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ヘビーガン 初登場:2023年10月 イベントガシャ 紫属性 レアリティ:R 重装 地形適性 地上 宇宙 水中 ○ ○ △ EXスキル 対象範囲 効果時間 種別 1凸 2凸 3凸 4凸 完凸 ターゲット1機 - ダメージ 641% 755% 841% 908% 961% 自身 20秒 回避率上昇 12% 14% 16% 17% 18% 自身 20秒 ガード率上昇 12% 14% 16% 17% 18% 機体スキル 対象範囲 発動 効果時間 種別 倍率効果量 重複時最大倍率 自身 - - ビームダメージ上昇 11% - 自身 - - ビーム被ダメージ減少 11% - 自身 - - 実弾被ダメージ減少 11% - 自身 - - 命中率上昇 8% - 自身 - - 回避率上昇 8% - 自身 - - ガード率上昇 8% - 武装 種別 属性 射程 Hit数 軌道 減衰 主兵装 射撃 ビーム 中距離 3 修正 なし 副兵装 近接 ビーム 近距離 1 - - 第3兵装 射撃 ビーム 中距離 3 修正 なし ムーブ:第3兵装→主兵装 セッティング EX最適セッティングについてはこちら 主兵装 副兵装 第3兵装 最適 Lv10 Lv9 超 Lv38 Lv38 評価・コメント パイロット(工事中) 現在、暫定的に公式サイトアルテマへのリンクを表示しております。 ビルギット・ピリヨ
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RX-78XX ガンダム・ピクシー 相剋の軌跡 / エクステンションブースター UNIT U-159 青 1-3-2 C 速攻 地球 [3][0][3] 珍しいコモンのガンダム。 初心者同士の対戦なら速攻が意外といい仕事をしてくれるが、使っているうちに敵軍効果で簡単に除去されてしまうこと、サイズで圧倒できれば脅威ではなくなることが分かってくる。速攻がどのようなときに意味があるかを教えてくれるカードと言えよう。 ブースタードラフトではかなり強いユニット。速攻がある時点で十分強いのだが、それに加えて指定国力も低く、地形適性の偏りによって戦闘力も高い。水を相手が持つと多少苦戦するが、うまくキャラクターをセットしてサイズでも勝負できるようにしたい。
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RVN型 ブラックローバー 種類:メダロットカード レアリティ:2 コスト:2 装甲:10 (緑) 威力:- 速度:79 タイプ:特殊 【補充妨害】 メダロット1体を指定し、そのメダロットが破壊された場合、次ターンまで配置をできなくする。 移動可能方向 収録:第1弾 パーツ名 H:コベッター R:グリード L:クレーバー F:デュアルウォーク カード評価 関連カード コメント 名前 コメント
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登録日:2016/05/16 Mon 19 25 22 更新日:2023/04/23 Sun 07 01 24NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 1991年 PS2 SS STG TAITO Yack. アーケードゲーム ゲーム サガフロの人じゃないよ シューティング セガサターン タイトー ハードSF バッドエンディング? ブラックフライ プロジェクト・ガンフロンティア マニア向け メタルブラック 仙波隆綱 名曲揃い 地球割り 最終平和兵器 横STG 殿堂入りSTG 渡部恭久 演出系STG 記念碑的作品 最終平和兵器。 戦闘準備完了。僕らは、もう、引き返せない。 ■PROJECT GUN FRONTIER 2 『METAL BLACK』はタイトーが1991年9月から販売を開始したアーケード用横スクロールシューティングゲーム(横STG)。通称メタブラ。 元アニメーターである仙波隆綱が率いた「プロジェクト・ガンフロンティア」の二作目だが、第一作の『ガンフロンティア』との繋がりは一切ない。 美麗なグラフィックと、お抱えの音楽集団ZUNTATAによる名BGMを組み合わせた演出に定評があるタイトーのSTGだが、 本作はタイトーSTGの路線そのものを「演出系」として確立させた作品として評価されている。 完全にマニア向けに突っ込んだその作風は、インカムを度外視してアート作品を仕上げたようにも思える。 その評価 インカム面では同年にコナミがリリースした、明るくノリが良くてわかりやすい作風の『XEXEX』の後塵を拝する。 「STGとしてはぶっちゃけ凡庸じゃね」「演出過多、ゲームの癖が強すぎ」という批判もあり、大ヒットとはいかなかった。 仙波氏によると「営業部からは販売時期的対抗機種となったK社STG(多分『XEXEX』)と同数が販売展開した報告を受けたものの、実際にはK社STGを複数稼働させる店の方が多かったらしい」とのこと。 しかし、『ダライアスII』におけるハードSF路線の設定と『ガンフロ』における気合の入った演出を融合させ、更に進化させたその作風は、シューター達に衝撃を与えるには十分なものだった。徹底的にハードに仕上げられた『メタブラ』はコアゲーマー、即ちほぼ全てのシューター間で次第にカルト的に評価されていく。 『XEXEX』は『ゼクセクス』で、グラディウスシリーズの長所を受け継ぎながらオタク向けに舵を切り、硬派な連中からは受けが悪かったために、『XEXEX』ファンの中には「メタブラがいなければもっと人気が出たのに」と悔しがる者もいるとか。 「印象的な演出が連続するアドバタイズデモから一面ボーナス終了までがこのゲームの6~7割」とかいうネタ交じりの絶賛(?)もある。 ZUNTATA所属の渡部恭久(Yack.)による音楽の評価も高い。 リリカルでメロディアス、繊細な旋律の音楽は、それまでの「STGといえば元気でノリの良い曲」という固定観念を完全に打ち砕いた。 特に一面曲の「Born to be Free」は、2chゲーム音楽板の「みんなで決める【アーケードゲーム音楽】ベスト100」7位、「みんなで決めるシューティングゲーム音楽BEST100」1位に輝いている。ちなみに2017年のツイッターZUNTATA曲投票では、2500超のZUNTATA全曲中6位入賞。 1992年のゲーメスト大賞ではベストVGM賞2位、ベストシューティング賞3位、ベスト演出賞2位に輝いた。 演出賞以外の全部門で『XEXEX』に負けたことは言うな 業界においても、『メタブラ』は多くの影響を与えた。『レイフォース』や『ダライアス外伝』がああなったのも本作の影響である。 タイトーの路線変更に反発して辞めていった『Gダライアス』の開発チームが起こした会社・グレフは、本作の遺伝子を引き継いだゲームを幾つか制作している。というかグレフ社長の丸山博幸は冗談抜きで「メタブラに人生を狂わされた男」と言っていいかもしれない。 同人弾幕STG『東方Project』の作者・ZUNも多大な影響を受けたことをインタビューで語っており、実際に作品中でも多数のオマージュを行っている。 STG史を語る上では外すことのできない一作と言えよう。 小規模なチーム、外注並の低予算でも、STGを安定して開発出来る環境の整備を考えた「プロジェクト・ガンフロンティア」。 『メタブラ』の製作期間は7か月(『ガンフロ』から4か月短縮。当初は3か月で作れと言われていた)しかなかったが、予算と人員は少しだけ増やしてもらうことができ、仙波氏としては楽しく仕事が出来たらしい。 ただ、タイトー上層部的にはなんやかんやあったようで、結局仙波氏のプランは社に根付くことなく、本作を持ってプロジェクトGFは解散となった。 この中途半端に成功してしまったプロジェクトGFの末路が、その後タイトーが没落路線に行くことを暗に示している気もしないでもない……。 かつて存在していた仙波氏のサイトには、アーケードゲーム全盛期だったころのゲームクリエイターの過酷なる実情が(細部をぼかされながらも)記されている。 ゲーム本編とはあまり関係ないところだが、アニヲタ・ゲーヲタにとっては一見の価値ありの興味深い資料なので是非閲覧してほしい。 (*1) ストーリー 西暦2042年。