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万事解決綾羅錦繍!『両翼』のお悩み相談! ~アニメの『ペルソナ』格好悪い~ イルヤンカ「……サブタイトルが直球だなメリヒム。死にたいのか。 何より遅すぎないか」 メリヒム「黙れイルヤンカ。俺は批判などするのは好きではないが、 アレはどうにもな。それに、『夜会の櫃』の絵をアニメ で見てみたかったのになんで飛行船なんだ。内容も微妙 だったし」 イルヤンカ「ネタバレはやめろメリヒム。というか『夜会の櫃』の 絵が見たいなら画集でも買え」 メリヒム「ぬう。自在法では金は作れんのだ。――まあ、書店の百 や二百、俺の『虹天剣』の敵では」 ?????「必殺!弾劾閃光・アレックスブレ――――ス!」 メリヒム「何っ!?」 イルヤンカ「何だと!?」 ドゴシャアアアアアアアアアア! メリヒム「――くっ、現れたな!――今日のゲスト、機竜 アレックスか!」 アレックス「その通り!我輩の名はアレックス!お茶の間のアイドルに して正義の味方、トイレのトラブルから概念戦争まで 駆け付ける、スーパーヒーロー機竜アレ――ごぶあ!!」 イルヤンカ「ツッコみ所は満載だがとりあえず何故今日のゲストに 向かって『虹天剣』をぶち込んだのだメリヒム!」 メリヒム「知らん!向こうが攻撃してきたからだ!俺は此処に呼んだ だけだ!――おい、何故攻撃してきたアレックス!」 アレックス「……何故か、だと?――ふ。我輩、今日此処に来る前に 『灼眼のシャナ』の本を全巻、読んできたのである」 メリヒム「……貴様!マティルダは俺のものだぞ!」 イルヤンカ「黙らんか」 アレックス「それによると、どうも貴様らは〝紅世の徒〟という者 どものようだな」 メリヒム「俺たちは〝王〟だがな。まあ、種類は同じだ」 イルヤンカ「……だが、それがどうかしたのか?」 アレックス「どうかしたか、だと?――〝紅世の徒〟とは人を喰う 者どものことであろうが!」 イルヤンカ「……あ」 メリヒム「……確かにな」 アレックス「そのような悪者を此の世にのさばらせて置くことは 正義の味方として出来ないのである! 今日此処で、我輩が貴様らを討滅してやるのである! ――我輩の名はアレックス! 〝機竜の裁き手〟のフレイムヘイズである!」 イルヤンカ「自作しやがった!」 メリヒム「……面白い!やれるものならやってみろ!俺の名は 〝虹の翼〟メリヒム・サントメール!覚えておけ!」 イルヤンカ「婿養子なのか!?」 メリヒム「隣にいるのがイルヤンカだ行くぞアレックス!」 イルヤンカ「面倒だからって端折るなこの野郎!」 アレックス「――来い、〝紅世の徒〟よ!我輩の名はアレックス! 喰らえ、我が自在法『アレックストルネード』!」 イルヤンカ「ぐるぐる回って突進して来てるだけだろうが!」 メリヒム「うおおお!――『虹天剣』が弾かれた!?」 イルヤンカ「マジか!?」 アレックス「喰らうのでぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁる!」 ドゴシャアアアアアアアアアア! メリヒム「……なに?いつの間にかアレックスが倒れている……」 アレックス「……くぅっ、なんだったのだ、今の鉛色の霧のような ものは……まるで霧が壁になったかのような……」 イルヤンカ「――我が自在法『幕障壁』は当代最硬の壁。例え機竜の 突進であろうと我が力の敵ではない!」 メリヒム「おお、イルヤンカ!たまには役に立つなお前!――それ しか能が無いくせに!」 イルヤンカ「黙らんかメリヒム!貴様も分身と『虹天剣』くらいしか 使えぬだろうが!」 メリヒム「甘いなイルヤンカ。このコーナーをやっている間に、俺 は新しい自在法を身に付けたのだ。――見ろ!」 イルヤンカ「おお!……って、なんだこの大量のマティルダ・サント メールは!アホか貴様『幕障壁』!」 メリヒム「ああ、俺のマティルダが潰れた―――――っ!!」 イルヤンカ「黙れこのフィギュアマニア!……とか言ってる間に アレックスは何処に行った!?」 アレックス「必殺!撃滅閃光・アレックスビ――――ム!」 メリヒム「――なっ、真上か!」 イルヤンカ「くっ、『幕――うおおおおおお!」 ドゴオオオオオオオオオオ! アレックス「……意外に呆気無い幕切れであったな。まあ、全ての 悪は正義の前に無力なので――」 ゴウッ!(『幕障壁』・槍型) アレックス「……あの鉛色の霧か!――ぐっ、かすったの メリヒム「全力・『こぉぉうてぇぇんけぇぇ――――ん』!」 アレックス「――であるっ!?」 ズドオオオオオオオオオン! イルヤンカ「……ふむ。やはり、お前が私の撃った『幕障壁』の 影に隠れて、『虹天剣』を撃ち込む。 このコンビネーションはとても役に立つな」 メリヒム「……かと言っても、あのビームはかなり痛い。 俺も思わず全力で『虹天剣』を使ってしまった。 しかし、お前ボロボロだぞ。鉄の鱗もはがれてるし」 イルヤンカ「仕方なかろう。防御に『幕障壁』を使えなかった のだからビームが直撃したのだ。とても痛い」 メリヒム「まあ、アレックスも動けなくしたし、これで良しと するか。……ん?」 イルヤンカ「どうしたメリヒム」 メリヒム「いや、上から何か来る……?」 アレックス「来い!遠隔操縦型武神・『テュポ―――――ン』!」 イルヤンカ「――なにっ!?援軍か!?」 メリヒム「なっ……!まずいだろそれ!もう〝存在の力〟は あまり残っていない!」 アレックス「テュポーン、撃て!目標は〝紅世の徒〟である! 喰らえ我が自在法――『神砕雷』を!」 イルヤンカ「それは武器の名前だろうが!」 アレックス「……『アレックスサンダー』!」 イルヤンカ「言い直した!」 