約 408,792 件
https://w.atwiki.jp/latitude10/pages/4.html
■Dell Latitude 10のペン機能について Wacom feel it テクノロジーを搭載。1024段の筆圧検知機能あり ■ドライバ 標準状態で対応するAPIはTablet API。 この状態ではPhotoshopやSAIなどでは筆圧が感知できないため、WACOMドライバのインストールが必要となる。 Wacom ダウンロードサイト(右上のDownloadから) このドライバをインストールすることにより、WinTab APIに対応した各種ソフトウェアで筆圧感知が可能になる。 ※WacomDriverインストール時の不具合(スリープしない)は7.1.2-9で修正されました ■動作速度など 1.8GHzのATOM機なのでハイパワーなデスクトップPCのような操作感は期待できないが、らくがき・ラフ・ネーム程度であれば十分と思われる。 次のビデオを参照のこと。 www.youtube.com/user/ToolReviewVideo ■筆圧感度について(DELL オプションペン) 最低筆圧感度は若干たかめ。 Wacomドライバをインストールした場合、[コントロールパネル]-[ペンタブレットのプロパティ]から硬さを調整できる。 また、それ以上に柔らかい感度にしたい場合、ペンの調整により調整できる。 ペンのサイドスイッチをマイナスドライバー等で取り外す。 二つある可変抵抗のうち、ペン先側の可変抵抗を調整する。 ペン先を左に持ち、反時計回りで最低感度を下げる。時計回りで最低感度を上げる。回しすぎに注意。 [参考画像] 同様に Banboo Stylus feelも感度調整が可能。ボタンの隙間が狭く、カッターなどで作業する必要があるので破損とけがに注意。 [参考画像] ■ペン先とカーソルのずれ 画面周辺1~2センチの範囲では2~3mm程度のずれが発生する。特にペンを寝かした時のずれが顕著。 A04 BIOSの適用と再調整により周辺での誤差が改善される。 A04 BIOS適用後、コントロールパネルのタブレットPC設定から一旦「リセット」を連打して全調整を削除後、 再度ペン位置の調整を行う。これ以降、周辺ずれが改善される。 ■使用できるペン DELL Latitude 10 用 Wacom アクティブデジタイザーペン ( 1024段・1サイドボタン・1消しゴム・感度調整 可) HP tx2501用ペン (256段?・1サイドボタン・1消しゴム・感度調整 可 ) WACOM Banboo Stylus feel (1024段・1サイドボタン・感度調整 可 ) WACOM UP-911E-02A (1024段・2サイドボタン・感度調整 可) WACOM UP-801E-00H ( ?段・2サイドボタン・感度調整 可?) ※お詫び - 当初 Bamboo Stylus feel と tx2501用ペンを「調整不可」としていましたが可能でした。 ボタンの隙間が狭く、カッターの刃などでこじ開ける必要があります。 ■タッチを無効化する方法 デバイスマネージャから [ヒューマンインターフェースデバイス] - [I2C HIDデバイス] (一番上・ハードウェアIDがACPI\VEN_ATML DEV_1000 ) を無効化するとタッチが聞かなくなる または TGuardを使用する ■Wacomバンドルソフトウェアについて Dell日本法人よりマニュアルの誤記表示でWacomバンドルソフトウェアは存在せず提供しない、WACOM社から提供のドライバについてはサポート無しの発表がありました。 http //ja.community.dell.com/support_forums/laptops/f/151/t/1585.aspx http //ja.community.dell.com/support_forums/laptops/f/151/t/1644.aspx
https://w.atwiki.jp/yahiko/pages/20.html
マスターコード 80001C3C 4146554A F2001D24 023FE000 A210E57C 00000000 ギタンMAX(999999ギタン) 021B6BE0 000F423F HP999/999 221A1170 03E703E7 221B6BD4 03E703E7 力99 221B6BD0 00630063 満腹度200 121B6BD8 00000FA0 経験値x倍 220979BD 0000000x Xに入力する数字 1=4倍 2=16倍 3=64倍 4=256倍 5=1024倍 6=4096倍 7=16384倍 経験値9999999 021B6BE4 0098967F レベルに対応した経験値でないと次のレベルまでの経験値の表示がおかしくなる アイテム一つ目変更 121b6f82 00000xxx 021b6f86 000000xx 121B6F84 0000xxxx 一桁目のxxxはアイテム変更 二桁目のxxは+値(63と入力すると最高値99になる) 三桁目のxxxxは付加効果 ■アイテム変更 001 こん棒 002 長巻 003 カタナ 004 火迅風魔刀 005 どうたぬき 006 剛剣マンジカブラ 007 秘剣カブラステギ 008 つるはし 009 ドラゴンキラー 00A 成仏の鎌 00B 必中の剣 00C ミノタウロスの斧 00D 妖刀かまいたち 00E 一ツ目殺し 00F ドレインバスター 010 ブフーの包丁 011 三日月刀 012 使い捨ての剣 013 金の剣 014 斬空剣 015 キグニキングの斧 016 皮甲の盾 017 青銅甲の盾 018 木甲の盾 019 鉄甲の盾 01A 風魔の盾 01B ラセン風魔の盾 01C ドラゴンシールド 01D バトルカウンター 01E 重装の盾 01F ?(分類:盾 強さ3 強化8 説明文:特に効果はない。) 020 見切りの盾 021 見かけだおしの盾 022 使い捨ての盾 023 地雷ナバリの盾 024 トドの盾 025 ?(分類:盾 強さ5 強化8 説明文:????) 026 プリズムの盾 027 金の盾 028 ゲイズの盾 029 キグニキングの盾 02A ?(分類:盾 強さ1 強化8 説明文:????) 02B 木の矢 02C 鉄の矢 02D 銀の矢 02E こん棒改 02F 長巻改 030 どうたぬき改 031 ドラゴンキラー改 032 金の剣改 033 遠投の腕輪 034 会心の腕輪 035 回復の腕輪 036 混乱よけの腕輪 037 サビよけの腕輪 038 しあわせの腕輪 039 識別の腕輪 03A たれ流しの腕輪 03B 通過の腕輪 03C 痛恨の腕輪 03D 透視の腕輪 03E 値切りの腕輪 03F 呪いよけの腕輪 040 ?(分類:腕輪 説明文:????) 041 ワナ師の腕輪 042 眠りよけの腕輪 043 毒よけの腕輪 044 まもりの腕輪 045 ドレインよけの腕輪 046 皮甲の盾改 047 あかりの巻物 048 大部屋の巻物 049 おはらいの巻物 04A くちなしの巻物 04B 困ったときの巻物 04C 混乱の巻物 04D ジェノサイドの巻物 04E 識別の巻物 04F 自爆の巻物 050 真空切りの巻物 051 吸い出しの巻物 052 地の恵みの巻物 053 ?(分類:巻物 説明文:????) 054 敵加速の巻物 055 天の恵みの巻物 056 白紙の巻物 057 バクスイの巻物 058 パワーアップの巻物 059 拾えずの巻物 05A 迷子の巻物 05B メッキの巻物 05C モンスターハウスの巻物 05D ワナの巻物 05E せいいきの巻物 05F ぜんめつの巻物 060 ?(分類:巻物 説明文:白紙の巻物に何かの名前が書かれている。) 061 ?(分類:巻物 説明文:????) 062 ?(分類:巻物 説明文:????) 063 連鎖の巻物 064 ワナがけの巻物 065 おにぎりの巻物 066 幸運の腕輪 067 超回復の腕輪 068 痛み分けの杖 069 一時しのぎの杖 06A ガイコツまどうの杖 06B かなしばりの杖 06C しあわせの杖 06D 場所がえの杖 06E 封印の杖 06F ふき飛ばしの杖 070 不幸の杖 071 ブフーの杖 072 身がわりの杖 073 加速の杖 074 鈍足の杖 075 回復の杖 076 ころばぬ先の杖 077 雷光の杖 078 アホくさい壺 079 うっぷんのばらしの壺 07A ガイバラの壺 07B 強化の壺 07C 合成の壺 07D 識別の壺 07E 弱化の壺 07F 背中の壺 080 倉庫の壺 081 底ぬけの壺 082 トドの壺 083 ?(分類:壺 説明文:???) 084 変化の壺 085 保存の壺 086 魔物のるつぼ 087 やりすごしの壺 088 割れない壺 089 青銅甲の盾改 08A 木甲の盾改 08B 鉄甲の盾改 08C ドラゴンシールド改 08D 重装の盾改 08E 地雷ナバリの盾改 08F おにぎり 090 大きなおにぎり 091 巨大なおにぎり 092 特製おにぎり 093 くさったおにぎり 094 バトルカウンター改 095 金の盾改 096 商人の腕輪 097 狂戦士の腕輪 098 会投の腕輪 099 雑草 09A 薬草 09B 弟切草 09C 命の草 09D 胃拡張の種 09E 胃縮小の種 09F くねくね草 0A0 不幸の種 0A1 超不幸の種 0A2 しあわせ草 0A3 天使の種 0A4 毒消し草 0A5 毒草 0A6 ちからの草 0A7 キグニ族の種 0A8 混乱草 0A9 睡眠草 0AA ドラゴン草 0AB 復活の草 0AC 無敵草 0AD めぐすり草 0AE 消え去り草 0AF 物忘れの草 0B0 さら(分類:? 説明文:ガイバラが山頂料理屋『がけっぷち』のために作ろうとしている皿。) 0B1 こわれたワナ 0B2 毒矢 0B3 電気をおびた道具 0B4 ンバルーン 0B5 乱夢の腕輪 0B6 ガイコツ(分類:杖 説明文:ふだんは少し浮かんでいるが杖を振るときは地面に立つのが見どころです。) 0B7 石(分類:? 説明文:投げているのは結石だという説がある。) 