伴星ネメシスによってオールトの雲が2600万年ぶりに刺激され、彗星群が発生。 核ミサイルによる彗星群迎撃計画「星の嵐作戦」により、地球への彗星落着は阻止されたものの、アステロイド帯に突っ込んだ彗星の1つが数十万個の隕石雨を生み出してしまう。その数たるや、全ての核ミサイルを使用しても到底対処しきれるものではなかった。 大陸に落ちる隕石は「最低限」の迎撃に留まり、人類滅亡こそ免れたものの、海は干上がり、雨も止み、地球は生態系が崩壊した赤い星となってしまった。 更に時を同じくして、正体不明の侵略者「ネメシス」が出現し、人類に攻撃を開始する。 地球の文明機器と融合し、圧倒的火力のビーム兵器を用いる奴らの前に地球軍は各地で敗退、人類は滅亡を待つのみだった。 抵抗は水面下で続いていた。科学者たちはネメシスのエネルギー源となる物質を「NEWALONE」と称し、解析に成功したのだ。 軍はこれを利用した対抗兵器「CF-345 ブラックフライ」を開発。そして量産した2万機のブラックフライによる大反攻作戦計画「メタルブラック (METAL BLACK)」を推進する。 しかし、政府は唐突にネメシスに対する停戦和平協定を結ぶ。 被害の拡大を恐れ、妥協という名の平和に逃げた政府の手でメタルブラック計画は永久凍結され、ブラックフライも封印された。 西暦2052年6月22日。地球は静寂の時を迎えようとしていた。 そんな中、メタルブラック・テストパイロットの1人であったジョン・フォードは、基地の地下30階に封印されたブラックフライを強奪。 全てを敵に回し、単身でネメシス本拠地があると言われる木星へ飛び立っていったのだった―― 設定 97年発売のアレンジサウンドトラック『METAL BLACK -The First-』のブックレットには詳細(すぎる)設定が記載されている。 ……のだが、同じ文章が二重に掲載される致命的な誤植が存在し、設定の一部は完全に闇に葬られてしまった。 量が多すぎてとても書き切れないので、気になった人はウィキペディアやファンサイトを参照してほしい。 ◆ネメシス ブックレットに意味が3つも記載されている。 1.彗星群の原因になった恒星 2.軍による敵の呼称 3.敵の本拠地とされる木星軌道上の彗星核 ◆ネメシス仮説と伴星ネメシス 1980年代に論文発表された実在する仮説。周期的な大量全滅の原因として、太陽系にもう1つの恒星を仮定。 その重力が2600万年周期でオールトの雲を刺激して彗星群を発生させるのではないかというもの。 ちなみに伴星とは、連星になっている天体の暗い方のこと。 ◆ネメシスの敵 隕石雨落下後に出現した知的異星人……? NEWALONEをエネルギーに使っていること以外、特別なテクノロジーは保有していないが、地球文明の機器と融合して自己強化していく能力を持つ。 一方で、妙に兵器同士の近距離戦を好んだり、わざわざ敵戦力が厚いところに突っ込んだりと、謎の行動を見せる。 そのくせ地球政府との和平に応じるなど、知能があるのかないのかよくわからない。 ◆NEWALONE 「不慣れな孤独、ニューアローン」。愛称として「ニューロン」とも呼ばれる。 隕石雨落着後から大気圏内と宇宙空間で観測され始めた物質。他の「NEWALONE」を探し求めるように密集と拡散を繰り返す性質がある。 ◆メタルブラック計画 the Military Enforce Totalwar for Absolute Liberty (完全なる自由のための軍事的総力戦): Beam Lesson Aircraft Carrier (作戦遂行のために必要なビーム兵器・パイロットの育成・戦闘機・母艦の開発): Kill off (今作戦の最終目的、敵の殲滅) 量産化されたブラックフライ2万機と空母編隊を中心とした反攻計画。無理やりな当て字だがカッコいいので問題はない。 ◆CF-345ブラックフライ “CF”はネメシスの技術を利用したことを表す「Copy Fighter」の略。 空間に漂うNEWALONEと水素原子を取り込み、半永久的に戦闘が可能な超高性能戦闘機。 全長24.02 m、全幅15.29 m、全高3.62 m、総重量45,160 kg。 武装はIRG-00重金属粒子砲一門と、20mm化学レーザー砲。補助武装としてSAAM-90E ピラニアミサイル112発を搭載する。 その形状はとにかく「適当」、下手をすれば「醜悪」。 「とりあえず重粒子砲にコクピットと推進器つけてカバーで覆いました」と言わんばかりで、その醜さ故に「黒蝿」と揶揄される。 大気圏離脱用のブースターをつけると更に不恰好に。この歪なデザインも本作のテーマを如実に示している。 なお正式な型番は自機である試作機は"CF-345TD"、量産型は"CF-345IS"であるがゲーム中では自機は小さく判別しにくく、量産型はバッドエンドしか登場せず 一見違いはないように見えるが、後年フィギュア化され機体後部のエンジン回りが大きく異なっている。 このフィギュアシリーズでは自機・量産型のみならず大気圏離脱用ブースターを付けた自機のブラックフライも立体化されている。 ダミーストーリー 宇宙海賊ワイルドリザードに蹂躙された地球、 反撃の手段は妥協の平和によって永久に封印された。 地球が死にかけていたまさにその時、今一度の反撃のため、 最終平和兵器「メタルブラック」が闇を解き放ち蘇った! ゲーム雑誌やセガサターン移植版の取説に記載されているこのストーリーは、実は真っ赤なウソ。 「ハードSF路線は保守的な社の上層部や今の業界にはウケない」と判断した仙波氏が、上層部を騙して開発許可を取るために用意したプレゼン用シナリオなのだ。 『ガンフロ』の敵役だったワイルドリザードを出して、あたかも『ガンフロ』の流れを汲むような活劇系だと思わせている。 ちなみに実際のゲーム中のデモは全て英語だが、これもプレゼンと違うことをパッと見で分からなくするため。 だが、広報を通じて外部に流出し報道されてしまったばかりか、何故か移植版取説にもこっちが記載されるという本末転倒な事態になってしまった。 後年、ゲーメストが仙波氏に正しいストーリーに基づいた漫画化を打診し、コミックゲーメスト紙上にて連載されたが、人気が振るわず打ち切られた。 仙波氏の画風がかなりリアルな劇画だったことも影響しているのかもしれない。一説にはタイトー側に話を通していなかったため、とも。 ゲーム内容 独特なシステム 8方向レバーと2つのボタンでブラックフライを操作する。自機の移動スピードは固定。 メインショットは標準で連射機能を備えているが、ショットボタンを押し続けると砲身冷却のために連射速度が低下するため、最大火力を出すなら連打する必要がある。お察しの通り連射機能搭載の筐体では常時フルパワー状態。 弾は真正面にしか飛ばず拡散もしないが、自機の上下部分には僅かな当たり判定が生じている。 パワーアップアイテムは存在せず、代わりに画面外からふよふよ飛んでくるNEWALONEを取得する。 NEWALONE蓄積によって自機のビームレベルが6段階刻みで上昇し、メインショットの威力が変動する。 ビームレベルは難易度ランクの上昇にもつながっており、レベル3が自機の火力と敵の耐久力の兼ね合いで最も易しくなる。 ただし、レベル上昇に従ってショットの当たり判定も大きくなる。高レベル状態では自機の殆ど後方まで覆うようになり、これを使った「腹撃ち」が生死を分ける状況も多い。 ビーム解放ボタンを押すと、レベルに応じた持続時間中、高威力な収束ビームを放つ。 一度発砲するとビームレベルがゼロに戻るまで解除できない=暴発させるとビームレベルがチャラになるため、細心の注意を払うこと。 MAXレベルでは画面全体に攻撃判定のある拡散ビーム(要は無敵時間のないボム)が炸裂するが、ボタンを押しっぱなしすると長時間持続する収束ビームを放てる。 解放ボタンにまで連射機能をつけている筐体には注意。収束ビームがどうやっても撃てない。 各ROUND(ステージ)終点のボス戦では、ボスも画面上のNEWALONEを吸収、蓄積具合に応じて強力な攻撃を繰り出してくる。 定期的にMAXビームを放ってくるが、ここで自機のMAXビームをぶつけるとビーム同士が干渉し、連打合戦となる。ボスに打ち勝てば大ダメージを与えられるが、負ければ圧殺。 目安として干渉時に敵のビーム出力よりこちらの出力が高い場合は干渉球が青色に、逆に低い場合は赤色に変化する。 