メリヒム「どうでもいいから逃げ――マニア湾……!」 イルヤンカ「漢字変換間違え――」 ドゴオオオオオオオン! モレク「……〝虹の翼〟殿ー。〝甲鉄竜〟殿ー。何故この ような所で気絶しておられるのですかー」 アレックス「おお、竜美。聞くがよい。我輩フレイムヘイズ としての誇りを守ったのである」 長田竜美「なによそれ。いいから倒れてなさい。 ――テュポーン。アレックスを運んで頂戴」 モレク「……長田竜美殿。この度はこの御二方が御迷惑を お掛けしたようで……」 長田竜美「ん、ああ、いいわよ。いつもの事だし」 モレク「そう言って貰えるとこちらも助かり」 メリヒム「マティルダ―――――――――――!(寝言)」 モレク「……」 長田竜美「……」 アレックス「……」 長田竜美「モレクさん」 モレク「……はい」 長田竜美「本日はどうもご迷惑をお掛けしまティルダ」 モレク「今のは私が悪いのですか!?」 アレックス「モレク殿。貴公はよくやったでまティルダよ」 モレク「ぬお―――――――!」 CAST 灼眼のシャナ メリヒム イルヤンカ モレク 終わりのクロニクル アレックス 長田竜美
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ステータス 加入方法 所属国滅亡後 短評 運用方法メインモード ステータス レベル クラス 統魔力 統魔力成長 統魔範囲 HP MP STR INT AGI メインモード 3 エンチャントレス 148 B 3 351 347 42 57 67 チャレンジモード 1 エンチャントレス 136 B 3 344 363 40 71 56 加入方法 1年目3節以降に騎士をクエストに派遣し、ティルダと出会ったあとに2節経過する 所属国滅亡後 ゲーム中から登場しなくなる 短評 運用方法 メインモード 低レベル在野騎士エンチャントレス枠。 統魔力・ステータスともに普通。MPは多い。 魔法タイプの騎士は各国にいるが、それを超えるような派手な強さはない。主力を支える魔法使いとして使おう。 アラン森林があるノーザリオ、ダピト遺跡やナーム遺跡があるマナ・サリージアでは、装備を集めて強化しやすいので出番が多いだろう。 ニンフの聖域があるガイ・ムールも装備が集めやすいが、シュガー、パトリシア、リアンがいるので流石に埋もれるか。ティルダが来てくれればエンチャントレスが足りるのでシュガー、パトリシア、リアンをバードやクレリックにできるとも言える。 ストレートにエンチャントレス系だけやるとあまり存在感がない。低レベルでクラスチェンジに無駄が出ないのが利点なので、クラスチェンジを工夫して差別化しよう。 クラスチェンジについては基本的にエンチャントレス系とバード系の二択。 レベル6でクレリックにクラスチェンジできるか微妙なINTが困りもの。ミレルバであればクレリックにしたいところ。レベルアップ時にINTが上がるようにリセット&ロードして調整するのもありかもしれない。 INTが低いので素のチャームには期待できない。マジックダウン用のナイトメアは編成しておこう。 キャラ的にハイドッグを連れてやるのも良いだろう。エンチャントレスには相性が良くも悪くもないが。 発売時は会えても仲間にならなかった アップデート万歳 -- ぴおか (2023-05-16 12 44 18) 名前 コメント
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【種別】 神器 【初出】 XV巻 【解説】 “絢の羂挂”ギゾーの意志を表出させている、フレイムヘイズ『鬼功の繰り手』サーレ・ハビヒツブルグの神器。 二丁一組というこれまでにない形の神器で、形状は木片を十字に組んだマリオネットの操具型。普段はサーレのガンベルトに収納されている。 サーレはこれから自身の力である不可視の糸を無数に飛ばし、この神器をさながら本物のマリオネット装具のように動かして、糸で繋いだ物体を操る。 【由来・元ネタ】 レンゲ:ドイツ語の「長さ(Länge)」だと思われる。 ザイテ:ドイツ語の「糸(saite)」だと思われる。 【コメント】 ☆左右のどちらが『レンゲ』でどちらが『ザイテ』なのかは、最後まで不明だった。 ☆似たようなネーミングに「ランゲ&ゾーネ」(ドイツの高級時計メーカー)があるが、名前の由縁に関係があるかは不明。ちなみに意味は、「ランゲとその息子達」。 ☆この神器、通信機として使えるな。サーレが『レンゲ』を持って、離れたところの誰かが『ザイテ』を持ってれば、①サーレが『レンゲ』に喋る②ギゾーが聞く③ギゾーが『ザイテ』で喋る④誰かが聞く⑤誰かが喋る⑥ギゾーが聞く⑦ギゾーが『レンゲ』で喋る――――それを繰り返せばいい。 ☆↑一個しか持ってない状態で“徒”に襲われたら、攻撃能力が半減してるから危ない。それやるくらいならマージョリーが使ってた通信の自在法使えばいいんじゃ・・・。 ☆神器は念じれば持ち主のところに転移するから大丈夫。それに、ハリエットが『太平洋越しじゃ遠話の自在法も通じない』とか言ってた。 ☆↑↑↑それ、『極光の射手』の“ゾリャー”でも出来るな。 ☆シャナとマティルダ・サントメールの“コキュートス”や『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やマージョリー・ドーの“グリモア”やドレル・クーベリックの“ブンシェルルーテ”やボードの“フォッセ”やパウラ・クレツキーの“ロカトール”やジョージの“フラガラック”やファーディの“ディスグレイス”やアーヴィングの“ルテニアン”やゾフィー・サバリッシュの“ドンナー”やアレックスの“コルタナ”やドゥニの“リュパン”やピエトロ・モンテベルディの“ゴローザ”より格好良さそうだな。 ☆XXI巻でサーレはこの神器を使って『大命詩篇』を走査・解体・改変していた。 ☆アニメ第3期で登場・使用された。
