約 74,066 件
https://w.atwiki.jp/bs_dicetrpg/pages/48.html
キャラクター名 ミカゼ=エルジアナ プレイヤー名 くろす メイン メイガス サポート フォーキャスター 称号:ハイランダー/ルーンマスター 種族:ヒューリン(ハーフエルダナーン) 年齢:21 性別:男性 ライフパス 出自 異邦の血筋 境遇 渡来 運命 慈愛 (目的:愛) 「ミカちゃんちゃうし!!!」 「なんかええかんじやわ! もいっちょ行くでインフェルn…あああっはずしてもうた!?」 ダイワ生まれアルディオン育ち。 地味に面倒くさい立場の生まれでそれ故か否か、グンシ(フォーキャスター)の勉強のために幼少時にあれよあれよとアルディオンに送られた。 体よく追い出されたとか言わない。因みに本人はたいして気にしてない。 フェリタニアでお仕事してたけれどアルディオンに渡ってきたNHKと縁あってそのままNHKの方でもお世話になってる。 一人称:俺 関西弁 可愛いものが好きな成人男性。 気づけば女子力がじわじわと上がっている。本人はそんなつもりはない。 フォーキャス支援したり魔法で攻撃したりするけれどここぞという時にやらかす。10dチェックメイトは甘え。 今のところ安定して支援できるのがアンパッサン・アウトポストくらいってどう事だよ。 不憫枠候補っていうか不憫。 Lv 28 HP 162 MP 330 フェイト 26 使用経験点 4018 能力 基本値 ボーナス クラス修正 能力値 筋力 15 5 0 5 器用 9 3 0 3 敏捷 9 3 1 4 知力 45 14 4 19 感知 39 12 3 16 精神 30 9 0 10 幸運 9 3 0 3 行動値 18 移動力 10m 場所 名前 右手 ヘキサロッド 左手 ダガー(魔導剣指定) 頭部 ミスリルの髪飾り 胴部 アーケインローブ 補助防具 アーケインマント 装身具 精霊王の紋章 コネクション 相手 関係 解説 ダミル 畏怖 こわい、めっちゃ怖い ネロ たまにこわい ドロップが絡むと怖いわあ… シルヴィア 同僚 めっちゃいい子、癒やし
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/22.html
登録日:2009/11/10(火) 10 58 34 更新日:2024/08/25 Sun 07 20 51 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 お面 キツネ マテリアル・パズル マテリアル使い ミカゼ 命 命七乱月 御風 斉藤壮馬 殺 獣 田舎者 面 風は止まない。 吹き続けてこそ、風なのだから!! ――その名は 御風 魂の絆が鍛え育てた 不屈の戦士――!! 漫画「マテリアル・パズル」の登場人物。第四の主人公的存在。 声:斉藤壮馬(ボイスコミック) 辺境の村の少年。 元々驚異的な身体能力(特に脚力)を利用した、亡くなった父と同じ村の守り人だったが、 ある脅威にさらされた故郷の村を救うため、アクアの元を訪ねたことから物語が始まる。 アクアと「再び家まで送り届ける」という契約を交わしており、そのためキツネのようなお面を被っている。 契約を果たすまで外せない。 マテリアル使いだが魔法使いではないので、得意の脚を中心とした格闘技で戦う。 また、後にティトォの魔法の副作用で身体能力が向上する。 村の脅威が去った後ティトォに置いていかれるが、ガシャロ戦で合流する。 これはお面のことを放置されたこともあるが、 元々正義感の強いとても良い子であり、破壊神アクアの儚い一面を見たり、ティトォ達の宿命を間近で見て何か手伝えないかと考えた結果である。 そのためには魔法使い相手には実力不足だったものの、命を賭してでもアクア達を守ろうとするほどの気迫を当初から見せている。 彼がつけているお面はアクアでないと外せないが、強力な攻撃で壊れる。 面そのものも変わることもあり、現在まで 紆余曲折 ↓ キツネ ↓ キツネ(パワーアップ+尻尾) ↓ ニワトリ(仮) ↓ キツネ(毛が短くなる等、外見変化) ↓ キツネ(シシメ憑依) と変化している。 使用技 焔弧 ミカゼがシシメより伝授された技。 両手の指先に全身の力を集め回転とともに叩き込む技。 両手で打つのが基本だが片手でもできる。 万象の杖 ミカゼの面に宿ったシシメより伝授された対攻撃魔法の奥義。 体内に魔力の流れを作り片方の手で受け止める。そして対角の足から地面へ放出することで魔法を受け流す防御技。 発動すればジール・ボーイ等の打撃系の魔法も無効化できる。 ただし失敗すれば、体内で魔力が暴走し致命傷になる。また、左手で行うと心臓を魔力が通過するため危険度が増す。 本来地面へ魔力を放出する技だがミカゼは魔力が脚に到達したときに相手を蹴ることで、相手に跳ね返すカウンターを編み出した。 それまでの戦いで鍛えられたことと、これらの技により、魔法使いではないのに魔法使いと戦えるまでに成長した。 ただ流石に五本の指には、相手が魔法無しでもまだ実力に開きがある。 以下ネタバレ それまでの訓練のかいもあってメモリア魔法陣を勝ち進めていき、 当初はミカゼの体を強くした上で乗っ取ってやろうと考えていたシシメだが、ミカゼの信念と体を張った行動により信頼関係が深まっていく。 なお、ミカゼはメモリア魔法陣の戦いでも無茶をし続けたため、その度にシシメからは頭おかしいだろう的な反応や取りついたことへの後悔をされたりしていた。 メモリア魔法陣決勝戦にて、敵の魔法を無効化する為に、お面に憑依したシシメの判断でキツネの面が外れる。 こうして百数話ぶりに素顔を見せたミカゼは、仲間や師の力を借りずに一人の力で戦いに臨む。 結果、魔法無しの激しい格闘戦の末に見事優勝。最強剣・命七乱月を与えられる。 戦いが終わった後にお面を勝手に外したという名目で、アクアに照れ隠しで相当にボコられた。 使用魔法 名前 命七乱月 属性 命 魔法レベル 不明 魔法アイテム 剣 最強剣と呼ばれる禁断五大魔の一つ。 大地の記憶ではなくメモリアに封印されていて、更に別の魔法に偽装されていたため、奪われることはなかった。 メモリア魔法陣でミカゼが優勝したことで封印が解けた。 詳細は不明だが7人の魔法使いを生贄に魔法を越えた存在を生み出す魔法である。 条件が条件なので、ミカゼは魔法使いにはなったものの普段はただのマテリアル使いであると思われる。 まさかのゼロクロイツで登場。 詳細は省くが、まさに最強の名と厳重な封印に相応しい代物だった…。 「追記、修正を頼…む…ぞ……」 「長老様ァ――――ッ!!!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- コメント欄 [部分編集] 冒頭のアオリ単行本でも欲しかったな -- 名無しさん (2014-01-15 11 37 53) あの煽りは読んだ時震えたわ -- 名無しさん (2014-01-15 12 15 41) 特別編の内容は? -- 名無しさん (2017-01-25 17 01 02) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/abyssfantasy/pages/20.html
炭鉱 1F 北に進み炭鉱に入る チュートリアル発生 右側のトロッコに乗り東へ移動 南に進み潤滑油を入手 西にあるスイッチまで進み潤滑油を使用する スイッチ切り替え後、スイッチ下のトロッコに乗り北へ移動 炭鉱 B1 南に進み潤滑油を入手 北東にあるスイッチまで進み潤滑油を使用する スイッチ切り替え後、トロッコに乗り南東へ移動 階段を降り、ボスイベントを発生させる ボス攻略(ストーンゴーレム) HPが50%を切ると「力を蓄える」を使用するようになる 次ターンのボスの攻撃は1.5倍になるため防御を推奨 装備:つるはしのスキル「土木工事」で敵の防御力を低下できる ミカゼに装備させてボスの防御力を下げた後、 エルンのスキル「束ね射ち」「乱れ射ち」を使用すると比較的楽に倒せる
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/1673.html
ミカゼさんが入室しました ミカゼ (朝日の差し込む喫茶 いつも通りモーニング食ってる ミカゼ (いつもと違うのは……片手に広げた大きめの雑誌を 難しい顔で睨んでいる事 ミカゼ (『キアシスグルメガイド!~ホワイトデー特集~』 ミカゼ ……駄目だ。 全然わからねぇ。(キアシス自慢のシャレオツスウィートな店が紹介されている ミヅハさんが入室しました ミヅハ ……よいしょっと。(チリーンとドアを開ける ミヅハ (講義前の準備も終えたが時間があったので、コーヒーを飲みに来たようだ ミカゼ …ぉ(なんとなしに入口に視線をやる 朝はゆったりEM、4人掛けのテーブル席にのんびり座ってる ミヅハ ぁ。えっと…、ミカゼくん、だね。(近づきながら ミカゼ おはよーゴザイマス。 あれ、確か、大学の…?(ミヅハを見て ミヅハ そうそう、一般教養の。 ミヅハ ……せっかくだし、相席いいかな? ミカゼ ぁ、先生ですよねやっぱ!(ちょっと姿勢正して)勿論です、ドーゾ!(対席を手で ミヅハ ……じゃあお言葉に甘えて。 ミヅハ でもそんなにかしこまらなくても、いいよ。(ゆったりとした動作で座る ミカゼ アハハ、やっぱ先生もこゆトコ来るんだなーって…(その様子を見つつ ミヅハ ………。(モーニングセットを注文する ミヅハ (ドリンクはコーヒー ミヅハ そうだね。リーズベルトにもちょうど近いけど、 ミヅハ 朝はそれほど混んでないからのんびりできていいな、って。 ミヅハ ミカゼくんもよく来るんだね。 ミカゼ あー、昼は結構混みますもんね。かき入れ時ってカンジで。 ミカゼ そーですね!俺も……朝が多いかな?比較的。 ミヅハ あ、そうなんだね。じゃあまた会うかもしれないね。 ミヅハ ……。(コーヒーが先に届く ミカゼ ですね!(屈託無く ミヅハ あれ、それは何かな。(雑誌見ながら ミカゼ ぁ。(手元に大きく広げられている キアシスグルメガイド ホワイトデー特集ページ! ミヅハ あ、別に嫌なら答えてくれなくていいんだけど。 ミヅハ (ミヅハにしては珍しく、特に考えなしにうっかり聞いてしまったようだ。 ミカゼ (中でも彼が調べている(※〇つけたりしてる)のは…スイーツの美味しい喫茶店のようだ。 ミカゼ ぁ、ぁー…いや!嫌ってこた無いんですけど、そのですねー。(少し照れ臭そうに頬掻いて ミヅハ ………。(コーヒーを一口 ミカゼ …お礼っつーか何つーか…(色々説明困りつつ)まーつまる所、ホワイトデーっスね。 ミヅハ (そうか、巷ではホワイトデーなのか。 ミヅハ ……あぁ。なるほど。ホワイトデーなんだね…。(この手の話に疎いので曖昧な相槌をうつ ミカゼ ハイ。どーゆー店がいいのかなーって探してたんですけど…、 ミカゼ 全く以てサッパリで。てかそもキアシスにも疎いなって! ミヅハ ……なるほどぉ。(腕を組んでうーん、と考えている ミカゼ …突然不躾なお願いなんですけど、若いオネーサンのよしみで、こー…何かオススメの店とかってあります!? ミヅハ (ちなみにミヅハはバレンタインデーは誰にも作らなかった。 ミカゼ …ゃー、サクッと決まるだろ!って思ってたんスけど…いざ決め始めると ミカゼ すげー細かいトコが気になって来て… 一回視察行くか?とか… ミカゼ (突然悩みを吐露し始める 真剣10代である ミヅハ ………。 ミカゼ と、突然スかね…(はは、と苦笑して頭掻いて ミヅハ んー……。(真剣に考えてる ミヅハ 私も、キアシスには長く住んでるけど、 ミヅハ その、研究ばっかだったから(考えながら ミカゼ はー、ナルホド。やっぱ大学のセンセーともなると勉強熱心なんですねー… ミヅハ その……、人にもよると思うんだけどね、 ミヅハ んー…。(思案しながら ミヅハ ここのお店……、とかは安易、かな……? ミカゼ まー、キアシスって土地柄結構そーゆー人が多いのかなってカンジは… (ミヅハの提案聞いて ミカゼ ぁー、何て言うのか。もうココで会った事ある…というか、会う時大体ココなんですよね。不思議と。 ミヅハ そっかなるほど…。それだともう少し気を効かせたくなるよね…。 ミカゼ ハイ。別の場所がいーんかな、とは…(多分待ち合わせもココになるしな…(なんとなしにスマホの画面に視線を遣る ミヅハ あとは……、スカイロードまで出向く、とか…(んー、と考えながら ミカゼ …地元!(思わず ミヅハ 入り口に美味しいお菓子屋さんがあった…と思う…。 ミヅハ あ、地元なんだ。 ミカゼ あーーーでもソレいっそアリなんか?俺んとっちゃ地元だけどあっちには物珍しいか…(何やらブツブツ考え込み ミヅハ そっか。ミカゼくんは交換留学生、だったよね…。 ミヅハ じゃあ、私よりも詳しいな。(ハハ、と笑って ミカゼ ハイ、スカイロードから…って結構近所ですけど(ハハ、と ミカゼ や、でもコレ完全に盲点でしたよ! すっかりキアシスで探さないとって思ってたんで… ミヅハ 私はスカイロードは付き合いでいくくらいだから、 ミヅハ いつか一人でのんびり回ってみたいなー… ミヅハ 芸術街とか(なにやら思案しつつ ミヅハ あ、ちょっとは役に立てたみたいで何より…です。 ミカゼ あー、ありますよねアートスポット!俺はその辺チンプンカンプンだけど、好きな人はハマるって評判で… ミカゼ (ッハ)、いえ、すげー参考になりました! ありがとうございます!(バッと頭下げて ミヅハ いえいえ、こちらこそ。(ペコっと ミヅハ ホワイトデー…… ミヅハ うまく行くといいね。(ニコリと ミカゼ 、 …ハイ。(少しはにかみ笑って ミカゼ っよーし。スカイロードなら俺も結構詳しいし、さっそく調べて…(こうしちゃいられねーやと言った様子で、キアシスグルメガイドを閉じ ミカゼ (荷物しまって立ち上がる)ゴチソーサマ、っと。じゃ、先生。俺お先に失礼します。 ミヅハ (にこにこしながら手を振っている ミカゼ ありがとーございました!(ミヅハに笑顔で返し、急ぎ気味にテーブルを離れお会計済ませ ミカゼ (チリン(店を出る ミヅハ ……行っちゃった。 ミヅハ 若いっていいなー……。(自分とさほど年が離れていないことに気付かずに ミヅハ ……さて、私は授業の準備でもしますか。 ミヅハ (そして自らの作業に没頭するミヅハだった ミヅハさんが退室しました ミカゼ (―――その後。 ミカゼ (悩みに悩んで店を選び、お誘いの連絡をした。この間のお礼にと。 ミカゼ (……少し前から、何か元気が無いような? 文面に何処か違和感があるような… ミカゼ (気に掛かりはしたが、大事とは捉えなかった。文面だけじゃ分かり辛い事もあるし、と。 ミカゼ (何かあるなら会えばわかるだろうし、会った時に訊こう。 留学を機にスマホを持ったばかりの、基本対面派のミカゼはそう思っていた。 ミカゼ (そして―― 来たる14日。 その日は―― ―――― ミカゼ (―――― 次回に 続 ―――― ミカゼ (―――― ブツッ ミカゼさんが退室しました
