約 2,006,941 件
https://w.atwiki.jp/kibun/pages/8.html
どこかオススメの美容院などはないでしょうか? 現在のコメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/ff3data/pages/83.html
お勧めの武器 ・覇笛ハウカムトルム【音色:123】 ★★★ 攻撃力:1300 無属性 会心率:40% スロット:--- 主に覇竜(アカムトルム)の素材で生産可能です。攻撃力の高さと40%もの会心率はとても強いです。演奏の体力回復【大】はとても役にたちます。多少切れ味の低さは問題です。 使用できる効果 移動力アップ はじかれ無効 体力回復【小】 体力回復【大】 聴覚保護【大】 暑さ無効 オススメの吹き方 ※→へどんどん吹いていく 112213321 ・ウォーコンガ【音色:123】 ★★☆ 攻撃力:1196 無属性 会心率:0% スロット:○-- 骨笛→ウォードラム→ウォードラム改→ウォーボンゴ→ウォーコンガと強化ができます。主にコンガ系、ブランゴ系の素材がいります。Gクラスチケットがあればウォーボンゴを簡単に生産できます。無属性だが、演奏の攻撃力強化【大】で絶大な攻撃力になることができます。 使用できる効果 移動力アップ はじかれ無効 攻撃力強化【大】 防御力強化【小】 火耐性強化【小】 龍耐性強化【大】 オススメの吹き方 ※→へどんどん吹いていく 11331332 ・龍木ノ笛【宿神】 【音色:123】 ★★★ 攻撃力:884 麻痺属性:220 会心率:0% スロット:○○- 龍木ノ笛→龍木ノ笛【宿神】と強化でつくれます。これはかなり良いです。麻痺属性があるうえに、演奏効果もかなり良いです。特に強走効果【大】や攻撃力強化【大】はとても使えます。とてもサポートになるオススメの武器です。 使用できる効果 移動力アップ はじかれ無効 攻撃力強化【大】 体力増加【大】 風圧軽減 強走効果【大】 オススメの吹き方 ※→へどんどん吹いていく 1122323133 ・ヴォルカニックロック【音色:123】 ★★★ 攻撃力:988 火属性:320 会心率:0% スロット:--- ウォーハンマー→ウォーハンマー改→スパイクハンマー→スパイクハンマー改→ガンズ=ロック→ガンズロックll→ヴォルカニックロックと言う強化でつくれます。主に岩竜(バサルモス)の素材がいります。演奏効果で耐震ができシェンガオレンに最適。寒さ無効&耐雪ができドドブランゴ、雪山のクシャルダオラに最適。 使用できる効果 移動力アップ はじかれ無効 寒さ無効&耐雪 麻痺無効 耐震 雷耐性強化【小】 氷耐性強化【大】 龍耐性強化【大】 オススメの吹き方 ※→へどんどん吹いていく 1133213 ・フルフルフルート【音色:123】 ★★☆ 攻撃力:884 雷属性:480 会心率:0% スロット:○○- 骨塊→サイクロプスハンマー→アトラスハンマー→フルフルホルン→フルフルホルン改→フルフルフルートと強化でつくれます。主にフルフルの素材がいります。演奏で属性を強化する効果の量が多いです。特に属性攻撃力強化は良いです。 使用できる効果 移動力アップ はじかれ無効 属性攻撃力強化 火耐性強化【大】 水耐性強化【大】 雷耐性強化【大】 龍耐性強化【小】 オススメの吹き方 ※→へどんどん吹いていく 323113221 ・ブラッドフルート【音色:123】 ★★★ 攻撃力:988 雷属性:380 会心率:0% スロット:○-- 骨塊→サイクロプスハンマー→アトラスハンマー→フルフルホルン→フルフルホルン改→ブラッドホルン→ブラッドフルートと強化でつくれます。主にフルフル亜種の素材がいります。フルフルフルートよりオススメできると言えます。どっちかと言うとこちらをつくる方が良いです。演奏効果の攻撃力強化【大】と防御力強化【大】は特にオススメ。切れ味ゲージ+1をすれば白ゲージが長くとても良いです。 使用できる効果 移動力アップ はじかれ無効 攻撃力強化【大】 防御力強化【大】 回復速度【大】 オススメの吹き方 ※→へどんどん吹いていく 11332321 ・ドスギアバルーン【音色:123】 ★★☆ 攻撃力:1040 氷属性:180 会心率:0% スロット:--- 骨塊→ギアノスバルーン→ギアノスバルーン改→ドスギアバルーンと強化でつくれます。主にドスギアノスの素材でつくれます。結構つくり易くて良いです。ラージャンなどに最適です。演奏で体力を回復できて良いです。 使用できる効果 移動力アップ はじかれ無効 体力回復【小】&解毒 体力回復【大】&消臭 暑さ無効 オススメの吹き方 ※→へどんどん吹いていく 1121323 ・ゴルトリコーダー【音色:123】 ★★★ 攻撃力:988 龍属性:380 会心率:0% スロット:○-- ウォーハンマー→ウォーハンマー改→ウォーメイス→アイアンストライク→アイアンストライク改→アンヴィルハンマー→サクラノリコーダー→サクラノリコーダー改→ゴルトリコーダーと強化でつくれます。主にリオレイア亜種・希少種の素材でつくれます。龍属性がとても良いです。風圧無効を2回繰り返して演奏すると風圧完全無効の効果ができ、クシャルダオラに最適です。演奏で千里眼ができ自動マーキングがなくてもよいのでとても良いです。 使用できる効果 移動力アップ はじかれ無効 千里眼 風圧無効 強走効果【大】 気絶無効 オススメの吹き方 ※→へどんどん吹いていく 113323231 龍木ノ笛 攻撃力780 緑ゲージ 音色【紫・青・赤】 麻痺蓄積140 ↓強化 龍木ノ笛【宿神】 攻撃力884 青ゲージ 音色【同上】 麻痺蓄積220 龍木ノ笛生産:20000z 龍木×2 龍苔×3 モンスターの体液×10 雷光虫×20 竜木と龍苔はトレネコでそれぞれ森丘と沼地で、モンスターの体液は買えるけど、ランゴ等の剥ぎ取りが良いでしょう。雷光虫は、農場や各所虫網で。 龍木ノ笛【宿神】派生: 龍神木×2 龍神苔×4 ポッケチケットG×1 龍神木と龍神苔は、トレネコでそれぞれ森丘と沼地、火山で1000ptあずけるとたまにとってきます。ポッケGは集会所の入り口の所にいる女性から進めていくともらえるようになります。 旋律:攻撃力強化〔大〕 紫→赤→赤 2回でさらにUP 体力増加〔大〕 赤→青→赤→紫 風圧〔軽減〕 青→青→赤 2回で風圧〔無効〕 強走効果〔大〕 紫→青→青 ブロンズベル 攻撃力936 緑ゲージ 音色【紫・青・黄】 防御力+24 ↓強化 ガオレンズベル 攻撃力1092 青ゲージ 音色【同上】 防御力+34 ブロンズベル生産:35000z 砦蟹の鋏×2 砦蟹の甲殻×6 砦蟹の背甲×2 鉄鉱石×20 砦蟹の~は、シェンガオレンから手に入ります。 ガオレンズベル派生:85000z 砦蟹の尖爪×4 砦蟹の堅甲×4 砦蟹の堅殻×6 Gクラスのシェンガオレンから入手できます。★8からの緊急クエスト(HR6が条件) 旋律:風圧〔完全無効〕 青→青→黄→紫 強走効果〔大〕 紫→青→青 水耐性強化〔小〕 黄→青→紫 竜耐性強化〔大〕 紫→黄→黄 ソニックビードロー 攻撃力624 緑ゲージ 音色【白・黄緑・黄】 ↓強化 ソニックビードロー改 攻撃力728 青ゲージ 音色【白・黄緑・黄】 ↓強化 クイーンビードロー 攻撃力832 白ゲージ 音色【紫・黄緑・黄】 ソニックビードロー生産:2340z ライトクリスタル×2 ランゴスタの羽×6 カンタロスの羽×6 キラビートル×5 農場や虫あみ、ピッケル、剥ぎ取りで手に入ります。 ソニックビードロー改派生:3285z ドスヘラクレス×3 ランゴスタの羽×20 カンタロスの羽×20 こちらも農場や虫あみ、剥ぎ取りで手に入ります。 クイーンビードロー派生: ノヴァクリスタル×2 ランゴスタの薄羽×15 カンタロスの薄羽×15 少々ランクは高いですが、やはり農場やピッケル、剥ぎ取り等で手に入ります。 旋律:【白・黄緑・黄】 回復〔小〕&解毒 白→黄緑 回復速度UP〔小〕 黄緑→黄緑→黄 氷耐性強化〔小〕 黄→黄緑→白 龍耐性強化〔小〕 白→黄 旋律:【紫・黄緑・黄】 回復〔小〕 紫→黄緑 回復〔中〕 黄緑→紫→黄 精霊王の加護 黄緑→黄→紫→黄 氷耐性強化〔大〕 黄→黄緑→紫 龍耐性強化〔大〕 紫→黄→黄 覇笛ハウカムトルム 攻撃力1300 緑ゲージ 音色【紫・水色・黄緑】 会心率40% 覇笛ハウカムトルム生産:100000z 覇竜の尻尾×1 覇竜の大牙×2 覇竜の上鱗×8 獄炎石×5 大変ですが、★8から緊急クエスト、『起源にして、頂点』(HR6が条件)をやってアカムトルムの素材がとれ、獄炎石は、Gクラスの火山エリア6でピッケルを使うのが最も確実で早いと思いますが、トレネコの火山1000ptでもとってきます。お好きなほうで。 旋律:聴覚保護 〔大〕 水色→水色→黄緑→紫 体力回復〔小〕 紫→黄緑 体力回復〔大〕 黄緑→黄緑→紫→水色 暑さ無効 水色→黄緑→水色 4、お勧めの装備 ボーンSシリーズ:防御力44 耐性 火2 水2 雷-2 氷-2 龍-2 トータル:防御力221 耐性 火10 水10 雷-10 氷-10 龍-10 →強化すると最高で291まで上がると思います。 ボーンSヘルム スロット2 スキル:盗み無効+2 地図-2 食事+2 笛+1 ボーンSメイル スロット1 スキル:盗み無効+2 地図-2 食事+2 笛+1 ボーンSアーム スロット1 スキル:盗み無効+2 地図-2 食事+2 笛+3 ボーンSフォールド スロット1 スキル:盗み無効+2 地図-2 食事+2 笛+3 ボーンSグリーヴ スロット1 スキル:盗み無効+2 地図-2 食事+2 笛+3 トータル:スロット6 笛11 食事10 盗み無効10 地図-10 スキル:笛吹き名人 早食い 盗み無効 地図無効 ここで問題になる地図無効ですが、装飾品の『地図珠』をつければ問題ありません。(地図は必要ないとおっしゃる方もいると思いますが) 地図珠をつけてもスロットが5コ余るので、自分の好きなスキルを組み合わせることもできます。 フルフルホルン派生系 名称 値段 攻撃 特殊効果 斬れ味 会心 スロット 強化素材 生産素材 音色 楽譜 フルフルホルン| 2790z 624 雷200 lllllllllllll lllllllllllllll 0% O-- ※アトラスハンマーからブヨブヨした皮*3アルビノエキス*4電気袋*2 ブヨブヨした皮*5電気袋*4マカライト鉱石*6竜骨【大】*6 ♪♪♪白青黄 強走効果【小】属性攻撃力強化火耐性強化【大】水耐性強化【大】雷耐性強化【大】龍耐性強化【小】 |└フルフルホルン改 | 5040z 780 雷290 llllllllllllllll lllllllllllllllllll 0% O-- ブヨブヨした皮*8アルビノの中落ち*1上竜骨*4 ♪♪♪白青黄 同上 | ├フルフルフルート | 30000z 884 雷480 lllllllllllllllllll llllllllllllllllllllll 0% OO- 真珠色の柔皮*6アルビノの霜降り*1電撃袋*5 ♪♪♪白青黄 同上 | └ブラッドホルン | 40000z 936 雷320 lllllllllllllll llllllllllllllllll 0% O-- 魅惑色の翼膜*2魅惑色の柔皮*8電気袋*5 ♪♪♪紫緑赤 攻撃力強化【大】防御力強化【大】体力回復【小】回復速度【大】 | └ブラッドフルート 50000z 988 雷380 llllllllllllllll 0% O-- 魅惑色の翼膜*6竜玉*2電撃袋*5 ♪♪♪紫緑赤 同上 ソニックビードロー系 名称 値段 攻撃 特殊効果 斬れ味 会心 スロット 強化素材 生産素材 音色 楽譜 ソニックビードロー| 2340z 624 llllllllllllll llllllllllllllllll 5% --- ライトクリスタル*2ランゴスタの羽*6カンタロスの羽*6キラビートル*5 ♪♪♪白緑黄 体力回復【小】&解毒回復速度【小】氷耐性強化【小】龍耐性強化【小】 |└ソニックビードロー改 | 3285z 728 lllllllllllllllll llllllllllllllllllll 10% --- ドスヘラクレス*3ランゴスタの羽*20カンタロスの羽*20 ♪♪♪白緑黄 同上 | └クイーンビードロー 55000z 832 llllllllllllllllllll llllllllllllllllllll 15% O-- ノヴァクリスタル*2ランゴスタの薄羽*15カンタロスの薄羽*15 ♪♪♪紫緑黄 体力回復【小】体力回復【中】回復速度【小】精霊王の加護氷耐性強化【大】龍耐性強化【大】 龍木ノ笛系 名称 値段 攻撃 特殊効果 斬れ味 会心 スロット 強化素材 生産素材 音色 楽譜 龍木ノ笛| 20000z 780 麻150 lllllllllllllll llllllllllllllll 0% --- 龍木*2龍苔*3モンスターの体液*10雷光虫*20 ♪♪♪紫青赤 攻撃力強化【大】体力増加【大】風圧軽減強走効果【大】 |└龍木ノ笛【宿神】 75000z 884 麻220 