約 662,044 件
https://w.atwiki.jp/gods/pages/4353.html
マヤ~ 【マア~】【マカ~】【マサ~】【マタ~】【マナ~】【マハ~】【ママ~】【マヤ~】【マラ~】【マワ~】 【マヤ~】【マユ~】【マヨ~】 マヤ マヤ(2) マヤ(3) マヤ(4) マヤースラ マヤーツクグル マヤヴァティ マヤウエル マヤウェル マヤオヤシ マヤスハラ マヤフエル マヤフジン マヤブニン マヤブニン(2) マヤマノオオカミ マヤンバラトゥンバラヌチ
https://w.atwiki.jp/skyg/pages/63.html
【ア行】 【カ行】 【サ行】 【タ行】 【ナ行】 【ハ行】 【マ行】 【ヤ行】 【ラ行】 【ワ行】 +マ 【マ】 進化: R マアト Rマアト……SR+マアト SR+ マアト Rマアト……SR+マアト UC マガミ Cマガミ様……UCマガミ……R+マガミ R+ マガミ Cマガミ様……UCマガミ……R+マガミ C マガミ様 Cマガミ様……UCマガミ……R+マガミ Cマガミ様……R+鶴牧莉璃 UC マキスコアトル UCマキスコアトル……SRウィツィロポチトリ……SR+ウィツィロポチトリ UC マッハ UCマッハ……SRヴァハ SR マナナン・マクリール SRマナナン・マクリール……SR+マナナン・マクリール SR+ マナナン・マクリール SRマナナン・マクリール……SR+マナナン・マクリール R マハーカーラ Rマハーカーラ……SRシヴァ……SR+シヴァ R マハーカーラ【another】 ―― C マヤウェル Cマヤウェル……UCマヤウェル……R+マヤウェル UC マヤウェル Cマヤウェル……UCマヤウェル……R+マヤウェル R+ マヤウェル Cマヤウェル……UCマヤウェル……R+マヤウェル SR マルドゥク UCメロダック……SRマルドゥク……SR+マルドゥク SR+ マルドゥク UCメロダック……SRマルドゥク……SR+マルドゥク C マルス Cマルス……UCアレス SR マンモン ―― +ミ 【ミ】 進化: C ミキストリ Cミキストリ……UCテクシスカトル SR ミスラ SRミスラ……SR+ミスラ SR+ ミスラ SRミスラ……SR+ミスラ R ミディール ―― UC ミドガルズオルム UCミドガルズオルム……SRヨルムンガンド R ミトラ ―― R ミネルヴァ Rミネルヴァ……R+鳳凰 Rミネルヴァ……SRアテナ……SR+アテナ UC ミノタウロス Cアステリオス……UCミノタウロス SR ミリアム ―― UC ミン Cメネウ……UCミン +ム 【ム】 進化: UC ムシュフシュ Cシルシュ……UCムシュフシュ C ムニン Cムニン……UCフギン +メ 【メ】 進化: SR メタトロン ―― UC メツトリ Cヨフアルチシトル……UCメツトリ UC メデューサ Cゴルゴン……UCメデューサ C メネウ Cメネウ……UCミン UC メフィストフェレス ―― C メルクリウス Cメルクリウス……UCヘルメス UC メルセゲル Cダ・テヘネト……UCメルセゲル UC メロダック UCメロダック……SRマルドゥク……SR+マルドゥク +モ 【モ】 進化: R モーリアン Rモーリアン……R+モリガン Rモーリアン……SRモリガン R+ モリガン Rモーリアン……R+モリガン SR モリガン Rモーリアン……SRモリガン C モルタ Cモルタ……UCアトロポス 【ア行】 【カ行】 【サ行】 【タ行】 【ナ行】 【ハ行】 【マ行】 【ヤ行】 【ラ行】 【ワ行】 カード名(五十音)検索 and or
https://w.atwiki.jp/crosstherubicon621/pages/122.html
マヤウェルとスコーチド・マギーが酒瓶を片手に炎を眺めている。 最近起きた出来事は楽しかったかとマヤウェルが聞いてきたとき、俺は率直に楽しい要素がなにもないと言った。 そうして、じゃあ最後くらいは楽しいことをしようかとマヤウェルがにこやかに語って始まったのが、このイベントだった。 たしかに、人間の感性は焚火を眺めながら酒を飲むことに楽しみや癒しを感じるのだと理解している。 だが、それは焚火が普通の焚火である場合だけだ。 「暖かい」 炎を眺めながらスコーチド・マギーがぼそりと呟き、酒を飲む。 マヤウェルなどは瓶をぐいっとビールか何かのように煽っているが、記録ではそれは蒸留酒だ。 