約 4,982,224 件
https://w.atwiki.jp/83452/pages/13804.html
……。 澪「……あれ? おかしいな。私、唯たちと一緒にいたはずなのに」 シーン 澪「どこなの、ここ?」 ヒュウウゥゥ 澪「……」 澪「ここは、団地の……屋上か」 ヒュウウゥゥーー ……。 唯「ヤヨイちゃん! 澪ちゃんに何をしたの!」 ヤヨイ「チャンスをあげたのよ。あとは澪ちゃん次第」 紬「チャンスって……消えちゃったじゃない……!」 唯「ヤヨイちゃん!」 ヤヨイ「楽しく見させてもらうわ。彼と一緒に、ね」 唯「……」 ヤヨイ「……」 唯「……いこう、ムギちゃん。みんなを探さないと」 紬「う、うん」 ヤヨイ「いってらっしゃい」クスッ ……。 律 律「まずこの階は……210か」スタスタ シーン 律「にしても静かな廊下だよなあ。団地ってのは、みんなこうなのかな?」スタスタ 律「……う~ん、しかもドアに表札も無いから部屋番号がわかりにくいし」スタスタ 律「えっと、206、207、208……」スタスタ 律「209……あれっ?」 壁 律「210号室が……ない?」 律「おっかし~な~。確かに一番端の部屋に電気はついていたのに……」 律「……いいや、とりあえず」 ピンポン ピンポン 律「……」 ガチャッ 目「誰?」 律「あ、あのさ。リルの部屋教えてほしいんだけど」 バタン 律「……正攻法じゃあ無理、か」 3階 律「んんと、ここは……307、と」 律「また数えながらか。えっと……304、305、306と」 律「んで、307だっ」 ピンポン ピンポン 律「……」 シーン 律「おっかしいなあ。確かに電気ついてたのに……居留守でも使ってんの か?」 ピンポン ピンポン 律「……」 シーン 律「ああっ、もうっ! 次だ次」 4階 律「ここは、明かり無し、と」タタタタッ 5、6階 律「こことここも無し……」タッタッタッ 7階 律「ここは701か……近いから楽だな」 ピンポン ピンポン ガチャッ 目「……なんですか?」 律「あ、えっと。リルって子の部屋を探しているんだけどさ」 目「いきなりなんですか、あなた」キィ 律「わわわっ、閉めないで閉めないで。ちょっとリルに用事があるから聞きたくて……」 目「さあ、あまり喋った事ないから。あ、でも……前に部屋に遊びに来なよ、とは言われました」 目「角部屋ので、窓がたくさんあって。夜景が綺麗に見えるから、って……」 律「夜景……か」 目「あの、もういいですか? 私、夕飯の支度をしてるんです」 律「ああ、ありがとうな」 ……バタン 律「夜景が綺麗……ね。屋上ってことかな?」 律「……次は8階か」 8階 律「この階は二つ。まずは801に、次は809……」 律「……よしっ」 ピンポン 律「……」 ピンポン ガチャッ 目「誰なの?」 律「あ、あのさ。ちょっと聞きたい事があるんだけど」 目「うちは勧誘お断りなんだ」バンッ 律「……」 律「制服でカチューシャした女子高生の勧誘員がいるかっての、全く」 律「さてさて、809、809と……」スタスタ 律「808、809……あれ?」 壁 律「この階は部屋が九つしかないのか?」 律「……もしかして見落としが?」 律「いやいや待てよ。確かに部屋の数は……う~ん」 律「ん、待てよ」 律「この団地、確かに部屋は九つ並んでいるけど。部屋の表示は10まであった……」 律「もしかして、どこか数字が……抜けてる部屋がある、のか?」 律「う~ん。そういえばなんか聞いた事があるな」 律「ホテルとかの部屋じゃあ縁起が悪いから、4号室が無いとか何とか……」 律「ここの団地もそうなのか?」 扉 律「……つまり、ここの809だと思ってた部屋は810で」 律「本当の809は」 ピンポン ピンポン ガチャッ 目「……はい?」 律(やっぱりそうだ) 目「あの、何か用ですか?」 律「実は隣の子からきいたんだけどさ~」 律「リルが君の事、呼んでるって」 目「え?」 律(さあ、どう出てくる) 目「どうして俺なの?」 律「さあ。私は伝言を頼まれただけだからな。じゃあ」 目「わかった、すぐいくよ」 バタッ……ガチャン 男の子「……」スタスタ 律(ううっ、私ってあったまいい~)スタスタ 男の子「……」カチッ 律(んっ、エレベーター?) ウイイィィン ガシャッ ウイイィィン 律「故障していたんじゃ……ないのかよ?」 ……ウイイィィン 律「10階で止まったな、よし。これでだいぶ絞られてきたなっ!」 9階 律「ここは902……近いし、一応回っておくか」スタスタ ピンポン ピンポン ガチャッ 目「……どちら様でしょう」 律「あの、聞きたいことがあるんですけど」 目「どんなご用件ですか?」 律「この団地に、リルって子がいるって……」 目「えっ!」 目「だ、誰に聞いたんですか?」 律「んと……名前聞いてなかったか。ほら、ヒロシとよく一緒にいる、あの子だよ」 目「……ああ、タケルですか。あいつ」 目「わかりました、僕が知っている限りの事はお話します」 律「あれっ? やけに話が早くないか?」 律「私が今まで話してきたガキんちょなんて、みんな嫌々言ってたのに」 目「か、勘でわかるんですよ」 律「ふ~ん。そんなもんかね~?」 目「……リルはなかなか表に出てきません」 目「奥に引っ込んでいるんですよ。この団地の、一番奥……」 律「一番奥って……」 目「ここの最上階の奥。景色が広がって窓がたくさんある、夜景の綺麗に 見える部屋」 目「10階の、10号室」 バタッ 律「ち、ちょっと」 律「……10階の、10号室か」 律「ふふっ、さすがはりっちゃん。すんなり見つかるもんだな~」 律「こういう探索の才能、あるじゃないかな私って」フンス 律「……将来は探偵にでもなるかな! なんてな」 律「次はいよいよリルの部屋か……」タタタッ 10階 律「はぁ、一番上までくるとさすがに疲れた~……」 律「10号室か。まあ、ちょっと緊張はするけど。しょせんは子供だよな、うん」 律「でも、リルって一体何者なんだろうな? みんな怯えているけど……」 律「……」 律「会えば、わかるか」スタスタ 律「あ、でも確かもう一部屋電気がついてたよな。1009号室……」スタスタ 律「う~ん。部屋がわかったのに訪ねるのもバカらしいかな~」 律「早くリルって子に会って、ナナちゃんを助けないとだし」 扉 律「……まあ、一応か。一応」 ピンポン ガチャッ 騙されちゃダメだよ。 ここの子たち、みんな嘘つきだから。 全部反対の事しか、言わないから。 律「えっ……」 律「ま、待てよ。どういう意味だよそれ……」 騙されないでね? 律ちゃん……。 律「あんた……誰なんだよ……?」 ……バタン 律「……」 律「ひょっとして……」 律「全部……嘘ってこと?」 律「反対に話してるってことは……」 律「ああっ、意味わかんねーよ。一体誰を信じればいいんだよっ……!」 律「……」チラッ 律「10階の10号室。1010号室の反対って……0101号室ってことか?」 律「でも、そんな部屋無いしな……あ、じゃあ」 律「単純に101号室って意味か?」 律「……」 律「とにかく、急がないと……」 律「……」 扉 律「1010号室か……」 律「ここにリルがいるのか? それとも、誰もいないで……ははっ、私も ダイブさせられちゃうのかもな」ガクガッ 律「……膝も顔もひきつり笑いだな」 律「1010号室、か……」 行く 行かない ※行く ●行く 行かない 律「……」 ピンポン 律「……」 ピンポン 律「反応なし……?」 シーン 律「……最上階で」 律「角部屋、一番奥の部屋」 律「夜景が綺麗……」 律「これの反対、か? 律「どういう意味だよ……」 律「……最上階の反対は、1階?」 律「角部屋じゃなくて、一番奥の部屋……だとすると、一番手前?」 律「そして夜景が見えない……」 律「!?」 カチッ カチッ 律「エレベーター、また使えなくなってる……」 律「仕方ない、階段か」 9 8 7 6 5 4 3 2 ……。 1階 律「一番手前の部屋」 律「ここが、リルの……」 律「……」 律「よしっ……」ゴクッ ベルを押す ベルを押さない ※ベルを押す ○ベルを押す ピンポン ガチャッ 律「……リル、ちゃん?」 リル「どうぞ入って」 律「……」 リル「なにもしないよ。遠慮しないでどうぞ」 律「……」 バタン 9
https://w.atwiki.jp/83452/pages/13797.html
