約 4,039,665 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/9597.html
本記事はVer.1.5.0時点での評価となります。 メタルギアソリッド マスターコレクション Vol.1 【めたるぎあそりっど ますたーこれくしょん ぼりゅーむわん】 ジャンル タクティカル・エスピオナージ・アクション 対応機種 Nintendo Switchプレイステーション4プレイステーション5Xbox Series X/SWindows(Steam) 発売元 コナミデジタルエンタテインメント 開発元 コナミデジタルエンタテインメントM2(*1)ロケットスタジオ(*2) 発売日 2023年10月24日 定価 7,480円(税込) プレイ人数 1人 レーティング CERO D(17才以上対象)(*3) 備考 PS4/XSX版はダウンロード専売海外ではXSXにもパッケージ版あり 判定 良作 ポイント 『MGS』シリーズの集大成となるオムニバス海外でのみ発売されていたタイトルまで収録読み応えのあるマスター シナリオブック メタルギアシリーズ 概要 収録タイトル 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 世界が再び、息を潜める 概要 人気ステルスアクション『メタルギア』シリーズの集大成となるオムニバス移植第1弾。 近年のコナミが展開している過去作品のコレクションシリーズ同様、おまけ要素を追加した移植となっている。 後述の通り、厳密には各作品の「マスターコレクション版」のバンドルという扱いで、『MGS1』〜『MGS3』については単品販売も存在する。 Switch/PS5にはパッケージ版も存在し、メディアとしては1つにまとまっているが、挿入すると下記のソフトが別ソフトとして並んだ状態で表示される。 なお、Switch版はパッケージ版でも別途データをダウンロードする必要がある。詳細はこの記事を参照。 収録タイトル 各タイトルにはシリーズの設定や攻略情報を記載した「マスターブック」と、過去に発売された書籍「シナリオブック」の電子版が収録されている。 無料DLCの言語パックをダウンロードすることで、他言語でのプレイにも対応。 個別版タイトル 収録作 備考 メタルギア メタルギア2 ソリッドスネーク メタルギア 『MGS HD』収録版準拠の移植。英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語版も収録されている。セーブデータは日本語以外の各言語間で共有可能だが日本語版との共有はできない。ソフトは個別にダウンロードされるが、下記『MGS』とセットの扱いで単品販売はない。 メタルギア2 ソリッドスネーク メタルギアソリッド(マスターコレクション版) メタルギアソリッド 無料DLCで北米版と欧州版(*4)もプレイ可能。 メタルギアソリッド インテグラル 本作中では日本語字幕・英語音声でプレイできる唯一のソフト。無印日本版のクリアデータをセーブデータ編集で入れるとニューゲーム時に敵配置が変わる仕様も再現。 METAL GEAR SOLID VR MISSIONS 無料DLC。それぞれ北米と欧州で発売された『インテグラル』のVRディスク単独の商品。国内版とは一部変更点が存在している(*5)。 METAL GEAR SOLID SPECIAL MISSIONS メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ(マスターコレクション版) メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ 『MGS HD』版ベースでの移植。無料DLCで英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語版もプレイ可能。セーブデータは日本語以外の各言語間で共有可能だが日本語版との共有はできない。 メタルギアソリッド3 スネークイーター(マスターコレクション版) メタルギアソリッド3 スネークイーター 『MGS HD』版ベースでの移植。無料DLCで北米版(*6)と欧州版(*7)もプレイ可能。セーブデータは日本語以外の各言語間で共有可能だが日本語版との共有はできない。 メタルギアソリッドマスターコレクション Vol.1ボーナスコンテンツ メタルギア (FC) 『MG』は英語版もプレイ可能。『Snake s Revenge』は日本語未収録。『バンドデシネ』の2作品は別途ダウンロードが必要。左記のソフトのほか、デジタルサウンドトラックを収録。『マスターコレクション Vol.1』にのみ付属し、単品販売はない。 Snake s Revenge メタルギアソリッド バンドデシネ メタルギアソリッド2 バンドデシネ 評価点 良好な移植度と豊富なボリューム 後述する軽微な移植ミスこそ見られるがそれらもアップデートで改善されており、基本的には問題なくプレイ可能となっている。 各バリエーションや電子書籍も含めれば膨大なボリュームとなる。定価だけ見ると決して安い値段ではないが、コストパフォーマンスそのものは非常に優秀。 『MGS』はPS版をエミュレーション動作で移植している。 サイコ・マンティスのセーブデータを読み込むイベントのためだけに仮想メモリーカードを編集する機能が搭載されており、反応する他タイトルのセーブデータも全て用意されている。当時そのままの遊びを再現してくれているのは嬉しいところ。 同ボス戦の読心能力を回避する方法についても、原作そのままの方法の他に、L+Rで開く専用メニューで設定可能にする形でも実行可能としている。 スナイパー・ウルフ2戦目後のディスク入れ替えもそのままだが、同場面になると自動的にディスクを入れ替える処理を行い、ディスクを入れ替える専用の演出まで用意されているこだわりよう。日本・インテグラル・北米・欧州版でディスクのデザインが違うという細かい部分まで再現。 例の「パッケージの裏」は、オンラインマニュアルを開いた際に表示される表紙を裏返すと原作のパッケージ裏が収録されているという遊び心も。 オンラインマニュアルを開く前にゲーム内で表示されるため、仮にオンラインマニュアルが消滅したとしても参照不可になる心配は無い。 パッケージ販売されているSwitch/PS5版のパッケージ裏にもバッチリ載っている。 インテグラル版も同時収録されたため、日本語音声のイベントシーンとインテグラル版限定要素を1本のソフトで楽しめるようになった。 細かい点だが、ボタンのアイコンもPS版の雰囲気を崩さないまま各機種に合わせたアイコンに差し替えられている。 『MGS2』『MGS3』は『MGS HD』に存在した移植ミス(*8)がほとんど修正されている。 『MGS2』はVer.1.5.0でポーズ中にL+Rを押すと開く新規のポーズメニューが追加され、一部設定の変更やオンラインマニュアルの閲覧、ソフトリセットを使わずにタイトル画面やメインメニューに戻ることができるようになった。これにより、ソフトリセットの反応が悪い場合でも遊びやすくなった。 『MGS3』はオリジナル版やPS3/360版でも存在していた処理落ちが軽減されているため、これまでの移植で一番遊びやすい。オンラインマニュアルには原作の説明書に収録されていたコミックもちゃんと収録されている。 『MGS HD』収録作に加え、ボーナスとしてFC/NES版『MG』と国内未発売だった『Snake s Revenge』が収録され、DLCの『VR MISSIONS』『SPECIAL MISSIONS』まで含めれば収録タイトル数は11タイトルとボリュームも増している。 特に『Snake s Revenge』はプレイするためのハードルが高かったこともあり、本作での収録は喜びの声が上がった。 『MGS』の収録も『MGS HD』ではPS3版限定要素(*9)だったため、ようやく他ハードでもプレイ可能になった。 『MGS2』『MGS3』本編及びPS2版『MG』『MG2』のセーブ・ロード時間は本元のPS2では長かったが、本作では高速化された『MGS HD』よりもさらに短くなっている。 PS5版はまさに一瞬と言えるほどに速いが、本作対応ハードの中ではスペックの劣るSwitch版でも充分速くなっており、機種性能の差に悩まされることはない。 『MGS HD』では追加されたメニュー画面からタイトル画面に移動する時のロード時間が1分以上もかかっていたが、本作ではこちらも高速化されている。 イベントシーンはゲーム起動時の警告文にある通り、オリジナル版から一目で分かるようなカット・改変は一切されていない。 旧作のリメイクやリマスター、移植版や復刻版でさえも、それこそ『MGS3』のテーマの如く移り変わる時勢や世間の価値観の変化により表現の変更や削除を余儀なくされることが多い(*10)中、本作は表現の変更がほとんど無い。 台詞やテキストはボタン操作に関するもの以外に書き直しは無く、各種演出もほぼ当時のまま。当時以上に物議をかもしそうな『MGS2』のOPでソリッド・スネークが火の付いたタバコをポイ捨てするシーン(*11)も削除・改変されることなく収録されている。 実は、以下に挙げる通り原作から変更されている点もあるが、いずれも言われなければ気付かないような細かい点であり、当時のプレイヤーが気になるものではない。 オリジナル版及び『MGS HD』のアイテムボックスに赤十字が表示されているものがあったが、緑背景の白十字に変更されている(*12)。 『MGS』でメリルに衣服を奪われたジョニーが倒れているシーンは、海外版に限りパンツも脱がされて全裸にされていた(*13)が、日本語版と同様にパンツ一丁(*14)になっている。 読み応えのあるマスターブックとシナリオブック マスターブックは本作に収録されていない『MGS4』以降で明かされた設定を含め、ストーリー・キャラクターの詳細な解説が用意されている。 史実とゲームで起きた出来事を交えた年表やキャラクター紹介に加え、各作品で起きた事件の目的や裏に隠された意図まで整理して解説してくれているので、複雑なストーリーの理解を助けてくれる。シリーズ全体を通したネタバレだらけのため、選択時に警告が表示されるほど。 また、過去に発売された公式攻略本から小ネタ集や攻略情報も再録されており、ゲームを余すことなく楽しめるようになっている。 『MGS2』のドッグタグリストや『MGS3』のケロタン一覧とマップ集はチェックボックスもあるので、印刷して実際の攻略に役立てることもできる。 『MGGB』や『MGA』などの正史シリーズ以外のスピンオフ作品に関しても、簡易的ながら紹介されている。 