約 2,071,176 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2503.html
ミニ四駆GB Let s Go!! 【みによんくじーびー れっつえんどごー】 ジャンル レースシミュレーション 対応機種 ゲームボーイ 発売元 アスキー 開発元 ジュピタークリーチャーズ 発売日 1997年5月23日 定価 4,900円(税抜) 判定 ゲームバランスが不安定 ポイント クソではないが難易度がかなり高い特別仕様のパーツ付き ミニ四駆シリーズ 概要 特徴・評価点 難点 他の問題点 総評 余談 概要 当時第2次ブームだったミニ四駆のGBソフト。本作は漫画・アニメ『爆走兄弟レッツ ゴー!!』(以下、原作)を題材としている。 作中で行われるいくつものレース・トーナメントを勝ち抜きながら、春夏秋冬のカップ全てを勝ち抜き、「グランドスラム」の栄光を手にするのが目的。 豊富なパーツ群を用いたセッティング・フライングと隣合わせのスタートなどの基本を押さえつつ、レース中のピットインなど原作を踏襲した要素もある。 ポケモンシリーズを意識した、通信によるパーツ交換や通信対戦レースといった機能も追加されている。 特徴・評価点 ゲーム中に登場する好きなマシンを手に入れ、使用することができる。自分の好きなマシンを購入し、好きなように改造するだけでもなかなか楽しい。 アニメオリジナルの量産マシン「セイバー600」も使用可能。最弱マシンだがそれでもセッティング次第で速くなる。 データ上は「バックブレーダー」も存在するが、入手方法がコロコロコミックの懸賞のみで現在は入手不可となっている。 とにかくセッティングに関するパラメーターが豊富であり、セッティングをする楽しさは素晴らしい。 スピードだけでも直線・コーナー・坂道の3種類がある。これにより『ストレートに強いがコーナリングは苦手』や『最高速は低いがコーナーは速い』といった特徴をきちんと再現できるゲームシステムになっている。 コースアウトを抑える安定度・ダウンフォースなどのパラメータも存在し、またパーツには耐久度もある。そのため、「スピードを上げるかパーツを取るか?」「あるいは安定度を上げるパーツを取るか?」「どちらも高くなる代わりに脆くなるパーツ強化をしてピット作業を増やすか?」といったセッティングのし甲斐があり、キャラゲーでありながらゲームとしての奥深さも十分にある。 レース形式は全て、2レーンのコースを使用した1対1のレース。数パターンあるコースを1~3個組み合わせてコースとし、コースの境目ではピットイン出来る。 次のコースに合わせてセッティングを変えるなどの判断も大事。どんなコースでも走れるバランス重視のマシンで対応するということもできる。 スタートではAボタンで発進となるが、合図より前に押すとフライングとしてやり直し。3回フライングすると強制敗北となる。 CPUも2回まではフライングをすることがあるが、3回目(=こちらの不戦勝となること)は絶対にない。 所持金が一定以下の状態で帰宅するとお父さんから必ずお小遣いを貰える為、パーツが買えなくなり詰むという事態は起こらない。 お小遣いをもらう→即刻外出してパーツに散在→帰宅、と数分で帰ってきても何度でも貰える。1日に何回もボーナスが出るとは、お父さんはどんな仕事をしているんだ スーパーゲームボーイ使用時には13色対応とは思えないほど細かく色づけされている。 原作漫画を再現したのか、中盤から『レース中にAボタンを押すと一度だけスピードが大幅に上がる』という機能が解放される(ゲーム中では「気合い」と呼ばれる)。いわゆる『マグナーム!』と叫ぶとマシンが加速するあの演出が可能になる。 コーナー付近で使用するとマグナムトルネードも可能だが、上記のとおりオリジナルのミニ四駆レースを再現しているので当然ながらコースアウト=リタイアとなる。 難点 最大の難点はなんと言っても、対象年齢層が小学生だとは思えぬほどの圧倒的な難易度。とにかく難しい要素が多い。 序盤(それも最初期)こそ無改造でも結構勝ち抜けるが、それ以降はコースや対戦相手に合わせたパーツの組み合わせを考えなければ勝てない相手ばかり。今でも全クリできず、挫折したプレイヤーも数多い。 終盤ともなるとパーツ強化、ピットインに割く時間(後述)を考えなければまず勝てない。特にゲームクリア後の、土屋博士や大神博士といった大人の人達を相手にするアダルトカップは屈指の難易度。 トーナメント戦による連戦が多いのだが、途中でセーブは勿論パーツの買い足しなどが出来ず、一度でも負けるとまた最初の相手からやり直しになる。これが後述の仕様と噛みあいとんでもない難易度を生み出す。 こういった難点は好意的に見ればオリジナルのミニ四駆レースを再現していると言えなくもないが…… 難易度を跳ね上げている「パーツ年齢」の概念 店で買った時点では0だが使い込んでいくうちにあがっていき、99を超えた時点で壊れてしまう。要はパーツの耐久度なのだがこれがボディを除く全てのパーツに存在する。 特に厄介なのがモーター。新品時点では性能がほとんど発揮されず、年齢が30を越えた辺りでピークを迎える。そして80を峠に下がっていく。 名前にグングンやワンダーと付いたパーツなどもある程度パーツ年齢を上げないと真の力を発揮しないが、代わりに性能は非常に高い。ただしパーツ年齢の上昇が異常に速い(=すぐに壊れる)ので使い勝手は悪い。 レース中であろうと99を超えた時点でパーツは壊れてしまう。モーターや電池が壊れれば即停止=リタイアだし、ローラー系統が壊れればコースアウト必至。連戦を強いられやすい本作ではパーツ年齢の消耗が激しく、判断を誤ればすぐにパーツが破損してしまう。 しかも一律に消耗するという単純なものではない。オンロード、オフロード、コーナリング、高速といったコースの傾向の違いによってパーツそれぞれの消耗具合が変わってくる。 「コーナーの貴公子」より「かっとび重視」の方がパーツに優しいので、ほぼ直線でマシンへの負担が少ない「コース1」を選ぶプレイヤーは多かっただろう。 特に大会のレースでは3コース走ることになるのだが、自分で選べるのはそのうちの1コースのみ。設定上では残り1コースを相手が選び、最後の1コースはランダムとされている…のだが、実際のランダム枠では必ず相手が選んだコースと同じコースが選ばれる。そのため、消耗を抑えるためにコース1を選んでも残り2コースがオフロードのコース6といったことも頻発する。 じゃあ山ほどのパーツを持ちこめば良い…とはいかず、持ち歩けるパーツ数には限りがあるのがまた難易度を上げている。 いかにパーツを限界まで使うか、パーツ数を減らしつつ複数のコースに対応するかといった点も求められる。これ本当に小学生向けか? ちなみにこちらを攻撃してくるバトルレーサー達もきっちり再現。 負けると 付けているパーツ1つを破壊されてしまう。これがレース中で無くて良かった…… ピットイン中も容赦なく時間は経過していきタイムに加算されるので、ピットイン作業の速さという妙にリアルな操作も求められる。ここで言う速さとは、プレイヤーが十字キーでページをめくったりするゲーム操作のスピードである。 ご丁寧にローラーは前後左右が別々で、タイヤは前後で別パーツ扱い。これらを交換するには複数回の操作が必要となる。しかもタイヤはオンロード・オフロードの切り替えによる交換も頻発するため交換回数がうなぎ登り。 タイヤを変える時はタイヤだけリストアップされる…なんていう便利な機能がある時代ではない。無関係のパーツまで含めた手持ちパーツリストの中から探し出して選ぶ必要がある(一応無関係なパーツは文字が薄くなり目的のパーツを見つけやすくはなっている)。パーツの並び順まで吟味してある場合とそうでない場合で、馬鹿にできない程のタイム差が生じてしまう。 このためツールボックス(所持アイテム)の何番目の欄に何のパーツを置いておくかという全く新しい概念まで要求される。 ストーリー中盤から開放される「鉄心のカマド」 鉄心のカマドにて、鉄やアルミといった素材でパーツを強化できるようになる。素材とパーツの相性によっては性能がグンと上がるものもあれば、逆に性能が下がり使い物にならなくなるものもある。パーツによって適合する素材が変わってくるため、強化自体も難しい。 とはいえ後半のレースでは鉄心のかまどで性能を底上げしたパーツでなければ厳しいため必然的に使わざるを得ない。 他の問題点 どういうわけか、画面を切り替えるたびにBGMが途切れる。 レース中は無音。さらにレース中のマシンのグラフィックはみんな一緒。 これは処理速度の問題。実際、1台のみで走るテストプレイと通常のレースでは速度がまるで違う(後者は処理落ちしている)。 クリア後にチャレンジできるとある大会では、隠しパーツがなければ勝ち上がることはほぼ不可能。更にこのパーツの入手方法が通信でのみ獲得できるのでソロプレイでのクリアは絶望的である。 強化を繰り返すことで市販パーツでも一応クリアは可能。ただし9連戦なので予備パーツを作るのは大変。更に後述のように強化も面倒。 セーブは自宅に戻らないと出来ない。 通信プレイは中盤まで進めないと出来ない。 中には両者ともクリアしないと出現しないモードもある。 パーツ強化は一度に1つの素材しか使用できないので、複数回強化するのが面倒。 続編の『MAX』では一度に複数個の素材を使用できるように改善されている。 総評 明らかに対象年齢層を逸脱した複雑多様なセッティングシステムと、それへのハイレベルな対応を要求する対戦仕様により、当時多くの子供たちに辛酸をなめさせた作品。 とはいえそのシステムは言葉・数値など使ってゲーム内できちんと明示されており、いわゆるクソゲーにありがちな説明不足や運要素による理不尽な難しさはまったくなく、純粋な高難易度によるもの。 刻一刻と変化するパーツ耐久度とそれにより増減するスピード・安定度のコースごとの調整、ピットインのためパーツ群の的確な配置、正確迅速なピットイン作業…それらをうまくこなし強敵達との連戦に打ち勝った時の達成感は言葉では言い表せられないものがあり、今でもコアなファンは多い。 余談 本作のパッケージは紙箱ではなく特製の金属缶を使用。ソフトの他に、実際のミニ四駆で使用できる特別仕様の軽量超速ギヤーセットが付属されていた。 主人公の友人として登場するゲーム独自の人物であるしょうた・まもる・たくや・ケンタ・あや・テツのうち、ケンタだけは原作の番外編に登場している。 翌年、本作のシステムを踏襲し世界グランプリやMAX編のキャラを登場させた続編『ミニ四駆GB Let s Go!! オールスターバトルMAX』が発売された。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/132.html
VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 ●全長130mm ●全幅93mm ●Item No:18072 ●本体価格1,000円 ●2012年7月7日(土)発売 【本体内容】 往年の名車、ファイヤードラゴンJr.がVSシャーシで遂にリメイク!! シャーシはシルバーのABS製。Aパーツもシルバー。 ホイールは蛍光ピンクのマンタレイタイプに、タイヤはホットショットJr. (MSシャーシ)と同じピンスパイクタイヤ。 ギヤ比は4.2:1。モーター付き。 真っ赤なボディはメタリックレッド、ステッカーはメタリック調のホイルシール。 ブラックの二段低摩擦プラローラーをセット。 【漫画、アニメでの活躍】 漫画、ラジコンボーイ登場のRCのミニ四駆版の焼き(ry ミニ四駆漫画ではあまり出番がない 【VIP内での評価】 や っ と 出 た な プレミアムとつくキットでは、何故かドラゴンシリーズだけがVSシャーシである。 さらに、他のレーサーミニ四駆のリメイクはRSとつく事が多いのに、何故かドラゴンシリーズやザウルスマシンはフルカウルのリメイクと同じようにプレミアムとつく。 違いは原作の有無? ・・・と思われたが、レツゴマシンのスーパーアバンテはRSなんだよなぁ。 【公式ページ】 http //www.tamiya.com/japan/products/18072firedragon_prem/index.htm 【備考】 元キットも後継のサンダードラゴンが先にリリースされるという変な立ち位置だったが、このキットもセイントドラゴンの後にリリースという立ち位置に。 ただ、締めにあえて持ってきたとも言えなくもないのでなんとも言えない・・・ ボディはARシャーシ対応。 元キットは対応していない(らしい)ので、載せるならこっちをドゾ。 何故かAOパーツでコイツのステッカーが販売されている。 プライズ版も登場。 クリヤーボディは長らく入手困難であったが、2017年にポリカボディ同梱版が限定発売された。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/86.html
VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 ●全長127mm ●全幅81mm ●全高54mm(タイプ1) ●全長127mm ●全幅86mm ●全高53mm(タイプ3) ●モーター付き ●定価630円(本体価格600円) ●所属:ダッシュ軍団 【本体内容】 最初に発売された時のシャーシは黒のTYPE-1。 ギヤは11.2:1と6.4:1をセット。 ホイールはホワイト。タイヤはスパイクタイヤ仕様。 ボディの成形色は白。 初期版はTYPE-1シャーシだったが、TYPE-1は最初のレース向けシャーシということで問題も多く、 高性能なタイプ2も出たためか、後にダッシュ2号・太陽と共にタイプ1の問題点をある程度解消した TYPE-3シャーシに変更したキットが発売される。 このTYPE-3仕様にはスリックタイヤが付属。 また、付属したギヤもTYPE-1の6.4 1、11.2 1に対し、TYPE-3が6.4 1、5 1だった。 【漫画、アニメでの活躍】 主人公 四駆郎の初代愛車と思っているユーザーも多いが実は二代目(とはいってもシャーシは同じ、ボディ乗せ換えただけ) ホライゾンの系統で、一番色濃く血筋をついでいる。 兄弟車(兄貴分?)でプロトエンペラーがある。 【VIP内での評価】 【公式ページ】 http //www.tamiya.com/japan/products/18012emperor/index.htm http //mini4wd.jp/product/item/18012 タイプ3シャーシ http //www.tamiya.com/japan/products/18025emperor_Type3/index.htm http //mini4wd.jp/product/item/18025 レーサーミニ四駆メモリアルボックス VOL.1 http //www.tamiya.com/japan/products/94547selection1/index.htm レーサーミニ四駆 メモリアルボックス VOL.1 (メッキボディ仕様) http //www.tamiya.com/japan/products/94615racing_box1/index.htm ダッシュ1号・皇帝(エンペラー) タイプ3シャーシ仕様 スペシャルキット http //www.tamiya.com/japan/products/94666dash1_emperor_spkit/index.htm 【備考】 初めて漫画から直接立体化された。 そのため、レーサーミニ四駆では初めてJr.が付いていない。 元のデザインは、コロコロコミックで公募された中からザウルス先生が選び出し、自らリデザインしたもの。 最初に掲載されたデザインは劇中や発売されたキットのデザインと若干差異がある。 また、公募されたデザインの中にはシューティングスターの原型となったものもあった。 レーサーミニ四駆メモリアルボックスVol1の生産終了後は若干入手し辛くなっている。 一応、レーサーミニ四駆メモリアルボックスVol1(メッキボディ仕様)にシルバーメッキ版が入っている。 ボディのみならばGUPクラシックVol3にゴールドメッキのボディ(タイプ3仕様のもの)が付属。 ミニ四駆PROにてダッシュ1号・皇帝(エンペラー)(MSシャーシ)が発売された。 また、シャーシをS2に変更したダッシュ1号・皇帝(エンペラー) プレミアムも登場している。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/169.html
VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 ●全長137mm ●全幅90mm ●ITEM No.18515 ●本体価格600円→本体価格780円(2015年8月改定) ●1995年3月14日発売 【本体内容】 シャーシはスーパー1。 ボディのカラーリングとウイング以外の仕様はマグナム・ソニックセイバーとほぼ同じ。 角度を変更できる可変ウイングを装備しているのが最大の特徴。コースにあわせて空力セッティングができるぞ(笑) ウイング自体の形状はマグナムよりもソニックセイバーに近い。 ステッカーはリヤウイング側面以外はマグナムセイバーの物が流用可能。 なお可変ウイングギミックの関係で、ウイング上面には金型の都合上そこそこ目立つ四角い穴が2つ空いている・・・。 一応ウイング用ステッカーを貼れば隠れるようにはなっているが。 【漫画、アニメでの活躍】 爆走兄弟レッツ&ゴーの黒沢が使う黒いセイバー。 のこぎり型ローラーや砂を巻き上げるパドルタイヤなどを装備し、劇中で初めてバトルレースを行った。 と、いうか土屋博士にマシンを託されたキャラクターの中では唯一のバトルレーサーである。 オリジナルから複製したレプリカからなるブラックセイバー軍団も登場した。 のこぎりローラーなど収納式で必要なときに飛び出す仕掛けのバトルレース用装備や、キットでも再現されている可変ウィング(まぁキットのは自動で角度が変わったりしないが)、タイヤに細かい細工を施したり、寸分たがわぬレプリカをいくつも量産する(アニメ版は市販のセイバー600を改造しているという説もある)など黒沢の高い改造技術がうかがえる。 ってか劇中に登場したレーサーの中では改造技術は最高クラスだろう。 余談だが、原作での黒沢の服装はどう見ても世紀末の廃墟の中でゴツいバイクを乗り回してヒャッハーしてる人たちのような感じであるwww アニメでもやはり烈豪兄弟の最初の壁として立ちはだかり、ブラックセイバー軍団と共に卑怯な手段とバトルレースで主人公たちを苦しめる。 此方ではウィングの根元が中心部の一本だけになる等少しだけデザインが異なっている。 しかし、G・J・Cスプリングレースが終わると早々に「父親の都合でアメリカに引っ越し」という形で退場、以後話の主軸が大神博士とJに移ったことでしばらく出番がなくなる。 Jとの一悶着があった後に帰国し、バトルレースの本場アメリカ仕込みのアタックとさらに強化されたバトル装備で再び暴れまわる。 同時期に謎のマシンによる辻斬り事件も発生し、その黒いマシンとバトルマシンである点から切り裂きジャックと勘違いされ豪たちに追いかけ回されることに。 その後切り裂きジャック本人であるビークスパイダーと沖田カイとの対決で今までの自身の行いを顧みて反省、改心する。 以後バトルレースは行わず、むしろバトルレーサーである大神軍団に持ち前の改造技術を生かして対抗していく。 ブラックセイバー軍団も彼の180度転身に文句を一切言わないあたり、彼への信頼度の高さがうかがえる。 最終的には、土屋博士謹製の「最初のセイバーの一台」であるにもかかわらずモデルチェンジもなしに無印最終レースであるSGJCに出場。 並み居る強豪マシン相手に一歩も引かないレースを展開し、第二レースではなんと第3位を掻っ攫う大健闘を見せる。 デザインナイフ一本でスリックタイヤをトレッドタイヤ(溝入りタイヤ)に加工したり、ブロッケンGと一進一退の攻防を繰り返したりと意外と出番が多い。 無印後期OPからしてもメインキャラ級の扱いを受けているので、アニメだけ見て「なんでこんなに活躍してるのビクトリーズに推薦されないんだ…?」とも思う視聴者も多い。 WGP編では世界戦が舞台になってしまう事もあって出番は激減するが、まこと君と共に一般レーサー代表としてビクトリーズに発破をかけたりグレートジャパンカップに出場したりしている。 因みにSFCの作品『ミニ四駆レッツ ゴー!! POWER WGP2』ではGPチップでグランプリマシンとなった「ブラックセイバーGP」が登場していたりもする。 原作及びアニメ序盤では下の名前が設定されていなかったらしく、長らくエンディングのCVクレジットが「ブラック黒沢」表記だったことは有名。プロレスラーかよ。 【VIP内での評価】 【公式ページ】 http //www.tamiya.com/japan/products/18515/index.html 【備考】 パーツ構成の関係上、一度装着したウイングを壊さずに取り外すことがかなり難しい。 