約 1,607,819 件
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/4314.html
ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス 機種:3DS 作・編曲者:喜多條敦志、小西利樹、目黒将司、古代祐三 開発・発売元:アトラス 発売年:2014 概要 『ペルソナ3』と『ペルソナ4』のキャラが登場する、3DSで初のペルソナシリーズ作品。 戦闘と探索双方に世界樹の迷宮シリーズのシステムが使われており、世界樹シリーズのBGMを担当している古代氏も1曲だけ本作に参加している。 制作当初は多くの曲をアレンジで構成することも考えたが、『P3』『P4』どちらにも傾倒しない『PQ』らしさを出すためにアレンジの数はひかえたとのこと。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作曲者 編曲者 補足 順位 DISC1 MAZE OF LIFE 目黒将司 目黒将司 オープニング作詞:Benjamin Franklin歌:川村ゆみ&平田志穂子 第9回589位2014年77位第3回ゲームソング245位第2回オープニング254位 僕らは今ここにいる 喜多條敦志 タイトル The Voice Someone Calls -in the labyrinth- 小西利樹 P3版プロローグ アメリカンドッグ 喜多條敦志 喜多條敦志 メニュー Strange School 不思議の国のアナタ 第1迷宮序盤 迷宮文化祭 アブナイ二人 お菓子とトランプ 第1迷宮中盤 Light the Fire Up in the Night KAGEJIKAN P3版通常戦闘曲作詞:Lotus Juice歌:川村ゆみ&Lotus Juice 第9回112位第10回242位第11回420位第12回555位第16回977位2014年7位RPGバトル53位通常戦闘曲100位 Shadow in Wonderland 第1迷宮終盤 均衡 ボス戦前 Laser Beam 迷宮ボス戦作詞:Lotus Juice歌:Lotus Juice 第9回442位2014年113位 JOY -in the labyrinth- 目黒将司 喜多條敦志 あみぐるみ 喜多條敦志 ごーこんきっさ 小西利樹 小西利樹 第2迷宮前半 TAKOYAKI 喜多條敦志 喜多條敦志 It's ショウ Time 小西利樹 小西利樹 第2迷宮・運命の選択 憧憬と本能 第2迷宮後半 ポロニアンモール -in the Labyrinth- 目黒将司 喜多條敦志 作詞:田中怜子歌:川村ゆみ Donut 喜多條敦志 喜多條敦志 放課後悪霊クラブ 小西利樹 小西利樹 第3迷宮前半 あるはずのないもの 喜多條敦志 喜多條敦志 ここにいるよ… 小西利樹 小西利樹 第3迷宮・FOEからの追跡中 key to a mystery 喜多條敦志 喜多條敦志 静寂の先に 第3迷宮後半 学園の記憶 -in the labyrinth- 目黒将司 戦乱 彼方より呼ばれし者 古代祐三 古代祐三 ゼウスと名乗る者戦 2014年111位 DISC2 記憶の片隅 -in the labyrinth- 目黒将司 喜多條敦志 P4版プロローグ Light the Fire Up in the Night MAYONAKA 喜多條敦志 喜多條敦志 P4版通常戦闘曲作詞:Lotus Juice歌:平田志穂子&Lotus Juice 第9回241位第10回639位2014年21位RPGバトル161位通常戦闘曲179位 Way to Go! 通常戦闘終了 Tea Break Like a dream come true -in the labyrinth- 目黒将司 喜多條敦志 How much? -in the labyrinth- てづくりこ~ぼ~ 稲羽郷土展 小西利樹 小西利樹 第4迷宮前半 F.O.E F.O.E戦 2014年360位 怪しい雲行き 喜多條敦志 喜多條敦志 篝火 小西利樹 小西利樹 第4迷宮・松明に火を灯している最中 Hot Chase 喜多條敦志 喜多條敦志 迫りくる脅威 小西利樹 小西利樹 第4迷宮後半 時の記憶 第4迷宮最深部 おともだち 第4迷宮ボス戦 第9回902位2014年148位 約束 喜多條敦志 喜多條敦志 証 Another World 第5迷宮解放後メニュー 時の足音 小西利樹 小西利樹 第5迷宮 2014年274位 過去との対峙 喜多條敦志 喜多條敦志 Battle in the Clock Tower ラスボス戦第一形態 2014年190位第2回掘り出し107位第2回ラストバトル213位 The Infinite ラスボス戦第二形態 2014年201位 たった一つの言葉 青空 明日への地図 changing me エンディング作詞:木戸梓歌:川村ゆみ&平田志穂子 2014年221位 changing me -a music box- サウンドトラック ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス オリジナル・サウンドトラック 全54曲に作曲者のコメント付き 関連動画 【ペルソナQ】オープニング 「MAZE OF LIFE」 インタビュー 電撃オンラインでの喜多條氏と小西氏のインタビュー
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/556.html
Episode12 『ペルソナ』 決戦の翌日・・・ 世間ではネウロイが完全に消滅したと騒ぎになっていた。 その騒ぎの通り、世界中からネウロイの巣とネウロイの姿が忽然と消えたのだ。 世界中の新聞やラジオといったメディアでもネウロイ消滅のニュースが飛び交っていた。 ネウロイはこの世界から完全に消え去った・・・ 朝 ---俺の部屋--- 慣れた気配を感じる・・・ アニマ「おはよう。」 俺「う・・・ん・・・?うおっ!?」ガバッ! 俺は驚いて飛び起きた。 俺「おま・・・なんでこんな時間に!?」 アニマ「あれ?言わなかったっけ?終わったらまた来るよって。」 俺「だからって朝は・・・ビックリするって・・・」 アニマ「そうだね・・・陽の出てる時間に会うのは初めてだね。」 アニマ「いい天気だ・・・今朝は本当の意味で新しい朝だ。」 アニマ「君にとっても・・・そして僕にとっても・・・」 俺「どういう意味だ?」 アニマ「今まで集まっていた僕の記憶のカケラが・・・全部集まったんだ。」 アニマ「僕は、僕自身の役割がはっきりと分かった。」 アニマ「来るべき時の訪れだ・・・」 俺「そうか・・・そりゃ良かったな。」 アニマ「うん・・・君が友達になってくれたおかげだ。ありがとう。」 俺「俺は特に何もして無いけど・・・」 アニマ「ううん。君がいたから僕は記憶を取り戻せたんだ。」 アニマ「・・・それとね、辛いことだけど言うよ。」 アニマ「お別れしなきゃ・・・君と。」 俺「お別れ・・・?」 アニマ「今だから分かるよ。君と僕が友達になれたのは・・・僕にとって奇跡のようなことなんだ。」 アニマ「でもね・・・奇跡は永遠には続かない・・・」 アニマ「永遠だったら良かったのに・・・」 俺「・・・・・」 アニマ「君と会えたことは僕にとって大切な宝物だ。」 アニマ「たとえ今日が最後になっても、君との絆はいつまでも僕たちを繋いでくれる。」 アニマ「どうか・・・僕のことを忘れないで欲しい・・・」 俺「ああ。約束する。お前のこと、絶対に忘れたりしないよ。」 俺が手を差し出す。 アニマも応えるように手を出し、2人は固い握手をかわす。 アニマ「ありがとう・・・僕の大切な親友・・・」 アニマ「元気でね・・・」スー… アニマは消えてしまった・・・ 俺(もう会うことも無いのかな・・・) ---基地内廊下--- ガヤガヤ… 俺「なんか騒がしいな・・・」 坂本「俺!」 俺「少佐、おはようございます。」 坂本「ああ、おはよう・・・じゃない!今外には出るなよ!」 俺「はぁ・・・何かあったんスか?」 坂本「いやな・・・先日我々がネウロイを討ち滅ぼしたとニュースが世界中で飛び交っているようでな・・・」 坂本「朝から基地に記者やら野次馬やらが押しかけて大変なんだ・・・」 坂本「おかげで碌にに訓練も出来ん・・・」 俺(訓練はもういいんじゃないだろうか・・・) 坂本「とにかく、事態が落ち着くまで外には出るなよ!いいな!」 俺「了解っス。」 坂本「それと、この後は食事だからな。遅れるなよ。」 俺「はいっス。」 ---食堂--- 俺「おはようっス。」 芳佳「あ、おはようございます俺さん!」 リーネ「おはようござます。」 今朝の朝食は宮藤とリーネが作ってくれていた。 ミーナ「おはようございます、俺さん。」 俺「おはようございます、隊長。・・・あれ?マルセイユ大尉は?」 ミーナ「それがね・・・彼女、取材が来てるからって張り切って出て行っちゃったのよ・・・」 俺「さすがはスーパースター・・・」 芳佳「これ、俺さんの分の朝食です。どうぞ。」 俺「あ、どうもっス。」 朝食を受け取り席へと移動する。 俺「おはようっス。お2人とも。」 エイラ「おーっス。」 サーニャ「おはようございます。」 俺「隣いいっスか、サーニャさん?」 サーニャ「はい、どうぞ。」ニコッ サーニャの隣の席に腰掛ける。 俺「こうしてみんなで飯食えるのも、もうすぐ終わっちゃうんスね・・・」 サーニャ「・・・・・」 エイラ「・・・・・」 皆が暗い顔をし始める。 俺「っと・・・空気悪くしたっスね・・・申し訳ないっス・・・」 俺「でも、戦いが終わっても、もう会えなくなるわけじゃないっスから・・・」 芳佳「そうですよ!・・・そうだ!一回落ち着いたらみんなでまた会いましょうよ!」 リーネ「うん!いいね、それ!」 坂本「それなら扶桑に来るといい!みんなで花見をしようじゃないか!」 芳佳「坂本さん!そうです、桜の咲いたころにお花見しましょうよ!」 俺「桜か・・・何年ぶりだろうな・・・」 サーニャ「あの・・・桜って・・・?」 俺「そっか、オラーシャにはないっスもんね。」 芳佳「桜っていうのは、扶桑だけに咲いてるピンク色で綺麗な花なんだよ!」 俺「扶桑人はその桜が満開になった季節に花見って言って、親しい人たちで集まって桜の木の下でご飯食べたりする風習があるんスよ。」 坂本「いわば一種の祭りといったところだな。」 エイラ「へー・・・なかなか綺麗そうじゃないカ。」 シャーリー「祭りか~。扶桑人は本当に祭りが好きなんだな。」 坂本「そうかもしれんな。はっはっは!」 ミーナ「いいかもしれないわね。それでそのお花見が出来るのはいつごろなのかしら?」 坂本「そうだな・・・大体3月の初めころだろうな。」 ミーナ「それじゃあ、そのころにもう一度このメンバーで集まりましょう、ね!」 全員が同時に頷く。 501のメンバーは再び会うことを誓った。 昼 ---基地内滑走路--- ミーナ「もう帰っちゃうのね・・・夜に祝勝会をやろうと思ってたのだけれど・・・」 ハンナ「ああ。私の仲間も心配してくれているだろうから。」 坂本「お前のおかげで助かった。ありがとう。」 ハンナ「礼には及ばない。私は自分のやりたいようにやっただけさ。」 坂本「そうか・・・」 ハンナ「それじゃあ行くよ。ハルトマンにはいつか決着をつけると言っておいてくれ。」 ミーナ「はいはい。」フフフ ハンナ「頼んだぞ。じゃあ。」 そう言ってハンナはタラップを駆け上がり・・・入り口で一度立ち止まり、振り返る。 ハンナ「銀獅子にも頼むぞ。」 ミーナ「わかったわ。」 ハンナは満足そうな笑顔を見せ、機内へ乗り込んだ。 そしてアフリカの星は仲間の元へ帰っていった。 夜 ---大ホール--- この夜、祝勝会が行われることになった。 ホールにはにはいつものメンバーに加え、整備班や清掃班など基地にいる全ての人間が集まっていた。 俺「うわ・・・すごい豪華・・・」 テーブルの上には調理班が腕によりをかけて作ったご馳走がたくさん並んでいた。 芋はいつもより少し控えめなようである。 ルッキーニ「これ全部食べていいの?」 ミーナ「ええ。好きなだけ食べてちょうだい!」 エーリカ「いただきまーす!」パクパク シャーリー「うん!うまいなコレ!」モグモグ エイラ「サーニャ、どれ食べたいんダ?」 サーニャ「自分で取るから大丈夫よ、エイラ。」 芳佳「すごい・・・お寿司もある・・・」 坂本「うむ・・・やはり寿司はうまいな・・・」モグモグ リーネ「芳佳ちゃん、お寿司ってどれがおいしいの?」 芳佳「んっとねー・・・」 ペリーヌ「少佐・・・あの、それは・・・?」 坂本「ん?これはウニと言ってだな・・・」 ゲルト「うまい・・・」モグモグ ゲルト「・・・・・」ボロボロ シャーリー「お・・・おいバルクホルン・・・なんで泣いてるんだ・・・」 ゲルトの頬には涙が伝っていた。 ゲルト「な・・・泣いてなど・・・いない!」ゴシゴシ エーリカ「うそつけ~」 ゲルト「う・・・嘘なんかじゃ・・・ない・・・」ボロボロ 大粒の涙がとどめなくあふれる。 ゲルト「く・・・うぅ・・・」ボロボロ エーリカ「そっか・・・そうだよね。必ず私達の手で取り戻すって約束したもんね。」 そう言ってエーリカはゲルトを抱きしめる。 ゲルトとエーリカは必ず自分達の手で祖国の空を取り戻すと誓っていた。 その願いがようやく果たされ、ゲルトは嬉し涙を流したのだ。 ギュッ… 2人の上からミーナがさらに抱きしめる。 ミーナ「ありがとう2人とも・・・あなた達がいたから、私はここまで頑張れたわ・・・」 ミーナ「本当に・・・ありがとう・・・」 エーリカ「ミーナ・・・」 ゲルト「・・・・・」ボロボロ しばらく3人は抱き合った。 その数時間後・・・ ミーナ「えー、みなさん。本日は連合国軍総司令官がお見えになっています。」 ミーナ「それでは閣下よりお言葉をいただきます。どうぞ・・・」 司令「えー・・・本日はお日柄もよく・・・と冗談はさておき・・・」 司令「諸君。本当に良くやってくれた。言葉も無い。」 