約 1,607,710 件
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/413.html
既に士郎を除く他のボディーガード達はテロリストの襲撃によって殉職。 もはや残るのは士郎一人のみ。しかし士郎は「小太刀二刀御神流」正当継承者。 最後の一人になってもなお獅子奮迅の活躍でテロリスト達を返り討ちにしていく。 そこで突如現れるテロリストのボス。どんな組織でも頭が潰されれば崩壊する。 士郎がテロリストのボスに狙いを絞るのは当然の事だった。 だがその直後、ボスの指先から放たれた光線に貫かれた。 士郎は何が起こったのか分からなかった。そして彼は知らなかった。 これが彼の知り得ない技…魔術による物だと言う事を。 そしてその存在を完全に消し去られる直前に士郎は脳裏に見た。 19歳に成長した娘、なのながこのテロリストのボスと相対して仇を取る光景を… それは単なる願望…死の間際に見た幻だったのかもしれない。 しかしそれを見た時士郎の顔に笑みが浮かび、笑いながら死んでいった。 単発総合目次へ DB系目次へ TOPページへ
https://w.atwiki.jp/xgwiki/pages/26.html
2017/03/23 目次 目次 Unofficial Crossgate キャラクター作成後 チュートリアルはどちらを選ぶべきか? チュートリアル後に何をすべきか? お金が無い! Unofficial Crossgate XG Unofficial Web Unofficial Crossgateの管理人さん クロスゲートを愛する人達が集まっているサーバーです。 2011年頃から地道に解析と更新を行ってくれています。 キャラクター作成後 チュートリアルはどちらを選ぶべきか? チュートリアルは「険しき道」と「長き道」が選べます。 「険しき道」は矢印に沿って歩いて行き、死者の指輪を取ったら、最初に話しかけた老人に再度話しかけることでクリアとなります。 クリア後は、王の説明に従い兵士に話しかけることで、 まるで装備している意味がない シャツと靴が貰えます。 何故武器をくれないんだ!? 加えてペットが貰えます。序盤は必要不可欠な肉壁ですので、これだけは大切に扱いましょう。 クロスゲート正式サービスが始まった頃はこのチュートリアルしかありませんでした。 「長き道」は矢印のないダンジョンを進み、イベント戦を3回行ったところでクリアとなります。 途中で、 かなりありがたい 剣とシャツと靴を貰えます。感謝。 険しき道と同じく、ペットが貰えます。貰えるもの全てが有り難い物となっています。 ただし、険しき道に比べてチュートリアルクリアまでに時間がかかります。(イベント戦の敵がやけにタフで戦闘が長い) チュートリアル後に何をすべきか? クロスゲートが他のMMORPGと変わっている所は数え切れないほどありますが、最初の壁が 就職 です。 「無職」 で始まるこのゲームは、当面の目標が職業に就職することとなります。 はじまりの街「ファンブルグ」には、各所に就職に関するヒントを与えるNPCが点在しています。 順序よく(というか開発者がプレイヤーに辿って欲しい順序)進めていくならば、まずは 「職業安定所」 に向かうと良いでしょう。 職業安定所では、戦闘系職業と生産型職業に就職するための重大なヒントをくれます。準戦闘職や特殊な職業に関するヒントはありません。 就職するためのヒント探しをしているうちに、 初めは広大すぎると思えていたファンブルグの街を覚える 事ができると思います。 お金が無い! 初心者がブチ当たる巨大な壁! そう、金欠! ある程度ヒント探しをした人は、「戦闘系職業に就職するためには、どうやらその職業に相応しい武器が必要らしい」と気づいたはず! そして武器屋に行くと、一番安い武器が150Gという価格設定で、初期所持金100Gでは買えません。 何か金策が必要なわけでして、当然RPGですから、皆さん街の外に出てモンスターを討伐しに行くわけです。 そうすると、大抵の人は戦闘不能に陥り、 「ログアウト」という便利なワープボタン も知らず、怪我を繰り返し魂も失い…。 このクロスゲートという世界は、かなりシビアな戦闘バランスになっており、 武器を所持していない状態で独りで遠出することは不可能です。 初めのお金稼ぎ(武器を手に入れるまで)は、ファンブルグの門の近くだけでやったほうが無難です。
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/407.html
ヤムチャ「ちくしょう!俺はやらねえぞ!見物だけだからなっ!」 ティア「バカな人たちだわ、勝てる可能性なんてあるかわからないのに」 ブルマ「ちょっと、あんたは一緒にいかないわけ?」 ティア「あたりまえです」 ブルマ「あんたそれでも女なの?地球も仲間も大ピンチの時なのよ!」 ティア「私、飛べないんです」 ブルマ「あ・・・そ、そう」 ティア「(私だって本当は人造人間と戦いたいわよっ! でも原作者の都築さんが私には飛行魔法の素質を与えなかったわ! 私もZ戦士のみなさんと同じ鳥山キャラなら舞空術で空が飛べてよかったのに!)」 単発総合目次へ DB系目次へ TOPページへ
https://w.atwiki.jp/persona_psp/pages/21.html
『迷いの森』 お菓子の家に向かう。 お菓子の家に入るとイベント、奥へ行けるようになる。 最奥マキの部屋で選択肢。「逃げるな!」と答えよう。 選択肢後、マキが加入。外へ出て、神社に向かう。 アイテム 小部屋 メタルカード、パール 小部屋 ブルータブレット、ルビー、 br;SPインセンス、TRAP(DAMAGE) 小部屋 TRAP(DAMAGE)x2 小部屋 ませき、TRAP(DAMAGE) 悪魔 Lv 名前 興味 喜び アイテム 45 カワンチャ 説得する/怯えるフリ/脅す(レ) おだてる/叫ぶ アギダインストーン 45 レギオン 踊る 皮肉を言う/手品をする キンモウキュビノムチ 46 セルケト 挑発する(マ) 演説する/手品をする ガーネット 47 アエロー 挑発する(マ) 演説する/踊る/手品をする 47 ドゥルジ 挑発する(主) 皮肉を言う/踊る/手品をする フィジカルガード 48 ベリス 一喝する 手品をする ぐしのせきばん 49 ティターニア 勧誘する(主)/ホラを吹く 歌う(主)/でまかせ/踊る ようとうニヒル 『御影町西』 コンビニ 名前 攻撃力 命中 回数 効果 入手方法 サンダラー 33 71 3 ¥28800 パイレーツスカル 109 77 1 ¥35520 げっとそうてんほう 20 59 4~6 ¥26400 クレイジーチェーン 29 63 3~5 ¥33600 じゃこうふういんほう 68 65 ALL ¥50400 バイバスター 80 70 ALL ¥60000 M41Aパルスガン 37 61 2~4 ¥43200 マーズ133 60 67 1~3 ¥55200 はくぎんのたま 45 - - ¥8400 くろがねのたま 49 - - ¥9000 御影サンモール 防具屋 名前 装備キャラ 防御力 回避 効果 入手方法 ヤクトヘルム 男性 32 10 ¥18000 シュツルムヘルム 女性 35 10 ¥28800 ヤクトアーマー 男性 62 21 ¥36000 シュツルムアーマー 女性 65 23 ¥57600 ヤクトガード 男性 29 14 ¥16800 シュツルムガード 女性 30 15 ¥24000 ヤクトレッグ 男性 30 12 ¥14400 シュツルムレッグ 女性 33 13 ¥21600 カジノ 名前 Lv アルカナ ペルソナ 入手方法 かるらぞう 79 SUN ガルーダ C 4000 かみなりおこし 74 HIEROPHANT フヘディーメルゲン C 3500 くろいガータベルト 53 MOON サキュバス C 3000 すいてんぐうのおふだ 47 MAGICIAN ヴァルナ C 2500 ぶていのせんとう 44 EMPRESS セイオウボ C 2000 ニブルのけっしょう 34 DEATH ヘル C 1500 まさむねのがんたい 23 EMPEROR ブラフマー C 1000 えんまちょう 4 HIEROPHANT ヤマ C 500 名前 使用対象 効果 入手方法 えんまのせきばん 敵全体 火炎で大ダメージ C 3000 とうまのせきばん 敵全体 「氷結」+大ダメージ C 5000 ふうまのせきばん 敵全体 真空波で大ダメージ C 3000 しんまのせきばん 敵全体 地震で大ダメージ C 3000 しゃくねつのせきばん 敵全体 核熱で大ダメージ C 3000 れっぱのせきばん 敵全体 衝撃波で大ダメージ C 3000 そうへきのせきばん 敵全体 重力で大ダメージ C 3000 せんこうのせきばん 敵全体 「電撃」+大ダメージ C 5000 『聖エルミン学園』 図書室に行く。 『アヴィデア界』 最終ダンジョン。 対パンドラ戦は状況により弱点が変化する。物理攻撃が有効。 タルカジャを持つペルソナを連れて行くとよい。
https://w.atwiki.jp/appli/pages/44.html
ペルソナ2 罰 infinity mask 発売元:アトラス、ビービーエムエフ おすすめ攻略サイトhttp //11hp.jp/?id=untitled02 ●悪魔とのコンタクト ●FOOLカード入手方法 ●レアドロップアイテム ●ペルソナの成長における限界 ●その他要点 ●悪魔とのコンタクト表――ページ添付のpersona2if.txtをDL後参照してください ●珠間瑠モノリスMAP――ページ添付のpersona_map.zipをDL後解凍してください
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8500.html
