約 1,185,348 件
https://w.atwiki.jp/obeyme_dictionary/pages/155.html
概要 種類 飲み物 関連人物 店舗 Akuzon 価格 3レイブン(10個まとめ買いで27レイブン) 登場媒体 原作(ゲーム) 引用元 Akuzon「反省会アイテム」 飲むと楽しい気分がふっとぶコーヒー。 ???の好物。反省会での贈り物に最適。 登録タグ #Akuzon #食べ物 #飲み物 ▲ページTOP
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/62028.html
【検索用 しんきょうこくこーひーたいむましんふるーす 登録タグ #kzn 2022年 CeVIO し 曲 曲さ 桜ひで丸】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:桜ひで丸 作曲:桜ひで丸 編曲:桜ひで丸 唄:#kzn 曲紹介 曲名:『新京極コーヒータイムマシンブルース』(しんきょうごくコーヒータイムマシンブルース) 『#kznソングコンテスト』金賞作品の1曲。 歌詞 (動画概要欄より転載) 面倒な現実を知らないフリのアーケード 今日もだるい、つらい、くらい、いつもの月曜日 しつこい色した砂糖菓子のキーホルダーがあまい、あまい、あわい、揺れて歪む景色 冷めきったフレーバー 借りてきたエモーション 慣れきったスマートフォン、右手 苦い一口 ざらついたソーサー 廻るケムリ 突然に思い出したあの日見た目 呼んでる? そんなんじゃないの 適当は厳禁 気づかないふりしてる溢れやすいものが 心配じゃないの? 本当分かんない? 自信なさげな現実がああ今日も終わってゆく ホイールの空転だけが現実感をくれるの good night、くらい、ふかい、いつかの真夜中 言葉、光、香り、わずかなホコリ 誰も覚えてないあの日の表情 沈みかけの真っ暗な道 再現不能の景色駆け抜ける ぼやけるライト よれてゆく袖 ずれてく右と左 今どこなの? 聞こえてるの? 浮いてる? 冗談じゃないの 本当の気持ち 言ったら多分かなしい、でもそれって常識でしょ? 簡単じゃないの 準備が必要 天球に触れる指先が消えたら目を開けて そんなんじゃないの 適当は厳禁 気づかないふりしてる溢れやすいものが 心配じゃないの? 本当分かんない? 自信なさげな現実がああ今日も終わってゆく コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/1136.html
「このビルなの? なんかこのくたびれた感じが確かにそれっぽいけど」 「そそ、ここの三階が問題の場所。それにしてもなんかこう、ドキドキしてこない? ここでふたりの運命が変わるかもしれないって思うとさ」 深刻そうな内容の台詞とは裏腹な軽い調子に私はあきれ返ってしまう。まったく大胆なんだか無神経なんだか。 「そういう不謹慎なことを言うな。万一見つかったら大変なことになるんだからねっ」 「だいじょぶだいじょぶ。いざ行かん、我らの勝利のためにー」 「いったい誰が何と戦うんだよ……」 さっさとビルの出入口に姿を消してしまったあいつを見失わないように、しかたなく私もスピードを速めて後を追う。 「ふたりの運命、私たちの可能性、か」 決して信頼してないわけではないけど、なんせふたりとも素直じゃないから。ま、だからこうして様子を見に来たりしてるわけだし。 などと必死に言い訳している自分に気づいてしまい、思わず吹き出しそうになる。 やれやれ、素直じゃないのは私も同じか── ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『コーヒーブレイク/キャラメル・ラテ』 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― なすすべもなく、ただ私はその場に立ちすくんでいる。 切れかかった蛍光灯が硬質な音を立て、せわしなく明滅を繰り返していた。くすんだコンクリートの壁のそこかしこには無数の細かなヒビが浮き上がっている。毒々しいペンキを塗りたくって精一杯化粧をほどこしているが、残念ながらそれを隠し通す試みは無残な失敗に終わっていた。 本当に、ここは何もかもが狭く澱んでいて息が詰まりそう。たとえばここまで登ってきた細い急傾斜の階段。大人がすれ違うのも難しそうだ。 開け放たれた階段の踊り場の窓から、生暖かく湿った空気とともに外の喧騒が流れ込んでくる。それにはわずかにすえた臭いが混ざっていて、ここが繁華街であることをいやでも思い起こされてしまう。呼吸を続けていると鼻やのど、いや肺のすみずみまで腐ってしまいそうだ。 もしかすると旧約聖書に載っている、神の怒りに触れ滅ぼされたという街ソドムも、こんな感じだったのだろうか。 そういえば、英語のソドミィというのは同性愛者という意味もあるのよね。 こなたがバイトしているメイド喫茶の出入口は私の目の前にある。このドア一枚を隔てた向こう側に存在するのは一部の人々にとっての天国。ほんの少しドアノブをひねるだけで簡単に入り込めるはず。だけど、私にとっては決して崩れることのないジェリコの壁のように感じられてしまう。 だから。 なすすべもなく、ただ私はその場に立ちすくんでいる。 ◇ ポケットで何かが間欠的に振動するのを感じる。ケータイにどこからかメールが着信したらしい。取り出して差出人を見ると、どうやら最近入会した新しいネトゲのサイトからのようだった。とりあえず急ぎの用件でないことだけ確認して、再びポケットにしまい込む。 ネットでいろんなサイトをめぐっていると、たまにネトゲの広告が表示されていることがある。今まであまりそういうのには関心がなかったのだけど、私が好きなラノベ作家がかかわっているということで、とうとうネトゲにも手を出してしまった。なんだか、いろいろな意味でこなたに影響されているようで、あまりおもしろくないのだけど。 最初のうちは無料でプレイできるというのも魅力だった。だけど、世の中そんなに甘くない。無料で用意できるアイテムなんてたかが知れている。すぐに行き詰まってしまい、有料アイテムを購入するか、さもなければ他の人たちと交渉で譲ってもらうかしなければならなくなる。 懐のさびしい私ではアイテムの購入はためらわれた。かといって女キャラで見知らぬ他人とやりとりするのは、やっぱり問題があったりする。少し仲良くなると、こちらのスペックとかメルアドを聞き出そうと躍起になる莫迦が時たまあらわれるからだ。 いったい何を勘違いしてるのか。もし私がネカマだったりしたらどうするつもりなんだろう。まあ、それはそれで面白いかもしれないけど。いやもちろん、自分が当事者でなければの話よ。 そういえば、こなたなんかあっちの世界ではかなりうまく立ち回ってるらしい。オトコキャラのシーフで軽くレベル六〇超えてるし。でも世の中は広い。上には上がいる。 こなたがどこからか聞いてきた話によると、我が国にはレベル七五のキャラを五つも育てているという、とんでもない若い女性廃プレイヤーが実在するらしい。なんでもオフの時間全てをネトゲに費やしているのだとか。確かにそのくらい入れ込まないとレベル七五なんてとても無理。ましてそんなキャラを五つもだなんて、どんだけネトゲ好きなんだよっ、とツッコみたくなる。 ようやくレベル六かそこらをうろちょろしてる私から見れば神さま、いや女神さまみたいな存在だ。もっとも……リアルではあまりお近づきになりたくないかなぁ。やっぱり私は血の通った人間のほうが性に合っているみたいだし。 でももし実在するのなら、いったいどんな人なんだろう。ちょっとだけ興味ある、かも。 それにしても、さっきからなんだかヘンな気分。どうして自分で自分を責めているかのような感覚を覚えてしまうのか。うーん、わからん。 そんなどうでもいいことを考えていると、絶対障壁のようなドアがいきなりきしんだ音を立てて開いた。別に私が開錠の呪文をとなえたわけじゃない。喫茶店から誰かが外出しようとしていたのだ。 「いってらっしゃいませ、ご主人さま」 そんな女性店員の声に送られ、ふたりの男が中から姿をあらわした。どちらも度の強そうなメガネをかけ、どデカいバックパックをだらしなく肩に引っかけている。お世辞にもファッショナブルとは冴えない風体だ。 男たちは私という想定外の存在に戸惑ったようだった。ぎょっとしたように目が見開かれ、一瞬遅れてわずかに好奇の色が宿るのがわかる。 その4つの目が、靴の先からひざ、太もも、腰、腹、胸、首と、まるで舐め回すように私の身体を捉えていく。 何よ、こいつら。 本能的な嫌悪感を押し隠しながら、私は男たちをにらみ返した。こちらから目をそらすのは、なんだか負けを認めるようでイヤだった。 はたして男たちは急に落ち着かなくなり、慌てて視線をはずしてそそくさとエレベーターの前に向かって歩き出す。そのあとには顔を背けたくなるような犬の臭いだけが残った。 ドア越しに店の内部の様子を伺おうとすると、今度はショートボブの女性店員と目が合った。