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. 人類悪。 それは人類を滅ぼす悪じゃあなく『人類が滅ぼすべき悪』。 彼らの根幹は、人類が為を思って行動する『人類愛』に満ちており、彼等の行動原理に負はなく善であり。 美しき厄災と称するべきだろう。 ★ アヴェンジャーのディエゴ・ブランドーは未だ癒えずにいる上半身に刻まれた傷口を抑え。 周囲を警戒し続けていた。 時間停止は……あった。しかしどうやら、セイヴァーがアヴェンジャーを狙ったものではない。 他の存在が下水道でセイヴァーを妨害しているなら、好都合だが。 しかし、アヴェンジャーは思案する。 アヤ・エイジア達と再び合流するよりも先に、シャノワールを呼び出せればマシかもしれない。 セイヴァーにも、ほたるのライダーとも合流したくはない。 矢先、下水道の水面を駆ける乱雑な足音が遠くより響く。 どうも人間のソレではない事くらい、アヴェンジャーにも察すことが可能だった。 ほたるは、何者かが接近している事実だけを把握し怯える。 恐竜だった。 所謂ティラノサウルスと同じ『獣脚類』の肉食恐竜で、大きさは丁度人間程度のもの。 アヴェンジャーには見覚えがある。ウワサで聞いた時から大凡検討がついていた通りで。 運命の巡り合わせのような偶然を信用するべきか、アヴェンジャーも決め兼ねていたが。 実物を眼にし、彼は一つ確信したのである。 「やはり『フェルディナンド』か。スケアリーモンスターズ……恐竜化させた人間だな」 「えっ!?」 素っ頓狂な声を上げるほたるの声に反応したのか、恐竜は真っ直ぐ彼らの元へ駆け寄って来た。 恐怖で身動きとれぬ少女を他所に、アヴェンジャーは不思議にも冷静である。 敵意がない。 かつて『フェルディナンド』と呼ばれる地質考古学者のスタンドを目撃したからか、理解できる節を持つ。 攻撃の意思はとやかく、その恐竜は首に『何か』をぶら下げていた。 「………………」 ポシェットだ。 ほたるのような少女が身につけるべき小物バッグを、何故か恐竜の首にかかっていた。 否、故意である。 恐竜が喉を鳴らしアヴェンジャー達にじわじわと接近するが、攻撃する素振りは一切ない。 アヴェンジャーはスタンドを使い、距離を保ってポシェットを回収した。 「あ……アヴェンジャーさ………」 不安を隠せないほたるを差し置いて、アヴェンジャーはポシェットの中身を確認すると。 携帯が一つある。現代でいうスマホに該当する液晶型の代物。 電源を入れればメモのアプリが立ち上げられた状態で、メッセージが残されていた。 まだ内容を読み込まず、アヴェンジャーが強張った状態のほたるに言う。 「その恐竜が妙な素振りをしたら、悲鳴でもなんでも声を出せ」 最初の文面を眼にした時点で、アヴェンジャーには衝撃が走った。 が、それでも。 妙に納得したと言うべきか………あるいは「きっとこうするだろう」と奇妙な信頼があったのかもしれない。 [このメッセージを読んでいるだろう聖杯戦争のマスター。 私の名は『ファニー・ヴァレンタイン』。この聖杯戦争に召喚されたサーヴァントの一騎だ] ★ 現場は当初、一時騒然としており、周辺の住民も何事かと目覚めて、様子見の野次馬を作って……いた。 SNSに上げられていた動画や通報によれば、この住宅街にて小規模な乱闘。 否、銃撃戦に発展した事件が繰り広げられていたらしい。 今となっては、現場に誰もいない。容疑者も被疑者も目撃者ですら。 迂闊に姿を見せれば、自分が危機に合うと誰もが分かるからこそ、誰もいなくなった。 ただ、サーヴァントなら話は異なる。 (成程な……理解した。どこかで覚えある匂いかと思ったら、コイツはマジェント・マジェント) 現場を捜査しているのは、ライダーのディエゴ・ブランドー。 恐竜能力の一つ、嗅覚で匂いを判別していると、生前に出会い利用した下っ端がいると知る。 彼が銃を使用する殺し屋であるから、銃撃戦。 そして、相手は……いくつか匂いが入り乱れているが、一人はプッチのマスター・白菊ほたるのもの。 標識を武器にしたサーヴァントは……分からない。 白菊ほたると共に、マンホールに血痕を引きずって逃走したサーヴァントは……… ディエゴには何かを理解していた。だからこそ、状況を読み切ろうと思考を巡らせ続けている。 「どうやら、お前のマスターを連れ去ったサーヴァントはここを通った」 マスターの無事を不安視する素振りがないプッチは、恐らく冷静を保っている精神性の高さがあるのではなく。 例え、ほたるの身に危機が迫ろうとしても、それはほたるが乗り越えるべき運命だと考えている。 彼女の感じる恐怖や不安は、心底どうでも良いのだろう。肝心なのは、ディエゴが語る内容についてのプッチの反応。 ディエゴは懐から、以前レイチェルから取り上げた携帯を取り出す。 「まだ、念話は使っていないだろうな? プッチ。これからお前が望むものを見せてやるよ」 「どういう事だ……?」 不敵で満更でもない笑みを浮かべるディエゴを、レイチェルが凝視しているが。 構うことなく、彼は言葉を続けた。 「俺はお前のマスターを連れ去った奴を『知っている』。いや、知っている……という表現は間違いだな。 『俺自身』じゃあないんだからな。あくまで……俺だからこそ理解できる。もう分かるな?」 「………! 『DIO』!! それはまさか」 プッチの反応は興奮気味だった。 彼としては俄かに信じがたくも歓喜に満たされる事実なのだから。 先ほどの冷静さを失い、子供っぽい無邪気な笑みを零れそうなプッチのリアクションに満足したディエゴは制した。 「落ち着けよ。念には念を入れなくちゃあならない。少しだけ俺の情報を明かしてやる」 「なにか問題が?」 「……俺の知るスタンド使いに『平行世界を行き来する』能力を持つ奴がいる。 ドッペルゲンガーは知ってるか? あの原理だ。平行世界の人間を基本の世界に連れてくることで、互いが消滅する」 同じもの同士が出会うと破壊されてしまう。人間も。なんであろうと。 サーヴァントですら、きっと同じなのだろう。だが、プッチも情報を把握して言った。 「彼のスタンドは君のものとは異なる。スタンドが異なるなら、別と捉えられるのではないか?」 「平行世界は基本と『何か』違う。その『何か』にスタンドが含まれてても、変じゃあない」 携帯アプリのメモに文面を書き込み始めるディエゴは、これで全てが分かると確信していた。 早速、恐竜化を遂げた魔法少女・たまを呼び寄せる。 打ち込み終えたディエゴが語った。 「もし奴が『平行世界から来た俺』なら、この携帯の返事をする事はできない。 奴も『俺と同じ物』を所持して、移動してきているんだからな。携帯同士が消滅し合う。 だが―――返事と共に、この携帯が戻って来たなら」 「彼は、アヤ・エイジアによって召喚された正式なサーヴァント……」 「単なる保険だ。最も『俺』だったら容易に他者と同盟を受け入れたりはしない。お前相手なら尚更だ、プッチ」 「君なら、その伝言に返事をしてくれる確信があるのだな」 「必ず返事は来るさ。そこだけは安心しろよ。答えがYesにしろNoであってもだ」 ディエゴ・ブランドーは容易に信用はしない。 そして、彼の生前でも容易に信用できる、心安らぐ親友などはいなかった。 だが。関心程度は少なからずあり、ディエゴが文面に加えた人物の名を挙げる行為こそ、効果があると知っている。 それこそ……… ☆ ————マテリアル【ビースト】に新しい情報が登録されました。———— ◆ビーストⅦ/Α 現宇宙において、再編された世界に顕現した最新の人類悪。 善良なものを集め、あらゆる害悪を退ける力を発現させ、それを人類史に影響及ぼす規模に利用しようとしたが為。 抑止によって滅ぼされた。その力は、恐らく一個人でも一国の為にでも使ってはならない。 