約 2,140,465 件
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1593.html
ブレスオブファイアIII(Part2/2) ページ容量上限の都合で2分割されています。 7-289~292、 8-67~70・172~175・190~194、 10-295~297・587~590、 11-299~306、 まとめ内差し替え・追加スレ-62~63 289 ブレスオブファイア3 sage 04/04/28 23 16 ID ie5H4Hzk 203-205の続き オウガー街道を通る前に闇市に寄っていく。 ここは馬兄弟のいた組織が仕切っている不正流通マーケットだ。 街道を歩いていると噂のモンスターが現れた。 ガー「コイツが、モンスター‥ トラ‥、か?」 ワータイガーとの戦闘になるが、逃がしてしまう。 リヴェット山を抜けて久しぶりのウールオル街道へ。 しかしそこにはウインディアの検問がかかってた。 なんでもマクニール村で作物の不正流通があって、取調べ中のようだ。 仕方ないので村で時間を潰す。 村人の話によると、手傷を負ったトラがシーダの森に来ているらしい。 決着をつけるため、シーダの森へ。 リュウはあのトラが気になっていた。 森の奥まで行くと、リュウはガーランドを待たせて、一人でうなり声のする方へ進む。 そこはリュウにとって一番楽しかった頃の思い出の場所だった。 焼け落ちたアジトに近づくと・・・ 「‥‥‥リュウか?」 レイ、だった。 「‥‥オウガー街道で会った‥‥な?」 うなずくリュウ、レイは苦笑する。 「く‥ くくく‥ そうかよ お前だったのかよ!? いやいやいや‥‥」 「ゆかいだねぇ‥ リュウに、やられるとは! ‥‥結構、本気で戦ったんだが、なぁ」 お互いの無事を喜び合う二人。 レイはリュウとティーポの仇を討つため、オウガー街道で闇市に出入りする連中を 片っ端から襲っていたのだった。 「お前だけでも、生きてて 強くなったのを知って‥ ちっとは気が軽くなったけど‥‥」 「いや、違うな‥ やっぱり、俺は 思い知らさないと、いけねぇ‥ 俺の、弟達に手を出した、連中に!」 レイは何処かへ去って行った。 290 ブレスオブファイア3 sage 04/04/28 23 17 ID ie5H4Hzk 村へ行くと血ダルマになったズルスルを見つける。レイの仕業だ。 レイが向かったのではと、マクニール邸に行く。 ガー「しかし、トラ‥ レイが‥ ここの連中を恨むのは‥ 分からなくはないがな‥ 本当に悪いのは地主の方、だったのだろう?」 「竜殺しの、俺が言えたギリではないが‥ リュウは恨みを晴らす気は、ないのか‥? レイの様に」 リュウは首を振る。 そこへマクニールを捕縛したウインディア兵達がやって来た。 女の子がマクニールに向かって、ウインディアの名において捕らえる、とか言ってる。 もしかしてニーナ? マク「ちちち、違う‥ わわ悪いのは、私ではなく‥」 ニーナ「あなたが言ってる、組織のバリオと、サントという人物は心当たりがあります‥ しかし、彼らは‥」 ガー「もう、この世にいるはずは、ない‥ だな?」 ニーナ「ガーランドさん‥? それに‥ リュウ!?」 ガーランドは簡単に挨拶を済ますと、早めにマクニールを連れてくよう勧める。 ニーナはマクニールを連れた兵達を先に帰した。 「さ、説明してもらうわよ?」 ガーランドは天使の塔で別れた後の事を話す。 「俺も‥ 500年近く連中と戦ってきたが‥ 実は、竜の事を少しも知らなかった事に 最近、気がついたばかりだ‥」 「わかったわ‥、で?」 リュウ・ガーランド「?」 「?じゃないわよ その組織のアジト 闇市‥ だったかしら? 行きましょうよ」 ニーナはこの機会に、組織まで摘発する気だ。強引に手伝わされる事に。 「あ、そうそう マクニールは、大丈夫よ いくら、そのトラさんが強くっても‥‥ お城に入っちゃえば 手出しできないわよ、ね?」 291 ブレスオブファイア3 sage 04/04/28 23 22 ID ie5H4Hzk 酷い有様だった。 闇市へ行くと、組織の関係者のほとんどが倒れていた。 マクニールを狙う機会を失ったレイが、ターゲットを変えたのだ。 生き残った奴からレイの事を聞くと、組織のボスを追って北の関所へ向かったようだ。 ガー「昔‥ リュウ達を守れなかった分‥ 暴れるつもり‥ なのだろう、な」 ニーナ「そんな‥‥ 今更、そんな事しても意味ないわ‥ それに‥ ボスがやられたら取り調べ出来なくなる!」 関所へ行くとレイがボスを追い詰めていた。 ボス「く、くっそう‥ 何の‥つもりだ!? 俺が誰だか、知ってるのか?」 レイ「知ってるさ‥‥ 闇の組織を取り仕切る ミクバの大親分さん、だろ?」 闇市の事は許すからいたずらはここまでにしろ、とミクバ。ナイフを抜くレイ。 「何年か前‥ 俺達を殺しに来たあんたの子分も‥ 俺に、そう言ったよ‥ イタズラが過ぎるってな‥」 レイの一撃がミクバの胸を裂く。 「けど、あいにく俺はガキなんでね‥ いつでも、おいたが過ぎるんだよ‥‥」 リュウ達が駆けつける。 「‥‥‥リュウよお あの時、俺がこのぐらい強かったら‥ ティーポは死なずに済んだかなぁ‥‥」 ニーナ「!」 ミクバが巨大なモンスターに変身するが、リュウとレイは気づかない。 「なのに、俺は‥ 下らないコソどろのくせに 人を傷つけるのが、イヤだとか かっこつけて‥‥ エンリョする程強くもないってのに‥」 ミクバの不意の一撃でレイが倒れてしまう。 ミクバ「傷つけるのが、いや‥ か? 人食いトラが! 俺達の力は、傷つけ、壊し 殺すために‥ 神から与えられたものだ!」 「お前は、バリオ達を倒したという、ガキだな‥ ちょうど良い‥ まとめて、面倒みてくれる!」 激しい戦いの末、ミクバを倒す。 ミクバ「へ‥‥ 気が済んだか 人食いトラめ‥‥ こうやって、せいぜい気に食わない奴らをぶち殺すが、いいぜ‥‥」 「‥‥‥ま、あいにく お前の探してるらしいバリオとサントは‥ そこのガキが殺ったみたい‥ だがな」 レイ「!」 292 ブレスオブファイア3 sage 04/04/28 23 24 ID ie5H4Hzk レイ「‥‥竜の力、か そいつで‥‥‥」 「俺達の、カタキは‥ とっくの昔にリュウが‥‥ 片付けてた、って事か‥」 「俺が、してた事は何だったのかね‥‥ 今だって、リュウの助けがなけりゃ‥ 勝てなかっただろうし」 「どうだい、この次は俺と、お前とで‥ 俺達を見殺しにした マクニール村の連中をぶっ殺すってのは?」 「ドラゴンの力が、あれば‥ そんなの、一発だろ? なあ‥‥!?」 ニーナ「ちょっと! ウインディアの名にかけて そんな事は、許さないわよ!」 「ウソだよ‥ オウガー街道で、リュウにやられた時から‥ カタキをとるなんて 出来そうもないと思ってた‥」 「トラに変身さえすれば‥ マクニールだろうが組織だろうが‥ 何でも、ぶっ倒せると思ってたけど‥」 「結局、俺は‥ トラになる力を使いこなす事が、出来ずに‥ やたらに暴れてただけだ そんなのは‥」 ガー「そんなのは、本当の力では、ない‥ か?」 竜の力がもしそんな力だったら、何の疑問も持たず根絶やしにしただろう、とガーランド。 レイ「竜族は、戦争して 世界をぶっ壊そうとした‥ さっき、ミクバの言ってた壊す力じゃ、ないのか?」 ガー「恐らくは、同じような壊す力だろう‥ ミクバやお前とはケタが違うがな‥」 ニーナ「だから‥ リュウは世界を壊したりしないってば‥!」 レイ「なんで、そんな‥ 危なっかしい力が、ある?」 ガー「それが、分かるのは 竜族の滅んだ今‥ 我らの神だけだろう だから‥」 「だから、神様に会いに行こうってのか‥ そりゃ、すげーや‥」 レイは苦笑する。 「‥だったら、俺も一つ、聞いてみるか! 何故、俺やミクバみたいなヤバいのに力を持たせたのか?ってな‥」 67 ブレスオブファイア3 sage 04/05/05 22 47 ID mRUmnhix エッグノッグ街道まで来ると、ニーナが話を切り出した。 天使の塔へ行くには、またつり橋を渡ることになるが、今度は簡単には関所は通れない。 ウインディア王は、この前のニーナの家出をリュウ達のせいだと思ってるらしい。 そこでニーナはこれからやろうとしてた仕事、プラントの調査を手伝って欲しいと言う。 闇組織を壊滅させた手柄と合わせれば、王も文句を言えないと。 なんだか良い様に使われてる気がしなくもないが、言うとおりにする。 最近プラントも機械の不調で思うように作物ができず、機械の整備士も出て行き、 所長まで失踪して、いよいよ末期らしい。 プラントに行ってみると、モモが来ていた。久しぶりに会う。 モモ「なつかしーい ‥にしても リュウも大きくなったねー」 これまでの事、これからの事をモモに話す。 もう、このプラントは作物を作るどころではないらしい。 変異体の発生、ゴースト機械の爆発、何が起こっても不思議じゃない。 とにかく詳しい事を知ってる所長がいないとどうにもならない。 ニーナ「そういえば、モモさんはどうしてここに?」 モモ「‥天使の塔で、みんなと別れた後 ペコロスの事調べようと思って一緒に帰ったのー」 「でも、一人じゃ手に負えないから‥ ペレット所長に話を聞こうと思ったのね‥」 ニーナ「ペコロスもここにいるの?」 ペコロスは最近、プラントの近くの賢樹の森でいつも遊んでるらしい。 モモは所長がいないから仕方なく機械の整備をしていたようだ。 -賢樹- かつてこの世に『知』をもたらした賢人達が姿を変えたと言われる神聖な樹木。 古来より人々の心のより所とされてきた。 モモ「さ、ここよ ペコロスのお気に入り‥」 ニーナ「あれ‥‥‥、ペコロス? 今、何か‥ しゃべってなかった‥‥?」 ペコロスのもとに行く。 ペコ「ぷきゅ」 モモ「あなた、さっき‥ 何か言ってた‥‥?」 「ぷきゅ?」 ・・分からない。 「ま、いいわ‥ いらっしゃい、ペコロス これから、あなたが生まれた実験プラントを調べに行くわよ?」 68 ブレスオブファイア3 sage 04/05/05 22 49 ID mRUmnhix ペコロスを連れてプラントに戻ると何か様子が変だ。 どうやら機械が止まった上に、ハウスの中にゴーストガスが噴出したみたいだ。 ガスを浴びるとゴースト中毒になって危険なので、遠くから石でハウスを破る。 すると今度はカマドからガスが出た。カマドを調べると中に隠し通路を見つける。 その先はかなり近代的な設備になっていた。 ここはプラントの一部? 所長の隠れ家? モモが興奮してぶつぶつ何か言ってる。 「大したものだわ‥ 所長一人で、作ったのかしら それとも、他に技術者が‥」 「!」 「技術者‥!?」 リュウ「?」 「はっ!? んー‥‥‥、うん 何でもないのー‥」 中を調査するとパソコンを見つける。キーワードを打ち込まないと進めない。 モモがテキトーにペレットと打ち込んだら正解だった。 やはりここは所長が関係しているようだ。 さらに、モモはなんとなく気づいていたが、父・レプソルも関わっている事も分かった。 途中、目の前の実験室で爆音が聞こえた。 中を覗くとゴーストガスで変異したおばけなめくじが襲ってきた! ここでは変異体の実験をしているようだった。 父は自分にないしょで何をしていたのか?モモの疑念は膨らむ。 最後のキーワードを打ち込み、ついに所長と対面する。 所長の目的は自分のお母さんを生き返らせる事だった。 レプソルが妻を生き返らせるため、ゴースト鉱と賢樹を使うことを考えついたらしい。 しかし、レプソルは自然に反すると言って途中でやめて その技術で強化作物を作り始めたのだ。 ペレ「なぜ、いけない? 誰だって、好きな人が死んだら 生き返って欲しいと思うはずだっ!?」 「自然に反する‥? 利用できる物を利用して 何が悪いのだっっ!」 賢樹のエキスで醜悪なモンスター・キノコルゲとなったペレットを倒す。 モモ「私も‥ 何度も‥ お父さんが、生きてたらどうだろうって‥‥ 考えた事あるの」 「だから‥‥」 「でも、ま‥‥ お父さんが おかしな変異体の実験をやらなかった事‥ 分かっただけでも 安心だわよねー?」 「そーよ‥ ペレット所長のお母さんも こんな事されてうれしくないと思う‥」 生き返らせるための装置を止める。これで、所長のお母さんも安らかに眠れるだろう・・ キャンプ中 ニーナ「‥モモさんのお父様 どうして、実験をやめたのかな‥?」 モモ「死者を蘇らせるなんて事が‥ 不自然で、恐ろしい事だって気がついたのよ‥」 「機械が、大好きで‥ 機械の外の事にはまるで不器用だったけど‥ ばかじゃ、なかったのね」 ニーナが、これでリュウ達が東へ行けると礼を言う。 モモ「私も、たぶん‥ リュウ達と一緒に行くわ‥」 69 ブレスオブファイア3 sage 04/05/05 22 52 ID mRUmnhix リュウ達は詐欺師だと思われてるので、ニーナはレイ一人を連れてウインディア城に入る。 王と謁見した後、手形ができるまでニーナが城を案内していたが、 またハニーがついてきた事に気づく。 レイ「ま‥、チビはチビなりに 気になる物でも、あるんだろ」 母に挨拶するニーナ、あまり心配かけるなとたしなめられる。 王妃シーラは、ニーナがさらわれてから病気がちになっていた。 もう、ニーナはついて来れそうも無い。 そうこうしているうちに手形ができた。 会食の準備もできていたが、正体がバレる前にここを去らなければ。 しかし兵に城の外でリュウ達と一緒のところを見られており、仲間だとバラされてしまう。 ニーナは言い訳しようとして母と口論になる。 レイ「そう、きーきー言うなよ‥ いつか子供は‥ 親から離れていくもんだ 違うかい‥?」 王妃は激怒して、レイを捕らえようと兵を差し向ける。 その時ハニーが飛び出して地下へ走っていく。 ハニーを追っていけば、うまく逃げられるような気がすると、ニーナ。 地下にある開かずの扉をレイが開けると、祭壇のような機械があるが、行き止まりだ。 ハニーが機械をいじくると祭壇に光が下り、ハニーは光に包まれ消えてしまった。 これはトランスポートと言う、瞬間移動装置だったのだ。 この装置はこの世界ではオーバーテクノロジーに入り、 この時まで誰も使い方をしらなかった。 扉の外まで兵が迫っていた。 ニーナ「ごめんなさい、お母様‥ 私、やっぱり‥‥」 王妃「お黙りなさい! 王家の娘ともあろう者が そのような勝手‥ 許されると思うのですか?」 「私は、お母様も好きだし お城も大事に思います‥」 「でも‥ 私は‥‥ 私だから!」 母を振り切り、トランスポートを使う。 着いた先はウインディアのはずれ。見つかる前にリュウ達と合流する。 ニーナ「‥と、言うわけなの」 レイ「ま、この先‥ ウインディア王家と‥ 仲良くするのを 期待してもムダってこった‥」 「ごめんなさい、もう‥ 私、何をやってるのかしら‥‥」 70 ブレスオブファイア3 sage 04/05/05 22 54 ID mRUmnhix 再び天使の塔へやって来た。 途中ラパラに寄ったが、故障でまた船が無かった。 しょうがないので街道を使ったが、数年前の事も船のポンコツが原因だったようだ。 大戦後、竜族を滅ぼし使命を終えたガーディアンは、天使の塔で石の眠りにつく。 その時、神に合う事が許される。 塔を上り、祭壇の前に立つ。 ガー「‥石になる前に、リュウ お前を、神にひき合わせよう」 ガーランドが祈る。 「そして、問うがいい 神の、真意を‥!」 辺りが暗くなり、何者かの声が聞こえてきた。 ガ‥ ディアン‥‥ 神‥‥ ここには‥‥ 来な‥ い‥ ガー「!」 神は‥ 来ない‥ ガー「何者、だ‥?」 稲妻が走り、宙にピラミッド状の光の壁が現れた。中に女性の姿が見える。 「神に、会いたくば‥ 我を‥ ここから、出せ‥‥」 ガー「お前は‥、ディース‥‥?」 ディースは封印の鍵、ガーディアン・ガイストの名を告げると姿を消した。 ガーランドにも事態は良く分からないが、神に会う前に ガイストという天使を探すことになった。 ガイストの事はウルカン・タパの長老スーダマが知っていた。 ガイストは神に異を唱え、戦いから逃げ出したらしい。 西の集落にガイストがいると言う。 潮のダンジョン、タイドパレスを抜けると、クリフという 社会に適合できなかった、あぶれ者達が集まる村に着く。 ここにガーディアン・ガイストがいるはずだ。 172 ブレスオブファイア3 sage 04/05/10 19 02 ID 06PbHXjr 67-70の続き ガイストはクリフの奥にいた。ガーランドが事を説明する。 ガイ「神が、信じられなくなったら逃げ出しゃいいんだ‥ 俺みたいに‥」 「大体、ソイツ一人連れてって、どーすんの‥?」 「竜族の恨みを晴らすのに協力する‥? まさか、ソイツ一人でどうにかなると思ってるワケじゃないよな!?」 ガー「俺は‥、真実が問いたい‥」 ガイ「かーっ‥!変わんねぇなー、ガーランド 真面目な顔してそんな事、言うもんな‥」 ディースの封印を解くよう頼むが、ガイストはリュウと二人で話したいと言う。 ガイストは竜大戦の事を話し始めた。 ガイ「それこそ、数え切れない竜族をぶっ殺した‥ すまないと、思ってる‥‥、が 今更、争う気はないよな?」 うなずくリュウ。 ガイストの話でも、やはり竜族は無抵抗で殺されていったという。 世間じゃ竜族が起こした戦争だと言われてるが、本当は違う。 ガーディアンが一方的に竜族を狩っていたのだ。 「俺は、それがイヤになって逃げ出したのさ‥ ガーランドは、 最後まで神を信じて、つき合ったけど ずっと、迷ってたんだろうな」 自分としては真実なんてどうでもいいとガイスト。 考え直して、それでも本気で真実が知りたいなら、もう一度一人で来るよう言われる。 ガイストの部屋を出て、ガーランドと話す。 ガイストは昔から自分なりに納得しないと動かないという。 自分の力と血、そして神の真意・・ リュウ自身は本当に知りたいのか問われる。 リュウは思い出す。目覚めてから、これまでの事を。 生まれたと同時にドラゴンの力で人を殺め、表には出さないがその事をずっと悩んでいた。 また、時にはその力に助けられることもあった。 自分と同じ様な人間は他にはいない。 何故、自分は一人になってしまったのか? 自分は何者で、世界にとってどんな意味を持つのか? 今こそ、自分と向き合う時なのかもしれない。 リュウ「真実を知らねばならない」 173 ブレスオブファイア3 sage 04/05/10 19 05 ID 06PbHXjr 自分自身で神に会うことを決め、ガイストに会いに行く。 リュウ「神に会い、真実を知る」 ガイストは納得してくれたようだが・・ ガイ「んじゃ、ま‥ 始めますか」 「古臭いやり方とは思うが 俺にゃ、これしか能が無いもんで、ね‥」 ガイストの体が火の粉に包まれていく! 「いっちょ、戦ってもらうぜ 竜族よぉっ!」 ガイストが巨大な姿に変身した。 これがガーディアンの戦闘形態なのか、 襲い来るガイストに剣を抜く。 一対一の戦いをリュウが制す。 ガイ「はっ、やっぱドラゴンは強ぇや!」 ディースの封印は、ガイストが生きてる間は解けなかったのだ。 ひざを落とすリュウ。 「ま、気にすんな‥ ガーディアンになった時から俺達は、 死んでるのと同じだからな‥‥」 「ふう‥‥ しかし‥ この強さが‥ 神を恐れさせた‥?」 仲間達が入ってきた。倒れてるガイストを見てガーランドが驚く。 「いや‥ こうやって かつての敵でさえ 仲間にしちまう能力か‥」 リュウ「?」 「封印をはずす役目が無けりゃ‥ 俺も、行きたかったが‥ ガーランド、後よろしく‥」 ガイストはただの砂となってしまった・・・ 174 ブレスオブファイア3 sage 04/05/10 19 07 ID 06PbHXjr 天使の塔へ戻り、ディースの本体が安置されてる地下へ行く。 ガー「‥‥‥ディース」 封印が解けディースが目覚める。 ディ「ガーディアン‥‥‥?」 手招きするディース、近づいたガーランドを素手で殴り飛ばす! 「この、オタンコナスのガーディアンめっ!! よくも、このディース様を500年も閉じ込めたなっ! ぶっとばすよ!」 やっと自分を信じる気になったのかとディース。もう一発ガーランドを殴る。 「遅いんだよ、ばか!」 「でも‥‥ ぎりぎりで間に合ったか‥‥」 -ディースの回想- ドラゴンの叫びが聞こえる。 何て事を!! ガーディアン達の足元には親子だろうか、二匹の竜の死体が転がっていた。 ディ「何て事すんだい! この、オタンコナス!!」 ガー「これは‥ 邪悪だ そう、我らの神がおっしゃった」 「それが間違ってるって、何で気づかないんだい アンポンタン! あたしが、その神に会わせてやるって‥ 言ってるじゃないか!?」 ガイ「おい、ディース! 我らの神を貶めるのもそれくらいにしないと‥」 ディースがリュウに迫る。 ディースはハダカだ。リュウは顔を背ける。 「竜族が、皆死んでしまっていたら‥ 取り返しがつかなくなるところだったけど‥‥」 「まだ、この子が残ってる‥‥!」 ここは死んだ竜の気が強すぎる、場所を移そうと言う。 「西にある火山だよ‥ 分かったね、竜ちゃん?」 ディースは光に姿を変えて飛んでいった。 ニーナ「ちょっとぉ! 何、嬉しそうな顔してるのよ リュウ!?」 とにかく、ズブロ火山へ行くことに。 175 ブレスオブファイア3 sage 04/05/10 19 10 ID 06PbHXjr ズブロ火山のふもとにディースを祭った祠があった。 中には石盤があるだけだったが、リュウが触れると謎の空間に飛ばされた。 ディースが、蛇の様な下半身を持つ異形の姿で現れた。 これが太古から存在すると言われる伝説の大魔法使いの本当の姿だった。 遅れてガーランドも飛ばされて来た。 ガー「ここに‥ 我らの神が‥?」 ディ「違うよ、ばかだね‥ これから、そこへ行く道を教えてやろう、ってのさ!?」 ディースは長い間封印されて力を失い、 神の許へ連れて行く事も出来なくなってしまったのだ。 その代わりリュウの『目』を開き、道を見えるようにしてくれると言う。 ディースが杖に魔力を集中させる。 「ちーっと、痛いかもしれないけど‥ ガマンすんだよ?」 巨大な雷光がリュウを直撃する。 私の‥ リュウ‥ リュウ「!」 一瞬、誰かの声が聞こえた。 次の瞬間リュウの頭上に光が現れた。光は北を指し示す。 それが神の目だとディース。その先のずっと遠く、海の向こうに神がいると。 「後は‥ あんた達でがんばるんだよ‥ じゃ、行ってきな リュウ」 リュウが元の場所へ飛ばされる。 「ガーランド、あの子を頼むよ‥ 死なせるんじゃ、ないよ?」 ガー「俺の殺した、数多の竜族達にかけて‥ あいつが、俺より先に死ぬ事は‥ ありえん」 ガーランドもリュウに続く。 「ふう~~‥ これしきで、ヘバるとは あたしもトシかねぇ‥ ‥‥ま、そんだけ あんたも、ツライって事か?」 誰もいなくなった後、何かを見つめてディースはそうつぶやいた。 190 ブレスオブファイア3 sage 04/05/14 07 43 ID dKUF/63j 海に出るという事で船が必要になった。 世界中でも船は、ラパラ~ウルカン湾のミッド・シーでしか使われていない。 湾の外の外海は荒れ狂う海で、そこへ出て帰ってきた者の話など聞いた事がない。 船は故障中で、機械ギルドのあるジャンク村に預けてあるらしい。 ジャンク村の近くには機械浜と呼ばれる、何故か機械の部品が流れ着く所がある。 ここで部品をサルベージし、ジャンク村で修理して組み立て、 船でラパラに運んで、そこから世界中に機械が流通する。 そうやって世界は成り立っているが、実は機械を作り出すことが出来る人はいないのだ。 部品をテキトーに組み立てて動いた物を使ってるに過ぎない。 今はそれが精いっぱい。モモのように機械の原理を知ろうとする者は少ない。 ジャンク村に行くと船を引き取りにベイトが来ていた。 ベイト「あなた達は‥!」 船を使いたいと伝えるが、部品が足りなくて修理できないらしい。 例により手伝う事に。 機械ギルドの許可を貰って機械浜へ行くが、部品の良く取れる つぶれたコンテナ船には、危険だからと入れてくれない。 ガーランドが実力を認めてもらおうとサルベージを手伝う。 チーフと二人で、素手で直接ロープを引っ張る。 かなりの手ごたえだ、これが成功すれば一人前だとチーフが言う。 しかし、ロープにかかっていたのはモンスターだった・・・・ レイ「ゆかいだねぇ‥ オッサン これで、一人前とは‥」 アングラを倒すとチーフが実力を認めてくれた。 部品を探して、エンジンを修理してるモモに持っていく。 修理が終わり、一度船をラパラに戻しに行く。 ニーナ「海の上って、気持ちいいね リュウ‥?」 「この海を、ずっとずっと向こうに行けば‥‥ 竜族の事、リュウの事 全部、分かるかな‥?」 その時、この船とは比べ物にならないくらい大きな船がすぐ近くを通っていった。 それは黒船と呼ばれる謎の船で、いつもは外海にいるのをたまに見るが 最近はミッド・シーにも現れている。 黒船には人が乗ってる様子がなかった。 あの船は一体・・・? 191 ブレスオブファイア3 sage 04/05/14 07 45 ID dKUF/63j ラパラに着くとジグがやって来て、いいところを見せたいと船の操舵を買って出た。 ジグはやる気マンマンで船を出すが、外海の荒れように船が持たず、いったん引き返す。 「伝説の船乗り」にはなれなかったと肩を落とすジグ。 それは何なのか聞くと、ミッド・シーのどこかに 外海に行って帰ってきた人がいるという噂があるらしい。 「伝説の船乗り」の情報を集めに、漁村パーチへやって来た。 村長がこの事に詳しいようだが、機嫌が悪くて取り付くしまもない。 村長は体が弱って魚が食べたくなくなってしまったようだ。 どうやら故郷の料理が恋しいようなので作ってあげることにした。 故郷のメーカース地方に行き、名物料理を教えてもらう。 シースと言う、魚嫌いな人も食べられる、魚を使った料理だ。 各地で食材を集めて再びパーチへ。 リュウは心を込めてシースをにぎる。 村長「コイツぁ‥ 『シース』じゃねぇか!?」 村長がシースを口にする。 ――瞬間、村長の曇った心は日本晴れとなった! 「‥‥‥へっ! ‥‥‥サビが、目にしみやがるぜ!」 村長に伝説の船乗りの事を聞くと海流の書を渡された。 パーチの東の岩場に海流の激しい場所があり、そこにその男がいると。 潮の流れを読み、それらしい小屋を見つける。 小屋にはククルスという老人が住んでいた。 ククルスは言う、自分は外海を探検してきたのではなく、 外海の向こうから流れて来た人間だと。 