約 3,698,465 件
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/12150.html
このページはこちらに移転しました 誕生日 作詞/ラッコのおじさん もういくつねると 誕生日 誕生日には友達と遊ぶ約束しています はやく来い来い 誕生日 もういくつねると 誕生日 誕生日には遊びましょう 可愛いあの娘と遊びましょう はやく来い来い 誕生日 もういくつねると 誕生日 可愛いあの娘の誕生日 それを理由に遊びましょう はやく来い来い 誕生日
https://w.atwiki.jp/otakuhoumon/pages/272.html
ミントの部屋データ みんなのお部屋はこちら 初期部屋 初期家具(赤字は固定家具、青字は入れ替えのみ可能、緑字は撤去可能) CDラック あおいチェスト あおいとけい あおいベンチ かんきせん きいろいパンジー くまのチビちゃん(机上) グレースチェスト こうふくのき スカンジナビアテーブルL スカンジナビアなベッド レトロなステレオ 壁紙 みどりのかべがみ 絨毯 しらきのフローリング ♫初期BGM けけソウル 固定家具等の情報提供をお願いします! グレースチェストは固定家具です。 -- れい (2019-09-15 20 42 41) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/25438/pages/2359.html
あの子達を見ていると考えてしまう。 誕生日が嬉しかったのって何歳ぐらいまでだろうって。 両手の指で数えられた頃は、自信をもって嬉しかったって言える。 あの頃は、誕生日プレゼントが楽しみで楽しみで仕方がなかった。 胸を踊らせながら、その日を待ち望んでいた。 10代の間も…楽しみだった。 同じ部活の友達に誕生日を祝ってもらって、少しずつ自分が大人になっていくのを感じて。 でも大学を卒業してからは、そうでもなくなっていった。 もちろん、誕生日が嫌いになったわけじゃない。 今でも誕生日には友だちと一緒に飲みに行くし、それなりに楽しい日を過ごしてる。 それでも、この子たちがお互いに盛大な誕生パーティーを開いていると思ってしまう。 あの頃は楽しかったなって……。 紬「さわ子先生?」 さわ子「……」 紬「先生?」 さわ子「あ……と。なぁに、ムギちゃん?」 紬「いいえ、ぼーっとしてたみたいなので、大丈夫かなって」 さわ子「え、ええ。大丈夫よ」 紬「そうですか?」 さわ子「ええ」 紬「あ、そうだ。そろそろさわ子先生の誕生日ですよね?」 さわ子「ふふ。よく知ってるわね」 紬「去年の誕生日、みんなにプレゼントをねだったじゃないですか」 そんなことあったっけ。 全然覚えていない。 みんなからプレゼントをもらったのはちゃんと覚えてるけど。 紬「今年もみんなで何かプレゼントしますから」 さわ子「…いいのよ、ムギちゃん、別に。この歳になったら誕生日なんてたいして嬉しくないもの」 紬「そうなんですか?」 さわ子「ええ。だからプレゼントなんていいの」 紬「…」 …言ってから後悔。 本当はこの子達のことを羨ましいと思っていたから。 生徒と教師というのは言い訳にはならない。 素の私をこの子たちには知られすぎているから。 紬「じゃあプレゼントは無しにしますね」 そう言ってムギちゃんはにっこり笑って、さっさと離れていってしまった。 …… ……… それから数日。誕生日になる。 日付が変わると同時に、友達から沢山メールがくる。 ひとつひとつ返信すると、また返信がくる。 そのやりとりを繰り返して少し夜更かし。 夜にはみんなと飲みに行く約束もした。 …なんだ。意外と楽しいじゃない、誕生日。 すっかり御機嫌になって学校に行くと、クラスの何人かがそわそわしていた。 唯ちゃん、りっちゃん、ムギちゃんに澪ちゃん。 軽音部の4人だ。 これは多分…。 授業も終わり、放課後。 私は軽音部の部室にきていた。 唯「あれ、さわちゃんやけに上機嫌だねー」 さわ子「そう見える?」 紬「はい」 律「そりゃあさわちゃん誕生日だもんな」 澪「誕生日おめでとうございます」 さわ子「…ええ、ありがとう」 …あれ? サプライズ誕生パーティーでも開いてくれるのかと思ったけど、違った? 