0B8 アイアンヘッドの肉 0B9 チェインヘッドの肉 0BA ギガヘッドの肉 0BB デスヘッドの肉 0BC いやしうさぎの肉 0BD エーテルデビルの肉 0BE ファントムデビルの肉 0BF ミラージュデビルの肉 0C0 アストラルデビルの肉 0C1 おばけ大根の肉 0C2 めまわし大根の肉 0C3 ねむり大根の肉 0C4 みだれ大根の肉 0C5 ガイコツまどうの肉 0C6 ガイコツまじんの肉 0C7 ガイコツまおうの肉 0C8 ガイコツまてんの肉 0C9 火炎人道の肉(レベルは2行目のコードで設定) 0CC ガマラの肉 0CD ガマグッチの肉 0CE ガマゴンの肉 0CF ガマドーンの肉 0D0 カラクロイドの肉 0D1 スチームロイドの肉 0D2 エレキロイドの肉 0D3 バイオロイドの肉 0D4 キグニ族の肉(レベルは2行目のコードで設定) 0D7 鬼面武者の肉 0D8 はんにゃ武者の肉 0D9 将軍の肉 0DA 大将軍の肉 0DB ぼうれい武者の肉 0DC ぼうれいはんにゃの肉 0DD 将軍ゾンビの肉 0DE 大将軍ゾンビの肉 0DF ギャザーの肉 0E0 キラーギャザーの肉 0E1 ヘルギャザーの肉 0E2 フォールギャザーの肉 0E3 吸引幼虫の肉 0E4 吸引虫の肉 0E5 吸引成虫の肉 0E6 吸引老虫の肉 0E7 きり仙人の肉 0E8 みの仙人の肉 0E9 かすみ仙人の肉 0EA もや仙人の肉 0EB くねくねハニーの肉 0EC なよなよハニーの肉 0ED くたくたハニーの肉 0EE しわしわハニーの肉 0EF ゲイズの肉 0F0 スーパーゲイズの肉 0F1 ハイパーゲイズの肉 0F2 ウルトラゲイズの肉 0F3 小僧天狗の肉 0F4 カラス天狗の肉 0F5 天狗師匠の肉 0F6 天狗開祖の肉 0F7 死の使いの肉 0F8 地獄の使者の肉 0F9 死神の肉 0FA 冥王の肉 0FB シューベルの肉 0FC メンベルスの肉 0FD ベルトーベンの肉 0FE ショーパンの肉 0FF 正面戦士の肉 100 正面ファイターの肉 101 正面マスターの肉 102 正面ロードの肉 103 セルアーマーの肉 104 クロムアーマーの肉 105 チタンアーマーの肉 106 メタルアーマーの肉 107 タウロスの肉 108 ミノタウロスの肉 109 メガタウロスの肉 10A ギガタウロスの肉 10B チキンの肉 10C マスターチキンの肉 10D グレートチキンの肉 10E ミラクルチキンの肉 10F デブータの肉 110 デブーチョの肉 111 デブー㌧の肉 112 デブーゴンの肉 113 とおせんりゅうの肉 114 ドラゴンヘッドの肉 115 スルードラゴンの肉 116 ふくりゅうの肉 117 ドラゴンの肉 118 スカイドラゴンの肉 119 アークドラゴンの肉 11A アビスドラゴンの肉 11B ドレムラスの肉 11C マッドレムラスの肉 11D ハードレスムラスの肉 11E ヘビーレムラスの肉 11F ナイフゲータの肉 120 サーベルゲータの肉 121 ブレイドゲータの肉 122 ソードゲータの肉 123 ぬすっトドの肉 124 みどりトドの肉 125 アイアントドの肉 126 ローグトドの肉 127 ノロージョの肉 128 ノロージョの姉の肉 129 ノロージョの母の肉 12A ノロージョの婆の肉 12B パコレプキンの肉 12C パコレプキーナの肉 12D パコレプキングの肉 12E パコレプゴッドの肉 12F 畠荒らしの肉 130 壺荒らしの肉 131 物荒らしの肉 132 大物荒らしの肉 133 ハブーンの肉 134 マムーンの肉 135 ニシキーンの肉 136 アナコーンの肉 137 ぴーたんの肉 138 逃げピータンの肉 139 飛びぴーたんの肉 13A 隠れぴーたんの肉 13B 兵隊アリの肉 13C 隊長アリの肉 13D 大将アリの肉 13E 元帥アリの肉 13F ボウヤーの肉 140 クロスボウヤーの肉 141 コドモ戦車の肉 142 ちびタンクの肉 143 オヤジ戦車の肉 144 ガンコ戦車の肉 145 イッテツ戦車の肉 146 ヘンクツ戦車の肉 147 マムルの肉 148 あなぐらマムルの肉 149 洞窟マムルの肉 14A ギタンマムルの肉 14B 豆山賊の肉 14C 山賊の肉 14D 山賊親分の肉 14E 山賊大親分の肉 14F まわるポリゴンの肉 150 おどるポリゴンの肉 151 うたうポリゴンの肉 152 らんぶポリゴンの肉 153 ミドロの肉 154 ゲドロの肉 155 オドロの肉 156 チドロの肉 157 やみふくろうの肉 158 ようまふくろうの肉 159 あんこくふくろうの肉 15A こんとんふくろうの肉 15B 妖怪にぎり見習いの肉 15C 妖怪にぎり変化の肉 15D 妖怪にぎり親方の肉 15E 妖怪にぎり元締の肉 15F ンドゥバの肉 160 ンドゥルーの肉 161 ンバマの肉 162 ンバルーンの肉 163 パルテノスの肉 164 ミストノスの肉 165 ヴェルギノスの肉 166 ゴルディノスの肉 167 タイガーウッホの肉 168 タイガーウホホの肉 169 タイガーウホーンの肉 16A タイガーウボッホの肉 16B ヤミウッチーの肉 16C フイウッチーの肉 16D カゲウッチーの肉 16E ミダレウッチーの肉 16F チンタラの肉 170 ちゅうチンタラの肉 171 おおチンタラの肉 172 とくだいチンタラの肉 173 ばくだんウニの肉 174 ばくれつウニの肉 175 ふんかウニの肉 176 だいふんかウニの肉 177 ヒーポフの肉 178 ホノオポフの肉 179 カエンポフの肉 17A ゴオオポフの肉 17B カラカラペンペンの肉 17C パタパタペンペンの肉 17D バババペンペンの肉 17E ゴゴゴペンペンの肉 付加効果 付加したい物を足していってください。(16進数で) 刀の場合 0001 金(ワナやモンスターの特技でサビない) 0002 竜(ドラゴン系モンスターに大きなダメージを与える) 0004 捨(攻撃でダメージを与えるたびに弱くなっていく) 0008 会(たまに会心の一撃が出るようになる) 0010 仏(幽霊系モンスターに大きなダメージを与える) 0020 必(攻撃が必ず命中する) 0040 三(正面三方向に一度に攻撃できる) 0080 目(一ツ目系モンスターに大きなダメージを与える) 0100 ド(ドレイン系モンスターに大きなダメージを与える) 0200 肉(たおしたモンスターを肉にすることがある) 0400 月(爆発系モンスターに大きなダメージを与える) 0800 空(浮遊系モンスターに大きなダメージを与える) 1000 堀(壁を掘ることができるがこわれてしまうことがある) 2000 キ(ピンチの時に会心の一撃が出るようになる) 4000 堀(いくら壁を掘ってもこわれない) 盾の場合 0001 金(ワナやモンスターの特技でサビない) 0002 竜(炎のダメージを半分にすることができる) 0004 捨(ダメージを受けるたびに弱くなっていく) 0008 皮(満腹度が減りにくくなる) 0010 バ(受けたダメージを少し弾き返す) 0020 重(満腹度が減りやすくなる) 0040 見(攻撃をよけやすくなる) 0080 地(爆発のダメージを半分にすることができる) 0100 ト(道具やお金が盗まれなくなる) 0200 プ(魔法弾の効果をダメージに変換する) 0400 ゲ(催眠攻撃を無効にする) 0800 キ(周囲に誰かいる時に攻撃を受け流すことができる)
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/706.html
バベル外伝? 3話 ~~放課後 前アーチャー「キュートでプリティーな女子の皆さん。赤ちゃんが何処から来るのか、じっくり話そうぜ」 凛・綾子「しねーよ」 前アーチャー「ううう、俺様のガラスのようなマイハートはブロークンハート。都会の風はやけに目に染みるぜ」 凛「そういえば、アーチャーは最近どこで寝てるの? 近頃うちに来ないけど」 綾子「うちにも来ないな」 前アーチャー「ふっ、そりゃ、俺様を待ってる子猫ちゃんはおめー達だけじゃねーんだぜ。モテる男は辛いぜ」 イリヤ「アーチャーなら、最近はうちに泊まってるよ」 前アーチャー「イリヤー、それ俺の個人情報!」 綾子「よくまあ、こんなへんてこ生物が住むの許してるわね」 イリヤ「ライダーさんも最近はお泊まりしてるんだよ」 凛「何か変なことされてないわよね?」 イリヤ「変って?」 凛「アーチャーって、女の子に変な契約持ちかけてるみたいだから、あなたも気をつけてね」 イリヤ「契約?」 ~~夕方 イリヤ「リンさん、サクラちゃん、アーチャーについて聞きたいんだけど」 凛「何?、藪から棒に」 桜「もしかして、契約のことですか?」 イリヤ「そうそう、それそれ」 凛「あいつ、実は無償でお願い事を聞くことがあるのよ」 桜「ただ変なお願いしか聞いてくれないんですけど……」 イリヤ「変なお願い?」 凛「基本はエロね、エロ。あいつ、エッチなお願いばっかりなのよ、聞くのは」 イリヤ「うわ、最低」 桜「私って友達が少ないので……、一度ペットが欲しいってお願いしたんだけど……」 イリヤ「うんうん」 桜「資本主義の豚っていう、裸のオジさんを連れてこられて困ったことが……」 凛「……あいつ、ペット欲しくない?って聞いてきたことあったけど、そういうことだったのか」 イリヤ「何の役にも立たないですね」 桜「あ、でも、胸は頼めば真言(マントラ)で大きくしてるから、そこらへんはいいかも」 イリヤ「うーん、それに関しては悩む」 凛「イリヤも巨乳になってみたいんじゃないの?」 イリヤ「い、いや、確かに魅力的な誘惑だけどー」ゴニョゴニョ ~~電柱の陰 ライダー(三人とも、何だかやけに仲がいいわね……) ~~ ~~次の日の放課後 由紀香「あの、アーチャーさんがまた何か悪さしてるみたいなんですけど」 桜「本当ですか?」 凛「具体的に何かあったんですか?」 由紀香「今日の授業中、一成くんの鞄から大量のBL本が溢れ出てきて、大変だったんです……」 凛・桜「「Oh……」」 由紀香「泡吹いて倒れた一成くんを衛宮くんがライダー先生がいる保健室に運んだから助かったけど、 結局放課後まで戻って来なかったし」 凛「そ、それは、狼の群れに子羊を投げ込むようなものじゃないかしら」(汗) 桜「ですけど、間違いなくアーチャーさんの仕業ですね、それは」 凛「ええ、これは問い詰める必要があるわね」 前アーチャー「イリヤ、今日もライダーがメイクラブしに家に泊まるぜ」 イリヤ「う、うん……ライダーさんがいいなら、それでいいけど」 ライダー「同棲生活……素敵ね」 前アーチャー「あはは……はぁ」(ため息) ライダー「アーチャー、一応願い事のリストを作ったから渡しておくわ。順番に解決して頂戴」(こそこそ) 前アーチャー「おう、任せろ……って、A4の紙で100枚近くあるじゃねーか!」 ライダー「問題無いわ」 前アーチャー「そりゃ、おめーは願い事言うだけだから、いいに決まってるじゃねーか!」 ライダー「………」 前アーチャー「うおっ! そのセックスのためなら、殺人も辞さないって目、いいぜ。仕方ねーな、何とかしてやる」 ライダー「頼むわ」 前アーチャー「おめー、最初のページの三行目でもうイリヤを妊娠させるって書いてあるが、やばすぎるだろうが!」 