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第2幕 (荒涼とした岩山。舞台後方は谷間になっているが、そこから登り坂が小高い岩の峠へと続いている。その峠から舞台前方へと、再び下り勾配となっている) 前奏曲と第1場 (ヴォータン。ヴァルキューレ姿のブリュンヒルデ。やや後にフリッカ) (ヴォータンは戦いに備えて武装し、槍を手にしている。彼の前にいるブリュンヒルデもヴァルキューレの姿で、同様に完全武装をしている) ヴォータン 馬の準備をするのだ。女戦士よ! もうすぐ激しい戦いが始まるぞ。 ブリュンヒルデよ。戦場へ急げ! ヴェルズング(ジークムント)に勝利をもたらすのだ! フンディングは、身の丈にふさわしい所へ行くがいい。 あんな奴はヴァルハラには無用だ。 さあ、すぐに武装し、戦死者のもとへと騎行せよ! ブリュンヒルデ (喜びの声をあげながら、左の岩から右の岩へと飛びまわる) ホヨトホー!ホヨトホー! ハイアハー!ハイアハー!ホヨトホー!ハイアハー! (高い岩の頂で立ち止まり、背後の谷底をのぞきこむと、ヴォータンに向かって叫ぶ) お父さんのほうこそ、気をつけてね。 ひどい嵐を我慢することになりそうよ。 お父さんの正妻のフリッカが 雄羊の車に乗って、やってくるわ。 ああ!あんなに金のムチを振るうなんて! かわいそうな羊たちが、怖がってうめき声をあげ、 車輪がひどくガタガタきしんでいる。 激怒して口論しにくるんだわ! でも、口ゲンカなんて、私は好きじゃない。 男らしい勇敢な戦いなら大好きだけどね! だから、あの嵐はお父さん一人でしのいでね。 見殺しにするみたいだけど、陽気なあたしの出る幕じゃないわ!ホヨトホー!ホヨトホー! ハイアハー!ハイアハー! ハイアハー! (ブリュンヒルデは舞台袖の岩山の陰に姿を消す。2匹の雄羊の曳く車に乗って谷底からやってきたフリッカは峠にさしかかると急に車を止め、車から降りると、猛烈な勢いで舞台前方のヴォータンへと歩み寄ってくる) ヴォータン (フリッカが近づいてくるのを眺めながら、独り言で) 昔ながらの嵐・・・相変わらずの頭痛の種! しかし、今日は何としてでも踏みとどまらねば! フリッカ (近づくにつれ歩調をゆるめ、威厳をもってヴォータンの前に立つ) 妻の目から逃れるために 山中にこもっておられたようね。 でも、ここで二人きりでお話しできるというのは、 私にはかえって好都合よ。 ヴォータン 何か困り事があるのか?フリッカ・・・言ってごらん。 フリッカ 私はフンディングの窮状を聞きました。 彼は復讐を願っています。 私は結婚の守り神。だから彼の願いを聴き届け、 あの二人を厳罰に処すると約束したのです。 あつかましくも夫を侮辱し、 悪辣な行為を働いたあの男女二人を。 ヴォータン あの二人?どんな悪いことをした? 彼らが愛し合ったのは春のせいではないか? 彼らは、愛の魔法にとらえられただけなのに、 どうして愛の力に責任を取れるというのだ? フリッカ 愚か者の真似をするつもり?耳が聴こえない人のつもり? 彼らが神聖な婚姻の誓いをあまりに侮辱したから 私はこんなにも嘆き訴えているのよ。 あなたにはそれがわからないの!? ヴォータン 愛なき者を結ぶ誓いが 神聖なはずがあろうか・・・ しかも、お前の手に及ばぬことを、 私の力で無理やり解決することはどうであろう。 なんといっても、諸力の葛藤の場で 戦に訴えることが、私の役目なのだから。 フリッカ 結婚の破棄がそんなにいいことだと言うのなら、 もっと誇らしげに、こうおっしゃったらどう? 双子の兄妹が結びつく近親相姦が 神聖なことなのだと! 身の毛がよだち、目まいがするわ・・・ 兄が妹を妻として抱くなんて! いつ見たことがあるというの? 血のつながった兄妹どうしが愛し合うなんて。 ヴォータン 今日、目にしたではないか! 自然とそうなったことは、そのまま受け止めるのだ・・・ たとえ、かつて一度も起こったことがないとしても。 あの二人が愛し合っていることは、お前もよく分かっているはずだ。だから、私の心からの忠告を聞いてくれ。 官能の歓びもまた、お前の祝福を受ける価値があるのだから、 ジークムントとジークリンデの愛に微笑みかけつつ、 彼らの結婚を祝福してやってくれ! フリッカ (怒りを爆発させて) つまり、野蛮なヴェルズング族を創ったからには、 不死の神々はもうお払い箱ということね? 遠慮のない物言いをしたけれど、図星じゃなくって? あなたにとっては、もう聖なる神々の一族はどうでもよく、 かつては尊重していたものを放り出し、 自ら結んだ絆をひきちぎり、 笑いながら天上界の責務を放棄しているのよ・・・ そしてその日の気分と欲望にまかせて、 あなたが世の中の定めを裏切ってもうけた あのふしだらな双子の面倒を見ているだけ! ああ・・・これから誰が結婚の誓いを保証できるの? 真っ先に泥を塗ったのはあなただというのに! 今までもずっと、あなたは私という誠実な妻をだまし続けてきました。この世界の低いところも、高いところも、 あなたはどん欲にじろじろとのぞき回し、 くるくると欲望の対象を変えながら、 私の心を傷つけ嘲り続けてきました。 あなたが、放埓な愛の産物である身分の低い娘たちと 戦場を駆け巡った頃も、 私は悲哀を胸にしながらも我慢しました。 なぜなら、あなたは、 あのヴァルキューレたち・・・ とりわけ、あなたの望みどおりに動くブリュンヒルデを 女主人である私の命令にも従わせていたからです。 ですが、今回は・・・ あなたがお気に入りの「ヴェルゼ」という新しい名前で 森をオオカミのようにうろつきまわり、 恥ずべき下劣なことに 身をまかせ、 卑俗な人間どもとの間に双子をもうけたとあっては、 メスオオカミの子供たちの足元に 妻である私を投げ込んだに等しいのよ! もう勝手にするがいい!我慢も限界だわ! だましてばかりなら、いっそ私を破滅させて! ヴォータン (冷静に) いくら私が教えようとしても、 お前は、その事実が明らかになるまでは、 何一つ理解できないではないか。 お前は、世にありふれたことしか理解できないが、 今まで世に起こったためしのないことを 私の心は求めてやまないのだ。 どうかこれだけは聞いてくれ! 神々の庇護を受けなくとも、 神の掟を破れる英雄の存在が必要なのだ。 役に立つのは、その男だけだ・・・ 神々にとって必要だが、 神に禁じられている行為を行うためには。 フリッカ 悪巧みでたぶらかそうというのね? その男たちが、 神々に禁じられている気高い行為などできるでしょうか? その英雄たちにしたところで、神々の加護を得て動いているのですから。 ヴォータン 自らの意思で動いていると思えないのか? フリッカ 人間に命を吹き込んだのは誰なの? 愚か者どもの目を開かせたのは誰なの? あの者たちは、あなたの庇護を受けて日の目を見て、 あなたの示唆を得て、成長しているのよ。 不死の神である私の前で、あなたは人間たちの自慢をするけれど、あの者たちを使嗾しているのはあなたなのだから、 また新たな企みで私を欺き、 新たな陰謀で、 私から逃れるつもりなんだわ・・・ でも、このヴェルズングを手に入れることはできない。 あの男の中にいるのは、あなた自身。 あの男はあなたがいるから反逆しているのよ。 ヴォータン (衝撃を受けて) あの男は、激しい苦しみの中で、一人で成長したのだ・・・ 私が守ってやったことは一度もない。 フリッカ だとしたら、今日も守ったりしないわね! あの男に贈った剣を取り上げなさい! ヴォータン 剣!? フリッカ そう・・・剣よ。 魔力に満ちて輝く剣。 あなたという神から息子に贈られた剣よ。 ヴォータン (激しく) ジークムントは・・・ (動揺をおさえながら) 危機の中にあって、自ら剣を手に入れたのだ。 (この時から、ヴォータンは、ますます募りゆく不気味なほどに深い不機嫌を全身で表現し始める) フリッカ (夢中になって話し続ける) その危機にしても、誰もがうらやむあの剣にしても、 あなた自身が作り出したものだわ。 昼夜を分かたずあなたの後を追い続けている 私をごまかせると思うの? あの男のために、あなたは剣を木の幹に突き刺し、 最高の武器として用意した・・・ そして、あなたの立てた作戦によって、 あの男はその場に導かれたというわけよ。 どう?違うとでも言うつもり? (ヴォータンは激怒した身振りで立ち上がる) フリッカ (ヴォータンの痛いところを突いた印象を得たため、ますます確信を込めて) 高貴な種族は、非自由民とは争わないわ。 無法者を罰することのできるのは自由な種族だけよ。 あなたの力に対しては、 私は戦ったけど、 ジークムントなどは私にとって奴隷にすぎないわ! (ヴォータンはまたも激しい身振りを見せるが、その後無力感に満ちて打ちひしがれる) あなたが主人として所有している奴隷に対して、 神の正妻である私が従わねばならないの? 最下層の者に辱めを受け、 無法者が幅をきかせ、 自由な種族が嘲られねばならないの? まさか私の夫がそんなことを望み、 私という女神を汚すことなどあるはずがないわ! ヴォータン (陰鬱に) どうしたいというのだ? フリッカ ヴェルズング(ジークムント)から手を引きなさい! ヴォータン (声をくぐもらせて) ヴェルズングは自らの道を歩めばよい。 フリッカ ならば、復讐者(フンディング)があの男と戦うときに あの男を守らないようにしなさい! ヴォータン 守りはしない。 フリッカ 私の目をよく見て、嘘をついてはだめよ・・・ ヴァルキューレのあの娘にも、手を引かせなさい! ヴォータン あの娘(ブリュンヒルデ)は自由だ。 フリッカ いいえ、そうじゃない・・・あの娘はあなたの意思にのみ従っている。あの娘にも、ジークムントに勝利させることを禁じなさい! ヴォータン (激しい心の葛藤を爆発させながら) ジークムントを殺せるものか・・・私の剣を見つけたあの子を! フリッカ 魔力を取り去った剣を、ジークムントの目の前で粉砕しなさい!あの奴隷が、丸腰の状態で敵と出会うように! ブリュンヒルデ (山の頂きの見えないところから) ハイアハー!ハイアハー!ホヨトホー! フリッカ あのおてんば娘が来たようね・・・ 歓声をあげながらやってくるわ。 ブリュンヒルデ (まだ見えないところから) ハイアハー!ハイアハー!ホヨトホー!ホヨトハー! ヴォータン (曇った声で独り言を言う) ジークムントを馬にくくりつけるために呼ぶことになるとは! (ブリュンヒルデが、馬とともに舞台右側の岩道に現れる。フリッカの姿を認めると、彼女はすぐに声を出すのをやめ、次のフリッカの台詞の間に、馬を連れて、静かにゆっくりと岩道を下りる。坂道を下りきると、ブリュンヒルデは馬を洞窟の中に入れる) フリッカ 妻である女神の神聖な名誉を 今日こそ盾で守ってください! 人間に嘲笑われ、力を失えば、 私たち神々は滅びていくわ・・・ でも今日こそは私の権利を、 この元気な娘が立派に守ってくれるはず。 ヴェルズング(ジークムント)は、私の名誉のために死ぬ・・・ヴォータンはそう誓ってくれますね? ヴォータン (おそろしく不機嫌に、内心激怒しながら、岩の上に身体をあずける) 誓う! (フリッカは舞台後方に向かって歩いていき、そこでブリュンヒルデに出会い、一瞬立ち止まる) フリッカ (ブリュンヒルデに) お父様がお待ちよ。 どんな運命をお選びになったか聞いてごらんなさい! (フリッカは羊の車に乗り込み、急いでその場を立ち去る。ブリュンヒルデは心配そうな表情で、いぶかしげにヴォータンの前に進み出るが、ヴォータンは岩の上に背をもたせ、頬杖をついて陰気に考え事をしたままでいる) 第2場 ブリュンヒルデ、ヴォータン ブリュンヒルデ 争いはよくない結果に終わったようですね・・・ フリッカはご自身の強運に笑っていましたから。 お父様・・・あたしにどんなお話を? そんな暗く悲しいお顔をして! ヴォータン (腕をだらんと落とし、頭を仰向けのまま背中に垂らしながら) 自分の鎖にがんじがらめにされて・・・ 私は誰よりも不幸な男だ! ブリュンヒルデ そんなお父様を見るのは、初めてですわ! お心をそんなに苦しめるのものは何なのです? ヴォータン (このときから、ヴォータンの表情と身振りは昂ぶっていき、おそろしいまでの感情の大爆発に達する) 聖なる神への何たる侮辱!ああ!恥ずべき苦しみ! 神々の危機だ!神々の危機! 終わりなき怒り!永遠の悲嘆! 誰よりも哀れな男だ!私は! ブリュンヒルデ (驚いて、手に持った盾と槍と兜を投げ出すと、気遣わしげな中にも親しみを込めて、ヴォータンの足元に身を投げだす) お父様!お父様!どうなさったの? どうして、我が子を心配させるの? ねえ、私に打ち明けて!私は信頼できる娘よ。 ブリュンヒルデのお願いです!どうか! (ブリュンヒルデは、情愛を込めつつも不安げに、顔と両手をヴォータンの膝の上に載せる) ヴォータン (ヴォータンは長い間ブリュンヒルデの目をじっと見つめていたが、やがて無意識のうちにやさしく髪を撫でさすると、深い物思いから我に返ったように、非常に小さな声で語り始める) 口に出してしまえば、私は、自分の意思を露わにし、 私に課せられた「秘密」の縛めを解いてしまうのではなかろうか? ブリュンヒルデ (ヴォータンと同様に、小声で答える) ヴォータンの心のうちを話してください。 お父様の「意志」を話してください・・・ 私は、あなたの意志そのものではありませんか。 ヴォータン (きわめて小さい声で) 言葉で誰にも言えないことは、 永遠に語られぬままでなければならぬ。 お前に話しているようだが、これは私自身との会話にすぎない・・・。 (ブリュンヒルデの目をまっすぐ見つめながら、ぞっとするような押し殺した声色で話す)愛の快楽を求める若き日々が過ぎ去ったあと、私は、心の底から権力を渇望した。 激しい望みと怒りに駆り立てられるようにして、 私は、この世界を手中にしたのだ。 知らず知らず嘘を多用し、不誠実な行為を行い、 災いの種をまくような契約を結んだのだ。 あの時期、私を唆したずる賢いローゲは、 今はどこかへ逃げてしまった。 だが、一方、私は愛を諦めようとは思わなかった。 権力の座にありつつも、私は純粋なる愛を求めたのだ。 しかし、夜の世界から生まれた臆病なニーベルング族・・・ あのアルベリヒは「権力」と「愛」のつながりを断ち切った。 あの男は愛を呪い、その呪いによって、 ラインに輝く黄金と 無限の権力を手に入れた。 彼が作った指輪を 私は策略により奪ったが、 それをライン河には戻さず、 ヴァルハラ城の支払いにあてたのだ。 この城こそ、私が巨人族に建てさせ、 全世界に号令を下す城だったのだから。 過去に起きた全てのことを知る女神・・・ エルダ、神聖不可侵の知者たるヴァラ(運命の女神)は、 私に指輪を捨てるよう忠告するとともに、 不死の神々の終末についても警告した。 その終末について、私はもっと多くを知りたかったが、 あの女人は、それには答えないまま去ったのだ・・・。 その日から、私の心は平静を失い、 神としての望みは、より多くを知ることに向けられた。 私は世界のふところ深くへと降りていき、 愛の魔力でヴァラをつかまえ、 知者なるヴァラの誇りを妨げ、私に助言をするよう仕向けたのだ。そのようにして私は彼女から知恵を得たが、 あの女人も私から代償を得た・・・ この世でもっとも知恵ある女人は、 おまえ・・・ブリュンヒルデを私に授けてくれたのだ。 八人の妹たちとともに、私はおまえを育て、 おまえたち「ヴァルキューレ」によって、 私を恐怖に突き落とした運命を変えようとした・・・ 不死なる神々のみじめな終末という運命を。 そこで、敵への備えを強めるべく、 私はおまえたちヴァルキューレに命じて勇士を連れてこさせた。 この勇士たちを、私はこれまで掟の前につなぎとめ、 彼らの意欲を削ぎ、 腐りきった契約という名のかすがいに 全面的に服従させていたものだったが、 いまや、お前たちヴァルキューレに命じ、 彼らを嵐のような闘争へと唆し、 激しい戦争へと駆り立てるようにしたのだ。 勇敢な戦士たちの軍勢がヴァルハラの大広間に集結するようにな! ブリュンヒルデ 私たちは、お父様の大広間をいっぱいにうずめ、 すでにたくさんの戦士を連れてきました。 何ひとつおろそかにはしていないのに、何が気になるのです? ヴォータン (再び声を落として) そうではない・・・ ヴァラの警告の意味をよく考えてみるのだ! なるほど、その終末は、アルベリヒの軍隊により もたらされるかもしれない・・・ あのニーベルングは、嫉みと怒りを込めて、私を呪ったのだから。だが私はアルベリヒの「夜の軍勢」についてはさほど恐れてはいない。あいつらなどには、私が集めた戦士たちが勝利を収めるだろう。問題は、もしいつか、 アルベリヒが「指輪」を取り戻したとき、 ヴァルハラは終わりではないかということだ・・・ 愛を呪ったあの男だけが、 嫉みを込めて、指輪の利益を享受し、 全ての高貴な者を、終わりなき恥辱に突き落とすことができるのだ。 そうなれば、あの男は戦士たちの心すら変えることができ、 勇敢な戦士たちさえも 戦争へと駆り立て、 彼らの力を得て、私に戦いを挑むであろう。 だから私は、よくよく考えたあと、 敵の手から「指輪」を奪おうと思い至ったのだ。 かつて私が呪われた黄金を報酬に与えた 巨人族の片割れ・・・指輪のために兄を殺したファフナーがその指輪を守っている。 