約 3,835,873 件
https://w.atwiki.jp/gods/pages/22167.html
ジークリント ヨルディスの別名。
https://w.atwiki.jp/girlwars/pages/46.html
キャラ ジークフリート CV 氷河ユウミ 画像 セリフ 初めて頭を撫でる そ…そんなに優しく…ふぅぅ~! 胸を触っちゃダメよ! そ…そんなのだめです! 脚を触っちゃダメよ! や…やめてください! 結婚する時に獲得 おかえりなさい!あなた!先にご飯を食べますか?シャワーを浴びますか?それとも…私に・・・しますか?ふふっ! ドレスを持ち上げる あら!…そんな恥ずかしいことを… スカートを触っちゃダメよ! これ…パンチラになりそう…うっ! ストッキングを脱ぐ う…や…やはりもっと服を着た方がいいですか… 頭をタップ あなた、シャワーの用意はできましたよ! 頭をタップ2 背中を流して上げましょうか、あなた! 手をタップ 明日は何が食べたいですか、あなた? お腹をタップ 手づくり料理が食べたいですか?私は自分の手料理にかなり自信がありますよ! マフラーを引く だめ…こんな時は… 左手をタップする あれ…スポンジはどこにありましたっけ? お腹をタップする 見つけました!さあ、背中を流してあげましょう!ほほぉ! タオルをタップする もう休みますか?じゃあ、拭こう! 胸元をタップする(着衣状態) 先にシャワーを浴びてリラックスしよう! 胸元をタップする(マフラー) 私の手料理を食べてみて!あなた! 太腿をタップする(ストッキングを着ているまま) 疲れましたか?ちょっと休みませんか? 太腿をタップする(ストッキングを脱いだまま) あっ!そ…そこは…ダメ… 花嫁の間の特写 どう?惚れましたか? 自宅で彼女を寵愛する時 あ…はっ…私は嬉しいですよ!あなた!
https://w.atwiki.jp/mgspwclanlink/pages/9.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ コメント ニュース 人気商品一覧 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/ggmatome/pages/1338.html
Wiki統合に伴い、ページがカタログに移転しました。
https://w.atwiki.jp/ej3sgcu5vx/pages/404.html
`ヽ、 ,. ィi{//_⌒`ヽ_ヽ .} 、ー=. jI斗ャ≦ _}ノ-.、 ー、-. .、 _ ̄. ´ ヽ .} >. / / / / / { i .、 / / / /. . / \/ ヤ ∨ !.ヽ 、 /´⌒/ / /´! 气 苡ヽ }ヽ∨ .N⌒ / / /{f r}i i .i ゞ' ノイ}/} リ. /⌒/// . .ヽ リV. .!ヽi ヽ}/. /'/ ノ . .} . . .`ヽN __ _ / /'´{ / } . 人 }iト _,′ _ ___ -- _ Nノ'´}/ ̄ ̄ }iト > ゚´  ̄/´  ̄ ,. ィ ! ~"''~、、 - _ /ヽ } ′。s≦i / ,′ / ,. ィi{ / } \ ~"'' } `ヽ 、_ ..r〈___ノ /≦ i i i i i i i i i {/ ; / ,. ィi{ /、 ノ \ ノ ノ ,.` ‐' / i i{i i i i i i i i i i i { , / ,. ィi{ > ゚ ´ `ー― ― - ==<__,/ r,.ィ ' /{i i i{i i i i i i i i i i i i{ / ,. ィi{ > ゚ ´ <二二 >} ノr f二{_ノ { 、 {i i {i i i i i i i i i i i i iv/ >,.゚イi}  ̄ヽ`ヽ< .、_}_ソ' } ヽ{i i i} i i i i i i i i i i i i i .、´ /}! }i ! ノ ̄ }!/__ノ } } V ∧i i i i i i i i i i i i i i i .、 } ノi i l rー ' __/´ ヽ、} 〉, V ∧i i i i i i i i i i i i i i i i i ヽイi i i i l ,.イ ,.イ´ ' { ! V ∧ i i i i i i i i i i i i i i i i i i }i i i i i l 。≪ ≫ ゚´ } /ヽ i∧ i i i i i i i i i i i i i i i i i } i i i i i ! 。≪ ≫ ゚ } / }ヽ V i i i i i i i i i i i i i i i i }i i i i i i! ,.ィf≧ ≪ ≫ ゚ { / / ‘,} i i i i i i i i i i i i i i i i i }i i i i i !/`ー-/ ,.ィ゚ i{ / 〉 ゝr==┐ i i i i i i i i i i}i i i i !三ニ!. 〈,.ィf/ }! / /`´`ー-{f__}.! i i i i i i i i i i i}i i i i i!' > ゚゙´ {! / / { i i i i i i i i i i i i i i i i i i i }i i i i i;´━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・ジーク:LV475 L【ノーマル】 LHP:140/140 L攻撃力補正:+15(+5)《役割》 L【不動のエース】…+60/D+200%/C+1/HP+10/A+5 L【キラー】:…+30/D+300%/【エース】補正解除《種族》 L【後継騎の仲間】:倒れた仲間の絆が宿る!《特権》 L【エキスパンション(ノ)】:D+200%《専用》 L【竜告令呪】:T開始時に任意発動。3Tの間、タイプを「竜/格闘」に変更し、A+10、達成値+50。 防御時相性表:●2倍ダメージを喰らう__△1/2ダメージを軽減する__×効果なし ノ 炎 水 電 草 氷 闘 毒 地 飛 超 虫 岩 霊 竜 悪 鋼 妖 ノ ● × ノ 闘 ● ● △ △ △ ● 闘 竜 △ △ △ △ ● ● ● 竜 プロフィール アリアンナの手持ち 戻る
https://w.atwiki.jp/konohiroisekai/pages/150.html
Q.火力ってどう出すの? A.レベルをあげて物理で殴ればいい もっと簡単に説明しろよ!って人は下を見てくださいな アベンチャースタイル+英雄の秘薬 現在最も火力の出ると考えられる構成です。 スタイルの特徴である「HP半分以下で攻撃力が上昇する」仕様を利用するやり方です。 最大倍率に到達するとバーサク、ストロングスタイルを上回る火力が出るようになります。 クリティカルの発動も相まって現状最強火力になっているのかと思われます。 ただし、現在のFFAのボスの火力も大分上昇している為、調整のための必要なHPがかなり増えています。 結論、レベリングは重要ということです。 ブレイブ(バーサク、ストロング)+エンゼル+冥界(が、ベスト) 特にHP管理も必要のない構成です。 上記の構成に比べると火力は劣りますが、被ダメ<エンゼル回復量だと死ぬことがないので、安定性に優れます。 バーサク+エンゼルだと被ダメが実質10倍になるので、耐えられない場合はストロングがオススメです。 クリティカルを出したいなら冥界の指輪を使うとベストです。 アベンチャーで体力調整がうまくできん!って時はこちらを使ってみるといいかもしれないです。 最近になりブレイブの倍率が修正され、 上記3スタイルだとブレイブが一番安定して火力が出ると思われます。 その他の上げ方 追加防具を見直してみる 攻撃型の追加防具を装備してみる 体力に自信があるなら障壁をちょっと捨ててみるのもアリです。 以下に特性高めの追加防具を紹介します。詳しくはここを参照に。 防具 修羅の鎧(特性20障壁0) 罪の鎧-暴食-(特性20障壁10) ヘッド 常闇ノ兜(特性15障壁5) ラピスティアラ(特性13障壁8) 他(特性10のものが多い) アーム ザガートアーム(特性30障壁-30) ソシアリアスアーム(特性24障壁0) 般若の篭手(特性20障壁0) リア ザガートリア(特性30障壁-30) 狂風の翼(特性20障壁10) 常闇の刃衣(特性20障壁0) 他(18前後のものもある) レッグ ザガートレグス(特性30障壁-30) グレイシャブーツ(特性18障壁12) もっと単純にお願いします ―常闇又はソシアリアス一式を揃えてください。それが一番単純で強いです。 後は地道なレベリングです。いつ何時でもレベル(HP)は大切なのです!頑張ってレベリングです! 他にもあるよって人はここに↓ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ljksscenario/pages/361.html
. ……少年の眼前で、損壊した黄金の杯が鳴動していた。 眩く光るこれこそは大聖杯。しかしそれは最早戦利品として争奪される万能の釜ではなく、ある人物の願いを受託した結果変質した人類救済機だった。 奇跡の産物と化した聖杯はこれより全人類に慈雨を降らせ、その不完全な肉体から魂を解放する。 真なる不滅の存在へとヒトを至らせ、恒久的な平和と幸福を世界に齎す福音。 それはとても幸福なことだ。もう誰も傷ついたり、志半ばに果てることのない、理想郷の実現だ。 「――今は無き五つの令呪において、我は代償を支払おう」 しかし少年は、それを阻むことを選んだ。 それは、もしかしたら誤った選択かもしれない。 これから無数に流される、無辜の血を容認する行い。それはともすれば、人類への敵対行為とすら断じられるものかもしれない。 しかし邪悪の謗りを受けるとしても、少年にはそれを選ぶだけの理由があった。 「……うん。これは、俺の望みだ」 いつかその邪悪が、何の意味もなくなる日が必ず訪れると信じて。 少年は、宙に向かって翔け出して――――――そして本来の運命より、ほんの刹那だけ早く、その世界から消失した。 ☓☓☓ 「――起きて、あなた(シグルド)。起きてください」 呼び声に優しく意識を掴まれて、少年は微睡みの淵から浮上した。 開いたばかりの滲んだ視界の先には、こちらを慈しむように覗き込む、女の微笑みが浮かんでいた。 「ああ、やっと起きてくださいました」 そんな少年の覚醒を見て、女は窓から差し込む朝日も恥じらうような、眩い破顔を零した。 美しい笑みだった。人並みの感受性には疎いと思う少年にも、疑う余地なくそうと認識できるほどに。 ……あの日、あの時。目にした貴きものがなければきっと、“これ”に心を奪われてしまっていただろうと思えるほどに。 「おはようございます、マスター。この都にも朝が訪れていますよ」 「……すまない、寝過ごしていたらしい」 答えてから、身を起こす。これまた通常の人間であれば、そのまま囚われていただろう感触から頓着なく逃れた勢いのままに立ち上がり、振り返る。 視線の先には、ベッドに腰掛けたままの、美しい女がいた。 実るべき部位は豊かに、締まるべき箇所からは余分を排した、黄金比と呼ぶ他にない、天の惜しみない造形美を完璧に配されたその肉体。視線を上げれば染み一つない白磁の首筋を通り、微かに乳白色を帯びたたおやかな美貌が待ち受ける。滑らかに流れる銀糸の群れの先端は丸みを帯びて床を撫で、前髪が隠してしまっている右目にもまた、左目同様、ルーラーより色素の薄い紫水晶の瞳が鎮座しているのだと理解できた。 