Αの消滅により終わりを迎える筈だったが、Αが残した因子により『ビーストⅦ/Ω』が生じてしまう。 今後『ビーストⅦ/Α』が顕現すれば呼応し『ビーストⅦ/Ω』も召喚される。 ☆ ―――ヴァレンタインか! マジェントにフェルディナンド……ヴァレンタインもいる……… 奴ならこうする。 必ず、こんな事をしでかすだろう。自ら真名を明かして、他主従に呼び掛ける真似を。 アヴェンジャーが冷や汗流す。恐らくマジェントはまだヴァレンタインと繋がりがない、だろう。 憶測に過ぎない空想論。けれどもアヴェンジャー自身の存在を、ヴァレンタインに掴まれているとは限らない。 ―――フェルディナンドなら恐竜に俺の匂いを辿わせることも……いや、それも違う……… 一先ずアヴェンジャーは内容を追う。 [聖杯、奇跡の願望機を君が望んでいるかは問わない。 私は誰しもが聖杯を手にする事が容易である状況を正さなければならないと考えている。 聖杯を使う者は正義であり、善でなければならない。例えば討伐令にかけられたセイヴァー。 悪を象徴する救世主の手に聖杯が渡れば、一体どうなってしまうか? 断じてそれだけは『あってはならない』結末であり、回避すべき可能性である。 私は聖杯を然るべき者に託したいと思う。私に賛同できる者、あるいは『仲間』として同盟を欲する者。 是非とも、私の返事に答えて欲しい。 そして――聖杯で『正しき願い』を叶えるべき人間がここにいる事を願う] ―――如何にもだな。そして一つ分かった。 ―――コイツが『本当に』大統領かはともかく……奴(ヴァレンタイン)を知る存在には違いない。 そして、ファニー・ヴァレンタインを知る者は即ち『レース関係者』だ。 ディエゴの記憶にある関係者。 真っ先に皮肉にもジョニィ・ジョースターが思い浮かんだ。しかし、奴がこんな真似を?と思案するものの。 違う、と。首を横に振る。ついでにジャイロ・ツェペリらしくもない。 ジョニィやジャイロであれば真っ先に蹴れる内容だが、これは彼ら側の文面じゃあない。 大統領側だ。 ディエゴも彼らを完全に信頼してはいないし、完全に乗っているワケでもない。味方でもない。 しかし………… ―――いいぜ。乗ってやるよ。見知らぬ奴よりも保証は効くからな…… [返事はこのメモに残し、使いの恐竜に託すか。君の携帯からメールを送信するなり、手段はそちらに任せる] 不幸にも、ほたるが携帯端末を所持している様子はない。 確か、マスターのアヤが使っているのをディエゴも記憶にあったが…… 注目されているマスターの所在を明かすような、携帯の連絡先を明かす訳にもいかない。 仕方なくメモに返事を書き込む他ない。 アヴェンジャーが打ち込み始めたのに、ほたるは些か不安そうに伺う。 「だ、大丈夫なんですか……?」 「セイヴァーとの対立は避けられないからな……奴の事だ。俺を狙っていたのも恐らくソレだと思うが 仲間を増やす魂胆だろう。どういう手段で利用し、支配するかはともかくな。お前のライダーも含めて 敵が、どれほど増えるか予想は付かない。俺とキザ怪盗だけで渡り合えると慢心はしない」 「ライダーさんと、た、戦うってそんな……」 「だからこちらも仲間を増やすしかない。利用できるものを利用できなきゃ死ぬだけだ」 「…………」 きっとアヴェンジャーの判断は正しい。むしろ少女に出来ない事を平然と、顔色一つ変えずにやってのける。 緊迫した状況では、奇妙だが――これ以上に頼れる者は居ない。 非情な判断と決断を、平凡な人間が下せるまでに、どれほどの苦行を味合わなければならないか。 少なくとも、白菊ほたるには無理だった。 逃げ出せれるなら、今すぐに元居た世界へ逃げ込みたい。 願いが叶うか。自分の不幸が改善させるか、どうだっていい位に押しつぶされそうだった。 [ファニー・ヴァレンタイン大統領。貴方のお言葉に勇気を得たので返信させて頂きます。 簡潔に私の返事を言います。貴方との同盟を望みます。理由は現在、我々はセイヴァーに追われているからです。 詳細な説明をする時間も惜しいです。とにかく、合流をしたいのですが難しい状況にあります。 私が思いつく限り、見滝原で目立った建造物と言えば『教会』しか思い当たりません。 『教会』で仲間と共に待っております。ただし、セイヴァーに捕捉されれば離れる他ありません。 どうか、可能な限り早く会いに来てください。お願いします。 白菊ほたる] 以上を打ち込んだメモを保存し、恐竜の首にかけられたポケットへ携帯を入れると。 恐竜は、そういう風に指示を受けていたのか、一度たりともアヴェンジャーとほたるに危害を加えずに。 元来たルートに沿って駆けていく。 だが、ディエゴも容易に見逃す訳でもなく、恐竜を追跡するように移動を始めた。 恐竜の図体がマンホールに侵入出来たとは思えない。 河川に通ずる排水口は大きめであろう場所から、侵入したのは分かる。 瞬間。 気配を感じ取った、視線もある。アヴェンジャーがそれらの方向へ振り返った。位置は現在の彼らより後方。 深淵より現れたサーヴァント。 ブルマを穿いた奇怪な男性の表情が――顔が歪むほど激情的なものだった。 アヴェンジャーも戦慄が走った。雰囲気からバーサーカーの類かと思う通り、彼からは狂信の怒りが溢れる。 「貴様……貴様ッ………!! なんだその『顔』は! 井出立ちはッ!! 何故『DIO』様の姿を騙っている! 『DIO』様のお姿を、存在を利用した罪を償って貰うぞッ!!」 おい……まさか……… 差し詰め『DIOの教信者』もとい『狂信者』は怒りに身を委ね、宝具も何も発動せず。 徐々に速度を上げながら走り向かっていく。 恐らく、自らの拳を以て制裁を下さなければ憤りは収まらないのだろう。 アヴェンジャーは満身創痍だが、単純に敵を打ち倒せるだけなら問題はない。 「『THE WORLD』。俺だけの時間だぜ」 「な――――」 『狂信者』は一瞬驚愕の表情に変化し、次の場面ではスタンドに拳を無数に叩き込まれた衝撃と共に、吹き飛ばされていた。 それらを傍観してるほたるも、思わず悲鳴を漏らす。 スタンドを出現させたまま、アヴェンジャーは『狂信者』の攻撃を警戒していた。 恐らく、相手もスタンド使いだと。 DIO……セイヴァーの部下であるなら、尚更必然なものである。 「ば……かな! き、きさ、貴様……貴様ァァァァ!!」 だが、これは『狂信者』にとって最大の挑発行為でしかなかった。 下水道の汚水を被りながらも、怒りをぶちまけつつ『狂信者』は震えていた。 最早いつプツンと切れるか分からない状況である。 「そのスタンドは! 貴様のスタンドは『能力を奪う』ものかッ!! DIO様のスタンドまでをも!!」 「ぐ……」 「私にDIO様を手に掛ける屈辱を味合わせようとしているのだなッ! だが、貴様などDIO様の足元にも及ばんゴロツキ風情!!」 突如『狂信者』の背後にスタンドが出現したかと思えば、 スタンドが本体たる『狂信者』を大口開いてバリバリと丸呑みにし始めたではないか! ほたるが、ショッキンな光景に尻餅つくのは仕方ない事で。彼女に構わず、本体を飲み込んだスタンドは姿を消したのだ。 独特な効果音と共に、壁の一部が円形に削り取られたのに、アヴェンジャーは即座に理解した。 再び時を静止し、ほたるを引っ張り移動をする。 射程距離から離れても、壁を削り取る音は遠くで響き続けていた。 (俺たちの位置には気づいていないのか……?) 間抜けなことに姿を消している間は、外の様子を把握できないらしい。とは言え…… アヴェンジャーも幾度も時間停止させる魔力はない。 相手の魔力は十分あるだろうに。アヴェンジャーの方は満身創痍に等しかった。 ☆ そして、場面はライダーのディエゴ・ブランドーへと時が遡る。 ファニー・ヴァレンタインらしい文面を打ち終えたディエゴが、一旦携帯の電源を落とすと。 ディエゴは、不気味な沈黙を続けていたレイチェルに呼び掛けた。 「レイチェル。