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【管理人より】メニュー部分に長らく掲載していた当欄ですが、ゲーム本編の機能変更により役割を終えたと判断したため掲載を終了しました。ページ削除は行わずこのまま保存としますが更新の予定はありません。 これまで編集・更新にご尽力頂いた方々、ありがとうございました。 本日のプレゼント配布はありません。 プレゼントメール一覧
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声 - CD 大塚明夫/アニメ 江原正士 シャナと契約している男性の“紅世の王”。“天壌の劫火”(全てを焼き尽くすという意味)が真名と呼ばれる本名であり、アラストールは通称。“コキュートス”と呼ばれる金の輪を意匠した黒い宝石(アニメ版では中で火の粉のような煌きが見える)の付いたペンダント型の神器に意思を表出させている。炎の色は紅蓮。『裁きの業』と『大地の四神』に形容されていた(XX巻)。顕現した姿は、灼熱の炎の中に漆黒の塊を秘め、夜空を思わせる皮膜を張った翼と本物の灼眼を持った有翼有角の巨人を形作る紅蓮の焔。通常は単なる“紅世の王”として扱われるが、より正確には“王”にして“紅世”での神に相当する超常的存在の内の一柱であり、「“紅世”真正の魔神」とも呼ばれる。司る権能は『審判』と『断罪』である『天罰神』であり、この世で人間と契約したのも「世界のバランスを乱し両界に仇なす同胞に天罰を与える」ためである。この世を跋扈する“徒”からは「天罰狂いの魔神」とも呼ばれる。普段はフレイムヘイズの器に収まるために休眠状態にあるが、彼の神威召喚『天破壌砕』にて顕現した際には神としての絶大な力を発揮する。持ちたる力は天罰神の権能そのものである討ち滅ぼすための力と炎であり、『炎の魔神』とも称される。彼のフレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』も同じ力を持つため、数少ない本当の意味での「炎使い」となる。なお、ここで言う『魔神』とは「神をも殺す神」という意味である(XVII巻)。また、創造神“祭礼の蛇”や導きの神“覚の嘯吟”と異なり眷属はいない。普段は威厳に溢れた毅然とした性格をしており、厳しさでしか他人に当たれないとも言われるが、女心や恋愛など自分の及ばぬところに絡むと非常に狼狽する脆さがある。また、ヴィルヘルミナ曰く女性に対して押しが弱い。生真面目でフレイムヘイズの使命に対して人一倍真摯であるが、同時に割と世話好き。“神”として、また過去に最強のフレイムヘイズと謳われたことに対して、それなりに自負心を抱いていた様子であり、数百年表舞台に出なかったことで彼の威令が零落していたことを知った時はショックでしばらく意気消沈していた。契約者であるシャナとは非常に強い精神的絆で結ばれているが、シャナから「少女としての悩み」を(異性であるため)隠されると動揺したり不満を抱いたりする場面も多い。赤ん坊の頃から育てたシャナに対して保護者的な感情を持っている面もあり、シャナと親密になりつつある悠二に難色を示すが、その成長ぶりを認めてもいる。また、常に的確なアドバイスを与える悠二の母・坂井千草に一目置いており、特に「少女としてのシャナ」の精神教育については全幅の信頼を寄せている。数百年を共に過ごした『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルおよび契約相手“夢幻の冠帯”ティアマトーに対しては、お互いの性向を熟知し信頼しているが、そのせいで弱い立場に立たされることも少なくない。シャナの先代にして初代『炎髪灼眼の討ち手』であるマティルダ・サントメールとは相思相愛の仲であり、彼女が亡くなった後も現在まで愛し続けている。そのため、マティルダに想いを寄せる[とむらいの鐘]所属の“紅世の王”、“虹の翼”メリヒムとは、互いに恋敵としても快く思っていなかった。16世紀初頭までは先代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダ・サントメールと契約し“徒”を討滅していたが、16世紀初頭の『大戦』でマティルダを失い(X巻)、以降は『天道宮』の『カイナ』でこの世に留まったまま約500年間、ヴィルヘルミナとティアマトーや“虹の翼”メリヒムと共に何人もの次代の『炎髪灼眼の討ち手』候補を育てていた(V巻)。『炎髪灼眼の討ち手』候補育成においては、候補者を“存在の力”に馴染ませ繰り方を教えていた模様。『天道宮』にいた数百年の間にも、唯一『天道宮』外で活動が可能だったヴィルヘルミナから詳細な報告を受けており、現代社会に対してもそれなりの知識を持っている。しかしヴィルヘルミナに、電気工事などの手順や仕組みまで逐一説明されていたため、そうした知識にも造詣が深い反面、本人はそれを情けないと思っている。シャナと契約後は、事前の教育不足を補うべく彼女を指導しつつ「二人で一人」で各地を旅し、次々と“徒”を討滅していた。しかし彼自身が実戦から長く遠ざかっていたこと、“紅世”での常識を基準に考えこの世の常識に疎かったこと、シャナへの無理強いを好まなかったことなどから、指導には不十分な面もあり、『震威の結い手』ゾフィー・サバリッシュに叱咤される場面も見られた。『零時迷子』の“ミステス”坂井悠二と出会い、御崎市に定住するようになってからは、早い時期にシャナが悠二へ好意を抱いていると気づく。