したがって、一度は代金として与えた指輪を あの男から奪わねばならないが、 一度契約したことに 私は手を触れることができない。 契約の前には、私の気迫とて無力なのだ・・・ これは私を縛るための縛めで、 私は契約により支配者となっているので、 その契約の前には、奴隷にすぎないのだ。 だが私には許されないことを、ある者だけは行えるかもしれぬ。その者は、私が決して手助けすることはなかった勇者で、 神とは無縁で、その恩寵を受けず、 無意識のうちに、誰の命令も受けず、 己の必要に迫られ、自らの武器を持ち、 私には行いえない行為をなしとげるのだ。 決して私の助言を受けての行為ではない。 もちろん私の心はそれだけを願っているにせよ! 神である私に逆らいつつも、私のために戦う勇士・・・ 友であり敵・・・そんな勇士を私はどうやって見い出せばよいのだ?どうやって、私が庇護しない自由な者を生み出せばよいのだ?自らの反抗によって、私にとって最も親しき友となるべき者を・・・どうやって、私自身にほかならない別人を作ればよいのだ?私が望むことだけを自らの意思で行う者を・・・ ああ、神々の危機!おそろしい恥辱! 未来永劫、吐き気を催すばかりだ・・・ 手に触れるものすべては。 なのに、私が望んでいることは、 何一つ決して視界に入ってくることはない・・・ なぜなら、自由なる者は自ら生まれ出てこなければならないが、私がこねくり出す者は、ただの奴隷にすぎないからだ! ブリュンヒルデ ですが、あのヴェルズング族・・・ジークムントは自ら行動しているではありませんか? ヴォータン 私はあの男と獣のように森をさまよい、 あの男を神々の意思に反するように促しながら育てた。 ただし、神々の復讐に対しては、 あの男を守るものは、ただ一振りの剣しかないのだ。 (ゆっくりと、苦々しく) 神である私が愛のしるしとして与えた剣・・・。 私はどうしてずる賢くも自分自身を偽ろうとしたのだろうか? いともあっさりと、フリッカはその虚偽を問いただし、 きわめて恥ずかしいことに、私の心を見透かしたのだ! 私は妻の意思に従うしかない。 ブリュンヒルデ ジークムントの勝利を撤回すると? ヴォータン 私はアルベリヒの指輪を手に入れ、 強欲にあかせて、財宝をも手に入れた! だが、私が逃れたつもりでいた呪いは、 今でも私をとらえて放さぬようだ・・・ 愛するものを見捨てねばならず、 愛する男を殺さねばならない。 私を信じる者を、偽りをもって、裏切らねばならないのだ! (ヴォータンの身振りが表すものは、おそろしいまでの苦痛から、絶望へと変化していく) 消え去るがいい!神々しい輝きよ! 神の華麗に彩られた恥辱よ! 崩れ落ちよ!私が作ったすべてよ! 私はもはや事を成さず、望むことはただ一つだけ・・・ 終末! 終末だけだ! (物思いに沈みながら黙り込む) だが、終末は、アルベリヒにとっても気がかりなこと! 今こそ私は、ヴァラの激しい言葉に隠されていた 深い意味がよくわかった。 「暗い心をもつ愛の敵が、 怒りにまかせて、息子をつくる時、 幸福な一族(神々)の終末は近いであろう!」 つい最近、私はニーベルング族についての噂を聞いた。 それによれば、あの侏儒(アルベリヒ)が、 財宝の力で人間の女の歓心を買い、その女をものにした、という。憎しみの種を、その女は身ごもり、 嫉みの力が腹の中でうごめいている。 愛なき者に奇跡が起こったのだ・・・ その一方で、愛ゆえに結婚をした私、 この私のほうは「自由に行動する者」を手に入れられないのだ。(にがにがしい怒りにみちて立ち上がる) 私の祝福を受けよ・・・ニーベルングの子よ! お前が受け継ぐがいい!私には深い嫌悪感しか催さないものなど。それは神などという空しい栄光・・・ お前の嫉みと強欲とで、食い破るがいい! ブリュンヒルデ (衝撃を受けて) ああ・・・では、あなたの娘はどうすればいいのですか? ヴォータン (にがにがしく) フリッカのために従順に戦い、結婚と誓約とを護れ! (感情を込めずに) フリッカが選んだ者を、私も選ぶまでだ・・・ 己の意志など、何の役に立とう? 「自由に行動する者」を望むことは、もはや許されない・・・ だから、お前もフリッカの下僕(フンディング)のために戦うのだ! ブリュンヒルデ なんてこと!お言葉を取り下げてください! お父様はジークムントを愛しておられるはず。 お父様のため・・・ええ、お父様のために、私はヴェルズングを守ります。 ヴォータン お前の役目は、ジークムントを斃し、 フンディングに勝利を得させることだ! 十分警戒し、強く身を処さねばならぬ。 お前のすべての勇気を、戦いに注ぎ込むのだ。 ジークムントは勝利の剣を振るうはずだ・・・ そうやすやすと討ち取れる相手ではない! ブリュンヒルデ 私もその人を愛するようにと、いつも言われていた人・・・ (きわめてあたたかな声で) お父様が、心の奥底では、もっとも大事にしている人・・・ その人と戦えなどという矛盾したお言葉は、いかにお父様であってもお受けできませんわ! ヴォータン 何だと!生意気な!私に逆らう気か? お前は何さまだ? 従順に私の意志にしたがい、戦士を選ぶ役目ではないか! 我が事をお前に諮ったからといって、 自らの一族からも嘲られるほど、 私は落ちぶれたとでもいうのか? 私の怒りを知っていよう? お前の心など、すぐにくじけるぞ! 私の怒りの稲妻が、 お前に落ち、お前を粉々にしてしまえば! この激しい怒りを、今は私は胸の中にしまっておく。 かつては私に笑いかけ、楽しませてくれたこの世界だが、 それすら、恐怖と荒廃の中に落とし込むほどの怒りを・・・ 哀れなるかな!・・・我が怒りを受ける者よ! しかし、それに逆らったとて、よけい悲惨なことになるばかりだ!忠告する・・・これ以上私をいらだたせるな! 私が命じたとおりにするのだ・・・ ジークムントは斃れよ・・・ それがヴァルキューレたるお前の仕事だ! (嵐のように素早くその場を去り、左手の岩山に消えてしまう) ブリュンヒルデ (衝撃を受けて呆然と長い間立ちすくんでいる) あんなお父さま、初めて見たわ・・・! (狂ったように宙の一点を見つめながら) 言い争って怒らせたことはあったけれど、あんなことはなかった!(悲しげに腰をかがめ、武具をとり、もう一度武装する) なんて武器が重たいんだろう・・・ よろこんで戦いに行くときは、 あれほど軽く感じられたのに! いやな戦いにおもむく私の心は、今、とっても切ない。 (物思いしながら前を見つめ、やがてため息をつく) かわいそうに・・・あのヴェルズング! あなたが、これ以上ない苦悩にある今、 いつも誠実な私が、不実にもあなたを見捨てねばならないなんて! (とぼとぼと舞台後方に向かって歩いていく) 第3場 (ジークリンデ、ジークムント) (ブリュンヒルデが峠にたどりつき、谷底をのぞきこんだとき、ジークムントとジークリンデの姿が見える。彼女は近づいてくる二人の姿を一瞬だけ眺めると、愛馬(グラーネ)のいる洞穴の中へ入り、その姿は観客からはまったく見えなくなる。ジークムントとジークリンデが峠に姿を現す。急いで前を駆けていくのはジークリンデ。ジークムントは彼女を引き止めようとしている。) ジークムント ここで止まろう!休もう! ジークリンデ だめだわ!もっと遠くに行かねば! ジークムント (力強くやさしく彼女を抱きとめる) もうこれ以上逃げなくてもいいんだ! (しっかりと抱き寄せる) 休もう!かわいいひと! 君は喜びの陶酔から覚めると、 急いで外へと駆けて行ってしまい、その狂ったような 逃げ足に、ぼくは追いつくのがやっとだった。 森と川を越えて、岩山を乗り越え、 一言も口をきかず、君は前へと進んできた。 いくら呼びかけても、君は休もうとしなかった! 一休みしよう・・・何か言ってくれ! 黙って心配するのはもうやめよう! さあ・・・花嫁を抱いているのは君の兄・・・ ジークムントが君と一緒にいるんだ! (それと気づかせずに、ジークリンデを岩の上に腰かけさせる) ジークリンデ (陶酔を募らせつつジークムントの目を見つめると、情熱を込めて彼の首に手を巻きつけ、しばらくはそうしている。だが、激しい衝撃を受けたかのように、急に立ち上がる) 行って!行って!けがれた女から離れて! 不浄の手で、あなたを抱いている女から・・・ この体は、汚され、けがしつくされている・・・ こんな死体からは離れて!手を放して! 嵐よ!消し去って! そんな値打ちもないくせに、高貴な人に委ねた女の体を! そのひとが愛しながら抱きしめてくれたとき、 それはこれ以上ない歓びでした・・・ そのひとは、その女を心から愛し、 愛を眠りから覚ましたのです。 でも、心と魂をすみずみまで満たすような その聖なる歓びのゆえに、 今までのおぞましい恥辱の恐怖と戦慄が、 辱められた女の心に衝撃を与えたのです。 愛もなく女を抱く男に、 一度は従った女の心に! 呪われた女を放して!あなたのもとから去らせて! 私は、尊厳を失い、罪を告げられた身! 清らかな人からは去らねばならない。 あなたみたいな素晴らしい人と結ばれてはならない。 もしそうなったら、私は兄を辱め、 結婚のお相手に恥辱をもたらすことになりましょう! ジークムント かつて君が受けた辱めは、 すぐに、あの無法者の血により償われる! だからもう逃げずに、あの敵を待とう。 ここがあの男の死に場所だ。 ノートゥングをあの男の心臓に突き刺せば、 君の復讐は果たされるんだ! ジークリンデ (びくっとして、聞き耳を立てる) 聞いて!角笛の音を!聞こえないの? 周りじゅう、狂ったように、鳴り響いて・・・ 森からも村からも、つんざくような叫び声。 フンディングが深い眠りから目覚めたんだわ! あの男に呼ばれた一族の男たちと猟犬が、 けしかけられて吠えている。 結婚の破棄を天に向かって呪い、 口々にわめきちらしている! (ジークリンデは錯乱して、あらぬところを凝視する) どこにいるの?ジークムント?まだ、どこかにいるの? 死ぬほど愛している、輝かしいお兄さん・・・ お兄さん・・・あなたの輝く目で私をもう一度見つめて・・・ 罪の女の口づけを拒まないで! (ジークリンデはすすり泣きながらジークムントの胸に顔をうずめる。だがまたも不安げに、がばっと体を起こす) 聞いて!聞いてよ!フンディングの角笛だわ! あの一族が武器を持ってやってくる。 群れをなした猟犬には、 どんな剣だって役に立たない。 剣を捨ててよ!ジークムント!ジークムント・・・どこなの? ああ!あんなところに!ひどい顔をしてる! 犬どもが歯ぐきまで剥き出しにして・・・ あなたの高貴な目の輝きなど、目に入らない・・・ 脚にかみついたわ・・・固い歯で・・・ 倒された・・・剣もばらばら・・・ トネリコが崩れ落ち・・・幹が割れる! お兄さん!あたしの大切なお兄さん!ジークムント・・・ああ!・・・ (気を失ってジークムントの腕の中に沈む) ジークムント 妹よ!愛しいひと! (ジークムントはジークリンデの寝息を聞き、彼女が生きていることを確かめて、ほっとする。彼はジークリンデを自分のほうにしなだりかからせ、彼が腰をおろしたとき、彼女の頭は自然に彼の膝の上にもたれかかるようになる。二人は次の場面の終わりまで、この姿勢のままでいる。長い沈黙が続く間、ジークムントは細やかな気遣いを見せながらジークリンデに顔を寄せ、その額に長いあいだ口づけする。) 第4場 (ブリュンヒルデ、ジークムント) (ブリュンヒルデは、馬勒を持って馬を引きながら、洞穴から姿を現し、ゆっくり重々しく舞台前方に向けて進む。いったん立ち止まるとジークムントを遠くから見つめる。またもゆっくり前に進むが、かなり近い距離まで来て立ち止まる。片手に盾と槍を持ち、片手を馬の首にもたせながら、彼女は真剣な面持ちでジークムントを見つめる) ブリュンヒルデ ジークムント!私を見よ! お前は間もなくこの私にしたがうさだめ。 ジークムント (目をブリュンヒルデに向けて) いったいどなたなのです? かくも美しく荘厳なあなたは・・・。 ブリュンヒルデ 死のさだめにある者にしか私は見えない・・・ 私の姿を目にする者は、命の火を消すこととなる。 戦場でのみ、私は戦士に姿を見せる。 私の姿を見る者は、すでに死すべき運命と定められし者! ジークムント (ジークムントは長いこと、じっとまじろぎもせずにブリュンヒルデの目を見つめていたが、やがて思いにふけるように顔をうつむける。だが、ついには悲壮な面持ちで再び彼女を見つめる)あなたにしたがう戦士は、どこへ連れてゆかれるのです? ブリュンヒルデ あなたを選んだヴァルファーター(戦いの父)のもとへです。 あなたをヴァルハラへと連れてゆくのです。 ジークムント ヴァルハラの広間で会えるのは「戦いの父」ひとりですか? ブリュンヒルデ 死せる勇士の一団が 最敬礼で、あなたを迎えることでしょう。 ジークムント ヴァルハラでは、私の父ヴェルゼとも会えますか? ブリュンヒルデ ヴェルズングであるあなたは、そこでお父上にも会えましょう。 ジークムント ヴァルハラでは、女の人も晴れやかに私を出迎えてくれるでしょうか? ブリュンヒルデ 望みの乙女たちが、その場を気高く取り仕切っています。 ヴォータンの娘が、あなたに盃を差しあげることでしょう! ジークムント あなたの気高いお顔を見れば、 あなたはヴォータンの娘だと、よくわかります。 ですが、不死なるひとよ!一つ教えてください! 私の妹であり妻でもある女性は、兄と一緒に行けるのですか? ジークムントはそこでもジークリンデをこの腕に抱けるのですか? ブリュンヒルデ あなたの妹は、まだこの世の空気を吸うさだめ・・・ ジークムントがジークリンデを目にすることはできません! ジークムント (ジークムントはやさしくジークリンデに顔をうつむけ、静かに額に口づけすると、落ち着き払ってもう一度ブリュンヒルデのほうに向き直る) ヴァルハラとヴォータンによろしくお伝えください。 ヴェルゼや他の勇士たちにも・・・ やさしい望みの乙女たちにも・・・ (きっぱりと) 私は、あなたと一緒には行きません。 ブリュンヒルデ ヴァルキューレである私の焼けつく眼差しを見た以上、 あなたは、ともに行かねばなりません! ジークムント ジークリンデが喜びと悲しみを生きるところに、 ジークムントもとどまりたいのです。 あなたの眼差しが、まだ私を死なせていない以上、 あなたとて、私をこの場から連れ去ることはできないはず。 ブリュンヒルデ 生きている限りは確かにそうでしょうが・・・ 死ねば、愚かなあなたは、無理にでも連れ去られます。 私はそれを伝えにきたのです。 ジークムント 今日私を打ち倒す勇士が、一体どこにいるというのです? ブリュンヒルデ 戦場であなたを斃すのは、フンディング。 ジークムント どうせ脅すのなら、もっと強い男で脅しなさい・・・ フンディングの手にかかるだなんて! あなたがどうしてもここで戦死者を手に入れねばならないのなら、あの男を連れて帰ればいいではありませんか。 私にはあの男を打ち倒す自信があります! ブリュンヒルデ (首を横に振って) ヴェルズング・・・よくお聞きなさい・・・ 死を定められているのは、あなたなのです。 ジークムント この剣をご存じないのですか? この剣を作った人が、私に勝利を約束したのです。 だから、私は、あなたの脅しなどには乗りません! ブリュンヒルデ (声を大きく張り上げて) その剣を作った当人が決めた運命こそ・・・あなたの死。 剣の威力は、もうその人が抜き取ってしまったのです! ジークムント (激しく) 黙って!このひとの眠りを邪魔しないでくれ! (苦悩をあふれさせながらも、 やさしくジークリンデのうえに顔を寄せる) ああ!なんてことだ!かわいいひと! 誰よりも悲しみにみちた女性! 全世界が武器をもって、君に押し寄せてくるとき・・・ 君が唯一信頼しているぼく・・・ ぼくゆえにこそ、君は世界に叛旗をひるがえしたというのに、 そのぼくが、君を守れない運命だとは・・・ この勇敢な女性を戦場で裏切るさだめだとは。 ああ・・・剣を作った者よ・・・恥を知れ! ただ嘲りの的にするだけのために、勝利を約したとは! たとえ死すべき定めであっても、私はヴァルハラになど行くものか・・・冥府(ヘラ)にとらえられたほうが、よっぽどいい! (さらに近くジークリンデに顔を寄せる) ブリュンヒルデ (心を揺さぶられて) どうして「永遠の歓び」には目が向かないの? (ためらいがちに、控えめな調子で) この哀れな女が、あなたのすべてだというの? あなたの膝の上で気を失っている、疲れ切って傷だらけのこの女が・・・ほかにもっと大事なものはないの? ジークムント (にがにがしくブリュンヒルデを見上げながら) あなたは若くて美しいひとかと思っていましたが、 ほんとうは冷酷なひとだということが、よくわかりました! 嘲ることしかできないのなら、早く去ってください・・・ 意地悪な、心をもたない少女よ! 私の悲しみを見て楽しもうというのなら、 私の苦しみを、どうぞお楽しみください・・・ そのどん欲な心で、私の苦難を楽しんでください。 ですが、ひからびたヴァルハラの「歓び」なぞ、 もう絶対に口には出さないでください! ブリュンヒルデ 私にだって、あなたの胸が張り裂けそうな苦悩はよく分かります。勇士の聖なる悲しみを感じています。 ジークムント・・・あなたの妻を私に委ねなさい・・・ 私がこのひとを大事に守ります! ジークムント 生きている限りは、私以外の誰一人、この清らかな女性には触れさせません。 