約 2,494,735 件
https://w.atwiki.jp/srwoe/pages/71.html
機体データ 早乙女 アルト オズマ・リー ミハエル・ブラン ルカ・アンジェローニ ジェフリー・ワイルダー 早乙女 アルト パーソナルデータ 搭乗機体 VF-25FメサイアFVF-25FメサイアBVF-25FメサイアF・SPVF-25FメサイアB・SP 自軍参入タイミング エースボーナス 回避(回避+20%) 特殊技能 技能名 習得レベル 効果 1 2 3 4 5 6 7 8 9 底力:回避 1 10 19 28 37 46 55 64 73 HP低下に応じて能力上昇防御、命中、回避、CT率上昇 強運 3 12 21 30 39 48 57 66 75 獲得資金上昇、CT率上昇 能力値 レベル 攻撃 防御 命中 回避 SP 初期 最大 Lv- - - - - - - 精神コマンド 精神名 習得レベル 1 2 3 加速 1 25 49 集中 8 30 52 幸運 17 41 65 備考初登場時Lv7 オズマ・リー パーソナルデータ 搭乗機体 VF-25SメサイアFVF-25SメサイアBVF-25SメサイアF・APVF-25SメサイアB・AP 自軍参入タイミング エースボーナス 闘志(攻撃が命中するとSP+1 気力+3) 特殊技能 技能名 習得レベル 効果 1 2 3 4 5 6 7 8 9 底力:防御 1 10 19 28 37 46 55 64 73 HP低下に応じて能力上昇防御、命中、回避、CT率上昇 指揮:攻撃命中 3 12 21 30 39 48 57 66 75 範囲内の味方の攻撃、命中上昇 能力値 レベル 攻撃 防御 命中 回避 SP 初期 最大 Lv- - - - - - - 精神コマンド 精神名 習得レベル 1 2 3 気合 1 25 49 不屈 6 28 50 熱血 17 41 65 備考 ミハエル・ブラン パーソナルデータ 搭乗機体 VF-25GメサイアFVF-25GメサイアB 自軍参入タイミング エースボーナス 命中(命中+20%) 特殊技能 技能名 習得レベル 効果 1 2 3 4 5 6 7 8 9 底力:CT率 1 10 19 28 37 46 55 64 73 HP低下に応じて能力上昇防御、命中、回避、CT率上昇 絶対命中 3 12 21 30 39 48 57 66 75 発動すると攻撃が必ず命中する 能力値 レベル 攻撃 防御 命中 回避 SP 初期 最大 Lv- - - - - - - 精神コマンド 精神名 習得レベル 1 2 3 必中 1 25 49 激励 6 28 50 備考初登場時Lv7 ルカ・アンジェローニ パーソナルデータ 搭乗機体 RVF-25メサイアFRVF-25メサイアB 自軍参入タイミング エースボーナス 防御(ダメージ20%軽減) 特殊技能 技能名 習得レベル 効果 1 2 3 4 5 6 7 8 9 底力 1 10 19 28 37 46 55 64 73 HP低下に応じて能力上昇防御、命中、回避、CT率上昇 サポート 3 12 21 30 39 48 57 66 75 援護時、攻撃、防御上昇 能力値 レベル 攻撃 防御 命中 回避 SP 初期 最大 Lv- - - - - - - 精神コマンド 精神名 習得レベル 1 2 3 信頼 1 25 49 かく乱 6 28 50 備考初登場時Lv7 ジェフリー・ワイルダー パーソナルデータ 搭乗機体 マクロス・クォーター要塞艦型マクロス・クォーター強攻型 サブパイロット ボビー・マルゴキャサリン・グラス 自軍加入タイミング エースボーナス 回復(毎ターンEN+10% SP+3) 特殊技能 技能名 習得レベル 効果 1 2 3 4 5 6 7 8 9 底力 1 10 19 28 37 46 55 64 73 HP低下に応じて能力上昇防御、命中、回避、CT率上昇 指揮:命中回避 3 12 21 30 39 48 57 66 75 範囲内の味方の命中、回避上昇 ガード 15 24 33 42 51 60 69 78 87 戦闘時、発動するとダメージ軽減 能力値 レベル 攻撃 防御 命中 回避 SP 初期 最大 Lv- - - - - - - Lv50 207 139 224 112 29 99 精神コマンド パイロット名 精神名 習得レベル 1 2 3 ジェフリー 鉄壁 1 25 49 激励 7 29 51 必中 13 36 59 期待 22 44 66 ボビー 追風 1 25 49 根性 8 30 52 キャシー 信頼 1 25 49 集中 6 28 50 備考初登場時Lv7
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/7780.html
超時空要塞マクロス VO 機種:PC 作曲者:坂本英城、向井美音里 発売元:ボーステック 発売年:2001年 概要 アニメ『超時空要塞マクロス』を原作とした3Dシューティングゲーム。 地球統合軍、ゼントラーディ、メルトランディ、イルミナシオン軍の機体を使用できる。 キャンペーンモードの他に通信対戦モードも搭載されており、最大8人までの同時対戦が可能。 音楽は当時フリーだった坂本英城氏と、ロックバンド「ユニコーン」の元キーボードディストの向井美音里氏が担当。 この2人は翌年発売された『ゾイド2 ヘリック共和国 VS ガイロス帝国』でも音楽を担当している。 EGG MUSICからサントラも発売されているが、『マクロス』の名は使えなかったのか「VO オリジナル・サウンドトラックス」というタイトルに。 おそらくフリー時代の坂本氏の作品で唯一サントラが出ているゲームなので、坂本氏の昔の音楽に興味があるなら購入してみるのも良い。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 OPENING DEMO オープニングデモ MISSION BRIEFING ミッションブリーフィング STORY DEMO ストーリーデモ SIMULATOR シミュレーター STAGE A ステージBGM A STAGE B ステージBGM B STAGE C ステージBGM C MISSION FAILED ミッション失敗 STAGE D ステージBGM D STAGE E ステージBGM E MISSION COMPLETED ミッション成功 EPILOGUE エピローグ STAFF ROLL スタッフロール サウンドトラック VO オリジナル・サウンドトラックス
https://w.atwiki.jp/tridend/pages/26.html
『マクロスF○※△』につきましても『マクロスF○×△』として計算して表示します。 表記→各役色 28title・・・「ファスナーオープンバーストモード!」 29title・・・「蒲団の中から中村悠一!」 30title・・・「風雲急を告げる」 31title・・・「風呂にする?ご飯にする?それともあたし?」 32title・・・「普通のタイトルじゃダメですか?」 33title・・・「ふくらむ」 34title・・・「ふくらみ」 35title・・・「風呂にする?プロテインにする?それともあ・た・し?」 36title・・・「フランスから生中継」 37title・・・「福島から生放送」 38title・・・「福山潤祭り」 39title・・・「復唱せよ!抱きしめて、銀河のちぇまれ!」 40title・・・「不純異性交遊だわぁ!」 41title・・・「フライング!どっちつかずなジャックです。」 42title・・・「風呂まだか?」 43title・・・「ファンの皆さんお待たせ!中島愛Newマキシシングル『天使になりたい』1月28日、僕の誕生日に発売!」 44title・・・「ファンの皆さん!中島愛Newマキシシングル『天使になりたい』発売中だよ!」 45title・・・「ふぉ・・ふぉ・・ホントに始めちゃうんですか?!」 46title・・・「二人っきりだね愛ちゃん」 47title・・・「振ってやったわ・・・レオン三島なんて・・・」 48title・・・「フロンティア船団不正取引?」 49title・・・「不況知らずのビッグビジネス!」 50title・・・「ファンファーレ、今だーっ!!」 51title・・・「」 52title・・・「feat. ぱっぴー」 53title・・・「不倫相手は神谷浩史」 54title・・・「服がないのでまっぱだかでお送りしています。」
https://w.atwiki.jp/dm-original/pages/968.html
時空城マクロス VR 水/火 (6) サイキック・キャッスル ■サイキック・キャッスル ■自分のクリーチャーのパワーは+6000され、シールドをさらに1枚ブレイクする。 ■覚醒-このカードが自分のシールドゾーンから離れる時、代わりにこのカードをコストの大きい方に裏返す。 覚醒後→《覚醒城マクロ・ワールド》 収録 巡界編第2弾 覚醒世界(サイキック・ワールド) 作者 天照 評価・意見 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3589.html
マクロスなのは 第13話『空の守護神』←この前の話 『マクロスなのは』第14話「決戦の果てに・・・・・・」 魔導士部隊、グリーン大隊第3小隊隊長のディーン・ジョンソン一等空尉は手元に目を落とす。そこには自分の褐色の肌とは対をなす白いポールで繋がれた自身のデバイスが、そしてそこに付けられた魔力残量計がMAXを示している事が確認できた。 5分前に魔力補給を受けてから実はもう5回目に当たるこの行動だが、何度見ても体に闘志を沸き立てさせた。 顔をあげて周囲を見渡してみると雲の霧の中、自らの部下たちが来るべき時と命令を待っている。 彼らの顔はさすが全員が地上部隊の精鋭揃いと言おうか、思ったより落ち着いていた。 そこへ通信が開いた。 『こちら八神はやてです。まもなく大規模反攻作戦を開始します。各隊は合図を待って行動を開始してください』 「よし」 ジョンソンは閉じられた通信回線を一瞥すると部下たちに向き直る。 「聞いたか!パーティーの時間だ!聞いてるだろうが俺たちはあの鉄のチキンどもを七面鳥焼きにする!魔法が使えないあいつ等は俺たちに比べたら翼をもがれた鳥に過ぎない!だがやつらにもメンツがあるだろう。そこでだ、例えどんなにやつらを過小評価していたとしても決して奢るな!お前ら、わかったな!?」 「「サー、イエッサー!!」」 「生粋の地上部隊のくせに質量兵器と戦いたいとほざくお前ら半人前にはまたとないチャンスだ!魔導士スピリッツを見せてやれ!!」 ジョンソンの発破に小隊全員の歓声がそれに応えた。直後全員転送魔法の準備に入る。 今回の作戦は、まず魔力補給班(つまり非戦闘員)と魔力不足で弱体化した部隊に偽装した30人程の囮を配置する。 そしてそれを嬉々として攻撃してきた編隊に対して他の場所で待機する魔導士が幻術を行う。その幻術の内容は、バルキリーの目の前に魔導士部隊の壁を作ることだ。 機体を接触させるだけで相手を殺傷してしまうバルキリー隊は魔導士達を轢くまいと必死に制動を掛けてくれるはず。 そうして彼らの音速の運動エネルギーを奪った所で自分たちのような部隊が転送や超高速移動魔法で編隊を包囲、殲滅する。 彼らは乗り物であるバルキリーに常にコネクトして魔力を供給する。しかしアルト達とは違ってリンカーコア出力がクラスBと総じて低いため、推進や武装に魔力の大半を費やしてしまう。そのためまともな転送や高速移動、束縛魔法などの魔法が使えないのだ。 そのためこれは魔導士たる優位さを全面に押し出した作戦であった。 (しかし地上部隊に来てまで戦闘機相手に戦うことになるとはな) ジョンソンは10年以上昔に従事した任務を否応なしに思い出した。 時空管理局本局の特別対応班である海兵隊に所属していたジョンソンは、戦闘機に代表される質量兵器との戦闘を経験する数少ない魔導士の1人であった。 機動課は通常1~2人の執務官と1個小隊(40人ぐらい)規模の武装隊がピンポイントの介入によってロストロギアを確保する。一方機動課の派生である海兵隊は2個中隊規模(400人ぐらい)の人員を用いてロストロギア奪取に伴う相手側の大規模な抵抗に対応できる部隊だ。 当時部隊は管理外世界で、戦争に勝つために次元破壊型のロストロギアを使おうとする国家からそれを奪取する任務に従事することとなった。 今回は管理外世界との抗争であったため、敵側では当然質量兵器が使われていた。 敵のレベルは決して低くはなかった。 科学技術のレベルはミッドチルダとほぼ同等。兵器も人間が単独で作り上げた文明にしては最上級と言っても過言ではない。 彼らは魔導技術こそなかったが、未だにできない空戦魔導士を赤外線ホーミングできるミサイルを開発していたし、副次的に転送魔法を妨害できるシールドも持っていた。 しかしこの作戦最大の激戦地『第47空域』は世間一般には質量兵器に対する魔導士の優位性を表した典型例として知られていた。 