を、魔王を、自分から家族を友人を奪った外道の化物共を滅ぼす力を求めて、自分は勇者になろうとした。 ――そう、これが僕の本質だ。 「アイさん、僕は魔王討伐を優先します」 迷いなく言い切って、カウレスは後ろを振り返った。 歩みは止めない。前など見なくとも、彼の両足は安定感を持って体を進めている。 彼のギラギラとした瞳を見て、愛は彼を心配すると同時になぜか背筋が寒くなった。 その目には、魔に対する深い憎悪が見えたから。 「仲間は探さなくていいの?」 それはさっきまでカウレスが悩んでいた、もう一つの選択肢だ。 「ミリアやオデットも確かに心配です。……けれど、二人の安全を確保する上でも、早急に魔王を殺す必要がある」 しかし、もはや彼に迷いは見られない。 彼は絆ではなく復讐を選択した。 そうねえ、と愛は心中でカウレスの言葉に同意した。 確かに彼の言う魔王は恐ろしい相手だ。天狗の中でも上級の部類に入る彼女だからこそ、カウレスの語る魔王のヤバさが理解できる。 (私と宮子、二人がかりで戦っても厳しいでしょうねぇ。甲児さんも合わせて、三人で互角くらいかしら) それはつまり、この島では魔王には勝てないことを意味していた。 しかし、それはカウレスも同じことのはずだ。 「でもカウレスさん、あなた武器がないじゃない」 カウレスは剣技、身体能力、頭脳、魔法は人間の中でも最高峰のスペックを誇る完璧超人だが、彼が魔族と戦える最も大きな理由は彼が振るう聖剣だ。 それは邪神にさえ届き得る神々が作りし宝具。 それを抜いたことでカウレスは勇者と呼ばれるようになった、カウレスの相棒とも呼べる武器。 しかし、現在は革命家によって没収され、愛のよく知る小学生の所持品となっている。 代わりとなる支給品は、愛のも合わせてもカウレスの好みの支給品はなかった。 「丸腰で勝てるような相手ではないんでしょう?」 「もちろんです、だから譲ってもらう」 ああ、そういうこと、と今度は声に出して愛は呟く。 他の人間から武器を借りるなど、中々勇者らしい発想だ。ここが殺し合いの舞台でなければ、きっと理に叶っている。 そして、やはり愛はカウレスに違和感を抱くのだ。 カウレスの言葉は続く。 「参加者がこの世界でまずするべきことは何か。殺し合い、騙し合い。脱出のために首輪を解除したり、ワールドオーダーについて情報を集めたり、マーダーを討伐したり」 そこで、一拍置く。 「そんなことは、別に後回しでいいでしょう。この島にいる参加者全員が何よりも優先することは魔王軍の掃討のはずだ」 なるほど、ゲームに乗った愚者は確かに敵だが、被害者であり、人間だ。 この殺し合いに参加している人間全員の共通の敵は魔王軍なのだ。 「ディウス、ガルバイン、暗黒騎士。他にも何人か魔王の傘下が参加しているかもしれない。そいつらを全員駆逐した後、あらためてバトルロワイアルをすればいい」 カウレスの考えは愛を大きく驚かせた。 面白い考えだとは思う。 殺し合いのルールを、ワールドオーダーを無視して、まずは人間vs魔王軍で戦おうというのだ。脱出派も優勝派も手を取り合って魔王を脱落させることに全力を尽くす。 人間とはいがみあう生き物だ。 しかし、共通の敵がいれば、結束する。その敵が強大であればあるほど、結束は強くなる。 「確かに魔王はその条件を満たしてるわね、十分なほど。でもカウレスさん、もし魔王が脱出派だったらどうするの?」 「関係ないでしょう」 即答。その言葉に愛は首を傾げる。しかし、これはカウレスと愛の住む世界の違いによる違和だった。 「魔王が脱出を目指そうが、ここでどれだけ人間のために行動しようが、あいつが今までたくさんの人間を殺してきて、脱出した後もたくさんの人間を殺すことは変わらない。むしろこの閉ざされた空間で、あいつが一人でいるんだ。ここで討たないでいつ討つんですか」 「……ああ、うん、なるほど」 カウレス曰く、世界の脅威である魔王。しかし、愛は聞いたことがなかった。 カウレスが嘘を言っているようにも、妄想が見えているわけでもないようなので、きっとこの島には魔王がいるのだろう。それは愛も信用している。 しかし、自分がいた日本にも、いや地球にはその魔王はいたのか? (世界中探せばいるかもしれない。