約 468,627 件
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/363.html
4 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 12 11.56 ID y5TFtl6CO ('A`)「こんにちは」 俺は今日も荒巻模型にやってきていた。 ξ゚⊿゚)ξ「いらっしゃい。ブーン達はまだ来てないわよ」 ('A`)「あ、そうなんですか」 店内を見回してみる。確かに俺以外の客はいないようだ。 ξ゚⊿゚)ξ「こないだの大会でお客さん増えるかと思ったんだけどねえ…」 (;'A`)「はあ…」 ξ゚⊿゚)ξ「まあ、まだ早い時間だしね。…そういえばあんた他にやることないの?」 (;'A`)「ハハ…」 痛いところを突かれてしまった。彼女も友達もいない、アルバイトもしていない。俺は大学の長い夏休みを持て余していた。 5 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 14 47.90 ID y5TFtl6CO ミ,,゚Д゚彡「オッス」と、そこへ予想外の客がやってきた。 ξ#゚⊿゚)ξ「ちょっと!もう私には付きまとわないって約束だったでしょ?」 ツンさんが激高する。フサギコはブーンとのミニ四駆レースに敗れ、二度とツンさんに近寄らないと約束していたのだ。 ミ,,゚Д゚彡「いや、今日はそうじゃなくてよ…」 フサギコがチラッと俺の方を見る。 (;'A`)(目が合った!) ミ,,゚Д゚彡「おう、おまえ、ドクオっていったっけ?」 (;'A`)「は、はい。なんでしょう?」 何故か俺に話しかけてくるフサギコ。正直コイツは俺の最も苦手にするタイプだ。できることなら構わないで欲しい。 7 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 18 22.26 ID y5TFtl6CO ミ,,゚Д゚彡「おまえこの前のレース3位だったよな?」 ('A`)「…え、まぁ、一応」 この男は俺になんの用があるというのだろう。 ミ,,゚Д゚彡「あのよ…その、なんだ……どうしたら速くなる?」 ('A`)「え?」 フサギコの口から飛び出したのは意外な言葉だった。 ミ,,゚Д゚彡「だからよ、どうしたら俺のミニ四駆は速くなるんだ?」 (;'A`)「えっと…それを聞きにわざわざ来たの?」 ミ,,゚Д゚彡「おう、そうだ」 どうやらフサギコは本気なようだ。どうしたらいいんだろう?俺はツンさんの顔を伺ってみる。 ξ゚⊿゚)ξ「…教えてあげたら?お客さんとして来たなら追い出すわけにもいかないわ」 (;'A`)「…え、ちょ、待って…」 教えるといっても俺も復帰したばかりだし、それになによりフサギコは俺の苦手なタイプなのだ。 8 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 19 57.67 ID y5TFtl6CO ミ,,゚Д゚彡「頼むよ、すぐにヤレる女紹介してやっからさ」 (;'A`)「ヤ、ヤレ…」 ミ,,゚Д゚彡「なあ、教えろよ」 どうも引き下がりそうにない。仕方ない、教えるしかなさそうだ。 (;'A`)「えっと…じゃあ、とりあえずフサギコ…さんのマシンを見せてくれる?」 ミ,,゚Д゚彡「フサでいい。おう、こいつだ」 フサギコからレイスティンガーを受け取る。 ('A`)「…なるほど」 9 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 23 22.89 ID y5TFtl6CO フサギコのマシンは俗にいう夢パーツを満載したマシンだ。 ワンウェイホイール、レストンスポンジタイヤ、スライドダンパーetc.どれも第二次ブーム時に流行ったパーツだ。 ('A`)「う~ん…こういうパーツはあんまり効果ないんだよね。それにパーツ付けすぎで重いのに、トルクの少ないレブチューンじゃまともに加速できないね」 ミ,,゚Д゚;彡「げ、そうなのか?でもボディ肉抜きして軽量化してるぜ?」 フサギコの言うとおり、レイスティンガーのボディは綺麗に肉抜きされ、丁寧にメッシュが貼られていた。 ('A`)「あ、肉抜き上手いんだね…」 12 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 26 06.80 ID y5TFtl6CO ミ,,^Д^彡「だろ?子供の頃近所で一番上手かったんだぜ?」 自慢気にフサギコがいう。あんまり嬉しそうなので、少し肉抜きしたくらいでは速度に影響ないということは伏せておく。 ミ,,゚Д゚彡「で、どうしたらいいんだ?」 ('A`)「うん…基本的なセッティングから教えるよ…」 ………。 ミ,,゚Д゚彡「これでいいのか?」 ('A`)「うん、さっきよりは全然速くなってると思う」 俺が教えたのはFRPプレートを使ったバンパーの強化や幅出し、お勧めのベアリングローラーやタイヤ、ホイールなどといったごく基本的なことだった。 14 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 28 50.72 ID y5TFtl6CO ('A`)「ほとんどショボンやブーン達からの受け売りだけどね。俺のマシンはMSだからフサ…くんの使ってるスーパー1シャーシは良くわからないし。ショボンやモナーさんが詳しいよ」 ミ,,゚Д゚彡「おう、ありがとよ。じゃ、早速走らせようぜ」 そういうフサギコはレイスティンガーを持ってコースに向かう。 ミ,,゚Д゚彡「……」 フサギコがこれまでにない真剣な表情を見せる。 ミ,,゚Д゚彡「行けっ!」 レイスティンガーがスタートした。まずまずといったスピードだが、この前よりは格段に速くなっている。 15 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 29 40.18 ID y5TFtl6CO ミ,,^Д^彡「ギコハハハ!速い、速いぞ!」 レイスティンガーはコースアウトすることなく無事に3周してゴールした。 ミ,,^Д^彡「見たか!俺のマシン速くなっただろ?ありがとよ、ドクオ!」 俺の背中をバシバシ叩きながらフサギコが言う。 (;'A`)「わ、わかった!わかったから叩かないで…痛い…」 喜ぶのはいいけど、俺の背中は太鼓じゃない。 ミ,,゚Д゚彡「おう、悪かった…嬉しくてよ」 ('A`)「そういえばどうしてマシンを速くしたいの?ブーンとまた勝負して勝って、ツンさんと付き合いたいの?」 俺はさっきから思っていた疑問をぶつけてみる。 16 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 33 48.39 ID y5TFtl6CO ミ,,゚Д゚彡「…いや、今度はツンちゃんは関係なくてよ…」 ミ,,゚Д゚彡「子供の頃は一応そこそこ速い方でよ、それなりに自信もあったんだぜ?」 だけどよ、とフサギコは続ける。 ミ,,゚Д゚彡「この前の勝負、俺のマシンは完璧に負けた。ブーンだけじゃない、他のマシンと比べても明らかに遅かった」 さらにフサギコは続ける。 ミ,,゚Д゚彡「なんていうかよ、悔しかったんだ。もっと速くしたいって思っちまったんだ」 ('A`)(こいつ…そんなに悪い奴じゃないかもな) 俺はフサギコに少しだけ親近感を抱き始めた。 19 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 35 55.11 ID y5TFtl6CO ( ^ω^)「おいすー!」 (´・ω・`)「こんにちは」 と、そこへブーンとショボンがやってきた。 (#^ω^)「フサギコ!お前がどうしてここにいるんだお!もうツンには付きまとわないって約束だお!」 ('A`)「あ、ブーン、実は…」 (#^ω^)「ストーカーは立派な犯罪だお!警察に通報してもいいんだお!」 (;'A`)「ブーン、俺の話を…」 ミ,,゚Д゚彡「…いいんだ、ドクオ。今日はもう帰るぜ。邪魔したな」 そういうとフサギコは帰っていった。 (#^ω^)「早速約束を破るなんてなんて奴だお!」 (;'A`)「いや、今日は客として来てたみたいだよ?」 20 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 38 39.19 ID y5TFtl6CO (#^ω^)「そんなのツンに近づく口実に決まってるお!」 (´・ω・`)「正直僕も彼はあんまり信用できないね」 フサギコへの風当たりは強いようだ。 「「「こんにちはー」」」 と、元気のいい声が店内に響きわたる。( ^ω^)「お…あの子達は…」 店内に入ってきた子供たちは、この前行われた大会の参加者だった。 「あ、コースあるぜ!」 「でもこの前より小さいぜ?」 「それでもいいよ、走らせよう」 と、そこで子供達は俺達に気づいたようだ。 「ねえねえ、この間のブロッケン見せてよ!」 まずはショボンが捕まった。 21 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 42 37.03 ID y5TFtl6CO (´・ω・`)「いいよ…はい」 「すげー!シャーシが反対向きになってる!」 「俺にも見せろよ!」 マシンを取り合うようにして観察する子供達。 (;´・ω・`)「あ、あ、あんまり乱暴にしないでね」 今度は俺とブーンのところにもやってくる。 「ねえ、どうしたら速くできるの?」 「走らせてみせてよ!」 (;^ω^)「おっお、わかったお。わかったからブーンのお腹をつつかないでくれお」 (;'A`)「え、あ、俺もそんなに詳しくないんだけどね…」 それからしばらくの間、俺達は子供達にアドバイスをしていた。 ξ゚⊿゚)ξ「あら、混んできたわね」 23 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 45 29.26 ID y5TFtl6CO 気がつくと店内には他にも何人かお客さんが来ていた。やはりこの前の大会の参加者のようだ。 / ,' 3 「おや、ずいぶんたくさん買っていかれるんですのう」 「ハハ、この前走らせてからどうも火がついてしまいましてね」 カゴいっぱいにパーツを入れている人もいる。 ( ^ω^)「おっお、商売繁盛だお」 ξ゚⊿゚)ξ「みんなありがとう。おじいちゃんも嬉しそうだわ」 ( ^ω^)「おっお、いいんだお。荒巻模型にはいつもお世話になってるし、当たり前なんだお」 (´・ω・`)「そうですよ。今度大会開くときも手伝いますからね」 ('A`)「うん、俺も」 24 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 48 46.95 ID y5TFtl6CO ξ゚⊿゚)ξ「みんな……ありがとう」 ツンさんはいつになくしおらしい。 ( ^ω^)「おっお、ツンが素直だとなんだか変だお」 と、ブーンがここで余計な一言を口にする。 ξ#゚⊿゚)ξ「…なんですって?」 (;゜ω゜)「痛い!痛いお!ブ、ブーンが悪かったお!だからほっぺたつねらないでくれお!」 どうやらいつものツンさんに戻ったようだ。 (´・ω・`)「ところでブーン、ドクオくんに話があったんじゃなかったかい?」 (※^ω^)「そうだったお」 ('A`)「俺に話?」 いったいなんだろうか。 