約 3,405,424 件
https://w.atwiki.jp/83452/pages/15586.html
166. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 13 25.75 ID 2eZc6/4r0 今回のメンバー ゆい ハッサム プテラ ヘルガー ニューラ ガルーラ 上空 ゆい「急げや、急げ」 私達は全速力で、ヤマブキシティに向かっています。綺麗な夕日も出ていてゆっくり観賞したいんですけど、そんな場合じゃないのが辛いですね。 梓「律先輩。澪先輩達と連絡つきましたか?」 律「ああ。一旦、クチバシティ側で落ち合うことになった」 梓「町の様子とかは?」 律「……聞かない方がいい」 梓「……そうですか」 ロケット団の連中は一体、何を考えているんでしょうか。こんなにも犠牲を出して、何がしたいんでしょう。 ゆい「あずにゃん、スマイ?ル」 梓「はい?」 ゆい「また、顔がむっとなってたよ。そんなんじゃ冷静な判断できないよ。だから、スマイ?ルで落ち着こう」 梓「……はあ。いつも、かわりませんよね、ゆい先輩」 ゆい「なんか、あきれられてる!?」 梓「感心してるんですよ」 ゆい「私の目を見て、言おうよ」 梓「こんな緊迫してる状態で笑えませんよ」 ゆい「そうだけどねー」 ゆい先輩はうつむきます。 ゆい「悲しいよねー。ポケモンを争いの道具に使うなんてね」 梓「……そうですね」 なんとなく、人間側として、申し訳ない気持ちになります。 ゆい「ポケモンと人間さんも仲良くなれると思うんだ。それこそ、私達みたいに恋人同士みたいにさ」 梓「(仮)です」 ゆい「いい加減、素直になろうよ」 梓「私はロリコンではありませんので」 ゆい「恥ずかしがらなくてもいいのに」 167. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 14 10.20 ID 2eZc6/4r0 梓「……とりあえず!!この話題はこっちにおいておきましょう。今は伝説のポケモン、フリーザー、ファイヤーをどう倒すかです」 ゆい「それは厳しいよね、現実問題として。サンダー相手でもこれだけ苦労したんだし」 梓「たしかにそうですね」 ゆい「まあ、希望がないわけじゃないんだけどね」 梓「そうですね。あの時は律先輩と2人だけでしたけど、今度は澪先輩達もいますし、ジムリーダーの人達、他のトレーナーの人達もいますし」 ゆい「それが希望だよね。でも、現段階で騒ぎが治まってないところをみると……」 梓「厳しいですよね」 ゆい「まあ、私達がいれば、大丈夫だよ。あずにゃ?ん」 梓「にゃっ!!」 ゆい先輩は私の胸に飛び込んできます。 ゆい「あずにゃん分補給?」 私の胸でほっぺをすりすりしてきます。 梓「や、やめてください」 ゆい「これは私のエネルギー源なんだよ?。ポケモンセンターでも補給できないんだよ?」 梓「な、なら、仕方がないですね」 ゆい「そう。仕方がないの」 梓「って、そんなわけないじゃないですか!!」 律「仲良いな、お前ら」 168. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 15 32.14 ID 2eZc6/4r0 ヤマブキ・クチバシティ側 澪「遅いぞ、律、梓」 梓「すいません」 律「無茶言うなよ。これでも、全速力できたんだぞ」 カツラ「久しぶりじゃのう、澪君、ムギ君」 澪「お、お久しぶりです」 紬「お久しぶりです」 カツラ「他のジムリーダーは?」 ムギ「タマムシシティ側で戦っています」 カツラ「それじゃ、ワシも行って来るかのう。ではまたな」 カツラさんはギャロップにまたがり、走っていった。 律「それで状況は?」 紬「あんまり芳しい状況ではないわね。ジムリーダーの人と協力してるけど、フリーザーとファイヤーの相手は辛いわ」 梓「他のトレーナーの協力はないんですか?」 澪「皆、自分の命がほしいからな」 つまり、逃げたってことですか。まあ、間違った判断じゃありませんけど。 梓「これから、どうしますか」 澪「現在、エリカさん達がフリーザーを相手しているが……現実問題厳しいだろうな」 律「私達だって、2人でサンダーを倒したんだから、フリーザーとファイヤー、2匹でも倒せそうだけどな」 紬「その2匹だけじゃなくて、ロケット団の相手もしなきゃいけないから」 澪「それにあの2匹は協力して攻撃してくるからな」 梓「それは辛いですね」 ゆい「ロケット団の本拠地みたいなところは?」 紬「シルフカンパニーにボスがいるみたいね」 律「じゃあ、そこに潜入して、サッサとボスを叩いちまおうぜ」 169. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 19 03.41 ID 2eZc6/4r0 澪「無茶言うなよ」 律「でも、頭をサッサと倒した方がいいだろ?」 紬「そこまで行くのが大変よ。シルフカンパニーはヤマブキシティの中央にあるし」 澪「それまでに上空のあの2匹やロケット団を倒していかなくちゃいけないし」 律「ロケット団員をいちいち相手にする必要もないだろ」 澪「それはそうだが……」 律「上の2匹だって、他が囮になれば、その間に潜入できるから問題ないしな」 紬「結構厳しい気がするけど……」 律「とにかく!!このままじゃ、埒が明かない」 澪「それはそうだけど、このままこう着状態が続けばあの2匹の体力も尽きてくる。そこをつけば、もっと楽に勝てるんじゃないか?」 ムギ「ジムリーダーの人もそう考えてるわ」 ゆい「駄目だよ!」 突然、大きな声を出す、ゆい先輩。 澪「何が駄目なんだ、ゆい」 ゆい「それじゃ、犠牲になる人とかがたくさん出るよ」 澪「ただ、こう着状態を続けるわけじゃない。そうならないように守るようにする」 紬「こうやってジムリーダーの人達が戦っているのも、早く体力が無くなるようにするためよ」 ゆい「でもでも、建物とかは?」 澪「この騒動が治まってから、復興できる。命には代えられないしな」 ゆい「……う?」 ゆい先輩はまだ、何かを言いたそうに口をつぐみます。 梓「……ですが」 私は一呼吸おいて、言います。 梓「敵はそんなことを許すでしょうか」 紬「どういうこと?」 梓「敵がファイヤーやフリーザーの体力が尽きるまで、何の対策もしてないこともないと思うんですけど」 澪「たしかに。だけど、あの様子を見るとロケット団にあのポケモン達を完全にコントロールし切れてない。だから、対策をしようもないだろ。命令も聞かないんだから。ボールに戻したら、こっちのチャンスのわけだし」 澪先輩の言うことも分かります。ですが、私は一抹の不安を感じていました。今は闇雲に暴れているあの2匹が、もしあの2匹を完全にコントロールできるトレーナーが現れたら、どんな被害が起きるのかと。 170. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 19 59.14 ID 2eZc6/4r0 ヤマブキシティ・シルフカンパニー AYU「やっほー、お届け物だよー。……あれ?」 サカキ「……」 AYUが部屋に入ると、サカキが壁にめり込み、血を流しながら気絶している。サカキの手持ちポケモンも無残に全匹やられている。 AYU「アチャー。これはやりすぎだよ」 曽我部「申し訳ありません。手を抜ける相手ではありませんので」 AYU「それは分かるけどねー。まあいいや。はいこれ」 AYUはサンダーの入ったボールを曽我部に手渡す。 曽我部「ありがとうございます」 AYU「頑張ってね」 曽我部「任せて下さい」 曽我部は社長室を出る。 AYU「さて。じゃあ、ショーを見せてもらうよ」 AYUも社長室を出る。そして、この部屋にはボロボロになった、サカキだけが残された。 ヤマブキシティ・シルフカンパニー・屋上 曽我部「さあ出てきなさい、サンダー」 曽我部はサンダーを出す。 曽我部「さあ、ショーの始まりよ。これから、カントー地方が生まれ変わる」 曽我部はほくそ笑み、そう呟いた。 171. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 20 55.61 ID 2eZc6/4r0 ヤマブキシティ・タマムシ側 カスミ「スターミー、ハイドロポンプ!」 スターミはハイドロポンプをファイヤーに向かって発射する。 ファイヤー「ファイヤー!」 ファイヤーはその攻撃を片羽で受け止め、はじき返す。 カスミ「弱点なのに、まったく効かないなんて……」 フリーザー「フリー!!」 フリーザーは羽を振り、激しい吹雪を発生させて攻撃してくる。 ナツメ「バリヤード、ひかりのかべよ」 バリヤードはひかりのかべを張り、その攻撃を耐える。 タケシ「強すぎるな。これで、サンダーまでいたら、お手上げだな」 エリカ「もう、すでにお手上げ状態ですよ。体力が尽きるまで、この町に止めるようにするのが限界なんですから」 タケシとエリカはロケット団員を相手にしながら話す。 キョウ「上を見ろ!」 突然のキョウの叫びで皆は上を見る。 マチス「ば、馬鹿な……」 エリカ「……カツラさんからの連絡によれば、梓さん達が倒したはずなのに……」 上空には黄色と黒の鳥、サンダーが現れた。 172. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 22 26.18 ID 2eZc6/4r0 ヤマブキ・クチバシティ側 澪「どうなってるんだ!律達はあいつを倒したんだろ!?」 紬「落ち着いて、澪ちゃん。おそらく、ボールに戻して、回復させたんでしょうね」 律「確認を怠った私達があまかったか」 澪「……ここで皆に聞いておきたいことがある」 律「なんだよ、突然」 澪「これはジムリーダーの人達に言われたんだが……これから、どうする?」 梓「え?どういう意味ですか?」 澪「つまり、このまま、逃げるか戦うかだ」 律「逃げるわけにもいかないだろ」 紬「ええ。でも、このまま戦えば、死ぬかもしれないわ」 律「それは逃げても同じことだろ?」 紬「たしかにそうね。でも、戦うよりも生き残る可能性がある」 律「……まあ、そうだな」 澪「そういうわけだから、ちゃんと考えて判断しろって」 紬「といっても、時間はもうないけどね」 逃げるか、戦うか、そんなことはもう決まっています。 梓「戦いましょう!」 紬「危険よ」 梓「覚悟の上です」 律「よし!!それでこそ、梓だぜ」 律先輩は私の頭を乱暴になでます。 梓「や、やめて下さい」 ゆい「あずにゃんがやるなら、私も頑張るよ!!」 紬「私も。皆で頑張りましょうね」 律「もちろん、私も戦うが……。澪は?」 澪「……皆が戦って、私が逃げるわけにもいかないだろ」 律「じゃあ、皆で頑張ってこの戦いに勝利して、その勢いでポケモンリーグでマサラ旋風を巻き起こそうぜ」 ゆい「お、いいねえ!!」 澪「いや、そこまでうまくいかないだろ……」 梓「そうですよ」 ムギ「でも、夢があっていいじゃない」 ゆい「じゃあ、皆、頑張ろう!」 皆「「「「オー!!!」」」」 173. