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ポケットモンスターシリーズ ポケットモンスター ベストウィッシュ 第15話~第25話 共通事項 放送時間…木曜19 00~19 30 固定スポンサー 本編 小学館 メディアファクトリー 任天堂 The Pokémon company meiji 明治製菓 第一パン 番組終了後ヒッチハイク McDonald s 2011年3月10日 ♯22 0’30”…小学館、メディアファクトリー、任天堂、The Pokémon Company、meiji 明治製菓、タカラトミー、第一パン ヒッチハイク 0’30”…McDonald s 2011年3月17日 ♯23 MEDIANET PICTURES 3’30”…AC JAPAN*小学館、メディアファクトリー、任天堂、The Pokémon Company、meiji 明治製菓、第一パン + 不定1社 自粛分 ヒッチハイク 0’30”…McDonald s 2011年3月24日 ♯24 2’30”…AC JAPAN(PT)*小学館、任天堂、The Pokémon Company、meiji 明治製菓 + 不定1社 自粛分 0’30”…第一パン、メディアファクトリー ヒッチハイク 0’30”…AC JAPAN*McDonald s 自粛分
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【ゲーム】ポケットモンスタールビー 【作者名】優奈 【完成度】更新中(08/06/04~ ) 【動画数】 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/6987738 【備考】 名前 コメント
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873. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/12(火) 07 22 09.85 ID PTVCnvIF0 マコト 『また、お前かよ』 梓達が脱出した後、崩れゆく、ポケモンタワーの中で、マコトはフードの女……AYUに語りかける。 『ひどいな〜、その言い方は。プンプンだよ』 可愛らしく言うが、この場では不釣合いだ。 『なんだ、助けにでもきたのか?』 『それはないわね。3度も失敗したんだから』 AYUの隣にいた曽我部が言う。 『まったく、殲滅班の部長まで来るのかよ』 『私はファイヤーの回収に来たのよ。後の始末は……』 『私がやるよ〜』 『それはご苦労なことだ。……AYU、お前は何者だ?』 『私? そうだね〜、一応、殲滅班の班員だよ〜。私、1人だけだけど』 『……』 『さて、遺言はあるかな?そろそろ、ここもやばいしね』 『……聞きたいことがある』 『いいよ、答えてあげる』 『……お前は何者だ』 『さっきも言ったよ』 『本当のことが知りたいもんだ。冥土の土産にな』 『……残念だけど、お土産はなしだよ。冥土で皆に謝ってね』 AYUは手にエネルギーを溜める。それを見て、マコトは言う。 『お前は人間なのか、それとも、ポケモンなのか?』 AYUは手をマコトに向ける。 『私は人間でもあるし、ポケモンでもあるんだよ。それじゃ、バイバイ』 その言葉を最後にマコトの意識は途絶えた。 874. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/12(火) 07 23 40.92 ID PTVCnvIF0 次の日 私達はロケット団の占拠から逃れたので、フジさん達をポケモンハウスへと送り届けます 「落ち着いたら、もう一度、ここに来ます」 「来れたらでいいぞ。……達者でな」 「ええ」 「またね〜」 「お世話になりました」 「さようなら」 875. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/12(火) 07 24 29.05 ID PTVCnvIF0 私達はシオンタウン郊外に来ました。 「それじゃ、私達はここで」 「え、もう?」 「な〜に、梓は私がいなくて寂しいの?」 「別にそういうわけじゃ……もう少し、おしゃべりとか」 「なにを言ってるの。あんたにはあんたのやることが。私には私のやることがあるのよ」 「……そうだね。じゃ、また会おうね、純、うい」 「また会おうね、うい、純ちゃん。今度会う時は私ももっと強くなってるよ」 「私ももっと、強くなるよ、お姉ちゃん。梓ちゃんもまた会おうね」 「それじゃ、またね」 私達は純たちと別れました。 「これから、どうするの、あずにゃん」 私の頭の上で聞いてくる、ゆい先輩。 「そうですね、とりあえずは、ヤマブキシティを目指します」 「……まさか、着いたら、ジム戦とか?」 「さすがに昨日の今日で、そんなことしませんよ」 「そうだよね。それじゃ、着いたら、遊びに……」 「昨日の戦いで、自分のレベルの足りなさを感じたので、特訓です!」 「ええ〜、それはないよ〜、あずにゃ〜ん」 「冗談ですよ。とりあえず、ホテルで、寝たいですね。次の日はお休みにしましょう」 「わ〜い、さすがはあずにゃんだね〜」 私の頭を撫でてくる、ゆい先輩。本当は特訓もしなきゃいけないんですが……。 「えへへ〜、久しぶりの休みだよ〜」 まあ、ゆい先輩も喜んでいるからいいかな、と思い、ヤマブキシティへと向かいました。 876. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/12(火) 07 25 35.90 ID PTVCnvIF0 「……ついてきてるんでしょ?」 私は足を止めて、振り返る。 「どうしたの、純ちゃん」 ういは不思議そうに聞いてくる。 「さっきから、ずっとつけられてるわね」 「え、嘘!?」 「そこに隠れてるのは分かってるから、出てきなさい」 木の中から、ポケモン……ゲンガーが出てくる。 「あなたは!?」 ういは驚いている。おそらく、このゲンガーは昨日、話していたポケモンなんだろうな。 「何で、ついてきたの?」 私はゲンガーに聞く。 「ゲンガ(仲間にしてくれ)」 「うい、なんて言ってるの?」 「な、仲間にしてくれって」 「……なんで?」 「ゲンガ(もう、1度だけ、あの、ツインテール達と戦いたいんだ。……それに)」 ゲンガーは一息いれて、何かを言う。 「ゲンガ(……いいトレーナーの元で戦ってみたいんだ)」 「えっとね、純ちゃん。ゲンガーは……」 私はういが言い切る前に、モンスターボールをゲンガーに当てる。そして、ゲットした。 「純ちゃん! どうして、ゲンガーをゲットしたの?」 「私達はそもそも、ゴースをゲットしにシオンタウンにきたからね。……それに」 「?」 「寂しそうな眼をしてたからね。さて、最後のバッチをゲットしに、トキワに行くかな」 「……純ちゃん、私、純ちゃんのポケモンになれてよかったよ」 「気持ち悪いこと言わないでよ、まったく」 877. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/12(火) 07 26 41.92 ID PTVCnvIF0 シオンタウン編? 「VSファイヤー?」 終了 879. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 04 02.95 ID JFqXJu2f0 前回までの状況(トレーナとポケモン) 梓 ゆい ハッサム ヘルガー イーブイ ニューラ ガルーラ ミニリュウ ポリゴン2 プテラ 澪 ゼニガメ エビワラー デンリュウ 律 リザードン サワムラー ニョロボン レアコイル ムギ フシギバナ カポエラー ギャラドス 純 うい カビゴン ゲンガー ヤマブキシティ編? 「敗 北!」 以下、投下 880. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 04 50.06 ID JFqXJu2f0 ヤマブキ・ホテル 皆さん、おはようございます。ゆいです。今は早朝。普段の私なら、まだ、ぐう〜ぐう〜寝ていて、あずにゃんに起こされるまで、寝ていることでしょう。でも、今日は違います!!何故なら……。 「昨日が『月刊あずにゃん』の発売日だったからだよ〜」 いや〜、昨日、買ったはいいけど、見る時間がなくてね〜。楽しみで楽しみで。 「さてっと。ふむふむ」 今月のカプは誰得って感じだったから、飛ばして……来月は……『澪梓』か。 「また、唯梓じゃないのかよ!!」 「にゃっ!!」 おっと、いけない。また、大きな声を出しちゃったよ。あずにゃんはまだ、寝てるようなので、よかったけど、気をつけないとね。 1時間後 「さて、雑誌も読み終わったし、また、寝ようっと」 早く、起きると駄目だね。もう一眠りしようっと。私がベットに入ると、 「……もう、朝ですか。ほら、ゆい先輩も起きてください!」 「ええっ!!」 そんな感じで、今日も始まります。 881. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 06 26.72 ID JFqXJu2f0 「今日はどこに行きましょうか」 「そうだね〜、とりあえず、ぶらぶらしようか」 「それもいいですね」 初めて来る場所とかって、ワクワクするからね。というよりも、あずにゃんといれれば、どこでもいいけどね。 「ヤマブキシティで有名なところは……シルフカンパニーですかね」 「何それ?」 「まあ、ただの会社の本社ですけど」 「つまんな〜い」 「ですよね」 さてさて、どうしたものかな。正直、眠いんだけどね。 「それにしても……」 「どうしたの?」 「今まで、旅をしてきたんですけど、どこもマサラタウンと大分、雰囲気が違いますよね」 「そうだね」 マサラタウンに私は長くいたわけではないけど、むこうはまだ自然に溢れていたね。 「マサラタウンは民家もまばらで、自然に溢れていたのに、ヤマブキシティやタマムシシティとかはもう、ビルばっかりだし、都会って気になりますよね」 「そうだよね〜。でも、私はマサラは好きだよ」 「私もです」 「マサラに帰りたい?」 「まあ、多少は……。でも、旅も悪くないですよ。いろいろな人やポケモンにも会えますし」 「私も、旅をしたから、あずにゃんに出会えたわけだしね」 「でも、行き倒れですよね」 「むぅ〜。それは言いっこなしだよ」 私達はそんな話をしながら、町並みを歩いていました。もっとも、私はあずにゃんの頭の上だけどね。 882. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 07 06.95 ID JFqXJu2f0 「梓じゃないか?」 そんな時、私達の正面から澪ちゃんが歩いてきて、私達に声をかけます。 「あ、澪先輩!」 あずにゃんの声が私に発するそれと違う気がする。それに、澪ちゃんを見る眼も。これは嫉妬かもしれないけどさ。なんか、面白くない。 「どうしたんですか、こんなところで」 「まあ、いろいろとさ。えーと、バッチも全部持ってるから、適当にいろいろな所を巡ってるだけだよ」 これは私の勘だけど、きっと、あずにゃんに会いにきたんだろうな。 「へえ〜、偶然ってあるんですね」 「そ、そうだな。えーと、喫茶店でも行かないか?」 「いいですよ。ゆい先輩もいいですよね?」 「……」 「ゆい先輩?」 「え、うん、な〜に、あずにゃん」 「だから、喫茶店に行きませんか?」 「うん、いいよ〜」 私は嫌な予感をビンビンに感じながら、喫茶店に向かった。 883. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 08 23.57 ID JFqXJu2f0 喫茶店 「それにしても、どうして、ヤマブキシティに来たんですか?」 さっきはいろいろな所を巡ってるとは言ってましたけど、ヤマブキシティって、面白いところって、なかったと思いますけど。……って、ヤマブキシティに住んでる人に失礼ですよね。 「さ、さっきも言ったけど、適当にいろいろな所を巡ってるだけだよ」 「でも、ヤマブキシティには特に何もない気がしますけど」 「ま、まあ、バッチを集めるのに集中したから、町を巡るってことをあんまりしなかったからな、時間のある今のうちにやっておこうって、思ってな」 「なるほど」 私だったら、レベル上げに勤しむのに、さすがは澪先輩です。 「それで……あ」 私は会話を続けようとした時、オーキド博士から、電話がありました。 「すいません、ちょっと、電話で……」 「いいよ、私は気にしないででていいよ」 「すいません」 私は一旦、喫茶店を出て、電話に出ました。 『やあ、梓君』 「どうしたんですか、博士」 『お前さんが預けたイーブイの治療が終わったから、連絡を、と思ってな』 「そうなんですか!!ありがとうございます!」 『それで、梓君も様子を見たいじゃろうと思ってな。今から、転送するかのう?』 「お願いします!」 『ほっほ。それじゃ、ポケモンセンターに着いたら、電話してくれんかのう』 「分かりました」 私は電話を切ると、喫茶店に戻りました。 「すいません、澪先輩。私、ちょっと、ポケモンセンターに用事ができまして……」 「じゃあ、私も一緒に……」 「私はゆいと一緒に待ってるよ。前に会った時はそんなに話せなかったしな」 「すいません。すぐに戻ってきますから、ゆい先輩をお願いしますね」 「ああ」 「……」 私はゆい先輩を澪先輩に預け、ポケモンセンターに向かいました。 884. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 09 48.94 ID JFqXJu2f0 「パクパク」 「……」 あずにゃんが行った後、私と澪ちゃんの間に、沈黙が流れる。というより、澪ちゃんは私に何かを言いたいけど、なかなか、切り出せないって 感じだけどね。 「ここのケーキ、美味しいよね」 「……あ、ああ。そうだな」 澪ちゃんは答えるけど、まだ、一口も食べてないんだけどね。 「……なあ、ゆい」 「な〜に、澪ちゃん」 「……頼みたいことがあるんだ」 「いいよ。私でよければ、力になるよ」 「梓にさ、旅をやめるように言ってほしいんだ」 澪ちゃんは覚悟を決めたかのように言った。やれやれ、なんか、こういうのなんていうんだっけ?シリアル?まあ、なんでもいいや。そんな展 開になりそうだね。もっとさ、けいおんっていうアニメだか漫画みたいにのんびりというか、ほのぼのとすればいいのにさ。まったく 「……どうして?」 「……これ、梓達だろ?」 澪ちゃんが見せたのは、昨日の新聞だった。その新聞にはセキチクシティのサファリゾーンのポケモン脱走とシオンタウンのロケット団占領について書かれたものだった。その中には、未確認だがツインテールの少女と幼稚園児の子供が活躍したと書かれていた。 「そうかもね」 「ゆい!私は真面目に聞いてるんだ!」 「声、大きいよ」 周りの人達も見てるし。 「あ、ごめん」 「……その新聞のだけどね、多分、そうだと思う」 「やっぱりか」 澪ちゃんは嘆息する。 885. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 11 22.01 ID JFqXJu2f0 「どうして、こんなことをしたんだ?」 「なんか、悪いことをしたみたいに言うね。私達のおかげで、セキチクシティやシオンタウンの平和は守られたんだよ! フンス」 「……そうだな。それはいいよ。でもな、ここまでのことをしたら、ロケット団にも、マークされることになるぞ。ただでさえ、タマムシの事件で、目をつけられてるのに」 「……」 「そうなったら、梓の命も狙われることになるぞ」 「大丈夫だよ〜。あずにゃんは私が守るもん」 「ゆい、ふざけてる場合じゃないんだ」 別にふざけてるつもりはないんだけどね。 「つまり、あずにゃんの命が危ないから、私に説得してくれというわけだね」 大げさだと思うけどね、さすがに。 「そうだ」 「でも、どうして、私に?澪ちゃんが言えばいいじゃん」 「たしかにそうだけど、ゆいは梓のポケモンだろ?ポケモンを大事にする、梓なら、ゆいの言うことを聞いてくれるはずだ」 「そうかもしれないね」 ちょっと、卑怯な言い方な気もするけどね。 「それに……認めたくないが、ゆいが1番、梓に信頼されているからな」 「そう見える〜?いや〜照れるな〜」 「……それで、どうする?」 「……」 「ここで、旅を終われば、ゆいは梓とマサラで一緒にほのぼのと暮らせるんだぞ。ただ、この状況だから、他の地方に引っ越すことになるかもしれないが」 「……それはいいね」 「だろ?だから、頼むよ、ゆい」 886. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 12 24.09 ID JFqXJu2f0 「分かったよ、澪ちゃん。私、あずにゃんを説得するよ」 「分かってくれて嬉しいよ、ゆい」 「そのかわり、必ず、ポケモンリーグで優勝してね」 「任せろ」 その時、あずにゃんがタイミングよく戻ってきた。 「お待たせしてすいません」 「ちょうどいいところにきたよ、あずにゃん」 「何ですか?」 「もう、旅をやめてさ、マサラに戻ろうよ」 「……え、どうして、突然そんなことを……」 「旅もいいけどさ、2人で早くのんびりとしたいからね。そうすれば、ほのぼのと出来るしね」 「……でも」 「大丈夫、他の仲間も一緒だからね」 「……分かりました、マサラに戻りましょう」 「本当に!?」 「はい!ちょっと、今までの雰囲気は私に合わないと思ってたので」 「あずにゃん」 ダキッ。 「ゆい先輩」 ダキッ。 こうして、私達はマサラタウンで幸せになりました。 ヤマブキシティ編? 「敗 北!」 終了 ポケットモンスターゆい 終了 887. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 13 47.89 ID JFqXJu2f0 となれば、いいんだろうけどね。でも、私は……。 「いやだ」 と、答えた。 「……どうして?」 「だって、あずにゃんは頑張ってるもん」 あずにゃんはポケモンリーグに出るために毎日、頑張ってる。そんなあずにゃんに諦めて、帰ろうなんて言えないよ。というか、言いたくないよ。 「……ゆい、分かってるのか。こうは言いたくないけど、梓は人間なんだ。ゆいなら、多少の深い傷でも、すぐに治るだろうが、梓はそうじゃないんだ。ミュウツーの戦いでも分かってるだろ」 「……」 澪ちゃんの言ってることは……まあ、間違ってない。私はポケモンだから、多少の傷なら治るし、痛みもないけどさ。 「ゆいだって、戦うのは好きじゃないだろ」 「……そりゃあね」 「一緒にマサラに戻れば、美味しいお菓子とかだって、ムギに頼んで用意してあげられる。始めのうちはロケット団から匿うために不自由があるかもしれないけど、2人なら大丈夫だろう」 「楽しそうだね!」 「だろっ!」 「でも、いやだ」 私は約束したからね。一緒にポケモンリーグで優勝するって。 「……」 「ごめんね」 「いや、ゆいの気持ちも分かる」 澪ちゃんは一息入れて、お茶を飲む。でも、ちょっと、まずそうにする。それはね、冷めてるからね。 「私だって、梓が頑張ってたことは知ってるんだ。やっぱり、私が言うことにするよ」 「大丈夫?体、震えてるよ」 「だ、大丈…夫だ…よ。……たぶん」 全然大丈夫そうに見えないけどね。はあ。またシリアルな展開になりそうだね。何事もないことを祈るよ。 888. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 14 59.83 ID JFqXJu2f0 「ごめんね、イーブイ」 「ブイ〜♪」 私は治療してもらった、イーブイを撫でながら、ゆい先輩たちの待つ喫茶店に向かいます。 「なんか、雨降りそうだね」 「ブイ」 上を見ると、どんよりとした雲になってる。天気予報では午後から、雨って言ってましたしね。天気予報っていうのは嫌な予報の時には当たるんだから、困ったものです。 「ゆい先輩達、待ってるかな」 私はなるべく急いで、喫茶店に到着しました。 「すいません、遅くなりました!」 「おかえり〜、あずにゃ〜ん」 「……」 明るく迎えてくれるゆい先輩とどことなく、暗い雰囲気の澪先輩。私がいない間に何かあったのでしょうか?そのわりにはゆい先輩の雰囲気は明るいんですが……。 「あずにゃんがいなくて寂しかったよ〜」 私が席に着くと、ゆい先輩が抱きついてきます。私はそんなゆい先輩の頭を撫でながら、澪先輩に話しかけます。 「あの、澪先輩」 「……」 「澪先輩!」 「え、梓!?いつの間にいたんだ」 「いや、今さっきですけど……。どうしたんですか?悩みがあるなら、相談に乗りますけど」 889. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 16 36.31 ID JFqXJu2f0 「えーと、だな。少し、言いづらいんだが……」 澪先輩は一息入れて、意を決したようにこう言った。 「なあ、梓。もう、やめないか」 「何をですか?」 「旅を……ポケモンリーグを目指すのを諦めないか」 「……えっと、今なんて」 「ポケモンリーグを目指すのを諦めてくれないか」 いきなり、こんなことを言われて、私の頭はちょっと、混乱している。皆で約束したじゃないですか、一緒にポケモンリーグに出るって、と か、言いたいことはいろいろあったけど、 「……どうしてですか?」 月並みな言葉でしか返せなかった。 「……さっき、ゆいにも見せたけど、これ、梓達だろ」 澪先輩が見せたのは、昨日の新聞だった。その新聞にはセキチクシティのサファリゾーンのポケモン脱走とシオンタウンのロケット団占領について書かれたものだった。その中には、未確認だがツインテールの少女と幼稚園児の子供が活躍したと書かれていた。 