と、言うより可変ウイングにした所為でかなり強度を犠牲にしていて、クラッシュなどでも壊れる事が多い。 外しやすいように軸を細くするか穴を広げて外しやすくしたり、可変軸の周りを強化しておかないと本当に壊れやすい。 他のフルカウルシリーズと繋がりのない謎のITEM番号を持つ。 そもそも小学館のカタログでもナンバーが振られておらず、タミヤのホームページでもミニ四駆・限定と表記されているという謎。 ラジオミニ四クラブによると「ミニ四駆・限定」と言うシリーズらしいw じゃあニッサン Be-1も同じシリーズかwww どうやら当初はセイバー版ブラックスペシャルとして限定販売の予定だったようだ。 ステッカーのLIMITED EDITION(限定版)の文字、当時のブラックスペシャルキット各種やその他限定キットと連番になる18500番台の特殊なITEM番号などはその名残とも考えられる。 そのせいなのか何なのか、ITEMが9から始まってるわけでもないのにカタログページからもはぶられる。 おかげで田宮ミニ四駆のページからリンクがどこにもなく、検索エンジンからキーワード検索をかけないと個別ページに飛べない・・・ ↓ タミヤのHP改定に伴い、やっと普通の個別ページが与えられた。 ちなみにフルカウルミニ四駆 ホログラムステッカーセットAのセイバー用ステッカーは、配色こそブラックセイバーぽいがデザイン的にはマグナムセイバーに近いw 小学館発行のミニ四駆ヒストリカルガイドと フルカウル四駆シリーズ・エアロミニ四駆シリーズ等価格改定のご案内 のページでは何故か、カテゴライズが「レーサーミニ四駆スペシャルシリーズ」になっているw こいつフルカウルじゃなかったんかいwww プレミアム版も登場。 こちらは本当に限定商品として発売された。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/387.html
( A`)スレまとめ 199 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 12 32 38.95 ID W3eDTRKwO ~第4話・特訓!必殺技を習得せよ~ ――ニダー研究所―― ここはとある山奥にあるニダー研究所…。そのトレーニングルームに3人のレーサーがいた。 ミ,,゚Д゚彡「よお、ショボン、お前この前ドクオとブーンと走らせたんだってな」 (´・ω・`)「ああ、それがどうかしたかい?」 ミ,,゚Д゚彡「圧勝したんだろ?なんでぶっ壊さなかったんだよ」 (´・ω・`)「勝てばいいんだろう?…それに僕のマシンの必殺技は相手の後ろをとらなきゃ使えないからね」 从 ゚∀从「自分のマシンは絶対に抜かれないってか?言ってくれるねぇ」 ミ,,゚Д゚彡「ショボン、お前ニダー研究所に来てから一度も相手のマシンを壊してないだろ。…お前がモナー研究所のスパイじゃないかって疑ってる奴もいるぜ?」 (´・ω・`)「くだらないことを」 ミ,,゚Д゚彡「だからよ、次のレースで奴らのマシンぶっ壊そうぜ。俺のレイスティンガーのと対をなす必殺の槍、ニダー博士からもらったんだろ?」 (´・ω・`)「ふん…まあ、彼らも少しだけ気になるところはあった。次は楽しませてくれるいいが」 202 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 12 52 36.54 ID W3eDTRKwO ――ニダー研究所・所長室―― ~ ヽ`∀´ 「…どういうことニダ?」 (´ _` )「言葉の通りです…ニダー研究所を辞めさせていただきたい」 ( ´_ゝ`)「弟者、本当にいいのか?俺のわがままで…」 (´ _` )「ああ…彼らとのレースで感じるところがあったのは、兄者だけじゃないさ」 ( ´_ゝ`)「彼らの走り…ミニ四レーサーとしての強い信念を感じた」 (´ _` )「最後にツヴァイフリューゲルを撃たなかったのも、本当は正々堂々と勝負したかったからなんだろ?」 (*´_ゝ`)「テヘ、弟者にはバレちゃったか」 (´ _` )「当たり前だ。俺たちは一心同体だからな」 ~ ヽ#`∀´ 「おい、ウリを置いてきぼりにするなニダ!…で、研究所を辞めるということは、それなりの覚悟はできてるニダね?」 (´ _` )「承知の上です」 ~ ヽ`∀´ 「…ふん、これから貴様らはニダー研究所のレーサーの標的になるニダ。覚悟するニダ」 ( ´_ゝ`)「それでも俺たちは自分の信念を貫く。彼らが気づかせてくれたから」 (´ _` )「…失礼します」 205 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 13 06 29.21 ID W3eDTRKwO ~ ヽ`∀´ 「…しかしここで流石兄弟の離脱は痛いニダ。次のレース、お前の出番ニダ」 ( _ )「………」 部屋の隅に控えていた覆面のレーサーが無言で頷く。 ~ ヽ`∀´ 「さて、あとは新レーサーのスカウトニダね…」 208 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 13 17 44.31 ID W3eDTRKwO ――モナー研究所・レース場―― ('A`)「ふう…」 ( ^ω^)「おっお、疲れたお」 ドクオたちはニダー研究所でのレースに向けて、特訓をしていた。 ('(゚∀゚∩「2人ともかなり速くなったよ!」 なおるよの言葉通り、2人のマシンの速度は飛躍的にのびていた。 ('A`)「でも…」 ( ^ω^)「だおね…」 ドクオとブーンは浮かない顔をする。 \(^o^)/「どうしたんですか」 ('A`)「必殺技が出せないんです」 そう、2人はまだ必殺技を出せないでいた。 ('(゚∀゚∩「う~ん…そんなに焦って身につけなくてもいいと思うよ?」 ('A`)「だけど…」 ドクオは思い出す。ハインリッヒのマシンの凄まじい攻撃、流石兄弟の加速と攻撃が一体になった必殺技、そしてそれを破ったオワタとなおるよの技。 211 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 13 26 44.16 ID W3eDTRKwO ('A`)「奴らの必殺技に対抗するために、やっぱり必要だと思うんです」 \(^o^)/「それもそうです」 ( ^ω^)「ところで必殺技ってどうしたら出せるんですかお?」 ('(゚∀゚∩「マシンとレーサーの心がシンクロしたときに生み出されるんだよ!」 ('A`)「マシンと…シンクロ…」 ( ^ω^)「じゃあ具体的な修得方法は…」 \(^o^)/「ないですね 人それぞれです」 ('A`)「う~ん…じゃあとりあえず走らせるか」 ( ^ω^)「おっお…そうだおね」 214 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 13 35 25.88 ID W3eDTRKwO ――荒巻模型店―― ( ><)「こんにちはなんです!」 ξ゚⊿゚)ξ「あら、ビロードくんいらっしゃい。今日もミニ四駆?」 ( ><)「そうなんです!今日はお父さんも一緒なんです!」 ξ゚⊿゚)ξ「え?お父さんって…モナー博士!?」 ( ´∀`)「お邪魔するモナ」 ξ゚⊿゚)ξ「こ、こんにちは、モナー博士。どうしてこんな小さな模型店に…」 ( ´∀`)「そんなに気を遣っていただかなくて大丈夫モナ。ところで店長さんはいらっしゃいますかモナ?」 ξ゚⊿゚)ξ「あ、はい、おじいちゃんならお店の方に…呼んできますね」 ( ´∀`)「いや、私がいきますモナ。…ビロード、みんなと仲良く遊んでるモナよ?」 ( ><)「はいなんです!」 217 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 13 43 35.21 ID W3eDTRKwO ――店内―― / ,' 3 「いらっしゃい…おや」 ( ´∀`)「お久しぶりですモナ、荒巻先生」 / ,' 3 「ふぉっふぉ、隠居した身じゃ、先生はやめとくれ。久しぶりじゃのモナーくん、ご家族は元気かの?」 ( ´∀`)「はい、妻も息子も元気ですモナ」 / ,' 3 「それはよかった。…それで、今日はいったいなんのようかの?」 ( ´∀`)「ドクオくんとブーンくんのGPチップについてですモナ」 / ,' 3 「ふぉっふぉ、あれかの」 ( ´∀`)「あのGPチップ…かつて先生が研究なさっていたものですね?マシンとレーサーのシンクロのみならず、他のレーサー、マシンとのシンクロさえ可能にするという…」 220 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 13 53 03.52 ID W3eDTRKwO / ,' 3 「ふぉっふぉ、その通りじゃ。あの2人なら正しく使いこなしてくれると思っての」 ( ´∀`)「私もそう思いますモナ。…それはいいのですが、ひとつ気になることがありますモナ」 / ,' 3 「なんじゃ?」 ( ´∀`)「この前私の研究所にニダー研究所のレーサーが2人やってきましたモナ。その2人のマシンが…」 / ,' 3 「ふむ、そのシステムを搭載していたというわけじゃの」 ( ´∀`)「はい。まだ未完成のようでしたが、かなりの性能でしたモナ」 / ,' 3 「ワシと一緒に研究していたときに興味を示しておったからの。その名残じゃろう。…だがニダーの狙いは別にあるはずじゃ」 ( ´∀`)「別、といいますと…」 223 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 14 04 37.41 ID W3eDTRKwO / ,' 3 「ワシの研究は複数のレーサーとマシンがそれぞれシンクロし合って共にスピードアップする、そういうものじゃ。だが、ニダーの目指したのは1人のレーサーへの力の集中…!」 (;´∀`)「それはつまり…!」 / ,' 3 「1人のレーサーのマシンが他のレーサーのマシンの力を吸い上げてパワーアップするんじゃ。シンクロした他のレーサー、マシンの必殺技の使用も可能になる」 (;´∀`)「だけど、そんなことしたら…」 / ,' 3 「うむ。共有ならまだしも、複数の人間の思考が1人の人間に流れ込むのじゃ。下手をしたらレーサーの心が壊れてしまう…」 (;´∀`)「そ、そんな…!」 / ,' 3 「ニダーの目論見に気づいたワシは研究から身を退いた。