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迷いと決意と抱いた祈り(後編) ◆SXmcM2fBg6 PREV 迷いと決意と抱いた祈り(前編) ○ ○ ○ アクセル達とオーズの戦いは、ほとんど前回の焼き直しだった。 もとより攻撃が制限され、今のオーズに有効な攻撃を乱用できないのだから、それも当然だろう。 彼らの戦いは、如何にして必殺の一撃を叩き込み、情勢を傾けるかにかかっていた。 「セアッ!」 「ハァッ!」 アクセルとディケイドが入れ替わり立ち代りに、嵐のような攻撃をオーズへと繰り出す。 オーズは飛行能力を有する。再び空へと飛ばれたら、それこそ前回の焼き直しだ。 まともな対空攻撃手段がない今、それだけは避けなければならない。 空を飛べるということは、それだけで圧倒的な有利なのだ。 ……だが、例え怒涛の連携攻撃であっても、オーズの動きを止めるには至らない。 全身を刻む攻撃にセルメダルを散らばらせながら、アクセル達へと反撃しそれ以上のセルメダルを奪い取る。 そこに高熱の火球が放たれるが、テイルディバイダーを形成して火球を迎撃し、さらにファイヤーエンブレムへと叩き付ける。 ファイヤーエンブレムはその一撃を受けて弾き飛ばされ、セルメダルをこぼし痛みに呻きながらも即座にオーズから距離をとる。 「クッ……、このままでは埒が開かん」 「ケホッ……。早く打開策を見つけないと、こっちが持たないわよ」 「……………………」 戦いの間隙に乱れた息を整えながら、オーズを止める術を模索する。 あれほどの力を持つ形態であれば、セルメダルの消費量は大きいだろう。 それを削りきるのが最善手ではあるが、このままではこちらのセルメダルが先に尽きてしまう。 戦いの天秤は、着実にオーズの側へと傾いていく。 状況を覆すには、オーズに渾身の“必殺の一撃”を叩き込むしかない。 それを可能とするだけの隙を、どうにか作り出さなければ―――― 「オォォオオオォオ――――ッッ!!!」 そう思案するアクセル達に、オーズは咆哮を上げて突撃する。 その咆に陰りはなく、今なお暴虐の意思を示していた。 三人の連携攻撃は小賢しいが、苦戦する程ではない。 ダメージは蓄積されていくが、戦闘行動に支障はない。 セルメダルの消費は激しいが、彼等を屠るには問題ない。 それらの思考を暴走する力が飲み込み、猛り狂う闘争本能に任せて力を振るう。 だがその行動は決して知性のない暴挙ではなく、洗礼された野性による狩りだ。 空へ飛ばずわざわざ地上で戦っているのは、獲物を弱らせ確実に仕留めるため。 空からの攻撃手段が急襲か必殺の砲撃しかない以上、今空に上がる意味はない。 大地を踏み砕く勢いで駆け抜け、アクセル達へと接近する。 今のオーズにとって、彼らの攻撃は脅威にすらなりえない。 ファイヤーエンブレムの放つ炎は冷気を以って相殺した。 アクセルのエンジンブレードの切っ先から放たれたエネルギー弾は打ち落とした。 ディケイドのライドブッカーによる銃撃にいたっては防ぐ必要すらない。 故に彼らにオーズの突撃を止めることは敵わず、その距離が半分まで達した時、 「降りそそげ、天上の矢!」 その声とともに、雨のように降り注ぐ光の矢。 完全な意識外からの攻撃に、オーズは思わず足を止めた。 「竜さん。私も手伝います!」 アクセル達を庇う様に、まどかがオーズと相対する。 それを見たオーズは、様子を伺うように動きを止める。 「何を馬鹿なことを……!」 「竜さん達だけじゃ、オーズさんを止められてないじゃないですか!」 「だが―――!」 「そうね。今は少しでも戦力が必要だわ。 アナタみたいな女の子の力を借りなきゃいけないのは悔しいけど」 「クッ……、仕方ない。だが無茶だけはするな!」 「はい!」 自身の情けなさに苛立ちながらも、アクセルは渋々了承する。 助力が認められたことを喜びながら、まどかは大きな声で返事をした。 そんな彼女達を現実に引き戻すように、ディケイドが冷めた声で戦いを促す。 「協力するのはいいが、無駄話をしている時間はないぞ。セルメダルがもったいない」 戦いが始まってから、すでにそれなりの時間が経っている。 NEXTであるファイヤーエンブレムはともかく、時間経過とともにシグマ算で増加するアクセル達のメダル消費量は、そろそろ無視出来ないものとなってくる。 それはオーズとて同じ事だが、このままではオーズのメダルが尽きる前に、逆にこちらが削り切らされかねない。 「はい、わかってます。早くオーズさんを止めてあげましょう」 ディケイドの言葉にまどかは頷き、改めてオーズを見据える。 彼女の言葉は本当にわかっているのかと聞きたくなるものだったが、戦力になるのなら文句はないので押し黙る。 「……まあいい。さっさとあいつを倒すぞ」 まどかが加わったことで戦力を推し量っているのか、オーズは動く気配を見せない。 これを好機と、アクセルとディケイドは一気に接近する。 「ヴオオォオオ――――ッ!!」 それに反応して、オーズは声を上げて突撃を再開する。 たとえ戦力が測れなくとも、攻めてくるのなら迎え撃つ、ということだろう。 即座に彼らは、僅かに停滞していた攻防を再開させた。 接近戦での二対一の戦いは、それだけで見れば何度か繰り返された攻防だ。 ここにファイヤーエンブレムが加わったところで、オーズの攻め手を一手削るだけにすぎない。 だがここに鹿目まどかが加わることで、状勢は拮抗を見せ始めた。 「ハアッ!」 「セアッ!」 「オアアッ……!」 アクセルとディケイドが、オーズとお互いの武器をぶつけ合う。 たがオーズの一撃に圧され、堪え切れずに体制を崩してしまう。 そこに力任せの一撃を叩き込もうと、オーズはメダガブリューを振り上げる。 「させない!!」 その瞬間、まどかが数条の光の矢を放ち、オーズの体を射抜く。 だが放たれた矢はその堅牢な外骨格に弾かれ、オーズの攻撃を一瞬阻害することしか出来ない。 それで止まるオーズではないが、その僅かな隙に二人はオーズの間合いから離れ、再度オーズへと挑んでいった。 まどかの放つ光の矢は、ディケイドの銃撃と同じく碌なダメージはない。 しかし魔力をしっかりと篭めることで、衝撃を通すことは可能だった。 つまりオーズの攻撃を、一瞬ながら阻害することが可能となったのだ。 「――――、――――ッ!」 