私が死ぬ定めだというのなら、私は、この気絶しているひとを先に殺します! ブリュンヒルデ (ますます強く心を打たれながら) ヴェルズング!怒り狂える者よ!忠告をお聞きなさい・・・ あなたの妻を私に委ねなさい・・・ この女があなたから受けた愛の証しのためにも! ジークムント (剣を抜きながら) この剣は、嘘つきが正直者のために作った剣・・・ 卑怯千万にも敵前で私を裏切る剣・・・ 敵には何の威力もない剣だが、 それでも、我が伴侶の命を絶つぐらいには役立つだろう! (ジークムントは剣を抜いてジークリンデに擬する) ここに二つの命が、あなたに向かって微笑んでいます・・・ さあ命を手に入れろ・・ノートゥング!誰もがうらやむ剣よ! 一撃のもとに手に入れるがいい! ブリュンヒルデ (嵐のような激しい共感にかられて) やめなさい、ヴェルズング!聞いてください! ジークリンデは生きます・・・そして、ともにジークムントも!そう決めました・・・戦場の運命を変えました・・・ ジークムント!あなたに勝利がもたらされるようにしたのです!(舞台の奥からホルンの音が聞こえてくる) あの音が聞こえますか?さあ、勇者よ、戦の支度を! 剣の力を信じ、落ち着いて振るうのです・・・ この剣があなたに誠実である如く、 ヴァルキューレの私も、誠実にあなたを守ります! ご武運を・・・ジークムント・・・幸多き勇者! また戦場でお目にかかりましょう! (ブリュンヒルデは馬にまたがると猛烈な速さで舞台右手の谷間の一つに消えていく。ジークムントは身を起こして嬉しそうにその姿を見送る。いつしか舞台は徐々に暗くなってきていた。厚い雷雲が舞台後方に垂れこめ、山腹と谷間と、山の高くなった頂きとを次第にすべて包み込もうとしている) 第5場 (ジークムント、ジークリンデ、フンディング、 ブリュンヒルデ、ヴォータン) ジークムント (ジークムントは再びジークリンデに顔を寄せ、 寝息に耳を傾ける) 魔法にかかったような深い眠りが、 このかわいい人の痛みと苦しみを和らげたようだ。 あのヴァルキューレは、 このひとにも快い慰めをもたらしたのだろうか? 残酷な戦いが 深い悲しみにみちたひとを驚かさなければよいが・・・。 死んでしまったようだが・・・生きている・・・。 悲しみの女性に夢が微笑みかけている・・・。 (新たなホルンの音) 眠り続けてください・・・ 戦いが終わるまで。 平和があなたに微笑むときまで! (ジークムントはジークリンデをやさしく岩の上に寝かせ、彼女の額に別れの口づけをする。ジークムントは、フンディングのホルンの音を耳にすると、決然と立ち上がる) 私を呼ぶ男よ・・・戦いに備えるがいい。 お前にふさわしいものをくれてやる。 ノートゥングの一撃を受けるがいい! (ジークムントは剣を抜き、舞台後方に向け走り去る。その姿が見えなくなり、峠に差し掛かったかと思うと、そこは真っ黒な雷雲に包まれており、すぐに稲妻がぴかっと光る) ジークリンデ (夢にうなされて体を動かしはじめる) お父さんさえ帰ってきてくれたら! まだお兄さんと森の中にいるんだわ。 お母さん!お母さん!とても不安なの・・・ あのよその人たちの敵意と戦意を感じるの! 黒い煙・・・湯気がたちのぼっている・・・ 火の手が、あたしたちのほうに向かってくる・・・ おうちが燃えるわ・・・助けて!お兄さん! ジークムント!ジークムント! (ジークリンデは飛び起きる。激しい稲妻と雷鳴) ジークムント!・・・ああ! (恐怖にみちて周りに目をこらす。舞台はほぼすっぽりと黒い雷雲に覆われ、絶え間なく稲妻が光り、雷鳴が鳴りやまない。フンディングのホルンの音が間近に迫ってくる) フンディングの声 (舞台後方の峠の頂きから) ヴェーヴァルト!ヴェーヴァルト! 私と一戦交えるのだ!犬どもがつかまえていなければな! ジークムントの声 (谷のずっと低いところから) すれ違いになったようだが、お前こそ、どこに隠れているのだ?受けて立て・・・私がお前を追いつめてやる! ジークリンデ (ひどく興奮しながらも、耳を澄まして) フンディング!ジークムント! 二人とも姿を見せて! フンディング 来い!恥知らずの誘惑者よ! フリッカの罰を受けて殺されるがいい! ジークムント (先ほどと同様だが、今度は峠の頂きから) まだ私が丸腰だと思っているのか?卑怯者め。 女の名前などで脅すつもりか?自分で戦うがいい。 さもなくば、フリッカにも愛想をつかされるぞ! さあ、見ろ・・・お前の家の木の幹から、 おそれることなく、私が引き抜いた剣を。 刃の切れ味を味わうがいい! (一瞬、峠は稲妻に明るく照らし出され、フンディングとジークムントの戦いの様子が映し出される) ジークリンデ (全力を振りしぼった声で) やめて!二人とも! まず私を殺して! (ジークリンデは峠に駆けていくが、突如、舞台右手から戦闘中の二人の頭上に明るい光が輝き、目がくらんだジークリンデは、何も見えなくなってしまったように横ざまに倒れる。光の中にはブリュンヒルデが姿を現し、ジークムントの頭上を飛び回りながら、自らの盾でジークムントを援護する) ブリュンヒルデ 突きなさい!ジークムント! 剣の力を信じて! (今にも必殺の一撃をフンディングにくれようとジークムントが剣を構えたとき、舞台左手から燃えるような赤い光が突如雷雲の中に輝き、ヴォータンがそこに姿を見せる。ヴォータンはフンディングの頭上に立ち、交差させるようにジークムントに向けて自分の槍を伸ばす) ヴォータン 槍の力を恐れよ! 剣よ!砕け散れ! (ブリュンヒルデはヴォータンの登場に驚き、盾を持ちながら後じさりする。ジークムントの剣は、差し出されたヴォータンの槍に当たって粉々に砕け散る。いまや武器を失ったジークムントの胸にフンディングの槍が突き刺さる。ジークムントは絶命して地面に崩れ落ちる) (ジークムントのいまわの吐息を耳にしたジークリンデは、叫び声をあげて、死んだように地面にうずくまる。ジークムントの死と同時に、舞台両側の光は消えてしまい、舞台は前から後ろまで雲の中の濃い闇に包まれているが、その中にうっすらとブリュンヒルデの姿が見え、彼女が大急ぎでジークリンデのほうへと向かっていることが分かる) ブリュンヒルデ 馬に乗って!あなたを救わねば! (ブリュンヒルデは、谷間に待たせてあった愛馬に、急いでジークリンデを引き上げると、すぐに退場する。するとすぐ舞台中央から雲が晴れていき、死んだジークムントの胸から自分の槍を引き抜こうとするフンディングの姿がはっきりと現れる。ヴォータンは雷雲に包まれたまま、後ろの岩の上に立ち、槍にもたれながら、苦悩に満ちた顔で、ジークムントの遺骸を見つめる) ヴォータン (フンディングに) 去れ!下郎よ!フリッカの前にひざまずけ・・・ 伝えるのだ・・・ヴォータンの槍は、 フリッカを嘲りしものを討ったと。 去るがいい・・・!去れ! (ヴォータンが蔑むように手で合図すると、フンディングは死んで地面に倒れる) ヴォータン (突然ものすごい憤怒の形相に変わって) それにしても、ブリュンヒルデめ!呪われろ!掟を破った女! 生意気なやつめ!おそろしい罰をくだしてやる! どんなに逃げようとも、わしの馬がすぐ追いつくぞ! (稲妻と雷鳴を引き連れて姿を消す。素早く幕が下りる) ZWEITER AUFZUG Wildes Felsengebirge Im Hintergrund zieht sich von unten her eine Schlucht herauf, die auf ein erhöhtes Felsjoch mündet; von diesem senkt sich der Boden dem Vordergrunde zu wieder abwärts VORSPIEL UND ERSTE SZENE Wotan, Brünnhilde als Walküre, später Fricka Wotan, kriegerisch gewaffnet, mit dem Speer; vor ihm Brünnhilde, als Walküre, ebenfalls in voller Waffenrüstung WOTAN Nun zäume dein Ross, reisige Maid! Bald entbrennt brünstiger Streit Brünnhilde stürme zum Kampf, dem Wälsung kiese sie Sieg! Hunding wähle sich, wem er gehört; nach Walhall taugt er mir nicht. Drum rüstig und rasch, reite zur Wal! BRÜNNHILDE jauchzend von Fels zu Fels die Höhe rechts hinaufspringend Hojotoho! Hojotoho! Heiaha! Heiaha! Hojotoho! Heiaha! Sie hält auf einer hohen Felsspitze an, blickt in die hintere Schlucht hinab und ruft zu Wotan zurück Dir rat ich, Vater, rüste dich selbst; harten Sturm sollst du bestehn. Fricka naht, deine Frau, im Wagen mit dem Widdergespann. Hei! Wie die goldne Geissel sie schwingt! Die armen Tiere ächzen vor Angst; wild rasseln die Räder; zornig fährt sie zum Zank! In solchem Strausse streit ich nicht gern, lieb ich auch mutiger Männer Schlacht! Drum sieh, wie den Sturm du bestehst ich Lustige lass dich im Stich! Hojotoho! Hojotoho! Heiaha! Heiaha! Heiahaha! Brünnhilde verschwindet hinter der Gebirgshöhe zur Seite. In einem mit zwei Widdern bespannten Wagen langt Fricka aus der Schlucht auf dem Felsjoche an, dort hält sie rasch an und steigt aus. Sie schreitet heftig in den Vordergrund auf Wotan zu WOTAN Fricka auf sich zuschreiten sehend, für sich Der alte Sturm, die alte Müh ! Doch stand muss ich hier halten! FRICKA je näher sie kommt, desto mehr mässigt sie den Schritt und stellt sich mit Würde vor Wotan hin Wo in den Bergen du dich birgst, der Gattin Blick zu entgehn, einsam hier such ich dich auf, dass Hilfe du mir verhiessest. WOTAN Was Fricka kümmert, künde sie frei. FRICKA Ich vernahm Hundings Not, um Rache rief er mich an der Ehe Hüterin hörte ihn, verhiess streng zu strafen die Tat des frech frevelnden Paars, das kühn den Gatten gekränkt. WOTAN Was so Schlimmes schuf das Paar, das liebend einte der Lenz? Der Minne Zauber entzückte sie wer büsst mir der Minne Macht? FRICKA Wie töricht und taub du dich stellst, als wüsstest fürwahr du nicht, dass um der Ehe heiligen Eid, den hart gekränkten, ich klage! WOTAN Unheilig acht ich den Eid, der Unliebende eint; und mir wahrlich mute nicht zu, dass mit Zwang ich halte, was dir nicht haftet denn wo kühn Kräfte sich regen, da rat ich offen zum Krieg. FRICKA Achtest du rühmlich der Ehe Bruch, so prahle nun weiter und preis es heilig, dass Blutschande entblüht dem Bund eines Zwillingspaars! Mir schaudert das Herz, es schwindelt mein Hirn bräutlich umfing die Schwester der Bruder! Wann ward es erlebt, dass leiblich Geschwister sich liebten? WOTAN Heut hast du s erlebt! Erfahre so, was von selbst sich fügt, sei zuvor auch noch nie es geschehn. Dass jene sich lieben, leuchtet dir hell; drum höre redlichen Rat Soll süsse Lust deinen Segen dir lohnen, so segne, lachend der Liebe, Siegmunds und Sieglindes Bund! FRICKA in höchste Entrüstung ausbrechend So ist es denn aus mit den ewigen Göttern, seit du die wilden Wälsungen zeugtest? Heraus sagt ich s; - traf ich den Sinn? Nichts gilt dir der Hehren heilige Sippe; hin wirfst du alles, was einst du geachtet; zerreissest die Bande, die selbst du gebunden, lösest lachend des Himmels Haft - dass nach Lust und Laune nur walte dies frevelnde Zwillingspaar, deiner Untreue zuchtlose Frucht! O, was klag ich um Ehe und Eid, da zuerst du selbst sie versehrt! Die treue Gattin trogest du stets; wo eine Tiefe, wo eine Höhe, dahin lugte lüstern dein Blick, wie des Wechsels Lust du gewännest und höhnend kränktest mein Herz. Trauernden Sinnes musst ich s ertragen, zogst du zur Schlacht mit den schlimmen Mädchen, die wilder Minne Bund dir gebar denn dein Weib noch scheutest du so, dass der Walküren Schar und Brünnhilde selbst, deines Wunsches Braut, in Gehorsam der Herrin du gabst. Doch jetzt, da dir neue Namen gefielen, als "Wälse" wölfisch im Walde du schweiftest; jetzt, da zu niedrigster Schmach du dich neigtest, gemeiner Menschen ein Paar zu erzeugen jetzt dem Wurfe der Wölfin wirfst du zu Füssen dein Weib! So führ es denn aus! Fülle