約 4,135,258 件
https://w.atwiki.jp/thirdreich/pages/19.html
こんな方をお待ちしております 賑やかに過ごしたい! 気負わず気楽に楽しみたい! チャットやイベントが好き! ワイワイ過ごすのが好き! 当チームは以下のような事情がある方を理解しております。可能な限りサポート致します。 ログイン時間、ログイン日が不定期である。 チャットを打つ速度が遅い。 小さなお子様がいる等で、急な離席をすることがある。 入隊をご遠慮願いたい方 これらのプレイスタイルを否定しているのではありません。 あくまで当チームの性格とは合わない為、ご遠慮頂きたいという意味です。 ●何よりも効率を優先される方 効率を求めることが悪いとはいいませんが、この傾向が強く周りにも強要しようとなさる方は、当チームは求めておりません。 ●バトルに対してシビア、ストイックな方 高いレベル、完全な耐性装備、高度なPS(プレイヤースキル)をメンバーに要求しないでください。 ●チームメンバーとの交流に消極的な方、意欲のない方 チャットにもPT募集にもチームイベントにも参加しない方 サポート仲間雇用目的の方 集会所利用目的の方 活発ではないコンテンツ ハイエンドバトルコンテンツ(邪神の宮殿、常闇の聖戦、聖守護者の闘戦記など) コロシアム これらのコンテンツで遊ぶことを特に禁止しているわけではありませんが、チームとして積極的な攻略はしていません。 こちらをメインで遊ばれている方、もしくはこれから挑戦したいという方は、それをメインで活動されているチームをお訪ね頂いた方がよろしいかと思います。 詳しくは、エンドコンテンツに対する考え方をご覧下さい。 ご連絡方法 今すぐ入隊したい!という方 どちらかお好きな方法で申請ください。 ①アストルティア各国にある【まちかど掲示板】にて【†第三帝国†】を検索し入隊申請をお願い致します。 (志望動機を簡単にご記入下さい。※無言申請厳禁!一言「よろしくお願いします」もお断りします。) ②当チーム広報・勧誘担当 ウルムナフの冒険日誌かあしあと掲示板コメントをお願いします。 確認次第、フレンド申請をお送りします。 申請前にお話をしたい方 ●当チーム広報・勧誘担当 ウルムナフ(OC598-273)へフレンド申請し、その旨をお伝え下さい。 ただし、即座には対応できかねますので、予めご了承頂ければと思います。 あなたからのご連絡を一同お待ちしております!
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/68.html
2010年4月17日 最終更新:2011年6月22日 どこかの出版社で邦訳してくれないかなあと個人的に思っている作品のタイトルをただ並べていくコーナー。 1.長編 すでに邦訳が出ている水天一色(すいてんいっしき、シュイティエンイースー)の長編と、上でもあげた杜撰の長編を挙げる(未読)。 水天一色 杜落寒シリーズ 『校园惨剧』(校園惨劇)(学校の惨劇) 内蒙古人民出版社、2008年 『盲人与狗』(盲人と犬) 内蒙古人民出版社、2008年 学生探偵の杜落寒(ドゥールオハン)が活躍するシリーズ。 作者の水天一色は1981年生まれ。 日本で『蝶の夢』が刊行されている「乱神館記シリーズ」は、中国でもまだ1作しか刊行されていない。 杜撰 『时之悲』(時之悲) 北京出版社、2010年9月 不可能犯罪ものの短編を書いていた杜撰の初の長編作品。 2.短編集 中国のミステリ雑誌『歳月・推理』で活躍する作家2人の作品集を挙げる。(一部のみ既読) 公式サイトで表紙や作品紹介が見られる(http //mysteryworld.cn/shownews.asp?news_id=220) (1) 御手洗熊猫 (ユーショウシー ションマオ、みたらい ぱんだ) 『御手洗浊的流浪 - 御手洗浊探案集 Mitarai Daku is Wandering』 (御手洗濁の流浪) 北京出版社、2009年4月 アジア本格リーグの水天一色『蝶の夢』巻末や『本格ミステリー・ワールド 2010』で紹介されていた、非常に気になる筆名の推理作家の短編集。現在までに、御手洗熊猫の作品で単行本として刊行されているのはこの1冊のみ(『蝶の夢』巻末で紹介されている長編ミステリ『島田流殺人事件』は未刊行)。 作者の御手洗熊猫は、この短編集が出た時には上海師範大学在学中。 収録作品(5編) 「二十角館の首なし死体」、「世俗辺縁的歌者」、「奇想天外の瞬間移動マジック」、「人体博物館謀殺案」、「消失的詭計不見了」 探偵役は御手洗濁(ユーショウシー ジュオ、みたらい だく)。 筆名や探偵役の名前から考えて、ふざけた感じのパロディなのかと思っていたらそんなことはなく、トリックやロジックを重視したしっかりとした本格だった(と思う。読解力の都合上、断言はできない)。 巻頭の作品「二十角館の首なし死体」では、脚注に高木彬光、島田荘司、綾辻行人、有栖川有栖、京極夏彦、森博嗣らたくさんの日本の推理作家の名前が登場する。 長編『島田流殺人事件』――紹介ページ(日本語) (2) 杜撰 (ずさん、ドゥージュアン) 『纯属杜撰』(純属杜撰) 内蒙古人民出版社(のちに台湾でも2分冊で刊行) 『纯属杜撰2』(純属杜撰2) 北京出版社、2009年4月 『第五元素』 北京出版社、2009年 各8編収録。「不可能犯罪」ものの短編を書き続けている作家だと、『本格ミステリー・ワールド 2010』では紹介されている。 作者の杜撰は1984年生まれ。 『純属杜撰2』に収録の「美人鱼之恋」(人魚の恋)では、ホテルの一室から女性が消える密室トリックを扱っている。 関連記事 中国ミステリ 読書案内 中国ミステリについて知るための資料リスト このアジアミステリを邦訳してほしい! 台湾ミステリ編 韓国ミステリ編 中国ミステリ紹介 目次へ
https://w.atwiki.jp/0103/pages/228.html