ROUND1、3のクリア後には一人称視点のボーナスステージが入る。移動する敵をセンターに捉えてスイッチボタンを押せばピラニアミサイルが掃射され、敵を撃ち落とす。敵を全滅させればボーナス点。 このミサイルと回避行動をとる敵機の動きが凄まじくクール。流石は『逆シャア』でメカ作画監修をしていた仙波プロデュースである。 ストーリー設定では上記の通り主人公はあくまでジョン・フォード一人で、奪われた機体も1機のみなのだが、 セールス上の都合からか、実際のゲーム上では二人同時プレイが可能。2P側は設定上では存在しないはずの「2機目」である緑色のブラックフライを操作する。 アーケード版の販促用パンフレットのイラストやセガサターン版のパッケージ絵でもよく見るとブラックフライが2機描かれている。 批判の原因 主に3つ。 1.自機の微妙な使いづらさ 2.敵キャラ出現が散発的でメリハリがなく、爽快感に欠ける 3.演出面以外で機能していないシステム(演出を除くと凡庸すぎる) 移動速度が遅いのに前方にしか弾が飛ばない、レベルによって変化する火力、初めから最後まで続く淡々とした敵出現パターン……。 ビーム解放・干渉についても、大抵は最大解放とMAXビームしか使わないし、死に物狂いの連打で干渉勝ちしても特典は何もない(殺しきれないと拡散ビームを失っている分危険だし、勝てても次ROUNDの開幕が危険)。ボーナスステージも慣れてくると無駄に長く、だれる。 前述の開発期間の短さのために細部の作り込みが追い付かなかったのだろう。後発のフォロワーはこうした指摘を上手く勘案して実装していく。 敵キャラの攻撃が嫌らしい上に、アルゴリズムのランダム性が強いのも難易度を上げている。 パターン化しづらいばかりか、前後左右から容赦なく出てきて斜め2WAY弾や6WAYビームを出して飛び去って行く敵には本気で殺意が湧く。 敵の出現位置・タイミング自体はほぼ固定なのでクリア自体が運ゲーという程酷くはないが、攻略する上では理不尽な事故死に悩まされる事になるだろう。 序盤からやや陰険な初見殺しもあり、ROUND1のヤドカリ中ボス出現時に逃げる方向を誤って空母に文字通り圧殺された人は多いはず。 ただ、こうした欠点こそあれど、「クソゲー」とか「微妙ゲー」とか面と向かって罵倒されるほど酷いわけではない。断じてない。 初心者でも実行しやすい1コインクリア指南を上げているサイトもあるため、物おじせずに是非とも挑戦して頂きたい。 素晴らしき演出 各ROUNDではシーンが移行するたびに、現在流れているBGMの題名が表示される。 楽曲名はいずれも、そのステージで描かれるストーリーを示唆するものとなっている。このさりげない演出も魅力の1つ。 石川勝久(ばびー)担当の効果音も楽曲の一部なので、まずはプレイ動画を一覧してみよう。 地下30階へ一目散に階段を駆け下りるジョン・フォードの足音をバックに、世界観や「NEWALONE」が説明されるアトラクトデモ。 音楽と完全に連動したオープニングを乗り越え、ブラックフライは壊滅したビル街の間を縫って飛んでいく。 隕石落着で完全に干上がった東京湾上空を、迎撃に出てきた友軍の戦闘機を撃ち落としながら進むROUND1。撃破されたボスの凄まじいエフェクト。 ブースターを吹かし、虎の子のピラニアミサイルを撃ちまくりながら引力圏を離脱するボーナスステージ。 前方からネメシスの敵、後方からは地球軍が放った核ミサイルに挟まれながら、二つの月を望んで飛ぶROUND2……。 作品を通して描かれる終末観と人の業。 廃墟化した地表や放棄されたコロニーの描写や、環境汚染や人種差別に基づくコードネームをつけられた敵ボスたち。 時に悲しく、時に滑稽に、時に壮大に奏でられる、シーンごとにマッチしすぎているBGM。 未だに語り草となっているトゥルーエンディングの幻想的な光景、そして最終ROUNDで力尽きたときの壮大な罠であるバッドエンディング―― ●戦いの真実と最終決戦 第二の月、廃棄コロニー、ワームホールを超えて木星軌道にたどり着いたジョン。 しかし、そこには敵の本拠地などは存在しなかった。ここに至って、ジョンはこれまで政府が流した情報が全て欺瞞だったことを悟った。 真実を知ろうとして飛び立った彼は、最初から嘘の中で戦っていたのだ。 後年の仙波氏インタビューによると、「ネメシスの敵」は水星から飛来したケイ素生命体であり、軍の和平は 「時を経て大気が循環し、再び雨が降り出せば、ケイ素生命体の奴らは湿度に負けて撤退するはず」という目論見によるものだった。 つまりジョンの決起は全くの無駄骨だった、ということになってしまったのだが……。 銀河系の中心部を見るジョンは、突如として不思議な空間へ誘われ、ラストボス・Ωゾーンと対峙する。 実体を持つのか持たぬのか、NEWALONEを生み出す謎の存在・Ωゾーン。各ROUNDボスBGMのメドレーに乗せて展開する戦いの背景では、様々なビジョンがコラージュされて映る。 吼え狂う恐竜達の化石 松明を振りかざした猿人 流れゆく鋼鉄の機械 ミサイルランチャを担いだ兵士に迫る攻撃機 無数の機械のゴミと千切れた人形の頭 そして、全てを見通すようにこちらを見るオッドアイの猫―― ●バッドエンディング THE DEATH OF ONE SOLDIER CAUSED A COUP OF THE MILITARY. TWENTY THOUSAND MASS PRODUCED "BLACK FLY" FLEW INTO THE SKY AREA OF NEMESIS. ジョンの死によって決起した軍は、2万機のブラックフライを木星へと発進させた。 死にゆく赤い地球から飛び立つ無数のブラックフライ。その光景はさながら、死骸から生まれた黒蝿が一斉に羽化するが如く。 設定を知らなければ一見するとたった一人で敵に立ち向かった英雄の行為を無駄にしないための一斉蜂起によるある種のハッピーエンドにも見える。 しかし木星には何もない。彼らもまた、ジョンの後を辿る運命なのである。 ●トゥルーエンディング WAS ITS PHANTASM THE LAST ATTACKING OR ITS LAST MOMENTS AND WAS THIS FOR REAL OR WAS I DREAMING NOBODY KNOWS YET… 凄まじい断末魔と視覚的ノイズを発して消滅するΩゾーン。その最後に映ったのは、真っ二つに割れる青い地球だった。 全てが終わった後、ジョンは大海原のビジョンを見る。水平線上で輝く太陽は、日の出か、それとも落日なのか。 そもそもこの光景は現実なのか、それとも夢か幻か? 知るものはいない……。 ネメシスとはなんだったのか? 地球の自殺遺志だったのか? ジョンは母星にトドメを刺してしまったのか? 政府は何故、欺瞞情報を流したのか? 政府は全てを知っていたとでも言うのか? しかし、ジョンが旅立った時点で地球は赤く死にかけていた。ではあの青い地球は? 最期の大海原は? 知るものはいない……。 ただ、やはり後年のコンティニュー誌における仙波氏インタビューによると、ジョンの決起は全くの無駄だったというわけではなく、 Ωゾーンを倒したことが「何かを得て、何かを変える」ことに繋がったという。 設定を知ってから遊び直すと全く違った印象を受けてドハマりし始める、まさしく演出系STGと呼ぶにふさわしいゲームなのである。 今から遊ぶには ●PC:Taito Legends 2 海外専売のパソコンソフト。『ガンフロンティア』『レイフォース』『ダライアス外伝』『クレオパトラフォーチュン』『奇々怪界』『プチカラット』『影の伝説』『カダッシュ』などを始め、39本のソフトを完全移植(流石にアーケード基板特有の機能は再現できていないが)。 連射機能などはサポートされていないが、そこはコントローラや連射フリーソフトなどを導入すれば何とかなる。 タイトーファンなら是非とも入手したい一品だが、高額な(低需要なので仕方ないが)輸入業者を介するか、米Amazonなどで個人輸入するしかない。 ●PS2:タイトーメモリーズ上巻 エターナルヒッツ 25個のタイトーゲーを収録した超お得ソフト。上巻は巫女さんアクションの名作『奇々怪界』、STGスキルが求められる『パズルボブル』、横スクロール2Dアクションの名作『ラスタンサーガ』、サイコな世界観に定評のあるメルヘンベルトスクロール『プリルラ』、キャラものブロック落としの白眉『プチカラット』、墜ちものパズルの傑作『クレオパトラフォーチュン』を始め、『サイバリオン』『グリッドシーカー』『ダライアス外伝』といった名作STGも盛りだくさん。 