約 2,186,328 件
https://w.atwiki.jp/mini4wd_lab/pages/431.html
参加メンバー こむお(記) かつまる 場所 ツインメッセ静岡 ルール オープンクラス 一次予選- 二次予選- 準々決勝- 準決勝- 優勝決定戦 オープンクラス・ジュニアクラスの開催。 一次予選参加回数は午前午後の2回。 参加者は500名程度 コース ウォッシュボードは手前が小、奥が大。 位置は、事前に公表されていた位置より手前に設置されていました。 結果 名前 結果 こむお 準々決勝進出 かつまる のーたすがみ こむおの感想 土曜日のみ参加してきました! 参加人数は500名程度とかなり少なく、1次予選は午前午後あわせて最大4回でした。 ■1次予選 HDP、ハイスピ。 ブレーキ調整しきれず、飛び越えたり側転したりしながら ペラ紙ゲット。 COすると思ったマーシャルがいったん止めるというアクシデントがあり、 タイムは40.3。 ■2次予選 ブレーキを下げる。 狙い通り、ヘルクライム後のストレートぎりぎりの位置に着地でき、39.7。 これはいい走り。 ■準々決勝 COしたマシンにひっかかり再レース、 も、ヘルクライムで裏返る。 むー。 ■総括 残すは品川のみ! 予選1回ということで、運も必要だけど、あきらめずに頑張る!!
https://w.atwiki.jp/mini_4wd/pages/226.html
閉店 店名 ホビーショップK´S ミニ四駆ステーション ★ 営業時間 平日13 00-20 00土日祝11 00-20 00 定休日 火曜日 常設[[コース]] 3レーン立体 コース最終確認日 2013/6/24? コース利用料 終日200円(中学生以下無料) 備考 2018年9月閉店。毎月末日曜日に定例レースを開催していたらしい。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/657.html
VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 ●全長155mm ●全幅97mm ●全高??mm ●Item No.19446 ●本体価格1000円 ●2015年9月12日(土)発売 【本体内容】 シャーシはAR。ABS製のメタリックグレイカラー。 ギヤケース等のAランナーはブラック。 ホイールはイエローのマグナムセイバー プレミアム型(ページトップの作例はホイールを蛍光イエローで塗装しています)、タイヤはローハイト。 フロントノーズパーツの一部をカットし、リヤウイングを外す事で劇中に登場する「G(グレート)ブラストソニック」(っぽいモノ)を再現可能になっている。 ボディ成型色はソニック系としては珍しくレーシングホワイトではない。 更に何と説明書の指定色にしてもパールホワイトを使うよう指定されている。 レーシングホワイトで塗装したバスターソニック プレミアムとパール塗装したブラストソニックを比較するとこんな感じ。うわ何かバスターソニック黄ばんで見える 【漫画、アニメでの活躍】 レッツ&ゴーの新作エピソード「爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers」2話に登場。 少年時代の烈が留学するに当たり、ミニ四駆をやめる前に豪と決着を着ける為に開発した新マシンだった。 藤吉の用意したコースで対決中、トラブル(主に豪が原因)でブラストソニックが炎にまかれ、脱出した際カウルの一部やウィングが燃え落ち、Gブラストソニックとなる。 詰まるところ「グレートブラストソニック」の商品名ではあるが、キット標準の状態は原作の「ブラストソニック」状態なのだw Return Racers第13・14話にも登場。 チイコのデート権を賭け、豪&ジュン VS 烈&チイコで勝負することになったため、一時的にチイコに預けられ、このエピソードではチイコが駆っている。 チイコの烈への想いから更なるチューンナップが施され、烈自身が「明らかに進化している」と感じるほど性能が上がっていた。 なお、2話ラスト(つまり烈たちが大人になった時点)ではGブラストソニック状態だったのに、なぜか中学生編の13・14話では元のブラストソニック状態に戻っているw(つまり劇中の時系列的にはブラストソニック→燃える→Gブラストソニック→ブラストソニック→?→Gブラストソニックとなってしまう) コイツ2回も燃えたんかwww 【VIP内での評価】 【公式ページ】 http //www.tamiya.com/japan/products/19446/index.htm 【備考】 (イベント展示の様子) リヤウイングとフロントノーズ中央に貼るステッカーは、ブラストソニック仕様ととGブラストソニック仕様の2種類が付属しているが、本来Gブラストソニック時はウイング付けないんだよね・・・まぁ商品名がグレートブラストソニックなので間違っているともいえないが。 ページ上部の完成品は、原作の設定に則ってブラストソニック仕様のステッカーを使用している。 フロントカウルにヘッドライト付いてるのに、その隣下から更にライト出てくるって、どうなの・・・w フロントノーズはFRP(ARシャーシ FRPフロントワイドステー等)などを取り付けられるようになっていることもあって少し高めで、ノーズ下のフロントフックの中央が開口されていて、エアインテイクとなっている。リヤカウルサイドの孔もインテイクの役目を果たす。 Zウイングマグナムはカウルを欠取る事で前身形態であるウイングマグナムを再現できたが、こちらは逆に最終形態を再現できるようになっている。 ただし本キットの場合、指示通りにボディ加工をしただけではまだ劇中スタイルの再現が若干足りていない感がある。 