紬「先生、どうぞケーキです」 さわ子「ありがとう」 梓「今日のために取り寄せたそうですよ」 ムギちゃんが出してくれたケーキは、私が以前食べたいと言っていたお店のもの。 もちろんとても美味しい。 みんなにこにこ私を見守っている。 …うん。悪くない。 サプライズ誕生パーティーではなかったけど、妥当な線だと思う 唯「ね、さわちゃん、美味しい?」 さわ子「ええ、もちろん」 紬「うふふ」 …… ……… それからみんなでクッキーを囲んでお茶をして、その日の部活は終わった。 私は教師としての仕事を終わらせて、友達との待ち合わせ場所にいく。 友達「さわ子ー、こっちこっち」 さわ子「久しぶりね~今日は飲むわよー」 友達「くすっ、さわ子は相変わらずねー。さ、乗って」 さわ子「ええ。ね、今日はどこへ行くの」 友達「それは私達に任せるって言ったでしょ」 さわ子「そうだったっけ」 車に揺られて数十分。 お城みたいな建物の前に着いた。 さわ子「え、ここどこ?」 友達「ムギちゃんって言うんだって、あの子。相当悪知恵が働くみたいだね」 さわ子「え? え?」 友達「本当の意味で『サプライズ』にしたいなら、気づかないフリじゃ駄目だって言うんだよ」 気づくと車の傍に沢山の人。 今日一緒に飲む約束をした友達。それから-- さわ子「残念」 友達「どうして?」 さわ子「今日はお酒を飲めなそうね」 おしまいっ! さわちゃん誕生日おめでとう 戻る
https://w.atwiki.jp/rangers-strike/pages/1568.html
XG3-009[RS] ミント Sユニット パワー3 CN- BP500 SP- ノーマルレア 追加条件 ※これはバトルエリアに出られない。 【戦いの記憶】 自軍スタートフェイズ開始時、このユニットを捨札にして次の効果を発動できる ⇒自軍ラッシュエリアから、効果名を持つテキストに「これをラッシュしたとき」 と書かれたユニットを1体選んでもよい。そうしたとき、そのラッシュしたときの効果を発動する。 メカ アーステクノロジー 救急戦隊ゴーゴーファイブ フレーバーテキスト ゴーグルのコンピューターに敵のデータを送るよ!ったく世話がやけるなぁ~。 備考・解説 イラスト キクチヒラメ 収録エクスパンション XGATHER ザ・Wインパクト 自販機&パック 関連カード Q&A Q: A:
https://w.atwiki.jp/hiyotan2012/pages/13.html
日笠陽子カルタ コーナー説明 デビューから5年。 アニメやラジオ、イベントで様々な活躍をしてきました。 そんなひよっちの活躍をカルタにして、誕生日プレゼントとして贈りたいと考えています。 みなさんのお陰で全ての札が完成しました!ありがとうございます! 募集内容 その2「絵札」 絵札の募集は締め切りました。たくさんのご投稿ありがとうございました! その1「読み札」 読み札の募集は締め切りました。たくさんのご投稿ありがとうございました!
https://w.atwiki.jp/kyo3nen/pages/229.html
「京太郎ー、あんたに手紙きてるわよー」 京太郎「手紙? また小蒔かな」 「正解。じゃ、賞品の郵便物もどうぞ」 京太郎「郵便物……って、賞品も何もこれも俺宛じゃん」 「それも姫様からみたいね」 京太郎「てか手紙と一緒に送られてきたんじゃないの?」 「その通りよ」 京太郎「回りくどいことしないでさっさと渡せばいいものを」 「それじゃつまんないし、中身も気になるし?」 京太郎「じゃあ、開けるから向こう行っててくれ」 「えー? やだー」 京太郎「だからそういうしゃべり方は年を考えろって……」 「……ぐふっ、お母さんの弱点を正確に突いてくるなんて」 京太郎「ああもう、とりあえず部屋から出てってくれよ」グイグイ 「きゃー」 京太郎「(全略)――あと一年、お待ちしております……?」 京太郎「一年後ってなんかあったか?」 京太郎「まぁ、手紙はあとで返事をするとして……こっちの中身はなんだ?」 京太郎「手紙によれば誕生日プレゼントっぽいけど」 京太郎「ま、開けてみるか」ガサゴソ 京太郎「……毛糸のマフラー」 京太郎「ベタと言えばベタだけど、結構しっかり出来てるな」 京太郎「ちょっと長いけど、実用できる点もありがたいし」 京太郎「なによりもかわいい女の子の手作り……嬉しくないわけがない!」 