約 933,123 件
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/435.html
Phantom 【理】 ◆◆ 六◆ ◆ ◆ ◆ ◇ ぼくが取るべき行動は――――――――― ピッ ⇒ 近くの施設を探索することだ この場で何か使えそうなもの探すことだ 「とりあえず、この近辺の施設を探索してみましょう」 「施設の探索……日野達の捜索、という事でありますか?」 「それも目的の1つではありますが……そうですね、その説明の前にまずは現状をまとめます」 棚は崩れ、商品は乱雑に散らばり、荒れ放題に荒れている雑貨屋内のカウンター周り。 ぼくは顎に当てていた手を下ろし、ぼくの言葉を待つ3人の顔を見回した。 「えーと……まとめるだなんて言いましたが、正直な所ぼくには今何が起こっているのかは分かりません。 ただ、日本に居たはずの小暮さん、霧絵さん、梨花ちゃんとアメリカに来ていたぼくがこうしてここで出会っている。 常識で考えれば有り得ない事ですが、これは紛れもなく現実です。 何が起こっているのかは分かりませんが、確実に何かが起きてしまっている。それは認めなくてはいけません」 「何かが……ですか……」 「ええ。想像も出来ない程の大掛かりな仕掛けを用いた人為的なものなのか。或いは人知の及ばない怪現象なのか。 それも今はまだ何とも言えませんが、その何かはこの街にぼく達を集めて殺し合いを扇動、強要しています。 同じ街中とは言え、別々の場所にいたはずの全員が――ぼくを除きますが―― それぞれが誰かに襲われ危険な目に合っている事から、これも確かでしょう」 「むむむ……どちらにしてもやはり俄かには信じられませんが……」 小暮さんは青ざめた顔でそう言った。『怪現象』の方を具体的に想像してしまったようだ。 ぼくが思うに小暮さんの怖がりの原因の1つにはその豊富な想像力があるのだが、だからと言って想像するなと言うのも無理な注文だろう。 「梨花ちゃん。あのルールと名簿の用紙を貸してくれるかい?」 「はいなのです」 「ありがとう。――――これが、この街のルールだそうです」 梨花ちゃんから2枚の用紙を受け取り、カウンターに置いた。 霧絵さんにも見易いようにと用紙の角度に気を使う小暮さんだったが、やがてあんぐりと口を開けて固まった。 「こんな、ものが……」 「霧絵さんの……いえ、日野という男が話した内容と一致はします。 そこから推測するに、おそらく街中に似たようなものがばらまかれているはず。 ……だとしたら街に人の気配がない事も頷けます。 おそらく真っ当な住民は皆、街のどこか安全な場所に避難しているか、こんな事態になる前に逃げ出したかしたのでしょう」 「あの……私も先程それと同じ物を……」 霧絵さんは袖口に手を差し込むと、2枚の用紙を取り出して置かれていた名簿の横に並べる。 紙質は違うが、一枚は梨花ちゃんの持っていた名簿と同じ内容の物。 もう一枚は、どうやらこの街の地図のようだ。 さっきの住宅でぼくが見たものとは随分地形が違っている様に見えるが、 警察署までの道程以外はあまり良く確認していないしはっきりと覚えてはいないから、それは気のせいかもしれない。 「やはり、街中にばらまかれているようですね……。 ちなみに、この中には霧絵さんの知り合いの方の名前はありますか?」 霧絵さんはほんの少し眉を潜めると、おそらく、と前置きしてから2つの名前を口にした。 その2人が本当に知り合いのものなのかは霧絵さんにも分からないらしいが、 『深紅』という名の女性と、その名前の妹を持つ男性には心当たりがあると言うのだ。 『雛咲真冬』と『雛咲深紅』。ぼくもこの名前は覚えておこう。 「しかし……先輩。本当に殺し合いなどが行われているのでしょうか? これが何かのいたずらという事も考えられるのでは?」 「いたずらにしてはいくら何でも大掛かりすぎますよ。 まあ確かにこの名簿やルールを作った人物の意図は読めないんですからその可能性が0だと断定は出来ません。 ですが、現時点ではこれがいたずらかどうか。作った人物の意図はあまり問題じゃない。 問題なのは、ルールを信じて行動している者達が多数存在するという事です」 それは日野や老人だけの話ではない。警察署でも大規模な戦闘が行われていたのだ。 その事実を伝えると、小暮さんはもはや言葉もなくしたようだった。 「警察署まで……!?」 「ええ。それだけじゃありません。梨花ちゃんによると、その……人が怪物のように変貌する事もあるそうです」 「か……怪物!?」 小暮さんは、梨花ちゃんに大きく見開いた目を向ける。まるで梨花ちゃんを怪物だと思っているかのような目を。 梨花ちゃんはたじろぎながらも頷くが、そんな顔付きで見られてはたまったものではないだろう。 「小暮さんはコックリさん事件を覚えていますか?」 「は……。私立花峯高校で起きた連続殺人事件ですな。勿論であります! 先輩と出会うきっかけとなった事件を自分が忘れるはずありません!」 「では、あの事件の犯人の事も覚えていますね?」 「や……はぁ……」 小暮さんの誇らしげにピンと張られた胸は、力ない相槌と共に急速に萎んでいった。 流石に忘れてはいないようだ。いや、あの時の犯人を忘れられるはずがない。 華奢な細腕で、しかも片手で男性を吊り上げていたあの女子高生の異様な姿と光景は、未だに目に焼き付いていて離れない。 「梨花ちゃんはここで、あの時の神山由香のように変貌した人物に襲われたらしいんです。それも…………」 「……仲良しの刑事さんになのです。赤坂は怪物になってボクを殺そうとしたのですよ」 ぼくが少し言い淀むと、梨花ちゃんは淡々とした様子で言葉を引き継いだ。 感情のこもらないその声は、むしろ心の痛みを堪えているようで逆に痛々しい。 失敗した。梨花ちゃんの負の感情に触れるような事は避けなくてはならないというのに。 鬼化の事もあるが、こんな小さな子の傷口を抉るような真似は、ぼくはしたくない。 「ですが……こんな小さな子が、あんな怪……い、いやいや、あのような凶暴な者からよく無事に逃げてこれましたな」 「いえ、神山由香の話はあくまでも例えです。 ぼくが言いたいのは……この街にいる人間は、それが誰だとしても正気を失って襲いかかってくる危険性があるという事です。 ……考えたくはありませんが、兄さんや人見さんだって例外じゃないと覚悟しておいた方が良いでしょうね」 「先輩! いくらなんでもそれは――――」 驚きを隠そうともせずに声を上げる小暮さんの言葉を遮り、ぼくは言った。 「いえ、小暮さん。その心構えは必要なんです。 梨花ちゃんを襲ったのは、梨花ちゃんが信頼していた警察官です。 誘拐された子供を救い出す為に命をかけた事もある強い人間で、とても子供を殺そうとするような人じゃない。 そんな人なのに……そんな人がここでは変貌して梨花ちゃんに襲いかかってきた。 なら、兄さん達がおかしくならないという保障はどこにもありません。 兄さん達だけじゃない。