約 2,856,058 件
https://w.atwiki.jp/yuugioudekkisyoukai/pages/16.html
ソリティアデッキとは基本的に相手が何もできないまたは一方的に回して2人でやってるのに一人で遊んでいるようになるデッキの総称である
https://w.atwiki.jp/kirakira_dangerous2/pages/98.html
記憶転移という現象がある。 臓器移植に伴って、提供者(ドナー)の記憶の一部が受給者(レシピエント)に移るとされるものである。 移植手術の後、提供者(ドナー)の趣味嗜好や習慣、性癖、性格の一部、果ては経験の断片までもが自分に移ったと感じている受給者(レシピエント)の存在が報告されている。 しかし通常受給者(レシピエント)が提供者(ドナー)の家族と直接接触を持つことは移植コーディネーターや病院から固く禁じられているため、実際に提供者(ドナー)の趣味嗜好や性格の転移を確認しえた例はごく少数に留まる。 また、自身の変化を感じていない受給者(レシピエント)も顕在し、反論意見も数多く存在するため、科学的には未解明の現象とされている。 ◇ ◇ ◇ ◇ ——黒いカラスは奇跡の腕(ひかりもの)を探していた。 【切り取りシャルル】肉丘 紡(ししおかつむぐ)が、【人医師】という男の存在を知ったのは、彼が【殺人鬼】に堕ちてからしばらくの頃だった。 ある雨の夜、文化通りの路地裏にて、紡は【部品】集めに勤しんでいた。首尾は上々、今日は特に上質な【部品】が手に入った。 彼の標的となった哀れな【部品】の残骸が五つに分解された身体で呻き声を上げる。臓器は既に抜き取られ、数分後の死を待つのみだ。 「嫌だ……ぁ、助けてく……れぇ! 俺はもう、これ以上(・・・・)死ぬのは……」 “これ以上”という言い方に違和感を感じた紡が今際の男に問い詰める。 「どういう意味です……? まるでキミ、これまでに何度も死んでいるような言い回しじゃあないか?」 「……あの野郎……俺の心臓に刃を突き立てて……。俺は間違いなく死んだのに……気がつくと、傷一つ無い体で生き返っていて……後は繰り返し……何度も何度も、ざくざく、ざくざくと……俺をころしつづけ……」 男はうわ言のように呟く。既に末期のせん妄状態に陥っている。死期が近い証拠だ。 「待ちたまえ。つまりキミは何者かに繰り返し何度も殺されたというのかね? いったい誰なんだ? ソイツは!?」 紡の語気が僅かに強くなる。 無理もない。男の言っていることがもし真実であるならば、もはや新鮮な【部品】を求めて殺しまわる必要もなくなる。彼の大願である『娘を完全な状態で蘇らせる』奇跡の糸口が、見つかるかも知れぬからだ。 「イかれ殺人鬼……、【人医師】……お前も……あいつと同類……だ……」 【部品】の男はそう言うと動かなくなり、二度と言葉を発することは無くなった。 紡は先だって心臓を回収してしまったことに後悔の色を浮かべたが、すぐに切りかえて男の最期の言葉を反芻する。 「【人医師】……。蘇生能力を持つ殺人鬼……?」 血塗れのメスを持つ手が震える。それは紡にとって、微かな希望の光に違いなかった。 人医師。 その名前を手掛かりに紡は件(くだん)の人物の捜索を開始したが、情報収集は難航を極めた。 まず第一に、【人医師】絡みの殺人事件が一つとして起こっていないこと。彼は人を殺すが、同時に蘇生もさせる。無論警察は動かず、そもそも事件として殆ど成立していないのだ。 そして第二に、よほど重度のトラウマを植え付けられたせいなのか、彼の被害者は揃って口を噤(つぐ)んでいるらしい話を聞いた。裏社会の情報屋たちも半ば都市伝説のような与太話しか持っていない様子だった。 (果たして本当に【人医師】は実在するのだろうか……?) 紡がその存在にすら疑問を持った矢先、【NOVA】の開催が宣言され事態は急展開を迎えた。 公式サイト独自の【殺人鬼ランキング】のリストに【人医師】の名前を確認したのだ。 【人医師】は確かに実在する。 そこで紡は、標的を切り開いた際、不自然なほどに健康体(・・・・・・・・・・)の者を延命し、【人医師】に関して何か知っていることはないか聞き出すことにした。 やがて、少しずつだが彼に関する情報が始まり始め、ついに紡は彼の運営するクリニックの場所を突き止めたのであった。 出来るならば、治癒と蘇生を司るその奇跡を間近で見てみたい。だが相手は人を殺さずして【NOVA】の悪趣味な金持ちに評価される程の危険人物。迂闊に接触すれば、最悪人間性を破壊される恐れがある。 紡はクリニックに張り込み、【人医師】が動き出すのを、ひたすら待つことにした。 「もう少しだよ、可苗衣(かなえ)。パパが必ず助けるから……」 ペストマスクの奥に隠れる決意の瞳の輝きは、最悪の【殺人鬼】に堕ちてなお、高潔な医師であった頃と変わっていなかった。 ◇ ◇ ◇ ◇ 都立雑司ヶ谷霊園。 南池袋の住宅地の中にある閑静な公営墓地で、殺人鬼たちが跳梁跋扈する池袋エリアの中でも、比較的穏やかな空気が流れる場所である。およそ12ヘクタールの園内に、ケヤキの古木を始めとした数多くの草木が立ち並び、緑豊かな環境を形成している。 