約 1,210,856 件
https://w.atwiki.jp/83452/pages/16008.html
ふたなり長編 唯「わー、あずにゃんのおっきいね!」 唯「にんしん?」 唯「第二言語、あずにゃん語選択しなければよかった……」 ふたなり短編 唯「ぽこちん!」 紬「とりあえずお礼を」 和「もしふたなりか何かで唯達が結婚したら」 和「もしふたなりか何かで唯達が結婚して10年くらいたったら」 唯「あずにゃんみーっけ♪」 梓「あはは、どうしたんです唯先輩、もうイッちゃうんですか?」 唯「やば…これあずにゃん専用車両だ……」 ※ 唯「歌うフェラギター」 梓「さきばしり」 感動長編 梓「さくら舞い散る…」 唯「Your song」 憂梓「日常的非日常」 唯「Drifter」 梓「つぎはこの星をヤッテヤルデス」 感動短編 唯「ずっと一緒だよ」 唯「あずにゃんや…」 唯「無色透明」 コメディ長編 梓「唯先輩のばかー!」 梓「スクランブルメール」 唯「なよたけの・・・」 紬「ツムギのボキャラブ天国」 コメディ短編 梓「唯先輩のパンツが欲しいのですが…」 梓「ちくしょう憂ちくしょう」 梓「私、唯先輩のことが……好きです」 唯「ほんわか!」 唯「まーじゃん?」 純「梓ってさあ、憂のお姉さんと付き合ってんの?」 梓「唯先輩って可愛いよね…」 憂「!?」 梓「絶対に言いませんからね?」 梓「レアカードこい!レアカードこい!」 梓「唯先輩ファンクラブ発足!」 梓「お料理対決!」 唯「あずにゃんタクシーで帰ろうよ!」 唯「あずにゃんのバストってななじゅ……」 その他長編 唯「あずにゃん…ありがとう!」 ※ 唯「つむぎはーかせー!」梓「博士?」 唯「桜が丘にゃんにゃんパークへようこそ」 唯「君のS・D・R」 ※ 唯「ついに念願のポケットアズニャンを手に入れたよ!」 唯「天使だった日曜日」 唯「カードの切り方が人生だよ!」 ※唯澪エンドあり その他短編 梓「ラッキープール」 梓「きゅーあんどえー」 梓「二人だけの日」 唯「あ~ずにゃん♪」梓「ゆ~いにゃん♪」唯「!?」 梓「トランスフォーマーの前売り券が2枚…」 唯「あずにゃんが分裂した……」 梓「このくじが出るのを待っていた!」 唯「きみが嫌い」 さわ子「紅茶、淹れるわね」 唯 「学校坂道」 唯「ムギちゃん、その白いクスリ何?」 ※ 唯「あずにゃんに大福をいっぱい詰めよう」梓「フガフガ」 唯「じゃあ私も来年生徒会長に立候補しようかな」和「マジで!?」 唯「GWといえば…」 梓「LFJですよね!!」 さわ子「しかし『唯梓』だの『律澪』だの言われてるけど」 紬「笑顔が素敵」 梓「心が折れて、歩けない」 梓「すな尾」 唯「みんなで恋愛ゲーム?」 梓「2つの影」 梓「夢の中なら」 唯「あずにゃん、ペプシコーラを買いに行こう」 梓「今日はあなたに手紙を書きます」 梓「木登りの夢」 クロス・元ネタ長編 唯「らぶれす!」 唯「にゅーじぇね!」 紬「アアァッーーーースペンニャアァッーーーー!!!」 梓「いま、会いにいきます」 唯「まちのあかり」 梓「君にしか聞こえない」 クロス・元ネタ短編 唯「女子大生家庭教師平沢唯!」 梓「こらー! 弱い者いじめはやめなさーい!」 コテさん 唯「ちょこれーとでいず」 唯「嘘ついてたんだ……最低だね」 梓「嘘ついてたんですか……最低ですね」 小ネタ 唯「みんな初Hどこだった?処女は動物の真似でもしてなよ」 梓「嬉しい温もり」 唯「これをあげよう花びら5枚私たちと同じだね」 梓「唯先輩に歌を教えてもらうよ!」 梓「あちゃー唯先輩と撮ったプリクラ流出しちゃってるよー」 唯「今日からあだ名はあずにゃんね」 梓「唯先輩の欲しいものって何ですか?」 唯「大好きって言うなら、大大好きって返すよ」 梓「ワンツーワンツー! はいここでターン! シュピッ」 唯「あずにゃん、今夜いい?」梓「嫌です」 ※ 唯「かったーないふ」 唯「姫始め!」 唯「あずにゃん、来年オリオン座がなくなるかもしれないんだって」 唯「あずにゃん大好きーー!」 梓「あずにゃん新幹線です!」 純「いずみのせい」 唯「あずにゃん♪にゃんにゃん♪」ムチュチュー 梓「もう…」ハア 唯「いつ~まで~も~仲間だから~♪」梓「え?……仲間」 唯「お~気に入り~のあず~にゃん♪だい~てっ♪」チラッ 梓「あっ」 梓「おーまいがーる」唯「おーまいごっど」 唯「風にとけてくこのメッセージ」 企画SS 唯「牛乳!」 ※10~12 唯「嘘」 ※2・3 唯「みんな!空はみんな繋がっているからね!」 ※3 唯「おっぱいには夢が詰まってるんだよ!」 ※3 唯「ギー太は電気マドレーヌの夢を見るか」 ※3・4 唯「バレンタインのお返しだよ!」 ※2,4・5,13 唯「君へのメッセージ」 ※1 シリーズ 女体シリーズ 三国一シリーズ ポケットモンスターゆい シリーズ 梓「邪道」 投稿SS 唯「恋人だよね」梓「ルームメートです」 梓「もう仕方ないですね」 その1 戻る
https://w.atwiki.jp/golfer/pages/690.html
山崎小夜子をお気に入りに追加 情報1課 <山崎小夜子> #bf 外部リンク課 <山崎小夜子> ウィキペディア(Wikipedia) - 山崎小夜子 楽天GORAで探す プレー曜日 平日 土日祝 プレー料金 指定なし 5,000 7,000 9,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 20,000 円~ 指定なし 5,000 6,000 8,000 10,000 11,000 13,000 15,000 17,000 19,000 21,000 23,000 25,000 円 エリア 全地域 北海道・東北 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 関東 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 長野県 静岡県 北陸 新潟県 富山県 石川県 福井県 中部 岐阜県 愛知県 三重県 近畿 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 中国 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 四国 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 九州・沖縄 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 海外 Amazon.co.jp ウィジェット 保存課 <山崎小夜子> 使い方 サイト名 URL 0314_golf-ladies_165x100%5B1%5D.jpg ezaki-g165.jpg 20090902_golf_putter_165x100.jpg 1221_golf-comparison_165x100.jpg 情報2課 <山崎小夜子> #blogsearch2 成分解析課 <山崎小夜子> 山崎小夜子の93%はスライムで出来ています。山崎小夜子の7%は怨念で出来ています。 報道課 <山崎小夜子> 田村心らが真のヒーローを目指して奮起!ヒロステ「本物の英雄 PLUS ULTRA ver.」開幕(公演レポート / 舞台写真あり) - ステージナタリー 【観劇レビュー】「ワダワダアゲロジャガガイ」に込められた意味~浅利演出事務所『ユタと不思議な仲間たち』 - http //spice.eplus.jp/ 永久シード選手は全員歴代優勝者 第54代女王は誰だ!?【日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯】(e!Golf) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 山崎育三郎が新番組「おしゃれクリップ」MCに就任、「私にとって大きな挑戦」と意気込み(コメントあり) - ステージナタリー 若かりし山田孝之に山崎育三郎!「六番目の小夜子」再放送に歓喜の声が続出 (2021年8月7日) - エキサイトニュース 『六番目の小夜子』『岸辺露伴は動かない』 NHK『深夜のイッキ見!まつり』の狙いは?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 青春ドラマの傑作『六番目の小夜子』が深夜に蘇る 山田孝之、栗山千明の中学生役にも注目 - リアルサウンド 鈴木杏&勝地涼、21年前『六番目の小夜子』2ショットに本人反応「俺やっぱり薄い!」 - クランクイン! 