京太郎「いかんいかん、落ち着け」 京太郎「外で聞き耳を立てている可能性もある」 『バッチリ聞こえたわよー』 京太郎「ん? 今何か聞こえたか?」 京太郎「まぁ、いいや。手紙の返事を考えよう」プルルル 京太郎「電話?」 『鶴田姫子』 京太郎「……微妙に出たくないけど」ピッ 京太郎「もしもし」 姫子『もう、出るの遅いですよぉ』 京太郎「えっと、どこの姫子さんでしたっけ?」 姫子『あ、名前呼びですか? 先輩にしては積極的』 京太郎「にしてはってなんだ。俺は機会さえあればどこまでもいく男だ」 姫子『まぁ、そげな冗談は置いといて』 京太郎「何の用だ? 俺は手紙の内容を考えるのに忙しいんだよ」 姫子『手紙? 今どき珍しいですね……あっ』 姫子『もしかして、私宛のラブレターとか?』 京太郎「寝言は寝て言え」バッサリ 姫子『んんっ、よかぁ』 京太郎「いや、よくないよくない」 姫子『誕生日? 初耳です』 京太郎「言った覚えもないけど、それで電話してきたんじゃないのか?」 姫子『さすがにそいは自意識過剰というか……』 京太郎「そうかもしれないけど、お前にそういう反応されるともの凄く釈然としない……!」 姫子『んー、じゃあ私の声が誕生日プレゼントということで』 京太郎「冗談はいいから本題、はよ」 姫子『むぅ、せっかちな男はダメですよ?』 京太郎「お前にだけだ」 姫子『私にだけ……特別ってことですかね?』 京太郎「あーうん、冗談だから勘違いするな」 姫子『あー、俗に言われよるツンデレってやつですね』 京太郎「違います」 京太郎「……で、そろそろ話を進めてもいいか?」 姫子『はい、どうぞ』 京太郎「どうぞってな、話すのはお前だよ」 姫子『あ、そうでしたね』 姫子『えっとですね……先輩、チョコレートば欲しくなかとですか?』 京太郎「チョコレート? なんかの隠語?」 姫子『ど真ん中ストレートです』 京太郎「じゃあ俺が知ってるあのチョコだな……なんかあったっけ?」 姫子『バレンタインですよぉ、バレンタイン』 京太郎「ああ、そんな行事もあったなぁ」 京太郎(いつも身内からしかもらえないからな……) 姫子『あ、勘違いしてもいーですよ?』 京太郎「するか」 京太郎「ま、でもくれるならありがたくもらうとしよう」 姫子『あ、もし先輩がこっち来るならスペシャルなチョコばプレゼントしますけど』 京太郎「スペシャル? 変なものでも入ってるのか?」 姫子「チョコに入れるというか、チョコでデコるといいますか」 京太郎「デコレーションケーキとか?」 姫子『ぶっちゃけると、私たちをめしあが――』 『ひ、姫子っ!』ガタタッ 姫子『ぶ、部長!?』 京太郎「いたのかよ、白水」 姫子『せ、先輩、そういうわけで――』プツッ 京太郎「あっ、切れた」 京太郎「さて、手紙は――」プルルル 京太郎「……」 『園城寺怜』 京太郎「もしもし」 怜『あ、ダーリン元気やったー?』 京太郎「だれがダーリンだ」 怜『もう、いけずやなぁ』 京太郎「そっちこそ元気だったのかよ」 怜『うん? まぁ、命からがら』 京太郎「その表現ってやばかった時に使うものじゃないのか?」 怜『乗り切ったから問題なしやでー』 京太郎「元気ならいいんだけどよ……で、用事は?」 怜『えー? 用事ないと電話かけちゃあかんの?』 京太郎「さっきから妨害入りまくりなんだよ」 怜『えっと、自家発電中みたいな? こ、声だけでよければ提供したってもええけど』 京太郎「違います。手紙です」 怜『ほーほー、つまりうちへのラブレターと』 京太郎「違うつってるだろうが」 京太郎(てか返しがかぶってんぞ関西人!) 怜『でもまぁ、誕生日やったんやな』 京太郎「じゃあお前も別件か」 怜『も?』 京太郎「さっきまで別のやつと電話してたからさ」 怜『なるほどなぁ……じゃあ誕生日プレゼントはうちの声ってことで』 京太郎「だから返しかぶってんぞ関西人!」 怜『なん……やと……?』 京太郎「で、バレンタインがどうのこうのじゃないだろうな?」 怜『……エスパー?』 京太郎(なにからなにまでかぶってんですけどぉ!?) 怜『ご察しのとおりバレンタインのチョコギフトです』 京太郎「ギフトとかつけるととたんにお歳暮っぽくなるなぁ」 怜『うちは微力ながらやけど、竜華は気合入れ取るから勘違いせんようになー』 京太郎「俺を誰だと思ってる。