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 23 43.88 ID 2eZc6/4r0 ヤマブキシティ・シルフカンパニー・屋上 曽我部「手ぬるいわね」 伝説のポケモンの戦いを見て、曽我部は呟く。 曽我部「……ファイヤー。そんな雑魚達はどうでもいいわ。狙うべきなのは……」 タマムシデパートを見る。 曽我部「やりなさい、ファイヤー」 ヤマブキシティ・タマムシ側 カツラ「待たせたのう、皆」 タケシ「カツラさん!」 カツラ「どうじゃ、様子は?」 タケシ「なかなか、厳しいですね」 カツラ「どれ。のん気に話してる場合じゃないし、ワシも頑張るか」 カツラはブーバーを出す。 カツラ「とりあえず、フリーザーの動きを……ファイヤーの様子が変じゃぞ?」 ファイヤーは戦っている、カスミ……ではなく、もっと遠くの方を見る。 カツラ「あの方角は……まずい!?」 タケシ「カスミさん、ファイヤーの動きを!」 カスミ「分かってるわ」 カスミはスターミーとヒトデマンに標的をあわせて、ハイドロポンプを発射する。しかし、それをフリーザーのふぶきによって、凍らされる。 カスミ「なっ!?」 キョウ「3匹そろうと厄介だな」 キョウはロケット団員をあしらいながら、喋る。 マチス「ライチュウ、フリーザーに十万ボルト!」 ライチュウの十万ボルトがカスミの邪魔をするフリーザーに迫ると、サンダーの電撃が邪魔をする。 ナツメ「嫌になるわね」 エリカ「そんなことより、ファイヤーが……」 ファイヤーの口に炎がたまり、まるで、ビームのようなかえんほうしゃがタマムシデパートに向かって発射され、バーンという音ともに、オレンジ色の炎がろうそくのように。 エリカ「タマムシデパートが……」 カツラ「避難は終わってるのか!」 タケシ「連絡では誰もいないはずです」 カツラ「なら、まだましか。……それにしても、どうして急に標的を……」 174. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 26 19.87 ID 2eZc6/4r0 ヤマブキ・クチバシティ側 律「あれはタマムシデパートか?」 紬「多分、そうだと思うわ」 澪「早く、行ったほうがいいな」 梓「そうですね」 律「じゃあ、どんな組み合わせでいくか」 ゆい「どういうこと?」 律「これから、あの3匹を倒すためにジムリーダーに加勢する役とシルフカンパニーに潜入する役割だな」 澪「シルフカンパニーに潜入する必要があるか?」 律「さっきまではジムリーダーの相手をしてたんだろ、あの3匹」 ムギ「ええ」 律「それが急に建物を狙い始めたわけだ。これはおかしいだろ?」 澪「たしかに」 ムギ「そうね。ロケット団の本拠地がシルフカンパニーだとすると、なるほど。潜入する価値はあるわね」 ゆい「???」 梓「つまりですね。今まではただ闇雲に戦っていた3匹が急に狙いをつけて、建物を攻撃し始めたということは、あの3匹の考えが変わったか、誰かが指示をしたのどちらかです。でも、前者は考えづらいので、必然的に後者になります。じゃあ、どこから指示を出すのかというと,ロケット団の誰かですが、シルフカンパニーを本拠地にしてるようなので、シルフカンパニーから指示してる可能性が高いということです」 ゆい「おお!なるほど」 律「といっても、他のところにいる可能性もあるけどな」 澪「それは仕方がないと割り切るしかないな」 紬「じゃあ、組み合わせだけど……」 律「じゃあ、私がジムリーダーの支援に行くよ。ムギ達はシルフカンパニーに向かってくれ」 澪「1人で大丈夫か?」 律「場所まで行けば、ジムリーダーの人がいるし、大丈夫だよ。それよりも、澪達の方が心配だけどな」 ゆい「何で?」 梓「私達は3人だけで、ロケット団のいるところを行くからです」 紬「それは大丈夫だと思うけど……」 律「なら、さっさと行動した方がいいな。来い、リザードン!」 律先輩はリザードンをボールから出します。 175. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 27 01.13 ID 2eZc6/4r0 律「じゃあ、皆。後は任せた」 そう言って、律先輩はヤマブキシティ・タマムシ側に向かいました。 澪「それじゃ、私達も行くか」 紬「ええ」 梓「はい」 私達はシルフカンパニーを目指すべく、ヤマブキシティに潜入しました。 176. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 28 55.61 ID 2eZc6/4r0 ヤマブキシティ・シルフカンパニー・屋上 曽我部「いい働きよ、ファイヤー。次は……そうね」 曽我部は次の標的を考える。 曽我部「ハナダの町を火の海にしましょうか。頼むわよ、ファイヤー」 ヤマブキシティ・タマムシ側 律「皆、加勢しに来たぜ」 タケシ「律さん!」 エリカ「お久しぶりですね」 律「まあ、積もる話もあるが今はそんな場合じゃないな」 律は上空にいる3匹を見つめる。 エリカ「ええ」 律「では、早速やるか。……ん?」 ファイヤーは今度はハナダシティに目を向けている。 律「何で急に見る方向を……まさか!?」 カツラ「ファイヤーを止めろ!」 ジムリーダーと律のポケモンで攻撃を仕掛けるも、フリーザーとサンダーによって、邪魔される。 律「やめろーーーーーーーーーーー」 そんな叫び声を無視し、ファイヤーはハナダシティに向かって、かえんほうしゃが発射され、ここからでも、分かるくらいに赤い火が燃え上がった。 177. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 30 21.55 ID 2eZc6/4r0 ヤマブキシティ・シルフカンパニー前 澪「律の言ったとおりだな。おそらく、誰かがあの3匹に指示してる」 梓「でも、さっきまで手に余ってた状態だったのに、一体誰が……」 私達は物陰に隠れて、移動しながら言います。 紬「それにしても、うようよいるわね」 澪「やっぱり、それぞれ相手していたら、めんどくさいことになってたな、うん」 梓「大丈夫ですか?足、震えてますよ」 澪「……気のせいだ」 紬「まあ、それはともかくとして、早く移動していかないと……」 澪「そうだな。うん、そのとおりだ」 ゆい「ごまかしたー」 梓「そこはスルーして下さい」 澪「後、ちょっとなんだけどな」 梓「さすがにたくさんいますね」 紬「……よし!」 ムギ先輩は何かを決意したかのように言います。 紬「私が囮になるから、その間にシルフカンパニーに潜入して!」 梓「え?」 澪「無茶だぞ、あの人数で」 シルフカンパニーの前には10人くらいのロケット団員の姿があります。 紬「でも、それしか方法がないわ」 梓「全員で強行突破という方法もありますよ」 紬「突破できなかったら、持久戦になるだけよ」 澪「……分かった。私も囮になる」 梓「澪先輩まで!?」 澪「1人じゃ辛いからな。それに2人で盛大暴れれば、中のロケット団員も出てくるかもしれない」 梓「ですけど……」 紬「じゃあ、早速やりましょう。ここでのんびりしてて、見つかったら、終わりよ」 澪「よし!梓、後は任せたぞ」 そう言って、私が制止する前に2人は行きました。 178. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 31 10.02 ID 2eZc6/4r0 紬「大丈夫、澪ちゃん。怖いなら、逃げてもいいのよ」 澪「大丈夫だ。……っていうか、何だ、その主人公のライバルみたいな台詞は」 紬「一度、言ってみたかったの。来て、カポエラー!!」 澪「来い、エビワラー!」 紬「梓ちゃん達は大丈夫かしらね」 澪「大丈夫じゃなくても、やってもらわなくちゃな」 ロケット団員「なんだ、お前らは?ポケモンなんか出して……まさか、おれ達と戦う気か」 紬「そのまさかよ!どこからでもかかってきなさい!」 澪「あんまり挑発するなよ」 ロケット団員「上等だ、行くぞ、お前ら」 その言葉をきっかけにバトルが始まった。 梓「どうしましょう」 ゆい「とりあえず、潜入しないと。澪ちゃん達の思いを無駄にしないためにも」 梓「ですね」 私達は派手に戦いを繰り広げ始めた、澪先輩達を尻目にシルフカンパニーに潜入しました。 179. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 32 19.99 ID 2eZc6/4r0 シルフカンパニー・内部 ロケット団員「女2人が玄関先で暴れている。至急、応援を!」 隠れている私の前で、携帯で連絡をしながら、通り過ぎていきます。 梓「ロケット団の数が多すぎですね」 ゆい「そうだね」 梓「とりあえず、階段で、最上階に……むぐ」 ゆい「あず……むぐ」 ???「静かにして、お姉ちゃん」 ???「いい?今から、手を離すけど、大きな声を出さないでね」 私はこくりとうなずく。そして、手が離され、振り返ると……。 梓「純!」 ゆい「うい!」 ロケット団の制服を着た純と純の胸に隠れている、ういの姿がありました。 うい「静かに」 純「ここじゃ、のんびりとしてられないからね。ちょうど、もう1着あるから、トイレで着替えてましょう」 180. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 34 29.31 ID 2eZc6/4r0 シルフカンパニー・トイレ 純「いやー、まいった、まいった」 梓「どうして、純がここに?」 純「それが聞くも涙、語るも涙なんだよ」 回想 純「バッチも全部集まったから、シルフカンパニーでも見学しますか」 うい「そうだね」 ロケット団員「オラー!今から、ここはロケット団の本拠地だー」 純「え?隠れなきゃ」 うい「急いでー」 私達は急いで、トイレに隠れた。 純「以上!」 梓「……え?それだけ?どこに涙とかの要素が?」 純「普通に観光してるだけで、こんなことに巻き込まれるなんて涙もんよ」 梓「間違ってはないですが……その格好は?」 純「適当に襲って奪った」 梓「……それはすごいね」 純「で、あんたは何しに来たの?」 梓「それは……」 ゆい「もちろん、ロケット団を倒しにだよ!」 私が言うよりも前にゆい先輩が答えます。 純「……やっぱりね」 あきれたように言う、純。 純「あんたも面倒なことが好きね」 梓「別に好きってわけでもないけどね」 純「まあ、ここまで来たら、私も手伝うよ。ボスはここの社長室にいるみたいだし」 梓「よく分かったね」 うい「普通に会話してるからね」 梓「……よくばれないね」 純「堂々としてれば、ばれないもんよ」 梓「そんなもんかな」 純「とにかく、上に行きましょう」 梓「分かってるよ」 私はサッサと着替え始めました。 181. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 37 34.89 ID 2eZc6/4r0 シルフカンパニー・社長室前 純「ここがボスのいる部屋よ」 梓「見張りはいないね」 純「聞いた話だけど、曽我部っていう人が見張りはいらないって、言われて、誰もいないんだってさ」 梓「……すごいね、いろいろと」 うい「純ちゃんだからね」 梓「……まあ、いいです。