尾上松也の意外な本名にネットも驚き…山崎育三郎は気付かず、メール無視「どう見ても って顔じゃない」(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『六番目の小夜子』勝地涼、山田孝之らと当時のプリクラを公開し「懐かしいの極み」「豪華なキャスト」と反響 | 話題 | ABEMA TIMES - AbemaTIMES 「酒造り唄」広めたい 弟子入り志願、保存会入会 歌手の山崎さん - 丹波新聞 人を笑顔にする日本酒と酒造り唄をつないでいく 歌手・山崎小夜子の「岡田本家」酒蔵訪問記 | 日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」 - SAKETIMES 情報3課 <山崎小夜子> #technorati JAWS_260.jpg CAJ3CYVY.jpg 楽天GORAゴルフ場索引 北海道・東北 関東 北陸 中部 近畿 中国 四国 九州・沖縄 海外 楽天売れ筋ランキング ゴルフ総合 クラブ(メンズ) クラブ(レディース) ボール グローブ シューズ メンズウエア レディースウエア バッグ ヘッドカバー トレーニング用具 パーツ 小物 コンペ用品 その他 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ページ先頭へ 山崎小夜子 このサイトについて 当サイトはキーワード毎にインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ページをブックマークしておけば、ほぼ毎日そのキーワードに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、キーワードが同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/35162.html
フリクソス プリクソスの別名。
https://w.atwiki.jp/kemonodonbukatsu/pages/12.html
部活動の一覧 🐾適当に検索して出てきた部活動や組織等を、(「獣丼○○部」の「○○」について)五十音順で並べました。 🐾表記揺れらしきものも別々に記載してあります。(別の部活動である可能性がなくはないため) 🐾利用者のアカウント名や、利用者の一次創作キャラ名が名称に含まれている部活動は除外しています。 🐾センシティブな部活動の一覧はこちら。閲覧注意です。 🐾所属している部活動、見かけた部活動、見かけた気がする部活動、設立した部活動、あってほしい部活動等があれば、必要に応じて追記をお願いします。 🐾センシティブの基準がよくわからないので、こちらの一覧の中にあちらに記載すべきものがあれば適宜編集していただけるとありがたいです… + 数字・アルファベット・その他 数字・アルファベット・その他 [部分編集] ケモノドン部り ケモノドン0パティ部 ケモノドン100人プリクラ部 ケモノドン10ふぁぼで獣化部 ケモノドン1人プリクラ部 ケモノドン29歳部 獣丼3Dポケモンケツ見せろ部 ケモノ丼64買ってきてゴールデンアイとかスマブラとかしたい部 ケモノドンbaconspeedrun部 ケモノドンBL俳句部 ケモノドンbmi18以下部 ケモノドンbmi26以上部 ケモノドンctww部 ケモノドンcubase部 獣丼DIY下手くそ部 ケモノドンdj部 ケモノドンdm部 ケモノ丼DM要求部 ケモノドンdoodle部 ケモノドンdpbms部 ケモノドンEGDE部 獣丼Googleのクラウドサービスにおこ部 ケモノドンhu部 ケモノドンiidxdp部 ケモノドンiidxsp部 ケモノドンl4d2部 ケモノドンmhf韋駄天部 ケモノドンph部 ケモノドンpubg部 ケモノドンsteam部 ケモノドンTF愛好会 ケモノドンtoot部 ケモノドンtrpg部 ケモノドンvape部 ケモノドンvaper部 ケモノドンvrc部 ケモノドンVRC部 けものどんVRC部 ケモノドンVRC部活 ケモノ丼VRCしてない部 ケモノドンVRCをやれ部 ケモノドンV睡部 獣丼wordle部 + あ行 あ行 [部分編集] 獣丼飽きてたくせにめっちゃ久々に覗いてみたら5周年だったらしくて驚きを禁じえない部 獣丼飽きてたけど久しぶりに見たら実家のような安らぎを覚えて心が揺れてる部 ケモノドン飽きてない部 ケモノドン握力10以下部 ケモノドン揚げもの部 ケモノドン朝シャン部 ケモノドン浅り眠い部 ケモノドンアナトミー部 ケモノドンアナログ絵部 獣丼甘党部 ケモノドンアメリカ語部 獣丼アラビックヤマトのり部 獣丼アロンアルファ部 ケモノドン暗部 ケモノ丼暗部 ケモノドン和泉式部 ケモノ丼偉大部 獣丼イヌ科過激派 けものどんいんけいそせいぶ ケモノドン飲酒部 ケモノドンインスタンス映え部 kemonodonインフル部 ケモノドンうちのこをすこれ部 ケモノドンうちの子をすこれ部 ケモノドンうちの子溺愛部 ケモノドン占い部 ケモノドン運用部 獣丼エア同人即売会 kemonodonエアロビ部 ケモノドン営業部 獣丼エオルゼア部 ケモノドン駅名部 kemonodonエクササイズ部 ケモノドンエスバンサルベージ部 ケモノドンエビをチョコフォンデュする部 ケモノドン絵文字大喜利部 ケモノドンお部 ケモノドンお家帰りたいの部 ケモノドン大判焼き部 ケモノドン起きてない部 ケモノドンおしっこ我慢部 ケモノドンおしゃれ部 ケモノドンおしゃれドロボウ部 獣丼お嬢様部 獣丼お上品部 ケモノドンおせちんこ部 ケモノドン音ゲー部 獣丼音ゲー部 ケモノドン音ゲー引退部 ケモノドン大人も風邪の子部 獣丼おなかクラブ けものどんおなかすいた部 ケモノ丼おなかなう部 ケモノドンオノマトペ部 けものどんおふんどし部 ケモノドンお前がコライドンになるんだよ部 獣丼お料理研究会 ケモノ丼オルリファストでバラムツ生活部 ケモノドンオン飲み夜更かし部 + か行 か行 [部分編集] ケモノドン会社のお金で高級寿司部 ケモノ丼海中から見つかったブラックボックスを真水につける部 ケモノドン回転寿司で寿司以外を注文する部 ケモノドン会話下手くそ部 ケモノドンガジェット部 獣丼片田舎部 獣丼学校・仕事行きたくない部 ケモノドン下腹部 ケモノドン壁尻部 ケモノドン釜茹で風呂部 ケモノドンカメラ部 ケモノドンカメラ虐待部 ケモノドン唐揚げ部 ケモノドン幹部 kemonodon起業部 ケモノドンギターフリークス部 ケモノドン帰宅部 ケモノ丼君たちはどう生きるかをみてきたのでイキる部 ケモノドンキムワイプで鼻の下ズタズタ部 ケモノドン餃子部 ケモノドン餃子焼くのヘタクソ部 獣丼去勢執行委員会 獣丼去勢部 ケモノ丼去勢済み部 ケモノドン虚無部 ケモノ丼禁煙部 ケモノドン金管部 kemonodon筋トレ部 ケモノドン筋トレ部 ケモノ丼クソザコ回線部 ケモノ丼くっそていねいにこねる部 ケモノドンクレカ芸人部 kemonodonクレジットカードやらかし部 ケモノドンケーキ部 ケモノ丼計測部 ケモノ丼軽薄短小部 kemonodon警備隊 ケモノドンケツワレホモパンツ部 ケモノドンゲムワ部 ケモノドンケモショタ部 kemonodonケモショタゴーグル部 ケモノドンケモショタスパッツ部 獣丼ケモノになりたい部 ケモノドンゲレンデ部 ケモノ丼献血部 ケモノ丼源氏部 獣丼健全部 ケモノドンコーラス部 獣丼高血圧同好会 獣丼購買部 ケモノドン声に出して読みたい日本語部 kemonodon語学部 ケモノ丼こころのしずくだけ残して消える部 ケモノドンコストコ部 ケモノドンゴッフィー部 kemonodon古典部 ケモノドンコライドンの全身なめくり回したい部 獣丼昏睡部 獣丼コンタクトレンズ片目だけ入れるの下手くそ部 + さ行 さ行 [部分編集] 獣丼再生部 ケモノドンサイゼリヤ部 ケモノドン埼玉県民部 ケモノドン財団部 獣丼酒カス部 ケモノドン酒クズ部 獣丼酒廃部 ケモノドン茶道部 ケモノ丼ザビアツタ部 ケモノドンサムライ部 獣丼座薬挿入部 獣丼三角関係部 ケモノドンシーシャ部 kemonodon資格勉強部 獣丼自信喪失部 kemonodon自炊部 ケモノドン自炊部 kemonodon自宅警備員部 ケモノドン知ったかぶり部 ケモノドン失恋部 獣丼地の文が長すぎる文字書き部 ケモノドンシャドバ部 ケモノドンしゃぶしゃ部 ケモノ丼重厚長大部 Kemonodon獣人描けない部 獣丼修学旅行実行委員会 獣丼周知の事実部 獣丼重度のデブ専部 獣丼週末オバ部 kemonodon生涯学習部 ケモノドン将棋部 ケモノドン小説部 獣丼小説部 ケモノドン上品部 ケモノドン女子会 ケモノ丼除毛クリームデリケートゾーンに塗りたくる部 ケモノドン人権無い部 獣丼深夜スイーツ部 獣丼深夜だけ元気部 ケモノドン深夜入浴部 獣丼深夜徘徊部 獣丼深夜飯テロ投下委員会 獣丼深夜ランニング同好会 獣丼すあま部 ケモノドンスイパラ部 ケモノドンスウツ部 獣丼隙自語部 ケモノドンスキンケア部 獣丼スクワット部 ケモノドン酢こん部 ケモノドンスパッツ部 獣丼スプラトゥーン部 ケモノドンスペアリ部 獣丼スマブラ部 ケモノドン相撲部 獣丼相撲部 獣丼積分倶楽部 ケモノドンセクシーコマンドー部 ケモノ丼切断と再生を繰り返すうちに徐々に大きくなる部 獣丼セメダイン部 ケモノドン全部 ケモノドン川柳部 ケモノドン鼠蹊部 獣丼鼠蹊部 ケモノドン鼠径部ニキビ部 ケモノドンソフトクリーム食べるの下手くそ部 獣丼空目部 ケモノドン剃リューション部 + た行 た行 [部分編集] ケモノドンダーツ部 ケモノドン台風観測部 獣丼托卵部 ケモノ丼立たない部 ケモノ丼立つ部 ケモノドン脱衣ゲーム部 ケモノ丼脱衣麻雀部 ケモノ丼他人にボラギノール塗ってあげる部 kemonodon他人の惚気聞くの大好き部 ケモノ丼他人を脱毛してあげる部 ケモノ丼他人を測ってあげる部 ケモノドンダンエボ部 ケモノ丼探検隊 ケモノドン男子高校生ケモケツワレホモパンツ部 ケモノドン遅刻部 ケモノ丼乳もぎ部 獣丼調理部 ケモノ丼チョコミント部 ケモノ丼珍獣部 獣丼痛風部 ケモノドンデ部 ケモノドンデェズニーランド部 獣丼テキーラ愛好会 ケモノドン徹子部 ケモノドン徹夜部 ケモノドンテトリス部 ケモノドン臀部 ケモノ丼臀部 ケモノドン天保部 ケモノドントイレ部 ケモノドン動画部 ケモノドン凍結部 ケモノドン動物園部 ケモノドン冬眠部 ケモノドン東横イン部 ケモノ丼ドカ食い気絶部 獣丼ドカ食い気絶部 ケモノドン時のオカリナ部 獣丼特撮鑑賞部 獣丼登山部 kemonodon土日祝勤務部 kemonodon土日祝日勤務部 獣丼トリケモ部 ケモノドン鶏団子鍋とツナマヨ完遂を応援部 獣丼トリビア部 ケモノドントリマー部 + な行 な行 [部分編集] ケモノ丼中島みゆき部 ケモノドン仲良し部 ケモノ丼なにもはかない部 ケモノドンなんちゃら部 ケモノドン虹6部 ケモノドン日曜出勤部 ケモノドン二度寝部 獣丼ニャオハを顕現させて自分もニャオハになりニャオハ同士のニャオハでニャオハしたい部 ケモノドン寝落ち部 ケモノドンネオ臀部 ケモノドン寝坊部 ケモノドン眠り浅い部ひいては早寝断念部 ケモノドン眠りやや浅い部 獣丼年齢不詳部 ケモノドンノーアラーム寝坊部 ケモノドンノースエ部 獣丼ノーパン勤務部 ケモノドン脳みそ蕩け部 ケモノドン惚気部 ケモノドンノンケ部 + は行 は行 [部分編集] ケモノドン俳句部 獣丼俳句部 ケモノドンバイトめんどくさい部 ケモノドン袴部 ケモノ丼迫真飯テロ部 ケモノ丼パズルゲーム部 ケモノ丼バックレ部 ケモノドン花火部 ケモノ丼パパ活ロマンス詐欺部 獣丼葉巻部 ケモノドン歯磨き下手くそ部 獣丼早起き部 獣丼早く寝ないと死ぬぞ部 ケモノドンパリピ部 ケモノドンハワイ部 ケモノドンパンツ部 kemonodonパンデミック部 ケモノドン半浴部 ケモノドン半翼部 ケモノドンピアス部 ケモノドンピアス部ボディ部門 ケモノドンピアノ部 ケモノ丼ビガビガ戦法部 ケモノドンピクセン部 ケモノ丼卑小部 ケモノドン被食部 ケモノ丼人部 kemonodonヒトカラ部 ケモノ丼ひとりかくれんぼ部 ケモノドン敏感肌を恨もう部 ケモノドン部部 ケモノドン風船部 獣丼フエキのり部 ケモノ丼フェルト初めて部 けものどん部活動ありすぎワロタクラブ ケモノドン部活動多過ぎで把握しきれない部 獣丼部活動まとめ部 ケモノ丼不健康部 ケモノドン不眠症部 ケモノドンブリーフ喫茶部 ケモノドン風呂上がり布団出られない部 ケモノドン分割ブボルリング払い部 ケモノドン褌部 ケモノドンヘアスタイル部 ケモノ丼平家部 ケモノドン平面特攻部 ケモノドン勉強会 kemonodon勉強部 ケモノドン勉強部 ケモノ丼ペンタックス部 ケモノドンボ部 ケモノドンぼあ部 獣丼ぼあ部 ケモノドン傍観部 ケモノドン方向音痴部 ケモノドン放送大学部 ケモノドン放送大学経営学部 kemonodonボドゲ部 ケモノドンボドゲ部 ケモノドンボルダリング部 ケモノドンほろ酔いで酔いつぶれ部 ケモノドンポンペ部 + ま行 ま行 [部分編集] ケモノドン麻雀部 獣丼麻雀倶楽部 ケモノドンマーブルフィーバー部 ケモノドンマイクロビキニ部 ケモノドン魔剤部 獣丼まじの老人部 ケモノ丼真面目にふまじめ一直線部 ケモノドンマニューバー部 ケモノ丼まるだし部 獣丼丸呑部 kemonodon慢性睡眠不足部 ケモノドンマント大好き部 ケモノドン右利き勢 ケモノドン右利き部 ケモノ丼ミステリー調査班 ケモノドン三十路会 ケモノドン三十路部 ケモノドン無部 kemonodon無睡眠部 ケモノドン飯行き部 ケモノドン飯テロ部 ケモノドン飯テロ特攻部 獣丼麺箆部 kemonodonモーフィーズロウ部 獣丼模型制作部 獣丼木工用ボンド部 ケモノドン悶絶部 けものどんモンハン部 + や行 や行 [部分編集] 獣丼焼肉部 kemonodon野球部 ケモノドン夜食部 ケモノドン湯上がり部 kemonodon百合部 ケモノドン幼稚園 獣丼与謝野部 kemonodonよつあし部 ケモノドン欲求不満部 ケモノドン夜鳴き部 ケモノドン夜ふかし部 ケモノドン夜更かし部 ケモノドン四度寝部 + ら行 ら行 [部分編集] ケモノ丼ラ部クラフト ケモノドンリプ先間違え部 ケモノドン料理部 獣丼レジェンズクラブ ケモノドンレズ部 ケモノドンローション相撲部 ケモノ丼漏洩部 ケモノ丼ロスガル部 獣丼ロスガル部 + わ行 わ行 [部分編集] ケモノドン和風ケモ愛好部
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1160.html
627 名前:【SS】[sage] 投稿日:2011/09/28(水) 00 19 49.12 ID W+wlPiNZP [1/12] とある日の夜。 俺は部屋で悩んでいた。 他人からすればくだらないかもしれない。 しかし俺にとってはどうしても譲れないもの。 その悩みが何かと言うと―― 「くそっ、赤城のやろう。あんな写真があったんじゃ勝とうにも勝てねえ。 いや、桐乃の可愛さが負けてるなんて微塵も思っちゃいねえけど、 アレじゃあ勝ちだって言い切ることができねえじゃねえか」 ――とまあそういうことである。 先日赤城と争った『どちらの妹が世界一可愛いか』対決。 最終的に俺の携帯に貼ってある『ラブラブツーショットプリクラ』で勝負がついたと思ったものの、 瀬菜の介入により『妹が兄のほっぺにちゅー』という、ある意味最終兵器の登場で勝負は半ば引き分けに終わったのだ。 せっかく桐乃からも超気合の入った写メまで送ってもらったと言うのに、勝てなかったのはマジで悔しい。 ちなみに、その時送ってもらった写メは現在俺の携帯の待ち受けになっている。 「ちっ、どうすっかな。 どうにかして赤城の野郎に俺の桐乃が世界一可愛いと認めさせてやりたいところだが、 あの写メがある以上赤城の野郎もそう簡単に負けを認めないだろうしな」 あの勝負のあと、あまりの悔しさに帰ってから桐乃に同じことしてくれねえかなあと視線を送ってみたが、 「し、しないかんね!」と突っぱねられてしまった。 まあ、当然と言えば当然か。 確かに前よりは仲良くなったという自信はあるが、まだまだ仲がいいとは言えない俺たちだ。 あの時のデートのように特殊な事情でもない限り、プリクラのような仲睦まじい姿をゲットすることは難しいと言わざるを得ない。 俺としてはもっともっと仲良くなりたいんだが。 やはりもっとスキンシップを取るべきなんだろうか。 最近はなんとなく桐乃の抵抗もよわってる気もするし、もう一息と言うような気もする。 ――まあ今はそれはおいておこう。 今はどうやって赤城に負けを認めさせるかだ。 「う~~む」 とはいえ、そう簡単にいい案が浮かぶはずもなく、ただただ時間が過ぎていく。 ほっぺにちゅー、ほっぺにちゅー、ほっぺにちゅー・・・・・・ ――――! わかったぞ! そうか、初めからこうしてればよかったんじゃねえか! これなら完璧だ。そう思った俺は意気揚々と部屋を出た。 向かう先は桐乃の部屋。さっき思いついた案を実行に移すために桐乃の協力を得るためだ。 コンコン 「おーい桐乃。ちょっといいか?」 ガチャリ 「何?」 ひょこっっと扉の隙間から顔を出す桐乃。 風呂上りなのか、若干顔が上気してて色っぽい。 ついでにいい匂いも漂ってくる。 くんかくんか。ほほう、今日はお気に入りのやつか。 「こんな時間にすまねえな。今大丈夫か?」 「別に大丈夫だけど・・・・・・何?」 「ああ、ちょっと協力してもらいたいことがあるんだ」 「協力?」 「おう。赤城を打ち負かすためにな」 「赤城、ってせなちーのお兄さん・・・・・・? 打ち負かすって――!? ま、まさか!? あ、あたしはしないかんねっていったじゃん! い、いくら頼まれたってしないかんね! 変態! シスコン!」 「いや、ちょっと待て! お前は盛大な勘違いをしてるぞ!」 「勘違いって何? どうせあたしにほ、ほっぺにち、ちゅーしろとかいう気でしょ!? 直接いえばしてくれるなんて思ってんじゃないわよバカ! こういうのはもっと雰囲気っていうか、お互いの気持ちっていうのが――」 「だから待てって! 協力しろとは言ったけど、お前は何もしなくていいから!」 「――大切で・・・って、はぁ? それどういうこと?」 「ふぅ、やっと落ち着いたか。まあ、とりあえず部屋に入れてくれよ。 こんな所で騒いでたら親父達がくるかもしれないだろ?」 「・・・・・・わかった。ちゃんと説明しなさいよ」 「お前が説明する前にかってに暴走したんだろうに」 「う、うっさい!」 部屋に入ると、机に勉強道具が広げられてるのが見えた。 どうやら勉強中だったらしい。 