「分かるだろ?ロケット団もこれだけのことを邪魔されたんだ。ロケット団に眼をつけられているだろう。これ以上、旅を続けるのは危ない」 「……」 「ムギの知り合いが梓達を匿ってくれる。だから、ゆいやポケモン達も一緒にそこで暮らすんだ」 澪先輩の言ってることも分かる。私を心配して言ってくれてるんだから。……でも。 「……嫌です」 「……え?」 「嫌です!!澪先輩達が私を心配してくれるのはありがたいことだと思いますが、ここまで、一生懸命旅をしてきましたし、なにより、ポケモンリーグで、澪先輩達と戦いたいんです!」 私はそう言うと、澪先輩は驚いたような顔をした。 「あずにゃん、声大きいよ」 「あ、すいません」 私は周りの人に頭を下げて、いすに座る。 「とにかく、私は旅を続けます」 「……死ぬかもしれないんだぞ」 「大げさですよ。それに、私にはゆい先輩やポケモン達がいますし」 「えへへ〜、あずにゃんは私が守るよ〜」 「……分かった。じゃあ、勝負しよう」 「はい?」 「勝負をしよう。私が勝ったら、諦めてもらう」 「それはいいですけど、私が従うとは限りませんよ」 「従ってもらう」 「そんな無茶な」 「分かった。従わなくてもいい。とにかく、梓には現実を見せてあげるよ。勝負は2対2だ。先に相手のパーティを全滅させたほうが勝ちだ」 「まあ、いいですけど」 890. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 17 10.68 ID JFqXJu2f0 私達は、ヤマブキシティ郊外に来ました。 「ルールはさっき言ったとおりだ」 「分かりました」 私は内心ワクワクしていました。状況はあれですけど、憧れの澪先輩と初めて、自分のポケモンで戦うんですから。 「雨も降りそうだから、サッサと始めよう」 「はい」 「では……」 「「バトルスタート」」 891. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 18 31.89 ID JFqXJu2f0 「来てください、ハッサム!!」 「来い、エビワラー」 さあ、いよいよ、戦いが……!? 「……」 「大丈夫、あずにゃん。手が震えてるよ」 「あ、はい。大丈夫です」 さすがは澪先輩です。戦いが始まったら、なんていうオーラですか。今まで、戦ってきたどのトレーナー達よりもすごいです。 「いきますよ、まずは先制をとって、バレットパンチです」 ハッサムは素早く、エビワラーに接近し、パンチを繰り出す。 「受け止めろ、エビワラー」 2匹のパンチが激突する。その衝撃で私達に風が吹く。 「やるじゃないか」 「澪先輩こそ」 2匹のモンスターはお互いにパンチを打ち合う。力はほぼ互角。このままいけば、澪先輩にも……。 「ところで、梓」 「何ですか?」 「何時になったら、本気になるんだ?」 「え?」 その声とともに、ハッサムはふっ飛ばされそうになるも、なんとか、こらえてました。 「今の攻撃は……」 「エビワラー、こうそくいどう!」 私が状況を理解する前に、エビワラーはハッサムに一瞬で、接近します。 「エビワラー、トドメだ。ほのおのパンチ!!」 エビワラーの鋭いパンチがハッサムに命中し、体が炎にまみれて、吹っ飛ばされて、そのまま、気絶してしまいました。 892. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 19 44.81 ID JFqXJu2f0 「そ、そんな、ハッサムが……」 「どうした、梓。もう、ハッサムは終わりだよ。次のポケモン……どうせ、ゆいだろうけど、出しなよ。もっとも、私はゆいの攻略法は分かってるけどな」 「むむ、すごい自信だね。こうみえても、私はあずにゃんがトレーナーになってから、私はまだ、負けてないもんね。強がったって、無駄だよ」 「……」 「どうしたの、あずにゃん」 「……」 「あずにゃん!!」 「は、はい、なんですか」 「ボーっとしてちゃ駄目だよ。ほら、早く、次に出すポケモンを決めなきゃ。もっとも、次は私だよね」 私には嫌な予感をビンビンと感じていましたが、実際問題として、ハッサムより強いポケモンはゆい先輩しかいませんし。 「では、頼みますよ、ゆい先輩」 「うん!!」 「きたか、ゆい」 「澪ちゃんはポケモンを交替させないの?」 「必要ないだろ」 「ふん!その自信が命取りになるんだよ。いくよ、 ゆいちゃん真拳……」 「見せてあげるよ、ゆいの攻略法を」 エビワラーは素早くゆい先輩に接近し、その小さい体に、最初にハッサムに与えた技、おそらく、マッハパンチを繰り出してきます。 「わーーーーー」 ゆい先輩は小さい体にその攻撃を受け、コロコロと転がっていきます。 「大丈夫ですか、ゆい先輩」 「うー、大丈夫、大丈夫。まだまだ、余裕だよ」 893. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 21 06.06 ID JFqXJu2f0 ゆい先輩は立ち上がろうとします。追撃があるかもしれないと攻撃をしたエビワラーのほうを見ると、エビワラーはいません。 「あれー?エビワラーは?」 「ゆい先輩、上です!」 エビワラーはゆい先輩の上空に飛び上がり、ゆい先輩にその拳を振り下ろします。 「あでっ!!」 立ち上がろうするゆい先輩の背中にエビワラーの拳がめり込みます。 「ゆい先輩!!」 「へ、平気、平気。まだまだ、大丈夫だよ」 「……降参しないのか?」 「ま、まだまだ、戦えるよ。これから、私の大逆転劇だよ」 「……」 「どうして、そんなに悲しそうなんだい、澪ちゃん」 「……いや、なんでもない。エビワラー、続けるんだ」 エビワラーはゆい先輩の背中に拳を打ち付けるべく、上に手を上げます。 「そう何度も、同じことはさせないよ。ゆいちゃん……」 「させるな!!れんぞくパンチだ!」 エビワラーはゆい先輩の背中に何度も何度も、打ち付けます。……私はその光景を見たくなくて、眼をそらします。そんな時、空から、ポツポ ツと雨が降り始めました。 「………めて下さい」 「どうした、梓」 「止めてく……」 「待って、あずにゃん。まだ、私は戦えるよ!」 私が降参をしようとすると、ゆい先輩に止められました。 「で、でも……」 「ポケモンなんだから、多少のダメージは平気だよ。それに、ここから、逆転だよ」 ゆい先輩は仰向けになり、リズムよく、パンチを繰り出すエビワラーの目に砂……(といっても、雨も強くなり、泥といった方がいいかもしれませんが)を投げます。 「エビ!」 エビワラーは目を押さえて、よろめきます。 「よし、ここから、逆て……あれ?」 ゆい先輩の足がガクッと崩れ落ちます。 「あれれ、どうしたんだろ。まだ、戦えるのに、体が言うことをきかないよ」 多分、さっきのダメージがきいているのでしょう。立ってるだけで、やっとといった感じです。 「……ゆい。立ってるってことがどういうことか、分かるか?」 澪先輩は顔を歪めて、ゆい先輩に問いかけます。雨もだんだんと強くなってきます。 「分かってるよ。でも、私は倒れないよ」 「……どうしてだ?」 「あずにゃんとポケモンリーグで優勝するんだ。だから、倒れない」 「……そうか。じゃあ、トドメだ」 エビワラーは拳を構えて、ゆい先輩に叩き込もうとします。 「ゆい先輩!」 私の体は自然に動き出しました。 894. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 23 21.86 ID JFqXJu2f0 エビワラーの拳が私に迫ってくる。ああ。多分、この一撃で、私は負けるだろうな。 「ゆい先輩!」 突然、あずにゃんが私とエビワラーの間に割り込んできた。 「あずにゃん、危ないよ!!」 バン エビワラーはあずにゃんの顔スレスレで、拳を止める。でも、びっくりしたのか、あずにゃんは尻餅をついてしまいました。雨が強くなってき ているので、あずにゃんの服はビショビショのドロドロだね。澪ちゃんの体は震えている。それはきっと、雨のせいではないだろう。まったく、そんなに辛いなら、こんなことやらなきゃいいのに。でも、きっと、それだけ、あずにゃんのことが大切なんだろうね。 「分かっただろ、梓」 澪ちゃんはあずにゃんに近づいてくる。 「これが敵なら、梓は死んでたんだ」 「……」 「たしかに、今まではロケット団を倒してきたかもしれない。でも、次はこうなるかもしれないんだ」 「……」 「私だって、ポケモンリーグで梓と戦いたいさ。それはそうだろう、梓は私、いや、私達にとって大切な仲間なんだから。でも、それ以上に、 命が危ないかもしれないんだ。命にはかえられない」 澪ちゃんは目に涙を浮かべて、あずにゃんに訴えかける。 「……」 あずにゃんはうつむいて、黙っている。 「……私はもう行くよ」 「……」 「いきなり、こんなこと言われても、判断できないよな。明日まで、ヤマブキシティにいるから、梓の答えを聞かせてほしい」 「……」 「……じゃあな」 澪ちゃんは去っていった。。 「……あずにゃん、帰ろうよ、雨も強くなってきてるし」 895. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 24 03.64 ID JFqXJu2f0 「……ゆい先輩」 「なんだい、あずにゃん」 「澪先輩の言うことも、分かるんです。もし、今のがロケット団だったら、負けてましたもんね」 「うん」 「今までの戦いで、私は大分強くなったって感じて。これなら、澪先輩にも勝てるって」 「……」 「でも、澪先輩に簡単に負けました」 「そうだね」 私としては情けないけどね。 「……ゆい先輩、私はどうしたら、いいんでしょうね」 「それはあずにゃんが決めることだよ」 「ですよね」 「でもね、あずにゃんがどんな答えでも、私はあずにゃんについていくよ」 「ありがとうございます。……雨も強くなってきましたから、帰りましょうか」 「うん」 「あ、ポケモンセンターにも寄らなくちゃ。でも、服も濡れてるから、後でもいいかな。すいません、ゆい先輩、それでもいいですか?」 「……うん」 私には分かる。あずにゃんは一生懸命誤魔化しているけど、本当はとっても悔しいんだってことを。だって、私を抱く手はこんなにも震えているから。 896. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 24 57.01 ID JFqXJu2f0 「……」 「おい、澪」 私は声をかけられ、振り向くと、傘を持った律とムギがいた。 「ほら、傘だ。……といっても、もう無駄だろうけどな」 ずぶ濡れの私を見て、律は笑う。 「余計なお世話だ」 「そうかい、そうかい」 「何しに来たんだ、お前は」 「まあまあ。……梓ちゃんはどうするのかしら?」 「戻ってくれるといいけどな」 「ごめんなさい。オーキド博士に頼まれたことを澪ちゃんに押し付けるみたいになってしまって」 「……いいよ、別に」 「まあ、これで、澪は梓に嫌われるわけだな」 「……」 「りっちゃん!大丈夫よ、澪ちゃん。梓ちゃんも分かってくれるわ」 「……だといいけどな」 「さてと、じゃあ、私達も戻るか」 「……さっきから、楽しそうだな」 「そうか?」 「りっちゃんは梓ちゃんはどうすると思うの?」 「さあ。私には分かんないさ。梓が決めることだしな。……ただ」 「ただ?」 「……いや、なんでもない」 897. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 26 10.94 ID JFqXJu2f0 「……はあ」 私はゆい先輩の髪を洗いながら、考える。これから、どうすべきか。 「悩みごとかい、あずにゃん」 「ええ、まあ。……というか、ゆい先輩も知ってますよね」 「まあね。どれ、私が話を聞いてあげよう。話してみんしゃい」 「でも……」 「話してるうちに考えがまとまるかもしれないじゃん」 「……そうですね」 「まあ、私じゃ、頼りにならないかもしれないけどさ」 「いいえ、そんなことありませんよ」 「ははは。褒めても、何もでないよ」 「……澪先輩が私を心配してくれてることも分かります」 「うん」 「現に純がいなかったら、前回もあぶなかったですしね」 「そうだね」 「でも、澪先輩と戦って怖かったですけど、楽しかったんです」 「ほうほう。どんな風にだい」 「ワクワクしたんです。ポケモンリーグにはもっと強い人がいるのかなって」 「なるほど、なるほど」 「だから、もっと、旅を続けたいんです」 「なら、続ける?」 「でも、澪先輩が私のことを心配してるのは分かるんです。それを無視するのはどうかと」 「結局どうしたいのさ」 「どうしましょうね」 「それはあずにゃんが決めるんだよ!」 「分かってますよ。まあ、とりあえず、お風呂を出て、ご飯にしましょうか」 「そうだね」 898. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 27 00.35 ID JFqXJu2f0 「気にすることないわよ。梓ちゃんなら、分かってくれるわよ」 「だといいがな」 私はムギたちとホテルの食堂で食事をしている。正直、気が重い。 「あ、あれ、梓じゃないか。おーい、あずさー」 「ブー」 「おい、汚いぞ、澪」 「誰のせいだ!」 「あ、律先輩にムギ先輩、それに……澪先輩」 「や、やあ」 「……どうも」 (おい、どうするんだ、律) (どうするんだって、一緒に飯を食うだけだよ) (おい) 「一緒に食事でもしない?」 (ムギー) 899. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 27 46.13 ID JFqXJu2f0 「え、……まあ、いいですけど」 梓は席に着く。さて、どうしたものだろうか。 「ところで、梓」 「何ですか?」 「澪にぼろ負けしたんだってな」 「ブー」 「汚いわよ、澪ちゃん」 「ごめん」 「……ええ」 「で、どうするんだ?」 「……私は」 さっきの今で、答えられるはずないだろ、と思ったが、 「あずにゃんは旅を続けるよ」 言いよどむ、梓のかわりにゆいが答えた。 900. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 28 56.56 ID JFqXJu2f0 「あずにゃんは旅を続けるよ」 私が答えあぐねていると、ゆい先輩がかわりに答えていました。 「ちょ、ゆい先輩」 「あずにゃんはポケモンリーグで澪ちゃんを倒すよ」 「……それでいいのか、梓は」 律先輩が私に聞いてきます。 「私は……」 私はゆい先輩がそう答えたのは自分のやりたいようにやりなさいといってるように感じました。だから……。 「私は澪先輩には悪いですけど、旅を続けます!」 「…そうか」 律先輩はニコッと笑いました。まるで、その答えを待っていたかのように。 「だってさ、澪。どうする?」 「どうするもなにも……。どうして、梓はそう判断したんだ?」 「……さっきの戦いで澪先輩ともっともっと、戦いたくなったんですよ」 「え?」 「ポケモンリーグで、皆の見てる前で、最高の戦いをしてみたいって」 「……」 「こりゃ、澪が戦わないほうがよかったな」 「そうね」 「ロケット団に狙われるかもしれないぞ」 「勝てばいいんですよ!」 「そうだよ。あずにゃんには私がついてるもん」 「ぷっ、ゆいに大分、毒されたな」 「あ〜、りっちゃん、ひどいよ〜」 「……手は抜かないぞ」 「望むところです。やってやるです!」 901. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/07/15(金) 17 29 56.31 ID JFqXJu2f0 ヤマブキシティ編? 「敗 北!」 終了 24
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本項ではゲームボーイアドバンス用ソフト『ポケットモンスター ルビー・サファイア』と、マイナーチェンジ版である『ポケットモンスター エメラルド』の両方を紹介します。(判定は共に「良作」) ポケットモンスター ルビー・サファイア 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 ストーリー面の問題点 初代・金銀からの変更点の問題 対戦・育成面の問題点 バグ・不具合 総評 余談 ポケットモンスター エメラルド 概要(エメラルド) 追加点・評価点(エメラルド) 問題点(エメラルド) 総評(エメラルド) 余談 関連ゲーム ポケットモンスター ルビー・サファイア 【ぽけっともんすたー るびー・さふぁいあ】 ジャンル RPG 裏を見る裏を見る 対応機種 ゲームボーイアドバンス メディア 64MbitROMカートリッジ 発売元 ポケモン 販売元 任天堂 開発元 ゲームフリーク 発売日 2002年11月21日 定価 4,800円(税別) プレイ人数 1~4人 セーブデータ 1個(フラッシュメモリ) 周辺機器 通信ケーブル/GBAケーブル/カードeリーダー+対応 備考 時計機能にボタン電池を使用 判定 良作 ポイント グラフィックが格段に進化特性とダブルバトルの登場で対戦の戦略性が上昇前作との互換は無くなり以後のシリーズのベースに ポケットモンスターシリーズ 概要 ポケットモンスター本編シリーズの3作目。ハードはGBAに移った。 水と緑が豊かな大自然が広がるホウエン地方(*1)が舞台。 前作『金銀』は前々作『赤緑』と時系列上の繋がりがあったが、本作は前二作と同一の世界ではあるものの物語上の繋がりはほぼないためシリーズ初見でも問題なく遊べる。 ポケモン図鑑も新たに1番から数えなおされ、新旧入り混じった200匹(+2匹)のポケモンが登場する。 特徴 135匹の新ポケモンが追加され、総ポケモン数は386匹に。 この追加数は『BW』の156匹に次ぐ二番目の多さである。 前作では新ポケモンの出番が控えめに調整されていたが、本作では1番目のジムまでに登場するすべての野生ポケモンが本作初出のものになっており、新鮮な気持ちでプレイできる。 炎御三家「アチャモ」の最終進化系にして本作発売前にアニメにて先行登場した「バシャーモ」、人間の女性に似た容姿で話題になりライバルであるミツルのパートナーとしても登場する「サーナイト」、性能や入手方法が非常に特殊で話題になった「ヌケニン」、進化前の「ヒンバス」の時のみすぼらしさが嘘のような美しさを持つ「ミロカロス」、アニメなどで強烈なインパクトを残したソーナンスの進化前である「ソーナノ」等々、今回も個性豊かなポケモンがたくさん登場する。 一新されたトレーナー達 ジムリーダー、悪の組織、四天王、チャンピオンの全員が新規キャラで一新されているが、いずれも前作までに負けないほど非常に個性的である。 特にノーマルタイプジムリーダー「センリ」はシリーズ初登場となる主人公の「父親」であり、人間界に深みが増した。 とくせい 本作から導入され、以後のシリーズで標準仕様となったシステム。ポケモンの種類ごとに設定された固有の能力を「とくせい」と呼び、基本的に何かしらの付加価値となる効力を持つ。第三世代以降のポケモンは必ず何らかのとくせいを携えて登場する。 そして本作以降のポケモン本編において、最初の三匹(いわゆる「御三家」)のポケモンは毎作必ず、「しんりょく」「もうか」「げきりゅう」のとくせいを携えて登場することが通例となった。 戦闘中に有利に作用するもの、非戦闘時に効果があるもの、強すぎるステータスの代償としてのデメリット効果、などなどバリエーションも様々で、進化前と後でとくせいが変化する系統のポケモンも少なくない。以下が一部の例である。 しんりょく 残HPが1/3以下の時くさタイプわざ威力1.5倍 プレッシャー 相手のわざのPPの減りが1増える もうか 残HPが1/3以下の時ほのおタイプわざ威力1.5倍 せいでんき 接触攻撃を受けた時、1/3の確率で相手をまひにする げきりゅう 残HPが1/3以下の時みずタイプわざ威力1.5倍 なまけ 2ターンに1回しか行動できなくなる いかく 登場の度に相手のこうげきを一段階ダウンする にげあし すばやさにかかわらず100%「にげる」が成功する ふゆう じめんタイプのわざを無効にする ものひろい 戦闘後に10%の確率でアイテムを拾って持つ あくしゅう 先頭に配置時、エンカウント率が半分になる すいすい 天気が雨の時、すばやさが倍になる はっこう 先頭に配置時、エンカウント率が倍になる ようりょくそ 天気が晴れの時、すばやさが倍になる わざと違ってターンを消費せずに効果が発動するため、ポケモン毎の個性強化と戦略性の増進に大きく寄与している。 二種類のとくせいを持つポケモンも多く存在し、そういったポケモンは野生出現時やタマゴ受け取り時点でとくせいが決定される。しかし入手済のポケモンの特性切り替えは今作以降もしばらくできない(*2)。 せいかく こちらも本作で初登場し、以後のシリーズで標準となった基本システム。その名の通りポケモンの性格を示すパラメータで、全25種存在する。 ポケモンの個体差・個性を演出するだけのフレーバーテキストに留まらず、ポケモンの能力値の伸びに影響する。 20種の性格それぞれで、こうげき/ぼうぎょ/とくこう/とくぼう/すばやさのうち一箇所の値が1.1倍に増加し、代わりに別の値が0.9倍に減少される効果を持つ。(例えば「いじっぱり」な性格の場合攻撃が1.1倍、特攻が0.9倍)なお、残りの5種の性格はいずれも能力値補正は無い。どの性格も一長一短が存在し、使いやすさに差はあっても最強と言える性格は存在しない。このため、同種のポケモンでも物理攻撃主体か特殊攻撃主体か、耐久型か速攻型かといった、「対戦でのカスタマイズ性」を強調するシステムである。下記の「きそポイント」の仕様変更も相まって、ポケモンの育成にプレイヤーの意思が反映される土台が用意されたといえる。 