約 2,049,010 件
https://w.atwiki.jp/incho/pages/17.html
広報委員 名前 作品 学校 所属 備考 西崎 紀子 つよきす~Mighty Heart~ 私立竜鳴館 2年A組 飼育委員 名前 作品 学校 所属 備考 霧島 佳乃 AIR 進路指導委員 名前 作品 学校 所属 備考 東雲 希 はつゆきさくら 白咲学園 1年 体育委員 名前 作品 学校 所属 備考 仲本 操 いいんちょ。 区立真園中学校 1年F組 美化委員 名前 作品 学校 所属 備考 悠木 陽菜 FORTUNE ARTERIAL 修智館学院 6年 放送委員 名前 作品 学校 所属 備考 来ヶ谷 唯湖 リトルバスターズ! 自称放送委員長 広井 ゆき いいんちょ。 区立真園中学校 2年B組 保健委員 名前 作品 学校 所属 備考 朝倉 由夢 D.C.II ~ダ・カーポII~ 風見学園付属 2年1組 鹿目 まどか 魔法少女まどか☆マギカ 見滝原中学校 2年 緑化委員 名前 作品 学校 所属 備考 日下部 実 いいんちょ。 区立真園中学校 1年A組 土屋 美咲 いいんちょ。 区立真園中学校 1年B組 環境整備委員 名前 作品 学校 所属 備考 藤堂 志摩子 マリア様がみてる 私立リリアン女学園 1年 緑を増やそう委員 名前 作品 学校 所属 備考 神戸 小鳥 Rewrite 風祭学院高校 2年 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/cozmixtouhouss/pages/28.html
「ごきげんよう」 「ごきげんよう」 朝の挨拶が交わされる中、真美は校舎へと向かっていた。 リリアン女学園高等部二年、山口真美。新聞部で発行している校内新聞『リリアンかわら版』の現編集長。 季節の変わり目で、彼女は風邪をひいてしまい、二日ほど学校を休んでしまった。でも、今は全快。元気が有り余っている。 前髪は髪留めでトレードマークの七三分けにして、二日ぶりの学校生活が始まる。 薔薇の館に取材を申し込もうか、それとも蔦子さんと一緒にいいネタでも探そうか。などと考えながら歩いていた彼女の前に、一枚の紙がヒラヒラと舞い降りた。 「?」 拾い上げると、右上には『新聞』の文字がある。一瞬、自分たちの発行している物かと思ったが、『リリアンかわら版』に『新聞』の文字はない。 「ぶんぶん? なんて読むのかしら」 右上には、『文々。新聞』とある。こんな新聞は見たことも聞いたこともない。 歩くのを止めて考え込んでいると、「あややややや」という声が聞こえた。 頭上から。 <<幻想郷の愉快な仲間たちが、リリアン女学園『に』現代入り>> 「あやややや。私としたことがついうっかり」 開いた口が塞がらないという状態は、呆れている場合だけではない。驚きで声が出せない状態でもある。 目の前に下りてきた少女は、背中に黒い翼が生えていた。 「拾ってくれたのですね。ありがとうございます」 「い、いえ……」 「それでは、急いでいるのでこれで失礼。ごきげんようです」 「ごき……げん、よう」 彼女は再び空に戻った。すごいスピードで、真美の頭上から姿を消す。 口を開けたまま、彼女の消えた方向を見ているだけの真美の耳に、他の生徒の声が聞こえた。 「あら、文さまよ」 「さすが『音速の天狗』さまですわね」 頬をつねった。 痛かった。 *** 教室で授業を受けても頭には入らなかった。 部室で原稿をまとめようとしても、気が散って仕方がなかった。 「日出美」 妹の名前を呼ぶ。高知日出美は、「はいっ」と元気な返事をする。 「ちょっと、気分転換に散歩してくるわ。後、お願いね」 「はい、お姉さま!」 いい妹を持ったなぁ、と思いながら廊下を歩く。 気がつけば、薔薇の館の前にいた。 「……薔薇さまなら、何か知ってるかなぁ……」 薔薇の館の扉を開けようとした。 真美が手を伸ばしかけた時、扉が内側から開いた。 「……」 「おっと、ごめんなさい」 赤い髪の、背の高い女性が目の前にいる。緑色の中国風の服が目に入った。 「お客様ですか? ようこそ、紅魔……じゃなかった、薔薇の館へ」 「あ、ありがとうございます……」 「どうぞどうぞ」 笑顔で応対してくれた彼女は、階段を上がっていく。 狐につままれたような顔をしながら、真美もその後に続いた。 「失礼します、お客様です」 声をかけてから、扉を開けてくれる。 「ごきげんよう……」 中を覗き込むと、そこにはいつもの光景があった。 支倉令さま、小笠原祥子さま、島津由乃さん、藤堂志摩子さん、そして、福沢祐巳さん。 真美は安心したように溜め息をつき、中に入った。 が。 見慣れない人がいるのにそこで気付いた。 「ごきげんよう、真美さん」 祐巳さんが愛くるしい笑顔を向けてくれるが、真美の視線は一番奥に座る少女に釘付けだった。 「ごきげんよう、編集長」 少女が真美に声を掛けた。 優雅な振る舞いは祥子さまにも負けていない。 「あ、あの、祐巳さん、その方は……」 「あっ、真美さん休んでたから知らないのね」 由乃さんが真美の疑問を晴らしてくれるようだ。 と思いきや、奥に座っていた少女が立ち上がった。そして、背中から翼を広げる。 「初めてお目にかかるわね。私はレミリア・スカーレット。スカーレット家の現当主よ」 優雅に微笑むが、その笑顔に真美は恐怖も覚える。 「よろしくね、編集長」 なんだか、また熱が出そうだった。 「どうぞ」 椅子に座った真美は、向かいがレミリアさんであることが少し不安だった。 彼女はずっと真美を見ている。心の中まで覗かれていそうだった。 そして、今紅茶を用意してくれたのは、レミリアさんの片腕だという、十六夜咲夜さん。メイド長らしい。 「はい、ありがとうございます……」 紅茶を飲んだ。薔薇さまが淹れてくれるお茶も美味しいが、咲夜さんの淹れたお茶は、また違った美味しさがあった。前者は『雰囲気を味わう』(味も格別だが)、後者はただ単純に『美味しい』と感じる。 徐々にこの異様な異形の人々がいる空間に、慣れつつある真美だった。
https://w.atwiki.jp/saimoe09/pages/129.html
