約 3,777,266 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/35171.html
登録日:2016/09/19(月) 16 18 29 更新日:2024/06/15 Sat 15 44 15 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 2015年 3DS changing me キズナグラム ゲーム シリーズ10周年記念作品 スパイク・チュンソフト ダークマター ニンテンドー3DS ポケダン ポケモン ポケモン超不思議のダンジョン 不思議のダンジョン 任天堂 保健体育(意味深) 攻略本が無い 衝撃のクライマックス 諦めない心 集大成 高難度化←賛否両論 『ポケモン超不思議のダンジョン』(Pokémon Super Mystery Dungeon)とは、2015年9月17日に発売されたニンテンドー3DS専用ソフト。 『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズ5作目にあたり、シリーズ10周年記念作品。 『X・Y』のポケモンが新たに追加され、当時の全720種類のポケモンが登場する。 【あらすじ】 ある日突然、ポケモンの子どもとしてポケモンの世界にやってきてしまった元人間の主人公。 自分の名前と「自分は人間だった」ということ以外の記憶を全て失くし、路頭に迷っていたところを3匹のオーベムに襲われる。 そこへ通りかかったコノハナを巻き込んで紆余曲折あって彼の元でポケモンとして失った記憶を探しながら暮らすことになる。 やってきたおだやか村でパートナーと運命的な出会いを果たした主人公は、自由奔放なパートナーに振り回されつつ、賑やかな学校生活を送る。 やがてパートナーから「ポケモン調査団に入って世界の謎を解き明かす」という夢を明かされた主人公は、 パートナーと真の友情の証である「きずなのスカーフ」を分け合い、自分自身も記憶を取り戻すため、パートナーと共におだやか村を旅立つ決心をする。 一方その頃、世界の各地で、ポケモンが石化するという現象が多発していた。 【新システム】 主人公 歴代御三家の最初の形態とピカチュウ、リオルの20種が候補。 本作では心理テストが復活しているが、選ばれた後にキャンセルすれば自由に選択可能。 つながりオーブ 旧作の依頼掲示板に相当するシステム。 調査依頼をこなすことで依頼したポケモンを仲間にしたり、新たな調査依頼が発生する仕組みになっている。 ポケモン版キズナグラムのような気がしなくもない。 ペリッパー島 上記つながりオーブを使って仲間にしたポケモンで冒険や他プレイヤーの救助ができる。 システム的には『空の探検隊』のペリッパーのしま、『マグナゲートと∞迷宮』のなかまモードを足したような感じ。 なのでこのモードで入手した道具やお金は本編にしっかり反映される。 ちなみに本作では本編の救助依頼をセルフ救助できるようにもなっている。 レンケイ 『マグナゲートと∞迷宮』の「みんなでアタック」に代わるシステム。 各メンバーの持つわざを一斉に繰り出して集中攻撃を仕掛ける。不利なタイプ相性がある程度無視されるのでゴリ押しに有効。 リングルとラピス 過去作の装備品とかしこさに相当するシステム。 リングルはラピスをはめ込む穴がある装備品。単体でも効果を持つ物もある。 ラピスはリングルにはめ込むと効果が発揮される。直接使うとステータスが一時的に上昇したり罠無効、能力低下を防ぐなど様々な恩恵を得られる。部屋に入ってから一定ターンで砕け散る。 ポケモンの種類によっては『かくせい』のラピスを嵌めることでメガシンカすることができる。ただし、効果が切れそうになると暴走状態になる(*1)。 ジュークボックス 『空の探検隊』や『マグナゲートと∞迷宮』にもBGMを聴けるシステムはあったが、本作では序盤から解放される。 最初は聴ける曲が少ないが、条件を満たすことで最終的にNo.171まで埋まるという仕組みになっている。 1/4はマグナゲートの曲だったりするが 【冒険の舞台】 水の大陸 おだやか村やワイワイタウンがある大陸。 風の大陸 バラムタウンがある大陸で、『救助隊』の冒険の舞台となった大陸と同一。 バラムは韓国語で「風」を意味する。 草の大陸 カピンタウンがある大陸で、『探検隊』の冒険の舞台となった大陸と同一。 霧の大陸 ノエタウンがある大陸で、『マグナゲートと∞迷宮』の冒険の舞台となった大陸と同一。 ノエはハワイ語で「霧」を意味する。 砂の大陸 ラムルタウンがある大陸。どうやら『冒険団』シリーズの舞台らしい。 ラムルはアラビア語で「砂」を意味するالرمل(アルラムル)からか。 【主な登場ポケモン】 主人公 冒頭の謎の声に導かれ、ポケモンの世界へやってきた元人間。 記憶のほとんどを失い、3匹のオーベムに襲われているところをコノハナに匿われる。 記憶を失った原因とポケモンになってしまった理由を調べるため、パートナーと共に調査団に入隊することに。 パートナー おだやか村のアバゴーラの元にいるポケモン。 冒険が大好きで、ポケモン調査団に入って世界地図を作る夢を持っている。 不思議なスカーフを巻いているが、その意味は物語を通じて明らかになっていく。 そしてクライマックスには衝撃の事実が……。 コノハナ 主人公がこの世界に現れて最初の頃に出会うポケモン。 「~だど」が口癖で、出会ったばかりの主人公を匿ってあげるほどのお人好し。 おだやか村の住民のほとんどが「村の外は危険」と言い張る中、彼だけは「いろんな世界を見てほしい」と思っている。 実は後述のダークマターに心を操られており、各地の伝説のポケモンを石化して回った準黒幕。 ヤンチャム おだやか村の学校のクラスメイト。 典型的なガキ大将で、よくチョボマキと一緒にヌメラやパートナーをからかって遊んでいる。 その反面、不気味な気配のダンジョンに入ることを恐れる、子どもらしい一面もあったりする。 チョボマキ おだやか村の学校のクラスメイト。 チョボマキの子分のようなポケモンで、よくヤンチャムと一緒にヌメラやパートナーをからかって遊んでいる。 そんな彼だが、ヤンチャムのムチャぶりに振り回されることもあったりする。 シキジカ おだやか村の学校のクラスメイト。 学校のアイドル的存在で、同級生たちからの人気が高い。 ちなみに体毛の色はピンク。 ヌメラ おだやか村の学校のクラスメイト。 気弱な性格故によくヤンチャムやチョボマキにからかわれるが、不気味な気配のダンジョンに1匹で立ち向かったりと、根性がないわけではない。 ニャスパー おだやか村の学校のクラスメイト。 知的でクールな優等生で、テレパシーで会話することもできる。 実は好奇心旺盛で、オバケに遭遇しても全く動じないほど肝が据わっている。 他のクラスメイトと違って親と呼べる存在がおらず、1匹暮らししている(*2)。 ヒヤッキー おだやか村の学校の校長先生。 子どもたちの自主性を大切にしており、子ども達が起こした物事にも寛容。 ミルホッグ おだやか村の学校の教頭先生。 ヒヤッキーとは対照的に、周りの評判を気にして、学校で問題が起こるのを恐れている。 お調子者な一面もあり、「おだてる」には弱い。 カモネギ おだやか村の学校の教師。 生徒思いのマジメな先生だが、授業をよく中断させられたり、オバケに襲われたりと、ロクな目に遭っていない。 タブンネ おだやか村の医者で、学校の保健の先生もやっている。 優しい先生だが、リアクションが大きいカモネギについ冗談を言うことも。 デンリュウ ポケモン調査団団長。天然な性格だが、団員たちからの信頼は厚い。 全てをスタイリッシュにこなそうとし、どんな困難も華麗に乗り切る。 実は極度の方向オンチで、特に初めて来た土地では壁や物にぶつかるほど。 彼が決めた調査団のルールには何か過去がありそうである。 クチート ポケモン調査団の調査員で、考古学者。 自室には資料がぎっしりだが、実力も相応に高い。 古代文字について調べているが、苦戦している模様。 ジラーチ ポケモン調査団の天文学者。自称「天才」。 星の洞窟出身なので、もしかしたら『空の探検隊』の「ビッパのねがいごと」に登場したあの個体なのかもしれない。 ものすごく寝相が悪く、眠ったまま襲ってくることもあるほど。しかも本人はそのことを夢だと思っているのだから余計にタチが悪い。 ブイゼル ポケモン調査団の調査員で、水中探索を担当している。 先輩肌の性格で、ワルビルに絡まれた主人公たちを守ってくれる頼もしい一面も。 伝説のポケモンを前にしても怯まないどころか、むしろ戦ってみたいと思っている。 アーケン ポケモン調査団の調査員で、空の探索を担当している。 ……もう一度言おう。空の探索を担当している。空を飛べないのにどうやって探索するんだ……。 そんな彼だが、何かと面倒見が良く、主人公たちと共に行動することが多い。 デデンネ ポケモン調査団の連絡係。 おヒゲの電波でメンバーたちとの連絡を取り合うのが彼女の役目で、それ故に留守を任されることが多い。 ほとんどのメンバーが住み込みで働いている中、彼女だけは自宅から通勤している。 ホルビー ポケモン調査団の調査員で、地中調査を担当している。 一人称は「オレ」……じゃなくて「オイラ」。ここ、重要です。 ペロッパフ ポケモン調査団の給仕係。 料理の腕は確かなのだが、大食漢故に大量のつまみ食いをしてしまい、食料がなくなるなんてこともしばしば。 CONNECTED! アニヲタwikiと 追記・修正は つながったぞ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 主観で項目作るなよ。アイテムの出目が重要というポイントをなくしたらそれはもう不思議のダンジョンじゃねえよ -- 名無しさん (2016-09-19 16 21 39) 閉店ガラガラさえなければ・・・。 -- 名無しさん (2016-09-19 16 33 56) なんか薄いからこれから色々追記しようと思う。 -- 名無しさん (2016-09-19 18 59 48) 過去作キャラがめっちゃ出てるよね -- 名無しさん (2016-09-19 23 43 10) 「どうお?」が2~3回ぐらいしか使われなかった気がする -- 名無しさん (2016-09-19 23 50 18) ストーリーなんかに触れられてるの期待して開いたら文句書きたかっただけみたいな記事だった時の悲しみ -- 名無しさん (2016-09-20 00 08 37) 惜しいところであるで終わる項目って・・・ -- 名無しさん (2016-09-20 01 16 55) 普通に空ダンと並ぶ名作。個人的には閉店ガラガラさえなければ超えていた() -- 名無しさん (2016-09-20 02 00 37) 閉店ガラガラというか、設定的には他の用事があるからって事で生活感を感じられるけど休んでる時に何してたとかいう話を聞いたりとかしたかったなぁ -- 名無しさん (2016-09-20 02 03 00) 常々、ポケダンシリーズが気になってて、何か一作品プレイしたいと思ってるのだがこれでデビューはキツい? -- 名無しさん (2016-09-20 11 06 15) 前作もそうだけどなんか首を捻りたくなる記事 -- 名無しさん (2016-09-20 12 26 55) 各大陸と過去作の関係ってどこでわかるの?砂の大陸は冒険団と関係あるんだろうか -- 名無しさん (2016-09-20 20 20 40) ↑×3やるならば空の探検隊がお勧め。今作は過去作のネタが多いうえに、難易度も高くなっている。あとやるならば、ポケモンや技の強さを本家と同一基準で考えないこと -- 名無しさん (2016-09-20 20 45 27) 今作の強敵ポケってどいつだと思う?とりあえずエレザードは確定として・・・ -- 名無しさん (2016-09-20 23 12 08) ↑2 どうも有難う。早速、尼でポチってくるよ。 -- 名無しさん (2016-09-21 10 06 43) ↑2ドロポンシードラとフラフラダンスドレディアが印象深い -- 名無しさん (2016-09-21 11 21 48) フォッコ「もしかしてエッチな!?」 -- 名無しさん (2016-09-21 12 02 06) テンポとかクドいギャグとか色々アレだけどダンジョン内会話の低確率化と台詞の質と量は論外だな。探検隊仕様に3パターンほど追加でいいのにいらん事を… -- 名無しさん (2016-09-21 15 22 29) 空信者とかいうポケダン界の癌 -- 名無しさん (2016-09-21 18 34 15) 今作問題児パートナーと裏切り追撃の連続で主人公が胃痛持ちになって無いか心配 -- 名無しさん (2016-09-21 20 28 47) 裏切り、裏切り!モンハウ基地!ッて感じが多いからな。過去作悪役やみるだけで察せそうな秘密基地は縛り玉と階段待機とかつかう -- 名無しさん (2016-09-21 21 35 25) 基本的に数回冒険するとストーリーが進むので、レベルが低くなりがち。依頼ばかりやってストーリーを進められない性質だから、個人的にはありがたい仕様だったけど -- 名無しさん (2016-09-22 17 28 26) 冒険団要素もあってうれしいよ アルセウスの口調もきっとそこから取られてるんだろうな ネタバレ注意で虚無以降も書きたいね -- 名無しさん (2016-09-22 17 44 16) 序盤から当たり前のようにギロチン使ってくるアイアントさんが怖い -- 名無しさん (2016-10-01 00 49 03) 来月で七世代に移行するから、サンムーン世代のポケダンが出るといいな。 -- 名無しさん (2016-10-04 12 43 33) タグのchanging meって…いや歌詞が異様なほどストーリーとシンクロしてるけどさw -- 名無しさん (2016-10-06 04 56 25) 飛ばせない演出が多すぎてちょっとテンポが悪いのがな… 超やる気のお知らせはもちろん食事シーンとか探検隊オマージュなんだろうけど余計なもの復活させてくれた感じ -- 名無しさん (2016-10-07 13 06 15) レベル上げできないのがな… -- 名無しさん (2017-02-08 14 22 02) 難易度とかシステムとか色々言いたい所はあるけれど、ストーリーの良さとあのラストで全部許せる気がした。 -- 名無しさん (2019-03-12 00 45 51) 何となくだけど、メイドインアビスと似た雰囲気を感じる。かわいいキャラでハード展開マシマシのシナリオしかり、パートナーの過激発言しかり。シンエン洞窟なるダンジョンも存在するし。 -- 名無しさん (2019-04-13 09 59 58) レベルリセット、持ち込み不可のもっと不思議のダンジョンの方が通常ダンジョンよりも簡単という不思議のダンジョンシリーズの常識を打ち破った作品 -- 名無しさん (2020-09-19 22 12 02) 後述の〜ってあるけどなくない? -- 名無しさん (2022-11-08 08 37 24) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/2912.html
ポケモン不思議のダンジョン ~マグナゲートと∞(むげんだい)迷宮~ 機種:3DS 作曲者:いとうけいすけ、川越康弘 開発元:スパイク・チュンソフト、ポケモン 発売元:ポケモン、任天堂(販売元) 発売年:2012 概要 「ポケモン不思議のダンジョン」シリーズ4作目(Wii Ware版含む)。 『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』で登場したポケモンが新たに加わっている。 今作は効果音含めて全サウンドをノイジークロークが担当した。 「探検隊」の「ミュージックボックス」に相当する機能は実装されていないものの、ゲーム中にエンディング後のあるイベントをクリアする事でポケモンパラダイス内に新施設「ミュージックパラダイス」が開放。 そこでポケモンパラダイス内で常時流れるBGMを下記の収録曲に変更する事が可能になる。 試聴可能な曲数はパラダイスランクを上げる事で順次開放される。 またダウンロードコンテンツで「救助隊」「探検隊」のBGMを追加ダンジョンと共にダウンロードする事が可能で、こちらもミュージックパラダイスで視聴する事が出来る。 収録曲 (ミュージックパラダイス収録順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 今作の新曲 トップメニュー DLC楽曲をダウンロードした場合、トップメニュー画面のBGMがそちらに置き換えられるため注意 すがたが……ポケモンに…… はじめての出会い でこぼこ山 2012年221位一面202位 いらいクリア! ポケモンパラダイス ポケモンパラダイスBGM (荒れ果て谷クリアまで) よっておいで!宿場町! 宿場町の大工 石の洞窟 ヘンだよね……? カゲロウ峠 夢の中の声 せまるきょうふ ボスバトル 絶望 ライトアレンジ 絶望 スーパーライト 希望 ライトアレンジ2 カゲロウ峠 高地 希望 ライトアレンジ1 トントン山 ポケモン418位 不思議な世界 みんな なんなんだよ…… 荒れ果て谷 せまるきょうふ アレンジ ポケモンの仲間達 希望のテーマ 2012年340位ポケモン330位 希望のテーマ マーチ ポケモンパラダイス2 ポケモンパラダイスBGM (Vルーレット実装イベントまで) Vルーレット カクレオンのお店 わるものだぁ! 氷の秘境 アレンジ1 シキサイの森 ポケモン347位 やさしさにふれて おやすみなさい 奥底にひそむもの ポケモンの仲間達 アレンジ ドウコクの谷 ドウコクの谷 奥地 夢と希望と 氷の秘境 アレンジ2 マグナゲート たくした思い 地脈のはざま 氷の秘境 大氷河 2012年422位冬・雪・氷98位 氷の地下道 グレッシャーパレス グレッシャーパレス 最上部 奥底にひそむもの アレンジ1 思いやりと真心と グノウエア間道 ポケモン198位 モンスターハウスだ! 闇夜の森 やみにまぎれて 暗がりの中で…… あかつきの山岳 あかつきの山岳 高地 急襲!サザンドラ! イエローキャニオン カレカレ草原 風穴の丘 2012年163位ポケモン300位 しかけられたワナ 決戦!風穴の丘! カエン砂漠 2012年248位ダンジョン312位ポケモン81位夜303位 キュレム接近 絶望 ヘビーアレンジ 奥底にひそむもの アレンジ2 希望 ライトアレンジ3 シアンの迷い道 シアンの迷い道 最奥部 グレッシャーパレス 東の塔 グレッシャーパレス 西の塔 グレッシャーパレス 大結晶の塔 2012年82位第2回任天堂131位冬・雪・氷30位ダンジョン290位ポケモン96位第2回ポケモン204位 運命を守るもの キュレム!宿命の戦い! 2012年322位 絶望 ハイパーヘビー きこえる…… はげましの声 氷触体戦 ファースト 失望の風 もう一度!あの虹を! 氷触体戦 セカンド 第7回325位第8回671位第10回850位第12回571位第13回909位2012年33位第2回任天堂109位冬・雪・氷29位RPGバトル331位ポケモン64位第2回ポケモン199位第2回ラストバトル130位 いつもの景色……そして…… 希望の虹 平和のうたげ 思い出の家 光に包まれて イントロ 光に包まれて パラダイスが見えてきた…… キミが忘れても フリズム エンディング いとうけいすけ(*1) 伝説との戦い 無限大ダンジョン1 無限大ダンジョン2 無限大ダンジョン3 まぼろしのでこぼこ山 まぼろしの風穴の丘 まぼろしのカゲロウ峠 おたからサルベージ ツンベアーホッケー ダウンロードコンテンツ(DLC)追加曲 ハガネ山 救助隊 ハガネやまDLC「ポケの森」に収録 レックウザとの戦い 救助隊 伝説のポケモン戦DLC「ポケの森」に収録 新たなる冒険 救助隊 ちてい いせき(探検隊 [#82]そらのいただき(どうくつ))DLC「つたつたパーク」に収録 別れの時…… 救助隊 パートナーとの別れDLC「つたつたパーク」に収録 マクノシタ訓練所 救助隊 くんれんじょDLC「みじゅいろビーチ」に収録 逃亡の旅 救助隊 とうひこうDLC「みじゅいろビーチ」に収録 電磁波の洞窟 救助隊 でんじはの どうくつDLC「ぴかぴかランド」に収録 エンディング 救助隊 救助隊 モノローグ~スタッフクレジットDLC「ぴかぴかランド」に収録 おおいなるきょうこく 救助隊 おおいなる きょうこくDLC「キバキバロック」に収録 夢の中のサーナイト 救助隊 夢の中(中盤から)DLC「キバキバロック」に収録 炎の山 救助隊 ほのおの やまDLC「ぽかぽかマウンテン」に収録 巨星接近! 救助隊 隕石接近DLC「ぽかぽかマウンテン」に収録 修行の山 探検隊 [#93]しゅぎょうのやまDLC「修行の山」に収録 プクリンギルド 探検隊 [#8]プクリンのギルドDLC「修行の山」に収録 沿岸の岩場 探検隊 [#30]えんがんのいわばDLC「スキル・トレジャー」に収録 トレジャータウン 探検隊 [#14]トレジャータウンDLC「スキル・トレジャー」に収録 町曲28位 ランダムダンジョン2 探検隊 [#99]ランダムダンジョン2DLC「カクレオンのバザー」に収録 時の歯車 探検隊 [#61]ときのはぐるまDLC「カクレオンのバザー」に収録 リンゴの森 探検隊 [#29]リンゴのもりDLC「スイーツ・ロード」に収録 夕暮れの海岸で 探検隊 [#4]ゆうぐれのかいがんで(ただしイントロのクワイアが「逃亡の旅」と同じ音階になっている)DLC「スイーツ・ロード」に収録 幻の大地 探検隊 [#58]まぼろしのだいちDLC「究極の荒野」に収録 時の海を越えて 探検隊 [#62]ときのうみを こえてDLC「究極の荒野」に収録 時限の塔 探検隊 [#64]じげんのとう(ただしフルート部分に若干の違いがある)DLC「最強の山道」に収録 掘り出し1位 決戦! ディアルガ! 探検隊 [#68]けっせん!ディアルガ!(ただしシンバルのパン振りが左右逆になっている)DLC「最強の山道」に収録 第3回32位第4回19位第5回16位第6回18位第7回9位第8回10位第9回9位第10回16位任天堂1位第2回任天堂2位ラストバトル2位 ミュージックパラダイス未収録曲 オープニング タイトルキャッチ エンディング イントロ エピローグ ポケモンパラダイス3 ポケモンパラダイスBGM (Vルーレット実装イベント以降) 曲名不明 ムンナがサザンドラに追われている際のBGM BGM_EVE_GLIDE 風穴の丘でサザンドラに救出される際のBGM 未使用曲 BGM_EVE_FUON_02_OLD 「やみにまぎれて」のアレンジ曲 BGM_EVE_THEME_DESPAIR 「絶望のテーマ」のアレンジ曲 BGM_DLC_025 『時/闇』『空』のBGM「えんがんのいわば」のアレンジ曲。下記の曲も含め、DLCでの配信を想定していた曲と思われる BGM_DLC_051 『空』のBGM「ほしのどうくつ」のアレンジ曲 BGM_DLC_095 『空』のBGM「だいひょうざん さいじょうぶ」原曲 BGM_DLC_096 『空』のBGM「だいひょうざん さいじょうぶ」のアレンジ曲 プロモーションビデオ スペシャルショートムービー
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/8335.html
ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX 機種:NS 作・編曲者:いとうけいすけ 開発元:スパイク・チュンソフト 発売元:任天堂 発売年:2020 概要 「ポケモン不思議のダンジョン」シリーズの6作目。1作目『赤の救助隊・青の救助隊』のリメイク作品として2020年3月6日に発売された。 シリーズ初のNintendo Switch専用ソフトであり、グラフィックと共に音源が一新。原作では設定されていなかった曲名も正式に設定されている。 また、発売前には「『ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX』発売記念キャンペーン」が開催され、青/赤版の7曲(*1)が収録されたレコードが抽選でプレゼントされた。 従来のシリーズに実装されていた「ジュークボックス」に相当する機能は実装されておらず、公式サイトでゲーム曲のうち41曲 (一部のダンジョンの奥地系と大半のキャンプは未公開)が公開されているのみに留まっている。 また、リメイク元で作曲を担当していた飯吉新氏は本作のプロジェクトには未関与となっている(*2)。 収録曲 (公式サイト掲載順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 ポケモン救助隊オープニング タイトル ナマズンの池 トップメニュー今作ではナマズンの池とポケモン広場のマップが統合されているため、ナマズンの池でのBGMは「ポケモン広場」固定 ようこそ! ポケモン達の世界へ! ポケモン診断 パートナーとの出会い シリーズ定番曲「ほのぼの」に相当曲名は赤/青発売当時の『ポケモンサウンド♪ムービー』準拠 大変だ! 小さな森 救助成功! 救助基地にて 電磁波の洞窟 ポケモン広場 ハガネ山 決戦! シリーズ定番曲「ボスバトル!」に相当曲名は赤/青発売当時の『ポケモンサウンド♪ムービー』準拠 2020年242位 マグナゲートメドレー 異変の洞窟などのBGM『マグナゲート』のメドレーとなっている曲順は「大氷河 ⇒ カゲロウ峠 ⇒ あかつきの山岳 ⇒ 暗夜の森 ⇒ でこぼこ山」 2020年48位 暗がりの中で キャンプ用BGM (暗闇峠、毒の沼、ひょうたん沼)青/赤の「ともだちエリア ぬま」に相当『マグナゲート』の楽曲「暗がりの中で……」との関連性は無し カクレオン商店 モンスターハウスだ! みんな つかまえて~! どろぼう時、ホンキのくんれん 怪しい森 沈黙の谷 ライメイの山 キュウコン伝説 大いなる峡谷 2020年149位 逃亡の旅 2020年115位 群青の洞窟 炎の山 2020年438位 マクノシタ訓練所 まなびのくんれん、サブダンジョン(幻影の洞窟、岩の横穴、雪の横穴)のBGM 氷雪の地へ 樹氷の森 氷雪の霊峰 夢の中のサーナイト マグマの地底 巨星接近! 天空の塔 2020年18位第2回ポケモン129位 天空の塔 最上階 最後の戦い 『マグナゲート』DLCや『超』での曲名「レックウザとの戦い」から変更 2020年193位 戦いが終わって ずっと忘れない 『マグナゲート』DLCでの曲名「別れの時……」から変更 エンディング エピローグ 新たなる冒険 地底遺跡のBGM 未知の探検 嵐の海域のBGM 公式サイト未公開曲 (仮曲名含む) タイトルキャッチ 夢の中 曲名は上記キャンペーンの抽選レコードより ライメイの山 山頂 炎の山 山頂 樹氷の森 奥地 氷雪の霊峰 奥地 マグマの地底 最下層 奥底にひそむもの シリーズ定番のダンジョン最奥部の曲 せまるきょうふ シリーズ定番曲 冒険のとちゅうで ダンジョン踏破時のリザルトで使用曲名は『超』より ともだちエリア そうげん キャンプ用BGM(うつくし草原、切り立った山、聖なる大地、焼け野原、野生の草原) ともだちエリア どうくつ キャンプ用BGM(古の石室AN、古の石室O?、岩石の洞窟、共鳴洞窟、古代遺跡、噴火口、竜の洞窟) ともだちエリア いけ キャンプ用BGM(浅瀬の海岸、お玉ヶ池、甲羅の池、ジャブジャブ川、滝の湖) ともだちエリア さばく キャンプ用BGM(荒れた大地、カミナリ高原、灼熱砂漠、ジャングル、修行の山、磁力の岩場) 森と山のささやき キャンプ用BGM(陽炎の森、キノコの森、元気の森、忍びの森、樹海の森、月夜見山、飛翔の森、変化の森)曲名は『超』より ともだちエリア うみ キャンプ用BGM(氷の洞窟、静かな海、深海の底、神秘の湖、宝眠る海、豊かな海、流氷海岸) ともだちエリア やま キャンプ用BGM(青空草原、サファリ、新緑の山) ともだちエリア はいきょ キャンプ用BGM(寂れた研究所、無人発電所) PV
https://w.atwiki.jp/torunekod/pages/21.html
ちょっと不思議のダンジョン 目的:地下30階に落ちている「奇妙な箱」を持ち替えること 武器・盾・指輪・杖・草・種・巻物・パンが登場する 指輪・杖・草・種・巻物が未鑑定になって登場する 奇妙な箱を拾わないとより深層部まで進める。地下99階以上もいける 地下50階、60階、70階、80階、90階、99階は迷路マップ 出現モンスター一覧 階層 モンスター 備考 B1 B2 B3 B4 B5 B6 B7 B8 B9 B10 B11 B12 B13 B14 B15 B16 B17 B18 B19 B20 B21 B22 B23 B24 B25 B26 B27 B28 B29 B30 奇妙な箱 B31 B32 B33 B34 B35 B36 B37 B38 B39 B40 B41 B42 B43 B44 B45 B46 B47 B48 B49 B50 証明の巻物 迷路マップ B51 B52 B53 B54 B55 B56 B57 B58 B59 B60 迷路マップ B61 B62 B63 B64 B65 B66 B67 B68 B69 B70 迷路マップ B71 B72 B73 B74 B75 B76 B77 B78 B79 B80 迷路マップ B81 B82 B83 B84 B85 B86 B87 B88 B89 B90 迷路マップ B91 B92 B93 B94 B95 B96 B97 B98 B99 さいごの巻物 迷路マップ
https://w.atwiki.jp/magnagate/pages/112.html
ストーリーの真相・核心に触れている内容を含んでいるため、ストーリーを終えてから観覧することを勧めます。 このページはストーリー中のセリフをまとめた所です。 文中の色付けしている箇所は状況に応じて名前が変化します。 リーダー 主人公になっているポケモンの名前 パートナー パートナーになっているポケモンの名前 パートナーの性別は 女の子 とします。 目次 目次 ブラッキー救出~エーフィ救出まで エーフィ救出後~ブラッキーとエーフィ加入まで 大氷河遠征 出発まで グレッシャーパレス到着まで ブラッキー救出~エーフィ救出まで +... ???「はあはあ……はあはあ……。 ???「はあはあ……はあはあ……。 ???「はあはあ……はあはあ……。 - 宿場町入口で倒れる - 次の朝…… パートナー 「 リーダー ! おはよ! パートナー 「今日も がんばろうね! ~ 自宅前 ~ エモンガ「 リーダー ~~っ! パートナー ~~~~っ! パートナー 「エモンガ! どうしたの? エモンガ「あらわれたんだよ! エモンガ「宿場町に! あやしいポケモンが!! パートナー 「ええ~っ!! パートナー 「あやしいポケモンって…… パートナー 「わくわく冒険協会からの お知らせにあったあの……!? エモンガ「そこまでは わからねえ。 エモンガ「宿場町の とちゅうで 行きだおれになってたみたいだし……。 パートナー 「行きだおれに……? エモンガ「ああ。すでに宿に運ばれて スワンナの世話になってる。 エモンガ「オレもチラッと すがたを見たが…… エモンガ「あれは あまり こわそうなヤツじゃなかったな。 パートナー 「じゃ悪いポケモンとは かぎらないのね。 エモンガ「ああ。ただ ここらに住んでいるものは だれも見たことないって言うから…… エモンガ「あやしいことには 変わらねえ。 エモンガ「ドテッコツなんかは もう悪者だと決めつけて…… エモンガ「そのポケモンを せめるように ガミガミやりはじめてるから タチ悪いんだ。 パートナー 「わかった。宿に行ってみるよ。 エモンガ「そうしてくれ。オレは ほかの連中もよんでくるからよ。 パートナー 「 リーダー ! 宿に行ってみよ! ~ 宿場町 広場 ~ パートナー 「わっ いっぱい集まってるね。 パートナー 「ちょっと通してもらっていい? ゴメンね。 ~ スワンナハウス 宿 ~ ドテッコツ「しらばっくれやがって このヤロー! 正直に言えっつーの! ドテッコツ「オメエ 何たくらんで この町に来たんだよ!? ???「ちがう……おれは……。 ???「ううっ……。 スワンナ「ドテッコツ。まだ苦しんでるのにムチャ言わないの。 ドテッコツ「うぐぅ……しかしよ…… ドテッコツ「きずついたフリをしているのかも知れないぜ? ドテッコツ「みんなが油断したスキをついて なにか するかもしれん。 スワンナ「そんなワケないでしょ。昔のあんたじゃあるまいし。 ドテッコツ「……すみません……。 パートナー 「……このポケモンが たおれてたの? ハーデリア「そうなんじゃよ。 ハーデリア「朝 散歩してたら…… ハーデリア「宿場町の入口近くに たおれてて そりゃもう ビックリじゃったよ! ドッコラー「悪そうには 見えねえんだが…… ドッコラー「なにせ ここらじゃ見たことねえポケモンだからなぁ……。 エモンガ「みんな お待たせ! エモンガ「ノコッチと ビリジオンも 連れてきたぜ! ビリジオン「……! ブラッキー……! ビリジオン「ブラッキー……どうして……。 ビリジオン「どんな様子なの? スワンナ「だいじょうぶよ。 スワンナ「きずもあるけど……それよりも つかれが だいぶたまってるようね。 スワンナ「時間がたてば 回復すると思うわ。 ビリジオン「そう……よかった……。 パートナー 「ビリジオンは このポケモンのことを知ってるの? ビリジオン「ええ。名前はブラッキー。 ビリジオン「ダンジョン研究家よ。 パートナー 「ダンジョン……けんきゅうか……? ビリジオン「ええ。 ビリジオン「この地方がもつ……ダンジョンもふくめた不思議な土地のパワー…… ビリジオン「ブラッキーは その研究をしているの。とくに大氷河を 調査していたのよ。 ノコッチ「だ…大氷河を!? ビリジオン「前にみんなで しんきろうを見た時に私が言ったことを おぼえてる? ビリジオン「海ぞいの山の上から大氷河を ながめたことがあるって……。 ビリジオン「ブラッキーとは その時に知り合ったのよ。 ハーデリア「ほっほっほ。そうじゃったか。安心したぞい。 ハーデリア「どうやら悪いポケモンじゃ なさそうじゃのう。 ドテッコツ「……すみません……。 ビリジオン「ちなみに 私がその時会ったのは ブラッキーだけじゃなかったわ。 ビリジオン「もう1匹いたの。名前はエーフィ。 ビリジオン「ブラッキーとエーフィは 2匹で大氷河を調査していたのよ。 パートナー 「もう1匹……!? パートナー 「じゃ そのエーフィは 今 どうしてるんだろう……。 パートナー 「色々 気になるけど…… パートナー 「このブラッキーから聞いてみないと わからないってことか……。 スワンナ「今日は むずかしいけど…… スワンナ「ブラッキーが回復したら すぐに知らせるよ。 パートナー 「わかった。 パートナー 「じゃワタシ達は パラダイスに もどろっか。 エモンガ「ああ。掲示板の仕事をこなそうぜ。 次の朝…… パートナー 「 リーダー ! おはよ! パートナー 「今日も がんばろうね! ~ 自宅前 ~ ドッコラー「おーーーーい! ドッコラー「ブラッキーが……ブラッキーが 回復したみたいだぜ! パートナー 「ホント? ドッコラー「ああ。ただよ…… ドッコラー「すぐに宿場町を出るって 言い出してよ……。 パートナー 「ええっ!? ドッコラー「まだ無理するなって言ったんだが 聞きやしねえ。 ドッコラー「それで リーダー 達も よんできてくれって ママさんが……。 パートナー 「わかった。みんなも集めるよ。 ~ スワンナハウス 宿 ~ ドテッコツ「ちょ…ちょっと! まだ無理だろ! おい! ブラッキー「で…でも……早く行かないと…… ブラッキー「うぐっ……! ドッコラー「ああ 言わんこっちゃない……。 ドッコラー「無茶しちゃダメです。もっと休んでいないと。 ビリジオン「ブラッキー! ブラッキー「ビリジオン……キミが 誤解をといてくれたらしいな……。 ブラッキー「ありがとう……ゆっくり礼を言いたいところだが…… ブラッキー「今は急がないと…… スワンナ「ワケありな様子だね。 ブラッキー「ぐっ……。 スワンナ「その体じゃ まだ無理だよ。 ビリジオン「ねえ ブラッキー。よければ話を 聞かせてくれないかしら? ビリジオン「もしかしたら ちからに なれるかもしれないわ。 ブラッキー「…………………………。 ブラッキー「……そうだな……。 ブラッキー「わかった……話そう……。 ノコッチ「ええ~っ!? エモンガ「ブラッキーは だれかに おそわれて…… パートナー 「この宿場町に にげてきたんだって!? ブラッキー「ああ……。 ブラッキー「おれとエーフィは いきなり おそわれて…… ブラッキー「とにかくバラバラに にげたんだ。 ブラッキー「おれは 運よく ここに にげこめたんだが…… ブラッキー「エーフィは……エーフィは まだ にげ回っているはずなんだ……。 ブラッキー「早く……見つけ出さないと! エモンガ「なるほどな……。 エモンガ「しかしよ……なんでまたアンタ達は おそわれたんだい? ブラッキー「たぶん…… ブラッキー「これをねらってのことだと思う……。 パートナー 「これは……カード……? ブラッキー「見るのは初めてか? ブラッキー「エンターカードっていうんだ。 ブラッキー「ここらの土地の不思議なパワーには 少なからず法則がある。 ブラッキー「それを地脈と言う。 ブラッキー「地脈の流れが その土地の不思議度を 左右しているんだ。 ブラッキー「であれば その地脈の流れを ぎゃくに あやつることができないかと思い…… ブラッキー「われわれダンジョン研究家の間で 考え出したものが…… ブラッキー「このエンターカードなんだ。 ブラッキー「それで……このエンターカードで どんなことが できるかというと…… ブラッキー「……って みんな ねてるし!! ドテッコツ「オレ達……ねてたのか……。 エモンガ「ああ……。 エモンガ「なんか強力な さいみん術を かけられたような気がするんだが……。 スワンナ「わたしは いい夢が見れて スッキリしたよ。 ブラッキー「ごめん……。ちょっと説明が むずかしかったか……。 ブラッキー「実際に見てもらった方が よさそうだな。 ブラッキー「外に行こう。 ノコッチ「だ…だいじょうぶ……? ドテッコツ「オメエら 助けてやれ。 ドッコラー「へい! ドッコラー「オレ達が ささえるぞ。歩けるか? ブラッキー。 ブラッキー「ああ……すまない。 ~ 宿場町 丘 ~ ミネズミ「わっ! みんな集まって どうしたんですか? ハーデリア「わしも よく知らんが……これから なにか見せ物があるようなんじゃ。 ハーデリア「ジャマするでないぞ。 ミネズミ「へえ~! なんでしょう! なんか楽しそうですね! ブラッキー「うん。このへんがいい……。 ブラッキー「みんな。少し下がってくれ。 ブラッキー「いくぞ。 エモンガ「わわわわっ! 光が!! ドテッコツ「こ…これはっ!!? ノコッチ「なんなの!? これは!? ブラッキー「マグナゲート。 ブラッキー「ダンジョンへの……入口だ。 ビリジオン「ダンジョンへの入口!? ブラッキー「ああ。まだ不完全だが……。 ブラッキー「読み取りたい地脈をエンターカードに あらかじめ細工し…… ブラッキー「カードの配置を組みかえることで 地脈の流れを様々なかたちに変え…… ブラッキー「ダンジョンの入口を作ることができるんだ。 ブラッキー「とくに 今ここに現れているダンジョンの入口は…… ブラッキー「だれも よびこんだことのない 特別なもの……。 ブラッキー「おれとエーフィが 研究を重ねて やっと見つけ出したものなんだ。 ブラッキー「太陽と月の ちからを かりて ふくざつな地脈をあやつっている。 ブラッキー「ただ……今置いてあるエンターカードだけでは パワーがたりない。 ブラッキー「入口を完成させるためには あと2枚のエンターカードが必要なんだ。 ビリジオン「なるほど……なんとなく見えてきたわ。 ビリジオン「つまり残りは……エーフィが 持っているということね。 ブラッキー「ああ。 ブラッキー「おれのエンターカードと エーフィのエンターカード…… ブラッキー「この組み合わせによって おれ達の研究も…… ブラッキー「やっと完成が見えてきたところだったんだ。 ブラッキー「おそわれたのは その直後だ。 ブラッキー「だから 敵の目的は エンターカードなんじゃないかと……。 スワンナ「宿場町までは おそってこないところをみると…… スワンナ「さわぎは 起こしたくないのかもしれないね。 ドテッコツ「わからねえぞ そいつは。 ドテッコツ「そう思わせておいて ガツンとくるかもしれん。 ビリジオン「とにかくブラッキーは ここで みんなで守るとして…… ビリジオン「あとはエーフィね。 ブラッキー「え……? そ…それじゃあ……。 パートナー 「ここまで聞いておいて 助けないワケには いかないよ。 エモンガ「こまってるヤツがいたら 見すごせねえのが…… ノコッチ「ボク達 ???(決定したチーム名)だからね。 パートナー 「まかせて。きっとエーフィを 助けてみせるよ。 ブラッキー「あ…ありがとう! このおんは必ず……! ブラッキー「エーフィは ドウコクの谷あたりに にげこんだんじゃないかと思う。 ブラッキー「別の追っ手達が ドウコクの谷の方へ行くのを見たんだ。 ブラッキー「すまない! 早くエーフィを! ビリジオン「うん。あとは まかせて。 エモンガ「 リーダー ! 出撃メンバーの編成をよろしくな! ノコッチ「準備ができたら すぐに出発しましょう。 パートナー 「ドウコクの谷に行って……エーフィを 助け出そう! ~ ドウコクの谷 ~ エーフィ「はあはあ……はあはあ……。 エーフィ「はあはあ……はあはあ……。 ???「ブニャニャニャニャッ! ???「にげてもムダにゃっと! エーフィ「ど…どこ!? どこにいるの!? ???「ドクドクドクドクッ! さあな。 ???「知りたかったら 探してみロッグ。 エーフィ「あの……にげてるのは ワタシなのよ。 エーフィ「そのワタシが なんでアンタ達を わざわざ探すのよ? エーフィ「それに……ワタシは 絶対につかまりませんからね! エーフィ「あとアンタ達が ねらっているものも わかってるのよ! エーフィ「でも絶対に わたさないから! ???「ブニャニャニャニャッ! 気が強くて こまるにゃっと! ???「ドクドクドクドクッ! だが だいぶ つかれているロッグ。 ???「とらえるのは 時間の問題だロッグ。 ???「早く終わらせないと…… ???「こんどはアタイ達に とばっちりがくるにゃっと。 ???「ドクドクドクドクッ! わかってるロッグ! ???「それじゃ 仕上げにかかるロッグ! アイツを とらえるロッグ! エーフィ「はあはあ……はあはあ……。 エーフィ「はあはあ……はあはあ……。 ???「ブニャニャニャニャッ! ???「まったくもう すばしっこいから つかれるにゃっと! ???「でも……とうとう追いついたにゃっと! エーフィ「うっ……。 ???「ドクドクドクッ! ???「おい ブニャット! オマエは まだいいじゃないか! ???「オレなんか 先回りする役なんだからなロッグ! - 崖の下から飛び出してくる - ???「ちょーつかれたぜロッグ! ブニャット「あら ドクロッグ。ダイエットには ちょうど よかったんじゃにゃっと? ドクロッグ「ドクドクドクッ! ダイエットが必要なのは オマエだロッグ!? ドクロッグ「ドクドクドクッ! さあ出せ! ドクロッグ「持ち物を すべて出すんだロッグ! ブニャット「ブニャニャニャニャッ! 言っても どうせ聞かないにゃっと! ブニャット「強引に調べたほうが早いにゃっと! エーフィ「あっ……! ブニャット「ブニャーーーーーーーーーーッ!! ドクロッグ「ん? どうした? ブニャット「コイツってば なにも……! ブニャット「なにも持ってないブニャーーーーッ!! ドクロッグ「なんだとーーーーーーーーーッ!!? ドクロッグ「おい! エンターカードを どこに……! ドクロッグ「どこに かくしたロッグ!!? エーフィ「…………………………。 ブニャット「言わにゃーなら うでずくではかせるだけにゃっと!! ブニャット「かくごするにゃっと! エーフィ!! エーフィ「………………!! パートナー 「まてーーーーーーっ!! パートナー 「あそこにいるのが エーフィ みたいね……! パートナー 「はあはあ……よかった……。間に合った。 ブニャット「ブニャ? なんにゃ? オマエ達は? パートナー 「ワタシ達は ???(決定したチーム名)! パートナー 「エーフィを助けに来たんだ! ドクロッグ「何言ってンだ? コイツら? 意味わかんねロッグ。 ブニャット「ああもう 早く すませたいのに めんどくさいにゃっと。 ドクロッグ「ドクドクドクッ! 仕方ねえ。 ドクロッグ「早いとこ かたづけるしかないロッグ! ブニャット「そうねえ……それしか にゃさそうにゃっと! パートナー 「くるよ! リーダー ! ドクロッグ「どこのどいつだか知らねえが……オレ達のジャマをするんじゃねえロッグ!! ドクロッグ「いくロッグ!! ドクドクドクーーーーーーーーッ!! ブニャット「ブニャニャニャニャーーーーーッ!! + 再戦時 ドクロッグ「こら! 言えロッグ! ドクロッグ「エンターカードを どこに かくしたロッグ!? エーフィ「イヤだ! 絶対 教えるもんか!! ブニャット「ホント強情だにゃっと! ブニャット「どうしたら いいにゃっと! パートナー 「エーフィーーーーーーーーー!! パートナー 「オマエ達! エーフィから はなれろ! ドクロッグ「ドクドクドクッ! また来たロッグ! ブニャット「ホント しつこいにゃっと。しつこいと きらわれるにゃっと。 ドクロッグ「めんどくせえヤツらだロッグ! ドクロッグ「また ぶったおしてやるロッグ!! パートナー 「くるよ! リーダー ! ドクロッグ「いくロッグ!! ドクドクドクーーーーーーーーッ!! ブニャット「ブニャニャニャニャーーーーーッ!! - 勝利後 - ドクロッグ「ドクドクドク……ドク……? ブニャット「ブニャニャニャニャ……ニャ……? ドクロッグ「ひ…ひぇ……ひええええええええ!! ブニャット「に…にげろにゃっと~~~~~~~!! パートナー 「だいじょうぶ? ケガはない? パートナー 「ワタシ達 ブラッキーから事情を聞いて キミを助けにきたの! エーフィ「そっか……ブラッキーから……。 エーフィ「助けてくれて ありがとう。 エーフィ「ちょっと いたいかな……でも平気よ。 エーフィ「うん だいじょうぶ。あんなヤツらには 負けないわ。 パートナー 「けっこうガッツがあるのね。安心したよ。 エーフィ「それより…… エーフィ「早く宿場町へ……。気になることがあって……。 パートナー 「わかった。行こ。ブラッキーも待っているよ。 ・冒険に失敗した場合 +... - パターン1 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「も…もどってきちゃったけど…… パートナー 「エーフィが心配ね……。 パートナー 「とにかく もう一度 ドウコクの谷に行こ。 - パターン2 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「も…もどってきちゃったけど……それよりも…… パートナー 「とにかく エーフィが心配ね……。 パートナー 「早く助けなくちゃ! - パターン3 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「……こうしちゃいられない! パートナー 「早くしないと! パートナー 「エーフィを助けよう! エーフィ救出後~ブラッキーとエーフィ加入まで +... ~ 宿場町 広場 ~ ブラッキー「エーフィ!! エーフィ「ブラッキー!! エーフィ「ううっ……。 ブラッキー「よかった。無事で……。本当に……。 エーフィ「ブラッキーも なんともなくて よかった……。 エーフィ「でも…… エーフィ「こうして よろこびあっていたいんだけど…… エーフィ「ワタシ 気になることがあって……。 ブラッキー「わかった。 ブラッキー「でも まずは リーダー 達に ちゃんと お礼を伝えなくちゃ。 エーフィ「うん……。 ブラッキー「 リーダー …… パートナー ……。 ブラッキー「みなさん……本当に ありがとうございました。 ブラッキー「みなさんのおかげで おれ達は 助かりました。 パートナー 「うん! ホント無事で よかった! パートナー 「でも……キミ達を おそったポケモン…… パートナー 「あれは一体 何者なんだろう……? ブラッキー「さあ……ヤツらは なんなのかは おれにも……。 エーフィ「ブラッキー。 エーフィ「アイツらが ねらってたのって やっぱり エンターカードだったよ。 ブラッキー「やはり そうか……。 ブラッキー「おれ達を おそったポケモン達の正体が なんであれ…… ブラッキー「エンターカードを ねらったのなら 目的は はっきりしてくる。 ブラッキー「ヤツらは おれ達の研究を ジャマしたかったのか…… ブラッキー「もしくは エンターカードをうばって…… ブラッキー「大氷河へ行きたかったのかもしれない……。 パートナー 「えっ……? ええ~っ!!? エモンガ「ちょ…ちょっと待て! エモンガ「今 なにげに…… エモンガ「なにげに すごいことを……さらっと言わなかったか? ブラッキー「……え? そうか……? ブラッキー「エンターカードをうばって大氷河へ行くって言っただけだが……。 ノコッチ「だ…大氷河~っ!!? ミネズミ「大氷河に行くだって~~~~っ!!? ハーデリア「大氷河は だれも行ったことのない みとうの地……。 ハーデリア「そこへ……そこへ行くというのか……。 ブラッキー「そ そっか……。 ブラッキー「このことは みんなに まだちゃんと 話してなかったな。 ブラッキー「おれ達2匹は……ずっと大氷河の研究をしてきたんだ。 エーフィ「大氷河の奥……そこには きっと…… エーフィ「まわりの物体を浮遊させる 大結晶がある…… エーフィ「ブラッキーは そう考えているの。 (物体を浮遊させる……大結晶……。) ブラッキー「それを証明するためには 大氷河へわたるしかない。 ブラッキー「しかし 大氷河の前には…… ブラッキー「巨大なクレバスが 行く手をはばんでいて だれも行けない。 ブラッキー「なので 地脈の流れを利用して…… ブラッキー「クレバスをこえて 大氷河の前にダンジョンの出口ができるような…… ブラッキー「そんなエンターカードが作れれば……大氷河に行けると考えたんだ。 パートナー 「す…すごい!! パートナー 「じゃあブラッキーと エーフィのエンターカードがそろえば…… パートナー 「大氷河に行けるってこと!? ブラッキー「ああ。もう少し調整が 必要だがな。 ブラッキー「ただ……今となっては それも むずかしいかと……。 ブラッキー「エーフィ……。 ブラッキー「見たところ エンターカードは 持っていないようだね? ブラッキー「もしかして アイツらに うばわれたのか? ブラッキー「でも いいんだ。 ブラッキー「エンターカードなんか なくなってもいい……。 ブラッキー「エーフィさえ…… ブラッキー「エーフィさえ無事に 帰ってきてくれれば……おれは……。 エーフィ「ちょ…ちょっと! ブラッキー! なに かってに 早とちりしてるのよ! エーフィ「エンターカードは うばわれてないわ。 ブラッキー「えっ……? エーフィ「ただ それもあって……かえって心配事というか…… エーフィ「正直 ワタシ……こうかいしていることが……。 エーフィ「あっ! キミは……!! エーフィ「ケガはない!? だいじょうぶだった!!? クルマユ「おねえちゃん。これ……。 ノコッチ「も…もしかして あれは エンターカード!? エモンガ「でも どうしてクルマユが エンターカードを……!!? クルマユ「ボク 約束を守ったよ。だれにも言わなかったからね。 エーフィ「ああ……ありがとう! エーフィ「でも こわかったでしょう? クルマユ「だいじょうぶだよ。ボク強いもん。 エーフィ「ホント……ホントよかった! エーフィ「でも ごめんね! エーフィ「うわあああああーーーーーん!! クルマユ「ボクは だいじょうぶだってば。泣かないで。おねえちゃん。 ドテッコツ「……なんだ なんだ? ミネズミ「一体どうしたと いうのでしょう……? ハハコモリ「エーフィさん はじめまして。 ハハコモリ「私は この子の母です。 エーフィ「ああ……ゴメンなさい! 本当に申しワケないです! エーフィ「ワタシのせいで この子も 危険なことに! ハハコモリ「危険なこと……? ハハコモリ「一体 何があったのか……お聞かせ願えませんか? エーフィ「……はい……。 エーフィ「ワタシは ブラッキーと はぐれたあともずっと追われ にげ回っていました。 エーフィ「町になんとか にげこみたかったんですが 先回りされたりして…… エーフィ「ずっと この宿場町の周辺を さまよっていたんです。 エーフィ「……で そうしながらも 前もってかくしておいた持ち物が気になって…… エーフィ「それで向かった先が……シキサイの森だったんです。 - 当時の様子 - エーフィ「はあはあ……はあはあ……。 『ワタシは 敵に追いつかれるのを 気にしながら…… 『持ち物をかくした場所へ 向かいました エーフィ「はあはあ……はあはあ……。 