約 3,894,074 件
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/1077.html
ファイナルファイト / Final Fight カプコン 1989年12月 AC ベルトスクロールアクションの名作ゲーム、性能の違う3人の中から1人を選びプレイします。 横から視点のスクロールACTに、奥行きをもたせたフィールドを進みながら敵を倒していきます。 超犯罪都市「メトロシティ」悪の組織「マッドブル」に攫われた市長の娘「ジェシカ」を助ける為に、元プロレスラーの市長「マイク・ハガー」と恋人の「コーディー」武神流空手の「ガイ」が立ち上がります 移植 X68000の移植は良くできていてます Amiga.C64.ZX Spectrum.Amstrad CPC.Atari ST. SFC版『ファイナルファイト』は要領の都合上、4面と「ガイ」が削れれています、WiiのVCで配信されました 『ファイナルファイト ガイ』は今度は「ガイ」はいますが「コーディー」が削られています 『ファイナルファイトCD』 MDCD版 『ファイナルファイトONE』 GBA版 マイティ ファイナルファイト?? FC版 カプコン クラシックス コレクション PS2 カプコン クラシックス コレクション PSP 関連 ストリートファイターZERO?? マッスルボマー?? 続編 ファイナルファイト2 ファイナルファイト タフ ファイナルファイト リベンジ?? ファイナルファイト ストリート ワイズ??
https://w.atwiki.jp/nintendo_vc/pages/476.html
ファイナルファイト タフ ファイナルファイト タフデータ 概要 格闘ゲームさながらのコンボ 1人より2人?AUTO 2P MODE プレイ動画 他作品との関連 データ カプコン:2009年12月08日配信 カプコン:1995年12月22日発売 ジャンル:ACT プレイ人数:1人~2人 コントローラ:GC・クラコン 使用ブロック数:29 紹介ページ任天堂VC公式ページ まほちゃんのクソゲー&マイナーゲー館本作の攻略記事が非常に充実しています。詰まった場合、ここを見れば大抵なんとかなるはず。 概要 本作はSFCにおけるファイナルファイトシリーズ、及びベルトスクロールアクションとしてのファイナルファイトの最終作(移植版を除く)である。 2から数えて2年ぶりとなるファイナルファイトの続編ということで注目を浴びたが、時代はすでにプレイステーション・セガサターンといった次世代機への移行期であり、さらにパワードギアを代表とするベルトスクロールアクションの高難易度化によるファン離れといった理由もあってか人気は得られなかった。 そのため数が少なく、プレミアが付き中古市場では高値で取引されていた(取説無でも大体4000¥以上)。 今作から新たに「ダッシュ・バックステップ等が可能になり、キャラクターの動きが多彩になった」「『スーパーメガクラッシュ』をはじめとするコマンド技の搭載」「ステージに分岐点がある」というように多くのシステムが追加され、プレイに幅を利かせるようになった。 格闘ゲームさながらのコンボ 制作中… 1人より2人?AUTO 2P MODE 本作はAUTO 2P MODEという機能が搭載されている。これはその名の通り2Pをコンピューター(以下CPU)が自動で操作してくれるという、筆者のように家で寂しく1人でゲームを遊ぶ人間にたいしてカプコンが差し伸べてくれた救いの手ともいえる画期的(?)な機能である。(´;ω;`)ウッ このAUTO 2P MODEでCPUが操作するキャラクターはプレイヤー自身で決めることができる。しかし、プレイヤーと同じキャラクターは選ぶことができないので注意が必要である。また、CPUが途中で残機をすべて失ってしまった場合、continueカウントが始まるのだが、この時にcontinueすると「AUTO 2P」ではなくただの「2P」になってしまう。つまり「AUTO 2P」としていられるのは最初の1クレジットのみである。 ちなみに、CPUが操作する味方をoptionで「weak」「normal」「strong」の3段階の強さの中から設定することができる。自分の脳内友達の実力に合わせたレベルに設定するといいだろう。(´;ω;`)ウッウッ このAUTO 2P MODEにおける味方は、レベルをstrongに設定すれば(囮などとして)案外頼りになる。 ただ、味方は所詮CPU、どう動くかなど予測不可能であり、また敵を攻撃する際にも(互いに)邪魔になることが多い。ただ、これに関しては、実際の友達と遊ぶ際にも起こりがちな潰し合いを巧く再現していると考えれば結構楽しめる。(´;ω;`)ウッウッウッ このモードのCPUの大きな特徴は、アイテムを拾おうとしないことである。そのため、実際の友達と遊ぶ際に起こるであろう「どちらが回復アイテムを取るか」という不毛な争いが起きずに済むのだ。 稀に手違いで拾うこともあるが、その際にもし回復アイテムを取られても制裁を加えるようなことはぜったいにやめよう。カルロス宮本とのおやくそくだよ。 (´;ω;`)ウッウッカルロスウッ 迫りくるブルドーザーを破壊するボーナステージにおいては一切働こうとはせず、上下にうろうろ動いては申し訳程度にパンチを一発繰り出すだけである(まぁ本気を出されても困るのだが)。これは「彼(彼女)ならきっと壊してくれるに違いない」という信頼感の表れか、それとも「プログラム上この後選ばれていない味方が助けにきてくれるだろうし、こいつ(プレイヤー)に適当にやらしておけばいいや」というメタ的な安心感の表れかは私にもわからない。願わくば前者であってほしいものである。 また、これも先ほど述べたことなのだが、CPUはcontinueができない。プレイヤーと同じくエクステンドによる残機の増加があるものの、ほとんどの場合ラスボス戦に到達するころには右上で「PRESS START」の文字がむなしく点滅していることだろう。結局、AUTO 2P MODEなんかやったところで、1人で遊んでいることに変わりはない事実をプレイヤーはまじまじと突き付けられるのである。(´;ω;`)ブワッ 今まで長々と偉そうに書いてきましたが、突然敵を横取りして掴んだと思ったら結局何もしなかったり、意味もなくバックステップをして隙を作り案の定窮地に陥ったり、「もう駄目だこいつ」と思い始めた途端に超必殺技を繰り出すなど、どこか頼りなくも愛らしい味方と戦える、私はこのモードが大好きです。(´;ω;`)ブワワッ プレイ動画 OP/各キャラクタープロフィール/プレイ動画(AUTO 2P MODE) 他作品との関連 VCで配信されているソフトファイナルファイト(SFC) VC配信が期待されるソフトファイナルファイト・ガイ(SFC) ファイナルファイト2(SFC) ファイナルファイトCD(MD:MEGA-CD) マイティファイナルファイト(FC) ストリートファイターZERO2(SFC)本作の「ガイ」がプレイヤーキャラとして出演。 マッスルボマー(SFC)本作の「ハガー」がプレイヤーキャラとして出演。 現在入手できる中でお勧めソフトファイナルファイトONE(GBA) カプコンクラシックスコレクション(PS2)
https://w.atwiki.jp/gc2nd/pages/32.html
ファイナルファイト ファイナルファイト ジャンル ベルトスクロールアクション ©CAPCOM CO., LTD. 2021 発売機種 アーケード 発売元 CAPCOM 発売日 1989年12月14日 分類 時代を築いた作品独自の世界観 概要 プレイスタイル 移植版スーパーファミコン メガCD ゲームボーイアドバンス 続編 外部リンク 概要 1989年にカプコンから販売されたベルトスクロールアクションゲーム。 コーディ、ガイ、ハガーのそれぞれ能力に個性のあるキャラクターを選択して メトロシティを暴力で支配する犯罪組織「マッドギア」を壊滅する戦いに赴く。 それまでダブルドラゴンタイプと呼ばれているジャンルの一作として発売された。 ありふれたタイプのゲームではあったため当初から大きな注目を浴びていた訳ではなかったが、 同ジャンルの中でも抜群に軽快な操作性と巨大かつ大勢で動き回る迫力のキャラクター、 シューティングゲームのボンバーやメガクラッシュと呼ばれる物に近い、 少量のライフと引き換えに危機を脱する「必殺技」の導入などで独特な戦略を生み出し、 たちまちジャンルの代表作のポジションで呼ばれる大ヒット作品(*1)になっていった。 当初ストリートファイターシリーズの一つとして作成されたため、 制作スタッフは後のストリートファイター2などと重なりが多く、 キャラクターも以降のシリーズで相互に出演している事がある。 大きな特徴の一つとして、それまでのベルトスクロール作品にはあまり登場しなかった回復アイテムが頻繁に登場する。 その分敵の攻撃も激しいのでまったく簡単な作品ではないのだが、 この回復アイテムによってライフ消費の必殺技も遠慮なく使う事が可能になり、 もう少しで死にそうな状況でも、次の回復まで生き延びようという緊張感とモチベーションを生み出している。 敵のライフゲージが可視化された所も大きな特徴であり、これによって 大勢で敵が襲ってきても一気に体力を奪っていく所が視覚的に見えるため、 作品の爽快感や状況判断の助けになっている。 それまでのベルトアクションはライフの詳細をやや不明瞭にする習慣もあったため、 ドット単位で把握できる視認性の良いライフゲージは画期的だった。 またこれに伴い、従来ライフ0でもダウンするまでは延命されるシステムが多かった同ジャンルにおいて、 今作以降はライフが0になった瞬間に自動的にダウンしてミスする方式が主流となった。 この黄色と赤を主体にしたライフゲージのデザインはストリートファイター2でも採用され 他社の類似ジャンル作品もこれに倣う物が多かった。 またベルトアクションに付き物であった落下すると即死の罠も本作にはなく、 この点も後の同ジャンルでは主流となった。 プレイスタイル 今作は魔界村シリーズなどでも知られるカプコンの作品だけあって、非常に難しい。 特にアーケード版はデフォルトで残機が1、エクステンドは1回のみ、 敵は最大10匹も画面に出るため、そのままでは常人に手が届くような難易度ではなかった。 ではなぜ気軽に遊ばれる人気作になったのか? それは難易度をぶっちぎる力技がいくつかあったのである。 その1 連コイン 今作の正当派のプレイスタイル。 他のアーケード作品にも見られるように、今作はコイン投入でコンティニューが可能。 なおかつその場復活なので、湯水のごとく金を投入すればいつかはクリアできる。 二人プレイも可能なので、グループでわいわい回しプレイをするような遊び方も流行した。 当時のアーケード作品はしばしばラストステージだけコンティニュー不可能という クリアを阻む鬼のような罠が仕掛けられる物もあったが、今作はそんな事もなく お金の力でクリアを保証してくれるのも課金勢に人気の要素だったと言える。 またミスをしてもパワーダウンなどもなく、体力が戻れば必殺技にも使えるので 連コインと相性が良かったのである。 その2 パンチはめ 今作の操作性の軽快さを悪用したテクニック。 敵にパンチを当てた時ののけぞりモーション中に こちらがパンチを一発余分に放つだけの猶予があるため、 振り向きを入れて一発空振りを入れる事で連続技が初期化され、 相手をダウンさせるフィニッシュ技を出さずにいつまでも殴れてしまう。 技が一発入れば勝ち確定になるので明らかにずるい技なのだが 対戦ゲームではない本作ではテクニックの一つとして許容され、 ピンチの時だけ使うなどの自分でつまらなくならない程度に 加減できる要素として上手く機能していたようである。 ダウンしない分時間も速くなるのでRTAでも必須のテクニック。 人気作として極められたゲームなので今日では ハメなんかなくてもクリアできる猛者は珍しくないが、 いきなり狙うには結構なスーパープレイの領域であるため、 気軽に1コインを狙える入口のテクニックとして役に立っていた。 移植版 メジャーなバージョンとしては原作の他にスーパーファミコン、メガCD、 ゲームボーイアドバンスへの移植版があり、それぞれ内容が異なる。 また初期の移植では作中の事件が起きた年度が作品の発売年に合わせて変更されている。 PS2でようやく原作の仕様を再現した移植版がカプコンクラシックスコレクションに収録された。 これとは別にファミリーコンピュータでキャラクターをデフォルメ化した アレンジ派生作のマイティファイナルファイトが登場している。 スーパーファミコン 最初に出た移植。同機種の最初期の作品のため知名度も高い。 性能の問題から使用キャラからガイが削除、ステージ4が削除、同時登場敵数が3体まで、 エリア間の移動デモがカットという見た目に分かりやすい削減要素が多かったため、 物足りない移植という見方も少なくはなかったが、 入手のしやすさと、後の移植にもまた別の問題があった事から 長らく同作の家庭版としては主要な位置を占める事となった。 ゲーム性としては敵の数の削減に伴って大きな再調整があり、 アーケード版より攻撃力や判定の強力な敵が登場している。 特にベイエリアのボスであるアビゲイルは火力と判定の強化が凄まじく、 明らかにアーケード版より凶悪になっている。 また敵の数を減らしているにも関わらず、オブジェクトの多い場面ではやはり大きく処理落ちしてしまい、 ボタン入力のフレームに重なるとその入力がスキップされてしまう事がある。 後にコーディを削除キャラのガイに差し替えた「ファイナルファイト・ガイ」も発売された。 こちらはプログラム技術の改善から処理落ちが緩和され、 アーケード版にないアイテムが加わったり、難易度変更で敵の構成やEDが変化する要素が加わった。 また選択キャラの関係から、ガイの火力もコーディに見劣りしない性能になっている。 メガCD 93年に登場。SFC版でカットされた要素をほぼ再現した事を売りにしていた。 敵の同時出現数もSFC版より多い4体になった。 フルボイスによるOPデモや新規ステージによるオリジナルモードも用意されている。 しかしパンチの連射速度が遅かったり、武器や投げのグラフィック同期がずれるなど アクション部分の挙動に大幅な違いがあり、 結果としてSFC版のレスポンスの良さを再確認させる引き立て役にもなってしまった。 動作再現の低さの考察として、メガCDのVRAM転送の遅さに原因を求める意見もある(*2)。 ゲームボーイアドバンス メガCD版と同じく、SFCで削除された要素の再現を売りの一つにしている。 実際の挙動としてはSFC版の内容にAC版の要素を再追加したような形になっており、 SFCのアップグレード版という形に近く、うっかり完全移植と表現すると アーケード版をやり込んだ兵からツッコミが飛んでくる作品となっている。 敵の同時出現数は難易度で異なり、最大6体。 敵を倒した累計数で追加要素が解禁されるシステムがあり、 能力や判定が強化されたストZERO版のコーディとガイが使用できる。 BGMやキャライラストは大幅アレンジされ、ボス前に会話デモが追加されている。 ステージごとに自動セーブがあり、電源を切ってもそのステージから再開できる。 解像度の都合で画面は狭い。 続編 スーパーファミコンでオリジナル続編ファイナルファイト2、ファイナルファイト タフの二作、 アーケードとセガサターンに対戦格闘ゲームファイナルファイト リベンジとして一作の続編が登場。 しかしいずれも人気を博したとは言い難く、ベルトスクロールの続編は成功しないというジンクスに貢献してしまっている。 ただしカプコンからファイナルファイトの名を冠していない名作ベルトスクロールはアーケード市場を中心に 多数発売されており、それらが人気やシステムの面で今作の影響下にある事は間違いがない。 外部リンク ファイナルファイト - Wikipedia 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/sfcall/pages/1416.html