後述のコンテストにおいても性格は重要である。性格によってポロックの味の好み(コンディションの上がりやすさ)が変動するため、各コンテストへの適性を左右する要素となる。 例えば「やんちゃ」な性格の場合、からい味を好み(かっこよさがあがりやすい)、にがい味を苦手(かしこさが上がりにくい)とするため、かっこよさコンテストへの適正に大きく優れる。 得意味\苦手味 辛(攻撃) 渋(特攻) 甘(素早) 苦(特防) 酸(防御) からい(攻撃) いじっぱり ゆうかん やんちゃ さみしがり しぶい(特攻) ひかえめ れいせい うっかりや おっとり あまい(素早さ) おくびょう ようき むじゃき せっかち にがい(特防) おだやか しんちょう なまいき おとなしい すっぱい(防御) ずぶとい わんぱく のんき のうてんき 新たなバトル形式「ダブルバトル」 1人のトレーナーが2匹ずつポケモンを出してバトルする。1vs1の「シングルバトル」とは異なり、場に4匹もポケモンがいることから戦術の幅は広く、高い戦略性を求められる。天候を変えるわざや壁を張るわざなどの影響力もシングルバトルより強い。 このダブルバトルのために新たに設定されたわざや特性も少なくない。 わざでは味方に使うとわざの威力が上がる「てだすけ」、特性では他のポケモンが使ったでんきタイプのわざを自分に集める「ひらいしん」など。 シングルバトルでは耐久型ポケモンの時間稼ぎぐらいにしか使われない「まもる」も、ダブルでは非常に重要なわざとなる。「苦手な相手の攻撃を1ターンしのいで味方に倒してもらう」「集中攻撃が来るのを読んで使い、相手のターンを無駄にさせる」「味方の全体攻撃に巻き込まれなくする」など、使い道は幅広い。 4人が2人ずつタッグを組んで1匹ずつポケモンを出す「マルチバトル」も存在する。仲間とのコンビネーションが重要。 ポケモンの魅力を競う「ポケモンコンテスト」の登場。 「かっこよさ」「うつくしさ」「かわいさ」「たくましさ」「かしこさ」の5部門があり、各部門で「ノーマル/スーパー/ハイパー/マスター」の4ランクを制覇することが目標となる。 1次審査ではコンディションを見られ、2次審査ではわざを使ってアピールを行う。 わざはバトル用の性能とコンテスト用の性能の2つを持つようになった。すべてのわざが5つの部門用に分かれている。指定された順番にわざを使っての「コンボ」で強力なアピールもできる。 コンディションを上げるには、きのみから作られるおかし「ポロック」を与える必要がある。ポロックはコンテスト会場にいるNPCとミニゲームで作れる。また、通信プレイも可能で、上手くいけばNPCと作るより高性能のポロックを作れる。 ゲームを進める上では必須ではないが、単なるミニゲームにはとどまらないつくりのやり込み要素になっている。バトルでは活躍しづらい進化前のポケモンなどを輝かせることも可能になった。最大4人での通信対戦も可能。 新たな通信要素「ひみつきち」の登場。 前作における「部屋の模様替え」と、NPC操作の通信相手と戦える「トレーナーハウス」を組み合わせて、より遊びの幅を広げた要素。フィールド各地にある「木」や「横穴」といった特定の設営ポイントで「ひみつのちから」というわざを使うことにより、自分の秘密基地を作れる。 秘密基地には様々な模様替えグッズを置いて内装をカスタマイズできる。設営ポイントの数も多く、内部の地形や形状もそれぞれ異なる。 通信プレイの「レコードをまぜる」を実行すると、通信相手の秘密基地を自分のデータに出現させられる。他プレイヤーの秘密基地捜索や基地内のインテリアを楽しむだけでなく、1日1回通信相手のポケモンとバトルができる。 相手のポケモンはレコードを混ぜた時に連れていた手持ちが反映される。レベルやステータス、覚えている技まで完全に再現されており、勝てば経験値や賞金も得られる。 1つのデータに他プレイヤーの秘密基地は20ヶ所まで記録できる。ただし、秘密基地の場所が重複したり、上限を超えた場合は上書きされてしまう(気に入った基地を保護することは可能)。 また、レコードを混ぜると、キンセツシティのポケモンセンターのオヤジ(*3)を相手のオヤジと入れ替えたり、ムロタウンの流行語やヒンバスの釣れるポイントを共有する役割も持つ。 ポケモンに与えられる「リボン」の登場。 やりこみ要素の一つ。殿堂入りやコンテスト優勝、後述するバトルタワー等で条件を満たすと付けられる。 コンテストの上位ランクの参加条件として、一つ下のランクをクリアしたリボンが必要だが、それ以外に特別な効果は無い。 一種の勲章のようなものでアイテムとは異なる。外したり付け替えたりすることはできない。次回作以降に送っても保持される。 前作の「ポケギア」にあたる「ポケナビ」 マップや、ポケモンのコンディションや着けているリボンを確認可能。 機能の1つ「トレーナーアイ」は、『クリスタル』版のように今まで対戦したトレーナーと再戦できるように。曜日と時間を見計らって電話をかける必要もなくなり、確認するだけで誰が再戦可能かわかるようになった。 前作で追加された「きのみ」のリニューアル。 従来は「まひなおしのみ」などの簡素な名前だったが、本作からは1種ごとに実在の果物などをモデルにした名前が付けられている。 前作は「どうぐ」ポケットに入っていたが、今作では専用のポケットが与えられてリュックを圧迫することがなくなった。 各地に自生しているものを採取し、「ふかふかのつち」に植えて栽培することで増やせるようになった。 きのみはリアルタイムの経過に伴って成長する。一定時間ごとに水を与えることでより多くの実りを得ることもできる。 種類も増加。状態異常回復から味の好みによって効果の変わるものまで。積極的に栽培すれば節約になる。 ポケモンのお菓子「ポロック」作りに関わる「味」や、デザイン・大きさ・重さ・かたさ・説明文など、世界観に彩りを加える設定が加えられた。 「ホウエン図鑑」という地方図鑑の登場。 冒頭でも述べたが、本作では図鑑ナンバーが一新されている。新旧あわせて200+2種類のポケモンが新たに「ホウエン図鑑」に登録されるポケモンとして本作に登場している。 今までのポケモンを全て含めた図鑑は「全国図鑑」と内部に用意されており、「ホウエン図鑑」としては別に用意されている。本作では『FRLG』と通信することで「全国図鑑」が解禁される。 この仕様は本作のリメイク作である『ORAS』まで引き継がれ、過去に登場した全てのポケモンを含む「全国図鑑」とは別に、その地方のポケモンのコンプリートが目標として設定されるようになった。地方外のポケモンを手に入れるには過去作及び関連作品との連動や、クリア後のイベント等が必要になっている。 対戦施設「バトルタワー」 『クリスタル』版にも存在していたモバイル通信専用のシステムをオフライン用にリニューアルしたもの。 クリア後のやりこみ要素の一つであり、大まかなルールは以下になる。 3対3のシングルバトル 使用可能なポケモンは禁止級伝説(*4)と幻(*5)を除くすべてのポケモン。ただし、同じポケモンを二匹以上参加させるのは禁止となる。 バッグのどうぐは使用不可(ポケモンのもちものは可、ただし2匹以上に同じどうぐは持たせられない。) レベルの上限は50か100で、味方のレベルにかかわらず敵は必ず上限レベルを使用 戦闘ごとに強制セーブされ、正式にセーブせずに電源を切った場合も負け扱いとなる 引き分けの場合、理由を問わずプレイヤー側の負けとみなされる(*6) 「レコードをまぜる」ことで、通信相手がバトルタワーの敵トレーナーとして出現するようになる。 また、7連勝すると一区切りがついて外に出られる。以降も連勝数は累算されていく。 42連勝以降は7連勝するたびに対戦で役に立つアイテムがもらえる。50連勝と100連勝では記念品がもらえる。 シリーズ本編、かつオフラインで遊べる要素としては、レベルや使用ポケモンに制限が与えられるルールが初めて適用された。これにより、通信対戦のルールとしても「バトルタワーと同条件」というシンプルな合意が得やすくなった。 前作までにも公式ルールは存在したが、ゲーム本編で取り上げられる機会がなかったので全てのプレイヤーが知るものではなかった。 トレーナーカードの登場。 プレイヤーキャラのステータスを表す。従来は所持金やバッジ数を確認する程度だったが、本作ではクリアタイムや各種通信プレイの回数などが記録されるようになった。 さらに「殿堂入り」「ホウエン図鑑完成」「コンテスト制覇」「バトルタワー50連勝」の条件を満たすと色が変わるというやり込み要素の1つにもなった。 点字を解読して謎を解きながら進め、奥に伝説のポケモンが待ち受ける隠しダンジョンや、いつ現れるかわからない「マボロシじま」などの冒険要素も存在。 モンスターボールの柄がポケモンの登場時に反映されるようになった。 ポケモンを捕まえた時のボールが捕獲後も反映されるようになり、ポケモンを繰り出すときは捕まえた時のボールで登場する。ボールによって開閉時のエフェクトも異なるため、このポケモンはこのボールで捕獲するといったこだわりが可能になった。 タマゴから生まれるポケモンは、親となるポケモンが入っていたボールにかかわらずモンスターボールに入る。このためガチで対人戦をやり込む場合は、「モンスターボールに入っていない=タマゴわざがない」という情報が判明してしまう点に注意が必要。 対戦の根幹にあるシステム「きそポイント」(通称:努力値(*7))の一新。 きそポイント制限の追加。前作まではすべての能力値に上限まで基礎ポイントを注ぎ込むことが可能で、ポケモンごとに最終的な理想能力値が決まっていたが、今作から一つのパラメータに最大255ポイント(253以上は切り捨て)全パラメータ合計510ポイントまでの限界が設けられ、ポケモンの能力値をカスタマイズする戦略性が発生し、目標とする条件(特定の相手に先制する、特定の攻撃に耐える、等)に合わせてきそポイントの量を最適化する「調整」という概念が生まれた。 前作では経験値を抑えながらきそポイントを最大まで与えるには、ゲーム内のお金や実時間を膨大に要した手段が最適とされていたが、本作ではその手間は減り、どうぐやポケルスを使えばさらに減る。 きそポイント自体は依然マスクパラメータのままだが、本作からはきそポイントの獲得量が増える「きょうせいギプス」や、限界まできそポイントを入手したポケモンにつけられる「がんばリボン」など、その概念を表立たせるものが登場した。 本作より海外版との互換性が確保された。相互に通信交換・対戦が可能となっている。 ただし、本編シリーズではない派生作品(『ポケモンコロシアム』など)との連動は原則的に同一リージョンでなければできない。 また、海外版でポケモンの名前を6文字以上にしていた場合、国内版では5文字までしか表示されない。 今作の時点では、海外版との互換性については表立って扱われず、後に開発者のブログ「増田部長のめざめるパワー」で紹介された程度。一種の隠し機能と言える。 評価点 ハードの進化による表現力の向上。 ゲームボーイ時代からの素朴さはそのままに、グラフィックの表現力が向上。火山、砂利道、深い草むらといった大自然や、雨や砂嵐、水面の反射など、これまでにはできなかった多彩な描写が可能になっている。 ポケモンのグラフィックも使える色が増えたことで鮮やかになった(前作は1匹につき4色まで)。 これまでは大まかな種族によってしか分類されていなかったメニュー画面では、すべてのポケモンに固有のアイコンが設定されたため視認性が大きく向上した。 ボックス操作も、ポケモンを動かすたびにレポートを書く必要がなくなり、1画面に1ボックス30匹分のアイコンが表示されるようになって格段に使い勝手がよくなった。 音響面もGBA前期に出されたタイトルにありがちな音割れやくぐもった音になりがちな現象がなく、前作までの雰囲気を踏襲した電子音らしさと新たに使えるようになったPCM音源によるサウンドを非常に上手く活用している。 PCM音源による鐘の音が響く「カイナシティ」、廃墟の哀愁と在りし日の壮大さが入り混じったような「すてられぶね」、雄大な大自然を感じさせる転調が特徴的な「119ばんどうろ」などGBAのサウンドを活用した楽曲群の評価は高い。 また、前作までは一部の街や道路、四天王戦とジムリーダー戦、敵組織のしたっぱと幹部などでいくらか共用していた楽曲があったが、本作では容量面での余裕が出来たためかそれぞれ別に用意されるようになった。 本作のジム戦は南国らしさを感じる明るくノリがよい曲なのに対し、四天王戦は重々しいイントロから始まる威圧感たっぷりの一曲となっており、こうした楽曲面での演出の幅も広がりにも一役買っている。 戦略性を高める要素 ポケモンの個性をより強めるとくせいの登場。極めて高いステータスを持ちながらも上記の「なまけ」で行動を制限されるケッキング、LV100でも最大HP1のままだが「ふしぎなまもり」により弱点となるタイプ以外の攻撃わざを無効化するヌケニンなどユニークなポケモンが増加し、対戦面でも大きな影響を与えた。 前作で使いにくかったポケモンにも有用な特性を得て日の目を見ることとなったものは少なくない。例としてソーナンスは能動的な攻撃わざを持たず無償交代で対処されやすい欠点があったが、「かげふみ」という相手の入れ替えを封じる特性を得て、大幅強化がなされたといえる(*8)。 ダブルバトルの登場。ダブルバトル限定のコンボも多く生み出され、新たな面白さを生み出した。ストーリーにおいても、カップルや双子との対戦といった2vs2にふさわしいシチュエーションが演出されている。 本作以降の公式大会では基本的にシングルバトルではなくダブルバトルが採用されている。理由は公式には明言されていない。 戦略性の高さや見栄えの良さ以外に、耐久型の戦術によってバトルの時間が異常に長引くのを防ぐためだという説が有力。ダブルバトルは2匹のポケモンで集中攻撃ができるため耐久型が成立しにくく、シングルに比べてスピーディに決着がつきやすい。 やり込み要素の増加 「リボン」「トレーナーカード」「バトルタワー」といったプレイに時間を要するコンテンツの追加。以降の作品にも引き継がれた。 賛否両論点 大規模なストーリーへの作風の変化 初代・金銀のストーリーは「主人公の少年・少女が体験するひと夏の冒険」といった雰囲気だったのに対し、本作では悪の組織の陰謀による古代ポケモンの復活・世界を揺るがす大規模な天変地異といった壮大なスケールの物語になっている。 RPGとしては王道な展開ではあるが、前作までの比較的現実的で地に足の着いた雰囲気から作風が変わった点はしばしば賛否が分かれる。 『金銀』ではパッケージに映っている伝説のポケモンのホウオウ・ルギアがストーリーにまったく絡まなかったが、本作は物語の中心であり、捕獲の機会もストーリー中の一回のみである。 本作以降のシリーズは「伝説のポケモンを巡る悪の組織の陰謀を阻止する」というストーリーの構図が続くようになった。『ORAS』以降は真の黒幕がいるというパターンや、(表向きの)悪の組織が伝説のポケモンに関与しないパターンも出てくるようになっている。 地方が1つしかない 1シリーズにつき1地方という原則は今となっては当たり前のように思えるが、前作の『金銀』では、ジョウト地方の冒険を終えると『赤緑』の舞台であるカントー地方に行けたのに対し、本作はホウエン地方のみで完結しているため、『金銀』を最後までやり込んだ人からすれば、ボリュームダウン感が否めない。 「主人公はジョウト地方から引っ越してきた」という設定を初めとして、作中ではたびたびカントーやジョウトに言及される。港町まで存在するので、実際に行けると期待していたプレイヤーは少なくなかった。 とはいえ、マップ自体の全体的なボリュームは小さくない。クリアするだけなら立ち寄る必要すらないダンジョンや町も存在する。前述のコンテストも早い段階から遊べるようになるので寄り道の楽しみは大きい。 クリア後は従来のように図鑑完成を目指すのはもちろん、バトルタワー制覇という高難易度のやりこみ要素が用意されている。一方で前作のレッド撃破のようなシンプルな目標はないので、難易度の高いやりこみ要素に興味が無いライト層には物足りないものとなっている。 問題点 ストーリー面の問題点 ゲームバランス 最初の3匹の自力習得するタイプ一致わざにおいて、いずれも中盤向けのわざが手薄 キモリが自力で習得するくさタイプわざは、ジュプトルに進化させてレベル29で「リーフブレード」を習得できるようになるまで威力20の「すいとる」しか覚えない。キモリのまま進化させない場合は内容が多少変化するものの、「すいとる」の次に覚えるわざはレベル26の「メガドレイン」(威力40)、レベル46の「ギガドレイン」(威力60)と火力不足。わざマシンを使う場合でも「ソーラービーム」「タネマシンガン」という、扱いづらい技しかない。 過去世代の草御三家とは違って、搦め手のわざにしても「ねむりごな」「しびれごな」なども習得できない。 くさタイプ以外の攻撃わざもレベルアップで覚えるものは全体的に威力ひかえめであり、中盤は苦しい戦いを強いられる。一応、くさタイプの攻撃わざ以外はひでんわざにするという手もあるが… 通常プレイの場合アチャモ・ワカシャモは自力習得できるほのおタイプのわざは「ひのこ」しかない。このためバシャーモに進化(レベル36)で「ブレイズキック」を習得するまでは、わざマシンを考慮しない場合終盤までほのおわざは「ひのこ」一本で凌ぐ必要に迫られる。一応、本作は「エメラルド」含め、殿堂入りまではほのおタイプの必要性は薄いが… アチャモのまま育てることでレベル25で覚える「ほのおのうず」は素直に使える性能とは言い難く、進化させずにレベル43まで上げてようやく「かえんほうしゃ」を自力習得するが完全に酔狂の域。 「かえんほうしゃ」はわざマシンで覚えさせるという手もあるが、ゲームコーナーの景品限定の為入手は難しい。わざマシン「オーバーヒート」もあるにはあるが、これは威力は大きいがとくこうが2段階下がってしまう。 素直に進化させるプレイの場合は、ワカシャモに進化すると覚えられる「にどげり」が中盤の主力となるだろう。威力控えめなもののかくとうタイプなこともあり、多くのタイプへ抜群を狙えるためそれなりの活躍を見せる。 バシャーモに進化させれば、思い出しで「ほのおのパンチ」も覚える事はできるが初見では気づきにくいうえ、大抵は「ブレイズキック」でも事足りる。 ミズゴロウも中盤付近まではほぼ「みずでっぽう」一本で戦うこととなる。他のみずタイプの技は進化させないままでレベル33で習得できる「うずしお」、ヌマクローLv37(ラグラージに進化するとLv39)で覚える「だくりゅう」とバリエーションに乏しい。大抵は「みずでっぽう」以外のみずタイプのわざの前に「なみのり」をひでんマシンで覚えさせる事になるだろう。 ミズゴロウのままLv42まで上げると「ハイドロポンプ」を覚えられるが、それまで進化させずに戦わせるのはさすがに厳しい。命中率もある為、ひでんマシンで「なみのり」を覚えさせる方が扱いやすい。 また、じめんタイプのわざはラグラージのレベル52で「じしん」を覚えるまでは「マッドショット」「どろかけ」とわざマシンの「あなをほる」だけとなる。「じしん」をわざマシンで覚えさせるにしても最終盤まで入手できない。「じしん」以外はダブルバトルで味方を攻撃しないというメリットはあるが。 3番目のキンセツジムはでんきタイプの使い手なのだが、対策がかなり困難。 最初にミズゴロウを選ばなかった場合はじめんタイプのポケモンがイシツブテ位しか入手できないのだが、そこまでのマップでは「いしのどうくつ」でしか野生として出ない上に出現率がかなり低い。 ただ、レアコイルははがねタイプの複合でもあるため、ほのおやかくとうタイプでも対策になる。 一応ツチニンも入手可能だが、じめんタイプの技を覚えさせるには進化させずにレベル45まで上げないと覚えられず、対策には向いていない。 他のじめんタイプのポケモンやわざマシンは軒並みキンセツシティの先の登場である。 トクサネジムをクリアしてから(*9)からは広大な海が物語の中心になり、海上と海底の探検を繰り返すが練り込み不足。 海上は大半がだだっ広いだけで、これといった特徴もない。133~134ばんすいどうは右から左へ一方通行の海流があり、目的の場所まで何度も行き来することになるが面倒なだけ。全てのトレーナー戦とアイテム回収のためには少なくとも4回の往復を強いられる。 なみのりによる移動速度はすばやくエンカウント率も低めだが、その分移動するだけの単調な部分という印象が際立つ。 また、水上の出現ポケモンはほぼキャモメ、ペリッパー、メノクラゲの3種のみと味気ない。一応、129ばんすいどうではホエルオーも出現するが、出現率は1%なので大して変わらない。 海底の地形は入り組んでいる上に、これを経由しないと入れない場所も多い。しかも海底は全体が繋がっているわけではなく、潜った場所によって移動できる圏内は決まっている。さらに終盤はより海底探検の要素が強くなり、いわゆるおつかいゲー色が強くなってくる上に迷いやすい。しかもこちらは移動速度も落ちているので海上で目星をつけてから潜らないとテンポが悪い。 一部ポケモンの入手が面倒。 + 詳細 特に話題に上がるのが「ヒンバス」とその進化形の「ミロカロス」の存在。 ヒンバスは119ばんすいどうの水上からランダムで6マスだけ出現ポイントが配置されており、そこに「ボロのつりざお」を使うことで一定確率で釣れるというもの。つまり119ばんすいどうのすべての水上のマスを1マスずつ何度か釣りをして検証するという恐ろしく地道で過酷な作業を強いられることになる。 そもそも「特定のマスでのみ出現する」というのは前例がない上、直接的なヒントもゲーム内には全く存在しない。