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裏磐梯のいつものペンションのディナー① 2008年9月14日 (日) SH903i 2008/09/14 18 06 48 前菜。 無花果(いちじく)のコンポートの生ハム巻きが美味。 おいしい出来事 かなえキッチン : ごはん日記
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ペンションディナー前菜 2009年7月20日 (月) 米沢牛で満腹になり、おやつにPIZZAも食べて、バスボートを片付け、今日は宿を移動しお気に入りのペンションへ。 お腹がいっぱいで眠たくなり、ディナータイムまでちょっとお昼寝。 18時からのディナー、最初のひと皿。白ワインと一緒に、生ハムと鴨のサラダが美味しい。 おいしい出来事 かなえキッチン : ごはん日記 2009年07月
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概要 習得職 ファーマシスト JobLv40 説明 製薬するのに必要 発動形態 パッシブ 対応レシピ一覧 SLv レシピ名 生産品 材料 生産品の効果 1 薬レシピ 解毒剤 ・× 火傷クリーム ・× 2 A錠レシピ パワーA錠 ・× テックA錠 ・× スマートA錠 ・× ライブリーA錠 ・× クイックA錠 ・× ラックA錠 ・× 3 バーストレシピ バーストボトル ★銅 ×1・シュガービーツ ×1・木炭 ×1☆暗黒水 ×1 ATK+ 4 中級ドロップレシピ 2年ドロップ ・× 4 中級ポットレシピ ドリアンポット ・× 4 中級薬酒レシピ コッツラム薬酒 ・× 5 上級ドロップレシピ 3年ドロップ ・× 5 上級ポットレシピ フリジアンポット ・× リディアンポット ・× 5 上級薬酒レシピ エリシアラム薬酒 ・× マールケンラム薬酒 ・× 6 最上級ドロップレシピ ヴィンテージドロップ ・× ※SLvはレシピの取扱に必要なスキルレベル
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1861年 オーストリア帝国 スミリャン 「あら、何を書いてるの?」 家事の合間、自分の息子が何かを夢中で書いていることに気がついた母親が息子に問いかける。 「・・・・わかんない」 「わからないの?」 「うん、お兄ちゃんがこうしろって言うんだ」 「デンがあなたに言ってるの・・・・?」 「うん、時々話してくれるんだ、お母さんには聞こえないの?」 母親は言葉に詰まる。その間も息子は無我夢中といった感じで何かを書き続ける。 彼の言う兄とは数ヶ月前に12歳の若さで事故死し、その葬儀は村の司祭であった父親が執り行い、その亡骸は今は村はずれの墓地の土の下に眠っている。 「お兄ちゃんは遠い向こうの世界に居るんだって、だから僕大きくなったらお兄ちゃんを迎えに行くんだ」 そう言って彼がようやくその手を止めて屈託のない笑顔と共に母親に見せたのは三本の円筒形の筒の上に楕円の輪があるなんとも不思議な絵だった。 「そうね、あなたならきっと出来るわ」 母親はその絵にどういう意味があるのか理解することができず、そう言うことしか出来なかった。 その後、この5歳の少年は度々亡き兄の声が聞こえると度々話し、また様々な幻聴幻覚について語り、その一方で類稀な数学や科学分野の才能を開花させ、やがて28歳でアメリカへと渡ることとなる。 1943年1月7日 マンハッタン ニューヨーカーホテルの一室 「荷物はこれだけですか?」 ホテルに呼ばれたいかにも肉体労働者といった体格の男達が、部屋から最後の家具を運び出しながら立ち会いの従業員に声をかける。 「あぁ、それで最後だ」 「わかりました、じゃあ後の部屋の確認なんかはよろしいですかね?」 「あぁ、料金は下にいるマネージャーに言ってもらってくれ、ご苦労様」 男達がその場を去ってしばらく、従業員は部屋の中を歩き回って部屋の中の状態を確認する 「とりあえず明日業者を呼ぶか・・・」 最後にもう一度部屋の中を確認してから彼はそう一人呟きつつその部屋の鍵を閉めた。 この部屋をここ何年も住処としていた人物はもう帰ってくることはないだろう この部屋の住人が最初にこのホテルを訪れたのは1931年の中ごろのことだった。 「しばらく部屋に泊まりたいんだが手頃な部屋はあるかね?」 その人物は痩身の老紳士で、その当時彼の対応したのが今のこのホテルのマネージャーだった。 「ご宿泊のご予定はいつまででしょう?」 「それがハッキリしてなくてね、とりあえず半年分の宿泊代を前払いしておくよ」 この時代ウィークリーマンションなどというものは当然のようになく、地方や国外からビジネスなどの都合で長期滞在する外国人がホテルに長期滞在するということはさして珍しいことではなかった。 ハッキリと滞在期間が決まっているなら賃貸で部屋を借りる者も居たが、外国人に部屋を貸したがらない家主も多かった。 「わかりました。それでは部屋を用意しますのでお掛けになって少々お待ちください」 ホテルの宿泊台帳をめくりながら当分宿泊予約のない部屋を見つけ、彼が老紳士をその部屋に案内したのはそう時間のかかる事ではなかった。 そして。結果的にこの老紳士は半年過ぎるとまた半年分の宿泊代が支払われる形で12年にも渡ってこのホテルに住み続けた。 12年もホテルの一室に住み続ければホテルの従業員で老紳士のことを知らない者はいなかった。 さらに言えば彼はしばしば奇行じみた行動を見せることでも知られ、早朝近くを散歩してくると出かけて行った数分後、鬼気迫る表情でホテルに戻ってくるとフロントスタッフに紙とペンを激しい勢いで要求し、その紙に数式のようなものや何かの設計図ともとれるものをロビーで何時間も書いているのをホテルスタッフが目にすることも度々だった。 しかし、この老紳士は平日ほとんどホテルには戻らず数日部屋を空け、週末になると黒塗りのリムジンに送られてホテルに戻ってくるという生活が長く続いた。 それが3年ほど前「とりあえずこれだけ前金を払っておくから、私のいない間の掃除は頼んだよ」と約3年分の宿泊代を払って早朝ホテルを後にしてからは一度としてホテルには帰ってこず、前払いの宿泊代が尽きた後もしばらくはマネージャーの判断で様子を見ていたが帰ってくる様子無しと判断して43年の新年早々老紳士の住んでいた部屋を整理することとなった。 12年も住んでいたにも関わらず、部屋に残された老紳士の私物は僅かなもので、部屋の片づけは1時間とかからないものだった。 同年2月3日 マンハッタン南部 後にソーホーと呼ばれるこの当時は荒廃した区域 「博士は戻ってくるでしょうか・・・?」 すでにほとんどの機材が撤去移送され、研究者や作業員も居なくなってガランとした部屋の中で、彼女のその声だけがどこか物悲しく響く。 「博士は帰ってこれなければこちら側にメッセージを送ると言っていた・・・我々は彼を信じてそのメッセージを待つしか無い」 今は彼と彼女二人だけしかいないこの場所に数か月前までは多くの人間と機材がひしめいていた 居住者が減り電力消費が少ないこの地域は彼らがある実験をするにはうってつけの場所と見なされ、空きビルの一つが丸ごと彼らの実験施設として作り変えられたのが今から5年ほど前 人員や機材が揃い本格的な実験が開始されたのがその2年後 この実験を指揮した、二人が博士と呼ぶ人物は誰一人疑うことのない天才であり、そして奇人変人の部類に属する人物だった。 