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ケアン港で船に関する物を販売している研修船員。将来は船長を目指している。
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<ディルヴィング国王>リシェル(ナイトメア/女/??歳) 「デュボールの上層部はこの国を『危険区域』として隠蔽化している」 昼の時間帯のみディルヴィング国王として活動しているナイトメアの女性。 夜の王のウィーグラフとは兄妹の関係で二つある鎧の一つ『聖王の鎧』の着用者でもある。 ブロンドの長髪にとても美しい顔立ちをしている(普段は兜で見えないが)。 穏和で話の分かる人物で、純粋に人望も厚いと思われる。 神聖魔法を使うようだが信仰している神は不明。 顔見知り:300 友人:800 貴重な友人:1000
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使い魔クリシェ UC 闇文明 (3) クリーチャー:ブック・エルフ 3000 ■このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。 魔書 クリシェ・ライブラリ UC 闇文明 (2) 呪文 ■クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。 ■トリックアート3:コスト3以下のブック・エルフを1体、自分の手札から出す。 作者:wha 赤烏様のブック・エルフをお借りしました。 《凶鬼30号 カーン/オッケー・パンチ》 《ダーク・リバース》 IP-08 「アイデアパック08:オリジナル種族の祭典!」 カードリスト:wha カードリスト2:wha 評価 名前 コメント
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キャラ名: アーネ・フライシェナー 二つ名: 緋天に落ちゆ 使用武器: ディープロッド (何かの杖、だが魔力を持たないアーネにとって重荷。 何故持ってるか? 答えは「これで叩く」。) 能力: 浮力を操る程度の能力、酸素を生み出す程度の能力 設定: かつて人間と天族が結ばれた、その子供である。 異種での結ばれはハブられを生み出し、過去にいじめられてた。 ニワトリの羽じゃあるまいし、まあふわふわしてていいじゃないか?という思想をぶつけるため7人衆に参加。 戦闘意欲は無い、というか7人衆メンバーの武器作成兼移動担当。 紫陽花ら固有空間の思想に賛同した結果、秘密裏に何かしてるが・・・? 外観: 「酸素を作る能力はお母様のお譲り。ああ、武器作成担当について?兵器というか技術を見せびらかしたいために色々なものを作ってるの」 攻撃: つえでなぐる(それだけ。戦闘要員じゃありませんから!!残念!!!) ゲッチュー(対象に抱きついてそのまま浮上、すなわち誘拐、フリーフォール。) 補助: フロートヒム (対象を浮かばす、浮かばしすぎて地形にぶつけることも可能。しかしそうしない。) ノーフロート (対象を浮かばない=地上に張り付かせる ようにする。) 飛翔 (飛ぶ。 んだけ。) 特殊能力: 天人 (滑空時:移動速度 安定性上昇、スタミナダウンなし) 癒し (時間経過に比例して味方ユニットの体力が徐々に回復) 祈り (乱数*一定確立で願い事が叶う)
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プライマリシールド MAXスキルLV 10? 系列 アクティブ 対象 対象1体 詠唱 有 効果 ダメージを2/3に軽減 持続時間(秒)=SLv*9 内容 対象1体の身体に魔力の膜を付与し、一定ダメージを低下させる。 習得 マジックコートLv5 プロフェットへ 二次職一覧へ