前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:EDを見る 開始時間: 終了時間: 参加人数: ファイナルファイト3連戦の最後を飾るのはそこそこプレミアがついている この作品です。今回はステージオブジェの破壊で分岐する部分があります 分岐得する場合。損する場合があるので確認してみてください 今回からコマンド入力での必殺技、SUPERゲージを使用する超必殺技も追加されています。 使用可能キャラは1からガイとハガー、オリジナルでルシアとディーンが使用可能です。 尚、コーディーはリベンジ作品の後なので留置所内におり登場しません。カワイソス バーチャルコンソール版説明書(PDF) 共通 ダッシュ キャラが向いてる方向キー2連続 バックダッシュ L(R)を押しながらキャラが向いている逆方向に2連続 回り込み つかんだ状態で下+攻撃ボタン 攻撃+ジャンプボタン同時押し もしくは対応ボタン 体力消費で無敵技 必殺技コマンド ガイ 236+攻撃ボタン 敵後ろつかみ中上+攻撃ボタンx3 SUPER中に敵をつかんで632+攻撃ボタン ハガー 敵つかみ状態でジャンプし攻撃ボタン 敵後ろつかみ状態でジャンプし攻撃ボタン 236+攻撃ボタン SUPER中に623+攻撃ボタン ルシア ジャンプ中に236+攻撃ボタン 623+攻撃ボタン SUPER中に226+攻撃ボタン ディーン 61+攻撃ボタン 236+攻撃ボタン(離れた敵をつかむ) 後ろつかみ中上+攻撃ボタン 左記中に下二回で追撃 SUPER中に敵をつかんで下上攻撃ボタン
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12502.html
登録日:2010/03/24(水) 06 04 25 更新日:2024/09/05 Thu 02 03 42NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 1989年 CAPCOM Nintendo Switch PS2 PS4 SEGA SFC Xbox One XboxOne でやッ!! アクション アンドレ アーケード カプコン ゲーム ストリートファイター89 スーパーファミコン セガ ナムカプ ハガー市長 ファイナルファイト ベルトスクロールアクション マイク・ハガー メガCD メトロシティ 旧FF 格闘ゲーム ウゥワァ デヤー ちょうはんざいとし メトロシティ ここは へいわも ちつじょもない。 あるのは ぼうりょくと 死 だけだ。 市ちょう マイク・ハガーは、シティを せいぎあるまちに するため、 きょだいな ぼうりょくしゅうだん マッドギアに、 てっていてきな こうげきを くわえた。 だが、かれをまっていたのは、 もっとも ひれつな ほうふくだった。 1989年のことである・・・ [市長に電話がかかってくる] ハガー「ん、わたしだ マイク・ハガーだ!」 「へっへっへっ 市ちょうさんよ はじめて お耳にかかるなあ おっと きるとこうかいするぜ。 なにせ むすめのいのちが かかっているからなあ。」 ハガー「なに!ジェシカに なにをした!きさまは だれだ!」 「まぁ あせるな。そこにある TVをつければ わかるかもよ。」 [捕われて半裸のジェシカが映る] ハガー「きさまぁ~」 「あんたは やりすぎた。まちは いままでどおり おれたちマッドギアの すきにさせてもらうぜ これ以上 けいさつを かいにゅうさせるなら、 ジェシカのいのちは ないとおもいな。」 ―――――― コーディー「なにっ ジェシカが さらわれただと!」 ガイ「ジェシカ?!」 コーディー「ああ おさななじみだ。 マッドギアめ おれが ぶっつぶしてやるぜ!」 ガイ「なんと ひきょう きわまりない! せっしゃも すけだち いたす。」 (OPより抜粋) 『ファイナルファイト』はカプコンが1989年に販売した横画面横スクロールアクションゲーム(ベルトスクロールアクション)。 スーパーファミコン版CM ファイナルファイト…ファイナルファイト… 出た~!ジャンピングパイルドライバーから… おっと、バックドロップ! ファイナルファイト…ファイナルファイト… Final Fight スーパーファミコンで好評発売中! 手前の少年が固唾を吞む中、エレベーターで屋上に向かうダムドとソドム。 ゲーム画面ではハガーの必殺技が2人に炸裂する姿を実況付きで映している。 システム基板はCPS1。全6面構成、2人同時プレイ可能。 8方向レバーで選択したキャラクターの操作。 アタックボタンで攻撃を行い、ジャンプボタンでジャンプをする。 2つのボタンを同時押しすると、体力を少し消費して無敵効果のある必殺技を繰り出す。 【目次】 【概要】 ◎基本攻撃 ◎キャラクター紹介【プレイヤーキャラクター】コーディー(CODY) ガイ(GUY) マイク・ハガー(MIKE HAGGAR) 【雑魚キャラクター】ブレッド、ダグ ジェイク、シモンズ J、TWO-P アクセル、スラッシュ G.オリバー、ビル・ブル、ワン・フー ハリウッド、エルガド ポイズン、ロキシー アンドレ一家 【ステージボス】ダムド ソドム エディ.E ロレント アビゲイル ベルガー ◎テクニックパンチはめ 固め投げ(地上) 固め投げ(ドロップアタック) バックジャンプボディプレス 投げ無敵/引っこ抜き 宝石錬金 余談ポイズンの性別について 『ストリートファイター』との関係 【続編】ファイナルファイト2 ◎キャラクター紹介 【プレイヤーキャラクター】源柳斎(げんりゅうさい)マキ(MAKI) カルロス宮本(Carlos) マイク・ハガー(MIKE HAGGAR) 【新生マッド・ギア】ウォンウォン フレディ ブラッケン フィリップ ロレント 烈 【派生作品】マイティファイナルファイトストーリー 【概要】 ベルトスクロールアクションの傑作と呼ばれ、アーケードで大ヒットを飛ばし、後に複数の家庭用ハードに移植された。 大勢迫ってくる敵を単純な操作でぶっ飛ばすことができ、その爽快感は他のアクションゲームを凌駕していた。 スーパーファミコン版は容量の都合によりガイや4面や2人同時プレイがカットされたにも関わらずキラーソフトとなり、ハードの売り上げにも大きく貢献した。 後に逆にコーディを削除してガイを入れた「ファイナルファイト・ガイ」も発売された。 更に後年にメガドライブ拡張機種であるメガCD版の「ファイナルファイトCD」が発売 こちらは3人で遊べる上、2人同時プレイも可能というシステム的にはオリジナルに近い仕様だったのだが 操作性およびグラフィックの悪化等により劣化移植の扱いを受けてしまっている。 次世代機を持っていないプレイヤーの要望を受け、SDキャラ化させた「マイティファイナルファイト」がファミコンで発売された。 続編として1993年に「ファイナルファイト2」が、1999年にアーケード用3D対戦型格闘ゲーム「ファイナルファイトリベンジ」が作られた。 その人気は衰える事を知らず、稼働から30年以上も様々な媒体に移植され続けている。 ゲーム自体の難易度は非常に高めで、敵が一人ひとり癖のある動きをしてくるため完璧なパターン化は難しい。 本作の人気絶頂期には、ゲームの高難易度ゆえに発生した、いわゆる「連コイン」と呼ばれる行為がゲームセンターで問題となった事もあった。 だがゲームに仕込まれた幾多のテクニック(下記参照)を知ることでより先に進むことができ、敵の配置を覚えてスクロールの加減を行えれば安定して進むことが出来る。 そのため圧倒的な人数で攻めてくる敵とステージの長さに反して、慣れれば1コインクリアも可能である。 高度なアドリブ能力と冷静な状況分析能力が求められ、スコア争いも奥が深いゲームに仕上がっている。 元々ストリートファイターの続編として作られていたこともあってか、この作品からストリートファイターシリーズに参戦したキャラクターも多い。 GBA版やアプリ版ではZERO3版コーディーやZERO版ガイが逆輸入された(グラフィックとステータスの違いだけでモーションは同じ)。 ◎基本攻撃 コンビネーション アタックボタンの連打でコンボを繰り出す。 コンボの締めとなる打撃が当たると敵をダウンさせることが出来る。 コンボ投げ 前述のコンビネーション中に締めの打撃の直前の攻撃が当たった瞬間に、レバーを背後方向に入れてアタックボタンを押すと敵を投げて締める。 つかみ 敵にある程度接近した状態でレバーが入っていれば自動的につかむ。 つかみ打撃や投げをここから繰り出すことが出来る。 ハガーは敵をつかんだまま歩ける。 ジャンプ攻撃 ジャンプ中にアタックボタンを押すと、いわゆる飛び蹴りを放つ。 各キャラとも長いリーチを持ち、一撃でダウンに持っていけるが威力は小さい。 武器攻撃ナイフ:ガイ、ハガーは投擲武器として使い捨て。コーディーのみ近接時に手持ち武器として刺突攻撃が可能。 日本刀:リーチが長めの日本刀。ガイが使う場合のみ更に攻撃判定が広くなり、一方的な壁ハメが可能になる。 鉄パイプ:上記刃物より攻撃力は低いがリーチは長い。ハガーが使う場合のみ攻撃力が刀と同等に、更に素早く振り回せる。 道中に落ちていたり、敵が落としたりした武器を拾い使用する事ができる。 武器での攻撃はパンチなどの通常攻撃に比べるとスキはあるが攻撃力がやや高くリーチも長い。 当てると必ず相手のダウンを奪えるので大量の敵を相手にするとき有効。 ドロップアタック ジャンプ中にレバーを↓に入れてアタックボタンを押すと各キャラ固有のドロップアタックが出る。 当たり判定が大きく、コーディーとガイは固めに使える。 ハガーはバックジャンプと組み合わせることで、進行方向とは逆の方向に敵を跳ね飛ばせる。 メガクラッシュ 必殺技。Aボタン・Bボタン同時押しで発動し、一定時間無敵になって周りを攻撃できる。 ただし攻撃が敵にヒットした際に体力を微量に消費する。のけぞり状態でも使えるので、どちらかと言えば緊急回避に近い。 バックジャンプ ジャンプボタンを押した瞬間にレバーを後ろに入れると、通常より速く長いジャンプが出来る。 素早い移動に便利な他、ここから出すドロップアタックは敵が反応しづらい。マニュアルになく隠し技に近い。 バックジャンプ中にコーディーは膝蹴り、ガイは肘落とし、ハガーはボディプレスしかできない。 ◎キャラクター紹介 【プレイヤーキャラクター】 コーディー(CODY) ナイフの使い手でマーシャルアーツの達人。オールマイティなバランスキャラ。 ゲーム中のデモ画面に表示されるプロフィールに「このゲームのしゅじんこう。」と明確に表記されている。 パンチが得意で、平均的な能力を持ち扱いやすい。近距離でナイフを振ると、投げずに刺すことが出来る。 自称「普通には生きられない男」。それでもこの頃は真面目な好青年だったのだが……。 メガクラッシュは「ダブルキック」。 ガイ(GUY) コーディーのジム仲間のスニーカー忍者。前述の通りマッドギアには何の因縁もないが義侠心からこの戦いに参加した。 歩行スピードやジャンプが最も速く、壁に向かってジャンプして蹴ってジャンプしている際に蹴りを出すことで三角蹴りを繰り出すことが出来る。 反面、攻撃力と防御力が低いが日本刀の攻撃範囲が広い。GBA版リメイクではでは防御力が高く調整された。 SFC版では容量が足りない為にリストラされる憂き目にあい、後にコーディーの代わりに彼を入れた『ファイナルファイト・ガイ』が発売されることになった。 『ストリートファイターZERO』シリーズには主人公のコーディを差し置いて1作目から出演を果たす。 メガクラッシュは「旋風脚」。『マイティファイナルファイト』や『ファイナルファイトリベンジ』では手裏剣も使う。 マイク・ハガー(MIKE HAGGAR) 通称“戦う市長”。 本作の主人公的存在。元ストリートファイターのくせに市長。 元プロレスラーの国会議員が実在するのだからストリートファイターの市長が居ても別に不思議ではない。ないのだ。(*1) ドロップアタックで出せるフライングボディアタックなどのプロレス技を駆使して戦う。 通常投げのバックドロップの他に敵をつかんでから「ジャンプ→アタック」と入力することで高威力のジャンピングパイルドライバーを出すことが出来る。 さらに鉄パイプを素早く振ることが可能。大勢に囲まれてもメガクラッシュ「ダブルラリアット」により全方位かまわずぶっ飛ばす。 ただ攻撃力は最も高いが、全てにおいてスピードが遅く防御力も低い。リーチは長いが押し寄せる敵を止められない。 最も扱いづらいキャラクターだが、ファイナルファイトの爽快感と醍醐味を体言化しているのは彼と言っても過言ではない。 エンディングで妻とは死別していることが明らかにされている他、同社の『マッスルボマー』シリーズにも出演している。 【雑魚キャラクター】 詳しいプロフィール詳細はマッドギア/スカルクロスの項目を参照。 ブレッド、ダグ 何の特徴もない雑魚。シャツを着た白人がブレッド、スキンヘッド黒人がダグ。 ジェイク、シモンズ ベストを着た雑魚。弱いくせに跳び蹴りをする。 青い服を着たヒゲ面がジェイク、黄色い服を着たサングラス黒人がシモンズ。 J、TWO-P 見た目は弱そうだが、ボクシングが得意なパンク雑魚。軽快なフットワークで素早く動き回って、殴りかかってくる。 青のバンダナと黄色の上着、青のジャージを着用した金髪がJ。ツーピーはサングラスと橙色の上着と緑のジャージを着用したモヒカン男。 アクセル、スラッシュ ライダースーツを着た大柄な雑魚。通常攻撃はガードしてしまう。阿部さんやケンシロウに見えるとか言ってはいけない。 非常に攻撃力の高いハンマーナックルや蹴り技で攻撃してくる。出現したら速やかに投げ技で潰そう。 アクセルは灰色の服と赤のバンダナを着用した長髪の男。スラッシュは焦げ茶色の服を着用した短髪で褐色肌の男。 G.オリバー、ビル・ブル、ワン・フー 肥満体の雑魚。しかしダッシュからの頭突き攻撃は脅威。 複数一斉に画面外からジェットストリームアタックをしてくる。 青いズボンがオリバー、灰色のズボンがビル、緑色のズボンがワン。 ハリウッド、エルガド ナイフ使いの長身痩躯の雑魚。しかもスライディングキックやジャンプナイフ突きまで使う。 ハリウッドのみ体力が低いが火炎瓶を投げる赤い服のタイプがいる。 画面外からジャンプ攻撃してきたり、異常に立ち直りが早く倒れた次の瞬間には起き上がっている。 オレンジ色の服と帽子がハリウッド。薄黄色の服とヘアバンドのヒゲ面がエルガド。 『ストリートファイターZERO』シリーズではロレントの部下として登場する。 ポイズン、ロキシー アーミーハットにタンクトップにホットパンツを着用したパンクスギャル。空中殺法が得意。 一見すると巨乳ギャルに見えるが……アメリカ版では(詳しくは後述)。 後にポイズンは『ストリートファイターIII2nd』シリーズにサブキャラクターとして登場する。 『ウルトラストリートファイターIV』ではプレイアブルまで昇格し、『V』にもDLCで続投。 ロキシーも『V』のアビゲイルのストーリーにてサブキャラクターとして登場している。 ちなみに髪色がオレンジの方がロキシーで、ピンク色の方がポイズン。 アンドレ一家 長男アンドレ、弟のアンドレJr.、パパのF.アンドレ、祖父のG.アンドレ、叔父のU.アンドレがいる。 もはや中ボスと断言してもいいくらい最強の雑魚。アンドレ・ザ・ジャイアントがモチーフ。どう見ても2m以上ある。 巨漢で掴み技、ヒップドロップ、体当たり、パイルドライバーなどダムドに肉薄する戦闘能力と体力を持つ。 特にハガーの天敵で、安全に出せる技がジャンプキックくらいしかない。