けど、カウレスさん言うとおりなら世界中にその名を轟かせているという……聞いたことがないわ) 毎日人間の新聞を読んでる自分が、知らないなど少し異常じゃないだろうか。 愛は静かに考察を進める。 さっきから感じているカウレスと自分の認識のズレ。 人類の敵、魔王の存在。 自分の古い友人、吉村宮子が言っていたある魔法。 そもそもこのカウレスさんって、何人よ? このことから導き出された結論は。 「もしかして、異世界?」 ◆ さて、さっきも述べたが上杉愛は天狗だ。 彼女の五感は人間を遥かに上回り、誰かが近づけばすぐに察知することができる。 ……しかし、ここにその定義を覆す者がいた。 生い茂る木々の中に紛れて気配を消す存在が一人。 超能力でも、人外の力でもない。 磨かれた技術のみで、天狗の感知能力を欺く。 彼に名前は無く、彼に心は無く、彼に顔は無い。(本当はあるけど) 人は彼を敬意と畏怖を込めて「アサシン」と呼んだ。 さて、アサシンの現在の目的はワールドオーダーからの依頼、20人斬りの達成にある。 第一放送前に10人は斬るつもりだと、つい数時間前まで考ええていたアサシンだが、現在その目標に暗雲が広がりだしていた。 (まいりましたねえ、隙がありませんよ) なぜか心中で丁寧語で呟きながら、アサシンはゆっくりと追跡する。 自分は今まで何人もの強者を暗殺してきたが、ここまで殺しづらいと感じる相手は久々だ。 しかも、問題なことにとある革命家が殺し合いを宣言してしまった。 あの言葉には参加者を恐怖のどん底に落とすと同時に、全員に警戒心を植え付けた。 その結果がこのざまだ。アサシンは惨めにも追跡を続けることしか出来ない。 彼は「殺せる瞬間」というものを知っているため、それをじっと待っているのだが、いつまでたってもチャンスは訪れない。 かといって焦って正面から突っ込んでも返り討ちにされるだけ。 元々戦闘は得意ではないし、目の前の獲物が規格外だということは理解している。 では、見逃して次の獲物を探すべきでは? そのほうがいいかもしれない、と一瞬考え、アサシンは自分が弱気になっていることを感じる。 後10分だ。10分以内にチャンスが訪れなければ、次の獲物を探そう。 アサシンがついに、そう決めた時だった。 「もしかして、異世界?」 チャンスが、来た。 ◆ 最初に言っておこう。 アサシンの攻撃は失敗した。 愛の一瞬の集中力の欠如。 そこを狙って、アサシンは飛び出した。 しかし、この時アサシンは二つの失敗を侵した。 一つは、森に紛れながらも害意をわずかに出してしまったこと。 殺すつもりはないので、殺意は発生しない。 殺意ではなく、とても小さな害意。 しかし天狗である上杉愛の耳にかかれば、それは大声を上げることと同じに他ならない。 アサシンにとってさらに不幸なことは、愛の同行者、カウレスもまた一流だということ。 愛が驚いたように後ろを振り返ったことで、全てを察し、すぐさま臨戦態勢に入った。 結果的に暗殺者は来るなら来いと構える妖怪と勇者に突っ込まなければならなくなった。 愛は最初、信じられなかった。 突然現れた敵意。その発生源は自分のすぐ後ろ。 (いつの間にこんな近くに!?) 慌てて後ろを振り返る。 と、彼女の目が捉えたのは自分に向かってナイフを振り下ろす黒ずくめの何か。 迎撃か回避か。 いや、そのようなことを考える間もなく彼女はその妖怪としての身につけた本能で。 攻撃を選択した。 アサシンは嫌な雰囲気を感じた。感じると同時にそれは来た。 突風。今まで静かだった森に、突如、風が暗殺者へと吹き荒れる。 思わずアサシンは吹き飛ばされた。元々暗殺のために体は身軽に絞っている。 絶命確定だった距離が、大きく開く。 アサシンの攻撃は失敗した。 暗殺者が第一撃を失敗する。 それは致命的。この時点で、アサシンの末路は真っ暗だ。 が、アサシンの表情に変化は見られなかった。 「やっぱり能力者でしたか」 そう言いながら、アサシンは吹き飛ばされた先にあった木の幹に着地すると、そのまま夜の闇に消えた。 カウレスも愛も警戒は解かない。 次はどこから仕掛けてくるのかを見極めるために、二人は背中合わせになり、身構える。 愛は持って生まれた天狗の勘で気配を探ると、襲撃者が自分たちの周りを移動しているのが感じ取れた。 