とりあえず、中に入りましょう」 ゆい「大丈夫かな」 梓「ここまで来て、罠とか警戒しても仕方がないですし」 私は社長室の重苦しいドアを開けます。 梓「さて、中は……なんですか、これは」 私が中の様子を見ると、そこには無残に倒れているポケモン達と1人の男の人がありました。 梓「大丈夫ですか」 その男の人は頭から血が出てるみたいですけど、たいした傷ではなさそうです。 サカキ「……うう」 純「あ、目を覚ましたみたい」 梓「大丈夫ですか?」 サカキ「……うう、オマエ達は?」 梓「私は、えーと……」 果たして、ここは名乗るべきかと考えていると、 ゆい「私はゆいだよー。こっちは中野梓ちゃんであだ名はあずにゃん。それで、こっちは鈴木純ちゃんで、最後に妹のういだよー」 ゆい先輩が代わりに答えました。 梓「ちょ、ゆい先輩」 サカキ「……そうか。オマエ達が例の……」 梓「それで、あなたは一体……」 サカキ「私の名はサカキ。一応、ロケット団のボスだ」 梓「へえー、そうなんですか。……ってえー!!」 純「それがどうしてこんなところで、気絶してるんですか?」 サカキ「……さあな。こっちが聞きたい。一つ分かることは俺は道化のピエロとして利用されたということだな」 梓「はい?」 サカキ「屋上に行けば、分かることだ。そこに『奴』はいる」 梓「奴?一体、誰が……」 サカキ「私にも分からない」 純「じゃあ、とりあえず、上に行く?」 梓「そうだね。サカキさんは……」 純「まだ動けないみたいだし、誰かが近くにいなきゃいけないほどひどい怪我でもないし。それにロケット団のボスをこれほどの力で倒す敵を 1人で相手にするのはね」 梓「……そうだね。じゃあ、上に……」 サカキ「待て!!」 サカキさんは何とか立ち上がり、私を制止します。 182. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 39 49.33 ID 2eZc6/4r0 梓「何ですか?」 サカキ「これを賭けて勝負だ」 サカキさんは何かのバッチを投げる。 梓「これは……グリーンバッチ!!」 純「じゃあ、この人が本当のジムリーダー!」 ゆい「どういう意味なの?」 うい「私達が戦ったのは代理の人で、本当のジムリーダーは別にいるって噂だったんだよ」 梓「……でも、私達には時間が……」 サカキ「長くは取らせん。ルールは1対1だ」 梓「分かりました」 私とサカキさんは距離をとります。 ゆい「見ててね、うい。私の大活躍を」 うい「うん。頑張ってね、お姉ちゃん」 梓「では私のポケモンは……」 ゆい「さあ、頑張るよ。フンス」 梓「出てきてください、ニューラ!!」 ゆい「よし!!……ってあれ?」 サカキ「……そいつじゃないのか?」 梓「ええ」 ゆい「えーー!何で、何で!」 梓「これから、上で最後の戦いがあるんですよ。その時のための温存です」 ゆい「そっかー。なら、仕方がないね」 シュン うい「ど、どんまい、お姉ちゃん」 サカキ「……なら、俺はペルシアンだ」 サカキさんはボロボロのペルシアンを出します。 梓「それでいいんですか?」 サカキ「油断してると負けるぞ」 梓「分かってます」 純「では……」 「「「バトルスタート」」」 その言葉と同時に互いのモンスターが交差する。しばしの沈黙の後、ペルシアンは倒れた。 サカキ「やはり、強いな。これを受け取れ」 サカキさんはグリーンバッチを私に渡します。 梓「できれば、ちゃんと勝負したかったんですけどね」 ゆい「まあ、ゲットできたんだからいいじゃん」 純「じゃあ、サッサと行こうか」 サカキ「……待て」 サカキさんは再び、私達を制止します。 183. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 42 00.20 ID 2eZc6/4r0 梓「今度はなんですか?」 サカキ「老婆心ながら、忠告してやる。上にいる奴はお前らのポケモン全てで戦っても、勝てない。たとえ、ジムリーダー全員と戦っても、おそらく勝てない。それくらい強い。それは覚えておけ」 梓「……分かりました。一応、お礼は言っておきます」 私達は今度こそ、屋上に向かいました。 ヤマブキシティ・シルフカンパニー・屋上 梓「ここが屋上……」 私は屋上に続くドアの前に立つ。 純「まあ、気楽にいきましょうよ」 ゆい「そうだよ。笑顔、笑顔」 梓「ですけど、ここには今まで戦ってきた中でも、一番強い敵が……」 ゆい「大丈夫だよ。あずにゃんには私がいるし!」 梓「……はあ」 ゆい「え、何、その溜息」 梓「まあ、悪ふざけもここまでにして、屋上に行きますか」 私は屋上の扉を開く。そこには髪の長い、女の人が燃えゆく町と伝説の3匹のポケモンを見ていました。そして、私達が来たことに気づくと、私達の方に振り返りました。 曽我部「初めまして、梓さん、ゆいさん。それと……たしか、純さんとういさん。楽しいショーにようこそ」 目の前の綺麗な女の人がまるでこれから、ショーが始まる手品師のように綺麗にお辞儀をしました。 184. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/08(月) 21 42 42.74 ID 2eZc6/4r0 VSロケット団編⑤ 「伝説のポケモン強襲」 終了 186. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 40 30.78 ID CBnLOVZ30 前回までの状況(トレーナとポケモン) 梓 ゆい ハッサム ヘルガー イーブイ ニューラ ガルーラ カイリュー ポリゴン2 プテラ ラプラス 澪 ゼニガメ エビワラー デンリュウ 律 リザードン サワムラー ニョロボン レアコイル ゴローニャ ゴルダック ムギ フシギバナ カポエラー ギャラドス 純 うい カビゴン ゲンガー VSロケット団編⑥ 「VS曽我部・前編」 187. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 41 45.51 ID CBnLOVZ30 今回のメンバー ゆい ハッサム プテラ ヘルガー ニューラ ガルーラ 梓「あなたは一体、何者なんですか?」 曽我部「これは失礼しました。私の名前は曽我部恵と言います」 純「曽我部さんね。それで、あなたはここで何をしてるの?危険だよ、ここにはサカキっていうロケット団のボスを倒すほどのトレーナーがい るみたいだから」 曽我部「それは大変ですね」 梓「ちょっと、純。ここにいるのはこの人だけだし、そのトレーナーって、この人なんじゃ……」 私は純に耳打ちをします。 純「でも、こんな人がとてもじゃないけど、サカキさんを倒せるとは思えないけど……」 梓「それはそうだけど……」 曽我部「どうしたんですか?」 梓「いえ、別に。それよりも、あなたは何をしてるんですか?」 曽我部「私は見物してるんですよ」 梓「何をですか?」 曽我部「崩れゆく町並みを」 曽我部さんが指差す、方向を見ていくと、赤い炎に燃えるタマムシシティ、ハナダシティ、クチバシティ、シオンタウンの光景がありました。タマムシシティの攻撃は見ましたが、他のところの攻撃を見ていなかったので、私がシルフカンパニーに入っている間におこなわれたんでしょう。 梓「……どうして、そんなことを?」 曽我部「面白いからです」 188. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 42 41.87 ID CBnLOVZ30 純「面白い、ですって……」 純は顔を真っ赤にして、怒りの目を曽我部さんに向けます。 純「人が犠牲になってるかもしれないのに!」 梓「まあまあ。あなたがサカキさんを倒したんですか?」 曽我部「ええ」 梓「あなたが伝説のポケモンを操ってるんですか?」 曽我部「ええ、そうよ」 梓「どうして、こんなことをしたんですか?」 曽我部「あなたはポケモンを好き?」 曽我部さんは私の問いかけに答えずにそんなことを聞いてきます。 曽我部「どうなの?好きなの?」 梓「それは……好きですよ」 ゆい「えへへ?」 梓「何で、ゆい先輩が照れるんですか?」 ゆい「私もポケモンだもん。だから、私のことも好きなんだよね」 梓「……少し、黙っててください」 曽我部「なるほどね。思うんだけど、ポケモンにとって、人間って何なんだと思う?」 189. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 44 30.96 ID CBnLOVZ30 梓「え、えーと、一緒に生きていくべき、仲間というか友達です!!」 曽我部「プッ、ククククククク」 私の答えを聞いて、笑い始める曽我部さん。 梓「何がおかしいんですか!!」 曽我部「ごめんなさい。なんか、小さい子みたいな答えだったから。体とよくあってる答えだと思うと、笑えてきちゃって」 ゆい・うい・純「「「あー」」」 梓「何で私の体を見て、皆で納得するんですか!!」 曽我部「冗談はともかく、人間の立場らしい答えだと思ってね」 梓「……どういう意味ですか?」 曽我部「ポケモンにとって、人間は害虫に等しい存在ということよ」 ゆい「そんなことないもん!!私もポケモンだけど、あずにゃんのことは大好きだし、純ちゃんやりっちゃん達に会えてよかったと思ってるよ!」 曽我部「あなたはそうでしょうね。でも、そうじゃないポケモンもいるのよ。例えば……あなたの持っているヘルガーはどうやってゲットした のかしら?」 梓「それは捨てられていたのを……!?」 曽我部「フフフ。あなたは自分を捨てた存在達を友達と呼べるのね」 ゆい「でも、あずにゃんに拾われて、ビル太も考えが変わったはずだよ」 曽我部「そうかしらね」 梓「……そんなことより、どうしてこんなことをするのか答えてください!」 曽我部「どうして、こんなことをするのかね。……まあ、いいわ。話してあげるわ。あれはちょうど、私が小さい頃の話よ」 7
https://w.atwiki.jp/83452/pages/14837.html