当のタミヤもこの再現の不十分さは認識しているのか、公式の商品解説ページでも「Gブラストソニックを再現できる」というような言い切りは避けられ「原作に近いスタイルも楽しめる」などという若干弱気の説明がなされている(ちなみにZウイングマグナムの解説ページには「マンガに登場するウイングマグナムを再現可能」とはっきり書かれている)。 よりこだわる人は、原作コミックのボディ描写を参考にさらなる加工を施して、Gブラストソニック完全再現にチャレンジしてみるといいだろう。 なお、Gブラストソニック時に露出するヘッドライトが干渉し、フロントノーズ先端の部品が若干浮いてしまっている。 そのため、この部品の裏側(Gブラストソニック時切り取るところ)の赤く塗った部分を薄く削ると このようにきれいに面一になる。 ちなみに、ボリュームのあるデザインで比較的シャーシとのクリアランスが大きいため、ごく軽い加工で最新フロントミッドシップシャーシ「FM-A」に載せることができる。 コロコロチャンネルのビークスティンガーG紹介ムービーにて対決相手として登場。 勝っちゃってよかったのか?w
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/222.html
VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 ●全長145mm ●全幅90mm ●全高36mm ●Item No:19613 ●本体価格700円→本体価格780円(2015年8月改定) ●1999年12月発売 【本体内容】 シャーシはVS。 VS採用キットとしては始めて黒シャーシ+透明ギヤケースを採用。 付属ギヤ比は4 1と3.5:1。 ホイールとタイヤはブレイジングマックスと同型だが、ホイールの色が赤になっている。 リヤーステーも黒。 ボディの色が独特で、なんともいえないメタリック(パール?)ブルーになっている。 【漫画、アニメでの活躍】 未登場 【VIP内での評価】 【公式ページ】 http //www.tamiya.com/japan/products/19613blazing_max_sp/index.htm http //mini4wd.jp/product/item/19613 【備考】 名前なげぇ このキット以前ではトップフォース エボリーションJr.が最も長い名前を持っていた。 まぁいろいろ限定キットを連発している今となってはさらに長ったらしい名前を持ったキットもざらにあるw プリズムブルースペシャルということで、角度によって色が変化する特殊なメタリック(パール?)ブルーということになっているが、正直それほど他のメタリック系塗装やパール塗装との差異は感じられず、マジョーラのような変化を期待しているとすごくがっかりする。 なお透かして見るとこんな色である。 何この色ェ・・・
https://w.atwiki.jp/mini4wd_lab/pages/337.html
参加メンバー こむお かつ丸 TOMMY(記) 会場 ポートメッセ名古屋 ルール シャーシ限定一次予選- 二次予選- 準決勝- 優勝決定戦 オープン一次予選- 二次予選- 準決勝- 優勝決定戦 シャーシ限定クラス:VSシャーシ 各ラウンド1位のみが次ラウンドへ。 コース レイアウトは発表の通り。 COポイントはアイガーとDB+芝セクションからのデジタル入口。 結果 名前 結果 こむお のーたすお かつ丸 シャーシ限定:タスキ TOMMY シャーシ限定:薄紙 昨年10月の浅草ファイナル以来になる薄紙をゲット!! TOMMYの感想 今年初のタスキ&薄紙ゲット! ただ、何としても優勝決定戦に行きたかった。 行けるチャンスがあったにも関わらず、そのチャンスをふいにしてしまっただけに、非常に悔しい。この悔しさを何としても次で晴らす! というわけで、レースレポート。 ■午前:VSシャーシ限定一次予選 最初はこむおと一緒にレースを様子見。結構皆さん抑え気味なように見えました。 もうちょっといけるんじゃないかと思い、「ちょっとトばして来る!!」と宣言をして、 自分のセッティングがあっているかを確かめる意味も込めて、レースへ臨みました。 そしてレーススタート! 最初から飛ばしまくりのVSレッド。赤い弾丸が他をぐんぐん突き放していきます! 正直、コースに収まるか不安だったので「入れ!入れ!」と心の中で叫びまくり。 そんな心の叫びを知ってか、ガッツガツコースに入って飛ばしてくれます。 他のマシンを半周以上突き放し、最後尾のマシンに追いつきそうになって無事にゴール!! 理想の走りをしてくれました。すばらしかった! ■昼練習 こむおと一緒に走る事に。セッティングは午前と同じで。 午前と同じくトばしまくりです。こむおも同じくトばしまくり。そんな2台が同じ速度でずっと並走(笑) この練習で、セッティングは間違ってない!と確信してしまいました。 これが練習番長になるとも知らず・・・。 ■午後1回目:オープン一次予選 午前、昼練習ともに安定して走ってくれていたので、セッティングを変えることなくレースへ。 がしかし!2週目アイガー手前のコーナーで思いっきりコースアウト! この時点で、原因と対策を正確に見出せていませんでした・・・。 ■午後2回目:オープン一次予選 さっきの予選でコースアウトした原因はここだろう、とセッティングを軽く修正し、レースへ。 ががが!まったく同じ場所で思いっきりコースアウト! この時点で、ようやく自分のマシンに対して、どう対処すればよいかがわかりました。 さっきのレースのときにやっとけよ、オレ・・・。 ■VSシャーシ限定2次予選 オープンでは思いっきりアウトリフトしてCOしてたので、しっかりスラストを付けてました。 この対策は半信半疑だったので、正直ちょっと心配。 不安を抱きつつ、レーススタート!! 順調にTOPで走り出すVSレッド!が、アイガー下りの着地で姿勢を乱し、DB抜けると車体が傾いてほぼコースアウト状態に・・・。 