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▽タグ一覧 故人 公式キャラ ネタバレ項目 出典 ウルトラマンメビウス 【概要】 第10話でメビウスが回想した時に触れられている地球人。ウルトラマン達にとって人間の負の一面を象徴する存在。すでにこの時代では故人と思われる。 注意!ウルトラマンメビウスのネタバレが含まれています 本名は蛭川光彦。職業はフリーのジャーナリストだが、前述のとおり人間としてもマスコミとしても負の一面だけを凝縮したような人物((過去にも防衛チームやウルトラマンを快く思わない組織または個人はいたが、必ずしも絶対悪と言う存在ではない))。GUYS(メビウスの時代の防衛組織)のゴシップ記事を捏造し、命の恩人であるメビウスを引き渡そうと扇動するなど穏やかなメビウスをして一時的にとは言え人間不信に陥らせ、果てはヤプールからも嫌悪される(もっともマッチポンプであるが)というウルトラシリーズでも前代未聞の人物。 しかしながら彼もまた地球人の一面を現す存在であり、そのような人間に会ってもやる夫が乗り越えられるようメビウスは祈っていた。
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ウルトラマン光の巨人コレクション Vol.2 2009年8月31日発売 通常価格1個609円(税込) 全12種(+シークレット1種) 1BOX8個入り 「その目に漲る、決意の光」 ラインナップ 01:ウルトラマン(Aタイプ) 02:ウルトラマンタロウ 03:ウルトラマン80 04:ユリアン 05:ウルトラマンチャック 06:ウルトラマンパワード 07:ウルトラマンシャドー 08:ウルトラマンガイア 09:ウルトラマンアグル 10:ウルトラセブン21 11:ウルトラマンメビウス(フェニックスブレイブ) 12:ウルトラマンヒカリ シークレット:ミラーマン 配置情報(上段が奥、下段が手前) マンAタイプ ユリアン ガイア セブン21 80 パワード アグル ヒカリ マンAタイプ パワード アグル セブン21 チャック ガイア シャドー メビウスフェニックスブレイブ マンAタイプ チャック シャドー ヒカリ 80 アグル セブン21 メビウスフェニックスブレイブ チャック タロウ ガイア シャドー 80 パワード アグル メビウスフェニックスブレイブ タロウ チャック ガイア シャドー 80 パワード アグル メビウスフェニックスブレイブ タロウ ユリアン パワード メビウスフェニックスブレイブ 80 チャック アグル ミラーマン マンAタイプ ユリアン ガイア セブン21 80 パワード アグル ヒカリ シャドー パワード アグル セブン21 チャック ガイア マンAタイプ メビウスフェニックスブレイブ マンAタイプ ユリアン ガイア セブン21 80 パワード アグル ヒカリ マンAタイプ チャック シャドー ヒカリ 80 アグル セブン21 メビウスフェニックスブレイブ タロウ ユリアン パワード シャドー 80 チャック アグル ミラーマン マンAタイプ ユリアン ガイア セブン21 80 パワード アグル ヒカリ コメント欄 名前 コメント すべてのコメントを見る
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作者:あまつん 部隊章 概要 所属:海奈統合学院高校 特殊戦科 人数:13→15人(オペレーター・アーセナル含む) 特殊戦科所属のレギオン。コールサインは、メビウス。特進科のレギオンと異なるのは、ヒュージ殲滅などの通常任務とは別にCHARMやそれに類する物を悪用した個人及び団体などへの対処も視野に入れている(基本的には無力化を目的だが、殺傷も視野に入っている)。そんな特殊戦科で、ちょっと変わったレギオンが、このLGヴァイナハテンである。さいしょの要員は、作戦メンバーが10人、オペレーター1人、アーセナルが2人である(専属が1人、掛け持ちが1人)。転入や他レギオンの解散などによる人数の変動がある。フォーメーションは、3-4-3を基本としている。星野結月のレアスキルや黒井海里のサブスキルを活かした殲滅戦をする際は、フォーメーションが変わる。その他、臨機応変にポジションなどが切り替わる。 主に担当している任務としては、他地域への警護応援や要人警護などの特殊任務、スクランブル対応、パトロールを行っている。他のガーデンでのアグレッサー役や武装の試験運用も引き受けている時もある。 このレギオンは、作戦時やパトロール時・特殊任務時で携行するCHARMを変えている。 教導官やリーダーの根回しにより、学院や他のガーデン・レギオンが動けない状況でも、動くことができる。自由に動けない時に自由に動ける部隊として運用されるので、通称「ジョーカー」と呼ばれるようになった(盤外の切り札戦力としての意味)。また、特殊戦科レギオンの中では、JTAC保持者4名(取得中2名)・指揮官養成課程5名(取得中2名)と多く、トップである。 転校により、倉田瑠衣が加入。トランスファー戦において、半壊した第6機動戦術隊から祈刃紅葉が加入した メンバー 主メンバー 名前 学年 ポジション レアスキル サブスキル コールイン 月森 真希(つきもり まき) 1年 AZ ルナティックトランサー ステルス、リレクション、アクセラレイター メビウス4 凪原 伊織(なぎはら いおり) 2年 AZ レジスタ 軍神の加護、リレクション、Awakening、アクセラレイター メビウス5 黒井 海里(くろい みさと) 1年 AZ ヤタノカガミ S.R.I.、アクセラレイター、ホールオーダー メビウス3 祈刃 紅葉(いのりは もみじ) 2年 AZ ゼロ・レンジ、円環の御手 リレクション、アクセラレイター メビウス12 天津 結(あまつ ゆい) 1年 TZ ヴァリアブル ブースター、聖域転換、ディバインシューター メビウス7 山口 華怜(やまぐち かれん) 2年 TZ 鷲の目 千里眼, 約束の領域、ディバインバスター メビウス6 古賀 莉奈 (こが りな) 2年 TZ 鷹の目 ブースター、ステルス、ディバインバスター メビウス2 月森 玲奈(つきもり れいな) 1年 TZ ブレイブ アクセラレイター、オーディナル メビウス8 星野 結月(ほしの ゆづき) 1年 BZ E.O.D.(エンド・オブ・ディスティニー)、円環の御手 アクセラレイター、魔眼 メビウス9 ノエル・アオイ・ノワール 2年 BZ/隊長 テスタメント アクセラレイター、千里眼、聖域転換、オーディナル メビウス1 日埜 奏(ひの かなで) 1年 BZ 天の秤目 ホールオーダー、ブースター、ディバインバスター メビウス10 倉田 瑠衣(くらた るい) 2年 BZ アクセルバスター アクセラレイター、千里眼 メビウス11 アーセナル・オペレーター・教導官 名前 学年 ポジション 霜鳥 琴海 (しもとり ことみ) 1年 CP(メインオペレーター) 松永 涼葉(まつなが すずな) なし 教導官 市ヶ谷 紗夜(いちがや さよ) 3年 アーセナル、CP(サブオペレーター) 今井 嘉音(いまい かのん) 3年 アーセナル 基本戦術 特になし
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ACE COMBAT04 THE OPERATION LYRICAL 第7話 Mobius1VS Stars4 鷹は地面に降りた――だが、決して無能になった訳ではない。 「はい、出来ました」 そう言って、シャリオがメビウス1に手渡したのは魔力が格納された二つの拳銃用のマガジン。 「ありがとう――すまないな、急に頼んで」 マガジンを受け取ったメビウス1はその出来を確かめるように手にしていた九ミリ拳銃にもともと入っていたマガジンを抜き取り、新たな それを入れる。カシンッと小気味のよい機械音がして、マガジンはしっかりと拳銃に収まった。 「けど、急にどうしたんですか? いきなり予備のマガジン作ってくれなんて」 そもそもメビウス1の九ミリ拳銃は彼がもともと所有していたISAF空軍正式品のものをF-22の改修に合わせて改良したものだ。彼は礼を言 いつつも、「実際使うことはあんまりないだろう」と言っていた。パイロットの持つ拳銃など自衛及び自決用だそうだ。 それが今朝になって突然、メビウス1が自分の仕事場にやって来て「大至急拳銃の予備マガジンを作ってくれ」と頼んできた。これではシ ャリオが怪訝に思うのは無理もない。 「いや、まぁ……やっぱり予備の弾はあるに越したことはないだろ?」 「それはごもっともですけどね――そうだ」 なんとなくお茶を濁したようなメビウス1の回答に適当に頷きつつ、シャリオは何か思いついたようだ。 「メビウスさんの拳銃、カスタマイズしましょうか」 「カスタマイズって……出来るのか?」 確かにシャリオは技術者として非常に優秀なのはメビウス1も理解している。だが、果たして拳銃の改造など可能なのだろうか。 彼女がガンスミスと呼ばれる銃改造のスペシャリストなら納得できるが、とてもそんな風には見えなかった。 「ふっふっふ――休憩時間に八神部隊長がやってるゲームを見せてもらいまして。それから最近ずーっと銃器の勉強してるんですよ」 「ああ――」 メビウス1もそのゲームのことは知っていた。従来のゲームとは違う、敵を倒すのではなく敵から隠れながら進むというステルス・アクシ ョンゲームだ。ゲームシステムもさることながら緻密でリアルなシナリオに細部までとことんこだわった兵器の描写が人気らしい。 「だから! ちょっとメビウスさんの拳銃、カスタマイズさせてください」 「あ……ああ、頼む」 なんとなく、シャリオから異様な威圧感を感じたメビウス1は素直に拳銃を渡す。 たかが拳銃とはいえ官給品、言ってしまえば国民の血税で出来たものを勝手に改造するのは少し気が引けたが、今のシャリオには何を言っ ても通用しない気がした。 