前ページ次ページゼロのペルソナ 金髪の男ドゥドゥーの名乗りが終わる前に完二とクマは攻撃に移った。 完二はデルフリンガーの腹でジャックを叩き、クマは手甲に包まれた拳をドゥドゥーの腹に叩き込んだ。 完二とクマに確かな感触が伝わる。先ほど魔法を機敏に避けたのとは違いまともに喰らった。 もう立ち上がれないくらいのダメージは与えたはず。 だが、どういうわけかジャックもドゥドゥーも平然と立っていた。 「おいおい、いてーじゃねーか」 ジャックが言いながら拳を振りかぶる。平然とした軽口に一瞬呆然としかけたが、敵の攻撃にはっとして完二は回避した。 クマもドゥドゥーから距離をとった。 「なんであいつらなんでもねーよなツラしてんだ!?」 混乱して、完二は当然の疑問を吐き出した。先ほどの攻撃は手加減したものだ。 完二が本気で人一人を剣で叩けば死んでしまうかもしれないし、またデルフリンガーが折れてしまうかもしれないからだ。 とはいえ、完二の怪力を喰らい立っていられるはずがない。普通の人間ならそれこそ骨くらい折れるだろう。 混乱する完二の疑問に答えたのはクマではなくデルフリンガーだ。 「相棒がおれを叩き込んだときにアイツの皮膚が鋼鉄になったみてーだぜ」 ジャックは敵の剣に感心し、ほう、と言った。 「インテリジェンスソードか、珍しいな。その通り、おれたちは体を鋼鉄に錬金できるのさ。こんな風にな」 彼は詠唱を始めた。呪文を完成させまいと完二はデルフリンガーを振りかぶった。 が、ジャックの詠唱はすぐに終わり完二の振り下ろした剣を手の甲で受け止めた。 みればその手は金属になっている。ジャックは気軽に完二に話しかけてくる。 「剣は斬るものだろ?そんな鈍器みたいに使ってどうすんだ?」 「うっせえ!」 完二はいったん下がり再び剣を振りかぶった。 「さあ、こちらも勝負だ」 そう言って紡ぎ始めたドゥドゥーの詠唱はあっという間に完成した。 稲 妻 杖の先から電撃がほとばしる。高位の風呪文“ライトニング”だ。 ライトニング “稲妻”はどこに飛んでいくのかわからないので、通常は“ライトニング・クラウド”で小さな雲を作り出し、遠隔的に発射するものだ。 そうしなかったことからドゥドゥーがかなりの使い手だと知れる。 クマはそのような理屈は無論知らないが、電撃はまずいと回避する。クマの弱点は電撃属性の攻撃なのだ。 喰らえばダウンしてしまう。それは戦闘で致命的なほどの隙を生んでしまうということを意味する。 「ほいっとぉ!」 「へえやるね、なら……」 ドゥーゥーは再び呪文を唱える。 再び電撃が来たらまずいとクマは距離をとった。 クマの悪い予想は外れ、どうやら電撃の呪文ではないようだ。 しかし、それは幸いにも。と言っていいものか目の前の魔法を見ると判断できなかった。 それほどドゥドゥーの魔法はこの世界の魔法をほとんど知らないクマにしても非常識なものだった。 ドゥドゥーのしなる杖は電撃を放つのではなく、逆にどんどん光を集め、そして太くなっていく。そして青白い大木のような太い刃が出来上がった。 “ブレイド”――魔法使いが白兵戦時に使う魔法だ。しかしこれほど大きな“ブレイド”規格外だった。 ドゥドゥーはその巨大な刃を横ぶりに払った。まるで空間を切り裂く剣のようだ。弱点ではないにしても喰らうわけにはいかない。 クマは地面に伏せてなんとかその攻撃を回避した。 「なめたらアカンぜよ!」 軽口を叩きながらクマはいっぱいいっぱいだった。 「まだまだぁ、むっ……!」 再びブレイドを振ろうとしたドゥドゥーに火球が飛んだ。そして地面から6体のゴーレムが現れる。 回避に精一杯になっているクマを見かねたキュルケとギーシュの救援だ。 クマは今がチャンスと駆け出した。注意のそれたドゥドゥーから離れ、戦っている完二の元へ向かったのだ。 「カンジ!敵さんチェンジ!あいつ雷とか使ってくるクマ!」 ジャックと向かい合っていた完二は「ああ?」と言いつつ視線をクマに向けた。 その隙を見逃さずにジャックは完二に一瞬で詰め寄る。しかし拳を完二に打ち込もうとしてわき腹にダメージを受け再び飛び退く。 クマの渾身のパンチを受けたからだ。クマの攻撃に気付かなかったわけではない。 攻撃を受けながらも、完二を倒す一撃が放てると思ったのだったが、予想よりクマのパンチは遥かに重く、鋼鉄化した腹の内側までダメージを与えた。 ジャックがクマの攻撃を気にするほどのものではないと判断したのは負うとドゥドゥーもクマの攻撃に全くダメージを受けなかったからだが、 しかし力をセーブしていたのは完二だけではない。地面を踏みしめたクマの本気の拳は決して軽いものではない。 敵の危険度認識を改めたジャックは拳を構え、唇を下でぬらした。 「やさ男だと思ったらやるじゃねえか」 「野生のパワーを思い知ったクマ?」 突然戦いに割り込まれた完二は文句をつけようとしたが、それを彼の剣が遮る。 「おれを右に構えろ!」 完二も危険に気付いて言われたとおりデルフリンガーを構える。そして鉄の刃は光の刃を受け止めた。 ドゥドゥーのブレイドだ。ギーシュが力を使い果たして作ったゴーレムの軍団を十秒程度で全て破壊したのだった。 「んじゃカンジ、あっちよろしクマ」 気軽に言うクマに怒るより呆れてしまいそうになりながら、それでも完二は剣を構えドゥドゥーへと向かった。 突如、戦いの相手を帰られたジャックはクマに尋ねる。 「なあ、お前」 「なにクマか?」 「おれのほうが弱いとでも思ってるのか?」 ジャックは単純に疑問を感じているようだった。下に見られて腹が立っているという風ではない。 そしてクマもそうは思っておらず、拳を構えながら言った。 「世の中には相性というものがあるからクマよ」 「なるほど」 ジャックは踏み込んだ。 クマとジャックの攻防が始まった。 クマから一方的にバトンタッチをされた完二は防戦一方だった。 ドゥドゥーは長いブレイドを振り回し、攻撃している。そのせいで近づくことはもちろん、距離をとることさえできない。 なんとか回避したり、デルフリンガーで防いで負けないではいる。ただそれだけだ。 「おいおい、相棒よ。さっきから押されっぱなしじゃあねえのか?」 「うっせ!」 そう言いながらも完二は横ぶりのブレイドを防いだ。しかし防いだブレイドは鞭を振るうように上にたたき上げられ今度は上から完二を襲う。 完二は左側に転げるように跳んで攻撃をよけた。 「クソッ少しでも隙ができりゃあ……」 「隙ができればいいんだな?よし、おれを地面に突きさせ」 「ああ?」 怪訝そうな顔を完二は浮かべた。 「きみたち話をしている余裕があるのかい」 そう言ってドゥドゥーはブレイドを振り回してくる。それを完二は力をこめてデルフリンガーを振り回し、はじいた。 大木のようなブレイドを弾く腕力にドゥドゥーは驚いたような表情を見せる。 それはほんの一瞬の、隙とも言えない隙だったが、その一瞬に完二は行動に移った。 「わーったよ!そんかわり何とかしろよ!」 完二はデルフリンガーを地面につきたてた。するとその刀身はドゥドゥーのブレイドの光を奪っていく。 ブレイドに蓄えられたドゥドゥーの魔力を吸収しているのだ。 「な、なんだこれは!?」 慌てたのはドゥドゥーだった。ブレイドから魔法の光が剣に向かっていくなどと非常識な光景を見たのだから当然だろう。 しかし、ドゥドゥーの驚愕はそれでは終わらなかった。 インテリジェンスソードが魔法の力を奪い始めたと思ったら次には、彼が見たこともないような巨人が現れた。 ペルソナ、ロクテンマオウは完二が地面にインテリジェンスソードをつきたてたように自分の得物を突きたてた。 そしてそれを両の拳で粉砕するとロクテンマオウの、完二の力が放たれる。 その力は電撃となりドゥドゥーの体を襲った。ジオ、初級電撃魔法だ。 ドゥドゥーの頭上から発生したほとばしる電流はドゥドゥーの体を、頭のてっぺんから地面までの道筋として流れていく。 その局地的な落雷が終った後、ドゥドゥーは立っていた。ただし、立っていただけだ。 先ほどまでのように平然として、ではない。目の焦点は定まらずフラリフラリとしている。 完二は地面に突き刺した得物を取ることもせず、そして敵の攻撃に警戒することもせずにドゥドゥーに歩き近づいた。 「あばよ」 とどめに完二のパンチを顔面に喰らい、ドゥドゥーの体は吹っ飛び、意識も飛んだ。 クマと戦っているジャックは弟ドゥドゥーが敗北する様子を見て驚いたようだ。 「ドゥドゥー……!」 「ほらほら弟さんの心配をしている場合クマか?ジャックはクマと戦っているクマ」 相対しているクマはそう言った。 クマに向き直ったかと思ったジャックが何か詠唱を唱え始めた。なにかと思ってクマは安全のために距離をとった。 詠唱が完成すると地面から大きな壁が現れた。それはジャックの姿を隠すほど大きかった。またその壁は、ただの壁ではなく土の拳が飛び出してきてクマを襲う。 拳が眼前に迫りつつあった。しかしクマはジャックがその壁を作り出した意図を理解した。 「逃げる気クマね。そうは問屋がおろさんぜよ!滾れ、カムイ!」 クマはどこからか現れた金色に輝くカードをその手甲で砕き、ペルソナ、カムイを召喚した。 カムイは着ぐるみを着たクマのような球形の体をしている。違うのは4本の手足がそれぞれ最も遠い距離になるように配置されているのと、その4本の手足の真ん中に顔があることだ。 カムイはマハブフを発動した。マハブフとは氷結系初級全体魔法である。 マハブフにより生み出された冷気はクマの目前にせまった3つの拳を凍らせ、停止せせ、そして砕いた。 土の拳だけではない。壁の向こうもマハブフの攻撃範囲だ。壁の向こうで逃避に移ろうとしていたジャックも突然の冷気を回避することが出来なかった。 彼の体の表面を鋼鉄にする魔法も、雷同様、氷にも通じはしない。 生やした拳と同様に砕け散った壁の向こうには体の端々を凍らせて地面に倒れたジャックがいた。死んではいないがとても動けそうにはない。 完二と違い、一撃で仕留められたのは、クマの魔力がそれほど莫大だからだ。 ドゥドゥーは完二が、そしてジャックはクマが撃退した。完二とクマは視線を合わせてから大声で叫んだ。 「勝利クマー!!」 「よっしゃあ!!」 その声で今まで隠れていたキュルケ、ギーシュ、モンモランシー、そしていつのまにか起きていたルイズが茂みから飛び出してきた。 「やったわね、クマ、カンジ!」 「やったな、ぼくたちの勝利だ!」 「ほとんど二人の力じゃない……」 「大丈夫、カンジ?怪我とかしてない?」 キュルケとギーシュは勝利を喜び、モンモランシーが彼氏の大口に苦言を呈し、ルイズは完二を心配した。 そうして6人がおのおの勝利の余韻に浸っていると突然強い風が吹いた。思わず、全員目を閉じてしまう。 目を開けると一人の少年と少女がドゥドゥーとジャックの近くに立っていた。 少女は黒と白の派手なドレスを着ていた。その少女は倒れ付した二人をレビテーションで浮かべて様子を調べていた。 「ドゥドゥー兄さんはともかくジャック兄さんまでやられてるなんて……」 ボロボロの二人の傍に立って少女は溜め息をつくように言った。 しばし呆然としていた完二たちだが、一番早くに立ち直ったキュルケが言った。 「だれよあなたたち!」 「元素の兄弟。二人はそういわなかったかな?」 