また、棗 爪石、武久 夢死、"一〇〇〇代目"ジャック・ザ・リッパー、長谷村 美樹彦など、数多くの有名殺人鬼が眠る地でもある。 天(そら)は鈍色、相変わらずの雨模様。 今日は墓参の人間も殆どおらず、静かというよりも、少々不気味な空気に満ちていた。 そんな墓地の一角で黒い傘を差した男が一人、小さな墓に花を手向けていた。 「また来たよ、お姉ちゃん。今日はこんな空だからね、少し明るめの花を買って来たんだ」 男の名は白石 喝人、『アンピュテート・マニア』の二つ名で知られる殺人鬼である。彼は20年前に姉と死別して以来、毎月の月命日には必ずここへ訪れていた。 そして在りし日の姉の姿に思いを馳せる。 (かっちゃん。このタルト、味見してみてよ。お姉ちゃんの自信作なんだ) (あはは、かっちゃん何て顔してんのよう) (ねえかっちゃん、私たち、ずっと一緒だよ) 姉は慈愛に満ちた、可憐な少女だった。 お菓子作りが得意で、特に手作りタルトは絶品だった。 向日葵のように明るい笑顔が印象的な、自慢の姉。幼い喝人はそんな姉にベッタリで、いつか彼女と結ばれることを当然のように夢見ていた。 ——あの悲劇が起きるまでは。 喝人の記憶に焼き付いた、姉の最期の姿。 血塗られた浴室。 細(ささめ)雪のように白い素肌。 この世の何よりも美しい、頭の無い少女の死体。 そして、喝人が【殺人鬼】としての産声を上げた、禁忌の儀式。 20年たった今でも、あの時の出来事は鮮明に覚えている。一日たりとも、あの光景を忘れたことはない。 あれ以来、喝人は人の肉の断面に執着し、強い興奮を覚えるようになってしまっていた。傷口を開く魔人能力が発現したのも、その異常なまでの執着が、自己認識の垣根を超え、この世の法則を捻じ曲げたが故であった。 それほどまでに、あの惨状は彼の人生において鮮烈な体験であったのだ。 「お姉ちゃん。近いうちにとてもいい報告が出来そうなんだ。お姉ちゃんたちを殺したやつが、もしかしたら見つかるかもしれない」 喝人の両親と姉を惨殺した犯人は、未だ見つかっていない。 あまりにも美しい切り口だけを残して、幻影の如く忽然と消えた殺人鬼。 あれから途方もない月日が流れ、自分自身も【殺人鬼】となってしまったため、犯人を裁きたいという気持ちは徐々に薄れていったが、もしもこの【NOVA】の殺し合いで、姉を殺害した相手と対峙するようなことがあるとしたら―― 喝人は自身の心と身体が高揚しているのを感じた。だから、きっとそういう事(・・・・・)なのだろう。 (とても楽しみだね、お姉ちゃん……) そうしてもの思いにふけっていた喝人の隣に、とある男が花束を持って現れた。男は喝人の家族が眠る墓に仏花を供え、手を合わせる。 「お疲れ様です、『墓守』さん」 喝人が労いの言葉をかける。『墓守』と呼ばれた初老の男は、この墓地のスタッフにして、裏社会の掃除屋(スイーパー)でもあった。 「白石さんもこんな天気の中、精が出ますね。故人も喜んでいますよ」 池袋で日々起きる殺人事件、【殺人鬼】は証拠隠滅の為に、現場の死体処理をこういった掃除屋(スイーパー)たちに依頼する。彼らは被害者の死体を回収し、現場を綺麗に清掃して報酬を得る裏社会の黒衣であった。ちなみに先日の犬飼や鎌田の死体も、この『墓守』の手腕によって、既にこの墓地の共同区画に眠っている。 「『墓守』さん。先日依頼した殺人鬼の件、どうでしょうか?」 その立場上、掃除屋(スイーパー)たちは、殺人事件の情報屋としての側面も持っている。喝人は『墓守』に、【NOVA】参加者の中で家族を殺した犯人に該当する特徴を持ったものが居ないか調査を依頼していたのだ。 喝人の示した特徴は二つ。 犯行当時の年齢で16歳以上、現年齢36歳以上の者 鋭利な刃物、または切断系能力を所持している者 「これが現状の調査結果です。詳細なデータはこちらに」 『墓守』はファイルの入った封筒を喝人に渡す。 「要約すると、白石さんの条件に当てはまる該当者は現状4人ですね」 ランキング上位の面々で以上の条件に該当するものは、 【ドクター】 【切り取りシャルル】 また、年齢不詳の人物を含めるのならば、 【悪の怪人・キリキリ切腹丸】 【人医師】 も該当する。 「ランキング下位まで調べるとなると、【NOVA】開催中にすべてのデータを集めるのは不可能ですから、追って調査を続けます。」 「『墓守』さんから見て、特に気になる殺人鬼は?」 「白石さんの言っていた犯行状況を再現しやすいという点では【切り取りシャルル】でしょうか? ただ、可能性は極めて低いでしょう」 「何故?」 「この男が魔人能力に目覚めたのは半年ほど前ですから」 その他の候補者も、以下の理由から、真犯人の可能性は低そうだった。 【ドクター】:非魔人で攻撃手段は支援頼み。あれだけ異常な犯行現場を単独で作り出すのは考えにくい。 【悪の怪人・キリキリ切腹丸】:【NOVA】のランキングに乗ったことで、晴れて殺人鬼認定されたが、元々殺人鬼とは言い難い存在。 【人医師】:見た目年齢が喝人と同じくらいで少し若い。主要武器の刃渡りが6センチと、あの犯行現場を作り出すには別の凶器を使わない限り無理がある。更に言えば前科もない。 