眼鏡の奥で何ひとつ感情を読み取れない、ガラス球のような瞳が私のことを凝視している。まるで日本人形を連想させるかのような、こじんまりと整った顔立ちだった。空色を基調とした県立北高のセーラー服に、濃紺のカーディガンを重ね着している。 一見して、いかにもおとなしそうな文学少女風味。文芸部と書かれた部室棟の一室で、パイプ椅子に座り込んで分厚いハードカバーを読み耽っていれば、さぞかし絵になることだろう。もし長門有希が──『涼宮ハルヒの憂鬱』に登場する、あの対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースが実在していたとしたら、ちょうどこんな感じかもね。 「何?」 ちょっぴりハスキーな小声で、彼女が最小限の質問をぶつけてくる。どうしよう、彼女に呼び出してもらおうか。私がどう話を切り出そうかと悩んでいると、意外なことに向こうの方から話しかけてきた。 「涼宮ハルヒの関係者?」 ハルヒ? ああ、こなたのことか。 「う……ん。まあ、そんなとこ」 私がそう答えると、長門有希は注意深く観察していないと見逃してしまうほどの小さなうなずきで「了解」と返してくれた。 「いま呼んでくる」 それだけ言い残すと、彼女は再びふらふらと店の中に引き返していった。 それにしても、イヤな視線だった。先ほどの男たちのそれを思い出す。まるで異物を見るような、まるで虫でも見るような彼らの目つきを。もし私とこなたとが友人の関係を踏み超えたら、否応なしにそのような視線に晒されることになるのだろう。 私はまだいい。それが自らの決意で選んだことなのだから。だが、こなたはどうだろうか。それでなくても、あいつはマイノリティだ。チビだし、オタクだし、さらにその上……。 いや、あいつは耐えるだろう。それどころか、ひょっとしたら意にすら返さないかもしれない。 だけど、果たして私が耐えられるだろうか。ほかならぬ私のワガママで、あいつが好奇の視線にさらされる事態に陥ることに。 『ある時は、白い目を向ける人々から娘を護る盾となった』 桜庭先生の声が脳裏に響く。 そんなマネ、とても無理だ。 私は天原先生みたいに強くない。 私はあの少女みたいに聡明じゃない。 私はみゆきみたいに完璧超人じゃない。 ──なら話は簡単よ。 もうひとりの私がささやく。 あんたが我慢すればいい。 あんたが気持ちを殺せばいい。 あんたが黙ってこの場を去ればいい。 そっか。そうよね。私がそう納得しかけると、さらにもうひとりの私が反論する。 何言ってんのよ。 好きなんでしょう。 周りのことなんて関係ないじゃん。 どちらの主張にも一理ある。どちらがより正しいのかはわからない。ただこんな中途ハンパな気持ちで、こなたと向き合ってもまともな話し合いができるとは思えなかった。 その時だった。再びドアが開いたのは。 中から現れたのは涼宮ハルヒ──ではなくて、涼宮ハルヒのコスプレをしたあいつ。例によって県立北高の制服を身にまとい、黄色いリボン付きのカチューシャで長い髪をまとめてる。 今いちばん会いたくない、だけど、今いちばん会いたかった人間だった。 「お帰りなさいませ、ご主人さま」 「やめんか」と私。 「まあまあ、ここはお約束ってことで。これでも飲みながらゆっくりしていってね」 トレイの上にふたつのコップが乗っかっている。薄褐色の液体に充たされたそれから、わずかにコーヒーのような香りが漂っていた。 「なんでこんなところで……」 「うーん、中だとかえって落ち着かないよ? ほら、何か大事な話があるんじゃないか、と思ってね」 「どうしてそれを?」 「みゆきさんからメールを貰ったから。かがみがこっちに向かってるって」 ニマニマとだらしない笑みを浮かべるこなた。なんだか手のひらの上で踊らされているような気がして無性に腹立たしい。 「さっきまではそのつもりだったんだけどね」 きっと私は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべていることだろう。 「やっぱり今日はやめとく。帰るわ」 「ちょ……かがみ?」 わけがわからないという感じのこなたを残し、ひとり私は階段を急ぎ足で駆け下る……ことは残念ながらできなかった。眼下の踊り場にふたりの人影が見えたからだ。 誰だろう。私は足を止め、目を凝らす。 ふたりともおそろいの、飾り気のない紺色のブレザーとジャンパースカートに身を包んでいる。高校、いやひょっとすると中学の制服だろうか。 ひとりは襟のところできっちり髪を切り揃えていて、これで眼鏡でもかけていれば典型的な委員長タイプといった雰囲気をかもし出している。もうひとりはショートカットがとてもよく似合うスレンダーな少女。もしスカートを穿いていなければ少年と言われても信じてしまいそうだ。それでいてどことなく似た印象を受けるところを見ると、おそらくは姉妹かなにかなのだろう。そのふたりともが心配そうな顔で私のことをじいっと見つめていた。 ──胸が鈍く痛む ひょっとしたら修羅場モードだとでも思われただろうか。確かにこれじゃあまりにも言葉が足りなすぎる。誤解されても仕方ないかもね。 「カン違いしないでよね。あんたのこと、嫌いってワケじゃない。むしろその正反対なんだから」 ふたりの顔におやっという当惑の表情が浮かぶ。 「でも、それだけじゃ、気持ちだけじゃ、多分足りない」 私は、ふたりにも理解できるようにと、できるだけ言葉を選んで口にした。 「もし私たちが友人の枠を踏み超える関係になったとしたら」 「周囲の反応は、私にもなんとなく想像できるよ」 硬い声で、こなたが同意する。 「一時の感情に流されてしまいたくない。きっと悔いを残すことになるから。どうでもいい相手なら、遊び相手なら別にそれでもいいけどね。でも私にとってあんたは決してそんな存在じゃない。この世の誰よりも何よりも大切なの。だからこそ慎重に事を進めたい」 しだいにふたりの表情が当惑から理解、さらに全面的な賛意へと変化していくのがわかった。きっと、あいつも似たようなモンだろうな、と思う。 「こなた、お願いだからもう少し考えさせて。私たちに何が必要なのか。どうすべきか、どうしたいのか。ほかならぬ、あんたのことだからこそよ」 「かがみはおくびょうモノで、心配性で、見栄っ張りで考え方が硬くて、ほんとワガママだよね」 いつもの調子であいつが答えてくれる。それを聞いたふたりの顔にも薄い苦笑いが浮かんだ。 「ありがとう。私が私らしくいられるのは、きっとあんたのおかげよ」 ようやく私は、こなたのほうへと振り返る。多分、ふたりはもう大丈夫だと思ったから。 「私は後悔したくないし、あんたに後悔させたくもない。それだけはわかって」 「ん、待ってる。かがみは納得するまで考えて」 こなたは大きく同意のうなずきを返してくれた。 「それがたとえどんな結論でも、私とのことを真剣に考えてくれたという事実だけは忘れないから」 久々に見る、こなたの会心の笑顔だった。心の底からほっとする。どうやら私たちは一定の合意に達することができたようだ。 唐突にある単語が頭に浮かんだ。みゆきから、日下部から──正確には天原先生の恋人さんから聞かされた、白雪姫という単語が。 彼女はその後、どんな人生を過ごしたのだろうか。物語は何も語らない。 多分、王子と幸せに暮らしたのだろう。 多分、周囲から祝福されて。 多分、何一つ不自由なく。 でも、私たちには何もない。 おそらく、誰からも祝福されることもない。 おそらく、ハッピーエンドもない。 おそらく、何のメリットもない。 だけどこれは。 自らの意志で選ぶ運命。 自らの手で掴み取る選択。 自らの全てを賭けて歩む苦難の道。 私は白雪姫じゃない。 何一つ自分で選択しなかった白雪姫じゃない。 だから私は多分、白雪姫よりも幸せだ。 少なくとも今、この瞬間だけは。 「ごめんね、階段ふさいじゃって……あれ?」 話が一区切りついたところで、踊り場のふたりに詫びようとしたのだが、どういうわけか姿が見えない。あきれ果てて階下へ引き返してしまったのだろうか。 「どこ行ったのかしら、あの子たち」 「あの子たちって?」 「ほら、今までそこにいたでしょ。女の子がふたり」 「かがみが何を言ってるのか、よくわからないんだけど」 首を傾げながら、こなたが答える。 「私たちが話し合っている間中、階段には誰もいなかったよ?」 「ちょ、やだ……何言ってるのよ。だって、ついさっきまで踊り場に……」 そこまで言いかけて、ようやく理解が追いついた。 さきほどの少女たちの姿が、こなたには見えていなかったのだ。 ◇ 「まあまあ、とりあえず一息つかない。正直なところ、喉がカラカラなんだよねー」 ようやくいつものペースを取り戻したこなたが、ニマニマと笑いながらトレイを差し出してくる。 「まあいいけど。それにしても何なの、この得体の知れない液体は」 「これはね、キャラメル・ラテ。エスプレッソをベースにしたカフェラテに、キャラメル味のシロップで味付けしてるんだ」 「よりによってシロップかよ。誰がコーヒーにそんなの入れようなんて考えたんだろ。