彼は雷の莫大な電気エネルギーこそこの実験成功の鍵だと強く主張し、この施設の周辺には多数の避雷針が設置され避雷針に落ちた雷はケーブルを伝ってこの施設の特殊な機械に流れる仕組みが構築された。 1942年6月某日、その日は前日から降り続いた雨がますます勢いを強め、マンハッタン全土に雷雨警報が出ていた。 激しい閃光と共に施設周辺の避雷針に雷が落ち、その瞬間施設の全ての機材が電気的に機能を停止し施設だけにとどまらず周囲一区画丸ごとが夜の闇の中に沈んだ そんな明かりの消えた闇の中、唯一不可思議な光を発する物があった それは博士が一人設計から組み立てまでを行った装置だった。 避雷針からケーブルを通して落雷の莫大な電気エネルギー全てを吸収したその装置は絶えず放電を続けながら周囲の空間を歪める光の輪を装置上部に発生させ、その不可思議な光の環の向こう側には本来ありえるはずのない光景が映し出していた。 1943年10月28日 アメリカ ペンシルベニア州フィアデルフィア沖合 「例の装置の調子はどうだね?」 口髭を蓄えた壮年の男性が凪いだ海を眺めながら横に立つ技術主任に尋ねる。 「どうかと聞かれても・・・いつもと変わりないとしか言えないですね・・・」 彼は一瞬困惑したような表情を浮かべ、次に極力抑え気味の声で答える。 「まったく上も気味の悪いものを押し付けてきたもんだ。新兵器の実験か・・・この船丸ごとモルモットか何かになった気分だよ」 「心中お察しします艦長」 目の前に広がる凪いだ海の景色とは裏腹に、艦橋に並び立つ二人にはなんとも言えない不安感が波打っていた。 彼らがそんな不安感を抱くほど今この艦の中にあるそれは異質な存在感を放っていた。 半月ほど前にこの艦に軍上層部からの極秘命令と共に運び込まれたのは特殊な装置だった。 海軍上層部の説明では新型のレーダーシステムの一種で、これが正常に機能すれば敵のレーダーからは艦艇が完全に消え、また海中の機雷の危険も取り除けるかもしれないという話だった。 絶えず放電と発光現象を続ける三本の円筒状の装置は常にブゥンという羽虫の羽ばたきのような低い音を周囲に響かせながら、今はこの船の貨物スペースを急遽改造して設けられたスペースに収められ、その周囲には観測装置や計器類が置かれ一部のケーブルが艦内をまるで巨大な蛇のように這いめぐらされ機械室へと繋がっていた。 戦争はまだ続いており、自分たちの同僚は命の危険と隣り合わせで戦場である海で戦っている。 そんな彼らのために何かをしてやれないかという気持ちは常にあるが、得体のしれない物が自分たちの船に運び込まれ、これから自分たちが被験者となって実験が始まるというのはあまり良い気がしないのも偽ることのできない本心だった。 「時間だ。実験を開始すると機械室に連絡してくれ」 午前10時、腕時計でそれを確認した艦長が艦橋に詰める部下に指示し、それは間もなく機械室に待機する技師へと伝えられた。 機械室ではいくつかのボタンやダイアルが操作され、それは即座にケーブルを通して貨物室に据え置かれた装置へと作用する。 最初は低い羽虫の羽ばたきのようだった音は急激に耳障りな異音に変わり、異音は貨物室だけにとそまらず船体を共振させて艦全体にその音を伝播させ乗組員全員はたまらず両手で耳を塞ぎ苦悶の表情を浮かべた。 その状態が十数秒程度続いた後、プンッという何かが途切れるかのような音を最後に耳障りな音は唐突に消えうせる。 頭の中まで掻き毟るような異音にたまらず耳を塞ぎ目を閉じ蹲っていた艦長をはじめとした乗組員がなんとかその場に立ち上がると、あたりの光景に言葉を失った。 いや、誰かは思わず言葉を発したのかもしれなかったが、それは音とはならなかった。 艦内はおろか艦外のあらゆる音が消え、空も海もない天地上下の概念さえ曖昧に思える真っ白で広大な世界にその艦は漂っていた。 時と場所を移しながら進む展開とは言っても段階的に見えて含みを持たせる部分をポンと持ってきたりと、先を先をと読ませるのが上手い。 実際の地球と絡ませるのは色々な想像を掻き立てられる -- (名無しさん) 2013-01-12 20 46 16 異世界があるということで歴史上の事件などを関連付けれるのはイレヴンズゲートの面白いところですね。もし科学と自然が高次元で融合した時に世界の壁を突破できるのかという疑問の答えは一重に関わる者の思いの強さで変わるのでしょうか -- (名無しさん) 2015-10-18 19 31 04 名前 コメント すべてのコメントを見る
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風属性(Pent Soran(ペント・ソラン))とは、十三国世界シリーズにおけるニンゲンの属性のひとつ。 概要 気体と圧力に関する属性。外気循環を巧みに操る事で多種多様な環境に適応できるという強みがある。 理由は不明であるが、全ての属性者の中で最も能力者の割合が高い。特に瞬間移動のような移動系能力に長けた者が多いとされ、例えばシルフィス・レカ・フェーンはミ・デア~外界間の移動すら行う事が出来る。 属性を有する種族 猫人間 この項目は、まだ書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。 ミ・デア 地理 大陸 - ポミア島 - クラージュ島 ルピンタ山脈 - ルベディア山脈 国名 ミ・ロクーネ - ミ・ミン - ミ・ディヴィア - ミ・クオン - ミ・ソラン - ミ・ニケーラ - ミ・ベディア - ミ・チューヴォス - ミ・キーヴォム - ミ・ルーフェ - ミ・ピンタ - ミ・シュティーラック - ミ・ゲダーイ 文化 ミ・デア語 - ローン神 属性 無属性 - 草属性 - 石属性 - 炎属性 - 風属性 - 全属性 - 闇属性 - 土属性 - 天属性 - 水属性 - 光属性 - 金属性 - 氷属性 能力 ニンゲン 猿人間 - 牛人間 - 熊人間 - 羊人間 - 猫人間 - 外界人 - 蝙蝠人間 - ??? - 鳥人間 - 亀人間 - 馬人間 - ??? - 狗人間 関連 シャルベニア 作品 十三国世界騒乱記 - 十三国世界活劇録 - 十三国世界天翔傳 - 十三国世界邂逅譚
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リニューアル後の概要 モビラー軍のリニューアル後初のオリキャラチームである「宇宙の伝言者達」のメンバーの一人。 彼女の台詞はグロリア・メイズ?との会話を強く意識したものになっている。 ちなみに彼はモビラー軍でリ・デジュンに続く二番目の韓国系キャラでもある。無論、女性キャラとしては初である。 スペック TYPE(能力値) 能力重視(体力 10 攻撃 32 防御 32 速度 26) 文字色 黄緑 アイコン 女(緑髪) 攻撃時の台詞 「あんまり皆に迷惑かけたらそのうち大負けするよ?本当にそれでいいの?」 回避時の台詞 「もう、これだからあんたはいつまで経っても改心しないんだから……。」 被弾時の台詞 「いや、流石に何にも知らずにただ好き勝手に生きるんじゃダメでしょ……。」 会心時の台詞 「じゃあ、今のうちに改心しなさい!そうでないと今後の人生酷くなるかもよ!」 勝利時の台詞 「まぁ、要するにあんたはいい加減場の空気を読めってことよ!」 敗北時・逃走時の台詞 無し
