約 3,137,211 件
https://w.atwiki.jp/kagakyon/pages/965.html
七誌◆7SHIicilOU氏の作品です。 空耳、というと 聞こえてないのに聞こえる幻聴というような意味合いがあるのだが 今日のSOS団でその言葉を使うと違う意味に取られる では一体どんな意味になるのかというと…、説明に困るが 近い言葉は聞き間違いだろうか 外国の音楽の歌詞を無理やり日本語にしてしまう事だ でなぜいきなりこんな事を言うのかと思えば、理由はある 「へぇ…色々あんのねぇ」 ハルヒが今机に肘をかけながら弄ってるパソコンで 更にいうなればそのパソコンの両脇のスピーカーから流れてる曲だ この場で聞く限り普通の音楽なのだが ハルヒの見ている画面の向こうには珍妙なキャラが動き回り 変な歌詞が流れてることだろう まったく、こなたも変なもんを教えやがって 俺はハルヒの後ろで一緒にみてるこなたを睨む こなたは俺の視線に気が付いて、無垢な笑みで手を振って答える あいつ、純粋に現状を楽しんでる 「はぁ」 ため息をついて俺もこなたの方に歩き 窓に背を向けてパソコンの画面を見てみる ハルヒはそれに気付いて一回再生中だったそれを停止させて最初から再生させた マーシェリーマーシェリーうるさい曲だ、同じのばかり繰り返してまるで『運命』みたいだ あれも確か曲を脳に浮かべる能力が足りなくて同じ節ばかり繰り返す単調な曲だった と、記号で書かれたキャラが画面内を文字通り動き回ってる 「…日本くらいある餃子をつくる材料ってどれくらい必要かしらね?」 ハルヒがぽつりと、空耳歌詞をながめて言葉を落とす …おいおい、作り出すとか言わないでくれよ頼むから 「んなわけないでしょ、ちょっとした興味よ興味」 お前のそのちょっとした興味でいままで俺達がどんな目にあったか逐一言ってやろうか? その度に長門に助けてもらったりだ 「…どうした長門、お前も興味あるのか?」 長門に見たら目があった、本から顔を上げてこちらをじっと見てる長門に 俺が声をかけると長門は本をしまってゆっくりとした足取りでこっちにやってきた よかった長門がなにかに興味をもったのを発見できて 感情はいくら読みやすくなっても、積極的からはやはり程遠いからな 俺とこなたはちょいと長門に場所を譲り ハルヒはもう一度最初からそのよくわからんものを流す …えぇい、気が付くと頭の中で流れてて、気が付くと口ずさんでそうだぜ 俺は長門の様子を眺めながら、無理やり違う歌を頭の中で反芻して どうにか耳に付かないように苦労していたが、途中であきらめた これを言うのも何度目かわからないが、人間諦めが肝心だよな 「……わかった」 長門は最後までその映像を瞬き一つせずに見つめた後 小さくそういってテテテと自分の椅子に戻り 自分の多分授業用のノートを取り出した 「…ペン貸して」 「あいよぅながもん」 こなたから黒の細いマッキーを借りた、何をする気だろうか もしかしてノートにマジックでさっきの絵を描いてそれが動き出すなんてことは無いよな? 長門だったらやらないだろうが、不可能でもないだろうから不安だ キューとマジック特有の音を立てて、硬いノートの表紙に書かれたのは 俺の想像通りさっきのよくわからん猫とかの絵だった 俺の想像とは違って動きはしなかったが、非常に上手くかけていた そう、"上手く"描けていた つまりそれはそのまま同じものではなかったということ 長門なら完璧に同じものをかけるだろうに、ノートに描かれていたのは さっきの記号の絵ではなく、普通の線で描かれた絵だった そっくりだけど、少し違う絵 非常に上手くてきれいだけど、そのままじゃない やっぱり変わったんだな、長門もさ 「上手くかけてるよ、長門」 「…そう」 「へぇ、有希って絵の才能もあるのね~さすが万能少女ね」 長門はそれには答えなかったが心なし楽しそうに嬉しそうにしてるように見えた 次の日、俺のノートの表紙全てに色々な絵が描かれていた 確かに学校に置きっぱなしでわあるが 全てにこんな事をするような暇人はいないだろうし 少ししかみなかったが長門のあの絵と同じなのは理解できた 好きなものを見つけるのはいいことだが…… さて、今日はノート提出があるんだよな
https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/33.html
執筆日 2008年12月18日 備考 長門消失記念SS。 世界改変の前日を舞台に。 長門有希の夢幻 Dec.17 (Monday) Weather sunny Temp. low Recorded by YUKI.N 幼いころから血圧の低いわたしは、どうしようもなく朝が弱かった。それは小さなころから変わらないことで、未だに治し方ひとつ分からない自分の数多い欠点のうちのひとつだ。人に当たったりすることはないけれど、気持ちのよい目覚め、というものを、未だかつてわたしは体験したことがない。それは12月17日、朝から冷え込んでいた今日も、まったく変わりなく続く習慣であった。 だらしのないわたしは相変わらず布団が恋しかったというのに、1分の狂いもなく朝の6時半に朝倉さんはわたしの部屋にやってくる。わたしのためを思ってくれているのは分かるのだけれど、出来ればあと30分、いや、15分は寝かせて欲しかった。 「朝から何言ってるのよ。置いてくわよ!」 寝かせて欲しいだなんて言っても、きっと朝倉さんはわたしを置いていかない……だろうか?わからない。ひょっとしたら本当に置いて行ってしまうかもしれない。朝倉さんは優しいけれど、わたしなんかに長々と構っていられるほど暇なわけでは、決してないはずだからだ。 一昨日は図書館で丸一日を過ごし、昨日はずっと家にいた。部屋の掃除をしようと思ったけれど、もとよりわたしの部屋は散らかりようがない。テレビでよく見るような生活感に満ちあふれた部屋ではなく、かといってモデルルームのようというわけでもなく。要するに寒々しいのだ。別に生活に困るようなことはないけれど、せめてカーペットくらいは。いやむしろ防犯のためにカーテンくらいはなければならないだろう。 しかしこの部屋には盗られて困るようなものなど何もないし、きっとわたし1人ではカーテンを選べないと思う。どうせまた、迷うだけ迷って、結局何も買えずに帰ってきてしまう可能性がかなり高い。 もうすぐクリスマスが近い。朝倉さんは誰かと遊ぶのだろうか。カラオケかショッピングか……外出の少ないわたしには見当がつかないけれど、どちらにしろわたしのカーテン選びに付き合ってくれる時間はなさそうだ。仕方ない……また今日もこの部屋は、寸分の狂いもなくこのままだ。変わるのはせいぜい、本棚に片付けてある本の冊数くらいのものだろう。 わたしは顔を洗い、手櫛で髪をといて洗面所を去る。朝ご飯はたいがいパンで済ませるけれど、朝からカレーパンや焼きそばパンは食べられない。6枚切の食パン1枚で、ちょうどいいのだ。 髪に関してはたいてい朝倉さんに直されてしまう。手櫛では不足なのだろうか。わたしは髪が硬いから、あまり手間をかけても意味はないのに。それなりに見られるようになっているのは、ひとえに朝倉さんの力によるところが大きい。 制服に着替えて――この季節なら寝間着は2日続けて着ても大丈夫なはず――、歯を磨き、わたしは家を出た。所要時間は40分弱。もう少し早くしないと朝倉さんに申し訳ないことは重々承知しているのだけれど、わたしの朝の弱さはいつまで経っても治らない。特に冬場は。 先週、朝倉さんに寝顔を撮られた。流出させずに自分のお気に入りにして楽しむ、と言っていたが、いったい他人の寝顔でどう楽しもうというつもりだろうか。面白くも何ともない寝顔だ。寝顔が面白くてもそれはそれでおかしなことになるけれど。 「長門さん」 登校途中、わたしと一緒に歩きながら朝倉さんは話しかける。 「なに?」 「期末テスト、どうだった?」 「いつも通り、だと思う」 先週末までが期末テスト期間だったのだ。しかしわたしは人並み以上に勉学に身を入れているわけでもない。成績は悪くないとは思うけれど、可もなく不可もなく、没個性的と言われれば、わたしはきっと反論できないはずだ。 「長門さんのいつも通りは相当よね」 「わたしは普通に勉強してるだけ」 「どうやったらそんなにいい点数取れるの?わたしにも教えて欲しいわよ」 「特別なことは何も……」 「それじゃ、わたし達が必死に勉強したって報われないわ」 「……ごめん」 「冗談よ。でも本当に、長門さんはすごいわよねぇ」 よく言う。学年ナンバー1の委員長の台詞ではないと思うし、仮に委員長でなくても彼女は十二分に優等生だ。さらにわたしと違ってスポーツもよくできる。 毎度毎度思うのだが、いったい彼女はなぜわたしの友人でいてくれるのだろうか?半分――或いはそれ以上に自分のことだというのに、わたしにとっては未だに謎なのだ。 「長門さんだってこないだの持久走はクラス1位だったじゃない。運動神経を少し分けて欲しいくらいよ」 「朝倉さんはバレーボールができるから」 「あれは中学まで。高校入ってまで続けたかったわけじゃないし」 「でも……」 「人生のうちで1回くらいはスポーツでもやっておこう、って思っただけよ。まあ下半身やら腕やらがこれでもかってほど太くなってなかなか戻らないから今になって困ってるんだけど」 「……」それは発育の悪いわたしと比べて、の話だ。朝倉さんはグラマラスで女性らしいと思う。正直うらやましいけれど、わたしには似合わないだろう。 「それに、今はこうやって長門さんの世話を焼いてる方が楽しいしね」 「……ありがとう」 「長門さんは面白いから、見てて飽きないわ」 「…………ひどいよ」 「ごめんごめん、今朝はちょっと冗談が過ぎてるわね。以後善処します」 朝の空はものの見事に晴れている。ひょっとしたら記録上は快晴になるかもしれないくらいの空が寒さを和らげてくれた。太陽のおかげで少しは暖かくなったような気がする。何となく、昨日の最後に聴いた曲にふさわしい。空と雪の色の対比について歌われていた。情景が思わず想像できた。この15年間に1度も行ったことがない、スキー場の光景が。 「長門さん、わたしのCD聴いてくれてたの?」 「1日1回は聴くようにしてる」 「さっすが長門さん!ねぇねぇ、どの曲が気に入った?」 「……4曲目」 「4曲目、と……長門さん、ひょっとして地元に想い人でもいるのかしら?」 そんなわけがない。地元にいい思い出なんてひとつもないというのに、想い人なんて。 話が展開出来そうにないので、わたしはずっと気になっていたことを聞いた。「2番のサビの意味は、新幹線のこと?」 朝倉さんの表情が輝く。「そう!長門さん鋭いわ!あの『白鼻のトナカイ』っていうのは、わたしも新幹線だと思うの。遠距離恋愛の歌だから……でもあんな喩えがよく出てくるわよねぇ」 朝倉さんがそう言うのなら、私の見解は当たらずとも遠からず、といったところなのだろう。 そもそもは今月の頭に、朝倉さんが突然CDを貸してくれたのが事の発端だ。しかもデッキごと、というのがおかしな話で、それはわたしがラジカセの類を持っていなかったからだ。否、わたしの部屋には何もないのだから、取り立ててラジカセだけがないというわけではないのだけれど。 CDは朝倉さんが自分で選曲したらしい。1人のアーティストの、しかも冬の楽曲だけで1枚のアルバムになっていた。 わたしは音楽の素養があるわけではないけれど、それでもこのアルバムは素晴らしかった。優しげな曲の合間合間に、目が覚めるようなはつらつとした曲がアクセントを効かせる。この順番まで朝倉さんがこだわっているのならすごい。何でもそつなくこなす朝倉さんは、またわたしと差をつけてしまうかもしれない。 「あら、あれはリリース順に並べただけよ?」 「……本当?」 「本当。たまたまバランスのいい順番になったから、そのまま手をつけなかったの」 信じられない。いや、朝倉さんが嘘をついているという意味ではなく、単純にわたしは、すべてに驚いているのだ。朝倉さんは、序盤にCの曲が固まっちゃったわね、なんて言っているけれど。どういう意味だろう。 Next Back to Novel of T
