約 4,169,349 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/10290.html
登録日:2012/10/09 (火) 21 06 56 更新日:2023/11/12 Sun 08 35 30 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 3DS BDFF CERO C Linked Horizon Linked_Horizon RPG Revo ゲーム シリアス シリコンスタジオ スクウェア・エニックス ニンテンドー3DS パンツ ブレイブリーデフォルト 傑作 吉田明彦 林直孝 浅野チーム関連作品 王道 豪華声優陣 鬱展開多し 光の戦士となって、遥かなる"ルクセンダルク"の地へ― 『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』(Bravely Default Flying Fairy)とは、スクウェア・エニックスより2012年10月11日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。 吉田明彦・浅野智也らDSで発売された『光の4戦士』のスタッフに加え、Sound HorizonのRevoによる新ユニット「Linked Horizon」・5pbの林直孝による王道RPGを目標に製作されたタイトルである。 2013年には「完全版でも、廉価版でも、体験版でもない」『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』が発売された。 「フォーザ・シークウェル」は直訳すると「続編のために」の意。値段下がってるし廉価版じゃんとか思ってはいけない。 戦闘速度の4倍速や、英語ボイス対応、エンカウント率を設定できるなどの100の改善を実施。要素増えてるし完全版じゃんとか思ってはいけない。 ナイトや白魔導士といったジョブやアビリティなどFF的な要素を踏まえつつ、独自の「ブレイブ&デフォルト」というシステムを取り入れている。 しかし、FF5と似てると言われがちだが公式は 「FFではない」 と言っている。因みにこの言葉には重大な意味が隠されている。 また、今までに何本か体験版が配信されており、プレイしたユーザーによる不満点などを改善し反映させている。 なお、ジョブの衣装デザインなどは、『戯言シリーズ』の竹氏や、『SOUL EATER』の大久保篤氏など、漫画家やイラストレーターを複数起用している。 ~「ブレイブ&デフォルト」とは?~ 光の4戦士のAP制バトルを発展させたもので、通常RPGにおいて、防御コマンドはただ身を固めてターンを消費するだけだが、BDFFでは防御コマンドが「デフォルト」と表示される。 「デフォルト」を選択することで、防御しつつブレイブポイント(以下BP)が溜まる。次以降のターンで任意で「ブレイブ」コマンドを選択しBPを消費することで1ターンでの行動回数を増やしたり、BPを消費する技をデメリットなく使用することができるようになる。 このBPは前借りすることもでき、1ターン目にいきなり3回ずつ行動することも可能である。ただし、前借りした場合、BPが回復するまで行動不能に陥ってしまう。 「ブレイブ&デフォルト」は敵も使用してくるため、特にボス戦ではこのシステムをうまく使いこなすことが鍵となる。 ていうか雑魚戦でも面倒くさがってフルブレイブ→通常攻撃とかやってると相手によっては全滅しかねないので注意。 また、必殺技を発動するとキャラ専用BGMが流れ、その間は能力UPし、別のキャラが必殺技を発動すると効果の重ねがけができる。 ターン制で時間制限のあるシステムのため、若干意見が分かれている。 FtS以降では、時間経過で貯まるSPを使って時を止めて追加行動できる「ブレイブリーセカンド」が利用できる。敵の行動中でも割り込めるので非常に強力だが、SPはすぐに回復はしてくれない(リアル8時間で1回復)ので使いどころが求められる。 ○あらすじ○ 突如、大地に大穴が開いた。 それと同時にクリスタル教会に祀られていたクリスタルは黒い霧に覆われ、世界中の魔物が活性化し、各地で起きていた戦争も過激となり、世界は徐々に終わりに近付いているように見えた。 辺境の村、ノルエンデで羊飼いをしていた少年、ティズも突如開いた大穴により、故郷と家族を失う。 やがて彼は、異変調査の為に訪れた巫女・アニエスに出会い、世界の命運すらも変える旅へ出ることとなる… ○パーティーキャラクター○ ティズ・オーリア(CV 斎賀みつき) 本作の主人公。辺境の村ノルエンデに住む羊飼いの少年だったが、ある日突如現れた大穴に村が飲み込まれ、ティズ自身は間一髪助かるものの弟を失ってしまう。弟を助けられなかったことを後悔し、壊滅した故郷の復興を胸に旅に出る。 アニエス・オブリージュ(CV 小清水亜美) 本作のヒロイン。古来より信仰されてきたクリスタル正教の信仰対象である4つのクリスタルのうち風のクリスタルの巫女。 闇に呑まれたクリスタルを解放すべく、世界で起こっている異変を調査に向かう。 イデア・リー(CV 相沢舞) エタルニア公国元帥の一人娘であり、剣術を嗜む。 巫女討伐という任務の中で、軍の非道な行いに疑問を持ち反旗を翻してティズ達と行動を共にする。 なお、エタルニア公国の最高権力者は元帥のため、国では王女のような存在でもある。 リングアベル(CV 竹内良太) 未来を予言する「Dの手帳」を持つ記憶喪失の男。 記憶は失っているものの悲壮感を表に出すことはなく、行く先々で女性を口説いている。 ある時手帳に名前が書かれているティズ達と出会い、同じく名前が書かれている「イデア」に会うために彼らに同行する。 ぶっちゃけ序~中盤の時点で彼の正体と境遇、および物語の仕組みと黒幕について大体察しがついてしまう。 エアリー(CV 津村まこと) クリスタルの精霊を名乗る存在であり、妖精(fairy)のように羽の生えた小さい少女の姿をしている。 世界を救うためにはクリスタルの解放が第一と考え、ティズ達がそれ以外のことに首を突っ込もうとすると露骨に嫌な顔をし、急かそうとする。 ちなみにアニエスと出会ったのはクリスタルが闇に呑まれ彼女が1人ぼっちになった時であり、そこでアニエスをクリスタル解放の旅へ誘った。 また他の巫女はエアリーの存在を知らない。ちなみに英語で名前を書くとairy。 以下ネタバレ 本作の黒幕であり、解放したクリスタルの力を利用して平行世界を繋ぎ、神界への侵攻ルートを作っていた。パーティメンバーは自らの野望を達成する道具に過ぎず、用済みになった平行世界のアニエス達を始末してきた。そのことを看破して「あること」を行うと醜い本性を表し、対決することとなる。 ○アスタリスク所有者○ ジョブごとに個性豊かなアスタリスク所有者がおり、彼等を倒すことでアスタリスクを入手でき、そのジョブにチェンジすることが可能となる。 アスタリスク所有者戦のBGM「彼の者の名は」は人気が高い。 闘士 ベアリング・アウト(CV 大塚芳忠) モンクのアスタリスク所有者。脳筋。飛空艇の操縦も担当しているが荒っぽい。 白魔道士 ホーリー・ホワイト(CV:たかはし智秋) 白魔道士のアスタリスク所有者。ヒーラーなのにドSでセクシーな姉御。 黒魔道士 オミノス・クロウ(CV 保志総一朗) 黒魔道士のアスタリスク所有者。残忍で卑劣で空気が読めないため仲間からも嫌われている。 騎士 アルジェント・ハインケル(CV 土師孝也) ナイトのアスタリスク所有者で、空挺騎士団の団長。いかにも武人肌だが、作戦のためなら卑劣な作戦も厭わない。 盗賊 ジャッカル(CV 檜山修之) シーフのアスタリスク所有者。幼少期の過酷な体験から奪う側に回り、常に苛立っている。 商人 ニコソギー・ボリトリィ(CV てらそままさき) 商人のアスタリスク所有者で、マヌマット・ボリトリィ商会の会長。関西弁。悪徳商売で巨額の利益を得ている。 魔法剣士 イクマ・ナジット(CV 藤原啓治) 魔法剣士のアスタリスク所有者。金次第でどんな依頼も請け負うが、稼いだ金の使い道は…。 時魔道士 マルメ・コンダ・マヌマット8世(CV 白鳥哲) 時魔道士のアスタリスク所有者で、ラクリーカ国王。旧来の伝統を嫌い、国の重工業化を推し進めている。 狩人 アルテミア・ヴィーナス(CV 西沢広香) 狩人のアスタリスク所有者で、ヴィーナス三姉妹の三女。片言で喋り、エインフェリア以外の言葉は聞かない。 召喚士 メフィリア・ヴィーナス(CV 新井里美) 召喚士のアスタリスク所有者で、ヴィーナス三姉妹の次女。恋人を亡くしたショックで精神を病んでいる。 ティズの中にある「もう一つの魂」に気付いているようだが…? 戦乙女 エインフェイア・ヴィーナス(CV 甲斐田裕子) ヴァルキリーのアスタリスク所有者で、ヴィーナス三姉妹の長女。イデアの姉弟子でもある。 赤魔道士 フィオーレ・ディローザ(CV 中田譲治)) 赤魔道士のアスタリスク所有者で、公国の部隊「ブラッドローズ特務隊」の隊長。通称「赤いおじさん」。数多くの女性を口説き落としている。 薬師 カ・ダ(CV 茶風林) 薬師のアスタリスク所有者。極悪非道のマッドサイエンティスト。 戦場アイドル プリン・ア・ラ・モード(CV 水沢史絵) スーパースターのアスタリスク所有者。得意の「純愛十字砲火」で兵士達をみなぎらせる。 同曲はサントラでボーカライズ版も作られた。 キャプテン ハイレディン・バルバロッサ(CV 廣田行生) 海賊のアスタリスク所有者。細かいことは気にしない豪快な男だが、海賊なのに方向音痴。 今は亡きメフィリアの恋人、スレイマンの親友でもある。 女忍者 キキョウ・コノエ(CV 斎藤恵理) 忍者のアスタリスク所有者。素顔の時は全く喋らないが、変装中は異様に早口で喋る。 剣聖 カミイズミ(CV 緑川光) ソードマスターのアスタリスク所有者で、公国の部隊「黒鉄之刃」を率いる隊長。イデアの剣の師匠であり、彼女を時に優しく、時に厳しく導いていた。 武人として高潔な人物であり、卑怯な手を忌み嫌う。 公国の元帥である聖騎士ブレイブとは親しいが、かつては恋人を巡って争い合っていた過去がある。 魔女 ヴィクトリア・F・シュタイン(CV 谷花音) 魔人のアスタリスク所有者。見た目は子供のようだが、老人のような口調で喋る。 高い魔力を持っているが感情と身体が不安定で、度々ヴィクターの治療を必要とする。 導師 ヴィクター・S・コート(CV 小野大輔) 導師のアスタリスク所有者。若き白魔法の天才であるが、ヴィクトリアに対してだけは従順。 聖騎士 ブレイブ・リー(CV 子安武人) 聖騎士のアスタリスク所有者で、エタルニア公国元帥にしてイデアの父親。 厳格かつ正義感が強い性格だが、その一方で「アンチクリスタリズム」を提唱し、クリスタル正教を弾圧、各地のクリスタルを強奪している。 以下ネタバレ 元々はクリスタル正教に仕える司祭だったが、正教の腐敗に憤慨し叛旗を翻す。老師・レスター卿とともにエアリーの企みを知り、エアリーに悪用されないためにクリスタルを強奪している。 暗黒騎士 アナゼル 暗黒騎士のアスタリスク所有者。ブレイブに拾われ、彼に忠誠を尽くす青年。イデアの幼馴染。 クリスタルの解放を行うアニエス達を執拗に付け狙う騎士で、仮面の下の素顔は謎に包まれている。いったいなにものなんだ…… 特にエアリーに対しては強烈な敵意を向けている。 以下ネタバレ その正体は平行世界のリングアベル。エアリーの本性を知っており、そのためにクリスタルの解放を阻止しようとしている。イデアに恋心を抱いており、あろうことか戦闘中に告白してくる。 レスター・ド・ロッソ(CV 東地宏樹) エタルニア公王。だが、実権はブレイブが握っているため吸血鬼城で隠遁生活を送っている。 以下ネタバレ かつてはクリスタル正教と対立する組織の首領であったが、その時に「天使」に出会い、それをきっかけに不死身となり2400年以上を生きている。 ヴァンパイアのアスタリスク所有者。なお、ヴァンパイアとは言っても不死であるだけで吸血鬼というわけではない。 ユルヤナの老師(CV 増岡弘) 旅を続けるアニエスを支える仕立て屋の老人。ユルヤナの森に隠居を構えている。 歴代の巫女の祈祷衣を作っているが、とんでもなくスケベで、事あるごとにアニエスやイデアに露出度の高い衣装を着せようとする。 以下ネタバレ クリスタル正教の大司教で、かつてはレスター卿と地形が変わるほどの激戦を繰り広げていた。激戦のさなか戦場に降り立った「天使」から世界に迫る危機とエアリーの野望を聞き、エアリーの野望を阻止するためにレスター・ブレイブと組んで行動を開始する。 魔界幻士のアスタリスク所有者。 ○登場ジョブ○ 多くはFF5と共通するが、FF3由来のものや独自のものも存在する。 すっぴん FF5とは違い、マスターした他ジョブの特性を全て引き継ぐ…ということはないが、 マスターしたジョブの数に応じて能力が向上する「大器晩成」特性を持っている。 ものまね師は登場しないため、ものまねコマンドはすっぴんのLV14(マスター)で習得する。 また、ダメージ床を回避する「けんけんぱ」や、JPアップといった優秀なサポートアビリティを習得可能。 装備適性は全てBであるため、何でも使えるがアビリティなしでは専門家に劣るため、かつてのような絶対の最強ではない。 モンク 相変わらず素手でも高い火力が出せるため、金欠の序盤において頼れる存在。 終盤になっても防御貫通攻撃の「点穴」等の強力なコマンドアビリティがあり、ボス戦での切り札として機能する。 白魔道士 説明不要のパーティの生命線。今作ではエアロ系が白魔法扱いであるため攻撃も出来なくはない。 攻撃を受けた時に50%の確率で被ダメージを半減する「天使の加護」や、魔法を威力を低下させず全体化できる「そのまま全体化」など、 サポートアビリティも優秀であるため早めに育てておいて損はない。 黒魔道士 今作では顔が見えなくなるような衣装ではないのでご安心(?)。 ただ、今作では攻撃力的に物理攻撃に比べると不遇であることと、コマンドアビリティの仕様上、ちゃんと育成してないと上位の魔法が使えないこともあって 定番ジョブでありながら使い辛さが否めない。全体化を活かしたザコ戦向きか。 ナイト かばうによる壁役や、高火力の両手持ちも相変わらず頼れるが、サポートアビリティの「両手盾」が特徴。 物理攻撃が出来なくなってしまうが防御面が大幅に向上するため、魔法攻撃や回復に徹するキャラに有効。 シーフ 盗む(ぶんどる)によるアイテム入手は言うまでもなし。今作では弓の装備適性がAであることに加え、 HP吸収効果の「ハート泥棒」や、行動速度を物理攻撃に代えて攻撃する「神速瞬撃」など、攻撃も出来るようになった。 商人 金の力に物を言わせたジョブ。見た目はシルクハットを被っていて紳士的。 ぜになげに相当する「テイクオーバー」や、金を消費してBPを回復する「BPドリンク」、 FF10のわいろのように金を消費して敵を買収して戦闘を終わらせる「アクイジション」等のアビリティを習得する。 金欠気味の序盤はサポートアビリティ「入手金額アップ」目当てとなるが、資金に余裕が出る終盤に真価を発揮するだろう。 魔法剣士 相変わらず魔法剣による弱点特攻で高い火力を誇る。サポートアビリティの「魔法剣強化」も併せれば盤石。 女性二人の衣装がスケスケでちょっと危なっかしい…。 時魔道士 頭についてる飾りが魔法ジョブとは思えないレベルで重そうな衣装。 クエイク系とリレイズが時魔法扱いになっているが、後者はともかく前者は威力が低く使いにくい。 今作での特徴は2ターン毎に敵味方全員のBPを1下げる/上げるサポートアビリティ「ワールドスロウ」と「ワールドヘイスト」。 一見使いにくそうに見えるが、使いこなせばトリッキーな攻め方が可能な上級者向け。 狩人 各種族に対して1.5倍のダメージを与える「○○キラー」や、デフォルトを貫通する「エイミング」により優秀なアタッカーとなる。 命中を増加させるサポートアビリティ「ホークアイ」は他ジョブでも有用。 「マルチバースト」もみだれうちのような4段ヒットはしないものの安定して高い火力を出せる。 ただし、獣の皮を被ったような衣装故にシリアスブレイカーになってしまうことも少なくない…。 召喚士 MP消費が重いものの高火力の全体魔法が使える、という特徴は変わらず。 今作では隠者の試練(敵の召喚魔法に耐える)によって召喚魔法を増やすことになる。 なお、魔法の多くがFFと共通する今作だが召喚魔法だけはFFとは全く異なっている。 ヴァルキリー 本家FFでいうガ…竜騎士。男性二人は兜を被っているが、女性陣はスカート調の鎧が美しい。 ジャンプを始めとする飛技はBPを消費するが、どれも強力。他の物理系ジョブで使ってもいい。 赤魔道士 今作では真っ赤な薔薇がトレードマーク。 白黒魔はLV4までしか使えず、武器適性も剣Aが最高と器用貧乏さは相変わらずであるものの、 ダメージを受けた際に25%の確率でBPが1上がる「リベンジャー」等、BPに関するサポートアビリティを多く習得するため、 育成しておけば他ジョブとの組み合わせで真価を発揮する。 薬師 全身に試験管をつけておりマッドサイエンティストのような見た目になっている。 調合の凶悪さは言わずもがなだが、アイテムの対象を全体化する「広域」等のアビリティも有用。 他にも、戦闘開始直後にダメージを受けず後のターンになってそのダメージが回って来る「痛覚麻痺」が稼ぎの際に役に立つ。 スーパースター 吟遊詩人と踊り子を統合したようなジョブ。 歌唱の全体サポートで戦線を支えることに加え、ターン終了時に能力が上がっていく「ボルテージ」がボス戦で有効なサポートアビリティとなる。 海賊 FF3以来の登場。バーサクも習得するため実質バーサーカーの代替としての面もある。 各種デバフ付きの海賊技が充実しておりボス戦向き。 忍者 今作では残念ながら「なげる」は無し。代わりに回避と、回避した際に反撃や能力上昇するアビリティを習得できる。 攻撃回数を増加させるアビリティもあるため、二刀流や他ジョブのサポートアビリティと併用すれば火力も出せる。 ソードマスター 従来の侍に相当するジョブ。鎧ではなく着物スタイル。 反撃に特化したジョブとなっており、自分から攻められない使い辛さはあるが、他アビリティとの組み合わせで 上手く敵の攻撃を誘導できれば強力な攻撃をいなしつつカウンターで切り捨てられる、というトリッキーなジョブとなっている。 魔人 FF3以来の登場。道化師のような衣装をしている。 黒魔法を強化するサポートアビリティや、状態異常などの条件を満たした相手に敵味方問わずに攻撃するコマンドアビリティを習得する。 かつてのような黒魔道士の上位互換ではないが、黒魔道士との組み合わせを前提としたジョブとなっている。 導師 こちらもFF3以来の登場。白いコートに眼鏡をかけた医者のようなスタイル。 敵の攻撃を無効・半減するコマンドアビリティを多数習得し、戦闘を大幅に安定化してくれる。 あまりに凶悪であったためBDFF→BDFtSで下方修正もされたが、それでも絶対必須ジョブの座は揺るがない。 聖騎士 ナイトを攻撃的にしたようなジョブだが、守りにおいても有用なアビリティを習得する。光属性の攻撃も習得する。 「BP上限アップ」も、行動不能になりにくくなるという点で恩恵が大きい。 暗黒騎士 「暗黒」を中心に、自分のHPを削りながら戦うハイリスクハイリターンなジョブ。闇属性の攻撃も習得する。 FF9から輸入された「サガク剣」も習得するため、自分からHPを削って更に攻める、という手も使える。 ヴァンパイア 従来の青魔道士に相当する、敵の技「ゲノムアビリティ」を習得して戦うジョブ。 男性陣は紳士的な衣装だが、女性陣は裸にベルトを巻き付けたような危なっかしい恰好になっている。 ゲノムアビリティ以外にも吸収系の攻撃を習得するため、単独でも優秀。 魔界幻士 FF3のような召喚士の上位互換ではなく、「召喚合体」で自身を強化して戦うジョブ。 全ての武器適性が高く、物理と魔法の両面で強力なアタッカーとなり得る。 また、戦闘開始直後に一定以上レベルの低い相手を即死させる「黄泉送り」で稼ぎも楽にしてくれる。 ○すれ違い・フレンド機能○ 今作ではすれ違い機能で様々な恩恵が受けられる。 ノルエンデ復興イベント ティズの故郷を復興させるイベントで、すれ違う人数が増えると住民が1人ずつ増えていき、村の復興ができる。 村では障害物の除去、店の拡張ができ、それぞれに作業完了時間が決められているが、そこに村人を割り振ると、1人につき時間を半分に短縮できる。 例えば、10時間必要な作業も、100人とすれ違えば6分少々で終わるといった案配。 フレンド召喚 戦闘中に行った攻撃や魔法を保存した状態ですれ違うと、すれ違った方で保存した方法で攻撃してくれるキャラクターを一回だけ召喚できる。 強力な必殺技を保存して、攻撃のサポートをしたり、回復魔法でパーティのピンチを救ったりと様々。 なお、召喚は一回の使いきりのため、一回使うとまた配信を受け取らないと使えない。 アビリンク 友達のアビリティを借りる機能。 自分のジョブレベルが低いときでも、友達が同じジョブでレベルが高いと、友達のジョブが取得している技を使えるようになる。 ただし、勿論ある程度技は弱体化している。 2015年4月23日、続編「ブレイブリーセカンド エンドレイヤー」が発売。 舞台となるのは前作から2年後のルクセンダルクである。 Revoが降板し、BGMは新たにsupercellのryoが担当する。 パティシエ、ねこ使いなどの新ジョブが追加。 2020年には新作「ブレイブリーデフォルトII」が発表。2021年2月26日発売。 ハードを3DSからNintendo Switchに移し、楽曲担当も前作のRevoに戻った。 