しかもなんかこれ、滅茶苦茶甘そうじゃない?」 「まあ、確かにコーヒーっぽくはないかもねー」 一段とニマニマ笑いが大きくなる。 「ほら、シアトル系コーヒーってあるじゃん。あの辺りの人たちが考えたらしいよ」 「それって、たとえばスタバとか?」 「そそ。シアトルのあるワシントン州は、別名『コーヒーステイツ』とも呼ばれてて、 米国内でもエスプレッソの消費率が高い州って言われてるんだって」 私にコップの一つを手渡しながら、こなたはなおも続ける。 「で、このシロップは、もともとカクテルやソーダとかっていう冷たい飲み物に入れるために開発されたものなんだけど、それをベースにしてシアトルの人たちがいろいろと改良して、今ではラテ専用のが製造されてるんだ」 「ふーん。結構工夫されてるのね」 そう言われてみると、なんだかキャラメルとエスプレッソの香りが意外にマッチしてるようにも思えてくる。 「じゃあ、いただきます」 例によって香りを試してから、恐る恐る一口含んでみた。 「うわっ、甘っ!」 覚悟していたつもりだったが、予想をはるかに上回るねっとりとした甘ったるさが口の中一杯に広がった。しかしすぐにエスプレッソの苦味が急速にそれを中和していく。かつて味わったことのない、なんとも風変わりなハーモニーじゃないか。 「確かにまあ、これはこれでアリかも知れない」 「もともと欧州でも、エスプレッソは砂糖やミルクを入れて飲む人が多いらしい。だから『じゃあシロップ入れてみよう』って発想があっても全然不思議じゃないよね」 スタバかー。やたら高級そうなイメージがあるんだけど、今度行ってみようかな。 「さっき地下鉄で天原先生の恋人さんから缶コーヒーをおごってもらったけど、この甘さはそれどころじゃないな」 「天原先生の恋人って、桜庭先生のこと?」 「え、いや、そうじゃなくって。うーん、どこから話せばいいものか」 私はさきほど地下鉄で出会った天原先生の恋人さんの話をかいつまんで聞かせた。 はあっと、こなたが盛大にため息を吐く。 「かがみってさ、たまに夢見がちっていうか、ものすごーくアホの子なんじゃないかって思うことがあるよ。ほらこの間、金魚に甘声で話しかけるって聞いたときも」 「なんだその哀れむような目は。ものすごーくムカつくんですけど」 そう言いながらも、私は無理もないなと思う。もし自分が逆の立場だったとしたら、何の物的証拠もなしに信じることなどできないだろう。 ん、待てよ、証拠か。 「じゃあほら、これ見てよ。彼女が置いていった空き缶の写真」 ケータイを取り出し、さきほど撮影した写真を呼び出す。それを見たこなたの態度が一変した。 「ちょ……かがみ。これ、エヴァ缶じゃん!」 「エヴァ缶? 何よそれ」 聞きなれない単語に、今度は私のほうが首を傾げてしまう。 「九十年代に爆発的ブームを巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』ってアニメの宣伝のために、UCCとタイアップして作った缶コーヒーのことっ」 よほど嬉しかったのだろうか。声が上ずっている。 「しかもこれ、一九九七年に発売されたバージョンだから。間違いないよ。最近再販されたまがい物と違って、ちゃんと漢字で『乳飲料』って書いてあるし」 すっかり興奮状態に陥ったこなたは、私の手をケータイごと握りしめ、そのまま上下に振り回す。 「信じるよっ。かがみの言ったこと、全面的に。うんっ!」 「なんか、ものすごく嫌な信用のされ方なんだが……」 どうにも納得できない微妙な気持ちを抱えながら、私は先ほどの地下鉄での会話を思い浮かべる。そういえば、あの天原先生の恋人さん、ちょっと……いや、かなりオタクっぽかったもんなぁ。 それにしても、こんな一部の人たちににしかわからないような証拠の残し方をするとはね。もしかしたらこれは、こなた宛のメッセージなのかも知れない。 私がそんなことを考えていると、どこからともなくかすかな振動音が響いてきた。こなたがそれに気づいて自分のふところからケータイを取り出す。 「ちょっとごめん。……ん、黒井先生からだ」 「黒井先生がどうかしたの?」 「うーん。なんでも自分の参加したノラパーティがボス戦で全滅しちゃったから、せめて骨だけでも拾いに来てほしいって」 「あー、そういうことか。確か、教会に連れて行くんだっけ?」 あれ。 ちょっと待て。 こんなシチュ、以前にもどこかであったような……。 『ボスの逆襲で、今にもパーティが全滅しそうなんだからっ!』 こなたの声が。 『せめて死体だけでも教会に連れて行ってくれなきゃ、復活も出来ないよーー』 そう叫んでいる。 「ま、家に帰ってからだねー。さすがにケータイだけじゃネトゲは辛いし」 ニマニマ笑いを浮かべていたこなたの表情がふっと陰る。どうやら私の異変に気づいたらしい。 「どったの、かがみん?」 だがすでに私は、こなたの言葉に答える余裕をほとんど失っていた。 頭の中でぱたぱたと絵が組みあがる。 あの子たちと出会った記憶が鮮明によみがえる。 消したくても消しきれなかった、胸の鈍い痛みとともに── 『ただいまー。今日も疲れたな』 『お帰り、かがみ。ご飯、お風呂、それともわ・た・し?』 『いやさあ、そういう冗談はせめて相手の目を見て言わないか』 スーツの上着をハンガーに引っかけると、私はこなたの頭を両手でがしっと掴んで、無理やりこちらに振り向かせようとする。 『PCの画面を真剣に見つめながらそんなこと言っても、説得力ゼロだっつーの』 『ちょ、ちょっと待ってよ。いま重大な局面を迎えてるんだって。ボスの逆襲で、今にもパーティが全滅しそうなんだからっ!』 悲痛な声で窮状を訴えるこなた。それとほぼ同時に、どこからともなく黄色い悲鳴が沸き上がるのが聞こえた。 『こなたママ、後ろから何やってんの! この状況で味方の下着盗んでる場合じゃないでしょ!!』 『シーフに戦闘までは期待してないけど、せめてポーション使って回復するくらいの機転、利かせてよっ!』 私たちの愛しい娘たちが、奥の部屋から転がるように飛び出してくるなり、こなたに向かって文句を言い始める。 『ちょ、おま。子どもたちまで巻き込んでネトゲ三昧かっ!』 頭を抱えたくなるほどの惨状。ようやく今日の激務を終えて我が家にたどり着いたというのに、まったくこいつらときたら。 『かがみー、助けてよーーー。このままじゃ私まで死んじゃう。せめて死体だけでも教会に連れて行ってくれなきゃ、復活も出来ないよーー』 『かがみママー、助けてー』 『お願い、かがみママ。愛してるからっ』 しかも代わる代わる懇願してくるじゃないか。 『ああっ、もうっ!』 髪をかきむしりたくなるような気分を我慢しながら、私はタイトスカートのポケットから携帯端末を取り出す。 『それで、今どこなの? これから助けに行くから、三人ともちょっと待ってなさいっ』 『さすがはかがみママ!!!』 狂喜する三人の歓声が、十五年のローンを残した我が家いっぱいに響き渡った── そうよ、あの時。こなたと初めて出かけた喫茶店。ロバーツ・スペシャルブレンドを味わった帰り道で。てっきり私の妄想か何かだと思い込んでたのに。 ──なんてこと。 両手で自身の身体を力任せに抱きしめる。 身体の奥底から熱いものが湧き上がる。 呼吸がひどく苦しい。 胸が鈍く痛む。 「かがみ……?」 こなたが心配そうに私の右手の甲に触れる。しかし今の私には応じるだけの力がない。 もしも、私がコーヒーにはまらなかったら。 もしも、こなたがあの喫茶店に誘わなかったら。 もしも、桜庭先生が天原先生の物語を語らなかったら。 もしも、みゆきが私たちのために行動を起こさなかったら。 今日私が、ここまでやってくることはなかったはず。 そうとも。今ならはっきりと理解できる。あの光景は、あの子たちは、妄想でも幻覚でもない。私の中に眠っていた夢……いや可能性とでも呼ぶべきものだ。 選ばれなかった可能性。 喪われてしまった可能性。 これから見つけ出す可能性。 無数のさまざまな可能性が私の中でぐるぐると渦巻き溶け合い、しだいにひとつの明確な形をあらわしていく。 それは巌のような決意。 ──約束する。 ──必ず見つけてみせる。 ──あなたたちと出会える方法を。 そして私は、顔を上げてもう一度無人の踊り場へ目を向けると、私たちの愛しい娘たちに向けて祈るような気持ちで語りかけた。 「だからお願い。もう少しだけ待ってて。未来で」 くすんだコンクリートの壁に一瞬、娘たちの笑顔が浮かんで見えたような気がした。 (Fin) コメントフォーム 名前 コメント GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-06-24 08 03 55) high quality・・・・・ -- 名無しさん (2010-01-01 19 46 14) 上手いよ構成が -- ケン (2009-08-19 00 48 34) 最初のやり取りはかがみの見た子供達?とにかくGJ! -- 名無しさん (2009-04-02 16 05 55) こういうのもいいですね。現実と非現実の混濁した雰囲気がなんとも。 かがみははたして未来を見つけ出せるのか。続きもお待ちしてます。 -- 名無しさん (2009-03-27 16 45 47) 投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください)