https://w.atwiki.jp/animechikan/pages/69.html
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 11 31 43.74 ID QUfxf/qu0 長門は一時期、痴漢に悩んでいた。 毎日、通学電車でお尻を触られた。痴漢はどんどんエスカレートした。 怖かった。悔しかった。 どうしてもその存在を消したかったが、許可は出なかった。 学校に行くのが憂鬱だった。 しかし、最近は全く遭わない。 おそらく、車両や時間を不規則に変え始めたのが功を奏したのだ。 情報操作は得意。長門は痴漢を撃退したかのような誇らしさを感じていた。 怠っていた涼宮ハルヒの観察も再開しなければ。朝倉も退屈しているだろう。 長門は安心して電車に乗り込んだ。 前にいる女の子、どうも様子が変だ。 唇を噛んで、何かに耐えるような・・・ その背後には男が体を密着させている。 長門「あれはまさか・・・痴漢」 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 11 36 01.05 ID QUfxf/qu0 俺は順調に一ノ瀬ことみを育てていた。 とくに狙いのない日は、ことみを待ち伏せして痴漢するようにしてきた。 じっくりとソフトな痴漢を繰り返しながら、少しずつエスカレートさせる。 ことみはその高い学習能力で、徐々に痴漢に慣れていった。 さすがに嫌悪感は消えないようで、痴漢を避けようとはする。 時間をずらしたり車両を変えたり、最後に電車に乗り込もうとするなどの努力は見られる。 それでも、やはり触られてしまうと抵抗はできないようで、 今ではスカートの中に手を入れてもまっすぐに立ったまま耐えられるようになった。 我ながらうまくやったものだ。 ことみの能力なら、きっと毎日パンティを下ろしても耐えられる程度には成長するだろう。 大きくて張りのあるお尻が、じきに俺の玩具になる。俺は心がうきうきするのを抑えられない。 今日も早めにホームに行き、ことみが来るのを待つ。 意外な姫が階段を上ってホームに立った。・・・かなり久しぶりな顔だ。 長門有希。 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 11 41 57.40 ID QUfxf/qu0 はからずもかがみんを登校拒否に追い込んだ直後に、数日にわたって俺の姫を務めた子だ。 最終的には、パンティの中で射精してスカートで拭き取るという、俺の願望を実現してくれた優秀な姫だ。 小さくて硬いお尻の感触が両手によみがえる。 そうだな・・・せっかく久しぶりに会ったんだ。今日は長門を可愛がるか。 そのすぐ後から、ことみが階段を上ってくる。 む・・・迷うところだ。長門か、ことみか。 いずれも安全パイ、いやパイだけでなくケツも安全なのだが、安全な娘だ。 そうなると両手で同時痴漢といくか。 いや、今日はことみを責めよう。 痴漢というものについて、新しい知識を植えつけてあげよう。 教えるのは・・・非常勤講師、長門だ。 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 11 48 01.62 ID QUfxf/qu0 電車がやってくる。長門が人波と共に電車に乗り込む。 俺はその後につけて、ことみを車内に押し込んでいく。 ことみは少し体をひねって抵抗するが、強引に押し込んでやればわけない。 長門は電車の角に位置取り、体を回転させて壁を背にした。 なるほど、痴漢対策か。成長したな。 俺はことみをその前に押し込む。 俺の前にことみがいて、右側に長門がいる。そんな位置で電車の扉が閉まった。 今日の俺の狙い。俺のことみに対する痴漢を、長門に見せるのだ。 長門は声をあげることはない。 長門と茅原みのりに同時痴漢した際は、互いに痴漢に遭っていることに気づきながら、 結局互いを助けることも助けを求めることもできず、並んでうつむいて耐えるだけだった。 平野綾に痴漢したときも長門に見せつけたが、やはり見ているだけだった。 そして、長門が痴漢に気づきながら助けないことを、ことみに気づかせる。 「この人・・・気づいてるのに、見てるだけなの」 「やっぱり・・・声をあげても、きっと誰も助けてくれないの」 「我慢しなきゃなの・・・」 こういう筋書きだ。さあ長門、先輩として立派に特別講師を演じてくれよ。 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 11 53 17.11 ID QUfxf/qu0 電車が動き始めると同時に、俺は両手でことみのお尻を包む。 そしていきなり、うにうにと優しく揉んでやる。 ことみは身じろぎもしない。乗り込むときに痴漢の存在には気づいていたはずだ。 ちょっと前ならびくついて触る前からガタガタ震えていたところだろう。お前も成長したな。 俺は教え子を見守る師匠のように、愛でるようにお尻を揉んでやった。 ことみのお尻は俺の指に押し込まれてはプリプリとした弾力で押し返す。 さらに、指をお尻に押し付けながら動かして、スカートをめくっていく。 俺の指は簡単にスカートの中に入りこんで尻たぶに触れる。 吸い付くような感触。ことみの意志とは裏腹に、刺激を求めるかのように俺を誘惑する。 はらりとスカートをめくって手のひら全体を侵入させる。 手のひら全体でことみの生パンを包む。柔らかくて暖かい。 ことみは相変わらず無反応。いきなりこれだけのことをされても無反応である。 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 11 59 01.02 ID QUfxf/qu0 俺は横目で長門を見下ろす。無表情だ。 まずは長門の目を引かなければならない。 俺は周囲に注意しながら、不自然に右腕を動かした。 同時に、ことみの尻たぶをこちょこちょと指で刺激する。 少し変則的な俺の責めに、ことみはうつむけていた顔を少しだけ上げた。 そしてまたすぐにうつむいてしまった。 長門のほうも無表情のままだ。何か考え事でもしているのだろうか。 ことみのお尻を揉みながら長門の注意を惹こうとする。 ちょっと直接的なやり方だが・・・まあ長門なら大丈夫だろう。 俺は右ひじをくいくいと動かして、長門の体をつついてやった。 ぽふぽふ、と長門の左腕に俺のひじが当たる。 長門はふっと自分のひじに目をやった。よし、今だ。 俺は少し体を右に開いた。死角になっていたことみのお尻が長門の視野に入る。 長門は下を向いたまま、ぴたりと停止した。よし、気づいたな。 長門には、ことみのスカートが不自然にめくれて、その下から俺の手首が出ているのが見えているはずだ。 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 04 25.54 ID QUfxf/qu0 長門「あれはまさか・・・痴漢・・・ん」 ぽふぽふ、と腕に何かが当たる。長門は下を見た。 そこには・・・すさまじい光景が広がっていた。 やはり、痴漢だ。しかもスカートに手を入れられている様子だ。 嫌な光景だ。辛い記憶が生々しくよみがえる。 それとともに、長門は「私でなくてよかった」と思った。 やはり痴漢はいる。自分はこのところそれを完璧に避けている。 見れば、くびれた腰に大きなお尻。胸もかなり大きいようだ。 見るからに魅力的な娘だ。そんな体を痴漢に好きなようにされるなんて・・・ その娘はまっすぐに立って反応しない。その気丈さが哀れさを増長した。 可哀想と思いながらも、やはり怖くて助けられない。目の前に痴漢がいるのだ。 変な素振りを見せたらまた・・・ お尻に生暖かい感触がよみがえる。塗りたくられた、あのぬるぬるしたその液体・・・ 長門にはとても声を上げることはできなかった。 ただ、なんとなく目を離すこともできず、その光景を見守った。 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 09 39.77 ID QUfxf/qu0 長門・・・気づいたようだな。しかも俺の痴漢行為を凝視しているようだ。 興味があるのか?そんならお前にもやってやるぞ? ずいぶん間が開いたけど、あれだけのことをされたんだ。忘れるはずもないよな。 あのときと全く同じ恐怖と屈辱を、また味わわせてやろうか? まあ、今日というわけにはいかないがな。今日はこいつを教育してやるんだ。 俺はスカートに右手をかけ、するすると持ち上げた。 そして、俺の腰とことみのお尻の間に挟む。ことみのスカートは完全にめくれあがった。俺も視線を下にやる。 大きくくびれた腰の下、スカートの隙間に、白いパンティが大きく膨らんでいるのがわずかに見えた。右ケツの丘だ。 ことみは、変わった責めに驚いたのか腰をひねる。しかし、その抵抗も控えめだ。 左手でぐいぐいと左ケツを揉む。少し乱暴にすると、ことみは抵抗をやめてうつむいた。 長門は相変わらず停止してうつむいている。 この娘。いいだろ、この体、この我慢。 俺は子供が玩具を自慢するように長門に見せつける。 右手の人差し指を立てて、ことみのお尻にぐるぐると花丸を書いた。 ことみはぞくぞくと震えた。指先での責めにはまだ慣れが不足している。 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 15 12.39 ID QUfxf/qu0 さて、次はことみが長門に気づかなければならない。 しかし俺はあせらない。もう少し深入りしてみよう。 生パンごしにお尻を揉むくらいは、もうことみには当然の責めだ。 もう少し恐怖を与えて、そこで長門が傍観していることに気づく。 そのほうが絶望感も強くなるはずだ。同時に、諦観もだ。 もちろん、今後のために必要なのは後者である。 さて、そうなると谷間攻めか生尻責めかが問題だ。 パンティを下ろしてしまうのはまだ早い気がする。 となれば・・・ Tバック責めだ。 パンティを食い込ませてTバック状にすれば、谷間を刺激しながら生尻を堪能できる。 長門から見てもそれなりに迫力のある責め方になるはずだ。 善は急げ。俺はするすると両手を動かして、パンティのすそをつまんだ。 ことみの尻肉に押し込まれたゴムをつまんで、その中に指を侵入させる。 そして俺はゆるゆると両手を持ち上げていった。 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 20 54.99 ID QUfxf/qu0 ことみは少し腰を動かしたが、抵抗というほどではない。 脚も震えていないし、落ち着いている。よしよし、いいぞ。 俺も視線を下にやる。邪魔なスカートを手首で持ち上げてやる。 さっきパンティに包まれていた丘が、今はその素肌を晒している。 それを包んでいるのは俺の指。横には長門がかばんを抱えているのが見える。 俺と長門にだけ開かれた痴漢鑑賞ゾーン。長門は食い入るように見つめている。 むしろ長門は、痴漢ゾーンを死角にするのに一役買っている。 普通、自分の痴漢行為の光景を見ることなどできないものだ。 今は、長門の体が壁になっているおかげで、少し体を開いて隙間を作ることができる。 長門よ、お前は無意識とはいえ俺の痴漢行為に協力しているんだぜ。 この娘がどんな辛い思いをしているか。経験者のお前になら分かるだろう。 見ているだけでいいのか?助けてやらなくていいのか? 薄情なやつだ。もうお前も共犯みたいなもんだぜ。 しかし長門が声を上げる可能性は考えにくかった。 俺はまたつんつんとひじで長門をつついた。 声を出すなよという牽制と、壁になってくれてありがとうという感謝と、 お前も共犯だという侮辱。