そして、焚火も焚火ではない。正確に言えば、それは焚火の上の炎だ。 地球の中南米にあたる地域の反社会的組織には、伝統的な処刑方法があるとマヤウェルは言った。服を着たまま焚火に飛び込ませ、死ぬまでそいつの悲鳴と苦しみを堪能するというやり方だ。 石油由来の合成繊維はすぐに燃え尽きてしまうが、これが天然繊維である場合、哀れな犠牲者はゆっくりと服が燃えるまで苦しみ続ける。洒落た金持ちほど苦しんで死ぬ。 マヤウェル曰く、それが楽しい、らしい。なにが楽しいのかは分からないし、それが正確な話なのかも分からない。 「たまにはこういうのも悪くないもんだね」 酒瓶に蓋をして、水を少しばかり飲みながらマヤウェルはスコーチド・マギーの頭を撫でる。 そしておもむろに煙草を取り出して咥え、火を点ける。マギーの目がオイルライターの炎を見たが、火を点け終わりライターの炎が消えるとすぐに興味なさそうに目を戻した。 マギーは、他の誰とも似通っていない。今、彼女は火傷跡の遺る顔で体育すわりして炎を眺めているが、本来の彼女はあたり一面を火の海にする危険人物だ。元RaDの系譜の中でもコーラルを危険視する者たちは、最初にここを去った。そしてマヤウェルがこのグリッド086にやって来る前、マギーを中心として反コーラル武装組織とも言うべき結社≪バーンザウィッチ≫を結成している。 それはマギーがコーラル湧出地点をいくつか焼き払ったことによるものだが、実際の記録は放火魔がたまたまガスステーションを放火したようなものだ。彼女は、コーラルを焼きたいからそこを焼いたわけではない。ただ、焼きたいから焼いただけだろう。そこにたまたまコーラル湧出地点や井戸があっただけのことだ。 そんな人物がグリッドに上がり込むのを、俺は何度も止めるようにとマヤウェルに言った。だが、言ったところでなにかが変わるものではなかった。来たいなら来ればいい、とマヤウェルは言い、こうしてマギーがやって来る度になにかを燃やしている。彼女がなにかを燃やす前になにかを燃やしているので、グリッドが火の海になっていないのは俺たちのあずかり知らぬ乱数が弾き出した幸運でしかない。 今まで燃やしたことのあるもののリストは、どういうわけか俺が管理している。最初は裏切り者のコヨーテスが廃棄予定のメタノール混じりの鉛汚染された密造酒を頭からかけられた後、マギーの目の前で燃やされた。次に燃やされたのはクアック・アダーが会合の欠席代わりに送ってきた異常成長したミールワームで、これはマヤウェルが火加減を誤って消し炭にしてしまった。他にも燃やしたものはいくつもある。 「さて、セロウノ。そろそろじゃないかい?」 「うむ」 マヤウェルが紫煙を吐きながらそう言った。俺はその言葉の意味するところを汲み、鉄パイプでその炎の中から黒焦げになったものを突き出す。 黒焦げになったものは、天然繊維に包まれた肉塊だった。生憎と人間ではない。マヤウェルがどこかから手に入れてきた、牛の肉だ。これはロモアールトラボ、という料理法だそうだ。 塩水につけた天然繊維に肉を包み、それを焼く。それによって味が染み込み、程よく表面だけが焼けるという。俺には分からないが。 「セロウノ、スープも持ってきな」 「俺は炊事ロボではないが」 「出来ないことじゃない、だろ?」 「うむ」 面倒だができないわけではない。炊事室で火にかけて温めていたスープを運ばせる。 マヤウェルは用意していたプレートの上に肉塊を置き、ナイフで黒焦げになった布を切り開く。 湯気の立つ肉をマヤウェルは切り分け、皿にそれをよそった。マギーの分もある。表面は火が通っているが、中は赤身のような状態だった。 マヤウェルはその肉の切れ端を指でつまんでぱくりと食べ、んふふー、と言葉にならない声をあげながら小躍りした。 その隣でマギーは肉の切れ端を掴んで口に運び、ぼうっと炎を眺めたまま口を動かしてごくりと飲み込む。それを繰り返す。 「セロウノ、スープは?」 肉を食べつつ小躍りしながらマヤウェルが言った。位置を確認すると近い。 「今着く」 「おっけ」 とサムズアップするマヤウェルの後ろから、炊事用の鍋を積載した運搬ボットがやって来た。 こちらに入っているのはマヤウェルが手癖で作ったチリスープだ。赤いのでドーザーたちがコーラル入りと間違ってよく飲んでいる。 湯気立つチリスープをカップに注ぎ、マヤウェルはそれをマギーに手渡した。暖かいスープは温度的なものだけでなく、チリペッパーによる辛味も多分にある。 