シナリオブックは過去に発売された同名の書籍を電子化したもので、メインシナリオはもちろん、無線会話集も全てのパターンを網羅しており読み応え抜群。 書籍版同様、開発段階のシナリオを元にしているためゲーム本編とは一部異なる部分があるが、そういった部分には注釈が入っている。製品版との違いを比べるのも楽しい。 両ブックとも、画面の拡大や目次・しおり・ページスキップといった機能を搭載しているため快適に読むことができる。BGMを流しながら読むことも可能。 その他 Switch版は『MGS2』と『MGS3』に限りHD振動に対応している。 『MGS2』ではオープニングデモにてスネークがタンカーに着地するシーンなど、『MGS3』ではムービー中にスネークが無線機のスイッチを入れる時やローリング時などが分かりやすい。 賛否両論点 リマスターではない このため『MGS2』や『MGS3』は『MGS HD』同様の720p、『MGS』に至ってはPS1の解像度のまま引き延ばしているため画面がボケてしまっている。 『MGS2』と『MGS3』は肉眼で見る分にはディスプレイ通りの解像度で描画されるSwitch携帯モード時が一番くっきり見える。 ただし、PS5版はアンチエイリアスが綺麗で見映えが若干マシになっている。特にモアレ(*15)の軽減が顕著。 また、『MGS HD』同様にゲームを起動した際に表示される企業ロゴがスキップできない問題もそのまま。本作起動時の注意表示などは2回目以降飛ばせるようになっているのだが…。 Ver.1.4.0のアップデートでスムージングに対応したことで『MGS』で発生するジャギーだけは軽減されるようになった。 ただし発売前からリマスターとは謳われておらず、単純な移植でしかないのでこればかりはしょうがない。 操作性 仕方のないことだが、『MGS2』『MGS3』の操作は『MGS HD』の360版がベース。 現在のコントローラーは感圧式ボタンがL2/LT、R2/RTのみとなっている関係上、原作通りの操作を再現することはできない。360版をプレイしたユーザー以外は慣れるしかない。 『MGS HD』で発生していたCQCで首切りが誤発動してしまう問題は、Ver.1.3.0のアップデート時にボタン配置が変更されたことで起きないよう改善されている。 PS5/XSX/Win版では『MGS』のみ決定とキャンセルが逆になる。 PS版をエミュレーション動作させているための仕様であるが、他のタイトルでは×/A決定、○/Bキャンセルが『MGS』だけ○/B決定、×/Aキャンセルになるのでややこしいのは確か。 慣れてしまえば特に問題にならない要素ではある。なお、Switch/PS4版は全タイトルで共通なのでこの問題は発生しない。 問題点 『MGS2』『MGS3』における音質の劣化(Switch版以外) 移植のベースとなった360版の記録媒体は容量8.6GBの2層式DVD-ROM(*16)を採用しており、PS3版(*17)では17GBある要素を1枚のディスクに収録させるために音声データが圧縮されたからだと思われる。 Switch版のみPS3版と同等の音質になっている。『MGS2』の場合他機種とは違いNVIDIA SHIELD TV(*18)版がベースとなっているからだと思われるが、『MGS3』は他機種同様に360版がベースとなっているので理由は不明。 『MGS』欧州版において動作が遅い 正確にはムービーや音声以外が日本・インテグラル・北米版に比べて操作するときに常時処理落ちしてるかのようになっている。 これについては恐らくオリジナルPS版の映像方式が日本・インテグラル・北米版はNTSC規格、欧州版はPAL規格による違いだと思われる(*19)。 また、日本・インテグラル・北米版と欧州版では画面比率も若干異なっている。ゲーム画面設定を「ピクセルパーフェクト」にするとよく分かる。 Switch版における問題点 『MGS』では無線のチュートリアル音声が一部カットされている。 ボタン名が異なることや他社ハードのボタン名を喋らせない措置と思われるが、カット範囲を文脈に合わせた結果として、該当部分前後の問題ない音声も除去されてしまっており、やり方が雑だと批判が起きた。 ただ、PSコントローラーの「◯ボタン」をはじめとした図形ボタンの名称は現在商標として認定されている上、元が古いゲーム故に亡くなっているキャストも多く新録不可であるため、こればかりは時代の流れとして致し方ない部分が大きい(*20)。 『MGS2』及び『MGS3』でも音声の一部がカットされているが『MGS』ほど極端なカットではなく、他社ハードのボタンやスティック名の部分のみのカットとなっており、該当部分前後はカットされていない。なぜ『MGS』だけここまで極端にカットされてしまったのだろうか。 事前に告知されていた点だが『MGS2』はフレームレートがオリジナルやPSV版含む『MGS HD』の60fpsから30fpsへと低下しており、オリジナル版に慣れたユーザーは動きに違和感を感じやすい。 恐らく携帯モードの性能に合わせて開発したためと考えられる。TV・携帯モード共に解像度・フレームレートは変わらない(*21)。 なお、よく見てみるとロッカーを開けるシーンやエリア間を跨ぐシーンなどごく一部のシーンは60fpsで動いているのが分かる(*22)。 また、イベントシーンではモーションブラーを掛けることで、フレームレートが減ったことによる違和感を軽減させている。 『MGS3』も同様に30fpsだが、こちらはオリジナルやPSV版『MGS HD』でも30fpsだったので劣化点と言えるかは微妙。 『MGS2』『MGS3』共に処理落ちはあまり発生しないのでオリジナルや『MGS HD』を知らなければ快適に遊べる。 『MGS3』にて環境音にプチプチノイズが入ることがある。移動時や無線着信音が鳴っている時に顕著。 Win版における問題点 キーボード マウス操作に対応しているが、押しにくいHやM、テンキーに割り振られているため操作しにくい。 もっとも、現代ではPCでもゲームパッドを使用しているプレイヤーは多いため、致命的な問題ではない。ストアページでもコントローラー操作を推奨している。 発売当初、キャラクターが高速で動くバグが見られた。Ver.1.2.2のアップデートにて改善。 これ自体は高リフレッシュレートのモニターを使用している場合にありがちなバグで、60fps上限のモニターを使用するかPC側で垂直同期をするように設定してやるだけで改善できる。実際、アップデート前から対処法は広まっていた。 『MGS2』のセーブデータが破損するバグがあった。Ver.1.3.0のアップデートにて改善。 PCの音量設定を無視して最大ボリュームで音声が鳴るため、単純にうるさかったり音割れするなどの問題があった。 『MGS2』『MGS3』にはPCゲームでは当たり前のウィンドウモードや画質設定が搭載されていなかった。 この2件はVer.1.4.0のアップデートでボリューム設定やウィンドウモード切り替えが実装されたことで解決した。 その他 ゲームプレイに影響する点ではないが『MGS2』の無線中にR1・R2ボタンを押すと聞ける「心の声」が肯定系、Switch版に至っては否定系も含めた一番強いものしか聞けなくなっている。 オリジナル版及びPS3版『MGS HD』は、肯定・否定の度合いがR1・R2ボタンを押す強さに応じて変わるという、PSコントローラーの特性を活かしたシステムだった。 しかし、前述の通り感圧式ボタンが現在のPSコントローラー及びXboxコントローラーではL2/LT・R2/RTのみ、Switchには感圧式ボタン自体が搭載されていない。 にもかかわらず、感圧式ボタンの仕様そのままの状態で移植されたがために、事実上「心の声」の多くがカットされてしまったのである。 ちなみに、同じく感圧式ボタンが無かったPSV版『MGS HD』では「ボタンを押す長さ」で度合いが変わるようになっていた。 総評 オリジナル版や『MGS HD』での攻略法がそのまま通用するほど収録されているゲーム自体の移植度は高く、基本的には良移植。 ハードごとに若干の難点は見られるものの、プレイヤーの声を反映してアップデートを続けており、大方の問題は解決されている。 リマスターでこそないものの、最新機種やPCで名作を遊べるようになったのは、純粋に嬉しいことであると言えよう。 また、シリーズへの理解を深めるおまけ要素の存在もあり、初めてシリーズに触れる人にもおすすめできる一作である。 余談 発表時はSwitch/PS5/XSX/Win版のみの発売とされていたが、後にPS4版もダウンロード専売でリリースされることが発表されたという経緯がある(*23)。 海外版では日本語パックが無料DLCとして配信されている。 当初は正史として作られつつも、非小島監督作品故に後々微妙な立場になっていった『MPO』と、同じく非小島監督作品で「メタルギアサーガ」完結後の時系列である『MGR』だが、本作マスターブックの年表にはスピンオフ作品とされつつこの2作の出来事も正史の一部としてしっかり記載されている。 特に『MPO』は以前は公式年表から省かれたり、小島監督が黒歴史と口を滑らせたりと扱いの悪さが目立ったが、本作のマスターブックでは詳細な解説こそ無いものの「正史に繋がる出来事を描いたスピンオフ作品」と紹介されており、決してなおざりにはされていないことがうかがえる(*24)。 「Vol.1」ということで「Vol.2」に期待するシリーズファンも少なくない。 特に正史作品でありながら未だPS3完全独占タイトルの『MGS4』や、GB/PSPと言った旧携帯機でしかプレイできないの外伝作品など、移植されたことの無いタイトルが収録されることへの期待も強い。 しかし、2024年3月19日に配信された「METAL GEAR PRODUCTION HOTLINE」において、現時点で「Vol.2」は収録タイトルも含め未定であることが公式に明言されている。 なお、この配信では新作タイトルの是非など『メタルギア』シリーズの今後についても語られている。詳細はこの記事を参照。
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/5102.html