オーズはその本能で、情勢が変わり始めたことを感じ取った。 アクセルとディケイドはまどかの援護によりオーズの一撃を逃れ、少しずつ攻撃を叩き込んでいく。 徐々に当たらなくなる自らの攻撃。入れ替わりに当たり始めた敵の攻撃。 それを前に、オーズは早急に敵を一人減らすことを決意した。 「オアァアアア――――ッ!!」 狙うはファイヤーエンブレム。 彼の炎に相殺されている冷気のブレスを、支障なく使えるようにするためだ。 同じ中距離攻撃のワインドスティンガーは、体の正面にしか攻撃できない性質上、旋回力がない。 撃ち出すときの瞬発力には優れるが、初動作から攻撃が読まれ、回避されやすいのだ。 比べて冷気のブレスは、首を動かすだけで相手を狙える。 瞬間的な威力では劣るが、一対多という状況で、どちらが有用かは言うまでもない。 加えて凍結効果により拘束できれば、強烈な一撃を叩き込むことも難しくはない。 「アアアァァア――――ッ!」 「え、ちょ、ちょっといきなり………!?」 唐突にアクセル達を無視して突進してきたオーズに、ファイヤーエンブレムは驚き戸惑う。 アクセル達の攻撃は容赦なくオーズの体を打ち据えるが、止まる気配はまったくない。 「それなら強烈なのをくれてやる……!」 《――ENGINE・MAXIMUM DRIVE――》 それを好機と、アクセルはエンジンブレードからA字型のエネルギー刃を射出する。 放たれたエーススラッシャーは、ファイヤーエンブレムへと迫るオーズの背中に直撃した。 「ッ、――――――………ッッ!!!」 さすがのオーズもこれには堪らず声を上げ、弾き飛ばされ、セルメダルを撒き散らして倒れ伏す。 「……やったか」 確認の意味を籠めてそう呟く。 完全に無防備な背後からのマキシマムドライブ。普通であれば、この直撃を受けて平気なヤツはいない。 だが―――オーズはゆっくりと、だがふらつく事なく体を起こす。 だがしかし、アクセルに諦めの色はなかった。 マキシマムを受けてまだ立ち上がれることは驚きだが、それはウェザーとて同じ事。 いや、やつはツインマキシマムを受けてなお平然としていたのだ。この程度で諦めるようでは、復讐など敵わない。 「丈夫なヤツだ。あれを受けてまだ立ち上がれるとは」 「ならば、倒れるまで叩き込むだけだ……!」 ディケイドの呆れ声にそう返し、バイクフォームに変形してオーズへと加速する。 オーズが完全に立ち上がる前に、もう一度マキシマムを叩き込むのだ。 「これで、どうだ……!」 《――ACCEL・MAXIMUM DRIVE――》 オーズに接近すると同時に変形を解除し、高熱を纏って後ろ跳び回し蹴りを叩き込む。 これで終わらせる。そんな意思を籠めた渾身のアクセルグランツァーは―――しかし。 「ヴオォォオオァア――――ッッ!!!」 咆哮と共に振り抜かれたメダガブリューによって、その力が乗り切る前に迎撃された。 振り上げられたメダガブリューは、アクセルの高熱を纏う右脚と激突し、より高く跳ね上げる。 それにより渾身のアクセルグランツァーは、オーズの頭上を掠め通り過ぎていった。 「なっ――――――!」 「オァア―――ッ!!」 翻り、振り下ろされるメダガブリュー。 アクセルはとっさにエンジンブレードで防御をするが、必殺技に失敗し、崩れた体制では受けきれない。 ガイン、という激しい音共に、エンジンブレードが弾き飛ばされ、宙を飛ぶ。 これでアクセルは無手。続く一撃を防御する術はない。 「クッ……!」 せめて少しでもダメージを減らそうと、アクセルは完全に崩れた体制のまま後方に飛び退く。 だがオーズにアクセルを逃す気はなく、メダガブリューを振り下ろした結果の体の捻れさえも利用し、テイルディバイダーをアクセルへと叩き込んだ。 「ガッ………!」 オーズの一撃をまともに受けたアクセルは宙を飛ぶ。 彼の弾き飛ばされた先にはビルの壁面があり、激突すれば追加ダメージは免れない。 「竜さん!」 咄嗟にそれを防ごうと、まどかがアクセルの体を受け止める。 それによりまどかとアクセルは、どうにか壁に激突する前に止まる事ができた。 だがそのことに、誰よりもまどか自信が驚いていた。 アクセルの総重量は九十キロを超える。 普通であれば、十四歳の少女に支えられるような重さではない。 ましてや加速がついたアクセルの重さは、いかに魔法少女と言えど受け止めるのは困難だ。 やはり何かが原因で、まどかが直接関わった重力(おもさ)が軽くなっているらしい。 だがその原因を確かめている余裕はない。今はオーズを止めるほうが先決だと思い直す。 「大丈夫ですか? 竜さん」 「……すまない、鹿目。俺は大丈夫だ。それより早くヤツを―――グ!?」 まどかに支えられながらも、再びオーズへと向かって足を踏み出した瞬間、アクセルは足首に奔った痛みに蹲る。 アクセルグランツァーをオーズに迎撃された時、同時に足首にもダメージを受けていたのだ。 「クソッ、これでは……!」 痛みは耐えられない程ではない。無理をすれば、まだ戦うことは可能だろう。 だがあのオーズを相手に、立ち回りの要である足首を痛めた状態で戦うのは、無茶を通り越して無謀だ。 たとえ戦いに向かったところで無様に倒され、セルを奪われるだけ。最悪、足手まといにしかならない。 「一体、どうすればっ………」 眼前では、まだディケイドとファイヤーエンブレムがオーズと戦っている。 だが今のアクセルには、それを傍観することしか出来ない。 その事実に、アクセルは悔しげな声を漏らす。 「竜さん………」 そんなアクセルを見て、まどかはどうにかできないかと思った。 何も出来ない悔しさは、彼女にも覚えがあるものだ。 そこでふと、ある物を思い出した。 「そうだ! 竜さん。これ、使えますか?」 まどかはデイバックからその“ある物”を取り出し、アクセルに手渡す。 それはまどかに支給された用途不明の支給品の内の一つだ。 だがアクセルなら使い方を知っているかもしれないと思ったのだ。 「これは―――!」 アクセルは受け取った支給品とそのメモを見て、これなら何とかなるかもしれないと確信した。 即座に立ち上がり、ドライバーからアクセルメモリを抜き取る。 その支給品を使用することでどうなるかは、彼には判断が付かない。 だが、それにより現状を打開できるのなら、どうなろうと構わないと。 