約 1,124,508 件
https://w.atwiki.jp/12odins/pages/908.html
装備可能ジョブ 駆出 僧侶 神官 パラ 吟遊 部位 種類 コスト 売却値 最大Lv スキルと効果 進化 武器 メイス 11 45000 50 [奥義] ホワイトアウト:味方全員の回避と冷耐性1段階上昇 なし [特殊通常攻撃] 攻撃成功時、MPを少し回復する 基礎能力 HP - MP - 物攻 - 俊敏 - 魔攻 - 回避 - 回魔 - 命中 - 物防 - 会心 - 魔防 - 属性 なし 基礎能力(LvMAX) HP - MP - 物攻 36 俊敏 8 魔攻 - 回避 - 回魔 99 命中 - 物防 - 会心 - 魔防 - 属性 なし ルーン生成 生成結果 確率 闘争のルーンⅤ 33% 詩吟のルーンⅤ 50% 神気のルーンⅤ 17% セット装備 セット効果 なし 障害耐性 毒 0.0% 妨害 0.0% 混乱 0.0% 麻痺 0.0% 暗闇 0.0% 睡眠 0.0% 幻惑 0.0% 封印 0.0% 石化 0.0% 即死 0.0% 属性耐性 物理 0.0% 魔法 0.0% 火 0.0% 冷 0.0% 水 0.0% 雷 0.0% 土 0.0% 光 0.0% 風 0.0% 闇 0.0%
https://w.atwiki.jp/aionon/pages/15.html
Lv1 訓練用メイス 攻撃力 攻撃速度 物理命中 物理クリ 武器防御 魔法クリ 魔法増幅力 魔法命中 オプション 数値 16-24 1.5 9 10 173 - 80 14 - 入手 初期装備 備考 Lv4 フォレストガード ウォーハンマー 攻撃力 攻撃速度 物理命中 物理クリ 武器防御 魔法クリ 魔法増幅力 魔法命中 オプション 数値 32-48 1.5 115 10 243 - 160 54 HP+54 入手 DROP アッシュ ザイフ 備考 Lv15 スティールメイス 攻撃力 攻撃速度 物理命中 物理クリ 武器防御 魔法クリ 魔法増幅力 魔法命中 オプション 数値 1.5 10 - 数値 1.5 10 - 入手 武器製作(スティールメイス) 備考 Lv16 魔軍 九等兵 メイス 攻撃力 攻撃速度 物理命中 物理クリ 武器防御 魔法クリ 魔法増幅力 魔法命中 オプション 数値 49-75 1.5 234 10 323 - 250 100 命中+24 入手 AP 備考 Lv16 トレジャー ハンター ウォーハンマー 攻撃力 攻撃速度 物理命中 物理クリ 武器防御 魔法クリ 魔法増幅力 魔法命中 オプション 数値 56-84 1.5 273 10 349 - 280 116 魔法増幅力+20 入手 イドゥン湖【宝箱】 備考 Lv17 プラトー メイス 攻撃力 攻撃速度 物理命中 物理クリ 武器防御 魔法クリ 魔法増幅力 魔法命中 オプション 数値 52-78 1.5 247 10 331 - 260 105 MP+55 入手 備考 Lv19 ブラック クロウ ウォーハンマー 攻撃力 攻撃速度 物理命中 物理クリ 武器防御 魔法クリ 魔法増幅力 魔法命中 オプション 数値 61-93 1.5 313 10 375 - 310 130 攻撃力+10 入手 ブラッククロウ族エリート? 備考 Lv20 強化スティールメイス 攻撃力 攻撃速度 物理命中 物理クリ 武器防御 魔法クリ 魔法増幅力 魔法命中 オプション 数値 60-90 1.5 300 10 367 - 300 126 魔法増幅力+15 数値 1.5 10 - 入手 武器製作(強化スティールメイス) 備考 下段はシャイニング Lv20 ブラック クロウ チーフテン ウォーハンマー 攻撃力 攻撃速度 物理命中 物理クリ 武器防御 魔法クリ 魔法増幅力 魔法命中 オプション 数値 68-102 1.5 352 10 401 - 340 146 魔法増幅力+22 物理クリ+18 入手 族長クンバルン 備考 Lv23 スノウフィールド メイス 攻撃力 攻撃速度 物理命中 