https://w.atwiki.jp/2chcancoffee/pages/16.html
スレ立て用テンプレ 1 :内容量 774ml:2000/00/00(月) 00 00 00 ID ??? (注意:適当に内容を考えてください) 過去スレ、メーカー一覧などは 2-6辺りを参照。 前スレ ◆◇◆缶コーヒー総合スレ 13本目◇◆◇ http //food8.2ch.net/test/read.cgi/juice/1212840156/ 2 :内容量 774ml:2000/00/00(月) 00 00 00 ID ??? 過去スレ一覧 12 http //food8.2ch.net/test/read.cgi/juice/1209378816/ 11 http //food8.2ch.net/test/read.cgi/juice/1204174433/ 10 http //food8.2ch.net/test/read.cgi/juice/1198213724/ 9 http //food8.2ch.net/test/read.cgi/juice/1194268596/ 8 http //food8.2ch.net/test/read.cgi/juice/1191237994/ 7 http //food8.2ch.net/test/read.cgi/juice/1188394566/ 6 http //food8.2ch.net/test/read.cgi/juice/1183463833/ 5 http //food8.2ch.net/test/read.cgi/juice/1174795677/ 4 http //food8.2ch.net/test/read.cgi/pot/1173884965/ http //food8.2ch.net/test/read.cgi/juice/1173884965/※144レスでスレスト 3 http //food7.2ch.net/test/read.cgi/pot/1166250265/ 2 http //food6.2ch.net/test/read.cgi/pot/1154361822/ 1 http //food6.2ch.net/test/read.cgi/pot/1140880102/ 3 :内容量 774ml:2000/00/00(月) 00 00 00 ID ??? 関連スレなど一覧 古い缶コーヒーに当たったら報告するスレ http //food8.2ch.net/test/read.cgi/juice/1199290124/ 激マズ缶コーヒーNo.1を決めるスレ http //food8.2ch.net/test/read.cgi/juice/1047002498/ 微糖缶コーヒー http //food8.2ch.net/test/read.cgi/juice/1143276829/ トラ乗りが缶コーヒーを語りだしたらすごい http //society6.2ch.net/test/read.cgi/traf/1175968600/ バサーが缶コーヒーを語りだしたらすごい http //sports11.2ch.net/test/read.cgi/bass/1175343677/ 【気をつけろ糖尿病★】缶コーヒー飲み過ぎ! http //sports11.2ch.net/test/read.cgi/ski/1199103072/ 喫煙を推奨「缶コーヒーのBOSS」 不買運動2 http //life9.2ch.net/test/read.cgi/cigaret/1081427780/ 海外缶コーヒー事情 http //life9.2ch.net/test/read.cgi/world/1112595294/ その他は、スレタイ検索で http //find.2ch.net/?STR=%B4%CC%A5%B3%A1%BC%A5%D2%A1%BC BBS=ALL TYPE=TITLE 4 :内容量 774ml:2000/00/00(月) 00 00 00 ID ??? 定番メーカー一覧 JT ルーツ ttp //www.jt-roots.com/ サントリー ボス ttp //www.suntory.co.jp/softdrink/boss/ ダイドー ttp //www.dydo.co.jp/product/seihin/list.phtml?C=010 キリン ファイア ttp //www.beverage.co.jp/fire/ コカコーラ ジョージア ttp //www.georgia.jp/info/product/ アサヒ ワンダ ttp //www.asahiinryo.co.jp/wonda/ UCC ttp //www.ucc.co.jp/prod/catalog/drink.html 伊藤園 ttp //www.itoen.co.jp/products/ichiran.php?id=5 ネスカフェ 匠 ttp //jp.nescafe.com/product/can/takumi.htm ポッカ ttp //www.pokka.co.jp/shohin/category-41000.html サッポロ ジャック ttp //www.geocities.jp/oga_katsu21/canjuice/beans.htm ブレンディ カフェラモード ttp //www.calpis.co.jp/products/others/index.html ヤクルト 珈琲たいむ ttp //www.yakult.co.jp/front/products/cat-7-1.html 神戸居留地 ttp //www.kobekyoryuchi.jp/html/product_coffee.html サンガリア ttp //www.sangaria.co.jp/pd_coffee.php 5 :内容量 774ml:2000/00/00(月) 00 00 00 ID ??? ●参考リンク まとめサイト(仮) ttp //potkwq.e-fpage.com/2chcancoffee/ 日経プレスリリース ttp //release.nikkei.co.jp/isclassList.cfm?lindID=4 sindID=35 親方のソフトドリンクランド♪掲示板 ttp //park5.wakwak.com/~softdrinkland/cgi-bin/sbbs/bbs.cgi CFCJ BBS ttp //cfcj.s59.xrea.com/contents/freetalk.html ●個人サイト 缶コーヒーマニア ttp //www.nanahime.net/cancoffee_top.html 喫茶☆ミーシャン ttp //www5c.biglobe.ne.jp/~cafeaoba/index.htm ●関連板 懸賞板 http //life9.2ch.net/chance/ お茶・珈琲板 http //food8.2ch.net/pot/
https://w.atwiki.jp/toriko-database/pages/838.html
名前 ミルクジラ 分類 哺乳獣類 初出 アニメ42話 捕獲レベル 21 生息地 海洋 概要 アニメオリジナルの猛獣で、読者から応募した第1回グルメモンスターコンテスト入賞作。 牛のような模様をした鯨で、真っ白な絹のような滑らかなミルクを潮吹きする。 そのミルクは陸上の哺乳獣類の1000倍もの脂肪分を含んでおり、大食漢のドラゴンも満足するくらいに濃厚で栄養がたっぷり。 しかし、少しのストレスでミルクの出が悪くなるほどデリケートな性格で、作中ではバクンウニとエビフライの喧嘩に怯えてミルクを出さなかった。 サニーによって2体の猛獣が追い払われたことで大量のミルクを出し、小松によっておいしく調理された。 関連項目 猛獣・食材図鑑(アニメオリジナル) バクンウニ エビフライ
https://w.atwiki.jp/blazer_novel/pages/166.html