ただ、一緒にいられればそれで良かった。 政に興味などないし、富も必要ない。 最愛の彼女や尊敬する師と共に、道場で共に過ごせれば充分だった。 ◆ 「だ、大丈夫かな……? 甜花達が、この部屋を温めたけど……」 「甜花さん、今はこの男の人が起きるのを信じましょうよ!」 大崎甜花と桃園ラブの二人は、ベッドで眠る道着の男を心配そうに見つめている。 男を休ませるため、田仲忍者達はとある民家の一室に集まっていた。住居不法侵入になることは承知しているが、今は仕方がない。 何よりも、倒れている男を雨ざらしにするなんて出来る訳がなかった。 (この男、マジで何者なんだ? 見た所、格闘家にも見えるけどよ……気絶していても、タダ者じゃねえオーラが肌に刺さりやがる) そして、忍者は怪訝な表情で男を見つめている。 甜花とラブは気付いているかわからないが、男の鍛え抜かれた体躯からは常人を凌駕する威圧感を秘めていた。プロの格闘家だろうとも、容易く蹴散らす程の凄みがある。 それこそ、鬼と呼ばれてもおかしくない。歴戦を潜り抜けた忍者(にんじゃ)である忍者(しのは)すらも、息を呑むほどだ。 (武器は隠し持っていねえし、デイバッグも見当たらない。だけど、道着に染みついた大量の血はなんだ? やっぱり、この男はもう誰かを……) 忍者は男の体を汚す血液に意識を向けている。 道着のほとんどに染めあげる程の返り血を浴びた理由。この男が自らの意志で他者を殺害した以外に考えられなかった。修羅場を潜り抜けた忍者だからこそ、瞬時に判断出来た。 だけど、不用意に口に出したりしない。甜花とラブの不安を煽るつもりはないし、何よりも素性もわからない男を一方的に悪人と断定したくなかった。 「……うっ」 聞こえてくる呻き声。 血濡れの男は震えながら瞼を開き、ゆっくりと起き上がる。 「あっ、気が付いた!」 男が目を覚ました瞬間、ラブの表情が一気に明るくなる。 一方で、男は状況が呑み込めていないのか、呆けたように辺りを見渡していた。 「どこだ……俺は、どうして……」 「あなたは雨の中で倒れていたんです! でも、この忍者さんがここまで運んでくれたんですよ!」 「……どうも。田仲忍者っス」 状況説明をするラブと入れ替わるように、忍者はぺこりと頭を下げる。 男は無言で振り向く。彼の視線は忍者やラブでなく、甜花に向けられていた。 「……え? な、何……?」 「どうして、お前がこんな所にいる? お前は姉を探していたはずだ」 「あ、姉……?」 男の言葉を受けて、甜花は目をぱちくりとさせる。 「甘奈、お前は双子の姉を探していたはずだ。こんな所で……」 「甘奈……? な、なーちゃん!? なーちゃんを知っているの!?」 「甘奈」の名前が出た瞬間、甜花の様子が一変し、先程までの不安げな態度が嘘のように詰め寄ってくる。 「ねえ、なーちゃんと会ったの!? なーちゃんは、どこにいるの!? なーちゃんのことを知っているなら教えてっ!」 「ま、待ってください甜花さん!」 明らかな動揺と共に迫る甜花を、ラブは制止した。 一方で男は未だに状況を受け止められておらず、ただ困惑したように甜花を見つめている。このままでは、まともに話ができそうにない。 「……なぁ、アンタ。甜花さんのことを知っているのか?」 故に、忍者は男に尋ねた。警戒を怠らず、そして男ときちんと話せるように。 「甜花? その女は甘奈ではないのか」 「いいや、大崎甜花さんだ。ひょっとしたら、誰かと勘違いをしているのかもしれねーけどよ……知っていることを話してくれねーか? このままじゃ、みんな落ち着いて話せねえよ」 「甜花……そうか。その女が、甘奈の姉か」 「わかってくれてサンキュ。じゃあ、まずはアンタの名前から教えてくれ」 「……狛治だ」 狛治と名乗ってくれるが、その表情は依然として暗いまま。 この状況に対する不安や恐怖ではない。もっと別の何か……一生をかけても消えないトラウマを抱えているように見えた。 「狛治さん、か。アンタは甘奈さんと会ったのか?」 「あぁ。俺が倒れるより少し前……雨の中で見つけた。そこにいる甜花と、あの帆高という少年を探していた」 「甜花さんと、帆高を……!?」 狛治の言葉に忍者は目を見開く。 実の姉である甜花を探すことは当然だ。忍者だって、この殺し合いに巻き込まれていた輝村極道はもちろん、甜花と同じ事務所に所属するアイドル達を見つけたいと思っている。 だけど、森嶋帆高を一人で探すのは危険だ。彼は多くの参加者から狙われることになってしまい、一刻も早く守る必要がある。だけど、忍者(にんじゃ)や極道のような頼れる大人ならともかく、甘奈はただの女子高生に過ぎない。 甘奈一人で帆高と出会っても、その後に殺害される可能性が圧倒的に高かった。 「す、少し前に……なーちゃんと会ったんだよね?」 忍者の不安を他所に、甜花の震える声が割り込んでくる。 「だったら、今から行けばなーちゃんを見つけられる……! まだ、なーちゃんが近くにいる……!」 そのまま、甜花は部屋の外に飛び出そうとするも、ラブに腕を掴まれた。 「ダメですよ、甜花さん! こんな暗い中、一人で出歩くなんて危険です!」 「離してよ、ラブちゃん! 甜花は……甜花は、なーちゃんを探しに行くの! なーちゃんは……!」 「甜花さんの気持ちはわかりますし、あたしだって一緒に探したいと思ってます! だからこそ、甜花さんだけに行かせる訳にはいきません!」 甜花の腕を引っ張りながら、ラブは必死に説得する。 すると、甜花も納得したのか、ひとまず止まってくれた。ラブの言霊には妙な力が込められていたので、それに気圧されたのか。 何にせよ、忍者も胸を撫で下ろす。インフラの整った街中で言うのもおかしいが、二重遭難になる恐れもあったからだ。 「ラブちゃんの言う通りっスよ、甜花さん。甘奈さんはオレも探すのを手伝いますから、無茶な行動は止めてください」 「ご、ごめん……でも、なーちゃんのことが……心配、だから……」 「心配をしているのは、みんな同じっスよ。だからこそ、オレ達で力を合わせてみんなを探す。それが一番じゃないっスか?」 「……うん」 項垂れながらも、甜花は了承してくれる。 ふと、狛治の方に振り向くと、彼の表情は未だに暗いまま。夜の闇よりもどす黒く、未だに止む気配を見せない雨のように冷たくて悲しい瞳だ。 「狛治さん、起きてばかりでこんなことを言うのは失礼ってのはわかるけどよ……アンタも、オレ達と一緒に来てほしいっスよ」 だからこそ、忍者はゆっくりと言葉を紡ぐ。 「何……?」 「アンタに何があって、どんな人間なのかオレは全く知らねえ。けど、少なくとも悪人じゃない……それだけは、何となくわかるんスよ」 「……ハッ。お前にはこの血が見えないのか? 俺は、この拳で多くの人間を……」 「それは事実かもしれねえ。けど、アンタが理由もなく誰かの命を奪うような人間とはどうしても思えないっス。だって、甘奈さんの命は奪っていないみてーだから」 狛治の自嘲を遮るように、忍者は語り続けた。 