「今から見せてやる、21世紀を導く悪魔の兵器をな!」 『メタルギア』シリーズに登場する核搭載二足歩行型戦車。 「金属の歯車」の意味を持つ兵器「メタルギア」。 様々な状況・地形から核ミサイルを発射する事ができる二足歩行型の戦車であり、単独での作戦行動も可能。 これにより、全世界の核バランスに大きな影響を与えた。種々の補助武器も装備する事ができる。 開発された時代や機種ごとの運用方針によって、多様な種類が存在する。 「REX」はシャドー・モセス事件(『メタルギアソリッド』)に登場。 名前の由来は、第二次世界大戦中に連合国側が日本の戦闘機「強風」に対して与えたコードネーム「Rex」から。 また、その姿が肉食恐竜のティラノサウルスレックスを思わせる外見をしている事からも来ているとも思われる。 作中では2005年に、アメリカ陸軍(及びDARPA)国防高等研究計画局))とアームズ・テック社が共同で開発。 アームズ・テック社は科学者ハル・エメリッヒ(通称「オタコン」)(CV: 田中秀幸 )に、 TMD(戦域ミサイル防衛)用の撃墜弾体射出システムのプラットフォームと偽って設計させた。 装備品は撃墜弾射出用レールガン、FCS(射撃統制システム)制御30mm多銃身機関砲、FEL(自由電子レーザー)砲、対戦車誘導弾。 しかし「撃墜用」とされたレールガンは、実際には核弾頭を射出し、高い加速力によって世界のどこへでも弾頭を到達させる核砲弾射出システム用の武装。 原理的には大砲と同じであるため、ロケットを使用せずに核弾頭の大陸間到達が可能で、弾道ミサイル警戒システムでは探知不可能。 核弾頭自体にもレーダー反射断面積(RCS)低減や電波吸収素材(RAM)の使用など各種の撹乱技術が使用されており、 これらの特徴からオタコンは「ステルス核」と形容していた。 更に砲弾には地中貫通式爆弾としての特性も持たされており、核を使われる方からしてみれば、「悪夢」としか言い様がない代物である。 加えて弾頭を目標へ到達させるのに弾道ミサイルや爆撃機を使用しない為、(詭弁ではあるが)戦略兵器削減条約にも抵触しないとされている。 機体自体の密閉性も高く、堅牢な複合装甲を装備しているため外部からの攻撃を通さないが、 オタコン自身の「人も兵器も弱みが無いと可愛くない」というファッキン・バカテラスな美学から、 情報収集はレーダー等の各種センサーのみに頼るという弱点が意図的に盛り込まれた。 いざと言う時はそれらが集約されたレドームを本体に収納して防御する事も出来るのだが、収納する速度が結構遅い。 そしてレドームを失うと外部の状況が全く把握できなくなるため、搭乗者はコクピットを解放して操縦を行う事を強いられる。 ついでに言うとカタログ性能はアームズ・テック社の誇張があり、実際のレールガンの射撃精度は高くない (まぁ使うのが核弾頭だし、精度が低くてもそんなに問題無いけど)。 なお1964年のソ連において、核搭載二足歩行戦車の発案者であるグラーニンによって、このREXと姿が酷似する二足歩行戦車の設計図が登場している。 だが、この草案が直接REXの開発に繋がっているかは作中でも定かになっていない。*1 ただし、技術情報そのものは1964年の「スネークイーター作戦」以降にアメリカへある手段で渡っている。 + 作中での扱い(ネタバレ注意) 作中ではグレイ・フォックスによってレーダードームが破壊されたため、操縦席を開口した状態で戦闘を続行するが、 操縦席のリキッド・スネークと計器を攻撃され、断末魔の叫びを上げて活動を停止した。 その後は、事件の舞台であるシャドー・モセス島の格納庫内に放置。 続編に当たる『MGS4』では再びモセス島を訪れたソリッド・スネークとオタコンの操作する「メタルギアMk.III」により、 輸送機の機内から制御プログラムをエミュレートして再起動、リキッド・オセロットの駆る「メタルギアRAY」と対決する事になる。 実はシリーズ中、プレイヤーが「メタルギア」を操作できるのはこれが初めてだったりする。 白兵戦に陥った時の事を考えたオタコンの独断で、体当たりや胴体関節での噛み付き(この時の動きは正に肉食恐竜)、 至近距離からレーザーやミサイルを乱射するといった格闘用の動作が開発段階で秘密裏にプログラムされており、 RAYほどの跳躍力ではないが多少の高さのジャンプをする事も可能。対メタルギア兵器であるRAYとの決戦にも勝利したが、 整備もされず長年放置されていた物を無理矢理動かしたツケが回り、戦闘終了後に機能停止した (小説版によると、最後まで動かせたのはオタコンが陰から猛サポートを行ってくれたからであり、 起動の時点で動く度にあちこちのパーツが壊れていったと言う)。 『メタルギアソリッド』でのREX 『MGS4』でのREX VS RAY なお、『大乱闘スマッシュブラザーズX』では、シャドーモセス島ステージの背景として出演。 制限時間が少なくなるとガレージを破りその姿を現す。REXの他に後継のRAYや月光もランダムで出現する。 『SP』ではスピリットとしても登場。走行弱化のデメリット効果があるが、その分3つのスロットと高めのスペックを併せ持つ。 (以上、wikipediaより転載・改変) + 「やめてくれ おい…現実とは思えん…」 どうやら、現実にそのような生物が存在していたようである。 コスタリカ沖に存在すると伝承される怪物の島「イスラ・デル・モンストリオ」。 その地にREXそっくりの鋼鉄の牙王、「ギアレックス」は生息していた。 というのはまあ、『メタルギアソリッド ピースウォーカー』での『モンスターハンター』とのコラボである。 そしてTGS2010の『モンスターハンターポータブル3rd』のステージで、MGSメインテーマが流れた。 しかしモンハン本編での登場は叶わなかった。 MUGENにおけるメタルギアREX bartlett氏による3DCGを2Dに落とし込んで製作されたものが公開されている。 非常に大きく、リーチの長い中距離キャラ。『MGS4』の時と同様に格闘も行う。 基本的な動きはほぼ再現されており、噛み付いてレーザー照射・地面に叩き付けてミサイル乱射などのアクションも原作通り搭載。 射撃で牽制したりバックステップで距離を取りつつ、近付いてきた敵を蹴り飛ばしたり超必殺投げを決めたりするのが主な戦法になる。 防御面では、常時ハイパーアーマーで投げが効かない。 食らい判定は本体とレドームで別々に存在している。所謂レオパルドン形式。 この食らい判定はそれぞれ性質が異なり、本体は硬いがレドームの方は柔らかめとなっている。 また、ハイパーアーマーの弱点である超多段ヒット技を無効化するシステムを搭載している。 この特性によりゼットンのファイナルビームやスーパーメカ翡翠の花火も耐える。 というか、超多段ヒット無効が発動すると同時にゲージMAX&凄まじい攻撃力補正がかかるため、 花火を撃った途端にREXが狂キャラと化す。 超多段ヒット無効が発動した様子(最後の3試合) …だったのだが、最新バージョンでは主にAIが強化され、引き換えにシステム面では大きく弱体化されているとの事。 念願のレールガン追加 出場大会 大番長勢力属性別全国制覇タッグ戦 ハイスピードメカアクション杯 MUGENモーターショー 続々・大規模(笑)大会【デカキャラタッグ】 メジャー&マイナーごちゃまぜ狂キャラ大会 巨兵&巨獣 超大型兵器トーナメント 巨神を狩る者たち -凶付近2on1ランセレバトル- 出演ストーリー すごいよ!!七夜さん *1 展開からすると「初代メタルギア(TX-55)」の設計図が登場するべき場面であるが、 「初代を知らないMGSからのファンには、REXの方が馴染み深いだろう」と思って敢えてREXに似せたのかも知れない。 或いは「TX-55」や「改D」は、この設計図の記憶を元に「OUTER HEAVEN」が独自開発したのだろうか。 シリーズものの陥りやすいパラドックス…と言いたい所だが、 後付けでTX-55より古い「RAXA」だの「ZEKE」だのが存在する事になったので、突っ込むだけ無駄である。 …と言うか元祖であるMSX版『メタルギア』『メタルギア2』、 小島氏が関わっておらず劣化移植とされているファミコン版『メタルギア』及びアメリカ製の続編『Snake's Revenge』 (アメリカでNSC版(ファミコン版)がヒットした事で『リベンジ』が作られ、それを聞いた小島氏が改めてMSX版『2』を作ったと言う順番になっている)、 そして『MGS』以降はそれぞれパラレル設定と明言されている。 そもそも『MGS』以降の重要事項であるクローンネタが旧作では欠片も存在せず。 初代でのビッグ・ボスにとってスネークは、 「上がアウターヘブンを調査しろと煩いが秘密がばれると不味いな。そうだ「調査はしましたが何も見つかりませんでした」と言う事にしよう。 そう言えば新入りがいたな、奴を使えば旨い具合に失敗してくれるだろう」 と言う扱いである(ソルジャー遺伝子云々な話があるなら、スネークが(表向きの)任務を成功してしまう可能性は少なくないはずである)。 そして作戦を成功してしまった(=アウターヘブンを壊滅させた)スネークに逆ギレして、アウターヘブン首領と言う正体を自ら明かし襲い掛かってくる事に。
https://w.atwiki.jp/pakemon/pages/371.html
対メタルギアZEKE戦 ◆ミッション出現方法 ザドルノフ捜索6をクリア メタルギアZEKEを完成させる。(集めづらいヘッドパーツの集め方⇒「ヘッドパーツ集め」 上記イベント後、ザドルノフがまた脱走します。 スネークで「【001】射撃訓練:無限」か「【003】射撃訓練:スコアアタック」のミッションへ行き、2Fにいるザドルノフに近づくとイベントが発生。 ミッションに「対メタルギアZEKE戦」が追加されます。 ◆マザーベース / 甲板 マザーベースの甲板にてメタルギアZEKEとの戦闘です。 敵の攻撃方法としては、機関銃、レールガン、踏みつけ、走り抜け攻撃、ロケットランチャーなどです。 基本的に遮蔽物に隠れたりして回避可能ですが、走り抜け攻撃(ドリフト)は回避が非常に難しい。 常にレーションかボンカレーを装備しておくと良いでしょう。 こちらから反撃する際は、前方2箇所にある装置を操作し、壁にはりついてL⇒△で支援攻撃を行おう。 成功すると敵は砲台を攻撃し始めるので、その隙にFIMやマシンガン系の武器などで攻撃していくと良いでしょう。 または、対戦車地雷をセットしておいたり、支援補給マーカーで弾丸や回復アイテムを補充しよう。 砲台は壊されても一定時間で復活するので、積極的に使っていこう。 倒すと真エンディング。 【ミッションリザルト】 CO-OPS通信で使えるメッセージが増える。 「ステルスマットの設計図 RANK.1」「『ステルスガン。』の設計図 RANK.2」を入手。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3999.html
メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ 概要 ストーリー テーマ 新要素 おまけ要素 評価点 問題点 賛否両論点 総評 余談 ザ・ドキュメント・オブ・メタルギアソリッド2 概要(メイキング) 特徴・評価点(メイキング) 難点(メイキング) 総評(メイキング) メタルギアソリッド2 サブスタンス 概要(サブスタンス) オリジナルからの追加・変更点 MISSIONS 短編集「SNAKE TALES」 ミニゲーム「SKATEBOARDING」 その後の展開 メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ 【めたるぎあそりっどつー さんず おぶ りばてぃ】 ジャンル タクティカル・エスピオナージ・アクション 対応機種 プレイステーション2 開発元 コナミコンピュータエンタテインメントジャパン 発売元 コナミ 発売日 2001年11月29日 定価 7,140円 プレイ人数 1人 廉価版 MEGA HITS! 2002年9月12日/2,980円コナミ殿堂セレクション 2004年10月21日/1,890円アニバーサリー版 2007年7月26日/1,800円PlayStation 2 the Best 2007年11月29日/1,800円 レーティング CERO C(15才以上対象)(*1) コンテンツアイコン 暴力 判定 良作 ポイント 21世紀最高と称された完成されたゲームシステム発売当時は賛否を呼んだものの現在は好評 メタルギアシリーズ 語り継がなければならない物語がある。 概要 1998年9月に発売され、優れたシナリオとゲームシステムが世界で絶賛された『メタルギアソリッド』(MGS)の正式な続編。 本作はそれから2年後にプラットフォームをPS2に移してリリースされた。 なお、以降の解説は前作との比較を中心とした内容となっている。 基本的なゲームデザインに関しては前作の項を参照されたい。 ストーリー 本作は、ソリッド・スネークを主人公とする「タンカー編」と、雷電を主人公とする「プラント編」の二部構成になっている。 ただし、ゲーム中ではプラント編がメインでタンカー編はプロローグ扱い。 タンカー編 シャドー・モセス事件から2年。 事件を生き延びたリボルバー・オセロットの手により、核兵器運用が可能な二足歩行戦車「メタルギア」の情報は世界中の闇市場に拡散し、各地でメタルギアの亜種が作り出されていた。 ソリッド・スネークとオタコン(ハル・エメリッヒ)は、反メタルギア団体「フィランソロピー」を設立し、メタルギアの亜種の調査と破壊活動を行っていた。 ある日、米軍海兵隊が独自に「対メタルギア用メタルギア・『RAY』」の開発を進めているという垂れこみがオタコンの元に入った。 RAYの存在を確かめるべく、スネークはハドソン川を航行する海兵隊の偽装タンカーに単身潜入を試みる。 しかし、スネークの潜入と同時に謎の武装集団が降下し、瞬く間にタンカーを制圧する。 部隊を指揮していたのはロシア人傭兵部隊のリーダー、ゴルルコビッチだった。 シャドー・モセス事件でオセロットと共謀していた男が、今になって何故…? スネークは疑問を抱きつつも、RAYをカメラに収めるため、船倉を目指す。 プラント編 スネークを載せたタンカーはマンハッタン沖に沈んだ。それからさらに2年…。 合衆国政府はタンカー沈没で甚大な被害を受けた海洋環境の回復を目的として、沖合に巨大海上除染施設ビッグ・シェルを建設。 流出した原油の除染作業を行っていた。 このビッグ・シェルが突如、「サンズ・オブ・リバティ」と名乗る武装集団に占拠される事態が発生した。 犯行グループは視察に訪れていた合衆国大統領らを人質に取り、現金300億ドルを要求。 要求が聞き入れられない場合、ビッグ・シェルを爆破すると通告してきた。 この巨大プラントが爆破されれば、海洋汚染によってマンハッタン湾は向こう70年に渡り死の海と化す。 政府はこの非常事態に対し、特殊部隊FOXHOUNDの投入を決定。 FOXHOUNDの新米兵士である雷電は、海中からビッグ・シェルへの単独潜入を開始する。 テーマ 今作のテーマは「MEME(文化的遺伝子、模倣子)」である。MEMEとは文化を形成するための情報――会話、文献、制作物など――を統括した概念を意味する。 本作では「生まれてきた人間は何をすべきなのか、何を後世に託すのか」といったMEMEの継承がシナリオの根底にある。 前作のテーマ、人の生まれと生き方を規定する「GENE(遺伝子)」からの発展ともいえるテーマになっており、シナリオも前作を発展させた形になっている。 新要素 新アクション ハードがPS2に移ったことにより、様々な新アクションが追加。その多くは後の作品でも採用されている。 ローリング(スネークは飛びこみ前転、雷電は側転) 敵への体当たりの他、物陰から物陰への素早い移動や、障害物・落とし穴などを飛び越える際に役立つ。 『MGS3』以降の作品とは異なり、小さい段差を飛び越える、高所から素早く降りる、移動の遅くなる場所を速く移動するといった利用ができない。 階段で行うと転んでしまう。雷電については降りる時は転ばない。 出が速く、無敵時間もあるため、敵の攻撃の回避にも重宝するアクション。 麻酔弾を撃ち込んだ敵にローリングを当てると、命中箇所に関係なく即眠らせることができるという裏技も存在する。 エルード(ぶら下がり) 橋などの縁にぶらさがって移動する。狭い橋で敵をやり過ごしたり、敵の頭上に飛び降りて気絶させることができる。 エルード中に背伸び(L2+R2)をすることで、懸垂が可能。 飛び降りた先に掴める場所があれば、掴まることもできる(エルードキャッチ)。 ぶらさがっている間は握力ゲージを消費し、無くなると落下してしまう。高所から落ちればダメージを受け、場合によっては即ゲームオーバーになる。懸垂やエルードキャッチを繰り返すことで握力ゲージの最大値を増加させることが可能。 アクション中は無敵のため、一部のボス戦では使いこなせるかどうかで大きく難易度が変わる。 主観視点での射撃・攻撃 任意の場所を狙い撃つことができるようになった。三人称視点からは見えない爆弾やポスターなど、主観視点でないと見つからないものもある。 敵兵士にも部位の概念が導入され、それぞれに対する攻撃判定が細分化されている。 例えば腕を撃って負傷させれば主力武器が使えなくなり弱体化し、頭を撃てば一発で倒すこともできる。ボス戦でも頭を狙うことで大ダメージを与えることができる。 監視カメラや敵兵の身につけている無線機を撃ち壊し、スニーキングを優位にすることができる。 左右にステップ、背伸びをすることで遮蔽物に隠れながらの射撃も可能。 主観視点でもパンチやキックを繰り出す事ができ、うまく敵の股間を狙えば「金的」も行える。コミカルながら、決まれば敵の状況に関係なく一発で気絶させることができる。高難易度でのプレイ時や、サブスタンス版でのミッション攻略には不可欠なテクニック。 飛び出し撃ち 壁に張り付いた状態から飛び出しての射撃が可能。主観射撃と組み合わせれば、アクション映画張りの射撃ができる。こちらもエルード同様、無敵時間が存在する。 ホールドアップ 気づかれずに敵兵の背後で銃を構えることで、敵兵をホールドアップさせることが可能。ホールドアップさせた敵兵を脅せば弾薬やドッグタグなどのアイテムが手に入ることも。 意識を保ったまま無力化できる点は画期的。敵兵の人間味を強調する面でも一役買っている。 気絶・睡眠と違い敵兵に意識があるため、あくまで一時的な無力化に過ぎない。放置して時間が経つと手を下ろしてしまう。無論その後は警戒状態になるため、アイテムなどを入手したら無力化させた方がいい。 また、背を向けたり何も装備していなかったり武器の弾切れ、まして武器でないものを持っているなど脅威の無い事が発覚すると無効になるので注意。回避フェイズ中に行おうとすると即危険フェイズになる。 ホールドアップした敵兵の中にはプレイヤーを挑発してくる者もおり、隙を見せると攻撃してくる。手を撃つ、威嚇射撃をするなりすると、大人しくアイテムを出させることができる。 増援兵は手を上げたと見せかけてこちらに回し蹴り攻撃をしかけてくる。 敵兵の体を引きずる 前作までは敵兵の死体はすぐ消滅したが、今作では基本的に残り続ける。気絶・睡眠・死亡した敵兵や味方キャラクターの体を引きずることができ、その際に相手がアイテムを落とすこともある。 敵兵は仲間の死体に反応する(後述)ので、敵兵を倒した後もその後処理をする必要があり、戦略的な幅が広がっている。 ロッカー 自分自身が隠れたり、扉を盾代わりにすることもできる。空気穴から内外の様子を見る事もできる。 隠れている間は顔を前に出して外の様子を窺いやすくなるが、勢いよく動くと音を立てて敵の注意を引いてしまう。 中に隠れていても、場合によっては敵にロッカーを開けられ見つかることがある。扉一枚隔てて息を潜める緊張感は中々のもの。 気絶した敵兵や死体をロッカー近くまで引きずってゆくと、ロッカー内に隠すことができる。ロッカーに入れられた敵は気絶や睡眠から覚めることもなくなる(この仕様も『MGSV』に至るまで継承された)。 潜水 舞台が海上であるがゆえに、水中を泳ぐエリアも存在する。操作性はまずまず良好。酸素ゲージを消費するため、息継ぎを考慮しながら行う必要がある。 出血 ダメージを受けると出血状態になることがある。出血中はライフが減り続ける。止血剤もしくはレーションを用いるか、しゃがんでじっとしていると出血は止まる。しゃがんで回復している場合に限り、失ったライフをある程度取り戻すことができる。 出血状態で移動すると血痕が点々と残ってしまい、敵兵に血痕が見つかると跡を辿って追跡してくる。アイテムですぐ止血して発見のリスクを避けるか、それともじっとしてアイテムの節約とライフ回復をするか。このジレンマをどう乗り切るかも、プレイヤー次第。 敵兵の新行動 フィールドが広がったことで敵兵の感覚も全体的に拡大された。視力・聴覚共に前作以上の索敵範囲を持っているほか、高低差のある場所(階段)でもこちらを発見することができるようになった。 たとえ発見されなくとも、遠目で怪しい人影(プレイヤー)を見つければ持ち場を離れて確認に向かうこともある。 前作では、たとえ敵兵を殴った直後に(その場で)段ボールをかぶっても「ただの箱か」で片づけられたが、今作では怪しい場所(通路のど真ん中など)の段ボールは徹底的に調べる。 倒れている仲間を見つければ当然確認に向かう。眠っているだけなら蹴って起こす程度で済むが、気絶したり死亡しているなど明らかな異常が見られれば警戒態勢に入る。 回避モード終了時や警戒態勢に入ると「警戒モード」へと移行。一時的に増援を呼ばれ、重装備の兵士が見張りに加わる事になる。ただし、あまりに局所的な場所では増援を断られることもある。 定時連絡を行う敵兵がいる。無力化や無線機の破壊で連絡を途絶えさせてしまうと、確認のために増援部隊がやってくる。無力化した定時連絡兵を小部屋やロッカーに隠せば増援部隊をやり過ごすことができる。 