なんとか向こうへ行く方法はないかと聞くと、 黒船に乗ることができれば、あるいは・・・と。 192 ブレスオブファイア3 sage 04/05/14 07 46 ID dKUF/63j 早速黒船に接近する一行、だが手立てがない。 モモ「こんなの、どうしろって言うのかしら、ねー? とりあえず‥‥‥」 いきなり黒船に向かってバズーカを打ち込むモモ。 「こんな事して止まるモンでも、ないしー‥」 ガー「来るぞっ!?」 モモ「?」 黒船が大砲を撃ってきた!砲撃がレイの目の前で炸裂する! 為す術なく退散するしかなかった。 レイ「‥ったく 何考えて発砲なんてすんだよ!?」 モモ「なによー‥ 私のせいって言うのー‥」 どうにか乗る方法をみんなと相談する。 「あいつがいきなり攻撃するから‥ でかい船が怒って反撃してきたんだよな?」 「なによー‥ 私が悪いんじゃないんだからねー‥」 レイはまだ根に持ってるようだ。 とにかく、攻撃を受けない後から全速力で突進して乗り込む作戦に決まった。 強引な方法で乗り込むことに成功する。 ここでククルスの話を思い出す。 黒船は本来自動船で、乗ってしまえば自動的に海の向こうへ着くはずだと。 ブリッジまで行き、システムを再起動させる。 全員ブリッジに集まると、神の目が発動した。 船は、神の目の指し示す方へ進んでいた。 向こうに着くまで何日かかるか分からないので、船の中でくつろぐ一行。 男部屋で話をしていると、突然警報が鳴り出した。 何事かとモモのいるブリッジへ集まると、船に異常が発生したようだ。 異常の発生したアッパー・デッキに行くと 二匹のモンスターが船に体当たりしていた。 アンモナイカを退治して船の中に戻るリュウ達。 数日後、リュウ達を乗せた黒船は無事外海を越えた。 誰も行ったことのない、彼の地へと・・・ 193 ブレスオブファイア3 sage 04/05/14 07 48 ID dKUF/63j ニーナ「とうとう、着いたね‥」 モモ「見たところ、あっちとあんまり変わらないわねー?」 レイ「どうだかね‥‥ 黒船ぐらいのでかいモンスターがいるかもよ?」 ガー「とにかく‥ 誰も詳しく知らぬ、土地だ‥ 気は抜かん方が良いだろう、な‥」 一行が船を泊めたのはコンビナートのドッグだった。 コンビナートでは人間と機械兵が共同で作業をしていて、スクラップを整理して 黒船が帰ってくるとそれを積み込むようだ。 ククルスが、黒船が機械をミッド・シーに運んでいると言ってたのは本当のようだ。 ここの人達は何のために自分達がそんな作業をしているのか 何も考えてない様子だ。 コンベアでコンビナートにスクラップが運び込まれているようだが 誰も どこから、誰が流しているか知りもしないし、知ろうともしない。 それどころかこの町の外の事すらあまり知らないようだった。 町から一歩出ると、スクラップと枯れた大地が続く、 荒涼とした世界が広がっていた。 194 ブレスオブファイア3 sage 04/05/14 07 50 ID dKUF/63j キャンプ中、ここにきて、それぞれが自分自身の考えを自問自答する。 レイ「こっちの連中 精気が、ねぇって言うか‥」 モモ「なんだか、機械兵みたい」 レイ「‥ゆかいだねぇ この先、何が出てくるか 分かったもんじゃ、ねぇ‥」 「‥‥怖いのか? 「バカ言え!? 俺は、自分で‥ ここまで来たんだぜ?」 「あっちで、気楽に盗人でもしてりゃ‥‥ ここに来る必要なんてなかったんだ‥」 だが、もう一人の自分は首を振る。 「ちっ‥、確かにビビってるかもしれねぇ‥」 「神様を探しに誰も知らない所に、来るなんて まともじゃ、ねぇ‥ 何だってんだ 竜の力ってのは‥!?」 ニーナ「絶滅した、竜族‥ ウルカンの、神様‥‥ 世界が変わっちゃうぐらいの 大きな謎なのかも‥」 「こんな事、ウインディアにいたら‥ 絶対、知らなかった」 「でも‥ お母様や‥ お城のみんなに迷惑をかけたわ‥」 「今、ここにいるのは 王女様で、いた事よりすごい事じゃないの‥? 「私‥ 勝手な事してるだけだもの‥」 「大切なのは、あなたが自分で決めたって事よ‥! モモ「でも、すごいわよー‥ 私達が使ってた機械が どこから来るのか分かったら‥」 ガー「‥うむ」 「父さんがここにいたら どう思ったかしらねー!? 「父さんだけじゃ ないわ 技術者なら、誰でも夢見る 機械の謎に近づいてるのよ? 「そうよー‥! 私が、その謎を突きとめるんだからー‥!」 ニーナ「明日からも、がんばろうね リュウ‥‥」 295 ブレスオブファイア3 sage 04/11/23 03 29 08 ID qUb1cEP1 |ω・`)ダレモイナイ…?トウカスルナラ イマノウチ ひとまず幼年期編終了まで。セリフとか超うろ覚えです。 まとめにもあるのでできるかぎり簡素に簡潔に、……なりませんでした_| ̄|○ダメポ キャラや用語解説はまとめサイトを参照して下さい。 ――この物語を、竜に捧げる。 ダウナ鉱山の地下から、ゴースト鉱に封じられた1体のドラゴンが発見される。 まあ普通に考えて生きてるわけがないので炭鉱夫たちは淡々と鉱石を破壊するが、 それはまだ生きていた。 こうして激しく乱暴に叩き起こされた最後の竜は、 わけもわからず恐怖に逃げ惑う工夫達を次々と焼き殺していくが、 その後捕らえられて闇市へ運ばれる。 辛くも脱出した竜はそのまま入れられていた檻ごと崖下へ転落。 そのショックか、竜は幼い少年の姿をとる。 その後、シーダの森に住むはぐれ者の虎人レイに拾われ、 以前同じように拾われてきた少年ティーポと3人で暮らすことになる。 グラウス山に棲むヌエを退治したことで村人達から感謝され、 図に乗った彼らは領主マクニールから税金を奪ってくる。 しかし、裏組織につながりのあったマクニールは、すみやかに 調子に乗った悪ガキどもに苛烈な制裁を与える。 馬兄弟にブチのめされ、3人はばらばらになってしまう。 生きているか死んでいるかも定かではない。 目覚めたときから既に親も仲間も死に絶えていたリュウにとっては、 もう他に頼れる身よりなどない。 二人はきっと生きていると信じて、彼等を探すことを決意する。 ひとまずウィンディアに向かうが、その途上で馬兄弟に見つかる。 リュウがドラゴンであることを知った彼らは、リュウを拉致ってウィンディア城へ。 力に目覚めたばかりのリュウは、まだそれを制御するすべを知らない。 馬兄弟はリュウを見世物にしようとするが失敗、地下牢へブチ込まれる。 気の毒になった王女ニーナは彼を助けに来るが、おせっかいなくせに 世間知らずな王女は馬兄弟にさっくり騙され、誘拐されてしまった。 なんとか逃げ出し、二人は地下墓地を抜けて地上へ脱出する。 さて、これから暫くは馬兄弟に追いかけられたり逃げ出したり捕まったり また逃げ出したりして話が進む。勿論レイやティーポのことも聞いて回るが、 彼らのことはひとまず青年期編までおあずけ。 迷い込んだ塔でゴースト研究者のモモを、彼女の父の友人の依頼で訪れたプラントで タマネギ似(つうかむしろタマネギ)の変異体、ペコロスを仲間にするが、 またまた馬兄弟に捕まる。ここで、彼らが主催する『漢羅強烈大武会』に 優勝したら自分たちを解放する、という約束を取り付けて出場することに。 なんとか決勝戦まで勝ち進むものの、前大会優勝者であるガーランドに あっけなく張り倒される。 優勝したガーランドは、その報酬としてリュウとその仲間を貰うと宣言。 話が違うと血相を変える馬(兄)を眼力で黙らせ、リュウたちを連れて出て行く。 何故自分たちを助けてくれたのかという問いに、ガーランドは「リュウが竜族だからだ」 と言い、「お前がその竜の血を知りたいと思うならば、 『天使の塔』へ向かわなければならない」と続ける。 一方コケにされてキレた馬兄弟は手下を集め、マジになってつっかかってくるので、 ガー様と一緒にこれをヌッ殺す。レイとティーポの仇は討った。 (注釈:「ガー様」……主に「ガーランド」と打つのが面倒なときとかに多用される愛称) 296 ブレスオブファイア3 sage 04/11/23 03 30 19 ID qUb1cEP1 ウィンディアで通行手形をゲッツし、さらに東へと向かう一行。 港町ラパラへ到着。ここから船を手配し、さらに東、『天使の塔』のあるウルカン地方を目指す。 だがしかし、そうそう簡単にいかないのが世の慣わしRPG鉄の掟。 山沿いをぐるりと迂回する街道は火山の噴火で道が塞がれているし、 灯台の灯が消えたことで船も港に戻ってこれないという。 とりあえず灯台の灯を再び灯してみたり、灯台に不法侵入していた 妖精の要請で傭兵……げふんげふん。彼女たちの隠れ家を襲うキュートな関西イルカと ゴテゴテ一本勝負をしたり、あまつさえへたれ会計士ベイトとギルド長シャッドの 愛のキューピットをしてみたり、しかし待てど暮らせど船は戻らない。 結局、火山内のダンジョンを抜けて先に進むことに。なら最初からそうしろよ。 ズブロ火山内部を抜け、もうすぐ出口というところで奇妙な老人が一行の行く手を塞ぐ。 「ぎひひひ…ここまで、手が回ったか…」 あかん。明らかにアッチの世界に行っちゃってるぞこのジジイ。 「ぎひひひぃ……聞こえるぞ…死んでいった者達の、恨みの声がなァ…!!」 相当にマズい電波を受け取っておいでのようですので、かろやかに始末する。 だが、なにか気になることを言っていたような……? やっとこ『天使の塔』のあるウルカン地方へ到着。幼年期編も終盤を迎える。 ガーランドの故郷でもある町ウルカン・タパで、ガー様はかつての竜大戦で ドラゴン相手に戦った天使『ガーディアン』の一人であることがわかる。 長老の許可を得て、『天使の塔』最下層へ。 塔の外見と同じ、巨大な三角錐の石碑。 広大な床を隙間無く埋める無数の骨、骨、骨。 ガーディアンたちの名を刻んだ石には、同時に一つの数字が刻まれている。 その中に見知った名前を見つけたリュウ。ガーランドは静かに語りはじめる。 400年前、世界征服を目論んだ竜の一族は戦を起こした。あまりに強大なその力に 対抗するため、一人の女神がウルカンの地に降臨した。 女神から邪悪と戦う力を得たウルカンの民は、邪悪を滅ぼす天使ガーディアンとなり、 竜族のほとんどをこの地に封印したのだという。 その後、ほとんどのガーディアンは眠りについたが、ガーランドは わずかに生き残った邪悪――竜族を滅ぼすため、この地に残ったのだとも。 「恐らく、お前は竜族の最後の生き残りだ」 「お前を封印すれば、俺の使命も終わる…行くぞ!」 297 ブレスオブファイア3 sage 04/11/23 03 31 40 ID qUb1cEP1 武大会決勝戦の時と違い、地に這わされたのはガーランドの方だった。 だがその表情は、何故か苦い確信に満ちている。 「やはり…!竜族が本気になれば、俺達などではとうてい敵わん…ならば、何故」 その言葉に疑問を感じたのか、リュウが近づこうとしたとき、 すぐそばに、首だけのドラゴンの亡霊が表れる。 果てが見えないほどに広大な地下墓地。 不気味さとは別に、言いようの無い冷気が身体を包んでいる。 それは、極限にまで凝縮された憎悪、そのものだ。 あまたの同胞を滅ぼした天使を殺せと囁く亡霊に、 とどめを刺せというガーランド自身の言葉に、激しくかぶりをふるリュウ。 追い詰められて絶叫した子どもの背後に巨大な影がさす。 「カイザー…ドラゴン……!?」 呆然と呟いた天使の目の前で、最強のドラゴンは本能のままに咆哮する。 崩壊をはじめた『天使の塔』には、うずくまるガーディアンの姿だけがあった。 暗闇の中。 自分の激しい息遣いだけが響く。 リュウはただただ闇雲に走り、逃げ惑う。 いつか見た夢に現れた長髪の青年が呟く。 「…俺たちは他の連中とは違う」 「一緒にいては、いけないんだ――」 聞いたことの無い声、見たことのない、でもどこか見覚えのある顔立ちと、髪の色。 暗転。 幼年期編 END ごめんなさい最後のイベントとか、気合い入れて書きすぎました_| ̄|○illi 大好きなんです、あの辺の流れ。とっても燃え燃えなんです。 青年期編はちょっと間あくかもですが、後日まとめて投下します。 587 584 sage 04/12/10 15 09 56 ID aEsY+wHJ 586 すいませんね。どっか行ったり、戻ってきたりして。とりあえず一部を。 残りも明日中に全部投下します。part8の190-194の続きから。 588 ブレスオブファイア3 sage 04/12/10 15 12 25 ID aEsY+wHJ 機械墓場を抜けてさらに北へ進むと、かつて人が住んでいたであろうコロニーに辿り着く。 街中を調べるとトランスポートを発見。これでさらに遠くへ行けそうだ。 ポートを起動して跳ぶが、着いた先は元の世界のコンテナ船だった。 行く時はあれだけ苦労したのに、帰る時はあっという間。化かされたような気分になる一行。 しかし行き先を調整すれば神の元へ行けるかもしれない。 コンテナ船から続く鉄塔でアンテナを調整し、聞いた事のない地名へと飛ぶ。 着いた先はドラグニール。ここも彼の地の廃墟の一つの様だが、集落ができていた。 村人はリュウの顔を見るなり宴を開いて歓迎してくれた。 なんと、ここは力を捨てた竜族が暮らす村だった。 村人はリュウの事を竜の御子と呼び、ここへ来るのをずっと待っていた様子だ。 夜、村を見て回るリュウに村人達は自分達の事を話してくれた。 敵の目を逃れるため力を捨ててここへ逃げて来た事、他の仲間は地下へ潜った事、 後者の何人かは子を宿し、竜族が再び甦る機会をうかがい眠りに就いた事。 そして今、リュウがここへやって来た。 「そう・・ 我々は、今・・ あなたの求める者の在る場所を教えることができる 宿敵、女神ミリアの・・」 リュウ「!」 「リュウよ・・ 真の竜の力を目覚めさせ・・ 女神を・・・・・・」 翌日、男三人で話をしていると長老がやって来た。 村の地下に住んでいる最長老が話があると言う。最長老は大戦を知る唯一の生き残りだ。 村の中心にある井戸を降りると、中はしっかりとした石造りの通路が続いていた。 通路の途中の壁画には女神と戦う勇者達の姿が描かれていた。(ブレス1?) 「よく来たの・・、リュウ わしは、最長老のボノ・・ ちょっと老けてるナイス・ガイじゃ」 最長老は話しを始めた。竜の一族の記憶は竜大戦の遥か昔にさかのぼる。 それは、この世に繰り返し現れる悪しき存在との度重なる戦いの歴史だった。 時に人の姿、時に悪鬼の姿で現れ世を乱す者こそ、ウルカンの神・ミリア。 589 ブレスオブファイア3 sage 04/12/10 15 13 48 ID aEsY+wHJ 最長老はガーランドに話し始めた。 ガー「ご老人・・・・ 私達を、恨んでおいでで?」 「恨む・・? 中には、そんな者もあったが 違うな・・ ガーディアン」 これは宿命だと最長老は言う。 「宿命、ですか ご老人・・?」 「それは、どういう意味です お教えください、ご老人・・!?」 「えーいっ、老人老人言うな 同い年のくせに!!」 へそを曲げてピチピチギャルとしか話さないと言い出す。 ニーナ「お願いします、おじいさま」 最「よーし、いい子じゃな お聞き・・・・」 「女神ミリアと、わしら竜族は常に争っておった・・ この世界をめぐって、な・・」 女神から世界を守ってきたという事かと聞くと、そう簡単な話ではないと返される。 むしろ、竜族の方が世界にとって危険かもしれないという。 その力を恐れて、ミリアが根絶やしにしようとしたくらいだから。 しかし竜族はほとんど力を使わずに死んでいった。 もし竜の力を使っての全面戦争になれば、それこそ世界が滅ぶ危険があったという。 ニ「じゃあ、つまり・・ 竜族は、世界の事を考えて? 竜族は、悪くないの・・?」 「まあ、安心するのはちと早いが・・」 最後の仕事をすると最長老、ほっぺにチューしてくれとニーナに頼む。 ニーナ「って・・、リュウ どうしよう・・・・?」 リュウ「どうして俺に聞くの?」 ニ「そ、それもそうね・・」 もう思い残す事はないと最長老。リュウに最後の話を始める。 力を捨てて今までこの土地で生きてきたのは、 後世に真の竜の力を伝えるため、女神の目からそれを隠すためだと言う。 「女神を欺けたかどうかは、分からんが・・ 真の力は、こうして守られてきた・・ わしの中で、な・・」 この部屋は女神に気づかれないよう、封印が施されている。 竜の力が使えないここで、リュウ達の力を見たいと言う。 「わしは、今からズルをして真の力を使うが・・ リュウよ、竜の力に頼らずわしを退けてみよ・・」 590 ブレスオブファイア3 sage 04/12/10 15 16 14 ID aEsY+wHJ エルダードラゴンになった最長老を倒した。最長老はリュウ達の力を褒め讃えた。 「御子よ・・ お主に与えるのは最強の力じゃ・・ 世界を滅ぼすと言われた真の竜の力、アンフィニ」 「アンフィニを持ってすれば 世界は、お主の思うままじゃ」 とまどうリュウを見て笑う最長老。 「心せよ、リュウ これは、女神を恐れさせた竜族の能力の、一つ・・」 リュウ「?」 「今一つの能力は、それ・・ 信頼にたる仲間を作る能力じゃ・・」 いつの時代も竜の勇者と呼ばれた者達は、常に仲間と共にあり、 真の竜の力を用いて女神を打ち倒したという。 「じゃが・・、お主に・・・・ 先人と同じ事を・・ せよとは・・ 言わ・・ぬ・・・・」 「行くが・・、いい リュウ・・ よ・・・・ 己が・・ 意志のままに・・!」 最長老はアンフィニ・ジーンに姿を変えた。 「さらばだ、リュウ 我が血に連なる子よ!」 大きな力が流れ込んで、リュウの眠れる力が発現した! 井戸から出ると、長老から北の死せる砂漠に行くよう言われる。 竜族の言い伝えでは砂漠を越えた所に女神がいるという。 最長老はああ言ったが、長老達は一族の悲願が果たされるのを望んでいるようだった。 砂漠まで村人のホイスが供をする事に。 死せる砂漠と生ある世界を隔てる鉄の壁、ファクトリーを抜けた。 ここから先は星の位置を頼りに砂漠を歩くことになる。どうしても戻りたくなったら砂ブタを使うよう言われる。 ホイスの話通りに進むが、砂漠は思った以上に広く、険しく、 飲み水も減っていき、メンバーの体力もだんだんと落ちていった。 途中で襲ってきたモンスター・マンモを倒したところで、とうとうニーナが倒れてしまう。 後少しで砂漠を越えられるかも知れないが、このままではニーナは動かせない。 砂ブタを使って最初から出直すべきか・・。 しかし砂ブタには他にも使い道があった。リュウは迷った末、砂ブタを切った。 砂ブタの肉は、砂漠で暑さに倒れた旅人を回復させる事ができる。 レイ「これで、戻れない・・ すごいな、リュウ・・ お前は、やっぱり・・ 強いよ」 「大丈夫だ・・ 俺達はきっと着くよ・・ こんな所じゃくたばらねぇ・・ お前が、いる限り」 続く 299 ブレスオブファイア3 sage 05/01/12 23 16 45 ID PekZOGVL 程なくして一行はオアシスにたどり着いた。 周りには小さな村が。この村でニーナの回復を待つ。 ここの長の話によると、神の事は知らないが 丘一つ越えた向こうに古の都と呼んでる遺跡があるらしい。 女神の手がかりを求めて古の都へやって来た。 ここは今までのどんな所よりも機械化が進んだ場所だった。 街を探索すると大掛かりなエレベーターを見つける。 ナレーションが伝えた行き先はステーション・ミリア。女神と同じ名前だ。 この先に女神が? リュウ達を乗せたリフトは遥か上空へと登っていく。 着いた先は様々なエリアに分かれた大規模な施設、O-BARD。 あちこちがカードキーで閉められていた。 研究室エリアで、何故かヘテロキメラの足元にカード発見。 倒して手に入れるが、全然重要なものじゃなく、小部屋一つしか開けられなかった。 しかしそこでハニーと同じ姿の機械兵をたくさん見つける。 実はハニーは、ここのナビゲーターだったのだ。 エデンと呼ばれる、川も流れる大庭園エリアに来た。 そこにはどこかで見たことのある長髪の男がいた。 「・・・・ここまで、来るとは さすがに竜族と、言うべきか?」 男は夢と同じ様に、リュウの事を知っているかのように話しかけてきた。 レイはこの男がティーポではないかと言う。 「そうさ、兄ちゃん・・」 ティーポはこれまでの事を話し始めた。 ティーポもまた竜族の末裔だったのだ。 馬兄弟に負けた後、気がつくとドラゴンの姿だった。その後はリュウと同じ。 ここに辿り着くまで行く先々で争いが起き、いい者も、悪い者も、たくさんの血が流れた。 それが自分達の宿命だと、竜族は存在するだけで世界を脅かすものだと言う。 ティーポは、共にここに残って女神の管理下に置かれる事を リュウに提案するが、すぐには答えられない。 心の奥深くでよく考えろと、ティーポはリュウ達を精神世界・セラピへと引きずり込む。 300 ブレスオブファイア3 sage 05/01/12 23 19 16 ID PekZOGVL セラピに来たリュウの前にティーポが現れた。 「ここで、お前自身と・・ お前が、仲間だと信じてる連中の心と・・ 向き合うと、いい・・」 そうすれば自分と女神の考えが正しいと解るはずだと言い、また姿を消した。 セラピを歩いていると、ニーナの心が見えてきた。 王女として今自分のやっている事は正しいことなのか、 自分は勝手なことをしているだけなんじゃないかと悩んでいるようだ。 「リュウの・・ 竜族の事は・・・・ 知らなければならない とても大事なことに思えたけれど・・」 「分からない・・ ただ、お母様の言う通りにするのがイヤだから飛び出した、だけなのかも・・」 先へ進むとレイが出てきた。リュウの強さと、自分の弱さに距離を感じている。 「どうして、そんな大きな力を持っていられる? もし俺に、その力があれば・・」 「いや・・、分かってる・・ 俺には、そんな力を使いこなす事はできねぇ・・ 俺じゃ、駄目なんだ・・」 モモは世界の謎に戸惑ってるようだ。 「竜の力・・ 女神・・ よく分からない・・ 世界に関わる事? 私には、大き過ぎる・・」 「ただ・・・・ 女神に、近づくと 機械を生み出した時代にも近づいてる気がする・・」 さらに深くへ進んで行く。 やはりガーランドは竜殺しを悔やんでいた。自分はどうすれば良かったのだと。 ペコロスはここで初めてリュウに語りかけてきた。 「わしは、ずっとお前を見ていたよ リュウ・・・・」 ペコロスは、自分の信じるままに動けと言う。 「竜の力・・ 確かに、大きなものだが それで、どうにかなるほど 世界は、ちっぽけではないのだから・・」 最後に自分の心を確かめる。 「・・それで、君は何を信じればいいのか 分かっているの?」 「君は、竜の一族だ・・ 他の人みたいに、自分の事だけ考えていれば いいってものじゃ、ないだろ?」 もう一人の自分の問いにうなずく。 「君の力を使ってできる事・・ 君に、力を託した一族の人々・・」 世界に影響を与えるものは、世界の事を考えなければならない、 そしてそれができるのは女神だけだと言う。 これが自分の本心なのか?目の前の自分は女神と共に生きようと言う。 だが、そいつはティーポの作ったニセモノだと気づき、拒絶する。 301 ブレスオブファイア3 sage 05/01/12 23 23 02 ID PekZOGVL ティーポが説得に現れた。 「分かるだろう、リュウ?」 「俺と同じ、血を持った お前になら分かるはずだ・・」 「あいつらは・・ 弱い! どうしようも、ないほど・・・・」 あんな自分達の事しか頭にない連中と一緒にいて、自分達の力を悪用されたらどうする と言われるが、自分と仲間を信じてリュウはミリアに下る事を受け入れない。 ならばセラピからは出せないとヘルライダーを差し向けられるが、これを倒して脱出する。 エデンへ戻るとティーポも姿を現した。 「悪夢に、食われたら・・ 竜の力を失うだけで・・ 命は、助かったものを・・・・」 説得を諦めたティーポは竜の力を全開にして襲い掛かってきた。 激戦の末、ドラゴンロードに竜変身したティーポを倒す。 ティーポは、やはりミリアは間違ってないと言う。 「俺達・・、竜族って、こうやって・・・・ 殺し合って・・ ばっかで・・ 危ない、生き物・・ なんだ・・ でも・・・・・・」 「俺・・・・ 竜の力なんて 欲しく・・ なかったよ・・・・」 「俺・・・・ ずっと・・ 兄ちゃんと、リュウ・・と 一緒に ドロボーで 良かった・・ よ・・・・」 ティーポは小さなドラゴンに姿を変えて、死んだ。 レイ「はは・・は・・ ゆかいだねぇ・・・・」 「なあ、リュウ・・・・ 竜族ってのは、本当に血にまみれた・・ 呪われた種族なのか、なぁ?」 「違ってほしいよ、な・・ な、リュウ・・・・」 ティーポの持っていたカードキーでカプセルチャンバーエリアへと進んだ。 ここは様々な種類のモンスターを収めた部屋が不規則に繋がっている、奇妙な場所だった。 その中にはスタリオンやミクバのようなモンスターもいた。 もしかして、彼らはここでミリアによって造られたのかもしれない。 そこを抜けると、またまたハニーが勝手に走り出した。 追いかけると厳重そうな隔壁を開けているところだった。 モモ「すごい機械ね、あなた・・?」 ここから先は神の領域だ。 302 ブレスオブファイア3 sage 05/01/13 00 10 07 ID cQxaRE75 女神に仕えるナビゲーターから、ミリアの偉業を聞かされる。 ミリアが生まれる前、すでに世界は滅びかけていた。 砂漠化が進み、ほとんどの生命が消えようとしていた。 ミリアは外海を造り、世界を二つに分断して砂漠化を食い止めた。 そして生き残った生き物の大部分は、外海の向こう側へと集められた。 他にも世界を守るためには、様々な形で管理を行う必要があった。 機械技術の管理・・兵器等が造られるのを防ぐため、 ミリアが選んだ機械を与え、それを修理して使わせるようにした。 ゴースト鉱も本当はただの化石なんだけど、 ミリアの魔力を少しずつ伝達する媒体にして、機械のエネルギー源とした。 そしてついにリュウ達の前に女神が姿を現した。 「荒れ狂う海を・・ 死の砂漠を恐れぬ・・ 頼もしき、子供達よ・・・・」 「私が、ミリアです」 ガー「神よ・・・・・・ あなたに、会い・・ 真実を問わんと 遠く・・ 旅して参りました・・」 ガーランドが、何故竜は滅びなければならなかったのか聞くと、 ミリアは、それは望んでやった事ではないと言う。 ただ、生物の住み良い土地は本当にわずかで、ミリアはそこを守らなければならなかった。 どうしてもそこから竜を遠ざける必要があったと言う。 