するわけないだろ」 怜『ホンマに?』 京太郎「友チョコだろうがもらえるなら万々歳だよ」 怜『……ま、せやな』 怜(あ、これバッチリ勘違いしたわ) 怜『でも、もしこっち来てくれるんならスペシャルなイベントが待っとるでー』 京太郎「スペシャル? デコレーション的な?」 怜『おお、なんや須賀くんもスケベやん』 京太郎「いや、なんの話だよ」 怜『ぶっちゃけるとうちと竜華がはだか――』 『と、怜っ!』ガタタッ 怜『りゅ、竜華?』 京太郎「清水谷もいたのか」 怜『それじゃ、須賀くん……また――』プツッ 京太郎「……また切れた」 京太郎「てか終始かぶってるってどういうことやねん」 京太郎「さーて、今度こそ」プルルル 京太郎「だーもう! なんなんだこれはっ」 『龍門渕透華』 京太郎「もしもし――」 透華『ハッピーバースデーですわっ!』 京太郎「――っ」キーン 透華『ふふ、嬉しすぎて声も出ない様子』 京太郎「あまりの大音量に耳が遠くなったんだよ!」 透華『そんなことよりですわ!』 京太郎「そんなことだとっ?」 透華『まずは小手調べ……受け取りなさいな!』バラララ 京太郎「小手調べ……まさか!」ガラッ 透華『ふふ、驚きまして?』 京太郎「お前、ヘリまで持ち出してなにやってんだ!」 透華『もちろん、この特大の久寿玉をお見舞いするためですわ!』 京太郎「ちょっとは後始末のことを考えような!?」 透華『心配いりませんわ。ハギヨシをはじめとしたスタッフが待機しておりますので』 京太郎「そういう問題じゃないってのに……あーもう!」 京太郎「いいか? 絶対割るなよ? 絶対だぞ!」 透華『知っていますわ、それはいわゆる前振りだということを!』 京太郎「ちげーよっ!!」 透華『さぁ、行きますわよっ!』 京太郎「やめろぉぉおおおお!!」 美穂子「あら、久?」 久「美穂子もこんなところで奇遇ね」 美穂子「そうかしら? 目的は同じなんだから」 久「そうね……でも」 『やめろぉぉおおおお!!』 久「もう少し後の方がいいんじゃない? あんな状態だし」 美穂子「そうね……」 小蒔「京太郎様、受け取ってくれたかな」 小蒔「来年の冬はあのマフラーを二人で巻いて……」ウットリ 小蒔「お返事が待ち遠しいです!」
https://w.atwiki.jp/moemoequn/pages/462.html
それは大学生活も2年目になり、成人式も終えた1月の事だった。 休日を利用して桜が丘の実家に里帰りしていた私は、突如律の家に呼ばれた。 律『澪ー、今からウチ来ない?』 澪「今から? 別にいいけど」 律『うん、待ってるからねー』 ――ピッ 澪「律のやつ、いきなりどうしたんだろ?」 そして準備をしてから律の家まで歩いて数分、数年ぶりに訪れた律の家の呼び鈴を鳴らしてみる。 ――ピンポーン… 澪「おーい律ー、来たぞー」 律「はーい、今行く~」 待つこと数秒、玄関の戸を開けると、律がスリッパを用意してくれていた。 律「いきなり呼びつけて悪いなぁ、ま~上がってよ」 澪「うん、お邪魔します」 律に招かれるままに部屋に上がり込む。 律「みんなー、主役が来たぞー」 澪「あれ、唯にムギも来てたんだ?」 以前来た時と大して変わらない律の部屋には、唯とムギの姿が見えた。 珍しいな、ここでこうして4人が集まるなんて。 唯「澪ちゃんやっほー♪」 紬「澪ちゃんこんばんわ、今日も寒いわねぇ~」 澪「うん……最近よく冷えるよなぁ……」 律「お茶どうぞ~」 澪「ああ、わざわざありがとう」 律の淹れてくれたお茶を一口いただく。 少し熱めのお茶だけど、冷え切った身体が暖まる感じがする。 ……律もこうした気遣いが出来るようになったんだなぁ、と思う私だった。 唯「澪ちゃん今日は何してたの?」 澪「久々に帰って来たからずっと家族とのんびりしてたよ」 唯「あはは、たまには実家も良いよねぇ……私もさっきまで家で憂と一緒にいたんだけど、りっちゃんに呼ばれてさ」 澪「そうだったんだ。 あっ、そうだ律」 律「ん?」 椅子に座って漫画を読んでいる律に向かい、私はみんなを呼んだ理由を尋ねてみる。 澪「律、いきなりみんなを集めて、どうかしたの?」 律「どうかしたのって澪、お前今日が何の日だか忘れたのか?」 