ジョンソンは当時部隊の上級曹長クラスで、空戦魔導士部隊を3編隊ほど任される立場にあった。 そのときの戦闘内容を書くのはまたの機会に送るが、彼は勝因を魔法とは捉えてなかった。 確かに陸戦兵器に匹敵する魔力砲撃や転送魔法、高速移動魔法は強力なツールであった。しかしもっとも大きかったのが、相手がこちらの手の内と戦術を知らなかったことだと考えていた。 バルキリー隊は元々管理局の魔導士。つまり魔導士の手の内と戦術を内部から知る者達であり、簡単な戦術ではすぐに見破られてその大火力でねじ伏せられるだろう。 ジョンソンにはそれが最大の不安材料だった。 「(だがそれこそオレ達の力の見せ所だ!)」 ジョンソンは改めて気を引き締めると、鬼軍曹と呼ばれた恐面(こわもて)で部下達を威圧した。 そこへ包囲開始の合図が送られてくる。 「奴らに地獄を見せてやれ!転送開始!」 命令と同時に部隊を一括りのミッドチルダ式魔法陣が飲み込み、瞬時に予定空間へと転送した。 目前にはVF-1が3機。どうやらガウォークで急制動をかけたところで突然現れた敵からの攻撃に慌てているらしく、3機には組織立った連携は見られなかった。と、なれば占めたもの。 「てぇーーー!!」 ジョンソン以下彼の指揮する15人の火線が一斉に火蓋を切り、そのすべてが1機のVF-1に吸い込まれた。 さすがの装甲もその攻撃に耐えきれず撃墜判定。機体は断末魔のようにミサイルを斉射するとすぐさま転送送還された。 置き土産たるミサイルは10発程度であったが、憎々しいことに自分の部隊と包囲している他2部隊の攻撃を一時的に逸らすことに成功して残り2機が連携する時間を稼ぎだした。 しかしもう遅い。あの2機もすでに消耗は激しいようだったし、包囲部隊は巨大な全方位シールドで敵を完全に閉じ込めているため包囲を突破するのは不可能。そう時間を掛けずに落とすことができる筈だ。 しかし残るバルキリー隊の反撃は熾烈なものだった。 各方面でお互い視認できないほど分散していたはずのフロンティア基地航空隊だが、まるで相互の意志疎通が常に行われているかのように集合を果たしていた。 作戦開始からたった20秒。ジョンソンが気付いた時にはすでにそれらは自分たちとは対岸の部隊を攻撃するところだった。 『これだけ人数がいれば余程の飽和攻撃でない限りミサイルの迎撃など簡単。ガンポッドの攻撃だって9~10機ぐらいなら魔導士部隊の全方位シールドで耐えきれる』 八神はやてはこう思ってこの作戦を決行したのだが、バルキリー隊の集弾率は予想を遥かに上回っていた。 集ってきた敵の3個編隊は迎撃を編隊単位で回避しながらバラバラの角度から同時に、しかしロックオンしたかのように全く同じ場所に集中射してきた。 9条もの魔力砲撃を浴びたその場所のシールドは数秒で崩壊し、そこにいた魔導士数人は瞬時に壊滅させられた。 まさかこれほど対応が早いとは思っておらず慌てた魔導士達はジョンソン含めほぼ全員が全方位シールドの維持という重要な任務を忘れて、新たな高脅威目標へとデバイスを照準する。 しかしそれこそバルキリー隊の思うツボだった。 防御から攻撃への転換には古今東西〝隙〟という名の多大のリスクを背負うことになる。それも集団であれば地上の航空管制局かホークアイの管制によって冷静かつ的確に行われるべきものだ。 魔導士部隊は司令官である八神はやてとダイレクトに意志疎通ができるリィンフォースⅡがそれを行っていた。彼女の能力もそれなりで適切な運用であったが、今回は相手が悪かった。 『違う!上や!』 通常の軍用回線でなく、民間の地上局経由で届いたはやての声。気づけば管制用のデータリンク回線は完全に沈黙していた。 どうやらバルキリー隊は反撃段階で広域ジャミングを行っており、電磁波を用いていた魔導士部隊のデータリンク、レーダー、他回線を全て封鎖されていたらしい。おかげで最初の増援の察知も遅れたようだ。 上空に視線を向けると、太陽を背に1発のクラスターミサイルがロケット弾を散布し始めた所だった。 「総員退避!!」 ジョンソンの指示が飛び、連携など取りようがないので各自バラバラに個人転送していく。しかしAランク魔導士とて転送魔法の発動には1~2秒の個人差がある。それは致命的だった。 「畜生!!」 そんな罵りなど関せずに彼の目前で多数の友軍が転送が間に合わず魔力爆発に呑まれていく。 猛烈に迫る魔力衝撃波。しかしジョンソンはなんとかその業火に呑まれる前に転送脱出した。 結果的に半数程の魔導士がクラスターミサイルの業火に包まれて撃墜判定。一方バルキリー隊はその加速力を生かして現場から離脱し、転送及び高速移動魔法で命からがら逃れた魔導士を各個撃破していった。 (*) 作戦失敗から5分後 「敵の編隊が旋回してくるぞ!垂直に展開して撃ちまくれ!」 ジョンソンが部下に檄を飛ばす。 臨時編成にも関わらず部下達は密集態勢から瞬時に展開して壁を形成する。 そこへ3機の敵編隊より放たれた6発のミサイルが迫る。Aランク魔導士である自分達にとってそれを迎撃することはさほど難しくはない。しかし高速で回避運動するので時間稼ぎの囮としては優秀であった。それにそれを迎撃しない場合の被害も計り知れない。 部隊の半数の火線が必然的にミサイル迎撃へと当てられ、残りが敵編隊に放たれる。 「おいおいマジかよ!?」 1人の魔導士が目前の光景に声を荒げる。 火力密度が半分まで低下した事で敵はこちらの迎撃をものともせず、PPBと装甲でごり押してきたのだ。 そしてミサイルが放たれてから5秒後、敵は後ろへと抜けていた。 あちらに被害はない。しかしこちらは30ミリ模擬弾で12人中4人が転送送還されていた。 追撃や追い撃ちしようにも敵はすでに遥か彼方。 「奴ら速いし硬すぎる!」 へッドオン(相対)からたった5秒では砲撃一発を放つのが限度。さらに砲撃によるデバイス冷却のせいで模擬弾を受けきる程のシールドが展開出来ず、ただの的であった。 バルキリー隊はその速度とガウォークの旋回性能、そして火力を有効活用した一撃離脱戦法に終始し、魔導士部隊にはまったく有効弾が入れられなかった。 それを補うために連携を取ろうにもあれ以来魔導士部隊はバラバラに分断されていて、索敵範囲外の友軍の位置すらわからない状況へと追い込まれていた。 「さっきの作戦で不覚を取られなきゃ・・・・・・!」 ジョンソンは悪態と共にデバイスを強く握り締めた。 いまでは通信回線は民間をも封鎖されてしまったので使えない。 かつて小隊長だった自分も部隊が散りじりになったため、所属に関係なく生き残りをかき集めている。しかし敵は一定以上のグループになると容赦なく攻撃してくるので他の場所でも小グループで各個に戦い、一方的に撃破されているようだった。 (このままじゃ負ける・・・・・・!) 念話を含めた全周波に対してスクランブル(ジャミング)を掛けているにも関わらず組織的に行動するという従来の技術ではありえないということも相まって歯噛みするジョンソンだが、沈黙していた無線に久しぶりに声が入った。 『八神はやてより全魔導士部隊へ。現在私の魔力を使ってECCM(対電子妨害手段)を展開中。しかし短時間なので簡潔に説明します。これより演習空域中央のジョンソン一尉の部隊に〝切り札〟を転送します。生存者はそこに集合。以降彼女より直接指示を受けてください』 それだけ告げると再び回線は封鎖された。 (切り札だと?しかも俺の所に!?) すぐに部隊に円陣を敷かせて周辺警戒。そして少人数のグループが2つほど合流した時、遂にそれはやってきた。 展開された魔法陣から出てきたのは外見年齢に似合わぬ威厳と風格を備えた人物だった。 「これより私が指揮を取る。異存はないか?」 もちろん肯定以外の意思表示をする者はなかった。 (*) 飛び交うミサイルと模擬弾。そして魔力砲撃。所々で魔力爆発の花が咲き、断末魔の悲鳴とともに散っていく。 戦況はフロンティア基地航空隊側の圧倒的有利に傾いていた。それは何より指揮管制能力の差にある。 互いに火力・航空管制センターである『ホークアイ』の指揮・火力管制が受けられぬため、各自で対応している。 魔導士側は先ほどまで小隊ごとに分けてそれをはやてが切り盛りしていた。しかしリィンの手伝いがあるとは言え人が1人で行う戦闘管制には限界があり、それがデバイスにしか頼れぬ魔導士の限界だ。 しかもそれすらこちらの展開する広域ジャミングで封じている。 バルキリー隊は数も少なく、フォールド波を使用したJTIDS(ジョイント・タクティカル・インフォメーション・ディストリビューション・システム。統合戦術情報分配システム)を全機に配備している。 そのため魔導士には長い訓練と互いの信頼性を必要とする目標の割り当てや火力集中といったことをFCS(火器管制システム)のリンクによって難なくこなす事ができる。 また、索敵外の敵や友軍の情報もデータリンクを通してリアルタイムで知ることが出来るため効率的な部隊運用が可能だった。 今フロンティア基地航空隊を任されているスコーピオン小隊の隊長、アーノルド・ライアン二等空尉は久しぶりの部隊指揮に心躍らせていた。 彼は元々地上部隊の対テロ特殊部隊、通称『特別機動隊』の空戦部隊に所属していて、魔導士ランクはA+だ。しかし才能に恵まれなかった彼のリンカーコアはクラスBだった。(通常魔導士ランクとリンカーコアのランクは釣り合うものだが、上回っているのは彼の努力の証と言えよう) さらに彼は25歳の若さにして豊富な実戦経験と科学技術に対する深い教養があった。 しかしそんな彼は4ヶ月前に、突然の異動が命じられた。配属先はまだできたばかりの教導隊。それも教官としてではなく、生徒としての入隊だった。 最初彼は 「左遷された!」 と大いに嘆いた。しかし他の生徒の経歴を見たライアンはある共通点を見つけた。 自分を含めほぼすべての者がミッドチルダ防衛アカデミー、もしくは通常大学で工学を履修おり、優秀者であること。 リンカーコアのランクは低いが、管理局の未来を十分背負っていける優秀な人材が階級を尉官以下から問わず採用されていること。 原隊では十分誇れる実績をそれぞれもっていること。 この3点だ。この事からこれが左遷でなく、何か大がかりな革命の予兆と予感したライアンは粛々とそれを受け入れることにした。 結果としてそれは大当たりだった。 彼は今でも最初にやったOT・OTMの理論を聞いた時の感動を鮮明に覚えている。 それは既存の流体力学の理論をねじ伏せ、魔法技術との融合で更にねじ曲げることが可能になったOT改『アクティブ空力制御技術』だったが、その感動は言葉に尽くせないものがあった。 今では彼は、オーバーテクノロジーとミッドチルダの技術の粋を結集して改良されたヴァリアブル・ファイターという機体を操縦できることを誇りに思っていた。 閑話休題 ライアンは各隊に指示を飛ばしながら敵を撃破していく。 しかし彼らフロンティア基地航空隊全体を覆うある一つの認識があった。 『自分達は確実に負ける』 端から見ると一方的優位にあるように思えるが、それは幻想に過ぎない。 バルキリーの出力を持ってしてもこれほどの大規模なジャミングをこれ以上維持することはできないし、何より弾薬がない。 VF-1Bは中HMM:8発、MHMM:32発。VF-11はこれに内蔵型MHMM:10発、クラスターミサイル:2発。そして2機種共通の30mm多目的ガンポッドの模擬弾3000発超。 使うと無くなる兵装はこれだけだが、単独ではMMリアクターを使っても魔導士を撃墜するのは難しい。 彼らは対魔法戦のエキスパートであり、魔力砲撃などの単純魔力攻撃に対する対処法が腐る程蓄積されている。 かといって近接戦闘こそ相手の思うツボであり、結局弾薬の量こそが生命線であった。 ライアンは攻撃の合間に友軍の全弾薬量と敵の配備を見直す。 自らの指揮下にあるバルキリーは残り13機。大抵の機がミサイルを80%以上撃ちきり、ガンポッドの弾薬が半分ぐらいの機も珍しくない。 魔導士はジャミングのおかげでバラバラにこそなっているが、その数は凄まじい脅威だ。連携を取り戻しさえすれば防御陣のままチャンスを伺っているらしいC群を伴って大規模な反抗に打って出てくるのは必至だった。 頼みの制圧兵器であるクラスターミサイルも自分と他2機が保有する3発しかない。 これでは派手に正面戦闘をすれば全兵器を使い果たしてしまうだろう。 だからと言って座して負けるのは面白くない。 「只では負けないぞ・・・・・・目にもの見せてやる!」 そのための戦術は既に練り上げている。 『スカル小隊、交戦』 何度目かの交戦宣言が無線機から聞こえる。 「これだけ数が・・・・・・な、なに!?」 ライアンはその異常事態に画面を二度見することになった。先ほどまで13機それぞれのライフが表示されていたのだが、突然2機の反応が消えたのだ。 どちらもスカル小隊の機体で、中央へと集結し始めたらしい敵の撹乱のために送り、さきほど交戦宣言を聞いたばかりだ。 故障かとも思えたが、現実であることを告げるAWACSの撃墜報告が無線から届いた。 「どうやって落とされた?」 確かにそこには10人程のグループが形成されているようだったが、それでもこんなに一瞬ではやられないはずだ。 