ライダー「大丈夫、78ページ目に出産プレイの計画が書いてある」 前アーチャー「大体、女同士じゃ妊娠しねーよ! あ、俺の白いおたまじゃくしを使えってことだな、これは」 ライダー「私は愚か者には容赦しないわ」 前アーチャー「わ、わかったから、そのブローニングM2重機関銃を仕舞え。 あー……俺様に任せてよ、ライダー。女の子にフランクフルトをくっつけるのは俺様の得意技なんだ」 イリヤ「ライダーさんとアーチャー、仲いいよね」 ライダー「ち、違うわ、イリヤ。こいつはただの知り合いよ、何も無いわ」 前アーチャー「ライダー、照れ隠しに俺をゴルフクラブで殴打するのはやめてくれー!」 凛「そこまでよ、アーチャー!……って、どうしたの?」 前アーチャー「九番アイアンで百叩きに耐えた俺。不死身のセックスマシンと呼んでくれ」 凛「ボロボロじゃん……」 ライダー「……何か、アーチャーに用事?」 桜「えっと、えー……そうそう。アーチャーさん、また何か悪さしてるでしょう?」 前アーチャー「何のことだい、オナニスト(笑)ちゃん」 凛「その呼び名は新しいな」 オナニスト(笑)「ネタはあがってるんですよ!柳洞先輩の鞄にいかがわしい本を詰めたり 猫ちゃんに変な眉毛描いたり、回収日に出されたゴミを出した人の家の前に戻したり、 たくさんイタズラしまくってるでしょう!!」 ライダー「………」 イリヤ「ライダーさん、何で顔を背けてるの?」 前アーチャー「メガネの事はよくわからんが ちっ、ばれたとあっちゃ仕方ねーな。こんな小娘達に見破られるとは」 イリヤ「えーっ! アーチャー、酷いよ」 前アーチャー「だが見破ったところで、どうする? こんなプリチーな妖精を君たちは殴れまい」 凛「Leichter Schlag!!」(殴打) 前アーチャー「ぐあはっ! リン、正中線五段突きを中二病みたいな名前つけて使うのはやめろ!」 桜「もうイタズラはやめますか?」 前アーチャー「うるせー! こうなったら俺の部下どもから集めた変態エネルギーを使って、魔神を呼び出してやるぜ」 ライダー「な、何ですって!?」 前アーチャー「出でよ、俺のアルティメットバトルダークヒーロー、この世全ての悪(アンリマユ)!」(どがーん!) 凛「……なに、この貧弱そうな覆面刺青男」 この世全ての悪(アンリマユ)(仮)「呼びましたか、アシュヴァ……もとい、アーチャーさん」 前アーチャー「おうよ、この俺様を虐めたこの女共に地獄を見せてやれ! 手始めに、お尻ペンペンだ」 この世全ての悪(アンリマユ)(仮)「お尻ペンペン……素晴らしいですな。ふふふ、観念したまえー」 イリヤ「いやー!」 桜「………」 この世全ての悪(アンリマユ)(仮)「ちょっ、頭掴まないで。何で薄幸の美少女っぽいのに、 こんな力強いの……ひいいいぃ、自分の背中が見えるー、やめてー!」 前アーチャー「ば、ばかなー、俺のアルティメットバトルダークヒーローがー!」 こうして、アルティメットバトルダークヒーローは間桐桜の手によって撃退され、世界は前アーチャーの魔の手から救われた。 ありがとう間桐桜、ありがとう遠坂凛、そして二人の仲間達! おまけ ~~その後 ~~イリヤの部屋 イリヤ「あのさ、アーチャー……お願いがあるんだけど」 前アーチャー「何だ? 連帯保証人のハンコはおさねーぞ」 イリヤ「そ、そんなの頼まないよー。えっと……お兄ちゃんとロマンティックなデートがしたいんだけど」 前アーチャー「んあー、ロマンティックねー」(ほじほじ) イリヤ「もう、鼻ほじりながら聞かないでよー……」 ライダー「イリヤが話しかけてるわ。きちんと聞きなさい」 前アーチャー「いててててて、パイナップルを握り潰す勢いでフェイスクローすんなー! 大体、ライダー……おめーがロマンティックなデートやらを手伝ってやれば済む話じゃねーか」 ライダー「わかったわ」 イリヤ「ライダーさん、いいの? やったー」 前アーチャー「イリヤ、俺は凄まじくデンジャラスで危険な予感を覚えるんだが……」
https://w.atwiki.jp/p_ss/pages/1430.html
K-side 「ねぇ、あれからどうなの?」 朝一番、おはようより先にのっちに放った言葉はこれ。眠そうな顔したのっちは歯磨きしながら「なにが?」な表情。その横からゆかは手を伸ばして自分の歯ブラシを取る。 「例の林〇さん信者とは。昨日メールした?」 のっちはうがいをしてベッと水をはき捨てる。そして歯みがき粉臭い口でゆっくりと話しだした。 「メールしてるよ、あの子返信めちゃくちゃ早いね、返事した一分後くらいにすぐ返事きてびっくりした」 「あー、確かに早いね」 「でも色々聞いてくれたから今も続いてるよ、ただのっちは質問に答えてるだけだけど…」 「あはは、」 片想いしてる女の子が好きな男の子とのメールを絶やしたくないが為の良くあるパターンだね、質問攻めって。まるでこれじゃのっち男の子みたいじゃん、超笑える。 だから、という訳でもないけど、そろそろ揺さぶる良い時期だとゆかは思うの。これをきっかけにしたい。ゆかは仕事をするだけ。 「のっちって、もうそこまであ〜ちゃんのこと好きじゃないの?」 「……なんで?」 「いや、なんとなく」 「…分かってるくせに」 「分かんないから聞いてんじゃん、あ〜ちゃんも付き合うならゆかって言ってたし、もういっそ付き合っちゃおうかな」 なんて幼稚。いつもののっちだったら、すぐに冗談だと気付いて笑ってくれるだろうけど、最近ゆかと色々あったもんね、冷静さが欠かれてる。 「…そう」 ほら真に受けてる。ばーか。 いつまでもちんたらちんたらしてるからこーゆー事になるんよ、極度のヘタレも考えもんじゃ。 「アンタあの頃からなんも成長しとらんのね」 小さく笑って、鏡越しにのっちを見ると、眉間に皺を寄せて、これまた鏡越しにゆかを睨んできた。おーこわい、犬が毛を逆立ててる。そして 「カンチョー!」 「ぷぎゃあ!」 「へっへーんだ!ざまぁみろ!」 「のっち!こら待ちんさいや!」 渾身の一撃を放ったのっちは、一目散に逃げていった。ゆかはお尻をおさえてうずくまる。 うぅ…あのアホ犬……やってくれよった…。 N-side ゆかちゃんの言葉に動揺を隠す事は出来なかった。そこまでのっちはうまく自分をコントロールしきれていない。ゆかちゃんの言ってる事が本当なら、あ〜ちゃんは付き合うならのっちでなくてゆかちゃん、と確かに言った訳であって。 そうなると話は変わってくる。のっちは今の親友をライバルと呼ぶ事になるのか、いやむしろ勝負はついていて、ゆかちゃんに王子の座を渡す事に?そんなん嫌じゃ。のっちこの家でもう二人と住めなくなる。そうなったら出てくよのっちは。 「あ〜ちゃ〜ん!あ〜ちゃん、のっちがゆかにカンチョーしたぁ〜」 「ええぇ、チクるとか卑怯じゃ!」 「のっち!アンタ良い年してゆかちゃんになんて事しよんの!」 などと言って気がついたら細い通路に前にあ〜ちゃん、後ろにゆかちゃん、と挟み撃ちを食らってしまった。逃げ場のないのっちはジリジリ詰め寄る二人の間であたふた。 だってゆかちゃんがあ〜ちゃんと付き合っちゃおうかな、なんてチャラ男が新しい女の子を見つけたみたいに軽く言うもんだからさ。そんなチャラ男講師かしお…じゃなくて、ゆかちゃんに容易く受け渡せる程あ〜ちゃんはお手軽コンパクトなゲーム機じゃあるまいし。 自分でもその抵抗がカンチョーなんて泣けるくらい情けないけど、ゆかちゃんはどこまで本気でどこまで冗談なのかたまに分からない事があるから。だから、逃げた。ゆかちゃんの言う通りだ、のっちは逃げてばっかであれから一つも成長していない。 「ゆかちゃんが痔になったらどうするんよ、アホのっち!」 「そうよそうよ!痔になったらお医者さんにお尻の穴に指入れられるんよ!?」 「ゆ、ゆかちゃん随分詳しいんだね」 「お父さん治療中じゃもん」 「そうなん!?」 などと二人が盛り上がってる内に、のっちはそろそろと壁に張り付いてすり抜け…られる訳もなく、二人に押さえ込まれてしまったのっちは子供みたいにお尻をペンペン叩かれてお仕置きされてしまった。 うぅ…今どきこんなお仕置きするお母さんいないよ…。やめて、ゆかちゃん写メ撮らないで! もう色んな意味で羞恥プレイを受けたのっちのほんの小さな金平糖くらいのプライドはバラバラに砕け散った。 「もうしませんは?」 「うぅ…もぅしましぇん…」 「よろしい」 やっと解放されたのっち。お尻がジンジンと痛む。そして涙はしばらく止まらなかった。 A-side お尻ペンペンでのっち号泣があ〜ちゃんとゆかちゃん的にはかなり萌え萌えであれから写メ交換祭りが開催されたんだけど、のっちとしては死にたいくらい嫌だったらしく、ここ数日生気を全く感じられなかった。 だけど、今日は少しだけ、ほんの少しのミジンコくらいの生気は感じられた。どうやら前にゆかちゃんの紹介で仲良くなった子と約束していたライブに行くらしい。 だからそんなのっちをあ〜ちゃんは玄関でお見送り。のっちがあ〜ちゃん達以外の人と遊びに行くのはこっちに来て初めてだから、なんかちょっと心配。あ〜ちゃんははじめてのおつかいのお母さんみたいな心境。 「良いなーライブ」 「良いじゃろ〜生〇檎さんよ〜」 「今夜は雨降るらしいけぇ、折り畳み傘ちゃんと持った?」 「うん持った」 「携帯も財布も持った?何かあったら連絡するんよ?」 「持ったし分かってるし、のっちももう大学生なんだからさぁ、」 靴ひもを結び終えると立ち上がり、のっちはリュックサックの肩紐を掴んで笑顔で振り返った。あぁもう、今から遠足に行く小学生かっての。 「んじゃ、行ってくるね」 「うん、行ってらっしゃい」 そう笑顔で見送る。 いつまで経っても世話の焼ける子供みたく思っていたけど、本当はあ〜ちゃんが子離れ出来ないママなのかも。ゆかちゃんも心配で、のっちも心配で。 と言った先からほら、鼻歌歌いながらおしゃれな服に身を包んだ小悪魔ちゃんがやってきたよ。 「ゆかちゃんお出かけ?」 「うん、男の子と飲み行くの」 「二人きりで?」 「んな訳ないじゃん、合コンよ合コン」 「また〜?」 合コン中毒ですか。 毎回毎回帰ってくる度に「イケメン揃えるって言ったくせにキモい奴ばっかだし!まじ萎えるわあり得んわ〜」とかうだうだ言うくせに全く懲りてない。 「あ〜ちゃんはお出かけせんの?」 「あ〜ちゃんはお留守番しとる」 「一緒に飲み行かない?」 「未成年の飲酒は法律で禁止されています」 「固いこと言うなよあ〜ちゃんー」 などとあの得意のイケメン声で肩を抱いてきたチャラ男講師かしお…でなくゆかちゃん。 これは乗っておくべきかと思い、あ〜ちゃんは演技風のあの高い声を出す。 「やめて下さい〜私お酒飲めないんですぅ〜」 「オレが飲み方を教えてやるよー、天文学の分からない所もオレが教えてやるよ〜」 「でも〜、私天文学とってないしぃ…」 「くっそぉー」 と悔しそうにゆかちゃんは叫んだ。あのゆかちゃんのイケメン声、ちょっとドキッとするんよね…心臓に悪いわ…。 「と、ゆー訳なんでゆか夜ご飯いいや」 「あ〜ちゃん一人でフルーツパーリーしとるも〜んだ」 「お留守番よろしくぅ」 ゆかちゃんは抱きついてきたかと思うと、あ〜ちゃんの頬に軽い音を立ててキスをして、玄関を飛び出して行った。チャラい、チャラいよなぁ。 よくよく考えると、あ〜ちゃんが一人でお留守番ってなかなかないかも。のっちはよくお留守番…というかあの子の場合はただ単に引きこもってるだけか。 誰もいないと静かなこの家は、一人で使うには広すぎる。ようし、こんな時間だけど、掃除でもしようかな。 ◇11 終◇
