約 2,006,895 件
https://w.atwiki.jp/d8hks2/pages/25.html
管理人のオススメエロAA集
https://w.atwiki.jp/dothero/pages/62.html
やることまとめ トップページ 毎日のお楽しみ(ログボ) 星願召喚 神力共鳴(コネクト) 宝くじ ステージ(探検) パズル(幸運パズル) ミニゲーム(ジャンピング) カレー作り スーパー(イベント商店) パス(イベントパス) パック イベント特権 スキン販売 [部分編集] やることまとめ ログボ→宝くじ(21時まで)→ステージ(探検)→お宝回収作戦→ (秘密商店5、光召喚10、宝箱10開けetc)→パズル(幸運パズル) ミニゲーム(ジャンピング) 2回スコア200以上 定期 星願召喚 パスのLV報酬 カレー作り 星UP計画 神力共鳴(星願召喚から移動) ドロップCP 放置報酬、神々の庭園、古代遺跡からカレー素材ドロップ トップページ 毎日のお楽しみ(ログボ) 星願召喚 今回のイベント限定のキャラ2体ジョーカー、ヴァイオレットから選択方式。 配布1体と交換コードでタロットもそこそこ入手できるので、全部引けばそこそこな数引ける。 ただ両方揃ったら強いのだが、どちらも揃えるのは至難。 神力共鳴(コネクト) ジョーカーとヴァイオレットのどちらかを手持ちの最高レベル(Lv、星、覚醒)まで上げることができる。 詳細はコチラ 宝くじ ステージ(探検) パズル(幸運パズル) いつもの。 ミニゲーム(ジャンピング) タイミングゲー。コンテニューは25ダイヤ。前からできたっけ? とにかく続けていけば高ポイント!途中からテンポ速くなってる? カレー作り いつもの調理任務。 基本素材が足りなければスーパーで。 スーパー(イベント商店) 買うとしたら赤枠らへんよね。 それ以外はイベ共通の魔能、紋耀、秘紋、英霊だよねぃ パス(イベントパス) コツコツやって称号は取ろう 課金時は上級報酬EXだけ買っても全部もらえないので注意 パック 8日目からヴァイオレット販売開始。過去では5000、6000ダイヤ ご利用は計画的に。 イベント特権 スキン販売 一般的なアプリのスキンと比べると頭イカれてるよね
https://w.atwiki.jp/pq2mtm/pages/16.html
電撃オンライン 『ペルソナQ2』登場キャラ&基本システムを発売前に徹底探索!【PQ2連載】(2018年11月1日) 『ペルソナQ2』ペルソナ使いたちが迷い込んだ“映画の世界”ってどんなトコロ?【PQ2連載】(2018年11月15日) 『ペルソナQ2』攻略本編集者が発売日にレビュー!【PQ2連載】(2018年11月29日) 【週間ソフト販売ランキング TOP50】『ペルソナQ2』が7.6万本で1位(11月26日~12月2日)(2018年12月6日) 『ペルソナQ2』プロデューサー&ディレクター“ここだけの話”インタビュー!【PQ2連載】(2018年12月13日) ファミ通.com 『ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス』この出会いは偶然か、必然か? 男女ふたりの『ペルソナ3』主人公がついに……!【先出し週刊ファミ通】(2018年10月23日) 【レビュー】『ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス』見た目はキュート、中身はメッチャ“骨太”なRPGがここに!(2018年12月1日) 日経トレンディネット 福山潤さん、井上麻里奈さんが明かす「ペルソナ」主役の苦労【TGS2018】(2018年9月22日)
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1073.html
未投下 前へ 目次へ戻る 次へ ---連合国軍本部 応接室--- ミーナは再び連合国軍最高司令官に呼び出されていた。 司令が年輪のように刻まれた皺を一箇所に集め、厳かな口調で話し始める。 司令「それで、結局ネウロイは消えなかったわけだ・・・」 ミーナ「はい・・・」 視線少し下へ向け、ミーナが答える。 司令「滅びを呼ぶ者・・・『デス』・・・」 司令「実は君から報告を受けた後、こちらでも少し調べてみたんだよ。」 司令「そのデスについて・・・そしてグレゴリと名乗る2人組みの言う研究についてね。」 少し驚いた表情でミーナは司令を見る。 ミーナ「それで・・・何か手がかりは?」 司令「その事に関して知る人物を一人つかんだ・・・それもその人物は・・・君も、君の部隊のウィッチ達もよく知る人物だ。」 ミーナ「私達が知る人物・・・」 司令「この名前を覚えているかな?」 司令の口から告げられた人物の名はミーナの脳に刻まれた記憶を一気に呼び戻す事になる。 司令「『トレヴァー・マロニー元ブリタニア空軍大将』」 司令「以前、ブリタニアでのガリア開放作戦の際、君達第501統合戦闘航空団の上層部にいた人間だ。」 ミーナ「っ!!」 その名前に、思わず声を上げそうになる。 『トレヴァー・マロニー』。確かに司令はそう言った。 去るガリア開放の際の501の上層部の人間にして、ウィッチたちの活躍を目の敵にしていた人物。 世界の主導権を得るためには手段を選ばない男。ミーナはその男をそういう人物だと認識していた。 司令「彼はどうやらウォーロックの開発が知れ渡った後、軍法会議にかけられ、ブリタニアの刑務所に入れられているようだ。」 司令「君達が望むならば、ブリタニア本国と彼との面会を取り合ってみようと思うのだが・・・どうかな?」 考えるまでも無く、彼女はこう即答した。 ミーナ「是非、よろしくお願いします・・・」 司令「わかった。では日時が決まり次第、追ってそちらに連絡しよう。」 ミーナ「はい。」 司令「それと、宮藤軍曹についての件だが・・・」 ミーナ「彼女が・・・何か・・・?」 ミーナの表情が少し強張る。宮藤がネウロイの力を有している事は上層部にもまだ報告していなかった。 報告すれば、宮藤がどうされるか分かったものではない。 司令「彼女はネウロイの力が使えるそうだね。」 しかし隠すまでも無く既にバレていた。上層部の情報網も舐めたものではなかった。 ミーナ「はい・・・」 司令「いや、勘違いしないでくれ。彼女の事について黙っていた事を咎める気は無い。寧ろ君がそれを黙って気苦労をしていないか気になってね。」 ミーナ「え・・・?」 司令「宮藤軍曹には引き続き君の部隊で頑張ってもらう。だからそのことについてもう隠す必要は無いよ。」ニコ と父親のような微笑を浮かべて司令はそう言った。 ミーナ「閣下・・・ありがとうございます・・・」 一方・・・ 残されたメンバー達はミーナが不在かつ、ネウロイ出現の気配も無かったためこの日は非番とされた。 俺はエーリカの運転で僕を連れ、僕の記憶の手がかりを探すために買出しついでに町へと繰り出していた。 ---街中--- キィッ エーリカ「とうちゃーく。運んであげたんだから約束、守ってよね~」ニシシ 約束とは彼女にお菓子を満足ゆくまで振舞うというものだ。 俺「うぇっぷ・・・了解っス・・・」 三人が車を降りる。 僕「それにしても、綺麗なところだね・・・」 エーリカ「ってことは、この景色見ても思い出すことはなしか~」 僕「うん・・・でも、少なくともこの景色ははじめてみたよ。」 俺「そっか・・・」 エーリカ「ま、もうちょと景色見ればなんか分かるかもしんないし、ちょっと歩いてみない?あたしも付き合ったげるからさ。」 僕「ありがとう、エーリカさん。」 俺「あれ・・・?」 僕「どうしたんだい?」 ふと目を向けた俺の視線の先に1人の男性。しかし、どうも様子がおかしい。 奇妙な男「あ・・・ああ・・・あ・・・・・」 俺「どうしたんですか!?」タッタッタ 男性の元へと急いで駆け寄る。 奇妙な男「うあ・・・ああぁぁ・・・あ・・・ああ・・・」 男性はただ一点を見つめ呻き声を上げている。 俺「大丈夫っスか?しっかりするっス!」 エーリカ「ちょっと診せて!」 エーリカが男性の状態を確認する。 医師を目指していた彼女は、それなりにも医学に通じていた。だが・・・ エーリカ「私・・・こんな病気、知らない・・・」 僕「一体・・・どうしたんだろう・・・?」 俺「わからない・・・」 女性の声「きゃああああああぁぁぁ!!」 俺 エーリカ 僕「!?」 町の平穏な雰囲気を切り裂く悲鳴。叫びが聞こえたほうへと視線を移す。 そこには地を這う黒い塊。 バスケットボール程の大きさで、球に腕を生やしたような少々グロテスクな姿のネウロイがいた。 エーリカ「あれって・・・」 俺「ネウロイ!!」ダッ! 急いで女性の元へと走り出す。 僕「俺くん!!」 女性「いや・・・こないで・・・!」 小型ネウロイは女性へとゆっくり近づく。 俺「このッ!」ガンッ! 女性が襲われる直前で俺は小型ネウロイを蹴り飛ばす。 グガッ! ネウロイは衝撃で少し遠くへ吹き飛ばされる。 俺「大丈夫っスか!?」 女性「は・・・はい・・・」 俺「よかった。僕、この人を連れてどこか安全な場所へ!」 僕「わかった!さあ、こちらへ。」 僕は女性を連れそこから走り去る。 ギチギチ… 金属を擦り合わせたような音を発しながら、ネウロイが今度は俺へとゆっくり近づいてくる。 俺「クソ・・・丸腰じゃ・・・」 俺「いや・・・こいつがあったな。」 俺は腰のホルスターからハンドガンを取り出す。 この前手に入れたペルソナの召喚器だ。 俺(大丈夫だ・・・もう暴走したりは・・・しない・・・!) 次第にネウロイが近づいてくる。俺は目を瞑り銃口をこめかみに当てる。 