『でも来てみると…… 『ちょうどこの子が いたんです エーフィ「キ…キミ! そこで なにやってるの!? エーフィ「あっ……! ああっ!? エーフィ「エ…エンターカードが!! 『そこには ワタシが かくした持ち物が ちらばっていました 『もちろん エンターカードも…… クルマユ「わわっ! これ もしかして おねえちゃんのもの!? クルマユ「ゴ…ゴメン! これが おねえちゃんのものだったら ボク取るつもりないよ! 『ワタシは あせりました! 『もしここに追っ手が あらわれたら エンターカードは うばわれる! 『いや! それよりも! 『もし今ここで……おそわれたりでもしたら! 『どうしよう……! もう必死に考えました 『そして……ワタシは…… エーフィ「はあはあ……。 エーフィ「ねえ キミ! よく聞いて! クルマユ「う…うん。 エーフィ「……(ダメ……必死な顔してたら こわがられる……。) エーフィ「(落ち着かなくちゃ……。) エーフィ「(……よし……。) エーフィ「ねえ キミ。たしかに この道具は ワタシのものなんだけど…… エーフィ「もしかして この中で 気に入ったものが あったりしたの? クルマユ「うん。この赤色の石が キレイだなって。 エーフィ「そっか! エーフィ「じゃ石は……キミに あげる! クルマユ「えっ? ホント!! エーフィ「うん。でもひとつ 約束があるんだ。 エーフィ「そこにあるカードも あずかってほしいんだ。 クルマユ「カードも……? エーフィ「うん。ワタシが受け取りにくるまでね。 エーフィ「あと……カードのことは ワタシと キミだけのヒミツ。 エーフィ「絶対に だれにも言わないでほしいの。 エーフィ「どう? 約束できる? クルマユ「うん! わかった! 約束するよ! クルマユ「カードのことは だれにも言わない! クルマユ「ボク 宿場町に住んでいるんだ。おねえちゃん 早く取りにきてね! エーフィ「わかった。 エーフィ「……(草の音……!) エーフィ「(だれかが来る……?) エーフィ「じゃ おねえさん そろそろ行くけど…… エーフィ「キミも今日は すぐ帰るのよ? お母さんも心配するわ。 クルマユ「うん! そうするよ! エーフィ「じゃあね。 クルマユ「わ~い! 赤い石をもらっちゃった~!! 『こうして ワタシは…… 『この子に エンターカードを たくしてたのですが…… エーフィ「でも そのあと気づいたんです。 エーフィ「約束したとはいえ ヒミツが秘密のままであり続けるとは かぎらない。 エーフィ「この子の手に エンターカードがわたっていることを…… エーフィ「もし ワタシ達を追っている者達が 何かのキッカケで知ってしまったら……。 ハーデリア「た…たしかに それが知れたら……クルマユも ねらわれただろうのう……。 エーフィ「ワタシ それに気がついて すぐに シキサイの森に もどったんですが…… エーフィ「でも……この子は もういなくて……。 パートナー 「たぶん すれちがったんだろうね。 パートナー 「エーフィが来た時って たぶん…… パートナー 「ワタシ達が クルマユをむかえに来たあとだったんだろうね。 エーフィ「あの時は 必死だったとはいえ…… エーフィ「ワタシは なんて危険なことにまきこんでしまったんだろうと……。 エーフィ「そのあとワタシは ずっと追われ続けていたので 探すこともできず……。 エーフィ「その間……本当に 心配で心配で…… エーフィ「でも無事で……ホントよかった……。 ハハコモリ「泣かないでください。エーフィさん。 クルマユ「そうだよ。泣かないで。 ハハコモリ「あなたも こわい目にあったんだから 仕方ないですよ。 ハハコモリ「それなのに この子のことを たくさん心配してくれて……ありがとうございます。 ハハコモリ「何よりクルマユは あなたとの約束を守った……。 ハハコモリ「あなたとの約束で この子はまたひとつ たくましくなれたんです。 ハハコモリ「母として……感謝していますよ。 エーフィ「うわあああああーーーーーーん!! ブラッキー「よかったな。エーフィ……。 パートナー 「エーフィ……。 スワンナ「うん。よかった よかった。これで いっけん落着だね。 スワンナ「ところで ブラッキー……。 スワンナ「あんた達 これからどうするの? ブラッキー「それなんだけど……めいわくじゃなければ…… ブラッキー「しばらくは ここに いさせてもらえないかな? ブラッキー「宿場町を出たら また おそわれるかもしれないし…… ブラッキー「おれもエーフィも 体がまだ 万全じゃないし……。 ドテッコツ「まあ それが一番だろうな。 スワンナ「ウチは とうぶん空いてるから えんりょなく使っていいからね。 ブラッキー「あ…ありがとう。 ブラッキー「じゃ お言葉にあまえて……しばらくは 宿にとまらせてもらうよ。 スワンナ「言っとくけど タダじゃないからね。 ブラッキー「わかってる。 - その日の夜 - パートナー 「今日は 色々あったけど……でも エーフィが無事で よかったよね。 パートナー 「エーフィって 初めて出会った時は たくましいなって思ったんだけど…… パートナー 「でも すごくまじめで……いっしょけんめいな ところもあって…… パートナー 「そして なみだもろいところもあって……。 パートナー 「ブラッキーも ひたむきだし……ワタシは好きだな。あの2匹が。 (たしかに エーフィと ブラッキーって……) (まじめに研究してるのが こっちにも 伝わってくるよね……。) (あの2匹が研究しているという エンターカード……。) (そしてそれに みちびかれるように出てきた ダンジョンの入口 (マグナゲート)……。) (あの時の……まるい光があふれだして……) (そこから とつぜん マグナゲートがあらわれた光景は すごかったな) (まだ不完全らしいけど……) (完成したら いったい どうなっちゃうんだろう) (ちょっと見てみたいな……) パートナー 「うん。それが いいかも。 パートナー 「ねえ リーダー 。 パートナー 「ワタシも あの2匹の研究を…… パートナー 「手伝ってあげたいなって思ったんだけど どうかな? パートナー 「???(決定したチーム名)として 協力してもいいよね? (もちろん!) パートナー 「よかった。ありがとう。 パートナー 「じゃ明日になったら さっそくブラッキー達に その話をしよ。 パートナー 「じゃ そろそろ ねよっか。 パートナー 「また明日。おやすみ。 リーダー 。 次の朝…… パートナー 「 リーダー ! おはよ! パートナー 「今日も がんばろうね! ~ 自宅前 ~ パートナー 「 リーダー 。ゆうべも話したけど…… パートナー 「まず ブラッキーとエーフィに会いに行こ。 パートナー 「ワタシ達も 手伝いたいことを伝えたいし。 パートナー 「たぶん スワンナハウスの宿にとまっているはずよ。 パートナー 「行こ。 リーダー 。 ~ スワンナハウス 宿 ~ パートナー 「あれ? パートナー 「……いないね……。 パートナー 「どこ行っちゃったんだろう……。 パートナー 「スワンナなら 2匹がどこに行ったか知ってるかも。 ~ スワンナハウス 食堂 ~ スワンナ「え? ブラッキー達かい? スワンナ「ブラッキー達なら 丘の方へ行ったみたいだよ。 スワンナ「まあ いいことじゃないの。 スワンナ「まだ回復してないっていっても ちょっとぐらいは運動しないとね。 ~ 宿場町 丘 ~ パートナー 「あっ! あそこに ブラッキー達が! パートナー 「もう だいじょうぶなの? ビリジオン「私も心配したんだけど……元気なようよ。 ブラッキー「うん。みんなのおかげで だいぶ 回復したよ。 エーフィ「ベッドなんかに ずっといたら なまっちゃう。 エーフィ「研究も もう少しで終わりそうだしね。 パートナー 「そっか。それは よかった。 パートナー 「それで……その研究のことなんだけど…… パートナー 「ゆうべ リーダー とも 相談したんだけど…… パートナー 「ワタシ達も……ブラッキーとエーフィに 協力したいと思ってるの。 ブラッキー「えっ……? パートナー 「どうかな? お手伝いしても いいかな? パートナー 「あっ……別に めいわくなら いいのよ? ブラッキー「イ…イヤ。ちがうんだ。 ブラッキー「めいわくだなんて 思わないし……ぎゃくに話を聞いて すごくうれしかったよ。 パートナー 「じゃあ…… エーフィ「実はワタシ達も ゆうべ 話し合ったことがあるの。 エーフィ「それで……お願いがあって…… パートナー 「お願い? ブラッキー「ああ。 ブラッキー「おれ達も リーダー の 仲間に…… ブラッキー「???(決定したチーム名)に……入れてもらえないかな? パートナー 「えっ? ワタシ達の仲間に? エーフィ「うん。みんなに おんを返したいというのも あるんだけど…… エーフィ「それだけじゃないの。 エーフィ「ワタシ達の夢をかなえるために 協力してもらえたらと思ったの。 ブラッキー「もし エンターカードが完成して…… ブラッキー「マグナゲートが かんぺきによべるようになったその時には…… ブラッキー「 リーダー 達も おれ達と いっしょに…… ブラッキー「大氷河に行ってほしいんだ。 みんな「ええ~~~~~~~~~~~~~~っ!!? エモンガ「オレ達 ???(決定したチーム名)が……! ノコッチ「ブラッキー達と いっしょに……! ドテッコツ「大氷河に……! 行くだってぇぇ~~~~~~~~~~っ!!? ヌオー「ヌオ~~~~~~~~~~~~~~ッ!! パートナー 「みんな かくれて聞いてたの……? パートナー 「なんなのよ一体……。 ブラッキー「研究の方は もうすぐ終わりそうなんだ。だから おれ達だけで だいじょうぶ。 エーフィ「ただ大氷河は みとうの地……。何が起こるのか わからない。 エーフィ「ワタシ達だけで行って 無事に帰ってこられるかどうか……。 エーフィ「でも ???(決定したチーム名)と いっしょなら…… エーフィ「ワタシ達も安心して 大氷河を調査できると思ったのよ。 エーフィ「冒険中は めいわくかかけちゃうかもしれないけど……でも…… パートナー 「そんなことないよ! もちろん だいかんげいよ! パートナー 「 リーダー も いいよね? ワシボン「すげえぜ!! 大氷河に行くなんてよっ!! ミネズミ「一体どんな冒険に なるんでしょう!? ワクワクしますね~!! ズルッグ「行ったら 新しい商売ができそうだな! ドテッコツ「大氷河って言うぐらいだから やっぱ 氷がたくさんあるんだよな!? ドテッコツ「オレ 氷の家とか つくってみてえ!! ドテッコツ「施設の材料に なりそうなもんがあったら よろしくな!! ドッコラー「兄キィ。ちょっと水をさすようで すみませんが…… ドッコラー「大氷河に行くとは まだ決まってないと思いますよ? ドテッコツ「なにッ? ドッコラー「そうだぜ。 リーダー が まだ うんと言ってないぜ? ノコッチ「もちろんOKですよね? リーダー さん。 エモンガ「 リーダー まさか…… エモンガ「まさか なやんでるんじゃないだろうな? エモンガ「ハハハハハ ゴメンな。ブラッキー エーフィ。 エモンガ「 リーダー って たまに…… エモンガ「意味不明に なやむことがあってよ ハハハハ……。 エモンガ「ちょっと待っててな。 エモンガ「いいか? よく聞け。 リーダー 。 エモンガ「大氷河は まだ だれも行ったことがない未知の世界だ。 エモンガ「そこへオレ達が最初に行けるかもしれないんだぞ。 エモンガ「冒険家だったら 絶対行く! 行くなと言われても行く! エモンガ「こんなチャンスは めったにないんだぜ? わかってんのか? (わわっ! なやんでるつもりは まったく なくて……) (みんな次々に話すから……) (言うタイミングを のがしただけなんだけど……。) パートナー 「どうする? リーダー 。 パートナー 「ブラッキーと エーフィを 仲間にする? (うーん……どうしよう……?) Q.ブラッキーと エーフィを 仲間にしますか? + ザンネンながら ごめんなさい…… (残念ながら ごめんなさい……とか ここで言ってみたら……) (みんな どんな反応するんだろう……。) (ちょっと見てみたい気もするけど……) (あとから ジョーダンでしたって言っても……) (通用しない ふんいきだよね……。) (ここは まじめにちゃんと言うか……。) パートナー 「 リーダー どうするの? パートナー 「ブラッキーと エーフィを 仲間にする? - 強制的にもちろん!ルート - + もちろん! (もちろん!) パートナー 「 リーダー !! パートナー 「やった! 決まりね!! パートナー 「ブラッキー! エーフィ! パートナー 「今日から2匹は……ワタシ達の仲間よ!! ノコッチ「わあっ!! ビリジオン「これからは 仲間なのね! ビリジオン「よろしくね! ブラッキー! エーフィ! エモンガ「新しい仲間が ふえるのって うれしいなあ! エモンガ「よろしくな! ブラッキー! エーフィ! エーフィ「み…みんな ありがとう! こちらこそ よろしく! ブラッキー「ホントに ありがとう! ブラッキー「でも……せっかく仲間にしてもらったけど…… ブラッキー「さっきも言ったとおり……おれ達の研究は もう少しで終わりそうなんだ。 ブラッキー「だから今は…… パートナー 「わかってるよ。 パートナー 「ワタシもブラッキー達には…… パートナー 「今は 研究の方をがんばってほしいもん! パートナー 「だから 出撃メンバーには しばらく 入れないようにしておくね。 ブラッキー「ありがとう。 エーフィ「研究が終わって エンターカードが完成したら…… エーフィ「すぐに知らせるわ。 ヌオー「その時は ワシ達にも 知らせてほしいだぬ。 ヌオー「どんなものか見たいだぬ。 ズルッグ「おうおう! 見たいぜ 見たいぜ! エーフィ「うん! パートナー 「よし! パートナー 「じゃ とりあえずワタシ達は 掲示板の仕事をこなそう。 パートナー 「その間に ブラッキーと エーフィは 研究を進める。 パートナー 「そして エンターカードが完成したら…… パートナー 「みんなで行こ! 大氷河に!! おおーーーーーーーーーーっ!!! + 任意で発生 ~ スワンナハウス 食堂 ~ スワンナ「そうだ! スワンナ「あんた達あてに なんか 手紙を あずかったんだ。 スワンナ「ホラッ! 「覚えていますでしょうか? ワタクシ イシズマイです。」 「え? 覚えてない? そ…そんな……。」 「でも それでも けっこうです。一応 読んでみてください。」 「ついに!」 「ついに ワタクシのマイホームが こわれてしまいました……。」 「オオッ ノー!」 「なに? このワタクシの ひん弱なすがた……。」 「もう はずかしすぎて……」 「 リーダー さん達には お会いできません。」 「ですので ワタクシ 新たな家を求めて 旅に出ることにします。」 「しばらくは 会うこともないでしょう。」 「実は かくれて聞いていました。」 「 リーダー さん達が 大氷河に行くことを……。」 「 リーダー さん達は ロマンを求め……」 「そして ワタクシは 家を求める……。」 「こころざしは 同じです。おたがい がんばりましょう。」 「では さようなら。- さすらいのイシズマイ -」 スワンナ「なんだか長い手紙だったね。 スワンナ「えっ? 手紙は 私があずかってて いいって? スワンナ「あっそう。じゃ また 読みたくなったら話しかけてね。 大氷河遠征 出発まで +... - 皆が寝静まった夜 - ~ 宿場町 丘 ~ ビリジオン「となり……いいかしら? ノコッチ「あっ……ビ…ビリジオン!! ノコッチ「あわわわわわっ!! ビリジオン「おどろかせて ごめんなさい。 ビリジオン「いっしょしちゃ おじゃま? ノコッチ「そっ……そー……そーんなこと! ノコッチ「はあはあ……。 ビリジオン「どうしたの? ビリジオン「夜 こんなところに 1匹で たたずんでたりして……。 ノコッチ「………………。 ノコッチ「ま…前にここから見た しんきろうを思い出したくて……。 ノコッチ「大氷河の しんきろうを……。 ノコッチ「だから…… ノコッチ「ここに来ればまた 大氷河の光景を思い出せるかなって思って……。 ビリジオン「……行ってみたいのね。 ビリジオン「大氷河に。 ノコッチ「……うん。 ノコッチ「ボク 一流の冒険家になりたいんだ。 ノコッチ「そして 世界中の こまっているポケモンを助けたい! ノコッチ「苦しんでいるポケモンに 勇気や 希望をあたえたい! ノコッチ「それが ボクの夢なんだ。 ノコッチ「あっ……ああっ…… ノコッチ「ヘ……ヘ……ヘンですか!? ビリジオン「ううん。ヘンじゃないわ。 ビリジオン「もう笑ったりはしない。 ビリジオン「あの時は……ゴメンね。 ノコッチ「は……はい……。 ノコッチ「……ぽっ……。 エモンガ「なんか ねむれなくて散歩してたら ここまで来ちゃったよ。 エモンガ「あれ? あそこにいるの…… エモンガ「ビリジオンかな? エモンガ「あっ! ノコッチもいる! エモンガ「……(わわっ! なんで かくれてンだよオレ……?) エモンガ「(意味不明に ドキドキしてるし……!) エモンガ「(しかし……あんなところで 何をやってるんだろう……?) ノコッチ「それで…… ノコッチ「ボクには そんな夢があるんだけど……理想と現実の差は はげしくて…… ノコッチ「何をやっても ダメだったんだ……。 ノコッチ「でも ???(決定したチーム名)に入って…… ノコッチ「みんなと出会って…… ノコッチ「今はそれが少しずつ変わってる気がするんだ。 ノコッチ「いや…相変わらずダメなところもあるんだけど……それでも…… ノコッチ「自信ってほどじゃないんだけど…… ノコッチ「なんか明るい気持ちで がんばれるようになってきたんだ。 ノコッチ「そう思ってたところに 今日 大氷河に行く話が出てきて…… ノコッチ「ねえビリジオン。あの時 ボク 思ったんだ。 ノコッチ「ボク 絶対 大氷河に行きたいっ!! ……って。 ノコッチ「きっと いろんな経験ができそうな気がする。 ノコッチ「自分のカラを やぶれそうな気がする。 ノコッチ「だからボク…… ノコッチ「大氷河には 絶対 行きたいって思ってるんだ! ビリジオン「そっか。 ビリジオン「ノコッチは今 すごく成長しているのかもしれないわね。 ビリジオン「新しいものを どんどん 吸収している時なのかも。 ビリジオン「大氷河で何か見つかるといいわね。私も おうえんするわ。 ノコッチ「ホ…ホント!? ビリジオン「ええ。 ビリジオン「がんばってね! ノコッチ「よ…よおおおうし!! ノコッチ「ボク がんばるっ!! ノコッチ「ぐぁんばるぞぉぉぉーーーうっ!!! ノコッチ「……ぽっ……。 エモンガ「……(ううっ。出て行くタイミングを 完全に のがしちゃったな……。) エモンガ「(でも……) エモンガ「(最近 ノコッチが明るいなと思ってたけど……なるほどな……。) エモンガ「(少しずつ 自信がついてきてるんだな。) エモンガ「(そういうことだったら……) エモンガ「(もちろんオレも おうえんするぜ!) エモンガ「(がんばって いっしょに大氷河を冒険しような!) エモンガ「(ノコッチ!!) 次の朝…… パートナー 「 リーダー ! おはよ! パートナー 「今日も がんばろうね! ~ 自宅前 ~ パートナー 「あれ? ヌオー? パートナー 「どうしたの? ヌオー「あ……あ……あ……っ! パートナー 「ん? どうしたの?? ヌオー「じ…実は 重要なことに気がついただぬ。 ヌオー「この前は みんなで…… ヌオー「みんなで大氷河に行こう(だぬ)!! ヌオー「おおーーーーーーー(だぬ)っ!! ヌオー「……って感じに もり上がったと思うだぬが…… ヌオー「よくよく あとで考えてみたら…… ヌオー「とても大切なことを忘れていたのに 気がついたんだぬ!! ヌオー「なので 今からその話をしたいだぬ!! パートナー 「よくわかんないけど……わかった。 パートナー 「みんなを集めてくるよ。 ~ パラダイスセンター ~ パートナー 「ええ~っ!? 留守番が必要だって~!? ヌオー「そうなんだぬ……。 ヌオー「大氷河へは 長旅になると思うだぬから…… ヌオー「ここには何日も 帰ってこれないと思うだぬ。 ヌオー「実は『わくわく冒険協会のオキテ』というのが あってだぬ…… ヌオー「それによると 長旅の場合は チームを留守にしては いけないという…… ヌオー「鉄のオキテがあるのを思い出したんだぬ……。 パートナー 「な…なんなの!? それって!? ヌオー「たぶん 長い間 チームと れんらくが取れないのは こまるからだと思うだぬ。 ヌオー「昔 なんか もめ事というか 問題があって…… ヌオー「それで こんなルールになったというのを聞いたことがあるだぬ。 ヌオー「オキテが守れない場合は チームバッジは はくだつ…… ヌオー「チームは解散! という きびしいものだぬ……。 ヌオー「なので ???(決定したチーム名)のうち…… ヌオー「中心メンバーの 1匹は ここに残ってほしいだぬよ……。 ヌオー「せっかく もり上がったのに残念だぬが……。 パートナー 「そんなぁ……。 パートナー 「ワタシは みんなで 行きたかったのに…… パートナー 「でも チームが解散したら 元も子もないし…… パートナー 「だったら仕方ないのかなぁ……。 ビクティニ「だれかが留守番役になって さみしい思いをしたら…… ビクティニ「ボクのところにおいで。 ビクティニ「その時は この…… ビクティニ「V(ブイ)ルーレット!! ビクティニ「……を回せば 気がまぎれるよ。 ズルッグ「相変わらず うざい……ちがった。すごいなオマエ。 ズルッグ「それは ともかく…… ズルッグ「だれが ここに残るのかって話だがよ…… ズルッグ「やっぱりこの中で 実力が一番ないものが 残るべきじゃねえかな? ノコッチ「……(実力が…一番ないもの……。) ドテッコツ「まあ そうだろうな……。 ドテッコツ「大氷河は みとうの地だ。何が起こるか わからん。 ドテッコツ「それだけに危険も多いと思うしな。 パートナー 「実力とか 関係ないよ。 パートナー 「冒険家なら だれもが行きたいと思う場所なのよ。それなのに…… パートナー 「だれかを残して行かなきゃいけないなんて……悲しいよ……。 ヌオー「ん~っ ワシもみんなで 行ってほしいだぬが…… ヌオー「こればかりは 仕方ないだぬ……。 ノコッチ「……(実力のないものが残る……。) ノコッチ「(やっぱり……) ノコッチ「(ボクが……ボクが残るべきなのか……。) エモンガ「あれ? エモンガ「どうした? ノコッチ……? ノコッチ「あの…… ノコッチ「ボ……ボクが…… エモンガ「……!(ノコッチ! まさか!) エモンガ「わわっ! やめろ! ノコッ…… ビリジオン「私が残るわ。 パートナー 「えっ!! ノコッチ「ええっ!? エモンガ「ビリジオン! ビリジオン「私 大氷河に きょうみがないこともないけど…… ビリジオン「でも 実は寒がりだし……危険なところも苦手なの。 ビリジオン「だから 私がパラダイスに残るわ。 ビリジオン「じゃあね。 ドテッコツ「や…やったぁ! ビリジオンちゃんが残るッ! ドテッコツ「オレ 実はひそかに…… ドテッコツ「ビリジオンちゃんが行っちまったら どうしようって思ってたんだけど…… ドテッコツ「でも!! さみしい思いをしなくてすむんだ!! ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーーツ!! ドテッコツ「ワッハッハッハッハーーーーーーーッ!! パートナー 「……どうしちゃったんだろ……。 パートナー 「ビリジオンって クールだし…… パートナー 「感情をあまり表に出さないからわかりにくいけど…… パートナー 「でも 大氷河に関しては……一番 行きたそうな感じがしたのに……。 エモンガ「 リーダー …… パートナー ……。 エモンガ「なんか にえきらねえな。こんなことに なっちまうなんてよ……。 パートナー 「うん……どうしよう……。 エモンガ「ビリジオンが残るかどうかは 別として…… エモンガ「とにかく みんなで大氷河に行けなくなったことには変わらねえ。 エモンガ「そのことだけでも ブラッキー達には 伝えた方がいいんじゃねえか? パートナー 「うん……。 エモンガ「 リーダー 。ブラッキー達のところに行ってくれ。 エモンガ「ブラッキー達は 丘の上で 研究を進めてるんじゃないかな。 エモンガ「話す時は オレやノコッチも 行くからよ。 ~ 宿場町 丘 ~ エーフィ「あっ! リーダー ! ブラッキー「みんな いいところに来た。もうじき研究が終わりそうなんだ。 ブラッキー「明日には 大氷河へ出発できそうだぞ。 パートナー 「えっ? 本当!? エーフィ「うん。楽しみにしててね。 エーフィ「明日 みんなで大冒険よ!! パートナー 「みんなで……。 パートナー 「えーと……ブラッキー エーフィ……そのことなんだけど…… ブラッキー「ええっ!? みんなで大氷河には 行けないだって!? エーフィ「しかも ビリジオンが残るって言ってるの!? パートナー 「うん……そうなの……。 ブラッキー「だれかが留守番しなきゃいけないのは わかるとして…… ブラッキー「ビリジオンが残るのは反対だ。 パートナー 「えっ? どうして? エーフィ「みんなは…… エーフィ「ビリジオンが友達を作りたがらないことは 知ってるの? パートナー 「うん……知ってるけど……。 エーフィ「ビリジオンが友達を作らないのは 理由 (わけ)があるの。 エモンガ「理由……? ブラッキー「ああ。ビリジオンにも 前は友達がいたんだ。 ブラッキー「名前は ケルディオ。 ブラッキー「ケルディオは かつて大氷河に向かい…… ブラッキー「そして そこから消息をたったんだ……。 パートナー 「だ…大氷河にっ!? ブラッキー「ビリジオンは心配して ケルディオを ずっと探したようだが…… ブラッキー「結局は 何もわからなかったらしい……。 ブラッキー「しばらくすると ビリジオンに手紙がとどいた。 ブラッキー「ケルディオからだった……。 ブラッキー「そこには こう書かれてあったそうだ。 ブラッキー「本当は 大氷河なんかには 向かわなかった。 ブラッキー「たんに ビリジオンから はなれたかっただけだった……。 ブラッキー「もう友達ではない。だから 忘れてほしい……と。 ノコッチ「ええ~~っ!? パートナー 「大氷河に……向かってなかっただって!? エモンガ「いや! それも そうだけど! エモンガ「なんだよ! その…… エモンガ「ビリジオンから はなれたかったとか…… エモンガ「もう友達じゃないとかってよぉ!! エーフィ「ビリジオンも おどろいたでしょうね。そのショックは 計り知れない。 エーフィ「信じられない気持ち……。それでも まだ信じていたい気持ち……。 エーフィ「いろんな気持ちがまじって 結局 何を信じていいのか わからなくなる。 エーフィ「それからだって言ってたわ……。 エーフィ「ビリジオンが友達を作らなくなったのは……。 ブラッキー「おれ達がビリジオンと出会ったのは その後だ。 ブラッキー「おれ達の研究のことを知ると ビリジオンは自分の過去を打ち明け…… ブラッキー「そして 自分もいっしょに大氷河へ連れてってほしいと たのんできた。 ブラッキー「ケルディオのことは 今でも なやんでると思うし…… ブラッキー「大氷河に行けば 何かわかるかもしれないと思ったんじゃないかな。 ブラッキー「そのビリジオンが行かないと言うのは……おれは信じられない。 ブラッキー「しかも 今はあんなに明るくなったのに……。 パートナー 「えっ? 明るく!? エーフィ「ワタシ達が初めて出会った時なんて まったく感じが ちがったわよ? エーフィ「たぶん この宿場町に来てから変わったんじゃないかな……? エーフィ「???(決定したチーム名)に入って……みんなと出会って…… エーフィ「相手を信頼する気持ちが また もどってきてるんじゃないかしら。 ブラッキー「それなのに……。 ブラッキー「まったく ビリジオンのヤツ……何を考えてるんだか……。 ブラッキー「とにかく おれは絶対 連れて行くつもりだからな。 パートナー 「……………………。 ~ 自宅前 ~ パートナー 「………………。 パートナー 「ビリジオンが友達を作らない理由にそんなワケがあったなんて……。 エモンガ「しかし ケルディオてヤツは ひでえヤツだな! エモンガ「大氷河に行くなんてウソまでついて ビリジオンと はなれるなんて…… エモンガ「絶対 ゆるせねえよな! パートナー 「あれ? パートナー 「エモンガって ビリジオンのことが キライなんじゃなかったっけ? エモンガ「い…いや! キライだけどよ!! エモンガ「それと ケルディオってヤツがひどいのとは また話が別だろ!? ノコッチ「……(ビリジオンも本当は大氷河に行きたかったんだ……。) ノコッチ「(それなのに残るって言いだしたのは……) ノコッチ「(やっぱり……あの時の……) - 回想 - ビリジオン「大氷河で何か見つかるといいわね。私も おうえんするわ。 ノコッチ「ホ…ホント!? ビリジオン「ええ。 ビリジオン「がんばってね! ノコッチ「よ…よおおおうし!! ノコッチ「ボク がんばるっ!! ノコッチ「ぐぁんばるぞぉぉぉーーーうっ!!! ノコッチ「……ぽっ……。 ノコッチ「……(あの時……ボクが あんなことを言ったから……) ノコッチ「(ボクを大氷河に行かせたくて……) ノコッチ「(ビリジオンは あんなことを言い出したんだ……。) ノコッチ「(でも……ビリジオンは大氷河に行くべきだよ。) ノコッチ「ねえ みんな……。 ノコッチ「ブ…ブラッキーの言う通りだと思う。 ノコッチ「ビリジオンは やっぱり大氷河に行くべきだと思うんだよ。 エモンガ「ノコッチ……オマエ……。 ノコッチ「だ…だから! ノコッチ「のこ…… エモンガ「わーーーっ! ちょっと待て! な? な? ノコッチ「でも……! パートナー 「エモンガの言う通りよ。 パートナー 「だれが残っても すっきりしないんだし。 パートナー 「ビリジオンみたく 自分の気持ちにウソをついちゃいけない。 パートナー 「そしてそれは ノコッチ……キミも同じよ。 ノコッチ「ううっ……。 エモンガ「そ…そうだ! くじに しないか? パートナー 「く…くじ? エモンガ「そう。みんなで くじをやる。ビリジオンもいっしょにな。 エモンガ「そこで当たりを引いたものが パラダイスに残る。 エモンガ「だれが残るにしろ にえきらねえんだ。 エモンガ「だったらいっそのこと 運にまかせた方がいいってもンじゃねえか? パートナー 「くじかあ……。ホントにそれが 一番いいのかなあ……。 ノコッチ「ビリジオンが当たりを引いたらどうなるの? エモンガ「ビリジオンが残ることになる。 エモンガ「その時は オレがブラッキー達を説得するさ。 エモンガ「くじは オレが今晩にでも作る。どうだ? パートナー ? パートナー 「うーん……正直あまり乗り気じゃないけど…… パートナー 「でも他に方法も なさそうだしなあ……。 エモンガ「決まりだな。明日までに用意しとくぜ。 エモンガ「じゃあな。 パートナー 「なんか心が晴れないけど……仕方ないのかな……。 パートナー 「今日のところは 依頼をこなして 明日にそなえようか……。 - その日の夜 - パートナー 「いよいよ明日 大氷河へ出発するんだけど…… パートナー 「ワクワクする反面……やっぱり もやもやするのよね。 パートナー 「ああもう 考えれば考えるほど ごちゃごちゃしそう……。 パートナー 「今日のところは はやく ねよう。おやすみ。 リーダー 。 (………………。) (自分も ねるとするか……。) (しかし……) (だれか1匹が 留守番として残る……) (何とか ならないのかな……。) (みんな あんなに行きたいと思っているのに……。) (もちろん自分も 大氷河には 行ってみたいけど……) (でも……みんなと比べたら どうなんだろう……?) (最近 見なくなったけど 夢のことも気になるし……。) (もし夢の方に進展があったら そっちに向かうべきだと思うし。) (だったら……ここに一番残るべきメンバーは……) (自分なんじゃないか……。) (明日 くじで決めることになっちゃってるけど……) (チャンスがあったら言ってみよう。) ( パートナー は……) (自分の気持ちに ウソをついちゃいけないって言ってたけど……) (それでも言うべきだと思う。) (少なくとも ビリジオンには行ってもらわないと……。) 次の朝…… パートナー 「 リーダー 。おはよ。 パートナー 「今日は いよいよ大氷河に行く日だけど…… パートナー 「その前に ここに残るメンバーを決めなきゃいけないのよね……。 パートナー 「なんとなく気が乗らないけど……。 ~ 自宅前 ~ ビリジオン「残るのは私で決まったんじゃなかったの? ビリジオン「なんで こんなことするのよ? エモンガ「まあまあ。物事はやっぱり 公平に決めないと。 エモンガ「いくらビリジオンが残るって言っても みんな納得してないしね。 エモンガ「というワケで…… エモンガ「ジャジャーーーーーーーーーン!! エモンガ「これからパラダイスに残るメンバーを決める くじ引きを はじめるぜ!! エモンガ「みんな くじを引いてくれ。 ビリジオン「まったくもう……。 エモンガ「紙きれのはしっこに ひとつだけ 赤くなっているものがある。 エモンガ「それが当たりだ。 エモンガ「いいか。あとくされなしだからな。当たっても文句言うんじゃないぞ。 エモンガ「じゃ みんな確認してくれ。 ノコッチ「ボ…ボクだ!! ノコッチ「赤いのがついている!! (ノコッチ!) エモンガ「……ノコッチか……。 エモンガ「まあ……でも くじなんだから…… エモンガ「仕方ねえよな……。 エモンガ「決まりだな。じゃ残るのは…… ……!(ちょっと待った!) パートナー 「ええ!? リーダー がっ!? ビリジオン「いえ! やっぱり私が残るわ! パートナー 「ビリジオンも……! パートナー 「いや! ダメよ! ビリジオンは! パートナー 「ビリジオンが残るぐらいなら 代わりにワタシが! エモンガ「ダメだ! ダメだ! ダメだ! エモンガ「みんな 何を言い出すんだ! やっと決まったとこなのに! エモンガ「だいたい ここで くつがえしちゃ くじをやった意味がねえじゃねえか! ビリジオン「そんなこと関係ないわ! とにかく私が…… ノコッチ「ボクが残るっ!! パートナー 「ノコッチ……。 ノコッチ「ボクが残るべきなんだ。 ノコッチ「そして…… ノコッチ「ビリジオン……キミは大氷河に 行くべきだよ。 ノコッチ「ブラッキー達から聞いたんだ。 ノコッチ「あんな理由があるなら 大氷河に行かなきゃダメだよ。 ビリジオン「……………………。 ノコッチ「それに 昨日だれかが 言ってたけど…… ノコッチ「実力がないものが残るべきだっていう言葉……その通りだと思う。 ノコッチ「そして 今日のくじ引き…… ノコッチ「公平にやって決まったことなんだから ボクは受け入れるよ。 ノコッチ「だから みんなも納得してよ。 ノコッチ「留守番は ボクにまかせて! みんな気をつけて行ってきてね! (ノコッチ……。) ビリジオン「ノコッチ……。 エモンガ「みんな 決まりで……いいよな……。 エモンガ「ノコッチ……ゴメンな……。 エモンガ「だれかが残らなきゃいけない以上 仕方ねえんだ……。 ノコッチ「だいじょうぶだよ。エモンガ。 ノコッチ「こっちは ヌオーや ビクティニもいるから さびしくないよ。 ノコッチ「大氷河 気をつけて行ってきてね。 ノコッチ「おみやげも たくさん持って帰ってきてね。 エモンガ「ああ……。 エモンガ「決まりだ パートナー 。進めてくれ。 パートナー 「じゃ…じゃあ……みんな それぞれ出発の準備をしようか……。 パートナー 「その前に ワタシと リーダー は ブラッキー達の様子を見てくるよ……。 パートナー 「 リーダー 。行こ……。 パートナー 「ブラッキー達は 丘の上にいるはずよ……。 ~ 宿場町 丘 ~ エーフィ「 リーダー ! パートナー ! エーフィ「待ってたわよ! パートナー 「えっ! それじゃ……! ブラッキー「ああ。おれ達のエンターカードが やっと完成したんだ。 ブラッキー「あとは ダンジョンの入口を ここに よびこむだけだ。 パートナー 「ついに できたのね! パートナー 「じゃあ ワタシ達も帰って 冒険の準備をしよっか。 ブラッキー「準備が終わったら おれに 話しかけてくれ。 ブラッキー「そしたら 大氷河に出発しよう。 パートナー 「うん。 ブラッキー「大氷河に行く準備ができたか? はい ブラッキー「大氷河へは きっと長旅になる。 ブラッキー「ここを出たら しばらくは帰ってこれないと思うが…… ブラッキー「それでも だいじょうぶか? もちろん! ブラッキー「よし! じゃあ みんなも集めよう。 ブラッキー「ダンジョンの入口……マグナゲートを よびこむぞ。 ドテッコツ「いよいよ見れるんだな! ドテッコツ「完成されたダンジョンの入口が! ヌオー「ん~っ なんだか すごそうだぬ。 ヌオー「楽しみだぬー。 ブラッキー「エーフィ そっちはどうだ? エーフィ「だいじょうぶ。準備OKよ。 ブラッキー「よし! ブラッキー「みんな! ちょっと はなれてくれ! ブラッキー「いくぞ! エーフィ「うん! ブラッキー「3…… エーフィ「2…… ブラッキー「1……! ズルッグ「すげえ……! ドテッコツ「これが エンターカードによってよびこまれたダンジョンの入口……! ドテッコツ「マグナゲートか!! エーフィ「やった! 完成ね! ブラッキー「これでやっと……やっと行けるんだ! ブラッキー「大氷河へ!! エーフィ「マグナゲートを よびこんだわ。 ブラッキー「あとは あの光の中に入れば ダンジョンへ すいこまれる。 ブラッキー「おれ達は あの中で調べたいことがあるから先に行ってるぞ。 エーフィ「マグナゲートは 時間がたつと消えちゃうから注意してね! パートナー 「わかった。 ブラッキー「行こう! エーフィ! エーフィ「うん! エーフィ「みんなも早くきてね! パートナー 「じゃ ワタシ達も行こっか。 ノコッチ「みんな! 気をつけて行ってきてね! (ノコッチ……。) ノコッチ「おみやげ 待ってるからね! ノコッチ「帰ってきたら……大氷河がどんなところだったか教えてね! ノコッチ「あれ? ボクどうして なみだが……? ノコッチ「お…おかしいな…… ノコッチ「笑顔で見送ろうって決めてた…のに……。 パートナー 「ノコッチ……! ビリジオン「ノコッチ……。 エモンガ「泣くな! ノコッチ!! ノコッチ「えっ……? エモンガ「ノコッチ! 大氷河は オマエが行け! ノコッチ「ええ~っ!? (エモンガ!) エモンガ「かならず心に残るような いい旅を……! エモンガ「ワクワクするような冒険をして帰ってこい! エモンガ「大氷河のすべてを その目に焼きつけ…… エモンガ「大きくなって 帰ってくるんだ!! エモンガ「みんな……ノコッチを…… エモンガ「ノコッチを……よろしく たのんだぞ!! パートナー 「エモンガ! ビリジオン「エモンガ…!! ノコッチ「ダメだよ! エモンガ! ノコッチ「エモンガーーーーーーーーー!! - マグナゲートが消滅 - エモンガ「絶対に いい旅をして……帰ってこいよーーーーーーーー!! ドテッコツ「オマエ……。 ヌオー「ん~っ ヌシ……最初っから こうするつもりだっただぬか……。 エモンガ「ううっ……。 ビクティニ「元気出して。エモンガ。 ビクティニ「センターに もどって……Vルーレットやろ? エモンガ「ああ……よろしく…な……。 グレッシャーパレス到着まで +... パートナー 「…………。 パートナー 「……………………。 パートナー 「ここは……どこだろう……? パートナー 「ここがエンターカードで地脈をねじ曲げて作ったという…… パートナー 「ダンジョンの中かな……? パートナー 「真っ暗で……よく見えないよ……。 ビリジオン「……! 向こうから声が……! ビリジオン「ブラッキーの声じゃないかしら。 パートナー 「向こう……? どっちなの? ビリジオン「こっちよ。ついてきて。 ビリジオン「暗いから注意してね。 エーフィ「みんな 来たわね。 ノコッチ「エモンガ……。 (ノコッチ……。) (……まさか エモンガが……エモンガが残るなんて……。) ビリジオン「……ホント…… ビリジオン「最後の最後になって あんなやり方をするなんて…… ビリジオン「ずるいわね……。 パートナー 「……たぶん……ああするしかなかったんだよ……。 パートナー 「だから……。 ブラッキー「そっか……。 ブラッキー「パラダイスに残ったのは……エモンガだったのか……。 エーフィ「仕方がないとはいえ……やっぱり さびしいわね……。 パートナー 「でも ワタシ達は…… (そんな エモンガの やさしさに 応えなくてはいけない……。) ノコッチ「うん……わかってる……。 ノコッチ「きっと ボクに…… ノコッチ「ボク達みんなに……いい冒険をしてほしくて残ったんだ。 ノコッチ「だったら その気持ちを大事にして……今は 前を向かなくちゃ。 ビリジオン「……そうね……。 ビリジオン「ここでいつまでも しずんでいたら エモンガに おこられそうだわ。 ブラッキー「……そうだな……。 ブラッキー「みんな前を……前を向いて進もう! ブラッキー「ちからを合わせて この冒険を 成功させよう! ~ 地脈のはざま 入口 ~ エーフィ「ブラッキー! あれ! ブラッキー「うん。まちがいない。 ブラッキー「地脈のはざま……その入口だ。 ブラッキー「ここまでは 予想通り。 エーフィ「そして…… エーフィ「みんな ここからが本番よ。 ブラッキー「この先から不思議のダンジョンが広がっている。 ブラッキー「ただ エンターカードで地脈を むりやり ねじ曲げてるせいで…… ブラッキー「不思議度も どうなってるのか読めない。 エーフィ「この先 なにが起こるか わからないの。だから注意してね。 パートナー 「わかった。 パートナー 「あと……気になっていることが…… パートナー 「前にブラッキー達を おそったヤツらなんだけど…… パートナー 「アイツらが ここでまた おそってきたりすることは ないのかなぁ……? ノコッチ「そっか! ノコッチ「宿場町から出たワケだし また おそってくるかもしれないよね!? エーフィ「それは だいじょうぶ。 ブラッキー「エンターカードで よび出したダンジョンは 特別なんだ。 ブラッキー「まったく同じエンターカードで ここに入ってこないかぎり…… ブラッキー「おれ達を探し出すのは むずかしいと思うよ。 パートナー 「そっか。じゃ 心配いらないね。 エーフィ「ワタシの計算だと このダンジョンをぬけさえすれば…… エーフィ「巨大なクレバスを こえて……大氷河の前に出てこれるはずだわ。 ブラッキー「出撃メンバーを2つに分けて行こう。 ブラッキー「ひとつは リーダー 達の メンバー。 ブラッキー「もうひとつは それ以外だ。 ブラッキー「出撃メンバーの変更は ダンジョンの入口でやれる。 ブラッキー「 リーダー 。出撃メンバーを編成してくれ。 ~ 大氷河 ~ パートナー 「こ…ここは……外……? ノコッチ「わわっ!? まわりが全部 氷だよ!? ブラッキー「山だ! 山が見える! パートナー 「ホントだ……! パートナー 「目の前に広がっているのが 大氷河で…… パートナー 「その向こうに 大きな山が見えるけど……。 ノコッチ「氷の山……ですよね……? ブラッキー「ああ……氷山だ……。 ブラッキー「きっと……あれが…… ブラッキー「あれこそが…… ブラッキー「言い伝えに かくされた……神秘の山じゃないかな。 パートナー 「神秘の……山……? ブラッキー「そうだ。 ブラッキー「あれが神秘の山であれば……大結晶も きっとあそこに! エーフィ「みんな! 見て! エーフィ「大きなクレバスが いくつも見える! エーフィ「そして ワタシ達の反対側には氷山! エーフィ「ねえ ブラッキー! ワタシ達 計算通り こえられたのよ! エーフィ「巨大なクレバスを!! ブラッキー「やったな! エーフィ! ブラッキー「ええ! ブラッキーも おつかれ様! エーフィ「でも これからよね! ブラッキー「ああ! ブラッキー「神秘の山という名は…… ブラッキー「言い伝えでは 不思議な現象が起きることから つけられたらしいが…… ブラッキー「くわしいことは まだナゾに包まれている……。 ブラッキー「でもそれは ものを空中に うかせる現象じゃないかと…… ブラッキー「つまり……神秘の山には…… ブラッキー「物体を浮遊させる まぼろしの大結晶があると おれは考えているんだ。 パートナー 「へえ~! すごいね! パートナー 「ずっと研究してきた結果や ウラづけからそう思うのね! エーフィ「フフフッ! そうだったらいいんだけど…… エーフィ「ちょっと ちがうのよね。 ブラッキー「おい! エーフィ! 笑いすぎだぞ! エーフィ「アハハ! ゴメンゴメン! エーフィ「もちろん 研究はしたし 情報もたくさん集めたけど…… エーフィ「残念ながら ちゃんとしたウラづけなんて ひとつもないの。 エーフィ「すべては 言い伝えやウワサ……こんきょのない おとぎ話ばかりだわ。 パートナー 「ええっ!? ブラッキー「だれも知らないことなんだ。こんきょなんて出てきやしない。 ブラッキー「だいたいウラづけなんて なくたっていいじゃないか。 ブラッキー「言い伝えやウワサ話……それで十分だよ! ブラッキー「そこに ときめきや あこがれがある! そう思わないか! パートナー 「へえっ! ブラッキーって ダンジョン研究家なんだけど…… パートナー 「実は 冒険家も顔負けの ロマンチストなのね! パートナー 「こっちも 負けてられないな! ノコッチ「ボクも ワクワクしてきました! パートナー 「よーし! パートナー 「みんな行こ! あの奥へ! パートナー 「この先 どんな敵がいるのか…… パートナー 「何が待ち受けてるのか わからないけど…… パートナー 「それでも……どんどん先に進んで行こ! おおーーーーーーーーーーっ!!! パートナー 「だいぶ奥まで来たけど…… パートナー 「あっ! リーダー ! あそこ! 出口かな! パートナー 「あそこから ぬけられるんじゃない!? パートナー 「行ってみよう! ノコッチ「あっ! 氷山が! ノコッチ「氷山が あんな近くに! パートナー 「きれいだなあ……。 パートナー 「表面の氷が すき通っていて…… パートナー 「なんか不思議な感じで うつりこんでいるね……。 ブラッキー「とうとう ここまで来たんだな……。あと少しだ。 ビリジオン「でも……この先 進むのは むずかしそうよ。 パートナー 「えっ? ノコッチ「ホントだ! こんなところに 大きなクレバスが!! パートナー 「……どこまでも続いてる……。 パートナー 「これじゃ回り道するのも むずかしそうね……。 エーフィ「ああもう。せっかく ここまで来たのに。 パートナー 「ジャンプして クレバスの向こう岸までわたるのも無理そうだしね……。 パートナー 「どうしたら いいんだろう……。 (……あれ?) (あれは……?) (なんか……うっすらと まるいくぼみがついている……。) (氷が えぐれたりしたのかな……?) (……!? まてよ……!) (これって……形といい……大きさといい……) (どこかで見たような……。) (でも……どこで……。) (……! そうだ!) (もしかしたら!!) - 回想 - ブラッキー「エーフィ そっちはどうだ? エーフィ「だいじょうぶ。準備OKよ。 ブラッキー「よし! ブラッキー「みんな! ちょっと はなれてくれ! (……あの時……) (マグナゲートを よび出したあとに……) (地表から のびてきた光のうず……。) (このあとは あの時のうずの形ににている……。 (もしかすると これは……!) パートナー 「あれ? リーダー ? パートナー 「どうしたの? パートナー 「えっ? エンターカードでよび出した…… パートナー 「光のうずと にたような形のあとがあるって…? ブラッキー「……ホントだ……。 ブラッキー「たしかにこれは マグナゲートをよびこんだ あとだ。 エーフィ「くぼみが うすい……。 エーフィ「氷の けずられ方からして かなり前によびこんだみたいね。 エーフィ「よく見つけたわね。これを。 ブラッキー「エーフィ……。 ブラッキー「このくぼみ……調べてみて 思い当たらないか……? エーフィ「ええ。使われたエンターカードは スタンダードなもの……。 エーフィ「地脈の よびこみ方も そんなに ふくざつじゃないけど…… エーフィ「でも その目的が もしワタシのすいそく通りだとすれば…… エーフィ「ホント……たいしたものね。 ブラッキー「試してみるか。 ブラッキー「ここに合う エンターカードは わかるよな? エーフィ「ええ。うまくいくことを いのりましょ。 エーフィ「みんな 少し はなれていて。 ブラッキー「3…… エーフィ「2…… ブラッキー「1……! パートナー 「光が……氷山に向かっている……! ブラッキー「まちがいない。 ブラッキー「これは マグナゲートのあと…… ブラッキー「しかも……ここから氷山へぬけるためのものだったんだ。 ノコッチ「ええ~っ!? ということは!? エーフィ「だれかが ここでマグナゲートをよびこみ…… エーフィ「そして 氷山に向かったってことになるわね……。 パートナー 「じゃあ ワタシ達より前に だれかが ここに来ていたってこと? ブラッキー「そこは なんとも言えないな。 ブラッキー「このあたりに住んでいるポケモンが エンターカードと似た しくみを使って…… ブラッキー「向こうにわたる橋として 利用してたのかもしれないし……。 ビリジオン「わからないけど…… ビリジオン「そういったナゾも とにかくあそこへ…… ビリジオン「氷山へ行ってみれば わかるんじゃないかしら? ノコッチ「この光って 時間がたつと消えちゃうんじゃなかったっけ? エーフィ「そうね。急ぎましょう。 パートナー 「行こ! みんなで! この奥に! ~ 氷の地下道 入口 ~ エーフィ「よかった。みんな無事に入れたみたいね。 ブラッキー「ここから先に行けば 氷山へとつながっているはずだ。 ブラッキー「みんな 注意していこう。 ブラッキー「 リーダー 。また出撃メンバーの編成をよろしくな。 ブラッキー「たのんだぞ。 パートナー 「………………。 パートナー 「だいぶ奥まで来たと思うんだけど……。 ノコッチ「あっ! あっちから光が! ブラッキー「出口が ありそうだな! パートナー 「行こ! ~ 氷山内部 ~ パートナー 「こ……ここはっ!? ノコッチ「な…なんだろう ここは……? ノコッチ「最初は外に出てきたと思ったんだけど……。 ノコッチ「よく見ると ちがう気も……。 ブラッキー「まさか……! ビリジオン「おどろいたわ……。 ビリジオン「太陽は さしこんでいるけど ここは 外でも屋内でもないみたいね。 ビリジオン「このまわりは たぶん氷でおおわれているんだと思う……。 ビリジオン「私達は今……氷山の中にいるんだわ……。 パートナー 「ひょ…氷山の……中だって~~っ!!? ビリジオン「ええ。この氷山は 中が大きな空洞になっているのよ。 ビリジオン「上を見て。 パートナー 「氷のかべが……キラキラ光ってる。 ビリジオン「外からの光が はんしゃしているのよ。 ビリジオン「ここは すべて氷のかべにおおわれている。 ビリジオン「氷の巨大なドームといったところかしら。 エーフィ「あと……あの中心にあるもの…… エーフィ「あれは一体……。 パートナー 「氷の柱なのかな……? パートナー 「とがった氷の柱が 重なるように たくさん つき出している……。 ノコッチ「それで…… ノコッチ「まるで大きな……氷の城のようにも見えるけど……。 ブラッキー「氷の城……ノコッチの言う通りかもしれないな……。 ブラッキー「そしてあそこに……あの氷の城に…… ブラッキー「おれが求めた……まぼろしの大結晶があるのかもしれない……。 ブラッキー「みんな ありがとう。 ブラッキー「みんなの おかげで ここまでこれた。ホント感謝している。 エーフィ「まったく ブラッキーったら 何言ってるんだか。 エーフィ「感動するには まだ早いわよ。 パートナー 「そうよ。これからが本番よね? ノコッチ「お宝も いっぱいあるかもしれないし! ノコッチ「早く あそこへ 行ってみようよ! ブラッキー「そうだな。 ブラッキー「でも みんなには感謝したいんだ。ホントありがとう。 ブラッキー「おれ達の冒険も いよいよ おおづめだ。がんばっていこう。 ・冒険に失敗した場合 +... - 地脈のはざま - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「仕方がない。出直そうか……。 パートナー 「あれ? みんなも もどってるし! パートナー 「やっぱり カンタンには突破できないみたいね! パートナー 「がんばろう! リーダー ! 今度こそ突破しよ! - 大氷河 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「うーん……もどってきちゃったね……。 パートナー 「カンタンには ぬけられないようだけど……でもがんばろう! パートナー 「今度こそ突破しよ! - 氷の地下道 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「ううっ……手強いね……。 パートナー 「でも あきらめずに突破しようね! - グレッシャーパレス - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「うむむ……もどってきちゃったね……。 パートナー 「でも せっかく ここまで来たんだし……。 パートナー 「くじけず がんばろうね!