終わった・・・とあきらめそうになった瞬間、マシンがそのままきりもみ回転し、元の姿勢に戻った!!! 我がマシンはまだ勝つことを諦めていませんでした!根性で戻ってくれました。 しかし、完全に置いていかれたので最後尾から追走。正直厳しい状態。 そこは諦めていない赤い弾丸、じりじりと追い上げて行ってくれました。 周回を重ねるごとにTOPとの差を詰めていきます。 そして最終周のDB後に、完全にTOPを捉えた!残すは4連デジタルのみ。 自分は相手よりも2コース内側、加速もこちらが上、これはイケると確信しました。 そして、TOPでゴール!薄紙ゲット!!! 約半年振りの薄紙で、うれしかったです。 ■VSシャーシ限定準決勝 準決勝進出者は12名。1組3人の4レースとなりました。 もうね、ここまでくると、当たり前ですが速い人しか残ってないっす。いつも優勝決定戦で見かける強豪さんばかり。並ぶに並べません(笑) 意を決して並んでみたものの、目の前が超強豪さんだったので一旦退散してしまいました。ごめんなさい・・・。 で、もうどこに並んでも一緒かと思って、思い切って並びました。そのとき目の前にいたのも、超強豪さんでした。 そして、緊張感マックスでレース開始!ちょっと遅れているVSレッド。 5コースからスタートだったため、バーニングに差し掛かってさらに遅れる。 そしてアイガーから飛び出し、着地した瞬間!3台のマシンが一気にコースアウト! みんな勝負を掛けてきているので、ギリギリの設定をしていたようでした。 こうして、準決勝は1周目COという結果に終わりました。 ■総括 準決勝までいけたのに、最後にCOという非常に悔しい結果に終わりました。 残り1日あるので、もう一度ここまで来ようと心に誓いました。 こむおの感想 いやー名古屋の強豪さん率の高さったらなかったね。 1次予選からおしっこちびりそうでした。 結果はノータスキ。 慣れてるのでキニシナイ!
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/443.html
秀逸なSS達 933 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 00 55 21.53 ID JAeRY7od0 「ちょっと豪、遅いわよ!!」 「わりい、わりい。サークルの事で色々あってさ。」 「まったく。仕様が無いんだから…。 すっかり緑色に染まった桜の木の下、青い髪の毛の男と、黒い髪の毛の女の子の話す声。 これは、そんなある花粉症の季節のお話。 『ウィニング・ラン』 938 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 04 53.87 ID JAeRY7od0 五月晴れの空の下、新緑の並木道を歩いている2人。 青い髪の毛の男は、星馬豪。言わずと知れた、元ミニ四駆WGPレーサーだ。 そして、その隣を歩いているのは、幼馴染のジュン。 第1回WGPから10年、大学生になった2人の関係は、どうやらちょっとだけ変わったらしい。 「まぁ、良いわ。今日で連続遅刻10回目だから、約束通り『ネコマル』のスーパークレープスペシャルスペシャルスペシャルを奢ってもらうわよ。」 「何だその、どっかのミニ四駆みたいな商品名は…。」 明るい笑顔でニコニコ話すジュンに、豪がしかめっ面をして答える。 「へっくしょい!!」 「あれ、次郎丸君、花粉症かい?」 「そうみたいだす。へっくしょん!!」 「薬、盛ってこようか?」 同じ頃、土屋研究所でJと次郎丸がこんなやり取りをしていた事は、まあ余談という事で。 944 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 12 19.86 ID JAeRY7od0 「そんなに甘い物食って、太っても知らねぇぞ。」 「大丈夫よ。私、あんたより運動してるんだから。」 大学でソフトボール部に入ったジュンが、自信たっぷりに答える。 豪のクレープ奢り誤魔化し作戦は、どうやら徒労に終わったらしい。 といっても、豪も昔のように小遣いに困る歳ではない。自業自得だし、ここは素直に奢る事にした。 「あ、あそこあそこ。ほら豪、急いで!!」 道の先には、黄色い車の移動クレープ屋。 嬉々として走っていくジュンを見て、豪は「わかったから、待てって。」と言いながら、しぶしぶ付いていった。 945 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 19 55.80 ID JAeRY7od0 「美味いか?」 自分が奢ったスーパークレープスペシャル(ryを頬張る彼女を見つつ、豪は聞く。 結構な代金を払わされたからには、やはり気になるものなのだ。 「うん、おいひ~。ごぉもとぅべる?」 「お前、ちゃんと飲み込んでから喋れよ…。」 実の兄のようにお小言を垂れつつも、クレープの切れ端を味わう豪。 「うん、美味い。」 どうやら味は最高のようだ。 「当たり前だ。俺の料理はいつだって、ひよりの次に上手い。」 「何、俺はクレープ作りにおいても頂点に立つ男だ。勝負しろ、天道!!」 何やらレジの方が騒がしかったが、2人は気にせず食に集中する事にした。 952 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 31 45.78 ID JAeRY7od0 クレープ屋の車は、少し広めの公園の中に止まっていた。 ふと視線を上げると、広場を走り回る子供達の姿が映る。 「どうしたの?豪。」 いつの間にやらスーパークレープス(ryを食べ終えたジュンが、豪の顔を怪訝そうに覗き込む。 「いやさ、俺も昔はあんなだったよな~と思って。」 豪は、少し離れた所で走り回っている男の子を見ながら、呟いた。 「ま、あんたは無鉄砲のおバカだから、あんなにかわいらしくなかったでしょうけどね。」 少しの沈黙。 