物理クリ 武器防御 魔法クリ 魔法増幅力 魔法命中 オプション 数値 61-93 1.5 313 10 375 - 310 130 魔法増幅力+15 入手 備考 Lv23 パスファインダー メイス 攻撃力 攻撃速度 物理命中 物理クリ 武器防御 魔法クリ 魔法増幅力 魔法命中 オプション 数値 60-90 1.5 300 10 367 - 300 126 入手 備考 Lv24 コラプト ナイト ウォーハンマー 攻撃力 攻撃速度 物理命中 物理クリ 武器防御 魔法クリ 魔法増幅力 魔法命中 オプション 数値 72-108 1.5 379 10 419 - 360 156 魔法増幅力+24 命中+44 HP+99 入手 備考 Lv? 武器名 攻撃力 攻撃速度 物理命中 物理クリ 武器防御 魔法クリ 魔法増幅力 魔法命中 オプション 数値 1.5 10 - 入手 備考 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mmo-logres/pages/16.html
武器名 物攻 魔攻 物防 魔防 命中 回避 クリ 入手方法 初期値 最大値 火 水 風 土 光 闇 初期値 最大値
https://w.atwiki.jp/dmorika/pages/552.html
《ロードアイ・メイス》 ロードアイ・メイス R 自然文明 (3) クロスギア これをクロスしたクリーチャーはパワーが+4000され、「W・ブレイカー」を得る。 フレーバーテキスト DMO-04 「時空編 第4弾 時空終末(エンプティ・エンド)」 収録セット DMO-04 「時空編 第4弾 時空終末(エンプティ・エンド)」 参考 [[]]
https://w.atwiki.jp/opfan/pages/4665.html
尖端に重く頑丈な金属塊の付けられた棍棒。 殴打部分の形状は棘付きの鉄球であったり、放射状に取り付けられた金属板だったりと様々。 一般的な棍棒と同じく、戦士や重戦士が好んで使用する。 教義上刃物を持たない一部の神官が装備している事も多い。 関連 戦士(ウォーリアー) 重戦士(ヘビーウォーリアー) 神官(プリースト) ウォーハンマー 大木槌 金砕棒 殻砕き メルグの大肉叩き モーニングスター 狼牙棒 目次に戻る
https://w.atwiki.jp/archlord/pages/669.html
装備可能職業 Lv01 等級F [[]] Lv01 等級E [[]] Lv05 等級F [[]] Lv08 等級E [[]] Lv11 等級D [[]] Lv14 等級E [[]] Lv17 等級D [[]] Lv20 等級C [[]] Lv23 等級D [[]] Lv26 等級C [[]] Lv29 等級B [[]] Lv32 等級D [[]] Lv35 等級C [[]] Lv38 等級B [[]] Lv?? 等級 [[]] Lv41 等級C [[]] Lv44 等級B [[]] Lv47 等級A [[]] Lv50 等級C [[]] Lv52 等級B [[]] Lv55 等級A [[]] Lv57 等級 [[]] Lv60 等級 [[]] Lv63 等級 [[]] Lv65 等級 [[]] Lv68 等級 [[]] Lv71 等級 [[]] Lv不明 等級 [[]] Lv不明 等級 [[]] Lv不明 等級 [[]] Lv不明 等級 [[]] Lv不明 等級 [[]] Lv不明 等級 [[]]
https://w.atwiki.jp/darksouls/pages/111.html