唯「……」コツコツコツ コツコツコツ 唯「……」コツコツコツ コツコツコツ 唯「……」 振り返る シ-ン 唯「……」コツコツコツ コツコツコツ 「こんばんは」 唯「……」 「怪しい者ではありません。私はあなたを救いにきたのです」 唯「……」コツコツコツ 「逃げ場なんてありませんよ。さあ、私の話を聞いてください。悪いよう にはしませんから……」 唯「……」 どうしよう……。 唯「おじさん、だれ?」 「私どもは全ての人に平等な救いを与えているのです。もちろんあなたに も……」 唯「ごめんなさい。そういうのよくわからないんです」 唯「それに、憂が知らない人とは話しちゃダメって」 「ご安心を。私はあなたを救いを……」 唯「だからぁ……」 唯「私には、今悩んでる事なんてありません。それに危険な事もなんにも ありません」 唯「もう帰りますね、失礼します」 コツコツコツ 「だから……現実に危険が迫っているんですよ」 唯「えっ?」クルッ シ-ン 唯「いない……」 唯「……早く帰ろう」コツコツコツ コツコツコツ 唯(さっきから、誰かが……)コツコツコツ コツコツコツ 唯「……!」タタタタッ タタタタッ いる 誰かが私の後ろに 唯「……!」タタタタッ タタタタッ 唯(もうすぐ、家……!) シ-ン 唯(あ、足音、止んだ?) 唯「……」 唯「……ただいま」バタン 憂「おかえりお姉ちゃん。ご飯出来てるよ」 唯「……ん」 憂「どうしたの、食欲ない?」 唯「あははっ、ちょっと疲れちゃってね。さ、ご飯ご飯~」タタタッ 憂「……変なお姉ちゃん」 ヒラッ 憂「あれ。何か落ちた……名刺?」 憂「でも電話番号だけしか書いてない……う~ん。いいや、後でお姉ちゃ んに渡せば」 憂「さ、ご飯ご飯と」 ……。 翌日 唯「……って事が昨日あってさ~」 澪「……」ガタガタ 律「はぁ、何もなくてよかったな唯」 梓「最近この街で事件が多いですからね……唯先輩の話を聞いてちょっと ドキッとしましたよ」 唯「あれ、そうなの?」 紬「確かによく聞くわね。事故、強盗、放火……そして」 通り魔事件。 唯「通り魔……」 梓「本当、なにもなくてよかったですよね」 澪「……」ガタガタ 律「ま、澪も気を付けるんだな。何かあってからじゃ遅いからさ」 唯(通り魔……あの人が?) 律「さ、今日は解散と。またなみんな~」 唯「……」 唯(おとなしく帰ろう。まだ日も高いし……大丈夫だよね) ―――― 唯「ただいま~」バタン 憂「おかえり~」 唯「ふぅ」 憂「あ、お姉ちゃん。昨日言い忘れたんだけど……はい、落とし物」 唯「んっ? 何これ」 憂「名刺みたいだね。お姉ちゃんが昨日落としたんだよ?」 唯(私、こんなの持ってた覚えないんだけど……) 憂「お姉ちゃん?」 唯「あ、うん。ありがとうね憂~」 唯(この電話番号……どこのだろう?) ―― 唯「ごちそうさま」 憂「お粗末様でした」 『……臨時ニュースです。○号線で車同士が衝突をおこし……』 唯「あっ、番組変わっちゃった」 憂「大きな事故みたいだね~」 『……に乗っていた、○○さんが病院に運ばれましたが、まもなく死亡が 確認され……』パッ 憂「あれ、この写真……お姉ちゃん!?」 唯「私に……そっくりだね」 『……以上、臨時ニュースでした』 プツッ 憂「……」 唯「……あははっ、すごいそっくりさんだったね~」 憂「あんまり笑えないよ~。一瞬本当にビックリしちゃったもん」ウルッ 唯「ね。私もビックリだった……」 プルルルル プルルルル 唯「あ、電話? もしも~し」ピッ 紬『唯ちゃん。今家にいる?』 唯『あ、ムギちゃん。どうしたの~?』 紬『ニュースを見て、気になって……あれ、唯ちゃんじゃないわよね?』 唯『うん。別人だよ~、憂とも今その話をしてたんだ~』 紬『よかった……ニュースを見た瞬間心臓が止まりそうになったわ……』 唯『ごめんね、なんだか心配させちゃって』 紬『……ううん、唯ちゃんが無事ならそれでいいの。ごめんね、こんな夜 に電話しちゃって』 唯『平気、心配してくれてありがとう~』 紬『じゃあ……またね。おやすみなさい』 唯『おやすみなさ~い』 プツッ 次の日 律「唯~! ニュース見たか!」 澪「唯、あれ唯じゃないんだよな!?」 唯「違うよ~。そっくりさんなだけだよ~」 梓「……そっくり過ぎですよ、あの写真は。私も今朝ニュースを知って、 思わず叫んじゃいましたよ」 ヒソヒソ ヒソヒソ 紬「学校中で噂になってるわよ。あれは唯ちゃんだ、って……」 唯「あはは~、私はここでピンピンしてるからさ」 梓「……」 梓「唯先輩。一つだけ気になった噂があるんですよ」 唯「ん、な~にあずにゃん?」 梓「昨日の事故。車同士が衝突した事故ってのは知ってますよね。遺体は ……例の唯先輩にそっくりな女性一人」 梓「目撃者によるとその女性、綺麗に首が吹っ飛んでいたらしいですよ」 唯「!」 澪「ひぃぃっ……!」ガタガタ 唯「あ、あははっ。そうなんだ~……怖いねぇ」 梓「それだけじゃありません。その首……つまり頭部ですね」 見つかっていないみたいですよ、頭。 唯「!!」 律「なんだよそれ、こえぇな~……」ブルッ 梓「……私も噂で聞いたくらいですから。本当に頭が見つかってないのか は知りません」 梓「噂好きな誰かが、話を大きく怖くして楽しんでいるだけの可能性もあ ります」 唯「……」 澪「ま、ま……まったく、く」ガタガタ 梓「まあ、この話はあまり気にしない方がいいと思いますよ」 唯「そう……だね、うん」 唯(頭が……見つかっていない?) 律「……あ~。止めた止めた。今日は部活中止にしようぜ」 紬「そうね、なんだかちょっと不気味だわ……」 澪「う、うん……」 律「帰ろうぜ。なんか……な」 ヒソヒソ ヒソヒソ 唯(学校の空気が、なんだか重い……) 唯「……ただいま」ガチャ シ-ン 唯「憂はどうしたんだろ。買い物かな……」 唯「ふぅ、なんか疲れちゃった」 唯「首から上が……ね」 ……。 『危険が迫っているんですよ……』 唯「っ!」 唯「……あの変な人の仕業なのかなぁ」 唯「……」 唯「あ、そうだ。憂から受け取った名刺……」 ピラッ 唯「もしかしたらこれが、あの人の電話かな?」 唯「……どうしよう」 電話をかけようか。 それともかけないか……。 唯「どうしよう……」 唯(よしっ、思いきって電話してみよう) 唯(携帯で……っと) ピッピッピッ プルルルル プルルルル プルルルル 唯「出ないなぁ……」 プルル……ガチャッ 唯「あ、も、もしも……」 『ぁぁ……』 唯「……?」 『……入場料は二千円は二千円』 唯『あ、あの、すいませんけど……』 『夜からイベントやってるよイベントやってるよ』 『地下で待ってるよ待ってるよ』 唯『あ、あの……』 『うへへへへぇ……』 プツッ ツーツー 唯「……」 唯「今の……なに?」 唯「よく聞こえなかったけど、地下ってどういう事だろう……」 唯「イベント? よくわかんないや……」 唯「ああ、もう」 憂「どうしたのお姉ちゃん」ヒョコッ 唯「わあああっ!」 憂「あははっ、そんなに驚かないでよ。お買い物袋落としそうになったじ ゃん」クシャッ 唯「ご、ごめん。ちょっとボーッとしてたから……」 憂「すぐご飯にするからね~」クシャッ 唯(お買い物……紙袋なんて珍しいな。ビニールじゃないんだ) 憂「今日はカレーだよ、お姉ちゃん」 唯「う、うん……」 次の日 唯「ねえみんな。地下ってお店知らない?」 律「はぁ、どうしたんだよいきなり」 梓「新しいゲーセンとかですか?」 唯「ううん、そんなんじゃなくてさ……何かイベントのあるお店なんだけ ど」 唯「ムギちゃんとか、何か知らない?」 紬「さあ? 私にもさっぱり……」 唯「う~ん……」 バタン さわ子「……」 唯「あ、さわちゃんだ」 紬「あら先生。今お茶をいれ……」 さわ子「お茶はいらないわ。平沢さん、ちょっといいかしら?」 唯「へ? 私?」 律「あのさわちゃんがお茶を断るなんて……」 唯「あの、私何かしましたっけ?」 さわ子「いいから来なさい。さあっ」グイッ 唯「い、いたいよさわちゃん。手引っ張らな……」 バタン 律「……」 澪「何か、あったのかな?」 梓「さあ……」 紬「でもただ事じゃなかったわね。あの表情は」 律「お説教かな?」 2
https://w.atwiki.jp/moon_light/pages/16.html