「……やはり簡単には見つからなさそうですね」 「まあどちらにせよ、その資料には目を通しておいた方が良いでしょう。いずれ殺し合うかも知れない相手ですから」 「ええ、そうします。ありがとうございました、『墓守』さん」 喝人はそう言うと『墓守』に会釈をし、その場を立ち去る。彼を見送った後、『墓守』は緊張を解すため大きく息を吐いた。 「……慣れないものだな、いつまでたっても【殺人鬼】の相手は」 仕事柄、様々な犯罪者と接触を図っている『墓守』だが、毎回【殺人鬼】との取引は命がけだ。相手の気分次第で、その凶刃がいつこちらに向いてくるか分からないからだ。先日も、同業の情報屋が【オムニボア】という【殺人鬼】に殺された話を聞いた。 着かず離れず。相手のデッドラインを見極め、決してそこを乗り越えてはいけない。臆病な位がちょうどいい。それがこの商売で生き残るコツ(・・)なのである。 ◇ ◇ ◇ ◇ 喝人が墓参りをした日の夕方、【人医師】ドクター・アペイロンは『訪問診療』の為に、クリニックの外へ出た。池袋各地の犯行スポットを見て回り、【殺人鬼】との積極的なコンタクトを図る為だ。 それが今回の【NOVA】におけるアペイロンの基本戦略である。行き当たりばったりといえば聞こえは悪いが、人の寄り付かないところを選んで歩けば、殺人鬼に出くわす。現在の池袋の治安は、それほどまでに悪いのである。 「さて、重症患者は山のように居る。いち早く治療をせねばな」 黒いロングコートを羽織った【人医師】は、濃紺の傘を片手に街へと繰り出した。そして—— 「……動いた」 物陰から様子を伺っていた男、【切り取りシャルル】こと肉丘 紡(ししおかつむぐ)は、アペイロンを見失わぬ程度の距離を保ち尾行する。無論、シンボルであるペストマスクは目立ちすぎるので【部品】回収用の鞄の中だ。 「さあ、拝見させてもらうぞ。奇跡の業を……」 駅を抜け、公園を通り、路地裏を徘徊するが、アペイロンの前に【殺人鬼】は現れない。 『訪問診療』を開始して2時間余りが経った頃、アペイロンは方針を転換した。 「ふむ……『墓守』ならば、まだ見ぬ患者たちの行方に心当たりがあるかも知れないな」 掃除屋(スイーパー)の『墓守』とは、過去にも何人か患者の紹介をしてもらった縁があった。今回の【NOVA】でも、有力な【殺人鬼】の情報を握っている可能性は高い。 アペイロンは踵を返し、東池袋の方へと歩を進める。 紡は反転したアペイロンに見つからぬよう物陰に隠れ、彼を見送る。 (先程と足取りが違う……どこかを目指して歩き出したな……) 紡は引き続きアペイロンと十分な距離を取り、尾行を続けた。 喝人が『墓守』からの電話を受けたのは、午後9時を回った辺りだった。 喝人が捜している【殺人鬼】に関して、有力な情報を入手したとのこと。喝人は急いで着替え、タクシーを呼び雑司ヶ谷霊園へと向かった。 程なくして墓地に到着すると、周囲は暗闇に包まれていた。管理事務所と崇祖堂は既に閉められ、明かりも落ちていた。喝人は待ち合わせ場所である長谷村 美樹彦の墓の方角へと進む。霊園の中心部に近い場所だ。人の気配はなく、降りしきる雨の音だけが響き渡っている。 (……居るな) 喝人の鋭敏な感覚が危険信号を発する。ざらつくような視線がこちらに向いている。 いつ仕掛けてきてもおかしくない。雨音に惑わされ、後手を踏んではいけない。 そんな心持ちで警戒を強めていたが、意外にも相手は墓の物陰から堂々と姿を現した。 「ごきげんよう、【アンピュテート・マニア】白石君」 「……あんた、噂の【NOVA】参加者かい?」 「おっと失礼した。私の名はアペイロン。【人医師】とも呼ばれている。以後お見知りおきを」 「……白石だ。その様子だと、僕のことをよく知っているみたいだね」 アペイロンがコートの内側からグローブを取り出す。それは中指、薬指、小指に鋭利な刃が装着された、奇妙な革製のグローブだった。アペイロンがそれを両手に嵌めると、暴力と死の気配が色濃くなる。 「『墓守』はどうしたんだい? 僕は彼に呼ばれたんだが」 「彼には席を外してもらった。実は私が彼に頼んで君を呼んでもらったのだよ」 情報屋が他の【殺人鬼】と通じていることは大して珍しいことではない。問題は、こちらの情報を相手がどれだけ掴んでいるかだ。 「君のことは良く知っている。私が救わねばならない『重篤患者』だということもね」 「キミ、医者じゃないんだろ? そういった治療は、本職に任せた方がいいと思うよ」 チキチキ。 チキチキ。 喝人も傘を放り得物(カッター)を取り出す。極めて脆く、細く鋭いだけの量産型の刃。だが【アンピュテート・マニア】の手に掛かれば、それは恐るべき殺傷兵器へと変貌する。 「さあ、問診の時間だ! 重度の人間病、治療のしがいがある!」 ——交錯。 ——低い姿勢からの爪撃。左右交互に振るわれる。 ——バックステップで回避。すぐさま反転し、逆袈裟に切り上げる。 「「疾い——!!」」 お互いが相手のスピードに少々面食らう。身のこなしではない。単純なハンドスピードがずば抜けている。 傷口を広げる魔人能力最も愛すべき欠損(アポテムノフィリア)は、最初につけた傷口の鋭さによって、断面の形状が大きく変わる。