https://w.atwiki.jp/koupenchan/pages/16.html
リスト 株式会社スパイラルキュートによる商品 プライズ品(ゲームセンターの景品) コラボ商品
https://w.atwiki.jp/irosumass/pages/23.html
名前:ペンタン 原作:オリジナル 人物 クラバトに在籍 皆大好き(?)なネタキャラ。ペンタン自身がネタキャラと実感している。でも、気にしず明るく生きているペンギン。クラバ道路で、トライドベンダーにひかれたり、劇場版では、ザコ爆弾にされるなど、ひどい扱いを受ける。 劇場版クラバトでは一度はDrガイに恐れをなしジケンと同様あきらめたが考えを改め戦いに行った 一人称は僕 補足 キャラクターモチーフはポケモンのポッチャマ 技 ペンタンサーフィン 波を放つ技。ペンタンのクライマックスアタック。
https://w.atwiki.jp/oreca2012/pages/674.html
ペンスケ パラメータ 初期コマンド 覚える技 ペンスケ 出現条件 クラスチェンジ派生 解説 由来 台詞 ペンスケ パラメータ 属性 水 HP 42-44 クラス ☆ 攻撃 25-26 種族 水族 素早さ 38-40 EX(ボタン連打) スノーのモノマネ→スノーのモノマネ(大好評) 入手方法 対CPU戦で出現、カード化可能 初期コマンド # ★ 1 ミス 2 こうげき 3 こうげき 4 こうげき! 5 会心の一撃 6 つってみる 覚える技 単体選択攻撃 こうげき こうげき! 会心の一撃 ランダム攻撃 全体攻撃 防御 回復 強化 つってみる 召喚 異常 EX増減 コマンドパワー増減 技変化 無効 ミス ペンスケ 出現条件 ☆クラス合計 ~6 クラスチェンジ派生 解説 ペンタとは別のペンギン型モンスター。 【つってみる】は魚を釣り、釣れた魚によって効果が異なる博打要素の強い技。現在判明してるのは、次の通り。 青い魚:自分のHPを50回復する。 黄金の魚:自分の最大HPを40増やし、攻撃・素早さも大幅に上昇させる。 ビリビリした魚:自分のHPを20回復し、麻痺状態になる。 EXは、雪戦士スノーのEX【サザンクロス】を真似て攻撃する技。 【つってみる】の性能が運任せなので、この技をどうするか決めてから育成した方が良いだろう。 搭載しないとなると個性が薄れてしまうのも否めないが、【会心の一撃】とEX技でアタッカーとする事は可能である。 性別は男性のモンスターである。 由来 コナミ制作のメダルゲーム『コロコロペン介』の主人公ペンギン「ペン介」から。 台詞 登場 「」 攻撃前 「ぺん」 こうげき 「」 ステータス↑ 「」 ステータス↓ 「」 ミス 「」 麻痺 「」 ダメージ 「」 EX発動 「」 EX技 「」 超EX技 「」 勝利 「」 撃破 「まいっぺん~°◇°」 排出(加入時) 「ぺん」 排出(通常) 「ぺん」 排出(Lv10) 「ぺぺん、ぺ、ぺん!」 回復アイテム使用時(オレ最強決定戦) 「」
https://w.atwiki.jp/jhs-rowa/pages/128.html
枯死 ~絶対危険領域~ ◆j1I31zelYA そこに壁があることを、最初は気付かなかった。 だから、その境界を越えてしまえば、首輪が爆発して死ねるかもしれないと思った。 棒倒しをして行き止まりに当たるまで進むと決めた方角だったけれど、当たりだったかもしれない、と。 しかし、不可視の壁があった。そこから先には進めなかった。 壁の向こう側は、分厚い霧がかかったように曇っていて景色が分からない。 ゴンゴン、と力を込めてノックしてみると、そこから赤い波紋が生まれた。 八角形のひずみのような、オレンジがかった赤い波紋。 どんな材質でできてるんだろう。こんな波紋、どんな鉱物の結晶にも見たことがない。 いつもなら興味津津に考察するところだったけれど、今はそうするだけの気力もない。 しかし、参加者を逃がさないための仕掛けであることは疑いようが無かった。 エリアH-5の南端から、会場の外に出ようとしてぶつかったのだから。 もしかして北端の海にも、こんな壁があるのかもしれない。 少し興味が湧いたから、しばらく休んだら北上してみようか。 そこまで思いついて、神崎麗美は近くの木陰に腰をおろした。 『道の駅』で見つけた『宝物』を、ふわりとかぶるように体にかける。 『宝物』と呼ぶのがふさわしいのだろう。 道の駅の床下の空洞に、隠し財産のように眠っていたのだから。 メモ書きのように張り付けられた小さな紙きれには、『隠魔鬼のマント』としか書かれていなかった。 けれど、効能はかぶってみればすぐに分かった。ファンタジー小説なんかにも出てくる、いわゆる『透明マント』だ。 だからもう、防弾コートを脱いでこちらをかぶっている。 コートには下水道の臭いがついてしまったし、何より昼間に黒いコートは目立つ。 姿を消せるマントなら、誰にも見つからずに1人でいたい時には重宝するだろう。 1人でいたかった。 誰かとともにいるなど、できやしない。 ともにいることを選んでも、そいつが麗美を置いて死ぬか、麗美がそいつより先に死ぬかの二択でしかないのだから。 ――あーん? やけに弱気じゃねーの。言っておくがな、俺様は負けるつもりなんざこれっぽっちもないぜ。 やるからには徹底的に美しく勝つ。弱い考え、甘えた考え、そんなものを持ち続けるような奴は俺の傍には置いておけねーなぁ ズキンと、浮かび上がった記憶が麗美の心をえぐっていった。 あの時、麗美は何と言い返した? 負けるつもりはサラサラないと、啖呵を切ったんじゃなかったのか。 「しょうがないじゃない……あんなことがあったんだから」 麗美が裏切ったのは、跡部だけではない。 辛い過去を捨てて楽しく生きていこうという恩師の教えだって、麗美は放り投げている。 ――二カーと笑っていこーや! 神崎よぉ? 「無理だよ。アンタがいないのに、笑えるわけないじゃん……」 先に約束を破ったのは先生じゃないか。 いつでも相談に乗ってくれるっていったのに。一人にしないはずなのに。 あんたが死んだかもしれないなんて言われたら、絶望するに決まってる。 ――いつか、テメーだけの国で……テメーの、勝利宣言(コール)を…………見つけてこい! 跡部の最後の言葉が、遺志を裏切ったと麗美を糾弾しているように聞こえて、われ知らず「違う」と呟いていた。 跡部の遺言は、理想論だ。 殺し合いから生きて脱出することさえ茨の道だというのに。 その上で『勝った』と宣言するキレイな生き方をするなんて、最初からできっこなかった。 麗美はそれでも頑張ろうとして、心が折れた。だからもう重荷を背負わせるなと、亡き人々に叫び返したかった。 麗美は悪くない。生きたくなくても、皆から『死ね』と否定されたくない。 人を殺し、心をボロボロにしたのが、己の弱さのせいだとは思いたくなかった。 あのマシンガンの女が悪い。 人の友達を殺しておきながら、悲劇のヒロイン面をして、麗美を自殺の道具にして。そんなヤツを生かしていたって仕方がない。 殺し合いを開いた主催者が悪い。 こんな殺し合いに呼ばれなければ、人を殺すことなんてなかった。 だから殺し合いが悪い。 神崎麗美は、悪くない。そうであってほしかった。 だからあたしは、せめて悪いやつらに復讐するんだ。 うまく結論がつけられたことにいくぶんか安堵して、体の力を抜く。 ようやっと、周囲のざわめきに意識が向いた。 年若い男女の話し声が、ゆっくりと麗美の隠れ場所へと近づいて来ている。 「……わないでよ」 「『笑えばいいと思う』って……」 この時はまだ、それが何者かも分からず、身を固くするだけだった。 しかしほどなくして、思い知る。 悪魔が2人、神崎麗美を壊しにやって来たことに。 ◆ 「ATフィールド……」 その『壁』を見上げて、綾波レイはそう評した。 「それって何の略っスか?」 「Abusolute Terror Field」 「『絶対恐怖場』……この壁が?」 「少なくとも、似てる。視認が難しいところとか、赤い波紋の形とか」 綾波はリョーマに、ATフィールドの説明をする。 本来は使徒が作りだす防御壁であること。通常兵器では威力が大きく削減されてしまうこと。 エヴァンゲリオンのみが、自らもATフィールドを展開して使徒のそれを中和できること。 ……余談だが今の綾波は、ショッピングモールから調達した白いブラウスを着ている。 それまで地肌にそのまま羽織っていた青学ジャージは、持ち主が返却を断ったためにブラウスの上から羽織られていた。 「どうしてもエヴァじゃなきゃ無理なんスか?」 「改造陽電子砲を用いてのATフィールド貫通にかかったエネルギーは、1億8000万キロワット……」 「うげ……」 透明な壁を手でなぞるようにしながら、2人は地図の端っこギリギリの森を歩いていく。 不慣れな凸凹した地面をついて歩くペンペンが、何度かよろけそうになる。見かねて、ペンペンを抱き上げて歩くことにした。 これも『壁』の仕切りがGPSに示された会場の端と一致するのかどうかを、確認する作業である。 手で触れてみない限り形すら定かでないそれは、ツインタワーの最上階から観察した時点では確認できなかったのだ。 もちろん、濃霧が不自然なまでに景色を覆い隠しているのを見せられたからには、 『足を運んでみなければ分からない』と思い立っての実地踏査であったが、まさか『壁』で分断されているとは予想外だった。 「だから、テニスボールをぶつけても無理」 ついさっきリョーマの実行した試みを、綾波はばっさりと却下した。 「や、やってみなきゃ分かんなかったじゃないっスか。 だいたいこれが『ATフィールド』って決まったわけでもないんだし」 「どのみち、ボールの衝撃で壊せてしまうなら、耐久力に欠陥が……」 「知り合いに、ボールぶつけて照明塔を折った人がいるよ」 「…………」 「笑わないでください」 「『笑えばいいと思う』って」 「高坂さんの言ったこと真に受けないで」 その高坂だが、一人ビルでの探索を続けている。 神崎麗美との約束があるので、ビルを離れるわけにいかないという本人の希望だった。 ペンペンまでも連れて来たのは、首輪をつけていないからだ。 つまりペンペンなら会場の外にも出られるんじゃないかという試みだったけれど、確かめるまでもなくなった。 「そろそろ戻ったほうがいいわ。ビルから離れすぎると、放送までに帰れなくなるし」 「待って。一応、写真撮っておかないと」 携帯電話を取り出してカメラ機能を呼び出した。 『すごく堅そうな壁があって、会場の外に出られませんでした』だけでは、いくら何でもあんまりな報告になってしまう。 