3面中盤の地下プロレス場はハガーにとってだけ全面屈指の難所。 SFC版のシリーズで一家全員登場するのは『ガイ』のみで、一作目ではF.アンドレが未登場、『2』ではF.アンドレとU.アンドレが未登場、『タフ』ではアンドレのみ登場。 服の色以外は全員クリソツだが五つ子ではない。 『III2nd』シリーズ以降はヒューゴー名義となり、同シリーズや『ウルIV』などにてプレイアブルキャラクターとして登場する。 【ステージボス】 ダムド 1面ボス。 金髪グラサンのレゲエ風でちょっとオラウータンっぽい顔の大柄な黒人。ダムド様。 ジェシカを誘拐し上記のデモで手の込んだ宣戦布告をした。 体力が高い以外は普通だが大柄な体格に似合わず身が軽く、体力が減ると一旦建物に逃げて口笛で雑魚を呼ぶ。 跳び蹴りしながら復帰してくるので注意。ストロベリー・サンデーが大好物(SFC版の説明書より)。 ソドム 2面ボス。 リングで待ち構える勘違いアメフトサムライ。日本刀の二刀流で向かってくるので非常に攻撃力が高い。 その上通常の打撃技に対して異常に高い防御力を持っており、掴みからの打撃か投げを決めないとごくわずかしか体力を奪えない。 武器の日本刀は奪えるが、素手になると当たり判定の広いタックルを使って奪い返してくるので非常に厄介。 ここからボスは起き上がりに長~い無敵がつくようになることも相まって多くのプレイヤーの壁となった。なお、このボスステージのリングのみ雑魚キャラクターが登場しない。 『ストリートファイターZERO』では刀を十手に持ち替えて日本文化を思いっきり勘違いしたエセサムライとして登場。(*2) しかし『ZERO3』の彼のエンディングでは日本人組を凌駕する「カミカゼアタック」なる侍魂をみせ、ナッシュに”彼こそ本物のサムライ”と認められた。 エンディングが若干カオス?『ZERO3』ならたまによくあること エディ.E 3面ボス。 マッドギアと手を組む悪徳警官。警棒の威力が痛いが、かと言って近寄れば掴み殴りをしてくる。 体力が減るとこちらから逃げるように移動し、間合いを取って使いだす高威力かつ射程が広い拳銃が脅威。 なお開幕に吐き落とす噛みかけのガムは、体力を大きく回復し、かつ満タン時に食べると高得点(こんなモン食ったら逆に体力低下しそうなもんだけど…)。 銃撃はフレンドリーファイヤする判定で、流れ弾が当たったザコ敵が即死したりする。好物は血のしたたるステーキ。 ロレント 4面ボス。 元軍人。ボスの中では一番背が小さい。 エレベーターを縦横無尽に飛び回り、手榴弾を投げてくる。 意外と棒術によるリーチも長いので注意。また飛び蹴りや投げ技も使う。 その動きを捕えるのはかなり難しい。防御力が低いのが唯一の弱点か。倒されるとなんと手榴弾で自決する。 SFC版と『ファイナルファイト・ガイ』には登場できなかったが、続編の『ファイナルファイト2』の5面ボスとして再登場した。 彼も『ストリートファイターZERO2』からストリートファイターシリーズにプレイアブルキャラクターとして出演。 それを皮切りに『CAPCOM VS SNK 2』『ストリートファイター×鉄拳』『ウルトラストリートファイターⅣ』にも出演するなど出番はそれなりにある模様。 アメリカ国民を全員軍人にすることで究極の国防と平和を目指す。 要するにアウターヘブンを作ろうとしているらしい。 アビゲイル 5面ボス。モヒカン刈りの大男。マッドギア随一の怪力の持ち主であり、同時にマッドギアでは最も頭が悪い。 モーションはアンドレの使い回しだが、ほぼ即死の投げやダッシュパンチを使う理不尽なまでの強敵。体力も異常に高い。初心者はここでコンティニューを繰り返す。 SFC版ではバランス調整でさらに強化され、プレイヤーキャラクターと同等の掴み間合いで吸い込み投げを仕掛けてくる。 ボスキャラクターでは唯一『リベンジ』には登場しない。 後に『ストリートファイターV』シリーズにプレイアブルキャラクターとして登場する。 ベルガー ラストボス。 表向きはメトロシティの大企業の社長だが、マッドギアの総帥でもある。巨大企業の総帥であると同時に、マッドギアを裏から操っている。 連発式のボウガンを使い、最初は車椅子に乗りながらジェシカを盾にしているが、車椅子を破壊されると攻撃が通るようになる。 尚、ベルガーを攻撃すると人質のジェシカが悲鳴をあげるが、これによるペナルティは一切ない。構わず殴れ。 瀕死になると突き落としてくださいといわんばかりに窓際でピョンピョン跳びながらボウガンを連射するだけになる。 ちなみにボウガンの矢はタイミングを合わせれば通常攻撃で打ち落とせる。 ◎テクニック パンチはめ コンビネーションの際に投げに繋がる打撃を出すまでに背後に振り返り、その打撃を空振りさせることで ジャブ→ジャブ→ボディーブロー(空振り)→ジャブ→ジャブ…… と一方的に攻撃を加え続けることが出来る。 ただし攻撃中の背後はほぼがら空きなため、敵を誘導して上手くまとめて行うのが理想。 一定以上の連打力と正確なレバーさばきを必要とし、はめを外すと敵のカウンターをまともにもらってしまう。 連付きボタンがあれば攻撃連打ボタンを押しっぱなしにしてレバーをガチャガチャするだけでそれっぽく出来るので楽。 ゲームバランスを壊しかねないテクニックだが、実際にはパンチはめを行い続けること自体がかなり難しい。 加えて、これさえ出来ればクリアが安定するというものではないため、結果的に本作の「有効なテクニック」の一つとしてとどまっている。 なおハガーは攻撃スピードが遅く1回攻撃を当てるたびに振り向く必要があり、実用的でない上に敵からの攻撃を非常に受けやすい。 これがハガーでの攻略が難しい原因の一つでもある。 『ストリートファイターZEROⅢ』ではコーディのスーパーコンボ「ファイナルデストラクション」として採用された。 固め投げ(地上) 打撃を1~2発当てて相手を硬直させ、その隙に一気に近寄ってつかむ。 ここから投げに持っていったり、つかみ打撃を仕掛けたり出来る。 前後の動きだけで可能な安全性の高いつかみであり、攻撃をガードする敵などはここから片付けてしまうのがベスト。 固め投げ(ドロップアタック) コーディー、ガイのドロップアタックは敵をダウンさせることなく移動攻撃を行える。 これを利用し、ドロップアタックを当てて固めると同時につかむ。 地上固めに比べより短い時間で固めてつかめるのが利点。 バックジャンプと組み合わせることで強さが増す。 バックジャンプボディプレス ハガーの重要テク。前述のバックジャンプから素早くドロップアタックを出す事。 背後の敵は無防備に近づいてくるので多くの敵を巻き込める。投げナイフも弾くので安全。 敵が散ったらとにかくこれを出して状況を落ち着かせるのだ。 アクセルはガードしてくるがむしろチャンス、掴んでしまおう。 投げ無敵/引っこ抜き このゲーム、一見無防備に見える投げ技の最中は実は無敵判定になっている。更に、投げた方向に敵がいる場合はその敵もまとめてダメージを受け、強制的にダウンする。 よって囲まれた際は率先して投げを狙うのも良い。ただし投げ終わった後に無防備な隙(*3)が発生するので注意が必要。 ハガーのみ仕様が若干異なり、投げ動作のモーションが完全に終わるまではもちろん、投げ終わった後も一定時間無敵時間が続く。 代わりに、無敵時間継続中はつかみに移行できないようになっている。 この仕様を知らないと、バックドロップ及びジャンピングパイルドライバー後に近くにいる敵を直接つかんで投げようとした際につかむことができず、一方的に攻撃を食らう羽目になる。 逆にこの仕様をフルに活かすと、初回のコンボ投げさえ成功させてしまえば、最速でアタックボタン連打が続く+アタックボタンの攻撃範囲内に敵がいる限り「無敵時間がほとんど切れないまま、一方的に殴っては投げ」を繰り返せる。 このテクニックを「引っこ抜き(*4)」と呼ぶ。ハガーのスピードでは後半面で速やかにこれに持ち込めないと命がない。 宝石錬金 アイテムコンテナ(*5)の他、シャンデリアなどに入ってるアイテム(主に回復用の食品の類)はコンテナオブジェクトが破壊される瞬間にレバーかジャンプボタンの入力が有ると金塊や宝石に置き換わる。 この2つは得点アイテムの中でも高い得点を得ることができるため、スコア稼ぎの他エクステンドに用いられ、この技を使うだけでもスコアが跳ね上がる。 また必然的に回復アイテムを取れなくなるので「回復アイテムを取らない縛りプレイをする」という事にもなり「上級プレイの証」ともなってゲーマーからは好評を得た。 ちなみに回復アイテム自体はライフが満タンの時に取るとスコアが入る様になっているがそれで得られる得点は微々たる物。 ただし入力受付タイミングがたった2フレームと非常にシビアで、プレイ中はレバガチャに賭けるしかない。 ゲーマー御用達のゲーセンなどでは筐体に「錬金ボタン(*6)」が用意されている店・筐体も存在し、オブジェクトから安定して金塊・宝石を出せる様にされていた場合も有った。 余談 ポイズンの性別について アメリカでの稼働時に女性を殴ることが差別や虐待の様に感じるという抗議があり、「実はあれ、男」とカプコンが返事したのでポイズンはニューハーフということになった、という話がある。 日本でも女性のままだいや男性だと度々議論が起こり、公式でも『ストリートファイター×鉄拳』にて女性と表記されたかと思えば『鬼武者Soul』では無表記だったりと曖昧。 ただエロ方面では使い勝手がいいのでストII系の薄い本では大抵シーメールキャラで登場する。 上記の抗議エピソードはあきまん氏など当時の公式サイドの人物がソースのため「当時カプコンの何某かがクレームにそういう返事をした」というのは確かなようだが、 一方で現状の公式ではポイズンの性別に関しては「これまでもこれからも回答を持たない」としているため、少なくとも公式作品では「性別不明」が正式である。 『ストリートファイター』との関係 もともと『ストリートファイター』の続編という事で開発されたのだが、あまりにもゲーム性が変わりすぎたので別IPとしてリリースされたというのは有名な話。 【続編】 ファイナルファイト2 前作『ファイナルファイト』でコーディー、ガイ、ハガーの3人の活躍によって壊滅させられたマッドギア。 しかしマッド・ギアの残党が「世界征服計画」の声明を出したことから、市長マイク・ハガーは不安に陥っていた。 そんなある日、市長の元にガイの師匠「源柳斉」の娘であるマキから電話が掛かる。 マッドギアの残党が、今度はガイの婚約者であるレナと、レナの父にしてガイの師匠である源柳斎を誘拐。 ハガーとレナの妹であるマキ、そしてたまたま居候していたカルロス・宮本の3人が救出しに行く事となる(*7)。 前2作では不可能だった2人同時プレイが可能になり、コンティニューの際もステージの途中からプレイ再開可能になった。 連続攻撃の最終段やジャンプキックを防御されることがなくなったため、前2作よりも遊びやすくなっている。 ◎キャラクター紹介 【プレイヤーキャラクター】 源柳斎(げんりゅうさい)マキ(MAKI) 本作の主人公で赤いセクシー痴女。ガイと同じ武神流のくノ一にして源柳斎の次女でレナの妹。源柳斎とレナが誘拐された時は外出していたため難を逃れた。 前作のガイと似たような性能で、三角跳びが可能なスピードタイプ。ただし攻撃力が3人の中で最も低く、パンチのリーチも短い。 コンティニュー画面で捕まって水処刑されている場面ではハガーが鉄手錠、カルロスが縄でグルグル巻きに対して2本の紐で手首を頭上で縛られているのみで十分拘束されているあたり設定上も比較的非力な模様。 メガクラッシュは「烈風脚」。トンファーを速めに振ることができるが、ボス戦では力不足感が否めない。 後に漫画『さくらがんばる!』、そして『CAPCOM VS. SNK 2』『ストリートファイターZERO3↑↑』に登場。 カルロス宮本(Carlos) 南米から来た青いケンシロウ風の謎の日系人。ハガーのもとで居候をしており、今回の事件でハガーと共に参戦する。影が薄い。 跳び蹴りやパンチのリーチが長いバランス型。前作のコーディーのようにナイフを手持ち武器として使うことが可能。 趣味は刀のコレクションでゲーム中も刀を背負っているが、メガクラッシュの時以外は素手で戦うという謎のこだわり。 メガクラッシュは「乱れ斬り」。 マイク・ハガー(MIKE HAGGAR) 前作から唯一続投となったキャラクター。得意武器は鉄パイプから何故か角材になった。 ほとんど前作と同じだが、パイルドライバーはスクリューパイルドライバーに変更。 また、投げ無敵が無くなった代わりに今作では敵を投げた後すぐに次の敵を掴んで投げられるようになった。 総合的に見るとバランス調整がされて戦いやすくなっている。メガクラッシュは「ダブルラリアット」。 【新生マッド・ギア】 マッド・ギアの残党が集まって生まれた組織。本拠地は日本で、香港とヨーロッパに支部がある。 ウォンウォン 1面「香港」のボス。 香港の暴力団からも一目置かれている弁髪の巨漢。ボディブローと手に持った包丁が武器。 画面外から不意打ちでエルボードロップをしてくる。 フレディ 2面「フランス」のボス。 アメリカ海兵隊崩れの巨漢で、空港の格納庫のシャッターの奥から現れる。 飛び膝蹴り以外の攻撃パターンはアンドレとほぼ同じで、強力な突進が脅威。 何故か背景にガイルがいるが、加勢してくれるわけではない。 ブラッケン 3面「オランダ」のボス。 怪力自慢の巨漢で、牢屋を蹴破って現れる。また巨漢かよ攻撃力がとても高い。 画面外からの跳び蹴りやダッシュストレートが得意技で、プレイヤーを後方へ投げ飛ばすこともある。 非常に凶暴だがこう見えてマザコン。伝書鳩をペットにしている。 フィリップ 4面「イギリス」のボス。 今まで分かりやすい巨漢続きだったのに、唐突に現れるピエロ。 表向きは世界中を旅するサーカス団の団長だが、裏では違法商品の密売をしているらしい。 これまでのボスと違い俊敏に動き、リーチも長くスライディングなど移動攻撃も完備。 ただし耐久力は低いので、ダメージ覚悟で一気に攻めるが吉。 ロレント 5面「イタリア」のボス。SFC版の前作と『ガイ』には登場できなかったので、AC版の前作から引き続き登場。あの自爆は何だったのか 前作と同様に残像を見せながら常に素早く走り回り、棒で攻撃してくる。 さらに回転しながら飛び蹴り、三角飛び蹴り、背負い投げなど多彩な攻撃をする。 体力が残りわずかになると手榴弾をばら撒く発狂モードになる。 烈 ラスト「日本」にいる新生マッド・ギアのボス。初代『ストリートファイター』のハゲ拳法家とは関係ないらしい。 歌舞伎役者のような風貌をしている大男。過去、武神流関係者と何かあったらしい。 対戦前に縦5mはあろうふすまが開いていく演出で登場し、竜巻旋風脚で襲いかかってくる。 八艘飛びのように軽やかに跳び周りながら旋風脚を放ち、しかもつかんでもすぐに離されてしまうため、投げ技が通用しない。 倒すとベルガーと同じく画面外に落下するが、単なる一軒家の屋敷なのでベルガーのような滑落死デモはない。 尚、ソドムと違い一応ちゃんと日本人である。 【派生作品】 マイティファイナルファイト まさかのファミコン版ファイナルファイト。 SFC版でさえ容量が足りなくてガイが省かれたというのに、本作ではコーディー、ガイ、ハガーがそろい踏み。 キャラが2頭身にデフォルメされていて、2人同時プレイはできない。 AC版とはキャラの技、ステージ構成、イベント、BGMと全て違うので、いわばフルリメイク作品。 本編のシリアスから一変、コミカルに描かれた敵味方とのやり取りが特徴的。 また、本作はベルトスクロールアクションだが経験値によるレベル制が導入されている。 敵を倒して経験値を一定量獲得するとレベルアップして各種能力がアップしたり、必殺技を修得出来たりするようになる。 言ってみれば「くにおくん」シリーズに近い。 ストーリー 巨大都市・メトロシティ。 