より疾く、より鋭く、研鑽を積むことによって、喝人は達人の剣速と美しい断面をモノにしている。 片やアペイロンの方も、人体構造に根差した最適な動きを研究し、正確無比な筋肉と関節の動きを日々アップデートし続けている。より正確に、より効率的に、研鑽を積むことによって、アペイロンは神域レベルの爪術と外科手術の腕を身に着けている。 故に—— 喝人の右太腿、アペイロンの脇腹、共に浅く切り裂かれていた。両者の傷口から、鮮血が噴き出す。 (喰らってたか……) (なるほど、手強い) だがこの状況ならば、喝人の方に分がある。最も愛すべき欠損(アポテムノフィリア)は傷口の深さを自由に操作する能力。かすり傷を作り、能力の有効射程まで近づけば、その傷が即座に致命傷へと変わるからだ。 好機と見た喝人は、先手を取るべくアペイロンに迫る。アペイロンは傷口を抑え、真正面から迎え撃つ算段だ。だがその判断は誤りだ、もう一歩踏み込めば、キミは僕の射程内—— ——最も愛すべき欠損(アポテムノフィリア)! アペイロンの脇腹の傷が広がり、その身体を二つに分ける—— ——はずだった。 しかし、そうはならず、アペイロンの右の刃が喝人の振るったカッターを弾き飛ばす。無防備になった胸部を左の刃で突き刺した。 「ぐッ……!」 喝人は素早く体を捻り、すんでのところで致命傷を避けたが、その刃は喝人の肩口を貫通していた。喝人はすぐさま後退し刃を引き抜いて体勢を整える。 ——最も愛すべき欠損(アポテムノフィリア)! 肩の傷、太腿の傷が塞がり回復していく。大丈夫、能力はちゃんと使えている。 (では何故、あいつに能力が通じなかったのか……。あっ?) ここで喝人は気付く。アペイロンの脇腹の傷がすっかり塞がっていることに。 (やられた。アイツも回復持ちか……) アペイロンの魔人能力【癒し痛し愛し(ヌルム・レメディウム)】。 アペイロンが触れることで、対象の心身の『痛み』を『癒し』に変える能力である。その癒しの力は強力無比で、死んだものすら蘇生させる事が出来る奇跡の能力である。 だが、その究極の切り札を、喝人は『墓守』から伝えられていなかった(・・・・・・・・・・)。 片や、アペイロンの方は喝人の能力を予習済み。裏切りは明白だった。だが今はそれを恨んでいる暇はない。 (共に回復持ち、しかし五分とは言えないな……) 喝人の能力では、失われた血は戻らない。このまま少しずつ刻まれ、血を流し続ければ先にこちらがガス欠となる。 ならば向こうの回復が追いつかぬよう、一瞬で首を落とすまで。 喝人はベルトのバックルから仕込みナイフを取り出し構える。薄刃のカッターではあの爪を防ぎきる事は出来ないからだ。相手が傷を回復させられる以上、カッターの投擲もほぼ無意味。あくまで牽制として割り切る。 喝人の思案もそこそこに、今度はアペイロンが迫ってきた。 クロスレンジ。一刀対二刀じゃ勝負にならない。喝人は懐からアイスピックを取り出し、逆手に構える。 そこからは手数勝負。突き、薙ぎ、いなし、切り払いと、超高速の刃の応酬。 少々の傷はたちまち塞がり、徐々に持久力が求められる展開となる。だが—— アペイロンが一息入れる瞬間を、喝人は見逃さなかった。一瞬の隙を捉え、防御用のアイスピックを眉間目掛けて投擲する。 アペイロンは反射的にそれを掌で受ける。アイスピックは、アペイロンの右手の中心を捉え、綺麗に貫通して止まった。 ——最も愛すべき欠損(アポテムノフィリア)! 刺突の傷が広げられるとどうなるか。答えは明白、傷口を中心に円形の穴が開くのである。それはまるで、お菓子の型抜きで開けられたような綺麗な真円だった。 「ぐッ……!」 中手骨を丸ごと持って行かれたアペイロンは穴の開いた右手を回復させようと、左手で触れるそぶりを見せる。だがこの高速戦闘では、それだけで致命的な隙となってしまうのだ。 「もらった!」 喝人はアペイロンの喉を目掛けてナイフを突き立てかける。だが、それはアペイロンの張った罠だった。 喝人が暗器使いとしてもっと冷静ならば看破できていた罠。 アペイロンのあまりにも特徴的な6本の指爪が、もう一つの手札である暗器の存在を意識の外に追いやったのである。 ロングコートを纏ったアペイロンの左手袖口から、何かが飛び出す。それは対魔人用の小型スタンガンだった。それを刃の無い親指と人差し指で掴み、左肘でかち上げ喝人のナイフを受け流す。ナイフの刃は滑るようにアペイロンの左腕を削いでいったが、その時にはもう、スタンガンは喝人の喉元でスパークしていた。 「がっ!!」 喝人の意識は、一瞬で遮断される。 元よりアペイロンは、【殺人鬼】を殺すつもりなどさらさらない。暴れる相手を無力化する非殺傷兵器を隠し持っていたとしても、何ら不自然なことではないのである。 意識を飛ばされ、倒れ伏した喝人の前で、雨に濡れた【人医師】が冷たい笑みを浮かべる。 「さて、病気の治療を始めようか。忌まわしき人間病を私と共に克服しよう!」 ◇ ◇ ◇ ◇ オチル オチル オチル。 意識が暗い沼に落ちてゆく。この感覚はもう何回目だろう。 万物を包み込む、黒い揺り籠。 自分を形作るものが霧散し、闇に溶けていく。 これで何もかも終わり、そう思った矢先—— 僕の意識は、大いなる恐怖を伴って覚醒する。 