どんな理由なのか知らないが、狛治が人を殺めたことは事実だし、決して許されない罪を犯している。忍者(にんじゃ)であれば、狛治の首をすぐに撥ねるべきだ。 けれど、狛治が心からの極悪人とはどうしても思えない。何故なら、筆舌に尽くしがたい悲しみが彼の瞳に凝縮されているからだ。 「……お前に何がわかる」 当然、触れてはいけない所に触れたせいで、狛治の表情は苛立ちで染まっていく。 狂犬の如く獰猛な面持ちに、甜花は「ひっ!」と悲鳴を漏らす。ラブも息を呑むが、忍者だけはただ真っすぐに受け止めていた。 何故なら、言葉だけではこの男と分かり合うことはできないと、確信したから。 「何も知らないくせに……勝手なことを言うな! お前に、俺の何がわかる!? 守りたかった者や、愛する者を失い続けた俺の何が……!」 「一目見ただけで、わかったんスよ。アンタ、ガキの頃のオレみてーだって」 「……な、何……!?」 「オレ、ガキの頃に目の前で家族を殺されたせいで、ずっと笑えなくなったんだ。だからこそ、オレみてーに笑えなくなる人を増やさない為、強くなると誓ったのさ。 オレはアンタの悲しみを理解することはできねーし、慰めることもできねー……けどよ、少なくともオレはアンタの命を一方的に奪いたくねえし、死んでほしいとも思わねえ。 これだけは本気(マジ)だ」 心からの言葉を臆さずに口に出した。 (極道さんなら、狛治さんのことも上手く慰めてくれるんだろーけどよ……やっぱり、オレには難しいな) 狛治のトラウマを癒すなど忍者にはできないし、その為に必要な言葉などすぐには思いつかない。気の利いた言葉をかけられるほど器用な人間でもなく、一方的な感情を押し付けているだけであることも理解している。 ただ、狛治を放っておくこともできなかった。あの極道だって、ここにいたら狛治を励ますはずだから。 「……あたしも、同じです」 そんな言葉と共に、ラブは忍者の隣に立つ。 「狛治さんのことを、あたしは何も知りません。どれだけ辛い目に遭って、それに大好きな人をどれだけ亡くし続けたのか……わかってあげられなくて、本当にごめんなさい。 でも、いなくなった人達は……狛治さんに生きていて欲しいと、思っていたはずなんです」 「……俺に、生きていて欲しい?」 「あたしも小さい頃に大好きなおじいちゃんを亡くしちゃって、本当に悲しかった。それでも、おじいちゃんはあたしの幸せを心から願ってくれました。だから、狛治さんを大切に想っていた人達だって、狛治さんに幸せになってほしいと思っているはずです。 もしも、どうしたらいいのかわからなかったら……あたしが、力になります! あたしに、出来ることだったら何でもしますので!」 忍者と狛治の境遇の片鱗を知っても、ラブは決して怖気付かない。それどころか、真摯な表情で狛治に寄り添おうとしていた。 境遇こそは違えど、ラブもまた大切な人を喪う悲しみを知っている。そして、励ましの言葉は口から出せても、狛治の心に届いているのかという不安も抱いているはずだ。 けれど、それは忍者も同じ。例え拒絶されようとも、雨が降り続ける街の中で狛治を一人にできなかった。 「あ、あの……は、狛治……さん……甜花も、同じ……だよ」 小動物のように震えながら、甜花も前に出る。 「狛治さんは……なーちゃんのことを、甜花に教えてくれた。狛治さんは、自分を悪人と言っているけど……なーちゃんは、傷付けていないんだよね? だから、甜花も狛治さんには、死んでほしくない…… あなたの、おかげで……なーちゃんとまた会えるって、思えるようになったから……にへへ……」 不器用ながらも甜花は微笑んだ。 弱々しいが、確かな感謝が込められた笑顔だった。だけど、こんな凄惨な状況では何よりも尊く、守らなければいけない。 狛治のことを救いたいという確固たる想いが、甜花の笑みから伝わった。 「……む、無理だ」 だけど、狛治の口から出てきたのは明らかな否定だった。 「俺には、無理だ! これ以上、俺に生きる理由なんてない! もう、どうしたらいいのか……わからないんだ! 恋雪さん達のそばにいてあげられず、守れず、死なせてしまった! そんな世界で、生きていたって……何になるんだ!?」 建物全体を震えさせるほどの叫びをあげながら、狛治は泣いている。 世界と、そして自分自身の無力さに対する怒りや悲しみの涙だ。会って間もない人間達から、知った風に言われ続けても苛立ちを覚えるだけ。 「オレや、オレ達の手で……見つけてみせる。アンタが生きていたいって理由を、見つけられるように」 だからこそ、彼が生きる答えを見つけてあげたい。 今すぐには無理に決まっている。理不尽に大切な人を奪われ続けた怒りと悲しみを拭うには、時間と誠意が必要だ。 狛治はもちろん、ラブや甜花のことだってまだ何も知らない。しかし、これから少しずつ知っておけばいいだけ。 「オレはラブちゃんや甜花さんはもちろん、狛治さんだって守りたいと思っている。けどよ、オレ一人じゃいつか限界が来るかもしれねえ……その時になったら、力を借りたいと思っているっスよ」 「……今更、俺に何が……」 「いきなり、こんなことを言われたってすぐには応えられねえよな。でも、ゆっくりでいい。こんな状況だから……落ち着いてくれなんて言われても、無理っスから。 ただ、もしも……もしもっスよ。もしも、オレ達の気持ちに応えたいと思っているなら……ラブちゃんや甜花さんを守ってやって欲しいっス」 忍者(しのは)は忍者(にんじゃ)として戦い続けたが、たった一人だけで全てを守れるほどの力はない。この街のどこかにいる悪人を忍者(しのは)が相手にしている間、甜花達に何かのトラブルに巻き込まれる恐れがある。 だから、今は一人でも多くの仲間が欲しかった。 「……少し、考えさせてくれ。今すぐに、決めることができない……」 「あぁ、オレはいつまでだって待つ。それと、アンタがどんな答えを決めようとも……オレ達はそれを受け入れるつもりだからな」 弱々しい狛治の言葉を忍者は受け入れる。 理屈ではなく、今の彼には時間が必要だった。ここに訪れるより前、狛治の身に何があったのかを問い詰めるつもりはない。 彼を想うのであれば、ただ待ち続けるしかなかった。 ◆ 「……これで、良かったのかな」 大崎甜花は双子の妹を探そうとしたけど、田仲忍者の提案で休むことになる。 狛治が言うには、大崎甘奈は甜花のことを探していた。彼の言葉が正しければ、甘奈は今もどこかで雨に濡れているし、甜花だけがじっとしている訳にはいかない。 けれど、今の狛治を放置することも、どうしても嫌だった。 「ごめんなさい、甜花さん。