「……っていうか、こんな壁で閉じこめられてるなら、首輪つけなくてもいいじゃん」 テニスボールを『壁』に投げつけ、発生した赤い波紋を撮影しながら愚痴をこぼした。 リタイアすれば首輪が爆発するとか言われた気がするけれど、出られないならリタイアのしようもないんじゃないか。 そんな疑問に、綾波は少し考えて答える。 「ATフィールドの性質は防御。破壊に使われることもあるけど、ほとんどの場合は発生源を囲むようにして展開されるから……」 「このバリアを張ってるヤツは、会場内にいるってことっスか」 ということは、そのバリアを出す装置に手を出そうとしたら首輪が爆発するのだろうか。 ずいぶんと厳重な縛りだった。というか、壁で閉じ込めなくても首輪だけでいいじゃんと思える。 「まっ。端っこがどうなってるか分かったんだから、一歩前進ってことで」 かなり前向きに解釈して、『壁』にそっと触れる。 頭上を仰いでみても、透明な壁はどこまで高くそびえているのか見当がつかなかった。 透き通った実体のつかめない、高い高い何か。ふいに途方もない心地におそわれた。 「綾波さん」 「何?」 「『エヴァンゲリオン』は、こういう大きな壁を出す怪獣と戦ってるんスよね」 「ええ」 「怖くないんスか?」 今さらと言えば今さらな質問で、しかし初めて『実感』を持ってしまった。 1億8000万キロワットのエネルギーとか、ほとんど全ての兵器でも破壊することができない生命体とか。 それだけでも、綾波の関わっている戦いのスケールが『桁違い』らしいことは感じる。 そんな戦いを、希薄で大人しい、悪い言い方をすれば『弱そうな』少女が、どうやって背負ってこれたのか。 「平気」 綾波はいつもの無表情で答えた。 短く最低限のことしか言わない返事はいつものことだったので、距離を感じながらも「あっそう」と短く返す。 しかし綾波の言葉は、そこで終わらなかった。言葉を探すように、ゆっくりと続ける。 「……たぶん私は、死ぬことより、守れなかった時の方が怖いから」 誰を守るのか、それは察せられた。 出会ってから何度もその人物のことを話していたし、そもそも一度はその人物を守る為に殺し合いをしようとしたのだから。 「綾波さんでも、怖いんだ」 「よく分からないけど、きっと怖いこと」 オウム返しの会話を経て、綾波は問い返した。 「私には、あなたの方が不思議」 「どうして?」 「……怖がってなさそうに見えるから」 いつもなら「だって怖くないもん」と返すだけだった。しかしそれだと会話が終わる。 守れなかったら怖い。リョーマは怖がっていないように見える。 文脈が含むのは『あなたは放送で名前を呼ばれたのに』ということ。 初めてそこまで踏み込まれたこともあって、会話をつづけてもいいと気が向いた。 「死んだ『から』じゃない?」 碇シンジという人間しだいで行動を決める綾波。それが立派なことなのかダメなことなのかは分からない。 しかし綾波と違って1人で立っているからといって、孤立した人間だと勘違いされたらモヤっとする。 「背負わないと、なくなるじゃないっスか」 「何がなくなるの?」 「『柱』とか……」 「柱?」 たいして喋らないうちに、言葉につまった。 言葉にするまでもなく分かっていたことを、言葉にして説明するのは難しい。 これが、人についてきてもらう努力なのかどうか。 「知り合いが――強かった人が死んだのには、納得できてないけど。 なくすのが嫌なら、背負っていかないと嘘になるから」 難しいことも、納得できないこともある。強くたって、死んでしまうこともあると知った。 でも負けて死んだからといって、あの『強さ』の全てを無意味にはしたくなかった。 誰かが、死んだ人の分も抱えていくしかない。最後はいつもの強気さで言い切る。 「部長は負けたのかもしれないけど、最後は絶対にオレが勝つんだし。 その時は部長も一緒に勝ったってことで」 綾波は、いつもの感情が読めない瞳でじっと見つめていた。 別に「すごい! かっこいい!」という反応は期待していなかったけれど、黙られるのも恥ずかしいような照れくさいような。 「いい加減ビルに戻ろう」と早口で話題を替えようとして、 「ふざけんじゃないわよ!!」 ヒステリックな悲鳴が、『誰もいなかった場所』から空気を裂いて放たれた。 まさに引き返そうとしていたのと逆方向の、少し離れた木陰。 空気の皮をはがして出てきたように、強い殺気をはなつ少女が現れた。 何が起こったと驚くよりも先に、ぎらぎらとした憎悪のある両眼に射ぬかれる。 この人、ヤバい。 どんな感想よりもまず、そう思う。 何より少女が腰だめに抱えた鉄のかたまりが、危険を証明していた。 銃。 引き金に、指がかかっている。 パララ、とタイプライターを思わせる銃声が森に響いた。 ◆ ビル探索は、有意義か微妙なれども成果はあった。 何せ、市役所というのは書類が山のようにある。そして、意味不明な書類の方が多い。 その山からばくぜんと『手がかりを探す』のは、山の中に隠した一枚の葉っぱを見つけるのに等しいわけで。 「おいおい、これって見たらヤバい系の書類じゃねえか?」 しかし、『NEO高坂KING日記』は、輝いた未来を予知する日記だったのだ。 それはつまり、怪しいものを見つける未来が先にわかるということ。 探索時間の大幅な短縮ができるのだ。 市長みたいな権力者が大切なものを隠すなら金庫だろう、という安易な発想のもとに、高坂はその未来を予知した。 もちろん、その小さな金庫には、6ケタの暗証番号があった。 しかし高坂は、深く考えることなく『312911』に合わせる。 開いてしまった。 未来日記、11th。語呂合わせだった。 『未来日記計画』と書かれたB5サイズの紙の束で、制作年月日は2年前のものだった。 さすがの高坂も安易すぎやしないかと思ったが、しかし未来日記関係者にしかわからない暗証番号なのだ。 そして未来日記関係者ならば、改めてゲームのルールを知ったところであまり影響はないはずで、この程度の警備でも理にはかなっている。 それでも高坂には、興味を惹かれる資料だった。 金庫から取り出したところで、下の段にも箱があると気づく。 中に入っていたのは、旧式の音楽プレイヤーのようなカセットデッキだった。 メモが一枚貼り付けられ、大きく『ハズレ』と書かれている。 なんのこっちゃと首をかしげた。 しかし意味ありげに隠されていたものだし、これも2人に見せてみよう。 それらをディパックに入れて、意気揚々と市長室を出た。 他にも、塔のてっぺんに設置されたHOLON(NEO高坂KING日記が使えなくなったら困るので下手にいじれなかった)とか、いかにも何かが隠されていそうな我妻銀行の大金庫とか、めぼしい場所をいくつか携帯のメモに書きとる。 そして、放送も近いなとエレベーターで一階まで下りた。 『NEO高坂日記』があれば、麗美がビルに到着すればその『輝いた』未来を予知してくれる。 とはいえ、わかりやすい場所で待つにこしたことはないし、越前らも戻ってくる時間だろう。 そんな気まぐれだった。 気まぐれの、はずだったのだが。 正面自動ドアからペンペンが慌てた様子で、人間で言うところの『血相を変えた』ようなテンションで、バタバタと走り寄ってきた。 「ぐぎゃー!!」 「なんだなんだ――ちょ、靴下引っ張るな。何かあったのかよ?」 ◆ 少年と少女の会話は、負の感情を喚起するものだった。 首輪だけでなく、難航不落のバリアーまで出現したのに、ろくな策も出さずに『何とかなるさ』という態度で。 怖い怖いと言いながらも、まるで実感などなさそうに呑気そうで。 麗美たちは、何とか3日間やり過ごす計画を立てようとして、それがいかに絶望的かを思い知らされたというのに。 こんなヤツらが楽しく雑談したり食事している間に、麗美は命からがら逃げたり手を汚したりしていたのか、と。 しかしそれはただのやっかみだと分かるぐらい麗美は頭が良かったから、何も言えなかった。 ただこいつらとは仲良くできそうにないなと、黒い感情をくすぶらせてうずくまっていた。 しかし、続く言葉にだけは理性が持たなかった。 ――なくすのが嫌なら、背負っていかないと嘘じゃないっスか そして極め付きは、遺志を背負って戦えばまだ負けじゃないという宣言。 最後にはどうせ、『勝って』みせる? 大切な人が死んだなら、遺志を継がなきゃ嘘だ? それができなきゃ、大切な人の志がなくなってしまう? ふざけんな。 じゃあ、アタシはなに? 死んだ人の想いを全て裏切ってる、アタシは? 跡部の『勝利宣言を見つけろ』って遺言も、先生の『今を楽しんで生きよう』って教訓も、ぜんぜん叶えられる気がしないアタシは? 『死んだ人間の分も頑張れ』って押し付けられたせいで、こうなったアタシは? 遺志を継ぐことで、死者の魂がなくならないっていうなら、 跡部や滝口や鬼塚先生を、現在進行形で殺してるのは、アタシだってことか? 認めない。許せない。容認できない。 ガンガンガンガンと、頭の内側から金槌で間断なく頭蓋骨を殴りつけられるような衝撃と熱が麗美を支配する。 銃を構える。立ち上がる。叫ぶ。 殺意を覚えた時のために、サブマシンガンはいつでも撃てるようにしてあった。 簡単に、引き金をひく。 パララララと、存外に軽い音がしてサブマシンガンからいくつも空薬莢が排出される。 当てずっぽうに撃った連射は2人の足元を舐めるように通過して、少しは地面へ、残りは虚空へと撒き散らされた。 体のすぐ近くを通過した9ミリ弾に、少年少女はあっけに取られている。 かろうじて帽子の少年は、少女を背中に回してかばうような位置についた。 その姿に、数時間前の跡部と麗美自身が重なって見えた。 こいつも、いざとなったら後ろの子を体を張って逃がすのだろうか。 そう思うと、脳を焚きつける激昂はさらに熱くなった。 『勝利宣言』とか『勝つ』とか、偉そうなことを言っておいて。 いざ自分が死ぬ段になったら、『後は頼む』と弱い者に苦痛を背負わせる。 殺し合いに『負けた』ことを認めようとせず、どうだ最後まで意志を貫いてやったぞと、自己満足に浸って死んでいく。 キレイな手のまま『強く生きろ』と言い残し、手を汚さねば生きていけない弱者を否定する。 それは『お前が弱いのがいけないんだ』と嘲笑う傲慢と、どこが違う。 「動かないで。1ミリでも動いたら次は当てるから」 「アンタ、殺し合いに乗ってるの?」 「別にぃ~? アンタらがあんまりにも虫唾が走ること言うから、つい撃っちゃったわ。 最後は絶対に勝つ? アンパンマンにでもなったつもり? このお子様は、すぐ近くで負け組がバタバタ死んでってるのに、よくそんなことが言えまちゅねー」 後先など考えず飛び出したのに、喋る言葉はスラスラと出てきた。 どんな目に合わせてやりたいかだけは、くっきりとしていたから。 引きずりおろしてやる。 人を殺したりしないという自信と寄る辺を失って、お前も現実を知ればいい。 この世界は殺すか殺されるかで、殺し合いに乗ろうと脱出を目指そうと、『勝つ』ことなんて不可能だと理解すればいい。 「アンタに聞かせたつもり、ないけど」 「あっそう。