「それでは、メビウスさん……」 「う、うん?」 「早速作業に入るのでしばらくお待ちください」 そう言って、彼女は部屋の奥へと消えていった。 待っている間、メビウス1は今夜の"対決"のことを考えることにした。 ――はっきり言って、火力は負けてるよな。射撃の精度だって、いいとこ互角だろうし。どうにかして火力を封じ込まないと。 対戦相手は二丁の拳銃型デバイスを使いこなす若き銃士。拳銃の片手撃ちなどその命中率はベテランでない限りたかが知れているが、彼女 は例外だ。片手撃ちで普通の兵士の両手撃ちを圧倒する命中精度を叩き出している。 おまけに、実際に目にした事はないが彼女は今では数少ない幻術を使えるらしい。下手に攻撃を仕掛けて実は偽者で、後ろからズドンとや られるのはたまったものではない。 「ここは、ペン型拳銃とかで意表を突いて――ダメだ、森の中でペンなんぞ何の意味もない」 馬鹿な考えが浮かんできて、メビウス1は自己嫌悪しながらそれを否定。 「ならば蛇型拳銃か!巨大蛇と格闘していると見せかけて――芝居が凝り過ぎだな」 ため息が出た。何故こうもさっきから馬鹿な発想しか出来ないのだろう。蛇型拳銃はアタッシュケース入りの組み立て式まで考えていたの に――ああ、また馬鹿な考えが浮かんできた。と言うか、巨大蛇が六課の敷地内に住み着いていたらそっちの方が危険である。 あーでもないこーでもないとお馬鹿な発想を繰り返し、その度にメビウス1は自己嫌悪。こいつは本当にISAF空軍のエースなのだろうか。 「出来ましたー」 そんなこんなで、シャリオが戻ってきた。手には九ミリ拳銃。カスタマイズしたと言う割りにあまり見た目は変わっていないようだった。 「ああ、ありがとう――具体的に、どんなカスタマイズを?」 「それは、触ってみてのお楽しみです」 意味深な笑顔を浮かべて、シャリオは九ミリ拳銃をメビウス1に渡す。 九ミリ拳銃を手にした瞬間――メビウス1の眼がかっと見開かれた。 「こ――これは!?」 「気に入りました?」 驚愕するメビウス1を見て、シャリオは得意げな笑顔。 「鏡のように磨き上げられたフィーディングランプ……強化スライドだ。さらにフレームとの組み合わせをタイトにして、精度を上げてある。 サイトシステムもオリジナル……サムセフティも指をかけやすいよう延長してある。リングハンマーに、ハイグリップ用に付け根を削りこん だトリガーガード――それだけじゃない、ほぼすべてのパーツが、入念に吟味されカスタム化されている!」 色々小難しい専門用語を並べて、メビウス1はシャリオによってカスタマイズされた九ミリ拳銃を大絶賛。とりあえず要は「とにかく凄い 凝った作りになっている」と思ってもらえばそれでいい。 これなら今日勝てるかもしれない。そんな希望さえ芽生えた矢先、メビウス1がマガジンを抜いてから引き金を引くと―銃口から火が出た。 火を噴いたのではない。火が出たのだ。ライターと同レベルの火力である。 一瞬思考が完全に停止し、放心状態のメビウス1ははっと我に返りシャリオに詰め寄る。 「おい、これは何のギャグだ」 「ご、ごめんなさい。それ今度の宴会芸用の奴で――間違えちゃいました、テヘ」 舌を出して可愛らしく笑みを浮かべるシャリオの顔が最高に憎たらしく見えたのは錯覚ではないはずだ。 「はーい、それじゃ今日の訓練はこれでお終い!」 この日も厳しい訓練が終わった。だが、内容はみんな基礎的なものばかりだ。ティアナはこれで本当に強くなっているのか、いまいち実感 が沸かなかった。 なのはの声でティアナを含む新人フォワード部隊は残り少ない体力で走り、整列して姿勢を正した。 「うん、みんないい調子に技量が上がってきたね。特にティアナは、今日はなんだか鬼気迫るものがあったよ」 「いえ――まだまだ、です」 荒い息を整えながら、ティアナは言った。本心からの言葉だった。 「向上心があるのはいいことだな。けど、ちゃんと休める時は休めよ? お前、昨日も遅くまで自主訓練をやっていたそうじゃないか」 途中から訓練に参加したヴィータの言葉に、ティアナは内心顔をしかめたい気分になった。 昨日の自主練のことを話したのはスバル、エリオ、キャロだけ。あと知っているのはメビウス1だが、おそらくヴィータは彼から聞いたの だろう。 「はい、大丈夫です。昨日はちょっと、寝付けなかっただけなので」 「そうか? ならいいが――」 ――まったく、余計なことをするわね。 言葉とは裏腹に、ティアナは昨夜から抱いている闘志の炎がますます燃え上がるような気がした。 「――ともかく、みんなお疲れ様。ヴィータ副隊長の言うとおり、しっかり休んでね」 なのはの解散の指示。だが、彼女の視線は今自分に向けられていなかっただろうか。ヴィータも聞いているなら、確かになのはも昨日ティ アナが自主練していたことを知っていてもおかしくはない。 ――頑張って。メビウスさんは戦闘機に乗ってなくても、たぶん手ごわいよ? 「え?」 突然頭の中になのはの声が響いてきて、思わずティアナはなのはを見た。 「どうしたの、ティアナ?」 首をかしげているが、確実に今の念話はなのはからだ。ところが彼女は表情を変えない。 そういうこと、とティアナは何故だか久しぶりの微笑を浮かべ、なのはと向き合う。 「絶対に負けません」 「あれ~、何のことかな?」 あくまでもとぼけて見せるなのは。ティアナはそんな優しいエールを送ってくれた上官に一礼して、決闘の地へと向かった。 「……なぁ、ホントによかったのか?」 遠ざかっていくティアナの背中を見ながら、ヴィータが言った。 「ヴィータちゃん、知ってる? メビウスさんって、元の世界じゃ右に出る者がいないくらい、凄腕のエースパイロットだったそうだよ」 「地面にいるときは全然そんな風に見えねぇがなぁ」 ごもっともなヴィータの意見になのはは思わず苦笑い。 「で、それがどうしたんだ」 「ティアナは自分に自信が持てない――でも、生身とはいえエースパイロットに勝てたら、それが自信になると思う。だからメビウスさんと の模擬戦を許可したんだ」 「ふぅん…でもメビウスがあんまり呆気なくやられたら今度はあいつの立場が無いぞ」 「大丈夫だよ、たぶん」 あくまでも気楽な考えを通して、なのはは呟く。 「鋭い爪や嘴を持った鷹は、地面に降りても結構強いよ――だから負けないでね、ティアナ」 日が落ちかけている六課の敷地内の森。 メビウス1は、木に体重を預けてティアナを待っていた。その間、彼の手はさながらガンマンのように九ミリ拳銃を弄んでいた。 「いけねっ」 ガチャンッと金属音が響く。腰のバックアップに引っ掛けていた予備マガジンが落ちてしまった。固定が甘かったのかもしれない。 落ちたマガジンを拾おうと身を屈めた時、後ろに気配を感じて振り返る。バリアジャケットを展開していたティアナが、そこにあった。 「装備はちゃんと身につけた方がいいですよ」 「ああ、まったくだな」 彼女の言葉に同意しながら、メビウス1はマガジンを拾い腰のバックアップに改めて引っ掛ける。 「さて――準備はもういいのか?皆に別れの挨拶はしてきたか?」 「いいえ。普通にまた明日って、言ってきました」 メビウス1が勝てばティアナは六課を去る―今回の模擬戦のルールのことを言ってみたが、ティアナはとことん強気な姿勢だった。 「いいだろう――交戦規定は唯一つだ。相手が降参するまで撃つ」 ホルスターから九ミリ拳銃のカスタムを引き抜き、メビウス1は静かに言った。 「私が勝ったら、本当に好きにさせてもらっていいんですね?」 「ああ。俺は何も言わない」 ティアナもクロス・ミラージュを待機モードを解除させ、両手に構える。瞳は闘志で輝いていた。 ――ああ、頼むからそんな眼しないでくれ。 内心もう帰りたいメビウス1だったが、言いだしっぺは自分だ。ポーカーフェイスを気取って、身構える。 パイロットのメビウス1が彼女に勝っている点と言えば、戦闘機乗りとして養われた眼のよさと実戦経験の豊富さだろうか。特に後者はテ ィアナはメビウス1の足元に及ばない。もっとも、地上戦と空中戦では異質な部分も多い。 だがメビウス1も死線を幾度となく潜り抜けてきた。ただでやられるつもりは、無い。 「――来な、小娘。"リボン付き"が相手してやる!」 「手加減はしませんよ!」 互いに銃口を向け合い、引き金を引く。二つの銃声が、森の中に木霊した。 魔力弾の交差。お互いの放った弾は数ミリのところで外れた。 「!」 メビウス1は背筋に冷たいものを感じながら、横に飛んで森の中へと逃げ込む。 ティアナはすぐに撃ち返して来ると思っていたため一瞬呆気に取られたが、即座に頭を切り替えてメビウス1が逃げた方向に魔力弾を叩き 込む。だが手応えは感じられなかった。 「っち」 露骨な舌打ちをして、このまま追うべきか彼女は迷う。 森の中は視界が悪く、障害物となる木が多いためせっかくメビウス1よりはるかに高い火力が生かせなくなる。 ――少しでもこっちのアドバンテージを減らそうってことね。 地形を生かして戦うのは戦術としては初歩的だが効果的でもある。ティアナはなのはの言うとおり、ただで勝てる相手ではないことを悟っ た。 「っ!」 視界の隅で走った発砲炎を、彼女は見逃さなかった。すんでのところで身をよじって飛んできた銃弾を回避。直ちにありったけの魔力弾を 送り込む。 一方、奇襲を仕掛けたメビウス1は彼女のすばやい反応に驚き、直後に叩き込まれてきた魔力弾の群れをどうにか木に身を寄せてやり過ご した。 ――くそ、うまく行くと思ったんだが。それにしても一発撃ったら五発くらいの勢いで返ってきやがる。 火力の差は歴然だ。しかもこちらはカスタムされたとは言え元がごく普通の九ミリ拳銃だ。扱いやすくはあるが、何のサポートもしてくれ ない。対してティアナのクロス・ミラージュは高度なデバイスであるから、通常の射撃でさえサポートが入る。レシプロ機でジェット機に 喧嘩を売っているようなものだ。 メビウス1は匍匐前進でゆっくり、音を立てないようにティアナの後ろに回り込もうとする。 