武器名入力 基本性能 種別 槌 攻撃属性 (打撃) 物理攻撃 91 魔法攻撃 0 炎攻撃 0 雷攻撃 0 致命 100 付加ボーナス 筋B 技- 理- 信- 特殊効果 出血0 毒0 神聖- 邪教?- カット率 45.0/10.0/30.0/30.0(物理率/魔力/炎/雷カット率) 受け能力 30 必要能力 筋12 技0 理0 信0 耐久度 250 重量 4 備考 入手場所 基本強化 必要ソウル 素材要求数 基本攻撃力 付加ボーナス筋/技/理/信 +1 150 鉱石(2/0/0) 70 EC-- +2 鉱石(2/0/0) 70 EC-- +3 鉱石(2/0/0) 70 EC-- +4 鉱石(2/0/0) 70 EC-- +5 鉱石(2/0/0) 70 EC-- +6 鉱石(2/0/0) 70 EC-- +7 鉱石(2/0/0) 70 EC-- +8 鉱石(2/0/0) 70 EC-- +9 鉱石(2/0/0) 70 EC-- +10 鉱石(2/0/0) 70 EC-- ????進化 必要ソウル 素材要求数 基本攻撃力 付加ボーナス筋/技/理/信 +1 150 鉱石(2/0/0) 70 EC-- +2 鉱石(2/0/0) 70 EC-- +3 鉱石(2/0/0) 70 EC-- +4 鉱石(2/0/0) 70 EC-- +5 鉱石(2/0/0) 70 EC--
https://w.atwiki.jp/wiki6_guild/pages/79.html
https://w.atwiki.jp/clockgrail/pages/63.html
───思い返してみれば、それは簡単なことだった。 皆が私を祝福する。選ばれた子だ、秘蹟を扱う資格を得た子だ、と。 父も笑顔だった。だからこそ、僕もなんとなく幸せだった。 だから、自らを鍛えることに苦痛はなかった。出来ることが増えていくたびに、皆が喜んだ。 そして。六度目の夏を迎える頃に、理解した。自分は、選ばれたのだと。 選ばれたのなら。選ばれた責任を果たさねばならない。 この世は全て主が創り上げた世界。異端者や魔の者ですら、ただの人間である我々に滅する権利はない。 故に。主の名の下に、裁きを代行する。その『代行者』に、私が選ばれることも特に違和感はなかった。 更に己を鍛え上げ。少しでも、世界が平和になるならそれで良し。 人間には許されぬ魔術を世間に晒す魔術師も、人間に非ずの魔も、同様の裁きの対象。 故に、願いなど何もない。ただの人間である私が、『聖杯』というものに手を出そうなどということが烏滸がましい。 だから。だから。だから。 「『己には願いがない』と? はは、笑わせる。笑いすぎて声が出ぬほどに。ん? いや、出ているな。気にするな、茶目っ気である」 「生物は楽には死ねぬように。人間には生きる欲望がある。貴様にもだ」 「願いを知れ。願いを自覚しろ。自らの欲望も知らぬ赤ん坊に巨大なるこのライダーのマスターは務まらぬ───」 ○ ○ ○ 『何処かに聖杯が現れた』。その情報に対し、一番最初に動いた組織があった。 "普遍的な"を意味する最大の組織。魔術協会のような内外の衝突がない、結束した組織。 "人間から外れたモノ"に対する切り札。 ───聖堂教会。異端狩りを担う人材を抱える、その組織。 しかし。異端とは言え、許可なく消し去ることは許されていない。 何故ならば、この世は神が創りしものであるならば、魔や異端すらも神が創りしものであるからだ。同じく神が創ったものに、人間如きが手を下していいはずがない。 しかし。ここに、主の名の下にそれを許された者がいる。 茶の癖毛に、険しい目つき。藍色のキャソックを身に纏った男が、立ち尽くしている。 月冠・リベル・リベラベルト。 それが彼の名であった。 「『聖杯』と名乗る存在が現れた、とまことしやかに囁かれている。…噂程度ではあるがな。 ただそう呼ばれているだけの儀式の可能性もある。この手のものの殆どは聖杯とは名ばかりの品だったからな」 「しかし。それが『仮に本物である可能性が少しでもあるならば』───」 月冠の前で、机に座った男が顔の前で手を組み合わせたまま、言い放つ。 聖堂教会にとって、『聖杯』は大切なものだ。おそらく、それが本物であるならば、何よりも優先して手に入れなければならない。 それが、聖杯とは名ばかりの願望機だったとしても。万が一でも、可能性があるならば。 「我々は回収せねばならん。魔術師の手に渡るなど以ての外。 頼めるな、『月冠』」 「…それが自分の役目ならば」 畏まった空間から月冠と呼ばれた青年が退出する。