ぼく達にだっていつ赤坂さんと同じような事が起きるか……」 無論、この意見には『梨花ちゃんの言葉を全て信用すれば』という前提がある。 赤坂さんが本当に信頼できた人なのか。そもそもあれは赤坂さんなのか。 ぼくには証明は出来ないし、突っ込まれたら反論しようがない。 だけどぼくは本当の姿を見せてくれた梨花ちゃんを信用すると約束したんだ。 だから梨花ちゃんの言葉は疑わずに、それを考慮した上で方針を組み立てなくてはならない。 それが、どんなに辛い推論に基づいた方針でも。 「うーむ……正直信じたくはありませんが……。 ですが先輩がそう仰るのでしたら、自分もそれに従うであります」 顔を顰めて唸りながらも、小暮さんはそう言ってくれた。 こんな時、無条件でぼくを信じてくれる小暮さんの存在はとてもありがたい。 そんな小暮さんに、ぼくはどれ程助けられてきただろう。 「……ありがとうございます、小暮さん」 「い、いやいや! とんでもないであります! 上司に従うのは部下の当然の勤めであります故」 素直にお礼を言うと、小暮さんは赤面して恐縮する。 その様子を大層気に入ったようで、梨花ちゃんが小暮さんをからかい始めた。 「小暮がまっかっかのタコさんなのです。ホントに風海のことが好きなのですね。 これがBLというやつなのです。にぱー」 BL? と小暮さんもぼくもついでに霧絵さんも、聞き慣れない言葉をオウム返しに呟いた。 梨花ちゃんはなんでもないのです、とにこにこ笑っているだけで意味を教えてはくれない。 決していい意味ではなさそうな予感はするが、まあ置いといて話を先に進める事にしよう。 「少し逸れましたね……話を戻します。 この街は、日野の様に殺し合いのルールに乗る者。 梨花ちゃんの知る危険人物、鷹野三四の様にルールに乗り兼ねない者。 赤坂さんの様に凶暴化してしまう者。 ……それから、霧絵さんの言う悪霊……ですよね?」 目を向けると、霧絵さんは控えめながらもしっかりと頷いた。 彼女の話は半信半疑ではあるが、話の流れとしてまるっきり無視するわけにはいかない。 「そういった、人に危害を加える者が徘徊する無法地帯と化しています。 それも治安機関が全く機能しなくなる程の規模で、です。 小暮さん。そんな中でぼく達だけで全ての危険人物に対処出来るでしょうか?」 「それは……現実的には不可能でしょうな」 「ぼくもそう思います。出来れば日野達を拘束したいとは思いますが、 たった数人を拘束しただけでは焼け石に水でしょう。ですから――――」 一旦言葉を切る。 この方針で正しいのか、最後の確認だ。 ……うん、問題はないはずだ。というよりも、今ぼくに出来る事は他にはない。 「ここには危険人物以外にも霧絵さんや梨花ちゃんのようにまともな人だっていました。 きっと他にも多くいるはずです。ぼく達はそういった人達を保護する事を第一に考えましょう」 「なるほど。つまり施設の探索というのは、一般の方を捜索する為でありますな?」 「それもですし、当面立て篭れそうな場所の確保の為でもあります。 保護した人達全員を連れて歩くわけにはいきませんからね。まずは拠点を構えないと」 この殺し合いに巻き込まれた人を救助する為にぼくに出来るのは、それくらいしかないだろう。 無論、今思いつくだけでも問題点を上げればキリはないし、現段階でその問題の全てに有効な対策があるわけじゃない。 だけど、街の治安機関に頼れない以上は自分達で何とかするしかないんだ。 「人を集めたら、その後はどうにか外部に連――――」 そして、ぼくが次の説明を始めようとした丁度その時だった。 何の前触れもなく、ぼくの後方から大きな音が鳴り響いたのは。 【緊】 ボーン 「うわっ!?」 不意に響いた音に、ぼくは思わず悲鳴を上げて立ち上がった。 ボーン。ボーン。と、続けて立てられる音に、この場の全員の視線が惹き付けられる。 音の正体は――――。 「……なんだ。ただの振り子時計か」 崩れて倒れている棚の列の向こうに、骨董品と言っても差し支えない様な古びた振り子時計があった。 小さな子供くらいなら中に隠れられそうな大きさだ。鳴ったのはその振り子時計だったのだ。 みっともなく驚いてしまった事を思い返し、恥ずかしさで顔が熱を帯びていく。 ……それにしても、あんなところにあんなに大きな振り子時計なんてあったかな? どうして今まで気付かなかったんだろう……? 「先輩……。あんなところに時計なんて……ありましたでしょうか……?」 全く同じ疑問に行き当たっていたらしい。小暮さんのその声は、震えていた。 ぼくは慌てて振り返った。 小暮さんもまた立ち上がっていた。その顔は、この暗がりでもはっきり分かる程に青ざめている。 「もしかして……嫌な予感してますか?」 「………………押忍」 小暮さんが嫌な予感を感じる時。それは決まってろくな事がない。 振り子時計が9回目の音を鳴らして沈黙した。 直後、小暮さんの表情が恐怖で歪み、ひきつった声を上げた。振り子時計の方で気配が生じる。 何だ!? 何かがいるのか!? 振り子時計に向き直したぼくの目が捉えたのは、青白く光る何かが壁に消えていく瞬間だった。 今のは、一体? 「……あの子……」 光の正体が何なのか。ぼくがそれについて熟考するよりも早く、霧絵さんが呟いた。 あの子? あの子って……何の事だ。今の光の事なのか? 「霧絵さん、今のが何か分かるんですか!?」 「あれが怨霊にございます! 風海さま、小暮さま、お下がり下さいませ!」 カウンター周りの狭い空間で、霧絵さんはぼく達の前に出た。 袖口から1本の縄を取り出すと、それはまるで生物の様な、縄にしては不自然な動きを見せる。 今のが怨霊……。霧絵さんはあの縄の呪いというやつで戦うつもりなのだろうか。 「いいいいい、いけません氷室さん。その縄は…………」 「いいえ小暮さま、ご安心を。これは呪いではございませぬ。これは、私の――――」 霧絵さんの言葉が中途半端に途切れ、強ばっているその顔がせわしなくあちこちに向けられる。 突然、青白い光が壁を突き抜けて来た。それは青白く発光しているが、確かに男の子の形姿をしている。 そいつは無邪気に笑いながら、乱雑に散らかっている障害物をまるで意に介さずにすり抜けてくる。 狙いは――――カウンター内にいる梨花ちゃんだ。 霧絵さんの縄が振るわれる。棚やカウンターが縄に打たれて弾け飛び、残骸混じりの埃がぼく達に降りかかった。 しかし、その縄は青白い光自体には命中していない。 当然と言えば当然だ。相手は障害物をすり抜けてくるが、 霧絵さんの縄は歴とした物質で、何かをすり抜けられるわけじゃない。 数ある障害物に阻まれれば、軌道が変わってしまうのもやむを得ない。 「危ない!」 そいつは真っ直ぐに梨花ちゃんに走り込んでくる。 梨花ちゃんは咄嗟にカウンターに飛び上がり、怨霊を回避した。意外と高い身体能力に、ぼくは小さく驚いた。 梨花ちゃんに躱されたそいつは、そのまま壁に向かって消えていった。 これが、この街に解き放たれたという怨霊か。 さっきは材料不足で判断し切れなかった霧絵さんの話だが、目の当たりにした今となっては認めざるを得ない。 