約 4,245,484 件
https://w.atwiki.jp/mgspwcapture/pages/18.html
未完成抑止版にて 壁紙をもらう。 体験版のミッションを高レベルでクリアすると壁紙を手に入れることができる。 壁紙はランクC、B,A,SとあるがAランクから入手が可。 AとSでは入手できる壁紙が異なる。 Aランクではスネークの顔が映った壁紙が入手でき、Sランクではコジマプロダクションのスタッフの集合した、壁紙が手に入る。 小島監督を仲間にする。 火山口のトラックの積み荷を探すところのある63824の番号のトラックに小島監督が潜んでいる。 見つけると仲間になる。 能力は医療と諜報がS。 モンスターハンターのミッション出現法 1、チコのブリーフィングファイルをすべて聞く。 2、【EXTRA OPS 029】をやる 3、ボート置き場にトレニャーがいるので近づく 4、ムービーが始まる。 5、【EXTRA OPS 121】《狩猟クエスト・リオレウス》がミッション欄に出る。 海水パンツ(ユニフォーム)入手法 EXTRA OPS 67 ランクSでクリア後、橋に出現。 ビキニトップ(ユニフォーム)入手法 EXTRA OPS 68 ネイキッドもしくは海パンでミッションに行くと橋に出現。 ミラー(ユニフォーム) EXTRA OPS 68 をランクSでクリア。 アマンダ(ユニフォーム) EXTRA OPS 67 をランクSでクリア。 ステルス迷彩(設計図)入手法 EXTRA OPS 50 をランクSでクリアする。 パトリオット(設計図)入手法 EXTRA OPS 68 で気絶しているカズから入手が可能。 無限バンダナ(設計図)入手法 EXTRA OPS 119 をSランクでクリアする。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4227.html
メタルギアソリッド スネークイーター 3D 【めたるぎあそりっど すねーくいーたー すりーでぃー】 ジャンル タクティカル・エスピオナージ・アクション 対応機種 ニンテンドー3DS メディア 4Gbyte3DSカード 開発元 コナミデジタルエンタテインメント(小島プロダクション)イマジカデジタルスケープ(バウハウス・エンタテインメント)ヘキサドライブオーツー 発売元 コナミデジタルエンタテインメント 発売日 2012年3月8日 定価 通常版 5,980円本体同梱版 22,980円 プレイ人数 1人 セーブデータ 1個 レーティング CERO D(17才以上対象) コンテンツアイコン 恋愛、セクシャル、暴力、犯罪 配信 DL版 2014年12月16日/4,500円 判定 良作 ポイント 『メタルギアソリッド』シリーズ初の任天堂携帯機作『MGS PW』をベースに『MGS3』をリメイク立体視対応により迫力・臨場感がアップオリジナルのPS2版よりフレームレートが低下それでも3DSにしては頑張っているクオリティストーリーなどゲーム内容自体に大きな変更は無し メタルギアシリーズ 概要 評価点・特徴など 問題点 総評 余談 概要 『MGS3』のシステムや操作性を『MGS PW』準拠にリメイクした作品。蛇柄仕様の3DS本体同梱版も限定販売された。 『メタルギア』シリーズが任天堂携帯機で発売されたのはGBの『ゴーストバベル』以来である。 据置機ではFCで『メタルギア』が、ゲームキューブでは『MGS1』のリメイクである『ザ・ツインスネークス』が発売されている。 また、『メタルギアソリッド』シリーズとしては本作が初の任天堂携帯機作品。 立体視はもちろん、グラフィックも色鮮やかに作り直してあり、ジャイロセンサーの機能を使った不安定な足場でのバランス調整、下画面にマップや体力ケージ、敵兵の警戒状態の表示、サバイバルビュアーを集約、タッチでの装備の着脱、写真や画像で迷彩服を作れる「フォトカムフラージュ」など、3DSならではの機能が搭載されている。 プラットフォームが任天堂ハードになったため、ケロタンに代わり『マリオ』シリーズの「ヨッシー」が登場。 対応する迷彩服も「フルーツ迷彩」に変更されたほか、配置も殆どがオリジナル版とは異なるものとなっている。 評価点・特徴など 追加された要素 『MPO』『MGS PW』などの作品で培った、携帯機でメタルギアをプレイするためのノウハウを活用しており、『MGS PW』のシステムや操作を搭載。 中腰移動・肩越し視点(*1)・照準表示・アクションアイコン・ヒットエフェクトなど。アクションアイコンとヒットエフェクトに関しては設定で自由にオンオフが切り替えられる。 『MGS4』や『MGS PW』準拠のシステムが搭載されたことにより、初心者でも快適なプレイが行えるようになっている。 別売りの拡張スライドパッドを装着すればカメラ操作が快適になる。逆に言うとオリジナル版経験者はこれでないとカメラ操作が厳しい(後述)。 写真を迷彩服として使用できる、「フォトカムフラージュ」の追加。 3DS本体のカメラやゲーム内アイテム「デジタルカメラ(*2)」等で撮影した写真や画像などを、迷彩服として装着可能。 使用した写真と地形には相性があり、その効果はピンキリ。相性が良ければホフク状態でカムフラージュ率100%を叩き出すことも。 なお、装備したフォトカムフラージュはムービーにも反映される。柄によっては雰囲気を壊しかねないのでその点には注意。 上述の中腰移動と合わせると、高カモフラージュ率とある程度の移動速度を両立したプレイが可能。 操作性の改善点 武器構えの操作がわかりやすくなった。 使用する武器にかかわらず「Lボタンを押しながらRボタンで攻撃」という操作に統一された。 これにより、オリジナル版やHD版の感圧操作で問題となっていた「銃器の暴発」の危険性はほぼ無くなった。 装備品の切り替えやサバイバルビュアーがタッチパネルに集約されているため、メニューを開かずにマップの確認ができる(*3)などオリジナル版よりもテンポよく進められる。なお、動体探知機やアクティブソナーで探知した敵兵や動物などの位置もマップ内に表示されるようになり、視認性が上がった。 下画面には武器や食料の使用・交換へのメニューに直接移動できるアイコンがあるため、いちいちメインメニューを開く必要がなくなっている。 サプレッサーの着脱やアイテム(虫ジュースなど)の使用も、メニューを開くこと無くリアルタイムで行うことができるようになった。 3DSには本体機能としてスリープ機能があるため、中断プレイで休みながらのプレイも可能となった。 長期プレイも必要となる本作と相性が良く、この機能の恩恵により初プレイだと長期戦になりやすいジ・エンド戦や、グロズニィグラード脱出がやりやすい。 他にも、捕獲した食料を腐らせずに持っておく、といったことも可能。 これは据え置きでの発売であったオリジナル版にはできない、携帯機ならではの利点であろう。 グラフィック、サウンド ハードの関係上グラフィックはオリジナル版やHDエディションと比較すれば解像度の低さが目立つものの、3DSとしてはかなりの高水準。従来の携帯作品では表示されなかったゲームパート中の出血表現も実現している(*4)。 特にテクスチャや光源処理はオリジナル版より強化されており、解像度の低さやポリゴン数の少なさという短所を補っている。 問題点で記述するようにオリジナル版よりフレームレートが下がり、処理落ちも増えているもののPS2(*5)よりポリゴン生成能力の劣る3DSで美しいジャングルを可能な限り再現した上で立体視に対応し、ゲームプレイに耐えうるフレームレートを実現した点は見事と言える。 立体視による演出は非常に好評。オリジナル版から臨場感や迫力がパワーアップした。またジャングルが舞台ということもあり、立体視との相性は抜群。 また本編中のムービーの一部分が3DSの立体視を意識したカメラアングルになっている他、本作専用に一部新規ムービーがある。 3DSとしては大容量の4GBカートリッジを採用。原作の醍醐味である無線・ムービーはフルボイス・リアルタイムレンダリングで収録されている(*6)。ケロタンがヨッシーに代わったことや操作方法の変更から一部音声が新録されている。 ヨッシーの無線に関しては、『大乱闘スマッシュブラザーズX』を遊んだプレイヤーはニヤっとくるのではないだろうか。 サウンド面に関しては3DSは擬似サラウンド出力に対応しているため、オリジナルやHDエディションの据え置き版に一切引けを取らない。またイヤホンを使用した場合でも充分な臨場感を得られる。 その他 新規プレイ時の質問の選択肢が追加(*7)。『HDエディション』では使用不可能なバナナ迷彩も入手できる。 難易度選択からVERY EASYとEUROPEAN EXTREME(*8)が無くなり、EASYとEXTREMEがそれぞれ近いものになっている。 現在および総合のプレイ状況を確認できるようになった。現在のプレイ時間や殺傷人数、使用した特殊アイテムなども逐一確認でき、高レベルの称号を取得する際に役に立つ(*9)。 取得済みの称号や、まだ取得していない称号のヒントなども確認可能。 クリア時の称号が『MGS4』のように条件を満たしたもの全てが取得できるようになった。称号をコンプリートすると国旗のフェイスペイントが手に入る。 問題点 操作性の問題 オリジナル版で使い勝手の良かった主観視点での左右ステップ・背伸びが行えなくなった。 これは要するに「遮蔽物に隠れつつ、自分は発見されることのないまま対象を一方的に視認・攻撃できる」というもの。当然超強力なテクニックであるため、オリジナル版経験者にとってはこれができないだけでも難易度は大きく上がってしまった。 俯瞰カメラへの切り替えが不可能になった。 一部のマップでは俯瞰カメラを使った方が見通しがきく場合もあるので、原作をプレイしたプレイヤーから不満が出た。 拡張スライドパッド無しの操作はカメラ操作などがPWのシューター操作(『MGS4』ベース)になるのだが、この操作だとカメラ移動を活用する一部イベント戦がきつくなってしまう。このためオリジナル経験者は拡張スライドパッドでのプレイが推奨されている。 拡張スライドパッドを使用する場合、カメラ操作は右スライドパッドで行い、拡張スライドパッド無しの場合は、カメラ操作は A・B・X・Y ボタンに割り当てられる。 PSPで発売された『MPO』や『MGS PW』で選択できた「左手はアナログパッドでの移動と十字キーでの視点変更、右手はアクション」という操作(いわゆるモンハン持ち)に慣れたプレイヤーからすると、携帯機という共通点がありながら操作性が極めて悪い。 『MGS PW』ではご丁寧に3種類もの操作体系があっただけに、手抜き感が否めない。 本作で追加されたジャイロセンサーによる足場のバランス調整はむしろやりにくくなっただけであり、携帯機なのに寝転んでプレイできないなど評判が悪い。 これに関しては、何故オプションでジャイロ操作と通常の操作に切り替えるなどといったことが出来なかったのか、などと言う意見も多い。 元々ジャイロセンサーによる足場操作自体、本作の紹介ムービーや発売前のe-shopの体験版や先行体験会でも評判が悪く、本作の地雷要素として警戒されていた。ゲーム中の難所でジャイロ操作を要求されることがないのだけまだマシといえるが。 視認性の問題 3DS自体の画面解像度が低いため、遠方の敵兵などを確認しづらい場合がある(*10)。 特に問題となってくるのが、グロズニィグラード滑走路に置かれているヨッシーを撃つ時。それこそヨッシーの姿が緑色の点にしか見えないほどで、狙撃難易度は極めて高い。 ハードの仕様であるため不可避かつ仕方がない点ではあるが、画面が小さいことに起因する見づらさもある。 システム面の問題 セーブデータが1つしか作成できない。そのため強敵との戦いの前に別のセーブデータを使って練習するようなことができない。 周回前提のもと強い仲間を集めていく『MPO』や幾多のミッションを繰り返す『MGS PW』でもセーブデータ枠は複数用意されていただけになおさらこの点が目立ってしまう。 代わりに周回時に難易度選択ができるようになっている。クリア特典も引き継ぐため、高難易度がクリアしやすくなっている。 フレームレートが低下しており処理落ちも増えている。雨や霧のマップなどでの処理落ちもオリジナルから改善されないままである。 数値としてはオリジナル版が30fpsで、3DS版が20fps。 3Dやエフェクト表示をオフにすることである程度はマシになるが、根本的な解決策ではない上、3DS版の目玉要素も減ってしまう。 どちらかと言うとフレームレートが目に見えて問題になるのはプレイ中よりもムービーの方である。激しいアクションのあるムービーはカクつきが目立つ。 オミットされた要素 敵を探知するアイテムである生体センサーが無くなった。 「敵が近づくとコントローラの振動で知らせる」という仕組みの都合上、今作では再現できなかったものと思われる。 ただし、同じ携帯機であるHD・PSV版では「アイコンの点滅とソナー音(敵には聞こえない)で知らせる」という形でオリジナル版の性能を再現している。 残念ながらHD版と同じくガイ・サベージや猿蛇合戦などといったミニゲームは収録されていない(*11)。 食事とキュアーをする際のムービーが削除された。 細かいことではあるのだが、ナイフなどで草やロープを切ることが出来なくなった。プレイに大した影響はないが。 上述の通りVERY EASY(VE)とEUROPEAN EXTREME(E-EX)はオミットされた。 前者はEASYに、後者はEXTREME(EX)に統合されている。VEとEASYにおける顕著な差は少ないため大した影響はないのだが、問題は後者。 E-EXの「発見即ゲームオーバー」の仕様がEXに持ち込まれたため、EXでは常に隠密プレイを強要されることとなり、結果としてEXにおける遊び方が大きく制限されてしまっている。 ノーアラート目標でのプレイングに限れば影響は大きくないが、そうではない普通の無制限プレイやアラート・殺傷上等のお遊びプレイなどが一切許容されないという点は明確に欠点である。 その他 発売当初、拡張スライドパッドを使用した状態で特定の場所でスリープするとフリーズ、最悪取り返しのつかなくなる恐ろしいバグが存在した。現在は修正パッチが配布されている。 PS2版のバグは消滅しているが、細かい部分でもバグがあったり、裏技の一部や隠しコマンドの入力が出来なくなっている。一応これもいくつかのバグは、上記のバグとともに修正パッチで修正されている。 録音環境が悪かったのか新録された音声(特に銀河万丈氏)の音質が悪い。またシギントの新規音声による説明が間違っていたりする。 HDエディションとの比較になるが、値段が5,980円とHD版より比較的高い。 据置機版よりやや高い上に、同じ携帯機であるPSV版に至っては『MGS2』『MGS3』同梱の上に1,000円近く安い。 もちろんHD版より迷彩や追加要素は多いし、一応値段が高い理由としては本作はリメイク扱いとなっているからもしれないが、実質アレンジ移植に近いのもあり値段に関しては批判が多い。 また、本作は3DS発売前の2010年のE3から既にハイクオリティなデモ映像付きで発表されていたのにもかかわらず、何故か後発の『MGS2』『MGS3』同梱のHD版より発売が遅く(*12)時期も3DS発売から1年以上過ぎた状態だったこともHD版との比較に拍車をかけてしまった(*13)。 総評 リメイク作といっても基本的には原作をベースに『MGS PW』のシステムを搭載したもの。 操作性や難易度は初心者でも楽しめるようになっており、どちらかといえば『MGS PW』など近年の作品で『MGS』を知った層向けの作品といえる。 3DS版の発売前に『メタルギアソリッド HDエディション』が発売されており、従来のファンからはどうしても比較されがちだが、追加要素は概ね好評。 特に立体視で描かれるジャングルやムービーの迫力は他バージョンでは味わえない本作ならではの魅力である。 原作を違った形で楽しみたいなら購入する価値は充分にあるだろう。 余談 本作のプロデューサーである松花賢和氏は、発売前のインタビューにて「すれちがい通信に対応するか?」という質問に対し、「詳細は話せないが、対応は決定している」という旨の回答を行ったが、実際にその機能が搭載されることはなかった。 小島監督のインターネットラジオ番組「ヒデラジ」にて、小島監督が今作に対するネガキャンとも取れる発言を行ったために、それに対して不満を表すユーザーもいた。 内容は「綺麗なPSV版に比べたら3DSは××(ピー音)」というようなもの(*14)。 一応、開発側は直後に操作性やしゃがみ歩きなどの追加要素の良さを挙げてフォローしている。 小島監督は3DS版の開発には関わっていないものの、コナミの副社長(当時)としての立場を考えれば非常識な発言ではある。 2023年5月25日には本作に次ぐ『MGS3』の2度目となるリメイク『METAL GEAR SOLID Δ(デルタ) SNAKE EATER』がPS5/XSX/Win向けに発表されている。
https://w.atwiki.jp/mgdb/pages/44.html
タイトル METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS よみがな めたるぎあ そりっど ぽーたぶる おぷす 発売日(日本) 発売機種 PS2/PS3(HD)/3DS(3DS) 前作 メタルギアソリッド2サンズオブリバティ 次回作 メタルギアソリッド4ガンズオブザパトリオット 目次 目次 概要 メタルギアソリッドポータブルオプスプラス 関連商品 関係のありそうなページ 概要 メタルギアソリッドポータブルオプスプラス 関連商品 関係のありそうなページ 取得中です。 上へ