どれもおそらく伝わってはいないだろう。 長門は腕を少し動かして俺を避け、なおも痴漢行為を見つめていた。 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 26 19.97 ID QUfxf/qu0 プリプリとしたことみの生尻が俺の指を刺激する。 指が吸い付くようなもちもちした質感や指が埋もれこむような柔らか味はない。 その代わり、さらさらした感触と張りがある。これがことみのお尻の魅力だ。 これだけ大きなお尻でこれだけの張りがあるのは素晴らしい。 俺の姫は我慢強くて痴漢しやすいだけでなく、お尻自体も一級品だ。 時間をかけてでも痴漢奴隷に育てる価値がある尻だ。 いや、この性格にこの尻。痴漢奴隷にしないという選択肢は考えられない。 俺はことみの生尻を揉んでやる。ことみはお尻を硬直させた。 その緊張をほぐすように、優しく揉んでやる。 爪を立てるなど、相手に痛みを与える痴漢もある。 抵抗を奪う方法のひとつでもあるし、それ自体が俺の満足感にもつながる。 しかし、ことみについてはあくまで優しく扱う。 鋭意育て中の大切な姫だ。慈しむように両手をうにうにと動かして揉み解す。 こうしてやると、少しずつ尻肉の表面に柔らか味が出てくる。 じんわりと汗がにじんで、擬似的にもち肌を作り、俺の指に吸い付いてくる。 一粒で二度オイシイ。 さすが俺が目をつけた姫だ。触るごとに可能性が広がる感じがする。 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 32 00.22 ID QUfxf/qu0 さて、のんびりしている暇はない。時間は限られているのだ。 谷間を攻めていこう。ただし、指では責めない。 長門に見せつける意味もこめて、もう少しいやらしい責め方をする。 ことみのお尻の谷間に埋もれたパンティ。これを使っていく。 俺は右手をことみのお尻から離した。長門はそれを見つめている。 これから何が起こるか気になるか?・・・いや、お前なら想像がつくだろうな。 お前にもこの責め方をしたことがあったっけ。お前は泣いちゃったんだっけ? クールで無口なアンドロイドも、まあ俺の前ではか弱い少女ってことだ。 あと、便利な道具だな。現に今、ことみの教育に役に立とうとしている。 俺はいいものを作ってくれた統合ナントカ体に感謝した。 左手でことみの生尻の肌触りを楽しみながら、右手をお尻の真ん中に動かしていく。 そして指を立てて、人差し指を右側の、中指を左側のパンティのすそにひっかける。 今日は少し小さめのパンティを履いているようだ。ゴムが尻肉に食い込むくらいの。 ことみが選んだそのパンティが、今となってはことみを傷つけていく。 俺は指を押し込んで、二本の指でパンティをつまみあげた。 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 37 00.49 ID QUfxf/qu0 そろそろ電車が減速し始める。ちょいと生尻を楽しみすぎた。 しかし、お陰でことみのお尻はよく解れているし、ことみの我慢も確認できた。 俺はくいくいと控えめにパンティを引張った。 ことみはびくんと反応した。そして控えめに腰を振る。 しかしパンティはしっかりと俺の指にかかっている。 腰を振れば、逆に股間のパンティはぐいぐいと奥に押し込まれてしまう。 ことみは腰を止めてうつむいた。肩が細かく震えている。 まあ上出来だ。 俺はぐいぐいと少しずつパンティを引張る力を強くしていく。 長門に見せつけるように、ぐいぐいと左右に動かした。 ことみは全身を硬直させて耐えている。 さて、そろそろいいだろう。ことみに長門の存在を教えてやることにする。 俺はパンティをぐいっと強く左に引張った。 ことみは少しよろめいて体を右に向け・・・停止した。 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 39 30.19 ID QUfxf/qu0 い、痛いの、ちょっ・・・! あ、あれ、この娘・・・ 見えてる。見えてる、はずなの。 というより、見ているの。私のお尻を見てるの。 一昨日は羊を見たの。昨日は鹿。今日は痴漢・・・ なんて洒落てる場合じゃないの。 助けて・・・助けて! 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 43 22.85 ID QUfxf/qu0 気づくとその娘は私を見ていた。目と目が合う。 訴えるような、潤んだ目で私を見ている。 その意図は簡単に読み取れた。助けを求めている。 たしかに長門自身も、痴漢に遭う辛さは知っている。 今勇気を出して声を上げれば、いやこの大きなお尻と痴漢の手の間に手を入れれば、 この哀れでかわいらしい彼女を助けることはできる。 でも、そんなことをしてこの痴漢を逆上させたらどうなるか・・・ お尻の谷間でどくん、どくんと脈打って熱い液を吐き出す太いもの・・・ 長門の脳裏に、また生々しい記憶がよみがえる。 ごめん・・・長門はたまらずに目をそらした。 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 48 59.97 ID QUfxf/qu0 ことみと長門の目が合う。しばし見つめあった後、長門はふいと目をそらした。 その瞬間、ことみの全身が脱力した。 うつむいていた顔が天を仰ぐ。硬直したお尻がふわりと緩み、ぐいと俺の左手に押しつけられる。 あきらめた。絶望、悲愴、人間不信。それら全てに対する諦観。 その瞬間、ことみは完全に俺のものになった。 電車が減速を始める。よろめくことみの体重を、お尻の谷間に挟まったパンティで支えてやる。 俺の指の中で、ことみのパンティがきりきりと軋む。 ことみにはかなりの痛みがあるはずだ。それなのに、ことみはふわふわとして落ち着かない様子だ。 姫がこんな状態になるのは初めてだ。 教育成功。 ことみは今、幸せでも不幸でもない。 ただ痴漢に体を弄ばれながら、あらゆる事実が時間の河を流れていくだけだ。 俺はしてやったりの笑みを浮かべて長門に目をやった。 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 53 17.65 ID QUfxf/qu0 長門はただ唖然としてその娘を見つめた。 娘の顔から表情が消えた。だらしなく口を開け、焦点の合わない目で斜め上を見つめている。 その両目からとめどなく涙が流れる。口辺からはだらしなくよだれが垂れる。 地獄。この娘は地獄を見ている・・・ 長門はその状況が空恐ろしくなった。 私が見捨てたからだ。この娘を壊してしまったのは私かもしれない。 今なら、今ならまだ間に合うかもしれない。長門は必死に自身を鼓舞した。 それ以上に切実に、私は絶対にこんな目に遭いたくないと思った。 またお尻に生暖かい感触。 うにうにと動く痴漢の指が、まさに今触られているかのように生々しくよみがえる。 とても見ていられない・・・長門は全身を硬直させ、うつむいてぎゅっと目を閉じた。 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 13 00 14.28 ID QUfxf/qu0 電車が停車する。ことみはまだ自分を見失っているようだ。 人波がホームに流れ出す。ことみはふらふらした足取りでそれに押された。 このままでは未完成だ。俺は画竜点睛を行う。 ふらふらと前に進むことみ。俺は指にかけたパンティをぐいと引張った。 ことみはぐらりとよろめいて、俺にどさりとぶつかってくる。 自失状態のことみの目を覚ます、最後の痛み。同時に俺はするりとことみのお尻から手を離した。 ことみは我に返ったように一瞬全身を硬直させ、今度はしっかりした足取りでホームに降りた。 理想的。完璧なゲーム運びだった。今なら落合監督と張っても負ける気がしない。 ことみは逃げるように足早にその場を去っていく。 長門に目をやると、長門もまたことみの後姿を見つめている。 俺の悪戯心が頭をもたげる。そうだな、最後にちょっと驚かせてやろう。 俺は右手をするりと長門のお尻に伸ばし、さらりと撫でてやった。 小ぶりで、硬くて、形のいいお尻・・・そういえば久しぶりの再会だ。 長門はびくんと極端に跳ね上がり、小走りにその場を去った。 俺はその後姿を感謝をこめて見守った。 ことみはまだやれる。次はパンティずりおろしにも唇を噛んで耐えるだろう。 俺は充実した気持ちで、ことみの生尻の感触を指に焼き付けながら、ゆるゆるとホームを歩いた。 一ノ瀬ことみ編 終了
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1159.html
梅雨も明け、湿度の暑さから解放され、普通の猛暑に苛まれようとする現在。 今日も懲りずに俺は元・文芸部室、現・SOS団部室で古泉とお茶を啜りながらカードゲームをする。 現在、部室には俺、古泉、朝比奈さんが居る。 …珍しく長門が居ない。 「やっほー!ごめんごめん、遅れちゃった!全員――有希は?」 いつもの如く、スーパーハイテンションでドアをぶち破るかの様に登場するハルヒ。 長門が居ないコトにはすぐ気付いたようだ。 「長門さんなら……」 古泉が、カードを1枚山札から取りハルヒに会釈をし口を開けた。 「職員室ですよ。」 クスッと軽く笑いながら答えた。 「あらそう。珍しいわね。」 俺も思ったな。というか、古泉。俺達にも言わないか?普通。 何で知ってるんだ? 「今日は、日直でしてね。日誌を返しに言った時にすれ違いまして。 理由は聞いてませんが、長くなる、とのコトで。」 古泉は、弱々しい怪物カードを生け贄に、中級怪物をセットする。 「へぇ。」 俺は1枚引き、呪文カードでその怪物を破壊し、直接攻撃。 俺の勝ち。無敗伝説更新中。 古泉は、残念と思っているのか苦笑し、カードを集めてケースに入れる。 「仕方無いわね。…と言っても、今日はオフにしようと思ってたから。解散!」 ……珍しいな。今日は、珍しさ2本立てか。 ハルヒはそれだけを告げて、我先と帰ってしまった。 「…それでは、僕達も帰りましょうか。」 しばらくの沈黙の後、古泉がそう言った。 そうするか。暇だしな。 「あっ、それじゃあ長門さんには私から……」 「いいですよ。俺が言いますよ。」 朝比奈さんにわざわざ言わせなくても良いだろう。 長門が職員室に行った理由も気になるしな。 「え?…じゃあお願いしますね。」 朝比奈さんが満面のスマイルを放ってそそくさと帰ってしまった。 ……今日メイド服見てなかったな…。 俺は、くやしながらお茶を飲み干し、水洗いした後、盆の上に置いて古泉と職員室に向かった。 職員室前。 まだ長門って居るのか? 「いるでしょう。僕達は部室への道を逆に来たのですから。」 ピルルルルル、 携帯の音が鳴った。 古泉のポケットからだ。 「……」 今さっきまでの笑いとは違い、真剣な表情になる。 「 アルバイト か。」 「ええ、スミマセン。」 手を垂直に立て、謝って古泉は帰った。 「さて、俺も長門の様子を見るか。」 扉に手を掛けようとした。 ―――ん? 扉と壁の間に、紐が垂れていた。 ギッ、と軽く扉を開けて確認するとソレは見覚えのある栞だった。 栞にはワープロで打ったような書体を赤いインクで書かれていた。 否、インクではない……血。 所々血液が落ちた形跡がある。そして、これは確実に長門。 文面は―――― 『gymnasium back』 ―――体育館裏。 俺は、栞を握り締め体育館裏へ直行した。 体育館裏。 既に言葉にするのもシンドかった。 職員室と体育館は正反対だからな。 ソコで俺が見たモノは…… 違う高校の不良と思われる2人とボロボロの長門。 唇に血が乾いた痕があった。 「なんだぁ!?テメェ!!」 俺は唇を噛み締めていた。 