その移動速度は野生動物並で、改めて愛は襲撃者の技量に戦慄した。 一度姿を視認し、いることを確認しているからこそ、今は動きを追えるが、自分にあそこまで近づいた隠密性は人間業とは思えない。 「カウレスさん、どうします?」 「安心してください、僕に考えがあります。……まだ、この近くにいるんですよね?」 「ええ、私たちの周りをぐるぐる回ってる。きっと仕掛けるタイミングを図ってるんだわ」 カウレスは闇の向こうに飛び回っている暗殺者の姿を幻視した。 「襲撃者よ、共に人類のために戦おう!」 「は?」 突然のカウレスの勧誘に、愛は大きく目を見開いた。 アサシンも思わず動きを止め、カウレスを見る。 カウレスの顔に浮かぶのは、絶対の自信。 「襲撃者よ、出てこなくてもいい!まずは、僕の話を聞いてくれ!」 「ちょっとカウレスさん、貴方何考えてるの!」 愛の言葉をカウレス無視。 「いいか、今やるべきことはなんだ、襲撃者よ。優勝を目指すことか?違うだろ!」 別に狙ってないんですけどね、とアサシンは心中で呟く。 「君は一人で魔王と戦うつもりなのか!?なるほど確かに君の隠密性は目を見張るものがあるが、それだけで魔王に勝てると思っているのか!?」 「魔王?」 森の中からアサシンの不思議そうな声が聞こえてきた。 脈アリだ、とカウレスは判断する。 「魔王は恐ろしい相手だ。数多くの呪文を使い、身体能力も高い。恐らく、この殺し合いでもっとも優勝に近い男だ」 「呪文……というものがよく分かりませんが、なるほど強敵ですね」 「ああ、だから今僕らは争うべきじゃないんだ」 茂みの向こうから、アサシンはカウレスの表情を確認する。 偽善者の顔ではない。 あれは、復讐者の顔だ。何を犠牲にしても、どんな手を使っても相手を殺そうとする、アサシンが何度も見てきた顔だ。 (面と向かって依頼せず、報酬も後払いのワールドオーダーと、正面から依頼したカウレス。個人的には後者のほうが好みなんですけど) しかし、アサシンのポリシーで依頼を実行している最中に別の依頼は受けない。 「一つ聞きます。貴方は魔王に勝てる算段があるんですか?」 「すまないが、必勝の手段はない。だがぼくは何年もあいつを殺すために戦ってきた。この島であいつを殺せる可能性が一番高いのは、きっと僕だ」 「なるほど、わかりました」 見逃してあげます、の声を最後にアサシンの気配が完全に消える。 「……」 カウレスは無言で、アサシンの声がした方向を見つめていたが、残念そうにため息をついた。 「すいません、仲間に引き込めませんでした」 「ねえ、カウレスさん」 ここに来てカウレスは、愛の顔から表情が消えていることに気がついた。 「あなた、これからもああいうこと続けるわけ?」 「ええ、魔王を倒すまでは」 そう、と愛は言った。そして、 「別々に行動しましょう。私とお前は相容れない」 それは、決別の言葉だった。 カウレスの顔が驚きに染まる。 「そんな、何でですか?」 「分かっているはずよ。お前はそこまで馬鹿じゃないでしょうに」 ぎりっ、と歯ぎしりの音が響く。 「愛さん、魔王に勝つには人間は群れなきゃダメなんだ。僕だってあいつは危険だったと思う。でも、このままだと僕らは一人一人殺されていく……!」 「じゃああなたはさっきの襲撃者が勇二ちゃんを襲ったら、どう責任をとるの?確かに魔王は恐ろしいわ。でもね、この島には魔王以外にも残虐な奴がいっぱいいるのよ?」 「それは僕でも分かるさ!でも、魔王に対抗するには一大勢力を築かなくちゃダメなんだ」 「だから、それはカウレスさんに任せるわ。あなたたちが魔王と戦っている間に、私は勇二ちゃんを保護して安全な場所に隠れてるわ」 「そんな、身勝手な……!」 「何言ってるのよ。勇二ちゃんはまだ六歳よ。いくら賢いといっても、六歳の男の子をお前は魔王戦線に居させる気なの?」 「……そういうことを言ってるんじゃありませんよ」 「そういうことを言っているのよ、お前は」 愛はカウレスに後ろを向け歩き出す。 「お前は魔王退治に全力をつくす。私は勇二ちゃんを探す。ついでにミリアちゃんとオデットちゃんも探してあげる。ほら、役割分担をしただけよ私たち」 じゃあね、短い間だったけど、色々タメになったわ。 そういう風なニュアンスの言葉を紡いだ後、愛もまた夜の闇に消える。 