https://w.atwiki.jp/mgsp/pages/4.html
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【まおりゅう】八星之紋章交換のおすすめ交換キャラ - AppMedia(アップメディア) Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」:時事ドットコム - 時事通信 マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】チャンピオンズミーティングの攻略まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) サモンズボード攻略wiki - GameWith 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトの評価と性能詳細【UNITE】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ガーディアンテイルズ】ギルドレイド戦(秘密の研究所)の攻略とおすすめキャラ【ガデテル】 - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ” - 沖縄タイムス 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】アップデート情報・キャラ調整まとめ - ポケモンユナイト攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex】シーズン11の新要素と最新情報まとめ【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) ロストジャッジメント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Among us】新マップThe Airship(エアシップ)の解説【アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) ハーネスについて小児科医の立場から考える(坂本昌彦) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ゼルダ無双攻略Wiki|厄災の黙示録 - AppMedia(アップメディア) ウマ娘攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) ゲトメア(ゲートオブナイトメア)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】リセマラ当たりランキング - 白夜 極光 wiki - Gamerch(ゲーマチ) お蔵入りとなった幻の『スーパーマリオ』 オランダの博物館でプレイ可能?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「ITreview Best Software in Japan 2021」のTOP50に選出 - PR TIMES 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) 【B4B】近接ビルドデッキにおすすめのカード【back4blood】 - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンスナップ攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 富野由悠季「ブレンパワード」作り直したい!ファンを前に意欲(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ウマ娘】査定効率から見た取るべきスキルとおすすめキャラ【プリティーダービー】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】カズヤの評価とコンボ【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wiki「NotePM」が「ITreview Grid Award 2021 Fall」で、チームコラボレーションとマニュアル作成部門において「Leader」を5期連続でW受賞! - PR TIMES メモ・ドキュメント・wiki・プロジェクト管理などオールインワンのワークスペース「Notion」が日本語ベータ版提供開始 - TechCrunch Japan 【ギアジェネ】リセマラ当たりランキング【コードギアス】 - ギアジェネ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンスターファーム2(MF2)攻略wiki|アプリ・Switch移植版 - AppMedia(アップメディア) 文芸誌『早稲田文学』のホラー特集号が発売開始。ガッチマン氏とVTuberらとの「ホラーゲーム実況対談」のほかSCP財団やChilla s Artも(電ファミニコゲーマー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ブラサジ】最強キャラTierランキング【ブラックサージナイト】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】鬼滅の刃コラボ情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【SPAJAM2021】第3回予選大会は「クイズ!WIKIにゃんず!」を開発したチーム「かよちゃんず」が最優秀賞! | gamebiz - SocialGameInfo 検索結果における「ナレッジパネル」の役割とは・・・ウィキメディア財団とDuckDuckGoの共同調査 - Media Innovation ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn」にて「コラボレーション部門」を受賞! - PR TIMES Wikipediaが「中国人編集者の身の安全を守るため」に一部の編集者アカウントをBANに - GIGAZINE 【ドッカンバトル】3.5億ダウンロードキャンペーン最新情報 - ドッカンバトル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) BTS(防弾少年団)のV、8月のWikipedia閲覧数が韓国アーティストで1位!グループでは4ヶ月連続トップ - Kstyle 【イース6オンライン】リセマラ当たりランキング|召喚ガチャの開放条件は? - Gamerch(ゲーマチ) BacklogからNotePMへwiki情報を自動API連携する「Backlog to NotePM」をSaaStainerに掲載開始 - PR TIMES ライザのアトリエ2攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 真女神転生3リマスター攻略Wiki|メガテン3 - AppMedia(アップメディア) タスクも文書もWikiもデータベースもまとめて管理できる「Notion」とは? - ASCII.jp ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が、見るだけ専用ユーザー『無料』の新プランを発表! - PR TIMES 【かのぱず】リセマラ当たりランキング【彼女お借りします】 - Gamerch(ゲーマチ) 【乃木フラ】リセマラの必要はある?【乃木坂的フラクタル】 - Gamerch(ゲーマチ) メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】生放送まとめ|パワフェス2021 - パワプロ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトのおすすめビルド(わざ・持ち物) - Gamerch(ゲーマチ) ルーンファクトリー5攻略wiki|ルンファク5 - AppMedia(アップメディア) シャーマンキングふんばりクロニクル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 簡単操作で自分専用Wikiを構築できるMarkdownエディタ「Obsidian」のモバイル版を使ってみた - GIGAZINE ディーサイドトロイメライ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 情報マネジメントツール「Huddler」がwiki機能を刷新 - PR TIMES シェアエコ配送アプリ「DIAq(ダイヤク)」のアンカーアプリで、高層ビル・商業施設の入館方法などお役立ち情報をまとめた「DIAqwiki」を公開 - アットプレス(プレスリリース) 異常熱波のカナダで49.6度、いま北米で起きていること(森さやか) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ツイステ】マスターシェフの攻略~辛味のふるさと~【料理イベント】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ラグナロクオリジン】リセマラは不要?おすすめ職業は?【ラグオリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【バイオミュータント】2.02アプデ|アップデート1.4情報 - バイオミュータント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ニーアレプリカントリメイク攻略wiki|ver.1.22 - AppMedia(アップメディア) 【ウマ娘】ゴルシウィークはいつから?キャンペーン情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) シーズン66 - 【超速GP】ミニ四駆 超速グランプリ攻略まとめwiki - 電撃オンライン 乃木坂的フラクタル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 「こんなことになるとは…」13年前のエイプリルフールについた“嘘”がネットで… ある男の告白(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki)「Nerve」シードラウンドで総額約3500万円の資金調達を実施 - PR TIMES Nerve - 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki) ローンチカスタマー募集開始のお知らせ - PR TIMES パニシンググレイレイヴン(パニグレ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ひなこい】最強ひな写ランキング - ひなこい攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』における「農林水産省攻略wiki説」は本当なのか? - AUTOMATON スタスマ攻略Wiki【スタースマッシュ】 - Gamerch(ゲーマチ) 無料とは思えない多機能っぷりなWikiインフラ「Wiki.js」レビュー、自前でホスト&外部サービスと連携可能 - GIGAZINE Microsoft Teamsの基本と活用(24) TeamsのWikiを使う - マイナビニュース 『ゲーミングお嬢様』での提起が話題に “企業系wiki”に横たわる問題点とは - リアルサウンド 「エイリアンのたまご」,自動周回機能と公式wikiが登場 - 4Gamer.net 【リゼロス】Re ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories攻略まとめwiki - 電撃オンライン 【世界初!】モノの背景を全方位で執筆できるVintage Wiki「VOV」を正式リリース - PR TIMES 足もとのベストアンサーを“編集”! Wikiペディキュア! - ビューティ特集 | SPUR - SPUR.JP パワプロ2021/2020攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ヌーラボ、「Backlog」の絵文字入力の補完機能やWiki編集の自動マージ機能を改善 - CodeZine(コードジン) ヌーラボ、プロジェクト管理ツール「Backlog」の絵文字入力の補完機能・Wiki編集の自動マージ機能を修正改善 - PR TIMES Backlog、Wikiにファイル添付が容易にできる機能をリリース -- グローバルバーの視認性改善なども実施 - PR TIMES GK川島、パンチング失点でWiki書き換え炎上 「セネガル代表」「プロボクサー」... - J-CASTニュース Wikipediaで「ヒト」を象徴する画像が、タイの男女に決まるまで 5年の激論を経て選ばれた「1枚」の物語 - WIRED.jp
https://w.atwiki.jp/niconicojikyouplay/pages/2341.html
【ゲーム】似非オタコンが実況するメタルギアソリッド2 【作者名】軽石モン 【完成度】【完結】( 08/10/06~ 09/01/18) 【動画数】40+4(part1・2画質修正版及びpart15ほぼノーカット版)+1(最終回OPリメイク版) 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/8699622 【備考】 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/9597.html
本記事はVer.1.5.0時点での評価となります。 メタルギアソリッド マスターコレクション Vol.1 【めたるぎあそりっど ますたーこれくしょん ぼりゅーむわん】 ジャンル タクティカル・エスピオナージ・アクション 対応機種 Nintendo Switchプレイステーション4プレイステーション5Xbox Series X/SWindows(Steam) 発売元 コナミデジタルエンタテインメント 開発元 コナミデジタルエンタテインメントM2(*1)ロケットスタジオ(*2) 発売日 2023年10月24日 定価 7,480円(税込) プレイ人数 1人 レーティング CERO D(17才以上対象)(*3) 備考 PS4/XSX版はダウンロード専売海外ではXSXにもパッケージ版あり 判定 良作 ポイント 『MGS』シリーズの集大成となるオムニバス海外でのみ発売されていたタイトルまで収録読み応えのあるマスター シナリオブック メタルギアシリーズ 概要 収録タイトル 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 世界が再び、息を潜める 概要 人気ステルスアクション『メタルギア』シリーズの集大成となるオムニバス移植第1弾。 近年のコナミが展開している過去作品のコレクションシリーズ同様、おまけ要素を追加した移植となっている。 後述の通り、厳密には各作品の「マスターコレクション版」のバンドルという扱いで、『MGS1』〜『MGS3』については単品販売も存在する。 Switch/PS5にはパッケージ版も存在し、メディアとしては1つにまとまっているが、挿入すると下記のソフトが別ソフトとして並んだ状態で表示される。 なお、Switch版はパッケージ版でも別途データをダウンロードする必要がある。詳細はこの記事を参照。 収録タイトル 各タイトルにはシリーズの設定や攻略情報を記載した「マスターブック」と、過去に発売された書籍「シナリオブック」の電子版が収録されている。 無料DLCの言語パックをダウンロードすることで、他言語でのプレイにも対応。 個別版タイトル 収録作 備考 メタルギア メタルギア2 ソリッドスネーク メタルギア 『MGS HD』収録版準拠の移植。英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語版も収録されている。セーブデータは日本語以外の各言語間で共有可能だが日本語版との共有はできない。ソフトは個別にダウンロードされるが、下記『MGS』とセットの扱いで単品販売はない。 メタルギア2 ソリッドスネーク メタルギアソリッド(マスターコレクション版) メタルギアソリッド 無料DLCで北米版と欧州版(*4)もプレイ可能。 メタルギアソリッド インテグラル 本作中では日本語字幕・英語音声でプレイできる唯一のソフト。無印日本版のクリアデータをセーブデータ編集で入れるとニューゲーム時に敵配置が変わる仕様も再現。 METAL GEAR SOLID VR MISSIONS 無料DLC。