はやくぅ みつけてよぉ どこからか、奇妙な声が響いてきた。今の怨霊がしゃべっているのだろうか。 その声からは、いわゆる怨霊のイメージとして一般的にある恨みつらみと言った感情は感じられない。 どちらかと言えばそれは、ただただ無邪気なものだった。 「見つけて……? 遊んでいる、つもりなのか?」 「あれは鬼遊びの最中に命を落とした童の霊。 風海さまの仰る通り、まだ友達と遊んでいるつもりなのでしょう」 「霧絵さん、あれに触れられるとどうなるんです?」 「怨霊にも様々な物があります故、一括りには申せませんが、 どうあれ命に関わる事になるのは相違ないかと……」 「……そうですか」 「……ボクはそんな遊び、部活でもごめんこうむるのですよ」 遊んでいるつもりならばそう警戒しなくても済むかもしれないと思ったが、甘かったか。 こうなれば選択肢は2つ。霧絵さんに退治してもらうか、逃げるかだ。 「とにかく、みんな壁から離れて! あいつは壁を突き抜けてくる。 壁越しに不意をつかれれば避けようがありません。出来るだけ中央に移動しましょう! 小暮さん……小暮さんっ!」 「は、はははははいぃ!」 声を裏返らせ、固まっていた小暮さんが再起動する。 「商品棚を少しどかしましょう! 手伝って下さい!」 「お、押忍!」 ぼく達は2人がかりで部屋の中心付近に崩れている棚を動かしにかかった。 出来るだけ中央にスペースを作れば、怨霊を躱すにしても霧絵さんが攻撃するにしても都合がいい。そう思ったからだ。 だが、それも少し甘かった。商品が殆ど床に散らばっているとは言え、棚自体それだけでもそれなりの重量があるのだ。 どうにかそれを起こし上げた時、棚の向こうの壁から、再び青白い光が現れた。 今度は今ぼく達が起こし上げて支えている棚の中を全速力で走ってくる。 怨霊、とは言え子供の足だ。実際にはそれ程早くはないはずなのだが、こいつは何かにぶつかる事を一切気にしないで走り回る。 それ故にか、異常に素早く感じられるのだ。 ぼく達は思わず棚から手を離し、左右に倒れこんだ。 ほぼ同時に怨霊は棚から飛び出し、ぼく達の横を走り抜けた。狙いはまたも梨花ちゃんだった。 支えを失った棚が重力に引きずられてゆっくりと倒れ、耳障りな音を上げて地面を揺らす中、 梨花ちゃんがカウンターの上から出入り口の扉に向かって飛び降りる姿が見えた。 またも突進を躱された怨霊が、やはり壁に消えるのを見て、ぼくは梨花ちゃんに向かって叫んだ。 「梨花ちゃん、外に逃げて!」 怨霊がカウンター側の壁に消えた直後の今なら、少なくとも出入り口の扉方向から襲われる事はないはずだ。 逃げ出すなら今がチャンスのはず。 梨花ちゃんは頷き、木製の扉を開いて外に飛び出した。 続いて霧絵さんが外に出ようとするが、一歩目を踏み出した瞬間霧絵さんの身体がバランスを崩す。 そうだ。霧絵さんは足の指に怪我をしていたんだった。 「だ、大丈夫でありますか!?」 すぐに小暮さんが駆け寄った。 さっきと同じ様にその広い背中に霧絵さんを乗せ、扉から出ようとする。 小暮さんがドアノブに手をかけた刹那――――外から声が響いた。 「何で……私ばっかり追いかけてくるのよ!」 口調こそ素に戻っているが、あれは梨花ちゃんの声だ。襲われているのか!? どうしてあの怨霊はああも梨花ちゃんに固執するんだ!? ……もしかして友達と間違えている? 友達と遊んでいるつもりで梨花ちゃんを追い掛け回しているのか? 慌てて小暮さんはノブを回し、ぶち破るかの様な勢いで扉を開いた。 その後ろから外の様子を窺おうとするが、駄目だ。小暮さんの身体でよく見えない。 ぼくは外に出て、小暮さんの前に回り込んだ。梨花ちゃんの姿は、そこにはいない。 どこだ? どこに行った? 「先輩! あ、あそこ!」 小暮さんが指さした方向に目を向けると、青白い光が遠ざかっていくのが見えた。 暗くて梨花ちゃんの姿は見えないが、あれが梨花ちゃんを追いかけている事は容易に想像がつく。 こうしてはいられない。梨花ちゃんを助けに行かないと! 「小暮さん、行きましょう!」 「い、いや、しかし……」 先行して走り出すぼくだったが、後に続いてこない小暮さんの気配に疑問を抱き振り返る。 小暮さんは困ったような顔をぼくに向けていた。 ……そうか、小暮さんは霧絵さんを背負っているんだ。 いくら小暮さんでも人1人を背負っていては、あれに追いつく事は出来ないだろう。 「いえ、小暮さんは霧絵さんを連れて後から来て下さい。ぼくは先に行って梨花ちゃんを保護します」 「……了解であります! 先輩、お気をつけて!」 こう言えば霧絵さんも変に気を使う事はないだろう。 ぼくは青白い光を見据え、走り出した。 異常に暗い街並みの中で光っているのは、あの怨霊だけ。 一体どの位距離に開きがあるのか。どうにも距離感が掴めず、分かりにくい。 しかし、所詮は子供並みの足だ。 狭い雑貨屋の中では素早く感じたが、外に出てしまえばぼくの方が速いとの自負がある。 光は徐々に大きくなってくる。無邪気な笑い声も再び聞こえ始めた。 梨花ちゃんの姿はまだ見えないが、確実に追いつきつつある。 よし、もう少しで、追いつける。そう思った時――――前方で一筋の閃光が、あの怨霊に向かって走った。 続け様に発生した爆音がぼくの耳を襲う。そして、怨霊の青白い光が爆散するように散り散りになって消滅した。 こ、今度は何が起きたんだ? 一瞬だけ暗闇を切り裂いた閃光の中には、2人の人間のシルエットが見えた気がした。 1つは梨花ちゃんのものだったように思うが、ではもう1人は誰なんだ? 男性の様に見えたが…………梨花ちゃんを助けてくれたのだろうか? とにかく、向かわなくてはならない。 ぼくは気付かない内に止めてしまっていた足を、再び動かした。 梨花ちゃんと、誰かの元へと。 【潜】 ある程度まで近づけば、その人物は警察官の制服を着ている事が確認出来た。 警察官……そうだ。あの暴動のせいで組織としての警察機構の助けは期待出来ないとは言え、 この街にだって警察官はいるはずなんだ。多少なりとも力にはなってくれるだろう。 ほっとして、そのまま駆け寄ろうとしていたぼくの足は―――― 「動かないで!」 その警察官が無慈悲に向けたごつい銃口により制された。 シルエットから何となく男性だと思っていたが、発せられたのは女の声だ。 止まろうとする意思に反して前のめりになる身体。バランスを崩して足がもつれた。 悪寒混じりの緊張が背筋を支配する。 こっちの警察官は制止の声に従わない場合射殺も躊躇わないと聞いた事がある。 いくら何でも今程度の事で撃たないとは思いたいが、もしもあんなもので撃たれたら一溜まりもない。 「ま、待って下さい。ぼくは怪しい者では――――」 「風海を撃っちゃだめなのです!」 梨花ちゃんが銃口の前に出てぼくを庇うように両手を広げると、 その警察官は慌てた様子で銃口を外し、空に向けた。 梨花ちゃんとぼくに、彼女の視線が交互に向けられる。 しばしの逡巡の後、警察官はようやく銃らしきものを持つ右手を下ろした。 