https://w.atwiki.jp/magnagate/pages/110.html
ストーリーの真相・核心に触れている内容を含んでいるため、ストーリーを終えてから観覧することを勧めます。 このページはストーリー中のセリフをまとめた所です。 文中の色付けしている箇所は状況に応じて名前が変化します。 リーダー 主人公になっているポケモンの名前 パートナー パートナーになっているポケモンの名前 パートナーの性別は女の子とします。 冒険に失敗した場合のセリフはそのダンジョンの進行度によって変化します。 目次 目次 ゲーム開始~でこぼこ山 突破まで パラダイス建設予定地到着~石の洞窟帰還まで 石の洞窟帰還後~家を建てるまで 家建設後~ノコッチ救出まで ゲーム開始~でこぼこ山 突破まで +... (……。) (………………。) (……………………………………。) (こ ここは………。) (ここは どこだろう……。) (………………。) (もしかして……夢の中……?) (自分の夢の中……なのかな……?) (……! 今のは……!) (まちがいない。たしかに今 声が……) (どこからか……声が聞こえてくる……。) ……あなた…… 今 声を聞いているあなた…… もしかして あなたは……人間でしょうか? もし そうであればお願いです私達を助けてほしい ポケモンの世界を助けてほしいのです ポケモンのせか…… 助けてッ!!! - ムンナがサザンドラに追われている場面が映る - (……! 今 見えたものは一体……。) (何だったんだろう……今のは……。) (……今度は もやが……。) (あれ……? あそこに うっすらと見えるの……) (あれは もしかして……自分……?) (……!) (じ…自分の すがたが ゆがんで……) (何かに変わるような……) ⇒主人公ポケモン選択 (じ…自分の すがたが……) (???(選択したポケモン名)に……!!) (や やっぱり……) (やっぱり ???(選択したポケモン名)になっている……。) (あっ……なにか光が……。) (なんとなくだけど……) (さっきの『助けて!』っていう声は あそこから……) (あそこから聞こえてきた気がする……) (たしか ポケモンの世界を助けてほしいとか言ってたような……。) - マグナゲートの紋章が反応 - (うわああぁぁぁぁぁ~~~~~っ!!!) わわわわわわわーーーーーーっ! (イテテテ! 目から星が……! 何も見えないよ……!) ???「キ キミ……! だいじょうぶ!? ???「しっかりしてよ! ねえ!! (……声が聞こえる……。) (でも だれだろう……?) (……! だんだん見えるようになってきた……。) (……あれは……?) ⇒パートナーポケモン選択 パートナー 「あっ! 起きた! パートナー 「キミ! だいじょうぶ!? (わわっ! ポ…ポケモンが!) (ポケモンが……しゃべったっ!!?) パートナー 「ケガとか平気!? (……そ…そっか……。) (自分も ???(選択したポケモン名)に なったから……) (ポケモンの言葉が わかるんだ……。) パートナー 「どこも いたくない!? ねえ!? パートナー 「ホント……? パートナー 「………………。 パートナー 「よかった~!! パートナー 「キミ 空から ふってきたんだよ!? (空から……?) (そっか。そういえば……) (……光が見えて……) (ここに落ちたような……。) パートナー 「ケガひとつないなんて ラッキーね。 パートナー 「ホントびっくり! でもよかった! パートナー 「ワタシは パートナー 。 パートナー 「キミは……? 名前は なんていうの? (名前? そうだ。名前は……?) ⇒主人公の名前決定 パートナー 「 リーダー …… リーダー って 言うの。よろしくね。 パートナー 「それで…… リーダー は どこから来たの? パートナー 「い いや……! 空とかじゃなくて! パートナー 「キミ ここらへんじゃ見かけないから… パートナー 「出身地とか どこらへんから来たのかな?とか思って。 パートナー 「そりゃ なんで空から ふってきたのか 不思議だけど…… パートナー 「まさか 空に自分のおウチがあるとか言わないよね。 (そっか……まあ そうだよね……。) (空の向こう側から来たって 言っても……) (ふつうは信じてくれないよね……。) (せめて 空に穴とか あいていればなぁ……。) (でも ウソを言うのもイヤだし……) (ここは すなおに本当のことを言ってみるか!) - 今までの状況を説明 - パートナー 「ええ~~~~~~~~~~っ!? パートナー 「 リーダー は 本当は人間で…… パートナー 「『助けて!』って声を聞いたら いつの間にか ポケモンになっちゃって…… パートナー 「人間の世界から ここに 落っこちたんだってぇ~!? (……や やっぱり信用してくれないか。) パートナー 「…………………………。 (…………………………。) パートナー 「うん! わかった! パートナー 「ワタシ信じる! 信じるよ! (ええっ!? あっさり!) (あっさり信じてくれたよ!) パートナー 「たしかに リーダー の言うことは 不思議よ。 パートナー 「人間なんて おとぎ話の中にしか出てこないと思ってたし……。 パートナー 「その人間がポケモンになって 空からふってくるのも ありえないって思うし……。 パートナー 「でも……ワタシ思うの。 パートナー 「世の中には まだまだ不思議なことがたくさんある……。 パートナー 「そして じつはそれは不思議なものでもなんでもなくて…… パートナー 「ワタシ自身が知らないから 不思議だと感じるだけじゃないかって……。 (へえ~……すごく すなおで 考えがやわらかいんだな……。) パートナー 「ワタシは もっと いろんなことを 知りたいし見てみたい! パートナー 「今まで見たこともない まぼろしのポケモンにも 会ってみたいし! パートナー 「遺跡や洞窟も 探検したいし! パートナー 「いろんな冒険をしてみたい! パートナー 「冒険家になりたいの! パートナー 「そのために ワタシは旅をしてやっとここまで…… パートナー 「あっ! パートナー 「そうだ! いけない! パートナー 「大事な用があるんだった! パートナー 「うぐっ! 急ぎたいけど…… パートナー 「でもこの先を行くには むずかしくて苦戦しそうな気もするし…… パートナー 「ううっ……どうしよう……。 パートナー 「そうだ! パートナー 「 リーダー ! お願い! パートナー 「いっしょに この先に 行ってくれない? パートナー 「ワタシの旅も 目的の場所まで あと少しなんだけど…… パートナー 「でも 急がないと 間に合わないかもしれないし…… パートナー 「ワタシ1匹だと 不安なの! パートナー 「ああもう 時間がない! お願い! つきあって! (わわわっ!) ~ でこぼこやま 西の口 ~ (わぁっ! すごくキレイだなあ!) (なんて自然が豊かなところなんだろう!) パートナー 「 リーダー ! こっちよ! 早く! 早く! パートナー 「あれっ!? パートナー 「橋が こわれている……! パートナー 「どうしよう……これじゃ先に行けないよ……。 パートナー 「あっ! - 洞窟を発見する - パートナー 「どうやら あそこに入ってみるしかなさそうね。 パートナー 「行こ リーダー 。 パートナー 「やった! 向こう側に行けたよ! パートナー 「もう少しで ぬけられるはずよ! がんばろう! ・冒険に失敗した場合 +... ~ 2匹が出会った森 ~ パートナー 「ううっ……こ ここは……。 パートナー 「うぐぅ……先に進めなかったね……。 パートナー 「どうやら とちゅうで たおれると ここに もどされちゃうみたいね……。 パートナー 「な…なんか つきあわせちゃって ゴメンね。 パートナー 「でもワタシ どうしても行かなきゃいけないところが あるの! パートナー 「早くしないと ワタシの夢が……。 パートナー 「お願い! もう一度つきあって! パラダイス建設予定地到着~石の洞窟帰還まで +... ~ 十字路 ~ パートナー 「はあはあ……やった! やっと来れた! パートナー 「やっと ぬけたよ! パートナー 「 リーダー の おかげよ! 本当にありがとう! パートナー 「さあ 早く行かなくちゃ! パートナー 「手紙には たしか こっちだって書いてあったはず! ~ 荒地 ~ パートナー 「よ よかった。間に合った……。ハアハア……。 ヌオー「ん~っ ワシは ヌオー。 ヌオー「ここらへんの土地を管理しているものだぬ。 ヌオー「もしかして ヌシかぬ? パートナー というのは? パートナー 「うん。そうよ。 ヌオー「おお やっばり! 遠くから はるばる ごくろうさまだぬ! ヌオー「んで ワシも待ってたかいがあっただぬ。 ヌオー「ここに1匹でずっと ぼおーっと 立ってたんだがぬ…… ヌオー「あまりにもヒマだったんで もう 帰ろうかと思ってたところだぬ。 ヌオー「まあ でも…… ヌオー「ん~っ 本当にいいのかぬ? ヌオー「こんなに あれてるし 何もないところだぬし…… ヌオー「なにより ここらは不思議のダンジョン化が進んでいて…… ヌオー「なにが起こるか わからぬ土地だぬよ? パートナー 「うん。むしろそれを望んでいるの。 パートナー 「おかねも持ってきたよ。 ヌオー「ん~っ こうかいしないんだぬ? ん~じゃホレ けんり書。 ヌオー「今日からこの土地は ヌシのものだからぬ。 ヌオー「自由に使ってもいいからぬ。 パートナー 「や……やったあああああああ!!! パートナー 「今日からここが……ワタシの楽園だあああーーーーーっ!! パートナー 「あ……。 パートナー 「1匹で もり上がって ゴメンね……。 パートナー 「ワタシ さっき いろんなものを知りたいし 冒険家になりたい! って言ったよね。 パートナー 「その夢を じつげんするためのスタートが ここなのよ。 パートナー 「ワタシの夢……それは ワタシ達の楽園 ポケモンパラダイスを作ること。 (ポケモンパラダイス……?) パートナー 「うん。ここを夢の楽園にするの。 パートナー 「ここらは 不思議のダンジョン化が進んでいて…… パートナー 「なにが起きるか わからない土地なの。 パートナー 「だから それを いやがるポケモンも多いんだけど…… パートナー 「でも ぎゃくに ワクワクするような冒険も おきると思うの。 パートナー 「ここから いろんな冒険をして 仲間も あつめて…… パートナー 「みんなで ちからを あわせて くらせる…… パートナー 「そんな みんなで心が おどるような 生活ができる…… パートナー 「まるで楽園のような場所をつくりたい! それがワタシの夢なのよ! パートナー 「そのためにおかねをためて 今やっと 買ったところなの。 パートナー 「まあ ほかは あまりに高すぎて…… パートナー 「ここを買うしか なかったっていうのもあるけど…… パートナー 「でも! ここがワタシの夢のスタート地点になるのよ! (へえ~! パートナー には そんな夢があったんだ……。) (でも 夢があるのっていいな。) (聞いているだけで こっちも ワクワクしてくるよ。) パートナー 「それで…… リーダー は これから どうするの? パートナー 「どこか行くあては あるの? (………………。) パートナー 「行くところがないのなら お願い。 パートナー 「ポケモンパラダイスを つくるの…… パートナー 「 リーダー にも 手伝ってもらえないかな? (えっ……?) パートナー 「ワタシ1匹だけじゃ とうてい無理だし…… パートナー 「だから これから仲間も すこしずつ ふやそうと思ってたの。 パートナー 「どうお? リーダー 。いっしょに やってもらえるかな? (うーん……どうしよう……。) (あの……『助けて!』って きこえたのが気になるんだけど……) (でも……今 手がかりがあるワケでもないし……。) (いくあてもないし……。) (だったら……) (とりあえず今は パートナー と いっしょにいても いいのかも……。) (そのうちに 自分が なにをやるべきかも……) (わかってくるのかもしれない……。) (よし。) パートナー 「ホント!? 本当に手伝ってくれるの!? パートナー 「やったぁーーーーー!! ありがとう!! パートナー 「今日からワタシ達は友達! そして仲間よ! パートナー 「 リーダー ! せっかく友達になれたんだし…… パートナー 「これからは ワタシのことを あだ名でよんでもらっても かまわないよ? パートナー 「何か いいニックネームとか あるかな? ⇒ パートナー のニックネーム決定 パートナー 「 パートナー ! パートナー か! パートナー 「じゃ パートナー で これからもよろしくね! パートナー 「そうだ! これからは 他のみんなにも そう よんでもらおうっと! パートナー 「ワタシ 絶対がんばる! がんばるぞーー!! ( パートナー が あんなに よろこんでいるし……) (手伝うのをOKして よかったかもね。) (それにしても……まさか自分が ポケモンになっちゃうなんてね……。) (夢の中で 声みたいなのを聞いて……) (気がついたら ポケモンになっていたんだけど……。) (そういえば……!) (あの追われていたポケモンは だいじょうぶかな……。) (……そうだ! 早く助けないと! ……でも どうやって……?) (うーん……今はわからないことだらけだし……) (助けるためにも まずは この世界に来たワケを知らないとね。) (それに……) ( パートナー と いっしょにいると……) (ワクワクすることが起きそうな……) (そんな なにかが この先 待ってるような気がするよ!) パートナー 「 リーダー ! これから がんばろうね! パートナー 「今は何もないところだけど……でも…… パートナー 「ここが! パートナー 「こここそが! パートナー 「ワタシ達 2匹の…… パートナー 「楽園だあぁぁぁーーーーーーーっ!!! パートナー 「………………………。 パートナー 「あっという間に……夜になっちゃったね……。 パートナー 「当たり前だけど パラダイスには まだ なにもないし…… パートナー 「とりあえずは……ここで野宿しようか……。 パートナー 「ううっ……少し さむいね……。 パートナー 「………………。 パートナー 「まずは家を建てる必要が……あるかもね……。 (……たしかに……。) (これで雨でも ふったら もっと ツライし……。) (とりあえず雨や風を しのげるようにはしたいよね……。) パートナー 「明日になったら家を建てることを考えよっか。 パートナー 「おやすみ…… リーダー ……。 ヌオー「おはようだぬ。様子を見にきただぬ。 ヌオー「ゆうべは よく ねむれただぬ? パートナー 「おはよう ヌオー……。それが あまり ねむれなくて……。 パートナー 「ちょっと さむくてさ……。 パートナー 「やっぱり まわりに なにもないから ねる時に風が しのげないの。 パートナー 「それでワタシ達 まずは家を建てようと思ってるんだけど…… パートナー 「どうしたら いいかな? ヌオー「ぬおー! それなら! たしか宿場町に 大工がいたはずだぬ! パートナー 「え? ホント!? ヌオー「ホントだぬ。 ヌオー「大工に たのめば 家を建ててもらえるんではないかぬ。 ヌオー「宿場町は すぐ近くにあるだぬ。ちょっと会ってみるだぬか? パートナー 「うん! パートナー 「行こ! リーダー ! パートナー 「大工さんに ワタシ達の家を建ててもらおう! ヌオー「こっちだぬーん。 ヌオー「ムダに広……ちがった なかなか 広いんだぬーん。 ~ 十字路 ~ ヌオー「こっちなんだぬーん♪ ヌオー「ぬーん♪ ぬーん♪ ぬーん♪ ヌオー「ぬーん♪ ぬーん♪ ぬぬぬーん♪ ぬぅーーーーん♪ ヌオー「この街道は 旅をするポケモン達が たくさん通るんだぬ。 ヌオー「んで そのポケモン達が休む場所として 宿場町が つくられたんだぬ。 ヌオー「宿場町は この先だぬ。 ヌオー「行ってみるだぬ。 ~ 宿場町 広場 ~ ヌオー「着いただぬ。ここが宿場町だぬ。 パートナー 「へぇ~ もっと のどかなところかと思ってたけど…… パートナー 「意外と にぎわっているのね。 ヌオー「ここは 水がとてもキレイなところとしてひょうばんで…… ヌオー「おとずれたポケモン達は ここの水を飲んで 旅のつかれを いやすんだぬ。 ヌオー「だから みな集まりやすいのかもしれないだぬ。 ヌオー「設備も いろいろあるだぬ。 ヌオー「あそこの みょうな箱は あずかりボックスといって…… ヌオー「道具やおかねを あずけたり 取り出したりできるんだぬ。 ヌオー「あそこは お店だぬ。いろいろな道具が買えるだぬ。 ヌオー「ほかにも宿とか食堂とか いろいろあるだぬ。 ヌオー「ヌシ達も気軽に利用するといいだぬ。 ???「何すンだよ! ダンゴロ「わざと ぶつかったよな? ダンゴロ「いてえじゃねえか! コアルヒー「ちょっと クチバシがふれただけだろ!? コアルヒー「いちいち大きな声 出すなよ! ダンゴロ「ふん!! コアルヒー「フン!! (なんかトゲトゲしいな……。) (まわりのポケモン達も とくに止めるそぶりを見せなかったし……。) ヌオー「最近みんな なんかピリピリしているのか…… ヌオー「ポケモン同士のいざこざが ふえてるだぬ。 ヌオー「聞くところによると みんなの しんけいが とがっているのは…… ヌオー「各地に不思議のダンジョンが広がってるせいだと言われたりもするだぬが…… ヌオー「本当のところは どうなんだぬぅ。 パートナー 「とにかくポケモン同士の関係が 最近 なぜか ぎくしゃくしてる……。 パートナー 「自分勝手なポケモンが どんどんふえてきてるし…… パートナー 「さっきの いざこざだって だれも 止めようともしない。 パートナー 「ポケモン同士が信用できなくなっているのよね……。 パートナー 「みんな もっと仲良くしてくれるとうれしいんだけど……。 ヌオー「なんとなく世の中が暗いんだぬ。明るい話題でもあれば いいんだがぬぅ。 ヌオー「まあ それはおいといて。ヌシ達 大工を探してるところだったぬ? ヌオー「ワシ ちょっと探してくるから…… ヌオー「その間 ヌシ達は町中をうろうろしてればいいだぬ。 パートナー 「うん! ありがとう ヌオー! ヌオー「おおっ ヌシ達 ちょうど よかっただぬ。 ヌオー「あそこにいるドッコラー達は 大工の弟分だぬ。 ヌオー「ドッコラーたちに 聞いてみるだぬ。 ヌオー「ちょっと いいかぬ。 ヌオー「ヌシ達の親方は どこにいるだぬ? ドッコラー「え? 親方……? ドッコラー「兄キ……のことですか? ドッコラー「兄キなら ここの食堂にいるけどよ……。 パートナー 「その兄キというのが 大工さんなのよね? パートナー 「ワタシ達 家を建てたいの。 パートナー 「兄キのところに 案内してくれる? ドッコラー「わかりました。 ドッコラー「こっちだ。ついてこい。 ヌオー「おおっ よかっただぬ。がんばって大工に お願いしてくるだぬ。 ヌオー「ワシは ここで待ってるだぬ。 パートナー 「うん! ありがとう! ~ スワンナハウス 食堂 ~ パートナー 「兄キは どこにいるの? パートナー 「あそこにいるのが 兄キかな? ドッコラー「全然ちがうぞ。兄キじゃない。 ドッコラー「どう見たら あれが大工に見えるんだよ? ドッコラー「あそこにいるのは スワンナ。 ドッコラー「この食堂と宿の あるじ。ママさんだ。 ドッコラー「オレ達の兄キは あそこ…… ドッコラー「あそこにいるのが ドテッコツ兄キです。 ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーーーツ!! ドッコラー「い いいか……? ドッコラー「兄キは あらっぽいところがあるからな。気をつけるんだぞ。 ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーツッ!! ドテッコツ「ギロッ。 ドッコラー「ひっ! ドテッコツ「どうした? オメエら。 ドッコラー「あっ 兄キ……。じ…実は ここにいるヤツらが…… ドテッコツ「むっ? なんだ? もしかして仕事の話か? パートナー 「うん。ワタシ達 家を建てたいの。 パートナー 「大工さんにお願いすれば きっと家が建てられるんじゃないかと思って…… パートナー 「それで ここに大工さんがいるって話を 聞いてここまでやってきたのよ。 ドテッコツ「…………………………。 パートナー 「あ……お礼は もちろんするよ。 パートナー 「ワタシ達 住むところが まだなくて こまっているの。 パートナー 「お願い。ワタシ達の家を建ててもらえないかな? ドテッコツ「…………………………。 ドッコラー「ど どうします? 兄キ。 ドテッコツ「…………。 ドテッコツ「……………………。 ドテッコツ「………………………………。 ドッコラー「兄キ……あ…兄キ? ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーーーツ!! ドッコラー「ひえっ!! ドテッコツ「わかった。引き受けるぜ。 パートナー 「ホ…ホント!? ドテッコツ「ああ ホントだぜ。 ドテッコツ「オレァ 大工だ。そして大工に 二言はねえ。 パートナー 「あ ありがとう! パートナー 「 リーダー ! やったよ! パートナー 「ワタシ達の家が建てられる! パートナー 「家を建てるには おかねが必要よね。 パートナー 「ワタシ達まだ おかねがないから 今から がんばって かせいでくるよ。 ドテッコツ「いや。かねは いらねえ。 ドテッコツ「そのかわり 取ってきてほしいものがある。 ドテッコツ「この近くに石の洞窟というところがあるんだけどよ…… ドテッコツ「そこの一番奥深くにある石っころを いくつか取ってきてほしいんだ。 パートナー 「石っころ? ドテッコツ「ああそうだ。水色をした石だ。 ドテッコツ「家を作るには 材料がいる。 ドテッコツ「水色の石は その材料とこうかんできるんだ。 ドテッコツ「石のありかは 石の洞窟の奥まで行けばわかるはずだ。 ドテッコツ「えーと そうだな……小さいやつでも 5個ぐらいあれば十分だな。 ドテッコツ「取ってきてくれれば オレはその石を ある場所へ行って 材料にかえてくる。 ドテッコツ「そしたら家を建てることができるぜ。 パートナー 「わかった。水色の石を5個ぐらい取ってくればいいんだね。 パートナー 「行こ! リーダー ! パートナー 「ありがとう! ドテッコツ! ドッコラー達! ~ 宿場町 広場 ~ ヌオー「おおっ どうだっただぬか? パートナー 「だいじょうぶ。こころよく引き受けてくれたよ! パートナー 「石の洞窟に行って たのまれたものを取ってくれば…… パートナー 「ワタシ達の家を建ててくれるって! ヌオー「そうだぬか! それは よかっただぬ! ヌオー「石の洞窟なら この先の十字路から行けるだぬ! パートナー 「やった! じゃあ さっそく行こ! ドッコラー「あっ あのー……。 パートナー 「あれ? ドッコラー達。どうしたの? ドッコラー「…………………。 ドッコラー「…………………………。 パートナー 「ん? 伝え忘れたことでもあるの? ドッコラー「い……いや。いいんです。 ドッコラー「すまん。なんでもない……。 ドッコラー「がんばって 行ってきてくれ。 パートナー 「うん! ありがとう! パートナー 「じゃ がんばってくるよ! ~ 十字路 ~ ヌオー「石の洞窟は この十字路から行けるだぬ。 ヌオー「ただ注意したいのは……わかっていると思うだぬが…… ヌオー「石の洞窟は……不思議のダンジョンだということだぬ。 (不思議のダンジョン……。) (昨日から たまに出てくる言葉だけど なんだろう……。) パートナー 「ここらの土地は 不思議なことがよく起こるの。 パートナー 「行くたびに地形が変わったり…… パートナー 「地下をくぐりぬけた先が思わぬ場所につながってたりとかね。 パートナー 「そんな不思議な土地だからこそ きっと冒険も待っている。 パートナー 「そう思ったから ワタシもここの土地を買ったのよ。 ヌオー「たしかに それが楽しいところではあるだぬぅ~。 ヌオー「たまに 珍しいお宝もあったりして ウハウハな時もあるだぬし。 ヌオー「ただ……ぎゃくに…… ヌオー「凶暴な 敵ポケモン達に いきなり おそわれることもあるし…… ヌオー「とても危険な ところだから そこは注意してほしいだぬ。 (そっか……。) (どうやら カンタンな仕事じゃなさそうだね……。) (でも 家を建てるのも大変なワケだし……。) ヌオー「まあ がんばって行ってみるだぬ。 パートナー 「あのさあ ヌオー。 パートナー 「ヌオーは ワタシ達がこれから危険なところに行くって わかっているのに…… パートナー 「どうしてそんな ぬぼーってした感じでいられるの? ヌオー「ぬぼーっとした感じは 生まれつきだから仕方ないだぬ。 ヌオー「それに…… パートナー 「それに? ヌオー「ヌシ達なら なぜか やりとげる気がしてぬぅ。 ヌオー「なんか安心しているだぬ。 ヌオー「まったく こんきょ ないだぬが。 パートナー 「いいかげんだなあ……。 パートナー 「でも家は建てたいし……がんばるしかないよね。 パートナー 「 リーダー 。 パートナー 「出かける前に ドテッコツからたのまれたことを確認しよ。 パートナー 「石の洞窟の奥までいき 水色の石を 5個ほど とってくる…… パートナー 「これでOKよね? パートナー 「よし! じゃ行こ! パートナー 「絶対に とってきて ワタシ達の家を建てようね! パートナー 「よし! 行こ! パートナー 「がんばって 水色の石を取ってこようね! パートナー 「ふう~ だいぶ奥まで来たよね。 パートナー 「あっ! あそこに! 何か光ってるような! パートナー 「行こ! リーダー ! パートナー 「あった! 水色の石だ! パートナー 「ドテッコツに たのまれたものって これで まちがいなさそうよね。 (ここが洞窟の 最後のようだし……) (たしかに ここにある石を持ち帰れば よさそうだよね。) パートナー 「うん。じゃあ持って帰ろ。 パートナー 「よし。5個拾った。 パートナー 「 リーダー ! 早く帰ろ! パートナー 「帰ってドテッコツに 家を建ててもらおう! ・冒険に失敗した場合 +... パートナー 「ううっ……うまくいかなかったね……。 パートナー 「……十字路まで もどされちゃったね。 パートナー 「しかたがない。 パートナー 「今日のところは帰って……また明日 ちょうせんしよう。 - その日の夜 - パートナー 「ううっ やっぱり さむいね……。 次の朝…… パートナー 「おはよ! リーダー ! パートナー 「今日こそ 石の洞窟の奥までいこ! - 洞窟に行く際に 再度ドテッコツから頼まれたことを確認 - パートナー 「今度こそ 水色の石を取ってきて ワタシ達の家を建てようね! 石の洞窟帰還後~家を建てるまで +... ~ 十字路 ~ パートナー 「 リーダー ! 急ごう! ( パートナー はりきっているな。) (家を建ててもらうのが よっぽど うれしいんだろうな。) (でもわかるよね。そういう気持ち。) ~ 宿場町 広場 ~ パートナー 「着いた! 宿場町! パートナー 「早くドテッコツに 会わなくちゃ! - 謎のポケモンがぶつかってくる - パートナー 「イタッ! パートナー 「な…なんなの!? ???「す…すみません! ちょっと あわててたもので……! ???「し…失礼します! パートナー 「ビックリした……! なんなの 今のは……。 パートナー 「まっ いっか。 パートナー 「 リーダー 早く行こ。 ~ スワンナハウス 食堂 ~ ドテッコツ「おっ! 取ってきたか? 水色の石を! パートナー 「うん。手強い敵が たくさんいたけど なんとか がんばったよ! ドテッコツ「よし。約束だ。オメエらの家を 建ててやろう。 パートナー 「やったぁ! ドテッコツ「まあ 石をくれればの話だがな。水色の石を見せてくれ。 パートナー 「うん。 パートナー 「……あれ? ドテッコツ「どうした? パートナー 「石がない。水色の石が……。 (え……?) パートナー 「おかしいな。ちゃんと持ってたはずなのに……。 パートナー 「何度たしかめても ないよ……。 ドテッコツ「ドテッコーーーーーツ!! ドテッコツ「ドゥワハハハハ!! ドテッコツ「なんだ。取ってきてねえのか。 ドテッコツ「それじゃ家を建てることは できねえな。 パートナー 「本当に水色の石を 取ってきたんだよ!? 信じてよ! ドテッコツ「でも今 わたすことは できねえだろう? ドテッコツ「まあ……また取ってくればいいだけの話だ。 ドテッコツ「がんばってくれよな。 パートナー 「そんなぁ……。 ~ 宿場町 広場 ~ パートナー 「おかしいなぁ……たしかに 持って帰ってきたはずなのになあ……。 (ヘンだよね……。) ( パートナー が水色の石を拾うのは ちゃんと見てたし……) (帰る時も パートナー が 先頭だったから……) (もし落としたとしても 自分が気がついたと思うし……。) パートナー 「うーん。なんか納得いかないけど……考えても仕方ないか……。 パートナー 「水色の石を もう一度取りに行こ。 パートナー 「ん? あれ……? パートナー 「あのポケモンは……? (あのポケモンは……さっき見た……) (そうだ!) (ぶつかった時に 石を落としたかもしれないし……) (あのポケモンに聞けば 何か わかるかも!) パートナー 「ん? どうしたの? リーダー 。 パートナー 「え? さっきのポケモンに 聞いてみようって? パートナー 「……そっか! パートナー 「もし水色の石を 落としたんだとしたら…… パートナー 「あのポケモンが 見つけてるかもしれないもんね。 パートナー 「ぐずぐずしてたら見失っちゃう。 パートナー 「 リーダー ! 早く行こ! ???「ま… 待ってくださいっ!! パートナー 「あれ? だれかと思ったらドッコラー達じゃない。 パートナー 「でも ちょっとゴメン。ワタシ達 今 先を急いでいるの。 ドッコラー「……わかっています。 ドッコラー「ズルッグのあとを追うんでしょう? パートナー 「ズルッグ……? パートナー 「あの……さっきのポケモンが……ズルッグっていうの? パートナー 「ああ。ヤツの行く先なら……知ってるんだ。 パートナー 「えっ? ドッコラー「向かった先は カゲロウ峠。そこにズルッグはいます。 ドッコラー「アンタ達……じゃなかった あなた方をみこんでお願いだ。 ドッコラー「どうかズルッグを追って……あなた方が ぬすまれたもの…… ドッコラー「水色の石を 取り返してきてくれ! パートナー 「水色の石が……ぬすまれたって!? ドッコラー「あなた方が 食堂に入る前です。 ドッコラー「あなたが 後ろから ぶつかられた その時に…… ドッコラー「ズルッグは 水色の石を ぬすんだんだ。 パートナー 「え…ええっ!? パートナー 「キ…キミ達は……どうして そんなことを知ってるの……? ドッコラー「そ…それは……! ドッコラー「ス…スマン! カンベンしてくれ!! パートナー 「ああ ちょっと? ちょっとーーー!! パートナー 「……ああ 行っちゃった……。 パートナー 「何だか よくわかんないけど…… パートナー 「ドッコラー達は『水色の石を 取り返してくれ』って言ってた……。 パートナー 「ワタシが ぶつかられた時にぬすまれたって……。 (あの……ぶつかった時の……) (あの いっしゅんで ぬすむのって すごく むずかしい気もするけど……。) パートナー 「でも ドッコラー達が ウソをついているようにも見えなかったし…… パートナー 「 リーダー ! とりあえず ズルッグを追ってみよう! パートナー 「ズルッグは カゲロウ峠に向かってるって言ってた……。 パートナー 「カゲロウ峠も たぶん街道の十字路から行けるんじゃないかな。 パートナー 「十字路に行ってみよう! ~ 十字路 ~ パートナー 「やっぱりここから カゲロウ峠へ行ける! パートナー 「うん! じゃあ この先を進んで なんとか ズルッグに追いつこうね! パートナー 「 リーダー 。この先から道が少しずつ 明るくなってる。 パートナー 「もうちょっと進んでみよう。 パートナー 「あっ! あれは!! パートナー 「ズルッグ! やっと見つけた! パートナー 「 リーダー ! さっそく 聞きに行こう! (……! だれか来る!!) (……まさか……!) パートナー 「えっ? かくれようって? パートナー 「わわっ!! - 岩陰に隠れる - パートナー 「いきなり どうしたの!? パートナー 「え? 小さな声で話せって? パートナー 「……ふがふご(一体どうしたの?) パートナー 「……(あっ!! あれはっ!!) パートナー 「(ドテッコツ!) パートナー 「(ドテッコツが どうしてここに!?) ドテッコツ「待たせたな。 ズルッグ「おせえじゃねえか。オレは早いとこ売っぱらいてぇんだよ。 ドテッコツ「そう言うな。こっちだって つけられてるかも しれねえんだ。 ドテッコツ「足がつかねえよう しんちょうに やらなきゃな。 ドテッコツ「しかし さすがだな。相変わらず あざやかな仕事ぶりだ。 ドテッコツ「それで……礼は? ズルッグ「ああ……約束通り 用意してるぜ。しかしお前も がめついな。 ドテッコツ「フンッ! がめついのは どっちよ!? ドテッコツ「あの水色の石は 西の地方で売ればけっこうなカネになる。 ドテッコツ「それに比べれば オレに はらうカネなんか…… ドテッコツ「たいしたこと ねえだろうが。 ズルッグ「ククッ まあな。 ズルッグ「まあ自分で石の洞窟に行って取ってきても いいんだが…… ズルッグ「ちょっとあそこは 手強くてな 。 ズルッグ「こうして アンタに協力してもらった方が…… ズルッグ「オレにとっては 手っ取り早いからな。 ドテッコツ「ヤツらには また取りに行かせるからよ。 ドテッコツ「そしたら またお礼の方 よろしくたのむぜ。 ズルッグ「へっ? また行かせるのかよ!? ヤツらに!? ドテッコツ「ああ。 ドテッコツ「アイツら オレが家を建てることを信じているからな。 ドテッコツ「このまま だまし続ければ ずっと 水色の石を 取ってきてくれるぜ。 ズルッグ「ホントかよ!? おい! ズルッグ「マイホームを建てるのが ヤツらの夢なんだろ? ズルッグ「かなわぬ夢を信じて……ヤツらはこの先も ずっと石を拾い続けるのかい? ズルッグ「ううっ 泣ける。泣けるじゃねえかおい。 ドテッコツ「おいおい 泣くかあ?このていどでよお。 ドテッコツ「西ではもっと 悪どいことをしているズルッグさんがよう。 ズルッグ「ちげえねえ。 ズルッグ「ズケケケケケケケケケケケケケッ!! ドテッコツ「ドゥワ…ドゥワ…… ドテッコツ「ドゥワハッハッハーーーーーーー!! パートナー 「オマエ達!! ドテッコツ「オ…オメエら!! どうしてここに!? パートナー 「ズルッグのあとを追ってきたの! パートナー 「ドテッコツ! よくもワタシ達をだましてくれたわね! ドテッコツ「フ…フン。今の世の中正直者は バカをみるだけだ。 ドテッコツ「夢なんか見るから ぎゃくにダメになる。 ドテッコツ「だまされるヤツが 悪いのさ。 ズルッグ「オ…オレが つけられてたとはな……。 ズルッグ「つまりは オレ様のテクニックを見破ったってことかい? おそれいったぜ。 ズルッグ「しかし……それで どうするつもりよ? ズルッグ「やるのか? オレ達と。 ズルッグ「言っておくが オレはヤバイ橋を ずっと わたり歩いてきた。 ズルッグ「キサマらとは しゅら場をくぐりぬけてきた経験がちがう。 ズルッグ「ここは すなおに 帰った方がいいぜ? パートナー 「い…いやよ! ズルッグ「……やれやれ。せっかくの忠告もきかんとは…… ドテッコツ「とことん かしこくないらしいな。 ズルッグ「よかろう。キサマらは まちがっていたことを…… ズルッグ「これから教えてやるッ!! ズルッグ「いくぞ!!! + 再戦時 ドテッコツ「……それで。カネは? ドテッコツ「いつになったら くれるんだ? ズルッグ「そう せかすなよ。気がみじけえな。 ズルッグ「今探してンだからよ。 ズルッグ「おかしいな……。どこ いっちまったのかな……。 ドテッコツ「オメエまさか……! カネをわたさない気じゃねえだろうな! ズルッグ「おいおい。なんのジョークだよ。 ズルッグ「今までオレが 約束やぶったことがあるか? パートナー 「ズルッグ! ドテッコツ! ズルッグ「なんだ。またキサマ達か……。 ドテッコツ「クッ! 今はオメエらにつきあってる場合じゃねえンだよ! ドテッコツ「帰れ! パートナー 「いやよ! ワタシは納得いかない! ズルッグ「仕方ねえな……。 ズルッグ「また痛い目に あわせてやるぜ!! ズルッグ「いくぞッ!! - 勝利後 - ズルッグ「ヒ……ヒエ~~~~~~~~~ッ!! - ズルッグが逃走 - ドテッコツ「クッ…! オレは負けん! ドテッコツ「負けんぞ! ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーーーツ!! ドテッコツ「いくぞッ!! ???「兄キ! もう やめてくださいっ!! ドテッコツ「な…なにっ!? ドッコラー「兄キ……お願いだ! ドッコラー「こんなことは……こんなことは もう やめてください! ドテッコツ「オメエら…… ドテッコツ「オメエらが どうしてここに……? ドテッコツ「ま まさか……! ドテッコツ「そうか! パートナー 達にバラしたのは…… ドテッコツ「他でもねえ! オメエらだったんだな!! ドテッコツ「うおおおーーーーーーーーっ!! ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーーーツ!! ドッコラー「ひいいいいいいいっ!! ドッコラー「あ 兄キ!! ドッコラー「こ…こんなことを やるのは もう最後にしましょうよ!! ドテッコツ「なに……? ドッコラー「オレ達もう イヤになったんだ。仕事もしないで 悪い事ばかりやって。 ドッコラー「そんな兄キを 見てるのがもう……。 ドッコラー「昔の兄キは ちがった……。仕事もしたし やさしかったし……。 ドッコラー「でも今の兄キは……兄キじゃないです……。 ドテッコツ「なんだとォッ!? ドテッコツ「オメエら このオレに…… ドテッコツ「このオレに たてつくって言うのか!!? ドッコラー「オレ達 もう悪いことをするのがイヤなんだ。 ドッコラー「お願いだ。兄キ。 ドッコラー「もう一度…… ドッコラー「もう一度 昔みたいに仕事ができないかな? ドッコラー「みんなで楽しく……仕事できないかな? ドテッコツ「昔みたいに仕事がしたいだと!? ドテッコツ「そんなことが……そんなことが無理なのは…… ドテッコツ「オメエらだって よく わかってるだろうが!! ドテッコツ「うおおおーーーーーーーーーーっ!! ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーーーツ!! - ドッコラー達が殴られる - パートナー 「な…なにするの!? ドテッコツ「オメエら 覚えておけ。 ドテッコツ「もう昔には……昔には もどれねえんだよ。 - 更に奥へ向かったドテッコツ - ドッコラー「イテテテ……。 パートナー 「だ…だいじょうぶ !? パートナー 「どうやら なにか事情が ありそうね。 パートナー 「ワケを聞かせてよ。 ドッコラー「はい……。 ドッコラー「あれでも兄キは……昔は うでのいい大工だったんだ……。 ドッコラー「兄キが作るものは とても ひょうばんがよくて…… ドッコラー「オレ達も そのうでに ホレこんで 弟子入りしたんだ。 ドッコラー「兄キと いっしょにやる仕事は それは とてもとても楽しかった……。 ドッコラー「てもある時……兄キは 背中に大きなケガをしてしまって…… ドッコラー「それがキッカケで 体がいうことをきかなくなってしまったんです。 ドッコラー「思うように体を動かせないから 大工の仕事も うまくいかず…… ドッコラー「そして 兄キの うでまえも どんどん落ちてしまって……。 ドッコラー「それでも! ドッコラー「たとえ うでが落ちようとも 兄キは 必死で仕事をしたんだぜ!? ドッコラー「仕事に ほこりを 持っていたんだ! ドッコラー「でも……あんなことが起こって……。 パートナー 「あんなこと? ドッコラー「あるポケモンから 家を建てる注文がきたんです。 ドッコラー「その時はもう仕事が へってたんで……兄キやオレ達は 大よろこびしました。 ドッコラー「そして たましいをこめて……がんばって家を建てたんですが…… ドッコラー「そのポケモンは 家の できばえに いちゃもんを つけはじめ…… ドッコラー「なんと その家を オレ達の目の前でこわしてしまったんです……。 パートナー 「ええ~っ!? ドッコラー「最初は オレ達のうでが悪いからこわされたんだと思ったさ……。 ドッコラー「それなら しかたがないと……。 ドッコラー「でも そうじゃなかった。 ドッコラー「はじめから……冷やかしだったんだ! パートナー 「えっ!? 冷やかし!? ドッコラー「最初から こわすつもりで家を建てたんです……。 ドッコラー「代金も いちゃもんをつけて ハナからふみたおすつもりで……。 ドッコラー「そのポケモンは 兄キが作った家を ボロクソに ののしり…… ドッコラー「ボロボロになるまで たたきこわしたんです……。 ドッコラー「兄キは その日をさかいに自信を失くし…… ドッコラー「ヤケになって仕事もしなくなり…… ドッコラー「そして今みたいに 悪どいことをするようになったんです……。 パートナー 「ヒドイ話ね……。 パートナー 「でも そのポケモンは 最初からこわすつもりで…… パートナー 「冷やかしのつもりで 家を建てるのをたのんだワケでしょ? パートナー 「だったら できの悪さは関係ないと思うんだけど……。 パートナー 「ドテッコツは 自信を失くさなくてもいいんじゃないの? ドッコラー「オレ達も そう言ったんだが 全然 聞いてくれなくてよう……。 ドッコラー「実際 うでが落ちているのは 兄キが 一番感じてることだし……。 ドッコラー「それに がんばって建てた家を 目の前で こわされるあの光景…… ドッコラー「あれを見たら 自信を失くすのもしょうがねえと思うよ……。 ドッコラー「それでも……悪事をはたらくのはよくないことです……。 ドッコラー「オレ達は もう兄キに悪いことをしてほしくない……。 ドッコラー「今回それを変えられるキッカケになればと思い…… ドッコラー「 リーダー さん達に ズルッグの事を打ち明けてみたのですが…… ドッコラー「結局 兄キは……変わらないのでしょうか……。 ドッコラー「オレ達は もう一度兄キと仕事がしたい……。 ドッコラー「楽しく仕事していた いつもの兄キにもどってほしいんだ……。 ドッコラー「ううっ……。 パートナー 「……(いいよね? リーダー !) (わかってる。) パートナー 「決めた! パートナー 「ワタシ達の家は……やっぱり ドテッコツに たのむことにするよ! ドッコラー「え……ええ~っ!? ドッコラー「あ…あんなに ひどい目にあったのに……どうして……!? パートナー 「決めたの。 パートナー 「ワタシ達の家を建てられるのは ドテッコツしかいないよ。 パートナー 「ドテッコツやドッコラー達が たましいをこめてつくった家を…… パートナー 「ワタシ達は 見てみたいのよ。 パートナー 「ドテッコツは この先に行っている。これからドテッコツに たのみに行く。 パートナー 「たとえ ことわられても……がんばって たのんでみるよ! ドッコラー「うっ…… ドッコラー「ううっ…… ドッコラー「ぶわっ……! ドッコラー「うわああああ~ん!! ドッコラー「ありがとう! 本当にありがとう! ドッコラー「うわ~~~~~~ん!! パートナー 「この先は みんなで行こ。 パートナー 「ドテッコツに 会いに行こ。 ドッコラー「もう少しで 頂上です。 ドッコラー「あっ! あそこにいるの……兄キじゃないか? パートナー 「よし。じゃキミ達は ここで 待ってて。 パートナー 「とりあえずは ワタシと リーダー で…… パートナー 「ドテッコツを 説得してみるよ。 ドテッコツ「……(クッ!) ドテッコツ「(やっぱり ちからが……ちからが入らねえ……か……。) パートナー 「ドテッコツ!! ドテッコツ「なんだ。オメエらか……。 パートナー 「探したよ。ドテッコツ。 ドテッコツ「まだ いかりが おさまらないのか。……まあ いいだろう。 パートナー 「ええ~っ!? ちがうよ!? パートナー 「ワタシ達は ただ…… ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーーーツ!! ドテッコツ「オレはもう 家を建てられねえ。 ドテッコツ「大工をやるにも ちからが入らねえんだ。 ドテッコツ「だが……! ドテッコツ「暴れる ちからは なぜか残っている! ろくでなしの ちからがな! パートナー 「 リーダー ! くるよ!! ドテッコツ「すべてのいかりを オメエらにぶつけてやる!! ドテッコツ「かくごしな!! + 再選時 ドテッコツ「また来たのかよ。 ドテッコツ「オメエらがおこっていようがいまいが まあどうでもいいが。 ドテッコツ「ただ…… ドテッコツ「また痛い目に あいたいというのなら…… ドテッコツ「あわせてやろう! ドテッコツ「いくぞ! - 勝利後 - ドテッコツ「うぐぐぐっ……。 ドテッコツ「これで…… ドテッコツ「これで 気が晴れたか……? ドテッコツ「だが オメエらが いくら おころうとも…… ドテッコツ「いくら こまろうとも……変わらないものがある。 ドテッコツ「今の世の中は……だまし だまされて回っている。 ドテッコツ「正直者は バカを見るだけだ。 ドテッコツ「この世の中じゃ むしろ だまされたオメエらが悪いんだ。 ドテッコツ「のろうなら この世を のろえ。 パートナー 「たしかに今の世の中は そうかもしれないけど…… パートナー 「でも……というか だからこそ納得できないし……。 パートナー 「そもそもワタシ達は そんな話をしに ここに来たんじゃない。 パートナー 「ワタシ達は ドテッコツに……家を建ててほしいの。 ドテッコツ「な…なにっ!? ドテッコツ「オレに だまされたというのに…… ドテッコツ「それでも仕事を たのむというのか? このオレに? パートナー 「うん。 パートナー 「おかねや 材料がいるなら がんばって なんとかするよ。 パートナー 「だから お願い。ワタシ達の家を建ててもらえないかな? ドテッコツ「ドゥワ…ドゥワ…… ドテッコツ「ドゥワッハッハッハーーーーーーー!! ドテッコツ「本当に……本当に めでてえヤツらだな! オメエらはよ!! ドテッコツ「まだ だまされたことに気がつかねえのか? ドテッコツ「オレは この世に! ドテッコツ「仕事に! ドテッコツ「希望を失くした! ドテッコツ「背中のきずを見ろ! ドテッコツ「このきずのおかげで 体もロクに 動かせねえ! ドテッコツ「もう大工なんか できねえ! ドテッコツ「家を建てようにも ヘタクソな家しかできねえ体に なっちまったんだよ! ドテッコツ「わかったか? オメエらは こんな大工もできねえ ポンコツに…… ドテッコツ「仕事を たのもうとしてるんだ! ドッコラー「兄キ! それはちがう!! ドテッコツ「オ…オメエら……。 ドッコラー「 パートナー さん達は 兄キのケガのことを すでに知っている! ドッコラー「オレ達が 話したんだ! ドテッコツ「なんだと!? ドッコラー「でも パートナー さん達は それを しょうちの上で…… ドッコラー「兄キに仕事を たのんでいるんです!! ドテッコツ「なっ……! パートナー 「さっきドテッコツは ヘタクソな家しかできないって言ったよね? パートナー 「でも……ヘタクソでも いいんじゃないの? パートナー 「また少しずつ うまくなればいいのよ。 パートナー 「ワタシ達は ドテッコツに 作ってほしい。 パートナー 「心をこめて作ってくれるなら りっぱな家じゃなくてもいい。 パートナー 「たとえ うでがよくても 気持ちが入っていない家なんて 住みたくない。 パートナー 「気持ちをこめて作ってくれた家にワタシ達は 住みたいのよ。 ドテッコツ「ううっ……。 パートナー 「それに……。 パートナー 「ドッコラー達は こんなにもドテッコツのことを したっているじゃない。 パートナー 「ドテッコツが グレてしまっても…… パートナー 「どんなに なぐられようとも…… パートナー 「いつかまた 楽しく仕事ができると信じて…… パートナー 「ドッコラー達は ついてきてるのよ。 パートナー 「ドッコラー達のことは どうするの? パートナー 「ドッコラー達が 必死にキミのことを思っているのに…… パートナー 「ドテッコツ! キミは こんなことをしていて どうするの!? ドッコラー「兄キ! また仕事やりましょう! ドッコラー「いっしょに仕事やりましょう! ドッコラー「お願いだよ! ドッコラー「昔の楽しかったころに もどろうよ! 兄キ!! ドテッコツ「オ…オメエら……。 パートナー 「ドテッコツ! お願い! パートナー 「ワタシ達の家を…… パートナー 「キミにしかできない ワタシ達の家を……作ってよ!! ドテッコツ「うううっ…… ドテッコツ「ぶわっ……!! ドッコラー「あ…兄キ!! ドッコラー「兄キ!! ドテッコツ「 パートナー … リーダー ……。 ドテッコツ「わかった。 ドテッコツ「家は……家は建ててやる。 (ドテッコツ!) パートナー 「ホント!? ドテッコツ「ああ。たましいをこめて建ててやる。 ドテッコツ「ただ…… ドテッコツ「ただ今は……すまん。 ドテッコツ「泣かせてくれ……。 