lllllllllllllllll lllllllllllllllllll 0% OO- 神龍木*2神龍苔*4ポッケチケットG*1 ♪♪♪紫青赤 同上 ブロンズベル系 名称 値段 攻撃 特殊効果 斬れ味 会心 スロット 強化素材 生産素材 音色 楽譜 ブロンズベル| 35000z 936 防+24 lllllllllllllll lllllllllllllllllll 0% --- ※アンヴィルハンマーから砦蟹の鋏*1砦蟹の甲殻*4砦蟹の尖爪*1 砦蟹の鋏*2砦蟹の甲殻*6砦蟹の背甲*2鉄鉱石*20 ♪♪♪紫青黄 風圧完全無効強走効果【大】水耐性強化【小】雷耐性強化【大】龍耐性強化【大】 |└ガオレンズベル 85000z 1092 防+34 lllllllllllllllll lllllllllllllllllll 0% --- 砦蟹の尖爪*4砦蟹の堅甲*4砦蟹の堅殻*6 ♪♪♪紫青黄 同上 サクラノリコーダー系 名称 値段 攻撃 特殊効果 斬れ味 会心 スロット 強化素材 生産素材 音色 楽譜 サクラノリコーダー| 25000z 884 龍290 llllllllllllll lllllllllllllllll 0% O-- ※アンヴィルハンマーから桜火竜の鱗*5桜火竜の甲殻*2ドラグライト鉱石*5 桜火竜の鱗*6桜火竜の甲殻*4ドスビスカス*10キラビートル*10 ♪♪♪白空青 千里眼風圧無効強走効果【小】 |└サクラノリコーダー改 | 70000z 936 龍340 lllllllllllllll lllllllllllllllllllll 0% O-- 桜火竜の上鱗*7桜火竜の堅殻*5雌火竜の逆鱗*1 ♪♪♪白空青 同上 | └ゴルトリコーダー 75000z 988 龍380 lllllllllllllllll 0% O-- 金火竜の上鱗*6金火竜の堅殻*4小金魚*20 ♪♪♪紫空青 千里眼風圧無効強走効果【大】気絶無効 名称 値段 攻撃 特殊効果 斬れ味 会心 スロット 強化素材 生産素材 音色 楽譜 覇笛ハウカムトルム 100000z 1300 lllllllllllllllllll 40% --- 覇竜の尻尾*1覇竜の大牙*2覇竜の上鱗*8獄炎石*5 ♪♪♪紫緑空 体力回復【小】体力回復【大】聴覚保護【大】暑さ無効
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/7865.html
ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ 【ぺるそなふぁいぶ すくらんぶる ざ ふぁんとむ すとらいかーず】 ジャンル ドラマティックRPG 対応機種 Nintendo Switchプレイステーション4Windows(Steam) 発売元 アトラス 開発元 アトラスコーエーテクモゲームス(オメガフォース) 発売日 【Switch/PS4】2020年2月22日【Win】2021年2月23日 定価 【Switch/PS4】9,680円【Win】7,980円 レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 良作 ポイント 『ペルソナ』初のアクションRPGアトラス監修の上質な『P5』後日談無双っぽいけど無双ではない 女神転生シリーズ 概要 ストーリー 特徴 ゲーム バトル 評価点 シナリオ バトル その他 賛否両論点 問題点 総評 余談 怪盗 乱 舞! 怪盗団、全国世直しの旅へ 概要 大ヒットした『ペルソナ5』の派生作品。開発は無双シリーズで有名なオメガフォースが担当している。 前作まではスケジュールなどに対する行動パターンを構築しながら攻略していくRPGだったが、本作はオメガフォースが得意とするアクションゲームの様式を採用しており、それに重点が置かれている分前作までのスケジューリング要素は簡略化されている。 発表当初は各所で完全に「ペルソナ無双」として受け止められていたものの、公式にも無双シリーズとは位置づけられておらず、開発者サイドも度々配信番組内で言及したように本作は無双ではない。 大まかな構成は『P5』のRPGとステルスアクションを引き継いでおり、戦闘部分を無双シリーズと同じ基盤を使ったアクションゲーム方式に変更した作品である。 ストーリー的には『P5』 無印版からの 直接的な続編に位置付けられ、同作の半年後の夏を舞台として、日本各地の都市「渋谷」「仙台」「札幌」「沖縄」「京都」「大阪」を巡るものとなっている。 前作の登場人物に加え、主人公ら「怪盗団」の新メンバーとして「ソフィア(コードネーム ソフィー)」と「長谷川善吉(コードネーム ウルフ)」が加入する。 ストーリー 自らの運命に仕掛けられた陥穽を跳ね除け、世間を騒がせた精神暴走事件に終止符を打った主人公(ジョーカー)。彼が東京を去ってから約半年後の夏休み、「心の怪盗団」のメンバーは久々に、純喫茶「ルブラン」に集う。夏休みを利用して旅行計画を立てていた彼らだが、その最中、パレスに似た異世界「ジェイル」に迷い込んでしまう。そこでは、ジェイルの支配者たる「王(キング)」の命令で、シャドウの群れが人間の願いを奪っていた。時を同じくして、日本各地では謎の怪事件「改心事件」が発生していた。これに対して警察は、心の怪盗団による改心騒動との類似性から、怪盗団に対する調査を極秘裏に開始。その中で公安警官の長谷川善吉はルブランに集った若者たちに、身の安全を保証する代わりに全国各地の改心事件を探るよう取引を持ちかけてきたのであった。奪還したはずの未来に再び迫る危機に、ジョーカーたちは抗うことができるだろうか?そして新たな異世界・ジェイルで出会った、新たな仲間・ソフィア…彼女の失った記憶はいかに?謎と異変が日本各地で渦巻く中、心の怪盗団が全国世直しの旅に出る! 特徴 ゲーム カレンダーシステム 本作では時間の消費という概念が廃止されており、ストーリー攻略に際してタイムリミットが無くなっている。 時間経過はストーリーの進行に応じて発生する。 リクエストについては一部発生した地域にいる間限定でしか達成できないものがある。 前作では一日1回、パレスまたはメメントスのどちらかにしか入れないという制限があったが、本作ではいくらでもジェイルに潜れる。 加えて、クリアすると二度と入れなくなっていたパレスと異なり、どれだけゲームが進んでも攻略済みジェイルにはすべて入り直せるため、とりあえずクリアしておいて後から探索するといったことも可能。 何度でも再突入によって(SHOWTIMEゲージリセット・排除した敵シャドウの復活と引き換えに)HP・SPが全回復するため、中ボス撃破やチェックポイント到達時など、アイテムの節約にも使える。アクション苦手な人には有り難い仕様。 BAND 怪盗団の絆の力を示す要素で、前作までのコープ(コミュ)に相当する。シナリオの進行やバトルの勝利などによってBAND経験値が一定値累積されると、ゲームに有利な効果をもたらすBANDスキルを獲得できるポイントが増加する。 特に強敵・高難易度モードからは一気に大量のポイントが手に入るため挑みがいがある。 BANDスキルもゲームの進行やリクエストの達成によって解禁・レベルキャップの上限が解放される。 かなり強力な効果を発揮するものもあり、たとえば回復量を倍増させるBANDスキルは、伸ばしきればリカーム相当の回復アイテムがほぼ全快で復活できるほどにまで強化される。 ショップ 本作ではソフィアの通販と地方ごとの固有店舗が登場する。いずれもアイテムごとに決まった1~4個の個数買うと在庫切れになり、戦闘を5回こなさないと再入荷されない。 ソフィアショップは通販と言っても、こちらも購入すると即座に品物が手に入る(*1)ため、実質的には汎用ショップの位置づけである。 BANDスキルによって、タイムセールが発生するようになったり、地方固有のアイテムをランダムで購入できるようになったりする。 換金アイテムである一般ジャンクパーツを含むアイテム売却も通販のメニューから行う(*2)。 入手し損ねたレシピもショップで回収可能(だが値段はかなり高くなる)。ストーリー終盤ではSP回復アイテムやSHOWTIMEゲージを増加させるアイテムなども常時追加されるようになる。 リクエスト 主人公に送られる依頼。依頼を達成するとアイテムや武器などを入手できる。大半はジェイルで特定の敵を討伐するものだが、他にも「警戒されずに特定ポイントまで進め」「特定のジャンクパーツを集めて換金」「クリアしたストーリーボスとの再戦」などもある。 警戒されずに、つまり敵に見つからずに進めというのは一見難易度が高そう(*3)だが、ジョーカーの固有アクション「射撃」で相手の視界外からエンカウントできるので問題はない。難所と呼べるのは一部ジェイルに存在するスポットライトを避けて進む横スクロールエリアである。 中には仲間からの相談によって発生する、その地域ならではの依頼もあり、これについては次の地域に進むと進行不可になる。 一部のリクエストは再挑戦可能。たいてい1回目より報酬の価値は落ちるが、ジャンクパーツ納品系の再挑戦は大金を入手できるようになるため、金欠になりやすいこのゲームでは宝魔と並んで貴重な金策となる。 依頼用のジャンクパーツはショップでは売却できず、このリクエストで換金する形になる。 料理 本作の主人公は規定の食材アイテムを使って全員のHPやSPを回復する料理を作成できる。レシピを各地で入手すると、作れる料理が増える。 周回ごとに、各レシピの初回作成時にはBAND経験値が手に入る。 作った料理はアイテムとして入手できる。使用するとHP、SPを回復できるが、中にはそれだけでなく味方全体にバフをかけるもの、状態異常を回復するものなどは効果は様々。 チェックポイント ジェイル内の特定ポイントに配置されている。 外見こそ小さな円柱にすぎないものの、『P5』本編におけるセーフルームと同様の位置づけであり、「データのセーブ」「エントランスや他のチェックポイントへのワープによるショートカット」といったことは同様にできる。加えて、『P5』本編ではジェイル入口でしかできなかった「ベルベットルームへのアクセス」「現実への帰還」もその場で可能。 なお、イベントによってはショートカットや帰還が一時的に使用不能になることがある。 バトル エンカウント 徘徊している敵シャドウに攻撃を仕掛ける・攻撃されることで、一定数のシャドウが出現するシンボルエンカウント制は前作と同じ。 敵に追いつかれて攻撃を受けると、警戒度が上昇し全員ダウンさせられた状態で戦闘スタート。さらに警戒度が100%になった場合、戦闘終了後に強制的にジェイルから離脱することになる(*4)。 前作とは違い、難易度がRISKYでない限りは、敵に気づかれただけでは警戒度は上がらないようになっている。 逆にこちらから先に攻撃することで問題なく戦闘に入り、背後やカバーアクション中からの奇襲に成功すれば、先制クリティカル攻撃をしてダウンゲージを減らした状態で戦いを始められ、その上で勝利すれば警戒度は減少する。 戦闘中は場所によって一定の範囲内にフィールドが区切られる。青い障壁に触れ移動し続けることで戦闘を中断し、警戒度上昇と引き換えに逃げることができる。逃げられない場合は障壁が赤い。 本作ではシャドウごとに認識範囲や挙動に差があり、シャドウとカバーポイントの組み合わせによっては敵に気づかれる場合もある。 戦闘 後述するアクションやスキルを使い、敵の全滅またはリーダー(大型の個体)撃破によって勝利となる。ランダムでアイテムの他、主人公のキャラレベル以下のペルソナもドロップする。 『P5』本編との違いは、アイテム使用やスキルを任意のタイミングで使用可・敵にガードゲージがあり、弱点一発ではダウンしない・不意の被弾を受けやすいことが挙げられる。 アイテムはたとえダウン中であろうといつでも何回でも使用できるし、ダウン状態も状態異常として回復できる。上述通り、HP回復アイテムを大幅強化するBANDスキルもあるため、アイテムが尽きるか即死させられない限りは壊滅しかけても一気に立て直す余地がある。 敵は一発クリティカルや弱点を突いただけではダウンさせることはできず、それによってガードゲージを削り切る必要がある(ゲージ減少量はダメージ比例)。代わりに、一体でもダウンさせることで周囲を巻き込める総攻撃を行える。大型の敵はガードゲージが複数あり、1つ破壊するごとに怯ませて攻撃を中断し、さらに1MORE追撃ができる。全部削らないと総攻撃はできないが、ボスへの総攻撃は演出とともに威力もアップする。なお、本作は打撃が弱点になっている敵がいない代わり、弱点を一切持たない敵・状態異常が全く効かない敵も極めて少ない。そのため、アイテム回復を含めた膨大なSPでひたすら弱点を突き続けたり、行動を封じてTECHNICALを狙ったりでどんな敵もダウンゲージを削れる余地がある。 無双系アクションのお約束として全方位からの攻撃が行われうるため、何も考えずに戦うと不意打ちの危険が常に付きまとう。が、敵スキルの発動には漏れなく前振りがあるため、極力前方に敵が集まるように立ち回り、視界に収めてさえいれば攻撃を察知して回避したり、先にダウンさせたりと対策を取れる。