意識が別の意味で朦朧とする。 頭の中を血液が音速で循環する。 右拳を上げた。 不良はファインティングポーズを取る。 ゴッ! 1回の跳躍で、1人の左頬を殴り飛ばした。 フェンスに直撃し、うつ伏せの侭動かなくなった。 「テメェ!」 もう1人が後ろから殴りかかる。 ブンッ! 横振りの拳を俺はしゃがんで180度回転。 拳を上に上げアッパーで顎を直撃させた。 不良2人は動かなくなり、俺は怒りが治まって来た。 長門は無表情で、地面を見ていた。 「長門…?」 「………」 読書をしている時のように無言で、俺と眼を合わせてもくれない。 ……俺は頭の中で最悪の状態を構築させていた。 ツゥと頬を水が伝った。 パシャリ。 ジィー、 壁に凭れている長門の右、長門を見ている俺の左からシャッター音が聞こえた。 …ん?、と見ると、ポラロイドカメラが、壁から飛び出していた。 「ふっふーん♪キョンってバカねぇ。」 リボンの黄色が明るく見える。 …ちょっと待て。ピンクがかった髪のお方と、右分け茶髪の野郎、それに灰色の髪の人も居るぞ? 「ごっ…ごめんなさい。」 「素晴らしい出来でしょう?」 「………」 どーみても、SOS団ご一行にしか見えません。 俺の眼の前にいる長門の頬を触れてみる。……冷たいな。 「僕の血縁に人形職人が居ましてね。先日のお礼に、と言われまして。」 「それを古泉クンから聞いて閃いたの!」 いらんコトをしてくれたな。 ハルヒは右手に写真を持ってヒラヒラと風に当てていた。 「乾いてきた乾いてきた♪キョンのバカ面ー。」 「おい!!ちょっと待て!!」 ハルヒを睨み付ける。 横に居た朝比奈サンが驚いて、半泣きになってしまった。しまった。 「なによ。」 「何処から冗談だ。」 「全部よ。私が入って来てから。あーそれと、有希が遅いのは今朝から頼んだの。」 なんてこった。 というか、バカ面言うな。必死なんだぞ。 「それじゃあ、私達は本当に帰るから。有希人形よろしく。」 手を振って、ハルヒは帰ってしまった。 不良はなんだったんだ? と、思ってると不良が目を覚ましてきた。 「いっつ……こっちは芝居でやってたのにな。」 「『機関』の俺達が精進不足だったんだよ。」 やっぱ『機関』か。古泉ばっかじゃないか。血縁も嘘だろう。 「それじゃあ、俺達も帰ります。…えーと…キョンくんだっけ。」 お前もソレで呼ぶか。止めてくれ。 「人形はこのゴミ袋で包んで、粗大ででもどうぞ。」 そりゃあ、ありがた……くねぇ。 とりあえず貰ったけど。 1人は手を振りながら2人は帰った。 俺はしばらく無言で立ち尽くした後、ゴミ袋に長門人形とやらを包んで持って帰った。 粗大の日は2日後だった。 下り坂が不幸中の幸いだったな。 歩いて、チャリを走らせ。 俺は、黒いゴミ袋を担いで家に帰った。 玄関で靴を脱いでいると、妹がシャミセンと現れた。 「何コレー?」と聞きながら、ゴミ袋の中身を見る。 しまった、浅墓過ぎた。 俺が、手を伸ばした時は既に遅し。 中身を見て、俺の見て。もう1度中身を見て妹は去ろうとする。 俺は、捕まえてウメボシをしながら「誰にも言うんじゃねぇぞ?」と脅しかけて了解させた。 妹が俺のサイフを削る糧の一部になったのは言うまでも無かった。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2637.html
長門有希の憂鬱Ⅰ プロローグ 窓の外は曇っていた。 今年ももうすぐクリスマスだねー、などとクラスの女子がのたまっているのを、 俺はぼんやりと眺めながら次の授業がはじまるのを待っていた。 高校に入って二度目の文化祭を終え、やっと落ち着いたとため息をついたばかりだ。 そういやハルヒのやつ、今年もやるんだろうなクリパ。また俺にトナカイやらせるつもりじゃあるまいな。 長門が暴走したりSOS団が消えちまったり、朝倉に二度も襲われたり、去年はいろいろあった。 俺も長門には気を配るようになった。あいつは感情が希薄なわけじゃなくて、 実は表に出ないだけなんだと知ってからは。おかげさまで落ち着いてるようだが。 振り向いて後ろの席にいるやつに、今年のクリパはやっぱ部室でやるのか、と尋ねようとしたらいきなり首根っこを掴まれた。 「キョン、あんた進学するの?」 いきなりなにを言うかと思ったら。 「そりゃあ大学行きたいさ」 「どこ受けるの?」 「う……」俺の成績から言ってあまり贅沢はいえない。国立はまず無理だろう。 自宅から通える距離でそれほどレベルの高くない県立か、多少金かかっても親を拝み倒して私立に行くか。 それなら浪人して予備校通って国立って手もなくはないよな……。 「もう二学期終わるんだし、まじめに考えなさいよね」 言われなくても分かってるさハルヒさん。俺だってもっと遊びたいもん。いかんせん、俺の学力が。 「あんた、あたしと同じ大学受けなさい」 「な、何を言い出すんだ」 「だってあんたがいないとサークルでSOS団やれないじゃない」 大学行ってまでやる気かこの女は。 「無理だ。俺の成績は知ってるだろ」 「今から必死で勉強しなさい。大学受験なんてね、日ごろのテストの延長でしかないのよ」 そりゃお前はいつでも成績が上位レベルにいるからそう言えるだろうが。 「別に同じ大学じゃなくったってSOS団は続けられるだろう」 「あんただけ学外の部員なんてことになったらシメシがつかないもの」 「シメシったってなぁお前……ヤーさまじゃあるまいし」ある意味ヤクザよりこわい集団だが。 だがまあハルヒがそこまで言うなら受けてやってもいい。 こいつが望めばなんでも叶う、俺もそれにあやかって国立合格……。 いかんいかん、なんて他力本願なことを考えてるんだ俺は。 それにしても、今が受験真っ最中の朝比奈さんはどこを受けるんだろう。 もしかしたら先回りしてハルヒの志望校に入学するかもしれない。 長門はどこにでも入れそうだし、いちいち試験を受けなくても情報操作とやらで潜り込めそうだ。 「やれやれ。また塾にでも通うか」 塾という言葉を聞いてハルヒが耳ピクとなった。 「あんた、塾で佐々木さんとやらに会うつもりじゃないでしょうね」 そんな偶然起らないって。行くなら学習塾兼の予備校だろう。 放課後に部活が解散してそれから塾に行ってるとすると、帰りは九時とかになっちまうな。 これじゃ体がもたん。せめて土日は休ませてもらいたいものだが、果たしてハルヒがOKするかどうか。 などと思案にふけっている俺を我に返らせたのは、古泉からのメールだった。 ── 部活が引けた後、涼宮さんには内緒でちょっと集まってもらえませんか。 この時期になにかハプニングが起るとしたら、それは最悪の事態になる。 俺にはそんな暗示めいたものがあった。 放課後、その日のSOS団はこれといって何をするでもなく、 微妙に寒々しい部屋で電気ストーブだけがいとおしく皆を暖めようとしている横で、 俺は古泉と将棋を繰り広げていた。 古泉が何か事件らしきものを持ち込んだことは知っているはずだが、長門も朝比奈さんも、 何のアイコンタクトすらしない。 たまにお茶をすする以外は、ただのんびりと時が過ぎるのを待っているだけだった。 どうせ事件が起きるときは起きるんだ、それならばせめて何かが起こるまでは シアワセに過ごそうよとでも言いたげに。 天地がひっくり返るようなことがあっても、あっそ……だろうなこいつらは。 「うーんっ。じゃ、そろそろ帰るわね」ハルヒが背伸びをするのと、長門が本を閉じるのとが同時だった。 朝比奈さんは着替えるからと言ってそのまま残った。 俺は一旦下駄箱まで行って、ハルヒが先に帰るのを見届けてから部室にまた戻った。 「不可解な現象が起こりました」 部室に入るなり古泉が右の眉毛を上げてみせた。三人ともそろっている。 「これです」 古泉が手にしたものは一冊の文庫本だった。書店でよく見かけるライトノベルのようだが。 書店の一角にずらりと並んだその周りだけ妙に空気がピンク色っぽくて、 たまに女子学生が群れていたりして、 半径三メートルが異空間化してるような、そのライトノベルだ。 近頃じゃボーイズラブなんてジャンルの本が書店の棚を侵食しつつある。 「これがどうかしたのか」 古泉は軽くため息をついて「そのタイトルをよく見てください」と言った。 「涼宮ハルヒの……?」 「なんですかこれ?涼宮さんって作家になったんですかぁ?」朝比奈さんが尋ねた。 「いいえ、知る限り、涼宮さんがそのような本を執筆したという事実はありません」 「何が書いてあるんだ?」 「まだ数ページしか読んでないんですが、かいつまんで言えば我々SOS団、およびその周辺で起ったエピソードです。 気になるのはあなたの一人称視点で書かれていることですが」 「まさか、俺じゃない。俺が作家志望じゃないことはいつぞやの文芸部機関誌を読んで知ってるだろう」 「分かっていますよ」古泉が笑った。 俺はパラパラとページをめくってみた。 「待ってください。内容はまだ読まないほうがいいかと。これからご説明します」 「涼宮ハルヒの……」俺はまた声に出して言った。 ハルヒが憂鬱になると忙しくなるのは古泉ファミリーのほうであって、 まあ世界が消滅してしまわなければ俺はかまわないわけで、 どちらかというとハルヒが上機嫌なときのほうが俺は苦労するわけだが。 「これ本屋に売ってるのか」 「いいえ、書店にはありません」 「あたしもたまに読むんですけど……これは見たことがないです」朝比奈さん、あなたもラノベ読むんですか。 「昨日僕の家の郵便受けに届けられていたのです。 宛名も差出人も書いてありませんでした」 「つまり直接手で届けたってことか」 「そうです」 「この、タニカワリュウって誰なんだ」 「たにがわ、ながる、です。現在のところ不明です。 機関を通じて角川書店にも問い合わせてみたんですが、 そのような本が出版されたことはないとのこと。 出版された本をナンバリングしているISBNも、まったく別のものだそうです」 「ペンネームじゃないのか」 「ええ、たぶんそうだと思います。兵庫県在住と書いてはありますが、実在するかどうかは不明です」 「どっかの同人が自費出版したんだろう」 「角川書店の名前でですか?ありえません。 同人誌サークルは自分たちのブランドを重んじます。 パロディを出すにしても出版社の名前を騙ったりはしません」 「お前やけに詳しいな」 「僕もやってますから」 そうだったのか。 俺はリュックを背負ってコミケに押しかけている古泉をちょっとだけ想像した。 「ハルヒ本人に聞いてみればいいいじゃないか」 「それもまた困るのです。 いいですか、この本が存在することによって二つのことが懸念されます。 一つ目は、SOS団がちくいち監視されている。それもあなたの視点で。 二つ目は、これが涼宮さんの目にとまると宇宙規模のパラドックスが発生する可能性がある。 先ほど読まない方がいいと言ったのは二つ目の理由です。 この本に書いてあることが事実だとして、涼宮さんのことを記した本を涼宮さん本人が読むことになったら、 あるいはあなた自身が読むことになったら、事実が上書きされるか未来が変わる可能性があります。 この本には、朝比奈さん言うところの、禁則事項が山盛り状態にあるかもしれないということです」 「読んだお前自身は平気なのか」 「まだ全部は読んでいないので分かりませんが、今のところ平気みたいです」 「長門はこの本をどう思う?」俺は窓辺に座る文学少女に水を向けた。 長門はすっと椅子から立ち上がって文庫本を手にした。 「ライトノベルは……」ためすつがめすついじっていたが、やがて口を開いた。 「……趣味に合わない」いやそういうことじゃなくて。 「この本を構成する炭素、および鉄その他の原子構造の位相がズレている」 えーと、つまり? 「電子の波動関数がこの世界の時間とズレている」それ、物理の授業で出てきたっけ? 「つまりこれはこの世界のモノじゃないということですか」古泉がフォローした。 