保護者感情から一時は二人の接近に強い反発心を抱くが、悠二の母・千草に諭され、以後はシャナを信頼し彼女の精神的成長を見守るようになった。「戦力」としての悠二は早い時期から認めているものの、「シャナの戦友」としては未熟なため、「シャナが好意を抱く男性」への反発心も含め、手厳しい指導をたびたび行っていた。1月初頭、“祭礼の蛇”坂井悠二によってシャナと共に『星黎殿』に連れ去られ(XVI巻)、彼に一度だけ与えられた情報収集のチャンスを活かして、意思を表出させる神器“コキュートス”を“祭礼の蛇”坂井悠二の胸に移して[仮装舞踏会]の目的を探っていた。その結果、“祭礼の蛇”の狙いにある程度気付いた模様。“祭礼の蛇”坂井悠二によれば、現在の契約者シャナを殺害すれば、即座に“紅世”へ帰還し、どんな相手であろうと再契約して、最悪の機に現れ『天破壌砕』を使わせて『創造神』たる自分の討滅を図り、それが失敗すれば更に何度でも成功するまで同じ事を繰り返すだろうと推測されている(アラストール自身、その推測に納得している)。その為シャナは、アラストールの動きを封じるためもあって『星黎殿』で飼い殺し的に幽閉されていた。そして『大命』第二段階実行のために『久遠の陥穽』に向かった“祭礼の蛇”坂井悠二らを監視・情報収集するために、共に両界の狭間に赴く(XVII巻)。そして『詣道』の最奥部である『祭殿』にて“祭礼の蛇”神体の覚醒・復活を見届けた後にシャナの元へと帰還し、シャナに情報を伝えた。そして、シャナが『詣道』を遡って来る悠二たちに追いついた後の交戦の中でシャナが自身の思いを告白した時には、一人だけ密かにため息を吐いた。そして“祭礼の蛇”坂井悠二が天罰神の力を脅しの道具に使ったことに対して問いかけられた時には、シャナと契約した時の誓いの言葉を口にし、シャナの決意を見届ける覚悟を告げた。そしてヴィルヘルミナたちと合流した後に、最古のフレイムヘイズたちの成れの果てたる色付く影の助けによってその場を離脱し、“祭礼の蛇”神体たちより一足早く『神門』を抜けてこの世に帰還した(XIX巻)。この世に帰還し、“祭礼の蛇”坂井悠二の二度の宣布によってフレイムヘイズ兵団が崩壊した後、センターヒルから「両界の歪み」が発生する真の原因を聞き、誰もが沈黙する中で真っ先にシャナに戦意を問いた(XX巻)。そしてニューヨークから御崎市に向かう特別便の飛行機の中でシャナたちに、今回の戦いでは天罰神という高みではなく一人の戦士として今作戦が最良と「信ずる」と表明した(XXI巻)。そして、御崎市決戦の最中にシャナが『コルデー』に仕込んだ改変の自在式を『大命詩篇』の繭に打ち込んだ後に、シャナと共に天罰神としての裁断を告げた。そして、午前零時になり創造神“祭礼の蛇”の神威召喚『祭基礼創』が発動すると同時に天山山脈で発動した導きの神“覚の嘯吟”シャヘルの神意召喚『嘯飛吟声』によって、『約束の二人』による『両界の嗣子』の誕生を告げられた時には、驚きを隠せなかった。そして『無何有鏡』が創造された後に、シャナと悠二の最後の激突の最中、シャナが悠二への思いを再び告白したときには忍び笑いを漏らした。そして、和解したシャナと悠二と共に新世界『無何有鏡』へ旅立った(XXII巻)。新世界へ渡り来てから一年後の春、悠二と別行動をとってシャナと共に『天道宮』を訪れて、ヴィルヘルミナたちと近況について話し合った。そして、日本のとある古びた陸上競技場でシャナと悠二が[マカベアの兄弟]の“王子”であるダーインとカルンを討滅した後、シャナが『真紅』で天罰神たる自身の擬似神体を顕現した直後に天罰神としての『神託』を告げた。そして作戦終了後に、悠二から変更した作戦に対する感想を聞かれて、シャナと共に率直な感想を告げて、作戦を変更した理由を聞いた後で悠二を励ました(外伝『ホープ』)。なお、アラストールとはユダヤ教、キリスト教の神話における地獄の刑執行長官の名アラストルで、神器『コキュートス』はダンテの『神曲』に登場する地獄の最下層、氷結地獄の名である。 灼眼のシャナ
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【種別】 自在法 【初出】 X巻 【解説】 [とむらいの鐘]の『九垓天秤』宰相である“大擁炉”モレクの使用していた大規模な空間制御の自在法。 彼自身の体を巨大な牛の姿の迷宮と化し、空間ごと敵や味方を飲み込む。大きさはある程度融通が利き、中世の『大戦』最終決戦の際には普段より大きく展開し、彼らの本拠地及び『天道宮』もまるごと内部に取り込んだ。 発動の際には、モレクの体を構成する牛骨が一本ずつ黄色い火の粉となって分解して、空間に染み渡っていった。最後に自在式が起動し、自在法が発動した。このように『ラビリントス』の発動には時間がかかった。 モレクの骨体そのものを素材にした自在法であるため、迷宮の破壊はモレクの討滅に直結する。 『ラビリントス』が発動すると、効果範囲内では空間が罅割れずれて攪拌され、目標を数秒で迷宮の中に飲み込む。 迷宮内部は薄暗い石造りの迷路が広がり、通路は“徒”の体躯に合わせて幅広く天井も高いが、罠や仕掛けなどは無く、一見すると特に変わったところの無い建造物である。 しかし、迷宮内部は見た目以上に複雑で、空間すら奇妙にねじ曲がり、さらにモレクの体内に等しい環境であるため、彼の気配が周囲に満ちており、気配の察知が困難となる。その上、内部の空間の接続はモレクの意思で自由に操ることが可能なため、敵には不利、味方には有利な戦場を構築できる。 ただし、モレク自身も、内部のことは気配や存在以上に細かくは把握できなかった。 迷宮の材料は、空間制御でかき集めた周囲の物質である。 