現代に似つかわしくない、華奢な銀の鎧という装いさえも、その女のかたちを映えさせるアクセントとなって、いかめしさをまるで感じ取らせない。 現実感を喪失させるほどの、幻想そのものを体現する美がそこに形を成していた。 その神秘的な存在感に微かに気圧されながらも、思考の回り始めた少年は何とか言葉を絞り出した。 「……すまない、少し待ってくれ。状況を飲み込めていないんだが」 「あなたはこの聖杯戦争の参加者に選ばれました」 少年の疑問に、見知らぬ美女は淀みなく答えを用意した。 想像の埒外にあった状況に、少年がほんの少しだけ目を丸くする間にも、女は穏やかに言葉を連ねる。 「覚えはないでしょう。この聖杯戦争は何やら歪みを抱えていますから……あなたの世界にも数多の聖杯戦争があったそうですが、何も知らされないまま、並行世界からマスターが召喚されるなど前代未聞でしょうね」 そのような歪みがあるから私も召喚されたのでしょう、と続けた女に対し。他の思考を隅に置いて、復元された竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)を一瞥した少年は、ようやく一つ理解できたことを尋ねた。 「ということは……貴女が、俺の、今度の」 「ええ、そうです。我がマスター。人の手で鋳造(つく)られながら、人の手を越え行く小さき英雄(シグルド)。 私は、ささやかなる一時をあなたと寄り添うモノです」 女の返答と共に浮かんだ柔らかな笑みに、先程までならばこの非常時でも安らぎを覚えただろうそれを目にしたのに、少年は微かに表情を渋くした。 「……俺は、ジークだ。これは俺に命(すべて)をくれた人の名だ」 見ず知らずの己のために、先無き命である己のために、二度目の生を捧げてくれた大恩人の伝説は、当然のように自ら学んでいる。 彼から授かった命に恥じぬように、彼に肖った名に背かぬように、その気高き生き様こそを指針とするために。 だから、目の前の美女が口にした名前が、彼と縁ある男の物であることも、少年――ジークは当然、知っていた。 「同じ起源の英雄だとしても、彼は、俺を救ってくれたのはシグルドではなく、ジークフリートだ。それだけは違えないで欲しい」 知らず、視線は鋭くなっていた。睨めつけられたその先で、神鉄の鎧に身を包んだ女は、困惑と焦燥の色をその美貌に加えた。 「ああ、そんな……いいえ、そうですね。あのひとと、ジークフリートさまはまた別の竜殺し(ドラゴンスレイヤー)。いずれも天下に轟く大英雄であっても、ええ。一緒くたに見られてしまったと思えば、侮辱にも等しく感じてしまうものですよね」 手持ち無沙汰なように、内心の焦りを表すように。細く白い指先同士を絡め合わせて、女は豊かな胸の前で手を組んだ。 「ごめんない。心から陳謝致します、我がマスター。ジーク。そんなつもりではなかったのです」 微かに潤んだ瞳でこちらを射抜いた女は、次いで許しを乞うように頭を垂れた。 「ですからどうか、そんなに怒らないでください……私、困ってしまいます」 微かに肩を震わせる女の姿に、毒気を抜かれてしまったジークも一瞬、所在なく視線を彷徨わせる。 「……いや、こちらこそこそすまない。貴女を困らせたいわけではなかった」 それからようやく吐いた謝罪の言葉に、女から震えの気配が消えた。 ゆっくりと――その一動作で流れる長髪の動きさえ神秘の領域に至らせながら面を上げる女に、ジークはタイミングを掴みきれないながらも中断された問答を再開する。 「それで……竜殺しの英雄(シグルド)を知る貴女は」 自らの素性を問われた女は、少年の目覚めを見届けた時と同じくたおやかな――そしてそれより微かに、情熱の色を燃え上がらせた微笑みを返した。 「ええ。私はかつて彼とともに生きた戦乙女(ワルキューレ)。大神オーディンが娘。真名を、ブリュンヒルデと申します。この度は、ランサーのクラスで現界致しました」 戦乙女ブリュンヒルデ。世界でも最も有名なヴァルキリーの代名詞は、仮にジークが聖杯戦争と何の関わりを持たない人間だったとしても、確実に知悉しているだろうものだった。 即ち眼前で無防備を晒しているのは、本物の女神。神の血を引き、神の域にも届く施しの英雄(カルナ)とも根本から違う、正真正銘の神霊だ。 神霊ほどの高位存在は、最早聖杯の奇跡すら遥かに超越している。本来、彼ら彼女らがサーヴァントとして召喚されるなどあり得ない。 しかしジークは既に、彼女と同じ事例を識っていた。 それこそはギリシャの大賢者ケイローン。射手座として夜空を彩る、世界で最も有名な弓兵(アーチャー)。 元来完全な神霊である彼もまた、その身を襲った悲劇で神性を零落したが故にサーヴァントの規格に当てはまるようになり、“黒”のアーチャーとして召喚されるに至った。 同じように、裏切りの代価として父たるオーディンに神性を剥奪されたという彼女もまた、サーヴァントとして召喚できる抜け道ができていたのだろう。 「そうか……なら、安心した」 「安心、ですか?」 小首を傾げたランサー、ブリュンヒルデに、ジークは冗談めかして告げてみせた。 「失礼かもしれないが……貴女は既に、戦乙女の任を解かれている。それなら『戦死者の館(ヴァルハラ)』に招かれるわけではないのだとわかってな」 俺などが名立たる戦士と轡を並べられるとは思っていないが、と付け足しながら、もっと彼方に行こうとしていた身でありながら、一度は険悪となりかけた相手を和ませられないかと、なけなしの人間味を使って言葉を発した。 「もう一度、必ず会うと約束したひとがいる。あまり遠くに行く羽目となっては困る」 「……マスター。そんな、恥ずかしげもなく言われると……私、困ってしまいます」 何故だかランサーは、首を傾けたまま、微かに上気した頬に掌を当ててそんなことを言っていた。 ジークにはまだ、彼女が何に困っているのか、わからなかった。 ☓☓☓ 「……マスター。勝手ではありますが、あなたのことを視させて貰いました」 朝食を挟み、サーヴァントに与えられたこの聖杯戦争の知識を一通りジークに説明した後、ランサーはそのように切り出した。 微かに覗く胸元に指先を添えながらの言葉に、ジークは一瞬の後に理解を追いつかせる。 おそらくはマスターとサーヴァントの、パスを通した共鳴夢のことを指しているのだろうと。 「勝手と言っても、貴女がやったことではないのだろう。よくあることだ、気にする必要は……」 「いいえ。いいえ、違います、マスター。私の勝手で、あなたの過去を覗かせて貰ったのです」 首を振ったランサーが、掌を外したその胸元。 そこから微かに漏れる輝きを見咎めて、備えられた魔術知識と照らし合わせたジークは、彼女の言わんとすることを察した。 「ルーンか」 「ええ。私のこれは人の子が使うそれではなく、大神の直伝であるのですけどね」 即ち、原初のルーン。 全知なる大神オーディンが修めた、北欧魔術の奥義。 それを直伝され、今でも保持しているというのであれば。彼女はランサーのクラスで召喚されながら、下手なキャスターより余程優れた神代の魔術の使い手でもあるというのだ。 その腕前を持ってすれば、ジークの抱えた事情を全て詳らかにしてしまうなど、造作も無いことであったのだろう。 「そうか……俺の過去など、すぐに見終えるものだっただろう」 型落ちしたとはいえ仮にも神霊の端くれ。その凄まじさの一旦を垣間見て、ジークは受け答えしながらも微かな畏怖に打たれていた。 「はい。すべてを見させて頂きました。死の予定された殻を破るところから始まった、あなたの軌跡。短くも濃密な命の煌めきを」 対しランサーは詩を詠むようにして、ジークの過去を語り続ける。 「気高さ故、正しさ故の傲慢なる理想に憑かれた聖人との戦いを。 数多の英雄に導かれ、数多の英雄と対決したその日々を。 そして、愛しき聖女との離別と、未来に交わした約束を」 「……愛しき?」 戦乙女が大仰に語る、こそばゆいような自身の生涯の中。何故かその一言にだけ一際猛烈な羞恥心を覚えたジークは、ついその一単語を取り出していた。 「それは……何というか、その、恐れ多い表現だな」 そして気がつけば、そんな言い訳のようなことを口走っていた。 彼女に――ルーラーに懸ける敬愛の情が自らの裡にあることを、疑う余地はジークにもない。 しかし彼女こそはジャンヌ・ダルク。世界に名高き救国の聖女。 おそらくは有史以来、誰より多くの人々から熱狂され、信奉され、愛された少女。 その本人と実際に面識があるのだとしても。彼女の尊き美しさに憧れたのが事実だとしても。そのように表現されると、どうしても気後れが生じてしまっていた。 しかし。 「あら。でもあの時彼女に一目惚れしたのは、紛れもないあなた自身の心でしょう? マスター」 その、記憶を覗いた女神からの、単純明快極まる指摘は。 ジークの中に残っていた、疑問にも思わなかった引っ掛かりを軽々と外してみせた。 「……そうか」 すとんと腑に落ちたそれは。とても簡単なことであったその真理は。 くすぐったいような気恥ずかしさと、締め付けられるような切なさと、 そして不思議な高揚感を、ジークの胸に齎した。 「俺は……彼女に、ルーラーに――――恋を、していたんだな」 まだ少し、戸惑うように。畏れるように、少しだけ舌先を絡ませながら、ジークは分析した自己を吐き出した。 あの、心が滲むような嬉しさ、世界が色を変えたような衝撃が…… 「ええ。遍く地に満ちる人々は、あなたの胸に宿るものを愛と呼ぶのですよ。マスター」 そんな少年の気づきを、祝福するように。慈愛の笑みを浮かべたランサーの言葉に、ジークは乱れることのなかった竜殺しの心臓が、微かに跳ねたのを感じ取った。 彼女に感じていた甘美な狂おしさ、彼女の傍に居られた心安らかな誇らしさ、彼女が遠くへ行ってしまった時の耐えられぬ切なさ、その未練を想った張り裂ける怒りを思い返して。 これが。 これが……恋。 これが、愛。 「……それで、ジーク」 やがて。衝撃となった認識を噛み締めていたジークの様子を見計らって、優しく呼びかけたランサーは語らいを再開する。 「あなたは、愛するひとのために。人の世をあるべき姿のままで営ませるために、あの大聖杯を止めるのですね? マスター」 その問いかけの答えは、自明のことであった。 故に自覚した感情を一度抑えたジークは力強く、己のサーヴァントに頷きを返す。 「ああ――天草四郎時貞の遺産は、何としても止めてみせる。 そのために彼女は命を懸けた。なら、俺も命を懸けるのにそれ以上の理由はいらない」 英雄の心臓を授けられ、伸びた背丈でもまだほんの微かに見上げる高さにある紫銀の双眸と視線を結び、ジークは断言する。 己の芯を理解したなればこそ、なおのこと。一層強固となった決意を再認しながら。 ……聖杯を使えば、彼女に会えるかもしれない。 だがそれでは、人を信じられなかった天草四郎時貞と同じだ。 いつか必ず会いに来る――願望器に縋るのは、そう約束した彼女への不信に他ならない。 ならば自分が果たすべきことは、何一つ変わらない。 それは彼女のやり残してしまったこと。聖女の祈りを実現する、邪竜となることしかあり得ない。 「……困ってしまいます」 ふと。静かに意気込むジークに対して、ランサーがそんな言葉を漏らした。 「どうした?」 「いいえ……いいえ。何でもありません。そんなことよりも、マスター」 ジークの追及に首を振ったランサーは、泳がせていた視線を正面に向け直し、尋ね返してきた。 「ではあなたは、この聖杯戦争を勝ち抜く覚悟を決められたのだと。それで、よろしいのですね?」 誓いを果たすためには、この東京から脱し、あの場所、あの時間軸に帰還する必要がある。 