「カプリコン小隊、状況は分かるな?」 『ああ、スカル小隊が交戦宣言の3秒後に壊滅した。だろ?』 「そうだ。中央に一番近いお前の小隊に原因を探ってもらいたい。こちらもすぐに急行する」 『了解。必ず正体を暴いてやるぜ!』 レーダーの中でカプリコン小隊のアイコンたちが演習空域中央へと転進していった。 ライアンも操縦桿を倒して中央へと進路を取る。彼らとは10秒ぐらいの差で到達できるはずだ。 カプリコン小隊のアイコンが射程へと突入する。刹那2機のVF-1Bの反応が消えうせ、隊長機であるVF-11Sの転換装甲のキャパシタが一気になくなった。 どうやらとっさにバトロイドに可変することでその一撃を凌いだようだった。 『こちらカプリコンリーダー!敵六課戦力見ゆ!』 ロックオンアラートをBGMに開かれた回線が叫ぶようにそう告げる。 『ライアンよく聞け!敵は―――――!!』 しかしそれは途切れ、同時にデータリンクの反応をも消えた。 「カプリコンリーダー!・・・・・・おいジョエル!応答しろ!」 当然応答はなかった。 (バカな!レーダーにSランク魔導士の反応はないはずだ!) ライアンは改めてレーダーを見たが、その場所にSランクを示す赤い反応はなかった。しかし考えるには接敵までの時間がない。彼は僚機に注意を促すと顔を上げる。その時、隣を並進していた僚機が撃墜された。 彼はその正体を一瞬で悟ると、操縦桿を前いっぱいに倒して機体を無理やり下降させた。生き残る僚機も続く。 ちなみに、普通なら過度のマイナスGがかりレッドアウト(頭に血液が逆流して失神する現象)してしまう程の機動だ。しかしEXギアであるデバイスの重力制御装置の恩恵で、この程度ならそれはある程度なら相殺されるようになっていた。 頭上を見上げると、さっきまで自分達のいた位置にチェーンで繋がれた刃物が擦過していった。 僚機の撃墜でジャミングはもう打ち止めだ。ライアンはECM(電子妨害手段)を切ると、彼女に呼びかけた。 『(さすがですね。シグナム〝隊長〟)』 念話によって送られたメッセージの返答はすぐに来た。 『(ほう、ライアンか。久しいな)』 シグナムは少し離れたところでその〝隠れ蓑〟から姿を表した。 シレンヤ氏 第14話その2へ
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3351.html
マクロスなのは 第10話『預言』←この前の話 『マクロスなのは』第11話「地上部隊は誰がために・・・・・・」 周囲は至って静か。バルキリーから出るエンジン音しかしない。 現在VF-25はミッドチルダ領空の海上を飛行しているが、パイロットであるアルトはくまなく周囲を警戒し、レーダーに気を配っている。そう、ここは〝敵陣〟のまっただ中だからだ。 刹那、曇り空の1点が小さく光る。アルトは即座に操縦桿を倒してロール。続いてバルキリーを急旋回させる。 すると同時に青白い光の束が襲い、VF-25のベントラルフィン(垂直尾翼の一種で機体下方に斜めに突き出した小さな整流板)に当たって、転換装甲のキャパシティを削った。 魔力砲撃は2発、3発と続くが、位置の割れた砲撃など避けるのは容易い。 不意討ちに失敗した敵が降下してくる。どうやら敵機はVF-1『バルキリー』のようだ。 バルキリーは第25未確認世界では初の量産仕様の人型可変戦闘機として有名である。しかし、目の前の機体は細部が異なる。随所にVF-25の技術転用が認められ、エンジンも熱核タービンから最新の熱核バーストエンジン(ステージⅡ熱核タービン)になっている。 また、第3世代型エネルギー転換装甲への全換装により純正の機体重量より40%軽くなり、その軽い機体に熱核バーストエンジンという強力な心臓を持たせたため、VF-25から3世代ほど離れたロートルにもかかわらず、その動きは俊敏だった。 VF-1は高度の優位のためか悠々とこちらを牽制しながら近づいてくる。 しかしアルトはそうはいかない。敵機はVFー1だけでなく、他にもどこにいるかわからない。 アルトは可変を駆使して加速と減速を繰り返し、ロックをかわし続けた。そして頃合いを見計らうと機体周囲にハイマニューバ誘導弾を生成する。 「メサイア、誘導を頼む」 『Yes sir.』 対する敵もパイロンに懸架された箱型ミサイルランチャーから魔力推進型のマイクロハイマニューバミサイルを一斉に放ってきた。 アルトはスラストレバーを一杯まで上げて一目散に海面に向かう。 ミサイル達にはアフターバーナーを焚いたVF-25がよほどおいしい獲物に見えるようだ。一目散に向かってくる。 VF-25は海面ギリギリまでミサイルを引き付けると、ガウォークに緊急可変。足を振り出し機体がへし折れるのではないかという機動で海面への激突を回避した。 しかしハイマニューバミサイルもノズル基部に追加展開された偏向・集束バインド(環状魔法陣)を駆使して推力偏向。海面スレスレで急旋回する。だが彼らの目の前にあったのはVF-25ではなく水の壁だった。 実はアルトはミサイルの追尾性能を看破、ガンポッドで海面を掃射していたのだ。 しかし通常水に当たったぐらいで起爆するハイマニューバミサイルではない。 だがミサイル達は重力の加速によりただの水を鉄板と間違えるほどの速度に達していた。 水の雫が信管に当たり、搭載AIは衝撃からそれを鉄板と誤認。内包する力を解放していった。 (*) アルトは次々誘爆するミサイルを横目に、VF-1を流し見る。 どうやら敵機はこちらのハイマニューバ誘導弾に、バトロイドに可変して全火器で迎撃する積極的迎撃を選んだようだ。 頭部対空レーザー砲とガンポッドから魔力砲撃の筋が伸び、誘導弾が墜ちていく。 しかしバトロイドでは出力の関係で高度を維持できないため、徐々に降下してくる。 アルトはこの機を逃すまいとファイターに可変。一気に距離を詰める。 だが突然、背中に悪寒が襲った。アルトは今までの経験からこれは本物だと感じ、反射に近い速さでバルキリーの足だけを展開、エンジンを吹かして横に跳ぶ。 すると案の定今までいた位置にこれまた青白い光に包まれた大口径の〝砲弾〟がすり抜けていった。しかし上からではない。下、つまり海中からの砲撃らしかった。 だが目の前の敵機に背を向けるわけにはいかない。アルトは魔力推進へと全換装された高機動スラスターで機体を上下左右ランダムに振る。 現在VF-25のOT『ISC(イナーシャ・ストア・コンバータ。慣性エネルギーを時空エネルギーに還元蓄積、これによりパイロットにかかる重力加速度を最大27.5Gまでを一定時間無力化する)』とEXギアシステム、そしてミッドチルダ由来の重力制御装置(デバイスに内蔵。この場ではパイロットにかかる重力加速度の相殺に使用する)によってVF-25は一定時間ならば、無人機レベルの機動が可能となっていた。 そんなゴーストもびっくりな機動で続く第2、第3射を回避しながらVF-1に肉薄する。 そのうち友軍への誤射を恐れたのか狙撃が止んだ。 目の前のVF-1も覚悟を決めたようだ。そのままバトロイドでこちらに突撃してくる。 「よし、来い!」 アルトは叫ぶと自身もバトロイドに可変。左腕に装備された防弾シールドからアサルトナイフの柄を抜き放ち突撃する。 勝負は一瞬で決した。 VF-1はVF-11の『GU-15 30mm多目的ガンポッド』を元にしたガンポッドから魔力刃の銃剣を生成し突撃してくる。しかしアルトは突き出された敵のガンポッドを紙一重で左腕の防弾シールドによって上に受け流す。 そして無防備となったコックピットのある胴体を斬りつけた。魔力刃となっているアサルトナイフは確実に相手の戦闘力を奪い、無力化した。 友軍機が撃墜されたため海中からの狙撃が再開された。しかしアルトはそれらを難なくかわす。 当たらない事に業を煮やしたのだろう。敵機が海中から出て来た。 今度の機体はカナード翼が特徴的なVF-11『サンダーボルト』だ。しかし装備されたそのライフルは極めて長大であり、形状はVF-25Gのライフルと寸分の違いもない。 本来重力圏内でそのような重量物を装備すればエンジン出力の大半を持っていかれるはずだが、その動きは俊敏だった。その理由としてはVF-1と同様の熱核バーストエンジンへの換装や、ミッドチルダの魔法技術によってはるかに用途の拡大したOT改『アクティブ空力制御システム』などの新技術の導入などが挙げられる。 それらの機体の改良がこのような重装備を可能たらしめていた。 両機とも低空、それも至近にいたためミサイルは使えない。勝負はガンポッドか近接格闘で着くはずだ。 両者はファイターでヘッドオン(正面から相対)、互いにガンポッドまたはライフルで牽制し合いながら接近する。そして定石通りVF-11は激突寸前にバトロイドに可変し、ピンポイントバリアパンチを放ってくる。 速度の乗ったそれはほぼ必中のはずだったが、アルトの方が1枚上手だった。 当たる寸前にガウォークに可変したVF-25は翼のフラップ(主翼後縁にある小翼。高揚力装置)、スポイラー(主翼上面の稼動板。揚力を減少し抗力を増加させる)を全開。その結果翼の空気抵抗が増大して失速し、VF-11の懐に労せず回り込んで、それの腹にガンポッドの一斉射を叩き込んだ。 (*) 『サジタリウス2の撃墜を確認。サジタリウス小隊、演習を終了する』 撃墜と同時に通信機から渋いが聞き取りやすいいい声。 成層圏で〝演習〟を管理していたAWACS(エアボーン・ワーニング・アンド・コントロール・システム。空中警戒管制システム)、M級レーダー護衛艦改『ホークアイ』だ。 これは元々本局で運用されていた艦である。しかし以前の教導隊の襲撃事件を察知できなかった教訓からミッドチルダ本土のレーダーシステムと航空部隊の指揮管制能力向上のために地上部隊が老朽化から廃艦寸前だったこの艦を本局から払い下げてもらい、反応炉、OTM『時空変動レーダー』、スーパー量子コンピューターと6室にも渡る大型管制所を増設。加えて100人以上の管制員を乗せ、地上部隊の全ての航空部隊の監視と随時の管制を行っている。 艦船のため補給次第で後続能力は無限大であり、転送魔法によって人員の行き来は簡単。 ミッドチルダ全土を24時間見渡すまさしく鷹の目であった。 「サンキュー、ホークアイ」 アルトが応える。 終了の合図とともに、先ほど撃墜した2機がやってきてVF-25と並進を始める。2機ともペイントでぐしゃぐしゃだ。 『隊長、強すぎっすよぅ~』 右側を並走する、管理局の国籍表示マークを着けたVF-1B(性能向上型)『ワルキューレ』から泣きつくような声がする。 彼はアルトの指揮するサジタリウス小隊の3番機、天城義雄三等空尉だ。 「しかしお前らも2週間前、その機体に初めて乗った時よりは上手くなってるぞ。海中からの狙撃は危なかったな・・・・・・考えたのはおまえか?さくら?」 左側を並進する2番機、VF-11G(狙撃特化型仕様)『サンダーホーク』に呼びかける。 『はい。でも水中で弾道が乱れて、なかなか大変だったです』 そう応えるのはこの世界初の女性バルキリー乗りになった工藤さくら三等空尉だ。 「砲弾に魔力を纏わせて弾道と威力を保つとはよく考えてある。あとは少し連射速度を遅くしてよく狙った方がいい。少し急ぎ過ぎてる。・・・・・・いや、そもそも次があると思うな。狙撃は最初の1発目が肝心だからな」 『はい!了解しました!』 彼女はバトロイドに可変、それを使って器用に敬礼した。 (*) その後3機は基地へと向かった。 彼らの基地はクラナガンから200キロ離れた場所に位置している。しかしアルトはある理由のため、コースを大幅にずらした。 海岸線を目視するとモニターで拡大する。 果たして拡大されたカメラ映像には六課の訓練場が写っていた。どうやら今は市街地戦の訓練らしい。 スバルのウィングロードが綺麗な螺旋模様を描いて上昇していき、ホログラムのガジェットを撃破していく。 また、比較的高いビルに陣取り支援射撃するティアナや覚醒したフリードリヒに乗ったキャロ、エリオの姿も確認できる。 なのはも忙しく指示を発していて元気そうだ。 「今日も六課は平常運転だ」 アルトは安心して基地への帰途についた。 (*) 試作航空中隊の基地はまだ作りかけで、着工から1週間しか経っていない。そのため予定されている格納庫は15棟だが、まだ3棟しか完成していなかった。 だがアルトはそれがいいと思っていた。 今11棟目と12棟目で骨組みが組まれているが、組み立てているのはクレーンに代表される重機ではなく、2期生操るVFー1A(初期量産型)だ。 これは2期生達がバトロイドの操作に慣れる目的で行われていて、訓練としては最適だ。また、精巧なバルキリーのマニピュレーターは作業効率を格段に上げていた。 戦闘用のVF-1は第2次生産のB型までで、A型,B型合わせても50数機のみしか生産されていない。しかし製作委任企業である『三菱ボーイング社』とその傘下の中小企業の生産ラインは現在もフル稼働を続けている。それはこのシリーズを民間用デチューン機『VF-1C』としてこの第1管理世界内だけで販売が行われているからだ。 C型の主な変更点としては4つ。 製作コストの安い第1世代型低出力熱核タービンエンジンへの換装。 