26 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 53 29.32 ID y5TFtl6CO ( ^ω^)「そろそろ夏休みが終わるおね?」 ('A`)「うん」 ( ^ω^)「夏休みが終わって少しすると学園祭があるのは知ってるお?」 ('A`)「あ、そうなんだ…」 正直大学で空気のような存在の俺にとって、学園祭なんてものには興味がなかった。 ( ^ω^)「おっお、あるんだお。そこで、ブーンたちでミニ四駆レースを開かないかお?」 ('A`)「え!…でもサークルとかじゃなくても参加できるの?」 (´・ω・`)「その辺も調べてあるよ。実行委員会の審査を通れば大丈夫らしい」 27 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 54 57.39 ID y5TFtl6CO ('A`)「そっか…面白そうだね」 ( ^ω^)「おっお、じゃあドクオも参加してくれるかお?」 ('A`)「うん。参加する」 それまで学園祭なんて興味がなかった。どうせ1人で構内の隅っこの階段に座って焼きそばを食べるくらいで終わると思っていた。 しかし、ブーン、ショボンとミニ四駆大会を開くなら、楽しくなりそうな予感がした。 ( ^ω^)「おっお、それじゃあよろしくだお!…そういえばまだドクオの携帯番号とアドレス知らなかったお。教えてもらってもいいかお?」 ('A`)「あ、うん」 ( ^ω^)「おっお、じゃあブーンから送るお。ショボンとツンのも一緒に送っていいかお?」 28 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 00 57 59.66 ID y5TFtl6CO (´・ω・`)「よろしく頼むよ」 ξ゚⊿゚)ξ「構わないわ」 ( ^ω^)「お、わかったお」 3人の番号とアドレスが送られてくる。カーチャン以外の人を登録するのは初めてだ。 ('A`)「今度は俺が送るね」 俺の番号とアドレスを3人に送る。 ( ^ω^)「お、届いたお。…そうだお、モナーさん達にもドクオのアドレス教えていいかお?」 ('A`)「あ、うん、お願い」 しばらく話をしたり、マシンを走らせたりしたあと、俺達は解散した。 30 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 01 00 33.31 ID y5TFtl6CO ('A`)「ふぅ…」 家について一息つく。と、携帯が光っているので取り出してみる。メールが何通か届いているようだ。 「ドクオ、これからもよろしくだお!」 「よろしくね、ドクオくん」 「友達少なそうだから、一応メールしてあげるんだからね!」 「ドクオくん、モナーだモナ。これからもよろしくモナ」 「なおるよだよ!よろしくだよ!」 「ふっふっふ ドクオくん 私が 誰だか わかるかな? フヒヒヒヒwwwみんなのwwwwアイドルwwwwオワタだよwwwwwwwwよwwwろwwwwしwwwwくwwwっうぇうぇwwwwwwww」 ('∀`)「おお!みんなからメールが来てる!」 31 : ◆UcHUIyQWbY (関東):2008/09/14(日) 01 06 05.31 ID y5TFtl6CO 今までメールといえば迷惑メールしか来なかった俺の携帯にメールが来ている。自然と頬が弛むのを抑えられなかった。 ('A`)「返信しなくちゃな。…よし、5通全部返したぞ」 最後のメールは見なかったことにした。 ('∀`)「へへ…今日はもう寝るか」 おやすみ、誰にともなく呟いて電気を消す。 カーチャン、俺、この町でなんとかやっていけるかもしれない。
https://w.atwiki.jp/azatufigyua/pages/19.html
その名の通りミニ四駆展示場 マシンをうpしたりワイワイ楽しんだりしてくらはい 画像を貼り付ける際 上の編集を押してこのページを編集を押す 編集画面がでるので以下を貼り付けたい場所に入力する あとページ保存を押す前に画像の文字を入れ忘れるのを忘れずに ↓ #ref(ここにURL,width=横のサイズ,height=縦のサイズ,title=タイトル) 会話スペース 気が付いたら研究所で研究してたり 大会に参加させられてた。 -- J (2008-10-09 22 23 43) なにこれ俺のマシンが乗ってるよこれ -- どM (2008-10-25 04 55 16) ミニ四駆 会話フォーム!
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/20.html
【目次】 ミニ四駆って? 遊び方は?オンロードレース オフロード走行 コンクールデレガンス ミニ四駆って? ミニ四駆とは、株式会社タミヤ(旧田宮模型)から発売されている、四輪駆動自動車の動力模型です。 最初に発売されたのは1982年。その後、2度のブームを巻き起こし、今でも日本で一番売れた自動車型模型とされています。 遊び方は? ミニ四駆には、実に様々な遊び方があります。 ここでは、その中からいくつか代表的なものを取り上げますが、これはあくまでも 代表的な 遊び方です。 自分でオリジナルの遊び方を考える事も、ミニ四駆の楽しみのひとつです。 オンロードレース 専用のコースを使って、マシンの速さを競い合います。 友達同士で遊ぶだけでなく、コースを持っているお店やタミヤが大会を開く事もあります(タミヤが開く大会は、公式大会とか公認大会と呼ばれています)。 ブームの頃にタミヤが行っていた大会は非常に人気が高く、参加希望の申し込みをしても落選する人が沢山いるくらいでした。あの頃は、タミヤのレースに出るだけでも友達の間でヒーローになれたほどです。 今は、公式大会でも殆どが当日受付なので、きちんと時間に間に合うように出かければ、大抵は参加する事ができます(但し、最近は再び参加者が増加しているため、速めに行かないと締め切られてしまうときがあります。通称0次予選敗退)。 レースの興奮や難しいコースを走りきってゴールできた時の快感は、一度体験すると誰でも病みつきです。 オフロード走行 公園など、外でミニ四駆を走らせます。 昔はコースを置いている店が少なかったり、大会が抽選制だったりした関係で、外でミニ四駆を走らせている子供も沢山いました。初代シリーズはSUVを、レーサーシリーズはバギー型RCを基にしているので、ある意味ミニ四駆本来の遊び方と言えます。 但し、オフロードはオンロードとはまた違った工夫が必要になります。 また、速くし過ぎると追い付けなくなってしまう危険もあります。 外で走らせる時は、車や他の人に注意して、追いつける速度にセッティングしたマシンを使うようにしましょう。 コンクールデレガンス これは、いかに綺麗なマシンを作るか、いかに面白い改造をするかを競い合う部門です。 主に、公式大会の中でイベントとして行われます。 塗装やユーモアに自信のある人は、試してみてはどうでしょうか。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/795.html
【基本データ】 ●全長158mm ●全幅104mm ●全高43mm ●Item No:18710 ●本体価格2200円 ●2018年3月17日(土)発売 【本体内容】 FM-Aシャーシの初心者向け総合パック。 シャーシはFM-A。本体がブラックで、Aランナーは低摩擦樹脂製のグレイ。 アトミックチューン2モーター付き。 ギヤ比は3.5:1。 ホイールはシルバーのLPフィン。タイヤはブラックのスーパーハードローハイト。 FM-A標準のリヤーローラーステーはブラック。 フロント・リヤ用それぞれのAR用FRPステーも付属。 ブラックのARブレーキセットも装備。 さらに、FM-A標準のローラーに加え、13㎜のホワイトカラーのローラーが6個追加されている。 サイドステー用のマスダンパースクエア ショートも装備。 その他、セッティング用のビス類やアルミスペーサー、ネジ先端に被せるブラックのスタビ玉、スタビ球を回すためのゴム管なども同梱。 ボディはラウディー ブル。カラーをスモークに変更したABS製。 スターターパックとしては初めてボディがカラーバリエーションを採用している。 それに伴い、ステッカーの色も変更された(デザインはそのまま)。 【漫画、アニメでの活躍】 漫画・アニメ共未登場。 【VIP内での評価】 【公式ページ】 http //www.tamiya.com/japan/products/18710/index.html 【備考】 この類のキットとしては珍しく、ドライバー(ビスを回す方)が付属していない。 ボディは透明度の高いスモークカラー。 なので、ノーマルカラーのクリヤーキャノピー化なども可能。 さらにライト類を塗り分けておけば 電飾なども楽しめる。 リヤステーは説明書通りに組み立てると↑の作例のように こんな風にリヤステー本体を下側に取り付けて、ブレーキをステーに直接固定する形になるが、ARブレーキの部品はすべて付属しているうえ、トラスビス等も余分があるため このようにリヤステーを上側に固定、ARブレーキはステーとは別に下側に固定するスタンダードな形に組み立てることも可能。 リヤステーがローラーの中央に来るため、コーナリング時のステーへの負担が減って説明書通りの組み方より破損しづらい。代わりに、若干重量は増える。 元々のラウ ディーブルが2点止めリヤステーに対応したボディだったため、このセッティングでもリヤステーとボディは干渉しない。 白の13㎜ローラーはかなり昔(レーサーミニ四駆時代からなのでもう30年近く・・・)から製造されてきたものなので、ずいぶん精度が落ちてバリも酷い。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/360.html