司令「本来ならばこのカールスラントを取り戻し、ネウロイ攻略の拠点とするはずだったのだが・・・」 司令「元凶であるアルカナネウロイが滅ぼされたことで世界中からネウロイが消え去った。」 司令「これは紛れもなく偉大な功績だ。世界中の人々も認めてくれる。」 司令「特にウィッチーズの諸君らは本当に良くやってくれた。そしてただ見ているだけしか出来なかった不甲斐ない私達をどうか許して欲しい。」 司令「我々はまだ若い諸君らにいろいろなことを背負わせてしまった・・・」 司令「これ以上は何も背負う必要は無い。諸君らには若さの本分を謳歌する権利がある。」 司令「今夜24時をもってこの第501統合戦闘航空団及び他のウィッチ戦隊を全て解散とする。」 芳佳(解散・・・) 司令「戦いに身を投じる必要はもう無い。」 司令「明日からはこの平和な空の下、大手を振って元の生活に戻ってくれたまえ。」 司令「と・・・堅い話はあまり得意じゃないんだ。ここまでにさせてもらうよ。」 司令「さぁ、今夜はどうか楽しんでくれ。」 さらに数時間後・・・ 午前0時前になっても祝勝会はまだ続いていた。 ゲルト「なぁみんな。ちょっといいか?」 俺「どうしたんスか、大尉?」 ゲルト「せっかくの機会だ。ここで集合写真を撮ろうと思うのだが・・・」 ミーナ「いいわね。撮りましょう。」 坂本「そうだな。この基地で撮れる機会ももう少ないからな。」 ゲルト「よし・・・じゃあまずは私達だけで撮ろう。その後は基地の者全員だ。」 数分後・・・ 整備班の男「それじゃあ撮りますよ・・・笑って笑って~・・・」 全員が並ぶ。 整備班の男「はい、いきまーす。」 カシャ! また1つこの基地での思い出が増えた。 その後は司令も交えて基地の者全員の集合写真も撮った。 祝勝会も収束に向かおうとしていた・・・その時・・・ 深夜0 00 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 突如、地面が揺れ始める。 ゲルト「な・・・なんだ!?」 俺「地震!?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・ ペリーヌ「止まり・・・ましたの・・・?」 リーネ「みたいです・・・」 芳佳「まって!なにか・・・何か聞こえる・・・」 リーン…ゴーン…リーン…ゴーン… ミーナ「これは・・・鐘の音・・・?」 司令「なんだというのだ・・・」 鐘の音は一向に鳴り止む気配を見せない。 ミーナ「管制班!至急レーダーの確認をお願いします!」 管制班「了解!」 ミーナ「整備班は至急ストライカーの準備を!」 整備班「了解!」 ミーナ「ウィッチーズ隊員は至急ブリーフィングルームに集合。閣下は安全な場所へ!」 司令「わかった・・・」 ミーナ(いやな予感がするわ・・・) ---ブリーフィングルーム--- ミーナが神妙な面持ちで話し始める。 ミーナ「・・・先ほどの地震の後、北海海上に謎の物体が出現したそうです。」 ミーナ「今から私達でそれを確認しに行きます。各自、出撃準備を行ってください!」 全員「了解!!」 ---北海上空--- ここは基地からかなり離れた北海。その途中、海上に何かが見える。 俺「あれは・・・塔・・・?」 そこには巨大な黒い塔がそびえ立っていた。 エーリカ「さっきの地震の正体ってこいつ?」 シャーリー「そうみたいだな・・・」 塔の外装にはネウロイの多角形の模様が刻まれている。 ミーナ「俺さん、この塔からコアは確認できますか?」 キュイイイイイイ!! 俺がメガネを外し、魔眼を開放する。 俺「いえ・・・今のところ見当たらないっス・・・それに魔導針も反応しなかったっスから・・・」 ミーナ「サーニャさんのほうにも反応はなかったかしら?」 サーニャ「はい、反応ありません・・・」 そこへ突然あの2人組みが現われる。 イヴ「お見事です・・・」 ゲルト「お前達・・・」 アダムとイヴ・・・グレゴリの2人組みだ。 イヴ「あなた方は12のアルカナネウロイを全て討ち果たし、見事本懐を遂げられた。」 ミーナ「あなた達は12体のネウロイを全て倒せばネウロイはこの世から消えると言った・・・」 ミーナ「でもこれは何?この模様・・・これはどう見てもネウロイの生み出した産物よ。」 イヴ「その通り。12対全てのネウロイを倒せばネウロイが滅ぶと言うのは嘘・・・」 ミーナ「最初から知っていたのね・・・」 アダム「せや。ま、気づくんがちょっと遅かったなぁ。」 芳佳「そんな・・・」 ペリーヌ「騙してたってことですの・・・?」 イヴ「全ては私達の思惑通り。」 アダム「消えるはずあらへん。お前らはむしろ逆のことをしてたさかい。」 サーニャ「逆?」 イヴ「12のアルカナネウロイはいわば破片・・・元々は1つになるべきものだった・・・」 イヴ「しかし、あなた方が一つ一つ、全てに接触したことでそれらは再び1つになった・・・」 イヴ「間もなく蘇るのです・・・滅びを呼ぶもの。13番目のアルカナを持つネウロイ・・・」 イヴ「『デス』とよばれた究極の存在が・・・」 エイラ「デス・・・『死神』カ・・・」 ゲルト「何を言っているんだ!?お前達の目的はなんだ!?」 アダム「せやから分かるやろ。オレらはな・・・『滅び』が欲しいんや・・・」 イヴ「そう・・・私達が望むのは確実な滅び・・・」 イヴ「世界大戦程度ではまだ生き残りが出てしまう・・・私達は生きとし生けるもの全てに平等に死を与えたい・・・」 イヴ「それ唯一行えるのが『デス』。彼の者は死をもって我々を救うのです。」 リーネ「死が救いって・・・」 エイラ「狂ってル・・・」 アダム「なんとでも言えばええわ。オレらはもう後先短いさかい。ここで滅ぼうが関係あらへんのや。」 俺「後先短いって・・・どういう意味だよ・・・?」 イヴ「アダム・・・少し口が過ぎますよ・・・」 アダム「これは失敬・・・」 イヴ「・・・まぁいいでしょう。あなた方の冥土の土産に1つ私達のことを教えましょう。」 俺「死ぬのは確定なのな・・・」 アダム「安心せぇや。話が終わったら一瞬で葬ったる。」 イヴ「今から11年前・・・私達はネウロイ大戦の戦災孤児だった。」 ――――――――――― ―――――――― ――――― 女の子「おとうさん・・・おかあさん・・・どこ・・・?」 家族も、友達も、居場所も奪われた私達は軍の孤児収容施設に集められた。 そこには数え切れないほどの孤児がいた。皆、私と同じ境遇を持つものばかりだった。 施設での生活は快適だった。 衣食住全てが与えられ、何一つ生活に困ることはなかった。 そうして私達が平和に過ごしていたある日・・・ 私の友達であった孤児の何人かが施設から姿を消していた。 女の子「せんせい。――はどこへいったの?」 先生「ごめんね。教えることは出来ないの。」 女の子「?」 初めは理由が分からなかった。 女の子「ねぇ、――は帰ってくるの?」 先生「そうね。きっと帰ってくるわ。」 私は先生の言葉を信じた。 でも、私の友達は何日たっても帰ってくることはなかった・・・ 私は疑問を持ち始めた。 でも施設の外へ出ることは許されていない・・・ 私はじっと耐えることしか出来なかった。 そしてそれから数ヶ月が過ぎたある日・・・ 軍服の男「さあ、こっちへ来るんだ。」 私とそれ以外にも何人かが軍人に連れられ外へ出ることになった。 しばらく施設から外に出ていなかった私はうれしい反面、どこか嫌な予感がしていた。 ・・・その予感は的中した。 私達が連れて行かれたのはどこかの研究所。 肌を刺すような寒さだったのを覚えている。 軍人に連れられるがまま私達は研究施設へと入った。 そこで私は絶望した。 施設に入ってまず私の目に飛び込んできたのは巨大な容器の中で薬漬けになった私の友人だった。 女の子「――!――!!」ドンドン! 私は容器を叩いてその子の名を呼び続けた。 でもその子は全く反応を示さなかった。 軍服の男「こら!やめろ!!」グイッ 女の子「はなして!はなしてよ!!――!!」 そのまま軍人に担がれ私は別の容器の前へと連れて行かれる。 研究員「その子はそこのサンプルポッドへ。」 軍服の男「了解。」 軍服の男「ほら、入るんだ!」ドン 女の子「いたっ・・・」ドタッ そしてポッドの蓋が閉められた。 女の子「やだ・・・やだよ!あけてよ!!」 研究員「容器内のエーテルを抽出・・・完了。投与開始。」 そう・・・ ここで行われていたのは『人工ウィッチ』の開発だった。 それも、『ネウロイの力』を持つウィッチのだ・・・ 私はその後薬漬けにされ、容器の中で研究員達のされるがまま、日々をすごした・・・ 容器の中での日々は苦痛でしかなかった。 身動きが取れない上、他の薬漬けにされた孤児達がゴミのようにうち捨てられていくのを何度も見た。 私は目を瞑ってすごすしかなかった・・・ ?「君は実に有能なサンプルだ・・・」 ある日私の前に白衣を着た黒髪の老人が訪れた。 老人は隣に居る士官服の男となにやらもめあっていた。 仕官服の男「これ以上はやめろ、――!」 ?「なぜやめる必要があるのだ――。」 ?「この研究が成功すれば、もはやネウロイなど恐れる必要はなくなるのだぞ?」 仕官服の男「ふざけるな!そのためにこの子達の命が奪われるのはおかしいだろう!お前は命をなんだと思っているのだ!?」 ?「命など・・・無意味だ。」 仕官服の男「なに!?」 ?「無意味なのだよ。生きている以上人はいつか死ぬ。その時期が少し早いか遅いかの違いだけだ。」 仕官服の男「血迷ったか、――!!」 ?「血迷ってなどいない。私は正常だ。」 仕官服の男「いや、お前はおかしい!今のお前は紛れもない悪魔だ!」 ?「なんとでも言うがいいさ。」 仕官服の男「くっ・・・このわからずやめ!」ツカツカ… ?「フッ・・・あの男もいずれ思い知るだろう・・・私の偉大な研究の成果を・・・」 ?「あぁ・・・私の可愛いサンプルよ・・・」 その男は冷酷な笑みを浮かべ、私の入った容器をさする。 本当に気味が悪かった。 ?「このサンプルの経過は?」 研究員「はい、コアとのシンクロ率を90パーセント以上維持しています。このまま行けば後数日で100パーセント到達も可能かと。」 私の隣の容器にはネウロイのコアがあった。 私はそいつと融合させられるためにこの容器に入れられ続けている。 ?「それで・・・――のほうは?」 白衣の男が話しているのは私の居る場所から見て、一番奥にある容器の中のネウロイのことだ。 この研究員達は『人工ウィッチ』だけに飽き足らず、『人工ネウロイ』をも作り出していた。 白衣の男の話では、その人工ネウロイは滅びを齎す力を持っていると言う。 研究員「依然、不完全な状態が続いています。ですが、間もなく最終段階へ移れるかと・・・」 ?「クックック・・・そうか、ならばいい。早急に仕上げに掛かるぞ。」 研究員「はい・・・」 その日の夜だったか・・・ 私の前に研究員の女性が現われた。 なぜかよく覚えている。白くて長い髪の、綺麗な女性だった。 白髪の女性「ごめんなさい・・・」 その女性は突然私に謝りだした。 白髪の女性「所長も昔はあんな人じゃなくて、もっと理想のためにはどこまでも純粋で真っ直ぐだったの・・・」 白髪の女性「それが・・・所長はネウロイの力に魅入られて・・・今は悪魔のような人になってしまった・・・」 白髪の女性「こんなこと絶対にいけないことだってわかってる・・・でも・・・私達はあの人に従うことしか出来ない・・・」 白髪の女性「本当に・・・本当にごめんなさい・・・」 その女性は頬に涙を伝わせながらその場から立ち去った。 彼女は罪悪感を感じているようだった・・・でも、研究を止めることはできなかった。 そして私とネウロイが完全に融合を果たした日・・・ 研究員「所長、いかがいたしますか?」 ?「サンプルを一度外へ出す。まずはこの子の力を見せてもらおう。」 ?「テスト用ストライカーを持って来い。実験セクションへサンプルを移し、早速実験に移る。」 研究員「了解。」 そして何十日かぶりに蓋が開けられる。 されるがまま私は実験場へと移され、ストライカーを履かされた。 長かった・・・ 私はこの時を待っていた・・・ 今こそ・・・ 復讐の時。 ?「さぁ、可愛いサンプルよ・・・よく顔を見せておくれ。」 私は顔をゆっくりと上げ、手を前にかざした。 ?「・・・?どうした?・・・何をする気だ!?」 シュンシュンシュン!! ドゴオオオオオオオオ!! 私は自分が得たネウロイの力で全てを焼き払った。 忌々しい研究員共。そして私をこんな体にした最も憎いあの黒髪の老人。 誰も彼も全て殺した。 同時に奴らの人工ネウロイも解き放ってやった。 私たちをこんな目に合わせた世界など滅ぼしてしまいたかった。 でも、解き放たれた人工ネウロイは不完全だったようで、いくつかの破片があちこちへ散らばっていった。 ―――――――― ―――――― ――― イヴ「その時の人工ネウロイこそが『デス』。」 イヴ「そして飛び散った破片があなた方が倒してきたあのアルカナネウロイ達です。」 ミーナ「つまり・・・あなた達のせいでデスが解き放たれたってこと・・・?」 ゲルト「・・・・・」 イヴ「勘違いしないでいただきたい。デスはいずれにせよあの研究者達の手により解き放たれるはずだった。」 イヴ「遅かれ早かれ、彼の者は私達に死を与える運命なのです。」 ペリーヌ「でも・・・あなたの隣のその方は・・・」 アダム「オレか?オレはイヴが研究所を破壊してくれた時に、ついでに助けられただけや。」 アダム「イヴには感謝してもしきれへんわ。あの地獄の日々から救い出してくれたんやからのぉ。」 イヴ「さぁ、あなた方への冥土の土産もこのくらいでいいでしょう。」 イヴ「あなた方はもはや用済み。ここで消えていただきます。」 エーリカ「消すって・・・私達を倒すってこと?」 イヴ「互いの力と運命が残るべきものを決めるでしょう。」 アダム「そういうこっちゃ。せやから大人しく・・・」 アダム「逝ねや。」ギロッ… ♪Unavoidable battle フッ… 突然アダムが全員の視界から消える。 リーネ「え!?」 俺「・・・!!」シュイン! 直感で危険を察知し、俺が咄嗟に抜刀する。 ガキィィン! と突如、金属音が響き渡る。 アダム「なんや、少しはやるみたいやな。」 気づけば目の前にはアダムの姿。 俺「そりゃどうも・・・って、あんたも剣使うのか・・・」 アダムの手にはいつの間にか巨大な大剣が握られていた。 