その願いを叶えるための最も手っ取り早く、かつ現実的な手段は、ここにジークを招いた張本人に負債を払わせること――即ち聖杯の使用に他ならない。 「……正直に白状すると、その答えはまだわからない」 しかしジークの口から漏れたのは、そんな明白な筋道の肯定ではなかった。 「貴女の、伝説の戦乙女の力を疑っているわけではない。ただ、俺がそこまでこの聖杯戦争というシステムと向き合えるのか、自信がないだけなんだ」 訝しむような目をしたランサーに首を振って、ジークは述懐を続ける。 「かつて、地獄を見たことがある。奇跡と呼ばれた聖人が、全てを懸けて変えようとしたものを」 “黒”のアサシン(ジャック・ザ・リッパー)であったものが、ジークに見せた彼女達の原点。 それは、少数の幸福のために、多数から搾取するという人間世界の統括機構(システム)。 何の正義もなく、しかして邪悪もなく。ただそういう仕組みであるからと、誰にも何もできず、ただただ無力な命から消費されていく構造。 取り除ける原因のないそれは、聖杯戦争のために消費されるはずだった自分達(ホムンクルス)の背負った運命よりなお、救いがなかった。 天草四郎時貞が二度の生涯を擲ってまで変えようとしたことも、無理はないと思えるほどに。 「……他ならぬ彼から、守ろうとしたものでもあるのだが。逃れられぬ宿業であるとも理解していても、俺は、その一部になることが怖い」 自らのように、強制されて巻き込まれたマスターもいるかもしれない。 ここまで歪んだ聖杯戦争が、真っ当に管理運営されているとも思えない。仮にサーヴァントだけを斃したとしても、その後のマスターの安全が保証されるとは限らない。 なのに、状況も理解できていない彼らを、何も考えずただ願いのために屠るとすれば、それはジャック・ザ・リッパーを生んだ者達と、何ら変わりがないのではないか? そんな悍ましい予感が、ジークにどうしようもなく躊躇を覚えさせていた。 「そうしようとしたことはあった。実際に、命を奪ったこともある。だが今更でも、それを忌避する自分がいることは否定できない」 「では――」 「それでも……答えは見つかっていなくとも。目指すべき果てを、俺は知っている」 どうすれば良いのか、はわからない。途方も無い。 だが、何をしなければならないのかだけは、既にジークは知っていたから。 言葉はすらすらと、内面を外へ発信していた。 「それがどんな形となるのかはわからない。大義のために命を奪うことを是とするのか、それに抗うのか。覚悟を決めるべき行為すら見定められてはいないのだとしても。 俺は必ず、彼女達との約束を果たす。英雄に託された、この命(誇り)に懸けて――諦めない覚悟だけは、できている」 聖杯戦争のルールに従うのか、それに抗うのか。 どんな方法を選ぶのか、何が正解なのかはわからない。 ただ、負けたくはないと思った。 短い生涯の中で出会ってきた彼らのように……戦いから逃げ出すことだけはしまいと、そう心に決めていたから。 そんなジークの様子に、ランサーはまた微かに視線を逸らして呟く。 「もう……本当に、私、困ってしまいます」 「……すまない。マスターとして優柔不断が過ぎるな」 「いいえ……いいえ、そうではないのです」 ジークの謝罪に対して首を左右に振った後。ランサーはその身に纏った雰囲気を変質させた。 「どのような道を選ぶのだとしても。何処を目指すのか、何を成すのかをもう、その心(誇り)に決めているのであれば」 透徹した眼差しで、ランサーはジークを見抜く。見透かす。 本能的な畏れを抑えて、ジークはその神たる視座に対峙する。 相手がこちらを見極めようとしているのであれば、それに応えるべきであると思考して。 「あなたは勝利を得るでしょう。私が寄り添うのだから」 そんなジークに向けて。託宣を行う女神の尊厳を以って、ランサーはその言葉を紡いでいた。 「たとえ、大神(てん)の加護がなくとも。 たとえ、世界(ほし)の加護がなくとも」 ――滔々と続けられるランサーの言葉に、そんなものは最初からなかった、とジークは思う。 だが。もし、こんな自分にも与えられたものがあったとすれば、それは。 「そして、英雄(ヒト)の加護までなくしても」 そう。こんなにもちっぽけな自分を見捨てずにいてくれた、英雄達の温情に他ならない。 しかしここにライダー(アストルフォ)はいない。アーチャー(ケイローン)も……そして、ルーラーも。 ジークを護り、導いてくれた英雄達は、その加護は、この東京には存在しない。 遺されたのは“何かに感応したように猛っている”、既に喪われたはずだった、未だこの身に余る竜殺し(ジークフリート)の力(誇り)だけ。 ……だが。受け継いだものも、託されたものもないままに、剥き出しの感情にしか頼れなかったあの最後の戦いに比べれば、それだけでも充分以上に恵まれている。 そして。さらに。 「――あなたには、この一時かぎり、ワルキューレの長姉たる私の加護があるのですから」 新たに授けられた槍は、それを担う力である女は、それでも歩みを止めない少年を、慈しむように微笑んだ。 「ですからどうかご安心を、マスター。あなたはその時ごとに、己の信じる最善を為せば良い……道が定まっていないからと、迷う必要などありはしないのです。 もちろん、かの大賢者の言葉通り。そのためにも、常に考え続ける必要はありますけれど。そのお時間ぐらいは、私が用意してみせましょう」 「……そうか」 「ええ」 短い意思確認の言葉の後。英雄の心臓を託されて伸びた背丈でも、少しだけ見上げなければならない位置にある紫銀の双眸と視線を結んで、ジークはもう一度頷いた。 「なら、その言葉に甘えさせて貰うとしよう。よろしく頼む、ランサー」 ジークの迷いなき言葉に、ランサーはにこりと微笑んだ。 ☓☓☓ ……疼く。 仮初の肉を得たこの身体の芯が、じんわりとした熱を帯びて、疼き出す。 滾る炎に、これはいけない、と自覚しながらも。昂ぶりを抑えながらも、ランサーは自らのマスターとなった少年を盗み見る。 あどけなさを残した端正な容貌を、銀を溶かしたような髪で儚く彩りながら。しかしその紅玉の如き瞳には、死を目前にしてもなお、自らの為すべきことを為さんとする勇ましさがある―― 小さく稚い、けれど尊き愛の為に戦うその直向きさは……かつての神造の乙女と同じく、愛するひととの再会の約束を心から信じる人造の少年の姿は……まるで、子弟を見守るような暖かさをこの胸にくれるけれど。 この少年は、こことは違う時代、違う地平の東京で見たあの少年と同じ、幼くも清廉な魂――戦乙女を惹きつける魅惑の輝きをも、備えていたのだ。 ましてやその命に、戦乙女の一人としてではなくブリュンヒルデという名の一人の女が唯一愛した、あのひとと……限りなく近い、英雄の残滓まで散りばめられてしまっていては。 ……人の世の正しき存続を願う、この愛らしいマスターの力になりたい。 そして、彼が呪わしき悪竜現象(ファヴニール)に変わり果ててしまう前に、英雄(ヒト)として死なせてあげたい。 それが、聖杯に託す最愛の夫(シグルド)との再会とは別にブリュンヒルデが抱いた、此度の聖杯戦争での願いであった。 ……なのに、なのに。 嗚呼。 最早戦乙女の任は解かれていても。既に人間の女に変生を遂げていたのだとしても。 生まれ持ったその本能(機能)は、未だこの魂に在り続けていて。 幼くも真っ直ぐな主があまりに愛らし過ぎて、それまでに、つい手を出してしまわないのか……果たして最後まで耐えられるのか。 こんな御馳走を前にしてしまっては、とても我慢しきれる自信がなくて。 (私……困ってしまいます) ランサーが心に秘めた声は、彼女の次なる宿り木と見初められた小さき英雄には――少なくとも、今この時は、まだ。 届くことは、なかった。 【マスター】ジーク@Fate/Apocrypha 【マスターとしての願い】 ルーラーの信じた人類のため、天草四郎時貞の残した大聖杯を止める。 そしていつかまた、ルーラーと会いたい。 【weapon】 なし 【能力・技能】 ホムンクルス故、生まれた時点で一流と呼ばれる魔術師ですら及ばない一級品の魔術回路を有する。 魔術としては手で触れた物体の組成を瞬時に解析し、魔力を変質・同調させ、最適な破壊を行う『理導/開通(シュトラセ/ゲーエン)』と呼ばれるアインツベルンの錬金術を元にした強力な攻撃魔術を行使する。なおこの組成解析は一度触れた物なら次からはその工程を飛ばして銃弾に傷をつけられる前に発動できるほどになるが、逆に解析から魔力の変質までの間に組成を変化させることで防がれたこともある。 『竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)』 “黒”のバーサーカーの宝具の余波により再度蘇生した際、“黒”のセイバーの心臓が触媒となり、悪竜の呪いからジークの左手に発現した、全く前例の無い令呪。 その能力は名の通り、余命を削ることを代償に“黒”のセイバーに変身できるというもの。一画につき三分間限定で自らの体に英霊ジークフリートそのものを憑依させ、その身体能力、戦闘経験値、宝具を含む保存能力を完全具現化し、ジークの意志で行使することができる。また変身だけでなく、自己強化に用いることもできる。 更に通常の令呪と同じく聖杯戦争のマスター資格として認められ、サーヴァントとの契約や消費分の補填が可能であり、此度の聖杯戦争でも聖杯より授けられた令呪として復活。 通常の令呪は使用する度に消えていくが、この「竜告令呪」は使用後も聖痕のような黒い痣が残り、使用者を肉体的、精神的に蝕んでいく。 黒い痣の正体は竜鱗であり、最終的には竜の血に肉体が耐え切れなくなって死亡してしまう。 なお現在のジークは一度令呪を使いきったために竜化が進行しており、その影響から、次から転身した姿には本来のジークフリートにはない竜の角と翼、そして尻尾が生えてしまっている。 これは「ジークフリートが今以上の竜の呪いの影響を受けた“もしも”の姿」として確立されており、もしも既にセイバー・ジークフリートが存在していても、もう一つの側面として現界が可能となっている。 以下、「竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)」発動時の“黒”のセイバー(ジークフリート)としての能力。 【パラメーター】 筋力B+ 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運E 宝具A 【保有スキル】 対魔力:- 騎乗:B 黄金律:C- ガルバニズム:B 生体電流と魔力の自在な転換、および蓄積が可能。魔風、魔光など実体のない攻撃を瞬時に電気へ変換し、周囲に放電することで無効化する。 また蓄電の量に応じて肉体が強化され、ダメージ修復も迅速に行われるようになる。 このスキルのみ、他のスキルと異なり「竜告令呪」での変身を介さずともジーク自身の肉体に宿っており、常時機能している。 そのため事実上、契約したサーヴァントに無尽蔵の魔力供給を可能としている。 【宝具】 『幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)』 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人 竜殺しを為した、黄金の聖剣。その逸話から竜種の血を引く者に対しては追加ダメージを与える効果を持つ。 柄に青い宝玉が埋め込まれており、ここに神代の魔力(真エーテル)が貯蔵・保管されていて、真名を解放することで大剣を中心として半円状に拡散する黄昏の剣気を放つ。 