お前の鞄を貸せ、必要だ」 ハッと我に返った少女は、かけていたポシェットを外しつつ中身を開けた。 現金やパンなどが入っているものの、邪魔になるとレイチェルは取り出しておく。 そして……奥底にひっそりとある小さな箱。 レイチェルは無言でソレも出して、ポケットだけをディエゴに渡す。 彼も格別、レイチェルに一言かける必要なく、ポシェットを受け取り、携帯をそこへ入れる。 恐竜化した『たま』の首にポケットをぶら下げると同時に、彼女はどこかへ走り向かう。 匂いを辿って『もう一人のディエゴ・ブランドー』を探す為…… レイチェルもそれを見届け、手元に残った『箱』をポケットへ入れようとした瞬間。 「オイ、待て」 ディエゴの冷酷な言葉に、レイチェルが止まる。 彼もまたレイチェルの動向を疎かにしてはおらず、彼女が余計で無駄な行いをしないか警戒はしていた。 だからこそ。 凄まじい剣幕で、ディエゴはレイチェルの方へ近づく姿に、プッチも少々驚きを隠せずにいた。 レイチェルの前で立ち止まったディエゴは、静かに問う。 「なんだ『それ』は」 「………」 「なんだと聞いてるんだよ、なぁオイ。まさか―――」 強引にレイチェルの手にある小箱を奪ったディエゴが、中身を確認すれば案の定だ。 簡易的な『裁縫セット』。 何の変哲もない。ボタンが取れた場合を考慮したら持ち歩いても、格別変じゃあない代物。 中に入った糸や針に血がこびり付いていなければ……… ディエゴは即座に裁縫道具を地面に叩き付ける。 威力の余りに、箱が壊れて裁縫針もバラバラに散らばってしまったが、レイチェルは呆然と眺めていた。 対して、ディエゴは激怒した。 「無駄なものを持ってくるんじゃあねぇ! 必要ねぇだろうが、こんなもの!! 意味もねぇ! どれもこれも無駄だ、無駄!! 無駄無駄無駄ッ!! 無駄なんだよッ!!!」 そして踏みにじった。 何度も幾度も、小さな針が曲がって使い物にならなくなる位に。 「どうするつもりだった! 何に使うつもりだったんだ!? レイチェル・ガードナー! 言ってみろよ! 今ッここでッ!! 言えるかッ!? 言えるワケねぇよなぁぁっ!!!」 だが。 いいや……それ故にか。 レイチェルは、ディエゴの行動に憤りも無常も悲しみすら浮かべずに。 死に惑う亡霊じみた無表情で、小さく答えた。 「もし、ライダーが………」 「―――」 「酷い怪我をしたら、縫おうと思って」 『ソイツに手を出すんじゃねぇ!』 衝動に任せてディエゴがレイチェルに手をかけようとした寸前。 彼女の前に立ちはだかったのは――佐倉杏子だった。 だが、彼女は言わば幻覚に過ぎない。彼女のソウルジェムを取り込んでいるディエゴだけが見えている。 先刻も喧しい杏子に、ディエゴもいよいよ苛立ちが爆発してしまった。 「おめでたい奴だなぁ……? そのクソガキが一体何をしでかしやがったかも知らねぇくせに!」 『誰がどんな事をしようが関係ないさ。あたしはアンタのやってる事が気に食わない、だから邪魔するんだ』 腹立たしい。 佐倉杏子が道を外した人生歩んでいるにも関わらず、ディエゴに向かう姿勢は 正真正銘の―――『黄金の精神』だ。故に、ディエゴはそれを叩き潰したくて溜まらない。 「そのクソガキは親の死体を縫い合わせて、人形ごっこを何日も楽しんでやがった!! 自分で『ぶっ殺した』犬の死骸を飼いたいとか抜かす、ヘドの出るガキだ!!!」 『だったら、どうしてアンタは何もしなかったんだよ! 気にいらねぇなら……アンタがやればいいだろうが!! コイツはアンタのマスターだろうが! 可笑しいって思うなら、アンタがコイツに教えてやれよ!!』 「俺がどうにかしろ? 俺がどうしたって無駄だッ!」 無意味だと知っている。運命に立ち向かう? 運命の奴隷になれ? 全てがディエゴの知る最も無為な行為であり、愚かしいと思うものだった。 悪いの誰だ? レイチェル・ガードナー? 彼女の両親? 全てを見逃していたディエゴ・ブランドー? どれも答えじゃあない!! 「腐り切ってるのは―――『世界』そのものだ! 『社会』だ!! 違うかッ!?」 彼の叫びこそが世界を切り裂いた。 立ちはだかる魔法少女も、神父も、救われない少女も彼の言葉に目を見開く。 「最初からそのガキは救いようもねぇ! 親を縫い合わせる事でしか満たされない! 犬の死骸と戯れるぐらいでしか満たされない!! 『そうする事』でしか満たされないッ!! 俺を育てた女が手の器にシチューを注いで貰うしかなかったのと同じでなぁぁッ!!!」 「そうするしか生きられねぇんだよ、このクソみてぇな世界ではなッ! 社会も世界も腐り切ってやがる!」 「冗談じゃあない! 俺は頂点に立つ!! 腐り切った世界の頂点で、洗いざらい支配してやる!!」 『DIO』の怒りを知り――エンリコ・プッチは漸く理解したのだ。 まだ少年であったディオ・ブランドーの怒鳴りと拒絶を、そして本心を。 紛れもなく、彼は頂点へ向かう存在であり、全てを救済するだけの運命を持つ王に近しい者。 ―――路地裏の負け犬がほざく下らないたわ言以下の薄汚い世界が貴様の言う天国だと!? ―――そしてそんな世界をこのディオが目指すことになるだと!? 彼は………何故、天国を目指そうとしたのか? 根本と切っ掛けはそう、所謂……『怒り』だ。スタートラインはディエゴが語った通り。 無常な世界を、非常な社会を、そして世界と社会への憤りを胸にそれでも尚、世界の頂きに至ろうとする『気高き飢え』。 飢えに餓えた果てに『DIO』として天国への到達を目指すには、また長い道のりが必要となるが。 動機は揃った。彼もまた頂点に立つ事で、救済しえる英霊なのだ。 プッチが一つの解答を得たところで、一つの言葉が届く。 ☆ 「――――やっと見つけた」 ★ ————マテリアル【ビースト】の情報を閲覧します。———— ◆ビーストⅥ 再編前に顕現された人類悪。世界は一度この獣により滅亡し、再編された。 全ての生命は未来に何が起こるかを知り、それを変える事なく運命として受け入れる。 覚悟を得る事で幸福となる『天国』の領域を、友の為、執念と妄念を以て不完全ながら実現させた。 この獣による『天国』は完成される事なく、再編前とは異なる世界が人類史のレールに継続する事となる。 抑止力は再度この獣が顕現した場合の対抗手段を生み出したとされている…… ★ 超常現象(Dirty Deeds Done Dirt Cheap)
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もう朝が迫っているのであろう。今までこうやって何十年、何百年も生きてきた彼にとって時計なんぞ気にしたことはないし、きっとこれからもそうだろう。 沈み始めた月や星を眺め、朝を知る。そうして下に広がる町を一瞥した後、エシディシはこの空間に流れる心地よい沈黙を破った。 「ところでプッチよ」 幾年もの間成熟させた赤ワインかのように深く、濃い声にプッチは視線を向けて答える。 「さっき手にいれたDISC、あれで俺がスタンドを使えるようになることはないのか?」 エシディシの期待を込めた意見に対し、プッチは心底残念そうに懐からDISCを取りだし少し高く持ち上げた。 「……いや、残念だけど君にスタンドを授けることはできそうにないよ」 「それはつまり俺にスタンドの才能がないってこと……」 「いや、そういうわけじゃないんだ…。まず大前提としてこれはスタンドDISCじゃないんだ」 まるで駄々を捏ねる子供を諭すかのようにプッチは優しい言葉でこの大きいお友達を宥めた。励ますように肩に手をおき、そのまま言葉を続けた。 「中身を確認するにも今、この状況ではあまりにも不安定なんでね…。実際のところ断言はできないんだ。まぁ、十中八九記憶DISCで間違いないな」 「MU…ならば仕方ないな…」 「そうがっかりすることもないさ。