3組ヘンリエッタ@GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- 3組姉原美鎖@よくわかる現代魔法 3組佐倉愛衣@魔法先生ネギま! ~白き翼 ALA ALBA~ 3組有原あゆみ@初恋限定。 3組ヒカリ@ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 3組マリカ@マリー&ガリー 3組藤原塔子@夏目友人帳 シリーズ 3組芳野公子(伊吹公子)@CLANNAD ~AFTER STORY~ 3組やよゐ@夏のあらし! 3組犹守望@かのこん 3組涼宮茜@君が望む永遠 ~Next Season~ 3組碇ユイ@ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破 3組磯崎蘭@テレパシー少女 蘭 3組明石裕奈@魔法先生ネギま! ~白き翼 ALA ALBA~ 3組鈴木ソラ@魔法遣いに大切なこと ~夏のソラ~ 3組桜坂葉月@乃木坂春香の秘密 3組桂雪路@ハヤテのごとく!! 3組大原杏@アスラクライン 3組リコ@みなみけ おかえり 3組桐奈々美@まりあ†ほりっく 3組チー@チーズスイートホーム シリーズ 3組宮部紅葉@我が家のお稲荷さま。 3組レイナ@クイーンズブレイド 流浪の戦士 3組羽山ミズキ@ef - a tale of melodies. 3組アリソン・ウィッティングトン@アリソンとリリア 3組神宮寺菖蒲@喰霊 -零- 3組七海アオ@夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~ 3組咲野明日夏@キミキス pure rouge 3組釘宮円@魔法先生ネギま! ~白き翼 ALA ALBA~ 3組森さん@涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 3組蕾見不二子@絶対可憐チルドレン 3組黒主優姫@ヴァンパイア騎士 Guilty 3組フローラ・スカイブルーム@バスカッシュ! 3組ルージュ@バスカッシュ! 3組水澤摩央@キミキス pure rouge 3組黒崎リョーコ@ケメコデラックス! 3組喜緑江美里@涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 3組クラエス@GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- 3組柳生九兵衛@銀魂 3組上賀茂潤@夏のあらし! 3組雪城ほのか(キュアホワイト)@映画プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合! 3組鈿女@セキレイ 3組柊みき@らき☆すたOVA 3組袁紹(麗羽)@恋姫†無双 3組清水雷鳴@隠の王 3組志村妙@銀魂 3組木村貴子@かんなぎ 3組櫻井雫@Candy boy 3組リナリー・リー@D.Gray-man 3組スイレン(マイサンシャイン)@バトルスピリッツ少年突破バシン 3組シスターズ(No.10032、No.20001除く)@とある魔術の禁書目録 3組カティ・マネキン@機動戦士ガンダム00 3組水越眞子@D.C.if ~ダ・カーポ イフ~ 3組ルーシー・マリア・ミソラ@ToHeart2 ad シリーズ 3組清水薫@メジャー 第5シリーズ 3組細川可南子@マリア様がみてる 4thシーズン 3組ブーゲンビリア@宇宙をかける少女 3組桃瀬くるみ@ぱにぽにだっしゅ! 特別話 3組ゆっくり霊夢@ぱにぽにだっしゅ! 特別話 3組エリン@獣の奏者 エリン 3組ミキ@しゅごキャラ! シリーズ 3組渡瀬めぐる@初恋限定。 3組一ノ瀬・弓子・クリスティーナ@よくわかる現代魔法 3組ダリー・アダイ@劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇/螺巌篇 3組骨女@地獄少女 三鼎 3組九軒ひまわり@xxxHOLiC 春夢記 3組サラ・アディエマス@スクールランブル 三学期 3組ルイス・ハレヴィ@機動戦士ガンダム00 3組松平瞳子@マリア様がみてる 4thシーズン 3組沢村智紀@咲 -Saki- 3組マラリヤ@クイズマジックアカデミー ~オリジナルアニメーション~ 3組遠山和葉@名探偵コナン
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/2309.html
【種別】 用語 【元ネタ】 フラグはフラッグ=旗のことで、コンピュータ・プログラムにおける 条件判断に使われる変数(データの保存場所)のこと。 【解説】 元ネタから派生して、「特定展開を引き出すための条件を満たすこと」の俗称。 特にAVG・SLGで、実際には見えない中のゲーム・プログラムを意識する攻略方法で 「フラグを立てる」などと使われる。 当麻はこれをよく立てる。禁書スレのみならず「ライトノベルキャラが一つの学校にいたら」など でもよくそのことをネタにする人がいるが 何気にライトノベル界ではこれを当麻と同じかそれ以上、大量にたてるものは別に珍しくない。 恐ろしい世界である。 (例、ムシウタの薬屋大助、悪魔のミカタの堂島コウ、戯言シリーズのいーちゃん、 マリア様がみてるの福沢祐巳など、多数) …但し、妹達全員のフラグを個人個人で勘定すると、恐ろしいことにそれだけで約1万弱のフラグとなる。
https://w.atwiki.jp/neetura2/pages/205.html
http //www.geocities.jp/obokusama/ 作:含野諸雪 女装漫画
https://w.atwiki.jp/isshoni/pages/19.html
いっしょにシリーズ 歴史年表 いっしょにシリーズやそれに関連するコンテンツについてまとめた年表です。 ???/09/08 聖母マリア 誕生 1997年 短編小説『マリア様がみてる』が集英社発行雑誌「Cobalt」に掲載される。 1998/04/24 文庫第1巻の『マリア様がみてる』がコバルト文庫から刊行開始。 2001/10/26 アトリエかぐやから『最終痴漢電車』が発売される。シリーズ一作目。 2003/06/17 成人向け漫画雑誌『コミックメガストア』2003年8月号から『少女セクト』の連載が始まる。 2004/01/07 アニメ第一期『マリア様がみてる』の放送がスタート。 2005/06/17 『少女セクト』、2005年8月号の『コミックメガストア』を最後に連載終了。 2006/11/25 ふぐり屋から『その花びらにくちづけを』が発売される。シリーズ一作目。 2006/11/29 OVA『マリア様がみてる 3rdシーズン』第1巻が発売。ひいおばあ様の誕生パーティーシーンが登場。 2007/08/03 『その花びらにくちづけを あなたと恋人つなぎ』発売。沢口麻衣、川村玲緒が初登場。 2008/07/25 OVA『少女セクト〜Innocent Lovers〜』発売。