「それって、どういう意味だ~!!」 「相変わらず、反応鈍いわね~。」 「うるせぇ、そんな事言ってると、嫁に貰ってやんねえぞ。」 「バカ、何言ってるのよ!!」 真っ赤になってうつむくジュンを見て、豪がニヤリと笑う。 これは最近身に付けた豪の得意技だ。 もっとも、言ってる本人はそこまで深刻に考えている訳ではなく、昔読んだ「幽遊白書」という漫画に影響されただけらしいのだが。 そうやってバカップルっぷりを発揮している豪の足に、何かが突然ぶつかってきた。 956 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 37 40.18 ID JAeRY7od0 がしゃっ!! 「痛って~…って何だ、これ?」 豪の足元には、どこかで見たような車の模型が1台。 深い青のボディに、何やらアルファベットが書かれている。 「これ、ミニ四駆…か?」 それを手に取った豪は、しげしげと見詰めている。 「あ、それはアバンテMk-?ね。」 隣に座っていたジュンが即座に答える。 「アバンテ…マーク2…。」 豪はジュンの言葉を鸚鵡返ししながら、マシンをじっと見詰めている。 その様子を見て、解説に入ろうとしたジュンを、少年の声が遮った。 「ごめんなさい。それ、僕のです。」 957 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 44 08.47 ID JAeRY7od0 そこに居たのは、メガネをかけた坊ちゃん刈りの少年だった。 年の功は10歳前後だろうか。 突然の出来事にきょとんとしていた豪を、不安そうな眼差しで見詰めている。 相手は自分より遥かに年上だ。怒られたりしないか、怖がっているのだろう。 「ほら、豪。返してあげなさいよ。」 「あ、悪い。ちょっと夢中になってて。ほら、これからは気を付けるんだぞ。」 ジュンの声に我に返った豪は、まだスイッチが入ったままのアバンテMk-?を、少年に丁寧に手渡した。 「ありがとう。」 少年はぱっとはじけるような笑みを浮かべ、一礼して向こうへ走っていった。 あの青いアバンテと一緒に。 961 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 53 13.10 ID JAeRY7od0 少年を見送って少しの間、豪は何やら考え込んでいた。 豪がこうなる事は珍しい。 ジュンがこの顔を見たのは、志望校に迷っている時と、昔、ミニ四駆のセッティングをしていた時くらいだ。 こういう状態の豪は、いくら話しかけても無駄だ。それがわかっていたから、ジュンも放っておく事にした。 まったく、せっかくのデートが台無しよ。 そう思いながらも、豪を見詰めるジュンの眼差しは暖かい。 いつぞやのドラえもんの目くらい暖かい。 どの程度のものかは、読者の想像にお任せしよう。 962 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 58 21.62 ID JAeRY7od0 がたり… 豪が物凄い勢いで立ち上がったのは、正に突然の出来事だった。 「え、ちょっと、何?」 ジュンが状況を飲み込めず、必死に言葉を紡ぎ出す。 そんなジュンに、豪は言った。 「悪い。俺ちょっと用事ができたわ。」 そう言って突然走り出す。 「ちょっと、待ちなさいよ豪。どこ行くの~?」 「土屋博士んとこ~!!」 ジュンが椅子に張り付いたまま必死にそう尋ねた時、豪は既に公園の出口に差し掛かっていた。 「まったく、仕様が無いんだから!!」 我に返ったように、ジュンが豪を追いかけて走り出す。 目指すは土屋研究所だ。 967 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 02 16 18.91 ID JAeRY7od0 土屋研究所は、建物こそ新しくなったが、今も昔と同じ場所にあった。 違うのは、TRFビクトリーズの本拠地ではなくなった事だ。 今は、三国財閥が出資して、別の場所で次郎丸が監督となって、走っているという。 その研究所の扉を、豪は大きな音を立てながら、乱暴に開いた。 「こんちゃー。土屋博士居る~?」 「あれ、豪君、珍しいね。どうかしたの?」 豪を迎えたのは、相変わらず研究所に居候しているJだった。 元々高かった背丈がますます高くなり、サービス精神も良かった事から、近所の女の子や奥様方に絶大な人気があるらしい。 本人は全くそういう事は意識していないのだが…。 「J、博士は?」 豪の問いにJが答える。 「博士なら、奥の研究室に居るよ。」 「サンキュー、J。」 そう言うと、豪はあっという間に廊下を右奥へと走っていった。 「あ、J君。豪が来なかった?」 「あれ、ジュンちゃん。豪君なら、今さっき博士の研究室に行ったよ。」 豪のすぐ後に到着したジュンの姿を見て、Jは大方の事情を察した。 豪君ったら、またデートを放ったらかして来たんだ。 全力疾走してきたのだろう。肩で息をしているジュンに、Jは言った。 「良かったら、お茶でもどう?」 969 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 02 28 41.26 ID JAeRY7od0 Jがジュンとお茶しながら、愚痴という名の惚気話に苦笑している頃、豪は土屋博士と話していた。 「博士、アバンテMk-?って知ってる?」 「ああ、知ってるも何も、あれは私とJ君とで開発したものだよ。それが、どうかしたのかい?」 豪の問いかけに、土屋博士はあの頃のように答える。 「あのシャーシ、一体何なんだ?俺のマグナムの頃と、全然違ったけど。」 豪がこんな事を問うのは、何年ぶりだろうか。 この子の瞳は今、セイバーを託したあの日のような澄んだ瞳になっている。 あの頃のワクワクする気持ちが、胸にわき返ってくる。 