目が覚めた。 薄暗い部屋。ベッド代わりの長テーブルに寝かされた僕は、【人医師】とかいう異常者の玩具となっていた。『人間病』の治療とやらで、僕に刃を突き立てて遊んでいる。 「気分はどうかね? 体の不調は概ね治した。そろそろ人間病の根治に移ろうか?」 こいつは何を言っている? 僕はもう、抵抗も出来ぬままn度も殺さ ずぶり。 心臓を串刺しにされた。今度こそ助かりようがない。 《僕》は死んだ——死んでいない。 《僕》は痛みを感じた——感じていない。 《僕》は致命傷を負った——傷はない。 そしてまた。 僕の意識は暗い沼に叩き落とされる。 殺害——蘇生。 殺害——蘇生。 殺害——蘇生。 殺害——蘇生。 殺害——蘇生。 殺害——蘇生。 殺害——蘇生。 殺害——蘇生。 ああ、だけど—— 漠然とした恐怖はあれど、僕はこの状況を心地よく感じていた。 何故なら、これまでの人生で一番、お姉ちゃんを近くに感じる事が出来たから。 お姉ちゃんが何者かによって首を落とされた時、きっとこんな感覚だったのだろう。 この暗い沼の底で、お姉ちゃんだったものが溶け出して、黒と混ざり合っている。 ここでなら、本当の意味でお姉ちゃんと一つになれる。そんな予感がするんだ。 僕はすべてを受け入れ、ここで溶け合うことを選ぶ。 けれど僕はまた、癒しの魔力で乱暴に意識を引き上げられ—— 目が覚めた。 暫く天井をぼーっと見つめていると何かがおかしい事に気付く。 あの異常者の顔が見えない。名前はなんて言ってたっけ? 仕方ないので体を起こすことにした。意識は朦朧としているが、身体はすこぶる快調だ。 辺りを見渡す。微かなうめき声が聞こえる。 何のことはない。テーブル下のすぐそばで、異常者が両腕をもがれて膝をついていた。 ——ざまあみろ。 それは一瞬の出来事だった。 ペストマスクの怪人が、切り落とした腕を見下ろし、拾い上げる。 「か……返せ……!」 「やった……やったぞ……! これで可苗衣(かなえ)は元気を取り戻す!」 闇に潜む第3の殺人鬼【切り取りシャルル】は、【人医師】の奇跡の治癒能力をこの場で見届けた。 そして彼が『治療』に夢中になっている瞬間を狙い、背後から強襲。 【人医師】の両腕を、肘の先から見事に切断して見せたのである。 【切り取りシャルル】の魔人能力『ライフライブ・パッチワーク』で切断された直後の断面は痛みがなく血も出ない(・・・・・・・・・・)。 この特性は、痛みが能力発動のトリガーとなる【癒し痛し愛し(ヌルム・レメディウム)】にとって、最悪と言っていいほどに相性が悪い。 腕が捥がれ、それなのに痛みがない現在の状況は【人医師】にとって魔人能力を封殺されて奪われたも同然だ。 紡は拾い上げたアペイロンの両腕を鞄に仕舞い込もうとする。アペイロンはそれを阻止しようと立ち上がったが—— 「なっ……!? あっ!!」 その勢いで両脚が付け根から分離する。紡のメスは、既にアペイロンの四肢全てを断ち切っていたのだ。 芋虫のように這うしかないアペイロンは、それでも奪われた腕を取り返そうと前進する。だが、紡はそんなアペイロンを相手にもせず、目当てのものを詰め込んでこの場から立ち去った。 残された喝人は這いずるアペイロンの脚の断面を気怠そうに眺める。 (ああ、とてもいい切り口だ。創作意欲(・・・・)が刺激される) 喝人は長テーブルに置かれたメスを持ち、アペイロンに近づく。そして静かに腰を下ろし、手慣れた手つきでそのうなじに赤いラインを引いた。 「や……止め……」 傷口が裂け、アペイロンの首が切断される。五体全てを切り離されたアペイロンの死体は、作りかけのプラモデルのような醜い姿で—— 「あははは、こりゃ傑作だ」 不思議と、笑いが込み上げてきた。 ようやく意識がハッキリとして来た。 この部屋には見覚えがある。墓地の管理事務所内にある、休憩室だ。 すると、扉の奥の物置から、微かな物音が聞こえてきた。 扉を開けると、怯えた表情の『墓守』が両手足を縛られ、雑に転がされていた。 悪趣味な【人医師】のことだ。ついでにこいつも『治療』する気だったのだろう。喝人は思わず吹き出しそうになった。 「ああ! 白石さん! 助けてくれ!」 『墓守』は、いかにも被害者といった面持ちで喝人に助けを求めてきた。 しかし喝人は、表情のない目で『墓守』を見下ろす。 その様子を見て、『墓守』自身もようやく全てを察したようだ。 「ち、違う! 誤解なんだ! 私は【人医師】の奴に脅されて……!」 「ああ、違う。問題はそこじゃ無いんだ。僕の情報を、他の【殺人鬼】に売ったって全然構わないさ。だけど——」 空気が変わる。針のような視線が『墓守』を突き刺し、凍りつかせる。 「情報ってのはフェアじゃなくちゃ。こっちも一応、命張らされているわけだしね」 「……」 「てなわけでさ、『墓守』さん、【切り取りシャルル】の巣、教えてよ。もう秘密主義は無しで。分からないなら用無しだけどさ」 「わ……分かった…! それなら知っているから!」 似ていた。あの切り口に。 20年前に衝撃を受けた、あの断面。 もしかして、【切り取りシャルル】は、魔人能力を得る前から【殺人鬼】だったのだろうか? 封印された過去を持つ人間なんて、珍しくもない。 