マギーは無造作に差し出されたカップをぐっと飲んで、少しして、炎から眼を離してカップの赤い中身を見た。珍しい反応だった。 「これは、暖かい。良い……」 「だろ?」 作った当人であるマヤウェルが機嫌を良くしてまたマギーの頭を撫でているが、当のマギーはそのままスープを飲むことに集中していた。 お替りもあるよとマヤウェルが言えば、マギーは首をこくこくと縦に振った。過去のデータからして彼女は凶悪な放火魔、テロリストなのだが、こうしているとそうは見えないものだ。 炎の途切れそうな焚火に俺は薪木を放り込む。荒涼としたルビコン3でも、木はある。木であるのだから、当然しっかりと乾燥させれば燃える。 パチパチと小気味よい音が鳴る中で、パチリと赤い瞬きがあった気がした。インレが来たときにも見えたが、今考えればあれは、コーラル湧出地点でよく見られる現象だ。もっと言えば、コーラルが燃焼した時に見えるなんらかの現象。 アイビスの火で星系を焼いたコーラルは、地下で増殖している他にも存在する。そのほとんどが、不活性コーラルとしてこの星にある。今燃やした薪木は、不活性コーラルを含んでいたのかもしれない。 「それ」 マギーがぽつりと言った。珍しいことに、俺を見ている。 「それも、暖かい……」 「そうか」 薪木のことか、はたまた、コーラルの燃焼のことか、判断はつかない。 だが、おそらくは後者だろうと俺は考える。そちらの方がいろいろと都合がいい。 ドーザーたちはコーラルを飲むとパチパチする、と言う。そして、コーラルの燃焼現象もまた似たような視覚現象を引き起こす。これは興味深い、面白い類似だ。 マヤウェルは飯を食いながら、笑っていた。マギーは炎を眺めながら、チリスープのお替りをしてきた。パチリと、焚き木は燃える。 「フッ……」 こればかりは、少し楽しいかもしれない。 ←BACK 関連項目 セロウノ マヤウェル スコーチド・マギー 投稿者 狛犬えるす
https://w.atwiki.jp/alternativemind/pages/305.html
マヤウェルとスコーチド・マギーが酒瓶を片手に炎を眺めている。 最近起きた出来事は楽しかったかとマヤウェルが聞いてきたとき、俺は率直に楽しい要素がなにもないと言った。 そうして、じゃあ最後くらいは楽しいことをしようかとマヤウェルがにこやかに語って始まったのが、このイベントだった。 たしかに、人間の感性は焚火を眺めながら酒を飲むことに楽しみや癒しを感じるのだと理解している。 だが、それは焚火が普通の焚火である場合だけだ。 「暖かい」 炎を眺めながらスコーチド・マギーがぼそりと呟き、酒を飲む。 マヤウェルなどは瓶をぐいっとビールか何かのように煽っているが、記録ではそれは蒸留酒だ。 そして、焚火も焚火ではない。正確に言えば、それは焚火の上の炎だ。 地球の中南米にあたる地域の反社会的組織には、伝統的な処刑方法があるとマヤウェルは言った。服を着たまま焚火に飛び込ませ、死ぬまでそいつの悲鳴と苦しみを堪能するというやり方だ。 石油由来の合成繊維はすぐに燃え尽きてしまうが、これが天然繊維である場合、哀れな犠牲者はゆっくりと服が燃えるまで苦しみ続ける。洒落た金持ちほど苦しんで死ぬ。 マヤウェル曰く、それが楽しい、らしい。なにが楽しいのかは分からないし、それが正確な話なのかも分からない。 「たまにはこういうのも悪くないもんだね」 酒瓶に蓋をして、水を少しばかり飲みながらマヤウェルはスコーチド・マギーの頭を撫でる。 そしておもむろに煙草を取り出して咥え、火を点ける。マギーの目がオイルライターの炎を見たが、火を点け終わりライターの炎が消えるとすぐに興味なさそうに目を戻した。 マギーは、他の誰とも似通っていない。今、彼女は火傷跡の遺る顔で体育すわりして炎を眺めているが、本来の彼女はあたり一面を火の海にする危険人物だ。元RaDの系譜の中でもコーラルを危険視する者たちは、最初にここを去った。そしてマヤウェルがこのグリッド086にやって来る前、マギーを中心として反コーラル武装組織とも言うべき結社≪バーンザウィッチ≫を結成している。 それはマギーがコーラル湧出地点をいくつか焼き払ったことによるものだが、実際の記録は放火魔がたまたまガスステーションを放火したようなものだ。彼女は、コーラルを焼きたいからそこを焼いたわけではない。ただ、焼きたいから焼いただけだろう。そこにたまたまコーラル湧出地点や井戸があっただけのことだ。 