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パン工房ZAOぷらとー&ナリサワペンション 樹氷で世界的に有名な蔵王。 標高1000mの高山植物の宝庫。蔵王坊平(ぼうだいら)高原に、ナリサワペンションはあります。 手作りの天然酵母パンをはじめ、フルーツ王国山形の「旬の果物」をつかった 手作りジャム そして手作りのハムやソーセージ薫製など、 心を込めておもてなししております。 〈パン工房 ZAOぷらとー&ナリサワペンション公式サイトより引用〉 パン工房 ZAOぷらとー&ナリサワペンション 〒999−3114 山形県上山市蔵王坊平高原(永野字蔵王山国有林内241) TEL:023−679−2792 FAX:023−679−2791 パンフレット ※画像をクリックするとパンフレットが開きます。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ホームページ http //www.naripen.com/ 〈ブログ〉 蔵王坊平高原に「天上の妖精」開花 http //blogs.yahoo.co.jp/nonde_tabete_dekakete/15878571.html 『 坊平〜刈田岳 』 http //blogs.yahoo.co.jp/p_purin323/51548360.html 蔵王坊平高原の紅葉 http //blogs.yahoo.co.jp/nbb01612/59930703.html 8月21日の日記〜蔵王お釜&山形市内へ。 http //blogs.yahoo.co.jp/daihafu/16462414.html 花と生きる http //blogs.yahoo.co.jp/popo_chan_aid/26047472.html 秋空に飛び立つパラグライダー http //blogs.yahoo.co.jp/nbb01612/58560418.html 三度目の正直?山形蔵王スノーシュートレッキングは④ http //blogs.yahoo.co.jp/nbb01612/56883669.html 緑の風吹く高原 蔵王坊平高原 http //blogs.yahoo.co.jp/sirokuni_0603/42635542.html 携帯サイト 最新のチラシ imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 《周辺情報》 〈ブログ2〉 #blogsearch /
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ゴーオンシルバー×ゴーオンゴールド 種類:Sユニット カテゴリ:オーバーテクノロジー BP:6000 SP:なし 必要パワー:4+ 追加条件:追加で自軍コマンドを1つホールドする CN:6 特徴:ゴールド/シルバー/男/女 テキスト: ※クロス1 ※ウイング ※このユニットのナンバーの数字は、リリース状態の自軍コマンド1つにつき1少なくなる。 【正義のツバサ】これがアタックして敵軍ユニットを撃破したとき、そのユニットと隣り合うSユニットを1体選び撃破してもよい。(この効果はこれがウイングでアタックするときナンバーに関係なく発動する) フレーバーテキスト あの兄弟・・・只者じゃないよ!あぁ・・・特に緑の奴が骨がありそうだ。 イラストレーター:有賀悠羽揮 レアリティ:レア 作品:炎神戦隊ゴーオンジャー 収録:クロスギャザー ザ・ベストパートナー 自販:パック カード評価 【正義のツバサ】は一度のアタックで2体撃破も狙える。素のBPが6000と高いため、効果の発動自体は狙いやすい。ウイングを経由せずに発動しようとするとNC6がネックになるが、リリース状態のコマンド1つにつきナンバーが減るためゴセイアルティメット等のリリース手段を用意しておけば比較的容易に発動可能。 フレーバーテキストで言われているのはこの兄弟のこと。演者ネタである。 関連カード 特徴「ゴールド」関連 特徴「シルバー」関連 特徴「男」関連 特徴「女」関連 コメント ウイング持ちなのでヒカリマルと組み合わせてもいいし、本来のBP6000のアタッカーなのでゴロちゃんとも相性がいいね。 -- 名無しさん (2011-02-03 20 41 13) え?緑って矢車兄貴のことなの? 俺はてっきりブライの兄貴かと… -- 名無しさん (2011-03-26 21 03 19) ↑地獄兄弟のフレーバーの「輝きの中」=金銀だと思われる。だから緑の奴は矢車のこと -- 名無しさん (2011-03-26 21 12 36) シルバーの名乗りは「キラキラ世界」だしな -- 名無しさん (2011-03-26 21 25 46) 兄ィ自画自賛w -- 名無しさん (2011-08-13 08 59 44) 名前 コメント
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フロントスプリング スポーティ 303mm 乗り心地重視 313.5mm (1300ti) アイバッハ 255mm ノーマル 約320mm リアスプリング アイバッハ 340mm ノーマル 約465mm
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ツキアカリのミチシルベ 夢を追った。 夢を追い続けた。 果てなんて見えない道を目指して。 でもそれは叶うことなく今を生き続ける。 深淵を歩み続け、屍の如き生にただ費やす。 夢と言う名の枷をはめたまま現実を生き続けて、 やがて現実にも場所を見い出すことのなかった人達の成れの果て。 これは、答えのない日々を送り続けた二人の物語。 バトルロワイアルの舞台の南方に位置する段丘。 戦場を見下ろすかのように、崖に一人の女性が佇む。 サーベルを地面に突き刺しながら見下ろしてる軍服の女性の姿は、 とても凛々しいものであり、一枚の絵としても見栄えは良いだろう。 (いや何SAOみたいなことをやってるんだよ!? 二番煎じ……いやリアルは初回ではあるのか? 待て待て、 今の現代技術で一体何をどうやったらこんなことできるんだよ!? エグゼイドの神とSAOの茅場が合体してもリアルで再現は無理だろ!? あ、でもSAOって世界観2022年だっけ? なら───いやねえって。 にしても、未来日記とかダーウィンズゲームとかと違ってVRCなんだよな? ってことはVRCだし、主催はアメリカの人か? ハッキングとかなんかして、 本物のデスゲームにするって、普通に考えて無理ゲーっぽいしありうるんじゃないか?) 内心ではまったくもってその姿と合わない思考回路をしていた。 殺し合いに巻き込まれた人の考え、としてもかなり斜め上な方向なものだ。 嘗ての経験が、結果的に彼女……ではなく彼にそういう考えを持たせていた。 と言うのも、レイティアと言う名前で参加する彼は漫画家を志していた過去を持つ。 創作物には結構な縁を持ち、吸収した創作物には勿論デスゲーム物もあった為、 脳内では様々なこの舞台のストーリーを想像し、主催の思惑を考えてみたりもする。 どういうことをすればこんなことができるのか、そう言ったところも含めて。 暫くの間持ちうる知識を使って思案してたが、途中で鼻で笑いやめにした。 (ハッ、何やってんだろ俺。) 自嘲気味に笑いながら髪をかき上げる。 