それぞれ北米と欧州で発売された『インテグラル』のVRディスク単独の商品。国内版とは一部変更点が存在している(*5)。 METAL GEAR SOLID SPECIAL MISSIONS メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(マスターコレクション版) メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ 『MGS HD』版ベースでの移植。無料DLCで英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語版もプレイ可能。セーブデータは日本語以外の各言語間で共有可能だが日本語版との共有はできない。 メタルギアソリッド3 スネークイーター(マスターコレクション版) メタルギアソリッド3 スネークイーター 『MGS HD』版ベースでの移植。無料DLCで北米版(*6)と欧州版(*7)もプレイ可能。セーブデータは日本語以外の各言語間で共有可能だが日本語版との共有はできない。 メタルギアソリッドマスターコレクション Vol.1ボーナスコンテンツ メタルギア (FC) 『MG』は英語版もプレイ可能。『Snake s Revenge』は日本語未収録。『バンドデシネ』の2作品は別途ダウンロードが必要。左記のソフトのほか、デジタルサウンドトラックを収録。『マスターコレクション Vol.1』にのみ付属し、単品販売はない。 Snake s Revenge メタルギアソリッド バンドデシネ メタルギアソリッド2 バンドデシネ 評価点 良好な移植度と豊富なボリューム 後述する軽微な移植ミスこそ見られるがそれらもアップデートで改善されており、基本的には問題なくプレイ可能となっている。 各バリエーションや電子書籍も含めれば膨大なボリュームとなる。定価だけ見ると決して安い値段ではないが、コストパフォーマンスそのものは非常に優秀。 『MGS』はPS版をエミュレーション動作で移植している。 サイコ・マンティスのセーブデータを読み込むイベントのためだけに仮想メモリーカードを編集する機能が搭載されており、反応する他タイトルのセーブデータも全て用意されている。当時そのままの遊びを再現してくれているのは嬉しいところ。 同ボス戦の読心能力を回避する方法についても、原作そのままの方法の他に、L+Rで開く専用メニューで設定可能にする形でも実行可能としている。 スナイパー・ウルフ2戦目後のディスク入れ替えもそのままだが、同場面になると自動的にディスクを入れ替える処理を行い、ディスクを入れ替える専用の演出まで用意されているこだわりよう。日本・インテグラル・北米・欧州版でディスクのデザインが違うという細かい部分まで再現。 例の「パッケージの裏」は、オンラインマニュアルを開いた際に表示される表紙を裏返すと原作のパッケージ裏が収録されているという遊び心も。 オンラインマニュアルを開く前にゲーム内で表示されるため、仮にオンラインマニュアルが消滅したとしても参照不可になる心配は無い。 パッケージ販売されているSwitch/PS5版のパッケージ裏にもバッチリ載っている。 インテグラル版も同時収録されたため、日本語音声のイベントシーンとインテグラル版限定要素を1本のソフトで楽しめるようになった。 細かい点だが、ボタンのアイコンもPS版の雰囲気を崩さないまま各機種に合わせたアイコンに差し替えられている。 『MGS2』『MGS3』は『MGS HD』に存在した移植ミス(*8)がほとんど修正されている。 『MGS2』はVer.1.5.0でポーズ中にL+Rを押すと開く新規のポーズメニューが追加され、一部設定の変更やオンラインマニュアルの閲覧、ソフトリセットを使わずにタイトル画面やメインメニューに戻ることができるようになった。これにより、ソフトリセットの反応が悪い場合でも遊びやすくなった。 『MGS3』はオリジナル版やPS3/360版でも存在していた処理落ちが軽減されているため、これまでの移植で一番遊びやすい。オンラインマニュアルには原作の説明書に収録されていたコミックもちゃんと収録されている。 『MGS HD』収録作に加え、ボーナスとしてFC/NES版『MG』と国内未発売だった『Snake s Revenge』が収録され、DLCの『VR MISSIONS』『SPECIAL MISSIONS』まで含めれば収録タイトル数は11タイトルとボリュームも増している。 特に『Snake s Revenge』はプレイするためのハードルが高かったこともあり、本作での収録は喜びの声が上がった。 『MGS』の収録も『MGS HD』ではPS3版限定要素(*9)だったため、ようやく他ハードでもプレイ可能になった。 『MGS2』『MGS3』本編及びPS2版『MG』『MG2』のセーブ・ロード時間は本元のPS2では長かったが、本作では高速化された『MGS HD』よりもさらに短くなっている。 PS5版はまさに一瞬と言えるほどに速いが、本作対応ハードの中ではスペックの劣るSwitch版でも充分速くなっており、機種性能の差に悩まされることはない。 『MGS HD』では追加されたメニュー画面からタイトル画面に移動する時のロード時間が1分以上もかかっていたが、本作ではこちらも高速化されている。 イベントシーンはゲーム起動時の警告文にある通り、オリジナル版から一目で分かるようなカット・改変は一切されていない。 旧作のリメイクやリマスター、移植版や復刻版でさえも、それこそ『MGS3』のテーマの如く移り変わる時勢や世間の価値観の変化により表現の変更や削除を余儀なくされることが多い(*10)中、本作は表現の変更がほとんど無い。 台詞やテキストはボタン操作に関するもの以外に書き直しは無く、各種演出もほぼ当時のまま。当時以上に物議をかもしそうな『MGS2』のOPでソリッド・スネークが火の付いたタバコをポイ捨てするシーン(*11)も削除・改変されることなく収録されている。 実は、以下に挙げる通り原作から変更されている点もあるが、いずれも言われなければ気付かないような細かい点であり、当時のプレイヤーが気になるものではない。 オリジナル版及び『MGS HD』のアイテムボックスに赤十字が表示されているものがあったが、緑背景の白十字に変更されている(*12)。 『MGS』でメリルに衣服を奪われたジョニーが倒れているシーンは、海外版に限りパンツも脱がされて全裸にされていた(*13)が、日本語版と同様にパンツ一丁(*14)になっている。 読み応えのあるマスターブックとシナリオブック マスターブックは本作に収録されていない『MGS4』以降で明かされた設定を含め、ストーリー・キャラクターの詳細な解説が用意されている。 史実とゲームで起きた出来事を交えた年表やキャラクター紹介に加え、各作品で起きた事件の目的や裏に隠された意図まで整理して解説してくれているので、複雑なストーリーの理解を助けてくれる。シリーズ全体を通したネタバレだらけのため、選択時に警告が表示されるほど。 また、過去に発売された公式攻略本から小ネタ集や攻略情報も再録されており、ゲームを余すことなく楽しめるようになっている。 『MGS2』のドッグタグリストや『MGS3』のケロタン一覧とマップ集はチェックボックスもあるので、印刷して実際の攻略に役立てることもできる。 『MGGB』や『MGA』などの正史シリーズ以外のスピンオフ作品に関しても、簡易的ながら紹介されている。 シナリオブックは過去に発売された同名の書籍を電子化したもので、メインシナリオはもちろん、無線会話集も全てのパターンを網羅しており読み応え抜群。 書籍版同様、開発段階のシナリオを元にしているためゲーム本編とは一部異なる部分があるが、そういった部分には注釈が入っている。製品版との違いを比べるのも楽しい。 両ブックとも、画面の拡大や目次・しおり・ページスキップといった機能を搭載しているため快適に読むことができる。BGMを流しながら読むことも可能。 その他 Switch版は『MGS2』と『MGS3』に限りHD振動に対応している。 『MGS2』ではオープニングデモにてスネークがタンカーに着地するシーンなど、『MGS3』ではムービー中にスネークが無線機のスイッチを入れる時やローリング時などが分かりやすい。 賛否両論点 リマスターではない このため『MGS2』や『MGS3』は『MGS HD』同様の720p、『MGS』に至ってはPS1の解像度のまま引き延ばしているため画面がボケてしまっている。 『MGS2』と『MGS3』は肉眼で見る分にはディスプレイ通りの解像度で描画されるSwitch携帯モード時が一番くっきり見える。 ただし、PS5版はアンチエイリアスが綺麗で見映えが若干マシになっている。特にモアレ(*15)の軽減が顕著。 また、『MGS HD』同様にゲームを起動した際に表示される企業ロゴがスキップできない問題もそのまま。本作起動時の注意表示などは2回目以降飛ばせるようになっているのだが…。 Ver.1.4.0のアップデートでスムージングに対応したことで『MGS』で発生するジャギーだけは軽減されるようになった。 ただし発売前からリマスターとは謳われておらず、単純な移植でしかないのでこればかりはしょうがない。 操作性 仕方のないことだが、『MGS2』『MGS3』の操作は『MGS HD』の360版がベース。 現在のコントローラーは感圧式ボタンがL2/LT、R2/RTのみとなっている関係上、原作通りの操作を再現することはできない。360版をプレイしたユーザー以外は慣れるしかない。 『MGS HD』で発生していたCQCで首切りが誤発動してしまう問題は、Ver.1.3.0のアップデート時にボタン配置が変更されたことで起きないよう改善されている。 PS5/XSX/Win版では『MGS』のみ決定とキャンセルが逆になる。 PS版をエミュレーション動作させているための仕様であるが、他のタイトルでは×/A決定、○/Bキャンセルが『MGS』だけ○/B決定、×/Aキャンセルになるのでややこしいのは確か。 慣れてしまえば特に問題にならない要素ではある。なお、Switch/PS4版は全タイトルで共通なのでこの問題は発生しない。 問題点 『MGS2』『MGS3』における音質の劣化(Switch版以外) 移植のベースとなった360版の記録媒体は容量8.6GBの2層式DVD-ROM(*16)を採用しており、PS3版(*17)では17GBある要素を1枚のディスクに収録させるために音声データが圧縮されたからだと思われる。 Switch版のみPS3版と同等の音質になっている。『MGS2』の場合他機種とは違いNVIDIA SHIELD TV(*18)版がベースとなっているからだと思われるが、『MGS3』は他機種同様に360版がベースとなっているので理由は不明。 『MGS』欧州版において動作が遅い 正確にはムービーや音声以外が日本・インテグラル・北米版に比べて操作するときに常時処理落ちしてるかのようになっている。 これについては恐らくオリジナルPS版の映像方式が日本・インテグラル・北米版はNTSC規格、欧州版はPAL規格による違いだと思われる(*19)。 また、日本・インテグラル・北米版と欧州版では画面比率も若干異なっている。ゲーム画面設定を「ピクセルパーフェクト」にするとよく分かる。 Switch版における問題点 『MGS』では無線のチュートリアル音声が一部カットされている。 ボタン名が異なることや他社ハードのボタン名を喋らせない措置と思われるが、カット範囲を文脈に合わせた結果として、該当部分前後の問題ない音声も除去されてしまっており、やり方が雑だと批判が起きた。 ただ、PSコントローラーの「◯ボタン」をはじめとした図形ボタンの名称は現在商標として認定されている上、元が古いゲーム故に亡くなっているキャストも多く新録不可であるため、こればかりは時代の流れとして致し方ない部分が大きい(*20)。 『MGS2』及び『MGS3』でも音声の一部がカットされているが『MGS』ほど極端なカットではなく、他社ハードのボタンやスティック名の部分のみのカットとなっており、該当部分前後はカットされていない。なぜ『MGS』だけここまで極端にカットされてしまったのだろうか。 事前に告知されていた点だが『MGS2』はフレームレートがオリジナルやPSV版含む『MGS HD』の60fpsから30fpsへと低下しており、オリジナル版に慣れたユーザーは動きに違和感を感じやすい。 恐らく携帯モードの性能に合わせて開発したためと考えられる。TV・携帯モード共に解像度・フレームレートは変わらない(*21)。 なお、よく見てみるとロッカーを開けるシーンやエリア間を跨ぐシーンなどごく一部のシーンは60fpsで動いているのが分かる(*22)。 また、イベントシーンではモーションブラーを掛けることで、フレームレートが減ったことによる違和感を軽減させている。 『MGS3』も同様に30fpsだが、こちらはオリジナルやPSV版『MGS HD』でも30fpsだったので劣化点と言えるかは微妙。 『MGS2』『MGS3』共に処理落ちはあまり発生しないのでオリジナルや『MGS HD』を知らなければ快適に遊べる。 『MGS3』にて環境音にプチプチノイズが入ることがある。移動時や無線着信音が鳴っている時に顕著。 Win版における問題点 キーボード マウス操作に対応しているが、押しにくいHやM、テンキーに割り振られているため操作しにくい。 もっとも、現代ではPCでもゲームパッドを使用しているプレイヤーは多いため、致命的な問題ではない。ストアページでもコントローラー操作を推奨している。 発売当初、キャラクターが高速で動くバグが見られた。Ver.1.2.2のアップデートにて改善。 これ自体は高リフレッシュレートのモニターを使用している場合にありがちなバグで、60fps上限のモニターを使用するかPC側で垂直同期をするように設定してやるだけで改善できる。実際、アップデート前から対処法は広まっていた。 『MGS2』のセーブデータが破損するバグがあった。Ver.1.3.0のアップデートにて改善。 PCの音量設定を無視して最大ボリュームで音声が鳴るため、単純にうるさかったり音割れするなどの問題があった。 『MGS2』『MGS3』にはPCゲームでは当たり前のウィンドウモードや画質設定が搭載されていなかった。 この2件はVer.1.4.0のアップデートでボリューム設定やウィンドウモード切り替えが実装されたことで解決した。 その他 ゲームプレイに影響する点ではないが『MGS2』の無線中にR1・R2ボタンを押すと聞ける「心の声」が肯定系、Switch版に至っては否定系も含めた一番強いものしか聞けなくなっている。 オリジナル版及びPS3版『MGS HD』は、肯定・否定の度合いがR1・R2ボタンを押す強さに応じて変わるという、PSコントローラーの特性を活かしたシステムだった。 しかし、前述の通り感圧式ボタンが現在のPSコントローラー及びXboxコントローラーではL2/LT・R2/RTのみ、Switchには感圧式ボタン自体が搭載されていない。 にもかかわらず、感圧式ボタンの仕様そのままの状態で移植されたがために、事実上「心の声」の多くがカットされてしまったのである。 ちなみに、同じく感圧式ボタンが無かったPSV版『MGS HD』では「ボタンを押す長さ」で度合いが変わるようになっていた。 総評 オリジナル版や『MGS HD』での攻略法がそのまま通用するほど収録されているゲーム自体の移植度は高く、基本的には良移植。 ハードごとに若干の難点は見られるものの、プレイヤーの声を反映してアップデートを続けており、大方の問題は解決されている。 リマスターでこそないものの、最新機種やPCで名作を遊べるようになったのは、純粋に嬉しいことであると言えよう。 また、シリーズへの理解を深めるおまけ要素の存在もあり、初めてシリーズに触れる人にもおすすめできる一作である。 余談 発表時はSwitch/PS5/XSX/Win版のみの発売とされていたが、後にPS4版もダウンロード専売でリリースされることが発表されたという経緯がある(*23)。 海外版では日本語パックが無料DLCとして配信されている。 当初は正史として作られつつも、非小島監督作品故に後々微妙な立場になっていった『MPO』と、同じく非小島監督作品で「メタルギアサーガ」完結後の時系列である『MGR』だが、本作マスターブックの年表にはスピンオフ作品とされつつこの2作の出来事も正史の一部としてしっかり記載されている。 特に『MPO』は以前は公式年表から省かれたり、小島監督が黒歴史と口を滑らせたりと扱いの悪さが目立ったが、本作のマスターブックでは詳細な解説こそ無いものの「正史に繋がる出来事を描いたスピンオフ作品」と紹介されており、決してなおざりにはされていないことがうかがえる(*24)。 「Vol.1」ということで「Vol.2」に期待するシリーズファンも少なくない。 特に正史作品でありながら未だPS3完全独占タイトルの『MGS4』や、GB/PSPと言った旧携帯機でしかプレイできないの外伝作品など、移植されたことの無いタイトルが収録されることへの期待も強い。 しかし、2024年3月19日に配信された「METAL GEAR PRODUCTION HOTLINE」において、現時点で「Vol.2」は収録タイトルも含め未定であることが公式に明言されている。 なお、この配信では新作タイトルの是非など『メタルギア』シリーズの今後についても語られている。詳細はこの記事を参照。
https://w.atwiki.jp/mgsv/