そう言ったのは少年のほうだった。見た目は若いというより幼く12歳くらいに見える。 カンジとクマは武器を構え、キュルケたちも杖を構えた。 しかし少年は両手を上げて、戦う意志がないことを示した。 「杖をおろしてください。自分は弟たちを向かえに来ただけですから」 弟という言葉に全員眉をひそめた。しかし少年は疑問に答えずに自分の言いたいことだけを述べる。 「それにもう水の精霊を襲うこともやめますから。それではさようなら」 少年がそういうとまたも強い風が吹き、土ぼこりが舞い上がった。 目を開けられるころになると元素の兄弟たちは居なくなっていた。 「あいつらどこに!?」 ギーシュはきょろきょろと周りを見回した。ギーシュだけでなくみんなが周りを見たが、影も形も見つからなかった。 モンモランシーはぽつりと言った。 「あいつらなんだったのかしら……」 キュルケは首を振った。 「わからないわ。でもとりあえず水の精霊のお願いはかなえたわ」 「あいつらの言葉を信じるのか?もう襲わないっていうのを」 ギーシュは異論ありげだったが、キュルケの回答は冷静なものだった。 「水の精霊の願いは襲撃者を撃退してってだけよ。今日たしかに撃退したわ。それにもう襲わないって言質ももらえたわ。 たとえそれが嘘だろうとわたしたちには関係のないことよ」 ギーシュとしては釈然としないものもあるが、確かにキュルケの言うとおりだろう。 「ま、終わりってーんならそれでいい……んだよ、クマ?」 「ちょ、カンジ。ちょっと思い出したっちゅーかー、思いついたことがあるクマよ」 ちょんちょんと完二をつついていたクマは言った。 「ルイズちゃんにアムリタ使ってみたらどうクマ?」 完二は固まった。 アムリタとはクマの使う回復魔法であり、どんな状態異常もたちどころに治す万能の回復魔法であった。確かにそれならばルイズも治せるかもしれない。 やっとそのことに気付いた完二の中で怒涛のように後悔が頭の中で渦巻いた。 それは一言で言い表すなら、どうして思いつかなかったんだ!である。 「どうして思いつかなかったんだよ、テメーはよ!」 完二は自分のうかつさを恨みながらクマを怒鳴りつけた。 アムリタはクマの使う魔法である。ならばクマが真っ先に思いつくべきことであろう。 「ちょ、ちょっと忘れていたクマよー」 完二はルイズが惚れ薬を飲んでから何回目になるかわからない溜め息をついた。今までの中でも一番大きい溜め息だった。 ペルソナ使いではないキュルケたちは「どうしたの?」と話についていけていないようだった。 「ルイズを治せんだよ……」 「えっ?」 キュルケ、ギーシュ、モンモランシーの声が重なる。当人であるルイズなど「治す?何を?」と言っている。 三人、ルイズを含めるなら4人は説明を求めるような顔をしているが、脱力しきった完二にその気力はなく、ただ力なくクマに言った。 「やってくれ……」 「はいよ、ペルクマー、来いやぁ!」 カムイが出現してアムリタを発動する。 アムリタをかけられたルイズの顔は変化していった。最初は恋する乙女の頬に朱のさした顔から、しらふの上等な陶磁器のような白い顔。 そして最後にルイズの顔は再び赤くなる。紅潮を通り越してまるでトマトのように赤である。 そして完二の顔を見るなり、ルイズは奇声をはり上げて湖面沿いに走り去っていった。 「な、なんだありゃ?治ったのか?」 走り去るルイズの後ろ姿を見ているモンモランシーは語り出した。 「何をしたか知らないけど、もし惚れ薬が解除されても薬が効いてた間のことはばっちり覚えてるわよ」 全員顔を見合わせ、それから再び走り去っていったルイズを見た。 「そりゃ…キツいな」 「ルイズはプライドが高いからね」 「しゅーちプレイクマ」 「でも、そうならあれは治ったっていう証拠じゃない?」 キュルケはケロっとして言った。それもそうだと全員は納得したが、モンモランシーが一つ疑問を投げかけた。 「でもあの子いつ戻ってくるかしら……」 それは誰にもわからないことだった。 こうして完二の深刻なほどバカバカしい恋愛ごっこは終わった。 元素の兄弟は森の中にいた。クマと完二にやられたジャックとドゥドゥーの治療をしていた。 「それにしてもヒドいやられ方ね。わたしでもすぐには治せないわよ」 「すまない、ジャネット……」 「ジャック兄さん、喋らないで」 妹にそう言われては、巨体をした恐ろしいメイジのジャックも口をつぐんでしまう。 すでにジャネットの治療を受けて動けるようになったドゥドゥーは長兄ダリアンに言った。 「すまない、兄さん。次は必ず……」 「この件から手を引くよ」 子供のような外見をした長兄から紡がれた言葉に全員が戸惑う。 「ちょ、どういうことだよ、兄さん!?」 「あんなやつらに言ったことを守るっていうの?」 ダリアンは首を振った。 「イザベラさまから他の騎士の代わりにと頼まれた仕事だったけど、はっきり言ってすごいやつらだよ。どうも」 「次は絶対負けねえって、なっ、ジャック兄さん」 「ああ、次は必ず」 ドゥドゥーとジャックは敗北しても決して弱気になっていなかった。 しかし、弟たちのやる気を見てもダリアンは意見を変えない。 「あいつらは本気を出していないから、たとえ4人でも勝てるという計算は立てられない。 勝ったところで誰かやられましたじゃ、いくら報酬が手に入っても損もいいとこだよ」 「でも兄さん、任務に失敗したってなったらもうガリア王家から仕事もらえないわよ?」 ジョネットの発言にそうだそうだとドゥドゥーとジャックは同調する。 「仕事なら王家以外にもある。まあ、こつこつとお金を貯めよう」 こうして水面下で仕事を果たして来た元素の兄弟は歴史の舞台へと身を踊ろかせかけて、再び闇の中へと消えていった。 その後の彼らを知る者はいない。 水の精霊を倒しラグドリアン湖の水面上昇を抑える任務は前任者から元素兄弟ではなく本来タバサに引き継がれるはずのものだった。 イザベラが元素兄弟にそれを任せたのは従妹に彼女の母親にゆっくりと会えるようにするための取り計らい。 また、王弟の子であるタバサに過酷な任務は減らそうとするイザベラの始まりの一手であった。 しかし、本来通りタバサに任務が引き継がれルイズたちと接触すれば、水の魔法の薬で心狂わされた母を治す術を持つクマとも会い、 タバサは数年ぶりに真の意味での母との再会を果たせおおせていたであろう。 イザベラの気遣いによってタバサの至高の幸福はさらなる未来へと先延ばしにされてしまうという皮肉な結果が生じてしまった。 そして生じた齟齬は致命的なほど未来に干渉することになる。 ルイズは日が昇ると完二たちのもとへと帰ってきた。走り去ったはいいが、馬もなければ帰れないと気付いたからだ。 帰ってきてもルイズは完二と言葉どころか目もあわせなかった。完二も積極的に関わろうとはしなかった。 ルイズほどでもないが、完二も十分すぎるほどに気まずかったからだ。 とにかくルイズも帰ってきたので、会話のない朝食が終えてから、学院に帰ろうとするのを止めたのはルイズだった。 「貴族として民が困っているのを見過ごせはしないわ」 ルイズは再び水の精霊に会うことを強く主張した。民とはラグドリアン湖周辺に住む農民たちのことである。 どうやらラグドリアン湖に来る前にあった農民の男の話を覚えていたらしい。 自分に話しかけてくるばかりでちゃんと話を聞いてたとは思わなかった。 と、完二は思ったが言っても怒られるし、自分にとっても面白い話題ではないので口には出さなかった。 そういうわけで一行は水の精霊の涙がもう用済みになったのに水の精霊と再び顔を合わせることとなった。 モンモランシーが使い魔のカエルを使い、水の精霊を呼んだ。 朝もやの中、水面が盛り上がり水の精霊が現れた。それは水を反射し、キラキラ光り輝いていた。 呼び出したモンモランシーに対応してその姿をモンモランシーの裸体に変えており、美しいと呼ばれる水の精霊だが、 完二は先日見たときと同様「雨の日の中のテレビにこんなヤツいたな」くらいにしか思わなかった。 「水の精霊よ。約束は果たしたわ。でもあなたの体の一部ではなく一つ他のお願いがしたいの」 「なんだ?単なる者よ」 ルイズが前に進み出て、モンモランシーに代わる。 「どうして水かさを増やすのか、教えて欲しいの。理由があるならわたしたちがそれを解決するわ」 水の精霊は、ゆっくりと大きくなった。そしてさまざまなポーズをとる。その仕草が、微妙に人間のそれとは異なっている。 「お前たちに、任せてもよいものか、我は悩む。しかし、お前達は我との約束を守った。ならば信用して話してもよいことと思う」 完二は回りくどい喋り方にイライラしたがキレておしまいにするわけにもいかないので、黙りこくっている。 「お前たちの同胞が、我が守りし秘宝を盗んだのだ。そして我は秘法を取り返したいのだ」 「それと水を増やすことにどういう関係が?」 「水が世界を覆うころには秘宝の在り処も知れよう」 その気の長さにその場にいた全員があきれ返る思いだった。さすが水の精霊というだけあって時間の概念が人間とは大きく違う。 「なら、わたしたちがその秘宝を奪い返してあげるわ。その秘宝の名前は?」 「お前たちはあれを『アンドバリの指輪』と呼ぶ」 「効いたことがあるわ。たしか水系統のマジックアイテムで偽りの命を与えるという……」 モンモランシーが呟いた。 「そのとおり。だが、あれがもたらすものは偽りの命。古き水の力に過ぎぬ。所詮益にはならぬ」 「偽りの命ってどういうことだ?」 今まで黙っていた完二が言った。 水の精霊は答える。 「指輪を使った者に従うようになる。個々に意思があるというのは不便なものだな」 「趣味の悪い指輪もあったものね」 キュルケが呟く。軽口を叩きながら彼女にはなにかひっかかるものがあった。しかしそのひっかかりがなんなのかが判然としなかった。 「わかったわ!アンドバリの指輪は取り戻してあげるから水かさを増やすのをやめてちょうだい!」 「わかった。お前たちを信用しよう」 こうしてルイズは人ならざるものと約束を交わした。 前ページ次ページゼロのペルソナ
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/555.html