そんな気持ちに少々戸惑いつつも、博士は棚の上、ビクトリーズ初優勝の記念品の飾ってある上の段から、シャーシを1つ取り出した。 「これが、新開発したMSシャーシだ。」 博士の手の中を、豪が覗き込む。 そこには、かつてのミニ四駆とはまるっきり設計思想の異なる、部品の塊があった。 かつて、フロントかリヤかで熱い議論を巻き起こしたモーターは、何とマシンの中央に陣取っている。 そして、そのモーターからは2本のシャフトが伸び、前後のカウンターギヤに直結しているのだった。 「俺達の頃とは全然違うんだな。」 「そうだね。でも、君達のマシンがあったからこそ、このシャーシがあるんだよ。」 博士は、じっと見詰める豪の姿を、優しく見詰めていた。 971 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 02 35 27.23 ID JAeRY7od0 「ちょっと、あれ、豪じゃないの?」 ラウンジのガラスの向こう、試験走行用の大規模コースの中に、豪と博士の姿があった。 豪の手には、新型シャーシを搭載したアバンテMk-?ともう一台、青いクワガタのような形をしたマシンが握られている。 「あのマシンは…。」 Jの脳裏に、かつての記憶が蘇る。 「豪ったら、まだミニ四駆持ち歩いてたのね。」 青毛の彼の手に握られていたもう1つのマシン、それは、かつてのGPマシン「ライトニングマグナム」だった。 「それじゃあ、行くよ。準備は良いかい?」 「ああ、いつでも良いぜ。博士。」 「じゃあ、行くぞ。レディ…。」 コース上に、2台の青いマシンが並ぶ。 「ゴー!!」 その声を受けて、2つの青い閃光が、唸り声を上げてコースを走り始めた。 973 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 02 43 08.64 ID JAeRY7od0 「速い。」 それぞれ違う場所で、Jと博士は同じ声を上げた。 豪のライトニングマグナムは、5年以上のブランクがあるとは思えない、現役時代を彷彿とさせる走りだった。 だが、豪はじっとマグナムを見詰めている。あの豪が声も出さない。 マグナムはアバンテMk-?に勝っていた。 だが、豪の表情は相変わらず険しい表情のままだ。 それもそのはず。 マグナムが豪入魂のセッティングだったのに対し、アバンテはモーターとギヤをマグナムと同じにしただけで、ほぼノーマルだったからだ。 普通なら、ノーマルのミニ四駆は改造済みミニ四駆に圧倒的な差をつけられてもおかしくは無い。 豪とやるのであれば、尚更だ。 しかし、現実は違っていた。 977 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 02 51 42.67 ID JAeRY7od0 アバンテは、マグナムのすぐ後ろを、ぴったりとマークするように走っていたのだ。 追い付く訳ではない。そこにはやはり、速さの壁がある。 だけど、あれだけのセッティングをして、それでも大差を付けられない事に、豪は納得がいかなかった。 レースは結局マグナムが勝利。 ジュンは豪のそばに駆け寄って祝福した。だが、豪は相変わらずだった。 「ま、5年もブランクがあるし、仕様が無えか。」 豪が突然、明るい表情で言った。 Jも博士も、豪の言わんとする意味は良くわかった。 「しかし、このアバンテ速いよな。良く作ったな、J。」 豪の問いかけに、Jが照れ笑いを浮かべる。 「モーターの置き方とか、結構大変だったんだ。でも、豪君とサイクロンマグナムを作った経験とかが、かなり役に立ったよ。」 「そっか。じゃあ、こいつは俺が作ったようなもんか!!」 豪が昔のように調子に乗って笑うと、ジュンが釘を刺した。 「何言ってんの。あの時はあんたの酷い絵を、J君が一生懸命図面にしてくれたって、烈兄ちゃんが言ってたわよ。」 「何、烈兄貴の奴、そんな事までお前に喋ったのか?後で覚えてろ…。」 そんなやり取りに、笑いが起こる。 こんな感覚は久しぶりだった。 980 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 02 59 40.54 ID JAeRY7od0 それから博士と一緒にお茶をしなおし、色々と世間話もしたりして、豪とジュンは土屋研究所を後にした。 ただ、行くときには無かったお土産が増えてはいたが…。 「へっへ~、見てろよ。この星馬豪様が、世界で一番格好良いマシンを作ってやるぜ!!」 「はいはい。せいぜい頑張ってね~。」 夕方。まだ寒さの残る季節だが、2人のやり取りは明るい。 研究所を後にする時、豪は博士とJからマイナーチェンジ版のMSシャーシと、一仕事を託された。 それは、今度発売する新型マシンのボディをデザインする事。 勿論、ちょっとしたデザイン料も出るという事で、豪はバイト感覚で気軽に引き受けた。 豪は、これからどんなマシンを作ってやろうかと、それだけで頭がいっぱいだった。 そういえば、初めてセイバーを貰った時も、こんなだったっけ? そう思いながら、手に持った箱を見詰める。 「よ~し、俺はやったるぞ~!!」 「ちょっと豪、声大きい!!」 夕暮れの風輪町に、豪の声が風に乗って響いた。 981 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 03 05 57.95 ID JAeRY7od0 「う~~~ん、浮かばねえ!!」 星馬豪は悩んでいた。 と言っても、勉強の事ではない。残念だが、異性の事でもない。 博士とJから任された、新型マシンのデザインである。 「悩むのは結構だけど、ちゃんと店番もやってよね。」 そう言って注意するのはジュン。 大学に入った豪は、空いた時間を使って佐上模型店でアルバイトをしているのだった。 「つったって、しゃあねぇだろ。こっちは締め切りだってあるんだし。」 突っかかる豪に、ジュンも負けじと応戦する。 