「そう」 「位相がずれているにもかかわらず、これがこの世界で見えているということは」 「この世界で物理的に見えるためだけのなんらかの変換、細工がされている」 「まったく不可思議です。情報統合思念体はなんと言っていますか」 「今報告した……ラノベはよく分からないと言っている」 いつも偉そうにしているくせに役に立たんやつらだ。 「鉛筆……かして」 鉛筆?俺はペン立てにあったやつを渡した。 長門はカッターでそれを丁寧に削り、芯だけ残した。やがてその芯を刃で削いで粉々にした。 「何をしてる?」 「指紋を取る」 鉛筆の芯の粉を本の表紙に均等に撒き、窓を開けてふっと吹いた。 本の表紙にうっすらと人の指の形が点在していた。俺と古泉が触った指紋もそこにあるのだろう。 それから長門は無言で部屋から出てゆき、どこにあったのか幅広のセロテープを持っていた。 テープを切って本の表面に軽く貼り、ゆっくりとはがした。それを白い紙に貼り付け、古泉に渡した。 「調べて」 「なるほど。ちょっとした探偵気分ですね。後で多丸に問い合わせてみます」古泉はそう言ってカバンに入れた。 「俺が触った指紋もあるんじゃないか」 「それは判別できます。機関のデータベースにはあなたの情報もありますから。 あなたの七代前の先祖のことも分かりますよ」 俺の個人情報がそんなところで使いまわされていたなんて恐ろしい。 古泉はカラカラと笑った。「大丈夫ですよ。悪用はしません」 「朝比奈さん、この本は俺たちの未来となにかかかわりがあるんでしょうか」 朝比奈さんは数秒間、遠くを見るまなざしをした。 「ごめんなさい。分かりません……。ひとつだけ、この本は未来には存在しない、みたいです」 「なんですって?」古泉が声を上げ、長門が目を上げた。 どういうことだろう?俺だけピンと来てない。 「つまり、今から朝比奈さんの知る未来までの間にこの本は消えてしまうということでしょうか」 「この時間軸の延長上には……と言ったほうが正しいかもしれません。 ええと、それから先は禁則事項みたいです」 「ほかのどの時間平面上にも存在しない」長門が口を開いた。 沈黙を持って謎を表現するなら、今この部室を充たしている空気がそうだろう。四人とも黙っていた。 「こうは考えられませんか。この本は今、確かに我々の時空に存在する。 近い未来にこの本は隠蔽され、我々の記憶からも消える。 存在するかどうかは観測者がいてはじめて分かることですから。 ゆえに朝比奈さんの知る未来には存在しない」 「それも禁則事項みたいです。ちょっと待ってください……、 この本に関する禁則事項がどんどん増えているみたい。アラートです」 「今、その本に関する情報が思念体において禁則事項に入った」長門も言い放った。 ヤバい。これはなにかヤバいことが起る前触れだぞ。俺の中の何かがそう囁いていた。 長門有希の憂鬱Ⅰ一章 長門有希の憂鬱Ⅰ二章 長門有希の憂鬱Ⅰ三章 長門有希の憂鬱Ⅰ四章 長門有希の憂鬱Ⅰおまけ
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/2546.html
長門有希の憂鬱Ⅰ プロローグ 窓の外は曇っていた。 今年ももうすぐクリスマスだねー、などとクラスの女子がのたまっているのを、 俺はぼんやりと眺めながら次の授業がはじまるのを待っていた。 高校に入って二度目の文化祭を終え、やっと落ち着いたとため息をついたばかりだ。 そういやハルヒのやつ、今年もやるんだろうなクリパ。また俺にトナカイやらせるつもりじゃあるまいな。 長門が暴走したりSOS団が消えちまったり、朝倉に二度も襲われたり、去年はいろいろあった。 俺も長門には気を配るようになった。あいつは感情が希薄なわけじゃなくて、 実は表に出ないだけなんだと知ってからは。おかげさまで落ち着いてるようだが。 振り向いて後ろの席にいるやつに、今年のクリパはやっぱ部室でやるのか、と尋ねようとしたらいきなり首根っこを掴まれた。 「キョン、あんた進学するの?」 いきなりなにを言うかと思ったら。 「そりゃあ大学行きたいさ」 「どこ受けるの?」 「う……」俺の成績から言ってあまり贅沢はいえない。国立はまず無理だろう。 自宅から通える距離でそれほどレベルの高くない県立か、多少金かかっても親を拝み倒して私立に行くか。 それなら浪人して予備校通って国立って手もなくはないよな……。 「もう二学期終わるんだし、まじめに考えなさいよね」 言われなくても分かってるさハルヒさん。俺だってもっと遊びたいもん。いかんせん、俺の学力が。 「あんた、あたしと同じ大学受けなさい」 「な、何を言い出すんだ」 「だってあんたがいないとサークルでSOS団やれないじゃない」 大学行ってまでやる気かこの女は。 「無理だ。俺の成績は知ってるだろ」 「今から必死で勉強しなさい。大学受験なんてね、日ごろのテストの延長でしかないのよ」 そりゃお前はいつでも成績が上位レベルにいるからそう言えるだろうが。 「別に同じ大学じゃなくったってSOS団は続けられるだろう」 「あんただけ学外の部員なんてことになったらシメシがつかないもの」 「シメシったってなぁお前……ヤーさまじゃあるまいし」ある意味ヤクザよりこわい集団だが。 だがまあハルヒがそこまで言うなら受けてやってもいい。 こいつが望めばなんでも叶う、俺もそれにあやかって国立合格……。 いかんいかん、なんて他力本願なことを考えてるんだ俺は。 それにしても、今が受験真っ最中の朝比奈さんはどこを受けるんだろう。 もしかしたら先回りしてハルヒの志望校に入学するかもしれない。 長門はどこにでも入れそうだし、いちいち試験を受けなくても情報操作とやらで潜り込めそうだ。 「やれやれ。また塾にでも通うか」 塾という言葉を聞いてハルヒが耳ピクとなった。 「あんた、塾で佐々木さんとやらに会うつもりじゃないでしょうね」 そんな偶然起らないって。行くなら学習塾兼の予備校だろう。 放課後に部活が解散してそれから塾に行ってるとすると、帰りは九時とかになっちまうな。 これじゃ体がもたん。せめて土日は休ませてもらいたいものだが、果たしてハルヒがOKするかどうか。 などと思案にふけっている俺を我に返らせたのは、古泉からのメールだった。 ── 部活が引けた後、涼宮さんには内緒でちょっと集まってもらえませんか。 この時期になにかハプニングが起るとしたら、それは最悪の事態になる。 俺にはそんな暗示めいたものがあった。 放課後、その日のSOS団はこれといって何をするでもなく、 微妙に寒々しい部屋で電気ストーブだけがいとおしく皆を暖めようとしている横で、 俺は古泉と将棋を繰り広げていた。 古泉が何か事件らしきものを持ち込んだことは知っているはずだが、長門も朝比奈さんも、 何のアイコンタクトすらしない。 たまにお茶をすする以外は、ただのんびりと時が過ぎるのを待っているだけだった。 どうせ事件が起きるときは起きるんだ、それならばせめて何かが起こるまでは シアワセに過ごそうよとでも言いたげに。 天地がひっくり返るようなことがあっても、あっそ……だろうなこいつらは。 「うーんっ。じゃ、そろそろ帰るわね」ハルヒが背伸びをするのと、長門が本を閉じるのとが同時だった。 朝比奈さんは着替えるからと言ってそのまま残った。 俺は一旦下駄箱まで行って、ハルヒが先に帰るのを見届けてから部室にまた戻った。 「不可解な現象が起こりました」 部室に入るなり古泉が右の眉毛を上げてみせた。三人ともそろっている。 「これです」 古泉が手にしたものは一冊の文庫本だった。書店でよく見かけるライトノベルのようだが。 書店の一角にずらりと並んだその周りだけ妙に空気がピンク色っぽくて、 たまに女子学生が群れていたりして、 半径三メートルが異空間化してるような、そのライトノベルだ。 近頃じゃボーイズラブなんてジャンルの本が書店の棚を侵食しつつある。 「これがどうかしたのか」 古泉は軽くため息をついて「そのタイトルをよく見てください」と言った。 「涼宮ハルヒの……?」 「なんですかこれ?涼宮さんって作家になったんですかぁ?」朝比奈さんが尋ねた。 「いいえ、知る限り、涼宮さんがそのような本を執筆したという事実はありません」 「何が書いてあるんだ?」 「まだ数ページしか読んでないんですが、かいつまんで言えば我々SOS団、およびその周辺で起ったエピソードです。 気になるのはあなたの一人称視点で書かれていることですが」 「まさか、俺じゃない。俺が作家志望じゃないことはいつぞやの文芸部機関誌を読んで知ってるだろう」 「分かっていますよ」古泉が笑った。 俺はパラパラとページをめくってみた。 「待ってください。内容はまだ読まないほうがいいかと。これからご説明します」 「涼宮ハルヒの……」俺はまた声に出して言った。 ハルヒが憂鬱になると忙しくなるのは古泉ファミリーのほうであって、 まあ世界が消滅してしまわなければ俺はかまわないわけで、 どちらかというとハルヒが上機嫌なときのほうが俺は苦労するわけだが。 「これ本屋に売ってるのか」 「いいえ、書店にはありません」 「あたしもたまに読むんですけど……これは見たことがないです」朝比奈さん、あなたもラノベ読むんですか。 「昨日僕の家の郵便受けに届けられていたのです。 宛名も差出人も書いてありませんでした」 「つまり直接手で届けたってことか」 「そうです」 「この、タニカワリュウって誰なんだ」 「たにがわ、ながる、です。現在のところ不明です。 機関を通じて角川書店にも問い合わせてみたんですが、 そのような本が出版されたことはないとのこと。 出版された本をナンバリングしているISBNも、まったく別のものだそうです」 「ペンネームじゃないのか」 「ええ、たぶんそうだと思います。兵庫県在住と書いてはありますが、実在するかどうかは不明です」 「どっかの同人が自費出版したんだろう」 「角川書店の名前でですか?ありえません。 同人誌サークルは自分たちのブランドを重んじます。 パロディを出すにしても出版社の名前を騙ったりはしません」 「お前やけに詳しいな」 「僕もやってますから」 そうだったのか。 俺はリュックを背負ってコミケに押しかけている古泉をちょっとだけ想像した。 「ハルヒ本人に聞いてみればいいいじゃないか」 「それもまた困るのです。 いいですか、この本が存在することによって二つのことが懸念されます。 一つ目は、SOS団がちくいち監視されている。それもあなたの視点で。 二つ目は、これが涼宮さんの目にとまると宇宙規模のパラドックスが発生する可能性がある。 先ほど読まない方がいいと言ったのは二つ目の理由です。 この本に書いてあることが事実だとして、涼宮さんのことを記した本を涼宮さん本人が読むことになったら、 あるいはあなた自身が読むことになったら、事実が上書きされるか未来が変わる可能性があります。 この本には、朝比奈さん言うところの、禁則事項が山盛り状態にあるかもしれないということです」 「読んだお前自身は平気なのか」 「まだ全部は読んでいないので分かりませんが、今のところ平気みたいです」 「長門はこの本をどう思う?」俺は窓辺に座る文学少女に水を向けた。 長門はすっと椅子から立ち上がって文庫本を手にした。 「ライトノベルは……」ためすつがめすついじっていたが、やがて口を開いた。 「……趣味に合わない」いやそういうことじゃなくて。 「この本を構成する炭素、および鉄その他の原子構造の位相がズレている」 えーと、つまり? 「電子の波動関数がこの世界の時間とズレている」それ、物理の授業で出てきたっけ? 「つまりこれはこの世界のモノじゃないということですか」古泉がフォローした。 「そう」 「位相がずれているにもかかわらず、これがこの世界で見えているということは」 「この世界で物理的に見えるためだけのなんらかの変換、細工がされている」 「まったく不可思議です。情報統合思念体はなんと言っていますか」 「今報告した……ラノベはよく分からないと言っている」 いつも偉そうにしているくせに役に立たんやつらだ。 