従来では回避困難な全体攻撃だったメギドラオンでさえも(*5)。 また、メガテンシリーズでは珍しく本作はジョーカーは強制出撃だが倒れても即ゲームオーバーにはならない。仲間操作中ではありがたい仕様な他、ジョーカー単騎より難易度の高い仲間単騎の縛りプレイも可能。 戦闘アクション / マスターアーツ 本作では通常攻撃(アタック)コマンドとして、「4~6発の通常攻撃コンボ」および「通常攻撃の段数によって異なるコンボフィニッシュの特殊攻撃」という無双おなじみのアクションフローを採用している。 特殊攻撃ボタンは何回目の通常攻撃から派生したかによって個別の攻撃を繰り出すが、その一部はペルソナの所有スキルを無消費で発動できる「ペルソナ攻撃」になっている。威力は低めだが敵のダウンを取るのに重要。 ジョーカーの場合、装備ペルソナによってアクションスキルが異なる。最上級のペルソナなら「マララギダイン」「八艘飛び」「明けの明星」などの固有スキルが割り当てられていることも。 仲間全ての固定ペルソナなど、レベルアップによって無消費スキルが上位のものに差し替わるペルソナもいる。 この無消費スキルは、たとえ各ペルソナ・キャラのスキル枠から同じスキルを取り外していても影響はない。 本作のスキルは、レベルアップで習得したものは特に制限なく、ペルソナ情報画面から自由に付け替え・入れ替えができる(*6)。 戦闘毎に一定弾数分使える「銃撃」も存在する。キャラによって使う銃器の特徴を反映し、その性能は多種多様である。 プレイヤーが実際に操作してキャラを使い込んでいくにつれ、キャラごとに4つ用意されている「マスターアーツ」が解禁され、キャラの攻撃アクションにおける個性がさらに強化されていく。 特殊な敵として、本編でも登場した宝魔に加え、中ボス・強めの雑魚などで登場する大型シャドウ、1周目の初回遭遇時ではまず歯が立たないほど強力な剛魔などがいる。 今回の宝魔は敵シャドウを倒していると一定確率で出現し、戦闘開始から30秒で逃走する(*7)。出現率はBANDスキルと警戒度が影響するが、警戒度に関してはそこまで気にせずとも良くなった。 大量の経験値やペルソナ化はなくなっているが、かなりの大金を得られる上にレアなスキルカードのドロップチャンスが有る。ジェイル毎に決まった弱点を持ち、出現してしまえば接触自体は楽。 スキル ペルソナを使用して特殊な攻撃、または味方への支援能力などを使用できる。 スキル選択中は時間経過がほぼ停止状態になり、スキルとその発動する向きまたは対象の味方を落ち着いて選択できる。 各スキルは、敵に対して発動するものはRPGでは単体対象であっても密集地帯に打ち込めば軽く10体は巻き込める程度の範囲を持つ。 新スキルとして、状態異常を付与するとSPが回復する自動スキル「ソウルスティール」が追加。主人公の特定のペルソナ以外ではパンサーのカルメンが習得できる。 すでに状態異常が発生させている相手に同じ状態を掛け直してもOKで、複数の相手に同時に成立するとSP回復も重複する。 TECHNICALでダウンゲージを削れることと合わせ、状態異常付与スキルの重要度はかなり高め。 一方で、耐性系スキルは入手機会が激減。特に無効系のスキルカードはランダムドロップの可能性があるRISKYでもめったに手に入らない。 これはアクションならではの回避との兼ね合いと見られる。『P5』本編では半強制的にダメージを強いていた万能属性スキルすらも回避できるようになっているうえ、バトンタッチやペルソナチェンジによる耐性変化もクールタイムなしで瞬時に行えるためである。主人公は最終的に無効相性を持つペルソナを揃えておけば、魔法属性に対しては実質的に無敵の状態まで持っていける。 SHOW TIME メンバーごとに存在するショウタイムゲージが、敵にダメージを与えることで少しずつ上昇し、最大になると全域に万能属性+強制怯み効果の強力な攻撃を1回だけ繰り出せるようになる。 発動後は、ボスを含めてすべての敵がしばらく行動不能になるので、安全を確保しさらなる追撃が可能。 上昇量は攻撃ヒット回数に依存する傾向があり、パンサーのマシンガン・フォックスの連打攻撃など、ヒット数が多い攻撃は比較的ゲージを稼ぎやすいとされる。 バトンタッチ / スクランブル 戦闘中に操作キャラを切り替えた場合、一定時間SHOWTIMEゲージが上昇しやすくなる状態になる。この効果はBANDスキルで強化される。 特定の条件を満たすと、仲間がスキルや1MORE追撃、マップ上のギミック(ファントムムーブ)の使用を提案し、その間に切り替えると切り替え演出を省きつつ一時無敵状態でその技を使用する「スクランブル」になる。 ペルソナチェンジ ジョーカーを操作中のみ、戦闘中でも所有ペルソナの切り替えが瞬時に可能(*8)。 本作では戦闘においてジョーカーのキャラレベル以下の敵シャドウを倒すと、仮面のドロップアイテムという形でペルソナとして入手できることがある。 ペルソナ合体 / 鉄の乙女 複数体のペルソナを消費して、新たなペルソナを生成する。ペルソナ関連の機能はかなり簡略化されており、合体先を選ぶ「検索合体」限定だったりと多くの機能が削除されているが、時間制限の概念がないため育成面では非常に気軽に戦力更新を狙えるようになった。 合体時には「全書」のペルソナも参照してくれるが、所持金に加え追加召喚分の空き枠も必要となる。 これまでの合体システムと違い、合体時に参照されるのは元々の種族レベルではなく現在のペルソナレベル。 合体に必要な素材が元々のレベルよりも数十も上げたペルソナだというケースも多く、同じ種族の組み合わせでもレベルが高いと違う種族への合体ができる場合がある。合体先の種族に複数の組み合わせが使用できる場合、その中から任意に選択できる。 COOP・アルカナバーストに代わる新システムとして、「力の蓄積」というものがある。ペルソナを繰り返し合体することでその個体に補正値が蓄積していき、次第に同じレベルでも初期パラメーターが高いペルソナを作れるようになる。 補正値は「合体してできたペルソナの個体」に「合体に使ってきたペルソナの累計ステータス値」が集まっていく形なので、ペルソナ全書から呼び出したものは一旦リセットされる。 しかし、蓄積効率には合体に使われるペルソナの数やステータス値が加味されており、強力なステータスのペルソナを複数使った合体はその分だけパラメーターボーナスが上がりやすい。 ゲームが進むと低レベルのペルソナへ合体するパターンも解禁されるため、宝魔で資金稼ぎをしながら全書に記録されるすべてのペルソナを全パラカンストさせることもさほどシナリオ進行に縛られることなく可能。 ペルソナ強化 本作では、ペルソナが何らかの形で消滅した場合、その種族とパラメータに応じたペルソナポイント(仮面の力)が獲得できる。 このポイントを消費することで、経験値へと変換してペルソナレベルを上げたり、任意の能力を強化できる。 パラメータ値強化はステータスの値に比例して消費量も増加し、最終的には全カンストのルシファーと引き換えに得るPPでもステータスを1桁しか増加させられなくなる程になる。 本作のペルソナシステムはPPによるペルソナ強化を活用する前提で調整されている節があるため、これを縛ると全体的に難易度が跳ね上がる。 ペルソナ全書 入手済みのペルソナを所持金を払って再入手できる。プレイヤーの任意で、再入手する個体のレベル・スキル・パラメータを更新できる。 パラメータ総量に比例した呼び出し料とPP換算量は種族ごとに倍率が異なるが、従来に比べると、パラメータの上昇に対して金額の増加量がマイルド(*9)。 ハッキングバトル ストーリー進行中、特定箇所のバトルでは障壁へのハッキングを行うナビをシャドウから守り切る必要がある。ナビ(双葉)が倒れた時点でゲームオーバーとなるが、通常難易度ではそれなりに耐久力はある。 終了までの時間は戦局により変動し、敵をうまく殲滅したりバフをかけてあげると加速、ナビが攻撃されると遅延しやすくなる。 またこのバトルでは(当然だが)ナビのサポート効果は受けられないので注意。 この関係で、双葉にも防具・アクセサリーを装着させたり、バフによって耐久性能の向上を図れる。専用装備もあり。 評価点 シナリオ 良質なペルソナ5の後日談 無印版『P5』の後日談として良好なシナリオとなっている。 怪盗団のメンバーやりとり、再び行う世直しの旅、P5本編で起こした影響などが日本各地でスムーズに描写されており、『P5』をもっと味わいたいというファンの要望に答えた形になっている。 本編終了後の怪盗団はファンによる動画投稿や非公認グッズが出るようになったという設定でもある。 事件から半年が過ぎ落ち着いたメンバーとキングのやり取りは、自分達のトラウマを乗り越えた彼等だから描くことができるシナリオとなっている。 新メンバーのソフィーとウルフ ジェイルに出現する謎の少女・ソフィアがソフィーとして、公安からの協力者・長谷川善吉がウルフとして新しいメンバーとなるが、どちらも好評的に受け入れられている。 ソフィアは世間知らずで、どこかボケているセリフでシナリオの良い塩梅となっている。一方で彼女はシナリオの根幹とともにAIという「先端技術」の要素がついてまわるという、メガテンの初期にあった特徴が見られるのも興味深い。 善吉は物語全般に渡り、良くも悪くも大人としての立ち位置から、舞台を広げつつ活躍する本作の裏の主人公と言えるキャラ。 前半では公安職ということもあり最初はメンバーに不信感を抱かれていた中(*10)、怪盗団の手の及ばぬ陰日向から事件解決を手助けする協力者として信頼を得ていき、後半はある出来事をきっかけとし、怪盗団の異世界での戦いに本格参戦を果たすこととなる。 ちなみに、『ペルソナ』シリーズとしては『ペルソナ2 罰』以来の仲間の成人ペルソナ使いとなる。 魅力的な敵達 柊アリス、夏芽安吾、氷堂鞠子などのキングと呼ばれる新たな敵はどれも魅力的な存在として印象付けられる。そのキャラ設定を反映させたジェイルや、正体を表したボスシャドウそれぞれのデザインも凝っている。 ジェイルに配置されたキングは、怪盗団のメンバーのいずれか一人と対応した扱いで、その印象的な背景と共に物語を盛り上げてくれる。 公式からの明言はないが、各キングは「近代の童謡」と「世間を騒がせた著名人、現代の創作」を組み合わせたようなキャラ付けをされており、元ネタがなにかを考えるのも一興。 日本中を巡る怪盗団 夏休みの間、怪盗団は日本全国の怪事件を解決すべく、全国各地を回ることとなる。その過程で各地の観光イベントや名所を巡る珍道中も本作の魅力。 海水浴や恒例の風呂場など、前作ではあまり味わえなかった夏らしいイベントがここぞとばかりに充実している。 「世紀末覇者先輩」「美少女怪盗」など前作で話題になったワードもちょくちょく拾ってくれる。 今作も予告イベントは健在。物語の節目では特にスケールが上がり、プレイヤーをワクワクさせてくれる。 前作の補完 単なる続編ではなく、前作ではやや消化不良に終わった一部キャラクターへのフォローも行われており、本編の補完としても秀逸。 特に奥村春は前作での加入時期が非常に遅く、他のキャラクターに比べ出番が少ないという不満点があったが、本作は中盤に訪れる都市で春を中心としたエピソードが展開され、彼女の人となりや過去が大きく掘り下げられている。加えて日常イベントに最初から参加しているため、彼女の意外な側面など描写が多くなっている。 また杏と祐介は今作でも序盤で重点的に活躍するものの、前作と違いシナリオ中盤以降でも出番がそれなりにあり、これをプレイすることで怪盗団メンバーへの理解と愛着がより深まるだろう。 バトル ペルソナと無双を融合したバトル 無双ベースの基本アクションを用いた「ボスに対するコンボの駆け引き」「雑魚敵がわらわらと出現し、それを巧妙に立ち回ってなぎ倒す爽快感」が、「相手の弱点となる技・弱点を作り出せる技を駆使して有利をもぎ取る」という『P5』のプレスターンバトルに落とし込まれて、上手く融合されている。2つの中間択のような両方の強みを活かした新しさもありつつ馴染みやすいバトルシステムと評されている。 「弱点属性が重視されるアクションバトル」という点から『ライドウ』シリーズを想起したプレイヤーもいたようだ。 武器やペルソナの魔法を使って敵を崩し、総攻撃やSHOWTIMEで止めを刺すという一連の流れがスムーズに再現されている他、SHOWTIME必殺技はどれもスタイリッシュで、見ていて楽しさや爽快感を感じられる作りになっている。 今作のステージはファンタジーベースの世界観、敵キャラはメガテンシリーズからP5に登場した天使、悪魔、怪物など個性豊かなバリエーションを持つ「シャドウ」であり、基本的に相手も共通した人間である本家の無双シリーズと差別化がなされている。 プレイアブルの数が『北斗無双』や『ベルセルク無双』並に絞られていることもあって、その分敵キャラのバリエーションの方面に力を入れており、雑魚・ボスのいずれも戦う度に新鮮味を与え、中々飽きが来ないような作りになっている。 怪盗ならではのスニーキング要素も継承。敵から隠れて襲撃し、弱点スキルで畳み掛け、総攻撃で一気に一網打尽というRPGの戦闘方法をアクションでも再現できる。 