しかし、ニダーの奴は今まさにその研究を完成しようとしている」 ( ´∀`)「…あの覆面レーサーモナね」 / ,' 3 「だからワシもドクオくんとブーンくんに渡したGPチップを完成させたのじゃ。ニダーの野望を阻むために」 225 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 14 12 21.01 ID W3eDTRKwO ( ´∀`)「そうだったモナか…」 / ,' 3 「それにしてもニダーの奴もどうしてあんなになってしまったのか…昔は真面目な科学者じゃったのに…」 ( ´∀`)「やはり奥さんを亡くしてからですね…」 / ,' 3 「そうじゃのう…あれもかわいそうな奴じゃ」 ( ´∀`)「不器用な男ですからね…」 / ,' 3 「モナーくん、ここにドクオくんたちに渡したものと同じGPチップが3枚ある。君の見込んだレーサーに渡してやってくれんかの?」 ( ´∀`)「…!わかりましたモナ」 / ,' 3 「君たちならきっとニダーの野望を止められると信じておるぞ!…そしてニダーの奴も救ってやってくれ」 ( ´∀`)「…わかりましたモナ!必ず…!」 226 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 14 19 31.10 ID W3eDTRKwO ――荒巻模型店・併設コース―― ( ><)「いくんです!ブリッツァーソニック!」 (=゚ω゚)ノ「負けるなょぅ!スピンアックス!」 子供たちがミニ四駆を走らせている。 ( ● ● )「僕が勝つのはわかってます」 ( ><)「あっ!」 (=゚ω゚)ノ「抜かれちゃったょぅ!」 ( ><)「またワカッテマスくんの勝ちなんです!すごいんです!」 (* ● ● )「それほどでもないんです」 そしてそれを羨ましそうに眺めるひとりの少年がいた。 (-_-)「………」 230 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 14 28 41.53 ID W3eDTRKwO ( ><)「こんにちはなんです!」 (;-_-)「…こ、こんにちは」 少年は人見知りをする性格なのか、オドオドとしている。 ( ><)「僕はビロードっていうんです!」 (=゚ω゚)ノ「ぃょぅだょぅ!」 ( ● ● )「ワカッテマスです」 (;-_-)「え、あ…ヒッキー…」 ( ><)「ヒッキーくんですか!ヒッキーくんはミニ四駆持ってないんですか?」 (-_-)「一応…持ってる…と、こっちじゃない」 ヒッキーは一度出しかけたマシンを引っ込めて違うマシンを取り出した。 ( ><)「トライダガーXですね!カッコイいんです!一緒に走らせましょう」 (-_-)「え…あ、うん」 (=゚ω゚)ノ「さあ、早くだょぅ!」 ( ● ● )「楽しみです」 234 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 14 36 18.81 ID W3eDTRKwO ( ><)「またワカッテマスくんのビートマグナムの勝ちなんです」 (=゚ω゚)ノ「僕は2位だょぅ」 (-_-)「ビリだった…」 ( ● ● )「まだまだコーナリングが甘いですね」 ( ><)「負けちゃったけど楽しかったんです!ね、ヒッキーくん!」 (-_-)「え…」 (^_^)「うん!」 (=゚ω゚)ノ「これでヒッキーくんも友達だょぅ!」 ( ● ● )「これからもよろしくです」 (-_-)「友達…!」 ξ゚⊿゚)ξ(子供はすぐに仲良くなれていいわね) 「お~い、ビロード、そろそろ帰るモナよ?」 235 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 14 40 26.47 ID W3eDTRKwO ( ><)「あ、お父さん!聞いてください、新しいお友達ができたんです!…あれ?」 (=゚ω゚)ノ「いなくなっちゃったょぅ」 ( ● ● )「大人の人に挨拶するのが恥ずかしかったんですね、わかります」 ( ´∀`)「良かったモナね。さあ、帰るモナ」 ( ><)「みんな、また明日なんです!」 237 名前: ◆ItodYKFaCM :2008/11/01(土) 14 46 57.16 ID W3eDTRKwO ――モナー研究所・レース場―― (;'A`)「やっぱりダメだ…」 (;^ω^)「必殺技…できないお。レースはもう明日なのに…」 ('(゚∀゚∩「なんとかなるよ!」 \(^o^)/「ところでモナー博士が交換してくれたGPチップ いままでのとどこが違うんでしょう」 ('(゚∀゚∩「今のところ違いは実感できないよ!」 必殺技を修得できないままレースに臨むことになったドクオとブーン。勝負の行方は?そしてショボンの目を覚ますことはできるのか?覆面レーサーの正体とは?次回、全てが明らかになる!
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/374.html
( A`)スレまとめ 5 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 29 21.35 (p)ID aLL2uuJyO(41) ( ^ω^)「おっお、どうしようかお…」 ブーンは今考えごとをしながら学校に向かっているお。 昨日荒巻模型店に行ったら、ツンから「もう一度ミニ四駆やってみない?」と聞かれた。 ツンのお母さんの件があってから、ツンはミニ四駆を避けていたというのにいったいどういう風の吹き回しだお? まあ、なにがあったかわからないけど、吹っ切れたみたいで良かったお。ツンが元気になるならまたミニ四駆をやってみるお。 ( ^ω^)「それにしても、ひとりで走らせるのは寂しいお…そうだお!クラスのみんなを誘ってみるお!」 僕の世代ならみんな一度はミニ四駆を触ったことがあるはずだお。きっと懐かしんで一緒に復帰してくれるお! 6 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 29 45.72 (p)ID aLL2uuJyO(41) ( ^ω^)「おいすー!みんなおはようだお!」 教室のドアを開けてみんなに挨拶する。早速みんなにミニ四駆をすすめるお!よし、まずは隣の席の人から! ( ^ω^)「おはようだお!」 「おう、おはよう、ブーン」 ( ^ω^)「ところで、いきなりなんだけどこれを見てほしいお」 そう言いながら、田宮の広告を見せる。 「ん?なんだこれ。へえ、ミニ四駆か。懐かしいな。まだ売ってたのか」 9 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 31 32.27 (p)ID aLL2uuJyO(41) ( ^ω^)「おっお、新しく出たミニ四駆PROっていうんだお」 「へえ、新しいのも出てるのか」 「おい、なに見てんだよ」 「お、ミニ四駆?懐かしいじゃん」 ブーンの周りに人が集まってきたお。 「よく肉抜きしすぎて壊しちゃったっけwww」 「レストンスポンジタイヤとかあったよな?」 「あったあったwww」 「アニメもあったよな?レッツ&ゴー」 「毎週見てたわ。マグナムトルネード!とかwww」 「ボタンを投げて壁走りww」 「サンダードリフト走行でゲスwwwwww」 よし、盛り上がってるお。これならいけるかもしれないお! 10 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 32 22.16 (p)ID aLL2uuJyO(41) ( ^ω^)「おっお、またみんなでミニ四駆やってみないかお?」 「…………」 (;^ω^)「お?」 「う~ん…たしかに懐かしいけどなあ…」 「俺部活あるし…」 「勉強忙しいから」 「高校生にもなってミニ四駆はちょっとな…」 (;^ω^)「そ、そんなこと言わずにやってみるお!きっと楽しいお!」 「お、そろそろチャイムなるぜ。悪いな、ブーン」 みんなそれぞれの席に戻っていった。 (;^ω^)「おっお…誰かいないかお」 教室を見回してみる。 (´・ω・`)「………」 11 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 34 27.00 (p)ID aLL2uuJyO(41) 端の方の席にいるショボンと一瞬目があった。 ( ´ω`)「おっお…でもショボンはきっとミニ四駆なんかに興味ないお…」 ショボンはクラス一の秀才で、ブーンはあんまり話したことがなかったお。 「よーし、みんないるな?朝の会を始めるぞ」 「きりーつ!礼!」 そんなことをしている内に先生がやってきて、朝の会が始まったお。 ……………。 ( ´ω`)「…というわけなんだお」 放課後、ブーンは荒巻模型店にやってきて、ツンに朝あったことを話していたお。 ξ゚⊿゚)ξ「う~ん…なかなか難しいわね」 ( ´ω`)「おっお…みんなミニ四駆の話で盛り上がってたのに、実際やるとなると消極的だお」 ξ゚⊿゚)ξ「どうしようかしら…」 / ,' 3 「フォッフォ、ブーン君、これに行ってみてはどうかの?」 ( ^ω^)「お?これは…」 店長が見せてくれたのはミニ四駆の大会の告知だった。 12 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 35 12.62 (p)ID aLL2uuJyO(41) ( ^ω^)「なるほど、大会ならミニ四レーサーがたくさん集まるお!」 ξ゚⊿゚)ξ「まだ大会なんてやってたのね」 / ,' 3 「公式大会ではないけどの。ゲームセンター主催のようじゃ。日程は今週の日曜日じゃ」 ( ^ω^)「おっお、それじゃあ日曜日に行ってくるお!」 13 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 37 37.37 (p)ID aLL2uuJyO(41) ~~~~~~~~~~~~~ (´・ω・`)「よし、これくらいでいいかな」 今日僕は近所のゲームセンター主催のミニ四駆大会に来ていた。 「よお、ショボン。今回も優勝狙いか?www」 (´・ω・`)「レースはやってみないとわからないよ」 ミニ四駆もかつての大ブームが過ぎ、今ではミニ四レーサーの数も少なくなっていた。だからこうした地元の大会で顔を合わせる人も、自ずと見知った顔になっていた。 「またまたwww…あ、でも今回はわからないぜ。すごい速い人が来るんだ」 (´・ω・`)「速い人?」 