よっぽど運が良くなければ普通に探してもまず見つからないし、意識して探そうとしても途方も無い手間と時間がかかる。 そして出現ポイントでも「コイキング」が出てくるため、効率重視で試行回数を減らそうとすると、せっかく当たりのポイントで釣りをしていたとしても気付かずにスルーしてしまう可能性が高い。 レコード交換を使えば他のプレイヤーと出現位置を共有できるが、それを差し引いてもかなり困難だった。 さらに「ヒンバス」を「ミロカロス」に進化させるにはうつくしさを高める「しぶいポロック」をたくさん食べさせる必要があるが、後述の仕様のため、一人プレイではしぶい味が好きでない個体を進化させるのはシステムを把握していないと難しい。 特に、嫌いな性格だと進化すらままならないため、再入手が難しい場合は、ミロカロスの入手が困難となる。 徘徊ポケモン「ラティオス(ルビー)」「ラティアス(サファイア)」 殿堂入り後にバージョンによって決められたほうがホウエン地方各地を逃げ回る、前作のエンテイ・ライコウ・スイクンと同様のポジションであり、その問題点(前作の記事を参照)の多くも引き継いでいる。 一応、「ほえる」等の強制逃走わざを使わない点では楽になっていると言える。1匹しかいないのでマスターボールを使う手もある。 また、この方法で入手できるラティオス・ラティアスは、HPとこうげき以外の個体値(*10)が0であるため、極限までステータスにこだわる場合実用性は低い。 配信限定のアイテム「むげんのチケット」を入手すれば、出現しない方のポケモンを固定シンボルで捕まえることができる上に、他では入手不可能の「こころのしずく(*11)」を持っていたが、現在は配信は終了している。 実戦的なラティアス・ラティオスを入手する場合、当時はこれに頼るしかなかった。 伝説のポケモン「グラードン(ルビー)」「カイオーガ(サファイア)」 パッケージにも登場する伝説のポケモンだが、捕獲機会がストーリー上で強制的に戦う時の一度きり。逃げたり倒してしまった場合は二度と捕獲できない。 また捕獲率が低いためマスターボールを使わずに捕獲するのは難易度が高い(HPを限界まで減らした上でハイパーボールを投げても成功率3.9%)。一応、他の伝説のポケモンに比べたら多少捕まえやすくなっているが焼け石に水。マスターボールを温存してグラードン・カイオーガを捕獲したい場合はストーリー進行が滞ってしまうことがある。 後のソフトでは、強制戦闘の伝説のポケモンは捕まえやすくなっており、逃げたり倒した場合も殿堂入り後に再戦できるよう改善された。 演出面 いわゆる「ライバル」に当たるキャラは2人登場するが、どちらも演出が練りこみ不足気味。 いずれも「主人公に好戦的」「主人公の一歩先を行っている」と言った部分は多少見受けられるが、目標が異なっていたり、戦闘回数が少ないなど総合的に「ライバル」としての要素は薄い。 1人は主人公が世話になるオダマキ博士の子供「ハルカ/ユウキ」で、外見は主人公の男女のうち選ばなかったほうとなる。主人公をリードする立場で情報を教えてくれたり、旅先の各地でポケモンバトルを挑んでくる。 しかし、あくまでオダマキ博士の手伝いとしてフィールドワークしているため、ポケモンリーグのチャンピオンを目指す主人公と違って中盤でフェードアウトしてしまう。最後のバトルでも、レベルの都合上、選んだポケモンの最終形態を持っていない始末で、不完全燃焼感が漂う。また、この最後のバトルはストーリーの進行に関係ないため、スルーしてしまうことも可能(*12)。 2人目に当たる「ミツル」は主人公の後輩に当たるトレーナーだが、ストーリー中で会う機会は最序盤、3番目のジム前、そしてラストダンジョンに当たるチャンピオンロードの3回のみで、実際にバトルするのはチャンピオンロードのみ。 しかもチャンピオンロードはバッジを8個集めたトレーナーだけが入れる場所であり、主人公が3個目のバッジを手に入れる直前ではまだ1個も持っていなかった。よって、主人公を上回るスピードで各ジムを突破してきた事になる。彼が中盤で家出したことは作中でも語られるが、「トレーナーとしての才能に優れている」などの描写は一切無いため、唐突感が強い。おまけに出口付近での不意討ちという点も問題視されやすい(『エメラルド』では改善された)。 いずれのライバルも名前は固定で、プレイヤーが変更することはできない。 マグマ団・アクア団が使用するポケモンのレパートリーが少ない。 アクア団は名前の割にみずタイプのポケモンはサメハダー系統とホエルコのみ。 ホエルコはおくりびやまの下っ端が出してくるだけであり、サメハダー系統はレベルアップで習得できない関係かみずタイプの技を一切使ってこない。 マグマ団も名前の割にほのおタイプやじめんタイプはバクーダ系統とヤジロンだけ。 こちらもほのおタイプの攻撃技はバクーダ系統が「ひのこ」を覚えているだけ、じめんタイプの攻撃技はバクーダ系統の「じしん」、ヤジロンの「どろかけ」くらいとなっている。 また、グラエナ系統とクロバット系統はアクア団・マグマ団の両方が使う。ただし、クロバットはボスだけが使う。 ジムリーダーや四天王の専門タイプには種数の少なさから同種のポケモン2匹や進化前と進化後を複数持っている人がいる。ただし、種数が多いタイプでも該当する人はいるが。 テッセンは今回初のでんきタイプであるラクライやライボルトを持っていない。エメラルドでは使うようになった。 逆にツツジはルビーサファイアではイシツブテ1匹なのにエメラルドでは2匹持っている。同じタイプのサイホーンは使用しない。 こおりタイプ使いの四天王はトドゼルガとオニゴーリだけでなくトドグラーも使用する。これは他のこおりタイプのポケモンはレジアイスしかいないためだが… ダイゴも同様で、はがねタイプは6匹中3匹だけ(*13)。 これはまだクチートなどの「タイプ一致の攻撃技を使えないポケモン」も多かった故だが、こおりやドラゴンなどの種数が少ないポケモンは中盤までのジムリーダーが使うようにしたり、代わりにじめんやくさなどの種数が多いタイプにしたりしても良かったはず。 それでも殿堂入り前に登場する既存ポケモンを増やしたりもできたはずだが… システム面 「マッハじてんしゃ」と「ダートじてんしゃ」の切り替えが面倒。 本作の「じてんしゃ」はあくまでも無料での貸与なのだが、さすがに2台同時には貸してくれず、切り替えるにはその都度サイクリングショップに寄る必要がある。ダンジョンでは基本的に「マッハじてんしゃ」だけで詰むことはないが、サファリゾーンやひみつきちはどちらかでしか行けないものもあるため、効率よく巡れない。 リメイク版では2台同時に所持する事ができるようになった。 一部アイテムの問題点 海底に隠されているアイテム「かけら」は進化の石と1 1で交換する以外の用途がない(*14)。普通に進化の石そのものを拾える形ではいけなかったのだろうか? かけらはフィールドに落ちているだけでなく野生ポケモンもたまに所持している。設定上、海底にいる野生ポケモンがほのおのいしなどを持っているのは不自然だからかも知れない。 進化の石の入手方法・個数が有限だった『金銀』と違い、対応する進化の石がいくらでも手に入るようになった点は評価できる。 一方「たいようのいし」と「つきのいし」は、野生のソルロック(『ルビー』限定)・ルナトーン(『サファイア』限定)が持っているものを除くと1本のソフトにつき1つずつしか手に入らない。ホウエン図鑑を完成させるだけなら、たいようのいしは1つで済むが、つきのいしは最低2つ必要となるため、『ルビー』では図鑑完成のために他のデータからつきのいし(またはつきのいしで進化したポケモン)を最低一度は通信で入手する必要がある。 特定のポケモンを入手するのに「おこう」が必要になるのだが、これらは1つしか入手できないため、手放してしまうと他のソフトからそのポケモンや道具を持ってこないといけなくなる。 ソーナノは確実にタマゴを入手できるイベントがあるため問題はないが、ルリリはタマゴでしか入手できないため、「うしおのおこう」を手放すとルリリの入手ができなくなってしまう。 きのみの仕様 一部きのみの入手方法 123ばんどうろのおばあさんからの質問に答えると、ポロックに使えるものの中でも最高級の質を持つきのみをもらえるが、いずれもノーヒント。しかもうち2つは使えるキーワードを入手するために通信が必須。 特に問題なのはベリブのみ。特定のIDでしか出現しない「ナウイおじさん」から教えてもらえる言葉を使わないと貰えない上に、出現した場合でも教えられる単語はランダムで、なおかつ通信ごとに1回ずつしか聞けない。 栽培が大変 リアルタイムと連動しており、種類ごとに設定された一定時間が経過すると一段階ずつ成長する。水をあげないと結実数は減り、結実した後も放置すると枯れて第一段階からやり直しになる。上記のきのみは1段階の成長が24時間と長く、結実数も最大2つと少ない(水遣りを怠ると1個のみ、つまり増やせない)。 雨が降っていても水をやったことにはならない。また、きのみの説明には栽培アドバイスのようなものが書いてあるが実際は何の意味もないフレーバーテキストであるなど、プレイヤーを混乱させる要素がある。 『どうぶつの森シリーズ』や『あつめて!カービィ(*15)』などの栽培要素のあるゲームでは雨が降れば水やりの代わりになるのが普通。ゲーム機の機能上無理があったのかもしれないが、『ダイヤモンド・パール』以降のソフトでも雨が水やりの代わりにならないままである。 「マボロシじま」出現確率の低さ 24時間に1回、手持ちのポケモン1匹ごとに設定された内部数値で出現判定がされているが、確率が1匹あたり1/65536と非常に低い。手持ちの6匹と本作のボックスの最大容量の420匹を合わせた最高の状態でも1%未満しかなく、普通にプレイしている限りでは発見が困難。 そもそも「出現判定が手持ちポケモンに依存する」という情報自体がゲーム内には無い。マボロシじまに言及するセリフは単なるフレーバーテキストか、配信イベント関連だと思ったプレイヤーも多いだろう。 ここに生息する野生のソーナノは他に入手手段があるため問題ないが、対戦でもポロック作りでも有用な効果を持つ「チイラのみ」を採取できるのがここだけだったのが長らく問題となっていた。 厳密には後述のきのみ問題を修正した際、チイラのみを持った色違いのジグザグマから入手できるイベントがあった(現在はサポートを終了している)。 一部のBGMの問題点 例を挙げるなら、「サファイア」でカイオーガが動き出したイベントでの流れる「大雨」は、緊張感迫るBGMなのに対し、「ルビー」でグラードンが動き出したイベントでの流れるBGM 「日照り」はプレイヤーたちの恐怖心を煽らせる不穏な曲にしか聞こえない (参照)。元々不安を煽らせるためのBGMなのだろうが… プレイヤーたちからは 「怖すぎる」「もはや、曲でも何でもない」 と大きな不評を受けてしまった。 グラードン・カイオーガ戦後にマスターボールが入手不可になる仕様 マスターボールはミナモシティのマグマ団/アクア団アジトの中にあり、取り逃したままグラードン/カイオーガ戦を終えるとアジトの入り口が塞がれ入手不可になる。 『エメラルド』ではイベント後でも戻れるように改善された。のちのソフトでもアジトの入り口が塞がれる事はなくなった。 ポケモンコンテスト コンテストの問題点 コンテストは前述の通り4ランクあるが、ハイパーランクまではポロックで1つのコンディションだけでもある程度高めていれば適当にやっていてもほとんど苦戦せずに優勝できる。なので下記の問題点はマスターランクや、複数の部門を制覇する場合についてである。 + コンテスト・ポロックの詳細 運ゲー要素が強く、全体的に練り込み不足。 全体的にNPCの気分次第なバランス。NPCは「高いアピール力で優勝を狙いに行く」というより「妨害を繰り返して自分以外が優勝するのを阻もうとする」思考ルーチンであり、きんちょう状態(後続を一定確率で1ターンアピール不能)にさせるわざや、相手の得点を下げる妨害わざを多用する。そのため、運よく妨害を回避できるか否かで勝敗が決まる運任せな側面が大きい。 エキサイトボーナスの問題参加ポケモンが各部門と一致したわざを使うことでエキサイト度が1上がり10点追加でもらえる。MAXの5になるとその時にアピールをしたポケモンに「エキサイトボーナス」60点がもらえる。デメリット無しのアピールでは40(+10)点が最高なので、単純に5回しかないアピールの機会を1回分得したことになる。なのでこれを獲得することが優勝の必須条件になりがち。ただし、NPCはその部門での受けが悪いわざを使ってエキサイト度を下げたり、順番を入れ替えるわざを使ってくるため、やはりこれも運になる。 特定のわざを出した次のターンに、それと相性のいいわざを出すとスコアが倍になるコンボがあるがノーヒント。一応「審査員が注目した」というメッセージは出るが、それが何を意味するかはわからない。もっともNPCもコンボを使用するので、それを参考に真似てみることはできる。 全てのコンディション(1部門だけなら、隣接するものを含む3つのコンディション)をMAXにすれば簡単にクリアできるのだが、通信必須かつ本作で入手可能なきのみだけでは不可能。さらに組み合わせを厳密に考慮する必要がある。 ポロックの問題点 通信前提の調整。 ポロックは食べられる量に限度があるが、そのポロックを作るためには「1人が1個ずつきのみを出すミニゲーム」をプレイする必要がある。手持ちのきのみを調合するということはできない。 通信ができない場合でもNPCと作ることができるが、ポロック作りが上手くない上、投入するきのみが質の低いもので固定されているため質のよいものが作れない。 通信の場合でも、人数が多いほど多くのきのみを入れて味を濃くできる上に、なめらかさ(投与コスト)を下げられるので少人数で作るメリットが無い。2人通信程度ではNPCとのブレンドにすら劣る場合もある。 ポロック作りミニゲームのゲーム性の低さ。 何人いようが結局タイミングに合わせてAボタンを押すだけ、上手に押せた回数でランキングが出るがメリットは無い等ゲーム性は非常に乏しく、通信してまでやることに疑問を持つプレイヤーも多い。 「コンディション」という用語に反するシステム。 コンディションは一度上がったらそれっきりであり、上限までポロックを食べたポケモンのコンディションは二度と変化しなくなる。与え方に失敗した場合はやり直せず、別個体を用意するしかない。 初代・金銀からの変更点の問題 『赤緑青ピカチュウ』『金銀クリスタル』との互換性がなくなった。 『金銀クリスタル』は初代とポケモンをやりとりできるという点も重要な評価点であったため、少なくないユーザー離れを引き起こした。 このことに関し、開発スタッフは「当初は互換性を持たせようとしていたが、GBソフトとGBAソフトの通信ができないと言ったハード仕様上の問題などから不可能となった」と語っている。 実はGBとN64間でデータの読み取りが可能(データに互換がある)で、同様にGBAとGCもデータの読み取りが可能。更に言うとN64とGCでデータの移行が可能であるため(「どうぶつの森」などで前例がある)、手間と時間(と諸経費)を掛かればGBとGBAで移行が不可能と言う訳ではない。 今作の反省からか以降のシリーズはひとつ前の世代のカートリッジから一部を除いたポケモンを移動できる互換性を有している。 なお、現在は赤緑リメイクの『FRLG』とは直接、金銀リメイクの『HGSS』とは一方通行ではあるものの直接、VC版『赤緑青ピカチュウ』『金銀』とは間接的ながらも連動できるようになっている。 前作にあった朝・昼・夜の時間帯要素の廃止。 本作にも時計システム自体は実装されているが、夜にフィールドが暗くなったりポケモンの出現テーブルが変化することはなくなっている。作中に「湖に映った星空」に言及するセリフがあり、特に夜がないことを残念がるプレイヤーも少なくない。 また、エーフィ・ブラッキーの進化する時間が、朝・昼/夜から午後/午前になっている。このため、朝にブラッキーに進化したり、午後である夜にエーフィに進化するような設定と矛盾する事態が発生する。 アクション要素の導入 釣竿を使ったとき、「ひいてる ひいてる!!」というメッセージが出た瞬間にAボタンを押さないと逃げられてしまう上、「ポケモンをつりあげた!」というメッセージが出るまで1~5回程度この操作を繰り返す必要がある。 釣りの雰囲気を再現しようとしたのだろうが、アクションゲームではない本作には蛇足であり、無意味に面倒になっただけになっている。次回作では1回で釣り上げられるようになった。 一部のダンジョンで、4倍速の「マッハじてんしゃ」を使って、立ち止まったり壁にぶつかったりせずに駆け抜けなければならないマップがある。先に進むほど地形が複雑化して繊細な指さばきが必要となる。 いずれも従来のシリーズには存在しなかったアクションゲーム的な要素であり戸惑ったプレイヤーもいる。特に後者は苦手な人にとっては辛い。 本作だけでは当時の全ポケモン386匹が入手不可能。 過去作のポケモン251匹の内、本作に登場するのはわずか67匹。自分のお気に入りのポケモンが登場せず落ち込んだプレイヤーも多く、互換切りと同様にシリーズファンからは批判の対象となった。 なお、本作発売から『コロシアム』発表まで、ホウエン地方にいないポケモンの入手手段に関しては一切公表されなかったため「本作に登場しないポケモンは今後の作品からもリストラされるのでは?」と危惧する声もあった。 もっとも、仮に前作までのポケモンを含めた386種類(うち幻のポケモン4種類)を全て本作に出す場合、それらに対応するマップやイベントを設定する必要があり、容量やバランス面で厳しかったのかもしれない。 なお、現在は『コロシアム』『FRLG』『XD』があるため、幻を除く382匹は入手できるようになっている。ただし、全て集めるには非常に出費がかさむ(*16)。 元々後のソフトとの通信交換で入手させる前提だったのかもしれないが… 対戦・育成面の問題点 + 対戦の問題点 対戦バランスについて きそポイントシステムの変更により全体的な耐久が低下し、こうげき・とくこうに加えて耐久かすばやさが高い、もしくは特性が優秀なポケモンが重視されるようになった。一方でバランス型のステータスを持つポケモンはどこにきそポイントを振っても中途半端であり、一気に肩身が狭くなっている。 本作までは技の物理と特殊の区分がタイプ毎に決まっていたからか、本作で初登場した複合タイプのポケモンはこうげき・とくこうの差が少ないバランス型がやや多めな傾向にある。結果、攻撃面に種族値を多く割り振られたことで耐久もすばやさも半端な扱いづらいポケモンになってしまっている。 システムが一新されたにもかかわらず、前作までに登場したポケモンの基本パラメータ(種族値)には一切手を加えられていない。 新登場のダブルバトルでは、相手2体に同時攻撃するわざ(いわなだれ・なみのり等)は威力が本来の1/2になるが、味方も含めた全体に攻撃するわざ(じしん・だいばくはつ等)は威力が下がらないという奇妙な仕様があった。 このため「じしん」は威力100で相手の両方を攻撃できる強力なわざとなり、トップメタのメタグロスに強いということもあって多くの物理アタッカーに採用された。このためじめんタイプに強いポケモンの需要は増したが、逆に弱点とするポケモンは土俵に上がることすら困難になってしまった。 また「じばく」「だいばくはつ」は相手の防御を半分にしてダメージ計算する仕様も含め驚異的な破壊力となり、命中さえすれば最大で1 2交換が狙える。本作発売当時は習得者も少なかったが、『FRLG』『エメラルド』で増えると一気に爆発祭りに。「爆発ゲー」と揶揄される大味な展開になりがちで、調整不足が否めなかった。 第4世代以降では複数攻撃のダメージが一律3/4になるように修正され、第5世代以降は「じばく」「だいばくはつ」のぼうぎょ半減の仕様が廃止された。 第3世代のみ、ダブルバトルではポケモンが倒れると、倒れた時点、つまりターンの途中で交換しなければならない。 その結果、同じターンで交換したポケモンが攻撃に晒される理不尽な展開も少なくなかった(*17)。4世代以降はターンが終了してから交換するようになった。 「とくせい」の格差 フィールド上では大いに役に立つ「ものひろい」や「にげあし」は対戦においてはまったく効果がない。これらは序盤から捕まえられるポケモンが持っており、意図的なものであると思われる。 命中率を下げられない「するどいめ」や、滅多にならないこおり状態を無効にする「マグマのよろい」などは有用性がかなり低い。 多くのポケモンが持っている「はりきり」はこうげきが1.5倍で物理わざの命中が0.8倍とリスクとリターンのある性能だが、あるポケモンの専用特性でデメリット無しでこうげきが2倍という完全な上位互換が存在している。はりきり持ちのポケモンが特別ステータスやわざに恵まれているわけでもない。 二通りのとくせいを持つポケモンは、両方に実用性のあるものもいるが、片方がはずれとなっているポケモンもいる。例として「はっこう」「しぜんかいふく」の二通りのとくせいであるスターミーは「はっこう」が対戦で効果を持たないため、「しぜんかいふく」一択となる。 初登場ゆえにバランスの悪さや調整不足が散見される。後述の『エメラルド』以降は弱すぎる特性の強化や特性の追加・変更が行われており、例えば先に挙げた「するどいめ」「マグマのよろい」「はりきり」にはいずれもフィールド上で発揮されるサブ効果が追加されている。 ただし「マグマのよろい」で防げる「こおり」は追加効果でしかならないので、追加効果全般を防ぐ「りんぷん」のほぼ下位互換になっている。 ソーナンス同士の対面 前述の通り、相手の交代を封じる特性「かげふみ」を得たものの、ソーナンス同士が対面するとお互いに攻撃手段が皆無となり、70ターン(*18)かけてPPを使い切って「わるあがき」でどちらかが倒れるまで泥仕合を強いられることになる。 