今回は「カバーポイントから離脱」「別のカバーポイントへの移動」「敵への奇襲」それぞれでボタン操作が分けられており、前作のように暴発でチャンスエンカウントに失敗することはほぼなくなった。 仲間の個性を活かしたバトル 9人のプレイアブルキャラで、アクションやペルソナ・得意属性も仲間ごとに違うのでこれまた飽きが来ない。選んでいる4人の経験値が大きく入るが、控えの仲間もある程度の経験値がもらえる。そしてジェイルによって属性の傾向がしっかり違い、どのメンバーにも万遍なく出番が用意されているため、レベルの偏りは起こりにくい。 モナのバス変化やクイーンのバイク型ペルソナ・ヨハンナも戦闘アクションに組み込まれており、乗り物でシャドウをなぎ倒すのは中々痛快。 バトルキャラではない双葉も、原作同様に長期戦時に支援をかけてくれる。それだけでなく、ジェイルの中の建物をハッキングする双葉を守りながら戦うディフェンスバトルという形で出番が増えている。 そしてラストバトルでは怪盗団全員が一丸となってボスに挑むという本編になかった見せ場が存在し、展開も併せて非常に燃えさせてくれる。 その他 久々の「強くてニューゲーム」の完全実装 本編クリア後、最後の隠しリクエストを出現させて挑戦できる裏ボスを倒すことで、そのデータをすべて引き継いで最初からプレー可能。 所持アイテム・ペルソナ全書のほか、「ペルソナ3」以来として各キャラのレベル・ステータスやアイテムなどを完璧に引き継ぐ。 2周目以降は最初からソフィアが覚醒状態・ウルフもバトルに参加、ソフィアショップの商品やペルソナ合体候補が追加されるなどの特典がある。 さらに2周目以降の開始時のみ、難易度RISKYが選択可能となる。RISKYと他難易度の変更はゲーム途中でできない。 RISKYではジョーカーを全属性分のペルソナでカンストまで育ててもなお油断できないほど敵が超強化されるうえ、コンティニュー(その場での戦闘リトライ)が不可能となる。それ故、他難易度以上にスキルの効果を生かした行動封じ・兼TECHNICALでのダメージ ダウン稼ぎやソウルスティールでのSP回復が活きるため、ジョーカーのペルソナ陣をスキル面からきちんと組み立てれば問題なく攻略可能。 BAND経験値が大幅に倍増したり、入手困難なステータスアップアイテム(*11)やスキルカードがドロップするなどの見返りもあるので挑戦の意欲を掻き立ててくれる。 なお、周回の最後に戦う相手はシリーズ恒例のあの強敵である。 BGM OPの「You Are Stronger」やP5で好評だった各種BGMのコーエーテクモ側によるアレンジなど、アクションゲームらしい活発な曲が増えている。特にアレンジ曲はテンポこそ変わっていないが疾走感が強まっており、かなり好評。 各ジェイルの固有BGMもそれぞれの雰囲気に合った良曲が多い。更に王の内面が徐々に明かされてきて、ダンジョン攻略が佳境に入ると本作のテーマ曲「Daredevil」が挿入され、BGMに聞き慣れて若干ダレてきた所を締め直してくれる。 予告状を出した攻略最終盤は『P5』でも人気の高い「Life Will Change」が流れるお約束も完備されている。 ちなみに本作のサウンドはペルソナシリーズおなじみの喜多條敦志氏に加え、無双シリーズ古参のMASA氏をはじめとしたコーエーテクモ所属の作曲陣が担当している。両シリーズをよく知るプレイヤーなら熱くなれることだろう。 賛否両論点 『P5』のコープキャラがほぼ未登場 『P5』のコープキャラは佐倉惣治郎と新島冴を除いて全て未登場である(新島冴も主人公一行とは直接対面しない)。『P5』での個別のサブシナリオで交流を図った彼らとの再会や後日談も見たかったというプレイヤーは少なくない。 ベルベットルーム住人のイゴールは一切登場せず、代役としてラヴェンツァのみが登場していることや、ペルソナシリーズ恒例となってきたベルベットルームの住人との隠しバトルがないのも物足りない感があるのは否めない。 登場キャラや主人公の単独行動時間を増やしすぎると、『S』新規オリジナルキャラ達へのフォーカスが弱まる恐れや、常時行動を共にする怪盗団メンバー達との和気藹々とした旅の雰囲気に水を差す恐れも有り、『P5』キャラの登場をほぼ怪盗団メンバー達のみに絞ったことは英断であり、正しい選択であったという声もある。 『P5R』のキャラクターが未登場 『P5R』より前から開発が始まっていたということもあり、芳澤かすみが未登場。もちろん『P5』の続編として開発されているので時期的に仕方がないことではあるが、アクションパートだけでも見てみたいという声も多い。 一応、他作品との連動特典として『P5R』のBGMが存在する事から『P5R』の存在が完全に無視されている訳ではない。 『R』の要素が一切出て来ないというだけで、『R』の続編(3学期有りルート)だとしても決して内容の大筋に矛盾が生じるようなことは無く(*12)、そのため、『P5R』のキャラ等を追加する追加要素を含めた完全版としての発売を期待する声すらあったが結局叶わず終いに(*13)。 しかし、新体操選手である立場上「夏休みで遊んでるヒマはないのでは?」「仮に参加しても忙しいから不可能」と指摘する声もある。また、『P5R』の追加シナリオに不満を持つユーザーから「無印版の続編だから本作のシナリオが成り立っている」「『R』の要素は『S』には必要が無い」と不要は妥当の声も出ていた。 正義の解釈 前作と同じく、正義についての解釈で敵と対峙する展開が後半にある。そのため怪盗団が正義という点に疑問を抱きやすい。 また「本編(『P5R』含む)でもそのテーマのやりとりがあったため食傷気味」「悲しい悪役を相手にし、倒した後のその後のフォローが前作ほどではなく不満」等の意見も聞かれる。 特に柊アリスの件では、公共の電波をジャックしての公開処刑の形になった割に、そのことに関するフォローが乏しい。一応彼女個人に関してはきちんと他のキングたちと同じく希望の見えるフォロー描写もあるが、事態の大きさに対するフォローとしては物足りなく感じやすい。 とはいえ、こういった解釈の相違で対峙するというシナリオは過去作でも見受けられており、『P5R』と同じくそもそも主人公サイドが必ずしも絶対的な正義ではないという事実をプレイヤーへ暗示するためのシナリオ回しともとれる。 加えて、キング各々が貫こうとする正義、そして怪異を利用する理由には前作よりもある程度の説得力が持たせられているため、敵キャラクター自体に好意的な評価が寄せられている。 後者に関しても、ジェイル攻略後の各都市でのNPCの会話にて当初キングに懐疑的だったキャラが、事実を知ってキングをある程度見直すようになっていくなど、細部に一応のフォローは仕込まれている。 UI・デザイン 相変わらずスタイリッシュで高評価。 今回の各種メニュー画面は、怪盗団の仲間全員をフィーチャーし項目ごとに割り当てたデザインになっている。 一方でデザインこそ非常に優れているものの、演出に力を入れた結果画面遷移の時間が長くなっており、装備変更など頻繁に画面を行き来する場面ではテンポが悪く感じることも。 『P5』本編と比べると遷移演出そのものも長くなっている上、そちらのUIデザインでスタイリッシュさと操作性の両立のポイントであった「画面切り替え演出中も次のメニューのカーソルを裏で操作可能」という点が引き継がれておらず、切り替え演出が終わるのを待ってから操作が可能になる。 インタビューではメニューUI周りで苦労したことが語られており、技術的な限界があったようである。 良くも悪くも 無双シリーズではない 上述の通り本作は「無双と共通のアクション性を持ったストーリーテリング型RPG」なのだが、見た目や事前評価から完全に無双ゲーだと思い込んで購入したプレイヤーが困惑した事例がネット上で散見された。 特にゲームバランスは「無双シリーズ」のそれではなく「アトラスゲー」のそれのため、無双シリーズのつもりで敵にどんどん突っ込んでいくとあっという間にピンチになってしまう。 そのことを理解した立ち回りさえできれば評価点にある通り本編さながらの駆け引きとスタイリッシュな戦いを楽しめる。 問題点 キングと絡まないメンバーが複数いる 杏・祐介・真・春・善吉・ソフィアはジェイル毎にキングとのやり取りが重点的に存在するのだが、モルガナ・竜司・双葉に関しては特定のキングとの関わりがない。都市の数からして見送られたのではという解釈もある。 ただモルガナと双葉はソフィアとの関わりを主に、竜司も中盤のあるジェイルを中心に活躍している他、この3人は特に物語の全体にわたって細かく見せ場が分布されている。そのため、前作から成長した描写はどのメンバーにも与えられている。 特に竜司は浅慮なキャラクターであり、『P5』ではそういった行動から頻繁に問題を起こすことに不満を持つプレイヤーも見られたが、本作では逆に何も考えていない点を良い方向に働かせた描写が多く、弄られ役コメディリリーフ ムードメーカーとして機能している。 BANDの物足りなさ 今回のコミュ/コープに当たるBANDであるが、本編を進めるだけでスキルはすべて解放される。コミュのように仲間との交流をやりこんだ報酬として解放される限定スキルというのが無いため、『P5』の仲間の交流ほどメリットを感じにくい。 また、全体的に仲間や協力者との交流イベントがほぼ全てストーリー上に集約されており、あってもパーティーメンバーの期間限定リクエストという程度のため、寄り道・個別サブイベントと言えるものが激減している。 本編と比べてのペルソナ数やスキル数の減少 合体の種類も減少。一応、シリーズの常連や印象的なペルソナは一通り抑えているが、P5Rからほぼ半分にまで減ってしまっている。DLCにより追加されるようなこともなかった。 これ自体は3Dアクションゲームという都合もあって致し方無いが、物理攻撃スキルの取り回しに難が生じている。 物理攻撃スキルのHP消費量は「最大値に対する一定割合」であるため、リスクが非常に大きい。にもかかわらず、HPコストを割引する「武道の心得」が登場しないので、物理スキルの扱いが難しくなっている。 「スキルでHPを消費してもバイタルソースが残り、時間経過で回復する(次に物理スキルを使うかダメージを受けると消滅する)」という仕様が今作にはあるが、この自然回復速度は遅い。また「次に物理攻撃スキルを使うと消滅する」という制限のために乱発も出来ない。 一応、最終盤あたりになればHP・戦闘不能回復アイテムなども買い込みやすくなり、HP減少のフォローが効きやすくはなる。また、アイテムの使用によるターン消費なども無いアクションRPGであるため、HPが減っても立て直しは容易である。 …が、その頃になればSP消費を半減させるスキル「魔術の素養」が取得可能になり、魔法攻撃の方も一気に使いやすくなるため、やはり最終的には物理攻撃のほうがやや不遇。 これは『P5』からの問題なのだが、祝福・呪怨属性の魔法ダメージを与えるスキルについて、他の属性の魔法にはある「特大ダメージ」のスキルが存在せず、「大ダメージ」のマハコウガオンとマハエイガオンで打ち止めになる。 敵をダウンさせるにも火力が必要なRISKYで、即死効果を除く祝福と呪怨以外が通用しないボス敵を相手にするとこの問題が浮き彫りになり、こちらのパラメータがフルカンスト ブースタースキルがあっても火力が伸びてくれない。 BAND経験値が稼ぎにくい ゲームをクリアするだけならそこまで問題ではないが、全BANDスキルMAX、すなわちBANDレベルカンストをRISKY難易度を経由せずに目指そうとすると途端に作業感が強くなる(*14)。 PS4版のトロフィー/Steam版の実績どちらも、「全BANDスキルMAX」が取得条件の「永遠の絆」が最も取得率が低く、トロコン最大の壁となっている。 他の実績が2周目序盤まででほぼ全て揃うのに対し、その時点のBANDレベルは低くてもLv60台であり、そこからLv99までは2周目RISKYで終盤に差し掛かった頃合いでようやく届く程度に重たいのである。 難易度RISKYが直接絡むものもあるが、「RISKYで開始した瞬間に獲得」するものだけなのでさほど意味がない。 その他 ミニマップは立体的なフィールドを把握するのに役立ちにくい。そのため立体的な移動が多いジェイルでは迷子になりがち。 アイテムに関する分類がされておらず(*15)探すのに一苦労かかる。更に回復アイテムはご当地グルメも含まれてるため種類が多すぎる。 日常パートでダッシュができない。マップが広い市街では移動が面倒。 ロードが長い。特にSwitch版はPS4版よりも1.5倍近く長い。 またSwitch版は60FPSを維持できている他ハードと異なり30FPS固定になっている。 会話がオート再生できなかった 修正済み(体験版除く) 2周目以降では上述したように「ソフィアが最初から覚醒状態」「ウルフが最初からバトルに参加」となっているが、ソフィアは覚醒前に用意されている解説が2周目以降は一切読めなくなってしまう。 総評 『P5』の正統続編でありながら、ライドウシリーズ以来の再発掘となるアクションバトルを、無双流のコエテクスタイルと組み合わせた意欲作。 