そう覚悟し、アクセルはその支給品にアクセルメモリを差し込んだ。 《――ACCEL・UPGRADE――》 直後。アクセルメモリのイニシャルとDOWNLOAD COMPLETEの文字が浮かび上がり、ガイアウィスパーが響く。 ――ガイアメモリ強化アダプター。 それが、G4チップと呼ばれる物と共に、まどかに支給された道具だった。 当初、まどかはガイアメモリを知らず、メモがあってもそれの用途を把握できなかった。 ガイアメモリと聞いてイメージしたのはパソコンなどに使われるメモリばかりで、何をどう強化するのか思い当たらなかったのだ。 だがアクセルがガイアメモリを使用したことにより、そのUSBメモリと似た形状からようやくイメージが繋がったのだ。 アクセルはドライバーに再度アクセルメモリを装填してスロットルを一気に回し、 《――BOOSTER――》 直後、アクセルは赤い装甲を弾け飛ばし、新たな装甲と共に強化変身を果たす。 黄色く輝くその装甲にはバイクフォームになるための車輪がなく、代わりに幾つものブースターが設置されている。 それがアクセルブースターと呼ばれる、“空中戦を可能とする”アクセルの強化形態だった。 「さぁ……振り切るぜ!」 その言葉と共に背面のブースターを起動させ、アクセルは一気に加速する。 向かう先は戦場。オーズ達の向こう側に突き立つエンジンブレードだ。 「どけぇええ―――ッ!!」 「なッ………!?」 「――――――!」 ディケイドとオーズはアクセルの声に振り返るが、高速で突撃してくるアクセルに反応しきれない。 結果としてアクセルは、どうにか軌道を修正してオーズだけを弾き飛ばし、難なくエンジンブレードを回収した。 「お前、その姿は……」 「やるじゃないアンタ」 ディケイドが驚きの、ファイヤーエンブレムが賞賛の声をかけるが、アクセルは黙ったまま、真っ直ぐにオーズを睨んでいる。 対するオーズも、姿の変わったアクセルを唸り声と共に睨みつけている。 これで条件は五分。 戦いの天秤は、ついにアクセル達の方へと傾いた。 「、――――」 「させるか!」 それを覆すためだろう。オーズがついに空へと飛翔する。 アクセルも対抗して全身のブースターを起動し、空へと飛び上がった。 そうして戦場は空中へと移り、戦いはついに佳境へと突入したのだった―――― ○ ○ ○ ――――その戦いを、物陰から眺める人影が一つあった。 その人物の名はメズール。 まどかを戦場へと誘った彼女は、まどかから少し送れてこの戦場へとやってきていたのだ。 だが今の彼女に、戦場に出るという選択肢はない。 照井竜と鹿目まどかの二人にそれぞれ別の名前を名乗っている以上、人間態で合流することは愚策だ。 かといって怪人態で出て行くことは、あの場の人間を全て敵に回すことと同意だ。人間態で合流する以上にありえない。 だというのにメズールがこの場を離れないのは、漁夫の利を狙っているわけではない。 そうしようという考えもない訳ではないが、今のメズールにはそれ以上の目的があった。 「仮面ライダー……ディケイド」 確かめるように、小さくその名を口にする。 メズールは微かに、だが確かに感じ取っていたのだ。 ディケイドの持つ、水棲系コアメダルの存在を。 それがある以上、メズールの狙いはディケイドただ一人に絞られる。 問題は、あのディケイドからどうやってコアメダルを奪い返すか、だ。 これは遠くから見ていて気づいた事だが、共に戦うアクセルと比べ、ディケイドは明らかに攻撃を受ける頻度が少ないのだ。 加えて攻撃を受けても、可能な限りダメージが少なくなるように立ち回っている。 これはつまり、ディケイドはオーズを倒した後のことを考え、余力を残しているという証明だ。 これでは漁夫の利を狙おうにも、ディケイドとの戦いが確実に待っている。 セルメダルにしても、まだ連戦をこなせる程度には残っているだろう。 なぜならもしセルが残らないような戦いをしたのであれば、アクセルかオーズ、そのどちらかはすでに倒れているはずだからだ。 彼を前にして仮面ライダーが生きているということは、彼がまだ本気を出していない、ということに他ならない。 事前情報で知り得たディケイドの戦闘能力は、それほどまでに仮借ない。 たとえ今のオーズであっても、勝つことは難しいだろう。 “ならやっぱり、動くのは戦いが終わった時。彼が油断した瞬間ね” ディケイドが本気を出した時、戦いは終わる。 そうして彼が油断した瞬間に、コアメダルを奪い取るのだ。 問題は、そう都合よくコアメダルを落としてくれるかどうかだ。 強烈なダメージを与えれば確率が上がるとはいえ、コアメダルを落とすかは結局の所運だ。 セルメダルばかりを落として、コアメダルを落とさない可能性もある。 そうなってしまえば、最悪自分の方が倒されかねない。 「だから――期待してるわよ、オーズ」 可能な限り、ディケイドのセルメダルを減らしてちょいうだい、と。 メズールはそう呟きながら、オーズが色の変わったアクセルと共に、空へと飛び上がる光景を眺めていた。 ○ ○ ○ ブースターによる強引な飛行の難しさに手間取りながら、アクセルはオーズを追跡する。 だがエクスターナルフィンで飛行するオーズと違い、アクセルの飛行はどうにもぎこちなかった。 全身に設けられたブースターの制御は、全てアクセルの意思によって行われている。 しかし空中戦闘の経験がないアクセルは、なかなか自身が飛行するイメージを掴み取れなかったのだ。 だが、そんなことは関係なしに戦いは進行する。 オーズは充分な高度を得ると同時に、アクセルへと取って返し、メダガブリューを振りぬく。 その一撃に、まだ飛行に慣れないアクセルは反応しきれず、エンジンブレードで受け止め、あっけなく弾き飛ばされた。 「く、お……!」 同時にブースターも停止し、アクセルの体は落下を始める。 ブースターの制御がアクセルの意思で行われる以上、意識が向かなくなれば停止するのは当然だ。 アクセルは慌ててブースターに意識を向け、姿勢制御に集中する。 「オォオオ―――ッ!」 そんな隙をオーズが見逃すはずもなく、当然のようにアクセルへと襲い掛かる。 内心で舌打ちをしながらエンジンブレードを構え、ジェットによるエネルギー弾を乱射する。 だがオーズはあっさりと旋回して回避し、アクセルへと急接近する。 「ク……、ッ―――!」 即座にエンジンブレードでの防御を試みるも、間に合わない。 