ただし、初期版とPS2 the Best版は遅延やバグ多数なので購入しないように。最後発のエターナルヒッツ版を選ぶこと。 また連射機能がないため、出来れば連射コントローラも揃えておきたい。 ●セガサターン版 こちらもほぼ完全移植。ただし中古価格は高騰している。 ●イーグレットIIミニ版 久々の家庭用移植。起動時の警告表示が削除されている以外は完全移植で連射機能も完備。 アーケード復刻ゲーム機の中ではやや値が張るのがネックだがその分、モニター縦横切替、8方向/4方向切替可能レバー搭載等と中々気合の入った作り。 ●PS4/Switch版:アーケードアーカイブス イーグレットIIミニ版と同じく起動時の警告表示削除以外は完全移植。入手しやすさを考慮すると今家で遊ぶならほぼこれ一択だろう。 連射機能(秒間15、20、30連射)搭載はもちろんのこと、殆ど違いはないが海外版も収録。 キャラバンモードでは6面スタートも実装されているのでエンディングを含めた6面の演出を手軽に味わえる。 少々シビアだがトゥルーエンディングを見る事も可能(*2)なので腕に自信のある方は挑んでみるといいかも。 ●Windows(Steam)/XboxOne/XSX/XSS版:メタルブラック Sトリビュート シティコネクションによるSS版ベースの復刻移植プロジェクトである「Sトリビュート」シリーズの1本。 元々、PS4/Switch版も発売される予定だったが、発売時期のバッティングとユーザーの混乱を考慮の上、PCとXbox系列のみでの発売になった。 販売価格もアケアカの販売価格に近い800円と安価。 外部出演 ●スペースインベーダー インフィニティジーン どう見てもNEWALONEなパワーアップアイテムが登場。更に有料機体としてブラックフライが参戦。 収束ビームを思わせる出っ放しのビームを放ちアイテム取得で円錐状に範囲が拡大、敵弾やビームに当たることで干渉を発生させる。干渉によって発生した球は敵や敵弾が当たり続けているとどんどん大きくなっていき(同時にチェインも上昇)、ビームを外すか一定時間が経つと前に飛ばすことが可能。この球が画面外に出ていくまでレーザーが止まる=無防備になるが、稼ぎにはかなり向いている。 ●グルーヴコースター ZUNTATA生誕祭において、アバターとしてブラックフライと「Born to be free」のアレンジ版[BEFORE TEN ORB」が収録 こちらも演出系音ゲーの名を冠するだけあって、ROUND1の流れをほぼ再現。最後には地球に見立てた「青い球」が真っ二つに割れる演出も。 ●ダライアスバースト クロニクルセイバーズ タイトーコラボDLCとしてインターグレイ、X-LAYと共に参戦。(システム的な意味で)バースト機とジェネシスシルバーホークのご先祖様である ショットは高威力で連射力も高いが常に正面にしか飛ばず、無属性のため貫通・弾消し機能がない。バーストゲージがビームゲージとして機能しており残量に応じてショットの威力と当たり判定が強化される。但しゲージ回復はカウンターバーストか、もしくはニューロンを取得するしか無い(雑魚が落とす他、ボス戦で自動的に出現する。原作同様1個につき10点加算)。それ以外は撃ち込みによる回復はおろかバースト回復ルールにおいても一切回復しない。 バーストボタンを押すことでゲージを消費してビーム解放を行い、短押しで自機を中心に広範囲を攻撃する拡散ビームを(倍率ボーナス2倍、最高32倍。ランク=スコアレート上昇無し)、長押しすると少しためて収束ビーム(倍率4倍、最高64倍)を発射する。収束ビームのみ敵のバーストビームに重ねることでカウンターバースト(倍率6倍、最高96倍)が発動する。拡散、収束共にバースト属性のため殆どの敵弾を消せるので防御面でも重宝し途中中断も可能。 赤・緑アイテムによるパワーアップがなく装備状態に縛られないので(ゲージ管理ができれば)常に高火力、ビームもスコア倍率が大きく制圧力もなかなか高いので稼ぎ力はかなりのもの。弱点はショットの斜め・上下方向への攻撃及び敵地形に対する貫通力が皆無(腹撃ちは一応出来るが、当たり判定が小さい)で、更に頼みの弾消しと貫通攻撃がゲージ制のビーム解放しかない事。攻守ともに自然回復なしのゲージに依存しているため、常にビーム解放後のニューロン回収を意識した立ち回りが要求される。 ●太鼓の達人 アーケード版『10』、後にPS Vita版『Vバージョン』に「Dual Moon」が収録。 『Vバージョン』では譜面が新しくなっており、曲後半をかけて最後の譜がゆっくり迫ってくることでROUND 2背景の月を再現。 難易度おにだと終盤にもう一つ遅めの譜が現れ、本物の月を再現している。 ●アリス・ギア・アイギス サウンドトラック予約、発売記念の「ZUNTATA特別任務」の一つ「メタルブラック」ステージで「Dual Moon」と「time」が使用された。 ステージ背景に月っぽい衛星が見えるものが設定されていたり、ボスがΩゾーンの虚空から球を出す攻撃を再現したりと、原作を意識した演出が見られる。 プロデューサー兼開発Dの柏木氏曰く「(ゲームの仕様で)猫出したりできないけどDual Moonはループしないから苦渋の決断でtimeを入れさせてもらった」とのこと。 ■GOOD BYE △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] サガフロンティアの敵役だと思ったら違った -- 名無しさん (2016-05-16 21 23 03) 悪はさった! -- 名無しさん (2016-05-16 22 41 37) あのラストは何だったのか? -- 名無しさん (2016-05-16 23 35 18) ↑破壊と再生じゃなかった?OPデモで砂漠だった地球がグッドEDでは朝焼けの海になってるし -- 名無しさん (2016-05-16 23 49 05) ラスト描写について軽く追記。 -- 名無しさん (2016-05-17 00 11 55) 本当にすごい作品、としか言いようがない。ゲーム部分がちょい雑なのは残念ではあるが、それを差っ引いても壮大な魅力がある。現存するファンサイトがどれもこれも濃い内容なのが笑える。 -- 名無しさん (2016-05-17 00 17 31) このページの演出も評価したい……開いていきなり「最終平和兵器。」の掴みはとても秀逸だった -- 名無しさん (2016-05-17 00 55 02) ブラックフライ、すげぇ不細工だわ。実にイイ, -- 名無しさん (2016-05-17 02 45 27) ラスタースクロール表現のすさまじい作品のひとつだったな。同社のガンフロンティア、ダライアスIIもすごかったが、この作品もバリバリだった。 -- 名無しさん (2016-05-17 05 11 40) ブラックフライ普通にかっこいいと思うんだが、僕がおかしいだけだろうか… -- 名無しさん (2016-05-18 00 35 58) ↑そんな君はオリジナルサントラのジャケットを見てみよう。あの絶妙に崩れたブラックフライはキモ美しいぞ。 なんというか、戦闘機というよりはモーターボートって気がするんだよなブラックフライは。いかにも無理やり飛んでる感じで「飛行機として」美しくない。 -- 名無しさん (2016-05-18 00 42 08) ↑見てみた。兵器の残骸はなんか独特の美しさがあって好きだ。 -- 名無しさん (2016-05-18 01 35 13) 仙波氏のインタビューによると軍の和平は大気循環で大量の雨が降ることが予想されててネメシスはケイ素生命体だから高湿度に耐え切れず撤退することが予測されたことによるものだったらしく主人公の反逆は無駄だったらしいね -- 名無しさん (2016-05-18 14 30 03) ブラックフライはダラバーCSだと拡散ビーム以外にナナメ攻撃の手段がないのを除けば中々クセが少なくて使いやすい。バーストカウンターも簡単に決められるし。 -- 名無しさん (2016-06-04 00 24 06) しかしショットの威力がゲージに依存し、ただ単に敵を倒しただけじゃゲージが回復しないから拡散、収束ビーム撃った後のフォローが重要になる -- 名無しさん (2016-06-23 22 40 10) ↑雑魚の大群は拡散ビーム撃ちながらのカミカゼアタックかませばビーム撃ちながらニューロン拾えるけどボス戦ではゲージを意識しての立ち回りがいるからそれがまた楽しい -- 名無しさん (2016-07-21 11 44 11) 1面の演出が強く支持されてるけど、個人的に2面の「月」を遠く背景に戦ってたのに目の前にもう一つちゃんとした月が見えて来て「!?」ってなるのがすげえ好き。表示されるBGMタイトルもストーリー演出の一部になってるんだよね -- 名無しさん (2017-01-09 14 22 05) 大気の循環で雨が云々言ってる仙波氏のインタビューって出所どこか知ってる人いる?ずっと気になってるんだけど -- 名無しさん (2017-10-12 18 12 29) ↑たしかコンティニューvol1 -- 名無しさん (2018-02-24 09 34 14) STGヒストリカで立体化されて知ったが試作機と量産型って微妙に形状違ったんだな -- 名無しさん (2018-05-28 14 03 31) 「むき出しのプラズマ発生機とガイドレール、おかげでだらしなく伸びた鼻面の根本に、ついでのようなコクピット。この醜い機体に、ジョン達パイロットは「黒蝿」の蔑称を贈った」 -- 名無しさん (2018-05-28 16 28 31) こんなゲームを高校1年生に与えたらダメだ。おかげで人生狂ったわ(いいがかり) -- 名無しさん (2020-06-18 16 31 57) 他のタイトルみたくiTunesでサントラ配信してほしい。アレンジ版なら売ってるけど、やっぱ原曲が聴きたいのよなぁ -- 名無しさん (2021-11-09 15 22 22) 最初のサントラ(サイトロン版)のジャケットアート、「ブラックフライ号のガワを割ったら中身が本当にハエ」という絵面は衝撃。深読みせざるを得ない。 -- 名無しさん (2022-08-29 19 28 58) アーケードアーカイブスで発売されて一気に敷居が下がった。ぜひ若人にもプレイして欲しい。 -- 名無しさん (2022-11-25 00 01 33) アーケードアーカイブス発売記念で仙波さんが動画(アーケードアーカイバー)出演してたが、やっぱりあのトゥルーエンドの意味は明かされず。ただ「ゲームの中で表現されたものからプレイヤーが受け取ったものが答え」(意訳)と言ってたから、これからも明かされることはないのだろうなぁ -- 名無しさん (2022-11-25 14 58 46) 名前 コメント
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METAL BLACK 【めたるぶらっく】 ジャンル 横スクロールシューティング 対応機種 アーケード(F2システム) 販売・開発元 タイトー 稼動開始日 1991年9月 プレイ人数 1~2人(同時プレイ) 配信 アーケードアーカイブス【Switch】2022年11月17日/838円(税10%込)【PS4】2022年11月17日/837円(税10%込) 判定 なし ポイント 四面楚歌・衝撃のエンディング演出重視の内容後世への影響大ゲーム自体は凡庸な出来 ストーリー 概要 ゲームシステム 評価点 問題点 総評 余談 ストーリーについて その後 移植版 ストーリー 西暦2042年。伴星ネメシスの重力の影響でオールトの雲より飛来した彗星群。 人類は迎撃計画「星の嵐作戦」によって地球圏到達前に対処していったが、その彗星の1つがアストベルト帯に突入して隕石雨を発生させ、月コロニーとスペースコロニーは全滅。大陸に落下する可能性が高い隕石だけはなんとか迎撃して人類滅亡は免れたものの、地球は荒廃してしまう。 時同じくして正体不明の侵略者「ネメシスの敵」が出現し、圧倒的な技術差に地球は瞬く間に蹂躙され、人類は滅亡の危機を迎えていた。 そんな中、敵兵器に無尽蔵なエネルギーをもたらす未知の粒子「ニュー・アローン(ニューロン)」の存在を突き止めた地球軍は、敵のテクノロジーを応用した新兵器の開発に着手。 かくして一大反撃計画「プロジェクト・メタルブラック」が推進されるが、それは地球政府と侵略者との間で突如結ばれた不可解な停戦和平協定により永久凍結される。 平和と言う名の妥協により、全ては闇に葬り去られようとしていた。 しかし、西暦2052年。新兵器のテストパイロットであったジョン・フォードの手により、プロジェクトの成果たる戦闘機「ブラックフライ」が強奪される。 プロジェクトの最終段階「ネメシス殲滅」を完遂すべく、全てを敵に回してブラックフライが飛び立つ。 概要 仙波隆綱氏が手掛ける「プロジェクトガンフロンティア」の第二弾として開発された、業務用横スクロールシューティング。 開発スタッフこそ第一弾である『ガンフロンティア』と多くが共通しているが、世界観的な繋がりは一切無い、独立した作品となっている。 『ガンフロンティア』が一般向けをターゲットとしていたのに対し、本作は当初よりマニア向けを意識して制作されているのが特徴。 ゲームシステム 8方向レバー2ボタンで操作。一撃死残機制で復帰はその場復活を採用。 全6面構成で、1面と3面終了時にはホーミングミサイルで敵を撃墜するFPS風味のボーナスステージが用意されている。 派手なパワーアップショットが多い横STGの中では珍しく、自機「ブラックフライ」の通常攻撃は正面への幅の狭いショットのみ。オプションの類は一切ない。その代わり、パワーアップアイテムである「ニューロン」がほぼ常時画面外から供給されつづけるという珍しいシステムを採用しており、取得した量に応じてショットの大きさと威力が5段階に向上する。 ショットにはソフト側でオート連射がついているが、砲塔がオーバーヒートするという設定を反映してボタンを押し続けると連射速度が段々低下していく特性を持つ。連射速度は一度ボタンを離すと初期の速度へリセットされるため、適度にボタンを離して再度押す必要がある。 ショットの当たり判定は見た目よりも大きめに設定されており、特にレベル5とMAXでは判定が自機全体を取り囲む程に巨大化する。自機の攻撃幅が少ない本作においてはこれを活用したアグレッシブな攻めが重要となる(通称 腹撃ち)。 ただしレベル4からは一撃で破壊できるもの以外の耐久力が上がる。単純な攻撃力と言う意味ではレベル3が最も高い仕様。 この他、Bボタンを押すことで蓄積したニューロンを全て消費してビームを発射する「ビーム解放」が行える。 ビームの発射時間≒威力はショットレベルに比例する(*1)。特にレベルMAX時に発動した場合に限り、発動した瞬間に画面上の全ての敵弾を消去でき、緊急回避手段となりうる他、レベル2に下がるまで自機から画面ほぼ全域を覆う程の稲妻が発生して全方位攻撃(拡散ビーム)が可能。Bボタンを押し続ける事で拡散中のビームを収束させることが出来る。 ビームは収束、拡散共に敵や地形を貫通する性質があるため、大量の敵を一掃したり地形越しにいる敵への有効な攻撃手段となる。 ただし、ビーム中でも無敵状態にはならないため、相殺できない攻撃や敵機、地形に当たると当然ながらミスとなる。 また、「ニューロンを回収してビームを発射する行為」はボスも使用してくる(*2)が、ボスのビームにこちらの収束ビームを一定時間重ねると「ビーム干渉」が成立し、干渉演出を経て紫色のエネルギー球が発生する。 エネルギー球は先にビームが途切れた方へ飛んでいく。こちらのビーム出力がボスに勝っている場合は球が青色に変色してボスにダメージを与えられ、逆にこちらが負けている場合は球が赤色になり、これに当たるとミスとなる。 一方でビーム解放は一度発動すると途中でミスするかボス撃破以外では中断する事が出来ず、ショットレベルが最低の状態になるまでビームを発射し続ける。この為、使い所を間違えると一気に不利な状態となってしまう。 ショットレベルを調整し、どのタイミングでビーム開放を行うかを考えながらパターンを構築していく、というのが本作を攻略する上での肝となる。 評価点 『ガンフロンティア』の方向性をさらに発展させた、演出重視の作風。元アニメーターである仙波氏の手腕がいかんなく発揮されており、その拘り様は目を見張るものがある。 徹底的に作り込まれた世界観と、ストーリー性を感じさせるゲーム展開。 