ぼくの口から、緊張を含んだ息が抜けていった。 「カザミ……って言った? あなた、カザミ・ジュンヤ?」 「えっ……? はい。そうですが……」 警察官の声に、ぼくは違和感を覚えた。 彼女がぼくの名前を知っている事は、彼女も名簿を見たのだと考えられる。それはいい。 それよりも彼女の言葉。彼女が話しているのは英語のはずだ。そうだ。今の制止もそうだった。 それなのにぼくは彼女の言っている事が理解出来る。英会話は得意ではないのに。 思い返せばさっきの住宅で郵便物の確認をした時もそうだ。ぼくは何故かスムーズに英語を読めていた。 前にいる警察官も同様に、ぼくの日本語をちゃんと理解しているようだ。これは一体……。 しかし彼女の次の一言で、ぼくのそんな違和感は吹っ飛ぶ事となった。 「こんなに早く会えるなんてね。キリサキが心配していたわよ」 「それにしても、今日はジャパニーズに縁のある日ね」 一通りの話が終わると、彼女はぼく達4人の顔を見回しながら、化粧っ気はないが綺麗に整っている口端の左側を吊り上げた。 シビル・ベネット。ぼく達が新たに出会ったこの人物は、このサイレントヒルの隣町で勤務する警察官だと名乗った。 シビルさんは過去に幾度かこの街に足を踏み入れた事があるらしいのだが、 とある用件で南に向かおうとしたところ、この付近の地形が異様に変化している事に気付き、白バイを降りて少し調査をしていたらしい。 その際に梨花ちゃんの声を聞き、駆けつけたというわけだ。 シビルさんが兄さんの名前を知っていた事や地元の人間だという事。 ぼくは期待を込めていくつかの質問をしてみたが、答えはその期待以上のものだった。 現在のこの街に関しては、結局彼女もまた街に取り込まれ殺し合いを強要されているだけの人間の1人に過ぎず、やはり確かな事は何1つ分からないのであるが、 それでも、過去にこの街で何が起きたのかについて。 今この街で起きている現象を引き起こした可能性のある人物について。 そしてぼく達と同じく街に取り込まれていた兄さんの居場所と行き先について。 それらの話を聞けたのはとても大きな収穫だ。 「これからシビルさんはどうするんですか?」 「私はこのまま南に行くわ。まだ用件は済ませてないから」 シビルさんはそう言って白バイに腰を預けると、腕を組んだ。 その動作はとても様になっていて格好良く、何となく人見さんを連想させた。 別に2人が似ているわけではないんだけど。 「あなた達はどうするの?」 「もちろん霧崎先生を保護しに向かうであります! ですよね、先輩?」 シビルさんの問いに間髪入れずに小暮さんが答え、ぼくに同意を求めた。 確かに兄さんの行方が判明した事はぼくも素直に喜べる。 小暮さんもまるで自分の事の様に嬉しそうに話すけど――――でも、ぼくの答えはその反対だ。 「いえ、小暮さん。兄さんのところには……行きません」 「せ、先輩!?」 予想通り、小暮さんは信じられないといった顔をぼくに向けた。 気持ちはよく分かる。ぼくだって兄さんは心配だし、出来る事なら助けに向かいたい。 こんな得体の知れない街に身内が取り込まれているだなんて、不安でたまらない。 でも、だからこそ、ぼくが兄さんを助けに行くわけにはいかないんだ。 「……小暮さん。今は大勢の人が命の危険に晒されていて救助を待っている緊迫した状況です。 そんな状況で、ぼく達警察官が身内の救出を優先しても良いものでしょうか?」 うっ、と小暮さんは言葉を詰まらせた。 そう、危険なのは兄さんだけじゃない。不安なのはぼくだけじゃないんだ。 梨花ちゃんも、霧絵さんも、シビルさんも、身近な人間や知り合いが街に取り込まれている。 ぼくには警察官として、あくまでも身内じゃない一般人から救助する義務がある。 この街の状況をある程度とはいえ把握した今となっては、例え兄さんや人見さんの居場所が特定出来たとしても、 他の人の救助を放り出して2人の元に駆けつけるわけには…………いかないんだ。 「ですが……それで良いのでありますか?」 「仕方ありません。兄さんだってぼくに会ったらきっと同じ事を言うと思います。 ……いえ、兄さんなら逆にぼくを助けに来ようとするかもしれませんが」 ちょっとした冗談も交えるが効果はあまり無いようで、小暮さんの顔は曇りっぱなしだった。 小暮さんは、身内として2人の身を案じるぼくの心中を察しつつ、警察官としてのぼくの立場も理解してくれている。 それ故に、ぼくの意見に対する反論も出来なければ、下手に賛同も出来ないようだ。 どうにも暗い雰囲気が漂い始める。 何かを言わなくてはとは思うのだが、今のぼくが何を言っても痛々しいだけなのかもしれない。 さっき赤坂さんの話をした梨花ちゃんの気持ちが、少しだけ分かった気がした。 「どっちにしても私には関係ないわね」 「……え?」 「キリサキは私の身内じゃない。だから私がキリサキを保護する分には何の問題もない。 キリサキ達のところには私が戻るわ。それなら文句ないでしょう?」 その暗い雰囲気を、シビルさんが真っ向から打ち破る発言をしてくれた。 確かにそれならば文句はない。いや、こちらから頼み込みたいくらいだ。これ程ありがたい事はない。 「シビルさん……もしよろしければ、是非お願いします」 「まあ用を済ませてからにはなるけど、出来るだけ早く戻るつもりよ。 ……大丈夫、キリサキならそう簡単には死んだりしないわ」 シビルさんは白バイにまたがり、エンジンを起動させた。 彼女にも向かわねばならない場所があるというのに、随分時間を取らせてしまった。 これ以上は引き止められないが、これだけは言っておかねば。 「兄の事……どうかよろしくお願いします」 ぼくはシビルさんに深く頭を下げた。「であります」と小暮さんが敬礼する気配を後ろに感じる。 顔を上げた時、シビルさんは唖然としたような顔を見せていた。そしてぼくと目が合うと、その表情は苦笑に変わった。 あれ、おかしいな。変な事はしてないつもりなんだけど。アメリカの人にはお辞儀は奇妙に映るんだったかな? 「そんなセリフは、もっと違うシチュエーションで聞いてみたいものね」 ……そっちか。よくよく考えてみれば確かにそういう言葉にも聞こえる。 勿論そんなつもりで言ったんじゃないけど。 「あなた達もキシイ・ミカと……イツシマ・チサトに会ったらよろしくね」 そう言い残し、シビルさんは白バイを発進させた。 こちらを振り返らずに、一度だけ片手を上げてぼく達に挨拶をくれる。 その姿は間もなく闇に消えていく。エンジン音も徐々に小さくなっていく。 ほんの少しの名残惜しさを胸に抱きつつも、ぼくはみんなを振り返った。 その時――――ぼくの視界の中に入ったのは、みんなの後方に見えたのは、青白い光。 胸中の名残惜しさは途端、焦燥にすり替わり、思わず息を呑んだ。 青白い光は、みんなの後ろで子供の形を取ろうと蠢いている。シビルさんが退治したはずの、さっきの怨霊だ。 何故だ!? 消滅したんじゃなかったのか!? まずい――――ぼくはみんなに知らせる為に、声を上げようとした。 