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毒のある言刃 マリシアス UC 水文明 (3) 呪文クリーチャー:ワード・マジック 2000 ■S・トリガー ■ロンパ(いずれかのプレイヤーが他の呪文を唱えた時、そのターン中、このカードは、以下のLO能力を得る。) ■このカードを呪文として唱えた時、カードを2枚まで引く。その後、手札を1枚捨てる。 LO-このカードを呪文として唱えた時、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。 LO-このクリーチャーはブロックされない。 作者:minmin マリシアスとは、英語で「意地悪」と言う意味。 「毒舌」を英訳すると、「マリシアス・タン」になるらしいので。 フレーバーテキスト そんな事も知らなかったの? ば~か、ば~か! ---毒のある言刃 マリシアス 評価 名前 コメント
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星座ギルドに30の質問 1.名前を教えてください。 アタシはシェナンナ、そっちの無愛想なのが弟のフォゼオトウ。 長ったらしい名前だろ?気軽にシェナとフォゼって呼んどくれ。 2.星座と所属ギルドは? 双子座、ハンターギルドさ。 3.家族構成は? 今はコイツと二人きり。 国を出たときから家族とは縁を切ってるんでね。 4.年齢はいくつですか。 ・・・アンタ、死にたいのかい? 5.趣味を教えてください。 昼寝かねぇ?フォゼは延々本を読んでるンだけど、何が面白いんだか・・・。 6.特技は何ですか。 金の匂いをかぎつけること、かね! 7.休日は何をしていますか? 金にならない日は部屋でおとなしぃーくしてるか、 酒でもかっくらって寝てるさ。 8.ギルドを立ち上げたorはいった理由は? 思う様暴れられるところがよくってね。 アタシには傭兵とかそういうの、合ってないしねぇ・・・。 9.好きなものは? 酒と金払いのいいお客さん♪ 10.では、嫌いなものを教えてください。 現物支給。ナメてんじゃないよっつー。 あぁでも金とか鉱山なら考えちゃうね! 11.お酒は好きですか? ああ、さっきの質問でこたえちゃったねぇ、大好きさ! 12.好きな人はいますか? そういう青臭いのは勘弁しとくれ。 13.その人は誰か教えてください。 悪いね、金以外興味がないのさ。 14.所属ギルドがカラミティならロイヤル、ロイヤルならカラミティをどう思う? アタシの邪魔をしなければいいさ。 報酬がよければどちらでもお手伝いするし?フフッ 15.武器は何か使っていますか? 大斧さ、いい相棒だよ! 16.軍をどう思っていますか? いけ好かないけど・・・ま、これも報酬次第さね。 17.所属ギルドは好きですか? もちろん!ある程度は好きにさせてくれるし アタシが居ない間コイツ置いてくれてるしね。 18.何か伝えたい相手に一言どうぞ。 困ったことがあったらいつでも相談においで! ちょちょいのちょいのちょーいで片付けてやるからさ! その代わり金は忘れないでおくれよ? 19.今一番やりたいことは何ですか? そうさねぇ、久々に街にでもいってぱーっと騒ぎたいね! 20.よく行く場所は? 診療所、かね。 アタシもコイツも定期的に目を見てもらわないといけないからさ。 21.軍に拘束されてしまいました。どうしますか? アタシがそんなヘマすると思うかい? まー万が一捕まったらいっちょ大暴れでもしてやるかね! ・・・できないとは思うけど! 22.名誉、名声が欲しいと思いますか? 金になるんだろ?ノドから手がでるほどほしいね! 23.死ぬことは怖いですか。 怖くなかったらここまで逃げてこないさ。 24.ギルドに入って良かったと思う事はありますか? 仕事の確保が容易にできるってことかね。 あとは暖かい布団と、屋根のある部屋を手に入れることができたってコト。 25.道でお金の入った袋を拾いました、どうしますか? 即ネコババ♪ 26.見知らぬ人に裏取引を求められました。どうしますか? 悪いけどこの手の人間は信用ならないンだよ。 報酬支払いバックレたりするしねぇ・・・。 27.貴方のミスで大失敗してしまいました。 しーらないっ♪ 大抵フォゼがなんとかしてくれるからね! 28.私服に気を使うほうですか? このナリだと目立つだろ?色々考えてるよ、色々。 29.異性を誘うとしたらどんな場所に誘いますか? えー面倒くさ・・・あー夜景のきれいなところでいいかねー。 30.お疲れ様でした。最後に何かあればどうぞ。 お疲れ様、ところでこれって報酬でるんだよね?