アダム「せや。なめとると痛い目みるで。」 キイイィン! お互いが一度距離をとり再び剣と剣を打付け合う。 一方・・・ イヴ『我、神の盟約に従い、前途を阻む邪(よこしま)を灼熱の業火にて焼き討つ。』ブツブツ… エイラ「!!」 エイラが未来予知によりいち早く危険を察知する。 エイラ「みんな!何か来るゾ!!」 ミーナ「ブレイク!!」 イヴ「トリスアギオン!」 ゴオオオオオオオオオ!! 突然、海上から巨大な火柱が上がる。 ミーナの指示でウィッチたちは散開し、辛うじて攻撃を避けた。 ミーナ「どうして!?人間同士で争うのは最も醜いことだって言ったのはあなた達じゃない!!」 イヴ「そんなものは芝居の一環です。ああでも煽ればあなた方は理想のために、より熱意を燃やす・・・」 イヴ『氷刃。凍てつきし脅威は非情の刃と化し、仇なす者を斬り伏せる。』ブツブツ… イヴ「フィムブルヴェト!」 イヴの詠唱が終わると同時に、巨大な氷の剣が頭上に現われ降り落ちる。 シャーリー「ルッキーニ!!」ブォン! 巨大なそれは、丁度ルッキーニの頭上へと現われていた。 ルッキーニ「うじゅ!?」 ドシャアアアアアアア… 氷の剣は海へと落ち、巨大な水飛沫を上げる。 シャーリー「ハァ・・・ハァ・・・大丈夫か・・・ルッキーニ・・・?」 ルッキーニ「シャーリー!」ギュッ シャーリー「よしよし・・・もう大丈夫だからな・・・」 間一髪のところでシャーリーが助けに入り、ルッキーニは難を逃れた。 俺「よかった・・・」 アダム「よそ見しとる場合かッ!」 ガキィィン!ギ゙チギチ… アダムの不意打ちを俺は間一髪で受け止める。 アダム「お前なんで攻撃せーへんねん。同情でもしとるのか?」 俺「・・・・・」 鍔迫り合いが続く。 アダム「せやったら・・・お前を戦う気にさしたるわ。」フッ・・・ 突然目の前からアダムが消える。 俺「あいつ・・・どこへ・・・?」 辺りを見渡し、ようやく姿を捕らえる。 が・・・ 俺「・・・!?大尉!!」 ゲルト「なん・・・!?」 アダムはすでにゲルトの背後へと迫っていた。 アダム「遅いわ。」ズバッ! ゲルト「くッ・・・うあああああぁぁぁ!!」 アダムの大剣がゲルトの背中を斬りつける。 斬りつけられたゲルトは海へ向かって落ちてゆく。 ミーナ&エーリカ「トゥルーデ!!!」ブォン! 芳佳「バルクホルンさん!!」ブォン! エーリカと宮藤が墜落するゲルトへと急いでストライカーを駆る。 俺「貴様ァァァァァ!!」ブォン! 激昂した俺は全速でアダムへと向かう。 アダム「ええでぇ・・・もっと昂ぶれ・・・怒れ!」 俺「おおおおお!!」 俺が切先へと魔力を集中させる。 フッ 俺「!?」 眼前の相手の姿が不意に消える。 アダム「こっちや。」 ドガッ 俺「ぐぅ!?」 背後から声が聞こえたと同時に、俺は蹴り飛ばされた。 吹き飛ばされた俺は、なんとか体勢を立て直す。しかし、 俺(勝てるのか・・・こんな相手に・・・) 先ほどから相手に振り回されてばかりである俺は、半ば戦意を喪失しかけていた。 アダム「なんや、また戦意喪失かいな。ならまた醒まさせてやるわ。」 アダム「お前ん中におる・・・『獣』をな。」フッ・・・ 再びアダムが視界から消える。 俺「クソッ・・・どこだ!?」 再び辺りを見回し、消えた姿をようやく捕らえる。 俺「・・・!!サーニャさん!!!」 しかし、既にアダムはサーニャの元へ向かっていた。 とても今からストライカーを走らせて間に合う距離ではない。 ドクン… 俺「ダメだ・・・やめろ・・・」 ドクン…ドクン… 俺「やめてくれ・・・」 ドクン!ドクン!ドクン! エイラ「・・・!サーニャ!!」ブォン! エイラが全速力でサーニャの救出に向う。 アダム「じゃあな、譲ちゃん。」 サーニャ「っ!?」 サーニャが気づいた時には時既に遅く、背後でアダムが剣を振りかぶろうとしていた。 俺「やめろおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」 俺が叫んだその時だった。 俺「あ・・・れ・・・?」 急にアダムの動きが止まった。 否。止まっているのではなくコマ送りのようにゆっくりとだが動いている。 他の者の動きも同様に、1秒が10秒に感じられるほどとてもゆっくりだ。 俺「これは・・・」 気づけば俺の手の平には、胸ポケットに入っていたはずの鍵が握り締められていた。 そして、俺が瞬きをした次の瞬間には鍵は一丁のハンドガンへと形を変えていた。 ハンドガンのスライドには「Memento mori」の文字が刻まれている。 ドクン!ドクン!ドクン!ドクン! チャキ… 俺は無意識にそのハンドガンをこめかみに当てる。 ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!ドクン!! 俺「ハァ・・・ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・」ニヤ… 俺の顔から何故か不敵な笑みがこぼれる。 俺「ペ」 ゆっくりと、擦れるような声で言葉を紡ぎ始め、 俺「ル」 引鉄にかけた指へ徐々に力を入れてゆく。 俺「ソ」 そして俺はその銃の引鉄を 俺「ナ」バァン! 引いた。 ※召喚シーン参考1 24~ バリーン! 突如、俺の脳内に強烈な衝撃が走る。 同時に俺を中心にガラスを砕いたような音と衝撃波が発生し、アダムたちを吹き飛ばす。 アダム「ぐおっ!・・・なんや!?」 イヴ「!?」 俺のストライカーがこれから現われようとしている力に反応し、唸りをあげる。 そして俺の周りを硝子の破片のような目に見える力の奔流が渦巻き、彼の背後へと集まり何かを形成する。 その何かは次第に形を持ち始め、顕現する。 その姿はさながら機械人形。顔は塗りつぶされたように黒く、2つの赤い瞳が煌く。 首には赤いマフラーを巻き、背には大きな琴を背負っていた。 その現われた機械人形から声が聞こえる・・・ #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (orpheus.PNG) ―――――我は汝――汝は我―――― ――我は汝の心の海より出でし者――――― ――幽玄の奏者―――オルフェウスなり―――― ヴオオオオオオオオォォォォォォォ!! オルフェウスと名乗るそれは咆哮をあげる。 アダム「ようやく本気ってことかいな・・・」 イヴ「・・・・・・」 ズキズキッ! 俺「う・・・ぐっ・・・うあああああああああああぁぁぁぁ!!」 突然俺が頭を抑えて苦しみだす。 サーニャ「俺さん!?」 彼の動きに合わせるかのようにオルフェウスも頭を抑え、悶え苦しむ。 その時、オルフェウスの首の辺りから手が飛び出す。中から別の何かが体をを破って出ようとしているようだった。 ビキビキ! バリーン! グオオオオオオオオォォォォォォ!! オルフェウスの体は微塵に砕け、中から別のものが出てきた。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (tanatos.PNG) その姿はさながら死神。 身にはコートのようなものを纏い、顔は兜のような者で隠され、肩の辺りから鎖でいくつもの棺桶が繋がれていた。 獣のような雄叫びを上げた死神は腰に携えた剣を抜き、アダムへと斬りかかる。 俺「・・・・・ス・・・」ボソボソ… アダム「来るか・・・こいやァァァァ!!」 グオオオオオオオオオオオォォォ!!! アダムへと肉薄した死神は手に持った剣を光速で振るう。 シュイン!! 電光石火の縦一閃。 ズバッ! アダムの右腕は死神によって斬り落とされた。 斬られた部分から血飛沫が上がり、アダムは大剣を海へと落とす。 アダム「グアアアアアアァァァァァァ!!!」 イヴ「アダム!!」 シャーリー「見るな!ルッキーニ!!」ギュッ ルッキーニ「なに・・・どうしたの・・・シャーリー・・・?」 俺「・・・ロ・・・・ス・・・・」ボソボソ… サーニャ「ダメ・・・」 死神が無防備になったアダムの首を掴み上げ、顔面を剣で貫こうと刃を立てる。 俺「コロス」ニタァ が・・・ サーニャ「ダメエエエェェェ!!」 ウタズ ―――不討――― 俺「!!」 不意に彼の脳裏に『不討』の二文字が過る。 俺「グッ・・・ぬおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」 グオオオオオオオォォォォォォォォ!! シュオオオオォォォォォォ… 死神は雄叫びを上げた後、霞むように消え去った。 同時にアダムは死神の手から開放される。 アダム「クッ・・・ハァ・・・ハァ・・・」 俺「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」 イヴ「・・・たいした見世物ですね。ならばこちらも、相応の返礼をしなければ・・・」 そう言ってイヴは両手を俺へ向けて翳す。 が、その手をアダムが残ったほうの腕で制止する。 アダム「やめときや・・・イヴ・・・」ハァハァ… イヴ「ッ・・・何故です!?退きなさい!!」 アダム「あんさんにはまだ先がある・・・ここで無理したかて・・・意味あらへん・・・」ハァハァ… イヴ「・・・・・」 イヴ「・・・私はもっと大きな事を成します。いずれあなた方とは決着をつけねばならない・・・」 イヴ「今はおとなしく退きましょう・・・ですが、次は必ずあなた方を確実に消します・・・」 アダム「畜生・・・ワレェ・・・覚えとれよォ・・・」 そのまま2人は飛び去っていった。 俺「クッ・・・は・・・ぁ・・・」フラフラ サーニャ「俺さん!!」 エイラ「大丈夫カ、俺!?」 急いで2人が肩を貸す。 俺「サーニャさん・・・エイラさん・・・無事で・・・良かった・・・」ハァハァ… 俺「あの・・・バルクホルン大尉は・・・?」ハァハァ… サーニャ「芳佳ちゃんとエーリカさんが、先に基地に戻って治療してくれてます・・・」 俺「そっスか・・・よかっ・・・た・・・」ガクッ 俺はそのまま意識を手放した。 サーニャ「俺さん!?」 エイラ「大丈夫ダ。気を失っただけみたいダナ・・・」 ミーナ「・・・・・・全機、一度帰投します・・・」 重苦しい空気を残したままウィッチーズは基地へと帰投する・・・ 続き→ペルソナ13
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/15892.html
登録日:2012/07/04(水) 20 29 04 更新日:2024/06/08 Sat 18 15 08 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 P4 P4G アトラス アニめし項目 スライムチョコ チョコレート ナナコン歓喜→涙目 ネタバレ項目 バレンタイン バレンタインチョコ ペルソナ ペルソナ4 ムドオンチョコ ムドチョコ 修羅場 堂島菜々子 影クマに監視された項目 悲劇再び 番長 略称チョコ。 甘い物地球代表。 世に多くの甘党と虫歯患者を生み出した魅惑の御菓子。 コンビニの菓子コーナーで一番種類が多い。 油分が多い為ニキビの原因とも言われていたが、現在その関連性は否定されている。 主な原料はカカオから作られるカカオマス。 カカオマスからはさらにココアバターとココアパウダーが取り出せる。 板チョコ等を使い、自分なりにアレンジして手作りチョコも作る事も可能、初心者でも簡単で難しくは無い。 だが、我らが堂島菜々子ちゃんは“ある種の料理的才能”を持つ方々の助けによりチョコレートという概念を遥かに超越した物を作り出す…。 2月14日、菜々子は大好きな主人公にチョコレートを渡す。 菜々子自身も好きな、子供に人気のチョコレートである。 勿論番長は大変喜んだが、さらに菜々子はこう言った。 チョコ!もういっこ、あったんだ! 菜々子が作ったんだよ! なんと菜々子は番長の為に手作りチョコレートを作ってくれたらしい。 これは全国のナナコンが嬉しさのあまり発狂したであろう。 だが… これは悲劇の始まりに過ぎなかった…… 皿の上に置かれていた物は、ペルソナ「スライム」の形をした謎の物体…この世の物にはまるで見えないチョコレート(?)であった。 変色した見た目に対して臭いはなく、無臭である。 プレイヤー達がどうしてこうなったと考えるのも束の間、菜々子はこう言った。 あのね、おねえちゃんたちが、てづくりチョコの作りかたおしえてくれた! どうやら元凶は八十神高校の女性メンバー達のようである。 千枝おねえちゃんは、「かくしあじにコーヒーぎゅうにゅう入れたら」って。 あと「おにくがキライな人はいないから、ベーコンとか入れたら」って。 何かがおかしい。 りせちゃんは「こせいが大事だから、すごくカライとか、アマイのがいい」って 何かが(ry 雪子おねえちゃんは、「おさかなを入れるとコクが出ると思う」って。 何(ry あとね、直斗おねえちゃんは、作り方の書いた本、貸してくれるって言ったけど… おや、一番まとm もうできちゃったって言ったら「お兄ちゃんはどんなのでもおいしく食べてくれる」って! 良い事を言っているのだが、多分スライムチョコその物を見ていたら止めていただろう…多分…。 この謎の物体は流石に食べられないと番長は思ったが、菜々子は期待を込めた瞳で見つめ、頬を染めながらこう言った。 あのね、お兄ちゃんありがとう。 …だいすき! …… 最早、選択の余地はない! しかし奮闘虚しく完食は出来ず、番長は倒れてしまうのであった…合掌…。 と、ここまでは笑える話だが(どこが) 事前にレギュラーメンバー全員に手を出していると、このスライムチョコに何か怨念じみたものを感じないだろうか………? 余談だが、この日にはマリーからもチョコが貰える。 モヤットボールみたいな形をして、何故か異臭が漂い動いている。しかも溶けると逃げるらしい。 本人曰く「あの部屋にはこんせんとが無い」との事。 味は見た目に反して普通のチョコ……どころか手が止まらない程おいしいらしい…動いているが…。 