俺「集中・・・」 一度呼吸をおいて集中する。 ギギギギギギ!! そうこうしている内にネウロイが襲い掛かってきた。が・・・ カッ!と、目を見開き、もう1人の自分の名を叫び、トリガーを引き絞る。 俺「オルフェウス!!」バァン! 俺の頭に衝撃が走ると同時に、背後から機械人形のような姿をしたペルソナ、オルフェウスが現われる。 俺「いけぇ!」ガツッ!! 俺の意思に呼応し、オルフェウスが背負っていた琴でネウロイを殴りつける。 ギュオオオオオ!! 大きく悲鳴を上げた後、ネウロイは白い破片を散らし消滅した。 俺「ふぅ・・・終わったか・・・」 オルフェウスも役目を終え、次第にその姿を霞ませてゆく。 エーリカ「うっそ・・・何あれ・・・」 オルフェウスの姿をまだ見ていなかったエーリカは驚きを隠せない様子だった。 男性を診ていたエーリカの元へ俺が戻ってくる。 俺「大丈夫っスか、中尉?」 エーリカ「う、うん。ねぇ俺、今の・・・」 俺「あ、そっか。中尉はまだ見たことなかったんスよね。」 俺は自身のペルソナの力について説明した。 エーリカ「そうなんだ・・・やるじゃん、俺~」 俺「あはは・・・光栄っス。」 僕「おーい!2人ともー。」 女性を避難させた僕が戻ってくる。 俺「僕、あの女の人は?」 僕「大丈夫。ちゃんと安全な場所まで連れて行ったよ。近くに居た人も避難してたみたいだね。」 俺「そっか、サンキューな。」 エーリカ「ねぇ、とりあえずこの男の人病院へ運ぼう?」 俺「そうっスね。僕、手伝ってくれ。」 僕「うん。」 その後男性を病院へつれて行き、三人は基地へと戻った。 夕方 ---基地内ラウンジ--- 基地へ戻った後、俺は早速バウムクーヘンを焼いて皆に振舞った。 エイラ「ふーん・・・街中にネウロイカ・・・」モグモグ ルッキーニ「そのネウロイは倒せたの?」アムッ 俺「はいっス。ただ・・・」 シャーリー「ただ?」モグモグ 俺「なんだか変になっちゃった男の人がいて・・・えっと・・・なんて説明すればいいか・・・」 エーリカ「そうそう。なんかね、その人の目に光を感じられなかったんだ。」 エーリカ「それでずっと呻き声をあげてて、その場から動こうとしないんだよ。なんだか、生気が無くなちゃったみたいにさ。」 坂本「ふむ・・・瘴気にあてられたのかもしれんな・・・」 俺「はいっス。それで、その後ボールみたいなちっこいネウロイが現われて・・・もしかしたら、あのネウロイが原因で変になっちゃったんじゃないかって。」 ペリーヌ「なんだか信じがたい話ですわね・・・」 話しているところへ宮藤がやって来た。 芳佳「あ、みなさんこんなところに・・・ !!」ピコッピコッ 宮藤は突然使い魔の耳と尾を発現させ、同時に左目を赤く染める。 僕「やぁ、宮藤さん。こんにちは。」 芳佳「ダメ・・・」ボソッ… 僕「え?」 芳佳「ごめんなさい!!」タッタッタ… 宮藤はそのままどこかへ走り去った。 坂本「宮藤!」ガタッ! タッタッタ… 坂本も宮藤を追いかけてラウンジから出て行った。 ペリーヌ「お茶の変え、持ってきますわ。」ツカツカ… リーネ「わ・・・私も行きます!」タッタッタ ペリーヌとリーネの二人も出て行ってしまった。 エイラ「どうしたんだろうナ、ミヤフジのヤツ。」 僕「・・・・・」 俺「そう気を落とすなって、ほら、まだお菓子あるからさ。これ食って元気出せよ。」 僕「うん・・・ありがとう。俺くん。」 ---基地内バルコニー--- 坂本「一体どうしたんだ、宮藤?」 芳佳「坂本さん・・・」 坂本「さっきのお前の焦り方、尋常じゃなかったぞ。何があったか話してみろ。」 芳佳「・・・・・」 だが、宮藤はは黙りこくったまま何も話そうとしない 坂本「宮藤。」 芳佳「はい・・・」 坂本は宮藤の両肩に手を置く。 坂本「私はいつだってお前の味方だ。これまでも、そしてこれからも。」 坂本「だから私を信じて、どうか話してくれないか?お前が悩んでいる事を。」 芳佳「・・・・・」 観念したのか宮藤が口を開く。 芳佳「・・・怖いんです。」 目を伏せながら宮藤がそう呟いた。 坂本「?」 芳佳「よく分からないんですけど・・・怖いんです、あの人が・・・」 坂本「怖い・・・?」 宮藤は肩を小刻みに震わせている。坂本はそれを手で感じ取った。 芳佳「・・・あの人の近くに行くと、私の中のネウロイが急に苦しむみたいで・・・」 芳佳「あの子・・・きっと怖がってるんです、彼を。それで私まで怖くなっちゃって・・・」 芳佳「私・・・きっと傷つけちゃってますよね・・・僕さんのこと・・・」 宮藤はぐっと唇を噛んだ。 坂本「そうか・・・よく話してくれたな、宮藤。」 坂本は肩に乗せていた手の片方を彼女の頭の上に乗せ、撫でる。 芳佳「坂本さん・・・」 坂本「何もお前1人で抱え込むことはない。私達は仲間・・・いや、家族なんだからな。」 芳佳「・・・ありがとうございます・・・坂本さん・・・」 その様子を見守る影が二つ・・・ ペリーヌ「・・・・・」 ツカツカ… リーネ「ま、待ってくださいペリーヌさん!」コソコソ 夜 ---ブリーフィングルーム--- 僕は軍事関係者ではないためこの時間は部屋で待機させている。 本部から戻ってきたミーナが話を始める。 ミーナ「今日は皆さんに大切なお話があります。」 ミーナが真面目な表情で口を開く。 シャーリー「もしかして、デスのこと?」 ミーナ「ええ、そしてグレゴリの2人が施された研究について・・・」 ミーナ「それを知る人物と、近々面会をすることになりました。」 坂本「なんだと!?」 ゲルト「一体誰なんだ!」 驚きを隠せない2人が声を上げる。 しかし、ミーナはそれを冷静に諫める。 ミーナ「落ち着いて2人とも。」 坂本「あ・・・ああ・・・」 ゲルト「すまない。」 2人が平常心に戻ったのを確認し、説明を続ける。 ミーナ「その方は、以前私達とも面識の有る人物・・・」 ミーナ「トレヴァー・マロニー元空軍大将よ。」 全員「!?」 全員の表情が瞬時に強張る・・・ただ一人を除いて。 俺「へ?誰?」 ミーナ「そうね・・・俺さんは知らなかったわね・・・」 芳佳「マロニーさんってブリタニアの時の・・・」 リーネ「うん・・・私の国の大将の人だよ・・・」 エーリカ「どうして今更あいつの名前が出てくるのさ。」 ミーナ「私も詳しくは分からないわ。ただ、彼が人工ウィッチと人工ネウロイに何かしら関わっていたのは確かなようね。」 ゲルト「終わっても尚私達の邪魔をするのか・・・」 ゲルトの拳に力が入る。 ミーナ「ともかく、話を聞かなければなにも分からないわね。」 ミーナ「面会にはウィッチーズ全員・・・と言うわけには行かないので代表して私を含めた3人で行きたいと思います。」 ミーナ「それで誰か2人選ばなければならないのだけれど・・・」 俺「えっと・・・俺、行きたいっス。」 俺が真っ先に手を挙げた。 ミーナ「あら、どうしてかしら?」 俺「いえ・・・ただマロニー大将ってどんな人かなって・・・」 ミーナ「そうね・・・あなただけ知らないというのもアレですし・・・いいでしょう。」 ミーナ「それで、他には?」 サーニャ「あの・・・私も、行きたい・・・です・・・」 サーニャもオドオドしながら手を挙げる。 エイラ「サーニャ!?」 ミーナ「サーニャさん・・・ごめんなさいね。あなたが居なくなってしまうと夜間哨戒に出る人がいなくなってしまうのよ・・・」 サーニャ「っ・・・そう・・・ですね・・・」シュン ミーナの返答に、サーニャは残念そうな表情を浮かべた。 エイラ「サーニャ・・・中佐、どうしても無理なのカ?」 ミーナ「そうね・・・俺さんがいないとなると代わりが・・・」 俺「だったら俺、辞退するっス。」 サーニャ「え?」 俺「サーニャさんが行きたいなら、俺が残るっス。」 ミーナ(本気で言ってるのかしら・・・それとも・・・) エーリカ(鈍感だなぁ・・・あ、もしかしてエイラに気使ってんのかな?) シャーリー(コイツ・・・気づいてないのか?) ペリーヌ(まったく、この殿方は・・・) リーネ(俺さんェ・・・) はぁ・・・と周りの何人かがため息を漏らしジト目で俺を見る。 俺(あれ・・・心なしか一部の視線が冷たい気がする・・・) ルシフェル ――全くお前は・・・―― スルト ―――愚か者が・・・――― スカアハ ―――はぁ・・・―― 俺(なんなんスかお前らまで!) ミーナ「俺さんはああ言ってるけれど、サーニャさんはどうしたいかしら?」 サーニャ「いえ・・・私、残ります。俺さん、行って来て下さい。」 俺「え?いや、でも・・・」 エイラ「い、いいのカ?サーニャ?」 サーニャ「うん。いいのよ、エイラ。」 ミーナ「ごめんなさいねサーニャさん。それで、他には・・・」 芳佳「あの・・・じゃあ私、行きたいです!」 ミーナ「宮藤さん?」 芳佳「私・・・あの人には・・・まだ聞きたいことがあるから・・・」 ミーナ「そう・・・分かったわ。ではこの2人で決定しますがいいですね?」 ゲルト「ああ、基地のほうは任せてくれ。」 エーリカ「お菓子よろしく~」 ルッキーニ「おみやげもー!」 シャーリー「おいおいルッキーニ、旅行じゃないんだぞ。」 ゲルト「お前もだ、ハルトマン。」 エーリカ ルッキーニ「え~」 エイラ「サーニャを差し置いていくんだからきっちり聞いてこいよ、俺、ミヤフジ。」 俺「も、もちろんっス。」 芳佳「あはは・・・」 サーニャ「エイラ・・・」 ミーナ「ごめんなさいねトゥルーデ・・・あなたもクリスと会いたいはずなのに・・・」 快方に向かっているクリスであったが、完全に回復するまでには時間を要するようで、未だブリタニアの病院に預けられていた。 ゲルト「気にするなミーナ。今の副隊長は私だからな。このくらいの事は承知しているさ。それに、戦いが終わりさえすればクリスとはいつでも会える。」 ミーナ「トゥルーデ・・・」 エーリカ「トゥルーデおっとな~」 ゲルト「茶化すな、ハルトマン。」 まったく・・・とため息をつくゲルト。 坂本「なに、いざとなれば私も居る。心配せずに行ってきてくれ。」 ミーナ「そうね・・・よろしくお願いするわ。」 面会へ行く2人が選出された。 面会は都合上ブリタニアにある刑務所で行われることになっている。 そして後日、ミーナ、俺、宮藤の3人はブリタニアへと飛び立った・・・ 続き→ペルソナ14 -ページ先頭へ