そんな人物がグリッドに上がり込むのを、俺は何度も止めるようにとマヤウェルに言った。だが、言ったところでなにかが変わるものではなかった。来たいなら来ればいい、とマヤウェルは言い、こうしてマギーがやって来る度になにかを燃やしている。彼女がなにかを燃やす前になにかを燃やしているので、グリッドが火の海になっていないのは俺たちのあずかり知らぬ乱数が弾き出した幸運でしかない。 今まで燃やしたことのあるもののリストは、どういうわけか俺が管理している。最初は裏切り者のコヨーテスが廃棄予定のメタノール混じりの鉛汚染された密造酒を頭からかけられた後、マギーの目の前で燃やされた。次に燃やされたのはクアック・アダーが会合の欠席代わりに送ってきた異常成長したミールワームで、これはマヤウェルが火加減を誤って消し炭にしてしまった。他にも燃やしたものはいくつもある。 「さて、セロウノ。そろそろじゃないかい?」 「うむ」 マヤウェルが紫煙を吐きながらそう言った。俺はその言葉の意味するところを汲み、鉄パイプでその炎の中から黒焦げになったものを突き出す。 黒焦げになったものは、天然繊維に包まれた肉塊だった。生憎と人間ではない。マヤウェルがどこかから手に入れてきた、牛の肉だ。これはロモアールトラボ、という料理法だそうだ。 塩水につけた天然繊維に肉を包み、それを焼く。それによって味が染み込み、程よく表面だけが焼けるという。俺には分からないが。 「セロウノ、スープも持ってきな」 「俺は炊事ロボではないが」 「出来ないことじゃない、だろ?」 「うむ」 面倒だができないわけではない。炊事室で火にかけて温めていたスープを運ばせる。 マヤウェルは用意していたプレートの上に肉塊を置き、ナイフで黒焦げになった布を切り開く。 湯気の立つ肉をマヤウェルは切り分け、皿にそれをよそった。マギーの分もある。表面は火が通っているが、中は赤身のような状態だった。 マヤウェルはその肉の切れ端を指でつまんでぱくりと食べ、んふふー、と言葉にならない声をあげながら小躍りした。 その隣でマギーは肉の切れ端を掴んで口に運び、ぼうっと炎を眺めたまま口を動かしてごくりと飲み込む。それを繰り返す。 「セロウノ、スープは?」 肉を食べつつ小躍りしながらマヤウェルが言った。位置を確認すると近い。 「今着く」 「おっけ」 とサムズアップするマヤウェルの後ろから、炊事用の鍋を積載した運搬ボットがやって来た。 こちらに入っているのはマヤウェルが手癖で作ったチリスープだ。赤いのでドーザーたちがコーラル入りと間違ってよく飲んでいる。 湯気立つチリスープをカップに注ぎ、マヤウェルはそれをマギーに手渡した。暖かいスープは温度的なものだけでなく、チリペッパーによる辛味も多分にある。 マギーは無造作に差し出されたカップをぐっと飲んで、少しして、炎から眼を離してカップの赤い中身を見た。珍しい反応だった。 「これは、暖かい。良い……」 「だろ?」 作った当人であるマヤウェルが機嫌を良くしてまたマギーの頭を撫でているが、当のマギーはそのままスープを飲むことに集中していた。 お替りもあるよとマヤウェルが言えば、マギーは首をこくこくと縦に振った。過去のデータからして彼女は凶悪な放火魔、テロリストなのだが、こうしているとそうは見えないものだ。 炎の途切れそうな焚火に俺は薪木を放り込む。荒涼としたルビコン3でも、木はある。木であるのだから、当然しっかりと乾燥させれば燃える。 パチパチと小気味よい音が鳴る中で、パチリと赤い瞬きがあった気がした。インレが来たときにも見えたが、今考えればあれは、コーラル湧出地点でよく見られる現象だ。もっと言えば、コーラルが燃焼した時に見えるなんらかの現象。 アイビスの火で星系を焼いたコーラルは、地下で増殖している他にも存在する。そのほとんどが、不活性コーラルとしてこの星にある。今燃やした薪木は、不活性コーラルを含んでいたのかもしれない。 「それ」 マギーがぽつりと言った。珍しいことに、俺を見ている。 「それも、暖かい……」 「そうか」 薪木のことか、はたまた、コーラルの燃焼のことか、判断はつかない。 だが、おそらくは後者だろうと俺は考える。そちらの方がいろいろと都合がいい。 ドーザーたちはコーラルを飲むとパチパチする、と言う。そして、コーラルの燃焼現象もまた似たような視覚現象を引き起こす。これは興味深い、面白い類似だ。 マヤウェルは飯を食いながら、笑っていた。マギーは炎を眺めながら、チリスープのお替りをしてきた。パチリと、焚き木は燃える。 「フッ……」 こればかりは、少し楽しいかもしれない。 ...END? ←BACK 関連項目 セロウノ マヤウェル スコーチド・マギー 投稿者 狛犬えるす