計3巻 2010/07/30 OVA『その花びらにくちづけを あなたと恋人つなぎ』発売。 2010/12/17 シリーズ三作目となる『最終痴漢電車3』が発売。黒滝凛、新明カノンが初登場。 2012/08/07 2012年柴又宵まつり「おいでよっ!MADコンテスト」素材動画が投稿される。 2012/09/12 2号.(現チキチキボーンチキチキボーン)氏が上記の動画を用いて「柴又」を制作。 2012/10/20 「柴又」のフルバージョンが投稿される。 2012/10/26 OVA『最終痴漢電車NEXT Molester.2「お前は最高の女だ」』発売。凛又素材が初登場。 2014/09/01 水無月☆★氏が幽霊.1氏との合作「およげ!ないとうさん」を投稿。 いっしょにシリーズ以前に制作されたものとしては唯一の少女セクトの音MADである。 2015/01/28 Glen氏が「関羽雲長BB」を投稿。これが彼がニコ動に投稿した最古の動画とみられる。(*1) 2018/07/29 Glen氏が「凛又」「辱又」「麗又」を投稿する。いっしょにシリーズの始まり。 2018/07/30 ファイアーエムブレムシリーズの楽曲が使用された最初の動画「出会いのテーマ」が投稿される。 同日、ソロバージョンの「凛又」が投稿され、「いっしょに!」部分の主張が強まる。 2018/08/09 Glen氏が「グリ又」を投稿。アイク(いっしょにシリーズ)初登場。 2018/08/11 Glen氏が「沙又」を投稿。深刻そうな人(いっしょにシリーズ)初登場。 2018/08/23 Glen氏が「綾又」「哀又」を投稿。 2018/09/02 Glen氏が「文又」を投稿。遠坂凛(いっしょにシリーズ)初登場。 2018/09/24 魔導音主氏が「凛又 星野源バージョン」を投稿。初めてGlen氏以外の人物によって投稿されたいっしょにシリーズとなる。 2018/12/31 年の瀬に「いっしょに少女セクト」が投稿され、少女セクトがいっしょに素材入りする。 2019/01/05 Glen氏が「いっしょに柴又パーティ」を投稿。「柴又パーティ」初登場。 2019/02/01 ここすき氏が「いっしょにメイドインワリオ イッショニーのテーマ」を投稿。 柴又パーティの定義がこの動画によってほぼ決まる。 2019/02/12 るぺあ氏が「助けて魔のめぐるBB」を投稿する。 2019/02/19 ここすき氏が「田舎をdistination」を投稿。 これがいっしょにシリーズと魔のめぐるの初共演となる。 2019/02/25 ここすき氏が「魔の二週間」を投稿。 この動画の中でモザイク付きではあるが顔出しを行い、「凛又」のワンフレーズを再現するという大胆な演出を行った。 これが後にとんでもない事態を引き起こすことになる。 2019/02/27 Glen氏が「幸又」を投稿。マルス(いっしょにシリーズ)初登場。 2019/03/09 Glen氏が「いっしょに復讐」を投稿。ここすき氏の柴又パーティが逆輸入される。 2019年4月頃 Glen氏がいっしょにシリーズ動画の多くを自主削除し、いっしょにシリーズ界隈に暗雲が漂う。 2019/05/01 Glen氏が「七海燈子が倒せない」を投稿。記念すべき令和最初のいっしょにシリーズ。 2019年7月頃 この時期からGlen氏は「エロアニメ」などの性的なワードや有名なゲームの作品名をタイトルにする釣り路線を強化するようになる。 これに合わせて過去の投稿動画のタイトルにも変更が加わった。 2019/07/23 「辱又」や「麗又」などの動画がGlen氏自らの手で再投稿される。どさくさに紛れて新作も多数投稿された。 2019/07/29 いっしょにシリーズ一周年。 この日Glen氏が投稿したのは「sm33611698 総評」「アンダーテール アズゴア戦 ノーダメージ」で投稿されたコメントを、 音声合成ソフトに淡々と読み上げさせるという闇の深い動画である。 2019/08/03 Glen氏が「柴又中毒」を投稿。上述のここすき氏の動画を素材にして音MADを作るという逆輸入の域を超えた行為に、ここすき氏本人も困惑した。 これ以降ここすき(いっしょにシリーズ)の動画が量産されることになる。 2019/08/28 有名配信者の加藤純一氏がニコ生での雑談中に突然MAD界隈で何が流行っているのかを見ることになり、 次々に新着動画を漁る中でGlen氏が投稿した動画を引き当ててしまう。それもよりによってここすき氏や魔のめぐるが登場するものを。 加藤氏は勿論のこと、事態を聞きつけた音MAD界隈の人々もまさかの展開に驚かされた。 この後にも上述の再投稿動画地帯に突入するが、釣り動画であると思われたおかげでここはスルーされた。 2019/11/05 Glen氏が「外出中やドライブ中に流したい動画」を投稿。 動画説明文に「ここすきさん…あなたは今どこにいますか。死ぬ前に、一度でいいからあなたに会いたかったな…」という 何やら穏やかではない文言を含んでいた。 2019/11/06 ここすき氏が「まあそう深刻にならずに」を投稿。深刻そうな人(いっしょにシリーズ)をなんと無修正の顔出しで再現し、 Glen氏への素材提供を行う。コメント欄で「顔を晒していることについてもっと深刻に考えたほうがいいと思う」と言われていた。 2019/11/07 Glen氏が「シャミ子で戦艦ハルバード:艦内」を投稿。早速上述の動画を使用。 今回の説明文でもここすき氏に対して呼びかけていた。 2019/11/08 ここすき氏が上述の動画を非公開にする。その後ブロマガで自身のメールアドレスを公開し、Glen氏との交流を試みる。 2019/11/09 どうやら接触に成功した模様。これによりここすき(いっしょにシリーズ)はいっしょじゃなくなった。「夢か何かだと思ってください」 2019/12/27 佐藤ケルビン氏がRPGアツマールにゲーム「【R-17.9】いっしょに泥棒バスター」を投稿。 2019/12/31 音MAD作者が選ぶ音MADランキングで「少女セクト×柴又」が7票、 「いっしょにメイドインワリオ イッショニーのテーマ」が13票を獲得し生放送で流れる。 2020/01/08 いっしょにシリーズWiki開設。
https://w.atwiki.jp/ranoberowa/pages/812.html