絵面だけで見れば眼帯も相まってカッコよさが際立つものの、 内心はとても外見からは想像つかないような、別の意味で冷え切ったものだ。 一参加者、それも無職が主催みたいな上位に位置する奴らの考えなど分かるわけがない。 分かるような頭脳を持ち合わせいるのであれば、VRCも縁遠かったかもしれないのだから。 『作画はとてもメリハリがありますが、キャラクターの言動が───』 『絵は良いと思うよ、うん。でも一ページめくると矛盾する設定はちょっと……』 『ストーリー構成が論外。打ち切り漫画だってもう少しましだぞ。』 無限に聞き続けた、数々の不採用通知の言葉。 何度やっても同じような答えと言う矢だけが突き刺さっていく。 絵の才能はあった彼には、絶望的なまでにストーリーの構成が練れなかった。 基本設定をミスし、カタルシスのない展開、キャラクターの言動の不一致。 何度やってもそれを改善することはできずに、負けの成績だけが増えていく。 『イラストレーターをやった方がいい』とは数少ない友人が言った言葉だが、 それを考えるには時すでに遅し。折れた彼にはもう描く気力などどこにもなかった。 結局、一般企業に勤めたもののそれも退職。転がり続けて落ちに落ちた人生だ。 今更、主催の思惑を考えるんて漫画の主人公みたいなことは柄に合わない。 (夢は呪いって、ファイズでも言ってたもんなぁ。) 永遠に引きずり続ける過去の夢。 どうにもうまくいかなかった現実。 枯れ果てていくだけの場所に未練などない。 生きて戻ろうとも結局ニートのクズ人間のままで終わる人生。 だったら、此処で最後のチャンスを勝ち取るべきなのではないか。 負けに負け、底辺にいる自分にはこうでもなければ戻れはしない。 弱い奴は手段を選ぶ権利でさえ得られないのだから。 (って考えてる奴が優勝は、そのままだと土台無理だよな。) デスゲーム物におけるお約束。 殺し合いを加速させる奴は基本優勝できない。 油断とか、装備とか、時の運とか、要因は色々ある。 それらを全て補うには、それこそ時の運がいるだろう。 なので油断せず、戦場を見極める軍人らしく仕上げようではないか。 支給された道具を念入りに確認をしていると、一人の参加者が後方に姿を現す。 不意打ちをする気はないのか、足音には迷いや狡猾さと言うのを余り感じなかった。 もっとも、彼は武術を知識程度でしか嗜んでないので、そんな気がしただけなのだが。 話し合いか殺し合いかはともかくとして、真正面から向かい合うのが信条なのか。 レイティアが振り返った先にいたのは、此方のビジュアルに負けず劣らずの美女だ。 軍人らしさを出す為それなりに体格は大きめにしたのもあって見下ろす形ではあるが、 小柄な女性とは思えぬ気迫。こういうのを油断してはいけない敵だと漫画の経験が活きる。 「ほう、不意打ちもできただろうにそれをしないとはな。」 VRCで続けてきた軍人らしい整然とした立ち居振る舞いは捨てない。 こんな状況でもロールが大事かと思われるがそういうわけではなく。 自分は優勝を、即ち折れ続けてきた現実を捨てるべき存在なのだと。 だから今までVRCで続けてきたこのロールを捨てることはしない。 生まれ変わろうと言う一種の足掻きやゲン担ぎみたいなものだ。 「む、男性だったのか───いや、失礼。 VRCと言う世界を舞台に果たし合うのがこの場。 此度においては、現実の性別などは些細なことだな。 私は赤音。首輪を見てのとおり、この戦いの参加者になる。」 「我が名はレイティア。その様子、話し合いを所望か?」 だったら敵になるんだよなぁ、と内心ごちる。 優勝はするつもりではあるが、誰かを殺す抵抗はあるものだ。 落ちぶれた人間だが、人間を辞められるだけの度胸とか覚悟もない。 できることならば、自分と同じようなクソ野郎であることを考えたかったが、 この人はできたはずの不意打ちとかをせず、こうして対峙している真面目さ。 さぞ自分と違って、ちゃんとまっとうな道を歩いてきた人間なんだろうなと。 「───いや。正直なところ、私は迷っている。」 「と、言うと?」 瞳を逸らしつつ意外な返事に少しばかり驚く。 こんな真面目な人物ならさぞ殺し合いを止めよう、 と言った正義感の強いお言葉が出てきそうなものだ。 バトル漫画における武人系なのかなとも思考を巡らせつつ、彼女の話に軽く相槌を打つ。 「現実で私は警察官を務めている。 秩序を重んじる警察としての立場ならば、 この戦いを止めるべく戦うべきなのだろう。 現に、既に一人の命が奪われている。運営のサクラでなければ、 管轄は違うかもしれないが、警察が放置していい案件ではないと。」 いや警察いるんですかこの界隈。 と思わず突っ込みそうになるが今はレイティア。 ロール通りならば突っ込みキャラではなく、一先ず黙って話を続ける。 「しかし、それができないと?」 「……現実に見切りをつけてしまってもいるんだ。 私が望む戦いは、最早現実では起こり得ないのだと。 聞いたことはないか? 鬼炎 赤音(きえん あかね)と言う名を。」 「鬼炎赤音、と言うとあの剣聖の赤音……言われればその顔、面影がある。」 「私はその鬼炎赤音、本人だ。」 その名前と顔については覚えがあった。 一時期剣道を題材にした漫画も考えたことがあり、 現実の剣道についても一通りの調査をしたことがある。 鬼炎赤音と言えばその界隈では数々の逸話から生ける伝説とされた人物であり、 余りの強さに『生まれた時代を数百年間違えた』『真剣だったら即死だった』など、 『俺、剣道の事を調べているんだよな?』と勘違いしかける程の逸話を誇る神童の一人。 因みにその漫画はどこぞの将棋作品の如く創作物が現実に敗北するのが目に見えたので、 没にせざるを得なかったりするのはちょっとした小話である。 「自慢話になってしまって申し訳ないのだが聞いてほしい。 私は剣道で最強を目指して、事実その最強の座を手にできた。 だが、結局本気で立ち会える相手は最後まで見つからなかった。 その称号の為に挑んできた相手も、誰一人として満たしてはくれない。 『生まれた時代が数百年間違えた』と揶揄されたが、本当にその通りだ。 今の時代で真剣による戦いは許されず、最早現実で剣の道では満たせない。」 拳を作りながら、わなわなと手を震える。 現実が、法が許さぬ世界に生まれてしまった剣士。 刃を振るえば、それはただ気を違えた犯罪者になるだけ。 なまじ警察機構に属しているのだから、より法に順守するものだ。 「だが……此処にはあった。本来のVRCからかけ離れたものではあるだろう。 奴らの行為を見過ごし、あまつさえその舞台で私は私欲を満たそうとしている。 しかし! 此処なら夢を叶えられる! 本気で、しかも現実ではできない戦いが!」 落ち着いた口調も段々と饒舌に変わっていく。 クールだった表情も今は歓喜と同時に混ざった苦悩するものになる。 殺し合いを喜ぶ自分と、それを止めようとする自分、二律背反する感情に。 (あー、同類だわこの人。) 立場は全く違う。 ニートと警察官と、間違っても一緒にしてはならないものの、 けど、どれだけ足掻いても現実では得ることのなかったものが手に入る場所は同じ。 努力だけでは埋められない現実の壁にぶち当たり、どん詰まりの道に辿り着いた。 どうにもならなかった自分の夢が、もしかしたら此処でなら叶うのではないか。 ただレイティアと違って、あと一歩を踏みかねていると言ったところだ。 (なんかチョロインの素質がありそうだなこの子。) 彼女は単純な人間とは、インタビューでも度々語っていた。 