https://w.atwiki.jp/sakurakamu/pages/20.html
オススメの漫画を書いていってください。 今後の更新の参考にしたいと思っています (例え)↓ 漫画のタイトル「銀魂」 会社名「集英社」 テンプレ↓ 漫画のタイトル「」 会社名「」 会社名はできればでいいです。 今までに見た漫画などでも良いです。 テスト -- 管理人 (2014-02-13 23 45 56) べるぜバブ -- 名無しさん (2014-02-13 23 47 03) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8459.html
前ページ次ページゼロのペルソナ 隠者 意味…思いやり・邪推 名城と謳われたニューカッスル城はいまや廃墟と化していた。 反乱軍レコン・キスタが大挙して攻め込んだ結果である。 そしてレコン・キスタが反乱軍であったのはその時までだった。 アルビオン王家がこの世界から消滅した現在、レコン・キスタはアルビオンの正式な政府である。 廃墟となった最後の王家の城を眺めている一人の男が居る。レコン・キスタの総司令官であった男、オリバー・クロムウェルである。 彼は今や皇帝となり、アルビオンの支配者となった男だ。そうだと言うのに、皇帝クロムウェルの顔に浮かんでいるのは苦々しいものであった。 攻撃の際に受けた損害が莫大だったのだ。たった300足らずの王軍に対して、死者は三千、怪我人も含めるなら倍になる。 王軍の士気が異常なほどに高かったためだ。 「あのトリステイン貴族め、ウェールズをしとめるなどと言っておきながら……!」 クロムウェルは吐き捨てるように言った。 彼が言うトリステイン貴族とはワルドのことである。ワルドはトリステイン貴族にして、レコン・キスタに加わった男だ。 彼には聡明だと名を轟かせていたウェールズを始末するように命じていた。しかし、彼は仕損じ、ウェールズは最後の最後まで前線に立ち、兵士たちと戦い続けた。 そのため王軍の士気は異常なほどに高く、すでに勝利した気分になっていたレコン・キスタの兵に対し善戦を続けた。 ちなみにワルドは捕虜としての扱いを受けて牢屋に入れられていたのを助け出され治療中だ。体中に火傷のような痕があったためその治療である。 「いらぬ損害が出てしまったが……よしとするか。必要なものは手に入ったのだから」 彼はポケットから小さな箱を取り出した。開けた中には美しい宝石の指輪が入っていた。 ウェールズが身につけていた風のルビーだった。彼の死体から剥ぎ取ったものだ。 「これがなくては同盟が成立しないからな……。しかし、ジョゼフはどうしてこれをそこまで欲しがるのか……」 クロムウェルは美丈夫であるガリア王国の王の顔を思い浮かべた。 まあいい。彼は自分に力を与えてくれた。ならば従う他ない。 「死者に鞭打つようで悪いが働いてもらうぞ、ウェールズ皇太子」 クロムウェルは与えられた力、アンドバリの指輪を見た。 アルビオンから無謀に近い航海(航空という方が正確か)を遂げたのちに、ルイズたちはトリステイン国の騎兵たちに発見され、その後、王城に連れて行かれた。 秘密の任務のために事情を説明できずに困っていたが、アンリエッタの口利きのために開放されて、今はトリステイン学院に帰ってきていた。 ちなみにアルビオンの十人の船員たちのこともアンリエッタは保障してくれるそうだ。亡命者として手厚く保護するという。 そして学園に戻った三人の魔法使いと三人の使い魔はそれぞれの日常に戻っていた。 その内、使い魔たちは現在、あるものを鋭意政製作中である。 完二が料理長マルトーに頼み、使わなくなった大きな鍋を貰ってきた。それで完二たちは風呂代わりにしようとしているのだ。 時刻は夕刻を過ぎたころ、学校の校舎から遠いところで、火を焚き、水を入れた大なべを3人がかりで沸かせていた。 「なあ、これもういいじゃねえのか?」 陽介が待ちきれないとばかりに言う。 「そっスね。煮立ったら入れねーし」 完二の返答を聞いて陽介は嬉しそうな顔を隠せない。 彼らが彼らの世界でいうマトモな風呂にこの世界に来てからは入っていない。 この世界の風呂は一種のサウナ風呂のようなものであり、風呂が好きな日本人である彼らにはとても我慢できないというのが共通の見解だった。 クマは日本人どころか人間と呼べるか怪しいものだが、クマ曰く心は日本人らしい。 「んじゃ、俺一番風呂いただきな」 「あっ、センパイずりー」 「クマも入りたいクマー」 二人の抗議の声を気にせず、陽介は服を脱いで、さっさと鍋に浸かった。 「くぁー、たまらん!疲れが吹っ飛ぶつーの?やっぱ日本人だなあ、俺」 気持ち良さそうな声を上げる陽介を見てクマが我慢できなくなったようだ。 「クマも入るクマ」 そういうとクマは球型の体の頭の部分をとった。頭を取った着ぐるみからは金髪碧眼の美少年が現れた。 「オマエ、パンツ一丁だったのかよ……」 クマは人間の姿のときには真っ白なカッターに黒いズボンを合わせているのだが、キグルウミの中から出てきたクマはトランクス一丁の姿であった。 「だってだって最近、クマずっとこの格好だったし」 「確かにクマ、最近ずっと着ぐるみのまんまだったな」 「だからってそりゃ変質者だろ……」 「カンジ、今からお風呂クマ。和のココロ、それは細かいことを気にしないこと」 「や、意味わかんねえし」 完二と陽介のツッコミを気にせず、クマはすぐに一糸纏わぬ姿になって、陽介と同様腰にタオルを巻いて、風呂釜とかした鍋に文字通り飛び込んだ。 「おまっ、狭いだろ」 陽介が抗議する。 「そーでもないクマよ」 たしかに鍋には二人ならそれほど狭くないほどにはスペースがあった。大人数の魔法使いの子供たちの食事を作るための鍋だっただけあって大きい。 「たくっ、しゃーねーな。暴れんなよ、さっきオマエが飛びこんだせいでただでさえ湯が溢れたんだから」 「わかったクマ。だからクマ、この異世界に負けないように日本人の風呂の入り方をします」 そういうとクマは「あー、ババンバン!あービバビバ」と調子っ外れに歌い始めた。 陽介と完二は「なんだそりゃ」と笑った。 それから陽介とクマは30分近く風呂に入っていた。 「ったく、長風呂過ぎんだろ……」 完二は服を脱ぎながらぼやいた。クマがのぼせきってふらふらしていたために陽介はそれを送っていって今は完二一人である。 外にいても風邪を引くだけなので寮塔に戻るのは正解なのだろうが、一人残る完二には少しさびしい。 そう入浴前は思っていたが、いざ湯に浸かれば、そんな細かいことはどこかに吹き飛んだ。 「あー、キモチいいぜ……」 久しぶりの入浴は格別だった。満足いくまで浸かっていようと心に固く決める。陽介とクマが長風呂をしてしまうのも仕方がないだろう。 「あーびばんばんばん……へっ」 「あのー、カンジさん」 背後からの声に完二は体をびくりと震わして驚く。下手な鼻歌を歌っていたのでなおさらだ。 「だ、誰だ……ってシエスタじゃねえか!」 太陽が地平に姿を消し光が抜けていく空間にシエスタが立っていた。 「お、おま……なんでここに!?」 完二は狼狽する。何しろ今の彼は裸なのだ。目の前に女性が現れれば慌てるのも道理だろう。 「ヨースケさんに聞いたらここに居るって聞いて」 「あんのヤロー……!」 「あ、ヨースケさんを悪く思わないで下さい!わたし、どうしてもカンジさんにご馳走したいものがあったんです」 「えっ、ご馳走?」 大食漢の完二はこの状況でも素直にご馳走という言葉に惹かれてしまう。 「はい、東方、ロバ・アル・カリイエから運ばれた珍しいものとか。『お茶』というそうです」 慌てていてシエスタがそこにいることしか認識していなかった完二も、ようやく落ち着きを取り戻す。 シエスタは確かにティーポットとカップを載せた盆を持ったことに気付いた。 そして同時にご馳走といっても完二の予想するご馳走とは違ったことにがっかりする。 「んだよ、お茶かよ……」 「あれ、もしかして飲んだことあるんですか?」 「まあな、オレの居た場所じゃ、よく飲んだぜ」 「そうなんですか……」 シエスタはしょんぼりとした様子になってしまった。完二は慌てて取り直す。 「い、いや、でもよ。ここに来てから全然飲んでねえからよ。飲みてえと思ってたんだよ」 シエスタは顔を上げてにっこりと笑った。完二の言ったことを信じたというより、気を使ってくれたということが嬉しいのだろう。 「ありがとうございます。それじゃあどうぞ」 「おう」 渡されたティーカップを取り、湯に浸かりながら啜った。 彼の世界の味だった。母が二人分とは思えないほど作った料理を食べたあと、出してくれた熱いお茶を思い出す。目頭が熱くなり、目元を拭う。 「ど、どうしたんですか?」 「な、なんでもねえよ」 さきほどの言葉はシエスタを気遣ったものだったが、どうやら自分でも気付かないうちに完二は故郷が恋しくなっていたようだ。 おふくろどうしてっかな……。 「その『お風呂』って気持ち良さそうですよね」 「ん、まあな」 郷愁に浸っていた完二の意識はシエスタに呼び戻される。 たしかに風呂は良い。