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【フローディア】 リシェル様…私は… 【リシェル】 貴女は貴女の信念に従ったのでしょう?なんら恥じることはありません
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衝撃! その名は『ヨシェナヴェ』 翌朝になって、コルベールはさっそく竜の羽衣を学院へ移送するため、竜騎士隊に大金を払う約束をして運び出してもらった。 ついでにコルベールも竜騎士隊に付き添って一緒に学院へ帰るらしい。 曰く、シルフィードの背中を軽くして上げようと思ったらしい。 承太郎達は、お昼にシエスタ特製のヨシェナヴェを食べてから帰る予定だ。 コルベールもヨシェナヴェを食べたがっていたが、今は一刻も早く竜の羽衣を持ち帰って研究したい事と、シエスタが休暇を終えて学院に帰ってくればいつでも作れるという事で納得した。 こうしてコルベールは竜騎士隊と一緒に竜の羽衣を持ってタルブの村を去る。 残ったルイズ達は、授業をサボって得た休息を満喫していた。 タバサは承太郎をピクニックに誘って怪しまれ断られ部屋で読書をしている。 キュルケは承太郎をデートに誘って断られてやる事がないから読書をしている。 ギーシュは人気の無い森に行って花びらやワルキューレを出して特訓している。 シルフィードはのん気に草原でゴロゴロして遊んでいる。 ルイズはシルフィードが遊んでる姿を見てぼんやりしていた。 「……はぁっ」 思い出すのは、昨日この辺で抱き合ってた二人の姿。 そしてシエスタの告白。 慌てて逃げ出してしまったため、承太郎が何と答えたのかは聞いていない。 昨晩遅くにシエスタの家に戻ったから、どちらとも顔を合わせてない。 今朝はわざと寝坊してみんなと朝食の時間をずらした。 二人を避けてここまで来て、今は暇をもてあましている。 「どうしたものかしら……」 何気なくルイズは始祖の祈祷書を開いた。詔を早く考えねばならない。 しかし祈祷書の中身が真っ白なように、ルイズの頭も真っ白だった。 何も思い浮かばない。全然さっぱりちっとも微塵もだ。 「……はぁっ」 何度目かの溜め息をついた時、ちょっと強めの風が吹いた。 パラパラと祈祷書のページがめくれる。どこもかしこも真っ白け。 ぼんやりとそれを見ている。 文字。 パラパラと祈祷書のページが表紙の部分までめくれた。 「……あれ?」 さっき、風でめくれる祈祷書の中に、何か書いてあったような気がした。 文字、だったと思う。多分。 ルイズは慌ててページをめくった。 文字が書いてあったのはどのあたりだったか? 解らないため一ページずつしっかりじっくり確認していく。 けれど結局文字を見つける事はできなかった。 「……気のせい…………? 寝不足なのかな」 昨晩はなかなか寝つけなかった。朝余分に寝たけど、眠り足りなかったのか? 試しに目を閉じてうつむいてみたけど、特に眠気は感じない。 でも、こうしていると頬を撫でる風がとても心地よく思えて、しばしルイズは日光のぬくもりと草木の香りに身をゆだねる。 何もかも忘れて真っ白になれるような、そんな安らぎ。 でも。 「あ、ミス・ヴァリエール。おはようございます」 目を開けて振り返ると、かごを持った私服姿のシエスタ。 「お、おはよう」 やばい、声がムッチャ震えてる。動揺丸出し。平民相手に、何でこんな。 「お加減でも悪いんですか? 顔色が悪いように見えますが……」 「なな、何でもない。何でも」 やばい、顔にも出てた。ルイズは慌てて草原へと視線を戻す。 