ちょっと口八丁で丸め込めば、懐柔することも難しくないだろう。 あの鬼炎赤音だ。創造武具も強いものになるのは目に見えている。 悪の親玉の如く利用することで、優勝を目指すのも必要なことだ。 三十九人全員を一人で屠るのは無理だ。利用できるものは利用していくべき。 レスバで鍛えた口先を使って、誘導してしまおう、なんて考えを抱きながら言葉を紡ぐ。 「───夢とは、叶えなければ永遠に付きまとう呪いだ。」 しかし、実行はしなかった。 卑怯とか忌避感とか正々堂々とか、そんな考えはない。 自分と同じように夢を追いかけた。そんな人物を倒すことで、 この殺し合いにおける自分の道を固める儀式としたいと。 はっきり言ってそれはただの精神論だ。なんのメリットもない。 相手は強いと確信の持てる剣豪。戦う方が無謀だと言う自覚もある。 (でも言うじゃん? 『人の成長は未熟な過去に打ち克つこと』だって。) 肝心なところで一歩が踏み出せなかった。 いつもそうだ。もう一歩踏み出していれば何か変われたかもしれないのに、 結局踏み出せずじまいで終わってばかり。此処でもそんなことを続けるのかと。 半歩譲渡してくれる人は誰もいない。こんなところにいる時点で既に手遅れだ。 相手が強いから懐柔すると言う、安易な逃げ道ばかりに逃げ続けた自分と別れよう。 自分は誰だ? 社会不適合者の二十六歳のニートの無職のおじさんではない。 軍人の美少女レイティアだ。レイティアであれば逃げるわけがないと。 (あの岸辺露伴もいってたよなぁ~~~『最も難しいことは自分を乗り越えること』ってよ。) 今までやってきたロールのせいか、 それとも単なるシンパシーによる同情か。何方にせよ彼は決めた。 先ほどまで油断だなんだと言いながら、不利になる道を選んだ自覚はある。 過去に追いかけたの夢の為、そして過去の自分との決別の為に戦おうと。 「夢と言うものは、叶えられる時に叶えておけ。 叶わなかった夢は、死ぬまで後悔として呪い続けよう。」 目を閉じながら紡ぐレイティア。 初めて会った以上相手のことなど分からないが、 その言葉には重みがあるものだと赤音は感じていた。 「後押しすると言うことは、それは私と戦う覚悟があるとみるぞ?」 「私にとっても此度の戦いは聖戦とも呼ぶべき始まりの戦いだ。 始まりすら逃げるような臆病者では、この先優勝もできんだろう。」 「違いないな。」 「場所を変えよう。此処では貴君が狭くてやりづらいだろう。」 崖を飛び降りて下の方にて着地する。 慣れないことをして足に鈍痛が来たのは言うまでもなかったが、 ロールは徹底するかのように表情は常にクールに決めていた。 段丘を何度か下りた先にある、広々とした草原交じりの場所。 剣を振り回すにしても、剣道大会の会場程の広さであるのは間違いない。 互いにある程度の距離を取ると、足を止めて振り返る。 「改めて、私は鬼炎赤音。レイティアよ、君に果たし合いを申し込む。」 「……まさかと思うが、この殺し合いの最後までそれをやるつもりか?」 「いや。きっと、これが最初で最後の申し込みだ。 此処は戦場。伝統芸能と言う意識の強まった剣道ではない。 常在戦場の覚悟だ。礼節を重んじた戦いは、これで終わらせる。 この戦いを最後に、人の道を外した外道鬼炎赤音として生きよう。」 彼女にとってもこれは儀式のようなものだ。 今までの自分と別れを告げる、最初で最後の一戦。 一回だけでも、礼節を弁えておきたいと言う一種のゲン担ぎ。 「この殺し合いでも礼儀を重んじる修羅よ。 私もその礼に応じ、全身全霊で戦わせてもらう。」 レイティアは赤黒い魔法陣の描かれた白い手袋をはめる。 どこぞの錬金術師を彷彿とさせる代物ではあるが効果は全くの別物。 軍服の姿にはとてもよく似合うもので、仰々しく右手を前へと伸ばす。 「来い! 我が臣下!!」 高らかな宣言と共に、前方に二つの魔法陣が展開される。 派手なエフェクトと共に眼前に現れたのは、二体の巨人。 一人は三メートルはあると思われる、漆黒の鎧を纏った巨人。 手にはその巨躯に違わぬ身の丈を超えた大剣を手にする。 もう一体は赤音の相手には相応しいとも言える二メートルの武者だ。 般若の如き形相は巨漢とも相まって威圧感は凄まじいものになる。 二振りの刀を握る姿は、さながら宮本武蔵の再来とも言うべきだろうか。 「それが君の創造武具か?」 「否。これは私の支給品だ。私の真なる創造武具は別にある。」 運営はエクスキューショナー以外にも、 殺し合いが停滞するようなことがないようNPCを用意はしていた。 もっとも、南西の雪原地帯に集う危険人物や北東には閻魔やアルカードと、 これでもかと言う程に乗り気な参加者がいたので重要視は余りされなくなったが。 レイティアが使う手袋こと召喚の手袋はそんなNPCを召喚することができる。 今回召喚されたのはナイト・オブ・ジ・イーヴィルとTATSUJINの二体。 あくまで支給品。性能はオミットされているのが殆どでそれ程強くはなかった。 無論そのままであればの話。レイティアはそのデメリットを補う手段がある。 「集えよ、我が同胞! 今宵、我らは最強の伝説に勇姿を記す! 敵は万夫不当の剣聖であり今や修羅。相手にとって不足なし! 我らが覇道を、 いざ示そうぞ! 創造武具解放! 我らは大隊、蹂躙せよ(ラストバタリオン)!!」 携えていた軍刀サーベルを抜き空へと掲げる。 舞台役者のような仰々しいセリフと身振りで激励をかければ、 二体のNPCは言葉こそ介さないが、沸き立つかのような動きをしていた。 自身ではなく味方に対して強化効果を施す、この舞台でも極めて珍しいスキル。 NPCも含まれると言えども、他者がいて初めて機能するスキルだ。 承認欲求の強い彼だからこそ、リーダーのように率いる力を手にした。 「なるほど、味方を扇動する創造武具か。 相手にとって不足なし。その礼に応じ、私の創造武具を見せよう。」 腋を締めながらのガッツポーズと同時に、 爆音のような音と共に熱風がレイティア達を襲う。 彼女の背後にはイーヴィルとそう変わらない巨躯を持ち、 三対六腕の武神像が、熱気を放ちながら六振りの剣を構える。 頬に伝う汗は、熱さだけではないのだろうと感じた。 「これが私の創造武具、赫炎神将・鬼修羅だ。」 (あのー、スタンド使いか何かで? 或いはBASARAとかFateノッブ。) 想像通りの強そうな創造武具だと確信を持つ。 相手にとって不足なし。と言うよりこっちが役者不足すら思えてしまう。 だからと言って、見てくれだけで勝利を譲るつもりは毛頭ない。 「さあ、始めようかレイティア! 互いに、互いの見果てぬ夢の為に!」 赤音は支給品となる白い刀を剣道の基本となる、晴眼の構えと共に持つ。 刀に明るくないレイティアでも相当な業物なのだろうことは伺える。 互いに得物も準備も整った。ならばやることは一つだけ。 己の夢を手にするために、相手の夢を踏み躙れ。 「蹂躙せよッ!!」 サーベルを赤音へ向けると動き出す二体のNPC. 鎧の重厚ある音と共にイーヴィルが先に肉薄し剣を振るう。 巨体と言う鈍重になりがちな見た目とその大剣を持ちながら、 歩幅ではなく速度で一気に迫る姿は想像もつかない身のこなしだ。 「鬼修羅、頼む!」 斬るではなく叩き潰すようなそれを、 指示を受けた鬼修羅の六腕の剣が止めに入る。 イーヴィルは元々が倒した参加者の力を獲得することで強くなるNPC。 つまり素のフィジカルについてはNPCよりも抜きんでたスペックを誇る存在だ。 レイティアのバフも相まってある程度の拮抗はできる。 (早い!) 鬼修羅がイーヴィルの相手をしている間に、 TATSUJINがその脇を通り、そこにレイティアが追走。 此方はイーヴィル以上の速度で肉薄してくると共に剣戟の嵐。 二振りの刀の連撃。成人女性としても小柄な赤音にとって、 かけ離れた体格差から正面の打ち合いは論外で防がず回避を優先。 元々TATSUJINは参加者に剣技がなければ戦いにすらならないNPCで、 名前の通り達人級の剣技を持ち合わせている上で、戦う程強くなる理不尽の山盛り。 鬼修羅ならともかく、人体を強化する創造武具ではない赤音にとって、 弱体化しても真剣一本で相手するのは難儀するためこうなるのは当然だ。 「隙だらけだぞ!」 TATSUJINの脇から飛び出しながらサーベルを振り下ろすレイティア。 容易く防がれて反撃に出ようとする赤音を、帳消しするようにTATSUJINが妨害。 攻撃の回避に専念するも刃の先端が奔り、端正な顔立ちの少女の頬を赤い筋を描いていく。 想定の範囲だ。剣道で名を馳せた相手に剣技で勝てることなど微塵も思ってない。 スタンドとかペルソナとか、本体をどうにかすりゃどうとでもなると揶揄されているが、 その本体すらこのように出鱈目に強かったら一体どうするんだと突っ込みたくなる。 DIOとかその典型例とも言える。不死身、不老不死、スタンドパワーならぬ、 剣聖、油断なし、鬼修羅といったところだろうか。 (って言うか今の動き、あれガチの剣術覚えてるよね!? もうそれ剣道じゃないんだけど!? 真剣でやってる奴だよ!!) 最初こそ晴眼の構えをしていたものの今は違う。 今の構えは口元を覆うように左肘を突き出しており、 剣先を後ろへと構える剣道における『脇構え』ではある。 ただ、その構えは刀身の長さを図らせず間合いを誤らせたり不意打ち対策のもの。 剣道では竹刀の長さは決められており、同時に後ろから打ち込まれるのも皆無。 つまるところ、単に剣道をやっていてこの構えを選ぶと言うのはまずありえない。 しかも脇構えをするにしても、肘は腰の位置辺りが剣道の一般的な構え。 正面から見て、口元を腕が覆うようにまで上げることはさらになく、 これは通常の剣道ではなく、実践剣術の類であることは察せた。 何の構えは知らない。神道無念流? 天然理心流? 鞍馬流? 剣を使う漫画を描くことを断念した彼にとってどれかの判断はできない。 「鬼修羅!」 未だに拮抗する鬼修羅を一瞥しながら叫ぶ。 言葉に反応するかのように全身から炎を噴き出し、夜の闇をより照らす。 夜の闇に全身を炎で覆う化身は、さながら地獄から這い出た門番かの如く。 殺し合いを勝ち残ろうなどと言う、驕ったレイティアを裁くかのような。 もっとも、向こうも立場的には似たようなものではあるのだが。 炎を解放すると同時に、イーヴィルから距離を大きく取る。 巨体同士で鍔迫り合いは中断され姿勢を大きく崩す。 剣も大剣と呼べるほどのもの。反動も相応に大きくなり、 振り上げるころには二振りの炎が宿った刃がその首を刈り取る。 頭部を守っていた兜が胴体から別れ、近くへと転がっていく。 「まずは一人か───む!」 TATSUJINの攻撃を回避しながらの安堵、 と思っていたもののそうはならなかった。 ナイト・オブ・ジ・イーヴィルはRPGゲームにおける、 リビングアーマーと呼ばれる『鎧だけ』で動く付喪神の類なアバター。 つまり中は完全なる空洞であり、殺しきるの定義とは鎧を破壊すること。 無論、頭に置かれていた兜が飛んだところで怯むことは決してない。 振り上げた剣は動きを止めることなく、左腕の内の一本を斬り飛ばす。 (ッ!) 六本の腕だからかは定かではないが、 全身に走る痛みに冷静な彼女の表情が歪む。 傷はないものの、ある程度のダメージはフィードバックされるようだ。 (そうだ、彼女に勝つなら短期決戦であることは必須!) 間違いなく彼女の創造武具はレイティアのを超えていると言う確信。 しかし自立行動するNPCと違い、操作の手段は赤音の意志に委ねられる。 加えて鬼修羅の腕は六腕。人間とは違った身体を相手に細やかな指示は難しい。 無論慣れれば別だろうが、その慣れに入る前に勝負を片付ければいいだけの話。 鬼修羅がイーヴィルに気を取られる隙にTATSUJINと二人で続けて本体を狙う。 此処数年ニート生活をしていたとは思えない程に身体が軽やかに動くのは、 この身体を軍人らしく仕上げたからなのだろうか。 まあ、NPCより早くは動けなかったが。 (思考が纏まらない……!) 自身の意志により操作が要求される創造武具。 必然的に一人の脳や身体で二つの操作を要求されるもの。 ゲームでも普通はコントローラーの操作は一人につき一つ。 RTA界隈には一人で四人プレイをする猛者はいるが例外だ。 いかに卓越した才覚を持つ赤音だとしても一人で二人分の操作、 しかも視認する暇がないと言うのだからなおのこと扱いきれない。 レイティアのは自動で操作がされるNPCとは仕様が違う。 これが格下のNPCで鬼修羅に対抗できる一番の理由だ。 単なる数で挑めばあの身の丈通りの暴力でどうとでも対処される。 ランダムの中イーヴィルを引けたのは彼女にとって幸運だろうか。 「ッ!」 大地を砕くTATSUJINによる斬撃。 回避はうまく行くが、思考が纏まらない中での回避は、 避けた後のことを計算に入れ損ねてしまう。 「貰った!」 左後方から迫るサーベルの一撃。 貰ったとは言うが当たるとは思ってなく、あくまで意識させること。 事実着地と同時に振り向きながら一閃を受け、勢いで威力を付けたサーベルは宙を舞う。 (此処で反撃したいが!) このまま喉元を貫けば確実に殺せるだろう。 だがそうはさせないのが背後のNPCだ。 したと同時に自分の腕が確実に持っていかれる。 この戦いに勝利することはできる。だがこの戦いだけ。 剣士として生命線となる腕を開始早々失うわけにはいかず、 電光石火の如く攻撃を中断して回避へと専念。 その隙を突いてレイティアも飛んだサーベルを回収。 このままではじり貧になる。 鬼修羅の大技、七曜を解放と言う手段もあるにはあった。 問題は大技だ。今後もそう何度も使えるものとはあまり思えない。 だから使うべき場所は見極めろ。少し負けそうになった程度で使うな。 そんな弱い心でこの先を生き残るなど笑止の一言に尽きる。 (鬼修羅を操作しながら戦うのはこれほど───) 戦いの最中、ふと赤音は思った。 自分で操作? 何を言っているのか。 これはなんだ? NPCではない、創造武具だ。 創造武具やスキルとは、己の心の想いを武器にしたもの。 長年鮫映画を好み続けた怪盗少女は鮫を召喚するスキルを、 刹那の時間を楽しもうと命を費やす男は超高速のスキルを、 承認欲求が強い男は、今こうして人を扇動する創造武具を。 誰しもが己に纏わる、望んだ、奥底に秘めた心を形にしたもの。 それらを武器として戦うのが、このバトルロワイアルにおける常識の一つ。 だったら、鬼修羅が動けないのは自分がそう思っているからではないのか? 見果てぬ夢を誰の意志でもなく、己の意志で追い求めた人間の創造武具が、 自分自身とは言え誰かの指示を受けなければ動けないと言うのか。 ───そんなわけあるか。あってたまるか。 「鬼修羅よ! お前が私の創造武具、 即ち心の奥底に眠っていた修羅の魂なのだろう! ならば。私と言う個に左右されずその刃を振るえ! 私の命令などと言う、煩わしいものに縛られるな! 烈火の如く、その命燃え尽きるまで私と共に戦うんだッ!!」 