それどころか、両者とも持ち物「たべのこし」を持たせている場合は永遠に終わらない可能性がある。なぜなら当時の「わるあがき」は相手に与えたダメージの4分の1の反動であり、お互いのステータス次第(*19)では、「たべのこし」での回復量が相手から受ける「わるあがき」のダメージと自分が反動で受ける「わるあがき」のダメージ合計を上回ってしまう。こうなってしまった場合、「にげる」でギブアップしない限り決着が着かなくなる。 このため、通信対戦では使用自体の禁止や、相手PTにソーナンスがいる場合は選出禁止などローカルルールが設けられることがあった。 次回作ではかげふみに「同じ特性を持つポケモンに対しては無効」という効果が加わり、お互いの最後の一匹がソーナンスでない限り泥仕合は起こらなくなっている。また「わるあがき」による反動も相手に与えたダメージにかかわらず自分の最大HPの4分の1と調整され、仮に最後一匹でソーナンス同士で対面してしまった場合でも(以前よりは)早く決着が着くようになった。 グラードンとカイオーガの優遇差 ポケモンとしての性能では(当時のみずタイプの技が特殊しか存在しない)カイオーガは「あめふらし」によってタイプ一致の技を底上げするのに(*20)、ほのおタイプではないグラードンの特性が「ひでり」という不一致タイプのほのお技しか適用されず、カイオーガと比べて特攻が低いのでどうしても優遇差が気になる。(*21) + 育成の問題点 厳選難易度の大幅な上昇 特に問題視されているのはメタモン(*22)が登場しないこと。本作ではメタモンに準ずる仕様を持つポケモンもいないため、図鑑完成と孵化厳選のハードルが上がってしまっている。 この問題は対戦・育成環境にも影響を及ぼし、ゲーム中で1匹しか手に入らないポケモンは♀を入手しないと数を増やせず、性別不明のポケモンは増やせないという問題も生じた。 御三家ポケモンや化石ポケモンなど1匹しか手に入らないポケモンは♂:♀の比率が7:1と低いものが多いのも難点。 かなり不評だったためか、その後のシリーズではメタモンは必ず野生で出現するようになっている。 本作でも「タマゴ」やシンボルエンカウントによるポケモンの個体の厳選が可能になっているが、理想個体が出る確率は数千万から数百億分の1になっている。理想個体を狙うのは実質不可能としても、どこで妥協するのかは人によっては非常に悩ましい問題となるだろう。 個体値が16段階から32段階になった。さらにとくこう・とくぼうの個体値が分化し、HPも独立して設定されるようになった。 こちらはきそポイントと違い各ステータスの合計値に制限はないので、個体値が低いのはデメリットでしかない。(*23)良い個体を引くのに途方もない手間と時間がかかるようになったので改悪と言える。 威力とタイプが個体値と連動して変化するわざ「めざめるパワー」で理想的なものを覚えさせるのもまた難易度が高い。 性格の実用性の格差 性格は25種類あるが、対戦ではポケモンのステータスの長所を伸ばすために補正有りの性格を選ぶのが基本。そもそもポケモンは4つしかわざを覚えず、前述した努力値(きそポイント)の振り分けの問題もあるので、物理攻撃か特殊攻撃のどちらかは一切使わない場合が多い。よって、こうげきかとくこうのどちらかが下がる性格(計8種類)の需要が群を抜いて高い。 他の17種類の性格は物理攻撃と特殊攻撃を両立した「両刀(二刀流)」と呼ばれる型以外では採用する理由が殆どない。特に、5種類ある「ステータス変動のない(無補正)性格」は長所を生かすことも短所を切り捨てることもできないので不人気。さらに「ぼうぎょが上がってとくぼうが下がる(またはその逆)」というちぐはぐな性格については使い所が極めて限定される。 特性が2種類あるポケモン 優秀な特性と微妙な特性、あるいは物理型・特殊型のように特性と型が一体となっているポケモンは上記の確率がさらに2分の1になる。 こうして対戦プレイヤーを悩ませることになったのだが、当時は現在ほど本格的に対戦をやりこんでいるプレイヤーは多くなく、個体値や性格も対戦のみならず世界観を深める要素でもあるので完全に悪いとは言い切れない。もっとも、対戦をやりこむほどに本作に入れ込んだプレイヤーは割を喰うことになったのだが。 続編が出るにつれて段階的に改善されはいるが、厳選という概念が無くなった訳ではない。 極めつきにこれらの要素に関して作中でほとんど説明がないことも問題であった。 「きそポイントに配分の概念があるのに、振り過ぎた値を下げることは不可能」「どこにどれだけ振ったか確認できない」「どの性格でどのステータスが上下するのか」など重要な部分がかなり複雑になったにもかかわらず、作中ではほぼノーヒントである。 性格については「せっかちなポケモンは素早い。能力には性格も関係しているのだろうか?」という、ごく断片的な情報がNPCが得られる程度。その人物は対戦トレーナーでもないモブであるためスルーされる恐れも大きい。 レベル100のポケモンはポケモンを倒してもきそポイントを一切貰えない。タウリン等のアイテムによる投与ではきそポイントを上げることはできるのだが、1つの能力につき一定数までしか上げられない問題がある。 後継作では段階を踏みつつも『XY』までに上記3つは改善されている。 バグ・不具合 ソフト・ハード起因の問題 時計機能に電池を使っているので電池切れが発生する。 現在、出荷された状態のままのカートリッジではまず確実に電池切れを起こしているだろう。公式の電池交換サービスは終了したので、自力で電池交換する必要がある。 セーブデータそのものにはフラッシュメモリを採用しているので金銀クリスタルのように電池切れで消えることはない。ゲーム自体は普通にプレイできるものの、きのみの関係でコンテスト攻略は大幅に制限され、起動するたびに電池切れのメッセージが出るのも煩わしい。 バーチャルコンソール等で復刻されなかったため、現行のポケモンシリーズ本編の中では特に本作をプレイする敷居が高くなっている。 フラッシュメモリの耐用寿命が尽きるとセーブが不可能になってしまう。現在のフラッシュメモリは書き込み領域分散などの技術で長寿命化しているが、当時はまだ未成熟であり、長期にわたるプレイでセーブ不可に陥ったプレイヤーも散見される。 寿命がきてもデータ自体は消えない。しかし通信時には必ずセーブが必要なので、セーブ不可になった時点でポケモンの移動は不可能になってしまう。 データではなくハードの問題なので、たとえ初期化しても改善することはない。 きのみ問題 データ作成から1年が過ぎると時計が正常に動かなくなるバグ。 これが発生するときのみが成長しなくなるのを元にしてか、公式でこの名称がつけられた。 他にも時間に関連するイベントが停止してしまったり、「ほりだしものいち」を予告する番組やロケットの発射回数などの数値などが異常なものとなる。 その性質上、発覚したのは発売から丸一年が経過した頃である。それから約2週間後に公式告知され、郵送や持ち込みによる修理サービスが行われた。現在は部材の確保が困難となったため終了している。 さらに翌月以降、全国のポケモンセンターや提携ゲーム店(*24)などでもセルフサービスによる修理が可能となった。店頭で修理を行うと、問題解決を促すためかレアアイテム「チイラのみ」を持った色違いのジグザグマが配布されるイベントもあった。 後に発売された『ファイアレッド・リーフグリーン』『エメラルド』にも修理プログラムが内蔵されており、現在でも通信ケーブルで繋いでデータ修理を行うことができる。 なお、電池が切れた状態で修正プログラムを入れてしまうと、以降は電池を交換しても、データを初期化するまで時計が正常に動作しないという不具合がある。 後述の「エメループ」に近い状態になるため、一部プレイヤーの中にはあえてこのバグを直さない者もいる。 バトルタワーでは7連勝ごとにアイテムがもらえるが、持ち物をいっぱいにした状態で受け取らずに外に出て、再びバトルタワーに入るとフリーズする。 こちらはユーザー環境では修理できず、任天堂へ修理に出す必要がある。しかし現在は修理対応が終了したため、不可能である。 意図的にやらない限りまず起きないが、陸上でなみのりできるなど、他にもいくらかの不具合が存在している。 総評 GBAにハードを移したことで大きなパワーアップを遂げた本作ではあるが、システム面においては、前作までと互換性が無くなったことや、本作だけでは出会えないポケモンが多数存在することもあり、一定のファン離れを起こしてしまった。 一方で、ハード性能の向上によりこれまで以上に魅力的にポケモンの世界が描かれるようになり、大自然の中での冒険や、秘密基地やコンテストといった要素も充実している。対戦面もダブルバトルや特性と言った新要素により戦略性も増したこともあり、システム面での難点はあれど、様々な面で順当な進化を遂げた作品であると言っていいだろう。 余談 ルビー・サファイアは第三世代のGBAポケモン(RS、E、FRLG)では唯一「タマゴ」「全国図鑑のみの別地方のポケモン」を最初から交換で送り込める。 そのため、やろうと思えばカントーやジョウトの特定ポケモンを最初の相棒のような状態にして冒険することが可能。 ポケモン選択の自由度に関しては最初の作品だからか非常に高くなっている。 ただし、第二世代までの未登場ポケモンは後に正式採用されたゲームと比べて技習得レベルが遅くなっていたり少なくなっていたりするため、色々不利になることも。 ポケットモンスター エメラルド 【ぽけっともんすたー えめらるど】 発売日 2004年9月16日 ソフト単品版 裏を見る ワイヤレスアダプタ同梱版 メディア 128MbitROMカートリッジ 定価 ソフト単品版 3,800円ワイヤレスアダプタ同梱版 4,800円(共に税込) レーティング CERO 全年齢対象 周辺機器 通信ケーブル/GBAケーブルワイヤレスアダプタ/カードeリーダー+対応 判定 良作 ポイント やり込み要素が大幅に増加中毒性のあるバトルフロンティア ※共通項目は省略しています。 概要(エメラルド) 『ルビー・サファイア』のマイナーチェンジ版・完全版。 追加点・評価点(エメラルド) ストーリーにホウエン第三の伝説のポケモン「レックウザ」が介入したり、マグマ団・アクア団双方とも敵対するように。 また、レックウザは殿堂入り前に、グラードンとカイオーガは殿堂入り後に両方共入手可能になっている。 主人公の公式デザインが、緑を基調にした半袖にノースリーブといった軽装になった。それに合わせてドット絵も少し変化している。 ポケギアの機能「トレーナーアイ」が、その強化版である「エントリーコール」に変更。 基本的要素はそのまま、電話番号を登録した相手に電話をかけられる。相手からの電話も来る。 これによって強化されたジムリーダーとも再戦が可能になった。シリーズ初の要素である。 ワイヤレスアダプタに対応し、『FRLG』でプレイ出来た3つのミニゲームが本作でもプレイできるようになった。『FRLG』との通信も可能である。 トレーナーメモには『FRLG』の地名も記載される。 ポケモンが出現時にアクションするようになった。 敵として出てきたポケモンのみが動いた『クリスタル』とは違い、こちらが出したポケモンもアクションするようになった。さらに性格に応じて動きの大きさも変わるようになっている。 入手できるポケモンの増加。 全国図鑑入手後、サファリゾーンやバトルフロンティアに『コロシアム』限定だったポケモンの多くが出現する新エリアが開拓されたり、ホウエン図鑑完成後に『金銀』のジョウト御三家の内どれか1匹がもらえるイベントが追加された。 これにより、GBAで発売された5バージョンのみで当時の全国図鑑完成に必要なポケモン380匹(*25)を集められるようになった。 なお、次世代の『ダイヤモンド・パール・プラチナ』では『ハートゴールド・ソウルシルバー』の発売まではジョウト御三家の入手方法はこれだけだった。 化石ポケモンが両方手に入るようになった。1つは「げんえいのとう」で入手でき、もう片方は「さばくのちかどう」で入手できる。 ラティオスとラティアスは殿堂入り後のとある選択肢によって、どちらかがホウエン地方を駆け巡るように変更された。これで出現しない方は「むげんのチケット」で入手可能。 一方でアサナンやアメタマなど、『RS』限定で本作には出現しないポケモンもわずかに存在する。 「げんえいのとう」「さばくのちかどう」「アトリエのあな」などと言った新ダンジョンの追加。 便利な人物の登場 ブレンドめいじん 殿堂入り後、たまにミナモシティのコンテスト会場に現れ、優秀なポロックを一緒に作ってもらえる。 ポケモントップブリーダー バトルフロンティアにおり、ポケモンの個体値の総計と最も高い部分を大まかに判定してくれる。 わざおしえ わざを教えてくれる人が各地におり、対戦で有用なわざを教えてもらえる。なお、バトルフロンティアではBPを消費して何度でも覚えさせられるが、それ以外は『FRLG』同様無料である代わりに一度しか教えてもらえない。 様々な対戦形式で遊べる「バトルフロンティア」 前作の「バトルタワー」に加え、以下の6つのバトル施設が追加。タワー・ファクトリー・ドームはダブルバトルにも対応している。 バトルファクトリー:レンタルしたポケモンで戦う。勝つと相手のポケモンと1匹トレードでき、連勝中に交換した回数が増えるとより強いポケモンと交換できるようになる。運要素が最も強い。 バトルチューブ:3つある部屋から1つを選び、その部屋のイベントをこなすことで次の部屋へ進める。部屋の先は回復・トレーナー戦・状態異常化・野生ポケモン出現地帯などがある。 バトルピラミッド:ダンジョンを探索して頂上を目指す。ダンジョン内は非常に暗く、野生ポケモンも出現するが逃走率は非常に低く設定されている。トレーナーと戦ってもポケモンの回復はされず、ダンジョン内に落ちている回復アイテムでやりくりする必要がある。なおクリア時点で残っているアイテムは次の挑戦時に持ち越せる。 バトルパレス:トレーナーは一切命令できずポケモンが自動的に戦う。性格と残りHPによって攻撃わざか回復わざか妨害わざに偏る。 バトルアリーナ:入れ替え不能の勝ち抜き戦。3ターンで勝負がつかなかったら残りHPの割合と使ったわざに応じて点数が付けられ決着がつく。 バトルドーム:16人でトーナメントを行う。相手の大まかな情報が見られたり、3匹から2匹選出するといった特徴がある。 フロンティアブレーン 各施設で一定数連勝すると「フロンティアブレーン」と呼ばれる特別なトレーナーと闘える。勝利するとその証となるシンボルがもらえる。銀シンボルを得た上で更に連勝を重ねてからの再戦に勝利すると金シンボルがもらえる。各シンボルをコンプリートすると特別なきのみが入手できる。 勝ち抜くたびにBP(バトルポイント)が得られ、対戦で役立つアイテムや、『FRLG』で教えられるわざの一部+αを教えてもらえる。これによって、対戦環境に多大な変化をもたらした。 他、ニャースやリザードンなど人気ポケモンを模した新規の模様替えグッズとも交換できる。 難易度はバトルタワーを越えて実際の対人戦以上に跳ね上がり、運の要素も強いために廃人でさえも投げ出したくなるほどの高難易度。当然初心者には楽しみづらいが、これによって育成・対戦界隈は大いに活気づいた。 『RS』では「Lv50」と「Lv100」の区分だったが、本作では「Lv100」が「オープン」に変更。こちらの手持ちの最高Lvに合わせてくる(下限はLv60)。育成のハードルが下がった上に、Lv50を維持したままでもオープンレベルのリボンを取得しやすくなった。 やり込みプレイヤーに嬉しい仕様。 ザロク~マトマ間のきのみに「使用したポケモンのなつき度が上がる代わりに、対象の能力のきそポイントを下げる」効果が付与され、きそポイントを振り直すことが可能になった。 メタモンとドーブル(*26)が出現するダンジョンが追加され、育成のハードルはある程度下がった。 育て屋に預けるポケモンに「かわらずのいし」を持たせると、50%で持たせたポケモンの性格がタマゴから生まれるポケモンに遺伝されるようになった。 「でんきだま」を持たせたピカチュウ・ライチュウを育て屋に預けると、特別なわざ「ボルテッカー」を覚えたピチューが生まれるようになった。 一部の特性にフィールドで発揮する新たな効果が追加された。代表的なものは以下。 ほのおのからだマグマのよろい 手持ちにいると、タマゴの孵化歩数が半分になる。 シンクロ 手持ちの先頭にいると、エンカウントしたポケモンの性格が50%で「シンクロ」持ちと同じになる(ただし本作ではシンボルエンカウントや配布系には無効)。 他には先頭にいると釣りが成功しやすくなる「きゅうばん」、先頭にいると逆の性別のポケモンが出現しやすくなる「メロメロボディ」などがある。 タイムアタック用の施設「トレーナーヒル」。カードe+との連動でパワーアップする。 こちらのLvに合わせられた敵トレーナーと戦って先に進み、屋上に到達するまでの時間を競う。 基本システムは『FRLG』の「トレーナータワー」とほぼ同様だが、フロアの地形にパズル要素が加わった。 上限である8枚のカードを読み込ませた場合、組み合わせによってクリア賞品が手に入る。わざマシンなどの貴重品が手に入ることも。 「トレーナータワー」と異なり、カードを再び読み込ませなくても何度でも賞品を受け取れるようになった。 問題点(エメラルド) バトルフロンティアの理不尽なほど高い難易度。 全体的なハードルの高さ。 施設によってルールや有効な戦術などが異なっている事が多いため手持ちポケモンや戦術のレパートリーが攻略難易度にモロに表れる。しかも勝ち抜いてある程度周回を重ねると最終進化系や準伝説級と言った高ステータスのポケモンやわざが洗練されたポケモン、対策が難しいポケモンなどが大量に現れるため、厳選や育成をかなりしっかりしていないといずれ行き詰まる事になる。 特にポケモンが自分で行動するバトルパレスでは、使用するポケモンの行動パターンが各々の性格によって大きく左右される。しかもその行動パターンに即したわざを覚えさせていないと何もせずに何ターンも無駄にする事がよく出てくるため、(通常ルール下では)最高のポテンシャルを発揮するポケモンを適当に出すだけでは1勝すら危うい。そのため、ここに挑む場合には厳選と育成の段階まで戻って性格やわざを調整した専用のポケモンを揃える必要性があり、極めて面倒。 こうした事から、対戦用ポケモンの育成や厳選、わざマシンの収集などが苦手なプレイヤーが楽しむにはあまりにも難易度が高すぎる。後の世代ほど育成環境やアイテム獲得環境などが整っていなかった事もあり、パーティーメンバーを揃えるだけでも膨大な作業量を要するのもこうした傾向に拍車を掛けている。他の地方のポケモンを交えた対戦や施設外でのボーナス要素など、ここならではの醍醐味もまた多いだけに惜しいものである。 「フロンティアクオリティ」 制覇には必然的にかなりの回数のバトルを行うことになるため、その中で相手の攻撃のクリティカルヒットや一撃必殺わざ、回避などといった低確率の不運が襲い掛かってくる事もしばしば。試行回数が増える分現実では考えにくいような不運が出てくるのは仕方のない事だが、こうした低確率が致命傷となる可能性は極めて大きい事、そして具体的な対策方法が皆無に近い事を考えると中々に辛い。 当然、連勝数を重ねている時に起こって敗北した時の心理的なダメージは非常に大きい。連勝が途切れても救済措置は一切なく、そのまま1周目の1戦目からやり直しになるため、心を折られるプレイヤーも多い。 バトルファクトリーの難易度 レンタルポケモンを借りて戦い、勝利した相手からポケモンを1体ずつトレードしていく施設。自分のポケモンを使わないためパーティーメンバーに自信の無いプレイヤーでも楽しめるが、登場するレンタルポケモンの選出が運任せな分パーティー全体のバランス調整が難しいため難易度は高め。 使い勝手が良いポケモンが来るかは完全に運であるため、まともに戦えるパーティーを安定して揃えるのは非常に厳しい。しかもまともに使えそうなポケモンだけで手持ちを固めると、全体的に苦手なタイプで固めたパーティーやピンポイントで極端に苦手なポケモンが来たりしただけで瓦解する事もあり、かといってバランスばかり見て使いにくいポケモンを無理して投入するといざという時に一気に不利に追い込まれる。当然、敵が使い勝手の良いポケモンで固めてきた時は必ずと言って良いほど苦戦するのも辛い所。 また、レンタルポケモンのわざ構成はトレード時に確認できないため、せっかくトレードしたのにわざ構成が酷すぎる、戦略のコンセプトがそのポケモンの種族値と噛み合っていない、などということもままある。使ってくるわざからわざ構成や戦略のコンセプトを見抜いた上でトレードするかを判断できればベストだが、それが出来ない場合にはリスクを承知で対戦中に全てのわざを出させる、タイプだけ参照にしてトレードするか考える、何百戦も試行回数を増やす過程でレンタルポケモンのわざ構成をしらみ潰しに覚えていく、ぐらいしかないのも厳しい。 これらの仕様のため、他の施設と比べ金シンボルまでに要求される戦闘数こそ少なめなものの、入手難易度は全施設中最高と言われる。ただし、事前準備が不要なため、育成の仕様を理解していないプレイヤーでもいきなり平等な条件で挑戦できるというメリットもある。 「エントリーコール」の仕様。 登録が強制。これ自体は問題ないが、電話をかけられると足止めを食らう。しかも「つづきからはじめる」を選ぶとほぼ確実にかけてくる上、内容も世間話がほとんどなので非常に鬱陶しい。また、どれだけ避けても最低2人は回避不能の強制戦闘で登録されるのも問題。 本作と『RS』どちらか1本ではホウエン図鑑を完成できない。 