危険モードから回避モードに移った際に、小部屋などプレイヤーが潜伏していると思われる場所があれば、その場所の細かいチェック(クリアリング)を行う。 クリアリングが完了するまでは回避モードが終わらず、敵兵士が集中配備されるため下手に身動きが取れなくなる。 前作では特定の床を走った時のみ足音に反応したが、一部イベントで主人公がスニーキングスーツを身につけていない(裸足)時にも反応するようになった。 敵兵にもいくつか種類がある。 前述の無線兵、防弾ベストとライオットシールドを装備した重装兵、中盤以降で増援部隊として出現するHMDをつけたハイテク兵、パワードスーツで縦横無尽に飛びまわる天狗兵など。 新たな武器・アイテム(一部) 麻酔銃 シリーズ初登場。相手を殺さずに無力化できる。レーザーポインターとサプレッサーが標準装備されている、ノーキルプレイのお供。 高周波ブレード 刀。終盤で手に入る。刃を反転させることで峰打ちとなり、相手を殺さずに無力化する事ができる。ガードすると正面からの敵の銃弾を弾く。右アナログスティックを用いて操作する。天狗兵も同等のものを扱う。 リモコンミサイル シリーズ定番の武器ではあるが、使い勝手が格段に上昇した。 集音マイク 主観視点を生かしたアイテム。心臓のペースメーカーの音や遠くの会話を聞き分けるのに用いられるが、様々な小ネタにも対応している。 おまけ要素 ドッグタグ収集 前述のホールドアップにより、敵兵からドッグタグを奪う事ができる。同じ位置の敵兵でも難易度ごとにドッグタグは異なり、コンプリートを目指す楽しみ方もある。 ドッグタグの収集率によってゲームクリア時にステルス迷彩や無限バンダナといった前作お馴染みのスペシャルアイテムが手に入る。 ちなみに、雷電のスペシャルアイテムは本編でもネタにされているように「ウィッグ(カツラ)」である。装着すると弾薬やグリップゲージが減らないなどの効果があり、デモシーンにも反映される。 ドックタグの名前はユーザーから公募されていたものなので、中には見覚えのある名前も。オリジナル版とサブスタンスでは、ドッグタグの名称が異なっている。 ベーシックアクション 前作にあったVRトレーニングの代わりとでもいうべき操作説明ムービー。 Previous Story(前作をおさらいする3つの書籍) 作中世界で発表された文章が読める。前作(シャドー・モセス事件)に関するもの。 「新聞の切り抜き」:最近注目されている作中の著書、『シャドー・モセスの真実』に関する新聞の書評欄。 「シャドー・モセスの真実」:前作に登場した軍事アナリスト、ナスターシャ・ロマネンコの著書。「小説版MGS」とでも言うべきドキュメント。前作からは分からなかった作戦の舞台裏がメインとなっている。 「シャドー・モセスで明かされた驚愕の陰謀」:ナスターシャとは全くの別人が書いたネタ本。「シャドー・モセスの真実」を元にしている。その内容は…自身で確認することをお勧めする。 キャスティングシアター クリア後のおまけ。劇中の幾つかムービーを鑑賞できる。 ムービー内のキャラクターを変更することもできる。「タンカーを制圧するオフィスワーカーとローズ」「RAYの猛攻撃を振り切るおばさん」といったムービーを作ることも可能。 スネークとオセロットには前作で使われたローポリモデルも用意されている。 ボスサバイバル 本編中のボスと連続して戦闘を行うモード。難易度はEASY・NORMAL・HARDの3つで、キャラもスネークか雷電のどちらかを選べる。 使用できる装備は本編に準ずる。スネークは必要最低限の武装しか所持できないため、雷電に比べると相対的な難易度は上。一部のボスに至っては素手で戦う事になる。 クリア特典は特にないが、苦手なボス戦のトレーニングに使ったり、慣れてきたらタイムアタックやノーダメージなどの制限プレイに挑戦してみるのもいいかもしれない。 評価点 自由度の高さ 主観視点や新アクションの追加など、やれる事が多彩になり自由度が大幅に向上した。 それに敵のリアクションや小ネタも多数追加された事とが結びつき、様々な事を試したり楽しんだりする面白さも増えた。 「複数の目標の内どれから手を付けてもいい」など、若干ではあるが進行面での自由度も向上している。 やりこみ・本編以外の要素の充実 ドッグタグ収集といった本編でできることとやり込み要素の相乗、ボスラッシュなどの本編以外でのやり込みや楽しみが多数追加されている。 豊富な小ネタ シリーズ全体で見ても上位に位置するほど小ネタが豊富。『MGS3』に次ぐほどであり、やり込むたびに新しい発見がある。 各イースターエッグ、実用性が高くプレイに活用できるものから、特定のグラビアポスターを撃つと爆発する・特定のグラビアポスターの股間を叩くと敵に見つかる・エロ本を持ってトイレに行くと盛大に怒られるといった笑えるものまで豊富に揃っている。 無線ネタも非常に豊富で、細かい行動が逐一反映されたり、別の無線がフラグになっていたり、普通にやっていたらまず聞けないような会話があったりなど、とにかく作り込まれている。 内容も然る事ながら、相手の発言中にR2、L2を押すとスネークや雷電の心の声が聴けるというネタまである。真面目な話をしている女性キャラに本題そっちのけで「可愛い!」「好きだ」などと宣ったり、難解な説明を「何を言ってるんだ…?」「さっぱり分からん…」とぶっちゃけたり、雄弁に語る黒幕に「お前は最低だ!」などと安直に反論したりなど、笑えること間違いなし。 終盤のある人物からの無線ラッシュは、意味不明な文言やメタネタ、過去作ネタを無造作に詰め込んだ非常に混沌としたものであり、(その時の状況も相俟って)得も言われぬ恐怖感と爆笑を同時に与える演出として非常に強いインパクトを残す。 グラフィック 『Z.O.E.』で培った技術を生かし、PS2初期としては群を抜いたレベルの高品質な物となっている。 前作と同じくリアルタイムムービーを採用しているが、そのクオリティも大幅向上。表情の変化もしっかり読み取れる。ハードの進化を生かし、演出力も格段に向上した。 あえてキャラクターやオブジェクトのポリゴン数を抑えて光や影の描写に力を入れた構成になっており、環境や場面ごとに雰囲気がガラリと変わる。これによりムービーシーンの印象もより強いものになっている。 それでいてフレームレートも60fpsを実現している。 音楽 本作から新たにハリー・グレッグソン=ウィリアムズ氏と日比野則彦氏が参加。メインテーマやボス戦闘曲などを筆頭に高い評価を得ている。 問題点 ボスキャラクター 前作に比べると魅力が薄い。 前作は「淡々と戦って死に際に印象深い言葉を遺す」ボスが多かったが、本作では悪く言えば「生前にペラペラ語って死に際はあっさり」というタイプが多い。見てくれのインパクトもいまいち。人数が減った割には魅力が凝縮されている訳でもない。 その筆頭が「3人目のスネーク」と言われたソリダス・スネーク。顔もソリッド・スネークとは似ていない(*2)ため、ストーリーの難解さもあって鎧を着込んでハッスルするおじいさんといった感が否めない。 見た目の地味さや台詞の多さは、前作の面々と比べて各々がストーリーの根幹に深く絡んでいる関係もある。最も出番が少なく退場も早いファットマンも役割そのものは非常に重要であり、少なくともただの「進行を妨害するボス」では収まりきらないポジションではある。 しかし「ボスキャラクターとしての記号」という面でのインパクトが強烈だった前作と比較すると、どうしても印象や散り方で見劣りして見えてしまうのも仕方ない話である。ボスではなく、いち登場人物として見た方がいいかもしれない。 一方、その地味さとは裏腹に能力面では多くが人間離れしており、人によってはやりすぎに感じることも。 弾の当たらないフォーチュン、水面を走ったりヘッドショットから蘇生したりするヴァンプ、RAYの装甲を貫くP90(*3)と驚異の身体能力で無双するソリダスなど。 フォーチュンの弾の当たらない理由は終盤で、ヴァンプの不死身の理由は後の『MGS4』で語られる。しかしヴァンプは、その不死身設定でやりたい放題な描写が目立つ。また、フォーチュンについてもクライマックスで理由無しの超常現象を起こす。 加えてゲーム後半でのヴァンプの凶行は、あまりの唐突さと理不尽さから批判された。 前作でも人間離れしたボスキャラクターは存在したが、本作ではハードの性能を活かして超人的演出を多用しているために、くどく感じる。 ムービーが長い 多い 前作でも結構なものだったが、本作では輪を掛けて酷くなっている。少し進んでムービー、また少し進んでムービー。これが最初から最後まで延々と続く。 特にメタルギアRAY戦~ソリダス戦までの流れが酷い。何と15回以上ものムービー 無線が怒涛の勢いで続く。この間実に数十分、お湯を沸かしてカップラーメンを作って完食できてしまう。 また、「こんなムービー必要あるか?」と思わせるものも数多い。例としては、エマが泳げない事を5回以上ものムービー 無線で説明したりなど。 ムービーの多くは登場人物の自分語りや物語のタネ明かしなどの会話部分であり、緊迫した状況で何十分も話し込む、という状況が頻発する。 ムービー中はスキップのみ可能で、ポーズをかけて一時席を立つということもできない。この点は『MGS4』以降で改善された。 このムービーの多さと長さ、この後シリーズを追うごとにますます酷くなっていく。 エンドロールはスキップが不可能で、こちらもかなりの長さ。後に発売された携帯機の作品『MPO』や『MGS PW』ではクリアデータであればスキップが可能になっている。 ゲームパートのボリュームが無いわけではない。 連打イベント 今作にも連打イベントがゲーム終盤に登場するが、プレイヤーの任意で回避できた前作と違い今作では強制イベントとなっている。 特に最高難易度EXTREMEでは、やたらと長い連打時間が必要とされる上に、連打が足りないと問答無用でゲームオーバーになってしまう。 このため、アクションと全く関係ない部分で指を痛めるプレイヤーが続出した。 前作要素の一部削除 VRトレーニングの削除 気軽に遊べてやりこみ要素の1つでもあったため、惜しむ声は多い。ただし、存在自体は本編の会話中で登場する(*4)。 代わりに前述のベーシックアクションという基本操作解説ムービーが導入されており、初心者に対する配慮が行われている。 要望が多かったのか、サブスタンス版でMISSIONSとして追加され、本編以上のボリュームとなっている。 ミッションログの削除 ロードしてゲームを再開するときにそれまでのあらすじを紹介してくれたが、本作にはない。シナリオが複雑なだけに惜しまれる。 カットシーン 発売同年に発生したアメリカ同時多発テロの影響で「巨大兵器が街に突っ込む」シーンがカットされているのだが、そのためか繋ぎが少々不自然な点がある。 