「――逃げてないで、出てきたらどうですか!? あんな大口叩いておいて!」 ティアナの挑発するような声が聞こえてきた。 ――逃げているんじゃない。今ちょっと策を練っているのさ。 胸のうちで返答しながらメビウス1は匍匐前進を続ける。ちらりと視線を上げると、ティアナの背中が見えた。 「もらった――!」 立ち上がり、拳銃の引き金を引く。銃声が響いて、魔力弾がティアナの背中に迫り――突き抜けていった。 「何……うお!?」 直後に側面から魔力弾がいくつも飛んできた。たまらず、メビウス1は木に身を隠すが魔力弾は鼻先数センチのところをかすめ飛んでいく。 おそらくアレは彼女の得意な幻術だ。分身を囮にメビウス1を誘い出し、出てきたところを滅多撃ちにする。 こんなの初歩的な戦術じゃないか、俺は何やってんだ――。 自分を情けなく思いながら、木の影から拳銃の銃口だけ突き出してティアナのいると思しき方向に適当に撃ち込む。ただちにその五倍の数 で魔力弾が返ってきた。 「ホントに手加減抜きかよ、洒落にならん……」 顔をしかめて、メビウス1は思い切って木の影から飛び出す。それを待ち構えていたように、ティアナは銃口を向けてきた。 互いに横に移動しながら銃撃戦。当たっていないのが不思議なくらい、多数の魔力弾が交差する。 「痛っ!」 その時、偶然にもメビウス1の撃った魔力弾がティアナの右肩に当たった。同時に銃撃も止む。 「――運も実力のうちってね。今度こそ!」 メビウス1は止めを刺すべく引き金を引く――だが、響いたのは銃声ではなく軽い金属音だけ。弾切れだった。 「ホント、運も実力のうちですね……!」 ティアナは無事な左手のクロス・ミラージュを構えて引き金を引く。機関銃の如く大量の魔力弾がメビウス1に浴びせられ、彼は後退。 「装弾数は身体で覚えないとダメですよ」 「まったくもって!」 逃げるメビウス1の背中に向けて容赦なく魔力弾を撃つ。だが彼はそうされるのを想定してかわざと木が多い場所に向かって走っていく。 放った魔力弾のほとんどは木の枝や幹に当たって、散ってしまった。 とは言え後ろから撃たれるメビウス1はあまり気分のいいものではない。銃声が止んだと同時に適当な茂みに身を隠して、マガジンを交換。 これで予備のマガジンはあと一つ。長期戦は不利だな――。 と言って、正面から無謀な突撃をやっても火力で圧倒されるのが落ちだろう。先ほどの銃撃戦は本当にただ偶然に過ぎない。 落ち着け、今までの戦いで何か参考になることはないか――? 脳裏によみがえってくるのは辛く長かったユージア大陸での戦い。その中で、一つの戦いが彼の眼に止まった。 巨大レールガン"ストーンヘンジ"の攻撃作戦。ストーンヘンジはもともと隕石迎撃用に開発されただけあって、長大な射程と強力な火力に より高度二〇〇〇フィート以上の航空機を叩き落すほどの威力を持つ。これでエルジアは大陸の空を支配していたのだ。 だが、弱点があった。低空を高速で機動し、進路の予測が困難な少数の戦闘機には射撃管制が対応しきれない。メビウス1はその点を突い てストーンヘンジに接近、破壊に成功した。 要するに撃てない状況を作ればいいんだな――。 メビウス1は自分の装備や辺りを確認し、手段を模索する。その手段は案外簡単に見つかった。 あとは、向こうがこっちに接近してくれればいいんだが―。 右手に拳銃、左手に一筋の砂を掴み、メビウス1は息を潜めてティアナの接近を待つ。 やがて、痺れを切らしたのかティアナが森の中へ入ってきた。彼女もこのままでは埒が明かないと踏んで、危険な接近戦を挑むことにした。 大丈夫、火力では勝ってるから発見次第滅多撃ちにすればいい―。 最大限の注意を払いながら、ティアナは一歩一歩足を進める。その時彼女は見つけてしまった。茂みの中で、不自然な黒い塊がある。 ――あれね。隠れたつもりなんでしょうけど、見え見えよ。 メビウス1もティアナが近づいてくるのを確認。心臓の鼓動が、爆発的に早くなった気がした。 ――いいぞ、もっと近づいて来い。 ティアナがクロス・ミラージュを構えるのとメビウス1が跳ね起きるのは、ほぼ同時だったかもしれない。 引き金を引こうとして、ティアナはメビウス1が左手に何かを握っていることに気づく。 あっと思った時にはもう手遅れだった。彼女の整った顔立ちに砂が叩きつけられ、視界を奪われた。 「う!?」 「終わりだ」 メビウス1は拳銃を構え、引き金を引く。銃声とともに放たれた魔力弾は、ティアナに直撃する―はずだった。 視界を奪われた瞬間、ティアナは攻撃されることを読んだ。即座に身を屈めて、魔力弾をぎりぎりのところで回避。そのまま銃声のした方 向に向かって、クロス・ミラージュを撃ちまくった。 「でぇええやぁあああー!」 目は見えていない。だが咆哮と共に放った多数の魔力弾は確実にメビウス1を射線上に捉えていた。 ――これは、避けきれんな。 降り注ぐ魔力弾が着弾する寸前、メビウス1の脳裏によぎった言葉は、それだけだった。 次の瞬間全身に衝撃が走り、彼は地面に叩きつけられた。 「イッテェ~……」 ズキズキと痛む痣が、意識を取り戻したメビウス1を苦しめていた。 もっとも、目に当たらなかっただけマシかもしれない。パイロットにとって目は命も同然だ。 「畜生、目くらでこれだけ当てておいて何が凡人だ……イテテテ」 「……勝負は、あたしの勝ちですね?」 バックパックに入れてきたのか、救急キットを展開させながら引き続き苦しむメビウス1にティアナは確認するように言った。 「ああ、もうお前の勝ちだよ勝ち。もうそれでいいよ」 「――ずいぶん投げやりなんですね。そんなに痛むんですか?」 情けないものでも見るような眼で、ティアナは救急キットの消毒液を取り出すとメビウス1の傷に塗りつけてあげた。 「魔力弾って非殺傷設定でもこんなに痛いもんなのか」 「ええ、まあ――当たりどころも悪かったようですね」 「まったくだ……しかし、これで俺はお前に何も言えなくなった訳だ。喜べ、好きにしていいぞ」 消毒液を塗った箇所に絆創膏を貼りながら、メビウス1は言った。 ――そういえば、あたしが勝ったらそういうことになるんだったっけ。 勝負に意識を集中するあまり、ティアナは完全に忘れていた。 「メビウスさん……一つ聞いていいですか? "リボン付き"ってなんです、元の世界でのあだ名ですか?」 落ち着きを取り戻して、ティアナは戦いの前にメビウス1の言った言葉について尋ねた。 「ああ、あれな――リボン付きってのは敵からのあだ名だ」 「敵……から?」 「うむ――いつの間にか、そういう風に呼ばれて敵からは死神扱いだ。味方からは"嘘でもいいからメビウス1が来てると言っとけ"なんて言 われるくらい引っ張りダコ。下手に戦果上げるもんじゃねぇな」 敵から死神扱いって――それって非常に恐れられていたと言うこと? ティアナの中で、初めてメビウス1に興味が湧いた。 「メビウスさんって、そんな凄い腕だったんですか?」 「まぁ技量に自信はあるが――やっぱ地面じゃ上手くいかんな」 自嘲気味な苦笑いを浮かべて、メビウス1は拳銃のマガジンを引き抜いた。もう、使うことはない。と言うより使いたくないのが彼の本音だ。 「とは言え、"リボン付き"に勝ったのはお前が二人目だ」 生身ではあるが、と付け加えて彼は言った。その言葉に、ティアナははっとなる。 「勝ったって……え? あたしが二人目?」 「一人目は黄色の13って凄腕のパイロット。お前が二人目だ、自信に思っていい」 そう言って、メビウス1はティアナの肩を叩いた。 ――勝った。あたしは、この人に勝った。 ティアナの胸のうちで、ようやく勝利と言う実感が湧き上がってきた。 実際に彼女がメビウス1のユージア大陸で上げた戦果を見れば腰を抜かすに違いない。また地上と言うメビウス1にとって不慣れな状況で勝てた のは当然であり、それを自信と呼ぶのは少し傲慢かもしれない。 それでも勝利は勝利だ。これは疑いようもない。 「さて、俺は帰るぞ。痛くてかなわん」 一通りの治療を終えたメビウス1は救急キットを収納して、やたら辛そうに立ち上がる。 「あの……メビウスさん!」 「ん?」 立ち去ろうとするメビウス1を、ティアナは呼び止めた。 「……自信にしていいんですね、本当に」 「ああ――いいと思う。"リボン付き"に勝った史上二人目の人間ってな」 それだけ言って、メビウス1は森から抜け出していった。 残ったティアナはしばらく虚空を見つめ―よしっと力強く頷いて、自分も帰ることにした。 その日からと言うもの、ティアナは常に自信を持って訓練に臨むようになった。 自主練もほどほどになり、休息もしっかり取ってますます訓練に磨きがかかる。 「ねぇー、ティア。最近すこぶる調子がいいけど、なんかあったの?」 訓練の間際、スバルが尋ねてくる。ティアナは少しの逡巡の後、こう言った。 「別に――リボン付きに勝っただけよ」 「へ?」 意味がまったく分からない、と言った表情を浮かべるスバルを尻目に、今日もティアナは銃口を訓練標的に向ける。 ――質量兵器は今でも認めない。けど、それも扱う人次第なのかもしれない。 メビウス1に抱いていた黒い感情は、すでに消え去りつつあった。 戻る 目次 次へ