「ああ、モナーさんっていってな、もう子供がいて、いい歳したおっさんなんだけど、これがかなり速いんだ。この前別の大会で会ったんだけどな。今回の大会のこと教えたら来るって言ってたぜ」 (´・ω・`)「ふ~ん…」 ミニ四駆は小学生のころから続く僕の趣味だった。フルカウルブームが過ぎ、周りの友達が次々と辞めていっても走らせ続けた。 そんなある日、衝撃的なマシンと出会った。それは大人のレーサーが作ったマシンだった。そのマシンはただひたすら速かった。 「うわ…やってらんねーよ」 そう言って、まだ残っていた数少ない同年代のミニ四駆仲間達も辞めていった。 14 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 39 05.32 (p)ID aLL2uuJyO(41) しかし僕は違った。むしろその速さに憧れた。それからは情報収集に明け暮れ、改造の腕を磨き、気がついたら並の大人ならかなわないほどのレーサーになっていた。 地元にはもう僕より速いレーサーはいない。しかし、それでもまだ足りなかった。もっと、もっと速く。いつしかそれは、強迫観念といってもいいほどの圧迫感となって僕を駆り立てた。 (´・ω・`)(モナーさんか…まあ、僕のマシンが負けるわけないさ) 僕は発言とは裏腹に、心の中では自分のマシンに対する絶対の自信を持っていた。僕の知識と技術の全てを注ぎ込んだウイニングバードフォーミュラ。このマシンが負けるはずがない。 15 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 39 38.59 (p)ID aLL2uuJyO(41) 「おいすー!こんにちはだお!」 と、聞き慣れた声が聞こえた。 (;´・ω・`)「まさか…」 ( ^ω^)「おっお!ショボンじゃないかお!ショボンもミニ四駆やるのかお?なんだか意外だお」 声の主は同じクラスの内藤くんだった。そういえばこの前クラスでミニ四駆の話をしていたようだ。 (´・ω・`)「やあ、内藤くん。君もミニ四駆を?」 ( ^ω^)「ブーンでいいお!ブーン子供の頃やってたけど今はやってないんだお。でも最近復帰しようと思って仲間を探してたんだお!」 17 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 41 30.65 (p)ID aLL2uuJyO(41) ( ^ω^)「それにしても水臭いお。ミニ四駆やってるなら、この前教室でミニ四駆の話してるときに教えてくれればよかったお」 (´・ω・`)「言い出すタイミングを逃したんだ。ごめんね」 ( ^ω^)「おっお、謝ることじゃないお」 本当は違った。僕は今から復帰しようとしている素人になんか興味なかったのだ。僕が興味を持つのは自分のマシンの速さと、それと良い勝負をできるマシンだけだった。 「おい、ショボン、あの人がモナーさんだぜ」 そう声をかけられて、会場に入ってきた人に目をやった。 ( ´∀`)「こんにちはモナ」 入ってきたのは恰幅が良く、ニコニコしていていかにも人の良さそうなおじさんだった。 18 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 42 24.59 (p)ID aLL2uuJyO(41) (´・ω・`)「あの人が?」 「ああ。すげー速いんだぜ」 「これから予選を始めます。参加する方は車検を行うので並んでください」 と、そこで予選開始のアナウンスがあった。 (´・ω・`)「じゃあ内藤くん、僕は行ってくるよ」 ( ^ω^)「だからブーンでいいお。頑張るお!応援してるお」 車検を終え、予選が始まる。モナーさんは違うレースのようだ。 「レディ…ゴー!」 スターターの合図でマシンをスタートさせる。 22 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 44 30.64 (p)ID aLL2uuJyO(41) (;^ω^)「おっお、ショボンのマシンものすごく速いお!」 そのまま無事に完走し、レースは僕のマシンの圧勝だった。 (*^ω^)「ショボンのマシンすごいお!」 (´・ω・`)「たいしたことないよ」 賞賛の声は聞き飽きていた。 「「「うおー!!」」」 ブーンと話していると歓声が上がった。第二レースが始まったようだ。 (;^ω^)「あのマシンもすごく速いお!」 歓声を浴びているのはどうやらモナーさんのマシンのようだ。確かに速い。 (;´・ω・`)(ひょっとして僕のより速いかも…) 24 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 45 18.90 (p)ID aLL2uuJyO(41) レースはそのままモナーさんの圧勝で終わった。 モナーさんのマシンをうかがってみる。井桁改造を施したアバンテのようだ。 ( ^ω^)「お?ショボンもあの人のマシン気になるお?だったら挨拶しにいくお!」 (;´・ω・`)「ちょ、ちょっと、ブーン!」 僕は引きずられるようにモナーさんの元に連れていかれた。 ( ^ω^)「こんにちはだお!」 ( ´∀`)「こんにちは」 ( ^ω^)「僕はブーンっていいますお!さっきのレース見てましたお!すごく速かったですお」 ( ´∀`)「僕はモナーだモナ。ありがとうモナ。…おや、そちらの君は第一レースの勝者モナね?」 26 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 46 47.23 (p)ID aLL2uuJyO(41) (´・ω・`)「はじめまして、ショボンです」 ( ´∀`)「はじめまして。君のマシン速いモナねぇ」 (´・ω・`)「いえ、モナーさんのマシンこそ」 ( ´∀`)「そんなことないモナよ。…そろそろ次のレースが始まるモナ。それじゃあショボン君、お互い楽しもうモナ。楽しむことが第一モナ」 (´・ω・`)「…ええ、頑張りましょう」 (´・ω・`)(なんだ、こんな甘いこと言う人なら負けないな) 予選は次々と進み、大方の予想通り僕とモナーさんが決勝に進んだ。3レーンコースなのでもう1人いたが、事実上2人の一騎打ちだろう。 28 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 47 23.23 (p)ID aLL2uuJyO(41) 「それでは車検までにセッティングを終えてください」 決勝を前に一度だけセッティングの変更が認められていた。 (´・ω・`)(今回のコースはストレートが多い…走らせた感じではアトミックチューンでもいけそうだな) 僕はモーターをトルクチューンからアトミックチューンに交換した。 (´・ω・`)(モナーさんは…) チラッとモナーさんの方を見る。 ( ´∀`)「たまにはこれを使ってみるモナ」 (;´・ω・`)「え!?」 思わず声が出てしまった。モナーさんが手にしたモーターがレブチューンだったからだ。 30 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 49 32.43 (p)ID aLL2uuJyO(41) 上級者は普通アトミックチューンかトルクチューンを使う。 レブチューンは数字上は回転数が高く、最高速度が伸びると銘打たれているのだが、実際のところはトルク不足のためスタートダッシュが遅く、さらにスピードがのる頃には大抵コーナーで減速してしまうため、役に立たないモーターと見なされていた。 (´・ω・`)(…僕をバカにしてるのか?) まあいい。相手がどんなつもりであろうと勝つだけだ。 「それではこれから決勝を始めます。各選手スタート位置についてください」 ( ´∀`)「2人ともよろしくだモナ。良い勝負をするモナ」 (´・ω・`)「……ええ」 「負けませんよ!っていっても俺だけ場違いwww」 31 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 50 08.27 (p)ID aLL2uuJyO(41) ( ^ω^)「ショボン、頑張るお!」 「レディ…ゴー!」 スターターの合図でマシンをスタートさせる。やはりモナーさんのマシンはスタートダッシュが遅い。僕のマシンがトップに立った。 一周回っても依然差は開いたままだ。 (´・ω・`)(このまま僕の勝ちかな) しかし ( ^ω^)「おっお、モナーさんのマシンがどんどん加速してるお!」 (´・ω・`)「え?」 ブーンの言う通りだった。モナーさんのマシンがグングン加速し、差を縮めてきている。 33 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 52 16.31 (p)ID aLL2uuJyO(41) (;´・ω・`)(な、なんで?) モナーさんのマシンはスタートダッシュこそ遅かったものの、コーナーで減速することなく加速を続ける。 (;´・ω・`)(減速せず、かつコースアウトしない絶妙なローラーセッティング… そしてトルクの低いレブチューンでもホイールを回し切れるような徹底した抵抗抜き、軽量化… いや、モーター自体の慣らしが上手いのか………違うな、おそらくその全てだ!) 僕が考え込んでいる間にもレースは進み、いよいよ最終回だ。 ( ´∀`)「もう少しで追いつくモナ」 そして最後のストレート………… 「ゴール!!」 34 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 52 49.29 (p)ID aLL2uuJyO(41) ( ^ω^)「おっお、ショボン、残念だったおね」 (´・ω・`)「…うん」 最後のストレート、モナーさんのマシンは見事に僕のマシンを抜き去った。 ( ´∀`)「ショボンくん、良い勝負だったモナ」 (´・ω・`)「あ、はい…」 ( ´∀`)「……表情が固いモナねぇ…えい!」 (`・ω。`)「ちょ、モナーさん、なにするんですか?」 モナーさんはいきなり僕の顔を両手で挟んで揉み始めた。 ( ^ω^)「おっおwwwショボン変な顔だおwww」 (#´・ω・`)「なにするんですか!」 35 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 54 31.93 (p)ID aLL2uuJyO(41) ( ´∀`)「ショボンくんは少し気負いすぎモナ。速さを追求するのも、マッタリと走らせるのも自由モナ。 …だけどせっかくだったら楽しまなきゃ損モナよ?