■基本プロフィール imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ※()は2年後編時点でのプロフィール。 名前:小川 綾(おがわ あや) 種族:人間(天使) 出身:ニブルヘイム 職業:聖女会学園高等部1年、異端審問会[イレギュラーメンバー] 二つ名:「奇跡の少女」 年齢:16歳(18歳) 誕生日:4月27日 身長:160cm 血液型:A型 武器:長剣(フィーンドロッド) 能力:治癒能力 人称:私/貴方/あの子、あの人 イメージ声優:堀江由衣 容姿 太ももぐらいまである金髪のロングヘアーにエメラルドグリーンの瞳。 身長はやや低め。 序盤での服装は異端審問会支給のコート、黒いシャツに白いネクタイ、ピンクチェックのミニスカート、黒のニーソックス、茶色のブーツ。 シルヴァランド編以降は白の肩出しカーディガン、黒のフリルのキャミソール、赤地に黒のフリルがついたミニスカート、黒のニーソックス、赤のブーツが基本服装。 2年後編では子供を身ごもっている為、長かった髪を肩ぐらいにまで切っている。 私服は女の子らしくピンク系統やフリルがついた物を好む。 ロングスカートも好むが基本的にミニスカだと動きやすいらしい。 キャラクター 一見大人しく、内向的に見えるが実際は気が強く、行動力のあるお嬢さん。 間違ったことが嫌いで言いたい事ははっきりと言う。 また一度決めたらてこでも動かない頑固な面も持ち合わせる。 異端審問会入隊の際、彼女の熱意に押され反対していたはたけも最終的には入隊を許している。 恋愛には若干疎いが、人並みに憧れてもいる。 エルダーに襲われた際にしゅうに助けられた事がきっかけで異端審問会入隊を決意する。 その為、しゅうには好意を寄せているが恋愛感情ではなく憧れからの感情である。 誰とでもすぐ仲良くなれる為、彼女の周りには男女問わず友人が多い。 戦闘能力 異端審問会に入るまでは普通の高校生だったので、戦闘経験は皆無。 フィオレンティナから手渡された長剣・フィーンドロッドを扱い、戦う。 最初は剣もまともに持てないような状態であったが、中盤になると慣れてきたのか普通に扱えるようになる。 最終的にはつんくたちほどではないが前衛で戦うようになる。 主に治癒能力で仲間たちを援護する役割を持ち、光属性の攻撃魔術も扱えるようになった。 基本的な魔力は高いので、魔術の威力も比例して高い。 雪の下級精霊である真白と契約しており、彼の能力による吹雪攻撃も可能。 過去 元々は現実世界の住人ではなく、シルヴァランドの住人。 ニブルヘイムで母、父、兄二人と一緒に平和に暮らしていたが4歳の頃にとある事件で母親を亡くす。 その直後、時空の歪みに飲まれ父親と兄たちと離れ離れになる。 運良く孤児院のシスターに拾われ生活していくことになる。 一度養子縁組に組まれたが義兄による執拗な暴力を受けてしまい義兄に孤児院に戻されてしまう。 後に孤児院による養子縁組解除が切欠で圭一たち畠山家に引き取られるが、8歳の時に天使狩りで圭一たちを亡くしてしまう。 以後ベルンハルトの援助によって現在は両親が残した家で咲弥とはたけと一緒に住んでいる。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/13813.html
……。 澪「……んっ、あ、私。寝ちゃってたのか」ハッ 澪「えっと、あれ? 私、なんでこの電車に乗ってるんだっけか?」 澪「……」 『電車内でお待ちのお客様に申し上げます。ただいま当線路で人身事故が発生したため、運転を見合わせております』 澪「……私、どっかに出かける予定だったんだっけ?」 澪「まあ、いいや」 『繰り返します。この電車はしばらくの間運転を見合わせて……』 澪「帰るか……な」 そろそろ、月が満月になりそうだ。 部室 唯「……ムギちゃん。今日も学校来なかったね」 梓「またお休みですか? もう一週間になりますよ?」 澪「うん……心配だよな」 梓「お見舞いとか行ったほうがいいんですかね?」 律「ん~、一応ムギの家に電話したんだけどさ。どうも面会出来ないくらい悪いみたいで……」 唯「心配だよね~」 澪「うん……早くよくなって欲しいよな、切実に」 梓「……ですね」 律「じゃあ、今日は解散な~」 澪「ああ、またな」 唯「あずにゃ~ん、一緒に帰ろう~」 梓「はい、そうですね……って、あ!?」 梓「すいません唯先輩、先に玄関で待ってて下さい。私、忘れ物しちゃいました」 唯「忘れ物~?」 梓「宿題のノートを……多分教室だと思うんですけど……」 唯「そっか~、じゃあ玄関で待ってるよ。いってらっしゃい」 梓「はい、すいません」タタタタッ 梓「ええっと、確かここに……」ガサガサ 「……」コツ 梓「ああ、やっぱりあった」ペラッ 「……」コツ 梓「さ、早く唯先輩に合流し……」 「!」バッ 梓「きっ……」 梓「きゃあああああ!」 梓「この! このっ!」ペシペシ 純「うわあぁぁああぁあああ! ま、待って! 痛い痛い!」 梓「きゃああ……って、純!?」ペシペシ 純「いたたたた、ひどいよぉ。いきなり叫びながら叩いてくるんだもん……」 梓「だ、だって……いきなり後ろから肩を叩かれたから」 純「そりゃあ、ちょっと驚かしてやろうとは思ったけどさ~……うん」 梓「ほら、やっぱり! もう純のバカ!」 純「あははっ、怖がりだな~梓は」 梓「……て言うか純、こんな時間に何やってんのよ」 純「いや~、ちょっと忘れ物しちゃってね。教室来たら梓の姿が見えたから……」 梓「もう、悪ふざけは止めてよね!」 純「だからごめんてば~」 梓「……私、帰るからね」 純「うん、バイバイ梓~」 梓「あれ、純はまだ帰らないの?」 純「あ~、うん。私が探す物、たくさんあるからさ、帰っちゃっていいよ」 梓「そう……それなら」 梓「じゃあね純」 純「うん、バイバ~イ」 タタタタッ 純「……さて、探しますかっ!」 ガサガサ 純「ふんふ~ん」ガサガサ 「……」コツ 純「おかしいな~、ここじゃなかったっけか?」ガサガサ 「……」コツ 純「……ああ、あったあった。まず一枚~」ペラッ 「……」コツ 純「あとはノートと教科書と、お弁当箱と……」 「……!」バッ 純「ひゃっ……! もう、止めてよ。どうせ梓でしょ?」 「……」 純「あはは、そんな事しても私は驚いたりなんか……」クルッ 「……」 純「えっ……嘘……」 「……」ザシュッ 純「ぐっ……え……」 純「なんで……どう……して……」ガクッ 「……」ザクッ 純「ぁ……」パク パク 「……」 純「……」 ズリッ ズリッ ズリッ ズルッ ズルッ…… 次の日 校舎前 警察『近づかないで! 近づかないでぇ!』 刑事『……被害者は?』 警官『鈴木純、この学校の生徒です。ナイフで腹部を……あと、片方の腕が切り取られた跡が……』 …… 梓「……嘘でしょ」 唯「あずにゃん……」 梓「私、昨日純と話してたんですよ。放課後挨拶して……」 律「梓……」 梓「純、普通に笑ってたのに」 梓「なんで……」 澪「梓……」 梓「……純、誰に殺されたんでしょうね」ボソッ 澪「殺された……どうなんだろうな。変質者……とか」 唯「最近、私の周りでも変な事があったから、かも」 律「ああ、そういえば唯も何か言ってたよな」 梓「……そうだとしても、許せません。どうして純を……純」 唯「……」 澪「……」 律「……ま、梓。しばらくゆっくり休めよ。学校も休みになるんだしさ」 梓「そう……ですね」 律「ん、それがいいさ」 澪「何かあったらすぐに言うんだぞ?」 梓「はい、ありがとうございます。先輩」 唯「ふふっ、あずにゃん元気出してね」ナデナデ 梓「……はい」 和「ああ、あなたたち。まだいたの?」 唯「あ、和ちゃん」 和「一般生徒は速やかに下校すること、そう放送したでしょ?」 律「あははっ、悪い悪い」 和「もう……」 41 02 23 ……♪ 和『ほら、早く帰りなさい。それと、休みの日程はちゃんと把握している?』 唯『プリント貰ったから大丈夫だよ~』 和『そう。じゃあしっかり休んでね、さよなら』 梓『……あれ、和先輩はまだ帰らないんですか?』 和『ええ、生徒会はもう少し学校に残って作業があるのよ』 和『休みの日程も微妙に違うしね』 澪『……大変なんだな』 二日後 プルルルル プルルルル 唯「ん……りっちゃんからだ。もしも~し」ピッ 律『ゆ、唯! た、大変だ大変だ!』 唯『どうしたの? そんなに慌てちゃって……』 律『実は……いちごが消えちゃったみたいなんだ。行方不明なんだよ』 唯『え、いちごちゃんが!?』 律『ああ、とにかく今から学校、来れるか?』 唯『う、うんわかった。すぐ行くよ』 律『待ってるよ……じゃあな』 ピッ 唯(いちごちゃん……) 意外と書けない…… 夜になったら、アラ、また あと1話と半分 戻る ※完結の内容次第では執事に移動するかもしれません
https://w.atwiki.jp/83452/pages/13806.html