オーズは一瞬でアクセルの背後へと回りこみ、メダガブリューを振り上げる。 「ッ……………!!」 直後、オーズの背中が爆発し、その動きを一瞬止める。 その隙に背中のブースターを全開にし、オーズを吹き飛ばすと同時に距離を取る。 そしてオーズへと向き直ると同時に、爆発の原因を確かめる。 「どうした? アクセルよ。貴様の正義はその程度か?」 「ルナティック!?」 ルナティックはオーズの向こう側で、両の手から蒼い炎を噴射して滞空している。 その飛行は噴射口が両の手の平二箇所のみにも拘らず、今のアクセルとは段違いの安定を見せている。 「俺に質問を、するな!」 アクセルはブースターを全開にし、一気にオーズへと加速する。 それを見咎めたオーズも対抗するようにアクセルへと迫る。 お互いに相手へと飛翔する二人は、当然の如く一瞬で接近し、 「――――――!?」 オーズから驚愕の声が零れる。 自身と同様急接近していたはずのアクセルを、一瞬で見失ってしまったのだ。 《――JET――》 直後。側面からエネルギー弾に撃ち抜かれた。 見れば、いつの間にか距離をとっていたアクセルが、エンジンブレードの切っ先をオーズへと向けている。 「よし……!」 その確かな手応えに、アクセルは感得の声を上げる。 お互いに接近したあの瞬間、アクセルは側面のブースターを全開にし、急激な軌道変更を為したのだ。 「ほう。やるじゃないか」 それを見たルナティックが、感心したように呟く。 アクセルの行なった軌道変更は、ルナティックのそれに類似していた。 つまりアクセルは、ルナティックの飛行技術を参考にすることで、ブースター制御のきっかけを掴んだのだ。 “だが、この調子ではセルメダルが持たないな” アクセルのセルメダルの残量はすでに半分を切っていた。 強化変身を果たした時点で、支給されていたコアメダルを使用しる。 だがジェットによる攻撃を繰り返せば、強化変身による消費量増加も相まってすぐに使い切ってしまうだろう。 “となれば、やはり接近戦しかないか” 前方のオーズを見据える。 あのオーズを相手に接近戦を挑む。それも、慣れない空中戦で。 その意味を、理解できないはずがない。 「………行くぞ」 その上で迷いを振り切り、ブースターを全開にして加速する。 それが勝利への道筋だというのなら、是非もなし。 アクセルはエンジンブレードを構え、オーズへと突撃した。 「終結の時だ」 同時にルナティックも加速して攻撃を開始する。 アクセルの軌道に合わせて大きく旋回し、オーズへと炎の矢を放つ。 当然放たれた矢は迎撃され、オーズに届くことはない。だが。 「ハア―――ッ!」 その迎撃の隙を突いて、アクセルが加速の付いた一撃を叩き込む。 「――――――ッ!」 オーズはダメージに仰け反り、地上へとセルメダルを零す。 それをルナティックが回り込んで回収しながら、再び炎の矢を放つ。 アクセルの一撃に若干ふらついていたオーズは、対処できずに蒼い爆炎に包まれた。 「ヴオォオオオ――――ッッ!!!」 だが、次の瞬間には咆哮と共に蒼い炎は吹き飛ばされ、いまだ健在なオーズの姿が現れる。 そしてルナティックへと向け、長大になったテイルディバイターを振り回した。 当然まともに食らうルナティックではなく、瞬間的に加速して回避する。 オーズはその間にアクセルへと急接近し、メダガブリューを叩きつける。 「オオォオ―――ッ!」 「グ、ゥウ………ッ!」 オーズの一撃をアクセルはどうにかエンジンブレードで防御するも、その威力に大きく弾き飛ばされる。 そこに止めを刺さんと、オーズはアクセルへと追撃をかける。 だがその瞬間、天へと奔る光の矢が、オーズの行動を妨害する。 見れば、地上にいるまどかが桃色に輝く弓矢を構え、オーズへと狙いを付けていた。 “すまない。感謝する” 内心で礼を告げ、改めてオーズへと視線を向ける。 オーズは今、まどかとルナティックの二人に放たれる矢に翻弄され、動きを止めている。 チャンスは今しかない。オーズが再び動き出す前に、今度こそ必殺の一撃を叩き込む――! 全身のブースターを全開にし、最大加速でオーズへと接近する。 同時にまどかとルナティックの攻撃も止まる。 それにより、アクセルの行動に気が付いたオーズも、今度こそアクセルを叩き潰さんと咆哮を上げる。 「オオオオオオ――――ッッ!!!」 「これで……終わりだァッ!」 《――ENGINE・MAXIMUM DRIVE――》 一瞬でゼロになる距離。 アクセルはオーズへエンジンブレードを、 対するオーズはメダガブリューを、 お互いが渾身の力と必殺の意志を籠めて、己が武器を振りぬき、 《――FINAL ATTACK RIDE・De De De DECADE――》 ――――直前。 マゼンタカラーの極光に、諸共に飲み込まれた。 NEXT 想いと絆と破壊の力(前編)
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プレミアムメダル プレミアムメダルは金塊でしか購入できませんが大きなメリットがあります。 英雄対戦や混沌の要塞ではプレミアムメダルなしで上位入りは難しいでしょう。 メダル 必要金塊数 デイリーログイン 角笛での活力購入回数 英雄対戦の最大挑戦回数 混沌の要塞 最大活力値拡張 パーティスロット拡張 軍団の逆襲属性石追加 フレンド召還時間 質屋 その他 活力 掃討券 一般挑戦回数 ランキング挑戦回数 ランダム券購入回数 星6戦の女神購入回数 星6仲間選択券購入回数 なし --- 0 0 5 10 3 3回 20まで 計4個 10秒 5回 2回 1回 1段階 2 4 6 11 4 2段階 4 8 7 12 5 3段階 6 12 8 13 6 10連続掃討が可能になる 4段階 8 16 9 14 7 20秒 5段階 10 20 10 15 8 4回 計5個 6段階 12 24 11 16 9 30まで 10%追加 7段階 14 28 12 17 10 計6個 6回 8段階 16 32 13 18 11 5回 20%追加 25秒 9段階 18 36 14 19 12 計7個 7回 3回 10段階 20 40 15 20 13 40まで 30%追加 スペシャル仲間選択券購入可能 11段階 22 44 16 21 14 6回 計8個 8回 4回 12段階 24 48 17 22 15 40%追加 30秒 2回 13段階 26 52 18 23 16 9回 5回 3回 14段階 28 56 19 24 17 50%追加 4回 プレミアム仲間選択券購入可能 15段階 XXXX 30 60 20 25 18 50まで 10回 5回