しかし、それよりも早く―――― ヒュンっと風を切り裂き、怨霊を一瞬で縛り付けたのは霧絵さんの縄だった。 そして響く断末魔の叫び声。少年の怨霊は、まるで絞めつける縄と一体化するかのように消えていく。 捕らえてしまえばこんなにあっさりと……。これが……これが霧絵さんの裂き縄の力なのか。 「あ、あの……ありがとうございます。助かりました」 「め、面目ないであります……」 「……小暮さん?」 「氷室さんに汚れ仕事をさせないなどと偉そうに語っておきながら結局お手を汚させてしまいました……。 小暮宗一郎、一生の不覚であります……」 「いいえ、小暮さま。風海さま。謝罪も礼も不要にございます。 先程は言いそびれましたが、彼等の封印は私の使命。これは私がやり遂げねばならぬ事なのです……」 霧絵さんは震える小暮さんの背中の上で、縄を自分の袖の中に戻していく。 「これで今の怨霊はその縄に封印された……そういう事なんですね?」 「風海さまが仰る通りです。もうあの子がさ迷いでる事もないでしょう」 「……その縄以外では退治出来ないという事なんでしょうか?」 「厳密に申し上げるならば、他の手段もございます。 されど、何にせよ刀や鉄砲が通用しない相手である事には相違ないはずなのですが……」 そうなのか。だけど、それでもシビルさんの武器でも効果があったのは確かだ。 専用の道具でなくとも、封印までは出来ないにしても一時凌ぎ程度には使えるという事だろうか。 そして、専用の道具……。ふと、ぼくは兄さんからもらったカメラの事を思い出した。 兄さんはあのカメラで霊を封じ込める事が出来ると言っていたけど、もしかして他の手段の1つではあるのかもしれない。 霧絵さんはあのカメラについて何か知っているだろうか。 そう思い霧絵さんにカメラを見せてみたのだが、彼女もカメラについては詳しい事は知らないようだった。 ただ、このカメラにはやはり怨霊を封印する力があるらしく、霧絵さんも封印されかけた事があるとの話だ。 ……ん? ……封印されかけた事がある? ……ま、まあその辺りの話はあまり深く聞かない方が良いのかもしれない。 とにかく、このカメラがあればさっきの子供の怨霊みたいなものがこの先出てきても対抗出来るんだ。 「せ、先輩! そのカメラは自分に使わせて頂けないでしょうか?」 何て事を言い出すんだ小暮さんは。 小暮さんが霧絵さんを守ると約束した話は聞いている。 多分小暮さんには、霧絵さんがいくら使命と言ったからといって怨霊と戦わせたくないという気持ちがあるのだろう。 だけど、だからといって小暮さんが幽霊に対抗するのは天地がひっくり返っても無理な話だ。 小暮さんでは怨霊が見えた瞬間に身体を硬直させてしまうに決まっているのだから。 「いや、小暮さんは霧絵さんを背負っているんですから、いざという時にこのカメラを使えないでしょう? これはぼくが使います。それならもし怨霊と遭遇しても霧絵さんとぼくとで対処出来ますし。 小暮さんは霧絵さんのサポートに尽力して下さい」 極力傷つけないように申し出を断ると、小暮さんは複雑そうな表情で引き下がる。 すると今度は梨花ちゃんがびっくりするような事を言い出した。 「霧絵。その縄はもう一本ありませんですか? ボクもその縄を使ってみたいのです」 「ごめんなさい。この縄は縄の巫女しか扱えない特別な物なの」 「みぃ……。がっかりなのです。 ボクもそれで悪い猫さんを懲らしめたかったのですよ。グルグル縛ってニャーニャーなのです」 悪い猫さんが怨霊を指しているのか鷹野三四を指しているのかは分からないが、 この子の場合はどこまで本気なのかも分からない。 ……さて、そろそろぼく達も動かなければ。時間はいくらあっても足りないのだから。 「それじゃあ、良いですか? ぼく達も行動に移りましょう。とりあえずは――――」 シビルさんから兄さんの考察を聞いて、ぼく達の選択肢は広がった。 ぼくがさっき考えたように、街に取り込まれた人々を救出する選択。 兄さんの推察に従い、街の謎を解き明かし事態を終息させる為に行動するという選択。 もし後者を選ぶなら、やはりシビルさんから聞いた「アレッサ・ギレスピーと関わりがある施設」の探索に向かう事が事態解明の近道になるだろうか。 となると――――ぼくは霧絵さんから地図を借りる。 それらの施設でここから近いのは……「灯台」か「学校」となる。さて――――。 ◆◆ 六◆ ◆ ◆ ◆ ◇ どうするべきだろうか?――――――――― ⇒ 街の調査だ 救助活動だ ◆ 誰かの意見を聞いてみようか 【C-3/バー西側のT字路/一日目夜中】 【風海 純也@流行り神】 [状態]:健康、梨花の鬼化に対する警戒心 [装備]:拳銃@現実世界 [道具]:御札@現実、防弾ジャケット@ひぐらしのなく頃に、防刃ジャケット@ひぐらしのなく頃に 射影器@零~zero~、自分のバッグ(小)(中に何が入っているかはわかりません) [思考・状況] 基本行動方針:出来る限り多くの人を救出して街を脱出する。 0:どうするべきだろうか? 1:出来る限り多くの人を救出して街を脱出する。 2:水明、人見の救出よりも一般人の救出を優先する。 3:日野という男と老人、鷹野三四を警戒。 ※シビルから過去にサイレントヒルで起きた出来事と霧崎水明の考察等を聞きました。 【古手 梨花@ひぐらしのなく頃に】 [状態]:疲労(小)、L3-、鷹野への殺意、自分をこの世界に連れてきた「誰か」に対する強烈な怒り [装備]:山狗のナイフ@ひぐらしのなく頃に、山狗の暗視スコープ@ひぐらしのなく頃に [道具]:懐中電灯、山狗死体処理班のバッグ(中身確認済み)、名簿、ルールの用紙 [思考・状況] 基本行動方針:この異界から脱出し、記憶を『次の世界』へ引き継ぐ。 0:あの縄があれば鷹野をグルグルニャーなのに…… 1:自分をこの世界に連れてきた「誰か」は絶対に許さない。 2:風海は信用してみる。 3:日野という男と老人を警戒。 ※皆殺し編直後より参戦。 ※シビルから過去にサイレントヒルで起きた出来事と霧崎水明の考察等を聞きました。 【小暮宗一郎@流行り神】 [状態]:やや腹がこなれてきた [装備]:二十二年式村田連発銃(志村晃の猟銃)[6/8]@SIREN、氷室霧絵@零~zero~ [道具]:潰れた唐揚げ弁当大盛り(@流行り神シリーズ)、ビニール紐@現実世界(全て同じコンビニの袋に入ってます) [思考・状況] 基本行動方針:一般市民の保護。凶悪犯がいれば可能な限り逮捕する。 0:出来る事ならあのカメラを使いたいけど使いたくない 1:一般市民の捜索と保護。 2:日野と老人を逮捕する。 3:犬童警部への言い訳。 ※シビルから過去にサイレントヒルで起きた出来事と霧崎水明の考察等を聞きました。 【氷室霧絵@零~zero~】 [状態]:使命感、足の爪に損傷(歩行に支障あり)、疲労(中)、小暮に背負われている [装備]:白衣、提灯@現実 [道具]:童話の切れ端@オリジナル、裂き縄@零~zero~、名簿、地図 [思考・状況] 基本行動方針:雛咲真冬を捜しつつ、縄の巫女の使命を全うする。