それを見送って、カウレスはもう一度憂鬱なため息をついたのだった。 【G-5 森/黎明】 【カウレス・ランファルト】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、ランダムアイテム1~3(確認済み、カウレスに扱える武器はなし(銃器などが入っている可能性はあります)) [思考・行動] 基本方針 魔王を探しだして、倒す。 1:愛を追うか、それとも…… 2:魔王を倒すために危険人物でも勧誘。邪魔する奴は殺す。 3:ミリアやオデットとも合流したいが、あくまで魔王優先。 4:あの男(ワールドオーダー)に奪われた聖剣を見つけたい。 ◆ 「おやおや、面倒なことになりましたねえ」 カウレスたちを見逃した後、アサシンは自分に向かって迫る何かを感じた。 (もしかして、私の居場所バレてる?気配は消しているはずなんですが) だが、いい機会だとアサシンは思った。 ここで完全に隠れてやり過ごす。なるほど、いい判断だ。 だが、一回目の放送までに10人を斬るという目標がある。 いまだ斬ったのは一人だけ。残り数時間で、9人斬るために、ここはあえて勝負に出よう。 (カウレスさんですか?いやはやこの速さ、あの人人間離れしてますよ) そう考えながら、殺意を放つ。 それに呼応するように、漠然と進んでいた気配がこちらに向かってまっすぐ進んでいる。 暗殺者である自分が待ち構えるのも不思議な話だが、まあたまにはこういうことをしよう。 そして、それは姿を現した。 背中から大きな翼を生やした、美しい女。 その眼光は、まっすぐこちらを捉え、自分を啄まんと突っ込んでくる。 「本当に人間じゃなかったんですね、もしかしてあなたが魔王ですか?」 そう軽口を叩きながら、アサシンは愛の突進をひらりと躱した。 が、車に轢かれたように吹き飛ばされる。 愛は全身に風の鎧を纏っていた。 幹に体を叩きつけられ、アサシンは苦しそうな声を上げる。 そこを愛はすかさず追撃。 両手の掌に風を集めると、気団のように放った。 とっさにアサシンは地面を這うように回避する。 が、愛が放つ気団は止まることがなく、漫然とアサシンを襲う。 山の斜面を利用して、アサシンはごろごろと転がる。 転がりながらも立ち上がったアサシンは空中に高く飛び上がった。 「あら、天狗に空中戦を挑むつもり?」 そう嘲笑うと愛は羽を羽ばたかせ、天空へと躍り出る。 アサシンは木の枝を軽快に蹴りながら、どんどん自分の体を上に進める。 空へと登っていく二人の男女。 だが、どうあがいてもアサシンは人間。天狗である愛より上に行くことは不可能。 常に自分の頭上にいる愛を、アサシンは無表情に見つめる。 「落ちろ」 その言葉と共に上から竜巻が落ちてくる。 巻き込まれれば、ただでは済まない。 「では、人は人らしく地面で暮らします」 その言葉と共に、アサシンは体を空中へ躍らせる。 後を追うように竜巻もアサシンへと迫る。 そこを見逃さなかった。 アサシンの右手から放たれた妖刀無銘が竜巻の目を掻い潜り、愛に近づく。 愛は、それを右手で弾いた。ただのナイフで、自分に致命傷を負わせれるわけがないのだから。 そして、それが彼女の敗因だ。 「がっ……」 突如、彼女の体中に痺れが広がった。 (しまった、ナイフに毒物が……) 落下しながら愛に広がるのは焦操と後悔。 地面に激突した衝撃に顔を歪めながら、愛は気を失った。 [G―4・森/黎明] 【上杉愛】 [状態]:気絶 麻痺 マーダー病感染 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、ランダムアイテム1~3(確認済み) [思考・行動] 基本方針 田外勇二の保護。 殺し合いには極力乗らない。 1:(気絶中) 2:勇二を探す。ミリアやオデットもなるべく探す。 3:勇二を襲う可能性がある者は排除。 4:カウレスに苛立ち ※マーダー病に感染しました。 ◆ 「いやー、天狗は強敵でしたね」 表情をまったく変えずに呟いたアサシンは、妖刀無銘を拾い上げると、闇の中へと消えていく。 暗殺者と天狗の対決は、暗殺者の勝利へと終わった。 本来の実力なら上杉愛の方が格上である。 