本作だけで入手できないポケモンにはザングース(『ルビー』限定)とルナトーン(『サファイア』限定)がおり、図鑑を完成させたいなら『RS』の両方または『XD』との通信交換が必須。 つきのいしを稀に所持する野生のルナトーンが出現せず、つきのいしを入手できる機会が1度しかない問題点も『ルビー』から変わらず。 ただし、この点は後のマイナーチェンジでも同様。 殿堂入りして全国図鑑を入手するまで、通信交換の制限がある。 全国図鑑を入手するまで『RSE』とはホウエン地方のポケモンしか交換できず、『FRLG』『XD』『ポケモンボックス』との交換は一切できない。 『DP』以降は他作品と通信できる場合は無条件で通信可能になっている。 全国図鑑の評価をしてもらえない。 完成させても特になし。セリフも特典もないので達成感は薄い。 本作の半年前に発売された『FRLG』ではオーキド博士がカントー図鑑に加え、全国図鑑も評価してくれたので残念なところ。 エメラルドループにより固定シンボルポケモンの厳選が困難。 分かりやすいように説明すると、第三世代のポケモンにおけるランダム要素(乱数)は一定速度で回るルーレットのようなものによって決められているのだが、本作ではこのルーレットの開始位置が毎回同じなのである。 つまり、ポケモンのステータスや性格などが全て、ゲーム開始からの経過秒数のみによって決まるのである。そのため、固定シンボルの前でセーブをして捕獲とリセットを繰り返すと言う一般的な方法では厳選が難しくなっている。リセット直後に固定シンボルに話しかけるのでは、ごく限られた範囲でしか乱数が生成されないため、得られる個体値・性格のパターンが限られる上に、同一個体に当たる可能性も高くなっている。 この変更により、個体値が最高のメタモンを入手するためには最低でも34日間ゲームをつけっ放しにしないといけなくなってしまった。欲しい個体によっては1年以上、場合によっては4年近くの放置を必要とする。 現在では研究が進み、任意の乱数を発生させる方法が確立されたが、通常プレイではまず気付くことは不可能。 前作『ルビー・サファイア』では、(時計が使用可能な場合)ゲーム開始時の時刻によって初期乱数が変わるようになっていたため、このようなことは起こらなかった。 総評(エメラルド) 入手できるポケモンが増えた他、育成環境が改善されたり、シリーズでも屈指の難易度を誇る「バトルフロンティア」の登場によりやりこみ甲斐も大幅に増した本作。 まさしく第三世代の集大成と言える作品となっている。 余談 本作以降、最初期からBGM作曲等を担当していた増田順一氏がディレクターとなり、「ポケモンの生みの親」である田尻智氏は製作にほとんど関わらなくなっている。 そのため、この作品前後での作風の違いを指摘するファンも少なからず存在する。 なお、前作『金・銀』では田尻氏がディレクター、増田氏がサブディレクターであったが、実際は田尻氏は『金・銀』の時点で製作に携わっていないという説も。 ジムリーダーを含む全てのトレーナーが女性のみのいわゆる「ハーレムジム」は、本作ではシリーズで唯一登場していない。 ルネジムは一般トレーナーは全員女性だが、ジムリーダーのみ男性のためこの法則から逃れている。 『エメラルド』には『サファイア』で出現しないポケモンの大量発生イベントがあるのだが、前述のレコード交換をすることで、『サファイア』でもそのイベントを発生させることができる(=『サファイア』でもそのポケモンをゲットできる)。 また、『ルビー・サファイア』にも『エメラルド』で出現しないポケモンの大量発生イベントがあり、これもレコード交換することで『エメラルド』でもイベントを発生させることができる。 本作の内部データには、ゲーム内では入手できないリボンが非常に多い。恐らく開発時点ではイベントや連動によって解禁する計画があったとみられる。 「くらやみのとうクリア」など、没ダンジョンと思われる名称が見られる。 2003年には公式大会は開かれなかったが、本作には2003年から2005年までの地方大会から世界大会に至る記念リボンのデータが存在する。実際のところ、2003年には公式大会自体が行われていないので完全に没になり、2004年の大会でも全てのリボンが配布されたわけではない。さらに世界大会(ワールドチャンピオンシップス、WCS)が実際に開催されたのは2009年が最初であるが、本作から海外版との互換性が確保されていたことからわかるように構想自体はあったようだ。 その他にも各種イベントや、ポケモンセンター(現実に存在するグッズショップの方)に関するリボンが多数あるが、日の目を見ることはなかった。 本作初登場のポケモンの設定について マリルの進化前のルリリだが、実はマリルと雌雄比率が違っている。 これが原因なのか、♀のルリリがマリルに進化すると性別が♂に変わる可能性がある。 その後もルリリの雌雄比率は変更されていないが、性別については『X・Y』から変わらないようになった。 バルビートは♂しかいないポケモンだが、対のポケモンであるイルミーゼと共に育て屋に預けるとタマゴが見つかる。 これはこの2体がニドランのような同種の♂と♀である設定に伴う仕様。このため、バルビートは♂しかいないポケモンながらタマゴわざが存在する稀有な存在となっている。 なお、バルビートとイルミーゼを預けた場合は必ずバルビートのタマゴが見つかるのだが、『BW』からは50%の確率でイルミーゼのタマゴも見つかるようになった。 ダンバルは進化前のポケモンなのだが、捕まえやすさがパッケージポケモンのグラードン・カイオーガと同じ(非常に捕まえにくい)というとんでもない特徴を持つ。 本作の時点では野生で登場しないために目立たなかったが、以降の作品では唯一の習得技である「とっしん」で自滅することも相まって捕獲難易度の高さが話題になった(*27)。 「エメラルドループ(エメループ)」の発見・解析 一部のやり込み派プレイヤーが伝説のポケモンを厳選する際、全く同じ個体値・性格のポケモンが出てくる現象を発見したことがきっかけで、広く知られるようになり、『プラチナ』発売からしばらく経った頃にその全容が明かされた。 端的にいうと起動からの経過時間によって目当ての個体値・性格のポケモンを人為的に出現させられるというもの。 使用される乱数は全てのROMで共通なので、乱数から逆算する事で高個体値のポケモンを簡単に入手することが可能となった。また、これを切っ掛けに後のシリーズでも乱数が解析されることとなった。 乱数調整の発達により厳選時間を短縮できるようになったが、「本来の遊び方から逸脱する行為(*28)」「ポケモンの育成時間に格差が生まれる」といった批判も出るようになった。この乱数調整の是非については、未だにシリーズプレイヤー間で議論の種になっている。なお、『XY』以降は厳選難易度の低下という形で格差の解消を図られており、これらの議論はある程度沈静化した。 エメラルド版にのみ登場する人物アダンのセリフの一つに「ユーアーウィナー」がある。 後に『BW2』にも再登場しているが、その際にもこのセリフは修正されていない。 ポケモンの商法について ハードが変わり、配布環境や外部機器も発展した結果、いわゆるポケモン商法が活発化し、それに対する批判も多く聞かれるようになった。 期間限定配布ポケモンの存在 イベントや映画の前売券などで配布される「幻のポケモン」や特別なわざを覚えたポケモンの配布頻度が増えた。 また、ポケモンの配布以外にも、前述のカードe+のように周辺機器との連動限定のアイテム、後述する『コロシアム』のようにハードが異なるソフトとの通信限定のポケモンの登場という具合に、販売戦略と直接的に絡める要素が目立つようになる。 たとえば、本作の幻のポケモンであるジラーチ(2003年)とデオキシス(2004年)は、日本国内では映画前売り券の購入によってのみ入手できた。現在では(国内版では)通信交換を除き、正規での入手手段は存在しない。 なお、海外版ではGCソフトとの連動によって、条件さえ満たせばジラーチが何度でも入手可能になっている。以降も日本と比べて海外は幻のポケモンの入手が容易な傾向にあり、国土の違いなどの事情を考慮しても不公平を感じる国内ファンは少なくない。 これらの限定・配信要素は世代を経るにつれてより露骨で金銭のかかる物となっていき、「ポケモン商法(*29)」と揶揄され批判の対象になることもしばしば。 一応、無料で入手できる機会も一世代毎に何度かあるが、全てを網羅することはない。中には長期間入手手段が途絶えているポケモンもいる。 一方で、初代のミュウの頃には配布イベントの開催地がごく限られていたのに対して、本作からは受け取りの窓口自体が映画に伴って全国各地に広がったという一面もある。 カードeリーダー+について 冒頭にあるようにカードe+に対応しているのだが、実際に対応カードが発売されたのはゲーム発売から半年以上が経過した後である。カードeリーダー+のロンチタイトルでもあり、それなりに宣伝も行われていたのだが…。 その内容は「特別な敵トレーナーと戦うことができる」「ナゾのみと呼ばれる特別なアイテムが手に入る」のみ。 トレーナーは特別強いわけでもなく、勝っても経験値などは手に入らない。レベルも統一されていないので対戦の腕試しにも使いにくい。本作では滅多に見られない色違いのポケモン、さらに本作では出現しないカメックスやウインディなどを繰り出すトレーナーもいたが、あくまでも戦えるだけであり、図鑑の「見つけたポケモン」にすら登録されない。 「ナゾのみ」は読み込ませたカードによって姿が変わるが、効果自体は他のアイテムの流用だったり、そもそも何の効果が無いものも多い。その上、数ヵ月後に発売された『ポケモンコロシアム』以降の対戦ルールでは使用自体が禁止されてしまった。ポロックの素材として役立つものはあるが、パラメータを把握した上で適切なブレンドを行ってようやく真価を発揮するレベルである。 そもそも通信をするためには、GBA本体2台と通信ケーブル、カードeリーダー+本体、さらに対応カードを揃える必要があるが、そのハードルに見合った恩恵とは言いがたい。これは後のカードe+シリーズ全般に言える問題でもある。 関連ゲーム 2003年5月30日にユーティリティソフト『ポケモンボックス ルビー サファイア』が発売された。 2004年1月29日発売の『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』の基本システムは本作がベースである。 『ルビー・サファイア』の発売日(2002年11月21日)からちょうど12年後の2014年11月21日に、ニンテンドー3DSで『ルビー・サファイア』のフルリメイク『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』が発売した。 ニンテンドーDSソフト『ポケモンダッシュ』との連動で、手持ちポケモンをゲーム内の「スペシャルカップ」にコースとして登場させることができる。 「大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ」の『X』以降のモンスターボールから出てくるポケモンとして、アチャモ・グラードン・カイオーガ等が登場している。 「DX」の発売前は本作は発売されていなかったし、「X」の発表時には「ダイヤモンド・パール」が発売されたため、本作が初出のポケモンをファイターにするのが難しかったと思われる。 「X」の次回作でも「ブラック・ホワイト」が初出のポケモンがファイターになっていない。
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登録日:2019/08/08 Thu 23 52 58 更新日:2024/06/05 Wed 21 26 48NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 VSミュウ グリーン ニョロ ポケスペ ポケットモンスター ポケットモンスターSPECIAL ポケモン マサラタウン ミュウ レッド 伝説の始まり 全ての始まり 全てはここから始まった 小学六年生 第1章 第1話 「VSミュウ」とは、漫画ポケットモンスターSPECIALの記念すべき第1章の第1話。 のちに20年以上、累計600話以上を紡ぐことになる長い長い物語の幕開けを飾った。 単行本では第1巻に収録。雑誌での初出は「小学六年生」1997年4月号。 あらすじ カントー地方、マサラタウン。そこでポケモン…ニドリーノの捕獲にいそしむ少年と少女がいたが、一向に捕獲できる気配がない。 「ハハハ、そんなんじゃダメだよ。ポケモンを捕まえたけりゃ、もっと弱らせてからボールを投げるもんだぜ。」 そんなところに現れた少年は、モンスターボールからニョロゾを繰り出した。 そして「みずでっぽう」で相手を弱らせると、あっさり捕獲してしまう。 その少年…レッドはマサラタウンで最強を自負していたが、同じ街に暮らすオーキド博士については軽く見ており、そこに訪ねる意欲もわいていなかった。 更にその孫が留学から帰ってきたという知らせを聞いても、自分の敵ではないと露骨に見くびっていた。 しかし、平穏な田舎町に突如として現れる黒ずくめの集団。彼らが「幻のポケモン」を探していることを知ったレッドは、先に捕まえようと画策し森へと先回りしたが、そこには先客がいた。 ヒトカゲを繰り出し、「幻のポケモン」…ミュウとの激戦を繰り広げる少年グリーン。 そのハイレベルな戦闘に感心するレッドであったが、その眼にはヒトカゲが優勢なように見えたものの…。 「もういい!戻れヒトカゲ!」 「~~~!え”ーーー!?」 なんとグリーンはヒトカゲを戻してしまった。その光景に不満を覚えたレッドは文句を言うものの、グリーンは動じない。 しびれを切らしたレッドはニョロゾを繰り出し、ミュウを攻撃したものの一撃でやられてしまう。 そしてミュウは去っていき、残されたのは撤退に成功したトレーナーと無様に敗れたトレーナーであった。 「おい…おまえ!オレとあいつの戦いを見ていて、何も感じなかったのか?」 「オレは2回の攻撃で力量(レベル)の差を見切った。だから勝負から手を引いたんだ。」 「自分の実力以上に思い上がる奴は自滅する。覚えておいた方がいいぜ。」 「オ…オレが負けた…?」 去っていくグリーンに反論する気力もなくうなだれるレッド。 あとから現れた黒ずくめの男たちもミュウを追って去っていき、一人取り残されたレッドは「今よりも強くなる方法」を求めてオーキド博士の研究所の扉を叩くのであった…。 「くやしいけど、オレが今よりも強くなる方法がわかるのは、ココだけみたいだ。」 登場人物 レッド 本章の主人公。 「(マサラタウンのトレーナーで)オレに敵うやつはいない」「どんな奴が相手だってオレ様の敵じゃない」などと豪語していた。ポケモンジムすらないマサラタウン内での「最強」という「井の中の蛙」状態で、天狗になっていた。 見たことがないポケモンの強さを見切れず、グリーンとの力量の差を思い知らされたことで、 トレーナーとして強くなる方法を模索することになる。 第1話の時点では未熟さが強調されており、「戦う者」と称される現在とはかなり印象が異なる。 ただし、その根の部分である「ポケモンバトルが好き」という部分はこのころから変わっていない。 グリーン レッドの終生のライバルとなる男。しかし、ゲームとは異なり幼なじみではない。 そしてその性格も全くゲームとは異なり、終始クールである。 実はこの話では名前が出てこない。 黒ずくめの男たち 突然町に現れ、ミュウを捜索していた。その目的については後になって語られる。 なぜかモンスターボールではなくスーパーボールを使用していたが、その理由とは…。 登場ポケモン ニドリーノ 実はこの作品において一番初めに登場したポケモン。その理由は…ゲームをプレイした人ならすぐわかるであろう。 なお、この時捕獲されたニドリーノはその後もレッドの手持ちに居続けている。2019年現在、一度も繰り出したことはないのだが…。 ニョロゾ レッドの幼なじみポケモン。本作において最初に技を使ったポケモンでもある。 そして第1話にしてやられ役としての扱いが始まってしまった。 ヒトカゲ グリーンの手持ち。 ゲームでは主人公が御三家を選んだあとライバルが御三家を選ぶことになるが、本作では逆にライバルであるグリーンが先に御三家を使用している。 ミュウ ご存知幻のポケモン。 「なぜゲームでは全く関係のないマサラタウンにミュウが現れたのか」という謎については、後々語られることになる。 そして、本作におけるミュウの立ち位置はこの話から始まったといえる。 あれこれ 「最初から主人公に御三家以外の手持ちポケモンがいる」 「上半分が透明になっているモンスターボール」 「モンスターボールの種類に意味がある」 など、現在のポケスペを形作る世界観は第1話の時点で示されている。 実は「マサラタウンの住民は生来ポケモンと気持ちが通じる素養があり、過去のリーグ優勝者は全員ここ出身である」という設定がある。 だが、第1話の段階ではとてもそうは見えない。 ただし隣にあるトキワシティではジムが機能していなかったせいで、住民のポケモン使役能力が低かったことが明かされている。 もしかしたらマサラの住民も、トキワジムが機能不全だった影響を受けていたのかもしれない。 あくまで「素養」であって、トレーニングをしなければそれを伸ばすことはできないのだろう。 第1話なので、雑誌の掲載順でも最初…というわけではない。 実は同時に発売された各学年誌に別の話が掲載されているので、同時並行で掲載順第1話なのである。 この時、同じ号の「小学四年生」に「VSピカチュウ」、「小学五年生」に「VSギャラドス」がそれぞれ掲載されていた。 さらにシナリオ作者の日下先生によると、執筆順では最初に書いた話ではないらしい。 「下の学年誌の方が、締切が早かったので先に書いた」らしいので、執筆順の第1話は「VSピカチュウ」ということになる。 この話の冒頭の構図は、後に第5章の連載第1話(269話「姿なき攻撃者」、「小学二年生」2004年3月号掲載)にて踏襲される。(*1) ただし、この時はレッドに促された少年がゲンガーを繰り出し、ゲームのOPをしっかり再現する構図となっている。 なお、ポケSpediaによると作中で最初にモンスターボールを投げたのはレッドということになっているが、実は4コマ目の少女が最初。コマの中にボールとキャラが描かれているという条件にも合致している。 ちなみに、ポケスペはすべての技を登場させることを作劇上の縛りとしているが、第1話で使われた技は「みずでっぽう」のみである。 くやしいけど、オレが今よりも追記・修正する方法がわかるのは、ココだけみたいだ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ああっニョロ!(お約束) -- 名無しさん (2019-08-09 10 35 39) 名前 コメント
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劇場版Blu-rayBOX PIKACHU THE MOVIE PREMIUM BOX 1998-2010 Blu-rayBOX発売日:11月28日 劇場版ポケットモンスター15周年記念・特別企画第2弾! ポケモン映画1st~13thが詰まった完全生産限定のブルーレイBOXが登場! ! 衝撃の1stムービー「ミュウツーの逆襲」から、13thの最終章「幻影の覇者 ゾロアーク」までが集結。 15周年記念にふさわしい永久保存版のスペシャルプライス! ポケモン映画の歴史が鮮やかに甦る! ! ★歴代作品をリマスタリングしたブルーレイ全14枚組。 2007年7月公開。~ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィに続く劇場シリーズ10作目。11作目に~ギラティナと氷空の花束 シェイミがある。 2012年11月28日、劇場版リマスターBD-BOXが発売。 http //www.pokemon.co.jp/anime/movie/2007/ 監督 湯山邦彦 アニメーション監修 小田部羊一 脚本 園田英樹 絵コンテ 湯山邦彦 絵コンテ協力 志村錠児、高橋ナオヒト、木村哲、浅田裕二 演出 飯島正勝、浅田裕二、吉川博明、高橋ナオヒト、徳本善信 キャラクターデザイン 毛利和昭、山田俊也 デザインワークス 石本剛啓、田中俊成、近永健一、佐藤和巳、井ノ上ユウ子、一石小百合、松原徳弘、田口広一 総作画監督 毛利和昭、佐藤和巳 作画監督 井ノ上ユウ子、相澤昌弘、松本卓也、佐藤陵、高橋英吉、志村隆行、宮中明、田口広一、堺美和、鹿島功光 動画チェック 榎本冨士香 美術監督 秋葉みのる 美術監修 金村勝義 色彩設計 佐藤美由紀、吉野記通 撮影監督 水谷貴哉 CGI監督 佐藤誠 CGIプロデューサー 坂美佐子 デジタルコーディネート 大竹研次 テクニカルディレクター 安生健一 CGワーク 高尾克己 2Dコンポジットディレクター 池田新助 CG演出 伊藤良太 3Dエフェクト 松嵜泰三 CGチーフデザイナー 藤本卓哉 CGアートディレクター 菅家涼 特殊効果 太田憲之、田中さよ 編集 辺見俊夫 編集助手 今井大介、野川仁 音響監督 三間雅文 音響プロデューサー 南沢道義、西名武 整音 安藤邦男 音響効果 神保大介 整音助手 上野未来、蜂須賀英幸 フォーリーレコーディング 矢野さとし スペシャルサンクス 平野延平、なしもとりょうこ 音楽 宮崎慎二 設定制作 新田典生 アニメーション制作 O.L.M Team Koitabashi ■関連タイトル 劇場版Blu-rayBOX PIKACHU THE MOVIE PREMIUM BOX 1998-2010 モンコレ マナフィ 廉価版DVD 劇場版ポケットモンスター ディアルガVSパルキアVSダークライ 劇場版ポケットモンスター ディアルガVSパルキアVSダークライ ミュージックコレクション アニメ版コミック 劇場版ポケットモンスター ディアルガVSパルキアVSダークライ TVアニメ ポケットモンスター オリジナルサウンドトラックベスト1997-2010 ポケットモンスター TV主題歌 パーフェクトベスト1997-2003 フィギュア・ホビー:ポケットモンスター 原作ゲーム GBA ポケットモンスター ファイアレッド