この世界のサウナ風呂と比べれば天と地の差だ。 「わたしも入ってみたいです」 「いいぜ、別に」 完二に良い物を独占するような気質はない。きっとシエスタも、今まで入ってきたこの世界の風呂とは格段の気持ちよさに驚くであろう。 「ありがとうございます」 シエスタはそう言うと服のボタンに手をかけた。 「ちょ、ま、待て!おま、何して……」 慌てふためく完二とは対称にシエスタは何事もないかのように素のままである。いや、少し頬が赤い。しかしボタンを外す手はとまらない。 「なにってお風呂に入ろうと」 「オレが出てからに決まってるだろ!」 風呂に入ってもいいとはいったが今は考えてもおかしいだろう。 「そうなんですか?まあまあ、いいじゃないですか」 「よくねえよ、おま……!」 完二は言葉をつぐんだ。服を脱ぎ始めたシエスタの肌がわずかに見えたからだ。健康的でそれでいて艶やかな肌。 完二は顔を真っ赤にして体ごとシエスタから背ける。お風呂にのぼせたわけではない。 「そんなに恥ずかしがらないでくださいよ。わたしまで恥ずかしくなってくるじゃないですか」 「ならやめろってんだ!」 完二が叫ぶと同時に彼の背後でストンと何かが落ちる音がした。 「それじゃあ、失礼しますね」 どうやらさきほどの音はシエスタの身につけていた最後の一枚が落ちた音のようだったらしい。 やばいやばいやばいやばいやばいやばいと念仏のように同じ言葉が完二の頭の中で繰り返されていた。 一糸纏わぬ姿になったシエスタはドキドキしていた。シエスタも自分の行為がおおよそ常識的ではないのは分かっていた。 これは完二の気を引くためのアプローチなのだ。 貴族から自分を守ってくれた完二、メイドである自分より優れた裁縫の技術を持つ完二。 彼女は完二が荒っぽく見えて本当は優しいことをよく知っている。 つい先日戻ってきた完二だが、いつかまた完二はいなくなってしまうのではないかとシエスタは怯えている。 完二自身が消えてしまうような儚さだとかを持っているというわけではない。ただ彼は来るときが来たら帰る場所に帰ってしまうような気がするのだ。 妙な言い方だがまるで彼はまるで別の世界の人間のように感じることがある。 シエスタは背を向けた完二が浸かっている湯を見る。少し重なった双月の光が水面を赤く照らしている。 「えっ、赤い……?」 シエスタは湯が赤くなっているという事実に戸惑う。ついさっきまでは透明色をしていたはずなのに。 よく見てみると赤さは濃度勾配をなしている。そして最も濃いのは背を向けた完二のいるところだ。 そろっと首を出して、完二の横顔を見るとシエスタは「うっ」とうなった。 完二の鼻からは、滝のように、とはどう考えても言い過ぎだが、ともかく鼻血としてはおかしな勢いで鼻血が出ていた。 シエスタは思わず、引いてしまった。 「あ、そういえばマルトーさんから仕事頼まれてたんでした」 「えっ!?」 若干棒読み口調で言うとシエスタはパパっと服を着てその場を去る。 背後で完二がポカンとしているのを感じる。 少しして「うおっ!んだコリャア!」という大きな声が聞こえてきた。やっと鼻血を出していたことに気付いたのであろう。 次の日、完二は午前中、広場を歩き回っていた。 普段は厨房なり、使用人たちのいるところにいて談笑したり裁縫をしたりしているのだが昨夜のシエスタのことを考えてしまうと、どうも顔をあわせづらいのだ。 自分が悪いわけではないし、シエスタが悪いわけでもない。そもそも昨夜の出来事をどう考えればいいのかもわからないが、なんとなく気まずい。 「どうっすかな……」 どうするとは何のことであろうか。シエスタとのことか、時間の潰し方か、それとも元の世界に帰る方法であろうか。 完二自身もなにをどうするか判然としないままぶらぶらと歩き回っていた。 「ありゃあルイズじゃねえか?なにやってんだ?」 ルイズは手になにか持ってこまごましく何かをやっているようだった。 完二はすることもないので自分のご主人とやらの元へと歩いて行った。 「はあ……」 ルイズは溜め息をついて、自分の作品を見る。 彼女の手には編み棒と、そして彼女の作品である毛糸の塊があった。そう、毛糸の塊という言葉が最も似合う物体だ。 好意的に見る人がいれば捩れたマフラーくらいには言ってくれるかも知れないが、ルイズはセーターのつもりで編んだのであった。 「はあ」とルイズはもう一度溜め息をついた。 完二はワルドを倒し、クマは致命傷を負った皇太子の命を救い、 タバサと陽介は船をアルビオンからトリステインまで飛ばして一行の命を救った。キュルケだって自分を守ってくれた。 しかし自分は何も役に立たなかった。トリステイン魔法学院に帰還し、安心もようやく戻ってきてから、その考えがルイズの頭に貼り付いて離れなかった。 自分は魔法の一つも使えない。今回の旅に何の役にも立たなかった。アンリエッタの願いを意気揚々と引き受けておきながらなんというザマだろう。 それがルイズが編み物をし始めた理由だ。ルイズは魔法が出来ないからその分、手先が器用になるようにと母に教え込まれたが、それもこの有様である。 ルイズが三度目の溜め息をつこうとした時、目の前に彼女の使い魔が現れた。 「なんだこりゃ」 ひょいっと完二はルイズの作った毛糸のオブジェをつまみ上げるように持ち上げた。 「ちょっとバカ、返しなさいよ!」 ぴょんぴょんと跳び上がり、ルイズはマフラーのようなものを取り返そうとする。 完二はルイズの作ったものをしげしげと見ながら呆れたように言った。 「オマエ、不器用だなあ……」 ルイズの頭の中で何か音がした。 「悪かったわね」 ルイズはねじれたセーターを強引に奪い返す。 「どうせわたしは魔法も使えない、編み物もできない、何の役にもたたないゼロのルイズよ!」 ルイズは、言うだけ言うと広場の出口へと駆け出した。 「お、おい!」 完二の呼び止める声がするが、当然足は止めない。 完二も自分をバカにしている。 そのことがどうしようもなく腹立だしく、そして悲しかった。 それから数刻経つ頃、完二はシエスタと会い、あるものを渡していた。 「昨日のワビっつーのも変だけどよ、コレ」 「これ……ぬいぐるみですか?」 「編んで作ったからあみぐるみっつーんだ」 それは完二の作ったたぬきのあみぐるみだった。あみぐるみは様々な編み物や縫い物の中でも完二が最も好きで、得意とするものである。 メイド顔負けの裁縫技術を持つ完二の得意分野なのでその出来はこの世界の貴族相手に商品にできるほどであろう。 「すっごくお上手ですね、このたぬきさん。でもなんでたぬきなんですか?」 「シエスタのイメージってなんとなくたぬきっぽいだろ」 「わたしってたぬきっぽいんですか……?」 シエスタはしゅんとなる。 完二に他意はなかっただろうが、それでも妙齢の少女にたぬきっぽいというのは喜ばれるものではない。 完二は自分の失言に慌てた。 「あ、違げーぜ。深い意味はねーし、シエスタの声がたぬきっぽいセンパイに似てるっつーか、たぬきって案外かわいいし、んな気にしねーで……」 完二は取り繕うように必死で弁解する。 するとシエスタは顔を上げ、いたずらっぽく尋ねてくる。 「わたしってかわいいですか?」 「ばっ、そ、そんなんじゃ……」 「かわいくないですか?」 またシエスタはしゅんとしたように顔を下げる。 「な、いや、シエスタはかわいくないこたあ……」 完二は顔を赤くしきっている。あたふたとしていると顔を下げたシエスタがクスクスと笑い始めた。 やっと完二はからかわれていたことに気付く。 「んだよ、くそっ!」 乱暴な言葉を口にしてもその顔にはまだ赤みが残っていた。 シエスタもクスクス笑うのをやめて編みぐるみを胸に抱いて感じを上目使いで見つめた。 「大切にしますね」 「おうっ、大切にしてやってくれ」 いじけた態度をから一転して完二は笑った。素直というか根が単純というか完二は自分のしたことで喜ばれることを好む性質なのだ。 「ところでもう一つ持ってますけど、それは?」 「ああ、こっちはワビの品かもな……」 完二がシエスタにあみぐるみを渡してからさらに時間が経ち、夜。 完二はルイズの部屋の前にいた。本来ならこの時間は部屋でルイズと適当な会話をしたり、会話をしなければ裁縫に没頭していたりする。 いつもは軽いドアノブがなかなか今日は回せない。 なんとか意を決し完二はドアを開ける。 部屋の中にルイズはいた。彼女はベッドの上に腰かけ宙を見ている。心ここにあらずというか、何か考え込んでいる様子である。 しかし完二が入ってきたことに気付くと、きっと視線を向けてくる。完二は背中に手を回して歩み寄った。 「あ、あのよ」 「なによ?」 いつもより弱い声量の完二に対し、ルイズはとげとげしい声を投げかける。 「今日は悪かった」 「なんのことよ」 わかってるのであろうがルイズはわざわざ尋ねてくる。完二としてそういう回りくどいことは嫌いだが、今回は自分が全面的に悪いと思っているために殊勝に答える。 「オマエの編み物を見て……あれだ、不器用って言ったことだ」 ルイズはふんと不機嫌そうに顔を逸らす。 「別に気にしてないわよ。わたしが編み物が下手なのも、わたしが役に立たないのも事実じゃない」 完二は首を振ってそれを否定する。 「んなこたあねえ。てめーが好きなモンを下手だなんて言われていい気がするはずがねえ」 「だからそんなこと気にしてないって言って……」 ルイズの声は徐々に大きくなり始めた。それが途中で切れたのは完二が背中に隠し持っていた物を差し出したからだった。 「なによこれ?」 ルイズは完二が差し出してきた物を指差す。 「オレが編んだあみぐるみだ。ルイズ、オレがこれくらい編めるように教えてやる」 あみぐるみを突き出したままの姿勢で完二は固まった。 