ショボンくんはずっとしかめっ面で、全然楽しそうじゃないモナ」 (´・ω・`)「あ…」 確かにそうだった。最近の僕は速さを求めるあまり、楽しむことを忘れていた。これじゃあなんの為にミニ四駆をやっているのかわからない。 (´・ω・`)「…モナーさん」 ( ´∀`)「なにモナ?」 (´・ω・`)「ありがとうございました!」 ( ´∀`)「僕はなんにもしてないモナよ?w」 「これよりコースを解放します。各自マナーを守って自由に走らせてください」 ( ´∀`)「ショボンくん、また走らせるモナ」 (*´・ω・`)「はい!」 いつかモナーさんみたいなレーサーになりたいな。そして今度こそモナーさんに勝つんだ! 36 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 55 59.40 (p)ID aLL2uuJyO(41) ~~~~~~~~~~~~ ( ^ω^)「おっお、2人ともお疲れ様だお」 フリー走行も終了し、ショボンとモナーさんも帰る支度を始めた。 ( ^ω^)「2人に話があるんだお!」 ( ´∀`)「なにモナ?」 (´・ω・`)「なんだい?」 ( ^ω^)「今度ブーンの行きつけの模型店がミニ四駆の取り扱いを始めるんだお」 (´・ω・`)「ここの近くかい?」 ( ^ω^)「そうだお」 ( ´∀`)「それじゃあ僕の家からも近いモナ。近くにミニ四駆の取り扱い店にができるのは嬉しいモナ」 37 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 56 36.97 (p)ID aLL2uuJyO(41) (*^ω^)「ぜひ来てくださいお!…2人の連絡先を聞いてもいいですかお?入荷したら連絡するお!」 ( ´∀`)「いいモナよ」 (´・ω・`)「はい、これ僕の携帯のアドレスと番号」 (*^ω^)「おっお、必ず連絡しますお」 ……………。 ( ^ω^)「おっお、ここですお!おいーす!ツン、2人を連れてきたお!」 ξ゚⊿゚)ξ「いらっしゃい。はじめまして、ショボンくんとモナーさんね?私はツンよ」 (´・ω・`)「はじめまして」 ( ´∀`)「はじめましてモナ」 ( ^ω^)「早速ミニ四駆コーナーにいくお!」 38 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 58 08.05 (p)ID aLL2uuJyO(41) ξ゚⊿゚)ξ「こんな感じの品揃えなんだけど…どうかしら?」 ( ´∀`)「結構たくさんそろってるモナね」 (´・ω・`)「FRPプレートとHGベアリングが欲しいかな」 ( ^ω^)「新製品のミニ四駆PROもあるお!ツン、ブーンはこれを買うお!」 ブーンは新製品のナイトロサンダーを記念すべき復帰第1号に選んだ。 ( ´∀`)「これがMSシャーシ…なかなかおもしろそうモナね」 (*^ω^)「早速組み立てるお!」 パッケージを開けてパーツを取り出す。これまでのミニ四駆よりも少し複雑なようだ。 39 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 21 58 46.53 (p)ID aLL2uuJyO(41) (;^ω^)「えっと…これがこっちで…」 (´・ω・`)「あ、ブーン、そこは…」 ( ´∀`)「ショボンくん、最初は好きにやらせるモナ」 (´・ω・`)「あ、そうですね」 (*^ω^)「おっお、だんだんわかってきたお。早く完成させたいお!」 そして… (*^ω^)「できたお!早速走らせるお!」 ξ゚⊿゚)ξ「コースはこっちよ」 案内された先にはジュニアサーキットが組まれていた。コースアウトしても店内や外に飛び出さないようにネットが張ってある。 ξ゚⊿゚)ξ「スペースがないから小さいコースだけどね」 40 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 22 01 22.16 (p)ID aLL2uuJyO(41) (*^ω^)「初走行だお!…いっけー!ナイトロサンダー!」 ブーンのマシンは勢いよく飛び出し、第一コーナーにさしかかると… (;^ω^)「おっ!!」 コースアウトした上にバラバラに分解してしまったお…。 ( ´ω`)「おっお、僕のマシンがバラバラだお…」 (´・ω・`)「雑に組むからだよ、ブーン」 ξ゚⊿゚)ξ「馬鹿ねぇ」 ( ´∀`)「モナモナw」 / ,' 3 「フォッフォ……おや、他のお客さんが来たようじゃ」 / ,' 3 「いらっしゃい。荒巻模型店へようこそ」 番外編~彼らは荒巻模型店に集うようです~ 完 47 : ◆ItodYKFaCM :2008/10/02(木) 22 14 28.36 (p)ID aLL2uuJyO(41) ちなみに3位の人… 「…というわけで、俺のマシンも大健闘、2位のマシンとわずか1センチ差の3位だったんだよ。いやあ、惜しかったなあ」 「…本当か、兄者?他のマシンのコースアウトとかで運良く決勝に出られて、決勝では大きく離された3位だったんじゃないか?」 「そ、そんなことないぞ、弟者!」 「兄者、そう言いながら刺身にソースかけてるぞ?」 「あ、新しい味への挑戦だもん!」 「…ときに兄者」 「なんだ、弟者?」 「働かなくても飯はうまいか」 「お、弟者のバカーッ!」 「あんたたち!飯くらい静かに食べな!」 「「ご、ごめんなさい!」」
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/160.html
VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 ノーマル ●全長146mm ●全幅90mm ●全高38mm ●Item No:19509 ●本体価格600円 ●1997年1月14日発売 13mmボールベアリング4個付き ●全長146mm ●全幅89mm ●Item No:94922 ●本体価格1,400円 ●2012年10月17日(土)発売 【本体内容】 シャーシはスーパーTZ。 ギヤ比は5 1に加え、4 1が付属。 TZシャーシのスーパーミニ四駆シリーズ共通のワイドトレッドホイール(イエロー)にアバンテ型のタイヤをセット。 ゴムリング付14mmプラローラー、ゴム無し13mmを装備。 取り外し可能なリヤステー付き。 【漫画、アニメでの活躍】 漫画「ダッシュボーイ天」で武羅怒 城(毎回の事だけどスゲェ名前だな)のマシンとして登場。 初期は後部にある二本の角から超音波を発生させ、相手レーサーを殺しちゃう(最低でも病院送り)トンでもマシンだった。 しかし天達とのレース中に角が破壊され、その後城自身も改心し普通のレーサーとなる。 改心した後の城はずいぶんキャラと外見が変わっているw ちなみに、キットでボディーに施すオレンジ色のラインと武羅怒家のマーキングは、劇中ではブラックストーカーの最高性能が引き出されたとき初めて浮かび上がるものだった(ただし再登場した際は最初から浮き出ていた) 【VIP内での評価】 【公式ページ】 http //www.tamiya.com/japan/products/19509black_stalker/index.htm http //mini4wd.jp/product/item/19509 ローラー用13mmボールベアリング4個付き http //www.tamiya.com/japan/products/94922b_stalker_w13mm/index.htm 【備考】 元々は小学館の学年別雑誌のデザインコンテストの優勝作品だった。 このマシンが発売されたころと前後して世間一般で「ストーカー」という言葉が認知されるようになった。 この名前、何とかならんかったんですか、ザウルス先生・・・ 新型のTZシャーシ搭載スーパーミニ四駆第1弾が主人公のマシンではなくなぜこいつ・・・と思ったら、スーパーミニ四駆No.10をサンダーブーメラン W10に譲る為だったのかもしれない。 小学館の学年別雑誌で、シルバーメッキボディの市場通販などもあった。 2012年10月17日に、ローラー用13mmボールベアリング4個を同梱した限定版が発売された。 13mmボールベアリング4個つき限定版はレイホークガンマ(ローラー用13mmボールベアリング4個付き)と同時発売だった。 何でこの組み合わせ・・・? TZシャーシの黒いボディ同士ってことだろうか・・・? これらの13mmベアリングは規格(外形・内径・厚み)こそGUPの13mmと変わらないが、片側が金属シールに変更され中の球も10個に増えている。 また、小学館の「ミニ四駆必勝改造プロジェクト」と言うビデオのプレゼント企画として、ボディをクリヤー、シャーシをスモーク(サイクロンマグナム リミテッド等のスモークシャーシより薄い色)、ホイールを蛍光イエローに変更したフルクリスタルモデルと言う限定キットも存在した。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/372.html