das Mass! Die Betrogne lass auch zertreten! WOTAN ruhig Nichts lerntest du, wollt ich dich lehren, was nie du erkennen kannst, eh nicht ertagte die Tat. Stets Gewohntes nur magst du verstehn doch was noch nie sich traf, danach trachtet mein Sinn. Eines höre! Not tut ein Held, der, ledig göttlichen Schutzes, sich löse vom Göttergesetz. So nur taugt er zu wirken die Tat, die, wie not sie den Göttern, dem Gott doch zu wirken verwehrt. FRICKA Mit tiefem Sinne willst du mich täuschen was Hehres sollten Helden je wirken, das ihren Göttern wäre verwehrt, deren Gunst in ihnen nur wirkt? WOTAN lhres eignen Mutes achtest du nicht? FRICKA Wer hauchte Menschen ihn ein? Wer hellte den Blöden den Blick? In deinem Schutz scheinen sie stark, durch deinen Stachel streben sie auf du reizest sie einzig, die so mir Ew gen du rühmst, Mit neuer List willst du mich belügen, durch neue Ränke mir jetzt entrinnen; doch diesen Wälsung gewinnst du dir nicht in ihm treff ich nur dich, denn durch dich trotzt er allein. WOTAN ergriffen In wildem Leiden erwuchs er sich selbst mein Schutz schirmte ihn nie. FRICKA So schütz auch heut ihn nicht! Nimm ihm das Schwert, das du ihm geschenkt! WOTAN Das Schwert? FRICKA Ja, das Schwert, das zauberstark zuckende Schwert, das du Gott dem Sohne gabst. WOTAN heftig Siegmund gewann es sich mit unterdrücktem Beben selbst in der Not. Wotan drückt in seiner ganzen Haltung von hier an einen immer wachsenden unheimlichen, tiefen Unmut aus FRICKA eifrig fortfahrend Du schufst ihm die Not, wie das neidliche Schwert. Willst du mich täuschen, die Tag und Nacht auf den Fersen dir folgt? Für ihn stiessest du das Schwert in den Stamm, du verhiessest ihm die hehre Wehr willst du es leugnen, dass nur deine List ihn lockte, wo er es fänd ? Wotan fährt mit einer grimmigen Gebärde auf FRICKA immer sicherer, da sie den Eindruck gewahrt, den sie auf Wotan hervorgebracht hat Mit Unfreien streitet kein Edler, den Frevler straft nur der Freie. Wider deine Kraft führt ich wohl Krieg doch Siegmund verfiel mir als Knecht! Neue heftige Gebärde Wotans, dann Versinken in das Gefühl seiner Ohnmacht Der dir als Herren hörig und eigen, gehorchen soll ihm dein ewig Gemahl? Soll mich in Schmach der Niedrigste schmähen, dem Frechen zum Sporn, dem Freien zum Spott? Das kann mein Gatte nicht wollen, die Göttin entweiht er nicht so! WOTAN finster Was verlangst du? FRICKA Lass von dem Wälsung! WOTAN mit gedämpfter Stimme Er geh seines Wegs. FRICKA Doch du schütze ihn nicht, wenn zur Schlacht ihn der Rächer ruft! WOTAN Ich schütze ihn nicht. FRICKA Sieh mir ins Auge, sinne nicht Trug die Walküre wend auch von ihm! WOTAN Die Walküre walte frei. FRICKA Nicht doch; deinen Willen vollbringt sie allein verbiete ihr Siegmunds Sieg! WOTAN in heftigen inneren Kampf ausbrechend Ich kann ihn nicht fällen er fand mein Schwert! FRICKA Entzieh dem den Zauber, zerknick es dem Knecht! Schutzlos schau ihn der Feind! BRÜNNHILDE noch unsichtbar von der Höhe her Heiaha! Heiaha! Hojotoho! FRICKA Dort kommt deine kühne Maid; jauchzend jagt sie daher. BRÜNNHILDE wie oben Heiaha! Heiaha! Heiohotojo! Hotojoha! WOTAN dumpf für sich Ich rief sie für Siegmund zu Ross! Brünnhilde erscheint mit ihrem Ross auf dem Felsenpfade rechts. Als sie Fricka gewahrt, bricht sie schnell ab und geleitet ihr Ross still und langsam während des Folgenden den Felsweg herab dort birgt sie es dann in einer Höhle FRICKA Deiner ew gen Gattin heilige Ehre beschirme heut ihr Schild! Von Menschen verlacht, verlustig der Macht, gingen wir Götter zugrund würde heut nicht hehr und herrlich mein Recht gerächt von der mutigen Maid. Der Wälsung fällt meiner Ehre Empfah ich von Wotan den Eid? WOTAN in furchtbarem Unmut und innerem Grimm auf einen Felsensitz sich werfend Nimm den Eid! Fricka schreitet dem Hintergrunde zu dort begegnet sie Brünnhilde und hält einen Augenblick vor ihr an FRICKA zu Brünnhilde Heervater harret dein lass ihn dir künden, wie das Los er gekiest! Sie besteigt den Wagen und fährt schnell davon, Brünnhilde tritt mit besorgter Miene verwundert vor Wotan, der, auf dem Felssitz zurückgelehnt, das Haupt auf die Hand gestützt, in finstres Brüten versunken ist ZWEITE SZENE Brünnhilde, Wotan BRÜNNHILDE Schlimm, fürcht ich, schloss der Streit, lachte Fricka dem Lose. Vater, was soll dein Kind erfahren? Trübe scheinst du und traurig! WOTAN lässt den Arm machtlos sinken und den Kopf in den Nacken fallen In eigner Fessel fing ich mich ich Unfreiester aller! BRÜNNHILDE So sah ich dich nie! Was nagt dir das Herz? WOTAN von hier an steigert sich Wotans Ausdruck und Gebärde bis zum furchtbarsten Ausbruch O heilige Schmach! O schmählicher Harm! Götternot! Götternot! Endloser Grimm! Ewiger Gram! Der Traurigste bin ich von allen! BRÜNNHILDE wirft erschrocken Schild, Speer und Helm von sich und lässt sich mit besorgter Zutraulichkeit zu Wotans Füssen nieder Vater! Vater! Sage, was ist dir? Wie erschreckst du mit Sorge dein Kind? Vertraue mir! Ich bin dir treu sieh, Brünnhilde bittet! Sie legt traulich und ängstlich Haupt und Hände ihm auf Knie und Schoss WOTAN blickt ihr lange ins Auge; dann streichelt er ihr mit unwillkürlicher Zärtlichkeit die Locken. Wie aus tiefem Sinnen zu sich kommend, beginnt er endlich sehr leise Lass ich s verlauten, lös ich dann nicht meines Willens haltenden Haft? BRÜNNHILDE ihm ebenso erwidernd Zu Wotans Willen sprichst du, sagst du mir, was du willst; wer bin ich, wär ich dein Wille nicht? WOTAN sehr leise Was keinem in Worten ich künde, unausgesprochen bleib es denn ewig mit mir nur rat ich, red ich zu dir. - mit noch gedämpfterer, schauerlicher Stimme, während er Brünnhilde unverwandt in das Auge blickt Als junger Liebe Lust mir verblich, verlangte nach Macht mein Mut von jäher Wünsche Wüten gejagt, gewann ich mir die Welt. Unwissend trugvoll, Untreue übt ich, band durch Verträge, was Unheil barg listig verlockte mich Loge, der schweifend nun verschwand. Von der Liebe doch mocht ich nicht lassen, in der Macht verlangt ich nach Minne. Den Nacht gebar, der bange Nibelung, Alberich, brach ihren Bund; er fluchte der Lieb und gewann durch den Fluch des Rheines glänzendes Gold und mit ihm masslose Macht. Den Ring, den er schuf, entriss ich ihm listig; doch nicht dem Rhein gab ich ihn zurück mit ihm bezahlt ich Walhalls Zinnen, der Burg, die Riesen mir bauten, aus der ich der Welt nun gebot. Die alles weiss, was einstens war, Erda, die weihlich weiseste Wala, riet mir ab von dem Ring, warnte vor ewigem Ende. Von dem Ende wollt ich mehr noch wissen; doch schweigend entschwand mir das Weib... Da verlor ich den leichten Mut, zu wissen begehrt es den Gott in den Schoss der Welt schwang ich mich hinab, mit Liebeszauber zwang ich die Wala, stört ihres Wissens Stolz, dass sie Rede nun mir stand. Kunde empfing ich von ihr; von mir doch barg sie ein Pfand der Welt weisestes Weib gebar mir, Brünnhilde, dich. Mit acht Schwestern zog ich dich auf; durch euch Walküren wollt ich wenden, was mir die Wala zu fürchten schuf ein schmähliches Ende der Ew gen. Dass stark zum Streit uns fände der Feind, hiess ich euch Helden mir schaffen die herrisch wir sonst in Gesetzen hielten, die Männer, denen den Mut wir gewehrt, die durch trüber Verträge trügende Bande zu blindem Gehorsam wir uns gebunden, die solltet zu Sturm und Streit ihr nun stacheln, ihre Kraft reizen zu rauhem Krieg, dass kühner Kämpfer Scharen ich sammle in Walhalls