1面の「涸れた地球」や3面の「宇宙開発の廃棄場」など、退廃・終末的ハードSFの世界観をステージの背景美術で表現。また、背景には「宇宙の泡構造」といった実際に宇宙で起こっているものがモチーフに使われている。 主人公は無断で兵器の封印を解いている為、1面最初に出て来る敵に主人公を止めるべく出撃した地球製の戦闘機がいる、2面では前から侵略兵器群が迫り後ろからも人類の撃った核ミサイルが追ってくる、という四面楚歌のシチュエーションが演出されている。 『ガンフロンティア』同様にマルチエンディングとなっており、最終面でコンティニューせずゲームオーバーになるとバッドエンド、普通にクリアするとトゥルーエンドを迎えるが…。 + 衝撃的な最終面(以下ネタバレ) 最終ボスとの戦闘が進むにつれ、人類の進化と闘争の歴史のようなビジョンが背景に示される。そして、ボス破壊直後、青い地球が真っ二つになる映像が現れてフェードアウト。膝を抱える主人公。「そのビジョンは夢か現か、まだ誰にも分からない」というテロップ(原文は英語)が表示され、最後は穏やかな海の風景…。以上がトゥルーエンドである。通称「地球割り」のビジュアルのインパクトに加え、非常に抽象的で如何様にも解釈できそうな内容という事もあり、苦労してエンディングまで辿り着いた多くのプレイヤーを唖然とさせ、同時に本作に対する強烈な印象を心に刻みつけた。 一方のバッドエンドでは、主人公の死に触発されて蜂起した大量の同型機が敵本拠地である木星軌道上の彗星核「ネメシス」を目指して飛んで行く…という、一見トゥルーエンドよりも希望のありそうな内容。しかし、実は敵本拠地そのものが政府の流した偽情報だったため、結局彼らも本拠地を見つけられないままに死ぬ運命が待っているのだ。(*3)ゲーム上でも、敵本星があると言われる木星軌道上を通り抜けてしまう5面のBGM名「Doubt」「Phantasm」で偽情報の件を暗に示唆している(実際の敵本拠地は水星、つまり木星とは真逆の方向にあったとされている)。 設定も細かく作られているのだが、様々な事情によりストーリーの全容が明かされたのは後年になってからだった。詳しくは後述。 斬新な演出手法の数々。 「『ガンフロンティア』とコントラストを付ける」という理由から、背景演出は主人公の心情風景と、その幻視を暗示する様なものが多い。全ボス戦におけるラスタースクロールを用いたトリップしているような特殊な画面効果や、2面での「割れる月」以降の背景や中盤の舞台など不可解なシーンが目立つのはその為である。(*4) 一方で本作の目玉システムである「ビーム干渉」、ボーナスステージで行われる「板野サーカス」など、『ガンフロンティア』譲りの目を引くド派手な演出も健在。ボスの破壊演出は壮絶。 メタファーに富んだ演出や設定。曲名を表示する演出や、各ステージのボス名・そしてラスボス戦~エンディングなどが代表的。 タイトーの音楽チーム「ZUNTATA」のYack.(渡部恭久)によるBGMは、殆どがそれまでのSTGらしからぬ曲ばかりだが、ZUNTATAらしく意欲的な試みが多い。「STGのBGMと言えばノリの良い曲」という、半ば常識化していたイメージを持つユーザーに衝撃を与えた。 1面BGM「Born to be free」は終始穏やかな曲調に泣きメロが流れる。一見明るく聞こえる曲だが、主人公の置かれている状況と合わせると悲壮感であるようにも感じられる。 他、アップテンポな曲調でステージ展開とシンクロした2面BGM「Dual Moon」、またも子守唄のように物静かな4面BGM「Waste days」など、高評価を受けた曲が多い。 効果音の方もレベル毎に変わるショット、特徴的なクレジット投入やワーニング音等、耳に残りやすいものが多い。 効果音担当は「ばび~」こと石川勝久氏。本作が氏のデビュー作である。 予算をサウンドに多く割り当てたため、グラフィックのほうの人手を削ることになった。(*5) 問題点 演出以外はシューティングゲームとして凡庸な出来である 、とよく指摘される。 『ガンフロンティア』程ではなかったが、やはり癖のあるゲームデザインとなっており難易度はやや高め。 正面しか撃てないショット、多用しにくい拡散ビーム(=ボム)という自機性能、にもかかわらず敵はお構いなしに多方向から攻めてくる、という点は変わらず。 3面以降、敵の動作や攻撃のタイミングにランダム要素が絡んでくる様になり、気まぐれに弾を撃ってくるかと思えば何もしてこなかったりと、動きが読みにくい敵の対処に苦しむ事になる。 このゲームの死因は、敵や砲台を無理に処理しに行こうとした結果、不意に撃たれた弾に当たったり体当たりされる「事故死」である場合が多い。 敵の出現位置・出現タイミングは完全に固定であり、大まかなパターン化自体は可能。流石にクリアする事自体が運ゲーという程の凶悪さではないが、ノーミス狙いの場合はとかく心を折られやすい。 ミス後はショットのレベルダウンがないその場復活と、ペナルティーは少ない部類に入るのが救いか。 ゲーム序盤でありながら物量攻めが凄まじく、特にボス直前の前後からのラッシュで綿密なパターン化が必須となる2面、変則的な敵の動きが顕著になり配置も嫌らしい3・5面は本作の山場と言える。 外部連射装置を用いた場合、耐久値の高い敵やボスの撃破時間が短くなるだけでなくボスの解放ビームを連射ショットで容易に押し返せるようになるため、主にボス戦の難易度が低下する。 全編通して編隊を組んでくる敵の種類が少なく、画面のあちこちから散発的に敵が湧いてくる場面が多い為、パターンを組んで攻略する類のゲームの醍醐味を感じにくい。 「敵が散発的に湧いてくる」がゆえに、プレイヤーにどう撃たせ、どう避けさせるか、つまりSTGとしてどうプレイヤーを楽しませたいのかという意味での製作者の意図が感じられる場面が殆ど無く、ただ漫然と敵が出てくる印象を受ける。 各種システムも「演出」としては優れている一方、ゲームとしての面白さには直結していない感が強い。 ショットレベルとビームゲージが直結している関係上、どうしてもビームは使い所が限られてくる。結果的にほぼショット一辺倒なゲーム展開が続き、内容の淡泊さをより助長する事となる。 ビーム干渉も、ショットの威力が下がるというデメリットに対して与えられるダメージが普通にビームを当てたときと変わらない場合が多く、得点ボーナスも存在していないため、事実上演出のみの要素になってしまっている。 ボーナスステージは「敵をロックオン→ミサイルが複数飛んでいく→撃墜」という流れを繰り返すのだが、敵の数が意外と多く、またミサイルが着弾するまでの間がやや長い(この間はタイマーが止まるがたまに着弾せずに長々と飛び続ける事もある)為、今一つテンポが悪い。 総評 仙波氏が後のインタビューで「開発期間が『ガンフロンティア』と比べて短く(*6)、調整の時間が殆ど無かった」と語っている様に、純粋にSTGとして見ると練り込み不足な感は否めない。 しかし、こと演出という一点に関しては非常に力が入っており、そこに魅了されたプレイヤーからカルト的な人気を得た。 当時は(狙い通りとは言え)良くも悪くも「マニア向け」の作品として評価は限定的なものに留まり、プロジェクトガンフロンティアも本作をもって解散する形となってしまった。 一方で、後述する様にタイトーSTGの方向性を決定付けたと言っていい作品であり、また本作の影響を受けたと公言するSTG開発者も少なくない等、後世に与えた影響は大きい。 STGの歴史を語る上では外せない存在である事は間違いないだろう。 余談 元々本作の素案は『ガンフロンティア』の1年前に作成されており、正式に開発が決定して仕様書が作成された段階で「プロジェクト・ガンフロンティアの一作」に取り込まれた、という経緯がある。 素案当初は『ダライアスII』等で使用された二画面筐体用タイトルを想定していたという逸話があったようだが、これは本作のメインプログラマーでもあった「たらばー」こと堀崇真氏が否定している。 デモ中の「Project Gun Frontier 2」で混乱を生んでしまっているが、これはロケテストに出す時にデモ画面に「何もなかった」為に急遽挿入したものが残った、と先述の堀氏がインタビューにて答えている。(*7) 本作は二人同時プレイが可能となっているが、ストーリー的にはあくまでも主人公はジョン・フォード一人であり、奪われたブラックフライも一機のみである。