どうしたんでしょうか。そういえば、さっき、この技を使うと大切なものがなくなるって。まさか、い、命とか。きっと、ゆ、ゆい先輩は自分の命を削って私を助けてくれたんだ。今まで、ちゃらんぽらんでやってきたのは、こういうことだったんですね 「ご、ごめんなさい、ゆい先輩。さっきは意地悪を言って」 「……うぅ、あずにゃ~ん。だっこして」 「はいです」 もう最後だもんね。こんなことなら、もっと、抱っことかしてやればよかったです。そんな思いもあって、私はぎゅう~っと抱きしめました。 「……ゆい先輩」 もう、マサラタウンに帰ろう。私は大事なポケモンを死なせてしまったんだから。 「あずにゃ~ん、苦しいよ~」 私が、そんな決意をしていると、のんきな声が聞こえてきます。 「ゆい先輩、生きてたんですか!」 「人を勝手に殺さないでよ。私の大切なものがなくなって、ちょっと倒れちゃっただけだよ」 大切なものって命じゃない?あ、よくあるオチで、エネルギー使いすぎちゃっておなか減った~ってやつですね。 「ゆい先輩、おなか減ったんですか?」 「ん?そういえば、もう、そろそろご飯だね。あずにゃん、今日のご飯はな~に?」 あれ?これでもない? 「ゆい先輩の大切なものって何ですか?」 「それはもちろん、あずにゃんだよ」 そんな、満面の笑みで言われても… 「どうしたの?顔、真っ赤だよ」 「そ、そんなことより、大切なものって何ですか?あの技を使うとなくなるって」 「それはね、あずにゃん分だよ~」 「……なんですか、それは」 「詳しくは分かんないけど、私の技を出すための源だよ」 「分からないって…。で、それはもう大丈夫なんですか?」 「今、抱っこしてもらったから大丈夫だよ。あ、キスもしよっか。そうすれば、たくさん貯まるから」 「結構です」 まったく、心配して損しました。……でも、何事もなくてよかったです。 「く~ん」 あ、そういえば、デルビルがいたことを忘れてました。 「この子は捨てられてたんですよね」 「うん」 「私達と一緒に来る?」 「ワンッ」 「もちろんだって」 私は頷いて、モンスターボールをデルビルに投げて、ゲットしました。 「やったね、あずにゃん。これで、3匹目だよ」 「そうですね」 全然少ないんですけどね。 「あずにゃん、あずにゃん」 「何ですか?」 「私のおかげで、デルビルもゲットできたし、スピアーも退治できたんだから、褒めてもいいんだよ~」 ゆい先輩は胸を張って誇らしげにしています。たしかに、今日、ゆい先輩はものすごく活躍しました。だから褒めても、いいかもしれません。 「そうですね~。でも、ゆい先輩のおかげで、こんな森で野宿しなきゃいけませんし。だから、褒めるのはまた今度ですね」 「ええっ!でもでも、私は2個良い事して、悪いことは1個なんだよ。合計して、良い事を1個した事になるんだから、私の頭を撫でて、褒めてもいいんじゃないのかな?」 「駄目ですよ。ゆい先輩はとっても悪い事したんですから」 「え?どんなこと?ねえ、あずにゃん」 すっごく困った顔をして、ゆい先輩が聞いてきますが、私は無視し、 「それは教えません。さて、荷物のある場所に戻りますか」 「あ、待ってよ、あずにゃ~ん」 だって、私の勘違いとはいえ、さっきはあんなに心配させるし、ゆい先輩がいない間、どんなに寂しくて心配だったか。だから、ちょっとくらい、意地悪してもいいですよね。 トキワの森編はここまでです。 ※ 主人公 梓 手持ちポケモン ゆい ハッサム デルビル 注 今回、結構グダグダかもしれない 以下、ニビシティ編① 「新たなるライバル」投下 それは、ゆいが旅立つ前日のこと… 『えいっ』 ビューンっと、棒みたいなものが私に向かって飛んできます。私はよけきれずに、おでこに…… バーン。 『イテッ』 バタン。避けきれずに、おでこに命中し、倒れちゃった。う~、痛い。 『ゆい、戦闘不能。勝者、うい』 『大丈夫、お姉ちゃん?』 私はういの手を借りて、起き上がる。 『大丈夫だよ。ありがとね、うい。結局最後までういには勝てなかったよ。やっぱり、ういはすごいよ』 『そんなことないよ。お姉ちゃんはもっと、強いよ』 『ふむ、相変わらず、ういは強いのう』 『あ、村長さんたちだ~。こんにちは~』 『こんにちは』 『うむ。それにしても、どうしてこう、姉妹で差がついたのかのう』 『えへへ~』 『褒められてはないよ、お姉ちゃん』 ここは、私の住んでいる島、キョウアニアイアイ諸島っていわれてるらしいけど、そこにある村が私の故郷なんだ。今、私は妹のウイと一緒に立派なポケモンになるための修行中なんだよ~。といっても、明日には、トレーナーを探すために旅立つんだけどね。 『しかし、本当に大丈夫かのう。ういは問題ないが、ゆいはまだまだ、修行が必要じゃからのう』 『大丈夫だよ~。私は強いもん』 『でも、ゆいは口だけだもんな』 『そうだよな。成績も最下位だし、全ての分野でトップクラスのういとは違うよな』 『これ!そういうことは言うもんじゃない。ゆいよ、後で、私の家に来なさい』 『は~い』 『お姉ちゃん、さっきのことは気にしない方が……』 『さっきのこと?えーと、何だっけ?』 『覚えてない。…さすが、お姉ちゃん。さっきの人たちの悪口だよ』 『ああ~。別に気にしてないよ。ほんとのことだし。でもね、いつか、最高のトレーナーを見つけてきっと、強くなって見せるよ』 『お姉ちゃん……』 『だから、約束だよ、うい。次に私達が会う時は、全力で戦おう。いつもみたいに手を抜かないで』 『いつもって……。別に私は』 『私はういのお姉ちゃんなんだよ。それくらい分かるよ。でも、今度会う時は、きっと、別々のトレーナーになってると思うんだ。だから、私 達が手を抜いたら、迷惑かけちゃう。それはいけないことだよ』 『……分かったよ。今度、会う時は全力で戦おうね、お姉ちゃん』 『うん。約束』 『来たよ~、村長さん』 『うむ』 『で、用事ってな~に?』 『やはり、心配だからのう。今からでも、やめにはせんか』 『それは村長さんでも無理だよ~。私は最高のパートナーを見つけにいくんだ。これはもう決めたことなんだ』 『やっぱりのう。ゆいはそう言うだろうと思ったよ』 『用事はそれだけ?じゃあ、もう行くね。明日は早く起きないといけないから早く寝ないとね』 『待て。ゆいよ、お前には1つ、これだけは言っておく。お前がどんなトレーナーに就こうとも、トレーナーとの絆を大切にしなさい、これだけは忘れないでほしい。これが、わしから、ゆいに向ける最後の言葉じゃ』 『は~い。じゃあ、おやすみなさ~い』 『やれやれ、本当に分かっておるのかのう』 ~~~ 「……ムニャムニャ。分かってるよ……そんなことは……」 「もう、いい加減起きて下さい!!」 「ふえ。もう、朝?もうちょっと寝かせてよ~」 「寝ぼけないで下さい。もう、ニビシティですよ」 「う~ん、あれ、いつの間に!?」 「いつの間に、じゃありませんよ。起きて、1時間くらいしたら、『疲れたから、抱っこして~』っていうから、抱っこしたら、急に寝始めるんですもん」 「それは、きっと、あずにゃんの腕の中が気持ち良かったからだよ~」 「……」 「ん?また、顔真っ赤だよ?」 「気にしないで下さい」 私たちは、何とか、気味の悪いトキワの森を抜け、ニビシティに到着することができました。トキワシティでは、挑戦することはできませんでしたが、このニビシティで始めてのジム戦に挑戦することになります。今から、緊張しますね。 「さて、ポケモンセンターに行って、早速……」 「美味しいものを食べるんだね!!」 「違います。ニビジムに挑戦するんです!」 まったく、いつものんきなんですから。 「え~。でも、おなか減ったよ~。ご飯食べないと力出せないよ~」 「我侭言わないでください。それに、ゆい先輩が戦わなくても、私には、ハッサムとデルビルが……」 ぐう~。 「……」 「あ~、あずにゃんのおなかの音だ。可愛いね~」 「……そうですね。まずは、きっちりと食事をして、万全を期して、ジムに挑戦すべきですね。ゆい先輩、まずは食事にしましょう」 「あ、ごまかした」 「うるさいです。嫌なら、ゆい先輩にはあげません」 「ごめんなさい」 私達はポケモンセンターでの回復を済ませ、お昼を食べることに。 「じゃあ、ここで食べますか」 私は、ファーストフードとして、カントー地方などの全国展開してるチェーン店に来ました。 「えー。せっかく、ニビシティに来たんだから、美味しいもの食べようよ~」 「駄目です」 「ぶう~ぶう~、あずにゃん、最近冷たいよ~」 「別に冷たくしてるわけではありません。いいですか、ゆい先輩。これは切実な問題なんです」 「どういうこと?」 「ゆい先輩は旅に出るのに必要なものは何だと思います?」 「う~ん。……あ、わかった。パートナーとの相性!つまり、私とあずにゃんの相性だね。それなら、バッチシだよ」 「全然違いますから、勝手に興奮しないで下さい」 「え、違うの?う~んと、え~と、そうだ!パートナーとの絆だね。それもバッチシだよ」 「それも違います」 「ええ?!これも違うの。う~、じゃあ、一体何なのさ」 「それはですね、お金です」 「お金?あずにゃん、たくさんトレナーに勝ったじゃん。お金も結構たまったと思うけど」 「確かに、貯まりましたよ。でも、ニビシティの後はおつきみやまに行くんですよ。だから、その準備で結構、お金がかかるので、あんまり、無駄遣いはできないんです」 「世知辛い世の中だね」 「そうなんです。だから、我慢して下さい」 「でもでも、せっかくニビシティに来たんだし、ここでしかできないことをしたいよ」 「それはそうですけど」 お財布の中だって、余裕があるわけじゃないんだし。う~ん、そうだ。一度、入ってみたいところがあったけ。 「ゆい先輩、博物館はどうですか?」 「博物館?そこには、何があるの?美味しいものある?」 「美味しい物はありませんけど、見たいものがあるので」 「分かった、じゃあ、そこに行こう」 「でも、ジム戦が終わってからですよ」 「うぅ~、仕方ないね。じゃあ、私は頑張って応援するよ」 「そうして下さい」 また、訳の分からない技を使われるのもごめんですし。 私達はそんなこんなで、お昼ご飯を済ませ、早速ニビジムへと向かいます。 「あずにゃん、ニビジムのジムリーダーさんはどんなポケモンを使うの?」 「確か、岩タイプですね。何でも、とっても我慢強い人だとか。名前はタケシっていうらしいです」 「ふ~ん。……ねえ、その人って、男の人?」 「まあ、そうでしょうね」 タケシって、名前の女の人もなんだかな~って、気になりますし。 「……むう~」 「どうしたんですか、ゆい先輩。なんか、不機嫌になってますけど」 「だって、そのタケシっていう人が、かっこよくて、もし、あずにゃんが惚れちゃったら、嫌だなって。駄目だよ、あずにゃん。私がいるのに浮気しちゃ、嫌だからね」 「浮気以前に私たちはそんな関係でもありませんけどね」 「もう、恥かしがらなくてもいいんだよ~」 「はいはい」 なんだかんだで、ニビジムに到着しました。初めてのジム戦。緊張しますがやってやるです。 「ねえねえ、あずにゃん」 ゆい先輩は私の頭の上で、話しかけてきます。(基本的に、ゆい先輩は私の横や後ろを歩くか、肩車みたいに私の頭のところにいます。まあ、早い話、サトシさんのピカチュウみたいな位置にいると考えてください) 「なんですか、ゆい先輩。人がせっかく気分を高めてるのに邪魔しないで下さい」 「ごめんね。でも、ジムのドアに貼り紙がしてあるよ」 「貼り紙?」 確かに何か貼ってありますね。ふむふむ、『本日は都合により、ジムリーダは不在のため、お休みさせていただきます』なるほど、お休みですか。……って、お休みですか!! 「そんな~」 「お休みなら仕方がないね。さあ、あずにゃん。遊びに行こう!」 「行きません」 「あう~、さっきから冷たいよ~」 さて、これから、どうしましょうか。やっぱり、まずはレベルを上げるために特訓ですかね。デルビルもゲットしたばかりですし。 「あずにゃん、あずにゃん。さっき、博物館行くっていってたよね。そこなら、いいでしょ?