他の対軍宝具を遥かに上回る連射速度を持ち、特にジークの場合、サーヴァントのジークフリートにはないガルバニズムのスキルにより、彼さえ上回る連射を可能にする。 『悪竜の血鎧(アーマー・オブ・ファヴニール)』 ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 防御対象:1人 悪竜の血を浴びることで得た常時発動型の宝具。 Bランク以下の攻撃を完全に無効化し、Aランク以上の攻撃でもその威力をBランクの数値分減殺する。正当な英雄による宝具の使用がされた場合はB+分の防御数値を得るが、反英雄や竜殺しの逸話を持つ攻撃にはBランク分の宝具防御値しか適用されない。 伝承の通り、背中にある葉の様な形の跡が残っている部分のみその効力は発揮されず、その箇所を隠すこともできないという弱点がある。 『磔刑の雷樹(ブラステッド・ツリー)』 ランク:D~C 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉 30人 “黒”のバーサーカー(フランケンシュタイン)から受け継いだ第二種永久機関を用いた宝具。相手に組み付き、己の身体諸共に敵を撃ち貫く捨て身の雷撃。 本来は使用者の命と引き換えに放つ自爆宝具だが、ジークのものは不完全であるため、オリジナルほどの威力を発揮できない分、反動も死に至るほどのものではなかった。 ジークの肉体そのものに宿る力であり、上記二種の宝具とは異なり発動に「竜告令呪」での変身を必要としていない。 【weapon】 『幻想大剣・天魔失墜』 【人物背景】 ユグドミレニア一族がアインツベルンの技術を流用して生み出したホムンクルスの一人。 本来サーヴァントへの魔力供給をマスターから肩代わりする消耗品として設計された量産品の一つだったが、奇跡的な偶然で自我に目覚め、“黒”のライダー(アストルフォ)の助力を得て脱走を果たす。 その後、追ってきた魔術師ゴルド・ムジーク・ユグドミレニアの手にかかり重傷を負うも、“黒”のセイバー(ジークフリート)が自らの心臓を彼へ分け与えたことにより蘇生する。 この時から恩人であるジークフリートにあやかり、ジークと名乗るようになる。 サーヴァントの心臓を持つホムンクルスという歴史上類を見ない存在となった彼は、ただの人としてならば充分に長生きできるだろう生命力を得た。しかし『自由』を得ても自らの願いが分からず思い悩んでいた中、ルーラー(ジャンヌ・ダルク)との邂逅を経て、“黒”のサーヴァント達が自分を助けてくれたように、自分の捜索を命じられながら見逃してくれた同胞達を救う事を決心する。 そのために飛び込んだ戦いの中、“黒”のライダーに助勢しようとした結果“赤”のセイバーの剣に斃れるものの、“黒”のバーサーカーの宝具の余波で二度目の蘇生を遂げる。同時に『竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)』を発現し、“赤”のセイバーと再戦。能力は万全でも、ジークの精神が追い付いていなかったことに加え令呪の補助を受けた“赤”のセイバーには敗れるが、『悪竜の血鎧』の力で生き残り、同胞の解放を成し遂げる。 その後は聖杯戦争を司る監督役たるルーラー、及び命の恩人にして無二の友でもあり、自らのサーヴァントとなった“黒”のライダーの助けとなるべく、自らの意志で聖杯大戦に参加。またホムンクルス達と和解したゴルドを始めとするユグドミレニアの残党とも同盟を結び、共同生活を開始する。 最終決戦では“黒”のライダーと共に空中庭園に接近し、“黒”のセイバーと因縁深き“赤”のランサーと対峙。そこで赤陣営のマスター5人の救助を彼から依頼され、その交換条件として「3分以内にジークを倒せなければ見逃す」という約束をフィオレとカウレスが取り付けたことで、“赤”のランサーと3分限りの対決を行うことになる。 神殺しの槍によって齎される確実な死を前にして、少年は「もう一度ルーラーに会いたい」という自らの願いに気づく。そのために残された竜告令呪を全て注ぎ込み、“赤”のライダーの宝具を譲り受けた“黒”のライダーのアシストもあって辛うじてこれを下し、先へと進む。 その後、庭園中枢部では敵の首魁たるシロウ・コトミネ(天草四郎時貞)と対面、ルーラーの死を受けて最後の戦いを開始する。弱体化しているとはいえサーヴァントであるシロウに劣勢を強いられるも、“黒”のバーサーカーから得ていた第二種永久機関を活用して追随、最後は捨て身の「磔刑の雷樹」によって勝利を掴んだ。その後、既に起動してしまった大聖杯を止めるため、竜告令呪の代償により竜となりかけている自身の体と聖杯の残存機能を用いようとした彼は死の直前、何の因果かこの東京に召喚されてしまうに至った。 【方針】 願いのために戦うが、この聖杯戦争を勝ち進むべきなのかはまだわからない。 ただ、意味なく命が消費されるようなことだけは、許したくない。 【クラス】ランサー 【真名】ブリュンヒルデ@Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ&Fate/Grand Order 【人物背景】 北欧の大神オーディンの娘、戦乙女ワルキューレの一人、ブリュンヒルデ。北欧神話に於ける悲劇の女。 『ヴォルスンガ・サガ』において大英雄シグルドの運命の相手であるシグルドリーヴァと同一視される戦乙女であり、古エッダ『シグルドリーヴァの歌』『ブリュンヒルドの冥府への旅』でも同様にシグルドと恋に落ちるワルキューレとして語られている。 ワルキューレの長姉として神霊の身であった頃には自我の薄い人形のように振る舞っていたものの、父たる大神の怒りに触れて地へ落とされてから後、シグルドとの出会いで愛を知り、人間の性質と人格を有するようになった。 英雄シグルドのことを誰よりも愛して止まなかったものの、呪われた悲劇の運命の果てに殺意の炎を抱き、やがて彼を殺し、我が身をも灼き尽くすことになってしまった。 【ステータス】 筋力B+ 耐久A 敏捷A 魔力C 幸運E 宝具A 【属性】 中立・善 【クラススキル】 対魔力:B 魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。 【保有スキル】 騎乗:A 乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。 魔力放出(炎):B 武器・自身の肉体に魔力を炎として帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。 ルーン:B 北欧の魔術刻印・ルーンを所持することを表す。 その中でも彼女は、大神オーディン直伝の「原初のルーン」を所持しており、その出力は現代のルーン魔術の数百万倍とも評されるほど。 但し原初のルーンを持って現界した場合、ランサーは『死がふたりを分断つまで』以外の宝具を使用できない。 神性:E 神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。 【宝具】 『死がふたりを分断つまで(ブリュンヒルデ・ロマンシア) 』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 運命の相手への深い愛憎の情を、生前に使用した魔銀(ミスリル)の大槍として形成させた宝具。 ランサーの裡に燃える「愛」が高まるほどに槍の性能が強化され、重量とサイズが増大する。 どれほど巨大化しても、ランサーの槍捌きを鈍らせることはない。 ランサーが強い愛情を抱く直接の相手を攻撃対象とした場合、さらに威力が跳ね上がる。重量は数百倍になり、原子分解攻撃にも等しい破壊力を発揮、窮極にまで愛が深まれば神すらも殺し得る一撃必殺の力と化す。 最愛の相手であるシグルドにこそ最大の威力を発揮するが、彼と起源を等しくし、同一視されることもある英雄ジークフリートに対しても、それに迫る効果を得ることができるだろう。 但し、「愛情」ではなく「嫌悪」した相手には宝具が全く通用しないという極端な性質もあり、場合によってはまるで無力になってしまう脆弱性を抱えている。 【weapon】 『死がふたりを分断つまで』 【サーヴァントとしての願い】 愛らしいマスターの助けとなり、人の世を終わらせないために戦う。 その上で彼が呪いで悪しき竜(ドラッヘン)と化す前に、英雄(ヒト)として殺してあげたい。 ――そして叶うならば、願望器の力で最愛の英雄(シグルド)と再会したい。 【基本戦術、方針、運用法】 高く纏まったパラメータを誇る、オールラウンダーな槍兵。 強力な対人宝具と、対軍宝具に匹敵する破壊力と自在な飛行を始めとした万能性を付与できる原初のルーンによって優れた戦闘力を有し、しかもマスターであるジークがガルバニズムのスキルを持つため、彼との距離が離れ過ぎなければ常に全開の魔力行使が可能と、知名度に相応しい高性能を誇る。 そのため戦闘においては、正面からの正攻法だけでも充分な戦果を期待できるだろう。 但し、メインウェポンである『死がふたりを分断つまで』は、通常サーヴァントとして召喚される大半の英雄には充分な威力を発揮するものの、ランサーが愛を感じないイレギュラーな相手には無力化されてしまうため注意が必要。 そんな時は、より純然かつ安定した戦闘力を持つセイバー・ジークフリートへとマスターであるジークが変身し、代打を務める必要があるだろう。 なおそのようにしてランサーを救うたび、やがては戦乙女としての機能が――あるいは、シグルドと同起源の竜殺しへと転身した途端、彼女の愛憎が自動的にジークの背に槍を向けさせる恐れがあるものの、無垢なるマスターは未だその危険を認識できていない。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3999.html
メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ 概要 ストーリー テーマ 新要素 おまけ要素 評価点 問題点 賛否両論点 総評 余談 ザ・ドキュメント・オブ・メタルギアソリッド2 概要(メイキング) 特徴・評価点(メイキング) 難点(メイキング) 総評(メイキング) メタルギアソリッド2 サブスタンス 概要(サブスタンス) オリジナルからの追加・変更点 MISSIONS 短編集「SNAKE TALES」 ミニゲーム「SKATEBOARDING」 その後の展開 メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ 【めたるぎあそりっどつー さんず おぶ りばてぃ】 ジャンル タクティカル・エスピオナージ・アクション 対応機種 プレイステーション2 開発元 コナミコンピュータエンタテインメントジャパン 発売元 コナミ 発売日 2001年11月29日 定価 7,140円 プレイ人数 1人 廉価版 MEGA HITS! 2002年9月12日/2,980円コナミ殿堂セレクション 2004年10月21日/1,890円アニバーサリー版 2007年7月26日/1,800円PlayStation 2 the Best 2007年11月29日/1,800円 レーティング CERO C(15才以上対象)(*1) コンテンツアイコン 暴力 判定 良作 ポイント 21世紀最高と称された完成されたゲームシステム発売当時は賛否を呼んだものの現在は好評 メタルギアシリーズ 語り継がなければならない物語がある。 概要 1998年9月に発売され、優れたシナリオとゲームシステムが世界で絶賛された『メタルギアソリッド』(MGS)の正式な続編。 