そこの市長であるマイク・ハガーの娘、ジェシカは飛び抜けた美しさと明るさで、街の人達の心の支えになっていた。 だが、そんな彼女を自分一人のものにしようと企む者がいることに気付いた人間は、まだ誰もいなかった。 ???「愛しのジェシカちゃんが私のものとなるのも当然の事なのだよ…」 数日後…ハガーの元にジェシカが何者かにさらわれたとの報せが! ハガー「なにー!? ジェシカがさらわれただと! やい、コーディー! お前の仕業か!」 コーディー「な、何バカなことを言ってんだよ! こんな事をするのはマッドギアの奴らしかいないぜ! なあ、ガイ!」 ガイ「さ、然様! 一刻も早くお助けしなければ、大変なことに!」 ハガー「話は決まった! 早速娘を助けに出発だ!」 こうして三人の愛(?)を賭けた戦いが始まったのであった。 コーディー:けんかのてんさいで おもいパンチと かれいなナイフさばきが ぶき 主人公。生まれながらのケンカの天才で、ナイフを扱わせたら右に出るものがいない。 マーシャルアーツを技の中に取り入れてはいるが、現在はほとんど自己流のケンカスタイルで闘い、スピード、パワーの両方に最もバランスが取れている。 3人のプレイヤーの中では初めてゲームをする人におすすめ。これと言った得意な技はないが、経験を積み重ねることによって技を体得していく。 (マイティファイナルファイト・説明書) ガイ:すばやいうごきと たさいなわざでせめる にんじゃの ちをひく かくとうか 武神流忍法39代目伝承者。現代に生きる忍者の末裔。素早い動きと多彩な技で攻撃する。アメリカには武者修行をするためにやって来た。 義と人情に厚く、正義と友情のためならどんな不利な状況でも飛び込んでいく。 身のこなしとレベルの上がり具合の早さは3人の中で最も早いが、技の威力は低いので、耐久力のある敵には苦しい闘いを強いられそう。 得意技はバック転して高速で蹴りを打ち出すソニックキック。 (マイティファイナルファイト・説明書) ハガー:ごうかいな はかいりょくをほこる プロレスわざをつかう ねっけつしちょう メトロシティの熱血市⻑。 現役は退いたものの豪快な破壊力を誇るプロレス技は今も健在で「まだ若者には負けん。」と今でも鍛錬を怠らない。 パワーは3人中最高で、威力はあるが、スピードが最も鈍く、また、レベルアップも最も遅い。 得意技はフライング・パイルドライバー。 (マイティファイナルファイト・説明書) ダムド「オレがこの街を仕切っている事を知らねぇってのか?ザコで弱っちい奴だと思ってんのか?」「ゆるさん!」 アビゲイル「マッドギアのクイズ王とは俺のことだ」「やるな!賞品は俺様の熱ーいキスだー!」 ソドム「我らソドム3兄弟」「その減らず口をぶった切って分からせてやる!」 ポイズン「妹ができました」 ベルガー「人間だったらとっくに死んでいたぜ。でも俺はサイボーグだ、これくらいじゃびくともしない」 エディ.E&ロレント「ハブられました」 「あんたは やりすぎた。このこうもくは いままでどおり おれたちマッドギアの すきにさせてもらうぜ。」 …なんてことにならないよう、追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\デヤー/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ガイの「なんとひきょうきわまりない!せっしゃもすけだちいたす」ってセリフが好きだww純粋な正義感や義侠心だけで友人のために一肌脱いでくれるという好漢。 -- 名無しさん (2013-09-24 01 13 07) ゲームセンターCXでの有野のこのゲームに対するツッコミが秀逸だったな。「こいつら悪いのに電車のんねや」とかアンドレの扱いとか。 -- 名無しさん (2013-11-06 17 40 25) ストファイの漫画だと男だったなポイズン。冒頭の半裸のジェシカにはお世話になりました -- 名無しさん (2013-11-07 01 27 44) ガイ弁がツボだったwww -- 名無しさん (2013-11-16 09 48 11) ッテンッテンテテテェーン♪「ヴェーッハッハッハ↑ヴェーッハッハッハ↑」「オ゙ア゙ア゙オ゙ォ゙ー!!!」 -- 名無しさん (2013-11-16 10 43 24) 後年のコーディーはどうしてあぁなった -- 名無しさん (2014-02-26 10 55 33) これは何時までたっても飽きないゲームだな -- 名無しさん (2014-03-13 17 22 14) ベルガーはファイナルファイトの格ゲーでラスボスになってたな。 -- 名無しさん (2014-03-13 17 33 30) ハガーの「デヤー!」はなんか癖になる -- 名無しさん (2015-07-27 00 23 26) 本当の意味での初代ストリートファイターだと思ってる。SEとか敵の吹っ飛び方とか車破壊ボーナスステージとかめっちゃ似通ってるし -- 名無しさん (2015-11-08 22 02 32) アビゲイルがやたら強かった思い出。高い高ーいやりに寄って来られるのがキツイ -- 名無しさん (2016-06-08 08 18 51) 「はじめてお耳にかかるなあ」じゃね? -- 名無しさん (2016-09-05 23 44 26) アンドレ勿論強いが慣れたプレイヤーにとってはナイフ使い(ハリウッド エルガド)とオカマパンクス(ロキシー ポイズン)の組み合わせの方が怖く感じる事も。両者とも素早い動きで死角に回り込んでくる攻撃のリーチも長い。とくにナイフ男は油断すると多彩なダウン攻撃とナイフにチクチク刺されて嬲殺しにされるだろう。 -- 名無しさん (2016-09-06 00 17 40) 後半では敵の攻撃力が高くなるので、体力満タンでも二、三回食らっただけで瀕死になるのでキツいが、そのシビアさが良い -- 名無しさん (2017-05-09 16 39 25) 「マイティ ファイナルファイト」では完全コメディ化。 -- 名無しさん (2017-12-07 19 07 49) エンディングまで1000円近くかかると思うと燃費の悪いゲームだわ。 -- 名無しさん (2018-03-25 19 01 02) ガイっ別のゲームからのゲストギャラでしょ……ってなるぐらい今じゃクロス系では染まってるよね -- 名無しさん (2019-01-08 22 12 44) コンティニューによる継続前提の死ね死ね金払えゲーなのに何故ここまでハマるんだろ。金がかかって仕方がないけどさ。 -- 名無しさん (2019-04-04 19 14 37) 1Coinクリアを目指すのだ。コーディーなら何とかイケる。ハガーはグロい。 -- 名無しさん (2022-06-17 19 27 46) ハガーの引っこ抜きってそういう仕様だったのか… -- 名無しさん (2023-01-08 07 30 42) 2はつまんなかった。けどお家で気軽に同時プレイができるという理由だけで友達とよくやってたなあ -- 名無しさん (2023-07-16 00 45 53) ベルスクにメガクラッシュ(これ自体はSTGに存在した)を取り付けるというアイディアが画期的だった印象がある -- 名無しさん (2023-11-24 00 07 30) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/1960.html
ファイナルファイト タフ 【ふぁいなるふぁいと たふ】 ジャンル ベルトスクロールアクション 対応機種 スーパーファミコン メディア 24MbitROMカートリッジ 発売元 カプコン 発売日 1995年12月22日 定価 9,800円(税別) プレイ人数 1~2人 レーティング CERO B(12歳以上対象)※バーチャルコンソール配信時のレーティングを記載 コンテンツアイコン 暴力、犯罪 配信 バーチャルコンソール【Wii】2009年12月8日/800Wiiポイント(税5%込)【WiiU】2014年10月29日/823円(税8%込)【New3DS】2016年11月21日/823円(税8%込) 判定 なし ポイント 盛大なコレジャナイ感新要素の多くが噛み合わずまさかのパンチはめ(事実上)削除『1』の壁は高すぎた…ひとつのゲームとしては楽しめる ファイナルファイトシリーズ 概要 ストーリー システム 操作システム アクション その他システム キャラクター 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 後年の作品において 一部の敵キャラクターについて 概要 ベルトスクロール型の『ファイナルファイト』シリーズとしてはシリーズ最終作品。 海外版のタイトルは『Final Fight 3』でナンバリング作品の扱いとなっている。 今作ではハガーとガイの他に新キャラクター2名を追加して4人の中からキャラクターを選ぶことが可能で、『ファイナルファイト2』同様に2人同時プレイもできるようになり、ダッシュ移動などの新システムが追加されている。 ストーリー ハガー達の活躍によりマッドギアは壊滅、メトロシティも一見すると平和になったかのように見えた。しかし、マッドギアほどの大規模な組織こそ無くなったが、逆に小規模な組織を形成する悪党共を統率する存在がなくなってしまったのも事実で、次第に街が乱れ始める。中でも、ここ最近になって急速に力を付けてきたマッドギアの元下部組織「スカルクロス」の存在は再び市民を不安と恐怖に陥れるのには十分であった。そんな折、修行の旅に出るため、長年ハガーの元から離れていたガイがメトロシティに戻ってきた。2人が談笑をしている最中、留置所がある方向から大規模な爆発が起こる。ハガーの元に訪れた女性刑事・ルシアから留置所が謎の集団による襲撃を受けている旨を聞かされた2人はルシアと共に急ぎ留置所に向かおうとするが、そんな3人の元にディーンと名乗る青年が現れ、「案内する」と同行を申し出る。この事件を発端に、スカルクロスとの新たな闘いが幕を開けることになる。 システム 本項でシステムや操作方法に関して触れている個所があるが、ボタン操作に関してはオプションで設定を変更することが出来るため、ここでは押すボタンを直接記載する場合はデフォルトのボタン配置(攻撃 Y・ジャンプ B・エクストラジョイ(*1) A)に準じて表記する。 操作システム ダッシュ移動 左右同じ方向に2回十字キーを入れると、押し続けている間ダッシュで移動することが出来るようになった。 ダッシュ中に攻撃をすればダッシュ中専用の攻撃が出せる他、ダッシュジャンプからの攻撃も可能。キャラクターによっては打撃の特定段をキャンセルしてダッシュできる為、コンボ要素として使うこともできる。 一部のキャラクターを除いてダッシュ中でも必殺技(メガクラッシュ)を繰り出すことが出来る。 ただし、ダッシュ移動中の急停止は出来ないので、特定の地点に止まりたい場合は多少早くボタンを離す必要がある。 シフト移動 LまたはRボタンを押しながら移動することで十字キーの入力に影響されずに向きを固定しながら移動が出来る。そして、シフト移動中に今向いている方向に対して後ろに当たる方向に十字キーを2回入力するとバックステップが出来る。 キャラクターごとの差はあるが基本的に素早く距離を稼げる上、バックステップ中は攻撃を受け付けない無敵時間が存在するので、上手く使えば敵に囲まれている状態から脱出したりする事も可能。 アクション コマンド技 本作では新たにコマンド入力で特定の技を出すことが出来るようになった。 キャラクターによって1~4つのコマンド技を持っている。 各キャラクターの技コマンドは後述のキャラクターの項で紹介する。 スーパーメガクラッシュ 画面下に新たに「スーパーメガクラッシュゲージ」が追加された。 このゲージは敵に攻撃を当てることで溜まり、最大になると一定時間ゲージに「SUPER」の表記がされ、この間は「スーパーメガクラッシュ」という、強力な技を繰り出すことが可能。 スーパーメガクラッシュを繰り出すか、一定時間の経過でゲージは0になり、再び溜め直す必要がある。 武器システム キャラクターごとに得意武器が明確に設定されており、その武器を該当キャラクターが拾った際には武器による連続攻撃が可能になっている。 ただしディーンのみは例外で、得意武器であるハンマーを投げてしまうのは変わらず、敵に当たった時のダメージが増えるだけになっている。 掴み方向の概念の導入 これまでの真正面で掴むだけでなく、背後からも掴むことが出来るようになった。 掴んだ方向によって繰り出せる技が変わる為、敵を掴んだ時に下+Yボタンで掴む向きを入れ替えることが出来るようになっている。 なお、掴みからスーパーメガクラッシュを繰り出すキャラクターについては、真正面から掴む必要がある。 その他システム ルート分岐 プレイ中の一部のステージでは特定の条件を満たすことでプレイするルートが分岐するようになった。 特定地点への接触や特定のオブジェクトを破壊したりなどが主な条件となっており、場合によってはステージのショートカットやボスとの戦闘を回避出来たりなど、影響は小さくない。 更に特定の分岐はエンディングにも影響を及ぼすものとなっている。 「AUTO 2P」モード このモードを選ぶと、コンピューターをパートナーにして擬似的な2人同時プレイが可能になっている。 ただし、このパートナーは自分からアイテムを拾いに行くことはない(*2)上、スコアによるエクステンド(残機追加)もあまり望めないため、最終ステージに行く前には大体脱落してしまっていることが多い(*3)。 このパートナーの強さはオプションの「PARTNER LEVEL」でWEAK・NORMAL・STRONGの3段階から選ぶことが可能になっている。 雑魚敵のカラー 同じ敵の色違いが出現するようになっている。 なお、色によって性能や攻撃手段が変わることはなく、あくまで見た目の差異に留まっている。 体力回復アイテムの扱い 従来作では体力回復アイテムを拾った時に体力が満タンであった場合はスコアが入っていたが、1メモリでも減っている場合はどんなに回復量が大きい回復アイテムであってもスコアは加算されなかった。 本作では体力回復アイテムを拾うとその時の体力に関係なくスコアが加算されるようになった。 これにより、スコアのために体力満タンで回復アイテムを拾い、その後敵にダメージを貰ってしまった…といったことは起こらなくなり、本当に必要な時に拾いに行けるようになったと言える。 キャラクター ※コマンド技とスーパーメガクラッシュのコマンドの十字キー入力部分はテンキー表記で、コマンドはキャラクターが右を向いている時のものとなり、対戦型格闘ゲームの必殺技同様に左向きの時は入力が反転する。 ガイ シリーズお馴染みとなった武神流忍術第39代目の伝承者。単発での攻撃力はそれ程ではないが、素早く移動して攻撃が出来る扱いやすいキャラクター。多段ヒットや他の敵を巻き込む性能にも長けており、時間当たりの攻撃力も随一。武器はヌンチャクを得意とし、装備時は連続攻撃が可能。ガイのみ壁に向かってジャンプし、壁に接した時に再びBボタンを押すと壁を利用しての三角飛びが可能。 技名 コマンド 備考 足払い正拳突き(あしばらいせいけんづき) 後ろ掴み中2+Y Yボタンで追撃が2回まで可能 通し(とおし) 236+Y 千拳唯打掌(せんけんいだしょう) 正面掴み中632+Y スーパーメガクラッシュ ハガー シリーズお馴染みのメトロシティの市長で、元ストリートファイター。通称「戦う市長」。マッドギアを壊滅させてからも市長職を続けており、本作では齢50を超えているのだが、その筋力は衰えるどころかますますパワーアップしている。攻撃速度も移動速度も遅いが、それを補って余りあるパワーが持ち味。武器は鉄パイプを得意とし、装備時は連続攻撃が可能。 技名 コマンド 備考 バイオレントアックス 236+Y ファイナルハンマー 正面掴み中632+Y スーパーメガクラッシュ ディーン ハガー達の前に突如現れた青年。