澪「今日って……ああ、そっか」 …今日は、1月の15日。 そう、私の誕生日の日だった。 確かにここ最近、大学の講義やらバンド活動やら作詞やらで、自分の誕生日の事なんてすっかり忘れてたな……。 まぁそれだけ充実してたって事なんだろうけど、自分の誕生日も忘れる程とは…… ……私も、今日で20歳になるのか。 律「せっかくの澪の誕生日だし、みんなで集まってパーティーでもやろうかなと思って、数日前からこっそり準備してたんだよ」 澪「……なんか悪いなぁ、でもありがとう、嬉しいよ」 唯「憂とあずにゃんは遅れて来るみたい、先に始めててってメール来てたよ」 律「そっか…じゃー、あんま遅らすのもアレだし、私らで一足先に始めちゃおっか?」 唯「うん、そうしよっ♪」 唯の一声で私達は部屋を抜け、居間に降りる。 ここでの食事も懐かしいなぁ、確か高校の時に1回みんなで集まって、律の手料理を食べたんだっけ。 紬「りっちゃん、お料理の準備私も手伝うわ」 律「うん、あんがと、じゃあムギはスープの方お願い~」 紬「かしこまりました~♪」 澪「律、私も何か手伝うよ」 律「澪はそこで座ってていいよ、今日の主役なんだしさ」 澪「でも、なんか悪いしさ……」 律「いいから主役は大人しく座って待ってる、ほら、唯の隣空いてるから」 唯「澪ちゃん、おいで~♪」 澪「……わかった、じゃあ、待ってるよ」 どうあっても律は譲ってくれなさそうだったので、その言葉に従い、私はテーブルに並べられていく料理を見ていた。 澪「……お、おいしそう……」 律「だろ? これでも料理の腕上がったんだぜぃ♪」 フライドチキンにスパゲティにサラダにスープ……どれも彩りがとても綺麗で、見てるだけでも思わずよだれが出そうになる。 いつの間にこれだけの料理を作れるようになったのか、律の手料理はすごく美味しそうに見えた。 紬「りっちゃん食器はこれでいいのかしら?」 律「うん、人数分と……梓や憂ちゃんの分も用意しといてもらっていいかな?」 紬「はいはーい♪」 澪「……もしかして、これ全部律が?」 律「まーねぇー♪」 唯「りっちゃん張り切って作ってたみたいだもんねー、あ、私も一応作ったんだよっ」 得意気な顔で唯が言う。 澪「へー、唯はどれを作ったの?」 律「唯はケーキにイチゴ乗っけてただけだろー?」 唯「りっちゃぁ~ん、それ言っちゃダメぇ~~~」 紬「うふふっ♪ なんだか懐かしいわねぇ~」 澪「確かに、前にもあったな、こんな事……」 確か、高1のクリスマスの時だったかな。 紬「急いで作ったから出来栄えはあまりよくないけど、味は美味しいと思うの、澪ちゃんも是非召し上がってね」 澪「ああ、何から何まで本当にありがとう、みんな……」 そうして、楽しくお喋りをしつつも、次々と料理が並べられて行く。 紬「はい、澪ちゃんの為にみんなで作ったケーキでーす♪」 唯「ムギちゃんの手作り、すっごく美味しそうだよ~~♪」 律「なーんか、これも懐かしいよなぁ」 澪「ああ、大学入ってから、こんなに大きなケーキをみんなで食べる事なんてあまりなかったからなぁ」 そして、唯とムギの手作りのケーキがテーブルの上に置かれる。 普通のよりもやや大きめのイチゴのショートケーキ、 その上のチョコプレートには手書きで「みおちゃん20さいおめでとう~♪」と書かれていた。 紬「唯ちゃんったら、漢字で書こうとしてぐちゃぐちゃにしちゃって」 唯「だって、チョコホイップで字を書くのってすっごく難しいんだよ~」 澪「だから全部ひらがななのか、唯らしいなぁ」 唯「えへへへ……♪」 律「んじゃ、一通り準備も終わったし、そろそろ始めよっか?」 唯「うんっ、そうだね~」 そして…… 律「はっぴーばーすでー澪、20歳の誕生日おめでと♪」 唯「おめでとーーっ♪」 紬「澪ちゃん、おめでとう♪」 律の言葉を皮切りに、唯もムギも、祝福の言葉を述べてくれた。 澪「みんなありがとう、わざわざ時間作って祝ってくれてすごく嬉しいよ……本当にありがとう!」 みんなからのおめでとうの言葉に、私は照れる感覚を抑えながら、笑顔で応えたのだった。 ――― ―― ― 唯「はいこれ、お誕生日のプレゼントだよっ♪」 唯が小さな袋を渡してくれた 澪「ありがとう唯、中、開けてもいい?」 唯「うん、きっと気に入ってくれると思うんだけど、どうかな?」 袋の中には、一昔前に流行ったゆるキャラのキーホルダーが入っていた。 