行こうよ、あずにゃん」 「それもいいですね」 たしかに、私が行ってみたいところだから、行くのは構わないんですけどね。でも、ジム戦が終わって、ゆっくりと見学したいですし。まあ、たまにはのんびりするのもいいかもしれません。 「そうですね。じゃあ、博物館に行きますか」 「わ~い。じゃあ、早くいこっ、あずにゃん」 そして、博物館に。 「ここが博物館?何があるの、あずにゃん」 「たしか、いろいろなポケモンの化石やスペースシャトル、後、つきのいしがあるそうです」 「……それって、面白いの?」 「ここでしか見られないって、昔、博士の助手をしてた時に聞いたので、一度見てみたいなって。それとも、ゆい先輩は嫌ですか?」 「そういうわけじゃないんだけど。まあ、いいや、行こうよ、あずにゃん」 とりあえず、中に入ることに。 「すいません、いくらですか」 「18歳未満の方は500円、一般は1000円になります」 むむ、ちょっと高いですね。前に聞いた時は50円って聞いたんですが。まあ、これも不景気のせいなんでしょうね。 「じゃあ、18歳未満、1枚お願いします」 「1枚ですか?そちらのあなたの頭にいる、お子様の分はよろしいんですか?」 「あ、いえ、この子は……」 「む、失礼だね。私は子供じゃないよ。私はこれでも、18歳なんだよ。それで、あずにゃんの恋人なんだよ~」 「そうなんですか?とっても、お似合いですね」 ナデナデ。 「えへへ~」 「な、何を言ってるんですか。この子はこんな姿でも、一応はポケモンなんです」 「そうは申されましても、証明するものがなければ……」 「仕方がありません。行きますよ、ゆい先輩」 「ちょっとだけにしてね、あずにゃん」 私はゆい先輩にボールを向ける。すると、ゆい先輩はボールの中に戻っていきました。 「出てきてください、ゆい先輩」 私は再び、ボールから、ゆい先輩を出します。 「ふう~、相変わらず、ボールの中は窮屈で嫌だよ」 「あの、これで、信じてもらえましたか?」 「そうですね。まあ、いいでしょ。では、500円です」 私はお財布から500円を渡します。 「はい、ありがとうございます。ところで、そこのちっちゃいポケモンさんはなんて言うんですか」 「私はゆいっていうんだよ」 「じゃあ、ゆいちゃん。可愛い恋人さんと仲良く見学してきてくださいね」 「なっ!?」 「うん。じゃあ、またね~」 3
https://w.atwiki.jp/zensensyu/pages/2739.html
ポケットモンスター・みずタイプポケモン 482 :水先案名無い人:2011/03/11(金) 03 40 12.62 ID 9wCOult70 光成「カスミ様にお目通り願いたいかーーーーッ」 観客「オーーーーーーーーーーーーーー!!!!」 観客「…でも金銀だと彼氏とのデートが終わらないとお手合わせしてくれないんだよな…」 観客「彼氏とかできちゃうんだな…」 観客「いい胸してるだろ…アニメじゃ10歳なんだぜ、これで…嘘みたいだろ…」 観客「ああ…いいヘソだったな…」 観客「トゲピーだかトゲゾーだか知らねえが早くそこをどいてくれ!大人の事情なんて糞喰らえだ!」 光成「彼氏やトゲピーなんていなかったんじゃ 金銀なんて無かったんじゃみんな!!」 光成「初代水ポケモン入場!!!」 アナウンサー「第一世代全みずタイプポケモン入場です!!!!」 リザード殺しは生きていた!! 更なる謎を残しじこさいせいで甦った!!! ヘァッ!! ヒトデマンだァ――――!!! 総合力勝負はすでに我々のエースが完成している!! かみつき拳法カメールだァ――――!!! 絡み付きしだい刺しまくってやる!! 努力値とくしゅ代表 メノクラゲだァッ!!! オレンジ諸島篇のエンディングテーマなら飯塚雅弓のスウィートボイスがものを言う!! 素手のなみのり ラプラスに乗っチュアー ラプラス!!! 真の護身を知らしめたい!! えんまく戦法 タッツーだァ!!! 御三家は3種類制覇だがかせきなら片方だけオレのものだ!! グレンの研究 オムナイトだ!!! 打撃対策は完璧だ!! 全クチバ名産 シェルダー!!!! 全初代ポケモンのベスト・ディフェンスは私の殻にある!! じばくパーティーの神様が来たッ パルシェン!!! こうげきの数値なら絶対に敗けん!! 一撃必殺のケンカ見せたる 特攻隊長 キングラーだ!!! ケモノ・萌えモン(なんでもあり)ならこいつが可愛い!! ブイ系のピュア・ウォーター シャワーズだ!!! いいつりざおから金の魚が水揚げだ!! つのでつく トサキント!!! ルールの無い通信対戦がしたいからバウンサー(ふぶき使い)になったのだ!! こおりタイプのケンカを見せてやる!!ジュゴン!!! タツノオトシゴだからドラゴンポケモンとはよく言ったもの!! 意外に堅い守備が今 実戦でバクハツする!! 最終進化系 シードラ先生だ―――!!! 世界ヘヴィ級ロケットずつきこそが水ポケモン最強の代名詞だ!! まさかハイドロポンプがあんなところから出てくるとはッッ カメックス!!! しっぽでエサを釣りたいからここまできたッ 何考えてるのか一切不明!!!! エスパーのまぬけ(ケンカ売ってる)ポケモン ヤドンだ!!! オレたちはみず技最強ではない格闘わざで最強なのだ!! 御存知じごくぐるま ニョロボン!!! おたまじゃくしの生息域は今や陸上にある!! みずでっぽうで驚いてくれる奴はいないのか!! ニョロモだ!!! ヨワァァァァァいッ説明不要!! はねる!!! 500円!!! コイキングだ!!! 初期技は実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦ずつき!! 本家ふたご島からパウワウの登場だ!!! 出番はオレのもの 邪魔する巻き貝は思いきりすいとり思いきりきりさくだけ!! かせき・ポケモン統一王者 カブトプス 自分を試しに現代へきたッ!! とげキャノン全かせきチャンプ オムスター!!! ハサミに更なる磨きをかけ ”いあいぎり”クラブが帰ってきたァ!!! バランスの良いステータスに死角はないッッ!! シュート・ねんりきゴルダック!!! 古代三億年の生物史が今ベールを脱ぐ!! おつきみ山から カブトだ!!! ポケスペでならオレはいつでも全盛期だ!! うずまく闘魂 ニョロ ニックネームで登場だ!!! こおりタイプはどーしたッ カンナのセレクトの謎 未だ消えずッ!! からにこもるもドわすれするも思いのまま!! ヤドランだ!!! 特に理由はないッ 御三家が強いのは当たりまえ!! 博士にはないしょだ!!! リセットで量産! ゼニガメがきてくれた―――!!! 自力で磨いた実戦レア技!! たきのぼりのデンジャラス・フィッシュ アズマオウだ!!! 鯉の滝登りだったらこの龍を外せない!! 超A級破壊神 ギャラドスだ!!! 超一流ロングセラーシリーズの超一流の初CMだ!! リアルタイムで拝んでオドロキやがれッ モンスター全部で150種類の第一声!! コダック!!! 触手シチュはこのポケモンが完成させた!! つるぎのまいが切り札!!? ドククラゲだ!!! 第一世代王者が帰ってきたッ どこまでも現役だッ マイステディッッ 俺達は君のためにサイコキネシスを残していたッッッスターミーの登場だ――――――――ッ 加えてトレーナーとのバトル発生に備え超豪華なみずタイプわざを4つ御用意致しました! ひでんわざ なみのり!! 浪漫派大技 ハイドロポンプ!! 狩猟のお供!みずでっぽう! ……ッッ どーやらもう一つのわざマシンは入手個数が限られている様ですが、 カスミ様に勝利次第ッ挑戦者に進呈致しますッッ 関連レス 487 :水先案名無い人:2011/03/11(金) 20 23 42.59 ID gNaIgpB50 乙 最初に連れて行くポケモンで一番好きなのはゼニガメなのでよく使っていた。 488 :水先案名無い人:2011/03/12(土) 00 38 45.77 ID YjyVJTBwP レッドだからってヒトカゲ選ぶと序盤からタケシ、カスミに苦戦するんだよな 489 :水先案名無い人:2011/03/12(土) 16 02 14.36 ID GfdwXbey0 コイキングはいつもギャラドスになるレベルまで預けてる。 コメント 名前
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/7728.html
基本情報 あらすじ キャラクター 声優 内容 コメント 基本情報 とどけ波導!サトシと不思議なタマゴ!! 脚本 松井亜弥 絵コンテ 樋口香里 演出 牧野吉高 作画監督 柳原好貴 初回放送 2020/04/12 オープニング 1・2・3 エンディング ポケモンしりとり 前回 夢へ向かってゴー!サトシとゴウ!! 次回 さよなら、ラビフット! あらすじ キャラクター 【サトシ】 【ピカチュウ】 ゲットしたポケモン 【リオル】 【ゴウ】 【ラビフット】 ゲットしたポケモン 【タマタマ】 【コハル(ポケットモンスター2019)】 声優 担当キャラ 名前 サトシ 松本梨香 ゴウ 山下大輝 ピカチュウ 大谷育江 ラビフット 林原めぐみ コハル 花澤香菜 サクラギ博士 中村悠一 ワンパチ 犬山イヌコ カイリュー 三宅健太 ジョーイ 真堂圭 ハシバ 間宮康弘 キクナ 千本木彩花 レンジ 観世智顕 ゴウのスマホロトム マリナ・アイコルツ ドローンロトム マックスウェル・パワーズ ナレーション 堀内賢雄 内容 コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/7882.html
このページでは【ポケットモンスター アドバンスジェネレーション】のキャラクター、 シュウ を解説する。 プロフィール 作品別 コメント プロフィール シュウ 他言語 性別 男 手持ちポケモン 【ロゼリア】【アメモース】 初登場 【ポケットモンスター アドバンスジェネレーション】 ちょっとキザな性格のポケモンコーディネーター。 【ハルカ】とはライバルであり親友でもある。 作品別 【ポケットモンスター アドバンスジェネレーション】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/szk0113/pages/22.html
おなまえ フレンドコード 機種 szk Wii
https://w.atwiki.jp/83452/pages/15564.html