「肉親はいるのか?」 気がつけば、どこかの留置場にいた。 灰色の室内。木製の机と椅子。 目の前には、ボスがいた。 「お袋は事故で。親父は借金作って蒸発した。姉貴は…」 気がつけば、口が勝手そう言っている。 ああ、そうか。これは随分昔の記憶だ。 「つい先日病死…か。東の丘に埋葬されたそうだが」 「知ってるのか?」 俺の問いに、ボスは頷く。 確か、この記憶はまだ俺が20にも満たなかった頃のものだ。 「ヘンリー・ウェールズ。有名な弁護士だな。そして君の姉の婚約者だった男。彼の事務所で捕まったそうだが」 「出そうとしないからだ」 ボスの口調は平坦だ。対して俺の口調はと言えば、随分生意気だ。今の俺が聞いててもそう感じる。 「彼は出張で遠くの島に行っているそうだ」 「俺もそう言われたよ。だから待ってると言ったんだが、あの糞野郎が叩き出そうとしやがったんだ」 「ああ、供述書にもそう書かれていた。秘書が警備員を呼び、そして諍いが起こったのだったな」 そう言いつつ、ボスは俺の言葉に面白そうに鼻を鳴らす。 「興味深かったのは、君の持っていたメモだ。住所と電話番号のリスト。これをどうやって手に入れた?」 過去の俺の視線が横を向く。その先には留置場の灰色の壁があるだけだ。 「…あんたにそれを話して何になるって言うんだ?」 「聞かせてほしい」 俺の問いには答えず、ただそうボスは問い、そんなボスを過去の俺が一瞥する。 俺を尋問した警官達とは違う。その眼には真摯さと、俺を一人の人間として扱うという姿勢が出ていた。 それを感じ取ったからかもしれない。俺は白状した。 「あの事務所に詳しい情報屋を脅した。所長だけでなく事務員全員の名前を教えろってさ。あとは電話帳とか、色々だ」 「何日かけてこれだけ調べた?」 「何日もかけてない。一日だよ」 ボスは何かを納得したように頷く。そしてしばらく考える様子を示してから、やがて言った。 「名はなんと言う」 「知ってるだろ」 「君自身の口から聞きたい」 そう言いながら、ボスは口元に笑みを浮かべる。そう言えば、この表情は久しく見ていない。 過去の俺は渋々といった調子で答えた。 「スティーブ。スティーブ・ハントだ」 ボスは頷くと、名刺を取り出してテーブルに置いた。 「スティーブ・ハント、喜べ。合格だ」 「…は?」 「保釈金を出すと言ってるんだ。荷物を纏めたら、この住所に来い。必ずだぞ」 そうだ。これが…俺がこの道に進むことになった発端だ。 ボス。あんたは俺を一人の人間として扱ってくれた。だから今の俺がある。 この時から、あんたはマフィアに関わっていたのか? あんたは俺を殺そうとした。俺が独立したからか?それとも、ロワイアル・ファミリーと深く関わりすぎたからか? 答えてくれ、ボス―― 『起きて』 頭の中に響く声に、俺は目を開ける。 全身が痛い。確か走行中の車から飛び降りて地面に転がったものの、その勢いを殺しきれずに民家の塀に全身を強かに叩きつけた筈だ。そのせいで意識を失っていたらしい。 「ガハッ!!」 駄目だ。あまりの痛みにたまらず俺は吐血した。 昨日から色々怪我もしている。今回は特に無茶をし過ぎた。 「スティーブ!!」 遠くの方で、レベッカの呼ぶ声が聞こえる。見ると、少し離れた所で先程俺が飛び降りた車が止まっていた。 「行け!!」 「でも!!」 分からねぇ女だ、さっきあれだけ説明したのに。俺が飛び降りたら止まらずに先に行けと。 まぁ、俺の指示になんか従わないのがレベッカだったな。初めて会った時から。 そう思うと自然に笑みが浮かんだが、即座にそれを消して俺は再度叫ぶ。 「行け!!振り返るな!!」 一瞬、酷く哀しそうなレベッカの表情が見えたが、それを認識した時にはレベッカは頭を引っ込めて車を発進させていた。 『…待ってる』 頭の中に響いたレイラの声。それを最後に車は走り去った。 激痛に耐えて起き上がった俺は、周囲の状況を確認する。 ジョニーの車は俺が飛び出したことによる驚愕とヒビの入ったフロントガラスによりカーブを曲がり切れず、俺の向かいの民家の塀に側面から激突していた。 俺が撃った銃弾は助手席に命中しており、ジョニーには当たっていないようだ。まぁ、それを狙ったんだが。 痛む全身のせいで歩くのが辛い。 あまりの痛みに、ゆっくり歩くので精一杯だ。 俺はどうにか一定の距離を保って、車の側面から覗くジョニーの頭に銃を突きつけた。 ジョニーは力無い表情のまま片目で俺の方を見ている。 座席とエアバッグで挟まれて、銃を構えることができないのだろう。 呆気無いものだ。マフィアの裏切り者が従えていた多数の用心棒や、荒くれ者が揃っていた強盗団を壊滅させた男が、こんな俺の即興で考えた捨て身の策で動けなくなっている。 いや、本当にそうか?俺の側からはジョニーの横顔と座席とエアバッグしか見えない。手元が見えないということは、俺が撃とうとしたら反撃する用意はできているかも。 どっちにしろ、もう俺はうんざりだった。 だから、銃を捨てた。 それを見たジョニーの目が驚愕するのが分かる。 それを見据え、俺は言った。 「あっちで、24時間営業のダイナーがやってた」 「コーヒーでもどうだ?」 言われたジョニーは相変わらず無表情のまま、しかし頷いた。 「…付き合おう」 俺の姿は言わずもがな、ジョニーの方も事故によりそれなりにボロボロだった。 そんな姿の二人が入ってきたものだから、ダイナーの店員は困惑していた。 「気にするな」 割とキツめに睨みつつそう言うと、店員は大人しく店の奥に引っ込む。 こんな時間だからか、店内には他の客は誰もいなかった。 窓際の席に、俺とジョニーは向かい合って座った。酒を酌み交わしている時のように並ばず。 互いのコーヒーをテーブルに置き、まず先に口を開いたのはジョニーだった。 「撃とうと思えば、俺を撃てた筈だ」 「…借りを返しただけだ」 俺の言葉に疑問符を浮かべるジョニー。俺は過去を振り返りながら言葉を紡ぐ。 「前に強盗団のアジトに乗り込んで壊滅させたことがあったろ。そして俺と鉢合わせた。あの時、お前は俺を殺せたのに殺さなかった」 「…お前が奴らの一味には見えなかったからだ」 「だが、あのアジトにいた人間は全員殺せと言われてた。違うか?」 ジョニーは無言で頷く。俺も同様に頷いた。 そして今度は、俺の方が単刀直入に切り込んだ。 「当てよう。今度は俺を殺すよう言われて来たな」 俺の言葉に、ジョニーは同様に無言で頷く。 「娘を一人回収しろと言われたろ」 やはりまた、ジョニーは頷いた。 その割には巻き添えを考慮せずに撃っていたような気もするが。 コーヒーを一杯飲むと、俺はしばらく眼を瞑り、やがて目を開けて言った。 「昨日…いや一昨日か。それから色々あった」 ジョニーは無言で俺を見つめている。言葉を一字一句聞き逃さないように集中しているようだった。 「ハッキリ言っとくぞ。ロワイアル・ファミリーはお前みたいな男が忠誠を誓うような組織じゃない」 俺の言葉に、ジョニーは目を瞑った。 目を瞑ったまま、微動だにせず口を開く。 「何があった」 「簡単に言えば、奴らは人が死ぬのを見世物にしてる。あまつさえ権力者にそれで賭けをやらせてすらいる」 一泊を置き、俺は言葉を継ぐ。 「いや…お前も知ってるのか?」 俺の疑問に、しかしまだジョニーは答えなかった。 奴は目を開けると、コーヒーを一杯飲んでから言葉を紡ぐ。 「先程、『お前みたいな男』と言ったが、俺のことを知ってるわけじゃないだろ」 「勿論だ。俺が知ってるお前は、無慈悲に標的を殺し、酒で内心の苦悩を押し殺してる男――それしか知らん」 しばらく、ジョニーは黙っていた。 ジョニーが黙っていたので、俺は更に言葉を継ぐ。 「…普通の仕事に就き、普通に暮らす。そういう道も選べるんじゃないのか。酒で罪悪感を紛らわす必要など無くなるぞ」 「普通って、どんなだ」 ジョニーの言に、俺は言葉に詰まった。 俺も、普通の人間からは幾分外れているからだ。 それでも、何とかして回答を捻り出してみた。 「そうだな…真っ当な家庭を持ち、バーベキューに野球見物…なんてどうだ?」 自分で言ってて笑えてくる。しかしジョニーは笑わず、代わりに更なる疑問を呈す。 「お前の暮らしは普通なのか」 痛い指摘だ。考えながら俺は言った。 「俺が?まさか。給料は自分を養うので精一杯、一歩間違えばマフィアから追われる身だ、今みたいにな。真っ当な家庭なんて望めんよ」 ジョニーは頷くと言葉を返す。 「ならそれこそ別の生き方を探すべきだろう。俺にそう勧めたように」 その言葉に、自然と笑みが浮かぶ。 「別の生き方を知らなくてな」 「俺もだ」 頷きながらジョニーは言った。俺は言葉を継ぐ。 「…探す気も無いしな」 「…俺もだ」 しばらく、俺もジョニーも黙ってコーヒーを飲んでいた。 先に言葉を紡いだのはやはりジョニーの方だった。 「先程、俺の事を『酒で苦悩を押し殺してる』と、そう言ったな」 「ああ」 「少し違う」 そう言うと、ジョニーは視線を俺の顔から窓の外へと向ける。 窓の外はまだ日が出ておらず、暗闇が広がっていた。 「こういう夢を、よく見る」 その目は、どこか遠くを見ているようだ。 「大きな晩餐会のテーブルで、俺の標的となった者達がテーブルを囲み、真っ黒な目で俺を見つめてる。俺に撃たれた時のまま、血塗れだ。流す血は尽きたのだろう、傷口には蛆が沸いてる…そんな奴らが、テーブルを囲んでる」 正直言って俺は呆気に取られていた。 ジョニーがそんな事を言うなんて、それこそ夢にも思わなかったからだ。 かろうじてそんな内心を表情に出さず、俺は言葉を返した。 「…喋るのか?」 「いや、何も」 「黙ったまま?」 「ああ。黙ったままそこにいて、俺を見つめてる。ただそれだけの夢だ」 他に言葉を返そうと思ったが、正直驚愕のあまり言葉が浮かばない。 だから代わりに、俺は自分のことを語ることにした。 