メタルギアソリッド5 ファントムペイン攻略wikiへようこそ このwikiはの 株式会社コナミデジタルエンタテイメントから発売予定のゲームソフト 『メタルギアソリッド5 ファントムペイン』 の攻略 Wikiです。 どなたでも編集閲覧可能です。 公式サイト :http //www.konami.jp/mgs5/ 発売元 :コナミデジタルエンタテイメント 開発元 :小島プロダクション 発売日 :未定 価格 :未定
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/1629.html
メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット 機種:PS3 作曲者:泉谷隆洋, 小堀修一, 陣内一真, 鈴木克崇, 戸田信子, 藤森崇多, Gregson-Williams, Ennio Morricone, Joan Baez, 日比野則彦, 本田晃弘 開発元:小島プロダクション 発売元:コナミデジタルエンタテインメント 発売年:2008年 概要 メタルギアソリッド正伝の四作目。 ハードがPS3になり、非常に美麗なグラフィックが話題に。 ちなみにサントラはゲーム発売前にすでに販売されており、音楽への期待も高かった事がうかがえる シリーズ最高人数の作曲家によるBGMは映画で使われるような壮大な物から、緊張感が伝わるゲームミュージックらしい物まで様々。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 Old Snake Gregson-Williams テーマ曲(オープニングムービー、ラスボス戦 最終ラウンドなど) Love Theme 戸田信子 オープニングムービーなど Gekko Gregson-Williams 月光出現時 Haven Troopers 戸田信子小堀修一陣内一真 BB Corps Gregson-Williams Drebin 893 戸田信子小堀修一陣内一真 Vista Mansion 戸田信子小堀修一陣内一真 Laughing Octopus 戸田信子小堀修一陣内一真 ラフィング・オクトパス戦 Breakthrough Gregson-Williams Endless Pain Gregson-Williams White Blood Gregson-Williams Call Me Hal 戸田信子小堀修一陣内一真 Midnight Shadow Gregson-Williams Paradise Lost 戸田信子小堀修一陣内一真 Great Escape 戸田信子小堀修一陣内一真 Desperate Chase Gregson-Williams Raging Raven 戸田信子小堀修一陣内一真 レイジング・レイブン戦 Confrontation 鈴木克崇 Mobs Alive Gregson-Williams Violent Ceasefire 鈴木克崇 Next-Gen Control Gregson-Williams Crying Wolf 戸田信子小堀修一陣内一真 クライング・ウルフ戦 One More Reboot 戸田信子小堀修一陣内一真 Sin 戸田信子小堀修一陣内一真 Atonement 戸田信子小堀修一陣内一真 Infinite Loop 戸田信子小堀修一陣内一真 REX対RAY Everything Ends 日比野則彦泉谷隆洋 At Dawn 鈴木克崇 Screaming Mantis 戸田信子小堀修一本田晃弘 スクリーミング・マンティス戦 Guns of the Patriots Gregson-Williams No Place To Hide 戸田信子小堀修一陣内一真 Sorrow Gregson-Williams Full Circle 泉谷隆洋 Everything Begins 戸田信子小堀修一陣内一真鈴木克崇 Father Son Gregson-Williams エンディングムービー KONAMI188位 Metal Gear Saga Gregson-Williams スタッフクレジットエンディングムービー HERE’S TO YOU from the film"Sacco e Vanzetti" 作:Ennio Morricone作:Joan Baez編:Harry Gregson-Williams エンディングテーマ ゲームソング295位 War Zone 戸田信子小堀修一陣内一真 ACT1アラートモード A Rebellion Rests 戸田信子小堀修一陣内一真 The Hunter 戸田信子陣内一真藤森崇多 ACT2アラートモード The Hunted 戸田信子小堀修一陣内一真 Forced Hand 戸田信子小堀修一陣内一真 ACT3アラートモード Under Curfew 戸田信子小堀修一陣内一真 Unmanned Army 戸田信子小堀修一陣内一真 ACT4アラートモード Cold Memories 戸田信子小堀修一陣内一真 For Liberty 戸田信子小堀修一陣内一真 ACT5アラートモード Surrounded 戸田信子陣内一真藤森崇多 サントラ未収録曲 おいしいツーハン生活 歌:TWO-HAN PRINCESS 第2回ゲームソング448位 The Best Is Yet To Come ACT4 シャドー・モセス島ヘリポート到着時「メタルギアソリッド」より ENCOUNTER ラスボス戦 第1ラウンド「メタルギアソリッド」の同名曲のアレンジ版 Tanker Incident ラスボス戦 第2ラウンド「メタルギアソリッド2」より Snake Eater ラスボス戦 第3ラウンド「メタルギアソリッド3」より 勝利の唄 クリアリザルト画面 (獲得称号により曲調が変化)「メタルギアオンライン」のSONG機能 サウンドトラック METAL GEAR SOLID4 GUNS OF THE PATRIOTS ORIGINAL SOUNDTRACK
https://w.atwiki.jp/aberi_nu/pages/29.html
阿部「クッ……」 大佐「目が覚めたか」 阿部「うん…?これは何の真似だい?縄を解いてくれ。言っておくがアブノーマルなプレイは勘弁だ」 大佐「いや、君を誘拐したのはそんな理由ではない」 阿部「でも短い人生の中、アブノーマルを経験するのも悪くない」 大佐「まずは誘拐した理由を言おう」 阿部「だが、やっぱりアブノーマルは勘弁だな……」 大佐「ソリッド・スネークを知ってるか?」 阿部「シャドーモセス事件の?」 大佐「ほぉ、知っているのか」 阿部「世界の良い男の情報は全て頭に入っている」 大佐「うむ……そのスネークだが……」 阿部「ちなみにスネークは良い男ランキング2位だ」 大佐「……誘拐された」 阿部「何だとぉ?……よくも……」 大佐「?」 阿部「 よ く も 俺 の ス ネ ー ク を …… 」 大佐「誘拐したグループの名はデッドセル」 阿部「俺の任務はスネークを救出することか」 大佐「そうだ。君は去年、チベットで行なわれた“良い男選手権”でスネークと親密な仲になった」 阿部「彼はギャラリーだったけどね。本当に良い男だった……ウホッ」 大佐「アメリカじゃ有名だ……良い男を探すプロフェッショナルでありながら、なかなかの体術を持つ日本人……」 阿部「フフッ、光栄だよ」 大佐「誠に勝手ながら誘拐させてもらった。この任務も強制だ」 阿部「いいだろう……良い男の為なら一皮剥いてやるさ……」 オタコン「じゃあ、体内にナノマシンを入れるから」 阿部「ウホッ……メガネ男子もなかなか……」 オタコン「おっと、挨拶が遅れたね。僕はオタコン。スネークのパートナーさ」 阿部「ナノマシンって何だい?それは……気持ち良いのかい…?」 オタコン「これは簡単に言うと、『声を出さずに簡単に無線出来るようになるもの』かな」 阿部「喘ぎ声も周囲に聞こえないのか……ウホッ」 オタコン「ナノマシンを入れるよ」 ズッ 阿部「アッー……少し痛いけど……この痛み……悪くない……」 オタコン「はい。終わったよ」 阿部「もっと……くれないのかい…?」 オタコン「もう十分だ。大佐、彼に話の続きを」 大佐「うむ。続けよう」 阿部「これが……ナノマシン……(うっとり)」 大佐「今回潜入するのはデッドセルの本拠地の内部にある、アーセナルギアという場所だ」 阿部「そこに良い男……スネークはいるんだね?」 大佐「ああ。だが容易な任務ではない」 阿部「男は度胸!何でも試してみるのさ!」 オタコン「アッ!頼むがある」 阿部「なんだい?良い男の頼みだけは断れない」 オタコン「途中で……エマを助けてくれ」 阿部「エマ……?まさか弟か兄かい!!?」 オタコン「妹だ……」 阿部「 断 る 」 大佐「さて、行ってもらう」 阿部「いったいどんな良い男たちが待っているのだろうか……」 オタコン「頑張ってくれよ」 阿部「ああ シ ョ ウ タ イ ム だ 」 こうして阿部は、デッドセル本拠地に向かった。 大佐「行ったな……」 オタコン「ぶっちゃけキモかったですね……初めてですよ。ナノマシン注入で喜んだ人」 大佐「アメリカじゃそれが常識だった。それよりエマはいいのか?」 オタコン「……手は打ってあります。きっと……」 大佐「?」 一方その頃、阿部はA脚底部海底ドッグ(本編で雷電が最初に着いた場所)に到着した。 阿部「ふぅー!全裸で汚れた海を泳ぐのも興奮ものだな。何事にも挑戦してみるものだ」 敵「誰かいるのか?」 阿部「ウホッ……獲物が来た」 敵「しっ、侵入者d……モガッ!?(馬鹿な……!?こんな変態的な速さで俺の口を塞ぐなんて……)」 阿部「シーッ。二人だけの時間を楽しもうじゃないか」 敵「 ア ッ ー ! ! 」 阿部「なかなか締まりが良かった。楽しかったよ。ナイストゥーミーチュー」 阿部「しかし本当に良い尻だった……君……名前は?俺は阿部。アベリーヌで良い」 敵「……」 阿部「おやおや……泡噴いて気絶しちゃったよ……ちょっとハードすぎたかな?」 敵「……」 阿部「良いことひらめいた。装備品貰おう」 結局阿部が見つけたのは SOCOM(拳銃) レーション(非常食) ドッグタグ(名札のようなもの) の三つだった。 阿部「あとは服を頂こう。全裸はやっぱり流石に寒い」 CALL..... 阿部「うん?」 大佐「アベ!」 阿部「アべリーヌでも結構」 大佐「これから先は敵が多い。心してかかれ」 阿部「アベリーヌってダメかなあ」 奥に進むと、そこには昼寝中の見張りとエレベーターがあった。 阿部「ウホッ……良い男が寝てる……」 阿部の優先順位 男>>>>>任務>>>>>>>>>>【越えられない壁】>>>>>>>>>>>>>>>>>>>エマ 敵「あ?ちょっ!!やめっ!!あっ……くそ……好きにしろ…… ア ッ ー ! ! 」 阿部「さあエレベーターに」 エレベーター内 CALL.... 阿部「こちらアベリーヌ。エレベーターに潜入した」 大佐「よくやったアベ」 阿部「犯すぞ」 大佐「よくやったアベリーヌ」 阿部「良い男のためなら一皮剥くさ」 大佐「その調子で行ってくれ」 阿部「ちなみに俺は……包茎ではない」 大佐「くれぐれも油断しないように」 その軽やかな足運びで阿部は次々と敵を犯し、見事B脚変電室に到着した。 阿部「ふぅ……もう腹の中パンパンだぜ」 カチャッ ??「動くな」 阿部「おぉ?」 ??「振り向いたり、銃に手を伸ばしたら撃つ」 阿部「おやおや……」 ??「SEAL10の人間か。もしくはデッドセルか」 阿部「残念ながら、両方とも華麗にハズレだ」 ??「何者だ」 阿部「ただの異常性欲者……さ」 ??「目的は」 阿部「良い男を助けに来た。俺の尻の為に」 ??「……スネークか?」 阿部「今度は華麗にアタリだ」 ??「ナノマシン通信に切り返ろ」 阿部「切り返す瞬間が好きなんだ。少し刺激的で」 CALL.... ??「どうやら本当らしいな……」 阿部「良い男と死体は嘘をつかない」 阿部「俺は阿部。大佐はアベリーヌと呼んでいる」 ??「俺の名は……」 阿部「うん?」 ??「……プリスキン。イロコィ・プリスキンだ」 阿部「宜しく」 プリスキン「宜しくアべリーヌ」 阿部「なかなか良い男だ君は……」 プリスキン「俺の目的もスネークだ」 阿部「君はなかなか良い身体をしている……」 プリスキン「だが、ここは別行動をとる」 阿部「君と絡み合いたい……」 プリスキン「お前は構わずスネークを探せ」 阿部「あっ……ローション忘れてきちゃった……しょうがないから海水を使おう」 プリスキン「俺は……デッドセルを始末する」 阿部「海水ってどこで汲めるかしら」 プリスキン「俺はヴァンプという奴を始末する」 阿部「一回戻ろうか……」 プリスキン「おい」 阿部「ゴメンよ興奮してるんだ」 プリスキン「……スネークはアーセナルギアにいる。お前を待っている」 阿部「ウホッ」 プリスキン「だが、フォーチュンという女に気をつけろ」 阿部「女には興味無い」 プリスキン「奴に銃は効かない」 阿部「そんなものは使わない……が、女はちょっと倒す方法が無いな」 プリスキン「ヴァンプを始末したあとにフォーチュンは倒す。もし遭遇したら……」 阿部「超嫌々に犯す」 プリスキン「逃げて俺に連絡しろ」 こうしてプリスキンと阿部さんは別行動をとった。 阿部さんはとりあえず、中央棟に向かう。 プリスキンは、A脚の方からヴァンプを探しに行った。 阿部・プリスキン「 シ ョ ウ タ イ ム だ 」 阿部 IN C脚食堂 阿部「腹減ったな。玄米ビスケットか何かあるかな……」 カチャッ 忍者「動くな」 阿部「おやおや……日本刀とは物騒な世の中になったものだ……やらないか?」 忍者「デッドセルか」 阿部「しかも同じ質問だ。流行ってるのかい?……違うよ。仮にも私がそのデッドセルなら、こんな軽装備おかしいだろう?」 忍者「……」 阿部「君は?」 忍者「名乗るほどの者じゃない。貴様はスネークを探してる者か」 阿部「正解!僕は良い男には目が無いのさ」 忍者「さらばだ」 阿部「もういいのかい?」 忍者「デッドセルでないなら……用は無い」 阿部「釣れないな…またね」 忍者「ああ」 阿部「……なんか女みたいな尻だったな。童貞君かな?」 こうして阿部は謎の忍者とプリスキンに出会い、中央棟に足を運ぶのだった。 阿部 IN 中央棟 阿部「まったく……俺のチンポも大した体力だ」 そこで、悪夢が起こった。 フォーチュン「あなたは……私を殺してくれる?」 阿部「うわ女だ」 フォーチュン「殺して!!!」 ズドォォォォン!!! 阿部「良い男は女の攻撃なんて効かないのさ」 フォーチュン「!!?なっ……」 阿部「やれやれプリスキンは何をやっているんだ……嫌々犯すか」 フォーチュン「殺して……」 阿部「やっぱ女はダメだ。ペッ」 CALL.... 阿部「おいプリスキン!何をしているんだい君は!!!」 プリスキン「?」 阿部「ぼくは、おんなを、おかしてしまいました」 プリスキン「フォーチュンを倒したのか!!」 阿部「ああ。女の身体は柔らかすぎて気持ち悪いな」 プリスキン「そのままシェル2に向かってくれ」 阿部「シェル2?それはエッチなのかい?」 プリスキン「そこにアーセナルギアはある」 阿部「ああ!ああ!そういうことね!わかったよ!」 阿部は、シェル2に向かった。 ちなみにカードでしか開かない扉はぶっ壊している。 阿部は、L脚外周からシェル2に向かうことにした。 阿部「うん?上から小便をしている兵士がいるな……」 阿部は壁をよじ登った。 阿部「兵士さん。小便は俺の尻でしな」 敵「……いいのかい?」 敵「 ア ッ ー ! 」 阿部「さて行くか」 阿部さんはその股間のスティンガーを武器に、大胆にシェル2を進んだ。 阿部 IN シェル2中央棟空気清浄室 ヴァンプ「待ってたぜぇ……」 阿部「ウホッ……良い男……」 ヴァンプ「てめぇとは……同じ匂いがする……」 プリスキン「そこまでだヴァンプ」 ヴァンプ「!?」 阿部「プリスキン!ウホッ!いつの間に!!」 プリスキン「奥にいるエマを返せ」 ヴァンプ「貴様……誰だ」 プリスキン「俺の名はイロコィ・プリスキン。またの名を……… 雷電 」 阿部「雷電…?それは電気を使ったプレイのことかい?」 ヴァンプ「オセロットから聞いているぞ……ジャック・ザ・リッパー」 雷電「ふん」 ヴァンプ「貴様の目当てはエマか」 雷電「スネークもだ」 ヴァンプ「面白い……」 阿部「ここは俺がやる」 雷電「アベリーヌ!?」 ヴァンプ「いいだろう……」 阿部「まずは聞こう……受けと攻め、どっちがいい?」 ヴァンプ「攻め」 阿部「それは都合が良い。俺は受ける方が好きなんだ」 ヴァンプ「……激しくなりそうだ」 雷電「俺はエマを探しに行くかな」 ヴァンプ「レーション貸せ」 阿部「まさか……」 ヴァンプ「そのまさかさ……!!!」 ズボッ 阿部「あぁぁぁぁ!!レーションが!!レーションが穴にッ!!」 ヴァンプ「どうだ?降参するか?」 阿部「まだまだぁ!俺のケツメイシはそんなもんじゃない!」 雷電「エマどこだろ」 阿部「あ、手榴弾」 ヴァンプ「それはダメだろ常識的に考えて……」 阿部「知らないのか?」 ヴァンプ「?」 阿部「男は度胸……!何でもやってみるのさ……!」 ズボッ ヴァンプ「し、手榴弾がぁ!!」 阿部「まだまだァ!」 ドガァァァァン!!! ヴァンプ「アナルがァァァァァ!!!アナル爆発やァァァァァ!!」 阿部「俺の勝ちだ……!!」 雷電「エマいたよー」 エマ「なにがあったの?」 雷電「え、何お前勝ったの?」 