梓「よくやりました、ゆい先輩。戻って下さい」 ゆい「はあ……はあ……まだ、戦えるよ。それにラプ太じゃ、相手するのも厳しいだろうし」 梓「今は休む時です。……それに私には切り札がありますから」 ゆい「まあ、あずにゃんが言うなら、私は従うけどね」 AYU「逃げるの?まあ、最後のポケモンを瞬殺して、すぐに場に戻してあげるよ」 梓「あなたにできますかね。出番ですよ、うい!!」 梓 ヘルガー ひん死 シャワーズ ひん死 プテラ ひん死 ハッサム ひん死 ゆい うい AYU ヘルガー ひん死 シャワーズ ひん死 プテラ ひん死 ハッサム ひん死 ラプラス ひん死 AYU 律「ういちゃんだと!?」 紬「たしかに姿が見えなかったけど」 澪「だが……あの2人(?)なら、倒せる!」 AYU「死にぞこないがまた来たの?」 うい「……」 うい(……昨日……) 回想 コンコン うい「ん?こんな遅くに誰だろう」 私はドアに向かいます。 うい「どちら様です……あなたは!?」 梓「ごめんね、夜遅くに」 うい「あ、梓ちゃん。どうしたの、こんな時間に」 梓「……ういにお願いがあってきたんだ」 うい「何を?」 梓「実は……明日だけ、私のメンバーになってくれないかな?」 うい「え、どうして……」 梓「実はね……」 梓ちゃんはAYUから聞いた話を話してくれた。 うい「未来にそんなことが……」 梓「私はそんな未来信じないし、純だってきっと目を覚ます。そのためにも明日は負けられないんだ。だから……」 うい「……分かったよ」 梓「ありがと、うい。じゃあ、明日、迎えに行くから。ちゃんと寝ないと駄目だよ。それから、皆にも内緒にしておくから、よろしくね」 ピクピク 梓「い、今、純の手が動かなかった!?」 うい「え!?」 私は純ちゃんの方を見ても、そんな気配はない。 うい「……気のせいだよ、梓ちゃん。疲れているんだよ」 梓「そ、そうかな。たしかに……見たんだけどな」 その後、軽い世間話をして、梓ちゃんは帰りました。 回想終了 うい「……」 AYU「さあ、戦おうか」 うい「……あなたの本当の正体は何なんですか?」 AYU「……へえ~、この姿が虚像だというの?」 うい「そうです」 AYU「……正解ともいえるし、外れとも言えるね。どっちにしても、私は梓ちゃんの体内に眠るエネルギーを使って、完全体なるんだよ」 うい「そして、世界を滅亡に……」 AYU「そうだよ」 うい「哀れですね」 AYU「……何!?」 梓(……ありがとう、うい) ゆい「充電中・充電中」 梓(時間稼ぎをしてくれて……) うい「破壊からは新たな破壊が生まれるんだよ。そんなこと、人間が証明してるよ?だから、あなたのやっていることは間違ってるんだよ」 AYU「……知ったような口を利くなーーーーーーーーーーーーーー!」 AYUは一瞬で、ういに接近し、リーチのある蹴りを繰り出すも、ういは軽く、しゃがんでかわします。 AYU「人間がいるから。ポケモンは。幸せに。ならないんだ!」 AYUはういの言葉に逆上したのか、乱暴に攻撃を繰り出します。 うい「ぐっ……」 AYU「人間はポケモンの敵、地球の敵なんだよ。同じポケモンとして、恥ずかしくないの?」 うい「……やっぱり、あなたはお姉ちゃんにはなれないよ」 AYU「なんだと!?」 うい「あなたには欠けているものがある」 AYU「……ッ!?なら……」 AYUの作った炎の塊から、かえんほうしゃがういに向かって発射された。 梓「あれは……純をあんな状態にした技……」 AYU「ディスペア・ブレイズ・キャノン!!!」 うい「……くっ」 私はお姉ちゃんの方を見る。 ゆい「充電完了・充電完了。ういーーー、避けてーーーー」 うい「良かった……」 お姉ちゃんがいれば、きっと、あの哀れなポケモンも倒せるだろう。……純ちゃん、今行くね。 ゆい「うーーーいーーー」 フィールドは炎で埋め尽くされます。そして、その炎も弱まり、フィールドには目が昨日の順のように生気がありません。 梓「……私のせいだ。私がういに出番を頼んだばっかりに」 ゆい「……そんなことないよ。あずにゃんのせいじゃない。ういはやるべきことをやったんだよ。トレーナーのためにね。私にとって、自慢の妹だよ」 梓「……ゆい先輩」 律「ゆい……」 澪「ゆい……」 紬「ゆいちゃん……」 ???「勝手に負けたことにしないでよ、梓」 AYU「な、何だと……」 突如として、フィールドに聞き覚えがある声が響き渡りました。 梓「じゅ、純……」 純「久しぶりね。と言っても、一日ぶりだけど。そんなことよりも、酷いよ。人のポケモンを勝手に使うなんて」 梓「ご、ごめん……」 やばい、頭がついていかない。 純「さてと。うい!サッサと、そいつを倒しなさい!」 うい「……分かったよ、純ちゃん!!」 ういは満身創痍だったはずなのに、いつの間にか、AYUの懐に入ります。 うい「……ギガインパクト!!」 ういは持てる力の全てを出して、AYUに突撃します。 AYU「あいつは死んだはずなのに……こいつも!」 梓「分からないんですか?ういと純の間にポケモンと人間という枠を超えたつながりあうものがあるんです。人はこれを『絆』と呼ぶんです!!」 律「絆があるんです(キリッ。じゃねえよ。笑い殺す気かよ。ククククク」 紬「笑っちゃ駄目よ、りっちゃん。梓ちゃんは真面目に言ってるのよ、プ、フフフ」 澪「言ってることは間違ってないんだしな。く、クククク」 ゆい「そんなあずにゃんも可愛いよ~」 梓「……」 AYU「ぐっ……」 ういのこん身の一撃はAYUの体に命中し、壁まで吹っ飛ばされました。 梓「勝ったの……?」 AYU「ちょ、調子に乗るなよ!」 AYUは再び、立ち上がりました。 梓「やはり、まだ……え?」 その姿はゆい先輩を大きくした姿ではなく……ミュウの姿をしていました。 ポケモンリーグ編⑧ 「決勝戦・梓VSAYU~未来のために~」終了 次回・最終話です ポケモンリーグ編⑨・ポケットモンスターゆい・最終話 「決勝戦・梓VSAYU~希望の光~」 梓「それがあなたの本当の姿……」 AYU「ふふふ、そうだよ。私は……ゆいの遺伝子をベースにミュウの遺伝子を掛け合わせてできた、他の呼び名をすれば、『ミュウスリー』と言うべきかな。でも、この名は好きじゃないからね」 ミュウの姿をしたAYUは一歩一歩、足を踏みしめて、フィールドに戻ってきます。 AYU「この姿は好きじゃないんだよね。人間には気味悪がられるし。……それにこれから、私はゆいになるんだから、この姿はミスマッチなんだよ」 AYUはフィールドに戻った。 AYU「この姿の私は手加減できないかもしれないからね。気をつけてよ」 AYUは手に紫色の波動の力を溜めます。 AYU「はどうだん!!」 うい「くっ……」 ういはその攻撃を直撃は避けるものの、爆風で私達の手前に落下しました。 ゆい「うい!」 うい「お、お姉ちゃん……わ、私、頑張ったよ。でも……無理みたい」 ゆい「よくやったよ、ういは。私の自慢の妹だよ!」 うい「えへへ……」 ういはその言葉を聞いて、安心して、気絶しました。 梓 ヘルガー ひん死 シャワーズ ひん死 プテラ ひん死 ハッサム ひん死 ゆい うい ひん死 AYU ヘルガー ひん死 シャワーズ ひん死 プテラ ひん死 ハッサム ひん死 ラプラス ひん死 AYU ゆい「後は任せてよ、うい」 梓「ありがとう、うい。……さあ、ゆい先輩。サッサと勝っちゃいましょう」 ゆい「任せなさい!フンス」 AYU「……何を希望なんか持ってる顔をしてるの。気に入らない、気に入らない!……更なる絶望に落としてあげるよ」 AYUは再び、手を振り上げます。すると、スタジアムを包んでいた闇がより一層、深くなり始めました。 律「あれ……なんだが、眠く……」 澪「きっと、この闇が深くなったから……」 紬「Zzzzzzz」 純「Zzzzzzz」 うい「Zzzzzzz」 梓「律先輩!澪先輩!ムギ先輩!純!うい!」 AYU「皆は悪夢の中で落ちていったよ……」 AYU(本当は梓ちゃんにもかけたはずなのに……まだ、抵抗するの、ゆいの遺伝子は) 梓「み、皆さん……」 ゆい「よくも、皆を!!」 ゆい先輩は体当たりを仕掛けるも、AYUはそれにカウンターのようなパンチをして、ゆい先輩は私の横まで転がってきます。 梓「ゆ、ゆい先輩……」 AYU「希望なんかないんだよ。あるのは絶望だけ……」 梓「……」 AYU「あなたも絶望したんでしょ。絶対的な力の前に」 梓「……ふふふ」 AYU「恐怖で頭がおかしくなっちゃたのかな?」 梓「……いえ。ただ、あなたが可笑しくて、可笑しくて」 AYU「どういう意味かな」 梓「一番、希望を持ってるのはあなたでしょ?人間を滅ぼせば、未来は救えるとか、ゆい先輩になるんだって」 AYU「なに!?」 梓「行きますよ、ゆい先輩」 ゆい「任せてよ!」 AYU「私が……希望を持っているだと」 梓「相手が動揺している今がチャンスなんですけど……どうしましょう」 ゆい「……よし!歌を歌おう。ほい、ギター」 梓「私にも弾けと。でも、無理ですよ」 ゆい「大丈夫、大丈夫。体が勝手に動いてくれるから」 ゆい先輩の言うとおり、体が勝手にギターを弾き始めます。 ゆい「む、うまいね」 梓「と言われても、勝手に動くんですけどね」 ゆい「それじゃ、始めよう。『ふわふわ時間』」 ゆい先輩は今までの中で一番優しい歌声で歌い始めます。すると、フィールドを包んでいた闇が少しずつ、晴れてきます。 AYU「な、何なんだ……これは」 それと同時に今まではうめき声とも取れるような寝言でしたが、少しずつですが、安らかな寝息が聞こえるようになりました。 ゆい「これじゃ、時間がかかるよ……」 律「あれ……ここは……」 澪「さっきまで、梓との戦いを見てたんだけど……」 紬「でも、なんだか、胸が暖かくなるような歌が聞こえたはずだけど」 ゆい「あ、皆も起きたんだ。ちょうど良かった。皆も演奏しよう」 律「といっても、楽器なんか、触ったことないぞ」 ゆい「体が勝手に動いてくれるよ」 澪「私達にそんなスキルはないぞ」 ゆい「いいから、いいから」 律先輩達は渋々と楽器を手に取ると、勝手に楽器を弾き始めます。 律「す、すげー」 ゆい「よし!これなら……」 私達の5人の音楽が会場全体に響き渡ります。 律「結構楽しいな。ポケモンリーグが終わったら、バンドでもやるか」 紬「それもいいわね」 澪「そうだな。それも楽しそうだよな」 そんな会話の中で、会場全体を覆っていた闇が急速に晴れて、明るくなり、皆の安らかな寝息が聞こえます。 純「う~ん、よく寝た。というか、寝てばかりだけど」 うい「おはよ、純ちゃん。信じてたよ、目を覚ますって。グスン」 純「大げさよ、うい」 と、純たちの声も聞こえます。 AYU「な、何で……」 AYUはまるで、信じられないものを見たかのように狼狽します。 ゆい「私はあずにゃんと出会えて、旅ができて、一緒にいられてよかったよ。私は皆と……あずにゃんと一緒に素晴らしい未来を過ごしたい!あずにゃんはどうかな?」 ゆい先輩は急にそんなことを言い出します。 ゆい「ごめんね、急に。迷惑だよね」 梓「……私も」 ゆい「うん?」 梓「私も……私もゆい先輩と……皆さんと一緒に楽しい未来を過ごしたいです!」 ゆい「……あずにゃん!!」 ゆい先輩の体が光り輝きだします。そして、私の体まで光り輝きます。 律「これは……ゆいの奴、まさか!?」 紬「アズニャン・マインドの境地に達したというの!?」 澪「もう色々と言うのも、面倒だけど、アズサ・マインドとかとは何が違うんだ?」 律「私達が梓と呼んだりするのはそれなりの関係だからだろ?少なくとも、名前で呼ぶなんて、よっぽどの人じゃないかぎり、ただの知り合いじゃ無理だろ?」 澪「そりゃ……な。私も人見知りだし」 紬「アズサ・マインドは梓ちゃんのことを好きだということが大前提にあるけれど、梓ちゃんがどう思ってるかと言うことは論外なのよ。名前で呼び合うことはあっても、好きじゃない場合もあるわよね?」 律「つまり、それなりの仲にある片思いということだな」 紬「それに対し、アズニャン・マインドは……互いの思いが通じ合った時に初めて達することのできる、アズサ・マインドの最後の扉よ」 律「あずにゃんなんて、あだ名、いきなり、眼鏡をかけた太った男の人とかがあずにゃんなんて呼んできたら、どう思うよ。普通は拒否するぞ」 澪「それはそうだろうな」 律「あずにゃんなんて、恥ずかしいあだ名で呼ばれるなんて、それなりの好意を持ってないと嫌だろ?だから、アズサ・マインドの上位として、アズニャン・マインドがあるわけだ。つまり、互いに気持ちが通じ合ってるということだ」 澪「……頭が痛い」 37