澪「これ、私がこっそり集めてたキャラクターの……わざわざ探してくれたのか?」 唯「えへへ、あずにゃんに頼んでインターネットで届けてもらったんだぁ」 頭をかきながら照れる唯だった。 きっと自分のプレゼントが私に気に入って貰えた事が、よほど嬉しいのだろう。 澪「ありがと唯、これ、大事にするよ」 唯「うん、可愛がってあげてね♪」 紬「私はこれを…」 ムギが唯のそれより小さな布袋を渡してくれた。 小さい布袋は丁寧にリボンで止められていて、すごく可愛らしく見える。 リボンをほどき、中身を取り出してみると、見慣れない形の……ああ、おそらくこれはピックだろう。 ベース用のピックが数枚、私の手の中に転がった。 澪「これは、ピック?」 紬「ええ、お父様の会社で開発された新商品らしいの。よく手に馴染む上に指の負担を抑える素材でできててしかも丈夫、お父様曰く、たとえ1000回演奏しても壊れないって言ってたわ」 律「相変わらずすげーよな、ムギんとこの会社は……」 澪「ああ……もっとさわってもいい?」 紬「ええ、どうぞ」 ムギのくれたピックを触ってみる。 確かに、普通のピックに比べて持ちやすさが違う。 それに、しっかりと手に馴染む感じがする。 裏には放課後ティータイムのロゴマークも彫ってあり、それがムギの手作りなんだと言う事がよく伝わる。 澪「このロゴは……ムギ、ありがとう、 このピック、明日から使わせて貰うよ」 紬「ええ、思いっきり使ってあげて♪」 唯「ねーねーりっちゃん、りっちゃんは何を用意してきたの?」 律「ああ、私はだな~」 律「ちょーっと待ってて、今持って来るからさ」 澪「……?」 そして律が居間を抜け、キッチンからやや大きめの袋を取り出して戻ってきた。 袋には「酒の中島」という名前がプリントされているけど……もしかして、中島って…… 律「ま、これでめでたくみんな成人した事だし、私はこれを用意しました」 唯「えー、なんだろ?」 律「へへへ……じゃーんっ!!」 律が袋の中から青い瓶に入った飲み物を取り出す。 澪「これは……酒か??」 そう、律が取り出したのは酒。 青い瓶に『松竹梅白壁蔵 澪-MIO-』と書かれたラベルが貼られている、正真正銘のお酒だった。 松竹梅白壁蔵 澪-MIO- ↓ http //www.kakuyasu.co.jp/news/feature/201106_mio/index.html 紬「そっか……澪ちゃんも成人した事で、私達全員20歳になったのよねぇ」 唯「そうだね~」 律「これでやーっと堂々と酒を飲めるんだよ私達はさ、ついでにタバコも吸い放題だ」 唯「えー、りっちゃんたばこ吸うの~?」 律「まー、興味ないワケじゃないけどな、ほら、ロックバンドにもヘビースモーカー多いし」 澪「憧れで吸うなんて子供っぽいからやめた方がいいと思うぞ」 律「まーまー、私らもそーゆう事が出来るトシになったってわけだよ、別に明日から吸うとは言ってないさ」 澪「そうだけどさ……」 正直な所、出来る事なら律には吸ってもらいたくないかな。 ……タバコの匂い、私あまり得意じゃないし……。 唯「私達も、もう大人なんだよねぇ~、今更だけど」 律「ま、唯はハタチになっても変わってないけどなー」 澪「……それは律もだろ?」 律「なにをー! 私だって大人になったんだぞー!」 澪「……ほう、どこが?」 律「ブラのサイズがいっこ増えた! 私的にはすごく大きな成長ですよこれは」 言いながら必要以上に胸を張る律だった。 確かに、前に比べて胸の膨らみが大きくなった気はするが…… 澪「って、そこだけかっ」 律「おーおー、どーせあたしの貧相なコレじゃあ澪の爆乳には敵いませんよーだ」 そう言いながら、私の胸をまじまじと睨む律だった。 ついでに言うと、私らのやり取りをどこか期待するような眼で見続けるムギの顔も視野に入っていた。 ……ムギもムギで相変わらずだなぁ…… 澪「胸の話はもういい……まったく、他に成長したって言えることは無いのかお前は……」 ま、20歳になっても特別変わらないのは、私も含めたこの場の全員に言えた事なのかも知れない。 正直な所、誰もがまだ実感が沸かないのだろう。 ……こう考えてしまうのは、私達がまだ子供だからなのかな? 