「俺のはトンネルの中を歩く夢だ」 ジョニーは俺に視線を向け、小さく頷く。俺は続けた。 「広いトンネルの中をずっと歩くんだ。照明が消えているのか、辺りは暗闇に包まれてる。次第に遠くの方に光が見えるから、そっちへ進むんだ。やっと光の中へ出たと思った瞬間、いつも決まって目が覚める」 「…どういう意味だ?」 夢に意味などあるわけがない。ただ、ジョニーの表情を見ると、自然とその質問が出たと言う感じだ。だから俺は自分の推測を話した。 「進み続けていれば…いつか行きたい場所に出られる。そういう意味かもな」 「行きたい場所…か」 呟くように俺の言葉を繰り返すジョニー。 またしばらく、俺達は黙ってコーヒーを飲んでいた。 コーヒーが少なくなってきた。そろそろ話を本題に戻す頃合だ。 そう思い、言葉を紡ごうとした。 だが、先に言葉を発したのはジョニーの方だった。 「知らなかったと言えば嘘になる」 最初ジョニーの言っている言葉の意味が分からなかった。 だが数秒して、先程の俺の問いの答えだと分かり、息を呑む。 「組織内でもそんな噂は立っていた。俺の耳に直接は入らなかったが」 俺は無言で言葉の続きを待った。 「…信じたくなかった。俺がまだガキの頃に拾われてから、ロワイアル・ファミリーは俺の全てだった」 先程より僅かに小さな声で紡がれたその言葉に、俺はかける言葉が見つからない。 つい最近似たような体験をしたからだ。 だがジョニーは、俺が返事を思いつく前に言葉を継いでいた。 「だが…だからこそ、今一度確かめる。俺が自分の眼で」 「そうか…お前の意思は分かった」 とはいえ、だ。最悪の事態を考えておかなければならない。 そして、その場合を見越した行動を取るべきだった。 「お前とは酒を酌み交わした仲だ。できることなら…こんなことは言いたくない。だが言っとくぞ」 だから俺は、予め用意しておいた言葉を紡いだ。 「もし…お前がロワイアル・ファミリーの真実を知っても尚、奴らに忠誠を誓うと言うのなら…それはお前も街を腐らせる側にいるって事だ」 目を細め、俺は言うべき言葉を言った。 「その時は…」 「俺の手でお前を殺す」 これまでと同様に、ジョニーはただ頷く。 だが、俺の言葉を聞いた瞬間、奴の眼には鋭さが増していた。 そして、奴も言葉を紡ぐ。 「殺し合いは、コインを投げるのと同じだ」 俺も同じように頷いた。ジョニーは言葉を続ける。 「その時、もし裏が出たなら」 「躊躇わずお前を殺す」 一泊を置いて、ジョニーは言葉を続ける。 「俺も、お前のことは気に入ってる。だが引き金を引く時、そこに躊躇は無い。それが俺の生き方だ」 互いに、言ってしまってからは、むしろもう楽だった。 コーヒーの最後の一口を飲み干すと、俺は言った。 「…どう出るかな。神のみぞ知る、って奴か」 神など信じちゃいない。だが、最後の一言は自然に出てしまっていた。 そして俺の言葉に、ジョニーはやはりそれまでと同じ調子で言葉を返す。 「或いは、もう二度と会わないかもな」 ここまで言っておいてそんなオチだったら笑えるな。そう思い、俺は笑おうと思った。 だが実際には、俺もジョニーも笑みを浮かべるだけで終わった。 そうして、俺とジョニーはダイナーを出て別々の方向へ歩いていった。 どちらも決して振り返らなかった。 隣町はあまり来たことがない。だからそんなに大きな町でなかったのは幸いだった。 俺は勘と標識を頼りにまず線路まで辿り着き、そこから操車場まで歩いた。 時間が無い。痛む身体を押し、必死で歩く。 やがてやっとのことで操車場まで来た俺は、暗がりで佇む男を発見した。 俺が発見するのと同時に、男の方も俺を発見する。 俺は男の反応を窺った。男は俺と目が合った際に特に動揺を見せず、妙な動きもしない。服装や目付きを観察し、俺は最大限注意を払って男の方へ近づいた。 そしてすぐ傍まで近づくと、先に男の方が口を開く。 「『乗客』か?」 俺は頷いた。男は無言で歩き出し、俺はそれについていく。 「今日は車両の連結作業があるから10分遅れてる。運が良かったな」 「…そうか」 男の言葉には何の調子の変化も無い。やはり、日常的な仕事としてここにいる男だ。俺は安心した。 そしてタイミングが酷くギリギリだったことが分かり、内心冷や汗を掻いた 果たして、男の案内した先に貨物列車があり、男はその扉を薄く開けた。 中のスペースにはみすぼらしい男や屈強な男、不自然に身なりはいいが周囲を警戒している男女など、訳ありらしい者達が多く乗っている。 座席が無いため、各々が思い思いの場所で床の上に腰を落ち着けていた。 まるで集団で密入国しようとでもしているかのようだ。実際には逆だが。 「スティーブ!」 「静かにしろ…!」 レベッカが駆け寄ってきた。 俺は口に人差し指を当てて騒ぐなと言い含める。 しかしそれにも構わず、レベッカは俺を抱き締めた。…と言えば聞こえは良いのだが、実際は鯖折りだ。俺の体感にして、この世のものとは思えないほどの力で。 「今度こそ、死んだかと思ったわよ…!!」 「痛い痛い今死にそうだ!!」 レイラも何事も無く待っていた。俺はレベッカと共にレイラを挟んで床に座る。 「このままだとお前も一緒に街を離れることになるが、いいのか?」 「よかないわよ。朝になったら職場に休暇連絡しないと」 「…別にお前までついてこなくても」 言いかけた言葉を、レベッカの目に遮られる。 「…だって、放っておくとあんた死にそうだし」 「何だと?」 「あんなボロボロのまま走行中の車から飛び降りておいて反論できると思ってんの!?」 確かに耳が痛い。 こうなるとレベッカには逆らえん。 俺は諦めた。レベッカが相手だと諦めが肝心だと思わされることが多いのが遺憾だ。 やがて、無事に貨物列車は走り始めた。 マフィアの殺し屋が乱入したり、ウィルクスの部下が強制捜査したりもしてこずに。 いつのまにか、レイラとレベッカは肩を寄せ合って眠っている。セーフハウスではレベッカの方が一睡もしていなかったせいだろう。逆に俺は、ジョニーとコーヒーを飲んでいたせいで眠たくはならなかった。 だから、改めて時間ができたのでここまでの道のりを振り返る。 ジョニーの襲撃以外に目立った障害が無かったのは何故だろう。正直死ぬような思いこそしたものの、上手く行き過ぎていると思った。 だが、どちらにしろこのまま行ける所まで行くだけだ。 窓の外を流れる暗闇の光景を、俺は眺め続けた。 一生の不覚だった。 結局のところ俺は疲れていたらしい。レベッカとレイラを寝かせたので俺は起きていようと思ったんだが、二人の横で座っていたら寝入ってしまっていた。 目を開けると、他の乗客はいなくなっており、一人の男が俺の視線の先に立っていた。 「!!?」 マーク・ウィルクス。 奴は俺達のいる壁際とは向かいにある壁際に立ったまま背を預け、腕を組んで俺達のことを見ていた。 「自分達が今、どんな立場にいるか、分かってるな」 「…糞が。他の客は仕込みか」 毒づく俺に構わず、ウィルクスは頷く。 「安心しろ、その娘を殺す気はない。彼女らを起こしたくないだろ。ついてこい」 そう言うと、奴はそのまま歩いていき、今俺達のいる貨物室から繋がっている隣の車両へと姿を消した。 俺は横を見た。レベッカは背中を壁に預けて座り、そのまま眠っている。 俺の隣にいたレイラもまたレベッカの膝に頭を乗せ、毛布で身体を包んで眠っている。 二人ともすぐには起きなさそうだ。そう判断した俺は、立ち上がろうとする。 そこで、服の裾をレイラが握っていたことに気づいた。気づかれないように俺はそっとレイラの手から服を離すと立ち上がる。 そして隣の車両まで音を立てずに歩いていった。 隣の車両はまた貨物室で、こちらは人が歩くための通路以外は色々な貨物で埋まっていた。 ウィルクスはその車両で待ち、俺が来たのを見ると顎を振って再度ついてくるように示す。 俺がついてくると同時に、奴は喋りだした。 「君が死体安置所から出てきてからずっと我々は君を監視してた」 「…何?」 ウィルクスは振り返らずに話を続ける。 「気づかなかったろ。君がどの程度の尾行に気づくのかは、先日確認させてもらっていたからな」 俺は背筋が凍った。 かなり以前、エリスとウィルクスが俺を尾行していたことがあった。 俺がそれに気づいたのはジョニー・ケルズと一悶着あった時で、その時俺は激昂し、以後尾行がついていないか敏感になっていたのだが。 「何で放っておいた?俺がレイラを連れているのに気づいてたんなら、すぐに俺からあの娘を取り上げることだってできた筈だ」 「君を試してた」 また俺の癇に障ることを言う。俺は怒りを押し殺し、ウィルクスの言葉の続きを待った。 「一つは君があの娘の能力に気づくかどうか、もう一つは気づいたとして、君があの娘の能力を悪用するかをだ」 「…高みの見物って訳か」 「そうでもないぞ。ロワイアル・ファミリーから放たれた殺し屋を、君達が気づく前に処理していたのは我々だ」 再度俺の背筋に寒気が走る。 「…何?」 「あの娘の様子、変じゃなかったか?近くに殺意を感じ取っていた筈だ」 そう言えば、時折レイラは俺やレベッカの言葉に反応しないことがあった。 