『ラビリントス』には物質を強化する能力がないため、強度は普通の建造物と大差ないが、破壊された迷宮の残骸や周囲の物質を取り込んで材料にし、再び迷宮を構築することができ、モレクの力が続く限りいくらでも『ラビリントス』は再建できる。 この再構築は、自在師であれば妨害できる性質のものであるようだ。 再構築と空間制御を続ける迷宮を脱出することは非常に困難で、内部に手勢を抱え込んでいれば、並のフレイムヘイズなら百人が相手でもゆうに持ちこたえる。 中世の『大戦』で展開した際には、ブロッケン要塞守備兵が、侵入者を迎撃するため内部に籠もっていた。 滅多に使われないが、過去一度も破られたことがなく、そのことでただ一度だけ、モレクが冗談めかして「難攻不落と言ってもいいかもしれない」と口にしたことがあり、チェルノボーグはそれを「彼が唯一誇ったこと」という認識と共に完全に信じきっていた。 しかし実際のところは、過去に一度も破られていないとはいえ、決して難攻不落ではなく「破壊するのは一苦労」という程度のものであり、モレクの力を上回る強力な敵の前には敗れ去るものだと本人は自覚していた。 中世の『大戦』最終決戦において、『壮挙』へと至る時間稼ぎの要として、フレイムヘイズ初代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダ・サントメールと『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの二人に消耗戦を強いるべく広範囲に展開した。 二人を取り込むことには成功したが、『万条の仕手』が迷宮全体に張り巡らせたリボンを目印に、『炎髪灼眼の討ち手』マティルダが『騎士団』を全力で迷宮全域に送り込んでの全域一斉爆破という荒技によって破られた。 【由来・元ネタ】 ギリシアはクレタ島にある、クノッソスの迷宮『ラビュリントス(Labyrinthos)』。 クレタ王ミノスの子で、海神ポセイドンの怒りに触れたために牛頭人身として生まれた怪物ミノタウロスを閉じこめるために、工匠ダイダロスが建造した地下迷宮のこと。 ミノスは、アテナイから毎年七人ずつの少年少女を、ミノタウロスへの生け贄として差し出させていた。 勇者テセウスは、迷宮内で怪物ミノタウロスを倒し、アリアドネからもらった糸玉を逆にたどって、この迷宮から脱出した。 なお、クレタ島で栄えたミノア文明では、牛飛びの儀式が行われたといわれる。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆宝具や“燐子”のサポートなしにこれほど巨大な空間を支配する自在法は、本編を通じても他に類を見ない。 直接の戦闘力にはならないとはいえ、力の規模ではなにげに最強クラスではないだろうか。 ☆モレクのデザインは、ここに封じられていた牛頭人身の化け物『ミノタウロス』から取られたと思われる。 ☆↑モレクの元ネタと考えられるモラックスも牛頭人身の姿で現れることがあるのでかけているのでは。 ☆確かに強力な自在法であるが、これの破壊=本人の死に繋がる、いわゆる両刃の剣である。 ☆元ネタの脱出の鍵が糸玉で、自在法の崩壊の引き金が無数のリボンというのも、意味深だと言える。 ☆2人を飲み込んだ時点で分断しなかったのが悔やまれる。各個撃破は兵法の基本中の基本だが、そうしたくても出来なかったのだろうか。 ☆↑分断されない為に、巻き込まれる直前にヴィルヘルミナがマティルダの腕にリボンを巻き付けたんじゃないか。 ☆効果がミカロユス・キュイの『パラシオスの小路』に似ていたな。 ☆足止めできて、フレイムヘイズ百人か。[仮装舞踏会]の『三柱臣』将軍シュドナイのような化け物クラスの相手は荷が重そうだ。 ☆[仮装舞踏会]の巡回士オルゴンや捜索猟兵ハボリムや布告官デカラビアや禁衛員フェコルーと協力すれば、さぞかし凶悪な足止めになっただろうな。 ☆『棺の織手』ティスやノースエアや『儀装の駆り手』カムシンやゾフィー・サバリッシュやアレックスやドゥニやフランソワやピエトロ・モンテベルディやドレル・クーベリックやボードやパウラ・クレツキーや『理法の裁ち手』ヤマベ相手にも使用してほしかったな。
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▼以下の情報の一次情報源は、 みうらきょうこのにっきさんの「エキサイトメール不具合まとめ」より引用させていただきました。作者さまには感謝いたします。 簡単に経緯をまとめてみました。わかる人だけ。 2007年12月21日 エキサイトメールのリニューアルと称して2007年12月21日(金)のAM 0 00~PM 0 00までサービス停止。 小さくお知らせページへのリンクはあったものの,各アカウントにメールでの告知はいっさいなく,これは後に叩かれることになる。 リニューアル後のフィルタリング機能や新着通知,自動返信機能の廃止も,それらを使っていたユーザーから不満の声が上がる。 同日 サービス再開もアクセス集中かサーバーが貧弱なためか,非常にログインしづらい状況が起こる。 ログインできたとしてもとても重く,動作も安定せず。 Flashを使用した新メールシステムは「新しいウィンドウで開く」が使えない,フッターに削除ボタンがないなど仕様面での不満が噴出。 過去の送受信メールやアドレス帳の移行(移行しなければ閲覧不可)はボタンを押しての手動操作が必要とされたが,エラーが出てほとんど機能せず。 同日16時 サーバー増強のためと称する緊急メンテナンス。 過去の送受信メールの移行に関しては25日にあらためてアナウンスするとのこと。 その間は2007年12月21日0時以降に新たに受信したメール以外は閲覧できない状態。 ↓ 2007年12月22日 ユーザーによる移行作業ではなく,エキサイト側による移行が23日より行われるとのアナウンス。 