阿部「決まり手はアナル爆発」 エマ「何か触れてはいけない世界な気がする」 阿部「行こうプリスk……雷電」 エマ「私は?」 雷電「ああ」 エマ「私は?」 雷電「エレベーターはこっちか」 阿部「エレベーターって狭くて興奮するよな」 エマ「……!!虫イヤ!虫嫌い!!虫嫌ァァァァァ!!」 阿部「 甘 っ た れ る な ! 」 エマ「ごめんなさい我慢します」 阿部「女の分際で何だお前」 エマ「ホントすみません」 阿部・雷電(と何か女) IN アーセナルギア 阿部「ここがアーセナルギアか」 雷電「スネークを探そう」 ?????「やあ」 阿部「男!!?………老人か(ショボン)」 ?????「我が名はリボルバー・オセロット」 雷電「オセロット!」 エマ「私……どうしたらいいの?」 阿部「死ねばいいんじゃないかな」 エマ「ちょ………」 阿部「良いだろう。相手になってやる」 オセロット「感じさせてくれ!!!」 雷電「エマ、あっち行ってよ」 エマ「あたしトイレ行きたい」 雷電「トイレならあっちっぽいよ」 オセロット「どうだ!?効くだろう!?」 阿部「まさかアナルにリボルバーとは……!!」 オセロット「服従するか?どうだぁ?」 阿部「老人なのにテクニシャン……!アンタになら……!!」 オセロット「ふはははは!!!」 雷電「UNOしよ」 エマ「あたし持ってる」 雷電「ナイス」 阿部「こっちの番だ……!!」 オセロット「貴様に何が出来る…!!!」 阿部「こっちは……これだ!!コレをアナルに入れる!!」 オセロット「二キータ……リモコンミサイル!?」 阿部「中央棟で見つけたんだ……!!お前の綺麗なアナルを粉々にしてやるぜ!!」 雷電「飽きた。ダウトしよ」 エマ「ルールわかんない」 雷電「マジで?じゃあダメだ」 雷電「ところで安部さんのメタルギアソリッドでyahoo検索したら「阿部さんのメタルギアソリッドではありませんか?」って出た」 エマ「ダウト」 雷電「うわ見抜かれた」 オセロット「やめろォォォ!!!」 阿部「Fire」 カチッ ドォォォォォォォォォォン!!!! オセロット「ヒギィィィ!!!」 阿部「ふう」 オセロット「まだだ……!!」 阿部「なんと」 雷電「俺さ、PS3買ったさ」 エマ「いいな!」 雷電「でもテレビ無いの」 エマ「oh……」 阿部「今度は……クレイモアだ!!!」 オセロット「こいつ……狂ってる!!」 雷電「ローズの手料理かレーションならレーションだな」 エマ「苦労してるのね」 【3時間後】 阿部「勝った」 雷電「長かったな」 阿部「決まり手は集音マイクだったよ」 エマ「zzz……」 阿部「起きろクソが」 エマ「はい」 阿部「仕事中だってこと忘れないでほしいわ」 エマ「けじめつけます」 忍者「お前ら」 雷電「誰だ!?」 阿部「大丈夫。味方さ」 エマ「味方?」 阿部「次喋る時は俺に許可とれ」 エマ「……」 雷電「本当か」 阿部「ああ、C脚で会った」 忍者「そこのお前」 雷電「?」 忍者「これを」 雷電「これは……刀?」 雷電「コレは……軽くて良い刀だ」 忍者「ああ、さっきまで“俺”が使ってた」 雷電「アンタは?」 忍者「うん?俺か?」 阿部「……!」 忍者が仮面を取った。 忍者「やあ、久しぶり阿部」 阿部「あんたは…… オタコン!!?」 雷電「オタコンって……フィランソロピーの!?」 阿部「なんで!?アンタが!?」 オタコン「この奥にスネークとオルガ・ゴルルコビッチがいる。勿論助けにきた。強化外骨格を作るなんて、僕には容易さ」 エマ「信じられない……」 阿部「……」 エマ「あっ。………」 阿部「……」 エマ「……」 エマ「ひそひそ……(オルガ・ゴルルコビッチって?)」 雷電「タンカー事件でスネークと戦った女だ。仲間だ」 阿部「ひそひそ話は女の次に嫌いだな」 雷電「すまない」 エマ「………」 オタコン「奥に行こう。スネークとオルガを助けるんだ」 阿部さん達 IN アーセナルギア回腸 そこにまちぶせていたのは、力果てて倒れた大勢の敵の屍の山だった。 屍の山の上に、ある男が立っていた。 逆光でよく見えない。バンダナが、風になびいているのがようやく見えた。 ある男「遅かったな。オタコン」 オタコン「まさか君ほどの男が捕まるなんてね………」 ある男は屍の山から阿部達の方に飛び下りた。 オタコン「ソリダスを倒しに行こうか スネーク!」 スネーク「 シ ョ ウ タ イ ム だ ! 」 阿部「ウホッ!!相変わらず良い男!!」 スネーク「変わらないなぁアベ」 阿部「気が向いたらいつでもアベリーヌって呼んでね」 オタコン「オルガは?」 スネーク「ソリダスのところだ。奴はこの奥のフェデラル・ホールにいる」 阿部「ウホッ……スネークは本当に良い男だ」 エマ「スネークは、ソリダスのメタルギア阻止が目的なのね?」 阿部「……」 スネーク「ああ」 雷電「じゃあ話は早い」 スネーク「行くぞ」 阿部「……」 エマ「ちょっとアンタしつこいよ」 雷電「スネーク、ちょっといいか」 スネーク「何だ」 雷電「何でアンタは表に出ない。有名にならない」 スネーク「……たくさんの人を殺した」 雷電「あんたの行動は語り継がれる。正当化される」 スネーク「人殺しが正当化される事などない。正当化される時代も無い。俺達は自分の功績を残そうとしてるんじゃない」 雷電「なら、あんたやオタコンは何のために戦っている?」 スネーク「俺は未来のために銃を握っている。いいか、つまらん殺戮に手を貸すのは、これで終わりにしろ」 雷電「俺は…どうすればいいんだ?」 スネーク「信じるものは自分で探せ。そして、次の世代に伝えるんだ」 話にピリオドを打つかのように、ドアが開いた。 阿部達 IN フェデラル・ホール エマ「食らえ!キック!」 阿部「ハァッオ゛!!」 スネーク「ソリダスは…?」 雷電「いないな」 スネーク「探すぞ」 阿部「みぞおちは止めろみぞおちは」 エマ「せい!」 阿部「ハァッオ゛!!!」 ソリダス「ふはははは!!!」 阿部「ウホッ、スネーク似の良い男……」 スネーク「オルガはどこだ」 ソリダス「とっくに国に返したさ」 スネーク「何!?」 ソリダス「あれを見ろ」 ソリダスが指差した先には、縛られた大佐がいた。 スネーク「大佐!!?」 雷電「いつの間に!?」 ソリダス「オタコンと阿部がいなくなった直後さ」 阿部「アベリーヌな」 雷電「じゃあ、大佐からの無線は!?」 ソリダス「俺さ。変声機なんて簡単に作れるだろう」 スネーク「……罠か」 ソリダス「そうさ。お前らは計画に邪魔なんだ」 雷電「……こうしてまとめて始末するわけか」 阿部「来な、ソリダスとやら」 オタコン・スネーク「アベ!?」 雷電「アベリーヌ!?」 エマ「キモい人!?」 阿部「トイレに来い。ソリダス・スネーク…… 貴 様 の “ 自 由 の 息 子 ” 、 試 し て や る ! ! ! 」 阿部 IN トイレ 阿部「さあ、始めようか」 ソリダス「貴様に……まだ精力が残ってるのかな?」 阿部「くっ……!!」 ソリダス「少々敵を襲いすぎたな」 スネーク「阿部!!受け取れ!」 阿部「?何だいこの布は」 スネーク「 無 限 バ ン ダ ナ だ ! ! 」 ソリダス「小癪な真似を!!」 阿部「これぞまさに鬼に金棒!!」 ソリダス「なに!!テクニックで倒すまでよ!!!」 阿部「まずは冷却スプレーを貴様のアナルに発射させる!!」 ソリダス「冷却スプレーだとッ!!アナルにフリスクの理論か!!!いいだろう!!!来い!!!」 ぷしゅー ソリダス「うあああああ!!!キタコレ!!!!」 阿部「どうだ!!!」 ソリダス「まだまだぁ!!」 ぷしゅー ソリダス「うあああああ!!!キタコレ!!!!」 雷電「でさーまたバイト落ちたの」 オタコン「俺なんて怖くて電話も出来んよ」 エマ「わかる」 阿部「次はバイブ中の携帯を入れるッ!!」 ソリダス「貴様ァ!!ラストだからって何だかリアルなことを!!!」 ブブブブ………… ソリダス「うあああああ……」 阿部「たまらんだろ!?」 ソリダス「たまらん!!」 阿部「 た ま ら ん だ ろ ! ? 」 ソリダス「 た ま ら ん !! 」 雷電「コンビニのバイトって意外と面倒なのな」 オタコン「俺働く気さえしないもん」 エマ「わかる」 スネーク「レーションうめぇ」 阿部「クソッ服がジャマだな」 ソリダス「お前はそんなものか!!!!!!!!」 スネーク「文句の多いやつだ。ほら」 阿部「こ、これはAV?」 スネーク 「ステルスだ」 ソリダス 「ふふふ。そんなもので何がわかるんだ!!」 スネーク 「あいつに付けろ」 阿部 「いったい何が・・・ハァッオ゛服だけが・・・フフフ・・・」 ソリダス「なかなかやるじゃないか……こっちからもいくぞ」 阿部「うああああ!!触手を使ってアナル探検隊だとッ!!?」 ソリダス「俺の姿だから出来る芸当だッ!!」 スネーク「ねー、仲間いれて」 雷電「いいよ」 オタコン「ここ座りなよ」 エマ「スネーク君はいりましたー、と」 阿部「くっ……」 ソリダス「馬鹿なっ!!まだ息があるだとッ!!?」 阿部「終わりにしてやる!!無限バンダナ装備!!」 ソリダス「止めろォォォォォォ!!!!」 ドバババババババババ!!!! ソリダス「お腹……パンパンだぜ……(ガクッ)」 阿部「勝った……!!!!」 スネーク「よくやった!!貴様は最高に良い男だッ!!!」 雷電「最高だった」 オタコン「参ったよ阿部くんには!!」 エマ「みんな切り変え早ッ」 雷電「俺らは……伝えなければならない」 阿部「子供の作り方?」 エマ「なにを?ジャック」 雷電「俺らの過ち……憎しみ……悲しみ……だがそれは未来に残してはいけない」 スネーク「俺たちは、誰の使いでもない。俺たちの意思で、俺たちの闘いをしている。俺達は……誰のためにも戦っていない」 オタコン「うん…!」 阿部「そしていつか……憧れの未来……そう…… 男同士でも堂々と愛せる未来に、俺たちはしていくんだ…!!」 阿部さんのメタルギアソリッド ―――完
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/5883.html
メタルギアソリッドV ファントムペイン 【めたるぎあそりっどふぁいぶ ふぁんとむぺいん】 ジャンル タクティカル・エスピオナージ・オペレーション 対応機種 プレイステーション4プレイステーション3Xbox OneXbox 360(*1)Windows Vista/7/8(*2) 開発元 コナミデジタルエンタテインメント小島プロダクション 発売元 コナミデジタルエンタテインメント 発売日 2015年9月2日 定価 通常版 8,400円(税別)SPECIAL EDITION 9,980円(税別)PREMIUM PACKAGE(*3) 29,800円THE PHANTOM PAIN EDITION(*4) 49,980円 完全版 【PS4/One/Win(*5)】2016年11月10日/3,980円(税抜) プレイ人数 1人FOB 最大2人MGO 最大16人(旧世代機は最大12人) レーティング CERO D(17才以上対象) 備考 海外版にも日本語インターフェイスが収録 判定 なし ポイント 初代『MG』に繋がるシリーズ完結作のはずだったオープンワールドのマップで自由潜入グラフィックやゲームシステムの完成度は非常に高い脱ムービーゲーなるも今度は描写不足に開発に纏わるゴタゴタとシナリオ未完成疑惑 メタルギアシリーズ 概要 ストーリー 特徴(『GZ』からの変更及び追加点) メタルギアオンライン3 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 悪に堕ちる。復讐の為に。 概要 序章『メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ』(GZ)から1年を経て発売された、『MGSV』の本編。 ストーリーへの期待、前作より遥かに広大なオープンワールド、それに伴う自由潜入(プレイヤー自身が潜入方法を決める自由度)。 加えて『メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』以来の『メタルギアオンライン(MGO)』同時収録など、様々な点からファンのみならず新規ユーザーからも期待が寄せられていた。 特に今作はシリーズの始祖である『メタルギア』へのミッシングリンクを埋める物語として注目されていたことも、期待を高める後押しとなった。 だが制作を担当していたコジマプロダクションが本作の発売前に突如解散するという事態が発生。 これに加え、今作と並行して製作されていた新作ホラーゲーム『SIlent Hills』の企画も頓挫。 コナミとコジマプロダクションの確執・軋轢に関する不穏な噂が飛び交い、それらによる不安を拭いきれないまま本作は発売を迎えることとなる。 そして販売本数は600万本と大きなものになり、国内外でも数々の賞を受賞した。 しかし、本作を取り巻く環境や唐突感のあるラストの展開などから、ファンの間では未完成疑惑が囁かれることに。 ストーリー 9年前、男は惨劇を生き延びた。 重傷を負い、左手を失い、仲間も、家も失った男の頭には、あの惨劇の生々しさを語る破片が突き刺さっている。 何事もなかったかのように穏やかに見える病院のベッドの上で、男は失った左手の幻肢痛(ファントムペイン)と、昏睡していた9年という時間に苦しんだ。 やがて男はさらなる悪夢に遭う。 惨劇から惨劇へ、それでも生き延びて銃を握る男の頭には、破片が"伸びている"。 それはまるで鬼の角のよう。復讐の念を帯びて、Vが目覚めた《V has come to》。 特徴(『GZ』からの変更及び追加点) 基本システムは前作を参照 マップ広大化 前作『GZ』は「広大な拠点」という枠組みの中での潜入ミッションだったが、今作では一つの広大なマップの中にいくつもの拠点が点在している。 主に舞台となるオープンワールドマップはアフガニスタンの果てしない荒野と、サバンナの広がるアフリカの大地(アンゴラ、ザイールの国境付近)の2つ。他のロケーションはキプロスの病院、マザーベースとなる。 移動手段はプレイヤー次第。愛馬で駆けるも良し、敵の車輌を奪うのも良し、支援班に車を要請しても良し、自分の足で走っても良し。 時間の流れが存在しているうえ、天候の変化もあるため、その都度潜入に影響が出る。 夜になれば明かりを灯し、雨が降れば敵兵士が屋根のある場所へ移動するなど。 ミッション中は指定された範囲でしか行動できないが、ミッション外では自由に行動ができる。 ミッションの始め方は一部ミッションを除き「空中指令室(ヘリ内)から受注」または「ミッションの地域にいる状態で端末から受注した後に特定の位置に移動」することで開始できる。 また、サイドオプスはマップ探索中に発生地点へ移動する事で自動的に開始される。 海外ドラマ仕立てなのか、ミッションでは毎回オープニングとエンディングに短いスタッフロールが挿入される。エンディングはスキップ可能。 スタッフロールには、その章を担当したゲーム製作スタッフだけではなく、登場するマザーベーススタッフや出現する敵対勢力・兵器などの「登場キャラクター」も含まれる。 また『GZ』のほか、後述のように前々作『メタルギアソリッド ピースウォーカー』のシステムも改良して使われている。 「英雄度」と呼ばれるプレイヤーの英雄的名声を示す数値があり、行動によって上下する。高いほど、例えば「名声を慕って強力な部下が配下に加わってくる」と言った様々なメリットがある。 出撃準備 『MGS PW』同様、出撃前に持っていく装備を選ぶシステムが採用されている。 装備セット(ロードアウト)は3つ作ることができ、例えば潜入用・戦闘用・FOB用など用途別に使い分けることができる。 『GZ』から引き続き、プレイヤーが持ち込める武器数は3箇所に対応する3種の武器だけ。ほかにそれぞれ最大8種の投擲/設置武器と携行品を持てる。 例えばアサルトライフル及びショットガンは腰に携帯するが、左右腰に2つ持てるわけではなく、どちらか一方だけ。ミッションに応じて取捨選択する必要がある。 また、潜入に協力してくれるバディ(相棒)も1つだけ同行させることができる。 バディは狙撃・偵察といった屋外対人で力を発揮するクワイエット、広い範囲の敵や兵器・生物を仮マーキングできる潜入特化のD-Dog、移動手段として優秀なD-Horse、高コストな代わりに目的に合わせた多彩なカスタマイズができるD-Walkerがいる。 今作では出撃時などに装備を補給する際、それに応じてコストが必要になった。 このコストは主に「GMP」と呼ばれる資金で支払われるが、これは装備開発で使用するものと共通しており、コストが足りなければ出撃時に持っていくことはできない。当然ながら強力な装備ほどコストもそれなりに高いため、無駄に散策するわけには行かない。 またゲームが進むと開発できる装備には、開発だけでなく持っていく時にもGMP以外の資源を消費するものがある。例えば高グレード麻酔銃を使うには薬効植物、火炎瓶を使うには燃料資源が必要など。 カスタマイズ 今作では『MGS4』同様装備のカスタマイズが可能(バディの装備も含む)。 武器職人を確保すれば、開発してきた銃器のパーツを利用したカスタム銃を設計できるように。マガジンを大容量のものに変えたり、ロングバレル化して射程を伸ばすなどといった改造を行える。 ビジュアル面のカスタムは、武器のほかに車両やヘリコプターなども可能。 マザーベース管理 『MGS PW』同様、プレイヤー率いる部隊と拠点「マザーベース」の管理を行える。 部隊は戦闘班、警備班、研究開発班、拠点開発班、支援班、諜報班、医療班と分かれており、それぞれ役割が異なる。 