( A`)スレまとめ 2 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 17 18.83 ID ir3hV9QVO シャー………。 今日も俺は荒巻模型で愛車を走らせている。コースアウトもしなくなったし、安定しているのだが…。 ('A`)(足りない…) なにか物足りないのだ。 ('A`)(…速さが足りない) そう、子供の頃よりは各段に速くなったとはいえ、他のレーサーには劣るのだ。 ('A`)(ショボンやモナーさんはともかく、オワタさんやブーンは俺と同じような改造なのに…むしろ大径の俺のマシンの方が速くてもおかしくないのに) 3 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 19 16.69 ID ir3hV9QVO (´・ω・`)「次は僕が走らせてもらうよ」 ('A`)(いったいなにが違うんだろう) ショボンのマシンが走るのを観察してみる。 シャー……パシッ。 (´・ω・`)「よし、まあまあのタイムかな」 ('A`)(ん?) 俺はあることに気づいた。走行を終え、ショボンにキャッチされたマシン。そのマシンのベアリングローラーがいつまでも回り続けているのだ。 4 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 20 24.69 ID ir3hV9QVO (;'A`)(もう1分は回ってるぞ) ショボンのマシンのフロントローラーは9ミリベアリング、俺のマシンと一緒だ。しかし俺のローラーはあんなに長時間回らない。 (;'A`)「そのローラーすごい良く回るね」 (´・ω・`)「ああ、これかい?脱脂をしてあるからね」 ('A`)「脱脂?」 ショボンが耳慣れない言葉を口にした。 5 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 22 42.63 ID ir3hV9QVO (´・ω・`)「うん。タミヤのベアリングはグリスが大量に入ってるからそのままだと回転が悪いんだ。だからグリスを抜いてやるんだけど、それを脱脂って言うんだ」 ('A`)「グリスを抜く?どうやって?」 6 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 23 31.68 ID ir3hV9QVO (´・ω・`)「灯油とかZippoオイルなんかにベアリングを漬けてシャカシャカ振るんだ。塗料のスペアボトルを使うといいよ」 ('A`)「そうなんだ。ところで脱脂すると速くなるの?」 (´・ω・`)「もちろん。ローラーの回転が良くなればコーナーで減速しづらいし、車軸のベアリングが抵抗少なく回れば速くなるのは当然だろう?」 ('A`)「な、なるほど。やってみるよ」 7 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 25 20.96 ID ir3hV9QVO (;´・ω・`)「あ、やるなら店の外でやりなよ」 ('A`)「あ、うん。オイル臭くなったら迷惑だもんね」 (´・ω・`)「前にブーンが店内で脱脂を始めてね…その上キャップが弛んでてオイルをぶちまけちゃったんだ」 (;'A`)「え?そんなことしたら…」 (;´・ω・`)「ご想像通りさ。ツンさんが激怒してね」 (;'A`)「ブ、ブーンはどうなったの?」 (;´・ω・`)「強烈な金的蹴りをくらってね…3時間は起き上がらなかったよ」 (;'A`)「ヒィィィィ!」 チラッと店の奥にいるブーンを見る。なにやら店長とツンさんと話し込んでいるようだ。 9 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 28 14.17 ID ir3hV9QVO (;'A`)「自業自得とはいえ、そんなことがあったのに普通に会話できるんだ。俺なら怖くて近寄れない」 (´・ω・`)「まあ、ブーンだからね」 …というわけで外で脱脂をすることにした。 ('A`)「スペアボトルはここで買うとして…Zippoオイルはコンビニで買ってくるか」 …………。 ('A`)「よし、準備は整った。やってみるか」 シャカシャカ………。 (´・ω・`)「もういいかな」 ('A`)「おお、オイルがずいぶん濁ってる」 (´・ω・`)「オイルを取り替えるといいよ。濁りが気にならなくなるまで繰り返すんだ」 ('A`)「わかった」 シャカシャカ………。 10 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 30 08.51 ID ir3hV9QVO ('A`)「もうだいぶ濁りが目立たなくなったよ」 (´・ω・`)「うん、もういいかな。布でよく拭き取ったら、今度はオイルを注すんだ」 ('A`)「え?せっかく脱脂したのにまたオイルを注すの?」 (´・ω・`)「うん、そのままだとベアリングが錆びちゃうからね。もちろん注しすぎたら脱脂した意味がないから少量でいいんだけどね。まあ、どうしても脱脂をするとベアリングの寿命は短くなっちゃうけど」 12 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 31 28.56 ID ir3hV9QVO ('A`)「なるほど。ところでどんなオイルを注せばいいの?」 (´・ω・`)「よく使われるのは化粧品のスクワランオイルとか、鉄道模型用のユニクリーンオイルかな」 14 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 33 37.31 ID ir3hV9QVO (´・ω・`)「他に釣具用のオイルなんかも使うけど、今日は僕のユニクリーンオイルをわけてあげるよ」 ('A`)「ありがとう…こんなもんでいいのかな?」 (´・ω・`)「うん、大丈夫だよ」 一通り終わったのでベアリングをシャーシ取り付ける。 16 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 34 19.65 ID ir3hV9QVO (´・ω・`)「あ、ワークマシンのタイヤをローラーに当ててオイルを馴染ませるといいよ」 ショボンが貸してくれたワークマシンのタイヤを各ローラーに当てて回していく。 ('A`)「これで…」 (´・ω・`)「うん。かなり違うと思うよ。指で弾いてごらん」 ショボンに言われるままにローラーを指で弾いてみる。 シャー…………。 ('∀`)「おお!すごい!」 脱脂したローラーは脱脂前とは比べものにならないほど良く回った。 ('A`)「そうか…こういうところで差が出てたのか」 17 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 35 03.84 ID ir3hV9QVO (´・ω・`)「あとは抵抗抜きだね」 ('A`)「抵抗抜き?」 (´・ω・`)「うん。僕のマシンを見てみるかい?」 そう言いながらショボンはマシンのギヤボックスを外した。 (;'A`)「こ、これは」 ショボンのマシンのギヤ周りには各種スペーサーやワッシャーが使われていた。ギヤ自体も加工してあるようだ。 18 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 37 39.18 ID ir3hV9QVO (´・ω・`)「抵抗抜きっていうのは文字通り駆動系の抵抗を減らす工夫のことなんだ。ギヤを削って干渉部分を減らしたり、ベアリングを仕込んだり。スペーサーやワッシャーを使ってベストなギヤの位置を保持したりするんだ」 (;'A`)「難しそうだね」 (´・ω・`)「うん。なかなかシビアだよ。下手にいじると元より遅くなったりするしね。正直最近のシャーシ、そうだね、スーパーX、VS、MSシャーシあたりは抵抗抜きしなくてもいいと思うよ。元々の精度がいいからね」 19 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 38 45.75 ID ir3hV9QVO ('A`)「なるほど。じゃあ俺のシャーシも抵抗抜きしなくていいかな?」 (´・ω・`)「ちょっと見せてごらん」 そう言うとショボンはヒョイと俺のマシンを持ち上げる。 (´・ω・`)「…うん。大丈夫だ」 ('A`)「なにが?」 ショボンはなにやらギヤカバーを外してセンターシャーシを見ているようだ。 21 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 40 22.61 ID ir3hV9QVO (´・ω・`)「ここを見てごらん。4って数字が書いてあるだろう?」 ('A`)「うん。この数字がどうしたの?」 (´・ω・`)「この番号はシャーシの型番でね、この4番シャーシは出来のいいシャーシなんだ。初期に作られた1、2番シャーシは超速ギヤが干渉したり、クリアランスが良くないから削ったり紙を挟んだりして調整しなければならなかったんだ」 25 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 42 58.37 ID ir3hV9QVO ('A`)「へえ、同じMSシャーシでも良し悪しがあるんだ」 (´・ω・`)「うん。MSシャーシに関してはグレードアップパーツで出てる軽量センターシャーシがなかなか優秀だから、出来の悪いシャーシを引いちゃってもそんなに痛くないけどね」 28 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 50 30.69 ID ir3hV9QVO ('A`)「他のシャーシにもどの番号が良いとかあるの?」 (´・ω・`)「もちろん。こだわる人は買うときに箱の中をチェックして買ってるよ」 ('A`)「奥が深いんだなあ」 と、ここでふと疑問が湧いてきたので聞いてみる。 ('A`)「そういえばショボンはスーパー1以外は組まないの?」 29 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 51 44.34 ID ir3hV9QVO (´・ω・`)「メインはスーパー1だけどMSやXシャーシも組むよ」 ('A`)「そうなんだ。見てみたいなあ」 (´・ω・`)「ふふ、今度見せてあげるよ」 ('A`)「他の人たちは?」 (´・ω・`)「ブーンとオワタさんは1台だけだね。なおさんはタイプ5シャーシ以前の旧シャーシ専門で色々組んでるよ。だから抵抗抜きに関してはこのお店で一番上手いんじゃないかな?モナーさんは…あの人のMSシャーシはすごいよ」 ふふ、とショボンが笑う。 30 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 53 05.65 ID ir3hV9QVO ('A`)「すごいって、どんな風に?」 (´・ω・`)「以前サスペンションを仕込んでる人がいるって言ったろう?それがモナーさんなんだ。しかも速いんだからかなわない」 31 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 55 59.18 ID ir3hV9QVO (;'A`)「ミニ四駆にサスペンションとか…」 (´・ω・`)「驚きだろう?タミヤのレギレーション内で作ってるんだ。あの人は本当にすごいよ」 どうやらミニ四駆はまだまだ俺が考える以上に奥が深いらしい。 32 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 56 48.29 ID ir3hV9QVO (´・ω・`)「そういえばドクオ君、試走しなくていいのかい?」 ショボンに言われて気がついた。脱脂の効果を試さなくては。 ('A`)「よし、走らせてみるか」 コースに向かい、スイッチを入れる。心なしかいつもより軽快な回転に感じる。 34 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 22 58 51.34 ID ir3hV9QVO ('A`)「いっけ~!」 マシンをスタートさせた。これまでとは目に見えてスピードが違う。 ('∀`)「よ、よし!速いぞ!」 これが脱脂の効果なのだろうか。しかし… ガシャン! (;'A`)「ああ!」 コースアウトしてしまった。 35 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 23 00 54.14 ID ir3hV9QVO (´・ω・`)「おや、コースアウトしてしまったね。まあ、スピードアップしてる証拠さ」 ('A`)「う、うん。よし、セッティングを見直すぞ!」 と、愛車のスピードアップを実感していると、さっきまで店長とツンさんと話し込んでいたブーンが話しかけてきた。 37 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 23 01 53.77 ID ir3hV9QVO ( ^ω^)「おっお!ショボン、ドクオ、話があるお!」 (´・ω・`)「なんだい、ブーン?」 ('A`)「なんの話?」 ( ^ω^)「おっお、荒巻模型店でミニ四駆の大会を開こうと思うんだお!」 39 : ◆UcHUIyQWbY :2008/08/18(月) 23 03 54.48 ID ir3hV9QVO ('A`)(´・ω・`)「大会!?」 さっきまで話し込んでいたのはそれだったのか。俺は唐突な申し出に驚きながらも、『大会』という響きに胸を高鳴らせていた。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/378.html