最後まで己へ任務を下した者の顔は見えなかった。しかし、月冠にはどうでもいいことだった。やるべきことさえ理解できれば、それで。 教会を模した廊下を歩きながら、ステンドグラスを通過した光が月冠を照らす。 月冠が向かう先は、資料室。多数の本棚と書物に塗れた部屋。掃除は行き届いており、埃の一つもない。 少し薄暗いその中を、彼は進む。進んだ先で、本棚の隅に仕舞われた、目立たぬその本を手に取る。それは今までの『聖杯と呼ばれるモノ』の情報。七百以上のソレを纏めたモノ。 本として装帳された青表紙の本を開く。探すのは贋作の聖杯ではなく───その中でも、特に珍しい『聖杯と呼ばれたもの』。 (第七百二十六号聖杯…あった。聖杯の中でも、唯一の『境界記録帯』(ゴーストライナー)を利用した聖杯を巡る争い。 …もしものためにも、用意をしておいた方がいいな) 茶色の癖っ毛の先を指で回す。考え事をする、些細な月冠の癖だ。 もしもの場合。月冠には聖遺物が与えられている。『境界記録帯を使用する聖杯だった場合、彼女に助けを求め共に勝ち抜け』、との指令だった。 魔術師相手なら負ける気はない。鍛え抜かれた身体と、秘蹟を扱うことを許された資格、『魔術回路』と呼ばれるもの。 代行者として、第八秘蹟会の一員として死徒や魔なる者、神秘を晒した魔術師を裁いてきた日々。それが彼の実力を単なる自信ではなく、事実として示していた。 左手に握られた木箱。それを開く。 厳重に保管されているその中には、木材で出来た欠片が一つ。 ───聖遺物、『聖女マルタの杖の欠片』。もし境界記録帯を使用する聖杯だったのなら、これを使用すべきと渡されたもの。 死徒。魔術師。おそらくそのどれよりも境界記録帯は手強い。それらを軽く屠ってきた月冠ですら勝てないと判断するもの。 人理の力が弱い別世界でならまた違っただろうが、月冠が存在するこの世界では境界記録帯は最強の使い魔の一角の可能性すらある。 「…あらゆる可能性を考慮すべき、か。どの道マスターがただの魔術師であるならば、自分の敵ではないけれど…」 相手が境界記録帯であった場合、正面からは勝てぬ可能性が高い、と月冠は考える。 そうして青表紙の本を仕舞おうとして───先程まで本が仕舞われていた場所に、何かが置かれているのを見た。 「…懐中時計?」 紙と共に置かれたその懐中時計を拾い上げ。随分と古いな、と状態を確認する。 その後は、記す必要もなく。 月冠は、この空間から、掻き消えた。 ○ ○ ○ 死徒の身体は、人間より遥かに身体能力が上だ。再生力、反応力、どれもヒトを遥かに超える。 努力を嘲笑うか如くの無双。日々を無に帰すが如し剛力。 ヒトは食材に過ぎず。それ以外に価値はない。故に、この聖杯戦争は天国だった。 サーヴァントの仕事はサーヴァントに任せ、己はマスターをしっかりと堪能する。 それだけ。それだけで願望器が手に入るはずだったのに。 何故───何故、己は人間に押されている!? 「チィ…ッ!!」 「聖杯戦争の場にまで逃げれば誰も追ってこない。十分に楽しめる。そう思ったか?」 随分と計算が甘い。歴史の浅い死徒だな」 「喧しい、喧しい、喧しい…教会の猿がッ」 振り上げた腕を下ろす前。最高速度の威力が出る前に、勢いを潰される。脚を振れば振り切る前に踏み潰され、腕を出せば殴り抜ける前に止められる。 右足。回し蹴り。左足。前蹴り。右腕。振り下ろし。右腕。ぶん回し。左腕。正拳。右足、薙ぎ払い。 読まれている。全ての攻撃が読まれ、潰され、その先を見られている。 何故。ただの人間が、死徒の速度に追いついてくる。 何故。ただの人間が、死徒の力を受け止める。 本当に───今目の前のこいつは、人間なのか? 「邪魔臭いッ」 不満と共に構えた瞬間の左足の肉と骨が弾け飛んだ。黒鍵。異端者、魔を狩る者。聖堂教会の投擲剣。ああ───聖堂教会か。生きることに脳のリソースを割き過ぎたのだろう、何故気づかなかったのかと後悔する。 痛みはない。瞬間、四肢が破壊され、千切れ飛んだ。痛みを感じる暇もなかった。 叫ぶ喉はない。