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マーセナリーズモードで入手出来るメダル メダルとはバイオハザード6における、実績・トロフィーとは別の収集要素である。 マーセナリーズ終了時に条件を満たしていれば入手することが出来る。 マーセナリーズはランクB(スコア80000)以上でクリア扱いになる。 緑のコンボボーナスの使用有無や敵1体あたりのスコアで前後するが、53コンボつなげれば 敵撃破15,900点(300点×53コンボ)+コンボボーナス64,340点(53コンボ)=80,240点 となりBランクを取る目安となる。犬は100点なので注意。 マーセナリーズモードで入手出来るメダルコメント 名称 入手条件 メダル ターチィ メインストリートクリア カッパー イドニア 高架橋クリア カッパー 東欧 採掘場クリア カッパー 地下鉄 車両基地クリア カッパー 空母クリア カッパー カタコンベ 最下層クリア カッパー 追加マップ1クリア カッパー 追加マップ2クリア カッパー 追加マップ3クリア カッパー 追加マップ4クリア カッパー 120体以上の敵を倒した ゴールド 100体以上の敵を倒した シルバー 70体以上の敵を倒した ブロンズ 40体以上の敵を倒した カッパー 120コンボ以上決めた ゴールド 100コンボ以上決めた シルバー 50コンボ以上決めた ブロンズ 20コンボ以上決めた カッパー 120秒以上残った ゴールド 90秒以上残った シルバー 60秒以上残った ブロンズ 30秒以上残った カッパー 体術で敵を倒した カッパー フィニッシュブローで敵を倒した ゴールド クイックショットで敵を倒した シルバー カウンターで敵を倒した ブロンズ スライディングでタイムボーナスオブジェクトを壊した カッパー タイムボーナスを発見した カッパー タイムボーナスを全部発見した ブロンズ コンボボーナスを発見した カッパー コンボボーナスを全部発見した ブロンズ 隠しボスを出現させた ブロンズ 隠しボスを撃破した シルバー コンボ中に隠しボスを倒した ゴールド 体術で隠しボスにトドメをさした シルバー パートナーと一緒に150コンボ決めた DUO ゴールド パートナーと一緒に150秒以上残してステージクリア DUO シルバー パートナーと一緒に150体の敵を倒した DUO ブロンズ パートナーと一緒にステージクリア DUO カッパー ダメージを受けずにクリア ミリでもダメージ喰らったらダメなので銃を撃つ敵がいないカタコンベが一番楽 ゴールド スキルを使用せずにクリア スキル装備を外してプレイ シルバー ギミックを使って倒した カッパー 1度も攻撃を外さずにクリア クイックショット、体術、カウンター、グレネードを使い外す要素を避ける ゴールド 回復アイテムを使わずにクリア ブロンズ コメント とりあえず設置。分かるとこあったらコメントででも適当に書いといて -- 名無しさん (2012-10-11 12 51 15) 100コンボ以上決めた シルバー -- 名無しさん (2012-10-19 02 17 40) 90秒以上残った シルバー 120秒以上残った ゴールド -- 名無しさん (2012-10-19 02 18 51) コンボボーナスを全部発見した ブロンズ -- 名無しさん (2012-10-19 02 19 43) 隠しボスを撃破した シルバーコンボ中に隠しボスを倒した ゴールド -- 名無しさん (2012-10-19 02 20 53) 体術で隠しボスにトドメをさした シルバー -- 名無しさん (2012-10-19 02 21 31) パートナーと一緒に150秒以上残してステージクリア シルバー -- 名無しさん (2012-10-19 02 22 25) パートナーと一緒に150体の敵を倒した ブロンズ -- 名無しさん (2012-10-19 02 23 00) ↑載ってなくて自分が取得済みのを書いたのでよろしく -- 名無しさん (2012-10-19 02 24 00) 120コンボ以上決めた ゴールド -- 名無しさん (2012-10-21 00 50 47) パートナーと一緒に150コンボ決めた ゴールド -- 名無しさん (2012-10-21 00 51 14) 回復アイテムを使わずにクリア 一番したのブロンズ -- 名無しさん (2012-10-21 00 51 50) タイムボーナス取らずに適当にプレイして回復アイテム使わなかったけどメダルもらえなかった 多分スコアが低いと条件満たしてても、もらえないメダルがあるっぽい -- 名無しさん (2012-10-31 11 32 15) 情報追記。海外情報だが追加マップはこれ。 ttp //resident-evil-beta.de/wbblite/index.php?page=Thread threadID=3298 -- 名無しさん (2012-11-05 12 46 20) 名前 コメント
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【名前】 ミラクルフェニックスヘッダー 【読み方】 みらくるふぇにっくすへっだー 【登場作品】 天装戦隊ゴセイジャー 【初登場話】 epic24「ミラクルアタック・ゴセイジャー」 【分類】 ミラクルゴセイヘッダー 【所有者】 スーパーゴセイピンク 【詳細】 フェニックスヘッダーに酷似したミラクルゴセイヘッダー。 ゴセイテンソードの先端の球状部分にセットすれば、ゴセイピンクをスーパーゴセイピンクへ超天装できる。 更に独自で合体すれば、ゴセイアルティメットの胸部の部分に合体している。