こうしてドテッコツは…… パートナー たちの家を作ることを約束しました カゲロウ峠から帰ってくるとドテッコツとドッコラー達は…… さっそく家作りを はじめました また リーダー と パートナー の2匹も…… そしてヌオーまでもが…… がんばって家作りを手伝いました そして数日後…… パートナー 「できたぁっ! ワタシ達の家だ!! ヌオー「ん~ なかなか味のある家になっただぬ。 ドテッコツ「クッ ボロくて スマンな。 ドテッコツ「今のオレには これが限界だ。 (でも……どこか温か味がある……。) (いい家だと思うな……。) ドッコラー「まあ 見た目は おいといて…… ドッコラー「オレは 今回 仕事していてすごく楽しかったですよ。 ドッコラー「オレもだ。今までで一番 楽しかったぜ。 ドッコラー「なんて言うのかなあ…… ドッコラー「たしかに ボロいんだけど……ボロくないというか……。 ドッコラー「不思議なんだけど……デキについては みょうに満足してるんだよな。 ドッコラー「でも見た目は……やっぱボロいかな……。 パートナー 「見た目とか 関係ないよ。ワタシは 満足しているよ。 パートナー 「ドテッコツ! ドッコラー! そしてヌオーも! パートナー 「本当にみんな ありがとう! パートナー 「みんなの気持ちが こもっている……それが大切なのよ。 パートナー 「とにかく これが…… パートナー 「これが ワタシ達の…… パートナー 「新しい……家だあぁぁぁーーーーーーーーっ!! ・冒険に失敗した場合 +... - パターン1 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「……十字路まで もどされちゃったね。 パートナー 「しかたがない。 パートナー 「今日のところは帰って……また明日 ちょうせんしよう。 パートナー 「ううっ やっぱり さむいね……。 パートナー 「わからないけど……もし ズルッグが 水色の石を ぬすんでたとしたら…… パートナー 「なんとか ズルッグから取り返して……はやく家を建てようね。 次の朝…… パートナー 「おはよ! リーダー ! パートナー 「今日こそ カゲロウ峠の奥までいこ! ~ 十字路 ~ パートナー 「がんばろう! リーダー ! パートナー 「カゲロウ峠の奥まで いこ! - パターン2 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「もう少し先に行けば ズルッグがいるのかな……。 パートナー 「とにかく ズルッグを探し出さなくちゃ! パートナー 「 リーダー ! がんばろうね! - パターン3 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「うまく いかなかったけど…… パートナー 「でもワタシ 納得いかない! パートナー 「もう一度 ズルッグやドテッコツの ところに行こ! リーダー ! - パターン4 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「ドッコラー達とも はなればなれになっちゃったけど……だいじょうぶかな? パートナー 「この奥で また合流できるといいけど……。 パートナー 「でも とにかく こんなところで くじけてなんか いられないよ。 パートナー 「なんとかドテッコツに たのまなくちゃ。 パートナー 「がんばろう! リーダー ! - 7Fに進む際 ドッコラー達と合流 - ドッコラー「 リーダー さん! パートナー さん! 待ってました! ドッコラー「ここから オレ達も いっしょに 行くぜ! パートナー 「うん! ありがとう! パートナー 「今度こそ がんばろうね! - パターン5 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「うまく いかなかったけど…… パートナー 「でも こんなところで くじけてなんかいられないよ。 パートナー 「なんとかドテッコツに たのまなくちゃ。 ドッコラー「とりあえずは ここで持ち物とか準備してから…… ドッコラー「またこの先に 向かうことになると思いますが…… ドッコラー「その時には オレ達には かまわずに行ってください。 ドッコラー「あとから すぐに合流するからよ。 パートナー 「わかった。 パートナー 「今度こそ がんばろうね! 家建設後~ノコッチ救出まで +... 次の朝…… パートナー 「おはよ! リーダー ! パートナー 「ゆうべは よく ねむれた? ワタシはもう ぐっすりだったよ! パートナー 「ねている間も さむくなかったし…… パートナー 「やっぱり家って いいよね! サイコー! パートナー 「家ができたから 今度は パラダイスを 広げたいな。 パートナー 「パラダイスの施設を ふやしていきたいの。 (し…しせつ……?) パートナー 「うん。木の実をふやす『はたけ』とか…… パートナー 「わざを きたえる『わざどうじょう』とか…… パートナー 「冒険に役立つ施設を ふやしたいの。 パートナー 「もちろん ここは不思議な土地だから…… パートナー 「ほり返してみたら じつはダンジョンだった! パートナー 「……なんてことも あるかもしれないけど! パートナー 「とにかく この土地を開拓して はってんさせたいのよ。 パートナー 「あと……信頼できる仲間も 必要かなあ。 パートナー 「仲間があと 2匹ふえれば チームとして登録できるから…… パートナー 「そうなれば 冒険もグッと楽になるからね。 パートナー 「仲間なら だれでも いいってワケじゃないんだけど…… パートナー 「でもやっぱり 仲間もほしいなぁ…… (信頼できる…仲間か……。) パートナー 「でも いきなり ぜんぶは無理だと思うし…… パートナー 「まずは すこしずつでも 前に進んでいかないとね。 パートナー 「 リーダー ! 今日も がんばっていこうね! ~ 自宅前~ パートナー 「あっ ヌオー! おはよ! パートナー 「朝早くから どうしたの? ヌオー「おはようだぬ。 ヌオー「2匹が起きてくるのを 待ってただぬ。 パートナー 「えっ? ワタシ達を? ヌオー「こっちにくるだぬ。 ~ パラダイスセンター ~ ヌオー「これだぬ。 パートナー 「これは……? 掲示板? ヌオー「そうだぬ。ワシからのプレゼントだぬ。 ヌオー「その名も『おしごと掲示板』だぬ。 ヌオー「ここには 冒険に関しての情報や…… ヌオー「おたずね者や悪者を こらしめてくれといった依頼…… ヌオー「そうかと思うと 近所での ちょっとした相談事とかも のってたりと…… ヌオー「バラエティーにあふれる情報が集まってるだぬ。 パートナー 「そっか! パートナー 「ここの依頼を こなせば おかねや 道具も 集められるってワケだね! ヌオー「そうだぬ。 ヌオー「ちなみに…… ヌオー「宿場町にある あずかりボックスを ここにも置いただぬ。 ヌオー「道具や おかねの 出し入れに使うといいだぬ。 ヌオー「あと今日からワシも お店を はじめただぬ。 ヌオー「品ぞろえは そまつだぬが…… ヌオー「ワシに話しかけてくれれば 売物が見れるだぬから…… ヌオー「ほしいものがあったら ぜひ 買ってくれだぬ。 パートナー 「色々ありがとう! ヌオー! ホント助かるよ! パートナー 「でも ヌオーはどうして そんなにも親切にしてくれるの? パートナー 「家を建てる時も 手伝ってくれたし。 ヌオー「ん~っ ワシにも よくわからぬだぬ……。 ヌオー「たぶん…… ヌオー「たぶん リーダー 達が がんばっているからだぬ。 ヌオー「がんばってる すがたを見てたら なんか おうえんしたくなっただぬ。 ヌオー「ワシ ふだんは ぬぼーっとしてるんだぬが…… ヌオー「 リーダー 達を 見てると なぜか熱い気持ちが こみ上がってくるだぬ。 ヌオー「ぽっ……。 ヌオー「さ…さてと……。 ヌオー「おしごと掲示板の 使い方を 説明するだぬ。 ヌオー「おしごと掲示板には いろんな依頼のメモが はられているだぬ。 ヌオー「この中から 受けたい依頼メモをえらんで ペリッと はがすだぬ。 ヌオー「そしたら 次に そのメモを 依頼カウンターに持っていくだぬ。 ヌオー「カウンターのマリルリに 依頼メモを わたせば…… マリルリ「はい! 出発のさいには ワタシに お声をかけてください! ヌオー「そうすれば 依頼のダンジョンへ行くことができるだぬ。 ヌオー「説明は おわり。だいたい こんな感じだぬ。 ヌオー「さあ さっそく掲示板の中から記念すべき最初の依頼を えらぶだぬ。 パートナー 「 リーダー 。ワタシがやってもいい? パートナー 「えーと どれにしようかな……。 パートナー 「決めた。これにしようっと。 パートナー 「それで マリルリに わたせばいいのね? マリルリ「ようこそ! 依頼カウンターへ! マリルリ「どの依頼へ むかいますか? パートナー 「これを おねがい。 マリルリ「はい! わかりました! それでは 出発の手続きをします! パートナー 「わわっ! とびらが開いたよ!? マリルリ「依頼ゲートをオープンしました! がんばって行ってきてください!! パートナー 「こんな感じでいいの? ヌオー「ん~っ バッチリだぬ。 ヌオー「あとは その依頼ゲートから 出るだけで 依頼のダンジョンに 行けるだぬ。 ヌオー「ちなみに パートナー は どんな依頼を えらんだぬか? ヌオー「ちと きょうみあるだぬ。ワシにも 見せてほしいだぬ。 ヌオー「なぬなぬ…… ヌオー「トントンやまから 出られなくなっちゃったんです! ヌオー「このていどの山なら 自分だけでも行けると思ったんですが…… ヌオー「気がついたら どっちにいったらいいかも わからなくなり…… ヌオー「すみません! そんなワケで助けてください! - ノコッチ より - ヌオー「……ん~っ なんか パッとしない依頼だぬぅ。 ヌオー「お礼の おかねも たいしたことないし……。 ヌオー「ホントに この依頼で いいだぬ? パートナー 「うん。 パートナー 「だって掲示板のなかでは 一番こまってそうな依頼だったし。 パートナー 「お礼の中身より こまっているポケモンを助ける方が 大切よ。 ヌオー「ん~っ…… ヌオー「ぶわっ……! ヌオー「か…感動しただぬ。ヌシ達 やっぱりいいヤツだぬ。 ヌオー「さあ あとはセンターを出れば ダンジョンに行けるだぬ。 ヌオー「早く行ってくるだぬ。ううっ……。 パートナー 「うん。 パートナー 「いこ。 リーダー 。 ~ トントン山 東の丘 ~ パートナー 「ここまで 気をつけながら来たけど…… パートナー 「ノコッチは 見当たらないね……。 パートナー 「もうちょっと先まで行けばいるのかな……。 ???「だれだ!? そこにいるのは!? ???「ノコッチ……? じゃないよな……。 ???「かといって 敵ポケモンでもなさそうだけど……。 パートナー 「今……ノコッチって 言ったよね? パートナー 「ワタシ達 依頼で そのノコッチをさがしているんだけど……。 ???「依頼……? ああ 掲示板の。 ???「あんなに お礼が安くても 受けてくれるポケモンがいるんだな。 ???「でも ありがとう。助かるぜ。 ???「オレは エモンガ。同じくノコッチを さがしている。 エモンガ「ノコッチは オレの友達なんだ。ただ…… エモンガ「なにかと おくびょうで……失敗が多くてよ…… エモンガ「なんかするたびに だれかの世話になることが よくあるんだ。 エモンガ「まあ なんだかんだで心配だし だからオレもこうして さがしてるんだが…… エモンガ「アンタ達も もし見つけたらよろしくたのむぜ。じゃあな。 パートナー 「ノコッチって いろいろ 心配をかけているみたいね……。 パートナー 「それはともかく……こまっているんだから 助けなきゃ。 パートナー 「ワタシ達も 先に進もう。 - なわばしごに近づく - (なわばしごを使って おりられそうだ。) - なわばしごをおりる途中で落下(*1) - (うわーーーーっ!!) (こっちからは のぼれないみたいだ。) パートナー 「ノコッチは……ここにも いないようね……。 パートナー 「もうちょっと 進んでみようか。 パートナー 「あれっ!? リーダー あそこ……! パートナー 「ホラッ! 何か光ってる……! パートナー 「わあっ! なんてキレイなの! パートナー 「多分これ……クリスタルじゃないかな。 パートナー 「すごく すきとおっているんだけど はんしゃもして キラキラ光って…… パートナー 「こうやって のぞきこむと……自分のすがたが 鏡のようにうつるよ。 パートナー 「 リーダー も 見て。 (……ホントだ……。) (すきとおった中にも 自分のすがたが くっきりと見える。) (……というか いまさらながら思うけど……やっぱり自分は……) (???(選択したポケモン名)に なっちゃったんだな……。) パートナー 「これ 家にかざったりするといいかもね。 パートナー 「持って帰ろうっと。 パートナー 「おまたせ リーダー 。さあ行こ。 パートナー 「だいぶ のぼってきたね……。 パートナー 「あっ! リーダー ! あそこ! パートナー 「あそこにいるの……ノコッチじゃない? パートナー 「行ってみよう! ???「ううっ……どうしよう……。 ???「あっ……! パートナー 「キミ ノコッチよね? ノコッチ「はっ…はい! パートナー 「よかった! パートナー 「ワタシ達 キミの依頼を見てやってきたの! パートナー 「助けに きたのよ! ノコッチ「あ…ありがとう……! ノコッチ「ありがとうございます! ノコッチ「本当に ありがとうございます……。 ノコッチ「うわ~~~~~~~~~んっ!! パートナー 「もう だいじょうぶよ。 パートナー 「でも無事で よかったよ。 エモンガ「ノコッチーーー!! ノコッチ「エモンガ!! エモンガ「よかった。ここに いたんだな。 エモンガ「アンタ達が さがしてくれたのか。 エモンガ「ありがとな。助かったぜ。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/5984.html
「修正依頼」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。 ポケモン超不思議のダンジョン 【ぽけもんちょうふしぎのだんじょん】 ジャンル ダンジョンRPG 対応機種 ニンテンドー3DS 発売元 ポケモン 販売元 任天堂 開発元 スパイク・チュンソフト、ポケモン 発売日 2015年9月17日 定価 4,700円(税別) プレイ人数 1人 判定 良作 ポイント 薄すぎた前作から大幅ボリュームアップ前作の不満点も概ね改善いつでも編成できるわけでないが720匹全員登場難易度は過去最高 ポケットモンスターシリーズ 不思議のダンジョンシリーズ 概要 前作からの変更点 新要素 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 シリーズ5作目。株式会社ポケモンの石原社長曰く「シリーズの集大成」。 前作『マグナゲートと∞迷宮』(以下『マグナゲート』と表記)が微妙な評価だった事もあり、ファンからは期待と不安を胸に見守られていた。 前作からの変更点 『マグナゲート』では一部のダンジョンでしかなかった「おなか」が全ダンジョンで復活。また、同一ダンジョンの依頼はまとめて受けられる。 おなかの減少速度の上昇、タネやきのみを食べたときのおなかの回復量の減少や、空腹時に受けるダメージの増加もあり、これまで以上に空腹には注意する必要がある。 主人公を決定する際の心理テストが復活。結果が気に入らなければ、テストの結果関係なく好きなポケモンを選ぶことも可能に。 主人公、パートナー候補は歴代御三家にピカチュウ、リオルを含めた20匹。前作同様ゲームシステムとしての性別はない。 パートナーはキャラ付けとしての性別があり、口調が「かっこいい」だと♂口調、「かわいい」だと♀口調になる。 チーム編成が従来の最大4匹から最大3匹までに変更。 過去作での「最後尾の仲間が頻繁に迷子になる」「4対1でのゴリ押し・ヌルゲー化」を考慮しての改善。 ただし、依頼やストーリーの都合で加入するゲストポケモンによって、制限を越えた数で冒険する事はある。 時にはなんと7匹という大人数になる事も。 タイプ相性の一部変更 本編ポケットモンスターシリーズ同様、タイプ相性で「効果がなかった」わざが無効化されるようになった。 ポケモンのステータス 本編ポケットモンスターに近い能力値の伸び方をするようになった。 ただし、HPとすばやさはどのポケモンでも一定以上あり、全ての能力はドーピングアイテムさえあればいくらでも上げられる。 中断機能の削除 ダンジョン中継地点でのセーブが不可能 その代わり「きろくそうち」「いいきろくそうち」というアイテムが登場し、ダンジョン内で使用するとセーブポイントを作成できる。 新要素 つながりオーブ ポケモン達の繋がりを映し出す、『ゼノブレイド』のキズナグラムのようなもの。新たにポケモンと出会う、ポケモンから紹介を受けるなどをすると、映し出されるポケモンが増えていく。 本作ではこれで仲間が増えるシステムを取っており、依頼クリアや他のポケモンからの紹介、町やダンジョンでの会話を行うことでつながりオーブが起動し、そのポケモンが仲間になるように。 条件を指定しての検索が可能で、お目当てのポケモンを見つけるのは簡単。 従来の依頼掲示板の役割も果たしており、つながりオーブ上でポケモンが依頼をつぶやいていることがある。 リングルとラピス 過去作の装備品やかしこさに代わるシステムで本作のキモ。装備アイテムのリングルをポケモンに持たせ、それにラピスをはめる事で力を発揮する。 リングルにはいくつか穴が開いており、その数だけラピスをセットできる。セット数が上限に達した状態で新たにラピスをはめたい場合、セット済みの物に上書きする必要がある。従来の装備品に相当する、特殊効果付きのリングルも数多く存在する。 ダンジョン内に落ちているリングルの中には既にラピスがはめられている物も存在する。また、リングルの穴は「くぼみのたま」でそのダンジョン中に限り増やすことも可能。 ラピスはダンジョン内に落ちている。入手したダンジョン内でのみ効果を発揮し、ダンジョンを出ると消滅する。リングルにはめずにドーピングアイテムとして使用する事も可能で、その冒険中に限り能力がアップする。 ラピスが落ちている部屋に入るとラピスの上に数字が表示され、その数字分ターンが経過すると破片になってしまう。破片は一定数集めるといずれかのラピスに復元される。 ラピスは壁に向かって投げると砕ける。能力アップが不要または欲しいラピスがあるなら砕くのも手。 ダンジョンではラピス対策として「ラピスがえのワナ」「ラピスけしのワナ」が登場。 また、詳細は後述するが相手のラピスを壊してしまうわざも1つだけだが存在する。 覚醒とメガシンカ リングルに「覚醒ラピス」をはめる事で発動。「かくせいじょうたい」になり、正面からの攻撃が無効になる。 本作発売時点でメガシンカできるポケモンはメガシンカ(複数の形態持ちはどちらになるかランダム)して大幅にパワーアップ、壁も掘れるようになる。メガシンカできないポケモンも覚醒状態になりパワーアップができる。 ターン経過で解除され、同時に覚醒ラピスが失われる。その際、メガシンカしていたポケモンは一定時間操作を受け付けない暴走状態になってしまう。 レンケイ 『探検隊』までの「連結」+『マグナゲート』の「みんなでアタック」といった位置づけの要素。 Rボタンを押すと発動するわざの選択に入り、選択後Rボタンor下画面のアイコンをタッチで発動。チームで相手ポケモンを取り囲み、連続してわざをお見舞いする。 全員のおなかを消費するが、レンケイで出した技は無効を含む不利なタイプ相性を無視してダメージを与えられる。 状態異常中や、リーダーと一定以上離れている味方はレンケイに参加できず、使用する際には敵ポケモンを取り囲めるスペースが必要。 後半の敵もこれを使ってくることがあるので、複数の敵が存在する場面では注意する必要がある。 モンスターハウスで「りゅうせいぐん」を含んだレンケイを使うと処理が重くなりフリーズしてしまうといった報告もあるので注意。 超やる気 中盤以降、朝礼後に全仲間の中からランダムで3匹のポケモンが「超やる気」状態になる事がある。 超やる気状態のポケモンはその日の冒険で得られる経験値が大幅に上がる(通常2倍、条件次第で3倍or6倍)。 また、超やる気になったポケモン3匹で自動的にチームプリセット「超やる気チーム」枠が更新されるため、スムーズに冒険に出ることが出来る。 わざの乏しさにより、仲間に加えづらいアンノーンも超やる気状態になるとチームがある特別な恩恵を受けられる。 仲間や野生ポケモンを押せるようになった 前者は方向キー、後者はBボタンを押しながら方向キー。従来の仲間との位置入れ替えは、Bボタンを押しながら方向キーに変更。 モンスターハウスに足を踏み入れた際、仲間ごと通路に退避する時などに使える。おなかを消費するため使いすぎには注意。 特定のどうぐの使用タイミング任意化 過去作では倒れると自動で「ふっかつのタネ」などが発動したが、今作では発動タイミングで「○○に××を使用しますか?」という確認が入るようになった。これによりお荷物状態の低レベルポケモンを一旦倒れたままで放置し、目的達成後や階段を上がる直前にふっかつのタネで復活させる……という戦法が可能になった。 以前の作品では仲間とはぐれた後に敵に突っ込んでどんどん復活アイテムを消費してしまっていた同行する依頼の依頼主も、今作では倒れた後にいったん別の場所にワープし、話しかけて復活アイテムを渡すことで復活させられる(倒れている間は敵に襲われない)という仕様になった。これにより、探検失敗の危険は少なくなった。 HPが赤ゲージまで減ると、仲間のターンを消費して「オレンのみ」「げんきのタネ」を任意で使用できる。直接持つ必要はなく、バッグにあるものを仲間が使ってくれる。 評価点 笑いあり、涙ありの壮大なストーリー 明るくコミカル、学園モノっぽい雰囲気の序盤、新天地に辿り着きワクワク感に溢れる一方少しずつ世界の危機に向けて加速していく中盤、ある意外なポケモンの裏切りから、シリアス感満載かつ怒涛の展開を見せる終盤と飽きが来ない。 終盤の展開は絶望する事間違いなし。そしてEDは「またいつものパターンだろう」と思っていたプレイヤーを驚かせた。 ストーリーを盛り上げる個性豊かなキャラクター達 デンリュウ団長をはじめとした調査団メンバー、ニャスパー、コノハナといったポケモンは今作で株を上げた。 中でもニャスパーはおだやか村の学校メンバーの中でも出番が多く、その可愛さや優秀な活躍ぶりから特に評判が良い。登場時期が早いため調査団メンバー以上に活躍の機会があり、本作の最優良NPCという声も多い。 パートナーも従来とはまた違ったキャラ付けであり、主人公をグイグイ引っ張っていく。序盤こそ協調性に欠ける問題児な部分が目立つものの、物語を通しての成長と、過去作以上に主人公との関わりが深く、ある特別な設定を持っている事から、まさにもう一人の主人公と言える。♂口調・♀口調ともに相棒兼ヒロインとして存分に活躍する点も印象深い。 シリーズ通しての長所である良質なBGMは今作でも健在。 中でも「パートナーのテーマ」はラスボス戦を始めとした様々な所でアレンジされて使われており、本作を象徴する曲となっている。 毎度おなじみのボスバトルBGMは3種類のアレンジがあり、マンネリ感を防いでいる。 物語の途中で拠点が変わると、拠点BGMが穏やかで優しい雰囲気から、明るく賑やかな物へと変わり、ワクワク感を盛り上げる。 ラスボス前半戦は疾走感がありつつも重く緊張感のあるシリアスな曲調。それがイベントシーンを経て後半戦に入ると、困難に諦めず立ち向かう主人公とパートナーの心情を表現した勇ましい曲調に。負ける気がしないBGMとして好評。 今作にはジュークボックス(サウンドルーム機能)が初期から備わっており、ゲームを進めるとともに登場した曲が解放され、いつでも聴きなおせるようになっている。過去作からの流用曲もポケダンらしく評価が高く、かみ合った機能追加と言えるだろう。 主人公・パートナーにスカーフを着用した専用グラフィックが実装 ストーリーの序盤でパートナーが主人公に「きずなのスカーフ」というキーアイテムをプレゼントするイベントが発生。これ以降、主人公とパートナーがきずなのスカーフを常時着用するようになる。 それまでのシリーズでは公式イラストやアニメなどの媒体でしか主人公とパートナーのスカーフ・リボン姿が拝めなかったが、これによりゲーム内での主人公とパートナーの個性がグッと増した。主人公とパートナーに愛着のあるファンにとってさりげなくありがたい要素である。中盤のとあるバトルでスカーフがもたらしたド派手な展開にシビれたプレイヤーも多いのでは? この主人公とパートナーがスカーフを着用する要素は次回作である『ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX』にも引き継がれている。 前作の不満点改善 中でも、本作発売時点で公開されていたフシギダネ~フーパまでの720匹全てが登場するのは大きい。 複数の姿が存在するアンノーンやロトムも全て登場しており、一部のポケモンは♂と♀等で複数存在するため、主人公とパートナー含めて最終的に781匹まで仲間にできる。 発売前の早い段階で告知されており、開発側も前作の欠点を認識していたと見て取れる。 主人公 パートナー候補の少なさ、おなかの抹消、ダンジョンの視界の狭さなど、その他の欠点も概ね改善。 ファンサービス 過去作に登場したポケモン達が多数ゲスト出演。未プレイでも気にならず、シリーズファンならニヤリとできる絶妙な匙加減。 特にセレビィに至っては通常色に加えて、「時・闇・空」のシナリオで登場した色違いの個体もいる。スタッフGJ。 ジュークボックスに過去作の曲が選りすぐりで収録されている。堪能しよう。 曲選に関する問題点は後述。 ルチャブルのわざかくトウーッ!! 従来の技思いだし店ポジションだが、今作では通常特性が2つあるポケモンの特性も変更可能。使いにくい特性に悩まされる事が減った。 隠れ特性(*1)は残念ながら未実装。 クリア後は『ORAS』の教えわざを有料で教えてくれる。中でも強力な部屋技である「ねっぷう」「だいちのちから」が使えるポケモンは戦力が大幅にアップした。 本編ポケットモンスターでは特別な手段で習得できた「ガリョウテンセイ」や『マグナゲート』では覚えられなかった「しんぴのつるぎ」もここで教わることができる。 逆にこんなわざでも教えられるルチャブルは一体…? しかし、高額のお金を要求されるため、過去作と比べてもお金を稼ぎづらい今作では、一回教えさせるのにも苦労する。 主人公、パートナー候補の特別な初期わざ 『マグナゲート』同様、全員が本編ポケットモンスターのタマゴわざに該当する特別なわざを覚えており、難易度の高い本作において攻略の手助けとなる。 更に『マグナゲート』とは異なり、今回は忘れても上記のルチャブルから教えわざとして教わることができる。 大技へのテコ入れ ローグライクと言うジャンル上、PPの少ない大わざは敬遠され、ダンジョン探索に優れた低威力高PPのわざが優先して採用される傾向にあった。 わざにもよるが、攻撃範囲が広がるなどして使いやすさが改善されたものもあり、大わざを採用する意義も出てきた。 「ハイドロポンプ」「ゴッドバード」などが主な例。中でも「はかいこうせん」は『マグナゲート』まではただの高威力直線上のわざだったが、着弾ポケモンを中心に敵味方関係なく巻き込む爆破が起こるように。 チームを複数登録しておけるようになった。 これ自体は評価点なのだが、後述の問題点により薄れてしまっているのが残念。 ダンジョン内限定ドーピングアイテムの充実 「ダンジョンから出ると効果が消える」という制約つきで、各種ドーピングアイテムがダンジョン内で豊富に入手できる。 具体的には一般的な回復アイテムであるオレンの実に「HP満タン時に最大HP+10、最大HP100未満のときは無条件で最大HP+10」という効果が新たに付加されたり、不要なラピスを「つかう」ことで対応するステータスが+2される。 賛否両論点 本編で見られる妙なネタ その代表格は、チョボマキ「えぇ~!? 進化ってあの!?」→パートナー「もしかしてエッチな!?」と言うもの。直後、ヤンチャムがパートナーの発言を否定し、放った発言が「進化ってのはなでかくなるんだ。」 後者は所詮そういう人間にしか気に止めないだろうが。 パートナーはそれ以外にも「暑くてなんかこうムラムラするよね。」と真顔で発言する。当然仲間からツッコミが入ることに。 ちなみに「ムラムラ」という言葉はネット上では9割9分が「猥褻な感情がわき起こる」という意味で用いられるが、本来は「ムラムラと闘志がわく」といったように猥褻な意味に関わらず感情や思いがわき起こる意味を持つ。 シナリオ中のイベント関係では無いためあまり話題にならないが、アンノーンHの固有セリフも似たようなネタが入っている。 本家シリーズでは第4世代『HGSS』のころから現在に至るまで、狙ったようなネタの存在がユーザー間で賛否両論となっているが、露骨に「エッチ」と出たのはこれくらいのもの。また、本家だとそういったネタはサブイベントなどの寄り道に出ることが多いが、これらの台詞は本編中に出てくる。笑えた・面白かったと好感触な反応をするユーザーもいるが、外伝作品のこれにまで出てくる、しかも人間キャラではなくポケモンが言うという前例のなさから、そうしたネタを嫌うユーザーから反感を買うこととなった。 一部ポケモンのキャラ付け 二次創作のギャグ漫画のようなノリでダジャレやギャグを言うポケモン(ゴチムやヒトツキとそれぞれの進化形など)がいるが、これを『面白い』と取るか『寒い』と取るか。中でもパラセクトは本家ポケモン図鑑の説明文に準拠した、黒い要素を含んだ一言を放つ。 スケール感の割に小さくまとまったストーリー ムービーでは「異変に気づく世界各地の有力ポケモン・伝説ポケモン達」という群雄割拠が始まる様な表情を見せるが、実際の本編は主人公とその周りで収まっている。結局殆どの伝説ポケモンはクリア後のダンジョンで話すor倒して仲間にするだけで、「確かに伝説ポケモン勢揃いだけど本当に揃えただけ」と結構批判を浴びた。「出てくるだけでも凄い事」と擁護する声もある。 偏りのある過去作BGMの曲選 今作には過去作のBGMも収録されているのだが、救助隊や探検隊のアレンジBGMは数えるほどしかない一方で、前作から流用されたBGMが40曲近くもある。 BGM自体の評価は高く、ハードが同じなので使い回しがききやすいなどの都合はあるだろうが、色々なダンジョンで前作と同じBGMが使われているため、聴き飽きたと感じる人もいるかもしれない。 数こそ少ないものの、救助隊や探検隊のアレンジBGMについては評価できるもの。しかし、その中で人気の高い「けっせん!ディアルガ!」は原曲よりも音源が劣化しているとの声もあるマグナゲート版の流用。 問題点 過去作に比べると難易度が非常に高い 全般的に殴り合いで敵を突破することが難しい。本編からして新しく登場した「えだ系アイテム(他のダンジョンシリーズでいう杖)」のような各消費アイテムでの逃げプレイ、およびレンケイでのごり押しによるクリアすることを前提にしているフシがある。えだ系アイテムは杖系アイテムの特徴を持ちながら矢弾のようにまとめられる他、階段の位置を表示するガイドの枝なんてものがある以上、ある程度意図してこのようなバランスになっているとはいえるが…… 戦闘関連 こちらのポケモンは従来のシリーズからしてもHPがかなり低く、成長率も悪い。 レベル5で40弱、レベル20で60、レベル50ほどで80くらいしかなく。前述のオレンの実でHPの最大値を上げても、2,3発の攻撃で倒される事は珍しくない。中盤以降のダンジョンでは1発もらえば即死もありうる。終盤ではタイプ相性で威力を半減できても即死することもある。 対して野生ポケモンはこちらとは比較にならないほどHPが高く、2発ほど効果抜群のわざで攻撃しても倒せないこともままある。だが、イベントで一時的に進化すると一方的になぎ倒せるかなりピーキーな設定。 前作から引き続き、通常攻撃のダメージは最高で5。 素振り以外の用途が見いだせないままである。その分PP回復アイテムが多く出る方向でバランスを取ってはいるのだが。 野生ポケモンの行動が賢くなっており、遠距離わざ・能力変化わざがあるポケモンはこちらが射程内にいるとそれらを積極的に使用してくる上に、部屋の中では距離を取ってくるようになった。 前者は対抗手段がないと一方的に殺されることも珍しくなく、後者はただただテンポが悪い。このため、他のローグライクゲームで敵を引き寄せるために使う「素振り」が機能しにくい。 しかし、通路だと射程範囲内にいても相手に隣接しない限りは遠距離わざを使う事がなくなった。強力な遠距離わざを使う敵は通路に誘い込んで倒すのが効果的になっているが、仲間を連れまわすのが基本な本作ではどうにもやりにくい。 また、行動が賢くなったのは味方も同じで、遠距離わざがある場合、過去作と比べ積極的に援護してくれるようになった。敵に対抗するための遠距離わざ・部屋わざの重要度は過去作以上に高い。 上記の性質にも兼ねるが、野生ポケモンに飛び道具を投げたり撃ってもキャッチされてしまう。 更に野生ポケモンに気づかれていると投げ返されるため、飛び道具が無力に近い。 全体的にわざが外れやすい。 わざ成長システムの仕様上、素の性能があまり高くない事や、新たに導入された「素早さ」がわざの命中率に関わっているのが原因。 特に序盤は命中重視のわざでも体感できる程にわざを外す。このため肝心な時にわざを外してピンチになる事が日常茶飯事でストレスを感じる要因となる。ラピスや消費アイテムによってフォローできないこともないが。 わざ成長に関して。 わざ成長の段階はI→II→III→IV→V→VI→VII→VIII→★★★の9段階(些細な違いだが、『マグナゲート』ではVIIIの次は★だった)。★★★以外はそのそれぞれの段階で黒→青→緑→赤と成長していく。 つまり、一度も繰り出していないわざはI黒。ゲージがいっぱいになるとI青となり、I赤のゲージがいっぱいになるとII黒になる。 『マグナゲート』では、黒→青→緑→赤と成長していく旅にPPが上昇するため、★まで成長すれば24PPも上昇し、わざ次第では40~50もPPがあることもあった。それに対し今回は緑→赤になったタイミングでしかPPが上昇しないため、いずれのわざも『マグナゲート』よりも大幅にPPの成長率が下がっている上、一度に1しか上がらなくなっている。 もっとも、『マグナゲート』ではそのPPの高さ・「PPいやしスキル」・ダンジョン次第だがピーピーマックスの収集量も併せて、わざ使い放題になることもあった。これを「贅沢過ぎたから程よい難易度になった」と見るか「PPが上昇しづらくなった」と欠点と捉えるかはプレイヤー次第なところもあるだろう。 『マグナゲート』では「ポケモンパラダイス」にて「どうじょう」という施設を建設すると、1日(ダンジョンに入って脱出するまで)1回だけポケを支払ってわざを鍛えてもらうことができた。 だが今回はわざが大幅に増えたのにもかかわらずそれに該当する施設がない。ひたすら野生ポケモンにわざを繰り出すしか成長させられず、IV段階まで行くと非常に成長させづらくなる。 『マグナゲート』では敵ポケモンの強さに応じて技の成長速度が変わるようになっていたが、本作ではどの敵に攻撃を当てても一定の成長しかしなくなっている。 一応じしんやなみのりといった味方を巻き込む技であれば、一切の反撃をしない店主モードのカクレオンや鍛え上げた味方に攻撃することで、比較的効率的に強化することはできる。 今回はこれによりわざ1つでも★★★段階まで上げるには相当やり込む必要がある。「いじげんホール」と「いじげんラッシュ」のみ例外的に最初から★★★でこれ以上成長させられないが、これ以外では1つも★★★段階に達せずプレイを終えたプレイヤーが殆どだろう。 果たして、全ての攻撃わざを★★★段階まで成長させたプレイヤーは存在するのだろうか? 仲間を押す動作について。 過去作の操作感覚で行っていると誤って押してしまいやすい。 また過去作をプレイしていなくても、部屋に落ちているどうぐを拾いにきた仲間が割り込んできて勝手に押してしまう。といった事態が起こりやすい。 デメリットのある行動だから、操作が複雑なBボタンを押しながらの方を仲間を押す動作にすべきではないだろうか?また味方ポケモンと野生ポケモンで操作が逆転しているのも操作の億劫さになっている。 新システムとして「かばう」が追加された。チーム内の仲間が受ける攻撃を別の仲間が代わりに受けるというものだが… プレイヤーが任意で発動させるものではなく、一定確率で勝手に発動する上ON、OFFの切り替えが出来ない。 一手一手戦術を考えながらプレイするローグライクゲームにとって、これは非常に邪魔な存在。ただ本作では「みだれひっかき」等の連続攻撃で倒された場合、「ふっかつのタネ」発動後攻撃をやめてくれるのは救い。 野生ポケモンのAIの関係でテンポが悪くなったのは先述のとおりだが、相変わらず「こうそくいどう」「てだすけ」などの演出が一体ずつ発生のまま。 それに加え、今作では状態回復、体力回復技までテンポ悪化の要因となった。 ちなみに、『マグナゲート』で行えた「Yわざ演出スキップ」は今回はなくなっている。 身体が大きい3×3マスの「きょだいポケモン」は攻撃範囲が広い、一部わざの攻撃範囲や効果が変化するというメリットこそあるが、それ以上に移動や状況把握が不便、今回の難易度における食らい判定の大きさというデメリットが大きすぎる。 また普通に行動しているだけですぐはぐれてしまう。仲間はこのきょだいポケモンによって1ターンでも進行できないと、仲間はその場で往復してしまうのが原因。 このきょだいポケモンと位置を交代する場合、一般の大きさのポケモンがワープしてウインドウにメッセージが表示されるため、テンポが悪い。 部屋に踏み入ってから限られたターンで入手しないといけないラピスについても、きょだいポケモンの中央の1マスでしかカウントは止まらない。当然他のポケモンが重なることはできない。 またこのきょだいポケモンに対しては、ドーブル等でスケッチ・ものまね・まねっこ・オウム返しが無条件で不可能。 わざの効果範囲を直接確認できる手段がない。 効果範囲が「正面」や「4マス先」といったわざならわかりやすく、「部屋」のわざも過去作をプレイしている人なら何となくわかる。しかし今回から新たに登場した「正面・範囲」や「レベルが上がると遠くに攻撃できるようになる」と具体的な範囲がわからない「りゅうのいかり」、これらわざやきょだいポケモンが斜めを向いて繰り出したわざの効果範囲を具体的にマスで示してくれる機能がなく、効果範囲がわかりづらい。 これは次回作である『救助隊DX』でも変わらず、初めてわざを繰り出す際に戸惑う要素となっている。 『マグナゲート』と同様、HP最大値が上がるほど自然回復が遅くなる。 『探検隊』の「かしこさ」や『マグナゲート』の「スキル」にはピンチ時回避率が上がる物があったが、今作では運よく同じ効果を持つラピスを拾わないと意味がないためデメリットでしかない。 『風来のシレン』から輸入された要素があるが、敵にとって有利に働く仕様が大半。 野生ポケモンはこちらのポケモンを倒すと、進化してパワーアップする。『マグナゲート』と同様だが、今回はただでさえ倒されて不利なのに難易度がより上がるのが顕著。 一部のポケモンや特性・わざの効果もそれに合わせて変更・追加されてパワーアップしたものが多い。本シリーズでは初代から原作と設定が違うところが見受けられたが、いくらなんでも乖離しすぎているせいで初見殺しとなりがちで辛い。 たとえばヌケニンは、ぼうれい武者系とタベラレルー系の特性を合わせ持ち、野生ポケモンながら野生ポケモンからも狙われる。それで野生ポケモンに倒されると勝手にレベルアップさせてしまう。 わざ「さいみんじゅつ」も2度受けると、ゲイズ系のように操られて勝手に行動してしまうようになってしまった。 ラピスを壊してしまう「いえき」、相手が持っているどうぐを1つネバつかせる「ねばねばネット」、たまに相手のおなかを減らす「あまいかおり」等も、こちらが繰り出すには何のメリットにもならない。 ダゲキは壁を破壊するわざ「いわくだき」を覚えている場合兵隊アリ系のようにフロアの壁を勝手に破壊する。しかも兵隊アリと異なり「ダゲキの いわくだき!」とのメッセージを残すため履歴がいわくだきで埋め尽くされる上、テンポも著しく悪くなる。 一応倒せばピーピーエイダーを必ず落とすぴーたん系の能力を持ったケーシィ、4匹で眠った状態で出現し、ダンジョンによっては経験値稼ぎに役立つフワッティー系の能力を持ったレディバは使いようによってはこちらへメリットをもたらせてくれる。 本編・クリア後関係なく、登場時は必ず眠っている強いポケモンが出現するようになった。なんらかの要因で起きてしまえばボコボコにされること間違いなし。ただし厳密には救助隊のケーシィとユンゲラーもこれに該当する程にステータスが高く、しかも隣接するだけで目を覚ますためより凶悪なモノではあった。 + シナリオ中の強敵一例 ボーマンダ 本作屈指の強敵。仲間になる依頼を序盤から受けられるのだが、順当に成長した主人公を一撃死させる凶悪さを持つ。その一方、倒して仲間入りするとレベル50(主人公側は順当ならレベル10前後)という破格のスペックを持つ。 ただし、本編ではいわゆる600族の一体に属する超強力なポケモンであり、事前の評判に見合ったステータスを持っているに過ぎない。初期レベルの50も、単純に進化の条件を満たすレベルというだけ。本編の知識があるプレイヤーなら回避は容易なため、強さ自体が問題というより、登場時期と強さが明らかに見合っていない点が問題と言える。 エレザード 序盤で登場し、高威力かつ急所に当たりやすい部屋技「かまいたち」でこちらの命を刈り取る。近づいても高威力の「かみなり」、HP吸収の「パラボラチャージ」と隙がない。特性「かんそうはだ」も合わさり、水タイプ主人公、パートナーにとっては天敵となる。 フワライド 探検隊の悪夢再び。特性がどちらか片方となった事や、ゆうばくの仕様変更で少しは倒しやすくなっている。とはいえ、かるわざからの「あやしいかぜ」「ちいさくなる」は相変わらず脅威。 メタモン 本作ではアイテムに化けており、取ろうとすると姿を現して変身する。その際、変身対象を除いたこちら側の全員を混乱させる凶悪なポケモンと化した。 罠扱いでありながら素振りでは解除出来ないので打つ手がない。 シードラ 範囲が「10マス先、貫通」と化したハイドロポンプで複数匹を葬るスナイパー。ゲストポケモンが倒されるとキングドラに進化するオマケ付き。 ダンジョン関連 ストーリーの関係でおだやか村の子供や調査団の仲間とともにダンジョンに潜ることは多いが、今までにない6人ほどの大人数で冒険することもしばしばあり、とてもはぐれてしまいやすい。はぐれてしまうのがシステム的に不可能なら、せめて別動隊として動いてもらうことはできないのだろうか。 また、中盤以降はこれで加入する仲間は主人公とパートナーと比べてレベルが高く、2倍近くあることも。そうした仲間のいるダンジョンやボス戦ではこちらはアイテムなどで補助に徹し、攻撃は仲間に任せたほうがよほど戦いやすいくらいである。 ダンジョンの壁を掘るわざ「いわくだき」を覚えている野生ポケモンはそれを乱用し、「○○はいわくだきをつかった!」と表示され続けるためにテンポが悪くなる。メッセージ履歴が埋め尽くされることもしばしば。 敵味方問わずヌケニンが出現すると効果がないにもかかわらず適当なわざを繰り出すためテンポが悪くなる。 序盤からフロアの形状は広く部屋数も多めで、敵AIも前述の通りなためダンジョン毎の個性は出現ポケモン以外ないに等しい。 味方ポケモンは作戦「いっしょにいこう」を選択していると、野生ポケモンがいない間は部屋にあるアイテムを拾いに行くようになった。今回はリーダー以外ではモンスターハウスに入っても野生ポケモンが降ってこないため、予め仲間をモンスターハウスに入らせてラピス等を集めてもらうメリットもあるが… 部屋に入る際はプレイヤーが先頭なのでラピス収集が楽になるということもなくただいらないアイテムを捨てさせられるだけになりがち。 他の作戦を選択しているときも何故か敵を倒した時ターンのみ「いっしょにいこう」と同じ行動をとるなど、作り込みが甘い。 タネを食べたときのおなかの回復量が5から2に、おなかの減少が従来の10ターン毎から7ターン毎へとなり、ダンジョン内で餓死しやすくなってしまっている。 『マグナゲート』と同様、栄養ドリンクでのおなかの回復もなし。 加えておなかが0になった際のペナルティも1ターン毎に減る体力が1から3へと大幅に上昇しており、回復わざで強引に飢えを凌ぐことは困難となっている。 ラピス・メガシンカ関連 戦闘が全体的に厳しい本作の攻略の要となるのはラピスだが、仕様上、必要なラピスを冒険中に手に入れるのは運でしかないため、良いものが引ければ有利になるし、引けなければ非常に苦しくなる。装備品となるラピスを現地調達するというアイデアは中々面白いのだが、難易度が高めな本作では運要素を更に強めており、ポケモンの強さよりもラピスに委ねられているように見える。 良いラピスの中にも特にぶっ壊れた性能を持つ「なかまふっかつ」のラピスが存在。詳細は後述。 不要なラピスを使用するとダンジョンの中でのみステータスをアップできるが、ゲーム内で説明されている通り本当に微々たる上昇値で実感することができない。 ドーピングアイテムも軒並み劣化しているのでいっその事統合してラピスによる効果を永続的にしても良かったのではないだろうか。 一応、「ニャンダフルな人生」などの長丁場になるダンジョンに関してはそれなりに恩恵は大きいが。 メガシンカはできるポケモンがごく一部に限られており、さらにダンジョンで覚醒ラピスを手にいれないと使用できない。効果も一時的なパワーアップに過ぎず、壁を掘れるようになってもトンネルのえだというアイテムがある以上目立たない上、効果が解けると暴走するとあまりにも悲惨な性能。 ちなみにグラードンとカイオーガは敵として登場する際はゲンシカイキしているが、仲間になってから覚醒ラピスを手に入れてもかくせいじょうたいになり、ゲンシカイキすることはできない。 パッケージに大きくメガリザードンが写っているが、それに反して本編中では使用ポケモンの関係でまずすることができず、地味ですらある。 育成関連 敵からの取得経験値が低めで、クリアレベルも25程度と強力な技を覚えていないころ。そもそもレベルを上げても敵が強過ぎるので強くなった実感がない。 ストーリー中に目的地が決定すると他のダンジョンに向かうことが出来ない。仲間のレベル上げ自体はペリッパー島で可能だが、上述の通り素の取得経験値が少なく、経験値が増える超やる気が発生しない。つながりオーブの依頼も消化できないため仲間を増やすことも出来ず、アイテム稼ぎとしてしか使えない。 ちなみに、主人公とパートナーはエンディング後の特定のイベントを完遂するまではペリッパー島での冒険参加はおろか、ペリッパー島での取得経験値すら反映されない仕様になっているため、ストーリー中にここで経験値を稼ごうとしても無駄である。 過去作ではシナリオ進行に関わるダンジョンを後回しできたのと違って、シナリオ中の寄り道ができないため、レベルを上げてのごり押しも難しい。 こうも主人公たちのレベルが伸び悩むわりに、依頼をうまく消化していけば序盤からレベル50のボーマンダなど場違いな強さの仲間が加入できる。シナリオ外のダンジョン探索はそれらに任せておけば大方安心で、主人公たちの立場が弱い。 ドーピングで能力を上げることは可能だが、タウリンなどの上昇値が2に下がる、すばやさの追加、連れ歩き数の減少など悉く育成に不利な変更が目立つ。 きんかいでドーピングアイテムは手に入りやすくなったが総合すると育成はしにくくなったといえる。 救済措置過多によるヌルゲー化。難しさが前面に出ている分、救済措置がとても多いのだが、それらを最大限活用すると歴代でも随一のヌルゲー化する。 シナリオで倒れてもセルフ救助可能 アイテムをシナリオに送り放題なペリッパー島。前述のようにストーリー中のレベル上げや依頼などには利用できないが、それを考慮しなければ強過ぎる。 特別な第4メンバー「フーパ」。アイテムを使うと召喚され、本人が強い上に仲間にした伝説のポケモンを増援として呼び出すことができる(たまに失敗する)。使用機会こそ限られているがむちゃくちゃな性能である。レベルリセットダンジョンに持ち込んだ場合、フーパも呼び出したポケモンもそのままのレベルで出てくるため、楽勝で攻略できてしまう。 フーパ自身も他の仲間同様レベルアップさせることができるのだが、壺から出ているときにしか経験値がもらえない(ペリッパー島からの探検は除く)。更に作戦指示ができない、ドーピングも効果ナシ、加えてふっかつのタネを持っていても復活させることができず、倒れた時点で壺は消滅し次回の探検まで呼び出せなくなるという仕様のお陰でレベルをカンストさせるのは他のどのポケモンよりも困難だったりはするのだが。 極めつけは「なかまふっかつ」のラピス。リーダー以外が倒れると「ふっかつのタネ」(復活するだけでなくおなかとPPも完全回復)と同じ効果が何度でも発動する。凶悪なボスに一撃死しながら何度も立ち上がる姿はさながらゾンビのよう。出現率は低いが、むちゃくちゃもいいところな性能である。 まとめると、過去作と同じ感覚でプレイすると間違いなく苦戦するため、アイテムやレンケイをフル活用しないととても渡り合えないような難易度になっている。