もし、アサシンの武器が妖刀無銘でなかったら、いや愛が無銘の効果を知っているだけでも、この戦いの結末は変わっていただろう。 しかし、それは所詮イフの話。 アサシンは野に放たれ、愛はマーダー病に感染した。 それが、この戦いの結果である。 【アサシン】 [状態]:健康 疲労(小) [装備]:妖刀無銘 [道具]:基本支給品一式、ランダムアイテム0~2 [思考] 基本行動方針:依頼を完遂する 1:第一放送までにもう少し斬りたいけど、ちょっと無理そうかなと考えている。 2:二十人斬ったら何をするかな… 3:魔王を警戒 ※依頼を受けたものだと勘違いしています。 ※あと18人斬ったらスペシャルな報酬が与えられます。 061.金色の眠りから覚めない 投下順で読む 063.混沌ロボ!野獣と化したダルビッシュ 059.友のために/国のために 時系列順で読む 041.罪と罰 探し人は誰ですか カウレス・ランファルト 勇者システム 上杉愛 死がふたりを分かつまで 人選ミス アサシン 殺し屋の殺し屋による殺し屋のための組織
https://w.atwiki.jp/japan_dorama/pages/4943.html
amazonで探す @楽天で #オーファン・ブラック を探す! 土23フジ 2017.12.02~2018.01.27 3.0% 前 さくらの親子丼 次 いつまでも白い羽根 Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 入れ替わった人生 2017/12/02 3.9% 2 狙われた女 2017/12/09 2.1% 3 追跡者の陰 2017/12/16 4 邪悪な天使 2017/12/23 5 モルモット 2018/01/06 6 疑心暗鬼 2018/01/13 7 出生の秘密 2018/01/20 8 2018/01/27
https://w.atwiki.jp/hitorikakurenbo/pages/1056.html
勇者の運気好転 2008年9月15日まーくん ◆7Sc0zX31MU
https://w.atwiki.jp/seriale/pages/2007.html
無題 Name としあき 11/03/04(金)19 07 04 No.6254635 del ■GrandGrimoire■ ノクロ・ノーラ 白黒の鎧に裏が黒で表が白のマントを着た少年。 肌は白く髪の毛は黒い。節子ちゃんカットでキリっとした目。 武器は白い聖刀シュネーヴァイスと黒い魔剣シュバルツネーベルの二刀流。 悪魔狩りを生業とするノーラ一家出身で、悪の根源である魔王を倒しに着た。 「魔界を滅ぼしてやる!」くらいの意気込みで来たものの、 最初に出会った悪魔がそう悪そうな奴でもなかったので、そいつと一緒に修行がてらに魔界観光中。
https://w.atwiki.jp/f_go/pages/5570.html
│ステータス│入手方法|詳細情報|性能|性能比較│その他│コメント│ 王の剣、勇者の剣 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1612.png) No.1612 礼装名 王の剣、勇者の剣 初期最大 Rare 4 LV 80 Cost 9 HP 100 タイプ 絆礼装 ATK 100 シャルルマーニュ(セイバー)装備時のみ、自身がフィールドにいる間、味方全体に〔魔性〕特攻状態を付与 15% &〔悪〕特攻状態を付与 15% 詳細情報 イラストレーター yume32ki 解説 これが俺の剣、ジュワユーズだ! どうだ、カッコ良いだろ! ものの話によれば、日に三十回色を変えるとか、 後は聖槍が柄に納められているとか、 まあ色々といわれのある剣だ。 でも、結局のところ。 問題はこれで誰を斬り、誰を斬らないかなんだよな。 王の剣、勇者の剣は担い手によっては 魔の剣、愚者の剣に成り果てることもあるのだから。 故に、俺は剣を握る時にいつも仲間に問うのさ。 「今の俺はカッコ良いかね?」 なんてな! 今のところ、カッコ悪いと言われたことはないから、 まあそういうことだろう! 入手方法 シャルルマーニュの絆レベル10達成報酬 要160.6万ポイント 性能 コメント 名前