謝っておきながら教えてやるとはおかしな言い方かもしれない。しかしこれが完二が散々頭をひねって考えた最良と思うアイデアだ。 裁縫の腕が良くないなら成長すればいい。そう考えたのだ。 しかし、いざその場面になってくると嫌というほど緊張する。 なんだか嫌な汗が出てきそうな気分だ。 ルイズに似合うと思って黒いネコのあみぐるみを作ったのだが、彼女は許してくれるだろうか。許してくれなくても、あみぐるみだけでも受け取って欲しかった。 気勢を削がれた様子のルイズはしばし黙り込んでいたが、それからむっつりとした表情のまま完二に向かって両手を開くように伸ばしてきた。 「んっ」 それが渡せと要求していることに気付いて、完二は黒い細身のネコのあみぐるみを手渡す。 ルイズはあみぐるみをぎゅっと抱いた。そして完二をじっと見つめて言う。 「あんたが作ったって本当?」 「お、おう!」 ルイズが質問に完二は若干あせったように答える。とりあえず話をしてくれることに安心した。 「あんたが教えてくれるって……本当に?」 「おう。これでも元の世界じゃ教室開いて、編み物とか教えてたんだぜ?」 完二は自信を持って答える。への字に曲がっていたルイズの口が今夜初めてゆるんだ。 「似合わない」 ルイズはころころと笑った。 完二は反論しつつも笑ってくれたことにほっとした。 ルイズが邪推もなしに思いやりを受け入れたことは彼女の性質からすれば珍しいものなのかもしれない。 あるいは彼女は完二が来てから変わったのかもしれなかった。 何はともあれ、ルイズは素直に完二の素直な謝意を受け入れた。 そしてそれから数日、完二はルイズにあみぐるみの手ほどきをした。 ルイズの裁縫の腕は高いものではないが彼女は真剣に取り組み、完二の教えを真剣に聞いて、数日で成長の萌芽が姿を見せ始めた。 だがそれが芽吹く前に二人だけの手芸教室は中断されることになる。 王室からルイズにあるものが送られてきたためだ。 送られてきたのは一つの古びた本と一つの勅令。 古びた本は始祖の祈祷書、そして勅令とはアンリエッタ王女とゲルマニア皇帝の婚姻の儀の詔を作成することだった。 前ページ次ページゼロのペルソナ
https://w.atwiki.jp/sengokuasuka0/pages/57.html
オススメ打秘技 ○○系秘技 ○○系秘技 ○○系秘技 ○○系秘技 その他秘技 ○○系秘技 秘技名 武将名 秘技概要 武将名 武将名 ○○系秘技 秘技名 武将名 秘技概要 武将名 武将名 ○○系秘技 秘技名 武将名 秘技概要 武将名 武将名 ○○系秘技 秘技名 武将名 秘技概要 武将名 武将名 ○○系秘技 秘技名 武将名 秘技概要 武将名 武将名
https://w.atwiki.jp/sengokuasuka0/pages/58.html
オススメ突秘技 ○○系秘技 ○○系秘技 ○○系秘技 ○○系秘技 その他秘技 ○○系秘技 秘技名 武将名 秘技概要 武将名 武将名 ○○系秘技 秘技名 武将名 秘技概要 武将名 武将名 ○○系秘技 秘技名 武将名 秘技概要 武将名 武将名 ○○系秘技 秘技名 武将名 秘技概要 武将名 武将名 ○○系秘技 秘技名 武将名 秘技概要 武将名 武将名
https://w.atwiki.jp/fifafut/pages/35.html
安価で獲得できるのに高性能なコスパの良いオススメ選手。 FW ポジション 名前 OVR 国籍 リーグ クラブ 詳細を見る コメント 編集 ST Jo 79 ブラジル Liga do Brasil Atletico Mineiro ★ 能力以上に活躍するストライカー 編集 ST Martins 77 Nigeria MLS Sounders FC ★ 能力以上に活躍するドリブラー 編集
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/2762.html
「うわぁ・・・・・・」 ども。 私りせちーこと、久慈川りせでーす。 アイドル休業中だけど先輩のおかげでもうすぐ復帰予定。 知らない人多いだろうけどよろしく。 え? デビュー早々テンション低いって? そりゃそうに決まっているじゃん。 物置に入った男の人が食べられちゃったんだよ。 ちなみにここらの放射能は中和されたみたい。 私は事前にペルソナを使って物置を分析しておいたから入ることはなかったけど、 もし休憩しようとあそこに入ったと思うと・・・・・・ 「持っててよかったペルソナ3ポータブル・・・・・・じゃなかった」 そういって私は、PSPを鞄に閉まって自分のペルソナを展開した。 薄いドレスを纏い、頭からアンテナを突き出している女性の姿、これがもう一人の私、カンゼオンだ。 ちなみにペルソナ3ポータブルは好評発売中で、新要素満載だということ。 ペルソナ3未プレイの人はもちろん、既にクリアした人もお勧めだよ。 「それにしても・・・・・・」 カンゼオンの電波をフルに使って、周囲の様子を探る。 東西南北に人影は見られたが、全員知らない人間なのか、 姿も形も霧に埋もれたようにおぼろげにしか映らない。 「先輩どころか寛二達も見つからないじゃん!」 寛二というのは私の同級生であり、【マヨナカテレビ】を探索する仲間のことだ。 もちろん大切な仲間ってだけで、恋仲のはずがない。 私が愛しているのは先輩ただ一人。 私を助けてくれた自称特別捜査隊のメンバーのリーダーであり、命の恩人だ。 最初は一目惚れでしかなかったのだけど、本当の自分に悩んでアイドルを休業していた私に 私に本当の自分を教えてくれて、今では将来を誓うほど大切な人である。 彼との思い出に浸ると、日が暮れてしまうのでここは我慢して捜索に当たることにしよう。 「やっぱりいないなー」 先ほどから暇さえあれば、こうしてカンゼオンを展開して先輩と仲間達を探しているのだが、 一向に見つかる気配はない。 【マヨナカテレビ】による謎の連続失踪事件の中で、 シャドウと呼ばれる化け物達相手に生き延びた連中なのだからそう簡単に死ぬわけがないと信じたい。 「先輩はきっと生きているよね」 先輩はただ強いというわけではない。 巨悪に立ち向かう勇気だけではなく、全てを優しく包み込んでくれる寛容を持っている。 それでいてテストで学年一位を取る知識に根性で部活をやり遂げる様はまさに文武両道。 自分の意見を相手が納得できる形で伝えられる伝達力もあるためか、交友関係は異常に広い。 天は二物を与えずとはよく言ったものだが、時には二物どころか万物与えられる人間もいるものだと実感した。 「いいや、絶対生きてるよ! 待っててね先輩、絶対りせが見つけ出してあげるんだから!」 ガッツポーズをとった後、ここから移動するためにペルソナを解除するために、 電波を止める。 そしてペルソナを消すためにリラックスをしようとするときだった。 「オレのそばに近寄るなああーーーーーーーーーッ」 「なに!?」 解除しようとして消えかかっていたりせのペルソナの姿が再び鮮明に映し出される。 直後、彼女に振り上げられた鉄パイプがカンゼオンに止められた。 「ちぃ! 小娘、貴様もスタンド使いか!」 桃色の髪の男がウェーブのかかった長髪を揺らしながら、りせに吐き捨てた。 そして男はりせに向かって鉄パイプを何度も打ち付ける。 「スタンド?」 りせは、男の言う"スタンド"が自分のペルソナのことを指しているのだろうことは理解できた。 それよりも彼女は、男がカンゼオンを見てさほど驚かないほうが気にかかる。 「まさか!」 「そう、そのまさかだ小娘。 キング・クリムゾン!」 男が叫ぶと同時に、網目のタイツに装甲を纏った人型の影が現れる。 非装甲部分から露出される紅い肌はまさにクリムゾン(真紅)といったところだろう。 「見たところ貴様のスタンドはサポートタイプだと見た。 よって我がキング・クリムゾンの敵ではない!」 (やっば!) ファイティングポーズを取った筋骨隆々のキング・クリムゾンに対し、 カンゼオンはひょろっとした女性だ。 おまけに本体の方も、鍛えられた成人の白人男性である。 武器がない現状、日本人の一般女子高生のりせのレベルでは、やはり適いそうにもない。 (じゃあやっぱり) りせは、拳を振り上げるキング・クリムゾンに対し、カンゼオンを防御体勢に移らせる。 彼女のペルソナとは違い、明らかに近接戦闘タイプ。 真っ向から向かっていくのは無謀でしかないのだ。 そして、彼女自身はバックアップ専門なため、戦闘経験は皆無と言ってもよい。 ため息を吐くりせであったが、その顔に絶望の表情はない。 (ここで死んじゃったら、先輩に会えないよね) 愛する人がいるから、信じたい仲間がいるから、道がある限り歩き続ける。 立ちはだかる壁を乗り越えるだけの希望も湧いてくる。 「死ねぇぇぇぇぇ!!!」 「守って、カンゼオン!」 キング・クリムゾンの拳がカンゼオンを打ち付ける。 鈍器で殴ったかのような音が響き、りせは呻きを上げた。 だが、彼女は動くことをせずに防御に専念する。 「どうした小娘! 王の前に怖気づいたか!」 叫びを上げながらもキング・クリムゾンはカンゼオンを殴るのを止めるつもりはない。 「生意気に容姿と電波飛ばすことだけは一流かぁ?」 サンドバッグ状態となっているカンゼオンに対し、 男は出方を伺うこともなく只管殴り続ける。 「玉子も!タケシも!513も!ひよりも!夏奈も!ジノも! いつも死にまくってよぉ・・・・・・それであげく、一発出のキャラが放置され生かされ続ける!」 怒りを拳に乗せてカンゼオンに伝える。 もちろんりせ自身になんの責任があるわけでもない。 「そしてイチローが自重せずガチホモ勢が調子に乗る! こんな取るに足らないぽっと出の小娘のために・・・・・・・・・・・・ この便器に吐き出されたタンカスどもが!! 