菜々子の為にチョコを完食してから追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- (<◎> <◎>) △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 一番最初に直斗くんに聞いたら番長の未来も変わっていたに違いない -- 名無しさん (2013-06-04 17 30 44) オムライスの悲劇を知っていて何故あのお姉ちゃん達に聞いたんだ… -- 名無しさん (2013-06-04 21 25 27) 作ってる最中にも異臭がしそうだよね。スライムチョコ。 -- 名無しさん (2014-04-26 21 03 09) ↑2 普通に不味いのと無味のと辛いだけのオムライスだったから。 あの物体Xを知ってたら聞かなかっただろうが。 -- 名無しさん (2014-07-22 14 21 31) ‥てか、あの部屋でどうチョコ作ったんだろうな。 -- 名無しさん (2014-07-22 14 29 34) マーガレットさんに頼んでペルソナ利用して作ったんだよきっと,,, -- 名無しさん (2014-08-06 19 00 16) どう考えても7股掛けてた番長への制裁www -- 名無しさん (2014-08-06 19 25 04) ペルソナシリーズの女性陣にはまともな料理を作ってはいけないルールでもあるのか? -- 名無しさん (2014-08-23 22 51 03) う、うららはちゃんと料理できるし! -- 名無しさん (2014-08-23 22 55 07) ↑3のハム子と直人くらいしかまともな料理できる子知らないが、他にいるっけ? -- 名無しさん (2014-08-25 23 28 13) ↑美鶴「私なら…。」 -- 名無しさん (2014-08-25 23 38 00) ↑2、3のゆかりも普通にできたはずー -- 名無しさん (2014-08-26 00 00 09) ↑コロマルすら食わない飯だが -- 名無しさん (2014-08-26 00 05 07) アニメでも再現されました… -- 名無しさん (2014-09-19 12 59 22) アニメだと妙な声まで入っていたぞ。ムドオンチョコw -- 名無しさん (2014-09-27 18 01 40) 外道スライムにしか見えなかったんだ、愛が足らんのか… -- 名無しさん (2014-09-27 19 39 37) 素直に話を聞いた菜々子ちゃんに非は無い! -- 名無しさん (2014-09-27 19 49 33) ゆかりはたまに失敗する程度で、少なくとも風花よりははるかにマシだったけどな。 -- 名無し (2014-10-19 10 47 21) だがアンソロとかではほぼムドオンあつかい -- 名無しさん (2015-02-13 07 56 55) 昨日このイベント見てきた 初見+全員断ったのでどこか罪悪感を感じてたらご覧のありさまだよ! -- 名無しさん (2015-03-03 16 36 22) 12月以降の展開について影クマ(公式)がネタバレ禁止してたな 最期のあれはその影響か -- 名無しさん (2015-03-03 16 37 32) ↑3 本編も派生も上手くできてる描写入れないからね。一応会話で「ゆかりは人並みにできる」ってのは何度か当人以外から言われてるが。だが4メンバーはナオちゃん以外どうもならん… -- 名無しさん (2021-08-30 10 01 52) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/xr8drowa/pages/21.html
クリミナルガールズ・INVITATION テイルズオブリバース ToLOVEる・ダークネス ペルソナ4・ゴールデン 9S 伝説の勇者の伝説 VS!! 烈火の炎 めだかボックス 疾走する思春期のパラベラム 空色パンデミック ZETMAN キルミーベイベー ペルソナ4・ゴールデンの追跡表 00話 【鳴上悠(主人公)】 000 00話 【花村陽介】 000 00話 【クマ】 000 00話 【足立透】 000 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/546.html
Episode3 『宣告』 俺一等兵が基地に来てから5日目。 彼らの前にいまだネウロイは現われていなかった。 そして予報ではこの日にネウロイが現われる予定であった。 ---ブリーフィングルーム--- ミーナ「それでは午前のブリーフィングを始めます。」 ミーナ「予報では今日ネウロイが現われることになっています。」 ミーナ「みなさんの中には、ひさびさの実戦となる人もいると思いので、気を抜かず、そして焦りすぎないよう討伐にあたってください。」 全員「了解。」 ミーナ「宮藤さんは負傷者が出ることを想定して医務室で医療器具をあらかじめ準備して置いてください。」 芳佳「了解。」 ミーナ「坂本少佐は司令室から戦闘の指示をお願いします。」 坂本「了解した。」 その時 ウウゥゥゥ-- 鳴り響く警報。ネウロイ襲来の合図だ。 ミーナ「噂をすれば・・・ね・・・各自戦闘準備にはいってください!」 ミーナ「エイラさんとサーニャさんは基地で待機です。」 エイラ サーニャ「了解。」 ---格納庫--- シャーリー「なんだか緊張してきたな・・・」 ルッキーニ「だいじょぶ!シャーリーはあたしが守るよ!」 シャーリー「ああ、ありがとなルッキーニ!」 ゲルト「落とされたりするなよ、ハルトマン!」 エーリカ「それはこっちの台詞だよトゥルーデ!」 リーネ「あれ、俺さん・・・その腰の・・・」 俺「あ、そっか。まだ皆さんには見せてなかったスね。」 彼の腰には扶桑刀が携えられていた。 ペリーヌ「それにそんな銃で大丈夫ですの?」 そして手にはサブマシンガンほどの大きさの銃しか握られていなかった。 俺「これで十分っス。なに、見てれば分かりますよ。」 青年のその言葉は自信に満ち溢れているようだった。 ミーナ「ストライクウィッチーズ出撃します!」 全員「了解!」 彼女らが言うと同時にストライカーをハンガーのロックが解除され、ミーナを先頭に順番に発進していく。 上空に上がってまず行うのが索敵。 ミーナ「俺さん索敵をお願いできるかしら。」 俺「ウィルコ。(了解)」 彼はナイトウィッチ特有の魔導針を出した。 俺「・・・・いました。距離30000m、方位97、上方、数ラロス級が4機です。」 俺「コンタクトまでおよそ2分かからないほどっス。」 ミーナ「HQ、そちらのレーダーではどうですか。」 基地には最新鋭のレーダーが配備されていた。 坂本「こちらHQ。俺が言ったとおりだ。数も間違いない。このほかの敵は確認できないな。」 ミーナ「・・・了解。結構速いようね・・・こちらからしかけます。全機、フォーメーションデルタ!」 全員「了解!」 ---バルト海上空--- ミーナ「いたわアレね・・・俺さん、コアの場所を探れますか?」 俺「やってみます・・・・・・・ありました、あいつです。」 俺は一番右のネウロイを指差した。 ミーナ「了解。皆、聞こえたわね、あの一番右のネウロイを叩きます!」 俺「みなさん、コアの位置はちょうど真ん中です。装甲を削るのが大変だと思いますが頑張ってください。over。」 ミーナ「いきます・・・作戦開始!」 先手を打ったのはネウロイだった。 俺「イェーガー大尉!敵、ビームきます!気をつけてくださいっス!」 シャーリー「ん?うおお!?」 シャーリーは間一髪シールドを張り防御した。 シャーリー「危なかった・・・大丈夫かルッキーニ?」 ルッキーニ「大丈夫!」 シャーリー「助かったよ俺。でもなんでビーム撃つって分かったんだ?」 俺「魔眼のおかげで、あいつらがビームのエネルギーを溜めてる瞬間がわかるんス。」 俺「あいつらにも血管みたいなのがあってその流れが速くなったらビームを打つ合図・・・ってわけです。」 シャーリー「なるほど、わからん。あたしには魔眼がないからな~」 俺「ははは・・・うっし、まだ敵は残ってるっスよ!頑張ろうっス!」 シャーリー ルッキーニ「おー!」 ゲルト「ずおりゃああああぁぁぁぁ!!」バラララララララララ!! エーリカ「ぜんぜん削れないよぉ!」バラララララララララララ!! リーネ「お願い!届いて!」ダンッ! リーネの撃った弾丸がネウロイのコアを露出させたしかし・・・ リーネ「今です!!」 ゲルト「ダメだ!再生速度が速すぎる!」 さらに親機から別の子機が放たれる。 ミーナ「敵が増えた!?」 ペリーヌ「クッ・・・トネール!」 ペリーヌの電撃が子機を一掃した。だが・・・ グオオオオオオオ!! とネウロイがうなり声を上げると同時にさらに子機が放たれる。 ペリーヌ「これじゃあきりがありませんわ!」 俺「俺が行くっス!オルフェウス!!」 子機の集まる場所へと単機で乗り込む俺。 俺「おおおお!!」 彼は腰の刀に手をかけ、異常な機動で移動しつつ、刀を振るい、子機を粉砕してゆく。 バババババババババァァァァン!! ペリーヌ「な、なんなんですの、あの動き・・・」 俺「次はお前だっ・・・!」 そう言うやいなや親機と向かう。 ミーナ「俺一等兵!」 俺「はあああああああああ!」ガガガガガガガガガガ!! 手に持ったサブマシンガンから強力な銃撃が浴びせられる。 ゲルト「なんだあの威力は!?」 エーリカ「トゥルーデ!上!」 ゲルト「チッ!」バラララララララララ!! 親機の周りの3機も独立して攻撃をしかけてくる。 俺「親機は俺が引き受けます!みなさんは残りの3機を足止めしてくださいっス!!」 ミーナ「一人だなんて無茶だわ!!戻りなさい!」 俺「大丈夫っス!必ず落としてみせるっス!」 そういうと俺はさらに速い速度で敵へと向かう。 ギャオオオオオオオ! ネウロイの咆哮と共にビームが放たれる。 俺「そんなのは見切れてるっスよ!!」 しかしそれは彼の魔眼によりすでに見切られていた。 難なくとビームをかわすとさらに接近する。 俺「たのむっスよ、オルフェウス!!」 唸りを上げ、速度を増すストライカー。その間に彼は切先に魔力を集中させる。 俺「終わりにするぞ・・・!」 やがて集められた魔力は目に見えるほど濃くなっていた。 俺「おおおぉぉぉぉ!!」 リーネ「危ない!」 ルッキーニ「やられちゃうよ~!」 彼女らが叫ぶように、彼が肉薄しているネウロイはビームの充填を終え、今にも放とうとしていた。 しかし・・・ 俺「おおおぉぉぉ!!」 そんなこともお構い無しに、彼の勢いは止まらない。 やがて対象のネウロイは俺へ向けてビームを放つ。 俺「雲耀!!もどき・・・」ボソッ そう叫ぶと同時に彼は眼前に迫るビームへと刀を振り下ろす。 シャーリー「マジかよ・・・」 彼女が驚くのも無理はない。 俺はかつて坂本がやってのけたように、ビームを両断をしながらネウロイへと迫っていたのだ。 俺「おしまいっ!」ブォン! ドガアアアアァァァ 止まらぬ勢いでそのまま刀を叩きつける。そして、 ・・・パリーン! という音と共に、一刀の元にネウロイが砕け散った。 ゲルト「なんだ・・・今のは・・・」 エーリカ「すっごー!」 親機が消滅したことで周りのネウロイも順当に砕け散っていた。 ミーナ「俺さんは!?」 リーネ「あそこです!」 リーネの指差した上空からフラフラになりながら降りてくる俺がいた。 俺「へ・・・へへ・・・どうっスか・・・」 ミーナ「どうもこうもないわ!あんな無茶して・・・」 俺「ははは・・・面目・・・ないっ・・・」 ゲルト「俺!?」 墜ちそうになるすかさずゲルトが抱えあげた。 俺「すみませんっス・・・ちょっと魔力を使いすぎたみたいっスね・・・」 ゲルト「まったく無茶をする・・・」 ミーナ「はぁ・・・また無茶をする子が増えたわね・・・」 ミーナ「・・・まぁ、結果は重畳の至りってとこかしらね。」 かくしてストライクウィッチーズはカールスラントでの初の戦果を挙げたのだった。 ---基地内医務室--- 俺「う・・・ん・・・」 芳佳「あ、俺さんおきましたか?」 俺「宮・・・藤さん?ここは・・・?」 芳佳「基地の医務室ですよ。俺さん、戦いの後気を失っちゃったんです。」 俺「そうだったんスか・・・ご迷惑をおかけしたっス。」 俺「ん?」 窓際にはサーニャとエイラがソファで寄り添って眠っていた。 芳佳「サーニャちゃんとエイラさん、俺さんを心配して、ずっとここにいたんですよ。」ニコ 俺「リトヴャク中尉とユーティライネン中尉が?」 サーニャ「ん・・・・あ、俺さん・・・よかった・・・起きたんですね。」 俺「はいっス。ご迷惑をおかけしたっス。」 エイラ「ナンダ、どうしタ・・・って俺、起きたのか。」 俺「はい、おかげさまで。お二人にはご心配おかけしたっス。」 エイラ「べ・・・別にワタシは心配してないゾ!ワタシはただサーニャの付き添いで・・・」 サーニャ「エイラ、いじわる言っちゃダメよ。」 エイラ「うっ・・・サーニャ・・・」 俺「はは・・・お2人とも、ありがとうっス。」 サーニャ「いいえ。」 エイラ「だからワタシは・・・」 芳佳「そろそろ夕飯の時間ですね。俺さん、歩けますか?」 俺「はい、おかげさまで大丈夫そうっス。」 芳佳「じゃあ、4人で食堂に向かいましょうか。」 ---食堂--- シャーリー「おっ!俺!もう大丈夫なのか?」 ルッキーニ「おれー!」 俺「はい。ご心配をおかけしたっス。」 坂本「お前の活躍聞かせてもらったぞ。まぁ少し無茶が過ぎたようだがな。はっはっは。」 ミーナ「そうね、次からは無茶しすぎないようにね。」 俺「ははは・・・面目ないっス・・・」 ゲルトの向かい側に腰をかける俺。 ゲルト「ところで俺。先ほどの戦いで使ってた銃だが・・・」 ペリーヌ「そうですわ、あんな小型なのにあの威力は・・・」 シャーリー「あれってあたしらの国の銃に似てたんだよなアレはどういう・・・」 俺「ああ、アレはリベリオンで開発中ののM16アサルトライフルってのをまわしてもらって、カスタマイズしてもらったものっス。」 リーネ「あれも、俺さん専用なんですか?」 俺「そうっスね。俺は基本近接戦闘型っスから片手で扱える銃のほうが都合がいいんス。」 俺「それでもって威力も必要だからって、アサルトライフルの銃身を切り詰めたらあんな感じになったっス。」 ゲルト「しかしあれではリコイル(反動)も並みではないだろう。」 