リル「アイロニーを並べて、それがクールなの?」 リル「そんなんじゃあ、どこにも居場所なくなっちゃうよ」 律「……なんとでも言えっての。こっちが親切に心配してやってるんだからさ」 リル「……はっ」 リル「だめだ」 ―― 澪「……ナナちゃん……」 ―― ガタッ 律「……何?」 律「おい、何するんだよ……」 律「部屋なんか真っ暗にして……。なあ、私だっていいかげん怒る……」 ……イヤァァァァァアアアアアア! 律「!」ビクッ グシャッ 律「……」 律「ああ」 律(一階の一番手前で、窓がせまくて、とても汚い景色が見える部屋……) ――― 澪「どうしてなんだよ……」 ヒュゥゥ 澪「どうして、そんな簡単に死ねるんだよ……」 ヒュゥゥー 澪「……戻ろう」 10階 澪「ん……」 ナナ「……」 澪「ナナちゃん……無事なの? あなたが助けてくれたの?」 タケル「俺も自分で何かしようって。さっき、リツって人に教えられて… …それで」 澪「リツ? ……あの律が?!」 タケル「どのリツかは知らないけどさ。行動しなきゃ始まらないって…… ズシッて来たよ」 澪「そ、そっか……律が、ね」 澪(なんだか、成長したんだな、あいつも) 澪「大丈夫? ナナちゃん歩けるかな?」 タケル「大丈夫だけど……ナナさ、まだ気絶しているみたいで」 澪「ああ、なら私も手伝うよ」 タケル「……うん。ありがとう、お姉さん」 澪「いこう! ……な?」 ……。 団地前 梓「……あ、唯先輩にムギ先輩!」 唯「あずにゃん……ごめんね、遅れちゃって。ちょっと道がわからなくて」 梓「それは別に大丈夫ですけど……あれ、澪先輩は来なかったんですか?」 紬「それが、途中でね。ちょっと……はぐれちゃったの」 梓「へえ……純情派なんですね。私は情熱系の方が好きですけど」 唯「えっ」 紬「えっ」 梓「……さて、どうしましょうかね。こっちも色々大変なんですけど」 梓「実は、私も律先輩とはぐれちゃって……」 唯「もしかして、何かあったの?」 梓「実は……」 ……。 梓「……それで、律先輩はリルちゃんを探しにいって、それっきり……」 梓「いなくなっちゃったんです」 紬「……」 唯「と、とにかくさ。りっちゃんと澪ちゃん探してみんな合流しないと!」 梓「そう……ですね。じゃあ、手分けして探しましょう。私が律先輩を」 唯「あ、待ってあずにゃん」 梓「はい?」 唯「りっちゃんは、私が探すよ」 梓「唯先輩が?」 唯「うん……何か引っかかるんだ。そのリルちゃんって子」 梓「……わかりました。私は澪先輩を探します」 紬「じゃあ私も、梓ちゃんと一緒に澪ちゃんを探して来るわね」 唯「うん……多分ね、澪ちゃんとナナちゃん一緒にいると思うんだ」 梓「勘、ですか?」 唯「うん。なんとなくだけど……あずにゃん。場所わかる?」 梓「うう~ん……」にゃんにゃん 紬(何かしら、あのポーズ)ヒソヒソ 唯(さ、さぁ?)ヒソヒソ 梓「んん~……」にゃんにゃん 梓「あっちの団地の方だと思います」キリッ 紬「あっ、えっ?」 唯「……あ~。すごいんだね、あずにゃんのってさ」 梓「いえいえ、とんでもございません」 唯「……澪ちゃんはC棟だね。じゃあ、私はA棟に行くからさ」 梓「はい、わかりました」 紬「唯ちゃん、無理はしないでね?」 唯「うん……あずにゃんとムギちゃんも気をつけてね」 紬「うんっ」 梓「はいっ」 …… 律 律「……」グダァ リル「こうなってくれてよかったわ」 リル「きっかけでも何でもないと、私たちには何もできないから」 律「……」グッタリ リル「しょせん、私たちは子供だもの。無力なのよ」 リル「弱いのよ」 律「……」グッタリ リル「シンボルからサブスタンスになれる瞬間。私のリアルを取り戻すの」 律「……」 リル「ありがとう、律さん」 ……。 澪 団地前 澪「ヤバいな、なんか」 タスケテ タスケテ コナイデ サミシイ ドッカイッテ 澪「殺気が、広がってる……怖い」 澪「なんだろう、この思いの塊みたいなの」 澪「……違う」 サミシイ サミシイ 澪「泣いている……の?」 ウッ ウッ グスッ グスッ 澪「……みんな乾いてるんだ。欲している」 澪「ナナちゃんと一緒だ……」 タスケテ ウッ ウッ サミシイ グスッ コナイデ 澪「……」 逃げる 動かない 戦う 説得する ※動かない ウッ ウッ グスッ 澪(怖い、怖いけど……逃げたら) 澪「逃げたら、またナナちゃんみたいに悲しむ子ばかり」 澪「……な、なんとでも。す、す、す、す……」ガタガタ タスケテ サミシイ タスケテ タスケテ 澪(は、話も通じそうにないしな……) アァッ ワアゥ ワワワ 澪「……?」 ァァァ ワッアッアッ アアアアア ゥ ゥヮァァァァァ 梓「下がって」 澪「え……声が怯えて……」 梓「……」 澪「あ、梓? なんでここに……」 梓「……ダメですよ。澪先輩を傷つけたら」ビリビリ 澪「あず……さ?」 梓「ここから消えて! 近付かないで!」ジュッ 澪「な、なんだよ。その……光みたいなの」 梓「……」ビリッ シーン 澪「……梓、一体何をしたんだ?」 梓「澪先輩。せっかく助けたのに、お礼も無しですか?」 梓「まずは一言あるのが礼儀ですよ?」 澪「うん……ありがとね、梓。でもなんでここにいるんだよ?」 梓「……助けにきたんですよ。ほら、ムギ先輩も一緒ですよ」 紬「大丈夫? 澪ちゃん梓ちゃん」ヒョコッ 澪「ムギ……」 紬「唯ちゃんが、澪ちゃんを助けてあげてって……ね」 紬「それにしても、すごいわね梓ちゃん!」 梓「いえいえ、とんでもございません」 澪「……唯か。あいつも、なんだか成長してんのかなあ」 梓「……あの、助けたのは私なんですけど?」 澪「そこはもっと謙遜しろよっ!」スビシッ 紬「うふふっ」 梓「にゃ~。納得いかないな~」ワニワニ 梓「なんか納得いかないな~」ワニワニ 梓「どうにも納得いかないな~」ワニワニ 唯「……で、肝心の唯はどうしたんだ?」 梓「納得いかないにゃ~」ワニワニ 澪「ああっ、もううるさいな! いいからっ!」 澪「唯は一体どこに言ったんだ?」 紬「……りっちゃんを助けにいったわよ」 澪「それはどこなんだ? わかる?」 梓「わかりますけど~、納得いかないにゃ~」 澪「じゃあムギ。案内してくれ!」 紬「うん、わかったわ任せて!」 梓「わわわ、待って下さい! ナナちゃんは……どこにいるんですか?」 澪「ああ、ナナちゃんなら奥にいるよ。タケルって子が付き添ってる」 梓「大丈夫……ですかね? 心配だからちょっと見てきます」 紬「梓ちゃん、野暮な事はしちゃダメよ~」メッ 梓「……」 澪「な?」 梓「わかりましたよ」 澪「じゃあ行こうか、梓」 梓(本当は納得いかないな~)ワニワニ 紬「ふふっ」 ……。 唯 団地 屋上 唯「……りっちゃんは?」 リル「私の家で寝ている。心配ないよ」 ヒュゥゥゥ 唯「……」 リル「止めないでね、お願いだから」 リル「これで全部終わりだから……みんなを助ける事ができるから」 唯「みんなのさ、悲しい声は聞こえたよ」 唯「この団地の世界は異常で、そこに住んで……苦しんでいるみんながいる」 唯「でもリルちゃんのしようとしてるそんな方法じゃあ……解決しないよ」 リル「……」 唯「人が死んでも、そこまで関心はしてくれないんだよ?」 唯「誰もそんなには見てくれないよ……みんな自分の事しか関心ないんだよ?」 リル「だからって、何もしないで快楽を貪るなんて私たちにはできないよ」 リル「だからダイブするの。一瞬だけの苦痛と引き換えに私たちは……全てから解放されるの」 唯「……同じだよ」 唯「自分が言ってる、快楽に惹かれる人たちと一緒じゃん……自殺だって 、一瞬だけ。最後の快楽を選んでるんでしょ!」 リル「……」 唯「逃げているだけだよ……死ぬこと自体の意味は変わらないよ」 唯「そこで主張したって、無意味になるだけなの……死ぬことに意味なんてないよっ!」 リル「……」 唯「……悲しいよ、死ぬなんてさ」 リル「意味がないんなら、私が意味を持たせるよ」ニコッ リル「りっちゃんと約束したの」 リル「私が終わりにする、って……」 唯「……りっちゃんが?」 リル「だから、私に任せて。私が死ぬ事で、ダイブがなくなれば……」 唯「ダメ! 絶対にダメだよ!」 唯「死んじゃダメなんだよ!」 リル「……」 あっちの世界は冷たくて、とっても怖いんだよ リル「えっ……」 暖かいのは最初の一瞬だけ みんな、こっちの世界に戻りたがってる 唯「……どうしたの、リルちゃん?」 リル「あの子供みたいに……」 リル「ああ、私の事、迎えに来たんだね」 唯「リルちゃん、どうしたの。何か聞こえるの!?」 リル「天使なんだね」 唯「リルちゃん……リルちゃんてば。私の話、聞こえてる!?」 リル「……こんなに心配してもらった事なかった」 リル「生まれて初めて」 リル「生きていて……よかった」 リル「でも……遅かった」 フラッ 唯「リル……!」 ヒュゥゥゥゥゥゥ…… ……。 11
https://w.atwiki.jp/moon_light/pages/21.html