「鉛筆……かして」 鉛筆?俺はペン立てにあったやつを渡した。 長門はカッターでそれを丁寧に削り、芯だけ残した。やがてその芯を刃で削いで粉々にした。 「何をしてる?」 「指紋を取る」 鉛筆の芯の粉を本の表紙に均等に撒き、窓を開けてふっと吹いた。 本の表紙にうっすらと人の指の形が点在していた。俺と古泉が触った指紋もそこにあるのだろう。 それから長門は無言で部屋から出てゆき、どこにあったのか幅広のセロテープを持っていた。 テープを切って本の表面に軽く貼り、ゆっくりとはがした。それを白い紙に貼り付け、古泉に渡した。 「調べて」 「なるほど。ちょっとした探偵気分ですね。後で多丸に問い合わせてみます」古泉はそう言ってカバンに入れた。 「俺が触った指紋もあるんじゃないか」 「それは判別できます。機関のデータベースにはあなたの情報もありますから。 あなたの七代前の先祖のことも分かりますよ」 俺の個人情報がそんなところで使いまわされていたなんて恐ろしい。 古泉はカラカラと笑った。「大丈夫ですよ。悪用はしません」 「朝比奈さん、この本は俺たちの未来となにかかかわりがあるんでしょうか」 朝比奈さんは数秒間、遠くを見るまなざしをした。 「ごめんなさい。分かりません……。ひとつだけ、この本は未来には存在しない、みたいです」 「なんですって?」古泉が声を上げ、長門が目を上げた。 どういうことだろう?俺だけピンと来てない。 「つまり、今から朝比奈さんの知る未来までの間にこの本は消えてしまうということでしょうか」 「この時間軸の延長上には……と言ったほうが正しいかもしれません。 ええと、それから先は禁則事項みたいです」 「ほかのどの時間平面上にも存在しない」長門が口を開いた。 沈黙を持って謎を表現するなら、今この部室を充たしている空気がそうだろう。四人とも黙っていた。 「こうは考えられませんか。この本は今、確かに我々の時空に存在する。 近い未来にこの本は隠蔽され、我々の記憶からも消える。 存在するかどうかは観測者がいてはじめて分かることですから。 ゆえに朝比奈さんの知る未来には存在しない」 「それも禁則事項みたいです。ちょっと待ってください……、 この本に関する禁則事項がどんどん増えているみたい。アラートです」 「今、その本に関する情報が思念体において禁則事項に入った」長門も言い放った。 ヤバい。これはなにかヤバいことが起る前触れだぞ。俺の中の何かがそう囁いていた。 ---- -[[長門有希の憂鬱Ⅰ一章]] -[[長門有希の憂鬱Ⅰ二章]] -[[長門有希の憂鬱Ⅰ三章]] -[[長門有希の憂鬱Ⅰ四章]] -[[長門有希の憂鬱Ⅰおまけ]] ----
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/3683.html
暑い。蒸し暑い。 去年もこんな感じだったが、終わらない夏休みやら何やら、ハルヒのゴタゴタ騒動のおかげで多少は暑さから目がそれていたような気がする。 そんなことを考えながら、俺はいつものように部室の扉を開くのだ。 俺が部室に入ると、既に他の団員は集まっていた。 朝比奈さんと長門はともかく、残り二人がすでにいるってのはちと珍しいな。 ハルヒはネットに夢中のようだ。 ……って、古泉、なにお前は朝比奈さんとオセロに興じてるんだ! 俺と変われ! 「あなたが来るのが遅かったもので、待ちきれず彼女ともう始めてしまいました」 ハルヒもこういうときこそメイド家業を放棄しているメイドになんとか言ってやって欲しいね。お前のクリックの動作からして意味のないカウンタ回しをしているのは明らかだぜ。 「あの……変わりましょうか?」 「あ、いいですよいいですよ! お気になさらず」 ふう…… いつも座っている席を今日ばかりはメイドさんに奪われていた俺は、横にあったパイプイスを一つ組んでテーブルの中央、ハルヒの向かいに腰掛けた。 そう、ここで俺はいつもの部室にはない重大な相違点に感づいてしまったのである。 長門…… そう、長門が眼鏡をかけているのだ。 あのとき以来、『あの騒動』を除いては拝めなくなっていたその顔である。 もっとも、ハルヒと朝比奈さんは余り気にもかけていないようだが……俺にとってはちと気にかかる。古泉は知らん。 何故眼鏡かけてるんだ? なんてことをここで面と向かっていうのもためらわれるので、 俺は視線をはずしてオセロの盤に目を向けた。 あぁ……古泉も朝比奈さんも弱いな……そこはそうするんじゃなくて……いや…… すると不意打ちのように 「有希、今日眼鏡かけてるわよね。コンタクト無くしちゃったの?」 「……」 長門が視線をハルヒに向けた。しかし、その表情には――俺しか分からなそうだが――少しクエスチョンマーク的要素が見え隠れしているような…… 「まあ前からあたしはそっちのほうが全然かわいいと思ってたからいいんだけどね! 有希は眼鏡似合うから!」 その意見には正直同意しかねるぞ、と思ったのもつかの間、長門の顔には長門にはありえない表情の変化がでていた。 長門の顔にちょっと朱が差し込んでいるような……照れてる、のか? 対有機生命体なんとかかんとかインターフェイスの長門が『照れ』? 俺は一瞬目を疑った。 そうそれは、『あのとき』に、別の長門が俺に見せた表情と酷似していた。っていうか同じじゃないか。 やはり今日の長門はおかしいぞ。またなんかのエラーだっていうのか? その表情を観察していたのは俺だけでは無かったようだ。 俺は古泉の一瞬の動作を見逃さなかった。 突然、「ああ、僕今日はバイトの時間でした。勝負も途中になって本当に申し訳ありませんが、この続きはまた今度。」 続き? んなもんは俺が断固阻止。……なんてことも頭によぎらず、部室を早々に出て行った美少年部員の後を追って俺も部室を出ようとした。 あいつは、絶対に何か知ってる。 「ちょっと! キョン! どこ行く気よ!」 「トイレだ! トイレ!」 ハルヒのかん高い声を振り切って部室を出た俺は、すぐに廊下を闊歩していた古泉に追いつき、 肩口を叩いてこちらに目を向かせ、問いただした。 「お前……今日はなんのバイトなんだよ。」 「あぁ、閉鎖空か」 俺は即遮った。 「そんなわけないだろ。ハルヒはいつものように傲慢だが、特別不機嫌な感じでは無かったぞ!」 「……」 「お前が長門にちらりと目を向けたのを俺は見た。お前、今日の長門のこと、なんか知ってるんじゃないか?」 「なんのことでし……」 とまで言いかけると、俺のかなりマジな形相に気づいたのか、古泉は口を閉じ、 「そうです。僕が部室から出たのはそのため。長門さんの突然の変化を機関のお偉いさん方へ報告しなければならないのですよ。」 俺は黙って聞く。 「SOS団の団員に何か重大な変化があるようなら、僕はそれを逐一報告しなければならないことになって。」 「ちょっと待て、お前は長門の『変化』のことをどこまで知っているんだ?」 「……今日の長門さんの変化の訳や影響は僕にも存じかねます。恐らくあなたと同じ程度の認識と思いますよ。」 「それは眼鏡と、いつもの長門には見られない感情的な……」 「そうです。それ以上のことは分かりません。僕も驚いていますよ。……何より……」 「何より?」 「今の長門さんには今までのような超人的な……いやそもそも「ヒト」ではありませんが、そういう能力が無くなっているように感じるのです。」 「……」 どういうことだ? 「まるで普通の、女子高生のような……というより、体の組成が根本的に変化して普通の人間にといいますか。」 なんてこった。それじゃあ、さっきの長門はまるっきり『あのとき』の長門と同じじゃないか。 あの長門が、今度は現実の世界の長門と入れ替わっているのか? でもどういうことだ? 今日の長門はSOS団のいつもの風景を別段変に思っているフシは無かった。 今日の長門の記憶はどうなっているんだ? 「あのとき?」 まずい。口が滑ったか。 「いいや、何でもないんだ。」 「……そうですか。じゃあ僕はさっき申しましたことを実行しなければならないので。命令に逆らって機関のお偉い方の怒りを買うわけにはいきませんし。」 「ああ。」 「では。」 そう言うと古泉は珍しい早足で階段を下りていった。 部室に戻ると俺はすぐにカミナリ様の天誅を食らった 「ずーーいぶん長いトイレね!」 「あぁ、それは」 「全くもう! アンタがいなくて女の子三人じゃ会話にアクセントが無くなるの!」 なんだそりゃ。さっきまでお前は会話も何もマウスをいじり倒してただけじゃねぇか。 ポン。 と、長門が本を閉じる音。いつものSOS団終了の合図である。 「あ、もうこんな時間? じゃ、あたしは帰るから! 戸締まりはあんたが懲罰でよろしくね!」 そう言うとハルヒは真っ先に部室を出て行った。朝比奈さんも。 逆に都合がいい。俺は今日はいろいろあいつとはなしたいことが って! 長門も彗星のように部室から消えていた。 帰るの速すぎだろ……話は明日に持ち越しか。 前編へ
https://w.atwiki.jp/animechikan/pages/78.html
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 11 31 43.74 ID QUfxf/qu0 長門は一時期、痴漢に悩んでいた。 毎日、通学電車でお尻を触られた。痴漢はどんどんエスカレートした。 怖かった。悔しかった。 どうしてもその存在を消したかったが、許可は出なかった。 学校に行くのが憂鬱だった。 しかし、最近は全く遭わない。 おそらく、車両や時間を不規則に変え始めたのが功を奏したのだ。 情報操作は得意。長門は痴漢を撃退したかのような誇らしさを感じていた。 怠っていた涼宮ハルヒの観察も再開しなければ。朝倉も退屈しているだろう。 長門は安心して電車に乗り込んだ。 前にいる女の子、どうも様子が変だ。 唇を噛んで、何かに耐えるような・・・ その背後には男が体を密着させている。 長門「あれはまさか・・・痴漢」 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 11 36 01.05 ID QUfxf/qu0 俺は順調に一ノ瀬ことみを育てていた。 とくに狙いのない日は、ことみを待ち伏せして痴漢するようにしてきた。 じっくりとソフトな痴漢を繰り返しながら、少しずつエスカレートさせる。 ことみはその高い学習能力で、徐々に痴漢に慣れていった。 さすがに嫌悪感は消えないようで、痴漢を避けようとはする。 時間をずらしたり車両を変えたり、最後に電車に乗り込もうとするなどの努力は見られる。 それでも、やはり触られてしまうと抵抗はできないようで、 今ではスカートの中に手を入れてもまっすぐに立ったまま耐えられるようになった。 我ながらうまくやったものだ。 ことみの能力なら、きっと毎日パンティを下ろしても耐えられる程度には成長するだろう。 大きくて張りのあるお尻が、じきに俺の玩具になる。俺は心がうきうきするのを抑えられない。 今日も早めにホームに行き、ことみが来るのを待つ。 意外な姫が階段を上ってホームに立った。・・・かなり久しぶりな顔だ。 長門有希。 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 11 41 57.40 ID QUfxf/qu0 はからずもかがみんを登校拒否に追い込んだ直後に、数日にわたって俺の姫を務めた子だ。 最終的には、パンティの中で射精してスカートで拭き取るという、俺の願望を実現してくれた優秀な姫だ。 小さくて硬いお尻の感触が両手によみがえる。 そうだな・・・せっかく久しぶりに会ったんだ。今日は長門を可愛がるか。 そのすぐ後から、ことみが階段を上ってくる。 む・・・迷うところだ。長門か、ことみか。 いずれも安全パイ、いやパイだけでなくケツも安全なのだが、安全な娘だ。 そうなると両手で同時痴漢といくか。 いや、今日はことみを責めよう。 