https://w.atwiki.jp/sponsoracjapan/pages/8529.html
ポケットモンスターシリーズ ポケットモンスター 2023年7月~23年9月 共通事項 基本の放送時間…金曜18 55~19 25 絨毯の上に 小学館、タカラトミーアーツ 以外カラー表記 全日のHH 0’30”…M(McDonald s) 固定スポンサー + ... 本編 第一パン(第一屋製パン) 小学館 任天堂 LOTTE Sony Music TAKARA TOMY(タカラトミー) The Pokémon Company HH M(McDonald's) 2023年7月21日 本編スポンサー 0’30”…第一パン(第一屋製パン)、小学館、任天堂、LOTTE、Sony Music、タカラトミーアーツ、The Pokémon Company 2023年7月28日 本編スポンサー 0’30”…小学館、任天堂、LOTTE、Sony Music、TAKARA TOMY(タカラトミー)、The Pokémon Company、第一パン(第一屋製パン) 2023年8月4日 本編スポンサー 0’30”…任天堂、LOTTE、Sony Music、タカラトミーアーツ、The Pokémon Company、第一パン(第一屋製パン)、小学館 2023年8月11日 本編スポンサー 0’30”…LOTTE、Sony Music、TAKARA TOMY(タカラトミー)、The Pokémon Company、第一パン(第一屋製パン)、小学館、任天堂 2023年8月18日 本編スポンサー 0’30”…Sony Music、TAKARA TOMY(タカラトミー)、The Pokémon Company、第一パン(第一屋製パン)、小学館、任天堂、LOTTE 2023年8月25日 本編スポンサー 0’30”…TAKARA TOMY(タカラトミー)、The Pokémon Company、第一パン(第一屋製パン)、小学館、任天堂、LOTTE、Sony Music @FTV福島テレビ(テレ東系列外遅れネット) + ... 共通事項 放送時間…日曜09 00~09 30 全社絨毯の上にカラー表記 固定スポンサー 2023年7月2日 0’30”…TAKARA TOMY(タカラトミー)、王子建設株式会社(0’15”×2)、ポケモンカードゲーム(The Pokémon Company)、BANDAI(PT)(0’15”=BANPREST) 2023年7月16日 0’30”…TAKARA TOMY(タカラトミー)、王子建設株式会社(0’15”×2)、ポケモンカードゲーム(The Pokémon Company)、タカラトミーアーツ(PT)、BANDAI(PT) @HAB北陸朝日放送(テレ東系列外遅れネット) + ... 共通事項 放送時間…土曜16 00~16 30 絨毯の上にカラー表記 固定スポンサー 2023年7月1日 0’30”…ポケモンカードゲーム(The Pokémon Company)、タカラトミー(PT)、BANDAI(PT)(CM=BANPRESTO) @STSサガテレビ(テレ東系列外遅れネット) + ... 共通事項 放送時間…日曜06 30~07 00 固定スポンサー 2023年7月2日 0’30”…The Pokémon Company
https://w.atwiki.jp/83452/pages/15541.html
ヤマブキ・クチバシティ側 律「あれはタマムシデパートか?」 紬「多分、そうだと思うわ」 澪「早く、行ったほうがいいな」 梓「そうですね」 律「じゃあ、どんな組み合わせでいくか」 ゆい「どういうこと?」 律「これから、あの3匹を倒すためにジムリーダーに加勢する役とシルフカンパニーに潜入する役割だな」 澪「シルフカンパニーに潜入する必要があるか?」 律「さっきまではジムリーダーの相手をしてたんだろ、あの3匹」 ムギ「ええ」 律「それが急に建物を狙い始めたわけだ。これはおかしいだろ?」 澪「たしかに」 ムギ「そうね。ロケット団の本拠地がシルフカンパニーだとすると、なるほど。潜入する価値はあるわね」 ゆい「???」 梓「つまりですね。今まではただ闇雲に戦っていた3匹が急に狙いをつけて、建物を攻撃し始めたということは、あの3匹の考えが変わったか、誰かが指示をしたのどちらかです。でも、前者は考えづらいので、必然的に後者になります。じゃあ、どこから指示を出すのかというと,ロケット団の誰かですが、シルフカンパニーを本拠地にしてるようなので、シルフカンパニーから指示してる可能性が高いということです」 ゆい「おお!なるほど」 律「といっても、他のところにいる可能性もあるけどな」 澪「それは仕方がないと割り切るしかないな」 紬「じゃあ、組み合わせだけど……」 律「じゃあ、私がジムリーダーの支援に行くよ。ムギ達はシルフカンパニーに向かってくれ」 澪「1人で大丈夫か?」 律「場所まで行けば、ジムリーダーの人がいるし、大丈夫だよ。それよりも、澪達の方が心配だけどな」 ゆい「何で?」 梓「私達は3人だけで、ロケット団のいるところを行くからです」 紬「それは大丈夫だと思うけど……」 律「なら、さっさと行動した方がいいな。来い、リザードン!」 律先輩はリザードンをボールから出します。 律「じゃあ、皆。後は任せた」 そう言って、律先輩はヤマブキシティ・タマムシ側に向かいました。 澪「それじゃ、私達も行くか」 紬「ええ」 梓「はい」 私達はシルフカンパニーを目指すべく、ヤマブキシティに潜入しました。 ヤマブキシティ・シルフカンパニー・屋上 曽我部「いい働きよ、ファイヤー。次は……そうね」 曽我部は次の標的を考える。 曽我部「ハナダの町を火の海にしましょうか。頼むわよ、ファイヤー」 ヤマブキシティ・タマムシ側 律「皆、加勢しに来たぜ」 タケシ「律さん!」 エリカ「お久しぶりですね」 律「まあ、積もる話もあるが今はそんな場合じゃないな」 律は上空にいる3匹を見つめる。 エリカ「ええ」 律「では、早速やるか。……ん?」 ファイヤーは今度はハナダシティに目を向けている。 律「何で急に見る方向を……まさか!?」 カツラ「ファイヤーを止めろ!」 ジムリーダーと律のポケモンで攻撃を仕掛けるも、フリーザーとサンダーによって、邪魔される。 律「やめろーーーーーーーーーーー」 そんな叫び声を無視し、ファイヤーはハナダシティに向かって、かえんほうしゃが発射され、ここからでも、分かるくらいに赤い火が燃え上がった。 ヤマブキシティ・シルフカンパニー前 澪「律の言ったとおりだな。おそらく、誰かがあの3匹に指示してる」 梓「でも、さっきまで手に余ってた状態だったのに、一体誰が……」 私達は物陰に隠れて、移動しながら言います。 紬「それにしても、うようよいるわね」 澪「やっぱり、それぞれ相手していたら、めんどくさいことになってたな、うん」 梓「大丈夫ですか?足、震えてますよ」 澪「……気のせいだ」 紬「まあ、それはともかくとして、早く移動していかないと……」 澪「そうだな。うん、そのとおりだ」 ゆい「ごまかしたー」 梓「そこはスルーして下さい」 澪「後、ちょっとなんだけどな」 梓「さすがにたくさんいますね」 紬「……よし!」 ムギ先輩は何かを決意したかのように言います。 紬「私が囮になるから、その間にシルフカンパニーに潜入して!」 梓「え?」 澪「無茶だぞ、あの人数で」 シルフカンパニーの前には10人くらいのロケット団員の姿があります。 紬「でも、それしか方法がないわ」 梓「全員で強行突破という方法もありますよ」 紬「突破できなかったら、持久戦になるだけよ」 澪「……分かった。私も囮になる」 梓「澪先輩まで!?」 澪「1人じゃ辛いからな。それに2人で盛大暴れれば、中のロケット団員も出てくるかもしれない」 梓「ですけど……」 紬「じゃあ、早速やりましょう。ここでのんびりしてて、見つかったら、終わりよ」 澪「よし!梓、後は任せたぞ」 そう言って、私が制止する前に2人は行きました。 紬「大丈夫、澪ちゃん。怖いなら、逃げてもいいのよ」 澪「大丈夫だ。……っていうか、何だ、その主人公のライバルみたいな台詞は」 紬「一度、言ってみたかったの。来て、カポエラー!!」 澪「来い、エビワラー!」 紬「梓ちゃん達は大丈夫かしらね」 澪「大丈夫じゃなくても、やってもらわなくちゃな」 ロケット団員「なんだ、お前らは?ポケモンなんか出して……まさか、おれ達と戦う気か」 紬「そのまさかよ!どこからでもかかってきなさい!」 澪「あんまり挑発するなよ」 ロケット団員「上等だ、行くぞ、お前ら」 その言葉をきっかけにバトルが始まった。 梓「どうしましょう」 ゆい「とりあえず、潜入しないと。澪ちゃん達の思いを無駄にしないためにも」 梓「ですね」 私達は派手に戦いを繰り広げ始めた、澪先輩達を尻目にシルフカンパニーに潜入しました。 シルフカンパニー・内部 ロケット団員「女2人が玄関先で暴れている。至急、応援を!」 隠れている私の前で、携帯で連絡をしながら、通り過ぎていきます。 梓「ロケット団の数が多すぎですね」 ゆい「そうだね」 梓「とりあえず、階段で、最上階に……むぐ」 ゆい「あず……むぐ」 ???「静かにして、お姉ちゃん」 ???「いい?今から、手を離すけど、大きな声を出さないでね」 私はこくりとうなずく。そして、手が離され、振り返ると……。 梓「純!」 ゆい「うい!」 ロケット団の制服を着た純と純の胸に隠れている、ういの姿がありました。 うい「静かに」 純「ここじゃ、のんびりとしてられないからね。ちょうど、もう1着あるから、トイレで着替えてましょう」 シルフカンパニー・トイレ 純「いやー、まいった、まいった」 梓「どうして、純がここに?」 純「それが聞くも涙、語るも涙なんだよ」 回想 純「バッチも全部集まったから、シルフカンパニーでも見学しますか」 うい「そうだね」 ロケット団員「オラー!今から、ここはロケット団の本拠地だー」 純「え?隠れなきゃ」 うい「急いでー」 私達は急いで、トイレに隠れた。 純「以上!」 梓「……え?それだけ?どこに涙とかの要素が?」 純「普通に観光してるだけで、こんなことに巻き込まれるなんて涙もんよ」 梓「間違ってはないですが……その格好は?」 