レイ「つまり・・・・ 余計な事しねぇで 大人しくあんたに守られてろ・・ って事か?」 ミリア「その通りです、レイ」 「私が、外海というシールドで守らねば・・ 死の砂漠は、じわじわと世界を飲みつくし・・」 「私が、修復できる機械を与えなければ・・ 世界は、機能しなくなるでしょう・・」 モモ「でも・・・・ 今は、まだ無理でも・・ いつか、私達・・ 自分達の手で機械を作り出せるかも・・・・」 砂漠で生きていくだけで精一杯の人間に、何かを作り出せるとは思えない、 それにもしできたとしても、それが自滅に結びつくような技術ではないと言えるのか、と返される。 かつて、危険な技術を用いた戦争が起き、世界のほとんどが砂漠に沈んでしまった。 ミリア「私は・・ 彼らを守れなかった・・」 「同じ間違いは、おかしません・・ 私は、あなた達 残された生命を守ります・・」 ニーナは言う。自分達は弱い存在かもしれない、竜の力は世界を滅ぼしたのと 同じ様なものかもしれない、でも・・・。 「だからって、どうしろと? リュウは、死ぬべきだと?」 「作り物の世界に・・ 閉じ込めておくべきだと言うのですか? ・・・・ティーポのように!?」 303 ブレスオブファイア3 sage 05/01/13 00 12 57 ID cQxaRE75 レイ「・・・・全くだ」 「何もかも、全部あんたの・・ 手の上、ってのは気にくわねぇ・・・・」 ナイフを抜くレイ。 「じっとしろ、って言われたら 暴れたくなるんだよ ガキだからな・・!」 ガー「神よ・・・・ 我々は今のところ リュウをあなたに渡す気も・・ 殺させる気も、ありません」 ガーランドは槍を構え、モモもバズーカを出す。 竜の力は危険なだけではない、とガーランド。 ニーナも、みんなで力を合わせればきっと砂漠でも生きていける、と。 ミリア「・・・・そこまでに、しましょう 子供達よ」 「あなた達の勇気と、自信を・・・・ 誇らしく、思います・・ レイ」 ミリアの魔力で、レイが粉々にフッ飛んだ! 記憶を奪い、元の世界に帰しただけだとミリア。名前を呼ばれた仲間達が次々と飛ばされていく。 ミリアの力の前に、リュウの体に震えが走る。 しかし、残ったペコロスが仲間達を呼び戻してくれた。 ペコ「わしの名を呼ばなかったな ミリア・・・・?」 ミリア「お前は・・ 賢樹・・?」 「わしが、いるうちは・・ お前に、勝手なまねはさせんぞ・・・・」 重要なのはリュウの力と意志だと言うペコロス。ミリアはリュウの意見を求める。 「あなたが、その力を捨てれば・・ 世界はこれまで通り 私の加護の下・・ 安らかに在りましょう」 ミリアは目を閉じ、祈るようにリュウの返答を待っている。 ペコ「ぷき、リュウよ・・ お前自身と、お前を信じてくれる者を信じるのだ・・・・、ぷう」 ニーナ「私、リュウが邪悪な竜じゃないって・・ ずっと、信じてたから・・ 最後まで、信じる」 モモ「例え世界が砂に埋もれても・・ 諦めなければ 何とかなる・・、かなー・・?」 レイ「俺の弟に、手ェ出したんだ・・ きっちり、ケリつけさせてもらうぜ・・?」 ガー「俺は、今・・ ミリア様より お前を信じている リュウよ・・・・」 力を捨て、女神と共に安らぎの世界を生きていくのか・・ 自分の力を信じて、何もない砂漠の先に希望を見出し、旅立つのか・・・・ それは重大な決断だった。 304 ブレス3 ED1 sage 05/01/13 00 21 31 ID cQxaRE75 リュウは力を捨てて女神と共に生きる道を選んだ。やはり世界の命運を負う事はできなかった。 力を捨てる事で世界が平安であり続けるのなら、それでいいと思った。 ミリア「リュウよ、それが真の強さです・・」 「さあ、行きましょう 私の・・ リュウ・・」 リュウは自ら力を封じ、女神に身を預けた。 そして時は流れる。何も変えずに。 305 ブレス3 ED2 sage 05/01/13 00 24 57 ID cQxaRE75 一族の恨み、宿命、ティーポの事・・。それらの事が頭になかった訳ではないが・・・ これからは自分の足で歩いて行くと決め、リュウは女神と決別し剣を構える。 「お前は、自分が何をしようとしているか・・ 分かっているのですか?」 ミリアが顔を上げる。 「私に、剣を向ける事は・・ 世界に、剣をつきつけるのと 同じだと言う事が分かっているのですか?」 ミリアの言ってる事が正しいのは分かっていたが・・・・ 意を決してミリアに斬りかかるが、それはただ空を切るのみ。 「・・・・・・ かわいそうな、リュウ・・」 「大きすぎる力が・・ お前を狂わせてしまった」 力を持たぬ者達を死の危険にさらすのか? やはり竜族は破滅をもたらす種だったのか? ミリアの言葉に信念が揺らぐ。 ペコ「それは違う・・、ミリア 生命が、お前の世界に納まらぬ時が、来たのだ・・」 「ミリアよ・・ お前の世界では生命は、『死なない』だけだ・・ それだけでは、『生きている』とは、言えない・・・・」 「・・・・・・ リュウよ・・ 呪われし、竜の一族よ・・ 話は、尽きました・・ お前の決意が、 変わらぬと言うのであれば・・ 私は、お前を滅しましょう 悲しみのうちに・・」 「他の、多くの生命のため・・ 私は、あえて・・ 鬼神となりましょう・・・・」 ミリアの気配が変わっていく。 「・・・・さようなら、子供達」 最後の戦いが始まる。 306 ブレス3 ED2 sage 05/01/13 00 26 39 ID cQxaRE75 ガーランド「・・・・終わった、いや お前達には・・ 始まり、か」 「長かった・・ しかし・・ 間違った事は、していない そうだな、リュウ・・?」 ガーランドの体が妖しく光り、激しい揺れが起こった。 女神を失ってガーランドの体は石に戻ろうとしていた。そしてまた、ここも。 「さあ、行け・・ 今からは、自分達の力で歩んでいくのだ・・・・」 その頃、戦いに敗れたミリアは崩壊するO-BARDの中、一人絶望していた。 「・・・・・・守れなかった 私の世界が、また滅んでしまう・・・・」 自分は一体どうすれば良かったのかと天を仰ぐミリアの前に、ディースが現れた。 ミリア「姉さん・・・・?」 ディース「これで、良かったのさ・・」 「これまで、あんたはこの世界を守ってきた・・ 竜族を滅ぼそうとしたのはやり過ぎだったけど・・」 「結局、それもこれも あの子達が・・・・ 乗り越えなくちゃ、ならないものだったんだよ・・」 大急ぎで脱出を図るリュウ達。 ステーションのエレベーターまで来たはいいが、爆発がすぐそこまで迫っていた。 ディース「大丈夫、そうカンタンに滅んだりしないさ・・ 世界も、あの子達も・・ あたしらが、思ってる以上に強いんだよ・・・・」 「・・・・きっと、ね」 砂漠に散らがる機械の残骸・・・。そこにはリュウ、ニーナ、レイ、モモの四人の姿があった。 砂漠のとある場所、砂に埋もれたペコロスが芽吹こうとしていた。 62 名前: ブレスオブファイアⅢ投稿日:2005/01/20(木)01 21[sC6z/VMc ] とりあえず残されている部分書きます。うろ覚えです。 沙漠を越えると、そこには古代の機械都市が存在していた(O-BIRDだったかな?) 機械都市には少数の機械とモンスター。 さらに奥深くに進んでいくとリュウ達は驚くべき人物と出くわす。 そう、死んだはずのティーポだった。ティーポはリュウをセラピという精神世界に迷い込ませ、敵と戦わせる。 セラピから脱出したリュウはエデンという場所でティーポと戦う。 ティーポの真の正体は「ドラゴンロード」そう、ティーポもまたドラゴンだった。 ティーポとの激戦の末、リュウ達はティーポを倒す。ティーポは最後に 「竜の力なんて欲しくなかった。レイにいちゃんとリュウといっしょにいつまでも盗賊やってたかった」と言い残し、息絶える。 63 名前: ブレスオブファイアⅢ投稿日:2005/01/20(木)01 25[sC6z/VMc ] 更に奥深くに進むと、異形の生物(実験体)との戦いや、機械による仕掛けが待っていた。 隔壁だ。だが、ここでモモの相棒のハニワ?が仕掛けを解く。 隔壁の仕掛けを解除し、奥へ行くとそこには女神ミリアがいた。 ガーランドは竜絶滅の真意を聞き、レイはティーポがミリアに操られていたと怒り既に臨戦態勢。 しかし、ミリアはリュウ以外を残し、メンバーをいずこかへ消し飛ばしてしまう。 だがその時、ペコロスがメンバーを呼び戻した。ここで、ペコロスの正体が発覚する。ペコロスは賢樹だった。 ミリアに、もうやめろと言うペコロスだが、全てはリュウに委ねられていた。 ミリアは「竜の力を捨てエデンで暮らすか、それとも・・・」という選択肢を迫る。 世界を左右する決断だった。 リュウ達はミリアと戦うことを選んだ。その選択を受け入れ、おぞましい姿となって現れるミリア。 壮絶な戦いの末にミリアは倒れた。ミリアは何故?と疑問し困惑するが、そこにディースが現れ、もう神は必要ないと諭す。 ディースの言葉にミリアは「姉さん・・・」といいディースと共に消えていく。ディースはミリアの姉だった。 ミリアが滅びたことにより、機械都市は崩壊していく。皆が脱出する中、ガーランドは1人残った。ミリアが滅び、ガーディアンの力が絶えるためである。 ガーランドは仁王立ちし、石となる。 画面が変わり、リュウが沙漠を歩いている。その先には仲間達が。 END 竜が滅びた理由:ミリアが竜を危険視し、絶滅させようとしていた。当然、竜はそれに抗う力を持っていたが 竜と神やガーディアンとの戦いになれば、世界が滅んでしまうと考えた竜族。彼らは世界を守るため、自ら滅びの道を選んだ。 大体こんな感じだったと思います。間違えなどあれば修正、指摘お願いします。
https://w.atwiki.jp/nenrei/pages/2878.html
【作品名】『ゼルダの伝説』シリーズ 【ジャンル】ゲーム 【名前】リンク(ブレス オブ ザ ワイルド) 【属性】勇者 【年齢】117歳 【長所】おそらく主人公としてはシリーズの中で最高齢のリンク 【短所】ゲームの仕様をオープンワールドになるべく近付けたせいで裸でクリアすることもできる 【備考】『ブレス オブ ザ ワイルド』のリンク。 当時17歳のゼルダと同世代くらいで回生の祠にて100年眠り、目覚めたので117歳。 vol.5
https://w.atwiki.jp/earthdrn/pages/573.html
パクトサモン・ブレス・オブ・オロズ/ 契約によるオロの息吹 召喚術(招来) 呪文レベル:クレリック5 呪文要素:音声、動作、焦点、契約 発動時間:2d4+3ラウンド 距離:25フィート+(5フィート/レベル) 持続時間:2ラウンド 効果:この呪文によって指定された位置または術者の頭上に特定のゴールド・ドラゴン、オロが召喚される。空間的余裕が無い場合、この魔法は自動的に失敗する。将来されたゴールド・ドラゴンは1ラウンド目に畏怖すべき存在(変則)の能力を発揮する。続く2ラウンド目には術者の指定する位置に向かって弱体化のガスブレスまたは火のブレスを吐く事ができる。ただし、火のブレスに関しては相手が悪の生物である場合等に限り、その判断はドラゴン自身が行う。 畏怖すべき存在(変則):210フィート以内にいる12レベル以下のクリーチャー、難易度41、HD4以下は4d6ラウンド恐慌状態、HD5以上は4d6ラウンド怯え状態になる。 弱体化ガスブレス:70ft円錐形、難易度41の頑健セーヴ、【筋】-12のダメージ(ただし0以下にはならない) [火]のブレス:70ft円錐形、難易度41の反応セーヴ、24d10の[火]ダメージ 触媒:小さな鞄と小さなろうそく、オロの鱗、オロとの契約。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/2546.html
ブレス ケルト神話の神。 ダーナ神族とフォモール族の両方の血を引く。 ヌアダから王位を奪った。 関連: エラサ (父) エリ (母) ブリギッド (妻) ダヌ (妻) ブリアン (息子) ヨハル (息子) ヨハルヴァ (息子) 別名: ブレシュ エオハド エオヒド ゴーマック ブレスマクエラサ (ブレス・マクエラサ) エオフ
https://w.atwiki.jp/occultfantasy/pages/1056.html
ブレス(「美しい」とかの意)とは、ケルト神話に出て来る人物である。 ヌァザより一代後、一応玉座に座ってたこともある。 妻はダグザの娘ブリギッド、子供にルアザン 母にダーナ族のエリー、父にフォモール族のエラサがいる 「麗しのブレス」の異名を持ち、見目麗しく武勇にも秀でていたという 生後は、お母さんとこ(トゥアハ・デ・ダナーン)で育つ。 マグ・トゥレドの戦いにおいては優れた戦士として戦ったが、王に就いてからは重税を課し圧政を敷く暴君に成り果ててしまった。 医療神ディアン・ケヒトの息子ミアッハの治療によって腕が再生したヌァザの復位によって王位を失った事で、フォモール族側に着く。いろいろあってお父さんに泣きつくが、フォモールのパパは偉いので息子の失政を叱った後で、お礼参りをしてくれる。 それから20年の歳月の後、ダーナ神族への全面戦争を決めたバロール王の命令で、 首尾よくコノート地方を制圧するも、キアンの息子ルーと交戦し敗北する 参考文献 健部伸明編『幻獣大全1 モンスター篇』
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/417.html
ブレス オブ ファイア 4 4-275~276・297~298・336・343~344・376~377・379~382・516~517、 5-197・205・256・258・266・334~339 275 ブレス4 sage 04/03/04 02 19 ID MuCAwRY/ ってなわけでブレス4いきますわ。劇中セリフなしですがご容赦を。 まずはパーティーメンバーの紹介。 リュウ:唐突に裸で現れた主人公。その瞳の片方は未来をも見通すという 「竜眼」であり、唐突に竜の力に目覚め竜変身の能力「竜覚」や接触した他の 竜の力を借りる「竜召喚」を使う。基本的に無言。 ニーナ:第一王女でもある姉のエリーナを探しにウィンディア城を姉の幼馴染 クレイとともに出奔する。とはいえ城の外の世界をほとんど知らないため時に だまされかけることも。風と癒しの魔法が得意でお約束の有翼人。 クレイ:ニーナとともに旅をするフーレン族(腕っ節が強いトラ人間)の族長で ニーナの姉エリーナの幼馴染。族長らしい冷静な一面と種族元来の気性の荒さを 合せ持つ。腕っ節に任せた格闘とオマケのような威力の地の魔法で戦う。 マスター:物語が始まる前の時の大戦で呪いまみれになったチャンバという町で 出会う、全身鎧のナゾの人。「マスターはそういってます」などとちょっと 理解に苦しむ物言いをすることがあるがそれも事情があってのこと。当初は 硬くHPが高いが命中が悪く遅いという特性があるが中盤から「激硬・高HPの 魔法使い」という異色の存在に急変。 サイアス:ウィンディアの同盟国ルディアで傭兵をしており、外交問題に抵触 したリュウ達を監視する役についていたが、ルディアのやり方に反発し仲間に。 普段は寡黙ながら、戦闘では絶対クリティカル技や回復を使いこなすエース。 アースラ:ウィンディアら東側の国と争う西の帝国の軍人。捨てられた村にて カイザードラゴンを暴走させたリュウをその半身であるフォウルに会わせるべく 帝国を案内するということでパーティーに加わる。 物によっては全体攻撃も可能な銃を使いこなす。 フォウル:帝国の建国者・初代皇帝にして竜。数百年したら蘇ると言い残し墓所に 引きこもったが有言実行し、皇都を目指すも権力欲に取り付かれた現皇帝により 追われる立場となる。半身であるリュウとリンクしており、システム的には 竜覚の一部・取得技・取得経験値の一部を共有している。 初期状態でLv60を越えており、普通にプレイしたレベルのリュウ達が 3人がかりでなんとか倒す敵も通常攻撃一撃で屠る反則に近いキャラ。 リュウ達と関わるのは最後の最後、最終決戦の時だけ。 276 ブレス4 sage 04/03/04 03 18 ID MuCAwRY/ 第一章 めざめしもの 第一部 きざし ニーナとクレイがウィンディア城を出奔して三日、彼女らは消息不明のエリーナ の姿が最後に確認されたというセネスタに向かい砂船(砂上艇)を走らせる。 そのとき、砂漠の底から唸り声と地響きを伴って砂竜が現れる。砂船を押しつぶさん ばかりに巨体をうねらせる砂竜を振り切ろうとする必死にクレイは舵を取るが、 結局振り切れずに体当たりを食らってしまい、砂船は砂漠のど真ん中で破壊される。 砂船はなんとか修理可能な破損状況だったのが不幸中の幸いだが、しかし肝心の 修理に使えるモノがない。近くにはサライという町があるようだが二人で行くと 残した砂船を持っていかれるかもしれない。そこでニーナは、自分ひとりでいって くるから船をおねがいします、と提案し、クレイは不安を抱えるもそれを承諾。 かくしてニーナは一路サライを目指し歩き出すのであった・・・。 しばらく砂漠を歩いていたニーナは、砂漠に出来た陥没とそこに打ち捨てられた 荷車を発見。好奇心にかられて身を乗り出すとバランスを崩し陥没の底へ。 そこで背後に不思議な気配を感じ振り返ると・・・何もいなかった。 (ゲーム中ではプレデターみたいな感じでドラゴン「オーラ」が浮かんでいる) が、次の瞬間裸で倒れる同い年くらいの少年を発見。裸の男の子相手にはさすがに 恥ずかしくて会話も何もあったものではないので荷車から服を拝借して少年に 着るように進言。服を着た少年とニーナは二人で陥没を抜け出し、そこで自己紹介。 少年の名前はリュウ。それ以外は何も知らない。それでは困ったということで、 ニーナは、彼に一緒にサライまで行けば知りあいだった人がいるかもしれないから 一緒にいこうと持ちかける。ニーナは持っていた王家の剣をリュウに渡し、 二人でサライを目指す。 道中文字通りのがけっぷちを歩くことになり、案の定ニーナは足を滑らせ転落。 急いでリュウが後を追うもニーナは有翼人なので飛べる。その姿に一瞬呆然とした リュウは見事地面に顔面からダイブ。そのせいというわけではないが、ちょうど いいところに休めそうな洞穴があるのでそこで一晩明かすことに。 場所はガラリと変わって皇帝墓所。予言の通りに復活したフォウルが墓所から 姿を現す。墓所を守らせていたしもべのオンクーを下がらせ、一路単身皇都へ。 そこに皇都から「竜が出てくるから殺せ」と命じられた帝国兵が。その話を聞いた フォウルは竜の力・うつろわざるものの力がどのようなものなのか見せてやろうと 言いドラゴン「スピリチュアル」を召喚、帝国兵を跡形もなく焼き尽くす。 その瞬間、何かに弾かれたようにリュウが息を荒げ目を覚ます。 スピリチュアルの召喚により自分の力が不完全であり、半身と融合を果たさねば ならないと悟ったフォウルは改めて皇都を目指す。しかし、またも妨害。今度は ヨムと名乗る帝国の呪術師。ヨムはフォウルのドラゴンの力は氷属性に偏って いるという半身を失っているが故の欠点を熟知しており、炎の魔人カームを召喚し フォウルの抹殺を試みる。炎属性の傷という決して軽いわけではない傷を負いつつも フォウルはカームを撃破。だが、カームは手傷を負わせるくらいしか出来ない と知っていたヨムは最初から用意していた第2の作戦・森ごと焼き払い作戦を決行。 森からの出口であるつり橋でフォウルを追い詰めたヨミは魔人の炎の腕を召喚、 フォウルは避けようもなく炎の爪を食らい川に転落する・・・。 夜が明けて目を覚ましたリュウとニーナはサライを目指し歩き始める。 297 ブレス4 sage 04/03/05 02 10 ID YjGMwsWn 前回( 276)の続きいきます。 第2部 竜にかかわるもの 多少のハプニングはあったものの無事にサライの町に到着。リュウは自分の 知り合い探し、ニーナは砂船の修理に使えるものを探すことになる。 でも知り合いなんて見つからない。そんなとき商人に騙され余計なものを 買わされそうなニーナを発見したリュウは辛うじて阻止に成功。とりあえず 自分のことは諦めて、危なっかしいニーナと一緒に行動することに。 情報を集めるならやっぱり人が集まる酒場が一番だろうとの話を聞き酒場に 向かう二人。そこで飲んだくれのオヤジが、メシ奢ってくれるならいいこと 教えてやろう、というのでメシを奢る(ミニゲーム)。 財布を痛めつつもなんとか酔っ払うまえに満腹にさせることができ、情報屋 のことを教えてもらう。 その話を基に町を探しまわって情報屋を見つけたが、当然カネがなきゃ情報は 売れない・・・のだが、情報に見合う妥当な額を払うなら売ってやろうという ことになる。ハイ&ローゲームで妥当な額を推理しその額を払うことに。 情報屋が言うには酒場の奥には闇商人がいるが、そいつに会うには酒場の親父に 合言葉を言わなければならない。でもその商人もう町出ちゃった・・・ってな わけで急ぎその商人を追う二人。サライから程近いところで商人を捕まえて 合言葉を教えてもらえた。 サライに戻り酒場のマスターに合言葉を伝えて闇商人に会い、ニーナは早速 砂船の修理に使えるものを売ってくれないかと持ちかけるが、生憎と品切れ。 だが南の砂船の谷にいけば材料がありそうだから取って来いと言われ、その 言葉に従い砂船の谷へ行く二人。 壊れた砂船の残骸で出来た砂船の谷の奥に行くとオヤジと犬が。欲しいものが あるなら自分で掘れ、との言葉に従いスコップと犬(アイテムが落ちてる所を 教えてくれる)をレンタルして、犬の鳴き声に従い砂漠を掘るリュウ。なんとか 砂船の修理に使えそうな「パーツざいりょう」を手に入れることが出来た。 これで砂船が修理できそうだということに喜びながらサライの酒場に戻ると、 そこには帝国の将校が。何でも竜がこのへんに現れたと聞きつけやってきた ものの一向に情報が得られず暴れているようだ。その光景に尻込みするリュウ をよそにニーナは単身その将校の前に躍り出て狼藉をやめさせる。 ラッソと名乗るその将校はそんなニーナを見て鉄鬼ジョを召喚する。 ジョを退けたニーナをよそに、尻込みしているリュウを罵倒するラッソ。 それに腹を立てたリュウは王家の剣を手にラッソに切りかかる・・・が、 障壁のようなものに守られたラッソに刃は届かず、逆に王家の剣を折られて しまう。このままではと考えたニーナはリュウをつれて急ぎ町の外へ逃亡。 だが既にクレイの待つ砂船への道はラッソの手下により竜探索の名目で封鎖 されており、まもなくラッソに狼藉を働いたとして二人を捕らえる別命も 下ってしまう。そのとき酒場で騒動を見ていた客の一人がやってきて、チャンバ という町を通れば帝国兵の包囲網から逃れられる可能性がある、と教えて もらい、二人は一路チャンバへと向かうことに・・・。 298 ブレス4 sage 04/03/05 02 36 ID YjGMwsWn 297の続き なんとか帝国兵に見つかることもなくチャンバにたどり着いたリュウとニーナ。 だがこのチャンバという町はなにやら禍々しい空気が北の方から漂ってくる。 町の者が言うには、先の大戦の折に帝国が放った「呪砲」という兵器の直撃を 食らい町中が呪いに汚染されてしまったが、防呪鎧という頑丈かつ呪いを通さない 特殊な鎧を身に着けた職人たちによって呪い汚染を取り除こうとしているのだそうだ。 二人は呪い除去職人の親方に会い、町の北部を通してはもらえないかと頼むが、 防呪鎧も身に着けてない上素人を呪いまみれの場所に連れて行くわけには行かない の一点張り。職人全員に同行を依頼するも悉く断られ立ち往生・・・そのとき、 北部から防呪鎧を身にまとった人が帰還。彼は「マスター」と呼ばれる人で、 最後の賭けとばかりにニーナは同行を依頼する。 あっさり断られるかと思いきや、マスターはリュウの顔を覗き込み、自分が 道案内すると言い出す。当然親方は反対するが、マスターは「マスターが 大丈夫だ、と言ってます」と珍妙な言葉と妙に説得力を醸し出す迫力で承諾 させてしまう。 そんなわけでチャンバ北部に向かう一行。途中呪いが濃すぎて生身では危ないと リュウ・ニーナとマスターの二手に別れ行動したりしつつも何とかあと一息で 町の外・・・というところで突然に唸り声。なんと後ろから呪いのヌシとも 言うべき大きな骨の人面魚が橋を壊しながら追ってくるではないか! 気合でダッシュ(ゲーム中では○連打)して辛うじてちゃんとした足場に たどり着き、この「スカルフィッシュ」を撃退することに。 「スカルフィッシュ」を退けチャンバから出ることに成功。3人は砂船の パーツの入手がダメになったことや、道中出会った二人のことなどを報告 するべくクレイが待つ壊れた砂船の所へ。 クレイの待つ砂船にたどり着いた一向はそこでお互いに自己紹介をしたり、 道中で起こった事件のことを語り合い、そして夜も深けていった・・・。 336 ブレス4 sage 長くてごめんよ 04/03/0601 30ID zUC1Qw/S 夜も深けてきたので 298の続きをば。 用水路を潜りたどり着いたはアスタナ基地の地下室。夢で見たとおりなら ここにエリーナが・・・逸る気持ちを抑えられないクレイとニーナ。 人目につかないように忍び足で進む。たどり着いた応接間ではなにやら 話し込んでいるやつらがいるが、カーテンの陰に隠れれば見つからずに 抜けられるだろう。そして目前には次の部屋へ続く道が。 この先にエリーナが・・・! というところで目が覚めた一行。みんなが同じ夢を見たという不可思議な 現象に戸惑う一行にマスターは、リュウが持つ竜眼が見せた予知夢だと マスターが言っている、と説明。夢で見た施設はどうやら帝国のもののよう なので、帝国にエリーナがいるということで間違いないのだろう。 ということで帝国を目指せばエリーナに会える、そのためにも当初の目的地 でありかつ対帝国の最前線にある町セネスタに改めて向かうことに。 道中ダムを通ることに。貴重品であるメタルを採取しようという人たちの 協力を得つつまもなくダムを越えられる・・・というところでまたも轟音。 なんと泥竜がダムに向かって来ているではないか!泥の藻屑になるところを 間一髪で逃れダムを後にした一行は、岸壁でカエルの楽師に出会う。 カエルの楽師が言うには竜がこれほど活発に活動するのは珍しいことだ、 何かが起ころうとしているのではないかと語り、うつろわざるものに関する 歌を一曲聞かせてくれる。どうやらリュウに何かを感じたようだ。 カエルの楽師に別れを告げた一行がたどり着いたのはキリア村。