世界観やパーティメンバーはセカンドまでとは一新されており、シナリオ・世界間設定はスクエニ作品『オクトパストラベラー』にも参加しているTRPG制作会社「F.E.A.R.」(メインは久保田悠羅)が担当している。 追記修正、フルブレイブリー! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] エンカウント率を何の制約もなしに変えられる画期的なゲーム -- 名無しさん (2015-02-15 01 04 21) 導師の強さがひどすぎるゲーム -- 名無しさん (2015-02-15 03 55 25) 傑作であることは同感だがラスト付近の周回要素はマジダレた・・・。言い過ぎかもしれないがあれだけで駄作扱いされてもおかしくないくらい酷い。 -- 名無しさん (2015-02-15 04 29 47) まぁ言い過ぎだな。あれ込で駄作と扱われるなら、ここまで評価されていない。言わんとしてることは分かるが。 -- 名無しさん (2015-02-15 08 08 05) 駄作は言いすぎにしてもケチはついたかな。ストイックな王道RPGって感じで好きだけど、あれで投げた奴もいるんじゃないか。 -- 名無しさん (2015-03-02 02 00 47) クリスタルを開放しちゃいけないのは真実だったけど何の説明も無しに各地で侵略行為を働いたブレイブが正しいみたいな感じになったのはどうなのか -- 名無しさん (2015-03-02 14 48 02) ユルヤナとレスターが支援する人物が世界に悪いことをするわけがないという結論。 -- 名無しさん (2015-04-28 16 17 10) 人の話をマトモに聞かんと力づくで黙らせてきた今作。セカンドは人の話をちゃんと聞いた上で力づくで黙らせる。 -- 名無しさん (2015-04-28 16 45 35) イデアの非難をすぐに浅はか呼ばわりするブレイブの態度に「安易に浅はか浅はか言うてめーの方が浅はかだろうが!」って怒鳴りたくなった -- 名無しさん (2015-06-13 23 16 02) シナリオは好きだが5章辺りからはほんとダルかった…主人公たちは自分たちに都合の悪いことは丸きり聞こえてないかのようだし、敵は敵で問題行動起こし過ぎだし -- 名無しさん (2015-08-12 16 45 05) ブレイブルーとタイトルが似ている… -- 名無しさん (2015-08-12 22 04 23) 俺も7章で投げた。けど、フォーザシークウェルはサブシナリオが面白いからいい -- 名無しさん (2016-03-05 23 06 34) いやブレイブのやり方だとその場しのぎしかできないから別に正しくはない。あと各地での問題行動は基本的に部下たちがやらかしてるだけだから…管理できてないブレイブもあかんけど。てか新兵のイデアに上司たちの管理を期待してるあたりアレたけど… -- 名無しさん (2016-03-31 00 43 13) ↑×5 まさかセカンドでイデア含めキャラ全体が浅はかになるとは思わなかった -- 名無しさん (2016-04-13 14 55 30) ↑ 敵の歴史書き直しは批判するくせに味方パーティは切り札として使っちゃうんだもんな… -- 名無しさん (2016-08-16 14 19 57) フェアリー「これはワナよ!」 -- 名無しさん (2016-12-29 12 46 03) ザコ戦がスルーできるとは言っても異様にザコが強いゲーム -- 名無しさん (2016-12-29 22 01 23) シナリオ、無駄に人殺すところ以外は嫌いじゃなかった。商人とかはいくら悪党でも殺すことないだろって思った -- 名無しさん (2017-06-19 22 28 35) セカンドでは攻撃に関してはほぼ最強のジョブ、トマホークの登場で他のアタッカージョブがいらない子扱いされてしまうというなんともゲームバランスもクソもないことが…… -- 名無しさん (2018-04-17 13 15 36) フルブレイブ+倍々撃×3 +節制×3を毎ターン回すという根も葉もない戦い方が出来た無印BDFF そんなとこまで初期FFの壊れを再現したのかそれとも単に見逃してただけなのか… -- 名無しさん (2018-04-17 14 25 30) 実は被害者ぶっていたクリスタル正教(正確には上層部)。信徒はおろか、巫女であるアニエス(と多分オリビアも)にすら土の神殿(と多分火の神殿も)で起きた事件の真相を知らせていなかったあたり、とんでもない連中だったのは言うまでもない。 -- 名無しさん (2018-08-19 00 42 27) ストーリーの扱いは雑だったけど、戦闘は比較的面白いゲームだったよ。色々なアビリティを組み合わせてコンボを編み出すシステムは悪くないよ。 -- 名無しさん (2018-08-20 18 36 37) ワールドヘイスト+全員ハイジャンプ戦法はFF3のガルーダ戦を思い起こさせた -- 名無しさん (2018-08-20 19 29 53) ↑セカンドシーズンではワールドヘイストが弱体化してしまったからこのコンボはやりづらくなったよね -- 名無しさん (2018-09-01 22 02 49) FFじゃないとか、ノルエンデの民とか、気付いた時にハッとさせられるゲームだったね。特に真ラスボス倒した後のゲームスタート画面FFの描写は感嘆してしまった。確かに、FFじゃ無かったわ -- 名無しさん (2018-12-21 03 20 15) リメイク版FF3の正当進化だと思う。魔人、導師、魔界幻士が久々に出てくるけどFF3のような上位互換では無くキチンと差別化していたのは良かった -- 名無しさん (2019-01-15 21 29 47) 「FFでない」の意味がタイトルにかかってて、わかるとあああ!?ってなるのなこれ。 -- 名無しさん (2019-10-26 11 05 05) 嘘つきエアリー? -- 名無しさん (2020-05-21 22 07 09) ↑最後までプレイすれば意味が分かる -- 名無しさん (2020-05-21 22 15 40) ファミ通で漫画が連載されてて、なかなか上手にまとめていた。 -- 名無しさん (2020-05-21 23 22 36) ボス戦は面白いがザコ戦がダルいゲーム。エンカウント率弄れるからまだいいけど体験版の2ではシンボルエンカウントになっていたから悪い部分ばっか引き継いでそうで不安だ -- 名無しさん (2020-05-22 11 20 32) 2が気になるからデフォルトだけでも買おうかな -- 名無しさん (2020-11-29 11 40 36) セカンドの方の記事もできたらいいなと思ったり… -- 名無しさん (2020-12-16 12 26 00) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/9155.html
BRAVELY DEFAULT II 機種:NS 作曲者:Revo 開発元:クレイテックワークス 発売元:スクウェア・エニックス 発売日:2021年 概要 ブレイブリーシリーズのナンバリング2作目。 『ブレイブリーセカンド』の様な『ブレイブリーデフォルト』の直接的な続編ではなく、システムはそのままに世界観を一新したものになっている。 音楽は『ブレイブリーデフォルト』と同じくSound Horizon / Linked HorizonのRevo氏が全曲作曲。曲数が大幅に増加しており、特に戦闘曲の数が豊富になった。 初回限定盤のサントラにはダンジョン曲などのアレンジバージョンや、ゲーム内での未使用楽曲収録したディスク4が新たに収録されている。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 補足 順位 Disc 1 再び希望へ向う序曲 タイトル 水晶の煌めきと風の啓示 クリスタルとの対話 運命の断章 章タイトル 春風の国 春風の国ハルシオニア 平原の地平 フィールド(ハルシオニア) 2021年63位 再び鳴り響く戦いの鐘 通常戦闘(序章~3章) 2021年71位通常戦闘曲127位 更なる勝利の歓び 戦闘勝利 未だ見果てぬ夢... 全滅 やがて希望へと至る旅路 ハッピーエンドイベント 星を授けられし者達 ダグ・セレネ・オルフェ等テーマ 郷愁とは過去の光 竜洞 例えば時に忘らるる遺跡 遺跡系ダンジョン 航海の業 セスのテーマ 戦いへと至る避けられぬ対立 ボス戦前対話イベント 星を授けられし者達との戦い アスタリスク所持者戦1(ダグ&セレネ・オルフェ・ニハル・ロディ・リリー・マルファ戦) 2021年159位ボス戦125位 暴風をも従える術とは航海の業 セス必殺技使用時 王女の矜持 グローリアのテーマ 安らぎの眠りに落ちて... 宿屋 例えば寂寥と佇む洞窟 洞窟系ダンジョン 対峙すべき者達との戦い アスタリスク所持者戦2(オルテン・バーナード・シャウラ・ガラハード・グラン・ヘリオ&グラディス戦) 第14回516位第15回752位2021年166位ボス戦267位 光の戦士達へ 序章ラストムービー 勇気ある者に捧げる誓い 序章ラストムービー2 恐るべきは心の闇 悪役のテーマ・妖精神判 生存本能は牙を剥く レアモンスター戦 Disc 2 砂漠の地平 フィールド(サヴァロン) 渇水の国 渇水の国サヴァロン 対峙すべき者達 バーナード・シャウラ等テーマ 例えば幽玄なる樹海 屋外系ダンジョン 追憶の甘い痛み シリアスイベント 地平は変われど花は散る 3章ゴードリィル・グラディスイベントシーン他 例えば敵意に満ちた楼閣 施設系ダンジョン 失意に濡れども花開く王女の矜持 グローリア必殺技使用時 邪なる者達 悪役のテーマ 邪なる者達との戦い アスタリスク所持者戦3(カストル・フォリィ・ドモヴォイ戦) 第14回197位第15回475位第16回895位2021年134位 縛るものと別つもの B D 森林の地平 フィールド(ウィズワルド) 魔法の国 魔法の国ウィズワルド 最高の一杯は エルヴィスのテーマ 大地の恵み最高の一杯は戦いの後で エルヴィス必殺技使用時 夢見た希望は過去か未来か サブクエスト「恨みの先にあるもの」等 雪原の地平 フィールド(ライムダール) 深雪の国 深雪の国ライムダール 2021年343位 辺境の村 エンデルノ村 火急の報せ 神判イベント・ホログラード兵戦 2021年172位 流浪の焔 アデルのテーマ そして流浪の焔は舞い上がる アデル必殺技使用時 2021年298位 Disc 3 鳴り止まない戦いの律動 通常戦闘(4章以降) 第15回794位通常戦闘曲209位 覇道の影 アダマスのテーマ 覇道の影で閃く審判 ロンズデイル戦 第14回152位第15回163位第16回525位2021年49位ボス戦157位 荒野の地平 フィールド(ホログラード) 軍王の国 軍国ホログラード 覇道の空を翔ける艇 飛空艇 覇道を征く魔剣 アダマス戦 第14回387位2021年319位ボス戦234位 暗闇に魅入られしもの エドゥナのテーマ 亡国の聖廟 ミューザ聖廟 焦がれ飛び出し濡れ堕ちて、その暗闇に舞い上がるもの エドゥナ戦「邪悪なる飛翔」のフレーズが使用 第14回103位第15回160位第16回199位2021年54位第2回ラストバトル128位 妖精の郷 妖精の郷マグ・メル 暗闇の操り人形 6章ラスボス戦(前半)サントラでは「暗闇へ堕つる叡智」とセット 暗闇へ堕つる叡智 6章ラスボス戦(後半)サントラでは「暗闇の操り人形」とセット 勇気ある者への試練 スローン戦 第14回949位第15回979位ボス戦119位 暗闇を見つめし瞳 7章ラスボス戦(前半)サントラでは「暗闇に星を集めし者達」とセット 暗闇に星を集めし者達 7章ラスボス戦(後半)サントラでは「暗闇を見つめし瞳」とセット 第14回155位第15回80位第16回374位第17回147位2021年37位第2回ラストバトル38位 抗えざる運命の朝凪 エンディング(BAD) 喪失と忘却を越え希望へ向う譚詩曲 エンディング 2021年243位第2回エンディング291位 Disc 4(初回限定版のみ) 水晶の煌めきと風の啓示 風のクリスタルとの対話 水晶の煌めきと水の啓示 水のクリスタルとの対話 水晶の煌めきと土の啓示 土のクリスタルとの対話 水晶の煌めきと火の啓示 火のクリスタルとの対話 例えば時に忘らるる遺跡 無法者のねぐら 例えば朽ち果てし遺跡 熱砂の遺跡 例えば大樹に抱かれし遺跡 摂理の塔 例えば細氷が舞う遺跡 審理のアギト 例えば寂寥と佇む洞窟 風の渓谷 例えば冷涼たる洞窟 水源洞・下水道 例えば玲瓏たる洞窟 竜洞 例えば灼熱に揺らぐ洞窟 岩溶けの洞窟 恐るべきは... 恐るべきは心の闇 例えば幽玄なる樹海 花咲く高原 例えば水が流るる樹海 新緑の樹林 例えば瘴気を放つ樹海 瘴気の森 例えば霧に烟る樹海 迷いの森 例えば寒冷なる樹海 樹氷の森 例えば敵意に満ちた楼閣 バーナードの屋敷 例えば魔を求道する楼閣 魔導研究所 東塔(後ろでピコピコ音) 例えば水音が響く楼閣 ライムダール大聖堂内部(後ろでハープ音) 覇道の影 アダマスのテーマ 覇道 覇道の影で閃く審判 ロンズデイル戦 覇道の影に傅く亡霊 モーラ戦 覇道の影を蠢く魔人 ヴィジヌ戦 暗闇に魅入られしもの 暗闇を見つめしもの 抗えざる運命の枯渇 エンディング(BAD) 希望を遺した譚詩曲 スタッフロールA 抗えざる運命の宵闇 エンディング(BAD2) 希望を残した譚詩曲 スタッフロールB 水晶の煌めきと光の戦士達の帰還 最後のクリスタルとの対話 サウンドトラック BRAVELY DEFAULT II Original Soundtrack(通常盤) BRAVELY DEFAULT II Original Soundtrack(初回生産限定盤)
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/9119.html
ブレイブリーデフォルトII 【ぶれいぶりーでふぉるとつー】 ジャンル RPG 対応機種 Nintendo SwitchWindows(Steam) 発売元 スクウェア・エニックス 開発元 クレイテックワークス 発売日 【Switch】2021年2月26日【Windows(Steam)】2021年9月3日 定価 7,480円(税込) レーティング CERO C(15才以上対象) 判定 良作 ポイント 『サード』ではない 帰ってきたRevo良くも悪くも王道RPG ファイナルファンタジーシリーズ関連作品リンク 概要 ストーリー システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 3DSにてスクウェア・エニックスが発売し人気を集めた『ブレイブリーデフォルト』シリーズのCS向け最新作。 当シリーズは初代の続編として発売された第二作目『ブレイブリーセカンド』の評判が悪く、その後商品展開が停滞した状態が続いていたが、スマートデバイス向けアプリ『ブレイブリーデフォルト フェアリーズエフェクト』(現在はサービス終了)の好評を受け再起動が決定した。 このため本作は「シリーズとしての再出発」を意識して製作されており、世界観やキャラクターは過去作から全て一新された完全新作となっている。 こうした事情故にタイトルも『BDFF』からストーリー上のラインが続いていた『セカンド』に続く『サード』…ではなく『 II 』となっている。 開発会社はクレイテックワークスという会社だが、この会社は過去シリーズを手掛けたシリコンスタジオより分社化した会社であり過去作より継続参加しているスタッフも一定数存在する。 ストーリー 火、水、風、土、4つのクリスタルの力により安寧を享受していたエクシラント大陸。 軍事国家ホログラードはクリスタルの守護者たるミューザ王国を襲撃し、王国を滅亡に至らすと共に3つのクリスタルを手中に収めた。 王国の忘れ形見である皇女・グローリアは唯一残された風のクリスタルと共に隣国ハルシオニアへと落ち延び、再起の機会を探っていた。 そして、ハルシオニアの砂浜にてグローリアは一人の青年と出会う。 二人の出会ったことで、新たなる光の戦士たちの物語の幕が上がるのだった。 システム 「ブレイブ」でBPを溜めて「デフォルト」で一度に複数回行動する・必殺技発動中は専用BGMが流れてその間に他のキャラが必殺技を使うと効果が重複するなど基本的な部分は前作までと同様なので特に大きな変更点に限り記述する。詳細は過去作の記事も参照。 バトルシステム 前作までは最初にPT各メンバーの行動を決めてターンが始まっていたが、本作では行動順ケージが満タンになったキャラから行動できるという『FF』のATBに近いものになった。 装備品に「重量」の概念が追加された。装備重量の数値が低いと行動順ケージが溜まるのが若干早くなる。 ジョブごとに重量の規定値があり、重量オーバーに状態になるとほぼ全てのパラメーターが低下してしまう。おおむね魔法職やスピードタイプの職は規定値が低く壁役や物理アタッカーは重装備が可能になっている。 「フレンド召喚」や「ブレイブリーセカンド」と言った反則的な火力を狙えた要素は廃止された。 ジョブ ジョブは過去作から引き続き登場するものと、本作にて新登場したものの合わせて全24種類のジョブが登場する。 前作までのジョブコマンドシステムの発展としてメインのほかにもう一つサブジョブを選択しておけるようになった。 基本的にはサブに選択したジョブの習得済みのコマンドを使用できるという点では過去作と同様だが、一部のジョブやアビリティはサブジョブ側の能力値や特性を参照にする特殊効果を持っており、組み合わせ次第で色々なコンボが狙えるようになっている。 ちなみに過去作ではジョブの衣装のデザインを複数のゲストデザイナーが担当していたが本作では『OCTOPATH TRAVELER』も担当した生島直樹が全ジョブのデザインを行っている。 エンカウントとフィールドアクション エンカウントはランダムエンカウントからシンボルエンカウント方式に変更され、フィールドをうろついているモンスターに接触すると戦闘に突入するようになった。 スタッフの想定しているシナリオの進行状態に合わせたレベルよりも現在のPTのレベルが下回っている場合、フィールド上のモンスターは赤い色のオーラを纏った姿で表現される。 シンボルエンカウントゲーによくある仕様だが、適正レベル以上のモンスターに発見された場合と追いかけられるが、自軍が敵よりも強くなると逆にモンスターはこちらを発見すると逃げていくようになる。 フィールド/ダンジョンではYボタンを押すことで剣を振れる。 うまく敵シンボルを切り付けて戦闘に突入すると、味方のBPが全員+1された状態で戦闘が開始される。 フィールドには草むらや低木が点在しており、草木を刈るとたまにアイテムが出てくることがある。また、一部のサブクエスト用アイテムもこの手段で入手できる。 B D オセロのような陣取りカードゲームで、『FFVIII』のトリプルトライアドのように一部のモブ・ネームドキャラ相手に遊べる。 あるジョブを手に入れるために数戦は行う必要はあるが、トリプルトライアドのようにカードをアイテム化して攻略をスムーズに進めるような要素はないため、基本的には息抜きに楽しむ寄り道要素となっている。 厳密に言うとコンプ特典のアイテムは用意されているが、それを入手できる頃にはゲームとしてはシナリオの最終盤に至っている(*1)のでゲームバランスに影響を与えるほどではない。 探索屋 ハード上の都合ですれ違い要素が廃止された代わりに搭載された本体機能に依存する要素で、あらかじめ各町にいる船貸し婆さんに頼んでおくとSwitch本体をスリープ状態にしている時間に応じて探索が進み、お金やパラメーター上昇アイテムを拾ってきてくれる。 この時オンラインに繋いだままスリープすると他のプレイヤーの名前が表示され、報酬が良いものになりやすくなる。もちろんオフラインではシリーズ伝統のCOMタロウたちが登場する。 一度に最大12時間分までしかストックしてくれないため、再度探索できるようにするためには婆さんに話かけてアイテムを引き取る必要がある。 なお、Switch本体側の時間設定を変更してしまうと警告メッセージが表示され、3回変更してしまうとペナルティとして24時間使用できなくなる。 評価点 ブレイブとデフォルトや様々なジョブの組み合わせを用いたバトルの面白さは今回も健在。 中盤までのボスはそれぞれジョブの持ち味と弱点を前提とした戦法がきっちり定められており、漫然と行動しているだけでは勝てないが適切に対処すれば負けないというほどよい調整になっているため、自分なりの攻略法を考えたりPTをビルトする面白さがある。 雑魚敵も「全体攻撃連射で余裕」などと言われやすかった『初代』ほど簡単ではなく、さりとて『セカンド』に存在した一部の相手のように極端にいじわるな行動をしてくるということもなくなった。 さすがに各ジョブが育ち切ったゲーム後半はあっさり終わりがちではあるが、本シリーズ内での比較に限れば雑魚戦のバランスもそれなりに良くなったと言える。 また、シンボルエンカウント制になったことで、『セカンド』の攻略上のセオリーとなっていた「稼ぐだけ稼いでから自分でエンカウント率を調整して厄介な敵を避ける」という作業染みた工程をやらずともよくなり、「敵が逃げてくようになったら先に進む」を実行していけば終盤まで自然体のままほどよい難易度で楽しめるようになっている。 ジョブも後述の通り特定のアビリティの組み合わせによる強力すぎる戦法自体はあるが、単品同士で比較した場合に他のジョブの完全下位互換になっているので使い道がまるでないというジョブは存在せず、自分好みの戦法でプレイできる。 王道的でしっかりしたストーリー 選ばれし4人の光の戦士たちが闇を打ち払う…という筋書きは昨今珍しいぐらいの直球でありつつも、序盤の意外なものが伏線になったり、終盤は特殊なギミックがあったりと、王道ながら一癖あるブレイブリーシリーズ「らしさ」がしっかりとある。 