■基本プロフィール imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ※()は2年後編時点でのプロフィール。 名前:畠山咲弥(はたけやま さくや) 種族:人間(竜族) 出身:オオサカ 職業:聖女会学園大学部服飾デザイン科4年、元異端審問官第4位 二つ名:--- 年齢:22歳(24歳) 誕生日:8月17日 身長:180cm(185cm) 血液型:A型 武器:短剣(二刀流)、銃 能力:(竜変身) 人称:オレ/お前、アンタ/あの子、アイツ イメージ声優:浪川大輔(幼少時代:津村まこと) 容姿 背中ぐらいまである金髪の長髪に琥珀色の瞳。身長は高め。 黒のタートルネックのような上着に白のカットソー、ジーンズが基本的な服装。 若干釣り目気味であるが、容姿がいいので女の子に人気。(でも本人はあまり興味ない。) 服飾科に所属している所為か、私服はかなりメインキャラの中ではかなりおしゃれだったりする。 2年後編では長かった髪をばっさりと切り、かなり短くなっている。右耳にプラチナのピアスを2個つけている。 キャラクター 綾の義兄ではたけの義弟。 一見軽そうだったり遊んでそうに見えて実際はしっかり者。 しかし料理は壊滅的な腕前で未知の生物を作り出せる特技(?)を持つ。 基本的に人懐こい、明るいムードメーカなのでかなり友達が多い。 その中でも由紀の弟である北都はかなり付き合いが長い。 小学生からの幼なじみであり悪友でもあり親友。 6歳ぐらいまでオオサカにいたせいか関西弁を使う。 綾にはかなり激甘で課題などで作った服をあげたりする優しい兄。 はたけとはかなり昔からの付き合いな為かお互いに実の兄弟以上の存在だと思っている。 戦闘能力 元異端審問官だっただけにそれなりに戦闘経験はある。 どちらかというとスピード重視で素早く相手の後ろを取る事が出来る。 基本的に普通の短剣より少し刀身が長い短剣を二刀流で扱うが、銃器も扱える。 竜族なので当然、竜変身も出来る。 しかし今まで人間として生きていた咲弥には竜の大きな力をコントロール出来ず、暴走する事があった。 天界編以降は圭一の弟であるマリオンにコントロールの仕方を教わってからは自在に操る事ができるようになる。 光属性のブレスと風圧によるかまいたち攻撃、強力な爪攻撃とメインキャラでは、はたけの次に無敵である。 過去 やはり咲弥も現実世界の住人ではあるが、実際は天上の世界アースガルズの住人。 光の神竜ヴェーラの末裔の一人で、彼の実父である圭一もやはり竜族の末裔の一人であった。 やがて人間である紀子と圭一が結ばれ、結婚。そして純血の竜族として咲弥が生まれる。 人間としての人生を歩ませたいと思った圭一の願い通り、咲弥は人間として育つ。 しかし年を重ねることに竜族の片鱗が出てくるようになり、何も聞かされてない彼は戸惑うようになる。 人前では表情に出さないが、時々自分は何者なのか、いつか大切な物を傷つけてしまうのではと思い悩んでいる。 「黒衣の教団」の「道具」として扱われたはたけを救ってやれなかった事に負い目を感じており、「黒衣の教団」に強い憎しみを持っている。
https://w.atwiki.jp/moon_light/pages/15.html
[あ~お] アヴァロン帝国【国家・町】 →魔界の四代魔王の一人、サクリファイスが統治する国。 魔界の北に存在する極寒の地で住人は数人程度しか存在しない。 アースガルズ【世界】 →天使・セイレーン・エルフ等が多く住む異世界の上の世界。 吸血種と長く対立しており、人間を常に警戒している 特殊な治癒能力と強大な魔力を持つことが天使の最大の特徴。 ヴァルハラ領は天界の中でも特に魔法・機械文明が発達している領域である。 オーディンが統治する帝国首都・ファーレンハイトは天界でも最大の軍事国家でもあり最強の軍事力を持っている。 アーティファクト【種族】 →人間の生への強い思いが武具を介して意思を持つ武具を指す。 古代遺産とも呼ばれている。 アーティファクトの大半は魔法大戦時代以前に作られた物が多く 主に王家の家宝などに宿る事が多い。 古代遺産となった武具は使用者と契約して初めて扱える事が可能。 その為契約者以外の者が持つと手に持てないほど重くなる。 中には呪いが目的で武具に宿る古代遺産も存在する。 アーデルハイド【国家・町】 →シルヴァランドの西に存在する魔法都市。 シルヴァランド第二の魔法学院があり魔術師を目指す人間で溢れている。 現在はザールハルト帝国の支配下に置かれている状態である アーデルハイド魔法学院(あーでるはいどまほうがくいん)【建造物】 →魔法都市・アーデルハイドの北に存在する魔法学院。 グラズヘイムに次ぐ大きさでアーデルハイド住人だけではなく 他国から魔術を学ぶ生徒も多いため生徒数も多い。 小等院、中等院、高等院、大学研究院と分かれておりその学部に見合った魔術を学ぶ。 基本的に高等院で学院卒業となり、卒業検定合格で魔術師免許をもらえる。 以後は大学研究院で魔術研究を学ぶか魔術師として精進するか選ぶことが出来る。 異端審問会(いたんしんもんかい)【組織】 →聖女会教会大司教・フィオレンティナが設立した特殊組織。 聖女会教会内敷地に本部が存在し教会に匹敵する大きさである。 現在オオサカ、キョート、オキナワの三都市に支部が置かれている。 異端の者の抹殺からノーブルレット含む吸血種を狩る事が主な仕事。 異端審問会の総括をしている中心人物はわずか17歳で総括司令に任命された松井秀一郎である。 ヴァナヘイム【国家・町】 →魔族の始祖・ロアが統治する古代都市だったが魔法大戦の影響で現在は廃墟。 ロアの居城であるヴァレスタイン城だけ残っており ロア派の魔族は全て城に住んでいる。 ヴェスディア公国【国家・町】 →ユーダリル帝国からさらに北に存在する建国100年にも満たない新生公国。 森林の中に存在し豊かな自然に恵まれた国。 天使はほとんど存在しておらず住民のほとんどはエルフで構成されている。 元はエルフの集落であったが魔法文明が発達したと同時に6大国家の仲間入りを果たす。 エルダー【種族】 →理性がなく常に血に飢えている。その為人間に襲うことが多い。 異端審問会では「エルダーヴァンパイア」と呼ばれる。 いゆわる普通の下等吸血鬼。 ノーブルレットと違い日光に弱く主に夜しか活動できない。 エルダーに血を吸われた人間は吸血鬼の血に耐えられず自滅する事が多い。 エルフ【種族】 →長く尖った耳が美しい外見と長身が特徴的な森の住人。 天界でもヴェスディア、ヤルンヴィドにしか存在していない希少な種族。 天使と同じく魔力に長けるが治癒能力を持っていない。 エルフの多くは弓矢による攻撃が得意であるが剣を取って戦うエルフも多い。 また寿命が天使より長い。 王宮親衛隊(おうきゅうしんえいたい)【組織】 →ファーレンハイト国王オーディンの直属の部下たち ヴァルハラ領が誇る王宮所属の精鋭部隊 天界の人間の憧れの対象であり希望の象徴。 かつては騎士・トールの息子であるロキが隊長を務めていたが 現在は彼の弟にあたるアインが隊長を務めている
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3817.html
トワイライトシンドローム探索編 / 究明編 【とわいらいとしんどろーむ たんさくへん / きゅうめいへん】 ジャンル ホラーAVG 対応機種 プレイステーション 発売元 ヒューマン 発売日 探索編 1996年3月1日究明編 1996年7月19日スペシャル 1998年7月2日 定価 5,800円 判定 良作 ポイント 女子高生3人組の心霊スポット巡り拘りのリアリティ過ぎ去りし時代への郷愁 概要 特徴 シナリオ一覧 評価点 問題点 総評 その後の展開 続編・派生作品 概要 当時ブームとなっていた、いわゆる「学校の怪談」系から始まり「暮れ行く昭和」を思わせるノスタルジアな部分へと踏み込んでいく、(いろいろな意味で)異色の学園ホラーADV。 前編『探索編』と、後編『究明編』の二部作構成であり、特に前述の傾向は『究明編』で強く発揮されている。 最終話「裏側の街」は、昭和生まれの世代なら思わず感じ入るものがあるだろう。 特徴 本作は『探索編』『究明編』の2本合わせて全10話のオムニバス形式となっている。 『探索編』は「始まりの噂」~「第四の噂」までを、『究明編』は「第五の噂」~「もう一つの噂」までを収録。 主人公は3人の女子高生。彼女らを横視点の探索シーンで操作し、夜の公園、深夜の無人駅や学校など様々な心霊スポットを探索、心霊現象の原因を解明する。 + 主人公3人 長谷川ユカリ(CV:山田美穂) 本作のメイン主人公。雛城高校の二年生。一見すると冷めた現実主義者だが、それは繊細な内面を隠すための処世術であり、実際は感受性が強く怖がり。一年前に両親が離婚しており、この性格の原因となっている他、一緒に暮らしている母とも上手くいっていない。また、教育実習生と人目を忍んで交際しているなど、複雑な境遇の中にいる。元バスケ部だが前述の件が響いて退部しており、現在は部活に所属していない。 逸島チサト(CV:芳野美樹) 雛城高校の二年生で、ユカリとは小学時代からの親友。厳格な家庭で育ち、カラオケにも行った事が無いという古風な少女。霊感が強く、常人に見えないものも見えるらしい。それ故に心霊スポット探検に参加し、助言役となる。生半可な気持ちで心霊現象に関わる事に否定的な一方、自身も死者に対して必要以上に感情移入しがち。思慮深い性格だが同時に頑固者でもある。弓道部所属。 岸井ミカ(CV:半場友恵) 雛城高校の一年生。今時の女子で、常に流行を追い掛けるミーハーな上に刺激的な噂を広める事を生き甲斐とする。心霊スポット探索の言い出しっぺで、たまたま職員室で見かけたユカリに目を付けて誘った。