自分の心が形となったそれに対し、激励をかける。 まるで長年連れ添った戦友のような、他人のような扱いで。 一瞬何を言ってるのかレイティアには分かりかねることだったが、 言葉の意味は、鬼修羅の動きによって理解することとなる。 (な!?) 例えるならば、今までが鎖に縛られていたのだと言えるかのようだ。 ほぼ消極的だった動きは苛烈さを増し、業火の如き攻めへと変わる。 決してイーヴィルが後れを取っているわけではないものの、 文字通りの手数の差は凄まじいがために次第に押され始めていた。 無数の炎の斬撃がイーヴィルの漆黒の鎧へ傷を刻んでいく。 (まずい、攻めに入られると厄介だ!) レイティアのスキルは味方の攻撃力を大幅に強化させるが、 同時にダメージカット率が低下、要するに防御力は下がると言うデメリットを持つ。 数の有利を此処で失ってしまえば負けは確実。失うとしても対等にしなければならない。 もう一度波状攻撃をするべくTATSUJINを先行させて無数の連撃を見舞う。 大地に裂傷を刻み、赤音と言えどもすんでの所で交わすのが精一杯の剣術。 ランダムに召喚されるNPCとしては二体とも十分すぎるほどのあたりだ。 この幸運、何としてでも逃すわけにはいかない。 (NPCにかまけている間に!!) 再びNPCの脇から飛び出すレイティア。 今度は攻撃をせず、彼女の背後の周辺を駆け回る。 時折サーベルを振るい赤音が対応しようとするもそれはフェイント。 素人の攻撃だ。彼女にとっては分かり切ってはいるものの二対一の状況。 万が一攻撃を決められればそこから崩れる可能性のある状況において、 『もしも』と言うプレッシャーをかけられれば相手の動きは制限されてくる。 攻撃するつもりは基本ない。あくまで可能性を示しておくことが大事だ。 先ほどの一撃が無理な攻めをするのは危険だと脳内で警鐘が鳴り響く。 短期決戦が大事とは言うが、そこで焦ってしまうことが目に見える。 レイティアは自分を知っている。だからするならば安全な時に狙うと。 (此処か!) 隙だらけと思ったときに僅かに踏み込んでサーベルを振るう。 素人目に見ての大丈夫の定義など曖昧なものではあるのだが、 (此処で踏み込むのか!?) 相手は余りにもプロとの戦いに身を置きすぎてるせいで、 素人の戦いと言う予測のつかない行動に対応が僅かに遅れる。 背中にも裂傷が刻まれ、痛みに表情が歪む。 (こんな形で傷を負わされるとは、未熟!) 素人の一撃ではあるものの、 だからと言ってバカにしてるわけではない。 寧ろいなせなかった自分の不甲斐なさに自己嫌悪する。 一方で此処でならば、剣術に関しては素人の彼でも首を狙える可能性。 此処では剣道で最強の座と言う称号も、さして違いはないのだと。 そんな事実を改めて理解し、口角が吊り上がっていく。 (示現流、柳生新陰流、北辰一刀流……あの武者、 様々な剣術が織り交ぜられてたせいで読み違えはあったが、 二天一流がベースともあって対応も難しくなくなってきたな。) 無論防戦一方ではなくなってきている。 こう何度も剣技を受け続ければいずれパターンは見えてくるものだ。 段々と赤音がギリギリのところだったのが、余裕が生まれてきていた。 「ハッ!」 迫る袈裟斬りを回避と同時に反撃の一撃。 僅かとはいえTATSUJINの腕の肉を削ぎ落とす。 流石にレイティアも相手が対応に慣れてきてることに気付く。 攻撃せずにいることは悪手。より攻めに徹しなければと。 (けど焦るな! 焦って踏み込みすぎたら死ぬ!!) ほぼ傍観だった中段々と攻撃を狙っていく。 小手先の攻撃など通用せずとも意識させ続ける。 がら空きになっている左半身を重点的に狙う。 (右から回り込めば───) 右半身はその構えの都合刀があり、 正面からでは肘に意識が向けられやすい構え。 都合、左半身から攻めると言うのは割りとよくあること。 特ににわか知識だけで剣術を理解してる彼なら猶の事だ。 だが、それが悪手だと気付くころには手遅れだった。 脇構えとは言うが、彼女がしている構えはどちらかと言えば車の構え。 車の構えは刀の構え方から、一見無防備な左半身が隙だらけに見えるのだが。 実際はそうするように仕向けている意図的な隙を出した構えであると言うこと。 そしてそれは即ち─── 「貰った。」 実際は迎撃が容易にできる構えでもあると言うこと。 攻め入ったレイティアの一撃を、何の変哲もない横薙ぎの一閃が容易く防ぐ。 炎で照らされた闇夜に閃光が一瞬奔ったことだけは素人の目でも分かった。 その隙を消すようにTATSUJINが迫り風を切るように刃を振るうも、 近くにはレイティアがいる。自滅に繋がる攻撃で幕引きなど面白くないと、 運営がプログラムした結果のものだが、その隙はこの状況において決定的な隙となる。 赤音は懐へと迅雷が如く潜り込みながら刃を振るえば右足を切り落とす。 デメリットで被ダメージが増加している中での一撃は、相手の骨ごと斬り飛ばした。 これが剣聖。VRCと言う世界であれどもその技術は衰えることを知らない。 いかにTATSUJINと言えども、片足では満足に動くことはできない。 斬った勢いをそのままに電光石火の如くレイティアの方へと肉薄。 (───あ、死んだ。) 迫る相手を、レイティアは死神と錯覚した。 錯覚ではない。間違いなくあれは彼にとっての死神だと。 二対一で互角だったところを一対一にされては勝負などならない。 奇跡的な運により三回も必殺となるその攻撃を防ぐことはできたものの、 四度目の袈裟斬りの銀閃は肩から腰を駆け抜け、整然とした軍服は血染めに変えた。 決着はついた。 鬼修羅は見てない間にイーヴィルを残骸レベルにまで破壊し、 TATSUJINも片足ではまともに戦えず鬼修羅が処理した。 完全な敗北。鬼修羅を戻し、赤音がレイティアを見下ろす。 「ま、やっ……ぱ、勝てないか。」 呆気ない終わりだ。 彼はそう思わずにはいられなかった。 変わるだ何だの言っておいて過去に縛られ続け、 結果負けてしまう戦いに挑むなど愚か者の極みである。 こういうのはライバルキャラや強キャラがする拘りであって、 たかがモブやゲストキャラみたいな存在の自分の身の丈には合わない。 相手は世界に名を馳せた女性、その上で実践剣術すら学んでいただろう相手。 まるで主人公や、主人公が倒すべき最強キャラに挑んだようなものだ。 そんな彼女に三回も打ち合えただけでも、十分に奇跡と言える。 冥途の土産としては悪くないのかもしれない、などと思う。 「夢を諦めた、私のような敗残兵が、勝てる道理もないか……」 頬を伝っていく涙。 向こうは夢を諦めきれずに鍛錬を弛まず続けてきた。 それがあの実践剣術の立ち回り。剣道では得られない動き。 言うなれば努力をし続けてきた賜物。努力では解決できないと、 途中で挫折してしまった自分にはない不屈の精神を持続けていた。 自分もそんな風に折れない心があれば、自分に勝てたのだろうか。 或いは現実でもそうしていれば、夢を追えてたのだろうか。 流れる涙には、痛みだけではなく悔恨も含まれたものになる。 「放っておけば君はまず死ぬだろう。 だが、私の支給品には傷を癒す手段がある。 私の提案を飲んでくれるので、あればそれを提供しよう。」 「提、案、だと?」 あれ程真剣勝負を拘った相手が何故そんなことをするのか。 武人キャラなら普通殺すまでが戦いだろうにと疑問が尽きない。 最初の時に親身に対応したのが、それほど影響があるのだろうか。 「君の創造武具は仲間を強化できるはず。 それを『私が戦う敵にかける』ことが要求だ。」 