元ストリートファイターで、スカルクロスに対して異常なまでに復讐心を燃やしている。ハガーと比較するとややパワーで劣るものの、その分移動速度や攻撃速度は速い。どちらかと言えば投げをメインに攻撃するタイプだが、地面に叩き付ける系統の技が多く他の敵を巻き込みにくい。ハンマーを得意武器としているが、ハンマー自体が1回投げて使い切るタイプの武器であるため、電撃を纏って威力が上がるだけで連続攻撃は出来ない。 技名 コマンド 備考 イカヅチ 49+Y つかみかかり 236+Y バックブリーカー 後ろ掴み中8+Y エルボードロップ バックブリーカー中22+Y バックブリーカーの追加攻撃 スクラップダンク 正面掴み中28+Y スーパーメガクラッシュ ルシア メトロシティ市警、特殊犯罪課に所属する敏腕女性刑事。かつて起きた汚職事件に関わった際にハガーと知り合い、以降は良き友人となっている。また、コーディーとも古くからの友人関係にある。移動速度がガイの次に速くパワーもあるが、武器を振う速度が遅めになっている。脚を使う割には通常攻撃のリーチが短めで、コマンド技やスーパーメガクラッシュも若干入力しにくく出した後の隙も大きい。警棒を得意武器とし、装備中は連続攻撃が出来る。 技名 コマンド 備考 トルネードスピナー 623+Y ファイヤースピナー ジャンプ中236+Y ハードヒットニー 226+Y スーパーメガクラッシュ 評価点 『2』の問題点を改善した 『2』では敵味方共に攻撃力が低すぎたことでいたずらにプレイ時間が延び、操作しているプレイヤーが疲れるのが先か、クリアが先かと言わんばかりの状態となっていたが、本作では攻撃力が『2』に比べて高くなっており、逆に敵の攻撃力はそれ程高くないのでゲーム難易度は幾分下がった。 さらに敵の体力と防御力も全体的に抑えめになっており、こちらの攻撃手段が大幅に増えていることから、戦闘が作業的になっていた点が大きく改善されたのは大きい。 『2』の雑魚敵の体力はステージごとにほぼ固定値を取っていたが、本作では敵によって差別化が図られている。 プレイヤーキャラクターの性能強化によるテンポの良いプレイ感覚 パンチ攻撃・投げの他にダッシュ攻撃や必殺技・スーパーメガクラッシュ等の導入により、プレイヤーキャラクター側の性能が大幅にアップしており、上記の通り敵の体力が全体的に低めになっているため、より爽快感溢れるプレイが可能になっている。 ダッシュ攻撃や必殺技は格闘ゲームのようにキャンセルして出せるようになっているため、様々なコンボを作り出すことも可能。使いこなせるようになれば耐久力の高い敵やボスさえも体力満タンから一気に畳みかけることも出来る。 新たに追加された攻撃手段はいずれも攻撃力が高めになっているため、群がる敵を次々となぎ倒していける。 操作自体もそれほど複雑ではないため、初心者でも遊びやすい。 操作キャラクターの増加 シリーズの人気キャラクターであるガイとハガーに加え、新キャラクターとしてルシアとディーンが加わって4人になった。 コンボが強力で扱いやすいガイ・高威力かつ扱いやすい投げと判定の強いパンチ持ちのハガー・リーチが短い代わりに基本性能が良いルシア・強力な必殺技と背後投げを持つ反面癖の強いディーンと性能面でも個性付けされており、キャラクター選びの楽しみも増えたといえる。 前述の「AUTO 2P」モードとも相性が良い。性能が控えめとは言え、友達を家に呼ばずとも豊富なキャラクターで二人プレイが出来るのは本作の醍醐味である。 豊富なルート分岐 攻略の幅が広がり、周回プレイによる探索の楽しみが増えた。 ルート毎にボスも異なるため、前作までに比べるとボスの種類が多くなっている。 攻略難度も変わるため、腕に合わせたプレイが可能。 賛否両論点 新システム 『ファイナルファイト』(以下『1』)は基本操作は簡単ながらもプレイヤーの技量次第で「パンチはめ」などのテクニックや様々な立ち回りを楽しめるようになっていた。 しかし、本作に追加されたシステムはその真逆を行くものであり、「『ファイナルファイト』らしくない」とする否定的な意見もあれば、逆に「このシステムによりアクションの幅が広まり、ゲーム性が深まった」と好意的に見る意見もある。 軽快なダッシュやコマンド技など、言うなれば別シリーズのベルトスクロールアクションに近い操作感である。『ファイナルファイト』シリーズの名を冠するにあたって、賛否両論が吹き出すのもやむを得ないところであろう。 問題点 パンチはめの削除 『1』で猛威を振い、『2』でも使いづらくなったが残っていたテクニックである「パンチはめ」だが、本作では向きを変えて出すパンチがやたら遅くなっており、向きを敵のいる方に戻す前に敵が復帰してしまっているため、パンチはめが実質削除されてしまっている。 普通に繰り出す連続攻撃の際は全く問題ないのだが、パンチはめの要領でやると成立しないようになっている。 本作は攻撃力が高く、パンチはめなしでも問題なくクリアが出来るゲームバランスになっており、ゲーム単体としては問題ないのだが、"シリーズの象徴"とも言えるテクニックを否定することにはやはり反感の声が大きかった。 余談になるが、『1』のGBA向け移植作品である『ファイナルファイト ONE』(以下『ONE』)発売に合わせて行われた『ファミ通』のインタビューにて「パンチはめがなければ『ファイナルファイト』ではない」との旨の発言をスタッフがしていた。ならば「『ファイナルファイト』シリーズ」に属する作品である本作でもそのスタンスを貫いて欲しかったものである。 新キャラクターの魅力が乏しい ガイやハガーのインパクトに勝てというのは酷かもしれないが、『2』のカルロスに輪をかけて魅力・インパクトに欠け、印象に残りづらい。 ディーンは投げが地面に叩きつける格好なので他の敵を巻き込みにくく、ダッシュ攻撃も4人の中で唯一多段ヒットしない等、性能面で不遇ぶりが目立つ。おまけに「スカルクロスの協力を拒んだら報復を受けた過去」がある以外は何者なのかも特に語られないので、取って付けた感が否めない。 ルシアはその露出度が高い服装や繰り出す技などから別の意味で印象に残るかもしれないが、それらの要素をキャラクターの魅力として良いものかどうか…。 こういう部分は個人の感性というのもあるので一概に言い切れない部分も確かにあるのだが、ネットなどの媒体で本作に触れた中でキャラクターに関して好意的な意見がほとんど見られないというのもまた事実であり、少なくとも「魅力あるキャラクター」とするのは難しいと言わざるを得ない。 実際プレイすると、ガイが断トツで扱いやすくクリアが容易。比較して新キャラクターでのプレイはその癖のある性能からストレスを感じることも。 コマンド技の格差 出しやすさと使い勝手を備えた技が猛威を振るう一方、コマンドがやや個性的であったり、技の隙が大きすぎたりと、使えない技も多い。このため、技を使わないほうがクリアしやすいというキャラクターまで出てきてしまう。 更に、コマンドによっては立ち回りの中で図らずもコマンドが入力されるように動いてしまい、Yボタンを押したら技が暴発した…ということも起こりかねない。 スーパーメガクラッシュも使い勝手が分かれる。基本的に無敵かつ超高威力ではあるものの、入力難度や性能に格差があり、終わるとすぐに無敵が無くなってしまうため、安易に出すと却ってピンチになることも。使い所は選ぶべきである。 それでいてスーパーメガクラッシュゲージは時間経過でなくなるため、使いたい時に使えないこと、使わぬべき時に使えることが多々ある。ゲージストック制であったら話は違ったのだが…。 仕掛けの乏しさとアイテムのバランスの悪さ 前述の通り、ルート分岐や限定ボスなど、マップの多さという意味での仕掛けは豊富なのだが…。 しかしマップの個性という意味での仕掛けは『2』以上の乏しさで、本作では地雷などが仕掛けられていたりなどはなく、グラフィック以外は何も変わらない平地で戦い続けるのみ。強いて仕掛けらしきものを挙げるなら、縦に移動する場面が1回とドラム缶が転がってくる個所が1つ(3度転がってくる)あるくらいか。 せっかく機敏なダッシュやジャンプが実装されたのだから、それを活かすようなマップ構成があっても良かったのではないだろうか。 また、アイテム(ドラム缶など)の配置も相変わらず少なく、あっても得点アイテムであったり、ほとんど回復が見込めない回復アイテムしか入手出来ないこともある。 ステージ1では回復アイテムが一度も出てこないのを筆頭に、それ以外のステージにおいても、ボス直前エリアの最初の方に僅かに回復するアイテムを出したっきりで敵が多く出現する長い距離を進ませて漸くボス戦に突入させたりなど、やや理不尽な難易度の上げ方になっている。 回復アイテムの他にも、アイテムの少なさ故にせっかく設定された各キャラクターの得意武器も出て来る回数が数えるほどしかないため活かしきれておらず、一度も得意武器を使うことなく最後までクリアということも多々ある。 処理落ちが起こりやすい アニメーションのパターンや表示オブジェクト数が増えたことなどが影響しているのか、2人同時やAUTO 2Pモードでのプレイでは頻繁にスローがかかる。 シューティングゲーム等では弾避けに有利になることもあるが、本作ではコマンドの入力タイミングがズレる等、デメリットの方が大きい。 一人プレイではあまり起こらないとはいえ、ウリの一つであるAUTO 2Pモードの爽快感を下げてしまうのは残念。 難易度設定による変化の乏しさ 本作でもオプション画面にて難易度がEASY・NORMAL・HARD・EXPERTの4種類用意されているのだが、難易度による変化は敵の積極性が増したり好戦的になっていく程度で、難易度変化によって敵数が変化するのはEASYのみ。 難易度を最高にしてもNORMALより敵が増えたり、より強い敵に差し替わっていたりすることもないため、よりたくさんの敵と戦いたいという人には物足りない仕様になっている。 『2』の時のように2人(オート2P時も同様)プレイ時にも敵数がさらに増えるということもない。むしろ頻繁に処理落ちが発生してしまうためかえって遊びにくくなってしまうという悪循環も…。 詐欺くさい敵の各種判定 『1』のように理不尽な判定は幾分減ったが、一部の敵には依然として強力な判定が残っている。 素早く小柄な上に長時間無敵の移動技を多用する敵、非常に投げ間合いの広い敵、突進の判定が『1』のアビゲイルの如く異様に強いボスキャラクターなど、敵の攻撃を防ぐという面で見ると前作より難度が向上した箇所も見られる。敵の食らい判定が小さめなことと相まって、当たり方によっては、こちらの連続攻撃に割り込まれるという事態も。 タイミングによってはさながら「食らい投げ」や「当て身投げ(*4)」のようにしか見えなかったりと、プレイしているうちにイライラが溜まってきかねない。 総評 ファン心理を抜きにして本作を見れば、単体としては遊べる作品であり、少なくともクソゲーと言われるほどではない。 だが、新システムがそれまでのシリーズの「簡単操作で爽快アクション」に真っ向から衝突するようなものであったこと、その代わりにシリーズの特徴でもあったパンチはめが事実上不可能にされていること。 加えて、魅力に乏しいキャラクターなどの様々な要素が噛み合わさって、初代を知るユーザーから失望を買うこととなってしまった。 勿論、『1』とマップと登場する敵以外の基本的な物が何も変わっていないというのでは、それはそれで「マンネリ」を指摘されてしまうのだが、本作の場合はそのマンネリ打破のためのシステムが噛み合わず、結果として余計にコレジャナイ感を強めてしまったと言える。 逆に、新システムを受け入れることができたり、本作が初めて『ファイナルファイト』シリーズに触れる作品であったりすれば、十分に楽しめる作品ではある。 余談 本作が発売された時にはもはやプレイステーションやセガサターンが主要ハードになりつつある頃であったためか出荷数が抑えられていたようで、本作はプレミアが付いており、中古でも万越えはザラにある状況であった。 バーチャルコンソールで配信されたことで幾分かは落ち着いたように見受けられる。 後年の作品において 『ストリートファイターV』にて、2019年8月5日のアップデートでルシアがまさかのSEASON4の追加プレイアブルキャラクターの1人として参戦している。 ただし、デフォルトの髪型や服装が変更されて、所持する武器は警棒ではなくトンファーになっている。 また、同作では日本語ボイスが関西弁になっている(*5)。 今作におけるガイの新技である通しは、『ストIV』にてガイのセービングアタックとして、『V』ではガイの師匠である是空のVリバーサルとして実装されている。 一部の敵キャラクターについて 本作にはセクシーな格好の女性敵キャラクター「メイ」が登場し、俗に言う「幸せ投げ(*6)」など個性的な技を使うが、海外版でもその姿が一切差し替わっていない。 古くは『1』のAC版で「ポイズン」と「ロキシー」という女性敵キャラクターに関してのゴタゴタがあり(詳細はAC版ファイナルファイトのページを参照されたし)、それ以来、海外版では『SFC版1』・『ガイ』・『2』・『ONE』のいずれも、女性の姿をした敵キャラクターは男性に差し替えられている。海外ポリコレに対する配慮の草分けと言えるだろう。 そんな本シリーズにおいて、特に女性的な「メイ」がそのまま販売されたのは異例中の異例といえる措置であるが、そうなった理由は不明である。
https://w.atwiki.jp/nintendo_vc/pages/127.html
ファイナルファイト ファイナルファイトデータ 概要 CM 他作品との関連 データ カプコン:2007年04月17日配信 カプコン:1990年12月21日発売 ジャンル:格闘 プレイ人数 1人 コントローラ:GC・クラコン 使用ブロック数: 攻略ページ 紹介ページVC公式 概要 AC版の開発中タイトルは「ストリートファイター'89」だった 1989年にアーケードゲームとして登場し人気を博した、ベルトスクロールアクションの礎を築いた作品の移植作。 SFC版では、AC版から様々な要素がカットされている。プレイヤーキャラクタのコーディ・ハガー・ガイのうちのガイをカット後に、コーディをカットし、ガイを収録し、一部アレンジを加えた「ファイナルファイト・ガイ」が発売されることになる ステージ4を丸ごとカット 2人同時プレイをカット 同時に登場する敵キャラ数が3キャラ ファイナルファイトのキャラクタは、ストリートファイターシリーズに登場しているキャラクタもいる。ガイ(ZERO~ZERO3) コーディ(ZERO3) ロレント(ZERO2~ZERO3) ソドム(ZERO~ZERO3) アンドレ(III2nd~3rd) ※肖像権の関係で名前をヒューゴーに変更 CM http //www.nicovideo.jp/watch/sm492033 他作品との関連 本作は「ストリートファイター」の続編として開発されていたが、その作風はダブルドラゴンの影響を強く受けている。 VCで配信されているソフト ファイナルファイトワン。(GBA)) ファイナルファイト タフ(SFC) ストリートファイターII(SFC)結果的に本作はストリートファイターとは別のシリーズとして発売された。 VC配信が期待されるソフトファイナルファイト・ガイ(SFC) ファイナルファイトCD(MD:MEGA-CD) マイティファイナルファイト(FC) ファイナルファイト2(SFC) マッスルボマー(SFC)本作の「ハガー」がプレイヤーキャラとして出演。 現在入手できる中でお勧めソフトファイナルファイトONE(GBA) カプコンクラシックスコレクション 関連するアーケード作品ストリートファイター(AC) ストリートファイターZERO(AC) ストリートファイターZERO2(AC) ストリートファイターZERO2ALPHA(AC) ストリートファイターZERO3(AC) マッスルボマー(AC) マッスルボマーDUO(AC) スーパーマッスルボマー(AC) ダブルドラゴン(AC)