大抵の場合は彼女が仕入れてくる噂が発端となるが、いずれも曖昧な上に後先考えないで出発するのでいつも予期せぬトラブルに見舞われる。バドミントン部とラクロス同好会の掛け持ち。 一部を除いて時間制限はほぼなく、手探りで闇の中をおっかなびっくり進むような、目で見るものながらもある意味「体感するADV」である。 あくまで彼女らは「普通の女子高生」なので、怪異を払ったりすることも耐え続ける力もない。恐怖を煽るような場面に遭遇するとフライトレベルが上がり、それが一定値になると気絶或いは死亡しゲームオーバーとなる。また、選択ミスで殺されてしまう場合もある。 シナリオ中で起きる心霊現象は写真に収めたり、録音できることがある。これらは「戦利品」としてタイトル画面から閲覧可能。 一部を除きシナリオはマルチエンディングであり、クリア時に御神籤のような評価が付く。 全ての謎を解いて事件を解決するグッドエンド「大吉」と、一応の解決は見たが謎が残るノーマルエンド「中吉」に加え、事件が解決せず悲惨な結末を迎えるバッドエンド「凶」の3種類。中吉以上なら次のシナリオが解禁される。 ゲームオーバーの場合はクリア扱いにならず、評価も付かない。 すべてのシナリオで「大吉」を取ると隠しシナリオ「Prank」を遊べるようになる。 シナリオ一覧 + ※ネタバレを若干含みます 始まりの噂 始まりの噂 仲良し三人組の一人「岸井ミカ」が仕入れてきた「トイレの花子さん」の噂。それを確かめる為に深夜の学校で見たものは…。 第一の噂 心霊写真量産公園 心霊写真を撮って雑誌に投稿しよう、というミカに押し切られて撮影へ行くが、目的の場所はかつて刑場だった曰く付きの場所だった。 第二の噂 音楽室のM・F 教師との恋の末命を絶ったという女子生徒の噂。同じ境遇にある長谷川ユカリは、その悲しい少女に何を思うのか。 第三の噂 最終電車 毎年毎年多くの霊が目撃される雛城駅。最終電車の後に忍び込んだ三人は、そこで一体何に出会うのか? 第四の噂 雛城高校の七不思議 ここ雛城高校にも定番の七不思議があると聞いて調べていくが、どれもこれもガセばかり。「校庭を爆走する陸上部員の霊」とは、果たして…。 第五の噂 雛城の杜 ミカが図書室で見つけた落書きから始まった「机文通」。だかその相手はあまりにも浮世離れしすぎていて、怖くなったミカは一方的にやめようとするのだが…。 第六の噂 夕闇の少年 イジメ自殺した少年の霊は言う。「ボクたちは上手くやっていたんだ」 その真意は一体? 第七の噂 テレホンコール 「あのね、あのね、あのね…」ユカリの処に来た奇妙な電話の主は、一体誰なのか? 第八の噂 錆びた穽 戦時中の防空壕の奥、終戦を知らないまま潜伏していた老人。彼が軍部から命じられた機密兵器「金剛鉄兵」とは何なのか、そして防空壕に渦巻く想念の正体は? 第九の噂 オカルトミステリーツアー 再び真夜中の学校へと赴いた三人。しかしそこは、亡者の関が溢れた恐ろしい空間と化していた。 第十の噂 裏側の街 奇妙な夢と、変貌した街。失われていく記憶。ユカリが行き着く先は? もう一つの噂 Prank 月の悲しみが溢れる時、2頭の禁欲な馬に見送られて…すべてを許せる人に。 評価点 非日常系が多いこれまでのホラーゲームでは少なかった「現実に近いキャラクターの演出」が舞台観にマッチしている。 会話パートでは実際の女子高生の会話を元にして台詞が起こされており、どうでもいい話から恐怖描写までこれまでとは違う形でリアリティを持っている。 また後半にいくほど増すノスタルジックな雰囲気の演出にも一躍買っている。3Dオーディオも効果的に雰囲気を演出している。同様に日常的なアイテムや単語が頻繁に劇中に登場。マップに配置された自動販売機や電話ボックス、アイテムとしてのポケベルやMD、実名のアーティストや漫画なども台詞の中に登場している。 現代日本が舞台のものにはこういった日常的な要素はつきものだが、本作の目指した細部のディテールへの拘りはそれらの中にあっても一歩踏み込んだものとなっている。 さらに学園ホラーといった趣から徐々に、暮れゆく昭和の情景・民俗学・いじめなどの社会問題、最終的にキャラクターの内面へと踏み込んだシナリオにまで変化していき、ロッキンオンジャパンなどそれまでゲーム業界とは馴染みの薄かった類の雑誌にも取り上げられ、ゲーム批評では新規タイトルとしては異例の複数レビューが起こされるなど、地味な見た目・宣伝に反し(?)当時の業界内外の評判は比較的大きなものがあった。 所謂シナリオの良いゲームと言われるものの多くが「大きな物語」を描いたシナリオなのに対し、本作は等身大な世界の描写に徹底的に拘ることで物語に深みを与えたタイトルだと言える。 当時の学園ホラーブーム(学校の怪談など)女子高生ブーム、エヴァを始めとしたACブームの影響を思わせる設定・演出が多く見られ、世紀末ムードも濃厚だった96年の時勢を切り取った作品ともいえる。 等身大に描かれたキャラが実際に動き回ってストーリーを表現するため、テキストADVとは違った臨場感がある。 キャラクターは実写取り込みのドットで表現される。実際に役者がそのキャラクターに扮して演技をし、それを取り込んでドット絵に変換している。 それだけに細かくぬるぬると動き、リアリティのある台詞回しも相俟って本当に主人公達のやり取りを近くで眺めているようである。 イベントシーンでは一枚絵やムービーの演出があり、プレイヤーを恐怖感に没入させている。 問題点 上記のように探索編は王道な心霊スポット探索ものだが、究明編になるとキャラクターの心理描写に主軸がおかれだす。 そのため究明編は心霊譚としての魅力はやや中途半端なものに終わっているシナリオも多い。女子高生3人組には少々行きすぎたスケールのシナリオも見受けられる。 ゲーム中のシナリオは1本あたり45分~1時間。究明編は後半にいくほどさらに長丁場になり約1時間半~2時間ほどかかるがその間に一切セーブができず、1つのシナリオが終わった時点で初めて記録が行われる。 さらにクリア評価が「凶」だった場合、次のシナリオへは進めず再プレイを余儀なくされる。これらの要素が(繰り返しプレイによる)ホラーゲームとしての恐怖を半減させ、ゲームのテンポそのものも大きく損ねる結果となっている。 また、写真・音声などの収集要素をコンプリートする為には「凶」やゲームオーバーによるやり直しを覚悟しなければならない。 不満が多かった為か、以降の作品では中断セーブやシーンセレクトなどの機能が追加されていった。 もともとドット絵と相性の悪いPSというハードの制約からか、全体的に読み込み時間が長い。頻繁な画面が切り替えがないことが救いである。 ドット絵も出来自体は良いのだが、差分が少ないらしく自室で上履きを履くなど違和感のある使い回しがされる事も(*1)。 フライトレベルにあまり意味が無い。 フライトレベルが上昇する恐怖ポイントを全部通っても最大にならないシナリオがほとんどで、意味の薄いシステムになっている。フライトレベルに気を付けないと途中で死んでしまうシナリオは精々「第九の噂」ぐらい。 「第三の噂」などフライトレベル上昇イベントが何度も起こせるポイントは存在するが、そういう場所に限ってフライトレベルが最大になっても死なない。 そのためか、『再会』『都市伝説』ではフライトレベルは廃止された。 基本的にマップを移動し選択肢を選ぶだけなので、ややゲーム性に乏しい。上記のフライトレベルの意味の薄さもそれを助長している。 マップ探索要素があるのでノベルゲームよりはゲーム性があるものの、これも自分で恐怖スポットを巡るためという意味合いが大きく、ストーリーを動かすのは大半は選択肢である。 何かを避けて移動する、敵に追いつかれないように逃げると言ったアクション要素は無い。特定の選択肢を早く選ばないと時間切れになる、と言った時限要素はあるがその程度である。 また、イベントの起こるポイントはアイコンなどが示されないので分かりにくい。ゲームとしての利便性よりもホラーの雰囲気を取ったと言った所か。 走れないので移動シーンも冗長になりがちで、上述した再プレイの面倒さにも繋がっている。無論、ゆっくりとしか進めず一気に走り抜けられないが故に、暗がりや怪現象の中を通り抜けなければならない恐怖はあるが、プレイを繰り返せばそれも薄れる。 走るモーション自体は存在し、イベントでは走るシーンもあるがプレイヤーが任意に走らせることは基本的にできない。しかし『究明編』のあるシナリオはフィールドが広いためか、ここだけダッシュが可能と中途半端な作りである(*2)。 『探索編』におけるテキストの自動送り機能が不便。 強制ON(*3)かつポーズ・バックログがないため不意の離席などに弱く、ウェイトが長すぎるせいでオートモードとしても使いにくい。 ただでさえセーブしにくい本作において「テキスト・選択肢の表示中に放置しにくい」という仕様は、はっきり言って邪魔なだけである。 