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【種別】 宝具 【初出】 I巻 【解説】 “狩人”フリアグネの使用していた宝具。正式名称および効果は不明。 形状は白くて長い布状のもので、常に彼の周囲を漂っていた。 フリアグネがシャナに討滅された後、長衣がどうなったのかは不明。 【コメント】 ☆公式ガイドブック『灼眼のシャナノ全テ』によると、あれは宝具だったようだ。 ☆I巻の描写でこれを振った後に無数の剣の宝具が出てきたので、四次元ポケットの様な機能でもあるのだろうか。フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナの『夜笠』のようにな。 ☆もしかしたら創造神"祭礼の蛇"坂井悠二の『莫夜凱』みたいに単純に空を飛ぶ宝具なんじゃないか? ☆フレイムヘイズ兵団のゾフィー・サバリッシュやアレックスやドゥニやマティルダ・サントメールやピエトロ・モンテベルディやザムエル・デマンティウスやヤマベ相手にも使用してほしかったな。 ☆宝具としてのネタ元は北欧神話の鷹の羽衣かな? ☆羽衣というなら、日本の天女の羽衣の方がらしくないか? ☆アニメ版と劇場版で登場したが、もっと不規則にうねうね動いてほしかった。 ☆「ちょうい」だと、ローブのようなぞろっとした衣服の印象になるが、「ながきぬ」と訓読みすると違和感がない。 ☆布型の宝具は他に[仮装舞踏会]の巡回士ビフロンスの『タルンカッペ』とフリアグネの『金旌符』があった。 ☆そういえばアルマの“フォルテー”もスカーフ型の神器だな。 ☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で詳細が判明するかと思われたが、結局は最後まで明かされなかった。
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【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 X巻 【解説】 『理法の裁ち手』(りほうのたちて)の称号を持つ、“祛邪の刻屈”オオヤマクイのフレイムヘイズ。神器は独鈷杵型の“身口意”。炎の色は今様色。 マティルダ・サントメールの力強く心深い知人の一人であり、「物事の窮理を探る」と形容されていた。強力な討ち手だと思われ、XII巻のエピローグで“ミステス”『永遠の恋人』ヨーハンがフィレスに言った『窮理の探求者』とは彼のことである。 『狩人のフリアグネV』によると、身軽に飛び回って風向きや水流や落下等の物理現象を選択的に操る非常に強力な討ち手だったようだ。 外伝漫画『Eternal song ‐遙かなる歌‐』第九話で登場。山伏衣装を着た強面の壮年男性で、日本出身。中世の『大戦』最終決戦の数年前には、フレイムヘイズの駐屯地でのゾフィーたちの会議に参加していた。また、「戦えることを幸せだと感じる」マティルダの精神構造に深い興味を抱いていた。その後はピエトロや『儀装の駆り手』カムシンと行動を共にしていたようだ。 外伝『ヴァージャー』にて『戈伏の衝き手』クレメンス・ロットがオオナムチとの戦いの最中にヤマベの名を呟いており、ヤマベがオオナムチと幾度かの交戦を経た後に討ち果たされた最初の宿敵たるフレイムヘイズであり、中世の『大戦』終結から1930年代までの間に死亡した。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆『物事の窮理を探る』という一文から、『理法の裁ち手』ではないかという噂が以前からあった。 ☆やっぱり名前からして、日本人のフレイムヘイズだった。 ☆↑格好からして、日本出身はほぼ確定していた。漢字表記は、山辺か山部か山家かな?しかし、それなら中国のフレイムヘイズは漢字なのに、なぜカタカナ表記だったのだろうか。 ☆思いつくのは『長い名前から一部を抜粋した愛称だから』『呼んでいるのが外人だから』辺りだった。前者はシャナ(『贄殿遮那』のフレイムヘイズの一部)、後者はマージョリーが佐藤などを呼ぶ時などからだ。でも季重や笵勲とかは普通に漢字で呼ばれてたんだよな…。 ☆ギュウキやカシャやタケミカヅチなどの日本系もカタカナで、蚩尤や帝鴻や相柳や窮奇などの中国由来は漢字だ。中国系は、漢字でないと元ネタが分からなかったからでは無いだろうか。 ☆「窮理の探求者」って“探耽求究”ダンタリオン教授のことじゃなかったな。 ☆フリーダーと同じく、姓で呼ばれるのがデフォの人だったのかな?さすがに、「ヤマベ」って下の名前じゃないよな? ☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で詳細と末路が判明した。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、刺客の一人として登場している。