参加者の中のスタンド使いから君に相応しいものを抜き出せばいい」 実際の所、適応しなければ使えることはないのだがエシディシはその言葉に喜びと感謝をプッチに述べた。 狭い車内がエシディシが身体全体を使って喜びを表したことによりますます狭くなり、プッチは苦笑いを浮かべた。 ゆっくりと爆音を響かせ上空を移動していく二人が鉄塔にたどり着くのにそう時間はかからないであろう。 ◇ ◆ ◇ 「!!」 「…急いだほうがいいですね」 そう言ったわりに呟きを洩らした青年の表情は変わらなかった。実際のところ、その鋭い眼光がさらに厳しくなったのだが少なくとももう一人の青年にはそう思えた。 もっともそれは二人が目的地へ向かい、足を動かしているので仕方のないことかもしれないが。 先を行くジョルノの背中を幾らか眺めた後、堪らずディオは自分の中の疑問を彼に問いかけた。 「今起きた“あれ”はスタンド能力か?“あれ”がさっきお前が言った地響きの原因だとおもうか?」 1900年代に生きた彼からしたら流れ星など未知のもの。実態も掴んでいない、仕組みもわからない流れ星をコントロールすることが可能なスタンドという能力にディオは驚き、微かにだが恐怖した。 ジョルノは隣に並んだ彼をしばらくの間じっと見つめ、一度だけ星を眺めた後、口を開いた。 「何とも言えません。スタンド能力である可能性は極めて高いでしょう。けれどもそれだけであれがさっきの地響きの原因だと考えるのは浅はかでしょう。事実、今地響きは起こりませんでしたし。」 「………」 「ただ……」 「ただ?」 「今その場に行くのは得策ではないでしょう。あれがスタンド能力だと仮定した場合、スタンド本体はもちろんその能力を自覚しているでしょう。 この殺し合いの場でわざわざあそこまで目立つような真似を故意でするとは思えません。もちろん緊急事態や想定外の戦闘に巻き込まれたこともありえるでしょうが、この殺し合いの場であそこまで目立つような行為をするということは…」 「つまり自ら表立って参加者を引き付ける罠、だと」 「僕はそう思います。とりあえずはもう少し西に向かい、参加者がいるであろう施設を周り先程の地響きについての情報を集めたいと思います。 あの流れ星のスタンド使いについても可能ならば正体を突き止めましょう」 綺麗に整理された彼の言葉には確かな説得力があった。ディオも納得できたし、なによりジョルノの意見を覆してまで彼自身進んで自分の命を危機に晒したくは無かった。 しかしながらその説に二つ返事で賛成を示したり、その冷静な考察に賞賛を示すのは癪だった。なにより目の前のこの青年がまるで動揺しないのに対し自分が流れ星ごときに動揺したのが彼の自尊心を傷つけた。 ディオはそのことを悟られまいと、すこし足を速めジョルノの先を歩いた。 そうしてどのぐらいか歩いた二人の周りは徐々に住宅や建物が消え始め、田園などの自然が目に付くようになった。周りの緑が漂わせる朝の匂いが二人の鼻腔をつく。 どちらとともなく口を開こうとしたまさにその瞬間、二人の耳に遠くから響く機械音が聞こえた。反射的に音源の方向を確かめる二人の視界に上空を駆けていく人工物が写った。 「…おい」 「ええ」 顔を見合わせることもなく、二人はそれだけで意思の疎通を交わした。互いの考えがこのときばかりは完全に一致した。 あの乗り物に乗った参加者も自分達と同じように地響きの元凶を突き止めに来たのであろう、と。 走る。二人はその乗り物を追うため、走った。 なんとか振り切られることなく、それを追い続けることが出来た二人の視界に天を突くように伸びた建物が見えた。あそこが終点なのだろうか、そう思った二人だったがそれについて深く考えることはできなかった。 なぜなら奇妙な銃撃音とともに数え切れないほどの銃弾が襲い掛かってきたからである。 ◇ ◆ ◇ 「こいつはひでぇな……」 映画やコミックで見たゴジラとかガメラでもいるんじゃねえか、とFFは無残にも折れ曲がった鉄塔を眺めながら能天気につぶやいた。 リゾットとの交戦で、この場ではもっと注意したほうがいい、と知った彼女が警戒を強めていたためか、鉄塔にたどり着いたときには結構な時間を費やしていた。 移動の途中に流れ星が二つ流れたことでまたどこかで戦闘が起きたことがFFにもわかった。かといって、今更そこにいっても間に合わないだろうし、もしかしたら鉄塔には自分の仲間がいるかもしれない。 そう思った彼女の足は自然と予定通り当初の目的地へと向かった。 そして無事鉄塔にたどり着いた直後の感想がこれである。 ちょっとした衝撃で崩壊しかねない鉄塔に振動を与えぬよう抜き足さし足でFFは周りを調べた。だが時間をかけたわりに見つかったものは壊れた懐中電灯だけと、がっかりするものだった。 ため息をひとつ吐くと手ごろなサイズの石ころに腰掛け、頬杖をつく。 事態は急を要するというのに仲間は見つからない、気持ちは焦るばかりで空回り。今の自分に冷静になれと言い聞かせクールダウンしたFFが考えたことは次に何をすべきか、であった。 (リゾットん所に戻る……のはなしだな。あいつの荒木をぶっ殺すって意志とその頭の良さには確かに頼りがいはある。 けどよぉ、頭がいいからこそこのあたしのことなんかもう見切りをつけてるかもしれねぇ…。きっともう違う目的地に向かってるだろ。 じゃここで待って誰か来るのを待つか?…いや、それは柄に合わねぇ。それになによりそんなのは弱気だ。やっぱり自分自身の力でどーにかしねーと…。 そーするとやっぱり隕石が落ちた場所にでも行ってみっか。徐倫もあいつのスタンドだって気づくだろうし、きっとこっちにもう向かってるだろう。もしかしたらアナスイの奴も来てるかもしんねーな。 ま、とにかく行動するのみだ。) 仲間がいるかもしれない、その前向きな考えが彼女を行動させた。 導き出した結論を胸にデイパックを担ぎ直したFFは早速隕石の落下地点へと歩きだした。 (…ってこの音は……ヘリコプターッ?!) だが闇夜に響く爆音が彼女の動きを止める。街の光もなく微かな星の光を頼りに夜空に目を凝らすと確かにそこにはヘリコプターらしきものがあった。 プロペラの回転音が段々と大きくなってくることは即ちそれはヘリコプターが近づいて来ているということ。彼女はとりあえず誰が乗ってるかわからないことだし様子を見ようかと思った。 ヘリコプターを追いかけて地上を走ってきた二人組を見るまでは。 (…!!あの男はリゾットが………ッ!!) 特徴的な髪型、細身の長身で華奢な身体、鋭い目付き。自分の仲間の脅威となりうる人物、ジョルノ・ジョバァーナに向けFFは一切の躊躇いもなく引き金をひいた。 ◇ ◆ ◇ ジョルノ・ジョバァーナは極めて優れたスタンド使いである。大抵のスタンド使いとの一対一ならばまず負けないであろうし、多人数相手でもうまく立ち回ることは可能だろう。 しかし今のこの状況はあまりに特別すぎた。人影が見えたと思ったその瞬間に幾つかもわからない程の銃弾が襲いかかって来る、その上隣には守るべき同行者。彼が辛うじてながらもなんとか二人の頭部や心臓などの致命的な器官を守ったのは素晴らしいことであろう。 「ぐあっ……!」 ジョルノが未だ収まらない銃弾の嵐をスタンド、ゴールド・エクスペリエンスで弾きながら同行者の前に立ちはだかると、彼が右手を抑えその場に座り込んでしまった。状況はヘビー。相手の人数、明確な目的、説得可能か否か。それら全てがいまだ不明。暗闇のため動いてる相手の顔も武器もはっきりとはわからない。 明らかに自分達は不利な状況に追い込まれてしまった。 (くそ、忌々しい…なんてザマだ……ッ!) ディオは悪態をつきたくなるのをなんとか堪えて目の前にいるジョルノと名も知らぬ襲撃者を睨み付けた。 今の状況を冷静に分析するとまさしく防戦一方。襲撃者は自分の有利を最大限利用し距離を変えることもなく、手を休めることもなくまるで隙を作ろうとしない。