町中がワナ だらけという町だが、ここにはセネスタへの抜け道がある・・・ものの、 通行許可をくれる村長はおらず、オウムが一匹いるのみ。しりとり好きな オウムからうまく情報を聞き出してみると。村長は西の森に現れた獣をワナで 駆逐するべく出かけたとのこと。よくない予感と一刻も早くセネスタに行きたい ということで一行も森に向かう。 たどり着いた西の森も村長仕込みのワナが盛りだくさん。時にワナに引っかかり ながらも森の奥に向かうと、そこには子供の獣を今や捕らえんとする村長が。 仕掛けが作動し子供の獣を捕らえて一行を無視しておおはしゃぎの村長は ついついそこに居もしない親獣をバカにする言葉を吐く・・・とコントのような タイミングで親獣「ママン」登場。よくない予感的中ということで村長を 守るべく「ママン」と戦うことに。 リンゴで釣ってうまいこと「ママン」を倒し村長をキリア村に連れ帰した 一行は村長の家で一泊。その折、ここキリア村はセネスタへの抜け道があると いうことで、それをなんとしても守らなければならず、そのためにワナだらけ にしていたのだ、と語ってくれた。 そのころ、森で手傷を負い川に転落したフォウルはジンガ山地の世捨て人の 家で目覚める。 翌朝、景気付けにワナにはまった一行は抜け道を通ってセネスタの町を目指す。 343 ブレス4 sage 04/03/06 02 12 ID zUC1Qw/S 336の続き 第3部 消えた王女 抜け道を通ってセネスタについに到達した一行。最後にエリーナの消息が 確認されたと言うこの町で情報収集すると、エリーナが懇意にしていた孤児院 の子供たちの一人チノがエリーナのことを知っているという。だが、ただでは 教えられない・・・ということでチノと鬼ごっこをすることに。大人の知恵で 捕まえることに成功したが、こりないチノは孤児院の子供たち全員とかくれんぼ して全員見つけられたら教えてやる、と言い出す。 セネスタの町中を探し回って7人いる子供のうち6人は見つけることができた が、肝心のチノがいない。子供たちの話を総合すると町外れにある地下壕に 逃げ込んだようだ。しかしそこはつい最近までチャンバと同じく呪いに汚染 されていた場所であり子供一人では危険すぎる、と孤児院の院長が言うや否や 急ぎチノを連れ帰しに地下壕に向かう一行。 入口を封鎖する男が水売りのおねえさんに鼻の下を伸ばしているスキに地下壕に 忍び込み、魔物を撃退しつつチノを発見。でもチノは危険もなんのその、純粋に 見つかってしまったことを残念がった。 チノを孤児院に連れ帰しやっと話が聞けることに。なんでもエリーナはこの 町の大商人マーロックと共に町を出た、と言うではないか。そこで早速 マーロックの家に向かうとそこには用心棒「カーン」が仁王立ち。あまりにも 分かりやすいくらいに「オレを倒さねば中には入れん」オーラを醸し出す カーンを4人がかりで袋叩きにしてマーロックの家に。 マーロックにエリーナのことを問い詰めるクレイとニーナ。だがのらりくらりと 回答を避けるマーロックはニーナをここに残して男どもは荷物を掻っ攫った盗賊を 捕まえて来い、情報代と用心棒を倒した損害を考えればそんくらいやって貰わないと 割に合わない、でもやってくれたら話はするし帝国につれてってやろう、と言いつける。 憤りを隠せないクレイをなだめすかして東にアジトを構える盗賊を捕まえに行くことに。 何とか盗賊をとっちめて急ぎマーロックの家に帰るとちょうどニーナによからぬ ことをしていそうなところ。それを取り繕うように、今度は北の桟橋で荷物 整理とコンテナの積み込みを手伝え、と告げるマーロック。そろそろ怒髪天を 突きそうなクレイを必死になだめすかして桟橋に向かい、荷物整理と積み込み (ともにミニゲーム)をする。 仕事を終えてどうでもよさそうなごほうびをもらってようやくニーナを解放した マーロックは、エリーナを帝国に連れて行ったことを認め、約束どおり帝国に つれてってやろうと言う。喜ぶ一行。そして西と東を繋ぐ町ハシビトの町へ向かう 一行。だが、その扱いは荷物そのものであった・・・。 密入国のためにはこれしかないという事情はあるため怒りの矛先を向けようのない クレイをなだめすかしつつ砂船は砂漠を行く。 そのころ、なんとか体を起せるくらいに傷がいえたフォウルは小屋の主人で あるババデルに礼をいい、そこから改めて皇都を目指すことに。 山を下る途中で、森で出会った呪術師ヨムと再び遭遇。今度は炎の魔鳥カフー を召喚しフォウル抹殺を試みる。 カフーを病み上がりとは思えない絶大な力で退けたフォウルは、その力に 驚嘆するヨムをよそにドラゴン「スピリチュアル」に変身し空路で皇都を 目指す。が、させじとヨムは再びカフーを召喚しフォウルを追撃させる。 スピリチュアルと化したフォウルとカフーの激しい空中戦。だが、さすがに いまだ傷が癒えきってないフォウルはカフーを振り切ることが出来ず、逆に 熱線を食らい森に墜落する・・・。 344 ブレス4 sage 04/03/06 02 45 ID zUC1Qw/S うはぁエコーナイト担当の人すまぬ。 では 343の続き 荷物扱いでハシビトの町に到達した一行は、その町にある大帝橋を使えば 帝国領に入れるという話を聞く。しかもその日は運良く大帝橋が稼動する 日なのだそうだ。この幸運を利用しない手はない、ということで早速塔の ようになっている大帝橋を上る。 頂上にたどり着くと、そこには呪術的な装置があり、絶妙のタイミングで 口が開く。どうやら大帝橋というのは呪術的な転移装置のようだ。 いざ帝国領へ、エリーナのところへ・・・というところで背後から一人の 男が。サライの町で暴れていた帝国軍将校ラッソが突如現れる。 サライでの屈辱を晴らすべく新たな鉄鬼イメカフを召喚し一行の抹殺を図る。 連続攻撃(コンボ)に弱いという致命的欠点を突きイメカフを破壊すると、 今度は大帝橋の様子がおかしい。どうもいまの戦闘の余波でせっかく開いた 大帝橋が閉じようとしているようだ。ということで更なる屈辱に震えるラッソを 尻目に空間の裂け目に飛び込む。 かくして帝国領にたどり着いた一行。大帝橋を下り近くのアスタナという町に。 巨大兵器「呪砲」が鎮座するこの町には水路があり、それは奥の基地にまで 続いているという話を聞く。そこであの予知夢を思い出した一行は水路から 基地に忍び込めばエリーナに会えるとひらめき、水道修理工のフリをして 水路に行き、潜水して基地内部への侵入を試みる。 基地内部と思われる部屋にでると。そこは夢で見た光景そのもの。ここに エリーナがいるという強い確信を抱き、夢をなぞる様にカーテンの裏を忍び 歩き。この先にエリーナが・・・と思うもつかの間。その行動は基地主任で ありかつ帝国の宰相でもあるユンナに気付かれ、先回りしたユンナは兵を伴い 一行を包囲する。 現在休戦状態にある帝国の、しかも軍事施設に東の国ウィンディアの王女や フーレン族族長がいるとあっては外交問題に抵触しないはずがない、と語る ユンナに対しクレイはここにエリーナがいるはずだと問いかけるが、それを ユンナはそんな「人間」はいない、と一蹴。 そして彼らは東側の国ルディアへと強制送還されるのであった・・・。 かくして第1章終幕。 376 ブレス4のひと sage 04/03/07 01 11 ID H7boZygL 344の続きいきます 第2章 うつろわざるもの 第4部 王家の剣 休戦中の帝国に勝手に立ち入っただけでなく軍事施設にまで無断で立入った ということで東の連盟国のひとつルディアに強制送還された一行。クレイは ニーナをそそのかして勝手に連れて行ったと釈明し一人で尋問を受けることに なる。 そんなクレイを放ってはおけないニーナ。リュウとマスターを伴いクレイに 会いに行こうと拘留されている家を出るとそこで自分たちの監視役として ルディアに雇われた傭兵サイアスが立ちはだかる・・・が、自分の役目は 監視することだけだ、と語る彼はクレイに会いに行くことはおろか家から出る ことすら咎めようとせず、あまつさえ同行すると言い出す。 ということでクレイに合わせて欲しいとルディア城を訪れるも、宰相イゴーリ により一蹴される。 何かクレイの立場を少しでも良く出来る手だてはないものか、何かクレイを 助ける手立てはないものかと考えた結果、クレイのふるさとに行けば何かいい 知恵を貸してくれるかもしれないと思い立ち、それをリュウとマスターに進言。 他に手立てもないのでその案を実行することにする。 サイアスはそれすら止めようとはせず、監視するのが自分の役目とだけ語り 一行に同行する。 フーレンの里への道中立ち寄ったバーウッズの森。一刻も早く通り抜けようと していると、突然ニーナの姿が見えなくなる。 一方ニーナは周りの景色がいやに大きくなっていることに・・・否、自分が 小さくなってしまったことに気付く。リュウ達に危うく踏み潰されそうに なりながらも自分が小さくなってしまったことをアピールしようとするが 気付いてもらえず、しかも小鳥に雛鳥と間違えられて巣に連れて行かれてしまう。 そんなこととは思いもしないリュウ達はニーナを探す。すると姿は見えない ものの声がする。しかしリュウにはそこに妖精がいることに気がつく。 リュウに姿が見られていることに気がついた妖精たちは、竜眼なんて反則だ といいつつニーナをいたずらで小さくしたことを認め、小鳥に連れ去られた と証言。小鳥の巣がありそうな木にマスターが頭突きを敢行する。 巣がある木を揺らされて大慌てのニーナと小鳥。安心させようとその巨体で ニーナに迫り巨大なミミズや虫をエサだといわんばかりに与えようとする 小鳥をニーナはなんとかやり過ごして巣から飛び降りると妖精の魔法が 解けて元に戻り、落下を防ごうとしたリュウを下敷きにして無事着地。 ごめんなさいと素直に謝る妖精たちに別れを告げ、フーレンの里を目指す。 やっとのことで辿り着いたクレイのふるさとフーレンの里。だが里の長老たち では打開策は浮かばず、東に広がる草竜が住まうといわれる黄金平野にテント を構えるクレイの母ターボなら何かよりよい知恵を貸してくれるはずだと教えて くれる。 長老たちの家を出たところになぜかいた元マーロックの用心棒カーンを4人 がかりで袋叩きにして、黄金平野を渡るべく馬を借りようとする一行。 だが馬を乗りこなすには時間がかかる。そんなとき、一匹のオーム(大きな 宙に浮くオウム貝みたいな生き物)がなぜかリュウになつき、これならリュウ ひとりとはいえターボに会いに行けるのではということで、リュウ一人で オームに乗ってターボに会いに行くことに。 377 ブレス4のひと sage 04/03/07 01 41 ID H7boZygL 376の続き かくして一人オームに乗ってターボに会うべく黄金平野を渡るリュウ。 事前に聞いた目印を頼りにしてターボのキャンプに辿り着いたリュウは事の 次第をターボに語る。ターボはリュウに、サライで折られた王家の剣をグー の火山にいる鍛冶屋に頼んで元に戻せばクレイの立場もよくなるはずだと進言。 ちょうどそのときルディアでは、クレイが王家の剣の所在を追及されている ところであった。 仲間たちのところに戻ったリュウはこのことを告げ、フーレンの里でグーの 火山の所在を聞き出し今度は皆で黄金平野を歩いて渡る。 火山の奥に住まう、防呪鎧つくりの名人でもあり鍛冶屋でもある老人は一行に 王家の剣を作ったのは自分だが、材料のフェアリィドロップがないから パーウッズの森にいる妖精から貰って来て欲しいと依頼する。 かくして再び妖精が住まうというパーウッズの森に来た一行。そこで以前 会った妖精たちから、自分たちの住む世界が「ムンマ」とその子供5兄弟 に占拠され仲間も殺されてしまったと語り、ムンマ達を倒してくれたら フェアリィドロップを譲ってくれるという。 妖精の導きによりムンマ達が占拠した妖精の世界へ。そこで敵対するものなど いないが故に高いびきのムンマの子供5兄弟を一匹づつ倒すと親玉ムンマが。 打撃で巨大化・魔法で縮小という特性を持つムンマをなんとか倒し、妖精の 世界を救った一行はお礼にフェアリィドロップと今後の旅での相互協力を 提供してくれる。 フェアリィドロップを手に入れた一行はさっそくグーの火山に行き王家の剣 を作り直してもらう。 これでクレイの手助けが出来る、と意気揚々でルディアに戻ってきた彼らを 待っていたのはサライで折れた王家の剣の、置いてきてしまった刃のほう。 ラッソが拾ったのか帝国からルディアに送られており、これで八方ふさがり。 こうなれば無理やり城に忍び込んでクレイを救い出して逃げるしかない、と いうことで夜を待つべく仮眠をとることに。 そのころ、カフーに撃墜され深手を負い森に墜落したフォウルは、ジンガ山地 に程近いソン村でマミという女性に介抱されていた。 夜も更けてきたところでルディア城への侵入を試みるリュウ達。 眠りこけている兵士を仲間を呼ばれないように1ターンで倒しながらクレイ の元へ。クレイのところに辿り着いた一行は事情を話し、このままでは らちがあかないということでルディアを脱出し、フーレンの里を目指す。 379 ブレス4のひと sage 04/03/07 02 14 ID H7boZygL 第5部 風竜ラーウィ ルディアを脱出しフーレンの里に辿り着いた一行。やはりいい手が思いつかない 長老たちはまたもターボのところに行ってみてはどうかと勧める。 ということで、黄金平野のターボのキャンプへ行き、事情を話す。ターボは リュウのことに気がついたのかウィンディアにある風読みの塔を上り風竜 ラーウィに会って神託を受けてはどうか、と提案。翌日ウィンディアへの 道をふさぐ神殿の封を解く「みどりの玉」をもらい、神殿を越え、巨大ヘビ が住まうアムの沼を越え、ニーナの故郷ウィンディアに到着。 ニーナの口利きで、ニーナの父であるウィンディア王に謁見した一行は、 風読みの塔に入るには城の地下にある洞窟にある「風切りのフエ」が必要で、 洞窟に入るには東のカスクの森に住まう風の巫女に会って許可をもらう事が 必要だ、と教わる。 カスクの森の風の奥にいる巫女に会うと、リュウを見て、将来動乱が起きる とき「アルカイの竜」とよばれる竜が現れ世の行く末を決めることになる、 と語り、リュウと風竜が会うことに意味を見出し「風切りのフエ」を手に することを許す。 森からウィンディアに帰る道中のキャンプで、これまで黙って付いてきた サイアスがやはり黙って何処かへと去っていく。 ウィンディアに帰った一行は王に許可が貰えたことを告げ、城地下の洞窟へ。 時折吹き付ける強風、風を利用したトラップをうまく攻略して「風切りの フエ」を手に入れ一路風読みの塔へ。 そのころ、一行のもとをはなれたサイアスは雇い主であるルディアの宰相 イゴーリのもとに帰っており、リュウ達の行動や、リュウが竜であるらしい ことを告げる。 風読みの塔に辿り着いた一行は「風切りのフエ」を使い中に入り、吹き上げる 強風を利用しながら頂上を目指す。 頂上には巨大な風車とその先端に船のようなものが据え付けられていた。 どうやらこれに乗り風を受けて飛べば風竜に会える、ということのようだ。 いざ風竜に、と思ったそのとき背後から憎々しげな声。そこにはルディア 宰相イゴーリとその直属の暗殺部隊、そしてサイアスの姿が。サイアスの 報告を聞いたイゴーリはリュウが本当にリュウなら帝国の初代皇帝フォウル のような神がかり的な力でルディアに世界の覇権をもたらしてくれるはずだと 画策し、邪魔者であるニーナたち、そして事情を知るサイアスを消そうとする。 これに静かな怒りを燃やしたサイアスはイゴールを裏切り、リュウ達とともに 暗殺部隊、そしてイゴーリを退ける。 当面の問題も解決したところで一行は乗り物に乗り、風の導きのままに空を 舞う。そこで雲を割って現れる巨体、風竜。風竜ははるか昔に自分たち竜を 召喚したチェクという村に行き、そこで己のこと、竜のことを知るといい、 と語り、チェクの村に程近い大雪山の頂上に導く。 380 ブレス4のひと sage 04/03/07 02 40 ID H7boZygL 379の続き。379の最後の「そこで」は消し忘れミスなのでスルーして下さい。 第6部 聖地 風竜の導きのままに大雪山に辿り着いた一行。雪玉で途切れた道を塞ぎつつ 山を下るとそこには風竜が行っていた、かつて竜を召喚したチェクの村が。 なぜか子供ばかりという不可思議な村を散策し長老に会う。すると長老は リュウを「アルカイの竜」と呼び、リュウが竜であること、そしてマスター の中にはどうやら竜が眠っているようだ、と語る。 翌日、一行はマスターの中に眠る竜と対面するため、チェクの長老の力を 借りてマスターの心の中に入ることに。 マスターの精神世界では4属性をつかさどる柱によって封印された、ディース と名乗る女性が。封印を解きたかったらそこの柱どもをぶっ壊せという彼女の 言葉のままに柱(ボスモンスター)を倒し封印を解く。 これまで「マスターが~と言ってます」と言っていたマスターの珍奇な発言は 彼(というかディースが封じられたことによりかりそめの生命を持った防呪鎧) が内にいるディースの言葉を外に伝えていた、ということなのであった。 第7部 アルカイの竜 ディースの封印を解き実世界へ戻ったリュウ達はそこで一休み。 そのころ、フォウルはマミが作ったメシを食っていた。 翌日、チェクの長老はマスターの中にいたディースを、精神体だけの存在で あるディースを受け入れるための巫女であるリームの中に移し、リームの体を 借りたディースは、かつて帝国はチェクの村で召喚された竜に対抗するべく 竜を召喚しようとしたが、ディースは不完全な状態で召喚されてしまったため 防呪鎧の中に定着してしまい、元々半身が足りなかったフォウルの半身リュウ が今になってようやく姿を表した、と語る。 そのころ、体調が万全でないフォウルはそれでも皇都へ向かおうとするが、 マミの家を出たところで村人にマミとのことを冷やかされる。 ディースはさらにリュウの半身フォウルはかつて神がかり的な力で帝国を 築き上げ神皇とまでよばれ崇められた存在であるがあるとき眠りにつき、 半身であるリュウが現れた今眠りから覚めているだろうと語るや否や疲れたと 言い放ち眠りこけてしまう。 381 ブレス4のひと sage 04/03/07 03 39 ID H7boZygL 380の続き そのころフォウルは、マミにかつて神皇とよばれた初代皇帝のことを語りだす。 翌日体調も行動するには問題ないくらいに回復したフォウルは体ならしもかねて ソン村を散策。畑仕事をしていたマミと話をしていると突然村はずれから 逃げてくる村人たち。なんでも突如巨大な魔物があらわれ襲われたのだそうだ。 フォウルがそこに向かうと巨大な獣「パパン」が。傷も癒えたフォウルは「パパン」 を難なく撃退し村に戻る。そこで村人から感謝のまなざしと、怖れを込めた視線 を受ける。 ディースが眠ったままではらちがあかないので再びチェクの長老の力を借り リームの精神世界へ。そこでディースは・・・逆ハーレムかホストクラブか いい男どもをはべらせ優雅に振舞っていた・・・。 これだからニンゲンは無粋で嫌になる、などと愚痴をこぼしながらしぶしぶ 覚醒するディース。そこでリュウにいずれは半身であるフォウルと一体に なる時がくる、と語る。 実世界に戻った一行とやっとこさやる気を出したディースは、かつてチェクの 人々が竜を召喚したとされるアルカイの神殿へ向かおうと言い出す。 野ざらしはよくないということでマスターだった防呪鎧を長老の家に運び込み アルカイの神殿へ向かう。 道中、どういうわけかディースがいないただの防呪鎧のはずのマスターが動き だし、一行の後を追う。どうやら長いことディースを内に封じていたことで かりそめの命ともいうべきものが宿ってしまったようだ。 追いついてきたマスターを、ディースは自分が中にいなきゃただの鎧だと 激しくなじり、それをニーナが慰めて、しょんぼりとマスターはチェクの村へ 帰っていく。 アルカイの神殿の奥、竜を召喚したとされる場所でディースは世界各地に 存在する7体の竜を呼び寄せる。 そのころフォウルは、畑仕事をしていたマミから、地震が頻発するように なると近くのヨギ火山が噴火する、という話を聞く。今回の地震はおそらくは 自分の覚醒、半身の出現などにより強くなった竜の神気に当てられた魔物の 仕業であるとにらみヨギ火山へ。火山の洞窟では神気にあてられ自らを神で あると思い込み暴れだした「イワオカイン」がいた。しかし本物の神である フォウルにはかなうはずもなく消滅する。 村に帰ったフォウルを迎えたのは、ソン村長老の冷ややかな視線であった・・・。 ディースの呼びかけに応じ意識体で表れた竜たちは、自分たちが神・うつろわ ざるものと呼ばれる存在であり、元はここではない世界の住人であったがかつての チェクの村人により世界の営みを安定的なものにするためにこの世界に呼ばれた存在 であると語り、世を乱さんとするリュウの半身に対抗するだけの力を授けよう ということに。(このあと各地の竜に出会うと「竜召喚」を覚えられる) 382 ブレス4のひと sage 04/03/07 03 41 ID H7boZygL 381の続き。本文長すぎって言われちゃったよ。で、 379は 377の続き。 リュウ達と各地の竜とが邂逅していたそのころ、チェクの村には帝国の軍勢が。 逃げ遅れた長老を逃がすべくマスターは帝国兵を撃退していくが、そこに 三度ラッソが。マスターは果敢に立ち向かうもラッソの一撃のもとに破壊されて しまう。 リュウ達が村に戻った時には既に遅く、帝国兵が逃げた村人を追い出て行き、 無残に破壊されたマスターが転がるだけであった。隠れていた長老を始めと する村人の話で捨てられた村に皆避難したと聞き、動かなくなったマスターを 長老の家に入れて捨てられた村へ向かう。 その晩、長老とディースは動かなくなったマスターを前に、共に長く生き過ぎた もの、多くのものを見すぎてしまったものとしてうつろうものの儚さを語り合う。 捨てられた村に向かう前にテントで一泊した一行だが、リュウが起きると そこには他に誰も居ない。不思議に思いテントを出るとそこには帝国兵に とらえられた仲間と帝国の将校アースラが。村人が避難した捨てられた村に 行き、そこで村人や仲間の安否と引き換えにリュウを帝国に連れて行こうと いうアースラの提案をリュウは断れるはずもなく、捕らえられたまま 捨てられた村へ。 そこで待っていたのは、ラッソによる村人の虐殺だった。 命令に背くのかというアースラの言葉を無視しさらに虐殺を続けるラッソ。 その行為に怒り立ち向かう一行の前に立ちふさがるは最強の鉄気アイトー。 一行は死力を尽くしアイトーと戦うも、ドラゴンと化したリュウの攻撃ですら 受け流すほどの力を持った堅牢な盾を持つアイトーを倒す手段など持ち得ない。 傷つき、倒れていく仲間たち。 そしてアイトーの巨刀がリュウを貫く。 リュウが凶刃に倒れるそのとき、リュウの中で何かが弾ける。 リュウの内に眠っていたカイザードラゴンが、怒りのままに目を覚ます。 カイザードラゴンのブレス攻撃・カイザーブレスの前にはいかな攻撃も 受け付けないと思われたアイトーの盾も粉微塵に吹き飛び、怒りの拳が アイトーの体をただの鉄屑に変えていく。 アイトーの絶対の力を信じていたラッソはカイザードラゴンと化したリュウに ただただおびえ、逃げようとするも腰が抜けて立つ事も出来ず、ひたすらに 命だけはと懇願する。 しかし、怒りの感情しか持ち合わせていないリュウはカイザーブレスを撃ち、 ラッソを、村を、消滅させる・・・。 これにて第2章閉幕。 516 ブレス4のひと sage 04/03/12 01 35 ID i6rvUnbg あぶねぇ回線エラーのおかげで流れぶった切らないですんだわ。 んではブレス4の続きを少々。 382の続きです。 第3章 ながれ 第8部 さだめの道行き リュウ達がアルカイの神殿から捨てられた村へ向かおうとしている頃、フォウル が滞在していたソン村に帝国軍が。村長が帝国に神皇と思しき力を持った者が いる、と報告したようだ。帝国軍の目的がフォウルであることを察したマミは かまどから逃げるようにフォウルに告げ扉を押さえる。 それに少し戸惑い、ためらいながらもフォウルは村の外に。 フォウルが村の外に出た頃、帝国兵はなぜかマミを拉致し、さらにフォウル 捜索を続ける。 マミのことが心配になったフォウルは村に引き返そうとするが、途中で村の 若者にマミの気持ちを無駄にするなと言われ、その言葉に従い村を後にする。 ソン村から皇都に行くためにはほこらを通らねばならないのだが、その扉は 供物を捧げることでしか開くことは出来ない。どうしたものかと思案する フォウルの前に、いつぞや撃退した「パパン」が。「パパン」は自らほこらの 扉をこじ開けんが如くに突撃を繰り替えし、そして命尽きる。 自ら供物になった「パパン」の姿に驚きを隠せないフォウル。 「パパン」の姿にうつろうものの有り様の一端を垣間見、物思いに深けながらも ほこらの洞窟を抜け、ソマの森を越えようとする。その時、禍々しい気配を感じる。 その時、ヨムはアスタナ基地では拉致したマミを呪砲発射のための「ニエ」 (生贄)にし呪砲によりフォウルを抹殺せんと画策。 そして、マミをニエにした呪砲が発射される。 呪砲はフォウルに直撃し、ソマの森を呪いまみれにする。 だが、フォウルは生きていた。ボロボロになりながらも、呪いまみれのソマの 森を越え、皇都へ向けて歩き続ける。 カイザーブレスにより崩壊した捨てられた村。 リュウはカイザードラゴンの暴走が納まった後眠り続けていた。 その一方で奇跡的に生き残ったニーナ達はこれまた奇跡的に生き残った アースラを簀巻きにし帝国に乗り込むから道案内しろ、と迫る。 そうこうしている内にリュウが目を覚ましたので、今後のこともあるので とりあえずチェクの村の長老に相談しに行く事に。 チェクの村の長老からリュウのこと、半身のことを聞いたアースラはカイザー の力を鑑み、半身を会わせてみるべきだろうということで帝国への同行を 承諾する。さらに、事態を重く見たディースはリームの中では同行することも ままならないということで、マスターの中に戻りマスター共々付いていくことに。 帝国に行くならハシビトの町の大帝橋、ということでラフト山をいかだで激流 下り(ミニゲーム)しつつ下山しハシビトの町への砂船が出ているシェドの町へ。 517 ブレス4のひと sage 04/03/12 02 14 ID i6rvUnbg 516の続き ハシビトの町に行くには砂船が必要・・・だが、いつぞやのように荷物に なって送ってもらうという手は使えそうもない。