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/1692.html
スノウさんが入室しました スノウ ――、 ――、 ――、 スノウ (針の音が耳に痛い―― 意識が戻ったのは今か、随分と前か。 スノウ (虚無感。脱力感。倦怠感――どれとも言える。 スノウ (意識の焦点が合わない。 ひょっとしたら、まだ起きてないのかも知れない スノウ ……(違う… スノウ (『向こう見ずに都会に出てきて、災難に遭ってばかり。』 『多くの人に心配を掛けて、助けられて』 スノウ (「これに懲りたら家出の真似事のようなことは――」 「お前もいずれ判る日がくる」 スノウ (『あぁ、かわいそうに。』 スノウ (『今の』 『あなたは』 『空っぽなのね。』―――― スノウ ッ……(額を抑える スノウ (ヒビ入るような痛みと同時に残る朧気――夢では、ない スノウ (苦悶の声、愉しげな声、何かを忘れている気がするのに、何を忘れているのかが判らない スノウ ――…… スノウ (体が重い。 小さくなったと誰からも驚かれる体だが、倦怠感という磁力でまるで動く気もしない スノウ …… スノウ (運ばれて何日経つ? 一日? 一週間? スノウ (気ままに意識を落としている所為で感覚も薄い。 スノウ …… ミカゼさんが入室しました ミカゼ (コンコン、と控えめなノックの音 スノウ 、(気付くが、反応は薄い ミカゼ …(扉の前に立ち、反応を伺う 眠っているなら、またにした方が良いか ミカゼ (もう一度、少し強めにノックを3回 スノウ ……、(少し違和感を覚える。 看護師やSP、ましてや親族ならノックもそこそこにの筈だ スノウ ……。(確信めいた違和感。誰だろう…? スノウ は、い……? ミカゼ …(微かな声を聞き ミカゼ (半分ほどドアが開き、そっと顔を出すミカゼ) … よ。 スノウ 。 スノウ みっ みかぜっ!?(目を見開き ミカゼ お見舞いに、来たんだけどー… 今大丈夫? スノウ (慌てて体がフルスロットル! 上半身だけ飛び上がって ええとええと今? 今、今今―― スノウ いっ いまっ スノウ ちょっとまって!!(アワワワワ ミカゼ ぇ。あ、ぉ、おう!(何かこっちもつられて慌てて ミカゼ (上半身引っ込める スノウ ごっごめんなさいっ(大慌てで身嗜みを確認する―― 髪もボサってるし留めてもないし化粧もしてないし! 10歳だけど! スノウ すぐ済むから…!!(ギャー服とか無い! パジャマ! そんな暇もないし! 髪留め何処!? 無い! せめて寝癖…!! ミカゼ あ、ぃやー大丈夫だよ!ごゆっくり!(何かアワッて扉越しに スノウ (ほんの少しだけして―― スノウ い、いいわ、、よ!(扉越しに素っ頓狂気味な声が ミカゼ お、おう!(扉が開き、中に入ってくる ミカゼ (片手に紙袋を提げた、いつも通りのミカゼ。表情は心配でか、やや曇っている スノウ え、ええ(ぎごちない笑顔で迎える スノウ (待たせた割りには変わりがない……寝癖ぐらいは直した?ぐらい ミカゼ ゃー、…入院してるって聞いて驚いたよ。 ぁ、コレお土産(ベッド傍の台にコトリと ミカゼ (小瓶に入った白い花のハーバリウム。 生花やら香りがするものを避けた結果コレになったのだろう スノウ まぁ、、! 可愛い……!(目を輝かす シンプルに花が好きな様子 ミカゼ (そんな様子を見てちょっと笑う 聞きたい事は色々あるけど… スノウ これを、私に? 可愛らしくて綺麗ね…!(ガラス瓶を指先で触れて ミカゼ あぁ。こーゆーの好きそうかなってさ。 ミカゼ …ぁー、良かった。 思ったより元気そうじゃん?(スノウを見下ろして スノウ ええ。お花は好きよ。 私の故郷では殆ど咲かないから―― スノウ ……、ええ(精一杯気味に微笑んで ミカゼ ……。 守護の力が強いこの街で、入院するなんてよっぽどの事だしさ。 ミカゼ しばらく面会も出来なかったし… …だから、どーなってる事かと。 スノウ ……、、(バツ悪そうに視線を逸らす スノウ 少し、大袈裟なのよ。 ほら、こうして体はなんとも無いし… ミカゼ …。 体は、か。 スノウ …… スノウ わからない、の。(ぽつりと ミカゼ …、?(黙ったまま。聞く姿勢 スノウ ミカゼ、私は……何のためにここに来たの? スノウ 爺から聞いたわ。 お父様の仕事で……色んな人と繋がりを……ううん…… スノウ 私、はじめてじゃない、のよね?(伺うように スノウ そりゃ、小さくなって……記憶も無いって……それは流石にはじめてだと思うけれど スノウ ……ミカゼ、私がこんな目に遭うのは ”何度目”なの? ミカゼ …、 ミカゼ 俺が知ってる限りじゃ…、 …キアシスに来てからは引っ切り無しだな。 スノウ …、(自嘲気味に息を吐く ミカゼ (…具体的に数えると5度は越えた。 ここまで来ると何か憑いてるとしか… スノウ 嗤えるわ……そこまでして、何がしたかったのかしら…… スノウ (脚を折り、三角座りになって額を埋める スノウ ……つらい。 くたくたよ。 ミカゼ ……。(彼女が、どの様な意志を持ってこの地に来ていたのか。 ミカゼ (…そういえば、知らない。談笑の中で話題に上る事はあっても深くは聞かなかったし、彼女も多くを話そうとはしなかった。 スノウ お父様の、言う通りだったのかしら。 ミカゼ (教えてあげられもしないんだな。…『友人』なんて言いながら、何の力にもなれやしないのか。 スノウ 家出にしては、よくやった方なんじゃないかしら(適当な言葉で繕いながら、溜息 ミカゼ ……、、 ――いいや。 ミカゼ …んな事無いよ。 スノウ …… ミカゼ 俺は、スノウさんが何をやってんのか、良く知らないし、 ミカゼ だから君を元気付けるような、気の利いた事も言えない。 …すげぇ悔しい。 …けど、 ミカゼ ――スノウさんは、ずっと頑張ってたよ。 ミカゼ (ギ、と音が鳴る。 スノウの枕元、ベッドに膝を付いた音 ミカゼ ――っ(スノウの小さな体を、片腕で抱きすくめる ミカゼ っ君は! ミカゼ ずっと、頑張ってるよ……! スノウ 、、 スノウ ミ、カゼ…… スノウ (腕の中で視線を上げて、両腕を回す スノウ (どうしても届かなくて、途中で服を掴んで ミカゼ ―…(ぎゅっとスノウを胸に抱きこむように スノウ 私は、 がんばって、、たの? ミカゼ ―あぁ、そうだよ。 外交なんて大人達の世界で、必死に立ち振る舞って。 ミカゼ キアシスの前にはオクターンにも行ってて…、 ミカゼ いつも目的があった。いつも何かを成そうと動いて、考えて、前を見据えてた。 ミカゼ スノウさんはずっと、俺にとって、 ――― スノウ ……ッ、、(頭が痛む。 空白を掻き毟られているようだ ミカゼ ―――心から尊敬する『友人』だったよ。 スノウ ――――、 スノウ 友人……? ミカゼ ――… (そっと解放し、離れて ミカゼ …『恋人』じゃない。 多くを打ち明けられてもない。 …そんなに頼って貰えても、ない。 スノウ …… …… スノウ …… ぇ……? ミカゼ ……だけど、大切な人だ。 スノウ ぁ …… ぁ、あ 私、、勘違い、、、? ミカゼ …… 君が思ってたのとは、多分、違うんだけど……(片手で、いや両手で顔覆って スノウ ご、ごめん、なさい…… ミカゼ、さん。 私、てっきり……その…… ミカゼ ……訂正出来なかったのはコッチだから、 ……ごめん。 ミカゼ …………(なんだかどうしようもない感じになってきた事は解る。 スノウ ぁ、はは……何、してたんでしょう、ね。私…… スノウ 大切な友人まで迷惑かけて… ミカゼ ゃ、迷惑なんて事は!! スノウ 、失敗ばっかり。 ミカゼ ……、、、 スノウ 何なの……何なの、これは…… スノウ もうイヤ……沢山よ……! スノウ 頑張ってるから……、だからって……何なの…、、 スノウ 失敗したら同じよ。 頑張ってた”あの私”は傷付かなかったの…? スノウ なのに、あちこちから言いたいことばかり言って……! スノウ ッ、 どうして辛いのに続けなくちゃならないの……!? スノウ ”私”が、、そんなに強い人だったのなら、早く戻――ッ、、、痛……っ ミカゼ ……ッ 辛いなら止めたっていいよ! 逃げたって良い! 続けなくたって、… スノウ …ッ……、、 ぅ…… ミカゼ ………、君が傷付く方が辛い。 ……(あぁ、でも、 ミカゼ (俺の知る『スノウさん』は、きっと、止めてしまう方がもっと傷付くんじゃないかな。 ……なんて、 ミカゼ (勝手な押し付けだ。 言える筈も無い。)………… スノウ ……、っ(額を抑え、汗が滲む ミカゼ ………(俺も、如何したら良いのかなんて、わかんねーよ。 ミカゼ (大変な目に遭った友達の、力になりたいだけのハズなのに。 スノウ 私、、わた、、、くし……私、、、は…… ミカゼ (記憶が無いとか、小さくなってるとか、関係とか。……どう振舞えば良かったんだよ。嘘を吐き通せば?全て打ち明ければ? ミカゼ (―――全部正解なんて選べる訳無いだろ。 ミカゼ ……、スノウ、さん? スノウ ……、、、 スノウ ミカ、ゼさ…… 、、、 スノウ ミカゼ、 スノウ こ、 っち スノウ (頭が割れそうだ。 考えてもないのに考えてもない言葉が反芻する スノウ (空白である筈の部分でずっと何かが叩いてる。 確かな匂いと、音と、声が重なって聞こえる ミカゼ ―、ぉぃ? スノウさん? スノウ (ミカゼの手を取ろうとして、そのまま粗雑に、胸元に倒れかかる ミカゼ っ!(胸で受け止め、両腕で抱き留める形 スノウ (これで、いい この感触は 少し とても 落ち着く スノウ ――ミカゼ、様は 時折、困る、そう、、虫に似通う姿をなさる、のね。 そう、空の―― ミカゼ ―― え、 スノウ ――ミ、カゼが どうして空の庭に、、連れてきてくれたか……わかる、よ スノウ ――ああ、空で一番と輝くのは、、そう。 ……ただ……少し、、苦手ですけれど……ねえ、ミカゼ様―― スノウ (熱い何かが。 奔流のようなソレが流れ込んでくる スノウ (おそらく、わたくしにとって大事なモノ ミカゼ ―――…、(え、 何 どういう事―― スノウ ――ミカゼ、、一生懸命、、調べてくれたのよね また、、行きたい、なぁ―― スノウ (それでも、『 』と言われてはっきりとした事が、私にもある。 スノウ (それはきっと、ソレに負けないほど あつい。 スノウ ミ、カゼ様(見上げる面影が、ブレて見える ミカゼ ―――! スノウ ――ミカゼ様は、、そう、結局看病してくださって……怪我してる癖に。 スノウ ――だから、ミカゼは……帰り道も、飛竜も、ずっと手を繋いでくれて―― スノウ ミカゼ様は、、『大切な―――― スノウ ミカゼ。(幼い声色で呼んで ミカゼ ――、 スノウ (鼻先に、細い前髪が触れる ミカゼ ………、、、(呆然と スノウ (唇に、やわい感触が重なる ミカゼ ――― (目見開いて スノウ (それは、やさしく、静かで、控えめで スノウ (そして 何処にも行くあてのない口付け スノウ ――(次の一息には、名残惜しそうに、けれどあっさりと離れて ミカゼ ―― ぇ、 は、、、ぇ ???(色々な事に頭が追い付かない スノウ ――『恋人』よ。 私に、とっては。 ミカゼ ―――っ!(只でさえ赤い顔を更に真っ赤にして スノウ ――だから、”わたくし”には、秘密――(少し、悪い顔をする。自分へか、ミカゼへか。 スノウ ミカゼ――…… スノウ 『 。』 スノウ (何かを囁いた気がして―― ミカゼ ――( …… あぁ、そっか。 ―― スノウ (瞬きをしたときには。 スノウさんが退室しました スノウさんが入室しました スノウ (普段の、彼女が スノウ ―――――――。 ミカゼ …………(そっと両腕を放し、スノウを解放する スノウ ミカゼ、様 スノウ ミカゼ様……?(夢から覚めたように ぱちくりと ミカゼ ぅん。(声色は妙に落ち着いている ミカゼ …おかえり、スノウさん。 スノウ ミカゼ、様 わたく、し(自分の手のひらを見て、次にミカゼを見て スノウ ただ、、、い m(ミカゼを見ちゃって スノウ ―――――――!!!!(ズズズウウベシャアァァl!!っと引き下がる(ベッドだからそんなだけど ミカゼ 、、、、(ん~~~~となんとも言えない苦笑で目を瞑って ミカゼ スノウさん! ミカゼ 俺の事ブン殴ってくんねーかな!! スノウ ぁ、、、ぁ ぁ…………!!(真っ赤に染まって スノウ な!! なんで!! ですの!? ミカゼ 色々……色々だよ! 何処まで覚えてるかとかわかんねぇけど、色々!! スノウ どっ 何処 って スノウ ぜ、全部覚えてますわ……!!(目を瞑って真っ赤に ミカゼ (――正直自己嫌悪がヤバイ。特に今さっきこそ。 スノウ てっきり忘れると思って! それなら許されるかなとか!!(顔覆う ミカゼ (彼女には何一つ非が無いのに、八つ当たりめいた心境になった事。 ミカゼ (下手打ったのは何もかも俺の甲斐性の問題じゃねぇかよ…!!(こっちはこっちで内心もんどり打ち ミカゼ あの!?スノウさん!!?(そして色々聞いてしまって赤面カムバック スノウ ちょっとカッコつけても良いかなとか思ってしまったばっかりに……!!(大失策に真っ赤で顔覆って悶てる ミカゼ 結果的に全部筒抜けてるんですけどぉ……!!(悶 スノウ 大抵分岐して上塗りではくて!? 何で丸々上乗せですの…!!? ミカゼ で、でも! 記憶! 戻ったんだな!? 何か色々ありすぎて追っつかないけど…! スノウ ぅぅ、う…!!(色々耐えられなくてシーツ被る ミカゼ ……、、、(ょょょとベッドから離れ、見舞い用の椅子に落ち着く。(ちょーど後ろにあった スノウ き、記憶……思い出なら、、戻った筈……ですわ……!