本作はそれから2年後にプラットフォームをPS2に移してリリースされた。 なお、以降の解説は前作との比較を中心とした内容となっている。 基本的なゲームデザインに関しては前作の項を参照されたい。 ストーリー 本作は、ソリッド・スネークを主人公とする「タンカー編」と、雷電を主人公とする「プラント編」の二部構成になっている。 ただし、ゲーム中ではプラント編がメインでタンカー編はプロローグ扱い。 タンカー編 シャドー・モセス事件から2年。 事件を生き延びたリボルバー・オセロットの手により、核兵器運用が可能な二足歩行戦車「メタルギア」の情報は世界中の闇市場に拡散し、各地でメタルギアの亜種が作り出されていた。 ソリッド・スネークとオタコン(ハル・エメリッヒ)は、反メタルギア団体「フィランソロピー」を設立し、メタルギアの亜種の調査と破壊活動を行っていた。 ある日、米軍海兵隊が独自に「対メタルギア用メタルギア・『RAY』」の開発を進めているという垂れこみがオタコンの元に入った。 RAYの存在を確かめるべく、スネークはハドソン川を航行する海兵隊の偽装タンカーに単身潜入を試みる。 しかし、スネークの潜入と同時に謎の武装集団が降下し、瞬く間にタンカーを制圧する。 部隊を指揮していたのはロシア人傭兵部隊のリーダー、ゴルルコビッチだった。 シャドー・モセス事件でオセロットと共謀していた男が、今になって何故…? スネークは疑問を抱きつつも、RAYをカメラに収めるため、船倉を目指す。 プラント編 スネークを載せたタンカーはマンハッタン沖に沈んだ。それからさらに2年…。 合衆国政府はタンカー沈没で甚大な被害を受けた海洋環境の回復を目的として、沖合に巨大海上除染施設ビッグ・シェルを建設。 流出した原油の除染作業を行っていた。 このビッグ・シェルが突如、「サンズ・オブ・リバティ」と名乗る武装集団に占拠される事態が発生した。 犯行グループは視察に訪れていた合衆国大統領らを人質に取り、現金300億ドルを要求。 要求が聞き入れられない場合、ビッグ・シェルを爆破すると通告してきた。 この巨大プラントが爆破されれば、海洋汚染によってマンハッタン湾は向こう70年に渡り死の海と化す。 政府はこの非常事態に対し、特殊部隊FOXHOUNDの投入を決定。 FOXHOUNDの新米兵士である雷電は、海中からビッグ・シェルへの単独潜入を開始する。 テーマ 今作のテーマは「MEME(文化的遺伝子、模倣子)」である。MEMEとは文化を形成するための情報――会話、文献、制作物など――を統括した概念を意味する。 本作では「生まれてきた人間は何をすべきなのか、何を後世に託すのか」といったMEMEの継承がシナリオの根底にある。 前作のテーマ、人の生まれと生き方を規定する「GENE(遺伝子)」からの発展ともいえるテーマになっており、シナリオも前作を発展させた形になっている。 新要素 新アクション ハードがPS2に移ったことにより、様々な新アクションが追加。その多くは後の作品でも採用されている。 ローリング(スネークは飛びこみ前転、雷電は側転) 敵への体当たりの他、物陰から物陰への素早い移動や、障害物・落とし穴などを飛び越える際に役立つ。 『MGS3』以降の作品とは異なり、小さい段差を飛び越える、高所から素早く降りる、移動の遅くなる場所を速く移動するといった利用ができない。 階段で行うと転んでしまう。雷電については降りる時は転ばない。 出が速く、無敵時間もあるため、敵の攻撃の回避にも重宝するアクション。 麻酔弾を撃ち込んだ敵にローリングを当てると、命中箇所に関係なく即眠らせることができるという裏技も存在する。 エルード(ぶら下がり) 橋などの縁にぶらさがって移動する。狭い橋で敵をやり過ごしたり、敵の頭上に飛び降りて気絶させることができる。 エルード中に背伸び(L2+R2)をすることで、懸垂が可能。 飛び降りた先に掴める場所があれば、掴まることもできる(エルードキャッチ)。 ぶらさがっている間は握力ゲージを消費し、無くなると落下してしまう。高所から落ちればダメージを受け、場合によっては即ゲームオーバーになる。懸垂やエルードキャッチを繰り返すことで握力ゲージの最大値を増加させることが可能。 アクション中は無敵のため、一部のボス戦では使いこなせるかどうかで大きく難易度が変わる。 主観視点での射撃・攻撃 任意の場所を狙い撃つことができるようになった。三人称視点からは見えない爆弾やポスターなど、主観視点でないと見つからないものもある。 敵兵士にも部位の概念が導入され、それぞれに対する攻撃判定が細分化されている。 例えば腕を撃って負傷させれば主力武器が使えなくなり弱体化し、頭を撃てば一発で倒すこともできる。ボス戦でも頭を狙うことで大ダメージを与えることができる。 監視カメラや敵兵の身につけている無線機を撃ち壊し、スニーキングを優位にすることができる。 左右にステップ、背伸びをすることで遮蔽物に隠れながらの射撃も可能。 主観視点でもパンチやキックを繰り出す事ができ、うまく敵の股間を狙えば「金的」も行える。コミカルながら、決まれば敵の状況に関係なく一発で気絶させることができる。高難易度でのプレイ時や、サブスタンス版でのミッション攻略には不可欠なテクニック。 飛び出し撃ち 壁に張り付いた状態から飛び出しての射撃が可能。主観射撃と組み合わせれば、アクション映画張りの射撃ができる。こちらもエルード同様、無敵時間が存在する。 ホールドアップ 気づかれずに敵兵の背後で銃を構えることで、敵兵をホールドアップさせることが可能。ホールドアップさせた敵兵を脅せば弾薬やドッグタグなどのアイテムが手に入ることも。 意識を保ったまま無力化できる点は画期的。敵兵の人間味を強調する面でも一役買っている。 気絶・睡眠と違い敵兵に意識があるため、あくまで一時的な無力化に過ぎない。放置して時間が経つと手を下ろしてしまう。無論その後は警戒状態になるため、アイテムなどを入手したら無力化させた方がいい。 また、背を向けたり何も装備していなかったり武器の弾切れ、まして武器でないものを持っているなど脅威の無い事が発覚すると無効になるので注意。回避フェイズ中に行おうとすると即危険フェイズになる。 ホールドアップした敵兵の中にはプレイヤーを挑発してくる者もおり、隙を見せると攻撃してくる。手を撃つ、威嚇射撃をするなりすると、大人しくアイテムを出させることができる。 増援兵は手を上げたと見せかけてこちらに回し蹴り攻撃をしかけてくる。 敵兵の体を引きずる 前作までは敵兵の死体はすぐ消滅したが、今作では基本的に残り続ける。気絶・睡眠・死亡した敵兵や味方キャラクターの体を引きずることができ、その際に相手がアイテムを落とすこともある。 敵兵は仲間の死体に反応する(後述)ので、敵兵を倒した後もその後処理をする必要があり、戦略的な幅が広がっている。 ロッカー 自分自身が隠れたり、扉を盾代わりにすることもできる。空気穴から内外の様子を見る事もできる。 隠れている間は顔を前に出して外の様子を窺いやすくなるが、勢いよく動くと音を立てて敵の注意を引いてしまう。 中に隠れていても、場合によっては敵にロッカーを開けられ見つかることがある。扉一枚隔てて息を潜める緊張感は中々のもの。 気絶した敵兵や死体をロッカー近くまで引きずってゆくと、ロッカー内に隠すことができる。ロッカーに入れられた敵は気絶や睡眠から覚めることもなくなる(この仕様も『MGSV』に至るまで継承された)。 潜水 舞台が海上であるがゆえに、水中を泳ぐエリアも存在する。操作性はまずまず良好。酸素ゲージを消費するため、息継ぎを考慮しながら行う必要がある。 出血 ダメージを受けると出血状態になることがある。出血中はライフが減り続ける。止血剤もしくはレーションを用いるか、しゃがんでじっとしていると出血は止まる。しゃがんで回復している場合に限り、失ったライフをある程度取り戻すことができる。 出血状態で移動すると血痕が点々と残ってしまい、敵兵に血痕が見つかると跡を辿って追跡してくる。アイテムですぐ止血して発見のリスクを避けるか、それともじっとしてアイテムの節約とライフ回復をするか。このジレンマをどう乗り切るかも、プレイヤー次第。 敵兵の新行動 フィールドが広がったことで敵兵の感覚も全体的に拡大された。視力・聴覚共に前作以上の索敵範囲を持っているほか、高低差のある場所(階段)でもこちらを発見することができるようになった。 たとえ発見されなくとも、遠目で怪しい人影(プレイヤー)を見つければ持ち場を離れて確認に向かうこともある。 前作では、たとえ敵兵を殴った直後に(その場で)段ボールをかぶっても「ただの箱か」で片づけられたが、今作では怪しい場所(通路のど真ん中など)の段ボールは徹底的に調べる。 倒れている仲間を見つければ当然確認に向かう。眠っているだけなら蹴って起こす程度で済むが、気絶したり死亡しているなど明らかな異常が見られれば警戒態勢に入る。 回避モード終了時や警戒態勢に入ると「警戒モード」へと移行。一時的に増援を呼ばれ、重装備の兵士が見張りに加わる事になる。ただし、あまりに局所的な場所では増援を断られることもある。 定時連絡を行う敵兵がいる。無力化や無線機の破壊で連絡を途絶えさせてしまうと、確認のために増援部隊がやってくる。無力化した定時連絡兵を小部屋やロッカーに隠せば増援部隊をやり過ごすことができる。 危険モードから回避モードに移った際に、小部屋などプレイヤーが潜伏していると思われる場所があれば、その場所の細かいチェック(クリアリング)を行う。 クリアリングが完了するまでは回避モードが終わらず、敵兵士が集中配備されるため下手に身動きが取れなくなる。 前作では特定の床を走った時のみ足音に反応したが、一部イベントで主人公がスニーキングスーツを身につけていない(裸足)時にも反応するようになった。 敵兵にもいくつか種類がある。 前述の無線兵、防弾ベストとライオットシールドを装備した重装兵、中盤以降で増援部隊として出現するHMDをつけたハイテク兵、パワードスーツで縦横無尽に飛びまわる天狗兵など。 新たな武器・アイテム(一部) 麻酔銃 シリーズ初登場。相手を殺さずに無力化できる。レーザーポインターとサプレッサーが標準装備されている、ノーキルプレイのお供。 高周波ブレード 刀。終盤で手に入る。刃を反転させることで峰打ちとなり、相手を殺さずに無力化する事ができる。ガードすると正面からの敵の銃弾を弾く。右アナログスティックを用いて操作する。天狗兵も同等のものを扱う。 リモコンミサイル シリーズ定番の武器ではあるが、使い勝手が格段に上昇した。 集音マイク 主観視点を生かしたアイテム。心臓のペースメーカーの音や遠くの会話を聞き分けるのに用いられるが、様々な小ネタにも対応している。 おまけ要素 ドッグタグ収集 前述のホールドアップにより、敵兵からドッグタグを奪う事ができる。同じ位置の敵兵でも難易度ごとにドッグタグは異なり、コンプリートを目指す楽しみ方もある。 ドッグタグの収集率によってゲームクリア時にステルス迷彩や無限バンダナといった前作お馴染みのスペシャルアイテムが手に入る。 ちなみに、雷電のスペシャルアイテムは本編でもネタにされているように「ウィッグ(カツラ)」である。装着すると弾薬やグリップゲージが減らないなどの効果があり、デモシーンにも反映される。 ドックタグの名前はユーザーから公募されていたものなので、中には見覚えのある名前も。オリジナル版とサブスタンスでは、ドッグタグの名称が異なっている。 ベーシックアクション 前作にあったVRトレーニングの代わりとでもいうべき操作説明ムービー。 