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ACE COMBAT04 THE OPERATION LYRICAL 第4話 テストフライト 手に戻りし我が力――今、それを試す時。 新造されたばかりの滑走路の向こうでは、背景が陽炎で揺れている。 天候はこれ以上ないほど良好で、視線を上げると雲一つ無い青空が広がっていた。 「――メビウス1、聞こえますか?」 通信機に、雑音の無いクリアな声が入ってきた。確か副官のグリフィスとか言う六課では数少ない男だ。 この世界の通信機の性能に感嘆しながら、F-22のコクピットでメビウス1は返答した。 「ああ、よく聞こえる」 「滑走路上に障害物無し、進入を許可します」 「了解」 グリフィスに言われて、メビウス1はエンジン・スロットルレバーをわずかに押す。F-22はゆっくりと歩き出し、滑走路の一番端に到着する。 到着するなりメビウス1は愛機の離陸前の最終点検を実施する。ラダー、エルロンなど機体の各部を実際に動かして動作確認。 いつもより念入りにチェックするのは今回機体の整備を実施したのがもともと六課でヘリの整備を担当していた者たちだからだ。 彼らを信用していない訳ではないが、九七管理外世界から取り寄せたマニュアルがあると言っても不慣れな固定翼機、それもF-22のような 高度な電子制御で飛行する機体の整備では不安なところもあっただろう。 幸い、機体にはどこも異常が無かった。 「こちらメビウス1、離陸準備完了」 「ロングアーチ、了解。離陸を許可します―グッドラック」 「サンクス、ロングアーチ……メビウス1、離陸する」 離陸許可が下りると、メビウス1は一呼吸置いてからエンジン・スロットルレバーを押し込む。 F119エンジンが咆哮を上げ、猛然とF-22は加速。あっという間に離陸速度に達したメビウス1のF-22は、大地を蹴って空に舞い上がった。 離陸した彼は針路を離陸前に行われたブリーフィングにて定められた方向に機首を向け、時速四〇〇ノットで飛行する。 F-22の強みである音速巡航は、地上への配慮から緊急時以外使用が禁止されていた。 まぁ、何も急ぐことは無いか――。 質のいい燃料を入れてもらったためか、機嫌のよさそうなエンジン音を聞きながら、メビウス1は今回の飛行の目的を思い出す。 メビウス1の六課への協力が決まり、はやては一つの問題と対峙していた。 彼の愛機、F-22の燃料及び弾薬の補給である。 燃料の方は容易に確保できた。現役戦闘機の中ではもっとも優れた性能を誇るF-22も、燃料は従来と同じケロシン(灯油)だ。 「苦労したのは弾薬なんよ」 そう言って、はやては今回確保した弾薬の詳細が記された書類をメビウス1に渡す。 「質量兵器は禁忌なんだって? ランスターって子に言われたよ」 書類に目を通しながら、メビウス1は言う。先ほど見学した六課新人メンバーによる訓練で、ティアナに何か言われたらしい。 「あ、ごめん。なんか失礼なこと言いました?」 「いや。生真面目なんだろ、彼女? 管理局の人間ってことをよく自覚してるよ」 その時、書類を捲ったメビウス1の手が止まる。書類に記されていた一文が、そうさせた。 「……おい八神、これって?」 「ああ、それな。うん、まだテストはしてないんやけど」 メビウス1が驚くのも無理は無い。今回彼女が確保した弾薬の正体―それは紛れも無い、ミサイルだった。 オリジナルとほぼ同等の性能を持つ空対空ミサイルのAIM-9サイドワインダー短距離AAM、それにAIM-120AMRAAM中距離AAMの複製品。 もちろん完全なコピーでは質量兵器であるため、どちらのミサイルもロケットモーターは魔力推進式に置き換えられている。 さらに二〇ミリ機関砲弾――これも、あらかじめ組み込まれた魔力を炎熱変換させて発火、弾丸を発射させる方式を取った。 いずれもはやてが九七管理外世界からの資料を元に、管理局の技術部に依頼して開発させたものだ。 「質量兵器とは大雑把に言えば魔力によらずに質量物質をぶつけたり爆発させたりするもんや。逆を言えば、魔力に頼れば例え質量物質を 相手に投射するもんでも、質量兵器ではなくなる…って理屈なんやけど」 「かなりグレーな線ではあるな…しかもブラックに寄ってる」 メビウス1の指摘にはやては苦笑いを浮かべた。 「でも、戦闘機に対抗するんやったらこれが一番やろ。メビウスさんもいきなりこっちの世界の武器使えって言われて出来へんやろうし」 「そりゃごもっとも…俺にリンカーコアとやらはないようだし。な、シャマル先生」 そう言ってメビウス1は同席していた六課の医務官、シャマルに視線を向けた。 ここに来る前に実施したシャマルの身体検査で、メビウス1にはリンカーコアがないことが判明している。要するにメビウス1は念話の ような基本的な魔法すら使えないのだ。 「ええ、体力とかは同年代の男性の平均値を上回ってるけどこれも常識の範囲内だし……毛細血管の破裂の跡が見られたけど、身体に特に 大きな影響は無いわ」 「毛細血管の破裂?」 はやてが怪訝な表情をする。血管の破裂というくらいだから、彼女には何か重い怪我のように思えてしまった。 「戦闘機のパイロットにとって職業病みたいなもんでな。急旋回とか、強いGがかかると指先とかの毛細血管が破裂しちまうんだ」 「ははぁ、なるほど……」 メビウス1の解説にはやては納得した。同時に、「強いGはお肌に悪そうやなー」なんて言ってみたりする。 「しかしリンカーコアがなくて念話が出来へんとなると、通信で問題が起きるなぁ」 「そうねぇ……私たちは当たり前のように使ってるけど」 「失礼、念話って?」 今度はメビウス1が疑問の声を上げた。魔法はこの目で見たが、彼が知っているのは攻撃用と防御用、さらに飛行用のものくらいだった。 「念話って言うのは魔力を持ってれば誰でも使える、実際に口に出さなくても会話できる初歩的な魔法なんだけど、リンカーコアがない メビウスさんにはそれが出来ないのよね」 「実際に口に出さなくても? 潜入任務じゃ重宝しそうだな」 「確かに声を聞かれる心配はいらんからね。蛇の人が欲しがりそうや」 はやての言葉にメビウス1は頭上に"?"を浮かべる。後でシャマルに聞くと、「最近休憩時間にやってるゲームのこと」だそうだ。 「……とりあえず、念話が使えないなら使えないで通信機をメビウスさんに使こうてもらおうか。滑走路は明日完成予定やから、ミサイル の実射試験も併せてやろか」 彼女の提案にメビウス1は素直に頷いた。 二日後、かくしてメビウス1のF-22にはミッドチルダ製の通信機が搭載された。これは念話との交信も可能で、周波数を変えれば相手を指定 できる。 胴体内のウエポン・ベイには魔力推進式のAIM-120が六発、主翼下のウエポン・ベイにAIM-9が二発、機関砲弾は従来は最大四八〇発だったが 搭載スペースを拡大して八〇〇発に増やした。いずれもミッドチルダの工業力なら製造は難しくない。 ミサイルの推進力である魔力はF-22の機体内部に大容量の魔力コンデンサを設置、発射時はここから魔力を供給することになる。 いっそのこと機体の推進方式も魔力に頼ってはどうかという提案もなされたが、AMFの影響を考えて基本的構造には手をつけないでおいた。 ――あとは、おまけのこいつか。 サヴァイバル・ジャケットの内側に仕込んである九ミリ拳銃。これも発射するのは非殺傷設定、殺傷設定選択可能な魔力弾だ。外見はごく 一般的な拳銃とまったく変わらない。装弾数は一二発、魔力は完全にマガジン内のものに頼っている。 「使うことはないと思うけどなぁ」 対地攻撃用のGPSで――これもこの世界の情報を入力し直した―現在地を確認しながら、メビウス1はぼやいた。 所詮パイロットの持つ拳銃など敵地に不時着した際の自衛用。しかも最後の一発は自分に向かって撃つこともある。 そうこうしているうちに訓練空域に入ると、通信機に突然声が入った。 「――聞こえるか、メビウス1?こちらスターズ2だ」 「こちらメビウス1、聞こえるぞ」 高度一万五千フィート、航空機にとっては決して高くない高度だが、コクピットの外を赤い外套を身に纏った幼い少女が飛んでいたら 普通のパイロットはみんな驚くだろう。もっともメビウス1はなのはとフェイトと言う例を目にしているのだが。 スターズ2――ヴィータは、今回の各種兵装のテストフライトに同行していた。彼女曰く「どれ程のもんなのか見ておきたい」とのことだ。 「訓練標的は前方37キロの地点に同じ高度で浮かんでるってのは聞いたな?」 「ああ、レーダーに映ってる」 「じゃあ後は予定通りにやりな、あたしは見てるから」 「了解」 はやても言ってたけどありゃホント、グレーな線だな―。 メビウス1のF-22を見ながら、ヴィータは自分の主にして家族の言葉を思い出す。 そもそも、ヴィータとしては戦闘機の実力に疑問的だ。同分隊のトップであるなのはが苦戦したとは聞いたが、実際にこの目で確かめて みないと納得いかない面もあった。 ――何にせよ、これではっきりする訳だ。 そう彼女が思った瞬間、 「――タリホー、1時方向。やや低い」 「……あん? なんだって?」 「目標を視認したってことだよ。これより、各兵装の実射試験を実施する」 ヴィータはメビウス1の言葉が信じられなかった。訓練標的との距離はまだ37キロほどあるのだ。そんな距離で目で目標を捉えるとは、 いったい彼の視力はどうなっているのだろう。 「レーダーロック……メビウス1、フォックス3」 彼女が驚いている間に、メビウス1のF-22は胴体内のウエポン・ベイからAIM-120を発射。魔力推進による白い光を描きながら、AIM-120は オリジナルのそれとまったく変わらない速度で捉えた目標に突き進む。 用意された訓練標的は航空機型のガジェットⅡ型を模したもので、機動力は高い。にも関わらず、超音速にまで加速したAIM-120は必死で 回避機動を行う訓練標的に易々と食らいつき、直撃。木っ端微塵に吹き飛んだ。 「当たった……!?」 「みたいだな」 はるか向こうでわずかに見えた閃光に、ヴィータは驚きの声を漏らす。対照的にメビウス1の声はえらくのんびりしていた。 「続いて、サイドワインダーの試験を行う」 加速。F-22は高速で訓練標的に接近する。ヴィータは離されまいと追いかけるが、距離が徐々に開いていることに気づいた。 ――くそ、遅れてる。なんてスピードだ。 そうしているうちに訓練標的との距離は10キロに縮まる。そこでようやく、ヴィータは瞬きすれば見失いかねないほどの小さな黒点を 見つけた。あれが訓練標的に違いない。 「メビウス1、フォックス2」 彼女が訓練標的を見つけた瞬間、メビウス1は今度はAIM-9を発射。独特の蛇行した白い光跡は、このミサイルの愛称"サイドワインダー" がガラガラヘビの一種の別名から来ている由縁だ。 AIM-120に比べて幾分小柄なAIM-9は逃げる訓練標的を追い回し、これも直撃。訓練標的は空中に四散した。 「いい感じだ。