システム面で大きな路線変更を行った本作だが、『P5』らしいビジュアルや怪盗らしいアクションは健在でゲーム性・シナリオともにユーザーの評価は高い。 無双のゲームベースを活かしたアクションRPG路線(*16)を昇華し、両ジャンルの相性の良さを実証することにも成功している。ジャンル変更に際して『P5』原作に存在したハードルを引き下げてきたのも評価できるポイント。 ファンの期待を裏切らない続編であると言えよう。 余談 他作品との連動特典が存在する。PS4版では『ペルソナ5』または『ペルソナ5ロイヤル』のセーブデータ、Switch版では当時P5Rが移植されていなかったため『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のプレイ履歴が『P5』『P5R』BGMの開放条件となっている。 Switch版は後に『スマブラSP』のアップデートで本作からのスピリットおよび連動特典も追加された。 Win版は連動要素がなく、1周目クリアデータがあればBGMが開放される。 『P5』の後日談だが、前作はSwitch/Winでは発売しておらずいきなり本作のみ登場となった。本作単体で始めてもゲームとしては一応問題はないが、本作の設定をより深く理解するためにはPS4で前作をプレイするかアニメ版を見るなどで予備知識を得ていたほうが良いだろう。 マルチプラットフォームで展開しつつも、一方は前作と同じハードでありながら一方はそうでない状況であったため、発売当時、(スマブラなどから入った)Switchユーザーは完全な後日談である本作の設定を理解するのが難しく、やや不親切という状況になっていた。 しかしその後、本作発売から2年8ヶ月後と大幅に遅れたものの、2022年10月21日に『P5R』がSwitchやSteamにも移植されたため、これらの機種でも両作品をプレイすることが可能になった。 長谷川善吉の通常攻撃モーションが『真・三國無双7』の夏侯惇(朴刀)のモーションと非常に似ている、最初のボスの立ち方が『戦国無双4』の甲斐姫の武器を持つ利き手を反対にしたもの、黒幕の武器を構える姿勢や大技が『真・三國無双7』の司馬師(迅雷剣)、『戦国無双4』の井伊直政のモーションと一致しているなど、コーエーの各無双シリーズからのモーション流用が随所に見受けられるが、キャラデザインと演出が大幅に異なるおかげで、一見しただけではそれらを「使い回し」とはなかなか気づけ無いようになっている。 さらに、あるジェイルのボスはビジュアル・モーションとも『討鬼伝』に登場するボスの1体・クエヤマに酷似している。 キャラ付けとしてソフィアにはペルソナスタジオ側の、善吉にはオメガフォース側の傾向が色濃いと言われることも。 2021年1月31日~2月12日まで、Cygamesと任天堂の共同開発したソーシャルゲーム『ドラガリアロスト』にて本作とのコラボが行われた。 『P5』シリーズ関連のコラボはそれまでも多数存在したが、実を言えば『P5S』としてのコラボは同作が最初で最後。同じアクションRPGであったため採用したのだろう。 ジョーカーを始め、モナ、パンサー、ソフィーが登場した。 2023年11月17日には、『P5』シリーズの新たなスピンオフとして『ペルソナ5 タクティカ』が発売。 そちらは『女神転生』シリーズとしては『デビルサバイバー2』以来のシミュレーションRPGとなる。DLCにて『P5R』から芳澤かすみも参戦。
https://w.atwiki.jp/dark_summoner/pages/48.html
オススメモンスター オススメモンスターの前に事前知識を ・モンスターのランク ここではB+、A、A+ランクのモンスターを扱う ランクはモンスターの最大レベル、行動順番に影響を与える 各ランクにおけるモンスターの最大レベルはB+はLv50、AはLv60、A+は70であるとされる。 行動順番は基本的にランクの高いA+ A B+という順番になるため、可能な限り高ランクのモンスターをオススメする ・攻撃順番 バトルは攻撃を仕掛けたほうが行動順番において優位となり、防衛時は不利となる モンスター5体を先に倒した方が勝ちとなるため先制攻撃を仕掛けて攻撃を受ける前に敵の戦力を落とす事が重要である(個人的見解) そのためスキルで攻撃力を上げたり、防御力を下げたり、すばやさを上げて行動順番を上げるなりしていかに早く敵の戦力を削ぐかという事を重点にオススメモンスターを定義する ・スキル スキルは大きく2種類に分けられる -1.強化、弱体系のスキル -2.状態異常系のスキル 1.は戦闘開始と共にスキルを使用し強化弱体を行うのに対して、2.は自分のターンで発動する 敵を早く倒すのにオススメなスキルは「すばやさアップ」「先制攻撃」「攻撃力アップ」「防御力ダウン」となる 「すばやさアップ」は行動順番を早めてくれる為、同ランクでのバトルにおいて防衛時でも先攻を取れる可能性が上がる優秀なスキル 「先制攻撃」は最初のターンだけ初めに行動でき、1匹でも先に倒せればその分優位に立てるため優秀なスキル 「攻撃力アップ」「防御力ダウン」は見ての通り優秀なスキル 現在の仕様では眠りの息だけは避けた方が無難(貴重な1ターンを利用して眠らせるより攻撃した方が良い) 事前知識終わり B+ランク 名前 攻撃力 防御力 生命力 BP 種族 スキル 備考 山羊角の悪魔+ 1683 1075 1165 12 悪魔 攻撃力アップLv1 B+ではトップクラスのATKをもつ。HPが若干低いので攻撃力を生かすにはよりHPが低い壁を用意するかリーダーにするのがよい ヘカトンケイル+ 1495 897 1246 14 亜人 先制攻撃 高い火力とそれを活かせる先制攻撃の特攻隊長。DEFが低いがそのまま1撃で相手を倒しきってしまおう。作戦はHPが低い敵から狙うがベスト カイム+ 1409 1352 1139 14 悪魔 すばやさアップLv1 防衛戦では是非とも入れておきたい。攻撃力が高めなのも○ 百本槍のベヒモス+ 1238 1135 1437 13 魔獣 先制攻撃 カヴァートB+の主力。全体的なステータスのバランスがよく体力が高いので狙われにくいのも○ ただ種族でそろえようとすると他に優秀なものがすくないのがネック Aランク 名前 攻撃力 防御力 生命力 BP 種族 スキル 備考 闇に魅せられしもの 1630 1185 1026 11 亜人 なし ATKが高く4番目の魔神であるため入手難易度が低いとあって使いやすい。欠点であるHPの低さはリーダーにすること等で補うと○ 光に導かれしもの 1630 1333 1212 11 亜人 なし 闇に~と対を成すもの。6番目の魔神 血化粧のヴァネッサ 1241 1851 1081 16 亜人 防御力ダウンLv1 ログインキャンペーンでもらえるうちのパピュラスの特典。高い防御力と低い体力のおかげで他の仲間の壁になってくれる。亜人なのでサイココンボともに亜人コンボも出してみよう 炎吐きのジン 1379 1481 1922 16 悪魔 先制攻撃 ログインキャンペーンでもらえるうちのルーベルの特典。全体的に高いステータスと先制攻撃のスキルでなかなか優秀 終わり無き深海を統べるもの 1131 1642 1320 12 魔獣 なし 中盤で手に入る魔神。BPのわりに全体のステータスが高く安定している。魔神なので手に入りやすいのもよい A+ランク 名前 攻撃力 防御力 生命力 BP 種族 スキル 備考 虚空をたゆたうもの+ 1942 1192 1171 10 悪魔 なし 初期ATKのわりに伸びはそれほど良くは無い?が2番目の魔神から進化で作成出来るため取得難易度は低くオススメ(参考 Lv43でATK3872,DEF2541,HP3311) 炎吐きのジン+ 1785 1331 2386 16 悪魔 先制攻撃 防御力を少し落とした結果、攻撃力と体力を大幅に強化したジン。その体力は上限レベルの70まであげると6000にもおよぶ。攻撃力ももちろん高く最終的な防御力も初期ステからは考えられないほど高いというトンデモ性能 忠義を支配するもの+ 1909 1460 2007 13 悪魔 防御力アップ 終盤で手に入る魔神ゆえに進化させた時の能力値が総じて高い。進化させなくても強いが進化させよう 紺碧の時を泳ぐもの+ 1364 1742 1267 11 魔獣 防御力ダウンLv1 進化させることによってスキルがついた。最終的な防御力がとても高くなる上スキルにより火力もあがるのでなかなか手強い 血化粧のヴァネッサ+ 1514 1856 1377 16 亜人 防御力ダウンLv1 全体的なバランスがよく亜人コンボが発動しやすい。防御力を下げるので相対的な火力もある。ログイン特典なのでトレードしてくれる人がいたらぜひとも強化しておきたい コメント (ログはこちら) ほ - 2012-12-08 18 27 21 紫亜人のBP31の霊剣のなんとかって分かりますか? - 2012-11-20 09 00 10 31… - 2012-11-20 08 59 19 このページオワコン\(^o^)/ - 2012-06-24 17 21 14 魂魄をパーティーに組んでBP260超えている奴いるぜ(笑) - 2012-06-21 12 18 43 悪魔でパーティー組むとしたら、何がいいですか? - 2012-05-25 10 49 51 煉獄・奈落・ベルゼ・深き闇・忠義orジンが現実解かと。わがまま言って、アスーラ追加(煉獄のスキル変更要)。 - 2012-05-31 12 37 30 詐欺 - 2012-05-04 20 52 25 このページ必要か? - 2012-04-20 18 42 53 誰か使ってください=^_^= - 2012-04-17 09 41 18 うんこ - 2012-04-09 05 56 37 龍に限界を感じました、龍より強くて、同じ価値で作れるパーティーありませんかね? - 2012-04-04 12 41 11 なんかランキング上位の人が金のゴーレムパーティに入れてたけどあれは強いの? - 2012-04-01 11 30 39 金ゴーレムのステはオール1だよ。お遊びで入れてると思う - 2012-04-01 12 27 38 虚空と紺碧普通にお勧めできないと思う - 2012-03-31 11 53 30 孤高の竜人って何で重宝されてるの? - 2012-03-31 01 12 12 攻撃力高いからじゃないかな。 - 2012-03-31 16 03 11 緑も老木のレシャーク+強くね!?BP18やけどw - 2012-03-26 14 05 55
https://w.atwiki.jp/persona3s/pages/19.html
エリア1 タイトル 必要アイテム・ペルソナ 必要AP 獲得可能ペルソナ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ボスシャドウ 打 火 氷 雷 風 光 闇 獲得可能ペルソナ エリア2 タイトル 必要アイテム・ペルソナ 必要AP 獲得可能ペルソナ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ボスシャドウ 打 火 氷 雷 風 光 闇 獲得可能ペルソナ エリア3 タイトル 必要アイテム・ペルソナ 必要AP 獲得可能ペルソナ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ボスシャドウ 打 火 氷 雷 風 光 闇 獲得可能ペルソナ エリア4 タイトル 必要アイテム・ペルソナ 必要AP 獲得可能ペルソナ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ボスシャドウ 打 火 氷 雷 風 光 闇 獲得可能ペルソナ エリア5 タイトル 必要アイテム・ペルソナ 必要AP 獲得可能ペルソナ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ボスシャドウ 打 火 氷 雷 風 光 闇 獲得可能ペルソナ
https://w.atwiki.jp/imas505-railway/pages/13.html