となると砂船を買うしかない わけだが、船商人が提示した額はあまりに高額でとてもじゃないが買えない。 と、ちょうど砂船が出るという話が。船になんとかして同乗させてもらえないか 交渉するべく舟を止める手立てはないものかと思案していると、アースラは おもむろに銃を抜き、砂船に向けて発砲する。 なんとか船を止めることに成功した一行の前に現れたのは、何の因果かマーロック。 先に帝国へ進入したときの一連の騒動で一行に負い目を感じていたマーロックは その償いといわんばかりに砂船が買えるだけの額の小切手を切ってよこしてくる。 その小切手で砂船を買い、ハシビトの町へ。 (砂船で移動するときはタイムアタックレーシングのミニゲームになる) ハシビトの町に付いたはいいが、いつぞやのラッソ(というかイメカフ)との 戦いの際に大帝橋は壊れてしまい復旧の目処が付かず帝国領に戻れないという。 大帝橋が使えないとなると、北のシオの海を越えなければ帝国領には行けない。 ということで今度はシオの海を渡る船が出る港町シュークを目指すことに。 (この世界の海は北に広がるシオの海以外はすべて泥の海で、そのせいで船 はシオの海でしか航行できない) 砂船に乗せて欲しいと頼む商人をアクロバティックにかつベストスコアを 出すべく激走する砂船に乗せて謝礼を貰ったり、ロープウェイで行き来する ギガ山を越えたりしたところに関所が。クレイは衛兵に事情を話して通して もらおうとするも全く取り合ってもらえないばかりか襲い掛かってきたので クレイ一人で衛兵二人を撃退するも増援が。そこで、近くの荷台をトランポリン 代わりに大ジャンプで関所を飛び越え、一行はシュークへ。 かくして東大陸唯一の港町シュークに辿り着いた一行は早速船に乗せてもらえ ないかと頼む・・・が、船長に水神の許可がない人間を船に乗せるわけには いかないと断られる。ならばということで北にある水神のほこらへ。 水神のほこらで海竜に出会った一行はシュークに戻り、許可は貰ったから 船乗せてくれと頼むが、今度は船は女人禁制だからどうしてもというなら連れの 女二人には試練を受けてもらわねば、ということに。 第一の試練はマストの上での決闘で、相手を踏みつけ押してマストから落せば 勝ち、というもの(ミニゲーム)。ここはニーナが有翼人という大きな アドバンテージを利用し勝利。 第二の試練は船倉で一晩明かす、というもの。なかなか寝付けない二人のところに 突如幽霊(ドッペルゲンガー)が。これを退けてさぁ寝よう・・・とするも なにやらコソコソと動き回る声。良く見るとそれはネズミファミリー・・・と いうことで、ついでにネズミ退治をすることに。 無事ニーナとアースラは試練を突破したことでもう船長は乗船を断る理由も なくなり、いざシオの海へ。 潮風に吹かれながら航行を続ける一行。その時、なにやら海の底から泳いで 上がってくる謎の影が。それは海面近くで大きくジャンプ、船上に躍り出る! ・・・それはフーレンの里で袋叩きにしたはずのカーンであった。 嗅ぐと毒に犯されるほどの激烈な屁を振りまいてくる危険極まりないカーンを 6人で袋叩きにして海の藻屑にしてやる。 カーン襲来から数日、いまだ航行を続けていると不意に風が止まる。 風がなくては船は人力で動かす他ないがそれではとてもじゃないが持たない。 その時、マストに登っていたニーナは遠くに島を見つける。 船員たちが言うにはそこはおそらくシオの海を荒らす海の魔人の住処では ないかとのこと。そんなやつを放ってはおけないということで、海の魔人が 住む火の山島へ向かう。 197 ブレス4のひ と sage 04/03/16 04 06ID apJYWtAe 割り込みかけてしまっていたら悪いのだが、投下希望を無視するわけにもいかんので ここいら で少々。前スレ517の続き。 第3章 第9部 おろかなるもの シオの海の風を止めている原因を思われる魔人を倒すべく火の山島に辿り着いた一行。 難破船伝いに、人魂の導きを受けながら奥に進むと、そこにはヨギ火山の イワオカインと同じく神気に中てられ自分が神であると錯覚した魔物「セント」が。 子分「エルモ」を召喚しつつ襲ってくる「セント」を撃破しシオの海の安全を 取り戻した一行は改めて西大陸を目指す。 かくしてシオの海の終着点であるリプの村へ到着。ここで村人から西の島々の ジャングルのどこかには原住民パプパプ族が住んでいることを聞き、その人たちなら 帝国領への行き方を知っているかも、ということでとりあえずそのパプパプ族とやらに 会ってみることに。 ということでジャングルを歩く一行だが、その行く手に謎の毛玉が。 なにやら言語と思しきもので何かを訴えかけているような気がするその毛玉に 食い物を見せると物欲しそうな目をする。つまりこりゃ腹が減ってたんだな・・・ ってなことで腹いっぱいメシを食わせてあげる(ミニゲーム)。 腹いっぱいになった毛玉が御礼とばかりに案内してくれたのはパプパプの村。 そこで探検家ベイトからパプパプ族の言葉の翻訳の仕方と帝国領への行き方を 教わる。と、そこへ毛d・・・じゃなくてパプパプ族が。ベイトが言うには どうやらパプパプ族の一人が重い病気になってしまったとのこと。 手持ちに特効薬がないがリプの村ならあるいは、と語るベイトの言葉を受け 一行はリプの村へ戻る。 リプの村に戻った一行は村人から、シオの海の孤島に生えるモズ草なら治療に 使えるという話を聞くが、今生憎と船は・・・というところで先に世話になった 船長が。セントを倒した礼も兼ねて船を好きに使ってくれという船長に礼を いいつつモズ草の生える孤島を探しシオの海を巡る・・・。 モズ草を手に入れた一行は早速パプパプ族の村に戻り薬を作って病気のパプパプ人に。 元気になったパプパプ人やベイトの感謝の言葉を背に、一行は浅瀬伝いに 帝国領に向かう。 205 ブレス4のひと sage 04/03/16 04 36 ID apJYWtAe 197の続き ベイトから聞いた話ではこの諸島郡は潮が引いていれば歩いて渡れるのだが 満ち引きの都合では何日も足止めを食らうかもしれないとのこと。でも夜も 深けてきたら寝るっきゃないでしょ、ということでキャンプを張る一行。 だが、目が覚めたらそこは孤島と化していた・・・。 ただ一人イライラを隠せないクレイをよそに潮が引くまでまったりすごす一行。 食料を確保しに森へ向かうリュウ・ニーナ・アースラ。岸辺で都合よくさおDXを 見つけ釣りに興じるリュウをよそに女性陣はなにやら泉のほうへ。 なんとか食えそうな魚を何匹か確保して(このゲームではここの他各地で釣りが でき、釣った魚はHPなどの回復にも使える)ほくほく顔のリュウが泉で見たものは・・・ 女性陣の水浴び。 偶然のラッキーチャンスに息を潜めるリュウ・・・だったがアースラは気がついた ようで弾丸一発。恐怖を胸にそそくさとキャンプへ戻るのであった。 そのころ、皇都になにやらボロボロになった銀髪の男が現れる。 そう、フォウルである。 懐かしの皇城。城の守護者アーターに皇都を崩壊させるように命じ玉座を 目指すフォウルの目前に現れたのはヨム。切り札の強化型炎の魔人カーポと 強化型炎の魔鳥カミュを次々に召喚しフォウルを滅せんと襲い掛かる。 しかし、リュウがカイザーに目覚めると共にもうひとつの最強竜タイラントに 目覚めていたフォウルにはかなうはずもなく、2体の召喚獣は光に消える。 切り札をあっけなく破られたヨムは、自分の価値はもはやない、やはり神皇になど かなうはずもないのだ、と言い残し自決する。 ヨムの死体を背に皇帝専用の直通エレベーターで最下階を目指す。 最下階で待っていたのは帝国兵と呪術師。竜の力を封ずるという結界を張り 皇帝を守らんとするも、その結界もタイラントの力の前にたやすく崩れ去り 帝国兵達も塵と化す。 そのころ玉座では、フォウル出現におののく皇帝に宰相ユンナが神をも殺せる 剣「神鉄の剣」を授け、これでフォウルを殺せば貴方は皇帝のままでいられる とそそのかす。 帝国兵を蹴散らし玉座に座りガタガタ震える皇帝の前に立つフォウル。 盟約に従い玉座を明け渡せと迫るフォウルに皇帝は神鉄の剣を突き立てる! ・・・が、フォウルは倒れない。打つ手もなくただ哀れに震えるだけの皇帝 の手から神鉄の剣を打ち払い、返す刀で首を跳ね飛ばす。 こうして、神皇フォウルは再び皇帝として君臨することとなった。 そして、フォウルは魔物の巣窟となった皇城の最下でいずれ来る半身を待つのであった・・・。 そんなフォウルの壮絶な死闘をよそにニーナと釣りに興じるリュウ。 今日も釣れてほくほく顔でキャンプに戻ってみればいいタイミングで潮が引いている。 これなら帝国領にいける。一行は帝国領北の玄関であるコウシア村へ向かうのであった・・・。 256 ブレス4のひと sage 04/03/17 01 48 ID DZQO7yZs 205の続き。帝国領に入っていよいよ物語も佳境です。 第3章 第10部 西の大陸 シオの海・サルディン島と北部をぐるりと回ってようやく帝国領の北の玄関口 コウシア村に辿り着いた一行。なにやら不思議な水晶があるという遺跡エン・ジュ の噂を聞きつつ、先に向かおうとするも道が分からないということで知っている 人を探すことに。どうやらチクア村にいる珍品コレクター兼商人のフーという 男が知っているようだ。ということで、シャン川を渡りチクア村へ向かう。 チクア村で商人フーと出会い話を聞こうとするも、交換条件を出される。 何でもエン・ジュ遺跡にある珍しい水晶か、コウシア村名産の壷か、地元料理 シースーの具になる魚「火星ダコ」・「ジャケ」・「タイタン」を釣ってくるか どれかを選ぶことに。 とりあえずエン・ジュ遺跡の水晶から当ってみる。古代の仕掛けを解いて進むと そこにあったのは巨大な水晶。これにリュウが触れると水晶の中にある意識が 語りかけてきてドラゴン「ヘンナー」の力を得る。 (他にも各地の同様の水晶があり、それに触れることでワイバーン・ベヘモス・ ウォリアの力が得られる。またミニゲームの成績によるポイントでパワーアップもする。) ということで水晶は渡せなくなったので、コウシア村名産の壷か魚を釣って フーに渡すことに。交換条件は成立、運河を渡った先のパウク村の村長は皇都に 行った事があるのでそいつに聞いてみるといいだろうという話を聞かせてくれる。 ならば、ということでパウク村に向かうことになる。 258 ブレス4のひと sage 04/03/17 02 15 ID DZQO7yZs 256の続き 第11部 みちびき 商人フーの助言に従い、運河を渡りパウク村に到着した一行は、早速皇都への 道のりを知っているという村長に会うことに。 村長の家では、村長はなにやらお困りの様子。何でも西の森に作ったサクから 入れておいたニワトリが脱走してしまいどうしようもないとのこと。 お安い御用とばかりに西の森に散らばったニワトリをサクの中に入れなおし (ミニゲーム)村長のご機嫌をとると、皇帝墓所の奥には秘密の抜け道があり、 そこを通れば皇都に行けるという話を聞ける。 早速皇帝墓所に向かった一行を待ち受けていたのは墓所の守護神オンクー。 さすがに神皇の墓を守護するだけあって手ごわいオンクーを退けた一行は墓所の 中へ。中では数々の仕掛けとサイコロ型の守護獣「シャイ」・「ツウ」が待ち構えて いた。 辛うじて墓所から抜け道に出て、しばらくぶりの陽光を浴びる一行。 (ちなみに、抜け道を出たところにある隠し部屋にはラスボスを越える実力を 持ったこのゲーム最強のザコ敵が出る) ジンガ山地を下ったところで世も深け、キャンプを張った一行。 そこでクレイは長らく抱いている疑問をアースラにぶつける。なぜ自分たちを 捕縛、連行せずあくまで同行という形を取っているのか。 アースラはその問いに、上官であるルーン将軍の下に連れて行くことが第一で あるが、リュウ達の協力なくしてはここまでは来れなかった、と答える。 夜も明けて皇都へ向かおうとした先には検問が。アースラが事情を聞くと、皇都では 魔物があふれ暴れまわっているので如何ともしがたく、軍本部のあるアスタナに 向かいルーン将軍に会って欲しいと言われる。 ということで、因縁の地アスタナに向かうことになる。 そこで衝撃の真実が待ち受けているとも知らずに・・・。 266 ブレス4のひと sage 04/03/17 02 51 ID DZQO7yZs 258の続き かくしてルーン将軍に会うべく再びアスタナを訪れることになった一行。 だがルーン将軍とは入れ違いになる。しかし将軍の口ぞえなのか基地の奥深く まで入れるように手配されていた。 そして、かつて訪れたときはユンナに追い返されたあの廊下の先へ。 そこには見るもおぞましいほどの、見上げるほどに巨大化した内臓と思しき 物体とそれを保存するためなのか水槽が。その不気味な光景、帝国の秘密を 垣間見ながら進むと臓器に道が塞がれていた。 その時、女性の声が聞こえてくる。ユンナが持つ神鉄の剣を持ってすればその臓器を 断ち切ることができる、と。 その声にクレイとニーナは驚く。そう、長らく捜し求めていたエリーナの声に 間違いなかったからだ。 エリーナの言葉に従いユンナの行方を聞くと、どうやらダンの関のほうに逃げ出した ようだ。急ぎダンの関に向かうとそこにはユンナが。 素早く捕まえ怒りを露にして神鉄の剣をよこせと迫るクレイの気迫に圧倒された ユンナは、隠し持っていた神鉄の剣を投げ捨て一目散に逃亡する。 神鉄の剣を手に入れ意気揚々とアスタナ基地へと戻る一行。道を塞いでいた 臓器を断ち切り向かった先には逃げたはずのユンナが。ユンナは、もはやエリーナ などという「人間」はこの世に存在しないとだけ言い残し再び姿をくらます。 そんなユンナの捨て台詞など気にも留めずに先に進むと、そこには豪奢な ベッドに横になるエリーナの姿が。やっと会えた、ウィンディアに帰ろうと いうクレイやニーナの言葉に、それはできない、と応えたエリーナは語る。 マーロックの導きを受け帝国領に入った後ユンナらに捕らえられ、ありとあらゆる 呪法をその身に受けてしまい、その姿はもはや異形のものと化してしまっている。 呪砲が最も威力を発揮するのは、発射対象に思い入れがある人間、発射対象の 周囲にいる人間から慕われている人間をニエにしたときであり、帝国からしてみれば 東側の各地の町で慕われていると判断された自分は最高級の弾丸であり、しかも 先に語った呪法を受けたこの体は、たとえどれほど切り刻まれてもそれが神鉄の剣に よるものでない限り復元し、無限の弾丸となる。 もはやこの身は人工的に作られた「うつろわざるもの」であり戦争の道具と なってしまっているのだ、と。 信じられないとばかりにクレイは力任せに布団を剥ぐと、エリーナの腰から下は 先ほど通ってきた地下にあった肥大化した臓器と繋がっていた・・・。 最後にエリーナは、クレイと二人きりで話がしたいと言う。その言葉に従い クレイとエリーナは二人きりに。 旅のこと、仲間のこと、お互いの想い。 そんな話の後、エリーナはクレイに懇願する。その神鉄の剣で自分を殺して欲しい、 せめて貴方の手で殺して欲しい、と。 クレイは、エリーナのため、神鉄の剣を振り下ろすしか、なかった・・・。 334 ブレス4のひと sage 04/03/18 01 17 ID +9cnj19R 266の続き。宣言通り今日のカキコで終わりです。 終章 うつろうもの 第12部 旅の終わり/第13部 神とヒトと エリーナと再会できたものの結局は何もできず悲嘆に暮れる一行。だが、まだ 旅の目的がすべて果たされたわけではない。皇城にいるはずのリュウの半身と 会わなければならないという目的がまだ残っている。 悲しみを振り切りアスタナ基地を出た一行は、皇都に向かう途中の、先に封鎖 されていた場所にいた帝国兵からルーン将軍が残存兵力を集め皇城に攻め入った という話を聞き、急ぎ後を追うことに。 呪いにまみれたソマの森を迂回しついに皇都に辿り着く。皇都は既に魔物の 巣窟と化しており、並み居る魔物を蹴散らしながら皇城の城門に辿り着くと、 そこにはフォウルが放ったアーターが待ち構えていた。 皇城の守護獣だけあって強力な冷気を放ち襲い掛かるアーターを撃退すると、 城門の脇には既に息絶えた兵士達と傷ついたルーン将軍が横たわっていた。 アースラは育ての親も同然のルーン将軍の手当てをする。そんなアースラに、 自分の後継を頼む、これからは自分のような老いたものでなくお前や仲間達の ような若い者が切り開いていくべきだ、と語り皇城に行くように促す。 そして皇城に踏み込む。入口から先にはなんと道がない。すると先に倒したはず のアーターが現れ、この先に半身であるリュウを導くように命ぜられている と言い、一行を背中に乗せ城の内部へ導く。 表にいたものよりも強力な力を持った魔物達や、封印の守護者「ドラゴニュート」を 退け、各所に施された封印を解きながら最下層へと向かう。 335 ブレス4のひと sage 04/03/18 01 18 ID +9cnj19R 334の続き 最下層の玉座。そこには皇帝の正装でリュウの到着を待つフォウルが鎮座していた。 殺気立つ仲間達を衝撃波で吹き飛ばし、リュウと向き合うフォウル。 とうとうひとつの神となる時が来た、と語りフォウルは玉座の奥へと姿を消す。 意識を取り戻した仲間達と共に玉座の奥へ向かうリュウ。そこには、アルカイの 神殿と同じような召喚の儀式の間が広がっていた。 フォウルと二人向き合うリュウ。ひとつの神として力を完全なものとして、 世にはびこるうつろうものどもをすべて抹殺してしまおうと語りかける フォウルの提案を撥ね付けるリュウと、仲間達を見たフォウルは閃く。 後ろのあやつらが邪魔なのだと。 フォウルはリュウに圧倒的な力で襲い掛かる。ただ防戦一方のリュウ。 そして、おまえが盾にならねば後ろの者どもは消し飛ぶぞ、と神の業 「エバーホワイト」をリュウに撃ち込む・・・! 「エバーホワイト」を辛くも凌ぎきったリュウ。だが満身創痍。そこに 仲間達が駆けつけ、癒しの術をかける。 ニーナは語りかける。なぜそれほどにヒトを憎むのか?ヒトは今は貴方が 思うように愚かで浅ましく傲慢な生き物かもしれないが、それでも成長して いけるはずだ、と。 フォウルは答える。自分を召喚したものも同じことを言った。だがそいつらが やったことは自分を皇帝にすえて世界の覇権を取ることだけだった。今も さほど変わりはしない。そんなヒトどもに生きる価値など有りはしない、と。 そしてリュウに語りかける。 おまえが見てきたヒトは愚かしい生き物ではなかったか? おまえが見てきたヒトは傲慢な生き物ではなかったか? おまえが見てきたヒトは浅ましい生き物ではなかったか? 自分とひとつになり、ヒトを滅ぼさないか? そして、リュウは、その問いに答える。 336 ブレス4のひと sage 04/03/18 01 44 ID ah/fNAHe 335の続き 便宜上フォウルEDということで。 リュウは、フォウルの言葉を否定しきれない。確かにフォウルの言うような 人間もいたが、だが皆がそうでもなかった。だが・・・ そのとき、リュウの体が光に包まれ、フォウルの中に取り込まれていく。 そして、フォウルはこれまでよりも一層神々しい存在になった。 そこにいるのはフォウルでありリュウ。だが、その心も、体も、力も、その すべてがフォウルの支配するところとなっていた。 フォウルは語る。これから世を、ヒトを、滅ぼすと。 その前に、手始めに貴様らを始末する、と。 そして、究極の竜「アンティマ」へと姿を変える。 させじと徹底抗戦を図るニーナ達。だが、アンティマのすべてを超越した 力の前には為す術もなく、次々に倒れていく。 そして、彼女らは二度と立ち上がることはなかった。 飛び立つアンティマ。世界の粛清が始まる・・・ 337 ブレス4のひと sage 04/03/18 01 59 ID ah/fNAHe 335の続き こちらは本EDへの流れ リュウには分からない。フォウルの言うようなヒトもいたが、そうでないヒト もたくさんいることを知っている。 ここまで来てくれた仲間達、旅を支えてくれた人たち。 その人たちを思う。世界を思う。 ニーナは、この世界が好きだといった。自分も好きなのだと思う。 心は決まった。 リュウは差し伸べられたフォウルの手を払う。 半身であるはずのリュウ、通じ合っているはずのリュウの心が分からないフォウル。 ならば貴様ごと消してやろうではないか、とタイラントを召喚し襲い掛かる。 決死の戦いでタイラントを退けたリュウ達。 ならばとばかりに、フォウルは自らを真スピリチュアルへと変え最後の決戦を 挑む。 数々の神の業を繰り出し怒涛の攻めを繰り出す真スピリチュアル。 これまでの戦いで培ってきた力と技で立ち向かうリュウ達。 決着。竜変身も解け地に崩れ落ちるフォウル。 ヒトに、世界に迷いを抱いていたのは自分であったのだと語りだす。 その時、フォウルの体が光り輝きリュウの中に流れ込む。 338 ブレス4のひと sage 04/03/18 02 12 ID ah/fNAHe 337の続き 神々しい気をまとったリュウは語る。自分はリュウでもありフォウルでもある、と。 そして、融合したことでお互いの真なる想いを知り、為さねばならないことがある、と。 それは、世界から神を捨て去り、そして自らも神の力を捨てること。 祭壇で神の力のすべてを解き放ったリュウは、その力で世界中に散らばる すべての竜を世界から追い出す。そして、リュウも力を失いただのヒトとして 生きる決意をする。 だが、マスターの中にいたディースは世界の行く末をマスターと共に見守るために 留まるといい、マスターもそれを歓迎する。 為すべきことは終わった。さぁ、帰ろう。 アースラは皇都に残り、復興の支援と行方知れずになったルーン将軍の捜索に あたるという。もう敵同士ではないから、とクレイとアースラは固く握手を交わす。 そして、アースラと分かれた一行は、故郷である東の大陸へと向かう。 ヒトは竜が、神がいなくともやっていける。 きっと、そうにちがいない。 アスタナ基地の屋根の上、神の気配が消え行くことを察知したユンナ。 彼はほくそ笑む。 神がいなくなったのであれば、自分が神を作ればいい。 そう呟いて・・・。 339 ブレス4のひと sage 04/03/18 02 22 ID ah/fNAHe 長らくお付き合いいただきましてありがとうございます。 消化不良な点、納得いかない点もおありでしょうが、ゲームとしてはこれにて 閉幕です。 ここからは余談。 先に書いたフォウルEDですが、このときの一行VSアンティマにおいては プレイヤーはアンティマを操作し一行をなぶり殺しにします。 ・一行の攻撃はほとんど効かない・自分を攻撃対象に選ぶことはできない ・毎ターン最大HP分自動回復 といった理由でどうあがいても負けることはできません。 本ED文中で「真スピリチュアル(便宜上)」というのは、一応ゲームでの 名称は「スピリチュアル」なのですが、フォウル操作時に変身できるスピリチュアルと 区別するために真をつけさせてもらっています。
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1594.html