盗み聞きしちゃってゴメンネー。 でもお姉さん、聞き捨てならないことを聞いちゃったから。 道を踏み外しそうな少年たちには、教育的指導が必要だよねぇ~」 麗美は女子大生と詐称しても通用するぐらいに背が高い。自然と、少年を見下ろす目線になった。 『何言ってんだこいつ』と苛立ちを隠そうともしない少年に、愉悦を予感する。 傷付けてやろうと決めてしまえば、ドス黒い高揚が生まれるのはすぐだった。 こういう感情なのかもしれない。『キャベツ畑』や『コウノトリ』を信じている可愛い女の子に、無修正のポルノを突きつける心地というのは。 「道、外れてるのはどっちだよ」 「ほら、手の棒を捨ててこれ拾いなさい五秒以内。でないと2人とも撃つ」 スカートにさしていたジグザウエルを抜いて、少年の足元へと投げた。続け様に、牽制で『パララ』とちょっとだけ撃つ。 たとえ片腕を撃ち抜いちゃってもいいやぐらいには思っていたので、2人の肩ギリギリの位置を弾丸が通過した。 さすがに自分だけでなく少女の命も天秤にかかれば反抗できないと判断したのか、少年は銃を拾う。 「これでアタシを撃てばいいのよ。脳みそでも心臓でも、致命傷になるところをどうぞ?」 「はぁ!?」 「あっ、言っとくけど、手とか足とかを撃って無力化しようとか考えないでね。 撃たれた拍子に指が痙攣して、乱射しちゃうかもしれないから」 「意味分かんない。自殺したいなら、こっちを巻きこむこと――」 「あんた、跡部の知り合いでしょ? 聞いてるわよ」 着用している青白の服と、跡部から聞いた知り合いの情報を総合して推測をつける。 呆れと怒りで歪んでいた帽子の下の表情が、虚をつかれた。当たりだった。 「跡部さんを?」 食いついてきた。 会話を続けさせれば、こっちのものだ。 ここで傲慢な連中に現実を教える『糧』になるなら、麗美は惨めじゃないと証明して死ねるかもしれない。 こいつらの手が汚れる? 麗美を殺したこいつらが、心に傷を負う? そんなの知ったことか。人も殺せないなら、遠からず死ぬに決まっている。 否応なしに殺すことになるのが、この世界だ。 そうでなければ、麗美はいったい何のために殺したのか。 だから、麗美は口にする。 少年に己を殺させ、先刻の己と同じように『ざまぁみろ』と乾いた嗤いをあげさせる為に。 「跡部はね、アタシが殺したの」 さあ始めましょう。神崎麗美先生の特別補習授業。 ◆ それは、簡単なことだった。 いくら分身や高速移動を身に付けたテニスプレイヤーでも、秒速366メートルの9ミリパラベラム弾が、しかも連射されるのを回避し続けるのは難しいとか。 血だるまになった人間もミイラになった人間も目にしたけれど、本当に死んだ人間は見たことがないとか。 劇場版では、拳銃を持った男たちに脅迫されたり、その過程で恐竜を滅ぼしたりしたけれども、これはそんな世界じゃない原作出典だとか。 そんな要素はあったけれど、それ以前の問題だった。 そういった問題よりも、ずっとずっと根本的な話だった。 銃で撃たれると、人は死ぬのだ。 あの鉄の塊から銃声が鳴り響いた時、人が死ぬ。 テレビや映画でしか見たことがないけれど、だからこそ。 そう言った『お約束』だからこそ、『そういうもの』と認識している。 (怖い……?) リョーマは銃声を耳にして、身がすくんだ。 とっさに動けなかったし、だからこそ逃げるとか銃を取り押さえるとかができずに、綾波をかばうしかできなかった。 日本一のテニスプレイヤーだって人間だ。 凶暴化した切原赤也と試合した時はしばらくトラウマになったように、怖いと思えば、悲鳴だってあげるし失神だってする。 「これでアタシを撃てばいいのよ。脳みそでも心臓でも、致命傷になるところをどうぞ?」 「はぁ!?」 認めなきゃいけない。怖いし悔しい。 体の内側では、心臓がばくばくと動悸を打っている。 テニスをしている時の鼓動の加速は心地良いのに、この汗と動悸はとても嫌だった。 銃器の知識などなくとも、対峙した相手が本気かぐらいは分かる。 『従わなければ2人とも撃つ』は、こけ脅しでも何でもない。 リョーマにムカついたというのが本当なら綾波は関係ないはずなのに、そんなことに頓着しないぐらいキレている。 「あっ、言っとくけど、手とか足とかを撃って無力化しようとか考えないでね。 撃たれた拍子に指が痙攣して、乱射しちゃうかもしれないから」 おそらく嘘ではないのだろう。 最初に発砲した時の感じからして、相手も百発百中じゃない。 撃つ躊躇はなくとも、撃った経験は少ない気がする。 狙って当てることはできても、手元が狂って流れ弾を撃つぐらいには危なっかしい。 だからなす術がない――かと言われたら、実はそうでもない。 撃たれてから弾をかわすのが難しいなら、相手が撃つ前に視界から消えてしまえばいいのであって。 銃の攻略ぐらいは造作もないのだった。 例えば無我の境地で使える数多くの技のひとつ、《風林火影山雷の“風”の奥義》。 一瞬で相手の背後にも回りこめるあの技なら、銃口をかわして敵を無力化できる。 しかしリョーマが動いてしまえば、綾波を無防備に弾道に立たせてしまう。 「意味分かんない。自殺したいなら、こっちを巻きこむこと――」 誰だって、狙っていた標的が《無我の境地》を使って視界から消えたら驚くだろう。 その驚きが、不慣れな狙撃手に暴発を招かせるリスクは高い。 一歩間違えれば、自分のせいで綾波が死ぬ。 テニスプレイヤーだって1人の中学生だ。そんな簡単に、他人の命を天秤にかける選択には踏みきれない。 綾波のせいにすることは、できなかった。 この手を実行するならそれこそ最初に撃たれた時点で使っているべきであり、それができなかったのはリョーマが臆したからでしかないのだから。 「あんた、跡部の知り合いでしょ? 聞いてるわよ」 「跡部さんを?」 煩悶しているところに、その名前を聞かされた。 不意打ちだった。 見るからにヤバい人。 そんなヤツが、どうして『跡部から聞いてる』と言う。 「跡部はね、アタシが殺したの」 …………え? 「最初から、盾にするつもりで同行したのよ。一緒に協力して脱出しましょうってね。 案の定、跡部は桃色の髪の凶暴な女から、アタシを庇って死んでくれたわよ。 だってしょうがないわよねぇ。そうでもしなけりゃ、弱いアタシは生き残れなかったんだから」 口角を意地悪く吊りあげ、武勇譚でも語るように少女はペラペラと喋った。 何を言っているのだろう、と思う。 殺したということは、死んだということで、それを自分がやったのだと言われる。 言葉の意味が分かるのに、何を言われているのかが分からない。 「馬鹿な男よね。最後までアタシを信じて、後を託して逝きやがったわよ。 お前は1人じゃない、とか。知り合いならお前を助けて笑わせるぐらいはできる、とか。 面白いでしょ? 笑わせるどころか、殺されそうになってるっつーの」 『激怒』と『嘲笑』が同居する。そんな笑みが、顔中に広がっていた。 嘲弄されているのは、リョーマもよく知っている男で。 手塚を始め、周りの中学生みんなから一目置かれたり、慕われていた人物で。 あまり素直な褒め方をしないリョーマにしては珍しく、『すごいよ』という最上級の褒め言葉を言わせたヒトで。 踏みにじられている。それが分かったから、怒りを押し殺して言い返した。 「嘘だね。あの人は、アンタみたいなのに騙されるほど、バカじゃない」 「バカだったわよ! アタシみたいなのを見誤って、後を託すようなバカだったわよ! アタシはもう頑張りたくなんかないのに! 頑張ろうとしたのに! 疲れてボロボロのアタシに鞭を打って、『1人じゃない』って応援したつもりになってるの! そんなのに助けられるなんて、こっちから願い下げだわ!」 血を吐くような悲鳴が響き渡り、マシンガンにかけられた指が、引き金を引きたくて仕方がないようにぶるぶると震えた。 その痛々しさに呑まれそうになって、それでも、『呑まれたら負ける』という直感から視線を強く向ける。 そんなリョーマを、相手は「はっ」とせせら嗤った。 「許せないって顔してるわね。跡部が死んで、こんなアタシが生き残ったのは許せない。じゃあ何? あんたは、弱いヤツは皆死んで、強いヤツだけ生き残ればそれでいいと思ってるわけ? 人を殺さなきゃ生きていけないようなヤツは、生きる価値もないって言いたいの?」 理屈の言葉が刃になって、切りつけてくる。 好き勝手に切りつけられる不快感に、ギリと歯を食いしばった。 事情は分からないが、跡部をただ殺したわけじゃなく、複雑な感情があったとは推測できる。 『弱い奴は死ねばいいのか』という悲鳴だって、理不尽に対する怒りから生まれたのだろう。 でも、だけど、だからって。 いつもなら、ラケットとボールが手元にあるだけで、黙らせられるのに。 殺したくて仕方がないのを我慢していると言わんばかりの殺気は、余計な動作を1ミリさえ看過しないと銃口を向けていた。 「どっちみちアンタには、アタシを撃つしか方法がないのよ。 許せないヤツは殺していい。守りたければ殺していい。これが正しいの。 だってそうでしょ。ここでアタシを殺さなきゃ、アンタたち2人が死ぬんだもの」 そうじゃない。今なら、殺さずに止める手段だってある。 でも『それ』を使っていいか、綾波に聞くことはできなかった。 ひそひそ話をしたらそれだけで感付かれるし、『当人の許可を得てやりました』で死人を出しても責任はのしかかる。 運が悪ければ、綾波が死んでこんなヤツが生き残る。そんな結果に、満足できるのか。 どうして綾波にこだわるんだ、と悪魔のささやきが聞こえた気がして、そもそもどうして庇ってるんだっけというところにまで思考は及ぶ。 自己犠牲? 部長じゃあるまいし。 一緒にいて情がうつったから? 朝ごはんを作ってもらったから? それもあるけど、それだけじゃない。 責任感? 仲間だから? 後味が悪いから? そのどれでもあるし、どれとも違う。 でも、死なせたら後悔する。だから絶対に死なせられない。 麗美はすべるように滔々と語り続けた。 「アンタが撃てば、1人死ぬ。アンタが撃たなきゃ、2人死ぬ。 ううん。このままアタシを野放しにしたら、もっともっと死んじゃうかもね。 だってアタシ、ここで死ななくても次に会ったヤツに同じようなことするんだから。 ううん、虫の居所が悪かったら、もっとたくさん殺しちゃうかも。 あ~ら大変。ここでアタシを殺さなきゃ、アンタは大量殺人者だよ?」 うるさい。うるさい。うるさい。うるさい。 黙らせたかった。排除したかった。 眼の前の女が一言でも口にするたびに、心の大切な場所がガンガンと叩き壊され、唾を吐きかけられる。 でも殺したって、きっと後悔する。 この左手はラケットを持つ手なんだから、同じ手で人を殺すなんていけない。 それに、少女はリョーマに撃たせたがっている。 つまり、撃ったら『負け』になる。 『それ見たことか、勝つなんて無理なんだ』と嘲笑って死なせるなんて、絶対に許してはいけない。 しかし、撃たれたら綾波レイも死ぬ。 己のこだわりの為に、綾波レイまで巻き添えにしてしまっていいかと言われたら、 それが『柱』として正しいなんて思えなかった。 