裂き縄の呪いは使わない。 0:基本的には風海と小暮に従う。 1:小暮達と共に人を捜し、霊及び日野の危険性を伝える。 2:真冬の情報を集める。 3:黄泉の門の封印を完ぺきにする方法を捜す。 ※真冬の名前を知りました ※シビルから過去にサイレントヒルで起きた出来事と霧崎水明の考察等を聞きました。 【C-3/南西部/一日目夜中】 【シビル・ベネット@サイレントヒル】 [状態]:精神疲労(中~大)、肉体疲労(小) [装備]:グレネードランチャーHP LV4(炸裂弾5/6)@バイオハザードアンブレラクロニクルズ、白バイ [道具]:旅行者用バッグ(武器、食料他不明)、SIG P226(3/15)、スタンレー・コールマンの手紙と人形 白バイのサイドボックス(炸裂弾:13、アグラオフォテス弾@オリジナル:23、他不明) [思考・状況] 基本行動方針:要救助者及び行方不明者の捜索 0 スタンレーの手紙に書かれている「ヘザー」に会いに行く 1 その後キリサキ、ユカリと合流する 2 前回の原因である病院に行く ※風海達と情報を共有しました。 ※白バイのサイドボックスに道具が入っているようです。 サイドボックスの容量が普通だとは限りません。 ※鷹野三四に関しての情報は前話風海純也の考察物語で梨花が話していたとさせて頂きます。 back 目次へ next 今はそれどころではない 時系列順・目次 犬とふたりとときどき、警察署 Twilight Deadzone 投下順・目次 Exodus back キャラ追跡表 next 風海純也の考察物語 古手梨花 Edge of Darkness 風海純也の考察物語 風海純也 Edge of Darkness 風海純也の考察物語 小暮宗一郎 Edge of Darkness 風海純也の考察物語 氷室霧絵 Edge of Darkness MachRider HighWaaaaay!! シビル・ベネット 譲らぬ決意
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/148.html
ビーフジャーキー
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/404.html
みっくみく -- 暴犬 (2011-04-16 10 06 08) 引っ込み思案な深紅があのノリでダンスを踊っているとは! 兄さんも草葉の陰で涙を流していることでしょう。嬉しいか悲しいかは分かりませぬ。 -- 名無しさん (2011-04-16 10 38 11) 赤い水でハッピーハッピー。ウィルスでオッパッピー! これがカウフマン先生とヨーコ先生の治療法です。 -- 暴犬 (2011-04-16 11 10 46) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/335.html
屍とふたりとときどき、駐車場 隊長! 空から自衛官が! しかし、いくら調べてもまともに動きそうな車はない。 それも当然である。動くのであれば、とっくに避難なり応援なりに活用しているだろうから。 「修理すればどうにかなるかもしれないが……」 工具や材料がない。つまり、修理するとしても、それを調達しなければならないのだ。 そんな余裕が自分たちにあるわけがない。 「他の場所を探しますか?」 「そうだな」 恭也の提案に三沢は頷き、移動を始める。 そこへ、爆発音と微弱な振動。 上の階――地上で何かが爆発したのか? そんなことを考えていると、少し離れた天井が崩れ、建材が廃車や死体に降り注ぐ。 「ガス爆発か何かでしょうか」 「いや、それならあれだけ分厚い層は砕けん。おそらくは、高性能爆薬による発破だ」 ガスの漏洩なら、下りる前に気付けたはずだ。 気付けない程度の量の燃焼ならば、床を焼くくらいで、ここまで届きはしない。 遅れて、何かが落ちてくる。それはボンネットを跳ね、地面を転がった。 土と埃にまみれてはいるが、ここからでも何とか人と判別できる。 (まさか……) 三沢は内心で驚愕しつつ、あくまで冷静にそちらへ向かう。 見慣れた迷彩服、装備、姿…………。 そこにいたのは、行方知れずの部下だった。 【D-2/警察署/一日目深夜】 【須田恭也@SIREN】 [状態]健康 [装備]H K VP70(18/18) [道具]懐中電灯、グレネードランチャー(1/1)、ハンドガンの弾(140/150)、硫酸弾(6/6) [思考・状況] 基本行動指針:危険、戦闘回避、武器になる物を持てば大胆な行動もする。 1.この状況を何とかする 2.自衛官(三沢岳明)の指示に従う 【三沢岳明@SIREN2】 [状態]健康(ただし慢性的な幻覚症状あり) [装備]マグナム(7/8)、防弾チョッキ2型 [道具]照準眼鏡装着・64式小銃(8/20)、ライト、弾倉(3/3)、精神高揚剤、 グロック17(17/17)、ハンドガンの弾(22/30)、マグナムの弾(8/8)、 マシンガン(15/30) 、マシンガンの弾(30/30)、サイドパック [思考・状況] 基本行動指針:現状の把握。その後、然るべき対処。 1.永井頼人なのか……? 2.民間人を保護しつつ安全を確保 3.どこかで通信設備を確保する back 目次へ next Collapse 時系列順・目次 Twilight Deadzone Courage point 投下順・目次 FIGHT THE FUTURE back キャラ追跡表 next 犬とふたりとときどき、警察署 須田恭也 ワルタハンガ 犬とふたりとときどき、警察署 三沢岳明 ワルタハンガ
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/393.html
ひっきー -- 暴犬 (2011-04-13 21 49 58) 記憶喪失のパニックで全力疾走中でしょうか。いっそ八尾ファイヤーで壁を焼き尽くせば! -- 名無しさん (2011-04-14 08 39 09) お尻フリフリかもしれません。仕舞いにゃ尻尾生えて、キャラ被るってんでケルブと熾烈なバトゥル! ペディグリーチャムの威力に刮目であります -- 暴犬 (2011-04-14 18 25 06) そんなババ臭い犬などいらぬわッ! -- 名無しさん (2011-04-16 17 55 24) 何をおっしゃいます!? 腐っても鯛というではありませんか! -- 暴犬 (2011-04-16 21 51 03) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/209.html