絶叫する前に、首筋に宙で回転した男の回し蹴りが、首を完全に砕いた。 「第八秘蹟会代行者、月冠・リベラ・リベラベルト。主の名の下に、粛正を代行する」 僅か二手。月冠が攻勢に出たのは、左足への投擲と首筋へと蹴り。それだけで、死徒の最後は決まった。 黒鍵───投擲用の剣が、死徒の首を裂く。 呆気なく。一人のマスターが、この世から姿を消した。 ○ ○ ○ 「なるほど。マスターとして不服はない。良き力だ、人間の分際で良くその性能を維持している。このライダーは驚いた。驚き過ぎている。 褒めてやってもいいが?」 「いらない。その前に、お前こそ境界記録帯を処分したんだろうな」 「無論。そしてサーヴァントと呼べ。その…境界記録ナントカは無駄に小難しい。名前は重要だが、言い難いのは良くない。良くないのは悪しきことだ。 悪しきことは罰せねばならない。強大なるこの『ア」 「わかった。次はサーヴァント…いや、ライダーと呼ぶ。だからその気軽に真名を名乗るのをやめろ」 「そうか? わかったのなら良い。原初であるこの『アポ」 「やめろと言っているだろう。まさか意地でもやめないつもりなのか…?」 「ふん。このライダーの真名は明かされても問題のない名だ」 一仕事終えた月冠の前に、身体中に蛇のタトゥーを入れた、長い腰布を巻いた褐色の大男が、大木からぶら下がっている。頭部には蛇を模した冠を被り、金の瞳の瞳孔がこちらを見据えている。 死徒を追う中で、人気のない森の奥まで来てしまった。 この地に飛ばされた後、日本と理解してすぐにまずは教会に身を預けようと移動した月冠。その直後に現れたのが死徒のマスターとサーヴァント。 『聖女マルタを呼ぶべきか』。そう考えた瞬間、現れたのは大柄の褐色蛇男。大柄の戦斧を鎖に繋ぎ、回し、投げつける。おそらく聖女マルタではないだろうと当たりをつけ、仕方なく死徒の始末を最優先。 そして、今ここに至る。 月冠は頭を抱えていた。聖女マルタならば、おそらく聖堂教会に協力してくれるだろう。そう判断しての聖遺物だった。 それが召喚する前に勝手に召喚されてしまうとは、誤算だった。 チラリ、とライダーを見る。 「…なんだ? 暇なこのライダーは待つことには慣れている。即ち睡眠だ。わかるか? まだ寝ていない。しかし暇を潰すには睡眠以外あるまいよ」 大木の枝に脚を絡みつかせ、ぶらりと垂れ下がっているその姿。絶対に聖女マルタではない。 さて、どうしたものか───月冠が頭を抱えると、ライダーが口を開く。 「突如喋り出すこのライダーの願いは、世界を創世前の混沌に戻すことだ。そして、この聖杯戦争に蔓延る悪を罰すことだ」 「…矛盾していないか。混沌に戻すことが目的なのに、悪は許さないのか?」 「当たり前だ。世界創世前の混沌とは、静寂である。何もなく、原初の水だけが満ちる世界。 それが今は何だ。ギラギラと光り、喧しい秩序に従う世界。…目障りなことこの上ない。 悪を罰するのはこのライダーの在り方のようなものだ。わかるか? どのような魔にも在り方がある。混沌と悪は違う。そういうことだ」 ライダーの顔が、ぶらりと揺れて月冠の目の前へとやってくる。それは、恐ろしい蛇の目。審判の瞳。 ライダーにとって混沌とは静寂で、悪とは世間一般でいう悪らしい。ややこしいことこの上ないが、ライダーの中では区別がついているらしい。 月冠は頭を抱え、何故このようなサーヴァントを引き当ててしまったのかと再び頭を抱える。 聖女マルタを呼ぶことができていれば…と懐に隠し持った聖遺物に想いを馳せるものの、こうなってしまったものは仕方ない。 「貴様の願いは何だ? 心広きこのライダーに告げるといい」 「ない。強いて言うならば、聖杯を持ち帰る。 代行者としての任務だ」 「違う。そんな熱くも痒くもない返答をこのライダーは求めていない。それは『役目』だ。自らに課した運命であり、このライダーは心の底から溢れ出る『願い』を問うている」 「だから無い、と言っている。自分は聖堂教会に生きるものだ。自らよりも優先すべきことがある」 その答えを聞いて、ライダーがぴたりと止まる。何を言うでもなく。目を開いたまま。 