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ジーククローネ スターターデッキ 「進撃の巨人」 ジーククローネ スターターデッキ 「進撃の巨人」 発売日 :2013年9月26日 発売 商品情報 ・カード50枚入り構築済みデッキ (デッキ内容は固定) ・クイックマニュアル ・デッキ解説書 ・プレイブック ・プレイマット ・スターターデッキ限定カード20種収録 ジーククローネ ブースターパック 「進撃の巨人」 BOX ジーククローネ ブースターパック 「進撃の巨人」 BOX 発売日 :2013年11月14日 発売 商品情報 ・1BOX=20パック入り ※1BOXですべて揃うとは限りません ・1パック=カード7枚 ・全108種 (パラレル11種含む) よりランダムに封入
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メタルギア メタルギア(METAL GEAR)は、コナミデジタルエンタテインメント(旧・コナミ)が販売している、ステルスゲームシリーズの総称である。コナミを代表する作品として紹介される事が多い。 概要 1986年にコナミにプランナーとして入社した小島秀夫が手がけたゲームであり、日本が世界に誇るゲームタイトルのひとつ。翌年の1987年に発売されたメタルギアは、隠れることをゲームの趣旨とするステルスゲームと呼ばれるジャンルを大きく広めた。1990年には続編のメタルギア2 ソリッドスネークを発売した。 1998年9月3日にメタルギアシリーズの第3作として発売されたメタルギアソリッドは、米フォーチュン誌により「20世紀最高のシナリオ」と称され、全世界で600万本を売り上げる人気作となった。これ以降、メタルギアソリッドの続編が作られるようになる。 ゲームファンの間では、メタルギアはMG、メタルギアソリッドはMGSと略され、これ以降の作品のシリーズ名称としてもしばしば用いられる。 小島氏はメタルギアソリッド以降のシリーズの大きなテーマとしては、「遺伝子操作」「反戦反核」を伝えること、とインタビューで言っていたが、「核についてはゲームの緊張感を高めるための手法、ゲームでお説教めいた事はしたくない」ともインタビューで答えている。 また、M・G・Sはそれぞれ「MEME(ミーム 文化的遺伝子)」、「GENE(ジーン 遺伝子)」、「SCENE(シーン 時代)」の頭文字とされ、シリーズ第3作から第5作までのテーマを象徴している(対応はMGS2・MGS1・MGS3の順)。ただ、この意味は偶然MGSになったもので、意図してMGSとなるような組み合せを選んだのではないと、小島氏はインタビューにて答えている。 アイスペでのメタルギア メタルギアはスヌーピー、クライムの二人がやっている。
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____ _.......--< `丶、 __ ,. '´ ,.. - _/\ ∧ 、 、 ヽヽ、 ,.. ´ `ヽ、 / /, ' / / { ヽ / ', ', ヽ ヽ マヽ . /イ/ / / /;! | {、/i} ! ∨ ∨ ∨マム \ // / { | | | { マ''''| | } ! | Ⅵ ム 、 \ / / | | | | { i | ハ ', } }! ,.ム斗!| | |!/| \ー. / , ! | | | {lト-|、∧ ∨ /7 /l / ! | |!/| ト`\ /,イ | { | ! |,.ィ≧z、ヽ ヽ / ´ムテ㍉ヽ| | }!/{ \ /イ {! マ { | 圦 ら ルi }乂! ら 刈 } |/ マム 、 / / マ { ム 弋こソ / ` 弋こソ / /} / マム \ / / マ{ | . , /イ / // ∧/! 、\ , / ∨ ム _ _ イ / /, / ヽム {. / / ヽ 从> </ イ// /{ハ \\ | / / ヽ __ゝr三}` ー ´ |三!∧三ヽ / } \\ !./ / /三三∨,.| ヽ/三/三、__ リ \\| / イ三`丶、 \_ __/ニ/三三三} ∨ \\ / ,. -{三三三三>`ヽ, r´三イ三三/三 ミヽ、 \\' / ./三三三三三三!r==、 .!三三三´三三三マム 、 \\ /! . }三三}三三三三!{ (_) )|三三三三∨三三マム \ .` \ / j! /三/三三三三/ . . Y . .j!三三三三ニ',三三マム \ . ヽ / j! /三/三三三三ニ/ . . / . . j!三三三三三 }三三ニマム ヽ . / //三 {三三三三三! . . { . . . |三三三三三ニ|三三三マム } \ .´ //三三Ⅵ三三三三{ ....,| . . 、|三三三三三ニハ三三三マム | ヽ } //三三三ヽ三三三三!/! . . . !ヽ三三三三 / ',三三三マム / i} | ┏━メッセージ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ファントムジーク SEX 女 種族 幻影 Lv99 HP150000 MP 3000 力 3000 魔力 3000 速さ 3000 守備 3000 魔防 3000 特殊ステータス 技 900 必殺率 450 回避速度 1000 幸運 1000 耐性 光弱点 闇半減 スキル ・免許皆伝 《最低必殺率を25%以上にし、50%の確率で追加行動+1、常時必中》 ・勇将 《HP半分以下の時、力、速さ、技が1.5倍》 ・歪み・幻影 《歪みが作り出した幻影 本物と似たような性能 常時1~2回行動》 ・強運 《クリティカル完全無効化 見切りじゃ無効化されない》 技・術 ・シュペーア・ファウスト 《至近距離からの打撃。 力5倍物理攻撃 50%の確率で1ターン行動不能》 ・鉄腕 《危険部位を保護するようにする魔法 発動時に全攻撃を半減化》 ・覚醒 《HP50%以下の時に発動可能 全能力2倍上昇し、全属性を50%カットする。》 奥義 ・Darkness of the Unknown 《自分自身のHP2倍にして全回復し、全ステータス2倍 ただし3ターン以内に決着をしないと力尽きる》 ┗━メッセージ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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私はリヒャルト・クラウス少佐だ!この度の話に話を始まる前に当たって一つ注意点がある!! この話は私が『サイボーグ化』する前!つまりはギガハウンドが『作成、爆破される前』と言う事だ!! ようは8型が作られる前と言う事だな。高性能な量産機が作られる前じゃあないと、色々話がおかしくなると言う事だ!! で は 始 め よ う ! ! オ ー ス ト リ ア の 科 学 は 世 界 一 ィ ィ ィ ィ ィ ィ ! ! ! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ○クロガネの賛歌 第5章 “オーストリアよ、こんにちは” 第 1 話 「 ビ ス ケ ッ ト カ デ ン ツ 」 ○リヒャルト・クラウス邸 居間 テレビの前 再び『リヒャルト・クラウス』だ! そう言えば自己紹介が遅れたな!! 私の名は『リヒャルト・クラウス』ッ! オーストリア軍人! 祖国を愛する純然たる愛国者であーるッ! その分、他国には厳しいぞ? 陸軍最強の戦車乗りとも言われておるな。 そんな私だが、今日は休暇だ。 愛娘『アニー』と一緒に、 子供向け番組『ビスケットカデンツ』を視聴する予定だ。 アニーは11歳になるが、この子供番組が大好きである。 誰だぁ~?子供っぽくって萌え~と言う輩は?? そんな輩にアニーはやらんぞぉ~!!フン!!! その番組に出てくる 『ジークフリート=フォン=ラビット』 と言うマスコットキャラクター!! それがすこぶる大人気でな!アニーもそれが大好きなのだ!! その人気は凄いぞぅ~?オーストリアはモチロンの事、 ヨーロッパ圏の子供達に無類の人気を誇っているのだからな。 その人気の理由も凄い! 番組内では毎回その鍛えられた筋肉で、偉そうな態度の中国拳法家や マナーのなってないカスどもを ジ ャ ガ っ て い く ! ! そこに子供達は痺れる憧れるのだ!! ジャガるとは頭部など、身体の上部から圧力をかけ、 ぺしゃんこにすること。または、されること。を指す。 つまりそれだけの剛力を誇ると言う訳だな!! 番組で一番人気コーナーもジーク関連だ! ジークが様々な格闘技やスポーツに挑戦する「ジークチャレンジ」!! これが熱い!!