原作紹介 各出典作品の紹介や刊行タイトル、参加者の登場巻などのまとめページ。 執筆の際参考になる外部サイトのリンクもここに張っています。 したらばから転載したものは独断で文章を改変しています。 作品名 作品名 Dクラッカーズ ラグナロク Missing リアルバウトハイスクール されど罪人は竜と踊る ロードス島戦記 アリソン 陰陽ノ京 ウィザーズ・ブレイン 終わりのクロニクル エンジェル・ハウリング 学校を出よう! キーリ 機甲都市伯林 キノの旅 銀河英雄伝説 ザ・サード 戯言シリーズ スレイヤーズ 涼宮ハルヒシリーズ チキチキ (神仙伝/烈風伝) 事件シリーズ デュラララ!! 灼眼のシャナ バイトでウィザード 十二国記 バッカーノ! 創竜伝 ヴぁんぷ! 〈卵王子〉カイルロッドの苦難 ブギーポップシリーズ 撲殺天使ドクロちゃん フォーチュン・クエスト 魔界都市ブルース ブラッドジャケット 魔術士オーフェンシリーズ フルメタル・パニック! 楽園の魔女たち マリア様がみてる 作品名 作品名 トリニティ・ブラッド
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8568.html
前ページマリア様が使い魔 薬を使うと、女性は直ぐに目を覚ました。 「ここは・・・・何処ですの?」 「ここはトリステイン魔法学院の救護室です。どこか痛い所はありませんか?」 「トリステイン魔法学院?」 「お名前と出身地を教えて下さいますかな?」 「小笠原祥子。出身は東京です。」 「トウキョウ?聞いた事の無い地名ですな。ひょっとして、東方の地名ですかな? ご自分が何をなさっていたのか、お話出来ますかな?」 「自宅で誕生日のパーティーをしていました。目の前にキラキラしている物が浮かんでた所までは覚えているんですけど・・・。」 と言って頭を抑えてしまった祥子にルイズは聞いた。 「貴方は貴族ですか?」 「貴族? 小笠原家は元は華族の家柄ですけど。ここイギリスですの? でも英語じゃないし、今私が話してるのは一体、何処の言葉ですの? もう何がなんだか・・・」と言って、祥子は泣きだしてしまった。 コルベールは「取り合えず。今日の所はミス・ヴァリエールにお任せします。落ち着いてゆっくり話をするように。」と言って出て行ってしまった。 その日の晩は祥子にとって試練の連続だった。魔法が存在する事を知って、うろたえたり、双月を見て卒倒しかけたり、使い魔に成れといわ れて憤慨したりと・・・・。しかし翌朝、祥子は立ち直っていた。 「昨日は随分と見苦しいところを見せてしまったわね。」 「まぁ・・・・異世界から来たって言うのが本当の事なら仕方ないわよ。気にしないで。」 「私に使い魔に成れって、言ったわね。条件付きで承知するわ。」 「条件?」 「そう条件。2つね。」 「言ってみなさいよ。」 祥子はまっすぐにルイズの目を見て言った。 「1つは小笠原家の娘として相応の待遇を保証してもらう事。」 「まぁ、サチコも貴族の家柄だって言うんだから当然よね。良いわ。」 祥子はルイズの頬を手で挟んで続けた。 「もう一つは・・・・・・ルイズ、あなた・・・・私の妹に成りなさい。」 「妹に成れ? あ・・姉なら実家に2人いるわ。間に合ってるわ。何を言い出すのよ!」 「私昨日一晩考えたの。この異世界で私が私でいられる方法を・・・・。支えに成る妹を作れば良いのよ。私だって祐巳と言う立派な妹がいるわ。 でもそれは異世界での話。」 「私はルイズを立派な淑女として指導するわ。それが姉の務めなのだから。ルイズは私を妹として精神的に支えて頂戴。これが条件よ。」 ルイズは「うー」と唸って座りこんでしまった。 「私が使い魔に成らなければ、退学に成るかも知れないんじゃなかったの?」 「判ったわ。妹に成ります。だから使い魔に成って。」 「契約成立ね。」 「んじゃ、使い魔の儀式を始めるから屈んで。」 「我が名はルイズ・フランソワ・ルブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ。」 ルイズのキスが終わると祥子の左手に激痛が走った。 「使い魔のルーンが刻まれるだけよ。直ぐ終わるわ。」 痛みが止むと祥子は言った。 「本当ならスールに成るにはロザリオを授受するのだけど、今のキスをその代わりとしましょう。これからは私の事を祥子お姉様と呼ぶように。」 「祥子お姉様?」 「あら、妹に成ったんだから当然でしょう。後、目上の者に話すときは基本敬語を使いなさい。」 「敬語?」 ルイズはまた「うー」と唸って座りこんだ。 「ところでルイズ。今日は授業は無いの?」 「今日は呼び出した使い魔と親睦を深める日なので授業はありません。さ・・・祥子お姉様。」 「そうなの。では学校の中を案内してくれないかしら? これから生活していくのだから、隅々まで知る必要が有るわ。」 ルイズは祥子を案内する事にした。意外な事に祥子が興味を示したのは、トイレや風呂・厨房・馬屋だった。 (文明レベルは中世ヨーロッパってところかしら・・・) 祥子は視察を終えると、空腹を覚えたので、 「ルイズ。お茶にしましょう。」といって中庭に案内させた。 中庭では、貴族たちが昨日呼び出した使い魔と過ごしていた。コルベールがルイズに近づいてきて、昨日の顛末を聞いた。 「ほう。異世界の貴族ですか・・・。ちょっとルーンを見せてもらえますかな? ほう・・・・見た事のないルーンですな。これは調べて見ないと。」 と言って、資料室へ去って行った。 「使い魔って、やっぱり動物ばっかりね。人間は私一人?」 「基本的に人間が呼び出されるなんて聞いた事がありません。」 「そうなの。ではルイズは特別な存在な訳ね。」 「特別なんてトンデモありませんわ。祥子お姉様。」 「あら、異世界へ扉を開いたんですもの。充分特別だわ。」 祥子とルイズが軽食を取っていると、騒ぎが起こった。ギーシュの二股がバレたのである。 「こっちの世界でも殿方と云うのは変わらないわね。」 祥子は感想を述べるとお茶を飲んだ。ふと見るとギーシュはメイドに八つ当たりをしているようだ。 「ルイズ。行くわよ。」 祥子はギーシュに近寄り言い放った。 「見苦しい八つ当たりはやめなさい。二股を掛けている男が悪いのです。発覚した原因など関係有りません。」 「君はルイズが呼び出した貴族じゃないか・・・・。いくら貴族でも使い魔風情に言われたくないな。」 「ギーシュ! 祥子お姉様に無礼な口を聞かないで!」 ルイズが叫んだ。 「お姉様? ルイズ・・・君は使い魔をお姉様と呼ぶのかい?」 「そうよ。祥子お姉様に無礼を働く輩は、ヴァリエール家に無礼を働く物と思って頂戴。」 普段ゼロのルイズと陰口を叩かれていても、ヴァリエール家の娘である。トリステインで暮らす者にとって、ヴァリエール家に逆らって良い事など 一つもない。 