ブレス オブ ファイア 4 4-275~276・297~298・336・343~344・376~377・379~382・516~517、 5-197・205・256・258・266・334~339 275 ブレス4 sage 04/03/04 02 19 ID MuCAwRY/ ってなわけでブレス4いきますわ。劇中セリフなしですがご容赦を。 まずはパーティーメンバーの紹介。 リュウ:唐突に裸で現れた主人公。その瞳の片方は未来をも見通すという 「竜眼」であり、唐突に竜の力に目覚め竜変身の能力「竜覚」や接触した他の 竜の力を借りる「竜召喚」を使う。基本的に無言。 ニーナ:第一王女でもある姉のエリーナを探しにウィンディア城を姉の幼馴染 クレイとともに出奔する。とはいえ城の外の世界をほとんど知らないため時に だまされかけることも。風と癒しの魔法が得意でお約束の有翼人。 クレイ:ニーナとともに旅をするフーレン族(腕っ節が強いトラ人間)の族長で ニーナの姉エリーナの幼馴染。族長らしい冷静な一面と種族元来の気性の荒さを 合せ持つ。腕っ節に任せた格闘とオマケのような威力の地の魔法で戦う。 マスター:物語が始まる前の時の大戦で呪いまみれになったチャンバという町で 出会う、全身鎧のナゾの人。「マスターはそういってます」などとちょっと 理解に苦しむ物言いをすることがあるがそれも事情があってのこと。当初は 硬くHPが高いが命中が悪く遅いという特性があるが中盤から「激硬・高HPの 魔法使い」という異色の存在に急変。 サイアス:ウィンディアの同盟国ルディアで傭兵をしており、外交問題に抵触 したリュウ達を監視する役についていたが、ルディアのやり方に反発し仲間に。 普段は寡黙ながら、戦闘では絶対クリティカル技や回復を使いこなすエース。 アースラ:ウィンディアら東側の国と争う西の帝国の軍人。捨てられた村にて カイザードラゴンを暴走させたリュウをその半身であるフォウルに会わせるべく 帝国を案内するということでパーティーに加わる。 物によっては全体攻撃も可能な銃を使いこなす。 フォウル:帝国の建国者・初代皇帝にして竜。数百年したら蘇ると言い残し墓所に 引きこもったが有言実行し、皇都を目指すも権力欲に取り付かれた現皇帝により 追われる立場となる。半身であるリュウとリンクしており、システム的には 竜覚の一部・取得技・取得経験値の一部を共有している。 初期状態でLv60を越えており、普通にプレイしたレベルのリュウ達が 3人がかりでなんとか倒す敵も通常攻撃一撃で屠る反則に近いキャラ。 リュウ達と関わるのは最後の最後、最終決戦の時だけ。 276 ブレス4 sage 04/03/04 03 18 ID MuCAwRY/ 第一章 めざめしもの 第一部 きざし ニーナとクレイがウィンディア城を出奔して三日、彼女らは消息不明のエリーナ の姿が最後に確認されたというセネスタに向かい砂船(砂上艇)を走らせる。 そのとき、砂漠の底から唸り声と地響きを伴って砂竜が現れる。砂船を押しつぶさん ばかりに巨体をうねらせる砂竜を振り切ろうとする必死にクレイは舵を取るが、 結局振り切れずに体当たりを食らってしまい、砂船は砂漠のど真ん中で破壊される。 砂船はなんとか修理可能な破損状況だったのが不幸中の幸いだが、しかし肝心の 修理に使えるモノがない。近くにはサライという町があるようだが二人で行くと 残した砂船を持っていかれるかもしれない。そこでニーナは、自分ひとりでいって くるから船をおねがいします、と提案し、クレイは不安を抱えるもそれを承諾。 かくしてニーナは一路サライを目指し歩き出すのであった・・・。 しばらく砂漠を歩いていたニーナは、砂漠に出来た陥没とそこに打ち捨てられた 荷車を発見。好奇心にかられて身を乗り出すとバランスを崩し陥没の底へ。 そこで背後に不思議な気配を感じ振り返ると・・・何もいなかった。 (ゲーム中ではプレデターみたいな感じでドラゴン「オーラ」が浮かんでいる) が、次の瞬間裸で倒れる同い年くらいの少年を発見。裸の男の子相手にはさすがに 恥ずかしくて会話も何もあったものではないので荷車から服を拝借して少年に 着るように進言。服を着た少年とニーナは二人で陥没を抜け出し、そこで自己紹介。 少年の名前はリュウ。それ以外は何も知らない。それでは困ったということで、 ニーナは、彼に一緒にサライまで行けば知りあいだった人がいるかもしれないから 一緒にいこうと持ちかける。ニーナは持っていた王家の剣をリュウに渡し、 二人でサライを目指す。 道中文字通りのがけっぷちを歩くことになり、案の定ニーナは足を滑らせ転落。 急いでリュウが後を追うもニーナは有翼人なので飛べる。その姿に一瞬呆然とした リュウは見事地面に顔面からダイブ。そのせいというわけではないが、ちょうど いいところに休めそうな洞穴があるのでそこで一晩明かすことに。 場所はガラリと変わって皇帝墓所。予言の通りに復活したフォウルが墓所から 姿を現す。墓所を守らせていたしもべのオンクーを下がらせ、一路単身皇都へ。 そこに皇都から「竜が出てくるから殺せ」と命じられた帝国兵が。その話を聞いた フォウルは竜の力・うつろわざるものの力がどのようなものなのか見せてやろうと 言いドラゴン「スピリチュアル」を召喚、帝国兵を跡形もなく焼き尽くす。 その瞬間、何かに弾かれたようにリュウが息を荒げ目を覚ます。 スピリチュアルの召喚により自分の力が不完全であり、半身と融合を果たさねば ならないと悟ったフォウルは改めて皇都を目指す。しかし、またも妨害。今度は ヨムと名乗る帝国の呪術師。ヨムはフォウルのドラゴンの力は氷属性に偏って いるという半身を失っているが故の欠点を熟知しており、炎の魔人カームを召喚し フォウルの抹殺を試みる。炎属性の傷という決して軽いわけではない傷を負いつつも フォウルはカームを撃破。だが、カームは手傷を負わせるくらいしか出来ない と知っていたヨムは最初から用意していた第2の作戦・森ごと焼き払い作戦を決行。 森からの出口であるつり橋でフォウルを追い詰めたヨミは魔人の炎の腕を召喚、 フォウルは避けようもなく炎の爪を食らい川に転落する・・・。 夜が明けて目を覚ましたリュウとニーナはサライを目指し歩き始める。 297 ブレス4 sage 04/03/05 02 10 ID YjGMwsWn 前回( 276)の続きいきます。 第2部 竜にかかわるもの 多少のハプニングはあったものの無事にサライの町に到着。リュウは自分の 知り合い探し、ニーナは砂船の修理に使えるものを探すことになる。 でも知り合いなんて見つからない。そんなとき商人に騙され余計なものを 買わされそうなニーナを発見したリュウは辛うじて阻止に成功。とりあえず 自分のことは諦めて、危なっかしいニーナと一緒に行動することに。 情報を集めるならやっぱり人が集まる酒場が一番だろうとの話を聞き酒場に 向かう二人。そこで飲んだくれのオヤジが、メシ奢ってくれるならいいこと 教えてやろう、というのでメシを奢る(ミニゲーム)。 財布を痛めつつもなんとか酔っ払うまえに満腹にさせることができ、情報屋 のことを教えてもらう。 その話を基に町を探しまわって情報屋を見つけたが、当然カネがなきゃ情報は 売れない・・・のだが、情報に見合う妥当な額を払うなら売ってやろうという ことになる。ハイ&ローゲームで妥当な額を推理しその額を払うことに。 情報屋が言うには酒場の奥には闇商人がいるが、そいつに会うには酒場の親父に 合言葉を言わなければならない。でもその商人もう町出ちゃった・・・ってな わけで急ぎその商人を追う二人。サライから程近いところで商人を捕まえて 合言葉を教えてもらえた。 サライに戻り酒場のマスターに合言葉を伝えて闇商人に会い、ニーナは早速 砂船の修理に使えるものを売ってくれないかと持ちかけるが、生憎と品切れ。 だが南の砂船の谷にいけば材料がありそうだから取って来いと言われ、その 言葉に従い砂船の谷へ行く二人。 壊れた砂船の残骸で出来た砂船の谷の奥に行くとオヤジと犬が。欲しいものが あるなら自分で掘れ、との言葉に従いスコップと犬(アイテムが落ちてる所を 教えてくれる)をレンタルして、犬の鳴き声に従い砂漠を掘るリュウ。なんとか 砂船の修理に使えそうな「パーツざいりょう」を手に入れることが出来た。 これで砂船が修理できそうだということに喜びながらサライの酒場に戻ると、 そこには帝国の将校が。何でも竜がこのへんに現れたと聞きつけやってきた ものの一向に情報が得られず暴れているようだ。その光景に尻込みするリュウ をよそにニーナは単身その将校の前に躍り出て狼藉をやめさせる。 ラッソと名乗るその将校はそんなニーナを見て鉄鬼ジョを召喚する。 ジョを退けたニーナをよそに、尻込みしているリュウを罵倒するラッソ。 それに腹を立てたリュウは王家の剣を手にラッソに切りかかる・・・が、 障壁のようなものに守られたラッソに刃は届かず、逆に王家の剣を折られて しまう。このままではと考えたニーナはリュウをつれて急ぎ町の外へ逃亡。 だが既にクレイの待つ砂船への道はラッソの手下により竜探索の名目で封鎖 されており、まもなくラッソに狼藉を働いたとして二人を捕らえる別命も 下ってしまう。そのとき酒場で騒動を見ていた客の一人がやってきて、チャンバ という町を通れば帝国兵の包囲網から逃れられる可能性がある、と教えて もらい、二人は一路チャンバへと向かうことに・・・。 298 ブレス4 sage 04/03/05 02 36 ID YjGMwsWn 297の続き なんとか帝国兵に見つかることもなくチャンバにたどり着いたリュウとニーナ。 だがこのチャンバという町はなにやら禍々しい空気が北の方から漂ってくる。 町の者が言うには、先の大戦の折に帝国が放った「呪砲」という兵器の直撃を 食らい町中が呪いに汚染されてしまったが、防呪鎧という頑丈かつ呪いを通さない 特殊な鎧を身に着けた職人たちによって呪い汚染を取り除こうとしているのだそうだ。 二人は呪い除去職人の親方に会い、町の北部を通してはもらえないかと頼むが、 防呪鎧も身に着けてない上素人を呪いまみれの場所に連れて行くわけには行かない の一点張り。職人全員に同行を依頼するも悉く断られ立ち往生・・・そのとき、 北部から防呪鎧を身にまとった人が帰還。彼は「マスター」と呼ばれる人で、 最後の賭けとばかりにニーナは同行を依頼する。 あっさり断られるかと思いきや、マスターはリュウの顔を覗き込み、自分が 道案内すると言い出す。当然親方は反対するが、マスターは「マスターが 大丈夫だ、と言ってます」と珍妙な言葉と妙に説得力を醸し出す迫力で承諾 させてしまう。 そんなわけでチャンバ北部に向かう一行。途中呪いが濃すぎて生身では危ないと リュウ・ニーナとマスターの二手に別れ行動したりしつつも何とかあと一息で 町の外・・・というところで突然に唸り声。なんと後ろから呪いのヌシとも 言うべき大きな骨の人面魚が橋を壊しながら追ってくるではないか! 気合でダッシュ(ゲーム中では○連打)して辛うじてちゃんとした足場に たどり着き、この「スカルフィッシュ」を撃退することに。 「スカルフィッシュ」を退けチャンバから出ることに成功。3人は砂船の パーツの入手がダメになったことや、道中出会った二人のことなどを報告 するべくクレイが待つ壊れた砂船の所へ。 クレイの待つ砂船にたどり着いた一向はそこでお互いに自己紹介をしたり、 道中で起こった事件のことを語り合い、そして夜も深けていった・・・。 336 ブレス4 sage 長くてごめんよ 04/03/0601 30ID zUC1Qw/S 夜も深けてきたので 298の続きをば。 用水路を潜りたどり着いたはアスタナ基地の地下室。夢で見たとおりなら ここにエリーナが・・・逸る気持ちを抑えられないクレイとニーナ。 人目につかないように忍び足で進む。たどり着いた応接間ではなにやら 話し込んでいるやつらがいるが、カーテンの陰に隠れれば見つからずに 抜けられるだろう。そして目前には次の部屋へ続く道が。 この先にエリーナが・・・! というところで目が覚めた一行。みんなが同じ夢を見たという不可思議な 現象に戸惑う一行にマスターは、リュウが持つ竜眼が見せた予知夢だと マスターが言っている、と説明。夢で見た施設はどうやら帝国のもののよう なので、帝国にエリーナがいるということで間違いないのだろう。 ということで帝国を目指せばエリーナに会える、そのためにも当初の目的地 でありかつ対帝国の最前線にある町セネスタに改めて向かうことに。 道中ダムを通ることに。貴重品であるメタルを採取しようという人たちの 協力を得つつまもなくダムを越えられる・・・というところでまたも轟音。 なんと泥竜がダムに向かって来ているではないか!泥の藻屑になるところを 間一髪で逃れダムを後にした一行は、岸壁でカエルの楽師に出会う。 カエルの楽師が言うには竜がこれほど活発に活動するのは珍しいことだ、 何かが起ころうとしているのではないかと語り、うつろわざるものに関する 歌を一曲聞かせてくれる。どうやらリュウに何かを感じたようだ。 カエルの楽師に別れを告げた一行がたどり着いたのはキリア村。町中がワナ だらけという町だが、ここにはセネスタへの抜け道がある・・・ものの、 通行許可をくれる村長はおらず、オウムが一匹いるのみ。しりとり好きな オウムからうまく情報を聞き出してみると。村長は西の森に現れた獣をワナで 駆逐するべく出かけたとのこと。よくない予感と一刻も早くセネスタに行きたい ということで一行も森に向かう。 たどり着いた西の森も村長仕込みのワナが盛りだくさん。時にワナに引っかかり ながらも森の奥に向かうと、そこには子供の獣を今や捕らえんとする村長が。 仕掛けが作動し子供の獣を捕らえて一行を無視しておおはしゃぎの村長は ついついそこに居もしない親獣をバカにする言葉を吐く・・・とコントのような タイミングで親獣「ママン」登場。よくない予感的中ということで村長を 守るべく「ママン」と戦うことに。 リンゴで釣ってうまいこと「ママン」を倒し村長をキリア村に連れ帰した 一行は村長の家で一泊。その折、ここキリア村はセネスタへの抜け道があると いうことで、それをなんとしても守らなければならず、そのためにワナだらけ にしていたのだ、と語ってくれた。 そのころ、森で手傷を負い川に転落したフォウルはジンガ山地の世捨て人の 家で目覚める。 翌朝、景気付けにワナにはまった一行は抜け道を通ってセネスタの町を目指す。 343 ブレス4 sage 04/03/06 02 12 ID zUC1Qw/S 336の続き 第3部 消えた王女 抜け道を通ってセネスタについに到達した一行。最後にエリーナの消息が 確認されたと言うこの町で情報収集すると、エリーナが懇意にしていた孤児院 の子供たちの一人チノがエリーナのことを知っているという。だが、ただでは 教えられない・・・ということでチノと鬼ごっこをすることに。大人の知恵で 捕まえることに成功したが、こりないチノは孤児院の子供たち全員とかくれんぼ して全員見つけられたら教えてやる、と言い出す。 セネスタの町中を探し回って7人いる子供のうち6人は見つけることができた が、肝心のチノがいない。子供たちの話を総合すると町外れにある地下壕に 逃げ込んだようだ。しかしそこはつい最近までチャンバと同じく呪いに汚染 されていた場所であり子供一人では危険すぎる、と孤児院の院長が言うや否や 急ぎチノを連れ帰しに地下壕に向かう一行。 入口を封鎖する男が水売りのおねえさんに鼻の下を伸ばしているスキに地下壕に 忍び込み、魔物を撃退しつつチノを発見。でもチノは危険もなんのその、純粋に 見つかってしまったことを残念がった。 チノを孤児院に連れ帰しやっと話が聞けることに。なんでもエリーナはこの 町の大商人マーロックと共に町を出た、と言うではないか。そこで早速 マーロックの家に向かうとそこには用心棒「カーン」が仁王立ち。あまりにも 分かりやすいくらいに「オレを倒さねば中には入れん」オーラを醸し出す カーンを4人がかりで袋叩きにしてマーロックの家に。 マーロックにエリーナのことを問い詰めるクレイとニーナ。だがのらりくらりと 回答を避けるマーロックはニーナをここに残して男どもは荷物を掻っ攫った盗賊を 捕まえて来い、情報代と用心棒を倒した損害を考えればそんくらいやって貰わないと 割に合わない、でもやってくれたら話はするし帝国につれてってやろう、と言いつける。 憤りを隠せないクレイをなだめすかして東にアジトを構える盗賊を捕まえに行くことに。 何とか盗賊をとっちめて急ぎマーロックの家に帰るとちょうどニーナによからぬ ことをしていそうなところ。それを取り繕うように、今度は北の桟橋で荷物 整理とコンテナの積み込みを手伝え、と告げるマーロック。そろそろ怒髪天を 突きそうなクレイを必死になだめすかして桟橋に向かい、荷物整理と積み込み (ともにミニゲーム)をする。 仕事を終えてどうでもよさそうなごほうびをもらってようやくニーナを解放した マーロックは、エリーナを帝国に連れて行ったことを認め、約束どおり帝国に つれてってやろうと言う。喜ぶ一行。そして西と東を繋ぐ町ハシビトの町へ向かう 一行。だが、その扱いは荷物そのものであった・・・。 密入国のためにはこれしかないという事情はあるため怒りの矛先を向けようのない クレイをなだめすかしつつ砂船は砂漠を行く。 そのころ、なんとか体を起せるくらいに傷がいえたフォウルは小屋の主人で あるババデルに礼をいい、そこから改めて皇都を目指すことに。 山を下る途中で、森で出会った呪術師ヨムと再び遭遇。今度は炎の魔鳥カフー を召喚しフォウル抹殺を試みる。 カフーを病み上がりとは思えない絶大な力で退けたフォウルは、その力に 驚嘆するヨムをよそにドラゴン「スピリチュアル」に変身し空路で皇都を 目指す。が、させじとヨムは再びカフーを召喚しフォウルを追撃させる。 スピリチュアルと化したフォウルとカフーの激しい空中戦。だが、さすがに いまだ傷が癒えきってないフォウルはカフーを振り切ることが出来ず、逆に 熱線を食らい森に墜落する・・・。 344 ブレス4 sage 04/03/06 02 45 ID zUC1Qw/S うはぁエコーナイト担当の人すまぬ。 では 343の続き 荷物扱いでハシビトの町に到達した一行は、その町にある大帝橋を使えば 帝国領に入れるという話を聞く。しかもその日は運良く大帝橋が稼動する 日なのだそうだ。この幸運を利用しない手はない、ということで早速塔の ようになっている大帝橋を上る。 頂上にたどり着くと、そこには呪術的な装置があり、絶妙のタイミングで 口が開く。どうやら大帝橋というのは呪術的な転移装置のようだ。 いざ帝国領へ、エリーナのところへ・・・というところで背後から一人の 男が。サライの町で暴れていた帝国軍将校ラッソが突如現れる。 サライでの屈辱を晴らすべく新たな鉄鬼イメカフを召喚し一行の抹殺を図る。 連続攻撃(コンボ)に弱いという致命的欠点を突きイメカフを破壊すると、 今度は大帝橋の様子がおかしい。どうもいまの戦闘の余波でせっかく開いた 大帝橋が閉じようとしているようだ。ということで更なる屈辱に震えるラッソを 尻目に空間の裂け目に飛び込む。 かくして帝国領にたどり着いた一行。大帝橋を下り近くのアスタナという町に。 巨大兵器「呪砲」が鎮座するこの町には水路があり、それは奥の基地にまで 続いているという話を聞く。そこであの予知夢を思い出した一行は水路から 基地に忍び込めばエリーナに会えるとひらめき、水道修理工のフリをして 水路に行き、潜水して基地内部への侵入を試みる。 基地内部と思われる部屋にでると。そこは夢で見た光景そのもの。ここに エリーナがいるという強い確信を抱き、夢をなぞる様にカーテンの裏を忍び 歩き。この先にエリーナが・・・と思うもつかの間。その行動は基地主任で ありかつ帝国の宰相でもあるユンナに気付かれ、先回りしたユンナは兵を伴い 一行を包囲する。 現在休戦状態にある帝国の、しかも軍事施設に東の国ウィンディアの王女や フーレン族族長がいるとあっては外交問題に抵触しないはずがない、と語る ユンナに対しクレイはここにエリーナがいるはずだと問いかけるが、それを ユンナはそんな「人間」はいない、と一蹴。 そして彼らは東側の国ルディアへと強制送還されるのであった・・・。 かくして第1章終幕。 376 ブレス4のひと sage 04/03/07 01 11 ID H7boZygL 344の続きいきます 第2章 うつろわざるもの 第4部 王家の剣 休戦中の帝国に勝手に立ち入っただけでなく軍事施設にまで無断で立入った ということで東の連盟国のひとつルディアに強制送還された一行。クレイは ニーナをそそのかして勝手に連れて行ったと釈明し一人で尋問を受けることに なる。 そんなクレイを放ってはおけないニーナ。リュウとマスターを伴いクレイに 会いに行こうと拘留されている家を出るとそこで自分たちの監視役として ルディアに雇われた傭兵サイアスが立ちはだかる・・・が、自分の役目は 監視することだけだ、と語る彼はクレイに会いに行くことはおろか家から出る ことすら咎めようとせず、あまつさえ同行すると言い出す。 ということでクレイに合わせて欲しいとルディア城を訪れるも、宰相イゴーリ により一蹴される。 何かクレイの立場を少しでも良く出来る手だてはないものか、何かクレイを 助ける手立てはないものかと考えた結果、クレイのふるさとに行けば何かいい 知恵を貸してくれるかもしれないと思い立ち、それをリュウとマスターに進言。 他に手立てもないのでその案を実行することにする。 サイアスはそれすら止めようとはせず、監視するのが自分の役目とだけ語り 一行に同行する。 フーレンの里への道中立ち寄ったバーウッズの森。一刻も早く通り抜けようと していると、突然ニーナの姿が見えなくなる。 一方ニーナは周りの景色がいやに大きくなっていることに・・・否、自分が 小さくなってしまったことに気付く。リュウ達に危うく踏み潰されそうに なりながらも自分が小さくなってしまったことをアピールしようとするが 気付いてもらえず、しかも小鳥に雛鳥と間違えられて巣に連れて行かれてしまう。 そんなこととは思いもしないリュウ達はニーナを探す。すると姿は見えない ものの声がする。しかしリュウにはそこに妖精がいることに気がつく。 リュウに姿が見られていることに気がついた妖精たちは、竜眼なんて反則だ といいつつニーナをいたずらで小さくしたことを認め、小鳥に連れ去られた と証言。小鳥の巣がありそうな木にマスターが頭突きを敢行する。 巣がある木を揺らされて大慌てのニーナと小鳥。安心させようとその巨体で ニーナに迫り巨大なミミズや虫をエサだといわんばかりに与えようとする 小鳥をニーナはなんとかやり過ごして巣から飛び降りると妖精の魔法が 解けて元に戻り、落下を防ごうとしたリュウを下敷きにして無事着地。 ごめんなさいと素直に謝る妖精たちに別れを告げ、フーレンの里を目指す。 やっとのことで辿り着いたクレイのふるさとフーレンの里。だが里の長老たち では打開策は浮かばず、東に広がる草竜が住まうといわれる黄金平野にテント を構えるクレイの母ターボなら何かよりよい知恵を貸してくれるはずだと教えて くれる。 長老たちの家を出たところになぜかいた元マーロックの用心棒カーンを4人 がかりで袋叩きにして、黄金平野を渡るべく馬を借りようとする一行。 だが馬を乗りこなすには時間がかかる。そんなとき、一匹のオーム(大きな 宙に浮くオウム貝みたいな生き物)がなぜかリュウになつき、これならリュウ ひとりとはいえターボに会いに行けるのではということで、リュウ一人で オームに乗ってターボに会いに行くことに。 377 ブレス4のひと sage 04/03/07 01 41 ID H7boZygL 376の続き かくして一人オームに乗ってターボに会うべく黄金平野を渡るリュウ。 事前に聞いた目印を頼りにしてターボのキャンプに辿り着いたリュウは事の 次第をターボに語る。ターボはリュウに、サライで折られた王家の剣をグー の火山にいる鍛冶屋に頼んで元に戻せばクレイの立場もよくなるはずだと進言。 ちょうどそのときルディアでは、クレイが王家の剣の所在を追及されている ところであった。 仲間たちのところに戻ったリュウはこのことを告げ、フーレンの里でグーの 火山の所在を聞き出し今度は皆で黄金平野を歩いて渡る。 火山の奥に住まう、防呪鎧つくりの名人でもあり鍛冶屋でもある老人は一行に 王家の剣を作ったのは自分だが、材料のフェアリィドロップがないから パーウッズの森にいる妖精から貰って来て欲しいと依頼する。 かくして再び妖精が住まうというパーウッズの森に来た一行。そこで以前 会った妖精たちから、自分たちの住む世界が「ムンマ」とその子供5兄弟 に占拠され仲間も殺されてしまったと語り、ムンマ達を倒してくれたら フェアリィドロップを譲ってくれるという。 妖精の導きによりムンマ達が占拠した妖精の世界へ。そこで敵対するものなど いないが故に高いびきのムンマの子供5兄弟を一匹づつ倒すと親玉ムンマが。 打撃で巨大化・魔法で縮小という特性を持つムンマをなんとか倒し、妖精の 世界を救った一行はお礼にフェアリィドロップと今後の旅での相互協力を 提供してくれる。 フェアリィドロップを手に入れた一行はさっそくグーの火山に行き王家の剣 を作り直してもらう。 これでクレイの手助けが出来る、と意気揚々でルディアに戻ってきた彼らを 待っていたのはサライで折れた王家の剣の、置いてきてしまった刃のほう。 ラッソが拾ったのか帝国からルディアに送られており、これで八方ふさがり。 こうなれば無理やり城に忍び込んでクレイを救い出して逃げるしかない、と いうことで夜を待つべく仮眠をとることに。 そのころ、カフーに撃墜され深手を負い森に墜落したフォウルは、ジンガ山地 に程近いソン村でマミという女性に介抱されていた。 夜も更けてきたところでルディア城への侵入を試みるリュウ達。 眠りこけている兵士を仲間を呼ばれないように1ターンで倒しながらクレイ の元へ。クレイのところに辿り着いた一行は事情を話し、このままでは らちがあかないということでルディアを脱出し、フーレンの里を目指す。 379 ブレス4のひと sage 04/03/07 02 14 ID H7boZygL 第5部 風竜ラーウィ ルディアを脱出しフーレンの里に辿り着いた一行。やはりいい手が思いつかない 長老たちはまたもターボのところに行ってみてはどうかと勧める。 ということで、黄金平野のターボのキャンプへ行き、事情を話す。ターボは リュウのことに気がついたのかウィンディアにある風読みの塔を上り風竜 ラーウィに会って神託を受けてはどうか、と提案。翌日ウィンディアへの 道をふさぐ神殿の封を解く「みどりの玉」をもらい、神殿を越え、巨大ヘビ が住まうアムの沼を越え、ニーナの故郷ウィンディアに到着。 ニーナの口利きで、ニーナの父であるウィンディア王に謁見した一行は、 風読みの塔に入るには城の地下にある洞窟にある「風切りのフエ」が必要で、 洞窟に入るには東のカスクの森に住まう風の巫女に会って許可をもらう事が 必要だ、と教わる。 カスクの森の風の奥にいる巫女に会うと、リュウを見て、将来動乱が起きる とき「アルカイの竜」とよばれる竜が現れ世の行く末を決めることになる、 と語り、リュウと風竜が会うことに意味を見出し「風切りのフエ」を手に することを許す。 森からウィンディアに帰る道中のキャンプで、これまで黙って付いてきた サイアスがやはり黙って何処かへと去っていく。 ウィンディアに帰った一行は王に許可が貰えたことを告げ、城地下の洞窟へ。 時折吹き付ける強風、風を利用したトラップをうまく攻略して「風切りの フエ」を手に入れ一路風読みの塔へ。 そのころ、一行のもとをはなれたサイアスは雇い主であるルディアの宰相 イゴーリのもとに帰っており、リュウ達の行動や、リュウが竜であるらしい ことを告げる。 風読みの塔に辿り着いた一行は「風切りのフエ」を使い中に入り、吹き上げる 強風を利用しながら頂上を目指す。 頂上には巨大な風車とその先端に船のようなものが据え付けられていた。 どうやらこれに乗り風を受けて飛べば風竜に会える、ということのようだ。 いざ風竜に、と思ったそのとき背後から憎々しげな声。そこにはルディア 宰相イゴーリとその直属の暗殺部隊、そしてサイアスの姿が。サイアスの 報告を聞いたイゴーリはリュウが本当にリュウなら帝国の初代皇帝フォウル のような神がかり的な力でルディアに世界の覇権をもたらしてくれるはずだと 画策し、邪魔者であるニーナたち、そして事情を知るサイアスを消そうとする。 これに静かな怒りを燃やしたサイアスはイゴールを裏切り、リュウ達とともに 暗殺部隊、そしてイゴーリを退ける。 当面の問題も解決したところで一行は乗り物に乗り、風の導きのままに空を 舞う。そこで雲を割って現れる巨体、風竜。風竜ははるか昔に自分たち竜を 召喚したチェクという村に行き、そこで己のこと、竜のことを知るといい、 と語り、チェクの村に程近い大雪山の頂上に導く。 380 ブレス4のひと sage 04/03/07 02 40 ID H7boZygL 379の続き。379の最後の「そこで」は消し忘れミスなのでスルーして下さい。 第6部 聖地 風竜の導きのままに大雪山に辿り着いた一行。雪玉で途切れた道を塞ぎつつ 山を下るとそこには風竜が行っていた、かつて竜を召喚したチェクの村が。 なぜか子供ばかりという不可思議な村を散策し長老に会う。すると長老は リュウを「アルカイの竜」と呼び、リュウが竜であること、そしてマスター の中にはどうやら竜が眠っているようだ、と語る。 翌日、一行はマスターの中に眠る竜と対面するため、チェクの長老の力を 借りてマスターの心の中に入ることに。 マスターの精神世界では4属性をつかさどる柱によって封印された、ディース と名乗る女性が。封印を解きたかったらそこの柱どもをぶっ壊せという彼女の 言葉のままに柱(ボスモンスター)を倒し封印を解く。 