あたし、余計なことを言っちゃって……」 「ううん、大丈夫……ラブちゃんが言うように、甜花も……一人で行くのは、危ないことは……わかっていたから」 謝罪してくる桃園ラブのことも、決して責めるつもりはない。 焦って街に飛び出しては、誰かに襲われる可能性があったことも事実。それで甜花に何かあっては、甘奈はもちろん忍者やラブのことだって傷付けてしまう。 「ねえ、ラブちゃん……ラブちゃんのこと、教えてくれても……いい、かな? 甜花、ラブちゃんのこと……まだ、よく知らない……だから、ちょっとずつ……ね……」 「わ、わかりました! じゃあ、あたしのことをいっぱい話しますね! あたしも、甜花さんはもちろん、忍者さん達のことだって知りたいですし!」 「にへへ……ガールズトーク、だね……!」 満面の笑みを向けてくれるラブに、甜花も微笑む。 今もどこかで283プロのみんなが大変なことになっているかもしれないと考えると、呑気にはしていられない。でも、目の前にいるラブを笑顔にできないと、これから283プロのアイドルとして胸を張っていられない気がする。 甘奈や千雪からも、甜花は何度も笑顔にしてもらったから。 (なーちゃんと、千雪さん……今、どこで何をしているのかな……もしかして、先に二人は……甜花の知らない場所で、会えているのかな……) 彼女達の隣にいないことに、寂しさを感じながらも……大崎甜花は二人を想い続けていた。 【C-2/1日目/深夜】 【狛治@鬼滅の刃】 [状態]精神的疲労(大)、帆高に対して...? [装備]なし [道具]なし [行動方針] 基本方針:どうすればいいかわからない。 1:...... ※参戦時期は道場を襲撃後から無惨と出会う前 【多仲忍者@忍者と極道】 [状態] 健康、狛治を抱えている。 [装備] 不明 [道具] 基本支給品、プリストロベリーの鬼激レアフィギュア@忍者と極道、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本方針:あのクソババアの思い通りにはさせない。 1 まずはラブちゃんや甜花さん、それに帆高を守り、そして二人を襲う奴らをブッ殺す。 2 狛治さんの答えを待つ。ラブちゃんや甜花さんを傷付けるなら容赦しない。 ※少なくとも、愛多間七をプリオタにした後からの参戦です。 【桃園ラブ@フレッシュプリキュア!】 [状態] 健康 [装備] リンクルン@フレッシュプリキュア [道具] 基本支給品、ランダム支給品1~2 [思考・状況] 基本方針:みんなを守れる方法を見つけたい。 1 まずは忍者さんや甜花さん、狛治さんと話をする。 ※最終回後からの参戦です。 ※キュアブラック、キュアホワイトについて知っているかどうかは不明です。 【大崎甜花@アイドルマスターシャイニーカラーズ】 [状態] 健康、恐怖(大) [装備] 不明 [道具] 基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況] 基本方針:???????? 1 今はみんなと話をして、その後になーちゃん達を探したい。 2 帆高と陽菜の二人には……再会してほしいけど…… ※少なくとも『W.I.N.G.』の優勝経験があります。 60 想【のろい】 投下順 62 リベリオンズ 59 死(さいこうのおわり) 時系列順 前話 名前 次話 47 ふたつの雨 狛治 多仲忍者 桃園ラブ 大崎甜花
https://w.atwiki.jp/bxlxaxcxk/pages/14.html
マナー・守ってほしいこと はじめましての方や、相手の許可なく呼び捨てをしない できるだけ敬語で話す(相手から許可があればOK) ネットマナーを心がける。 過度の宣伝や自慢をしない。 荒らしなどに直接関わらない。スルーして、掲示板まで報告してください 暴言を吐かない 無意味な大量発言をしない。 独り言はOKですが独り言ノシ過ぎにご注意ください。他の方の迷惑になります
https://w.atwiki.jp/llnj_ss/pages/237.html
元スレURL 栞子「付き合ってほしい?」 栞子「付き合ってほしい?」2スレ目 (アフター編) 概要 あの栞子と今日から恋人? 甘さちょっぴりシオプラスな日々はやがて… タグ ^三船栞子 ^恋愛 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/stahgsatrgz/pages/26.html
名前 すべてのコメント
https://w.atwiki.jp/25438/pages/4137.html
ー土曜日、夕方ー ピンポーン 憂「はーい、…あれ? 律さん!」 律「おじゃましまーす…唯、いる?」 憂「おねえちゃんですか? すみません、今日は澪さんと遊ぶって出かけちゃいましたけど…」 憂「もしかして律さんとも約束してましたか?」 律「ううん、そういうわけじゃなかったんだけどちょっと近くに用事があってさ、」 律「帰り道ボケーっと歩いてたらアレ? この辺なんか見覚えあるなーって思ったら唯の家の近くで、」 律「たまたま通りかかったんだよ? いやほーんとたまたま、」 律「たまったまなんだけど。すっごい偶然もあるもんだなぁーって、」 律「偶然ってすごいよね。いやほんとたまたま。でもせっかくだしちょっと顔出さないと悪いかなって、本当にね、偶然なんだけど」 憂「へぇー…」 律「いやぁ偶然! ハハ…そっかぁー唯いないのかぁーザンネンダナァー」チラッチラッ 憂「…」 律「…」 憂「…」 律「ご、ごめんね~いきなり来ちゃって…ゆ、唯がいないなら帰ろっかな…」ハハハ 憂「あの…」 律「…え」 憂「おねえちゃん、もうしばらくしたら帰ってくると思いますし、よかったら上がって待ちます?」 律「…いいの? でも悪いよ、唯いないのに」 憂「遠慮しないでください。おねえちゃんの友達ならわたしにとっても大切なお客様ですから!」 律「ありがと…それじゃ遠慮なく…(よぉし!)」ヨッシャー! 憂「…なにか言いました?」 律「ナ、ナンデモナイヨ!(声に出てた…)」 ーリビングー 憂「座ってゆっくりしててください、今からお茶とお菓子用意しますね」 律「そうじゃ遠慮なく…そうだ、これよかったら」つケーキ 憂「あ! これ駅前の」 律「そ、新しくできたとこ」 憂「知ってます。わたしも行ってみたいなーって思ってて」 律「そうなんだー、こないだ澪と行ってきたんだけどすっごくおいしかったんだよね。