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ケンゴ とは、【ポケットモンスター ダイヤモンド パール(アニメ)】のキャラクター。 プロフィール 作品別 コメント プロフィール ケンゴ 他言語 性別 男 手持ちポケモン 【ポッタイシ】→【エンペルト】 初登場 【ポケットモンスター ダイヤモンド パール(アニメ)】 ポケモンコーディネーターの少年。 【ヒカリ】とは幼馴染でもある。 作品別 【ポケットモンスター ダイヤモンド パール(アニメ)】 ヒカリの【ポッチャマ】が進化しない方針であるためか 彼や【ジュン】が進化系の【ポッタイシ】や【エンペルト】を手持ちにしている。 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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このページでは【ポケットモンスター スカーレット・バイオレット】のキャラクター、 リップ の解説をする。 他の同名キャラクターは【リップ】を参照。 プロフィール 作品別 おもなセリフ 関連キャラクター コメント プロフィール リップ 他言語 種族 【人間】 性別 女 職業 【ジムリーダー】メイクアップアーティスト 手持ちポケモン 【クエスパトラ】【フラージェス】など 初登場 【ポケットモンスター スカーレット・バイオレット】 パルデア地方・ベイクタウンの【ジムリーダー】。 白いドレスを着た紫髪の女性で、エスパータイプの使い手。 メイクアップアーティストやモデルとしても活躍している。 一人称は「リップ」で、バブル世代を思わせるような業界用語をよく使う。 作品別 【ポケットモンスター スカーレット・バイオレット】 ジムリーダーの中でも上位の強さ。恐らく終盤に倒す事になる。 ジムテストは喜怒驚楽エクササイズ。 アカデミーの先生である【キハダ】がインストラクターを務める。 キハダは彼女とは子供の頃からの付き合いで負けた方が勝った方の言う事を何でも聞くというルールのポケモン勝負を行い、リップが勝利したため、キハダは言う事を聞く約束を守ってこのジムテストのインストラクターをやっているらしい。 キハダと同世代(25歳)であるとするなら、言葉使いに反してそれほど高い年齢ではないと思われる。 ハッコウシティの電光掲示板の広告にも登場している。 【オモダカ】の事はちょっと苦手で理由は、艶やかオーラでキャラが被るから。 【クエスパトラ】を手持ちにしているところも共通している。 手持ち 【リキキリン】♂Lv44 【サーナイト】♀Lv44 【クエスパトラ】♀Lv44 【フラージェス】♀Lv45マップの紹介文で上位の強さと言われるだけあってレベルが高い。彼女の【フラージェス】はテラスタルでエスパータイプになる。彼女に勝利した後の記念撮影ではヨガのポーズをしている。 強化版 リキキリン♂Lv65 サーナイト♀Lv65 クエスパトラ♀Lv65 【エルレイド】♂Lv65 フラージェス♂Lv66エルレイドが加わっている。 【ポケットモンスター(2023)】 55話で【オニキス】とタッグを組み、【チリ】をバトルをするが、オニキスの【キョジオーン】が彼女の【クエスパトラ】を庇って倒れ、研修生のポケモンが倒れたらバトル終了というルールで敗北する。 オニキスの「助っ人を犠牲にして生き延びるぶざまな勝利に意味はない」という美学に 「ワケワカだけどわかるかも。自分の美学には逆らえないってことよね。」とオニキスの美学を高評価している。 おもなセリフ リップの辞書に 哀しみ はない あっていいのは 驚きの美しさだけ…… 本当の 喜怒驚楽エクササイズ ○○ちゃんに 教えてあげる!再戦開始直前に言うセリフ。○○には主人公の名前が入る。このセリフで喜怒哀楽エクササイズではなく喜怒驚楽エクササイズである理由がわかる。 関連キャラクター 【キハダ】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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ポケットモソスター ヤクモ・イナバ お知らせ なんとか交流開始ができるようになるまで来ました。これもみんなのおかげです。(やったねツナch まだまだ空白のページが多いですが、わかる情報までのところで、ログインや日常を書くのは可能です。 4月からの始動となりそうですが、現時点での開始も可能です。 サイトについて ある所に企画充しているツナ缶がおった。 唐突に「PIXIV外にwiki企画立ち上げたら、いろいろな柵から解き放たれるのでは」と、 ツイッターで呟いたところ、それに賛同してくれる心優しい缶や、パパイヤや、ルンバ、ピンヒールなどたくさんおった。 「みんなありがとう、ツナ缶頑張るよ」と、それはもうツナ缶はたいそう喜んだようじゃ。 そうして、感涙しながらなんとか作り始めたのが、この多参加3次創作系wiki、 『ポケットモンスター イズモ・イナバ』という訳じゃ。 皆はこの世界でどんなポケモントレーナーになるのかのう。 自由な自分たちの夢を叶える企画を目指しておるのがツナ缶じゃ。 好きにこの企画で夢を叶えていくのじゃよ…… さて、企画始動です。 簡単な説明ほどここで済ませます。 ここはポケットモンスターシリーズの三次創作企画のwikiです。 具体的には、ポケモントレーナー企画、ポケモン系交流企画、ポケモン獣人企画に倣って、 基本的に自由な世界観で交流していく企画となっております。 しかし、身内企画としての側面があるので、原則、 「主催、参加者の推薦がある人」しか参加できません。 それは治安を守るうえで、ストレスフリーな創作を心掛けている点が強いためです。 もし、参加を希望されていて、どちらとも接点がない場合は、ツナ缶ツイッタ垢 まで連絡ください。その際にちょこちょこ質問するかもしれません。 詳しくは、左枠メニュー欄の「▼ ようこそ、イズモ・イナバの世界へ!」を参考に、 企画の全体の様子を除いていくと分かると思います。 (2014/03/26)
https://w.atwiki.jp/yahiko/pages/14.html
通常版マスターコード(コードの最初に6等がつく専用のマスターコード) [ダイヤモンドN0用] 000030E5 4144414A 457D2B86 9257D876 1549EEDE 5A636AC5 157FBBF2 59451869 157FBBF6 55F71866 157FBBFA 55F81876 157FBBFE 55F82872 157FBBE2 55E7287E 157FBBE 157FBBEA 5147E768 157FBBEE B2747DFE [ダイヤモンドN5用] 0000475E 4144414A 08556DA3 DE4EC463 5861A8FB 167A76D0 5857FDD7 155C047C 5857FDD3 19EE0473 5857FDDF 19E10463 5857FDDB 19E13467 5857FDC7 19FE346B 5857FDC3 14CC047C 5857FDCF 1D5EFB7D 5857FDCB FE6D61EB [ダイヤモンドN6用] 0000E5E8 4144414A 8EABB50E B3357A85 DE9F7316 7B01C836 DEA9243A 7827BA9A DEA9243E 7495BA95 DEA92432 749ABA85 DEA92436 749A8A81 DEA9242A 74858A8D DEA9242E 79B7BA9A DEA92422 7025459B DEA92426 9316DC4D Ver版マスターコード(コードの最初にD、A等がつく専用のマスターコード) [ダイヤモンドN0用] 800030E5 4144414A F238F5F4 223FC000 [ダイヤモンドN5用] 8000475E 4144414A F238F5F4 223FC000 [ダイヤモンドN6用] 8000E5E8 4144414A F238F5F4 223FC000 Ver版2マスターコード(コードの最初にD、A等がつく専用のマスターコード) [ダイヤモンドN0用] 800030E5 4144414A F2380A90 023FC000 [ダイヤモンドN5用] 8000475E 4144414A F2380A90 023FC000 [ダイヤモンドN6用] 8000E5E8 4144414A F2380A90 023FC000 L+←or↓でかいふくの1個目を不思議なアメ999 63452A42 020001DF D57FBBD2 03E70032 B74526DE 20000000 L+←or↓でかいふくの1個目をポイントマックス999 63452A42 020001DF D57FBBD2 03E70035 B74526DE 20000000 L+←or↓でかいふくの1個目をせいなるはい999 63452A42 020001DF D57FBBD2 03E7002C B74526DE 20000000 L+←or↓でかいふくの1個目をピーピーマックス999 63452A42 020001DF D57FBBD2 03E70029 B74526DE 20000000 L↑でどうぐ一つ目 ハートのうろこ999 63452A42 020001BF D57FBBD2 03E7005D B74523E2 20000000 詳しくは持ち物(詳)で。 マーキング→けっていで出会った年、月、日変更 A206DAB0 74C820XX A206DAB4 750820YY A206DAB8 754820ZZ X:年(16進数の変えて希望の年を入れる) Y:月(16進数に変えて希望の月を入れる) Z:日(16進数に変えて希望の日を入れる) (例) 2007 12 17の場合 A206DAB0 74C820「07」 A206DAB4 750820「0C」 A206DAB8 754820「11」 難しい場合はパソコンの電卓使いましょう。 野生ポケモン変更 63452A42 0F0002FF D57FBBD2 01ED0001 B74523E2 20000000 957FBBE6 EA000002 957FBBD6 E5932890 957FBBDA E1A02822 957FBBDE E59F101C 957FBBC2 E0833001 957FBBC6 E3A0000C 957FBBCA E5832000 957FBBCE E2833008 957FBBB2 E2500001 957FBBB6 1AFFFFFB 957FBBBA E8BD001F 957FBBBE E12FFF1E 957FBBA2 00024620 このコードを入力してからゲーム中にRボタンを押すと 道具の一番上にマスターボールが493個出ます。 そして自分がほしいポケモンのナンバーにマスターボールの数を合わせます。(マスターボールを捨てる) そして草むらを歩く。出てきたマスターボールは使っても消えませんのでマスターボール493個コードとしても使えます。 (SELECT)で金MAXコード 63452A42 020003FB D57FBBD2 000F423F B7452996 20000000 全ポケモン全技マシン使用可能 A206D25C 00D400D4 A206D260 00D400D4 A206D2F8 E0044D00 A206D2FC FFFFFFFF ボックス内のポケモンを選択してマーキング決定でなつき度MAX A206DAB0 733820FF 野生のポケモン必ず色違いで出現 A206EBA8 47004800 A206EBAC 023AA001 A23AA000 6800480D A23AA004 490B6840 A23AA008 88011808 A23AA00C 9C0D8842 A23AA010 40510C24 A23AA014 20074061 A23AA018 04244041 A23AA01C 940D430C A23AA020 21001C28 A23AA024 F4C3AA0D A23AA028 4801FF4F A23AA02C 46C04700 A23AA030 0206EBB1 A23AA034 000002E0 A23AA038 021C6588 使えるかは不明。 ボックス内のポケモンを選択して「マーキング→けってい」で色違いに変更 A206DAB0 47004800 A206DAB4 023A9011 A23A9010 88049800 A23A9014 88BE8845 A23A9018 407788FF A23A901C 0A24407C A23A9020 407D70C4 A23A9024 407D2707 A23A9028 B0137005 A23A902C 46C0BDF0 使えるが性格、性別が変わる。 性別にこだわる場合はセーブして何回も繰り返してください。 ※必ずボックス内で使うこと。手持ちで使った場合、 毒状態になり、ありもしないボールカプセルがつくので、ボックスに預けられなくなります。 育てやに預けると直るらしいですが。。。 ボックス1の1番左上に預けたポケモンの個体値マックス A20CC5AC EA0B72D2 A23A90FC E1C100B0 A23A9100 E92D0FFF A23A9104 E59F0020 A23A9108 E5900000 A23A910C E1D010B6 A23A9110 E59F2018 A23A9114 E1520001 A23A9118 0A000001 A23A911C E8BD0FFF A23A9120 E12FFF1E A23A9124 E5904004 A23A9128 EA000034 A23A912C 021C6588 A23A9130 00000227 A23A93F8 E8BD0FFF A23A93FC E12FFF1E A23A9214 E59FA1D4 A23A9218 E1A0B00A A23A921C E59F01BC A23A9220 E0845000 A23A9224 E2856008 A23A9228 E2857088 A23A922C E1D530B6 A23A9230 E59F01AC A23A9234 E59F11AC A23A9238 E59F21AC A23A923C E0231093 A23A9240 E0028823 A23A9244 E0D690B2 A23A9248 E0299008 A23A924C E0CB90B2 A23A9250 E1570006 A23A9254 1AFFFFF8 A23A93E0 0000C370 A23A93E4 41C64E6D A23A93E8 00006073 A23A93EC 0000FFFF A23A93F0 023A9180 A23A9258 E3A03000 A23A925C E1A0B00A A23A9260 E28A8080 A23A9264 E0DB90B2 A23A9268 E0833009 A23A926C E158000B A23A9270 1AFFFFFB A23A9274 E0036002 A23A9278 E1D530B6 A23A927C E1530006 A23A9280 1A00005C A23A9284 E5953000 A23A9288 E3A0601F A23A928C E3A0800D A23A9290 E0066833 A23A9320 60402020 A23A9324 00006040 A23A932C 20206040 A23A9330 60404060 A23A9334 40602020 A23A9338 60402020 A23A933C 00006040 A23A9294 E59F3140 A23A9298 E7D38006 A23A929C E08A6008 A23A92A0 E59F3130 A23A92A4 E5863010 A23A93D8 3FFFFFFF A23A93DC 023A9320 A23A92B8 E3A03000 A23A92BC E1A0B00A A23A92C0 E28A8080 A23A92C4 E0DB90B2 A23A92C8 E0833009 A23A92CC E158000B A23A92D0 1AFFFFFB A23A92D4 E1C530B6 A23A92D8 E0033002 A23A92DC E2856008 A23A92E0 E0231093 A23A92E4 E0028823 A23A92E8 E0DA90B2 A23A92EC E0299008 A23A92F0 E0C690B2 A23A92F4 E1570006 A23A92F8 1AFFFFF8 A23A92FC EA00003D ボックス1左上のポケモン性格変更 A20CC5AC EA0B72D2 A23A90FC E1C100B0 A23A9100 E92D0FFF A23A9104 E59F0020 A23A9108 E5900000 A23A910C E1D010B6 A23A9110 E59F2018 A23A9114 E1520001 A23A9118 0A000001 A23A911C E8BD0FFF A23A9120 E12FFF1E A23A9124 E5904004 A23A9128 EA000034 A23A912C 021C6588 A23A9130 00000227 A23A9200 E59F0018 A23A9204 E7943000 A23A9208 E2033A3E A23A920C E1833523 A23A9214 E7843000 A23A9218 E8BD0FFF A23A921C E12FFF1E A23A9220 0000C370 A23A9210 E28330XX XXの値 00:がんばりや 01:さみしがり 02:ゆうかん 03:いじっぱり 04:やんちゃ 05:ずぶとい 06:すなお 07:のんき 08:わんぱく 09:のうてんき 0A:おくびょう 0B:せっかち 0C:まじめ 0D:ようき 0E:むじゃき 0F:ひかえめ 10:おっとり 11:れいせい 12:てれや 13:うっかりや 14:おだやか 15:おとなしい 16:なまいき 17:しんちょう 18:きまぐれ [ボックス内のポケモンを選択して「マーキング→けってい」でポケモンの種類変更] A206DAB0 707820YY A206DAB4 703820XX 「マーキング→けってい」で技1列目変更」 A206DAB0 706820YY A206DAB4 702820XX 「マーキング→けってい」で技2列目変更」 A206DAB0 70E820YY A206DAB0 70A820xx 「マーキング→けってい」で技3列目変更」 A206DAB0 716820YY A206DAB0 712820xx 「マーキング→けってい」で技4列目変更」 A206DAB0 71E820YY A206DAB0 71A820xx [ボックス内のポケモンを選択して「マーキング→けってい」でもちもの変更] A206DAB0 70F820YY A206DAB4 70B820XX [ボックス内のポケモンを選択して「マーキング→けってい」でID変更] A206DAB0 717820YY A206DAB4 713820XX [ボックス内のポケモンを選択して「マーキング→けってい」でかっこよさMAX] A206DAB0 75B820FF [ボックス内のポケモンを選択して「マーキング→けってい」でうつくしさMAX] A206DAB0 75F820FF [ボックス内のポケモンを選択して「マーキング→けってい」でかわいさMAX] A206DAB0 763820FF [ボックス内のポケモンを選択して「マーキング→けってい」でかしこさMAX] A206DAB0 767820FF [ボックス内のポケモンを選択して「マーキング→けってい」でたくましさMAX] A206DAB0 76B820FF [ボックス内のポケモンを選択して「マーキング→けってい」でけづやMAX] A206DAB0 76F820FF [ボックス内のポケモンを選択して「マーキング→けってい」でであったばしょ変更] A206DAB0 760820XX [ボックス内のポケモンを選択して「マーキング→けってい」でたまごになる] A206DAB0 74E820FF [ボックス内のポケモンを選択して「マーキング→けってい」でたまご強制孵化] A206DAB0 74E82000 [L+R]ボタンでミカルゲ出現可能(みたまのとう) D4000130 04400300 62108818 00000001 000010C4 00000000 62108818 00000023 0000102C 00000000 [L+R]ボタンでスプレーの効果残り255歩 D4000130 02400300 62108818 000000FF 000075F4 00000000 [L+R]ボタンでトラップ全種所持 D4000130 12400300 62108818 