澪「そう言えば、その袋にある『酒の中島』ってやっぱり……」 律「うん、信代んとこの酒屋さんで買ってきた」 澪「やっぱりな」 中島信代、私達と同じ3年2組の仲間で、ライブの時はよく場を盛り上げてくれていたっけ。 教室で開かれた最後のライブでは堅物だった堀込先生を参加させてくれたりと、活発で元気な子だったなぁ。 唯「信代ちゃん元気だった?」 律「ああ、相変わらずパワフル全快だったよ」 紬「うふふ……高校生かぁ、懐かしいわねぇ~」 澪「ああ……もう、私達があそこを卒業してから2年になるんだよな……」 修学旅行にライブに体育祭に卒業旅行……高校の頃は毎日がお祭り騒ぎだった。 大学に入り、新たな仲間に囲まれて音楽をやってる今も楽しいけど、それでも私は、高校の頃が一番楽しかったと思う。 唯に律にムギに梓、それに和や憂ちゃん、純ちゃんやさわ子先生……多くの仲間に囲まれて、幸せな高校生活を送っていた。 澪「ほんと、懐かしいな」 律「それで、前に桜が丘に帰った時に信代ん家寄ってさ、んであいつに今日の事話して用意して貰ったんだ、私達が澪の誕生日を祝うのに相応しい、最高の酒をさ…!」 唯「義兄弟の杯ってやつだねぇ~、私、みんなでお酒飲むの楽しみだったんだぁ~♪」 律「あはは、まー唯のそれとはちょっと違うけど、信代曰く、『澪の誕生日にはこれしかない!』って絶賛してたよ」 紬「なんたって、澪ちゃんの名前が付いたお酒なんですものね」 澪「私の名前の……酒……」 唯「オシャレで可愛いデザインだよねぇ♪」 紬「青い瓶がすごく澪ちゃんらしいと思うわ、これ……」 澪「私の名前のお酒……律と信代でわざわざ探し出してくれたのか……」 あまりの感激に言葉が出なかった。 こんな綺麗なお酒を、私の為にわざわざ用意してくれるなんてな……。 澪「ん、これは……手紙?」 律「ああ、そいや信代のやつ、何か入れてたっけ」 澪「どれどれ……?」 袋の中にに入ってた手紙を開き、声に出して読んでみる。 澪「ええと……澪、お誕生日おめでとう、20歳の誕生日を迎えた澪にぴったりのお酒を用意しましたので、軽音部の皆さんで是非召し上がってください……」 澪「追伸、またみんなの歌が聴きたいよー、いつかまた、みんなの演奏を聴ける日を楽しみに待ってます、中島信代……だってさ」 それは短い文章だったけど、信代の素直な気持ちがつづられた、暖かい内容の手紙だった。 律「……へへへ、すっかり人気者だよな、私ら」 唯「そうだねー……またいつか、みんなにも聞かせられると良いね、私達の演奏」 紬「ええ、いつかきっと……みんなでやりましょうね♪」 澪「ああ……絶対に……な」 澪(信代……ありがとう!) ――――――――― 律「んじゃー、グラスでも持って来るよ、あ、電気少し暗くしたら雰囲気出るかもな」 唯「んじゃー、ちょっと電気暗くするね?」 律が棚から持って来てくれたカクテルグラスに酒を注ぎ、唯が電気の明かりを少し下げる。 トクトクとカクテルグラスに注がれる酒が薄暗い部屋の照明とマッチして、ものすごく上品な感じに映って見える。 酒には炭酸が入っているのだろう、瓶の中の透明な液体はグラスの中でかすかに泡立ち、それが尚の事大人な雰囲気を演出しているようにも見え、何処か落ち着いた気にさせてくれる。 いつか見た洋画でもこんなシチュエーションがあったけど、まさかそれを自分で演じるなんてな……。 紬「なんだか、私達、大人~って感じがするわぁ♪」 唯「うんうん、映画みたいで、私達、かっこいいかもね……♪」 律「あははっ、あんま言い過ぎるとかえってガキっぽいけど……確かに、なんかかっこよく見えるよなぁ」 澪「酒に酔う前に、場の空気に酔ってるな、みんな……」 それは、きっと私も同じ事だ。 本当の大人がいたらきっと笑われるかもしれないけど……それでも、今はそれも良いと、そんな事を思う私達だった。 澪「…………」 グラスに注がれたその香りを嗅いでみると、アルコールの独特の香りに少し顔が赤くなる気がする。 酒の味なんて分からない私達だけど、それがどこか心地よく……場の雰囲気と相まって、きっとこれは良いお酒なんだろうと、勝手ながらにそんな気になっていた。 ……ああ、完全に場の空気に酔いしれてるな、私達。 澪「もう私、こういうお酒も飲める歳になったんだよなぁ……」 紬「ええ、澪ちゃんも私も、ううん、私達も、もう大人になったのよ?」 