■岸井ミカ……8 OP 序章 サイレント・シンドローム 008 彼らは時と場所を越えて此処に集う 046 錆びた穽 067 テレホンコール 071 着信アリ 116 暗闇を照らす光の中では心の言葉MOMENT 130 The Others 145 最後の詩 ■逸島チサト……2(1) 006 あそぼう 043 Implication 071 着信アリ ■長谷川ユカリ……10 022 探し人 036 愛と罪が集う街(前編)愛と罪が集う街(後編) 061 神隠し逃亡者 091 Night of the Living Dead 107 オナジモノ 116 暗闇を照らす光の中では心の言葉MOMENT 119 Edge of DarknessSecret Window 122 鬼の霍乱 124 Obscure 145 最後の詩
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/386.html
せめて一度くらい、幸せな夢を見させて 【1】 人形=荒井昭二が目を覚ました頃には、もう福沢も槍を持った怪人の姿も見えなくなっていた。 彼が目覚めてから最初に考えたのは、わずかな時間ではあったものの、自分と行動を共にした「福沢玲子」の事である。 ――彼女は無事に逃げ切れただろうか? ――また別の怪物に襲われてはいないだろうか? 後を追いたいところだが、今の傷の状態からしてそれは不可能だろう。 何しろ、自分はあの怪人の持った槍によって、全身を貫かれてしまったのだ。 いくら自分が人間と違う体の構造をしているからといっても、これ程のダメージを負ってしまえば、行動にかなり支障が出てしまう。 かといって、休んでいれば傷が「治/直」るのか言われると、そうではないのだ。 前に述べた通り、自分は人間ではない。精密に造られた『人形』である。 『木材』と『虫』。それだけが自分を構成する物質。 木材が細胞分裂するわけがないし、かといって、蟲が傷を塞いでくれる訳でもない。 故に、どれだけ時間が経っても、決して傷は「治/直」らないのだ。 傷口から出てくるのは、人間の証である真っ赤な血ではなく、薄汚い色をした小虫達。 荒井の中に押し込められていた生命は、自由を求め外の世界へと旅立っていく。 そして、旅立つ生命が増えるのに反比例して、荒井の生命は弱っていった。 不快感の塊の様な集団でも、彼にとっては生命を持続させるのに必要不可欠な存在なのだ。 しかし、彼はそれを見ている事しかできない。 自分につけられたこの穴は、「治/直」しようがないのだから。 体内に残る虫達が残り半分を切った頃には、荒井の意識は朦朧になっていた。 目は虚ろになり、頭は俯いたまま微動だにしていない。 意識もはっきりとしなくなってきた。何故だか、とても眠いのだ。 今眠ったら、きっと、いや間違いなく、瞼を開ける事は出来ないだろう。 自分に『死』が近づきつつある事は、嫌でも理解できた。 目前に迫っている『死』に対して、荒井は恐怖を感じない。 むしろ、眠るように一生を終えるというのも、悪くはないと思っていた。 少なくとも、人間二人と一緒に焼死するよりかは、遥かにマシだろう。 そして何よりも、自分は『人間』として死ねるのだ。それ以上に嬉しい事はなかった。 【2】 それから数分ほど経った頃だろうか。 荒井の耳が、カツン、カツンという杖を突くような音を捉えた。 どうやら、何者かがこちらに向かって来ているらしい。 残された僅かな体力で、物音の方向にゆっくりと目を向ける。 「また、あなたですか…………」 そこに居たのは――もう此処には居ないと思っていた存在。 三角形の鉄の箱を被り、槍をぎらつかせる、あの男。 自分の身体を穴だらけにした、あの三角頭の怪人であった。 どうしてわざわざ戻ってきたのかを理解するのは――朦朧としていても――容易である。 この怪人は、再び自分を襲うつもりなのだ。 今度は絶命するまで、自分の体に槍を突き立て続けるだろう。 だが、それを回避する術は既に全て失ってしまった。 (罰、なんでしょうかね) 荒井の目からは、槍を構える三角頭が、まるで神の使いのように見えていた。 人間の真似をしようとした愚かな人形を罰する為に、神が差し向けた処刑人。 ――やはり自分には、安らかに死ぬ資格などなかったようだ。 視界に入るのは、三角頭の血に塗れた肉体と、数秒後に自分の額を貫くであろう巨大な槍。 最期の景色がこれというのは、少々もの悲しいものだ。 脳裏に浮かぶのは、自分を人間として見てくれた福沢の後ろ姿。 最後に会ったのが彼女で、本当に良かったと、改めて思う。 ――生きてほしい。 生きて、生きて、生き続けて。 そして、この呪われた土地から脱出してほしい。 それだけが、自分の望みだった。それ以外には、何も望まなかった。 【3】 『断罪』を終えたにも関わらず、三角頭はアパートから立ち去ろうとはしなかった。 額に大きな穴を開けた人形に背を向けて、何も無いはずの通路をじっと見つめている。 ――誰も居ない筈の通路で、何故か『視線』を感じたからだ。 近くに誰かがいなければ、視線などある訳がない。当然の話だ。 にも関わらず、三角頭は『誰かに見られている』という感覚を覚えてしまったのだ。 視線の正体を探ろうと、三角頭は通路を隈なく観察する。 だが、どれだけ眺めていても、それの持ち主は現れない。 諦めた三角頭は、元来た道を折り返していった。 三角頭は気付かなかった。 視線の主は、確かにそこには存在している事に。 気付けなかったのは、それが三角頭には認識できなかったから。 三角頭を、穴だらけの人形を、そこから出て行く虫達を。 『オヤシロさま』は、ずっと見ていたのだ。 【C-5/西側アパート非常階段/夜中】 ※人形の残骸があります 【4】 福沢さんは、僕を『人形』ではなく『人間』と呼んでくれました。 それで、その言葉一つで、僕がどれほど幸福になれたことか。 ……彼女には、こんな魔境で命を落としてほしくありません。 ですが、もう私には彼女を助ける事はできないでしょう。 心残りがあるとすれば、やはりそこでしょうね。 今の僕には、もう願う事しかできません。 『彼女が笑っていますように』と、暗闇の中で独りで願うことしか――――。 【荒井昭二@学校であった怖い話 死亡】 back 目次へ next 犬とふたりとときどき、警察署 時系列順・目次 レギオン エレル――ELEL―― 投下順・目次 その誇り高き血統
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/34.html
阿部 倉司 出典「SIREN2」『失われた世界』後 年齢/性別:男性/24歳 外見:中肉で背はやや高めの日本人男性 環境:2005年の日本在住のフリーター 性格:態度は粗暴で、周囲とよくトラブルになりがち。だが面倒見が良くやさしさを見せる一面も。神経が図太いのかゲーム中では怪異に巻き込まれた後も 比較的マイペースに行動していた。遊園地でパンダに乗ったり、アケビを食べて腹を壊したりとコミカルな面を見せることもある。 能力:腕力が強く、銃火器もそれなりに使える。幻視能力あり。なぜか狩猟罠が使える。 口調:一人称は「俺」、二人称は「お前」「おめー」「あんた」。口調は乱暴。 交友:夜見島から連れ帰ったイヌ「ツカサ」を飼っていると思われる。 備考:EDで平行世界に飛ばされてしまった後から出展。