MMリアクター(小型魔力炉)を積まない。 第3世代型エネルギー転換装甲を通常合金に。(無論各形態で工作機械としてまともに使えるレベルには強力な合金である) 各種オーバーテクノロジーをできうる限り現代レベルの既存の機材に換装。 また、各種武装が取り除かれていることは言うまでもない。 これは利潤を目的とする企業には巨額になった生産設備を最大利用、無駄にしないためには必要なことであり、どうしても避けられない事だった。 そして管理局としても生産コストの低下、予備パーツの供給問題。さらにはバルキリーが活躍する報道(特に重機の入れない場所での災害救助や海難救助、工事現場など)によって世論の支持も強かったため、やむを得ぬとして黙認していた。 すでに50数機が消防・レスキュー部隊、建設業者などに買い取られ、全国で使われていた。 閑話休題。 アルトは基地へのアプローチに入る前に回線を合わせて呼びかける。 「こちらサジタリウスリーダー、フロンティア航空基地管制塔どうぞ」 『こちらフロンティア航空基地管制塔』 「着陸許可を願う」 『現在、スカル小隊の出撃が遅れているため、上空待機願います』 「サジタリウスリーダー了解」 アルトは応えると、回線を閉じる。 どうやら機体の整備がまだ終わってないようだ。 周りは郊外と言えど平原ではなく田園だ。そのため降りる所は基地しかないが、アプローチを断念して横切った下界の基地は、ラッシュアワー時のハイウェイのような様相を呈していた。 基地の試作航空中隊―――――『フロンティア基地航空隊』には1期生達全員が移籍しており、それぞれに機体が配備されている。 構成は、最初にアルトとミシェルに2カ月間徹底的にしごかれた6人の生徒と実戦教官である2人を中心に小隊が組まれ、現在航空隊には予備機を含め56機(VF-1が47機、VF-11を8機、そしてVF-25が1機)、実戦部隊8小隊(3~4機編隊)と第2線を張る2期生部隊(25人、25機。機種は全てVF-1A)を擁している。 この可動機の多さに比して完成した格納庫が少ないことからこの大所帯の整備は難航を極めていた。 しかしレジアスの打ち出した衝撃的な記者会見から3ヶ月、設立から2カ月半。管理局初のバルキリー部隊であるフロンティア基地航空隊の働きぶりは好調だった。 敵出現の報を聞くやすぐさまスクランブルし、音速の数倍という速度を生かして全国レベルでそれを迎撃する(といっても出現率はクラナガンが最も高い)。ゴーストはあれ以来出現していないため、ガジェットⅡ型が主な敵だ。 初期の頃はクラナガンに基地があり、スクランブル慣れした六課に先を越されることが多かった。 しかし8小隊制の確立によってCAP(空中警戒待機。武装して拠点上空で待機し、有事の際は即座に敵を迎撃するという仕組み)が導入されると、六課とかち合うことが多くなった。 現在六課とは撃墜数で競う好敵手になっているためあまり仲が良くない。 しかしケンカにならないのは、ひとえにアルトとミシェルのフォローと今まで地上を守ってくれていた六課への尊敬。そして最も大きくランカ・リーの存在があった。 事実、彼女の超AMFで助かった者も少なくない。 そしてフロンティア基地航空隊設立以来空で管理局に殉職者は出ていない。(航空隊はこの3ヶ月で3機が撃墜されたが、パイロットはいずれも無事脱出) 何だかんだ言っても『ミッドチルダを守りたい』というところで一致する2部隊は、意識的にしろ無意識的にしろ、お互いの存在を心強く思っていた。 アルトが基地に再び目をやると、青に塗装されたVF-11SG(狙撃型指揮官機仕様)を先頭に3機ほどが飛び立つところだった。 スカル小隊はミシェルの部隊であった。 4機はCAPだった自分達と入れ違いに首都へと翼を翻して行く。 アルトは『そろそろ管制塔から通信が入るだろう』と思い、再び回線を開いた。 (*) アルトが基地に帰還しようとしている頃、時空管理局本部ビルの1室では激論を戦わせていた。 クラナガン西部方面首都防空隊の長が額に筋を浮かべて怒鳴る。 「バルキリーなどというものに〝戦力〟として頼るなど、容認できるか!」 それにクラナガンの海岸線を守備範囲にもつ空戦魔導士連隊の連隊長が怒鳴り返す。 「そっちの部隊は半分近くがAランク魔導士だから言えるんだ!うちの部隊など六課と、フロンティア基地航空隊がなけれは既に全滅している!」 今度は広報担当者が 「そんなのだから『時空管理局が質量兵器を採用した』などと、次元世界から批判が出るんだ!」 と、各次元世界の世論調査の結果を記載した紙を叩いて怒鳴る。 これには地上部隊・技術開発研究所所長、田所が言い返した。 「バルキリーは魔導兵器だ!断じて質量兵器ではない!」 「詭弁だな」 「君たちは・・・・・・全てを魔導士に押しつける事が不可能になっている事がわからないのか!?」 ドン! 机が容赦なしにぶっ叩かれ、机に置かれている水に波紋を作らせれた。 そんな田所の激昂ぶりに、陸士西部方面隊(守備範囲は九州全体)を指揮する陸将が言い返す。 「現に我々は今までそうして来た。質が保てないのは君達の怠慢に過ぎない。責任をとりたまえ!」 時代は推移していくというのに、過去を持ち出し責任転嫁。 最早これは理性的な論戦ではなく、ヤジの飛ばし合いだった。 今日ここには地上部隊の各方面、各部門の長が集まっていて総勢80人を超えるが、今そこは2つの勢力に分断されていた。 1つはレジアス中将率いるバルキリー推進を主軸とする革新派。 もう1つは表向きには『管理局の理念を守る』という大義名分を掲げているが、実際には過去と既得権益に縛られている保守派だ。 この会議には特例として本局所属の機動六課部隊長、八神はやて二等陸佐も参加しており、推進を表明している。しかし悪いことは、保守派がほとんどの陸士部隊と一部の空戦魔導士部隊で形成され、推進派より圧倒的に多いことだ。 それは時勢を無視し、自らの利権のみを追求する蛮勇と言えよう。 はやては地上部隊という組織自体が腐敗を始めている事を改めて実感した。 そして議論とはお世辞にも呼べないヤジの飛ばし合いが90分を超えたとき、やっと会議が進む事件が起こる事となる。 シレンヤ氏 第11話 その2へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12374.html
登録日:2012/02/28(火) 21 28 22 更新日:2024/06/08 Sat 07 46 52 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 May'n OP シェリル・ノーム パチンコだと激アツ マクロス マクロスF ライオン ランカ・リー 中島愛 楽曲 歌う項目 秀逸な歌詞職人 菅野よう子 作詞:Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子 歌 :May n/中島愛 『マクロスF』の第二オープニング曲。 作品のヒロインシェリル・ノームとランカ・リーのデュエット曲である。 TV版、劇場版二作の劇中歌としても使われ、物語を一層盛り上げている。 歌詞には暗喩が多く、詳しい解釈は色々あるだろうが、一言で表現するなら「生き残りたい」である。 歌手生命を絶たれ、病に侵されるシェリル、対バジュラの兵器として利用されるランカの「生き残りたい」という叫び、 もしくは(同時に?)早乙女アルトを頂点にした三角関係に「生き残りたい」思いが歌われている。 タイトルと歌詞にある「ライオン」は獅子座のアルトだけではなく、強く生きる二人も指すのかもしれない。 カラオケでの人気も高く、発表から三年以上経った現在でもランキングの常連である。 「JOYSOUND×UGA 2011年年間ランキング」では楽曲別14位、アニメ/特撮/ゲーム部門では2位を獲得した。 ◆TV版 オープニングの映像は、人物紹介の側面が強い「トライアングラー」とは対照的に、 登場人物をアルト・シェリル・ランカ・ブレラの4人に絞り今後の展開を暗示するものになっている。 本編映像の使い回しが多く、ほとんど歌姫二人しか出てこない(特にブレラは静止画一枚のみ)が、 曲の盛り上がりと本気のカラダを見せつけてくれる二人でそんな事はどうでもよくなってくる。 最終話では劇中歌「娘々サービスメドレー」の最初と最後に使用されている。 アルトと三人で心を通じ合わせ、久しぶりに明るい表情で歌うシェリルとランカに胸を熱くしたファンも多いだろう。 最後のサビで共闘するVF-25とVF-27は非常に格好いい。 ◆劇場版マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~ クライマックスシーンで歌われる。初めはシェリルのソロだが、二番の間奏でランカが合流、デュエットになる。 前曲「オベリスク」のテンションそのまま板野サーカスを堪能できる。 ◆劇場版マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~ 最終決戦にて流れる「娘々Final Attack フロンティア グレイテスト☆ヒッツ!」に使用されている。 「ノーザンクロス」・「虹いろ☆クマクマ」に続いて歌われた。 見所は再びステージに立つシェリル、「いくぜカワイコちゃん!」、主人公全開なアルト、ランカの「キラッ☆」など。 これまた盛り上がるのだが、今作はこの曲だけではない。真打「サヨナラノツバサ~ the end of triangle」がファンの血圧をさらに上げてくれるぞ! ◆マクロスエースフロンティア マクロスFシナリオは途中で尻切れに終わるが、まさかのEDテーマで起用。 そして劇中で唯一ランカの声が聞ける場所である。 ◆ライオン -ソロver- 本曲にはMay'n、中島愛それぞれのソロverも存在している。 興味がある方は是非聞いてみてほしい。 ライオン -May'n Ver.- May'n初のオリジナルアルバムであるミニアルバム、『メイン☆ストリート』に収録されたver。 ライオン -ランカver.- 中島愛1stアルバムである『I love you』の初回限定特典の8cmCDである「まめプレ」に収録されたver。 何故こっちだけランカverなのかとかそういうことは聞いちゃいけない。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] スパロボLの39話におけるツインバルキリーマニューバ初披露は凄く良かった。合体攻撃イベントを最後まで見終わると、BGM「ライオン」がきっちり一周(歌詞における「私眠らない」の後辺りまで)するようになってるんだよな。 -- 名無しさん (2015-01-16 16 05 00) マクロス・クォーターも捨てがたい -- 名無しさん (2015-01-16 16 16 57) 生き残りたい 生き残りたい そりゃあの状況なら「生き残りたい」って歌姫たちは勿論のこと、フロンティア船団の人たちの切実な心の叫びだと思えて泣ける・・・。 -- 名無しさん (2015-06-19 21 12 09) スパロボUXでの影響で一部で曹操のテーマ扱いされているwww -- 名無しさん (2016-12-07 05 49 59) 全マクロス総選挙で歌部門2位。まめぐがTVの向こうのMay'nに観てるー?と呼び掛けMay'nがツイッターで「これからも2人で歌っていこう」と応じるのが泣ける…10年経ってもシェリルとランカを大事にしていてくれてありがとうございます…。 -- 名無しさん (2019-05-09 20 51 36) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3724.html