「・・・・・・勉強してたのか?」 「え? あ、うん。でも丁度きりのいいところまで進んでたし、休憩ついでだから気にしないで」 「そうか」 「うん」 なんとなくウソかなあなんて思ったが言わないでおくか。 もしそうだとしたら、せっかく気を使ってくれたのを台無しにしちまうかもしれねえしな。 桐乃は自分のベッドに座り、俺にクッションを放ってきた。 それを軽くキャッチし、床に置いて腰を下ろす。 いつもの位置関係の出来上がりである。 「それで?」 「ん?」 「だからぁ、協力って何すればいいわけ? あんたさっきは何もしなくていいって言ってたケド」 「おう。さっきも言った通り、お前は何もしなくていいよ。ただ写メを取らせてくれればいいから」 「何? あんたまた妹の写メがほしいっていうわけ?」 「ちょっと違うがおおむねそんなところだ。 別にポーズとかもとらなくてもいいぞ。ただ動かなければいいからよ」 「ふーん・・・・・・わかった。いいよ」 「おう。じゃあ早速」 俺はポケットから携帯を取り出し、立ち上がって桐乃に近寄っていった。 しかし桐乃は俺が近付いただけベッドの上を後ずさる。 さっき動くなっていったじゃねえか。何故逃げる。 「おい、何で逃げるんだよ」 「あ、あんたこそなんで近付いてくるわけ? 写メがほしいだけじゃないの?」 「そうだが?」 「じゃあどうしてあたしに近付く必要があるわけ!?」 「お前とツーショット撮るためだけど?」 「はあ!? それならそうと初めにいってよ!」 「・・・・・・言ってなかったか?」 「言ってないっての! ま、まったく。こっちだって心の準備がゴニョゴニョ・・・」 なにやら桐乃が言ってるがよく聞こえないな。 顔を真っ赤にしてるあたり相当ご立腹らしい。 でも参ったな。この様子じゃやっぱ無理だろうか。 イヤって言うのを無理矢理強制わけにもいかねえし。どうすっか。 「スー、ハー・・・・・・よし。京介、いいよ。準備できたから」 「え? いいのか?」 「うん。さっきはいきなりだったからちょっと焦っちゃっただけだし。 だから大丈夫。それよりさっさと終わらせてくんない? 勉強の続き、したいし」 「わかった」 あまり時間をかけるのも悪いか。 そう思いつつ改めて桐乃に近付いていく。 今度はさっきと違って桐乃は動かずにその場にいてくれるようだ。 しかしベッドの上にいる妹に近付いていくってのは、何やらいかがわしいことを迫ってるみたいだな。 ・・・・・・しないからな? 「うし。じゃあ撮るぞ」 「ちょ、ちょっと、あんた近寄りすぎ! 肩! 肩当たってる! ドサクサにまぎれて変なことしないでしょうね!? このエロ!」 「このぐらい近付かねえとフレームにおさまらねえだろうが。 てか肩が当たるぐらい別にいいだろ。兄妹なんだから」 「あんた最近あたしにセクハラするのそれで誤魔化してない?」 「んなわけあるか。いいからホラ。動くんじゃねえぞ」 「んもう・・・わかったわよ」 よし、位置確保はオーケーだな。 カメラを準備してっと。 「うし。撮るから動くなよ桐乃」 「はいはい。わかったからさっさとして」 「なんだか投げやりだな」 どこかやけっぱちな桐乃が気になるが、今は気にしないでおくか。 相変わらず顔が真っ赤なところをみると爆発寸前かもしれん。下手につつかないほうがいいだろう。 携帯の画面を見ながら位置を調整する。 さっきよりも顔が近付いてるが、この後のことを考えれば好都合だ。 「んじゃ、撮るぞ?」 「どうぞ」 「よし、3、2、1・・・」 ちゅっ パシャッ 「・・・・・・へ?」 「うし! どれどれ・・・・・・おお、いい感じに写ってるな。これならばっちりだぜ!」 覗きこんだ携帯には、『俺が』桐乃のほっぺにちゅーしてる写真がきれいに写しだされていた。 「う、え、はえ?」 「桐乃、ありがとうな! おかげでいい写メが取れたぜ!」 「え? あ、うん」 「いそがしいところ悪かったな。俺は部屋に戻るわ」 「う、うん・・・?」 「じゃあ桐乃、おやすみ」 上々の戦果を手に入れた俺は、上機嫌のまま自分の部屋へと戻った。 ベッドに横になり、さっき撮った写メを見る。 真っ赤な顔をした桐乃のほっぺに自分がちゅーしている写メ。 驚いているのか、軽く目を見開いているのが新鮮で可愛い。 あとあと考えてみれば、これはまさに黒歴史とも言うべきものなのだが、このときの俺は全く気にならなかった。 それどころか、これを赤城に見せ付けて高笑いをする想像をしていたのである。 そうして俺は気分よく眠りについたのだった。 ただ、想像をしている途中、隣の部屋から何か倒れるような音がしたのはきっと気のせいだろう。 そしてその日、俺はいい夢を見た。 なんと桐乃が俺のほっぺにちゅーをしてくれたのだ。 恥ずかしそうに顔を赤らめる桐乃は超可愛かった。 その翌日。 俺は改めて赤城に勝負をいどんだのだが、何故か昨日の写メが携帯から消えていて、 引導を渡すつもりが、またも引き分けに終わると言う残念な結果になってしまったのだった。 くそ、何で昨日撮ったやつが消えちまってんだ? 昨日散々確認したのに。 帰り道のさなか、そんなことを考えていた俺の携帯がヴー、ヴーと震えた。 なんだ? と思って見てみると、それは桐乃からのメールだった。 桐乃から? 珍しいな。 メールを開いてでた文面は『これ誰かに見せたら殺すから』。 おいおいおい、なんつー物騒なメール送ってきやがる。 と、そこでそのメールに添付ファイルがあるのに気付いた。 ファイルを開くと、でてきたのは一枚の写真。 そこには、薄暗い部屋の中、顔を真っ赤にして、思いっきり目をつむりながら恥ずかしそうに、 寝ている俺のほっぺにちゅーをしている桐乃が姿が写しだされていたのだった。 END -------------
https://w.atwiki.jp/newgenreschool/pages/400.html
ある日の放課後、試験勉強でクーは遅くまで学校に残っていた。 勉強の目途がついたのは黄昏時で、もうすでに辺りは暗くなり始めている。 聞こえてくる音は運動部の掛け声と、その後に待っている耳が痛くなる程の静寂。 今日は少し遅くなると皆に伝えているので、自分を待つ人はもういない。今日は一人で下校しなければならないのだ。 その事を少し淋しく感じながらも、筆記用具を片して鞄を担ぐ。 ふと教室を見渡すと紅い夕暮れが教室を照らし、普段とは雰囲気が全く違っている。 そう言えば、放課後の教室には最近『何か』が出ると噂になっていた。 知らない場所のような錯覚に捕らわれそうになりながら、電気を消して施錠の準備を進める。 そしていざ教室を離れようとした瞬間、誰かから話かけられたような気がした。 クー「…気のせいか?」 少し根を詰め過ぎたかも知れん、と軽く頭を振って再び教室のドアに手をかける。 クイクイ、と次は服を引っ張られた。間違い無い。この教室にはまだ誰か居る。 正体不明の何かが居るかもしれないが、躊躇う事無くクーは勢い良く振り返る。 ??「………あのぅ…」 クー「!!!!!」 さっきまで誰も居なかった自分の背後に、一人の女の子がちょこんと立っていた。 クー「君は、誰だ?」 ??「…私、幽霊なんです」 クー「薄々感づいてはいたが、まさか本当だったとは…。で、私に何か用なのか?」 幽霊「驚かないんですか?」 クー「私は元々霊感が強いらしい。見えない者もたまには見える事もある。 それに、これが幽霊とやらとの初めての遭遇では無いからな」 幽霊「へぇ…。だから驚かないのかぁ」 その子は柔らかい笑顔でクーを見つめる。 クラスメイトの渡辺のような、見ているこっちが幸せになるような笑い方だなとクーは思った。 クー「で、その幽霊とやらが私になんのようだ。制服が一緒なのを見ると同じ学校の生徒のようだが」 幽霊「えっと、その、あの、ええと………」 幽霊は急にモジモジと体をくねらせて、スカートの裾をギュッと掴んでいる。 多分年代的にはあまり変わらないと思うような外見なのだが、仕草や恥じらいの表情が彼女を少し幼く見せている。 そして上目遣いでクーに語った。 幽霊「あ、あの!!…私と、と、友達になってください!!!!!」 クー「いいぞ。…だが、とりあえず詳しく聞かせてもらおうか」 あまりの即答に幽霊は面食らった顔をして、その場にフリーズした。 そして凍結が溶けた瞬間、彼女は顔をくしゃくしゃにして喜んでいた。 それは泣きながら笑っているような、不思議な笑顔。不思議ではあるが、不愉快ではない。 クーはよしよし、と頭を撫でようとしたがその手は空を切る。それはそうだ、彼女は幽霊なのだから。 だから口で言ってみた。 クー「よしよし」 幽霊「…?何か良い事でもあったんですかぁ…?」 クー「…やはりアレだけでは伝わらないか。今の気持ちを簡潔に話すと、 私は君と友達になれて嬉しいぞと言うことなんだ」 幽霊「!!!!!!…私も、凄く嬉しい…よぅ…」 今度こそ本当に幽霊は大声をあげて泣き出した。泣いている間、彼女の顔にはずっと笑顔が浮かんでいた。 泣き止んで少し落ち着いた頃、ポツリと幽霊が語る。 幽霊「私は吉岡さんっていう人くらいしか話せる人いないから、 皆が下校したり吉岡さんが学校休んだら、一人ぼっちで淋しくなるの…。 昔は一人で過ごすのが普通だったんだけど、また、人って温かいっていうのを思い出しちゃった…。 