蛇のタトゥーだけにゴルゴーンにでもなったかと投げかけようとしたところ。 ライダーが、酷く真面目な声で、つぶやいた。 「そうか。そうか。そうかそうかそうか。貴様はアレだな? いつからだ? いつからそうなった? 人間は誰しも欲がある。聡明なこのライダーでさえ欲がある。欲をもって欲しいと嘆きながら産まれるのが人間だ。 であるならば───貴様は隠している。押し潰している。聖堂教会とやらの教義を知り、代行者としての意識を知り、それらで己を押し潰している。 願いがないのではない。願いがあることに『気づいていない』のだ」 それは。大樹に脚を絡ませ、ぶら下りながら。 頭部を逆さにし、太陽を見下ろしながら。 「それでは争いは勝てぬ。戦いとは願いの差が実力を埋める。そのままでは、貴様は敗ける。 ありがたきこのライダーから告げよう。 ───『願いを見つけろ』。 負けたくないでも女が欲しいでも殺したいでも構わない。己の心の泉から溢れ出る、原初の夢を見つけろ」 「…偉そうに。お前が自分の何を知っている」 「知らぬとも。知らぬが───願いが起こす強さは知っている」 遠目に。太陽を見下ろし、憎んだまま。ライダーは、告げた。 「ちなみに。この雄大なライダーの願いは、『世界を混沌に戻すこと』だ。原初の混沌、秩序が生まれる前の静寂。 それがこのライダーの願い。どうだ? 壮大だろう」 「…たとえば自分が願いを持ったとして。 世界が原初の混沌とやらに戻ったら意味がないんじゃないか」 「それはそれだ。お前が願いを持ったなら、聖杯を譲ってもいい。寛容なるこのライダーは願い程度、己で叶えられることを知っている」 「じゃあなんで召喚されたんだ…」 本日三度目の頭を抱え。ライダーとの会話は疲れると、心の中で一人つぶやく。 溜息を吐きながら。月冠は心を切り替えた。 「自分が願いを持ったら聖杯を譲る。それは本当だな?」 「正直なるこのライダーは嘘をつかん。本当の願いを見つけたらな」 「ならまずは聖杯を確保する。問答はその後でも良いだろう」 キャソックの下に数えきれないほど所持している黒鍵。第八秘蹟会、代行者としての力。 慢心こそしてないものの、月冠はこの戦いで引けは取らないと自負していた。 主の名の下に。神の裁きを代行する。故に『代行者』。 蛇のタトゥーを刻み、金の目をした褐色の大男。 その二人が、まずは教会を拠点にするため、歩いていく。 「さて。呑み甲斐のある敵が一人でもいればいいが。 そう───この偉大なるアポピスを前にしても劣らない敵がな!」 「…………真名を名乗るなと言っただろう…!!」 【CLASS】 ライダー 【真名】 アポピス@エジプト神話 【ステータス】 筋力 B 耐久 A 敏捷 A 魔力 D 幸運 D 宝具EX 【属性】 混沌・中庸 【クラススキル】 対魔力:A A以下の魔術は全てキャンセル。 事実上、現代の魔術師では○○に傷をつけられない。 【保有スキル】 再生の闇:A 太陽神ラーと永遠に渡る戦いを繰り広げたと言われているが、資料においてアポピスは切り刻まれ殺されているものが多い。 腹を裂かれているものも存在し、しかしアポピスは太陽神ラーと戦い、その度に現れていた。 凄まじい再生スキル。通常の傷は魔力尽きぬ限り再生し、霊核に届く攻撃を受けたとしても、しばらく潜んでいれば回復する。 真名の力:B 古代エジプトにおいて、文字は大きな意味を持ち、とりわけ「個人名」においては最大の注意を持って接していた。日本で言う『言霊』と同じ概念である。 相手に真名が知られた場合、アポピスは相手に対し更に有利な判定を得て、強化される。 アポピス───『巨大』を意味するその名は、そこに在るだけで力を増していく。 アポピスの凝視:C 大蛇の一睨み。神々すら震え上がらせた、アポピスの蛇の目。 相手の身体を萎縮させ、動きを鈍らせる。勇猛スキルなどの精神干渉を防ぐスキルで防御可能。 ヌンを飲むもの:A 「───原初の水。我は創世より先に出でし水から生まれた者。秩序を壊し、静謐なる混沌へと世を戻す者。 であるならば。