その様から戦闘慣れしてるのであろうとディオは苦虫を潰したような顔をしながら思った。 一方それに対するジョルノは迫り来る弾丸を全て弾き防ごうと必死であった。 いや、正確に言うとジョルノには幾らか余裕が生まれつつあった。相手の一定の速さで飛んでくる銃弾に慣れたのであろうか、きっとやろうと思えば相手に向かって走り距離を詰めることも充分可能であろう。 しかしながらそれができないのは… (ほかでもない、このディオのせいで……ッ!) 屈辱的だった。そしてそれを認めたくはなかった。けれどもそれ以外に方法はないように思えた。 自分が今一番になすことが逃走であること、それが屈辱的だった。なによりもジョルノに自分が無力であると思われるのがディオには堪らなく嫌だった。しかしながら背に腹は変えられない。右腕に負った傷痕を庇いながらも自分の分のデイバックをなんとか拾い上げた。 そんな時だった、ジョルノが彼に話しかけたのは。 「僕の声は聞こえますか…?」 ◆ 惨めな気分だった。こんなにも惨めな気持ちになったのはいつ以来だろうか、母が死んだ時以来だろうか。 出血が止まらない撃ち抜かれた右腕の痛みも、全力で走ったために酸素を送ろうとする心臓の素早い動悸も気にならなかった。立ち止まってからの時間と比例するように自分の中の憎しみという感情が膨れ上がっていくのがわかった。 『助けを呼んできてくれませんか?このままではジリ貧です。状況を打破するためにも助けを呼んできて下さい。もしも間に合わないと思ったら僕のことは見捨ててもらって結構ですから。ただ第二回放送の時にもう一度合流しましょう。最初に会った館に第二回放送の時に……。いいですね?』 背を向けていたため表情はわからなかったがジョルノ・ジョバァーナの言葉は淡々と述べられ、感情をなるべくこめないようにしてるかのように思えた。 結果的にそれは好都合だったかもしれない。 (このディオに対して同情のつもりかッ?!情けでもかけたのかッ?!) なぜならそれがプライドの高いディオの精神を逆撫でする結果になってしまったから。 (このディオが過程や結果など度外視して生き残ることだけを優先しているとでも思ったのか……ッ?!二度もだ、二度もッ!!このディオが一度ならず、二度も、それも同じ人間にッ!!) 膝に置かれていた手のひらを持ち上げ目の前で握りしめる。辺りに響く静寂、その中になにか聞こえやしないかと耳をすませる。 そうしてゆっくりと鉄塔があるであろう場所へ顔を向けてみたがなにも見えなかった。しかし見えないだけであってそこではまだ命がけの戦いがまだ続いているのだろう。 (だめだ…やはりこのオレがここで逃げるわけにはいかないッ!!『誇り』が消える……、ここであそこから完全に退いたら!) 呼吸を整え、彼はその場でスッと背筋を伸ばしひと呼吸をを置く。『行ってなにができるというのだ?』と心の中の呟きを無視する。『死ぬかもしれない…』という微かな不安を強くかき消す。 (誰の言葉だったか…人間の偉大さは恐怖に耐える誇り高き姿にある!このおれの新しい姿を!その目に確と焼き付けろ、ジョルノ・ジョバァーナッ!) そうしてディオが一歩を踏み出した時だった。 「そこの男、止まりなッ!」 声に振り向いた先にいるこの男はもしかしたら殺人鬼かもしれない。自分の勇気が試されてるのかもしれない、そう思ったディオはいたって平然とした表情を作りながらも速まる心臓の鼓動を抑え、男と向かい合った。 【D-3南部/1日目 早朝】 【ディオ・ブランドー】 [時間軸]:大学卒業を目前にしたラグビーの試合の終了後(1巻) [状態]:右腕負傷、体力消耗(小)、プライドがズタズタ(悪化)、スタンド使いへの激しい嫉妬、ジョルノ(と荒木)への憎しみ、自分に対する無力感、ストレス [装備]:なし [道具]:チャーイ(残量1.5㍑)、基本支給品 不明支給品1~2 [思考・状況] 基本行動方針:なんとしても生き残る。スタンド使いに馬鹿にされたくない。 1.目の前の男に対処。ゲームに乗ってるようなら“自らの力”でどうにかする。 2.鉄塔に向かい“自らの力”であの場をどうにかする。 3.ジョルノが憎いが、借りを返すまではジョルノと行動を共にする。返した後は不明(現在は腹を立てているので借りについては保留) 4.勿論ジョルノとの行動の途中でジョナサン、エリナ、ジョージを見つけたら彼らとも合流、利用する 5.なるべくジョージを死なせない、ジョナサンには最終的には死んでほしい(現時点ではジョルノにジョナサンを殺させたい) 6.ジョルノに変な違和感 7.自分もスタンドが欲しい…… 8.ジョルノと合流できなかった場合、第二回放送時に「DIOの館」で合流 [備考] 1.見せしめの際、周囲の人間の顔を見渡し、危険そうな人物と安全(利用でき)そうな人物の顔を覚えています 2.チャーイは冷めません 3.着替えは済んでいます 4.ジョルノからスタンドの基本的なこと(「一人能力」「精神エネルギー(のビジョン)であること」など)を教わりました。 ジョルノの仲間や敵のスタンド能力について聞いたかは不明です。(ジョルノの仲間の名前は聞きました) 5.ジョナサン、ジョージの名前をジョルノに教えました。 エリナは9割方死んでいるだろうと考えているので教えていません。(万が一見つけたら合流するつもりではいます) 【シーザー・アントニオ・ツェペリ】 [時間軸]:ワムウから解毒剤入りピアスを奪った直後。 [状態]:首に若干の痛み(戦闘には支障無し) [装備]:スピードワゴンの帽子。 [道具]:支給品一式、エリナの人形、中性洗剤。 [思考・状況] 基本行動方針:ゲームには乗らない。リサリサ先生やJOJOと合流し、 エシディシ、ワムウ、カーズを殺害する。 1.目の前の男に対処。 2.荒木やホル・ホースの能力について知っている人物を探す。 3.スピードワゴン、スージーQの保護。 4.ストレイツォは出来れば殺したくない。 5.女の子がいれば助ける。 ◇ ◆ ◇ 「無駄ァ!」 走っていく彼に向けられた銃弾を何度弾いたことだろう。然り気無く、相手への注意をはらったまま後ろを確認するともう相当の距離があり、ディオを撃ち抜くのは困難だろうとジョルノは判断した。そうしてやっとこさ目の前の相手に完全に集中できるようになったジョルノは手始めに“口撃”を開始した。 「貴方の名前はなんですか?なぜ見も知らずの僕を、僕らを襲撃したのですか?」 返答がわりの相手からの銃弾を軽くいなし、じっと相手を観察する。未だ距離が縮まず、相手の表情も読めない現状を打破するためジョルノは大胆にも相手へと歩を進めた。自分の考えを、推測を展開しながら、口撃を休めず。 「貴方の目的が見えません。優勝を狙っているというならばこんなにも簡単に“彼”を、明らかに力を持たない僕の同行者を見逃すとは思えません。 もっと執拗に狙えばもっと優位に事を運べたはずです。…だがあえてしなかった。つまりそれは“僕”が狙いだと、そうですね?」 僅かだが確かに攻撃の手に躊躇いがはしった。今まで息つく暇もなく撃ちっぱなしだった相手に確かな変化が起こったのである。 「僕も色々とやってきたので知らず知らずのうちに他人から怨みを買っていたのかもしれません。しかしながら貴方はその類いではない。 僕と面識がないようなら善人面して油断を誘えばいい。付け加えると動機が怨恨の場合、問答無用で相手を殺しにかかるのは少し不自然ですし。」 もはや戦いの主導権は完全にジョルノにあった。殺意のない迷った攻撃では彼を仕留めることは不可能に近い。例え二人の距離が先ほどより短かろうが。 「怨恨でもない、優勝を狙ってるわけでもない。あくまで僕個人を狙う。…この結果からわかることは ―――誰かが貴方に嘘の情報を吹き込んだ。僕が危険人物であるとガセの噂を掴まされた。 違いますか?」 ジョルノの考えから言うと見事にビンゴしたといった所だ。