同コーナーではヒマラヤ登頂などの偉業も成し遂げているぞ!! うーん、このオーストリアが誇るジーク!! 何とも素晴らしいモノじゃあないかァー!! こうして説明するだけで『スカァ!』とするぜぇー!! 「パパー!始まるよー!!」 金髪の少女アニーが、父・リヒャルトを呼ぶ。 「おぉー!アニーよぉぉぉ!!今行くよぉぉおおおおおおお!!」 では私はビスケットカデンツを見るとするぞぉー!! 今日はいきなり『ジークチャレンジ』からか。 『レゼルヴェ国の真の首相・耐撃の百文字』と共演だとぅ? フン!どこの国の者か知らんが、ジークと共演とは偉そうな野郎だ! 一つジャガって欲しいモンだな!フン!! と、そう思っていたらぶったまげたぞ、コラァー!!? 「 な ・ 何 ィ ィ ィ ィ ィ ィ ー ! ! ? 」 私は仰天をした!! ○オーストリア とある街角 『ジークフリート=フォン=ラビット』だ。 気軽に『ジーク』と呼んでくれだピョン。 今日のビスケットカデンツは、街角からお届けするぞ。 黒服の大男。『レゼルヴェ国の真の首相・耐撃の百文字』がゲストだ。 そのゲストがこう言う。 「昔から、お前のジャガる姿が大好きでな。この番組に出たいと思っていた。」 「それでオーストリア大統領『ルドルフ=ポルガー』氏に出演を打診したら、こうして叶ったと言う訳だ。」 「今日はよろしく頼むぞ。ジーク。」 私はこう答える。 「気軽に…。ジークと呼ぶなピョン。」 「真の首相か何だかは知らぬが…。私の流儀は知っているな?」 百文字が答える。 「無論。偉そうな態度の中国拳法家等は“ジャガられる”のであろう?」 そして百文字が両腕を広げて、手をパーにして構える。 「“手四つ”である。力比べをしようではないか…!」 「力が足りぬ者は“ジャガられる事”になる…!!」 ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド 私は笑いを堪えながら、低い声でこう言う。 「イヤなんだか…。すっかり気を使わせてしまったね。」 「まぁ…私の手四つなぞ通用するはずもないが…。」 「せっかくのチャンスだ、お言葉に甘えさせてもらう。」 ガ シ ィ ! 私は百文字の両手を握り締め、こう言い放つ…!! 「 バ カ だ ぜ ア ン タ ッッッ ! ! ! ! 」 ッ ッ ゴ ッッッ ワァァアアアアア ア ア ア アア ア ア ア ア アアアアアアア ! ! ! 力(りき)!力(りき)!力(りき)を入れるッ!! さしものこれには耐撃の百文字も…!!? 否 ァ ! ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 百文字が呟く。 「五分であるな…!」 「流石は『ジークフリート=フォン=ラビット』ッ!!」 私は驚き…。いや、むしろ歓喜した。 これ程の漢(おとこ)が居たとは…!! 『レゼルヴェ国の真の首相・耐撃の百文字』ッ!! 面白い漢だッッ!! そ の 時 で あ っ た ! ! 「 キ ャ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! ! 」 女 性 の 悲 鳴 が 響 き 渡 っ た ! ! ○オーストリア とある街角の近くの建物 女性が悲鳴を挙げていた!30ぐらいの女性だ!! その理由はすぐに解った!! 「へっへっへ!金持って来い!食い物持って来い!!」 建物の窓の近く。子供に刃物をあてる男性と。 「助けてママァァァァアアアアア!!!」 それに恐怖する幼女が居たからだ。 悲鳴を挙げる女性は幼女の母親なのだろう…。 ジークと百文字の手四つで、緊張感溢れるTV撮影が、 一転して人質を取る強盗で、緊張感溢れる現場へと変わった!! ジークは百文字から手を離しこう言う。 「何てヤツだピョン!こうなれば私が!!」 百文字。 「待てジーク!」 ジーク。 「気軽にジークと呼ぶなピョン!」 百文字は続ける。 「知名度の高いお前が動いては返って騒ぎが大きくなる。」 「ここはワシに任せよ。」 ジークは問う。 「どうする気だピョン?」 百文字は歩きながら。 「こうする。」 百文字が向かう先には、看板をペンキで塗る男性の姿があった。 「おい、オヤジ。このペンキの色は『黒』であるな?」 男性は答える。 「へ・へい。その通りで。」 そう聞くよ、百文字はコートを脱ぎ…。 ビリ…!! 裂け目を入れる。 ジークは驚く。 「マスコットにとって、トランクスやタイツ、ボディースーツなどのコスチュームは、 命とも言えるくらい大切な物。それを破ってしまうとは…!!」 バシャ!! そして百文字はコートをペンキに浸す!! バサ!! そして着ると!! ジーク!! 「な…なんだ!あれは牧師の格好じゃあないかピョン!!」 そしてこう言う!! 「そうか!他の者なら、犯人を刺激するかも知れんが、 神の使いである牧師なら、強盗も気を許してしまうモノだ!!」 「 何 と 言 う 、 冷 静 で 、 的 確 な 、 判 断 力 な の だ ! ! 」 百文字。 「ついでに、食べ物も買っていくぞ。釣りは要らん。」 と、食べ物を買い。 ト…。 ト…。 ト…。 と、強盗の居る建物に近づいていく。 強盗が叫ぶ! 「待てい!そこから一歩でも動けば幼女の命はねえぞ!!」 百文字が答える。 「私は牧師です。 貴方に食べ物を持ってきました。」 強盗がこう言う。 「よおし通れ!!」 「グヘヘヘ…! 神の使いである牧師様の言う事だ。 信用しても良いだろう。」 ジーク。 「第一関門突破だピョン。」 強盗が建物から出て、百文字に近づく。 そしてこう言う。 「ちょっと待ってもらおうか。 まだ安心ならねえ…。」 強盗は百文字にボディチェックをする。 その時であった!! ハ ラ リ ! 百文字の胸元が肌蹴る!! 其処には発達した大胸筋が!! 強盗!! 「フフ…牧師様。 えらく筋肉が発達していらっしゃる。 どこで鍛えられたんですかい?」 ッ ッ ! 「 て め え ! “ マ ッ チ ョ マ ン ”だ な ッ ! ! 」 バ レ た ! 強盗!! 「 刺 し 殺 し て や る ! 」 強盗は持ってる刃物で百文字の脇腹を!! グ サ ! 強盗!! 「 グ サ ァ ー ! ! グ サ ! グ サ ! グ サ ー ! ! 死 ん だ 死 ん だ ウ ェ ー イ ! ! 」 強盗は百文字の脇腹に刃物を突き刺したァー!! そ の 時 ! 幼女!! 「うわぁーん!ママー!!」 幼女が逃げる!! 強盗! 「うお!コラ!待て!幼女!!」 ガ シ ィ ! 強盗は両肩を掴まれる! 誰にだって? 当然『百文字』にである!! 百文字はこう言う!! 「貴様は『ビスケットカデンツ』を見た事があるか? ビスケットカデンツ。それはオーストリアが製作している『子供向けのその番組』の事を云う。」 「そして、これが・・・。 偉そうな態度をする中国拳法家や、マナーのなってないカスどもの駆逐をする、 マスコットが『 ジ ー ク 』が得意とする『 ム エ チ ャ カ ー 殺 し ッ ッ ! ! ! 』 ーーーーーー 馬 鹿 だ ぜ 、 ア ン タ ッ ッ ! ! ! ーーーーーー ゴ” キ” ュ” ッ ッ ! ! ! ( ジ ャ ガ っ た ッ ッ ! ! ! ) ゴ” キ” ュ” ッ ッ ! ! ! ( ジ ャ ガ っ た ッ ッ ! ! ! ) ゴ” ッッッ キ” ュ”ウ”ウ”ウ”ウ”ゥゥ ウ ウ ウ ッ ッ ! ! ! ( ジ ャ ガ っ た ァ ァアア ア ア ッ ッ ! ! ! ) 百文字は、その豪力にて! 射手を『 ジ グ ザ ク に、 押 し 潰 し た 』の で あ る ッ ッ ! ! ! 強盗は瀕死の重傷を負う。其処にジークが拍手をしながら現れる。 「やるなぁアンタ。見惚れたよ。今度一緒に立禅をやらんか?」 百文字。 「これで良いのだろう? ジークフリート=フォン=ラビット??」 ジークは照れながらこう言う。 「気軽に『ジーク』って呼んでくれピョン。」 そ し て ! ガ シ ィ ! ! 固 い ・ ・ ・ ! ! 固 い 握 手 を す る“ 二 人 の 姿 ”が あ っ た ! ! ッ ッ ☆ビスケットカデンツ主題歌 『 ジャガってしまえ 』 なやみを、かかえてしまったら そこでたちどまらず いっぽふみだしてみよう きりむすぶ たちのしたこそ じごくなれ ふみこみ みれば あとはごくらく かべなんて ジャガってしまえ じんせいとは ゆうきのさんか ビスケッケッ ビスケッケッ ビスケットットッ カッデンツ ビスケッケッ ビスケッケッ ビスケットットッ カッデンツ ○リヒャルト・クラウス邸 居間 テレビの前 金髪の少女アニーが叫ぶ!! 「なんじゃこりゃぁぁぁああああああああああああ!!!」 「パパァァァァ、一体これ、どゆ事ぉぉおおおおおおおおおお!!!!!」 パパこと、リヒャルトは焦る!! 「知らんんんんんんんんん!知らんぞ、アニィィィィイイイイイイ!!!」 「だが!だがルドルフ=ポルガー大統領のお力で、 あのデカイ男が出演したのは確かのようだぁぁぁぁぁああああああああ!!!」 アニーがスマホを弄りながらこう言う。 「キィィィ!大絶賛よ、今回のビスケットカデンツゥゥゥウウウウ!!」 「よその国の人が出演したって言うのに、どゆ事ぉぉおおおおおおおおお!!!!」 リヒャルトは憤る!! 「ぬわにぃいいい!大絶賛だとぉぉおおおおおおおお!!」 「今(こ)ぉぉん回!ジークは大して活躍しとらんじゃあないかぁぁぁあああああ!!!」 「許すまじぃぃぃ!許すまじ、耐撃の百文字ぃぃぃいいいいいいい!!」 そして二人で叫ぶ!! 「「きぃぃぃいいいいいいいいいいい い い い い い いい いい い ! ! ! ! 」 」 そう…二人は。 親子仲良く、今回のビスケットカデンツを嘆いた。 しかし二人の感想とは裏腹に、 レゼルヴェ国の真の首相・耐撃の百文字が 出演したこの回は“神回”とされ、 百文字の名はヨーロッパ全土に置いて有名になった。 ーーーーーー 戻る リンク集に戻る ・・・続く。