純「適当に襲って奪った」 梓「……それはすごいね」 純「で、あんたは何しに来たの?」 梓「それは……」 ゆい「もちろん、ロケット団を倒しにだよ!」 私が言うよりも前にゆい先輩が答えます。 純「……やっぱりね」 あきれたように言う、純。 純「あんたも面倒なことが好きね」 梓「別に好きってわけでもないけどね」 純「まあ、ここまで来たら、私も手伝うよ。ボスはここの社長室にいるみたいだし」 梓「よく分かったね」 うい「普通に会話してるからね」 梓「……よくばれないね」 純「堂々としてれば、ばれないもんよ」 梓「そんなもんかな」 純「とにかく、上に行きましょう」 梓「分かってるよ」 私はサッサと着替え始めました。 シルフカンパニー・社長室前 純「ここがボスのいる部屋よ」 梓「見張りはいないね」 純「聞いた話だけど、曽我部っていう人が見張りはいらないって、言われて、誰もいないんだってさ」 梓「……すごいね、いろいろと」 うい「純ちゃんだからね」 梓「……まあ、いいです。とりあえず、中に入りましょう」 ゆい「大丈夫かな」 梓「ここまで来て、罠とか警戒しても仕方がないですし」 私は社長室の重苦しいドアを開けます。 梓「さて、中は……なんですか、これは」 私が中の様子を見ると、そこには無残に倒れているポケモン達と1人の男の人がありました。 梓「大丈夫ですか」 その男の人は頭から血が出てるみたいですけど、たいした傷ではなさそうです。 サカキ「……うう」 純「あ、目を覚ましたみたい」 梓「大丈夫ですか?」 サカキ「……うう、オマエ達は?」 梓「私は、えーと……」 果たして、ここは名乗るべきかと考えていると、 ゆい「私はゆいだよー。こっちは中野梓ちゃんであだ名はあずにゃん。それで、こっちは鈴木純ちゃんで、最後に妹のういだよー」 ゆい先輩が代わりに答えました。 梓「ちょ、ゆい先輩」 サカキ「……そうか。オマエ達が例の……」 梓「それで、あなたは一体……」 サカキ「私の名はサカキ。一応、ロケット団のボスだ」 梓「へえー、そうなんですか。……ってえー!!」 純「それがどうしてこんなところで、気絶してるんですか?」 サカキ「……さあな。こっちが聞きたい。一つ分かることは俺は道化のピエロとして利用されたということだな」 梓「はい?」 サカキ「屋上に行けば、分かることだ。そこに『奴』はいる」 梓「奴?一体、誰が……」 サカキ「私にも分からない」 純「じゃあ、とりあえず、上に行く?」 梓「そうだね。サカキさんは……」 純「まだ動けないみたいだし、誰かが近くにいなきゃいけないほどひどい怪我でもないし。それにロケット団のボスをこれほどの力で倒す敵を 1人で相手にするのはね」 梓「……そうだね。じゃあ、上に……」 サカキ「待て!!」 サカキさんは何とか立ち上がり、私を制止します。 梓「何ですか?」 サカキ「これを賭けて勝負だ」 サカキさんは何かのバッチを投げる。 梓「これは……グリーンバッチ!!」 純「じゃあ、この人が本当のジムリーダー!」 ゆい「どういう意味なの?」 うい「私達が戦ったのは代理の人で、本当のジムリーダーは別にいるって噂だったんだよ」 梓「……でも、私達には時間が……」 サカキ「長くは取らせん。ルールは1対1だ」 梓「分かりました」 私とサカキさんは距離をとります。 ゆい「見ててね、うい。私の大活躍を」 うい「うん。頑張ってね、お姉ちゃん」 梓「では私のポケモンは……」 ゆい「さあ、頑張るよ。フンス」 梓「出てきてください、ニューラ!!」 ゆい「よし!!……ってあれ?」 サカキ「……そいつじゃないのか?」 梓「ええ」 ゆい「えーー!何で、何で!」 梓「これから、上で最後の戦いがあるんですよ。その時のための温存です」 ゆい「そっかー。なら、仕方がないね」 シュン うい「ど、どんまい、お姉ちゃん」 サカキ「……なら、俺はペルシアンだ」 サカキさんはボロボロのペルシアンを出します。 梓「それでいいんですか?」 サカキ「油断してると負けるぞ」 梓「分かってます」 純「では……」 「「「バトルスタート」」」 その言葉と同時に互いのモンスターが交差する。しばしの沈黙の後、ペルシアンは倒れた。 サカキ「やはり、強いな。これを受け取れ」 サカキさんはグリーンバッチを私に渡します。 梓「できれば、ちゃんと勝負したかったんですけどね」 ゆい「まあ、ゲットできたんだからいいじゃん」 純「じゃあ、サッサと行こうか」 サカキ「……待て」 サカキさんは再び、私達を制止します。 梓「今度はなんですか?」 サカキ「老婆心ながら、忠告してやる。上にいる奴はお前らのポケモン全てで戦っても、勝てない。たとえ、ジムリーダー全員と戦っても、おそらく勝てない。それくらい強い。それは覚えておけ」 梓「……分かりました。一応、お礼は言っておきます」 私達は今度こそ、屋上に向かいました。 ヤマブキシティ・シルフカンパニー・屋上 梓「ここが屋上……」 私は屋上に続くドアの前に立つ。 純「まあ、気楽にいきましょうよ」 ゆい「そうだよ。笑顔、笑顔」 梓「ですけど、ここには今まで戦ってきた中でも、一番強い敵が……」 ゆい「大丈夫だよ。あずにゃんには私がいるし!」 梓「……はあ」 ゆい「え、何、その溜息」 梓「まあ、悪ふざけもここまでにして、屋上に行きますか」 私は屋上の扉を開く。そこには髪の長い、女の人が燃えゆく町と伝説の3匹のポケモンを見ていました。そして、私達が来たことに気づくと、私達の方に振り返りました。 曽我部「初めまして、梓さん、ゆいさん。それと……たしか、純さんとういさん。楽しいショーにようこそ」 目の前の綺麗な女の人がまるでこれから、ショーが始まる手品師のように綺麗にお辞儀をしました。 VSロケット団編⑤ 「伝説のポケモン強襲」 終了 14
https://w.atwiki.jp/zensensyu/pages/2660.html
ポケットモンスター・ジムリーダー 689 名前:水先案名無い人:2009/01/13(火) 18 32 27 ID nsc9DeCJ0 オーキド「最強のジムリーダーを見たいか――――ッ」 レッド「………………」 オーキド「のってくれ! 『オー!』って言ってくれレッド!! 恥ずかしいじゃろう!」 オーキド「コホン…… 気を取り直して、全ジムリーダー入場じゃ!!!」 ダイゴ「けっきょく いちばん つよくて すごいのは ぼくなんだけどね」 全ジムリーダー入場!! 10000光年は距離だった!! さらなる我慢を積んでる間に倒された!!! お前ら人間じゃねえ!! タケシだァ――――!!! 電撃いちころはすでに我々が克服している!! キキョウジムリーダーハヤトだァ――――!!! バトルに負けしだい化石堀り勝負を挑んでやる!! クロガネシティ代表 ヒョウタだァッ!!! ポケモンバトルなら我々の知識がものを言う!! カナズミの優等生 岩使い ツツジ!!! 虫の真価を知らしめたい!! 夢は研究者 ツクシだァ!!! ゲームは普通のジムリーダーだがアニメなら私がヒロインだ!! おてんば人魚 カスミだ!!! オバケ対策はダメダメだ!! ハクタイジム ナタネ!!!! 全格闘ポケモンのベスト・ビッグウェーブは俺の中にある!! 驚きの嵐が巻き起こるッ トウキ!!! ジムの仕掛けなら絶対に敗れん!! 街を改造する意気込み見せたる 電気使い テッセンだ!!! バーリ・トゥード(回復もメロメロもなんでもあり)ならミルタンクが怖い!! ころがるのトラウマ・ファイター アカネだ!!! 米国空軍から電撃少佐が上陸だ!! ディグダはやめて マチス!!! いっぱいべんきょーしたからジムリーダー(兼コンテストマスターランク)になったのだ!! 特大フォントの高笑いを見せてやる!!メリッサ!!! よいお天気にウトウトとはよく言ったもの!! 女だらけのタマムシジムに今 主人公が突撃する!! 純和風トレーナー エリカ教授だ―――!!! はだしで雪道マラソンこそが地上最強の代名詞だ!! まさかこの子がきてくれるとはッッ スモモ!!! 伝説ポケモンに会いたいから修行をしたッ キャリア一切不明!!!! エンジュのゴースト(千里眼)ファイター マツバだ!!! 私はジムリーダー成り立ての……じゃなくてジムリーダー最強なのだ!! ようこそ……じゃなくて 情熱のジムリーダー・アスナ!!! くう…… 忍術の本場は今やセキチクにある!! 拙者に翻弄されない奴はいないのか!! キョウだ!!! 気合パァァァァァァンチッ説明不要!! 一撃昇天!!! 守るの餌食!!! 主人公の父親・センリだ!! 鍛えた技はポケモンで使えてナンボのモン!!! 超実戦格闘術!! 本家タンバシティからシジマの登場だ!!! ♪あー あー あー リングはオレの海 相手の攻撃は思いきり受け止め思いきり勝利するだけ!! 荒れる海原大波小波 マックス!マックス! マキシマム仮面!!! 自分を鍛えに鋼鉄島へきたッ!! ヒョウタの親父さん トウガン!!! 本人と使用ポケモンとのギャップに更なる磨きをかけ ”鋼使い”ミカンが帰ってきたァ!!! エスパーの私に死角はないッッ!! ヤマブキ・ジムリーダー ナツメ!!! 鳥ポケモンと織り成す華麗な舞が今ベールを脱ぐ!! ヒワマキから ナギだ!!! ポケモンもオシャレも恋愛も私はいつでも気合たっぷりだ!! 燃える気合 スズナ 気合入れて登場だ!!! グレンのジムはどーしたッ 移転しても闘士の炎 未だ消えずッ!! クイズもバトルも思いのまま!! カツラだ!!! 「特に理由はないッ」『双子が通じ合うのは当たりまえ!!』 「2vs1なのはないしょだ!!!」『日の下開山!』 「フウと」『ランが』「『きてくれた―――!!!』」 長い人生で磨いた実戦ポケモン!! ジムリーダーの最古参 冬のヤナギだ!!! 実戦だったらこのタイプを外せない!! 超A級ドラゴン使い イブキだ!!! 超一流ジムリーダーの超一流のナルシズムだ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 優雅に舞う水使い!! ミクリ!!! ナギサジムはこの男が改造させた!! エレキブルが切り札!! デンジだ!!! 不在のジムリーダーが帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ 最強の男ッッ 俺達はボスを待っていたッッッサカキ様の登場だ――――――――ッ 加えて世代交代に備え超豪華なリザーバーを4名御用意致しました! ダンディ アダン!! 伝統派主人公 グリーン!! 東洋のくのいち!アンズ! ……ッッ どーやらもう一名はナツメに負けてしまった様ですので ヤマブキのジムリーダーにはなれませんッッ 関連レス 693 名前:水先案名無い人:2009/01/13(火) 19 27 10 ID diKbaiYp0 ゲームは普通のジムリーダーだがアニメなら私がヒロインだ!! 今となっては… 全俺が泣いた 701 名前:水先案名無い人:2009/01/14(水) 16 24 21 ID w2heILIxO 689-692 そういえば8×4+3で見事に35人なんだねえ。 ポケモン好きだから見てて楽しかった。GJ! コメント 名前