正直、今言ったことには色々と不自然な所があるだろう。ただの偶然で済ますことが可能な部分は多いだろう。 しかしながらジョルノのブラフに相手は反応した。二人の間に流れる沈黙は相手の肯定を示しているだろう。見事な口撃だったのである。 だがどちらかが何らかの行動を移す前にその沈黙は破られた。それは口を閉ざしていたジョルノでもなく、迷いながらも口を開きかけたもう一人でもなかった。空から落ちてきた第三の人物の叫びが夜に木霊した。 「ポフェーイヒイヒイヒイヒイヒイヒヒヒヒヒーーーーーーーーーーーーーッ!!」 ◇ ◆ ◇ 「どうだい、エシディシ」 「FUMU…どうもヘマしちまったみたいだ。落とした場所が見事にへこんで低い場所になっちまった。鉄塔の脇に投げたつもりだったんだがなぁ…」 「なに、そんな悲観することもないさ。下の二人は間違いなく何が落ちてきたか調べるだろう。誰だってそーする、私だってそーする。その後はもう感染の連続だ。」 「…どうだかな。お前を見てるとどうも人間というものがイマイチ掴み所の無いものに思えてくる。」 「買い被り過ぎだよ、エシディシ…」 「フッ………」 ―――バババババババババ……… 「………プッチ、どうやら俺たちの目論見は失敗に終わりそうだぞ」 「…何があったんだい?君たち柱の男と違って人間は視力も夜目も効かないんでね。下で何が……?」 「二人人間がいる。一人はカビ爆弾が落ちたへこみの傍にいる。もう一人は近くにいるが爆弾のことは見ずにこちらを明らかに見ている。」 「……」 「問題は爆弾の近くにいる人間だ。ヤツもお前と一緒、スタンド使いだ」 「…それで?」 「そのスタンドの能力が問題だ…!ヤツが殴った近くの石が形を変える…手だ、手になったッ!もう一個は…足ッ! 不味いぞ、プッチ。ヤツは爆弾を治療する気だ!ヤツのスタンド能力は体の部品を作るスタンドだッ!」 「おい、エシディシ!何処に行くんだッ!?」 「下に降りて始末してくる。たかが人間二人だ、そう時間はとらせない。すぐに終わらせてくるからプッチ、待っていてくれ。 ああ、先に言っとくが一応俺は朝日を浴びても死にはしないから安心してくれ。」 「おい、エシディシッ!おいッ!……やれやれ敵は“一人”じゃないってのに」 ―――バババババババババ……… 「……いつから俺に気づいてやがったんよォ~!まったくお前らのせいで安心して昼寝もできねェぜ。どォーしてくれんだよ、お前ッ!?」 「彼は反対側の扉から下を覗いてたんでね、気づかなかったようだがな……」 「…」 「“物を固定する”…なんとも薄っぺらい能力だ。人の空間に自分勝手に入ってくる貴様のようなチンピラには相応しいスタンド能力だな」 「おぅおぅ…よく話す口だぜ、その俺の眠りを邪魔したうるさいヘリと同じくらいな」 「…」 「でもよォ、実をいうとお前らが来てくれたのは嬉しいことだぜ。お前らが俺の睡眠を邪魔したことを忘れてやってもいいほどな…」 「……」 「だってよ、こんないいもんわざわざ俺に献上してくれんだろ?ヘリコプター、いいもんじゃねーか、ええ?!最高じゃねえか、この殺し合いに対してやる気と希望がムクムク湧いてくるってもんだぜッ!おいッ!」 「…一つ言っとこう。王には王の、料理人には料理人の、聖職者には聖職者の各々の器という物がある。その点で貴様にはこの舞台で優勝できるはずがないッ!貴様のその安っぽい器では到底なッ! そしてその王の器を脅かす貴様の行為ッ!その上私と彼の深淵の仲に踏み込んだ罪、ここで償わせるッ!」 【D-2 鉄塔の脇の上空 ヘリコプター内部/1日目 早朝】 【エンリコ・プッチ】 [時間軸]:JC6(69)巻、ヤドクガエルに“破裂する命令”をした直後 [状態]:健康 腕の辺りの服がちょっと燃えてる [装備]:ヘリコプターで運転中 ※燃料には限りがあるが、C-10からD-2、D-3あたりまで飛ぶ量は充分にある。 [道具]:支給品一式、ヘリコの鍵(ヘリコプターはコミックス60巻でチョコラータが乗ってたもの)、ウェザーの記憶DISC 不明支給品0~2(確認はしてます) [思考・状況] 基本行動方針:ディオ&ジョルノのもとへ、天国へ 1.下にいる男の処理。その後エシディシと再合流。 2.こいつ(エシディシ)は良い奴のようだ。しばらく一緒にいてみよう。もっと情報交換をしたい。 3.ディオとジョルノに会いたいが、時代が違いそうで不安。 4.ジョースター一族はチャンスがあれば抹殺(無理はしない)。 5.DISCの確認 6.エシディシに相応しいスタンド探し 備考 ※二人ともお互い「気が合う、面白い」といった理由で手を組んでいるので利用する等の発想は現段階ではありません。 ※時代を越えて参加者が集められていると考えています。 ※日光から逃れれるのなら付近に建物、及びアヴドゥルの隠れ家に戻ってもいいと考えてます。 ※C-10、特に隠れ家の周りはダービーの手足と周りの植物を基に繁殖したカビが広がってます(大体はエシディシに焼かれました)。 ※スタンドが誰にでも見えると言う制限に気付きました 彼らはその制限の秘密が首輪か会場そのものにあると推測しています ※未だ朝日が昇ってないため音は聞こえますが、下の様子がわかりません。 ※『ジョースター家とそのルーツ』リストには顔写真は載ってません。 【サーレー】 [スタンド]:クラフトワーク [時間軸]:ミスタ戦直後 [状態]:背中に軽い火傷 [装備]:なし [道具]:基本支給品(懐中電灯以外)、『ピンクダークの少年』3部までセット、高級シャンパン(空瓶) [思考・状況] 基本行動方針:優勝してポルポの遺産を奪う 1.男を殺してヘリコプターを奪う。 2. 出来ればブチャラティ達を探して遺産の隠し場所を吐かせたい [備考] ※幽霊部屋の中にも荒木の放送は聞こえてきます。 ※D-2が禁止エリアになった時は、幽霊部屋もその例外ではありません。 ※ピンクダークの少年の1部を読破しました。 ※ベットは幽霊部屋に放置されてます。 ※サーレーはヘリコプターの10メートルほど下、漫画の頁を破り捨て固定しながらヘリコプターへと向かってます。 ◇ ◆ ◇ FFは思わず頭を抱えたくなった。あまりにも一度に同時のことが起きすぎたし、同時に判断に迷うことが起きすぎた。 ジョルノ・ジョバァーナは本当に悪なのか、この空から降ってきた男はなにものか、ヘリコプターには誰が乗っているのか、そしてそのヘリコプターから突如飛び降りて来て平然としてる目の前の“これ”はなんなのか。 「FUN…俺を目の前にしても汗一つかかん。呼吸も乱れん、体温の変化も見られん。これは面白い戦いになりそうだ…」 人間じゃない自分を棚に上げていうのもなんだが、どうやらこいつは人外らしい。それはあの高さから降りてきたのに生きていることや、衝撃で開いた傷口が瞬く間に修復されていくのでわかった。しかもどうやらヤル気満々ときたもんだから更に面倒なことになっている。 「おいおい、黙っときゃ言いたい放題しやがってッ!とりあえずあの男はなにもんなのか、それとてめぇ自身もなにもんなのか説明しやがれッ!」 だがそんな言葉はどこ吹く風。いつの間にか男とジョルノ・ジョバァーナの間には明らかな緊張関係が築かれていた。 「お前はその男をどうする気だ?」 「治療します。何が起きたか、誰にこんな目に合わされたか、情報を聞き出します。」 「それを俺が許さないと言ったら?」 「…止めるようなら止めてみてください」 「FUMU…ならばやってみようか」 自分がこの場に馴染めていないのは明らかだった。当たり前のように自分の言葉が無視されたことにFFの中で怒りよりも、自分の空回りの虚しさが込み上げた。 「一つ聞かせてください…。このカビのようなスタンドはあなたのものですか?」 「それも戦えばわかることだ」 今にも戦闘始めそうな二人。だが定まらない自分の心。 (ジョルノ・ジョバァーナも本当に信頼できるのかイマイチわかんねぇ。