だから、せめて少しだけでも誰かと話をしたくて…」 クーは幽霊になった事などないが、奇妙な既視感を感じていた。 いや、彼女の気持ちを知っている。遠くは無い昔に確かに経験している。 思い出すのは、感じたことは口に出す事無く捻くれていていた、強情な頃の自分の境遇。 誰とも話せず、話そうとせずにクーはずっと一人で過ごしてきた頃がある。 その方が気が楽だったから。人との関わりなんて煩わしいし、面倒くさい。 一人で完成して、一人でこれからも生きていこうと思っていた。 だから知らなかった。それはずっと『独り』で『未完成』なまま生きていかなければいけないと言う事に。 それに気付いたクーは、淋しいという感情を思い出した。独りで生きるのに一番辛い事を、思い出してしまった。 そして席替えで隣になった一人の少年が、独りのクーに話しかけてきたのがきっかけだった。 男 「…お前さ。ずっと一人みたいだけど、淋しくないの?」 ぶっきらぼうに言い放った少年の一言で、忘れようとしていた淋しいという感情を思い出す。 この気持ちをもう隠したくはない。だから、強情な自分から昔の素直な自分へ。これはその第一歩。 クー「ああ、…淋しいぞ。だから、私と友達になってくれないか?」 男 「いいよ。よろしく」 あまりの即答に当時のクーは無表情な顔のまま、その場にフリーズしたのは今となっては良い思い出だ。 昔のような素直な性格には戻れたが、無表情だけは治らなかった。前からクールが素な事もあり、これは矯正不可だろう。 しかし『「結構顔に出る」男談』・『「よく笑っている」誤殺談』とのように、親しい人には一発で分かるらしい。 幽霊は過程は違えど、昔の自分と境遇を共にしていた。 誰も居ない世界で緩慢に消えていく感覚を彼女は今も体験している。 その世界から抜けるのに必要なのは、自分ではない誰かの手を取ること。 彼女は抜けたいと必死で手を伸ばしていた。それが自分の前にあるならば、掴むことに躊躇は要らない。 望んだ一人は尊いが、望まぬ独りは世界に要らない。 だから助ける。幽霊なんて関係なく、この明るい場所へ引っ張り出してやろう。 幽霊の話を聞いて、少しだけ昔を思い出したクーだった。 クー「私にも都合はあるが、出来るだけ君の要望は聞いてあげたい。 何かしてみたい事とかあるのか?」 幽霊「…友達と一度映画を見てみたかった。もし時間があるなら、あなたと行ってみたいなぁ」 クー「私はクーという。そう呼んで貰えたら嬉しいな。君は何と呼べばいいんだ?」 幽霊「…私は幽霊だから、名前なんてない。B組では幽霊で名簿登録されてるから…」 クー「君はB組だったのか。今度君のクラスに遊びに行ってみるとしよう。 君が不満でなかったらレイと呼びたいんだが、構わないか?」 レイ「…うん!!ありがとう、クーさん」 レイ「でも、映画を見に行くのに一つだけ重要な問題があるの…」 クー「どんな問題が発生するんだ?」 レイ「私、学校から霊体のままじゃあ出られない…」 クー「ふむ。要するに、君が誰かの体を借りれれば良いんだな」 レイ「鋭いなぁ。確かにそれで解決はするんだけど、私と波長が合わないと体を借りれないの」 クー「私との体の波長は駄目なのか?」 レイ「うん、ちょっとだけ合わないみたい…」 クー「そうか、残念だ…」 レイ「前にD組を覘いた時に気付いたんだけど、ここのクラスに私と凄く波長の合う子がいるの。 その子がまだ学校にいれば良いんだけどなぁ…」 クー「君と波長の合う子の正体は気になるが、もう日も暮れる時間帯だ。こんな遅くまで残っているのはもう誰も…」 そう言った瞬間、教室のドアが勢い良く開く。 幼い外見をしていつもニコニコと笑っている可愛いクラスメイト。 渡辺「あれれぇ~?クーさんだぁ。こんな遅くまで勉強してるなんて偉いねぇ♪」 渡辺さんが、そこに居た。 レイ「…まさか言ってた矢先に当たりが来るとは思わなかったよぅ」 クー「…渡辺が当たりだったのか。まぁ確かに雰囲気なんかは似てるな」 渡辺「??クーさん、誰と話しているの?」 クー「いや、独り言だ。渡辺はどうしてこんな遅くまで学校にいるんだ?」 渡辺「明日提出の宿題を机の中に入れたままだったんだぁ。 だから急いで取りに戻ったんだよ~」 そういって力こぶを作る仕草をするが、そんな事をする渡辺は小動物ようで、ただただ可愛らしかった。 ふとクーは渡辺の後ろを見ると、レイが何らかの準備運動を始めていた。これから起こる大体の事は想像に容易い。 だから出来る事といえば、真実を授けるのとささやかな覚悟を持たせてやる事くらいだ。 クー「渡辺、君は今から体の自由が効かなくなるだろう。それすらバネにして強くなってくれ」 渡辺「ふぇ?クーさん、何言って………きゃああぁ~」 何とも間の抜けた声を出して、渡辺は地面に伏した。そして次に起き上がった時、その体はすでに。 レイ「さ~、クーさん。映画館に一緒に行こうね~♪楽しみだなぁ~♪」 クー「その体で無茶だけはしないでほしいな…」 渡辺「(あれれ~~?本当に体が勝手に動いてるよぅ~。何か暗くて、何にも見えないよぅ~ ふえぇ~~。助けて、佐藤さ~~ん…)」 その頃の佐藤家。 佐藤「…助けを求める声が聞こえた」 そう呟いて、佐藤家食卓から渡辺専用万能戦士が活動を開始した。 それから二時間後、映画館から二人は出てきた。 クーは相変わらずの無表情だが、渡辺(inレイ)はとても満たされた顔で軽快に飛び跳ねている。 クー「面白かったな、『死の落書帳』とやらは。まさか前後編というのは予想外だったが」 レイ「まさか落書帳に似顔絵を描かれたら死んじゃうなんて、怖かったねぇ~」 クー「君が言うと複雑な気分になるな。…でも、楽しかったな」 レイ「うん!!凄く、すっごく楽しかったぁ!!」 そういうと、再びレイはもじもじと始めた。どうやらまだ何かやってみたい事があるようだ。 クー「どうした?何でも良いからやってみたい事があるなら言ってみろ」 レイ「あれ、ちょっとやってみたいなぁ~。…ダメ?」 そうしてレイが指した方向には、プリクラの台がちょこんと立っていた。 クー「…どうやって撮るんだ、この機械は?」 レイ「前に吉岡さんが読んでた本で見たことあるよぅ。確かここをこうすれば…うわ、カウント始まっちゃった!」 クー「証明写真の気分で撮れば良いのか?」 レイ「違うよぅ~。はら、クーさん。笑って笑って。行くよ~~♪」 カシャンと小気味良い音を立てて出てきたのは、幸せ満面の表情でクーに抱きつきながら笑う渡辺(レイ)と、 頬の筋肉が引きつって半眼のクーが16枚写ったシール。 レイ「あははははは!クーさん、変な顔だよぅ~」 クー「仕方ないだろう。この機械はタイミングを合わせるのが難しいんだ」 レイ「あは、あははははは!美人の変顔って面白いねぇ~~」 クー「…美人と言ってくれるのは嬉しいが、私は至極真面目に撮ったんだ。努力は認めてほしいぞ」 そうしてしばらくの間、レイの朗らかな笑い声がプリクラ機の周りに響き渡る。 それはとてもとても楽しそうで、本当に幸せそうな残響だった。 一方その頃の佐藤さんは、街中をもの凄いスピードで駆け回っていた。止まる事無く二時間も。 佐藤「おかしい、普段ならレーダーが働いてすぐに感知出来るのに。 …もしかすると渡辺レーダーが感知しない何かに巻き込まれているのか?」 佐藤さん、大体正解。しかも実は目標まで五百メートルを切っていた。 そして時間を見れば、もう夜の十時。近場のチャイムから、タイム.トゥ.セイ.グッバイが流れ始める。 レイ「あ~、楽しかった!いつも私の相手をしてくれるのは吉岡さんだけだったから、 吉岡さん以外の人と話すのがこんなに楽しいなんて知らなかったよぅ」 クー「吉岡さんとやらは本当に良い人なのだろうな。次に遊ぶ時は是非紹介してくれ」 レイ「うん!!…でももうすぐ、さよならを言う時間が来ちゃうね。時間は生者には永劫じゃないから…」 クー「そうだな。もうすぐ、さよならを告げる時間だ。名残惜しいがな…」 立ち尽くす泣きそうな少女と涼しい顔の少女。仕草や表情は違えど、互いに考えていることは同じだった。 クー「別にもう二度と会えないワケではないんだろう。泣かないでくれ。私も少し淋しいんだ」 レイ「泣いてないよぅ。別に泣いてなんかないよぅ。…淋しいだけだよぅ」 クー「もう、会えないワケじゃないんだろう。君は学校のB組にいるんだろう?」 レイ「うん…でも、この楽しい時間が終わっちゃうのが淋しいよぅ。だから、クーさん」 クー「うん。どうした?」 レイ「ずっと、友達でいて下さい。時々でいいから、私を思い出して下さい」 クー「ずっと友達だ。時々こうして一緒に遊ぼう。…渡辺の体には申し訳無いがな」 レイ「ありがとう、クーさん。ありがとう!!!」 そう言ってレイはクーに抱きついた。子どもが迷子になった時に見つけた母にすがりつくように。 元々渡辺の体が華奢な事もあり苦しくもなんともないのだが、不思議と胸が温かくて、少しだけ愛くるしい。 クーは静かに微笑んで、その体を抱きしめ返す。その行動にレイに対する全ての想いを込めて。 渡辺「(はうぅぅ~。何か誰かに抱きしめられてる気がするよぅ~。助けてぇ、佐藤さ~~ん!! …でも、何か気持ちいいなぁ。