(シーツ獅子舞から声 ミカゼ …そっか。 それは、良かった……(まだなんかシュワってる スノウ ……、ッ…、ミカゼ様…… ミカゼ …ん、うん。 何? スノウ そ、その……ごめんな、さい……私……! スノウ な、何もかも早とちりして…!!(悶えるシーツワーム ミカゼ ぁ、いや、……いや!(強めに ミカゼ ホンット全部俺が悪かったから…!!(両手合わせて ミカゼ …ああいう状態だったスノウさんと違って、…俺は分かってたんだから、早めに伝えるべきだったよな。 スノウ い、言えたら言ってますわよ…! スノウ ……、、(かぶったシーツから僅かに表情覗かせて ミカゼ ……えぇと、……下手打ったのは俺だから、(片手でぐしゃっと顔覆って俯いて ミカゼ スノウさんは、何も気に病まなくていいからさ……! っても難しいだろうけど…! スノウ そ、それで自らを殴れと……!? ミカゼ そうだよ…!! スノウ ど、どうして…! ミカゼ 如何してって、、何かもーずるいじゃん!? ミカゼ 勘違いしてるの知ってて放っとくし…、如何して良いのかわかんなくて態度ぐちゃぐちゃだしさぁ…! スノウ それはっ……! ミカゼ ……俺がもっとしっかりした大人だったら、こーゆー時もちゃんと出来たのかもしんねぇけど。 ミカゼ 何かもー… 全然上手く…! スノウ っ……そこに悪気など、微塵も無かったのでしょう……!? スノウ か、勘違いしたわたくしに合わせて頂いたのも! ミカゼ っそれは―…!(言葉に詰まり スノウ スカイロードへ連れて下さったのも! ミカゼ (脳裏に蘇るホワイトデーの思い出―― 脳裏に蘇る ギルティ! ミカゼ …、、(微塵も無かったかっていうと………(汗だらだら ミカゼ (――急激に自覚する。 なんであの時そうしたのか。今更の様にくっきりと。 ミカゼ (―― 『満更でも無かったから』 だろ、 コレ ミカゼ っ ぁぁぁ~~~!!(急に両手で頭抱える スノウが喋ってる途中だってのに スノウ ミ、ミカゼ、、様……!? ミカゼ や、、、やっぱり俺の事殴ってくれ!! ミカゼ スノウさんの気が晴れるかはしょーじきわかんねぇけど…! 俺が俺を許せねぇ!! スノウ ……、、、(なんか複雑そうな顔して スノウ ミカゼ様……ひょっとして……騙した、、だとか 美味しい思いをした……とか…… スノウ そういう、罪悪感をお抱えですの………?(じと目気味に ミカゼ 、、、(目線にたじっとして ミカゼ ……。 そーゆー、系列…(実際はもう一枚悪質。…と彼は認識している スノウ …………。 スノウ (考える。 騙された気も、美味しい思いをさせた気も毛頭ない。寧ろあれこれとしてもらった側だ。 スノウ (けれど、それを彼は許さないのだろう。 行いのやりどころを失ってしまった故に スノウ ……それ、わたくしが叩いて、解決しますの……? ミカゼ ……、、、。 スノウ …………、、 ミカゼ …そう言われると…。 けど、しょーじき何回殴られても足りないよーな気が… スノウ (身を乗り出し、ベッドに腰掛ける形に スノウ (そしてポンポン――いやバンバン!とベッドを叩く 隣に座れと言ってるらしい ミカゼ してるんデスヨ……ネ ?(スノウを見て …!? ミカゼ 、、 ミカゼ は、はい。(謎の圧を感じて素直に従う スノウ ……(隣り合って スノウ ……わ、わたくしだって、、わかりません。 スノウ もし正解があるのなら、飛び付いてでもその通りにしますわ。 ミカゼ ……、 ミカゼ …うん。そー、だよなぁ。 スノウ ……わたくしが下手なことすると、ミカゼ様が傷付くのかも知れません。 スノウ ……ミカゼ様のことだから。 いっそ消えてしまいたい、と思っているのではなくて?(視線は逸らすが、言葉は真っ直ぐに ミカゼ 、、、……顔向けできねーなぁ、とは。 スノウ 、、、……それはわたくしも一緒、よ。 スノウ ……でも、だからといって…… スノウ (空へ、登る途中の事を思い出す―― スノウ (あの横顔を。あの虚しさを。 どうして埋めたら良いのだろう。 きっと何者でも埋められない寂しさを。 スノウ ……ミカゼ様。 貴方の微笑みは、とても優しいけれど、でも、とても危なくも見えるわ。 ミカゼ …、え?(は、と スノウ そうよ。頼ってないのは、ミカゼ様の方よ? スノウ 抱え込んで、先を見てるのに、明日を見てないフリして、 スノウ そのためなら、そのまま燃え尽きてしまってもいいと思っているのでしょう…? ミカゼ …、そー、なのかな。 ミカゼ 俺はそんな大層な奴じゃ、無い、と思うけど…、(半分本気で自覚が無い。だが、薄らと思い出すものがある。 スノウ ……そんなの、ダメよ。 ミカゼ (管制塔の―周囲の優しい人達が向ける目線。 単なる親心とはどこか異質な、遠慮がちで、緊張感のある心配。 ミカゼ …ぇっと、俺、(ポツリと スノウ …… ミカゼ ……そんなに危なっかしく見える?(そんな人達に問う事の出来なかった疑問を口にする スノウ ……… スノウ (無骨な、傷や跡が滲む彼の手に、白い手がそっと重なる ミカゼ ―、、(ややビクッとして スノウ 時折、ですわね(視線は何となく下に、言葉は柔らかく ミカゼ そ。 そっかぁ。…そーなんだなぁ。 スノウ ……いざという時、最初から自分を頭数に置いてないでしょう? ミカゼ ん~…(考える)そーゆー時が来てみねぇ事には。でも、 ミカゼ 目指してるのは、航空管制官なんだし、…そーゆー心構えでいるモンなんじゃ…(考えながら喋っている スノウ ……わたくしは、きちんと生きて帰ってきて欲しいと、思いますけれど。 ミカゼ ……ぅん。 それは、確かにそーだ。(自分も、そうして置いていかれた身。…だった筈だ。 スノウ ……ええ。それに、ミカゼ様にも、あのような顔をさせたくありませんわ。 ミカゼ 、、(はっとスノウの方を向いて スノウ (照れくさくてちゃんと見上げられないが、代わりに重ねた手を握る スノウ だから、抱え込まないで、ミカゼ様。 スノウ 今回のことだって、少し……ドジはありましたけれど……わたくしとミカゼ様二人の事よ。 ミカゼ ……(重ねられた手に視線を落とす じんわりとぬくみが伝わってくる スノウ どちらかだけなんてイヤ、よ。 ミカゼ ――。 スノウ もし、ミカゼ様が辛くなったら、何が何でも飛んでいって、側に居るわ。 スノウ ミカゼ様がしてくれたみたいに、ね、ミカゼ様? スノウ ――話が飛び飛びですわね。 もう少し、考えて話すべきだったかも知れませんわ(自嘲気味に スノウ (確かに。今の話のようで、もっと違う、何かの話のようでもあり―― ミカゼ ――。 うぅん。 ………(短い返事の後、やや沈黙 ミカゼ すげー、嬉しい。 ……ありがとう。 ミカゼ ――好きです。 スノウ ええ、それなら良かっ―― ミカゼ ……、、、、(視線は前を向いたまま じわじわ耳まで真っ赤になってくる スノウ 、 ミカゼ 自覚したの、、つい今しがた… なんだけど…!(スノウの反応を待てない青二才 スノウ ぇ、な、 ぇ……!? ミカゼ 勘違いとか、記憶喪失とか、そんなんでとかずるいじゃんってさ、ちゃんと好きになって貰ってからって、、でも! ミカゼ 、(重なった手を動かし、逆にこちらから重ねる形に スノウ ぃ、い、(今言うのは――)ズルい!(ですわ!? ミカゼ (ズルい!?)す、スノウさんだってズルいよ!(ぎゅっ目瞑ってぎゅっと手握って スノウ っっ!!(握られ心拍数グーン! スノウ ゎ、わたくしは正々堂々としてまして、よ……!?(見上げて ミカゼ い、言われてみたらそーだけど!俺的にズルいっていうか…!(隣向いて ミカゼ す、 好きになるよこんなん!! スノウ ィひっ!?(クリティカルして真っ赤っ赤! ミカゼ (こっちも既に超真っ赤だ!)…スノウさん! スノウ ひゃ、ふぁ! はい! ミカゼ 俺と付き合ってください!! スノウ ―――〜〜〜!!(下唇噛んで スノウ ふ、ふつつかものですが…… ミカゼ ―! スノウ (ゆっくり一度だけ頷く ミカゼ ― ぇ、ぇっ、と、…、(何やらワタワタして ミカゼ …… よろしく、お願い、します。(真っ赤な顔のまま、こくりと頭を下げて スノウ …、、 スノウ こ、こちらこそ……お願い、します。(同じく ミカゼ ………ぅん。 ミカゼ (二人して真っ赤で押し黙って俯いている なんともまあな構図 スノウ ……、 ミカゼ ……。 スノウ ぁ、あの、! ミカゼ 、! う、うん!? スノウ …そ、それで……わたくしどうしたら…!? ミカゼ ……え!(思ってもみなかった ミカゼ ……ど、どう… どーっていうと… ミカゼ ……(なんとなく手だけ重ねたまま スノウ ………、!(どうもこうも無いのに、妙な質問をしてしまった感 ミカゼ ……(そう聞かれると、付き合うって何するんだろう…という沼にハマってくる スノウ ……一緒に喫茶や食事に行ったり……?(※行った ミカゼ ……メッセで連絡取ったり……?(※取ってる スノウ ……たまに遠出して、その、デ、デートみたいな……?(※した ミカゼ ……、……。 ミカゼ 手……(※繋いでる スノウ ……、……! ミカゼ ……、……、、 スノウ き……… スノウ 十二分ではなくて!?(グルグル目 ミカゼ ……た、確かに!!(グルグルトンボ眼(※気分 ミカゼ 急ぐこたないよな!てかもー色々やってんじゃん!?(グルグル スノウ ええ、ええ…! スノウ えっ、ひっ複眼――!?(※多分気のせい ミカゼ ッへ ウソ!?(ガガーン! ミカゼ (この感じ――付き合う前の方がよほどスマートだったのでは!?(ナレーション スノウ そ、そんな!ことは!(謎返事しつつゼェハァ スノウ …………、 ミカゼ ……ま、まあ、 ミカゼ ゆっくりやってこ。(困ったように眉を下げた、いつもの笑い方で スノウ ……、ッふ(釣られて感極まったのか、笑みを零して スノウ ッフフ、そう、そうね。 その通りですわね(やわく微笑んで スノウ (自然と額が近付いて―― スノウ (おでこ同士が、コツンと スノウ よろしく、ミカゼ様。 ミカゼ ――、 うん。(額をくっつけ合って ミカゼ コッチこそよろしく、スノウさん。(小さく照れ笑い スノウ (同じく照れと幸せを含んだ微笑みで返して スノウ ―――――――― スノウさんが退室しました ミカゼさんが退室しました
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/1729.html
ミカゼさんが入室しました ミカゼ こんばんはー(チリン、と入店 夕餉時のEM ミカゼ はーい、一人でー、テーブル席お願いします(薄手のミリジャケ羽織った男の子 店員の案内を受け席へと ミカゼ (席に着くとPADを手に取り操作 スノウさんが入室しました ミカゼ …(直近の戦闘記録を確認している スノウ (続けて鈴が鳴り、入店してくる人影 スノウ ――、 ミカゼ様(見つけるや否や歩み寄っていき ミカゼ …んんん(むずかしー顔してPADに視線を落としてる が ミカゼ 、お、スノウさん!(顔上げて スノウ 、、 早いんですのね?(反応に微笑んで、時計と交互見 ミカゼ ぅ、 うん。(はは、と頬掻いて スノウ それは……(PAD画面を見遣って ミカゼ あぁ、ちょっと調べてたんだ。 …スノウさんを襲ったヤツの情報が無いかなって。 スノウ ……、 そう、でしたの…… スノウ わたくしも入院中、何度か報告を受けていましたが… ミカゼ 結果は空振りだったけど。(頬杖突いてむぅ、と)キアシスだけに現れてるって訳でもねーのかもなぁ。 スノウ ええ。あれから報告が無いようですわね。 ……撃破したとは、考えづらいのですけれど スノウ ……確定では、無いのですけれど……(少し思案して、ゆっくりと口を開く ミカゼ ……何か手掛かりが? スノウ スクエアの方で……疑わしき事件があった、とは耳にしましたわ。 スノウ 警備職員が狙われたとか。 姿形は誰も見ていないのですけれど…… ミカゼ ニコラスクエア?あの新しい都市の? …結構遠いトコに出たな? スノウ 襲われた警備員は記憶の混濁が見られ、今尚入院中だとか。 スノウ (セントラルが渦中とはいえ、日替わり週替りで事件の起こる土地が故に―― スノウ ……それだけでは確信には至らないのですけれど。 少し気にかかってまして。 ミカゼ でも確かに、スノウさんに起こった事と重なるよな。記憶の混濁って… スノウ ……ええ。怪しいな、と。 ミカゼ そっか。 そーと決まれば、行ってみねーとな。 スノウ …ええ。 ちょうどこちらでの商談も済んだ所でしたので――ミカゼ様? ミカゼ ん?(スノウ見て スノウ 、いえ、まるで、ミカゼ様も向かわれるような声色でしたから…その……、 ミカゼ 。え? 行かねーの? 行くよ!?(逆に驚いて スノウ そ、それは! そう! ですけれど…! スノウ ミカゼ様、学業や、その色々とお忙しいと思って……いえ…… スノウ その……来て下さるのは……とても……心強い、のです……けれど(歯切れ悪い。ほのかに赤面して…照れてる? ミカゼ 飛べるがメリットは速さだし!? ぃゃ流石に今すぐ突撃するワケじゃー無いけど… ――ってぁぁ、そこか ミカゼ キアシスへの交換留学なら、ちょーど終わるんだよ。そろそろ半年だろ? ミカゼ …それに! スノウ …、、 ミカゼ …例えそーじゃなくても行くよ。 力になりたいじゃん。 スノウ ――……。(僅かに固まって、雪解け模様に赤面して ミカゼ …… 彼氏、だし。 スノウ ……そ、そんな スノウ その言い方は……ズ、ズルい、ですわ……(手持ち無沙汰な手で顔隠しつつ ミカゼ 、、、(言っててコッチも赤面してる 慣れてナーイ スノウ ……。。(むぐむぐと口を噤みつつ ミカゼ …… た、、 ミカゼ 頼ってよ。 …一緒に行かせて? (真っ赤な顔で、じっとスノウの顔を覗き込んで スノウ ―――、!(ズキューン!!と鋭い一撃!! スノウ ミ、、ミカゼ、、、様……(言葉を失ってあわあわとミカゼを見て スノウ ズ、、ズルい…! ズルいですわ……! スノウ 先日は頼りがいのある所を見せて起きながら、今回そのような言い方なんて……!!( ミカゼ 、、え! え!?? スノウ (庇護欲とか女性本能とかアレコレに刺さった模様 スノウ そ、そんな言い方されたらわたくし……、、(うう、と ミカゼ だ、だーって! 水くさいんだよスノウさんはもー!(赤面したままわーっと スノウ だ、、だって! わ、わたくしは――、……!(言葉が続かない ミカゼ そりゃー俺はまだ全然…半人前のガキだし! 