相変わらずログインしづらく,ログインできてもほとんど何も出来ない状況。 特に「二重に要求が受信されました。要求はキャンセルされています」や「セッションの有効期限が切れています」のエラーが頻出。 このころからエキサイト社長,山村幸広氏の脳天気なブログが話題に。 特に21日の日記はそのあまりのタイミングの良さ(悪さ)にユーザーの怒りを買う。 しかし仕事は違う。一日、週間、月間という時間の区切りをつけ、その期限までに成果を示す。期限までにできなければ、いくら努力しても点数にならない。これが納期という考え方である。仕事とは、決められた時間内に一定の成果をコミットして、結果を出すという作業の繰り返しなのである。そうゆう意味では時間は大切である。 ↓ 2007年12月23日13時 「リニューアル状況についてのよくある質問」が掲載。 2~3日で過去の送受信メールは移行するとのこと。 ログインしづらい状況,動作の不安定さは依然として続く。 ↓ 2007年12月24日14時 「12月20日以前の送受信メールの移行について」が掲載。 過去にフォルダに分けていたメールや,送信済みメールがすべて受信箱にいれられ,なおかつ送信済みメールの日付を消失したため,すべて2007年12月21日00 00の日付がつけられるとのこと。 これ以降,アカウントごとに徐々に過去の送受信メールが復活していく。 ログインしづらい状況,動作が重く不安定なのは依然として続く。 特に受信箱が見られない,あるいは見たいメールをクリックしてもエラーが出るなどの不具合が頻出。 ↓ 2007年12月25日 状況は変わらず。 過去の送受信メールが復活しているユーザーは増えるが,重く不安定なためまともに閲覧できず。 ↓ 2007年12月26日14時 メンテナンスが行われるも,以前にも増してログインしづらい状態になる。 「ログインしているユーザ数が同時ログインユーザ数を超えているためログインできません」が頻出。 ログインできたとしても重く不安定なためまともに閲覧できず。 ↓ 2007年12月27日 ログイン前に以下のメッセージが挿入されるようになる。 ログイン制限を厳しくしたせいか,ログイン後が若干軽くなる。 ご利用の皆様の速やかなデータ移行のため、ログイン数を制限させていただいております。 ログイン後、「ログインしているユーザ数が同時ログインユーザ数を超えているためログインできません。」と表示された場合には、しばらくたってからお試しいただきますようお願いいたします。 またログイン後、「セッションの有効期限が切れています。再度、ログイン画面からログインしてください」と表示された場合には、御手数ですがログアウト後、もう一度ログインをお試しください。 詳細はコチラをご覧ください 同日 「データ移行の経過についてのご報告とお詫び」が掲載。 過去の送受信メールの6割の移行が終了したことと,2004年4月13日以前のデータの移行が未定であることを発表。つまり2004年4月以前のメールは当分閲覧できないということ。 ↓ 2007年12月28日8時 一部メールボックスに対する緊急メンテナンス。 同日13時 社長ブログ更新でようやくメールの障害について触れるも,謝罪であるにもかかわらず「P.S.」とまるでついでに書いたような扱いだったので,社長の非常識さがユーザーの怒りを買う。 2時間もしないうちに「P.S.」から「【お詫び】」に変更される。 P.S. エキサイトフリーメールサービスのバージョンアップに伴い、フリーメールユーザーの皆様に大変ご迷惑をおかけいたしております。本当に申し訳ございません。メールという日常お使い頂くサービスでご迷惑をおかけしております事、心よりお詫び申し上げます。関係部署含めて、全力で問題解決に努めております。随時、状況報告を更新してまいりますので何卒宜しくお願い致します。 同日 「エキサイトメールのリニューアル状況について最新状況のお知らせ」が掲載。 ログインしにくい状況が続いているので,同時にアクセスできる人数の強化をしている。 29日以降も対応・お客様サポートは続けるとのこと。 ↓ 2007年12月29日23時 緊急メンテナンス。 30分程度と表示されるが,翌日まで延長。 ↓ 2007年12月30日1時 緊急メンテナンス終了。 エキサイトメール障害に関する経過のご報告とお詫びが掲載。 この中で,21日0時から25日11時30分までにログインしたユーザーのデータ移行が完了したとの発表。 ただし2004年4月13日以前のメールデータの移行は未定で,なおかつメールデータの形式によっては移行できない可能性があるので,その際は個別に確かめてお問い合わせフォームにて報告が必要とのこと。 同日3時 再びメンテナンス。 終了は30日早朝とのアナウンス。 同日6時 メンテナンス終了。 以下のようになっていて物議をかもしていたエキサイトメールのヘルプの記述について。 保存期間について エキサイトメールではメールの保存期間は60日です。 メール受信から60日たったメールは全て削除されます。 また、60日以上ログインされていないメールボックスにある全てのメール、アドレス帳、設定のデータは削除されます。 尚、一度削除されたデータの復旧はできませんので、ご注意ください。 ※メールボックスが削除されてもお持ちのエキサイトIDは引き続きご利用いただけます。 60日でメール削除というのは間違いだとは思いましたが,いちおう問い合わせてみました。 その結果,やはり「60日以内にログインしていれば」メールは削除されないという返答をいただきました。 ヘルプの記述も修正するそうです。 ↓ http //www.excite.co.jp/mail/help/save.html 保存期間についてエキサイトメールでは60日以上ログイン操作されていない場合、 メールボックスの全てのデータ(メール、アドレス帳、設定)は削除されます。 一度削除されたデータの復旧はできませんので、ご注意ください。 なお、60日以内にログイン操作されている場合は、削除の対象とはなりません。 また、60日前のメールが削除対象となることもありません。 60日以内にログインをしていただければ、メールボックスの「現在利用可能な容量」内の範囲で、メールは日付に関係なく保存できますのでご安心下さい。 Last updated 2007.12.30 17 08 11