Episode11 『刑死者』 ---連合国軍本部 応接室--- ミーナ「失礼します。」 司令「まあそう肩を張らずに・・・かけたまえ、ミーナ中佐。」 ミーナは連合国軍の総司令部から呼び出しを受け出張していた。 今回のこのカールスラント奪還にあたり、世界中の協力を仰ごうと考えたカールスラント皇帝が新たに連合国軍の結成を宣言。 狙い通り、カールスラントを中心に世界中の殆どの国が加盟した。 今ミーナの向かい側に座っている男は、皇帝から直接信任を受けた連合国軍の総司令官。 現在第501統合戦闘航空団はこの連合国軍の指揮下に置かれている。 そのため彼が今回の501の上層部の人間。 と言っても忙しすぎて部隊の運営は完全にミーナに任せきりなのだが・・・ 司令「先日のアルカナネウロイの一件、ご苦労だった。君たちが無事で何よりだ。」 ミーナは度々上層部へアルカナネウロイについての報告をしていた。 故に司令もアルカナネウロイについてはそれなりに知っていた。 司令「それで、アルカナネウロイの残りは?」 ミーナ「おそらく、あと1体かと・・・」 司令「そうか・・・俄かには信じがたいが、それを倒せばネウロイは消えると・・・」 ミーナ「確信は出来ません。以前接触した『グレゴリ』と名乗る2人組みはそう言っていましたが・・・」 司令「なるほど・・・しかし、それがもし本当なら次回の満月の晩が最終決戦となるな・・・」 ミーナ「ええ・・・」 司令「そこでミーナ中佐。君に提案がある。」 ミーナ「・・・なんでしょう?」 司令「次回の決戦にあたり、君の部隊に『もう一度』彼女を投入してもらいたいと思う。決戦となるなら、彼女の力は大いに役立つはずだ。」 ミーナ「もう一度・・・?」 司令「入りたまえ。」 ガチャ… ミーナ「あなたは・・・!」 ---ブリーフィングルーム--- エーリカ「ゲッ・・・」 ゲルト「なぜまたあいつが・・・」 ミーナ「という訳で、次回の満月の作戦のために投入されたハンナ・ユスティーナ・マルセイユ大尉です。」 ハンナ「またよろしくな、子猫ちゃんたち。」 ミーナ「彼女は以前の私たちの作戦に参加したことがあるから、皆さんもよく知っているでしょう。」 ハンナが俺へと視線を向ける。 ハンナ「ん?お前、どこかで・・・」 俺「?」 彼女は眉間に手を当て、少し考える。そして・・・ ハンナ「・・・!!思い出した!お前、『銀獅子』だな!!」 芳佳「銀・・・獅子・・・?」 俺「は?銀獅子?」 ハンナ「恍けるな!お前の顔はよく覚えているぞ!」 俺「は・・・はぁ・・・」 ハンナ「あの時のこと・・・忘れるものか・・・!!」 ―――――――――― ―――――――― ―――――― 1942年10月 ---アフリカ上空--- ――あれは不気味なほど巨大な満月が輝く夜だった・・・――― ドガァァァァァァァン!! ハンナ「うあああぁぁ!!」 ライーサ「ティナ!!」 ―――私は墜ちていた・・・――― ―――私の大切な戦友の・・・使い魔が、死んでしまった・・・――― ―――受領したばかりのストライカーは炎上し、煙が出ていた――― ―――正直このときは死を覚悟した・・・上からはネウロイも迫って今にもビームを放とうとしていた―― ―――そんな時だった・・・――― ?「はぁッ!!」ドガアァァァ ―――上から何かがやってきた――ウィッチだ――しかもよく見ると男だった――― ―――そいつはネウロイを持っている刀で一撃で葬った――― ?「本気出せオルフェウス!!」 ―――そしてそいつはストライカーの速度を上げ、落ちる私へと手を伸ばす――― ?「間にあえッ・・・!!」 ―――縋る思いで私も手を伸ばした――死ぬのが・・・怖かった・・・――― パシッ! ―――そいつの手が私をつかんだ・・・――――私は、助かった・・・―――― ?「大丈夫っスか?怪我はないっスか?」 ――そいつに抱え上げられた・・・―――― ハンナ「く・・・うぅ・・・」ボロボロ ―――泣いた。――― ―――死の恐怖、相棒の死――――安堵や悲しみ・・・いろんな感情がゴチャゴチャになって私は泣いてしまった―――― ?「あ・・・いや・・・ちょっと・・・どうしよ・・・」 ライーサ「ティナ!!」ブロロロロロロロロ ?「あ。あなたこの方の知り合いさんっスか?」 ライーサ「あなた、ティナに何をしたんですか!?」 ?「へ?」 ライーサ「へ?じゃありません!ティナを返してください!!」 ?「あ・・・はぁ・・・」 ライーサ「よかった・・・もう大丈夫ですからねティナ・・・」 ライーサ「とっとと消えなさい!この野獣!!」キッ! ?「野獣って・・・まぁいっか・・・んじゃ失礼しますね。」 ――――あいつはそのままどこかへ去っていった――私は依然泣いたままでその後のことは良く覚えていない―――― ―――――――――――――― ―――――――― ――――― ---ブリーフィングルーム--- 俺「あ~・・・そういえばそんなこともあったような・・・」 ハンナ「あの後お前のことをいろいろ調べた。そしたらアフリカの銀獅子の噂に辿りついた。」 ハンナ「その男は月の晩にストライカーを駆り、銀色の長い髪をたなびかせ、一刀の下にネウロイを葬る。」 ハンナ「だが刀を使う銀髪のやつなんてどこの部隊を捜してもいなかった。ましてや男だ。そうそう見つかるはずがない。」 ハンナ「それがまさかこんなところにいるとはな・・・」 ハンナ「お前には・・・私の無様な姿を見られてしまったからな。いつか決着をつけなければならないと思っていた。」 俺「は?決着?」 ハンナ「私のプライドを傷つけたお前を倒さなければ私の気がすまない!勝負しろ!!」 俺「えー・・・」 ハンナ「もちろんハルトマン、お前との決着もつけるからな!」 エーリカ「え~・・・」 マルセイユと決闘する事になってしまった・・・ 翌日・・・ ---バルト海上空--- ♪Mass Destruction ハンナ「祖国で決着をつけることになるとは夢にも思わなかったな。」 俺「決着って・・・別に俺は・・・」 ハンナ「ミーナに実弾の使用許可をもらえなかったのが残念だが、まあいい。今はこいつで我慢しよう。」 俺「いや・・・実弾使ったら死にますって・・・」 ハンナ「つべこべ言うな!ハルトマン!!」 エーリカ「はいはい。じゃあ・・・はじめ!」 ハンナが勢いよく上昇する。 俺はあまり乗り気ではないが一度ハンナと距離をとる。 今回の決闘のルールは簡単だ。 お互いにペイント弾を撃ち、どちらかが被弾するか、シールドを張った方の負け。 そして固有魔法の使用禁止。 それだけだ。 上昇していたハンナが急降下してくる。 その勢いでスピードに乗り、俺を追い始めた。 ハンナ「どうした!逃げ腰では私には勝てないぞ!!」ガガガガガガガガ 俺「くっ・・・」ブォォォォォン ハンナの攻撃をループで回避する。 本来ならハンナの固有魔法である『偏差射撃』を用いれば被弾させることなど簡単なのだが 今回は自ら固有魔法縛りを宣言してしまったため使うことが出来ない。 完全に実力勝負だ。 俺がループの頂点あたりまでくると、背面の状態からロールして水平飛行へ入る。 ハンナ(へ~・・・やるじゃないか・・・) 俺「逃げても変わらないんならッ・・・!」 俺は向きを変え今度はハンナに真っ向から仕掛ける。 俺「いけッ!」ガガガガガガガガガガガ ハンナ「ようやくやる気になったか!!」ガガガガガガガガ お互いに向かい合い。 2人はロールを加え回避しながら引き金を引く。 しかしお互いに弾に被弾することなくすれ違う。 俺は再びループしようとするがハンナに後ろをとられる。 ハンナ「もらった!!」ガガガガガガガガ 俺「やべっ!オルフェウス!」 俺の思念に応えるようにストライカーが不規則なブレイクを繰り返す。 ハンナ「なんだあのシザーズは!?」 弾は全て回避されてしまった。 そこから捻りこみを行い今度は俺が後ろを取る。 ガガガガガガガガ!! だが相手は仮にもスーパースター。アフリカの星だ。 そう簡単に被弾するはずもない。 ハンナは垂直降下をしながらバレルロールとシザースを行う。 俺「マジかよ・・・」 ハンナ「舐めてもらっては困るな。私はアフリカの星だぞ?」 決着がなかなかつかない。 それから数分間幾度となく撃ちあいを続ける。 ハンナ「墜ちろッ!」ガガガガガガガガガガガ 俺「嫌っス!!」ヒョイッヒョイッ しかし何分、何十分と経っても一向に互いに被弾する気配はなかった。 逃げる追うを繰り返してもきりがない。2人は再び真っ向勝負へ。 ガガガガガガガガガガガガ!! 互いに回避を行いつつ相手を確実にしとめるため弾を撃ち続ける。 そして、互いが正面に立ち銃を向け合う。 カチッ… ハンナ&俺「!?」 2人とも弾切れだった。 ハンナ「またか・・・」 俺「夢中になって残弾数のこと忘れてたっス・・・」ゼェゼェ… 結局、勝負はつかなかった。 ハンナ「ハルトマンの時も同じだ。弾が切れて、勝負がつかなかった・・・」 俺「さすがスーパースターっス・・・やっぱちときついっスね・・・」ゼェゼェ… ハンナ「お前も私が予想したよりはるかに強かった・・・まあ、固有魔法を使えば私が勝っていたがな。」 俺「もう勘弁してほしいっス・・・」 ハンナ「仕方ない・・・今回は引き分けということにしておいてやろう。」 ハンナ「次はハルトマン、お前の番だからな!」 エーリカ「えー・・・やだよ~・・・」 この後結局エーリカも決闘をする羽目になるのだがそれはまた別のお話・・・ ---???--- イヴ「次でどうやら彼女らの戦いも最後となりそうですね。」 アダム「せやなぁ。オレらもそろそろ動かんとアカンちゃいますか?」 イヴ「そうですね。私たちに残された時間はあまりにも少ない。」 イヴ「今後の動向待つには時間が惜しい・・・直接見に行くとしましょう。」 アダム「りょーかい・・・」 数週間後・・・ ---ブリーフィングルーム--- 俺「交流会?」 ミーナ「ええ、そうです。」 ミーナ「カールスラントはほとんどの領土をネウロイに占領されているのは知っての通りよ。」 ミーナ「そんな中で親を失い孤児となった子供達もたくさんいるわ・・・」 ミーナ「そこで、孤児院の方から子供達に元気を与えるためにぜひウィッチである私たちと交流会をしたいとお願いがありました。」 ゲルト「それで、引き受けたんだな。」 ミーナ「ええ。それで、私たちからも出し物をすることにしたわ。」 ルッキーニ「なにするの~?」 ミーナ「それはね・・・」 ミーナ「お芝居よ!」 ハンナ「フッ・・・ならば主役は私だな!」 ミーナ「あ、配役はもう決まってるの。」 ミーナが配役のリストが書かれた紙を見せる。 ハンナ「どれどれ・・・なに!?」 エーリカ「なになに~・・・プッ!」 エーリカ「プククククク・・・・ハンナ、木だって!アハハハハハハハハ!!」 ハンナ「納得いかない!中佐、配役は変えられないのか!?」 ミーナ「だってあなたが来る前からあったお話だから・・・もう変える役もないのよ・・・」 ハンナ「そんな・・・」 坂本「それで、残りの役は?」 ミーナ「じゃあ順番に言うわね。」 