マクロスなのは 第26話『メディカル・プライム』←この前の話 『マクロスなのは』第27話「大防空戦」 1502時 クラナガン上空2000メートル そこではアルト率いるサジタリウス小隊がCAP任務に従事していた。 既にクラナガン上空で任務を開始してから2時間を超えている。 普段ならあと2時間足らずでこの任務を終え、引き継ぎに交代する。しかし今日は航空隊のオーバーホールのため、あと4時間は缶詰の予定だった。 こうなると普段禁止されている私語が多くなる。天城はその軽い性格からか、いつもおしゃべりが過ぎる。しかしこの日、真面目なさくらまでもその岩戸が軽石になってしまっていた。 『─────それでさ、基地のパン屋のお姉さん、ほら、あの・・・』 『・・・ああ、いつも基地にパンを持って来てくださっている事務員のお姉さんですね。』 『そう、それ!でさ、昨日パン屋さん午前中休みだったろ?』 『そう言えばそうですね・・・・・・何かあったんでしょうか?』 『うん、それがさ、そのお姉さんが朝の7時ぐらいにミシェル中隊長の部屋から出ていくのを見たやつがいるんだよ!』 『え!?ということは朝帰りぃ!?』 (・・・・・・おいおいミシェル、もう噂になってるぞ・・・・・・) アルトは昨日、彼の部屋に入ろうとしてドアにハンカチが挟んであったことを思い出し、「やっぱりそういうことだったのか」と、全く変わらない戦友であり友人である男に頭を抱えた。 『その公算は大だな。・・・・・・ああ、俺も一度でいいから、女を抱いてみてぇ~!』 『・・・・・・天城さん、私の前でそんなこといっていいんですか?私も一応女なんですけど』 『あっごめん!さくらちゃんだとあんまりにも気兼ねなく話せちゃうからつい・・・』 『もう知りません!』 『あぁ、さくらちゃぁ~ん!』 この会話を聞いたアルトは「ざまぁみろ」と思ったそうだが、定かではない。 『もう・・・・・・あ、ところでアルト隊長、』 突然の天城の転進に「な、なんだ?」と生返事を返す。 『噂で聞いた話なんですが、アルト隊長が〝ランカちゃん〟と付き合ってるってのは本当なんですか?』 その予想外だった問いにアルトは制御を誤り、機体は機位を崩して5メートルほど落下させる。VF-25がピーキーな機動性能を誇るゆえに可能とした機動だが、今は彼の動揺を証明する役目しか果たしてくれなかった。 増速によって編隊まで高度を持ち直す。 「い、いきなりなにを─────」 『あっ、それ私も聞きました!本当なんですか、アルト隊長?』 さくらは左を飛んでいるため、左耳から聞こえる無線に、アルトは嫌気がさす。 「おいおい、さくらまで・・・・・・お前らバルキリー隊の隊長を色恋で話題にすると、突然撃墜されるってジンクスを知ら─────」 2人を説き伏せようと説明していると、天城の〝叫び〟がそれを遮った。 (え!? マジ?) 右後方のバックミラーに天城の機体が飛んでいるのを確認する。 流れる動作でレーダーを警戒するが、敵機なし。 変わったことと言えば、少し離れたところにヘリが飛んでいるだけだ。 (ん、待てよ・・・・・・ヘリだと?) アルトはヘリに視線で照準すると、モニターでズームをかける。 すると予想は的中。ヘリは六課のヘリだった。 そのヘリの窓にはどういうわけか、出張中なはずのランカの姿がある。 そして間の悪いことに、こちらを見つけたのか手を振っており、彼女の唇を読めば自分の名を呼んでいることはバレバレであろう。 「うぉぉぉ!アルト隊長!ランカちゃんのサインを3枚お願いします!うちの家族がランカちゃんの大ファンなんです!」 どうやら天城は完全に恋人認定してしまったようだ。 アルトは溜め息をつくと、ヘリに繋ぐのは嫌なため、上空のAWACS(空中警戒管制システム)『ホークアイ』に回線を繋いだ。 無論なぜこんなところを六課のヘリが飛んでいるのか聞くためだ。すると、 15分ほど前にクラナガン外辺部で休暇中だったライトニング分隊の2人がマンホールから出てきた5~6歳ほどの少女を発見したこと。 その少女はガジェットが狙っているロストロギア「レリック」を1個引きずっており、大変衰弱していること。 六課のヘリが保護のため急行しているが、なのは達はデバイスの調整のため出撃できず、準備の出来ていたランカが代わりに緊急時に備えて乗せられていたこと。 などの情報が提供された。 「レリック絡みか。わかった。サンキュー、ホークアイ」 『いやなに、君たちの会話の方が楽しかったよ』 「なぬ!?」 『私にも5枚、サインをよろしく頼むよ。うちの甥っ子もえらくご執心でね。交信終了』 アルトは無線に 「ちょっと待てぇぇぇーい!!」 と怒鳴るが時すでに遅し、回線は切られていた。 『・・・・・・アルト隊長』 「・・・・・・なんだ?」 『認知しましょう』 「いや、だ・か・ら、俺とランカは別にそんな関係じゃないんだぁ!」 アルトの叫びが澄んだ青空に響き渡った。 (*) その後ガウォーク形態で3機はヘリの護衛に入った。 来るかわからない航空型の警戒より、周囲に敵がいる公算の高い場所へ赴く、ヘリの警護が優先されたのだ。 その間にアルトはランカに対し念話を試みる。 『(おーい、ランカ?)』 『(あ、アルトくん久しぶりぃ~)』 『(・・・大丈夫なのか?)』 『(うん。向こうの人達にはすっごいよくしてもらったし、戦争だって終わったんだもん!)』 念話は言葉を介した意志疎通とは少し違う。これには言葉以外に言語では表現不能な概念・思考すら載せる事ができるのだ。 こう表現すると「そんな役立つものがあるのに、なぜまだ不完全な言葉など使っている?」という話になるが、実は念話は慣れていない相手だと稀に、相手に与えるのには好ましくない思考を載せてしまう事があるのだ。 つまりごく稀に本音が丸見えになるという事だ。 本音と建前の人間の世界、話す時に稀にでも相手の本音が見えたら決して成立しないだろう。 だから念話で話すにはそれ相応の勇気が要り、よっぽどの親友や仕事でない限り用いられなかった。 しかしランカから流れ込んだ思考には本当に嬉しいという思いだけが伝わってくる。 自分自身彼女に対する本音がわからない分、どう伝わっているか不安が残るが、彼女の無事が確認できただけでもよかった。 それから1分も経たない内にヘリは現場に到着。少女のヘリへの搬送が開始された。 しかし───── 「こちら機動六課、ロングアーチ。地下にガジェット反応多数!搬送を急いでください!」 ロングアーチの警告とともにガジェットが地上に出てきた。 幸い付近は既に交通規制で人はいない。ガジェットは用さえなければ家の中まで入ってこないので民間人は大丈夫だ。しかし道路でアイドリングするヘリに敵が迫る。 シャマルとランカが、担架(たんか)に乗せた少女を急ぎヘリに搬送しているが、まだ遠くとても間に合わない。 休日返上で集まっていたフォワードの4人も搬送する2人を守るので精一杯で、ヘリまで手が回らないようだ。 「ヘリを死守する!行くぞ!」 『了解!』 アルトの命令に呼応してガウォークからバトロイドに流れるように可変すると、3機でヘリを囲み、地下からワラワラと出てきて全方位から迫るガジェットに相対した。 『やっとなまった体が動かせるぜ』 天城のVFー1Bが凝りをほぐすように腕と肩をぐるぐる回した。そんな天城にさくらが釘を刺す。 『天城さん、抜かれないでくださいよ』 『へいへい』 市街地なので発砲は厳禁。しかしヘリを1機、1分ほど守るだけなら、彼らにはそれで十分だった。 「サジタリウス小隊、交戦!」 アルトは宣言と共に先頭にいたⅠ型をぶっ潰した。 (*) 一度途切れた意識が五感と共に帰ってくる。 頭の中が霧がかかったかのようにぼやけているが、1つだけわかる事がある。ここは戦場だ。 何かと何かがぶつかり、轟音と共にどちらかが、もしくは両方が壊れてしまう。 大人達は自分を縛りつけ、自らに眠る〝ちから〟を使ってヒトや物を壊すことをいつも強要した。 ぼやけた視界に映る、必死の形相をして自分を運ぶ金髪と緑の髪したお姉ちゃん達も、自分に戦いを強要するのだろうか? 彼女は自らの運命を呪うと、意識と共に記憶を閉じた。 (*) 『ヘリの離陸を確認!』 VFー25の外部マイクがティアナの声を拾う。 アルトが見たときにはヘリは(バトロイド形態の)目線の位置まで来ていた。ヘリはそのまま急速に上昇していき、安全高度まで行くと病院へと直行した。 「よし、長居は無用だ!さくら、先に飛べねぇ3人を連れて上に上がれ」 『了解!』 さくらは頭部対空レーザー砲で牽制しつつ後退。バトロイドからガウォークに可変すると、さっきまでヘリが駐機していた位置に移動する。 現在サジタリウス小隊とフォワード4人組は、ヘリのいた位置を中心に円陣を組んで全周位から迫るガジェットに対抗している。そのためヘリが居なくなろうと、その場所が一番安全だった。 『皆さん、聞いた通りです。早く手に乗ってください!』 さくらがVF-11Gの手(マニピュレーター)を地面に広げ、外部スピーカーで呼び掛ける。 しかし円陣の内郭を構成するティアナやキャロはともかく、自分達と共に外郭で戦うエリオはおいそれと戦線から後退することは出来なかった。アルトはハイマニューバ誘導弾による援護を準備しようとした矢先、その宣言が聞こえた。 「クロスファイアー・・・シュート!!」 一斉に放たれたオレンジ色の誘導弾は、数を優先したためかガジェットのシールドを抜くことはできなかった。しかしその進攻を遅らせ、エリオが後退する時間とアルト達が穴を埋める時間をひねり出した。 「いいぞティアナ。ナイス判断!」 アルトの掛け声にティアナは 『どうも!』 と応じると、後退してきたエリオ共々ガウォークの手のひらに収まった。 『じゃあしっかり掴まっていてくださいね!』 さくらは警告すると、時を置かずエンジンを吹かして離床。急速に高度を稼いでいった。 「おっし、天城にスバル、次は俺達だ」 『了解!』 上空から再び放たれたティアナの誘導弾に援護されながら、アルトと天城はガウォークで、スバルはウィングロードを展開して上空に退避した。 こうして目標を失ったガジェット達は撤退して・・・・・・いや、新たな目標を見つけたらしい。戦闘機動レベルのスピードで次々マンホールに入っていく。理由はすぐに知れた。 『こちらロングアーチ。今までジャミングにより探知できなかったレリック反応を地下から2つ確認!回収に向かってください!』 「・・・・・・っておい、ロングアーチ!あの大軍の中に4人を突入させる気か!?」 なに1つ反論せずバカ正直にも 『了解』 と応答しそうな4人の代わりに異議を訴える。 軍隊では捨て駒にされるなど日常茶飯事だ。 例えばフロンティア船団でも中期の対バジュラ戦に投入された新・統合軍がその典型例だ。 バジュラの進化によって彼らの保有する武装が何1つ効かなくなった状況で、出撃を命令され無駄に命を散らしていった。 軍隊とはそういうところだ。だから生き残るために常に最善の努力を必要とする。反論など大した努力は必要ない。それで作戦の穴が見つかり、手直しされて生存率が上がるなら、それに越したことはないのだ。 しかし六課は〝軍隊〟ではあっても無策のバカではなかった。 『そのことなんですが、おそらく問題ありません。現在ガジェットの優先命令はレリックの確保と思われ、積極的な攻撃はないと推測されます。また、事態を聞きつけた第108陸士部隊の陸戦Aランク魔導士が1人、5分で支援に駆けつけてくれるそうです』 「・・・・・・なるほど」 とアルトは呟くと、やる気満々という目をした4人に視線を投げる。 「・・・だそうだ。お前らの力を存分に発揮してこい!」 『『了解!』』 4人は敬礼すると地面に降ろされ、マンホールへと突入していった。 「・・・・・・全く、お人好し揃いだな。管理局は」 アルトの呟きにさくらが割り込む。 『それを隊長が言います?』 「・・・・・・そうだな」 俺もいつの間にかお人好しになってしまったらしい。 しかし敵はそんな感慨を抱く平和な一時(ひととき)すら許さなかった。 『こちら『ホークアイ』、クラナガン近海の相模湾に敵の大編隊が多数出現!機種はおそらく改修前のガジェットⅡ型とゴーストだ。目標はヘリでなくクラナガンの模様。サジタリウス小隊は即座に迎撃行動に移れ!』 嫌な現実が耳に入った。しかし過去を振り返るにはもう遅い。今はやれることをやるしかないのだから。 「サジタリウスリーダー了解!これより迎撃行動に入ります!」 ファイターに可変したVFー25を始めとする3機は最加速。目標空域海上に急いだ。 (*) 『『ホークアイ』よりサジタリウス小隊。いま増援を要請した。5分で六課のスターズ1とライトニング1が。その20分後に緊急出動するバルキリー隊が合流する。それまで何とか持ちこたえてくれ』 「了解」 VFー25率いるサジタリウス小隊は中距離ミサイルの射程に入ると、中HMM(中距離ハイマニューバミサイル)を一斉に放つ。 今度のミサイルは今までの2系統の誘導方式のシステムに改良を加えたもので、通常の回避手段にもある程度対応できるようになっていた。とは言え、今まで敵が回避手段を講じたことがないため、効率面から誘導システムがセンサーを全面的に信用するようセットしていた。今回はそれを通常の設定に戻しただけだったりしたが。 サジタリウス小隊の保有する全中HMM、都合20近い光跡を残してマッハ5で飛翔するそれは、30秒程度で着弾した。しかし全てではなかった。 「なんだと?」 半数以上が目標を見失ったかのように迷走していた。 しかしフレアに代表されるような妨害装置の使用は見られない。強いて言えば当たったのに当たらなかったというか───── 『こちら『ホークアイ』。命中しなかった理由が判明した!敵は幻影魔法を展開している!現在術者を走査中だ。十分注意して迎撃せよ。実機はおそらくレーダーに映っている半数以下だ!』 どうやらガジェットを使役する者達が本格的に動き始めたらしい。アルトは猛る血を抑えると、僚機に指示を出す。 「各機、陣形〝トライアングラー〟!行くぞ!」 『『了解!』』 さくらはバトロイドに可変すると三浦半島の海岸線に着陸し、アンカーでしっかり片膝撃ち姿勢を取る機体を固定。己の長大なライフルを敵の迫る南へと向けた。 続いて天城がガウォークに可変すると、さくらの直掩に入った。 この陣形は『アルトが突入して敵をかき乱し、さくらが援護狙撃を行い、天城が撃ち漏らしを排除する』という時間稼ぎと敵の一地域の釘付けに主眼を置いた陣形だった。 ちなみにこのネーミングセンスだが・・・アルトの前隊長によるものが大きいと予想される。 