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バハムート戦記 4-265~270・284~289 265 バハムート戦記(OP1) sage 04/03/03 20 35 ID tp8xC9js 遥かな昔、このバハムート大陸が出来て間もないころ、 そこには偉業の者達が、法も秩序も無く暮らしていた。 やがてその中から、強大な暗黒の力を思うままに操る邪悪な一団が生まれた。 大魔王クリムトが率いる悪魔族である。 悪魔達はその後、長きにわたり大陸を邪悪な強権によって支配し続け、 抵抗する者はことごとく滅ぼされた。 しかし、時の流れは、このような一方的悪の支配をいつまでも許してはいなかった。 悪魔族に最後まで抵抗した巨竜ベルフレイムとその一族の討伐に、クリムトが手を焼いていた頃、 その隙をつくように、それまで抑圧されていた善の力が、人間族を中心に広がり始めた。 人々を統率したのは、後に、大陸に平和と安定の時代をもたらしたフォーリア王家の創始者達だった。 彼らは、悪の根源、大魔王クリムトを倒すべく、暗黒魔法に対し、地の精霊魔法を使う聖騎士団を組織し、来るべき戦いの日に備えた。 ベルフレイム達ドラゴン族を葬ったクリムトは、その様な人間の動きを知るやいなや、直ちに全軍を引き連れてこれを潰そうとした。 無数の悪魔を迎え撃つ聖騎士団は、偉大な魔術師であり、また一流の剣士でもある二人の英雄、 レイモンド卿とバルマー卿に指揮され、勇敢に立ち向かった。 そして、幾多の戦いが繰り返され、多くの血が流れた。 いつしか戦況は硬直化し、人々に焦りの色が見えるようになったその時、レイモンドとバルマーは最後の決断を下した。 それは、古来より、暗黒の力の結晶として恐れられ、 レイモンドの善なる白き力によって地下に封じられていた、妖刀ベサルスネーガの復活であった。 ベサルスネーガは相手の精気を吸い取る魔法の剣であるが、それは同時に、使い手の命をも奪ってしまうと言われていた。 しかし、クリムトを倒すにはもはやこれを使うしかないと考えたバルマーが、 反対するレイモンドを説き伏せ、自ら剣を取ってクリムトに決戦を挑んだ。 かくして、壮絶な戦いの末、ついにクリムトは倒れた。 だが、妖刀の暗黒の力を一身に受けたバルマー卿もまた命を落としてしまったのだった。 266 バハムート戦記(OP2) sage 04/03/03 20 36 ID tp8xC9js それから長い年月が過ぎ去った。フォーリア王家はクリムトを滅ぼした後、 フォーリア聖騎士団に治安を守らせ、およそ二千年余り、大陸を平和に治めていた。 ところが、ここに至って、再び、暗黒の力の影がバハムートを脅かした。 一部の魔術師達がフォーリア王家に背き、忘れ去られた暗黒の力を求めて、禁断の暗黒魔法を使ったのだ。 これらの活動はフォーリア聖騎士団による厳しい弾圧を受けたものの、王家の威光はこれを機に少しずつ落ちていった。 それとともに、大陸に満ちていた善なる白き力も衰退し、善と悪のバランスが崩れると、 瞬く間に、邪悪を呼ぶ暗黒の力がバハムートを包み込んだ。 あらゆる天災が大地を襲い、人も土地も荒廃した。後に言う「闇の時代」の到来である。 そして人々が混乱の中で目の当たりにしたものは、遠い昔に滅びた者達の蘇る姿であった。 東の湿原にクリムト、北東の火山にベルフレイム、 さらに、かつてフォーリア聖騎士団が地下に封じ込めた巨人族までも、ガイラムという王を掲げて地上に再び現れた。 けれども、それにもまして忌まわしいのは、フォーリアの王城の下で永遠の眠りについていたあの英雄バルマー卿が、 「闇の時代」がもたらした力により、恐怖のアンデッドとして蘇ったことだった。 これにより王家は崩壊し、大陸の指導者は消え去った。 そうして、時代は、新たなバハムートの指導者を求め、戦乱の世へと移っていく・・・ 267 バハムート戦記(キャラ別END1) sage 04/03/03 20 39ID tp8xC9js ・聖戦士ジーク=フォーリア バハムートの法と秩序を二千年にわたって守ってきたフォーリア家の若き王。 闇の時代以降父王バーフの後を継ぎ、忠臣レイモンド卿と共に王家復興と大陸の平和を目指して立ち上がった。 幼少より剣士の訓練を受けた彼は、既に聖戦士の称号を持ち、剣の腕はレイモンド卿に勝るとも劣らないという。 また槍の使い手でもある。 レイモンド卿 バルマー卿が生きていたころからフォーリア王家と関わり、王家の繁栄に貢献してきた。 善なる白き力を極めている彼は、永遠の命を得ていると言われるが、その白き力の正体は知られていない。 ENDING 聖戦士ジーク=フォーリアは大陸に蘇った混沌たる邪悪をうち滅ぼし、闇の時代は終わりを告げた。 そして崩壊した王国を復興させ、新たなる時代の王として再び秩序ある平和な世界を導いたのである。 ・狂戦士バストラル=バインドアウト 闇の時代の到来前、フォーリア王家に対抗し、蛮人達の帝国が築かれた。 皇帝ボルマンは、その後フォーリアの討伐軍によって倒されたが、落ち延びた残党が密かに皇帝の血を引く子供を連れ出した。 それがバストラルである。 成人後、真実を知った彼は、帝国再建を誓い、闇の時代の混乱に乗じて挙兵。ジークと反目することになる。 ディーン=レスティア バストラルの義弟ディーンは、闇の時代到来と同時に、あたかも生まれ変わったかのように頭角をあらわした。 ある意味でバストラル以上の実力を持つ彼だが、何故か義兄の補佐に徹している。 ENDING 闇の時代に自らの力で帝国を築き上げた狂戦士バストラル=バインドアウトは、 大陸を平定後、ディーンを始めとする魔術師達を討ち滅ぼした。 そして力が時代を支配する時が訪れたのである。 268 バハムート戦記(キャラ別END2) sage 04/03/03 20 41ID tp8xC9js ・エル=モア(エルフロード) 大陸の東の森に古くから住むエルフ族の勇者。 森一番の弓の腕と魔法の力を見込まれて、エルフ元老院の勅命を受けた彼は、 闇の時代の邪悪と混沌に終止符をうつ為、軍勢と共に森を出た。 妹のエル=ウィンは、彼の心の支えであり、他のエルフ達は、エル=モア兄妹が必ず、世界を救ってくれると信じている。 エル=ウィン(エルフロード) エルフ族の勇者、エル=モアの妹にして最強の精霊使い。 弓や剣の腕こそ兄エル=モアに一歩譲るものの、 その精霊使いとしての力は大魔術師シェルファに勝るとも劣らない。 ENDING 闇の時代にエルフの兄妹エル=モアとエル=ウィンは森の軍勢を率いて邪悪を討ち滅ぼし、 大陸を平和に導くことに成功した。 やがてエルフを中心とする秩序ある共和制が取られ新たな時代が始まるのである。 ・大魔術師シェルファ=フレイア 闇の時代と共に、流星のように現れた混沌の女魔術師。 かつてフォーリア王家に背いて弾圧された魔術師達の末裔を率い、大魔術師団を結成。 永遠の魔術王国を創る為戦陣に立ったと言われるが、真相は分からない。 彼女に関しては謎が多く、その氏素性も不明。彼女自身、悪魔の化身ではないかと言う噂もある。 ENDING 大魔術師シェルファ=フレイアは遂に大陸の覇者となり、女帝として人々をひざまづかせた。 彼女は永遠の命を堪能し、己の意のままに行き、闇の時代が果てることは無かった。 269 バハムート戦記(キャラ別END3) sage 04/03/03 20 43ID tp8xC9js ・ガイラム=グリンダム(巨人族) 巨人族のモットーは「世界の中心は俺達だ」である。 