何が出来るなんて言えねーけどさあ! ミカゼ こんなどう見たって大変な時に……さー! もー!(言葉にならない スノウ ぅ、、、ぅぅ……!! ミカゼ そーゆーのも、うん… スノウさんの素敵なトコだとは思うけど… … ミカゼ ~~~ ………解った! スノウ …………、、 ミカゼ 俺が勝手に行く。 …勝手に君を手伝って、頼れるってトコ見せてやる。 スノウ ……! ミカゼ 君がもっと安心して甘えられる男になってやるから!!(何かもうヤケクソ気味に啖呵切る スノウ ミカゼ、様……っ…… スノウ ……、(意を決したように生唾 ミカゼ 、、(スノウをたじっと見つめて スノウ …………、(真剣な、何処か不安も綯い交ぜになった彼の表情を見る スノウ (断片的に聞いた、昔の話も。 天空塔で聞いた、これからの話も―― スノウ ……、、(そっと、ミカゼの両手を握る ミカゼ 、――(手元に視線を落として ミカゼ ……、スノウさん? スノウ ……。 スノウ 勝手だなんて、、言わないで スノウ ミカゼ様。 ……、 スノウ 頼って………護って、、くれ…る…? ミカゼ 、 ……! ミカゼ ――勿論。 (笑って スノウ ……、、(照れ隠し気味に、微笑み返す スノウ 改めて、、お願いしますね。 ミカゼ様―― ミカゼ うん。 …ヨロシク。 ミカゼ 全力を尽くすよ。ありがと、スノウさん。 スノウ …ええ。 頼りにしてますわ、ミカゼ様。 スノウ ……、、(ふと。 正気に戻って手を離し ミカゼ 、、、(離され スノウ …、 しょ、食事にしましょうか(約束通りに、と続けて ミカゼ そ、そーだな! (ぱっと姿勢直して …まだ顔赤いけど ミカゼ せっかく時間取れたんだもんな。 今何の気分ー?(PADを両方が見えるように置いて スノウ そ、そうですわね。 晴れて退院出来た訳ですし――……! スノウ 病院食には辟易していたところでしたし、ここは一つ豪勢に―― スノウ (そうして始まる、いつもの食事会。 スノウ (いつも通りの二人でいて、いつも通りの光景に見えて―― スノウ (けれど確実に、一歩一歩と前進して。 スノウ (そんな、ほんのり優しくて緩やかなひと時が 流れていった…! スノウさんが退室しました ミカゼさんが退室しました スノウさんが入室しました スノウ (時刻は些か、遡る―― スノウ (某キアシス院内――退院直前か。 荷物はあらかた引き上げてもらった後。 スノウ 『もう体は良いの? スノウ』 ロゼさんが入室しました スノウ ええ。 お陰様で。ロゼ。 ロゼ ――奇遇ね? 久々だと思ったら入院してるだなんて スノウ それは……まぁ、長い話ですわ(たじ、と ロゼ …。 まぁ、判らなくもないわ。 最近物騒だもの。 スノウ ええ、それは、確かに…… ロゼ ……(じーーっと スノウ ……? ロゼ スノウ。 ……彼氏でも出来た?(小指立てて スノウ んなっ!!? ロゼ ぇ、何その反応 スノウ い、いぃぃきなり何ですの!? 何、が! 根拠、に、で!(あわあわ ロゼ ……(スノウをまじまじ見遣る。 退院だと言うのに、化粧も服装もいつも通り……いやいつも以上に丁寧だ ロゼ ……女の勘? スノウ 、、(咽る スノウ か、からかうのはお止しになって…! スノウ っ、、そんな事を言いに来たんですの…!? ロゼ ふーん。(半目で スノウ ……、! ロゼ (まぁ、いいけど、と息を吐いて ロゼ ま。それだけ元気そうなら大丈夫ね。 物騒なのは確かだから(やれやれと ロゼ もう、街を出るのかしら? スノウ 。それは…… ええ、その予定ですわ。 ロゼ 彼氏と一緒に? スノウ 、、!!(吹き出し気味に咽る スノウ …っげほ、、、もう、、ロゼ…!! ロゼ (ははーんと意地悪に笑い ロゼ まぁでも、往くならその人も一緒が良いわよ。 あと東西どっちかの道を選ぶことね。 スノウ …、? ロゼ …ぁ、でも。西は何もないから……東! ええ、東の街道か電車ね! スノウ それは……電車の予定ですけれど。 …何か意図が? ロゼ 女の勘よ!(デデン! スノウ 、(何を!?と顰める ロゼ …冗談よ。 ちょっといざこざになってて。ええ。 スノウ ……そう、それなら寧ろ協力が―― ロゼ …、(トントン、と胸を叩く スノウ …任せろ、と…? ロゼ (うんうんとドヤる スノウ ………(心配そう ロゼ 何よその目。大丈夫よ! 今回は力強い助っ人もいるんだから! スノウ ……(スノウは、そういった勘には疎いが、やり返しで―― スノウ ――彼氏、さん? ロゼ 何でそうなるのよ!? スノウ ぅ”! だって貴女さっき…!! ロゼ ざ~んねん。 私の方は女性よ(おちょぼ口で スノウ …そうなの。 ロゼ …もういっそ伴侶にしても良いと思ってるけど(いっそ女性でも、と スノウ ……ロゼ? ロゼ 冗談よ。(ジト目 ロゼ とにかく。元気そうなら往くわ。 八首夕陽や姉様の見舞いもあるし。 ロゼ あれこれ”宿題”片付けてたら遅くなっちゃったわ(ふぅ、と スノウ ……そう。 スノウ わかりましたわ。ロゼ。 街のことは任せます。 スノウ …でも、何かあればいつでも呼んで。 きっと飛んでいくわ。 ロゼ …。(少し目を開き間を置いて) ……ええ。 任せなさいって! スノウ 頼もしいわね?(微笑んで スノウ それじゃ、これを…(何かを、手渡す ロゼ ……、? 何よ、そっちの新商品……? スノウ お守りだと思って。 何かの役に立つかも知れませんわ。 ロゼ ……(そういうなら、と受け取る スノウ …、(ふと、いけない、こんな時間と スノウ ……それでは、わたくしはこれで。 今度ゆっくりお食事にしましょう ロゼ 勿論! 四天姉様や藍住麗姉様も呼んで!(にーっと笑って スノウ (微笑み返し、挨拶そこそこに立ち去っていく スノウさんが退室しました ロゼ ……にしても、 あの何でもお抱え綱渡りなスノウが。 随分柔らかくなったわね(見送り ロゼ …『惚れた男に合わせるタイプね?』(誰それ姉様の口真似しつつ ロゼ いやホント。わかんないものね(ふぅ、と。何処か祝福めいた微笑みで ロゼ さて、と……まずは八首夕陽の病室は……その後アザレア姉さんの部屋を…… ロゼ (その場を、後にする ロゼ (――この時、彼女は、文字通り 調子に、乗っていた。 ロゼ (――いくつもある課題。いくつも来る襲撃。 そして見出した光芒。 ロゼ (――不思議と絶望感は無かった。頼れる人も居た。自分のやれることもあった。 ロゼ (――その増長が、いらぬ探究心を持ってしまい。姉へと訪ねてしまう―― ロゼさんが退室しました
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/2657.html
ミカゼ(藤代御風)〔みかぜ(ふじしろみかぜ)〕 作品名:金魚王国の崩壊 作者名:[[]] 投稿日:2010年3月24日 画像情報:640×480px サイズ:91,955 byte ジャンル:[[]] キャラ情報 このぐぬコラについて コメント 至上最高の萌えキャラ -- 名無しさん (2010-08-30 14 07 08) 名前 コメント 登録タグ 2010年3月24日 個別ふ 個別み 金魚王国の崩壊
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/1652.html
ミカゼさんが入室しました スノウさんが入室しました ミカゼ (某日 時は「銀硝のグランヒルダ」戦後に遡る ミカゼ (喫茶EM店奥 休憩室にて ミカゼ ぉし、治った気がする!(諸々処置後 包帯巻かれまくった状態で仮眠用ベッドから起き上がる スノウ ──気がする、ではありませんわよミカゼ様。(ピシャリと ミカゼ ぅ゛(静止 スノウ 折角医療チームを呼ぼうとしましたのに断るだなんて……(トレイから水をサイドテーブルに置き ミカゼ ぃゃー…あんま大事にしなくてもいっかなって…(たはは、と)あ、ありがとー。 ミカゼ てゆーか…スノウさんの方こそ大丈夫なのかよ? スノウ トリアージ(治療優先順位)ですわ。わたくしは外傷はありませんし… ミカゼ トリアージ。(なんとなく復唱してしまう)…にしても病み上がりなのに。 スノウ ええ…粗方片付きましたら休ませていただきますわ(丸椅子引き寄せ座る ミカゼ (グラス持って水を飲み)…全く、フレアさんの言ってたとーりだなぁ。(小声でぼやく スノウ 。 フレアが何か?(眉潜めて ミカゼ まー色々と。世話焼きというか何と言うか…(じーっとスノウを見て ミカゼ 姉気質、ってヤツなのかなぁ。 スノウ ――。(ぅ、と照れて スノウ わたくしはただ、当然のことをしたまでですわ…!(腕を組み視線をそらす ミカゼ ははっ、そー?(何か微笑ましげに笑って スノウ ノブレス・オブリージュ<貴族の努め>ですわよ(唇尖らせる ミカゼ ノブレス…さっきから難しい事言うなぁ! スノウ とにかく、構いませんのよ。 成すべきものではなく、成せる者が成せば良いのですわ。 スノウ …ミカゼ様も大事に至らず何よりでしたわ。 ミカゼ …まー、そういうスノウさんに皆助けられてるんだよな。(少し観念したように呟き ミカゼ ん?俺はまー大丈夫! 怪我はするもんだし… スノウ (怪しむようにじ、っと見るが… 嘘はついてなさそうだ スノウ …、助けられただなんて、そう大層な話ではありませんわよ。わたくしが最初に倒れてしまいましたし スノウ あれは皆さんの勝利ですわ。 それに、最後のはミカゼ様の…… ミカゼ ……あぁ、我耀 アイテール がちょっち気合出してくれたからな。 スノウ 我耀 アイテール …… 以前も少し触れましたわね。 空の精霊、と呼べばよくって? ミカゼ うん、そんな感じ。まー、厳密に言うともう一段階上の存在……らしーんだけど。 スノウ …… まさか王や神の類いで? ミカゼ … … まー今更繕ってもしゃーねーか!スノウさんだし大丈夫だろ! スノウ (ぇ、という顔をして スノウ ま、さか!(がばっと耳を塞いで スノウ むむむ虫の話ですの!?!? ミカゼ そ。スカイロードの『空』。空母神と呼ばれる神サマが―― え!?どしたん!? スノウ (はっ、と ミカゼ 虫! 虫は力の一部だってさ!まー俺が扱える…いや、俺に与えられてるのは大体そういうの、って言ったらいーのかな。(うーん、と スノウ す、スカイロードの空、 え、ええ そういうことですのね…(羞恥赤面しつつ聞く ミカゼ ……そういや虫苦手だったな? …その割に詳しいけど。 スノウ 知識があれば克服できると思いまして…(引き付き苦笑で ミカゼ あ、あぁ~…そーゆー努力だったんか。 ミカゼ まー、元々はフツーの人間なんだけど…そういうワケで虫虫してるんだよ。 スノウ 虫虫……(今度はこちらからじっと見る ミカゼ 、、ぉぅ(憑依状態に無い今は本当にごく普通 スノウ ……やり過ぎると戻れなくなるとか(よくある話 ミカゼ ソレは……どーなんだろうなぁ。(あまりそんな気はしない、という雰囲気で ミカゼ この力はあくまで借りもんだからさ。俺に根付くっていう事は…無いような気がしてるよ。 スノウ (ほっと胸を撫で下ろす スノウ ま……まぁ……トンボならまだ…… ミカゼ (そんな様子にははっと笑う ミカゼ …そっかそっか。神の権能よりソッチが気になるんだな?(なんか拍子抜けしたように笑いながら スノウ (また はっとして 咳払い スノウ し、失礼……そうですわね。 わたくしとしたことが(アセアセ ミカゼ いやー、いいじゃんいいじゃん。なんか安心したし。(まだ笑ってる スノウ それだけの力ですから秘匿も当然――って笑いすぎではなくて!?(フォローを笑いで茶化され ミカゼ ご、ゴメンゴメン!そんな怒んないでって!(笑いながら スノウ わたくしは真面目な話をしていますのに!(ヒドいですわ!とプンスカ ミカゼ ま、まーまー!…何て言うかホッとしたの! スノウ (もう、と続いて少し沈黙し スノウ ――………。 それは、忌避されると? ミカゼ や、…どーだろう。(少し考え込む様子で) ミカゼ この力を知った相手から疎まれるような事は、無かったけど… スノウ …… ミカゼ 身に余る力だ、って意識はあるんだよ。(皆、一様に「心配」していた。 ミカゼ … つーか神とか言われたらビックリしない?(急に軽い調子で スノウ それは……… スノウ ……わたくし、商い家の娘ですからね。あまり実感が無いのかも知れません(ふむ、と口元抑えて ミカゼ …ナルホド? …そーゆーもん? スノウ 目に見てひどい目に遭わされたら認識を改めますわ(今はそういう事、と云うように スノウ それに、確かに超常の力かも知れませんが、ミカゼ様は確かに担い扱い、あの魔女を倒しましたわ。 スノウ そこにあるのは「感謝」ですわよ、ミカゼ様。 ミカゼ …、感謝。 スノウ ええ。 ありがとうございます、ミカゼ様。 スノウ 朧気ですが…皆様の声が聞こえてましたわ。 もちろんミカゼ様の声も。 ミカゼ ま、マジか。(想定外である スノウ フレイが逃げ込んだのでしょう? この辺りはまだ土地勘がありませんでしたし… ミカゼ うん。そー、双子だったんだなぁ?最初どっかで見た事あるなってさ スノウ ええ。瓜二つでしょう。 戦術上寄せているのもあるのですけれど… スノウ (強いていうとスノウは北極の大地でフレアは火山という話だが。主に胸囲が。 ミカゼ 戦術。(なるほどなーって顔 スノウ ええ。妹まで世話になって…… この恩は必ず。 ミカゼ いやいや、お互い様ってヤツだよ! それに… ミカゼ スノウさんはノブレス?ナントカって言ってたけど…俺にとっても、こー、 ミカゼ 人を助けるってゆーのは、目指す所だからさ。 スノウ それは―― 善い行いですが――……(むぅ、と ミカゼ そ、だから…ンー、お互い助け合えたら、いいじゃん? スノウ (腕と足を組み直し、不満げに同意。 多分勝手に考えてるヤツだ ミカゼ …(不満げなのはわかった。苦笑気味 ミカゼ (くぃっと水飲み干し、サイドテーブルに置く スノウ ……そういえば。 ミカゼ様は、もうリーズベルトに通われていまして? ミカゼ ……? あぁ、つい最近授業受けだしたトコだよ。(唐突な話題転換に?と スノウ そうでしたの。 ということはご友人も既に? ミカゼ …? うん、まーちょくちょく話すヤツは…(基本気さくだ。打ち解けるのが早いぞ! スノウ まあ、らしいですわね。と言うことは帰り道に何処かに寄ったりも?(微笑み ミカゼ うん。