ともかくアルトは、天城のマイクロハイマニューバミサイル。さくらの狙撃、そして自身のハイマニューバ誘導弾と共に敵に突入していった。 (*) サジタリウス小隊が交戦に入ってから5分後の横浜上空。 そこでは今、2人のワルキューレが天を駆けていた。 「スターズ1よりホークアイ、現状は?」 『こちら『ホークアイ』。先行したサジタリウス小隊が敵大編隊を迎撃中。現在おかげで戦闘空域は相模(さがみ)湾上空に限定されている。船もないので安心して撃墜して構わない。また、幻影はロングアーチの協力で実機との区別がつきつつある。これはデバイスに直接IFFとして送信する。また、混戦なため誤射に注意せよ』 「了解」 なのはは答えると、『Sound only』と表示された通信ディスプレイを閉じた。 そして今や10キロメートルを切った戦闘空域を睥睨する。 そこでは真っ青なキャンバスをバックに、自分達魔導士には無縁な白い飛行機雲が、幾筋も複雑な螺旋模様を描いている。 「綺麗・・・・・・」 思わず素の感想が口に出る。 しかしその作品を作っているのがアルトのVF-25と、ガジェット・ゴースト連合であることを思い出し、あわてて頭を振ってその考えを吹き飛ばした。 「フェイトちゃん、行くよ!」 頷く10年来の親友。 「スターズ1、」 「ライトニング1、」 「「交戦(エンゲージ)!」」 2人は文字通り光の矢となって、空域に突入した。 (*) ガーッ、ガーッ、ガーッ───── 鳴りやまないミサイルアラート。多目的ディスプレイは真紅の警告色に染め上げられている。 VF-25は魔力のアフターバーナーを焚きながら上昇を続ける。 アフターバーナーを焚いたVF-25は、推進剤である魔力が機体の推進ノズルや大気との摩擦で発熱するため、赤外線カメラを通して見れば太陽のように光輝いて見えることだろう。 周囲を飛翔する全ての敵ミサイルが、そんなVF-25に打撃を与えんと、回避運動すらせずに追いすがる。 それを確認したアルトはスラストレバーを下げ、フレアを撒くと足を60度機体下方に展開する。 こうすることによって推進モーメントが突然変わったバルキリーはクルリと前転、機首を下に向ける。 そして再び足を戻して下降するVF-25を尻目に、高熱源体となったフレアにミサイルが引き付けられ、そのすべてが誘爆した。 「ふぅ・・・」 アルトは前方を塞ぐ実機のガジェット達を徹甲弾を装填したガンポッドで次々葬っていく。 しかし敵は全天を覆っていた。 彼は顔をしかめて敵を俯瞰していると〝衝突コース!〟という警告がディスプレイに表示された。 しかしレーダーに映る敵機はIFFには反応なし。 つまり目視できるしレーダー反射もあるが、六課のスーパーコンピューターが『あれは幻影だ』と、結論を出したという事だ。 正直幻影だろうと実機だろうと撃墜か回避したいが、おそらく敵の罠だ。 確かに発砲してあれが実機でないと証明するのは簡単だ。 しかし敵が作戦を変更してしまうので、こちらが『あれが実機でない』ことに勘づいたことを知らせる訳にはいかない。また、機動を操作されるわけにはいかないため、回避もできない。となればそのまま突入するしかなかった。 迫る敵機。もし実機なら正面衝突で大破は免れない。 (南無三!) アルトは一瞬で全ての神仏に祈る。 次の瞬間には敵機はVF-25を通り抜けていた。 後方を振り返ると、やはり罠があったようだ。ガジェット数十機がホバリングして袋を形成している。回避していればあの袋に飛び込んで集中砲火という結末だったらしい。 (最近は罠を作るぐらいの頭ができたんだな・・・) アルトが感心する内もガジェットは半ばホバリングしているためさくらの狙撃が面白いほどよく当たる。 しかしゴーストが対応を開始した。 彼らは三次元推力偏向ノズルで機首を無理やりこちらに向けると向かってきた。 いつの間にか囲まれている。 このままでは包囲、殲滅される!と危惧したアルトは遂に奥の手を出した。 「メサイア、〝トルネード〟パック装備!」 「roger.」 VF-25の胴体全体を一瞬青白い光が包み、背面に2門の大口径ビーム砲を、そして両翼には旋回式追加ブースターと装甲を装備した。 機動重視の装備として開発されたこれは、FAST(スーパー)パックを数倍する機動性能を発揮する。バジュラとの抗争では開発未了であったが、これさえあれば被害は4割は減らせたと言われている悲願の追加装備だ。 さくらの速射狙撃が包囲するゴーストの一角に穴を開ける。 アルトはスラストレバーを一杯まで押し上げると、その穴から一気に突破、包囲から脱出を図る。 しかし援護にも限界がある。上方より数機のゴーストと火線。 アルトは両翼に装備されたブースターを左右逆に旋回して急激に90度ロール機動をおこなうと、間髪いれずに主機、旋回ブースター、スラスター・・・すべての機構を駆使して上昇をかける。その瞬間的なG(重力加速度)は『ISC』、『イナーシャ・ストアコンバータ』、デバイス由来の重力制御装置の限界を越え、アルトの体に生のGを掛ける。しかしいままで反吐が出るような訓練に鍛えられた彼にはどうということはない。 機体はゴーストでも真似できないような角ばった急旋回を行って敵の火線を回避すると、ガウォークで急制動。擦れ違おうとしたゴースト数機に背面のビーム砲を照準すると立て続けに見舞った。 魔力出力にしてSランククラスの砲撃を受けたそれらは、瞬時に己の体を空中分解させて海の藻屑へと帰した。 『こちらサジタリウス2(さくら)。弾が切れました。これより魔力砲撃に切り替えます』 遂に持ってきた砲弾を撃ち尽くしたらしい。魔力砲撃ではこの空域全体に作用したAMFにより威力が格段に低下するが、致し方ない。 アルトとてガンポッドに残る残弾など雀の涙だ。 熱核反応エンジンは戦闘機に無限の航続能力を与えたが、積める弾薬量が決まっている以上、まともな戦闘可能時間は旧式の戦闘機と変わらないのだ。 (荷電粒子ビーム機銃さえ使えれば・・・・・・) 現在も封印(シール)状態でVF-25の両翼に装備されているこのビーム機銃は、最初からバジュラには効かなかったが、AMFが作用しないためゴーストやガジェットなら苦もなく落とせるはずだった。 だが局員となった今、そんな物を使えば暖かい寝床から一転、鉄格子の部屋で寝ることになる。 アルトは無駄なことを考えるのをやめると、戦術に集中する。 トルネードパックで機動力の上がったVF-25に対し、ゴーストとガジェットはその機動性と数で対抗してくる。 更にゴーストの撃ち出す実体弾は、バルキリーの転換装甲のキャパシティをすごい勢いで消耗させていく。 (というかこれはマジ物の対(アンチ)ESA(エネルギー・スイッチ・アーマー。エネルギー転換装甲)弾じゃないのか・・・・・・?) 通常の実体弾はこれほどの消耗を強いるものではないはずだった。 とにかく、客観的に見てこれ以上の進攻阻止は無理だった。 しかしすでに1キロ程先に三浦半島の海岸線があった。 (現行戦力でこれ以上の足止めは無理だ。しかし半島上空を戦場にするわけには・・・・・・) そこに見える民家が、彼に後退を躊躇わせた。 その時、待ちに待ったものが来た。ディスプレイに表示される〝空域マップを貫く太く赤い線〟と〝退避要請〟という文字。 敵は大量に後ろに引きつけている。ここで撃てば最も多くの敵を巻き込めるだろうが、時空管理局、特に彼女がそれをするはずがない。かといって一度意図を図られてしまってはその効果は急速に薄まる。 ならば自分にできることは何が何でも急いでこの位置から退避するしかなかった。 アルトは操縦桿を倒すと左ロール、続いて主観的な上昇をかける(つまり左旋回)。もちろんその間スラストレバーは限界まで前へと押し上げられている。 機体が転換装甲の使用を前提とした設計限界である25Gの荷重によって悲痛な悲鳴をあげる。VF-25のF型(高機動型)としてスペシャルチューンされた『新星/P W/RR ステージ II 熱核バースト反応タービン FF-3001A改』が己の力を示すように、そして左右エンジンでハーモニーを奏でるかのようにその雷のような轟音によって圧縮した空気と魔力を後方へと吐き出す。両翼のブースターも主翼の空力だけでは成し得ない無理な上ベクトルの力を捻り出す。 アルトもまた、転換装甲維持のため機載のISCが止まった事により、襲いくる津波のような力に必死に抗う。 そして赤い線の示す射軸線をVF-25が越えると同時に、海岸線から桜色をした魔力砲撃が伸び、射軸上にいたゴーストとガジェットに突き刺さる。それは幻影含めて50機近くを瞬時に撃墜した。 『アルトくん、大丈夫!?』 天使の声が聞こえる。 「ああ、なのは。助かった」 しかし安心したアルトの機動は少しだが単調になっていた。 ゴーストはその機を逃さず肉薄してきた。 そのゴーストから横になぎ払うように機銃弾が放たれ、VF-25に迫る。 (緊急回避は・・・・・・間に合わない!) アルトはトルネードパックの装甲パージによる囮回避に備える。しかし機銃掃射はバルキリーまで来ない内に止まった。 不思議に思ったアルトはゴーストを仰ぎ見る。 そこには金色の矢に貫かれ、海に力なく落ちていくゴーストの姿があった。 外部マイクが女性の声を拾う。 『・・・・・・もう、私の事も忘れないで欲しいな』 彼女は大鎌形態のそのデバイスを、その華奢な肩に担ぐと大見得を切った。 同時に周囲に展開する他のガジェット、ゴーストにもランサーの雨が襲い、その多くを撃墜、爆炎が花を添えた。 「フェイト!」 外部スピーカーを通して放たれたアルトの声に、彼女はニッコリ微笑みを返した。 (*) 六課の合流後、すぐに役割に応じて部隊を再編する。 高機動型であるアルトとフェイトの2人は、引き続き敵を掻き乱す前衛部隊。 2人に構わず進む編隊には、さくらとなのはの火力部隊が当たり、天城は機動部隊として2人の直掩と撃ち漏らしの掃討を続行。 この後の戦いは比較的スムーズに進んだ。 そして10分後、更なる援軍が到着した。 『こちら機動六課フロンティア2。これより、支援します!』 聞こえた声はランカのものだった。レーダーを見るとヴァイスのヘリが戻って来ていた。 どうやら保護した少女を、この近くの聖王教会中央病院に置いて、とんぼ返りしたようだった。 『みんな!抱きしめて!銀河の、果てまでぇ!』 フォールド波に載ったランカの常套句が、半径10キロに渡って響き渡った。 続いて流れてくる歌声。 アルトはそれを聞いて、先ほどの念話以上の安心感を抱いた。 彼女の歌声は、いつかのような迷いある歌声ではない。 誰に向けてのものかはわからない────きっと、生きとし生きるもの全てにだろう────が、晴れ晴れとした澄み渡った空のように、暖かい歌声が沁み渡っていった。 (*) ランカの参入は戦闘の趨勢を激変させた。 魔導兵器であるガジェットⅡ型はレーザー攻撃を封じられボロボロ落とされる。 ゴーストには魔導技術がほとんど導入されていないらしく相変わらず元気だったが、ガジェットが脅威でなくなった分、楽になった。 しかし、ランカの超AMF範囲内にありながら、幻影魔法が解除されることはなかった・・・・・・ To be continue・・・・・・ ―――――――――― 次回予告 ランカ「ずっとそばにいたかった。でも、もうあなたまで届かない・・・・・・」 マクロスなのは第27話「撃墜」 追悼の歌、銀河に響け! ―――――――――― シレンヤ氏
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/40234.html