ミーナ「まず主役の白百合姫。これはサーニャさんにやってもらいます。」 サーニャ「私が・・・主役・・・」 エイラ「本当カ!?よかったな、サーニャ!」 サーニャ「う・・・うん・・・///」 ミーナ「そして女王様はペリーヌさん。魔法の鏡は美緒にやってもらうわ。」 ペリーヌ「女王って・・・」 坂本「鏡?よく分からんが面白そうだな!」 ミーナ「狩人役にはエイラさんね。」 エイラ「狩人?まあいいカ。」 ミーナ「6人の妖精さんには宮藤さん、リーネさん、ルッキーニさん、シャーリーさん、それにトゥルーデにフラウね。」 芳佳「妖精だってリーネちゃん!」 リーネ「うん!どんな役なんだろうね!」 ゲルト「妖精なんてやったことないぞ・・・」 シャーリー「バルクホルンが妖精・・・ククク・・・」 ゲルト「わ、笑うなリベリアン!」 俺「あの・・・俺は・・・?」 ミーナ「俺さんは唯一の男性ですから・・・」 ミーナ「王子様役よ!」 数日後・・・ ---交流会会場--- 院長「今日はみんなのために、ウィッチの人たちが来てくれましたよ!」 髪の短い男の子「ウィッチだって!」 ツインテールの女の子「すごーい!」 ミーナ「こんにちは皆さん!」 子供達「こんにちはー!」 ミーナ「今日は皆さんのために私たちウィッチのみんなで劇をすることになりました。」 ミーナ「どうぞ楽しんでくださいね!」 ショートヘアーの女の子「なにするんだろ~?」 おかっぱの男の子「たのしみ~!」 ミーナ「それでは、『白百合姫』のはじまりはじまり。」 パチパチパチ 舞台の幕がゆっくりと上がる。 サーニャ「私は白百合姫」 サーニャ「ああ、なんて美しい空かしら。木々も、小鳥さんたちや森の熊さんたちもみんな幸せ色に輝いているわ!」 サーニャ「さあ、みんないらっしゃい!」 サーニャ(恥ずかしい・・・///) ミーナ「白百合姫はその優しい心と美しさでみんなの人気者です。」 ミーナ「そして、お城では・・・」 舞台の幕が下がり、場面が変わる。 ペリーヌ「わたくしが世界一美しい王妃でしてよ。魔法の鏡もいつもそう言ってくれますわ。」ボーヨミ ペリーヌ(なぜ私がこのような役を・・・) メガネの男の子「あのおねーちゃんなんかへたくそ~」 髪の長い女の子「つまんなーい」 ガヤガヤ… ペリーヌ(クッ・・・いいですわ。ガリア貴族として、ここで失態をするわけにはまいりません!) ペリーヌ「お、おほほほほほ! 鏡よ鏡よ鏡さん・・・世界で一番美しいのはこのわたくしですわね! 」 坂本「私が魔法の鏡だ。で、何の話だったか・・・」 ペリーヌ「ですから、世界で一番美しいのはこのわたくしかと聞いているのです!」 坂本「違う!」 ペリーヌ(そ・・・そんな・・・少佐・・・)ズーン… ミーナ(美緒・・・強く言い過ぎよ・・・) 坂本「そうだな、白百合姫という娘がどうやら一番美しいようだぞ。」 ペリーヌ「まぁ!白百合姫ですって!?そんなはずありませんわ!何かの間違いではなくって!?」 坂本「間違いない!はっはっは!」 ペリーヌ「ムキー!憎い・・・憎いですわ!」 ペリーヌ「そうですわ・・・それならあの子を殺してしまえばいいのよ!」 ペリーヌ「来なさい!狩人よ!」 エイラ「なんだ~ツンツンメガネ~」 ペリーヌ「ち、ちょっとエイラさん!今は演劇の最中でしてよ!もっとちゃんとおやりになって!」ヒソヒソ エイラ「なんダヨもー。わかったヨ。」ヒソヒソ エイラ「何でございましょうカ王妃様。」 ペリーヌ「森に住んでいるという白百合姫を殺してきなさい!」 エイラ「はぁ・・・わかったヨ。」 ミーナ「こうして狩人さんは、白百合姫を殺すために森へとやってきました。」 再び幕が降り、場面が変わる。 サーニャ「それじゃあ行ってきますね、妖精さんたち。」 芳佳「行ってらっしゃい、白百合姫。」 シャーリー「道中は気をつけろよ~」 ゲルト「何かあったらすぐに戻ってくるのだぞ。」 サーニャ「ありがとうみんな。それじゃあね。」 ミーナ「白百合姫は森の奥へと入って行きました。」 サーニャ「今日もいい天気だわ。今日は妖精さん達に何を作ってあげようかしら。」 エイラ「あれが白百合姫・・・ハッ!」 エイラ「なんと美しい姫君ダ!私にあんな子を殺せるはずがない!」 エイラ「しかし王妃の命令もあるシ・・・そうダ、あのイノシシを殺してその腸を持って帰ろう!」 ミーナ「狩人さんはすぐそこにいたイノシシを殺してその腸を持って帰ることにしました。」 また場面が変わる。 ペリーヌ「よくやりましたわ!これで私が世界一のはず!」 エイラ「はい。では私はこれで・・・」 エイラが退場する。 エイラ「なんで俺が王子様なんだよぉ・・・」ブツブツ ちょっとした文句をたれながら。 ペリーヌ「さあ鏡よ鏡よ鏡さん、世界で一番美しいのはこのわたくしで間違いありませんわね!」 坂本「違う!!」 ペリーヌ「なんですって!?それでは誰だと言うんですの!?」 坂本「前にも言っただろう!白百合姫だ!!」 ペリーヌ「そんな!あの子は死んだはずじゃ・・・」 坂本「死んでなどいない!」 ペリーヌ「あの狩人・・・まさか!」 ペリーヌ「ムキー!こうなったらわたくしが直々に殺してあげますわ!覚悟しなさい!白百合姫!!」 ミーナ「こうして老婆に変身した女王様は毒りんごを作り白百合姫に食べさせるために森へと向かいました。」 場面が変わり・・・ ルッキーニ「いってらっしゃーい白百合姫!」 リーネ「家は私達が守っていますから安心してくださいね。」 エーリカ「がんばってねー!」 サーニャ「ありがとう。いってきます。」 ミーナ「今日も白百合姫は妖精さん達の食べ物を探しに森へと出かけます。」 サーニャ「今日は少し曇っているわ。いやなことが起きなければいいのだけれど・・・」 ペリーヌ「そこのお嬢さん。」 サーニャ「?私のことですか、お婆さん?」 ペリーヌ「そうですわ。あなたにこれをあげましょう。」 サーニャ「まあ。どなたか存じませんがりんごをくださるなんて。ありがとうございます。」 ペリーヌ「よろしいんですのよ。さあお食べになって。」 サーニャ「はい、ではいただきます。」カプッ サーニャ「うっ・・・!大変、これは毒だわ・・・このままでは死んで・・・しま・・・」パタリ ペリーヌ「やりましたわ!これで私が世界一でしてよ!おーっほっほっほ!」 ミーナ「白百合姫は女王の毒りんごで死んでしまう呪いにかかってしまいました。」 ミーナ「こうなってしまっては、誰かのキスでしか目覚めることは出来ません。」 場面が変わる ハンナ「・・・・・」 ゲルト「くぅ・・・うぅ・・・うおおおおおお!白百合姫ええええ!!」 芳佳「ひどい・・・」 リーネ「どうしてこんなことに・・・」 ルッキーニ「うええぇぇん!」ボロボロ エーリカ(すご・・・本当に泣いてるよ・・・) シャーリー「だれか助けられる者はいないのか!?」 ミーナ「そこへ、すごく偶然通りかかった王子が登場します。」 俺「失礼妖精さん。どうして悲しんでいるのかな?」 エーリカ「おお!あなたは王子様!」 ゲルト「白百合姫が・・・白百合姫が・・・うおおおおおおぉぉぉ!!」 ハンナ「・・・・・」 シャーリー「白百合姫が毒りんごを食べて呪いにかかってしまったんだ!」 俺「何ということだ・・・!私に何か出来ることは・・・」 シャーリー「この呪いは誰かがキスをすることで解けるらしい・・・」 俺「わかりました。なら私に任せてください!」 ゲルト「わかった・・・好きにしてくれ・・・」 俺が地面に寝かされたサーニャへと近づく。 俺「どうか私のキスで目覚めておくれ。白百合姫!」 そして顔サーニャへと近づける。 俺(あくまでフリだ・・・フリ・・・) 唇の手前で顔を止める。 芳佳「やった!白百合姫が目を覚ました!」 ルッキーニ「やったー!」 ゲルト「よかった・・・本当に良かった・・・」 ミーナ「こうして、白百合姫は目を覚ましその後は王子様と妖精さんと一緒に長らく、幸せに暮らしましたとさ。おしまい。」 子供達「わー!」 パチパチパチ… メガネの男の子「おもしろかったー!」 髪の長い女の子「白百合姫がおきてよかった!」 拍手はまだ鳴り止まない。 俺「なかなかなりやまないっスね・・・もう少しこうしていても大丈夫っスか?」ヒソヒソ サーニャ「は・・・はい・・・///」ヒソヒソ サーニャ(どうしよう・・・顔が近い・・・///)モジモジ 俺(やば・・・すっげぇカワイイ・・・///) 2人が顔を赤くする。 エーリカ「・・・・・」ニヤリ 俺の背後に立っていたエーリカが怪しげな笑みを浮かべる。エーリカはゆっくりと俺の背後へ忍び寄り、 ゲシッ! 俺「ん!?」 サーニャ(えっ・・・) エイラ「ん・・・?」 ハンナ「・・・・・・」 ---ブリーフィングルーム--- ミーナ「みんな、お疲れ様。今日はとっても良かったわよ!」 ゲルト「子供達のためだからな!」 シャーリー「バルクホルンものすごく気合はいってたからな。ククク・・・」 ゲルト「なぜそこで笑う!?」 エイラ「二人ともさっきからなんか顔赤いゾ・・・?」 エーリカ「そりゃ~ね~」ニシシー 俺&サーニャ「・・・・・///」 ミーナ「子供達もとても喜んでいたわ。院長さんもまたやって欲しいって。」 ハンナ「なら今度こそ主役は私だな!」 ミーナ「はいはい。じゃあそのときはお願いね。」 しばらく他愛もない会話で盛り上がりデブリーフィングは終了した。 ---俺の部屋--- 深夜0 00 俺「ん・・・」 何かの気配を感じ目が覚める。近くにはもはや見慣れたあの少年がいた。 アニマ「やあ。こんばんは。」 俺「そうか・・・もうそんな時期だったか・・・」 アニマ「うん。次でいよいよ最後の・・・12体目だね。」 俺「そうか・・・次で終わるのか・・・」 アニマ「そうだね・・・君と会うのもあと一回・・・」 アニマ「ここまで長かったのか短かったのか・・・いろんな事があったよね。」 俺「ああ。たとえば見知らぬ少年がいきなり部屋に現われるとかな。」 アニマ「それ、僕のことだよね?フフフ・・・」 俺「ははは・・・」 なぜか自然と笑みがこぼれる。 アニマ「フフフ・・・でも、まだ思い出話をするにはちょっと早いよね。」 俺「ああ、それは全部ケリをつけてからだ。」 アニマ「じゃあ、終わったらまた会いにに来るからね。」 アニマ「くれぐれも気をつけてね・・・バイバイ。」スー… アニマはそのまま消えてしまった。 俺「・・・絶対に勝つ!」 俺は決意を新たにした。 2日後の夜・・・ 決戦前夜 ---ブリーフィングルーム--- ミーナ「・・・いよいよ、明日で最後の作戦です。」 芳佳「長いようで・・・短かったような・・・」 坂本「この半年だけでいろいろなことがあったからな・・・」 俺「みんな頑張ったっスよね。」 