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オーズとモーフと超電子レーダー デッキの中核になるカード ワイルドビースト 仮面ライダーオーズ・ラトラーターコンボ オーバーテクノロジー 超電子レーダー 主な候補カード ワイルドビースト 特徴にオーズドライバーに持つユニット仮面ライダーオーズ・タトバコンボ 仮面ライダーオーズ・ガタキリバコンボ 仮面ライダーオーズ・タカキリバ 仮面ライダーオーズ・タカトラーター XP-030[RK] 仮面ライダーオーズ・サゴーゾコンボ 仮面ライダーオーズ・ガタトラバ 仮面ライダーオーズ・タカキリーター 仮面ライダーオーズ・タジャドルコンボ オーバーテクノロジー マーフィーK9 ピンクレーサー デネブ 仮面ライダーディケイド 仮面ライダー電王RF ゴーオンゴールド(XG4) その他・候補カード アーステクノロジー 宏のオルゴール時計 スーパー戦隊アドレスブック バットショット オーバーテクノロジー デンジマシーン デカピンク モモタロス マシンゼクトロン カブトエクステンダー 仮面ライダーディケイドCF(XG3) インビジブル デッキ説明 仮面ライダーオーズ・ラトラーターコンボと超電子レーダーのコンボによるロックを中心にしたデッキ。 安定してコンボを決めるため、ユニットサーチ兼パワー加速の仮面ライダーディケイドやオペサーチのデネブ、ラトラーターへのモーフ元となる特徴「オーズドライバー」持ちを投入している。 序盤はピンクレーサー、中盤以降は超電子レーダーと仮面ライダー電王RFを使用してパワーを削り、自身はディケイドによるアドバンテージとモーフを利用したパワー無視での強力ユニットラッシュで優位に立つ。また、除去とパワー削りの可能なゴーオンゴールド(XG4)も強力。 タトバコンボおよびガタキリバコンボのリードETを活用しスーパー戦隊アドレスブックや宏のオルゴール時計、バットショットを入れるのも可。バットショットでコマンドゾーンからレッカーしたユニットをラトラーターコンボの効果で除外できる。 ストライク力はどうしても犠牲になるため、モモタロスなどを使ってダメージを稼ぐ。 コメント タトバも入るわけだしタッチでS戦隊アドレスブック入れたらどう? -- 名無しさん (2010-10-29 22 26 48) ガタキリバもいるし、いいね。というわけで足してみた。 -- 名無しさん (2010-10-29 23 36 57) ゴーオンゴールドの兄貴(XG4)やタイムレッドなどパワー削り系カードを入れてみたらどうですか? -- 名無しさん (2010-10-30 12 07 01) モーフもあるから、オルゴールもいいと思いますよ。 -- 名無しさん (2010-10-31 09 11 39) デンジマシーンは入れるべきだろ -- 名無しさん (2010-11-06 11 51 16) 緑のコマンド加速対策にカリスとかどうですか? -- 名無しさん (2010-11-09 04 56 04) デッキ名が000のタイトル風なのがセンス良いと思います。ストライク力の不足にはXG4の龍騎もどうですか?コールあるからラッシュ力も強まるし、モモタロスの恩恵受けることも出来るし。 -- 名無しさん (2010-11-09 09 20 51) ガタキリバの撃破対象を増やすたにもゼクトマイザーもありだろ -- 名無しさん (2010-11-09 23 24 23) ↑ガタキリバはエリア無視。 -- 名無しさん (2010-11-10 01 01 43) 上でも出てますが、ゴーオンゴールド(XG4)なんかも入ると良いかなと思います。青コマンドからタトバやらをラッシュ出来る異次元からの翼も面白いかなと。 -- 名無しさん (2010-11-10 17 58 33) ガタキリバの撃破対象効果にはキンタロスでBP高めるというのはどうでしょうか? -- 名無しさん (2010-11-13 20 24 55) ↑対象がSユニ限定な訳だし、タトバからの6000で十分じゃない? -- 名無しさん (2010-11-13 20 29 23) XG7で加わるタジャドルも入れたいな。 -- 名無しさん (2011-01-28 17 22 11) 名前 コメント
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【名前】 アンク 【読み方】 あんく 【声/俳優】 三浦涼介 【スーツ】 永徳、藤田慧(腕)足立夏海(OPダンス) 【登場作品】 仮面ライダーオーズ/OOO 【分類】 グリード/鳥系グリード 【コアM(復活時)】 タカ×1、トラ×1、バッタ×1、カマキリ×1 【モチーフ】 タカ、クジャク、コンドル 【カラー】 赤 【名前の由来】 ヒンディー語の「目」 【自身のコアメダルの枚数と形態の変化】 800年前の影響で右腕だけの姿で復活し、もう1枚のタカ・コアを持つ映司と遭遇(2枚)(第1話) クジャクとコンドルのコアメダルを1枚ずつ入手。一瞬巨大な翼が現れたが、(4枚)(第20話) オーズの体内に紫のコアメダルが憑依した影響でオーズドライバーから外れたコアメダルの内、コンドル・コアをウヴァに奪われる(3枚)(第31話) 軍鶏ヤミーとの戦いの後、気の緩みをつかれアンク(ロスト)に吸収されてしまう(0枚)(第40話) アンク(ロスト)が消滅し、残りのメダルで右腕以外の身体も得た復活を果たす(5枚)(第42話) その後、再び泉刑事の体を乗っ取り、羽ばたきで映司達を吹き飛ばした後ホルダーから転がりでてきたタカ・コアを取り戻す(6枚)(第43話) 紫のメダルを投入され、暴走した映司の攻撃でタカ・コアを奪われる(5枚)(第46話) 暴走した映司グリードを倒し、持っていたタカ・コアを回収。真木清人にほとんどのコアメダルを奪われ、さらに自分の意識の宿るメダルに致命的な損傷を負って、(3枚)(第47話) 「メダルの器 暴走形態」の崩壊に伴い全てのコアメダルが消滅した事で自身も消滅するが、割れたタカ・コアは映司が所有することとなった(0枚)(最終話) 40年後の未来では事情は不明だが復活しており、過去の映司にコアメダルを託すのに過去の火野映司達の前に姿を見せる。(不明)(MOVIE大戦MEGA MAX) 財団Xの作り出した複製コアメダル3枚の力で完全体として出現。