( A`)スレまとめ 43 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 01 17 09.43 ID izBjfjCGO ( ;ω;)「うおぉ~ん、おばさん、ツンがまたいじめるお!」 ζ(゚ー゚*ζ「あらあら。ツン、あんまり乱暴しちゃダメよ?」 ξ゚⊿゚)ξ「だってブーンが男の癖にウジウジしてるんだもん」 ( ;ω;)「ヒック、ヒック…そ、そんなこと言ったら、ツ、ツンだって女の子の癖に乱暴すぎるお」 ξ#゚⊿゚)ξ「なんですって!」 ( ;ω;)「ヒッ!」 ζ(゚ー゚*ζ「コラコラ、2人とも喧嘩しないの」 45 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 01 23 48.48 ID izBjfjCGO ξ#゚⊿゚)ξ「ブーン!お母さんから離れなさい!お母さんは私のお母さんなんだからね!」 ζ(゚ー゚*ζ「ツン、あんまり意地悪言わないの」 そう言うとお母さんは、ブーンと一緒に私のことも抱きしめてくれた。お母さんからは、なんだか優しくて落ち着く、お母さんの匂いがした。 ζ(゚ー゚*ζ「ほら、ブーンくんもいつまでも泣いてないの。涙でおばさんの服ビショビショになっちゃう」 ( `ω´)「いくらブーンでもそんなに泣かないお!」 ζ(゚ー゚*ζ「ふふ、そうよね。ブーンくんは本当は強い子だものね?」 ( ^ω^)「そうだお!ブーンは強い子だお!…おばさん、ブーンはまたミニ四駆走らせてくるお!」 46 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 01 31 54.92 ID izBjfjCGO ζ(゚ー゚*ζ「ふふ、いってらっしゃい」 ここは荒巻模型店。私のおじいちゃんのお店。最近はミニ四駆が流行ってるから男の子たちでごった返してるの。 ξ゚⊿゚)ξ「ブーンはいつもウジウジしてるからコースで走らせられないのよ」 ζ(゚ー゚*ζ「ツン、それはブーンくんが優しいからなのよ?優しいからつい他の人に順番を譲っちゃうのよ」 ξ゚⊿゚)ξ「そんなんじゃ“よのなか”生きていけないよ!」 ζ(゚ー゚*ζ「まあ、この子ったらw」 お母さんは優しい。私は優しいお母さんが大好きだ。…でもちょっと頼りなくて危なっかしいところもあるの。お父さんは私が小さいころに病気で死んじゃったから、私が強くなってお母さんを守らなきゃいけないの! 48 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 01 38 45.59 ID izBjfjCGO ζ(゚ー゚*ζ「ふふ、私も混ぜて貰おうかしら」 そういうとお母さんは一台のミニ四駆を取り出した。 ζ(゚ー゚*ζ「見て!ハート型に肉抜きしたの!可愛いでしょ?」 ξ゚⊿゚)ξ「もう…お母さんったら子供みたいなんだから」 お母さんはそのマシン、プロトセイバーJBを持つとコースに向かった。 ζ(゚ー゚*ζ「みんな~私も混ぜて~」 「いいよ~」 「俺負けないぜ!」 ζ(゚ー゚*ζ「おばさんだって負けないんだから!」 51 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 01 46 16.88 ID izBjfjCGO / ,' 3 「フォッフォ、デレは今日も元気じゃの」 ξ゚⊿゚)ξ「お母さんみたいな人を“看板娘”っていうの?」 / ,' 3 「フォッフォ、娘というにはちと年がいっとるかの。…デレが若いころは正真正銘の看板娘じゃったがのう。デレ目当てに来るお客さんもいたくらいじゃ」 ξ゚⊿゚)ξ「本当?」 / ,' 3 「本当じゃよ。お前のお父さんもそうじゃった」 ξ゚⊿゚)ξ「ふ~ん、そうなんだ。…私も看板娘になれるかな?」 / ,' 3 「きっとなれるじゃろう。ツンはデレの小さい頃にそっくりだからの」 ξ*゚⊿゚)ξ「本当!?やったー!」 本当は看板娘になれるってことより、お母さんに似てるって言われたことが嬉しかったんだ。 53 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 01 51 55.84 ID izBjfjCGO ζ(゚ー゚*ζ「わ~い、おばさんの勝ち~」 「ずる~い」 「だっておばさん大人じゃん!」 ζ(゚ー゚*ζ「ふっふっふ、真剣勝負に大人も子供もないのだよ、君たち」 ξ゚⊿゚)ξ「もう、お母さんったら…」 負けず嫌いで子供っぽいんだから。だから私がしっかりしなくちゃ。 ζ(゚ー゚*ζ「ふぅ、じゃあみんな、仲良くするのよ」 「え~、勝ち逃げかよ~」 ζ(゚ー゚*ζ「ごめんなさいね、おばさんもお仕事しなくちゃいけないから」 54 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 01 56 44.76 ID izBjfjCGO ζ(゚ー゚*ζ「今日も勝ったわ」 ξ゚⊿゚)ξ「お母さんったら」 ζ(゚ー゚*ζ「ツンもミニ四駆やったらどう?楽しいわよ?」 ξ゚⊿゚)ξ「私はあんなガキの遊びしないもん」 ζ(゚ー゚*ζ「あらあら、あなたそのガキの遊びのおかげでご飯食べてるのよ?」 ( ^ω^)「おっお、おばさん、ツンは不器用だからミニ四駆作れないんだお!負け惜しみでそんなこと言ってるんだお」 ξ#゚⊿゚)ξ「なんですって!」 (;^ω^)「ヒッ!」 ブーンがお母さんの後ろに隠れる。 56 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 02 01 12.66 ID izBjfjCGO ξ#゚⊿゚)ξ「ズルい!出てきなさい!」 (;^ω^)「嫌だお!出てったら殴られるお!」 ζ(゚ー゚*ζ「コラコラ、喧嘩しないのよ」 ξ#゚⊿゚)ξ「ブーンがそんなに言うんだったら作ってみせるわよ!ブーンのよりずっと速いミニ四駆をね!」 ( ^ω^)「お?言ったお?ミニ四駆はそんなに単純じゃないお?」 ξ#゚⊿゚)ξ「絶対作ってみせるんだから!みてなさい!」 61 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 02 05 58.91 ID izBjfjCGO とは言ったものの、ミニ四駆を作るのが初めてな私は悪戦苦闘していた。 ξ;゚⊿゚)ξ「えっと…これがこっちで、いや、違う。え~、部品余っちゃった…う~ん」 ( ^ω^)「ツ~ン!できたかお?」 ξ;゚⊿゚)ξ「う、うるさいわね!もうすぐできるわよ!」 ( ^ω^)「本当かお?なんなら手伝ってあげてもいいんだお?」 ξ#゚⊿゚)ξ「だ、だれがあんたなんかに!」 ( ^ω^)「そーかお、そーかお。それじゃあ完成を楽しみにしてるお」 64 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 02 11 46.27 ID izBjfjCGO ξ#゚⊿゚)ξ「くそう、ブーンの奴…」 ζ(゚ー゚*ζ「調子はどう?」 ξ゚⊿゚)ξ「あ、お母さん…」 ζ(゚ー゚*ζ「ふふ、その様子じゃ手こずってるみたいね。手伝ってあげようかしら?」 ξ゚⊿゚)ξ「い、いいよ!自分だけで組み上げなきゃダメだもん!」 ζ(゚ー゚*ζ「えらい!それでこそ私の娘よ!」 エへへ、誉められちゃった。よし、もう少しがんばろう。 そして… ξ*゚⊿゚)ξ「できた!」 ζ(゚ー゚*ζ「よくがんばったわね」 66 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 02 18 34.50 ID izBjfjCGO ( ^ω^)「一台組むのにずいぶんかかったおね」 ξ#゚⊿゚)ξ「うるさい!レースで速ければいいのよ!」 ( ^ω^)「おっお、それじゃあ早速勝負するお!」 ξ゚⊿゚)ξ「のぞむところよ!」 ζ(゚ー゚*ζ「それじゃあお母さんが審判やるわね」 「ブーン、そんな暴力女に負けるな~!」 「いつもの仕返ししてやれ!」 ξ#゚⊿゚)ξ「うっさい!」 ζ(゚ー゚*ζ「ほらほら、スタートするわよ?2人とも位置について?」 ξ゚⊿゚)ξ「わかったわ」 ( ^ω^)「おっお」 70 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 02 22 32.69 ID izBjfjCGO ζ(゚ー゚*ζ「レディ…ゴー!」 ξ#゚⊿゚)ξ「いきなさい!」 ( ^ω^)「いくおっ!」 お母さんの合図で私のマシン-マンタレイJr.-とブーンのマシン-マグナムセイバー-がスタートした。 「お、ブーンの方が速いぜ!」 「やっちまえ!」 ξ#゚⊿゚)ξ「くっ!」 ( ^ω^)「おっお、それ見たことかお」 73 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 02 26 04.71 ID izBjfjCGO 「あれ、ツンのマシンのスピードが上がってるぜ?」 「あ、ブーンのマシンを抜いた!」 ξ*゚⊿゚)ξ「ほら見なさい!」 (;^ω^)「おっお…」 / ,' 3 「フォッフォ、立ち上がりは小径タイヤのマグナムの方が速いが、トップスピードは大径タイヤのマンタレイの方が速いからのう」 76 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 02 38 35.51 ID izBjfjCGO 「このままだとツンの勝ちだぜ…」 「マジかよ…」 ξ*゚⊿゚)ξ「どう?ミニ四駆でも私の方が上だってわかったでしょ?」 (;^ω^)「くっ、レースは終わるまでわからないお!」 ξ゚⊿゚)ξ「負け惜しみね。もう最終回よ?」 ガシャンッ! 「あ、ツンのマシンがコースアウトしたぞ!」 ξ;゚⊿゚)ξ「な、なんですって!」 ( ^ω^)「言ったお?レースは終わるまでわからないって」 結局ブーンのマシンがゴールし、私は負けてしまった。 ξ#゚⊿゚)ξ「くっ!」 (*^ω^)「どんなもんだお!」 「ブーン、よくやった!」 「偉いぞ!」 ξ;゚⊿゚)ξ「そ、そんなことよりコースアウトしたマシン拾わなきゃね」 「あー、ごまかしてるー」 ξ;゚⊿゚)ξ「ち、違うわよ!」 77 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 02 39 37.69 ID izBjfjCGO 捕まえようとするが、マシンは店内を走り回ってなかなか捕まらない。しまいに外に飛び出してしまった。 ζ(゚ー゚*ζ「あ、お母さんがとりにいくわ」 パーッパーッ、キキーーーッ!! ξ;゚⊿゚)ξ 「お母さん!」 (;^ω^)「おばさん!」 / ,' 3 「デレっ!デレっ!」 81 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 02 43 52.35 ID izBjfjCGO そのあとのことはよく覚えていない。 お母さんが血だらけになって転がっていて、おじいちゃんが救急車を呼んで、ブーンが泣き叫んでて…。私は…何をしていたんだろう? 気がついたらお通夜もお葬式も終わり、優しかったお母さんは骨だけになってお墓に埋められた。 85 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 02 48 03.69 ID izBjfjCGO / ,' 3 「ツンのせいじゃない…ツンのせいじゃ…」 ( ´ω`)「そうだお、ツンのせいじゃないお…だったらツンにミニ四駆を作らせたブーンのせいだお」 2人はそういってくれるけど、お母さんが死んだのは私のせいだ。私がコースアウトするようなミニ四駆を作らなければ…私が店内でマシンを捕まえてれば… 88 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 02 51 35.94 ID izBjfjCGO その後、ミニ四駆コースは撤去され、ミニ四駆関連の商品もすべて店から姿を消した。 