( A`)スレまとめ 4 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 13 06.96 (p)ID OF7FNrW2O(67) ('A`)「さて、着いたぞ」 俺は今日も荒巻模型店に来ていた。 ここ最近ちょっと通いすぎな気もするが、大学生の春休みは長く、バイトは深夜だし、昼間は他にすることもないのだ。 ('A`)「こんにちは」 ξ゚⊿゚)ξ「あら、いらっしゃい」 ('A`)「あ、今日は子供たちが来てるんですね」 ξ゚⊿゚)ξ「ええ、小学校も春休みに入ったらしいわ」 ミニ四駆のコースの周りには4人の子供たちが陣取って楽しそうにマシンをいじっていた。 ( ><)「あ、ドクオお兄ちゃんこんにちはなんです!」 ('A`)「こんにちは、ビロードくん」 6 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 15 08.45 (p)ID OF7FNrW2O(67) この子はビロードくん。ここ荒巻模型店の常連、モナーさんの息子だ。 ( ● ● )「こんにちは」 (=゚ω゚)ノ「こんにちはだょぅ」 (-_-)「こんにちは…」 この子たちはビロードくんの友達のワカッテマスくん、ぃょぅくん、ヒッキーくん。 みんな今年から小学4年生になる同級生だ。 ('A`)「ブーン達はまだ来てませんか?」 ξ゚⊿゚)ξ「ブーンは確か今日はバイトだって言ってたわ。ショボンはわからないけど」 ('A`)「そうなんですか」 コースを使いたいところだが子供達が楽しんでいるから少し遠慮しよう。 9 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 16 42.08 (p)ID OF7FNrW2O(67) ( ><)「また負けちゃったんです!」 (=゚ω゚)ノ「やっぱりワカッテマスくんは速いょぅ」 (-_-)「もう大人にも勝てるよね」 (* ● ● )「いやあ、そんなことないんです」 ('A`)(相変わらず仲良いなぁ…) 子供達の様子を微笑ましく眺めていたのだが…。 ( ><)「セッティング換えるんです!え~と…フロントは…」 ( ● ● )「あ、そのフロントスライドダンパーは止めた方がいいです」 ( ><)「そ、そうなんですか?」 ( ● ● )「強度的にも精度的にも良くないし、そもそも減速の為のパーツです。スピードアップには繋がりません」 10 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 17 56.27 (p)ID OF7FNrW2O(67) ( ><)「フロントは後回しにするんです!タイヤを…」 ( ● ● )「あ、あ、スポンジタイヤは抵抗が大きすぎてコーナーで遅くなるからダメです!」 (;'A`)(ワカッテマスくん小学生なのに詳しいなぁ…) ワカッテマスくんがビロードくんにアドバイスをする。しかしビロードくんは釈然としない様子だ。 ( ><)「でもグリップ力があった方が…」 ( ● ● )「ダメです。しかもスポンジタイヤは変形しやすいし、跳ねやすいからゴムタイヤの方がいいです!」 (;><)「でも…」 11 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 20 06.62 (p)ID OF7FNrW2O(67) ( ● ● )「あ、あとそのワンウェイホイールも重いし精度が悪いからダメなんです」 ( ><)「……」 ( ● ● )「それからそのエアロハイマウントローラーも強度が弱いし、そもそもミニ四駆程度の大きさじゃダウンフォースは…」 ( ><)「……いんです」 ( ● ● )「?なんですか、ビロードくん?」 (#><)「うるさいんです!」 (; ● ● )「な…」 (# ● ● )「せっかく人が親切に教えてあげてるのになんですか!そんなんだからいつまで経っても遅いんです! 僕の言うとおりにすれば速くなるんです!」 (#><)「うるさいんです!僕は僕の好きなようにマシンを組みたいんです!」 12 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 20 54.49 (p)ID OF7FNrW2O(67) (;=゚ω゚)ノ「ふ、2人とも止めるょぅ!」 (;-_-)「そ、そうだよ、喧嘩はよくないよ」 ぃょぅくんとヒッキーくんが仲裁に入るが… (#><)「2人には関係ないんです!」 ビロードくんが振り回した腕が偶然ぃょぅくんの頭に… ボカっ! (=゚ω゚)ノ「……」 (=;ω;)ノ「うわああああああん!!」 (;><)「ご、ごめんなんです、ぃょぅくん!わざとじゃないんです!」 (# ● ● )「とうとう暴力まで振るいましたね!最低なんです、ビロードくん!」 (#><)「わざとじゃないって言ってるんです!」 14 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 22 31.45 (p)ID OF7FNrW2O(67) ビロードくんがワカッテマスくんに飛びかかる。 (# ● ● )「イテテ…やりましたね!それならこっちだって…えい!」 ワカッテマスくんも応戦し、取っ組み合いの喧嘩になる。 (;-_-)「や、やめなよ」 (=;ω;)ノ「ヒック、ヒック……」 (;´・ω・`)「こんにちは…ってどうしたの?」 (;'A`)「あ、ショボン!事情は後で話すからワカッテマスくんを抑えて!」 (;´・ω・`)「う、うん!」 (;'A`)「俺はビロードくんを抑えるからツンさんはぃょぅくんをなだめて!」 ξ;゚⊿゚)ξ「わかったわ!」 なんとかして2人を引き離すことは出来たのだが… 15 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 23 53.37 (p)ID OF7FNrW2O(67) (メメ# ● ● )「ビロードくんの分からず屋!」 (メメ#><)「分からず屋はワカッテマスくんの方なんです!」 依然言い争いを続ける2人。 ξ;゚⊿゚)ξ「あらあら、仲良くしなきゃダメよ?」 (メメ# ● ● )「だって悪いのはビロードくんなんです!……行きましょう、ぃょぅくん!」 (=;ω;)ノ「グス、グス……」 (#メメ><)「ワカッテマスくんなんかもう知らないんです!ヒッキーくんは僕の味方ですよね?行きましょう、ヒッキーくん!」 (;-_-)「ま、待ってよ、ビロードくん!」 17 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 25 20.36 (p)ID OF7FNrW2O(67) ξ゚⊿゚)ξ「みんな行っちゃったわね……」 (;´・ω・`)「一体なにがあったの?」 (;'A`)「実は…」 俺はことの成り行きをショボンに説明した。 (´・ω・`)「なるほど、そんなことがあったのか」 ('A`)「確かにワカッテマスくんの言ってることは正しいんだけど、頭ごなしに自分のセッティングを否定されたら腹が立つのもわかるよね」 (´・ω・`)「大人のレーサーでもたまにそういう人いるよ。自分の理論を押し付けてくる人」 ('A`)「あ、大人でもいるんだ」 (´・ω・`)「うん。本人に悪気はないんだろうけどね…やっぱり押し付けは良くないよ」 18 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 26 03.04 (p)ID OF7FNrW2O(67) ('A`)「そうだよね。やっぱりミニ四駆は自分の好きなように楽しまなきゃ。 ……それにしても普段仲の良い2人があんな大喧嘩するとはね……」 (´・ω・`)「うん、ちょっと意外だよ」 ξ゚⊿゚)ξ「モナーさんに連絡した方がいいかしら?」 ('A`)「仕事中だろうけど、メールくらいなら平気じゃないかな?」 (´・ω・`)「そうだね、一応メールしておこう」 ショボンがビロードくんの父親であるモナーさんにメールを送った。そしてしばらくして… (´・ω・`)「メールが返ってきた…じゃなくて電話だ。はい、もしもし」 20 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 29 13.27 (p)ID OF7FNrW2O(67) 「もしもし、モナーだモナ。ビロードとワカッテマスくんが喧嘩したモナ?」 (´・ω・`)「はい、結構派手な喧嘩で…怪我は全然大したことないんですけど。……モナーさん今電話して大丈夫なんですか?」 「ちょうど昼休みだから大丈夫モナ。 それにしてもワカッテマスくんと喧嘩モナか……幼稚園の頃からの友達だけど、あんまり大きな喧嘩はしたこと無かったモナねぇ」 ビロードくんは本来素直な性格だし、ワカッテマスくんは年齢に似合わず落ち着いているので衝突も少なかったのだろう。 「う~ん……多分あの2人なら大丈夫だとは思うモナ。でも一応帰ったら話を聞いてみるモナ」 (´・ω・`)「はい、早く仲直りするといいですね」 「そうモナね。わざわざ教えてくれてありがとうモナ。それじゃあ失礼するモナ」 モナーさんは電話を切った。 (´・ω・`)「とりあえずは様子を見るしかないね」 ('A`)「そうだね…」 22 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 30 53.31 (p)ID OF7FNrW2O(67) ~そのころビロードは~ (#><)「ワカッテマスくんなんてもう知らないんです!」 (;-_-)「落ち着きなって、ビロードくん」 (#><)「でも悪いのはワカッテマスくんなんです!」(-_-)「でもワカッテマスくんもよかれと思って言ってくれたんだろうし…」 (#><)「そんなんじゃないんです!きっと自分の方がミニ四駆に詳しいからって僕をバカにしてるんです!」 (;-_-)「そんな…」 (#><)「もうワカッテマスくんとは絶交なんです!口も聞きたくないんです!」 26 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 32 43.27 (p)ID OF7FNrW2O(67) ~一方ワカッテマスは~ (# ● ● )「ビロードくんがあんなに分からず屋とは知りませんでした!」 (;=゚ω゚)ノ「いつものワカッテマスくんらしくなぃょぅ。少し落ち着くょぅ」 (# ● ● )「ぃょぅくんだってビロードくんに殴られたじゃないですか。とんでもない奴です!」 (;=゚ω゚)ノ「僕はもう大丈夫だょぅ。それにあれは多分偶然当たっちゃっただけだょぅ」 (# ● ● )「どっちにしろもう知らないんです。ビロードくんとはもう絶交です!」 29 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 34 53.25 (p)ID OF7FNrW2O(67) ~~~~~~~~~~~ (#><)「フンッ!」 (# ● ● )「フンッ!」 (;'A`)(弱ったなぁ…) あの喧嘩から一週間が経った。 しかしビロードくんとワカッテマスくんが仲直りをする気配は全くなく、店で顔を合わせても全く口を利かなかった。 (;-_-)「どうしよう…」 (;=゚ω゚)ノ「早く仲直りして欲しいょぅ」ヒッキーくんとぃょぅくんも板挟みにあって困っている。 (;=゚ω゚)ノ「ドクオお兄ちゃん、どうにかならないかょぅ」 (;'A`)「え、俺?」 (;-_-)「はい、僕たちが説得しても全然聞いてくれないし…。 お父さんにも相談してみたけど“男は喧嘩して友情を深めていくニダ!ウェーハッハ!”って言って笑うだけだし…」 (;'A`)「ニダーさんらしいなぁ…」 (´・ω・`)「う~ん…だからといって僕たちが口を挟むのもね…」 ( ^ω^)「おっお、モナーさんも“子供たちを信じるモナ”って言ってたおね」 30 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 35 50.21 (p)ID OF7FNrW2O(67) 今日はブーンも荒巻模型店に来ていた。事情は全て説明してある。 ('A`)「でもさすがにそろそろ放っておけないな」 (´・ω・`)「実は僕はモナーさんに頼まれててね。 2人がどうしても仲直りできない場合、自分はビロードくんを説得するから僕にはワカッテマスくんを説得して欲しいって」 ( ^ω^)「お、そうなのかお?」 (´・ω・`)「うん。モナーさんはどうして僕を選んだのか…。 でもワカッテマスくんの気持ち、わからないでもないんだ。頑張ってみるよ」 33 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 38 02.70 (p)ID OF7FNrW2O(67) ~~~~~~~~~~~ (´・ω・`)「ワカッテマスくん、マシンの調子はどうだい?」 ( ● ● )「あ、ショボンお兄ちゃん。マシンはまあまあですね。だけどタイヤがなかなか決まらなくて…」 (´・ω・`)「レストンスポンジタイヤなんかどうだい?」 (; ● ● )「え!?ショボンお兄ちゃんがそんなことをいうなんて…。レストンスポンジタイヤは全然使えないタイヤなんです!抵抗が大きすぎてコーナーで遅くなります!」 (´・ω・`)「フフ、じゃあステアリングシステムを使ったらどうだい?ついでに後輪はワンウェイホイールにしたら? ミニ四駆は前輪を滑らせてコーナーを曲がるから、抵抗の大きいスポンジタイヤだと減速してしまう、ワカッテマスくんはそう言いたいんだよね? でもステアリングシステムを使えばその悩みは解決さ!なにせステアリングを切ってコーナーを曲がるんだからね。スポンジタイヤの高いグリップ力も活かせる。 ワンウェイホイールで回転ロスを無くせば完璧さ!」 (; ● ● )「で、でもステアリングシステムもワンウェイホイールも実際には重すぎるし精度が悪いから遅くなるだけ…」 (´・ω・`)「そんなことないよ、今すぐ付けてみるといいよ」 34 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 39 35.38 (p)ID OF7FNrW2O(67) (; ● ● )「で、でも…」 (´・ω・`)「さあ、早く付けてみるといいよ。さあさあ!」 (; ● ● )「わ、悪いけど僕は自分のセッティングを信じるんです!」 (´・ω・`)「……フフ、その気持ち、きっとビロードくんも一緒だと思うんだ」 (; ● ● )「!!」 (´・ω・`)「セッティングにも人それぞれ好みがあるよね。 いろいろなセッティングやマシンがあるから面白いんだ。 ……まあ、ステアリングシステムやワンウェイホイールは確かに速くするのは難しいパーツだけどね。それでも改良して使ってる人はいる」 (; ● ● )「はい…」 37 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 41 06.78 (p)ID OF7FNrW2O(67) (´・ω・`)「荒巻模型店に集まってるレーサーにもいろんなタイプの人たちがいるだろう? 僕やモナーさんみたいに速さを追求する人、なおさんのように古いシャーシで頑張ってる人、オワタさんみたいにボディのドレスアップが一番の楽しみだって人もいる」 (; ● ● )「はい…」 (´・ω・`)「でもだからといって誰が正しくて誰が間違ってるなんて決まってないよね?」 (; ● ● )「その通りです…」 (´・ω・`)「速くなければいけないとか、かっこよくなきゃミニ四駆じゃないとか、そんな風に人に意見を押し付けたらいけないんだ」 39 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 42 48.75 (p)ID OF7FNrW2O(67) (; ● ● )「僕も自分のマシンをバカにされて、違うセッティングに無理やりさせられたら嫌なんです…」 (´・ω・`)「そう、それぞれの好きなように組めばいいし、それをバカにする権利は誰にもないのさ。 ……ひとつだけ言えるのは“ミニ四駆は楽しんだもん勝ち”ってことかな」 (; ● ● )「僕、ビロードくんに謝らなきゃ…」 (´・ω・`)「ビロードくんならきっとわかってくれるよ。頑張って!」 42 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 44 42.44 (p)ID OF7FNrW2O(67) ~~~~~~~~~~~ ( ^ω^)「お、話が終わったみたいだお」 ワカッテマスくんと話し込んでいたショボンだったが、どうやら話し終わったようだ。 ξ゚⊿゚)ξ「あら、ワカッテマスくんがビロードくんの方に行くわ」 喧嘩の顛末を見ていたツンさんも2人のことが気にかかるのだろう、俺たちと一緒に見守っている。 ( ● ● )「あの…ビロードくん…」 (#><)「……」 ( ● ● )「その、この前は…」 (#><)「なんの用ですか?」 ビロードくんがワカッテマスくんの言葉を遮る。 (#><)「ワカッテマスくんとはもう絶交したんです!絶交した人と話すことなんかないんです!」 (; ● ● )「え…」 (#><)「今日はもう帰るんです」 45 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 46 47.12 (p)ID OF7FNrW2O(67) そういうとビロードくんは本当に帰っていってしまった。 ξ;゚⊿゚)ξ「ダメだったみたいね」 (;^ω^)「おっお、ビロードくん結構頑固だお…」 (´・ω・`)「う~ん…あとはモナーさんに任せるしかないね」 ('A`)「そうだね…」 ~ビロードの自宅~ (#><)「ただいまなんです!」 从'ー'从「おかえりなさ~い。あらあら、どうしたの、そんなに怒って?」 (#><)「ワカッテマスくんの勝手さに腹が立つんです!」 从'ー'从「あら~、まだワカッテマスくんと喧嘩してたの?ダメよ、お友達とは仲良くしなくちゃ」 (#><)「もう絶交したから友達じゃないんです!」 49 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 47 55.27 (p)ID OF7FNrW2O(67) ( ´∀`)「ただいまモナ」 从'ー'从「あら、おかえりなさい。今日は早いのね」 ( ´∀`)「仕事が早く片付いたモナ。…ビロードはまだワカッテマスくんと喧嘩してるモナ?」 (#><)「だってワカッテマスくんが悪いんです!」 ( ´∀`)「……。ビロード、少しお部屋でお父さんとお話するモナ」 ( ´∀`)「ふぅ…さて、ビロード」 ( ><)「なんですか?」 ( ´∀`)「喧嘩の理由は聞いたモナ」 53 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 49 39.72 (p)ID OF7FNrW2O(67) (#><)「全部ワカッテマスくんが悪いんです!」 ( ´∀`)「ビロード、少し落ち着くモナ。……たしかにワカッテマスくんも少し押し付けがましいところがあったかもしれないモナ」 (#><)「そうなんです!」 ( ´∀`)「だけどきっとワカッテマスくんは親切で教えてくれようとしたモナ。それに対して怒鳴り返したりするのはよくないモナね」 (;><)「だけど…」 ( ´∀`)「ビロードは覚えてるモナ?ワカッテマスくんとは幼稚園からの友達だけど、その頃からなんでも2人は分け合ってたモナね?」 (;><)「……はいなんです」 56 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 51 35.28 (p)ID OF7FNrW2O(67) ( ´∀`)「ワカッテマスくんはたとえ自分がもらったお菓子でも、独り占めしないで必ずビロードと半分こしてたモナ」 (;><)「覚えてるんです…」 ( ´∀`)「きっと今回もビロードに速さをおすそ分けしたかっただけモナ。ビロードも一緒に速くなって欲しかったんだモナ」 (;><)「!!」 ( ´∀`)「そんな良い友達と、本当に絶交しちゃっていいモナか?」 (;><)「よくないんです!ワカッテマスくんに謝りにいくんです!」 ( ´∀`)「モナモナ、そうするといいモナ。…だけど今日はもう遅いから明日にするモナ」 58 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 53 32.66 (p)ID OF7FNrW2O(67) ~翌日~ ( ^ω^)「今日はあの2人、来るかおね…」 ξ゚⊿゚)ξ「どうかしらねえ…」 (´・ω・`)「ビロードくんのことはモナーさんが上手くやってくれてると思うけど…」 ('A`)「あ、ビロードくんとヒッキーくんだ!」 荒巻模型店にまずはビロードくんとヒッキーくんが現れた。 ( ><)「こんにちはなんです…」 キョロキョロと店内を見回すビロードくん。ワカッテマスくんを探しているのだろうか? ( ><)「あの、ワカッテマスくんは…」 ξ゚⊿゚)ξ「今日はまだ来てないわよ」 ( ><)「そうですか…」 59 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 54 13.32 (p)ID OF7FNrW2O(67) ガッカリしたようなホッとしたような表情を浮かべるビロードくん。そこへ… ( ● ● )「こんにちは…」 ワカッテマスくんとぃょぅくんがやってきた。 (;><)「!!」 (; ● ● )「!!」 お互いの存在を認め、緊張する2人。 (;><)「あの、ワカッテマスくん…」 (; ● ● )「ビロードくん…」 お互いぎこちなく話しかけ… 「「ごめんなさい!!」」 2人同時に謝った。 (; ● ● )「自分の考えを押し付けたりして本当に悪かったんです!」 