「大体ね、あんたが無責任に引き受けちゃうのがいけないのよ。少しは烈兄ちゃんを見習って、先の見通しを立てるようにしたらどうなの!!」 ジュンの言葉は的を得ていた。だが、豪も兄と比べられたら引くわけには行かない。 「うっさい。兄貴兄貴って、お前は俺と兄貴とどっちが好きなんだ!!」 一瞬の静寂。流石の豪も、言ってはいけない事を言ったことに気付いた。 「あの…ジュン・・・」 「豪のバカ!!」 そう言って、ジュンは部屋に駆け上がっていってしまった。 店にお客も佐上のおっちゃんも居なかったのが、不幸中の幸いだった。 982 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 03 13 10.40 ID JAeRY7od0 それから数時間後、どうやら仲直りしたらしい豪とジュンは、相変わらず先程のやりとりを繰り返していた。 だが、豪のあまりの五月蝿さに嫌気の差したジュンは、逃げる意味も兼ねて、ちょっと別の視点で見てみる事にした。 「わかった。じゃあ豪、久しぶりに勝負しない?」 ジュンの脈絡の無い問いに、豪は一瞬何を言われたのかわからなかった。 だが、すぐ理解する。 「勝負って、ミニ四駆でか?」 「あんたの勝負って、それ以外に何があるのよ。」 ジュンの言葉に、豪はもっともだと頷いた。 「それじゃ、早速…。」 「ちょっと待て。」 ジュンの動きを、珍しく豪が止める。 「俺はマグナムがあるから良いとして、お前、マシンはどうするんだ?」 だが、その問いかけに、ジュンは笑って答える。 「愚問よ、星馬豪君。このホームランマンタレイRSでぶっちぎってやるわ!!」 彼女の手には、綺麗に塗装されたマンタレイJrが握られている。 豪にワイルドミニ四駆を壊されて以来、ジュンがずっと使い続けてきたマシンと同じ物。 唯一違うのは、それがVSシャーシを履いているという事だけだった。 「オッケー。じゃ、早速勝負だ!!」 983 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 03 20 58.06 ID JAeRY7od0 「レディ…」 2台のミニ四駆が、佐上模型店特設コースのスターティンググリッドにつく。 両者共、軽やかな音を立てていた。 「ゴー!!」 豪の力強い声を合図に、2台のマシンが一斉に走り出す。 最初のストレートでは、マグナムが先行。 セッティングをノーマルに戻したとはいえ、そこは元GPマシン。速さは伊達じゃない。 だが、2周、3周と重ねるうちに、マンタレイの走りが、かつてのジュンの走りとは違う事に気が付いた。 それも、腕を上げたとかそいういう形の違いではない。前に、どこかで見たような走り。 いつ、どこで見たのかは分からないが、豪にはマンタレイの走りに見覚えがあった。 984 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 03 26 36.01 ID JAeRY7od0 レースは全部で6周。 豪のマグナムとジュンのマンタレイは、いよいよファイナルラップに入った。 連続カーブを減速しながら進んでいくマグナム。 その後ろでは、マンタレイが荒削りに通過していく。 「あの走り…一体どこで…?」 豪が頭に疑問符を浮かべる中、マシンはバックストレートに入った。 一気に伸びるマグナム。 「ジュンのやつも、来る…。」 豪が小声で呟いた時、マグナムの後ろにつけていたマンタレイも一気に加速を始めた。 そして、最終コーナーへ突っ込んでいく…。 ガッ!! 次の瞬間、ジュンのマンタレイは宙を舞った。 そして豪の叫ぶ声。 「思い出したー!!」 それは、土屋博士にセイバーを貰った日の、あのレースの事。 その日まで自分が使っていたマンタレイJrの走りだった。 986 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 03 38 24.06 ID JAeRY7od0 「あ~やっぱりコースアウトしちゃった。」 「当たり前だ。お前、俺のセッティング真似してただろ。」 豪がジュンに問うと、彼女はあっさりとそれを認めた。 「そ。烈兄ちゃんに聞いて、あんたの昔のセッティングを真似してみたのよ。」 「でも、何でそんな事したんだ?」 ライトニングマグナムをキャッチし、スイッチを切りながら豪が聞いた。 「何となく、昔のあんたの走りを見せれば、何かヒントになるかなって。」 「そっか、サンキュ。でも、何でマンタレイだったんだ?それならセイロク使えば…。」 「それは、私が使ってたマシンってのもあるし…。あともう1つ…。」 「もう1つ?」 ジュンの声が少し小さくなったが、豪は自分の興味が優先した。 「あんたのマンタレイ、寂しかったんじゃないかなって…。」 ジュンは、豪が聞こえるか聞こえないか位の声で、少しうつむいて答えた。 「え…。」 豪は意外過ぎる答えに唖然とする。 「だって。あんた博士からマグナム貰ってから、ずっとマグナム一辺倒だったじゃない。別にマンタレイが壊れたって訳でもないのに…。」 「それは…」 豪が何か言おうとしたが、ジュンはそれを無視して続ける。 「私がずっとマンタレイを使ってたのも、それがあったから。あんたに、マンタレイの事忘れて欲しくなかったのよ。」 そう呟くと、ジュンは黙ってしまった。 そんな彼女を見て、豪はしっかりとした声で言った。 「言っとくけど、俺はマンタレイの事を忘れた事なんて、一度も無いぜ。」 「え?」 今度はジュンが驚く番だった。 「お前は知らないかも知れないけど、俺はマグナムにマンタレイのパーツを良く使ってたんだぜ。」 「嘘…。」 「だって、マンタレイはゼロシャーシだろ?マグナムセイバーのスーパー1シャーシとは、共通するパーツが多いんだよ。」 987 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 03 44 06.36 ID JAeRY7od0 豪は続ける。 