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【種別】 呼称 【初出】 I巻 【解説】 フレイムヘイズに、『器』となっている元人間と契約している“紅世の王”の能力に応じて付けられる名称。必ず『~の~手』という呼び方をしていた。ちなみに『手』とは『する人』という意味である。 基本的に「称号」は、器である元人間と、契約している“王”を合わせた『二人で一つの存在であるフレイムヘイズ』を指す言葉であるため、称号でフレイムヘイズを呼んだ場合は、器である元人間と“王”の両方に対して呼びかけていることになる。 その性質上、称号から能力の概要をある程度窺い知ることができるが、特に称号を隠すような描写は作中では見られなかった。 また、一人の“王”のフレイムヘイズの『称号』は世界中で統一されているようだが、その名称を誰が名付けているかは長らく不明だったが、SIII巻の『狩人のフリアグネIV』でマティルダ・サントメールの例から、討ち手が名付けることが判明した。 『大地の四神』は「称号」を使わず、彼らが名付けた独自の呼び名を使ってフレイムヘイズを呼んでいた(例:シャナ→眩き炎)。 【コメント】 ☆アニメ版から登場・使用されていた。 ☆肝心の『炎髪灼眼の討ち手』は、能力より外見重視の称号だった。 ☆最終巻で吉田一美がフィレスと契約したら、誰がどんな称号を名付けるのかという推測は、結局は的外れだったな。 ☆通称より格好良い称号もあったな(例:『玉紋の騎手』や『極光の射手』や『輝爍の撒き手』や『理法の裁ち手』)。
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【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 V巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“虹の翼”(にじのつばさ)。炎の色は虹の七色。 『天道宮』でフレイムヘイズを目指す者を鍛えていた白骨で、シャナが付けたあだ名は『シロ』。 その正体は、先代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダ・サントメールとの誓いを守りながら約束の刻を待っていた“紅世の王”。 元は[とむらいの鐘]最高幹部である『九垓天秤』の『両翼』が右。 顕現した姿は、精悍な顔付きの長髪美青年。中世の騎士によく似た銀の胸甲と草摺りを身に纏い、金冠を模した額当て、襷のような太い剣帯でサーベルを下げていた。プライドが高く、傲慢な性格。 宿敵であるフレイムヘイズ・先代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダに一方的に思いを寄せ、逆に彼を慕う『万条の仕手』ヴィルヘルミナに対しては一顧だにしなかった。 また、マティルダを取り合った仲であるため、天罰神アラストールとは仲が悪く、最後の最後まで喧嘩していた。 愚直なほど自分の想いに真っ直ぐで、見るのはマティルダ一人きり、手段は戦い一つきりというある意味筋の通り過ぎた男。 中世ヨーロッパでは「災厄の“王”」とまで称され、無敵と謳われたほどの実力者だった。得意技である自在法『虹天剣』は、中世の『大戦』当時、当代最強の攻撃系自在法と称されていた。 加えて“燐子”『空軍』や分身法を使う等、破壊力に巧みさも兼ね備えた高等な戦闘技術を持っていた。 自在法を繰る技術だけでなく、生身での戦闘能力も非常に高く、剣術の腕も相当なもの。 その体術の程は、白骨姿で自在法を全く使わずにウィネとまともに渡り合ったことからも窺い知れた。 中世の『大戦』では、[とむらいの鐘]の主戦力一番手として、『両翼』の左“甲鉄竜”イルヤンカと共にフレイムヘイズ兵団と戦い、愛するマティルダとの幾度にも亘る激闘の末、最終決戦にて敗れた。 その際にマティルダに次代『炎髪灼眼の討ち手』を鍛えるよう誓わされ、『大戦』後は顕現を最小限に留めた白骨姿で『天道宮』にてヴィルヘルミナと共に誓いの時を待っていた。 次代の鍛錬においては、単純な体術および不意打ちへの対処訓練の相手となっており、人間時代のシャナも基本的な戦い方や「殺し」の読み方・使い方をこれで覚えた。 