ここではエリア制覇やオススメルートを回る際に便利な切符の紹介をしています。 通年発売しているものや、期間限定でも毎年恒例のものとなっているもののみ紹介します。 北海道 東北 関東東京 中部 近畿 中国・四国 九州 北海道 名称 含まれるエリア 金額 利用可能期間 有効期間 備考 北海道フリーパス (北海道全域) 25,500円 通年 7日間 JR東日本管内のみどりの窓口などでも購入可。特急・急行の自由席が乗り放題、普通車指定席は6回まで利用可。 青春18きっぷ (北海道全域) 11,500円 春・夏・冬の期間限定 1回につき1日間(5回分セット) 言わずと知れた全国のJR線の普通列車が乗り放題の切符。 鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ (北海道全域) 9,180円 10月の鉄道の日付近(平成23年:10月1日~10月16日) 1回につき1日間(3回分セット) 「青春18きっぷ」と切符の効力は同様。 北海道&東日本パス (北海道全域) 10,000円 夏・冬の期間限定 7日間 特急・急行列車は利用不可。他にJR東日本線、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、北越急行線、富士急行線にも乗車可。 一日散歩きっぷ(道央圏用) 函館/渡島、小樽/後志苫小牧/室蘭、岩見沢/空知浦河/日高、北広島/恵庭/千歳札幌駅周辺、桑園/円山/伏見大通東、琴似/八軒手稲/宮の沢/西野、白石厚別、江別/石狩旭川/上川 2,200円 土日祝日(正月・春休み・夏休みなどは毎日) 1日(購入当日のみ有効) 道北一日散歩きっぷ 岩見沢/空知、旭川/上川留萌、帯広/十勝 2,200円 土日祝日(正月・春休み・夏休みなどは毎日) 1日(購入当日のみ有効) 旭川駅、ツインクルプラザ旭川支店、深川駅、永山駅でのみ発売。 三連休おでかけパス (北海道全域) 特急列車用:18,000円普通列車用:6,600円 三連休および飛び石連休の3日間 3日間 特急列車用は特急・急行の自由席が乗り放題、普通車指定席は4回まで利用可。普通列車用で特急列車に乗る場合、特急料金などの他に運賃が別途必要。 東北 名称 含まれるエリア 金額 利用可能期間 有効期間 備考 青春18きっぷ (東北全域) 11,500円 春・夏・冬の期間限定 1回につき1日間(5回分セット) 新幹線、特急列車は乗車不可能。 鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ (東北全域) 9,180円 10月の鉄道の日付近(平成23年:10月1日~10月16日) 1回につき1日間(3回分セット) 「青春18きっぷ」と切符の効力は同様。 北海道&東日本パス (東北全域) 10,000円 夏・冬の期間限定 7日間 特急・急行列車は利用不可。他にJR北海道線、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、北越急行線、富士急行線にも乗車可。 スリーデーパス (東北全域) 13,000円 三連休および飛び石連休の3日間(盆・正月は利用不可) 3日間 普通列車が乗り放題、特急料金などを支払えば新幹線・特急・急行も利用可能。JR北海道の海峡線・江差線、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線(代行バス・振替バスは除く)、北越急行線、富士急行線、伊豆急行線も利用可能。 ウィークエンドパス 横手と宮城県、山形県、福島県の全域 8,700円 通年(盆、正月を除く土休日及び飛び石連休のうち連続する2日間) 2日間 JR線の他13の地方鉄道にも乗車可、詳細はリンク先参照。特急券などを購入すれば新幹線などにも乗車可能。 北東北・函館フリー乗車券 八戸、青森、弘前、盛岡、沿岸、大館、秋田、横手 東京都区内から:18,000円 GW、盆、正月の一部期間を除く通年 5日間 大宮~川口・戸田公園から、横浜市内からも設定有り。特急券などを別途購入で新幹線などにも乗車可。 小さな旅ホリデー・パス (南東北フリーエリア) 宮城県全域と鶴岡を除く山形県、いわきを除く福島県全域 2,500円 通年(土・休日及び4月29日~5月5日、7月20日~8月31日、12月23~1月7日の毎日) 1日間 特急料金を支払えば特急、山形新幹線にも乗車可能(東北新幹線は不可) 関東 名称 含まれるエリア 金額 利用可能期間 有効期間 備考 青春18きっぷ (関東全域、一部除く) 11,500円 春・夏・冬の期間限定 1回につき1日間(5回分セット) JR線がエリア内に含まれない尾瀬、太田/館林、八景島/金沢文庫、いずみ野/緑園都市、大和/瀬谷/三ツ境、希望が丘/二俣川、箱根と東京都内の一部はエリア制覇不可能。また元町/中華街、本牧/三渓園、弘明寺/井土ヶ谷は制覇できない可能性が高い。 鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ (関東全域) 9,180円 10月の鉄道の日付近(平成23年:10月1日~10月16日) 1回につき1日間(3回分セット) 「青春18きっぷ」と切符の効力、含まれないエリアは同様。 北海道&東日本パス (関東全域、一部除く) 10,000円 夏・冬の期間限定 7日間 新幹線・特急・急行列車は利用不可。「青春18きっぷ」と含まれないエリアは同様。 スリーデーパス (関東全域、一部除く) 13,000円 三連休および飛び石連休の3日間(盆・正月は利用不可) 3日間 普通列車が乗り放題、特急料金などを支払えば新幹線・特急・急行も利用可能。「青春18きっぷ」と含まれないエリアは同様。 ウィークエンドパス (関東全域、一部除く) 8,700円 通年(盆、正月を除く土休日及び飛び石連休のうち連続する2日間) 2日間 JR線の他13の地方鉄道にも乗車可、詳細はリンク先参照。特急券などを購入すれば新幹線などにも乗車可能。「青春18きっぷ」と含まれないエリアは同様。 ホリデー・パス (東京都内のJR線で制覇できるエリア、埼玉県全域、八日市場・銚子周辺を除く千葉県全域)取手/つくば、古河、土浦、小山/佐野/足利、溝の口/たまプラーザ/青葉台、港北ニュータウン、みなとみらい、関内/伊勢佐木町、石川町、保土ヶ谷、磯子、横浜、上大岡/港南台、大船/本郷台、戸塚、中山/長津田、新横浜、川崎/鶴見、武蔵小杉/日吉、新百合ヶ丘/登戸、鎌倉/由比/大船、横須賀/逗子、平塚/大磯、藤沢/茅ヶ崎/江ノ島、本厚木/海老名/相模大野 2,300円 通年(土・休日および4月29日~5月5日、7月20日~8月31日、12月29日~1月3日の毎日 ) 1日間 東京モノレール、りんかい線にも乗車可能。 東京 名称 含まれるエリア 金額 利用可能期間 有効期間 備考 東京フリーきっぷ (別ページ参照) 1,580円 通年 1日間 東京都区内を一日で回るにはこれが一番オススメ。JR線部分がいらない時は下の地下鉄一日乗車券を買えば良い。 東京メトロ一日乗車券 (別ページ参照) 710円 通年 1日間 券売機で購入したものは使い込むとエラーを出す可能性が高いため、定期券うりばで前売り券を購入することをオススメ。 都営まるごときっぷ (別ページ参照) 700円 通年 1日間 都営地下鉄のみを利用する場合は期間限定ではあるが下の「都営地下鉄ワンデーパス」を購入した方が得な場合がある。 東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券 (別ページ参照) 1,000円 通年 1日間 都営地下鉄ワンデーパス (別ページ参照) 500円 期間限定(リンク先で確認推奨) 1日間 平成23年秋の利用期間は9月17日(土)から11月27日(日)までの土・日・祝日
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8437.html
前ページ次ページゼロのペルソナ 女教皇 優しさ・不安定 タバサがイザベラより受けた任務は過酷なモノであった。 ガリアの首都リュティスより南東に500リーグほど下った場所に存在する山間の片田舎、サビエラ村に巣くっている魔物の退治。 それだけなら騎士の仕事としては至極まっとうではあるようだが、問題はその退治すべき魔物が吸血鬼であることだ。 吸血鬼は、その名を聞いて恐怖しない者はハルケギニアにはいないと言っていいほどおそれられる魔物だ。 そして吸血鬼と戦うと命じられて恐怖しない者はあらゆる死線を越えた魔法使いか、圧倒的に危機感に欠如のある人物だけであるとされる。 吸血鬼は力ではオーク鬼、トロル鬼を下回る。彼らの使役する魔法――人間の使用する魔法とは別種の先住魔法の使い手としてはエルフに劣る。 そして太陽の光に弱いという弱点まである。 彼らを最悪の妖魔としているのは“人間と見分けがつかない”ことであった。 いかな魔法を駆使しても彼らと人間の選別することはできないのである。 グール そして魔法使いが使い魔を持つように吸血鬼は一体の屍人鬼を意のままに操る。 吸血鬼に血を吸われた人間の末路は二つだけである。動かぬ死体か、動く死体か。その後者が屍人鬼である。 吸血鬼の中にはその能力と高い知性で街一つを壊滅させた者もいるという。 タバサと陽介が挑むのはそれほど凶悪な怪物なのだ。 さてタバサと陽介はサビエラ村にすでに到着していた。 彼らは村長宅で自己紹介をしている。ただし、事実どおりの紹介、ではなかった。 「えーと俺が魔法使いで花村陽介っていいます。で、この子は従者です、はい」 陽介はサビエラ村の村長にウソの自己紹介をしていた。 出会い頭からウソをつくなど気のいいものではないが、これはタバサの作戦だった。 それは吸血鬼にタバサが魔法使いだと悟らせないことである。 そして吸血鬼は人間の中に紛れ込み暮らしているので村中の人間全てにそう思わせなければいけないのだ。 つまり村のリーダーへのウソの自己紹介はその始まりなのだ。 当然のことながらこの世界で異質な学ランでは魔法使いとは思われないので陽介はいつもの姿ではなかった。 この世界に着いてから常に着ていた学生服ではなく、タバサが用意した魔法使いが着る服を着ていた。 また服だけでなくタバサの杖、マントを借り身につけていた。 着慣れないごわごわした服を着て、いかにも魔法使いという杖とマントを着て、陽介はなんだか冗談のようで、笑いたくなってくる。 もっとも先ほど笑いそうになったらタバサに背中をつねられたので今は笑わないようにしている。 タバサはというと陽介の隣で従者らしく荷物を持ちたたずんでいる。 荷物を持ちじっと佇んでいる姿は、そわそわして落ち着きのない陽介の変装よりはよっぽどそれらしく見えた。 もっとも彼女は役に入り込むというわけではなく、自然体であったが。 「ハナムラ・ヨースケさまですか……」 少なくなった髪は全て白となっている村長は確認するように言った。 ハナムラ・ヨースケという名前を変わったものと思ったのだろう。確かにこの世界では珍しい名前であろう。 実際、初めてタバサたちに名前を言ったときもキュルケとルイズに変な名前と言われた。 しかし彼は確認にとどめ名前のことはそれ以上触れなかった。 この世界だと魔法使いはイコールで貴族らしいから、貴族の名前を面と向かって変とは言わないのだろうと陽介は解釈した。 「それでは事件のことを話させていただきます」 犠牲者は報告に聞いていたとおり前任の魔法使い一人を含めた9人。 村では誰もが人を屍人鬼ではないかと疑心暗鬼に満ち、村を出て行く者も止まらない出血のようであるという。 「屍人鬼には吸血の痕があるはずと調べてみましたが、なにせこの山の中ですから、首に傷があるものだけでも7人はいましたわ」 陽介はタバサを見る。タバサは首をかすかに振った。 たとえ傷を見つけてもそれを吸血鬼のものかヒルや虫などがつけたものとの判別は難しいということだろう。 「そんなわけですじゃ……」 村長は自分の無力さを恥じるようにうつむいた。 その隙にタバサは陽介に耳打ちをした。陽介は戸惑ったが、尤もな事でもあるので結局従った。 「調査の前に村長さんの体を調べさせてもらいたいんですけど、いいっスかね?」 村長はぽかんと口を開けた。 「わしを屍人鬼と疑っているのですか?」 「あ、いや、そういうわけじゃ……って、そーなんですけど」 陽介は手を顔の前で振りながら否定しようとするが、否定するのもおかしいと気付いてその手で頭をかく。 「……こんな老いぼれの体ですじゃ。恥ずかしがることなどありません。存分にお確かめ下さい」 村長は服を脱ぎ、生まれたままの姿になった。タバサは陽介を押しのけその老体を調べた。 小さい女の子が老人の裸体をじっと調べる光景はある意味魔法以上に現実感のない光景だな。 と、緊張感のないことを陽介が考えているうちに調べ終わった。 タバサのアイコンタクトを受けて村長に終わったと告げる。 「疑いは晴れましたかの。では、騎士さま、よろしくお願いしますじゃ」 その時、陽介は女の子が廊下にいることに気付いた。小さな顔が扉の隙間から覗き込むように見ている。 「誰ですか、あの子?」 「エルザといいます。お入りエルザ、騎士さまにご挨拶なさい」 少女は脅えた表情のまま入室し、硬い礼をした。 陽介は笑顔を浮かべる。小さい子と話すときは笑顔が大切なのだ。 「エルザって言うんだ、キミ?いい名前だね、エルザちゃん」 陽介は知り合いの小さな女の子のことも思い出されなんだか微笑ましくなった。 彼の親友の妹――本当は従妹だが――は活発で年齢に似合わず理知的な子だったが、 たしか初めて会ったときはお兄ちゃんに隠れるようにモジモジしていたものだ。 昔の記憶が思い出され、自然と笑う陽介の耳元で、タバサが再び囁いた。 「うっそ!この子も調べんの!?」 陽介は素っ頓狂な声を上げ、村長は首を振った。 「この子は勘弁してやってください」 エルザはガタガタと脅えきっていた。 陽介も、こんな小さい子を裸にするのは……。と気乗りではないところを、タバサに思い切り背中をつねられる。 