だが、欲の無い彼らは、自分達の領域さえ守られればそれで満足する種族だった。 しかし、巨人族の土地の資源に目をつけたドワーフが、 フォーリア王家を騙して彼らを地下に閉じ込めさせてからは、 ドワーフと人間を憎悪する凶暴な集団へと変化した。 復活した彼らの怒りはもう誰にも止められない。 ENDING 大陸を制覇したガイラム=グリンダム公は満足であった。 ドワーフに続いて、エルフ、人間どもを滅ぼし、 巨人族だけの世界を確立させ、バハムートの王として君臨したのである。 ・大魔王クリムト 最も古くから大陸に存在する悪魔族の王。強大な暗黒の力を使って、一度は大陸支配に成功したが、 フォーリア王家の英雄バルマー卿によって、葬られた。 しかし、今、大陸に暗黒の力が蘇るとクリムトもまた、 亡霊のように地の底から復活し邪悪な野心の下に殺戮を開始した。 一説では、暗黒の力とクリムトとは同じ起源を持つとも言われているが定かではない。 ENDING かつて英雄バルマー卿によって葬られた大魔王クリムトは、 再び大陸の覇権を我が手に掌握し、混沌たる闇の時代を存続させた。 そして、バハムートの復活を夢見るのであった。 270 バハムート戦記(キャラ別END4) sage 04/03/03 20 44ID tp8xC9js ・巨竜ベルフレイム(ドラゴン族) かつて、大魔王クリムトと対立し、激しい戦いの末に命を落とした、ドラゴン族の女王。 クリムトを呪い、復讐を誓って死んだ彼女の怨念は、 闇の時代の暗黒の力に呼応して、再びその力を天空に示すこととなった。 ENDING 天空を舞う強大な赤きドラゴン、ベルフレイムにはもう敵はいない。 ベルフレイムは人間達に生贄を捧げさせ、邪悪なドラゴンとして君臨し恐れられ、 混沌たる闇の時代が終わることは無かったのである。 ・バルマー卿(アンデッド) フォーリア王家の創始者バルマー=フォーリアはクリムトと戦って絶命した後、王家の城の地下で妖刀ベサルスネーガと共に長い眠りについていた。 だが、闇の時代、彼は暗黒の力に操られ恐怖のアンデッドと化して、自らの王家を滅亡に追いこみ、王城を死者の群で埋め尽くした。 死者達の目的を知るものはいない。 ENDING かつて大魔王クリムトを葬ったバルマー卿は、皮肉にも闇の時代の力で邪悪なアンデッドとして蘇り、 ついには大陸に生きているものを葬り去り、バハムートの歴史は彼によって闇に閉ざされた。 284 バハムート戦記(真章1) sage 04/03/04 19 17 ID BFdzzxaI 闇の時代の到来とともに崩壊したフォーリア王家。しかし、若き国王ジーク=フォーリアはフォーリア聖騎士団、 そして忠臣レイモンド卿とともに再びこの大陸に平和をもたらすべく立ちあがった。 大陸の覇権を握ろうとする他勢力と戦いを続ける毎日。そんな最中、レイモンドはジークに対し、 レイモンド単身でアンデッドと化したバルマーを倒しに行きたいと願い出る。 ジークはこれを受け入れ、レイモンドはバルマー討伐の旅に出た。 しばらくして、ジークの下に「バルマー落つ」との知らせが入る。その後、レイモンドが到着し、 バルマーを倒したことを改めてジークに伝え、自らは再び軍師としてジークに仕えるのであった。 やがて、レイモンド卿は軍師としてではなく、一剣士として前線でジークと共に戦うことを望む。 かつてはバルマー卿と共に大魔王クリムトを倒し、この大陸に平和を呼び込むことに成功した白き善の力の使い手にして、 ジークにとっては剣の師匠でもあるレイモンド。その彼の望みを無碍に断ることも出来ず承諾したジークではあるが、 一方で一抹の不安を捨てきれずにいた。 バルマー討伐から帰還したレイモンドが、理由は不明ながら、明らかに以前より衰弱していることに気付いていたのだ。 そのジークの不安は不幸にして現実のものとなる。 再びクリムトを葬るべく戦いを挑んだフォーリア聖騎士団。しかし、戦いの最中にレイモンドがクリムトに深手を受けてしまう。 クリムトはジークの手により撃破されたものの、その時には既にレイモンドは虫の息であった。 自らの死を悟ったレイモンドは言う。 「私はもう駄目だ、ジークよ。よいか、バハムートを目覚めさせてはならん。大いなる邪気は奴のハラを満たしてしまう。 最悪のときは、奴の心臓を、この剣ベサルスネーガで貫け。最後に、わしの命をお前に託す。ジーク=フォーリア…」 そして、ジークにかつてバルマーと共にあった妖刀ベサルスネーガを渡すと静かに息を引き取った。 ベサルスネーガ。本来ならば相手の精気を吸い取ると同時に使い手の命をも奪い取ると言われた妖刀。 しかし、ジークの手に握られたその妖刀が彼の命を奪うようなことは何故か無かった。 これ以降、ジークはベサルスネーガと共に、レイモンドの遺志を継ぐべく戦いを続けることになる。 285 バハムート戦記(真章2) sage 04/03/04 19 19 ID BFdzzxaI 数ヶ月後、ジークとフォーリア聖騎士団の活躍により、バハムート大陸は統一寸前の状態にあった。 しかし、彼らの前には狂戦士バストラル=バインドアウト率いる蛮人の帝国軍が立ちはだかる。 そして決戦の時が来た。ジークはバストラルに対し一騎討ちを申し込む。バストラルはこれを承諾し、 二人は互いの軍勢が、そしてバストラルの義弟にして蛮人帝国の軍師ディーンが見守る中、戦い始める。 バストラルは決して騎士の礼などというものにこだわってジークの申し出を受けたわけではなかった。 彼には一騎討ちならば絶対に勝てるという自信があってのことだった。彼の自信を裏付けるもの、 それは彼の手にする伝説の戦斧、ウインドバーグにあった。 バストラルがかの戦斧を手にして以来、彼は常勝無敗を誇っていたのだ。 しかし、バストラルの余裕はやがて焦りに変わる。 今まで無類の強さを見せ付けていたウインドバーグの力が、ジークの持つ剣には通用しない。 その焦りをジークに付けこまれ、徐々に追いこまれていくバストラル。 「わが弟ディーンよ、助けてくれ!」 バストラルの声に反応し、魔法の呪文を唱え始めるディーン。 これを見たフォーリア聖騎士団は憤慨し、ジークを守るべく突撃を開始する。 しかし、これに呼応して蛮人帝国軍も進撃を開始した。戦場に怒りが、憎悪が、狂気が満ちはじめた。 この様子を見たジークの脳裏に、レイモンドの遺言が蘇った。 『バハムートを目覚めさせてはならん。大いなる邪気は奴のハラを満たしてしまう』 バハムートの目覚め、それが如何なる事象を指すのかは分からなかったが、 この状況はまさしくレイモンドが危惧していたものだということは理解できた。 「いかん、争ってはいかん!!」 しかし、ジークの言葉は遅きに失した。 「時、既に満ち足り」 ディーンの言葉と共に閃光が、衝撃が戦場を走った。 そして、閃光が薄らいだあとのジークの目に映ったものは、バストラルとディーンの二人だけであった。 286 バハムート戦記(真章3) sage 04/03/04 19 20 ID BFdzzxaI あれだけの軍勢が一瞬にして何処に?状況が理解できないジーク。しかし、それはバストラルも同様であった。 「オレ様の軍隊はどこだ?ディーンよ、何をした!」 バストラルの詰問に対し、ディーンは淡々と驚愕の事実を述べる。 自分はバストラルの義弟ディーンなどではないこと、本当のディーンは既に自ら葬り去ったことを。 自らの義弟を殺された恨み、そして今まで自らを欺いた怒りから、バストラルはディーンに突進、ウインドバーグを振りかざす。 しかし、いざディーンに戦斧を振り下ろそうとしたその瞬間、バストラルは忽然と姿を消した。後にウインドバーグのみを残して。 「ようやくバハムートが目覚め始めたか…。バーサーカーとは良く言ったものよ。 バストラルも所詮はただの気の荒い人間であったか。なあ、ジークよ。」 「バハムートの目覚めがそんなにうれしいか?レイモンドさえ警告したことを。 貴様は一体何者だ。バハムートの目覚めとは?答えろ、ディーン!」 「レイモンドが惚れこんだ割には感情的だな、ジークよ。わたしは人間でも悪魔でもない。 神だ。ディーンというのも本当の名ではない。 本当の名は別にある。もっともお前に名乗るほどでも無いがな」 神。この世界には、神が地上に現れたとき、世界が終わるという伝説がある。しかも、神には如何なる攻撃も通用しないと。 ただ1人この平原に残ったジークに対し、ディーンは語り始める。 かつて最高の神が世界の終わりに備え、清き心の人間のために食料を確保する手段とすべく生み出されたバハムート。 かの存在は巨大過ぎるため、神の世界には置いておけない。 さらに、バハムートはエネルギー源としてオーラを、それも勢いのある負のオーラを欲する。 