それに、確かにここに来るまでうまく行き過ぎていたとは思っていた。目立った障害はジョニー・ケルズだけだ。 「昼にワンボックスカーに乗った4人組、夜にプロの殺し屋が二人。君達に気づかれないように彼らを処理するのは大変だった」 「ジョニー・ケルズはどう説明する」 「奴だけは我々が気づいた時には既に遅かった。君達の車に接近し、既に銃を発砲していた。派手なカーチェイスに発展していたので、我々のエージェントが裏方に回ることもできなかった」 エージェントときたか。俺は内心の怒りをそのまま言葉に込める。 「じゃあ何か。俺に降りかかる障害を、お前らが代わって排除してくれたって訳か。感謝しないとな。あまりの感動で涙が出てくる」 「君は合格した」 俺の皮肉に反応すらせず、ウィルクスは宣言するように語気を強めてそう言った。 そして奴は立ち止まり、俺に向き直る。 「君はあの娘の能力を知り、それでもただあの娘を脅威から守るために戦った」 「だから何だ。さっきから試すだの合格だの、何様だお前は。言いたいことがあるならハッキリ言え」 「…この先にいる方に聞け」 そう言うと、更に先の車両に続く道を、ウィルクスは空ける。そして、目線で先へ進めと促した。 「…レイラは」 「無論、殺しなどしない。そもそも私は彼女の能力を知っていたから、最悪の場合射殺も止むなしと考えていただけだ。そのせいで彼女を怯えさせてしまったようだが」 「…つまり?」 「もう彼女の能力が悪用される危険は無くなった。故に私が彼女を殺す理由も無い」 俺はしばし考えた。 ここはマーク・ウィルクスが関わってる謎の組織のテリトリーだ。 下手に逆らわん方がいいだろう。それに、奴の言っていることにも説得力はある。 だが、殺さない理由も無い筈だ。それほどまでにレイラの能力が危険なものであることは俺にも分かっていた。 「…100%信用はできんな」 「それでいい。とにかく、この先にいる方の話を聞いてほしい。それだけだ」 嫌にこの先にいる人物と俺を会わせたがるな。俺はウィルクスの顔色を観察したが、何も読み取れなかった。 「いいだろう。だが警告しておく。これ以上俺を騙そうとするなら、死ぬより痛い目に遭わせてやる」 俺の言葉に、ウィルクスはただ頷いた。 そして、俺は更に隣の車両へと歩いていった。 エピローグへ 刹那に生きる者・目次
https://w.atwiki.jp/ecaw60/
象印コーヒーメーカーEC-AW60 >>> 象印コーヒーメーカーECAW60比較 他行振込み手数料0円貴重&定期金利も高い銀行 スマホ料金安くする方法 無料ゲーム クレジットカードランキング おいしいコーヒー土井 プリペイド携帯 人気のスマホグッズ 暖房節約あると便利グッズ
https://w.atwiki.jp/pokemonsv/pages/1285.html
もくじを見る 概要 使用ポケモン 関連項目 コメントフォーム 概要 使用ポケモン No. ポケモン レベルアップ 関連項目 わざ あ行 アーマーキャノン アームハンマー アイアンテール アイアンヘッド アイアンローラー アイススピナー アイスハンマー アイスボール あおいほのお アクアカッター アクアジェット アクアステップ アクアテール アクアブレイク アクアリング あくうせつだん アクセルブレイク アクセルロック あくのはどう あくび あくまのキッス あくむ アクロバット あさのひざし アシストギア アシストパワー アシッドボム アストラルビット あてみなげ あなをほる あばれる アフロブレイク あまいかおり あまえる あまごい あやしいかぜ あやしいひかり アロマセラピー アロマミスト あわ アンカーショット アンコール あんこくきょうだ いあいぎり いえき イカサマ いかり いかりのこな いかりのまえば いじげんホール いじげんラッシュ いたみわけ いちゃもん いっちょうあがり いてつくしせん いとをはく イナズマドライブ いにしえのうた いのちがけ いのちのしずく いばる いびき いやしのすず いやしのねがい いやしのはどう いやなおと いわおとし いわくだき いわなだれ インファイト ウェーブタックル ウェザーボール うずしお うそなき うたう うたかたのアリア うちおとす うつしえ ウッドハンマー ウッドホーン うっぷんばらし うらみ うらみつらみ エアカッター エアスラッシュ エアロブラスト エコーボイス えだづき エナジーボール エラがみ エレキネット エレキフィールド エレキボール エレクトロビーム えんまく おいうち おいかぜ おいわい おうふくビンタ オウムがえし オーバードライブ オーバーヒート オーラウイング オーラぐるま オーロラビーム オーロラベール おかたづけ おきみやげ オクタンほう おさきにどうぞ おしおき おしゃべり おたけび おだてる おちゃかい おどろかす おにび おはかまいり おまじない おんがえし おんねん か行 ガードシェア ガードスワップ かいでんぱ かいふくしれい かいふくふうじ かいりき カウンター かえんぐるま かえんだん かえんのまもり かえんほうしゃ かえんボール かかとおとし かぎわける かくばる かげうち かげぬい かげぶんしん かぜおこし かたきうち かたくなる カタストロフィ かなしばり かふんだんご かまいたち がまん かみくだく かみつく かみなり かみなりあらし かみなりのキバ かみなりパンチ がむしゃら からげんき からてチョップ からではさむ からにこもる からみつく からをやぶる ガリョウテンセイ かわらわり がんせきアックス がんせきふうじ がんせきほう きあいだま きあいだめ きあいパンチ ギアソーサー ギアチェンジ ギガインパクト ギガドレイン きしかいせい きつけ キノコのほうし ギフトパス きまぐレーザー きゅうけつ きょけんとつげき きょじゅうざん きょじゅうだん キラースピン きりさく きりばらい きりふだ ぎんいろのかぜ キングシールド きんぞくおん クイックターン くさのちかい くさぶえ くさむすび くさわけ くすぐる くちばしキャノン クモのす くらいつく グラススライダー グラスフィールド グラスミキサー クラブハンマー グランドフォース クリアスモッグ くろいきり くろいまなざし グロウパンチ クロスサンダー クロスチョップ クロスフレイム クロスポイズン クロロブラスト げきりん けたぐり ゲップ げんしのちから コアパニッシャー こうげきしれい こうごうせい こうそくいどう こうそくスピン ゴーストダイブ コーチング コートチェンジ こおりのいぶき こおりのキバ こおりのつぶて コールドフレア ゴールドラッシュ こがらしあらし こごえるかぜ こごえるせかい こころのめ コスモパワー ゴッドバード コットンガード こなゆき このは このゆびとまれ コメットパンチ こらえる ころがる こわいかお こんげんのはどう さ行 さいきのいのり サイケこうせん サイコウェーブ サイコカッター サイコキネシス サイコシフト サイコショック サイコノイズ サイコファング サイコフィールド サイコブースト サイコブレイク サイコブレイド サイドチェンジ さいはい さいみんじゅつ サウザンアロー サウザンウェーブ さきおくり さきどり さしおさえ さばきのつぶて さむいギャグ さわぐ サンダーダイブ サンダープリズン 3ぼんのや シードフレア Gのちから ジェットパンチ シェルアームズ シェルブレード ジオコントロール しおづけ しおふき しおみず シグナルビーム じこあんじ じごくぐるま じごくづき じこさいせい シザークロス じしん しぜんのいかり しぜんのちから しぜんのめぐみ したでなめる じたばた じだんだ しっとのほのお しっぺがえし しっぽきり しっぽをふる じならし しねんのずつき じばく じばそうさ しびれごな しぼりとる しめつける ジャイロボール シャカシャカほう シャドークロー シャドースチール シャドーダイブ シャドーパンチ シャドーボール シャドーボーン シャドーレイ じゃどくのくさり じゃれつく ジャングルヒール じゅうでん 10まんばりき 10まんボルト じゅうりょく じょうか しょうりのまい しろいきり じわれ しんくうは シンクロノイズ しんそく じんつうりき しんぴのちから しんぴのつるぎ しんぴのまもり シンプルビーム じんらい スイープビンタ すいとる すいりゅうれんだ スカイアッパー スキルスワップ スケイルショット スケイルノイズ スケッチ スターアサルト スチームバースト ずつき すてゼリフ すてみタックル ステルスロック ストーンエッジ すなあつめ すなあらし すなかけ すなじごく スパーク スピードスター スピードスワップ スプーンまげ スポットライト スマートホーン スモッグ すりかえ スレッドトラップ せいちょう せいなるつるぎ せいなるほのお ぜったいれいど そうでん ソウルクラッシュ ソウルビート ソーラービーム ソーラーブレード