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/178.html
困惑 ヘザーと阿部は路地を出た後近くのモーテルに来ていた。 ここのモーテルには前に一度来たことがあるが、 以前ここに来た時とは置いてあるものが違う場合がある。 「それにもしかしたら誰かいるかもしれないし」 というヘザーの提案により訪れたのだが大正解とは言わずとも 正解に限りなく近い収穫であったと言えるだろう。 窓辺の机にスタンガンとバッテリー 陽動用の目覚まし時計 懐中電灯2つ そして何よりの収穫はラジオと地図の二つ。 懐中電灯の片方と何故か中央の机の上に むやみやたらに広げられ過ぎて半ばテーブルカバーと成り果てている数多くの地図は もしも自分たちより装備に乏しい他の人間が来た時 困らぬようそのままにして 持っていく荷物を中央机の上に置き、収穫の確認がてら情報交換しようと言う事となった。 「じゃあその教団って奴らがこんな訳わかんねぇ事やったってのかよ?」 「えぇ、あなたの巻き込まれた方のヤツかもしれないけど」 軽い自己紹介を済ませ、ヘザーはこれまでの経緯を話した、 一瞬、もしかしたら頭のオカシイ狂人だと 思われるかもしれないと思ったが、 すぐに思い直した。 既にあんなモノを見た後なのだから そんなの気にする事無いだろう。 話してみるとやはり阿部に驚く様子は無かった。 というか話した後に聞いた死体に取り憑き何度倒しても生き返る連中だの、 正面からの攻撃が全く効かない怪物だのの方が ヘザーにとっては驚天動地であった。 「死んだフリをする敵となら戦ったことあるんだけど」 「お前の方こそ大変だったんだな、 んで、居そうな場所はわかってんのかよ?」 「大体はね、私この地図の上の方には行ってないのよ だから・・・・そうね最初の目的地は・・・・」 そういってヘザーが地図を立てると阿部は裏に 名簿のようなものがあることに気づいた。 「裏になんか書いてあるぞ、んだよこれ? 『呼ばれし者』って・・・・ お!俺の名前、おめぇの名前も! もしかしてこれってここに来てる奴等の名簿かよ?」 「へぇ、これ本当にいい拾い物だったようね」 ヘザーは首を回り込ませ裏面を見た、 ダグラスも巻き込まれてたら助けに行ってやろう、 そんな軽い気持ちで。 「でもおめぇの親父さんとかその・・・・クローディアとかいう女って 死んだんじゃねぇのかよ?」 ヘザーは目を見開き名簿を凝視している。 そこには確かに今は亡き父、ハリー・メイソン 自分達の運命を狂わせた張本人クローディア そしてあの災害と呼ぶべき事態を一緒に切り抜けた友人、 ダグラスの名前も見受けられた。 幽霊を見た、父親が殺された、 幼い娘が誘拐された、災害で家を無くした、 そんな絶望と驚愕の入り交じった表情を 世界中から全て集めたようにヘザーの顔は青ざめていた 「そんな・・・・そんなはずない・・・・」 「お、おい大丈夫かよ?とりあえず外の空気でも吸うか?」 「・・・・・・・えぇ、ありがと、でもこのままでいいわ」 阿部の労りの言葉に我に返り 気持ちを落ち着かせる。 青ざめていた表情も心なしか紅色に戻った が、戻ったのも束の間、 今度は逆に燃えるような憤怒の形相になる。 父の死を愚弄した罪は重い。 もしもこの名簿が本当で父が生きているならこの上ない喜びだ、 しかしそんなことはありえないのだから。 もしも怪物の1人として生き返っているのだとしたら・・・・・ 「OK、もう大丈夫、心配ない。 こんなところで立ち止まってる場合じゃないわ、 行くわよアベ、このイカれた世界を作った『神』を殺しに」 「お、おう・・・・」 阿部は思った、このガキだけは怒らしちゃ駄目だと。 【C-5モーテル/1日目夕刻】 【ヘザー・モリス@サイレントヒル3】 [状態]:憤怒、この場所へ呼んだ者への殺意 [装備]:スタンガン(電池残量5/5) [道具]:L字型ライト スタンガンバッテリー×2、SIGP226(装弾数7/15予備弾30)、携帯ラジオ、地図 [思考・状況] 基本行動方針:主催者を探しだし何が相手だろうと必ず殺す 1:先ずは遊園地、その後は教会ね。 2:他に人がいるなら助ける 3:名簿の真偽を確かめたい ※名簿に関して半信半疑です ※阿部と情報交換しました、 闇人@SIREN2、夜見島についての情報を得ました 【阿部倉司@SIREN2】 [状態]:健康 [装備]: バール [道具]:懐中電灯、パイプレンチ、目覚まし時計 [思考・状況] 基本行動方針:戦闘はなるべく回避。 1:ヘザーについていく 2:まともな武器がほしい 3:どうなってんだこの名簿? ※ヘザーと情報交換しました、以前サイレントヒルに起こったことを知りました 一方その頃ヘザー達がいた路地裏では1人の男が死体を調べていた。 「弾丸は頭に一発のみ、射撃の腕は中々だな」 だが、と男は続ける 「このやり方はあまりにも猟奇的過ぎる、危険人物と見て間違いないだろう」 一発でへッドショットが出来るほどの腕前があり なおかつ足跡から見るに二人いたはずなのだから戦闘は速やかに終了しただろうに、 そのわりには殴打の痕跡が多すぎる。 「さてどうするか、情報を優先するか、危険人物との接触を回避するか・・・・」 【C-6住宅街/一日目夕刻】 【ハンク@バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ】 [状態]:健康 [装備]:USS制式特殊戦用ガスマスク、ステアー TMP(残弾30/30)、H K VP70(残弾18/18)、コンバットナイフ [道具]: ステアー TMPの予備弾倉×2、無線機、G-ウィルスのサンプル [思考・状況] 基本行動方針:サイレントヒルより脱出し、サンプルを持ち帰る。 1: 2、3どちらを優先するか・・・・それが問題だ。 2:情報を集め、現状を把握する。 3:現状では出来るだけ戦闘は回避する。 4:出来るなら、“ナイトホーク”と連絡を取る。 ※ヘザーを危険人物と認識しました。 back 目次へ next あそぼう 時系列順・目次 IT 夕闇通り探検隊 投下順・目次 IT back キャラ追跡表 next 邂逅 阿部倉司 Controversial Participation 邂逅 ヘザー・モリス Controversial Participation the 4th Survivor ハンク ジャックス・イン
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/432.html
ニューナンブ38口径SP 出展:現実『SIRENシリーズ』 日本警察で採用されている38口径回転式拳銃で正式名称はニューナンブM60。 1960年に採用されて以来長年使われてきた代物、日本人向けでグリップが握り易いサイズで反動も軽い。 作動方式はダブルアクション。使用弾薬は38口径SP弾。装弾数5発。初速305m/s。