そーゆーコトもあるけど …?(スノウの笑みに首傾げながら スノウ 、ああ、いえ。失礼。 ただ、どういうモノかと思っただけですの。 ミカゼ ぁぁ、そーなんだ。…スノウさん、学校とかは通ってねーの?そういえば。 スノウ ええ。 教師を雇い入れて習ってましたわ。 ミカゼ あぁー。(なるほどって相槌 スノウ 社交性は学んでも社会性は学べないんですもの(苦労しましたわ、と ミカゼ そっか。じゃー…あんまり、歳の誓い知り合いはいなかったり? スノウ …そうですわね。そもそも故郷のレクロマクシスでは距離を置かれる方が基本でしたわ。 スノウ おべっかに近寄っては来るのですけれど。皮肉な話ですわね?(悪びれた笑みで ミカゼ ウッソなんで!?(素で驚き) ぁ、身分…とかそーゆーの? スノウ ええ、そういうものですが……何ですのその目は(ジト目で ミカゼ や、意外だったからさ。 スノウさん優しーのに。 スノウ それは気を払っ──(喫茶での初日を思い出し)──どう、かしら……?(微妙な表情 ミカゼ …… ん?(ど、どした? スノウ い、いえ。そうですわね。 スノウ 故郷を出てきてからは、友人と呼べる方は何名か出来ましてよ? スノウ 基本、オジサマ方々と話してばかりですので……数名だけですけれど ミカゼ そっか。うんうん、良い事じゃん。(素直に笑い ミカゼ それに俺だってもう友達だよな? スノウ ええ。それは勿論。そう思ってましてよ(瞑目し何故かンフーっとドヤ顔 ミカゼ 良かった。(何故かドヤってるスノウを笑顔で見て スノウ それに、ご友人の作り方はミカゼ様を見習いますわ。 スノウ 得意そうですし。(ね?と傾げかけて ミカゼ (やや意外そうだが、笑顔で)はは、参考になる所があれば。つっても気負うもんでも無いと思うけどなー? スノウ そうかもしれませんが、それとなく? ミカゼ まー、スノウさんならすぐ色んな人と仲良くなれると思うよ。既に友達もいるみてーだし。 スノウ お上手ですわね? そうなるよう努めますわ。 ミカゼ 本心だって(笑って スノウ (微笑んで返し)さ、そろそろ横になっていただきますわよ? ミカゼ えっ…… もーすっかり治った気分なんだけど…… スノウ 傷はとにかく、あれだけの力を奮ったのなら尚の事ではなくて? スノウ それなら、無事退院でも構わないのですけれど…(傾げて ミカゼ …(確かに、だ。行使に身体が追い付かないのか、全身に疲労感がある だがしかし ミカゼ 大丈夫。ぼちぼち攻守交替して、スノウさんに休んで頂かなくっちゃさ? スノウ 、、わたくしは横になれば十分で…… ミカゼ 病み上がりが何言ってんだよ、って(起き上がり、ベッドから降りる ミカゼ それに、友達ってのはお互い助け合うもんだろ?(な?と笑って スノウ 、 ……確かに。(納得風 ミカゼ ハイ。元居た部屋でいーかな?(行きましょうね~的にスノウの後ろに回り スノウ そ、れは、まぁ、どちら、でも(押されるように ミカゼ (部屋を出て~廊下を通り~別の仮眠ルームに連行 スノウ (連行される~ スノウ (その後、殿方に寝顔は、とか今更なことを言いつつ スノウ (マッハで微睡みに落ちるお嬢なのであった ミカゼ …(丸椅子に腰掛け、そんなスノウさんを頬杖突いて見下ろして ミカゼ (…やっぱホントに疲れてたんじゃん。 …全くもー。 ミカゼ …ありがと。(静かな寝息の中に、ポツリと零した ミカゼさんが退室しました スノウさんが退室しました
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/1615.html
少年?さんが入室しました 少年? (オクターン! 青い海! 快晴! 少年? (青い空! でっかくて白い、雲――― に、突然ぽっかり大穴が空く 少年? (――――― っゅんっ 少年? っ ―――ああぁぁぁぁ(空から現れたソイツが 喫茶に 少年? (――――着弾!(ズザザザザザザザ ドゴッ 少年? (盛大に砂浜を抉り滑り、勢い止まらず 喫茶の壁に激突 スノウさんが入室しました スノウ ――!!? なんですのっ!? 少年? ッッッが !! (ビタァン!! スノウ (喫茶の外に出て回り込み、衝撃音がしたであろう側に 少年? (罅割れクレーター状になった喫茶の壁 その中心に貼り付いたそいつが ラフトさんが入室しました 少年? ――……(ズルズル落下(ドシャリ 少年? ぅ、ぅぅ…… スノウ ……!?(異様な光景に唖然とするが スノウ っは、、いえっ ぁ、貴方! 大丈夫ですの!?(急いで駆け寄り ラフト おや、なんだか騒がしいね。(アロハシャツ海パンサンダルサングラスでマンゴージュース飲みながら現れる青年 ラフト (浮き輪も持っている 少年? ―――…った~~…(よろっ、、と地面に手を付き 少年? …なんだってんだこの出力、まるで制御できね…(スノウと、その奥のラフトを見上げる 少年? …。 アレ、何やら…お騒がせシマシタ?(少し驚いたようにキョトンとした後、歯見せ首傾げ笑い 少年? (黒髪短髪 モスグリーンの瞳 特に変わった装備等は無く、ごく普通の…16歳くらいの男子。 スノウ お、お騒がせも何も! これは貴方の仕業でして!?(砂浜を抉った墜落跡と交互に見て 少年? 仕業ってそんな!わざとじゃ無いけど!?(言いつつ自分の背やら砂浜やらアチコチ忙しく見回して 少年? …。 確かに俺のせいだな! ラフト まあまあケガがなければよし、ということで(マンゴージュース飲みながら スノウ …、(眉をひそめて腕を組み) あなた、お名前は? スノウ (後ろの声にもはっとして)そう、それにケガや、お体の具合はよろしくて? 少年? ケガ…は、してない!すげぇなコレ!(自分見て自分に驚く変な様子)ぁ、(ぱっとスノウに視線戻し 少年さんが入室しました 少年 俺は御風ユキってゆーんだ。気軽にミカゼって呼んでくれよ!(にかっと明るく歯を見せて笑う 少年さんが退室しました ミカゼさんが入室しました スノウ …ミカゼ様ね? その様子だと、特にケガも無さそうですけれど。 少年?さんは退室されたようです ラフト ミカゼくん。いい名前だね。僕はラフト。ラフト=ネプトゥムという名前だよ。 ラフト そして、えーっと、君は。(スノウに向かって スノウ わたくしはスノウ。 はじめまして、ネプトゥム様でよろしいのかしら?(振り向き ミカゼ ラフトさんに、スノウさんな。(よっ、と立ち上がり ラフト ラフトでいいよ。 スノウ (振り向いた際に野次馬で人混みが出来始めていることに気付き ミカゼ (やっべ。って顔 ラフト (特に気にせずマンゴージュースを飲んでいる スノウ とりあえず、中に入りませんこと?(日なたはお肌に悪いですわ、と続けて ミカゼ ん、そーだな! よしココ喫茶だな?じゃー目的地は合ってたってワケだ!(なんか笑って ミカゼ ココで会ったのも何かの縁だ!行こうぜ行こうぜ(2人の背を押す様にして スノウ ぁ、ちょっと、! なんですのなんですの…!(あれよあれよと押しやられ ラフト いいね。ちょうどお腹も空いてたんだ(マンゴージュース飲みながら押されていく ミカゼ (~そしてES店内へ~ ミカゼ こんちは店員さん! 俺レモン氷と海鮮焼きそば!(入るなり口頭注文 ラフト 焼きそばかー、いいねー ミカゼ 海の家定番って感じするよなー? ココでどー?(4人掛けのテーブル席 ラフト じゃあ僕は冷やしラーメンを(テーブル席に座る スノウ ええ、構いませんわ(店員に目配せ ミカゼ (よっ、とラフトの隣に腰掛ける スノウ (二人が座ってから着席し、店員が別テーブルで呑んでいたグラスを持ってくる ラフト いやー、海はいいねえ(外みながら ラフト それで君はなんで空から降ってきたの?(ミカゼに ミカゼ (ちなみに作業用ジャケットを袖捲って着ている 中はTシャツでラフな格好 ミカゼ あぁ、飛行練習……みたいな?(ラフトに スノウ みたいな? ミカゼ みたいなってゆーかそのものか?(うん?と自分に首傾げて) ミカゼ 最近飛べるよーになったからさ。海行きたかったし、目的地定めてやってみよー!って。 スノウ …それで着地失敗して激突しましたの? ミカゼ … つまりそういうコト?(てへ スノウ …誰にもぶつからなかったから良かったものの……(額抑えてため息混じりに ミカゼ た、確かにソレはソレだなー…(頬掻いて)こんな制御効かないとは思わなくてさ。 ラフト 空を飛べるのか。そんなことできるなんて考えたこともなかったなあ。 ラフト (最近そう言う人を見た気がするけども。 ラフト ……。 ラフト それでなんで急に飛べるようになったんだい? ミカゼ あ!でも!ちゃんと目的地着いたのはパなくない?(な、と2人に ラフト (運ばれてくる冷やしラーメンを受け取って食べはじめる ミカゼ ぉ!きたきたー♪(同じく海鮮焼きそばが届く レモン氷は食後! スノウ …魔人能力かしら。 でもその言い振り、自由飛行できないということですの? ミカゼ いただきまーす。 ぇー、んっとな、何て言ったらいいのか…(宙に箸向けつつ ミカゼ 契約。 力を借りてる、っつーの? ミカゼ 「空」にさ、借りたの。だからまだうまく制御できねーんだ。いずれはできるよーになるらしいけど。 ラフト へえ。それは珍しい話だ。 ラフト その類の能力は聞いたことがないな。(冷やしラーメン食べてる ミカゼ 精霊とか衛霊とか、そーゆーのに近いらしいよ。リクツは俺もよくわかんねーや(モグモグ ラフト なかなか面白そうな話だね。ぜひとも聞かせてほしいよ、でも。(ラーメン食べ終わる ラフト ごちそうさま…。ちょっと用事があってね。 ラフト というかその、泳ぎたくなってしまったんだ。 ラフト なので行ってくるよ!(お代をテーブルにおいて ミカゼ ぉー、海満喫おにーさんって感じだな!(笑って) 楽しんでなー! ミカゼ (大きく手を振ってラフトを見送る ラフト ありがとう!そのうち、またどこかで!(海に消えていく ラフトさんが退室しました スノウ (ラフトを見送り… ミカゼ 夏だなぁ(うんうん スノウ …泳ぐ。そう、そうですの……(何故か、なるほど、と言った風に スノウ …、いえ。 それより、“借りる”とは変わった口振りですわね?(ミカゼ向き直して ミカゼ んー、そう? 何て言うのか、 スノウ 魔術、とはまた違うのでしょう? ミカゼ そだよ。その通り「借りてる」ってイメージでさ。 ミカゼ 魔術とかってホラ、勉強ーとか修行ーとかしないとやっぱ身に付かないじゃん? ミカゼ 俺、つい最近まで只の一般人だったからなぁ。 スノウ 魔術も様々ですが……そうですわね(ふむ、と ミカゼ 「空」と契約して、力を貸して貰ってる…んーなんだ、…うまいこと説明できねーなぁ!(語彙が無い スノウ んん……何だか釈然とはしませんが、そういうモノもあるのですわね(とりあえずな解釈で ミカゼ うん、まー…なんとなくで受け取っといて!(デザートのレモン氷が運ばれてきて ミカゼ スノウさんは何か食べねーの? 飲み物だけ? スノウ わたくしは既にいただきました。 …その後ティータイムで寛いでいた所に先程の有様ですわ ミカゼ なるほどー。そりゃぁお茶の時間邪魔しちまったなぁ(ゴメンゴメンと軽く スノウ (やれやれといった風に肩を竦めて返す。怒ったり不満はない様子。 スノウ 目的地、とも言っていましたわね? スノウ こちらにご用向が? それとも飛行の練習として、といったところかしら。 ミカゼ ホントは喫茶EBってトコに行こうと思ってたんだよ。でもホラ、(人差し指上に向けて ミカゼ 今、夏だろ? そんで、良い天気だろ? ミカゼ 海行きたいな! って。 スノウ …中々突飛な理由ですわね。 ミカゼ フィーリングって大事!(何故か得意げだ スノウ ただ、EBのご贔屓様もこちらに出向いているとの話ですし、あながち悪い読みではなさそうですが… スノウ ……、喫茶”EB”や”ES”に御用が? ミカゼ そーそー、系列店なんだってな? ミカゼ …うん!修行したくって! スノウ 修行。 ミカゼ なんか、戦える人いっぱい来るんだろ?こーゆートコって。 ミカゼ スノウさんもさっきのラフトさんも全然そんな風に見えねーけどさ。(悪気は無い スノウ なっ…… わたくしだって戦えますわ!(むっと返して ミカゼ そうなの!?(素でびっくり スノウ ええ勿論。何なら試したって構いませんことよ?(髪を払いアイスティーを一口 スノウ わたくしも先日、EBで力試しに挑んできた身ですもの。 ミカゼ ぁ、あー!模擬戦ってやつ!(ウワサの!って感じで ミカゼ マジかー。超意外だよ。じゃー…(スノウ覗き込んで スノウ ええ。噂に違わぬ強者と相見え……な、なんですの(う、と目線を返して ミカゼ 一戦! お願いしてもいい!? スノウ っそ、それは構いませんが、!?(きょどった返事 ミカゼ ? な、なんかマズい?(反応に首傾げて スノウ (咳払いし) な、何でもありませんわ。 スノウ …では、早速?(空になったかき氷皿見て ミカゼ ん!(定番の3色スプーン容器に突っ込んで ミカゼ 外でやるんだったよな? ココだと…浜辺? スノウ そうなりますわね。 …EBと違って人もいますので、人払いしませんと。 ミカゼ 確かに巻き込んじゃ危ねーな? 俺何処行くかわかんないし スノウ お店に風穴開けられても困りますし。 そうならぬよう、期待していますわ(グラスを起き席を立つ ミカゼ そ、そーならない為の修行みてぇな… ま。とりま外行きますか!(ひょいっと席を立って スノウ (――昼下がりの浜辺に出る双方。 ミカゼ よー、っし、(準備運動的に体ねじったりジャンプしたり スノウ (簡単な人払いをしたが海や堤防、遠巻きの砂浜にはギャラリーの壁が。 ミカゼ ゎー、こんな見る人いんの? なんか緊張するなー…? スノウ 観光地ですもの。ギャラリーの少ないEBとは違いますわね(対峙。慣れているのか緊張はなく。 ミカゼ なるほどなー。夏だしなぁ…(謎の納得をして、対峙 ミカゼ えーっと。…(何か拳握って)や、やるぞー! スノウ (ヒールではなく厚底サンダル。 足首部分のストラップに触れる スノウ (ツララかガラスか、そんな透る音が折り重なりヒールブーツに変形する ミカゼ !(目を見開き見入って ミカゼ な、なんだそれ…カッケー!? スノウ (フフ、と微笑む。 満更でもない スノウ さぁ。(立ち上がり様に髪を払い) ご覚悟は、よろしくて? ミカゼ ぁ、ぁぁ… いやちょっと待ってコッチも! ミカゼ 頼むぜっ… ―――我耀 アイテール 。