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3245.html
ファイナルファイト 【ふぁいなるふぁいと】 ジャンル ベルトアクション 対応機種 アーケード(CPシステム) 発売・開発元 カプコン 稼動開始日 1989年12月 判定 良作 ポイント ベルトスクロールアクションを流行らせた名作完成度だけでなく難易度も高い初心者殺しの2面ボス「ソドム」耳に残る「デヤァ!」「エイヤー!」有名テクニック「パンチはめ」の先駆け ファイナルファイトシリーズ 概要 ストーリー システム 特徴 キャラクター 評価点 問題点 総評 その後の展開 スーパーファミコン版 ゲームボーイアドバンス版 他機種移植作品 余談 概要 次々に襲ってくる敵を倒しながら、少しずつ進んでいくベルトスクロールアクションゲーム。 メイン製作者は後に『ストリートファイターII』を作った西谷亮氏。 ストーリー 超犯罪都市メトロシティ。ここは犯罪集団「マッドギア」の暴力によって支配される街である。市長であるマイク・ハガーはマッドギアに徹底的な攻撃を加えることで治安を回復させようと試みるも、成果はなかなか上がらなかった。ある日、市長室で執務中のハガーのもとに一本の電話がかかってくる。電話の主はマッドギアの幹部の一人・ダムド。彼はハガーの娘であるジェシカを拉致したと告げ、ハガーの傍らのテレビに囚われのジェシカの姿が映し出された。 「これ以上警察を介入させるなら娘の命はないと思いな」 元ストリートファイターでもあったハガーは娘を救い出すため、独力でマッドギアの本拠地に乗り込むことを決意する。ジムでトレーニング中だったジェシカの恋人であり喧嘩屋のコーディーにも協力を求めると、その場に居合わせた彼のトレーニング仲間で古武術「武神流」の使い手でもある忍者・ガイもマッドギアの卑劣な手段に激昂し、義憤により助太刀を申し出る。 こうして3人はさらわれたジェシカを助け出すため、マッドギアに戦いを挑むのであった。 システム 基本はレバー操作で左右・上下・斜めの八方向に移動と、攻撃・ジャンプ2つのボタン操作。3人のキャラクターから1人を選択し、全6ラウンドを突破、さらわれたジェシカの救出と犯罪集団「マッドギア」を壊滅させるのが目的。 通常攻撃は連続で繰り出すことができる。攻撃回数はキャラクターごとに異なり、最後の攻撃がヒットした相手はダウンする。 レバーを上か下に入れながら連続攻撃をすると、最後の攻撃が相手を逆方向に投げる攻撃に変化する。敵を片方にまとめるための攻略上非常に重要なテクニックであるが、インストカードにはこの事は記載されていない。 敵の近距離まで移動すると相手を掴むことができる。そこからつかみ攻撃(3発まで)を繰り出し、またつかみ状態で左右にレバーを入れながら攻撃することで相手を投げ飛ばす。これは飛び道具として使うことも可能。 投げた敵の体にぶつかった敵は、将棋倒しの如く巻き込まれる。投げのモーション中は無敵であるため、敵に囲まれそうなときは片方の敵をもう一方に向かって投げることで、ダウンさせつつ一方向にまとめることが可能。 同ジャンルの先駆作『ダブルドラゴン』では掴めるのが同じ程度の体格のキャラまでであり、大男は掴めなかったが、本作はやろうと思えばすべての敵を掴むことが可能。 一方相手によっては敵が掴んでくる場合もあり、投げられると大ダメージを負う。掴まれた場合はすばやいレバー操作やボタン連打で振りほどくことができる。 ジャンプ中にも攻撃が可能。通常はリーチが長く敵をダウンさせるジャンプキック。ジャンプの飛距離は画面約1/4ほどあり、ジャンプキックはさらに足を伸ばすため攻撃範囲が広い。 コーディー・ガイの二人は、レバーを下に入れながらのジャンプ攻撃は敵を怯ませる技になり、リーチは短いがヒット後は着地後追撃することもできる。ハガーはフライングボディプレスになり真下を攻撃できる。 2つのボタンを同時に押すことで周囲の敵を吹き飛ばす「必殺技」を繰り出す。詳細は後述。 特徴 敵に囲まれた状態でも、完全無敵で回転しながら敵を蹴散らす「必殺技」で切り抜けやすくなっている。 便利な技だがその代償として命中した場合少しだけバイタリティが減るようになっているため、多用は出来ない。攻撃を受けてのけぞっている最中に出せるのはこの技のみで、後世の対戦型格闘ゲームの「必殺技」とは意味合いが異なっており、いわゆる「メガクラッシュ」のようなもの・緊急回避的なものとなっている。当然、バイタリティがわずかしかない場合は、この技を繰り出すことは出来ない。 この「必殺技」を出す方法は上述した通り、攻撃とジャンプのボタン2つを同時に押すだけ(*1)というシンプルなもの。そのためとっさに出しやすく、初心者が複雑な入力が出来ずにピンチを切り抜けられない、などといったことはあまりない。 例外は敵が密集している状況下でダウンした場合で、起き上がり直後には必殺技を出す事が出来ない仕様のため再び蹂躪される事も多々ある。 武器アイテムは、ナイフ・日本刀・鉄パイプがある。それぞれコーディー・ガイ・ハガーの得意武器として設定されており、得意武器を手にした場合は振りが早くなる。 ナイフだけは例外で、ガイとハガーでは投げつけるため使い捨てだが、コーディーのみ至近距離では突き刺して使う。 よってコーディーの場合、敵からの攻撃を受けて地面に落とすか、(敵との距離が離れている場合には)敵に向かって投げつける、あるいはエリア突破で手放すまで持ち続けることが出来る。 武器はステージに落ちているのを拾ったり、敵の手から落とさせ奪い取ったりして入手する。 なお特定敵専用の武器として火炎瓶があるが、落とさせた時にも割れて炎が燃え広がるためプレイヤー側は入手できない。燃え上がった炎はプレイヤー・敵とも触れると体が炎上し強制ダウンになる。 敵の攻撃を防御することは出来ない。攻撃こそが最大の防御である。 敵キャラクターの中にはごく一部、こちらの通常攻撃のみ防御する者もいる。しかし武器攻撃やつかみ(投げ)、必殺技を防御されることはない。 道中にはタイヤやドラム缶などのオブジェクトがあり、破壊することでスコア(得点)アイテムやバイタリティ回復アイテムの食べ物が出現する。食べ物は、バイタリティが満タンのときだけ得点になるため、ハイスコアを狙うなら極力ダメージも受けず必殺技も使わずに進めねばならない。 ステージ2・4クリア時にはボーナスステージがある。 ちなみに本作には隠しフィーチャーとして、オブジェクトを破壊したときタイミング良く(具体的には破壊したほんの一瞬後であり、同時ではない)いずれかの方向にレバー入力しつつどれかのボタンを押すと、最高得点(10000pts.)のアイテムが必ず出てくるという要素があり、通称「錬金術」と呼ばれハイスコアチャレンジの要となっている。開発者曰く「『ワンダーボーイ モンスターランド』が好きだったから」とのこと(*2)。 登場する敵キャラクターはいかにもチンピラ風のモヒカンやスキンヘッド、バイカールック、女性(後述)、デブに巨漢にゲリラ風と多彩。それらが画面狭しと襲い掛かってくる。場所によっては同時に10人以上が出現することもある。 敵キャラクターは画面外から歩いて登場するのみではなく、背景に溶け込むかの様に立っている、または地下鉄の座席や道の端に座っていてプレイヤーが近づくと構えて襲ってくる、ボスキャラクターが合図の口笛を吹くと背景の建物から出てくる、などパターンも豊富。 それら敵キャラクターの配置も絶妙であり、もちろん難易度の高い場所はあるが、理不尽ではなく、練習と研究によって、あるいは仲間との協力によって必ず突破口が開ける。 ステージギミックや敵の飛び道具は敵にも当たる。 当然スコアは増えないが、意識しているとたまに敵を処理する手段として使えるかもしれないというぐらいには狙う機会がある。不平等さを多少なりとも減らす要素としても機能している。 キャラクター + 3人のプレイヤーキャラクター コーディー・ガイの二人は通常攻撃のパンチが非常に早く連打が効き、敵の突進攻撃を止める事もできる。一方ハガーは攻撃回数が少なくパンチも遅いが、長いリーチと一発ごとの攻撃力が高く、敵を掴んだまま移動可能で、そこからバックドロップやジャンピングパイルドライバーといった大技を繰り出せる。 コーディー 主人公、マーシャルアーツの使い手でバランス型のキャラクター。技の威力・素早さ・リーチなど全てにおいて標準型。 パンチ連打は4発1セット。リーチはガイに劣るがパンチの連打が効き、敵の突進を止めやすい。一方フィニッシュのアッパーカットがやや大振りで稀に敵の攻撃に割り込まれる事も。 ジャブ2発目で後ろを振り向くことでパンチはめを行えるが難易度はガイよりやや高い。ジャンプキックはリーチに優れ攻撃判定が着地まで持続し使いやすい。ジャンプ中に出す膝蹴りも優秀で、バックジャンプ膝蹴りの判定の強さが特にガイの貧弱な肘打ちと比較して際立つ。 パンチからの投げも3発目のボディブローの直後に投げに入る事で投げるまでに4発の打撃を要するガイに比べ、投げの連続性に優れる。膝蹴りと投げの2種類だけでも明らかにガイより密集戦に強い事が実感できる。 得意武器はナイフで、ナイフを持った状態で敵が近くにいるとナイフが赤く発光し発光時のみ連打が効く。隙が少なく判定も強いので密集戦においても敵の攻撃範囲外から苦も無くザクザクと敵を斬り刻める。敵を一方の画面外に追い出してナイフ連打で完封も可能。 性能的には何の贔屓目もなく正に優等生、さすがに主人公キャラなのだが、『優等生に過ぎる性能』が逆に仇となり個性のないキャラクターと位置付けられ、『ゲーメスト』のキャラクター人気投票ではプレイヤーキャラクター中最下位であった。 ガイ 武神流忍法伝承者、忍術を駆使して戦うスピードタイプのキャラクター。 パンチ連打は5発1セット。リーチはコーディーを上回り、フィニッシュまで出し切ってもまず反撃&割り込みを受けない素早い攻撃が持ち味。『壁』を背にしてパンチ連打しているだけで大半の敵を完封できる。パンチからの投げは4発目に発動するが手数が災いし連続性はコーディーに劣る。 3発目で後ろを振り向くことでパンチハメを行える。全キャラ中最もパンチハメがやりやすい言わばハメキャラなのだが、逆に言えば密集戦に弱いガイはパンチはめこそが生命線といえる。 ジャンプキックは判定に優れるが判定が着地まで持続せず、ジャンプ中に出す肘打ちは判定弱めで使いづらい、と書くとジャンプ系の技が軒並み弱いように感じられるが、壁に向かってジャンプし再度ジャンプキックを入力する事で逆方向へキックを出す三角蹴りは飛距離・判定・威力・スピード(*3)全て申し分なく更に着地まで攻撃判定は出っ放しになり、貧弱な通常のジャンプキックとは一線を画す性能になる。 火力が使用キャラ中最低で、多数の敵に囲まれると最も不利なキャラなのだが、『壁』を背にすれば後ろから攻撃される事はないので囲まれる心配がなく、三角蹴りの威力・判定のおかげで『壁』さえあれば一躍強キャラに変貌する。 得意武器は日本刀で、振りは遅いが刀の先端まで攻撃判定が発生するので非常にリーチが長い。 パンチ連打及び投げの威力は全キャラ中最低で敵を倒すのに時間がかかり、三角蹴りを除くジャンプ攻撃も弱い事から敵に囲まれる場面が苦手なので、全キャラトップのフットワークを生かすプレイが肝要。二人同時プレイではハガーと組むとお互いの弱点を全て補えるバランスの取れたプレイが可能になる。 ハガー メトロシティの市長、かつてはプロレスラーとして名を馳せたパワータイプのキャラクター。 パンチ連打は3発1セット。振りが遅く連打力にも劣り1発目のパンチで振り向く事でパンチハメも行えるが連射装置がないと非常に難しい。 ジャンプキックはガイと同じく判定が持続しないタイプだがジャンプ中にボディプレスに移行する事でジャンプキックの後隙をなくせる。ボディプレスでも一発でダウンを奪えるのが他の二人との大きな違いで密集戦でバックジャンプでボディプレスで突っ込んで行くと判定の強さを生かし一気に敵をダウンさせられる。 掴み性能・判定が他の二人に比べて優れており、更に敵を掴んだままある程度移動またはジャンプする事ができる。掴みジャンプ中に攻撃ボタンでジャンピングパイルドライバーを繰り出せる。一発で体力をほぼ半減せしめる、単発ではこのゲーム最強の攻撃手段。 得意武器は鉄パイプで先端までの攻撃判定は他の2人と変わらないが両手持ちな分、振りが非常に速くアンドレの突進に負ける事が少ない(日本刀も振りは速いがリーチが短い)。 俗に引っこ抜きと呼ばれる、バックドロップの無敵時間が異常に長いことを利用した「パンチ2発→バックドロップ×n」の連続攻撃は何とバックドロップから再度パンチに移行するまで無敵判定が持続するため、敵がいればいる程有利に戦える。一方後ろからの攻撃には無防備であり、万能という程ではない。 他の2人では敵の動きを慎重に見極めながら時間のかかるような場面でも、ハガーなら瞬殺で切り抜けてしまう事も少なくない。ハマった時の爽快感は他の2人では決して味わえないものがある。 + 個性的な敵キャラクター ブレッド(BRED)・ダグ(DUG) 間合いを図りつつ隙だらけの殴り・蹴りしかしてこない最弱の雑魚キャラクター。 ジェイク(JAKE)、シモンズ(SIMONS) 後方に回り込み飛び蹴りを繰り出そうとするなど立ち回りを重視してくる。 J(ジェイ)、ツーピー(TWO. P) パンクファッションの小柄な若者。ヒット&アウェイを意識し急接近からパンチ連打を繰り出してくる。動きとジャブが非常に素早く、たまに繰り出すダッシュには無敵時間あり。 アクセル(AXL)、スラッシュ(SLASH) 大柄な男性。こちらの攻撃を度々ガードし、動作は遅いが喰らうと大ダメージのハンマーナックルと蹴りで攻撃してくる。 グラハム・オリバー(G.ORIBER)、ビル・ブル(BILL BULL)、ワン・フー(WONG WHO) 小柄で肥満体の男性。大抵集団で登場し、掛け声と共に頭突きで突進してくる。近距離では前蹴りと頭突きで攻撃する。ビル・ブルとワン・フーは体力が高め。 ハリウッド(HOLLY WOOD)、エルガド(EL GADO) ゲリラ風の衣装を着用し、ボディブロー、ナイフ刺突、ナイフ投げ、スライディング、ジャンプアタックと多彩な攻撃方法を持つ。ナイフを持った状態で攻撃を当てるとナイフを落とす。 ハリウッドのみ赤い服を着た火炎瓶を投げるバージョンがいる。こちらは体力が非常に低い。火炎瓶は攻撃で破壊可能だが、火炎瓶が割れると引火して広範囲に延焼する(*4)。 ロキシー(ROXY)、ポイズン(POISON) 見た目は露出度の高いパンクファッションに身を包んだ女性だが、諸事情で後付けでニューハーフ設定になったキャラ(後述)。素早い動きでビンタやキック、時に高威力のサマーソルトやジャガーキックで攻撃してくる。また宙返りするなどこちらの攻撃範囲外から容易に背後を取ったり、回避能力が高くパンチはめも途中で抜けられてしまう。 アンドレJr.(ANDORE Jr.)、アンドレ(ANDORE) ボスキャラクターと見紛う程の巨体の大男。ボス並みの体力を持ち、見た目通り大振りで高威力なパンチやダッシュボディアタック、ダウンさせてからのヒップドロップや掴んでからのジャンピングパイルドライバーなど多彩なプロレス技に加え、見た目に反した素早い突進攻撃も持つ。 + ボスキャラクター 各面最後に出て来るボスキャラクターの共通点として、ダウン後の起き上がりには無敵時間があり一定時間打撃・掴み共に一切無効な事が挙げられる。また2面以外はザコ敵も乱入してくる。 ダムド(DAMND) 1面ボス。デモ画面にも出て来る下卑た笑いをするレゲエ風の大男。