Previous Story(前作をおさらいする3つの書籍) 作中世界で発表された文章が読める。前作(シャドー・モセス事件)に関するもの。 「新聞の切り抜き」:最近注目されている作中の著書、『シャドー・モセスの真実』に関する新聞の書評欄。 「シャドー・モセスの真実」:前作に登場した軍事アナリスト、ナスターシャ・ロマネンコの著書。「小説版MGS」とでも言うべきドキュメント。前作からは分からなかった作戦の舞台裏がメインとなっている。 「シャドー・モセスで明かされた驚愕の陰謀」:ナスターシャとは全くの別人が書いたネタ本。「シャドー・モセスの真実」を元にしている。その内容は…自身で確認することをお勧めする。 キャスティングシアター クリア後のおまけ。劇中の幾つかムービーを鑑賞できる。 ムービー内のキャラクターを変更することもできる。「タンカーを制圧するオフィスワーカーとローズ」「RAYの猛攻撃を振り切るおばさん」といったムービーを作ることも可能。 スネークとオセロットには前作で使われたローポリモデルも用意されている。 ボスサバイバル 本編中のボスと連続して戦闘を行うモード。難易度はEASY・NORMAL・HARDの3つで、キャラもスネークか雷電のどちらかを選べる。 使用できる装備は本編に準ずる。スネークは必要最低限の武装しか所持できないため、雷電に比べると相対的な難易度は上。一部のボスに至っては素手で戦う事になる。 クリア特典は特にないが、苦手なボス戦のトレーニングに使ったり、慣れてきたらタイムアタックやノーダメージなどの制限プレイに挑戦してみるのもいいかもしれない。 評価点 自由度の高さ 主観視点や新アクションの追加など、やれる事が多彩になり自由度が大幅に向上した。 それに敵のリアクションや小ネタも多数追加された事とが結びつき、様々な事を試したり楽しんだりする面白さも増えた。 「複数の目標の内どれから手を付けてもいい」など、若干ではあるが進行面での自由度も向上している。 やりこみ・本編以外の要素の充実 ドッグタグ収集といった本編でできることとやり込み要素の相乗、ボスラッシュなどの本編以外でのやり込みや楽しみが多数追加されている。 豊富な小ネタ シリーズ全体で見ても上位に位置するほど小ネタが豊富。『MGS3』に次ぐほどであり、やり込むたびに新しい発見がある。 各イースターエッグ、実用性が高くプレイに活用できるものから、特定のグラビアポスターを撃つと爆発する・特定のグラビアポスターの股間を叩くと敵に見つかる・エロ本を持ってトイレに行くと盛大に怒られるといった笑えるものまで豊富に揃っている。 無線ネタも非常に豊富で、細かい行動が逐一反映されたり、別の無線がフラグになっていたり、普通にやっていたらまず聞けないような会話があったりなど、とにかく作り込まれている。 内容も然る事ながら、相手の発言中にR2、L2を押すとスネークや雷電の心の声が聴けるというネタまである。真面目な話をしている女性キャラに本題そっちのけで「可愛い!」「好きだ」などと宣ったり、難解な説明を「何を言ってるんだ…?」「さっぱり分からん…」とぶっちゃけたり、雄弁に語る黒幕に「お前は最低だ!」などと安直に反論したりなど、笑えること間違いなし。 終盤のある人物からの無線ラッシュは、意味不明な文言やメタネタ、過去作ネタを無造作に詰め込んだ非常に混沌としたものであり、(その時の状況も相俟って)得も言われぬ恐怖感と爆笑を同時に与える演出として非常に強いインパクトを残す。 グラフィック 『Z.O.E.』で培った技術を生かし、PS2初期としては群を抜いたレベルの高品質な物となっている。 前作と同じくリアルタイムムービーを採用しているが、そのクオリティも大幅向上。表情の変化もしっかり読み取れる。ハードの進化を生かし、演出力も格段に向上した。 あえてキャラクターやオブジェクトのポリゴン数を抑えて光や影の描写に力を入れた構成になっており、環境や場面ごとに雰囲気がガラリと変わる。これによりムービーシーンの印象もより強いものになっている。 それでいてフレームレートも60fpsを実現している。 音楽 本作から新たにハリー・グレッグソン=ウィリアムズ氏と日比野則彦氏が参加。メインテーマやボス戦闘曲などを筆頭に高い評価を得ている。 問題点 ボスキャラクター 前作に比べると魅力が薄い。 前作は「淡々と戦って死に際に印象深い言葉を遺す」ボスが多かったが、本作では悪く言えば「生前にペラペラ語って死に際はあっさり」というタイプが多い。見てくれのインパクトもいまいち。人数が減った割には魅力が凝縮されている訳でもない。 その筆頭が「3人目のスネーク」と言われたソリダス・スネーク。顔もソリッド・スネークとは似ていない(*2)ため、ストーリーの難解さもあって鎧を着込んでハッスルするおじいさんといった感が否めない。 見た目の地味さや台詞の多さは、前作の面々と比べて各々がストーリーの根幹に深く絡んでいる関係もある。最も出番が少なく退場も早いファットマンも役割そのものは非常に重要であり、少なくともただの「進行を妨害するボス」では収まりきらないポジションではある。 しかし「ボスキャラクターとしての記号」という面でのインパクトが強烈だった前作と比較すると、どうしても印象や散り方で見劣りして見えてしまうのも仕方ない話である。ボスではなく、いち登場人物として見た方がいいかもしれない。 一方、その地味さとは裏腹に能力面では多くが人間離れしており、人によってはやりすぎに感じることも。 弾の当たらないフォーチュン、水面を走ったりヘッドショットから蘇生したりするヴァンプ、RAYの装甲を貫くP90(*3)と驚異の身体能力で無双するソリダスなど。 フォーチュンの弾の当たらない理由は終盤で、ヴァンプの不死身の理由は後の『MGS4』で語られる。しかしヴァンプは、その不死身設定でやりたい放題な描写が目立つ。また、フォーチュンについてもクライマックスで理由無しの超常現象を起こす。 加えてゲーム後半でのヴァンプの凶行は、あまりの唐突さと理不尽さから批判された。 前作でも人間離れしたボスキャラクターは存在したが、本作ではハードの性能を活かして超人的演出を多用しているために、くどく感じる。 ムービーが長い 多い 前作でも結構なものだったが、本作では輪を掛けて酷くなっている。少し進んでムービー、また少し進んでムービー。これが最初から最後まで延々と続く。 特にメタルギアRAY戦~ソリダス戦までの流れが酷い。何と15回以上ものムービー 無線が怒涛の勢いで続く。この間実に数十分、お湯を沸かしてカップラーメンを作って完食できてしまう。 また、「こんなムービー必要あるか?」と思わせるものも数多い。例としては、エマが泳げない事を5回以上ものムービー 無線で説明したりなど。 ムービーの多くは登場人物の自分語りや物語のタネ明かしなどの会話部分であり、緊迫した状況で何十分も話し込む、という状況が頻発する。 ムービー中はスキップのみ可能で、ポーズをかけて一時席を立つということもできない。この点は『MGS4』以降で改善された。 このムービーの多さと長さ、この後シリーズを追うごとにますます酷くなっていく。 エンドロールはスキップが不可能で、こちらもかなりの長さ。後に発売された携帯機の作品『MPO』や『MGS PW』ではクリアデータであればスキップが可能になっている。 ゲームパートのボリュームが無いわけではない。 連打イベント 今作にも連打イベントがゲーム終盤に登場するが、プレイヤーの任意で回避できた前作と違い今作では強制イベントとなっている。 特に最高難易度EXTREMEでは、やたらと長い連打時間が必要とされる上に、連打が足りないと問答無用でゲームオーバーになってしまう。 このため、アクションと全く関係ない部分で指を痛めるプレイヤーが続出した。 前作要素の一部削除 VRトレーニングの削除 気軽に遊べてやりこみ要素の1つでもあったため、惜しむ声は多い。ただし、存在自体は本編の会話中で登場する(*4)。 代わりに前述のベーシックアクションという基本操作解説ムービーが導入されており、初心者に対する配慮が行われている。 要望が多かったのか、サブスタンス版でMISSIONSとして追加され、本編以上のボリュームとなっている。 ミッションログの削除 ロードしてゲームを再開するときにそれまでのあらすじを紹介してくれたが、本作にはない。シナリオが複雑なだけに惜しまれる。 カットシーン 発売同年に発生したアメリカ同時多発テロの影響で「巨大兵器が街に突っ込む」シーンがカットされているのだが、そのためか繋ぎが少々不自然な点がある。 このシーンはサブスタンス版にも未収録。『ザ・ドキュメント・オブMGS2』には没になった絵コンテと3Dモデル(*5)が収録されているため、興味のある方はそちらを参照。 後の小説版『メタルギア ソリッド サブスタンスII -マンハッタン-』ではこのシーンが克明に描かれている。 「わがまま女!」 プラント編のヒロイン、ローズの言動をウザく感じる人もいる。あえてそういった個性付けをしているのかもしれないが…。 自信過剰なところがあり、嫉妬深い。シナリオ上、強制無線でのろけ話を切り出す時があり、「『メタルギア』にラブストーリーは必要ない」と不評を買った。 彼女の名誉のために付け加えておくと、無線時に軍の内勤アナリストらしく、しっかりと情報を伝えてくれる場面もある。エンディングでもしっかりストーリーに沿った役割を見せ、雷電に救いを与えてくれる。 ちなみにこの「わがまま女!」というのは、上述した無線中にスネークや雷電の心の声が聴ける小ネタの一つであり、ローズとの会話中にネガティブな反応をするとこの台詞が飛び出す(*6)。しかし実際に同じ気持ちになるプレイヤーは少なくないだろう。 また、ローズを怒らせた状態でセーブしようとすると意地悪をされ、この際も雷電が「わがまま女」と漏らす。やはり前述の通り意図的にそういう個性付けをしている節がある。 スティックやボタンの押し加減を使った操作性 本作ではボタンの押し加減、スティックの傾き加減を取り入れた操作性が多用されているのだが、これがなかなか難しい。 ハンドガンはボタンを押すと構え、一気に放すと発砲、ゆっくり放すと構えを解くという操作。この「ゆっくり放すと」という操作が曲者で、構えを解くつもりが発砲してしまい銃声で敵に気付かれるという事態になりがち。 逆にアサルトライフルは軽く押すと構える、強く押すと撃つというハンドガンとは逆の操作。構えたつもりがフルオートで連射してしまい(ryという事がたびたび起こる。 ハンドグレネードはボタンを押して安全レバーを抜き、ボタンの押し加減で投擲距離を調整し、ボタンを放して投げるというもの。 どれくらい押し込むとどれくらい飛ぶのかが体感し辛く、さらに「弧を描いて飛ぶ」「壁に当たると跳ね返る」という特性があるため恐ろしく使い辛い。 爆発音で敵に気付かれる恐れがあるのも使い辛さに拍車が掛かっている。ちなみに敵が投げるグレネードは跳ね返らない。 スナイパーライフルの操作性にはかなりの癖がある。 他のゲームではスティックをゆっくり倒そうが素早く倒そうが照準の移動速度は一定である場合がほとんどなのに対し、本作には「ゆっくり倒すとゆっくり、素早く倒すと素早く照準が移動する」という挙動があるため、繊細なスティックさばきを要求される。 これに加え「少し倒すと小さく、大きく倒すと大きく照準が移動する」という挙動が加わる。要するにゆっくり倒すか素早く倒すか少し倒すか大きく倒すかで挙動が全く安定しない。 