おすすめだよん」 憂「すみません、気を遣わせちゃって」 律「いいのいいの。遊びに来るのに手土産なし、ってのなんだろ?」 憂「あれ…でもたまたま通りかかったんじゃ…?」 律「…」 憂「…」 律「…」 憂「…」 律「…えっと」 律「アレだよ」 憂「アレ?」 律「そうアレ」 憂「なんですか?」 律「……アレだ。いつ誰の家にお邪魔しても失礼じゃないように常備してるんだよね…」 憂「へぇー…」 律(苦しかったか…) 憂「律さんって準備がいいんですね!」ニッコリ 律「それほどでもないよ…ハハ(満面の笑顔ゲット……)」 ー30分経過ー 憂「おねえちゃん、帰ってこないなー。すみません、6時には帰って来るって言ってたんですけど…」 律「いいっていいって! わたしなら全然大丈夫だからさ! よかったらゲームでもする? パワプロ持ってきたんだけど」 憂「律さん、ゲームも持ち歩いてるんですか?」 律「ま、まぁねー…!」 ー1時間経過ー 律(後半一安打も打てなかった…) 律「憂ちゃん、このゲームやったことある…?」 憂「はい。梓ちゃんの家に遊びに行った時に一回だけ」 律(一回だけかよー!) 律「すげーなー、憂ちゃんってなんでもできちゃうんだな」 憂「そんなことないですよー、たまたまです。たまたま」 律(けっこうやりこんでるつもりだったんだけど…) 憂「普段そんなにゲームしないんで楽しかったです」 律「ハハ…楽しんでもらえたなら何よりだね…(ボロ負けでも)」 ブィーンブィーン 憂「おねえちゃんだ」 憂「あと30分くらいで帰って来るみたいです。おまたせしちゃってすみません」 律「いいよいいよ全然! いきなり来たわたしが悪いんだし」 憂「でも退屈させちゃって…」 律「全然退屈してないって! お茶もおいしかったし、ゲーム楽しかったし、憂ちゃんと二人で遊んで退屈なんてするはずないよ!」 律「それにわたしの方こそ、無理に付き合わせちゃったみたいで…その…」 憂「そんなことないですよ、わたしも律さんと二人で遊べて楽しいです」 律「ほ、ほんと……?」 憂「ほんとですよ。嘘なんてつきません」ニコ 律(もしかして結構いい雰囲気なんじゃね……?) 律(……これはチャンス…チャンスなのか……?) 律(澪がうまいこと唯を引き止めてくれてるっぽいし) 律(二人きりでいられる数少ない機会……) 律(今だ、今しかない……今こそッ!) 律「憂ちゃん!」 憂「は、はい…(どうしたんだろ急に大声出して)」 律「実は憂ちゃんに伝えたいことがあるんだ」 憂「はぁ…」 律「今日ここに来たのは偶然じゃないんだ」 憂(なんとなくわかってたけど) 律「あ、会いたくてさ…」 憂(…おねえちゃんに、だよね??) 律「えっとあの…ういちゃん……、……す、……す、……す、……す、」 ガチャ 唯「ただいまー」 律「木田!」 唯「なに言ってんの? わたし平沢だけど」バカナノ? 律(かえってくんのはええよ……!)ムスッ 唯「りっちゃん変なかおしてるー」アハハー 憂「おかえりおねえちゃん。律さん、ずっと待ってたんだよ」 唯「えー、それならメールしてくれたらよかったのにー」 律「いやーわるいわるい」 唯「てゆーか、りっちゃんにも電話してたのに、繋がんないんだもんなー。澪ちゃんと一緒に駅前のケーキ屋さん行ってたんだよ? あの新しくできたとこ」 律「あ、ああ…朝からずっと圏外でさ。それで唯んち来たんだ」 唯「ウチじゃなくてケータイショップいきなよ」 律「じゃ、わたし、そろそろ帰るわ」 憂「いいんですか? せっかくおねえちゃん帰ってきたのに」 律「ああ、だいぶ長居しちゃったし。それにもうすぐ晩ご飯だろ? 邪魔しちゃわるいよ」 唯「えーどうせなら晩ご飯食べていきなよー」 憂「そうですよ。大したおもてなしもできませんけど、よかったら食べてってください」 唯「憂の手料理おいしいよー」 憂「おねえちゃんに聞きましたけど、律さんってお料理上手なんですよね? よかったら教えてほしいです」 律「………!」 唯「りっちゃん、お料理だけは得意だもんねー」 律「そんなわたしなんて憂ちゃんに比べたら…(ん、まてよ)」 律(憂ちゃんの手料理そして…) 律(二人ではじめての共同作業…) 律「じゃあ遠慮なく!」ニマー 唯「りっちゃん、顔キモい」 ー夕食後ー 唯「ごちそうさまー」ゲップ 律「ごちそうさま!」 憂「ごちそうさまでした。律さんのハンバーグ感激しました!」 唯(そーいえば前にりっちゃんちで食べたのもハンバーグだったなぁ) 律「そんな大したもんじゃないって! 憂ちゃんのゴーヤーチャンプルーこそ絶品だったよ!」 唯(ゴーヤーチャンプルーにハンバーグ、って絶対おかしいと思うんだけど) 憂「誰かと一緒にお料理するのって楽しいですね、今度はハンバーグ以外も教えてください!」 唯(もしかしてりっちゃん) 律「あ、ああもちろん…」 唯(ハンバーグ以外作れない…?) 律(ハンバーグ以外も作れるようになろう)ギュ 唯「それじゃりっちゃん、お風呂沸いてるしお先にど~ぞ~」 律「いや入んねーし。もう帰るし」 唯「えぇ~、せっかくだから泊まっていきなよ~そんで夜はおふとんの中で恋バナしよ~よ~」 律「しねーし。第一着替えももってきてないし」 唯「わたしの貸すよ!」 律「えー、あのヘンなロゴ入ってるやつか…」 唯「なに? なにか不満でも?」 憂「今日は両親もいないですから気兼ねも要りませんし、明日は学校も休みですし。 おねえちゃんもこう言ってますから遠慮なく泊まっていってください」 律「あ、うん…」 唯「りっちゃん着替えどれがいい? “ラブハント”? それとも“いなかの米”??」 律「もっと普通のデザインのはないのかよ……」 憂「よかったらわたしの着替え貸しましょうか?」 律「ありがとう!(ヤッタァァァァァァ!!!!)」ニマ~ 唯「りっちゃん、どんどん笑顔キモくなってくね」 ー入浴後ー 律「いいお湯でしたー。お先いただいちゃってごめんね」ホカホカ 憂「いえいえ、お客様ですから。パジャマのサイズ、大丈夫でした?」 律「うん、ぴったり。(胸のあたりが若干スカスカだけど…若干……若干…ということにしておこう)」 唯「じゃあ次! わたしが入ります!」フンス! 憂「はーい」 唯「りっちゃんの残り湯残り湯~」フンフン♪ 律「オイ、やめろ」 唯「りっちゃんの残り湯~ばっちぃばっちぃ残り湯~」フンフ~ン♪ 律「ちゃんと身体洗ってから湯船入ったつーの!!」