体力が減ると2度にわたって画面攻撃範囲外に逃げて手下のザコを呼び、密集しているところに飛び蹴りで襲うなどズルい戦法を使う。パンチはめならば逃がす事なく一気に倒せる。 ソドム(SODOM) 2面ボス。二刀流の日本刀に頭には日本の兜・胴体にはアメフトの防具・「死」という字を模した間違った漢字のプリントされたシャツを着た勘違い系日本かぶれなキャラクター。プロレス風の会場にて1対1で対峙する。 見た目はギャグだが打撃に対する耐久力が全キャラトップ(ガイ、コーディーだとパンチ1発1ドット)。二刀流時は刀でこちらを寄せ付けない戦いをするが、ダウンを奪い1本でも刀を落とすと体力半分を奪う高速ショルダータックルで攻撃してくる(タックル動作前の停止中は無敵)など、「カプコンゲームの2面ボスは初心者の壁」という定説の嚆矢になった強ボス。 掴んだ時には必ず掴み技を1~2発入れてから投げる事で刀を2本とも落とす。ソドムを素手にしてダウンを奪ったら、タックル不可能な真上か真下に移動して攻撃のチャンスを伺うのが基本。 F.アンドレ(F. ANDORE)、G.アンドレ(G. ANDORE)、U.アンドレ(U. ANDORE) 3面地下リング中ボス。父アンドレ・祖父アンドレ・叔父アンドレ。ザコのアンドレ達と違いボスキャラクター扱いで起き上がり無敵も実装されているのでダウンさせたからと言って不用意に近づくとパイルドライバーで手痛い反撃を喰らう。 1人プレイでは父と祖父アンドレの2人と戦う。2人同時プレイでは叔父アンドレも参加し、5人が狭いリング内で入り乱れてバトルロイヤル風の戦いとなる。 エディ.E(EDI. E) 3面ボス。警察官でありながらマッドギアの幹部を務める巨漢の悪徳警官。通常は警棒による殴り・掴んでの銃床殴りだが、体力が黄色の半分程度に減ると途端に動きが速くなり拳銃による射撃で攻撃してくる。 普通にプレイするとスクロールが止まり多数のザコ敵をも引き連れて出現するが、スクロールをエディがギリギリ出現する位置(*5)で止めれば1対1で戦う事も可能で難易度はさらに下がる。 登場時に吐き出したガムは回復アイテム扱いで、体力満タンで取れば42910点という高得点にありつける(*6)。 ロレント(ROLENTO) 4面ボス。上昇するゴンドラで出現。出現時は多数の手榴弾(爆風には攻撃判定あり)をバラ撒きながら自身はこちらの攻撃範囲外のハシゴで登っていき、その間ゴンドラ内にザコ敵が現れる。ゴンドラが止まってロレントがゴンドラ内に入って来てから攻撃可能となる。 元軍人で棒術や投げ技、三角蹴りなどの体術、ゴンドラ外にジャンプしてからの手榴弾バラ撒きで戦う。ツカツカ歩いてくると投げか棒突きの二択。投げの吸い込み範囲が広く、棒のリーチも長い。 エディと同じく体力が減ると攻撃パターンが変化、残像を残しながら素早いフットワークで画面全体に手榴弾をばら撒く。こうなると打撃は無効で動きが止まった時に合わせて掴み技から投げるしかなくなる。 アビゲイル(ABIGAIL) 5面ボス。攻撃パターンは少ないがいずれも高威力で、遠距離では体が赤くなってからのダッシュ溜めパンチ、接近すれば掴まれてネックハンギングツリーからの放り投げを繰り出してくる。出現後しばらくは1対1だが、そのうちザコがわらわらと出てくる事が難易度を上げている。 ダウンを奪った後は例によって起き上がり無敵があり追撃不可能はおろか近くにいると無敵中に掴まれたりする上、こちらのダウン起き上がりを更に投げられてしまう事さえある。 体力の多さが今までのボスと比べても一線を画しており、登場時の見た事もない白色の体力ゲージに恐怖を抱く事になる。 ベルガー(BELGER) 6面ボスにしてラスボス。歩くのが面倒で攫ったジェシカを抱えながら車椅子に乗っている。登場時は武器のボウガンも少ししか撃って来ず移動を繰り返し、投げ含めダウンする技を当てると車椅子から降りる。 以降は最大6発のボウガンの高速連射を放ち、矢にはダウン判定がなく6発全弾喰らえば体力満タンからでも即死する。矢はタイミングが合えばパンチで撃ち落とすことも可能ではある。 遠くに離れていると延々ボウガンを打ち続ける事は珍しくなく、近寄ると動きだす。移動は歩くのではなく不自然に小ジャンプを数回~大ジャンプを1回を繰り返す(余談参照)。 矢はアイテム扱いなので画面にナイフが落ちていれば撃てる数がその分減り攻撃頻度が激減し、ナイフなどアイテムが4つ以上画面にあるとほぼ木偶と化す。途中で出るザコ敵にはハリウッドやエルガドも出て来ることがあるので落とすまで車椅子状態で粘る方法もある他、直前の最終防衛ラインで落ちたナイフを根性(と時間)で持ち込む事もできる。 評価点 各キャラクターのトータルバランスはきちんと調整されており、選択キャラクターによってクリアが容易(あるいは辛い)といったことはない。 キャラクター・背景とも細部まで描き込まれており、個性的で骨太なグラフィックも好評。 あくまで一例だがラウンド2のボスキャラクター「ソドム」は、着用しているアメフトの防具にジーパンという衣装にそぐわぬ戦国武将風の兜に面頬までつけ足袋草鞋を履き、さらに二刀流という一度見たら忘れられないほどのインパクトがある格好をしている。 この他にも警棒で殴りつけたり銃を発砲する悪徳警官のエディ・Eや、素早い動きで翻弄する元軍人のロレント、力任せの脳筋男アビゲイルなどありがちながらも世界観にマッチしたボスキャラクター達が行く手を阻む。 ステージは荒れたスラム街に始まり地下街、地下鉄、地下プロレス会場、繁華街、バー、工事現場、深夜→夜明けの海岸、そして敵組織の本拠地と戦いの場は目まぐるしく変化していきプレイヤーを飽きさせない。 こうした個性豊かなキャラクター達が「暴力と退廃」という設定に即した劇画タッチで描かれ、さらに多くのパターンアニメーションで動きまわる。 コンティニュー画面では、導火線に火が点いたダイナマイトの束を目の前にしたプレイヤーが拘束されているのだが、まさに「死にたくない」と言わんばかりに首を左右に振り続ける者、導火線の火を消そうと必死に息を吹きかける者とさまざま。さらに時間が少なくなるにつれ動作が速くなっていく。またコンティニューした場合、助かったことに安堵しほっとした表情を浮かべる、という芸の細かさ。 2人同時プレイまでのゲームに3人のキャラクターをつけたのは孤軍奮闘・孤立無援という状況で「誰が助けたのか?」という疑問の答えにもなる設定の妙である。 見た目の派手なアクション、特に投げや必殺技などの巻き込み攻撃で本作の重視点「群がる敵をまとめて蹴散らす爽快感」を心行くまで味わうことが出来る。 「左右から襲い掛かる最大十人の敵を、印象的な掛け声とともに一撃でなぎ倒す」という豪快さはストレス解消にもってこいである。 とかく本作の攻撃ボイスは印象的なものが多く、頻繁に聞く「デヤァ!」「エイヤー!」の雄叫びは耳に残ること間違いなし。 敵をダウンさせずに攻撃し続けるテクニック、通称「パンチはめ」が存在する。 通常攻撃を当てた際、フィニッシュ前に逆を向いて空振ることでモーションがリセットされる。コーディーなら1~2ヒット、ガイなら1~3ヒットごとに振り向けばよいが、ハガーは1ヒットごとに振り向く必要があり失敗しやすい。 体力の多いザコや特定のボスを完封できるため、マスターすれば攻略が大いに楽になる。その有用性とインパクトの強さから、本作の代名詞と言えるほどに名高いテクニックである。 ラウンド2クリア時のボーナスステージ「一定時間以内に車を破壊する」は後にカプコンにおける定番となり、『ストリートファイターII』などにも登場している。 荒廃した犯罪都市での大立ち回りという舞台設定にマッチした、荒々しくも熱いBGMの数々。 担当は松前真奈美氏、坂口由洋氏、藤田晴美氏、民谷淳子氏、藤田靖明氏、高岡宏光氏、下村陽子氏の計7名。 ラウンド5前半のテーマ「ROUND5 BAY AREA1」は特に有名で、シームレスかつ高難度のステージ構成と相まって印象に残りやすい。また『ストリートファイターZERO2』や『NAMCOxCAPCOM』への客演でも使われている。 問題点 残機設定が厳しい デフォルト設定で残機「1」であり、エクステンド(残機アップ)は得点による1回のみで道中にエクステンドアイテムは無く、合計「2」しかない。全体的に一歩間違えると一方的に蹂躙されて終了という場所が多発するこのゲームにおいて、この残機数では厳しい。 それを見越してかエクステンドの点数は非常に低く設定されており、稼ぎを意識せずとも、ラウンド1をクリアからラウンド2の序盤にはエクステンドするような数値である。 1人対多人数という構成ゆえの厳しさ 道中は何人もの敵キャラクターが一斉に寄ってくる場面の連続であり、1人を処理する間に他数人から蹂躙されてそのまま終了という状況に陥る事もよく起こる。ラウンド1をクリアすれば、そこはもう初心者お断りの無法地帯となる。 高い攻撃頻度のみならず、こちらの攻撃を防御、回避する者やプレイヤーのアウトレンジ、あるいは画面外から攻撃する者、一部のジャンプ攻撃を撃ち落とす者や姿勢を低くして突進してくる者も存在する。画面外からの突進や大ジャンプ攻撃を受けてダウンし、立ち上がった時には四方を敵に囲まれ、立ち上がりと同時に再び袋叩きに遭う、というケースも決して珍しくない。 必殺技で切り抜けようにも、前述の通りタイミングと敵の位置取りによっては必殺技すら出せないまま次の攻撃を受けて再びダウンすることもある。下手をすると、一度ダウンしたら残機数が減るまで一方的に蹂躪されてしまう。あらゆる意味で、オープニングデモ画面で謳われていた「ここには平和も秩序もない。あるのは暴力と死だけだ」という言葉に嘘偽りは無い。早い話がコンティニューによる継続プレイを前提とした死にゲー&金払えゲーと言って差し支えないゲームバランスである。 特に最終面ラスボス手前の俗に最終防衛ラインと呼ばれる地帯、8体の強敵が一斉に出現し、後ろに回り込まれる心配のない頼みの綱の『壁』もないのにスクロールが強制ストップ、邪魔な柱で画面が見辛い中での戦いを余儀なくされる。ここをノーミスで切り抜けるのは正に至難でここをどれだけパターン化できるか、かつ即時のアドリブ力が問われる上級者の壁である。ここを越えれば肉が2つ出現してさあラスボスだ、という正に直前で涙を飲んだプレイヤーは数が知れまい。 必殺技も、前述の仕様から多用出来るものではないため、全体的に敵の配置と対処法を覚えられるかどうかがゲームをやり込む鍵となるが、敵の動きは毎回変わる為パターン化も非常に難しい。その様は開発スタッフからは「ザコキャラクター1人1人にAIが搭載されている」とまで評されるほどである。 初見殺しのボスキャラクター達 各ラウンドのボスキャラクターは、ラウンド1の「ダムド」こそ誰でも倒せるレベルだが、以後はそれぞれ一癖も二癖もある個性的な者ばかりで、専用の特殊攻撃の判定や威力が高く、初対決ではなす術もなくやられることが多い。 中には極めて理不尽な行動パターンが設定されているキャラクターもおり、ボスキャラクターは道中以上にコンティニューを前提とした構成となっており相応にコインを投入する覚悟が必要になる。 特に前述の「ソドム」は攻撃判定・攻撃力・防御力(*7)とも極めて高く、ゲーム全体で見れば、まだ序盤であるラウンド2にしては場違いなほどの強さを持っており、その奇抜な風貌も相まって数多くのプレイヤーに強烈な印象を残し、決して少なくない初心者に攻略を諦めさせた実力を持つ。 そんなソドムだが一応弱点として、突進と刀による斬撃による接近戦しか持っていない。そのため、ひたすらコンティニューを連打し近寄ってくるソドムを片っ端から必殺技で弾き返せば撃破できるという最後の道がある。 なお、このソドムから「カプコン製ベルトスクロールアクションゲームに登場する2番目のボスキャラクターは強敵」という法則が受け継がれていくことになる。 ソドムばかりが話題にされがちだが、その先においても体力回復アイテムが支給されるという条件を加見しても前半は見た目以上に警棒のリーチがあり攻撃が通りにくく後半は延々と逃げ回りながら拳銃による遠距離攻撃を繰り返す「エディ・E」、 延々と逃げ回りながらアウトレンジからの画面全体爆撃 をかまし続ける傍ら攻撃のチャンスが殆どない「ロレント」に至っては必殺技を使っていれば倒せるような話ではなく、その攻略は茨の道で、クリアへはプレイヤーの腕より財力が重視されていると言っても過言ではない世界である。 総評 このジャンルでは本作以前にも『ダブルドラゴン』などが存在していたが、「『ファイナルファイト』はベルトスクロールアクションの基礎を作った」と言われるほどの大成功となった。事実、カプコンのベルトスクロールアクションは本作の特徴を踏襲しており、また他社作品においても本作を手本に独自の味付けを施したものばかり、と言えるほど『ファイナルファイト』の完成度と影響力は高い。 本作の成功によりベルトスクロールというジャンルが一気に知れ渡り、一時期はシューティングゲームと並んでアーケードゲームの定番となった。 その後の展開 現在でも一部のゲームセンターでプレイする事が可能。人気作品だったこともあり、いくつかの機種に移植されている。 スーパーファミコン版 家庭用初移植。アーケード版からかなり多くの要素が削られているが、爽快感を重視した良移植となっている。 詳細はこちらから参照されたし。 ゲームボーイアドバンス版 『ファイナルファイト ONE』というタイトルでGBAに移植されている。 どちらかといえばSFC版をベースにした完全版に近く、アーケードの完全再現には至らないが、作品の魅力を損ねることなく再現している良移植である。 詳細はタイトル名のリンク先を参照されたし。 他機種移植作品 X68000版(1992年7月17日発売、カプコン/開発 SPS) カプコンのX68000初参入作品。同時出現する敵キャラが4人までという点以外は移植度は高い。 メガCD版『ファイナルファイトCD』(1993年4月2日発売、セガ・エンタープライゼス) 仕様はX68k版に近い。パンチが遅いことや敵の同時出現数がかなり抑えられたこと、バグが多いこと、敵と味方のアニメーションにズレがあることなど爽快感をかなり失う移植であり評価は低い。BGMはCD-DAによるアレンジ版に差し替えられており、こちらは一聴の価値あり。 CPSチェンジャー版(1995年発売) アーケードでは『ファイナルファイトリベンジ』が続編として出たものの、内容は対戦格闘ゲームになっている。(*8) 因みに、ファミ通の評価はというと… 「カクカクしたモデリングに安っぽいテクスチャー。オリジナルのファンの嘆く顔が目に浮かぶ」 「制作意図が見えない格闘ゲーム」 「ハッキリ言って格闘ゲームとしてのデキはプレイステーション初期のレベル。演出もコミカルというよりふざけ過ぎ」 …と、辛辣を通り越している。 ベルトスクロールアクションを踏襲した続編は『ファイナルファイト2』『ファイナルファイト タフ』としてSFCでリリースされた。初代の人気には遠く及ばなかったものの、2人同時プレイや3人(以上)のプレイヤーキャラクター、そして『2』ではSFC版および『ガイ』でステージごと削除されていたロレントの登場など、初代移植版で果たせなかった要素が実現されている。 FCではキャラクターの2.5頭身化・1人プレイ専用・必殺技 レベルの導入など大幅なアレンジ移植が施された『マイティファイナルファイト』がリリースされた。 アーケード版の完全移植は、2006年にPS2で発売の『カプコン クラシックス コレクション』が初である。 2018年にSwitch/PS4/One/Winで配信された『カプコン ベルトアクション コレクション』に国内版と海外版が収録。オンライン協力プレイにも対応している。 2021年にSwitch/PS4/One/Winで配信された『カプコンアーケードスタジアム』のパック2『アーケード絶頂期!』にも収録されている。国内版と海外版が選択できる。 