よし、最後に機関砲のテストを行う」 そう言ってメビウス1のF-22は残り一機となった訓練標的に近づく。訓練標的に顔があれば恐怖で歪んだ表情を浮かべているだろう。 上昇、降下、右旋回、左旋回と狂ったように逃げ惑う訓練標的だったが、メビウス1のF-22はどの機動にも離される事なく、むしろ 距離を縮めていく。 「捉えた――!」 F-22の右主翼の付け根の辺りが光る。あまりに高速なため、赤いビームに見える機関砲弾の雨が訓練標的に降り注ぐ。 全身をズタズタに引き裂かれた訓練標的は失速し、これも空中で爆発した。 「……すげぇな」 プログラムされたことしか出来ない訓練標的とはいえ、ほとんど秒殺と言っていい速さで全滅させたメビウス1に、ヴィータは感嘆の 言葉を漏らした。 同時に―目の前のF-22がなんだかカッコよく思えてきた。 空を舞う鋼鉄の翼。決して物言わぬ、主人であるパイロットに忠誠を尽くし、空を舞うその姿。戦うためだけに造られた、力の証。 「……いいじゃねぇか」 「ん? 何か言ったか、ヴィータ?」 「いいじゃねぇか! おい、カッコいいな戦闘機って! さっきもお前なんてった、タリホー? センスあるなぁ、いい響きだ!」 「……なんだかよく分からんが、気に入ってもらえたようだな」 「おうよ! いいないいな、あたしもコールサインを"マーヴェリック"とか"ブービー"とか"ガルーダ1"とか"オメガ11"にしようかな~」 「最後のはよせ、イジェクト的に」 はしゃぐヴィータに、メビウス1は苦笑いしながら偶然彼女の口から出たしょっちゅうイジェクト(脱出)する元の世界の同僚の名に突っ込んだ。 そうこうして六課に帰還したメビウス1は、まずはやてに実射試験の結果を報告した。 「命中精度、機動性、いずれも申し分なし。むしろ命中精度は直撃の連続で、近接信管のテストが出来ないくらいだ」 「そりゃよかったわ。じゃあ今後の弾薬はこれらを使こうていこうか」 頷くメビウス1に、そうだとはやてはポンと手を打った。 「何かあるのか?」 「んーっとな、実は次回の任務で必要なもんが今届いてな」 そう言ってはやてが取り出したのは、複数の丁寧に包装された紙箱だ。 彼女は中身を一つ開けて、メビウス1に見せた。 「……タキシード?」 紙箱の中にあったのは、紛れも無くタキシードだった。目立った感じは無いものの、いい男が着ればビシッと決まっているだろう。 だが問題はそこではない。彼女は次回の任務で必要なものと言った。タキシードが必要な任務とは、いったい何なのだろう。 「なんだ……俺にスパイでもやれってか?」 「残念ながら外れや。もしそうならボンド・ガールもおるはず」 「じゃあ舞踏会か。天使とダンスでもしろと?」 「それは6や、メビウスさんは04やろ」 「だめだ、分からん。いったい何なんだ?」 疑問の声を上げるメビウス1に、はやてはニヤリと笑って言った。 「パーティーや―ホテル・アグスタでの、な」 戻る 目次 次へ
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日々の未来(2) ◆gFOqjEuBs6 仮面ライダーカブトが、短剣を片手にコーカサスに迫る。 凄まじい速度での攻防。カブトが剣を振るえば、その全て叩き落される。 圧倒的な戦力差。完全にカブトの動きが見切られているのだ。 やがて、カブトが振るった攻撃を受け止め、コーカサスが破壊剣を一閃。 「ぐぁっ……!」 ヒヒイロノカネをまたも切り裂かれたカブトが、数歩後退。 よろめくカブトの首根っこを掴んだコーカサスが、カブトの首をギリギリと締め上げる。 ライダースーツ越しに気道を圧迫された天道が、呻きにも似た呼吸音を漏らす。 このまま首を握りつぶされれば、天道の命は潰える。 「おおおおおおおおおおおおおおおッ!」 そうはさせないとばかりに響く雄叫び。 天道の命が潰えるより先にコーカサスの懐に飛び込んだのは、アンジールであった。 バスターソードを振り上げて、コーカサスへと突貫する。 されど、コーカサスも黙ってやられはしない。 物言わぬカブトを放り投げ、アンジールに激突させる。 カブトとアンジール、二人揃って崩れ落ちた。 「――シュートッ!」 「本当にキリがないな」 次に行動を起こしたのは、高町なのはだった。 なのはが放ったアクセルシューターが、無数の光弾を生成し、コーカサスへと迫る。 放った半分は破壊剣によって打ち砕かれ、うち半分はコーカサスを直撃。 コーカサスの体表で爆ぜる無数の魔力弾。されど悲しいかな、威力が足りない。 最強のアンデッドの一角たるコーカサスに、非殺傷設定付きの魔法など通用しない。 コーカサスが、お返しとばかりに腕を突き出した。同時に生成されるエネルギー弾。 刹那の内に人一人を殺せるだけの威力に膨れ上がったエネルギー弾が、上空のなのはに迫る。 「ヘァッ!」 「ミライ君!!」 だが、その間に割り込んだのは、赤と銀と金の戦士――ウルトラマンメビウスだ。 空を駆け抜けて、誰よりも早くなのはの正面へと割り込んだメビウスの身体に、エネルギー弾が直撃。 上級アンデッドの持てるエネルギーの爆発が、メビウスの体表で発生する――が。 それは、メビウスにとっても計算済みの事。 「シュアァッ!!」 その場の全員が、メビウスの身体に起こった変化に気付いた。 コーカサスの放ったエネルギー弾。それによる爆発が、不自然なまでに大きく拡がって居た。 言うなれば、まるで自分の意思で燃え上がる炎の様に――メビウスの身体に纏わりつく爆煙。 やがて爆煙は、メビウスの意思に応える様に激しく燃えあがり……その身に吸収された。 「へぇ、僕の力を利用して自分の炎に変えちゃったんだ」 楽しそうに笑うキングを睨み付ける、銀色の視線。 仲間達との絆の力で体得した、メビウスのタイプチェンジ。 メビウスの全身に浮かび上がる、真っ赤な炎のファイアーシンボル。 どんな困難にも絶対に諦めずに立ち向かう、勇気の力――約束の炎。 どんな窮地に立とうと、最後まで仲間を信じて戦い抜く、俺達の翼。 ウルトラマンメビウス――メビウスバーニングブレイブ。 「デュアッ!」 メビウスが突き出した両腕から、真っ赤な火球が飛び出した。 さながら燃え上がる爆炎を凝縮したような、全てを焼き尽くす炎の塊。 ウルトラマンタロウですら倒せなかったインペライザーを、一撃で破壊した攻撃。 反射的に生成されるソリッドシールド。その表面で、大爆発が巻き起こった。 その衝撃で噴き上がった爆煙が、周囲の全てを飲み込まん勢いで燃え上がる。 「ジュワァァァッ!!」 爆煙を突き破って現れたのは、炎の弾丸と化したウルトラマンメビウスだ。 その両足に勇気の炎を纏わせて、ドリルの如き激しい回転を加える。 ウルトラマンレオと、GUYSの仲間達との修行の末に編み出した、必殺技。 どんな防御ですら打ち破る、炎のメビウスピンキックだ。 「チッ……」 メビウスの両足がドリルとなって、ソリッドシールドを抉る。 燃える炎の身体となったメビウスとの摩擦熱で、シールドから炎が噴き上がる。 噴き上がった炎はそのままメビウスに吸収され、メビウスに更なる力を与える。 やがて、メビウスのキックがソリッドシールドを突き破り―― 「でもっ……!」 ――RIDER KICK―― 「えっ……!?」 振り向いた時には、もう遅い。 コーカサスの死角。赤き装甲が月夜に飛び上がって居た。 タキオン粒子を加速させ、その右脚に稲妻を纏わせる。 対象を原子崩壊させる程の威力を誇るライダーキックが、コーカサスの目前まで迫って居た。 「ハァァァァァァァァァァァァッ!!」 「デュァァァァァァァァァァァッ!!」 燃えるメビウスピンキックと、必殺のライダーキック。 メビウスの脚が、コーカサスの胸部装甲を焼き尽くさん勢いで砕いた。 カブトの蹴りが、コーカサスの背部装甲を粉々に粉砕せん勢いで砕いた。 バチバチと、音が聞こえる。その身に受けた炎と稲妻が、せめぎ合っているのだ。 「やったか!?」 歓喜の声を上げるアンジール。 コーカサスの身体から二人分のエネルギーが溢れ出し、その身をよろけさせる。 爆発する前に飛び退いたメビウスとカブトが、二人並んで構えを取った。 ウルトラマンと仮面ライダーの、完全勝利だ。 この場にいる誰もがそう思った。が―― 「こんな所でやられてたまるかよ! ディアン・ケトッ!!」 コーカサスが叫んだ。 同時に、今し方砕いた装甲が、みるみる内に回復して行く。 デュエルディスクによる、ディアン・ケトの連続使用。 先程メビウスに敗北した直後も、同じ方法で回復したのだ。 戦闘中にこれが出来るのだから、尚更タチが悪い。 「どうやらあのディスクを破壊しない限り、俺達に勝利はないらしいな」 「なら、あのディスクを破壊して、奴を倒すまでです!」 これで当面の攻撃対象は決定した。 コーカサスの左腕に装着された白のディスク。まずはあれから破壊する。 でなければ、いくらダメージを与えて痛めつけた所で、何度だって回復されてしまう。 されど、この場に居る全員が解って居た。それが簡単な事では無いと言う事に。 デュエルディスクを破壊されてしまえば、キングは圧倒的に不利になる。 それが解っていて、黙って破壊などさせる訳がないからだ。 「……こっちの弱点にも気付かれちゃったみたいだし、そろそろこっちも本気で行かせて貰うよ」 言いながら、コーカサスが歩き出した。 ゆっくりと、絶対に負けないと言う余裕を見せるかの様に。 カブトが、ガンモードに変型させたクナイガンから無数の弾丸を発射する。 同時に、なのはが無数の魔力弾を発射。カブトとなのはによる弾幕が合図となった。 メビウスとアンジールが同時に駆け出した。それに続いて、カブトも駆け出す。 コーカサスの盾に全ての弾丸が弾き落されると同時、メビウスがその拳を突き出した。 燃え上がる爆煙によって攻撃力を数倍に上げた炎のパンチ―― 「ハァァッ!!」 「フンッ!」 されど、コーカサスに届く前に……それどころか盾に届く前に、破壊剣によって叩き落された。 拳を叩き落され、体勢を崩したメビウスに迫るのは、コーカサスが振るった破壊剣。 びゅん、と。