不評だったのか『究明編』では廃止されている。 『探索編』発売当初は二部作である事が公表されておらず、『探索編』のエンディングで初めて明かされる。 しかも『探索編』のエンディングは「第五の噂」のプロローグのみを描いた後に次回予告が流れるという形になっている。一応『探索編』というサブタイトルがある事から、続編を想定している事は窺えるとは言え、一作品としては中途半端な幕引きに。 当然、当時は訳も分からずこの消化不良なエンディングを迎え、そこで二部構成だった事を知らされたプレイヤーからは不満の声が多く出た。 余談だが、後に発売された同社の『御神楽少女探偵団』でも同じ事が起きている。しかもこちらは次回予告も何も無く、話がブツ切りになるだけなど、本作より悪化している。詳しくは当該記事で。 隠しシナリオ「Prank」 『探索編』『究明編』両方の全てのシナリオで「大吉」を取ると解禁される「もう一つの噂」で、ゲームを完全クリアしたご褒美となるボーナスシナリオのはずだが…。 + …すべてを許せる人に 日常に戻ったミカの周りに不穏な事が起こり始め、新たな事件の始まりを示唆する内容で、『ムーンライトシンドローム』の予告編とも言えるシナリオである。このシナリオの一部はそのまま『ムーンライトシンドローム』のある章の冒頭に組み込まれている。 しかし、これが同作の作風が強く出たサイコホラー調の内容であり、綺麗な形で終わった本編のムードを一掃する破壊力を持っている。ラストの演出も非常に後味が悪い。あまりにもサイコ過ぎて「最後までやりきったら不快になった」「見るな」「ここで止めろ」と言われるほど。 そしてその『ムーンライトシンドローム』が当該記事で述べられている通りの作品である為、そちらを知っていると尚更気分が悪くなり、知らないとただ不可解で後味の悪い結末以外なんでもなく、どちらにせよ気分良く本作を終える事が出来ない。 尾を引くような後味悪い形で終わるホラー作品は珍しくない(*4)が、本作は一度本編を綺麗に終わらせておきながら、本編と全く別のサイコな話でそれをぶち壊し、ただプレイヤーを混乱させて不快にさせるばかりになってしまっているのが問題である(*5)。回避したければ前述の通りプレイしないことか。 総評 シナリオの長さのわりに途中でセーブが出来なかったりなどシステム面でやや粗があるが、 「学校の怪談」というオーソドックスな所から描かれる等身大世界の緻密さや深い物語は、当時の世相を切り取ったかのような雰囲気を醸し出す。 まるで「あなたのとなり」にあるような身近な恐怖を扱ったゲームとして、様々なメディアにも取り上げられる意欲作となった。 その後の展開 1998年には『探索編』と『究明編』を一本にまとめた『トワイライトシンドローム スペシャル』がリリースされている。 応募券を送ると全員プレゼントされた『トワイライトシンドローム~The Memorize~』というプレミアムディスクも存在する。主人公たちが成人後の回想ムービーや音楽、モデルとなった女子高生たちの収録風景などが収録されている。 1995年に販促ラジオ番組『井上喜久子のトワイライトシンドローム』が放送され、劇中のラジオドラマは後にドラマCD『トワイライトシンドローム 3-Dドラマスペシャル』として発売されている。 後述する『再会』と『禁じられた都市伝説』の発売に合わせて実写映画が制作・公開されている。映像はこちら。 『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』(2012年 PSP/スパイク・チュンソフト)には劇中作として本作のパロディである「トワイライトシンドローム殺人事件」が登場している。ただし、内容自体は本作との繋がりはない。 続編・派生作品 本作には続編と呼べるタイトルがいくつか存在するが、各々の冠する名称がバラバラなため非常にややこしいことになっている。 『ムーンライトシンドローム』(PS 1997年10月9日発売) 趣を変えてサイコサスペンスに。本作と登場人物は一致し、さらに新規キャラも登場。メイン主人公は本作に登場した岸井ミカ。本作と制作者が一部重なり、実験的な作品となっている。 『究明編』から1年後が舞台となっているが設定の相違なども多く、明言は無いもののゲームの内容も相まってファンからはパラレルワールドと扱われることが多い。 98年にヒューマンが倒産し、以降の作品はスパイクからのリリースとなっている。なお、後述の『禁じられた都市伝説』のサイトに掲載された歴代シリーズに同作は含まれていない。 なお、『シルバー事件』は『ムーンライトシンドローム』と同じく須田剛一氏による作品であり、後に2016年発売のHDリマスター版の特典デジタルコミックにて『ムーンライト』と同一世界の物語であることが判明した。 『夕闇通り探検隊』(PS 1999年10月7日発売) 中学生の3人組を操作して噂の解明に乗り出す。本作とキャラクターもシナリオ的な繋がりもないものの一部製作者がかぶり、本作のテイストを最も濃厚に引き継がれた作品となっている。 『トワイライトシンドローム 再会』(PS 2000年7月27日発売) 中学生と高校生の男女が主人公。自由にカメラ撮影が出来る要素が加わり、心霊写真を撮る為にストーリーとは関係なく学校を探索するモードが用意されている。一方、録音は不可能になった。 この作品から(正確には『ムーンライト』から)キャラはポリゴンで描かれるようになった。キャラの造形も『ムーンライト』から大幅に改善されている。 純粋なホラーAVGとしてスタイルはほぼ引き継がれており、ダッシュやシーン選択の搭載と言ったシステム面の改善はされているが、文学、民俗学、郷愁といったテイストは薄れてしまった。 以前の制作者もほとんど関わっていない模様。それを別としても全体的にシナリオが拙く、ツッコミ所も多い。 『探索編』『究明編』の主人公の1人・岸井ミカが顔見せ程度に登場。 『トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説』(DS 2008年7月24日発売) 2000年代を舞台に、初代同様に3人の女子高生+αの立場で、チェーンメールにまつわるホラースポットを巡る。 ホラー映画監督の福谷修氏を監督・脚本に起用し、実写のイベント絵・立体音響・タッチ操作と言った演出で恐怖を全面に押し出している。特にヘッドホンで体感する立体音響は鳥肌もの。 「シリーズで最も怖い」という煽り文句で登場し、「携帯ゲーム機史上最恐」とも評された。『週刊SPA!』では「ゲーム直木賞」にも選ばれている。 主題歌にギタリストのマーティ・フリードマンやビジュアル系バンドのDを招いており、そこだけ見るとかなり従来と異なった印象を与えるもののホラースポット巡りや取り上げる題材の傾向は旧作を踏襲している。 しかし、こちらも『再会』同様にホラーゲームにとどまらない雰囲気までは引き継がれておらず、サブタイトル通り都市伝説を扱った純粋な現代ホラー作品となっている。 その一方、当時現役高校生だった役者の一人が脚本監修を担当しており、台詞回しを高校生らしいものに近付けてリアリティを出すという、初代に通じるこだわりも見られる。 主人公が3人の女子高生、写真や音声の記録が可能、クリア評価が御神籤風、など原点回帰を意識したと思われる部分もある。 また、主人公3人にトラブルメーカーと霊感少女がいる点もどことなく本作を想起させる(キャラクター的には全く異なる)。一方、男子の同行者も居たりと『再会』に通じる部分も無くもない。 本作のメイン主人公の長谷川ユカリが教師として登場するが…。
https://w.atwiki.jp/detective/pages/19.html