であるならば、ならば! このアポピスは───世界を原初へと戻す者である」 アポピスは創世より前に存在した原初の水から生まれた者とされている。 世界の存在しない混沌。秩序の存在しない世界。静かなる混沌。 アポピスは人々に災厄を齎すと同時に悪事を働いたものを裁く存在であり、そして世界を混沌に回帰させる者である。 秩序を齎す者、そして悪なる者に有利な攻撃判定を得、混沌を持つ者に対しダメージカットを得る。 【宝具】 『我が肉裂きし無花果の小刀(シカモア・ケペル)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:? 最大捕捉:? 持ち手に鎖が巻き付いている、自らを切り裂いたナイフ。しかしアポピスという巨大な存在を切り裂いた逸話からサイズは大きく、もはやナイフというより戦斧に近い。ただの斬り合い・斬撃の他、持ち手に巻き付いた鎖を利用して投げ、蛇のように軌道を変える戦斧で相手を刺すという戦法を好む。 真名解放と同時にナイフ(戦斧)の数が増える。アポピスは多くの資料でナイフで裂かれている。アポピスという巨大な魔を仕留めるには一本のナイフでは足りないように。 アポピスが振るう武器も、一本では足りない、と。 『波打ち廻れ、太陽の堕ちる時(アポピス・ヌン・アム・デュアト)』 ランク:EX 種別:対神宝具 レンジ:? 最大捕捉:? 固有結界と似て非なる大魔術。 乾き切った大河を出現させ、そこにアポピスの真の肉体───巨大な蛇を顕現させる。 大地及び足場はアポピスの胴となり、体の一捻りは波打ったように足場を狂わせ、大きな頭はあらゆるものを呑み込み砕く。身体の一挙手一動作が必殺であり、太陽を呑むその身体は強固の一言では表せぬほど。 また、太陽を呑み、吐き出したという逸話から口から超高温の熱線も放つことが可能。 あくまで肉体を召喚するものなので、人間体のアポピスが大蛇の身体を手足のように動かす形となる。 太陽神に挑み続けたその身体。太陽を呑んだその身体。もはや神のスケールであるそれは、蹂躙という言葉が相応しい。 この宝具が彼をライダーたらしめる原因である。 【weapon】 蛇のような滑らかかつ速い動きで肉弾戦を好み、そして基本は『我が肉裂きし無花果の小刀(シカモア・ケペル)』を使用する。 【人物背景】 身長2m15cm。太陽神ラーの最大の敵。 永遠にラーと戦い続けると言われており、どちらとも勝利することのない戦いが続く。が、夕暮れが赤く染まるのはアポピスが敗北してラーが勝利したから、と言われている。 創世に先立って存在した悪。世界が創られ、秩序を得たこの世界を再び創世前の混沌に戻そうと画策するもの。 ラーやセトと戦い続け、何度も再生し蘇る蛇の象徴。 その巨大な姿は20mを超えると言われており、宝具開帳の際にはその一端が垣間見える。 『太陽を飲み込む闇、災厄の化身』としての存在は逆説的に『最終的に太陽を吐き出す=復活』を現す存在であり、災厄と再生・更新を現す大蛇である。罪深い者に罰を、相反する二つの性質を持つ大蛇。 オシリスが信仰の中心に辿り着いた後は、本来ならアポピスが聖獣として扱われるはずなのだが、そのポジションはアヌビスが担っている。 太陽の運行を阻む魔物は、災厄を齎す化身として。 冥界に居座り続けている、罪の番人。 【外見・性格】 身長2m15cm。大柄の男。 全身に蛇のタトゥーが入っており、頭部には蠢く蛇を模した石の冠を被っている。ボサボサの藍色の髪に褐色の肌、金の眼、瞳孔は蛇に似ている。纏っている服は長い腰布と蛇を模したベルトのみ。 神話では主に大蛇として描かれていたが、召喚に応じ現れたのはテンションの高い大男。『古今東西の英雄が命を奪い合う。残酷、残忍、なればこそ! このアポピスも"規格"(スケール)を合わせねばなるまい。ドレスコードというやつか? 知らん』とはアポピス談。おそらくノリで喋っている。 外向的かつ能動的。多くの者・物に興味を持ち、力あるものを評価し、時には上回ることを楽しむ。享楽的・戦闘狂いな一面も。 悪事をする者は罰する。それはそれとして、闘争は楽しいし命を賭して競い合うことは素晴らしい。