「アンタ、死にたいの? それともオレに殺してほしいの?」 「復讐したいのよ」 銃を持つ手は、とっくに汗ばんでいた。 選択肢はどれも正解で、どれも間違いで。 じっくり考えている時間なんて、ない。 それでも、撃つなんてしたくなかった。スポーツマンが拳銃を撃つなんて、やっぱりできなかったから。 どうにか相手の隙をつくれないかと、精一杯冷静に言葉を選ぼうとして。 そんなリョーマを観察して、少女は『優しそうに』笑った。 そして、口にする。 「殺してくれないならいいわ」 おそらくは、『トドメ』なのだろう言葉を。 「殺さないってことは、認めてくれるのね。アタシは生きてていいって。 跡部やアンタの言う『部長』さんは死んで当然で、アタシはアイツらより生きる価値があるんだって」 考えていた。 考えたくなかったけど、考えていた。 ――自分に言い訳するような奴らより部長が生きててくれた方が絶対にいいに決まっている 認めて、たまるか。 撃ちたくなかった。 でも、『認められない』と感情が答えてしまったから。 反射のように手が動き、銃口がそいつを向いた。 指が引き金に動いた。動くのを止めることができなかった。 撃っちゃダメだ撃っちゃダメだと分かっているのに、止められない。 ダメだ、撃つ。 そう思った瞬間。 「あなたは」 指が、止まった。 ずっと黙っていた綾波レイが、透き通るような声を出したから。 ◆ 撃てばいいのに。 リョーマに対して綾波が思ったことは、それだった。 戦略的判断から言えば、敵である少女を撃って2人の安全を守るのが絶対に正解だ。 まして、ここで逃がせば越前の仲間や碇シンジを害されるともなれば。 綾波が『碇ゲンドウの部下』として身に付けた判断は、そういうものだったから。 でも。 撃ちたくない気持ちが少し分かる。それに、撃たせたくない。 そんな小さな声が、産声をあげていた。 ここで殺してしまえば、何だか良くないことが起こる気がする。 その直感は、少女の言い分が不快に聞こえたからでもあった。 だから越前も、『負け』たくないんじゃないか。 1人ではなかったはずなのに、『救いなんて願い下げだ』と跳ね付ける。 善意から言われたことを悪意で解釈して、世界に絶望する。 それは『出会う』ことによって『変わる』ことを、否定する考えだ。 碇シンジとの出会い。この場所に来てからの出会い。 『出会い』には、『あたたかさ』だってあるはずなのに。 綾波レイにも、シンジを『死んで当然』と思う可能性があるなんて、嫌だった。 だから、とうとう声をあげた。 本当に出会わなければ良かったのか、と。 「あなたは、その人たちのことが嫌いだったの?」 時間が、止まった。 毒のある殺意が、その刹那だけ少女から剥がれ落ちる。 その一瞬だけ、あらゆることを忘れて過去に囚われたような。 その姿は、茫然。 「好きだったわよ! でも――」 少女のまとう緊張が、解けて。 そして越前が動いた。 ほんの一瞬の出来事で、そこには確かに光が見えて。 何が起こったのか、綾波には分かる。 ご飯の時に、教えてもらったから。 無我の境地。 ◆ 《風林火陰山雷の“風”》 迷っていたのが消えれば、体は軽かった。 夜叉のように気迫を出していた少女に、隙ができた。 助かったというのが本音で、しかし目が覚めた理由は別にある。 跡部景吾を、氷帝テニス部の部長を、『好きだった』と言った。 殺せない。 できるわけない。 正しいとか、間違ってるとか、殺すべきかどうかとか、命の重さとか。 理屈を全部吹き飛ばして、その殺せない理由はドンと頭に落ちてきた。 たとえ一時でも、そんなことを感じた人間を、殺していいとは思えない。 地面を蹴る。 その刹那、確かに風の疾さと同化する。敵の懐に飛び込んだ。 左手をのばす。目を丸くした少女の抱える鉄のかたまりは、もう怖くなかった。 “風”の時は、スイングの速さも目にとまらない。 少女の右腕をつかみ、全力で体の外側へと払った。 銃の引き金から軽く指が外れる。機関銃が、地面にガシャンと落ちる。 うまくいった。 間に合っ―― 「ざーんねんでした」 こつん、と。冷たい塊が、ひたいにあたった。 機関銃よりも小さな、そしてやはり黒い、鉄のかたまりだった。 「『やったぁ』って顔、してんじゃないわよ」 どこからか取り出したもう一挺の拳銃をつきつけ、そいつは冷えた声を落とす。 あの嘲笑が見下ろしている。そう予感して顔を上げたリョーマの目に映ったのは、思いもよらぬ表情だった。 「あたしと同じに結果にならなくて、そんなに嬉しいの? あたしみたいに人殺しになるのが、そんなに嫌だったの? 『俺はあんたとは違うんだ』って証明できて、そんなに満足なの?」 泣き笑い。 正しく、そうとしか形容できない表情を浮かべていた。 他者を嘲弄することで己を正当化できなくなり、己のみじめさを、憐れむように。 「神崎っ……! おい、どういうことだよっ!?」 ダミ声に近い叫び声が轟き、『神崎』と呼ばれた少女は糾弾されたように肩を震わせる。 高坂王子が、ペンペンを抱えて綾波の後方から駆け寄ってきた。 「高坂じゃん……あー、アンタら仲間だったわけ」 さりげなく目元をぬぐうと、納得したという風にうんうん頷く。 それまでの『神崎』を知るものからすれば不気味な仕草だったけれど、それは却って高坂の疑念を鋭くさせた。 ペンペンを地面におろし、距離を保って問い詰める。 「何があったんだよ! お前、それ……洒落にならねーだろ!?」 高坂が凝視するのは、拳銃。 リョーマの額に銃口を当てている麗美。 いきなり来た人間にも、どちらが被害者でどちらが加害者かは一目瞭然だった。 ほんの短い、しかし長い長い沈黙が、微笑んだ神崎の口元に漂う。 「あぁ……そうか。あたし、ワルモノなんだ」 それが、リョーマの聞いた最後の意味明瞭な言葉だった。 「……ヒッ。ヒッ、ヒッヒッ」 体をくの字に折って、お腹を抑えるようにして、少女は笑い出した。 苦しそうに、けれど、楽しそうに。 地面を、じだんだを踏むように細い脚で踏みならす。 壊れた楽器みたいな笑い声が地団太のリズムと同調し、奇妙な踊りにも見える。 クスクスクスと笑いたいのに、体が震えて声が掠れるせいで『ヒッヒッヒッ』にしかならない、そんな笑い声。 リョーマは、おそらく綾波も高坂も、同じ単語で感想を抱いた。 ――壊れた。 「ああ、うん、高坂? 悪いけどあたし、いち抜けるわ」 「い、いち抜ける?」 おびえて問い返す高坂に、楽しげに語りかける。 「うん、もう居場所がないから、適当に楽しむの。 途中で被害を出すかもしれないけどさ、別にいいよね。 その代わりみんなに、現実を教えてあげるつもりだから」 銃口をリョーマの額から外し、正面の方向に適当な狙いをつけて。 「んじゃ、さよなら」 パン、パン、パンと、乾いた音を数発鳴らした。 それは牽制で撃ったはずで、しかし三人からすれば目線を神崎から外すには十分な理由となる。 その隙に少女は、マシンガンを拾い、逃げた。 現れた時と同じように、ディパックの隙間から布をふわりと引っ張り出し、姿を消す。 リョーマだって、逃がしてはいけないことは分かっていたけれど。 しかし、着弾点を探した時に、『不幸な事故』を見つけてしまった。 それを見てしまえば、姿の見えない少女の逃走を追う余裕などない。 「ペンペン……?」 ペンギンが一羽、右の目に赤い穴をあけて死んでいた。 ◆ 顔を、見てしまった。 撃たなくて良かったと、心の底から安堵したような顔だった。 息の根を止められた気がした。 もちろん、その選択は愚かなものだっただろう。 もう一挺の拳銃を持っていた時点で、神崎麗美の勝ちだったのだから。 しかし、それは『悪』だった。 あの時の麗美のように『ざまぁみろ』と笑ったりしないのだと突きつけられた。 『殺すしかなかった。だから私は悪くない』という最後の支えを、へし折った。 麗美の転落は、すべて自分の弱さが招いたのだと惨めに落とされた。 それが、許されざる悪だった。 しかし、高坂がやって来た。 傍目に見れば、2人目を殺そうとした麗美が絶対悪で。 麗美を殺さずに止めようとしたアイツ――跡部から聞いた名前は越前とかいったか――は絶対に正しいのだろう。 バカバカしい。 こんな世界に真剣に付き合ってやるなんて、心の底からバカバカしい。 世界を見限った、瞬間だった。 心が、ふわりと宙に浮いた。 生きるとは、痛みと向き合って、己の境遇を嘆いて、しでかした間違いについて考えるから怖くて苦しいのであって。 それを放棄してしまえば、楽になるのは道理というものだった。 生きていくことが怖いなら、生きようとしなければいいのだ。 真正面からこんな世界と付き合うなんて、バカバカしい。 物語の主人公には、ならない。 傍観者として楽しむ。 先の出会いは、ひとつだけ嬉しいことを教えてくれた。 それは強者であっても、苦しめて傷つけることができるということだ。 殺させることはできなくとも、反論を封じて心を揺らすことはできたのだから。 だから、いまだに戦おうとしている連中を見つけたら、教えてやればいい。 自らの信じるより所など、簡単に壊れるということを。 その方が、物語だって面白くなるだろう。 どうせ誰も彼も死んでしまうならば、盛り上がった方がいいに決まっている。 【H-5/ビル付近/一日目・昼】 【神崎麗美@GTO】 [状態]:高揚 [装備]:携帯電話(逃亡日記@未来日記)、催涙弾×1@現実 、イングラムM10サブマシンガン(残弾わずか)@バトルロワイアル 、シグザウエルP226(残弾12) [道具]:基本支給品一式 、インサイトによる首輪内部の見取り図@現地調達、カップラーメン一箱(残り17個)@現実 997万円、ミラクルんコスプレセット@ゆるゆり、草刈り鎌@バトルロワイアル、クロスボウガン@現実、矢筒(19本)@現実、隠魔鬼のマント@幽遊白書、火山高夫の防弾耐爆スーツ@未来日記 火山高夫の三角帽@未来日記、メ○コンのコンタクトレンズ+目薬セット(目薬残量4回分)@テニスの王子様 、売店で見つくろった物品@現地調達(※詳細は任せます) 基本行動方針:傍観者としてゲームを『楽しむ』。 1・他の参加者を見つけたら、『面白くなりそう』な方向に扇動する。 2・自身が殺されることも否定はしない。ただし、できるだけ長く楽しむ為になるべく生き残る。 [備考]鬼塚英吉は主催者に殺されたのではないかと思っています。 人を壊してしまった。 届けると預かったものを、死なせてしまった。 「ごめん……」 目をくりぬかれた遺体のまえに膝をついて、謝る。 ささいなことなのだろう。 少なくとも、朝の時点で9人の人間が死んでいて。今この時も死に続けているかもしれない場所で。 支給品でしかないペンギンが死んだ、なんていうのは。 それでも、今まで一緒にいたし、助けられたりもしたから。 ちゃんと届けると、約束したから。 こうなった結果の一端には、神崎麗美を撃たなかったことがあったから。 しかし。 「あなただけのせいじゃない」 顔を上げる。 しゃがんで、ペンペンを間にはさんで、綾波レイが向かい合っていた。 