戦闘の中で映司の持つ割れたタカ・コアの力が作用し、映司の知るアンクの人格が覚醒すると協力関係となる。(3枚+α)(平成ジェネレーションズFINAL) 死に瀕する火野映司の最後の欲望から割れたメダルが再生し蘇生。(不明)(復活のコアメダル) 【詳細】 主人公「火野映司」に協力する鳥系グリード。 現代でアイスキャンディーが好物になった。 タカのような頭部、孔雀の羽の意匠があり極彩色で彩られたボディ、コンドルのような鋭い爪を持つ下半身で、完全体となると右側頭部から人間態時にみられる金髪の髪を思わせる装飾が生える。巨大な翼を展開して空中を自在に飛行できるほか、炎を操り腕から火炎弾を発射する能力を備える。 800年前のオーズの暴走に巻き込まれ、自我を有するメダルと右腕だけ石棺に封印されていた。 その後、「鴻上ファウンデーション」が所有する美術館の倉庫に石棺が保管されていたが、何故か封印に巻き込まれたはずのタカ・コアが石棺の外に配置されており、倉庫に侵入した泥棒の欲望に反応しコアの周りにあった十数枚のセルメダルを使って限定復活。 石棺の内部にあるであろう自分のコアを入手し完全復活に棺を解放したが、封印に巻き込まれたのが右腕だけで棺の内部に他の鳥系コアは存在せず、結局800年前と同様封印に巻き込まれた右腕だけの復活となってしまう。 身体を構成するコアメダルはタカ・コア、クジャク・コア、コンドル・コアだと確認されているが、どこにあるのかは当初は不明であった。 第30話の回想シーンで完全体が登場。 【仮面ライダーオーズ/OOO】 身体を構成し復活するのに必要な鳥系コアメダルが他のグリードに比べ著しく不足し、不自由が多く活動もままならず第1話でカマキリヤミーの攻撃に巻き込まれ瀕死となった刑事・泉信吾の身体に憑依し行動。 行動及び戦闘も満足に行えない右腕の状態ではメダル集めには不向きで、「使える馬鹿」として目をつけた映司に800年前の「王」が使用していたオーズドライバーと自分のコアメダル1枚を含めたほかのグリードのコアメダルを与え、オーズに変身させヤミーを倒す事でメダル集めをさせている。 右腕という状態で戦闘力は皆無に近く、よく泉刑事の体を抜けて腕だけで浮遊しているが腕に生えた小さな翼によるもの。 攻撃を受けるとすぐに不完全の部分が広がり飛行もままならなくなってしまうばかりか、一気にセルメダルを放出すると著しく疲労する(第9話より)。 耐久力も低く、入手したコアメダル及びセルメダルは腕の中に取り込んでいるが、ちょっとした衝撃ですぐに吐き出してしまう(実際第11話ではガメルがぶつかっただけでタコ・コア2枚を吐き出した。)。 第17話で比奈から送られたメダルホルダーにメダルをセットし持ち歩くようになる。 また、鳥系怪人故か高いところを好み、よく木やコンクリートの壁の上など高いところに飛び上がってはオーズの戦いを監視していることが多い(クスクシエで割り振られた自室でも椅子をわざわざ高くして定位置としている。)。 自分が「利用できる」と思った人物を始めとして基本的に誰に対しても横柄な態度は崩さないが、得体の知れない人物を嫌う傾向があり、鴻上、後藤、真木、伊達などには初対面から敵意をむき出しにしている。物事に執着しない映司とは対照的に計算高く、がめつい性格で自分への執着が強い。 メダルの枚数チェックを細かく行い、セルメダル1枚とて無駄遣いは許さず、セルメダルを無駄遣いしたとして映司を詰問するシーンが存在するほど。 目的は自分を含めた他のグリードを含めたコアメダルのほぼ全てを手に入れ、あらゆる欲望を果たす存在、一種の神になる事(第16話では二度とばらばらになることのない「もっと強い身体を手に入れる」と発言している。)。 利用できるものは全て利用し、モバイル機器を集めていた泉刑事の持つ電子機器を使って情報を集めいち早く現代に適応する学習能力の高さを持つ(本編中でもよくいじっている)。 また、泉刑事の記憶を読み取って現在が800年前とは勝手が違うことを理解、人間の進化を認めつつも自分の欲望に忠実に動き、目的には窃盗などの犯罪も厭わず映司とは衝突することが多い。映司もアンクも「ヤミーを倒す」という一点で、お互いに強い信頼関係にある。 学習能力は高く、現代の文字や漢字もすぐに覚えるほど知能は高いが非常に短気なのと自分の要求を押し通そうとする交渉が苦手(一方映司は得意)。 終盤、クスクシエに戻ってアイスを口にし、今までの事を思い返しながら店にやってきた比奈と遭遇。 「どっちかは戻ってくるかもな」と意味深な言葉を口にしてガメル完全体に吹き飛ばされ海にまで流された映司の前に現れる。 映司と波打ち際での激しい戦いの末にグリード態となり、真木清人からコアメダルを投入され暴走し、グリード態となった映司と激しい戦いを繰り広げる。 その末に映司に止めをさそうとしたが、波打ち際でのドッグファイト中に投げかけられた「ありがとう」という言葉を思い出し、攻撃を外してしまう。 更に気を失った映司に止めをさそうとする真木清人を止めた事から見限られ、吸収したコアメダルを全て奪われた挙句に存在維持に必要なタカ・コアに致命的な損傷を負ってしまい、やってきた泉比奈に伝える。 結局は映司、比奈と過ごした日常を捨てきれず、「満足」していた事を自覚。 世界の終末を止めるのに奔走する映司を止め、映司の元へと駆けつけようとするがメダルに入ったヒビを映司に知らせず、恐竜グリードとの最終決戦に望む。 プトティラコンボの攻撃から復活した恐竜グリードに止めを刺すのに自分のコアメダルを全て映司に与え、恐竜グリードの攻撃を自らの翼で防ぎ、恐竜系コア7枚のギガスキャンを自身の炎で援護、恐竜グリードに発生したブラックホールにメダルが吸収されていき、ひびの入ったコアも割れてしまう。 映司、比奈の前に現れたアンクの幻影、落としたメダルは砕かれてもなお形を保っていた。 確かに映司達との日々で「命」を得たアンクは最期にグリードではない存在となり、欲しかったものは手に入ったのだろう。 その後、旅する映司の傍らに「幻影の右腕」が姿を見せていた。 【アンク完全体】 アンクの完全な姿。 800年前アンクはコアメダル全てを手に入れようとする王に協力し仲間の「グリード」を裏切るも、王は上回る欲望を保有しており、背後からの不意打ちでコアメダルを抜かれ、右腕だけで封印に巻き込まれてしまった。 