シルフィードが仰向けに寝転がってこっちを見ていた。 こっち見んな。 「……あの、私、ミス・ヴァリエールに何か粗相をしたのでしょうか?」 「どどど、どうしてそう思うの?」 「気のせいかもしれませんけど、何だか避けられてるように……。 あ、申し訳ありません! 失礼な事を言ってしまって」 「別に、かか、構わないわ。それと、避けてないから。偶然だから」 「ホッ、よかったです」 「そそそそれよりあんた、ここ、こんな場所で、何してんのよ?」 「ヨシェナヴェの材料を集めてるんです。野山にある山菜も使いますから」 「そ、そう。ちゃんと綺麗に洗ってから料理しなさいよ?」 「もちろんです。多分、ジョータローさんにお出しする、最後の料理ですから」 「えっ」 もう一度、振り返る。 シエスタは今にも泣き出しそうな表情だった。 しかしルイズの視線を感じたシエスタは、すぐ笑顔を作って誤魔化した。 日食はほんの数日後。 シエスタは休暇をタルブの村ですごす。 つまり今日学院に帰る承太郎が、もし元の世界に帰ったら。 そしてシエスタの反応から、あの告白の返事が、シエスタにとって幸せなものではなかったのではと考える。 「……ねえ、もしジョータローが帰っちゃったら、どうする?」 「待ちます。この世界で、いつまでも」 「そう」 今、ルイズがシエスタに対して抱いているのは――共感、だった。 胸に穴が空いたような気分になって、そこからモヤモヤした気持ちは抜けていったが、とても寒く感じた。とても。 お昼になると、シエスタ宅のリビングに貴族一行+使い魔が集合していた。 テーブルには熱々のヨシェナヴェがおいしそうな香りを漂わせている。 「さあ皆さん、腕によりをかけて作りましたので、どうぞご賞味ください」 シエスタが自信満々に言い、ギーシュの期待は高まった。 「いやあ、楽しみにしてたよ。何せ、君達の作る料理は絶品だからね! 食堂に出される料理とは比べ物にならない!」 「しかもこいつは俺の故郷の料理だぜ。正確には寄せ鍋っていうんだがな」 承太郎も祖国の料理を味わえるとあって嬉しげだ。 キュルケも承太郎の祖国の料理なら、と期待を高まらせた。 タバサはすでに臨戦態勢だ。 ルイズも、この料理はよく味わって、感謝して食べようと思った。 そして皆は鍋の中身をおわんによそい、息を吹きかけて冷ましながら食べる。 「あら、本当においしい。ハーブの使い方が独特ね。この肉は何?」 「野うさぎのお肉です」 「うさぎ? へえ、こんなにおいしかったのね。味が染み込んでるからかしら?」 キュルケはご満悦らしく、満面の笑顔を浮かべた。 ギーシュは当然というか舌を火傷しそうな勢いで食べている。 「ホフッ、ホフッ。この熱々なのがまた、ンま~い! おかわり!」 一番乗りでおかわりをして、シエスタが嬉しそうによそう。 ルイズも材料はこの世界の物なれど異世界の調理法で作られた鍋の味に舌鼓。 おいしそうに具を頬張り、そして、独特の苦味を感じて「ん?」とおわんを見る。 緑色の葉が入っている。 色んな味が染み込んでいて、覚えのあるその味が何なのかすぐには思い出せなかった。 しかしタバサはそれに気づき、ハッと承太郎を見た。ゴッツ見た。 睨んだとか凝視とか視線で射抜くとかそんな勢いで。 承太郎は一言も喋らず、しかししっかりと料理を味わいスープまで飲みながら、 ギーシュに続いてのおかわりを自分ですくい――緑色の菜っ葉が混じり――。 「どうですか? ジョータローさんの故郷の味と違ったりしませんか?」 シエスタが訊ねる。承太郎が答える。 「具が違うから、そのままとはいかねーが、こいつぁうまいぜ。 故郷で食うよりもずっとな。