このシーンはサブスタンス版にも未収録。『ザ・ドキュメント・オブMGS2』には没になった絵コンテと3Dモデル(*5)が収録されているため、興味のある方はそちらを参照。 後の小説版『メタルギア ソリッド サブスタンスII -マンハッタン-』ではこのシーンが克明に描かれている。 「わがまま女!」 プラント編のヒロイン、ローズの言動をウザく感じる人もいる。あえてそういった個性付けをしているのかもしれないが…。 自信過剰なところがあり、嫉妬深い。シナリオ上、強制無線でのろけ話を切り出す時があり、「『メタルギア』にラブストーリーは必要ない」と不評を買った。 彼女の名誉のために付け加えておくと、無線時に軍の内勤アナリストらしく、しっかりと情報を伝えてくれる場面もある。エンディングでもしっかりストーリーに沿った役割を見せ、雷電に救いを与えてくれる。 ちなみにこの「わがまま女!」というのは、上述した無線中にスネークや雷電の心の声が聴ける小ネタの一つであり、ローズとの会話中にネガティブな反応をするとこの台詞が飛び出す(*6)。しかし実際に同じ気持ちになるプレイヤーは少なくないだろう。 また、ローズを怒らせた状態でセーブしようとすると意地悪をされ、この際も雷電が「わがまま女」と漏らす。やはり前述の通り意図的にそういう個性付けをしている節がある。 スティックやボタンの押し加減を使った操作性 本作ではボタンの押し加減、スティックの傾き加減を取り入れた操作性が多用されているのだが、これがなかなか難しい。 ハンドガンはボタンを押すと構え、一気に放すと発砲、ゆっくり放すと構えを解くという操作。この「ゆっくり放すと」という操作が曲者で、構えを解くつもりが発砲してしまい銃声で敵に気付かれるという事態になりがち。 逆にアサルトライフルは軽く押すと構える、強く押すと撃つというハンドガンとは逆の操作。構えたつもりがフルオートで連射してしまい(ryという事がたびたび起こる。 ハンドグレネードはボタンを押して安全レバーを抜き、ボタンの押し加減で投擲距離を調整し、ボタンを放して投げるというもの。 どれくらい押し込むとどれくらい飛ぶのかが体感し辛く、さらに「弧を描いて飛ぶ」「壁に当たると跳ね返る」という特性があるため恐ろしく使い辛い。 爆発音で敵に気付かれる恐れがあるのも使い辛さに拍車が掛かっている。ちなみに敵が投げるグレネードは跳ね返らない。 スナイパーライフルの操作性にはかなりの癖がある。 他のゲームではスティックをゆっくり倒そうが素早く倒そうが照準の移動速度は一定である場合がほとんどなのに対し、本作には「ゆっくり倒すとゆっくり、素早く倒すと素早く照準が移動する」という挙動があるため、繊細なスティックさばきを要求される。 これに加え「少し倒すと小さく、大きく倒すと大きく照準が移動する」という挙動が加わる。要するにゆっくり倒すか素早く倒すか少し倒すか大きく倒すかで挙動が全く安定しない。 また、高難易度になるほど手ブレもひどく、ジアゼパム(*7)を使わないとほぼまともに扱えない。 一応擁護すれば、本編をクリアする上ではそこまで問題ではない。ハンドガンは麻酔銃で遠くから撃てばいいし、ライフルとグレネードは使わずともクリアできる。 スナイパーライフルも一か所は実質必須に近いものの、それでも時間をかけて狙えば突破できる。敵を時間内に倒す必要性がある場所も一か所しかなく、そこには救済処置がある。 問題なのは後述の完全版。VRミッションのウエポンモードはこの癖のある操作性で挑まねばならないので、高スコアを狙うのが非常に難しい。 特にスネークや『MGS1』スネークのバラエティモードレベル1は凄まじい難易度で、最高得点を狙うのはもはや廃人レベル。PS2版はまだしも、HD版はこれのクリアがトロフィー/実績に関わってくるため、獲得したいならやらねばならない。 賛否両論点 主人公交代 本作のプレイアブルキャラクターはスネークと雷電であるが、実質的な主人公は雷電である。シリーズファンの中には、唐突に表れた二枚目がスネークを差し置いて主役となったことに難色を示す者もいた。 プラント編でもスネークは仲間キャラとして登場するので別に出番が消えたわけではないが、それだけにやはり自分で操作したかったというプレイヤーが多い。 プロモーションの段階ではスネークが主人公であるかのように紹介されており、雷電の存在が明らかになったのは発売1週間前であったことも影響している。 小島監督は主人公交代の理由について、「歴戦の兵士であるスネークが毎回最初からやり直すシチュエーションはおかしいと思い、新しい主人公を考えた」「新兵(雷電)の目線からスネークを見せたかった」という趣旨の発言をしている(*8)。 本編中でもカツラ疑惑や全裸ネタがある雷電だが、そこから延長したかのように本作後はしばらく公式の自虐ネタキャラとして扱われるようになっていく(*9)。 発売当時、海外では中性的な見た目からゲイ扱いされた事もあったが、次回作『MGS3』ではそれに関連したネタを雷電に似たキャラに絡めて盛り込むというフィードバックぶりであった。 キャラ性能としてはスネークよりも初心者向けで、優遇されている面もある。ローリングの性能、グリップゲージが減りにくい、扱える装備の数が多いなど。 しかしメンタル面は非常に不安定な上にストーリー中では「単純軟弱石頭(スネーク評)」として描かれており、能力の高さとは裏腹にヘタレな姿をかなり見る事になる。この点も、「心身ともに成熟した歴戦の兵士が活躍する物語」を期待していたファンに反発される一因となった。 雷電がそのように描かれているのはシナリオ上の役回りとして明確な必要性があるためなので、見方によっては非常に不憫なキャラクターと言える。 発売当時はスネークメインの隠しシナリオがあるといったまことしやかなデマが囁かれたり、「METAL GEAR SOLID X」なる架空のゲームの紹介記事がコラージュ画像と共に出回るなどスネーク復帰を望む声が多く、『サブスタンス』ではファンの声に押される形で、スネークの活躍を描いた短編『SNAKE TALES』が収録されることになった。 そしてこの『SNAKE TALES』の中でも雷電はローズ共々、ひたすら自虐に走ったネタキャラ扱いされている(*10)。 しかし時が経つにつれ、雷電自身はやがてシリーズ中でも高い人気を持つキャラクターとなっていく。上記の自虐的な流れも『MGS3』頃までの話で、『MGS4』では高い戦闘力を持つサイボーグとして活躍し、スピンオフ作品『MGR』では再び主人公を勤めている。 一方、本作をデジタルコミック化した映像作品『メタルギアソリッド2 バンドデシネ』はスネーク視点でビッグシェル事件を描く内容となっており、本来の主役である雷電は脇役となっている。 本作のスネークの動向が分かるという点は良いのだが、ラストバトルにおいては決着を付けるはずの雷電が気絶させられ、スネークがラスボスと対決するという展開に変わってしまっている。雷電の扱いが大分改善された頃に出た作品だが、まだ引き摺っている感覚も否めない。 複雑なシナリオ パッケージ裏の謳い文句である、「どこまでが罠で、どこからが現実か。謎と陰謀が渦巻く戦場で明らかになる戦慄の事実とは?」に偽りはなかった。黒幕が明らかになるまでに真相が二転三転どころか四転する。 雷電が聞いた話と実際のビッグ・シェルの状況が食い違っている場面が多々見られるが、これは脚本の粗ではなく意図的なもの。 抽象的なテーマを扱ったために専門用語や難解な表現が前作以上に多い。このため、ストーリーそのものよりもそれら専門知識を理解するのに時間がかかる節が大きい。 裏を返せばその分ストーリーの密度が高いということでもあり、かの伊藤計劃氏をはじめとして、この作品のシナリオを評価する声も大きい。 核にあるのは「情報統制」「監視社会」「AIによる支配」と言ったSFテーマとして昔からあるものだが、その中で2001年というインターネットが現在ほど社会に浸透していない時代にもかかわらず、現代にも通じるデジタル・ネット社会の問題に深く切り込み、論っている。 そればかりかクライマックスの黒幕の説教演説では、何年も先のまとめサイトや解説動画の氾濫、SNS社会の到来とそれによる時勢と世情を予見したかのように、それらの問題点を的確に指摘している。 当時は理解されず電波発言として扱われることも少なくなかったが、発売から10年20年も経つとこの演説と説教があまりに的確に刺さる世の中になっており、その先見の明が取り沙汰されるようになった。 前作の存在を念頭に置いたギミックも存在する。タンカー編では前作のUI・演出が再現されていたところが、プラント編では一新されていたりもする。 この反動を受けてか、『MGS3』は比較的単純なアクション映画路線のシナリオとなった。 武器 麻酔銃や多彩なアクションの登場でプレイスタイルの大幅な拡張が行われた一方、「敵から隠れて進む」というより「敵を無力化しながら進む」ゲームになってしまった面がある。 特に麻酔銃は発砲したり急所を外しても発見される事が無く、(一部の敵を除き)当たれば確実に無力化できるという、かなり強力な装備になっている。 その関係か、『サブスタンス』の『SNAKE TALES』は一度でもクリアしたシナリオでしか麻酔銃が手に入らなくなっている。本編で麻酔銃に頼っていた人は急激な難易度の上昇に直面するだろう。 総評 人気シリーズの続編としてファンから大きな期待が寄せられていた本作。 ゆえに賛否両論はあるが、全体的には非常に完成度の高い作品に仕上がっている。 特に主観射撃、ホールドアップといった後作において定番となるアクションの多くは、本作で確立されたと言って良い。 シナリオ、キャラクター、演出、さらには細かなインターフェース面においても丁寧に作り込まれており、シリーズの人気と信頼を盤石のものとした。 やり込み要素やおまけ要素がふんだんに盛り込まれており、純粋な自由度の高さから長く遊べるのも嬉しい。 当時は理解され難く評価を落とす一因であったシナリオや新主人公も、時が経つにつれて再評価されていった。 一方で、後ににムービーゲーなる悪評を食うことになる兆しが見え隠れしているのも事実である。 余談 前作に続き買えば限定版ゲームがもらえるコナミ社債「メタルギアソリッド2債」が発行された。 発売前の開発中のPVでは「兵器が高層ビルを直撃する」映像があったが、本作の発売2か月半前の2001年9月11日にアメリカ同時多発テロが発生したため、製品版では削除された。 ザ・ドキュメント・オブ・メタルギアソリッド2 【ざ どきゅめんと おぶ めたるぎあそりっどつー】 ジャンル インタラクティブ・メイキング・ディスク 発売日 2002年9月12日 定価 3,129円(税込) プレイ人数 1人 レーティング CERO C(15才以上対象) 備考 MGS2アニバーサリー版同梱/税込1,800円 判定 良作 概要(メイキング) 『MGS2』のメイキングディスクであり、いわゆるデジタル設定資料集。 