言い方を変えれば、シリーズの主なプレイ層である子供や、不思議のダンジョン未経験者でもクリアしやすかった過去作よりも、クリアがかなり難しいとも言える。 その他の問題点 好きな時に冒険に連れて行けない「シャッター」システム 不定期に「ポケモンにも都合がある」とのことで、ポケモンの顔アイコンにシャッターが下りている事があり、この場合冒険に連れて行くことができない。好きなポケモンを使いたいプレイヤーは多く、せっかくポケモンが全種類使用できるという評価点に水を差してしまっている。 プレイヤーからは、アイコンの見た目から「閉店ガラガラ」などと呼ばれ、本作の中で特に非難される要素となってしまった。 製作陣からのマンネリ防止の意図が悪い意味で伝わってくるシステム。色々なポケモンを「使える」のと「使うことを強いられる」のでは全く意味が違う。ペリッパー島ではシャッターシステムが存在しないため『使い分けろ』ということかと思うが、それにしてもひどい。 やり方次第で序盤から高レベルの進化後ポケモンが加入するため、それらを使った過度なパワープレイの防止策とも取れる。だったらそのシステム自体を対処すればよいはずなのだが。 これらのポケモンを使ってもクリアが困難なダンジョンも出てくるため、そういったダンジョンを冒険したいときには完全に邪魔にしかなっていない。 シナリオの展開について。 全23章あるうち前半11章は本筋とほとんど関係ないおだやか村、後半12章は本筋に積極的に絡んでいく調査団とストーリーが分かれているため、終盤のシナリオがかなり駆け足気味。デンリュウの過去など伏線も放置。 登場キャラクター数も歴代最高だが、本編で活躍する人物は限られているため死にキャラが目立っている。前半のおだやか村で登場するキャラはニャスパー・オーベム・コノハナなどストーリー上での重要人物が多く並んでいるのに対し、調査団は『探検隊』に比べると主人公の先輩でありながらも全体的に影が薄い。 その調査団はガジョエタワーの世界地図を完成させるために冒険をしているのだが、 主人公たちが入ってすぐに世界地図が台なしになってしまう事態が発生する も、じつは何度も起きているために問題なくふるまう……という、コメディで済ませるのはいかがなものか、と感じられるところも描かれる。こうも目的があやふやな上、後半のストーリーでも調査団は本筋への添え物に過ぎず、過去作の『救助隊』や『探検隊』に比べると『調査団』らしい決め手に欠けている。 過去作のパートナーと比較すると 本作のパートナーは異彩を放っており、学校でも問題児扱いを受けている、重要なシーンでもふざける など万人が感情移入できるようなキャラクターではない。 その例として、ダンジョンを早く踏破する競争を他の生徒とおこなうが、 道中で疲れて動けなくなっていたヌメラをスルーして先に行ってしまう という納得いきがたいシーンがある。さらに主人公もパートナーに釣られてヌメラを見捨てていく。 公式サイトでは「5つの大陸全てが冒険の舞台になる」「伝説のポケモン総出演」かのような触れ込みだが、これには語弊がある。シナリオ中で行くことになる場所のほとんどは主人公たちの拠点がある水の大陸内。他の大陸は1つを少し訪れるだけ。伝説のポケモンもたしかに多く出るが、ほとんどが公式サイトにもあるセリフとビジュアルシーンのみである。 エンディングからスタッフロールの流れは、落ち込む主人公を延々映すだけとあまりにも味気ないもの。 今までと違う流れなのは確かだが、やはりやるなら最後まで趣向を凝らすべきではないだろうか。 クリア後の後日談シナリオがダンジョン3つ分と短く、すぐに終わってしまう。そしてそのダンジョンはシナリオで訪れていない大陸3つに点在しているため、他の大陸に行くパスを買わなければいけない面倒な仕様。 全体の出来は『ポケダン』らしく一定のクオリティを保っているのだが、これらの雑な点やストーリーの難易度の高さから楽しみきれなかったとの声もある。 + エンディングのネタバレ 今までのお約束をひっくり返し、今作では主人公ではなくパートナーが消滅するのだが、その流れがあまりに唐突。 エンディングの直前でパートナーが自身の出自に関する記憶を取り戻すのだが、 過去に主人公と共にラスボスを倒したというミュウは実は手段を間違えており、そのせいで未来でラスボスが強大になって復活する事が明らかになった パートナーは実は、その責任を取るために転生したミュウである事 主人公の記憶喪失は、ラスボスへの対抗手段として主人公同意の下、ミュウが消したため 役目を果たした今、パートナーは消滅してしまう事 といった事実が、伏線があったとはいえ一気に語られる。 記憶を失くしていた上に主人公が消滅の当人ではない以上、ラスボス撃破までは消滅のしの字も出てこないため、過去作でクライマックスを迎える際にあった悲壮な覚悟というものは微塵も感じられず、唐突な別れに呆気にとられたままエンディングを迎えることになってしまう。 これもマンネリ回避のための施策が裏目に出てしまったものと言えるだろう。ただ、エンディング後はしばらくパートナー不在のままストーリーを進行する事になるため、今までのシリーズには無かったパートナー不在による喪失感を味わう事になる(逆パターンであれば『マグナゲート』の時点であったが)。その点でいえば、むしろエンディング後からが本番であると言えるかもしれない。 依頼と仲間の有限化 過去作では依頼主・内容・報酬がランダムで何度も発生した依頼も、今作では全てのポケモンと繋がった後はもう発生しない。 仲間も従来のようにダンジョンの中で勧誘する事ができなくなっているため、性別や外見違いを除いて各ポケモン一匹ずつしか仲間にできない上、ニックネームもつけられない。 進化させる事も出来るのだが、それによりいなくなった進化前のポケモンは二度と仲間に入る事はない。そうしても話す台詞は変わらないため、ポケモンによっては違和感を覚える。過去作での重要キャラと同一人物のポケモンも進化ができてしまう。 仲間にできる順番はある程度決まっており、アルセウスに至っては最後に出現するため実質コンプ強制。 そのため、依頼を全て完了した後は色々なダンジョンに潜る楽しみが急激に薄れてしまう。ダンジョンの数も一応はシリーズ最高峰なのだが…… 中断機能の削除 通常ダンジョンは「きろくそうち」があるので問題にはならないが、アイテム持ち込み不可かつ長丁場のレベルリセットダンジョンでは攻略の障害となる。携帯機の強みを殺してしまっている。 ペリッパー島ではきろくそうちが使えないので完全に中断不可能。 余談だが、上位互換の「いいきろくそうち」というアイテムは失敗した時に道具やお金を無くさないという効果があるが、きろくそうちの用途とこの効果が噛み合っておらず死にアイテムとなっている。 主人公、パートナー候補の人選 過去作にはイーブイなど御三家以外の枠が多く設けられており、それらを期待していたプレイヤーには残念な結果に。使いたければ仲間にして使うしかない。 現在のポケモンは御三家だけでも18匹になってしまうため、仕方のない部分でもある。 ポケモンに愛着が湧きにくい要素の数々 今作ではダンジョン内で仲間ポケモンに話しかけると、会話が低確率でランダムに成立するという謎仕様になっている。 台詞がHP50%以上と未満の2つしかなく、内容も一部除いて微妙な物が多いのでそれ以前の問題という見方もある。 探検すると控えポケモンにも経験値が入り勝手に成長していくようになり、育成しているという実感は薄くなった。 仲間になる過程が「ただ会話する」「騙したお詫び」「そのポケモンと知り合い」など、絆もクソもあったものではないポケモンが多い。 ゲスト出演しているキャラクターはあくまでゲストでしかないのだが、中には仕事を辞めて浮浪者同然の生活をしているかのような描写をされているキャラクターがいる。 これも黒い任天堂ネタなのだろうが、シリーズそのものやファンへの冒涜として当然ながら受け入れられていない。 お金が非常に稼ぎにくい。 今作では、セカイイチや無限わざマシンの売却、きんかいの換金でも売却額は3桁止まり。 過去作の「きんのリボン」に代わる「きんのリングル」はあるが、入手しづらく中々集まらない。 当然、「まいぞうきん」のようなお金を入手できる依頼等はない。 新たに追加されたわざ教えでは毎回4桁の大金を支払うため、安易に利用しているとすぐにお金がなくなってしまう。 レックウザのメガシンカが不自由 メガシンカの際には覚醒ラピスに加えて「ガリョウテンセイ」の習得が必須となっており、「ガリョウテンセイ」を習得していないとメガシンカが出来ず通常の覚醒になってしまう。 確かに原作でもメガシンカには「ガリョウテンセイ」の習得が条件ではあったものの、そちらでは「ガリョウテンセイ」を習得していれば他のポケモンとは異なり持ち物の制約無しでメガシンカが可能というメリットが存在していた。 本作では「ガリョウテンセイ」を覚えていたとしても覚醒ラピスが必須で他のメガシンカ同様持ち物に制約が掛かるため、原作再現のためにレックウザのみメガシンカへの制約が発生し割を食う形になってしまっている。 なおこの問題は後の『救助隊DX』でも改善されていない。 突然の機能停止アップデート 2017年8月31日、突如として公式サイトにてニャースシアターのサービス終了が発表された。 そもそもニャースシアターは、レベル5スタート&アイテム持ち込み不可のダンジョン、いわゆるレベルリセットダンジョンに挑戦できる場所である。 ここでプレイできるダンジョンの大きな特徴として、プレイ内容を記録して後から見返すことができる点がある。これまでは長いレベルリセットダンジョンを苦労してクリアしても、攻略までの軌跡が残らないだけに、この機能は歓迎された。 また、録画したデータをインターネット上に公開したり、逆に他の人が公開しているプレイデータをダウンロードして見たりすることができる機能もあった。今回サービスを終了したのはこの部分で、2017年8月31日以降はプレイデータの公開やダウンロードはできない。 サービス終了自体は時期を過ぎたゲームであればよくある事だが、問題は同時に公開された更新データだった。 該当の更新データを適用すると、 ニャースシアターそのものが利用できなくなる 。録画や記録したデータを再生することはおろか、ダンジョンに挑戦することすらできない。店主であるニャースに話しかけても「映画はもう観ることができなくなってしまったのニャ」としか返さなくなる。 おそらく制作側の都合があるのだろうが、通信機能だけ利用できないようにすることはできなかったのだろうか。せっかくの新機能が台無しである。 一応、更新データを削除すれば従来通りニャースシアターの利用はできる(当然通信関連の機能は使用できない)。 ちなみに、株ポケに機能の終了理由について問い合わせたところ、「申し訳ございませんが、機能(ニャースシアター)の終了理由については非公開とさせていただいています」との回答だった。 レベルリセットダンジョンについて 本作には「もっと不思議のダンジョン」に相当するダンジョンとして「ニャンダブルな人生」と「聖なる跡地」が存在するが、どちらも評価は高くない。 「ニャンダフルな人生」は仲間同行可ではあるものの、持ち込み不可99Fと最もオーソドックスな形式となっている。 食料の出次第では餓死しやすく、序盤の時点で非常にステータスの高いハピナス、シュバルゴ、ヨルノズク、パルシェン、ママンボウといった場違いな強敵が何種か登場する問題はあるものの、これらが登場しない4Fまでは充分に巡回可能でアイテムを整えやすい。 むしろ問題視されやすいのが、上述した強敵を凌いでしまえば場違いに強いポケモンは登場しなくなるのもあって難易度が格段に下がってしまう点である。ラピスの補強によってメキメキと強くなっていくプレイヤーに敵の強さが全く追いつかなくなり、中盤以降は完全な作業ゲーと化してしまいがち。 とはいえ、まともに巡回できる区間が無ければ下記のような「聖なる跡地」のような有様に成りかねないため妥当な調整ではある。 「聖なる跡地」は39Fまでしか無いものの、レベルリセット、持ち込み不可ダンジョンの中では唯一仲間同行不可ルールが課せられている。 問題点として挙げられがちなのが終始場違いな強さを持つポケモンが配置されている点である。1Fの時点で上記にもある強敵のパルシェンとママンボウが登場する他、ほぼ全ての敵が既に体力が40近くまであり打たれ強い。 その後もペリッパー、キレイハナ、モロバレルなどの強敵が次々と追加され、ほとんどの敵は追加されたが最後39Fまで途切れることなく出現し続ける。「この強敵の出現するこの区間は即降りを続けてその後巡回する」といったプレイングはほぼ不可能であり、最後まで即降りを強要される。 育成関連の項目にある通り敵から得られる経験値が少なく、それ以上に事故や餓死のリスクが高い以上レベリングはほぼ不可能な点もあって、ヒードランやウルガモスといった初めから強力な技を備えたポケモン以外は常に敵から逃げ続けることを強要されるバランスとなっている。 難易度こそ空の探検隊の「うんめいのとう」やマグナゲートの「究極の荒野」に匹敵するものの、その実態はバランス調整を放棄して強敵を詰め込んだだけのダンジョンであり、プレイヤーからの評価は低い。 総評 シリーズ集大成という言葉に相応しく、シナリオをはじめとした様々な面でボリュームアップ。 前作『マグナゲート』での欠点が概ね改善された一方で、使いたいポケモンを自由に使えないシャッターシステム、ポケモンファンの子どもや不思議のダンジョン初心者を置いてけぼりにした理不尽な難易度、シリーズ最高の仲間やダンジョンの数を活かしきれない依頼の有限化など、全体的な設計とユーザーが求めるものが大きく食い違いが発生している。 楽しみたい人が楽しめないという全体的な底の浅さが否めないが、シリーズの面目躍如的作品となっている。 余談 2015年11月27日より、番外編と称したスペシャルエピソードがポケモン公式YouTubeチャンネルで公開されている。 従来のアニメの様なものでもなく、ゲーム中のCGが使われたショートストーリー。ニンテンドーeショップでは公開されていないので注意。 本作にはポケモン達の着ぐるみを起用した劇場用CMが存在するが、撮影場所は『デスクリムゾン』で有名な友ヶ島である。 本作は『冒険団』を除いたポケダンシリーズで、特別アニメーション(CM用アニメも含む)が作られていない唯一の作品となっている。 ポケダンシリーズでは本作から攻略本が発売されなくなった。インターネットで楽に攻略情報が得られるご時世ゆえやむを得ないとはいえ、イラストやショートストーリーを期待していた読者にとっては寂しい限りである。 漫画雑誌「コロコロコミック」2015年11月号に付録として、読み切り漫画「ポケモン超不思議のダンジョン それいけ!新米調査団!」が掲載された冊子「超不思議冒険コミックブック」が付属。作者は高枝景水氏。オリジナルダンジョン「コロコロ峠」を舞台としたオリジナルストーリーが描かれている。読み切りかつ雑誌の付録ゆえに今では入手しづらいのが惜しい限りだが、それでも『炎の探検隊』以来の貴重な漫画化である。 第6世代本編(『XY』『ΩRαS』)に登場するポケモンの内、唯一幻のポケモンの「ボルケニオン」は本作発売当時は未解禁だったため、登場しない。 一部のユーザーからは「後からアップデート(DLC)で追加してほしかった」と言われるほどであったが、第6世代でボルケニオンが解禁された2016年4月ごろには次世代の『サン・ムーン』がすでに発表されたので、結局は最後まで実現しなかった。 本作にエグゼクティブプロデューサーとして参加していた元任天堂社長、岩田聡氏は2015年7月11日に逝去。ポケモンシリーズにおいてエンディングクレジットに名前が記載されるのは本作で最後となる。
https://w.atwiki.jp/magnagate/pages/101.html
ストーリーの真相・核心に触れている内容を含んでいるため、ストーリーを終えてから観覧することを勧めます。 このページはストーリー中のセリフをまとめた所です。 文中の色付けしている箇所は状況に応じて名前が変化します。 リーダー 主人公になっているポケモンの名前 パートナー パートナーになっているポケモンの名前 パートナーの性別は 男の子 とします。 女の子の方はこちら 冒険に失敗した場合のセリフはそのダンジョンの進行度によって変化します。 目次 目次 パートナー救出~カエン砂漠 到着まで キュレム襲来~パラダイス帰還まで グレッシャーパレス浮上まで 最後の冒険出発~グレッシャーパレス突入まで グレッシャーパレス 東の塔~西の塔到着まで パートナー救出~カエン砂漠 到着まで +... ~ 風穴の丘 ~ サザンドラ「ここからが 風穴の丘です。 サザンドラ「この丘は ところどころに穴があいていて…… サザンドラ「大きなものから小さなものまで みな洞窟として つながっているんです。 サザンドラ「かくれるところも たくさんあるので…… サザンドラ「不意打ちをしかけるには もってこいの場所でしょう。 サザンドラ「さっきも話しましたが これは ワナにちがいないです。 サザンドラ「たぶんムンナ達は ここの頂上で待ちかまえているのだと思いますが…… サザンドラ「もしかしたら 私達がダンジョンを進む とちゅうで…… サザンドラ「何かしら しかけてくるかもしれません。 サザンドラ「十分 注意して行きましょう。 サザンドラ「これは……? (フリズム……?) (中が白くなっている。) (すでに何か録音されている……?) サザンドラ「フリズムは 大変めずらしいもの……。 サザンドラ「この風穴の丘に ふだん落ちていたりすることはありません。 (ということは……) (だれかが……わざと置いたということか……。) - フリズムを解凍 - パートナー 「オマエ達! どうして こんなことを!? ( パ … パートナー の声だ……!) パートナー 「ムンナは リーダー に 助けを求めたんじゃなかったの!? パートナー 「なのに どうして!? ムンナ「フン! ありゃ だますための演技だよ! ムンナ「 リーダー は この世界にいてはいけないんだ! ムンナ「だから おびき出して はいじょする! パートナー 「 リーダー が……この世界にいてはいけないって!? パートナー 「うぐっ! ドクロッグ「ドクドクドクッ! いちいちうるさいロッグ! ドクロッグ「おとなしく つかまってろロッグ! パートナー 「うぐぐっ…… 『…………………………………… サザンドラ「……入っていた音は これで全部のようですね……。 サザンドラ「やっぱり パートナー さんは つかまっていたんですね。 サザンドラ「来たのは 正解でした。 ( パートナー に かくれて こっそり録音し……) (それを こちらに聞かせるために わざわざ ここに置いたってことか。) (しかし……) (このフリズム……よく見ると……。) サザンドラ「 リーダー さん。 サザンドラ「この先 どんなワナが しかけられているのか わかりませんし…… サザンドラ「そうでなくても敵は多く……分が悪いことには変わらないです。 サザンドラ「とにかく 敵に見つからずに…… サザンドラ「 パートナー さんを探し出し なるべく戦わずに だっしゅつする…… サザンドラ「助け出す道は それしかないでしょう。 サザンドラ「しんちょうに作戦をねって 行きましょう。 サザンドラ「 リーダー さん。見えてきました。 サザンドラ「もうすぐ風穴の丘の頂上です。 サザンドラ「気をつけていきましょう。 ドクロッグ「ドクドクドクッ! とらえられた気分はどうだロッグ? ドクロッグ「……フン 答えたくないか。まあいいロッグ。 ドクロッグ「しかし ムンナ様。 ドクロッグ「ヤツら いつ しかけてきますかね? ドクロッグ「夜になるのを待ってから 動きますかねロッグ? ムンナ「たしかに前は 暗やみの混乱を利用して にげられたが…… ムンナ「でも どうかな。 ムンナ「同じやり方が二度も通用するとは リーダー も思っていないだろう。 ムンナ「まあ…… ムンナ「あの時の…… ムンナ「機転をきかせて おまえがシャンデラを攻撃したのは…… ムンナ「見事だったがな。 パートナー 「ムンナに ほめられたってうれしくないよ。 パートナー 「それよりも…… パートナー 「オマエ達に リーダー を つかまえることはできないよ。 パートナー 「絶対に。 ドクロッグ「ドクドクドクッ! よく言う! ドクロッグ「キサマ 今のザマがわかっているのかロッグ? ドクロッグ「こんな情けない状態で つかまっているじゃないかロッグ。 パートナー 「たしかにボクは つかまっちゃったけど…… パートナー 「でも リーダー は ボクとはちがう。 パートナー 「 リーダー は つかまらないよ。絶対に。 ムンナ「フフフッ どうかな? ムンナ「まあとにかく ヤツらがくればわかることだ。 ムンナ「今度こそ にがしはしないよ。 ムンナ「向こうは こっちのスキを かならずついてくる。 ムンナ「もしかしたら長期戦になるかもしれないが…… ムンナ「それでも絶対に気をぬかず見張るんだぞ。 ドクロッグ「りょうかいですロッグ! ドクドクドクッ! そして…… 時は少し流れ…… ドクロッグ「あーもう ヒマだロッグ……。 ドクロッグ「アイツら……いつになったらあらわれるロッグ……。 パートナー 「オマエ達に リーダー を つかまえることはできないよ。 ドクロッグ「ああもう! ドクロッグ「いいかげん そのセリフは聞きあきたロッグ! ドクロッグ「うるさいから だまってろッグ! ドクロッグ「ん……? なんか今…… ドクロッグ「向こうから物音が……。 ドクロッグ「ちょっと見てくるか……。 ドクロッグ「ん~ なんだ? 石が転がっただけみたいだロッグ。 ドクロッグ「おどろかせや…… ドクロッグ「ぐわっ!! (よし……なんとか ここまでもぐりこめた。) ( パートナー ! 助けに……) (こ…これは……) (フリズム……!!) ムンナ「フフフッ……どうやら引っかかったようだな……。 ドクロッグ「おお いてえ。わざと なぐられるのも楽じゃないロッグ~。 ムンナ「フフフッ 気がつかなかったようだな。 ムンナ「 パートナー の声をフリズムに 入れ…… ムンナ「 パートナー と フリズムを すりかえたのは。 ムンナ「ムダだ。にげるスキはない。 ムンナ「前はシャンデラを攻撃し 暗くなった混乱をついたが…… ムンナ「あいにく 今は明るい。 ムンナ「今回は その手も使えないぞ。クククク……。 ムンナ「 リーダー ! 今度こそ……今度こそ! ムンナ「にがしはしない!! ブニャット「ブニャ? そういえば……。 ブニャット「そういえば……サザンドラがいないにゃっと……。 ドリュウズ「たしかに……! ドリュウズ「たしかに サザンドラのすがたが見えない! ギガイアス「どこにいったでゴワスか!? ドクロッグ「上だ! 上を見ろッグ! - サザンドラの攻撃で現場はパニックに - (よし! 穴が あいた!!) ムンナ「し…しまった! ムンナ「みんな! 追え! 追うんだ! ムンナ「クッ!! ムンナ「ボーマンダ!! (はあはあ……はあはあ……。) (風穴の丘に入る前に……サザンドラは言っていた……。) (この丘は ところどころに穴があいていて……) (それらは みな洞窟のようにつながっていると……。) ( パートナー は とちゅうまであの岩場にいた……) (ということは この先が パートナー がいる場所に……) (つながっているはずだ!) (はあはあ……いた!) ( パートナー だ!) パートナー 「 リーダー ……? パートナー 「 リーダー なの!? (……! なわか何かで しばられているのか……?) パートナー 「ありがとう! 動けるようになったよ! パートナー 「外に出よう! パートナー 「わわっ! 行き止まりだ! ドリュウズ「ドリューーーーーーーーズ!! 『グオオオォォォーーーーーーーーン!! - 崖に追い詰められた所をサザンドラに救出される。ボーマンダの追撃も寸前にかわし逃げ切る。 - サザンドラ「はあはあ……はあはあ…… サザンドラ「あっ……あそこに……岩かげが……。 サザンドラ「とりあえず あそこに……不時着しましょう……。 サザンドラ「はあはあ……はあはあ……。 パートナー 「ここなら すぐに見つかることはないかな……。 パートナー 「かなり苦しそうだけど……だいじょうぶ? パートナー 「攻撃を受けたみたいだけど……。 サザンドラ「ええ だいじょうぶ……ほんの かすりキズです……。 サザンドラ「じきに回復すると思うので……少しここで休ませてください。 サザンドラ「敵が追ってくるかもしれない時に とても申しワケないんですが……。 パートナー 「そんな……! 助けてもらったのは こっちなんだから…… パートナー 「あやまらなきゃならないのは ボクの方だよ! パートナー 「ホント2匹とも……ゴメンね。 パートナー 「ボクが つかまったばかりに 危険な目にあわせて本当にゴメン。 パートナー 「でも……助けてくれて ありがとう。 ( パートナー ……。) サザンドラ「そんな~ お安いご用ですよ~。 パートナー 「それにしても……よくあそこでムンナ達の罠を見やぶったね。 パートナー 「フリズムを使ったワナを……。 サザンドラ「あれはまあ 注意深くいったのがよかったのと…… サザンドラ「あと リーダー さんの 助言が大きかったですね。 パートナー 「 リーダー の? (あの時……) (風穴の丘の とちゅうまで行った時……) - 回想 - 『あそこに置いてあったフリズム…… 『あのフリズムを見て 思ったんだ…… サザンドラ「やっぱり パートナー さんは つかまっていたんですね。 サザンドラ「来たのは 正解でした。 ( パートナー に かくれて こっそり録音し……) (それを こちらに聞かせるために わざわざ ここに置いたってことか。) (しかし……) (このフリズム……よく見ると……。) 『フリズムは めったに 見ることができない きちょう品だ 『だから 最初 見た時は パートナー の物だと思った 『それを ムンナ達がうばって パートナー の声を録音し…… 『あそこに置いたと思ったんだけど…… 『でも よく見ると…… 『 パートナー のフリズムとは 少し形がちがう気がした 『ということは あのフリズムは ムンナ達の物ということになる 『だったら フリズムが いかに めずらしい物とはいえ…… 『ムンナ達は ほかにも フリズムを持っている可能性を…… 『考えなきゃいけないって思ったんだ…… サザンドラ「そして リーダー さんが 私に言ったんです。 サザンドラ「もしかしたら フリズムを使ったワナをしかけてくるかもしれないって……。 サザンドラ「そしたら ホントにそうしてきたからビックリしましたよ~。 サザンドラ「私も あそこの頂上では そうとう しんちょうに行動するつもりでしたが…… サザンドラ「それでも リーダー さんの助言がなかったら…… サザンドラ「引っかかってたかもしれなかったですよ。ホント。 パートナー 「そうだったんだ……。 パートナー 「ありがとう。 リーダー 。 パートナー 「そして キミも……。 パートナー 「……って そういえば……! まだ名前を聞いてなかったね? サザンドラ「アラ? そうでしたっけ? サザンドラ「すみません。これは失礼しました。 サザンドラ「では あらためまして……私 サザンドラと申します。 パートナー 「えっ!? サザンドラ!? サザンドラ「はい。そうです。かわいい名前でしょう? サザンドラ「以後 お見知りおきを~。 パートナー 「 リーダー ! サザンドラって あの!? パートナー 「ええ~~~~~~~~~~~~~っ!? パートナー 「たしかに よく見ると頭が3つあるし! パートナー 「3つの頭で 何でも食べちゃって…… パートナー 「かなり凶暴で だれにも止めることができないっていう あの!? サザンドラ「キャー! 何それ! コワイです!! サザンドラ「……って……それ 私のこと~~~~~~~~~!? (……そっか……。) (そういえば パートナー は 知らないんだっけ……?) サザンドラ「やだな~。 サザンドラ「私 そんなイヤな存在じゃないですよ~? サザンドラ「ねえ リーダー さん。 サザンドラ「前に リーダー さんに話したのと同じ説明を…… サザンドラ「 パートナー さんにもすれば 理解していただけますかね~? パートナー 「聞かせてよ。ボク 何がなんだか わからないんだ。 サザンドラ「わかりました。では お話しします。 サザンドラ「まず…… パートナー 「ええ~っ!? キュレムが~っ!? パートナー 「キュレムが……キュレムが そんなことを……。 パートナー 「そして リーダー は この世界を救うために…… パートナー 「サザンドラによばれて ここに……。 パートナー 「ずっと わからなかったけど…… リーダー の役目って…… パートナー 「ボク達 ポケモンの世界を救うことだったんだ。 サザンドラ「はい……。 サザンドラ「 リーダー さんは 人間です。 サザンドラ「人間であれば 氷触体のえいきょうも受けないかと考えました。 サザンドラ「しかし氷触体は キュレムと ムンナ達が守っています。 サザンドラ「かれらをかわして 氷触体を破壊するのは…… サザンドラ「とても むずかしいことですが…… サザンドラ「それでも 何とかしなければなりません。 サザンドラ「このままだと世界は ほろびてしまうからです……。 パートナー 「それは……なんとか…… パートナー 「なんとかしなくちゃ! パートナー 「 リーダー ! 氷触体をなんとかして こわそう! パートナー 「ボク自身は 氷触体に近づけないから…… パートナー 「こわせないかもしれないけれど…… パートナー 「でも リーダー を 助けることならできる! パートナー 「そして ???(決定したチーム名)のみんなも きっと 協力してくれる! パートナー 「行こう! 大氷河に!! サザンドラ「 リーダー さんの話だと 大氷河に行くためには…… サザンドラ「ブラッキーさん達の ちからが 必要だそうです。 サザンドラ「ですので 私達 2匹は パラダイスを目指していたのです。 パートナー 「うん。ボクも それがベストだと思う。 パートナー 「パラダイスに帰ろう。 サザンドラ「では……そろそろ出発しましょう。 パートナー 「だいじょうぶなの? ケガは? サザンドラ「おかげさまで だいぶ回復しました。 サザンドラ「それに あまり長くいると 敵に見つかるかもしれません。 パートナー 「わかった。行こう。 ~ カエン砂漠 入口 ~ パートナー 「ここは……砂漠……? サザンドラ「そうです。 サザンドラ「パラダイスに帰るには ここを通るしかありません。 サザンドラ「日差しが強くて きびしいですが…… サザンドラ「でも砂漠のわりには 水辺も多いところなので…… サザンドラ「かこくな旅には ならないと思います。 サザンドラ「ただ…… サザンドラ「さえぎる物が何もないので…… サザンドラ「発見されやすいところが ナンですが……。 パートナー 「わかった。一気に砂漠をぬけよう。 パートナー 「日が落ちるまで 歩き続けよう。 ・冒険に失敗した場合 +... - 風穴の丘 - サザンドラ「ううっ……うまく いきませんでしたね……。 サザンドラ「ううっ……なかなか きびしいところですね……。 サザンドラ「でも……あきらめずに行きましょう。 サザンドラ「かならず パートナー さんを 助け出しましょう! - カエン砂漠 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「仕方がない。もどろう……。 サザンドラ「うぐぅ……むずかしかったですね~。 サザンドラ「私達 3匹の ちからを合わせればぬけられると思ったんですが……。 サザンドラ「ここで ぐずぐずしてたら 追手も来ちゃいますね。 パートナー 「何としてでも帰ろう。パラダイスに。 パートナー 「今度こそ突破しよう! キュレム襲来~パラダイス帰還まで +... サザンドラ「…………。 サザンドラ「……………………。 サザンドラ「なんか……だいぶ日が落ちてきましたね……。 パートナー 「早く ぬけないと……。 パートナー 「行けるところまで がんばろう。 パートナー 「はあはあ……すっかり暗くなっちゃったね……。 パートナー 「砂漠は……まだ ぬけられないの? サザンドラ「そろそろだと思いますが……。 サザンドラ「まあ……今は敵が追ってくる様子もないですし…… サザンドラ「あせる必要はないと思いますよ? パートナー 「でも ここで野宿するワケにもいかないよね。 サザンドラ「そ…そうですね……。 サザンドラ「とにかく あと少しで ぬけられると思います。 サザンドラ「がんばりましょう。 パートナー 「……ううっ……寒い……。 パートナー 「なんか……急に冷えてきたね……。 サザンドラ「そうですね……。 サザンドラ「砂漠だからでしょうか。昼は暑くても 夜は冷えるんですかね。 サザンドラ「それにしても…… サザンドラ「これはちょっと寒すぎですよね……。 サザンドラ「あっ! あそこに! パートナー 「どうしたの? サザンドラ「あそこに 小さな砂丘が見えます。 サザンドラ「あれをこえれば 砂漠は終わりなはずです。 パートナー 「ホント!? サザンドラ「はい! もう少しです! がんばりましょう! (なんだろう……? この音は……?) パートナー 「な…なにが? パートナー 「キュ…… (キュレムッ!!) - 突然現れたキュレムがサザンドラに対しれいとうビームを放つ - - 氷漬けになったサザンドラを攻撃。サザンドラは光とともに砕け散る - (サ…サザンドラ!!) パートナー 「サザンドラがっ!! - キュレムがリーダーに突進し 突き飛ばす - パートナー 「 リーダー っ!! パートナー 「にげろ! リーダー !! - 倒れているリーダーをキュレムが容赦なく踏みにじる - パートナー 「 リーダー っ!! - この後もこの行為が幾度となく繰り返される - パートナー 「 リーダー にげ…… パートナー 「 リーダー …… パートナー 「くっ…… ……やめて…… ……やめてくれ…… ……お願い……もう…… やめてくれっ!!! パートナー 「お願いだ! もう やめてくれ!! パートナー 「ボクの大切な友達なんだ! パートナー 「だから……! キュレム「戦意そう失か……。ならば未来は変わらぬだろう。 キュレム「意志がなければ つぶす意味もなし。 キュレム「命びろいしたな。大切にしろ。 パートナー 「ちょっと…… パートナー 「ちょっと待ってよ……。 キュレム「なんだ? パートナー 「このままだと世界は……破滅するんでしょ? パートナー 「なんで……なんでキュレムは 破滅の未来を……。 キュレム「……たしかに われは 破滅の道を選んでいる。 キュレム「しかも それは遠い未来ではない。 キュレム「あと哥日で……氷触体は 動き出し…… キュレム「世界は 滅亡に向かって いよいよ加速する! パートナー 「ええっ!? キュレム「それでも われは その道を守る。では なぜそうするのか……? キュレム「それは……この世界が 冷えきっているからだ。 パートナー 「世界が……冷えきっている……? キュレム「そうだ。この世界に住むポケモン達は 多くが自分のことしか考えていない。 キュレム「ほかのポケモンに対する不信感……自分さえよければいいという考え…… キュレム「将来に対する絶望や あきらめ…… キュレム「そんなポケモン1匹1匹が持つ負の意識が…… キュレム「知らず知らずのうちに どんどんふくれあがった結果…… キュレム「氷触体は 生まれたのだ。 キュレム「氷触体は 冷えきった世界を一度 滅亡(リセット)させ…… キュレム「新しい世界を生み出す はたらきを持っている。 パートナー 「……氷触体が……!? キュレム「われは それを知っているから世界の滅亡を止めないのだ。 キュレム「今の世界は 本当に冷えきっている。 キュレム「サザンドラの実体……命の声もそうだ。 キュレム「命の声は この星に住む自然のすべての生命の声…… キュレム「……というと 聞こえはいいが……結局のところは…… キュレム「自分さえ生きていければいいというワガママな声…… キュレム「みがってな意思にしかすぎない。 キュレム「最近 天にのぼる光を見たことはあるか? パートナー 「天にのぼる光……? パートナー 「あっ! もしかして……! パートナー 「そういえば 前に宿場町の丘から…… パートナー 「光がのぼっているのを見たことが……。 パートナー 「あの光が何なのか……だれも知らなかったけど……。 キュレム「あれは ポケモンになった人間が 元の世界に帰っていく すがただ。 パートナー 「ええっ!? ポケモンになった人間!? キュレム「そうだ。サザンドラのメッセージを聞いてポケモンになった人間は…… キュレム「そこの リーダー だけではない。 キュレム「ほかにも多くの人間が ここに来ている。 キュレム「その人間達を われが たおし…… キュレム「そして 人間の世界へ送り返しているのだ。 パートナー 「キュレムが……ポケモンになった人間を……。 キュレム「どうあがこうが 未来は変えられない。 キュレム「運命は 生まれた時から さだめられている。 キュレム「変えてはいけないものなのだ。 キュレム「もし リーダー に…… キュレム「未来を変えるつもりがないならば……みのがしてやろう。 キュレム「しかし…… キュレム「まだ世界を救おうという意志があるならば…… キュレム「その時は全力で たたきつぶす! キュレム「今 リーダー が負っているそのきずより さらに深いダメージを! キュレム「光となって のぼっていった ほかの人間達と同じようになッ! キュレム「そのことッ! とくと心にきざんでおけッ! - どこかへ行ってしまうキュレム - パートナー 「ふう~……助かった~……。 パートナー 「そうだ! リーダー が! パートナー 「 リーダー ! リーダー っ!! パートナー 「ダメだ! ぜんぜん動かない! パートナー 「ど…どうしよう! このままだと……! パートナー 「このままだと リーダー が! パートナー 「でも……どうしよう……。 パートナー 「こまったな……ホントどうしよう……。 ???「あっ! いたよ! あそこに! ???「よく見てよ! あそこだよ! ???「ホントかよ? ……ってホントだ! ???「おーい! おーーーーい! パートナー 「あっ! パートナー 「エモンガ! それにノコッチも! エモンガ「よかった! 無事だったか!! ノコッチ「2匹とも なかなか帰ってこないから心配してたんだよ!? パートナー 「どうして……って 今は それどころじゃない! パートナー 「お願い! 助けて! リーダー が大変なんだ! エモンガ「ホ…ホントだ!! エモンガ「ノコッチ! すぐにみんなをよんできてくれ! ノコッチ「う…うん!! エモンガ「ここじゃ何もできないな……。 エモンガ「とりあえず手当てができそうな場所まで運ぼう! ???「…………。 ???「おっ……動いた……。 ???「気がついたみたいだ。 ???「みんな! リーダー が 目を覚ましそうだぞ! パートナー 「 リーダー ! だいじょうぶ!? パートナー 「なんとか回復したみたいだね。よかった…… (み…みんな……。) (……ここは……?) エモンガ「水辺があるところまで リーダー を運んだんだ。 エーフィ「みんなで交代で手当てしたのよ。 エーフィ「ずいぶん苦しそうだったし…… エーフィ「かなり長い間 ねむっていたから心配したけど…… エーフィ「でも意識がもどって よかったわ。 パートナー 「ボク ホント心配しちゃったよ! パートナー 「あのまま起きなかったら この世界に来た他の人間みたく…… パートナー 「 リーダー も光になって消えちゃうかと……。 (そっか……キュレムに おそわれて……。) (た…助かったのか……自分は……。) (みんなが……手当てしてくれたおかげで……。) (み…みんな ありがとう……。) (あの時は 意識が もうとうとしてたけど……) (それでも キュレムが言ったことを覚えている……。) (みんなが いなければ パートナー の言うように……) (光になって消えていたのかもしれない……。) パートナー 「あの時はボク 気が動転していたし 1匹じゃどうしようもなかったから…… パートナー 「みんなが来てくれて ホント助かったよ。 パートナー 「そう言えば 聞き忘れてたことが…… パートナー 「あの時 どうやってボク達を見つけたの? パートナー 「考えてみると すごく不思議なんだけど……? ブラッキー「そうだな。あれは たしかに不思議だったな……。 ビリジオン「2匹の帰りがあまりにもおそいので…… ビリジオン「心配になって探しに行こうってことになったんだけど…… ビリジオン「いざ ゲノウエア山に行こうとした時……声が聞こえたのよ。 パートナー 「声……? ブラッキー「ああ。 ブラッキー「『カエン砂漠に向かえ』という声がな。 ブラッキー「不思議だが どこからともなく聞こえてきたんだ。 ノコッチ「しかも1匹だけじゃなく ボク達 全員に聞こえたんだよ? ノコッチ「それで みんなで話して…… ノコッチ「その声を信じて 砂漠に行ってみようということになって…… エモンガ「砂漠に着いた後は いくつかのグループに分かれて…… エモンガ「オレは ノコッチといっしょに探してたンだけど…… エモンガ「その時 キラキラ光るものが オレ達をさそうように横切っていったんだ。 エモンガ「それに なんとなくついて行ったら…… エモンガ「 パートナー が見えたからホント ビックリだったぜ? ノコッチ「小さなつぶが いろんな色に光っていて…… ノコッチ「とても きれいだったよ。 パートナー 「いろんな色に……キラキラ光ってたの? パートナー 「 リーダー ! それって もしかして……! (こおったサザンドラが キュレムにくだかれた時……) (くだかれたつぶが 色のついた光をはなちながら消えていった……。) パートナー 「もしかしたら みんなを みちびいたのは サザンドラ…… パートナー 「命の声だったのかもしれないね。 エーフィ「命の声は この星に住むすべての自然の声だって言ってたわよね? エーフィ「それが ワタシ達を みちびいたのだとしたら…… エーフィ「命の声は その化身であるサザンドラがくだかれても なお…… エーフィ「ワタシ達が世界を救うことを望んでいるのかもしれないわね…… ブラッキー「そうかもしれないが…… ブラッキー「 パートナー から聞いた キュレムの話からすると…… ブラッキー「この世界に住むポケモン達のみがってな心が…… ブラッキー「世界を冷えさせているってことだろう? ブラッキー「ポケモンの負の意識が氷触体を生み出したという話は…… ブラッキー「サザンドラも言っていたワケだからまちがいないだろう。 ブラッキー「であれば たとえ氷触体がこわせたとしても…… ブラッキー「なにも変わらないんじゃないのか? ブラッキー「今の世の中は ポケモン同士のいざこざが たえない。 ブラッキー「将来も暗いし みんな不安に思っている。 ブラッキー「そんな負の意識が 世界にたくさんうずまくかぎり…… ブラッキー「氷触体は こわしたとしても また生まれるんじゃないのか? ブラッキー「おれは 未来は変えられないというキュレムの言葉に…… ブラッキー「納得がいくけどな。 エモンガ「おい! ブラッキー! エモンガ「オマエは 世界がなくなってもいいって言うのかよ? ブラッキー「そういうワケじゃない! ブラッキー「たんに どうすることもできないし 納得できるって言っただけだ! エモンガ「なんだそりゃ!? まるで よそごとじゃねえか! ブラッキー「ぎゃくに こっちが聞きたいぜ! エモンガ! ブラッキー「オマエは思ったことがないのか!? ブラッキー「全部ダメなら すべてナシにしてイチからやり直しゃいいとか…… ブラッキー「オマエだって思ったことはあるんじゃないのか!? エモンガ「な……! エーフィ「そうね……。 エーフィ「ポケモン達の心が世界を冷えさせていくというのなら…… エーフィ「滅亡の運命は変えられないかもしれない……。 エモンガ「エーフィ!! ビリジオン「私は あきらめたくない。 ビリジオン「あきらめたくないけど……世の中がよくないのも事実……。 ビリジオン「そんな世の中をどうすれば変えられるのか…… ビリジオン「私は何をしたらいいのか考えてみても…… ビリジオン「正直 とほうに くれてしまう。 ビリジオン「世の中を変えることなんて もう無理なんじゃないかと……。 ビリジオン「であれば あまり考えたくはないけど…… ビリジオン「もしかしたら 再生するしか道はないのかも……とも……。 エモンガ「ビ…ビリジオンも!! エモンガ「オ…オレは よくわからねえよ! そんなの! エモンガ「 パートナー ! オマエは どうなんだ? エモンガ「オマエは どう思ってんだ? パートナー 「ボクは…… リーダー が キュレムに いためつけられたあと…… パートナー 「こわくなった……。 エモンガ「こ…こわく……? パートナー 「キュレムは言ったんだ。 パートナー 「 リーダー がまた世界を救おうとした時は…… パートナー 「今度は全力で たたきつぶす! ……って。 パートナー 「 リーダー があれ以上 きずつくすがたをボクは見たくない……。 パートナー 「だから こわくなって……おじけづいている……。 ( パートナー ……。) エモンガ「…… パートナー ……。 パートナー 「でも…… パートナー 「 リーダー ゴメン……。 パートナー 「きずついた リーダー は 二度と見たくないけど…… パートナー 「でも それ以上にボクは……やっぱり納得がいかない! パートナー 「ボクは なんとなく暗い 今の世の中がイヤで…… パートナー 「信頼しあえる友達がほしくて……パラダイスをつくろうと思ったんだ。 パートナー 「そしてみんなが……仲間ができた。 パートナー 「ポケモン同士が だまし合う世の中だけど 少なくともボクは…… パートナー 「ここにいる みんなとは 心が通じあえてると思っている。 パートナー 「それなのに……ボク達は前を向いているはずなのに…… パートナー 「負の意識とかのせいで みんなまでなくしてしまうのは…… パートナー 「納得できないよ! ( パートナー ……。) パートナー 「ビリジオンは どうなの? パートナー 「ケルディオの手紙を見て 世の中に失望したけど…… パートナー 「今はどうなの? パートナー 「信じる気持ちを思い出したんじゃなかったの? ビリジオン「……………………。 パートナー 「ブラッキーやエーフィも ボク達の仲間になって どう思ってるの? パートナー 「ノコッチは? エモンガは? パートナー 「ボクは みんなが大切だ! パートナー 「ボクにとって みんなは大切な 宝物なんだよ! パートナー 「おたがいに信じ合い だれかがこまったら みんなで助け合う…… パートナー 「そのちからは 心を動かすほど とうといものだと…… パートナー 「ボクは リーダー から! パートナー 「みんなから 教えてもらったんだ! パートナー 「そんな みんなを失うことを ボクは受け入れることなんか できないよ! パートナー 「ううっ……。 ( パートナー ……。) ブラッキー「 パートナー ……そして エモンガも……。 ブラッキー「悪かった……その通りだと思う。 エモンガ「ブラッキー! ブラッキー「世の中はどうであれ 少なくとも おれ達は信じ合えている。 ブラッキー「そのことまで……忘れるところだった。 ブラッキー「そしてそれは おれ達が とくべつなワケじゃない。 ブラッキー「たがいに信じ合えているポケモンは おれ達以外にも かならずいる。 ブラッキー「世の中は いがみ合っているポケモンばかりじゃないんだ。 パートナー 「ブラッキー! エーフィ「ほかのポケモン達にも広がればいいのよね。 エーフィ「滅亡への道が ポケモン1匹1匹の意識が作り出したものであれば…… エーフィ「みんなの意識が変われば…… エーフィ「信じ合う気持ちが もっと広がれば…… エーフィ「よりよい世界にすることができるかもしれない。 パートナー 「エーフィ! ビリジオン「そうね。 ビリジオン「今までは 世の中を信じられなかった私も変わることができた。 ビリジオン「ほかのポケモン達にだってできないはずはない。 ビリジオン「みんなが前を向いて 希望を持つことができれば……! パートナー 「ビリジオン! ノコッチ「ボクだって へこられないよ! エモンガ「そうさ! エモンガ「あきらめることなんて 絶対にできねえよ! パートナー 「ノコッチも! エモンガも! パートナー 「みんな ありがとう! パートナー 「やっぱりキミ達は……最高だ!! エモンガ「 パートナー ! 宿場町に もどろう! エモンガ「町の広場に みんなを集めて 世界に危機がせまっていることを話すんだ。 ノコッチ「真実を話せば みんなもきっとわかってくれるし 協力してくれるよ。 パートナー 「そうだね。そうしよう。 パートナー 「みんなが同じ気持ちになるのは むずかしいかもしれないけど…… パートナー 「それでも真実を伝えることで 前を向くポケモンが 少しでも ふえてくれれば! パートナー 「 リーダー 。ボクは この世界を救いたいんだ。 パートナー 「でもボク達は 氷触体に近づくことさえできない。 パートナー 「氷触体を こわすには…… パートナー 「 リーダー ……人間であるキミのちからが 必要なんだ。 パートナー 「またキュレムと戦うことになるかもしれないけど…… パートナー 「それでも いっしょに……戦ってくれる? (もちろん!) (自分は この世界を救うために サザンドラに よばれた。) (そして そうしないと世界が……みんなが なくなってしまう。) (だったら やらなくちゃ!) パートナー 「ありがとう! リーダー ! パートナー 「ひどい目にあったのに……こんなことたのんでゴメンね……。 パートナー 「でも ボク達には リーダー しかいないんだ。 