かと言って目の前のこいつに協力するのもナンセンスだ…。一体どうすりゃいいんだ…?) 空中でも地上でも闘争という名のパーティーが始まろうとするなか迷うFF。 地上では柱の男とスタンド使い屈指の実力者同士の戦い。 空中ではホワイトスネイク、その本体である因縁の相手、エンリコ・プッチ。 この鉄塔という火薬庫に火がつくか否か、それは彼女の肩にかかっていることは間違いないだろう。 【D-2 鉄塔の脇/1日目 早朝】 【F・F】 [スタンド]:フー・ファイターズ [時間軸]:DアンG抹殺後 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:加湿器、メローネのマスク、支給品一式、壊れた懐中電灯 [思考]:基本行動方針: 徐倫達に会ってホワイトスネイクの正体を教え、共に承太郎のDISCを奪還する。勿論荒木は倒す 1.目の前の二人に対処。 2.あとでリゾットと組んで行動し、リゾットを信用していいかその時に見極める 3.ブチャラティチームとプッチの一味は敵と判断 [備考] ※リゾットの能力を物質の透明化だと思いこんでいます ※承太郎はDISCを抜き取られ廃人化した状態だと思いこんでいます ※リゾットの知るブチャラティチームの情報を聞きましたが、暗殺チームの仲間の話は聞いてません ※隕石を落としたのはウエストウッドじゃあない別のスタンド使いだと思っています。 ※ジョルノに対しては未だ完全に信頼していません。 【エシディシ】 [時間軸]:JC9巻、ジョセフの“糸の結界”を切断した瞬間 [状態]:右手の手の甲が粉砕骨折(回復中)、ちょっとハイな気分。落下の際に脚部に軽いダメージ(戦闘に支障なし) [装備]:ヘリコプターに搭乗中 [道具]:支給品一式、『ジョースター家とそのルーツ』リスト(JOJO3部~6部コミックスの最初に載ってるあれ) 不明支給品0~2(確認済み) [思考・状況] 基本行動方針:生き残る(乗る乗らないは現段階では不明) 1.ダービーをカビ爆弾として使うためにも目の前のスタンド使いを殺す。 2.こいつ(プッチ)はなかなか面白い。しばらく一緒にいてみよう。もっと情報交換をしたい 3.太陽に弱いという意味で無理に出歩く必要はない。 4.自分のスタンドを探す 備考 ※二人ともお互い「気が合う、面白い」といった理由で手を組んでいるので利用する等の発想は現段階ではありません。 ※時代を越えて参加者が集められていると考えています。 ※日光から逃れれるのなら付近に建物、及びアヴドゥルの隠れ家に戻ってもいいと考えてます。 ※C-10、特に隠れ家の周りはダービーの手足と周りの植物を基に繁殖したカビが広がってます(大体はエシディシに焼かれました)。 ※スタンドが誰にでも見えると言う制限に気付きました 彼らはその制限の秘密が首輪か会場そのものにあると推測しています ※『ジョースター家とそのルーツ』リストには顔写真は載ってません。よってジョルノに気づいてません。 【ダニエル・J・ダービー】 [時間軸]:本編初登場前 [状態]:満身創痍。手足が無い。カビ侵食中。落下による全身へのダメージ(大) [装備]:なし [道具]:なし [思考・状況] 基本行動方針:これは夢なんだッ!バンザーイッ! 1.イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ 2.痛みでまともな思考ができない ※ダービーの傷は後6時間程放置されたら死ぬ程度のものです ※自分以外の参加者はみんな死ねばいいのに、と考えてます。 ※どうせ死ぬんだから誰かが死ぬためならなんだっていいと考えています。 ※他の参加者がヘリコプターの通ったルートの真下を歩いてもカビに感染するとは限りません。 これはグリーン・ディのカビと地面の距離が充分離れている、つまりカビの媒介物であるダービーが空にいるからです。 逆に言うとダービーが地面に落とされた地点の周辺に誰かが近づいたらそいつは(ry ※声は出るようになりました。これはプッチとエシディが声で他の参加者が近づいてくれると判断したためです。 ※ダービーが落とされた場所は凹んで低い場所です。ジョルノやFF、エシディシが彼を抱えあげるようなことをしない限り感染は広がらないようです。 逆に言うとダービーが穴から這い上がるようなことがあれば……? ※ヘリコプターより落とされた影響で全身にダメージを受けています。治療まで時間がかかるようであれば出血や内臓へのダメージで死ぬかもしれません。 【ジョルノ・ジョバァーナ】 [スタンド]:『ゴールド・エクスペリエンス』 [時間軸]:メローネ戦直後 [状態]:健康(ゴールド・エクスペリエンスで治療済み) [装備]:なし [道具]:基本支給品、不明支給品0~3 [思考・状況] 1.目の前の男に対処。 2.仲間を捜す 3.ディオに変な違和感 4.ジョナサンの名前が引っ掛かる 5.安全な場所でカビの男(ダービー)を治療、情報を入手する 6.ディオと合流できなかった場合、第二回放送時に「DIOの館」で合流 [備考] 1.ギアッチョ以降の暗殺チーム、トリッシュがスタンド使いであること、ボスの正体、レクイエム等は知りません。 2.このディオは自分の父親とは同姓同名の他人だと今のところ思っています。 3.ディオにスタンドの基本的なこと(「一人能力」「精神エネルギー(のビジョン)であること」など)を教えました。 仲間や敵のスタンド能力について話したかは不明です。(仲間の名前は教えました) 4.彼が感じた地響きとは、スペースシャトルが転がった衝撃と、鉄塔が倒れた衝撃によるものです。 方角は分かりますが、正確な場所は分かりません。 5.ジョナサン、ジョージの名前をディオから聞きました。ジョナサンを警戒する必要がある人間と認識しました。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 63 僕の父の左肩に星痣 ディオ・ブランドー 88 名に棲む鬼 62 品定め シーザー・アントニオ・ツェペリ 88 名に棲む鬼 70 過去への遺産、暗黒の遺産 ① エシディシ 88 名に棲む鬼 70 過去への遺産、暗黒の遺産 ① ダニエル・J・ダービー 88 名に棲む鬼 63 僕の父の左肩に星痣 ジョルノ・ジョバァーナ 88 名に棲む鬼 54 鉄塔から出たら負けかなと思ってる サーレー 88 ヤツは空にいる 77 ほんのすこしの話 F・F 88 名に棲む鬼 70 過去への遺産、暗黒の遺産 ① エンリコ・プッチ 88 ヤツは空にいる
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死亡者名鑑だと? 予想外だ……この世にはその『ネタ』のために無償で……喜んで…… 時間を費やす者も大勢いる。たとえばその者が『ジョジョロワ住人』であろうと……修道女のような…… 【第一部:ファントムブラッド】の死亡者名鑑は生命(いのち)なり! あたくし【第二部:戦闘潮流】の死亡者名鑑を持ってまいりましたの~~。 承太郎ッ!【第三部:スターダストクルセイダース】の死亡者名鑑を見ようッ! そこに不意打ちで【第四部:ダイヤモンドは砕けない】の死亡者名鑑を読ませてみるッ! しかしッ!【第五部:黄金の旋風】の死亡者名鑑!すでにッ!『読める』………… なぁ…知ってたか?プッチ、【第六部:ストーンオーシャン】の死亡者名鑑の平均閲覧者数は 一日で4万人だそうだ。 ようこそ………【第七部:スティール・ボール・ラン】の死亡者名鑑のページへ……………