その上で相手を上回るのはもっと楽しい。戦いならば闇討ちでも正面衝突でもどちらでも構わない。享楽的で、手段を選ばないというより手段に興味がない。 しかし、悪事を行う人間には罰を与える。この場合、『力を持たない者に力によって物を奪う』 『悪事を罰する存在であること』と『闘争で殺し合うこと』は矛盾しない。冥界で悪人を罰する者の矜持、神と相対する魔物としての意思。 複雑に絡み合ったその享楽的かつ格上の者としての在り方は人間には理解し難い在り方。 喋り方は「このライダー(アポピス)~」とよく名乗る。また「○○たる」「○○の」と言葉を付け加えることが多い。 【身長・体重】 身長2m15cm。125kg。 大男。筋肉がついていながらしなやかなその身体は、蛇を思わせる。 【サーヴァントとしての願い】 世界を創世前の混沌へ戻す。だが自分で叶えるのもいいと考えているand気分屋なので、今はマスターの方が気になる。 【マスター】 月冠・リベル・リベラベルト (げつかん) 【マスターとしての願い】 聖杯を持ち帰る。 だけ、のはず。 【性別】 男 【年齢】 25歳 【属性】 秩序・善(本人申告) 【外見・性格】 藍色のキャソックを身に纏い、黒のカズラを羽織っている。 茶色の髪に毛先がカールしたくせっ毛。顔は日本人寄りであり、整った顔に似つかない険しい目つき。 日本人と西洋系のハーフ。 服の下は確かな鍛錬により培われた筋肉に包まれており、見た目より筋力が相当強い。 聖堂教会より派遣された代行者。 服の下には無数の黒鍵が仕舞われており、これが尽きるのを見た者はいないという。 聖堂教会において『秘蹟を扱う権利』───いわゆる魔術回路を有している。 聖堂教会。第八秘蹟会の代行者。 幼い頃から異端を狩ることが正義であり、代行者として第八秘蹟会に属してからはそれこそが自分の生きる意味だと信じ込んでいる。 【身長・体重】 175cm・78kg 筋肉の塊。 【魔術回路・特性】 質:C 量:B 特性:硬化魔術 【魔術・異能】 戦闘スタイルは黒鍵に特化しており、「鉄甲作用」を習得しているため黒鍵の投擲威力は絶大(着弾時の衝撃を何十倍にも底上げする技法)。 また日本に在住している際に空手を学び、徒手空拳も可能。 趣味は鍛錬。聖堂教会の中でも物好きしか使用しない黒鍵を使っている時点でかなりの鍛錬マニア。筋肉、フィジカルお化け。 魔術回路を有しているものの、魔術は硬化魔術と基本的な索敵魔術を習得している以外特に無し。 『硬化魔術』 素材はそのままに、モノの強度を上げる魔術。 本人はまだ気づいていないが、この東京に踏み入れた時点で新たに回路が付与され、練度が上がっている。 紙切れを鋼鉄並みに強度を上げることが可能になった。主な使用方法は着ているキャソックの強度を上げ、肉体と服の二重の防御でかなりのダメージカット率を誇る。 『聖女マルタの杖のカケラ』 サーヴァントを呼ぶための触媒として持っていたもの。残念ながら、東京に踏み入れた瞬間、召喚する前にアポピスが呼ばれてしまった。 【備考・設定】 月冠(げつかん)は物心ついた頃から聖堂教会に属していた。 秘蹟を扱うことを許された権利(魔術回路のこと。)を持って生まれ、幼い頃から鍛錬を積み、今では使う人間の方が少ないとされる黒鍵のスペシャリストとなり、空手などの徒手空拳もお手のもの。そして代行者となり、第八秘蹟会に所属。 凄腕の代行者となるが───鍛錬マニアで聖堂教会を第一としており、生まれた時からそれが「普通」のため、己の欲を知らない。 アポピスは「押し潰している」と表現しており、願いを見つけたならば聖杯を譲ってもいいとさえ言われている。 果たして、その心の底の底。 覗いているのは、ナニモノか。 【聖杯への願い】 聖杯を持ち帰る。異端の魔がいれば狩る。 【サーヴァントへの態度】 一応は付き合ってやる。 が、そこはかとなく不快なため時々相手をしない。
https://w.atwiki.jp/ravensword/pages/39.html
価格 287 入手方法 武器屋から 備考