(ぎゅ、と目を閉じ 全身が僅かに白光を放つ スノウ (あら、とそれを見て ミカゼ 俺に…力を貸してくれ。 (シャン、と刃の鳴る音 双剣が両手に現れる ミカゼ (光を纏った彼は何処か異質な気配を放つ。――人ならざるものの様な。 スノウ (人間砲弾か何かかと思っていましたが――これは。 ミカゼ さ。コッチも準備完了だよ!(びし、と刃の曲がった曲刀をスノウに向けて スノウ ええ――2回。 どちらかの有効打が先に2度入ったら終いで構いませんね? ミカゼ オッケー。(真面目な顔で、スノウをまっすぐ見て スノウ では。(参ります、と続けて―― スノウ アイス、ワンド――(足元から急速に氷地が広がっていく スノウ (砂に埋もれていたが、変形したヒールブーツの底面にはスケートのようなブレードが ミカゼ ! 行くぜっ、(たんっと地を踏み、――――加速! スノウ (応えるように滑り出し接近 ミカゼ ―(―――瞬く間に姿が失せ、前方に急速発進 ミカゼ ― っ(――が ちゃんとまっすぐ進んでない! スノウの後方 堤防で衝撃音が上がる スノウ ッ!?(コマ送りのような速度に一瞬姿を見失う スノウ っ――なんですの!?(ターンし後方を向き――そこには派手な砂煙 ミカゼ (砂埃の先、堤防の壁にに突っ込んでるミカゼのシルエット ギャラリーの戸惑い声 スノウ …、(先ほどで喫茶で起きた轟音と同じ。 あれが直撃したらと思うと…… ミカゼ っ、ぐえ、、(罅割れた壁からよろよろと復活 スノウに振り向き ミカゼ ちょ、ちょーっと狙いが逸れたな!(頭から血ィ出てる スノウ …驚いた。まるで鉄砲玉ですわね、貴方(しかし油断なく構え直し ミカゼ ぱ、パワーが有り余ってるんだよ!(というか剣出したのに突進したり、活用がチグハグだ ミカゼ (ようするに……初心者!! ミカゼ さ、スノウさん、君は何が出来るのか…見せてくれよっ!(言い、スノウに駆け出す 今度は普通の、人が走るくらいの速度 スノウ 言われなくても、ですわ!(滑り出す スノウ (デタラメな動きにパワー ここは――スタンダードに!) スノウ (片足を上げ、滑り込みながらブレード付きキック! ミカゼ ―っぅお! 速!(咄嗟に剣をかち合わせる スノウ (ガキンと弾かれるも、即座に軸足と弾かれた蹴り足を入れ替え―― ミカゼ (一応の攻防は出来る模様、だが――)っぇ! スノウ っせい!(中・上段の二段蹴りを放つ ミカゼ っう、ゎ―あ!!(2発ともクリーンヒット 大きく仰け反って後方に倒れる スノウ (蹴り反動で回転し、足を振り上げたところで――ダウンを確認しストップ。 スノウ (二発とも命中したが――)ポイント1でサービスしておきますわ。良いですわね?(膝越しに微笑み ミカゼ ッ―― っつー!(浜辺に大の字で悔しそうに ミカゼ っもー、お情けかよ! でも、有難く頂く! ミカゼ (ばっと立ち上がり―際に、斜め上方に斬り払いを見舞う スノウ !(振り上げていた足をそのまま合わせ、ブレードでガード ミカゼ !(ガキンッ スノウ (勢い負けするが、そのまま僅かに後退り両足を付く ミカゼ っ、と、!(一旦後退し体勢を立て直し ミカゼ 、んなら…!(ヴン、と曲剣が光を帯び、僅かに振動するかのようにブレる スノウ (あら、とそれを見て スノウ なら、これでどうかしら!(冷気をまとってその場でスピンし スノウ (背を向けながら足を後方に振り上げ―― 呼び出されるように巨大なツララがいくつも地面から迫り上がる! スノウ (さながらツララの波がミカゼに迫る! ミカゼ っな、――んなろ!(迫るツララを見て 両腕クロスさせて双剣を振り上げ ミカゼ っ、――らぁぁ!!(ツララに向け振り下ろす! 剣から放たれる×字の真空刃 ミカゼ (刃がツララを派手に刈り取ってゆく スノウ (氷晶を散らしながら砕け散り貫通するが、本人は射線から退避済み ミカゼ っ、当たんねーなぁ!(笑顔で 派手に舞い散る氷粒、砂煙 スノウ まぁ、大したものね――!(振動に弱いのか、余波で氷地も派手に溶け削られる ミカゼ なっかなかの威力だろ! まー…当たんねーけど!(再びスノウを見て ミカゼ って事で……連投!(今度は横一線 先程より射程の横幅が拾い真空刃を放つ スノウ !(足元から氷の柱がせり上がりジャンプ! ミカゼ なんっ!(テクった技に仰天 スノウ (当然氷柱は両断されるが、そのまま飛び込み降下キック ミカゼ っ――(これ喰らったら終わりじゃん! ミカゼ っ、、っと!(ひょいっと大きく後方に飛び退き―滞空 スノウ ――、(躱され、着地と同時に滑り出す ミカゼ (腰部に透明な、薄い翅のようなものが見える スノウ ……(高速移動、剣、真空刃、飛行―― 何かしら、共通点がないようで、あるような…(一定の距離を保ちつつサークリング ミカゼ 、っ、一撃も入れないってのは―!(剣の一本を向かってくるスノウに投擲 スノウ !(スピンし後ろ蹴りで剣を弾く スノウ (ですが、先日ばかりと仰っていた通り……。 搦手は無粋ですわね…! ミカゼ んんん(弾かれた剣は消え去る ミカゼ (ホバリングのように宙に浮きながら、スノウの様子を見る。 ――距離が遠く分かり辛いが、戦闘前と瞳が少し違う スノウ ……、?(翅…? それに何か雰囲気が…? スノウ …なら、確かめるだけですわ!(構わず滑走接近し、眼の前にジャンプ台のようにツララを生成 ミカゼ (――よっし、動きは、見える。でも、当てようが…)っと!(残った剣を構えて スノウ (跳び上がり、ムーンサルトキック! ミカゼ (縮まった黒い瞳孔がスノウを見――)っし、! ミカゼ (横に構えた剣でキックを受ける 通常ならガードしきれない拮抗だが ミカゼ っ――!(キックと刃が勝ち合った瞬間、翅が振動を強め、前進ブースト スノウ ッ、!(拮抗――もとい空中で勢いを殺されたら押される他無い スノウ 飛、翔……!?(ブレードと刃の鍔競り状態だがブーストでそのまま空中移動し続ける ミカゼ っ、、――流石に、 ミカゼ 「空」じゃー俺に分があるみたいだ―― なっ!!(剣を横に振り抜き、吹き飛ばしと共に真空刃を放つ スノウ っぁ、!!?(弾かれ空中で翻り――背中に真空刃がクリーンヒット! スノウ (海まで移動していたのか、そのままドボォンと海面に ミカゼ ――っマ!?(想定外だ スノウ ――――(結構な勢いだったのか、海中に沈んで姿が見えない スノウ ―――(ゴボゴボゴボと、一方海中にて―― スノウ (っ…油断しましたわ……相手は飛行できるというのに…!(背中に手を遣りダメージ確認 ミカゼ ―― う、嘘 ………(空中で呆然、蒼白 スノウ (痛みますが…出血無し、破れも無し……。流石うちの製品なだけありますわね…! ミカゼ (―― 待て。待て。待て。 またすぐ上がってくるかも…… 否…… スノウ (さて……(海面を見上げる スノウ (近くで見ると、、、何だか嫌なものが見えた気がしますけど…… ミカゼ ――( 違う。俺は「こういう時」の為に、 「なんとかする」為に、 この力を… ミカゼ ――― ッ!(――― っゅんっ 空中爆発加速 一直線に海中に突っ込む スノウ (不意打ちで驚かせるかもしれませんが、ここから反撃に―――って えぇっ!?(突っ込んできた影に ミカゼ (―― 水中で大分勢いは削がれるが、それでも勢い任せに、泡を纏いながらスノウの元へ ミカゼ (……見つけたァ!!(スノウの腕を掴む スノウ …っ!!(しまっ―― ミカゼ (……ゴボガババ!(……今更だけど 水中 全然うまく動けねぇな! ミカゼ (腕を掴んだまま、もがきながら海面に上昇していく 攻撃の様子は全く見えず スノウ ……!?(蹴り上げようとして違和感にストップ ミカゼ ―― っぶはっ!!(海面から頭出して スノウ (バシャンと続けて顔出して) なっ 何ですの!? ミカゼ ―何ってその、 っごほ! げほゥ!!(海水! ミカゼ ……っごほ ゃ、、無事かなって! スノウ 無事ですわ! 試合中に情けをかけるなんて、あなたという人は…! ミカゼ … …ぅ。言われてみりゃ、それはそーなんだけど…(バツ悪そうに スノウ ………、、!(不満気だがその表情見て何も言い出せず ミカゼ … まー、とりあえず …陸上がんない? スノウ (ざばぁっと体が持ち上がる。足元は、例の氷柱。 スノウ ええ、そうですわね(陸までの道のように凍らせて ミカゼ っぅぇ!? すげえな! ミカゼ えーっとソレ… マジンノーリョク…ってやつ? スノウ これはこちらの能力ですわ。 あなたは…翔んで帰りますの? スノウ (カツン、とヒールを氷で鳴らして ミカゼ … うーん、実際ちょい疲れたな。泳いで帰ろっかな…。 スノウ …、(肩を竦めて) 試合は終いで構いませんわね? ミカゼ うん。そーだなー。ありがと。(ぷかぷか水面に浮いたままにかっと スノウ ええ、こちらこそ。 …それにしても、変わった力ですのね? 何か見えたような気がしましたが……(見下ろす形でミカゼの背中を見遣り ミカゼ (陸に向けてざぶざぶ泳ぎ始め)?あぁ、翅かな? スノウ ええ。(隣をカツカツと歩き ミカゼ コレも「空」から借りた力だよ。たぶん虫の翅でさ、とんでもねースピードで飛べるの。 スノウ む、虫ですの!?(たじろぎ ミカゼ 蜻蛉…だと思うんだけど。(自分でもよく分かってない風に語る ミカゼ ぉう?(その過剰反応に思わず見上げて ミカゼ ……虫苦手? スノウ ト、トン――(さらに一歩下がって、氷道はそんなに広くない スノウ っきゃぁ!?(ツルッとバシャンと ミカゼ ――うわー!!? ミカゼ ちょっ、、おい!?(向かおうとして氷道に阻まれる スノウ ッ、っっ、辛……!(すぐさま海面に顔を出す ミカゼ 、 …(ざぶざぶ寄って) だ、大丈夫?? スノウ ぇっ、ええ! 問題ありませんわ!(少しひくついてるが スノウ そんな、そんな気は……いえ、見えていましたが………虫…でしたのね… ミカゼ そ、そう? ならいっけど…(モスグリーンの瞳の、スノウの方を見る一点だけが黒く目立つ …複眼のアレだ スノウ ぃひィッ!?(素っ頓狂な悲鳴 ミカゼ !??(ビクゥ スノウ し、試合は終わりましてよ!? そ、そのソレ、何とかなりませんの……!? スノウ (何か逃げるように泳ぎ離れつつ ミカゼ …虫苦手かぁ! っと、ちょい待ってな、…!(目瞑って ミカゼ …ん、 ありがとな、我耀。(全身を覆う微白光が失せ ミカゼ (瞳がいつも通りに 海中で見えないが翅も消えた スノウ …、(その様子にホッとして ミカゼ … さーて、戻るかぁ。 スノウ …、ええ、そう、ですわね(砂浜に戻る二人 ミカゼ っふはー!(ザバァ スノウ ふう、、(ザバリと白水着 ミカゼ っはー、こんな濡れるとはなぁ。(そもそも水着ですらない 全身びしょ濡れだし水吸って重い スノウ ええ、全くですわ。 わたくしは水着でしたので良かったものの… ミカゼ ま、海辺だししゃーねーな!(長袖ジャケット脱いで絞る 中は半袖Tシャツ スノウ う、海水はベタつきますわね… 一度喫茶に戻りますわ。備え付けのシャワーが有った筈ですし… ミカゼ そんな便利なのまであんの?(ほへー スノウ ミカゼ様はどうされますの? ミカゼ ぅーん…(シャワーとかあるなら自分も使いたいとこだけど喫茶に1つしか無いとしたら色々アレじゃね?などの逡巡)今日は帰ろっかな。 ミカゼ よし、っと(上着を腰に結んで スノウ (そんな様子を見つつ スノウ …。まぁ、助けに来てくださった事はお礼申し上げますわ(濡れた髪を払って ミカゼ あぁ、うん(頬掻いて)まー、試合中って考えると、どーだったんかなって気はするけど… ミカゼ いっか。どーいたしまして。(にかっと スノウ ……。(やれやれと微笑み返す ミカゼ それじゃ、また会えたら!(片手挙げて笑顔で挨拶 ミカゼ (踵返し、喫茶から離れていく …飛ぶのは見えない所からにしよう。虫苦手っぽいし。 スノウ ええ、こちらこそ――(元気な姿を見送る ミカゼ (やがて浜辺の人々に紛れ、姿が消える ミカゼさんが退室しました スノウ ――。(雑踏に紛れ込んでいく背中を見送り スノウ さて、と。わたくしも――(喫茶に向かう スノウさんが退室しました
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/1678.html