「イッテ!れ、例外は認められないんで!」 タバサの言うことが情がないように見えても、実際問題として正しいから従うのだ。 決して痛いのが嫌だからタバサの言うとおりにするのではない。 村長は悲しげに呟いた。 「エルザ、服をお脱ぎなさい」 エルザは恐ろしいのか、体を震わしながら服を脱いだ。透き通るように白い肌が現れる。再びタバサは念入りに裸体を調べ、頷いた。 「もういいよ、良く我慢したねエルザちゃん、えらいぞ」 陽介ができる限り優しい声で言うが、エルザはわんわんと泣き出し服を抱え逃げ出してしまった。 「嫌われちまったな……。当たり前だけどさ……」 しょうがないというふうに陽介は目をつぶって頭を振る。 「失礼をお詫びします。でも堪忍してやってください…。あの子はメイジが怖いのです」 「いやいや別に気にしてないっすから。……ってメイジが怖い?」 「エルザは両親をメイジに殺されておりますのじゃ」 「両親ってことはお子さんですか……?」 ためらいがちに陽介は尋ねる。村長はエルザの親というには年をとり過ぎている。陽介はエルザを村長の孫だと当たりをつけている。 村長は首を振った。 「あの子とわしに血のつながりはありません。拾い子ですじゃ。一年ほど前、寺院で捨てられたのです。 聞けば両親はメイジに殺されて、逃げてきたのとことでの。おそらく無礼討ちにされたか、メイジの盗賊に襲われたか……。 森は妖魔以外の危険もいっぱいですじゃ。家族のいないわしはあの子を引き取ったのです」 「そんなことが……」 村長は遠い目を見せる。 「わしはあの子の笑った顔をみたことがないですじゃ。体も弱くて……、あまり外で遊ばせてやれることもできん……。 一度でいいからあの子の笑顔をみたいもんじゃのう……」 陽介は思わずタバサを見てしまう。 彼女はいつもどおりの無表情のまま。 陽介は考えてしまう。この世界に来てから数日しか経っていないが、自分も彼女の笑顔を見たことがない。 笑顔だけじゃない。喜怒哀楽という感情を顔に出したところを彼は見たことがない。 自分を使い魔にした少女も何か笑顔になれない理由があるのだろうか。あのエルザという少女と同じような、悲しい何かが……。 タバサと陽介は調査を開始した。 まずは被害者である女性たちの家を調べている。吸血鬼は若い女の血を好むという。 なるほど派遣され返り討ちにあってしまったメイジ以外全て若い女性だった。 状況もほぼ同じで窓・扉を固く閉め切っているというのに、吸血鬼はどこからか侵入し、ベッドで眠る女性の血を吸いつくすという。 護衛で何人かいるそうだが、なぜかいつも寝てしまうという。 「“眠り”の先住魔法……」 タバサがぽつりと呟いた。 陽介はバステ魔法みたいなもんか。と一人納得した。 「でもどっから入って来たんだ?」 陽介は首をひねる。その被害者の宅は、できる限り惨劇当時のままでとどめられていた。 当然死体は運び出されたが、寝具や家具に至るまでそのままである。 窓には板が打ち付けられている。事件当時、ドアの前には開かないようにと家具が山と置かれていたそうだ。 ところが事件後、窓に打ち付けられた板は一枚もはがされておらず、 ドアに至っては家具が動いていないどころか鍵さえ外されてもいなかったという。 「完璧な密室殺人だな、こりゃ……」 陽介はチラっと彼の主を見る。その矮躯はすすで黒く汚れていた。部屋に備え付けられた煙突を入って調べたからだ。 薄汚れたというのに証拠は何も見つからないんだから、言っちゃ悪いが徒労っぽいな。と陽介は口に出さず思った。 「吸血鬼は蝙蝠になって家の隙間から入って来ると言います。本当でしょうか?」 調査する陽介たちと同室していた被害者の親が尋ねる。 陽介は妖怪についての専門知識どころか、この世界の常識すらろくすっぽ知らないので返答に困る。そうするとタバサが従者として答える。 「吸血鬼は変化の魔法は使えない」 老夫婦は従者の言うことは本当なのかというように陽介を見る。 「そ、そーです。吸血鬼はそんなことできません」 陽介はタバサの助け舟をありがたく思いながら、せいぜい魔法使いらしく見えるように偉ぶって言った。 窓の外に、荷物を満載した馬車がごとごととあぜ道を行くのが見えた。 被害者の老父はその光景を見ながら陽介たちに説明する。 「村を出て行く者たちです。若い娘がいる家族はどんどん出て行きます。わしらも準備していたんですが……」 間に合いませんでしたねえ……と老母が言葉の先を引き取った。 陽介の脳裏に昨年、彼の住んだ町に起きた連続誘拐・殺人事件が思い出される。その被害者の一人は彼にとって大切な人であった。 だから理不尽によって娘を殺された老夫婦の気持ちも分かった。 陽介が失ったのは肉親ではなかった。ただ、好きな人だった。 この事件を解決しよう。 最初は、元の世界に戻る方法を探すには魔法使いの協力が不可欠だから、渋々ながらタバサに付いて来ただけだった。 人々が殺されていることを知り、残された遺族と出会い、陽介はもう他人事とは思えない。陽介はこの村の恐怖を払うことを強く決意した。 陽介たちが外に出るとなにやら騒ぎが起こっていた。 十数人の村人たちが物々しい雰囲気で歩いて行く。それぞれが鍬などの得物を携えている。火のついた松明を持っている者もいた。 陽介は不審に思った。 「なんだこりゃ……っておい?」 タバサは村人たちの後に続くようだ。陽介はしかたがないと先に歩いていくタバサの後を追う。 人々の流れに乗っていくとたどり着いたのは村はずれのあばら家だった。 人々がその家を取り囲み、口々に喚いている。 「出て来い!吸血鬼!」 「吸血鬼だって!?」 陽介は驚いた。あの家の中に吸血鬼がいるというのか? 見るとあばら家から四十前くらいに見える屈強な男が出てきて村人たちに怒鳴った。 「誰が吸血鬼だ!失礼なことを言うんじゃねえ!」 「アレキサンドル!お前達が一番怪しいんだよ!よそ者が!吸血鬼を出せ!」 「吸血鬼なんかいねえよ!」 「いるだろうが!昼間には出てこねえババアが!」 「おっかあを捕まえて吸血鬼とはどういうこった!病気で寝てるだけだ!」 「いいからここまで連れて来い!確かめてやる!」 「できるわけねえだろう!病気で寝てるんだから!」 「日の光に当たったら皮膚が焼けちまうからだろう!?」 「だから病気だって言ってるだろう!」 一触即発の雰囲気であった。 危ういものを感じて陽介は割って入った。 「ちょっと待てって!落ち着け!」 「なんだよコラ!引っ込んでろ!」 アレクサンドルと言い争っていた村人は陽介を怒鳴りつけるが、他の村人が彼の手にある節くれだった杖に気付いたようだ。 「貴族!」 「お城からいらっしゃった騎士さまじゃねえか」 陽介は今自分が演じている役を思い出し、それらしく振舞いこの場を納めようとする。 「そうだ。俺は騎士だ!だからおとなしくしてもらうぜ」 「だったらこの家のもんを調べて下せえ!間違いなく吸血鬼だ!」 陽介は嫌な気分になった。村長から聞いたとおりこの村には疑心暗鬼が蔓延しているようだ。 このままでは些細なことでだれかがリンチにあってしまいかねない。 「俺たちが調べっから、頼むからおとなしくしててくれ!」 村人たちが不思議そうな顔になる。頼むのは貴族らしくなかったか?と陽介は言葉の選択のミスを悟る。 「本当に貴族なのか、あんた?」 「ほ、本当に貴族で魔法使いだっつーの」 「だったら何か魔法を見せてくれ」 陽介はさっと血の気が引いていくのを感じた。 陽介は当然ながら魔法使いではない。ペルソナ使いとして魔法を使えるが、それはこの世界の魔法とは明らかに違う。 いくらこの世界のことを未だ理解していないと言っても、魔法を使う際に自身の化身を呼び出して魔法を使うのが一般的なことではないのはわかっていた。 困り陽介は隣で佇むタバサにヘルプの目配せをした。 「…タバサ」 しかし頼みの綱タバサはぼうっと立っているだけでなんのアドバイスもしない。 「なんだよ!魔法が使えないのか?」 「そんな騎士さまがいるものか!」 村人にどやされ陽介は困り果てた。ちょっと泣きそうだった。 そこでやっとタバサがその重いというかそもそも喋るための物かわからない口をようやく開いた。 「この騎士さまは音に聞こえた偉大なメイジである」 「ガキは黙ってろ!」 罵声に構わず淡々と喋り続ける。 「ただし、今は精神力が溜まってないのである。したがってあなたたちが望むような魔法が使えないのである」 「お城は何を考えているんだ!そんな情けない騎士なんかよこすな」 村人たちにあきれた顔が浮かぶ。 そこへ村長がやって来た。騒ぎを聞きつけてきたのであろう。 「お前たち何をしておるんじゃ!証拠もないのに誰かを屍人鬼に決め付けるなんてとんでもないことじゃ! 吸血鬼も怖いが、我らがお互いに疑い合うような事態はもっと恐いんじゃ!」 村長の説教に村人たちはしゅんと頭をたれた。 「でも村長……あいつの首には二つの牙のあとがあるんですよ」 アレクサンドルは激昂した。 「だから山ビルに食われたあとだっていってあるだろう。何度いったらわかるんだよ!」 タバサと陽介は駆け寄ってアレキサンドルの首を調べた。確かに赤い二つの傷が首にあった。 しかし、治りかけなので虫に刺された傷と区別がつかない。証拠としては薄弱であった。 「首に傷がついてるのは俺だけじゃないだろう?よそ者だからって俺ばっかり疑うのはひでえじゃねえか」 「とりあえず、お前の母親を改めさせてくれ」 村人の一人がそう言うと他のの村人たちも同調した。 「わかったよ!」 アレクサンドルは村人たちと陽介たちをあばら家の中へと案内した。家の中は一部屋だけであった。土間の奥に粗末なベッドが見えた。 人が入ってきたことに気付き、その上で寝ていた老婆が身を起こした。赤い派手な服を着ている。 「おい!マゼンダ婆さん!失礼するぜ!」 そう言うと老婆は「おお、おおお……」と、うめいて布団をかぶってしまった。 何人かが近づいて布団を引っぺがそうとする。 乱暴な扱いを受けようとする母を見てアレキサンドルは止めようとしたが、彼を数人の村人が羽交い絞めにして動けなくする。 一人は脅える老婆の口を無理矢理開いた。 「どうだ、レオン?」 「お袋は牙どころか歯すらねえよ!」 アレクサンドルが怒鳴り、調べていた青年レオンが頷く。それからレオンは、困ったことになったと様子を見ていた陽介たちに顔を向けた。 「騎士さま、たしか吸血鬼は血を吸う寸前まで牙をしまっておけるんでしたよね?」 陽介は横目でタバサを見る。こくりとタバサは頷いた。 「あ、ああ。そうらしい」 「じゃあ、歯がないからって吸血鬼じゃないって決まったわけじゃない」 「なんだと!」 アレクサンドルが再び激昂した。 あばら家は騒然となったが、村長が諫め、村人たちはしぶしぶといった感じで引き返していった。 「騎士さま、本当にお願いいたします。わしに出来ることならなんでもしますからの」 村長は神妙に頭を下げた。 陽介はさっそく村長に頼み事をする。もちろん、タバサに言われたとおりに。 それは自分の宿泊している村長の屋敷に、村に残っている全ての若い娘を集めてくれるようにと頼んだのだった。 おおよそ15人がタバサの寝泊りしている部屋の隣の大部屋に詰め込まれた。 それだけのことをするとタバサは調査を切り上げ、陽介を連れて自分の部屋に戻ってしまった。 人目もなくなったことで陽介はタバサに話始めた。 「アレクサンドルって親子が怪しいのはわかるけどよ……。違うような気がすんだよな……」 タバサは興味があるのかないのか判断のつかない無表情のまま尋ねた。 「どうして?」 「いや、あんまりにも怪しすぎるからってだけなんだけどさ。わかりやすいことが真実ってわけでもないだろ? それに吸血鬼って頭いいらしいじゃん。ならそんな簡単に疑われるのかって……」 彼の言葉の言うことをどう思ったかはわからない。 彼女は「これから眠る」とだけ言った。 昼間なのにと陽介は思ったが、タバサはあっという間に寝付いてしまい、自分もやることもないので彼女にならうことにした。 時刻は夜である。 陽介は人目もはばからず、それどころか見せ付けるように酒をあおっていた。 現在、陽介の手にはタバサの節くれだった杖はなく、彼女も近くにはいない。 これは作戦である。 魔法使いが杖を持たずに酒を飲んでいるというのは、それを襲うモノとしては絶好の機会であり、何かしらのアクションを起こすはずである。 タバサは杖を持っていない魔法使い役の陽介を襲うときに不意を討つつもりである。 そのために彼女は陽介が酒を飲んでいる村長宅の庭にある納屋に隠れている。 だが陽介が酒を飲んで数刻経つが、吸血鬼は未だに姿を見せない。 陽介は顔を赤くしながら未だにちびちびと酒を飲んでいる。 「ういー、しょーじきなトコロ、おんなじご主人様にするならクマみたいにボンッキュッボンがよかったなー。なんつって…あいて!」 タバサの投げた石が使い魔にヒットした。 陽介が頭をなでていると、 「……きぃやあああああああああ」 という叫び声が聞こえた。その声は一階から聞こえてきた。 タバサが飛び出し、陽介も後に続く。 声は女性たちを集めた部屋からではなかった。幼い声であった。 家を外側から沿うように走ると割られた窓が見つかった。エルザの部屋だ。 杖を掴んだタバサ、そして陽介はそこから跳び込んだ。 「いやあああああああ!」 