それでもまだ世間でのミニ四駆ブームは続いていた。事情を知らない子供たちがミニ四駆を買いにくるのを、おじいちゃんはただ悲しそうに首を振って追い返した。 ブーンもミニ四駆をすべて処分したようだ。 90 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 02 58 54.70 ID izBjfjCGO それから何年が経っただろう。世間のミニ四駆ブームもとっくに収まっていた。原油価格の高騰や、単純な客数の減少もあって、近隣の模型店は次々と閉店していった。 ξ゚⊿゚)ξ「ただいま」 「荒巻さん、おたくも経営苦しいんでしょ?悪い話じゃないと思うんですけどねぇ」 / ,' 3 「帰ってくれ!わしはなにがあってもこの店を売る気はない!」 「そうはいってもねぇ。お孫さんいるでしょ?高校生だっけ?進学費用とかでまとまったお金いるんじゃない?今時高卒じゃねぇ」 91 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 03 03 22.00 ID izBjfjCGO / ,' 3 「!………」 「へへ…まあ、また来ますから、それまでに考えといてくださいよ」 ξ゚⊿゚)ξ「おじいちゃん…」 / ,' 3 「ツン…帰ってたのか」 ξ゚⊿゚)ξ「今の話…」 / ,' 3 「心配するでない、大学くらい行かせてやるわい!」 私は大学なんて行かなくていい。荒巻模型店が、お母さんの大好きだったこのお店が無くなるなんて嫌だ。 ξ;⊿;)ξ「お母さん…私いったいどうしたらいいの?」 95 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 03 08 02.63 ID izBjfjCGO 私はお母さんの部屋で泣きじゃくっていた。 お母さんの部屋は昔のままだ。どうしても片付けられないのだ。 ξ;⊿;)ξ「どうしたら…どうしたらいいの?」 床に突っ伏して泣いていた。そんなとき、ふと机の下の隙間に何かが落ちていることに気がついた。 ξ;⊿;)ξ「これは…お母さんの日記?」 97 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 03 13 37.08 ID izBjfjCGO ○月×日 晴れ 今日もお店はミニ四駆を走らせる子供たちでにぎわっていた。 ミニ四駆っていいわね。他の商品だったら売ってそれっきりってのが多いけど、ミニ四駆は子供たちがお店で遊んでいってくれる。賑やかでいいわ。 ξ゚⊿゚)ξ「お母さん…」 ○月×日 くもり 今日もツンはブーンくんに乱暴して泣かせちゃってた。あの子、本当は優しい子なのに。感情表現が苦手なのかしらね? 98 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 03 20 38.31 ID izBjfjCGO ○月×日 晴れ 今日、ツンが私に“お母さんは私が守るんだからっ!”だって。 そっか。ツンはやっぱり優しい子なのね。私のことを気遣って、いつもあんなに強気で振る舞ってたのね。頼りないお母さんでごめんなさい。ツン、愛してるわ。 ○月×日 雨 今日は雨が降ってるのに、子供たちがたくさん集まってるわ。ミニ四駆の人気はすごいわね。 そうそう、ツンがいきなり“私看板娘になる!”だって。ふふ、おじいちゃんになにか聞いたのかしら?ツンならきっといい看板娘になれるわ。 私、おじいちゃんがいて、ツンがいて、みんなが楽しそうにしてるこのお店が大好き。ツンも看板娘として、その幸せを味わって欲しいな。 100 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 03 24 21.31 ID izBjfjCGO ξ;⊿;)ξ「お母さん…」 そうよ、お母さんはみんなが笑顔な荒巻模型が大好きだったのよ。それなのに、私今までなにしてたの?部屋に閉じこもってメソメソ泣いてばかり。看板娘になるんじゃなかったの?泣いてなんかいられないわ。 ξ;⊿゚)ξ ξ゚⊿゚)ξ「よし!」 涙を拭いて、頬をピシャリと一叩き。しっかりしなくちゃ。 102 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 03 30 03.21 ID izBjfjCGO ξ゚⊿゚)ξ「おじいちゃん!」 / ,' 3 「なんじゃ、ツン?」 ξ゚⊿゚)ξ「商品情報ある?」 / ,' 3 「あるけどどうするんじゃ?ほれ」 ξ゚⊿゚)ξ「ありがとう」 やっぱりお客さんを掴むには魅力的な商品を仕入れなきゃ。 とはいえプラモデル全般が売れない時代だ。これといったものが見つからない。 しかし、ひとつの商品が私の目を引いた。 ξ゚⊿゚)ξ「これは…」 104 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 03 34 35.16 ID izBjfjCGO ξ゚⊿゚)ξ「ミニ四駆…PRO?」 / ,' 3 「おお、それか。田宮さんが新しく開発したらしくての、今までとは違って、両軸モーターを真ん中に置く構造らしいのう」 ミニ四駆…痛ましい思い出のせいで避けていたけれど、お母さんはミニ四駆と、ミニ四駆で賑わう荒巻模型店が大好きだった。またあんなお店にすることが私にできるかしら? 106 : ◆UcHUIyQWbY :2008/09/20(土) 03 39 37.20 ID izBjfjCGO ( ^ω^)「おいーーっす」 / ,' 3 「フォッフォ、ブーン君、いらっしゃい」 ブーンはこれまでずっと荒巻模型に通い続けてくれている。“ガンプラが大好きなんだお”とか“今ゾイドに激ハマりなんだお”とか言ってるけど、本当は私を元気づけに来てくれてるんだよね?ありがとう、ブーン。 ξ゚⊿゚)ξ「ねえ、ブーン?」 ( ^ω^)「お、ツン、なんだお?」 ξ゚⊿゚)ξ「もう一度ミニ四駆やってみない!」 私はもううつむかない。だって荒巻模型店の看板娘だもの! 番外編~ξ゚⊿゚)ξは看板娘のようです~ 完
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/474.html
VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 ●全長131mm ●全幅86mm ●全高46mm ●Item No:18048 ●本体価格700円 【本体内容】 スーパーアスチュート アドバンスと言いつつどちらかと言うとスーパーアスチュートJr. ブラックスペシャルのバリエーション。 シャーシはZEROシャーシ。 ギヤ比は5 1と4.2 1の2種類。 モーター付き。 ホイールはスーパーアスチュートJr.のマンタレイ型から、GUPだった大径メッキスポークホイールに変更になっている。 タイヤはノーマルのスリック。 また、GUPだったZEROシャーシ用サイドガードが唯一標準で付属する。 ボディはステッカーのデザインが変わった(つっても文字がちょっと変わっただけ)以外は全くのスーパーアスチュートBSと同形状。 【RCについて】 【漫画、アニメでの活躍】 【VIP内での評価】 【公式ページ】 http //www.tamiya.com/japan/products/18048super_astute/index.htm http //mini4wd.jp/product/item/18048 【備考】 2次ブームの只中に何の脈絡もなくいきなり発売されたキット。 限定版のような内容だが一応ITEM No.は10000番台である(まぁ正直流通量や流通していた時期の短さから実質限定生産だったようだけど)。 GUPが付属するためか、価格が当時としては珍しい本体価格700円だった。 何故かこいつは商品名のJrの後に「 . 」が付かない。付け忘れですか? 2次ブーム期のとあるミニ四駆書籍で、ZEROシャーシのいわゆる後期型(現行型)仕様に相当する仕様がこのキットのシャーシ専用の特別仕様として紹介されていた。 後期型はもともとこのキット専用に開発されたものだったのだろうか? ボディ形状が全く同じことから、アスチュートJr.クリヤーボディを黒に塗り、このキットのステッカーを使えばスーパーアスチュートJrアドバンスクリヤーボディが再現できるw キャノピーをくりぬきドライバーを載せたオープントップ仕様と、RS版がそれぞれS2シャーシを採用して発売されている。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/930.html
VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 ●全長158mm ●全幅98mm ●全高53mm ●Item No:18095 ●本体価格1,100円(税別) ●2020年11月14日(土)発売 【本体内容】 ホンダの新型電気自動車のミニ四駆バージョン。 シャーシはVZ。シャーシ本体と、ギヤケース・フロントバンパーなどが整形されているAランナーはブラックのABS製。 Aランナーとは別にブラックの低摩擦樹脂製の軸受が付属する。 ギヤ比は3.5:1の超速。モーター付き。 足回りは小径ローハイト。黒のディッシュタイプホイールに、黒のローハイトタイヤをセット。 ボディはイエローのABS製。 ステッカーはホイルシール。サイドに貼るゼッケンシール付き。 【実車について】 ホンダ初の本格的4輪EVとして登場。 …したはいいがハイライトはそこまで。市販車両はコンパクトカーのような見た目に反し高額で性能も中途半端な感じが否めないわで欠点ばかり目立ってしまい、さっぱり売れず2020年10月の登場から僅か3年ほどの2024年1月に生産停止が決定。 そもそもホンダ自体、発売後の販売戦略にやる気がなく、まともに宣伝もしなければ3年の間に色を少し変えてきた以外なんの改良もせず放置プレイ。 正直何がしたかったやら…ホンダのEV習作以外の結果を残さず消えていった。 なおコンセプトカーの時点ではその高額な値段に見合った性能とコンセプトを持っていたはずだが…どうしてこうなった! 【漫画、アニメでの活躍】 【VIP内での評価】 【公式ページ】 https //www.tamiya.com/japan/products/18095/index.html 【備考】