これまで「マスターが~と言ってます」と言っていたマスターの珍奇な発言は 彼(というかディースが封じられたことによりかりそめの生命を持った防呪鎧) が内にいるディースの言葉を外に伝えていた、ということなのであった。 第7部 アルカイの竜 ディースの封印を解き実世界へ戻ったリュウ達はそこで一休み。 そのころ、フォウルはマミが作ったメシを食っていた。 翌日、チェクの長老はマスターの中にいたディースを、精神体だけの存在で あるディースを受け入れるための巫女であるリームの中に移し、リームの体を 借りたディースは、かつて帝国はチェクの村で召喚された竜に対抗するべく 竜を召喚しようとしたが、ディースは不完全な状態で召喚されてしまったため 防呪鎧の中に定着してしまい、元々半身が足りなかったフォウルの半身リュウ が今になってようやく姿を表した、と語る。 そのころ、体調が万全でないフォウルはそれでも皇都へ向かおうとするが、 マミの家を出たところで村人にマミとのことを冷やかされる。 ディースはさらにリュウの半身フォウルはかつて神がかり的な力で帝国を 築き上げ神皇とまでよばれ崇められた存在であるがあるとき眠りにつき、 半身であるリュウが現れた今眠りから覚めているだろうと語るや否や疲れたと 言い放ち眠りこけてしまう。 381 ブレス4のひと sage 04/03/07 03 39 ID H7boZygL 380の続き そのころフォウルは、マミにかつて神皇とよばれた初代皇帝のことを語りだす。 翌日体調も行動するには問題ないくらいに回復したフォウルは体ならしもかねて ソン村を散策。畑仕事をしていたマミと話をしていると突然村はずれから 逃げてくる村人たち。なんでも突如巨大な魔物があらわれ襲われたのだそうだ。 フォウルがそこに向かうと巨大な獣「パパン」が。傷も癒えたフォウルは「パパン」 を難なく撃退し村に戻る。そこで村人から感謝のまなざしと、怖れを込めた視線 を受ける。 ディースが眠ったままではらちがあかないので再びチェクの長老の力を借り リームの精神世界へ。そこでディースは・・・逆ハーレムかホストクラブか いい男どもをはべらせ優雅に振舞っていた・・・。 これだからニンゲンは無粋で嫌になる、などと愚痴をこぼしながらしぶしぶ 覚醒するディース。そこでリュウにいずれは半身であるフォウルと一体に なる時がくる、と語る。 実世界に戻った一行とやっとこさやる気を出したディースは、かつてチェクの 人々が竜を召喚したとされるアルカイの神殿へ向かおうと言い出す。 野ざらしはよくないということでマスターだった防呪鎧を長老の家に運び込み アルカイの神殿へ向かう。 道中、どういうわけかディースがいないただの防呪鎧のはずのマスターが動き だし、一行の後を追う。どうやら長いことディースを内に封じていたことで かりそめの命ともいうべきものが宿ってしまったようだ。 追いついてきたマスターを、ディースは自分が中にいなきゃただの鎧だと 激しくなじり、それをニーナが慰めて、しょんぼりとマスターはチェクの村へ 帰っていく。 アルカイの神殿の奥、竜を召喚したとされる場所でディースは世界各地に 存在する7体の竜を呼び寄せる。 そのころフォウルは、畑仕事をしていたマミから、地震が頻発するように なると近くのヨギ火山が噴火する、という話を聞く。今回の地震はおそらくは 自分の覚醒、半身の出現などにより強くなった竜の神気に当てられた魔物の 仕業であるとにらみヨギ火山へ。火山の洞窟では神気にあてられ自らを神で あると思い込み暴れだした「イワオカイン」がいた。しかし本物の神である フォウルにはかなうはずもなく消滅する。 村に帰ったフォウルを迎えたのは、ソン村長老の冷ややかな視線であった・・・。 ディースの呼びかけに応じ意識体で表れた竜たちは、自分たちが神・うつろわ ざるものと呼ばれる存在であり、元はここではない世界の住人であったがかつての チェクの村人により世界の営みを安定的なものにするためにこの世界に呼ばれた存在 であると語り、世を乱さんとするリュウの半身に対抗するだけの力を授けよう ということに。(このあと各地の竜に出会うと「竜召喚」を覚えられる) 382 ブレス4のひと sage 04/03/07 03 41 ID H7boZygL 381の続き。本文長すぎって言われちゃったよ。で、 379は 377の続き。 リュウ達と各地の竜とが邂逅していたそのころ、チェクの村には帝国の軍勢が。 逃げ遅れた長老を逃がすべくマスターは帝国兵を撃退していくが、そこに 三度ラッソが。マスターは果敢に立ち向かうもラッソの一撃のもとに破壊されて しまう。 リュウ達が村に戻った時には既に遅く、帝国兵が逃げた村人を追い出て行き、 無残に破壊されたマスターが転がるだけであった。隠れていた長老を始めと する村人の話で捨てられた村に皆避難したと聞き、動かなくなったマスターを 長老の家に入れて捨てられた村へ向かう。 その晩、長老とディースは動かなくなったマスターを前に、共に長く生き過ぎた もの、多くのものを見すぎてしまったものとしてうつろうものの儚さを語り合う。 捨てられた村に向かう前にテントで一泊した一行だが、リュウが起きると そこには他に誰も居ない。不思議に思いテントを出るとそこには帝国兵に とらえられた仲間と帝国の将校アースラが。村人が避難した捨てられた村に 行き、そこで村人や仲間の安否と引き換えにリュウを帝国に連れて行こうと いうアースラの提案をリュウは断れるはずもなく、捕らえられたまま 捨てられた村へ。 そこで待っていたのは、ラッソによる村人の虐殺だった。 命令に背くのかというアースラの言葉を無視しさらに虐殺を続けるラッソ。 その行為に怒り立ち向かう一行の前に立ちふさがるは最強の鉄気アイトー。 一行は死力を尽くしアイトーと戦うも、ドラゴンと化したリュウの攻撃ですら 受け流すほどの力を持った堅牢な盾を持つアイトーを倒す手段など持ち得ない。 傷つき、倒れていく仲間たち。 そしてアイトーの巨刀がリュウを貫く。 リュウが凶刃に倒れるそのとき、リュウの中で何かが弾ける。 リュウの内に眠っていたカイザードラゴンが、怒りのままに目を覚ます。 カイザードラゴンのブレス攻撃・カイザーブレスの前にはいかな攻撃も 受け付けないと思われたアイトーの盾も粉微塵に吹き飛び、怒りの拳が アイトーの体をただの鉄屑に変えていく。 アイトーの絶対の力を信じていたラッソはカイザードラゴンと化したリュウに ただただおびえ、逃げようとするも腰が抜けて立つ事も出来ず、ひたすらに 命だけはと懇願する。 しかし、怒りの感情しか持ち合わせていないリュウはカイザーブレスを撃ち、 ラッソを、村を、消滅させる・・・。 これにて第2章閉幕。 516 ブレス4のひと sage 04/03/12 01 35 ID i6rvUnbg あぶねぇ回線エラーのおかげで流れぶった切らないですんだわ。 んではブレス4の続きを少々。 382の続きです。 第3章 ながれ 第8部 さだめの道行き リュウ達がアルカイの神殿から捨てられた村へ向かおうとしている頃、フォウル が滞在していたソン村に帝国軍が。村長が帝国に神皇と思しき力を持った者が いる、と報告したようだ。帝国軍の目的がフォウルであることを察したマミは かまどから逃げるようにフォウルに告げ扉を押さえる。 それに少し戸惑い、ためらいながらもフォウルは村の外に。 フォウルが村の外に出た頃、帝国兵はなぜかマミを拉致し、さらにフォウル 捜索を続ける。 マミのことが心配になったフォウルは村に引き返そうとするが、途中で村の 若者にマミの気持ちを無駄にするなと言われ、その言葉に従い村を後にする。 ソン村から皇都に行くためにはほこらを通らねばならないのだが、その扉は 供物を捧げることでしか開くことは出来ない。どうしたものかと思案する フォウルの前に、いつぞや撃退した「パパン」が。「パパン」は自らほこらの 扉をこじ開けんが如くに突撃を繰り替えし、そして命尽きる。 自ら供物になった「パパン」の姿に驚きを隠せないフォウル。 「パパン」の姿にうつろうものの有り様の一端を垣間見、物思いに深けながらも ほこらの洞窟を抜け、ソマの森を越えようとする。その時、禍々しい気配を感じる。 その時、ヨムはアスタナ基地では拉致したマミを呪砲発射のための「ニエ」 (生贄)にし呪砲によりフォウルを抹殺せんと画策。 そして、マミをニエにした呪砲が発射される。 呪砲はフォウルに直撃し、ソマの森を呪いまみれにする。 だが、フォウルは生きていた。ボロボロになりながらも、呪いまみれのソマの 森を越え、皇都へ向けて歩き続ける。 カイザーブレスにより崩壊した捨てられた村。 リュウはカイザードラゴンの暴走が納まった後眠り続けていた。 その一方で奇跡的に生き残ったニーナ達はこれまた奇跡的に生き残った アースラを簀巻きにし帝国に乗り込むから道案内しろ、と迫る。 そうこうしている内にリュウが目を覚ましたので、今後のこともあるので とりあえずチェクの村の長老に相談しに行く事に。 チェクの村の長老からリュウのこと、半身のことを聞いたアースラはカイザー の力を鑑み、半身を会わせてみるべきだろうということで帝国への同行を 承諾する。さらに、事態を重く見たディースはリームの中では同行することも ままならないということで、マスターの中に戻りマスター共々付いていくことに。 帝国に行くならハシビトの町の大帝橋、ということでラフト山をいかだで激流 下り(ミニゲーム)しつつ下山しハシビトの町への砂船が出ているシェドの町へ。 517 ブレス4のひと sage 04/03/12 02 14 ID i6rvUnbg 516の続き ハシビトの町に行くには砂船が必要・・・だが、いつぞやのように荷物に なって送ってもらうという手は使えそうもない。となると砂船を買うしかない わけだが、船商人が提示した額はあまりに高額でとてもじゃないが買えない。 と、ちょうど砂船が出るという話が。船になんとかして同乗させてもらえないか 交渉するべく舟を止める手立てはないものかと思案していると、アースラは おもむろに銃を抜き、砂船に向けて発砲する。 なんとか船を止めることに成功した一行の前に現れたのは、何の因果かマーロック。 先に帝国へ進入したときの一連の騒動で一行に負い目を感じていたマーロックは その償いといわんばかりに砂船が買えるだけの額の小切手を切ってよこしてくる。 その小切手で砂船を買い、ハシビトの町へ。 (砂船で移動するときはタイムアタックレーシングのミニゲームになる) ハシビトの町に付いたはいいが、いつぞやのラッソ(というかイメカフ)との 戦いの際に大帝橋は壊れてしまい復旧の目処が付かず帝国領に戻れないという。 大帝橋が使えないとなると、北のシオの海を越えなければ帝国領には行けない。 ということで今度はシオの海を渡る船が出る港町シュークを目指すことに。 (この世界の海は北に広がるシオの海以外はすべて泥の海で、そのせいで船 はシオの海でしか航行できない) 砂船に乗せて欲しいと頼む商人をアクロバティックにかつベストスコアを 出すべく激走する砂船に乗せて謝礼を貰ったり、ロープウェイで行き来する ギガ山を越えたりしたところに関所が。クレイは衛兵に事情を話して通して もらおうとするも全く取り合ってもらえないばかりか襲い掛かってきたので クレイ一人で衛兵二人を撃退するも増援が。そこで、近くの荷台をトランポリン 代わりに大ジャンプで関所を飛び越え、一行はシュークへ。 かくして東大陸唯一の港町シュークに辿り着いた一行は早速船に乗せてもらえ ないかと頼む・・・が、船長に水神の許可がない人間を船に乗せるわけには いかないと断られる。ならばということで北にある水神のほこらへ。 水神のほこらで海竜に出会った一行はシュークに戻り、許可は貰ったから 船乗せてくれと頼むが、今度は船は女人禁制だからどうしてもというなら連れの 女二人には試練を受けてもらわねば、ということに。 第一の試練はマストの上での決闘で、相手を踏みつけ押してマストから落せば 勝ち、というもの(ミニゲーム)。ここはニーナが有翼人という大きな アドバンテージを利用し勝利。 第二の試練は船倉で一晩明かす、というもの。なかなか寝付けない二人のところに 突如幽霊(ドッペルゲンガー)が。これを退けてさぁ寝よう・・・とするも なにやらコソコソと動き回る声。良く見るとそれはネズミファミリー・・・と いうことで、ついでにネズミ退治をすることに。 無事ニーナとアースラは試練を突破したことでもう船長は乗船を断る理由も なくなり、いざシオの海へ。 潮風に吹かれながら航行を続ける一行。その時、なにやら海の底から泳いで 上がってくる謎の影が。それは海面近くで大きくジャンプ、船上に躍り出る! ・・・それはフーレンの里で袋叩きにしたはずのカーンであった。 嗅ぐと毒に犯されるほどの激烈な屁を振りまいてくる危険極まりないカーンを 6人で袋叩きにして海の藻屑にしてやる。 カーン襲来から数日、いまだ航行を続けていると不意に風が止まる。 風がなくては船は人力で動かす他ないがそれではとてもじゃないが持たない。 その時、マストに登っていたニーナは遠くに島を見つける。 船員たちが言うにはそこはおそらくシオの海を荒らす海の魔人の住処では ないかとのこと。そんなやつを放ってはおけないということで、海の魔人が 住む火の山島へ向かう。 197ブレス4のひ とsage04/03/16 04 06ID apJYWtAe 割り込みかけてしまっていたら悪いのだが、投下希望を無視するわけにもいかんので ここいら で少々。前スレ517の続き。 第3章 第9部 おろかなるもの シオの海の風を止めている原因を思われる魔人を倒すべく火の山島に辿り着いた一行。 難破船伝いに、人魂の導きを受けながら奥に進むと、そこにはヨギ火山の イワオカインと同じく神気に中てられ自分が神であると錯覚した魔物「セント」が。 子分「エルモ」を召喚しつつ襲ってくる「セント」を撃破しシオの海の安全を 取り戻した一行は改めて西大陸を目指す。 かくしてシオの海の終着点であるリプの村へ到着。ここで村人から西の島々の ジャングルのどこかには原住民パプパプ族が住んでいることを聞き、その人たちなら 帝国領への行き方を知っているかも、ということでとりあえずそのパプパプ族とやらに 会ってみることに。 ということでジャングルを歩く一行だが、その行く手に謎の毛玉が。 なにやら言語と思しきもので何かを訴えかけているような気がするその毛玉に 食い物を見せると物欲しそうな目をする。つまりこりゃ腹が減ってたんだな・・・ ってなことで腹いっぱいメシを食わせてあげる(ミニゲーム)。 腹いっぱいになった毛玉が御礼とばかりに案内してくれたのはパプパプの村。 そこで探検家ベイトからパプパプ族の言葉の翻訳の仕方と帝国領への行き方を 教わる。と、そこへ毛d・・・じゃなくてパプパプ族が。ベイトが言うには どうやらパプパプ族の一人が重い病気になってしまったとのこと。 手持ちに特効薬がないがリプの村ならあるいは、と語るベイトの言葉を受け 一行はリプの村へ戻る。 リプの村に戻った一行は村人から、シオの海の孤島に生えるモズ草なら治療に 使えるという話を聞くが、今生憎と船は・・・というところで先に世話になった 船長が。セントを倒した礼も兼ねて船を好きに使ってくれという船長に礼を いいつつモズ草の生える孤島を探しシオの海を巡る・・・。 モズ草を手に入れた一行は早速パプパプ族の村に戻り薬を作って病気のパプパプ人に。 元気になったパプパプ人やベイトの感謝の言葉を背に、一行は浅瀬伝いに 帝国領に向かう。 205 ブレス4のひと sage 04/03/16 04 36 ID apJYWtAe 197の続き ベイトから聞いた話ではこの諸島郡は潮が引いていれば歩いて渡れるのだが 満ち引きの都合では何日も足止めを食らうかもしれないとのこと。でも夜も 深けてきたら寝るっきゃないでしょ、ということでキャンプを張る一行。 だが、目が覚めたらそこは孤島と化していた・・・。 ただ一人イライラを隠せないクレイをよそに潮が引くまでまったりすごす一行。 食料を確保しに森へ向かうリュウ・ニーナ・アースラ。岸辺で都合よくさおDXを 見つけ釣りに興じるリュウをよそに女性陣はなにやら泉のほうへ。 なんとか食えそうな魚を何匹か確保して(このゲームではここの他各地で釣りが でき、釣った魚はHPなどの回復にも使える)ほくほく顔のリュウが泉で見たものは・・・ 女性陣の水浴び。 偶然のラッキーチャンスに息を潜めるリュウ・・・だったがアースラは気がついた ようで弾丸一発。恐怖を胸にそそくさとキャンプへ戻るのであった。 そのころ、皇都になにやらボロボロになった銀髪の男が現れる。 そう、フォウルである。 懐かしの皇城。城の守護者アーターに皇都を崩壊させるように命じ玉座を 目指すフォウルの目前に現れたのはヨム。切り札の強化型炎の魔人カーポと 強化型炎の魔鳥カミュを次々に召喚しフォウルを滅せんと襲い掛かる。 しかし、リュウがカイザーに目覚めると共にもうひとつの最強竜タイラントに 目覚めていたフォウルにはかなうはずもなく、2体の召喚獣は光に消える。 切り札をあっけなく破られたヨムは、自分の価値はもはやない、やはり神皇になど かなうはずもないのだ、と言い残し自決する。 ヨムの死体を背に皇帝専用の直通エレベーターで最下階を目指す。 最下階で待っていたのは帝国兵と呪術師。竜の力を封ずるという結界を張り 皇帝を守らんとするも、その結界もタイラントの力の前にたやすく崩れ去り 帝国兵達も塵と化す。 そのころ玉座では、フォウル出現におののく皇帝に宰相ユンナが神をも殺せる 剣「神鉄の剣」を授け、これでフォウルを殺せば貴方は皇帝のままでいられる とそそのかす。 帝国兵を蹴散らし玉座に座りガタガタ震える皇帝の前に立つフォウル。 盟約に従い玉座を明け渡せと迫るフォウルに皇帝は神鉄の剣を突き立てる! ・・・が、フォウルは倒れない。打つ手もなくただ哀れに震えるだけの皇帝 の手から神鉄の剣を打ち払い、返す刀で首を跳ね飛ばす。 こうして、神皇フォウルは再び皇帝として君臨することとなった。 そして、フォウルは魔物の巣窟となった皇城の最下でいずれ来る半身を待つのであった・・・。 そんなフォウルの壮絶な死闘をよそにニーナと釣りに興じるリュウ。 今日も釣れてほくほく顔でキャンプに戻ってみればいいタイミングで潮が引いている。 これなら帝国領にいける。一行は帝国領北の玄関であるコウシア村へ向かうのであった・・・。 256 ブレス4のひと sage 04/03/17 01 48 ID DZQO7yZs 205の続き。帝国領に入っていよいよ物語も佳境です。 第3章 第10部 西の大陸 シオの海・サルディン島と北部をぐるりと回ってようやく帝国領の北の玄関口 コウシア村に辿り着いた一行。なにやら不思議な水晶があるという遺跡エン・ジュ の噂を聞きつつ、先に向かおうとするも道が分からないということで知っている 人を探すことに。どうやらチクア村にいる珍品コレクター兼商人のフーという 男が知っているようだ。ということで、シャン川を渡りチクア村へ向かう。 チクア村で商人フーと出会い話を聞こうとするも、交換条件を出される。 何でもエン・ジュ遺跡にある珍しい水晶か、コウシア村名産の壷か、地元料理 シースーの具になる魚「火星ダコ」・「ジャケ」・「タイタン」を釣ってくるか どれかを選ぶことに。 とりあえずエン・ジュ遺跡の水晶から当ってみる。古代の仕掛けを解いて進むと そこにあったのは巨大な水晶。これにリュウが触れると水晶の中にある意識が 語りかけてきてドラゴン「ヘンナー」の力を得る。 (他にも各地の同様の水晶があり、それに触れることでワイバーン・ベヘモス・ ウォリアの力が得られる。またミニゲームの成績によるポイントでパワーアップもする。) ということで水晶は渡せなくなったので、コウシア村名産の壷か魚を釣って フーに渡すことに。交換条件は成立、運河を渡った先のパウク村の村長は皇都に 行った事があるのでそいつに聞いてみるといいだろうという話を聞かせてくれる。 ならば、ということでパウク村に向かうことになる。 258 ブレス4のひと sage 04/03/17 02 15 ID DZQO7yZs 256の続き 第11部 みちびき 商人フーの助言に従い、運河を渡りパウク村に到着した一行は、早速皇都への 道のりを知っているという村長に会うことに。 村長の家では、村長はなにやらお困りの様子。何でも西の森に作ったサクから 入れておいたニワトリが脱走してしまいどうしようもないとのこと。 お安い御用とばかりに西の森に散らばったニワトリをサクの中に入れなおし (ミニゲーム)村長のご機嫌をとると、皇帝墓所の奥には秘密の抜け道があり、 そこを通れば皇都に行けるという話を聞ける。 早速皇帝墓所に向かった一行を待ち受けていたのは墓所の守護神オンクー。 さすがに神皇の墓を守護するだけあって手ごわいオンクーを退けた一行は墓所の 中へ。中では数々の仕掛けとサイコロ型の守護獣「シャイ」・「ツウ」が待ち構えて いた。 辛うじて墓所から抜け道に出て、しばらくぶりの陽光を浴びる一行。 (ちなみに、抜け道を出たところにある隠し部屋にはラスボスを越える実力を 持ったこのゲーム最強のザコ敵が出る) ジンガ山地を下ったところで世も深け、キャンプを張った一行。 そこでクレイは長らく抱いている疑問をアースラにぶつける。なぜ自分たちを 捕縛、連行せずあくまで同行という形を取っているのか。 アースラはその問いに、上官であるルーン将軍の下に連れて行くことが第一で あるが、リュウ達の協力なくしてはここまでは来れなかった、と答える。 夜も明けて皇都へ向かおうとした先には検問が。アースラが事情を聞くと、皇都では 魔物があふれ暴れまわっているので如何ともしがたく、軍本部のあるアスタナに 向かいルーン将軍に会って欲しいと言われる。 ということで、因縁の地アスタナに向かうことになる。 そこで衝撃の真実が待ち受けているとも知らずに・・・。 266 ブレス4のひと sage 04/03/17 02 51 ID DZQO7yZs 258の続き かくしてルーン将軍に会うべく再びアスタナを訪れることになった一行。 だがルーン将軍とは入れ違いになる。しかし将軍の口ぞえなのか基地の奥深く まで入れるように手配されていた。 そして、かつて訪れたときはユンナに追い返されたあの廊下の先へ。 そこには見るもおぞましいほどの、見上げるほどに巨大化した内臓と思しき 物体とそれを保存するためなのか水槽が。その不気味な光景、帝国の秘密を 垣間見ながら進むと臓器に道が塞がれていた。 その時、女性の声が聞こえてくる。ユンナが持つ神鉄の剣を持ってすればその臓器を 断ち切ることができる、と。 その声にクレイとニーナは驚く。そう、長らく捜し求めていたエリーナの声に 間違いなかったからだ。 エリーナの言葉に従いユンナの行方を聞くと、どうやらダンの関のほうに逃げ出した ようだ。急ぎダンの関に向かうとそこにはユンナが。 素早く捕まえ怒りを露にして神鉄の剣をよこせと迫るクレイの気迫に圧倒された ユンナは、隠し持っていた神鉄の剣を投げ捨て一目散に逃亡する。 神鉄の剣を手に入れ意気揚々とアスタナ基地へと戻る一行。道を塞いでいた 臓器を断ち切り向かった先には逃げたはずのユンナが。ユンナは、もはやエリーナ などという「人間」はこの世に存在しないとだけ言い残し再び姿をくらます。 そんなユンナの捨て台詞など気にも留めずに先に進むと、そこには豪奢な ベッドに横になるエリーナの姿が。やっと会えた、ウィンディアに帰ろうと いうクレイやニーナの言葉に、それはできない、と応えたエリーナは語る。 マーロックの導きを受け帝国領に入った後ユンナらに捕らえられ、ありとあらゆる 呪法をその身に受けてしまい、その姿はもはや異形のものと化してしまっている。 呪砲が最も威力を発揮するのは、発射対象に思い入れがある人間、発射対象の 周囲にいる人間から慕われている人間をニエにしたときであり、帝国からしてみれば 東側の各地の町で慕われていると判断された自分は最高級の弾丸であり、しかも 先に語った呪法を受けたこの体は、たとえどれほど切り刻まれてもそれが神鉄の剣に よるものでない限り復元し、無限の弾丸となる。 もはやこの身は人工的に作られた「うつろわざるもの」であり戦争の道具と なってしまっているのだ、と。 信じられないとばかりにクレイは力任せに布団を剥ぐと、エリーナの腰から下は 先ほど通ってきた地下にあった肥大化した臓器と繋がっていた・・・。 最後にエリーナは、クレイと二人きりで話がしたいと言う。その言葉に従い クレイとエリーナは二人きりに。 旅のこと、仲間のこと、お互いの想い。 そんな話の後、エリーナはクレイに懇願する。その神鉄の剣で自分を殺して欲しい、 せめて貴方の手で殺して欲しい、と。 クレイは、エリーナのため、神鉄の剣を振り下ろすしか、なかった・・・。 334 ブレス4のひと sage 04/03/18 01 17 ID +9cnj19R 266の続き。宣言通り今日のカキコで終わりです。 終章 うつろうもの 第12部 旅の終わり/第13部 神とヒトと エリーナと再会できたものの結局は何もできず悲嘆に暮れる一行。だが、まだ 旅の目的がすべて果たされたわけではない。皇城にいるはずのリュウの半身と 会わなければならないという目的がまだ残っている。 悲しみを振り切りアスタナ基地を出た一行は、皇都に向かう途中の、先に封鎖 されていた場所にいた帝国兵からルーン将軍が残存兵力を集め皇城に攻め入った という話を聞き、急ぎ後を追うことに。 呪いにまみれたソマの森を迂回しついに皇都に辿り着く。皇都は既に魔物の 巣窟と化しており、並み居る魔物を蹴散らしながら皇城の城門に辿り着くと、 そこにはフォウルが放ったアーターが待ち構えていた。 皇城の守護獣だけあって強力な冷気を放ち襲い掛かるアーターを撃退すると、 城門の脇には既に息絶えた兵士達と傷ついたルーン将軍が横たわっていた。 アースラは育ての親も同然のルーン将軍の手当てをする。そんなアースラに、 自分の後継を頼む、これからは自分のような老いたものでなくお前や仲間達の ような若い者が切り開いていくべきだ、と語り皇城に行くように促す。 そして皇城に踏み込む。入口から先にはなんと道がない。すると先に倒したはず のアーターが現れ、この先に半身であるリュウを導くように命ぜられている と言い、一行を背中に乗せ城の内部へ導く。 表にいたものよりも強力な力を持った魔物達や、封印の守護者「ドラゴニュート」を 退け、各所に施された封印を解きながら最下層へと向かう。 