Saal! BRÜNNHILDE Deinen Saal füllten wir weidlich viele schon führt ich dir zu. Was macht dir nun Sorge, da nie wir gesäumt? WOTAN wieder gedämpfter Ein andres ist s achte es wohl, wes mich die Wala gewarnt! Durch Alberichs Heer droht uns das Ende mit neidischem Grimm grollt mir der Niblung doch scheu ich nun nicht seine nächtigen Scharen, meine Helden schüfen mir Sieg. Nur wenn je den Ring zurück er gewänne, dann wäre Walhall verloren der der Liebe fluchte, er allein nützte neidisch des Ringes Runen zu aller Edlen endloser Schmach der Helden Mut entwendet er mir; die Kühnen selber zwäng er zum Kampf; mit ihrer Kraft bekriegte er mich. Sorgend sann ich nun selbst, den Ring dem Feind zu entreissen. Der Riesen einer, denen ich einst mit verfluchtem Gold den Fleiss vergalt Fafner hütet den Hort, um den er den Bruder gefällt. Ihm müsst ich den Reif entringen, den selbst als Zoll ich ihm zahlte. Doch mit dem ich vertrug, ihn darf ich nicht treffen; machtlos vor ihm erläge mein Mut - das sind die Bande, die mich binden der durch Verträge ich Herr, den Verträgen bin ich nun Knecht. Nur einer könnte, was ich nicht darf ein Held, dem helfend nie ich mich neigte; der fremd dem Gotte, frei seiner Gunst, unbewusst, ohne Geheiss, aus eigner Not, mit der eignen Wehr schüfe die Tat, die ich scheuen muss, die nie mein Rat ihm riet, wünscht sie auch einzig mein Wunsch! Der, entgegen dem Gott, für mich föchte, den freundlichen Feind, wie fände ich ihn? Wie schüf ich den Freien, den nie ich schirmte, der im eignen Trotze der Trauteste mir? Wie macht ich den andren, der nicht mehr ich, und aus sich wirkte, was ich nur will? O göttliche Not! Grässliche Schmach! Zum Ekel find ich ewig nur mich in allem, was ich erwirke! Das andre, das ich ersehne, das andre erseh ich nie denn selbst muss der Freie sich schaffen Knechte erknet ich mir nur! BRÜNNHILDE Doch der Wälsung, Siegmund, wirkt er nicht selbst? WOTAN Wild durchschweift ich mit ihm die Wälder; gegen der Götter Rat reizte kühn ich ihn auf gegen der Götter Rache schützt ihn nun einzig das Schwert, gedehnt und bitter das eines Gottes Gunst ihm beschied. Wie wollt ich listig selbst mich belügen? So leicht ja entfrug mir Fricka den Trug zu tiefster Scham durchschaute sie mich! Ihrem Willen muss ich gewähren. BRÜNNHILDE So nimmst du von Siegmund den Sieg? WOTAN Ich berührte Alberichs Ring, gierig hielt ich das Gold! Der Fluch, den ich floh, nicht flieht er nun mich Was ich liebe, muss ich verlassen, morden, wen je ich minne, trügend verraten, wer mir traut! Wotans Gebärde geht aus dem Ausdruck des furchtbarsten Schmerzes zu dem der Verzweiflung über Fahre denn hin, herrische Pracht, göttlichen Prunkes prahlende Schmach! Zusammenbreche, was ich gebaut! Auf geb ich mein Werk; nur eines will ich noch das Ende, das Ende! - Er hält sinnend ein Und für das Ende sorgt Alberich! Jetzt versteh ich den stummen Sinn des wilden Wortes der Wala "Wenn der Liebe finstrer Feind zürnend zeugt einen Sohn, der Sel gen Ende säumt dann nicht!" Vom Niblung jüngst vernahm ich die Mär , dass ein Weib der Zwerg bewältigt, des Gunst Gold ihm erzwang Des Hasses Frucht hegt eine Frau, des Neides Kraft kreisst ihr im Schoss das Wunder gelang dem Liebelosen; doch der in Lieb ich freite, den Freien erlang ich mir nicht. mit bitterem Grimm sich aufrichtend So nimm meinen Segen, Niblungen-Sohn! Was tief mich ekelt, dir geb ich s zum Erbe, der Gottheit nichtigen Glanz zernage ihn gierig dein Neid! BRÜNNHILDE erschrocken O sag , künde, was soll nun dein Kind? WOTAN bitter Fromm streite für Fricka; hüte ihr Eh und Eid! trocken Was sie erkor, das kiese auch ich was frommte mir eigner Wille? Einen Freien kann ich nicht wollen für Frickas Knechte kämpfe nun du! BRÜNNHILDE Weh ! Nimm reuig zurück das Wort! Du liebst Siegmund; dir zulieb , ich weiss es, schütz ich den Wälsung. WOTAN Fällen sollst du Siegmund, für Hunding erfechten den Sieg! Hüte dich wohl und halte dich stark, all deiner Kühnheit entbiete im Kampf ein Siegschwert schwingt Siegmund; - schwerlich fällt er dir feig! BRÜNNHILDE Den du zu lieben stets mich gelehrt, sehr warm der in hehrer Tugend dem Herzen dir teuer, gegen ihn zwingt mich nimmer dein zwiespältig Wort! WOTAN Ha, Freche du! Frevelst du mir? Wer bist du, als meines Willens blind wählende Kür? Da mit dir ich tagte, sank ich so tief, dass zum Schimpf der eignen Geschöpfe ich ward? Kennst du, Kind, meinen Zorn? Verzage dein Mut, wenn je zermalmend auf dich stürzte sein Strahl! In meinem Busen berg ich den Grimm, der in Grau n und Wust wirft eine Welt, die einst zur Lust mir gelacht wehe dem, den er trifft! Trauer schüf ihm sein Trotz! Drum rat ich dir, reize mich nicht! Besorge, was ich befahl Siegmund falle - Dies sei der Walküre Werk! er stürmt fort und verschwindet schnell links in Gebirge BRÜNNHILDE steht lange erschrocken und betäubt So sah ich Siegvater nie, sie starrt wild vor sich hin erzürnt ihn sonst wohl auch ein Zank! Sie neigt sich betrübt und nimmt ihre Waffen auf, mit denen sie sich wieder rüstet Schwer wiegt mir der Waffen Wucht - wenn nach Lust ich focht, wie waren sie leicht! Zu böser Schlacht schleich ich heut so bang. Sie sinnt vor sich hin und seufzt dann auf Weh , mein Wälsung! Im höchsten Leid muss dich treulos die Treue verlassen! Sie wendet sich langsam dem Hintergrunde zu DRITTE SZENE Sieglinde, Siegmund Auf dem Bergjoch angelangt, gewahrt Brünnhilde, in die Schlucht hinabblickend, Siegmund und Sieglinde; sie betrachtet die Nahenden einen Augenblick und wendet sich dann in die Höhle zu ihrem Ross, so dass sie dem Zuschauer gänzlich verschwindet. - Siegmund und Sieglinde erscheinen auf dem Bergjoche. Sieglinde schreitet hastig voraus; Siegmund sucht sie aufzuhalten SIEGMUND Raste nun hier; gönne dir Ruh ! SIEGLINDE Weiter! Weiter! SIEGMUND umfasst sie mit sanfter Gewalt Nicht weiter nun! Er schliesst sie fest an sich Verweile, süssestes Weib! Aus Wonne-Entzücken zucktest du auf, mit jäher Hast jagtest du fort kaum folgt ich der wilden Flucht; durch Wald und Flur, über Fels und Stein, sprachlos, schweigend sprangst du dahin, kein Ruf hielt dich zur Rast! Ruhe nun aus rede zu mir! Ende des Schweigens Angst! Sieh, dein Bruder hält seine Braut Siegmund ist dir Gesell ! Er hat sie unvermerkt nach dem Steinsitze geleitet SIEGLINDE blickt Siegmund mit wachsendem Entzücken in die Augen, dann umschlingt sie leidenschaftlich seinen Hals und verweilt so; dann fährt sie mit jähem Schreck auf Hinweg! Hinweg! Flieh die Entweihte! Unheilig umfängt dich ihr Arm; entehrt, geschändet schwand dieser Leib flieh die Leiche, lasse sie los! Der Wind mag sie verwehn, die ehrlos dem Edlen sich gab! Da er sie liebend umfing, da seligste Lust sie fand, da ganz sie minnte der Mann, der ganz ihre Minne geweckt vor der süssesten Wonne heiligster Weihe, die ganz ihr Sinn und Seele durchdrang, Grauen und Schauder ob grässlichster Schande musste mit Schreck die Schmähliche fassen, die je dem Manne gehorcht, der ohne Minne sie hielt! Lass die Verfluchte, lass sie dich fliehn! Verworfen bin ich, der Würde bar! Dir reinstem Manne muss ich entrinnen, dir Herrlichem darf ich nimmer gehören. Schande bring ich dem Bruder, Schmach dem freienden Freund! SIEGMUND Was je Schande dir schuf, das büsst nun des Frevlers Blut! Drum fliehe nicht weiter; harre des Feindes; hier soll er mir fallen wenn Notung ihm das Herz zernagt, Rache dann hast du erreicht! SIEGLINDE schrickt