ギーシュは「まぁ・・・ルイズがそこまで言うのなら、この紅い薔薇の様な御婦人に免じて、このギーシュ・ド・グラモン、メイドの不始末を不問に処す 事に致しましょう。」 と言って引き下がった。 この瞬間を見ていた者に「祥子様=紅薔薇様」のイメージが焼き付いたのだった。 「あの・・・・助けて下さいましてありがとうございました。私はメイドのシエスタといいます。ご用がありましたら、何でも申し付けて下さい。」 「どういたしまして、シエスタさんね。それじゃ、早速で悪いんだけど・・・。着替えをしたいので服を用立てて下さらないかしら。」 祥子は昨日のパーティドレスを着たきりだった。 「学院の制服でよろしければ、合うサイズがあると思います。直ぐにミス・ヴァリエールのお部屋にご用意させて頂きますね。」 と言って、シエスタは服の調達に出掛けた。 「祥子お姉様、学院の制服で宜しいのですか? 別の服でも私が直ぐ用意させますけど・・・。」 「制服かぁ・・・・去年までは私も制服着てたし、懐かしいわ。」 ルイズは祥子の着てた制服の事を部屋に戻りながら、祥子と話した。 「祥子お姉様、起きて下さい。今日から授業が再開します。祥子お姉様。」 「誰? 瞳子ちゃん? 誰なの?」 「祥子お姉様、ルイズです。朝です。起きて下さい。」 「ルイズ・・・・あぁ・・・・そうだった。」 祥子は寝起きが悪い。異世界に来てもそれは変わりなかった。祥子とルイズは身支度を済ませると食堂に向かった。 「お早う。ゼロのルイズ。」 キュルケが挨拶して来た。 「ごごごご・・・御機嫌よう。キュルケ。」 ルイズはしたくなさげな挨拶をした。 「御機嫌よう? なにそれ?」 「挨拶よ。挨拶。祥子お姉様に挨拶は御機嫌ようで統一しなさいって言われてるの。」 キュルケは祥子を見て、 「はじめまして。私、キュルケ・フォン・ツェルプストーと申します。お見知りおきを。紅薔薇様。」 「御機嫌よう。キュルケ。私はサチコ・オガサワラと申します。魔法学校は初めてですから、よろしくお願いします。」 「紅薔薇様、もう一人妹を持つ気は有りませんか?」 「何よ、ツェルプストー。恋人だけじゃなく、お姉様までヴェリエールから奪うつもり?」 「おやめなさい。ルイズ。」 「残念ですが、キュルケ。妹は一人と決まっていますので・・・。」 「あら、ゼロのルイズなんかより、私の方が良いと思いますわ。紅薔薇様。」 「あんたなんか・・・あんたなんか。」 「行きましょうルイズ。朝食が冷めてしまうわ。では御機嫌よう、キュルケ。」と食堂に急いだ。 「ルイズ。淑女と言うのはそう簡単に感情を前に出す物では有りません。」 「でも祥子お姉様。ヴァリエール家とツェルプストー家は不倶戴天の敵同士で・・・。」 「因縁があるって訳ね。ま・・・・後で聞かせて貰いましょう。」 食堂には当然のように祥子の分も食事も用意されていて、当然のように祥子も貴族たちと同席した。 「偉大なる始祖ブリミルよ・・・・」食事の前の祈りが始まった。祥子は後でルイズに聞いた 「始祖ブリミルって言うのは誰?」 「神様の様な人です」 「私の世界のイエス様のようなものね。もっともリリアンではイエス様よりマリア様が信仰されてるけど。」 「祥子お姉様の世界では、神様よりも信仰を集めている人がいるんですか?」 「いえ、マリア様って言うのはイエス様のお母様なのよ。ルイズもいつも、ブリミル様のお母様に見られてると考えて行動しなさいね。」 「それがマリア様なんですね。わかりました。」 授業が始まった。 「本年度から土系統の魔法を教える。シュブルーズです。属性は土。二つ名を赤土のシュブルーズといいます。」 新任の先生のようだ。 「では誰かに錬金の魔法をやってもらいましょう。そこの貴女。」 ルイズが指名された。 「危険です。ミセス・シュブルーズ。ルイズがやる位なら私が・・・」 キュルケは言ったが取り合ってもらえなかった。 「錬金の何が危険なんですか。いいから貴女。やって見なさい。錬金したい金属を強く思い描くのです。」 「ルイズやめて!」 キュルケは叫んだが、ルイズは聞かなかった。 ちゅどーん! 爆発音が響いた。 「やっぱりこうなったか。」 ギーシュはつぶやいた。 ルイズの服はボロボロになり、先生は気絶していた。 「魔法って危ないのね。失敗すると爆発するなんて・・・。」 祥子は呟いた。 それを聞いていたキュルケは 「危なくなんかないわ。失敗して爆発起こすのはルイズだけの事よ。いつもの事だけど、全く傍迷惑だわ・・・・。ゼロのルイズ! 一体何回爆発 させたら気が済むのよ。」とルイズを非難した。 「失敗して爆発するのはルイズだけ? 他の魔法使いが失敗したらどうなるの?」 祥子はキュルケに聞いた。 「何の変化も起こりはしないわ。全く、未だに二つ名も持てないゼロのルイズは・・・・。」 キュルケは憤慨していたが、祥子は引っかかりを感じた。 (なんでルイズだけは失敗すると爆発するのかしら? 異世界に扉を開いたのと関係有りそうね。) ルイズは罰として掃除を命じられた。 「すみません。祥子お姉様にも手伝って頂いて・・・。」 ルイズは済まなそうに詫びた。 「気にする事はないわ。掃除なんて、高校時代に戻ったみたいで楽しいし。それよりルイズ。あなた、ひょっとしてとんでもない力を持っているので はなくて?」 「私の魔法はいつもこうなんです。必ず爆発して・・・・。今まで成功した事がありません。きっと出来そこないなんです。」 ルイズは涙を溜めて いた。 それを見た祥子は 「そんな事はないわ。だって貴女は異世界に召還のゲートを開いたじゃない。きっと魔力が有り余っているのよ。ところで、一体何を錬金するつもり だったの?」 「ゴールドですわ。祥子お姉様。みんなをあっと言わせてやろうと思って・・・。」 「金って・・・金を練成できるのは、スクウェアクラスだけだって、先生も言ってたじゃない。ルイズって度胸だけは一人前ね。階段は一歩づつ登ら ないと、踏み外して落ちるわよ。」 祥子は呆れて言った。 祥子は学院の授業に付いて一通り見てみた。魔法実技・方法論・幾何数学・音楽など魔法に関する事は一通りやっているみたいだった。 「でも音楽が魔法と関係あるなんて意外ね。」 「祥子お姉様。スクウェアクラスの巧みの技になると、音楽的要素が強くなるのですわ。だから音楽の授業は重要です。」 祥子は音楽の授業で使われている楽器を一通り見て見たが、驚いた事に地球で使われている物と寸分変りが なかった。(これなら私も楽器を使えそうだわ。楽譜は全く違うみたいだけれど・・・) 祥子は学院の視察を大方終えた。それでこの学院に何が足りないかを悟った。