そこで、負のオーラの供給源として、バハムートの背にありとあらゆる生き物を生み出し、 争いを起こさせることでバハムートを餓えさせないようにした。 当然バハムートに負のオーラを与えなければ衰弱しやがては死に至るが、 反面オーラを与えすぎれば暴れ出して手におえなくなる。 実際バハムートはクリムトという存在を自ら生み出し、戦争を起こし負のオーラを供給するよう目論んだ。 やがて、世界の終わりが近づいたため、ディーンは黄金のドラゴンに乗り、 充分に育ったバハムートを最高神に引き渡すべくこの地にやってきた。 ところが、ディーンと同じく神であり、バハムートを暴れさせぬよう管理すべく遣わされたはずのレイモンドは、 ここの人間と親しむうちに、この地に生まれた人間こそが心清き人間だとして、 彼らを守るために平和な世界を作り出すことでバハムートを餓死させようとしていた。 故にディーンは各地に邪悪を呼び起こし、戦乱を起こしバハムートを再び目覚めさせるべく働きかけたのだ。 287 バハムート戦記(真章4) sage 04/03/04 19 22 ID BFdzzxaI 「私は闇の時代を巻き起こし、人間を堕落させ、脅威と殺戮を起こすことに、見事成功した。 クリムトやベルフレイムを復活させ、更にはレイモンドの親友であったバルマーを邪悪なアンデッドとして復活させた。 そして、バハムートは見事に目覚め始めたのだ。」 「バハムートとはもしや…」 「その通りよ。バハムートとはこの大陸そのもの。お前達は奴の背の上で歴史をかたどっていたのよ。 そしてバハムートの目覚めと共にお前達の歴史は幕を閉じる。バストラルのようにどんどん消えていくのだ。 だが、レイモンドの心を受け継ぎ、人間から神になったお前は除いてだが」 そして、レイモンドの力を受け継ぎ神となったジークに対し、自らとともにバハムートを最高神の手に引き渡すよう要求する。 しかし、ジークはレイモンドの遺志、そして自らの意思によりこれを拒絶し、ベサルスネーガをディーンに向ける。 「なるほど、ベサルスネーガを持っているのか。バハムートの心臓を打ち砕き、神すらも切り裂く恐るべき剣。 普通の人間が持てばオーラを奪われ死んでしまうが、レイモンドの力を受け継ぎ神となったお前には関係無いか。 神々の武器を持ったものに神の技は通用しない。先の光でお前とバストラルが生き残ったのはそのためだ。 面倒だが直接倒すしかない」 ディーンは魔術師姿から一転、黄金の甲冑に身を包み、剣をジークに向ける。 「元は人間であった神などが、生粋の神たる私に敵うと思うのか?」 既にバストラルとの戦いで疲労の極地であったジークは、それでもディーンの猛攻になおしばらくは耐えぬいた。 しかし、もはやジークに勝ち目は無いように思われた。 勝利を確信したディーンに対し、うち捨ててあったウインドバーグを掴み背後から急襲する人影が! 「貴様、何故生きている。死んだはずではなかったか、バルマー!」 呪われしアンデッドの姿などではなく、生ある人間の姿でディーンと対峙したバルマー卿は語る。 「レイモンド殿はこの日を予見していた。 クリムト掃討戦のとき、クリムトを葬った私に全てを打ち明けられたレイモンド殿は、 我が魂を邪悪から守るため、私をクリムトと相討ちしたことにして、我が魂をベサルスネーガに封印した。 闇の時代の到来によりアンデッドにされたあと、レイモンド殿は剣より我が魂を解放し、 あろうことか、私を復活させるために自らの力の半分を使い切ってしまったのだ。 そして、完全に回復するまで、精霊の協力で大地の奥で眠っていたのだ。」 288 バハムート戦記(真章5) sage 04/03/04 19 24 ID BFdzzxaI 「レイモンド殿は最後に、ジークと言う若者を助けてくれ、彼は私の子孫だと教えてくれた。 精霊の知らせで彼がクリムトに倒されたのを聞いて涙が止まらなかったよ。 私のために力を使うようなことをしなければ、クリムト如きに遅れを取ることなど無かったものを。 わたしのせいで死んだレイモンド殿のためにもお前を倒す!」 そういうと、バルマーはウインドバーグを携えディーンに立ち向かう。 「たかが人間がそんな玩具で私に敵うと思っているのか?」 「そんなことは百も承知の上!」 ウインドバーグを振りかざしディーンに突進するバルマー卿だが、 たやすくかわされると同時にディーンの剣が彼の胸を貫く。 しかし、そのまま彼はディーンを押さえ込んだ。 「ジークよ、今だ、ディーンを叩ききれ!我が命尽きる前に・・・」 「は、離せ、この野郎、離さんか!」 ジークは勢い良くディーンに突進し、奴の心臓を貫いた。鮮血とともに断末魔を上げるディーン。 やがて、彼の姿は消え去り、あとにはジークとバルマー卿のみが残った。 急いでバルマー卿に回復の魔法をかけるジーク。しかし、バルマー卿の命脈は既に尽きていた。 「良くやってくれた。誇り高い我が子孫よ。後のことは頼んだぞ・・・」 「我が先祖よ、私は貴方のような素晴らしい英雄の血を受け継いだことを誇りに思います。」 バルマー卿はもう一度満足げに笑みを浮かべると、静かに目を閉じ消えていった。 その場に佇み、悲しみの涙を流すジーク。 しばらくして後、全てに決着をつけるべく、歩み始めた。 289 バハムート戦記(真章6) sage 04/03/04 19 26 ID BFdzzxaI バハムートの中心が眠る神殿。 その最深部にあるバハムートの心臓の前にジークはいた。 父王バーフの面影、レイモンドとの厳しい修行、愛する人との出会い、 邪悪との戦いの日々、そして愛する者、信頼するものを失う悲しみ、 様々な思いを胸に秘め、この戦いに終止符を打つべくベサルスネーガを心臓に向けるジーク。 しかし、今まさに心臓を貫こうとしたその瞬間、目の前に黄金のドラゴンが立ちふさがるように舞い降りた。 瞬間ディーンの言葉を思い出す。 『私は黄金のドラゴンに乗りこの地に降り立った』 剣をドラゴンに向けるジークに対し、ドラゴンは静かに語りかけた。 「私は確かにディーンとともにこの地にやってきた。しかし、私の目的は彼とは違う。 私は最高神の密命を受けここに来た。ジークよ、貴方に全てを話そう。」 その後、何が語られたかは誰も知らない。 やがて、バハムートを葬るべく、孤空の彼方より神々の軍団が現れた。 その前に、蒼き鎧をまとい、黄金のドラゴンに跨ったジークがただ1人立ちはだかったという。 FIN
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第6層 5階「全てを捧げよ」 第7層 1階 安定度:★★★☆☆ ターン:★★★★★ 自軍配置案 敵軍初期配置 トリスタン ラスプーチン モンテズマ モンテズマ アリストテレス アトラス ジークフリート モンテズマ モンテズマ ファウスト モンテズマ モンテズマ 役割分担 アリストテレス=弓攻撃 ラスプーチン =オーラ トリスタン =クリティカルダウン アトラス =ハイパーバリア(ジーク) ジークフリート=バルムンク/待機 ファウスト =魔法攻撃 ものぐさ(じゃない)装備 アリストテレス=ホムンクルス ラスプーチン =アンキレー/ヒヒイロカネ トリスタン =なし アトラス =イカロスの翼/鷹の羽衣 ジークフリート=イージスの盾/龍玉 ファウスト =なし/打出の小槌 名前 コメント
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クリームヒルト 作品:ニーベルンゲンの歌 武器:なし プロフィール 誕生日:--/-- 血液型:--型 説 明 「ニーベルンゲンの歌」のヒロイン ジークフリートの妻 ブルグント王の妹である 闇化・黒化後の行動 黒化 ジークフリートの遺産をばら撒こうとする クリームヒルトは、ジークフリートを殺したハーゲンと暗殺に関与したブルグント王に復讐を決意する 手始めに彼女はジークフリートの遺産を派手にバラまき、自身の人気を高めることにする 引きこもり 人気を高める為の策はハー現によって阻止されてしまう それからクリームヒルトはジークフリートの死後、13年たっても喪服を着続け引きこもり過ごす フン族の王エッツエルを利用 ある時、フン族の王エッツエルが再婚相手としてクリームヒルトを選び求婚した 当初、クリームヒルトはこれを拒否するがフン族を利用し復讐が出来るのではないかと思い直し クリームヒルトはエッツエルの求婚を承諾し再婚することになる フン族とブルグントとの戦争を引き起こす フン族の王妃となったクリームヒルトは、数年はおとなしく過ごし、人民の人気と王の信頼を得る事に成功する そしてある日、クリームヒルトは王にブルグント王の兄弟達やハーゲンに会いたくなったので、フン族の宮廷に招いてくれないかと頼む ハーゲンはこの申し出に警戒するが、ブルグント王の命令で武装しつつもフン族の宮廷に来ることになる そしてクリームヒルトは少しずつ、ブルグントとフン族の間の争いの種を植え付けて拡大させ、ブルグントと戦争を引き起こす ブルグント王の殺害命令とハーゲンを処刑 クリームヒルトは両者に和解の案が出るたびに破談にし、ブルグントの篭城する広間を焼き討ちにするなど裏方で非人道的作戦を実行していく そして、ブルグント王とハーゲンを生け捕りにすることに成功 兄であるブルグント王の殺害は他人に任せ、ハーゲンの首はクリームヒルト自らがジークフリートの形見の刀で打ち落とす 補足 デレ期の前半と後半で激しく人格が違うが、これはもともと二人の異なる人物をまとめたため起こったのではないか、との説がある なお、「ウォルスンガ・サガ」においてはジークフリートの妻であったのだが復讐はせず、ブルグント王と和解し後に三度の結婚している (ダル助さんからの情報)