ソニックブーム そらをとぶ た行 ダークホール タールショット たいあたり だいちのちから だいちのはどう だいばくはつ ダイビング だいふんげき ダイマックスほう だいもんじ ダイヤストーム たがやす タキオンカッター たきのぼり だくりゅう たくわえる たこがため ダストシュート たたきつける たたみがえし たたりめ たつまき たてこもる タネばくだん タネマシンガン ダブルアタック ダブルウイング ダブルチョップ ダブルニードル ダブルパンツァー タマゴうみ タマゴばくだん だましうち たまなげ ダメおし だんがいのつるぎ ちいさくなる ちからをすいとる ちきゅうなげ チャージビーム チャームボイス ちょうおんぱ ちょうのまい ちょうはつ ついばむ ツインビーム つきのひかり つけあがる つじぎり ツタこんぼう つつく つっぱり つのでつく つのドリル つばさでうつ つばめがえし つぶらなひとみ つぼをつく つめとぎ つららおとし つららばり つるぎのまい つるのムチ であいがしら DDラリアット てかげん デカハンマー テクスチャー テクスチャー2 テクノバスター デコレーション デスウイング てだすけ てっていこうせん てっぺき テラクラスター テラバースト テレキネシス テレポート てをつなぐ でんきショック でんげきくちばし でんげきは でんこうせっか でんこうそうげき てんしのキッス でんじは でんじふゆう でんじほう とおせんぼう トーチカ とおぼえ とぎすます ときのほうこう どくガス どくづき どくどく どくどくのキバ どくのいと どくのこな どくばり どくばりセンボン どくびし とぐろをまく とげキャノン どげざつき ドゲザン とける とっしん とっておき とどめばり とびかかる とびげり とびつく とびはねる とびひざげり ともえなげ トライアタック ドラゴンアロー ドラゴンエール ドラゴンエナジー ドラゴンクロー ドラゴンダイブ ドラゴンテール ドラゴンハンマー トラップシェル トラバサミ ドラムアタック トリック トリックガード トリックフラワー トリックルーム トリプルアクセル トリプルキック トリプルダイブ ドリルくちばし ドリルライナー ドレインキッス ドレインパンチ どろあそび どろかけ どろばくだん トロピカルキック どろぼう ドわすれ とんぼがえり な行 ないしょばなし ナイトバースト ナイトヘッド なかまづくり なかよくする なきごえ なげつける なしくずし なまける なみだめ なみのり なやみのタネ なりきり ニードルアーム ニードルガード にぎりつぶす にどげり ニトロチャージ にほんばれ にらみつける ねがいごと ねこだまし ねごと ネコにこばん ねこのて ネズミざん ねっさのあらし ねっさのだいち ねっとう ねっぷう ねばねばネット ねむりごな ねむる ねらいうち ねをはる ねんりき のしかかり のみこむ のろい は行 バークアウト ハートスタンプ ハートスワップ ハードプラント ハードプレス ハードローラー はいすいのじん ハイドロカノン ハイドロスチーム ハイドロポンプ ハイパードリル ハイパーボイス はいよるいちげき はかいこうせん ばかぢから はがねのつばさ はきだす ばくおんぱ ばくれつパンチ ハサミギロチン はさむ はじけるほのお はたきおとす はたく はっけい はっぱカッター ハッピータイム はどうだん バトンタッチ はなびらのまい はなふぶき はねやすめ はねる ハバネロエキス バブルこうせん はめつのねがい はやてがえし はらだいこ パラボラチャージ バリアー バリアーラッシュ はるのあらし バレットパンチ ハロウィン パワーウィップ パワーシェア パワージェム パワーシフト パワースワップ パワートリック パワフルエッジ ヒートスタンプ ひかりのかべ ひけん・ちえなみ ひっかく ひっくりかえす ビックリヘッド ひっさつまえば ひのこ ひみつのちから ひゃっきやこう ひやみず ひょうざんおろし ピヨピヨパンチ びりびりちくちく ビルドアップ ファストガード ふいうち Vジェネレート ふういん フェアリーロック フェイタルクロー フェイント フェザーダンス フォトンゲイザー ふきとばし ぶきみなじゅもん ふくろだたき ふしょくガス ぶちかまし ふぶき ふみつけ フライングプレス ブラストバーン プラズマシャワー プラズマフィスト フラッシュ ブラッドムーン フラフラダンス フラワーガード フラワーヒール フリーズドライ フリーズボルト フリーフォール ブリザードランス プリズムレーザー ふるいたてる フルールカノン フレアソング フレアドライブ ブレイククロー ブレイズキック ブレイブチャージ ブレイブバード プレゼント ブロッキング ふんえん ふんか ふんじん ふんどのこぶし ぶんまわす ヘドロウェーブ ヘドロこうげき ヘドロばくだん ベノムショック ベノムトラップ ヘビーボンバー へびにらみ へんしん ホイールスピン ポイズンテール ぼうぎょしれい ほうでん ぼうふう ほうふく ほえる ほおばる ボーンラッシュ ほごしょく ほしがる ほたるび ほっぺすりすり ボディパージ ボディプレス ホネこんぼう ホネブーメラン ほのおのうず ほのおのキバ ほのおのちかい ほのおのパンチ ほのおのまい ほのおのムチ ポルターガイスト ボルテッカー ボルトチェンジ ほろびのうた ま行 まきつく まきびし マグニチュード マグネットボム マグマストーム マジカルシャイン マジカルフレイム マジカルリーフ マジックコート マジックルーム マッドショット マッハパンチ まとわりつく まねっこ まほうのこな まもる まるくなる マルチアタック まわしげり みかづきのいのり みかづきのまい みがわり みきり ミサイルばり みずあそび みずあめボム みずしゅりけん みずでっぽう ミストバースト ミストフィールド ミストボール みずのちかい みずのはどう みずびたし みだれづき みだれひっかき みちづれ みねうち みやぶる ミラーコート ミラーショット ミラータイプ みらいよち ミラクルアイ ミルクのみ みわくのボイス みをけずる ムーンフォース ムゲンダイビーム むしくい むしのさざめき むしのていこう むねんのつるぎ めいそう メガドレイン メガトンキック メガトンパンチ メガホーン めざましビンタ めざめるダンス めざめるパワー メタルクロー メタルバースト メテオドライブ メテオビーム メロメロ もえあがるいかり もえつきる ものまね もりののろい もろはのずつき や行 やきつくす やけっぱち やつあたり やどりぎのタネ やまあらし ゆうわく ゆきげしき ゆきなだれ ゆびをふる ゆめくい ようかいえき ようせいのかぜ ヨガのポーズ よこどり ら行 らいげき ライジングボルト らいめいげり ラスターカノン ラスターパージ リーフストーム リーフブレード リサイクル リフレクター リフレッシュ リベンジ りゅうせいぐん りゅうのいかり りゅうのいぶき りゅうのはどう りゅうのまい りんごさん りんしょう ルミナコリジョン レイジングブル れいとうパンチ れいとうビーム れんごく れんぞくぎり れんぞくパンチ ローキック ロケットずつき ロックオン ロックカット ロッククライム ロックブラスト わ行 ワイドガード ワイドフォース ワイドブレイカー ワイルドボルト わたほうし わるあがき わるだくみ ワンダースチーム ワンダールーム コメントフォーム 名前 コメント すべてのコメントを見る ※こちらは「情報提供欄」です。質問や雑談はご遠慮ください。
https://w.atwiki.jp/qkwiki/pages/263.html
【検索用 とりのみるく|登録タグ:2021年 こうちゃん と 伊沢拓司】 この世にまだ存在しなかった不味いもの 概要 『知らない料理でも東大クイズ王なら推測で作れるのか?』という企画において、「鳥のミルク」というお題がこうちゃんと伊沢拓司に出された。 そこで作られた鳥のミルクが両者ともに… リンク 鳥のミルク(Wikipedia) 関連動画 こうちゃんが作った「鳥のミルク」 伊沢拓司が作った「鳥のミルク」 関連項目 伊沢拓司 こうちゃん コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/satsumakenshi/pages/177.html
(ミルクマン) 概要 ぐりぶー物語3回から登場。 鹿児島県産の牛乳を飲んで元気になってもらうため、鹿児島県酪農協牛乳のマスコットキャラクターとして、CMなどで活躍している。 * 登場 性格 困っている人がいると放っておけない性格。 * 好きなもの・嫌いなもの 趣味・特技 特技は、美味しい鹿児島県産牛乳を出現させるミルクビームと、ミルクマン体操 特徴 男の子。 約10歳。 * 声優 関連リンク ミルクマン 鹿児島ご当地キャラマップ 鹿児島県酪農業協同組合 * 出典参照リンク