登録日:2018/08/23(木)21 23 50 更新日:2024/09/13 Fri 09 16 12NEW! 所要時間:約 12分で読めます ▽タグ一覧 JUNNA アイドル カナメ・バッカニア フレイア・ヴィオン マキナ・中島 マクロス マクロスΔ レイナ・プラウラー ワルキューレ 安野希世乃 東山奈央 歌姫 歴代マクロス歌姫 美雲・ギンヌメール 西田望見 鈴木みのり 歌は、愛!! 歌は、希望!! 歌は、命!! 歌は、神秘!! 歌は、元気!! 聞かせてあげる、女神の歌を! 超時空女神(ヴィーナス)、 ワルキューレ!!!!! マクロスΔに登場する架空のアイドルユニット…もとい戦術音楽ユニット。 ここでは、作中のキャラクターを演じた人物による同名のユニットについても説明する。 概要 A.D.2067年、銀河各地で突如発生した人々が自我を失い凶暴化する奇病「ヴァールシンドローム」に対抗するため、星間複合企業「ケイオス」で結成された「戦術音楽ユニット」。 特殊部隊としての活動だけでなく、銀河ネットワークチャートに常時ランクインするなど、有力なアーティストとしてもその名が銀河に知れ渡っている。 プロジェクトの中心となっているのは、第一次星間大戦の直後から歌の力の研究を続けているという謎の人物、レディM。 その正体は本編では明かされることは一切なく、謎に包まれている。 彼女らのヴァールを治療する力の源は、「フォールド因子受容体(フォールドレセプター)」という特殊な受容体を持つ者の歌声から発せられる生体フォールド波。 この特殊な波動により、ヴァールシンドロームを鎮圧することができる。オーディションでもこの数値の高さが合否判定の材料となる。 この物質の発見は、A.D.2045年のバロータ戦役、A.D.2059年のバジュラ戦役における「フォールドエフェクト研究」の成果だと言える。 活動内容 メインとなる活動は、ワルキューレ自らが戦場に身を晒しながら歌を歌う鎮圧ライブ。 言うまでもなくこれは非常に危険の伴う行為であり、彼女らの身を守るために多彩な装備と工夫が投じられている。 その最たる例が、主人公ハヤテ・インメルマンも所属する、ワルキューレの護衛を専門とするΔ小隊。 彼らの搭乗する最新鋭可変戦闘機『VF-31 ジークフリード』は、一般機の『VF-31 カイロス』とは異なる特殊装備を持ち、性能も向上、大気圏内での機動性に優れる前進翼、さらに派手なカラーリングで塗られた特注仕様の機体。 これらの装備は、ワルキューレの存在を強くアピールすると共に、軍隊とは違う存在だと言うことを示す目印にもなる。 ライブにおいてはエアショーをしたりバックダンサーとしてパフォーマンスを行うこともある。 <女神を守る特殊装備達> ・MDP-001W シグナス(マルチドローンプレート) ジークフリードの脚部ミサイルに代わって装備される小型無人飛行端末。 母機であるジークフリード側だけでなくワルキューレが持つ端末からも操作が可能な万能兵器。複数を連結させることで様々な用途に対応できる。 劇中ではピンポイントバリアを展開してGNシールドビットの如く敵弾を防いだり、ぶら下がって移動したりといった用途に使われた。 また、ライブ中に現れる妖精のようなダンサー達はここから投影されるホログラム映像。ちなみにミサイルを使用しないのは、主戦場である市街地への被害を減らすためという明確な理由がある。 ・フォールドウェーブシステム 同じくジークフリードに搭載される、バジュラの体内で生成される"賢者の石"ことフォールドクォーツを用いた機能。 超高純度のフォールドクォーツを用いたYF-29 デュランダルには劣るが、ワルキューレの歌により発生するフォールド波を利用して機体の出力を上げることができる。 ・フォールドプロジェクター 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますかやマクロスFの劇場版でも描写されたホログラムによる衣装チェンジ機能。 これによって生み出される戦場に似合わぬ派手な衣装は、避難する民間人に安心感を与える効果も持つ。 ・ガスジェットクラスター 腰回りに着けた小型スラスター。窒素を噴出することで短時間の飛行、空中での方向転換が可能である。 ちなみに上記の通り衣装はホログラムなのでスカートが燃える心配は無い。 ・バイオシルク製アンダースーツ 防弾機能、耐光学兵器成分が含まれたエ口スーツ防護服。敵の銃弾等でフォールドプロジェクターが壊れるとこれだけの姿になるため大変扇情的。 ・各種メイクアイテム 実は耐光学兵器成分が含まれている。特にネイルには通信機としての機能もある。 さて、ここまで読んで一つ疑問に思う所のある諸兄もいるのではなかろうか。 …録音で良くね? と。 だがしかし、この戦場を駆ける女神達にそんなツッコミは一切通用しない。 なぜなら生体フォールド波は、生歌でなければ効果が激減してしまうからだ。 さらにフォールド波には歌い手が危機的状況にあるほど発生量が増加するという特性があるため、ワルキューレのメンバーには相当な覚悟が必要とされる。 ちなみに宇宙や空中での戦闘時は戦艦の甲版の上やバリアが張られた飛行艇の中で歌う。 だが時には生体フォールド波の効果を高めるため、そしてより近くで歌を届けるために、それらの場所から飛び降りることもある。 そう、彼女らは文字通り"命がけ"で歌っているのだ。 「ワルキューレの鎮圧ライブは、命がけの任務です。覚悟の無い方は去っていただいて結構!!以上!」byカナメ・バッカニア 戦場ライブとは別に、平時でもヴァールシンドロームの発生を予防するためのワクチンライブも開催している。 さらには戦場ライブで鍛えられた身体能力を活かし敵地への潜入任務も行うなど、その活動は枚挙にいとまがない。 来歴 ・2063年 メンバー選考が開始。ケイオスの音楽部門の職員だったカナメと諜報部門で働かされていたレイナが高いフォールドレセプター数値を見出され、初期メンバー候補となる。 ・2064年 第一次オーディション開催。合格者のマキナ・中島、クレア・パドル(CV:日笠陽子)、リディ・ル・グローン(CV:菊地瞳)がメンバー候補に加わる。 厳しい訓練に耐えきれず、リディが脱退してしまう。 ・2065年 4人編成でデビュー。しかし歌の効果を実証できず活動中止の危機に陥る。 そこにマキナの提案したアイドル風衣裳の採用やΔ小隊との連携など、試行錯誤を積み重ね、ユニットとして復活するも、心労からクレアが脱退してしまう。 その後、メンバーとして新たに美雲が加入し、カナメに代わってエースボーカルとなる。 彼女の圧倒的な実力が、他のメンバーのさらなる成長を促した。 ・2067年 惑星ラグナで第3次オーディション開催。5人目のメンバー、フレイアが加入する。 その他 項目の最初の決め台詞以外にも、出撃前の掛け声がある。 マキナ「銀河の為に」 レイナ「誰かの為に」 フレイア「今、私達」 美雲「瞬間完全燃焼」 カナメ「命がけで楽しんじゃえ!」 5人「GO!ワルキューレ!」 メンバーそれぞれに特徴的なハンドサインがある。 フレイア、カナメ→両手のVサインの先端を繋げる。一番簡単。 マキナ、レイナ→片手で一人ずつVサインを作り、繋げる。相手がいないとできない。 美雲→片手の親指を閉じ、残りの指を開いて中指と薬指を交差させる。やりすぎると手がつるので注意。 なお、オンリーというわけではなく、例えば一人かつ片手でやる場合は全員美雲のバージョンを使用している。 関連人物、団体 ・FIRE BOMBER マクロス7に登場。バロータ戦役において歌の力で戦争を止めたと呼ばれる伝説のバンド。 彼らの歌のエネルギー源はDr.千葉が発見した歌エネルギーと呼ばれるものであり、生体フォールド波とは異なるもの。 彼らが挙げた実績が統合軍の目に留まり、本格的な歌の研究へと繋がった。 ・ジャミングバース マクロス7に登場。FIRE BOMBERの活躍を見た統合軍のバートン大佐が中心となり設立した、史上初の正式な戦術音楽ユニット。 元々民間協力隊なこともあり、成果を残すことはできなかったが、歌の有用性は統合軍全体に知れ渡った。 ・ミルキードールズ プレイステーション用ゲーム『マクロス デジタルミッション VF-X』に登場する5人組の女性アイドルユニット。軍事面での歌の有用性を認識した統合軍が主導で編成した。つまりワルキューレの大先輩。 メンバーの1人はグレイス・オコナーと中の人が同じ。 ・ランカ・リー、シェリル・ノーム マクロスFに登場するご存じ超時空シンデレラと銀河の妖精。 発生源は違えどこの2人の歌の力の源は生体フォールド波であり、それによってバジュラ戦役を終わらせた。 ・スローンズ 『マクロスΔ外伝 マクロスE』に登場する女性アイドルグループ。 彼女たちの声に含まれる性質によるヴァール抑制能力の実証実験「プロジェクト・スローンズ」が行われ、 ヴァールに対する戦術音楽ユニット誕生のきっかけとなった。 メンバー カナメ・バッカニア(Kaname Buccaneer) CV:安野希世乃 生年月日:2044年6月8日 年齢:22歳 身長:168cm 出身地:惑星ディバイド 作戦ライブでみんなを引っ張るワルキューレのリーダー。メンバー最年長で、チームのお姉さん的存在。 歌唱以外にもメンバーのスケジュール管理、Δ小隊の作戦のマネージメントなども兼任している。イメージカラーは黄色。 元々はソロでアイドルをしていたが、でるた小劇場や『絶対LIVE!!!!!!』で明かされたその活動内容が非常に昭和・平成初期感のするものとなっている。 美雲・ギンヌメール(Mikumo Guynemer) CV:小清水亜美(声)、JUNNA(歌) 生年月日:????年8月17日 年齢:不明 身長:165cm 種族:不明 正体不明神出鬼没なワルキューレのエースボーカル。年齢、出身地等は一切不明の謎めいた女性。 圧倒的な歌唱力を持つが、「自分はなぜ歌うのか」と常に自問自答し続けている。イメージカラーは紫。 マキナ・中島(Makina Nakajima) CV:西田望見 生年月日:2049年4月19日 年齢:18歳 身長:159cm メカメカきゃわわなワルキューレのセクシー担当。チーム一のおっぱいの持ち主ナイスバディ。 他の仲間の名前の一部を二回繰り返して呼ぶ(例 レイナ→レイレイ、美雲→クモクモ)。イメージカラーはピンク。 祖父の代からメカニックという家系(ちなみに曾祖父がマクロスゼロに登場した中島雷造である)で、自身も整備の達人。本職のメカニック達からも姐さんと慕われている。 レイナ・プラウラー(Reina Prowler) CV 東山奈央 生年月日:2051年7月23日 年齢:15歳 身長:147cm 種族:ゾラ人 どんな扉もチクチクオープンするワルキューレの電子作戦担当にして凄腕のハッカー。 無口かつ毒舌家で、ぶっちゃけアイドルには興味無いらしいが、仲間は大切に思っている。好物は生のクラゲ。イメージカラーは緑。 前世ではスクールアイドルの妹をしていたというのは密に、密に フレイア・ヴィオン(Freyja Wion) CV:鈴木みのり 生年月日:2052年11月3日 年齢:14→15歳 身長:154cm 出身地:惑星ウィンダミア 種族:ウィンダミア人 ワルキューレのりんご大好きニューフェイス。本作のメインヒロイン。天真爛漫かつ大胆な行動力の持ち主。 故郷での結婚から逃れ、ワルキューレに入るという夢を叶える為に密航を行う途中で巻き込まれた戦闘で、非常に高いフォールドレセプター数値を見出され、メンバー入りを果たした。 イメージカラーは赤。 元メンバー リディ・ル・グローン CV:菊地瞳 種族:ラグナ人 第1次オーディションに合格し、訓練を受けたが耐えきれずに脱退した。 クレア・パドル CV:日笠陽子 第1次オーディションに合格し、デビューメンバーの1人となったが、過酷な環境に耐えられずに脱退した。 その後はケイオス地球支部の広報部で働き、ワルキューレの活動を陰ながら支えている。イメージカラーは水色。 現実での活動 従来のマクロス作品のように、作品でキャラクターを演じる声優(歌手)によるライブイベントも開催されている。 大阪・名古屋・東京での1stライブ、横浜アリーナでの2nd、3rdライブ以外にもミニライブを開催し、 さらに2017年には日本最大級のロックフェス『ROCK IN JAPAN』への出場を果たすなど、その勢いは止まらない。 サプライズやライブ時のお約束なども豊富にあり、それらが織りなす盛り上がりは凄まじいものである。 以下、具体例 劇中の設定に合わせてライブは全て生歌であり、臨場感抜群。最早音源よりも上手く歌っているようにも感じられる。 「ルンがピカッと光ったら」は毎度のライブの締めに歌われ、観客が「ウォーウォー」と合いの手を入れるが、歌う前に練習が入る。しかもある程度声を出して合格にならないと歌が始まらない。 第10話で使われた「AXIA〜ダイスキでダイキライ〜」の歌唱の際には、同話で活躍したメッサー・イーレフェルトをイメージしてペンライトを青く光らせる。 2ndライブ2日目には、本編でクレア・パドルを演じた日笠陽子がゲストとして登場し、ワルキューレの初期メンバー4人で「涙目爆発音」を歌った。 3rdライブ『ワルキューレは裏切らない』では、1日目にシェリル・ノームの歌パートを担当したMay nが、2日目にランカ・リーを演じた中島愛がゲスト出演した。 河森正治監督は、2ndライブの盛り上がりを見て、予定に無かったマクロスΔの映画化を決めた。 …など、現実世界にまで多大な影響を与えている。 楽曲紹介 主な楽曲を紹介する。YouTube等で公開されているミュージックビデオがだんだんはっちゃけて来ていることで評判。 一度だけの恋なら 突き刺さるような攻撃的サウンドが特徴の1クール目OP。ミュージックビデオはまだ普通のダンス映像。 ルンがピカッと光ったら 準備はいいんかね? 1クール目ED。上のセリフから始まり「覚悟するんよー!」「ルンピカビーム!!(!?)」「ゴリゴリアターック!!(!?!?)」などと印象に残るフレーズが多い曲。前作における『星間飛行』的な楽曲。 いけないボーダーライン 流れるような戦闘で評価の高い第1話などで使われた挿入歌。 恋!ハレイション THE WAR ユニットのOP的楽曲。リアルライブでも大抵この曲が最初になる。 ジリティック♡BEGINNER マキナとレイナによる可愛らしいデュエット曲。実は劇中最初にかかった曲でもある。 僕らの戦場 熱い歌詞が特徴の劇中で何度も歌われた挿入歌。アルバム『ワルキューレがとまらない』にはフレイアと美雲のソロバージョンが収録されている。 