余談 本作には「カプコンUSAのスタッフから『ストリートファイター』の続編を作ってほしいという依頼があったため、製作された」という裏事情がある。「対戦ゲームの続編を作れ」とは言われなかったため、西谷氏はベルトスクロールアクションを題材に選び、このゲームを製作する。AMショーに出展された時のタイトルは『ストリートファイター 89』であったが、ゲーム性が異なることからネーミングで非難を受け、その後タイトルが『ファイナルファイト』に変更された。 『ファイナルファイト』は国内外問わず好評で、基板も飛ぶように売れた。しかし、例のスタッフは『ファイナルファイト』を見て「オレは対戦ゲームを作ってほしかったんだ…」とコメント。それに対し西谷氏は「なら最初からそう言えって!(笑)」と愚痴をこぼしている。 その後西谷氏が製作したのが、かの有名な『ストリートファイターII』である。 こうした経緯もあってか、『II』以降に制作された『ZERO』シリーズ以降、ファイナルファイトシリーズとストリートファイターシリーズの世界観が相互に共有されるようになり、ガイ、コーディなどの一部のメインキャラや敵キャラがプレイヤーキャラクターとして参戦した。 ベルトスクロールアクションの元祖は『熱血硬派くにおくん』(1986年)だが、知名度はあれどそこまでのヒットではなかった。後に『ダブルドラゴン』やセガの『ゴールデンアックス』等が該当するが、ファイナルファイト程のヒットには至らなかった。 本作の大ヒット後ブームが巻き起こり、各ゲームメーカーはこぞって同タイプのアクションゲームをリリース。ベルトスクロールアクションという一大ジャンルが一気に活性化した。 ベルトスクロールアクションというジャンルは他のTVゲームジャンルと比べて知名度はあまり高くないが、一部ちょっとコアな人種の間ではベルトスクロールアクションの事を「ファイナルファイト系」と言う風潮もあったりする。 同ジャンルの先駆者であったテクノスジャパンも例に漏れず積極的にリリースしたが、『コンバットライブス』や『ダブルドラゴン3 ロゼッタストーン』などの出来があまり良くなく、カプコンに大きく水をあけられることとなった。 AC版ではOPで拉致されたジェシカの一枚絵は下着姿だったが、一部を除いた移植版ではドレス姿に変更された。さすがに色々とヤバかったらしい。 海外AC版においては対策としてジェシカのグラフィックそのものが表示されないが、替わりに叫び声が流れるという変更のため捉え方によってはよりヤバいシチュエーションとなってしまっている。 本作に登場する敵キャラクターのうち「ポイズン」と「ロキシー」はその設定に関して紆余曲折がある。 アメリカでの稼働時に、夫からドメスティックバイオレンスを受けていた女性から「女性に対する暴力を促している」という旨の抗議を受けた際、カプコンサイドは「(ポイズンとロキシーは)女に見えるが、実際は男だから問題ない」と突っぱねた(*9)。 これにより、ポイズンとロキシーの2名はニューハーフキャラクターとして扱われるようになったが、元々はあくまでアメリカでの抗議に対処するための言わばでっち上げであるため、日本版においてはあくまで女性であるとされていた。 だが、それ以降の作品によっては、日本版でも明確にニューハーフ扱い(*10)されることもあれば女性(*11)とされることもあり、更にはぼかされる(*12)ことがあったりと、実際の所が曖昧になっている。 また、開発スタッフ内でも二転三転しており、特に『ストリートファイター4』や『ストリートファイター X 鉄拳』のプロデューサーを務めた小野義徳氏は2007年に受けたインタビューでは「北米版の設定では元男性で性転換手術を経て女性になり、日本版では「上手いこと隠して」女装している」(意訳)としていたのが、2011年に受けたインタビューでは「カプコンからの公式な回答を持たない。ミステリーのままにしておく」(意訳)と回答している。 これの煽りか、海外でのスーパーファミコンなどへの移植の際にはポイズンとロキシーはそれぞれ「シド」と「ビリー」というパンクファッションの男性に変えられているが、動きは流用されている。 更には『ファイナルファイト2』でも同様に「マリー」と「エリザ」という女性の敵が出て来るが、これもやはり「レオン」と「ロバート」という男性に動きは流用のまま変えられている。 しかし肝心のアメリカでは、当時の海外アーケード版はマイナーであり、SNES版でも上記のようにポイズン達が存在自体を消されてしまったため、本来海外用の設定であった筈のニューハーフ設定はほとんど知られることがなく、逆に日本では「美女が実はニューハーフ」という意外性から攻略本などで度々取り上げられるようになり広く浸透してしまう逆転現象が起きてしまった。 そしてポイズンが『ストリートファイターIII』や『ファイナルファイトリベンジ』等に性別を明記せずゲスト出演して海外でも人気を得ていく中、2006年の『カプコン クラシックス コレクション』で17年越しに海外でもゲーム内でニューハーフ設定が明記されることになる。以降、ポイズンが実は男なのか否かと海外でも取り上げられるようになり、カプコンがこれに関するコメントを出し始めた時期と一致している。 近年のLGBT配慮の風潮などもあり、現行設定ではポイズンの性別について男性とも女性とも明記せず深く触れない方針を取っているようで、『ストリートファイターV』に出演した際も性別が「Unknown」になっていたりとデリケートな扱いとなっているようだ。 マッドギア首領、ベルガーについても車椅子を使用している事から「障害者を虐待している」という抗議を受けた逸話がある。 このせいか英語版では車椅子から安楽椅子に変更されている。ちなみに車椅子を使用しているのはゲーム中の設定では「歩くのがめんどくさいから」(*13)とされているほか、開発スタッフは「歩くモーションを入れる容量が無かったため」と述べている。実際に車椅子で移動する以外ではジャンプしつつボーガンを連射する動きしか取らない(*14)。 本作のROM容量は様々な事情により、本作で使われた基板であるCPシステム第1弾の『ロストワールド』の半分程度しか用意されなかったことを、西谷氏がTwitterにて語っている。→該当リンク 難易度の高さに加えて人気作という事もあり、コンティニューでの連コインが問題になった。 同年にヒットした『ダライアスII』がプレイの順番待ちで殆ど問題が起こらなかったのとは対照的である。客層が違うというのもあるが…(*15)。 もっとも本作はコンティニューによる継続プレイを前提とした難易度で作られている上に、家庭移植版にはコンティニューに関する制限が厳しかった事から、連コインもやむなしな背後要因があったのもまた事実である。 アイルランドのメタルバンド・Gama Bombのアルバム「シチズンブレイン」の楽曲に「ファイナルファイト」というタイトルがあり、歌詞がゲームのファイナルファイトの事を歌っている。(*16)
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/11413.html
『ファイナルファイト』 (FINAL FIGHT) とは、 1989年にカプコンからリリースされたベルトスクロール型アクションゲーム(ゴチャバトルアクションとも言う)。 同ジャンルの代名詞的ヒット作。略称「FF」「FFi(『FINAL FANTASY』や『Fatal Fury』との被りを避けるため)」。 実は開発中の仮タイトルが『ストリートファイター'89』であり、当初は『ストリートファイター』の続編として発売される予定だった。 しかし、『ストリートファイター』の続編を希望した「カプコンUSA」から「なんで対戦格闘ゲームじゃないんだよ」と言われたため、 別シリーズ扱いになったのだとか(日本とは違い、アメリカ(USA)では初代『ストリートファイター』も大ヒット作品だった)。 後にカプコンは、『キャプテンコマンドー』『ナイツオブザラウンド』『天地を食らう2』『キャディラックス』『パニッシャー』『エイリアンVSプレデター』 『パワードギア』『ダンジョンズ ドラゴンズ』『バトルサーキット』など、傑作ベルトゲームの数々を製作した。 カプコンを有名にしたもう一つのジャンルとして、古参ゲーマーには馴染みのある物である。 また、その人気振りから家庭用ゲーム機への移植も多く、 スーパーファミコン版、メガCD(メガドライブCD-ROMシステム)版、X68000版、ゲームボーイアドバンス版、アレンジ移植でファミコン版等、 実に多彩な機種に移植された。 特にスーパーファミコン版は、本体と同時発売の所謂ローンチ・タイトルでもあった。 今で言う復刻タイトルを集めた「クラシック」系でも収録される筆頭タイトルでもある。 スーパーファミコンでは当時はまだ8Mbit(1MB)ROMカセットが最高容量の時代だったため、ガイだけがカットされた状態での発売となったが、 後にコーディーと入れ替えた『ファイナルファイトGUY』というバージョンも発売された(アイテムも追加されており、『2』や『タフ』に引き継がれた)。 本作の大ヒットから、セガの『ベア・ナックル』シリーズ、ジャレコの『ラッシング・ビート』シリーズといった他メーカーの後追い作品も多数発売され、 ベルトアクションはゲーム業界の一大ブームとなり、カプコンの名はゲーマー達に刻み付けられたのであった。 SNES(北米SFC版)ではポイズンは男性キャラに、 ソドムとダムドはそれぞれ「Katana(カタナ)」と「Thrasher(スラッシャー)」という名前に変更されている。 このソドムの名称変更は、SNES版『ALPHA2』でも同様に反映されている。 ダムドの「Thrasher」は後に『ストリートファイター6』の設定で彼の異名という形になった。 正当な続編として『ファイナルファイト2』『ファイナルファイト タフ』、 ファミリーコンピュータにアレンジ移植された『マイティファイナルファイト』、 国内未発売だが『 ファイナルファイト ストリートワイズ 』といったタイトルも発売されている。 1999年には本作のキャラを使った3D対戦格闘ゲーム『ファイナルファイトリベンジ』も出ている。 アンドレ、エルガド、ポイズン、ダムド、エディ・E、ベルガーなど総勢10名が参戦したのだが、 ボスキャラ連中ではアビゲイルだけハブられた。 元々アンドレの首挿げ替えキャラなのが原因だろうか。 他シリーズへのゲスト出演 ガイを始めキャラクターの多くが『ストリートファイターZERO』シリーズなどに参戦している。 ベルトアクション時代から大きく変わった個性を付けられたキャラが多く、 コーディーを始め、アビゲイル、マキ、ルシアなどは原作の描写からは別人のようになっている。 一貫した個性を保っているのはあまりにも濃すぎて変わりようが無かったハガーくらいか。 キャラクター 参戦した格闘ゲーム コーディー 『FFリベンジ』、『ZERO3』、『スパIV』以降 ガイ 『ZERO』シリーズ、『FFリベンジ』、『スパIV』以降、『CAPCOM FIGHTING Jam』 マイク・ハガー 『マッスルボマー』シリーズ、『FFリベンジ』、『MVC3』 アンドレ(ヒューゴー) 『III 2nd』以降、『ウルIV』、『SVC CHAOS』、『ストリートファイター×鉄拳』 ヒューゴー以外のアンドレ一族 『FFリベンジ』、『6』(「ワールドツアー」NPC) ポイズン 『FFリベンジ』、『ウルIV』、『ストリートファイター×鉄拳』 TWO.P 『V』(CPU専用) エルガド 『FFリベンジ』 ダムド 『FFリベンジ』、『6』(「ワールドツアー」NPC) ソドム 『ZERO』シリーズ、『FFリベンジ』 エディ・E 『FFリベンジ』 ロレント 『ZERO』シリーズ、『FFリベンジ』、『ウルIV』、『CVS2』、『ストリートファイター×鉄拳』 アビゲイル 『V』 ベルガー 『FFリベンジ』(CPU専用) 源柳斎マキ 『CVS2』、『ZERO3↑(GBA版)以降』 カルロス宮本 『6』(「ワールドツアー」NPC) ルシア 『V』 また、開発中止となったAC用3D対戦格闘ゲーム『CAPCOM FIGHTING ALL STARS』にも、ハガーとポイズンが参戦予定だった。 MUGENにおけるファイナルファイト MUGENでは、アクションゲーム版のボスやプレイヤーキャラを移植したものも数多く存在する。 『リベンジ』でリストラされたアビゲイルも、数の暴力と軸のアルカナで地味に知られている。 + MUGEN入りしている関連キャラ一覧 アビゲイル エディ・E カルロス宮本 ガイ コーディー ソドム ダムド ディーン ヒューゴー ベルガー ポイズン マイク・ハガー マキ マッドギア ルシア ロレント 烈(ファイナルファイト2)
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/1584.html
ファイナルファイト ファイナルファイトプレイヤーキャラクター 味方キャラ 敵キャラ ボスキャラクター プレイ動画 ファイナルファイト2プレイヤーキャラ 新生マッドギア プレイ動画 ファイナルファイト タフプレイヤーキャラ スカルクロス プレイ動画 参照リンク コメント カプコンから発売されたベルトスクロール型アクションゲーム。 一部のキャラクターはストリートファイターシリーズにも登場している。 余談だがポケモンBWのシャガはこのシリーズのキャラクター「ハガー」と市長、がっちりした体型、名前の響きと類似した部分が多く、 「シャガー市長」ネタが各所で散見される。 ファイナルファイト プレイヤーキャラクター ルカリオ♂:コーディー ストライク♂:ガイ カイリキー♂:マイク・ハガー 味方キャラ ミミロップ♀:ジェシカ 敵キャラ ポチエナ:ブレッド、ダグ ズルッグ:ジェイク、シモンズ レパルダス:J、ツーピー ふいうち必須。 ウソッキー:アクセル、スラッシュ カビゴンorマリルリorハリテヤマ:グラハム・オリバー、ビル・ブル、ワン・フー 特性あついしぼう推奨。 ブーバー:ハリウッド、エルガド 持ち物はかえんだま(火炎瓶)推奨。なげつける必須。なげつけるの後にものまね→とんぼがえりで。 ゴチルゼル:ロキシー、ポイズン ローキック必須。 ゴルーグ:アンドレJr、アンドレ 、F.アンドレ、G.アンドレ、U.アンドレ ボスキャラクター ルンパッパ:ダムド ボスゴドラ:ソドム ものまね→つじぎり必須。後にストリートファイターZEROシリーズに登場。 ニョロボン:エディ.E ノクタス:ロレント 後にストリートファイターZEROシリーズに登場。 ドサイドン:アビゲイル ドンカラス:ベルガー プレイ動画 ボスラッシュ <マイク・ハガー使用 ノーミスクリア> その1 その2 その3 その4 ファイナルファイト2 プレイヤーキャラ クチート♀:源柳斉マキ コバルオン:カルロス宮本 新生マッドギア マンムー:ウォンウォン ゴーリキー:フレディ エレキブル:ブラッケン バリヤード:フィリップ ダーテング:烈 プレイ動画 ボスラッシュ <二人プレイ> その1 その2 ファイナルファイト タフ プレイヤーキャラ ライボルト♂:ディーン コジョンド♀:ルシア スカルクロス 色違いニドキング:デイブ ラムパルド:コールマン エンブオー:ケイン エレキブル:ドレイク チャーレム:ウォン ナットレイ:ストレイ ミュウツー:ブラック プレイ動画 ボスラッシュ <二人プレイ> その1 その2 参照リンク ファイナルファイト・リベンジ 公式サイト ファイナルファイトONE 公式サイト バーチャルコンソール ファイナルファイト バーチャルコンソール ファイナルファイト タフ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 ファイナルファイト2 味方キャラ ラランテス:源柳斉レナ -- (ユリス) 2019-10-20 19 17 21