エイラ「そうダナ。」 サーニャ「うん。」 エーリカ「ずっとヒマしてるよりかは全然良かったよ。」 ペリーヌ「無駄なことなんて1つもありませんでしたわ。」 ゲルト「ウィッチとなってもう何年も経つが、悪くない時間だった。」 ミーナ「そうね・・・メンバーも初めのころとはずいぶん変わってしまったけど、私は今のメンバーが一番好きよ。」 ルッキーニ「あたしもー!みーんな大好き!」 リーネ「私も大好きです!」 シャーリー「これで・・・ようやく終わるんだな・・・」 ハンナ「今回の戦いが終われば私の仲間にとってもいい手土産になるな。」 エーリカ「ハンナも今は501の1人なんだからがんばれよー」 ハンナ「言われなくたってやってやるさ!」 決戦を前に皆から静かな闘気を感じる。 皆、最後の闘いに向けて気合は十分のようだ。 ミーナ「明日は最後の招集をかけることになります。ですので今日は良く休んでおいてください。」 坂本「せっかくだ、最後に円陣を組もう!」 シャーリー「お!いいな!ここで一発気合入れてこうよ!」 仲間達が中央に集まり円陣を組む。 坂本「ウィッチに不可能はない!いくぞ!!!」 全員「おー!!」 翌日・・・ ミーナ「みんな、今まで良く戦ってくれたわ・・・」 ミーナ「これが最後の作戦になるはずです。いつも通り細心の注意を払って行きましょう。」 俺「片手で捻る!」 エイラ「ダナ!」 ついに最後のネウロイとの決戦だ。 これまで以上に皆の士気が高まる。 ミーナ「それでは作戦メンバーを発表します。」 ミーナ「今回のコアの破壊担当はおそらく俺さんになるはずです。」 ミーナ「なのでメインメンバーは俺一等兵と宮藤軍曹。それとマルセイユ大尉を加えた計3名です。」 ミーナ「残りは必要に応じて応戦してゆく形になります。作戦の説明は以上です。」 ミーナ「では、オペレーション・アレス・・・開始!」 全員「了解!」 ---バルト海上空--- 月を背景に2つの人影が見える・・・ 俺「グレゴリ・・・!」 以前ウィッチーズの前に現われた、ネウロイの模様が入ったストライカーを履いた2人組みだ。 アダム「おひさしゅーな、みなはん。」 イヴ「今日で最後と言うことは無論知っていますね?」 イヴ「あなた方はネウロイが災いを招くから倒す・・・そうですね?」 ゲルト「当然だ!」 イヴ「しかしどうでしょう。命は日々無数に死んでゆく。ネウロイなどいなくてもです。」 サーニャ「・・・・・」 アダム「ホンマはわかっとるんやろ?自分らが今の生活により一層の充足を感じてることに・・・楽しんでるってことになぁ。」 エイラ「なんダト!?」 リーネ「楽しいだなんて・・・そんな・・・」 イヴ「あなた方はネウロイが滅ぶことなど本当は望んではいない。」 イヴ「あなた方はネウロイを倒すことで自分の中の何かを消した気になりたいだけなのですよ。」 エーリカ「そんなことあるわけない!」 俺「・・・・・」 イヴ「本心の言葉とは思えませんね。」 アダム「お前らのやってることは善やない。自分を満足させるために戦っとる。そんなんは偽善や。」 芳佳「何といわれようと私たちは戦います!そして平和な世界を取り戻すんです!」 ペリーヌ「そうですわ!」 イヴ「・・・本当に愚かな人たちだ・・・・・どうやら私達とあなた方では僅かほども交わってはいないようだ。」 イヴ「いいでしょう。なら行きなさい。行ってあなた方の未来をその目で確かめるといい。」 イヴ「私達は遠くから見物させてもらいます。退きますよアダム。」 アダム「了解。」 2人はどこか遠くへ飛び去った・・・ 俺「・・・・・」 ミーナ「さあ・・・気を取り直していくわよ!」 全員「了解!」 ♪Pandora ~Last Battle~ 深夜0 00 最後の満月のネウロイが現われる。 サーニャ「満月の方向にアルカナネウロイを確認。『ハングドマン』です!」 そこには逆さ吊りになった蝶の羽と触覚を持った人型のネウロイがいた。 ミーナ「これで最後・・・作戦開始!!」 それぞれが持ち場へとつく。 俺「もってけ!」ガガガガガガガガガガガガガ 早速銃撃による先制。 紫電を帯びた弾丸が次々に発射され、弾丸がすべて命中する。 ギャアアアアアアアアア!! ハングドマンの悲鳴が聞こえる。 芳佳「やああぁぁぁ!」シュンシュン!! 宮藤の手から放たれたビームは複雑な軌跡を描きながらネウロイに命中する。 しかしハングドマンは一向に動く気配を見せない。 ハンナ「私が墜とす!!」バララララララララララララララ!! エーリカ「いくらハンナでもあたるわけ・・・」 ギュアアオオオオオオオオ!! エーリカ「うそ・・・」 ハンナの放った弾丸は固有魔法も合わさって見事に命中した。 ここでハングドマンが動き始める。 手を前方へ翳し、何かを描くように動かし始める・・・ シャーリー「あいつ、何してんだ?」 ひと通りハングドマンが動作を終え両手を強く前へと突き出す。 サーニャ「!?何か来ます!!」 魔導針がいち早く異変を察知した。 ハングドマンの手から大量の小型ネウロイが召喚された。 ゲルト「何だあれは!?」 ミーナ「各機、ネウロイの掃討にあたってください!!」 全員「了解!!」 それぞれが召喚されたネウロイに応戦する。 ガガガガガガガガガガ!! ドガーン! エイラ「攻撃はちゃんと当たるみたいダナ!」 エーリカ「また小型機だよ~」バララララララララ ゲルト「文句を言うな!勲章がやってくると考えればいいだろう!!」バラララララララララ エーリカ「それ前にも聞いた~」バラララララララ ミーナ「はぁっ!!」バラララララララララ ペリーヌ「トネール!!」バリバリバリ!! リーネ「お願い!!」ダンッ! シャーリー「これで最後だ!ルッキーニ!!」 ルッキーニ「あちょー!!」 ズガガガガガガガガガ! 仲間達の手で召喚されたネウロイがどんどんと一掃されてゆく。 芳佳「やあああああぁぁぁぁ!!」ガガガガガガガガガガ! 一方宮藤たちもハングドマンと死闘を繰り広げていた。 ハンナ「避けられるかな?」バララララララララララララララ!! 愚問だ。避けられるはずもない。 彼女の固有魔法である偏差射撃をもってすれば当たらない的など無いのだ。 俺「相変わらずすごいな・・・」 俺たちはすでに何度かネウロイと交戦する中で彼女の固有魔法を見ていた。 が、その能力は何度見ても圧巻だった。 ハンナ「ボサっとするな!集中しろ!」 俺「は・・・はいっス!」 ハンナ「私が活路を開く!コアはお前にしか壊せないんだろう?」 俺「おそらく・・・」 ハンナ「コアが見えたらお前の一撃を叩き込んでやれ!いいな!?」 俺「ウィルコ!!」 芳佳「私も手伝います!」 ハンナ「ならまずお前のビームで装甲を削れ!削れた場所を私の偏差射撃で追撃する!」 ハンナ「コアが露出したらお前の出番だ!わかったな!」 俺&芳佳「了解!!」 3人がハングドマンへと向かう。 その間にもハングドマンの装甲は再生し、新たなネウロイを生み出していた。 ハンナ「そこをどけ!!」バラララララララララ!! 俺「ベルゼブブ!!」ブオオオオオオオ!! 芳佳「烈風斬!!」ザンッ!! しかし3人の前ではもはや小型のネウロイなど敵ではなかった。 ズガガガガガガガガガガガガガ!! 次々に小型ネウロイが破壊されてゆく。 芳佳「あたって!!」シュンシュンシュン!! ビームは取り巻きのネウロイを粉砕しながらハングドマンへと向かい装甲を焼く。 命中した箇所へハンナが追撃する。 ハンナ「おしまいだ!!」バララララララララララ!! 弾丸は全て狙った箇所に当たる・・・ 否、ハングドマンが自ら当たりに来るのだ。 ギュオオオオオオオオオアアアアァァァァァ!! そしてコアが露出した。 俺「いくぞ!!」 そう叫ぶと、俺はハングドマンへと急速に迫る。 だが、小型ネウロイが最後の抵抗のためか自爆特攻を仕掛け、俺を阻もうとする。 しかしそれも、シールドに阻まれ無残にも散ってゆく。 エイラ「サーニャ!」 サーニャ「うん!当たって!!」バシュ!バシュ!バシュ! 俺にまとわりつく残りの小型機をサーニャのロケット弾が爆砕する。 サーニャ「俺さん!」 俺はサーニャの声に応え親指をグッと立てた。 俺「お終いだッ!」 コアへと一気に肉薄。魔力を切先に集め・・・ シュバッ! 横一閃。 それは見事にハングドマンのコアを両断する はずだった・・・ 俺「!?」 ミーナ「そんな!?」 ハングドマンのコアには傷一つ無い。ネウロイの装甲はまた再生を始める。 ハンナ「クッ・・・!」ブオオオオオオオン!! 芳佳「マルセイユさん!」 ハンナが急速にハングドマンへと接近する。 ハングドマンはそれを察知し、近づかせまいと羽をはためかせ黒い鱗粉のようなものを飛ばす。 リーネ「なに・・・これ・・・」 ペリーヌ「力が・・・抜けますわ・・・」 黒い鱗粉の正体は細かい金属片。 それはウィッチの魔力による防御すら凌駕するほどの濃い瘴気を纏っており、どうやら彼女達の魔力を急速に奪っているようだ。 それは俺も例外では無い。 俺「ク・・・ソッ・・・!」 ハンナ「しっかりしろ・・・!銀獅子・・・!!」 ハンナはそれでも懸命にハングドマンへと向かっていた。 ハンナ「お前は・・・その程度で・・・くたばるような男じゃ・・・ないはずだ・・・!!」ハァハァ… 俺が何かに気づかされたような顔をする。そして・・・ 俺「まったく・・・っスね・・・スラ・・・オシャ・・・!!」スッ シールドを張る余力が残されない中、ハンナの前にシールドが展開される。 それはスラオシャの力によって展開された俺のシールド。シールドは金属片を弾き返し、ハンナを黒い鱗粉から護る。 ハンナ「銀獅子!!」 俺「今っス!マルセイユ大尉!!」 ハンナは頷き、わずかに露出している部分へ全ての弾丸を叩き込む。 ハンナ「はああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」バララララララララララララララララララララララ!!! 1点へ集中砲火を浴びたハングドマンの装甲はみるみるうちに剥がれ・・・ パリーン… そのコアを完全に砕いた。 芳佳「おわった・・・の・・・?」 シャーリー「やっと・・・」 ルッキーニ「やったー!!!」 ミーナ「みんな良くやったわ!!これで・・・これで、ようやく終わりよ!!」 全員が歓喜する。 互いに喜び合い、抱きしめあうものもいた。 サーニャ「俺さん。」 俺「サーニャさん・・・エイラさんも。」 エイラ「お前結局見せ場無かったナ。」 俺「うっ・・・痛いとこ突きますね・・・」 エイラ「せっかくダ。お前が最後に締めたらどうダ?」 ミーナ「そうね。俺さんにはいつも頑張ってもらいましたし、ここは一言お願いするわ。」 俺「そうっスか?じゃあ、せーの・・・」 俺「腹減ったー!!」 俺が高らかに腕を振り上げる。 サーニャ&エーリカ&ルッキーニ「はらへったー!!」 3人もそれに合わせて腕を振り上げた。 ペリーヌ「はらへっ・・・た・・・?」 シャーリー「あっはっはっは!!なんだソレ!」 エイラ「なんだか締まらないけど・・・まァ、お前らしいカ。」クスッ しばらく皆が笑う。 こうして、最後のアルカナネウロイ『ハングドマン』はストライクウィッチーズの活躍により退けられた。 明日から世界には平和な空が戻る・・・ 戦いは・・・終わったのだ・・・ 続き→ペルソナ12