その鍛錬の日々の中、成長を自慢しようとシャナが仕掛けた落とし穴の罠に引っかかった際、穴の中のトマトケチャップを浴びたことでマティルダの死と『壮挙』の失敗がフラッシュバックしてパニックを起こし、『虹天剣』を暴発させて『秘匿の聖室』を破ってしまった。 その後は襲来した“琉眼”ウィネを足止めして戦っていたが、遅れて現れた“天目一個”に真っ二つにされ戦闘不能に陥る。そして、『炎髪灼眼の討ち手』が数百年ぶりに誕生すると、マティルダとの誓いを果たすため、残された“存在の力”を使いかつての姿で顕現。ヴィルヘルミナと戦っていた“千征令”オルゴンを肩ならしに消し飛ばし、新たな『炎髪灼眼の討ち手』に戦いを挑んだ。その戦いの中で“徒”との戦い方を教え、討ち倒された後には『最強の自在法』の存在を彼女に教え、誓いの完遂に満足しつつ『天道宮』の崩壊と共に散っていった。 なお、シャナが御崎市に居着き、ヴィルヘルミナがやって来てから、悠二もシャナの過去については知らされたが、メリヒムのことだけはなぜか教えられておらず、人数で「他にも一人いた」ことを示唆する程度に留まっている。 【由来・元ネタ推察】 名前の元ネタは地獄の九階級の第六位、アエリアエ・ポテスタテス("空の軍勢"の意)の君主 メリジム(Merizim)と思われる。 字面通りに解釈すれば、「虹の光でできた翼」「虹の如き飛翔」といった感じだが、少し「虹」という言葉の意味について深く考えると意味も変わってくる。 「虹」とは古代中国で幻想種のしかも竜種の類とされていた。空を貫くように掛かる虹を古代の人は幻想種と考えたのである。そして「翼」とは竜(この場合西洋のドラゴンが被るが)の力強い飛行の要となる部分である。 この空を貫く力強い飛行が、彼の能力である全てを破壊する虹という破壊のイメージの元になっているのかもしれない。更に、「虹」とは虹霓で番とされる虹の雄であり、メリヒムの行動理念(マティルダに対する態度)は男性原理の純粋な発露であった。彼にはそもそも本質の時点で雄という要素が入っていたのかもしれない。 これらを総合して真名全体の意味を考えると「空を貫く七色の雄竜の飛翔」といった感じになる。 また虹は多様性や共存、キリスト教においては約束の徴とされている。それ故一番の理由は“愛”だろうが、気まぐれで傲慢な性格にも関わらず、約束を遵守したのかもしれない。 【コメント】 ☆アニメ版から登場していた。 ☆先代『炎髪灼眼の討ち手』の事でアラストールを嫌っていた。 ☆“燐子”の軍勢『空軍(アエリア)』を使うことで、『虹天剣』の軌跡を自由に変え、より強力な攻撃にすることができた。 ☆ヴィルヘルミナの想いを理解しつつも、あえて無視をしてマティルダを追う、罪作りな“王”だった。 ☆↑マティルダにそれほど一筋ってことである。 ☆小説での、V巻最期のアラストールとの会話から、相当嫌ってる。 ☆モレクには敬意を払っていた。 ☆真名の解釈…これはちょっとこじ付けすぎたかなぁ<by真名解釈書いた人。 ☆オーストラリアやアフリカでは、虹は創造神の位置にある大いなる蛇だという。そこまでいけば、“祭礼の蛇”とかぶってくるかな。 ☆シャナの戦闘能力の基礎を培った存在でもある割に、本編での存在感が薄い気がする。V巻もX巻も外伝であるが故か。 ☆↑↑↑悪魔メリヒムはサタンと空の軍勢の王という称号を共有しているので、強ち間違いでもない。 ☆のいぢさんの絵も、ゲームやS巻や『蒼炎』それぞれで結構変動が激しい。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[百鬼夜行]のギュウキやパラやゼミナやセムルヴや[宝石の一味]の“瓊樹の万葉”コヨーテやフックスやトンサーイやイナンナや[革正団]のサラカエルやドゥーグやハリー・スミスや[マカベアの兄弟]のダーインやカルンや[轍]のギータとも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆番外編『しんでれらのしゃな』では、意地悪な姉の一人として登場している。 ☆番外編『かぐやひめのしゃな』では、4話の鶴の恩返しで猟師として登場している。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』では、のいぢさんの希望で主役をゲット。その時はトーテングロ家の執事兼白仮面という、随分静かなキャラだった。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、序幕で観客の一人として登場している。 ☆シャナとメリヒムの最後の別れのシーンは、アニメ第3期でのシャナの回想の中で登場した。 ☆実は中世の『大戦』の時代、虹は七色と見られてはいなかった。虹の色を七色に定めたのは、もう少し後世の人物であるアイザック・ニュートンその人である。