もうちょっとこのままでいいかも~♪)」 レイ「じゃあ、そろそろお別れだね」 クー「ああ、もう流石に帰らなければいけないからな」 儚げに微笑んで、レイはゆっくりと渡辺の体から離れていく。クーは彼女の存在が心なしか朧げで何かしら危うく感じた。 一方その頃の佐藤さん。某所のプリクラ機前にある自販機で缶コーヒーを飲んで休憩していた。 佐藤「…!!! 反応アリ。 …かなり近くに感じる!待ってて、渡辺さん。すぐに行くから」 レイ「よし、学校に帰らなくちゃ。クーさんと遊んだ事を忘れないように、今日は早く寝るんだぁ♪」 クー「またいつでも遊べるさ。今日からこれが当たり前になるんだ」 レイ「…クーさんが男の子だったら、私はきっと恋に落ちてたと思うよぅ」 また少しだけ渡辺の体に入り直して再びクーに抱きつき、何かを確認するかのようにギュッギュと力を入れている。 レイ「えへへぇ。これでクーさんのあったかさを覚えたよぅ。 吉岡さんには抱きつけなかったから、クーさんのあったかさで私は今日、夢を見るよ」 クー「私は低体温だぞ。うちのクラスのヒートくらいが体温的には良いと思うが?」 レイ「ううん。温かいよう、クーさん」 レイ「…じゃあ、時間だね。バイバイ、クーさん」 クー「…またね、が正しいぞ」 レイ「…そだね、言い直し。またねぇ、クー。大好きだよぅ」 クー「ああ。ありがとう。また学校で会おうな、レイ」 そして夜の帳の中に溶け入るように、レイは静かに霧散した。 残されたのは二人の少女。抱き合いながらも片側が朦朧としているので、妙に扇情的な光景となっている。 どうやら渡辺の足元はおぼつかないらしく、結果的にクーが抱きすくめる形になっていた。 そのタイミングで現場に登場した佐藤の体からは、勝身煙がゆらゆらと噴出していた。 佐藤「クー×渡辺なんて認めない…。クーさん、貴方がそんな人とは思わなかった。少しだけ衝撃…」 渡辺「…ん?んんぅ?や、やった~!やっと体が動くよ~♪…でも、なんで私はクーさんにくっついてるのかなぁ?」 クー「ん、佐藤?お前は何故ココにいるんだ?ちょうど良かった、渡辺を家まで送ってほしいのだが」 佐藤「今だから言えるわ。クーさん、貴方は大切な友達だった…」 そう言って物凄い殺気を放ち、クーへと向かう佐藤。誤解のしようが無いほど本物の威圧だった。 だが、クーは相変わらず冷静な顔のまま告げる。 クー「佐藤、私も君を大切な友達と思っている。だから、何かは知らないが誤解されたまま負けるのは癪だから 全力で抵抗させてもらうぞ」 そしてクーも佐藤に向けて駆けて行く。 結局、誤解が解けたのはそれから二時間後の事。その間にクーと佐藤の近くにあった物体はほぼ壊滅状態だった。 time to say goodbye アフター そして数日後。 男 「また今日も友達の所に行くのか?」 クー「ん。そうだ。休み時間を使わないと中々会えないからな」 たまに休み時間に姿を消すクーと、 レイ「クー!!遊ぼうぅ~~♪」 クー「また体を借りたのか…渡辺も大変だな」 渡辺「(ふえぇぇ~~~。また体が動かないよぅ~~。助けて、佐藤さ~~ん…)」 佐藤「…助けを求める声が聞こえた」 たまに情緒不安定になってくクーに抱きつく渡辺、それを引き剥がそうと内心必死になって駆け出す佐藤の姿が D組の日常になり始めていた。 time to say goodbye(さよならを言う時間)は、life to say hello(挨拶を言う生活)への回帰。 また会いましょうという約束の時間。だから、寂しくなんてないのだ。 クー「そうだろう?レイ」 レイ「うん、そうだねぇ。クー♪」
https://w.atwiki.jp/kuroneko_2ch/pages/572.html
◆PqGpvk15c6氏 SS ×京介 クリスマスプレゼント:14スレ目760(短編)/◆PqGpvk15c6 初詣の邂逅:16スレ目594(短編)/◆PqGpvk15c6 初詣の邂逅-黒猫視点-:16スレ目636,639(短編)/◆PqGpvk15c6 告白保留の理由:16スレ目822(短編)/◆PqGpvk15c6 酔猫:17スレ目266(短編)/◆PqGpvk15c6 日常風景:18スレ目136-139(中編)/◆PqGpvk15c6 買い物帰りの遭遇:19スレ目762(短編)/◆PqGpvk15c6 バレンタイン・カース:23スレ21目(中編)/◆PqGpvk15c6 高1の誕生日:26スレ目842(短編)/◆PqGpvk15c6 エイプリル・フール:27スレ目135(短編)/◆PqGpvk15c6 始まりの日:29スレ目796(中編)/◆PqGpvk15c6 ×桐乃 黒猫と桐乃の電話:16スレ目807(短編)/◆PqGpvk15c6 桐乃とプリクラ:17スレ目10(短編)/◆PqGpvk15c6 妹めいかぁGS:19スレ目117-119(中編)/◆PqGpvk15c6 黒猫レシピのミルクセーキ:20スレ目164-167(中編)/◆PqGpvk15c6 風邪の特効薬:31スレ目942(短編)/◆PqGpvk15c6 新たな二つ名:44スレ目113(中編)/◆PqGpvk15c6 拗ね猫:(短編)/◆PqGpvk15c6 ×京介・桐乃 家族の絆《エターナル・リンク》:41スレ目603(長編)/◆PqGpvk15c6 ×日向・珠希 ねぇさま、ご本をよんでくださいっ:25スレ目515(短編)/◆PqGpvk15c6 妹猫の呼び名・桐乃編:31スレ目342(短編)/◆PqGpvk15c6 中猫の悪戯目録・練習編:46スレ目842(中編)/◆PqGpvk15c6 中猫の悪戯目録・ふくしゅー編:48スレ目171(長編)/◆PqGpvk15c6 if・俺の妹猫がこんなに可愛いわけがない(前編):50スレ目788(長編)/◆PqGpvk15c6 if・俺の妹猫がこんなに可愛いわけがない(後編):50スレ目788(長編)/◆PqGpvk15c6 ルリ姉のお料理教室:53スレ目95(短編)/◆PqGpvk15c6 if・俺の妹猫がこんなに可愛いわけがないⅡ(前編):56スレ目183(長編)/◆PqGpvk15c6 if・俺の妹猫がこんなに可愛いわけがないⅡ(後編):56スレ目183(長編)/◆PqGpvk15c6 ×京介・桐乃・日向・珠希 とある節分の厨二豆撒き:21スレ目615(短編)/◆PqGpvk15c6 二つ名メーカー:33スレ目478(短編)/◆PqGpvk15c6 ×その他 堕天聖の追憶の続き:14スレ目373,377(短編)/◆PqGpvk15c6 ※京介・桐乃・沙織 コミケ前日:15スレ目870(短編)/◆PqGpvk15c6 ※瀬菜 “運命石の扉”の交錯:47スレ目240(中編)/◆PqGpvk15c6 ※「シュタインズ・ゲート」とのクロス作品 画像 感想・コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る ふひひっ -- (名無しさん) 2011-07-07 21 58 11 ああ これで見やすくなりましたね。画像は上げておきました。 -- (zeppelin) 2011-07-07 20 04 45 無駄に増えてしまって自分でも訳が分からないよ、になってきたのでカップリングで整理しました -- (中の人) 2011-07-07 19 32 58 反映乙です。最初にいじったのたぶん俺だけど、気付いた人でのんびり更新していけばいいと思うw -- (名無しさん) 2011-06-19 22 19 25 ↓ 遅くってことね かさねて すまぬ -- (zeppelin) 2011-06-19 21 52 46 系譜の方への画像反映が即なりました。◆PqGpvk15c6氏 とかんりにゃん すまぬm(__)m -- (zeppelin) 2011-06-19 21 50 48 あとひとつ……ぴ、ぴくしぶ? 私pixivなんて恐れ多いものやったことないのですが……逆に見てみたいです! -- (中の人) 2011-06-15 09 06 28 いつもご意見嬉しく思っています。ふくしゅー編は日向ちゃん視点ということもあり、日向ちゃんの心境の変化みたいなものを書いてみたかったのですが、予想外に京介ageみたいな反応が多くて吃驚しました。これからも「面白い」と言ってもらえるような妄想を言語化出来るように励んでいきたいと思います -- (中の人) 2011-06-15 09 00 05 同じSS書きとして、尊敬するやらちょっと悔しいやらwww すごく面白かったです。 負けじと妄想を膨らませてみます!!! うん、傑作でした。 -- (名無しさん) 2011-06-15 00 45 38 ふくしゅー編、傑作過ぎます。 -- (名無しさん) 2011-06-14 22 26 41
https://w.atwiki.jp/twinkletimeprecure/pages/140.html