「碇くんも、責めるような人じゃないから」 じわり、と。 熱をもったカイロを、肌へとじかに貼りつけられたような刺激が胸を刺した。 あたたかいのに、柔らかな痛みが伴っていた。 「私も、一緒に碇くんに謝る。撃つのを止めるようなこと言わなかったら、こうならなかったかもしれないから」 「綾波さん……悪いけど」 「何?」 「『止めてくれてありがとう』って、思った。ペンペン死なせたのに」 犠牲が出てしまった。神崎麗美が憎い思いもあった。 それでも、『跡部景吾を嫌いじゃなかった人を撃つ』なんて、できなかった。 嫌なところもいっぱいあったけど、本当にみんなから慕われていた人だったし。 それに「好きだった」と言った時の麗美の目に『こんな風にならなかった可能性』を見てしまったから。 神崎麗美という人間の『全て』を排除していいなんて、思えなくなった。 けれど、その神崎も、自分たちがきっかけで『壊して』しまった。 「それが正しかったの?」 「分かんないよ。でも思ったものは、しょうがないじゃん」 神崎麗美がこれからも犠牲者を出すとうのなら。 リョーマたちはその仲間から、麗美を止めなかったと責められても仕方がないのだろう。 そう思った時、頭上から場違いなほどに大きな声が降ってきた。 「あのなぁ、よく分かんねぇけど、正解だったに決まってるだろ? 考えてもみろよ、お前が麗美を殺してたら、俺が駆け付けたタイミングとドンピシャだぜ? 危なくお前が裏切ったと思うところだったじゃねーか」 「「え……」」 親指で自らを指し、いやー危なかったなーと大きく息を吐く。 「信じてなかったの?」 「い、いや、信じてたぞ! けど、それを言うなら麗美だって一応仲間だったわけで……」 綾波に突っ込まれてわたわたと弁解をする高坂に、あっけに取られた。 高坂が『良かった』と言っているのは、誤解が生まれなくて良かったねーということであり、麗美を撃つことの是非でなない。 それでも、一時は仲間だった人物が豹変して動揺しながらでも、そんなことを本気で安心しているのだ。 お人好しなのか、それとも自分が大好きで図太いだけなのか。 たぶん両方だったのかもしれないけれど、『楽になった』と感じるのが不覚だった。 さすがに笑うのはこらえたけれど。 「あのさ……」 だから、言葉は自然と口から出た。 普段なら、口にすることは少ない言葉を。 「次は、負けないから」 神崎麗美に対して、敗北を認めた。 【H-5/会場南端付近/一日目・昼】 【越前リョーマ@テニスの王子様】 [状態]:決意 [装備]:青学ジャージ(半袖)、太い木の枝@現地調達 リアルテニスボール(ポケットに2個)@現実 [道具]:基本支給品一式(携帯電話に撮影画像)、不明支給品0~1、リアルテニスボール(残り8個)@現実 、自販機で確保した飲料数種類@現地調達 基本行動方針:神サマに勝ってみせる。殺し合いに乗る人間には絶対に負けない。 1:……。 2:碇シンジを見つけるまでは綾波レイと行動。ペンペンを碇シンジに返す。 3:2と並行して真田さん、切原、遠山を探す。 4:学校に向かう。 5:ちゃんとしたラケットが欲しい。 6:碇シンジとその父親に、少し興味 【綾波レイ@エヴァンゲリオン新劇場版】 [状態]:疲労(小) [装備]:白いブラウス@現地調達、青学レギュラージャージ、 第壱中学校の制服(スカートのみ) 由乃の日本刀@未来日記、ベレッタM92(残弾13) [道具]:基本支給品一式、 天野雪輝のダーツ(残り7本)@未来日記、不明支給品0~1、第壱中学校の制服(びしょ濡れ) 基本行動方針:碇君を探して、何をしてほしいのか尋ねる。 1:……。 2:学校に向かう。 3:碇君を探す。その為に越前くんについて行く。 4:他の参加者と、信頼関係を築けるようにがんばる。 [備考] ※参戦時期は、少なくとも碇親子との「食事会」を計画している間。 【高坂王子@未来日記】 [状態]:疲労(小)、全身打撲 [装備]:携帯電話(Neo高坂KING日記)、金属バット [道具]:基本支給品(携帯のメモにビルに関する書き込み)、『未来日記計画』に関する資料@現地調達、S-DAT@ヱヴァンゲリオン新劇場版 基本行動方針:秋瀬たちと合流し、脱出する 1:……。 2:2人に金庫から入手したものを見せる。 3:雪輝を探し、問い詰める。 [備考] 参戦時期はツインタワービル攻略直前です。 Neo高坂KING日記の予知には、制限がかかっている可能性があります。 『ブレザーの制服にツインテールの白井黒子という少女』を、危険人物だと認識しました 【隠魔鬼のマント@幽☆遊☆白書】 神崎麗美が道の駅で現地調達。 島に存在する10個の『宝物』の内の一つ。 垂金権造に雇われていた闇ブローカーの妖怪の一人が身に着けていたマント。 着用した者の姿を消すことができる。(ただし妖気までは消せない) ちなみに目元にのぞき穴もあるのだが、隠魔鬼はその目元も含めて透明になっていた。 【S-DAT@ヱヴァンゲリオン新劇場版】 高坂王子がビルの市長室から現地調達 島に存在する10個の『宝物』の内の一つ。 大きく『ハズレ』と書かれた紙が貼られている。 碇シンジがよく聴いている音楽プレイヤー。イヤホン付き。 もとは彼の父、碇ゲンドウの所有物だった。 【『未来日記計画』に関する資料@現地調達】 高坂王子がビルの市長室から現地調達。 『未来日記』世界におけるサバイバルゲームに関する詳細を綴った資料。 内容は、おおむねDairy42にてデウスが雨流みねねに語ったことに準拠。 Back 問:ゼロで割れ 投下順 「正義」「夢」どんな言葉でも Back 問:ゼロで割れ 時系列順 「正義」「夢」どんな言葉でも さよなら鬼塚先生 神崎麗美 その目は被害者の目、その手は加害者の手 三人でいたい 越前リョーマ 桜流し 三人でいたい 綾波レイ 桜流し 三人でいたい 高坂王子 桜流し
https://w.atwiki.jp/irarchive/pages/678.html
サイト ホームページ(アルペン) IRサイト(アルペン) CSRサイト(アルペン) 各種ツール 事業報告書(アルペン) アニュアルレポート(アルペン) CSRレポート(アルペン) 総会通知(アルペン) 有価証券報告書(アルペン) 決算短信(アルペン) 中期経営計画(アルペン) その他資料(アルペン) 戻る
https://w.atwiki.jp/sysd/pages/2502.html
本店:名古屋市中区丸の内二丁目9番40号 Alpen楽天市場店@アルペン 【商号履歴】 株式会社アルペン(1972年7月8日~) 【株式上場履歴】 <東証1部>2006年3月24日~ <名証1部>2006年3月24日~ 【筆頭株主】 水野泰三社長 【連結子会社】 株式会社ジャパーナ 名古屋市中区 100% 株式会社ロイヤルヒルズ 名古屋市中区 100% 株式会社アルペントラベル企画 名古屋市中区 100% 株式会社キスマークジャパン 名古屋市中区 100% 株式会社スポーツロジスティックス 愛知県一宮市 100% 株式会社ゴルフプランナー 岐阜県可児郡御嵩町 100% 無錫ジャパーナ体育用品有限公司 中華人民共和国江蘇省無錫市 100% 【合併履歴】 2007年1月 日 株式会社北海道アルペン 【沿革】 昭和47年7月 名古屋市西区にスポーツ用品の販売を目的として株式会社アルペンを設立 昭和51年12月 スキー用品のオリジナル商品開発開始 昭和52年11月 関西地区第1号店、大阪市中央区にアルペン心斎橋店開店 昭和53年2月 プライベートブランド商品の開発を目的としてジャパーナインターナショナル株式会社(現・株式会社ミズノ・インターナショナル)を設立 昭和55年10月 中国広州服装公司と契約 スキー衣料の中国生産開始 昭和55年12月 北信越地区第1号店、新潟県新潟市にアルペン新潟女池店開店 昭和56年11月 東北地区第1号店、宮城県名取市にアルペン名取店開店 昭和56年12月 関東地区第1号店、埼玉県草加市にアルペン草加店開店 昭和58年6月 ゴルフ用品専門店『ゴルフ5』第1号店、愛知県春日井市にゴルフ5春日井店開店 昭和60年6月 日経流通新聞スポーツ専門店売上高ランキング第1位(世界第4位) 昭和60年8月 有限会社北海道アルペン(株式会社北海道アルペン)を設立 昭和60年11月 中国・四国地区第1号店、岡山県岡山市にアルペン岡山青江店開店 昭和61年4月 ウィンター用品での売上高プライベートブランド比率50%を超える 昭和62年10月 九州・沖縄地区第1号店、北九州市にゴルフ5本城店開店 昭和62年12月 有限会社エス・エー・ピー(現 株式会社エス・エー・ピー)設立 昭和63年3月 株式会社ロイヤルヒルズ(現・連結子会社)設立 昭和63年10月 春日井トランスファーセンターを愛知県春日井市に6,000坪で開設 平成元年11月 株式会社コーワゴルフ開発(現・連結子会社)買収 平成2年5月 株式会社アルペントラベル企画(現・連結子会社)設立 平成2年12月 岐阜県郡上郡にスキーリゾート「ウイングヒルズ白鳥リゾート」をオープン 平成3年6月 岐阜県瑞浪市にゴルフ場「みずなみカントリー倶楽部」をオープン 平成4年6月 無錫ジャパーナ体育用品有限公司(現・連結子会社)設立 平成4年6月 岐阜県御嵩町に株式会社コーワゴルフ開発がゴルフ場「サンクラシックゴルフクラブ」をオープン 平成4年11月 一宮トランスファーセンターを愛知県一宮市に7,800坪で開設 平成5年2月 株式会社ゴルフプランナー(現・連結子会社)を設立 平成5年10月 ゴルフ5長久手店にワークショップを開設 平成7年8月 北海道美唄市にゴルフ場「アルペンゴルフクラブ美唄コース」をオープン 平成8年7月 アルペン初のプロゴルフトーナメント『ゴルフ5レディス』開催(みずなみカントリー倶楽部) 平成9年10月 大型スポーツ用品専門店『スポーツデポ』1号店を香川県高松市にオープン 平成11年3月 株式会社キスマークジャパン(現・連結子会社)設立 平成11年7月 株式会社スポーツロジスティックス(現・連結子会社)設立 平成11年12月 キスマーク初のスノーボード大会『キスマークFISスノーボード2000ジャパンカップ』開催 平成12年6月 ゴルフ5で中古クラブ取扱開始 平成12年7月 インターネット販売サイトを開設 平成14年9月 スキー上級強化店施策“スキーエキスパートアドバイザー”配置 平成15年1月 株式会社ミズノ・インターナショナルから会社分割により、株式会社ジャパーナ(現・連結子会社)を設立 平成16年6月 『スキー板選択システム』スキーシミュレーターを開発 平成18年3月 東京証券取引所市場第一部及び名古屋証券取引所市場第一部に株式を上場 平成19年1月 連結子会社である株式会社北海道アルペンを吸収合併する。 平成19年9月 本社社屋を名古屋市中区丸の内へ移転 平成20年3月 株式会社コーワゴルフ開発の全株式を譲渡