https://w.atwiki.jp/gods/pages/75101.html
マヤフエル マヤウェルの別名。
https://w.atwiki.jp/alternativemind/pages/324.html
05:技芸と悪業 The art and bad karma 悪魔の業に劣るからといって、人を責めるのではない 悪魔の業に長けているからこそ、私は人をなじるのだ 人の技術を賞賛するのは、その過程に過ぎない ―――ローレンス・ヴァン・コット・ニーヴン 今日のグリッド086には珍しい来客があった。 いや、本来は客ではなく同胞のはずだが、このグリッドへ滅多に寄り付かず没交渉を貫くあまりほとんど客人と言ってもいいような存在なのだ。 白地に血の飛び散ったような塗装を施した悪趣味なAC、《デスモドロミック》はグリッドの縁に着地し、ブースタを空吹かししながら片膝をついていた。 グリッド上部に仁王立ちするAC《パンチョ・アミーゴ》がそれを見つけ、放送システム越しに警告を発する。 「そこのAC! うちのシマで何やって……あん? ……アダーか? あんた随分久しぶり……そんなとこで何やってんだい?」 「……んあ? あ、《素面(ソーバー)》じゃん、おひさ~」 「グリッドを押して動かすには何桁か推力が足りてないよ」 「そう見える~?」 「あたしの目にはね。何しに来たんだい? 検体でも入用になったとか?」 「ん~、検体はね~、多分足りてる~」 「あたしはあんたの”多分”ってのは信用しない事にしてる」 「そうなの~? ん~、今日はね~、ちょっと相談があって来たんだけど~、マヤウェルが専門のやつでさ~」 子供のような、今ひとつ要領を得ないのんびりとした話しぶり。変人揃いのRaDの中でも相当な変人、それどころか狂人とすら呼ばれる人物だが…… マヤウェルはグリッド上部からグレネードの狙いを定めたまま待ったが、アダーは動く様子がない……いや、機体はそのままにコクピットを開いて降りてきた。 焼けたコーラルの残滓が煙る中、穴だらけのグリッドを悠々と歩いてくる。 「セロウノ」 「承知した」 《アミーゴ》が横桁を蹴って飛び降り、アダーの目の前に着地する。 その衝撃で華奢なアダーは思い切りよろめき、危うくグリッドの隙間から落下しそうになったが、背中から生えた細腕でどうにかバランスを取った。 《スラックライン》がアダーとその乗機の両方に狙いを定める中、マヤウェルもまた乗機のコクピットを開いた。 「あたしに相談、だって?」 「そうだよ~、マヤウェルってお酒もそうだけど爆発物が専門じゃん? ちょっと作って欲しいものがあってさ~」 「ふうん……?」 マヤウェルはACの肩の上からアダーを見下ろす。白衣の下でもぞもぞと動く細腕が、ややあって古めかしい物理書籍を掲げた。 「そうそうこれ、これに書いてあったやつ……なんとか爆弾……なんだっけな~?」 「……アダー、ゆっくり話すとしようか? 酒でも飲みながら」 「いいね~、《素面》謹製のやつは久々だよ~」 「それじゃ再会を祝して、でどう?」 「ま、いいんじゃないかい」 「じゃそういう事で、かんぱ~い」 眼下のグリッドを行き来する作業用MTやACの騒音を背景に、マヤウェルとアダーはグラスを交わした。 透き通った液体をマヤウェルが一気に干すのをよそに、アダーはゆっくりとグラスを回し、香りを深々と吸い込むと慎重に傾けた。 「……ああ……、やっぱ《素面》の作品(アート)はいいね~……」 「へえ、作品だって? あたしのこれが?」 「……ぼくは芸術には敬意を払う方なんだよ~、こう見えてもさ~」 「まあ……あんたがある種の芸術家を気取ってるのはわかるけど。で、さっきの、話ってのは?」 「せっかくの芸術を味わってるんだから急かさないでよ~、まあいいけど……えーっと」 アダーは一応は人間のものであろう両手でグラスを回しつつ、背中の腕で白衣の下をまさぐる。ややあって、再び先ほどの物理書籍が現れた。 ……かすれた文字で、”核物理学実践”とある。 「どこだっけな……付箋つけるの忘れちゃうんだよね~……」 両手でグラスを傾けつつ、細腕がアダーの顔の前に掲げた書籍を高速でめくる。三つの瞳が忙しく文字列を追い、探していたものを見つけた。 「あったあった、こういうの作れる?」 