こんなうまい鍋は初めてだ」 「まあ! よかった、喜んでもらえて」 シエスタの笑みに釣られて、承太郎も微笑を浮かべた。 そしてその希少価値の高い微笑の唇に、スプーンが具を運ぶ。 緑色の葉が入っている。 タバサは、さすがにこれでヤられたら熱いと思い、避ける準備をする。 だが。 「シエスタ、この緑の野菜は何だ? 独特の苦味が利いててうまいぜ」 「あ、それははしばみ草です。ジョータローさん、苦いのお好きみたいですから」 ス タ ー プ ラ チ ナ ・ ザ ・ ワ ー ル ド !! ド―――――z______ン 時 は 止 ま る。 その時、確かに時は止まった。 しかし時の止まった世界の中を、みんな普通に動いていた。 例外は一人、タバサのみ。 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ 世界の時が止まったというよりは、むしろ彼女のみの時が止まったと表現するべきか。 彼女は信じられない光景を見て茫然自失と化していた。 そして続く言葉を聞く。 「はしばみ草……? こいつぁたまげた、料理次第でこんなにうまくなるとはな」 「え? もしかしてジョータローさん、はしばみ草は苦手でしたか?」 「ああ、だがシエスタの寄せ鍋だけは別だぜ」 「えへへ、ありがとうございます」 遠くで声が聞こえる。 ――独特の苦味が利いててうまいぜ。 ――はしばみ草……? こいつぁたまげた、料理次第でこんなにうまくなるとはな。 ――シエスタの寄せ鍋だけは別だぜ。 馬鹿な、そんな馬鹿な。 彼にそう言わせるのは、自分だ。自分だったはずだ。 そのために日夜研究し、彼のために改良を重ねてきたというのに。 完成したのに。 タバ茶七号。 私の、最高傑作。 その瞬間、タバサのマントから小さな水筒が落ち――彼女の時は動き出した。 「あら? タバサ、何か落としたわよ」 隣の席に座っていたキュルケが水筒を拾う。 当然、水筒の落ちた音はみんな聞いていたため、視線はそこに集中する。 当然、承太郎も。 「タバサ? どうしたのよ」 水筒を差し出すキュルケだが、タバサは受け取ろうとせず、乱暴に鍋をあさってはしばみ草を自分のおわんによそう。 そして食す。 はしばみ草の苦味と、他の様々な食材の味が見事に溶け合っている。 それはまさに異界の叡智が生み出した鍋料理に込められた魂そのもの! ――浦木少尉! 俺に構わず行け、日食に飛び込むんだ! タバサは戦友の身を案じる兵士の姿を見た。 ――俺は、生きる! 生きて、アイナと添い遂げる! タバサは恐怖を乗り越え愛を叫ぶ男の姿を見た。 ――勇気ある誓いと共に進め。 タバサは幼い勇者に未来を託し神話となった勇者の姿を見た。 「タバサ?」 はしばみ草を食べて固まる親友を見て、キュルケは不安になる。 承太郎やルイズ達も妙に思ってタバサを見ている。 タバサは、震えていた。 「あ、あの、お口に合いませんでしたか?」 恐る恐るシエスタが訊ねると、タバサは席を立ってシエスタに向かった。 彼女にとってギーシュの次に交流のある貴族がタバサだが、無口で無表情で承太郎以上に何を考えているのかよく解らない相手だ。 そんなタバサが、なぜ自分に向かってくるのか? 不安に駆られるシエスタの手を、タバサがギュッと握りしめた。 「私の負け」 「え?」 負けって、何の話ですかとシエスタは疑問に思った。 「あなたの勝ち」 親友のキュルケも、今回のタバサの行動はさっぱり理解できなかった。 しかし承太郎は何となく理由を察し「やれやれだぜ」と呟く。 その後、タバサは誰よりも一番多くヨシェナヴェをおかわりしたという。 でもはしばみ草は承太郎に多めに取らせるよう動いていたそうな。