俺「そうっスね。アレに慣れるのに3年はかかったっス。」 エーリカ「付き合い長いんだね~」 俺「はい、もはや俺には欠かせない相棒っス。」 坂本「聞いた話だと、お前は扶桑刀を使っていたそうじゃないか。」 俺「はい、刀が俺のメインの戦い方っス。」 坂本「どういう戦い方をするんだ?」 俺「自分の場合、銃で牽制しながら隙が出来たところで魔力を溜めて斬る・・・って感じですかね。」 坂本「魔力を溜める・・・まるで『雲耀』だな。」 俺「ああ、それっス。黒江さんっていうウィッチの方の噂を聞いて、噂に聞いた通りに修行したらできるようになったっス。まだ、未完成ですけどね。」 坂本「噂だけで身につけたのか・・・大したものだ・・・それで剣術はどういう経緯で身に付けたんだ?」 俺「あれは親父に教えてもらって身に付けました。親父は扶桑で剣術の師範やってましたから、俺もよく稽古をつけられてたんス。」 坂本「そうか。では刀は親父さんの・・・」 俺「はい、親父から餞別にもらいました。」 俺(親父・・・元気にしてるかな・・・) 坂本「どうした?俺?」 俺「あ、いやなんでもないっス!あはははは・・・」 坂本「?」 サーニャ「俺さん、あの・・・早く食べないと・・・」 エイラ「冷めちまうゾ。」 俺「ああ、つい話し込んじゃったっス。いただきます!」 このあともしばらく雑談が続いた。 数時間後・・・ ---ブリーフィングルーム--- デブリーフィングのために皆が集まっていた。 ミーナ「みなさん、今日はお疲れ様でした。」 ミーナ「久々の戦闘だったのによく戦ってくれたと思います。」 ミーナ「それに、俺さんもここでははじめてなのによく戦ってくれました。」 ミーナ「あなたがいなければもしかしたら負けていたかもしれませんね。」 俺「そ、それはちょっと褒めすぎっス・・・///」 ゲルト「謙遜することは無いぞ。むしろ一等兵のままにしておくのが惜しいくらいだ。カールスラント軍人ならもっと誇りををもって・・・」 エーリカ「俺はカールスラント軍人じゃないでしょって・・・」 俺「いえ、今は一応カールスラント空軍預かりっス・・・」 エーリカ「マジで?」 ゲルト「だから言っただろう。」 ミーナ「フフフ。確かに、一等兵にしておくのはもったいないわね。ただ、あまり無茶はしすぎないでね。」 俺「はい・・・了解っス。」 ミーナ「予報では、しばらくの間はネウロイはこないそうです。」 ミーナ「なので明日は一日休暇としたいと思います。」 芳佳「やったー!」 リーネ「芳佳ちゃん明日はどうする?」 芳佳「えっとねー・・・」 エイラ「サーニャはどうしたい?」 サーニャ「わたしは・・・」 皆が一様に明日の休暇について話している。 俺(俺はどうすっかな・・・) サーニャ「あ・・・あの俺さん・・・」 俺「え?あ、はい、なんでしょうリトヴャク中尉?」 サーニャ「よかったら・・・明日、私たちと一緒に買い物に行きませんか・・・?」 俺「え?」 エイラ「お前、サーニャが誘ってるんだゾ。もし断ったら・・・」 俺「は、はい!よろこんで!」 サーニャ「よかった・・・それじゃあまた明日。」 俺「はいっス!」 俺(あ、それなら便箋でも探しにいこっかな・・・) ミーナ「それで、宮藤さんと坂本少佐。」 芳佳「はい?」 坂本「なんだ?」 ミーナ「あとで私とハンガーへ来てもらえるかしら?」 宮藤と坂本が顔を見合わせて首をかしげた。 ---俺の自室--- 同日深夜 0 00 なぜか俺は目が覚めてしまった。 俺「ん・・・んん?」 ?「やぁ、こんばんは。」 目を開けるとベッドの近くに見慣れない少年がたっていた。 俺「!? 誰だお前!どこから入ってきた!?」 ?「そんな大声出さなくても・・・」 ?「長い間僕は君を待ってたって言うのに・・・」 俺「・・・?」 ?「それよりも、もうすぐ『満月』だね。」 窓を指差す少年。たしかに外の月は後3日ほどで満月になりそうだ。 俺「それが・・・どうしたんだ・・・」 ?「いや?ただ君にはもうすぐ試練が降りかかるかもしれない。」 俺「どういう意味だ・・・?」 ?「そのままの意味だよ。ま、その日になれば分かることだよ。」 俺「?」 ?「じゃあ僕はもう行くよ。またね。」 俺「ちょ、まて!お前の名前は!?」 少年の姿が次第に消えていく。 ?「そうだなーじゃあ・・・」 ?「アニマってことで。」 俺「アニマ・・・」 アニマ「じゃあね。」 そういって少年は消えていった。 俺「一体なんだったんだ・・・」 デブリーフィングのあと、呼び出された宮藤と坂本はミーナに連れられハンガーへ向かっていた。 ---基地内廊下--- 坂本「なあミーナ。一体何があるんだ?」 ミーナ「それはハンガーへ行けば分かるわ。」 坂本「焦らすとは、お前らしくも無い。」 ミーナ「まぁついてくれば分かるわよ。ふふふ。」 ミーナの顔はどこかうれしそうだった。 ---基地内ハンガー--- ミーナ「ついたわ。」 格納庫には全員のストライカーが並べられていた。 そして真ん中にはポツンと布のかけられたなにかがあった。 芳佳「あれ、なんですかミーナ隊長?」 ミーナ「ふふっ。ついてきて。」 そういって2人をその物体の元へ誘導する。 坂本「見せたいものというのはこれか?」 ミーナ「ええ。じゃあ、見せるわね。」バサッ ミーナが布を取り払うとそこには・・・ 芳佳「あ・・・あぁ・・・!震電!!」 それは先の戦いで宮藤が使っていたストライカーだった。そしてその横には寄り添うように・・・ 坂本「これは・・・烈風丸!!」 そう、坂本が使っていた扶桑刀がそこにはあった。 坂本「ミーナ!これは一体・・・」 2人が驚くのも無理は無かった。なにせこの2つは先のロマーニャ開放作戦以降行方不明だったのだから。 ミーナ「ええ、どうやらどこかの砂浜でこの2つがあがっているのを誰かが発見したみたいで・・・」 ミーナ「発見されたあと一度扶桑に送られて、修理してこちらに送ってきてくれたようね。」 芳佳「誰かは分からないんですか?」 ミーナ「ええ、なにせ宛名不明で扶桑に送られてきたそうだから・・・」 芳佳「そうなんですか・・・お礼・・・したかったな・・・」 ミーナ「そうね・・・この戦いが終わったら探しにいってみるといいわ。」 芳佳「そうですね・・・そうします。」 坂本「しかし・・・烈風丸まで手入れをしてもらえるとは・・・」 烈風丸の刃はピカピカに磨かれていた。 ミーナ「なんでも扶桑の刀職人さんが丹精込めて手入れしてくださったそうよ。世界を救った英雄の刀だからって。」 坂本「英雄だなんて・・・私は・・・」 芳佳「そんなことないです!坂本さんはウィッチの鑑です!」 坂本「そういわれると照れてしまうな///」 ミーナ「フフフ、2人とも喜んでもらえたようでよかったわ。」 芳佳「はい!これはお父さんが私たちに遺してくれたものですから・・・」 坂本「そうだな・・・」 ミーナ「ええ・・・」 次の日・・・ この日は休暇のため外出組はシャーリーの運転で町へ繰り出していた。 ---街中--- シャーリー「んじゃ、あとで集合場所でな。」 サーニャ「はい。」 ブロロロロロロロ・・・ 俺「ちょっと酔った・・・うぇ・・・」 エイラ「大丈夫カ?今日はシャーリー安全運転だったのにナ。乗り物がダメだなんて意外な弱点ダナ。」ニヤニヤ 俺(なんかわかんないけど悔しい・・・) 俺「それで、どこに行くんですか?」 サーニャ「えっと・・・この前ハルトマンさんに教えてもらった雑貨屋さんにいきます。」 エイラ「はぐれんなヨー。」 俺「はいっス。」 3人はまず雑貨屋に向かうことにした。 サーニャ「あっ・・・ここみたいです。」 目の前には大きな雑貨店があった。 俺「おお、なかなかおおきいっスね・・・」 エイラ「ほら、ボサっとしてるとおいてくゾ。」 俺「あ、まってくださいっス!」アセアセ ---店内--- 俺「えっと・・・便箋はっと・・・」 店の品揃えはなかなかで、便箋だけでも結構な種類があった。 俺「こうも多いと迷うな・・・」 サーニャ「あの・・・俺さん・・・」 俺「なんスか?リトヴャク中尉。」 サーニャ「あ、えと・・・その、『サーニャ』って呼んでほしいです・・・皆にもそう呼んでもらってるから。」 俺「は・・・はぁ・・・じゃあ、サーニャさん。」 サーニャ「はい。」ニコッ エイラ「わ・・・ワタシも『エイラ』でいいぞ。堅苦しいのはその・・・苦手だからナ。」 俺「はいっス。エイラさん。」 俺「それで、用があったんじゃ・・・」 サーニャ「あ、そうでした・・・便箋探してるんですよね?・・・あの、これなんかどうですか?」 便箋には巷で人気のネコペンギンがデザインされていた。 俺「これは・・・確か、ネコペンギン・・・」 エイラ「せっかくサーニャが選んだんダ。もし、むげにしたら・・・」 サーニャ「脅しちゃダメよ、エイラ。」 エイラ「ゴ・・・ゴメン、サーニャ。」 エイラ「で、どうするんダ?」 俺「う~んせっかく選んでもらったし、こんなに多いと決められないんでこれにするっス。」 サーニャ「本当ですか・・・?気に入ってもらえてよかった・・・」 俺の言葉にサーニャの表情がパァっと明るくなった。 俺(前から思ってたけど・・・か、かわいい・・・///) エイラ「な、サーニャ、可愛いダロ?」ヒソヒソ どうやら俺の内心は顔に出てしまっていたようだ。 俺「は・・・はいっス・・・何かこう、こみ上げてくるような・・・」ヒソヒソ エイラ「ほぅ・・・お前とはいい酒がのめそうダナ・・・」ヒソヒソ サーニャ「? どうしたの、2人とも?」 エイラ「あ、い、いや!」アセアセ 俺「な・・・なんでもないっスよ!あは、あはははははは!」アセアセ サーニャ「?」 その後も3人はしばらく買い物を続けることにした。 同日13 30 ---街中--- 俺「ちょ・・・エイラさん・・・こんなに買って・・・重っ!」 エイラ「男なんだからつべこべ言うナー」 サーニャ「エイラ、持ってもらうんだったら少しは遠慮するものよ・・・」 エイラ「いいんだよサーニャ。こういうときはむしろ遠慮しちゃダメなんダ。」 サーニャ「でも、俺さん重そう・・・」 俺「大丈夫っス!このくらい扶桑男児として・・・あ、オラーシャ男児でもあるか。とにかく俺にも意地があるっス!」 エイラ「ほら、あいつもああいってるしナ。」 サーニャ「う・・・うん・・・」 エイラ「それよりそろそろご飯が食べたいナ・・・どっかいい店は・・・」 俺「あ、あそこなんてどうっスか?」 荷物でふさがった手で懸命に指をさす俺。そこには手ごろなカフェがあった。 エイラ「お、いいんじゃないカ?な、サーニャ。」 サーニャ「そうね、あそこにしましょう。」 とりあえず3人はそのカフェに入ることにした。 カランカラン 店員「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」 エイラ「3人だゾ。」 店員「荷物が多いようでしたらこちらでお預かりいたしますが・・・」 俺「お・・・お願いするっス・・・」 店員「か・・・かしこまりました。」 店員もさすがの荷物の多さに驚いていた。 店員「では席へご案内いたします。」 ---店内--- エイラ「へ~。改めて見ると結構きれいな町ダナ。」 カフェからのぞく町の風景先ほどとはまた違った雰囲気を感じさせた。 俺「海に近いとこはネウロイに襲われにくいらしいっスからね。」 サーニャ「ここもはやく開放して安心させてあげたいね。」 エイラ「そうだナ・・・」 俺「それでお2人とも、なに頼みますか?」 エイラ「そうだナー・・・サーニャはなに食べたい?」 サーニャ「じゃあ、わたしはチョコレートのトルテ・・・」 エイラ「んじゃあアタシはチーズケーキにしようかナ。お前はどうするんだ?」 俺「もち、バウムクーヘンっス!」 エイラ「へ~。おまえ意外と甘党なのか。」 俺「はいっス!スイーツ最高っス!」 エイラ「それじゃあ頼むぞ。」 エイラがベルを鳴らす。 店員「ご注文はお決まりでしょうか?」 エイラ「えーっと・・・キッシュトルテ(チョコのトルテ)と、ケーゼザーネトルテ(チーズケーキ)と・・・」 俺「バウムクーヘン!!」 エイラ「・・・あとコーヒーを2つとココアを頼ム。」 店員「かしこまりました。少々お待ちください。」 エイラ「あ、そうだ・・・」 エイラはポケットから何かを取り出す。 俺「それは?」 エイラ「フフン♪これは『タロットカード』ダ。」 俺「タロット?」 サーニャ「エイラはこのカードをつかって占いが出来るんです。」 俺「へぇ・・・そうなんスか。」 エイラ「せっかくだからお前の未来を占ってやろう。」 そういうとエイラはカードをカットする。 俺「なんか緊張するな・・・」 テーブルの上に六にカードを並べ、中心に一枚のカードを置く。計、7枚のカードが並べられた。 エイラ「ヘキサグラムって言って、一番メジャーな占い方なんダ。じゃあめくるゾ。」 ヘキサグラムは一番真上のカードから時計回りに【過去】、【方法】、【現在】、【環境】、【未来】、【無意識】を表し、真ん中に置かれたカードが【核心】を表す。 ※詳しくはこのページを参照 エイラが全てのカードをめくる。 エイラ「げっ・・・」 俺「どうしたんスか?」 エイラ「お前これから災難に見舞われるかもナ・・・」 そう言ってエイラが見せたのは『塔』の正位置のカード。【未来】の部分に置かれたカードであった。 俺「そのカードにはどんな意味が?」 エイラ「塔のカードはな、災難とか転落を意味していて、その人に試練を与えることを暗示するカードなんダ。」 俺「試練・・・」 不意に昨日の出来事を思い出す。 俺(あのアニマとかいうやつも同じことを言っていた・・・) 俺(試練って一体なんなんだ・・・?) サーニャ「俺さん?」 俺「え、はい?」 エイラ「大丈夫カ?ボーっとしてたゾ。」 俺「ああいや、ちょっと考え事を・・・」 エイラ「お!でも気を落すことはないみたいダゾ。」 俺「なんでっスか?」 エイラ「ほらここ。真ん中に置いてあるカード。これは、『世界』の正位置ダ。」 俺「世界?」 エイラ「ああ、これは絶対の成功が約束されるカードダ。よかったな、お前の望みは叶いそうだゾ。」 サーニャ「よかったですね、俺さん。」 俺「はい。よかった・・・のかな?」 店員「おまたせいたしました。」 そんな事をしていると店員がケーキを運んできた。 その後も店の中でオラーシャの話しやら、以前の501での彼女達の活躍の話などで盛り上がった。 一通り食べ終えた後は、少し町をぶらつき、シャーリーたちと合流して外出組は基地へと帰った。 続き→ペルソナ4