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【種別】 神器 【初出】 XVI巻 【解説】 “奉の錦旆”帝鴻が意思を表出させていた、フレイムヘイズ『剣花の薙ぎ手』虞軒の神器。 形状は直剣型で、虞軒が自在法『捨身剣醒』を行うと、刀身に優美な花紋様が点った。 『捨身剣醒』の中核として、高熱の霞をまとい、自由に宙を飛翔していた。 上海会戦の終盤で、[仮装舞踏会]の『三柱臣』シュドナイが無数に分身させた剛槍型宝具『神鉄如意』の集中攻撃を受けて、霞と化していた虞軒もろとも粉砕された。 【由来・元ネタ】 『十洲記』における西海の土地「流州(昆吾)」と思われる。 この土地の石を精錬した鉄は素晴らしい剣となり、水晶のように輝き、硬い玉石をも泥のように易々と切ることが出来るという。 【コメント】 ☆虞軒が『昆吾』と名付けたのは、彼女がこの地方の出身者だからなのだろうか。 ☆シャナとマティルダ・サントメールの“コキュートス”や『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やフランソワの“スプレット”やドレル・クーベリックの“ブンシェルルーテ”やボードの"フォッセ"やパウラ・クレツキーの“ロカトール”やゾフィー・サバリッシュの“ドンナー”やアレックスの“コルタナ”やドゥニの“リュパン”やデデの“アルシアー”よりかは使えたようだな。 ☆流州は、道教の世界観における架空の土地(神仙の棲む世界)なので、いくら古い討ち手でもそこの生まれではありえない。この土地から産するという剣の伝説にあやかったものだろう。 ☆剣型の神器は他にアレックスの“コルタナ”とジョージの“フラガラック”やユーリイ・フヴォイカの“ゴベルラ”があった。 ☆アニメ第3期で登場・使用された。
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【種別】 自在法 【初出】 XX巻(名称は公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』) 【解説】 [仮装舞踏会]の巡回士である“呻の連環”パイモンが使用していた自在法。読みは「おうのともづれ」。 老若男女を問わない中身のない華美な衣装を供連として、自分の周囲に展開し駆使する。 衣服がそれぞれの袖口から槍や剣や弓を抜き放ち攻撃する、供連がメリーゴーランドのようにパイモンの周囲を周ることで広範囲への自在法を補助する、パイモン本体が攻撃された際の転移場所になるなど、多様な機能を持っていた。 本編では『引潮』作戦の途中で使用され、部下たち全てに浮遊の自在法を掛けたり、フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシンの攻撃を受けても転移し即反撃に出るなどしたが、パイモンが創造神“祭礼の蛇”の帰還と大命宣布、上司である布告官デカラビアの復仇の念から冷静さを失っていたため、圧倒的破壊力を持つカムシンの瓦礫の巨人に真正面から何度も突っ込み、供連が全滅したところをレベッカに爆砕されてしまった。 【由来・元ネタ】 自在法そのままの名称である。 パイモンがまだ“王”でないときに使っていたら、微妙だったかもしれない。 【コメント】 ☆アニメ第3期で登場・使用された。 ☆何か[仮装舞踏会]のオルゴンの『レギオン』やマティルダ・サントメールの『騎士団』に似てなかったか。 ☆捜索猟兵ハボリムの『熒燎原』やオロバスの『鐙の寵』とコラボしたら面白そうだったのにな。 ☆『棺の織手』ティスやノースエアや『儀装の駆り手』カムシンや『極光の射手』カール・ベルワルドとキアラ・トスカナやザムエル・デマンティウスやゾフィー・サバリッシュやアレックス相手にも使用してほしかったな。
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【種別】 宝具 【初出】 X巻 【解説】 “紅世”最高の天才自在師“螺旋の風琴”リャナンシーと、彼女を捕らえて「啼かせる」鳥籠。これらを総称した宝具の名称。 リャナンシーを捕らえている鳥籠型の宝具には、“存在の力”を注ぎ込むことで“紅世の徒”を身体だけでなく意識すら支配する力があり、ありとあらゆる自在法を紡ぐことができる最高の自在師を支配することで、あらゆる自在法を「啼かせる」ことが可能だった。 ただし、支配して「啼かせる」には莫大な“存在の力”を注ぎ込む必要があり、「啼かせた」後も、その自在法を使うために消費する“存在の力”は支配する分とは別途必要なため、並の“徒”では力を使い果たし自滅する。 