毛布をかぶって震えていたエルザは大きな悲鳴を上げる。 「大丈夫だ!俺たちだから安心してくれ!」 陽介は安心させようと力強く言う。しかし少女は震えているばかりである。 「くそっ、こんな小さい子まで……!」 陽介は憤りを隠せなかった。 それに対し、タバサは先ほどまでの緊張感も顔から消えて、いつもどおりの表情を浮かべていた。 それから少し経って、少し落ち着きを取り戻したエルザは小さな怯えた声で話し始めた。 「……お、男の人がいきなり入ってきて、私の体を掴もうとしたの」 「どんな奴だった?」 陽介が尋ねると、ひ!とうめきエルザは毛布をかぶってしまった。 彼女は両親を殺されたためにメイジを恐れているのだった。 実際は違うのだが純真な子供に怯えられるのは少し傷つくものだった。 「お、おねえちゃんもメイジなの?」 毛布の隙間から杖を握ったタバサに問いかける。タバサは恭しく陽介に杖を渡し、少女に向き直った。 「わたしはメイジじゃない。ちょっと騎士さまの杖を預かってただけ。だから安心して」 「魔法を使わない?」 「使えない」 タバサは表情を変えずに言った。 「寝てたら……、耳のそばで荒い息がしたの……。 そして目を開けたら男の人が立って、私をじっと見つめていたの。わたし、びっくりして叫んだの」 エルザは泣きそうな顔でタバサにしがみついた。 「口から牙が生えてて……、だらだら涎が垂れてきて……、ひっぐ、うっぐ、えぐ……」 エルザは泣き出した。 「もう大丈夫。その人は見覚えのある人だった?」 「……暗くてわかんなかった」 陽介とタバサが近づいてきたのに気付いたのか、男は何もせず出て行ったという。 その直後に陽介たちが飛び込んできたらしい。 「だから……、おねえちゃんたちが吸血鬼だと思ったの……」 「誰も見なかったよな。入れ違いだったか……!」 その男はおそらく屍人鬼だろう。だれかが分かれば、重要な手がかりとなったのに。 陽介は悪態をついて残念がった。 事態を村人たちに説明してタバサたちはエルザも伴って部屋に戻った。連れて来たのはタバサであった。 怯えていて一人では眠れそうにないということは陽介も思っていたことだが、タバサがそのように気を使ったことに陽介は少なからず驚いた。 親切心を見せながらも無表情のままのタバサの評価を上方修正する。 「それじゃあ、俺は寝るからなにかあったら起こすんだぞ」 陽介はエルザの目もあるので杖は自分で持っておくことにする。なにかあればすぐにタバサに投げ渡すつもりだ。 寝るという口実で従者役のタバサに預ける、ということも考えたが、エルザはメイジを恐れている。 せっかく彼女がなついているタバサにメイジの杖を渡すことをはばかったのだ。 タバサは何も言わないが、おそらくそれでいいと思っているだろう。 「こわい……」 「大丈夫」 寝たふりをしている陽介の耳に小さな少女とそれよりさらに小さい少女の会話が届く。 タバサの武器である杖を持っている以上、急変あればすぐにでも渡せるように寝るわけにはいかない。 「おねえちゃんはえらいよね、こどもなのにいっしょうけんめい、いっしょうけんめい働いてて、えらいなあ……。おねえちゃんのパパとママは何してるの?」 しばしの沈黙。 「パパはいない。ママはいる」 「そう。わたしのパパとママはメイジにころされたの。わたしの前で。まほうで。虫けらみいに……。だからわたしメイジきらい。おねえちゃんのパパはどうして死んだの?」 少しだけ沈黙があり、 「殺された」 とタバサは呟くように言った。 「魔法で?」 「魔法じゃない」 「じゃあママはどうしてるの?」 「寝たっきり」 陽介は横になりながらも起きて二人の話を聞いていた。 それにしてもタバサが言ったことは本当であろうか。 タバサのことだから自分が起きていることはわかっているだろうから、自分にも聞こえていることがわかって話したのであろう。 父が殺され、母が寝たきりとはどういうことだろう。彼女の身になにがあったのだろうか……。 陽介が考えごとをしているうちにエルザはタバサとさらに2,3言交わした後に寝ついたようだった。 そこに村人たちから事のあらましを聞いた村長が飛び込んできた。 「エルザ!おおエルザ!無事だったか!」 陽介はベッドから身を起こしエルザを指差し、人指し指を口に添え静かにするように示した。 村長はスヤスヤと寝ているエルザを見て安心したようだった。そして声のトーンを下げた。 「どうやら無事なようでほっとしました」 「今日から俺たちが預かります」 「そうして下されば安心ですじゃ……。しかしまさかこんな小さな子までとは……、 なんともはや、吸血鬼というのは血も涙もない連中ですのう……」 村長が出て行き、陽介は再び毛布にもぐった。布団の中でタバサの身の上について考えているうちに本当に眠ってしまった。 元の世界では飲めない酒を、いい機会だと調子に乗って飲みすぎてしまったようだ。 前ページ次ページゼロのペルソナ
https://w.atwiki.jp/foresanc/pages/766.html
仮面(ペルソナ) 「あいつが罪を忘れても、「仮面(ペルソナ)」の格好で、「仮面(ペルソナ)」の所業で何度でも思い出させてやる!!!!あいつの罪は、死でのみ購(あがな)われるんだ!!!!!!!!」 概要 本名は「リンティ=コールマン」。 「仮面(ペルソナ)」を名乗って世界各地で活動している賊。 仮面(ペルソナ)と同じ服装、仮面(ペルソナ)と同じデザインの仮面を装着して顔を隠している。 背や体格も仮面(ペルソナ)に似ている。 違いは声と髪で色は本物と同じだが本物に比べて短く、背中まで。 正体は数年前、家族旅行の最中に仮面(ペルソナ)と、その仲間の山賊に襲われたラスタル教の信徒の女の子。 自身は仮面(ペルソナ)に光の爪で顔面をズタズタに引き裂かれ、両親は生きたまま四肢を輪切りにされた挙句、仮面(ペルソナ)に喰われた。 以来、仮面(ペルソナ)への復讐心だけを支えにして生きてきた。 ある日、仮面(ペルソナ)が「赤獅子」と共に暮らしているという情報を入手。 復讐の為に本格的な行動を開始した。 性格は冷徹かつ残忍。 仮面(ペルソナ)の口調を模して喋ることもある。 ズタズタの素顔を見られることを極度に嫌がり、仮面の下の顔面にも包帯を巻いて素顔を隠している。 仮面(ペルソナ)に扮し、賊として活動しているのは仮面(ペルソナ)に汚名を被せる為、そして仮面(ペルソナ)に己の所業を思い出させるため。 仮面(ペルソナ)に復讐を果たすことが最終目的だが、本当の望みは両親との幸せな生活。 戦闘スタイルも仮面(ペルソナ)に似ており、光の爪を使った攻撃を得意とする。 技・魔法 破邪斬り 光の爪で切り裂く。 悪魔・アンデッドの類には大ダメージ。 心の光弾 光の弾を放って攻撃する。 悪魔・アンデッドの類には大ダメージ。 天聖の一撃 壁や天上などに張り付き、相手の死角から一撃を繰り出す。 魂の光弾 全身に聖なる光のオーラを纏い、ドリルのようにキリモミ回転体当たり。 聖なる刃 凄まじい切断力を持つ、光の円盤を放つ。 経歴 2009年9月12日の長編なりちゃサキラ編 序章 輝石大陸ステルディア近郊、ラケルタ島にある遺跡の内部に、イヅナらと共に登場。 ティマフ、ディプスらと交戦するが歯が立たず、ティマフに押さえつけられた挙句アルムに仮面を奪われ、自ら仮面(ペルソナ)を名乗り転移アイテムを用いて逃走した。 2009年9月22日ニセモノ討伐なりチャ カルネアの偽者、セティアの偽者らと共に登場。 マルシェ、ミュナと交戦するが敗北し、逃走した。 2009年9月27日 72の魔神外伝「ペルソナ」前編 ハイウルフ、ムジナらを率いて墓参りに来た仮面(ペルソナ)らを襲撃。 自身はベルファスト、ゼフィスと交戦するが苦戦。 隙を突いて鬼姫を攻撃、鬼姫を攫い逃走した。 2009年9月28日 72の魔神外伝「ペルソナ」後編 遺跡の内部にて両腕を失った鬼姫と共に登場。 仮面(ペルソナ)と鬼姫に積年の怨嗟を吐き散らしながら 「鬼姫の命、お前の命と引き換えだ」 と仮面(ペルソナ)に持ちかける。 だがディプスが仮面(ペルソナ)を引き止めたのを見て「交渉決裂」と判断し、鬼姫を殺害。 激昂した一行と交戦になり、敗北。 仮面(ペルソナ)に両親を返すよう懇願しながら死亡した。 2012年3月3日VSハーデース第3章 ハーデース率いる死者の軍勢として登場。 仮面(ペルソナ)を奇襲で致命傷を与えた後、ユカリスと交戦するが鬼姫の攻撃で隙が出来たとことをユカリスに倒された。 由来 仮面(ペルソナ)と同じ。 余談 倒して後味が悪くなる敵を目指したものの見事失敗。 「あのとき、わたしたちが…なにしたの……?返し、て……返してよぉ……………おとうさん…とおかあさん…を…………返してぇ…………………」 アースガルド ニセモノ ラスタル ラスタル教 仮面 賊
https://w.atwiki.jp/persona2tsumi/pages/223.html
名前 LV 消費SP 初期スキル マテリアルカード タロット 主人公 成長タイプ(速度) 力 属性 習得スキル(ランク) 耐性 栄吉 成長タイプ(能力) 体 物理攻撃 リサ レベルアップボーナス 技 物理防御 舞耶 魔晶変化 速 魔法攻撃 ゆきの 変身ペルソナ 運 魔法防御 変異習得スキル 個性 淳 ラクシュミ 64 41 ディアラハンラクカジャ 水蓮の花弁 192 ○ 晩成 41 無 ザンダイン(3)サマリカーム(5)メディアラハン(6)勇奮の舞(8) 剣―- 飛―- 打―- 投―- 技―- 火―- 水―- 風―- 地―- ○ 魔攻バランスB 46 210 ◎ 体+1 56 220 氷―- 電―- 核―- 光―無 闇―耐 万―- 経―耐 精―耐 ◎ アヴァターラ 53 163 △ LV70剣フツノミタマ 71 163 トラフーリ 賢い ○ ハトホル 55 37 ザンマ - 165 ○ 晩成 44 無 マリンカリン(2)メディラマ(3)ハイプレッシャー(6)エストマ(8) 剣―- 飛―- 打―- 投―- 技―- 火―- 水―- 風―- 地―- ○ 魔攻バランスB 47 198 ◎ 体+1 51 204 氷―- 電―- 核―- 光―無 闇―無 万―- 経―耐 精―耐 ◎ パトラカード 46 146 △ LV55剣アーサーLV60杯ダグダ 43 150 テトラカーン 賢い ○ イザナミ 51 33 蜃気楼 黄泉の険路 153 ○ 長期成長 33 水 ディアラハン(2)慈愛の祈り(3)フィアトレント(4)天上の舞(6)マハアクダイン(8) 剣―- 飛―- 打―- 投―- 技―- 火―- 水―無 風―- 地―- ○ 補助A 38 168 ◎ 体+1 56 178 氷―- 電―- 核―- 光―無 闇―無 万―- 経―耐 精―耐 ◎ 犠牲のカード 45 152 △ LV60杯ダグダ 43 159 メディアラハン 賢い ○ パールヴァティ 43 28 ディアラマ - 129 ○ 超晩成 34 水 マハンマ(3)コトルディ(4)リカーム(5)サマカジャ(7)ブフダイン(8) 剣―- 飛―- 打―- 投―- 技―- 火―- 水―- 風―- 地―- ○ 魔攻バランスB 31 154 ◎ 体+1 43 148 氷―- 電―- 核―- 光―無 闇―弱 万―- 経―耐 精―耐 ◎ ヒットポイントソース 39 120 △ LV50金貨サラスヴァティLV45杯バッカス 36 122 マカカジャ 賢い ○ シフ 34 24 ジオ - 102 ○ 長期成長 29 風 テトラジャ(3)ディアラマ(4)雷の洗礼(5)コトルディ(7)催眠波(8) 剣―- 飛―- 打―- 投―- 技―- 火―- 水―- 風―無 地―弱 ○ 魔攻バランスA 26 126 ◎ 体+1 30 120 氷―- 電―反 核―- 光―耐 闇―耐 万―- 経―耐 精―耐 ◎ テトラジャカード 33 87 △ LV35金貨エビスLV40剣クー・フーリン 29 88 タルカジャ 賢い ○ テンセンニャンニャン 27 21 九十九針 - 81 ○ 晩成 22 無 メパトラ(3)メディラマ(4)蜃気楼(5)夢見針(6)マリンカリン(8) 剣―- 飛―- 打―- 投―- 技―- 火―- 水―- 風―- 地―- ○ 魔攻バランスB 20 98 ◎ 体+1 27 94 氷―- 電―- 核―- 光―耐 闇―耐 万―- 経―反 精―反 ◎ メディラマカード 24 75 △ LV30杯ガラハドLV34女教皇シフ 26 77 リカーム 賢い ○
https://w.atwiki.jp/gvsz/pages/192.html
online対戦オススメ機体 対戦では強くて扱いやすいガブアッシギャプだけ使うようにしよう。 シャゲも強いですが相方負担が大きく275次第になってしまいます。 375は乙、195はcメタスがオススメ。 ジオ、wc、陸ガンm、犬、生ゲルなども強いですが難しく対戦相手が不快になるので除外しました。 ダム、ネモ、βもガチ戦では辛く強襲を選ばれるとどうしようもないので除外しました。 連邦 エゥーゴ ジオン ティターンズ 375 Zガンダム(br) 310 シャア専用ゲルググ ガブスレイ 295 ハンブラビ(br) 275 ギャプラン アッシマー 195 メタス ガザC グフ ゾック