メインPTの4人がいずれも成人だったりと登場人物の年齢設定が国産RPGとしては比較的高めに設定されているため、JRPGで話をまわすためによくある「主人公一行内での不和イベント」「特定のキャラが独断専行してピンチを招く」「味方サイドのキャラクターが社会規範上の問題行動に及ぶ」といった賛否両論になりがちな展開が無く、こうした要素が苦手な人でも楽しみやすい。 登場キャラクターたちも好評 ごく普通の一般人にもかかわらず突如世界の行く末を左右する運命に巻き込まれても音を上げないタフなセス、お姫様キャラだが芯が強く自分からどんどん行動していくグローリア、年長者ながらも飄々とした立ち振る舞いのエルヴィス、快活なお姉さんと思わせて実は…なアデル、とメインの4人はいずれも好感が持てるキャラクター造形となっている。 敵サイドの人物も、独自の思想を持って動く敵軍の大将から始まり撃破後もサブクエでちょくちょく顔を見せるコミカルなキャラもいれば、立場上やむを得ずに自軍と戦うことになる人物、そうと思えば極めて凶悪な純粋悪の極悪人…とバリエーションに富んでおりいずれも印象に残りやすい。 主人公一行やアスタリスク所持者たちはいずれも兼ね役なしで個別の別々の実力派声優が充てられており、若手から大御所までキャスティングも申し分ない。 BGM担当に満を持して初代『BDFF』を担当したRevoが復帰した。 初代で特に評価の高いポイントだったが『セカンド』ではスケジュールの都合上継続参加が叶わなかったために、シリーズファンからとりわけ好評を得ている部分と言える。 『セカンド』で特に不評の大きかった必殺技発動時のBGMは4人それぞれのイメージに合わせた異なる曲調の曲が流れるスタイルに戻った。 また、楽曲面の取り組みで面白い部分としてフィールドやダンジョンの曲はある程度基本的な譜面は流用しつつも地域が変わると異なる楽器で演奏されたバージョンに切り替わるようになっており、楽曲面からも地域や自然環境を演出するのに一役買っている。 小ネタとしてタイトル画面の曲や通常戦闘・ボス戦・終盤で聞けるある曲などは初代での該当曲のフレーズをそのまま使ったりや曲構成が近しいものだったりと、シリーズとしての脈絡もしっかりと感じさせるようになっている。 前半通常戦闘曲などは曲名も「再び鳴り響く戦いの鐘」とコアなファンにとってはなかなかニクいものになっている(*2)。 賛否両論点 過去作に続きデフォルメ体型であること。 本作では登場人物はリアルな体型ではなく4頭身程度の姿で描写されている。これ自体は本シリーズの特徴でもあるのだが、新規層やシリーズに詳しくない人からは否定的な声も存在する。 死者が複数人出るようなシリアスな話なので、否定派のユーザーからは話のノリ的にリアル頭身の方で適切でないかとの意見が出やすい。 基本的に会話シーンは映画のようなカメラワークのあるムービーシーンではなく人物のモデルが横並びに配置され順繰りにセリフを発するというもので、昨今の大作RPGに慣れている人からは見劣りするというと言われやすい。 一方シリーズファンや初代プレステ期のようなローポリで表現されたRPGが好きな人からは、こうした表現も人形劇のような独特の雰囲気があってよいという一定の評価を得ている。 接写シーンになると分かるがジョブの衣服ごとにちゃんと質感が表現されており、会話シーンではキャラクターの身振り手振りや感情に合わせた目線の動きなども細かく調整されている。総じてデフォルメだからと言って手を抜いているというわけではない。 上述の通り中盤までのボス戦に関しては良く出来ているのだが、ストーリー後半のボスはこちらの行動に応じた反撃や妨害を行うカウンター・ジャマ―行動を片っ端から詰め込んでいるため、こちらが動くと相手にも動かれてしまうという状況に陥りがち。 一応、終盤のボスも弱点属性自体はあり、特定の属性の魔法を使いやすいなど攻め方の傾向や、カウンターの中身も特定の状態異常攻撃など回避方法があるケースもあったりと、完全にPT構築やプレイング自体が無意味になるわけではない。このため、こうした仕様はせっかくのボスキャラが弱くなくていいという感想もあるが、自分のやりたいようにせさてくれないと感じるユーザーも。 特にこちらのデフォルトに感応して発生するデフォルトジャマーは意見が分かれやすい。これは本作独自のバトルシステムであるデフォルトを使ってしまうと逆に不利になるというものなので、「単純に溜めて殴るだけになっていなくていい」という意見もあれば「ブレイブとデフォルトの駆け引きを殺している」と賛否両論。 カウンターだらけの影響故に物理職は物理攻撃に対する物理属性のカウンター技を回避できる狩人のアビリティ「仕返し回避」がほぼ必須となる。これはセットしておけば物理属性のカウンターを完全回避できるため便利なのだが、これはこれでスタッフが敵に物理カウンターをつけたのがかえって無意味になってしまっている。 ただし、「仕返し回避」も物理攻撃に対する魔法属性カウンターや敵自身へのバフは避けられないため、決して万能というわけではないのだが、メリットがデカすぎるため物理職はこれで1枠埋めるのがまず確定となっている。 これに関してはスタッフも攻略本でのインタビューにおいてやり過ぎたと認めている。 一部の強力すぎる戦法 このシリーズではある意味お約束でもあるのだが、ジョブの組み合わせによっては「たいあたりハメ」や「ファントム+状態異常or神速瞬撃」など極めて強力なお手軽戦法が本作にも存在する。 初心者救済要素とも言えるが、これらの戦法は封印しても十分クリアできるぐらいのゲームバランスとなっているため、今後プレイするつもりの人で歯ごたえのあるゲーム性を楽しみたいのであればこれらを使わずに遊ぶことを推奨する。 極めて保守的な作品であること 評価点の裏返しでもあるのだが、浅野チーム前作の『オクトラ』以上にシナリオの大筋やシステム部分に関しては王道的「すぎる」部分もある。 確かにブレイブとデフォルトといったシリーズ通しての独自性というものは存在するが、それを抜きに見た場合、本作でしか味わえないような唯一無二の体験といったものは見出しにくい。 HD2D技術の新鮮味があった『オクトラ』、ゲーム外の部分に伏線を仕込んだりシナリオ上の極めて大きなどんでん返しが用意されていた『BDFF/FtS』、( 成功していたかは置いておいて )ファンタジー世界に現代的な要素を盛り込もうとした『セカンド』に比べると、作品としての尖り不足感は拭えない。 ただし、スタッフインタビューによるとキャラメイクや自由度の高いシナリオ攻略、非常に独特なシステムなどの構想自体はあったのだが、最終的にこれらは「スクウェア・エニックスのRPGならこうだよねと、ファンに感じてもらえる作品を目指すこと」をコンセプトに搭載しなかったという。 発売後はそうした「90年代のようなRPG」を求めていた層を中心に好評なので、色々欲張ってターゲットがブレるよりは、一転集中して作ったスタッフの狙い自体は成功したと言える。 また、発売後のアンケート結果によるとこれまでの浅野チーム製作品のメイン購入層だった高年齢層から若い世代の購入者層が大幅に増加していることが明らかになっており、インディーゲームを中心に「非王道的なシナリオ」「王道の存在を前提とした特殊なギミックや世界観を持つRPG」が若い世代を中心にヒットする中で、こうした「王道さ」はかえって新鮮味を帯びてきているとも言えるかもしれない。 問題点 使い勝手の悪いメニューUI アビリティのセット画面にて情報枠がとっ散らかっており、「誰の・どこを・どれに変えようとしているか」が一目で分かりにくく、操作ミスを誘発しやすい。 各キャラが重量オーバーしているかどうかが、詳細なパラメーターが表示される特定の画面でないと判断できないため、ジョブを変更する/した際に該当画面に切り替わっていないと確認できない。 アイテム画面が「新入手したアイテム」「消費アイテム全般」「連戦用アイテム」「全ての武器」「各防具(4種)」「大事な物・クエストアイテム」の9枠に分かれているのだが、「消費アイテム全般」に該当するアイテムが多すぎるため、目当てのものが使いにくい。 また、アイテム画面から装備の切り替えもできるのだが、ここで表示される情報は装備画面とは違い詳細情報がオミットされるため、あまり使い勝手が良いとは言えない。 ソフトリセット/メニューリセットができない 幅広い層に楽しめる戦略性のあるバトルは本作の優れた点の1つだが、やり直しや試行錯誤のプロセスを、あと一歩サポートしきれていない。 特にボス戦は、<自力で攻略サイトなどを頼らない場合>トライ エラーを繰り返しながら戦略を練っていくのがセオリーであり、楽しみでもある。 これは裏を返せば、ジョブやアビリティの組み合わせによっては、戦闘開始時点で既に勝敗の半分が決まっていたり、運が悪いと開始時点で詰んでしまっていたりすることも多い、ということである。 もちろんシナリオの流れや手持ちのアビリティなどから事前にそれを対策することも可能なのだが、後半へ行くほど敵は予想外のカウンターや妨害を駆使するようになってくる。 どう足掻いても力及ばない場合いっそ一瞬で全滅させてくれればまだ良いのだが、本作の場合なまじ回復手段やバフ・デバフが豊富なため、「理論上は勝てないがジリジリ長期戦で追い詰められて敗北」ということもよく起こる。 例えばメニューリセットや「戦闘突入直前の編成画面に戻る」などの機能があれば、本作ならではの戦略性をより快適に楽しめただろう。 ちなみに本作のオマージュ元であるFF5にも同様のケースは多発していた。が、あちらはSFCという媒体ゆえリセット→再開まで一瞬で済んでしまうため、全く問題にならなかった。 そんなところまでオマージュ元をリスペクトしなくても… 。 システム面に関しては『セカンド』にて評価されていた部分もある程度掬い上げているのだが、『セカンド』に存在したジョブ・アビリティのプリセット機能は搭載されなかったため、逐次手作業で変更するようになってしまった。 ゲーム内で昼/夜のどちらになっているかに依存するサブクエ・アビリティ・稼ぎ要素があるにもかかわらず、プレイヤー側が時間操作する手段がないため、わざわざフィールドに出て歩きまわる必要がある。 一応、「夜→昼」に関しては宿屋で寝れば可能だが、その逆は出来ない。 ストーリーに関しては『セカンド』のように極端に質が悪いわけではないが、いささか安直すぎる部分もある。 中盤に至るまでのクリスタル回収の流れは「町に行く→町で起こっていることを解決するため近場のダンジョンに行く流れになる→ダンジョンの最奥でアスタリスク所持者と戦う→町に戻ってきて大ボスと戦う→大ボスを倒したことで町の問題が解決され次の町へ…」という流れが完全にテンプレ化しており、細部の違いこそあれど大枠自体はほぼ同じような流れになるためややダレる。 洗脳されているキャラや、事情があって主人公一行と戦わざるを得なくなっているキャラクターは悪い人物ではないという点が強調されすぎている。 このため、「第一印象があからさまに悪いキャラクターは最後まで敵のままか死ぬ」という法則性のようなものがあり、中盤まではいささか先が読みやすい展開が続く。 対峙する敵の中には結果的に死亡する者もいるが、死因としては「自殺」「別の人物による殺害」「事故的なもの」であり、主人公一行が殺人を犯す描写はない。(例外としてある敵が主人公一行にトドメを刺されるが、その敵はアンデッドのようなものであり既に人間ではない) 主人公の旅の幕間に、さながら時代劇のように「悪いやつらが企んでいるシーン」がご丁寧に挿入されるため、「この先どうなってしまうんだろう?」と物語の行く末にワクワクするような気持ちになりにくい。 他、主人公一行が捕縛されても難なく脱出したり、主人公一行を疑ってかかっていた人物を多少説得したらすぐさま協力してくれるなど、ドラマ性に欠ける展開も見受けられる。もう少しゲーム的なイベントと組み合わせられなかったのだろうか。 総評 ようやく帰ってきた『ブレイブリーデフォルト』の中身はまさしく『II』を冠するのに相応しい作品であり、シリーズの復活を待ち望んでいたファンを安堵させ喜ばせた一作となった。 終始お互いを助け合って先へと進む主人公一行・PT構築の自由度とバトルの戦略性・Revoによる熱いサウンドの数々は十分な魅力点と言えるもので、『オクトラ』に続き昔ながらのRPGが好きという人ならば楽しめる作品だろう。 ストーリーに関しては王道すぎるきらいがあり、システム面に関してはやや粗と言える部分もあるが、総合的にはスタッフが前作の失敗を実直に反省し頑張ったことで見事リベンジを果たした作品と言える。 余談 本作には過去のシリーズ作と違いサブタイトルが存在しない。これは早期のネタバレを避ける意図と、サブタイトルを生み出すハードルが高くなってきたことが理由らしい。 作中負けイベントと途中で強制終了する戦闘がそれぞれ1回ずつ存在するのだが、どちらもプレイヤーの勝ちパターンが想定されており後者は勝つと戦闘前の状態に強制巻き戻し、前者はスタッフロールが流れ、BAD ENDとなってしまう。 特にゲーム上のメリットはないのでやる意味はないが、それぞれ専用セリフも用意されているので、二周目を遊ぶ際は狙ってみてはいかがだろうか。 旧作(『デフォルト』『セカンド』両方)のパーティキャラに「イデア」がいたが、本作の同ポジションのキャラは「アデル」。これはどちらも『FFVIII』に登場する魔女と同じ名前である。 片方だけなら単なる偶然と考えられたが、二人分揃ったとなるとなんらかの意図があるのかもしれない。もっとも共通しているのは名前だけで、キャラクター設定自体は全くの別物である。 + シリーズ恒例の「アレ」について 注意 旧作含めネタバレあり、未プレイの方は見ないことを推奨します。 前二作でもあった、「アルファベットのタイトルを使ったギミック」が存在している。5、6、7章のタイトルはそれぞれ「ふたつの世代」「ふたつの檻」「ふたつのページ」であり、それぞれ英語にすると「Two Ages 」「Two C ages 」「Two P ages 」と「ages」が共通する。また、7章クリア後のエンディングにおいて、「For All P layers」のPが強調されることから、「二つの世代の光の戦士(ages)にプレイヤー(P)が介入することで迎える結末」などと捉えることができる。 「C」についてはゲーム中で強調される場面はないと思われる。そのため確定はできないが、何かの単語の頭文字である可能性はあるだろう。 さらに、光の戦士のアルファベット表記において、「Seth」と「Sloan」のS、「Grolia」と「Gwendal」(英語版では「Godric」)のG、「Elvis」と「Emma」のE、「Adelle」と「Aileen」のAと、それぞれ対応する戦士の頭文字が一致している。そして、7章ラスボスBGM「暗闇に星を集めし者達」にてそれぞれの必殺技のBGMのフレーズが、アデル→グローリア→エルヴィス→セスの順番に流れる。対応する頭文字を順に拾うと、A,G,E,Sとなる。 本来は2020年に発売する予定だったが、2021年2月26日に発売延期となった。
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1746.html
ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー part64-84~86,88 84 :ブレイブリーデフォルト ◆l1l6Ur354A:2012/11/17(土) 18 18 12.32 ID rsB7aeBw0 新作『ブレイブリーデフォルト Flying Fairy』を投下します。 後半、本筋の流れがわりと込み入ってくるため、 サブシナリオや各キャラの細かいドラマは削って芯の部分だけをまとめた内容になってます。 ご了承ください。 85 :ブレイブリーデフォルト ◆l1l6Ur354A:2012/11/17(土) 18 21 48.88 ID rsB7aeBw0 羊飼いの少年ティズの住むノルエンデ村は、突如出現した巨大な穴によってティズだけを残し壊滅。 大穴から溢れ出した闇と怪物たちが世界にさまざまな災厄をもたらし始める。 クリスタルを崇める“クリスタル正教”の巫女アニエスは、異変調査のためノルエンデ村跡地を訪れた所を、 アンチクリスタル主義を掲げ正教と敵対する“エタルニア公国”の追っ手に襲われ、ティズに助けられる。 クリスタルの精霊を名乗りアニエスに同行する妖精エアリーの話では、 世界に存在する4つのクリスタルに巫女が“解放の儀式”を行えば、世界から闇を浄化できるという。 エタルニア公国元帥の娘でありながら、公国の非道なやり方に反発し軍を抜けた少女イデアと、 未来の出来事が書かれた謎の日記を持つ記憶喪失の青年リングアベルを仲間に加え、 公国と戦いながら世界を巡ってクリスタルを次々に解放していく一行。 すべてのクリスタルを解放したことで出現した光の柱の中で、エアリーが最後の仕上げをする直前、 妨害に現れた公国の暗黒騎士アナゼルと戦うが、その割れた仮面の下から現れた顔はリングアベルと瓜二つだった。 驚く一行を光が包み、気が付くと、世界がゲーム序盤の状況に戻っていた(クリスタルは未解放、倒した敵幹部たちも生存)。 そのことを認識しているのは主人公一行だけで、なぜこうなったのかエアリーにも解らないらしい。 時間が過去に巻き戻ったにしては、以前とは微妙に違いがある(NPCの人格や状況に細かい差異があるなど)。 戸惑いつつも、再び4つのクリスタルを解放して回る主人公たちだが、 老師ユルヤナ(以前も助けてくれたアニエスの後援者)は彼らを「別の世界から来た者」だと看破した。 ここは元いた世界の平行世界だったのだ。 平行世界は無数に存在し、リングアベルもまた別の平行世界から飛ばされてきたアナゼルだった。 リングアベルの本来の世界では、ティズたち一行は謎の強大な魔物に殺されたらしい。 老師がティズとアニエスだけに語ったところによると、 遙か昔にアニエスそっくりな“天使”が現れ、“巫女を惑わして災厄をもたらす者”の存在を予言して死んだという。 また、クリスタルがなくても人は生きていけるし、壊してもいつか再生するという秘密を告げられる。 86 :ブレイブリーデフォルト ◆l1l6Ur354A:2012/11/17(土) 18 26 01.65 ID rsB7aeBw0 ※以降、シナリオ分岐 前回と同じく4つのクリスタルをすべて解放すれば、 また別の平行世界に飛ばされ、同じことを繰り返すループになる(サブイベントの展開、NPCの生死など細かい変化あり)。 ループのどこかのタイミングで、クリスタルを解放する際にエアリーの制止を無視してボタンを連打し続ければ、 クリスタルが破壊され“終章”に突入。 破壊せずにクリスタル解放→次の平行世界に移動を4ループ繰り返せば“真終章”に突入する。 ・終章 エアリーが醜悪な魔物(リングアベル本来の世界でティズたちを殺した魔物)の本性を現わし、真の目的を告げる。 それはすべてのクリスタルが解放=暴走した際のエネルギーを利用し、平行世界同士を繋ぐことだった。 これを繰り返して無数の平行世界を繋げば、エアリーの創造主である破壊神ウロボロスが降臨するという。 エアリーは11億年にも渡って、すでに幾万の世界を繋げてきた。ノルエンデ村の大穴は世界が繋がったことでできたもので、 エアリーはそこから今回の世界に現れてアニエスたちに嘘を吹き込み、利用したのだった。 (老師に巫女を惑わす者=エアリーの存在を告げた“天使”は、以前の世界で騙されたことを知ったアニエス自身) 計画を妨害されて怒り狂うエアリーを倒せばエンディング。主人公たちはそれぞれ元の世界に戻る。 ※ゲームの副題「FLYING FAIRY」から頭文字のFを抜くと「LYING AIRY(=嘘つきエアリー、終章のタイトル)となる。 ・真終章 十分な数の世界が繋がったことで破壊神ウロボロスが降臨する。 ウロボロスの目的は無数の世界を喰らって力に変え、神々の平和な世界“神界”へと攻め込むことだった。 (神界=プレイヤーのいる現実世界と思われる。操作キャラであるティズに「神界のものが介入している」発言、 「あれが神界だ」のセリフと共に3DSのカメラを利用して現実の映像が映し出されるなど) 主人公たちはエアリーを撃破し、老師たちの助けを得てウロボロスに挑むが、 世界を破壊して無限に再生(フレンド登録した他プレイヤーの世界が破壊される演出が入る)するウロボロス。 諦めかけたその時、クリスタルの力で他の世界に呼びかけ、 平行世界の主人公(他プレイヤーのパーティ)たちがそれぞれの世界の破壊を阻止している間に、 ウロボロスをついに撃破することに成功する。 エンディング、元の世界に戻る主人公たち(リングアベルは本来の世界に戻ってエアリーに三人が殺されることを防ぐような描写あり)。 最後にティズは「借りていたものを返さなきゃ」と言って弟の墓前で眠りにつく。 (ティズも冒頭で死んでおりプレイヤーが介入を終えたことで息絶えたともとれる描写だが、はっきりとは語られない) 88 :ブレイブリーデフォルト ◆l1l6Ur354A:2012/11/17(土) 20 48 53.37 ID rsB7aeBw0 補足すると、中盤からエアリーには怪しい部分が目立ってくるので(人命よりクリスタル解放を優先するとか) 多くのプレイヤーは「こいつなんか怪しくないか」と考えると思う。 個人的に秀逸だと思うのは、「ファイナルファンタジーを意識したゲーム」という印象自体がミスリードになっていること。 プレイヤーがまさかクリスタルを壊してもいいとはなかなか思い至らないとか、 「略称をFFっぽくするためでは」と言われていたサブタイトル自体に仕掛けがあったりとか(FFじゃないのでFとFを抜くと真の意味が分かるという説も)。 ジョブにスーパースターや商人、最初はお城の周りでスライムと戦うなどドラクエを意識させるネタも入ってるので、 妖精が黒幕はドラクエ9を踏まえたミスリードかもしれない。