バッチクナイヤイ ー唯、入浴中ー チャポーン キミニト~キメキコイカ~モネアワアワ~♪ 律(唯…ちょっと歌声大きすぎないか…) 憂「おねえちゃん、律さんが泊まりに来てくれたからテンション上がっちゃってるんですよ」 律「あ、ああそう…」ハハ… オニクオ~ヤサイヨクバ~リコイゴコロ~♪ 律(ん。よく考えたら今ふたりっきりじゃん) ダイスキコ~トコ~トニコンダカァレ~♪ 律(チャンスだ…今こそ再びチャンス!) スパイスフタサジケイ~ケンシチャ~エ♪ 律(今こそ! 想いを伝えるとき!) 律「憂ちゃん!」 憂「は、はい…(どうしたんだろまた急に大声出して)」 律「さっき言えなかったことなんだけど…」 律「わ、わたし……う、ういちゃんの…こと……が…」 律(……ん、待てよ) ダケドゲ~ンカイカラス~ギテモォダァメェ~♪ 律(もしここで告白してOKならなんの問題もない) 律(でももしフられた場合どうする…) 律(ご飯も食べて風呂にも入ってパジャマまで借りた…) 律(失礼しましたじゃあ帰ります…ってわけにいかないぞ) 律(ってことはフった相手とフられた相手が一晩共に過ごすことになるわけで…) 律(き、き、き、気まずい~、めっっっっちゃくちゃ気まずい~~~!!!!) ピーリーリー♪ 律(いやしかしこれがチャンスなのは間違いない) ピーリーリー♪ 律(告白なんて勢いがなきゃ簡単にできるもんじゃない。特にわたしの場合) ピーリーリー♪ 律(想いを伝えられず人知れず失恋するか…) 律(想いを伝えた結果、玉砕するか…) Oh…No No No No No No…♪ 律(……) カァレ~チョッピリ♪ 律(よし!) ライスタァプリィ! 律(決めた!) 憂「………………?」 律「スキだ!」 唯「わかるわかるわたしもスキだよ、お風呂あがりのアイス。りっちゃんの分はないけど」ホカホカ 憂「おねえちゃん、独り占めはメッ! だよ!」 唯「ちぇー、じゃありっちゃんにはナポリタン味のあげるね」ハイ 律「」 ー月曜日、学校。二年教室ー 憂「ということがあったんだー」 梓「へぇー」 純「あやしい…」ボソ 梓「…は?」 純「だってあやしくない? 急に憂の家に来るなんて」 梓「んー、どうだろ?」 憂「そ、そうかな…」 純「たぶんだけど…律センパイ、憂のおねえちゃんのこと好きなんじゃない?」 梓「えぇー…そーかなー?」 憂「うぅーん…」 純「ねぇ梓、部室だとふたりってどんなかんじなの?」 梓「いっつも練習しないでじゃれてばっかり」 純「ほら、仲良いんじゃん!」 梓「でも律センパイといえば澪センパイじゃない?」 純「……そっかぁ…たしかにむしろそっちか」 梓「普通に考えたらそうだよね」 憂「でも恋に堕ちるのに付き合いの長さは関係なくない? ほら、一目惚れとか」 純「一目惚れねぇ…もしかして憂、誰かに一目惚れした?」 憂「い、一般論だよ!」 梓「それより憂はいいの?」 憂「え?」 梓「ほら、大好きおねえちゃん取られちゃうわけでしょ?」 憂「うーん」 梓「しかも律センパイだよ? 澪センパイみたいにかっこいい人ならともかく」 憂「んー、好きだから大丈夫かな」 純「好きって、律センパイのことが?」 憂「うん」 梓「正気?」 憂「正気だよ」 梓「えぇー…どこが??」 純(梓ってぜんっっぜん律センパイのこと尊敬してないな…) 憂「ほら、律さんって年上なのに気取らないから一緒にいても緊張しないし、」 憂「それでいてこっちが楽しくなるように自然に気遣いしてくれて、」 憂「お料理教えてくれたりお姉ちゃんっぽいとこもあるし…」 憂「こないだ遊びに来てくれたときもね、この人と一緒だと楽しいなーって思ったの」 憂「なにより明るくて笑顔が素敵だし、ドラム叩いてるときはかっこいいし」 純「へぇー、ずいぶんよく見てるんだね」 憂「お、おねえちゃんの友だちだから!」 梓「たしかに律センパイ、ちゃらんぽらんだけどたまにちゃんとしてるし意外と乙女なのもかわいいし。一緒にいて楽しい、っていうのはわたしも同感」 純(なーんだ、梓も尊敬してるとこはしてるじゃん) 梓「でもあの人、バカだよ」 純(前言撤回) 憂「梓ちゃんは厳しいなあ…でもね。わたし、律さんのこと好きだから、」 憂「おねえちゃんと律さん、ふたりが両思いならわたしもうれしいな、って」 梓「そっか」 純「…」 純「よし」 梓「…どうしたの、純」 純「わたし達でふたりをくっつけようよ!」 梓「……え」 純「だって唯センパイと律センパイ、両思いなんでしょ? だったら上手くいったほうがいいに決まってるじゃん!」 純「それにふたりがくっつけば憂だってうれしいんでしょ!」 憂「う、うん」 純「憂がうれしいならわたしだってうれしい! だから協力するの! わかった梓?!」 梓「…………うん、」 ー放課後、体育館裏ー 紬「どうしたの梓ちゃん、こんな人気のないところに呼び出すなんて」ハァハァ 梓「とりあえずムギセンパイが考えてるようなことはありえませんから呼吸を落ち着けてください。 実は…」カクカクシカジカ 紬「ふむふむ…唯ちゃんとりっちゃんがねぇ…」 梓「どう思います?」 紬「唯ちゃんはなにかとりっちゃんりっちゃん言ってるものね。十分にあり得る話ね…」 梓「律センパイはどうです?」 紬「りっちゃん? 憂ちゃんの話と普段の様子からすればない話じゃないと思うわ」 梓「わたしはてっきり律センパイは澪センパイと…」 紬「それは100%ないから大丈夫」ニッコリ 梓「え、あ、そうですか…(なんで断言できるんだろ?)」 紬「わたしも色々探りを入れてみるわ!」フンス! 紬「ところで梓ちゃんはいいの?」 梓「はい?」 紬「唯ちゃんのこと。りっちゃんとくっついちゃっても」 梓「わ、わたしは別に……」 紬「……ほんとに?」 梓「……ほんとうです!」 紬「……そっか」 2
https://w.atwiki.jp/83452/pages/6719.html