この存在しない筈の「二機目」が追加されたのは、セールス上の都合と言われている。 上記のボス前の特徴的なワーニング音は何かの空耳に聞こえるファンが多かったが、元ゲーマガ編集長の梅田浩二氏のブログにより、実際の所は「アマイヨウメチャン」という台詞を加工したものであることが発覚している。 これは梅田氏の友人で本作のプログラマーである堀崇真(たらばー)氏とセガの鶴見六百氏の間で「梅田氏には内緒で自分の開発中のゲームに当時仲間内の流行語だった「あまいよ、うめちゃん」をこっそり入れる」賭けをしていたことが由来。 このネタはネームエントリーの方にも仕込まれており、「UME」と入力すると上記のワーニング音が鳴り響く隠し要素がある。 1面クリア後のボーナス面でコナミコマンドを入力すると、ターゲットとなる敵が大量に出現する。 これを利用すればスコアが大量に稼げる…様に見えるが、実際は制限時間内に全て倒しきるのは不可能な程に増殖しており、普通にクリアしてタイムボーナスを貰った方が結果的にスコアを多く稼げるので、ネタの域を出ない裏技となっている。 同様にゲーム開始直後のデモ画面中にある操作をすると、背景の街頭テレビジョンの映像がZUNTATA LIVEのものから「王様(ジョン=ニャーニック6世)」(*8)や「カンフーのポーズを取っているホーリー・チャン」に変わる。 + コマンド成立条件 デモ画面をスキップしない→ZUNTATA LIVE デモ画面をスキップする→ホーリー・チャン デモ画面が途中で白くなった瞬間にショットボタンを押す→王様 当時は「ゲーメスト」は当然だとしても、(スコア集計こそしているが攻略記事は書かない)「マイコンBASICマガジン」で二大シューティングとしてコナミの『XEXEX』との同時期激突を煽っていた時期がある(*9)。 ベーシックマガジンの略語がまた独特で、ゼクセクスは「ゼ」メタルブラックは「メ」と表記。まるで「了解」を「り」と略す先駆けの様。おそらくベーマガのメインの「ベーシック言語」のプログラム命令の略が単語の先頭1文字が多いからだと思われる。(*10) 東方Projectで有名なZUN氏は、本作を好きな横STGとして『ダライアス外伝』と共に名を挙げている。 作中についても本作へのオマージュらしき演出が見られる。 ラスボス戦の途中に出てくる「猫」だが、元ネタは『チェイスH.Q.』や『WGP』、後に『バトルギア』などを手掛けた酒匂弘幸氏が当時飼っていた「めんめちゃん」と言う飼い猫。スタッフロールのキャスト欄に名前が出ている。 ストーリーについて 本作稼働当時、雑誌等で紹介されていたストーリーは上述のものとは全く異なる、以下の様な内容だった。 宇宙海賊ワイルドリザード(『ガンフロンティア』の敵)に蹂躙された地球、反撃の手段は妥協の平和によって永久に封印された。地球が死にかけていたまさにその時、今一度の反撃のため、最終平和兵器「メタルブラック」が闇を解き放ち蘇った! 実はこれ、「ハードなSF路線のストーリーが受け入れられる土壌は今のゲーム業界にはない」と判断した仙波氏が、社内プレゼンで上層部の目を誤魔化すために用意したニセストーリー。この為、本来であればユーザーが目にする事は無いものだったのだが、広報を通じて資料が外部に漏れた事でこちらが取り上げられてしまった上、家庭用移植版の取説でもこのダミーストーリーが掲載されてしまい、長年本当のストーリーが日の目を見ない事態となってしまった。 本作中のデモが全て英文なのは、ニセストーリーと実際の内容が違う事を誤魔化す為の緊急措置でもある。 後年になって、「ダミーストーリーによって広まった誤解を解く」という目的で出版社側から漫画化の打診が行われ、実際に仙波氏自身の手によってコミックゲーメスト紙上にて漫画が執筆されている。しかし読者人気は今一つで、結局4話にて打ち切りとなってしまった。 このゲームの詳細な設定は、1997年に発売されたアレンジアルバム「METAL BLACK -The First-」のブックレットに掲載されている。 ただこの資料、同じ文章を二重に掲載するという致命的な誤植があったため、この「ダブった文章の片方」には本来どんな設定が掲載される予定だったのかが明かされぬままとなった。 作中における「ネメシス」という単語は、それぞれ3通りの意味合いを持っている。 太陽系と数光年の近さにあって太陽と連星になっている未発見の暗い恒星である伴星「ネメシス」(地球に彗星群をもたらし大量絶滅を誘発する伴星ネメシスは実際に唱えられた学説である)参考リンク 伴星ネメシスの影響で飛来した彗星核「ネメシス」 彗星から現れたとされる生命体「ネメシス」(「ネメシスの敵」とも) + 以下ネタバレ 後年行われた仙波氏へのインタビューで、世界観的な救いは与えられたものの、より衝撃的な結末が明らかにされている。隕石の衝突により「枯れて」しまった地球だが、実は大気の循環により数年後には再び大量の雨が降ることが予想されていた。「ネメシスの敵」はケイ素生物でありその高湿度に耐えられず、撤退を余儀なくされるだろう。軍の和平はそれを予期してのことであった。 すなわち主人公の反乱は現実的には全くの無駄だったといえる。 ただし、別の所でのコメントには、ラスボスを倒したことで「何かを得て、何かを変えた」とも言っている。 最終面のステージ名はそれまでの「ROUND *」を含まない、「A MIRAGE OF MIND GAIA」(地球意思の幻影)という表示になる。また、全てのボス名は人種差別・環境破壊といった国際問題の単語をもじったもので統一されている他、ラスボスを除くそれまでのボスの撃破演出は「一瞬の暗転の後世界地図のようなシルエットが画面全体に広がる」というものとなっている。 これらから所謂「ガイア理論」(*11)と本作を結びつける意見も見受けられた。ただし、仙波氏は後のインタビューで「『ガイア理論』ではありません。ガイア?です。それを、最後の背景~エンディングは語っています。」と発言している。 サントラブックレットの用語には「マザーコンピュータGAIA」なるものについても言及がある。 ラウンド1のタイトル、「DOWN TO EARTH」に全ての答えがあるとのこと。 その後 本作発売後、プロジェクトガンフロンティア第三弾となるフロントビューSTGの開発も予定されていたが、素案自体は出されたもののプロジェクトの解散に伴い中止となっている。 尚、仙波氏が手掛けた恐竜格闘ゲーム『ダイノレックス』を含めて「プロジェクト・ガンフロンティア三部作」と称される事が多かったが、2012年にCD3枚組のサウンドトラックである「『GUN FRONTIER/METAL BLACK/DINO REX』Sound Tracks for Digital Generation 』(スーパースィープ)が発売された際、「 『ダイノレックス』はプロジェクトガンフロンティアには含まれない 」との公式見解により現在では否定されている。 本作でハードSF風の演出路線を固めたタイトーは、後に『ダライアス外伝』やレイシリーズで業務用シューティング界における「演出系」の地位を確固たるモノとした。 また極太ビームで敵のビームを真っ向から押し返すアイディアは、後の『Gダライアス』以降でより洗練された形に発展される。 『Gダライアス』の開発スタッフの一部は後にグレフを立ち上げ、本作のオマージュ作品『ボーダーダウン』(販売 セガ)をリリースすることになる。 『Gダライアス』と『ダライアスバースト』はビームカウンター以外・世界観上でも「敵のテクノロジーを奪って戦闘機を建造する」という本作との共通点を持っている。 これらの演出を重視するタイトーシューティングは、後発のSTGの演出にも多大な影響を与えた。 『スペースインベーダー インフィニティジーン』には本作のオマージュも有り、パワーアップアイテムは本作のそれと同じニューロンとなっている。 他、自機のブラックフライをモチーフにしたDLC自機も配信されており、それを購入すると本作の1面を再現したステージ「BORN TO BE FREE」やアレンジBGMが流れるステージ「BEFORE TEN ORB」も出現。後身作『GROOVE COASTER 2 HEAVENLY FESTIVAL』にもこのアレンジが自機ブラックフライのアバターと同時期に登場した。 『ダライアスバースト クロニクルセイバーズ』のコラボDLC機体の一つとして、ブラックフライが登場している。 