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1586.html
ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー part64-84~86,88 84 :ブレイブリーデフォルト ◆l1l6Ur354A:2012/11/17(土) 18 18 12.32 ID rsB7aeBw0 新作『ブレイブリーデフォルト Flying Fairy』を投下します。 後半、本筋の流れがわりと込み入ってくるため、 サブシナリオや各キャラの細かいドラマは削って芯の部分だけをまとめた内容になってます。 ご了承ください。 85 :ブレイブリーデフォルト ◆l1l6Ur354A:2012/11/17(土) 18 21 48.88 ID rsB7aeBw0 羊飼いの少年ティズの住むノルエンデ村は、突如出現した巨大な穴によってティズだけを残し壊滅。 大穴から溢れ出した闇と怪物たちが世界にさまざまな災厄をもたらし始める。 クリスタルを崇める“クリスタル正教”の巫女アニエスは、異変調査のためノルエンデ村跡地を訪れた所を、 アンチクリスタル主義を掲げ正教と敵対する“エタルニア公国”の追っ手に襲われ、ティズに助けられる。 クリスタルの精霊を名乗りアニエスに同行する妖精エアリーの話では、 世界に存在する4つのクリスタルに巫女が“解放の儀式”を行えば、世界から闇を浄化できるという。 エタルニア公国元帥の娘でありながら、公国の非道なやり方に反発し軍を抜けた少女イデアと、 未来の出来事が書かれた謎の日記を持つ記憶喪失の青年リングアベルを仲間に加え、 公国と戦いながら世界を巡ってクリスタルを次々に解放していく一行。 すべてのクリスタルを解放したことで出現した光の柱の中で、エアリーが最後の仕上げをする直前、 妨害に現れた公国の暗黒騎士アナゼルと戦うが、その割れた仮面の下から現れた顔はリングアベルと瓜二つだった。 驚く一行を光が包み、気が付くと、世界がゲーム序盤の状況に戻っていた(クリスタルは未解放、倒した敵幹部たちも生存)。 そのことを認識しているのは主人公一行だけで、なぜこうなったのかエアリーにも解らないらしい。 時間が過去に巻き戻ったにしては、以前とは微妙に違いがある(NPCの人格や状況に細かい差異があるなど)。 戸惑いつつも、再び4つのクリスタルを解放して回る主人公たちだが、 老師ユルヤナ(以前も助けてくれたアニエスの後援者)は彼らを「別の世界から来た者」だと看破した。 ここは元いた世界の平行世界だったのだ。 平行世界は無数に存在し、リングアベルもまた別の平行世界から飛ばされてきたアナゼルだった。 リングアベルの本来の世界では、ティズたち一行は謎の強大な魔物に殺されたらしい。 老師がティズとアニエスだけに語ったところによると、 遙か昔にアニエスそっくりな“天使”が現れ、“巫女を惑わして災厄をもたらす者”の存在を予言して死んだという。 また、クリスタルがなくても人は生きていけるし、壊してもいつか再生するという秘密を告げられる。 86 :ブレイブリーデフォルト ◆l1l6Ur354A:2012/11/17(土) 18 26 01.65 ID rsB7aeBw0 ※以降、シナリオ分岐 前回と同じく4つのクリスタルをすべて解放すれば、 また別の平行世界に飛ばされ、同じことを繰り返すループになる(サブイベントの展開、NPCの生死など細かい変化あり)。 ループのどこかのタイミングで、クリスタルを解放する際にエアリーの制止を無視してボタンを連打し続ければ、 クリスタルが破壊され“終章”に突入。 破壊せずにクリスタル解放→次の平行世界に移動を4ループ繰り返せば“真終章”に突入する。 ・終章 エアリーが醜悪な魔物(リングアベル本来の世界でティズたちを殺した魔物)の本性を現わし、真の目的を告げる。 それはすべてのクリスタルが解放=暴走した際のエネルギーを利用し、平行世界同士を繋ぐことだった。 これを繰り返して無数の平行世界を繋げば、エアリーの創造主である破壊神ウロボロスが降臨するという。 エアリーは11億年にも渡って、すでに幾万の世界を繋げてきた。ノルエンデ村の大穴は世界が繋がったことでできたもので、 エアリーはそこから今回の世界に現れてアニエスたちに嘘を吹き込み、利用したのだった。 (老師に巫女を惑わす者=エアリーの存在を告げた“天使”は、以前の世界で騙されたことを知ったアニエス自身) 計画を妨害されて怒り狂うエアリーを倒せばエンディング。主人公たちはそれぞれ元の世界に戻る。 ※ゲームの副題「FLYING FAIRY」から頭文字のFを抜くと「LYING AIRY(=嘘つきエアリー、終章のタイトル)となる。 ・真終章 十分な数の世界が繋がったことで破壊神ウロボロスが降臨する。 ウロボロスの目的は無数の世界を喰らって力に変え、神々の平和な世界“神界”へと攻め込むことだった。 (神界=プレイヤーのいる現実世界と思われる。操作キャラであるティズに「神界のものが介入している」発言、 「あれが神界だ」のセリフと共に3DSのカメラを利用して現実の映像が映し出されるなど) 主人公たちはエアリーを撃破し、老師たちの助けを得てウロボロスに挑むが、 世界を破壊して無限に再生(フレンド登録した他プレイヤーの世界が破壊される演出が入る)するウロボロス。 諦めかけたその時、クリスタルの力で他の世界に呼びかけ、 平行世界の主人公(他プレイヤーのパーティ)たちがそれぞれの世界の破壊を阻止している間に、 ウロボロスをついに撃破することに成功する。 エンディング、元の世界に戻る主人公たち(リングアベルは本来の世界に戻ってエアリーに三人が殺されることを防ぐような描写あり)。 最後にティズは「借りていたものを返さなきゃ」と言って弟の墓前で眠りにつく。 (ティズも冒頭で死んでおりプレイヤーが介入を終えたことで息絶えたともとれる描写だが、はっきりとは語られない) 88 :ブレイブリーデフォルト ◆l1l6Ur354A:2012/11/17(土) 20 48 53.37 ID rsB7aeBw0 補足すると、中盤からエアリーには怪しい部分が目立ってくるので(人命よりクリスタル解放を優先するとか) 多くのプレイヤーは「こいつなんか怪しくないか」と考えると思う。 個人的に秀逸だと思うのは、「ファイナルファンタジーを意識したゲーム」という印象自体がミスリードになっていること。 プレイヤーがまさかクリスタルを壊してもいいとはなかなか思い至らないとか、 「略称をFFっぽくするためでは」と言われていたサブタイトル自体に仕掛けがあったりとか(FFじゃないのでFとFを抜くと真の意味が分かるという説も)。 ジョブにスーパースターや商人、最初はお城の周りでスライムと戦うなどドラクエを意識させるネタも入ってるので、 妖精が黒幕はドラクエ9を踏まえたミスリードかもしれない。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/47689.html
登録日:2021/03/29 (月) 00 43 00 更新日:2024/04/26 Fri 12 44 36 所要時間:約 25 分で読めます ▽タグ一覧 Linked Horizon Nintendo Switch RPG Revo Steam Switch アスタリスク クリスタル ゲーム ジョブシステム スクウェア・エニックス ブレイブリーデフォルト 浅野チーム関連作品 生島直樹 新たな4人は、新たな世界へ―― 『ブレイブリーデフォルトII』(以下BDII)とは、スクウェア・エニックスより2021年2月26日に発売されたNintendo Switch用RPGである。 同年9月3日よりSteam版も配信開始。 概要 大ヒットした『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』(以下BDFF)の続編として満を持して発売された『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』(以下BSEL)であるが、その内容はファンの期待に沿うものではなかった。 (そのセカンドでの反省を活かしたタイトルの一つが『オクトパストラベラー』である) ブレイブリーシリーズの今後の展開は正直厳しい…となっていたところで、ソーシャルゲーム『ブレイブリーデフォルト フェアリーズエフェクト』(以下BDFE)がヒット。 それによりブレイブリーの新作が出せるのではないか、と思われプロジェクトがスタートした。 今回は初心に帰って、初めてブレイブリーシリーズに触れるユーザーにも100%楽しんでもらうために、登場人物や世界観が一新されている。 完全新作かつ、シリーズの知識がゼロであっても遊べるタイトルであるとストレートに伝えるために、わかりやすくナンバリングにして『II』と命名された。 そのため、今作に前作のキャラクターは登場しない。クリスタル、アスタリスク、妖精など共通する用語は多数あるが全く別の世界観の物語である。 (例えるなら『BDFF』が『FF10』で『BSEL』が『FF10-2』なら『BDII』が『FF12』であろうか) なお、今回はサブタイトルはつかず、タイトルに関するギミックはない。 これは今のご時世だと早目のネタバレが避けられないからというのと、単純にネタを考えるのが苦しくなってきたからとされる。 楽曲は『BDFF』同様、全曲をRevo氏が担当。曲数もBDFFよりかなり増えている。 シナリオはクリーク・アンド・リバーの長井知佳と『オクトパストラベラー』も担当したTRPG制作会社F.E.A.R.の久保田悠羅が担当。 ゲストイラストレーターは招かず、ジョブ・キャラクターデザインはオクトラの生島直樹氏が全て手掛けている。 (なので勿論アスタリスク所持者のデザインも全キャラ生島氏が行っているのだが、各章ごとに1週間で登場する所持者(3~5人)をデザインするという過酷なスケジュールだったらしい) 生島氏曰くアスタリスク所持者とジョブのデザインは特徴を捉えた派手で華やかな衣装にし、一方で統一感のあるデザインを意識したとのこと。 CEROは15歳以上対象の『C』。 前作と違い主人公達が直接人間を殺めてしまうということは無いのだが、それでも残酷なシーンが多々存在し、人形劇のような可愛らしいグラフィックとは裏腹に(モブも含めて)ありとあらゆる方法でバンバン人が死ぬ。 シナリオ上で殺人を行った描写のあるキャラ、又はあるであろうと推測されるキャラは勿論のこと、後に改心して罪を償おうとするキャラも漏れなく死んでしまうのだが…その容赦の無さもこの作品らしさなのかもしれない。 ブレイブ&デフォルトの駆け引きや多彩なジョブ、絵の上を歩くようなグラフィックの質感などのブレイブリーらしさは健在で、前作未経験者もすんなり楽しめるであろう。 ストーリー 船乗りの青年セスは乗っていた船が高波に攫われて遭難し、浜辺に漂着したところを今は亡きミューザ国の王女グローリアと、その忠臣スローンに助けられる。 しかし、宿屋で見た地図にはセスの記憶にない大陸が描かれていた。 再び浜辺に出たセスは、そこで怪物に襲われていた老人を助けようとした際に、ジョブを司るアイテム「アスタリスク」を求めて旅をしているという学者エルヴィスと、彼に雇われている女性の傭兵アデルと知り合う。 グローリアによると、ミューザ国の王家は「ヤミノヒトミ」と呼ばれる災厄を封じるための4つのクリスタルを代々守り続けてきたという。 しかし火・水・土の3つのクリスタルが何者かによって奪われ、大陸の各地には災厄の兆候と思われる異変が起きている。クリスタルを元の聖廟に収めなければ、ヤミノヒトミが蘇るのも時間の問題だ。 そこでグローリアは、奪われたクリスタルを取り戻す旅に出る決意をする。 スローンからグローリアに協力してほしいと依頼された3人は、それぞれの理由から快諾。 運命に導かれ出会った4人を待つものとは―― 舞台 物語の舞台は、5つの国を擁するエクシラント大陸。 5つの国家を擁するこの大陸には気候も、思想さえも異なるさまざまな国が存在する。 ◆春風の国 ハルシオニア エクシラントの南西部に位置し、勇将として知られるプラシド王の治める、豊かな自然に恵まれた風光明媚な国。 400年ほど前に北方のミューザ国から独立した。 山海の珍味を目当てに訪れる者も多い。 ◆渇水の国 サヴァロン 200年前の王朝による伐採と戦乱によって砂漠化してしまった国で、荒涼とした砂漠のオアシスとしても知られている。 豊富な地下水脈を掘り当てたが、その影響で町が水没し始めている。 豪華絢爛な遊技場がある事でも知られている。 ◆魔法の国 ウィズワルド 50年ほど前、エマ・オディリアを中心とした魔法使いたちが興した国。 政府機関も兼ねる魔導研究所では魔法使いたちが研鑽に勤しんでいたが、現在は植物が溢れ、町は混乱している。 ◆深雪の国 ライムダール 1000年ほど前にドラゴンに救われた伝説を持つ、最高司祭ドモヴォイが率いる雪と氷に包まれた宗教国家。 ライムダールの人々は非常に敬虔で、国を救ったドラゴンを神竜として信仰するライムダール正教が国教となっている。 ◆軍国 ホログラード 300年前、1人の英雄が不毛な荒れ地に暮らしていた多くの部族をまとめ上げた。 それがホログラードの始まりである。 近隣の国を次々と併呑しており、他の国々は警戒を強めている。 登場人物 前作までは少年少女の物語であったが、本作では登場人物の年齢が全体的に上がり、青年の物語となっている。 これはユーザー側が高齢化してきた現在において、自分の分身としてキャラクターを操作する際に、感情移入し易くする意図があるとのこと。 ◎キャラクター日本語名・(英語名)・(担当声優名) パーティメンバー ●セス(Seth)(CV 武内駿輔) 本作の主人公。21歳。 嵐に巻き込まれエクシラント大陸に漂着した船乗りの青年で、風のクリスタルの啓示を受けた光の戦士。 船乗りという職業上、仲間達よりも旅慣れている模様。 自分の意志を積極的に発言するタイプではないが、無自覚に相手を口説くような発言をする場面も。 フルボイスのゲームであるが、名前変更可能(ゲーム開始時に一度決定すると途中変更不可なので注意)。 そのため新入りガード君みたく声付きで名前を呼んでもらえない…。 ●グローリア・ノイ・ミューザ(Gloria Neu Musa)(CV 嶋村侑) 本作のヒロイン。3年前に滅ぼされたミューザの王女にして数少ない生き残り。 水のクリスタルの啓示を受けた光の戦士。20歳。 気高く他人への思いやりも欠かさない、非常に王女らしい性格であるが、生真面目で融通が利かない部分もある。 また、王女らしく芸術も嗜んでおり、見事な絵画を披露したこともある。 ただし幽霊は苦手で怪談には弱い。 ミューザ王家には代々「ヤミノヒトミ」を封じる使命があり、祖父グウェンダルも光の戦士として戦っていたが…。 ●エルヴィス・ラズロウ(Elvis Lesley)CV (井上和彦) 魔法の国ウィズワルドの学者で、土のクリスタルの啓示を受けた光の戦士。 35歳。黒魔道士のアスタリスク所持者でもある。 酒や賭け事を好む豪放な性格で、口癖は「細かいことだ。気にするな」。 師匠であるエマから一冊の魔道書を受け継いでおり、それを解読するためにアスタリスクを求め旅をしている。 ●アデル・アイン(Adelle Ein)CV (ゆかな) 傭兵を自称する女性で、火のクリスタルの啓示を受けた光の戦士。 明るく気さくな性格で、エルヴィス共々ムードメーカー的な役割。 エルヴィスに雇われているが、彼女自身の目的は行方不明の姉を探し出すことである。 実は誰にも知られていない大きな秘密があり、中盤にて明かされることとなる。 アスタリスク所持者 今作のアスタリスク所持者は倒されると(一部を除いて)すっぴん姿に変身する。 アスタリスクはその強力さから持ち主の性格を豹変(洗脳?)させることもあり、取り上げることで改心する者も多い。 ●ダグ・ランページ(Dag Rampage)(CV 諏訪部順一) ヴァンガードのアスタリスク所持者。乱暴で粗雑だが、思い込んだら一直線の熱き心を持つ。 セレネに惚れており、彼女に頭が上がらない。 すっぴん時の服装の背中の部分には鶏が描かれているが、これはダグのリーゼント=鶏の鶏冠をイメージしているとのこと。 1章での言動はアスタリスクの影響? ●セレネ・ノエティック(Selene Noetic)(CV 黒沢ともよ) 白魔道士のアスタリスク所持者。27歳。 冷静かつ腕の立つ傭兵で、何かと暴走しがちなダグの手綱を上手く握りながら各地を回っている。 人助けもしているので根っからの悪人ではないらしい。 ●オルフェ・ドラゴーディア(Orpheus Tragoidia)(CV 飛田展男) 吟遊詩人のアスタリスク所持者。バーナードに雇われた詩人。 かつてはミューザの宮廷詩人を務めていたが、国費を無断かつ私用で使い込んだことが原因で国外追放の処分を受けている。 悲劇を好み、人を小馬鹿にしたような言動が多い。 その一方、物語が進むにつれどこか憎めない一面も見せる。 名前の由来は星の名前から。 ●ニハル(Anihal)(CV 藤井ゆきよ) 魔獣使いのアスタリスク所持者。21歳。魔物と心を通わせる物静かな女性。 流れの曲芸団の一員だったが、魔物に襲われて天涯孤独だったところをバーナードに助けられた。 バーナードが抱く野心に薄々気付いていながらも、彼に捨てられることを恐れ言いなりになるしかできないでいた。 名前の由来は星の名前から。 ●シャウラ・クラレンス(Shirley Clarence)(CV 皆川純子) ギャンブラーのアスタリスク所持者。まさかの25歳。 バーナードとの賭けに勝ったことがきっかけでアスタリスクを手に入れ、遊技場のディーラーとしてホールを任せられることになった。 色気のあるトークで客あしらいも良く人気を博しているが、一方でその美貌で誘惑した男性達から有り金全てを巻き上げ、自分の手駒にしている。 貴族の出身だが、幼い頃に父親が詐欺によって大金を失ったことで家庭が没落した経験から「信じられるのは金のみ」という価値観を持つようになった。 名前の由来は星の名前から。 バーナードの配下・協力者といっていい存在だが彼女と戦えるのは1章クリア後である。 ●バーナード・アルファルド(Bernard Alfard)(CV 黒田崇矢) ヤクザ シーフのアスタリスク所持者。 サヴァロンに一代の遊技場を築き、盗賊から同国の評議会に参加するまでになった人物。 地下水脈を掘り当て、サヴァロンに大量の水をもたらしたのも彼である…と公には伝えられているが…。 ニハルのサブイベントでは彼の優しい一面も見ることができる。名前の由来は星の名前から。 ミューザを襲撃したメンバーの一人。その際に魔物使いのアスタリスクを手に入れていたホログラード兵からアスタリスクを奪った ●ロディ・グレナデン(Roddy McGranate)(CV 松本保典) 赤魔道士のアスタリスク所持者。35歳。エルヴィスの兄弟子。 ウィズワルドの長も兼任する魔導研究所の所長であり、その面倒見の良さから民からも慕われている。 しかしそれと同時に少々無茶をすることも多く、ウィズワルドの民達や妻であるリリーに度々心配されている。 事故で娘のアモナを失って以来、何かの研究に没頭している。 ●リリー・グレナデン(Lily McGranate)(CV ならはしみき) 狩人のアスタリスク所持者。ロディの妻。34歳。 2章では声優さんの演技もあって中々に強烈な印象を受ける。 気立てがよく陰からロディを支える良妻賢母。 だが娘を失って以来、ロディと別れて町の近くの森に引き籠っている。彼女はそこで亡くなった娘と共に暮らしているというが…? 元々弓は握った事すらなかったが、アスタリスクを手にしてから扱えるようになった。 ●ガラハード・ケリー(Galahad Kelly)(CV 安元洋貴) シールドマスターのアスタリスク所持者。魔導研究所の守衛。 ライムダールの出身だが両親を亡くし、唯一の肉親である妹と離れ、ウィズワルドにいる遠い親戚の元へ預けられた。 エルヴィスやグレナデン夫妻とも旧知の仲。 アモナの頼みで研究所を案内中に爆発事故が発生し、目の前で彼女を救えなかったことで自責の念に駆られる。 真面目で愛想が無く(エルヴィス談)、エルヴィスは彼の笑った所も泣いた所も見たことが無かった。 離れて暮らす妹を大切に想っており、いきなり会って驚いた顔を見る為ノンアポでライムダール大聖堂へ足を運ぶが……。 彼のサブクエストの発生するタイミングと内容はある意味残酷すぎて強烈なインパクトを残した。ガラハードが一体何をしたと言うんだ。 一応上限解放の際に幸せになっている…かもしれない。 ●グラン・ブース(Glenn Booth)(CV 堀総士郎) 薬師のアスタリスク所持者。ライムダール近くにあるノルエンデエンデルノ村の村長。 妻を失った悲しみに耐え切れず夢の中で妻と再会しようと薬で眠り続けている双子の弟のグリンを助けるため、月夜草を手に入れようとしていたが…。 ちなみに彼との邂逅はサブイベントであり、無視しても本編を進めることはできる。 超威力の悪疫処方。メ ガ フ ェ ニ ッ ク ス。 ●マルファ・ランサー(Martha Lancer)(CV 遠藤綾) 竜騎士のアスタリスク所持者。28歳。 ライムダール正教が崇める神竜を祀る「竜洞」の守護者の家系に生まれ、父の跡を継いだ。 普段は竜洞を離れることはあまり無いが、正教や審問所から呼び出しがあれば赴くこともある。 アデルとは旧知の仲で、グラディスとは親同士が友人で幼い頃から家族ぐるみの付き合い。 