可能性としては低いが、確認せずにはいられない。 喝人は『墓守』から住所を聞き出し、【切り取りシャルル】の元へと向かう。後に残されたものは、五体をバラバラに分割された、二人分(・・・)の惨殺死体だった。 ◇ ◇ ◇ ◇ 魔人能力の宿る身体のパーツを移植すれば、その魔人能力は使えるのだろうか。 答えは、本人次第だ。 魔人能力の根幹は、自己の認識を他者に強制する力。その認識が強ければ強いほど、この世の法則を歪め、摂理に反した奇跡を起こすことが出来る。 肉丘 紡(ししおかつむぐ)は、無意識下で他者の細胞の記憶が自身の自我に影響を与えると信じていた。 だからこそ、可苗衣(かなえ)を完璧な状態で蘇らせる為により上質な肉体を追い求め、その一方で自我の侵食に悩み苦しんでいたのだ。 【人医師】の両腕は、移植すれば奇跡が使える便利な【部品】ではない。細胞の記憶を強く信じる紡だからこそ、癒しと蘇生の奇跡を再現できるのである。 簡易手術台に乗せられた、脳のない少女の一糸纏わぬ身体。 紡は願いを込めて、滅びゆくその肉体にメスを入れる。 ——【癒し痛し愛し(ヌルム・レメディウム)】!! 縦に深々と切り裂いた傷口から、生命のエネルギーが溢れ出す。血の巡りが早まり、くすんでいた肌に血色が戻る。それと同時に体温が上昇し、穏やかな熱を帯びる。 予め開かれた頭蓋の中に、培養液から取り出した可苗衣(かなえ)の脳を入れ、蓋をする。そして紡は、仕上げに取り掛かる。 ——ライフライブ・パッチワーク!! 紡本来の魔人能力により、肉体と脳を結ぶ神経組織が接合される。呼吸が始まり、脳に酸素と生命のエネルギーが行き渡る。指先がピクリと動き、切り裂いた傷口は完全に塞がった。 脈拍——正常 血圧——正常 呼吸速度——正常 体温——平熱 拒絶反応——なし ——そして今、眠り姫は静かに目を覚ます。 「ん……っ……」 水槽の中で、ゆらゆら揺れていた気がする。 こうして天井を見つめているのが、なんだか不思議な感じがする。 私……どうしてここに居るんだっけ? たどたどしく記憶をたどる。起き抜けで頭が回らない。 目覚めた私を見つめる人がいる。犬の鼻に蛇のウロコの化物だ。 けれど何故だか、私は恐怖を感じなかった。大きな目玉に涙を浮かべ、飛びきりの笑顔でこちらを見つめていたから。 「可苗衣(かなえ)……っ」 ああ、この声で分かった。だから怖くないのか。 「パパ……?」 「分かるのか……? 可苗衣(かなえ)、パパのことが」 「……何言ってるの? 当たり前じゃない……」 パパは年甲斐もなく大泣きしていた。ちょっとかわいい。 私はゆっくりと体を起こす。何かがおかしい。 パパは私の背中を優しく支えてくれた。何かがおかしい。 久々の再会を、二人で噛みしめ合う。何かがおかしい。 だって、私の人生はあの時に終わっていたはずなのに—— そして私は、決して見てはいけない物を目にしてしまった。 後ろの椅子に置いてあったそれは。 人間をバラバラにして殺す、黒いペストマスク。 「うっ……ぐうっ……!」 「可苗衣(かなえ)? どうした?」 【ああ、僕の身体、どこ?】 【嫌だ!! 助けてくれ!!】 【お……お前それ! 返せ! 俺の目玉!】 【あなた! どうしてこんなことを……嫌あッ!】 【お前を呪ってやる……】 【やめて……死にたくない~ッ!】 【この殺人鬼め。死んでしまえ】 ああ、何てことだろう。 全身に宿る恨みの声が脳に叩き込まれる。 私の身体を形作っているその全ては、目の前にいる化物の犠牲者なんだ。 そうだよね、恨んでも恨み切れないよね。 痛かったでしょう。 悲しかったでしょう。 もっと生きていたかったよね。 幸せになりたかったよね。 「う……ああああっ!!」 「可苗衣(かなえ)! しっかりしろ!」 ごめんなさい。 ごめんなさい。 許してもらえるなんて、思っていないけど…… せめて私が、この化物を連れて行くから。 私は手元にあったメスを握る。そして…… 「パパ……。死んで」 化物の心臓めがけ、力の限り刺し込んだ。 「あ……うっ……!?」 紡は一瞬、何が起こったのか理解できなかった。 「死んで。死んでよパパ。パパも私も生きてちゃいけないの!!」 だが、二回、三回と執拗にメスで刺されるたびに、自らの罪を理解していった。 可苗衣(かなえ)の蘇生は成功した。 可苗衣(かなえ)の人格も元通りになった。 けれど、【部品】に刻まれた、死の淵の記憶。怨嗟の声が、可苗衣(かなえ)の自我を侵食した。いや、そもそも人の身体を【部品】扱いしていた僕の奢りが、この結果を招いたのだ。 ——なんてことだ。僕は、振り出しから間違っていたのか。 【癒し痛し愛し(ヌルム・レメディウム)】を使えば、この傷は全快する。 しかし僕は、決してそれをすることはない。娘に「死んで」と言わせてしまったのだ。ならば全てを受け入れるしかない。 ざくざく。 ざくざく。 左胸は完全に破壊され、肉と骨のシェイクとなった。 それでも可苗衣(かなえ)は、僕を刺す動きを止めない。ボロボロと涙を流しながら、何度も何度も刺し続ける。 すまなかった。本当に辛い思いをさせた。 可苗衣(かなえ)は悪くないのに、悪いのはパパなのに—— 「か……かな……え……」 少女の手が止まる。