野比玉子症候群患者に対して・・・・・・・・・・・・!!」 (こいつ一体何いってんの?) 最もそんな男の怒りの意味を、りせが知るはずもない。 ペルソナを展開したときから只管、男の周りに電波を流し続けているだけだ。 「この・・・・・・ ド低脳がァーーッ!」 そしてキング・クリムゾンは今度はカンゼオンの顔面目掛けて拳を突き出した。 「ぬぉ!?」 だがそれはカンゼオンの頬を掠めるだけに終わる。 そしてカンゼオンが男から遠ざかっていく。 りせの選んだ道は逃走。 戦闘能力に差があることは彼女も重々承知、ここは退くに限る。 こんなところで男に構っている暇などないのだ。 早く仲間を探さなければならない。 彼女自身が全力でバックアップできる仲間を。 「逃がすか!」 彼女の意図に気づいたのか、男はキング・クリムゾンに乗用車を手に取らせる。 投げるにしては大きすぎるボールではあるが、まるで紙粘土を扱っているかのように 軽々と持ち上げ、振りかぶった。 キング・クリムゾンの腕を離れた乗用車は、りせ目掛けて飛び込んでいく。 「きゃ!」 りせは、進行方向を真横に変えて、そのまま前方に飛ぶ。 乗用車は、彼女の真後ろを通過し、電柱にぶち当たって爆発した。 そして立ち上がった彼女は、炎上している残骸を迂回し、男の視界から自分を隠して逃走を始める。 「その程度の小細工がこの俺に通用するか!」 キング・クリムゾンはコンクリートの壁を破壊し、その破片を両手に掴む。 燃え盛っている鉄屑を飛び越える勢いで跳躍して、ブロックをりせ目掛けて投げつけたのだ。 「右・・・・・・今度も右!」 りせの言い当てた通り、コンクリートブロックは彼女の右斜め上から飛んできた。 それらはりせのすぐ右側にぶつかり、音を立てて砕け散るだけだった。 (背中に目玉でも付いているのか?) 男は思考する。 彼が追いかけている少女は、 コンクリートブロックが来ることがはじめからわかっていたみたいに、 自分がブロックを投げた直後に斜め左に進路を変えていたのだ。 りせのすぐそばに着地した男は、そのままキング・クリムゾンでりせの後頭部に殴りかかる。 「な!?」 「えーい!」 しかしりせはしゃがんでそれを回避、 そして立ち上がって振り向き様に、キング・クリムゾンの股間を蹴り付けた。 (くぁwせdrftgyふじこlp) スタンドのダメージは本体と共有する。 例え女子高生の蹴りであろうと、動揺していたところに送り込まれた急所への一撃は、 本体にダメージを与えるのに十分であった。 男は股間を抑えて地に伏せる。 そしてその間にりせと彼との差はぐんぐん引き離されていく。 (糞! 糞! 糞! この俺が! 小娘ごときに! ・・・・・・だが) 地面を転がりながらも男は小さくなっていくりせの背中を見つめる。 そして、彼の脳裏に一つの疑問が湧いた。 (あんな能力があるのならば、何故最初から逃げなかった?) りせは、自分の攻撃が予測できるのにも関わらず、態々自分相手に殴られ続けていたのだ。 (おまけにこの電波、さっきから出されているが逃走し始めてからは勢いが弱まっているな) 電波を出し続けるには集中力がいるのか、彼を取り巻く電波の色は薄くなってきている。 (となると能力の発動トリガーはある程度強い電波でないといけないらしい。 何れにせよ厄介だな。 糞が) 自分を解析されるのはあまり喜ばしいことではない。 股間の痛みが和らいできたのか、顔の歪みが痛覚によるものから憎しみによるものへと変わる。 だが、直後それは笑みへと変わった。 (ならば見てみろ! そしてそれを貴様に教えてやる! ・・・・・・キング・クリムゾンの能力をなッ!!) 「はぁはぁはぁ・・・・・・」 ペルソナ、カンゼオンの電波を弱めたりせは、一旦立ち止まって膝に手をつく。 後方を確認する必要はない。 既に男が自分を見失ったことは把握済みだ。 カンゼオンの能力はあらゆるものの分析にある。 かと言って、直接対峙している状況では完全に解析していると時間がかかりすぎるので、 男の攻撃パターンだけでも読んで逃走を始めたのだ。 (あいつはまだ私を見つけていないみたいだけど・・・・・・) 周囲の状況を検索してみても、男らしき人影は自分を探して右往左往しているだけだ。 しかし、距離自体は離れていないので下手するとすぐに追いつかれてしまうだろう。 (まだ完全に解析終わってないけど・・・・・・ここは一旦) ペルソナを出し続けることは精神力を消耗する。 走り続けた肉体の疲労と重なって、今にも倒れそうだ。 りせはカンゼオンの消すために、電波を解除しようと試みた。 (・・・・・・!?) 解析完了。 電波を消す瞬間に自分の脳裏を過ぎったのだ。 能力をうやむやにしたまま、中途半端に解析を終わらせるのは不安要素が残るので、 あまりやりたくないことであったので、本来ならギリギリで解析できたのは喜ばしいことである。 (嘘!? これって、これって・・・・・・!) だが、わかってしまう故に後悔してしまうこともある。 真実は残酷だ。 霧に紛れているそれを手づかみで探すことには苦痛を伴う。 そして知ってしまって更に絶望に沈んでいく。 ならば目を背け、楽に生きるのが賢いというものだろう。 「『空の雲は、ちぎれ飛んだ事に気づかず!』・・・・・・」 (見つかった!?) 男の声が聞こえる。 自分の位置を当てることができたのは、彼の能力のものであろう。 ほぼズレのない未来予知が行えることから、彼は次に彼女が逃げる場所を想定できたのだ。 「『消えた炎は、消えた瞬間を炎自身さえ認識しない!』」 (逃げ、られない・・・・・・) "ズガン"という現象をご存知だろうか。 出番がなく、何が起こったのかすらわかることなく殺されるという現象である。 それは殺し合いの中で起きるドラマの中に面白みを見出しにくいことから、 パロロワ住民からでも嫌悪されているのだ。 だが考えても見て欲しい。 ズガンされる者は、これから殺し合いで苦しむことがない。 更なる悲劇に飲み込まれることも、狂うことも、仮に生還して独りで苦しむ可能性もない。 確かに未練は残るだろうが、これからその身に降りかかる災厄と苦痛に比べてみれば、 何もかもを知らぬがまま、理解できぬまま死に抜く方が幸福だということも言えるのだ。 「『結果』だけだ!!この世には『結果』だけが残る!!」 1897 名前:最近ペルソナ4やったんで・・・・・・[sage] 投稿日:2009/11/29(日) 01 01 44 ID qSo9bzus これからりせに起こるのは、彼女自身自覚してしまった結末。 あらゆる抵抗という"過程"を吹き飛ばされ、ただ残酷に殺されるという"結果" を完全に"解析"してしまったのだ。 「いやだ! いやだいやだいやだ! こんなところで死にたくないよ、先輩・・・・・・」 最愛の青年の姿がりせの頭の中を駆け巡る。 もう自分はあの温もりに抱きしめられることはないのだろうか。 二度と会えなくなる事実だけが、彼女の心を闇に沈めていった。 「じゃあ死「さっきから釘宮ボイスでうるさいんだよぉぉぉぉぉぉ!!!」 紅い閃光がキング・クリムゾンを切り裂く。 閃光に包まれた人影が、更にキング・クリムゾンをアッパーで殴り飛ばし、 同時に男自身もスタンドに引きずられてコンクリートの壁に激突した。 「あ、あれ?」 そしてりせは見た。 テレビの撮影で共演したような特撮ヒーローが彼女の前に立っていたのだ。 太陽が沈み、暗闇に染まる地表を、真紅に発光するスーツのラインだけが照らしている。 「釘宮ボイスで叫んでいるからてっきり(ryやうるちゃいだと思ったんだが誰だあんた?」 「わ、私は」 「貴様ら!」 「おっと、流石にディアボロでもこれは生きてたか」 りせがヒーローに答えようとすると、ディアボロと呼ばれた男は彼らを睨みつける。 「気をつけて! あいつの能力は・・・・・・」 「知っているから黙っていろ!」 ヒーローに静止されたりせは、不満げながらも後方に下がり始める。 同時にキング・クリムゾンとヒーローは、互いにファイティングポーズをとる。 「そんな格好してジャパンのヒーローごっこしてんじゃねえ!」 「"ごっこ"じゃねえ。 今の俺はファイズ、仮面ライダーファイズだ!」 ファイズと呼ばれた戦士は、ディアボロに向かって殴りかかった。 が、ディアボロは不敵な笑みを浮かべて能力を発動させた。 「キング・クリムゾン!」 ファイズの拳がディアボロを通過するが、ファイズ自身はそれを自覚することはない。 キング・クリムゾンによって吹き飛ばされている時間の間、 ディアボロ以外の全ての生物が無意識的にしか行動できないのだ。 (我がキング・クリムゾンは王。 兵士が王に勝てるわけがなかろう) 己に知覚させずにダメージを与えたことから、 ファイズがスタンド相手にやりあえる戦士だということは、ディアボロは一目で見抜いた。 だからディアボロは能力を使う。 りせみたいに遊びではなく、最初から本気で立ち向かう。 (背中ががら空きだ) ファイズを突き抜け、ディアボロは彼の背後で拳を振り上げる。 キング・クリムゾンの能力は十数秒の任意の時間を吹き飛ばすこと。 その間、本体はあらゆる生命の干渉を受けないため、攻撃を回避することができるのだ。 「喰らえ!」 能力を解除したディアボロは、背後からファイズを殴りつける。 無防備になった背中に打ち付けられる一撃は、確実に体勢を崩すことができるだろう。 そしてそのまま能力をうまく使って、理解させぬまま勝利を掴むのだ。 しかし、慢心とも言えるその心に不意の一撃が襲い掛かった。 「あべし!」 「バレバレなんだよ」 ファイズの回し蹴りが直撃し、ディアボロは路上に転がる。 