争いは好まないが、力試しと鍛練のための手合わせには積極的に臨む。 おっとりとした優し気な雰囲気の女性だが、押しは強く、酒好きな一面も…? ●グラディス・ケリー(Gladys Kelly)(CV 斎賀みつき) ソードマスターのアスタリスク所持者。ライムダール正教の処刑人修道士。 司祭であった両親を妖精に殺されたと信じ、復讐の為に審問官であるヘリオの補佐として共に妖精(の嫌疑をかけられた人間)を処刑しているオレっ娘。 病的なまでの実直さと素直すぎる性格によりヘリオの言うことを全て信じ込み命令に従っていた。 男らしい容姿と声と言葉遣いで途中まで男性だと思っていたプレイヤーが沢山いた模様。 マルファとは幼い頃から親交があり、「姉貴」と呼んで慕っている。マルファ曰く元は優しい性格だったという。 名前の由来は使用武器、服装から推測するにグラディウス(剣)かグラディエーター(剣闘士)が由来か。 今作最も攻撃の手数が多いキャラであり、常識外れの6連攻撃に驚愕した人も多いのではないだろうか。 姓名から察しが付くかもしれないが、ガラハードとは兄妹。体格の良さと生真面目さがそっくりである ●ヘリオ(Helio)(CV 落合福嗣) 導師のアスタリスク所持者。 物腰の柔らかい印象とは裏腹に、実際は独りよがりな野心家。 ライムダール正教の最高司祭のドモヴォイに認められ異端審問官となった。 グラディスを引き連れて妖精狩りを行っているが、そのやり方は余りにも酷く、町の人間や旅人は二人に声を掛けられた時点で" 神判 "という名の処刑に掛けられることが確定したようなものである。 ライムダールでの妖精狩りは彼の提言によって数10年前に始まったらしい。 上司と部下、そして国民達を思うがままに扱い、導師として彼が人々を導いた先にあるものは……。 名前の由来はギリシャ神話に登場する太陽神(ヘリオス)、使用武器(サンシャインロッド)から『太陽』が由来か。 その正体はホログラードの軍人にしてミューザを襲撃したメンバーの一人。ライムダールを崩壊させるためにわざと愚策ともいうべき妖精狩りを推奨して要人を殺していった。またガラハードとグラディスの両親を殺した張本人でもあり、その真実を知るのはヘリオと瀕死のグラディスだけだったが… ちなみに今作の黒幕の一人といっていい人間を闇落ちさせたのも彼の妖精狩りが原因であり、あらゆる意味で元凶といえる存在。ただあくまで目的は自国のためであるため後述の私欲だけで国を崩壊させかねなかったクズよりはまだマシとはいえなくもない。 ●ドモヴォイ(Domenic)(CV 中博史) オラクルのアスタリスク所持者。 嫉妬と我欲にまみれたライムダール正教の最高司祭。 神竜の声を聞き民へ届ける唯一の存在であり、ライムダールでは彼の言葉は絶対である。 50年以上最高司祭を務めており、神竜への信仰心はとても厚く、一方で人々からの信仰も厚い。 神竜の神託が聞こえるふりをし、民衆を欺き続けた。 過去にあったことが原因で妖精に嫉妬と深い恨みがあり、ヘリオが提言した神判を許可した。 ●マドック・ロンズデイル(Maddock Lonsdale)(CV 牛山茂) ジャッジメントのアスタリスク所持者。 ホログラードの将軍で、スローンのかつての傭兵仲間。 実直な武人でアダマスの唱える覇道に疑問を抱きながらも、先代の王との約束を果たすべく忠誠を誓う。 ●モーラ(Marla)(CV 青木瑠璃子) ファントムのアスタリスク所持者。 性別や年齢を偽るほどの変幻自在の変装術を使いこなす女性。 悲惨な境遇の中で拾ってもらった恩義に報いるべく、アダマスのためにすべてを捨てる覚悟で仕えている。 ●ヴィジヌ・アイザック(Vigintio Isaac)(CV 西村太佑) 魔人のアスタリスク所持者。 死の魔法を極めたと豪語する魔法使いで自らをハイアンデッド化させている。 かつてエマとの勝負に敗れて以来、それを恨みに思っている。 禁忌の魔法に手を染めたのも彼女に対する劣等感が故。 現在はアダマスの傘下に加わり、魔法の研究を進めている。 ●アダマス・ホログラード(Adam Holograd)(CV 小山力也) 魔剣士のアスタリスク所持者。 「軍王」と呼ばれるホログラードの国の長でもある。 強者による支配こそ真の平和と信じ、武力をもって大陸全土の統一へ乗り出す。 序章にて負けイベントとして戦うことになるが、実は強くてニューゲームなどで倒せる。 リリース時期の近いオクトラのスマホ版『大陸の覇者』にも[[小山力也]]ボイスの悪役が登場しており、比較されることも多い。 その他の登場人物 ●スローン(Sloan)(CV 田中秀幸) 風のクリスタルに選ばれた先代の光の戦士の一人。 ミューザ滅亡の際グローリアと共に逃げ延びた。現在は彼女の忠臣を務めている。 ●船貸し婆さん(CV 大原さやか) セスが出会ったお婆さん。海を探索するための船を貸してくれる。 何故か行く先々で先回りして船を用意しているという得体の知れなさがあるが…。 その正体は光の戦士である妖精王アイリーン。人々の記憶から忘れ去られていたが、次代の光の戦士たちが自身にたどり着くことを信じて船貸しの仕事を行っていた。ラストダンジョンに行くためには彼女の力が必要となる。 ●コワード・オルテン(Horten)(CV:チョー) ハルシオニアの宰相。 ミューザが滅んだ際に逃げ延びて来たグローリアを何かと邪魔者扱いしており、彼女に縁談を勧める。 ●カストル・マイヤ(Castor Maya)(CV 日野聡) サヴァロンの第一王子。国の水不足、そして水害を解決するために苦心している。 また、国民や民の幸せよりも儲けや保身を優先する豪商や評議員らに国を牛耳られている現状も憂いている。 ●エマ・オディリア(Emma Odilia)(CV 勝生真沙子) 土のクリスタルに選ばれた先代の光の戦士の一人かつ黒魔道士のアスタリスク所持者。 ウィズワルドを興した高名な魔法使いで、エルヴィスの師匠でもある。 相当の高齢のはずなのだが見た目はそうとは思えない。正確な年齢はエルヴィスも知らず、彼女に歳を尋ねた時には諌められていた。 物語開始の数ヶ月前に亡くなったとのこと。 ●ゴアメル(Gwilym)(CV 東地宏樹) トカゲに似た小動物。人の言葉を話し、自分は神竜の子供だと言い張っている。 ●エドゥナ(Edna)(CV 能登麻美子) アダマスに仕える謎の女性。フードで顔を隠しており、その素顔はうかがい知れない。 味方であるモーラやロンズデイルからも女狐と忌み嫌われており、ヴィジヌも彼女の真意を訝しんでいた。 果たして彼女の目的とは…? 【以下ネタバレとなるアスタリスク所持者】 ●コワード・オルテン(CV チョー) モンクのアスタリスク所持者。 春風の国ハルシオニアの宰相であったが、その正体はホログラートの間者。 ハルシオニアの王の座を与えるという見返りの下、アダマスの侵略行為に力を貸す。任務のためダグとセレネを雇いグローリアから風のクリスタルを奪おうとしたが失敗。 そのため最終的には彼自身がグローリア一行に戦いを挑む。 卑怯な策を使う典型的な政治家かと思いきや潔く単騎で戦いに来たそのギャップに驚いたプレイヤーは多い。 ストーリーをある程度進めるとハルシオニアの宿屋で彼の手記を読むことが出来、アスタリスクの力を試そうとして兄を殺してしまった結果、事故に見せかけてそれを隠蔽したことが語られている。 B Dでの彼のカードはかなり強力なので一部の人にとっては本編よりカードでの印象が強いかもしれない。 ●カストル・マイヤ(CV 日野聡) ベルセルクのアスタリスク所持者。 物語の途中までは少々お高く止まった苦労人といった感じであったが、バーナードが窮地に陥ったのをきっかけに本性を表す。 本性は気性が荒い独裁者であり、(感情的になったとはいえ)意見が食い違った先代国王の父を殺したり、弟のポール王子を幽閉したりしていた。 更に水のクリスタルを独占していたバーナードを謀殺した他、いずれは評議員の面々も始末しようと考えていた。 最期は父に襲いかかった際半壊させた手すりが追い詰められた際に崩壊し、転落死した。 その名前と劇中での所業から一部ではカス王子とも呼ばれているとか。 ただし、国や民を想う気持ちもまた本物である。 名前の由来は星の名前から。 ●フォリィ・モリス(Folie Morris)(CV 花守ゆみり) ピクトマンサーのアスタリスク所持者であり、土のクリスタルも所有していた。見た目は幼く見えるが25歳。一言で言い表すと狂気の芸術家といっていい存在で、自分が絵を描くためであれば人殺しさえも辞さない。 裕福な家に生まれたものの両親に愛されず、大好きな絵も誰にも認めてもらえなかったことが彼女の人格を更に歪めた。 しかしそんなことでは到底同情できないレベルで極めて悪辣かつ自分勝手で、自分の芸術のためだけに国を崩壊させ、大量殺人を行った。あのエアリーにすら負けず劣らずのクズ。 実は2章の進行度によってウィズワルドのあらゆる場所で絵を描いている彼女が見られる(ただし話しかける事はできない)ミューザを襲撃したメンバーの一人。 ●スローン(CV 田中秀幸) 「元」ブレイブのアスタリスク所持者。 風のクリスタルに選ばれた先代の光の戦士の一人。 50年前にはブレイブのアスタリスク所持者として戦っていたが、ヤミノヒトミとの決戦の最中にアスタリスクが破壊され二つに分かれてしまい、ブレイブの力を失う。 本編では序章でアダマスを食い止めるために死亡したが、最終盤では自身の墓前で思念体として再び登場。 ブレイブである全盛期の若き姿となり、グローリア達に最後の試練を与える。 【ラスボスのネタバレ】 ●ヤミノヒトミ 本ゲームのラスボス。クリスタルが代々封印している災厄。 ミューザ王家の者が200年に一度命を捧げることで代々封印を維持していた。 しかし本編の少し前、エドゥナが復活を目論み接触。逆に操ってアスタリスクを世界にばら撒き クリスタルの力を開放、封印が弱まってしまう。 対峙する時に出てくる体は本体ではなく虚像のようなものであり、 魔導書のヤミノヒトミの記録と本体は大陸の外海(次元の彼方)にある、 という二重の秘密を破らなければ不滅で倒すことができない。 その原型となっているのは1000年前のミューザ王の妹「イナンナ」で、 妖精の郷でアスタリスクを作ったのも彼女。 貪欲な知識欲を持った彼女は「司書」のアスタリスクを魔導書に変え、禁断の知識と不滅の命を手に入れヤミノヒトミと化した。 ちなみにパッケージに描かれている魔導書を持った人物はグローリアではなくイナンナ。 わかりにくいがよく見ると瞳の色がグローリア(赤茶)と違う。 PT4人で描かれている短剣を持った方はグローリアである。 登場ジョブ オクトラに登場するジョブは踊子や学者など、その世界観や風土に根付いた人々を意識したデザインだったが、 今作ではアスタリスクの力で変身するため「変わり映え」を重視してデザインの幅が広がっている。 ジョブ特性は当初は特性1しかないが、LV12になると特性2が開放される。 また、当初はジョブレベルの上限は12であるが、終盤にある条件を満たすことで15まで拡張される。 ■すっぴん ありのままの姿に大器を宿す 毎度お馴染みの初期状態。ステータスはオールB、装備適正は盾以外Cと無難且つ超バランス型。 まずは「JPアップ」を覚えるために序盤の内にこの職をある程度鍛えておきたい。 (JPアップはアイテムのJP玉にも効果があるため、早期に覚えておくと効率が良い) しかし無職と侮るなかれ、特性2の「たいきばんせい」(マスターしたジョブの数に応じて能力上昇)によって終盤になればアタッカーとして活躍可能。最終的には強力すぎるほどにステータスが上がる。 「たいあたり」はBP消費技だが、相手の行動を遅らせつつ重量依存の攻撃を行うことができる。今作はBP消費を節約できるサポートアビリティが多く存在するので、その気になればハメを行うことも。 ■黒魔道士 火・水・雷の魔法攻撃で敵を討つ 最初に入手することになるジョブ。 多様な属性攻撃ができ序盤は便利なものの、MPの消費が激しくすぐにMPが枯渇しがち。物理優遇気味な今作ではやや不遇な存在。 とはいえアビリティ「ポイズン」は決まれば強力であり、「アスピル攻撃」(通常攻撃時にMP回復)はどんなジョブでも役に立つ。 ■白魔道士 味方を回復できるパーティの生命線 今作ではエアロ系が使えず、完全な回復・サポート特化。導師とうまくアビリティを使い分け、他はサブジョブで補おう。 「レイズ」や「ケアルガ」等序盤から終盤まで活躍し、ボス戦になるべく入れておきたいジョブ。 特性2の「回復魔法全体化」を習得するとエスナやアレイズも全体化できるように。 ■ヴァンガード 敵の注意を引きつけ攻撃を一身に受ける ヴァンガード(vanguard)とは、「前衛、先駆け」といった意味。 ナイトを攻撃的にしたようなジョブで、攻撃のソードマスターと防御のシールドマスターを2で割ったような感じ。 斧や盾に適正があり土属性の攻撃もできる。 単純なタンク役としてはシールドマスターに劣るものの、 特性2の「狙われるほど強く」(狙われ易さの値によって攻撃力上昇)を持つと火力が大幅に上がる。 ■モンク 己の肉体を武器にして技を繰り出す 今作では杖での物理攻撃もできるが適正A止まりのため、やはり武器を外した上で「徒手空拳」を付けて殴らせたい。 素手は重量0で防具も硬くしやすいし、武器の通常攻撃と違って完全な無属性であるため、弱点属性にはならないかわりにどんな相手にも安定してダメージが通る。 敵の防御力とデフォルトを無視した「点穴」も便利である。 意外にもHPのステータスはS。しかし攻撃の殆どがHP消費技であるのでダメージには注意。 ■吟遊詩人 七色の美声で味方を鼓舞する 「歌唱」によって味方全体に一気にバフをかけられるジョブ。 フルブレイブ歌唱で一気に能力を盛るのはボス戦では有効だが、強化ジャマーにはくれぐれも注意を。 「其は再び相見えん」は指定した味方を行動させられるため消費は重いが上手く使えば非常に強力。 回復力もそれなりにあるのでサブジョブに回復職を選びガッツリサポート役に回るのも有りか。 ■魔獣使い 魔物を従え力を引き出す調教師 今作では一匹のみではなく多数のモンスターを抱えられるため、青魔道士や召喚士的な要素も持っていると言える。 「つかまえる」&「ときはなつ」も効果をきちんと把握していれば有用だが、今作での真価はジョブ特性2の「捕獲の果てに」。 これまで捕獲を行った回数に応じてパラメータが向上するため、きちんと捕獲を続けていれば大幅なステータス向上が見込める。 ■シーフ あらゆるものを盗む神速の怪盗 言うまでもなく「盗む」…だが、今作の「ぶんどる」はアビリティ扱い(通常攻撃に盗み付与)なので、他ジョブに付けても有用。アビリティの組み合わせによっては全体ぶんどるや2回ずつぶんどることも。 神速瞬撃はかなり凶悪な破壊力なので、攻撃役としても有用。 特性2の「勇気持たぬ隠者」はBP消費を全てMPで代用できる悪用しがいがあるアビリティ。これが吉と出るか凶と出るか…。 ■ギャンブラー 運を天に任せ己の命をベットする ルーレットを回して様々な効果を発揮するジョブ…だが、ランダム性が大きくそちらは使い辛い。 なによりランダムで経験値・JP・お金のどれかが15倍または0になるジョブ特性が厄介。 とはいえ、「入手金額アップ」や「レアドロップアップ」といったアビリティは早めに習得しておきたいところ。 物攻と物防が控えめで、魔攻のステータスがAなのにMPがE…と戦闘向きではないが、もしもの時には「テイクオーバー」や「ハイローラー」に賭けてみるのもありかもしれない。 ■ベルセルク 本能のままに敵を殲滅する狂戦士 Berserk、怒り狂ったという意味。状態異常のバーサクとは読みが異なる同じ単語で、名前通りバーサクを扱うことに長ける。FFでいうバーサーカー。 高い攻撃力を誇るジョブ。BP1で使える全体物理技、「クレセントムーン」がLv1から使えて大変有用。 ザコ戦では強力だが速度が極めて遅いため順番が回ってこないうえ、物防と魔防がEと紙装甲なので他のキャラにサポートしてもらおう。 実は意外にも魔攻がAなので魔法攻撃を使うのも手か。 待ち時間が長くなる代わりに通常攻撃を全体化する「暴れまわる」は他のアビリティと組み合わせると色々できる。 ■赤魔道士 攻撃と回復の魔法で味方を援護する 今までの赤魔道士とは趣が異なり、今作ではエアロ系とストーン系、固定量回復のヒール系が「赤魔法」として独立し、中盤以降黒魔白魔に喰われたりするようなことはない。 攻撃魔法に状態異常を付与するジョブ特性「異常まく者」が持ち味。 ヒール魔法は全体化できない上に終盤は回復量が不足してくるので、アタッカーに特化することも考えるべき。ただしアンデッドへの攻撃として使う場合ケアル系よりダメージが通ることも多い。 特性2の「連続魔」はMP消費1回分で2回使えるため終盤になってから本領発揮。 ■狩人 獲物の種族を見極め狙い撃つ 各種キラー系で種族弱点を突くジョブ。 一発当たりの威力は控え目だが、ジョブ特性1の「バラージ」(同一ターンでの行動数に応じて与えるダメージ上昇)により、フルブレイブ攻撃は中々の威力。 だが、最大の意義はアビリティ「仕返し回避」。数多くのカウンターやジャマーを無力化できるため、あるとないとで雲泥の差。 ■シールドマスター 不落の城塞たる仲間の護り手 Shield(盾の)-master(達人)。守りに特化したジョブ。 非常に重い装備を使いこなすことができ、「両手盾」と「誰かを守る」でボスの手痛い攻撃から仲間を守れる。 HPと防御のステータスはもちろんS。見た目に反して魔防もSで物理・魔法どちらにも強い。 味方全体の代わりに攻撃を受ける「みんなを守る」はとても役に立つが、全体攻撃からは守れず、身代わりになるのも次の行動まで最大3回という条件がある。 敵の四天王剣がよく貫通する。 両手の装備のスピード補正をマイナスからプラスに反転させる便利アビリティも覚える。 単体の守りはシールドマスター、全体の守りはジャッジメントに分があると言えるか。 ■ピクトマンサー 対象を染め上げる戦場のアーティスト Picto(絵の)-mancer(術者)。 数多くの色を相手に塗り分けてデバフを与えるジョブ。フルブレイブで一気に下限まで下げてやろう。自分に使うとバフにもなるボディペイントかな。 更にアビリティ「サブBP節約」が大変強力。サブジョブのアビリティのBPを軽減する貴重なアビリティである。元々の消費BPが1なら0に減らせるのがミソ。 ■竜騎士 空に跳び眼下の敵を穿つ竜の化身 スピードの速い戦士枠として全ジョブ中屈指の素早さを誇る。魔防も高い。 特性2の「ハイウインド」(ジャンプにたたかう系特殊効果が付与+左手装備が剣か槍の場合性能を100%発揮)によって二刀流で高い火力を出せる。 もちろんスクエニの竜騎士なので、ジャンプ系のアビリティも多数使える。 速さの竜騎士、力のソードマスターと言ったところだろうか。 アビリティ「正気に戻った!」はある意味今作最大の笑い所かもしれない…。 ■導師 精霊を使役し仲間に加護をもたらす 精霊を停滞させて継続的なバフをかけるスピリット系魔法が優秀。光属性の攻撃魔法であるバニッシュ系も習得する。 特性2「見えずとも共に」を習得するとスピリット系魔法を自動で発動するようになるため、保険としての効果が大きい。 ただしデバフだけでなくバフも掻き消すピュリスピリットの存在だけが厄介である…。 ■ソードマスター ふたつの型で「たたかう」を極めし剣聖 Sword(剣の)-master(達人)。 自分から攻める「運びの構え」とカウンター特化の「猛りの構え」を使い分けて戦うジョブ。構えはセカンドのフェンサーを彷彿とさせる。 前作ではカウンター特化職で使いにくかったこともあり、今作で最も大出世したジョブといえる。 ついでに見た目も和から洋、剣聖から剣闘士風に大きく変わった。そのため前作プレイヤーもアスタリスクを剥ぎ取るまで何のジョブか分からなかったのではないだろうか…。 特性2「双武両道」(同種の武器で二刀流するとサブジョブの特性も発揮)を習得すると使い方の幅も広くなる。 9回連続攻撃を行う「九重一閃」は攻撃スピードが速すぎてダメージ確認が難しいが、シーフの神速瞬撃を越える程の超強力な技である。 意外にも物防・魔防共に低く紙装甲。ベルセルクよりも魔攻と回復力が無い(共にE)ためベルセルク以上の、本作一の物理攻撃特化職である。 ■オラクル 神託を受け己の能力を自在に変える Oracleとは、宣託者という意味。 名前のとおり、所持者は宗教指導者。 従来の時魔道士に相当するジョブ……なのだが、魔法剣士や黒魔要素も含まれるカオスな職業。 「ヘイスト」や「スロウ」だけでなく、弱点属性を付与する「エレメントウィーク「や、火・水・雷の3属性魔法がランダムで発動するトリプル系魔法も習得する。 ジョブ特性2が開放されるとサブジョブのステータスや装備適正が反映されるため上記の魔法剣士的な運用も可能になる。 ジョブステータスが全体的に低めで特に速度が遅い。ヘイストを自分にかけるのも手か。 ■薬師 医学の知識で万病を癒やす コーヒーミルを背負ったスペランカー。 「調合」が使いこなせば凶悪なのは言わずもがな。「広域」(アイテム全体化)+エリクサーで一気に立て直すことも可能。 (今作では終盤になるとエリクサーが店売りされるため) 魔攻がAあるので手持無沙汰な時は魔法を撃ってもいいかも。 メインジョブとしての能力や特性は良くないためサブジョブとして使われる場合が多い。 ■魔人 魔道に堕ち対象を無差別に壊す 「メルトン」(今作ではFF6のように火+風属性で敵味方全体を攻撃)に代表される、敵も味方も巻き添えにした「禁断魔法」を使いこなすジョブ。 使用する属性を決めておき、かつその耐性を味方側は装備などで無効~吸収にしておけばノーリスクで敵をゴリゴリ削ることができる。 ■ジャッジメント 障壁と聖域で脅威を断つ審判者 Judgment(判決)。 