時見町(ときみちょう) あゆむ達の住む町 城下町だった名残で古びた建造物が多く残る東地区 あゆむたちの住むニュータウンや学園がある西地区 駅ビルなどの商業施設が立ち並ぶ南地区 緑豊かな森と広大な牧場の広がる北地区 の4つのブロックに分かれている 上空から見ると時計状の形をしており、各方角には数字にちなんだ名前が付けられている 一ノ瀬:農業が盛んな田園地帯。 二ノ宮:町の施設と住宅街がある。 三ノ原:閑静な住宅街。美味華楼所在。 四葉:商店街の端。めぐるの通う中学がある。 五條:商店街。歴史のある建物が多い。 六郷:町のメインストリート。日中は人通りが多い。 七瀬:商店街で賑わいを見せる活気に満ちた地区。 八幡:商店街の出口。地名の由来は八幡稲荷から。 九重:開発が進むニュータウン。入り口にめぐるの家がある。 十条:住宅街や団地がある。あゆむたちが住む家はここに集中している。 土橋:小川が流れている。地名の由来は昔、木の橋があったことから。(現在は立派な車道橋に姿を変えている) 王子:自然豊かな地区で牧場や学園などがある。 土橋方面には六郷方面へと向かって流れる時見川があり、六郷地区で別の川と合流する 町の中央には時ノ音学園があり、学園内にある時計塔の鐘の音は時報にもなっている 住人には器用な人が多く、古くから時計職人や金細工の様な細密な工芸が盛んである 町のゆるキャラには「とっぴー」「ときみん」などがいる 精霊にゆかりの強い土地であるため、自然災害は少ない 時見町にある建物など 〇あゆむ家 新興住宅街の一角にある 洋風で2階建て。屋上にはテラスがある あゆむの部屋は2階で兄の隣の部屋。ベッドの周りにはぬいぐるみが沢山置いてある 〇つむぎ家 由緒ある大きな日本屋敷。建物は全て平屋 3人の家の中では学園に一番近く、敷地内には小さな祠や大きな池、庭園などがある つむぎの部屋は純和室。生け花や掛軸があり、ふすまを開けるとかなりの広さになる(あゆむ達3人で十分寝られるほど) ベッドは無く、寝るたびに押し入れから布団を出している 鹿威しや石灯籠など和風な作り 敷地内には中央に石橋の掛かったひょうたん型の池があり、エトが橋の下でたまに水浴びしたりする 〇はるか家 時見神社の裏手にある小屋。元は時杜神社の管理人さんの為に建てられたもの 信心深い大工さんの手によってかなり凝った作りになっている 家の周囲には食べられる草やきのこが生えている、秋にはマツタケも。又、近くには井戸もある その昔、まだ若い頃にカツ代婆さんが住んでいた はるかの部屋は屋根裏部屋で梯子を使って登る。布団を敷いて寝起きしており、壁には大きな出窓がある 一階では植物などを育てている 井戸の底には地底湖があり(この事は39話にてカツ代婆さんに教えてもらう)はるかはそこで時折水浴びをする 地底湖の水脈は時計の文字盤状に町中に伸びている 〇時見神社 町外れにあり、境内には神様の絵と大きなご神体の岩がある 岩の中には精霊石が眠っていた 裏の小屋にははるかが住んでいる 昔からこの場所に(千歳がいた時代にも)あった 時見町には他にも神社がいくつかある 〇明日見ヶ丘(あすみがおか) 学校の裏山にある高台、町を一望できる めぐる達先代の思い出の場所でもある ここの地名があすみの名前の由来になった? 遠くに海も見える 〇駅 学園の正面の大通りの先にある 〇ショッピングモール 本屋、病院など沢山の店がある 〇四方山、大木家 フーミンとオッキーの家。向かい合っているため、2人は小さい頃から家族ぐるみの付き合いがある 〇宇田川家 ピカリンの家。町の北東にある豪邸 時見町にあるお店 〇まきば(MAKIBA) ロッジ風のカフェで学校のそばにある あゆむ達のたまり場の一つで9話から登場 店長は鷹野先輩の親戚のおじさんで 家族と一緒に牧場とかけもちで経営している (先輩や先輩の父親も時々手伝っている) 北地区にあり鷹野先輩の牧場から 絞りたてミルクやチーズなどの材料を直送しているためメニューの味は絶品 〇美味華楼(うまかろう) あゆむの祖父団十郎が構える中華料理店 調理場の床は一段高くなっている 旧市街の商店街にあり、そばには立派な木が生えた場所がある 隣は豆腐屋 定番メニューは麻婆豆腐、野菜タンメン、五目炒飯など 〇ギャラリーASA 紡の母麻子が店頭を勤める宝石店 経営者は紡の父清隆 〇ミニッツマート 学園そばのコンビニエンスストアー。あゆむのクラスメイトのフユちゃんの家 めぐるはここによく弁当を買いに行っていた 〇ハカセデンキ 商店街にある電気屋でドジソンの家。謎のガラクタが山積みになっており 壊れた電化製品の修理なども請け負っている 〇草野酒店 商店街よりの東地区にある造り酒屋。3バカトリオの大将の家。昔ながらの立派な蔵がある。 〇あらかわ 住宅街にひっそりと佇む和菓子店。アラッペの家。加古川家御用達。 〇西原商店 商店街の外れにある文具店。 クラスメイトである西原くんのおばあちゃんの家。 文具の他に駄菓子も扱っており、近所の子どもの遊び場になっている その他の建物 〇タイムズパーク 駅前通りにあるゲームセンター。プリクラが大量に設置されている。 〇時見町文化センター 宇田川家の近くにある。コンサートや番組収録がたまに行われている。 〇保育園、幼稚園 11、20話に登場。やんちゃ坊主がいっぱい 〇プール 第24話に登場。ウォータースライダーがウリ 〇時見公園 通学路上にある公園。あゆむ達がよくたむろする 〇めぐるの家 第44話に登場。現在はめぐるはいなかったものとして、めぐるの両親だけが住んでいる 〇琥珀の間 第13話に登場。教授が若かりし頃辿り着いた地底の大空洞。貴重な化石や原石、そしてアンバーの精霊石が眠っている 町の外にある場所 〇遊園地 14話に登場。県外にあるので出かける時は電車を使う 〇エミット王国 第25話に登場。南の島にある小国 時見町不思議スポット 古くからある町、時見町には不思議な場所がいくつも存在する… ◯十二の御神体 時見町の地形は時計盤のような作りをしており、各時間を刺す方角に御神体が収められた小さなほこらのようなものが点在する 神社、地蔵堂、鳥居、石碑、井戸、噴水、川、池、森などどこにあるかは様々 また、時間の経過により埋もれてしまっている場所もある ほこらの中には十二支をかたどった物と見られる石の像が収められている ◯パワースポット 時折、町のどこかに不思議な現象を起こすパワースポットが発生する事がある ◯時見神社の地下空洞 時見神社の地下には時計の文字盤状に伸びる謎の地底湖と水脈が存在する 道のりはさながらダンジョンのようになっており、野生児でもなければ辿り着くのは困難 実は簡単に行き来できる近道が存在する 地底湖の事を知るのははるかや神社に関わる人物のみ 実はこの湖には亀と龍が合わさったような外見の精霊が住んでおり、 地下の壁の岩はその力の影響でぼんやりと光っている
https://w.atwiki.jp/virako/pages/69.html
夕方の一般職員が帰宅を始めるその時間帯に鳴り始めた雷は、治まるどころか豪雨を引き連れよりいっそう激しく鳴り響く。 総指令府議事堂の正面玄関内、地球のNo.1とNo.2がそろって悪天候の夜空を見上げて溜め息を吐く。 「シモンさん。流石に今日はガンタクで帰ってください」 地響きがするほどの威力で空をのたうつ雷にロシウが顔をしかめながら進言する。 「うーん。そうしようかな」 さしもの俺も今日ばかりはその提案に乗ろうと、レインコートのポケットからガンフォンを取り出して業者のダイヤルを回しかける。 「あ、着信」 番号が中途半端に押しかけだが、自宅からの着信を優先して受話器を取る。 『もしもし、シモン!カミナリすごい!だいじょうぶか!?』 焦り100%な声音で電話を掛けてきた相手を宥めるように「大丈夫だよ」と一言。 『そっか。よかった』 ホッと溜め息を吐くのが解って口許が緩む。 そんな緩んだ顔見たらロシウはいい顔しないだろうなぁ…と一歩二歩自然な調子で彼から離れる。 「今日はガンタクで帰るからいつもよりちょっぴり早く帰れるかも」 一歩前進すれば自動ドアが開いて直接外の景色が目に入る。 それにしても凄い雨だな、景色が白い。 あ、光った。つか目の、前、真っ白…なん…だ……けど 目が潰れるかと思うほどの閃光が駆け抜け、鼓膜を裂くような音が過ぎ去った後には、ポツリと玄関前に倒れるシモンが… 「―っシモンさん!?だ、誰かっ!早く!」 気付くと俺は知らない畔道に一人で立っていた。 よく分からないが目の前を小振りのシロスナワニウサギが歩いているので、それを追いかけることにした。 一歩踏み出す……と暗い穴に真っ逆様に落ちた。 「早過ぎだろぉおおおおおっ!」 落ちた穴の底には小さいドアがあって…大きくなったり小さくなったり流されたり 誕生日?パーティーに参加したりと、とにかく以下省略的な怒濤の勢いで揉みくちゃにされて最果て。たどり着いた先で俺はうっかり立ち尽くす。 「アニキ?ニア!?」 確かに正面に立っているのはその二人だ…でも、何でオイコミサギなんかさかしまに持ってるんだ? と言うか足元に転がってるちっさいのってブタモグラ?つか何すんの?これ? 「シモン!」 その不自然な出で立ちはぬきにして、嬉しそうに顔を綻ばせてニアが駆け寄って来る。 パッと広げた腕に彼女を抱き締め微笑みかけるが、腕の中の彼女はもう笑っていなかった。 「シモン。どうしてここに来てしまったの?」 「え?