ミカゼさんが入室しました スノウさんが入室しました ミカゼ (──キアシス駅前、マスコットキアピー君の前。 ミカゼ (時間は待ち合わせ時刻の少し前。行き交う人々と携帯の画面を交互に眺める少年 スノウ ――貴方が、ミカゼ? スノウ (後ろから声。 いつも通りのような声でいて、いつもと違うような…? ミカゼ …(やっべぇ、なんか緊張してきた。(ソワソワしている ミカゼ ――!(ハッと固まって ミカゼ 、 よ、スノウさん!(振り返る ミカゼ ―― へ?(そして 声の主の姿を目に入れる スノウ (白いポニテはいつも通り 服装もいつも通り スノウ (しかし、どうしてか、目線がミカゼよりだいぶ、下 スノウ (腕を組んでミカゼを見上げる10歳程度の少女。 心なしか目付きが鋭い ミカゼ ……… …(あんまりの事に頭が追い付かない リアクションも出てこない スノウ ……、(訝しんで スノウ 違うんですの? ミカゼ … え、えぇーと…… スノウさん、だよな? ミカゼ あっ違えっと、俺はミカゼだよ! 間違いなく! ミカゼユキ!(あわわと自分指差して スノウ ええ。それなら良かったですわ。(直前に何故か服装を訊いてきていたが―― スノウ そうですわ。間違いなく。スノウよ。スノウ、ホワイトローズ。 スノウ ミカゼには何と名乗っていて? ホールディングスの娘? ホワイトローズ家の長女? ミカゼ (取り立てて普段と変わりないテイストの私服姿。中でも気に入ってる奴を選びはしたが。 ミカゼ ホールディングス、ホワイトローズ…(聞き慣れない単語だ。彼女の背景に関わるものだと予想はできるが ミカゼ …んーん、どっちでも無いなぁ。 スノウ 違うんですの……? スノウ ……(顎に手を当て、ミカゼをマジマジと ミカゼ スノウさんとは、仕事の繋がりでも、貴族の繋がりでも無い、 …と俺は思ってるんだけど。(困惑気味に小さな少女を見下ろして スノウ はい。ええ。 つまり、そういうことですの。(何か納得して ミカゼ そのー…訊きたい事はホント色々あるんだけどさ。 何でそれを改めて俺に訊くんだ? スノウ 覚えてませんの。(辟易と溜息混じりに ミカゼ っえ? スノウ 追々説明いたしますわ。(腰に手を当てどっしり気味に) それで、何処に行くんですの? ミカゼ お、おう!(謎の圧に気圧されつつ スノウ こうなった事情はありますが、約束は守りますわ。だって――……(説明濁して スノウ まぁ、ミカゼの事を何も覚えてない上に、皆からちんちくりんと言われる私でもよければ、ですけれど?(何か圧のある目線 ミカゼ … … そっかぁ。ホントに記憶喪失、なんだなぁ。(何か思う所があるのか、やや スノウ …… ミカゼ (やや表情が曇るが、)まっ、事情は後でだし、今日は楽しんで貰えると嬉しい!(パッと切り替えて笑う ミカゼ こっから天空エレベーターまで行こうかなってさ。歩きでもいーんだけど、 ミカゼ せっかくだしバス乗る? ホラ、二階建ての。 スノウ (その表情見て安堵するように微笑む スノウ ええ! 良いですわね。街並観光も兼ねて。 ミカゼ よっし、決まりだな!(にかっと笑って、スノウの隣に立って スノウ ええ。(その腕に手を回す ミカゼ 俺もちゃんと見てみたかったんだよなぁ ―…って!?(腕!? スノウ 観光バスなら街をぐるっと廻るのでしょう? 乗る前に飲み物でも買いましょう?(オープンカフェの辺りを指差し ミカゼ …(脳内論議を一通り終え) う、うん。そうしよっか。(オープンカフェに歩き出す ミカゼ (~カフェにて2人分の飲み物を買い~ ミカゼ (いざ! オープントップの二階建てバスへ! スノウ へぇ。こうして乗ってみると、何だか雰囲気違いますわね?(高くなった視点にテンション上がりつつ ミカゼ 視界が高いとやっぱ見える景色が違うよなー!(楽しそうに風を受けながら外を見る ミカゼ (こちらもテンション↑↑ スカイロード育ちの風の子、高い所が好き! スノウ ええ。本当に!(にこやかに流れる景色を見遣ってる スノウ ミカゼは、何処か通っていますの? それともお勤めに? ミカゼ んっとなー、元々はスカイロードの航空管制官…まー所謂警察みたいなもんだな?ソレの養成学校にいるんだけど、 ミカゼ 今はキアシスの大学に通ってるんだよ。交換留学ってヤツで。 スノウ 航空管制官! まぁ、それはご立派ですわね? 輸入便を私の会社でよく見かけますわ。 スノウ それでいて、今はこちらの大学に。 ミカゼは勤勉なのね?(傾げて ミカゼ アハハ、まぁ…色々学んだ方が、少しでも強くなれるかなってさ。 スノウ 強く? ミカゼは強くなりたいんですの? ミカゼ うん。 …そうだな。 そー、なるな。(広がる街並みを、どこか遠くを見つめながら答える ミカゼ …何だろ、説明するとややこしーしすげー長くなるんだけど、少なくとも無力のままじゃダメだって思って。 スノウ 無力のままじゃ…… スノウ …ミカゼはがんばりやさんなのね? ミカゼ …(ずっと、がんばってきたつもりだった。 ミカゼ (けれど「自分の手の届く範囲」では、どうしようもなく足りなかった。 スノウ ……(遠い目をしているミカゼを見ている ミカゼ (だからあんな事が――― そして、自分は―――― ミカゼ … ミカゼ スノウさんは?(やや沈黙の後、スノウに投げ返される スノウ (乗る際に一度離れた腕が再び回され、強めに握られる スノウ ミ、カ、ゼ?(眉間に皺寄せて見上げてる 何か不機嫌そうだぞ! ミカゼ …俺、スノウさんとは結構良く会ってるし話してると思うけど、(腕に掛かる力を感じ ミカゼ 何してるか全然知らな―――(怒ってる1? スノウ 何処の誰のこと考えてましたの? 遠くばかり見て! スノウ 今は私が隣ですわよ?(頬膨らましてる ミカゼ ん、んん!?(怒ってる! ミカゼ ゴ、ゴメン! そーだよな、そのとーりだホント! スノウ それともちんちくりんの私ではお役目に叶わなくて?(眉間に皺と圧 ミカゼ い、いや、そーじゃないよ!絶対!決して! なんか自分の事話してたら色々思い出しちまってさ! ミカゼ そのっ ―― 俺も記憶無くなってるから! スノウ 、 ミカゼ ぁ。(やべ言っちまったって顔 スノウ ミカ、ゼ? それは、どういう…… スノウ (そして、到着のアナウンスが流れる 気付けば天空エレベーター前だ ミカゼ …… … まぁ、今のスノウさんの状態は俺にとっちゃ他人事じゃないって事なんだよ。(バスが停止する 乗客たちが降車を始める スノウ ぇ、、え? ミカゼも、例の……アレに、記憶を? ミカゼ …スノウさんに何が起こったのか俺にはわかんねーんだけど、多分別件かな。ちょっと前の話だし。 スノウ 前……私と、会う前? ミカゼ …スノウさんと会う、少し前だな。 スノウ そんな、ことが……(気付けば乗客は二人だけ スノウ (はっとして、ミカゼの手を引き) 、降りましょう、か。 ミカゼ ぁ、ホントだ。降りないとな。(ハッとして ミカゼ (バスを降車。天空エレベーター前に到着! ミカゼ (スカイロードに繋がる、天へと伸びる高い高い柱。 の麓。 スノウ 壮観ですわね(見上げつつ ミカゼ ホントになー、来る度すげぇなって思うよ。 ミカゼ じゃ、早速乗りますか、エレベーター! スノウ 、(微笑み) ええ。 スノウ (~窓口にて2人分のキップを買い~ スノウ (いざ、スカイロードへ! 大型の二重扉が閉まり、10分ほどの旅とアナウンスが流れる ミカゼ (上昇するエレベーター 強化ガラスから見えるキアシスの街並みが遠のいていく スノウ ミカゼの記憶の話……”私”は、ご存知でしたの?(遠のく街並み。何度もスライドする鉄骨の影 ミカゼ いや…初めて話したよ。 スノウ そう……そうですの。 ミカゼ まぁ、こー…あんま景気の良い話じゃねーしなぁ?(はは、と困ったように笑い スノウ 取り残された気分。(地上からぐんぐん離れていく ミカゼ ソレに、スノウさんの方がいつも何かと大変そうだったし。…災難体質なんかなぁ( スノウ の幼い姿を見遣って ミカゼ …。(スノウの言葉に沈黙する スノウ 周りから、色々聞いても、全部自分のことには、思えないし… スノウ でも、自分のことを大事にしてくれた人なのに……心から返せないのは、とても寂しいわね。 スノウ ミカゼも、そう? ミカゼ ―――。 ミカゼ ……… 俺が失くしたのはさ、(ポツリと スノウ …… ミカゼ 大事にしてくれた人、… ――姉ちゃんの記憶「だけ」だったんだ。 スノウ ――――…… ミカゼ そんな消え方あんの?って感じだけどさ、まー、色々あって。他の事は全部覚えてんだけど… ミカゼ 親代わりみたいなもんだったからさ、何でだか遊園地に一人で行った事になってたり。 スノウ …… ミカゼ もう居ないって事も、…初めから居るって実感がねーのにさ。…全部記録なんだよな。こういう事があったんだって、外から眺め見るだけで。 スノウ ………… ミカゼ そーだよ、その通りなんだ。 心から返す事も、悼む事も… スノウ (ミカゼの腰辺りに、僅かな重み ミカゼ ……、(はっと スノウ (何とか届く手を回して、抱きついているのか、抱きしめているのか ミカゼ ――、……スノウさん。(見下ろし ミカゼ ……ゴメン。 今、スノウさんの方がずっと不安なのにな。 スノウ (埋めたまま首を振る スノウ どっちかだけなんて、イヤよ。ミカゼ ミカゼ …、 スノウ ミカゼだってつらいはずよ。大事な、お姉様のことなのに…… スノウ ごめんなさい、思い出させて……私、何て言えば良いのか… ミカゼ (大事な――大事だった。はずだ。 そういう風にしか思い出せない事がもどかしくて、悔しい。 ミカゼ いや、いーんだよ! …もう過ぎちまった事だからさ、次はどうするかって話で。 スノウ 次……、 ミカゼ うん、(――二度とこんな目に遭わないように。少年は己の無力を許さなかった。 ミカゼ スノウさんの…その状態ってさ、 …治るんかな?(素朴に スノウ …。 どう……なんでしょう。 スノウ 獲られた、と記録にはあるので、取り返すことができれば……おそらくは… ミカゼ …獲られた、かぁ。 …見るからにフツーの記憶喪失とは違うもんな? スノウ …多分…(ゆっくりと抱擁から離し スノウ (到着のアナウンスが流れる いよいよ目的地のスカイロードだ ミカゼ … …ぉ、そろそろ着くな?(スノウが離れ、顔を上げる スノウ ええ。 ついた後は、何処に? スノウ (ブシューっと圧抜音と共に扉が開く。 スノウ (青い空と白い雲。 眩い日差しが差し込み、それに相応しく美しい白亜の街。スカイロード。 ミカゼ ちょっと歩いたらすぐだよ。 (扉が開き スノウ (眩しそうに手影を作りつつ) ええ、でしたら、付いていきますね? ミカゼ うん。(突然空気が変わった感覚。 空が、太陽が近い。 ミカゼ (スノウに振り返り、片手を差し出す スノウ (ぱぁぁ、と表情が明るくなって、手を回す スノウ やっと素直になって?(フフンと何故か得意げに ミカゼ …(……多分コレ誤解してるよな、 とは、 察している。 ミカゼ …ハイ、そういう事で。(察していなが…ら、なんだかんだ訂正できなかった。 ミカゼ (ごめんスノウさん…ギルティ…!)(何かに謝罪しながら開けた道を歩く スノウ ~♪(上機嫌気味に ミカゼ (エレベーター周辺は観光地化しているのか、店が連なり賑わっている ミカゼ (そんな賑わう通り…から路地一本奥に入る 途端に人通りが少ない) スノウ ……(付いていく 辺りをキョロキョロ ミカゼ (少し歩くと、小じゃれた店構えが見える 穴場の隠れ家的カフェだ! スノウ 、(感嘆の息が漏れる) 可愛い。 こんな、お店が――…… ミカゼ (カランカラーン…と入店 店内もやはり洒落ている)予約してた御風ですー スノウ (後ろからおずおずと付いていく ミカゼ (笑顔の店員に案内を受け、席に。 ミカゼ (メニューや店のあちこちの紹介を見ればわかる コットンキャンディ…所謂わたあめスイーツの店 ミカゼ ホワイトデー! …という事で。 ミカゼ ぇー、今日はココでご馳走させてください。(妙に畏まって スノウ ええ。ホワイトデーなら覚えてるわ(得意げに スノウ ご馳走になるわ。ミカゼ(満面に微笑んで ミカゼ あぁ、何でも好きなの頼んで!(にかっと微笑んで ミカゼ んっと、王道はパンケーキらしいよ。わたあめと青いシロップでスカイロードの空と雲をイメージした…っていうの。 スノウ 美味しそうね? ならそれにするわ。 スノウ ミカゼは?(メニュー見せつつ スノウ ……。 それとも、一緒に食べてましたの? ミカゼ 俺も同じのにしよっかな。せっかくだし。 ――って? スノウ (照れ隠しに笑って)そこまで浮かれては、なかったのかしら ミカゼ ぁ、(ハッ遅れて気付いて)う、うん。別々。(…これで二回目だけどな!! ミカゼ (頬に手当てて)の、飲み物はどーする? スノウ んーー、(どうしようかなと睨んで スノウ (チラリ、とミカゼを見る ミカゼ (通常のドリンク系一揃いに加えてわたあめラテとかわたあめコーヒーとかあるぞ! ミカゼ (ん、と目が合って スノウ (あんまり浮かれたことは、好きじゃないのかも知れない スノウ (うん、と一人納得して)じゃあ、この わたあめブルースカイソーダにするわ。 ミカゼ はいよ、了解っと(ボタンで店員を呼び、注文 空路のパンケーキ×2とわたあめブルースカイソーダ、わたあめカフェラテ スノウ (ほどなくして運ばれてくる品々 スノウ (温かい蜜の、甘い香り。 パンケーキの上には青空が広がっている スノウ まぁ。 これは――(目を輝かせるが スノウ ……食べるのが勿体無い(むぅ、と睨んで ミカゼ ゃー、これは確かに。…フォトジェニック。 スノウ (睨むような、見惚れるような…… 少しの間、可愛く幻想的な蜜飾りをじっと見て スノウ (はっと)い、いただきましょうか? ミカゼ (同じく眺めてたが、その後はそんなスノウを眺めてた)ぉ、おう。そーだな!せっかくの食いもんだもんな。 スノウ (この手の食べ物あるあるとして、見た目に寄りすぎて味は…何てこともあるが スノウ …では、いただきますね。 ミカゼ おう(両手合わせて いただきます! スノウ (小さく胸元で印を切る。 ……以前の食事会でもやっていた、北方の神を祈る仕草だ。 スノウ (今でも厳寒と飢餓に身を寄せ合っている文化は色濃く残っている。 ミカゼ (そういやレクロマクシスには信仰神ってのがいるそうだ…と、ぼんやり記憶を思い起こしつつ ミカゼ (カトラリー持って… …切るの勿体無いけど…食べ始める スノウ (飢餓と神、現実と夢想。その間に魂を送り、双方の安寧と感謝を贈ったという――ここからは遠い話である。 スノウ (同じくナイフを差し込み――やわらかい! スノウ (フォークだけで割けるのではないかと思うほどふわっふわだ。 なるほど。わたがしとは飾りだけでは無いようで―― ミカゼ (そう、所謂ふわふわタイプのパンケーキ!白みの強い生地がナイフを入れただけでとろけそうなのがわかる スノウ (とても甘くて、それでいて爽やかな香りは……わたがし? そう思いながら生地を口に運ぶ スノウ ―― ミカゼ (手を止め反応を見守っている スノウ … ……(目を見開いたかと思うと今度は瞑り、それ意外の感覚を閉じて味わうように スノウ …おいしい (小さく溢れる本音 スノウ (疑うように目を開け、今確かに食べたパンケーキを見下ろして スノウ (っは、そうだ。感想は相手に―― ミカゼ そっか。良かったー(微笑まし気なゆるみ笑顔でスノウを見ている スノウ お、、おいしい。とっても。(目線を上げて表現しきれない感情を口に ミカゼ や、ホント美味しそうな反応で。(良かったと安堵しつつ、本来の彼女ならどんな反応をしただろうかとも ミカゼ …、じゃー俺も食べてみますか、 っとと(普段こんな洒落たもん食わないので慣れない 崩れそうになりつつ切り分け、口に運ぶ スノウ (目を輝かして二口目、味わって三口目を運んでいく スノウ (確かに、本来の彼女であれば、舌も肥えている可能性もあるし、好みが変わっている可能性もある。 スノウ (目の前の彼女は、ミカゼのことを覚えていない。タイムスリップでもしてきた、過去の少女 スノウ (目の前の彼女は、いったい誰なんだろうか―― ミカゼ ―― あま! ミカゼ ゃ、甘いんだけど、甘すぎないっつーか良い甘さっつーか… すげーなコレ?(予想外の味に驚いてる これが立派なスイーツってヤツか スノウ ね? そうそう。 甘いの、でも、爽やかで、つい二口目を食べたくなるというか―― ミカゼ うんうん!