残された身体は「アンク(ロスト)」となる。 「アンク(ロスト)」が倒れたことで一部のコアメダルが破壊されてしまい、色々と補う事で現代における完全体となる。 【劇場版での扱い】 『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ W MOVIE大戦CORE』では本人曰く「苦労して見つけてきた」とクジャク、コンドルのコアメダルを1枚ずつ入手し(探していて映画での出番は非常に少なく、どこで見つけてきたのかはわかっていない)、本編では鴻上がクジャク、コンドルのコアメダルを1枚ずつ所有、残りのコアはアンク(ロスト)になっていたことが判明する。 同作では右腕だけの形態で対面し、ダブルCJX(エクストリーム)に変身していた翔太郎に「おばけ」と怖がられていた。 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』では40年前に移動するデンライナーへ強引に乗り込んで他のグリードが目覚めていない状態でメダル総取りを企むも結果として失敗。 身体から零れ出たセルメダルが切っ掛けで歴史が大きく変わり、2011年の世界が「ショッカーグリード」が誕生した事でショッカーに支配されてしまう。 その後も過去の世界についていくが、また裏目にでる事になる。 『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』ではTV本編の後日談として登場。 日本に帰国した映司の前に姿を見せて合流、映司に化けて仮面ライダーポセイドンからコアメダルを奪取するなどの活躍を見せた。 誰もがアンクの復活を喜んでいたが、映司だけ浮かない顔をしている。 オーズ編のラストでは隕石によって生じた歪みにより、ポセイドンと同様に40年後の未来から現れたアンクであった事が判明、映司が浮かない顔をしていたのも砕けたコアメダルが手元に存在したままだったからであった。 未来でアンクが復活する事の暗示で、希望を持った映司は再び旅に出る。 【余談】 アンクの声及び人間態を演じる三浦涼介氏は『東宝特撮作品』にてヒーロー役を演じ、アンクは180度違うキャラで、怪人化している右腕だけで屑ヤミーと戦うことがあり、共演者の渡部秀からは「さすが一回地球を守っただけのことはある」と感心されている。 また、『仮面ライダーディケイド』でも「ファイズの世界」において百瀬(タイガーオルフェノク)役としてゲスト出演。『海賊戦隊ゴーカイジャー』のバリゾーグを演じる進藤学氏は三浦涼介氏と共にヒーロー役を演じており、奇しくも同時期に放送される東映特撮にて、過去に別会社制作の特撮作品で主人公格の2人がそれぞれ幹部級怪人を演じる事となる。
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【種別】 用語 【用語】 鴻上生体研究所 【よみがな】 こうがみ せいたいけんきゅうじょ 【登場話】 第10話~ 鴻上光生がオーメダルの研究のために設立した生体研究所。研究所の所長のドクター真木こと真木清人を中心に優秀な科学者が集められ、設立から10年が経過した。仮面ライダーオーズの使用する、カンドロイド、メダジャリバー、ライドベンダーなどのメダルシステムは研究、開発、生産まで行われ量産する設備も完備している。 第10話でおこなわれた、鴻上による設立10周年を祝う誕生日会おこなわれ所員全員に鴻上の手作りのバースデーケーキが振舞われた。このことによりオーメダルがすでに10年以上前から研究が開始されていたことになる。メダルの実験は鴻上指示のもとおこなわれておりグリードを800年の眠りからよみがえらせる(第1話)実験は偶発的におきた出来事ではないことがこの研究所の存在が物語で明らかになったことで判明した。 またドクター真木の考えるオーメダルの理論と鴻上のやりたい欲望の考えにはズレがあり真木は鴻上の意見に表面では答えを合わせるのだが、裏では自身の理論を優先させるている。しかし鴻上はこれを真木のすばらしい欲望と考え黙認して事後承諾している。 【関連するページ】 オーズの謎 カンドロイド サメヤミー セルメダル バースバスター メダジャリバー メダルシステム ライドベンダー第一小隊 不気味な人形 仮面ライダーバース 仮面ライダーバース・プロトタイプ 博士(ドクター) 只野通 器 用語 鴻上ファウンデーション
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【名前】 ライダーキック 【読み方】 らいだーきっく 【登場作品】 仮面ライダー×仮面ライダー オーズ ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE風都探偵 【使用者】 仮面ライダースカル 【詳細】 仮面ライダースカルの必殺技。 スカルメモリをマキシマムスロットへセットし、マキシマムドライブを発動。 胸部から紫色の髑髏状エネルギーを発生、シンバルキックの要領で標的へと蹴り込む。 ディエンドコンプリートフォームに召喚された時はオーソドックスな跳び蹴りを披露した。 鳴海荘吉の性格故に名称が設定されておらず、技名は『W超全集』にて便宜上呼称されている。
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【名前】 カニ・コア 【読み方】 かに・こあ 【登場作品】 仮面ライダー×仮面ライダー オーズ ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE仮面ライダーオーズ/OOO 10th 復活のコアメダル 【分類】 コアメダル/オーメダル 【グリード】 なし 【色】 黒 【詳細】 カニの紋章が刻まれた黒のコアメダル。 甲殻類系コア。 真木清人がノブナガに投与。 ノブナガを鎧武者怪人(完全体)へ強化させたがノブナガがオーズに倒され消滅した後、 プテラノドンヤミー(雄)が所持していたメモリーメモリと融合、仮面ライダーコアが生まれる要因となった。 【復活のコアメダル】 『MOVIE大戦CORE』とは関係ない人造のコアメダル。 バース用の強化プランとして製造。 バースドライバーXのユニットへセットできる。