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【種別】 儀式・秘法(自在法?) 【初出】 V巻 【解説】 “紅世”真正の魔神たる“天壌の劫火”アラストールのみ行使を許された『神威召喚』と呼ばれる儀式に類する秘法。 他の“紅世の徒”一体を生贄に捧げることで、『天罰神』たるアラストールの神威を召喚する。 この世ではフレイムヘイズと契約している都合から、『炎髪灼眼の討ち手』だけが使用可能。 召喚主から生贄である“徒”を捧げる祭壇、魔神を迎える紅の世界たる紅蓮の帳を展開し、そこに捕えた“徒”から伸びる黒、存在の影法師を召喚主の祝詞と共に取り込み、神を喚ぶ供物にして動力源たる『心臓(コル)』に変換。魔神の神威を召喚する。 これを行って顕現したアラストールは、この世の“存在の力”を介さずに、通常の“紅世の王”としての力をはるかに上回る、権能に沿った絶大な力を行使できる。 通常、フレイムヘイズ側の“紅世の王”が顕現する場合、契約でこの世に縛られていることと、その使命から“存在の力”を他から取り入れることが出来ないため、暴走という形をもって僅かながらの顕現を終えた後、力が枯渇し、消えゆく運命しかない。しかし、この方法で顕現した場合は、アラストールは外部の力はおろか、自らの“存在の力”も消耗させずに顕現する事ができる。 しかしこの方法は結果的に神として顕現するアラストールに契約者の器が耐えられず破壊されるので、この方法をとる者はいないと思われていた。 しかし、中世の『大戦』終盤にて先代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダ・サントメールは、この方法を[とむらいの鐘]の“凶界卵”ジャリを生贄に捧げて実行し、死亡した。 その気になればアラストールは、『炎髪灼眼の討ち手』の威名に相応しくない、程度の低い人間であっても契約しては即座に『天破壌砕』の使用を強要させて爆死させ、次の『炎髪灼眼』と契約してはまた『天破壌砕』を使わせるという、まさに人間を「討滅の道具」として扱う戦い方も可能らしい。 討ち手側の“紅世の王”(アラストールも含む)は、このような『神威召喚』の応用により、人間の運命という名の器の失われた空白に召喚され、フレイムヘイズを生み出している。 【祝詞】 天破壌砕の前には召喚主による祝詞がある。以下が判明分である。 荒振る身の掃い世と定め奉る、紅蓮の紘に在る罪事の蔭 其が身の罪と言う罪、刈り断ちて身が気吹き血潮と成せ “天破壌砕” 本来の神威召喚はこの後も召喚主による祝詞が続くようだが、マティルダはアラストール召喚後、代わりに「私は他の誰も愛さない」を歌っていたため、途中で祝詞も終了している。 【アニメ版】 アニメ第一期版の“天破壌砕”は設定が異なり、莫大な“存在の力”を消費することで、アラストールを顕現させる秘法になっている。原作との大きな違いとしては この世の“存在の力”の消費が必要(しかも莫大な量) 神として“天壌の劫火”を喚びその権能を発揮させる『神威召喚』ではない 紅蓮の帳が張られず、祝詞もない がある。“徒”を生贄に捧げることも無かったが、アニメ『灼眼のシャナノ全テ』によると、アニメ版においても本来は生贄が必要であるが、第一期最終話においては生贄である“徒”を省いた不完全な“天破壌砕”であったとのこと。 原作との共通点は使用するとアラストールが顕現することぐらいで、その顕現も原作とは異なった顕現であるため、ほぼ別物である。 この“天破壌砕”が使われた後、アニメ版シャナは生還に成功したが、それには『器』の大きさだけでなく、必要な生贄を省いたこと、“存在の泉”の莫大な力を顕現に使ったことも生還に関わっているため、アニメ版設定の“天破壌砕”であっても、今後使った後の命の保障は出来ないとのことである。 【コメント】 ☆通常のフレイムヘイズ内の“王”が目覚める時と違って、神として顕現したアラストールに耐えられなかったマティルダは、器が砕け散り爆死するのではなく、負荷により消失している。これはアラストールの全存在を器に納めること(I巻のシャナと同じこと)は出来たが神としての力に耐えられなかった、もしくは“冥奥の環”アシズの『再召喚』の自在法のように、器の中から顕現するのではなく、器を媒介にその場所に神威を発揮した状態で再び召喚されたということだと思われる。『神威召喚』という名称から考えれば、後者の仮説のほうが妥当かな? ☆創造神“祭礼の蛇”の神威召喚は、名称が最終巻まで判明せず、最終巻にて“祭礼の蛇”の神威召喚の名称が“祭基礼創”と判明した。 ☆なお、導きの神“覚の嘯吟”の神意召還の名称は“嘯飛吟声”と判明した。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[仮装舞踏会]の盟主創造神“祭礼の蛇”伏羲や『三柱臣』のヘカテー相手にも使用していたら面白そうだったのにな。