全体を防御するコマンドアビリティ「聖裁」を持つジョブ。聖属性の攻撃技も習得する。 回復力も高いのでサブジョブを白魔道士にしておくと回復役も兼ねられる。しかし速度は遅め。 ■ファントム 変幻自在に標的をしとめる亡霊 Phantom(幻影)。 従来の忍者に相当するジョブ。攻撃役として優秀なのは当然だが、 特性2の「逃れえぬ凶変」(MP消費と引き換えに確率系のアビリティを成功させる)はぶんどる等は言わずもがな なんと無効化を持ってなければ状態異常まで確定で付着できるため強力なデバッファーにもなれる。 幻影と名前にあることからも分かるように、回避に関連するアビリティを多く習得するのも特徴。 行動後にもう一度自分のターンを行うことができるアビリティも多く習得し、うまくやればずっと俺のターン!みたいなことも。 二刀流のアビリティは最終的に攻撃ジョブにとっての最強候補である。 ■魔剣士 己の血肉を糧に力を増す魔剣の支配者 属性剣技と自分を犠牲にした技を両立する、魔法剣士と暗黒騎士を統合したようなジョブ。 ジョブレベル解放後は「アルテマ剣」(全MPの消費と引き換えに単体に消費したMP量に応じたダメージ)で凶悪なダメージを出せる。 MP消費を10倍のHP消費に変えるMHコンバートをつけてダメージ限界突破するとえらいことになる。 ■ブレイブ 最後に入手することになるジョブ。基礎能力は非常に高いが、固定ダメージ技メインのため攻撃技の性能はやや劣る。 とはいえ防御やステータスに左右されないためジョブを選ばず使えるとも言える…が、その真価は全体のBPを操作するコマンドアビリティにある。 ……もっとも、基礎能力の高さだけを当てにしてコマンドアビリティを捨てる運用がなされることも。単体アビリティを全体化する強力なアビリティも覚える。 ゲームシステム ◆フィールド方式 前作までのランダムエンカウントからシンボルエンカウント式に変更された。 フィールドアタックでモンスターのシンボルに攻撃して戦闘を開始するとブレイブアタック、背後から接触すると先制攻撃になる。 複数のシンボルが同時に接触すると連戦になるが、連戦ボーナスでJPが多く得られる。 (シンボルが単体しかいなくても、魔物の餌系のアイテムを使用していると自動で連戦になる) また、フィールドにある草は刈り取ることが出来、そこからアイテムを入手できる場合もある。 意外と強力な装備が出てきたりもするので侮れない。 ◆希少種 フィールド上に存在する、周辺のザコ敵よりも圧倒的に強いレアなモンスター。動かない上に(普通は)レベル差で真っ赤なため明らかにヤバイと分かる。 ただし倒しても復活することやドロップや盗むで手に入るアイテムが有用であるため、低レベルな状況でも狩りに行くプレイヤーもいるとか。 ◆サブジョブ 名前こそ変わったが、過去作でいうコマンドアビリティと同義で二つ目のコマンドを持つことができる。 ただし、一部ジョブはサブジョブの特性を反映するものもあるのでその場合はよく考えて。 今作はジョブ特性に関してはアビリティとして習得しない。サブジョブの特性を使えるようになるアビリティは存在するが メインにしろサブにしろジョブ特性を使うにはそのジョブに就かなければならない。 ◆装備重量 装備に重量が設定されており、適性値をオーバーすると全能力が大幅に低下してしまう。 当然ジョブによって重量制限も違い、戦士系ジョブなら重装備も可能だが魔道士系ジョブはあまり重装備は出来ない。 また、適性値内であっても重量によって速度が低下してしまうため、敢えて軽くする選択も時には必要。 これにより装備品は売らずに取っておくと弱い装備でもいざという時に使える。 ◆武器属性 今作では武器による攻撃にも剣・槍・短刀・斧・杖・弓それぞれに属性が設定されている。ちなみに素手は無属性扱い。 杖以外の武器にも魔法攻撃力や回復力が設定されており、意識すれば物理系ジョブでも相応の威力の魔法が使える。 ◆同行者 メインの4人とは別に一時的に冒険を共にするNPC。行動をこちらから指定はできないが共に戦ってくれる。 ダメージも回復もかなりの効果量を叩き出してくれるので、かなり馬鹿にできない。 ◆船探索 前作の復興に代わる放置系システム。 各地の街にいる船貸し婆さんに話しかけて探索を開始し、スリープ状態の時間に応じて上げ饅頭や経験値・JP玉などの報酬が得られる。 この際にオンライン接続していると別のプレイヤーと出会うことも。 本体の時間はいじるなよ!絶対だぞ! なおSteam版はスリープがないので普通にプレイ中に進行していく。 ◆B D オセロのような陣地を挟み込んで取り合うカードゲーム。「Bind Divide」の略。 FF8やFF9のように町の人に話しかけて挑むことが可能(挑める人にはカードのフキダシが浮かんでいるのですぐにわかる)。 ゲームに勝利することでカードが手に入るが、逆に負けるとカードを取られるシビアな側面も。 ミニゲームではあるが、あるアスタリスクを入手するためのフラグとなっているほか、全カードを入手すると有用なアクセサリーが特典としてもらえる。 幸い、アスタリスクを入手するだけなら最低4戦遊ぶだけで可能。 ◆セーブ方式 今作では通常セーブ枠9個と、オートセーブ枠1個となっている。 (通常セーブは街やフィールド、ないしセーブポイントでしか出来ないが、オートセーブはマップの区切り目で自動で行われる) オートセーブがあるからと怠らず、確実な記録としてきちんと自分でセーブするように。 受け容れながらも従わない勇気を持って追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 作成お疲れ様です! -- 名無しさん (2021-03-29 01 46 23) スローン同行者に入る→強えぇぇぇ!→取り敢えず姫さん放置でレベリングはやるよね -- 名無しさん (2021-03-29 14 57 31) 1作目を途中までしかプレイしてないクソザコでも大丈夫かのう -- 名無しさん (2021-03-29 16 35 01) ↑大丈夫。難易度を3段階で調整できるし、経験値の仕様上やろうと思えば序盤からレベルをかなり上げて進めるから、苦手な人でも少し時間をかければクリアできるバランスになってるよ -- 名無しさん (2021-03-29 17 27 01) ジョブのブレイブは前作ジョブの皇帝とよく似ているよね。実際どちらもステータスが全体的に高いけどせっかくのそのステータスを活かせるアビリティを覚えないという…。 -- 名無しさん (2021-03-29 17 29 19) ベルセルク項目の『ザコ戦では強力だが、速度が遅いためボス戦ではやや不便か。』嘘つけ、ちょっと攻撃すると蜂の巣を突いたかのようなカウンターとジャマーの嵐なこのゲームではコスト踏み倒しで単発火力が高いベルセルクはボス戦のエースだぞ。あ、バーサク中に鱗剥ぎやめて!! -- 名無しさん (2021-03-29 17 57 12) ↑3教えてくれてありがとう。Gジェネクロスレイズ買ってきたわ -- 名無しさん (2021-03-29 19 13 09) ニハルは藤井ゆきよさんじゃなかったっけ -- 名無しさん (2021-03-30 09 30 40) ↑訂正しといた -- 名無しさん (2021-03-30 10 00 01) まだ発売一か月だしネタバレになるキャラは隠した方がいい気がする -- 名無しさん (2021-03-31 00 36 17) ベルセルクでバーサクで自動技使用(コスト無し)が強すぎてアタッカーにサブベルセルク入れてブレイブ3からの連続でベルセルク取ってから楽だったけど普通にカンストダメージ出るようになったら使わなくなったな -- 名無しさん (2021-03-31 02 56 43) システム上関りがあるとはいえそう喋るわけでもないのになんでこんな有名な声優さん使ってんだろうなぁと思ったら意外な出番があったもんだなぁ -- 名無しさん (2021-06-13 17 19 40) セカンドなんて無かった、いいねがこんな形で実現するとはね… -- 名無しさん (2022-02-17 17 17 49) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/2700.html
BRAVELY DEFAULT FLYING FAIRY BRAVELY DEFAULT For The Sequel 機種:3DS 作曲者:Revo 開発元:シリコンスタジオ 発売元:スクウェア・エニックス 発売日:2012年10月11日、2013年12月5日(フォーザ・シークウェル) 概要 『光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝-』のメインスタッフ制作のロールプレイングゲーム。 「スタンダードな王道RPG」がコンセプトに制作されている。 2013年に完全版・廉価版を兼ねた『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』が発売された。 また直接的な続編として『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』が発売されている。 音楽は、幻想楽団「Sound Horizon」の主宰である、ミュージシャンのRevo氏が全曲を手がけた。 Revo氏がRPGのBGMを本格的に手がけるのは本作が初めてであるが、音楽面における評価はとても高い。 なお、後にアニメ『進撃の巨人』の主題歌などでも使われることになる、Sound Horizonのタイアップ用別名義「Linked Horizon」は、本作を機に発足したものである。 ゲームの発売に先駆け、本作の楽曲をフィーチャーしたシングル『ルクセンダルク小紀行』とアルバム『ルクセンダルク大紀行』をLinked Horizon名義でリリースしており、こちらも一聴の価値あり。 ちなみに余談ではあるが、本作の楽曲「戦いの果てに」では、トライエース作品やテイルズ オブシリーズなどで有名な桜庭統氏がキーボディストとして参加している。 2021年に発売された『ブレイブリーデフォルトII』でも、引き続きRevo氏が音楽を担当している。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 補足 順位 Disc1 希望へ向う序曲 タイトル(メインテーマ) 第7回452位2012年97位第2回オープニング88位 永遠の刹那 メニュー その祈りの向うに オープニングARムービー 四つの物語 オープニング 祈り 新章突入 はじまりの国 カルディスラ 眠りに落ちて... 宿屋宿泊 光と影の地平 フィールド 第7回982位2012年198位 戦いの鐘 通常戦闘 第7回630位2012年144位RPGバトル225位通常戦闘曲98位 勝利の歓び 戦闘勝利 森の静寂 汎用ダンジョン1 ダンジョン177位 虚ろな月の下で 2012年336位 来訪者 アスタリスク所持者イベント ピアノ280位 敵影襲来 彼の者の名は アスタリスク所持者戦(体験版はオートマトン戦) 第7回7位第8回17位第9回36位第10回52位第11回98位第12回229位第13回98位第14回100位第15回244位第16回169位第17回153位2012年2位第2回スクエニ23位RPGバトル5位歴代183位ボス戦21位 見果てぬ夢... ゲームオーバー 敵地潜入 汎用ダンジョン2 2012年422位ダンジョン258位 花が散る世界 悲しいシーン 2012年422位 海原を駈ける船 海上船 2012年394位 砂と大時計の国 ラクリーカ 2012年422位 木漏れ日 ユルヤナの仕立屋 2012年264位 暗闇の洞穴 汎用ダンジョン3 戦いの果てに ボス戦 第7回951位2012年87位第2回スクエニ253位RPGバトル246位 君は僕の希望 ティズ必殺技 第8回803位2012年59位第2回スクエニ130位RPGバトル438位 風の行方 アニエス必殺技 雛鳥 イデア必殺技 2012年282位RPGバトル747位 愛の放浪者 リングアベル必殺技 第7回332位第8回325位第9回532位第10回549位2012年61位第2回スクエニ204位RPGバトル222位 Disc2 追憶は郷愁の調べ 水晶の闇 クリスタル解放前 水晶の煌き クリスタル解放後 風が吹いた日 2012年456位第2回スクエニ198位癒し123位 艶花の国 フロウエル 第7回258位第8回510位第9回679位第10回826位第11回721位第14回566位第15回771位第16回983位2012年45位第2回スクエニ121位 他愛もない出来事 緊迫の時 沈みそうな国 グランシップ 癒し299位夏176位 内戦の国 エイゼンベルグ 2012年169位第2回スクエニ216位 純愛十字砲火 挿入歌 歌:水沢史絵(サントラ未収録) 大空を翔ける艇 飛空艇 2012年94位第2回スクエニ266位 公国の御旗の下に 六人会議イベント 不死の国 エタルニア公国 第7回773位第17回496位2012年94位第2回スクエニ54位冬・雪・氷14位 巫女の祈り 邪悪なるもの 終章ラスボスイベント戦闘(真終章は第一形態) 闇のオーロラ ラストダンジョン 邪悪なる戦い 終章ラスボス第一形態(真終章は第二形態) 第7回518位第8回767位第9回668位第10回768位第11回472位2012年100位RPGバトル644位 邪悪なる飛翔 終章ラスボス第二形態(真終章は第三形態) 第7回52位第8回38位第9回49位第10回73位第11回145位第12回141位第13回170位第14回84位第15回156位第16回154位第17回284位2012年19位第2回スクエニ11位RPGバトル18位歴代237位第2回ラストバトル391位 地平を喰らう蛇 真終章ラスボス戦(1、2戦目~最終戦まで) 第7回27位第8回4位第9回6位第10回17位第11回24位第12回37位第13回29位第14回71位第15回50位第16回59位第17回33位2012年7位第2回スクエニ8位RPGバトル4位歴代14位泣き曲131位第2回ラストバトル23位 希望へ向う譚詩曲 エンディングテーマ歌:Joelle、Revo 第7回336位2012年68位第2回スクエニ253位第3回ゲームソング88位第2回エンディング37位 フォーザ・シークウェル追加曲 光の4戦士 魔物との戦い~強敵 [BRAVELY DEFAULT For the Sequel Ver.] 強敵戦光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝-「魔物との戦い」アレンジ作曲:水田直志 編曲:山中康央 2013年336位RPGバトル820位 歪なる思念 其の名は魔王 第一天魔王、第四天魔王戦 第8回94位第9回58位第10回120位第11回162位第12回325位第13回656位第14回137位第15回222位第16回767位2013年24位第2回スクエニ59位RPGバトル42位歴代99位ボス戦336位 サウンドトラック ブレイブリーデフォルト フライング・フェアリー オリジナル・サウンドトラック ブレイブリーデフォルト ドラマCD~リユニオンの祝祭~ ボーナストラックに「光の4戦士 魔物との戦い~強敵 [BRAVELY DEFAULT For the Sequel Ver.]」「歪なる思念 其の名は魔王」を収録。 ルクセンダルク小紀行 BRAVERY DEFAULT盤 Linked Horizon名義のタイアップシングル ルクセンダルク大紀行
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4568.html
本稿ではニンテンドー3DS用ソフト『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』と、その完全版である『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』について紹介する。判定はどちらも「良作」とする。 ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー 概要 システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル 概要(FtS) 評価点(FtS) 賛否両論点(FtS) 問題点(FtS) 総評(FtS) 余談(FtS) その後の展開 ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー 【ぶれいぶりーでふぉると ふらいんぐふぇありー】 ジャンル RPG 対応機種 ニンテンドー3DS 発売元 スクウェア・エニックス 開発元 シリコンスタジオ 発売日 パッケージ版 2012年10月11日ダウンロード版 2012年11月1日 定価 パッケージ版 6,090円ダウンロード版 5,400円 判定 良作 ポイント ブレイブ デフォルトシステムの奥深い戦闘ストーリー及びゲームバランスは賛否両論 「FF」ではない ファイナルファンタジーシリーズ関連作品 概要 『光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝-』の主要スタッフ陣が開発した新作RPG。 「原点回帰」を謳う「王道ファンタジーRPG」として制作された。 システムは光の4戦士を発展させたものとなっているが、世界観は完全に一新。従来の「FFシリーズ」ではない完全新作扱いとなっている。 ただし、クリスタル、ジョブシステム、魔法の名前など、『FF』を思わせる要素は多々存在する。 タイトルはしばしば『BDFF』と略される。 システム ジョブチェンジ 『FF』シリーズの一部にも存在するジョブチェンジシステムが本作でも採用されている。 そのジョブに就いているボスキャラクターを倒して「アスタリスク」と言う特別なアイテムを手に入れる事で、そのジョブにチェンジ可能となる。 「ジョブによってコマンド1つ・サポートアビリティ1つとステータスが決定」「さらにコマンドもう1つといくつかのサポートアビリティが装備可能」と、『ファイナルファンタジーV』にかなり近い。ただし、全ジョブ最大14レベルで、ジョブレベルアップに必要な経験値もすっぴんを除いて全ジョブ共通。 サポートアビリティはジョブ固有のものが1つに加え、特定の枠数(*1)だけ装備出来る。それぞれのアビリティに1~3の決められた枠数が存在し、強力なサポートアビリティはそれだけ複数の枠を使用する。 ブレイブ&デフォルト 本作の最も特徴的な戦闘システム。ターンを跨いで行動の前借り/後回しを行う事ができる。 防御行動である「デフォルト」を行うと、BPと呼ばれる数値が溜まっていく(最大3)。それを「ブレイブ」で消費する事で、ブレイブを行った回数だけ追加行動出来る(*2)。なお、BPは戦闘ごとにリセットされる。 またBPが無い場合でも、-3になるまで前借りを行う事ができる。戦闘が終わってしまえばゼロに戻るが、もしトドメをさせなかった場合、マイナスとなったターン数だけ無防備に攻撃を受ける事になってしまう。 アビリティの中にはBPをコストとして使用するものやBPを増減するもの、最大BPを1つ上げるもの等も存在する。 戦闘ボーナス 敵を1ターンで倒すなどの条件を満たす事で、獲得経験値などにボーナスを得る事が可能。上述のブレイブによる前借りと合わせて、雑魚戦では「やられる前にやる」事が推奨されるシステムとなっている。 必殺技 装備ごとに決められた条件を満たす(戦闘終了後も持ち越し可能)事で、必殺技が使用可能となる。攻撃力が高いだけではなく、追加で味方を強化する効果が発生する。 強化効果は「必殺技発動時に流れるBGMが続いている間」と言う一風変わったシステム。迅速にコマンド入力したりエフェクトの短い攻撃を行う事で、必殺技の恩恵をより多く受けられる。 また、BGMが流れている最中に別の必殺技を使用して新しいBGMを流す事が出来れば、最初の必殺技の強化効果もその新BGMが終わるまでに延長される。 必殺技は「必殺技パーツ」によってカスタマイズ可能。威力を上げたり、属性や追加効果をつけたり出来る。 フレンド召喚・配信 フレンドコード登録やすれちがい通信で、フレンドをセーブデータに登録する事ができる。このフレンドを戦闘中に召喚する事で、フレンドが予め登録した技が発動する。 アビリンク フレンドコード登録で招いたフレンドとは「アビリンク」が可能。リンクした相手が習得しているアビリティを使用する事ができる。ただし、効果は自力習得したアビリティより小さい。 すれちがい通信で招いて登録したフレンドとはアビリンク不可。 ストーリーが進むとCOMプレイヤー(*3)が登場し、彼らとアビリンクを行う事もできる。ただしお試し版といった具合であり、実際のフレンドとのアビリンクほど劇的な効果は得にくい。 ノルエンデ村復興 フレンドコード登録やすれちがい通信で登録したフレンドを使って、滅んだ村を復興させる事が出来る。 住人を多く作業に当たらせるほど、早く復興する。例えば1人で2時間かかる作業に2人で当たらせると1時間で済み、10人なら12分しかかからない、など。 ゲーム起動中にリアルタイムで時間が進み、3DSを閉じていても復興は進む。このゲームを起動していない場合は復興は進まない。 村が復興すると、前述の必殺技や必殺技パーツが手に入ったり、強力な武具・アイテムが買えるようになったり、消費アイテムが無料でプレゼントされたりする。特にほとんどの必殺技と全ての必殺技パーツは復興でしか手に入らない。 ネトフレ招待 フレンド召喚、ノルエンデ村復興に関しては、すれちがい通信やフレンドコード登録だけではなく、毎日1回、ネット上からランダムに1~4人を自分のセーブデータに連れてくる事ができる。 