後味がスッとしてて、どんどん食べられるカンジで―― スノウ (そう、とどのつまり―― スノウ …美味しい! ミカゼ …うん!美味い! スノウ うん、本当に――(嬉々とした表情で ミカゼ さて、コッチのわたあめカフェラテってのも…(カップの上にこんもりわたあめが盛られている 砂糖代わりらしい ミカゼ (スプーンでつつくと、温かいカフェラテにわたあめがしゅわしゅわ溶けていく スノウ (口に運ぶのを止め、興味あり気に見ている ミカゼ ぉぉー…(あっという間に溶けてしまい、わたあめに付いていたカラフルなアラザンがカップに浮いている ミカゼ …(スノウの視線を見て) 飲んでみる?(カップを差し スノウ え! でもそんな……いいの?!(遠慮してるつもりがテンション上がっているのがミエミエである ミカゼ もちろんいーよいーよ。(そんな様子に微笑ましげに笑ってカップを差し出し ミカゼ 今日のコレ、スノウさんの為なんだし? スノウ (多分育ちから言うとマナー的にはグレー。でもでも、好奇心と香りと、カップの上を滑るとりどりの粒に勝てない! スノウ じゃ、じゃあ一口…!(おずおずと手に持ち、一口 スノウ (唇を離し、自然と漏れる感嘆の吐息 スノウ 美味しい……こっちは、甘くて、まろやかというか……! ミカゼ ぉ~、また違った甘さが楽しめそーだなぁ(気に入ったようで何よりだと スノウ (思わず二口目を飲んだ後、はっと正気に戻って スノウ ぇ、えっと――……はい、ありが、とう(おずおずと返す ミカゼ はは、どーいたしまして。(回収~ スノウ (僅かに目線を逸らす。 そういう仲なのだから、きっと慣れてるんだろうと思うけれど スノウ (眼の前にいるのは自分よりずっと大人のお兄さんだ。 ミカゼ …(さて、)(微笑ましい様子につい、やってしまった。が―― ミカゼ (…さあ、俺。悟られないよーに平然としたフリで飲めるのか――!?(大人のお兄さんの心は修羅場だった ミカゼ (…こんなん、元々の彼女相手には到底できない事だったろう。そもそも断られそうだし。 ミカゼ (年下だけど、年下じゃない。そういう仲じゃないけど、…… ミカゼ (あぁ^~ ギルティか?重ねギルティか――? スノウ ……(目をそらしてはチラチラ見てる(のが丸わかり ミカゼ …(カップ片手に)(いや、うん、ジカバシとか気にするキャラじゃ無 いやコレそういう問題じゃ無… ミカゼ (気にしてる…! すげぇ気にしてる…! ミカゼ …(一応飲み口逆側にして)じゃ、俺も飲んでみるなー。(貼り付けた平穏トーンだ! スノウ (それを見て、やっぱり平気なんだと思うちょろい10歳(状態 ミカゼ (カップ持ち上げて、わたあめとけるカフェラテを一口 スノウ …… ミカゼ (口離して)… うん。ホントだ。フツーのカフェラテよりまろやかなカンジで、甘くて飲みやすくて。 ミカゼ うん、…美味しい。 スノウ (それ見て照れ笑いして…こんどはこちらの番か スノウ (わたあめが詰まったグラスと、炭酸水のボトル。 スノウ (やや苦戦しつつボトルを空け、グラスに注いでいく…… ミカゼ ぉ。(頭の中が複雑怪奇だったが、スノウの動作に視線を向ける スノウ (一気に溶けたわたあめは炭酸を空色染め、小さな白いわたあめが炭酸にふよふよと残る スノウ (横から見ると――) 可愛い…! だから空なのね? ミカゼ へぇー!(感嘆して)すげぇな、良くできてんだなー! ミカゼ (テンション上がってるお兄さん 今のスノウからすれば十分に年上だが、まだ16歳だ スノウ (可愛くデフォルメされているが、よく見るとストローも天空エレベーターを模している スノウ ね。凄い凝ってて、何だか作品みたい――、(そんなミカゼを見て スノウ 飲んで、み……る?(グラスをゆっくり寄せる ミカゼ ・・・、(グラスを見つめて ミカゼ …… じゃ、じゃあ一口…?(何故か疑問形で スノウ (うんうん、と頷く ミカゼ (グラスを寄せ、 …ストローに… ストローじゃん…! ミカゼ (とにかく一口飲む スノウ …(じっと見てる ミカゼ ― (ストローから口を離して) うん、コッチも美味しい。 ミカゼ なんだろな、フツーのソーダよりやっぱ甘いんだけど、やっぱどっかスッキリしてて…わたあめって案外そういう甘さなんかな? スノウ そ、、、そう。 かも ?(心ここにあらずである ミカゼ …うん、飲みやすいし、甘い食べ物と一緒でも…、…。(スノウの様子に つられて気恥ずかしさが伝染してくる ミカゼ ま、ま!スノウさんも飲んでみなって!(ずい スノウ ぅ ぁ ぅ、! スノウ (下唇噛んでグラスを見つめる スノウ …………!! ミカゼ ……!(様子ぅ…!! スノウ (ゆっくりストローに唇を近づけていく スノウ (はむ、と) …………… (真っ赤で) スノウ (頭真っ白雪景色。 口付けだけして、吸えてないし。 ミカゼ 、………(何かこちらまで恥ずかしくなってくる スノウ (やっとのことで ゆーーーっくりソーダが登ってくる スノウ (一口だけ飲んで ゆっくり離して ミカゼ ……、、(というかまあ冷静に考えて恥ずかしいわな? そうだわな?(じんわり頬が赤く スノウ ……う、うん。 美味しい…ね(大嘘。味なんかまるで判らない ミカゼ そ、そっかぁ。そいつぁよかったー… スノウ う、うん…… スノウ え、っと……ミカゼは、よくここに来る…んですの? ミカゼ いやー、実際に来たのは初めてなんだけど、周りでもすげー評判良かったからさ。 ミカゼ それに、ホワイトデーだからわたあめ、コレだ! ……みてぇな? スノウ …。そっか……そうなんですね……?(何となく意図を汲み取って僅かに紅潮し ミカゼ …う、うん。(スカイロードという助言を得てからの、割合子どもっぽい発想だったようだ。 スノウ うん……ありがとう(嬉しそうに微笑んで スノウ (――浮つき過ぎて。そこから先はちゃんと覚えてない。 スノウ (ふわふわのパンケーキも、しゅわしゅわのソーダも美味しかったのだけれど スノウ (それ以上に胸のリズムがおさまらなくて。 スノウ (―――そうして少しした後の、店外にて。 スノウ っはー…… (パタパタと手で仰ぐ 涼しかった筈なのに ミカゼ ―― っはー、食べた食べた!(そんなスノウの隣で スノウ う、ん ええ。 ご馳走様、でした。 ミカゼ (ぎこちないスノウの様子に引き摺られて、こちらも調子が崩れていたが、…一周回って落ち着いてきた所。 ミカゼ っさーて、(腕時計見遣って) せっかくだし、どっか見て回る? スノウ …そう、ですね。 うん。(微笑んで ミカゼ ふっふ、何たって地元民だからな。お望みのスポットに案内できるぜ。(何かフフンと スノウ (そんなミカゼにつられて笑い)まぁ。 スノウ それならお任せしようかしら? そうね……折角の天気ですし…… スノウ 公園とか。 見晴らしの良い所はどう、かしら。 スノウ (それとなく本調子に戻ってきた様子。 ミカゼ ラジャー!(敬礼ポーズして ミカゼ 見晴らし、見晴らしならやっぱ…展望公園かな。 ちょっと歩くけど大丈夫? スノウ ――、 スノウ (がばっと腕を組んで)大丈夫! ミカゼ ―! ミカゼ ん、。 じゃー、行こっか。(腕組んだまま歩き出す スノウ ええ(微笑んで。 この性格は元からなのか、幼さ故なのか。 ミカゼ (日当たりが良いが、風が涼しく心地良いスカイロードの道。有翼人に向いた街だが、路地も整備されているようで ミカゼ (幼いスノウの歩幅に合わせて、道中も散策するように歩いていく。 そもそもデ… に急ぎは無粋だ。 ミカゼ あ、あそこに見える… そうあの雲に覆われまくってる所がラプレーンで… スノウ 凄い積乱雲…… 遠くで見る分には、とても綺麗なのに…(関心するように スノウ (木漏れ日の下。緩やかな坂を登っていく ミカゼ それなー。でも中入るとすげーおっかないんだよなぁ(景色を話の種に歩き歩き、やがて目的地へ ミカゼ (スカイロード展望公園。自然豊かな空中庭園 絶景をバックに過ごせるテラスなどが設置されている ミカゼ さーって、着いたぜ! やー、チョット久しぶりかも。 スノウ (風が少し強い。 額とポニテ抑えて到着して見迎えた風景は―― スノウ ゎ、 凄い――― 広い……! スノウ 変な言い方ですけれど、天国って、こういう所なのかしらね?(笑って ミカゼ ―― あぁー…(スノウの言葉に) 確かに。 だったらいいよなぁ?(笑い返して ミカゼ さ、中にも入ってみようぜ?(風を受けながら歩き出す スノウ …?(知ってか知らずか) ええ!(付いて行き ミカゼ (活き活きとした植物と、色とりどりの花壇。 そして空の青と白。 照らす日の所為か、妙に鮮やかで、コントラストが強い スノウ (どれも故郷には無い色でテンションが上がる。そもそも花が貴重だ―― ミカゼ (天上都市に咲き乱れる、生命力溢れるそれら。 …確かに、彼女の言葉通りなのかもしれない。 スノウ ――まぁ。凄い。 ほら、ミカゼ!(一足先のテラスから呼ぶ声 ミカゼ ――、ぉ、何何ー?(声に顔を上げて スノウ (春風が吹き抜けるとそこにはヴァースを一望できると見紛うほどの絶景 ミカゼ ―――。(そう、この公園は城砦都市の端にある。 ミカゼ (遥か高い場所から、大陸中を――世界を見下ろせる。 スノウ ―――凄い。 大陸全部見渡せそう……!(はためく髪を押さえつつ ミカゼ ――…ホンット。(来るのは初めてではない。それに、今の彼は空を飛べる。 だが、こうして見下ろす景色は。 スノウ ――――(俯瞰というにはあまりにも世界の縮尺である。 ミカゼ …(スノウに遅れて辿り着き、隣に並ぶ スノウ ……凄い景色。 街があんなに遠い ミカゼ …あぁ、この方角だと、都会の方が結構見えるんだよな。 ミカゼ ほら、あっちがセントラル。 すっかり復興しきったな? んであれがニコラスクエアの観覧車で―(指差して スノウ ええ、ええ―― スノウ ……あれだけの人々が生活して…… スノウ 何だか、感慨深い、ですわね? ミカゼ ……うん、 ホントだなぁ。ホントそー思う。 スノウ ……(微笑みで返して、暫く眺めて スノウ ミカゼ。 ……今日はありがとう。 ミカゼ …… んーん。こちらこそ。(薄い笑みで返して スノウ あんなエレベーターに乗ったことも初めてでしたし スノウ パンケーキも、ラテもとっても美味しくて。 スノウ この景色も。 ぜんぶ素敵な思い出。 ミカゼ そっか。 それは、何より嬉しい事だ、な。 ミカゼ …あのさ、 俺からも、お礼言わせて欲しいんだ。(改めて向き直って スノウ …、お礼? ミカゼ …今の君はさ、俺が何処の誰かもわからないわけじゃん? 外からの情報で解る事はあっても、実感は無いハズで。 スノウ ……。 ミカゼ …それって結構、もどかしかったり、正直ついてけなかったり、辛かったり、すると思うんだ。(自分にも経験があるからこそ言える事 ミカゼ でも、こーやって一日一緒に遊んでくれてさ。 俺の変な打ち明け話まで聞いてくれて。 ミカゼ やっぱり、…なんつーんだろ。 スノウさんは小さい頃からそーゆー、義理堅くて真摯なひとなんだなって。 スノウ ……、 ミカゼ 改めて、そーゆートコ素敵だなって思ったよ。(照れ臭そうに、眉下げて歯を見せる笑い方 ミカゼ ありがと、スノウさん。 スノウ …。 どう、いたしまして(照れ隠しに微笑んで スノウ それとも、当然ですわ?と言うのかしら、ミカゼの知ってる私なら。 ミカゼ ははっ、どーだろうなぁ。どっちもあり得る気がするな。(笑って スノウ …。(笑って、踵返して柵の方へ数歩 スノウ 本当は、少し……ううん。 結構、怖かった。 ミカゼ …。(スノウの背中を見つめて スノウ 起きたら覚えてないものは覚えていなくて。周りの心配は空振るばかりで。 スノウ そんな中、ミカゼから連絡が入って…… スノウ ……。 スノウ ”私”って元から忘れっぽいのかしら? それともマメなのかしらね。 スノウ アドレス帳のメモにね、色々書いてあったの。 ミカゼ …ぇ? スノウ 内容は秘密よ?(僅かに振り向き肩を竦めて スノウ でも、きっとミカゼがいい人だってわかったわ。 スノウ だから、会ってみようって決心できたの。周りは心配したけれど… スノウ ……でも。これだけはごめんなさい。 今日一日居ても、ミカゼのことは思い出せなかった。 スノウ (柵に手を付き、何処でもなく遠くを見る ミカゼ 君のせいじゃねーって、 ……何かに巻き込まれたんだろ? スノウ 「思い出」を取られたらしいの。 この見た目も、きっとそのせいだろう、って… ミカゼ 「思い出」……。 スノウ でも、少し悔しいわ。 ……恋人なら、一緒に居れば思い出すかも、って スノウ そう思ったのですけれど……中々難しいみたいね。 ミカゼ …………、、、、 スノウ でも、これだけは言えるわ。 スノウ 今日一日、楽しかった。 スノウ メモで書いてあるよりずっと…ううん。 書ききれないほどに。 スノウ ミカゼ、今日はありがとう(振り返り、改めて ミカゼ …… うん。 ミカゼ どういたしまして。(こちらも改めて、笑顔で返す スノウ ええ。 あなたはきっと――いえ……とっても、ステキな人よ。(笑顔で ミカゼ (あーもーこれは言えねーわ、と断念) ミカゼ 嬉しいよ。…すっげぇ嬉しい。 スノウ …。(うん、と返事して スノウ (少し日が傾き始めた。帰りも考えると――)そろそろ、帰りましょうか? ミカゼ ん、そーだなぁ。帰りの事もあるし。 ミカゼ (毎日訪れる夕焼けも、此処で望むと随分スケールが違う。 スノウ ええ。(柵から戻ってきて腕を組み直して ミカゼ (流石に慣れが出て来たのか、すんなり受け入れ、夕焼けに背を向け歩き出す ミカゼ んーっと、帰りも天空エレベーターにする? 下り専で飛竜便ってのもあるんだけど スノウ ! 飛竜便は知っているけれど、ここから? スノウ あまり高いと少し怖い気もするけれど……でも楽しそうね? ミカゼ エレベーターより相当怖いかなー、けどすっげー楽しい!ソコは保証する!(笑って スノウ なら決まりね? ミカゼ ラジャー!(笑って スノウ (次第に夕暮れ時――飛竜便ではきっと夜景が見れるだろう ミカゼ エレベータんトコまで歩くから、そこまでまた散歩だなー(命豊かな庭園を抜け、帰路に着く2人 スノウ ええ、そうね。 どうせなら違うルートを―― スノウ (長くなり始めた影が二つ。寄り添うように揺れながら。 スノウさんが退室しました ミカゼさんが退室しました