律「変な子です」 紬父・紬「!」ガーン! 紬『わ、私って変だったの…?』 紬父「へ、変とは…?」 律「ああっ!そういう意味じゃなくて!変わってるっていうか…」 律「その…いつもニコニコしてて、ほわほわしてて…僕からしたらどうでもいいことでも喜んだりして…」 紬父「…」 律「とっても…その、可愛いと思います」 紬『!』 えんだあああああああああああああ 紬父「そうかそうか!ははは良かった良かった!」 紬父「でもあの子は世間知らずだしちょっとおっとりしすぎてる所もあるしあははは」 紬『り、りっちゃんそんな可愛いだなんてありがてうえへへお世辞だとしても嬉しいわ』 律「あはは…」(やべー二人同時で何言ってるかわかんねー) 紬父「ふう…」 紬『ふう…』 紬父「いやいや…娘を褒めてくれて嬉しいよ」 律「いえいえ、思ったことを言っただけですから…」 紬父「最初君を見たときはひょろひょろしてて不安だったが…」 律「ははは…」(そりゃそうだ…) 紬父「とても優しそうな人で安心したよ」 律「お、恐れ入りますっ↑」 シェフ「メインディッシュの子羊のソテーです」コト 律「ありがとうございます」 紬『今まで通り外側のフォークとナイフを使って食べてね。覚えたら簡単でしょ♪』 律(わはは、楽勝楽勝!)キコキコ 律(うんまああやらかああああ)モグモグ 律「~♪」ツルッ カシャーン… エスピー「!」スッ 律「あ、落としちゃった…」ガタッ 紬『りっちゃんストーップ!!拾っちゃだめ!』 律「」ビクウッ 紬父「ど、どうしたんだ?」 律「え?あ、いやその…」 律「そ…その…うちの母が…肉を食べたら…しゃがみ込みなさいと…」 律(どんな母親だよ…) 紬父「そ、そうなのか」 律(ほらぁー!おじ様もさすがにこれはマネしてくれないよ!んもう!) 紬『ナイフやフォークを落としたときは自分で拾っちゃ駄目なの』 律(先に行ってくれー!) 紬『近くにいる誰かに声をかけて拾ってもらって』 律「す、すいませーん…拾ってもらえますか」 ~~~~~~~~~~~~~~ 紬父「今日はありがとう、楽しかったよ」 律「いえいえこちらこそ…」 紬「じゃあお父様、陸さんを送ってくるわね」ガチャ 律「それでは」ペコリ 紬父「陸くん」 律「はい?」 紬父「紬は世間知らずだしおっとりしすぎている所もあるしその癖頑固だ」 律「はあ…」 紬父「それでも私の大事な一人娘だ、幸せにしてやってくれ」 律「…」 律「はい!」 バタン ~~~~~~~~~~~~~~ 車内 紬「今日はありがとうりっゃん!」 律「どういたしましてー…」グテー 紬「これで私も結婚させられなくて済むわ♪」 律「うん…」 紬「そういえば帰り際にお父様に何を言われてたの?」 律「んー?ちょっとな」 紬「?」 ~~~~~~~~~~~~~~ 紬「今日は本当にありがとう!また明日学校でね」 律「ああ、じゃあなー」 ブロロロロロ… ~~~~~~~~~~~~~~ 唯「へ~じゃあ成功したんだ~」 梓「よくバレませんでしたね」 紬「昨日のりっちゃんかっこよかったわよ~♪」 唯「見てみたかったな~」 律「…」 澪「どうしたんだ律、さっきから一言も喋ってないぞ」 律「ムギ!」 紬「なに?」 律「結婚しよう!」ガシッ 唯澪梓「ええ!!!??」 唯「り、りっちゃん?」 梓「何を言ってるんですか…」 澪「お、お前ら付き合ってもないだろ!?」 梓「そこじゃないです!」 紬「よろこんで!!」 唯澪梓「ええ!?」 おわり 律「そうと決まれば式をあげよう!ムギは和風と洋風どっちがいい?」 紬「ウエディングドレス着たいから洋風かしら♪」 梓「ええ~っなんか普通に話進めてる…こわ…」 唯「りっちゃんとムギちゃんほんとに結婚するの?」 律紬「うん」 澪「で…でも…結婚って…」 梓「そうですよ!お二人共女の子じゃないですか!」 律紬「本人達がよければいいんじゃないかしら~♪」 唯澪梓「おおぅ…」 梓「駄目だこいつら…」 澪「り、律!考え直せ!!」 律「何をだよ?」 澪「だ…だから…女性同士の結婚は認められてないだろ!」 律「同性結婚が認められてる国ってあるのか?」 紬「オランダかしら」 律「そうだ、オランダに行こう!」 梓「いやそんな京都に行こうみたいなノリで…」 唯「りっちゃんムギちゃん結婚おめでとう!」 梓「順応性良すぎるなこの人は!」 律「いやー」 紬「ありがとう唯ちゃん」 澪「うう…りつ…りつぅ…」 律「そーれ追いかけっこだ!」 紬「うふふ捕まえられるかしら~」 梓(うぜえ…) 紬「式場はうちで経営してる所でいいかしら」 律「式場も持ってんのかよー!」 澪「ああ…二人が遠い…」 唯「結婚式には呼んでね!」 律「もちろんだぜ!」 梓「私がおかしいのかな…」 律「そうだ!お義父さんに挨拶にいかないと!」 紬「ふふ、昨日行ったばかりなのにね」 梓「もうお義父さんとか呼んでるよこの人!」 唯「結婚式って何着てけばいいんだろ~」 澪「ウエディングドレスかな」 梓「ああ澪先輩まで…花嫁何人になるんだよ!」 ~~~~~~~~~~~~~~ 律「紬さんを私にください!!」 紬父「ええ~っまさか二日連続であいさつに来るとは…」 紬「お父様結婚を認めて!」 律「あ、実はあたし女で田井中律っていうんです」 紬父「パショック!」 律「パショックってなんですか」 紬父「パパショック!」 律「ああ…」 紬父「まあ…娘が決めたことだ、当人同士が納得してるなら私は反対しないよ」 律「!」 紬「ありがとうお父様!」 えんだああああああああああ ~~~~~~~~~~~~~~~ さわこ「それでは、新婦新婦の入場です!」 わーっ パチパチパチパチ 唯「りっちゃんムギちゃーん!」 憂「ご結婚おめでとうございます!」 姫子「幸せにねーっ」 エリ「おめでとー!」 律「みんなサンキュー!」 紬「ありがと~♪」 律「あーみんな!今日はあたしとムギの結婚式にきてくれてありがとう!」 わーわー 紬「私達、幸せになります!」 パチパチパチパチパチパチパチパチ さわこ「それでは、ケーキ入刀です!写真を録る方はどうぞ前へ!」 ざわざわ 律「じゃあ行くぞムギ!」 紬「オサムライさんみたい♪」 律「いくぞーっ!」 律紬「せーのっ」 でもそんなんじゃだーめ わああああああ!! パシャパシャへパチパチパチパチ さわこ「続いて新婦ご友人による弾き語りです」 唯「どうも~平沢唯で~す」 わーわー パチパチパチパチ 律「何聞かせてくれんだー?」 紬「唯ちゃん頑張って~」 唯「オホンッ…あーあー」ジャラアアン… 唯「お前を嫁に~貰う前に~言っておきたい~ことがある~♪」ジャラアアン 律「おーっ」 紬「やんややんや♪」 唯「俺より先に~寝てはいけない~俺より後に~起きてもいけない~♪」ジャラアアン 律「別に好きな時に寝ても起きてもいいぞ」 紬「ふふ、りっちゃんもね」 唯「けっこん!おめでとー!!」 わあああああ パチパチパチパチパチパチパチパチ 律「いいぞ唯ーっ!」 紬「良かったわ~!」 唯「えへへ…次は澪ちゃんのスピーチだよ!」 パチパチパチパチ… 澪「あ…あの…」(こんな大勢の前恥ずかしい…) 澪「り、律とムギ…けけっ結婚おめでとう!」 