戦闘班は傭兵として資金調達をする。スネークの代わりにプレイヤーキャラとして出撃することも可能。 警備班はFOB(後述)の警備を行う。 研究開発班は武器や装備を開発する班。1984年という時代相応のものから逸脱したものまで開発可能。 拠点開発班は資源の採掘・加工、マザーベースの増築を行う。 支援班はフルトン回収(*6)、作戦地域への物資補給や火力支援、現地語の通訳を行う。 今作のスネークは頭に破片が突き刺さっているせいで言語障害を起こしており、現地作戦地域に対応する通訳スキルを持ったメンバーが必要である。 諜報班は作戦地域における敵の位置や目的地、情報収集などを行う班。敵位置を特定してくれる心強いもので、レベルが高くなるほど精度と更新頻度が上がる。 医療班は負傷及び心的外傷性ストレス障害を抱えてしまった隊員を看る班で、レベルが高いほど早く完治するようになる。また、負傷した兵士の回収成功率も上がる。 隊員は『MGS PW』同様フルトン回収と志願兵を募ることで増やしていく。 隊員にはそれぞれ得意不得意の班が設定されており、EからS++までのランクで判別できる。 ただしオフラインプレイではS+以上の兵士は見つからず、オンラインプレイが必須となってくる。 その分野のランクが高い隊員を多く集めれば、より強力な班となる。 FOB(Forward Operating Base) 非対称型のオンライン対戦要素。 プレイヤーはマザーベースの他に前線基地(FOB)を建設できる。このFOBを舞台に、他プレイヤーと兵士や資源を奪い合う。 侵入者は甲板の最深部に辿りつくことで成功報酬を入手でき、さらに相手の隊員を何人か奪うことができる。 防衛者は侵入者を排除するか、制限時間まで守り切ることが目標。 防衛者は基本的には侵入されていることが発覚しない限り防衛出撃はできない。 核兵器を所有していると、一定数値以下の英雄度のプレイヤーには侵入されず、高い英雄度を持つプレイヤーに侵入されても即時防衛出撃可能になる。 しかし、慣れたプレイヤーなら防衛者が来る前に核を奪うことも可能なため過信は出来ない。サーバー上の核を全廃棄することで見れるイベントの存在が明かされて以降、核の争奪戦はますます激化している。 甲板に警備班の兵士が巡回している他、地雷や監視カメラなどといった警備装置も配備することができる。侵入側はそれらを掻い潜らなければならない。 本編のアフガンやアフリカとは違う閉鎖空間を舞台にしているうえ、アラートになると相手プレイヤーが防衛に来る恐れがあるため、一度敵に見つかると本編以上に立て直しの利かない不利状況に陥る。より慎重に、より大胆に行動することが要求される。 防御力の高いバトルドレスを着て特攻することもできるが、原則リトライは不可なので、むやみに突っ込むわけにも行かない。出来る限り未然に距離を詰める必要がある。 FOBの建設はストーリー上強制で班レベルを上げていくにも必要不可欠だが、自分から侵入しなければランクが上がらず、侵入されることもまずない。逆に、何度もFOBで戦ってランクが上がるほど他のプレイヤーから狙われやすくなる。 課金要素である「損害補償」を使えば、FOBによる被害をなかったことにできる。 また、どうしてもFOBを建設したくない場合はオフラインにすることで回避できる(*7)。 高グレード装備や追加装備の一部はFOB使用を念頭に置いた性能であることも多く、またオンラインイベントとして他プレイヤーの関わらないイベントFOBも登場している。本作のエンドコンテンツの一つと言える。 メタルギアオンライン3 『MGS4』に同時収録もされていた『メタルギアオンライン2(MGO2)』以来の続編。 進化したグラフィックに加え、新たなカスタマイズ要素およびシステムが備わっている。 クラス制 前作と異なり、プレイヤーはそれぞれ固有の装備・スキルがある「偵察」「重装」「潜入」の3つのクラスから1つを選んでキャラクターを作成する。 偵察クラスは遠距離からの狙撃や敵プレイヤーのマーキング能力に長けている。 重装クラスは移動速度が遅い代わりに高火力の武器を装備でき、体力も多い。 潜入クラスは体力が少ない代わりに移動速度が速く、ステルス迷彩やCQCを用いた奇襲に特化している。 キャラクターは後に追加が可能。試合開始前のブリーフィングにクラスを変更し、チームの構成の穴を埋めるようにする戦略も必要になってくる。 バディシステム 本編とは異なるシステム。他プレイヤー一人と組むことで、常にバディの状態や位置を把握したり、ゲージを消費してリスポン位置をバディの現在位置にできる。 一定の活躍をすれば戦闘中にバディのところへワープできる機能もあるため、離脱や奇襲、救援に駆けつけることが可能。 評価点 うまくマッチさせたオープンワールドシステム オープンワールド系のゲームにある採集システムをマザーベース内の資源として利用するようにしたり、ダンボールを利用したファストトラベル等が可能。 『メタルギア』の特色を残しながら、『GZ』以前の『MGS』シリーズにはなかったオープンワールドのシステムを上手く取り込んでゲーム性を高めることに成功している。 『MPO』以降、エリア制が主流になってしまったことによる弊害で潜入できるエリアがミッション毎に制限されて潜入方法も選択肢が狭められがちであったが、MGSVはルートや攻略方法の幅広さといった面での高い自由度を提示することに成功したと言えよう。 ミッション 救出ミッションや破壊ミッションなど、多種多様なメインミッションが用意されている。 「自由潜入」と銘打たれ、「潜入ゲームから潜入シミュレーターへ」と標榜されていただけあり、本作のミッションクリア方法は非常に幅広い。 「敵司令官を排除する」というミッションなら、敵に見つからない潜入を目指したり、重装備を用いて強行突破したり、遠距離から狙撃したり、ヘリで敵陣上空に強行突入するなど様々な方法がある。また、殺害以外にも無力化してフルトン回収でもクリア可能。 「特定の捕虜を救出せよ」というミッションなら、それ以外の捕虜を救出するかどうかはプレイヤー次第。達成すれば評価ボーナスや新たな情報を入手する事もある。 『GZ』同様、ノーキルノーアラートでなくともSランク評価は得られる。高評価を取得するうえでも様々な方法が存在するが、ややタイムボーナスに高得点の比重が寄っている傾向がある。 とにかくクリアしたい・Sランクを取りたいだけなら、手早くやればあっさり達成できることも多い。しかしその場合だと追加条件の「ミッションタスク」が埋まらず謎を残すような終わり方をするケースも多い。 本編やミッション背景などを詳しく知りたい場合は対象の敵をできる限り生かしたまま回収するなど、じっくりと取り組む必要がある。 プレイヤーがどういった戦法をとるかについてはその時の装備、所持する携行品、バディの性能によって変わってくる。フィールド上でもコストを支払えば、指定場所に物資を投下して装備セットを変更できるなど、柔軟に対応できる。 前述の通り強力な装備を使うにはそれ相応のコストが必要なため、無闇矢鱈によい装備を使えばいいというわけではない。 マザーベースからの火力支援やヘリからの援護射撃はかなり強力だが、これらを利用するとSランクは取れなくなる。 ミッション外でも敵施設(対空レーダー)の破壊、リソースの回収、人員の確保と、ミッションに備えてやれる事は沢山ある。戦術・戦略の立て方も幅広い。 より奥深く、シビアな潜入 広大なマップで自由潜入だから難易度が低いと思いきや、敵兵の巡回や配置がいやらしかったりする。 時間によって巡回するルートが変更する上、ツーマンセルを組んで行動していたりするため、頭を使う必要がある。 敵兵士の反応もこれまでのプレイ感覚の逆手を取るかのようで、1人だけ誘き寄せようとしたのに、わざわざ近くの同僚に声をかけて2人で確認しようとする、確認後、何らかの痕跡を見つけると、巡回ルートを外れて小走りにクリアリングを開始するなど。 未然にリスクを潰していくような動きが重要で、過去作でスネークが自ら語っていたように、偵察も斥候も自分でこなす必要が自然と生まれる。 舞台となるアフガンとアフリカはそれぞれ砂地の丘陵地帯、熱帯雨林のジャングルである為、砂嵐に乗じて敵を無力化する、激しいスコールのタイミングに合わせて気配を誤魔化しながら進むなど、細やかな工夫もできる(必要となる)為、歯ごたえ抜群。 また、本作では1つの地域の中に複数の敵の駐屯地や設備施設がある。派手に暴れると他の場所にも情報が伝搬し、隣の駐屯地から増援が来たり、潜入したい施設が一度ヘリで離脱するまで常時警戒状態になったりすることも。 本作では『MGS PW』同様、ストーリーの進行が長期にわたっているのだが、その過程で敵も学習するようになり、ヘッドショットばかり狙っていればヘルメット、催眠ガスばかり使っていればガスマスクを装備するなどの対応策をとってくる。 逆に、こちらも作戦前に戦闘班を派遣してこれらの武装の供給を断つことで、ある程度だけ対策も取れる。 進化したシステム 『MGS3』のキャプチャーシステムに似た要素として「薬効植物の採集」「野生動物の保護」が追加された。 動物保護はNGOから依頼されたもので、動物を回収していくとGMPと英雄度を獲得できる。 捕獲した動物はマザーベースの動物保護プラットフォームで自由に見物が可能。 薬効植物は麻酔系武器・薬品系アイテムの開発・使用に必要。双眼鏡などで覗きながら無線を送れば、その薬効植物がどんなものかを教えてもらう事もできる。 マザーベースのシステムも強化。 メインの基地だけでも相当の人数を収容出来る上に、FOBによって更に拡張出来る為、無能兵士を逐次解雇するような展開には陥りにくくなった。 さらに今作は派遣ミッションによって兵士のランクが成長することがあるため、少し程度のランクならば補える。派遣ミッション自体も戦闘班以外のスタッフが必要なミッションも多いので、成長させる機会は意外と多い。 志願、捕獲兵に関しても英雄度の上昇やシナリオ進行に伴って強力な兵士が出現しやすくなり、終盤のシナリオになればA~Sランクの兵士は比較的楽に入手できる。 また、今回はマザーベースを実際に歩いて回る事も可能になった。兵士に近づけば敬礼されたり、兵士同士の会話が聞こえてきたり、稽古と称してCQCを掛けてやると言った事も出来る。 兵士の会話も多様。ストーリーの進行に合わせ、キャラへの関心や逆に陰口、他愛のない会話から思わず吹き出してしまいそうなバカ話まで。近づくと気づいて敬礼してしまうので、物陰に隠れながら盗み聞きするのも一興。 『MGS3』にあった敵施設への破壊活動も再び出来るようになっている。 対空レーダーを破壊すれば敵拠点近隣のランディングゾーンが使えるようになり、基地のアンテナと通信装置(こちらは常時修理される)を破壊すれば発見されても増援を呼ばれることが無くなり、配電盤や電柱を破壊すると近辺の照明や監視カメラが機能しなくなる等、潜入を有利に出来るようになっている。 一部の設備(通信装置や移動式の電灯)を除いて、破壊された設備はマップを離れるまでメインミッションでもそのまま。これを利用し、あらかじめ潜入先付近の設備を破壊しておくことでミッションをある程度だけ進めやすくすることも出来る。 『MGS PW』で出来た事についても強化されている。 フルトン回収はアイテムにフルトンを選ばなければ使用できなかったが、今作ではボタン一つで手軽に行えるようになった。 また、今回は人間以外にも野生動物を、フルトンのレベルを上げれば銃座、コンテナ、車輌なども回収できるようになっている。 ただし、前作の様な状況や環境問わずの回収は基本的に不可能になっている。屋内で回収しても天井にぶつかるだけだし、悪天候の中で無理やり回収を図ると、回収そのものに失敗して捕虜や敵兵をロストする事もある。 補給支援や援護も『MGS PW』では専用の装備が必要だったが、今作では端末から座標を指定するだけで行える(*8)。 シナリオのテーマ性 今作のシナリオは「テーマ性」という意味では非常に響くものである。 人種、言語、民族浄化など、現実の現在にも連綿と連なり続ける対立を、戦場とその真ん中に立つ傭兵いう視点から描く。 ムービーこそ少なくなったが、ブリーフィングのテープや特定のミッションで敵兵の話をつぶさに聞いていくと、報復の連鎖が巻き起こす惨状、それを利用する黒い影等、フィクションに留まらない陰鬱な実情が描かれている。 それはプレイヤー側の陣営でも同じであり、報復をしようとするキャラクターと、報復を捨てたキャラクターの描写が丁寧に描かれており、どちらがいいのかという部分で考えさせられる。 スネーク達の報復にしても、これまでどことなく漂わせていたヒロイックさなど皆無で陰湿かつ残酷に描写され、カタルシスよりも失った物やかつての生活はもう戻ってこない事を強く認識させ、虚しさを残すようになっている。 偶然にも発売一か月後に現実にテロが発生し、いままで対立関係にあった国が「報復」という言葉で一つとなり、共同作戦を行う事態になった。 敵キャラであるスカルフェイスが唱える「報復関係から生まれる平和」が、痛々しくも起こってしまっていることを肌で感じずにはいられなかっただろう。 本作のテーマである「言語」は、ミッションでも度々敵兵士の会話として感じることができる。 身を案じていても、相手は侮蔑を浴びせられたと思いすれ違いが生まれてしまう演出など、切ない。 一方でシナリオは本作最大の突っ込み所を数多く孕んでもいる(後述)。 BGM BGMは楽曲の質もさることながら、場合によってリアルタイムに変化するなど演出面で効果的に使われている。 今作のボーカルテーマ曲『Sins of the Father』などは人気が高い。 過去作品に引き続きウォークマンを装備しており、音声や楽曲が収録されたカセットテープを各所で入手すれば好きなときに聴くことができる。 またゲーム内当時である1980年代洋楽やシリーズ主要曲が数多く収録されており、これらも自在に流すことができる。 戦場で入手できるカセットの中には動物の鳴き声や「敵を倒した」という声が収録された特殊なテープもある。これをNPCの近くで再生すると…。 Win版はカスタムサントラ機能も搭載している。 賛否両論点 『MGO2』→『MGO3』の移り変わり コミュニケーションの幅が狭くなってしまったのは前述の通りだが、仕様変更に伴って良い方にも悪い方にも捉えることができる。 今回の『MGO』は本編同様に体力ゲージが存在せず、自動回復制。 姿を晒す危険性の増大と冗長気味になってしまう銃撃戦が少なくなり、リスポーンシステムの変更もあって展開の早いものになった。 前作『MGO2』では被弾時に0.2~3秒程度の長い無敵時間が存在していたが、今作では撤廃された。 今回は胴体に弾を数発当てるだけで素早く倒せるようになったため、ヘッドショットの重要性が下がった。その結果複数人が逆に不利になるという状況もなくなり、結果的に漁夫の利を獲得する色が強くなった。 これにより前作ほどヘッドショットを重視しなくてよくなったものの、従来のMGOファンからはあまり評判は良くない(*9)。 ただ、アップデートによってヘッドショット時の威力増加、頭部以外のダメージ低下パッチが適用されたため当初よりヘッドショットを積極的に狙う旨味が増えたとは言える。 ただし敵を倒す難度が下がったことで姿を晒す危険性が増え、『メタルギア』らしくプレイに慎重さが必要になった面もある。 クラス制によりプレイヤーの行動が個性となることが難しくなった。 体力は多いが足の遅い重装クラス…といった具合にそのクラスにおける最適な動き方が求められ、プレイスタイルの自由度が狭まった。 キャラクター自体に個性が備わったため、否が応でもその個性を演じなければならない。これは試合内容のバリエーションを豊かにしているとも言える。 ただ、初期はクラスごとのゲームバランスが酷いものだった。特に潜入クラスのステルス迷彩を用いた突撃戦法が非常に強力であり、「ステルスジュードーオンライン」などと揶揄されたほど。 現在はアップデートにより多少はマシになったが、それでもバランスはお世辞にも良いとは言えず、半年経たずしてオンラインは過疎気味。 キャラメイク機能に関しても自由度が少ない。装身具はただでさえ種類が少ない上にクラスごとに分けられており、髪型は男女ともたったの3種類。 服装の色変えなども一部課金が必要。そのため対戦では同じような外見のキャラクターと大量に出会うことになる。 ただし、顔に関してはかなり細かいところまで設定できる。 他にも武器、マップ、ルール、ユニークキャラクターの数など改善の余地のある要素が多い。 バウンティハンターというルール(前作のチームデスマッチに相当)では敵を殺害したプレイヤーに「賞金首ポイント」が1つ増加される。これが6つ以上ある状態で敵を殺害すると強制的にマーキング(位置がバレる)されるという仕様になっており、議論の的になっていた時期があった。 この賞金首ポイントが溜まった状態で敵にフルトン回収されると、溜まったポイント分相手のチケット数が増えてしまう。つまり敵を殺せば殺すほど戦犯になる可能性が上がるという仕様だった。 さらにはこの一発逆転要素であるフルトンを簡単に出せる「フルトンパンチ」なるものが潜入クラス専用のアビリティとして用意されており、こちらも重装専用の催眠グレネードランチャーなどと合わせて過疎化を促す要因となった。 本編で登場している「ウォーカーギア」も『MGO3』のマップ上に配置されているが、その強力さ故に賛否両論であった。一応アップデートにより多少は弱体化されている。 