64 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 57 25.42 (p)ID OF7FNrW2O(67) (;><)「僕の方こそせっかくセッティングを教えてくれようとしたのに、怒鳴ったりして悪かったんです! ぃょぅくんも叩いちゃってごめんなんです!」 (=゚ω゚)ノ「わざとじゃないのはわかってるし、全然気にしなくていいょぅ」 (-_-)「2人が仲直りしてよかったよ」 ( ><)「あ、僕はワカッテマスくんにお詫びのプレゼントがあるんです!」 ( ● ● )「え?僕も用意してきました…これです!」 ワカッテマスくんが取り出したのはオフセットトレッドタイヤ・ハードのオレンジ色だった。 66 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 20 58 42.05 (p)ID OF7FNrW2O(67) ( ● ● )「オフセットトレッドタイヤは設置面を小さくすることで、コーナーでの減速を少なくするんです。 しかもハードタイヤだから、ジャンプ後の着地でも跳ねにくいんです」 それに、とさらに付け加えるワカッテマスくん。 ( ● ● )「ビロードくんがカラフルなタイヤが好きなのはワカッテマス!」 ( ><)「ワカッテマスくん、ありがとうなんです!…それで、僕のプレゼントなんですけど…」 ビロードくんがプレゼントを取り出す。 ( ><)「色は違うけど同じタイヤなんです!」 ビロードくんのプレゼントはオフセットトレッドタイヤ・ハードのライトブルーだった。 69 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 00 53.27 (p)ID OF7FNrW2O(67) (;><)「この色が気に入ったんですけど…かぶっちゃいましたね」 ( ● ● )「じゃあ、こうしましょうか」 ワカッテマスくんがタイヤをランナーから切り取る。 ( ● ● )「ライトブルーの前輪とオレンジの後輪を僕が、オレンジの前輪とライトブルーの後輪はビロードくんが使いましょう」 (*><)「半分こなんです!」 (;'A`)(すごい色の組み合わせだな…) なにはともあれ2人は仲直りできたようだ。 ( ^ω^)「おっお、よかったお!」 (´・ω・`)「うん、これで一安心だ」 71 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 01 56.81 (p)ID OF7FNrW2O(67) 一安心したところでショボンに質問してみる。 ('A`)「ショボン、質問いいかな?」 (´・ω・`)「なんだい、ドクオくん」 ('A`)「ハーフタイヤについて教えて欲しいんだ」 ( ^ω^)「おっお、ハーフタイヤに挑戦するのかお?」 ハーフタイヤとは文字通りタイヤを半分(もしくはそれ以下)の幅に切って設置面を減らすことにより、コーナーでの減速の少なくすることを狙ったものだ。 (´・ω・`)「別に構わないよ。だけどドクオくんの使ってる大径タイヤは今はバレルタイヤやオフセットトレッドタイヤがあるから無理に作らなくてもいいとは思うけどね」 73 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 03 53.18 (p)ID OF7FNrW2O(67) (;'A`)「まあ、そうかもしれないけどさ」 オフセットトレッドタイヤはワカッテマスくんが説明したように設置面の少ないタイヤだ。 材質もハード、ノーマル、ソフトスリックの3種類が出ていてグリップ力が選べる。 バレルタイヤは名前の通り樽のように中央部が盛り上がった形をしているためにやはり設置面が少ない。 材質も一応3種類出ているが、ノーマルスリック以外は限定品や限定マシンの付属品だ。 ハードはまだ比較的手に入り易いが、ソフトスリックのバレルタイヤはほとんど手に入らないだろう。 74 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 05 07.44 (p)ID OF7FNrW2O(67) (´・ω・`)「まあ、軽量化にはなるしね。…ところでハーフタイヤの話に入る前にそれぞれのタイヤの材質の特徴は知ってるかな?」 ('A`)「だいたいは。ハードがグリップが低くて、ノーマルは普通、ソフトスリックはグリップ力が強いんだよね」 ( ^ω^)「おっお、だから前輪はハード、後輪はソフトスリックがよく使われるんだおね」 (´・ω・`)「うん、フロントはコーナーで滑らせるからグリップ低め、リヤは加速するためにグリップ力が必要だからね。その他の特徴も教えておこう」 ('A`)「その他の特徴?」 79 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 06 52.62 (p)ID OF7FNrW2O(67) (´・ω・`)「ハードは跳ねにくいって利点もあるね。スロープセクションとかがあるコースで役立つ。 あとは欠点だけど、まずは重いことかな。それと劣化しやすくて割れやすいこと。 だからホイールにはめる前はお湯につけたりしてよくほぐしてやらないといけない」 ('A`)「なるほど」 (´・ω・`)「ノーマルは文字通りノーマル。一番汎用性が高い。 フロント用に使う場合は日光に長時間晒して意図的にグリップ力を落としたりする」 ( ^ω^)「いわゆる“干しタイヤ”だおね」 (´・ω・`)「ソフトスリックは通称シリコンタイヤとも呼ばれる透明なタイヤだね。グリップ力に優れている。 ただしホイールに両面テープや接着剤で固定しないと回転しているときにブレる」 81 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 07 38.59 (p)ID OF7FNrW2O(67) ('A`)「なるほど」 (´・ω・`)「……と、だいたいこんな感じかな。ドクオくんはどのタイヤを使うつもりだい?」 ('A`)「そうだな…前輪はノーマルにして後輪はソフトスリックにするよ。ハードタイヤは割れるのが嫌だから止めておく」 (´・ω・`)「ホイールはどうする?」 ('A`)「今使ってるこれでいいかな?」 俺が今使っているホイールはハードバレルタイヤ付属の大径カーボンホイールだ。 84 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 10 19.70 (p)ID OF7FNrW2O(67) ( ^ω^)「お…でもそれ限定品で今はあんまり手に入らないおね?加工しちゃっていいのかお?」 ('A`)「いいんだ、ホイールなんて結局消耗品だし、使ってなんぼだよ。すでにシャフトを貫通してるしね」 ホイールを抜けにくくするために通常の60ミリシャフトではなく72ミリシャフトを貫通させて使っているのだ。 (´・ω・`)「強度もあるし悪くないホイールだと思うよ。トレッドが少し広いのが気になるけど、まあ許容範囲内だね」 ('A`)「じゃあ早速ハーフタイヤの作り方を教えてくれないか?」 86 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 11 09.83 (p)ID OF7FNrW2O(67) (´・ω・`)「うん。…っていってもたいしたことじゃないけどね。 まずは使いたいタイヤを切って幅を細くするんだけど、このとき自分がしたい幅より大きめに切るんだ」 ( ^ω^)「どうしてだお?」 (´・ω・`)「切っただけで望みの幅にするのは難しいし、まっすぐ綺麗に切るのもまず無理だからね。大きめに切ってヤスリで調整するんだ」 ('A`)「タイヤを切るのはデザインナイフなんかでいい?」 (´・ω・`)「うん。削るのは最初はダイヤモンドヤスリやメッシュヤスリがいいかな」 ( ^ω^)「ダイヤモンドヤスリは知ってるけどメッシュヤスリってなんだお?」 89 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 13 33.24 (p)ID OF7FNrW2O(67) (´・ω・`)「メッシュヤスリっていうのは…そうだ、昔タイヤサンダーっていうグレードアップパーツがあったろう?スポンジタイヤなんかを削ったりする編み目状のヤスリ。あれのことさ」 ('A`)「あ、あれのことなんだ」 (´・ω・`)「ダイヤモンドヤスリもメッシュヤスリも100円ショップで売ってるから手軽に手に入るよ。 大きさを揃えたら耐水ペーパーなんかで切り口を整えるといい。 耐水ペーパーっていうのは前に説明したことがあるかもしれないけど、水に濡らして使える紙ヤスリのことだよ。 付いてる番号によって目の粗さが違うんだ。番号が大きいほど目が細かくて、小さいほど粗い」 93 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 15 24.83 (p)ID OF7FNrW2O(67) ('A`)「表面を整えるには目の細かいのを使うってわけか」 (´・ω・`)「そういうこと。タイヤが完成したらホイールの内側に寄せて瞬間接着剤で接着。 あとはダミータイヤだね」 ( ^ω^)「おっお、外側に使う路面に接地しないタイヤおね」 (´・ω・`)「うん。なんでこれをつけるかっていうと、細くしたタイヤだけじゃレギュレーションを通らないんだ。タイヤの最低幅も決められてるからね」 ('A`)「ダミータイヤにはどんなタイヤを使えばいいのかな?」 98 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 17 36.49 (p)ID OF7FNrW2O(67) (´・ω・`)「ダミータイヤは主に軽いスポンジタイヤで作られるよ。 灰色のローハイトスポンジタイヤが薄くて軽いから最適なんだけど、今は絶版品だね。 簡単に手に入るレストンスポンジタイヤでもなんの問題もないよ」 ('A`)「じゃあ俺はレストンスポンジタイヤの黒にしよう」 (´・ω・`)「スポンジタイヤの加工は削りやすいから簡単だね。 ホイールにはめて大きさを整えたり接地しないように薄くしたりすれば完成さ。 ダミータイヤはホイールに接着してもしなくてもいいと思うけど、外れるのが怖いなら接着するといいよ。僕はそうしてる」 101 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 18 17.25 (p)ID OF7FNrW2O(67) ('A`)「そういえばタイヤを削るのはワークマシンでいいのかな?」 俺が取り出したのはワークマシン――パーツの加工用に使っているシャーシだった。 (´・ω・`)「うん、大丈夫だよ。ホイールを回しながらヤスリを当てていけばいい。 あ、大まかに削るときはハーフタイヤに使うホイールは使わない方がいいよ。傷んじゃうかもしれないからね。調整するときはつけなきゃダメだけど」 ( ^ω^)「おっお、そういえばドクオもワークマシン作ったんだおね」 ('A`)「うん、一台くらい持ってないと不便だからね。モナーさんが余ったシャーシを分けてくれたんだ」 102 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 20 06.20 (p)ID OF7FNrW2O(67) 俺のワークマシンはVSシャーシにウルトラダッシュモーターを積み、ナット止めホイールを装着していた。 ('A`)「それで4つのタイヤを作ればいいんだね」 (´・ω・`)「うん、タイヤの大きさがバラバラにならないように気をつけてね。せめてフロント同士、リヤ同士は同じになるように。 あとタイヤを削るときはマスクをした方がいいよ。削りカスが鼻に入るからね」 ('A`)「なるほど…そういえばショボンの使ってる超大径も同じような作り方なの?」 107 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 22 32.39 (p)ID OF7FNrW2O(67) (´・ω・`)「うん。多少手間が多いけどね。径を大きくするためにタイヤを2重にはかせるんだ」 ( ^ω^)「おっお、興味あるからついでに聞かせて欲しいお!」 (´・ω・`)「いいよ。二重にはかせるタイヤの内側の方をインナータイヤって呼ぶんだ。これはゴムタイヤを使う場合とスポンジタイヤを使う場合がある。 ゴムタイヤの方が固いからしっかりしたタイヤを作りやすいけどその分重い。 スポンジをインナーにすると軽いんだけど、柔らかくてそのままでは使えないから瞬間接着剤を染み込ませてカチカチに固めなきゃならない。これが結構な手間なんだ」 ('A`)「ショボンはどっち使ってるの?」 114 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 27 27.42 (p)ID OF7FNrW2O(67) (´・ω・`)「僕かい?僕はダブルインナースポンジっていって、スポンジタイヤを2枚重ねた上にゴムタイヤを重ねてる」 (;^ω^)「お…でもそしたら径が大きくなりすぎるんじゃ…」 (´・ω・`)「もちろんレギュレーション内のサイズまで削るのさ。そのぶんゴムが少なくなるからかなり軽いタイヤができる。 ただしゴムが薄いからバーストしやすくて作るの面倒なんだけどね。 ちなみにレギュレーションのタイヤ径の最大サイズは35ミリだけど、僕は34.5くらいにしてるよ」 ('A`)「どうして?」 116 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 28 31.86 (p)ID OF7FNrW2O(67) (´・ω・`)「その日の会場の気温によってタイヤが膨張したりしてレギュレーションをオーバーしたら嫌だからさ」 (;'A`)「な、なるほど」 (´・ω・`)「超大径は精度を出すのが大変だよ。4つの径を全部揃えなきゃいけないし。 ノギスは100円ショップのとかじゃなくてある程度ちゃんとしたのを使わなきゃダメだよ。 …まあ、もう超大径を使う人はあんまりいないけど」 ( ^ω^)「そうなのかお?」 (´・ω・`)「うん。以前は公式大会ではトルクチューン、レブチューン、アトミックチューン、ノーマルモーターだけだったのは知ってるよね?」 ( ^ω^)「おっお、知ってるお」 119 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 30 42.50 (p)ID OF7FNrW2O(67) (´・ω・`)「そんな中で最高速度を伸ばす為に考え出されたのが超大径だったんだ。 …だけど今はレギュレーションが改定されて、公式大会でもより高回転なダッシュ系のモーターが使えるようになった」 ('A`)「スプリントダッシュとかパワーダッシュだね」 (´・ω・`)「それからは小径マシンにダッシュ系のモーターを載せたマシンが増えてきた。 当然だね、小径マシンの方が重心が低くて安定するし、加速がつきやすいし、スピード不足はモーターのパワーで補える。 それに対して超大径は重心が高くなるし……まあ、それは工夫すればどうにかなるけど。電池の位置を落としたり、MSシャーシだったら車軸をずらしたり。まあ、それは置いといて。 ダッシュ系に超大径はさすがに速すぎて完走出来ないからアトミックチューンやトルクチューンを使うことになる。 そうすると結局手間暇かけて作っても小径ダッシュマシンに負けてしまったりする」 ( ^ω^)「苦労の割に合わないおね」 ('A`)「実際に小径マシンにダッシュ系を積んだマシンは速いからなぁ」 122 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 33 08.48 (p)ID OF7FNrW2O(67) (´・ω・`)「うん。以前は秒7っていって、レギュレーション内で作ったマシンの速さが秒速7メートル以上なら一流レーサーの入り口に立った、っていうレーサー間での暗黙の基準みたいなものがあったんだ。 …走らせたコースの長さとタイムから割り出すから、もちろんどんなコースかにもよるんだけど。 それが今では小径ダッシュマシンでバンバン出るからね」 ('A`)「なるほど。……じゃあなんでショボンは今でも超大径を使ってるの?」 (´・ω・`)「僕かい?…そうだね、ミニ四駆の新製品が出なかった氷河時代も、ずっとミニ四駆を続けていたレーサーとしてのプライドみたいなものかな?」 124 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 36 34.15 (p)ID OF7FNrW2O(67) ('A`)「ショボンにもそういうこだわりがあったんだね」 ( ^ω^)「おっお、速さ最優先かと思ってたお」 (´・ω・`)「まあ、ダッシュ系モーターを積んだマシンを否定するわけではないよ。一応僕も組んでみたし。 新しいものも柔軟に試さなきゃ速くならないからね。 ただ、やっぱり好みの問題かな。それに超大径を作る為に身についた技術も無駄ではないしね」 ('A`)「たとえば?」 (´・ω・`)「買ったばかりのタイヤでも微妙に歪んでたり径が違ったりするんだ。 それを微調整するのに超大径制作で培った技術が役立つのさ。これを真円出しって言ったりするんだ」 125 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 38 34.93 (p)ID OF7FNrW2O(67) ('A`)「なるほど」 ( ^ω^)「おっお、なんにせよ好きなように組むのが一番楽しいお!」 超大径は今の俺にはあまり向いていなさそうだ。 とりあえずはハーフタイヤを作ることにしよう。 ('A`)「よし、じゃあ早速…っていってもさすがにお店じゃできないよな。今日は帰って家でやるよ」 ( ^ω^)「もう帰っちゃうのかお?」 ('A`)「うん、俺のアパート壁薄いから夜にモーター音響かせるわけにもいかないんだ」 (´・ω・`)「そっか、じゃあまた今度完成したら見せてよ」 ( ^ω^)「おっお、ばいぶー!」 ('A`)「うん、またね」 俺はすっかり仲直りした子供たちをチラリと見つつ荒巻模型店を後にした。 126 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 39 14.47 (p)ID OF7FNrW2O(67) ~~~~~~~~~~~~ ('A`)「よし、家に着いたぞ」 早速工具とパーツを取り出して制作にかかる。 ('A`)「まずはこんなもんでいいか」 タイヤをデザインナイフで切り、ヤスリで削り始める。 ギュイイイン……。 ('A`)「結構時間かかるなぁ…」 タイヤをひたすら削るのはただヤスリを当てているだけとはいえ結構疲れる。 いや、単調な作業だからこそ疲れるのだろう。 ('A`)「もういいかな…」 ワークマシンのスイッチを止める。 127 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 40 53.98 (p)ID OF7FNrW2O(67) (;'A`)「あ、なんか微妙に太さが違うところがある。もう少し削ろう」 もう一度削り始める。 (;'A`)「あ、こんどは削り過ぎた…」 そんなこんなで削ってるうちに… (;'A`)「う~ん…削り過ぎちゃったかな…」 かなり細くなってしまったのだ。 ('A`)「まあ、前輪に使えば大丈夫だろう。もう一本同じ幅のを作って、後輪はもう少し太くしよう」 そう自分に言い聞かせて作業を続けた。そして… ('∀`)「できた!」 とうとう4輪とも完成した。 ('∀`)「へへ、我ながら初めてにしては結構いい出来だ…」 129 : ◆ItodYKFaCM :2009/03/14(土) 21 42 04.89 (p)ID OF7FNrW2O(67) 完成したハーフタイヤを眺めていると… ドンドンドン! (;'A`)「は、はい!」 「鬱田さん、あんたさっきからうるさいんだよ!何時だと思ってるんだ!」 (;'A`)「す、すいません!もう終わりましたから…」 「まったく、頼むよ!」 隣人に怒られてしまった。作業に熱中していて遅い時間になっているのに気づかなかったようだ。 (;'A`)「ふう、今度から気をつけよう」 今日はもう寝ることにして、着替えて布団に入る。 ('∀`)「へへ…早く明日にならないかな」 マシンのテスト走行を楽しみにしつつ、俺は深い眠りに落ちていった。 第2話・完
https://w.atwiki.jp/mini4wd_lab/pages/502.html
参加メンバー だる(記) こむお かつまる 場所 新橋TPF ルール 一次予選- 二次予選- ヒート決勝- 決勝 第1ヒート~第5ヒートまであり、各ヒートの1位が決勝進出 参加者は60名程度。 コース レーンチェンジはメビウス。 ドラゴンバックが1つある以外はフルフラットだが、 その1つが鬼畜なことにドラゴンバック後ストレート0枚。 結果 名前 結果 写真 だる 優勝 左:キュベレイ 右:だるシルバー こむお 3位 かつまる ノーたす夫 だるの感想 11月のミニ四駆チャレンジで復帰して以来、2回目の新橋で初優勝することができました。 引退前にやってたときはあれだけ勝てなかったのに、不思議なもんです。 約3年間ミニ四駆から離れていた僕を呼び戻してくれたこむお、 帰る場所を守り続けてくれていたトミー、かつまるの二人にも感謝しています。ありがとう。 また、育児で疲れてるのに快く送り出してくれる妻にもこの場を借りて感謝。 では、振り返ってみます。 ■基本設定 モーターは、当日慌てて調達したトルクチューン2。まさに開けポンで出走。 まだマシン紹介ページがないので簡単にマシンの紹介をしておくと、 シャーシはMA、タイヤ系は25.8mm、ギア比は4:1、重量は電池抜き113gです。 ■練習走行 まったくスピードでない。おかしい。トルクなのにノーマルモーターなんじゃねぇかって くらいのスピードしか出てない。なんじゃこら。 モーター抜いて回してみたけど結構回ってる。原因不明。 まぁちょっと小細工してたので、それのせいかと思ってそのまま2回目の練習走行。 やっぱり遅い。おかしい。 ■第1ヒート あまりの遅さに違和感を感じて、モーターをLDPにしてブレーキガチガチにしてみる。 しかしさすがに無謀。(笑) ■第2ヒート モーターをトルク2に戻してブレーキ緩める。 回りが4台とも飛んでしまったおかげで勝てたが、スピードは全然回りと比べて遅すぎる。 ヒート二次予選は、電圧を1.24Vだったのを1.40Vまで上げて挑戦。 そしてCO。だいぶ迷走してる。 やっぱり駆動が全くアカンということで、開けて色々眺めてるうちに原因判明。 