ノコッチ「 リーダー さん! ありがとうです! エモンガ「すげえな! リーダー は! エモンガ「あれだけのケガをしても なお いっしょに戦ってくれる! エモンガ「オマエのその気持ちに……オレもついて行くぜ! ブラッキー「もう一度キュレムに立ち向かうのは 勇気がいると思う! ブラッキー「本当にありがとうな! エーフィ「ワタシも ブラッキーといっしょに 力のかぎりサポートするわ! ビリジオン「 リーダー は私が守るわ! 絶対に! ビリジオン「だから安心して戦って! (みんな……。) パートナー 「よし! じゃあパラダイスに帰ろう! パートナー 「キュレムは 破滅の未来がそんなに遠くないと言っていた。 パートナー 「だから急いで宿場町に行って みんなに真実を話そう! パートナー 「みんなの気持ちをひとつにすれば……前を向いて戦える! パートナー 「ボク達は……ボク達は まだやり直せる! パートナー 「だから あきらめずにがんばろう! みんな「おおーーーーーーーーーーーっ!! (そうだよ!) (自分達は……ポケモンは まだやり直せる!) (そう信じてる!) かくして ???( 決定したチーム名 )は…… 急いでパラダイスに帰りました パラダイスに着いたころにはすっかり夜になっていました ですので リーダー 達は翌日に…… 宿場町の広場で みんなに話をしようということになりました そうして……次の朝…… グレッシャーパレス浮上まで +... パートナー 「 リーダー ! おはよう! パートナー 「いよいよ みんなに 世界の危機のことを話さなきゃ。 パートナー 「みんな わかってくれるといいけど…… パートナー 「いや だいじょうぶ。きっと わかってくれるよ。 パートナー 「 リーダー ! がんばっていこうね! ~ 自宅前 ~ パートナー 「おはよう! みんな! ビリジオン「おはよう! パートナー ! リーダー ! エモンガ「いよいよだな! ノコッチ「 パートナー さん がんばって! パートナー 「うん。少し きんちょうしてるけど…… パートナー 「 リーダー も ついてるし しっかり話してくるよ! ブラッキー「おれ達も見守っているからな。 エーフィ「成功するよう おうえんしてるわよ。 ビリジオン「最初はみんな おどろくと思うけど…… ビリジオン「でも パートナー なら だいじょうぶ! ビリジオン「きっと伝わるわ! パートナー 「うん! ありがとう! パートナー 「じゃあ 行ってくるよ! エモンガ「がんばっていけよ~~~~っ!! ~ スワンナハウス 食堂 ~ ワシボン「お~い スワンナママさ~ん! 遊びに来たぞ! ワシボン「はら へった~! なんか食わせてくれ~! ワシボン「……って あれ? ワシボン「今日は 客がいないな。 スワンナ「店は休みだよ。 スワンナ「聞いてないのかい? スワンナ「これから パートナー 達が 何か大切な話をするらしいんだ。 スワンナ「できるだけ たくさんのポケモンに聞いてほしいって言ってたから…… スワンナ「私も しばらくしたら広場に行くつもりだよ。 スワンナ「だから今日は お店はお休み。さあ帰った帰った。 ワシボン「な…なんだよ 冷たいな。 ワシボン「でも大切な話って なんだろう? ちょっと気になるな。 ワシボン「オレも行ってみよっと。 ミネズミ「お待たせしました~。 ミネズミ「ところで なんでしょうね? 大切な話って? コアルヒー「さあな。 ハーデリア「わしにも わからんのう。とにかく行ってみよう。 ~ 十字路 ~ ダンゴロ「あれ? みんなでぞろぞろ歩いて……なんか あったのかい? ドッコラー「宿場町の広場で 重要な話があるそうなんです。 ダンゴロ「重要な話? なんだそりゃ? ドッコラー「わからねえが……どうやら 聞いといた方がいい話らしい……。 ドッコラー「オメエも広場に行った方がいいぜ。 ダンゴロ「オ…オレも聞いてみよっと!! ~ 宿場町 広場 ~ パートナー 「ずいぶん たくさん集まったね。 パートナー 「 リーダー ……。 (しっかり! パートナー !) パートナー 「みんなー! 聞いて! ワシボン「おっ? コアルヒー「はじまるようだな。 パートナー 「みんな! パートナー 「これからする話は この世界に起こっていること! パートナー 「世界の危機についてなんだ! ミネズミ「世界の危機ですって!? パートナー 「もしかしたら おどろくようなことがあるかもしれないけど…… パートナー 「落ち着いて聞いてね! パートナー 「まず…… みんな「ええ~~~~~~~~~~~~~っ!!? ズルッグ「この世界が……なくなるだってぇ~!? ワシボン「氷触体ってのが どんどん育ってて……この世界を ほろぼすっていうのか!? ミネズミ「しかも! その氷触体を育てているのは ワタシ達ポケモンの よくない心…… ミネズミ「負の意識ですってぇ~~~~~~!!? みんな「ええ~~~~~~~~~~~~~っ!!? パートナー 「あっ……! みんな! パートナー 「続きを聞いてよ! パートナー 「たしかに今は 危機がせまっているけど…… パートナー 「でも だいじょうぶ! パートナー 「きっと なんとかできるよ! ダンゴロ「ど…どうするんだよ……? パートナー 「さっきも言ったけど 氷触体は ポケモン達の負の意識で育っている。 パートナー 「だったらぎゃくに みんなの意識が変われば…… パートナー 「おたがいを信頼し 助け合い…… パートナー 「みんなで前を向いて……生きようとする心を もっと持てば…… パートナー 「氷触体が どんどん 大きくなっていくのも きっと食い止められるはずだよ! パートナー 「そのあいだに 氷触体は ボク達が こわす! パートナー 「そうすれば 危機は乗りこえられる! 今からでも おそくはないんだよ! パートナー 「だから みんなで! みんなで がんばろうよ!! パートナー 「みんなで力を合わせれば きっとできるはずだよ! パートナー 「がんばろうよ! コアルヒー「……オマエ達……氷触体をこわすって言ったけど…… コアルヒー「氷触体は キュレムが守ってるんだよな……? コアルヒー「キュレムを……たおせるのかよ? パートナー 「そ…それは……。 パートナー 「でも キュレムを たおさなくても…… パートナー 「なんとか 氷触体のところまで行ければ……! ズルッグ「なんだか……たよりないなぁ……。 ダンゴロ「あまり期待できない感じだな……。 ミネズミ「そ…それにキュレムって 未来を予知することができるんですよね? ミネズミ「そのキュレムが滅亡の未来を予知している……。 ミネズミ「運命は変えられないと言ってるんですよね……? ミネズミ「だったら……無理なんじゃ……。 パートナー 「な……! ワシボン「そうだな……無理かもな……。 コアルヒー「キュレムがそう言うんじゃな……。 コアルヒー「結局のところ運命は……変えられないものだよな……。 (み…みんな……) パートナー 「みんな……どうして そんな……。 ダンゴロ「そうだ! ダンゴロ「どうせ世界が なくなるならよう…… ダンゴロ「いっそのこと好き勝手やった方がいいんじゃないか!? ズルッグ「おっ! そりゃいいな! ズルッグ「その方が残った時間を楽しく生きられるぜ! ズルッグ「どうせダメなんだから楽しくやろうぜ!! パートナー 「 リーダー ……。 (危機に立ち向かうどころか……現実から にげようとしている!) (今の世の中は 暗くて希望が持てない……) (がんばっても むくわれないというあきらめが もともと強いから……) (どうしても 気持ちが負けてしまうんだ……。) (でも どうしたら……。) パートナー 「わわっ! 地ひびき!? ミネズミ「わわわわわわわわっ!! ハーデリア「なんじゃ!? 一体 何が!? ワシボン「お…丘に行ってみようぜ! ~ 宿場町 丘 ~ コアルヒー「みんな! しんきろうの……! コアルヒー「しんきろうの奥に何かが!! ドッコラー「な…何でしょう!? あれは!? ミネズミ「もしかして! 大氷河!? コアルヒー「で…でも ういてるぜ!? コアルヒー「大氷河って 空中に ういてるもンじゃねえよな!? フツー! ワシボン「だいたい 今まで見えてた大氷河って あんなだったか!? ワシボン「あんなトゲトゲした感じじゃなかったぜ!? パートナー 「グ…グレッシャーパレスだ……。 パートナー 「グレッシャーパレスが 空に向かって浮上したんだ……。 ハーデリア「グレッシャーパレスじゃと? ハーデリア「一体……一体 何が起こっとるンじゃ? パートナー 「氷触体は まわりのものをうき上がらせることができるんだ。 パートナー 「これは予想だけど…… パートナー 「氷触体が さらに大きくなって うき上がる力も強くなり…… パートナー 「氷山を つきやぶり…… パートナー 「氷触体が グレッシャーパレスごと空中にうかばせてるのかも……。 ハーデリア「な…なんじゃとっ!? ハーデリア「 パートナー ! 説明してくれ! ハーデリア「まさか……それは……! パートナー 「キュレムが言ってたんだ……。 パートナー 「世界の破滅は 遠い未来じゃない。 パートナー 「あと数日で 氷触体は 動き出す……。 パートナー 「その時 世界は滅亡へ向かって……加速するって……。 ドッコラー「えええ~~~~~~~~~~~っ!!? ワシボン「氷触体が……動き出す時…… ミネズミ「世界は破滅に向かって……加速するですってえぇぇ~~~~っ!!? パートナー 「み…みんな……待って……。 ダンゴロ「ダメだ!! 世界は…… コアルヒー「世界は とうとう……おしまいだあぁぁぁぁーーーーーー!! みんな「うわああああぁぁぁーーーーーー!! パートナー 「み…みんな……。 スワンナ「まったく……ふだん えらそうにしているヤツにかぎって…… スワンナ「こういう時になると いくじがないんだから……なさけないねぇ……。 スワンナ「まあでも……仕方がないのかもね……。 スワンナ「なんたって世界がなくなっちゃうんだし……。 スワンナ「でも…… スワンナ「私は あんた達の味方だからね。 スワンナ「私は あんた達をいつもおうえんしてる! スワンナ「だから くじけず……がんばるんだよ! パートナー 「スワンナ……ありがとう……。 パートナー 「ホントにありがとう……。 スワンナ「しかし…… スワンナ「これから どうしたものかねぇ……。 パートナー 「…………………………。 - その日の夜 - エモンガ「結局 あの場に残ってくれたのは スワンナ1匹だけか……。 ブラッキー「……むずかしいな……。 エーフィ「どうしたら わかってもらえるのかしら……。 パートナー 「みんな ゴメン……がんばって伝えたつもりだったけど…… パートナー 「ダメだった……。 パートナー 「ボクの力が たりなかった……。 エモンガ「そ…そんなことねえよ。よくやったと思うぜ? ノコッチ「そうだよ! ノコッチ「 パートナー さんの力が たりなかったとかじゃないよ! エモンガ「しかしよう……なんで みんな前を向けねえんだろうな……。 エモンガ「世界が なくなるってのに…… エモンガ「最初から あきらめて どうすんだよ まったく……。 ビリジオン「みんな 世の中には うまくいかないことがあるって わかっているからだと思う。 ビリジオン「どんなに努力しても むくわれない…… ビリジオン「それどころか 努力してみたらぎゃくに うまくいかなくなった…… ビリジオン「そんな経験は だれにでもあると思う。 ビリジオン「そして そんなざせつ感を 何度もくりかえし味わうと…… ビリジオン「次に なにかあった時 つい頭の中をよぎってしまう……。 ビリジオン「努力しても そんをするだけだ……と。 ビリジオン「がんばっても ダメなら意味がない。 ビリジオン「だったら最初から なにもしない方が楽だし 心もきずつかない。 ビリジオン「そうやって うまくいかなくなった経験が…… ビリジオン「前を向かせることに ブレーキをかけてるのよ。 ビリジオン「根が深い部分だから 本当にむずかしいわね……。 エモンガ「そっかぁ……心に しみついているものなら きびしいなあ……。 エモンガ「ここが むずかしけりゃ ほかの町で……! とも思ったけど…… エモンガ「そんなものを この世界のポケモン達みんなが持っているとしたら…… エモンガ「ほかの場所に行ってよびかけたとしても…… エモンガ「同じ結果に なりそうだよな……。 エモンガ「……やっぱり…… エモンガ「みんなの意識を変えるなんて……できないってことなのかなぁ……。 ブラッキー「…………………………。 エモンガ「オレ達はこのまま……世界が終わるのを待つしかないのかなぁ……。 エーフィ「…………………………。 エモンガ「それにしても オレ達といっしょにがんばろうっていうヤツが…… エモンガ「スワンナ1匹だけっていうのも……悲しいよなぁ……。 パートナー 「…………………………。 ???「ご…ごめんください……! ???「あの……入ってもいいですか? パートナー 「どうぞ……。 ノコッチ「ヨーテリー! どうしたの? ヨーテリー「あのう! 丘にいた時は こわくなって にげちゃって…… ヨーテリー「ごめんなさい! ヨーテリー「でもぼく! ヨーテリー「世界がなくなっちゃうなんて やっぱりイヤなんです! ヨーテリー「クルマユや おじいちゃんが いなくなるなんてイヤなんです! ヨーテリー「ぼくも もっと生きたい! がんばりたい! ヨーテリー「だから 教えて! ヨーテリー「なんとかしたいんだけど……どうすればいいの!? パートナー 「ヨーテリー! ノコッチ「ヨーテリー!! (ここにいた!) (たくさんのポケモンがあきらめてしまった中で……) ( パートナー の声がとどいたポケモンが! ここに!) パートナー 「どうすれば いいかって? パートナー 「勇気だよ! パートナー 「未来に立ち向かっていく勇気があれば! ヨーテリー「勇気! そっか! 勇気なんだね! ヨーテリー「ありがとう! パートナー さん! ヨーテリー「おじいちゃーん! ~ 自宅前 ~ パートナー 「み…みんな……。 ハーデリア「???(決定したチーム名)のみなさん…… ハーデリア「さきほどは わしも こわくてにげてしまい…… ハーデリア「本当に申しワケなかったです。 ハーデリア「わしも 長いこと生きた……もうかくごは できとります。 ハーデリア「わし自身は 消えようが消えまいがどうでもいいことなのですが…… ハーデリア「ただ…… ハーデリア「この子達には…… ハーデリア「子供達には 未来がある。 ハーデリア「そのためにも……なんとかせんと と思いましてな……。 エモンガ「ハーデリア!! ハハコモリ「立ち向かうのは こわいですが……でも私も母親です! ハハコモリ「子供のことを考えたら……子供の未来がなくなることを思ったら…… ハハコモリ「あきらめることなんて できません! スワンナ「世の中 自分のことしか考えていないヤツが多すぎるからねぇ……。 スワンナ「でも本当に自分のためになることって なんだろうね? スワンナ「私も もちろん協力するよ! できることから やればいいんだよね! パートナー 「ハハコモリ! スワンナも!! エモンガ「世の中 まだ捨てたもんじゃねえってことだな! エーフィ「ほかのポケモン達にも こういう気持ちが広がれば!! (いける! みんなが前を向けば!) (あきらめずに 立ち上がれば!!) ハーデリア「他のものも わしらと同じ気持ちが持てれば いいんですかの? ハハコモリ「だったら私も みんなを説得できるようがんばるわ! パートナー 「うん! だったら! パートナー 「 リーダー とボク そして仲間の何匹かは…… パートナー 「氷触体を こわすため……グレッシャーパレスに乗りこむ! パートナー 「そして残ったもの達は 1匹でも多くのポケモンが…… パートナー 「未来に対して 前を向けるよう説得して回る! パートナー 「そうすれば…… パートナー 「あっ……! エモンガ「どうした? パートナー ? パートナー 「わ…忘れてた……。 パートナー 「グレッシャーパレスは 空中に ういているんだった……。 ノコッチ「そっか! 空にあったら 歩いていけないもんね! パートナー 「一体どうやって……。 ブラッキー「 パートナー それなんだが……。 ブラッキー「たしかに あそこに行くのは やっかいだ。 ブラッキー「エンターカードを使うことも考えたが…… ブラキー「おれ達の今の技術じゃ無理だ。 ブラッキー「ただ……さっき エーフィとも 話し合ったんだが…… エーフィ「まだ可能性が あるかもしれないの。 パートナー 「可能性……? エーフィ「うん。これはもう カンと言ってもいいぐらいのものなんだけど…… エーフィ「でも かけてみる価値は あるかなって。 エーフィ「まあ ほかにあそこへ行く方法を思いつかないってこともあるんだけどね。 ビリジオン「ちょっとでも可能性があるなら かけてみるべきじゃないかしら。 パートナー 「うん。ボクもそう思うよ。 ブラッキー「わかった。じゃ今から おれと エーフィは…… ブラッキー「グレッシャーパレスに わたる方法を探りに行ってくる。 ブラッキー「ただ おれ達の帰りを待ってから出発するんじゃ時間がもったいない。 ブラッキー「とちゅうで合流することにしよう。 エーフィ「大氷河に行ったとき使ったエンターカードを わたしておくわ。 エーフィ「マグナゲートの よび方は 何回か見てるから わかるよね? パートナー 「ああ……まあ……なんとなく……。 ブラッキー「それを使って 大氷河まで来てくれ。そこで落ち合おう。 ブラッキー「じゃ行こう。 エーフィ「おたがい がんばりましょ! ハーデリア「こんな夜おそくに出かけるなんて大変だのう……。 ハーデリア「……と 今はそんな のんきなこと言っている場合じゃなかったのう。 パートナー 「ボク達も すぐに出発した方がいいのかな? ビリジオン「いえ。明日の朝にしましょ。ちゃんと準備してからの方がいいわ。 ビリジオン「ブラッキーとエーフィは すでに準備ができてたみたいだし…… ビリジオン「2匹だから身軽だわ。 ビリジオン「こっちは リーダー もいるから場合によっては…… ビリジオン「キュレムが おそってくることも考えておかなくちゃならない……。 ビリジオン「しっかり準備してからの方がいいと思うわ。 パートナー 「わかった。 パートナー 「じゃあボク達は 明日 出発しよう! エモンガ「オレも行くぜ!! ビリジオン「私も!! ノコッチ「ボクは……ここに残るよ。 エモンガ「ノコッチ! ノコッチ「ちがうよ。エモンガ。おじけついたとかじゃないんだ。 ノコッチ「ほかに やることがないなら ボクも絶対に みんなと行くよ。 ノコッチ「でも 今はほかのポケモン達を 説得するのも大切な仕事でしょ? ノコッチ「輪を広げるには時間がかかると思うから できるだけ多くのポケモンでやらないと。 ノコッチ「だからボクは ここに残ってがんばるよ! エモンガ「ノコッチ!! パートナー 「そっか! わかったよ ノコッチ! パートナー 「じゃ今回は がんばって みんなを説得してね! ノコッチ「うん! パートナー 「よし! じゃあ みんな! パートナー 「明日! がんばっていこうね!! みんな「おおーーーーーーーーーーーっ!! 最後の冒険出発~グレッシャーパレス突入まで +... 次の朝…… パートナー 「 リーダー ! おはよう! 今日は いよいよ出発だね! パートナー 「ボクは とりあえず先に 丘の上に行ってるよ。 パートナー 「ブラッキー達に エンターカードをわたされたけど…… パートナー 「ちゃんと使えるかどうか いまいち 自信がないんだよね。 パートナー 「だから エモンガもつかまえて 今から練習しておこうと思って……。 パートナー 「 リーダー は その間に冒険の準備をしておいてね。 パートナー 「じゃ 丘の上で待ってるからね。 ~ 宿場町 丘 ~ パートナー 「あっ! リーダー ! 準備できたの? OKだよ! パートナー 「今回は 大変な冒険になりそうだから…… パートナー 「準備もしっかりした方がいいと思うけど……だいじょうぶ? もちろん! パートナー 「そっか! パートナー 「じゃ今から マグナゲートをよびこむよ! パートナー 「ぷはあ~……よかった……。 パートナー 「うまくいった……。 エモンガ「うおー! オレ すげー キンチョーしたぜ! エモンガ「エンターカードなんて もう さわりたくねえ……。 パートナー 「でも エモンガのおかげで ちゃんとマグナゲートを よびこめたよ! パートナー 「 リーダー ! ビリジオン! 行こう! パートナー 「ふたたび! 大氷河へ! ノコッチ「みんな! がんばってね! ノコッチ「それから…… ノコッチ「無事に帰ってきてね。 エモンガ「心配するな。安心して待ってろ。 エモンガ「この間とは 立場が ぎゃくになっちまったな。ノコッチ。 エモンガ「今度はオレが 大氷河に行ってくる! ノコッチ「ははっ……そうだね……。 エモンガ「おみやげ 期待してろよな! ノコッチ「うん! でっかい おみやげを……! ノコッチ「氷触体を ぶっこわしてきてね!! ビリジオン「ノコッチも がんばってみんなに気持ちを伝えてね! ビリジオン「とても大変だと思うけど…… ビリジオン「ノコッチなら……きっとできるわ! ノコッチ「うん! ありがとう! ノコッチ「ビリジオンも気をつけて! 絶対に帰ってきてね! パートナー 「じゃ……行ってくるよ! パートナー 「あとは よろしくね! ノコッチ! - マグナゲートが消滅 - ノコッチ「みんな! 負けないでねーーーーっ!! ~ シアンの迷い道 入口 ~ パートナー 「あれ? 前に来た時とちがうような…… パートナー 「もしかして ここ……別のダンジョンなのかな? エモンガ「やっぱり エンターカードの置き方がまちがってたのかなぁ……。 パートナー 「だとすれば この先は 大氷河とは別の場所に出ちゃうのかも……! ビリジオン「心配しなくても だいじょうぶだと思うわ。 ビリジオン「あずかったエンターカードの使い方がふくざつなものだとしたら…… ビリジオン「ブラッキー達は もっとくわしく教えてくれたはずよ。 ビリジオン「たぶん グレッシャーパレスのえいきょうとかを受けて…… ビリジオン「こうなったんじゃないかしら。 ビリジオン「とにかく 先に進んでみましょう。 エモンガ「おっ! パートナー ! エモンガ「あっちから光が見えるぞ! パートナー 「行ってみよう! もしかしたら 出口かも! パートナー 「こ…ここは……! エモンガ「すげえ! 氷河がいくつもつらなっている!! エモンガ「 パートナー ! エモンガ「前に行った時も こんな感じの場所だったのか!? パートナー 「うん。見覚えのある光景だよ。 ビリジオン「やっぱり まちがってなかったようね。 エモンガ「そっか! エモンガ「じゃオレ達は ここらで ブラッキー達が来るのを待っていればいいんだな! (……そうなんだけど……。) (気になるのは……この音だ……。) (さっきからしているこの音は……一体なんだろう……?) エモンガ「な……! (あたりが急に暗く!?) ビリジオン「みんな! 上よ! エモンガ「うわああぁぁぁぁぁぁぁっ!! パートナー 「あ…あれはっ!! パートナー 「あれは もしかして……!? パートナー 「でも ここまでは だいぶ はなれているはずだよ!? パートナー 「なのに どうして こんなところにグレッシャーパレスが!? ビリジオン「ういているだけじゃなく 少しずつ動いているんだわ! ビリジオン「移動して ここまで来たのよ! エモンガ「なんか……別の…… エモンガ「別の音も聞こえないか……? - グレッシャーパレスからボーマンダが - (ボ…ボーマンダ!!) 『グオオオオオーーーーーーーーッ!! エモンガ「な…なんだ!? コイツは!? パートナー 「ボーマンダ! ムンナの仲間だ! エモンガ「なんだって~~~~~~っ!? パートナー 「シャンデラも!! ビリジオン「行く手を はばみにきたのね! パートナー 「どうしよう! リーダー ! (突破するしかない!) 『グオオオオオーーーーーーーーッ!! シャンデラ「シャンデラーーーーーーー!! (グレッシャーパレスに行くためにも!) (絶対に!!) + 再戦時 『グオオオオオーーーーーーーーッ!! エモンガ「みんな! 今度こそ突破しようぜ! パートナー 「うん! 大氷河でブラッキー達と合流するんだ! パートナー 「ここは何としてでも きりぬけないと! 『グオオオオオーーーーーーーーッ!! シャンデラ「シャンデラーーーーーーー!! パートナー 「みんな! 来るよ! - 勝利後 - 『ガアアァァァァーーーーーーーーッ!! シャンデラ「グワワワワワワァーーーーーーーー!! パートナー 「……やった! パートナー 「ボーマンダ達を……たおしたぞ!! エモンガ「へっ! オレ達に ケンカ売るたあ いい どきょうだが…… エモンガ「どうやら相手が悪かったようだな! エモンガ「みんな! 今のうちに ここをぬけようぜ! - シャンデラが起き上がり、エモンガの背後から… - ビリジオン「エモンガ! 危ない!! 『シャーーーーーーーーーーーッ!! エモンガ「うわあぁぁぁぁぁぁっ!! シャンデラ「グワァッ!! エーフィ「ゆだんしちゃダメよ エモンガ。 パートナー 「エーフィ!! エモンガ「エーフィ! ビックリしたな! もう!! エモンガ「いや そのう……助けてくれて ありがとうな……。 エーフィ「みんな無事みたいね。よかった。 エーフィ「ここから少し はなれたところで ブラッキーが準備してるわ。 エーフィ「早く行きましょ。 パートナー 「えっ? 準備って……? エーフィ「グレッシャーパレスに行く方法がわかったの。 ビリジオン「わかったの!? 空をわたる方法が!? エモンガ「スゲエ! スゲエよ! エモンガ「オマエ達 やっぱ天才だよ! エーフィ「ワタシ達が天才っていうのは ちょっと ちがうんだけどね……。 エーフィ「まあ いいや。とにかく行きましょ。 エーフィ「ブラッキー! お待たせ! エーフィ「みんなを連れてきたよ。 パートナー 「これは マグナゲートをよぶための……! パートナー 「ねえ ブラッキー。 パートナー 「やっぱり エンターカードを使ってグレッシャーパレスに行くの? ブラッキー「ああ。ただし特別なエンターカードを使う。 ブラッキー「それを使えば ダンジョンも通らずに 直接 行けるはずだ。 エモンガ「なんだ! やっぱりオマエ達すげーじゃないか! エモンガ「そんなすごいエンターカードを作っちゃうなんてよう! ブラッキー「いや。残念ながら おれ達が作ったものじゃない。 ブラッキー「今回 使うエンターカードは ひろったものなんだ。 パートナー 「ひろったもの……? エーフィ「うん。氷山で見つけたの。 エーフィ「グレッシャーパレスが浮上して くずれ落ちた氷山のあとを調べていたら…… エーフィ「このエンターカードを見つけたのよ。 ビリジオン「どういうことなの? ブラッキー「すべては エーフィのカンが正しかったってことになるんだが…… ブラッキー「はじめて おれ達が 大氷河に行った時…… ブラッキー「氷山の手前で 大きなクレバスにはばまれたんだが……その時…… ブラッキー「近くに ダンジョンの入口 (マグナゲート)を よびこんだあとのようなものが…… ブラッキー「あったのを覚えているか? パートナー 「 ダンジョンの入口 (マグナゲート)を よびこんだようなあと? パートナー 「ああ……うん 覚えてるよ。 パートナー 「たしか リーダー が それを見つけて…… パートナー 「そして そこにエンターカードを置いてみたら…… - 回想 - パートナー 「光が……氷山に向かっている……! ブラッキー「まちがいない。 ブラッキー「これは マグナゲートのあと…… ブラッキー「しかも……ここから氷山へぬけるためのものだったんだ。 ノコッチ「ええ~っ!? ということは!? エーフィ「だれかが マグナゲートをよびこみ…… エーフィ「そして 氷山に向かったってことになるわね……。 パートナー 「じゃあ ボク達より前に だれかが ここに来ていたってこと? ブラッキー「そこは なんとも言えないな。 ブラッキー「このあたりに住んでいるポケモンが エンターカードと似た しくみを使って…… ブラッキー「向こうにわたる橋として 利用してたのかもしれないし……。 ブラッキー「あの時は わからなかったが……今 考えてみると…… ブラッキー「あれを作ることができたポケモンが 1匹だけ思い当たらないか? パートナー 「1匹だけ? ブラッキー「ああ。1匹だけ。 ブラッキー「おれ達より先に……あそこを通ったと思われるポケモンだ。 パートナー 「……! それって まさか……! パートナー 「まさか……ケルディオ? ブラッキー「そうだ。ケルディオだ。 ブラッキー「ケルディオは おれ達より先に…… ブラッキー「グレッシャーパレスに行っているゆいいつのポケモンだ。 ブラッキー「あの マグナゲートも…… ブラッキー「ケルディオが エンターカードを使ってよんだとすれば……説明がつく。 ブラッキー「そうだとすれば ケルディオは エンターカードの使い手だ。 ブラッキー「それも天才的な。 ビリジオン「ケルディオが エンターカードの使い手? ビリジオン「それは ちょっと想像つかないわ。 ビリジオン「だって ケルディオがエンターカードを使っているところなんて…… ビリジオン「一度も見たことがないし……。 エーフィ「たぶん何かの キッカケがあって覚えたんじゃないかしら? エーフィ「自己流でも ケルディオには素質があった……。 エーフィ「実際 クレバスを こえた時の配置は すばらしいものだったわ。 エーフィ「そして 今回ひろったエンターカードも……。 パートナー 「えっ? それも ケルディオが作ったの? ブラッキー「おそらくな。 ブラッキー「ケルディオは グレッシャーパレスが いずれ浮上することを知っていて…… ブラッキー「空中をわたるエンターカードを作り……そして 氷山のあとに落としたんだ。 ブラッキー「氷山を調べようという てい案を 最初 エーフィから聞いた時は…… ブラッキー「とんでもなく ビックリしたがな。 エーフィ「ワタシだって まさか こんなものが落ちているとは思わなかったわよ。 エーフィ「ワタシのカンは ケルディオのこと。 エーフィ「そして そこから考えてみた結果 氷山のあとを調べれば…… エーフィ「何か手がかりがあるのかなって思ったんだけど……。 エーフィ「でも ケルディオに関しては……なぜか言いようのない…… エーフィ「絶対まちがってないだろうってカンは あったわよ。 エモンガ「すげえ……つーか こわいぐらいだな。 エモンガ「エーフィのカンってよう……。 ブラッキー「とにかく…… ブラッキー「ケルディオは グレッシャーパレスのとちゅうで消息を たっている……。 ブラッキー「そして まるで だれかにたくすように…… ブラッキー「氷山のあとに エンターカードを残した……そう考えると…… ブラッキー「ケルディオは……いまだにグレッシャーパレスにいる。 パートナー 「ケ…ケルディオが!? エーフィ「しかも キュレム達の敵としてね。 エーフィ「空中をわたる手段を残しているぐらいなんだから…… エーフィ「どう考えても キュレムと仲良くはしてないわよね。 ビリジオン「ケルディオが…… ビリジオン「ケルディオが……あそこにいる……。 ビリジオン「あのグレッシャーパレスに……ケルディオが……! ブラッキー「まだまだ なぞも多いが…… ブラッキー「それを知るために行くしかないな! グレッシャーパレスに! ~ 宿場町 丘 ~ コアルヒー「はあはあ……おい! 本当か!? コアルヒー「本当に見えるのか!? ワシボン「ああ……小さくだが……まちがいない……。 ミネズミ「あれは しんきろうでは ないですね。 コアルヒー「ホントだ!! コアルヒー「しんきろうとかじゃなく……本物のグレッシャーパレスが見える!! コアルヒー「これって どういうことなんだよ!? ノコッチ「グレッシャーパレスが……こっちに近づいているのかも……。 コアルヒー「こ…こっちに!? ミネズミ「そういえば 少しずつ大きくなってますしね……。 ワシボン「やっぱり本当なのか……。 ワシボン「 パートナー がいってた……世界が破滅に むかってるというのは……。 コアルヒー「うおー! やっぱホントなんだー!! ミネズミ「ひええぇぇぇぇ~~~~~~~っ!! ノコッチ「ちょっと待ってよ! ノコッチ「グレッシャーパレスが また何かしたワケじゃないよね!? ノコッチ「たんに こっちに向かってきているだけじゃないか! コアルヒー「何言ってンだ! オメエ! コアルヒー「氷触体は 世界を ほろぼす わざわいなんだぞ! コアルヒー「それが こっちに近づいてきてるんだ! コアルヒー「やばいに決まってるだろうが! ワシボン「お…おい! コアルヒー! そんな こうふんするなって! ワシボン「たしかに 氷触体が こっちに来たからといって どうなるかわからないが…… ワシボン「いや……でも わからないから なおさら不気味なんだよな……。 ミネズミ「ワタシは かなりヤバイと思いますね。 ミネズミ「みなさんは 世界がどんな感じで滅亡すると思ってます? ミネズミ「すべてがとつぜん パッと消えるんでしょうか? ミネズミ「ワタシは ちがうと思ってます。少しずつ こわれていくんじゃないかと……。 ミネズミ「じゃあ どこから こわれていくのか……? コアルヒー「……! まさか……! コアルヒー「氷触体の近くから!? コアルヒー「氷触体のそばにあるものからこわれていくっていうのか? ミネズミ「残念ながら……そういうことでしょう。 ワシボン「ええええ~~~~~~~っ!!? ワシボン「そりゃ大変だ! みんなにも伝えなくちゃ! ノコッチ「ちょ……ちょっとーーーーっ!!! ノコッチ「どうして そうやって ものごとを 悪い方 悪い方に考えるの!? ノコッチ「そんなことを言いふらしてさわいでも…… ノコッチ「なにも前進しないし……なんの解決にもならないんじゃないの!? コアルヒー「うっ……。 スワンナ「ノコッチの言う通りだよ! ワシボン「スワンナ……! ミネズミ「ママさん……。 スワンナ「あんた達……さっき『みんなにも伝えなきゃ!』とか言ってたけど…… スワンナ「ホントいい めいわくだよ! スワンナ「氷触体の近くから世界が こわれていくなんて……そんなの…… スワンナ「あんた達の勝手な おくそくじゃないか! スワンナ「そんな いわれのないデマが 世の中をこんらんさせてるンだよ!? ワシボン「……………………。 スワンナ「あんた達も いいかげん目をさましな! スワンナ「少しは未来のために…… スワンナ「子供達のために……あせをかいてみたらどうだい!? スワンナ「まったくもう……。 ノコッチ「ありがとう! スワンナ! スワンナ「あんたは がんばってるわ! ノコッチ! スワンナ「最後まで あきらめないでがんばろうね! ノコッチ「うん! ノコッチ「……(そうだ! 最後まで あきらめず がんばるんだ!) ノコッチ「(ボク達は 絶対に みんなが前を向けるように がんばる!) ノコッチ「(心がひとつになれるよう がんばる!) ノコッチ「(だから リーダー さん達も がんばって!) ノコッチ「(氷触体を 絶対に こわして!) ノコッチ「(負けないで! リーダー さん!) ・冒険に失敗した場合 +... - パターン1 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 エモンガ「ちょっと ゆだんしちまったかな……。 ビリジオン「でも ここは絶対こえないと! パートナー 「うん。 パートナー 「大氷河で ブラッキー達と 合流することになっているんだ。 パートナー 「絶対行かなくちゃ。 パートナー 「今度こそ突破しようね! - パターン2 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 エモンガ「ちょっと ゆだんしちまったかな……。 ビリジオン「でも ここは絶対にこえないと! パートナー 「うん。 パートナー 「みんな! がんばっていこうね! - パターン3 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 エモンガ「危ないところだったな……。 ビリジオン「なかなか むずかしいわね……。 パートナー 「でも ブラッキー達も そのうち大氷河へ来るだろうし…… パートナー 「あそこは何としてでも突破しなくちゃ。 エモンガ「そうだな。 エモンガ「よし! 今度こそ突破しようぜ!! グレッシャーパレス 東の塔~西の塔到着まで +... ~ グレッシャーパレス 東の塔 入口 ~ パートナー 「こ…ここは……? ビリジオン「あたりは 氷におおわれているし 外は空……。 ビリジオン「前に来た時と 少し感じがちがう気もするけど…… ビリジオン「グレッシャーパレスに まちがいなさそうね。 エモンガ「ホントにダンジョンを通らずに来ちゃったんだ! すげー! エモンガ「しかも空中を わたって! エモンガ「どんだけ すごいエンターカードなんだよ!? 一体!? エーフィ「ホント おそれいるわね。 エーフィ「これだけのものを作り出せるなんて正直……しっとしちゃうな。 ブラッキー「おれ達は ダンジョン研究家だからな。気持ちはわかるが…… ブラッキー「ただ 今はそんなことを言ってる場合じゃない。 ブラッキー「とにかく グレッシャーパレスに来れたんだ。 ブラッキー「あとは 氷触体に たどり着き……破壊する! ブラッキー「ここからは そこだけに集中して進もう! エモンガ「ちょ…ちょっと待った! エモンガ「ここに来れたのは いいんだけどよう……そのう……帰りは…… エモンガ「パラダイスには どうやって帰るんだ? こんな空の上なのに……。 ブラッキー「心配するな。 ブラッキー「帰りも ケルディオのエンターカードを使えば もどれるはずだ。 エモンガ「そ…そうなのか……? エモンガ「それは よかった(ほっ…)。 エモンガ「みんな 捨て身の かくごで 来たのかなって思っちゃったよ。 エーフィ「そんなワケないでしょ。 エーフィ「ワタシ達は 絶対に無事にもどってくる。 ビリジオン「そうしないと ノコッチに合わせる顔がないわ。 エモンガ「はは……そうだよな……。 エモンガ「わかった。じゃ がんばっていこうぜ! ビリジオン「ボーマンダは ここから おりてきた……ということは…… ビリジオン「ムンナ達もいると考えた方がよさそうね。 パートナー 「ボク達が来たことに気づいているのかな? ブラッキー「わからんな。 ブラッキー「ただ 気づかれてないとしたら それは利用しないと。 エーフィ「みんなで行くと 目立つわね。 エーフィ「バラバラで進んだ方が ムンナ達にも見つかりにくいし…… エーフィ「もし追われたとしても 相手の戦力を分散できるわ。 ブラッキー「よし。じゃあチームを3つに分けよう。 ブラッキー「おれと エーフィ……ビリジオンと エモンガ…… ブラッキー「そして リーダー と パートナー …… ブラッキー「この3つのチームに分かれてバラバラに進んでいこう。 パートナー 「わかった。 ビリジオン「みんな無事で……。 エモンガ「けんとうを いのるぜ! ブラッキー「エーフィ いくぞ! エーフィ「うん! ビリジオン「私達も行きましょ。 エモンガ「ああ。 エモンガ「気をつけてな! リーダー ! パートナー ! パートナー 「みんなも気をつけてね! パートナー 「じゃあ ボク達も用意ができたら行こうか! パートナー 「がんばろう! リーダー ! ブラッキー「まだまだ 先は長そうだな。 エーフィ「……ねえ ブラッキー……。 ブラッキー「どうした。 エーフィ「あの……エモンガに聞かれた時のことなんだけど…… エーフィ「どうしてあの時…… エーフィ「ケルディオのエンターカードを使えば帰れるなんてウソを……? ブラッキー「なんだ。エーフィだって 合わせてたじゃないか。 エーフィ「ワタシだけじゃないわ。ビリジオンもね。 エーフィ「エモンガや パートナー 達を不安にさせたくないじゃない。 ブラッキー「おれも いっしょだ。それにウソだと決まったワケでもない。 ブラッキー「検証できてないだけだ。ちゃんと調べれば…… ブラッキー「あのエンターカードを使って帰る方法だって あるかもしれないんだ。 ブラッキー「ただ 今は時間がない。氷触体を たたく方が先だ! ブラッキー「世界がなくなったら 帰るも何もないからな。 エーフィ「……ブラッキー…… エーフィ「今はまだ わからないけど…… エーフィ「それでも…絶対 帰ろうね……。 エーフィ「みんなと……絶対 無事に……パラダイスへ……。 ブラッキー「ああ……。 ビリジオン「だいぶ のぼってきたわね。 ビリジオン「なに? どうしたの? エモンガ「……あっ! いや! エモンガ「な…なんでもねえよ! ビリジオン「そっか。 ビリジオン「そういえば エモンガは 私のこと キライだったよね。 ビリジオン「ゴメンね。いっしょにコンビを組むのが 私になっちゃって……。 エモンガ「なっ……! キ…キライじゃねえよ!! エモンガ「そりゃ最初は 気に食わなかったけど…… エモンガ「でもそのあと ケルディオの件を聞かされて ワケもわかったし…… エモンガ「いいところも見えたし……ちゃんとしてるんだなって……。 エモンガ「ノコッチが友達になりたがってたのも……今じゃわかるし……。 ビリジオン「そっか。じゃよかった。 エモンガ「こっちこそゴメンな。 エモンガ「前はオレ……オマエに かみついてばかりだった……。 エモンガ「ずっと あやまりたかったんだけど……タイミングがなくてよう……。 ビリジオン「仕方ないわ。 ビリジオン「私自身 自分はイヤなヤツだったなって思うもの。 ビリジオン「だから ありがと。仲直りしてくれて。 エモンガ「ああっ……。 エモンガ「うん! なんか スッキリしたぜ! エモンガ「がんばろうな! 氷触体を目指して! ビリジオン「ええ。 ビリジオン「ちなみに私 エモンガは やんちゃだし でも かわいいし…… ビリジオン「だからスキよ。 エモンガ「え……? えええ~~~~~~っ!!? ビリジオン「どうしたの? 早く行きましょ。 エモンガ「あっ……ああ……。 パートナー 「そろそろ ぬけられそうかな……。 パートナー 「あっ! あっちに道がある! あそこから先に行けそうだよ! パートナー 「行こう! リーダー ! 一方そのころエモンガ達は…… エモンガ「少し広いところに出てきたな……。 ビリジオン「敵にすぐ見つかりそうな場所ね。 ビリジオン「長くいるのは 危険だわ。 エモンガ「そうだな。 ブニャット「わわっ! オマエ達! どうやってここに!? ビリジオン「敵の声……!? エモンガ「ちっ……言ったそばから もう 見つかっちまったか……。 ブニャット「ブニャニャニャ! ブニャット「ここは 空に うかぶグレッシャーパレス! ブニャット「オマエ達が ここにいること自体 信じられないが…… ブニャット「でも ホントにいるんだからしかたないにゃっと! ブニャット「とらえるにゃっとーーーー!! ドリュウズ「ドリューーーーーーーーーーズ!! ドリュウズ「ドリューーーーーーーーーーズ!! エモンガ「うっ……6匹か……。 ビリジオン「……スキを見て にげた方がよさそうね。 ブニャット「ブニャニャニャ! ブニャット「にげるつもりだろうが そうはいかないにゃっと! ブニャット「手分けして追いつめるにゃと! エモンガ「くっ……。 パートナー 「ビリジオン! エモンガ!! ブニャット「オ オマエ達は~~~~~~っ!? エモンガ「 パートナー ! リーダー ! パートナー 「2匹とも囲まれてるから ビックリしたよ! パートナー 「でもよかった! 無事なんだね! ビリジオン「ええ! パートナー 「よし! なんとか突破しよう! ブニャット「ブニャニャニャーーー! リーダー ー! ブニャット「オマエ キュレム様のせっかくの忠告を聞かないつもりだにゃっと! (………………。) ブニャット「オマエだけは 絶対 行かせるワケにはいかないにゃっと! ブニャット「絶対に! 絶対に通さないにゃっとー!! + 再戦時 パートナー 「 リーダー ! あそこに! パートナー 「エモンガ! ビリジオン! だいじょうぶ!? ビリジオン「平気よ! エモンガ「なんとか がんばってるけど なかなかスキがなくてよう……。 パートナー 「わかった! 今度こそ突破しよう! ブニャット「ブニャニャニャッ! ダメにゃっと! ブニャット「ここから先は 絶対行かせないにゃっと!! ブニャット「絶対に絶対! 行かせないにゃっとー!! - 勝利後 - ブニャット「うぐぐぐぐ……。 ドリュウズ「ドリュルルルルル……。 パートナー 「なんとか たおせたね! ビリジオン「先を急ぎましょ。 エモンガ「そうだな。 エモンガ「コイツら しばらくして元気になったら また おそってきそうだもんな。 ビリジオン「他の敵も 集まってきたらこまるし…… ビリジオン「数でこられたら こっちはかなわないわ。 パートナー 「わかった。早く行こう。 キュレム「だいぶ南下しているな……。 キュレム「速度が上がってきている……。 ムンナ「キュレム様……。 ムンナ「それは……つまり…… キュレム「失望の風が強くなっている。 キュレム「氷触体のちからが 大きくなっているのだ。 ムンナ「氷触体の……ちからが……。 キュレム「われの予知より……少し早く来そうだ。 キュレム「世界の破滅がな……。 ムンナ「………………。 キュレム「もはや氷触体は だれにも止められん。 キュレム「ここまできて風向きが変わるとも思わんが…… キュレム「万が一ということもある。最後まで心してかかれ。 ムンナ「はい……。 ムンナ「……そうか……。 ムンナ「ついに……世界が……。 ムンナ「なくなった方がマシだと思っていたこの世界も…… ムンナ「とうとう……なくなる……。 ドクロッグ「ムンナ様~~~~~~~~~~ッ!! ムンナ「ドクロッグ! どうした!? ドクロッグ「 リーダー が……! ドクロッグ「 リーダー 達が ここにやって来ているんですロッグーーッ!! ムンナ「な…なんだって!? ドクロッグ「すでにブニャットが やられたロッグ! ドクロッグ「 リーダー は人間! 氷触体も破壊できるかもロッグ! ムンナ「このまま野放しにしてたらヤバイですロッグ~!! ムンナ「落ちつけ! ドクロッグ! あわてることはない! ドクロッグ「へっ……? ムンナ「ゲノウエア山の時とは ちがう。あの時は にげるヤツらを探したが…… ムンナ「今回は ヤツらが目指す場所がわかっている。 ムンナ「それに ワタシ達の方が ここをよく知っている。 ドクロッグ「た…たしかに……。 ムンナ「ヤツらを さそいこみ そこで 一気にたたく! ドクロッグ「ドクドクドクッ! りょうかいですロッグ~! ドクロッグ「みんなにも伝えときますロッグ! ~ グレッシャーパレス 西の塔 入口 ~ エモンガ「少し ちがうところに出てきたけど…… エモンガ「この先が……氷触体の場所に続いている……でOKなのかな? パートナー 「うん。なんとなく上へ上へと のぼっているから だいじょうぶじゃないかな。 パートナー 「ここから先は どうしよう……? パートナー 「やっぱり バラバラで行く? ビリジオン「ここからは バラバラじゃない方がいいと思うわ。 ビリジオン「私達がここに来ていることは ムンナにも知られているだろうし。 エモンガ「そうだよなぁ……。 エモンガ「元々 ムンナ達に発見されないためにバラバラに行ったワケだからなぁ。 エモンガ「いっしょの方が いざって時…… エモンガ「さっきみたいに みんなで ちからを合わせて戦えるしな。 パートナー 「わかった。じゃ ここからは いっしょに行こう。 エモンガ「そういえば……ブラッキーとエーフィは どうしてるんだろう……? エモンガ「だいじょうぶかなぁ……。 パートナー 「……心配だけど…… パートナー 「今は 氷触体を こわすことを考えなくちゃ。 パートナー 「ブラッキー達だって ボク達にそうしてほしいと思ってるだろうし…… パートナー 「それに ブラッキー達だけじゃなく…… パートナー 「ここにはいないポケモン達…… パートナー 「パラダイスや宿場町にいる みんなだって…… 『みんなに気持ちを 伝えるために…… 『あえてパラダイスに残ることを選んだノコッチや…… 『それに…… 『ハーデリアやヨーテリー…… 『そして…… 『スワンナ達も きっと今ごろ みんなが前に向くよう…… 『必死に気持ちを伝えていると思うんだ 『ボク達が 氷触体を こわすと信じて…… パートナー 「だから ボク達も……みんなを信じて…… パートナー 「ブラッキー達の無事も信じて…… パートナー 「先に進むしかないよ。 ビリジオン「そうね。みんなを信じて……。 エモンガ「すべては この世界を救うためだもんな! エモンガ「みんなを信じて……がんばるか! ・冒険に失敗した場合 +... - パターン1 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「ちょっと ゆだんしちゃったかな……。 パートナー 「でも こうしちゃいられないよ。 パートナー 「もう一度 チャレンジだよ! - パターン2 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「ちょっと ゆだんしちゃったかな……。 パートナー 「みんな ボク達より先に進んでるんじゃないかな……? パートナー 「おくれるワケにはいかないよ。 パートナー 「ボク達も行こう! - パターン3 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「う~ん……。 パートナー 「敵も強いし なかなか きびしいね……。 パートナー 「そういえば……エモンガと ビリジオンは……? パートナー 「もしかして まだあそこで戦っているのかな? パートナー 「だとしたら 助けに行かなきゃ! パートナー 「早く行こう! リーダー !