生徒は楽員の決めたスケジュールに参加するだけで、自分 から関りを持とうとしない。この学院には生徒会が必要であると祥子は考えた。 「その内で良いんだけど、学院長と少し話出来ないかしら。」 「学院長ならいつも暇してるみたいですよ。」 ルイズは答えた。 「そう、じゃぁ今から面談を申し込んで見るわ。」 祥子は宣言すると学院長室へ向かった。 「ちょっと祥子お姉様。何故に?」 「この学院に足りない物を創設するのよ。」 面談の申し込みはすんなり通った。オスマン学院長の方はコルベールからルーンの報告を受けて興味を持っていたからだ。学院長は祥子 の「生徒会設立」の話を一通り聞いた後、 「生徒の代表を選挙で選ぶとな? それはちと問題が有ろうて・・・。」と感想を漏らした。 「まず目立ちたい者が我こそはと、名乗り出る事になるの。それが生徒の間に要らぬ軋轢を生みかねん。どうしても生徒の代表が必要な場合は 学院の方から任命するのが筋ではないかの? それに滅多な者が生徒代表にでもなったら問題が生じかねん。君の国ではどうか知らんが、 このトリステインで選挙などと云う物を認めるわけには行かんぞよ。」 祥子は自分の認識の甘さを悔やんだ。ここは中世の世界なのだ。まだ選挙制が認められる筈が無かったのだ。民主制に慣れていた祥子の認識 不足だった。トリステインは王政の国なのだ。 「そうですか。では下がります。ご面談に応じて頂いてありがとうございました。」 祥子は引き下がる事にした。生徒会を立ち上げる為には、 生徒からの声が必要と思ったからだ。 「ときにそなた、武器は・・・・」 「武器?」 「あ、いや、その・・・なんでもないよ。」 学院長はルーンについて話をしかけてやめた。いずれ時が全てを明らかにすると思ったのだ。 学院長室を出るとキュルケとタバサがいた。 「御機嫌よう、紅薔薇様。」 「何よキュルケ。あんた立ち聞きしてたの?」 「偶然よ。学院長室に紅薔薇様が向かわれたのが見えたから、後付いて行ったら、丁度ミス・ロングビルが出て行ったんで・・・。」 キュルケは続けた。 「生徒の代表を選挙とか云うので選ぶんですか? なんか面白そうじゃない。」 「残念だけど、その話は潰されたわ。」 「ええ? そうなんですか。それは残念ですねぇ・・・。」 3人は歩きながら話を続けていた。3人が宝物庫の傍を通った時、祥子は大きな土ゴーレムを見て驚いた。 「ルイズ、あれ、何?」 祥子は震えてルイズに聞いた。 「土ゴーレムですね。トライアングルクラスの・・・。」解説を終えると、ルイズは叫んだ。 「あんた何やってるの? 盗賊ね! ファイヤーボール!」 ルイズのファイヤーボールは壁を爆破しただけで失敗に終わった。 「ファイヤーボールってのはこうするのよ!」 キュルケはゴーレムに向かってファイヤーボールを撃った。ゴーレムはモノともしない。 「ちっ、もう戻って来たのか・・・・。」 盗賊のフーケはそう漏らしたが、壁にヒビが入っているのを見てゴーレムのパンチを宝物庫に浴びせた。 フーケは宝物庫から出てくると、 「感謝するよ!」と、祥子達に向かって叫び、ゴーレムの肩に乗ったまま姿を消した。 「待ちなさい!」ルイズ達はフーケを逃がすまいとしたが、フーケは学院の壁を越えると土くれとなって消えた。 フーケが現れた事で学院は騒然となった。授業は自習となり、祥子・ルイズ・キュルケ・タバサの4人は目撃者と云う事で学院長室に呼ばれた。 「すると3人ともしかとは顔を見ておらんのじゃな?」 学院長は念を押して聞いた。 「はい。フーケは顔を隠していました。」 ルイズは代表して答えた。この時、ミス・ロングビルが入ってきた。 「この学院の一大事に何処に行って居ったのじゃ?」 学院長が聞くとミス・ロングビルは答えた。 「近所に聞き込みに行って参りました。それで炭焼き小屋に出入りしている者が、フーケではないかと云う情報を得ました。」 「ほぉ、流石、仕事が早いな。」 学院長は感心した。 「誰かフーケを捕らえて名を挙げようという貴族は居らんか?」 学院長は問うたが、誰一人名乗り出なかった。 「あの・・・・私が・・・・」 ルイズが杖を上げた。 「ルイズ、よしなさい。」 祥子はルイズを咎めたが、ルイズは 「私はフーケを目撃しておりますし、確認が取れると思います。」と言って聞かなかった。 「では私も;・・。」 今度はキュルケが杖を上げた。 「あんたはいいのよ。」 ルイズは嫌そうに言ったが、キュルケは 「ヴァリエールには負けられませんわ。」と言って引かなかった。次にタバサが杖を上げた。 「まぁ・・・いいじゃろ。君達に任せるとしよう。ではミス・ロングビル、彼女等をその小屋に連れて行くように。」と指示した。 炭焼き小屋へは馬車で向かった。 「祥子お姉様は来なくても良かったんですよ。」 「私はルイズの姉であり、使い魔でもあるのよ。ルイズが行くと言うなら、守りに行かないわけにはいかないわ。」 キュルケは祥子の世界に付いて興味深々で話を聞くのだった。 馬車が炭焼き小屋に着くと、ミス・ロングビルは周囲の偵察にいった。タバサとキュルケは炭焼き小屋の中に入って調べる事にした。しばらく すると2人が破壊の杖を持って出てきた。 「どういう事? 何で盗んだ物を放置してるのかしら?」 4人が思案していると、ゴーレムが現れた。 祥子は真っ先に避難した。キュルケとタバサは魔法をぶつけたが無駄であった。ルイズは逃げなかった。 「ルイズ! 早く逃げなさい。」 「ルイズ、逃げて。」 皆が勧めたが、ルイズは逃げなかった。 「魔法が使えるものが貴族なんじゃない。敵に後ろを見せない者が貴族なのよ。私はゼロなんかじゃないわ!」 ルイズはそう言って魔法を放った。しかし、いつもの通り小さな爆発が起こるだけだった。祥子はルイズの元に走りながら 「破壊の杖を使ってゴーレムを倒して!」と叫んだ。 キュルケは破壊の杖の箱をあけたが、そこにあったのは杖ではなかった。タバサはエアハンマーでゴーレムに打撃を与えつつゴーレムの気を 引いた。 祥子はルイズを伴って、キュルケに合流した。そして破壊の杖をゴーレムに向けると叫んだ。 「皆伏せて!」 破壊の杖は一撃でゴーレムを屠った。 「祥子お姉様、魔法は使えないんじゃなかったんですか?」 ルイズは祥子に問いかけた。 「それともこれ、マジックアイテムなのかしら?」 「何でこんなものがここにあるのかしら? 何で私に扱えたのかしら?」 祥子は自分の行為に驚き、破壊の杖を地面に投げ捨てた。 ミス・ロングビルがいつの間にか戻ってきていて、破壊の杖を手に取りながら言った。 「破壊の杖と言うだけの事はあるわね。私のゴーレムが一撃じゃないの・・・・。」 