重たい剣が空気を切り裂いて、メビウスの身体を弾き飛ばした。 コーカサスの正面からメビウスが崩れ落ちた頃には、カブトとアンジールによる追撃。 カブトの短剣と、アンジールの大剣を、コーカサスの両の腕が掴み取った。 狼狽するよりも先に、二人が取った行動は、コーカサスに対する前蹴りだ。 「「ハッ!」」 「効かないっての!」 二人の蹴りはソリッドシールドによって阻まれる。 だが、それで終わりはしない。次いで繰り出される、二人の剣戟。 短剣と大剣が、激しい軌道を描いてソリッドシールドを何度も傷つける。 がきん、がきん……と、何度か音が響いた後で、コーカサスが行動に出た。 「うざいって」 一閃。 カブトの装甲がまたしても引き裂かれ、アンジールの胸板を切先が掠めた。 二人纏めて崩れ落ちた先には……桜色の魔法陣を展開した高町なのはがそこには居た。 赤の宝玉を基部に、金色の装飾が成された魔法杖を突き出して、桜色の魔法陣を幾つも描く。 不屈のエースオブエースの魔法攻撃。それも先程とは比べ物にならない程の砲撃らしい。 「ディバイィイイイイイン……! バスタァァァァァァァァァァァァァァ!!!」 そして、放たれる一撃。 桜色の光の奔流が、黄金の身体を飲み込もうと迫る。 されど、キングも黙ってやられはしない。もう一度右腕を突き出し、エネルギー弾を生成。 今までよりも力を凝縮して、それを一気に突き出した。 加速するエネルギー弾と、なのはのディバインバスターが激突する。 そして巻き起こる大爆発。お互いのエネルギーが相殺しあって起こった事象。 コーカサスのエネルギー弾には、なのはの砲撃と違ってチャージがない。 故に、コーカサスはすぐに次の砲撃へと移れるのだ。なのはが砲撃を放ってから、まだ1秒程。 この一瞬で、なのはが気付くよりも先に決める。爆煙が晴れる前に、コーカサスがエネルギー弾を放った。 『GUOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!』 「チッ……またお前か」 されど、それを阻んだのは白き飛竜・フリードリヒ。 その身にエネルギー弾の直撃を受けて、苦しそうに悶えていた。 無慈悲なコーカサスは、そんなフリードに連続でエネルギー弾を放つ。 一発、二発と、身体が爆ぜる度に悲鳴にも似た叫びを上げる。 やがて、三発目を放とうとした、その時であった。 「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」 懐に飛び込んできたのは、ウルトラマンメビウス。 タックルの要領で飛び込んできたメビウスの背中に、肘の一撃を叩き込んだ。 アンデッドの刺々しい装甲と、力を象徴するスペードスートの王の怪力。 そこから繰り出される肘打ちは強烈で、一撃でメビウスをアスファルトに叩き落した。 同時に、背後から飛び込んでくる回し蹴り。仮面ライダーカブトによる攻撃だ。 それを振り抜いた破壊剣で叩き落し、もう一撃、カブトの装甲に破壊剣を叩き込む。 崩れ落ちるカブト。すかさず、アンジールがバスターソードを振り上げた。 ソリッドシールドで防ぎ、右脚の重たいキックを見舞う。 アスファルトを転がるアンジールを尻目に、立ち上がったメビウスがその拳を振るう。 コーカサスがその腕を絡め取って、勢いそのままに、立ち上がり様のカブトへとブン投げた。 「「ぐぁっ……!」」 メビウスと激突し、再び崩れ落ちるカブト。 同時に響く獣の咆哮。その身に鞭打って、空を翔けて来た飛竜による尻尾攻撃だ。 だが、それは既に一度コーカサスに使った手段だ。そう上手くいく筈も無く――。 尻尾がコーカサスの身体を打つ前に、コーカサスがその尻尾を掴み取った。 そのままジャイアントスイングの要領で振り回し、投げ飛ばす。 その先に居るのは―― 「フリード!!」 高町なのはだ。 何度も振り回され、平衡感覚を失ったフリードに、自ら回避など出来る訳がない。 かといって、なのはが回避してしまえば、フリードは硬いアスファルトに激突してしまう。 そこでなのはが取った行動は、魔法によるフリードの身体の保護であった。 アクティブガード。まずは低速の爆風でフリードの加速を和らげる。 ホールディングネット。魔力で構成されたネットが、フリードの身体を優しく受け止めた。 咄嗟の状況でもこれらの判断を一瞬でこなしたあたり、流石エースオブエースと言える。 やがて、体力を使い果たしたフリードの身体は、小さな竜のそれへと戻って行った。 仮面の下でつまらなさそうな表情を浮かべるコーカサスであったが、しかし退屈はしない。 「えいっ!」 連続で繰り出される無数のエネルギー弾。 空を駆け抜け、それらを回避するなのはであったが……エネルギー弾は、何処までもなのはを追尾する。 いくら空を駆け抜けても脱げ切れぬ事を悟ったなのはは、自らの魔法で相殺に掛る。 が、大量に発射され続けるエネルギー弾全てを撃ち落とす事など不可能。 数発を自らの魔法で叩き落すも、残りは交わしきれず、シールドで防ぐしかなくなった。 されど、無慈悲なコーカサスはエネルギー弾の発射を止めはしない。 「ハァァァァァッ!!」 もう一度起き上がったアンジールが、その大剣を突き立てた。 切先の無いバスターソードはコーカサスの盾にぶち当たり、大幅に減速。 その隙にコーカサスが、アンジールへと破壊剣を振り下ろした。 咄嗟にバスターソードを構え直し、それに備えるアンジール。 防御の為に一瞬だけがら空きになったアンジールのボディに叩き込むのは、重たいキック。 黄金の脚がアンジールの胸板を強打し、その肋骨をへし折る。 アンジールが、盛大に真っ赤な血液を吐いて吹っ飛んだ。 それと同時に、上空で巻き起こる爆発音。コーカサスのエネルギーが、なのはのシールドを破ったのだ。 白いドレスを回転させながら、アスファルトへと落下して行く高町なのは。 「アンジールッ……! クソッ!」 「なのはちゃん!! うわぁぁぁぁぁぁ!!」 もう一度駆け出したカブトとメビウス。 カブトが振り抜いた短刀を破壊剣で弾き返し、その仮面に拳を叩き込んだ。 カブトの頭が揺れて、真っ赤なマスクに亀裂が入る。さらに、追撃とばかりに振り抜かれる破壊剣。 ヒヒイロノカネを叩き割って余りある衝撃が、天道の身体を襲う。 アンジール同様肋骨をへし折られたカブトが、盛大に吹っ飛んだ。 そこに迫りくる真っ赤な炎の闘士、ウルトラマンメビウス。 メビウスの拳を黄金の盾で受け止めて、下方から破壊剣を振り上げた。 ボディを切り裂かれたメビウスが、大きく仰け反り――隙だらけになった身体に、キックを叩き込む。 呻きとも取れる叫びを上げながら、メビウスが後方へと吹っ飛んだ。 「どんなものかと思ったら、この程度? 正義のヒーローが聞いて呆れるね!」 最早立ち上がらなくなった一同を嘲笑うように、コーカサスが両手を広げた。 かろうじて意識を保って居た一同が、よろめきながらも立ち上がる。 メビウスに、カブト。アンジールに、なのは。満身創痍ながらも、その身に鞭打って。 ここで自分達が負けたら、こいつはきっともっと多くの災厄を撒き散らすことだろう。 そんな事は、絶対に許せない。もう二度と、こんな奴の為に、誰かが悲しむ涙を見たくはないのだ。 「うぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!」 メビウスが、自らを奮い立たせるように、咆哮した。 夜の街に、ウルトラマンメビウスの雄叫びが響き渡る。 両腕を振って、最早立つ事すらままならない身体で、アスファルトを蹴った。 全速力で、コーカサスに向かって駆け出すメビウス。 対するコーカサスは、右手を突き出し、無数のエネルギー弾を発射。 ――するも、命中はしない。メビウスの炎によって、軌道を逸らされたエネルギー弾が、メビウスの後方で爆発するのみ。 メビウスが駆け抜けた道を……アスファルトが、瓦礫が。炸裂、爆発――爆煙を振り払う様に、メビウスは叫んだ。 「絶対に守るんだッ! 皆の命を、皆の思い出を……! 僕達の、未来をッ!!!」 メビウスの叫びをその耳に聞いたカブトが、僅かに顔を上げた。 メビウスの思いに心揺さぶられたアンジールが、その眼光でコーカサスを捉えた。 そうだ。命を守る為に戦い続けてきた自分達が、こんな所で負けていい筈がない。 生きとし生ける命を……アメンボから人間まで、全ての命を守ると誓ったのだ。 人々を救い、その命を守る為に、揺るがぬ決意と共に、神羅に入ったのだ。 それが天道総司と、アンジール・ヒューレーという男の生き様なのだ。 気付いた時にはカブトとアンジールも、メビウスに続いて走り出していた。 「デュァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」 燃え盛るメビウスの剣が、ソリッドシールドに激突した。 メビュームブレードが、ソリッドシールドに食い込んだ。 絶対に諦めない。守りたい気持ちがあれば、こんな盾だって壊せる筈だ。 メビウスの魂の炎が燃え上がると同時に、メビウスの剣が爆煙の如き炎を噴き出した。 ソリッドシールドを侵食して、焼き尽くさん勢いで燃え上がるメビュームブレード。 そして――ついに、ソリッドシールドが焼き裂かれた。同時に、迫りくる破壊剣。 ソリッドシールドの破壊と同時に、メビウスの胸部を破壊剣が強打した。 その場に崩れ落ちるメビウス。だが、その想いは絶対に無駄にはしない。 「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」」 両腕で大剣を構えて、真っ直ぐにアンジールが飛び込んだ。 片手で短刀を構え、コーカサスの直前で腰を屈め、一気に振り抜いた。 二人が狙った標的は、キングの左腕に装着されたデュエルディスク。 これさえ破壊すれば、この勝負は貰ったも同然――なのだが。 「フンッ!」 キングが、左の腕を――その掌を自ら突き出した。 掌にエネルギーを集中させて、二人の刃を受け止めたのだ。 黒金に煌めくバスターソード。黄金に輝くカブトクナイガン。 その二つの切先を、掌一つで受け止めて、二人分の力と拮抗する。 