前作『MGO2』のように継続的なアップデートがなされていく兆しがあったため、今作もいずれは快適になるだろうと期待するユーザーも多かった。 しかし現在はDLCを全て収録した完全版が発売され、『MGO』公式Twitterも数年以上新規ツイートなし。そのうえ新作である『メタルギア サヴァイヴ』も2018年に発売された為、今後新たな要素がこちらへ追加される可能性はほぼないと言っていい。 主にヘッドショット周りなど、ユーザーと開発それぞれが想定していた『MGO』に対するゲームデザインに乖離があり、開発側が無理にユーザーの意見を取り入れたためにアップデートがされなくなった、と考えられなくもない。 『グラウンド・ゼロズ』時点で従来のMGSにはなかったダッシュ操作があり、ダッシュしている敵に対してヘッドショットを狙うのは難しいために、今までの『MGO』とは違いヘッドショット重視のゲームにはしたくなかった意図が汲み取れる。 サービス開始当初は、気絶や催眠状態の味方を格闘(蹴り)で起こせていたが、アップデートで特定ボタンを入力することで専用モーションが発生し、起こせるようになった。1回の蹴りで即座に起こせるのが問題だったのに、本編になかったモーションを追加してまで起こす方法を変えたのには疑問が残る(*10)。 冒頭で「良い方にも悪い方にも捉えられる」と書いたが、サービス開始直後からの急速な過疎化を見るに「悪い方に捉えた」ユーザーの方が多かったのは紛れもない事実であろう。 問題点 シナリオ 今作最大の問題点にして、当初の高評価だらけの状態を瞬く間に変えてしまった原因。 これを切っ掛けにして「未完成疑惑」まで浮上した。 端的に言えば物語はいわゆる「打ち切りEND」と取れる構成になっている。 + ストーリーのネタバレ注意 今作はチュートリアルの序章を除けば2章構成だが、2章ではメインストーリーのボリュームが激減し、最後はかなり唐突に終わりを迎える。 1章「報復」は新たなマザーベースの下で組織を立て直し、9年前に旧マザーベースを襲撃したスカルフェイスに報復を遂げるまでを描く(*11)。 2章「種」はスカルフェイス亡き後も暗躍を続けるサイファーを追ううちにマザーベースにある悲劇が起きる、というところで脈絡なく最終ミッションが登場しそのままエンディングとなる。 直前の「悲劇」を描くミッションと最終ミッションにはストーリー上のつながりが全くなく、かなり困惑させられる。 さらに、2章は全19ミッションからなるが、うち12ミッションは1章ミッションの高難易度版、もしくはノーアラート強制。この水増しや唐突な最終ミッションなどを根拠に未完成の疑いを強めた。 また、2章は漠然とメインミッションを進めているだけではエンディングまで辿りつけず、たびたびメインミッションが追加されなくなる状態に陥り、物語の進行が止まる。 2章の進行に高難易度版などの水増しミッションは必ずしもすべてクリアする必要はなく、黄色のサイドオプスとテープの聴取でフラグを立てていくつかミッションをこなすことで出現するという配慮を取っていたが、進行の条件が分かりづらくテンポが悪いとされた。 今作は「悪に堕ちる」というキャッチが示すように、ビッグボスが如何にして決起に至るのか(どのように初代メタルギアに繋がるのか)が描かれることが示唆され、ユーザーの期待は高まっていた。 + ネタバレ注意 だが本編中で悪堕ちを大きくフィーチャーするイベントは特にない。これのせいでますますキャッチコピー詐欺 未完成の疑いを強めている。本作はビッグボス本人の描写が全くと言っていいほど存在しない為、結局「アウターヘブン蜂起」に至るまでもうやむやに。 主人公であるヴェノム・スネークについても「悪に堕ちているか?」と問われると微妙。殺伐として無愛想な雰囲気を持つスネークではあるものの、殺す必要のある子供を助けたりDDのスタッフに対する気遣いを考慮すると「根は優しい」と評するプレイヤーも少なくない。あまつさえ子犬を拾ったりとやってることはまともな人間である。 もっとも、当のビッグボスも『MG2』で戦災孤児達をザンジバーランドに住まわせていた為、ヴェノムもこうするのは必然的ともとれる。 英雄度の下がった、人を殺し続け、核を幾つも所有する血塗れの鬼スネークが「悪に堕ちる」と言う事なのだろうか… ただし、ストーリー上で分かりやすく非人道的な行いをするイベントがないというだけであり、悪に堕ちてはいる。それというのも今作のプレイヤーの軍隊は過去作のような「世界平和の為」などの大義名分付き依頼ではなく単純に各クライアントの軍事行動を支援する依頼を受けており、プレイヤーがノーキルを貫いた場合でも間接的に多数の人命を奪っている。要は金の為に見ず知らずの人間同士の殺し合いに肩入れしている(*12)ということであり、 XOFを討伐対象として出撃したミッション以外は道義的に真っ黒である。 ポスターなどには「メタルギア最大の謎に決着が付く」などという宣伝文句も書かれたが、決着以前に謎に触れられもしない。 むしろ本作と『GZ』で初出の謎が増えすぎて『PW』で広げた風呂敷を更に広げた挙句回収しきれていないように思える。 実際に謎の提示と種明かしが行われるのは、本作のエンディングで初めて出てきたポッと出のものである。 そもそも『MGS4』の時点で過去作の謎の種明かしは殆ど行われていたので「最大の謎」など在って無い様なものだったのだが…。 強いて言うならザ・ボスとの決着以降袂を分かったにもかかわらずなぜ『MG』でわざわざFOXHOUNDに戻り総司令官の任についたのか、という顛末が残っていた大きな謎といえなくもないが、結局今作がそれに踏み込んだものだったとはいえなかった。 後は『MGS3』後に突如豹変したかのような描写が過去作でなされていたゼロ少佐や後々ビッグボスと対立するカズの事が謎なのだろうか。そちらもクリア後にやっと触れられるだけなので消化不良感が否めないが… 物語の途中ヒューイの発案で、バトルギアなる新兵器が開発されるが…。 完成しても話に絡まないどころか自分で使うこともできず派遣ミッションに出せるだけだった為、肩透かしを食らったプレイヤーが続出した。 Win版の解析によって搭乗可能な兵器として使える予定の可能性があったことが明らかになっている(*13)。 海外の攻略本のインタビューで小島はこれに関して「正直な所、計画では実際のフィールドで使用出来る筈だったが、テストセッション中に(バトルギアが)ゲームのバランスを乱すのに気付き消去した」と答えている。 このゲーム性での再調整に足る時間はなかったであろうことを推測するに、やむを得ない理由ではある。 初期PVから登場し話題になった「燃える男」はサイドオプスでかなりあっさり退場する。 + ネタバレ注意 これはヴェノムが影武者であることの伏線ではあるのだが、消化不良感がある。 また、正体は大方の予想通り『MGS3』のヴォルギン大佐だが、強引に出番を作った感が否めない。 とあるキャラクターが離脱して以降の経緯がゲーム中では明かされない。 これは初回限定版などに付属している特典映像に出てくる他、トレイラーでもそれらしき映像があった。要するに重要部分が本編から削られている。 特典映像にはご丁寧に「完成度30%」とテロップが入れられていたり、本編では活かされなかったヴェノム・スネークの色覚障害の設定がこのミッション中の重要なシーンで使われていたりと、これまた未完成の疑いを強めることになった。 Win版の解析によってこのミッション発生のフラグらしきものが存在することが発覚したが、現時点ではこのフラグを立てることができるかどうかは判明していない。 第三の子供はご都合主義の塊。本作における本筋以外の事象の多くは大袈裟に言うと「不思議な少年の超能力」で説明を丸投げしている節がある。 + ネタバレ注意 少年イーライ(後のリキッド・スネーク)がマザーベースに保護された子供たちに反乱を起こさせた。 ヒューイの行動もあってメタルギア・サヘラントロプスをイーライが奪取。第三の子供(後のサイコマンティス)の超能力によって稼働可能になったサヘラントロプスに乗り、マザーベースのヘリパイロットを人質として子供たちとともにどこかに去ってしまった。 これ以降、イーライ及び第三の子供が物語に絡んでくることはなく、エンドロールの手前で流れる年表で唐突にイーライが「蠅の王国」なるものを作り上げていたことが明かされる。 ただでさえ結構な中盤でイーライが登場し、そして色々な事件を巻き起こしていたにもかかわらず、なにも描かれないままフェードアウトである。 さらに、サヘラントロプスを動かすなどスカルフェイスの計画で重要な役割を果たしていた第三の子供がイーライと共にフェードアウトしていってしまうという、なんとも打ち切りのような描写にユーザーから不満が噴出した。 なお、存在が発覚した結末部分についても「作中で猛威を振るったスカルフェイスの切り札にイーライも寄生され死に瀕するも、サイコマンティスの超能力で治る」という強引さを感じる展開が存在する。 後のリキッドを死なせるわけにはいかないのは当然ではあるが…。 物語とは関係ないが、イーライは服の背面に「液体人間」とデカデカと筆書きされた不自然なデザインをされている。 鋭いプレイヤーなら気づくし、そうでなくても前述したように「イーライ=リキッド」という確定情報はゲーム中に存在する。この過剰なアピールは本当に必要だったのだろうか。 シリーズおなじみの単なる小ネタなのかもしれないが、殊更にシリアスを押し出した本作では明らかに浮いている。オマケ要素ならまだしも。 ヴェノム・スネークと結末について + ネタバレ注意 物語冒頭の病院からプレイヤーが操作するキャラクターは、実はビッグボス本人ではない。 パスの体から麻酔無しで爆弾を摘出し、爆発からビッグボスを身を挺して守ったメディック(衛生兵)が今作の主人公。端的に言ってしまえば整形手術と暗示によって影武者に仕立て上げられた赤の他人である。 ラストは、洗面台の前でメディックがビッグボス本人からの「俺たちは2人でビッグボスだ」というメッセージが録音されたテープを聞いて自らの正体を思い出し、笑みを浮かべる。その後少し時間が経過し、銃声が鳴り響く中血塗れのヴェノムが再び現れ、鏡を叩き割るシーンで幕を閉じる。 本物のビッグボスがどこで何をしていたかはわずかに描かれるのみである。声だけのカセットテープとイシュメールとして顔を隠しているシーンを除けば本物のビッグボス出演シーンは約1分ほどしかない。 どの時点でヴェノムが影武者であることが明かされ、本物のビッグボスの物語が始まるのかという部分が注目されていたが…実際には本作はヴェノムが影武者であったことが明かされた時点でストーリーが終わる。 本作が章構成であったことから、2章ラストでヴェノムの正体が明かされた後、本物のビッグボスの物語を描く3章が始まると予想したプレイヤーが多かったが、実際にはストーリーは2章で終了。 実際にも、PC版の解析により3章の開発痕跡が存在していたことが発覚しており、本来はここでビッグボスの物語を描く予定があったとも言われている。 ヴェノムが影武者であること自体は予想はされていたが、本作のシナリオは「最初から影武者であることを匂わせつつ、驚愕の事実であるかのようにその点を明確にし終了」でしかない。 その為、結果的に「影武者」や「入れ替わり」といった一連の演出やシナリオ構成そのものも疑問視されるようになってしまった。 冒頭の病院でヴェノムは「敵の目を欺くために顔の整形手術を行う」事を告げられ実行されるが。 これはキャラエディットでもあり、演出を兼ねた上手い手法…の様でいて重大なミスがある。 ヴェノムと述べた通り、彼は影武者である。つまり整形の結果はビッグボスの顔、エディットしたのは元の顔となる。実は場面が自然に入れ替わっておりミスリードとなっている…という様な事もない。 一方のイシュメールこと本物のビッグボスも、整形手術を受けたかのように顔面が包帯で覆われているが普通に素顔のままである。 結果的に意味のない演出となってしまった。 序章では「ビッグボスからメディックへの整形手術の直前で襲撃される」だったシーンが、『世界を売った男の真実』では「メディックからビッグボスへの整形手術の直後に襲撃される」というシーンに改変されている。序章の描写は自分をビッグボスだと思い込んでいるヴェノムの妄想で、そのシーンを客観的に描いたのが『世界を売った男の真実』という構造になっている。……というのがあのシーンの一応の説明なのだが、『世界を売った男の真実』の全体を通した描写はヴェノムの妄想を完全に排除した客観的なものとは言いきれない部分があり、叙述トリックとして不完全である点は否めない。 「この物語(サーガ)も伝説も俺達で創った」「ありがとう友よ」と言ったメッセージ内容、自分で決められるメディックの素顔と誕生日を考察するとメディック=プレイヤーという構図が明らかである。 録音テープのメッセージは「これまで『MGS』シリーズをプレイしてこのシリーズを支えてきてくれたプレイヤーに対する、『スネークからの感謝の言葉』」である。 本作は「これまでのシリーズを追体験していったプレイヤーの分身であるメディックが『ビッグボス』に相応しい人間へと成長する過程を描いた物語」であったと取れなくもないが…(*14)。 「『TPP』冒頭にキャラクタークリエイトを行うようにしてしまった為、必然的に『GZ』でわずかに確認できるメディックの顔とは異なったものになってしまう」「この手の手法は最初にやってこそ意味ができるのに実質途中からの挿入」といった事情により、プレイヤーとキャラクターの一体感を阻害しており、演出としては空振りしているとの意見もある。 また、これによって『MG』でラスボスとして立ちはだかったアウターヘブン統率者であるビッグボスはヴェノムであり、当時のFOXHOUND総司令官であった本物のビッグボスとは別人だったという後付け設定が加えられた。 だが、この点についても『MG2』や『MGS4』でのビッグボスの発言を考えると必要な設定なのか疑問が残る。 『MG』は公式でパラレル扱いのため大まかな矛盾を目をつぶることはできるが、『MGS4』において「ソリッドはFOXHOUNDにいたころに総司令官であるビッグボスから直接訓練を受けてCQCを習得していた」と語られている。 その為、パラレルであることを考慮しても、五体満足のビッグボスと面識があったソリッドの前に角を生やし義手を付けたヴェノムがビッグボスを名乗り偽物として立ちふさがっていたことになる。ソリッドからすると不自然極まりない光景だったのではないだろうか? 『MGS4』小説版では「元々CQCを会得していなかったが、オタコンのハッキングなどによりCQCの技術を手に入れた」とされているため、こちらの設定が部分的に採用されているのかもしれない。 『MGS4』本編においても、ヴェノムの存在について一切言及されなかったのは、矛盾とはいえないまでもやや不自然。後付けだからと言ってしまえばお終いだが。 一応フォローすると、後の『MGS4』におけるビッグボスの自責の念やメディックが後に初代『メタルギア』においてソリッド・スネークに殺されるビッグボスを演じる構造などは、『MGS3』でのザ・ボスとの関係性にも重ね合わせることも出来、その虚しさなどを感じる構造になっているとも言えなくはない。 つまりメディックがビッグボスを演じたことで、本物のビッグボスは『メタルギア2』におけるザンジバーランド形成に専念することができたという「忠」を尽くした構造にもなっている。 また、ヴェノム自身に魅力がないわけではなく、鬱憤のたまったスタッフ同士の私闘を自らの体を犠牲にしての仲裁、志半ばにして散っていった死者への弔い方法など元スタッフとしての視点でまた異なったカリスマ性がある。 兵士としてのスペックについても「MSFの兵士の中でも最も優秀な男だった」とビッグボスが語る場面がカセットテープに録音された会話として登場している。 『MGS4』にてソリッドがビッグママ(EVA)から愛国者達の成り立ちについて聞かされている時に、ビッグママは「ゼロが真実と虚構を織り交ぜながらビッグボスの物語をばら撒いた」と述べているので、この部分がヴェノムの存在に関して伏線を張っていたのではないか、という考察もある。 また、この最終ミッションはゲーム的にも問題がある。 病院での顛末のネタばらしという構成上序章をほぼ丸ごともう一度やらされるのである。 違うのは最初と最後(*15)、そしてミッションタスクだけで、ミッション自体は序章の病院脱出までと全く同じ(*16)。これには基本操作説明も含まれる。 序章はいわゆるチュートリアルであり、導入部故に演出も長い為、そう何度もプレイしたくなるようなものではない。 せめてイシュメール側の視点にしてヴェノムを助ける展開をプレイできるようにした方がよかったとの声も。 + 『PW』で新登場したキャラの扱い アマンダはFSLNとしてニカラグアの革命を成し遂げており、祖国では英雄的扱いを受けている。 ただし、今作にて親族が全て死亡した事が確定したのである意味革命に対する「業」を背負って生きているとも言える。 セシールは『GZ』の核査察前にフランスに帰国、『TPP』では一切の絡みなしで平和に暮らしていると思われる。 チコよりも杜撰な扱いだが、彼女は元々あくまで一時的にマザーベースに保護されていただけのただの一般人なので当然の扱いではある。 チコはヘリの墜落で死亡済。死についてはスネークの「チコの死は何だったんだ」の一言で済まされる。 これはチコの死からは作中ですでに9年経過していることを考えると仕方ないのかもしれない。 