また、高難易度になるほど手ブレもひどく、ジアゼパム(*7)を使わないとほぼまともに扱えない。 一応擁護すれば、本編をクリアする上ではそこまで問題ではない。ハンドガンは麻酔銃で遠くから撃てばいいし、ライフルとグレネードは使わずともクリアできる。 スナイパーライフルも一か所は実質必須に近いものの、それでも時間をかけて狙えば突破できる。敵を時間内に倒す必要性がある場所も一か所しかなく、そこには救済処置がある。 問題なのは後述の完全版。VRミッションのウエポンモードはこの癖のある操作性で挑まねばならないので、高スコアを狙うのが非常に難しい。 特にスネークや『MGS1』スネークのバラエティモードレベル1は凄まじい難易度で、最高得点を狙うのはもはや廃人レベル。PS2版はまだしも、HD版はこれのクリアがトロフィー/実績に関わってくるため、獲得したいならやらねばならない。 賛否両論点 主人公交代 本作のプレイアブルキャラクターはスネークと雷電であるが、実質的な主人公は雷電である。シリーズファンの中には、唐突に表れた二枚目がスネークを差し置いて主役となったことに難色を示す者もいた。 プラント編でもスネークは仲間キャラとして登場するので別に出番が消えたわけではないが、それだけにやはり自分で操作したかったというプレイヤーが多い。 プロモーションの段階ではスネークが主人公であるかのように紹介されており、雷電の存在が明らかになったのは発売1週間前であったことも影響している。 小島監督は主人公交代の理由について、「歴戦の兵士であるスネークが毎回最初からやり直すシチュエーションはおかしいと思い、新しい主人公を考えた」「新兵(雷電)の目線からスネークを見せたかった」という趣旨の発言をしている(*8)。 本編中でもカツラ疑惑や全裸ネタがある雷電だが、そこから延長したかのように本作後はしばらく公式の自虐ネタキャラとして扱われるようになっていく(*9)。 発売当時、海外では中性的な見た目からゲイ扱いされた事もあったが、次回作『MGS3』ではそれに関連したネタを雷電に似たキャラに絡めて盛り込むというフィードバックぶりであった。 キャラ性能としてはスネークよりも初心者向けで、優遇されている面もある。ローリングの性能、グリップゲージが減りにくい、扱える装備の数が多いなど。 しかしメンタル面は非常に不安定な上にストーリー中では「単純軟弱石頭(スネーク評)」として描かれており、能力の高さとは裏腹にヘタレな姿をかなり見る事になる。この点も、「心身ともに成熟した歴戦の兵士が活躍する物語」を期待していたファンに反発される一因となった。 雷電がそのように描かれているのはシナリオ上の役回りとして明確な必要性があるためなので、見方によっては非常に不憫なキャラクターと言える。 発売当時はスネークメインの隠しシナリオがあるといったまことしやかなデマが囁かれたり、「METAL GEAR SOLID X」なる架空のゲームの紹介記事がコラージュ画像と共に出回るなどスネーク復帰を望む声が多く、『サブスタンス』ではファンの声に押される形で、スネークの活躍を描いた短編『SNAKE TALES』が収録されることになった。 そしてこの『SNAKE TALES』の中でも雷電はローズ共々、ひたすら自虐に走ったネタキャラ扱いされている(*10)。 しかし時が経つにつれ、雷電自身はやがてシリーズ中でも高い人気を持つキャラクターとなっていく。上記の自虐的な流れも『MGS3』頃までの話で、『MGS4』では高い戦闘力を持つサイボーグとして活躍し、スピンオフ作品『MGR』では再び主人公を勤めている。 一方、本作をデジタルコミック化した映像作品『メタルギアソリッド2 バンドデシネ』はスネーク視点でビッグシェル事件を描く内容となっており、本来の主役である雷電は脇役となっている。 本作のスネークの動向が分かるという点は良いのだが、ラストバトルにおいては決着を付けるはずの雷電が気絶させられ、スネークがラスボスと対決するという展開に変わってしまっている。雷電の扱いが大分改善された頃に出た作品だが、まだ引き摺っている感覚も否めない。 複雑なシナリオ パッケージ裏の謳い文句である、「どこまでが罠で、どこからが現実か。謎と陰謀が渦巻く戦場で明らかになる戦慄の事実とは?」に偽りはなかった。黒幕が明らかになるまでに真相が二転三転どころか四転する。 雷電が聞いた話と実際のビッグ・シェルの状況が食い違っている場面が多々見られるが、これは脚本の粗ではなく意図的なもの。 抽象的なテーマを扱ったために専門用語や難解な表現が前作以上に多い。このため、ストーリーそのものよりもそれら専門知識を理解するのに時間がかかる節が大きい。 裏を返せばその分ストーリーの密度が高いということでもあり、かの伊藤計劃氏をはじめとして、この作品のシナリオを評価する声も大きい。 核にあるのは「情報統制」「監視社会」「AIによる支配」と言ったSFテーマとして昔からあるものだが、その中で2001年というインターネットが現在ほど社会に浸透していない時代にもかかわらず、現代にも通じるデジタル・ネット社会の問題に深く切り込み、論っている。 そればかりかクライマックスの黒幕の説教演説では、何年も先のまとめサイトや解説動画の氾濫、SNS社会の到来とそれによる時勢と世情を予見したかのように、それらの問題点を的確に指摘している。 当時は理解されず電波発言として扱われることも少なくなかったが、発売から10年20年も経つとこの演説と説教があまりに的確に刺さる世の中になっており、その先見の明が取り沙汰されるようになった。 前作の存在を念頭に置いたギミックも存在する。タンカー編では前作のUI・演出が再現されていたところが、プラント編では一新されていたりもする。 この反動を受けてか、『MGS3』は比較的単純なアクション映画路線のシナリオとなった。 武器 麻酔銃や多彩なアクションの登場でプレイスタイルの大幅な拡張が行われた一方、「敵から隠れて進む」というより「敵を無力化しながら進む」ゲームになってしまった面がある。 特に麻酔銃は発砲したり急所を外しても発見される事が無く、(一部の敵を除き)当たれば確実に無力化できるという、かなり強力な装備になっている。 その関係か、『サブスタンス』の『SNAKE TALES』は一度でもクリアしたシナリオでしか麻酔銃が手に入らなくなっている。本編で麻酔銃に頼っていた人は急激な難易度の上昇に直面するだろう。 総評 人気シリーズの続編としてファンから大きな期待が寄せられていた本作。 ゆえに賛否両論はあるが、全体的には非常に完成度の高い作品に仕上がっている。 特に主観射撃、ホールドアップといった後作において定番となるアクションの多くは、本作で確立されたと言って良い。 シナリオ、キャラクター、演出、さらには細かなインターフェース面においても丁寧に作り込まれており、シリーズの人気と信頼を盤石のものとした。 やり込み要素やおまけ要素がふんだんに盛り込まれており、純粋な自由度の高さから長く遊べるのも嬉しい。 当時は理解され難く評価を落とす一因であったシナリオや新主人公も、時が経つにつれて再評価されていった。 一方で、後ににムービーゲーなる悪評を食うことになる兆しが見え隠れしているのも事実である。 余談 前作に続き買えば限定版ゲームがもらえるコナミ社債「メタルギアソリッド2債」が発行された。 発売前の開発中のPVでは「兵器が高層ビルを直撃する」映像があったが、本作の発売2か月半前の2001年9月11日にアメリカ同時多発テロが発生したため、製品版では削除された。 ザ・ドキュメント・オブ・メタルギアソリッド2 【ざ どきゅめんと おぶ めたるぎあそりっどつー】 ジャンル インタラクティブ・メイキング・ディスク 発売日 2002年9月12日 定価 3,129円(税込) プレイ人数 1人 レーティング CERO C(15才以上対象) 備考 MGS2アニバーサリー版同梱/税込1,800円 判定 良作 概要(メイキング) 『MGS2』のメイキングディスクであり、いわゆるデジタル設定資料集。 特徴・評価点(メイキング) キャラクターやステージなどの3Dポリゴンモデル、企画草案書、ストーリー台本、書籍などのグッズの閲覧のほか、BGM・トレーラー映像・発売前後のCMの視聴ができる。 3Dポリゴンモデルはメインキャラだけでなく、敵兵や人質といったものや、無線にしか登場しない大佐、メイ・リンにも用意されている。 拡大縮小はもちろん、どの角度からも見ることができる。また、キャラによっては3Dモデルにいろいろなアクセサリーも付けられる。 メカの3DモデルもメタルギアRAYやハリアーなどの他に『MGS1』に登場したメタルギアREXやハインドDも鑑賞できる。 本編の台本を閲覧できる。 ポリゴンデモは正規とは異なるカメラアングルでコマ送り再生が可能。 上記の通り、テロ事件の影響でカットされたムービーの絵コンテ、問題のシーンの3Dモデルも収録されており、本編では意味不明になってしまったラストバトル前後の周囲の状況が理解しやすくなっている。 BGMは全29曲収録されている。サウンドトラックの収録曲ではなく、デモムービー以外のゲーム操作中のものが用いられている。 スタッフリストも見れる。主要スタッフは、顔写真と制作に関するコメントだけでなく生年月日、血液型も書かれている。 1998年7月30日から、2002年3月8日までの制作に関する出来事も見れる。年表形式で書かれており、初代『MGS』の打ち上げから『MGS2』のヨーロッパ発売まで200項目以上ある。 また、後に発売されるサブスタンス版の「MISSIONS」の体験版が5ステージ収録されている(日本語音声)。 このセーブデータを保存したメモリーカードでサブスタンス版をプレイすると「MISSIONS」の全ステージと隠し要素が開放される特典がある。 難点(メイキング) ポリゴンデモは音声が一切なく、カメラ操作が少し複雑なのが難点。 BGMはなぜかオープニングテーマの曲がない。 総評(メイキング) 書籍のような媒体では伝えきれない数々の情報がここに網羅されている。 『MGS2』が好きな人なら持っておいて損はないだろう。 メタルギアソリッド2 サブスタンス 【めたるぎあそりっどつー さぶすたんす】 発売日 2002年12月19日 定価 7,140円(税込) レーティング CERO C(15才以上対象) 廉価版 PlayStation2 the Best2003年11月6日/2,800円コナミ殿堂セレクション2004年10月21日/1,890円 判定 良作 本質、実体化。 概要(サブスタンス) 『MGS2』の完全版。多数の追加要素あり。 オリジナルからの追加・変更点 『インテグラル』同様、音声は英語のみ(日本語字幕付き)。 これによりタンカー編におけるセーブ時の会話など、英語では成立しない内容の会話が全く異なるものに変更されている。 欧米のみXb/Win版が発売されている。Xb版は全編5.1ch対応。 EXTREMEを越える最高難易度、EUROPEAN EXTREMEを追加。 敵とボスが強化されているのはもちろん、レーションが手に入らない、麻酔の効果が40秒程度しか持たないなどシリーズ最高クラスの難しさ。 他の難易度は表記のみ一段階下げられている。例えば、本作のVERY EASYはオリジナルのEASYにあたる。そのため、NORMALはオリジナルのHARDに相当し、それを知らずオリジナルと同じ感覚でやるとやけに高い難易度に困惑するだろう。 一部ムービーのシーン追加、アングル変更。 BOSS SURVIVALのステージにタンカー第2甲板戦とアーセナルギア内部の天狗兵戦を追加。 