絶対零度θノヴァティック 2クール目OP。5人のハーモニーが魅力の目まぐるしいテンポの楽曲。ミュージックビデオは「ワルキューレ増殖中」と名打ち、メンバーがどんどん増える。 破滅の純情 2クール目ED。劇中では中盤のあるシーンで使用され、まさに『破滅』に相応しい展開を飾った。 Absolute 5 5人の絆を歌った後半の挿入歌。 涙目爆発音 ワルキューレの過去編の第21話挿入歌。当時のワルキューレの苦境が歌詞に現れた曲。クレア(CV:日笠陽子)脱退前の涙目爆発音~with Claire~もある。 ワルキューレがとまらない 同名の2ndライブ用に作られた新曲。 本編では劇場版の冒頭挿入歌としてワルキューレがとまらない〜without Freyja〜が使用された。ミュージックビデオはなぜかトレーニングジムでの風景。 ようこそ!ワルキューレ・ワールドへ イントロに「ワルキューレの騎行」が引用された2ndライブ用の新曲。フレイア加入後に作られた新たなライブのオープニング曲という設定。序盤の歌詞はメンバーの自己紹介も兼ねている。 ワルキューレは裏切らない 劇場版第一作「激情のワルキューレ」の新曲その1にして3rdライブのタイトル曲。 劇場版にふさわしい壮大なメロディが魅力。歌詞の「いつかこの声が果てるその日まで」は劇場版1作目のキャッチコピーでもある。 ミュージックビデオはまさかの昭和の特撮風。 ワルキューレが悪の組織悪級麗と戦うというストーリーと、何故か最後に銃弾で撃たれて倒れ、映像が巻き戻されるという謎の展開でファンの度肝を抜いた。 チェンジ!!!!! 劇場版第一作の新曲その2。 妖艶さをテーマにした楽曲。本編ではフレイアデビューライブの楽曲として登場した。このシーンはマクロス史上初のフル3DCGで描かれているため、必見。 Dancing in the Moonlight 劇場版第一作の新曲その3。 明るさが全面に押し出された楽曲。同作のED。 未来はオンナのためにある 劇場版第二作のイメージソングにして4thシングルのタイトルソング。 劇中ではカイロスプラスのスーパーゴーストとの訓練のシーンで使用されたが、ただの天才の無双BGMと化していたような気もする。 ルンに花咲く恋もある 4thシングルの新曲。劇場版第二作ではmovei editionがEDに使用された。 大人びたルンピカ、といった感じの曲。作・編曲したコモリタミノル氏も「コンサートで盛り上がる曲と言う発注」と言っていた。 そして氏も劇場版のEDに採用された結果発生した事態について言及している。 ワルキューレはあきらめない 劇場版第2作の新曲にして4thライブのタイトル曲。 クライマックスの戦闘で使用され、さらに「絶対ライブ!!!!!!メドレー」のトリを飾るスピーディな曲調。 Absolute5のようにメンバーの絆を歌い上げているようにも聞こえるが……? 記憶にいる私のこといつでも感じて欲しい ALIVE~祈りの唄 劇場版第二作の新曲にして合唱曲。 劇中では、これと同じメロディーで歌詞の異なる曲「りんごのうた」が流れるシーンがあるのだが…… 追記・修正はワクチンライブで生体フォールド波を浴びてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] マクロスΔは中盤までマクロス史上最高傑作まである キャラもその一つ -- 名無しさん (2018-08-24 02 48 09) 劇場版だと主人公なんだよな。 -- 名無しさん (2018-08-24 06 25 27) それにしてもカナメさんはすごいな。アイドル時代は鳴かず飛ばずで引退したのに、そこから奮起して、ワルキューレの一員になって、あれだけの人気を得るほどになるなんて。 -- 名無しさん (2018-08-24 19 44 41) 激情のワルキューレのピクチャードラマ面白かったな。美雲はお酒と炭酸飲料が×、早寝、恋愛に興味なしっと。見かけはミステリアス美女、頭脳は子供…。 -- 名無しさん (2018-10-08 21 15 38) できれば、今年あたり、ワルキューレにも紅白出てほしいなぁ。Aquorsも出たし。 -- 名無しさん (2019-01-19 13 24 45) 恋愛禁止ではないらしい。割と健全なアイドルグループである。ただし腕っ節の強さやハッキング、メカの知識が求められることがあったり殉職の危険性もあるが。 -- 名無しさん (2019-01-19 18 58 29) カナメの人気やばいな。持ち歌のAXIA諸共歴代シリーズトップクラスレベルとか凄い・・・。 -- 名無しさん (2019-05-04 23 50 45) メッサーが退場したのが全話の半分に満たないタイミングだったことを考えると、終盤まで生きてたらと思うと惜しいことしたもんだ。まあその場合、完全に主人公たちを食っちゃってただろうけど -- 名無しさん (2019-05-05 01 41 18) アーマードで大暴れするメッサーは見てみたいけど、どちらかというとリルドラケン装備の高機動戦闘の方が得意そうだよな -- 名無しさん (2019-05-05 03 22 33) そういえば、カナメさん、ワルキューレで歌えるほど実力あるのにソロ時代には売れなかったのか、何か理由があったのかな? いくらフォールド波が使えたって、歌唱力が並みだったら、ワルキューレとしては微妙じゃないかと思うんだが汗 -- 名無しさん (2019-08-05 14 19 11) ↑カナメのソロ時代はマクロスFの時代と合致。ランカとシェリルに埋もれてた、という説が濃厚だとか。 -- 名無しさん (2019-08-05 23 22 42) ↑カナメさん、なんとも運がない……。そりゃ銀河の歌姫と、超時空シンデレラの前では……汗 カナメさん、あんたに才能がなかったわけやない。あの二人が化け物すぎたんや…… -- 名無しさん (2019-08-11 12 52 41) なんか設定的に同じチームが銀河各地で活動している気がする -- 名無しさん (2019-08-11 14 35 49) ↑つまり、フレイアたちは、例えばAチームで、他にもBチーム、Cチームがあって……って感じ? -- 名無しさん (2019-08-11 14 43 37) Aqoursとジョイントライブしてほしいな。サンライズとビッグウェスト、フライングドッグとランティスの間で、一大合意かプロジェクトがなければ無理だろうけど…… -- 名無しさん (2019-09-10 18 50 27) もうこの五人組が強過ぎてマクロスもバルキリー(今回は違う名称だけど)もいらねえやという感じだった! -- 名無しさん (2020-05-10 20 21 34) カナメ役の安藤さん、マクフロのランカ役のオーディションに出たけど、中島さんの前に落選したのか……。なんかそんなところが、シェリルとランカの前に埋もれてたカナメさんとシンクロしてるなぁ(´・ω・`) -- 名無しさん (2020-05-29 15 32 25) ラビットシンドロームにも効果ありますかねえ -- 名無しさん (2020-05-29 15 45 55) アニメ「マクロスΔ」から5年たってもとまらない、裏切らない、あきらめない…で声優アワードで歌唱賞受賞おめ!なお、その一方で中の方々は遂に最年少のJUNNAちゃんが成人を迎え飲兵衛歌姫ユニット(褒め言葉)になってしまった感も… -- 名無しさん (2021-03-07 20 12 44) いけないボーダーラインめっちゃ好きだったのに最初の方だけで全然使われなかった… -- 名無しさん (2021-06-25 13 39 46) スパロボ出るなら十中八九ゲッターとの絡みが重要されそう。ゲッペラーの上でライブとか -- 名無しさん (2021-07-01 11 44 03) カナメさんのバラエティ下積み時代が平成初期のノリすぎる… -- 名無しさん (2021-10-11 09 45 36) ↑冒頭でマクロスFランカやってからのあれは人の心が無さすぎるwww -- 名無しさん (2021-10-11 12 35 30) どこかでカナメさんとメッサーの関係を「始まった瞬間終わらされた恋」とか言われてた。わかるけどひっでぇ…、て思ったわ… -- 名無しさん (2021-10-30 10 04 32) 絶対ライブの曲を追記。 ALIVEが耳から離れない… -- 名無しさん (2021-10-31 22 48 31) カイロスプラスは急ごしらえの機体のはずだが作品内ではごく数日の出来事のはずだがYF-29と伍する性能に達するチューニングを短時間で施したマキナ(単独でやったとも思えないが)が本気で怖い…。メカニカルな部分は銀河統一規格でかなりの効率化や簡略化も進んでると見るべきか…。 -- 名無しさん (2022-04-24 19 11 30) マクロスシリーズで緑は不遇色、緑がパーソナルカラーの柿崎は戦死し、緑髪のランカは劇場版で振られた。つまりレイナもあのつるぺた体系から一生逃れられないってことに -- 名無しさん (2022-10-01 20 19 55) レイナプラウラー!なぜ君がボーグと関係を持ちそうでそうはならなかったのか、何故TV版でも劇場版でもそれほど活躍がないのか、何故闇レイナだけ登場シーンでセクシー変身シーンが挿入されないのか!その答えは唯一つ。レイナプラウラー!君があまりにもナイペッタンで需要がある他のセクシーシーンに割り振った方がいいと判断されたからだ!あーっはははは! -- 名無しさん (2022-12-11 12 08 12) カナメさんと言い、加藤恵といい安野希世乃が歌って人気が出ないはずもなく -- 名無しさん (2023-06-03 00 36 41) あの2017年の2nd Liveから6年もの間一先ず本当にお疲れ様でした…。ラストライブは3週間に6公演というファンも戦慄するスケジュールでライビュやみるハコも2日間あり世界中で公開されて追加公演にあたるDay6の千秋楽には歌シェリルも会場に駆けつけランカと一緒に贈ったフラワースタンドの前でファンの撮影に応じているというサービスもしてたり、SNSで有志を募りフラスタが用意されて力作のイラストとともに用意されたり、メンバーそれぞれと親交の深い業界関係者や若い声優さん、当時フレイアのオーディションを受けた方も観客として訪れていたり、ハヤテとミラージュ、ボーグ、メッサー、もう一人の美雲がアナウンスその他諸々で新録のセリフがあったり、千秋楽はWアンコールで4時間を超えるライブとなったりと逸話も尽きないが、本当の意味で世界中を震わせる戦術音楽ユニットになったんだな…。 -- 名無しさん (2023-06-13 20 23 06) ファイナルミッションは観に行って本当に良かった。惜しむべきは時間が長引きすぎて恋ハレが終わった直後に中継が終わってしまったこと… -- 名無しさん (2023-07-15 23 55 46) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/macrosscrusade/pages/169.html
クルセイドツアー09東京大会マクロス杯 1位入賞者デッキ 概要 クァドラン・レア(クラン機)は一応2枚目までをGにすればプレイ可能ではあるが、基本的にはグラージのテキストを活用するために採用されている。 混色とはいっても実質的にはほぼ純粋な青単といえる構成になっている。 サンプルデッキ クルセイドツアー09東京大会マクロス杯 1位入賞者デッキ メインボード 枚数 色 ナンバー カード名 28 UNIT 2 青 U-003 VF-1A バルキリー[F] 3 青 U-004 VF-1A バルキリー(マックス機)[B] 1 青 U-005 VF-1A バルキリー(柿崎機)[B] 3 青 U-008 VF-1S ストライクバルキリー[B] 3 青 U-013 SDF-1 マクロス 3 青 U-015 リガード 3 青 U-016 グラージ(カムジン機) 3 青 U-017 ヌージャデル・ガー 3 青 U-018 キルトラ・ケルエール 1 青 U-P001 VF-1A スーパーバルキリー(一条機)[B] 3 緑 U-011 クァドラン・レア(クラン機) 12 CHARACTER 2 青 CH-001 一条輝 3 青 CH-003 リン・ミンメイ 3 青 CH-004 マクシミリアン・ジーナス 2 青 CH-009 カムジン・クラヴシェラ 2 青 CH-013 コンダ・ブロムコ 10 COMMAND 2 青 C-004 ピンポイントバリア 2 青 C-008 私の彼はパイロット 3 青 C-009 愛・おぼえていますか 3 青 C-010 愛は流れる サイドボード 10 色 ナンバー カード名 3 青 U-006 VF-1J バルキリー[F] 3 青 U-019 VF-1J バルキリー(一条機)[B] 1 青 U-P001 VF-1A スーパーバルキリー(一条機)[B] 1 青 C-004 ピンポイントバリア 2 青 C-011 0-G Love