auf und lauscht Horch! Die Hörner, hörst du den Ruf? Ringsher tönt wütend Getös aus Wald und Gau gellt es herauf. Hunding erwachte aus hartem Schlaf! Sippen und Hunde ruft er zusammen; mutig gehetzt heult die Meute, wild bellt sie zum Himmel um der Ehe gebrochenen Eid! Sieglinde starrt wie wahnsinnig vor sich hin Wo bist du, Siegmund? Seh ich dich noch, brünstig geliebter, leuchtender Bruder? Deines Auges Stern lass noch einmal mir strahlen wehre dem Kuss des verworfnen Weibes nicht! - Sie hat sich ihm schluchzend an die Brust geworfen dann schrickt sie ängstlich wieder auf Horch! O horch! Das ist Hundings Horn! Seine Meute naht mit mächt ger Wehr kein Schwert frommt vor der Hunde Schwall wirf es fort, Siegmund! Siegmund - wo bist du? Ha dort! Ich sehe dich! Schrecklich Gesicht! Rüden fletschen die Zähne nach Fleisch; sie achten nicht deines edlen Blicks; bei den Füssen packt dich das feste Gebiss - du fällst - in Stücken zerstaucht das Schwert die Esche stürzt, es bricht der Stamm! Bruder! Mein Bruder! Siegmund - ha! - Sie sinkt ohnmächtig in Siegmunds Arme SIEGMUND Schwester! Geliebte! Er lauscht ihrem Atem und überzeugt sich, dass sie noch lebe. Er lässt sie an sich herabgleiten, so dass sie, als er sich selbst zum Sitze niederlässt, mit ihrem Haupt auf seinem Schoss zu ruhen kommt. In dieser Stellung verbleiben beide bis zum Schlusse des folgenden Auftrittes. Langes Schweigen, währenddessen Siegmund mit zärtlicher Sorge über Sieglinde sich hinneigt und mit einem langen Kusse ihr die Stirne küsst VIERTE SZENE Brünnhilde, Siegmund Brünnhilde, ihr Ross am Zaume geleitend, tritt aus der Höhle und schreitet langsam und feierlich nach vorne. Sie hält an und betrachtet Siegmund von fern. Sie schreitet wieder langsam vor. Sie hält in grösserer Nähe an. Sie trägt Schild und Speer in der einen Hand, lehnt sich mit der andern an den Hals des Rosses und betrachtet so mit ernster Miene Siegmund BRÜNNHILDE Siegmund! Sieh auf mich! Ich bin s, der bald du folgst. SIEGMUND richtet den Blick zu ihr auf Wer bist du, sag , die so schön und ernst mir erscheint? BRÜNNHILDE Nur Todgeweihten taugt mein Anblick; wer mich erschaut, der scheidet vom Lebenslicht. Auf der Walstatt allein erschein ich Edlen wer mich gewahrt, zur Wal kor ich ihn mir! SIEGMUND blickt ihr lange forschend und fest in das Auge, senkt dann sinnend das Haupt und wendet sich endlich mit feierlichem Ernste wieder zu ihr Der dir nun folgt, wohin führst du den Helden? BRÜNNHILDE Zu Walvater, der dich gewählt, führ ich dich nach Walhall folgst du mir. SIEGMUND In Walhalls Saal Walvater find ich allein? BRÜNNHILDE Gefallner Helden hehre Schar umfängt dich hold mit hoch-heiligem Gruss. SIEGMUND Fänd ich in Walhall Wälse, den eignen Vater? BRÜNNHILDE Den Vater findet der Wälsung dort. SIEGMUND Grüsst mich in Walhall froh eine Frau? BRÜNNHILDE Wunschmädchen walten dort hehr Wotans Tochter reicht dir traulich den Trank! SIEGMUND Hehr bist du, und heilig gewahr ich das Wotanskind doch eines sag mir, du Ew ge! Begleitet den Bruder die bräutliche Schwester? Umfängt Siegmund Sieglinde dort? BRÜNNHILDE Erdenluft muss sie noch atmen Sieglinde sieht Siegmund dort nicht! SIEGMUND neigt sich sanft über Sieglinde, küsst sie leise auf die Stirn und wendet sich ruhig wieder zu Brünnhilde So grüsse mir Walhall, grüsse mir Wotan, grüsse mir Wälse und alle Helden, grüss auch die holden Wunschesmädchen - sehr bestimmt zu ihnen folg ich dir nicht. BRÜNNHILDE Du sahest der Walküre sehrenden Blick mit ihr musst du nun ziehn! SIEGMUND Wo Sieglinde lebt in Lust und Leid, da will Siegmund auch säumen noch machte dein Blick nicht mich erbleichen vom Bleiben zwingt er mich nie. BRÜNNHILDE Solang du lebst, zwäng dich wohl nichts doch zwingt dich Toren der Tod ihn dir zu künden kam ich her. SIEGMUND Wo wäre der Held, dem heut ich fiel? BRÜNNHILDE Hunding fällt dich im Streit. SIEGMUND Mit Stärkrem drohe, als Hundings Streichen! Lauerst du hier lüstern auf Wal, jenen kiese zum Fang ich denk ihn zu fällen im Kampf! BRÜNNHILDE den Kopf schüttelnd Dir, Wälsung - höre mich wohl dir ward das Los gekiest. SIEGMUND Kennst du dies Schwert? Der mir es schuf, beschied mir Sieg deinem Drohen trotz ich mit ihm! BRÜNNHILDE mit stark erhobener Stimme Der dir es schuf, beschied dir jetzt Tod seine Tugend nimmt er dem Schwert! SIEGMUND heftig Schweig, und schrecke die Schlummernde nicht! Er beugt sich mit hervorbrechendem Schmerze zärtlich über Sieglinde Weh! Weh! Süssestes Weib! Du traurigste aller Getreuen! Gegen dich wütet in Waffen die Welt und ich, dem du einzig vertraut, für den du ihr einzig getrotzt, mit meinem Schutz nicht soll ich dich schirmen, die Kühne verraten im Kampf? Ha, Schande ihm, der das Schwert mir schuf, beschied er mir Schimpf für Sieg! Muss ich denn fallen, nicht fahr ich nach Walhall Hella halte mich fest! Er neigt sich tief zu Sieglinde BRÜNNHILDE erschüttert So wenig achtest du ewige Wonne? zögernd und zurückhaltend Alles wär dir das arme Weib, das müd und harmvoll matt von dem Schosse dir hängt? Nichts sonst hieltest du hehr? SIEGMUND bitter zu ihr aufblickend So jung und schön erschimmerst du mir doch wie kalt und hart erkennt dich mein Herz! Kannst du nur höhnen, so hebe dich fort, du arge, fühllose Maid! Doch musst du dich weiden an meinem Weh , mein Leiden letze dich denn; meine Not labe dein neidvolles Herz nur von Walhalls spröden Wonnen sprich du wahrlich mir nicht! BRÜNNHILDE Ich sehe die Not, die das Herz dir zernagt, ich fühle des Helden heiligen Harm - Siegmund, befiehl mir dein Weib mein Schutz umfange sie fest! SIEGMUND Kein andrer als ich soll die Reine lebend berühren verfiel ich dem Tod, die Betäubte töt ich zuvor! BRÜNNHILDE in wachsender Ergriffenheit Wälsung! Rasender! Hör meinen Rat befiehl mir dein Weib um des Pfandes willen, das wonnig von dir es empfing! SIEGMUND sein Schwert ziehend Dies Schwert, das dem Treuen ein Trugvoller schuf; dies Schwert, das feig vor dem Feind mich verrät frommt es nicht gegen den Feind, so fromm es denn wider den Freund! - Er zückt das Schwert auf Sieglinde Zwei Leben lachen dir hier nimm sie, Notung, neidischer Stahl! Nimm sie mit einem Streich! BRÜNNHILDE im heftigsten Sturme des Mitgefühls Halt ein Wälsung! Höre mein Wort! Sieglinde lebe - und Siegmund lebe mit ihr! Beschlossen ist s; das Schlachtlos wend ich dir, Siegmund, schaff ich Segen und Sieg! Man hört aus dem fernen Hintergrunde Hornrufe erschallen Hörst du den Ruf? Nun rüste dich, Held! Traue dem Schwert und schwing es getrost treu hält dir die Wehr, wie die Walküre treu dich schützt! Leb wohl, Siegmund, seligster Held! Auf der Walstatt seh ich dich wieder! Sie stürmt fort und verschwindet mit dem Rosse rechts in einer Seitenschlucht. Siegmund blickt ihr freudig und erhoben nach. Die Bühne hat sich allmählich verfinstert; schwere Gewitterwolken senken sich auf den Hintergrund herab und hüllen die Gebirgswände, die Schlucht und das erhöhte Bergjoch nach und nach gänzlich ein FÜNFTE SZENE Siegmund, Sieglinde, Hunding, Brünnhilde, Wotan SIEGMUND neigt sich wieder über Sieglinde, dem Atem lauschend Zauberfest bezähmt ein Schlaf der Holden Schmerz und Harm. Da die Walküre zu mir trat, schuf sie ihr den wonnigen Trost? Sollte die grimmige Wal nicht schrecken ein gramvolles Weib? Leblos scheint sie, die dennoch lebt der Traurigen kost ein lächelnder Traum. - Neue Hornrufe So schlummre nun fort, bis die Schlacht gekämpft, und