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/265.html
機動六課ヘリポートにて ヴァイス「な、なんだよ、俺が何をしたって言うんだ!!」 ヴィータ「まあそう怖がるなよ・・・これは高町教導官の命令でな・・・恨むならなのはを恨めよ・・・」 ヴァイス「う、うわあああああああああ!!!!やめてくれえええええええ!!!」 なのはとあの騎士達 クロノ「機動六課~、機動六課~、リリカル~」 なのは「あ、お昼時を告げる提督の甘いささやき声だ」 スバル「クロノ提督だったんですかこの声・・・」 なのは「スターズ午後の訓練ははやてちゃんの広域呪文講義かぁ・・・どんな風に寝ようかな」 ティアナ「寝ちゃ駄目ですよ!?部隊長何故かはりきってるんですから寝たら傷つきますよ!」 なのは「そだね、はやてちゃんも頑張ってるし・・・しょうがない、普通に寝よ」 ティアナ「だから寝ちゃ駄目ですってば!!」 スバル「御飯食べましょーよー」 なのは「あれ?ヘリポートがなんか騒がしいね・・・」 ヴァイス「うおおおおお!!!おおおおおん!!!おおおおおおおん!!」 ティアナ「ヴァイス軍曹が本気で泣いてる・・・」 スバル「どうしたのかなぁ?きもちわるいね」 ティアナ「アンタさりげなく酷いわね・・・」 エリオ「あんまり泣かないで下さい・・・」 キャロ「塗装だけならまだいいじゃないですか」 ヴァイス「でも!俺の・・・俺のストームレイダーが・・・うああああああ・・・」 なのは「うわぁお、ストームレイダーが赤と黒のツートンカラー、フェイトちゃんどうしたのコレ」 ティアナ「きんもー!」 ヴァイス「どうしたもこうしたも!あんたが命令したんじゃないのか!!昼前にスターズ副隊長がやってきていきなりこんな事を・・・!!」 一同「!!」 フェイト「そ、そんな馬鹿な・・・」 エリオ「いや、この前ヴィータ副隊長はなのはさんにやられてますし・・・」 キャロ「逆恨みでしょうか・・・」 ティアナ「それに、部下の不始末は上司の責任・・・なのはさんが糾弾されてしまいます」 スバル「そんな・・・なのはさん!どうするんですか!」 なのは「・・・赤と白色と・・・青で私カラーなの・・・」 (プシュー) 「やめれーーーー!!!!」 なのは「成程、ヴィータちゃんの仕業なんだね・・・全く懲りないんだから」 フェイト「さりげなく執念深いからね・・・」 なのは「しかしこんな大胆な行動に出るって事は、私と戦う準備は万全と言う事なのかな?ま、何をしようとヴィータちゃんは私に勝てないよ」 フェイト「だといいんだけど・・・って!なのは何持ってるのそれーーー!!!!」 なのは「あぁ!これは矢文!?てっきり髪止めかと思ったら矢文だったのーーーー!!!」 フェイト「全然似てねええええ!!!・・・あれ?これは手紙かしら・・・?」 『なのはのアホ!のうみそ!ハゲ!小鳥! 悔しかったら午後に訓練場に来い、は預かる ザフィーラ&ヴィータ』 フェイト「ザフィーラ・・・って・・・」 なのは「犬畜生(仮)だね、やっぱりグルだったんだ・・・」 フェイト「どうするの、なのは・・・?」 なのは「今日は五時から・・・ベルカの車窓から(再)があるの・・・明日にしてもらうの!」 フェイト「えええええええ!!!!」 ザフィーラ「ほ、本当に大丈夫なのか・・・」 ヴィータ「ビビってんじゃねーよ、こいつの威力は折り紙つきだ・・・それにお前だって最近の扱いには辟易してるだろ?」 ザフィーラ「たしかにそうだが・・・お、来たか・・・」 シグナム「なんだ?今日は午後は私は訓練じゃない筈だが・・・?」 なのは「まぁまぁ・・・いいからいいから」 ヴィータ「来たみてーだな」 なのは「ごめんね遅れてー!」 ヴィータ「げっ!」 ザフィーラ「シグナム!」 シグナム「ヴィータ?ザフィーラ?何で此処に・・・?」 ヴィータ「な、なんだよ、仲間連れとは魔王らしくねーな」 なのは「うん、今日は構っている暇は無いの、明日にしてくれるかな?」 ヴィータ「ふざけんな!逃げるってのか!?」 なのは「まぁまぁ、代わりに・・・ シグナムを置いていくから好きにして!」 シグナム「何ーーー!!私をその為に呼んだのかーー!!」 フェイト「なのははシグナムを真の騎士だと認めるから任せるんだよ・・・?」 シグナム「了解した、此処は任せろ!テスタロッサ!」 フェイト「(ごめんね、シグナム・・・)」 なのは「それじゃ私はこれで・・・」 ヴィータ「まてよ、もしかして怖いのか・・・?あたしに負けるのが・・・」 なのは「!!」 ヴィータ「そりゃそうだよな、機動六課最強の隊長が副隊長に負けたとあっちゃ、もう魔王も形無しだよな・・・」 なのは「ヴィータちゃんじゃ・・・無理なの」 ヴィータ「どうかな?」 なのは「・・・フェイトちゃん」 フェイト「シグナム、ベルカの車窓から(再)・・・録画出来る?」 シグナム「ああ、シャッハに電話して頼んでおこう」 なのは「お願いね・・・」 シグナム「何、お安いご用だ」 ヴィータ「準備はいーみてーだな」 なのは「いつでも、お先にどうぞ」 ヴィータ「なら行くぜ!アイゼン!フォルムツヴァ・・・」 なのは「エクセリオーーーーン!!!!」 ザフィーラ「ぬわああああ!!汚ねええええええ!!!」 ヴィータ「い、今だザフィーラ!」 ザフィーラ「そ、そうか、スイッチポチッとな・・・」 なのは「バスターーーー!!!」 (ぶしゅーー・・・) フェイト「出る前に排気してるーーー!!!」 なのは「そんな・・・ハッ!?」 ザフィーラ「あたたたたたたたたたたたたた!!!ほあたぁ!!」 なのは「げふぅっ・・・そんな、馬鹿な・・・なんで・・・魔法が・・・!!」 フェイト「あれは・・・ガジェット!!?」 ヴィータ「ふっふっふ・・・この前鹵獲した奴だ・・・改良されたAMFは範囲内のカートリッジによるブースト魔法を100%遮断する・・・ガジェット自身は動けないがな・・・これでお前はデバイスによる魔法を使えない!」 なのは「馬鹿な・・・なんて事・・・」 ・・・・・・・・・・・・ なのは「ヴィータちゃんは全部の魔法が使えないの・・・!」 指先クロスファイアーシュート!!!! シグナム「ああ、そうだ、では頼むぞシャッハ・・・」 ザフィーラ「そうだね・・・魔法が使えないと・・・こっちは全く攻撃できないよね・・・」 ヴィータ「・・・何か違うなって・・・思ってたんだ・・・」 シグナム「そうそう!βの2で!」 (ドグシャー・・・) なのは「ふぅ・・・危なかったの・・・」 フェイト「よかった・・・もう駄目かと思った・・・なのは」 なのは「フフ、髪止めも返してもらったし・・・」 フェイト「あとはベルカの車窓を待つばかりね」 なのは「それにしてもヴィータちゃん・・・いい試合させてもらったよ・・・だからお礼にこの言葉を送るよ・・・ おいどんは 冥府魔道を いくゴワス」 byなのは 前へ 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/47112.html
登録日:2021/01/27 Wed 22 49 00 更新日:2024/05/19 Sun 20 07 27 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 P4G どうしてこうなった バッドエンド ペルソナ ペルソナ4 共犯者 足立透 道化師 共犯者エンドとは、ペルソナ4におけるバッドエンドの一種。 無印(PS2版)には存在せず、アッパー版の『ゴールデン』にて追加された。 アニメではゴールデンのDVD4巻の映像特典“Another End Episode「Thank you Mr. Accomplice」”として収録されている。 ※以下、『ペルソナ4』のストーリーに関する重大なネタバレを含みます。 12月5日、先日の生田目に対する事情聴取によって生田目が山野アナと小西殺しの犯人ではないことや、 飽くまで本人は救うためにテレビの中に入れていたことを知った特捜隊一同は、改めて春の事件や不審人物についての聞き込みを行っていた。 しかし、一通り調査を聞き込みを行っても新しい情報は出てこない。だが、必ず真犯人は潜んでいるはず。 山野アナや小西と何かの接点があって、特捜隊の行動をある程度継続的に把握することができて、堂島家に怪しまれずに近づけた人物が…… そこで番長は、足立透の存在が頭をよぎった。 彼ならば自分達の動きはある程度は把握できるし、堂島家へ近づくことももちろん出来る。ある程度は土地勘などもあるはず。 今にして思えば推理の最中によく出くわし、警察の動きも足立から入手できることが多かった。 確実な理由が浮かんでいるわけではない。しかし何かが引っかかる。 ……っと、ここで道化師コミュが一定以下ならばその場にいた陽介と直斗に足立が犯人である可能性を告げ、それに納得した二人は一旦愛家の中に戻り、 他の特捜隊メンバーと改めて足立が犯人の可能性を検討することになり、一行は真実へと向かっていく…… のだが、ここで道化師コミュがLV8(この時点での限界。正確には6→7→8は自動進行なので、天上楽土をクリアする前にLV6にしておく必要がある)だと、これまでの足立との思い出が蘇り、 仲間に告げず足立をかばう選択肢が出現する。その選択を番長が選べば、真相は闇の中と番長の胸の中だけに消えていく。 そして何事もなく時は流れ3月20日。番長は帰る日を明日に控え、荷造りをしていた最中に思う。 あの時、仲間に足立の名前を告げなかったことははたして正解だったのだろうか、と。 ここで足立に会いに行くか行かないかの選択肢が現れ、後者を選べばやはり真相は闇の中となる。 だが、ここで足立に会いに行き、それでいて足立に対して「自分は味方だ」という選択を選べば、足立はあるものを持ち出してくる。 それは、以前堂島家に届いた脅迫状。