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順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 DIO 26 (20%) 2 ワラキア 16 (12%) 3 鈴仙・アッヒェンバッハ 15 (11%) 4 JOJO 12 (9%) 5 白井黒子 12 (9%) 6 リリス・エルロン 9 (7%) 7 シオン 7 (5%) 8 ビクトリーム 4 (3%) 9 中国 4 (3%) 10 霊夢(バイト) 4 (3%) 11 リップス 3 (2%) 12 にとり(店長) 2 (2%) 13 アミバ 2 (2%) 14 レミリア 2 (2%) 15 幽々子 2 (2%) 16 紅 烈 2 (2%) 17 警備派遣会社社長 2 (2%) 18 うp主(ダブルハイフン氏) 1 (1%) 19 デミトリ(笑) 1 (1%) 20 プッチ 1 (1%) 21 レイ 1 (1%) 22 中間 1 (1%) 23 向井先生 1 (1%) 24 プッチ 1 (1%) その他 投票総数 131
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悪戯神トリック 闇 アンコモン コスト4 2000 トリックスター/デスパペット/ゴッド ■G・リンク-《褒美神トリート》または《選択神オアー》の左横。 ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。 ■このクリーチャーがリンクしている時、相手はターン中1枚しか自身のマナゾーンに置くことができない。 (F)僕のイタズラが行動を奪うのさ・・・・ --悪戯神トリック 作者:かがみ リンク対象 《褒美神トリート》 《選択神オアー》 収録 《反転編 第4弾 世界反天(ワールド・トリック)》 評価 細かいきとですけどパワーの「+」が抜けてますよ。トリートの方も。 -- プッチ (2011-03-09 18 41 04) 忘れてました・・・修正します。指摘ありがとうございます -- かがみ (2011-03-09 18 51 18) 名前 コメント
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火炎城塞マキシマム・スマッシュ 火 C コスト3 城 ■巨城進化-自分のシールドに要塞化されている城の上に置く。 ■自分のクリーチャーがブロックされた時、そのクリーチャーのパワーは、この城の下のカードのコスト1につき+1000される。 (F)でかい壁があるなら、打ち崩す!無敵の壁なら数で勝負! 作者:ペペロン 各文明の巨城進化サイクル 光《無敵闘城ホーリー・シルヴァー》 水《深海鬼神城》 闇《魔壁要塞グランド・エクサ》 火《火炎城塞マキシマム・スマッシュ》 自然《吹雪城砦ヘイル・ストーム》 収録 新世界誕生編 第一弾 評価 細かいことですが「パワーに」じゃなくて「パワーは」のほうがいいと思いますよ。 -- プッチ (2011-03-01 08 10 50) ご指摘ありがとうございますm(_ _)m -- ペペロン (2011-03-01 18 24 14) 名前 コメント
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EDGE コモン 水 コスト1 呪文 ■山札を見てEDGEを1枚選び、相手に見せてから手札に加える。その後、山札をシャッフルする。 (F)見えているな? 今だ、一斉に撃ち込め! 作者:紅鬼 評価 この呪文はどうやって使ったらいいんですか? -- プッチ (2011-02-07 07 57 52) デッキ圧縮、呪文連打、墓地肥やし(これは効率悪いかも)などで使えるかと。コンボデッキ向けですね -- 紅鬼 (2011-02-07 18 38 39) ジョバン二デッキで使えそうですね。トリガー把握やシノビ再利用、フェルナンドにも利用できるかも? -- かがみ (2011-02-07 19 06 29) 評価ありがとうございます。フェルナンドは想定内でしたが、シールド把握とシャッフルを利用して来ましたか… 確かに1マナで山札をシャッフルできると言うのは利点かもしれませんね -- 紅鬼 (2011-02-07 19 20 59) 名前 コメント
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2010年03月MVPランキング 月間MVP…あなぐま 稲咲しらう 牙狼 総MVP数…71 トロフィー獲得者 あなぐま : オズリックスピア 沙門 : ガラスのカボチャ Neptunus : ケーリュケイオン 美緒菜さん : ゼピュロス ガッツ : ブラッドスペル ぎっちょん : ボレアス Durban : 説得 Edge : 説得 牙狼 : 説得 黒姉 : 説得 モンダミン : 怒号魔破拳 3回…3人 あなぐま 稲咲しらう 牙狼 2回…12人 ( ・(ェ)・) pH room ガッツ ぎっちょん にょ ピーチ ヘルレイオス ルキア 銀ぎつね 沙門 破天功 1回…38人 ancoro Blaze copycat CZ4A dapb dosukoi Durban Edge FACTOTUM Neptunus PuppetMaster φ アリス アーチェ うきょー エンリコ・プッチ シン そもさん ドラセナ ナム フルディーン ぽ ホープ モンダミン ライ=ループ ラストヘタリアン れこ 鴨葱 元SMAPだけど 国士無双 黒姉 黒猫のポン 重低音兄貴 樟葉 堕落 乳酸菌 皮ジャン 美緒菜さん
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サブタイトル (サブタイトル) 紹介 (村紹介) あらすじ (あらすじ) ↓ネタバレ 勝敗 人勝利 作戦 村側の作戦 狼側の作戦 狐の作戦 登場人物紹介 楽天家ニッツ 村人 2d襲撃 (人物紹介) 学者クラフト 村人 生存 (人物紹介) 旅人サンジ 村人 生存 (人物紹介) 青年ヴァル 霊能 生存 (人物紹介) 雑貨屋マリ 共有 6d襲撃 (人物紹介) 老人フィド 人狼 5d処刑 (人物紹介) 農夫タッド 人狼 7d処刑 (人物紹介) 詩人ダリオ 狐 6d処刑 (人物紹介) 羊飼ルカ 狂人 7d襲撃 (人物紹介) 木こりヨゼフ 村人 生存 (人物紹介) 神父プッチ 村人 4d処刑 (人物紹介) 花屋メル 狩人 2d処刑 (人物紹介) 司書カエデ 村人 4d襲撃 (人物紹介) 画家ロイス 共有 2d襲撃 (人物紹介) 少女リーア 人狼 8d処刑 (人物紹介) 負傷兵アレフ 占師 5d襲撃 (人物紹介) 名前 コメント すべてのコメントを見る
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超竜ラスアルド 火 SR コスト7 12000 アーマード・ドラゴン ■進化-自分の種族にドラゴンを持つクリーチャー1体の上に置く。 ■このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の山札から種族にドラゴンを持つクリーチャーが3枚出るまでカードを表向きにし、表向きにしたドラゴンをすべて手札に加える。残りは好きな順番で山札の下に置く。 ■メテオバーン-このクリーチャーが攻撃したとき、このクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地においてもよい。そうした場合、墓地に置いたカードのコスト以下のコストをもつ相手クリーチャーを1体破壊する。その後、自分の手札から種族にドラゴンを持つクリーチャーを1体選び、このクリーチャーの下に置いてもよい。 ■T・ブレイカー (F)山をも焼き払うその火力に、兵士たちは絶望した。 作者:プッチ 評価 名前 コメント -