Friede dich erfreu ! Er legt sie sanft auf den Steinsitz und küsst ihr zum Abschied die Stirne. Siegmund vernimmt Hundings Hornruf und bricht entschlossen auf Der dort mich ruft, rüste sich nun; was ihm gebührt, biet ich ihm Notung zahl ihm den Zoll! Er zieht das Schwert, eilt dem Hintergrunde zu und verschwindet, auf dem Joche angekommen, sogleich in finstrem Gewittergewölk, aus welchem alsbald Wetterleuchten aufblitzt SIEGLINDE beginnt sich träumend unruhiger zu bewegen Kehrte der Vater nur heim! Mit dem Knaben noch weilt er im Wald. Mutter! Mutter! Mir bangt der Mut nicht freund und friedlich scheinen die Fremden! Schwarze Dämpfe - schwüles Gedünst - feurige Lohe leckt schon nach uns - es brennt das Haus - zu Hilfe, Bruder! Siegmund! Siegmund! Sie springt auf. Starker Blitz und Donner Siegmund - Ha! Sie starrt in Angst um sich her fast die ganze Bühne ist in schwarze Gewitterwolken gehüllt, fortwährender Blitz und Donner. Der Hornruf Hundings ertönt in der Nähe HUNDINGS STIMME im Hintergrunde vom Bergjoche her Wehwalt! Wehwalt! Steh mir zum Streit, sollen dich Hunde nicht halten! SIEGMUNDS STIMME von weiter hinten her aus der Schlucht Wo birgst du dich, dass ich vorbei dir schoss? Steh , dass ich dich stelle! SIEGLINDE in furchtbarer Aufregung lauschend Hunding! Siegmund! Könnt ich sie sehen! HUNDING Hieher, du frevelnder Freier! Fricka fälle dich hier! SIEGMUND nun ebenfalls vom Joche her Noch wähnst du mich waffenlos, feiger Wicht? Drohst du mit Frauen, so ficht nun selber, sonst lässt dich Fricka im Stich! Denn sieh deines Hauses heimischem Stamm entzog ich zaglos das Schwert; seine Schneide schmecke jetzt du! Ein Blitz erhellt für einen Augenblick das Bergjoch, auf welchem jetzt Hunding und Siegmund kämpfend gewahrt werden SIEGLINDE mit höchster Kraft Haltet ein, ihr Männer! Mordet erst mich! Sie stürzt auf das Bergjoch zu, ein von rechts her über den Kämpfern ausbrechender, heller Schein blendet sie aber plötzlich so heftig, dass sie, wie erblindet, zur Seite schwankt. In dem Lichtglanze erscheint Brünnhilde über Siegmund schwebend und diesen mit dem Schilde deckend BRÜNNHILDE Triff ihn, Siegmund! traue dem Schwert! Als Siegmund soeben zu einem tödlichen Streiche gegen Hunding ausholt, bricht von links her ein glühend rötlicher Schein durch das Gewölk aus, in welchem Wotan erscheint, über Hunding stehend und seinen Speer Siegmund quer entgegenhaltend WOTAN Zurück vor dem Speer! In Stücken das Schwert! Brünnhilde weicht erschrocken vor Wotan mit dem Schilde zurück; Siegmunds Schwert zerspringt an dem vorgehaltenen Speere. Dem Unbewehrten stösst Hunding seinen Speer in die Brust. Siegmund stürzt tot zu Boden. Sieglinde, die seinen Todesseufzer gehört, sinkt mit einem Schrei wie leblos zusammen. Mit Siegmunds Fall ist zugleich von beiden Seiten der glänzende Schein verschwunden; dichte Finsternis ruht im Gewölk bis nach vorn in ihm wird Brünnhilde undeutlich sichtbar, wie sie in jäher Hast sich Sieglinden zuwendet BRÜNNHILDE Zu Ross, dass ich dich rette! Sie hebt Sieglinde schnell zu sich auf ihr der Seitenschlucht nahestehendes Ross und verschwindet sogleich mit ihr. - Alsbald zerteilt sich das Gewölk in der Mitte, so dass man deutlich Hunding gewahrt, der soeben seinen Speer dem gefallenen Siegmund aus der Brust zieht. - Wotan, von Gewölk umgeben, steht dahinter auf einem Felsen, an seinen Speer gelehnt und schmerzlich auf Siegmunds Leiche blickend WOTAN zu Hunding Geh hin, Knecht! Kniee vor Fricka meld ihr, dass Wotans Speer gerächt, was Spott ihr schuf. Geh ! - Geh ! Vor seinem verächtlichen Handwink sinkt Hunding tot zu Boden WOTAN plötzlich in furchtbarer Wut auffahrend Doch Brünnhilde! Weh der Verbrecherin! Furchtbar sei die Freche gestraft, erreicht mein Ross ihre Flucht! Er verschwindet mit Blitz und Donner. - Der Vorhang fällt schnell この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@wagnerianchan Wagner,Richard/Die Walküre/III+
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ヒルド 列伝 基本スペック 基本能力値 考察 コメント欄 列伝 長き生の中で暗黒魔法の道へ目覚めてしまったエルフ。 単純な魔力量ならば長老ドロテアをも凌ぐが、あまりに混沌の側へと傾倒してしまったため森を追われた。エルフでありながらアンデッドを召喚、使役、雇用できる。 内治 統率 外交 探索 信仰 0 0 2 6 5 台詞 雇用時 世界を混沌で満たすのよ。エアラ、ドア、ダン=ボー…… 退却時 もっと、もっと!! 撃破時 あ”あ”ッイイ! もっとぶって! 待機時 +... オラオラ! 略奪なら後からでもできッぞ! 勝手に戦列を離れたやつぁ死刑だッ! 奴らの金を、女をたっぷり手に入れろ! 別命あるまでキバでも研いでな! 早まるな! 魔神王に生贄に捧げてやろーか 暴れるのは戦い始めてからにしやがれ! 準備を怠るなよ! みだりに攻勢を開始するなよ! さー、やってやるわよ あいつら皆 ぶっ倒してやる! 敵はまだなの!? さっさとやっつけるわよ! 作戦通りに配置につきなさい ねぇ、まだなの? 早く始めなさいよ 前進時 +... 野郎ども、攻撃だ! 進め―ッ!! 進め! 進まねーと死刑だッ! 行けー、ブチ殺せーッ!! 奴らをミンチにしてやれ! 野郎共! 軍旗を掲げろ! 狼煙だ、狼煙をあげろ! 来た来た! 皆、出番だよ! 作戦通りやるよ 皆、ついてきて よーし、やるぞー! 吶喊するわ 援護を頼むわよ 私の作戦に従いなさい! GO! 軍旗を掲げて! さあ、いくわよ! 開戦よ! 互角時 +... ええい、何故蹴散らせん! 退いたらブチ殺すぞ! 本気でやれ、本気で! 負傷者!? さっさと後方へ搬送しろ! 畜生、予備兵力を投入だ! 伏撃部隊はどうした! 奴らの妻や娘は貴様らを待っているぞ んにゃろーッ! 戦術Aを防がれた… 隊形Bに移行! 負傷者は後送! ……死なせないでよ 応戦よ! 戦列を広げて! より多くの射線を通すわ! 援護を! まだまだよ! 優勢時 +... ザマあみろ! 奴ら浮足立ってやがるぜ! 取り囲んでブチ殺せ! オラオラ! 食い物と女まであと一息だぞ! 油断するんじゃねぇ! もう少しで勝てるぞ 進め! 止まる奴ぁ殺す! ヒャーハハハ! 追撃だ! 追撃しやがれ! 敵が崩れたわ! 罠か…あるいは 勝ってるわよ さあ、もう一息! 押し返せー! もうすぐ終わりそうか…… これだけの血が流れても、勝利の価値は… 掃討戦の準備よ ホント、疲れたぁ…… 劣勢時 +... 馬鹿野郎、退くんじゃねぇ!, 伝令を出せ! この兵力じゃもう持たねー! 畜生、なんだってこんな負け戦に…… ええい、くそぅ…… じょ、冗談じゃねぇ だーっ 持ち場に戻れーッ 仕方ねえ、退く準備を始めろ 野郎共、いつもの高言は如何しやがった! クッ、退くか…… それとも……! 戦場の勝敗なんて…… まだまだよ! 作戦Cに移行! 陣形を楔状に! 方位下から脱出するわ 死ぬもんか! 皆が、みんなが死んでいく…… クッ…… ウゥ、あたし、私…何のために 必殺技 +... イビルフラワー あなたも私の、混沌の一部にならない? 気持ちいいわよぉ~ 基本スペック 性別 女性 肩書き 闇に落ちたエルフ 種族 エルフ クラス エルフマージ 雇用種族 エルフ アンデッド 雇用クラス エルフマージ リッチ ワイトスケルトン ゾンビ マミー 竜牙兵 特殊雇用 無し 初期勢力 S1=放浪 S4=放浪 初期階級 S1=浪人 S4=浪人 旗揚げ時勢力名 闇の祭典 旗揚げ時雇用可兵科 エルフマージ リッチ ワイトスケルトン ゾンビ マミー 竜牙兵 初期レベル S1=5 S4=13 その他・備考欄 サマッドの森、キョールニルの森、メクレブルク、ヴェストバルトの範囲で放浪スケルトン、ゾンビ、マミーを一般雇用できるがエルフマージの上位雇用は不可 保有スキル 部下に付与可能なものは【付与】、必殺技は【必殺】で表示 LV 個人習得 クラス習得 初期 暗黒魔法A(基本系), 暗黒魔法B(召喚系),【付与】シャドウ,【付与】フィアー,【付与】アンデッド召喚 風魔法B(基本系), 精神魔法B(基本系) 15 【必殺】イビルフラワー 水魔法B(基本系), 天魔法B(基本系) 25 風魔法A(基本系), 水魔法A(基本系),精神魔法A(召喚系) リーダースキル MPアップ(40%) 魔力UP(25%) アシストスキル 無し 召喚スキル アンデッド召喚 魔獣召喚 基本能力値 HP 500 MP 140 攻撃 20 防御 20 魔力 100 魔抵抗 25 素早さ 40 技術 20 HP回復 0 MP回復 8 移動 80 移動タイプ 森林 召喚数 1 召喚レベル 20% exp_mul 126 耐性 斬撃 突撃 打撃 弓矢 火 水 風 地 天 暗黒 精神 解呪 神聖 -2 -2 0 -2 -2(-2) +2 +2 0(+3) 0 -2 +2 +5 0 毒 麻痺 幻覚 沈黙 混乱 石化 恐慌 即死 吸血 魔吸 ドレイン -2 -2 +2 +2 +2 0 -1 0 -2 +2 0 考察 全般 操作方法 オススメ陪臣・兵科・指揮官 敵対時対処法 コメント欄 名前 コメント
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ブリュガ ケルト神話の登場人物。 コノール王に従う戦士。 豪傑のブリュガと呼ばれる。
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わおんいくと【登録タグ 音わ 音源ライブラリ】 名前の読み:わおん いくと 中の人:だいだい 性別:男 種族:狼獣人 年齢:18歳(人間換算) 身長:170cm 体重 58kg 目の色・形:ブラウンっぽいオレンジ色、キリッとしてる 推奨音域:C3~C4が得意音域 音源の特徴:大人とも少年とも取れるような低音とハスキーボイスが特徴の音源、心地の良い低音がウリらしい。 誕生日:5月6日 イメージカラー:オレンジ 性格:明るく社交的で喜怒哀楽がハッキリしているが、変なとこで素直になれないいわゆるツンデレ。なんだかんだで性格は優しい。 持ち物と好物:羊羹 キャッチフレーズ:輪の如く響き調和する歌声。 ナンバリング:左肩にBV1910の刻印がある。 狼の姿をした獣人ライブラリ。 リンク 輪音イクト オフィシャルサイト 輪音イクト 配布場所 輪音イクトTwitter 使用ライブラリに「輪音イクト」を含む楽曲 renewal Sense of you 蝉声の日 脳内クロスフェード