それでも、負けてなるものかとカブトとアンジールが構えた刃に力を込める。 同時に、二人の攻撃に応える様に――キングが、掌に集中させたエネルギーを解き放った。 「なっ……うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?」 「ぐぁ……ぁぁぁぁああああああああああああああああっ!!」 カブトとアンジールの身体が、まるで紙きれの様に吹き飛んだ。 数十メートル吹き飛ばされた二人の身体が、後方のコンクリートの壁に激突。 力無く崩れ落ちる二人。今度こそ全ての力が抜け落ちていくようだった。 これだけの攻撃を加えても、少し本気になられただけで、こうも実力差が開いてしまう。 守るだけでは、勝てないのか――そんな考えを振り払う様に、カブトが頭を振った。 カブトの仮面の亀裂からは血が溢れ出している。アンジールはその口から血液を流し、倒れ込む。 メビウスは最後の力を振り絞った攻撃でカウンターをくらい、立ち上がる事すらままならない。 なのはは先程の攻撃に次いで、無駄に魔力を消耗した事、コーカサスの攻撃を防ぎきった事で、魔力残量など無いに等しい。 最早この場に居る全員が、満身創痍。最強のアンデッドの一角たるコーカサスには、誰も勝てはしなかった。 「あれ? なのはだけなんかダメージ少ないよね。バランス悪いなぁ」 「……キング……貴方と言う人は……っ!」 「いいね、いいよその眼! じゃあ最初に死んでね」 コーカサスを睨み付けるなのはに放たれた一言。 それは、なのはに絶望すら与える言葉であった。 最早、キングの攻撃を防ぎきるだけの魔力は無い。 かと言って、もう自分を守ってくれるものはいない。 今度こそ、チェックメイトだ。 「ばいばい」 コーカサスが、その腕を突き出した。 今度はエネルギー弾では無い。エネルギーを光線にして吐き出す攻撃。 全ての上級アンデッドが持つ、エネルギー派による攻撃だ。 そんな物を受ければ、いくらバリアジャケットを装着していようと、耐えられる筈がない。 (ごめん、フェイトちゃん……ヴィヴィオ……) 自分の最期を想像し、目を瞑る。 最期に大切な親友と、掛け替えのない娘を心に思い描いて。 出来る事なら、最期にもう一度だけ会いたかったな、と思う。 誰よりも信頼出来る親友に、守ると誓った一人娘の笑顔を思い浮かべて―― Back 日々の未来(1) 時系列順で読む Next 日々の未来(3) 投下順で読む アンジール・ヒューレー 高町なのは(StS) 天道総司 クアットロ ヒビノ・ミライ キング
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翌日 純「なんで私も呼んでくれなかったの!?」 梓「周りは先輩ばっかりだよ?」 純「そうだけど……寂しいでしょ!」 憂「あはは」 純「あははじゃなーい!」 先生「うるさいですよー授業始めますよー」 憂「GIG」 ヨドバシ 憂「メビウスとマン兄さんのウルトラコンビネーション!」 子ども1「おお!」 子ども2「憂姉ちゃんも随分慣れたねー」 店員「そろそろガンバライドに手を出す頃合い」 憂「それはちょっと……お金が」 店員「じゃあガンプラは?」 憂「ガンダムってよく解らなくて」 店員「フィグマとかリボルテックとかロボ魂は組み立てもいらないし、クオリティも高いよ」 憂「でもやっぱり知ってる作品の玩具の方が」 店員「うーむ」 子ども2「いや仕事しなよ」 帰り道 憂「店員さん良い人だったね」 子ども1「……」 憂「?」 子ども1「憂姉ちゃん、週末暇?」 憂「今のところ予定は無いよ」 子ども1「じゃ、じゃあこれ行かない?」 憂「ウルトラマンフェスティバル?」 子ども1「憂姉ちゃん好きそうだからさ……で、でも別に俺が行きたいだけだから! 勘違いすんなよ!」 憂「何も言ってないけど」 子ども1「……」 憂「……いいよ、行こうか」 子ども1「え、マジで」 憂「うん、マジマジ」 子ども1「こ、これチケット」 憂「ありがと、楽しみにしてるね。じゃあまた」タタタ 子ども1「……」 子ども1「…………っし!」グッ ~~~~~ 平沢家 ミライ『お前は僕と兄さん達が倒したはず!』 憂「ヤプールはしつこいなぁ」 メビウス『セヤーッ!』 憂「おお、ゼットンより強い!」 憂「メビウスも段々強くなってきたなぁ、地球は安心だね」 ミライ『光の国への帰還命令……』 憂「え?」 憂「大いなる危機……なんだろ?」 インぺライザー『……』 トリヤマ『なんだこいつは……』 憂「メビウスブレイブがやられちゃう!」 憂「ヒカリもいないし、どうすれば」 デデンデンデデン♪ タロウ『メビウス! 何故帰還しなかった!?』 憂テッペイ『ウ、ウウウ、ウルトラマンタロウだーーー!!』 タロウ『ストリウム光線!』 インぺライザー『……』ボカーン 憂「やった!」 憂「さ、再生した……」 タロウ『ウルトラダイナマイト!!』 憂「やっつけたけど……タロウもボロボロだ……」 インぺライザー『……』 憂「また出た!」 ミライ『僕が……メビウスなんです』 タロウ『インぺライザーは、私が倒す!』 メビウス『僕も戦います! 勝って……仲間達の元へ帰るために!』 タロウ『そうか……そうだな!』 憂「あの可愛いメビウスがこんなに勇ましく……」 メビウス『ハアァ……セヤッ!!』 憂「ファイヤーシンボルがメビウスの胸に!」 ミライ『……』 リュウ『帰ろうぜ、ミライ』 ミライ『はい!』 憂「正体を明かしても……リュウさん格好良い」ドキドキ 憂「これでメビウスも一安心だね、タロウも認めてくれたし」 ゲン『タロウ兄さんは許したらしいが、俺は許さん!!』 憂「ええ!? レオがメビウスをボコボコにした!? 酷い!」ムカムカ ゲン『その涙はなんだ! そんなものでリフレクト星人が倒せるのか!? 地球を守れるのか!?』 憂「メビウスだって頑張ってるのに!」 ミライ『あの人の言う通りです、僕はもっと強くならなければいけない』 憂「ミライくん……」 サコミズ『レオは何度負けても立ちあがって戦い続けた。どんな辛い事があっても』 憂「そう言えば仲間が円盤生物に……だから厳しく……レオさんごめんなさい」 リフレクト星人『手を出せばお仲間はお終いですよ?』 ゲン『レオーー!!』 レオ『イヤーー!!』 メビウス『ハアァーーー!!』 憂「原始人キックだ!!」 ゲン『お前達になら託せる、俺の……第二の故郷をな』 憂「素敵な笑顔……」 ヒカリ『俺は宇宙の危機を調査する』 憂「ヒカリも認められて良かった」 ジャシュライン『ジャーシュジャッシュジャッシュ』 憂「ウルトラの父降臨祭?」 イサナ『とっつぁん、元気でな……あとメビウスによろしく』 憂「爽やかな人だなぁ……絶対に人を騙したりしないよね」 幸夫『こうしていると、地球を持ち上げてるみたいじゃないか?』 憂「この学校は……」 80『シュワ!』 憂「80!」 メビウス『セアッ!』 80『シュア!』 リュウ『ミライ、お前のお兄さんの人形を持ってきてやったぞ』 憂「リュウさん……それはよく解んないよ」 ミライ『兄さん、生徒さん達と会ってあげて下さい』 80『それは出来ない。怪獣を倒すためとはいえ、私は勝手に彼らから離れてしまった』 憂「……」ウルウル ホー『……』 メビウス『テアッ!』 憂「怪獣が泣いてる?」 80『シュア!』 生徒達『あれは……80! 俺達の、ウルトラマンだ!』 幸夫『矢的先生……矢的先生ーー!!』 80『マイナスエネルギーが生み出した怪獣なら、私が倒す』 生徒達『あおーげばーとおーとしー我がー師のー恩ー』 コノミ『あの学校が……最後に生徒を80に会わせてあげたのかもしれませんね』 憂「うう、ぐすっ」ボロボロ 憂「あと少しだけ観たら寝よう、ゴモラとか出るしね」 ゾフィー『シュワ!』 憂「ゾフィー兄さんがUFOの群れを追い払ったよ!」 メフィラス『皇帝の御命令が下りましたねぇ』 グローザム『我ら暗黒四天王の手にかかれば』 デスレム『地球など容易く滅ぼせる』 ヤプール『しかしメビウスはやっかいだ』 憂「……」 憂「ヤプールか……」 憂「寝よう」 翌日、調理実習 先生「今日はクッキーを作りましょう」 梓「えいえい」カチャカチャ 純「混ぜるの下手」 梓「うるさいなー」 純「憂を見習って……あれ?」 憂「ふんふん」 純「チョコで何描いてるの?」 憂「ファイヤーシンボルだよ」 純(また始まった) 梓「後は焼くだけだね」 憂「私達の翼だね」 純「空飛ぶクッキーとかノーベル賞狙えるよ」 純「美味しい!」パリパリ 梓「そりゃー自分で作ったのは美味しいよ」ポリポリ 純「生意気な事言いつつも手が止まらないくせに」 梓「そう、こんな風に」ヒョイ 純「私の分取らないでよ!」 憂「喧嘩しないのー」 憂(いくつか持って帰ってお姉ちゃんにあげよう) 放課後 憂「ちょっと遅くなっちゃった……早く帰ってご飯作らなきゃ」 子ども1「憂姉ちゃん」 憂「あ、またお使い?」 子ども1「いやー今日は塾」 憂「大変だねぇ」 子ども1「ガキも楽じゃないんだよ」 憂「あはは……そうだ、これあげる」 子ども1「クッキー?」 憂「調理実習で作ったの。お姉ちゃんにもあげるから、1枚だけだけど」 子ども1「あ、ありがと」 憂「疲れた時には甘いものだよー、じゃあね」 子ども1(ガキで良かった……) 平沢家、リビング ヒルカワ『お前がメビウスなんだなぁ!』 唯憂「なんて悪い人!!」 エース『それが私の、変わらぬ願いだ』 平沢父「懐かしいなぁ」 ジャック『メビウス、デスレムを倒せ!』 平沢母「この郷さんはダンディな方ね」 セブン『ウルトラマンには、人間の力が必要なんだ』 憂「メビウスってよくやられるけど、そこが可愛い」 テッペイ『これは違う!』 平沢父「お、なんか見た事ある敵だ」 メフィラス『ウルトラマン!』 マン『シュワッチ!』 平沢父「いや懐かしいなぁ……ウルトラマンってこんなに強かったっけ?」 平沢母「娘と一緒にウルトラマンに夢中なお父さん可愛い」 トリヤマ『インぺライザーが13体ぃ!?』 