特徴・評価点(メイキング) キャラクターやステージなどの3Dポリゴンモデル、企画草案書、ストーリー台本、書籍などのグッズの閲覧のほか、BGM・トレーラー映像・発売前後のCMの視聴ができる。 3Dポリゴンモデルはメインキャラだけでなく、敵兵や人質といったものや、無線にしか登場しない大佐、メイ・リンにも用意されている。 拡大縮小はもちろん、どの角度からも見ることができる。また、キャラによっては3Dモデルにいろいろなアクセサリーも付けられる。 メカの3DモデルもメタルギアRAYやハリアーなどの他に『MGS1』に登場したメタルギアREXやハインドDも鑑賞できる。 本編の台本を閲覧できる。 ポリゴンデモは正規とは異なるカメラアングルでコマ送り再生が可能。 上記の通り、テロ事件の影響でカットされたムービーの絵コンテ、問題のシーンの3Dモデルも収録されており、本編では意味不明になってしまったラストバトル前後の周囲の状況が理解しやすくなっている。 BGMは全29曲収録されている。サウンドトラックの収録曲ではなく、デモムービー以外のゲーム操作中のものが用いられている。 スタッフリストも見れる。主要スタッフは、顔写真と制作に関するコメントだけでなく生年月日、血液型も書かれている。 1998年7月30日から、2002年3月8日までの制作に関する出来事も見れる。年表形式で書かれており、初代『MGS』の打ち上げから『MGS2』のヨーロッパ発売まで200項目以上ある。 また、後に発売されるサブスタンス版の「MISSIONS」の体験版が5ステージ収録されている(日本語音声)。 このセーブデータを保存したメモリーカードでサブスタンス版をプレイすると「MISSIONS」の全ステージと隠し要素が開放される特典がある。 難点(メイキング) ポリゴンデモは音声が一切なく、カメラ操作が少し複雑なのが難点。 BGMはなぜかオープニングテーマの曲がない。 総評(メイキング) 書籍のような媒体では伝えきれない数々の情報がここに網羅されている。 『MGS2』が好きな人なら持っておいて損はないだろう。 メタルギアソリッド2 サブスタンス 【めたるぎあそりっどつー さぶすたんす】 発売日 2002年12月19日 定価 7,140円(税込) レーティング CERO C(15才以上対象) 廉価版 PlayStation2 the Best2003年11月6日/2,800円コナミ殿堂セレクション2004年10月21日/1,890円 判定 良作 本質、実体化。 概要(サブスタンス) 『MGS2』の完全版。多数の追加要素あり。 オリジナルからの追加・変更点 『インテグラル』同様、音声は英語のみ(日本語字幕付き)。 これによりタンカー編におけるセーブ時の会話など、英語では成立しない内容の会話が全く異なるものに変更されている。 欧米のみXb/Win版が発売されている。Xb版は全編5.1ch対応。 EXTREMEを越える最高難易度、EUROPEAN EXTREMEを追加。 敵とボスが強化されているのはもちろん、レーションが手に入らない、麻酔の効果が40秒程度しか持たないなどシリーズ最高クラスの難しさ。 他の難易度は表記のみ一段階下げられている。例えば、本作のVERY EASYはオリジナルのEASYにあたる。そのため、NORMALはオリジナルのHARDに相当し、それを知らずオリジナルと同じ感覚でやるとやけに高い難易度に困惑するだろう。 一部ムービーのシーン追加、アングル変更。 BOSS SURVIVALのステージにタンカー第2甲板戦とアーセナルギア内部の天狗兵戦を追加。 天狗兵戦は、本編と異なり独りで戦う。 CASTING THEATERの変更人物にMGSスネーク(MISSIONSのもの)や忍者を追加。 出血表現が増加。 赤外線ゴーグルを使用した時の画像がサーモグラフ状になっている。 一部ドッグタグの名称が変更されている他、2001年版と2002年版とに分かれている。 MISSIONS 前作の「VR TRAINING」の強化版と言えるモード。仮想空間をステージとした「VR MISSIONS」と本編中の登場箇所をステージとした「ALTERNATIVE MISSIONS」がある。 ステージ数は合計で500を誇る。 武器が増えた分ステージ数が増えている。武器ごとにステージは異なる。 操作キャラクターはスネークと雷電の他、プリスキン、タキシード着用スネーク、前作版スネーク、忍者姿の雷電と幅広い。 一部のキャラクターはBGMも変わる。前作版スネークではお馴染み「Theme of Tara」のアレンジが流れる。 キャラクターごとに難易度が異なり、同じ内容のステージでも弾数やターゲット数に違いがある。特に前作版スネークは最高難易度(本編でのEX、E-EX並み)を誇る。 よく言えばボリューム満点でやりこみ要素が大きいが、悪く言えばプレイヤーの衣装や配置を変えただけの水増しともいえるのは好みが分かれる点。 短編集「SNAKE TALES」 タンカーやビッグシェルを舞台にスネークを主人公としたシナリオ。パラレルワールドの設定になっており、前作や本編との繋がりはもちろん各編内にも話の繋がりはない。 シナリオはA~Eの5つ。選んだシナリオによっては操作キャラがプリスキンや前作版スネークなどに変わるものもある。その他のキャラクターも本編には登場しない者が存在する。 シナリオ毎の繋がりも無く、全て独立した設定になっている。シナリオA~Dはシリアスな正統派シナリオだが、シナリオEのみギャグ、超科学、電波を含んだトンデモシナリオになっている。 ストーリー進行はテキスト形式となっており、行動によって話が分岐する事もある。 難易度はNORMAL準拠だが、レーダーがなく、無線も掛けられないためヒントが少ない。初期装備に麻酔銃がない(*11)など、やや上級者向けの難易度になっている。 上述の通り難易度表記はオリジナル版から一段階下げられているため、オリジナルのNORMALが丁度良かった人にとってはかなり手強いシナリオとなる。 ミニゲーム「SKATEBOARDING」 スケートボードに乗ったスネークと雷電を操作しミッションをクリアしていく。 ステージはビッグ・シェルのアレンジである。また、BGMは本作のメインテーマのアレンジとなっている。ロック調にアレンジされたこの曲は評価も高い。 ちなみに、このモードは『エボリューションスケートボーディング』とのコラボも兼ねている。モード画面もそれに準じている。 本家『エボリューションスケートボーディング』にはスネークと雷電の他に本編の雑魚敵であるゴルルコビッチ兵も登場している。 スコアの保存や時間制限の設定などはできないため、体験版のような完全なおまけモードとなっている。 その後の展開 『メタルギアソリッド ポータブル OPS+』ではプレイヤーキャラクターとして雷電が登場する。 また、敵兵として登場したゴルルコビッチ兵・ハイテク兵・天狗兵、デモシーンのみの登場だったSEALs隊員も使うことができる。 PS2用ソフト『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』と『メタルギアソリッド3 スネークイーター』をHDリマスターした移植版である『メタルギアソリッド HD エディション』がPS3/360で発売されている。 2023年10月24日にSwitch/PS4/PS5/XSX/Winで発売された『メタルギアソリッド マスターコレクション Vol.1』に本作が収録されている。 本作が任天堂ハードでリリースされるのはこれが初となる。
https://w.atwiki.jp/mgsv/
メタルギアソリッド5 ファントムペイン攻略wikiへようこそ このwikiはの 株式会社コナミデジタルエンタテイメントから発売予定のゲームソフト 『メタルギアソリッド5 ファントムペイン』 の攻略 Wikiです。 どなたでも編集閲覧可能です。 公式サイト :http //www.konami.jp/mgs5/ 発売元 :コナミデジタルエンタテイメント 開発元 :小島プロダクション 発売日 :未定 価格 :未定
https://w.atwiki.jp/wanisita/pages/37.html
Q 1998年にPSで発売されたゲーム『メタルギア』シリーズのタイトルは『メタルギア○○○○』? A ソリッド Q 『メタルギア』シリーズのように主人公の姿を発見するまで敵が襲い掛かってこないゲームを「○○○○ゲーム」という? A ステルス Q ゲーム『メタルギアソリッド バンドデシネ』で、ストーリーモードの中に埋められた記憶片を探すのは○○○○モード? A 精神探査 (分岐)ですが 集めた記憶片をつなぎ合わせて遊ぶゲームは○○○○モード? A 記憶構築 Q ゲーム『メタルギアソリッド ポータブルOPS』で敵に一切見つからずにクリアするともらえる称号は? A ツチノコ Q ゲーム『メタルギアソリッド ポータブルOPS』に登場するパイソンの冷却スーツに入っている冷却剤は? A 液体窒素 Q ゲーム『メタルギアソリッド ポータブルOPS』に登場するエルザの双子の姉妹である少女の名前は? A ウルスラ Q ゲーム『メタルギアソリッド』でクレイモア地雷の位置を調べる時などに使用するアイテムは○○○○ゴーグル? A サーマル Q ゲーム『メタルギアソリッド』でスネークが携帯している先折りタバコの名称は? A モスレム Q ゲーム『メタルギアソリッド2』のタンカー編に登場するロシア製輸送ヘリの名前は? A カサッカ Q ゲーム『メタルギアソリッド3』で、オセロットが所属するエリート集団は? A 山猫部隊 Q ゲーム『メタルギアソリッド3』で、スネークが軍服を奪い取って変装できるソ連軍の少佐は? A ライコフ Q ゲーム『メタルギアソリッド3』で、ピポザルが登場するオマケのゲームモードを何という? A 猿蛇合戦 Q ゲーム『メタルギアソリッド3』で、少なくなるとライフの回復量が減ったり手ブレが大きくなるゲージは○○○○ゲージ? A スタミナ Q ゲーム『メタルギアソリッド3』に登場する、カエルの置物の名前は? A ケロタン Q ゲーム『メタルギアソリッド3』に登場するシャゴホッドを設計したロケット開発の権威は? A ソコロフ Q ゲーム『メタルギアソリッド3』に登場する女性スパイ「EVA」が、ヴォルギンに接近するために変装したときの名前は? A タチアナ Q この作品の舞台になっているのは西暦何年?(写真問題 メタルギアソリッド3の一シーン) A 1964 Q ファンからは「監督」と呼ばれ親しまれているゲーム『メタルギアソリッド』を生んだクリエーターは? A 小島秀夫