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【元ネタ】Fate/EXTRA CCC 【CLASS】アルターエゴ 【マスター】BB 【真名】パッションリップ 【性別】女性 【身長・体重】156cm・1t 【属性】秩序・中庸 【ステータス】筋力A+ 耐久A 敏捷C 魔力B 幸運E 宝具C 【スキル】 気配遮断:A+ 姿を隠して行動するスキル。 アサシンのクラスが基本能力として持つスキルだが、 その性格からか、パッションリップも取得しているようだ。 その臆病さ、慎重さから優れた気配遮断を発揮するが、 巨大な爪が邪魔をしてすぐに発見されてしまう。 爪さえなければ優れたストーカーになっただろう。 余談ではあるが、誰も気づかなかっただけで早い段階から岸波白野を尾行し、 陰から監視・見守っていたとかなんとか。 被虐体質:A 集団戦闘において、敵の標的になる確率が増すスキル。 マイナススキルのように思われがちだが、強固な守りを持つサーヴァントが このスキルを持っていると優れた護衛役として機能する。 若干の防御値プラスも含まれる。 Aランクともなると更なる特殊効果が付き、攻撃側は攻めれば攻めるほど冷静さを欠き、 ついにはこのスキルを持つ者の事しか考えられなくなるという。 トラッシュ&クラッシュ:EX id_es(イデス)と呼ばれる、アルターエゴたちが生まれながらに持つ特殊能力。 スキル『怪力』から進化したチートスキル。 どれほど巨大な容量であろうと“手に包んでしまえるもの”なら何であれその爪で潰し、 圧縮する事ができる。 圧縮されたものは五センチ四方のキューブとなるが、その質量は圧縮前の十分の一ほどしか 軽量化できない。 圧縮したものは、以後ダストデータとして扱われる。 圧縮できるものはリップの手より小さいものだけ―――ではなく、彼女の視点上において “手に収まるもの”なら対象として扱われてしまう。 たとえば、対象が『アリーナ』といった巨大構造体(メガストラクチャ)であった場合、 アリーナを一望できる場所にいれば条件は成立してしまう。 遥か遠方の、小さく一望できるアリーナに手をかざし、その手の上にアリーナの全体像が すっぽりと収まった時点でリップは『捉えた』と認識し、圧縮を可能とする。 遠近法を無視した平面的な物理干渉だが、さすがに大きなものほど圧縮には時間がかかるようだ。 【宝具】 『死がふたりを分断つまで(ブリュンヒルデ・ロマンシア)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 BBがアルターエゴに与えた宝具。 対象への愛情が深ければ深いほど、命中精度とダメージ数値を増していく宝具。 たとえそれが一方通行のものであったとしても、愛した相手は決して逃さない。 材料になったサーヴァントは『ヴォルスンガ・サガ』に登場するワルキューレ、ブリュンヒルデ。 自分を裏切り、その名誉を傷つけた夫シグルズへの復讐のために振るわれた愛憎の槍。 厳密には、槍そのものではなく、ブリュンヒルデのシグルズに対する深い愛情と憎悪が 槍の形を取ったもの。 『ヴォルスンガ・サガ』において、恐れを知らぬ英雄シグルズ(ジークフリート)は、 炎に囲まれて眠るブリュンヒルデを妻とする。 しかしその後、シグルズは彼女を裏切り、義兄弟の妻として差し出してしまった。 ブリュンヒルデは当初、シグルズが記憶を失う酒を飲まされたためと考え、 運命だから仕方がないとそれを受け入れた。 だが、後に実際にはその時、シグルズはすでに記憶を取り戻していた事を彼女は知ってしまう。 結果としてブリュンヒルデは、この世で最愛の夫を陰謀の末に殺害し、 自らもまた己の命を絶ってその後を追ったという。 【キーワード】 『ブレストバレー』 単なるトラッシュボックス。 不必要なデータファイルを一時的に収納し、保管する機能。 ごみ箱とも。 パッションリップの場合、そのアイコンがなぜか胸の中心に設定されている。 端的に言ってしまえば、ゴミならいくらでもため込める虚数空間ポケット。 パッションリップが潰したダストデータであるなら、どんな容量であろうと無限に収納できる。 矛盾しているが、リップ本人のメモリ量を越えるモノすらこの谷に棄てる事ができるようだ。 一見すると便利な機能に見えるが、ダストデータは元のカタチには戻らないため、 まったくもって無意味な機能。 パッションリップは感情を内に溜め込み、自壊/自傷するタイプの少女像である事から、 このような特殊構造を獲得したと思われる。 『複合神性』 アルターエゴは英霊複合体として創造されたハイ・サーヴァントである。 BBはムーンセルのサーヴァントアーカイブにアクセスし、 その中からエゴと適合する女神を選び、データを再現。 アルターエゴを女神の複合体として成立させた。 パッションリップに組みこまれた女神は三体。 一神目はインドにおける美の女神パールヴァティー。 盲目的に、そして献身的に夫である破壊神シヴァを愛した女神である。 二神目は戦いの女神ドゥルガー。 パールヴァティーの側面とされるドゥルガーは、十本の神授の武器を持っている。 パッションリップの巨大な爪はその十の剣を具現化したもの。 三神目は北欧の戦いの女神ブリュンヒルト。 恋した勇者と結ばれず、哀しみから破滅を呼んだ女王。 ワーグナーの楽劇においてはブリュンヒルデとされ、 死者の魂を天界に送る戦乙女(ワルキューレ)として登場する。 言うまでもなく、こちらの顛末も愛に絶望し、愛する者をその手にかける悲劇だった。
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登録日:2012/03/05(月) 23 38 36 更新日:2023/10/14 Sat 07 30 17NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 はじまりの大地 ダンディ ダンディーニヒル ダンヒル ニヒル ラスボス 牧場物語 諸悪の根源 黒幕 牧場物語 はじまりの大地の登場キャラ。 父親から成人祝いとして譲られた牧場に向かう主人公が最初に出会う人物。 主人公の父とは友人で、手紙で牧場のことについて連絡しあっていたらしい。 【人物】 初老のダンディーニヒルなナイスミドル。 寂れつつある町を憂いており、若者である主人公が移住してくれるのを喜んでいる。 荒れ放題だった牧場を可能な範囲で整備してくれ、町の復興に燃えているいい人。 若い頃は各地を転々としつつ牧場や農家など様々な仕事につき、趣味も多彩。 コーヒーや紅茶が好き。 嫌いな物は魚料理。 特に嫌いな物は フィッシュパイ と判明。 さあ牧場主の皆はフィッシュパイをダンヒルに投げ付けるんだ。 面倒見の良さと町の復興に燃える姿勢でゲーム開始時のプレイヤーからは概ね好感を抱かれるが、徐々に高い壁として立ちはだかり実質的なラスボスと化す。 最近は町エディットで未開の左エリアに単身追いやられ、家を3重のバリケードで囲まれる等の嫌がらせを日々されている。 まぁワープで脱出しやがるけど。 …で、彼の一体何が問題なのかと言うと、 一休さんの将軍様みたいな無理難題を度々課してくるのである。 あちらは「なんとしても一休さんをギャフンと言わせたい!」という明確な意図があるが、ダンヒルはあくまでも善意でやらせようとするので余計に印象と始末が悪くなってる感がある。 【ウキウキ町作りプラン】 一年目春の月25日に町エディットが可能になり、それによってダンヒルが提案してくる復興プロジェクト。 大まかに言うと新規住人を迎え入れる為の家屋建築や、町を有名にする為各種イベントの実施等。 全5段階で中にはレア素材やら季節限定素材のせいで鬼畜難易度なものが混ざっており、何も知らずに進めると数ヶ月ほど棒に振ることも。 【要注意プラン例】 ※ネタバレっちゃネタバレ、依頼内容は意訳 蜂蜜10個納品 この地方の蜂蜜が人気だからとりあえず10個納品してくれ。 作り方わからないから方法は任せる。 →必要素材の蜂の巣は春 秋のみ収集可、殆どのプレイヤーはこの時点では夏だから蜂の巣キープしてないと手も足も出ない。 蜂蜜自体も晴れの日しか蜂が働かないから10日で1個くらいの生成ペース。 ガーデニングツアー3回開催 名物として毎月11日にガーデニングツアーを開こう。 セッティングは一任するが、見返りとして見物料は全額自由にしてくれ。 →成功に収めるレベルまで持って行くと完全赤字です。 低評価の場合、リアルで言われたら欝になりかねない程グチグチとダメ出しされ一銭も得られなかったり。 プラン達成要件は参加なので失敗でもいいが、最低でも3ヶ月を要する長丁場。 宿屋建築 →物語冒頭で出ていったキャラを連れ戻す。 おい、こいつが元々営業に使っていた建物はどうしたんだ。 材料の銀は基本的に鉱山解放しないと収集不可、しかも銀は各種道具や家具強化に大量に必要。 セーブ ロードでもしないと数ヶ月かかることも。 他にも小枝65個要求や季節限定作物納品など膨大な時間がかかるプラン盛り沢山。 牧場物語というゲームのシステム的にゆるーく進めるのも良いのだが嫁 婿候補に早く逢いたい場合は殺意すら湧きかねない。 とくに婿候補は中盤まで時報と姫君(笑)の2択だし。 まぁこの2人もネタ具合やデレてくると悪いキャラでもないのだが。 また、プラン達成後はダンヒルが主人公宅を訪れるのだが、 プラン達成とイベントフラグは大抵セットなので早朝に何度も叩き起こされるというカオス状況になることも。 新しい住人の紹介 プラン達成のお礼 新プランの提示 新しい施設解放の報告 新しい祭りの開催 コロポックルの楽譜探し というように、ダンヒル以外のキャラも混ざっているが数分に渡ってプレイヤーにはAボタンを押すしかない状況に追い込まれる。 因みにダンヒルの友好度を高めていくと目覚まし時計(仮眠で時間を進める)が貰えるので、僻地に幽閉する前にこれだけは貰っておこう。 一年目春25日までは長い長いチュートリアルでやることが少ないが、できればこの間に小枝 蜂と蜂の巣収集・ダンヒルの友好度上げをこなしておくと吉。 【ウキウキアニwikiプラン1】 1、項目1000個の作成 2、自分の建てた項目が50回追記・修正される 3、自分の建てた項目の掲示板に50レス 4、「秀逸な項目」タグを追加される 5、全消しからの復旧 これからも アニヲタwikiを盛り上げる為 頑張ってくれ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 地道にやってて無事に結婚できたけど、今思えばダンヒルって・・・ -- 名無しさん (2015-10-19 23 55 53) 牧場物語というほのぼの系のタイトルからは想像もつかない物騒なタグに草 -- 名無しさん (2016-05-10 16 18 00) ↑コロステはオープニングでトーマスを○せるし、多少はね? -- 名無しさん (2016-08-11 04 12 49) タグ検索かけるとショッカーとかデスタムーアに紛れてコイツがいるのいつ見ても笑える -- 名無しさん (2018-02-02 15 31 02) オリーブタウンだけだと少し変わった気のいいおじ様ってイメージだったけど、原作はそんな無茶苦茶なのかw -- 名無しさん (2021-06-30 19 29 52) 熱意があって一見好人物のようだが、そのために若者を酷使することに何ら罪悪感を覚えないというリアルな老害ムーブ -- 名無しさん (2023-05-24 08 56 39) 名前 コメント
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【元ネタ】Fate/EXTRA CCC 【CLASS】アルターエゴ M 【マスター】BB 【真名】パッションリップ 【性別】女性 【身長・体重】156cm・1t 【属性】秩序・中庸 【ステータス】筋力A+ 耐久A 敏捷C 魔力B 幸運E 宝具C 【クラス別スキル】 トラッシュ&クラッシュ:EX id_es(イデス)と呼ばれる、アルターエゴたちが生まれながらに持つ特殊能力。 スキル『怪力』から進化したチートスキル。 どれほど巨大な容量であろうと“手に包んでしまえるもの”なら何であれその爪で潰し、 圧縮する事ができる。 圧縮されたものは五センチ四方のキューブとなるが、その質量は圧縮前の十分の一ほどしか 軽量化できない。 圧縮したものは、以後ダストデータとして扱われる。 圧縮できるものはリップの手より小さいものだけ―――ではなく、彼女の視点上において “手に収まるもの”なら対象として扱われてしまう。 たとえば、対象が『アリーナ』といった巨大構造体(メガストラクチャ)であった場合、 アリーナを一望できる場所にいれば条件は成立してしまう。 遥か遠方の、小さく一望できるアリーナに手をかざし、その手の上にアリーナの全体像が すっぽりと収まった時点でリップは『捉えた』と認識し、圧縮を可能とする。 遠近法を無視した平面的な物理干渉だが、さすがに大きなものほど圧縮には時間がかかるようだ。 【固有スキル】 気配遮断:A+ 姿を隠して行動するスキル。 アサシンのクラスが基本能力として持つスキルだが、 その性格からか、パッションリップも取得しているようだ。 その臆病さ、慎重さから優れた気配遮断を発揮するが、 巨大な爪が邪魔をしてすぐに発見されてしまう。 爪さえなければ優れたストーカーになっただろう。 余談ではあるが、誰も気づかなかっただけで早い段階から岸波白野を尾行し、 陰から監視・見守っていたとかなんとか。 被虐体質:A 集団戦闘において、敵の標的になる確率が増すスキル。 マイナススキルのように思われがちだが、強固な守りを持つサーヴァントが このスキルを持っていると優れた護衛役として機能する。 若干の防御値プラスも含まれる。 Aランクともなると更なる特殊効果が付き、攻撃側は攻めれば攻めるほど冷静さを欠き、 ついにはこのスキルを持つ者の事しか考えられなくなるという。 【宝具】 『死がふたりを分断つまで(ブリュンヒルデ・ロマンシア)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 BBがアルターエゴに与えた宝具。 対象への愛情が深ければ深いほど、命中精度とダメージ数値を増していく宝具。 たとえそれが一方通行のものであったとしても、愛した相手は決して逃さない。 材料になったサーヴァントは『ヴォルスンガ・サガ』に登場するワルキューレ、ブリュンヒルデ。 自分を裏切り、その名誉を傷つけた夫シグルズへの復讐のために振るわれた愛憎の槍。 厳密には、槍そのものではなく、ブリュンヒルデのシグルズに対する深い愛情と憎悪が 槍の形を取ったもの。 『ヴォルスンガ・サガ』において、恐れを知らぬ英雄シグルズ(ジークフリート)は、 炎に囲まれて眠るブリュンヒルデを妻とする。 しかしその後、シグルズは彼女を裏切り、義兄弟の妻として差し出してしまった。 ブリュンヒルデは当初、シグルズが記憶を失う酒を飲まされたためと考え、 運命だから仕方がないとそれを受け入れた。 だが、後に実際にはその時、シグルズはすでに記憶を取り戻していた事を彼女は知ってしまう。 結果としてブリュンヒルデは、この世で最愛の夫を陰謀の末に殺害し、 自らもまた己の命を絶ってその後を追ったという。
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GOD OF JINGI 名称 部位 画像 スロット 効果 交換 真・メギンギョルド 2629.gif アクセサリー 1 Str + 500Agi + 500Mdef + 10 お袋1Gコイン 5枚メギンギョルド 2個神器強化コイン 1枚 真・ドラウプニル 7435.gif アクセサリー 1 Dex + 500Luk + 500Mdef + 10 お袋1Gコイン 5枚ドラウプニル 2個神器強化コイン 1枚 真・ブリーシンガメン 2630.gif アクセサリー 1 Vit + 500Int + 500Mdef + 10 お袋1Gコイン 5枚ブリーシンガメン 2個神器強化コイン 1枚 真・スレイプニール 2410.gif 靴 1 Mdef + 15AGI+500MaxHP + 30%MaxSP + 30%SP回復力 + 40%無限移動ヘイスト(重複)精錬不可&破壊不可 お袋1Gコイン 5枚スレイプニール 2個神器強化コイン 1枚 真・アスプリカ 2541.gif 肩 1 全ての属性物理攻撃に対する耐性+30%Flee + 500Mdef + 7スキル[テレポート] Lv1使用可能精錬不可&破壊不可 お袋1Gコイン 5枚アスプリカ 2個神器強化コイン 1枚 真・ブリュンヒルデ 2383.gif 鎧 1 HP + 30%SP + 10%Atk + 30%Matk + 30%Mdef + 15絶対にノックバックしない絶対に武器が壊れない精錬不可&破壊不可 お袋1Gコイン 5枚ブリュンヒルデ 2個神器強化コイン 1枚 真・ニーベルングの指輪 アクセサリー(右) 2 Atk + 5%Matk + 5%Mdef + 10物理攻撃耐性 + 10%魔法攻撃耐性 + 10%MISC攻撃耐性 + 20% お袋1Gコイン 5枚ニーベルングの指輪 2個神器強化コイン 1枚
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ギャシャール=エイフ 元ララモ党の戦絶議員(したっぱ)のぎゃしゃ。“名も亡き者”という暗殺部隊に所属していたが任務失敗を理由にラクトロンと一緒に粛清されそうになる。それを助けたのが、ルアルネ傭兵団のギィーラだった。以後ルアルネの元に身を寄せることになる。 中性的な顔立ちを持つ物静か女性で、ラクトロンに長い間男性だと勘違いされていた(一人称が「僕」、二人称が「君」)。 平和に対する理想を持っているが、ララモ党の現状を知り、いままでその事に気づかなかった事を自己嫌悪している。 暗殺部隊出身のため運動神経はよく、常人より優れた五感を持つ。縄抜けや暗器などの特技を持つ。 性格は無愛想であり、人見知りが激しい。敵対するものに対して辛辣な態度を取る事もあり、毒舌となる。 自分の性格を悟られない為に、その言葉には強弱をつけず、敢えてその場に合わないセリフを発する事もある。 肉体的にはともかく、メンタル面ではナイーブなところがあり、ララモ党とコンヴァニア財団が共同で行っていた非道な人体実験のことを知り、涙を流した。 それでも過去に属していたララモ党を捨て切れておらず、苦悩することも多い。 人見知りがある物の、仲間意識を持つものに対しては世話を焼いて、影で仲間をサポートするなど、仲間想いではある。 怒らせるとかなり怖く、ラクトロンは絶対に彼女だけは怒らせないようと自分の中で誓ったほどである。 “名も亡き者”の隊長であるヴェサリスとは因縁がある。 現在年齢は19歳