「流石に、大神にセイバーを沈められてから先は、もうパーツも残ってなかったけどな。」 豪は悲しみと懐かしさの混じった声で、ジュンに語りかけた。 「そういう訳だ。わかった?」 豪は笑ってジュンを見た。するとどうだろう。泣いている。 「ちょ…ジュン、どうしたんだよ。」 「ううん、嬉しいの。ずっと忘れられたと思ってたから…。」 ジュンの言葉に、豪は違和感を覚える。 「おい、お前、マンタレイに感情移入し過ぎだぞ…。」 そう豪は言った。普通の反応だ。 するとジュンは、そっと顔を上げて、豪を見詰めた。 「ありがとう、豪君…。」 991 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 03 52 41.08 ID JAeRY7od0 「ちょっと、豪。昼寝なんかしてないで、店番するかマシン考えるかしなさいよね!!」 「へ…あれ?ジュン…え?え?」 豪が目を開けると、目の前に怒ったジュンの姿があった。 座っているのはレジ。 目が重い。 どうやら自分は眠ってしまっていたようだ。 「わりい、わりい。最近寝不足でさ。」 「どうせゲームばっかりやってるんでしょ。」 「違えって、マシンのデザインで夜も眠れねえんだって。」 「はいはい。たまには私の事を思って、そうなって欲しいものね。」 ジュンが少しの嫌味を込めて返す。 余裕の表情のジュンに、豪はぼんやり呟いた。 「ば~か、それは毎日だって。」 豪の予想外の一言に、ジュンの顔が真っ赤に染まる。 だが豪は、特に意識して言ったつもりはないらしい。 まったく、この男は…。 ジュンがそう思いながら豪を見やると、さっきまで悩んでいたのが嘘のように、彼はさらさらとデザイン用紙に鉛筆を進めていた。 「あれ?考え付いたの?」 ジュンがそっと覗き込む。 「ああ、最高のマシンに仕上がりそうだぜ!!」 豪は真っ直ぐな瞳で、自信をもって言う。 彼がそれだけ言うのなら、きっと良いマシンに仕上がるのだろう。ジュンは純粋にそう思った。 「それにしても、あんた相変わらず絵、下手ねぇ。」 「うっせー!!」 992 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 04 00 27.15 ID JAeRY7od0 それから数週間が経った時、豪とジュンは土屋博士から研究所に呼び出された。 ついに、豪のデザインした新マシンが完成したというのだ。 「じゃあ、開けるよ。」 Jがボディを成型する機械のスイッチを入れる。 すると、轟音と共に、2つに重なった機械のうち、上の部分がゆっくりと動き出した。 そして、明るい光の下に晒された、ボディが1つ。 「やだ。結構格好良いじゃない。」 「へっへ~、俺様のマシンに、格好悪いものなどないのだ!!」 自信たっぷりに言う豪に、ジュンが現実を指摘する。 「まあ、あの下手糞な絵から、良くこんだけ形にしたもんだわ。J君流石ね。」 「お前なぁ…。」 そうは言いつつも、事実なので豪も否定はしない。 「ふふ。まあ、ちょっと苦労したけどね…。」 苦笑いするJに、豪が散歩を待ちきれない犬のようにせかした。 「J、早く走らせようぜ!!」 「そうだね、豪君。」 そう言うと、Jは豪にボディを手渡す。豪は、デザインを依頼された日に貰っていたMSシャーシに、それを載せた。 スイッチを入れると、軽やかな音を立てる。 マシンが、産声を上げた瞬間だ。 993 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 04 05 43.26 ID JAeRY7od0 「おっしゃ、行くぜ!!J、合図してくれ。」 テスト用コースのスターティンググリッドに走って行き、豪が声を上げる。 「OK、豪君。」 「ちょっと待ちなさいよ、豪。」 「何だよ、ジュン…。良い所なのに。」 せっかくの勢いを崩された豪が、文句を垂れる。 だが、ジュンは忘れ物をしていないか子供に尋ねる母親のように、豪に尋ねた。 「あんた、そのマシンの名前、決めてないでしょ。」 ジュンの問いに、豪は即座に答える。 「いや、考えてあるよ。」 「何?」 意外な答えだったが、ジュンはその驚きよりも興味が先行し、耳をダンボした。 豪は、もう一度マシンを光にかざし、じっと見詰めた後、言った。 「マンタレイ…マンタレイMk-IIだっ!!」
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/305.html
VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 ●全長142mm ●全幅125mm ●全高101mm ●Item No:17006 ●本体価格1,000円→本体価格1,200円→本体価格1,400円(2019年10月改定) ●1989年12月19日発売 【本体内容】 ワイルドミニ四駆としては初のオリジナルマシン。 左右非対称のボディが特徴。単三電池2本をボディにマウントできるパーツが付いている。 ボディが一体成型されているので窓固定用のC2パーツやAランナーに付属している三連ライト、五連ライト、ロールバー等は不要部品になる。 【漫画、アニメでの活躍】 ダッシュ四駆郎に登場。 途中から補欠としてダッシュ軍団に仲間入りする源太少年が、自宅の二階に住む売れない漫画家にデザイン画をもらい、それを見た皇 快男児がダッシュ軍団のマシン修理そっちのけで勢いで完成させたもの。 デザイン段階では右側に2門の大砲など、武装が施されていた戦闘車両風のマシンだった。左右非対称なのはそのため。 漢字表記は「恐竜」。また、ダッシュW-1と言う型式番号も降られている。獲物に突進するチラノザウルス(原文ママ)をイメージしたマシン。 