これによってすれちがい通信にありがちな地域格差がある程度解消されている。 Dの手帳 いわゆるコレクター図鑑。ゲーム進行に伴い、アイテム、モンスター、登場人物、用語などが記述されていく。 図鑑以外にも、未来の出来事であるかのような謎の文章が書かれており、ストーリーにも密接に関連している。ゲームにミステリアスな要素を与え、プレイヤーを物語に引き込む事に一役買っている。 評価点 王道ストーリーの中に「正義とは何か」「世界を救うとはどういうことか」を深く描いたシナリオ。 最近のスクエニRPGの大規模なシナリオに不満を抱いていた古参プレイヤーからの評価が特に高く、その一方で最近のゲーマーにとっても十分評価に足る質となっている。 メインストーリーだけでなく、サブシナリオやパーティチャットなどの寄り道ストーリーもキャラクターたちの魅力が最大限に引き出されたテキストにより評価が高い。 シナリオライターは『CHAOS;HEAD』『STEINS;GATE』などを手掛けた5pb.の林直考。『メモリーズオフ』シリーズや科学アドベンチャーシリーズなど、ADVのシナリオに携わってきた氏にとって初めてのRPGシナリオとなる(*4)。 上記のシナリオを彩る魅力的なキャラクター陣。テキスト面の秀逸さもあってパーティキャラ・敵キャラ・その他サブキャラ問わず印象的なものとなっている。 特にエタルニア公国軍のアスタリスク持ちキャラクター陣は、短いイベントの中で最大限に濃いキャラクター付けがなされており、どのキャラも「倒すには惜しい」と言われている。 ブレイブ&デフォルトシステムの奥深い戦闘。 1ターンに最大4回行動できるため、戦闘の展開が早い。BPをマイナスにしてもトドメを刺し切れなかった場合、最大3ターンも無防備に殴られるので油断出来ない。 また本作は全体的に敵の攻撃力が高めでレベルカンスト後でも即全滅がありうる(*5)ピーキーなバランスとなっており、B&Dでの力押しだけでなくアビリティ選択の見極めも重要。 上述した必殺技やフレンド召喚によりプレイヤーの手で戦闘を格好良く演出できるのも魅力。 ジョブシステム どのジョブも育成すればそこそこに戦える。 ジョブを手に入れるたび、その時点で漏れなくコマンドアビリティの選択肢が一つ増える。このためすぐにはチェンジしづらい状況でも、ジョブを手に入れたことそのものがパーティ強化の一端に繋がる。 ジョブチェンジするとキャラの衣装も変わるため、見た目重視で選んでしまうスタイルも有り。見た目で選んだジョブが弱すぎて足手まといにしかならない、といった事態は「あんまり」起きない。 ただ、ソードマスター・魔人など、使いどころに困るジョブも存在する。 BGMの評価が高い。 全曲をアニメ「進撃の巨人」のOP曲などで知られる「Sound Horizon」のRevoが手がけている。フィールドテーマやバトルテーマなど、まさにファンタジーRPGの王道BGMといえる良スコア揃い。 ハードロック調の激しい戦闘曲から電波系アイドルソングまで幅広い作風のBGMが楽しめる。特にアスタリスクボス戦で流れる「彼の者の名は」とラストバトルのBGM「地平を喰らう蛇」の人気が高い。 声優 声優で売るゲームでは無いのだが、声優陣は非常に豪華かつバラエティ豊か。 20人以上いる敵サイドの要人全てがベテランor人気声優。 登場機会の多いキャラはもちろん、一度しか登場機会のないキャラでも檜山修之や保志総一朗といった何度も主役を務めているクラスの声優ばかり。 本作は発売前より、頻繁に体験版を配信しユーザーより積極的に意見を募って製品版へフィードバックさせるという制作スタイルが取られていた。 先行体験版による内容のブラッシュアップは先のスクエニ作品である『FF零式』『シアトリズムFF』でも実施されていたが、本作では特に熱心に意見交換が行われた。 体験版時点では戦闘が非常に遅く、不満が続出したため、以降、早送り機能が搭載されるなどスピードがアップしている。 美麗なアートワーク 『サガ フロンティア2』を彷彿とさせる水彩画タッチのグラフィックは評価が高い。溶岩の上に建造された要塞都市、巨大な大風車が回るスチームパンク風都市など街のデザインも「光の4戦士」同様に凝っている。 当然ながら3Dの立体視にも対応しており、特に街のグラフィックは「飛び出す絵本」のような見応えが感じられる。 賛否両論点 一部声優の人選。 幼児の姿をしたとあるキャラには子役、つまり本物の子どもが声を当てており、かなり浮いている。 「浮世離れしたキャラに合っている」「明らかに雰囲気を壊す」「子役にこんな残酷な事言わせるな(*6)」等様々な意見があり賛否両論。 一応、ボイスはオフにすることも可能。 ジョブコスチュームの好みが分かれがち。 一部のジョブ衣装デザインとキャラデザインはゲストイラストレーターが担当しているのだが、全体的に癖が強く好みが分かれるものも少なくない。コスチュームはゲーム中のイベントにも反映されるので気にしがちなところ。「吉田絵の雰囲気にそぐわない」という意見もある。 一応、衣装を持っていればそれを装備させて外見を変更することが可能である。 問題点 一部のユーザーインターフェースが悪い。 ブレイブシステムの関係で、1ターンに複数コマンドを入力したり、同じアビリティを連続使用するのだが、その際のテンポがあまりよくない。ブレイブを1ボタンで行えればよかったという意見も。 アイテムのソートが不可能。使用時はまだ種類別に並ぶのだが、売却時は入手順にバラバラのため目当てのアイテムを探すのが非常に面倒。 ボタンとタッチパネルの振り分けが中途半端。例えば、Dの手帳はタッチパネルを利用しなければ開けないのに、操作自体はボタンで行う。 セーブデータは1つだが、取り返しの付かない要素は少なくない。特にDの手帳による記述追加の中には、非常に気づきにくく後から回収出来ないものも。 全てが不親切というわけではなく、左手だけでも操作出来るボタン配置やカーソルの位置記憶など、親切な面も存在する。それだけに不親切な点がもどかしい。 ただし、左手だけで操作できるように十字キーの左右に決定、取り消しを当てがったため、スライドパッドでコマンド入力や店での売買を行うと誤操作が発生しやすい。 戦闘面のバランス取りが極端。 反則的な性能を持つジョブコマンドが少なくないため、それらを用いると大幅に難易度が下がってしまい戦闘の緊張感がなくなる。 強アビリティの代表例としては、BP1消費で簡単にカンストダメージが出せる「点穴」「マルチバースト」、修得の手間無しにザコを簡単に一掃できる「クレセントムーン」、パーティ全体に全属性無効を付与する「大精霊の加護」など。 カンストダメージ・9999を割と簡単に出せてしまうため、攻撃系アビリティの多くが実質死んでいる。敵を眠らせたりする間接攻撃系のアビリティは、もはや存在意義が疑われるレベル。 ワールドへイスト+ハイジャンプの組み合わせで、敵から攻撃を受ける前にジャンプで退避しつつ落下ダメージを一方的に与え続けるハメ技が可能。反撃を使うような一部の敵を除いてほとんどに有効である。 必殺技や強力なアビリティを用いると、中盤までのボスは1ターン・ノーダメージで撃破するのも難しくない。終盤もそれほど苦戦する事はない。 雑魚戦は「殺られる前に殺れ」が基本で先手を取って一方的に殲滅するか、先手を取られてボコボコにされるかという両極端状態。 しかも緊張感を残そうとしたのか行動順に「素早さ×1.0~2.0」という大雑把な補正がかけられており、どれだけ素早さを強化しても先手を取られる事がある。また敵側の先制攻撃を防ぐアイテムやアビリティはかなり後にならないと入手できないため、出会い頭に先制されて事故死という状況がよく発生する。 ボーナスの中でも最も重要な「ノーダメージ(*7)」は一発でも敵に先に攻撃されると獲得出来ず、また上述のアイテムが手に入るまではプレイヤーの工夫でどうにかなるものではないので、この先制仕様は結構なストレスとなる。 ノルエンデ村復興で手に入る上位武器や必殺技、フレンド召喚やアビリンク等は初心者救済の面が強く、バランスを崩す恐れがある。 対策はプレイヤーが「縛りプレイ」をするしかないのが現状。 ボス敵との戦闘中には会話がたびたび入るが、この会話中も必殺技の有効時間が過ぎていくため、イベント会話の多いボス相手には必殺技の有効度が落ちる。 やり込み要素が薄い。隠しボスが少なく、普通にシナリオを進めるだけでレベルがカンストしてしまうのも要因の一つである。セーブデータが1個しか作れないため、周回プレイをするにはこれまで進めたデータを消さなければならず勇気がいる。 鬱展開が多い。 人間タイプのボスを倒した場合、基本的に相手は死ぬ(例外はあるが)。 多くのサブシナリオでは、相手がこちらを殺そうと襲ってくるため戦闘となるが、一部のサブシナリオでは、相手がそれほど悪い奴では無かったり、説得すれば平和的に別れられそうなキャラと衝突し、倒す事になる。 倒した際、まるで死んだかのような台詞を口にするため、「悪い事をしていないのに意味もなく殺した」ような印象を受けてしまう。 さらに、その後いきなりパーティチャットにて主人公達が平和的な世間話を始めたりする。酷い場合は「(今倒したキャラ達は)とってもお似合いのカップルだったね」などとなごやかな雰囲気で会話しだす事もあるほど。不評だったからかFtSではリレイズで蘇生している場面が追加された。イベントをスキップしてしまった場合はイベントビューワーやDの手帳の記述を参照するほかなく、見落としてしまう可能性もある。また、「蘇生したとしても殺害している事に変わりはない」「そもそもシナリオ上でリレイズが登場するのがそこくらい」「該当キャラはリレイズを使用できない」などの問題も。 とあるサブイベントはブラックかつ救いようのない展開になっており、人によっては不快になる可能性がある。しかも、アスタリスク獲得がかかっているため大半のプレイヤーは見ざるを得ない。 + ネタバレ注意・ブラックな展開の詳細について 簡単に言うと「ボスによって仲の良い幼い姉妹が発狂させられ、殺し合わせられる(そして互いに死ぬ)」というかなりアブない内容。ボスの変態じみた発言もあってCERO C(15歳以上対象)の大きな要因と言われている。 アスタリスク(ジョブ能力)獲得に人間タイプのボスの撃退(大半が殺害)必須となることが、鬱要素とは別の観点からも難点となっている。 大半の敵はちゃんと憎むべき敵扱いの描写をされているのだが、そのためせっかく手に入れたジョブの印象が悪くなり、ジョブ能力に沿った悪事を働いている連中が多いこともあって、同じジョブを名乗って同じ能力を使うのがとても嫌な気分になるという意見も。衣装がアスタリスク所有者のコスプレになるあたり重ねて更に心証が悪い。 シナリオのネタバレを見てしまうと楽しみを大きく損なう。 + ネタバレ注意・シナリオ全体の流れについて 中盤までは王道ストーリーが展開されるのだが、中盤も終わりに差し掛かった辺りから雲行きが怪しくなってくる。そして終盤に突入すると同時に大ドンデン返しが待っている。 この劇的なストーリーを「奥が深い」「面白い」と評価するプレイヤー、「奇をてらい過ぎている」「よくわからない」と評価するプレイヤーによって、本作のストーリーの評価が分かれる。 本作のシナリオライターの過去作を見るに、このようなシナリオになる事ははじめから織り込み済みだったようであるが。 5章以降、コピペのような繰り返しが多い。 特にあるイベントの「石碑から・・・ドラゴン!?」というセリフはよくネタにされる。(*8) そんな展開の中で、ほとんど同じ能力値のボスと何度も(最大3回)戦うことになる。 終盤のシナリオ練り込みが非常に甘い。 5章以降でルート分岐があり、「終章」と「真・終章」に分岐するのだが、シナリオの流れの通り敵の罠を破った場合、進めるのは「終章」の方。 トゥルーエンドである「真・終章」に向かうためには、シナリオの流れを大きく無視して敵の罠に嵌る必要がある。すでに罠である事が(プレイヤーだけでなく、キャラにとっても)ほとんど明々白々な状況なのに、衝撃的な事実が判明したように振る舞うキャラクター達は非常に白々しい。 さらに、この際に似たようなシナリオを繰り返す羽目になり、作業感が非常に強い。任意であるサブシナリオはもちろん、メインシナリオでも同じボスを何度も倒したり同じダンジョンに何度も行ったりする羽目に。またその際のイベントが度々使い回されており、毎回同じ状況で同じリアクションをとる主人公たちにも違和感を覚える。 本作のタイトル『ブレイブリーデフォルト』とは「勇気」を持って「拒否」するという意味であり、本作のテーマ、及び「終章」の展開を暗示したものである。スタッフも「終章」の方にたどり着いてほしいとインタビューで答えているが、ではなぜもう一方が「真・終章」なのか。 ざっくり言ってしまうと、「終章」ではラスボスの降臨を阻止して完結する。一方、災厄の根源を絶つためにラスボスを倒そうとした場合、わざと敵の思惑を成就させてラスボスを降臨させなければならない――というわけである。だが、その結果「テーマに反した行動を取らないとトゥルーエンドに到達できない」という仕様になってしまっている。 当初は「終章」で真ラスボスと激突する展開だったが、プロデューサーの「真ラスボスを隠しにしたら面白いんじゃないか?」と言う発案で変更された…とインタビューで語られている。だが、シナリオ演出の点においても、間延びと言う点においても、面白くなるどころか完全に盛り下げる結果となってしまった。 全体的に良作としての評価が多い今作だが、この終盤部分だけは多くのプレイヤーが口を揃えて欠点として挙げるポイント。ここで挫折したプレイヤーも少なくないようなので、下手にイベント全てを体験しようと思わず、ストレートに真終章を目指した方が良いかもしれない。 ニコニコ動画の生放送で行われたアンケートのうち「どの章が一番嫌い?」という項目では、この終盤部分にあたる7章が77%の票を得た。 あるキャラクターの正体が明かされるが、過去の人間関係と照らし合わせると「幼い頃から家族同然の扱いであったはずの人物を含め関係者が誰一人として素顔を知らなかった」という非常に不自然なものになってしまっている。これに関してはスタッフインタビューでも指摘されているが、「深く考えていなかった」「素顔を見ていないか、覚えていないか、どちらでもいい」と投げやりな回答をするばかりか、「きっと風呂に入るときでも兜を被っていたのでしょう」などと半ばギャグ混じりの発言をしている。ある意味ではこのあたりの姿勢からすでに次回作への片鱗をのぞかせていたとも言える。 全体的にキャラクターの言葉が足りていない。 やたらと勿体ぶっていたり、人の話を聞かなかったりするキャラが多く、「もっと早くにちゃんと説明してくれれば/説明しておけばこんな事にはならなかったのに」という事が非常に多い。 ストーリー上の事情により、これらを何十回も繰り返すことになる。 事態が起こったあとに反省や後悔が足りないキャラが多い。 スタッフインタビュー等を見る限り、これらはわざとやっている面もある様子。だが、それにプレイヤーが納得出来るかは人によって意見が分かれる。 実は全てのプレイヤーが必ず見ている所に物語の最も核心的な部分に迫るネタバレが仕込まれているという仕掛けが施されている。その仕掛けが明かされるのはエンディングの後であり、先入観を用いて隠蔽し続けたという巧みなもので、多くのプレイヤーを驚かせたものとして好評を得た。 しかし、その仕掛け自体が高度なものではないが故に不運にも気づいてしまうことも有り得る。それが分かった所で全く面白くなくなるような陳腐なストーリーではないが、何割か魅力は減じてしまうと言える。 + 最重要ネタバレ注意・シナリオの核心により具体的に触れています。未プレイの方は見ないことを推奨します。 本作のシナリオライター・林直考の名から察した方もいるかもしれないが、実は本作は王道ファンタジーに見せかけたパラレルワールドもの、より具体的に言えば林の過去作『STEINS;GATE』等と同じ「世界線移動もの」である。 本家ファイナルファンタジーに倣い、ファン間ではこれらの並行世界は移動する順に「第一世界」「第二世界」…と呼び分けられている。公式の呼称ではないので注意。 第四章クリア後、主人公一行は最初の町で目覚め、今までの冒険をもう一度追体験していくこととなる。しかし過去の経験とは微妙に異なる立ち位置のキャラクター、展開、そして以前は起きなかった事件に悩まされる中で、自分達の行いが正しいのかどうかということに疑念を感じ始める。 本作の死亡キャラの多さはこのための布石であり、以前に壮絶な死を遂げたキャラクターと再戦することで「プレイヤーが生殺与奪を握っている」という事実をより明確に実感させられる。しかも嫌らしいことに二回目以降の戦闘は不可避のイベントではなく、あくまでプレイヤーの任意戦闘である。 本作の最大の不評点である「似たようなシナリオの繰り返し」という感覚が何故起こるのかというと、プレイヤー側は第一世界から第二世界に移行した時点、遅くとも第三世界時点でこのシナリオの全体構造に気付くのだが(リングアベルが丁寧に解説してくれるため)、その後も暫くシナリオの流れのままプレイする必要があるため。 終章突入の場合は繰り返しも少なく、シナリオの流れ的にも問題ない。だが、真・終章に入りたい場合、第五世界までラスボスの企みに乗り続ける必要がある。シナリオとしては不自然な上、サブイベントの回収なども行うとかなりの手間であり、おまけにその頃にはレベルもカンストしているので戦闘すら楽しめない。 また、真終章突入時は「企みを知っている筈なのに、全く知らないように振る舞う」と言うあまりに不自然な展開となる。どうしても企みに乗るにせよ、「わざと企みに乗った」とか「企みを知っていたのに決意出来なかった」などのもう少し自然な展開も出来た筈なのだが。 ネタバレ事故の起こる危険性。 上記のように本作のシナリオはかなり練られているので、是非とも初見で、驚きを持ってプレイして頂きたいのだが、本作では最も重要な謎の核心部分が誰の目にも明らかな部分にいくつも仕込まれているため、それらに意図せず気づいてしまったプレイヤーの楽しみを減じてしまった。 まず、本作冒頭ムービーに登場する精霊・エアリー。実は彼女、作中に登場して主人公たちのガイド役を務めるエアリーとは声や服装が異なる。つまり別人。このことに気付くと、エアリーが最重要キャラクターだと知ってしまうこととなる。 エアリーの羽根の模様は数字をあしらったものであり、話を進めると数字が変わっていく。この事実は作中でとあるキャラにより明かされるのだが、メニュー時の下画面にエアリーの全身像が表示され、じっくりと見ることができるため、その前に気づいてしまう可能性がある。 そして本作のタイトル。本作は「FF(ファイナルファンタジー)」ではないので「FLYING FAIRY」から「FF」を取ると、「LYING AIRY(嘘つきエアリー)」という文字列が浮かび上がる。本作発売前から何度も言われていた「本作はFFではない」というスタッフの言は、このタイトルに込められた真意を伝えているものであり、発売前からこのネタバレに気づいてしまう購入者もいた。 何かと不満の多い「真・終章」だが、その最後を飾るラスボス戦の演出も賛否両論。 「フレンドの世界から力を借りる」と言う熱い演出があるのだが、実在のフレンドがいない場合、前述したデフォルトのフレンドである「COMタロウ・COMジロウ」らから力を借りる事になる。熱い展開に大きく水をさす事は間違いない。 スタッフは「昔、COMタロウっていたよね」と話のタネにしてくれたらいいな」などと考えてこのような仕様にしたようだ。確かに話のタネにはなるだろう……悪い意味で。 また、逆に「自分の世界がフレンドの世界のラスボス戦に力を貸す」ような展開が無いため、「本当にフレンドと協力している」感が薄い。それどころか、シナリオの過程でフレンドの世界が一つ滅んだりする(もちろん実際のフレンドの世界は滅ばないが)。メタ要素としてはいまいち練り込みが甘いと言わざるを得ない。 さらにラスボス戦が開始すると、3DS内側のカメラが起動し、自分の顔を背景に戦闘を行う事になる。「自分の目の前で戦闘している」感を出したかったようだが……。 本来なら外側のカメラが起動し、「自分の部屋を映し出し、その中で戦闘を行う」と言う予定だったが、プロデューサーの発案により、内側のカメラに変更した。しかし、ゲーム中に自分の顔を見ながら盛り上がれる人は早々いないだろう。実際、スタッフに「ギャグになっちゃいますよ?」と心配されている。何故そこで忠告に従わなかったのか…。 真終章の存在を始めとして、全体的に「プロデューサーが思いつきで改変した部分」が大きな賛否両論となっていると言える。 なお次回作ではシナリオライターの林が抜け、今作のプロデューサーやディレクターらが共同でシナリオを担当している。これによりプロデューサーの意向がより多く反映されるようになったことが不評につながったとも言える。 「『FF』ではない」と繰り返し宣伝していた割に、内容はFFそのものである。 スタッフが攻略本で「『FF』のジョブシステムが5からさらに進化していたらどうなっていたか」「加えてFFタクティクスも参考にして、もちろん光の4戦士の流れもくみつつ」といったことを考えていたと語っている。 一部モンスターのデザインは『FF外伝 光の4戦士』の使い回し。また、「冒険家」と「相棒」など『光の4戦士』のキャラが再登場している。 こういった事のため「完全新作」というより光の4戦士の実質的な続編にあたるという意見もある。ちなみに本作の設定資料集には『光の4戦士』のイラストも収録されている。 現在の『FF』シリーズとはコンセプトが異なるため、『FF』ではないと解釈をすることも可能ではあるが。 