04030201 000044C4 20000000 62108818 08070605 000044C8 20000000 62108818 0C0B0A09 000044CC 20000000 62108818 100F0E0D 000044D0 20000000 62108818 14131211 000044D4 20000000 62108818 18171615 000044D8 20000000 62108818 1C1B1A19 000044DC 20000000 62108818 201F1E1D 000044E0 20000000 62108818 00000021 000044E4 00000000 [L+R]ボタンでとった旗の数999 D4000130 02400300 62108818 000003E7 00003C74 10000000 [L+R]ボタンでパソコン内グッズ全種 D4000130 40400300 62108818 0A080907 000043FC 20000000 62108818 0E0D0C0B 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[L+R]ボタンで「ふしぎなおくりもの」カード3枚目おすそわけ制限解除 D4000130 02400300 62108818 0000000C 0000BA2D 00000000 [L+R]ボタンで「ふしぎなおくりもの」カード3枚目おすそわけ何回でもできる D4000130 02400300 62108818 000000FF 0000BC28 00000000 戦闘時自分のポケモン1匹目HP999/999 D21088C6 04300200 62108818 000003E7 000485CC 10000000 62108818 000003E7 000485D0 10000000 戦闘時自分のポケモン2匹目HP999/999(ダブルバトル時) D21088C6 04300200 62108818 000003E7 0004874C 10000000 62108818 000003E7 00048750 10000000 戦闘時[R+↑]ボタンでで相手のポケモン1匹目残りHP1 D4000130 02400140 62108818 00000001 0004868C 10000000 戦闘時[R+↓]ボタンでで相手のポケモン2匹目残りHP1 (ダブルバトル時) D4000130 02400180 62108818 00000001 0004880C 10000000 戦闘時自分のポケモン1匹目技PPすべて99 D21088C6 02300200 62108818 63636363 000485AC 20000000 戦闘時自分のポケモン2匹目技PPすべて99(ダブルバトル時) D21088C6 02300200 62108818 63636363 0004872C 20000000 戦闘時相手のポケモン1匹目技PPすべて0 D21088C6 02300200 62108818 00000000 0004866C 20000000 戦闘時相手のポケモン2匹目技PPすべて0(ダブルバトル時) D21088C6 02300200 62108818 00000000 000487EC 20000000 [R+→]ボタンで戦闘後獲得経験値たくさん D4000130 02400110 62108818 00007FFF 000458DC 10000000 サファリゾーン[L+↑]ボタンでボールの数99 D4000130 02400240 62108818 00000063 000014E4 00000000 サファリゾーン[L+↓]ボタンで残り歩数最大 D4000130 02400280 62108818 00000000 000014E2 10000000 [R+←]ボタンでバトルサーチャー充電完了 D4000130 02400120 62108818 00000064 00001016 00000000 [L+R]ボタンで必ず育て屋でたまごもらえる D4000130 02400300 62108818 15963278 00001808 20000000 たまご高速孵化 D210882C 02000000 62108818 000000FE 0000180C 00000000 [R]ボタンを押しながら草むらを歩くと野生ポケモン出現しない D4000130 02400100 62108818 00000000 000245C0 10000000 [L]ボタンを押しながら草むらを1歩歩くと野生ポケモン出現 D4000130 02400200 62108818 000000FF 000245C0 10000000 [L+→]ボタンでコンテスト「えんぎしんさ」1回で終了 D4000130 02400210 62108818 00000003 00042C1C 00000000 [L+←]ボタンでコンテスト「えんぎしんさ」得点たくさん D4000130 06400220 62108818 000003E7 00042C2E 10000000 62108818 00000000 00042C30 20000000 62108818 00000000 00042C34 10000000 [L+R]ボタンで育て屋に預けたポケモン1匹目Lv100 D4000130 02400300 62108818 0098967F 00001718 20000000 [L+R]ボタンで育て屋に預けたポケモン2匹目Lv100 D4000130 02400300 62108818 0098967F 00001804 20000000 [SELECT]ボタンで育て屋料金0円 D4000130 02400004 62108818 00000000 00029588 10000000 戦闘時どのボールを投げてもマスターボールになる D21088C6 02300200 62108818 00000001 00045968 00000000 スロット[R]ボタンでコイン入れなくてもリールスタート可能 D4000130 02400100 62108818 00000002 00042A14 00000000 [野生のポケモンのレベル変更] D4000130 02400200 62108818 000000XX 000245C7 20000000 L発動 XX:希望のレベルの16進数 [野生のポケモンの種類変更] D4000130 02400200 62108818 0000XXXX 000245CB 20000000 L発動 XXXX:希望のポケモンNo.の16進数 [野生のポケモン変更] D4000130 04400300 62108818 000000XX 000245C7 20000000 62108818 0000YYYY 000245CB 20000000 L+R発動 XX:希望のレベルの16進数 YYYY:希望のポケモンNo.の16進数 N6の場合 [L+R]ボタンでミカルゲ出現可能(みたまのとう) D4000130 04400300 62108958 00000001 000010C4 00000000 62108958 00000023 0000102C 00000000 [L+R]ボタンでスプレーの効果残り255歩 D4000130 02400300 62108958 000000FF 000075F4 00000000 [L+R]ボタンでトラップ全種所持 D4000130 12400300 62108958 04030201 000044C4 20000000 62108958 08070605 000044C8 20000000 62108958 0C0B0A09 000044CC 20000000 62108958 100F0E0D 000044D0 20000000 62108958 14131211 000044D4 20000000 62108958 18171615 000044D8 20000000 62108958 1C1B1A19 000044DC 20000000 62108958 201F1E1D 000044E0 20000000 62108958 00000021 000044E4 00000000 [L+R]ボタンでとった旗の数999 D4000130 02400300 62108958 000003E7 00003C74 10000000 [L+R]ボタンでパソコン内グッズ全種 D4000130 40400300 62108958 0A080907 000043FC 20000000 62108958 0E0D0C0B 00004400 20000000 62108958 1211100F 00004404 20000000 62108958 16151413 00004408 20000000 62108958 1A191817 0000440C 20000000 62108958 1E1D1C1B 00004410 20000000 62108958 2221201F 00004414 20000000 62108958 26252423 00004418 20000000 62108958 2A292827 0000441C 20000000 62108958 2E2D2C2B 00004420 20000000 62108958 3231302F 00004424 20000000 62108958 36353433 00004428 20000000 62108958 3A393837 0000442C 20000000 62108958 3E3D3C3B 00004430 20000000 62108958 4241403F 00004434 20000000 62108958 46454443 00004438 20000000 62108958 4A494847 0000443C 20000000 62108958 4E4D4C4B 00004440 20000000 62108958 5251504F 00004444 20000000 62108958 56555453 00004448 20000000 62108958 5A595857 0000444C 20000000 62108958 5E5D5C5B 00004450 20000000 62108958 6261605F 00004454 20000000 62108958 66656463 00004458 20000000 62108958 6A696867 0000445C 20000000 62108958 6E6D6C6B 00004460 20000000 62108958 7271706F 00004464 20000000 62108958 76757473 00004468 20000000 62108958 7A797877 0000446C 20000000 62108958 7E7D7C7B 00004470 20000000 62108958 8685807F 00004474 20000000 62108958 8A898887 00004478 20000000 [L+R]ボタンでシール全種99枚 D4000130 28400300 62108958 63636363 0000638C 20000000 62108958 63636363 00006390 20000000 62108958 63636363 00006394 20000000 62108958 63636363 00006398 20000000 62108958 63636363 0000639C 20000000 62108958 63636363 000063A0 20000000 62108958 63636363 000063A4 20000000 62108958 63636363 000063A8 20000000 62108958 63636363 000063AC 20000000 62108958 63636363 000063B0 20000000 62108958 63636363 000063B4 20000000 62108958 63636363 000063B8 20000000 62108958 63636363 000063BC 20000000 62108958 63636363 000063C0 20000000 62108958 63636363 000063C4 20000000 62108958 63636363 000063C8 20000000 62108958 63636363 000063CC 20000000 62108958 63636363 000063D0 20000000 62108958 63636363 000063D4 20000000 62108958 63636363 000063D8 20000000 [L+R]ボタンで「アクセサリ」背景全部 D4000130 0C400300 62108958 00000001 00004DE5 00000000 62108958 00000302 00004DE6 10000000 62108958 07060504 00004DE8 20000000 62108958 0B0A0908 00004DEC 20000000 62108958 0F0E0D0C 00004DF0 20000000 62108958 00001110 00004DF4 10000000 [L+R]ボタンでアクセサリ全部 D4000130 16400300 62108958 99999999 00004DBC 20000000 62108958 99999999 00004DC0 20000000 62108958 99999999 00004DC4 20000000 62108958 99999999 00004DC8 20000000 62108958 99999999 00004DCC 20000000 62108958 99999999 00004DD0 20000000 62108958 99999999 00004DD4 20000000 62108958 00009999 00004DD8 10000000 62108958 00000009 00004DDA 00000000 62108958 FFFFFFFF 00004DDC 20000000 62108958 0000007F 00004DE0 00000000 [L+R]ボタンでボックス壁紙全種 D4000130 02400300 62108958 000000FF 0001E4DA 00000000 [L+R]ボタンで「ふしぎなおくりもの」カード1枚目おすそわけ制限解除 D4000130 02400300 62108958 0000000C 0000B37D 00000000 [L+R]ボタンで「ふしぎなおくりもの」カード1枚目おすそわけ何回でもできる D4000130 02400300 62108958 000000FF 0000B578 00000000 [L+R]ボタンで「ふしぎなおくりもの」カード2枚目おすそわけ制限解除 D4000130 02400300 62108958 0000000C 0000B6D5 00000000 [L+R]ボタンで「ふしぎなおくりもの」カード2枚目おすそわけ何回でもできる D4000130 02400300 62108958 000000FF 0000B8D0 00000000 [L+R]ボタンで「ふしぎなおくりもの」カード3枚目おすそわけ制限解除 D4000130 02400300 62108958 0000000C 0000BA2D 00000000 [L+R]ボタンで「ふしぎなおくりもの」カード3枚目おすそわけ何回でもできる D4000130 02400300 62108958 000000FF 0000BC28 00000000 戦闘時自分のポケモン1匹目HP999/999 D2108A04 04300200 62108958 000003E7 000485CC 10000000 62108958 000003E7 000485D0 10000000 戦闘時自分のポケモン2匹目HP999/999(ダブルバトル時) D2108A04 04300200 62108958 000003E7 0004874C 10000000 62108958 000003E7 00048750 10000000 戦闘時[R+↑]ボタンでで相手のポケモン1匹目残りHP1 D4000130 02400140 62108958 00000001 0004868C 10000000 戦闘時[R+↓]ボタンでで相手のポケモン2匹目残りHP1 (ダブルバトル時) D4000130 02400180 62108958 00000001 0004880C 10000000 戦闘時自分のポケモン1匹目技PPすべて99 D2108A04 02300200 62108958 63636363 000485AC 20000000 戦闘時自分のポケモン2匹目技PPすべて99(ダブルバトル時) D2108A04 02300200 62108958 63636363 0004872C 20000000 戦闘時相手のポケモン1匹目技PPすべて0 D2108A04 02300200 62108958 00000000 0004866C 20000000 戦闘時相手のポケモン2匹目技PPすべて0(ダブルバトル時) D2108A04 02300200 62108958 00000000 000487EC 20000000 [R+→]ボタンで戦闘後獲得経験値たくさん D4000130 02400110 62108958 00007FFF 000458DC 10000000 サファリゾーン[L+↑]ボタンでボールの数99 D4000130 02400240 62108958 00000063 000014E4 00000000 サファリゾーン[L+↓]ボタンで残り歩数最大 D4000130 02400280 62108958 00000000 000014E2 10000000 [R+←]ボタンでバトルサーチャー充電完了 D4000130 02400120 62108958 00000064 00001016 00000000 [L+R]ボタンで必ず育て屋でたまごもらえる D4000130 02400300 62108958 15963287 00001808 20000000 たまご高速孵化 D210896C 02000000 62108958 000000FE 0000180C 00000000 [R]ボタンを押しながら草むらを歩くと野生ポケモン出現しない D4000130 02400100 62108958 00000000 000245C0 10000000 [L]ボタンを押しながら草むらを1歩歩くと野生ポケモン出現 D4000130 02400200 62108958 000000FF 000245C0 10000000 [L+→]ボタンでコンテスト「えんぎしんさ」1回で終了 D4000130 02400210 62108958 00000003 00042C1C 00000000 [L+←]ボタンでコンテスト「えんぎしんさ」得点たくさん D4000130 06400220 62108958 000003E7 00042C2E 10000000 62108958 00000000 00042C30 20000000 62108958 00000000 00042C34 10000000 [L+R]ボタンで育て屋に預けたポケモン1匹目Lv100 D4000130 02400300 62108958 0098967F 00001718 20000000 [L+R]ボタンで育て屋に預けたポケモン2匹目Lv100 D4000130 02400300 62108958 0098967F 00001804 20000000 [SELECT]ボタンで育て屋料金0円 D4000130 02400004 62108958 00000000 00029588 10000000 戦闘時どのボールを投げてもマスターボールになる D21088C6 02300200 62108958 00000001 00045968 00000000 スロット[R]ボタンでコイン入れなくてもリールスタート可能 D4000130 02400100 62108958 00000002 00042A14 00000000 [野生のポケモンのレベル変更] D4000130 02400200 62108958 000000XX 000245C7 20000000 L発動 XX:希望のレベルの16進数 [野生のポケモンの種類変更] D4000130 02400200 62108958 0000XXXX 000245CB 20000000 L発動 XXXX:希望のポケモンNo.の16進数 [野生のポケモン変更] D4000130 04400300 62108958 000000XX 000245C7 20000000 62108818 0000YYYY 000245CB 20000000 L+R発動 XX:希望のレベルの16進数 YYYY:希望のポケモンNo.の16進数 全部動作確認 あったばしょ以外XXの値はhttp //pokeanalyze.half-moon.org/このサイトで探してね。 62108818→62108958でN6使用可能になります