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(投稿者:怨是) Apr.21/1945 私は今、病床に臥せている。 先日の戦いで瘴気にやられてしまったためだ。 人間ならば助かる見込みが無いと解っていた筈なのに、 地下鉄の駅に飛び込んでしまったのは、私の矜持が見捨てる事を赦さなかったからだろうか。 あの時の自分の感情を、よく思い出せない。 だが、私は確かに深手を負った。 目に見える傷ではなく、病、そして心の傷という形で。 ザハーラで望んでいた慢心の自覚というものを、漸く私は得られたのだろう。 自身の不手際で一人死なせて、漸くだ。対価にしては大きすぎる犠牲じゃないか。 所詮、私に他者を守る事や誰かを変える事など、不可能だったのだ。 お膳立てされた状況下で作業をこなし、それを形式上の賞賛を以って迎えられる。 それの繰り返しで私は、『最強』などという看板を打ち付けられただけだ。 今日まで何度も心の中でそれを思い、そして今、改めて実感した。 守護女神などという存在は既に死んでいた。 私の不甲斐無さが殺してしまったのだ。 私はこれからも彼らに、守護女神という虚無の看板を掲げ続けねばならないのだろうか。 決して太陽の光にはなり得ないと云うのに! しかしそれを解ってもらうにはどうすればいい? 直接、言葉で云うべきだろうか。いや、解ってくれる筈が無い。 いつかの皇帝陛下の演説でさえ、一部の人々を激怒させた。 では物理的に死んでみせるか? これも否。私が死んでも替えは利く。 ブリュンヒルデが証明した。思えば私はあの軍神の代替のようなものだ。 ならば尚の事、この下らない連鎖は私で終わりにするしか無いじゃないか。 にも関わらず私は、5年目を迎える今日まで、何も変えられはしなかった。 結局の所、私は機械的に敵を倒し続ける他に道は無いのか。 彼らが伝説を望む限り、提供し続けるしか無いのか。 あのグレートウォールの戦場で…… 1945年4月21日。ジークはベッドから起き上がれずに居た。 戦いの傷は癒えていない。癒える筈が無かった。五臓六腑を蝕むあの瘴気を余りにも大量に吸い込んでしまい、体内の自浄作用が追いついていない為だ。弱々しい手付きで、メディシス――彼女もまた身体の至る所を包帯に包まれている――から新聞を受け取る。 「しかし迂闊でしたわ。あの時の作業員がまさか、プロトファスマだったとは」 「仕方ありませんよ。瘴気の反応も無かったのでしょう?」 メディシスとスィルトネートは見舞いに来てくれたらしい。ベッドの隣の棚に薔薇の花――今回の件で皇帝が特別に、あの薔薇園から持ち出す事を許可したとの事だ――が飾られている。そんな二人の様子は、いつもながらに滑稽だ。片やいつまでも怒りを露わにし、片やそれをどうにかたしなめようとしている。 「仕方ないで済ませられる訳が無い。あぁ忌々しい。あんだけ時間掛けて仕分けした結局プレゼントも全部駄目になったし。残ったのはこの差出人不明の熊の縫い包みだけ」 「でもほら、お咎めは無かったんですから」 「わたくしのプライドが赦しませんわ!」 ――矜持(プライド)、か。 ジークは虚ろな目で二人のやりとりを眺めた。何もかもに疲れきってしまい、彼女らの会話もどこか遠く聞こえる。 やがて観察に飽きたジークは、メディシスより受け取った新聞を、うつ伏せになって開いた。 1945年4月21日 ジークフリート、V2ロケットを撃墜! 国民諸君は信じられないと思っただろうか。 否、これは紛れもない事実である! 5番街道とシルワート通りの交差点にて回収されたバルムンクに付着した金属片は、V2のものと一致していた。 守護女神は誕生日に勝利を手にした。そして我々国民をV2ロケットの脅威から守ったのである。 迫り来るGも、彼女が尽く切り伏せた。人類の勝利を約束する、バルムンクで! 最強の存在が、こうして改めて証明された。名実共に、守護女神の座を不動のものとしたのだ。 残念ながら今回の戦闘でジークは負傷し、パーティは中止となったが、 我々はあの4月20日を記念すべき日として永遠に記憶し続けるだろう。 尚、V2の供給ルートには黒旗の関与が疑われており、こちらも皇室親衛隊が総力を挙げて調査中である。 真実が明るみに出たその時、我らが守護女神は彼らを必ずや断罪してくれる事であろう! 勝利は既に目前である! ジーク・ハイル! ハイル・エントリヒ! 相変わらずの捏造ぶりに、自分でも解る程の速度で感情が凍って行く。実際にバルムンクを使ったのはスィルトネートであり、自分はと云えば、身体を蝕まれて座り込んでいただけだ。 「……下らない」 冷たい声音でそう呟いたのが拙かったか、背後で続いていた談笑が途切れた。ジークは焦ろうともせず、気だるげな目つきのまま二人へと向き直ると、メディもスィルトも、腫れ物に触れるような面持ちで硬直していた。 「この新聞は、返す」 言葉に感情が篭らない。つい先日までなら、申し訳程度に語気を和らげる程度の事は出来た。今はもう駄目だ。誰が相手となっても、如何様な印象を持たれようとも、もはやジークにとっては関係の無い事柄だ。 「何ですの、その態度! 苦労したのが自分だけだと思いまして? 全く、ジークはいつもそうやって――」 「メディ!」 「わたくしだって辛いし、こんなにも傷を負っている! わたくしだけじゃない、他の皆も同じ気持ちで!」 癇癪を起こしたメディシスを、スィルトネートは羽交い絞めにして諌めた。その様子を目の当たりにしてもこちらが何の反応を示さない様子に勢いを削がれてしまったのか、メディシスは溜め息をついて踵を返した。 「……ふん、ご勝手になさいませ。わたくしもこの有様ですので、失礼させて頂きますわ」 乱暴に閉められたドアを二人で暫く見ていたが、ややあってスィルトネートの方から口を開いた。 「ごめんなさいね、ジーク。メディも悪気があってあんな事を云った訳じゃないから」 「隠さなくていい……嫌われてるのは解ってる」 「ジーク?」 「どうせ私は、看板だけの存在だ。ただ敵を倒すだけで褒められる、出来の良い殺戮機械か何かだ……私自身の感情なんかに、誰も見向きもしないんだ」 窓の外へと顔を向ける。曇り空から日の光が僅かにこぼれている。その陽光ですら、ジークにとっては眩しく感じた。その理由は判然としない。少し視線を落とすと、帝都のそこかしこで復興作業が行われている様子が見えた。 『大丈夫。何が起こっても私が駆け付けてあげる。一緒に戦ってあげる。 他にもジークのこと気にしてる人はいっぱいいると思う。これから一緒に探そ』 誰かの言葉が不意に脳裏をよぎるのを、ジークは頬を掻いて忘却させる。一緒に戦う機会は、とうに失われた。同じ作戦に出向く事が無くなったせいで休暇も重ならず、すっかり疎遠になってしまった。ジークは忘却に努め、次の言葉へと繋いだ。 「いつか忘れ去られるとも判らない、都合のいい憂さ晴らしの相手。エースの役割なんて、そんなものは建前だ……みんな、私が嫌いなんだ」 頬に、自分の爪が喰い込む。相変わらず涙腺は枯れ果てて涙が出ない。無表情のまま、すらすらと言葉が口元から垂れ流される。昨年ベルゼリアとあの屋上で語らった時と同じように喉が軽くなっていたが、対して口から溢れ出るそれはあの時に比べると随分と絶望に彩られている事に、思わず自嘲してしまう。 「待って、それは間違ってる。みんなが嫌ってる訳じゃないし、少なくとも私は、」 「……スィルトネート。“私そのもの”を見ようとしてくれる人が、この世界中にどれだけ居る? みんな、守護女神としての私までしか見てくれない。どんなに私が頑張っても、誰も付いて来てくれない。前に出ようとしてくれない。私が前に出続けることでみんなの成長を妨げるというのなら、英雄に依存した戦場なんて必要ないじゃないか。私なんて必要ないじゃないか。いつまでも自分の身を自分で守れないままなら、それこそ間違ってる」 そこまで云い終えて、ジークは咳き込む。