天狗兵戦は、本編と異なり独りで戦う。 CASTING THEATERの変更人物にMGSスネーク(MISSIONSのもの)や忍者を追加。 出血表現が増加。 赤外線ゴーグルを使用した時の画像がサーモグラフ状になっている。 一部ドッグタグの名称が変更されている他、2001年版と2002年版とに分かれている。 MISSIONS 前作の「VR TRAINING」の強化版と言えるモード。仮想空間をステージとした「VR MISSIONS」と本編中の登場箇所をステージとした「ALTERNATIVE MISSIONS」がある。 ステージ数は合計で500を誇る。 武器が増えた分ステージ数が増えている。武器ごとにステージは異なる。 操作キャラクターはスネークと雷電の他、プリスキン、タキシード着用スネーク、前作版スネーク、忍者姿の雷電と幅広い。 一部のキャラクターはBGMも変わる。前作版スネークではお馴染み「Theme of Tara」のアレンジが流れる。 キャラクターごとに難易度が異なり、同じ内容のステージでも弾数やターゲット数に違いがある。特に前作版スネークは最高難易度(本編でのEX、E-EX並み)を誇る。 よく言えばボリューム満点でやりこみ要素が大きいが、悪く言えばプレイヤーの衣装や配置を変えただけの水増しともいえるのは好みが分かれる点。 短編集「SNAKE TALES」 タンカーやビッグシェルを舞台にスネークを主人公としたシナリオ。パラレルワールドの設定になっており、前作や本編との繋がりはもちろん各編内にも話の繋がりはない。 シナリオはA~Eの5つ。選んだシナリオによっては操作キャラがプリスキンや前作版スネークなどに変わるものもある。その他のキャラクターも本編には登場しない者が存在する。 シナリオ毎の繋がりも無く、全て独立した設定になっている。シナリオA~Dはシリアスな正統派シナリオだが、シナリオEのみギャグ、超科学、電波を含んだトンデモシナリオになっている。 ストーリー進行はテキスト形式となっており、行動によって話が分岐する事もある。 難易度はNORMAL準拠だが、レーダーがなく、無線も掛けられないためヒントが少ない。初期装備に麻酔銃がない(*11)など、やや上級者向けの難易度になっている。 上述の通り難易度表記はオリジナル版から一段階下げられているため、オリジナルのNORMALが丁度良かった人にとってはかなり手強いシナリオとなる。 ミニゲーム「SKATEBOARDING」 スケートボードに乗ったスネークと雷電を操作しミッションをクリアしていく。 ステージはビッグ・シェルのアレンジである。また、BGMは本作のメインテーマのアレンジとなっている。ロック調にアレンジされたこの曲は評価も高い。 ちなみに、このモードは『エボリューションスケートボーディング』とのコラボも兼ねている。モード画面もそれに準じている。 本家『エボリューションスケートボーディング』にはスネークと雷電の他に本編の雑魚敵であるゴルルコビッチ兵も登場している。 スコアの保存や時間制限の設定などはできないため、体験版のような完全なおまけモードとなっている。 その後の展開 『メタルギアソリッド ポータブル OPS+』ではプレイヤーキャラクターとして雷電が登場する。 また、敵兵として登場したゴルルコビッチ兵・ハイテク兵・天狗兵、デモシーンのみの登場だったSEALs隊員も使うことができる。 PS2用ソフト『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』と『メタルギアソリッド3 スネークイーター』をHDリマスターした移植版である『メタルギアソリッド HD エディション』がPS3/360で発売されている。 2023年10月24日にSwitch/PS4/PS5/XSX/Winで発売された『メタルギアソリッド マスターコレクション Vol.1』に本作が収録されている。 本作が任天堂ハードでリリースされるのはこれが初となる。
https://w.atwiki.jp/game_review/pages/64.html
PSP SDガンダムG GENERATION WORLD クライシスコアFFⅦ 第2次スーパーロボット大戦Z~破界篇~ メタルギアソリッド ピースウォーカー モンスターハンターポータブル2ndG モンスターハンターポータブル3rd
https://w.atwiki.jp/gamekouryakumatome/pages/69.html
麻雀覇王 バトルロイヤルII 麻雀覇王ポータブル 雀荘バトル 麻雀覇王ポータブル 段級バトル 麻雀格闘倶楽部(マージャンファイトクラブ) 麻雀格闘倶楽部(マージャンファイトクラブ) 全国対戦版 麻雀覇王ポータブル 段級バトルSpecial マイアミ・バイス ザ・ゲーム MyStylist 舞-HiME 鮮烈! 真 風華学園激闘史!! 舞-HiME 爆裂! 風華学園激闘史?! My Marry May with be(マイ・メリー・メイビー) 魔界戦記ディスガイア PORTABLE 魔界戦記ディスガイア PORTABLE 通信対戦はじめました。 魔界戦記ディスガイア2 PORTABLE 魔法使いとご主人様 ~ New Ground ~ マカロンリバーシ マギウステイル エタニティ ~世界樹と恋する魔法使い~ マクロスアルティメットフロンティア マクロスエースフロンティア マクロストライアングルフロンティア マグナカルタ ポータブル マザーグースの秘密の館 ~Nursery Rhymes for you~ マザーグースの秘密の館 ~BLUE LABEL~ ましろ色シンフォニー *mutsu-no-hana マスケティア 街 ~運命の交差点~ 特別篇 街ingメーカー3×逃走中 マッデン NFL 11 (英語版) マッハ -モディファイド・エアー・コンバット・ヒーローズ- MAPLUS(マップラス) ポータブルナビ MAPLUS(マップラス) ポータブルナビ2 MAPLUSポータブルナビ3 マナケミア ~学園の錬金術士たち~PORTABLE+ マナケミア2~おちた学園と錬金術士たち~PORTABLE+ 夏空のモノローグ portable 魔法少女まどか☆マギカ ポータブル 魔法少女リリカルなのはA s PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY- 魔法少女リリカルなのはA s PORTABLE THE BATTLE OF ACES マリッジロワイヤル ~プリズム・ストーリー~ マル合格資格奪取!ITパスポート試験 ポータブル マル合格資格奪取!FPファイナンシャル・プランニング技能検定試験2級ポータブル マル合格資格奪取!FPファイナンシャル・プランニング技能検定試験3級ポータブル マル合格資格奪取!応用情報技術者試験 ポータブル マル合格資格奪取!基本情報技術者試験 ポータブル マル合格資格奪取!ケアマネジャー試験ポータブル マル合格資格奪取!社労士試験ポータブル マル合格資格奪取!宅建試験ポータブル マル合格資格奪取!証券外務員試験ポータブル マル合格資格奪取! 中小企業診断士試験1ポータブル マル合格資格奪取! 中小企業診断士試験2ポータブル マル合格資格奪取!TOEIC TESTポータブル マワスケス based on "Carton-kun" ミステリートPORTABLE ~八十神かおるの挑戦!~ MYST(ミスト) 水の旋律 水の旋律2 ~緋の記憶~ 密室のサクリファイス 密室のサクリファイス~イトカ:ある閉鎖施設からの脱出~ 密室のサクリファイス~ミキ:ハイテンションナイト~ MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete Midnight Club L.A. Remix(ミッドナイトクラブ:L.A. リミックス) 視て聴いて脳で感じてクロスワード天国 ミマナ イアルクロニクル 雅恋~MIYAKO~ 雅恋~MIYAKO~ あわゆきのうたげ 未来日記 -13人目の日記所有者- 未来日記 13人目の日記所有者 RE WRITE(リライト) みんなで読書 ケータイ小説ですぅ~ みんなで読書 捕物帳 半七&右門&安吾&顎十郎&旗本退屈男 みんなで読書 名作&推理&怪談&文学 みんなのGOLF場 Vol.1 みんなのGOLF場 Vol.2 みんなのGOLF場 Vol.3 みんなのGOLF場 Vol.4 みんなのGOLF ポータブル みんなのGOLF ポータブル2 みんなの指圧 痛みも疲れもスッキリ~! みんなのスッキリ みんなの地図 みんなの地図2 みんなの地図3 みんなのテニス ポータブル みんなのナビ 無限回廊 無双OROCHI 無双OROCHI 魔王再臨 無双OROCHI2 Special 夢想灯籠 メイクドラマベースボール 名探偵コナン 過去からの前奏曲 メイド☆ぱらだいす~目指せ!メイドナンバーワン!~ メガミの笑壺 Major League Baseball 2K11(メジャーリーグベースボール 2011) Major League Baseball 2K12(メジャーリーグベースボール 2012) METAL GEAR AC!D (メタルギア アシッド) METAL GEAR AC!D 2 メタルギア ソリッド バンドデシネ METAL GEAR SOLID PEACE WALKER(メタルギア ソリッド ピースウォーカー) メタルギア ソリッド ポータブル・オプス(METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS) メタルギア ソリッド ポータブル・オプス+ メタルスラッグXX メダル オブ オナー ヒーローズ メタルスラッグコンプリート MEDICAL91 for Portable(メディカル91 フォー ポータブル) 目で右脳を鍛える 速読術ポータブル メモリーズオフ メモリーズオフ 2nd Memories Off ~それから~ メモリーズオフ AfterRain メモリーズオフ それからagain Memories Off ♯5 とぎれたフィルム メモリーズオフ#5 encore メモリーズオフ6 ~T-wave~ メモリーズオフ6 Next Relation メモリーズオフ ゆびきりの記憶 猛獣使いと王子様 ~Snow Bride~ Portable 猛獣使いと王子様 ポータブル もえがく@ポータブル 萌え萌え大戦争☆げんだいばーん +(ぷらす) 萌え萌え2次大戦(略)☆デラックス 萌え萌え2次大戦(略)2[chu~♪] 萌える麻雀 もえじゃん! MotorStorm Raging Ice(モーターストーム レイジングアイス) もっと NUGA-CEL! MotoGP ModNation(モッドネーション) 無限のカート王国 ポータブル Monochrome -モノクローム- モバイルトレインシミュレータ 京成・都営浅草・京急線 モバイルトレインシミュレーター+電車でGO! 東京急行編 桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻! モンスターキングダム・ジュエルサモナー モンスターハンターポータブル(モンハン) モンスターハンターポータブル 2nd モンスターハンターポータブル 2nd G モンスターハンターポータブル 3rd モンハン日記 ぽかぽかアイルー村 モンハン日記 ぽかぽかアイルー村G