https://w.atwiki.jp/magnagate/pages/2.html
検索 メニュー トップページ 発売前情報 よくある質問 データ ダンジョン関連 ダンジョン一覧 ダンジョン(凡例) ダンジョン(読込用) わきみち案内 ポケモン図鑑 No.001~100 個別ポケモン用テンプレ 伝説のポケモン 進化 基本データ どうぐ タイプ相性 わざ とくせい 状態異常 スキル チームスキル みんなでアタック キャラクター紹介 施設 パラダイスランク きのみダネ ふしぎだまショップ そうこ★スッキリ ミュージックパラダイス ふしぎなメール マグナゲート回想録 1 2 3 4 5 6 7 Tips 主人公の選択 オススメ稼ぎ方法 バグ 小ネタ 掲示板 5ch ポケモン不思議のダンジョン マグナゲートと∞迷宮(携帯ゲーソフト板) ポケモン不思議のダンジョンシリーズ(ポケモン板) ポケモン不思議のダンジョンが3DSでくる!!!!!(ポケモン板) Wiki編集 編集者の議論用ページ カウンター 合計 - 今日 - 昨日 - 閲覧 -ここを編集
https://w.atwiki.jp/magnagate/pages/114.html
このページはストーリー中のセリフをまとめた所です。 文中の色付けしている箇所は状況に応じて名前が変化します。 リーダー 主人公になっているポケモンの名前 パートナー パートナーになっているポケモンの名前 パートナーの性別は 女の子 とします。 冒険に失敗した場合のセリフはそのダンジョンの進行度によって変化します。 目次 目次 パートナー救出~カエン砂漠 到着まで キュレム襲来~パラダイス 帰還まで グレッシャーパレス浮上まで 最後の冒険出発~グレッシャーパレス突入まで グレッシャーパレス 東の塔~西の塔 到着まで パートナー救出~カエン砂漠 到着まで +... ~ 風穴の丘 ~ サザンドラ「ここからが 風穴の丘です。 サザンドラ「この丘は ところどころに穴があいていて…… サザンドラ「大きなものから小さなものまで みな洞窟として つながっているんです。 サザンドラ「かくれるところも たくさんあるので…… サザンドラ「不意打ちをしかけるには もってこいの場所でしょう。 サザンドラ「さっきも話しましたが これは ワナにちがいないです。 サザンドラ「たぶんムンナ達は ここの頂上で待ちかまえているのだと思いますが…… サザンドラ「もしかしたら 私達がダンジョンを進む とちゅうで…… サザンドラ「何かしら しかけてくるかもしれません。 サザンドラ「十分 注意して行きましょう。 サザンドラ「これは……? (フリズム……?) (中が白くなっている。) (すでに何か録音されている……?) サザンドラ「フリズムは 大変めずらしいもの……。 サザンドラ「この風穴の丘に ふだん落ちていたりすることはありません。 (ということは……) (だれかが……わざと置いたということか……。) - フリズムを解凍 - パートナー 「オマエ達! どうして こんなことを!? ( パ … パートナー の声だ……!) パートナー 「ムンナは リーダー に 助けを求めたんじゃなかったの!? パートナー 「なのに どうして!? ムンナ「フン! ありゃ だますための 演技だよ! ムンナ「 リーダー は この世界にいてはいけないんだ! ムンナ「だから おびき出して はいじょする! パートナー 「 リーダー が……この世界にいてはいけないって!? パートナー 「うぐっ! ドクロッグ「ドクドクドクッ! いちいちうるさいロッグ! ドクロッグ「おとなしく つかまってろロッグ! パートナー 「うぐぐっ…… 『…………………………………… サザンドラ「……入っていた音は これで全部のようですね……。 サザンドラ「やっぱり パートナー さんは つかまっていたんですね。 サザンドラ「来たのは 正解でした。 ( パートナー に かくれて こっそり録音し……) (それを こちらに聞かせるために わざわざ ここに置いたってことか。) (しかし……) (このフリズム……よく見ると……。) サザンドラ「 リーダー さん。 サザンドラ「この先 どんなワナが しかけられているのか わかりませんし…… サザンドラ「そうでなくても敵は多く……分が悪いことには変わらないです。 サザンドラ「とにかく 敵に見つからずに…… サザンドラ「 パートナー さんを探し出し なるべく戦わずに だっしゅつする…… サザンドラ「助け出す道は それしかないでしょう。 サザンドラ「しんちょうに作戦をねって 行きましょう。 サザンドラ「 リーダー さん。見えてきました。 サザンドラ「もうすぐ風穴の丘の頂上です。 サザンドラ「気をつけていきましょう。 ドクロッグ「ドクドクドクッ! とらえられた気分はどうだロッグ? ドクロッグ「……フン 答えたくないか。まあいいロッグ。 ドクロッグ「しかし ムンナ様。 ドクロッグ「ヤツら いつ しかけてきますかね? ドクロッグ「夜になるのを待ってから 動きますかねロッグ? ムンナ「たしかに前は 暗やみの混乱を利用して にげられたが…… ムンナ「でも どうかな。 ムンナ「同じやり方が二度も通用するとは リーダー も思っていないだろう。 ムンナ「まあ…… ムンナ「あの時の…… ムンナ「機転をきかせて おまえがシャンデラを攻撃したのは…… ムンナ「見事だったがな。 パートナー 「ムンナに ほめられたってうれしくないよ。 パートナー 「それよりも…… パートナー 「オマエ達に リーダー を つかまえることはできないよ。 パートナー 「絶対に。 ドクロッグ「ドクドクドクッ! よく言う! ドクロッグ「キサマ 今のザマがわかっているのかロッグ? ドクロッグ「こんな情けない状態で つかまっているじゃないかロッグ。 パートナー 「たしかにワタシは つかまっちゃったけど…… パートナー 「でも リーダー は ワタシとはちがう。 パートナー 「 リーダー は つかまらないよ。絶対に。 ムンナ「フフフッ どうかな? ムンナ「まあとにかく ヤツらがくればわかることだ。 ムンナ「今度こそ にがしはしないよ。 ムンナ「向こうは こっちのスキを かならずついてくる。 ムンナ「もしかしたら長期戦になるかもしれないが…… ムンナ「それでも絶対に気をぬかず見張るんだぞ。 ドクロッグ「りょうかいですロッグ! ドクドクドクッ! そして…… 時は少し流れ…… ドクロッグ「あーもう ヒマだロッグ……。 ドクロッグ「アイツら……いつになったらあらわれるロッグ……。 パートナー 「オマエ達に リーダー を つかまえることはできないよ。 ドクロッグ「ああもう! ドクロッグ「いいかげん そのセリフは聞きあきたロッグ! ドクロッグ「うるさいから だまってろッグ! ドクロッグ「ん……? なんか今…… ドクロッグ「向こうから物音が……。 ドクロッグ「ちょっと見てくるか……。 ドクロッグ「ん~ なんだ? 石が転がっただけみたいだロッグ。 ドクロッグ「おどろかせや…… ドクロッグ「ぐわっ!! (よし……なんとか ここまでもぐりこめた。) ( パートナー ! 助けに……) (こ…これは……) (フリズム……!!) ムンナ「フフフッ……どうやら引っかかったようだな……。 ドクロッグ「おお いてえ。わざと なぐられるのも楽じゃないロッグ~。 ムンナ「フフフッ 気がつかなかったようだな。 ムンナ「 パートナー の声をフリズムに 入れ…… ムンナ「 パートナー と フリズムを すりかえたのは。 ムンナ「ムダだ。にげるスキはない。 ムンナ「前はシャンデラを攻撃し 暗くなった混乱をついたが…… ムンナ「あいにく 今は明るい。 ムンナ「今回は その手も使えないぞ。クククク……。 ムンナ「 リーダー ! 今度こそ……今度こそ! ムンナ「にがしはしない!! ブニャット「ブニャ? そういえば……。 ブニャット「そういえば……サザンドラがいないにゃっと……。 ドリュウズ「たしかに……! ドリュウズ「たしかに サザンドラのすがたが見えない! ギガイアス「どこにいったでゴワスか!? ドクロッグ「上だ! 上を見ろッグ! - サザンドラの攻撃で現場はパニックに - (よし! 穴が あいた!!) ムンナ「し…しまった! ムンナ「みんな! 追え! 追うんだ! ムンナ「クッ!! ムンナ「ボーマンダ!! (はあはあ……はあはあ……。) (風穴の丘に入る前に……サザンドラは言っていた……。) (この丘は ところどころに穴があいていて……) (それらは みな洞窟のようにつながっていると……。) ( パートナー は とちゅうまであの岩場にいた……) (ということは この先が パートナー がいる場所に……) (つながっているはずだ!) (はあはあ……いた!) ( パートナー だ!) パートナー 「 リーダー ……? パートナー 「 リーダー なの!? (……! なわか何かで しばられているのか……?) パートナー 「ありがとう! 動けるようになったよ! パートナー 「外に出よう! パートナー 「わわっ! 行き止まり! ドリュウズ「ドリューーーーーーーーズ!! 『グオオオォォォーーーーーーーーン!! - 崖に追い詰められた所をサザンドラに救出される。 ボーマンダの追撃も寸前にかわし逃げ切る。 - サザンドラ「はあはあ……はあはあ…… サザンドラ「あっ……あそこに……岩かげが……。 サザンドラ「とりあえず あそこに……不時着しましょう……。 サザンドラ「はあはあ……はあはあ……。 パートナー 「ここなら すぐに見つかることはないかな……。 パートナー 「かなり苦しそうだけど……だいじょうぶ? パートナー 「攻撃を受けたみたいだけど……。 サザンドラ「ええ だいじょうぶ……ほんの かすりキズです……。 サザンドラ「じきに回復すると思うので……少しここで休ませてください。 サザンドラ「敵が追ってくるかもしれない時に とても申しワケないんですが……。 パートナー 「そんな……! 助けてもらったのは こっちなんだから…… パートナー 「あやまらなきゃならないのは ワタシの方よ! パートナー 「ホント2匹とも……ゴメンね。 パートナー 「ワタシが つかまったばかりに 危険な目にあわせて本当にゴメン。 パートナー 「でも……助けてくれて ありがとう。 ( パートナー ……。) サザンドラ「そんな~ お安いご用ですよ~。 パートナー 「それにしても……よくあそこでムンナ達の罠を見やぶったね。 パートナー 「フリズムを使ったワナを……。 サザンドラ「あれはまあ 注意深くいったのがよかったのと…… サザンドラ「あと リーダー さんの 助言が大きかったですね。 パートナー 「 リーダー の? (あの時……) (風穴の丘の とちゅうまで行った時……) - 回想 - 『あそこに置いてあったフリズム…… 『あのフリズムを見て 思ったんだ…… サザンドラ「やっぱり パートナー さんは つかまっていたんですね。 サザンドラ「来たのは 正解でした。 ( パートナー に かくれて こっそり録音し……) (それを こちらに聞かせるために わざわざ ここに置いたってことか。) (しかし……) (このフリズム……よく見ると……。) 『フリズムは めったに 見ることができない きちょう品だ 『だから 最初 見た時は パートナー の物だと思った 『それを ムンナ達がうばって パートナー の声を録音し…… 『あそこに置いたと思ったんだけど…… 『でも よく見ると…… 『 パートナー のフリズムとは 少し形がちがう気がした 『ということは あのフリズムは ムンナ達の物ということになる 『だったら フリズムが いかに めずらしい物とはいえ…… 『ムンナ達は ほかにも フリズムを持っている可能性を…… 『考えなきゃいけないって思ったんだ…… サザンドラ「そして リーダー さんが 私に言ったんです。 サザンドラ「もしかしたら フリズムを使ったワナをしかけてくるかもしれないって……。 サザンドラ「そしたら ホントにそうしてきたからビックリしましたよ~。 サザンドラ「私も あそこの頂上では そうとう しんちょうに行動するつもりでしたが…… サザンドラ「それでも リーダー さんの助言がなかったら…… サザンドラ「引っかかってたかもしれなかったですよ。ホント。 パートナー 「そうだったの……。 パートナー 「ありがとう。 リーダー 。 パートナー 「そして キミも……。 パートナー 「……って そういえば……! まだ名前を聞いてなかったね? サザンドラ「アラ? そうでしたっけ? サザンドラ「すみません。これは失礼しました。 サザンドラ「では あらためまして……私 サザンドラと申します。 パートナー 「えっ!? サザンドラ!? サザンドラ「はい。そうです。かわいい名前でしょう? サザンドラ「以後 お見知りおきを~。 パートナー 「 リーダー ! サザンドラって あの!? パートナー 「ええ~~~~~~~~~~~~~っ!? パートナー 「たしかに よく見ると頭が3つあるし! パートナー 「3つの頭で 何でも食べちゃって…… パートナー 「かなり凶暴で だれにも止めることができないっていう あの!? サザンドラ「キャー! 何それ! コワイです!! サザンドラ「……って……それ 私のこと~~~~~~~~~!? (……そっか……。) (そういえば パートナー は 知らないんだっけ……?) サザンドラ「やだな~。 サザンドラ「私 そんなイヤな存在じゃないですよ~? サザンドラ「ねえ リーダー さん。 サザンドラ「前に リーダー さんに話したのと同じ説明を…… サザンドラ「 パートナー さんにもすれば 理解していただけますかね~? パートナー 「聞かせてよ。ワタシ 何がなんだか わからないよ。 サザンドラ「わかりました。では お話しします。 サザンドラ「まず…… パートナー 「ええ~っ!? キュレムが~っ!? パートナー 「キュレムが……キュレムが そんなことを……。 パートナー 「そして リーダー は この世界を救うために…… パートナー 「サザンドラによばれて ここに……。 パートナー 「ずっと わからなかったけど…… リーダー の役目って…… パートナー 「ワタシ達 ポケモンの世界を救うことだったのか。 サザンドラ「はい……。 サザンドラ「 リーダー さんは 人間です。 サザンドラ「人間であれば 氷触体のえいきょうも受けないかと考えました。 サザンドラ「しかし氷触体は キュレムと ムンナ達が守っています。 サザンドラ「かれらをかわして 氷触体を破壊するのは…… サザンドラ「とても むずかしいことですが…… サザンドラ「それでも 何とかしなければなりません。 サザンドラ「このままだと世界は ほろびてしまうからです……。 パートナー 「それは……なんとか…… パートナー 「なんとかしなくちゃ! パートナー 「 リーダー ! 氷触体をなんとかして こわそう! パートナー 「ワタシ自身は 氷触体に近づけないから…… パートナー 「こわせないかもしれないけれど…… パートナー 「でも リーダー を 助けることならできる! パートナー 「そして ???(決定したチーム名)のみんなも きっと 協力してくれる! パートナー 「行こ! 大氷河に!! サザンドラ「 リーダー さんの話だと 大氷河に行くためには…… サザンドラ「ブラッキーさん達の ちからが 必要だそうです。 サザンドラ「ですので 私達 2匹は パラダイスを目指していたのです。 パートナー 「うん。ワタシも それがベストだと思う。 パートナー 「パラダイスに帰ろう。 サザンドラ「では……そろそろ出発しましょう。 パートナー 「だいじょうぶなの? ケガは? サザンドラ「おかげさまで だいぶ回復しました。 サザンドラ「それに あまり長くいると 敵に見つかるかもしれません。 パートナー 「わかった。行こ。 ~ カエン砂漠 入口 ~ パートナー 「ここは……砂漠……? サザンドラ「そうです。 サザンドラ「パラダイスに帰るには ここを通るしかありません。 サザンドラ「日差しが強くて きびしいですが…… サザンドラ「でも砂漠のわりには 水辺も多いところなので…… サザンドラ「かこくな旅には ならないと思います。 サザンドラ「ただ…… サザンドラ「さえぎる物が何もないので…… サザンドラ「発見されやすいところが ナンですが……。 パートナー 「わかった。一気に砂漠をぬけよう。 パートナー 「日が落ちるまで 歩き続けよう。 ・冒険に失敗した場合 +... - 風穴の丘 - サザンドラ「ううっ……うまく いきませんでしたね……。 サザンドラ「ううっ……なかなか きびしいところですね……。 サザンドラ「でも……あきらめずに行きましょう。 サザンドラ「かならず パートナー さんを 助け出しましょう! - カエン砂漠 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「仕方がない。もどろう……。 サザンドラ「うぐぅ……むずかしかったですね~。 サザンドラ「私達 3匹の ちからを合わせればぬけられると思ったんですが……。 サザンドラ「ここで ぐずぐずしてたら 追手も来ちゃいますね。 パートナー 「何としてでも帰ろう。パラダイスに。 パートナー 「今度こそ突破しよ! キュレム襲来~パラダイス 帰還まで +... サザンドラ「…………。 サザンドラ「……………………。 サザンドラ「なんか……だいぶ日が落ちてきましたね……。 パートナー 「早く ぬけないと……。 パートナー 「行けるところまで がんばろう。 パートナー 「はあはあ……すっかり暗くなっちゃったね……。 パートナー 「砂漠は……まだ ぬけられないの? サザンドラ「そろそろだと思いますが……。 サザンドラ「まあ……今は敵が追ってくる様子もないですし…… サザンドラ「あせる必要はないと思いますよ? パートナー 「でも ここで野宿するワケにもいかないよね。 サザンドラ「そ…そうですね……。 サザンドラ「とにかく あと少しで ぬけられると思います。 サザンドラ「がんばりましょう。 パートナー 「……ううっ……寒い……。 パートナー 「なんか……急に冷えてきたね……。 サザンドラ「そうですね……。 サザンドラ「砂漠だからでしょうか。昼は暑くても 夜は冷えるんですかね。 サザンドラ「それにしても…… サザンドラ「これはちょっと寒すぎですよね……。 サザンドラ「あっ! あそこに! パートナー 「どうしたの? サザンドラ「あそこに 小さな砂丘が見えます。 サザンドラ「あれをこえれば 砂漠は終わりなはずです。 パートナー 「ホント!? サザンドラ「はい! もう少しです! がんばりましょう! (なんだろう……? この音は……?) パートナー 「な…なにが? パートナー 「キュ…… (キュレムッ!!) - 突然現れたキュレムがサザンドラに対しれいとうビームを放つ - - 氷漬けになったサザンドラを攻撃。サザンドラは光とともに砕け散る - (サ…サザンドラ!!) パートナー 「サザンドラがっ!! - キュレムがリーダーに突進し 突き飛ばす - パートナー 「 リーダー っ!! パートナー 「にげて! リーダー !! - 倒れているリーダーをキュレムが容赦なく踏みにじる - パートナー 「 リーダー っ!! - この後もこの行為が幾度となく繰り返される - パートナー 「 リーダー にげ…… パートナー 「 リーダー …… パートナー 「くっ…… ……やめて…… ……やめてよ…… ……お願い……もう…… もう やめてっ!!! パートナー 「お願い! もう やめてっ! パートナー 「ワタシの大切な友達なの! パートナー 「だから……! キュレム「戦意そう失か……。ならば未来は変わらぬだろう。 キュレム「意志がなければ つぶす意味もなし。 キュレム「命びろいしたな。大切にしろ。 パートナー 「ちょっと…… パートナー 「ちょっと待ってよ……。 キュレム「なんだ? パートナー 「このままだと世界は……破滅するんでしょ? パートナー 「なんで……なんでキュレムは 破滅の未来を……。 キュレム「……たしかに われは 破滅の道を選んでいる。 キュレム「しかも それは遠い未来ではない。 キュレム「あと数日で……氷触体は 動き出し…… キュレム「世界は 滅亡に向かって いよいよ加速する! パートナー 「ええっ!? キュレム「それでも われは その道を守る。では なぜそうするのか……? キュレム「それは……この世界が 冷えきっているからだ。 パートナー 「世界が……冷えきっている……? キュレム「そうだ。この世界に住むポケモン達は 多くが自分のことしか考えていない。 キュレム「ほかのポケモンに対する不信感……自分さえよければいいという考え…… キュレム「将来に対する絶望や あきらめ…… キュレム「そんなポケモン1匹1匹が持つ負の意識が…… キュレム「知らず知らずのうちに どんどんふくれあがった結果…… キュレム「氷触体は 生まれたのだ。 キュレム「氷触体は 冷えきった世界を一度 滅亡(リセット)させ…… キュレム「新しい世界を生み出す はたらきを持っている。 パートナー 「……氷触体が……!? キュレム「われは それを知っているから世界の滅亡を止めないのだ。 キュレム「今の世界は 本当に冷えきっている。 キュレム「サザンドラの実体……命の声もそうだ。 キュレム「命の声は この星に住む自然のすべての生命の声…… キュレム「……というと 聞こえはいいが……結局のところは…… キュレム「自分さえ生きていければいいというワガママな声…… キュレム「みがってな意思にしかすぎない。 キュレム「最近 天にのぼる光を見たことはあるか? パートナー 「天にのぼる光……? パートナー 「あっ! もしかして……! パートナー 「そういえば 前に宿場町の丘から…… パートナー 「光がのぼっているのを見たことが……。 パートナー 「あの光が何なのか……だれも知らなかったけど……。 キュレム「あれは ポケモンになった人間が 元の世界に帰っていく すがただ。 パートナー 「ええっ!? ポケモンになった人間!? キュレム「そうだ。サザンドラのメッセージを聞いてポケモンになった人間は…… キュレム「そこの リーダー だけではない。 キュレム「ほかにも多くの人間が ここに来ている。 キュレム「その人間達を われが たおし…… キュレム「そして 人間の世界へ送り返しているのだ。 パートナー 「キュレムが……ポケモンになった人間を……。 キュレム「どうあがこうが 未来は変えられない。 キュレム「運命は 生まれた時から さだめられている。 キュレム「変えてはいけないものなのだ。 キュレム「もし リーダー に…… キュレム「未来を変えるつもりがないならば……みのがしてやろう。 キュレム「しかし…… キュレム「まだ世界を救おうという意志があるならば…… キュレム「その時は全力で たたきつぶす! キュレム「今 リーダー が負っているそのきずより さらに深いダメージを! キュレム「光となって のぼっていった ほかの人間達と同じようになッ! キュレム「そのことッ! とくと心にきざんでおけッ! - どこかへ行ってしまうキュレム - パートナー 「ふう~……助かった~……。 パートナー 「そうだ! リーダー が! パートナー 「 リーダー ! リーダー っ!! パートナー 「ダメ! ぜんぜん動かない! パートナー 「ど…どうしよう! このままだと……! パートナー 「このままだと リーダー が! パートナー 「でも……どうしよう……。 パートナー 「こまったな……ホントどうしよう……。 ???「あっ! いたよ! あそこに! ???「よく見てよ! あそこだよ! ???「ホントかよ? ……ってホントだ! ???「おーい! おーーーーい! パートナー 「あっ! パートナー 「エモンガ! それにノコッチも! エモンガ「よかった! 無事だったか!! ノコッチ「2匹とも なかなか帰ってこないから心配してたんだよ!? パートナー 「どうして……って 今は それどころじゃない! パートナー 「お願い! 助けて! リーダー が大変なの! エモンガ「ホ…ホントだ!! エモンガ「ノコッチ! すぐにみんなをよんできてくれ! ノコッチ「う…うん!! エモンガ「ここじゃ何もできないな……。 エモンガ「とりあえず手当てができそうな場所まで運ぼう! ???「…………。 ???「おっ……動いた……。 ???「気がついたみたいだ。 ???「みんな! リーダー が 目を覚ましそうだぞ! パートナー 「 リーダー ! だいじょうぶ!? パートナー 「なんとか回復したみたいね。よかった…… (み…みんな……。) (……ここは……?) エモンガ「水辺があるところまで リーダー を運んだんだ。 エーフィ「みんなで交代で手当てしたのよ。 エーフィ「ずいぶん苦しそうだったし…… エーフィ「かなり長い間 ねむっていたから心配したけど…… エーフィ「でも意識がもどって よかったわ。 パートナー 「ワタシ ホント心配しちゃったよ! パートナー 「あのまま起きなかったら この世界に来た他の人間みたく…… パートナー 「 リーダー も光になって消えちゃうかと……。 (そっか……キュレムに おそわれて……。) (た…助かったのか……自分は……。) (みんなが……手当てしてくれたおかげで……。) (み…みんな ありがとう……。) (あの時は 意識が もうとうとしてたけど……) (それでも キュレムが言ったことを覚えている……。) (みんなが いなければ パートナー の言うように……) (光になって消えていたのかもしれない……。) パートナー 「あの時はワタシ 気が動転していたし 1匹じゃどうしようもなかったから…… パートナー 「みんなが来てくれて ホント助かったよ。 パートナー 「そう言えば 聞き忘れてたことが…… パートナー 「あの時 どうやってワタシ達を見つけたの? パートナー 「考えてみると すごく不思議なんだけど……? ブラッキー「そうだな。あれは たしかに不思議だったな……。 ビリジオン「2匹の帰りがあまりにもおそいので…… ビリジオン「心配になって探しに行こうってことになったんだけど…… ビリジオン「いざ ゲノウエア山に行こうとした時……声が聞こえたのよ。 パートナー 「声……? ブラッキー「ああ。 ブラッキー「『カエン砂漠に向かえ』という声がな。 ブラッキー「不思議だが どこからともなく聞こえてきたんだ。 ノコッチ「しかも1匹だけじゃなく ボク達 全員に聞こえたんだよ? ノコッチ「それで みんなで話して…… ノコッチ「その声を信じて 砂漠に行ってみようということになって…… エモンガ「砂漠に着いた後は いくつかのグループに分かれて…… エモンガ「オレは ノコッチといっしょに探してたンだけど…… エモンガ「その時 キラキラ光るものが オレ達をさそうように横切っていったんだ。 エモンガ「それに なんとなくついて行ったら…… エモンガ「 パートナー が見えたからホント ビックリだったぜ? ノコッチ「小さなつぶが いろんな色に光っていて…… ノコッチ「とても きれいだったよ。 パートナー 「いろんな色に……キラキラ光ってたの? パートナー 「 リーダー ! それって もしかして……! (こおったサザンドラが キュレムにくだかれた時……) (くだかれたつぶが 色のついた光をはなちながら消えていった……。) パートナー 「もしかしたら みんなを みちびいたのは サザンドラ…… パートナー 「命の声だったのかもしれないね。 エーフィ「命の声は この星に住むすべての自然の声だって言ってたわよね? エーフィ「それが ワタシ達を みちびいたのだとしたら…… エーフィ「命の声は その化身であるサザンドラがくだかれても なお…… エーフィ「ワタシ達が世界を救うことを望んでいるのかもしれないわね…… ブラッキー「そうかもしれないが…… ブラッキー「 パートナー から聞いた キュレムの話からすると…… ブラッキー「この世界に住むポケモン達のみがってな心が…… ブラッキー「世界を冷えさせているってことだろう? ブラッキー「ポケモンの負の意識が氷触体を生み出したという話は…… ブラッキー「サザンドラも言っていたワケだからまちがいないだろう。 ブラッキー「であれば たとえ氷触体がこわせたとしても…… ブラッキー「なにも変わらないんじゃないのか? ブラッキー「今の世の中は ポケモン同士のいざこざが たえない。 ブラッキー「将来も暗いし みんな不安に思っている。 ブラッキー「そんな負の意識が 世界にたくさんうずまくかぎり…… ブラッキー「氷触体は こわしたとしても また生まれるんじゃないのか? ブラッキー「おれは 未来は変えられないというキュレムの言葉に…… ブラッキー「納得がいくけどな。 エモンガ「おい! ブラッキー! エモンガ「オマエは 世界がなくなってもいいって言うのかよ? ブラッキー「そういうワケじゃない! ブラッキー「たんに どうすることもできないし 納得できるって言っただけだ! エモンガ「なんだそりゃ!? まるで よそごとじゃねえか! ブラッキー「ぎゃくに こっちが聞きたいぜ! エモンガ! ブラッキー「オマエは思ったことがないのか!? ブラッキー「全部ダメなら すべてナシにしてイチからやり直しゃいいとか…… ブラッキー「オマエだって思ったことはあるんじゃないのか!? エモンガ「な……! エーフィ「そうね……。 エーフィ「ポケモン達の心が世界を冷えさせていくというのなら…… エーフィ「滅亡の運命は変えられないかもしれない……。 エモンガ「エーフィ!! ビリジオン「私は あきらめたくない。 ビリジオン「あきらめたくないけど……世の中がよくないのも事実……。 ビリジオン「そんな世の中をどうすれば変えられるのか…… ビリジオン「私は何をしたらいいのか考えてみても…… ビリジオン「正直 とほうに くれてしまう。 ビリジオン「世の中を変えることなんて もう無理なんじゃないかと……。 ビリジオン「であれば あまり考えたくはないけど…… ビリジオン「もしかしたら 再生するしか道はないのかも……とも……。 エモンガ「ビ…ビリジオンも!! エモンガ「オ…オレは よくわからねえよ! そんなの! エモンガ「 パートナー ! オマエは どうなんだ? エモンガ「オマエは どう思ってんだ? パートナー 「ワタシは…… リーダー が キュレムに いためつけられたあと…… パートナー 「こわくなった……。 エモンガ「こ…こわく……? パートナー 「キュレムは言ったの。 パートナー 「 リーダー がまた世界を救おうとした時は…… パートナー 「今度は全力で たたきつぶす! ……って。 パートナー 「 リーダー があれ以上 きずつくすがたをワタシは見たくない……。 パートナー 「だから こわくなって……おじけづいている……。 ( パートナー ……。) エモンガ「…… パートナー ……。 パートナー 「でも…… パートナー 「 リーダー ゴメン……。 パートナー 「きずついた リーダー は 二度と見たくないけど…… パートナー 「でも それ以上にワタシは……やっぱり納得がいかない! パートナー 「ワタシは なんとなく暗い 今の世の中がイヤで…… パートナー 「信頼しあえる友達がほしくて……パラダイスをつくろうと思った。 パートナー 「そしてみんなが……仲間ができた。 パートナー 「ポケモン同士が だまし合う世の中だけど 少なくともワタシは…… パートナー 「ここにいる みんなとは 心が通じあえてると思っている。 パートナー 「それなのに……ワタシ達は前を向いているはずなのに…… パートナー 「負の意識とかのせいで みんなまでなくしてしまうのは…… パートナー 「納得できないよ! ( パートナー ……。) パートナー 「ビリジオンは どうなの? パートナー 「ケルディオの手紙を見て 世の中に失望したけど…… パートナー 「今はどうなの? パートナー 「信じる気持ちを思い出したんじゃなかったの? ビリジオン「……………………。 パートナー 「ブラッキーやエーフィも ワタシ達の仲間になって どう思ってるの? パートナー 「ノコッチは? エモンガは? パートナー 「ワタシは みんなが大切よ! パートナー 「ワタシにとって みんなは大切な 宝物なの! パートナー 「おたがいに信じ合い だれかがこまったら みんなで助け合う…… パートナー 「そのちからは 心を動かすほど とうといものだと…… パートナー 「ワタシは リーダー から! パートナー 「みんなから 教えてもらったのよ! パートナー 「そんな みんなを失うことを ワタシは受け入れることなんか できないよ! パートナー 「ううっ……。 ( パートナー ……。) ブラッキー「 パートナー ……そして エモンガも……。 ブラッキー「悪かった……その通りだと思う。 エモンガ「ブラッキー! ブラッキー「世の中はどうであれ 少なくとも おれ達は信じ合えている。 ブラッキー「そのことまで……忘れるところだった。 ブラッキー「そしてそれは おれ達が とくべつなワケじゃない。 ブラッキー「たがいに信じ合えているポケモンは おれ達以外にも かならずいる。 ブラッキー「世の中は いがみ合っているポケモンばかりじゃないんだ。 パートナー 「ブラッキー! エーフィ「ほかのポケモン達にも広がればいいのよね。 エーフィ「滅亡への道が ポケモン1匹1匹の意識が作り出したものであれば…… エーフィ「みんなの意識が変われば…… エーフィ「信じ合う気持ちが もっと広がれば…… エーフィ「よりよい世界にすることができるかもしれない。 パートナー 「エーフィ! ビリジオン「そうね。 ビリジオン「今までは 世の中を信じられなかった私も変わることができた。 ビリジオン「ほかのポケモン達にだってできないはずはない。 ビリジオン「みんなが前を向いて 希望を持つことができれば……! パートナー 「ビリジオン! ノコッチ「ボクだって へこられないよ! エモンガ「そうさ! エモンガ「あきらめることなんて 絶対にできねえよ! パートナー 「ノコッチも! エモンガも! パートナー 「みんな ありがとう! パートナー 「やっぱりキミ達は……最高よ!! エモンガ「 パートナー ! 宿場町に もどろう! エモンガ「町の広場に みんなを集めて 世界に危機がせまっていることを話すんだ。 ノコッチ「真実を話せば みんなもきっとわかってくれるし 協力してくれるよ。 パートナー 「そうね。そうしよ。 パートナー 「みんなが同じ気持ちになるのは むずかしいかもしれないけど…… パートナー 「それでも真実を伝えることで 前を向くポケモンが 少しでも ふえてくれれば! パートナー 「 リーダー 。ワタシは この世界を救いたい。 パートナー 「でもワタシ達は 氷触体に近づくことさえできないの。 パートナー 「氷触体を こわすには…… パートナー 「 リーダー ……人間であるキミのちからが 必要なのよ。 パートナー 「またキュレムと戦うことになるかもしれないけど…… パートナー 「それでも いっしょに……戦ってくれる? (もちろん!) (自分は この世界を救うために サザンドラに よばれた。) (そして そうしないと世界が……みんなが なくなってしまう。) (だったら やらなくちゃ!) パートナー 「ありがとう! リーダー ! パートナー 「ひどい目にあったのに……こんなことたのんでゴメンね……。 パートナー 「でも ワタシ達には リーダー しかいないの。 ノコッチ「 リーダー さん! ありがとうです! エモンガ「すげえな! リーダー は! エモンガ「あれだけのケガをしても なお いっしょに戦ってくれる! エモンガ「オマエのその気持ちに……オレもついて行くぜ! ブラッキー「もう一度キュレムに立ち向かうのは 勇気がいると思う! ブラッキー「本当にありがとうな! エーフィ「ワタシも ブラッキーといっしょに 力のかぎりサポートするわ! ビリジオン「 リーダー は私が守るわ! 絶対に! ビリジオン「だから安心して戦って! (みんな……。) パートナー 「よし! じゃあパラダイスに帰ろう! パートナー 「キュレムは 破滅の未来がそんなに遠くないと言っていた。 パートナー 「だから急いで宿場町に行って みんなに真実を話そう! パートナー 「みんなの気持ちをひとつにすれば……前を向いて戦える! パートナー 「ワタシ達は……ワタシ達は まだやり直せる! パートナー 「だから あきらめずにがんばろう! みんな「おおーーーーーーーーーーーっ!! (そうだよ!) (自分達は……ポケモンは まだやり直せる!) (そう信じてる!) かくして ???( 決定したチーム名 )は…… 急いでパラダイスに帰りました パラダイスに着いたころにはすっかり夜になっていました ですので リーダー 達は翌日に…… 宿場町の広場で みんなに話をしようということになりました そうして……次の朝…… グレッシャーパレス浮上まで +... パートナー 「 リーダー ! おはよ! パートナー 「いよいよ みんなに 世界の危機のことを話さなきゃ。 パートナー 「みんな わかってくれるといいけど…… パートナー 「いや だいじょうぶ。きっと わかってくれるはずよ。 パートナー 「 リーダー ! がんばっていこうね! ~ 自宅前 ~ パートナー 「おはよ! みんな! ビリジオン「おはよう! パートナー ! リーダー ! エモンガ「いよいよだな! ノコッチ「 パートナー さん がんばって! パートナー 「うん。少し きんちょうしてるけど…… パートナー 「 リーダー も ついてるし しっかり話してくるよ! ブラッキー「おれ達も見守っているからな。 エーフィ「成功するよう おうえんしてるわよ。 ビリジオン「最初はみんな おどろくと思うけど…… ビリジオン「でも パートナー なら だいじょうぶ! ビリジオン「きっと伝わるわ! パートナー 「うん! ありがとう! パートナー 「じゃあ 行ってくるよ! エモンガ「がんばっていけよ~~~~っ!! ~ スワンナハウス 食堂 ~ ワシボン「お~い スワンナママさ~ん! 遊びに来たぞ! ワシボン「はら へった~! なんか食わせてくれ~! ワシボン「……って あれ? ワシボン「今日は 客がいないな。 スワンナ「店は休みだよ。 スワンナ「聞いてないのかい? スワンナ「これから パートナー 達が 何か大切な話をするらしいんだ。 スワンナ「できるだけ たくさんのポケモンに聞いてほしいって言ってたから…… スワンナ「私も しばらくしたら広場に行くつもりだよ。 スワンナ「だから今日は お店はお休み。さあ帰った帰った。 ワシボン「な…なんだよ 冷たいな。 ワシボン「でも大切な話って なんだろう? ちょっと気になるな。 ワシボン「オレも行ってみよっと。 ミネズミ「お待たせしました~。 ミネズミ「ところで なんでしょうね? 大切な話って? コアルヒー「さあな。 ハーデリア「わしにも わからんのう。とにかく行ってみよう。 ~ 十字路 ~ ダンゴロ「あれ? みんなでぞろぞろ歩いて……なんか あったのかい? ドッコラー「宿場町の広場で 重要な話があるそうなんです。 ダンゴロ「重要な話? なんだそりゃ? ドッコラー「わからねえが……どうやら 聞いといた方がいい話らしい……。 ドッコラー「オメエも広場に行った方がいいぜ。 ダンゴロ「オ…オレも聞いてみよっと!! ~ 宿場町 広場 ~ パートナー 「ずいぶん たくさん集まったね。 パートナー 「 リーダー ……。 (しっかり! パートナー !) パートナー 「みんなー! 聞いて! ワシボン「おっ? コアルヒー「はじまるようだな。 パートナー 「みんな! パートナー 「これからする話は この世界に起こっていること! パートナー 「世界の危機についてなの! ミネズミ「世界の危機ですって!? パートナー 「もしかしたら おどろくようなことがあるかもしれないけど…… パートナー 「落ち着いて聞いてね! パートナー 「まず…… みんな「ええ~~~~~~~~~~~~~っ!!? ズルッグ「この世界が……なくなるだってぇ~!? ワシボン「氷触体ってのが どんどん育ってて……この世界を ほろぼすっていうのか!? ミネズミ「しかも! その氷触体を育てているのは ワタシ達ポケモンの よくない心…… ミネズミ「負の意識ですってぇ~~~~~~!!? みんな「ええ~~~~~~~~~~~~~っ!!? パートナー 「あっ……! みんな! パートナー 「続きを聞いてよ! パートナー 「たしかに今は 危機がせまっているけど…… パートナー 「でも だいじょうぶ! パートナー 「きっと なんとかできるよ! ダンゴロ「ど…どうするんだよ……? パートナー 「さっきも言ったけど 氷触体は ポケモン達の負の意識で育っている。 パートナー 「だったらぎゃくに みんなの意識が変われば…… パートナー 「おたがいを信頼し 助け合い…… パートナー 「みんなで前を向いて……生きようとする心を もっと持てば…… パートナー 「氷触体が どんどん 大きくなっていくのも きっと食い止められるはずよ! パートナー 「そのあいだに 氷触体は ワタシ達が こわす! パートナー 「そうすれば 危機は乗りこえられる! 今からでも おそくはないのよ! パートナー 「だから みんなで! みんなで がんばろうよ!! パートナー 「みんなで力を合わせれば きっとできるはずよ! パートナー 「がんばろうよ! コアルヒー「……オマエ達……氷触体をこわすって言ったけど…… コアルヒー「氷触体は キュレムが守ってるんだよな……? コアルヒー「キュレムを……たおせるのかよ? パートナー 「そ…それは……。 パートナー 「でも キュレムを たおさなくても…… パートナー 「なんとか 氷触体のところまで行ければ……! ズルッグ「なんだか……たよりないなぁ……。 ダンゴロ「あまり期待できない感じだな……。 ミネズミ「そ…それにキュレムって 未来を予知することができるんですよね? ミネズミ「そのキュレムが滅亡の未来を予知している……。 ミネズミ「運命は変えられないと言ってるんですよね……? ミネズミ「だったら……無理なんじゃ……。 パートナー 「な……! ワシボン「そうだな……無理かもな……。 コアルヒー「キュレムがそう言うんじゃな……。 コアルヒー「結局のところ運命は……変えられないものだよな……。 (み…みんな……) パートナー 「みんな……どうして そんな……。 ダンゴロ「そうだ! ダンゴロ「どうせ世界が なくなるならよう…… ダンゴロ「いっそのこと好き勝手やった方がいいんじゃないか!? ズルッグ「おっ! そりゃいいな! ズルッグ「その方が残った時間を楽しく生きられるぜ! ズルッグ「どうせダメなんだから楽しくやろうぜ!! パートナー 「 リーダー ……。 (危機に立ち向かうどころか……現実から にげようとしている!) (今の世の中は 暗くて希望が持てない……) (がんばっても むくわれないというあきらめが もともと強いから……) (どうしても 気持ちが負けてしまうんだ……。) (でも どうしたら……。) パートナー 「わわっ! 地ひびき!? ミネズミ「わわわわわわわわっ!! ハーデリア「なんじゃ!? 一体 何が!? ワシボン「お…丘に行ってみようぜ! ~ 宿場町 丘 ~ コアルヒー「みんな! しんきろうの……! コアルヒー「しんきろうの奥に何かが!! ドッコラー「な…何でしょう!? あれは!? ミネズミ「もしかして! 大氷河!? コアルヒー「で…でも ういてるぜ!? コアルヒー「大氷河って 空中に ういてるもンじゃねえよな!? フツー! ワシボン「だいたい 今まで見えてた大氷河って あんなだったか!? ワシボン「あんなトゲトゲした感じじゃなかったぜ!? パートナー 「グ…グレッシャーパレスだ……。 パートナー 「グレッシャーパレスが 空に向かって浮上したんだ……。 ハーデリア「グレッシャーパレスじゃと? ハーデリア「一体……一体 何が起こっとるンじゃ? パートナー 「氷触体は まわりのものをうき上がらせることができるの。 パートナー 「これは予想だけど…… パートナー 「氷触体が さらに大きくなって うき上がる力も強くなり…… パートナー 「氷山を つきやぶり…… パートナー 「氷触体が グレッシャーパレスごと空中にうかばせてるのかも……。 ハーデリア「な…なんじゃとっ!? ハーデリア「 パートナー ! 説明してくれ! ハーデリア「まさか……それは……! パートナー 「キュレムが言ってたの……。 パートナー 「世界の破滅は 遠い未来じゃない。 パートナー 「あと数日で 氷触体は 動き出す……。 パートナー 「その時 世界は滅亡へ向かって……加速するって……。 ドッコラー「えええ~~~~~~~~~~~っ!!? ワシボン「氷触体が……動き出す時…… ミネズミ「世界は破滅に向かって……加速するですってえぇぇ~~~~っ!!? パートナー 「み…みんな……待って……。 ダンゴロ「ダメだ!! 世界は…… コアルヒー「世界は とうとう……おしまいだあぁぁぁぁーーーーーー!! みんな「うわああああぁぁぁーーーーーー!! パートナー 「み…みんな……。 スワンナ「まったく……ふだん えらそうにしているヤツにかぎって…… スワンナ「こういう時になると いくじがないんだから……なさけないねぇ……。 スワンナ「まあでも……仕方がないのかもね……。 スワンナ「なんたって世界がなくなっちゃうんだし……。 スワンナ「でも…… スワンナ「私は あんた達の味方だからね。 スワンナ「私は あんた達をいつもおうえんしてる! スワンナ「だから くじけず……がんばるんだよ! パートナー 「スワンナ……ありがとう……。 パートナー 「ホントにありがとう……。 スワンナ「しかし…… スワンナ「これから どうしたものかねぇ……。 パートナー 「…………………………。 - その日の夜 - エモンガ「結局 あの場に残ってくれたのは スワンナ1匹だけか……。 ブラッキー「……むずかしいな……。 エーフィ「どうしたら わかってもらえるのかしら……。 パートナー 「みんな ゴメン……がんばって伝えたつもりだったけど…… パートナー 「ダメだった……。 パートナー 「ワタシの力が たりなかった……。 エモンガ「そ…そんなことねえよ。よくやったと思うぜ? ノコッチ「そうだよ! ノコッチ「 パートナー さんの力が たりなかったとかじゃないよ! エモンガ「しかしよう……なんで みんな前を向けねえんだろうな……。 エモンガ「世界が なくなるってのに…… エモンガ「最初から あきらめて どうすんだよ まったく……。 ビリジオン「みんな 世の中には うまくいかないことがあるって わかっているからだと思う。 ビリジオン「どんなに努力しても むくわれない…… ビリジオン「それどころか 努力してみたらぎゃくに うまくいかなくなった…… ビリジオン「そんな経験は だれにでもあると思う。 ビリジオン「そして そんなざせつ感を 何度もくりかえし味わうと…… ビリジオン「次に なにかあった時 つい頭の中をよぎってしまう……。 ビリジオン「努力しても そんをするだけだ……と。 ビリジオン「がんばっても ダメなら意味がない。 ビリジオン「だったら最初から なにもしない方が楽だし 心もきずつかない。 ビリジオン「そうやって うまくいかなくなった経験が…… ビリジオン「前を向かせることに ブレーキをかけてるのよ。 ビリジオン「根が深い部分だから 本当にむずかしいわね……。 エモンガ「そっかぁ……心に しみついているものなら きびしいなあ……。 エモンガ「ここが むずかしけりゃ ほかの町で……! とも思ったけど…… エモンガ「そんなものを この世界のポケモン達みんなが持っているとしたら…… エモンガ「ほかの場所に行ってよびかけたとしても…… エモンガ「同じ結果に なりそうだよな……。 エモンガ「……やっぱり…… エモンガ「みんなの意識を変えるなんて……できないってことなのかなぁ……。 ブラッキー「…………………………。 エモンガ「オレ達はこのまま……世界が終わるのを待つしかないのかなぁ……。 エーフィ「…………………………。 エモンガ「それにしても オレ達といっしょにがんばろうっていうヤツが…… エモンガ「スワンナ1匹だけっていうのも……悲しいよなぁ……。 パートナー 「…………………………。 ???「ご…ごめんください……! ???「あの……入ってもいいですか? パートナー 「どうぞ……。 ノコッチ「ヨーテリー! どうしたの? ヨーテリー「あのう! 丘にいた時は こわくなって にげちゃって…… ヨーテリー「ごめんなさい! ヨーテリー「でもぼく! ヨーテリー「世界がなくなっちゃうなんて やっぱりイヤなんです! ヨーテリー「クルマユや おじいちゃんが いなくなるなんてイヤなんです! ヨーテリー「ぼくも もっと生きたい! がんばりたい! ヨーテリー「だから 教えて! ヨーテリー「なんとかしたいんだけど……どうすればいいの!? パートナー 「ヨーテリー! ノコッチ「ヨーテリー!! (ここにいた!) (たくさんのポケモンがあきらめてしまった中で……) ( パートナー の声がとどいたポケモンが! ここに!) パートナー 「どうすれば いいかって? パートナー 「勇気よ! パートナー 「未来に立ち向かっていく勇気があれば! ヨーテリー「勇気! そっか! 勇気なんだね! ヨーテリー「ありがとう! パートナー さん! ヨーテリー「おじいちゃーん! ~ 自宅前 ~ パートナー 「み…みんな……。 ハーデリア「???(決定したチーム名)のみなさん…… ハーデリア「さきほどは わしも こわくてにげてしまい…… ハーデリア「本当に申しワケなかったです。 ハーデリア「わしも 長いこと生きた……もうかくごは できとります。 ハーデリア「わし自身は 消えようが消えまいがどうでもいいことなのですが…… ハーデリア「ただ…… ハーデリア「この子達には…… ハーデリア「子供達には 未来がある。 ハーデリア「そのためにも……なんとかせんと と思いましてな……。 エモンガ「ハーデリア!! ハハコモリ「立ち向かうのは こわいですが……でも私も母親です! ハハコモリ「子供のことを考えたら……子供の未来がなくなることを思ったら…… ハハコモリ「あきらめることなんて できません! スワンナ「世の中 自分のことしか考えていないヤツが多すぎるからねぇ……。 スワンナ「でも本当に自分のためになることって なんだろうね? スワンナ「私も もちろん協力するよ! できることから やればいいんだよね! パートナー 「ハハコモリ! スワンナも!! エモンガ「世の中 まだ捨てたもんじゃねえってことだな! エーフィ「ほかのポケモン達にも こういう気持ちが広がれば!! (いける! みんなが前を向けば!) (あきらめずに 立ち上がれば!!) ハーデリア「他のものも わしらと同じ気持ちが持てれば いいんですかの? ハハコモリ「だったら私も みんなを説得できるようがんばるわ! パートナー 「うん! だったら! パートナー 「 リーダー とワタシ そして仲間の何匹かは…… パートナー 「氷触体を こわすため……グレッシャーパレスに乗りこむ! パートナー 「そして残ったもの達は 1匹でも多くのポケモンが…… パートナー 「未来に対して 前を向けるよう説得して回る! パートナー 「そうすれば…… パートナー 「あっ……! エモンガ「どうした? パートナー ? パートナー 「わ…忘れてた……。 パートナー 「グレッシャーパレスは 空中に ういているんだった……。 ノコッチ「そっか! 空にあったら 歩いていけないもんね! パートナー 「一体どうやって……。 ブラッキー「 パートナー それなんだが……。 ブラッキー「たしかに あそこに行くのは やっかいだ。 ブラッキー「エンターカードを使うことも考えたが…… ブラキー「おれ達の今の技術じゃ無理だ。 ブラッキー「ただ……さっき エーフィとも 話し合ったんだが…… エーフィ「まだ可能性が あるかもしれないの。 パートナー 「可能性……? エーフィ「うん。これはもう カンと言ってもいいぐらいのものなんだけど…… エーフィ「でも かけてみる価値は あるかなって。 エーフィ「まあ ほかにあそこへ行く方法を思いつかないってこともあるんだけどね。 ビリジオン「ちょっとでも可能性があるなら かけてみるべきじゃないかしら。 パートナー 「うん。ワタシもそう思うよ。 ブラッキー「わかった。じゃ今から おれと エーフィは…… ブラッキー「グレッシャーパレスに わたる方法を探りに行ってくる。 ブラッキー「ただ おれ達の帰りを待ってから出発するんじゃ時間がもったいない。 ブラッキー「とちゅうで合流することにしよう。 エーフィ「大氷河に行ったとき使ったエンターカードを わたしておくわ。 エーフィ「マグナゲートの よび方は 何回か見てるから わかるよね? パートナー 「ああ……まあ……なんとなく……。 ブラッキー「それを使って 大氷河まで来てくれ。そこで落ち合おう。 ブラッキー「じゃ行こう。 エーフィ「おたがい がんばりましょ! ハーデリア「こんな夜おそくに出かけるなんて大変だのう……。 ハーデリア「……と 今はそんな のんきなこと言っている場合じゃなかったのう。 パートナー 「ワタシ達も すぐに出発した方がいいのかな? ビリジオン「いえ。明日の朝にしましょ。ちゃんと準備してからの方がいいわ。 ビリジオン「ブラッキーとエーフィは すでに準備ができてたみたいだし…… ビリジオン「2匹だから身軽だわ。 ビリジオン「こっちは リーダー もいるから場合によっては…… ビリジオン「キュレムが おそってくることも考えておかなくちゃならない……。 ビリジオン「しっかり準備してからの方がいいと思うわ。 パートナー 「わかった。 パートナー 「じゃあワタシ達は 明日 出発しよ! エモンガ「オレも行くぜ!! ビリジオン「私も!! ノコッチ「ボクは……ここに残るよ。 エモンガ「ノコッチ! ノコッチ「ちがうよ。エモンガ。おじけついたとかじゃないんだ。 ノコッチ「ほかに やることがないなら ボクも絶対に みんなと行くよ。 ノコッチ「でも 今はほかのポケモン達を 説得するのも大切な仕事でしょ? ノコッチ「輪を広げるには時間がかかると思うから できるだけ多くのポケモンでやらないと。 ノコッチ「だからボクは ここに残ってがんばるよ! エモンガ「ノコッチ!! パートナー 「そっか! わかったよ ノコッチ! パートナー 「じゃ今回は がんばって みんなを説得してね! ノコッチ「うん! パートナー 「よし! じゃあ みんな! パートナー 「明日! がんばっていこうね!! みんな「おおーーーーーーーーーーーっ!! 最後の冒険出発~グレッシャーパレス突入まで +... 次の朝…… パートナー 「 リーダー ! おはよ! 今日は いよいよ出発ね! パートナー 「ワタシは とりあえず先に 丘の上に行ってるよ。 パートナー 「ブラッキー達に エンターカードをわたされたけど…… パートナー 「ちゃんと使えるかどうか いまいち 自信がないのよね。 パートナー 「だから エモンガもつかまえて 今から練習しておこうと思って……。 パートナー 「 リーダー は その間に冒険の準備をしておいてね。 パートナー 「じゃ 丘の上で待ってるからね。 ~ 宿場町 丘 ~ パートナー 「あっ! リーダー ! 準備できたの? OKだよ! パートナー 「今回は 大変な冒険になりそうだから…… パートナー 「準備もしっかりした方がいいと思うけど……だいじょうぶ? もちろん! パートナー 「そっか! パートナー 「じゃ今から マグナゲートをよびこむよ! パートナー 「ぷはあ~……よかった……。 パートナー 「うまくいった……。 エモンガ「うおー! オレ すげー キンチョーしたぜ! エモンガ「エンターカードなんて もう さわりたくねえ……。 パートナー 「でも エモンガのおかげで ちゃんとマグナゲートを よびこめたよ! パートナー 「 リーダー ! ビリジオン! 行こ! パートナー 「ふたたび! 大氷河へ! ノコッチ「みんな! がんばってね! ノコッチ「それから…… ノコッチ「無事に帰ってきてね。 エモンガ「心配するな。安心して待ってろ。 エモンガ「この間とは 立場が ぎゃくになっちまったな。ノコッチ。 エモンガ「今度はオレが 大氷河に行ってくる! ノコッチ「ははっ……そうだね……。 エモンガ「おみやげ 期待してろよな! ノコッチ「うん! でっかい おみやげを……! ノコッチ「氷触体を ぶっこわしてきてね!! ビリジオン「ノコッチも がんばってみんなに気持ちを伝えてね! ビリジオン「とても大変だと思うけど…… ビリジオン「ノコッチなら……きっとできるわ! ノコッチ「うん! ありがとう! ノコッチ「ビリジオンも気をつけて! 絶対に帰ってきてね! パートナー 「じゃ……行ってくるよ! パートナー 「あとは よろしくね! ノコッチ! - マグナゲートが消滅 - ノコッチ「みんな! 負けないでねーーーーっ!! ~ シアンの迷い道 入口 ~ パートナー 「あれ? 前に来た時とちがうような…… パートナー 「もしかして ここ……別のダンジョンなのかな? エモンガ「やっぱり エンターカードの置き方がまちがってたのかなぁ……。 パートナー 「だとすれば この先は 大氷河とは別の場所に出ちゃうのかも……! ビリジオン「心配しなくても だいじょうぶだと思うわ。 ビリジオン「あずかったエンターカードの使い方がふくざつなものだとしたら…… ビリジオン「ブラッキー達は もっとくわしく教えてくれたはずよ。 ビリジオン「たぶん グレッシャーパレスのえいきょうとかを受けて…… ビリジオン「こうなったんじゃないかしら。 ビリジオン「とにかく 先に進んでみましょう。 エモンガ「おっ! パートナー ! エモンガ「あっちから光が見えるぞ! パートナー 「行ってみよう! もしかしたら 出口かも! パートナー 「こ…ここは……! エモンガ「すげえ! 氷河がいくつもつらなっている!! エモンガ「 パートナー ! エモンガ「前に行った時も こんな感じの場所だったのか!? パートナー 「うん。見覚えのある光景よ。 ビリジオン「やっぱり まちがってなかったようね。 エモンガ「そっか! エモンガ「じゃオレ達は ここらで ブラッキー達が来るのを待っていればいいんだな! (……そうなんだけど……。) (気になるのは……この音だ……。) (さっきからしているこの音は……一体なんだろう……?) エモンガ「な……! (あたりが急に暗く!?) ビリジオン「みんな! 上よ! エモンガ「うわああぁぁぁぁぁぁぁっ!! パートナー 「あ…あれはっ!! パートナー 「あれは もしかして……!? パートナー 「でも ここまでは だいぶ はなれているはず!? パートナー 「なのに どうして こんなところにグレッシャーパレスが!? ビリジオン「ういているだけじゃなく 少しずつ動いているんだわ! ビリジオン「移動して ここまで来たのよ! エモンガ「なんか……別の…… エモンガ「別の音も聞こえないか……? - グレッシャーパレスからボーマンダが - (ボ…ボーマンダ!!) 『グオオオオオーーーーーーーーッ!! エモンガ「な…なんだ!? コイツは!? パートナー 「ボーマンダ! ムンナの仲間だ! エモンガ「なんだって~~~~~~っ!? パートナー 「シャンデラも!! ビリジオン「行く手を はばみにきたのね! パートナー 「どうしよ! リーダー ! (突破するしかない!) 『グオオオオオーーーーーーーーッ!! シャンデラ「シャンデラーーーーーーー!! (グレッシャーパレスに行くためにも!) (絶対に!!) + 再戦時 『グオオオオオーーーーーーーーッ!! エモンガ「みんな! 今度こそ突破しようぜ! パートナー 「うん! 大氷河でブラッキー達と合流しなくちゃ! パートナー 「ここは何としてでも きりぬけないと! 『グオオオオオーーーーーーーーッ!! シャンデラ「シャンデラーーーーーーー!! パートナー 「みんな! 来るよ! - 勝利後 - 『ガアアァァァァーーーーーーーーッ!! シャンデラ「グワワワワワワァーーーーーーーー!! パートナー 「……やった! パートナー 「ボーマンダ達を……たおした!! エモンガ「へっ! オレ達に ケンカ売るたあ いい どきょうだが…… エモンガ「どうやら相手が悪かったようだな! エモンガ「みんな! 今のうちに ここをぬけようぜ! - シャンデラが起き上がり、エモンガの背後から… - ビリジオン「エモンガ! 危ない!! 『シャーーーーーーーーーーーッ!! エモンガ「うわあぁぁぁぁぁぁっ!! シャンデラ「グワァッ!! エーフィ「ゆだんしちゃダメよ エモンガ。 パートナー 「エーフィ!! エモンガ「エーフィ! ビックリしたな! もう!! エモンガ「いや そのう……助けてくれて ありがとうな……。 エーフィ「みんな無事みたいね。よかった。 エーフィ「ここから少し はなれたところで ブラッキーが準備してるわ。 エーフィ「早く行きましょ。 パートナー 「えっ? 準備って……? エーフィ「グレッシャーパレスに行く方法がわかったの。 ビリジオン「わかったの!? 空をわたる方法が!? エモンガ「スゲエ! スゲエよ! エモンガ「オマエ達 やっぱ天才だよ! エーフィ「ワタシ達が天才っていうのは ちょっと ちがうんだけどね……。 エーフィ「まあ いいや。とにかく行きましょ。 エーフィ「ブラッキー! お待たせ! エーフィ「みんなを連れてきたよ。 パートナー 「これは マグナゲートをよぶための……! パートナー 「ねえ ブラッキー。 パートナー 「やっぱり エンターカードを使ってグレッシャーパレスに行くの? ブラッキー「ああ。ただし特別なエンターカードを使う。 ブラッキー「それを使えば ダンジョンも通らずに 直接 行けるはずだ。 エモンガ「なんだ! やっぱりオマエ達すげーじゃないか! エモンガ「そんなすごいエンターカードを作っちゃうなんてよう! ブラッキー「いや。残念ながら おれ達が作ったものじゃない。 ブラッキー「今回 使うエンターカードは ひろったものなんだ。 パートナー 「ひろったもの……? エーフィ「うん。氷山で見つけたの。 エーフィ「グレッシャーパレスが浮上して くずれ落ちた氷山のあとを調べていたら…… エーフィ「このエンターカードを見つけたのよ。 ビリジオン「どういうことなの? ブラッキー「すべては エーフィのカンが正しかったってことになるんだが…… ブラッキー「はじめて おれ達が 大氷河に行った時…… ブラッキー「氷山の手前で 大きなクレバスにはばまれたんだが……その時…… ブラッキー「近くに ダンジョンの入口 (マグナゲート)を よびこんだあとのようなものが…… ブラッキー「あったのを覚えているか? パートナー 「 ダンジョンの入口 (マグナゲート)を よびこんだようなあと? パートナー 「ああ……うん 覚えてるよ。 パートナー 「たしか リーダー が それを見つけて…… パートナー 「そして そこにエンターカードを置いてみたら…… - 回想 - パートナー 「光が……氷山に向かっている……! ブラッキー「まちがいない。 ブラッキー「これは マグナゲートのあと…… ブラッキー「しかも……ここから氷山へぬけるためのものだったんだ。 ノコッチ「ええ~っ!? ということは!? エーフィ「だれかが マグナゲートをよびこみ…… エーフィ「そして 氷山に向かったってことになるわね……。 パートナー 「じゃあ ワタシ達より前に だれかが ここに来ていたってこと? ブラッキー「そこは なんとも言えないな。 ブラッキー「このあたりに住んでいるポケモンが エンターカードと似た しくみを使って…… ブラッキー「向こうにわたる橋として 利用してたのかもしれないし……。 ブラッキー「あの時は わからなかったが……今 考えてみると…… ブラッキー「あれを作ることができたポケモンが 1匹だけ思い当たらないか? パートナー 「1匹だけ? ブラッキー「ああ。1匹だけ。 ブラッキー「おれ達より先に……あそこを通ったと思われるポケモンだ。 パートナー 「……! それって まさか……! パートナー 「まさか……ケルディオ? ブラッキー「そうだ。ケルディオだ。 ブラッキー「ケルディオは おれ達より先に…… ブラッキー「グレッシャーパレスに行っているゆいいつのポケモンだ。 ブラッキー「あの マグナゲートも…… ブラッキー「ケルディオが エンターカードを使ってよんだとすれば……説明がつく。 ブラッキー「そうだとすれば ケルディオは エンターカードの使い手だ。 ブラッキー「それも天才的な。 ビリジオン「ケルディオが エンターカードの使い手? ビリジオン「それは ちょっと想像つかないわ。 ビリジオン「だって ケルディオがエンターカードを使っているところなんて…… ビリジオン「一度も見たことがないし……。 エーフィ「たぶん何かの キッカケがあって覚えたんじゃないかしら? エーフィ「自己流でも ケルディオには素質があった……。 エーフィ「実際 クレバスを こえた時の配置は すばらしいものだったわ。 エーフィ「そして 今回ひろったエンターカードも……。 パートナー 「えっ? それも ケルディオが作ったの? ブラッキー「おそらくな。 ブラッキー「ケルディオは グレッシャーパレスが いずれ浮上することを知っていて…… ブラッキー「空中をわたるエンターカードを作り……そして 氷山のあとに落としたんだ。 ブラッキー「氷山を調べようという てい案を 最初 エーフィから聞いた時は…… ブラッキー「とんでもなく ビックリしたがな。 エーフィ「ワタシだって まさか こんなものが落ちているとは思わなかったわよ。 エーフィ「ワタシのカンは ケルディオのこと。 エーフィ「そして そこから考えてみた結果 氷山のあとを調べれば…… エーフィ「何か手がかりがあるのかなって思ったんだけど……。 エーフィ「でも ケルディオに関しては……なぜか言いようのない…… エーフィ「絶対まちがってないだろうってカンは あったわよ。 エモンガ「すげえ……つーか こわいぐらいだな。 エモンガ「エーフィのカンってよう……。 ブラッキー「とにかく…… ブラッキー「ケルディオは グレッシャーパレスのとちゅうで消息を たっている……。 ブラッキー「そして まるで だれかにたくすように…… ブラッキー「氷山のあとに エンターカードを残した……そう考えると…… ブラッキー「ケルディオは……いまだにグレッシャーパレスにいる。 パートナー 「ケ…ケルディオが!? エーフィ「しかも キュレム達の敵としてね。 エーフィ「空中をわたる手段を残しているぐらいなんだから…… エーフィ「どう考えても キュレムと仲良くはしてないわよね。 ビリジオン「ケルディオが…… ビリジオン「ケルディオが……あそこにいる……。 ビリジオン「あのグレッシャーパレスに……ケルディオが……! ブラッキー「まだまだ なぞも多いが…… ブラッキー「それを知るために行くしかないな! グレッシャーパレスに! ~ 宿場町 丘 ~ コアルヒー「はあはあ……おい! 本当か!? コアルヒー「本当に見えるのか!? ワシボン「ああ……小さくだが……まちがいない……。 ミネズミ「あれは しんきろうでは ないですね。 コアルヒー「ホントだ!! コアルヒー「しんきろうとかじゃなく……本物のグレッシャーパレスが見える!! コアルヒー「これって どういうことなんだよ!? ノコッチ「グレッシャーパレスが……こっちに近づいているのかも……。 コアルヒー「こ…こっちに!? ミネズミ「そういえば 少しずつ大きくなってますしね……。 ワシボン「やっぱり本当なのか……。 ワシボン「 パートナー がいってた……世界が破滅に むかってるというのは……。 コアルヒー「うおー! やっぱホントなんだー!! ミネズミ「ひええぇぇぇぇ~~~~~~~っ!! ノコッチ「ちょっと待ってよ! ノコッチ「グレッシャーパレスが また何かしたワケじゃないよね!? ノコッチ「たんに こっちに向かってきているだけじゃないか! コアルヒー「何言ってンだ! オメエ! コアルヒー「氷触体は 世界を ほろぼす わざわいなんだぞ! コアルヒー「それが こっちに近づいてきてるんだ! コアルヒー「やばいに決まってるだろうが! ワシボン「お…おい! コアルヒー! そんな こうふんするなって! ワシボン「たしかに 氷触体が こっちに来たからといって どうなるかわからないが…… ワシボン「いや……でも わからないから なおさら不気味なんだよな……。 ミネズミ「ワタシは かなりヤバイと思いますね。 ミネズミ「みなさんは 世界がどんな感じで滅亡すると思ってます? ミネズミ「すべてがとつぜん パッと消えるんでしょうか? ミネズミ「ワタシは ちがうと思ってます。少しずつ こわれていくんじゃないかと……。 ミネズミ「じゃあ どこから こわれていくのか……? コアルヒー「……! まさか……! コアルヒー「氷触体の近くから!? コアルヒー「氷触体のそばにあるものからこわれていくっていうのか? ミネズミ「残念ながら……そういうことでしょう。 ワシボン「ええええ~~~~~~~っ!!? ワシボン「そりゃ大変だ! みんなにも伝えなくちゃ! ノコッチ「ちょ……ちょっとーーーーっ!!! ノコッチ「どうして そうやって ものごとを 悪い方 悪い方に考えるの!? ノコッチ「そんなことを言いふらしてさわいでも…… ノコッチ「なにも前進しないし……なんの解決にもならないんじゃないの!? コアルヒー「うっ……。 スワンナ「ノコッチの言う通りだよ! ワシボン「スワンナ……! ミネズミ「ママさん……。 スワンナ「あんた達……さっき『みんなにも伝えなきゃ!』とか言ってたけど…… スワンナ「ホントいい めいわくだよ! スワンナ「氷触体の近くから世界が こわれていくなんて……そんなの…… スワンナ「あんた達の勝手な おくそくじゃないか! スワンナ「そんな いわれのないデマが 世の中をこんらんさせてるンだよ!? ワシボン「……………………。 スワンナ「あんた達も いいかげん目をさましな! スワンナ「少しは未来のために…… スワンナ「子供達のために……あせをかいてみたらどうだい!? スワンナ「まったくもう……。 ノコッチ「ありがとう! スワンナ! スワンナ「あんたは がんばってるわ! ノコッチ! スワンナ「最後まで あきらめないでがんばろうね! ノコッチ「うん! ノコッチ「……(そうだ! 最後まで あきらめず がんばるんだ!) ノコッチ「(ボク達は 絶対に みんなが前を向けるように がんばる!) ノコッチ「(心がひとつになれるよう がんばる!) ノコッチ「(だから リーダー さん達も がんばって!) ノコッチ「(氷触体を 絶対に こわして!) ノコッチ「(負けないで! リーダー さん!) ・冒険に失敗した場合 +... - パターン1 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 エモンガ「ちょっと ゆだんしちまったかな……。 ビリジオン「でも ここは絶対こえないと! パートナー 「うん。 パートナー 「大氷河で ブラッキー達と 合流することになっているからね。 パートナー 「絶対行かなくちゃ。 パートナー 「今度こそ突破しようね! - パターン2 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 エモンガ「ちょっと ゆだんしちまったかな……。 ビリジオン「でも ここは絶対にこえないと! パートナー 「うん。 パートナー 「みんな! がんばっていこうね! - パターン3 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 エモンガ「危ないところだったな……。 ビリジオン「なかなか むずかしいわね……。 パートナー 「でも ブラッキー達も そのうち大氷河へ来るだろうし…… パートナー 「あそこは何としてでも突破しなくちゃ。 エモンガ「そうだな。 エモンガ「よし! 今度こそ突破しようぜ!! グレッシャーパレス 東の塔~西の塔 到着まで +... ~ グレッシャーパレス 東の塔 入口 ~ パートナー 「こ…ここは……? ビリジオン「あたりは 氷におおわれているし 外は空……。 ビリジオン「前に来た時と 少し感じがちがう気もするけど…… ビリジオン「グレッシャーパレスに まちがいなさそうね。 エモンガ「ホントにダンジョンを通らずに来ちゃったんだ! すげー! エモンガ「しかも空中を わたって! エモンガ「どんだけ すごいエンターカードなんだよ!? 一体!? エーフィ「ホント おそれいるわね。 エーフィ「これだけのものを作り出せるなんて正直……しっとしちゃうな。 ブラッキー「おれ達は ダンジョン研究家だからな。気持ちはわかるが…… ブラッキー「ただ 今はそんなことを言ってる場合じゃない。 ブラッキー「とにかく グレッシャーパレスに来れたんだ。 ブラッキー「あとは 氷触体に たどり着き……破壊する! ブラッキー「ここからは そこだけに集中して進もう! エモンガ「ちょ…ちょっと待った! エモンガ「ここに来れたのは いいんだけどよう……そのう……帰りは…… エモンガ「パラダイスには どうやって帰るんだ? こんな空の上なのに……。 ブラッキー「心配するな。 ブラッキー「帰りも ケルディオのエンターカードを使えば もどれるはずだ。 エモンガ「そ…そうなのか……? エモンガ「それは よかった(ほっ…)。 エモンガ「みんな 捨て身の かくごで 来たのかなって思っちゃったよ。 エーフィ「そんなワケないでしょ。 エーフィ「ワタシ達は 絶対に無事にもどってくる。 ビリジオン「そうしないと ノコッチに合わせる顔がないわ。 エモンガ「はは……そうだよな……。 エモンガ「わかった。じゃ がんばっていこうぜ! ビリジオン「ボーマンダは ここから おりてきた……ということは…… ビリジオン「ムンナ達もいると考えた方がよさそうね。 パートナー 「ワタシ達が来たことに気づいているのかな? ブラッキー「わからんな。 ブラッキー「ただ 気づかれてないとしたら それは利用しないと。 エーフィ「みんなで行くと 目立つわね。 エーフィ「バラバラで進んだ方が ムンナ達にも見つかりにくいし…… エーフィ「もし追われたとしても 相手の戦力を分散できるわ。 ブラッキー「よし。じゃあチームを3つに分けよう。 ブラッキー「おれと エーフィ……ビリジオンと エモンガ…… ブラッキー「そして リーダー と パートナー …… ブラッキー「この3つのチームに分かれてバラバラに進んでいこう。 パートナー 「わかった。 ビリジオン「みんな無事で……。 エモンガ「けんとうを いのるぜ! ブラッキー「エーフィ いくぞ! エーフィ「うん! ビリジオン「私達も行きましょ。 エモンガ「ああ。 エモンガ「気をつけてな! リーダー ! パートナー ! パートナー 「みんなも気をつけてね! パートナー 「じゃあ ワタシ達も用意ができたら行こっか! パートナー 「がんばろう! リーダー ! ブラッキー「まだまだ 先は長そうだな。 エーフィ「……ねえ ブラッキー……。 ブラッキー「どうした。 エーフィ「あの……エモンガに聞かれた時のことなんだけど…… エーフィ「どうしてあの時…… エーフィ「ケルディオのエンターカードを使えば帰れるなんてウソを……? ブラッキー「なんだ。エーフィだって 合わせてたじゃないか。 エーフィ「ワタシだけじゃないわ。ビリジオンもね。 エーフィ「エモンガや パートナー 達を不安にさせたくないじゃない。 ブラッキー「おれも いっしょだ。それにウソだと決まったワケでもない。 ブラッキー「検証できてないだけだ。ちゃんと調べれば…… ブラッキー「あのエンターカードを使って帰る方法だって あるかもしれないんだ。 ブラッキー「ただ 今は時間がない。氷触体を たたく方が先だ! ブラッキー「世界がなくなったら 帰るも何もないからな。 エーフィ「……ブラッキー…… エーフィ「今はまだ わからないけど…… エーフィ「それでも…絶対 帰ろうね……。 エーフィ「みんなと……絶対 無事に……パラダイスへ……。 ブラッキー「ああ……。 ビリジオン「だいぶ のぼってきたわね。 ビリジオン「なに? どうしたの? エモンガ「……あっ! いや! エモンガ「な…なんでもねえよ! ビリジオン「そっか。 ビリジオン「そういえば エモンガは 私のこと キライだったよね。 ビリジオン「ゴメンね。いっしょにコンビを組むのが 私になっちゃって……。 エモンガ「なっ……! キ…キライじゃねえよ!! エモンガ「そりゃ最初は 気に食わなかったけど…… エモンガ「でもそのあと ケルディオの件を聞かされて ワケもわかったし…… エモンガ「いいところも見えたし……ちゃんとしてるんだなって……。 エモンガ「ノコッチが友達になりたがってたのも……今じゃわかるし……。 ビリジオン「そっか。じゃよかった。 エモンガ「こっちこそゴメンな。 エモンガ「前はオレ……オマエに かみついてばかりだった……。 エモンガ「ずっと あやまりたかったんだけど……タイミングがなくてよう……。 ビリジオン「仕方ないわ。 ビリジオン「私自身 自分はイヤなヤツだったなって思うもの。 ビリジオン「だから ありがと。仲直りしてくれて。 エモンガ「ああっ……。 エモンガ「うん! なんか スッキリしたぜ! エモンガ「がんばろうな! 氷触体を目指して! ビリジオン「ええ。 ビリジオン「ちなみに私 エモンガは やんちゃだし でも かわいいし…… ビリジオン「だからスキよ。 エモンガ「え……? えええ~~~~~~っ!!? ビリジオン「どうしたの? 早く行きましょ。 エモンガ「あっ……ああ……。 パートナー 「そろそろ ぬけられそうかな……。 パートナー 「あっ! あっちに道がある! あそこから先に行けそうよ! パートナー 「行こ! リーダー ! 一方そのころエモンガ達は…… エモンガ「少し広いところに出てきたな……。 ビリジオン「敵にすぐ見つかりそうな場所ね。 ビリジオン「長くいるのは 危険だわ。 エモンガ「そうだな。 ブニャット「わわっ! オマエ達! どうやってここに!? ビリジオン「敵の声……!? エモンガ「ちっ……言ったそばから もう 見つかっちまったか……。 ブニャット「ブニャニャニャ! ブニャット「ここは 空に うかぶグレッシャーパレス! ブニャット「オマエ達が ここにいること自体 信じられないが…… ブニャット「でも ホントにいるんだからしかたないにゃっと! ブニャット「とらえるにゃっとーーーー!! ドリュウズ「ドリューーーーーーーーーーズ!! ドリュウズ「ドリューーーーーーーーーーズ!! エモンガ「うっ……6匹か……。 ビリジオン「……スキを見て にげた方がよさそうね。 ブニャット「ブニャニャニャ! ブニャット「にげるつもりだろうが そうはいかないにゃっと! ブニャット「手分けして追いつめるにゃと! エモンガ「くっ……。 パートナー 「ビリジオン! エモンガ!! ブニャット「オ オマエ達は~~~~~~っ!? エモンガ「 パートナー ! リーダー ! パートナー 「2匹とも囲まれてるから ビックリしたよ! パートナー 「でもよかった! 無事なのね! ビリジオン「ええ! パートナー 「よし! なんとか突破しよ! ブニャット「ブニャニャニャーーー! リーダー ー! ブニャット「オマエ キュレム様のせっかくの忠告を聞かないつもりだにゃっと! (………………。) ブニャット「オマエだけは 絶対 行かせるワケにはいかないにゃっと! ブニャット「絶対に! 絶対に通さないにゃっとー!! + 再戦時 パートナー 「 リーダー ! あそこに! パートナー 「エモンガ! ビリジオン! だいじょうぶ!? ビリジオン「平気よ! エモンガ「なんとか がんばってるけど なかなかスキがなくてよう……。 パートナー 「わかった! 今度こそ突破しよ! ブニャット「ブニャニャニャッ! ダメにゃっと! ブニャット「ここから先は 絶対行かせないにゃっと!! ブニャット「絶対に絶対! 行かせないにゃっとー!! - 勝利後 - ブニャット「うぐぐぐぐ……。 ドリュウズ「ドリュルルルルル……。 パートナー 「なんとか たおせたね! ビリジオン「先を急ぎましょ。 エモンガ「そうだな。 エモンガ「コイツら しばらくして元気になったら また おそってきそうだもんな。 ビリジオン「他の敵も 集まってきたらこまるし…… ビリジオン「数でこられたら こっちはかなわないわ。 パートナー 「わかった。早く行こ。 キュレム「だいぶ南下しているな……。 キュレム「速度が上がってきている……。 ムンナ「キュレム様……。 ムンナ「それは……つまり…… キュレム「失望の風が強くなっている。 キュレム「氷触体のちからが 大きくなっているのだ。 ムンナ「氷触体の……ちからが……。 キュレム「われの予知より……少し早く来そうだ。 キュレム「世界の破滅がな……。 ムンナ「………………。 キュレム「もはや氷触体は だれにも止められん。 キュレム「ここまできて風向きが変わるとも思わんが…… キュレム「万が一ということもある。最後まで心してかかれ。 ムンナ「はい……。 ムンナ「……そうか……。 ムンナ「ついに……世界が……。 ムンナ「なくなった方がマシだと思っていたこの世界も…… ムンナ「とうとう……なくなる……。 ドクロッグ「ムンナ様~~~~~~~~~~ッ!! ムンナ「ドクロッグ! どうした!? ドクロッグ「 リーダー が……! ドクロッグ「 リーダー 達が ここにやって来ているんですロッグーーッ!! ムンナ「な…なんだって!? ドクロッグ「すでにブニャットが やられたロッグ! ドクロッグ「 リーダー は人間! 氷触体も破壊できるかもロッグ! ムンナ「このまま野放しにしてたらヤバイですロッグ~!! ムンナ「落ちつけ! ドクロッグ! あわてることはない! ドクロッグ「へっ……? ムンナ「ゲノウエア山の時とは ちがう。あの時は にげるヤツらを探したが…… ムンナ「今回は ヤツらが目指す場所がわかっている。 ムンナ「それに ワタシ達の方が ここをよく知っている。 ドクロッグ「た…たしかに……。 ムンナ「ヤツらを さそいこみ そこで 一気にたたく! ドクロッグ「ドクドクドクッ! りょうかいですロッグ~! ドクロッグ「みんなにも伝えときますロッグ! ~ グレッシャーパレス 西の塔 入口 ~ エモンガ「少し ちがうところに出てきたけど…… エモンガ「この先が……氷触体の場所に続いている……でOKなのかな? パートナー 「うん。なんとなく上へ上へと のぼっているから だいじょうぶじゃないかな。 パートナー 「ここから先は どうしよ……? パートナー 「やっぱり バラバラで行く? ビリジオン「ここからは バラバラじゃない方がいいと思うわ。 ビリジオン「私達がここに来ていることは ムンナにも知られているだろうし。 エモンガ「そうだよなぁ……。 エモンガ「元々 ムンナ達に発見されないためにバラバラに行ったワケだからなぁ。 エモンガ「いっしょの方が いざって時…… エモンガ「さっきみたいに みんなで ちからを合わせて戦えるしな。 パートナー 「わかった。じゃ ここからは いっしょに行こ。 エモンガ「そういえば……ブラッキーとエーフィは どうしてるんだろう……? エモンガ「だいじょうぶかなぁ……。 パートナー 「……心配だけど…… パートナー 「今は 氷触体を こわすことを考えなくちゃ。 パートナー 「ブラッキー達だって ワタシ達にそうしてほしいと思ってるだろうし…… パートナー 「それに ブラッキー達だけじゃなく…… パートナー 「ここにはいないポケモン達…… パートナー 「パラダイスや宿場町にいる みんなだって…… 『みんなに気持ちを 伝えるために…… 『あえてパラダイスに残ることを選んだノコッチや…… 『それに…… 『ハーデリアやヨーテリー…… 『そして…… 『スワンナ達も きっと今ごろ みんなが前に向くよう…… 『必死に気持ちを伝えていると思うの 『ワタシ達が 氷触体を こわすと信じて…… パートナー 「だから ワタシ達も……みんなを信じて…… パートナー 「ブラッキー達の無事も信じて…… パートナー 「先に進むしかないよ。 ビリジオン「そうね。みんなを信じて……。 エモンガ「すべては この世界を救うためだもんな! エモンガ「みんなを信じて……がんばるか! ・冒険に失敗した場合 +... - パターン1 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「ちょっと ゆだんしちゃったかな……。 パートナー 「でも こうしちゃいられないよ。 パートナー 「もう一度 チャレンジよ! - パターン2 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「ちょっと ゆだんしちゃったかな……。 パートナー 「みんな ワタシ達より先に進んでるんじゃないかな……? パートナー 「おくれるワケにはいかないよ。 パートナー 「ワタシ達も行こ! - パターン3 - パートナー 「ううっ……うまく いかなかったね……。 パートナー 「う~ん……。 パートナー 「敵も強いし なかなか きびしいね……。 パートナー 「そういえば……エモンガと ビリジオンは……? パートナー 「もしかして まだあそこで戦っているのかな? パートナー 「だとしたら 助けに行かなきゃ! パートナー 「早く行こ! リーダー !