痴漢というものについて、新しい知識を植えつけてあげよう。 教えるのは・・・非常勤講師、長門だ。 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 11 48 01.62 ID QUfxf/qu0 電車がやってくる。長門が人波と共に電車に乗り込む。 俺はその後につけて、ことみを車内に押し込んでいく。 ことみは少し体をひねって抵抗するが、強引に押し込んでやればわけない。 長門は電車の角に位置取り、体を回転させて壁を背にした。 なるほど、痴漢対策か。成長したな。 俺はことみをその前に押し込む。 俺の前にことみがいて、右側に長門がいる。そんな位置で電車の扉が閉まった。 今日の俺の狙い。俺のことみに対する痴漢を、長門に見せるのだ。 長門は声をあげることはない。 長門と茅原みのりに同時痴漢した際は、互いに痴漢に遭っていることに気づきながら、 結局互いを助けることも助けを求めることもできず、並んでうつむいて耐えるだけだった。 平野綾に痴漢したときも長門に見せつけたが、やはり見ているだけだった。 そして、長門が痴漢に気づきながら助けないことを、ことみに気づかせる。 「この人・・・気づいてるのに、見てるだけなの」 「やっぱり・・・声をあげても、きっと誰も助けてくれないの」 「我慢しなきゃなの・・・」 こういう筋書きだ。さあ長門、先輩として立派に特別講師を演じてくれよ。 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 11 53 17.11 ID QUfxf/qu0 電車が動き始めると同時に、俺は両手でことみのお尻を包む。 そしていきなり、うにうにと優しく揉んでやる。 ことみは身じろぎもしない。乗り込むときに痴漢の存在には気づいていたはずだ。 ちょっと前ならびくついて触る前からガタガタ震えていたところだろう。お前も成長したな。 俺は教え子を見守る師匠のように、愛でるようにお尻を揉んでやった。 ことみのお尻は俺の指に押し込まれてはプリプリとした弾力で押し返す。 さらに、指をお尻に押し付けながら動かして、スカートをめくっていく。 俺の指は簡単にスカートの中に入りこんで尻たぶに触れる。 吸い付くような感触。ことみの意志とは裏腹に、刺激を求めるかのように俺を誘惑する。 はらりとスカートをめくって手のひら全体を侵入させる。 手のひら全体でことみの生パンを包む。柔らかくて暖かい。 ことみは相変わらず無反応。いきなりこれだけのことをされても無反応である。 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 11 59 01.02 ID QUfxf/qu0 俺は横目で長門を見下ろす。無表情だ。 まずは長門の目を引かなければならない。 俺は周囲に注意しながら、不自然に右腕を動かした。 同時に、ことみの尻たぶをこちょこちょと指で刺激する。 少し変則的な俺の責めに、ことみはうつむけていた顔を少しだけ上げた。 そしてまたすぐにうつむいてしまった。 長門のほうも無表情のままだ。何か考え事でもしているのだろうか。 ことみのお尻を揉みながら長門の注意を惹こうとする。 ちょっと直接的なやり方だが・・・まあ長門なら大丈夫だろう。 俺は右ひじをくいくいと動かして、長門の体をつついてやった。 ぽふぽふ、と長門の左腕に俺のひじが当たる。 長門はふっと自分のひじに目をやった。よし、今だ。 俺は少し体を右に開いた。死角になっていたことみのお尻が長門の視野に入る。 長門は下を向いたまま、ぴたりと停止した。よし、気づいたな。 長門には、ことみのスカートが不自然にめくれて、その下から俺の手首が出ているのが見えているはずだ。 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 04 25.54 ID QUfxf/qu0 長門「あれはまさか・・・痴漢・・・ん」 ぽふぽふ、と腕に何かが当たる。長門は下を見た。 そこには・・・すさまじい光景が広がっていた。 やはり、痴漢だ。しかもスカートに手を入れられている様子だ。 嫌な光景だ。辛い記憶が生々しくよみがえる。 それとともに、長門は「私でなくてよかった」と思った。 やはり痴漢はいる。自分はこのところそれを完璧に避けている。 見れば、くびれた腰に大きなお尻。胸もかなり大きいようだ。 見るからに魅力的な娘だ。そんな体を痴漢に好きなようにされるなんて・・・ その娘はまっすぐに立って反応しない。その気丈さが哀れさを増長した。 可哀想と思いながらも、やはり怖くて助けられない。目の前に痴漢がいるのだ。 変な素振りを見せたらまた・・・ お尻に生暖かい感触がよみがえる。塗りたくられた、あのぬるぬるしたその液体・・・ 長門にはとても声を上げることはできなかった。 ただ、なんとなく目を離すこともできず、その光景を見守った。 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 09 39.77 ID QUfxf/qu0 長門・・・気づいたようだな。しかも俺の痴漢行為を凝視しているようだ。 興味があるのか?そんならお前にもやってやるぞ? ずいぶん間が開いたけど、あれだけのことをされたんだ。忘れるはずもないよな。 あのときと全く同じ恐怖と屈辱を、また味わわせてやろうか? まあ、今日というわけにはいかないがな。今日はこいつを教育してやるんだ。 俺はスカートに右手をかけ、するすると持ち上げた。 そして、俺の腰とことみのお尻の間に挟む。ことみのスカートは完全にめくれあがった。俺も視線を下にやる。 大きくくびれた腰の下、スカートの隙間に、白いパンティが大きく膨らんでいるのがわずかに見えた。右ケツの丘だ。 ことみは、変わった責めに驚いたのか腰をひねる。しかし、その抵抗も控えめだ。 左手でぐいぐいと左ケツを揉む。少し乱暴にすると、ことみは抵抗をやめてうつむいた。 長門は相変わらず停止してうつむいている。 この娘。いいだろ、この体、この我慢。 俺は子供が玩具を自慢するように長門に見せつける。 右手の人差し指を立てて、ことみのお尻にぐるぐると花丸を書いた。 ことみはぞくぞくと震えた。指先での責めにはまだ慣れが不足している。 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 15 12.39 ID QUfxf/qu0 さて、次はことみが長門に気づかなければならない。 しかし俺はあせらない。もう少し深入りしてみよう。 生パンごしにお尻を揉むくらいは、もうことみには当然の責めだ。 もう少し恐怖を与えて、そこで長門が傍観していることに気づく。 そのほうが絶望感も強くなるはずだ。同時に、諦観もだ。 もちろん、今後のために必要なのは後者である。 さて、そうなると谷間攻めか生尻責めかが問題だ。 パンティを下ろしてしまうのはまだ早い気がする。 となれば・・・ Tバック責めだ。 パンティを食い込ませてTバック状にすれば、谷間を刺激しながら生尻を堪能できる。 長門から見てもそれなりに迫力のある責め方になるはずだ。 善は急げ。俺はするすると両手を動かして、パンティのすそをつまんだ。 ことみの尻肉に押し込まれたゴムをつまんで、その中に指を侵入させる。 そして俺はゆるゆると両手を持ち上げていった。 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 20 54.99 ID QUfxf/qu0 ことみは少し腰を動かしたが、抵抗というほどではない。 脚も震えていないし、落ち着いている。よしよし、いいぞ。 俺も視線を下にやる。邪魔なスカートを手首で持ち上げてやる。 さっきパンティに包まれていた丘が、今はその素肌を晒している。 それを包んでいるのは俺の指。横には長門がかばんを抱えているのが見える。 俺と長門にだけ開かれた痴漢鑑賞ゾーン。長門は食い入るように見つめている。 むしろ長門は、痴漢ゾーンを死角にするのに一役買っている。 普通、自分の痴漢行為の光景を見ることなどできないものだ。 今は、長門の体が壁になっているおかげで、少し体を開いて隙間を作ることができる。 長門よ、お前は無意識とはいえ俺の痴漢行為に協力しているんだぜ。 この娘がどんな辛い思いをしているか。経験者のお前になら分かるだろう。 見ているだけでいいのか?助けてやらなくていいのか? 薄情なやつだ。もうお前も共犯みたいなもんだぜ。 しかし長門が声を上げる可能性は考えにくかった。 俺はまたつんつんとひじで長門をつついた。 声を出すなよという牽制と、壁になってくれてありがとうという感謝と、 お前も共犯だという侮辱。どれもおそらく伝わってはいないだろう。 長門は腕を少し動かして俺を避け、なおも痴漢行為を見つめていた。 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 26 19.97 ID QUfxf/qu0 プリプリとしたことみの生尻が俺の指を刺激する。 指が吸い付くようなもちもちした質感や指が埋もれこむような柔らか味はない。 その代わり、さらさらした感触と張りがある。これがことみのお尻の魅力だ。 これだけ大きなお尻でこれだけの張りがあるのは素晴らしい。 俺の姫は我慢強くて痴漢しやすいだけでなく、お尻自体も一級品だ。 時間をかけてでも痴漢奴隷に育てる価値がある尻だ。 いや、この性格にこの尻。痴漢奴隷にしないという選択肢は考えられない。 俺はことみの生尻を揉んでやる。ことみはお尻を硬直させた。 その緊張をほぐすように、優しく揉んでやる。 爪を立てるなど、相手に痛みを与える痴漢もある。 抵抗を奪う方法のひとつでもあるし、それ自体が俺の満足感にもつながる。 しかし、ことみについてはあくまで優しく扱う。 鋭意育て中の大切な姫だ。慈しむように両手をうにうにと動かして揉み解す。 こうしてやると、少しずつ尻肉の表面に柔らか味が出てくる。 じんわりと汗がにじんで、擬似的にもち肌を作り、俺の指に吸い付いてくる。 一粒で二度オイシイ。 さすが俺が目をつけた姫だ。触るごとに可能性が広がる感じがする。 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 32 00.22 ID QUfxf/qu0 さて、のんびりしている暇はない。時間は限られているのだ。 谷間を攻めていこう。ただし、指では責めない。 長門に見せつける意味もこめて、もう少しいやらしい責め方をする。 ことみのお尻の谷間に埋もれたパンティ。これを使っていく。 俺は右手をことみのお尻から離した。長門はそれを見つめている。 これから何が起こるか気になるか?・・・いや、お前なら想像がつくだろうな。 お前にもこの責め方をしたことがあったっけ。お前は泣いちゃったんだっけ? クールで無口なアンドロイドも、まあ俺の前ではか弱い少女ってことだ。 あと、便利な道具だな。現に今、ことみの教育に役に立とうとしている。 俺はいいものを作ってくれた統合ナントカ体に感謝した。 左手でことみの生尻の肌触りを楽しみながら、右手をお尻の真ん中に動かしていく。 そして指を立てて、人差し指を右側の、中指を左側のパンティのすそにひっかける。 今日は少し小さめのパンティを履いているようだ。ゴムが尻肉に食い込むくらいの。 ことみが選んだそのパンティが、今となってはことみを傷つけていく。 俺は指を押し込んで、二本の指でパンティをつまみあげた。 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 37 00.49 ID QUfxf/qu0 そろそろ電車が減速し始める。ちょいと生尻を楽しみすぎた。 しかし、お陰でことみのお尻はよく解れているし、ことみの我慢も確認できた。 俺はくいくいと控えめにパンティを引張った。 