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/548.html
Episode5 『女教皇』 最初の試練から3週間ほどがたった。 相変わらずネウロイは週1回のペースで出現していた。 ---バルト海上空--- エーリカ「数多すぎだってこれ・・・あと何機いるの?」 ゲルト「黙って戦えハルトマン!このぐらい前にもあっただろ!」 俺「燃えろ!!」ブォン! そう叫び刀を横に振ると、俺の周りに蒼い炎が現われる。 それはこの前手に入れた、スルトの力だ。 その蒼炎は一つ一つが意思を持つようにネウロイに向かい、打ち砕いてゆく。 ルッキーニ「俺、すっごーい!」 あの日以降訓練を重ね、ようやく炎をコントロールするに至った。 芳佳「やああああああああ!!」シュンシュン!! 宮藤の両手からネウロイのビームが放たれる。 彼女もここ最近の訓練でネウロイの能力の大半をものにし、その力を遺憾なく発揮していた。 シャーリー「宮藤もすごいな・・・」 俺「いた!バルクホルン大尉!!大尉の近くのそいつです!!」 魔眼により俺がコアを持つネウロイを発見する。 ゲルト「よし!まかせろ!!」バラララララララララ!! パリーン!!・・・ ゲルトが放った弾丸は見事に目標に命中し、コアを砕いた。 ゲルト「よし!」 俺「さすがっス!バルクホルン大尉!!」 ゲルト「いや、お前の指示のおかげだ。ありがとう。」 俺「うっス!」 ミーナ「みなさんお疲れ様。基地へ帰投します!」 全員「了解!」 ---格納庫--- エーリカ「しっかし、この前の戦いから一段と強くなっちゃったね、俺。」 ゲルト「ああ、それに宮藤もだ。ネウロイの力をあそこまで使いこなすとは・・・」 俺「いえ、まだまだこれからっス!」 芳佳「わたしも、もっと強くなってみんなを守ります!!」 ゲルト「ああ、頼りにしてるぞ、お前達。」 エーリカ「でも肩に力入れすぎないようにね~トゥルーデみたいになっちゃうから。」 ゲルト「どういう意味だハルトマン!!」 エーリカ「わー、おこったおこった~」タッタッタッタッタ ゲルト「まてー!ハルトマーン!!」タッタッタッタ シャーリー「ほんと仲いいな、あいつら。」 リーネ「シャーリーさんもルッキーニちゃんと仲良しですよね。」ニコ ルッキーニ「にひー!なかよし~!」 シャーリー「そうだな、仲良しだ!」 シャーリー「それはそうと俺。」 俺「なんスか、イェーガー大尉?」 シャーリー「あっと、その堅っ苦しい呼び方やめないか?アタシのことはシャーリーでいいよ。」 ルッキーニ「あたしもー!『しょうい』なんてつけなくていいよ!」 俺「わかったっス。シャーリーさん、ルッキーニさん。」 リーネ「わたしも・・・名前で呼んで欲しいです。」 俺「はいっス、リーネさん。」 シャーリー「そんで俺、明日もしかして暇かい?」 明日は予定では非番になっている。 俺「はい。明日は特に予定ないっス。」 シャーリー「じゃあさ、明日アタシと勝負しないか?」 俺「勝負?」 シャーリー「そう、勝負さ。ストライカーを使ってのスピード勝負だ。」 シャーリー「この前の戦いのとき、目の前であんなスピードを見せ付けられたんだ。ぜひ勝負して欲しいんだけど、どうかな?」 俺「わかりました、その勝負受けてたつっス!」 シャーリー「よし決まりだ!じゃあ負けたほうはは明日の晩ご飯のデザートを勝ったほうにあげる。それでいいか?」 俺「望むところっス!」 シャーリー「よし!じゃああたしらは先に行くよ。また後でな~」 ルッキーニ「あとでね~」 俺「はいっス。またあとで。」 サーニャ「おかえりなさい、俺さん。」 エイラ「おかえり~」 俺「ただいまっス。サーニャさん、エイラさん。」 エイラ「聞いたゾ。明日勝負するんだってナ。」 俺「はいっス。デザートがかかってるから負けられないっス!」ムフー! エイラ「でもシャーリーは早いゾ~大丈夫なのカ?」 俺「やってみなきゃわかんないっス!」 エイラ「あしたの夕飯はサーニャが作ってくれるんだからナ。負けたら承知しないぞ。」 俺「もちろん負ける気はないっスよ!」 エイラ「だってさ、サーニャ。」 サーニャ「う・・・うん。がんばってください・・・ね///」 俺「はいっス!!」ニッ! 翌日・・・ ---バルト海上空--- シャーリー「よっし、じゃあはじめよう!」 俺「うっス!」 レースのルールは至って簡単だ。 スタート地点からエイラのいる折り返し地点までいき、そこからまたスタート地点にもどる。ただそれだけ。 ルッキーニ「いちについてー、よーい・・・・・」 2人がエンジンの出力を上げる。 ルッキーニ「ど―――――ん!!」 ビュン!! ルッキーニの合図と同時に2人が急発進する。 ---基地バルコニー--- 坂本「ほぉ・・・やってるな。」 基地から望遠鏡で2人の姿を見る坂本。 ミーナ「ええ、なんでも今晩のデザートをかけてるそうよ。」 坂本「はっはっは。食べ物の魔力は恐ろしいな。」 ミーナ「まぁ、理由はそれだけじゃないのでしょうけど。」 坂本「一応、今回も記録はとっているんだよな?」 ミーナ「ええ、新しい記録が出るかもしれないしね。」 ---バルト海上空--- ブロロロロロロ 俺「クッ・・・はやい・・・」 シャーリー「どうした?あのときのお前の速さはこんなもんじゃなかっただろ?」 俺「まだまだぁ!オルフェウス!!」 もっと速く・・・そう念じる。 ブォン!! とそれに応えるようにストライカーが唸りを上げる。 ブロロロロロロ!! シャーリー「なんだ!?」 横を見るとすでに隣には俺がいた。 俺「追いついたっスよ!」 シャーリー「へ・・・へぇ・・・やるじゃないか。でもまだこっからだ!!」 2人が並走する状態でエイラのいる折り返し地点で折り返す。 エイラ「俺~負けんなヨ~!」 エイラの声援を受け取り、俺は親指をグッっとたてる。 シャーリー「一度は音速を突破したんだ・・・マーリン!!」 シャーリーがさらにスピードを上げる。 俺「まだ上がるってのか・・・でも、やるしかない!」 さらに強く念じる。もっと、もっと速くと・・・ ストライカーが爆音を上げさらにスピードが増す。 シャーリー「なに!?」 俺「これで・・・追いついたっ・・・スよ・・・」ハァハァ 再び2人が並ぶ。 お互いに譲れないものがあった。 意地と意地がぶつかり合う。 そして・・・ ルッキーニ「ゴール!!」 結果は・・・ 夜 ---食堂--- シャーリー「はっはっは!あたしの勝ちだな。」 俺「はぁ・・・後ちょっとだったんスけどねぇ・・・」 ルッキーニ「ふたりともすっごく速かったよ!ビューンっていってドーンってかんじだった!」 シャーリー「ははは、そうだな。しかし俺の根性には恐れ入ったよ。あんな息切れするぐらい魔力使うんだから。」 俺「どんな勝負も全力で受ける。それが俺のモットーっス!まぁ負けたけど・・・」 シャーリー「そっかそっか!ま、その根性に免じて今回は罰ゲームは無しにしといてやるよ。」 俺「マジスか!?ありがてぇ・・・でも、次こそは勝つっス!」 シャーリー「あたしだって負けないよ!」 ミーナ「あのシャーリーさん・・・ちょっといいかしら?」 シャーリー「どうしたんだ、ミーナ中佐?」 ミーナ「実はね、さっきのレースのとき・・・」 ミーナ「ほんの一瞬だけれど、あなた、音速を超えてたの。」 全員「えええええええええええええええ!?」 こうしてシャーリーはレシプロストライカー音速を突破したウィッチとして、公式記録に残されることになった。 その後しばらく後・・・ 今日はサーニャとエイラが料理当番だ。 目の前にはオラーシャ料理がたくさん並んでいる。 俺「これは・・・ピロシキにボルシチ、それにビーフストロガノフも・・・」 芳佳「俺さん、詳しいですね。」 俺「はいっス。小さいころおふくろによく作ってもらってましたから・・・」 俺の母親はオラーシャ人であった。 俺「!?こ・・・これは・・・」 彼が目をやった先には彼の好物である・・・ 俺「シャルロット!!」 苺のシャルロットがあった。 サーニャ「気に入ってもらえましたか?」 俺「サーニャさん・・・は・・・はいっス!とっても!」 サーニャ「よかった・・・この前俺さんの好きなデザートを教えてもらったので、作ってみました。」 サーニャ「それと・・・」 俺「え?」 サーニャ「お誕生日おめでとうございます。」ニコ 全員「おめでとー!」 パチパチパチ よく見るとシャルロットの周りに何本かロウソクが置かれていた。 そう、今日は俺の誕生日だった。 俺「あ・・・ああ・・・」ウルウル エイラ「ど・・・どうしタ!?」 俺「グスッ・・・いや・・・お・・・おれ・・・こんなんしてもらえると思ってなくて・・・ヒグッ・・・」 坂本「はっはっは!感動のあまり泣いてしまったか。」 俺「は・・・はいっス・・・グスッ・・・み゛なざん・・・・本当に゛・・・あ゛・・・・・あり・・・・がとうっ・・・・ス・・・うわあああああぁぁぁ!」 感極まって俺はついに泣いてしまっていた。 その刹那・・・ ギュッ・・・ 俺「!?」 暖かい何かが俺を包み込む。 ペリーヌ「な・・・」 エイラ「さ…さささサーニャ!?」 ミーナ「あらあら。」ウフフ サーニャ「よしよし・・・」ナデナデ サーニャが俺を抱いていた。 俺「うわあああああぁぁぁん!」 その姿はさながら子供を慰める母親だった。 久々に感じた優しいぬくもりに、さらにとどめなく涙があふれる。 俺はしばらくサーニャの腕の中で泣いた。 数分後・・・ サーニャ「落ち着きましたか?」 俺「グス・・・は・・・はいっス・・・///」 サーニャ「よかった。」ニコ ミーナ「さぁ、俺さんも落ち着いたようですし、ご飯をいただきましょうか。」 全員「いただきまーす!」 この日は俺にとって忘れられない一日となった。 もう少しであの試練の日から1ヶ月が経とうとしていた、そんなある日。 夜 ---俺の自室--- 深夜0 00 また不意に目覚める俺。 窓のほうを見ると月がもう少しで満月になりそうだ。 アニマ「やあ。」 俺「!?」 ベッドの近くには前に試練の宣告をした少年、アニマが立っていた。 俺「アニマ・・・」 アニマ「そんなに怖い顔しないでくれよ・・・別に君に何かしようってわけじゃないんだ。」 俺「・・・何のようだ?」 アニマ「そっけないなぁ。ま、来た理由を簡単に言えば、また試練がやってくるってことを伝えに来たんだ。」 俺「またか・・・もう勘弁してもらいたいな。」 アニマ「そうだよね。ホントなら僕もやめさせてあげたいんだけど、僕は生憎そんな事が出来る立場じゃないんだ。ごめんよ。」 俺「お前が襲わせてるんじゃないのか?」 アニマ「そんなわけないだろ。それにそんなことをしたって僕には何の得にもならない。」 アニマ「僕はあくまでも宣告者。君に試練を告げるのが僕の役目さ。」 俺「・・・・・・・」 アニマ「ちょっと話しすぎたね。僕はもう行くよ。じゃあ、頑張ってね・・・」スゥー… アニマは消えてしまった。 俺「頑張れ・・・か・・・簡単に言ってくれる・・・」 翌日 ---基地の外--- 早朝 芳佳「坂本さん、おはようございます。」 坂本「宮藤か、おはよう。」 芳佳「あの・・・坂本さん・・・」 坂本「どうした、宮藤?」 芳佳「坂本さんは・・・もう戦わなくてもいいのに、どうして毎朝訓練しているんですか・・・?」 坂本「宮藤。」 芳佳「はい・・・?」 坂本「訓練とは何のためにするのか、考えたことはあるか?」 芳佳「それは・・・強くなるため・・・ですか?」 坂本「うむ。確かに戦いの技術や体力をつけるという目的もある。だがそれだけではない。」 芳佳「はい。」 坂本「訓練とは、己との闘いだ。私はそう考えている。」 芳佳「己との・・・闘い・・・」 坂本「そうだ。戦いの中では時に己の弱くもろい部分が見えてくる。これを克服するために訓練をするのだ。」 坂本「その弱さは力だけではなく心の弱さもだ。」 坂本「特に心の弱さを克服するのは難しい。人にとって大きな壁の一つといえるだろう。」 坂本「この壁を越えるために私たちは訓練をする。訓練の中で己と向き合い心も鍛え上げるのだ。」 坂本「私は教官である以上、皆に自分の弱さを露呈するわけにはいかない。それが教える者としての礼儀だ。」 坂本「だから私は訓練を続ける。そうでないと、お前達に示しがつかんからな。」 芳佳「そうですね・・・坂本さんが訓練する理由、わかりました。」 坂本「といっても、もはや日課になっているというのもあるんだがな。はっはっは!」 芳佳「あはは・・・」 坂本「・・・宮藤。」 芳佳「・・・はい?」 坂本は烈風丸を鞘に納め、それを宮藤に渡す。 芳佳「坂本さん?」 坂本「これをお前に託そうと思う。」 芳佳「どうして・・・ですか?」 坂本はまっすぐ宮藤を見つめこう告げる。 坂本「お前はすでに一人前のウィッチだ。私を超えるほどのな・・・」 芳佳「そんな・・・私はまだまだ半人前で・・・」 坂本「いいや、ロマーニャでお前が私を救ってくれたとき確信した。お前はすでに一人前だ。」 坂本「だから、今のお前になら安心してこれを托せる。」 芳佳「坂本さん・・・」 坂本「それに今の私が持っていても、これはただ人を斬る事しかできない諸刃の剣だ。」 坂本「だが、魔力を取り戻し前よりもさらに強くなったお前なら、この刀の真の力を引き出せるだろう。」 坂本「どうか、受け取ってほしい。」 芳佳「・・・わかりました、ありがたく頂戴します。」 芳佳「坂本さん・・・わたし、坂本さんの分まで戦います!」 芳佳「そして、いつか平和な空の下でみんなが笑って暮らせるように・・・わたし、頑張ります!」 坂本「ああ、頼りにしているぞ、宮藤。」 芳佳「はい!」 坂本「よし、そうと決まれば早速訓練だ!お前が烈風斬を使えるようにビシバシ、鍛えてやるからな!」 芳佳「はい!・・・え?」 この日は早朝から宮藤はシゴかれまくった。 昼ごろ ---基地内廊下--- 坂本「ん?俺じゃないか。」 俺「坂本少佐。どこかお出かけっスか?」 坂本「いや、今は暇をもてあましていたところだ。