強く握られたメスが、零れ落ちる。 「かな……ご……ごめ……」 そう言い残し、紡は二度と動かなくなった。 ——それが【切り取りシャルル】肉丘 紡(ししおかつむぐ)の最期だった。 ◇ ◇ ◇ ◇ 部屋のドアが開く。 喝人が部屋を見渡すと、血塗れの男の死体と、呆然と立ち尽くす少女の姿があった。 「うわー。大惨事じゃん」 傍らにあるペストマスクを見るに、死んでいる男はどうやら目当ての人物。喝人の犯人捜しは振出しに戻ることとなった。 そしてこの状況を作り出したと思われる少女の姿を見ると、喝人の動きが止まった。 知っている。 僕はこの光景を知っている。 これは【儀式】だ。【殺人鬼】に至る為の、禁忌の儀式。 男の返り血を浴びた全裸の少女は、誰よりも悲しそうだった。 未成熟ながらも均整の取れた肢体は、ツクリモノのような印象を受けた。 僕もそうだった。 この子は将来、きっと立派な【殺人鬼】に堕ちるのだろう。 喝人は少女に近付き、優しく声をかける。 「ねえ、お嬢ちゃん。どうしてそんなに悲しそうなの?」 「パパが……たくさんの人を殺したの……。私もパパを、殺しちゃった」 「じゃあ僕と同じだね。僕も人殺しなんだ」 少女は一瞬驚いたようなそぶりを見せるが—— 「それじゃあ、私を殺して下さい」 ——通りすがりの【殺人鬼】に、そう懇願した。 「いいのかい? 本当に」 「パパも私も、生きてちゃいけない人間だったの。お願いします」 「まあ、これも何かの縁だし、別に構わないけど」 「有難うございます。おじさん」 「おじさんじゃないよ! 喝人って名前があるんだってば!」 「そういえば自己紹介、まだでしたね。可苗衣(かなえ)と言います」 「可苗衣(かなえ)ちゃんか。いい名前じゃん、覚えとくよ」 チキチキ。 チキチキ。 「それじゃあ、なるべく痛くない様に終わらせてあげるから」 「何から何まで、本当に有難うございます、喝人さん」 「可苗衣(かなえ)ちゃんも、パパとまた会えるといいね」 「ええ、向こうでこってり絞ってあげますとも」 「怖! あんまりパパをいじめ過ぎちゃ駄目だよ、パパはきっと……」 「はい。パパが私のことを愛してくれていたのは、知っていますから」 「……それじゃあ、名残惜しいけどそろそろ……」 「そうですね。それではさようなら、喝人さん」 「うん。それじゃ、またね」 シュピッ。 ころり。 「……ね、そんなに痛くなかったでしょ。おやすみ、可苗衣(かなえ)ちゃん」 ——喝人は初めて慈悲の心で、彷徨える少女の首を落としたのだった。 肉丘 紡(ししおかつむぐ)の住処を出た時、時刻は既に深夜2時を回っていた。 今日は流石に疲れた。血の匂いを落とすのに苦労しそうだ。 「しかし勿体ないな。可苗衣(かなえ)ちゃん、絶対良い【殺人鬼(おんな)】になったのに」 天(そら)は未だに雨模様。惨劇は続く。
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/13083.html
今日 - 合計 - 学園アリス ~きらきら☆メモリーキッス~の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月12日 (金) 13時18分59秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/1161.html
<HTTシャツ> 【HTTシャツ】をメインとするテーマデッキ。 <学園祭>の派生デッキで、基本的にはその流れをくむ。 【HTTシャツ】の使用型テキストを駆使し、場を制圧する。 《平沢 唯(318)》 キャラクターカード 使用コスト4/発生コスト1/赤/AP30/DP30 【学園祭】/【音楽】/【HTTシャツ】 このカードは、手札にある状態で、自分の【HTTシャツ】を持つキャラがいる場合、使用コスト-1を得る。 [メイン/自分] [0]デッキの上のカード2枚を捨て札にする。その場合、このカードは〔天然2〕、+10/+10を得る。 (みんなみんな、本当に、ありがとう。) 《中野 梓(386)》 キャラクターカード 使用コスト4/発生コスト1/緑/AP40/DP30 【学園祭】/【音楽】/【HTTシャツ】 このカードが自分の【HTTシャツ】を持つキャラの効果でデッキから捨て札置き場に置かれた場合、捨て札置き場にあるこのカードを休息状態で場に出すことができる。 このカードは、ポイント置き場にある場合、発生コスト+1を得る。 (えっと、中野梓です。よろしくお願いします。) <HTTシャツ>デッキの構築キャラクターカード イベントカード 弱点 関連項目 デッキの構築 キャラクターカード 《平沢 唯(318)》 味方を強化し、天然を与えられる。 《秋山 澪(336)》 ドローカード。アタッカーとしても十分。 《田井中 律(356)》 登場した時に味方を活動状態にし、アクティブを与えられる。 《琴吹 紬(385)》 登場した時に味方2枚を強化し、活動状態にできる。 《中野 梓(386)》 【HTTシャツ】キャラの効果で捨てられた時にコストを払えば復活する。 ポイントソースとしても機能する。 