ワイルドミニ四駆だが、シャーシとボディはなんとダッシュ軍団のマシンと同じカーボン製(この時の皇の台詞から、エンペラー以外もハイテク素材を使ったマシンであることが判明する)で、シャフトもステンレス・ハニカム製と言ったチートマシンである。 更にボディはキャビンの右半分が外れ、キットでは電池を装着していた部分が汎用可変ラッチになっており、他のレーサーミニ四駆や釣り具を装備できるようになっている(なおキットではすでにキャビンの右半分が外れた状態。コックピット右側に謎の穴が並んでいるのはそのため)。 白鯨亭のムサシの駆る白鯨(モビーディック)との勝負で源太用のマシンとして四駆郎が持ち出し、以降源太のマシンとして扱われる。 当初はワイルドミニ四駆だったが、途中から皇帝や超皇帝のシャーシに乗せ換えられ、レース仕様としてダッシュ軍団のレースに参加した。 レース仕様をキットで再現しようとするならトラッキンシャーシもしくはARサイドボディキャッチ装着のARシャーシが必要。(両シャーシともボディ後部下のパーツを外せば小径ホイールなら無改造で行けるが、中径以上だと前後輪が干渉するので調整が必要) 全国大会決勝後、源太少年はタンクローとマシンを交換したため、ネオバーニングサンと入れ替わる形でタンクローの手に渡っている。 後に爆走兄弟レッツ&ゴーにチョイ役で登場している。 遭難した藤吉一行を捜索するため編成された部隊が使用。 画面いっぱいに大量投入されているあたり、レツゴ世界では一般販売されているマシンなのだろう。 なお、名前は当然作者のP.N.から来ている。売れない漫画家と言うのも当然作者自身がモデルである。 【VIP内での評価】 【公式ページ】 http //www.tamiya.com/japan/products/17006wildsaurus/index.htm 【備考】 GUPでゴールドメッキボディも存在した。
https://w.atwiki.jp/mini_4wd/pages/227.html
店名 メディオ徳山店(公式Twitterアカウントは長らく更新が無かったためアカウントのリンクにあったブログを掲載) ミニ四駆ステーション 営業時間 定休日 常設[[コース]] 3レーン立体 [[コース]]最終確認日 2014/8/29? [[コース]]利用料 無料 備考 古い情報提供コメントの内容を反映しています。少し調べた範囲では少なくとも店舗が2017年にあったことは分かっていますがコースについては不明です。また、アダルトアイテムを中心に扱っているようなので子供連れの場合は注意。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/302.html
VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 ●全長142mm ●全幅125mm ●全高101mm ●Item No:17003 ●本体価格1,000円→本体価格1,200円→本体価格1,400円(2019年10月改定) ●1987年12月17日発売 【本体内容】 シャーシはワイルドミニ四駆の標準的な仕様。 角ばったボックスタイプのイエローのボディが特徴。 【漫画、アニメでの活躍】 ダッシュ四駆郎 7巻にて、白鯨亭のムサシの仲間のマシンとして登場。 白鯨(モビーディック)と肩を並べて走り、白鯨と同じ左右の駆動系を独立させてドライブシャフトをオミットする改造が施されていた。 【VIP内での評価】 【公式ページ】 http //www.tamiya.com/japan/products/17003lunchbox/index.htm 【備考】 バリエーションキットとして、清水エスパルス仕様が登場。 コンクールデレガンスでは大きなボディを活かした痛車化や後部を切り取り軽トラ化などの改造が行われることが多い。 車種は全体的なフォルムはシボレーバン(シェビーバン)の3代目が近いが、ライト回りは2代目の意匠になっている
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/627.html
VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 ●全長155mm ●全幅97mm ●全高??mm ●Item No.19445 ●本体価格1000円 ●2015年4月18日(土)ごろ発売 【本体内容】 バスターソニックのプレミアム版。 シャーシはAR。本体がメタリックグレイでAパーツがレッドと言う、ハリケーンソニック プレミアムと同じカラーリング。 ギヤ比は4.2:1。 ホイールはビートマグナム プレミアム型のイエロー。やっぱり蛍光じゃなくなっている・・・(なおページ上部の完成品はホイールを蛍光色で塗装してあります) タイヤは標準的なアバンテ型。 【漫画、アニメでの活躍】 レッツ&ゴーの烈の5代目愛車。 原作では土屋博士がスーパービートシャーシを参考に開発したサスシャーシをハリケーンソニックに装備、烈がそれを進化させることで誕生。 当初はビートマグナムと同じく中央付近にサスペンションがあったが、ハリケーンソニックを新型シャーシに載せ替える事で性能は上がったものの、烈は「自分のイメージしているコーナリングじゃない」とシャーシを独自にフロントサスに改造、紆余曲折を経てバスターソニックが完成する。 【VIP内での評価】 【公式ページ】 http //www.tamiya.com/japan/products/19445/index.htm 【備考】 旧キットでは発売日が離れていたサイクロンマグナムとハリケーンソニックがプレミアム版では同時発売だったのに対し、ビートマグナム プレミアムと本キットでは再び旧キットと同様、発売日が別となった。 ビートマグナム プレミアムと同じく、ヘッドライトのステッカーがVソニック プレミアム以前と同じく選択式になっている。 おいマジでハリケーン プレミアムも選択式にしてくれ・・・