鳥籠単体では、あくまで「“徒”を捕らえ支配する」宝具であり、リャナンシーを捕らえる以前には別の名称があったと思われる。 リャナンシーは一度だけ、鳥籠を行路の檻と呼んだが、法具の名称に必ず付けられる『』が無いため、鳥籠の正式名称かリャナンシー流の呼び方なのかは不明。 なお、『狩人のフリアグネV』で“紅世”の神をこの宝具で操るのは無理だとフリアグネが解説している。 様々な“徒”達の手を渡り行き、最終的に“棺の織手”アシズの目指す『壮挙』の要とするために[とむらいの鐘]が所有者であった“王”の組織と、フレイムヘイズたちとの三つ巴の戦いを制して奪取。同時に行われた『壮挙』の宣布と共に、中世の『大戦』勃発の直接的な原因となった。 リャナンシーが大人しく『小夜啼鳥』をやっていたのは、彼女がその時は自暴自棄だったからで、その気になれば鳥籠の呪縛から逃れることは簡単だった模様。 中世の『大戦』終盤にてドナートからガヴィダに託された言伝をマティルダ・サントメールから伝え聞き、マティルダとアラストールの愛の凄絶さに心打たれて、「その気」になったリャナンシーは、視線を向けたり二指をあてるなどの簡単な動作だけで鳥籠の力である支配の紋様を消し去り、簡単に鳥籠を破壊して逃げ去った。 【由来・元ネタ】 由来はドイツ語でヒタキ科の小鳥『ナイチンゲール,サヨナキドリ』を意味する「Nachtigall」だと思われる。とても美しい声で鳴くことから、「西洋のウグイス」と呼ばれることもある。 一方で「墓場鳥」の別名も持ち、そこに墓地の悪魔「ラミー」との関連を見るのは穿ちすぎだろうか。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆自在法を紡ぐという点だけは、ティリエルの『オルゴール』と同じだった。 ☆自在法を使ってほしければ、まずリャナンシーに頼む方が手っ取り早かったな。二番目の持ち主以降は、交渉しようにもできなかっただろうがな。 ☆リャナンシーを捕らえる以前の鳥籠は、どんな用途で作られたのかが気になる。 ☆↑2リャナンシーは気儘に活動していたみたいだから、気が向かないと頼み込んだところでやってくれるとは思えなかったのではないか?『小夜啼鳥』になる辺りには、もう自暴自棄でやる気は何もなかったわけだから、頼みようにも無駄だっただろうしな。 ☆捕獲用の宝具は他にウコバクの『アタランテ』がある。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグやニティカやアナベルグやティリエルやソラトやカシャや[革正団]のサラカエルやドゥーグや[マカベアの兄弟]のダーインやカルンや[轍]のギータやケレブスや[宝石の一味]の“瓊樹の万葉”コヨーテやイナンナやフックスやトンサーイや『色盗人』のバロメッツが欲しがりそうだな。
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【種別】 神器 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 フレイムヘイズ『戈伏の衝き手』クレメンス・ロットの神器で、“利鋭の暗流”ノートの意思を表出させていた。形状はランプ型。 外伝『ヴァージャー』の一年前、クレメンスがオオナムチに殺害された際に、共に消失したと思われる。 【由来・元ネタ】 北欧神話の月の神「マーニ(Máni)」。叙事詩『ギュルヴィたぶらかし』に登場する神で、狼に追われ続けているという。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆シャナとマティルダ・サントメールの“コキュートス”や『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やマージョリー・ドーの“グリモア”や『儀装の駆り手』カムシンの“サービア”やドレル・クーベリックの“ブンシェルルーテ”やボードの“フォッセ”やパウラ・クレツキーの“ロカトール”やグリンカの“プーハチ”やジョージの“フラガラック”やアーヴィングの“ルテニアン”やファーディの“ディスグレイス”やアルマの“フォルテー”やフリーダーの“アンブロシア”やフランソワの“スプレット"や『輝爍の撒き手』レベッカ・リードの“クルワッハ"やフリーダーの“アンブロシア”やデデの“アルシアー”やオルメスの“タスラム”や『理法の裁ち手』ヤマベの“身口意”や『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やセシリア・ロドリーゴの“エスピナ”やピエトロ・モンテベルディの“ゴローザ”やミカロユス・キュイの“見えざる手”やゾフィー・サバリッシュの“ドンナー”やアレックスの“コルタナ”やドゥニの“リュパン”や『極光の射手』カール・ベルワルドとキアラ・トスカナの“ゾリャー”やサーレの“レンゲ&ザイテ”と、どれが一番役に立ったかな。 ☆“マーニ”の注ぎ口から炎や自在法が噴き出したら、面白かっただろうにな。