ただし、テープにてカズが頻繁に少年兵の回収を依頼したり反乱の兆しを見せても強硬手段を取れない理由の一つとして、チコを死なせてしまった事がトラウマになっている事を思わせる内容があるので完全に無意味ではない。 一方で『GZ』冒頭でスカルフェイスの口から出た、チコの「裏切り」は有耶無耶になる。 何処からか流失したテキストファイルの中にはこの台詞の補完として「※チコは実際には生き残り、ザイールに行き着いているが、ミラー達からすると消息不明。この後、ザイールにチコを見つけたアマンダから、チコ抹殺の依頼が来ることになる。」と記されており、再登場する予定だった模様。 このザイールという国は『PW』のカセットテープでもチコが行きたがっていたコンゴの事である。 後に発売された設定資料集でも「unused (未使用)」と記された上で大人になったチコの設定画が掲載されている。 また同じファイルの中にはチコ(ウォーカーギア)という謎の単語も出てきている。海外版の解析でもウォーカーギアへの呼びかけボイスをまとめたファイルの中に何故か「チコ!」という呼びかけが一緒に入っている事が判明しており、チコがウォーカーギアに乗る、もしくはチコがウォーカーギアと何らかの形で一体化する案などもあった事が予想される。 パスは『GZ』ラストで死亡したと思われていたが発売前トレーラーでまさかの生存が確認され話題になっていた…が実際にはやはり死んでおり、トレーラーやイベントに登場したパスはヴェノムの願望から見えた幻覚だった。 ヴェノム本人の深層心理が具現化したものらしく、彼女の言動こそが素のヴェノムに繋がっていると言える。ちなみにヴェノムの身体には人間の骨がいくつか刺さっており、これは恐らく目の前で爆発したパスのものと思われる。 一連の場面はかなり切なく、イベント全クリアした後に手に入るテープの内容は本作屈指の涙腺崩壊もののテープと言われる。このテープを聴いてから『MGS PW』の恋の抑止力を聞くと、色んな部分の歌詞への感慨が変わってくる。 ヒューイは『GZ』で勝手に核査察を受け入れたり、MB襲撃直前にストレンジラブがマザーベースを離脱していたり、怪しげな行動をとっていた(*17)が、結局ヒューイが『GZ』でマザーベースを崩壊させた戦犯である事がほぼ確実となっている(*18)。 さらに、前述した2章後半での「悲劇」も彼が引き起こしたもの(*19)である。作中で悪役であるスカルフェイスにまで「腐った男」呼ばわりされるなど、かなりのクズキャラになってしまった。 『MGS PW』を含め『GZ』終了から『TPP』開始までの約10年間に、一体何が彼をこれほどまでの狂人に豹変させてしまったのかはイベント、テープを含め一切語られない。 『MGS PW』で「核を嫌悪する科学者」「自身の発明した兵器に責任を持つ男」「息子達(ソリッドとオタコン)さながらの軽妙な掛け合いを見せる」という彼に好感を抱いていたプレイヤーを幻滅させることとなってしまった(*20)。 そもそもプレイヤー視点だとヒューイに関しては拷問や身勝手な発言をするだけのシーンしか見る事はできず、悪行そのものに関しては事後報告やテープでしか語られない事、追放後のカズのテープ内容(*21)を考慮すると、カズは最初からヒューイを許すつもりはなくスカルフェイスの情報と技術目的で救助し、たとえ悲劇が起こらずDDに協力する姿勢を見せても用済みになったら9年前の報復対象として殺すつもりだったと考察するプレイヤーもいる程である(*22)(*23)。 ただしヒューイ側も問題行動は実際に多く、特にサヘラントロプスの隠し場所や声帯虫の正体を最初から知っていたにもかかわらず隠していた件は完全にアウトであり、これだけでも利敵行為と見なされても仕方がないという声もある(*24)。 元々彼がDDに再び接触してきた理由も、スカルフェイスの元での立場が危うくなってきたのでDDを通じて亡命したいというこれまた勝手なものである。 また一方で、『MGS2』の時点で息子であるオタコンの口から晩年のヒューイが息子に対して愛情を全くかけず最終的には娘を道連れに無理心中を図るようなろくでもない親に成り果てていた事が、既に設定として明言されていた為、PW以降のヒューイが人間として狂い堕ちるところまで堕ちるという展開そのものについては、規定路線として最初からそうなるであろうと予想していたファンも多かった。 そもそも『MGS PW』の時点で、核や核武装やそれを可能にする兵器そのものに対し「抑止」という前提の上でなら肯定的であるなど、息子のオタコンとの思想の違いは明確に描かれていた。 またスネーク達に協力した動機も、オタコンのような「自分が作った兵器が悪用される事への責任感」よりも、どちらかと言えば「自分が作った兵器が自分の意に反した使われ方をする事への反発」が強く、自分が作った兵器自体への危機管理意識や認識もどこか甘いなど、当時からヒューイの人間性や科学者としてのあり方や考え方をオタコンと比較して疑問視するファンは少なからず存在した。 ストレンジラブは『GZ』ラストの年表でマザーベース崩壊後の生存が確認されていたが、『TPP』以前にヒューイによって(これもどこまで故意だったかは不明なものの)結果的に死亡していた事が今作終盤で明らかになる。これもいくらなんでもあっけなさすぎるという声も。 ただしママルポッドから発見されたストレンジラブの遺言のテープそのものはザ・ボスへの想いやオタコンへの母親としての想いや愛情を強く綴ったものであり、シリーズファンなら必聴である。 そしてこのテープのおかげで作中での存在感もちゃんとある。 演出 『MGS4』までの反動なのか過去作と比べてカットシーンが極端に少なく、重要な事項もカセットテープという形で音声のみで語られることが多い。 ストレンジラブ博士の最期のシーンやゼロ少佐を描いた『MGS3』ファン感涙の人気シーン等のムービーにして欲しかったというテープも多い。 以前まではゲーム進行に合わせて流れるようにシナリオが進行していくのもシリーズの特徴だったが、その演出とゲームデザインの噛み合わさった巧みな構成もなくなってしまった。 意図を理解し難い演出。 全体的に想像させることを目的としたような「無言」「間」「迂遠な表現」が多い。カットシーンの大幅減少といった変更との食い合わせの悪さも相まって、結局何だったのかがよくわからないという場面が散見される。 その最たるものが序章。「イシュメールと共に車で燃える男から逃げていたら背後で大爆発。天高く吹っ飛んだ消防車やら人間やらが降ってくる」「巨大な炎の鯨が現れヘリを飲み込んで撃墜」「燃える男が炎の天馬に乗って天を駆けて追ってくる」「馬で逃げていたら何故か都合よく目前で落雷が起こり地面が崩れ転落」というコメントに困る怒涛の展開になる。 これらの現象は一応ちゃんとした理由付けがされているが、それらがイベントとして説明される事は無く、背景を追おうとしなければ謎の演出で終わる。 「スネークは頭に負った大怪我の後遺症のために存在しない物が見えることがある」というのがその理由。しかし、演出を過剰に盛る必要性はやはり薄いだろう。 過去作に比べて残虐な描写が多め、また妙にホラー系の演出が目立つ。 過去作でも流血や拷問といった描写などは普通にあったシリーズだが、今作の場合はストーリーの都合、また質感が向上したこともあり若干人を選ぶ方向性になってしまった。 前作『GZ』でも所々にそのような描写が見られたが、この辺りは技術進歩の功罪でもある。 海外版では規制が緩く、日本国内版以上に残虐描写が前面に出ている。 マップ移動が寂しく、回数が多い オープンワールド化によって自由潜入が可能になった一方で、拠点から拠点までの道中が寂しすぎる。 拠点以外のところは植物や動物がいるぐらいで、敵兵は巡回車両や捜索中の者以外ほぼいない。そのため拠点以外の場所は基本的に移動する以外にやることがない。 細長いミッションエリア指定(*25)が行われているミッションが多く、それらのミッションでは進行ルートの選択肢が乏しい為オープンワールドを標榜する前の作品である『MGS4』などとやっている事があまり変わらない。 元々ミッション数が膨大なこともあるが、ミッションの種類がある程度限られる上に移動するマップがわびしいため、一通りミッションが出そろった後の第二章から、所謂作業ゲー感がかなり強まるという指摘がある。 もっとも、敵兵が各地に配備されて密度が上がってしまうと、今度は難易度が上がってしまったり車や馬を使いにくくしてしまうので、一概に批判できるものでもないのだが。 ある意味、潜入場所での行動範囲が今作並みなら事足りたともいえる為、何でもかんでも「オープンワールド化」すればゲーム性があがって面白くなるわけではないという証明となってしまった。 根本的にはMGSシリーズの警戒・発見状態の仕様やキル数・アラート数が評価に影響するシステムがオープンワールドと相性が良くなかったことに問題があるといえる。たとえば後年のオープンワールド型『アサシンクリード』シリーズであれば街道を巡回する敵に発見されても倒すか振り切ってしまえばよいが、本作では邪魔な障害物になってしまうのである。 各拠点の配達施設で送り状を入手すれば移動時間の大幅なカット(いわゆる「ファストトラベル」システム)もできる(*26)。 シリーズお馴染みの段ボール輸送であるが、大抵の配達施設は各拠点の内部にあったり、外部にあっても見張りの兵がすぐ近くにいることが多い。その為移動する労力、時間を省略しようと「ファストトラベル」すると「ファストトラベル」する為に「潜入」する(時間、労力をかける)必要があり、煩わしさを感じることも。 また、この送り状の配置も総じて気づきにくいか利用に手間がかかる場所にあり、プレイヤーによってはこのシステムに気づかない場合もある。 高さ10センチくらいの小さな段差に引っ掛かり、進めず迂回する羽目になる事がたまにある。小岩の中にも、登れるものとそうでないものの見分けが付きにくい物があり小さなストレスの原因となりうる。 段ボールや乗り物を使えば強行突破できる場合もあるが、根本的な解決になっていない。 オンライン開発 アップデートによってリアルタイム経過で開発が進む「オンライン開発」での高性能装備が追加されたのだが、開発にはかなり高い班レベルが必要。 無料で建設できるFOB1だけではかなり厳しく、課金してFOB2,3を購入する必要がある。 開発時間も長く、10日以上かかるものもある。短縮するためには課金が必要だが、装備の数も多いためかなりの額になる。 MBコインを使わせる、すなわち課金させるためのものだと受け止められても仕方がないほど。 ただしMBコインはデイリーログインボーナスでも少量ながら入手可能であるため、無課金でもFOB2以降は時間はかかるがこまめのログインで建設可能な額ではある。 進行不可能になるバグがある 初期版では蝶のエンブレム(Front)を使用しているか、クワイエットとの親密度をエピソード29か42で最大にしてクリアすると発生。修正パッチは配信されているがオンライン環境がない場合は注意が必要。 また、Win版での症状として少年兵をトイレに隠すと消えてしまうバグもある。入れた判定はそのままだがトイレから出そうとしても操作不能になる。予防としては少年兵をトイレに隠さないこと。 このほかにも進行に必ずしも影響はしないが、一部の開発資料を手に入れてミッションクリアしても資料を入手していないことになっていて、元の場所に戻っても無くなっているなどのバグが存在した。修正パッチは配信済み。 時代錯誤なオンライン周り(『MGO3』) 当初はオンライン対戦が可能になってかなりの時間が経っているのにもかかわらず、ホストのログアウトで次のホストへ引き継ぐ機能が備わっていなかった。 現在は修正され、ホストは引き継がれる。この際途中抜けしたホスト以外のプレイヤーの戦跡、経験値が反映される。 テキストチャットが打てない。無線が少ないといったコミュニケーションまわりも前作から劣化している。アップデートで一部コミュニケーション機能が強化された。ただし新規追加無線についてはボイスはなし。 総評 大規模なオープンワールドとステルスゲームを組み合わせた今作は、リリース当初はその没入感や緊張感などゲーム部分を高く評価され、発売を待ち侘びたファンに称賛と共に迎え入れられていた。 だが、発売前に提示されたコンセプトとは異なる中途半端な物語によって「未完成」の烙印を押され、その評価は大きく変動してしまった。 「自由潜入」を主軸としたゲーム性そのものに関しては高く評価するプレイヤーも多い。 しかし、今までのシリーズにあった奥深い"物語"を求めるファンにとっては、シリーズ最終作として不満の残る出来になってしまった。 本作におけるどの部分を重要視するかによって、プレイヤーの評価は大きく変わっていくことだろう。 スカルフェイスの思惑、言葉を持たないクワイエット、復讐に燃えるカズ、そして…"ヴェノム"の名を冠し再び現れたスネーク。 ダークで、考えさせられるキャラクターたちの荒んだ思想と結末は、今作を様々な意味で象徴していると言っても過言ではないだろう。 余談 『MGS PW』のノベライズを手掛けた野島一人氏によるノベライズ版も角川文庫から発売されている。 ノベライズ版オリジナルキャラクターとしてレナード・ルインという隊員が登場しておりヴェノムやその周囲の関係性やダイヤモンドドッグズという組織そのものが一兵士の視点からも客観的に描かれている。 一方で、本編では感情表現に乏しかったヴェノムやセリフがほとんど無いキャラだったクワイエットなどをはじめとした主要キャラ達の心理描写や顛末も丁寧に描かれておりファンからの評価は高い。 ただし『GZ』及び『蠅の王国』の内容は軽く触れられる程度。蠅の王国に関してはどこまでシナリオが完成していたのかも不明瞭なのでやむを得ないが。 本作のストーリーはジョージ・オーウェル著の名作SF小説『1984年』から特に強い影響を受けており、本作の舞台も1984年である。 この影響が強く出ている(と言われている)のが2章および登場人物の1人であるヒューイに関連したストーリー。核心部分のネタバレとなるためここでは触れられないが非常に興味深い考察をしてる方もいるため、興味があったら探してみよう(*27)。 またハーマン・メルヴィルの小説「白鯨」からの影響・引用も見られる。ファンによる考察や矢野健二氏のインタビュー記事に詳しい。 本作は当初、シリーズ名と発売・開発元を伏せ「Moby Dick Studios」名義で『The Phantom Pain』トレイラーを『METAL GEAR SOLID GROUND ZEROES』トレーラーの同年末に発表していた。 この他にも小説「蝿の王」「闇の奥」や、カセットテープにも収録されているデヴィット・ボウイの楽曲等、20世紀のファクターを多く反映させている。 国内と比較するとあまりストーリーを重視しない傾向にある海外では本作の評価は非常に高い。メタスコアは93点であり、ユーザースコアの平均も10点中8.2である。 その割には海外でも物議を醸し、KONAMIの海外法人スタッフも「誤解しないでほしいが、蠅の王国はエンディングではない」(*28)等、よくわからない的外れな弁明を行い火に油を注いだ。 本作のUI、実在俳優の起用、一部のストーリー展開といった要素は小島氏の独立後初の作品となる、2019年のコジマプロダクション作品『Death Stranding』でも見受けられる。 サブタイトルでもあり、テーマの1つでもある「ファントムペイン(幻肢痛)」が、本作、ひいてはシリーズ全体のストーリーが未完成のまま打ち切りに終わった事を揶揄する皮肉にもなった。 本作の未完成については既にいくつか触れているが、「発売前後のメーカー側のゴタゴタ」「不自然なシナリオ(尻すぼみ、物語比重の偏った2章構成、唐突に迎えるラスト)」「製品に入っていない幻のエピソード」など疑惑の種に事欠かなかったため極めて濃厚とされた。 監督は『MGS4』の時と同様に「ストーリーの完結」という意味で「最後のメタルギア」の宣言をしていたが、今回に関しては小島監督がコナミを退社(後に独立会社「コジマプロダクション」を設立)したことにより、広い意味合いにおいて確定的になっている。 後に2018年2月21日に最新作、初のコナミ制作スピンオフ『メタルギア サヴァイヴ』が発売されたが、小島監督不在の開発体制、異世界(*29)設定、本作のモデル等データの使い回しが目立つなど、2016年08月18日に発表された時から非難の声が殺到、シリーズを取り巻く状況は絶望的な空気に満ちていた。 2017年12月のシングルプレイ解説トレーラーによると、異世界設定は「『GZ』のサブミッションにある雷電登場ミッションなどのように "ありえたかもしれない もうひとつの擬史" を描いている」らしいが、『サヴァイブ』の様な明らかにミスマッチな設定を無理やりねじ込んだシナリオを同列に扱うべきか(*30)という点で、大きな疑問が残る。 なお『サヴァイブ』の発売以降は新作の音沙汰が全く無い状態が数年間続き、シリーズ終了の危機も囁かれていたが、2023年5月25日に『MGS3』のリメイク版『METAL GEAR SOLID Δ』を発表。現在はシリーズに復活の兆しが見えている。コナミは2020年に社長が交代しているので、その影響もあるのかもしれない(*31)。 PS3/360版のオンラインサービスは2022年5月31日午後3時で終了した(参照)。 2016年11月10日に『メタルギアソリッドV グランドゼロズ+ファントムペイン』が発売。『GZ』とのカップリングパック。 DLCも一纏めにされているが、『GZ』『TPP』それぞれのコンパニオンアプリには非対応。