《真鍋 和(387)》 サポートエリアのキャラ全てを【HTTキャラ】にし、味方強化を行える。 《平沢 憂(319)》 味方のコストを軽減できる。ただし基本的に《平沢 唯(318)》だけ。 《琴吹 紬(282)》 【学園祭】キャラがアプローチに成功するたびにソースを確保できる。 《真鍋 和(083)》 サーチカード。キーカードはこれで手札に加えよう。 【学園祭】キャラ 戦力の増強に。 イベントカード 《下校中》 定番のカウンターカード。強いカードも返り討ちにできる。 《合宿!》 全ての【音楽】キャラのAP・DPを10上昇する。【音楽】を併せ持つカードに。 《もういっかいっ!!》 活動状態に戻し、2回アプローチを可能とするカード。 《打ち上げ》 条件付きだが、回復とサルベージを一度にこなせるカード。 《学園祭!》 【学園祭】キャラでポイントを与える必要があるが、優秀なドローカード。 《ランチタイム》 デッキ切れの防止に。 弱点 例にもれずキーカードは軒並み高いレアリティに設定されており、通常の<学園祭>よりさらに構築しにくい。 また、デッキ消費が妨害であり、長引くとデッキ切れしてしまう。 そのため、<デッキデス>との相性は最悪。 関連項目 <学園祭> 【HTTシャツ】 編集
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/11722.html
砂浜のラスト・メモリー C 水文明 (4) クリーチャー:コトダマ 3000 ■自分のコトダマはブロックされない。 作者:テーメノン フレーバーテキスト あなたが作った理想郷も、そろそろ期限切れのようね、具留。‐ナナ 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yugio/pages/11158.html
メモリー・オブリビヨン 通常罠 このカードの発動時にフィールド上に存在する全てのモンスターは このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 フィールド上に存在しないモンスターとして扱う。 罠
https://w.atwiki.jp/memoriaknights/pages/132.html
メモリアバーストの射程について 詳細は各メモリアページに記載。 突 大 全味方 中 Cは自身のみなので省略
https://w.atwiki.jp/dmdekkikaihatsubu/pages/39.html
2014年1月31日に発売された、デッキ開発部のキャラクタースリーブ4種セット。デッキ開発部における初めてのグッズ。 タカラトミーの公式通販サイト、タカラトミーモールでのみ購入可能。 価格は2,666円(税抜) 絵柄は人気投票によって決められ、 ・エーツー ・アン ・八重子 の他、あまりにも票数が僅差だったため ・ユウヤ&ハル&リリィ 3人が一緒に描かれたものがセットになった。 初版分にのみTanru氏描き下ろしストレージボックスが付属。内側には過去にデッキ開発部がヒーローズカードになった時のイラストもあしらわれ貴重なグッズとなった。 その後、プロテクトセットはタカラトミーモールにおいても販売が開始されたが、2017年に在庫切れとなったため、絶版商品となった。 なお、電池は使用しない。 ■その後、デュエマ公式Twitterの「公式関係者の私物をプレゼントする」企画にて、主任Kの私物としてこのストレージボックスが、デッキ開発部のカードプロテクト(上の4つとは異なり通常販売されたもので、各キャラクターのアイコンが全面に散りばめられたもの)、そしてコンボノミコン序章2部とともに配布されることが決定した。
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/5264.html
【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 アクアノートの休日 MEMORIES OF SUMMER 1996 タイトル アクアノートの休日 MEMORIES OF SUMMER 1996 アクアノートの休日 メモリーズオブサマー1996 機種 プレイステーション 型番 SLPS-00406 ジャンル シミュレーション 発売元 アートディンク 発売日 1996-7-19 価格 5800円(税別) タイトル アクアノートの休日 MEMORIES OF SUMMER 1996 ARTDINK BEST CHOICE 機種 プレイステーション 型番 SLPS-02023 ジャンル シミュレーション 発売元 アートディンク 発売日 1999-4-28 価格 2000円(税別) アクアノートの休日 関連 PS アクアノートの休日 アクアノートの休日 MEMORIES OF SUMMER 1996 アクアノートの休日 2 PS3 AQUANAUT'S HOLIDAY 隠された記録 駿河屋で購入 プレイステーション
https://w.atwiki.jp/yugioh123wiki/pages/8.html
戦士ワンキルデッキ