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【種別】 神器 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 フレイムヘイズ『替移の接ぎ手』アーヴィングの神器で、“訓議の天牛”ザガンの意思を表出させていた。形状はコイン型。 1895年、アーヴィングがファーディと共に[革正団]サラカエル一派に殺害された際に、共に消失したと思われる。 【由来・元ネタ】 キエフ大公国の別名ルテニアの国民を表す「ルテニアン(Ruthenian)」と思われる。 彼ら自身はルシンと自称しており、ハンガリー語や英語を経由してルテニアンとなった。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆シャナとマティルダ・サントメールの“コキュートス”や『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やマージョリー・ドーの“グリモア“や『儀装の駆り手』カムシンの“サービア”や『輝爍の撒き手』レベッカ・リードの“クルワッハ”やドレル・クーベリックの“ブンシェルルーテ”やボードの“フォッセ”やパウラ・クレツキーの“ロカトール”やグリンカの“プーハチ”やセシリア・ロドリーゴの“エスピナ”やクレメンス・ロットの“マーニ”やファーディの“ディスグレイス”やレベッカ・リードの“クルワッハ”やフリーダーの“アンブロシア”やアルマの“フォルテー”やデデの“アルシアー”やゾフィー・サバリッシュの“ドンナー”やアレックスの“コルタナ”やドゥニの“リュパン”やジョージの“フラガラック”やピエトロ・モンテベルディの“ゴローザ”やミカロユス・キュイの“見えざる手”やカール・ベルワルドの“ゾリャー”や虞軒の『昆吾』や季重の『建木』や笵勲の『丹陽』や劉陽の『羽淵』のほうが格好良かっただろうな。 ☆コインといえば、“紅世の王”フリアグネの『バブルルート』もコイン型の宝具だったな。
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【種別】 神器 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 “截の猛狼”ガルーの意思を表出させていた、フレイムヘイズ『憑皮の舁き手』ドゥニの神器。形状はマント型。 20世紀前半の対[革正団]戦争でドゥニが戦死した際に、共に消失したと思われる。 【由来・元ネタ】 「リュパン(lupin)」は、塀に沿って出現する狼の姿をした臆病な妖精リュバンの中で、勇敢な個体のことである。人間に興味を持った近づいてきたり、道を塞ぐこともあるという。 契約者の称号や“王”の真名からは、この神器が毛皮で出来ているのではないかとの連想が働いた。それは、古代北欧で狼や熊の毛皮を身に纏いトランス状態になって戦う狂戦士バーサーカーそのものである。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆シャナとマティルダ・サントメールの“コキュートス”や『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やマージョリー・ドーの“グリモア”や『輝爍の撒き手』レベッカ・リードの“クルワッハ”やゾフィー・サバリッシュの“ドンナー”やアレックスの“コルタナ”やクレメンス・ロットの“マーニ”やセシリア・ロドリーゴの“エスピナ”や『理法の裁ち手』ヤマベの“身口意”やボードの“フォッセ”やパウラ・クレツキーの“ロカトール”やドレル・クーベリックの“ブンシェルルーテ”やアーヴィングの“ルテニアン”やファーディの“ディスグレイス”やオルメスの“タスラム”やアルマの“フォルテー”やグリンカの“プーハチ”やデデの“アルシアー”やフリーダーの“アンブロシア”や『儀装の駆り手』カムシンの“サービア”と比べて、どれが一番格好良かったかな。 ☆そういえば、ノーマン・パーセルの“ヨークトル”はマントの留め具型の神器だったな。