「私のゴーレム?」 ルイズは呟いた。 「そう。盗んだは良いけど使い方が判らなくてね。仕方なくこう言う手段を取った訳。動かないで!」 「あなたがフーケなのね。」 祥子は鋭い眼でフーケをにらんだ。 「そうよ。教師じゃなく、生徒が来たのは誤算だったけど、そのお姫様なら扱えると思ったわ。」 「ミス・ロングビルどうして貴女が盗賊を?」 ルイズは訊ねた。 「盗賊の方が本業でね。それではさようなら。」 フーケは破壊の杖を作動させようとしたが、破壊の杖は煙も吐かなかった。 「タバサ! エアハンマーよ!」 祥子の言葉と同時にタバサはエアハンマーをフーケに叩きつけた。 「どうして・・・・」 フーケは意識を失いかけながらも問うた。 祥子は 「これは魔法の杖でもマジックアイテムでもないの。ロケットランチャーっていう、私の世界の武器よ。あいにく、単発式なの。弾が無いからもう使え ないわ。」 学院に戻ると直ぐ学院長からお呼びがかかった。学院長は 「いや、フーケを捕まえるとはたいした手柄を立てたものじゃ。君達には王宮から恩賞が下るじゃろう。」といって皆を労った。 祥子は「少しお聞きしたい事が有るのですけど、どうして私の世界の武器があるんですか? どうしてフーケは私にこの武器が扱えると知っていた のですか?」と問い正した。 学院長は破壊の杖の由来を祥子に話し、祥子に刻まれたルーンが伝説の使い魔ガンダールヴの物である事、ガンダールブは全ての武器を扱っ てブリミルを守った事を話した。 「私がそのガンダールヴだとおっしゃるのですか・・・・。」 祥子とルイズは驚いた。 「今宵は舞踏会じゃ。たっぷり踊って、ゆっくり休むように。」 学院長はそう言って話を終わらせた。 舞踏会では大勢の男性からダンスの申し込みがあった。祥子とルイズはそれを全て断って二人で話した。 「祥子お姉様が伝説の使い魔だと云うのは凄いですね。流石は祥子お姉様です。」 「私を呼び出したのはルイズ、あなたよ。やはりあなたは特別だったわ。」 「それにしても全ての武器を自在に扱えるというのは凄いです。明日は虚無の曜日だし、早速武器を買いにいきましょう。」 「ルイズ。淑女というのは武器を扱えなくても良いのよ。」 「でも力が勿体無いじゃないですか。祥子お姉様、私の為だと思って付き合って下さい。」 「仕方ないわね。判ったわ。」 祥子は同意させられた。 「ルイズ、あなた踊らないの?」 「祥子お姉様だって申し込まれてたじゃないですか。なんで踊らないのですか?」 「私は殿方は苦手なの。これでも随分、殿方に免疫が出来た方なんだから・・・・。ルイズは何故踊らないの?」 「日頃、ゼロのルイズって馬鹿にしてる男達と踊る気にならないんです。」 「じゃ、私と踊りましょうか?」 「祥子お姉様と? それは楽しそうですね。」 二人はダンスを踊った。 「こうしていると、祐巳と踊った時の事を思い出すわ。あの時もとてもダンスが楽しかった・・・。」 ルイズは「私、祐巳様に嫉妬を覚えますわ。祥子お姉様、祐巳様の話をなさる時、とても幸せそうなんですもの。」と膨れた。 次の日、祥子とルイズは街の武器屋に来ていた。 店主は「貴族のお嬢様方。ウチは真っ当な商売をしておりますが、何の御用でしょうか?」と不審がって聞いて来た。 ルイズは「客よ。別に文句を言いに来たわけじゃないわ。祥子お姉様に相応しい武器を見繕って頂戴。」と店主に告げた。 「これは失礼しました。こちらのお嬢様にですか? そうですね。華奢だし、細身の剣なんてどうでしょうか?」 と言って装飾付の細身の剣を取りに行こうとした時、 「はぁ・・・女の身で剣を買うのかい? こりゃ次の戦争は負けだな!」 と声がした。 祥子とルイズは無礼な声の主を探したが見当たらなかった。 店主は「こらデル公! 商売の邪魔だ、黙って居やがれ!」と怒鳴った。祥子とルイズは声の主に気が付いた。 それは一本の剣だった。 「インテリジェンススォード?」 ルイズは手に取って見た。それは古くて錆も浮いたボロ剣だった。 「ルイズ、私にも見せてくれないかしら?」 祥子が剣を手に取って見ると、 「おでれぇた。おまいさん、女の身で使い手か! なら俺を買え! 俺はデルフリンガーっていう名の伝説の剣だ!」と、剣が喚いた。 「伝説の剣?」 ルイズは疑問を浮かべつつ店主の顔を見た。 「こりゃ、たまげた。デル公が俺を買えだとよ」店主は呆れ顔で言った。 「その剣なら、100で結構でさ。いつも商売の邪魔されて困ってたとこです。いい厄介払いでさ。」 「でもこんな錆だらけのボロ剣を祥子お姉様に買えるわけ無いじゃない。」 「錆だらけだと? よし見てな。」 デルフリンガーはそう言うと光り出した。光が止むと錆は綺麗になくなっていた。 「どうだ? 俺様を買えば手入れ要らずで便利だぞ。そら買え、俺を買え!」と喚いた。 ルイズは「どうします? 祥子お姉様。」と祥子に判断を任せることにした。 「私には重すぎると思うけど・・・・。」と祥子が言うと、デルフリンガーは、 「でえじょうぶだ。おまいさんなら片手で扱えらぁ。抜いて見ろ!」と喚く。祥子が言われた通り抜くと、確かに片手で扱える。 「あら、本当だわ・・・。じゃぁ・・・・これにしましょうか・・・。」 店主は「やいデル公! お前手入れ要らずの剣ならそう言えってんだ。100で売るって言っちまったじゃねぇか!」 と頭を抱えた。 ルイズは「100? 祥子お姉様に相応しい剣が100の訳無いでしょう? 500よ。500出すわ。」と勝手に値段を変えた。 店主は「貴族のお嬢様。ありがとうございます。」と頭を下げ、金貨500枚でデルフリンガーは祥子の剣となった。 「祥子お姉様、私達、ここで死ぬんですね。」 ルイズは表情も変えずに言った。 「そのようね。」 祥子は答えた。 「何故祥子お姉様だけでも逃げて下さらなかったんですか? 私、祐巳様に申し訳なく、辛いです。」 「妹を守るのが姉の役目、主人を守るのが使い魔の役目。2つの役目が一致してるんだから、逃げるわけには行かないでしょう。」 祥子はルイズをまっすぐに見つめて答えた。 「まぁ7万の敵って言ったって、各部隊は指揮官が倒れりゃ、後方に引いて再編成するんだ。指揮官を確実に倒せば、戦えない相手じゃねぇ よ・・・・。」 デルフリンガーは二人を励ました。 「ルイズ、祈祷書を見て使えそうな魔法を探してみなさい。」 ルイズは祈祷書の頁をめくった。 「テレポートの魔法が新たに見つかりました。」 「私を連れてどの位跳べるか、試して見て。」 ルイズは呪文を唱えた。 「ざっと100メイル程ですね。祥子お姉様。これでは逃亡用には使えませんわ。」 