「……は?」 何を言ってるんだこの人となりかけた。 要するに、敵側について敵を強くしてほしいと言ってるようなものだ。 殺し合いで優勝を考えている奴が難易度を自ら上げに行く。 狂ってるとしか言いようのない提案に思わず素が出てしまう。 「無論、それを敵が了承してくれるかは怪しいが。」 「正気、か? 優勝して、強者がいる世界へ行く。 と言った願いでも……充分叶うと、思うのだが。」 息も絶え絶えで、人生で一番の苦痛の中言葉を紡ぐ。 今にも死にそうではあるが、話だけは聞いておきたい。 と言うより、聞かなければ死んでも死にきれない気がしてならなかった。 「私は全力で賭して戦う。たとえ死ぬとしても、 全力で戦えずに、床に臥せて外を眺めるだけの安寧の日々。 どちらを望むかと言ったら、迷うことなく前者になる。」 勝ち負けの問題ではない。ただ、己らしく生きられるかどうか。 自分の生き方は間違ってなかった。そう、胸を張って死ぬ結末にしたい。 屍を築いたとしても、自分の命が潰えようとも……ただそれだけの為に。 「それと、君は私の夢を後押ししてくれた。 敵となるはずの私と対等にあろうとしたその心意気、 ただ殺すことで、恩に報いることを私はしたくないのもある。」 いや、どんだけそこに恩義感じてるんだよ。 なんて心の中で彼は思わずにいられなかった。 所詮自分の為であって、気遣ったと言うわけではないのだから。 向こうがそう受け取るのであれば、今更訂正するのも面倒だ。 と言うより、一々訂正していては答える前に死んでしまう。 「二人になったら、どうする気だ?」 「その時は同じだ。私と君でもう一度果たし合う。 あくまで私の要求は敵を強くしてほしいだけだ。 私以上の勝ち馬がいたのなら、裏切っても構わない。 回復させた瞬間に私を殺しに来ると言うのも問題ない。 無論、そうすればその後どうなるかまでは言うまでもないだろう?」 「……分かった、乗った。」 生憎とレイティアは誇り高き戦士でも何でもない。 夢を叶えられずに死にたくなんかない。意地汚くても恥を晒そうとも生き残る。 それぐらいの気概があって、ようやく他の参加者と肩を並べられるのだと。 一度折れた夢だ。死に物狂いで勝ち取るぐらいでなければならないと。 「ありがとう。」 要求を呑めば、赤音は緑色の液体が入ったビン取り出す。 いかにも回復アイテムのポーションと言うべき形をしており、 強引にレイティアの口を開かせてその液体を注いでいく。 どろりとした液体はすんなりと口内を埋め尽くしていき、 砂糖をそのまま口にしたかのようなゲロ甘な味に眉を顰める。 しばらくその味を否が応でも堪能させられることにはなったものの、 時間が経てば痛みはある程度引いて、無事に起き上がることもできた。 痛みが引いたと言っても身体を動かせば痛みまだあるし、 身体にも何か線みたいなカサブタもあるので完治ではない。 (九死に一生ってとこだな。即座に裏切るとかできるわけねえすわ。) 疲労も大きく、正直今のままでは彼女に勝つのはまず不可能。 召喚の手袋も三時間に一回召喚のストックもが溜まる仕様で、 大した打算もないままでは裏切れば、今度こそその命は潰える。 よく考える必要がある。どうしようもないレベルのストーリー構成力で、 自分がどのタイミングであれば彼女を出し抜くことができるのかを。 「最初に出会えたのが貴方でよかった。 最初で最後の、正々堂々の戦いをさせてくれてありがとう。」 倒れる彼女へとその手を伸ばす赤音。 意思疎通は問題ない。しかし、彼女は間違いなく狂人だろう。 これから先、三十九人による屍山血河を積み上げると言うのに。 迷いは何処かへと消えた、まるで正月元旦に表れた初日の出の眩さ表情。 とんでもない奴のアシスタントになってしまったものだと内心ごちりながら、 その手を握り返して立ち上がった。 かくして、夢を追い求めた者達は謎の結託をすることになる。 ツキアカリに照らされた、血みどろのミチシルベを辿っていく。 自らの夢のため、誰かの夢を蹂躙する道を。 【F-5/一日目/深夜】 【レイティア】 [状態]:ダメージ(特大) [装備]:我らは大隊、蹂躙せよ(ラストバタリオン)@スキル [道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2、召喚の手袋 [思考・状況]基本方針:最後のチャンスとして優勝を目指す 1:赤音と行動する。しかし本当にいいのか? 2:出し抜く算段は考えておきたい。 3:赤音の頼み通り敵と戦う際はスキルで援護……援護? [備考] ※召喚の手袋は三時間に一回、召喚権がストックされます。 召喚できるNPCは最大二体、本ロワのキャラシで投下されたNPC十種類が対象です。 【赤音】 [状態]:ダメージ(小)裂傷(軽微)、高揚、鬼修羅の右腕一本腕欠損(時間経過で回復)、覚悟完了 [装備]:赫炎神将・鬼修羅@創造武具、獣狩りの刀 [道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~1、ポーション×2 [思考・状況]基本方針:満足できる戦いをしたい。 1:戦おう、心行くまで。 2:レイティアと行動する。約束は破らない限り私から破る気はない。 [備考] ※鬼修羅のダメージは時間経過で戻ります。 また、ダメージのフィードバックはありますが、 傷はそのままフィードバックせずダメージだけです。 ※鬼修羅は赤音の指示を念じずとも自動的に行動します。 まだ動かしたばかりであるため、簡素な動きしかできません。 また、視認か存在を認識できる範囲を離れられず、七曜の発動も赤音の命令が必要です。 ※本名は鬼炎赤音(きえん あかね)です。 召喚の手袋 レイティアに支給。赤黒い魔法陣が刻まれた白手袋。マスタング? 知りませんね。 運営が用意していたNPC、メタ的に言えば本ロワのキャラシで投下されたNPCを召喚できる。 NPCは創造武具やスキルは基本弱体化した状態で再現され、参加者並のスペックはない。 召喚されたNPCとしての役割や自我はないため、聖職者レアからアイテムは貰えず、 バフォメットとガブリール双方からは何かしらの情報やペナルティどちらも与えられない。 聖職者レアとモアイは余り強くないためほぼそのままの性能。所謂外れ枠。 一方でオミットされたことでガブリールで信仰が要求されなかったりメリットもある。 三時間に一回召喚回数が増えるので、基本放送を迎えるごとに二回召喚可能。 一度に召喚できるのは二体まで。消滅しない限りは何度でも召喚できるがダメージは引き継ぐ。 初回のみ二回まで召喚ストックがある。NPCは召喚者の意志に従うものの、 元のデータのロールに沿った動きをする(勇者ブロンドなら勇者的行動に拘る等)。 獣狩りの刀 赤音に支給。外見的には一般的な日本刀の打刀だが、 人外アバター、特に獣アバターに対してはダメージが上乗せされる。 ブラッドボーン? 知らんなぁ~ ポーション 赤音に支給。典型的な回復アイテム。 三本全部飲めばほぼ全回復できる(つまり一本当たり三割)。 ただし精神的なものや状態異常と言ったデバフ、欠損等一部の傷は戻せない。 リアルのVRCにも似たようなのはある気がするが気のせいだ。 前話 次話 016 歩む道は互いに険しく 投下順 018 光の勇者と闇の番犬 016 歩む道は互いに険しく 時系列順 018 光の勇者と闇の番犬 前話 登場人物 次話 GAME START レイティア GAME START 赤音