「こういうの……?」 細腕がマヤウェルの眼前に書籍を突き出す。物理書籍などそうそうお目にかかれるものではなく、どう扱ったものかとマヤウェルは慎重に受け取った。 そっと卓上に置き、細かな活字を目で追う。指先で乾いたページをめくる……少なくとも、普通に扱えば崩れたりはしないようだ。 「……核融合爆弾、ねえ……? 悪いけど、あたしの専門じゃないよこれは」 「えーっ、そうなの!? 参ったな~、もしかして核爆弾って普通の爆弾と結構違う?」 「そうだね、あたしが知ってる限りでは違うと思うよ。それにね、ここに書いてあるけど核物質ってのが必要だね。ルビコンじゃ手に入らないんじゃないかい」 「あちゃ~、なーんか薄々そういう気はしてたけどダメか~……まいっか、ごめんね~、時間取らせちゃって……」 「……いや、ちょっと待ちな」 ページをめくっていたマヤウェルの手が止まった。そこには”爆縮レンズ”の文字があった。 「……”燃焼速度の差を利用して球状の衝撃波面を作り”……へえ、面白いじゃないか? これ、コーラルを芯に使えば割と近いものが作れるかもしれないよ」 「マジ? それなら作ってみてくんない?」 「ま、やってみないとわからないけどね。ていうかあんた、こんなもの何に使うんだい?」 核兵器、もしくはそれに近い何らかの爆弾。通常の爆薬を用いた兵器を数桁上回る威力を持つという事は、爆発させれば付近一帯が相応の被害を受けるという事だ。 コーラル逆流でベリウス北西ベイエリアがきれいに吹き飛んだのはマヤウェルにとっても記憶に新しい。 アダーはああいった事態を引き起こす気なのだろうか? だとすれば、それはどこで行う気なのか? マヤウェルの疑わしげな目を受け、アダーがにんまりと笑みを浮かべた。 「世界一の超でっかい花火をやりたいんだよね~」 「……そりゃ、魅力的だね?」 「大丈夫大丈夫、ぼくだってグリッドで爆発させたりはしないよ~」 「ここで起爆しようとしたらあんたを先に吹き飛ばすからね」 「そりゃあね~。ここだけの話、封鎖機構に一泡吹かせるのにどうかなって思ってさ~」 アダーの背中から伸びる六本の腕が、曖昧に上を指差した。 「封鎖機構、色々押さえてるじゃん? そこにこういうのを投げ込んだらいい感じに吹っ飛ばせるかもね~って、どう?」 「ふうん……面白いじゃないか。それなら作ってやっても構わないよ。ただ、その”投げ込む”ってのはあんたが考えてくれるのかい?」 「まーね、どうにかするよ~。じゃ、実証実験から始めてもらおっかな~。資材はこっちで持つから遠慮なく言ってね~」 「たまに来たかと思ったら検体をせびるあんたが? 珍しい事もあったもんだね」 「言ったじゃん、ぼくは芸術には敬意を払うってさ~。芸術は爆発だって、聞いた事あるでしょ?」 「あたしが知ってる意味とは違う気がするが……まあいいか。で? 話はそれだけかい?」 「うん、そんだけ。あ、せっかくだし文書データだけじゃなくてその本あげるよ。関連の論文も一通りあるから後で送るね~」 グラスを干したアダーが席を立ち、数歩行ってから振り返り戻ってきた。 「ごめん、やっぱこれちょうだい? こういう作品は一人でゆっくり楽しむのもいいんだよね~」 言うが早いか細腕がボトルを取り上げ、白衣の下に素早くしまい込んだ。 マヤウェルはとっさに制止しようと手を伸ばし……アダーのいたずらっぽい笑みに苦笑しながら手を振った。 去っていくアダーは小躍りしていた。コーラル爆弾製作の約束を取り付けたからか、蒸留酒を手に入れたからか。両方かもしれない。 《デスモドロミック》がグリッドから飛び去り、視界から消えるとようやくセロウノが口を開いた。ずっと監視していたのだ。 「マヤウェル。よかったのか」 「……ま、珍しい物理書籍と引き換えだからね。断然悪くない取引だ」 「そっちじゃない。爆弾の方だ」 「ああ、多分結構なサイズになっちゃうだろうからね。あいつがここに持ってきたらすぐバレる」 「それはそうだろうが」 「自分の作品で自分を吹き飛ばすのも悪くないけど、それなら自分でボタンを押さなきゃね。わかるかい?」 「わからん」 「そのうちわかるさ」 マヤウェルはいつの間にか新たな酒瓶を手にしていた。もうグラスに用はない。 彼女は瓶を呷り、物理書籍の表紙を撫でた。これでまた一つ、面白い事を始められるかもしれない。 あるいはこれが、地獄の門を開くきっかけなのかもしれないが。 赤い空、冬の星 04:その血の色は 06:灰の下で 関連項目 クアック・アダー マヤウェル セロウノ