「それでも敵の指揮官の前に私を連れて行く事は可能ね・・・・。イリュージョンで相手の気をそらして、テレポートで指揮官前に出現、指揮官を 倒した後、テレポートで離脱。これを繰り返せば、7万の足止めと云う目的は達成出来るわね。虚無の担い手と虚無の使い魔の力を敵に見せて やりましょう。」 祥子は精一杯気を張って言い放った。そしてルイズと2人、7万の敵に向かって行くのだった。 「相棒! 足止めはもう充分だ。離脱方法を探した方がいいぜ。」 デルフリンガーは祥子に言った。 「そんな事言ったって、もう周りは敵で一杯だわ。」 「草の茂みでも良い。隠れられるところにテレポートするんだ。」 ルイズはデルフリンガーの言葉に従った。 「ここももって5分でしょうね。ルイズ、もう一度祈祷書を読んで見て。」 ルイズが祈祷書を読むと新しい魔法が見つかった。 「祥子お姉様、世界扉というのが見つかりました。」 ルイズが世界扉を唱えると、目の前に小さな穴が開いた。 「その穴に飛び込みなさい。早く。」 祥子がそう言うのと大量の矢が飛んで来るのがほぼ同時だった。祥子はルイズが逃げ延びるまで、矢の雨を食い止めたが、祥子が穴に飛び込もう とした瞬間祥子の胸に一本の矢が突き刺さった。 「祐巳・・・・・・」 祥子は消え行く意識の中で最愛の妹の名を呼んだ。 小笠原祥子が消えて半年、祐巳はリリアン女子大受験の為、最後の追い込みにかかっていた。現役のロサキネンシスが受験に失敗する 訳にはいかない。何事にも「平均点が売り」の祐巳にとって、受験は大問題だった。それでもどうしても考えてしまう。 「お姉様は一体何処に行ってしまったのかしら・・・・。」 今夜も受験勉強をしていても、お姉様の事が気になる。 「うーん。ちょっと一服しようかな?」 と伸びをしていると、背後でドサっと大きな音がして祐巳は振り向いた。 そこには桃色の髪をした女の子が、血まみれの黒い髪の女性に縋って呼びかけていた。 「祥子お姉様! 死なないで!」 「相棒!」 「祥子お姉様? え?」 祐巳は血まみれの女性が消えた小笠原祥子であると認識するのに時間がかかった。 「え? お姉様?」 漸く認識すると、胸の矢を抜こうとした。 「抜くんじゃねぇ! 失血死するぞ!」 男の声が祐巳を怒鳴った。 祐巳は慌てて、「えと、救急車!」と叫ぶと、携帯に手を伸ばした。 その晩の事を祐巳は断片でしか思い出せない。ルイズと名乗る女の子と一緒に救急車に乗って、病院に運ばれた事。あまりの事に、小笠 原家への連絡が遅れた事。連絡を受けて飛んで来た柏木さんの顔。蓉子様の蒼ざめた顔。瞳子の泣き顔。手術中の文字が灯ったライト。 数日後、祥子が意識を取り戻したとの知らせを受けて、祐巳はルイズと面会に行った。この半年、何があったのかはルイズから聞き出した。 信じられない話だったが、目の前でテレポートされれば信じる他無かった。 ドアをノックして祐巳とルイズは祥子の病室に入った。 「お姉様、無理はなさらないで下さい。」 祥子が起き上がっているのを見て祐巳は心配した。 「祐巳・・・・・・。やっとあなたに会えたわね。」 祥子は幸せそうに微笑んだ。 「相棒・・・。もうダメかと思ったぜ。」 デルフリンガーが言うと祥子は 「もう相棒じゃなくなっちゃったわ。」 と左手を見せた。ガンダールヴのルーンが消えていた。 「心筋に矢が刺さっていたから、心停止させて手術したって、お医者様が言ってらしたわ。」 祥子はルイズに「ごめんなさい、ルイズ。使い魔の契約が切れちゃった・・・・。」と笑って言った。 「いえ、祥子お姉様に生きて居て貰えれば、私はそれだけで・・・・。」 ルイズは涙を浮かべて言った。 「また召還のゲートが開いても、今度はもう入らないわよ。」 「はい。祥子お姉様はこの世界で祐巳様とお暮らし下さい。御機嫌よう、祥子お姉様、祐巳様。」 ルイズがトリステイン魔法学院に戻ると、大騒ぎになった。ルイズが殿軍を勤めた事を皆が知っていたのだ。生きて帰った英雄を皆が称えた。 しかし、ルイズはもうそんな事に興味はなかった。新しい使い魔を呼び出す気も起こらなかった。 ルイズは自分に必要な物が何かを悟っていた。そう、私も持つのだ・・・・・。妹を・・・・・。 前ページマリア様が使い魔
https://w.atwiki.jp/hati/pages/74.html
#blognavi 整理整理~ ●第一試合 グラフ 1位 765票 ゆの@ひだまりスケッチ 2位 351票 福沢祐巳@マリア様がみてる OVA 3位 250票 アリカ・ユメミヤ@舞?乙HiME Zwei ●第二試合 グラフ 1位 908票 八神はやて@魔法少女リリカルなのはStrikerS 2位 408票 向坂環@OVA ToHeart2 3位 202票 嘉村令裡@怪物王女 ●第三試合 グラフ 1位 577票 綾瀬夕映@ネギま!? 2位 449票 閻魔あい@地獄少女 二籠 3位 430票 藤岡ハルヒ@桜蘭高校ホスト部 第一は悩んだけど祐巳 2と3は、たまねえとハルヒ ひだまりスケッチ、強いな ★明日はこいつらー "正直赤黒青の中で一番かわいいと思う" これ私情じゃねーかッッ!! まー、つかさポジなんだろうけどさ つかね・・・ 美 羽 の コ メ ン ト 、 屋 上 。 カテゴリ [トナメ] - trackback- 2007年08月30日 17 26 22 名前 コメント #blognavi
https://w.atwiki.jp/a-life/pages/585.html
虹/電気グルーヴ (TVA 交響詩篇エウレカセブン 第50話挿入歌) Ready Steady Go/L Arc~en~Ciel (TVA 鋼の錬金術師 OP2) LIVE for LIFE ~狼たちの夜~/愛美 (TVA ベン・トー OP) 自力本願レボリューション/3年E組 うた担(渚(CV 渕上舞)&茅野(CV 洲崎綾)&業(CV 岡本信彦)&磯貝(CV 逢坂良太)&前原(CV 浅沼晋太郎)) (TVA 暗殺教室 OP2) S.O.S./WEAVER (TVA うどんの国の金色毛鞠 OP) 風が吹く街/ラックライフ (TVA 文豪ストレイドッグス ED2) FLIP FLAP FLIP FLAP/TO-MAS feat.Chima (TVA フリップフラッパーズ ED) My Only Place/スフィア (TVA 装神少女まとい ED) 帰らざる日々/久石譲 (映画 紅の豚 BGM) くもりガラスの向こう/引田香織 (TVA マリア様がみてる 4thシーズン ED) 明日、夕暮れまで/葉月絵理乃 (OVA ARIA The OVA ~ARIETTA~ ED)