律「サンキュー」 紬「ありがと~」 澪「ふっ、二人が結婚すると聞いた時は本当にビックリしました」 梓「そりゃそうだよ…」 澪「律と私は小学生からずっと一緒で…正直私以外の人と結婚してしまうのは寂しいです」 律「澪…」 澪「でも!律が幸せなら親友の私も幸せです!律!ムギを泣かせたら承知しないぞ!」 律「わ、分かってるよ!」グスッ 紬「澪ちゃんありがとう…」グスッ さわこ「次は新婦(律)のご両親からの挨拶です」 律母「律、結婚おめでとう!一言だけ言うぞ玉の輿よくやった!」 どっ わははははは 律父「うぐぅう~律…結婚おめでとう~ぐすんぐすん…」 律「お父さんお母さん…」グスッ さわこ「続いて新婦(紬)のご両親による挨拶でーすあー結婚したい!」 紬父「あー…ゴホンッ…紬…結婚おめでとう」 紬父「私は娘が小さい頃から仕事仕事ばかりで、あまり娘に構ってやれませんでした」 紬父「それなのに娘は文句を言うでもなく、いつでも笑顔でお父様お父様と私を気遣ってくれました」 紬「お父様…」ぐすん 紬「それと陸くん…じゃなくて律ちゃん…」 律「は、はい!」 紬父「なんというか…うん…嘘は良くないよ…」 パチパチパチパチパチパチパチパチ 紬「お父様…」ぶわっ 律「お義父さま…」 律「じゃああたし達は籍を入れにオランダに引っ越します!!」 紬「みんなありがとう!ばいば~い♪」 律紬「自家用ジェットかも~ん!」パチンッ ごごごごごご 唯「わあ~すごい!」 澪「自家用ジェット…」 律「いくぞムギ!」ヒョイッ 紬「わあっ」 唯「わ~お姫様だっこ!」 律「じゃあなー!」 ごごごごご… おめでとー!お幸せに~!わーわー!!パチパチパチパチ 梓「おかしーし!!」 律紬「おかしくねーし!!!」 おわり 戻る
https://w.atwiki.jp/sugumi/
先日、昔アルバイトで働いていたスタッフの人たちとの食事会がありました。 久しぶりに会った人もいましたし、しょっちゅう会っている人もいたりと、とても楽しい時間を過ごしていました。 そんな中、私の友達と付き合っていたスタッフの男性がいたのですが、残念ながら1ヶ月ほど前に別れてしまっていたようです。 実はこのスタッフが友達と付き合っていたのは本当に偶然で、私が紹介したというわけでもありませんでした。 私もその友達とはあまり連絡を取るような仲でもなかったので、別れたことは知りませんでした。 それは残念だったねぇという会話をしている中、何と早速その男性スタッフは新しい恋人を見つけたそうです。なんでそうすぐに切り替えられるんだと思って驚いたのですが、何とその新しい恋人もまた私の友達だったのです。 それを話すと男性スタッフはまた驚いていました。 しかも今度のお相手はしょっちゅう私も食事をしに行く友達だったのです。 確かに思い返すと最近良い感じの男性がいるという話を聞いたばかりで、「よかったね!彼氏になったら教えてよ~」という会話をしたばかりでした。 そして今度食事をしに行く約束もしていたので、きっとその時に報告されるんだろうなと思いました。 そしてその相手がまさかの私の知り合いという偶然に友達も驚くことでしょう。 まさか2回連続で私の友達と付き合うとは… 本当に世の中不思議なことだらけですね。 ぜひ今度は上手くいってほしいなと密かに思いました。 この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます。 ヴィート
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/67.html
2010年4月17日 最終更新:2011年6月22日 どこかの出版社で邦訳してくれないかなあと個人的に思っている作品のタイトルをただ並べていくコーナー。 (長編・短編とも、現在入手可能なもの、または公式サイト上で読めるものを挙げる) 1.長編 台湾推理作家協会所属の推理作家による2作品を挙げる。(両方未読) (1)『冰鏡莊殺人事件』(氷鏡荘殺人事件) 林斯諺(りん しげん、リン スーイェン) ネット書店 博客來書籍館:『冰鏡莊殺人事件』(2009年9月) 第1回(2009年)島田荘司推理小説賞で最終候補に残った3作のうちの1つ。受賞作『虚擬街頭漂流記』は台湾・中国・日本・タイで刊行されるが、最終候補作は台湾と中国以外での刊行予定はない。 作者の林斯諺は1983年生まれ。作品の講評は、『オール讀物』2009年11月号掲載の島田荘司「いま、アジアのミステリーに何が起きているのか」で読むことができる。 (2)『鎧甲館事件』 冷言(れいげん、レンユエン) ネット書店 博客來書籍館:『鎧甲館事件』(2009年2月) 島崎博推薦作品。作者の冷言は1979年生まれ。 2.中短編 すでに長編の邦訳が出ている寵物先生と、上でも紹介した林斯諺の作品を挙げる(既読)。 (1) 寵物先生(ミスターペッツ) 短編 「名為殺意的觀察報告」 (殺意という名の観察報告) http //www.books.com.tw/exep/prod/booksfile.php?item=0010328692 (絶版) 短編 「犯罪紅線」 http //www.books.com.tw/exep/prod/booksfile.php?item=0010370313 すでに文藝春秋より邦訳『虚擬街頭漂流記』(長編本格ミステリ)が刊行されている作家さん。 1980年生まれ。 2作品とも、台湾の推理作家が推理小説を掲載しているブログ「台灣推理夢工廠」(台湾推理夢工場、http //mysteryfactory.pixnet.net/blog)で読むことができる。 (2) 林斯諺(りんしげん、リンスーイェン) 中編 「淚水狂魔」(涙水狂魔) http //www.books.com.tw/exep/prod/booksfile.php?item=0010413044 女性を誘拐してその涙を集める犯人と、それを追う女性刑事(主人公)・男性刑事(補佐役)のコンビ、という配役で進むストーリーだが、台湾推理作家協会所属の作家ということでただのサスペンスに終わるはずがなく、通常なら不可能に思えるあるトリックを、仕掛けを二重にすることで可能にさせるという本格推理の技巧が冴える作品になっている。 キャラクターもストーリーも非常に良く、勝手に全訳して日本のどこかの出版社に送りつけようかと思ったほどの作品。 関連記事 台湾ミステリ 読書案内 台湾ミステリについて知るための資料リスト このアジアミステリを邦訳してほしい! 中国ミステリ編 韓国ミステリ編 台湾ミステリ紹介 目次へ