作ったばっかりのカウンターギアとピニオンとの噛み合わせが悪さしてた。 カウンターギアを新品に交換して確認。良し。 いや全然良くない。原因判明したけど、今からスピードとブレーキ合わせんのかよ。 もう皆4回も走ってるし、あと3ヒートしか残ってない。焦る。 ■第3ヒート こっから再調整なので、トルク2と電圧1.24Vで出走。 スピードは今日初めて普通に出てタスキ。 ヒート二次予選は、まだDBにかなり余裕がありそうだったのと、 もう少しスピードほしくて電圧1.38VにしてCO。 ■第4ヒート 第3ヒートの2回でだいぶスピード感分かってきたので、 ブレーキを強めて電圧1.30Vで出走。 ヒート一次、二次ともかなり良い走りで勝ち上がり、ヒート決勝。 おお、こむおがいる。チームメンバーとあたるのは、初体験。 正直こむおの方が速いと思ってたけど、電池を忘れてきてるというハプニングで、 電圧を上げることもできずそのまま出走。 3人での出走でしたが、1名は途中でCO。 こむおとの一騎打ちですが、やっぱこむおの方が平面は速い。 しかし知ってるぞこむお、キュベレイは前後ブレーキでメビウスが遅いことを!(笑) レースは全く分からない展開で、2台完璧に並んでゴール! え?どっち?同着? かつまるが録画したビデオでビデオ判定までするも、まさかの同着再レース!! ミニ四駆やってて同着再レースなんて初めて見ましたが、 それが自分とこむおのレースというのもびっくり。 ミニ四駆の神様は、なかなかドラマ好きです。 そして再レースは、スタートに命を掛けました! 一瞬でしたが、スタートでわずかにリード! そして2台とも、こむおのキュベレイの方が速いけどメビウスで追いつくという 先ほどと全く同じ走りでゴール!! また再レースか!?というくらいほぼ同着でしたが、今回は勝ち! いやー、すんげー緊張する。やめてよ。 それにしても、完全にスタートでの勝利でした。(笑) ■第5ヒート 黄色タスキをゲットしたので、電圧をどこまで上げて大丈夫か確認する。 1.32Vでも大丈夫でした。 が、ほかの黄色タスキの人の方が速い。。。 そしてこむおが決勝進出!! またか!1日に3回もガチで勝負することになるとは! でも8回連続の決勝進出できて良かったな!すごいよマジで! ■決勝 2位では意味がない!と日ごろからこむおにキツク言われてるので、 さらに電圧を上げ1.34Vに。 レーン選択のじゃんけんで2番目になったので、出走レーンを選択。 1週目メビウスで追いつけずに終わったら見せ場ないし、 最後メビウスでまくられるのも嫌ということで、3レーンを選択。 スタートからほぼ全員横一線。 よし!スピード差はない!これならメビウスであんまり減速しないぶん有利! と思いながらCOしないよう祈る。 けど、メビウスのせいで誰が一位なのかまったく分からない。 優勝は3レーン!というアナウンスで初めて優勝に気付きました。(笑) ■アフター だる「最近平日飲んでばっかりやから、明日は飲むのやめとくわ」 こむお「優勝したやつが飲まずに帰るつもりか?」 だる「そんなわけないやろ!」 的な会話を前日にLINEでしたばっかりだったので、まさか現実になるとは。 こむお、かつまるに加えて赤へびさん、ゴマさんも一緒に魚金で祝杯。 そして神田のM428で二次会まで。 赤へびさん、ゴマさん、祝っていただいてありがとうございました。 こういう風に仲間が増えていくって、やっぱりミニ四駆って良い趣味だなぁと 改めて思いました。 こむおの感想 TPFスタッフ、そしてレーサーの皆様、お疲れ様でした。 新橋のレースでは、参加した直近7大会(M4S含む)全てで決勝に進めているので、 とりあえずそれが途絶えないように、ということを考えて臨みました。 目標は決勝進出、あわよくば優勝をという感じです。 で、出てきたのがDBゼロ着地という、誰が楽しいねん!と突っ込みたくなるコース。 もういろいろ辛かったですが、それでも勝ちあがる人は絶対いるわけで。 なんとかその5人に入ろうとあがきにあがきました。 ■第1ヒート ヒート決勝でRマニアさんに敗退。 設定は出ておらず、3レースとも神頼みでしたが、やっぱり無理すぎました。 ■第2ヒート いろいろいじるも、1次予選で飛ぶ。 ■第3ヒート 2次予選でタテイシさんに駆逐される。 ■第4ヒート ようやく設定が出る。 本日2回目のヒート決勝。 そして、上でだるが書いているように、だるに駆逐される。 完全にスタートの差でやられました。 心のどこかに、だるを決勝に行かせてやりたいという、優しさがあったんでしょう。 嘘です。そんな気持ち100ないです。 全力でつぶしに行きましたが、やられました。 ヤツの方が勝ちに飢えてたんでしょう。 ■第5ヒート 後がなくなりました。 設定は出ているので、危なげなくヒート決勝へ。 かつまるが対戦相手を含めてタイムを計っていてくれました。 少し足りないということで、電圧を上げて挑むことに。 結果は、ストレート半枚ほどの差で勝ちあがり。 8回連続決勝進出をもぎ取りました。 これは本当に嬉しかったです。 かつまる、ありがとう。 最後の最後まで諦めずにあがいて良かった。。 ■決勝 ちょっと乗り上げたりしつつ、3位フィニッシュ。 だるがロスなしで優勝。 見事でした。 おめでとう、だる!! ■アフター へびさん、ゴマさん、一緒にだるの勝利を祝ってくださってありがとうございましたm(_ _)m そしていつも飲んだくれてスミマセン。 楽しいんでつい飲んじゃいます^^; また是非お願いします! ■まとめ チームとして、12月のM4C、1月の公式、2月のM4Cと、参加した全レースで優勝を勝ち取っています。 なんだこの絶好調は。 絶対こんなの続かないのはわかっていても、常にあわよくばと優勝を狙う姿勢と、最後まで勝ちに貪欲に 頑張って行きたいと思います。 次は3月の公式SPRING東京。 しっかり準備して挑もう。 楽しみ!
https://w.atwiki.jp/mini4wd_lab/pages/552.html
参加メンバー こむお(記) 場所 新橋TPF ルール 一次予選- 二次予選- ヒート決勝- 決勝 第1ヒート~第5ヒートまであり、各ヒートの1位が決勝進出 参加者は60名程度。 コース 止めるとこは止めて、後は速度勝負。 結果 名前 結果 写真 こむお 3位 キュベレイ こむおの感想 TPFスタッフ、そしてレーサーの皆様、お疲れ様でした。 今回、実は事前にコソ練してから望みました(*´Д`*) 木曜日にみっちり3時間ほど。 だって、みんな本当に速過ぎなんだもの(´・ω・`) ■練習1回目 タイヤ径23m、2番目のMDP、超速で18.9s。 れ、練習の成果でまくりぃ!!(o´ω`o) ■練習2回目 ブレーキちょっと強くしたら19秒真ん中あたり。 うむむ。やっぱりそうなるか。 ■第一ヒート ブレーキを元に戻したら大外下りでひっかけてタイムロス。 その間に差されて20.5sで負け。 回り見てると、18秒台がちらほらいるので、もうちょっと安全にタイムを稼ぐために、 モーターを一番回るものにして、ブレーキを強くすることに。 ■第二ヒート モーターを一番回るマッハに変更。ブレーキは強める。 一次 19秒前半で1位抜け。 ブレーキを強くしすぎたためかタイムがそこまで上がらない。 二次 よく覚えてないですが、たぶん19秒台で勝ち上がり。 ヒート決勝 ぐっさん、なせさんといったえぐいメンバーと勝負。 電池ぱんぱんでブレーキも攻め気味設定でレースへ。 レーンのインアウトが入れ替わるタイミングで順位も入れ替わるどきどきなレース展開。 最後、インから差してストレート半枚差ぐらいで勝利! くっそ嬉しかったです。 久しぶりにミニ四駆楽しいなと思いました(*´Д`*)グヘヘ タイムは測ってなくてわからず。 ■第三~五ヒート もうぱんぱん電池があと1本しかないから走らせず。 三ヒートでぐっさんが、五ヒートでなせさんが勝ち上がり。 みんな強い! ■優勝決定戦 メンバーは、一ヒートで勝ち上がったなおちくん、そして、なせさん、ぐっさんと、ものすごい面子に。 なんだコレ。 厳しすぎるけど、わくわく感ハンパない! 設定はほぼそのままで、ぱんぱん電池を入れてレースへ。 完走したら18秒台の想定。 完走しての優勝か、COでの5位や! 行け、キュベレイィィィィィ!!! 結果、 19.4sで完走3位(´・ω・`)ドーン 優勝はなおちくん。 お見事です。 強いです。 ■まとめ 久しぶりにちゃんとレースができて、ミニ四駆楽しい、と思えました! 本当にみんな強いので付いていくのが必死です。 付いて行くためには、センスのない自分としては練習が大切だな、と再認識しました。 練習嫌いだけど、頑張ろう。 ちなみに、優勝決定戦でタイムが想定よりも遅かったのは、フロントのスパーの位置ずれが原因でした。 一週間ほど後になって気付きました( ̄∇ ̄;) 本当にまだまだだなと! 頑張れ、俺!
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/950.html
幼い子供や初めてミニ四駆を触るビギナー向けの半完成キットシリーズ。 スタンダードラインナップ No.1 ドッグレーサー(ブルー/ライキリ) No.2 ピッグレーサー(ピンク/ライキリ) No.3 パンダレーサー(グリーン/ライキリ) No.4 ピッグレーサー (イエロー/ジルボルフ)
https://w.atwiki.jp/mini4wd_lab/pages/573.html
参加メンバー こむお(記) 場所 仙台サンフェスタ ルール オープンクラス 一次予選- 二次予選- 準々決勝- 準決勝- 優勝決定戦 チャンピオンズクラス 準々決勝- 準決勝- 優勝決定戦 オープンクラス、ジュニアクラス、ファミリークラス、チャンピオンズクラスの開催。 コース 2018ビギニングハンターサーキット 負け戦のため写真を上げる気になりませぬ( ̄∇ ̄;) 結果 名前 結果 マシン こむお オープン 二次予選進出 ナイチンゲール こむおの感想 スタッフ、レーサーの皆様お疲れ様でした。 雪降る仙台に行ってきました! 本当に情けない負けっぷりだったので、さくさく行きます! ■1次予選 ブレーキ効かせすぎで32sで負け。 ■1次予選2回目 モーターを上げて30.8sで勝ち上がり。 でもこのモーター死んでた。 ■2次予選 悩んだあげく、モーターを戻してブレーキを緩める。 30.0sあたりを狙うも30.8sでぶっちぎられて速度負け。 何をしとるんや俺は。。 挙句、一週間後に気付いたんだけど、スパー欠けてた。 このスパー欠けはマーシャルのキャッチかもだけどねー( ̄∇ ̄;) まあとにかく下手すぎ! 優勝狙うなら29.5sは欲しかったですね。 全然足りない。 ■まとめ 行きは夜行バス、帰りは新幹線グリーンで往復1万3千円くらい。 新幹線は早めに申し込むと指定席とグリーンで値段変わらないのね(*´Д`*) まぁもう新幹線遠征はしないと思うけど!! 牛タンがおいしかった! こたろーくん、ぱわにきさん、はるさん夫妻、ボブさん楽しい時間をありがとうございました! 東京大会頑張るで! タミヤ ミニ四駆特別企画商品 19mm プラリング付 アルミベアリングローラー 5本スポーク オレンジ 95385 タミヤ グレードアップ No.251 GP.251 19mmプラリング付アルミベアリングローラー 15251 プロクソンPROXXON ハンディマルチルーター No.28473 MSマウント