俺、今暇か?」 俺「はいっス。」 坂本「そうか。お前とは一度手合わせ願いたいと思っていたんだ。頼めるか?」 俺「俺なんかでよかったらお付き合いしますよ。」 坂本「それはよかった。では少し準備をしてくるから先に中庭へ出ていてくれ。」 俺「了解っス。」 ---基地中庭--- 坂本「すまない。待たせたな。」 俺「いえ、大丈夫っス。」 坂本「ほらこれを使え。」 そういって木刀が手渡される。 俺「なかなか年期が入ってますね・・・」 坂本「ああ、私の父上が子供のころから使っていたものだそうだ。」 俺「なるほど・・・」 坂本「では、構えろ。」スッ 坂本が正面に木刀を構える。 対して俺はいつものように木刀を腰あたりに据え、構える。 坂本「ほぉ・・・お前は抜刀術を心得ているのか。」 俺「これが俺の戦いかたっスから。」 ---基地内バルコニー--- エーリカ「トゥルーデ、あの二人なんかやってるよ?」 ゲルト「ああ、どうやら扶桑の武道のようだな。」 ルッキーニ「なになに?なにしてんの?」 シャーリー「ルッキーニ、あまりでかい声だしちゃだめだぞ。あの2人の邪魔になるからな。」 ルッキーニ「えー、なんで~?」 シャーリー「今の2人はそれだけ真剣なんだ。まぁ見てれば分かるだろうよ。」 ルッキーニ「ふ~ん・・・」 エーリカ「あ、始まったよ。」 ---基地内中庭--- 坂本「フッ・・・!」 先手を打ったのは坂本だ。 素早い踏み込みで一気に俺の元へと間合いを縮める。 坂本「やぁっ!」 縦一閃。素早い斬撃が降りかかる。 しかしそれを俺は紙一重でかわす。 俺「はぁっ!」 回避からの素早い抜刀。しかし坂本はそれを予期していた。 カンッ! 俺(反応が速いッ・・・!) 俺の一撃は坂本に防がれてしまった。 再び下がり間合いを取る。 坂本「どうした?その程度なのか?」 俺「まだまだっスよ。」 お互い再び木刀を構える。 次に先に動いたのは俺だ。 坂本よりも素早い速度で間合いをつめる。 坂本(!?) 俺「たぁっ!!」フォン! 先ほどとは段違いの速さで木刀が抜かれる。 カンッ!・・・カランカラン 振りぬいた一閃により木刀がはじかれ地面へと落ちる。 そして・・・ 俺「勝負ありっス。」 坂本の首には木刀が突きつけられていた。 坂本「・・・はっはっは!完敗だ。見事な一閃だったぞ。」 俺は突きつけた木刀をおろす。 俺「いえ、少佐もかなりの腕前をお持ちで。正直焦りました。」 坂本「む?その様子だと私は少し舐められていたようだな?」 俺「いえ、とんでもないっス。ただ手合わせで本気を出したのは親父以来でしたんで。」 坂本「そうか・・・ところでお前の流派は何というのだ?」 俺「えっと、流派名は『至天金剛流』っス。たしか『柳生新陰流』から派生したとか言う話をきいたっス。」 坂本「ふむ。それではなかなかに歴史がありそうだな?」 俺「いえ、たぶん祖父が見栄張ってでっち上げただけだと思います。流派自体は俺の曾祖父あたりから始ったんじゃないかと。」 坂本「そうなのか?おかしな話だな。」 俺「全くっス。ただ、教えだけはいっちょまえっスけどね。」 坂本「どういうものだ?」 俺「『抜かば斬れ、抜かずば斬るな』」 坂本「なるほど・・・」 俺「もう1つは『不討、不退(うたず、さがらず)』」 坂本「ふむ・・・」 俺「そして・・・」 俺「『刀は人を斬る物に非ず、己を斬る物なり。』」 坂本「己・・・?」 俺「はいっス。刀を振るうにはそれ相応の覚悟がいるっス。」 坂本「ああ、そのとおりだな。」 俺「刀はそういった意味で誰かを傷つけるものじゃなくて、己の内の迷いやそういったものを断ち切るものだと教えられたっス。」 坂本「ふむ・・・なかなか奥深い教えだな・・・」 俺「ほんと、無駄に奥深いっス。むしろ何も考えないで決めたんじゃないかと思うくらい。」 坂本「それはないだろう。私も未練を断ち切らねばな・・・」 俺「?」 坂本「こっちの話だ、気にするな。それより手合わせありがとう。また時間があれば手合わせして欲しい。」 俺「もちろんっス。」 お互いに一礼する。扶桑の武道共通の礼儀である。 坂本「その木刀は貸しておこう。練習にでも使ってくれ。」 俺「ありがとうございます。」 ---基地内バルコニー--- ゲルト「・・・・・・・」 エーリカ「何が起こったかぜんぜん分かんなかったね。」 シャーリー「あいつ陸の上でもあんな速く動けるのか・・・」 ルッキーニ「もう終わっちゃったの~?つまんなーい!」 シャーリー「じゃあルッキーニ、遊びにいこうか。」 ルッキーニ「うん!かくれんぼしたい!」 エーリカ「あたしもやる~」 エーリカ「トゥルーデは?」 ゲルト「私は遠慮しておこう。」 エーリカ「え~?つれないなぁ、もう。」 ゲルト「つれない奴ですまなかったな・・・」ツカツカ… エーリカ「トゥルーデ・・・?」 ゲルトは足早に去っていった。 シャーリー「なんかあいつ様子がおかしかったな。」 ルッキーニ「はやくいこーよ~」 シャーリー「そうだな、いこう、ハルトマン。」 エーリカ「う・・・うん・・・(今はそっとしたほうがいいかな・・・)」 ---ゲルト エーリカの部屋--- エーリカ「今日元気なかったけど、どうしたのさトゥルーデ?」 ゲルト「・・・・・」 エーリカ「黙ってちゃわかんないよ。」 少し沈黙した後、観念したゲルトは胸中の思いを明かす。 ゲルト「・・・・・お前には嘘をつけんな。」 エーリカ「良かったら話してくれない?トゥルーデの悩み。」 ゲルト「そうだな・・・」 ゲルト「今日坂本少佐と俺が訓練しているのを見てな、思ったんだ・・・」 エーリカ「何を?」 ゲルト「うん、私も少佐のように魔力を失ったらどうするんだろうな・・・と。」 エーリカ「・・・・・」 ゲルト「最近、戦っている内に分かってきたんだ、私の魔力が以前よりも衰えていることに・・・」 エーリカ「・・・・・うん。」 ゲルト「いずれ私の魔力も消えてしまうだろう。でも今は・・・今だけは失うわけには行かないんだ・・・」 ゲルト「このカールスラントを取り戻すまでは・・・絶対に。」 エーリカ「そうだね・・・」 ゲルト「今までは考えないようにしていたんだ・・・自分が戦えない姿なんて、想像したくなかったから・・・」 ゲルト「でも・・・今日、少佐を見て・・・急に・・・怖くなってしまったんだ・・・」ボロボロ ゲルトの頬に涙が伝う・・・ ゲルト「このまま・・・戦えなくなってしまうのが・・・恐い・・・嫌なんだ・・・私は・・・私はもっとお前やみんなと・・・」 ギュッ そんなゲルトをエーリカが抱きしめる。 エーリカ「そっか、気づいてあげられなくてごめんね・・・」 エーリカ「でもね、トゥルーデ一人で背負うこと・・・ないんだよ?」 ゲルト「ハルトマン・・・」 エーリカ「トゥルーデにはあたし・・・ううん、あたし達がいるんだから。」 ゲルト「!!」 エーリカ「もっとあたし達を信じてよ、頼ってよ。」 エーリカ「この国を取り戻したいって気持ちは、みんな一緒なんだから。」 ゲルト「う・・・うぅ・・・フラウ・・・あぁ・・・」 ゲルト「うわあああああああああぁぁぁ!」ボロボロ ゲルトの涙をエーリカが力強く抱きしめ、受け止める。 エーリカ(今はいっぱい泣いていいんだよ・・・トゥルーデ・・・) しばらくした後・・・ ゲルト「・・・ありがとうフラウ・・・もう大丈夫だ・・・」 エーリカ「うん。」 抱いていたその手を離すエーリカ。 エーリカ「あのね、トゥルーデ。」 ゲルト「なんだ?」 エーリカ「実は、この前ミーナも同じこと言ってたんだ。」 ゲルト「ミーナも?」 エーリカ「うん。ほら、ミーナももう少しで20になっちゃうでしょ。」 この世界ではウィッチは20歳を超えると魔力を失うのが一般的だという。 エーリカ「だから悩んでるのはトゥルーデだけじゃない、みんな一緒。」 ゲルト「そうだったのか・・・私は自分のことばかりで周りが見えていなかったな・・・」 エーリカ「たぶんミーナのほうが先に魔力なくなっちゃうと思う。だからさ・・・」 エーリカ「その前にあたし達の手で絶対に取り戻そうね、この国を!」 ゲルト「ああ、もちろんだ!」 2人は再びこの国を取り戻す決意をした。 絶対に自分達の手で取り戻すと・・・ 2日後 俺「今日で1ヶ月か・・・」 あの戦いからちょうど一ヶ月がたった。 俺「また来るかもしれないな・・・」 ---ブリーフィングルーム--- ミーナ「それでは、ブリーフィングを始めます。」 一通りの説明を終えシフトの発表へと移る。 ミーナ「それで、今日の夜間哨戒は・・・」 俺「隊長。」 ミーナ「どうしましたか俺一等兵。」 俺「今日の夜間哨戒任務に自分を加えて欲しいっス。」 ミーナ「どうしてかしら。」 俺「いえ、ただ今日は行かなきゃいけない気がするんです。お願いします、隊長。」 俺の目は真剣だった。 ミーナ「・・・わかりました。では今日の夜間哨戒任務は俺一等兵とリトヴャク中尉、そしてビショップ曹長にお願いします。」 俺 サーニャ リーネ「了解。」 ミーナ「それでは解散とします。各自任務に当たってください。」 全員「了解。」 ---基地内廊下--- リーネ「あの、俺さん!」 俺「どうしたっスか、リーネさん。」 リーネ「今日の哨戒任務、よろしくお願いします。」 俺「こちらこそ、よろしくっス。」 リーネ「私、もしかしたらお2人の足をひっぱちゃうかもしれないですけど・・・」 俺がリーネの唇の前に人差し指を立てる。 俺「そういうことは考えちゃダメっス。それに、リーネさんの命中精度と火力はすごく心強いっスよ。」 俺「だから、一緒に頑張りましょう、ね?」 リーネ「はい!」ニコ 俺(う~ん・・・ここの子はみんな笑うと可愛いんだよな・・・///) リーネ「それじゃあ、また後で。」 俺「はいっス。また。」ニッ 夜 ---バルト海上空--- 今日も夜の海上は静寂に包まれている。 リーネ「静かですね・・・」 サーニャ「何も無いといいんですけど・・・」 しかし、サーニャの言葉は見事に裏目に出てしまった。 俺「!!」キュイイイイイン 突然俺とサーニャの魔導針の色が変わる。 ふと反応の有る月のほうに目を向ける。 そこには女性の聖職者のような姿をしたネウロイがいた。 俺「あいつ・・・いつの間に・・・」 サーニャ「!」 突然上空からネウロイがビームを放つ。 サーニャ「リーネさん!あぶない!!」 リーネ「え・・・?」 俺「チッ・・・!」ブォン! 俺が咄嗟に蒼炎を纏った刀でネウロイのビームを両断する。 俺「大丈夫っスか、リーネさん!?」 リーネ「は・・・はい、なんとか・・・ありがとうございます。」 俺「よかった・・・サーニャさん基地に連絡を!」 サーニャ「わかりました!・・・本部、応答願います・・・」 俺「リーネさん!」 リーネ「は・・・はい!」 俺「ここからあいつを狙うこと・・・できますか?」 リーネ「や・・・やってみます!」 リーネは対装甲ライフルを構える。 リーネ(集中して・・・) 慎重に狙いを定める・・・ リーネ「そこ!」ドンッ! 弾丸は見事に命中し装甲を抉り取る。 リーネ「やった!」 俺「さすがっス、リーネさん!」 しかし装甲は次第に再生を始める。 リーネ「そんな・・・早い・・・」 俺「大丈夫っス、今度は俺があいつの装甲を剥ぎ取ります。リーネさんは俺の合図でコアを狙い打ってくださいっス。」 サーニャ「応援、まもなく到着するそうです。」 俺「ウィルコ。応援が来る前にかたづけて、驚かしてやりましょう!」 サーニャ リーネ「はい!」 俺「いくっスよ!」ブロロロロ!! ネウロイに近づく。それと同時にネウロイも逃げ始める。 俺「逃がさない!」ガガガガガガガ!! しかし命中しても装甲がなかなか削れない。 俺「うわっ・・・硬いな・・・なら・・・」 俺「おおおおお!!」 いつものように切先に魔力を集中させつつ、ネウロイへと肉薄する。 しかしネウロイの速度が幾分か速く、なかなか追いつく事ができない。 俺「くっ・・・サーニャさん!こいつの動き、止められますか!?」 サーニャ「やってみます!」バシュバシュバシュ!! ネウロイを止めるためにフリーガーハマーを撃ち込む。しかし・・・ リーネ「そんな!?」 サーニャ「また・・・」 またもやサーニャのロケット弾はネウロイの体を通り抜ける。 俺「仕方ない・・・リーネさんお願いできますか!?」 リーネ「あ、はい!やってみます!」 リーネ「当たって!!」ダンッ ネウロイが先に攻撃を察知し紙一重でかわす。 俺「いくぞ・・・!」 しかし、ネウロイがかわした方向には既に俺が迫っていた。 俺「撥ぁっ!!」ブォン!! 蒼炎を纏った刀は先ほどの銃撃よりも高い威力でネウロイの装甲を剥ぐ。 そしてコアが露出する。 その瞬間をリーネは見逃さなかった。 彼女は自身の固有魔法により、スコープなしで約1km先をも見通すことが出来る。 リーネはすぐさま、ボーイズライフルを構える。 リーネ「当たって!!」ダンッ! 一直線に、一寸の揺るぎも無く弾丸は空を突き進む。 そして、その弾丸は見事にネウロイのコアを砕いた。 リーネ「やった・・・やった!」 俺「やったスね、リーネさん!」 サーニャ「リーネさん・・・すごい・・・」 遠くから声が聞こえてくる。 芳佳「リーネちゃーん、サーニャちゃーん、俺さーん!」 リーネ「芳佳ちゃん!」 リーネが宮藤のもとへと駆け寄る。 リーネ「やったよ芳佳ちゃん!わたし、ネウロイを倒したよ!」 芳佳「リーネちゃんが!?すごいよ、リーネちゃん!」 リーネ「うん、俺さんとサーニャさんのおかげよ!」 その後も次々と仲間が到着する。 エイラ「サーニャー!」 サーニャ「エイラ!」 エイラ「大丈夫だったカ、サーニャ?怪我してないカ?」 サーニャ「大丈夫よ、エイラ。心配してくれてありがとう。」ニコ エイラ「サーニャ・・・///」 ミーナ「お疲れ様。俺さん。まさか私たちが来る前に倒すとは・・・」 俺「はいっス、今日はリーネさんがいなかったら危なかったっスけどね。」 エーリカ「リーネやる~!」 ゲルト「ああ、お前は501に欠かせない優秀な狙撃主だ!」 ペリーヌ「ほんと、やるようになりましたわね。」 エイラ「ツンツンメガネも頑張れヨナ。」 ペリーヌ「ど・・・どういう意味ですの!?」 リーネ「ありがとうございます、みなさん!」 こうして2番目の刺客はリーネの手によって撃破された。 ---俺の部屋--- 俺「ふぅ・・・今日も疲れた・・・」 俺はベッドに腰掛ける。 ふと机に目をやるとまたあのカードがあった。 俺「またか・・・」 カードを手に取る。 そのカードには女性の教皇の姿が描かれ下の欄に【PRIESTESS】と書かれていた。 一通り眺めるとカードは砂のように消えていった。 そして俺の頭に声が響く・・・ ――私は導くもの―――スカアハ――― ―――――あなたに力を与えましょう―――――― 頭の中の声が消えると同時に、俺の体が少し軽くなる。 どうやら前よりも魔力が増幅したようだ。 俺「スカアハ・・・か。」 俺「今日は寝よう。」 二度目の試練はこうして幕を閉じた。 続き→ペルソナ6