憂「あんなのが13体もいたら地球はお終いだよぉ」 メビウス『ハァ、ハァ……』 唯「メビウス一人じゃ……」 ヒルカワ『GUYSはメビウスの存在を隠していたんだ!』 平沢母「あらあら」 平沢父「現実的に考えればこうなるよなぁ」 少女『メビウスを、信じています』 少年『頑張れメビウス!』 トリヤマ『ヒビノミライは、私の大切な部下だ!』 唯「おおー」 エンペラ星人『もうよい、余が手を下そう』 憂「……」ドキドキ メビウス『ウアアアアーーーー!!』 唯「メビウスが消された!」 平沢父「昔でいうゼットンみたいな奴か」 憂「ゼットンならメビウスが倒したよ」 ザムシャー『助太刀する!』 ツルギ『いくぞ!』 憂「皆が来てくれた!」 唯「でも皇帝は動かないで相手してるよ」 ザムシャー『これが……守るという事なのだな』 ミライ『ザムシャーーーー!!』 ヒカリ『惑星アーブよ……感謝する!』 リュウ『セリザワ隊長!』 唯「あ……ああ……」 憂「誰もエンペラ星人には勝てないの……?」 平沢母「他のウルトラマンさんは別のお仕事なのね」 唯「もうダメだぁ、全員負けちゃったよー!」 憂「ぐすっ」 平沢父「よしよし」ナデナデ ミライ『人間との絆が……僕らの力……』 リュウ『いこうぜ……皆で!』 テッペイ『リュウさんにナイトブレスが!』 ジョージ『いくぜアミーゴ』 マリナ『うん!』 コノミ『はい!』 サコミズ『GUYS! サリィゴー!!』 GUYS『GIG!! メビウーーース!!』 憂「わあぁ……」 メビウスFB『……』 エンペラ星人『人間と融合したか……』 サコミズ『ファイナルメテオール、起動!!』 メビウスFB『セアアーーー!!』 平沢父「おお、スペシウム光線」 憂「ちょっと違うよ」 エンペラ星人『ぐぬぅ……』 唯「まだ倒せないの!?」 憂「ファイナルメテオールまで使ってるのに……」 サコミズ『このままでは……』 ?『サコミズ……サコミズ……』 平沢母「あら? 新しいウルトラマンさん?」 ゾフィー『ヘアッ!!』 平沢父「ゾフィー!」 エンペラ星人『ぐぐぐ……』 憂「効いてる! ゾフィー兄さんのおかげだ!」 サコミズ『皆……今だ!!』 ミライ『了解!』 エンペラ星人『余が……光になっていく……』 唯「さらばエンペラ星人! もう来ないでね!」 ミライ『皆さん……本当に、ありがとうございました!!』 憂「……」ボロボロ 平沢母「ほら憂、ティッシュよ」 憂「うん」 平沢母「さ、もう寝なさい」 唯憂「はーい」 平沢父「……」 平沢母「どうしたの?」 平沢父「いや、親子でこういうのも悪くないなって。うち男の子いないからさ」 平沢母「ふふふ、そうね」 憂「じゃあおやすみ、お姉ちゃん」 唯「おやすみー」 憂「……」 唯「……」 憂「……」 唯「ミライくんは私の旦那」 憂「ずるいー!」 唯「憂にはティガがいるでしょ!」 憂「既婚者だし……」 10
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トップページ ロケーションリスト 【アイスボックス】 【アイスボックス】 基本情報 ロケーション名 アイスボックス 効果タイプ 公開型 テキスト お互いの手札にあるカード1枚のコストを+1する。 ロケーション効果 プレイヤー双方の手札からランダムに1枚ずつカードが選ばれ、そのカードのコストが+1されます。 ロケーションの公開時に、1回だけ解決されます。 この効果には「上限値」が設定されていません。コストの数値が7以上になる事もあります。類似の効果を持つ《アイスマン》は、コスト6以上のカードのコストを増やすことができません。 特殊な状況について ▶︎《ウェーブ》が出た場合 《ウェーブ》の公開時効果が発動した後も、このロケーションの効果によるコスト増加は残り続けます。 ▶︎《メビウス・M・メビウス》の影響 コストの数値を変える効果は、《メビウス・M・メビウス》の永続効果の影響を受けます。自分の《メビウス〜》の効果が持続中、コストが増えた自分の手札は、コストの数値が元に戻ります。 相手の《メビウス〜》の効果が持続中、コストが増えた自分の手札は、コストの数値を元に戻せなくなります。 両方のプレイヤーの《メビウス〜》の効果が持続中、両方のプレイヤーの手札はすべて、コストの数値が元に戻り、変化しなくなります。 アップデート履歴 2022/10/18 ・初期ロケーションとして実装されました。 ▶︎ロケーションリストへ戻る ▶︎トップページへ戻る
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機動戦士ガンダムSEED 開発元 開発先 自走砲 開発対象なし ハーフトラック 開発対象なし アジャイル 開発対象なし スピアヘッド Lv03+ スカイグラスパー リニアガン・タンク 開発対象なし メビウス Lv03+ メビウス(核装備)Lv04+ メビウスゼロ スカイグラスパー Lv02+ スピアヘッドLv03+ コスモグラスパー ザウート Lv02+ ガズウート ジンオーカー Lv02+ ジン ジン Lv02+ ジンオーカーLv02+ 長距離強行偵察複座型ジンLv02+ ジンハイマニューバLv03+ シグー ストライクダガー Lv03+ ロングダガーLv03+ ダガーLv03+ ダガーL 長距離強行偵察複座型ジン Lv01+ ジン メビウス(核装備) Lv01+ メビウス グーン Lv03+ ゾノLv03+ アッシュ M1アストレイ Lv02+ M1アストレイ(シュライク)Lv03+ M1AアストレイLv03+ アストレイ レッドフレーム シグー Lv01+ ジンLv02+ ディンLv03+ ゲイツ ゾノ Lv02+ グーンLv03+ アッシュ バクゥ(ミサイル装備) Lv02+ バクゥ後期型(ミサイル装備) メビウスゼロ Lv01+ メビウスLv03+ エグザス ラゴゥ Lv01+ バクゥ後期型(ミサイル装備) ディン Lv01+ シグーLv02+ バビ ゲイツ Lv02+ シグーLv03+ ゲイツR ブリッツガンダム Lv03+ フォビドゥンガンダム デュエルガンダム Lv02+ デュエルダガーLv03+ デュエルガンダム アサルトシュラウドLv03+ ストライクガンダム ストライクガンダム Lv02+ ストライクダガーLv03+ ストライクルージュ バスターガンダム Lv03+ カラミティガンダム ストライクルージュ Lv01+ ストライクガンダムLv02+ ストライクルージュIWSP イージスガンダム Lv03+ レイダーガンダム デュエルガンダム アサルトシュラウド Lv01+ デュエルガンダム レイダーガンダム Lv02+ イージスガンダム カラミティガンダム Lv02+ ソードカラミティ フォビドゥンガンダム Lv02+ フォビドゥンブルー ジャスティスガンダム Lv03+ インフィニットジャスティスガンダム フリーダムガンダム Lv03+ ストライクフリーダムガンダム プロヴィデンスガンダム Lv02+ XアストレイLv03+ レジェンドガンダム ジャスティスガンダム(ミーティア) 開発対象なし フリーダムガンダム(ミーティア) 開発対象なし 逆引 開発先 開発元 自走砲 ハーフトラック アジャイル スピアヘッド Lv02+ スカイグラスパー リニアガン・タンク メビウス Lv01+ メビウス(核装備)Lv01+ メビウスゼロ スカイグラスパー Lv03+ スピアヘッドLv02+ コスモグラスパー ザウート Lv02+ ガズウート ジンオーカー Lv02+ ジン ジン Lv02+ ジンオーカーLv01+ 長距離強行偵察複座型ジンLv01+ シグーLv02+ ジンワスプLv01+ ジンハイマニューバ ストライクダガー Lv02+ ストライクガンダムLv01+ ダークダガーLLv01+ ダガーLLv01+ ロングダガーLv01+ ダガー 長距離強行偵察複座型ジン Lv02+ ジン メビウス(核装備) Lv03+ メビウス グーン Lv02+ ゾノLv02+ アッシュLv03+ ジンワスプ M1アストレイ Lv01+ M1アストレイ(シュライク)Lv01+ M1AアストレイLv02+ アストレイ ブルーフレームLv02+ アストレイ レッドフレームLv02+ アストレイ ゴールドフレーム シグー Lv03+ ジンLv01+ ディンLv02+ ゲイツLv01+ シグーディープアームズ ゾノ Lv03+ グーンLv02+ アッシュ バクゥ(ミサイル装備) Lv01+ バクゥ後期型(ミサイル装備) メビウスゼロ Lv04+ メビウスLv02+ エグザス ラゴゥ Lv03+ バクゥ後期型(ミサイル装備) ディン Lv02+ シグーLv02+ バビLv01+ AWACSディン ゲイツ Lv03+ シグーLv01+ ゲイツR ブリッツガンダム デュエルガンダム Lv01+ デュエルガンダム アサルトシュラウドLv04+ デュエルダガー ストライクガンダム Lv03+ デュエルガンダムLv01+ ストライクルージュLv01+ ストライクルージュIWSP バスターガンダム Lv03+ バスターダガー ストライクルージュ Lv03+ ストライクガンダム イージスガンダム Lv02+ レイダーガンダム デュエルガンダム アサルトシュラウド Lv03+ デュエルガンダム レイダーガンダム Lv03+ イージスガンダム カラミティガンダム Lv03+ バスターガンダムLv02+ ソードカラミティ フォビドゥンガンダム Lv03+ ブリッツガンダムLv04+ フォビドゥンブルー ジャスティスガンダム Lv01+ インフィニットジャスティスガンダム フリーダムガンダム Lv01+ ストライクフリーダムガンダム プロヴィデンスガンダム Lv02+ レジェンドガンダムLv03+ Xアストレイ ジャスティスガンダム(ミーティア) フリーダムガンダム(ミーティア)
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