ことみはびくんと反応した。そして控えめに腰を振る。 しかしパンティはしっかりと俺の指にかかっている。 腰を振れば、逆に股間のパンティはぐいぐいと奥に押し込まれてしまう。 ことみは腰を止めてうつむいた。肩が細かく震えている。 まあ上出来だ。 俺はぐいぐいと少しずつパンティを引張る力を強くしていく。 長門に見せつけるように、ぐいぐいと左右に動かした。 ことみは全身を硬直させて耐えている。 さて、そろそろいいだろう。ことみに長門の存在を教えてやることにする。 俺はパンティをぐいっと強く左に引張った。 ことみは少しよろめいて体を右に向け・・・停止した。 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 39 30.19 ID QUfxf/qu0 い、痛いの、ちょっ・・・! あ、あれ、この娘・・・ 見えてる。見えてる、はずなの。 というより、見ているの。私のお尻を見てるの。 一昨日は羊を見たの。昨日は鹿。今日は痴漢・・・ なんて洒落てる場合じゃないの。 助けて・・・助けて! 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 43 22.85 ID QUfxf/qu0 気づくとその娘は私を見ていた。目と目が合う。 訴えるような、潤んだ目で私を見ている。 その意図は簡単に読み取れた。助けを求めている。 たしかに長門自身も、痴漢に遭う辛さは知っている。 今勇気を出して声を上げれば、いやこの大きなお尻と痴漢の手の間に手を入れれば、 この哀れでかわいらしい彼女を助けることはできる。 でも、そんなことをしてこの痴漢を逆上させたらどうなるか・・・ お尻の谷間でどくん、どくんと脈打って熱い液を吐き出す太いもの・・・ 長門の脳裏に、また生々しい記憶がよみがえる。 ごめん・・・長門はたまらずに目をそらした。 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 48 59.97 ID QUfxf/qu0 ことみと長門の目が合う。しばし見つめあった後、長門はふいと目をそらした。 その瞬間、ことみの全身が脱力した。 うつむいていた顔が天を仰ぐ。硬直したお尻がふわりと緩み、ぐいと俺の左手に押しつけられる。 あきらめた。絶望、悲愴、人間不信。それら全てに対する諦観。 その瞬間、ことみは完全に俺のものになった。 電車が減速を始める。よろめくことみの体重を、お尻の谷間に挟まったパンティで支えてやる。 俺の指の中で、ことみのパンティがきりきりと軋む。 ことみにはかなりの痛みがあるはずだ。それなのに、ことみはふわふわとして落ち着かない様子だ。 姫がこんな状態になるのは初めてだ。 教育成功。 ことみは今、幸せでも不幸でもない。 ただ痴漢に体を弄ばれながら、あらゆる事実が時間の河を流れていくだけだ。 俺はしてやったりの笑みを浮かべて長門に目をやった。 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 12 53 17.65 ID QUfxf/qu0 長門はただ唖然としてその娘を見つめた。 娘の顔から表情が消えた。だらしなく口を開け、焦点の合わない目で斜め上を見つめている。 その両目からとめどなく涙が流れる。口辺からはだらしなくよだれが垂れる。 地獄。この娘は地獄を見ている・・・ 長門はその状況が空恐ろしくなった。 私が見捨てたからだ。この娘を壊してしまったのは私かもしれない。 今なら、今ならまだ間に合うかもしれない。長門は必死に自身を鼓舞した。 それ以上に切実に、私は絶対にこんな目に遭いたくないと思った。 またお尻に生暖かい感触。 うにうにと動く痴漢の指が、まさに今触られているかのように生々しくよみがえる。 とても見ていられない・・・長門は全身を硬直させ、うつむいてぎゅっと目を閉じた。 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/05/03(土) 13 00 14.28 ID QUfxf/qu0 電車が停車する。ことみはまだ自分を見失っているようだ。 人波がホームに流れ出す。ことみはふらふらした足取りでそれに押された。 このままでは未完成だ。俺は画竜点睛を行う。 ふらふらと前に進むことみ。俺は指にかけたパンティをぐいと引張った。 ことみはぐらりとよろめいて、俺にどさりとぶつかってくる。 自失状態のことみの目を覚ます、最後の痛み。同時に俺はするりとことみのお尻から手を離した。 ことみは我に返ったように一瞬全身を硬直させ、今度はしっかりした足取りでホームに降りた。 理想的。完璧なゲーム運びだった。今なら落合監督と張っても負ける気がしない。 ことみは逃げるように足早にその場を去っていく。 長門に目をやると、長門もまたことみの後姿を見つめている。 俺の悪戯心が頭をもたげる。そうだな、最後にちょっと驚かせてやろう。 俺は右手をするりと長門のお尻に伸ばし、さらりと撫でてやった。 小ぶりで、硬くて、形のいいお尻・・・そういえば久しぶりの再会だ。 長門はびくんと極端に跳ね上がり、小走りにその場を去った。 俺はその後姿を感謝をこめて見守った。 ことみはまだやれる。次はパンティずりおろしにも唇を噛んで耐えるだろう。 俺は充実した気持ちで、ことみの生尻の感触を指に焼き付けながら、ゆるゆるとホームを歩いた。 一ノ瀬ことみ編 終了
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/208.html
キョン「…で、またここか」 長門「…新しい子」 ガラガラガラ 長門「……」じーっ キョン「だからタイワンゴキブリはやめろ!そいつ噛むらいいぞ!」 長門「そう…」 キョン「そうだ、オウムなんてどうだ?」 長門「…ラン♪ランララランランラン♪」 キョン「…鳥のほうのオウムだ」 長門「鳥…」 キョン「オウムってのは言葉を覚えるらしいぞ」 長門「……」 キョン「お前とも話せるくらいにな」 長門「…この子にする」 長門「……」 オウム「……」 長門「…名前」 オウム「サントス」 長門「そう…」 サントス「ソウ…」 長門「……」 サントス「……」 長門「……」 サントス「ナンカシャベロ」 長門「…こっちの台詞」 サントス「スマンカッタ」 翌日 キョン「なあ」 長門「…何?」 キョン「昨日のオウム、ちゃんと世話してやってるか?」 長門「サントス…」 キョン「え?」 長門「あの子の…名前」 キョン「サントスって名前にしたのか」 長門「……」(こくっ) キョン「そうか…」 長門「そう…」 長門「…入って」 キョン「ああ」 トコトコトコ 長門「…結構話せるようになった」 キョン「たった一日で?どんな話するんだ?」 長門「…聞いて」 サントス「オカエリ」 長門「ただいまサントス…」 サントス「トコロデダナ」 長門「…何?」 サントス「キョウノパンチーハナニイロダ?」 長門「水色…」 サントス「ハァハァ…シュウナンカイオナヌースルンダ?」 長門「三回…」 キョン「乱闘だサントス!乱闘パーティーだ!!」 キョン「はぁ…はぁ…」 長門「……なぜ」 キョン「サントスは完全に変態だ…オウムという皮を被った狼だったんだよ」 長門「言語解析が上手くいかない…」 キョン「サントスの事は忘れろ」 長門「……」(こくっ) キョン「ところで長門」 長門「…何?」 キョン「さっきの会話の内容は事実なのか?」 長門「……」(こくっ) キョン「そうか…なら」 長門「?」 キョン「休憩3時間4500円ショップ行くぞ」 キョン「で、結局ここか…」 長門「……」 ガラガラガラ 長門「……」じーっ キョン「だからそういう物騒なのはやめろ!特にそのムカデ!」 長門「……」とことことこ 長門「今度はこの子がいい…」 キョン「あれ?お前犬嫌いじゃなかったっけ?」 長門「脱毛すればいい…」 キョン「だ、脱毛!?」 キュィィィイイイィィン!!! バリバリバリバリ 犬「ギャィィイイン!!!」 長門「……」 キョン「うわぁ…」 長門「脱毛完了…」 キョン「なぁ長門」 長門「何?」 キョン「これは脱毛じゃなくてただの刈り上げだぞ?」 長門「?」 キョン「…やっぱなんでもない。気にするな」 長門「そう…」 犬「……」プルプル 長門「…名前」 キョン「え?あ、犬の名前か…どうするんだ?」 長門「…ネオフラッシュ」 キョン「へ!?」 長門「決まり…」 キョン「そうか…」 長門「ネオフラッシュ」 ネオ「…ワン」プルプル キョン(お~お~怯えてる…可哀想に) 長門「おすわり」 ネオ「……」ちょこん 長門「お手」 ネオ「……」とん 長門「テドドン」 ネオ「……」スタッ 長門「アナルだけは!アナルだけは!!」 ネオ「ワンワン!」カクカク! キョン「アーッ!!?」 長門「ユニーク…」 キョン「くやしい…ビクビクッ」 次の日 長門「ネオフラッシュが原因不明の病で死亡した」 キョン「長門…」 長門「何?」 キョン「それはきっと…つーか絶対体毛刈り上げたことに原因があると思うわけだが」 長門「なぜ?」 キョン「そりゃ丸裸になった犬なんて寒くてすぐ弱っちまうよ」 長門「そう…でも」 キョン「ん?」 長門「いい物が見れた…」 キョン「……」 長門「獣かn キョン「いい加減にしないと俺何するかわかんねーぞ」 長門「…スマソ」 日曜日 長門「……」 『変身』『HENSHIN』 『キャストオフ』『CASTOFF』 『CHANGE BEETLE』 『CHANGE STAGBEETLE』 長門「…ユニーク」 プルルル… キョン「もしもし?」 長門「…山」 キョン「は?」 長門「夜7時集合」 キョン「集合?っておい、なg『プツッ』 指定の場所へ行くと長門はファーブル先生みたいな格好をしていた。 キョン「…で、昆虫採集ってわけか」 長門「そう…」 キョン「とりあえずカブトムシとクワガタを一匹ずづ捕まえるか」 長門「了解…」 とことことこ キョン「お、この木とか良いんじゃないか?」 長門「……」 ドガァァァン!(長門が木を蹴った音) ぽとっ キョン「お、クワガタ落ちてきたな」 長門「加賀美げっとだぜ…」 キョン「?」 長門「まだいる…そこ!」 バギィィィ!(長門が木を殴った音) ドサッ キョン「ドサッ?…ぽlヴぃえjbjぽlmkbぽ!!?」 長門「…蛇」 キョン「で、出たァァァ!!」 長門「大丈夫…ただのアオダイショウ」 キョン「ひ、ひとまずこの場を離れよう!」 長門「……」こくっ
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/1408.html
6期は5期(のエピローグ前)の半年後なため、朝倉と結婚しサラリーマンとなった状態で参戦。 オープニングの時は新入社員歓迎会で飲んで酔っ払っていたため、 全国で殺し合いが行われていたことなど知らなかった。 目覚めた長門は酔いながらも自分の家に帰ろうとする。 途中でマーダーの襲撃を受けるものの全部返り討ちにして、満身創痍になりながらも家に到着する。 だが、家で待っていたのは朝倉ではなくマーダー化した岩崎みなみ。 ただでさえ満身創痍だった長門は止めを刺され、殺し合いが行われていたことを知らないまま死ぬ。 外見や性格が似ている上に、中の人が同じキャラに殺されるのは皮肉としか言いようがない。 矢部野彦麻呂に遺体を回収された。 その後、彼女の肉体自体には暗黒長門の魂が戻る。 暗黒長門としては殺し合いは極力避け、真・長門の体から自分の体の情報のみを分離させるために力を溜めている。 殺し合いに乗るつもりはない。 ディアボロモンと夫婦になったが、キョンもディアボロモンも愛しているので二人+一匹で暮らすのが目的。 キョンがキョン子になってもそれはそれでいいらしい。 現在松岡修造に付きまとわれており、正直鬱陶しく思っている。展開によっては燃えキャラ化する可能性が…