https://w.atwiki.jp/persona3s/pages/2.html
メニュー トップページ クエスト ペルソナ 裏ワザ・小ネタ 今日 - 人がお目当てのペルソナが出ませんでした 昨日 - 人がクエストでお目当ての敵に遭遇できませんでした 今まで - 人が初期ペルソナでタムリンを選びました リンク モバゲータウン 株式会社インデックス 株式会社ATLUS 株式会社ディー・エヌ・エー @wiki @wikiご利用ガイド 他のサービス 無料ホームページ作成 無料ブログ作成 2ch型掲示板レンタル 無料掲示板レンタル お絵かきレンタル 無料ソーシャルプロフ ここを編集
https://w.atwiki.jp/kwskp3/pages/530.html
考 P3FESの公式ファンブックには、ペルソナの召喚に道具は必要なく、召喚をより安全確実に行なう為に必要だと言う記述がある。 では、なぜペルソナ召喚には召喚器が必要だという事になったのだろうか。 察1 アイギスの開発を考えれば分かるとおり、影時間の発生前にもペルソナ召喚という能力は確認されていた。 だが恐らく、影時間の発生前には人工的なペルソナ使いしか居らず、その召喚能力は酷く不安定だったと思われる。 彼等のペルソナ召喚を安定化させるために召喚器を使用するということになった流れで、自然に能力を覚醒させた桐条美鶴たちも召喚器を使う事になったのではないだろうか。 察2 荒垣真次郎の例を見れば、自然に能力を覚醒させたものでもペルソナの召喚が不安定になる事が分かる。 恐らくは、天田の母親が死んだこの事件を機に、S.E.E.S.のメンバーには召喚器を携帯する義務が課せられたのではないだろうか。 派生考察 P3FESでは、召喚器を持たないS.E.E.S.メンバーがメティスにボロボロにされてしまったが、召喚器が無くてもペルソナを召喚できるのなら、これほど一方的な勝敗にはならなかった筈である。 もしかすると、S.E.E.S.のメンバーは召喚器が必要だと思い込む事によって、その召喚を安定化させているのかもしれない。(偽薬のようなもの)
https://w.atwiki.jp/personaxpersona/pages/34.html
イゴール 「――ようこそ、私のベルベットルームへ。『星の王』よ」 プロフィール イメージBGM 全ての人の魂の歌 / ペルソナシリーズ 基本プロフィール 名前 イゴール アルカナ 愚者 身長 不明 体重 不明 故郷 ??? 年齢 ??? 所属 ベルベットルーム 好きなこと 観劇 略歴 年齢 出来事 - 生誕。 ?? その経歴は、謎に包まれている――。 概要 謎の青い空間『ベルベットルーム』の主を名乗る鼻の長い老人。 従者であるマリアを従え、しばしば柊沢 結斗の夢の中へと現れる。 結斗のワイルドの素質を見抜き、『王』と呼んで、異世界やペルソナの知識を与え、成長させる役目を担う。 なぜ結斗の前に現れ、彼を『ペルソナ使い』として成長させるのか、その理由は謎である――。 コミュニティ 名前 内容 柊沢 結斗 ベルベットルームの『客人』。ワイルドの素質を見抜き、異世界での活動を支える。 コミュランク ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(ランク0) セリフ 「」
https://w.atwiki.jp/wiki10_persona3/pages/349.html
追加ペルソナ/FES ↓編集時に使って下さい - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 追加ペルソナ/FES00. 愚者 the FOOL . 01. 魔術師 the MAGICIAN . 02. 女教皇 the HIGHPRIESTESS . 03. 女帝 the EMPRESS . 05. 法王 the HIEROPHANT . 06. 恋愛 the LOVERS . 09. 隠者 the HERMIT . 10. 運命 the WHEEL OF FORTUNE . 11. 剛毅 the STRENGTH . 12. 刑死者 the HANGEDMAN . 13. 死神 the DEATH . 14. 節制 the TEMPERANCE . 15. 悪魔 the DEVIL . 16. 塔 the TOWER . 17. 星 the STAR . 18. 月 the MOON . 19. 太陽 the SUN . 20. 審判 the JUDGEMENT . XX. 永劫 the AEON . 00. 愚者 the FOOL . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 90 オルフェウス・改 - 勝利の雄たけび(97) 62 62 62 62 62 耐 耐 耐 耐 耐 耐 耐 耐 耐 オール 要 無色の仮面6身合体 12 スライム シングルショットデビルタッチ マハラギ(13)大虎(14)フラッシュノイズ(16)光からの生還(18) 9 9 7 8 10 - - - - - - - 弱 耐 オール - 01. 魔術師 the MAGICIAN . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 20 カハク マハラギリパトラ アギラオ(22)ラクンダ(23)火炎ブースタ(24)氷結防御(26) 10 19 11 14 13 - - - 無 弱 - - - - 火炎 要 小さなチャイナ服 02. 女教皇 the HIGHPRIESTESS . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 21 ハイピクシー マハブフエンジェルアロー ブフーラ(23)メディア(24)ラクカジャ(25)トラフーリ(26) 13 18 12 11 16 - - - - 無 - 弱 - - 氷結 - 03. 女帝 the EMPRESS . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 50 ヤクシニー デッドエンドセクシーダンス 利剣乱舞(52)マハラギオン(53)魅力ブースタ(54)デスバウンド(56) 33 32 26 33 33 - - - 耐 - - - - - 斬撃 - 05. 法王 the HIEROPHANT . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 41 トート ジオンガマハンマ ミドルグロウ(43)マハジオンガ(44)メギド(45)メディラマ(46) 23 32 26 23 26 - - - - - 無 弱 - - 電撃 要 古代語の本 26 シーサー マハブフ疾風斬 マハジオ(28)火炎見切り(29)氷結ブースタ(30)デッドエンド(32) 18 18 17 17 15 - - - 弱 無 - - 耐 - 氷結 - 06. 恋愛 the LOVERS . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 6 アルプ ディアスクンダガル マリンカリン(7)チャームディ(8)ムド(11) 3 7 5 5 5 - - - - 弱 - 耐 - - 回復 - 09. 隠者 the HERMIT . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 56 クヴァンタ アギダインマハスクカオート 悩殺防御(58)火炎ハイブースタ(59)治癒促進・中(60)警戒(62) 38 37 35 45 20 - - - 吸 - - 弱 - - 火炎 - 32 モスマン フラッシュノイズ淀んだ吐息 疾風ガードキル(35)火炎ガードキル(36)メギド(37)ジオダイン(38) 15 25 19 27 25 - - 弱 - - 耐 耐 - 耐 バステ - 10. 運命 the WHEEL OF FORTUNE . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 23 エンプーサ マハガルタルンダ ローグロウ(25)ガルーラ(26)マハジオ(27)バリゾーゴン(28) 10 20 10 16 20 - - - 弱 - 耐 耐 - - 疾風 要 青く光るウロコ 11. 剛毅 the STRENGTH . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 16 ラクシャーサ パワースラッシュ斬撃見切り 月影(18)ジオンガ(20)カウンタ(21)疾風斬(22) 16 8 16 10 8 耐 - - - - - - 弱 - 斬撃 - 12. 刑死者 the HANGEDMAN . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 60 ヘルズエンジェル アギダインマハラギダイン 火炎ハイブースタ(62)烈風波(63)食いしばり(64)火炎吸収(66) 49 35 49 40 14 - - - 反 - 弱 - - - 火炎 要 赤いマフラー 54 ヘカトンケイル ギガンフィスト真・打撃見切り 烈風波(56)光からの大生還(57)マハムドオン(58)リカームドラ(59) 37 32 45 20 35 - 耐 - - - - - 弱 耐 打撃 - 13. 死神 the DEATH . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 18 グール ムドアサルトダイブ マハムド(20)デカジャ(21)バリゾーゴン(22)疾風斬(23) 13 15 15 11 11 - 耐 弱 - - - 無 弱 無 闇 - 14. 節制 the TEMPERANCE . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 64 ユルング マハブフダインガルダイン 氷結ハイブースタ(66)ハイグロウ(67)メディアラハン(68)サマリカーム(70)光反射(71) 43 47 49 34 41 - - - - 無 弱 無 - 弱 氷結 節制コミュ10 15. 悪魔 the DEVIL . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 52 パズス ポイズンミストガルダイン 吸魔(54)ポイズンアロー(55)ウィルスブレス(57)アローシャワー(58) 34 41 31 36 34 - - - - - - 無 弱 耐 バステ - 16. 塔 the TOWER . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 77 マーラ 刹那五月雨撃マララギダイン イノセントタック(79)チャージ(80)テトラカーン(82)氷結吸収(84) 60 50 52 48 51 - - 吸 反 弱 - - - - 貫通 5身合体マララギダインは継承不可スキル 17. 星 the STAR . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 70 カルティケーヤ 刹那五月雨撃マハスクカジャ マハジオダイン(72)ハイパーカウンタ(73)電撃吸収(75)イノセントタック(77) 52 44 42 53 43 - 耐 - 弱 - 無 - - 弱 貫通 要 七色の羽 18. 月 the MOON . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 71 バアル・ゼブル マハムドオンポイズンミストメギドラ ブフダイン(72)ムドブースタ(73)マハラギダイン(75) 50 55 47 44 41 - - - 弱 - 耐 耐 弱 反 闇 - 19. 太陽 the SUN . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 70 スパルナ マハガルダインディアラハン 疾風ハイブースタ(72)マハブフダイン(74)テトラカーン(76) 44 52 43 54 45 - - 弱 - - 無 無 無 - 疾風 - 20. 審判 the JUDGEMENT . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 89 ルシファー マハジオダインブレイブザッパーマカラカーン メギドラオン(91)魔術の素養(93)勝利の雄たけび(95) 65 68 64 52 52 耐 耐 耐 - 弱 無 - - 反 闇 5身合体 XX. 永劫 the AEON . Lv 名前 初期スキル 習得スキル 力 魔 耐 速 運 斬 打 貫 火 氷 雷 風 光 闇 継承タイプ 備考 80 アタバク マハンマオンメギドラ アカシャアーツ(82)メディアラハン(83)ブレイブザッパー(85) 57 54 50 54 56 - - 無 - 弱 - - 反 弱 光 - 69 ニーズホック マハムドオンウィルスブレス レボリューション(71)マハタルンダ(72)貫通吸収(74) 55 45 55 32 48 - - - - 耐 - 弱 弱 反 闇 -