販売 開発 ジャンル ハード 発売日 スパイク ザックスエンターテインメント ホラーADV DS 2008年7月24日 ニコニコ登録タグ 動画 コメ消し推奨 感想 今は亡きHUMANの知る人ぞ知る傑作ホラーアドベンチャー、「トワイライトシンドローム」の正当な続編にあたる本作。 実は、このシリーズはHUMAN倒産というアクシデントのせいで、数奇な運命を辿ってしまったシリーズである。 ■正当後継を巡って まずは一作目、オリジナルにあたるのが、1996年に発売された「トワイライトシンドローム探索編・究明編」である。ちなみに前後編に分けられての発売になっていたのだが、事前にその説明が一切なく、探索編のラストで唐突に未完のまま後編に続く仕様になっており、当時から批難の声があった(また、HUMANは『御神楽少女探偵団』でも同様の仕様) 一作目だけでも作品としては完結しているのだが、やっかいなのが隠しシナリオとして用意された「prank」というエピソード。それまでのストーリー展開を完全に無視したかのような突き放したエピソードで、それまでキャラクターや世界観に思い入れのあった人ほど首をひねらざるを得ない状況だった。実は、このエピソードは外伝的作品であるムーンライトシンドローム(HUMAN、1997)への布石となっている。 話は『ムーンライトシンドローム』へとうつる。この作品も位置づけが非常に厄介な作品で、トワイライトのディレクターを務めた須田剛一(現グラスホッパーマニュファクチュア代表)が引き続きディレクションを手掛けていることから正当な続編とみることも可能なのだが、キャラクターと舞台は引き継いでいるもののジャンルはホラーからサイコホラーへと変わり、須田氏がのちに作る『シルバー事件』と似た作風となり、トワイライトとは雰囲気もゲーム性も全く異なる。さらにはその結末が非常にショッキングであり、ファンの間ではパラレルワールド、外伝という扱いであり、続編とみなしているものは少ない。 一方でHUMAN倒産後、版権と一部スタッフを引き継いだスパイクから2000年に発売されたのが、『トワイライトシンドローム~再開~』である。こちらは私の記憶が確かであれば、HUMAN時代にすでに開発が始まっており(むろん須田氏はノータッチ)、よくある版権だけを買い取った別ゲー(カプコン版クロックタワーとかな)とはわけが違う。というわけでシリーズ名も冠した正当な続編なのであるが、個人的にはいまいち納得のできない出来である。トワイライトの魅力と言えばホラーとしての怖さだけではなく、どこか悲しげに満ちたシナリオ、迷える霊への救済というテーマがあった。(余談だが、フロムソフトウェアの「エコーナイトシリーズ」もこれに近い。傑作である)例えば傑作エピソードの誉も高い、探索編の「音楽室のM.F」のラストシーンに涙したファンは少なくないだろう。 ああいった雰囲気が「~再開」には見られないのが残念であった。 そして、オリジナルにもっとも近いと言われているのが、その前年に発売されているスパイクの『夕闇通り探検隊』である。トワイライトと夕闇、同じ意味を持つ作品であるが、直接の共通点はない。だが、同じスタッフが作った作品ということもあり、こちらを正当後継に押す人は多い。実在の年をモデルにしたリアリティに満ちた街並み、街中に蔓延する「噂」、悲しすぎるラストとオリジナルを凌駕しかねない傑作だが、難易度の凶悪ぶりは屈指のもので、攻略本を見ても解けないという鬼畜ぶりゆえ、売上的には失敗。当然ながら続編は製作されなかった。 前置きは長くなったが、本作は「~再開」以来8年越しでの正当な続編にあたる。雰囲気はオリジナルに非常に近く、主人公も旧作側のユカリ、チサト、ミカの役割が新作のミズキ、レイカ、リコと対応していたりなど、リメイクに近い印象を受けた。ゲーム的に斬新さは特にないのだが、シリーズの良さを意識した丁寧な出来には好感が持てた 。 きな臭さの残るタイアップ タイアップ事態が嫌なわけではないのだが、劇場版「トワイライトシンドローム」とのリンクゆえか、本作では実写取り込みが多用されている。実写ゲー好きな俺はいいですよ、別に。でも普通に考えたら地雷ゲー臭すごいだろ、これ。 あと、何、この空気の読めないオープニングとエンディング曲。タイアップソングなのはわかるんだが(つか、マーティ・フリードマン作曲って! 仕事選べよ!) いや、ぶっちゃけタイアップ絡まないとこんな企画通らないのはわかるんだが、ユーザー的にはやっぱり納得いかないですよ。中身がいいだけに。あとボリューム不足なのはしょうがないかのう、DSだし。(ルクスペインみたいな規格外の代物を比べてはいけない) 全体的に見て、一作目や夕闇通りが好きだった人は迷わず買っていい出来。ただしオリジナル至上主義の人は絶対に買わないように。つか、これで文句言ってる人の神経が自分にはわかりません。
https://w.atwiki.jp/moon_light/pages/17.html
■基本プロフィール imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ※()は2年後編/18年後編時点でのプロフィール。 名前:つんく(ジャスティス・ノールバック) 種族:魔族(吸血種/ノーブルレット) 出身:シルヴァランド(グラズヘイム) 職業:ノールバック家3代目当主 異名:「紅(あか)の魔術師」(紅き月のジャスティス) 年齢:20歳(外見年齢:15歳)(22歳/38歳) 誕生日:10月29日 身長:162cm(175cm/188cm) 血液型:B型 武器:杖(ゴールデンクロス) 能力:変身能力(黒猫)、炎系統魔術、召喚魔術 人称:オレ/君、お前、アンタ/アイツ、あの子、アレ イメージ声優:高橋直純(幼少時代:釘宮理恵/櫻井孝宏) 容姿 金髪のやや長めの短髪に青い瞳。身長は低め。 黒のロングコートに白シャツに赤いリボン、黒のベストに黒のズボン、太ももぐらいまである黒い厚底ブーツが基本的な服装。 右手の中指に金の指輪、右耳に赤いピアスがある。基本的に黒い色の服を好み、動きやすい服が好み。 黒衣の教団編では聖女会学園高等部の制服だったり、まことからのおさがりの服を着ている事が多い。 2年後編では戦闘ドールの素体から解放された為、生身の身体に戻る。その為身長が高くなっている。 膝まである長髪。緩い三つ編みを赤いリボンで結っており黒い生地に赤いリボンがついた帽子を被っている。 黒いロングコート、白シャツに赤いネクタイ、黒いズボンに黒いブーツと相変わらず全体的に黒い。 18年後編では長髪をばっさり切っているが、若干痩せ細っている。 白シャツ、黒ズボンとシリーズの中では一番シンプルになっている。 キャラクター 吸血種で吸血種の中でも高等な人種ノーブルレットの少年(?) 昼間でも行動出来るが、血が嫌いという変わり者。(好きな事は好きだがあまり自分から進んで吸血しない) 基本子供っぽい口調で話し、常に明るくハイテンション。時に毒舌で鬼畜でドS。 一見子供っぽい印象だが、時に年相応の意見を言ったりする。 気分屋で面倒くさい事が嫌いで楽天家思考。 意外と頭が良く、よく魔術書を読み漁っているため魔術に関する事にはかなり詳しい。 双子の弟であるクライスをかなり溺愛しておりいつも「クラ子可愛いvv」と言っている。 18年後編ではさすが落ち着いているが、真樹にとっては厳しい父親。 2年後編以降「魔力欠乏症候群」が再発した為、日々衰弱し、かなり体力が落ちたのであまり外出しなくなる。 普段はあまり動けないので寝たきり状態になっている。しかし変らず魔術の腕は落ちていない。 戦闘能力 小柄な外見とは裏腹に基本的な戦闘能力が高い。 ノールバック家史上の最強の魔力の使い手で基本的にどの属性でも扱える。 主に戦闘で使われるのは闇、星、炎系統の魔術が多い。 召喚魔術にも長け、現時点では主関係なく下級精霊を呼び出すことが出来る。 また魔術だけではなく接近戦も得意。杖(ゴールデンクロス)を棒術の様に操ることが出来る。 ちなみに彼以外の者がクロスを持つとかなり重くなる。 変身能力も持っているが、主に偵察に使われることが多い。 しかし驚いたり、水をかけられたりすると強制的に猫になる。 時の上級精霊フェルディナントと火の中級精霊ファイアリーと契約している。 彼の能力によって一時的に時を止めたり、彼女の能力による火属性の攻撃が出来る。 過去 グラズヘイムの屋敷でサーフィス、マリアージュ、クライスと共に平和に暮らしていたが 4歳の頃にマリアージュが「魔力欠乏症候群」による衰弱で亡くなる。 それが切欠でクライスはダーフィトに、つんくはレミエルたちノールバック家に引き取られる事になり離れ離れになる。 しかし青い瞳を異端とするノーブルレットの子供達に怖がられた為か、年頃の友達が出来なかった。 その為、ブラック(シオン)が来るまでは寂しい幼少時代を過ごす。 6歳の頃にブラックと出会うが当初は折り合いが悪かった為、あまり会話することもなかったようだ。 数日後にサーフィスが迎えに来るが、その目的はマリアージュ蘇生の器の為だと聞かされショックを受ける。 最終的に1ヶ月間、サーフィスに監禁され、後にレミエルらが救出する。その事件以降彼はサーフィスを嫌うようになる。 その事件以降はブラックと仲良くなるが、事件のショックで部屋に引き篭もるようになり敷地内から出る事もなくなった。 15歳の頃に学院時代の親友の妹であるリリーと出会う。 次第に優しい彼女に惹かれるようになり、恋仲になるが結婚式前日にシルが起こした爆発により死亡。 その為彼に激しい憎しみを抱くようになるが、17歳の誕生日にシルに襲撃され彼も死亡してしまう。 しかし偶然作っていた戦闘ドールの素体に彼の魂を入れた形で復活、以後シルたちを探す旅に出ることになる。 一応表では死亡ということになっている為、ジャスティスと名乗ることを拒否している。 「つんく」という名は呼び名に困った綾がつけた名前。 「なんだかつんけんしているから」という理由であるが本人はまんざらではなくむしろ気に入っているようだ。