https://w.atwiki.jp/skygaleon/pages/608.html
番号:A294 レアリティ:★ コスト:5 属性:黒 分類:女性 識別:A294 配置:全て ステータス LV 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 HP 120 122 124 127 129 132 134 136 139 144 AT 50 51 52 53 54 55 56 57 58 60 AG 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 カード説明 暗黒の女神で星の化身。孫娘マヤウェルをケツァルコアトルに連れ去られたことに激怒し、仲間を集めて地上を探し回ったと言う。 行動 特技:嫉妬の炎(ゲージ:6) 青属性の敵全体を戦闘不能にする 発動確率:100% 効果1属性:無 効果1範囲:絶対 攻撃範囲 ■■■ ■■■ ■■■ 前列:嫉妬の一撃 範囲内の青属性の敵で一番AGが低いキャラにAT×1.2のダメージを与える 発動確率:100% 効果1属性:黒 効果1範囲:相対 攻撃範囲 クリティカル率 効果係数 ■■□ 60% ×1.2 ■■□ 30% ×1.44 ■■□ 10% ×1.8 考察 UCツィツィミトルに錬金できるカード。 青属性・・・と言うか自分の孫が一体どれだけ憎いのか、全ての行動が青属性を対象に取る攻撃である。 つまり、敵方に青属性がいなければ全くのお荷物。 SRパールヴァティと組み合わせてまで使うほどのカードでもないが、 他国民がディアド領に踏み込み、青龍・アルバートと戦う時など、 敵が青属性しかいないと分かっている時などは、特技を発動させられさえすれば 凄まじい殲滅劇を目の当たりにする事が出来るだろう。Cにしては明確な役割を与えられた1枚である。 特技:青属性の敵全体を即死 青属性は全員死ぬ。 ディアドのボス相手ならば発動ターンまで守りきれば勝ちなので、 ダメージカットやダメージ無効など、ツィツィミトルを守る手段を色々模索してみるべし。 ディアドボスに限らず、SRパールヴァティや、LEシヴァ&マハーカーラと組み合わせてロマンを追求するのもあり。 前列:敵前中列から青属性限定の低AGサーチで黒属性の単体攻撃 テキスト通りマヤウェルが戦場にいれば一撃必殺であるが(しかも芸の細かい事に、UCマヤウェルがちょうど一撃で死ぬギリギリの攻撃係数である)、 実戦の場にUCマヤウェル、Cマヤウェルがいる事など滅多にあり得ないため、強いて使い所を見出すならば、 混色デッキにおける一枚差しの青、SRフレイヤも、1ターン目に一撃で伐採出来る事が挙げられる。 フレイヤ狩りならばSRテスカトリポカが有名だが、 最近はテスカからフレイヤへの目を逸らすためにSRベルゼブブやUCヘルを予め置いておくガレオニストもいる。 そう言った小賢しい企みも、嫉妬の一撃の前には無駄な努力と化す。 (ただし、敵側にもう一人でも青属性がいればアウトである。神速フレイヤより早い青属性は神速スカジしかおらず、 ツィツィミトルの目はフレイヤでない方の青属性に向いてしまうからだ。) 関連ページ 【第5弾】究理のマヤアステカ 初心錬金術5 UCツィツィミトル黒オーブ UCマヤウェル、Cマヤウェル・・・孫
https://w.atwiki.jp/alternativemind/pages/140.html
RANK 》D "アイディーケー"セロウノAC // スラックライン idk 01 // Slack lining ”邪魔をしないでくれ。俺は意外と忙しい。” 所属 Re D 強化世代 AI Re Dの"ソーバー"マヤウェルがグリッド086のありもので作ったAI。 本当にプロンプトからなにからなにまでありもので作った代物なのだが、正常に動作し続けている。 無口で仕事や自分のやりたいことを淡々と消化する自動人形であり、必要なこと以外を喋ろうとしない。 ACの操縦は基本的に無線操縦であり、彼曰く「俺はせいぜい賑やかしだ」とのこと。 マヤウェルがバックアップを準備しているにもかかわらず無線操縦に固執しており、機体操縦が時折ちぐはぐになる。 関連項目 マヤウェル 登場作品 黒手形を顔面に 投稿者 狛犬えるす
https://w.atwiki.jp/skygaleon_s/pages/1160.html