真犯人からしたら、事件を覆す可能性のあるこれは厄介である。 真犯人扱いされている足立は番長を“共犯者”とみなし、ライターを差し出す。 これを燃やせば唯一の証拠を隠滅することになる。そしてそれは、この1年間の“全て”を裏切ることになる…… それでもその脅迫状を燃やした場合、事件は完全に闇の中となる。 (余談だが、ここで見られる足立の爆笑顔の顔グラはここでしか見られないレアなものである) 足立は番長を「証拠品の隠滅」という犯罪を犯したとみなし、罪を犯した者は警察が見張らないといけないと言い、 自分の携帯の番号を(番号を変えても無駄だと念を押した上で)教える。 そして、取り返しのつかない選択をしながらも足立との強い繋がりを感じた番長は道化師コミュがMAXとなり、マガツイザナギの合体が解禁となる。 ただしこの周回では意味がない。コミュMAXアイテムは次周でも引き継げるのでマガツイザナギは次周で堪能しよう。 ……といっても、トゥルーエンドルートで道化師コミュを欲望コミュに変化させた場合でもマガツイザナギは入手できるし、 稲羽の伝説(全コミュMAXのトロフィー・実績)を目指すのであればそちらを通るのが必須であるため、このEDを見る必要はないのだが。 その後は他のバッドエンド同様、特捜隊の仲間達に見送られ番長が霧の中の稲羽市を去る電車に乗って終わる。 ……が、このEDの場合だけスタッフロール後に更にアニメムービーが挿入される。 電車の窓から外を見ていた番長は、踏み切りを超えて霧の中に消えていく足立の姿を見る。 足立は不敵に微笑み、番長は携帯電話を手に震えながら、電車は進んでいく…… 特捜隊や堂島家との1年を否定し、犯罪者である足立の共犯者になってしまうという点では 感情のままに生田目をテレビに突き落とすEDよりも後味の悪いバッドエンドであると言える。 ただ、道化師コミュのイベントでは足立の内面が掘り下げられていることもあり、無印経験者だけでなく ゴールデンが初体験のプレイヤーも「足立が犯人と思いたくない」と思ってこのEDを1周目で迎えてしまったケースがあるのではないか。 “真実”ってのは罪な言葉だよねえ…たった1つを指す筈なのに、誰の胸にもある。 君にとっては、この追記・修正が“真実”だったワケだ。ハハハ。 じゃ、僕戻るから、気をつけて帰んなよ。…荒らし、どんどん濃くなってるからさ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 作成乙。イゴールやマーガレットは番長のこの判断をどう思っただろうか…。 -- 名無しさん (2021-01-28 01 26 40) 追加エンディングだから仕方ないけど、足立エンディングやりたいって言う欲求だけで取ってつけた感が まあだからって足立ルートやられても困るけどさ -- 名無しさん (2021-01-28 15 02 42) うろ覚えだけど4は真相を解明できないと町が霧に包まれて最終的にはシャドウと同化するんだっけ?共犯者ルートを辿った後の足立はどうなるんだろう -- 名無しさん (2021-01-29 10 45 33) 共犯エンドだと堂島さん、他エンドでは主人公に微笑しているが共犯エンドだけ表情がずっと険しいんだよな。その後の「まあ、またいつでも遊びに来ればいい。義兄さん達によろしくな」の音声のトーンも、他のエンドの時は表情と同じで明るいのに、共犯者の時は妙に冷めた感じで、最後には「ありがとうな」って言わないし。番長の事を疑っているんだな。 -- 名無しさん (2024-02-23 05 49 04) 初期の案にあった真犯人が陽介や雪子であったならこの共犯者EDを作る意味はあったろうけど、足立相手に作る意味はあったんだろうかと考えてしまう -- 名無しさん (2024-05-19 20 07 27) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ws-tcg/pages/70.html
2008年6月27日発売 ナンバーはS01。ヴァイスシュバルツSサイドのブースターパック第1段となる。 収録カード 全100種+パラレル仕様8種 番号 種類 レアリティ 色 カード名 P3/S01-001 キャラ RR 黄 天田 乾 P3/S01-002 キャラ RR 黄 主人公&オルフェウス P3/S01-003 キャラ R 黄 ファルロス P3/S01-004 キャラ R RRR 黄 望月 綾時 P3/S01-005 キャラ R 黄 天田&カーラ・ネミ P3/S01-006 キャラ R 黄 主人公&メサイア P3/S01-007 キャラ U 黄 友近 健二 P3/S01-008 キャラ U 黄 主人公 P3/S01-009 キャラ U 黄 コロマル&ケルベロス P3/S01-010 キャラ U 黄 たなか社長 P3/S01-011 キャラ U 黄 神郷 慎 P3/S01-012 キャラ C 黄 コロマル P3/S01-013 キャラ C 黄 ベベ P3/S01-014 キャラ C 黄 神木 秋成 P3/S01-015 キャラ C 黄 舞子 P3/S01-016 キャラ C 黄 天田&ネメシス P3/S01-017 キャラ C 黄 主人公&タナトス P3/S01-018 イベント R 黄 タルタロス P3/S01-019 イベント U 黄 影時間 P3/S01-020 イベント U 黄 不死鳥戦隊フェザーマンR P3/S01-021 イベント C 黄 真夏の夜の夢 P3/S01-022 イベント C 黄 真宵堂 P3/S01-023 クライマックス CR SP 黄 露天風呂 P3/S01-024 クライマックス CC 黄 復讐の終わり P3/S01-025 クライマックス CC 黄 最後の選択 P3/S01-026 キャラ RR 緑 水着の風花 P3/S01-027 キャラ RR 緑 アイギス&パラディオン P3/S01-028 キャラ R 緑 神郷 洵 P3/S01-029 キャラ R 緑 アイギス P3/S01-030 キャラ R 緑 風花&ユノ P3/S01-031 キャラ R RRR 緑 メティス&プシュケイ P3/S01-032 キャラ U 緑 森山 夏紀 P3/S01-033 キャラ U 緑 風花&ルキア P3/S01-034 キャラ U 緑 メティス P3/S01-035 キャラ U 緑 ワンピースのアイギス P3/S01-036 キャラ U 緑 アイギス&アテナ P3/S01-037 キャラ C 緑 文吉&光子 P3/S01-038 キャラ C 緑 山岸 風花 P3/S01-039 キャラ C 緑 宮本 一志 P3/S01-040 キャラ C 緑 西脇 結子 P3/S01-041 キャラ C 緑 鳥海先生 P3/S01-042 キャラ C 緑 早瀬 護 P3/S01-043 イベント R 緑 総攻撃チャンス! P3/S01-044 イベント U 緑 アナライズ P3/S01-045 イベント U 緑 保健室 P3/S01-046 イベント C 緑 レベルアップ P3/S01-047 イベント C 緑 アイギスの見る夢 P3/S01-048 クライマックス CR 緑 機械の乙女 P3/S01-049 クライマックス CC SP 緑 切れない絆 P3/S01-050 クライマックス CC 緑 命あるもの P3/S01-051 キャラ RR 赤 チドリ P3/S01-052 キャラ RR 赤 真田 明彦 P3/S01-053 キャラ R 赤 真次郎&カストール P3/S01-054 キャラ R 赤 茅野 めぐみ P3/S01-055 キャラ R 赤 順平&トリスメギストス P3/S01-056 キャラ R RRR 赤 明彦&カエサル P3/S01-057 キャラ U 赤 荒垣 真次郎 P3/S01-058 キャラ U 赤 無達 P3/S01-059 キャラ U 赤 順平&ヘルメス P3/S01-060 キャラ U 赤 ジン&モロス P3/S01-061 キャラ U 赤 タカヤ&ヒュプノス P3/S01-062 キャラ C 赤 タカヤ P3/S01-063 キャラ C 赤 末光 望美 P3/S01-064 キャラ C 赤 伊織 順平 P3/S01-065 キャラ C 赤 チドリ&メーディア P3/S01-066 キャラ C 赤 ジン P3/S01-067 キャラ C 赤 明彦&ポリデュークス P3/S01-068 イベント R 赤 辰巳東交番 P3/S01-069 イベント U 赤 DEATH/死神 P3/S01-070 イベント U 赤 ハルマゲドン P3/S01-071 イベント C 赤 象徴化 P3/S01-072 イベント C 赤 刈り取る者 P3/S01-073 クライマックス CR SP 赤 ありがとう P3/S01-074 クライマックス CC 赤 ニュクス・アバター P3/S01-075 クライマックス CC 赤 友への誓い P3/S01-076 キャラ RR 青 水着の美鶴 P3/S01-077 キャラ RR 青 エリザベス P3/S01-078 キャラ R 青 美鶴&ペンテシレア P3/S01-079 キャラ R 青 水着のゆかり P3/S01-080 キャラ R 青 イゴール P3/S01-081 キャラ R RRR 青 ゆかり&イシス P3/S01-082 キャラ U 青 岳羽 詠一朗 P3/S01-083 キャラ U 青 幾月 修司 P3/S01-084 キャラ U 青 桐条 美鶴 P3/S01-085 キャラ U 青 ゆかり&イオ P3/S01-086 キャラ U 青 神郷 諒 P3/S01-087 キャラ C 青 伏見 千尋 P3/S01-088 キャラ C 青 平賀 慶介 P3/S01-089 キャラ C 青 小田桐 秀利 P3/S01-090 キャラ C 青 桐条 武治 P3/S01-091 キャラ C 青 岳羽 ゆかり P3/S01-092 キャラ C 青 美鶴&アルテミシア P3/S01-093 イベント R 青 ベルベットルーム P3/S01-094 イベント U 青 ジャックブラザーズ P3/S01-095 イベント U 青 処刑 P3/S01-096 イベント C 青 青ひげファーマシー P3/S01-097 イベント C 青 シャッフルタイム P3/S01-098 クライマックス CR SP 青 最強なる者 P3/S01-099 クライマックス CC 青 誓い合った約束 P3/S01-100 クライマックス CC 青 父の遺志