頬を摩り起き上がったディアボロの表情は、疑惑のものへと変わっていた。 (どういうことだ? やつも攻撃の予測ができるのか? 見たところ電波を飛ばしているところはなかったが・・・・・・まあいい) 「キング・クリムゾン」 凝りもせずに、ディアボロは再びキング・クリムゾンの能力を発動させる。 今度の狙いは背中ではなく腹。 仮面の下のすまし顔を歪ませてやろうと、 ファイズの懐へと潜り込んだ。 「甘い」 「ひでぶ!」 しかし今度は、キング・クリムゾンの頭に肘鉄が炸裂し、 ディアボロは地面に叩きつけられる。 自分を見上げるディアボロに対し、ファイズは言い放つ。 「お前のスタンド、キング・クリムゾンの能力は "時を吹き飛ばし、その時間を自分だけが干渉されず動き回れる"ということだ。 だから発動中はどんな攻撃でもすり抜けてしまう」 (ああ、そうだ。 だがそれがどうした) 「だが、逆に言えば自分からも相手に干渉することができない。 攻撃を仕掛けるには能力を解除しなければならない」 「キング・クリムゾン」 淡々と言い放つファイズを尻目に、ディアボロはキング・クリムゾンを発動させ、 時を吹き飛ばす。 体勢を立て直すため、一旦距離を置くことを選んだのだ。 そして、自分がぶつかったコンクリートの破片を掴み、 それをファイズにむかって投げると同時に能力を解除する。 「だから、お前が何してくるか想像してりゃ割りと対策はできるんだよ」 ファイズは現れたブロックを拳で打ち砕く。 予め、ディアボロの能力を知っているため、 彼は景色が切り替わることを意識に置いておけばよい。 突然ディアボロの位置が変わっていたら、それは彼が能力を発動させたという証拠。 ならば後は正面を左右を確認して、ディアボロを攻撃すれば良いのだ。 もっともそれができるのは、彼がオルフェノクだという人を超えた存在であるからなのだが。 Exceed Charge- ファイズがレーザーポインターを右足に付け、ベルトの携帯のEnterキーを押すと同時に、 電子音声が響き、ボディのラインを渡る閃光が脚部に収束していく。 「オラァ!」 (このままでは!) キング・クリムゾンがファイズに蹴り飛ばされる。 キング・クリムゾンの能力は、前の使用から2~3秒置かないと使うことができないため、 この攻撃を回避することができなかった。 スタンドに引き寄せられて、ディアボロは宙に浮いてしまう。 「でやぁぁぁぁぁぁ!!!」 ファイズの右足から出された紅い円錐がディアボロを捉える。 そして、斜め上に向かってファイズの伝家の宝刀、クリムゾンスマッシュが炸裂した。 「くっ! キング・クリムゾン!」 刹那、ファイズの身体がディアボロを通過する。 紙一重でキング・クリムゾンを発動させてかわしたのだ。 (しかしこれ以上は・・・・・・) 死に続けたブランクなのか、どうにも体力の消耗が激しい。 ディアボロは、時を吹き飛ばすといっても物理法則を無視することはできない。 よって、このままスローモーションで上がっていくファイズを見つめることしかできないため、 これ以上能力を発動しても力を浪費するだけだ。 (解除するか・・・・・・) Exceed Charge- 「待っていたぜ、このときを!」 解除した瞬間、ディアボロはナックルを装着したファイズが空中で拳を構えている姿を見た。 足に集まっていた光が、今度は腕に収束する。 (畜生! 畜生! 畜生!) クリムゾンスマッシュが通過した後、ファイズとディアボロの距離は数メートルまで離れてしまった。 キング・クリムゾンの能力に巻きこめる範囲は2メートルが限界。 このまま能力を発動させたところで、何の意味もない。 「やぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 ファイズとディアボロの距離はみるみる縮む。 だが、同時にディアボロの顔に笑みが戻った。 (阿呆が! 自分から範囲に飛び込んできやがった!) 「オラァ!」 だが、予想に反して拳が飛んでくることはなかった。 ファイズは左手で、フォンブラスターと呼ばれる銃を取り出し、 フォトンエネルギーを放つ。 (なんだあの銃は!?)「キング・クリムゾン!」 銃の威力は知っている。 それが特撮ヒーローが使うものなら、なおさら恐ろしいものだということは理解できる。 だから発動させるしかなかった。 避けるために使うしかなかったのだ。 スタンドを使って地面に着地したディアボロは、 フォトンエネルギーが炸裂するコンクリートの地面を見ながら能力を解除した。 「べげ!!」 着地したファイズは地面を蹴り、ディアボロまで一気に距離を詰めてキング・クリムゾンをグランインパクトを放つ。 スタンドの腹にめり込む拳にフォトンブラッドが注ぎ込まれ、φの字を浮かべてキング・クリムゾンは消滅した。 「また・・・・・・ズガンか・・・・・・」 ディアボロはそう嘆きながら、倒れていった。 「大丈夫か?」 「あ、うん、ありがとう」 あの怖い男の人が倒れた後、私は、ファイズというヒーローにお礼を言った。 そしてファイズの身体が光り始めたかと思うと、装甲が消え始めたのだ。 (結構かっこいいかも) 決して惚れたわけじゃないけど、素直に思ってしまったんだから仕方が無い。 素顔のファイズの姿は茶髪のセミロングのイケメンだった。 最近の特撮もイケメン以外は変身しないって聞いたけど、 それが現実でも一緒だったんだからえらい偶然を感じてしまう。 「そういえばお前、釘宮声だったけどなんていうんだ?」 「釘宮声? ああ」 釘宮というのは声優の人で、私役の声を当てている人のこと。 私だってこの世界のことは承知済みだ。 マヨナカテレビでの私と先輩達の活躍劇がゲーム化されているなんて知ったときはびっくりしたけど、 同時に私以外の女の子ともつき合えることを知って落胆した気持ちの方が大きい。 「私はりせ。 久慈川りせっていうの」 「りせ、か。 知らんな。 まあいい、俺は5/。 ちなみにさっきのは仮面ライダーファイズな」 5/という変わった名前の男の人は、φの印が付いた携帯と銀のベルトを私に見せる。 そして私達はしばらく彼と一緒に話して情報交換をしたのだ。 私が先輩や仲間を探していることや、彼が一度死んだけど気づいたら生き返ったっていう不思議な体験をしたこと。 でも、彼がマーラ様の人っていう男に造られて、"6/"っていう人を殺す命を受けたということには、 はっきり言って反吐が出た。 5/さんが一見そっけない男の人だけど、私を助けてくれたことから決して悪い人でないことはわかる。 殺し合いなんてやりたい人だけがやればいいんだよ全く。 「とりあえず俺はマーラ様の人を探すが、あんたはどうする?」 「どうするも何もあんたと行動するしかないでしょ。 それともか弱い女の子を置いて行くつもり?」 「文句言うならディアボロと一緒に置いて行くぞ」 「それはいや!」 ピンク色の髪の男の人は、相当疲れているのか起き上がる様子はない。 私的に、彼が死んでいないのは安心した。 襲われた立場の私がいうのもなんだけど、 あの人もこの殺し合いの中で狂ってしまっただけだから、死なない方がいいと思ったんだ。 かと言って説得できる保証も無いので、一緒にいるのは真っ平ごめんであるが。 (糞が! 俺はまたこうなるのか!?) ディアボロは死に続ける自分に嫌々していた。 野比玉子はカオスロワでの扱いに嫌悪し、覚醒した。 513も、死に続ける自分を下らない幻想と称してぶち壊し、反逆を遂げた。 ならば自分も、自分もここで下克上を遂げようではないか。 まずは手始めに、CV 釘宮の小娘を殺してしまおう。 マーダーという立ち位置についてしまえば、少なくとも即ズガンは免れるはずだ。 (イエローモンキーどもめ、俺を生かしたことを後悔するがいい!) ディアボロは談笑している5/とりせに気づかれないように呼吸を整え、 キング・クリムゾンを発動できるだけのパワーを回復する。 無防備の今なら例え5/といえども、殺すことができてしまうのだ。 (喰らえ、キングクリム「もしかしてお前こう思ってるか? 『自分はスタンド使いだ。メッチャ強い。時を吹き飛ばせる。 だから無防備なあいつらを殺せる。自分は死なない。勝つのは俺だ―――』って」 (な!?) 「ズガン役はズガンがお似合いなんだよ! ペルソナァ!」 「なんだ!?」 「ペルソナ!?」 5/とりせは、第三者の男の叫びに思わず振り向く。 そして彼らは驚くとともに目の前の物体を凝視する。 「」 「な、な、な、なによあれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 そしてその先端はディアボロのケツを貫いていた。 あまりの光景に5/は台詞が出せず、りせは顔を紅くして悲鳴を上げる。 聳え立つ緑色のテカテカした傘が小さいキノコの物体を、 二人は視界から消すことができない。 「マララギダイン」 「アッーーーーーーーーーー!!!」 直後、緑色のねばねばした炎がディアボロを襲ったのだ。 菊門から注入された炎を口、目、耳、あらゆる穴から噴出し、 その肉体を燃やしていく。 限りある生命が悲鳴を上げて消滅している様を、二人は見ていることしかできなかった。 あっけに取られていたりせの顔も青く染まっている。 緑の巨塔が消え、一人の男の姿が二人の前に現れた。 「よう5/。 死んだと思ったら生きていたんだな」 「マーラ様の人、今のは一体・・・・・・」 「挨拶そうそうそれかよ。 しかもりせちー連れてるとはGJじゃないか」 私達の目の前に現れた男の人は、5/さんとは打って変わってオタク臭がする青年だった。 この人が殺し合いをさせるために5/さん含む何人もの人間を造ったのだ。 