335 ブレス4のひと sage 04/03/18 01 18 ID +9cnj19R 334の続き 最下層の玉座。そこには皇帝の正装でリュウの到着を待つフォウルが鎮座していた。 殺気立つ仲間達を衝撃波で吹き飛ばし、リュウと向き合うフォウル。 とうとうひとつの神となる時が来た、と語りフォウルは玉座の奥へと姿を消す。 意識を取り戻した仲間達と共に玉座の奥へ向かうリュウ。そこには、アルカイの 神殿と同じような召喚の儀式の間が広がっていた。 フォウルと二人向き合うリュウ。ひとつの神として力を完全なものとして、 世にはびこるうつろうものどもをすべて抹殺してしまおうと語りかける フォウルの提案を撥ね付けるリュウと、仲間達を見たフォウルは閃く。 後ろのあやつらが邪魔なのだと。 フォウルはリュウに圧倒的な力で襲い掛かる。ただ防戦一方のリュウ。 そして、おまえが盾にならねば後ろの者どもは消し飛ぶぞ、と神の業 「エバーホワイト」をリュウに撃ち込む・・・! 「エバーホワイト」を辛くも凌ぎきったリュウ。だが満身創痍。そこに 仲間達が駆けつけ、癒しの術をかける。 ニーナは語りかける。なぜそれほどにヒトを憎むのか?ヒトは今は貴方が 思うように愚かで浅ましく傲慢な生き物かもしれないが、それでも成長して いけるはずだ、と。 フォウルは答える。自分を召喚したものも同じことを言った。だがそいつらが やったことは自分を皇帝にすえて世界の覇権を取ることだけだった。今も さほど変わりはしない。そんなヒトどもに生きる価値など有りはしない、と。 そしてリュウに語りかける。 おまえが見てきたヒトは愚かしい生き物ではなかったか? おまえが見てきたヒトは傲慢な生き物ではなかったか? おまえが見てきたヒトは浅ましい生き物ではなかったか? 自分とひとつになり、ヒトを滅ぼさないか? そして、リュウは、その問いに答える。 336 ブレス4のひと sage 04/03/18 01 44 ID ah/fNAHe 335の続き 便宜上フォウルEDということで。 リュウは、フォウルの言葉を否定しきれない。確かにフォウルの言うような 人間もいたが、だが皆がそうでもなかった。だが・・・ そのとき、リュウの体が光に包まれ、フォウルの中に取り込まれていく。 そして、フォウルはこれまでよりも一層神々しい存在になった。 そこにいるのはフォウルでありリュウ。だが、その心も、体も、力も、その すべてがフォウルの支配するところとなっていた。 フォウルは語る。これから世を、ヒトを、滅ぼすと。 その前に、手始めに貴様らを始末する、と。 そして、究極の竜「アンティマ」へと姿を変える。 させじと徹底抗戦を図るニーナ達。だが、アンティマのすべてを超越した 力の前には為す術もなく、次々に倒れていく。 そして、彼女らは二度と立ち上がることはなかった。 飛び立つアンティマ。世界の粛清が始まる・・・ 337 ブレス4のひと sage 04/03/18 01 59 ID ah/fNAHe 335の続き こちらは本EDへの流れ リュウには分からない。フォウルの言うようなヒトもいたが、そうでないヒト もたくさんいることを知っている。 ここまで来てくれた仲間達、旅を支えてくれた人たち。 その人たちを思う。世界を思う。 ニーナは、この世界が好きだといった。自分も好きなのだと思う。 心は決まった。 リュウは差し伸べられたフォウルの手を払う。 半身であるはずのリュウ、通じ合っているはずのリュウの心が分からないフォウル。 ならば貴様ごと消してやろうではないか、とタイラントを召喚し襲い掛かる。 決死の戦いでタイラントを退けたリュウ達。 ならばとばかりに、フォウルは自らを真スピリチュアルへと変え最後の決戦を 挑む。 数々の神の業を繰り出し怒涛の攻めを繰り出す真スピリチュアル。 これまでの戦いで培ってきた力と技で立ち向かうリュウ達。 決着。竜変身も解け地に崩れ落ちるフォウル。 ヒトに、世界に迷いを抱いていたのは自分であったのだと語りだす。 その時、フォウルの体が光り輝きリュウの中に流れ込む。 338 ブレス4のひと sage 04/03/18 02 12 ID ah/fNAHe 337の続き 神々しい気をまとったリュウは語る。自分はリュウでもありフォウルでもある、と。 そして、融合したことでお互いの真なる想いを知り、為さねばならないことがある、と。 それは、世界から神を捨て去り、そして自らも神の力を捨てること。 祭壇で神の力のすべてを解き放ったリュウは、その力で世界中に散らばる すべての竜を世界から追い出す。そして、リュウも力を失いただのヒトとして 生きる決意をする。 だが、マスターの中にいたディースは世界の行く末をマスターと共に見守るために 留まるといい、マスターもそれを歓迎する。 為すべきことは終わった。さぁ、帰ろう。 アースラは皇都に残り、復興の支援と行方知れずになったルーン将軍の捜索に あたるという。もう敵同士ではないから、とクレイとアースラは固く握手を交わす。 そして、アースラと分かれた一行は、故郷である東の大陸へと向かう。 ヒトは竜が、神がいなくともやっていける。 きっと、そうにちがいない。 アスタナ基地の屋根の上、神の気配が消え行くことを察知したユンナ。 彼はほくそ笑む。 神がいなくなったのであれば、自分が神を作ればいい。 そう呟いて・・・。 339 ブレス4のひと sage 04/03/18 02 22 ID ah/fNAHe 長らくお付き合いいただきましてありがとうございます。 消化不良な点、納得いかない点もおありでしょうが、ゲームとしてはこれにて 閉幕です。 ここからは余談。 先に書いたフォウルEDですが、このときの一行VSアンティマにおいては プレイヤーはアンティマを操作し一行をなぶり殺しにします。 ・一行の攻撃はほとんど効かない・自分を攻撃対象に選ぶことはできない ・毎ターン最大HP分自動回復 といった理由でどうあがいても負けることはできません。 本ED文中で「真スピリチュアル(便宜上)」というのは、一応ゲームでの 名称は「スピリチュアル」なのですが、フォウル操作時に変身できるスピリチュアルと 区別するために真をつけさせてもらっています。
https://w.atwiki.jp/legendia/pages/32.html
爪術・ブレス系 MENU ウィル/ノーマ/グリューネ/シャーリィ 間違いなどあればコメントでお願いします。 名前 種類 名称 修得 TP 属性 スカルプチャ 数 説明 ウ ィ ル 初級 ライトニング 初期 7 - - - 敵の頭上から 稲妻を落とす初級呪文 ストーンブラスト Lv5 9 地 エッグベア ピヨピヨ 15 23 足元から石つぶてを 発生させる初級呪文 ファイアボール Lv8 12 火 リザードマン ピヨピヨヘッド 69 61 火炎の弾を飛ばして 攻撃する初級呪文 アイスニードル Lv14 17 氷 エル エレメント 183 114 大気中の水分で氷の針を作り 敵を貫く初級呪文 中級 スプレッド Lv19 25 海 リザードマン ゲルウレスソード 428 117 敵の頭上から氷柱を 降らせる中級呪文 フリーズランサー Lv26 28 氷 メガント フィンクス 523 226 大気中の水分で氷の槍を作り 敵を貫く中級呪文 フレイムカッター Lv29 31 火 エッグベア ゲルウレスシールド 435 134 炎の刃を発生させ 敵を切り刻む中級呪文 サンダーブレード Lv32 33 雷 ガルフ ディーバ 672 150 雷の刃で敵を切り裂く中級呪文 上級 インディグネイション Lv35 36 雷 ミミックヘッド タコエッグ 265 445 激しい雷を呼び寄せる上級呪文 アイシクルボルト Lv41 42 氷 フィンクス ドラゴン 899 400 敵を氷結させ、 さらに雷で攻撃する上級呪文 イラプション Lv50 50 火 オートマタ ヒルアングラー 239 1375 地底から灼熱のマグマを 呼び寄せる上級呪文 インプレイスエンド Lv54 53 氷 ホッパー ミミックヘッド 800 868 敵を氷の棺に葬る上級呪文 ブラックホール Lv58 57 呪 ディーバ ホッパー 1133 1053 光さえも飲み込む 強力な闇を生み出す上級呪文 エクステンション Lv62 60 - ドダイガメ マンドレイク 1461 850 対属性を衝突させ一定確率で 敵を消し去る上級呪文 シューティングスター Lv66 64 氷 ガルフ リザードマン 929 1128 無数の流星を 呼び寄せる上級呪文 ビッグバン Lv70 68 火 メガント グランゲート 2205 1097 巨大な爆発を 引き起こす上級呪文 回復 ファーストエイド 初期 7 - - - 味方一人の HPを回復する回復呪文 リカバー Lv17 20 - ピヨピヨ エレンギ 169 193 味方一人の 状態異常を回復する回復呪文 キュア Lv38 39 - エッグベア ドラゴン 499 245 味方一人の HPを全回復する回復呪文 補助 シールド Lv23 23 - リザードマン ホッパー 212 49 味方一人の防御力を 一定時間上昇させる補助呪文 アンチシールド Lv11 15 - リトルベア タコエッグ 46 188 敵一体の防御力を 一定時間低下させる補助呪文 シェルター Lv47 47 - ガルフ ヒルアングラー 672 800 味方全員の防御力を 一定時間上昇させる補助呪文 アンチシェルター Lv44 15 - ガスト ミニオートマタ 700 600 敵すべての防御力を 一定時間低下させる補助呪文 △上に戻る 名前 種類 名称 修得 TP 属性 スカルプチャ 数 説明 ノ | マ 初級 ファイアウォール 初期 12 火 ガルフ タコエッグ 30 50 敵の足元から炎の壁を 発生させる初級呪文 グレイブ 初期 9 地 - - 敵の足元から岩の塊を 発生させる初級呪文 アイスウォール Lv11 15 氷 エッグベア エレンギ 90 63 敵の足元から氷の塊を 発生させる初級呪文 中級 ヴォルトアロー Lv29 23 雷 メガント ダンダラチュラ 254 34 荒ぶる稲妻で広範囲の敵を貫く 中級呪文 ファイアストーム Lv29 31 火 ガルフ ドダイガメ 672 121 炎の嵐を巻き起こす中級呪文 ダークフォース Lv35 37 呪 フィンクス ホバフライ 596 91 闇の空間を作りだし 敵を舞い上げる中級呪文 ローリングストーン Lv41 42 地 ゲルウレスシールド ディーバ 343 516 巨石を作り出し 敵を押し潰す中級呪文 上級 ブリザード Lv45 45 氷 ドダイガメ マンドレイク 1138 349 強烈な吹雪で広範囲の敵を 包み込む上級呪文 レイ Lv50 50 海 リザードマン マンドレイク 862 530 無数の熱光線を 生み出す上級呪文 グランドダッシャー Lv54 54 地 ガスト エレメント 1000 743 大地を割り 敵を飲み込む上級呪文 ブラックホール Lv58 57 呪 エレンギ ピヨピヨヘッド 580 677 光さえも飲み込む 強力な闇を生み出す上級呪文 トラクタービーム Lv62 61 - ヒルアングラー ガルドシャーク 765 565 上空へ敵を打ち上げ 地面に落とす上級呪文 エンシェントノヴァ Lv66 64 火 エレンギ マンドレイク 601 1014 古の炎を呼び出し 敵を焼き尽くす上級呪文 メテオストーム Lv70 68 火 エレンギ ドラゴン 1048 1618 星の海から小惑星を 呼び寄せる上級呪文 回復 レイズデッド Lv32 34 - ダンダラチュラ タコエッグ 143 332 味方一人の戦闘不能を 回復する回復呪文 リザレクション Lv26 28 - リザードマン ゲルウレスソード 418 37 味方全員のHPを回復させる 回復呪文 補助 ブーイング Lv14 18 - エッグベア タコエッグ 130 218 敵一体の攻撃力を 一定時間低下させる補助呪文 チアリング Lv17 20 - ドダイガメ タコエッグ 94 304 味方一人の攻撃力を 一定時間上昇させる補助呪文 サイレンス Lv23 26 - エル ピヨピヨヘッド 447 101 敵一体の爪術を封じる補助呪文 ブーイングダンス Lv38 39 - ホッパー エレメント 312 477 敵すべての攻撃力を 一定時間低下させる補助呪文 チアダンス Lv47 47 - メガント リザードマン 1067 860 味方全員の攻撃力を 一定時間上昇させる補助呪文 △上に戻る 名前 種類 名称 修得 TP 属性 スカルプチャ 数 説明 グリュ| ネ 中級 ブラッディハウリング 初期 37 呪 - - 暗き呪いの咆吼を 呼び出す中級呪文 アクアレイザー Lv39 40 海 エル ドダイガメ 1097 652 高圧の水流で 敵を切り裂く中級呪文 アブソリュート Lv42 43 氷 エッグベア ピヨピヨヘッド 742 534 静かなる氷の世界に 敵を誘う中級呪文 上級 ブリリアントランス Lv45 45 海 シーゲート ドラゴン 45 828 無数の光の槍で 敵を串刺しにする上級呪文 イラプション Lv48 50 火 フィンクス オートマタ 968 250 地底から灼熱のマグマを 呼び寄せる上級呪文 レイ Lv49 50 海 リトルベア タコエッグ 242 819 無数の熱光線を 生み出す上級呪文 デモンズランス Lv51 51 呪 ダンダラチュラ ゲルウレスソード 507 508 暗黒の槍で 敵を貫く上級呪文 ネガティブブレード Lv59 54 呪 ピヨピヨ ドラゴン 312 900 暗黒の刃で 敵を切り裂く上級呪文 ブラックホール Lv63 57 呪 ガルフ グランゲート 879 845 光さえも飲み込む 強力な闇を生み出す上級呪文 メイルシュトローム Lv67 65 海 エル ホッパー 2262 1074 すべてを飲み込む 大渦を生み出す上級呪文 ゴッドブレス Lv70 69 海 ジェントルメン ヴァルト 500 750 天界の審判を呼び起こし 敵を葬り去る上級呪文 △上に戻る 名前 種類 名称 修得 TP 属性 スカルプチャ 数 説明 シャ|リ ィ 初級 ファイアボール 初期 52 火 - 火炎の弾を飛ばして攻撃する 初級呪文 アイスウォール Lv55 54 氷 ディーバ ダンダラチュラ 1001 592 敵の足元から氷の塊を 発生させる古代初級呪文 上級 インディグネイション Lv58 57 雷 ドラゴン ガルドシャーク 975 397 はげしい雷を呼び寄せる 古代上級呪文 ブリザード Lv64 63 氷 リザードマン エレンギ 921 581 強烈な吹雪で広範囲を 包み込む古代上級呪文 グランドダッシャー Lv61 60 地 エル フィンクス 2003 1106 大地を割り 敵を飲み込む古代上級呪文 トラクタービーム Lv73 71 - ガルフ ヒルアングラー 1227 1000 上空へ敵を打ち上げ 地面に落とす古代上級呪文 シューティングスター Lv70 68 氷 ディーバ マンドレイク 1295 1014 無数の流星を呼び寄せる 古代上級呪文 タイダルウェーブ Lv76 73 海 ピヨピヨヘッド ディノワーム 2221 400 巨大な氷柱を作り出し 敵を飲み込む古代上級呪文 回復 キュア 初期 39 - - - 味方1人のHPを 全回復する古代回復呪文 補助 チアリング Lv52 20 - ドダイガメ ホバフライ 1461 424 味方1人の攻撃力を 一定時間上昇させる 古代補助呪文 シェルター Lv67 47 - ゲルウレスソード エレメント 878 927 味方全員の防御力を 一定時間上昇させる 古代補助呪文 △上に戻る 情報提供者 夜枝月さん,
https://w.atwiki.jp/opfan/pages/2337.html
ロクシアの魔物等が使用する攻撃の一種。 口から炎や冷気と言った様々な吐息を対象目掛けて吐き出し攻撃する。 ドラゴンの類が吐く炎のブレスが最も有名だろう。 体内の可燃性ガスや液体を口から吐き出す物から、魔力を口元に集束させて放つ魔法に近いタイプまで種類は様々。 強力な物なら岩をも溶かす程の威力を誇り、それらを人間がまともに喰らえば骨すら残らない。 関連 ドラゴン レッサードラゴン 目次に戻る
https://w.atwiki.jp/zenmaitako/pages/375.html
ブレス効果 ドラゴンファイア・アデプトが使用できるブレス効果は下記の通りである。それぞれの説明文の最初に、そのブレス効果を選択できるようになる最低レベルを示している。 アシッド・ブレス Acid Breath/酸のブレス攻撃 最低レベル:5レベル 君のブレス攻撃は[火]ダメージの代わりに[酸]ダメージを与える。 出典:『Dragon Magic』p.77 ウィークニング・ブレス Weakening Breath/弱体化のブレス攻撃 最低レベル:5レベル ダメージを与える代わりに、君のブレス攻撃は効果範囲内にいるすべてのクリーチャーに対し4ラウンド間【筋力】の値に-6のペナルティを課す。頑健セーヴに成功すれば、この持続時間を2ラウンドに軽減することができる。 このブレス効果は円錐状のブレス攻撃に対してのみ適用できる。 出典:『Dragon Magic』p.78 エンデュアリング・ブレス Enduring Breath/持続するブレス攻撃 最低レベル:10レベル 君のブレス攻撃は2ラウンド以上ダメージを与え続ける。エンデュアリング・ブレスを使用するとき、目標は君のブレス攻撃から通常通りのダメージを被る。その次のラウンド、同じ目標は再度その半分のダメージを被る。たとえば、最初に君のブレス攻撃から22ポイントのダメージを受けたクリーチャーは、次のラウンドに11ポイントのダメージを被る。最初のときにダメージを受けなかったクリーチャー(身かわし、抵抗、完全耐性、その他どんな理由にせよ)は、次のラウンドにもダメージを受けない。この追加ダメージにはセーヴは許可されない。 出典:『Dragon Magic』p.77 クラウド・ブレス Cloud Breath/雲のブレス攻撃 最低レベル:10レベル 君のブレス攻撃は、君を中心とする半径20フィートの拡散を形成する。君は同じブレス攻撃に対して、それが円錐形のブレス攻撃に対して適用できるものであれば、修得している他のブレス効果1つを同時に適用することができる。たとえば、君は[冷気]の雲(フロスト・ブレスによるもの)や、睡眠の雲(スリープ・ブレスによるもの)を作り出すことができるが、[電気]の雲や[力場]の雲は作り出せない。 出典:『Dragon Magic』p.77 サンダー・ブレス Thunder Breath/雷鳴のブレス攻撃 最低レベル:10レベル 君のブレス攻撃は[火]ダメージの代わりに[音波]ダメージを与える。頑健セーヴに成功すればこのダメージを半減できる。このブレス効果は円錐状のブレス攻撃に対してのみ適用できる。 出典:『Dragon Magic』p.78 シックニング・ブレス Sickening Breath/不調のブレス攻撃 最低レベル:2レベル ダメージを与える代わりに、君のブレス攻撃は効果範囲内にいるすべてのクリーチャーを2ラウンド間不調状態にさせる。頑健セーヴに成功したなら、この持続時間を1ラウンドに軽減できる。 このブレス効果は円錐状のブレス攻撃に対してのみ適用できる。 訳注:不調状態のキャラクターは攻撃ロール、武器ダメージ・ロール、セーヴィング・スロー、技能判定、能力値判定に-2のペナルティを被る。 出典:『Dragon Magic』p.78 シェイプト・ブレス Shaped Breath/形状変化ブレス攻撃 最低レベル:5レベル 君のブレス攻撃の効果範囲内に最大で4マス分まで、ブレス攻撃の影響を与えない箇所を作り出すことを選択できる。事実上、君のブレス攻撃の効果範囲内に1つかそれ以上の“安全地帯”を作り出すことができる(通常は、味方に影響を与えないようにするのに使われる)これらの効果を与えないマス目は互いに隣接している必要はない。 君は同じブレス攻撃に対して、修得している他のブレス効果1つを同時に適用することができる。 出典:『Dragon Magic』p.77 スリープ・ブレス Sleep Breath/睡眠のブレス攻撃 最低レベル:10レベル ダメージを与える代わりに、君のブレス攻撃は効果範囲内にいるすべてのクリーチャーを1ラウンド間睡眠状態にさせる。意志セーヴに成功したすべてのクリーチャーは、代わりに1ラウンド間過労状態に陥るだけで済む。君のクラス・レベルを超えるヒット・ダイスを有するすべてのクリーチャーは、このブレス攻撃の影響を一切受けない。 このブレス効果は円錐状のブレス攻撃に対してのみ適用できる。 訳注:過労状態のキャラクターは半分の移動速度で移動し、【筋力】と【敏捷力】の両方に-6の有効能力値減少を被る。 出典:『Dragon Magic』p.78 スロー・ブレス Slow Breath/減速のブレス攻撃 最低レベル:5レベル ダメージを与える代わりに、君のブレス攻撃は効果範囲内にいるすべてのクリーチャーを2ラウンド間減速状態(スロー状態)にさせる。減速状態のクリーチャーは毎ターンに1回の移動アクションか1回の標準アクションしか取れず、両方を行なうことはできない(そして全ラウンド・アクションを取ることもできない)。加えて、アーマー・クラス、攻撃ロール、反応セーヴにそれぞれ-1のペナルティを被る。減速状態のクリーチャーは通常の移動速度の半分で移動する(5フィート単位で端数切り捨て)。移動速度が低下することによって、通常通りクリーチャーの跳躍距離にも影響が及ぶ。 このブレス効果を同じクリーチャーに対して複数回使用しても効果は累積しない。より長い持続時間の分だけが適用される。スロー・ブレスは効果範囲内にいるクリーチャーにかかっているヘイスト効果を、スロー効果の持続時間の間抑止する。 このブレス効果は円錐状のブレス攻撃に対してのみ適用できる。 出典:『Dragon Magic』p.78 ディスコーポレイティング・ブレス・オヴ・バハムート Discorporating Breath of Bahamut/バハムートの解体ブレス攻撃 最低レベル:15レベル 君のブレス攻撃は通常のエネルギー種別を失い、青白い純粋なエネルギーの直線を形成する。このブレス効果は通常君のブレス攻撃が与えるダメージのダイス数の2倍のダメージを与える(たとえば、通常7d6なら14d6になる)。加えて、このブレス攻撃によってヒット・ポイントが0以下にまで減少したあらゆるクリーチャーは分解させられる(ディスインテグレイト呪文と同様に)。頑健セーヴに成功すればこのダメージを半減できる。ディスインテグレイトとは異なり、このブレス効果は、力場でできているものも含めて、物品には何の効果も与えない。 君がディスコーポレイティング・ブレス・オヴ・バハムートを使用するとき、君もまた自身のクラス・レベルの2倍に等しいダメージを被り、これはダメージ減少やそれに類似したどんな効果によっても減少させることができない。善ではないドラゴンファイア・アデプトの場合は、クラス・レベルの4倍のダメージを被る。 君はこのブレス効果を直線状のブレス攻撃に対してのみ適用できる。君はこの妖術を修得し、使用するには悪以外の属性でなければならない。 出典:『Dragon Magic』p.77 パラライジング・ブレス Paralyzing Breath/麻痺のブレス攻撃 最低レベル:15レベル ダメージを与える代わりに、君のブレス攻撃は効果範囲内にいるすべてのクリーチャーを1ラウンド間麻痺状態にさせる。 このブレス効果は円錐状のブレス攻撃に対してのみ適用できる。 訳注:麻痺状態のキャラクターは有効【敏捷力】と有効【筋力】が0であり、無防備状態であるが、純粋に精神的なアクションは行なうことができる。翼を持つクリーチャーが飛行中に麻痺状態をなった場合、羽ばたくことができず落下する。水泳中のものが麻痺状態であれば泳ぐことができずに溺れる。クリーチャーは仲間かどうかに関わらず麻痺状態のクリーチャーが占める接敵面を通過して移動することができる。しかしその場合、麻痺状態のクリーチャーが占めているマスは2マス分と数える。 出典:『Dragon Magic』p.77 ファイヴフォールド・ブレス・オヴ・ティアマト Fivefold Breath of Tiamat/ディアマトの五層ブレス攻撃 最低レベル:15レベル 全ラウンド・アクションとして、君は5種類の異なるブレス攻撃を同時に発生させることができる。すなわち、[酸]の円錐、[火]の円錐、[冷気]の円錐、[酸]の直線、[電気]の直線である。それぞれのブレス攻撃は君の通常のブレス攻撃のダメージに等しいダメージを与え、それぞれに対して反応セーヴを行なってダメージを半減させることができる。 このブレス効果を作り出すとき、君もまた自身のクラス・レベルの2倍に等しいダメージを被り、これはダメージ減少やそれに類似したどんな効果によっても減少させることができない。悪ではないドラゴンファイア・アデプトの場合は、クラス・レベルの4倍のダメージを被る。加えて、君がこのブレス効果を適用したラウンドの次のラウンドには、いかなるブレス攻撃も使用できない。 君はこの妖術を修得し、使用するには善以外の属性でなければならない。 出典:『Dragon Magic』p.77 フォース・ブレス Force Breath/力場のブレス攻撃 最低レベル:15レベル 君のブレス攻撃は[力場]効果となる。そのダメージはエネルギー種別を持たないが、非実体クリーチャーに対しても通常通りに効果を与える。このブレス効果は直線状のブレス攻撃に対してのみ適用できる。 出典:『Dragon Magic』p.77 フロスト・ブレス Frost Breath/霜のブレス攻撃 最低レベル:2レベル 君のブレス攻撃は[火]ダメージの代わりに[冷気]ダメージを与える。このブレス効果は円錐状のブレス攻撃に対してのみ適用できる。 出典:『Dragon Magic』p.77 ライトニング・ブレス Lightning Breath/電気のブレス攻撃 最低レベル:2レベル 君のブレス攻撃は[火]ダメージの代わりに[電気]ダメージを与える。このブレス効果は直線状のブレス攻撃に対してのみ適用できる。 出典:『Dragon Magic』p.77 関連項目 ドラゴンファイア・アデプト