普段使わない喉を酷使しすぎた為だ。頬に爪を当てたままだったので、咽た勢いで爪が皮膚を切り裂いた。真一文字に赤い痛みが広がる。 ピントの合わない視界をどうにか澄み渡らせるべく、眉間に力を入れる。丁度それが睨んでいるように見えたのか、スィルトネートはまたしても口を硬く閉ざしてしまった。ジークはそのまま毛布に包まり、枕に血液が付着するのも構わずスィルトネートに背を向けた。 「だから私はもう戦わない」 「私が守りきれなかった分は誰が守ると」 「他の誰かが守ればいい。今までみんながそう思って戦って来たように、私もこれからはそうする」 帝都栄光新聞が証明して来た。民衆の真意の殆どは、あの新聞に表わされていた。先日の誕生日までは実感が湧かなかったが、ついにジークフリートは識(し)ってしまった。この帝都が“英雄ジークフリート”なる存在に依存しきってしまっている事を。 スィルトネートは腕を組んで暫く考え込んでから、再びジークへと語りかけた。 「なら他の誰かが守りきれなかった分は!」 「誰にも守れなかったと考えるしかない」 「あの時バルムンクを借りたのは、こんなジークを見る為じゃなかった! ジーク、立ち上がって下さい」 「立ち上がる理由がもう、無い……負の結果しかもたらさないなら、私が戦い続ける理由なんて何処にも無いじゃないか……」 スィルトネートは懸命に説得してくれている。その気持ちは痛いほど伝わってくる。が、疲れてしまったものは仕方が無いのだ。既に一部の兵士達は聞こえよがしに「あいつのせいで俺達は苦労するんだ」などといった陰口を云っている。誰一人、こうなるまでに何かすべき事があったのではないかという話をしていない。自分にそういった話をしてくれない。 「いいじゃないか、私が大人しく前線から身を引いて、消え去って、それからの帝国をスィルトネート達がどうにかしてくれれば……私が生まれてきたのが、そもそもの間違いだった。もっと早くに気付いていれば良かった。私が涙を流せる内に、自決なりしてしまえば、黒旗やレンフェルクのような組織が生まれる事も無かったんだ」 ――ドアが蹴破られた。 音に驚いて振り向いた瞬間に、頬に痛みが奔った。 黒く、長い髪をしたMAIDがこちらを鬼の形相で凝視していた。そうだ。もっと殺意を抱け。 「……メディ。私を目の敵にしているなら、今ここで殺してくれ」 スィルトネートが眼を見開いて制止しようとしたのをメディシスは振り払い、包帯だらけの両手でこちらの顔を掴みながら、今までに聞いた事の無いような低い声音で囁く。否、囁くと形容するにはいささか語気が強すぎるとも取れた。 「甘えるなよ、負け犬」 頭蓋骨が悲鳴を上げる程にメディシスの指に力が入るが、ジークはそれを解こうともしない。 「それだけ饒舌に語れる口があるなら、今すぐ民衆に今の事を語れ。死ぬならその後でも遅くは無い……どうですの、ジークフリート」 「……初めから、そうすれば良かったのか」 「ただ、それだけでしてよ。何故もっと語らない。何故お前は黙り続ける。何故お前は抱え込む! 何故、お前はいつまでそうやって孤独を選ぶ! これ程までに人が居るにもかかわらず! 何故、何故!」 「あまり頭を振り回さないでくれ……ただでさえ、気分が悪いのに」 「それだ、ジーク! お前は今まで言葉で誰かに望んだ事があるか! 例えあったとしても、数えるほどしか無いだろうに! ジーク、無言である事に甘えるな! 私ゃお前のそういう所が嫌いだって云ってるんだ! ええ、どうなんだ! ジークフリート!」 “無言である事に甘えるな”というメディシスの一言が、ジークフリートの胸中に渦巻いていた暗澹たる感情を爆発させる契機となった。掴まれた頭、こめかみの血管に熱が漲り、それから耳へ、やがては眉間、全身へと伝播する。 寡黙を望んだのは果たして誰であったか。語らせる事を阻んだのは、お前達全員だ。物云わぬ人形に仕立て上げたのはこの帝国だ。あの戦場だ。それをメディシス、お前は! 「お前は私がどれほど長い間、苦悩してきたか解るのか! 眠れない夜もあった! 涙を流し続けた日々も過ごしてきた! 苦労しているのはお前だって同じなのは私も知っている! なのに、なんで解ってくれない! 何年もかけて培われてきた自分の性質を、今更変えるのにどれだけの労力が要るか気付けないのか! 私だって好きで黙り込んでいる訳じゃない! それでもお前が語れと云うのなら!」 これが激怒という感情なのかと、ジークは制御を失った感情の中で冷静に分析しようとした。それでも口は勝手に開き、肺胞から二酸化炭素が吐き出されるのと同時に周囲へと激情を撒き散らした。 「じゃあ望み通り私の何もかもをぶちまけてやる! その結果が第二の黒旗を生み出そうと、それは私の知った事じゃない、メディ、トリガーを引いたのはお前だ! 私がやればいいんだろう、やれば! それでお前の気が済むなら幾らでもやってやろうじゃないか!」 「ああそうですとも! ご勝手になさいませ! やっと重たい腰を上げやがって! どんだけ鈍臭いんだとずっとずっと苛々していた所でしたもの! いっその事、何か一つでもどでかい事をやらかしてしまいなさいな! 一生物笑いの種にしてさしあげますわ!」 今まで重たかった身体が急に軽くなった。起き上がり様に薔薇の生けてあった花瓶を窓へと叩き付け、ベッドに添えてあったバルムンクを掴みながら外へと飛び出す。 この時ばかりは「病床を狙われて丸腰では困りますからな」等と寄越してくれた世話焼き屋の軍人に感謝してやろう。この身体だけでは長い髪を振り乱した病人にしか見えないが、肩に大剣を担いでいれば間違いなく民衆からはジークフリートとして見て貰える。 公園へ向かって疾走すると、国民の面々が次々と振り向いてくれる。 そうだ、私を見ろ。このみすぼらしい女の姿をした化け物こそが、お前達の守護女神様だ。 『私は、私は……“被害者”でいたかった、それだけだった、のか……』 向かい風に混じった声を、ジークは振り払った。誰が被害者で誰が加害者であるのかは今更関係の無い話だ。これは、自分に関わる全ての者が均等に責任を負わねばならない問題だ。 『違う! 違う……! 死ななくてもいいんだ……黒旗の定めた“特定MAID”も、アシュレイも、シュヴェルテも! 居なくなる理由なんてどこにも無い! そんな理由なんて、誰かが勝手に作っただけだ……!』 誰かが勝手に作った理由に、自分も踊らされていた事に気付くまでに時間が掛かり過ぎた。 『そう……自分の存在価値を認めるのは、自分なんだ……! そればかりは、誰にも邪魔されてはならない筈だ!』 だからこそ、ここで自分の存在価値を皆に知らしめねばならない。もう、誰にも邪魔はさせない。 『……もう、一人で考えるのは、やめにしようと思う』 最終的には一人だ。行動する場面では、誰も頼ってはならない。 『行動した時、目的は現実へと近づく! 成し遂げた時、それは現実となる! そうして勝ち取った勝利がある! そうして手に入れた喜びが、確かに存在する!』 風に混じる声は、全て自分自身のものだった。雨の激しい日の列車砲の上で、かつての同僚に放った言葉だった。何故、今まで忘れていたのだろう。これだから成長しないのだ。MAIDジークフリートという、等身大の私は。 ジークが公園に辿り着いて暫くすれば、騒ぎを聞きつけた軍人達とそれを押し退けて入り込んで来る大衆とが混ざり合い、巨大な人だかりとなってジークを取り囲んでいた。或る者は期待感を隠し切れずにそわそわとした微笑を浮かべ、隣の者と「何が始まるのか」などと語らいながら。また或る者は只ならぬ様子だと緊張した面構えで。 それらを、断水して機能していない噴水の上から一瞥し、ジークは静かに大演説を始めた。 「……皆様。私はただの、大勢のMAIDのうちの一体です。最強という肩書きを背負っているというだけの、単なるMAIDです……大切な仲間を何百人も守り損ねた、無力な、それでいて力加減の出来ないMAIDに過ぎません」 俄かに周囲がざわつく。予想の範疇だ。恐らくこの場の殆どがもっと、綺麗事や前向きな感情に満ちた言葉を期待して集まった手合いばかりなのだ。初めからこうすれば良かったのかもしれない。自身の感情に鍍金を施すような無理はする必要が無かったのだ。 ベルゼリアだって『もっとわがままになってもいい』と云っていた。今まで、押し隠しすぎていたのだ。 一人一人を凝視して沈黙させてから、ジークは再開した。 「私は伝説など要りません。ただ、普通のMAIDとして、みんなと笑い合いたいだけなんです……私は認められたくて、強くなればみんなに好きになってもらえると思って戦って来ました。強くなって誰かを守れれば自分自身を認める事が出来ると信じていました。