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【種別】 神器 【初出】 S巻 【解説】 “虺蜴の帥”ウァラクの意志を表出させていた、フレイムヘイズ『魑勢の牽き手』ユーリイ・フヴォイカの神器。 形状は古風な短剣型で、ユーリイの眼鏡を買うために彼の父が手放したフヴォイカ家重代の宝剣に酷似していた。 ウァラクは、時折この鯉口を鳴らして話していた。 1930年代にユーリイがシュドナイに殺害された際に、共に消失した。 【由来・元ネタ】 ウクライナの最高峰ホヴェールラ山(Говерла)ではないかと思われる。英語では「Hoverla」とされる。キリル文字Гはロシア語では「ゲー」と発音するが、ウクライナ語では「へー」と発音する。 作者が文字から発音を推測して誤ったのかもしれないと思われる。 【コメント】 ☆アニメ第2期では、“ゴルベラ”になっていた。これでは、ネパール語の「トマト」になってしまうな。 ☆DVD付属冊子では正しく“ゴベルラ”となっているが、公式サイトの誤記を直すつもりはなかったのだろうか。 ☆ユーリイの自在法『隷群』ほど、役に立たなかったな。 ☆ウクライナでの位置付け的には、日本人の契約者が神器に“富士山”と名付けるようなものみたいだったな。 ☆虞軒の直剣型神器『昆吾』に比べたら、はるかに貧弱だった。 ☆↑×2 細かいことを言うようだが、Mt.にあたる語がないんだから、富士山ではなく富士だろうな。これなら、そうダサくはないと思うな。 ☆シャナとマティルダ・サントメールの“コキュートス”や『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やマージョリー・ドーの“グリモア”や『儀装の駆り手』カムシンの“サービア”や『輝爍の撒き手』レベッカ・リードの“クルワッハ”やフリーダーの“アンブロシア”やドレル・クーベリックの“ブンシェルルーテ”やボードの“フォッセ”やパウラ・クレツキーの“ロカトール”やファーディの“ディスグレイス”やアーヴィングの“ルテニアン”やフリーダーの“アンブロシア”やデデの“アルシアー”やアルマの“フォルテー”やグリンカの“プーハチ”やアレックスの“コルタナ”やドゥニの“リュパン”やオルメスの“タスラム”やノーマン・パーセルの“ヨークトル”やピエトロ・モンテベルディの“ゴローザ”やティスの“無銘の金環”よりかは格好良かったかな。 ☆剣の形状をした神器は、他にアレックスの“コルタナ”とジョージの“フラガラック”があった。 ☆番外編『かぐやひめのしゃな』では、屑屋の少年ユーリイの腰に差している短刀として登場している。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』には登場しなかった。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』にも登場しなかった。
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【種別】 自在法 【初出】 II巻 【解説】 フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナの背に燃え上がる炎の翼。飛行を可能とし、空中戦を実現させた。 炎の噴射で飛び、噴射の方向はシャナの意思で自由に行えるため、逆噴射で急ブレーキをかけたり、真横に噴射して急反転など、急激な制動にも対応できた。 坂井悠二と共に挑んだマージョリー・ドー戦にて習得。以後、シャナが最も多用する自在法の一つとなった。 小説ではその使用頻度の割りに、ハッキリと翼の描かれた口絵・挿絵は実は一枚もないのだが、地の文の『いつかのアラストールの顕現の姿を見るような、炎の翼』という表現や、XIII巻カラー口絵や、XX巻の挿絵で見える一部分を見る限り、鳥の翼状でないことは確実である。 この翼は『飛翔のイメージ』の発現であるため、普段は炎で構成されており、翼を動かさなくても滞空可能だが、『爆発して加速』『逆噴射して滞空』などの描写から、移動時や加速や方向転換の際には熱量を持った本物の炎の性質を持ち、炎を吹かすことで物理的な意味で運動エネルギーを生み出しているようであった(そのためか宝具『アズュール』の火除けの結界で消えてしまう。滞空状態で消えるかは不明)。 この自在法の正式名称は決まっていなかったが、XVIII巻にて「炎を炎以外として具現化する力」に名付けられた『真紅』の力の一端として認識されたようだ。 ちなみに、外伝漫画『Eternal song ‐遙かなる歌‐』第一話において、“盤曲の台”ゴグマゴーグとの戦いの際、先代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダ・サントメールも炎の翼のようなものを出して飛行していたが、これもシャナの『紅蓮の双翼』と同質の能力であった。 【アニメ版】 アニメ版では、鳥の翼状だった。飛行や翼を解く際には、鳥の羽が散る時もあった。 【コメント】 ☆ガシャポンではシークレット扱いだった。 ☆XIII巻冒頭のカラー挿絵に、炎の翼と思われる物が描かれていた。やはりアニメ第2期とは違い、ジェット噴射のような形状であった。 ☆XVIII巻では「紅蓮の双翼を噴射炎に変えて」という表現が用いられており、上の「『アズュール』で何故消えるか」という問いに対しての「移動時は炎に変わってる」説がやや信憑性が増したようだ。 ☆紅蓮の大太刀や紅蓮の巨腕と同じく、[巌楹院]やニティカ相手にも使用してほしかったな。 ☆翼といえば、[とむらいの鐘]のメリヒムの真名が“虹の翼”であった。 ☆似た自在法は他にクロード・テイラーの『サックコート』があった。