エターナル第6弾。2014.9.30実装。 対応する弾は第6弾 マヤアステカ 創紀探究。 番号 属性 レアリティ 名前 コスト 分類 能力 進化素材 探索・討伐 EX101 緑 SR+ ケツァルコアトル 5 その他 怨魂・治癒 ケツァルコアトル 動物耐性+20% EX102 緑 SR+ ショチケツァル 4 女性 天翔・守命 ショチケツァル 防御減少耐性33% EX103 緑 R+ トラソルテオトル 5 女性 トラソルテオトル HP吸収4% EX104 緑 R+ クシナダヒメ 3 女性 クシナダヒメ ドラゴン耐性+10% EX105 赤 SR+ トラロック 7 その他 覚醒・治癒・光壁 トラロック 虫特攻+20% EX106 赤 SR+ コアトリクエ 4 女性 灼盾・熄縛 コアトリクエ ドラゴン耐性+20% EX107 赤 R+ トナティウ 5 その他 トナティウ 妖魔特攻+15% EX108 赤 R+ コヨルシャウキ 3 女性 コヨルシャウキ×2 先制攻撃+3 EX109 青 SR+ チャルチウィトリクエ 4 女性 光壁・熄縛 チャルチウィトリクエ 攻撃力10%減少 EX110 青 SR+ ウィツィロポチトリ 5 男性 躍神・怨魂 ウィツィロポチトリ ドラゴン特攻+20% EX111 青 R+ イシュタブ 6 女性 イシュタブ 精霊耐性+15% EX112 青 R+ マヤウェル 4 女性 マヤウェルx2 HP+10% EX113 黒 SR+ テスカトリポカ 6 男性 無痍・治癒 テスカトリポカ 精霊特攻+20% EX114 黒 SR+ キニチアハウ 3 その他 神速 キニチアハウ クリティカル+20% EX115 黒 R+ フンアフプー 5 男性 フンアフプー 動物特攻+15% EX116 黒 R+ ツィツィミトル 4 女性 ツィツィミトル 精霊特攻+15% EX117 無 SR+ イツァムナー 6 その他 武威・護慧・治癒 イツァムナー×2 防御力+10% EX118 無 SR+ オメテオトル 5 女性 慈恵・恒浄 オメテオトル 無機質耐性+20% EX119 無 R+ 座敷童子 4 女性 座敷童子 クリティカル+15% EX120 無 R+ アメノウズメ 2 女性 アメノウズメx2 防御減少耐性25% エターナル召喚ガチャとは?
https://w.atwiki.jp/soq_skygalleon/pages/25.html
カード番号 属性 レアリティ 名前 コスト AG 配置制限 分類 能力 入手方法 EX101 緑 SR+ ケツァルコアトル 5 18 - その他 怨魂2 治癒2 ケツァルコアトル EX102 緑 SR+ ショチケツァル 4 15 - 女性 天翔3 守命3 ショチケツァル EX103 緑 R+ トラソルテオトル 5 27 - 女性 トラソルテオトル EX104 緑 R+ クシナダヒメ 3 14 - 女性 クシナダヒメ EX105 赤 SR+ トラロック 7 29 - その他 無痍 治癒3 光壁3 トラロック EX106 赤 SR+ コアトリクエ 4 7 - 女性 灼盾3 熄縛 コアトリクエ EX107 赤 R+ トナティウ 5 22 中・後 その他 トナティウ EX108 赤 R+ コヨルシャウキ 3 26 - 女性 コヨルシャウキ×2 EX109 青 SR+ チャルチウィトリクエ 4 28 - 女性 光壁3 熄縛 チャルチウィトリクエ EX110 青 SR+ ウィツィロポチトリ 5 39 - 男性 躍神3 怨魂2 ウィツィロポチトリ EX111 青 R+ イシュタブ 6 7 - 女性 イシュタブ EX112 青 R+ マヤウェル 4 20 - 女性 マヤウェル×2 EX113 黒 SR+ テスカトリポカ 6 28 - 男性 無痍 治癒2 テスカトリポカ EX114 黒 SR+ キニチアハウ 3 27 - その他 神速3 キニチアハウ EX115 黒 R+ フンアフプー 5 18 - 男性 フンアフプー EX116 黒 R+ ツィツィミトル 4 39 後 女性 ツィツィミトル EX117 無 SR+ イツァムナー 6 13 - その他 治癒3 護慧2 武威3 イツァムナー×2 EX118 無 SR+ オメテオトル 5 16 - その他 慈恵3 恒浄 オメテオトル EX119 無 R+ 座敷童子 4 22 - 女性 座敷童子 EX120 無 R+ アメノウズメ 2 36 - 女性 アメノウズメ×2