りせちーって言うことから、彼は私のことを知っているらしいが、あまりいい気分はしない。 「おいおいりせちー、そんな目で俺を見ないでくれ。 いいぞ、もっとやれ」 「悪ノリしないでさっさと答えろ。 俺はこれから何をすればいい」 5/さんがマーラ様の人に尋ねるけど、マーラ様の人はへらへら笑ったままだ。 この人は、殺し合いに乗っているどころか、殺し合いを開いている人物と同レベル。 油断してはいけない。 「じゃあお前の力を教えてくれ」 「仮面ライダーファイズのベルトとファイズの強化アイテム、ファイズアクセルだ」 「不十分だな。 やっぱ一人じゃそんなもんか」 この男は、勝手に聞いといて用済みとばかりに手を振っている。 あのヒーローすごく強かったのにどこがダメなんだろう。 「それだけじゃ到底あいつに勝つことはできない。 だからお前は今はりせちーを守っていろ」 「あいよ・・・・・・」 「どうした?」 「あんた、小早川ゆたかと南春香以外の女に興味はなかったんじゃなかったのか?」 「最近ラジオでペルソナ4やってりせちーにはまっているって言っただろう。 これだけ惚れるのは久しぶりなんだよ・・・・・・ってラジオって俺何言っているんだ」 「知るか」 「私は先輩一筋だもん」 ファンということはうれしいけど、こんなファンが寄るのは喜ばしくない。 大体私は先輩一筋なんだ。 他の男となんか絡めるか。 「ちょっと」 「おおう紫か」 今度は名前の通り、全身紫の服の女の人がマーラ様の人の傍に現れた。 綺麗なんだけど、ちょっと老k・・・・・・睨まれた。 ごめんなさい。 紫は、私と5/さんを見渡した後、軽く会釈した。 「あんたが6/のレプリカねぇ」 「人の顔じろじろ見んなよおばさん」 って5/さんそんなこと言ったらダメ! 紫さんの顔が笑顔から笑ってない笑顔になったよ。 「おい紫、あんまりかっかすんな。 それよりも霊夢はいたか?」 「ええ、残念なことにこの世界の霊夢も既に死んでるみたい」 「そうか、じゃあここにはもう用は無いな」 マーラ様の人が言うと、紫さんは手を前に向かって突き出す。 するとハサミで切り裂いたかのように空間が破けたのだ。 多分これが彼女の能力なのだろう。 「そうだ5/。 後で他のレプリカと一緒にイナバ製作所に呼ぶからりせちーと一緒に居ろよ。 時期が着たら紫がそっちにいくからよ」 「イナバ製作所ねぇ」 確か『100人乗っても大・丈・夫!』がキャッチフレーズの物置作っている会社だ。 あの強度は素直にすごいと思うけど、なんでそんなところ選んだのだろうか。 考えている内に、二人は空間の隙間の中へ入っていく。 だが、マーラ様の人が間抜けな声を出したかと思うと、私の方に振り向いた 「そうだりせちー」 「・・・・・・なんですか?」 「恋人なんだから、先輩よりも"名前"で呼んだらどうだ?」 「え?」 「ったく勝手に現れた癖に勝手に消えやがった」 「・・・・・・」 「おいどうしたんだ? りせ」 5/が黙るりせの顔を覗き込む。 彼女の表情は先ほどとは違い、影が差していた。 見開かれた目は、微かに潤んでいる。 「どうしたんだ! しっかりしろ!」 「・・・・・・せなぃの」 「は?」 「思い出せないの! 先輩の! 先輩の名前がどう頑張っても出てこないの!」 「それってどういうことだよ」 涙を零すりせに疑問を浮かべる5/であるが、 彼女は頭を抱えながら叫ぶだけだ。 「先輩との出会い、先輩との思い出、先輩の温もり、全部全部しっかり覚えている! なのに! 先輩の名前が思い出せないのぉ・・・・・・」 (記憶喪失? いや違うか) 5/は、咄嗟に湧いてきたキーワードを否定する。 記憶を失っているのなら、思い出どころか顔すら覚えていないのが一般的だ。 思い出すとしたら、何かのショックなどを受けるか、本人に関係した人物に会うぐらいしかないだろう。 りせが、"先輩"と呼ばれる人物を愛しているのは明確だ。 そして彼女が彼と様々な物語を生み出しているということも承知の上である。 だからこそ、名前"だけ"というのはあまりにもピンポイントな記憶喪失なのだ。 「思い出そうとしても"ああああ"なんて変な言葉が出てくるだけなの・・・・・・」 「わかったから今は休め。 すぐにここを離れるからな」 困惑するりせに落ち着くように促して、 5/は思考する。 ("ああああ"? なんだ、そのRPGで嫌がらせにつけそうな名前は) 突然だがりせの先輩、つまりペルソナ4の主人公の名前は、 私達から見れば特にデフォルトネームが決まっているわけではない。 りせの元居た世界ならば個別の名前があったのだろうが、 生憎、ゲームとしてのペルソナ4が浸透しているこの世界に置いては、 ペルソナ4主人公の名前は特になんだと固定されていないのだ。 忠告しよう。 この世界のペルソナ4主人公は【固定名前を持たないRPG主人公】である。 それが、現テラカオスバトルロワイアルの黒幕と関連していることを、彼らはまだ知る余地もない。 「あ、そーだ5/さん」 「今度はなんだ」 「お弁当食べる? 昼に食べたおにぎりがまだ残っていたの」 「せっかくだから・・・・・・辛っ!」 りせは辛党だった。 【二日目・19時10分/新惑星東京】 【5/@現実?】 【状態】健康、オルフェノク化 【装備】ファイズギア 【道具】ファイズアクセル 【思考】基本:りせを守る 0:何このおにぎり辛い 1:小早川ゆたか、南春香を発見した場合は、マーラ様の人に報告する 2:マーラ様の人の指示を待つ 【久慈川りせ@ペルソナ4】 【状態】健康 【装備】ペルソナ(カンゼオン) 【道具】支給品一式、PSP 【思考】基本:先輩(ペルソナ4主人公)と仲間を探して殺し合い打倒 0:これが大人の味なんだから 1:5/と行動する 2:先輩(ペルソナ4主人公)の名前を思い出す ※ペルソナ4主人公と恋人になってからの参戦です ※ペルソナ4主人公の名前が、「ああああ」によって消されています ※マーラ様の人を警戒しています 「それにしてもあんたのアレ、卑猥すぎるわね」 「アレはやっぱり俺が持たないとおかしいだろう」 隙間の中で、マーラ様の人と紫が談笑している。 彼らが言う、"アレ"というのはマーラ様の人のペルソナのことだ。 ペルソナとは、己の心の分身を、神話に関連した人物や神々、 時には過去の英霊の名を継いで作り出されるもののことである。 よって、彼の作り出すマーラは、決して現在カオスロワで奮闘しているご立派様と関係しているわけではない。 しかしその力もマーラ様そのものとまではいかなくても、決して侮れるものではない。 魔王マーラの得意属性は火。 以前、39/との戦闘でエターナルフォースブリザードを防いだのも、 このペルソナのおかげなのだ。 「それにしてもいいの? 5/ての回収しなくて」 次の話題は5/のことだ。 マーラ様の人は、隙を見て6/レプリカを回収する予定だったのにも関わらず、 先ほど5/と会った時には待ち合わせの連絡をしただけなのだ。 「いいのいいの、あんまり大人数にしすぎると空気化してあっというまにズガンされちまうからな」 それにやつ程度の戦力なら、あっても無くても6/と戦うには問題ない。 だからもっと使えるレプリカから回収していく。 これから会うだろう12/みたいにな」 5/が持つ仮面ライダーファイズの力も決して弱くはない。 身体能力は平成ライダー下位であるが、エネルギー源となっているフォトンブラッドは 核をそれを遥かに上回る猛毒なのだ。 それを使って戦うファイズは、対生物には他のライダーよりも優位であるといえよう。 「そんなに強いんだ、12/って」 「力の問題じゃないさ」 バトルロワイアルで生き残るには単純な力だけではなく、知力も必要。 ある程度の力を持っていながら、それを隠して暗躍できる12/の方が、ロワに置いては頼りになる。 その点を考えれば、5/はあまり良い方とはいえない。 ファイズの装着者、乾巧に似たのか人をあまり寄せ付けようとしない素振りや、 根は熱いところ、そして対主催になりそうな性格はロワには向かないのだ。 (単純にゆたかのところに会いに行きたいだけじゃないかしら?) と紫は思ったが、ややこしくなりそうなので口には出さなかった。 が、それでも疑問というものは湧くものである。 「うん、じゃありせちーって娘は? ゆたかや春香って娘みたいに好きなんでしょ」 「あ」 【二日目・19時10分/隙間の中を移動中】 【マーラ様の人@カオスロワ書き手】 【状態】尻から出血(治療済み)、疲労(小) 【装備】拳銃(5/6)、メイド服、イナバ製作所製パニッシャー(重機関銃残弾30%、ロケットランチャー残弾4発) 【道具】ノートPC、支給品一式 【思考】 基本:数十人の6/レプリカを指揮、八雲紫と協力して本物の◆6/WWxs9O1s氏を殺す 0:やっべ 1:邪魔をする奴は殺す(一部例外あり) 2:12/のところへ向かう 3:6/のレプリカ(0/~13/)たちは隙を見て指示、及び回収 4:5/とは後にイナバ製作所で待ち合わせする。 ※6/レプリカを作ったのは彼です ※ペルソナ:塔『マーラ』が召喚できますが、疲労の度合いはスタンドと大体同じです。 【八雲紫@東方Project】 【状態】健康 【装備】日傘 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 基本:マーラ様と協力しつつも、バトルロワイアルの終焉のために動く 0:やれやれね・・・・・・ 1:マーラ様に協力し、幻想郷崩壊を止める 2:カオスロワ世界の霊夢も死んでいて残念 ※スキマでの移動は制限がかかっています 【今日のディアボロ@ケツからマララギダインで焼却されて死亡】