一応、これを用いた演出が存在する。意味はこれだけといっていい。 クリスタル解放イベントが面倒臭い。 ひたすらボタン連打しなければならず、かつ中盤以降はクリスタル解放が何回も続くため面倒になってくる。 しかし、終章へ進むためにはこの解放イベントで「とあること」をしなければならない。 総評 賛否両論だったり詰めが甘い面も少なくないが、コンセプト通りに「原点回帰・温故知新の王道ファンタジーRPG」を達成した作品。 「昔のJRPGが好きだった」という古いRPGユーザーにも、今のJRPGが好きな新しいRPGユーザーにも等しくお勧め出来る。 余談 発売後、本作終了後の世界観を使ったブラウザゲームがサービスを開始している。 本作は海外でも『Bravely Default』というタイトルのまま発売されているが、英語としては意味不明すぎて混乱する海外プレイヤーが続出した。 一応“勇気を持って、果たすべき約束・責任を放棄する”という趣旨が込められているのだが、意訳(むしろ超訳)すぎて伝わるわけがない。また「Default」は「(意思的・主体的に)しない」というより「怠る」のニュアンスが強い語で、ポジティブな意味ではまず使わない。 本作のプロデューサー浅野智也氏によると「わりと良い評価を頂いたブレイブリーデフォルトですが、クリアまで到達された方は20%もいませんでした。」とのこと。 この数字はスクエニのメンバーズサイトにアップロードされたクリアデータ数の割合=クリア後に3DSからインターネットに接続してデータ更新を行う必要があるため、実数とはズレがある可能性がある。 ちなみに本作は、ラストダンジョンの最終セーブポイント以外でセーブした場合、完全クリア済でもクリア率99%になってしまう。これをクリアと数えているのかどうかは不明。 (次回作での扱いだが)『LORD of VERMILION III』にメインキャラの一人「イデア・リー」がゲスト参戦。今作のシステムをほぼ完璧に再現したアビリティを搭載している。 ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル 【ぶれいぶりーでふぉると ふぉーざ・しーくうぇる】 ジャンル RPG 対応機種 ニンテンドー3DS 発売元 スクウェア・エニックス 開発元 シリコンスタジオ 発売日 パッケージ/前作購入者向けDL版 2013年12月5日ダウンロード版(*9) 2014年2月1日 定価 パッケージ版 4,990円前作購入者向けダウンロード版 2,900円ダウンロード版 3,900円 廉価版 無料版アップグレード 2014年7月28日/2,000円アルティメットヒッツ 2014年8月7日/2,700円 判定 良作 ポイント 戦闘テンポの改善、難易度などを調整可能不評だった7章以降のストーリーを一新 「続編のために」 ファイナルファンタジーシリーズ関連作品 概要(FtS) 前作『フライングフェアリー』(以下『FF』と表記)の加筆修正・完全版。 『FF』のシステムを練り直し、同時に新規要素を多数盛り込んでいる。 略称は前作の『BDFF』に対して、『BDFS』或いは『FtS』など。 前作をプレイ済みであれば、スクエニメンバーズ特設サイトを通じてセーブデータの引き継ぎが可能。 引き継ぎ項目は「キャラレベル」から「Dの手帳の内容」に至るまでかなり自由に選択することが可能なので、全てのデータを引き継いで最強状態で新しく遊ぶ、あるいは図鑑などの手間がかかる部分のみ引き継いで遊ぶ、といったように個人の裁量でプレイの幅を設定できる。 また、前作を所持していれば2014年1月31日まで優待価格でDL版を購入できた。 ただし本作のDL版は4GB程度とかなりの容量なので、購入の際は手持ちのSDカードとの兼ね合いも考える必要がある。 「フォーザ・シークウェル」とは直訳すると「続編のために」であり、続編『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』の新システム「ブレイブリーセカンド」を先んじて使用可能。 評価点(FtS) ストーリーの練り直し。 メインシナリオにほぼ変更はないが、7章・8章のアスタリスク所持者に関するサブシナリオが一新されている。 詳細は避けるが、前作ではかなり強かった7・8章の作業感が緩和されている。 ただしこの影響で、前作よりもフラグ管理が煩雑化している。 UIの改善。 特にメニュー画面が改善されており、スキル・ジョブを変えることによる数値の変化が分かり易くなっている。 また戦闘中にスライドパッドを左右に動かすことで敵・味方のステータスを切り替えることが可能になった。 戦闘テンポの改善。 前作では2倍速までだったが、本作では4倍速の実装により更に戦闘がテンポアップ。 ブレイブ・デフォルトをそれぞれL・Rボタンでショートカット入力可能になった。 戦闘中の会話はAボタンでスキップ可能になり、必殺技有効時間中に会話が挟まってロスする時間が減った。 前作で望まれ続けていたリピート入力機能の実装。 これが何故待望の機能なのかと言うと、本作はブレイブシステムにより1ターンに1人につき最大4回行動が可能であり、戦闘に於いては先手で4回行動を行うことが勝利のカギとなる。 つまり毎戦闘4人パーティで16回行動を入力させられるので、率直に言って指が痛い。リピート入力機能はYボタンで「前回と同様の行動を行う」機能で、この問題を解決するものとして歓迎された。 コンフィグで難易度調整が可能に。 戦闘の難易度を通常のNORMALに加え、EASYからHARDまで設定可能となった。 エンカウント率が+100%から-100%まで50%刻みで調整可能となった(2倍出る~全く出ないまでを調整できる)。 戦闘での経験値、お金、ジョブポイント入手の有無という制限プレイ向けの設定まで可能。下記の通り、セーブスロットも増えているので、さまざまな制限プレイにも挑戦しやすくなった。 引き継ぎ無しで開始し、最初から最後までエンカウント0%でクリア(難易度は問わない)したデータをアップロードすると、公式メンバーズサイトにて「殿堂入りプレイヤー」としてリストアップしてくれる。 ジョブのパラメーターや、アビリティのコスト・効果には多数の調整が入った。 「節制」「クレセントムーン」など、一部の強アビリティはコスト増大や弱体化が行われている。 一方で、ソードマスターの反撃系アビリティなど、使い勝手が向上したアビリティもある。 セーブスロットの拡大。 前作で1つだったセーブスロットが3つに拡充された。単純な変更ではあるが、本作にはシナリオ分岐が存在するため、プレイを非常に補助してくれる。また、お気に入りのイベントシーンを鑑賞する際などにも役立つ。 クリア後は、タイトル画面に「NEW GAME+」が追加され、データを引き継いだ状態でニューゲームが可能になる。 レベル・ジョブ・アイテム・所持金・フレンドのデータ等、引き継ぎたい項目は細かくプレイヤーが設定できる。 これにより、何度も周回プレイすることが可能になった。周回を繰り返せば個数限定アイテムを幾つも集めることも可能。 「強敵」という本編のストーリーとは無関係なボス敵が公式に配信された。 配信される敵は一定期間で変更。また、受信した強敵は7体まで保持でき、通信で他のプレイヤーに送り込むことも可能。 「推奨レベルが99」というまさに強敵が多く用意されており、やりごたえは十分。また、強敵を倒すと各種能力値が上昇する「饅頭」を入手できるメリットもある。 これは実質本作のエンドコンテンツなので、強敵であることは問題ない。本作と関係のある「光の4戦士」をリスペクトした演出も好評である。 イベントビューワー追加 一度見たイベントを再生できるイベントビューワーが追加された。ジョブ衣装は再生時のものが反映されるため、一部の衣装がイベントの空気を損ねてしまう問題もある程度改善された。 ボイスは日本語と英語を選択可能になった。日本語のボイスに不満がある人は、英語音声でプレイするのも良いかもしれない。 さらに、ゲーム中のテキストは日本語・英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語に設定可能となっている。 エンディング後に次回作のPVを収録。 「フォーザ・シークウェル(続編のために)」というサブタイトルからも分かるように、本作は「FF」を次回作へと繋げるための布石となっている。 賛否両論点(FtS) 戦闘システムの変更は賛否両論。 大きく追加されたのは、「ブレイブリーセカンド」と呼ばれるシステム。これは戦闘中に「SP」と呼ばれるポイントを消費して、敵味方ターンを問わず追加行動を入力できるシステム。 本作の戦闘ではターン開始時に全ての行動を入力するが、その後の行動順がかなり曖昧な基準で決定されるため、状況に即時対応し難いという問題があった。本システムはその穴を埋め、柔軟な戦闘を可能とするものである。 また、ブレイブリーセカンド中の攻撃は、通常のダメージ上限9999を突破し、最大999999ダメージまで叩き出せるようになる。 問題はこの「SP」が3DS本体をスリープさせた時間に応じて溜まるポイント(*10)だということ。これにより一気に長時間プレイすることがゲーム的に不利なプレイスタイルとなってしまっている。 また、厳密には敵の行動に割り込んで発動することは出来ないので、例えば「相手が魔法を使ったのを見て発動し、味方にリフレク(*11)をかけるなどして対処」といった活用法は出来ず、そのまま相手の行動を許してしまう。 そういう事もあって、使い勝手は万能とは言いきれない。実際使わなくてもクリア出来る難易度なので、若干システムの影が薄くなってしまった。 余談だが、ヘルプのこのシステムの項目では「俺が時を止めた」「俺のターン」といった、『FF』ではほぼ見られなかった露骨なパロディネタが用いられている。 高難度化・やりこみゲー化。 7・8章の練り直しに伴い、特に8章のサブイベントはかなりの高難度に設定された。味方を全員レベル99に育成する事は基本として、その上でスキルと戦略を練る必要があると言えばどの程度か分かるだろうか。 前作がヌルゲーと言われていた反動だろうが、今度は難易度を上げ過ぎているという声もある。 サブイベントはゲームクリアの上で必須ではないこと、クリアデータをロードすると8章冒頭に戻る(未消化のサブイベントに再挑戦できる)ことから、8章のサブイベントはクリア後のやりこみ要素と割り切ってしまうべきかも知れない。 事実、ラスボス戦よりも遥かに高難易度に設定されている。 問題点(FtS) 強敵の配信期間の短さ。なんと最短で1日限定の配信ボスが存在し、その日を逃したプレイヤーは大いに落胆することとなった。 公式配信が終了している強敵と戦いたいなら、その強敵を保持している他のプレイヤーから通信で受け取るしかない。 完全版商法。 本作は前作購入者に様々な優遇措置を設けるなど、ある程度良心的な形態を取ってはいる。しかし本作はそもそも、続編の制作などが予定されていない単発作品として発売されたため、それが評判になるや否や完全版を作成したことについてはやはり批判が強い。 また「続編のために」というサブタイトルは「最早作品を単品として完結させようとしていない」「シリーズ商法の開き直り」とも受け取れる。「完全版」という表記を避けたがっているのは分かるが、完全に逆効果で、購入者心理を逆撫でしている。 総評(FtS) 前作の詰めの甘い部分を練り直した完全版。UIから戦闘バランスに至るまで様々な部分が改善されており、追加要素も多いため、実質前作の上位互換として機能している。 意味が分かりにくく、ファン心理を逆撫でもするサブタイトルにより購入意欲が減退した人も少なくないが、次作へ引っ張るような要素は最後に広告が追加された点のみで、内容的には無印同様、本作単体できちんと完結している。 前作から価格が下がっており(現在は廉価版もある)手に取りやすいため、今からブレイブリーデフォルトの世界に触れたいという方は是非こちらを購入していただきたい。 余談(FtS) 公式サイトの謳い文句で「完全版というには、続編の新システムが搭載され、廉価版というには、細部にわたる品質向上が施され、続編の体験版というには、前作の全てが楽しめる。」と述べられているが、日本語の文章としては非常に不自然な構成となっているため、発売前からネット上で不評を買った。 2014年7月28日、『セカンド』の公式サイトオープンに合わせて、「たっぷり無料で遊べる版」と称して『フォーザ・シークウェル』の無料体験版のダウンロードが開始された。物語の節目でもある4章までをプレイ出来るが、容量軽減のためボイスや一部のムービーは削られている。 2000円のアップグレードキットを購入することでボイスを含め通常通り最後までプレイ可能になる。ただし、ボイスは日本語のみ・ARムービーはオープニングのみなど、ダウンロード版及びアルティメットヒッツ含むパッケージ版との違いはある。 なお、本作より追加されたチュートリアルクエストのテキストでは無料版においても言語設定に関する説明が残ってしまっている。 その後の展開 本作の世界観を継いだ続編『ブレイブリーセカンド エンドレイヤー』は『FtS』発売の約1年半後の2015年4月23日に発売された。 しかし「続編のために」とうたっていながら、好評だったにもかかわらず『FtS』から引き継がれていない要素がある。さらに本作で不評だった内容が修正されずに続投しているケースもある。 2021年には、本作から世界観を一新した続編『ブレイブリーデフォルトII』が発売。 タイトルがややこしいが、『セカンド』は言わば初代からストーリーが繋がった「I-2」、『II』は心機一転の完全新作といった立ち位置である。 また「ブレイブリーシリーズ」ではないものの、本シリーズの流れを汲む作品として2017年に同スタッフによるHD-2D作品『OCTOPATH TRAVELER』が登場している。こちらも後にシリーズ化された。
https://w.atwiki.jp/bdff/pages/75.html
配信アイテム 名前 種類 性能 対象商品 シリアル登録期限 ハヤブサナイフ 短剣 物攻11 命中95素早さ+10 『ブレイブリーデフォルト』TSUTAYAでDSキャンペーンミニゲーム「ジョブルーレット」プレイ時間10時間突破 2012年11月30日- フォックステイル 斧 物攻18 命中85素早さ+10 10/18発売 週間ファミ通付録プレイ時間10時間突破 2012年11月30日- 飛翔Vの剣 剣 集英社Vジャンプブックス『マスターブレイブガイド』 2013年10月10日 ドネルシュラーク 槍 物攻15 命中90雷属性 電撃オンライン『ブレイブリーデフォルト』ジョブ人気投票orキャラ人気投票(締切)プレイ時間10時間突破 2012年11月30日- 正教騎士の服 胴 物防23 魔防3アニエス専用 『ブレイブリーデフォルト』ソフト購入特典プレイ時間10時間突破 スクエニメンバーズポイント登録有効日まで?- たまねぎ剣士の服 胴 物防23 魔防3ティズ専用 Facebookアプリ『ブレイブリーデフォルト ジョブ占い』 2013年10月10日 高貴な作曲家の服 胴 物防23 魔防3リングアベル専用 Linked Horizon『ルクセンダルク小紀行(BREAVELY DEFAULT盤)』CD購入特典真終章クリア 2012年12月13日- イデアの祈祷衣 胴 物防25 魔防3イデア専用 ブラウザゲーム『ブレイブリーデフォルト プレイングブレージュ』真終章クリア 2012年12月13日- すっぴんのまま服 胴 物防23 魔防3全員装備可能 『ブレイブリーデフォルト オリジナル・サウンドトラック』購入特典真終章クリア 2012年12月13日- 黄金の刀 刀 SQUARE ENIX メンバーズサイトブレイブリークエスト1(2012/10/24迄) - 黄金のロッド ロッド SQUARE ENIX メンバーズサイトブレイブリークエスト2(2012/10/24迄) - 黄金の短剣 短剣 物攻33 命中95 SQUARE ENIX メンバーズサイトブレイブリークエスト1(2012/11/07迄) - 黄金の斧 斧 物攻55 命中85 SQUARE ENIX メンバーズサイトブレイブリークエスト2(2012/11/07迄) - 黄金の剣 剣 ブレイブリークエストで入手可能 - 黄金の槍 槍 ブレイブリークエストで入手可能 - 黄金の杖 杖 ブレイブリークエストで入手可能 - 黄金の弓 弓 ブレイブリークエストで入手可能 - 黄金のナックル ナックル ブレイブリークエストで入手可能 - 白銀シリーズ あるポイントで、メンバーズデータアップをし、約1.5日放置でメンバーズデータアップすると手に入る 名前 性能 手に入る時期 備考 白銀のロッド 物攻5魔攻8雷×1.2 「ロンターノ離宮」攻略のお助けアイテム 離宮3Fの雑魚4人とのイベント戦闘後から 白銀のナックル 物攻19竜特攻 「祈祷衣の洞穴」攻略のお助けアイテム - 白銀の短剣 物攻17獣特攻 「風の神殿」攻略のお助けアイテム - 白銀の弓 物攻47飛特攻沈黙25 「キレート山」攻略のお助けアイテム - 白銀の槍 物攻25水特攻複数×1.25 「水の神殿」攻略のお助けアイテム - 白銀の斧 物攻40精神10 「火の神殿」攻略のお助けアイテム - 白銀の杖 物攻16精神20複数×1.25 「動力機関室」攻略のお助けアイテム - 白銀の刀 物攻35闇半減 「エタルニア地方」攻略のお助けアイテム - 白銀の剣 物攻40屍特攻 「土の神殿」攻略のお助けアイテム - その他 名前 性能 手に入る時期 備考 T専用ソード 性能不明 TUTAYA店員の配信しているキャラが装備している黄と青のTUTAYAを意識した固有グラの武器 - 配信アイテムは図鑑に登録されない。 公式コンプリートガイドに、明確な入手条件の記載なし。
https://w.atwiki.jp/bdffbdfts/pages/80.html
配信アイテム 名前 種類 性能 対象商品 シリアル登録期限 ハヤブサナイフ 短剣 物攻11 命中95素早さ+10 『ブレイブリーデフォルト』TSUTAYAでDSキャンペーンミニゲーム「ジョブルーレット」プレイ時間10時間突破 2012年11月30日- フォックステイル 斧 物攻18 命中85素早さ+10 10/18発売 週間ファミ通付録プレイ時間10時間突破 2012年11月30日- 飛翔Vの剣 剣 集英社Vジャンプブックス『マスターブレイブガイド』 2013年10月10日 ドネルシュラーク 槍 物攻15 命中90雷属性 電撃オンライン『ブレイブリーデフォルト』ジョブ人気投票orキャラ人気投票(締切)プレイ時間10時間突破 2012年11月30日- 正教騎士の服 胴 物防23 魔防3アニエス専用 『ブレイブリーデフォルト』ソフト購入特典プレイ時間10時間突破 スクエニメンバーズポイント登録有効日まで?- たまねぎ剣士の服 胴 物防23 魔防3ティズ専用 Facebookアプリ『ブレイブリーデフォルト ジョブ占い』 2013年10月10日 高貴な作曲家の服 胴 物防23 魔防3リングアベル専用 Linked Horizon『ルクセンダルク小紀行(BREAVELY DEFAULT盤)』CD購入特典真終章クリア 2012年12月13日- イデアの祈祷衣 胴 物防25 魔防3イデア専用 ブラウザゲーム『ブレイブリーデフォルト プレイングブレージュ』真終章クリア 2012年12月13日- すっぴんのまま服 胴 物防23 魔防3全員装備可能 『ブレイブリーデフォルト オリジナル・サウンドトラック』購入特典真終章クリア 2012年12月13日- 黄金の刀 刀 SQUARE ENIX メンバーズサイトブレイブリークエスト1(2012/10/24迄) - 黄金のロッド ロッド SQUARE ENIX メンバーズサイトブレイブリークエスト2(2012/10/24迄) - 黄金の短剣 短剣 物攻33 命中95 SQUARE ENIX メンバーズサイトブレイブリークエスト1(2012/11/07迄) - 黄金の斧 斧 物攻55 命中85 SQUARE ENIX メンバーズサイトブレイブリークエスト2(2012/11/07迄) - 黄金の剣 剣 ブレイブリークエストで入手可能 - 黄金の槍 槍 ブレイブリークエストで入手可能 - 黄金の杖 杖 ブレイブリークエストで入手可能 - 黄金の弓 弓 ブレイブリークエストで入手可能 - 黄金のナックル ナックル ブレイブリークエストで入手可能 - 白銀シリーズ あるポイントで、メンバーズデータアップをし、約1.5日放置でメンバーズデータアップすると手に入る 名前 性能 手に入る時期 備考 白銀のロッド 物攻5魔攻8雷×1.2 「ロンターノ離宮」攻略のお助けアイテム 離宮3Fの雑魚4人とのイベント戦闘後から 白銀のナックル 物攻19竜特攻 「祈祷衣の洞穴」攻略のお助けアイテム - 白銀の短剣 物攻17獣特攻 「風の神殿」攻略のお助けアイテム - 白銀の弓 物攻47飛特攻沈黙25 「キレート山」攻略のお助けアイテム - 白銀の槍 物攻25水特攻複数×1.25 「水の神殿」攻略のお助けアイテム - 白銀の斧 物攻40精神10 「火の神殿」攻略のお助けアイテム - 白銀の杖 物攻16精神20複数×1.25 「動力機関室」攻略のお助けアイテム - 白銀の刀 物攻35闇半減 「エタルニア地方」攻略のお助けアイテム - 白銀の剣 物攻40屍特攻 「土の神殿」攻略のお助けアイテム - その他 名前 性能 手に入る時期 備考 T専用ソード 性能不明 TUTAYA店員の配信しているキャラが装備している黄と青のTUTAYAを意識した固有グラの武器 - 配信アイテムは図鑑に登録されない。 公式コンプリートガイドに、明確な入手条件の記載なし。