しかし、今、私を口では褒めてくださる方々の感情は、何か、違う、友人のそれではない、もっとおぞましい……」 震える拳を、暴発しそうになりながらも何とか抑え、バルムンクを聴衆へと向ける。 空いた手で顔を抱えた。こうでもせねば、言葉より先に別の何かが口から零れ落ちそうであった為だ。奇しくもその手で支えた部位は、かつてヴォルフ・フォン・シュナイダーに殴られた所と同じだった。 「私一人の為に、同胞がどれだけ殺されたか、ご存知ですか! 下らない、行き過ぎた伝説を保障する為だけに、どれ程の対価を支払ったか、ご存知ですか! 先日放たれたV2も、私が壊したのではない。ギーレン宰相のMAID、スィルトネートが打ち落とした! そも、私の誕生日を祝う前に、この国を守る為に戦う全ての兵士に感謝すべきではありませんか! この国に関わる全ての存在を互いに支え合うと誓うべきではなかったのですか!」 初めは静かに、軍部で内々の内に。いつしかそれが大々的に行われ始め、秘密警察を動員し、帝都栄光新聞が悪口雑言を記し、それを見かねた皇帝の演説に呼応するかのように軍事正常化委員会が立ち上がり、やがてはそれすらも伝説の為に使役される道化と成り果てた。 その過程で、ありとあらゆる人が消え去り、或いは心を殺された。ジーク一人の単純な腕力では、それらを何一つ救う事など出来なかった。 「私はもう求める事に疲れました……私一人がどんなにもがいても、何も変わらない。何も変えられない! 何も守れない! こんな事になるくらいなら、私は弱いままで良かった! 偽りの王座に座り続けるより、罵声を浴びせられる生のほうがまだましだった! 私が何も持たない者であったなら、王座に座る私と本当の私との矛盾に悩まずに済んだ……!」 身体中の酸素が霧散し、頭脳がひりひりとした痛みを発するも、それに構わず叫んだ。錆び付いた肺を騙して、一杯に吸い込んだ呪詛を、この場の全員に響き渡らせるべく吼え続けた。 「……百歩譲って、私は今まで通り戦うとしましょう。ですが、私が守るのはあくまでこの帝都とあなた方の命だけであり、幻想までは守らない!」 病み上がりで無理をしたせいか、視界が融けて足元が揺れる。それを踏み抜いて煉瓦の破片を散らしつつ、顔を上げた。力の入らない下半身をバルムンクで支え、両足が生まれたての小鹿のように振れるが、ここまで来れば知った事ではなかった。 全身から噴き出す汗が、『……これからは、私は私の為に戦う。気付いたんだ。何よりも私は、私自身に認めて欲しかったと』という声が、勝利せよと魂を叱咤する。 ジークフリートにとって、これは本物の戦争だった。己の思想や存在意義を、公衆の面前という戦場で試す心積もりだった。彼らは目を見開いて聞き入っている。誰一人、こちらに銃を向けようとはしない。勝利は目前だ。 「守る保障が私には出来ないのです。何故なら、私は無力で、力加減の出来ない不器用なMAIDでしかない! この世界に数百居るMAIDのうち、他より少し、腕力が勝っているだけの一人でしかない! 今、私がこうして皆様の前で申し上げた理由をご存知か! ただ一つだけだ! 聞け!」 きっと私は狂気に陥ってしまったのだろう。 大きく息を吸い込みつつも、心のうちに潜むもう一人の冷静なジークフリートはそう分析する。今の自分の行為が空しいものであり、戦争などと名付けて良い類のものではないと、本当は解っている。大層な肩書きが無ければ、単なる狂人の戯言でしかない。 結局の所、守護女神という虚しい看板に寄りかかってしまっているのは彼らだけではない。自分もまた、同じだ。だからこそバルムンクを天に掲げ、次の一言で全てに終止符を打つ。 「――守護女神は死んだ! 私達全員で殺した!」 これがジークにとって、本日最後の絶呼だった。 ジークは精神が抜け切るような錯覚と共に卒倒し、寒気が、眩暈が、耳鳴りが、意識のことごとくを喰らい尽くす。 五感が薄れ行く中、ジークはこの帝都を渦巻く下らない伝説の連鎖の表舞台から引き摺り下ろされる事を願った。 1945年4月21日 号外 ジークフリート、公園にて演説 驚くべき瞬間を我々は目の当たりにしてしまった。 病床に臥していたあのジークフリートが突如として公園にて演説を開き、 我々に「守護女神は死んだ、我々が殺した」と説いた。 物理的に死んだ訳ではなく、ジークは演説後卒倒し、意識不明の重体で親衛隊本部の医務室にて治療を受けているとの事だ。 では何を以ってして守護女神は『死んだ』のだろうか。 この件について我々帝都栄光新聞社は、以下の見解を述べる。 ジークフリートは己の栄光の重みに耐えかねたのだ。かつてのブリュンヒルデのように。 諸君らもご存知の通り、ブリュンヒルデはその栄光ゆえに様々な者から妬まれ、栄光の座を狙われていた。 その陰謀渦巻く中で身体と精神の両方を酷使し、遂に軍神は倒れてしまったのだ。 今日の帝都に於けるMAIDの数は、昔ほど少なくは無い。 ならば、ジークフリートをあれほどまでに思い詰めさせた根本原因は他にある。 支える存在、或いは守る存在、癒す存在の不在ではなかろうか。 ジークを支える存在は無論、我らが皇帝陛下である。だが、ブリュンヒルデの頃とは異なり、周囲には政敵が増えすぎたのだ。 必然的に権力闘争へと巻き込まれ、背中を気にしながら戦わざるを得なくなる。 此処に来て、我々は再び団結力と絆を試される機会がやってきたようだ。
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名前 クレイジークラウン 性別 不明(男にも女にも見える) 年齢 不明(見た目は10歳) 身長 145cm 立場 ホウオウグループの下っ端兼ラボの披検体 能力 『偽者』(フェイク) 偽者を作る能力、 どんなものでも偽者を作ることが出来るが、実際に存在していない物は不可能 本物に対しての攻撃はすべて偽者へと肩代わりされる キャラクター ラボで作られた人工生命体でDrの初期の実験で生み出された数少ない成功例の一人 現在はホウオウへの協力のためホウオウグループに所属しているが、忠誠心はDrに対してだけなので ホウオウには一切の忠誠心はない 制作者:BB 過去話:no data 収録場所 時系列541~570 ホウオウグループ関係者
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ジークンロン パーツ構成 雑感 コメント ジークンロン imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ジークンロン.png) パーツ構成 名前 陸 空 砲 補 S M L コスト HP STR TEC WLK FLY TGH カテゴリ 属性 威力 弾数 射程 速度 間隔 備考欄 ジークンロンBD 陸 S 505/885 220 14 4 13 8 9 W-TACKLE 格闘 25 0 150 350 1000 スパイクビット/内蔵あり ジークンロンHD 陸 S 40 25 1 0 1 1 2 POSE 0 - 0 0 600 内蔵あり/組み換え不可 ジークンロンギアT 陸 空 砲 補 S 0/5 5 1 0 0 0 0 ジークンロンギアF 陸 空 砲 補 S 0/5 5 0 0 1 0 0 ジークンロンLG 陸 S 145 25 2 -1 3 1 1 RUSHKICK 格闘 30 - 98 119 600 内臓あり/組み換え不可 ジークンロンBS 陸 S 40 20 2 -1 0 3 1 組み換え不可 ジークンロンAM 陸 S 40 25 1 1 2 0 1 組み換え不可 ジークンロンAM 陸 S 40 25 1 1 2 0 1 組み換え不可 ハンドガン 陸 空 砲 補 S 15 0 0 0 0 0 0 HANDGUN 実弾 5 460 225 400 360 + カートリッジ一覧 カートリッジ名 コスト キャパシティアップ+80 25 シェルガード 20 ソードガード 20 ブラストガード 15 スウェー 15 ショートブースト 15 ブーストランニング 15 クイックランディング 25 タフランナー 20 バンプアブソーバー 15 ブーストチューン 20 ファストリカバリー 30 アサルトステップ 15 ブロードレーダー 50 ステルスシステム 40 雑感 βテスト 2021/1/20実装 最初に選択できるロボの一体。 SHOPで購入も可能(25500UC)。 ジークンロンBD(W-TACKLE) 近距離の敵には正面から体当たりを、一定距離を離れると姿を消して移動後、対象の奥から攻撃する。 ジークンロンLG(RUSHKICK) 地上:蹴り、回し蹴り→蹴り、回し蹴り→サマーソルトの3段格闘。 空中:前宙した後にスタンプを繰り出す。 ハンドガン(HANDGUN) コストのとても低い射撃武器。16連射可能。 コメント 名前 コメント