澪「うん………当たり前だけど、そうなんだよな……」 そう、ムギの言葉に頷く私。 ……この時、今更ながらに私は、自分が大人になったんだと言う事を認識していた……。 こういう雰囲気が似合ってもきっとおかしくない、そんな歳になったんだ……私達も。 律「みんな、グラス持ったかー?」 律がグラスを手に立ち上がり、乾杯の音頭を取り始める。 唯「うんっ♪」 紬「いつでも行けるわよー♪」 澪「ああ、こっちも大丈夫だ」 律「じゃあ……えー、みなさん待ちに待ったこの日を迎える事が出来ました」 律「私も唯もムギも澪もみんな20歳……立派な大人になったので、こうやって堂々とお酒を飲める歳になりました」 律「今日はその記念と、放課後ティータイムの一員であり、みんなの大好きな澪の誕生日をお祝いして……この酒で、澪と同じ名前のお酒で乾杯したいと思います!!」 律「みんな……かんぱーーいっっ!!」 一同「かんぱーーいっっ!!」 ――キンッ 甲高い乾いた音を立て、それぞれがグラスを合わせる。 そして……みんなでそれを一気に飲み干す。 律「っっっくううぅぅぅ………!! これが酒の味か……! なんかイイ! すっごくいい!!///」 唯「んっく……んんん……なんか…にがいぃぃ……」 紬「あら、私は美味しいと思うけど?」 澪「……………………」 ―――人生で初めて口にしたそれは……不思議な味がした。 若干ほろ苦く、でも、どこか暖かくなるような……不思議な感じ……。 今まで味わった事のない感覚……だけど、とても楽しい……そんな……不思議な…………… …ふしぎ……な…………。 ……… 2/3
https://w.atwiki.jp/llss/pages/393.html
元スレURL 雪穂「誕生日だけど」 概要 ほの誕 タグ ^高坂雪穂 ^高坂穂乃果 ^ほのパパ ^短編 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/617.html
★誕生日祭りSS投下作品 5-974氏 ファーストキスまでの道のり 19-117(6-774)氏 誕生日へのカウントダウン(5月15日-5月22日) 誕生日へのカウントダウン(5月23日-5月27日) Happy Birthday konata(↑の続き・完結) 4-234氏 こなかが観察日記!~序章~ 17-113氏 5月28日・快晴にて 18-236氏◆Y/DTLv/x1Y 『5月28日:心の日記』 8-616氏 ココロの距離 14-586氏 しょーと&しょーと ~1日遅れの、ばーすでい~ ★誕生日祭り画像投下作品 8-784氏 手を取り合って(ホワイトデー編・完結) 顔に書いてある?(こなた誕生日祭投下作品) 11-307氏 このリボンに想いをこめて(こなた誕生日祭投下作品) 18-423氏 脱がせろ!セーラー服(こなた誕生日祭投下作品) 狂信者M氏 ハッピーバースデイ!(こなた誕生日祭投下作品) フタ☆某氏 To be continued...(こなた誕生日祭投下作品) 4-248氏 一番大切な・・・一番大好きな(こなた誕生日祭投下作品) 19-727氏 その日を一緒に(こなた誕生日祭投下作品) 11-228氏 Princess Brave この場所が私へのプレゼント(こなた誕生日祭投下作品) 19-737氏 精魂込めて作りました!(こなた誕生日祭投下作品・ネンドロイド作品) 19-765氏 1つ目のプレゼントね(こなた誕生日祭投下作品) コテ無し氏 いつもそばに・・・(こなた誕生日祭投下作品) 7-438氏 背中合わせ(こなた誕生日祭投下作品) 18-349氏 送料1280円/天地無用(こなた誕生日祭投下作品) コメントフォーム 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/boys_school/pages/52.html
1月 2月 29 野浦春汰 3月 3 吉田根路 17 牛尾茜 4月 1 凪村 虎 5月 2 佐々木登 8 斎藤綾太 6月 15 日和一 7月 14 殿村光昭 8月 8 大神空太 27 小宮壱彦 9月 10 山田東洋 10月 10 下田喜一 19 河井きよし 11月 2 松本咲良 12 真田眞黒 13 吉村 章 17 北見礼恩 19 秋田瑞明 12月 17 葛西裕太