それは、シロスナワニウサギを追いかけて穴に落ちて、大きくなったり小さくなったり流されt」 「そうじゃなくて!」 「???だから、シロスナワニウサg」 「そんなことはどうでもいいのです!」 強い語調で説明を遮られて、俺は途方に暮れる。 久し振りにあったニアはやっぱりニアで、話もやっぱりどこか噛み合っていないようだ。ニアは一体全体何が聞きたいんだ? 困り果てた俺は助けを求めてアニキを仰ぎ見るが、その人の表情も険しい。怒ってる?何で? 「シモン、チビ助おいてこんなとこ来てんじゃねーよ」 「チビ助?ブータのことか?」 「ちげーよ!ったく!そんな大事な事も解んなくなっちまったのか!?」 困ったもんだと言わんばかりのアニキの横で、ニアも静かにうなづく。 チビ助?チビ助って誰だ?大事な事?大事な―――あ。 「二人ともゴメン!俺、家に帰らなきゃ!待ってるんだ!」 「何謝ってんだ。思い出せたならそれでいいじゃねーか」 ニカッと気持ちのいい笑顔をみせるアニキにぽんぽんと頭を叩かれる。何だか懐かしいな。 「ありがとう…俺行くよ」 「あ、ちょっと待て。それには正しい帰り方ってのがあるんだよ。な、姫さん」 「そうなのです!」 肝心なところで気概を挫かれながら、アニキの陰に立っているニアを見れば、更に呆然とする。 「…どこからツッコミ入れればいいのかな?」 それは着ぐるみなのか、被ったフードには細長い耳が付いていて、平たいジグザグな尻尾と全体的に黄色な格好をしたニアが気合い十分に俺を見つめている。 「細かい事は気にしてはダメ!」 「あ、はい」 俺の返事を聞いてニッコリ笑ったニアがガッツポーズの要領で手を上から下へ… 「シモンのにぶちん!」 掛け声と同じぐらいの衝撃で閃光が俺を貫く。 にぶちんって何ッ――――― 目覚めると真っ暗闇だった。 じゃなくて、顔の上に乗っかったフカフカの物体をソッと退ける。 「…ん。ふにゃ、……シモン!」 フカフカの物体の正体ヴィラルが寝ぼけ眼をガン開きして、俺の顔に向かってボディープレス。 「ふげっ!重い!」 再び閉ざされた視界に抗議の声を上げれば、慌てて上体を起こして鎖骨のあたりに腰掛ける。そこも結構重いんだけどなぁ… しかし、涙目で俺を見るヴィラルにそんなこと置いとく事にして、フワフワの頭を撫ぜた。 「ごめんなさい。ごーめーんーなーさーいー!」 何がなんだか解らんが、泣きながら謝るこねこをギュッと抱き締める。 「どうした?何で謝ってるんだ?」 ポロポロこぼれる涙を拭ってやると、三角耳が頭に突っ伏す。 「だって、シモンなんかカミナリおっこちてしんじゃえって、いったらカミナリおちた」 あぁ、そういえば先日の非番に「七五三しなくちゃ!」と慌てて連れてった時。よく解らないけど喧嘩になってそんなようなこと言われた気がする。 「なーんだ。そのこと気にしてたのか?大丈夫。偶然だって」 伏せっていた耳の後ろを掻くと、気持ち良さそうに目が細められ、クルクルと喉を鳴らす。 「ぐうぜんなのか。よかった」 ニッコリ笑う顔に、生きててよかったと痛感する。そりゃあアニキもニアもこんな状態で三途の川なんか渡っちゃったら怒るよな…… 「あら、シモン起きた?」 戸口から置き電片手に現われたリーロンに「あ、ここ家じゃない」と気付く。 「今さっき自然災害対策本部がたったの。生きてるって電話してあげなさい」 差し出された電話を受け取った瞬間、窓の外に閃光が走ってやや遅れて地響きを伴った音がやってくる。 「!?」 尻尾を歯ブラシみたいに膨らませたヴィラルが飛び付いて来るので、その体を抱え直してから受話器を取る。 「あ、ロシウか?」 『シモンさん!生きてたんですね!』 表現するなら面倒な葬式の準備しなくてよくなった!とでも言う調子で出られた電話に苦笑を返す。 「まぁお陰様で。それより俺、そっちもどろうか」 『いいえ。こちらは大丈夫です。怪我人はおとなしく静養していてください』 うむ。螺旋力バリアのおかげか全くピンピンしていると言っても過言で無いのだが… と、また外に光が走り近くに落ちたのか、音とともに一瞬室内電気が消えると俺のシャツにしがみついていたヴィラルがビクリと身を竦ませる。 「うん。今日はお言葉に甘えさせてもらうよ」 『えぇ、そうしてください。何かあったらその回線に連絡しますので』 「あぁ。その場合は夜中でもすっ飛んで行くさ」 『頼もしいです』 「じゃあ、後は頼んだ」 『任せてください』 とりあえず災害対策本部の指揮をロシウがとっているなら安泰だ。と受話器を置いてホッと一息。 「シモン、おしごといくのか?」 不安げな猫目に見つめられてふと苦笑。 「怪我人はゆっくりしてってねだってさ。今日は病院にお泊まりだ」 ぽふぽふ柔らかいねこっ毛の登頂部を叩けば、満足そうに目が細ばめられる。 「やっぱりそういう運びになったのね」 電話線の辺りで作業をしていたリーロンが事も無げに言う。 「さてと、こっちのお仕事も完了したから邪魔者はそろそろお暇するわね」 とひらひら後ろ手を振りながらテキパキ片付けをする。 「手間を掛けてすまなかった」 「いいのよ。おチビさんとの話も楽しかったしね」 ネっとウインクをされたヴィラルが尻尾の先っちょをもわもわにさせながら、しーだぞ!と内緒である事を念押す。 「はいはい解ってるわよ。あ、それからこのベッドリクライニングするから」 と渡されたリモコンの△ボタンを押すと頭の辺りがせり起きてきて背も垂れのようになった。 「「おぉおおおおおっ!」」 こういう機能があるとは知ってはいたが、実際に体感してみると感動はひとしおだ。 「シモンやらせて!わたしもやりたい!」 目をキラキラさせるヴィラルにリモコンを渡す。 ▽ボタンを猫手で器用に押すとゆっくり背も垂れが下降して元のベット型に戻る。 「はいはい壊さないように楽しんでちょうだいね。じゃあ私はこれで、チャオ☆」 「ちゃお~」 小さい手を目一杯振って彼を見送ってから、こちらに向き直ると小首をかしげた。 「どうした?」 腹の上に乗っかっているヴィラルに声を掛けると、かしがっていた首が元に戻って、ニッコリ笑顔になる。 「おもいだした!きじょーゆ!」 「生醤油?」 「うん!このまえしゅーかいでおはなしした!」 生醤油って事は料理の話でもしたのかな?まぁ女子の集まりなんだからそう言う話もするよな。 と考えを巡らせて、黄色い頭を撫ぜる。 「そうか。よかったな」 「うん!」 外の豪雨とは対極の晴々とした笑顔にふと思い出す。 「そういえば、お前ご飯食べたのか?」 「うん。リーロンがおうちにきてつくってくれたぞ。それで、たべてからシモンをむかえにいこうっていわれたからきた」 ついたらびょーいんだったからビックリした。と言うヴィラルの頭をよしよしと撫ぜる。 「びっくりさせてごめんな。もうd」 大丈夫と言いかけたところに雷が被さって来て、びっくらこいたヴィラルが布団の中に飛び込んで来る。 「避雷針ついてるから大丈夫だよ」 布団の端からはみ出ている尻尾の先をちょいちょいつつくと、ピャッと引っ込む。 「しっぽであそばない!」 「んふふっ」 「わらわない!」 こんもりしていた膨らみがもそもそと移動してぴょっこり仏頂面が顔を出す。 「…その顔おもしろいな」 「おもしろくない!」 膨れっ面が更にぷくーと膨らむのが可愛くて、思わず写メ写メと携帯を探して思い出す。 もしかして俺の携帯雷の直撃受けてお亡くなりになってない? 「うわーっ…牧場行った時の写真も変な寝相の写真もメールデータも全部お釈迦!?何でバックアップ取って無かったんだ俺のバカー!」 せめてメモリーカード変えときゃよかった…と大後悔している俺の頬に肉球がプニプニと当たる。 「シモンげんきだせ。しゃしんならわたしももってるぞ!」 ポッケから取り出した子供用ガンフォンには、俺の変顔写メとか寝顔、背中…とにかく俺がみっちり入っていた。 「何だよーこんなのいつの間に撮ったんだ?」 「ナイショ」 なんだよなー。撮るならもっとカッコいい写真撮ってくれよー。と文句を言うと、何故だか真剣なまなざしで見つめられる。 「シモン」 「ん?」 「カワイイおようふくきて、カッコいいシモンとしゃしんとりたい」 何を言われるのかと身構えていたが、存外可愛らしいお願いだったので、快く承諾する。 「いいよ」 「ホント?ィヤッター!」 枕元に正座して万歳三唱する子猫に、ホント可愛いなぁ…と親バカ全開で相互を崩す。 「―ってことで、携帯買い換えた帰りにおめかしヴィラルとプリクラ撮ったんだ!可愛いだろ!」 食堂でたまたま会ったリーロンに、携帯裏に貼り付けたプリクラを自慢げに見せつける。 「はぁ…シモン」 「何?」 何やら物憂げに俺を見る相手に首をかしげる。 「鈍いのも罪ね」 「???」 わたし忙しいからと足早に去って行く彼に、頭がもげんばかりに首がかしがる。 飼い主シモンが「カワイイおようふくきて、カッコいいシモンとしゃしんとりたい」の真意を知るのは、子猫に語彙が身に着くまで来なさそうである。
https://w.atwiki.jp/booker/pages/199.html
映像と音楽のマッチングが最高。一見の価値あり。 Vol.1『フリクリ』 Vol.2『ファイスタ』 Vol.3『マルラバ』 Vol.4『フリキリ』 Vol.5『ブラブレ』 Vol.6『フリクラ』1/2・2/2