https://w.atwiki.jp/niconicojikyouplay/pages/2341.html
【ゲーム】似非オタコンが実況するメタルギアソリッド2 【作者名】軽石モン 【完成度】【完結】( 08/10/06~ 09/01/18) 【動画数】40+4(part1・2画質修正版及びpart15ほぼノーカット版)+1(最終回OPリメイク版) 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/8699622 【備考】 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/12545.html
【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 METAL GEAR SOLID INTEGRAL タイトル METAL GEAR SOLID INTEGRAL メタルギアソリッド インテグラル 機種 プレイステーション 型番 SLPM-86247~9 ジャンル アクションアドベンチャー 発売元 コナミ 発売日 1999-6-24 価格 4980円(税別) タイトル METAL GEAR SOLID KONAMI The BEST 機種 プレイステーション 型番 SLPM-86470~2 ジャンル アクションアドベンチャー 発売元 コナミ 発売日 2000-4-27 価格 2800円(税別) タイトル METAL GEAR SOLID PS one Books 機種 プレイステーション 型番 SLPM-87324~6 ジャンル アクションアドベンチャー 発売元 コナミ 発売日 2003-11-6 価格 1800円(税別) メタルギア 関連 Console Game FC METAL GEAR PS METAL GEAR SOLID METAL GEAR SOLID INTEGRAL GC METAL GEAR SOLID THE TWIN SNAKES Handheld Game GB METAL GEAR Ghost Babel 駿河屋で購入 プレイステーション
https://w.atwiki.jp/kattenisrc/pages/39.html
70 :名無しさん(ザコ):2014/02/04(火) 13 29 07 ID l3BExujk0 ソリッド=スネーク(メタルギアソリッド) 核搭載兵器のメタルギアを何度も破壊してきた伝説の傭兵であり、 ビッグボスの遺伝子から作り出されたクローン。 ビッグボスに比べて冷静なイメージがあるが、女好きは遺伝している。 パイロット能力は数多の武器を使いこなす射撃命中技量が高めになっており、 回避と反応も及第点。CQCの第一人者だが格闘が控えめになっているものの、 格闘武装はほぼあるだけなので欠点にはなっていない。 SPは多少使い勝手が悪い。イメージ的に必須な隠れ身だけが完全回避SPで、 集中と熱血を覚えるが、後の気合友情愛と微妙なラインナップになっている。 ユニットはMGS1とラストバトル、MGS2とタンカー編の4種類。 MGS1と2はほぼコンパチといった性能。端的に言えば魔術師系の能力で、 生存性能が比較的低く、それを優秀な射撃で補う形になっている。 通常の魔術師と違い、大量の銃器を少なめの弾数で使う武装になっているため、 戦闘力が常に一定に保てる反面、優秀な武装にリソースをつぎ込むことはできない。 そのため、常に敵の性質を見極めて武器を使い分けるように意識していこう。 武装自体はどれも優秀。気力不要で高火力長射程のニキータとスティンガー、 手軽に使えるマップ兵器3種類、S盲M投L1で技量176CT+20のスタングレネードなど。 また、移動2で武装も使えなくなるがステルスLv2がつくダンボール箱に変形できる。 これで待ち構えるだけで安全に敵に近づき、マップ兵器をお見舞いできるだろう。 基本は長射程やマップ兵器、ダンボールなどを駆使して戦うステルスミッションになる。 どちらが後期型というわけではないが、M203がある分1の方がユニットとしては優秀。 ラストバトルでは、マーシャルアーツの威力が大きく上がる半面、他の武装がなくなり 装甲微減、運動性微増する。 基本的にイベント用であり、ずっとこの状態だとスタメン落ちは免れないだろう。 タンカー編ではユニット性能が1・2と同じだが、武装が大幅に減少し、 代わりに銃火器を装備できるようになっている。 火力的には失った威力射程マップを補えるような銃火器は存在しないため、 大幅に弱体化したといえる。また、ダンボール箱も装備できない。 これだけ見るとかなりの弱体化形態なのだが、地味に追加されているM9麻酔銃が曲者。 射程4弾数15の眠属性CT+20で状態異常値108と凄まじい性能を誇る。 主力として運用するには多少難ありだが、ひたすら眠らせまくる縛り屋としては 一級線の能力を持つといっていい。レベル上げもマップ兵器のグレネードや 銃火器があれば問題ないので、人によってはタンカー編が最強と評価できるだろう。
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/1629.html
メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット 機種:PS3 作曲者:泉谷隆洋, 小堀修一, 陣内一真, 鈴木克崇, 戸田信子, 藤森崇多, Gregson-Williams, Ennio Morricone, Joan Baez, 日比野則彦, 本田晃弘 開発元:小島プロダクション 発売元:コナミデジタルエンタテインメント 発売年:2008年 概要 メタルギアソリッド正伝の四作目。 ハードがPS3になり、非常に美麗なグラフィックが話題に。 ちなみにサントラはゲーム発売前にすでに販売されており、音楽への期待も高かった事がうかがえる シリーズ最高人数の作曲家によるBGMは映画で使われるような壮大な物から、緊張感が伝わるゲームミュージックらしい物まで様々。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 Old Snake Gregson-Williams テーマ曲(オープニングムービー、ラスボス戦 最終ラウンドなど) Love Theme 戸田信子 オープニングムービーなど Gekko Gregson-Williams 月光出現時 Haven Troopers 戸田信子小堀修一陣内一真 BB Corps Gregson-Williams Drebin 893 戸田信子小堀修一陣内一真 Vista Mansion 戸田信子小堀修一陣内一真 Laughing Octopus 戸田信子小堀修一陣内一真 ラフィング・オクトパス戦 Breakthrough Gregson-Williams Endless Pain Gregson-Williams White Blood Gregson-Williams Call Me Hal 戸田信子小堀修一陣内一真 Midnight Shadow Gregson-Williams Paradise Lost 戸田信子小堀修一陣内一真 Great Escape 戸田信子小堀修一陣内一真 Desperate Chase Gregson-Williams Raging Raven 戸田信子小堀修一陣内一真 レイジング・レイブン戦 Confrontation 鈴木克崇 Mobs Alive Gregson-Williams Violent Ceasefire 鈴木克崇 Next-Gen Control Gregson-Williams Crying Wolf 戸田信子小堀修一陣内一真 クライング・ウルフ戦 One More Reboot 戸田信子小堀修一陣内一真 Sin 戸田信子小堀修一陣内一真 Atonement 戸田信子小堀修一陣内一真 Infinite Loop 戸田信子小堀修一陣内一真 REX対RAY Everything Ends 日比野則彦泉谷隆洋 At Dawn 鈴木克崇 Screaming Mantis 戸田信子小堀修一本田晃弘 スクリーミング・マンティス戦 Guns of the Patriots Gregson-Williams No Place To Hide 戸田信子小堀修一陣内一真 Sorrow Gregson-Williams Full Circle 泉谷隆洋 Everything Begins 戸田信子小堀修一陣内一真鈴木克崇 Father Son Gregson-Williams エンディングムービー KONAMI188位 Metal Gear Saga Gregson-Williams スタッフクレジットエンディングムービー HERE’S TO YOU from the film"Sacco e Vanzetti" 作:Ennio Morricone作:Joan Baez編:Harry Gregson-Williams エンディングテーマ ゲームソング295位 War Zone 戸田信子小堀修一陣内一真 ACT1アラートモード A Rebellion Rests 戸田信子小堀修一陣内一真 The Hunter 戸田信子陣内一真藤森崇多 ACT2アラートモード The Hunted 戸田信子小堀修一陣内一真 Forced Hand 戸田信子小堀修一陣内一真 ACT3アラートモード Under Curfew 戸田信子小堀修一陣内一真 Unmanned Army 戸田信子小堀修一陣内一真 ACT4アラートモード Cold Memories 戸田信子小堀修一陣内一真 For Liberty 戸田信子小堀修一陣内一真 ACT5アラートモード Surrounded 戸田信子陣内一真藤森崇多 サントラ未収録曲 おいしいツーハン生活 歌:TWO-HAN PRINCESS 第2回ゲームソング448位 The Best Is Yet To Come ACT4 シャドー・モセス島ヘリポート到着時「メタルギアソリッド」より ENCOUNTER ラスボス戦 第1ラウンド「メタルギアソリッド」の同名曲のアレンジ版 Tanker Incident ラスボス戦 第2ラウンド「メタルギアソリッド2」より Snake Eater ラスボス戦 第3ラウンド「メタルギアソリッド3」より 勝利の唄 クリアリザルト画面 (獲得称号により曲調が変化)「メタルギアオンライン」のSONG機能 サウンドトラック METAL GEAR SOLID4 GUNS OF THE PATRIOTS ORIGINAL SOUNDTRACK