ニューロンによるパワーアップやビーム開放といった独自のシステムが可能な限り再現されている。また、オリジナルでは不可能だった「ビーム開放の中断」も出来る。 本作のBGMのDual Moonは後に音楽ゲームの『太鼓の達人』と『ミュージックガンガン2』に移植された。 うち、『太鼓の達人』に収録された「おに」譜面は一度削除された後にVバージョンへの収録を機に新譜面が実装されたのだが、『モモイロver.』で登場した「ドンカマ2000(おに)」の前衛的な譜面に倣ってか、2面で特徴的だった「もうひとつの月」の演出を再現するかの如く、楽曲最後のオブジェが非常に遅い速度で流れ続けていくというギミックが追加されていた。 ブラックフライはタカラトミーのシューティングゲームヒストリカでノンスケールの塗装済み完成品で立体化された。なんと量産型ブラックフライもある。ケース入り単品販売のデラックス商品版ではロケットブースター付き。何がどうなっているのかドット絵やイラストではわかりにくいデザインだが、実にかっこいいモノである。どれも発売当初から即プレミアが付き入手は難しい。 移植版 対応機種 セガサターンプレイステーション2 発売元 【SS】ビング【PS2】タイトー 発売日 【SS】1996年5月24日【PS2】2005年7月28日 定価 【SS】5,800円(税別)【PS2】5,040円(税込) 判定 なし 移植度はかなり高い。 SS版のBGMはサントラをそのまま流用している。その為、サントラでステージ4のBGMがフェードイン/フェードアウトがそのままになっており、このステージでBGMの冒頭パートがAC版に比べて非常に聞き取りづらくなっている。 PS2版は『タイトーメモリーズ 上巻』の収録作品の一つ。但し、メモリーズは初盤及びベスト盤に「最大ビーム放出時に拡散ビームに固定され、収束ビームが撃てない」という不具合があるので、エターナルヒッツ版を推奨。 PC『Taito Legends 2』収録版(XPLOSIV) 海外で発売された『Taito Legends 2』の収録39作品の内の1つとして収録。AC版をそのまま収録している。 PC版なのでJoyToKeyなどフリーウェアツールを使えば連射機能の無いコントローラーでも最高速の連射設定が容易であるという点もメリットである。 他にも『ダライアス外伝』『レイフォース』『ガンフロンティア』『逆鱗弾』『グリッドシーカー』『インセクターX』『ルナレスキュー』『あっかんべぇだぁ~』『スペースインベーダーDX』『マジェスティックトゥエルブ』といったシューティングをAC版そのままに収録。当時のポスターも日本版のまま収録していたりするので、シューターのみならずとも興味のあるレトロゲームファンは入手が困難になる前に是非入手しておきたい。 『イーグレットツー ミニ』収録版 本体収録作品の一つ。AC版をそのまま収録。また、連射ボタンが標準装備されている。 PlayStation 4、Nintendo Switch『アーケードアーカイブス』版(ハムスター) 海外版も収録。キャラバンモードでは6面スタートも選択可能。 Xbox One、PC(Steam)『メタルブラック Sトリビュート』版(シティコネクション) 2023年2月2日配信。「サターントリビュート」シリーズの一作としてセガサターン版を そのまま移植 (*12)。リワインド、中断セーブ、ステージセレクト、オンラインランキング等の追加要素を実装。 当初はPlayStation 4、Nintendo Switchでも配信予定だったが、上記のアーケードアーカイブス版と発売時期が被ってしまったということもあり、それと揃える形でXbox One、Steamでのみのリリースとなった(*13)。値段も他のSトリビュート作品に比べかなり安い800円(税込)となっている。 Nintendo Switch『タイトーマイルストーン2』収録版 収録ソフトのひとつ。
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立てよ国民! 撃墜王出撃 OPERATION O-8 緑 2-5-1 U (自動A):緑国力を発生している、全ての自軍Gは以後、{UNIT、地形適性「宇宙」「地球」、1/0/1}としても扱われる。このユニットは、セットカードをセットできず(既にセットされているカードは廃棄される)、テキストも追加されない。 緑国力の発生が条件。緑基本Gとは微妙に違う。 戦闘エリアにいる状態でユニット化が解除された場合、帰還ステップの規定の効果で破壊される。
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MS-09R リック・ドム改造型[シュトゥッツァー] [部分編集] 宿命の螺旋 UNIT U-197 緑 2-3-0 C 宙間戦闘(1) (自動B):自軍配備フェイズに、このカードが自軍ジャンクヤードにある場合、手札1枚を選んで廃棄する事ができる。その場合、このカードを自軍ハンガーに移す。 宇宙 [2][1][3] 手札の廃棄によって、ハンガーへ回収できるユニット。 コストに比して総合的な性能(特に地形適性)が悪く、基本的に評価は低め。 コモン戦ではその回収効果が大きな防御力を発揮したのか、多くのデッキに採用されたようだ。 名称:[シュトゥッツァー]であるユニット (リック・ディアスを除き)共通して、ジャンクヤードからハンガーへ回収できる効果を持っている。 宿命の螺旋と烈火の咆哮のカードは手札の廃棄、変革の叛旗のカードは緑基本Gのロールが回収のコストとなっている。 ザクII改造型[シュトゥッツァー] リック・ドム改造型[シュトゥッツァー] ゲルググ改造型[シュトゥッツァー] リック・ドム[シュトゥッツァー](ガブリエル・ゾラ機) ゲルググ[シュトゥッツァー](カザック・ラーソン機) リック・ディアス[シュトゥッツァー]
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,..、 /゛ `'- /´`\ ,, -‐'''" ̄「'l゙ .\...,,_ / ./ ._,,,,/ | ./ \ ! │ー''''"´ ._,,,ニ ""'''ニ.´ /⌒ヘ- ..,,_ | _,,,l,-t‐'''ナゝ、__ノ .,,シ" .! l゙ ./ ..-‐`'''-..、 /二,,,,___二_,. -'´ .r'" .l, .ヽ │ ./ .,, -- \ /.l.''''''ヘ 、 l .\. .\,.l、 ! / \ ,./ l ゝ-、│ l /  ̄"゙゙´ ./''ー、,.′ ,/゙゙゙゛ ヽ ,.. -'"..-、 \ \ .__l ! .. -‐." ヽ,,, _,..-゙ / .`'、. / .ヽ , / ゙--,, `-. ヽ ゙'、/゙'-..、  ̄゛ l l ,..ー'''''''-、 ゙l ._..-┴--- 、 .ヽ ゙! / .l 、、.r'"゙''i ,iー''r , / .__./ ー- ..,_ | ./ー''''"^‐, -\. ,゙..-'″ / !ノ.!....-".! / ./ / ./゛ .,`''ー 、、 `ヽ./ / / ! .,ノ、 . l. _,,,.. -ー''''''^"''''''''''''ー.........................,,,,,,,二ニニニ' / / ,l 、`''j .! ./ ! .| │ \.,..べ''"´ ,/''"´..,,,........ --一 |,,_. ′/ ./ l.../ ゝ┴-"`‐'..ィ'"゛ / ,i′ `t′ '、.`゙"'''= _,!.、 l、.------------ --------- .| .! ! .`/"゛ .,〉 `'ー-- ......,,,,__________________________________ヽ. \ ./ ゝ .,ノゝ_,,,,,../┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃名前:ゲッター3┃性別:男性┃ランク:☆☆☆┃配合回数:4┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃HP:60┃基礎ダメージ:0┃ランダムダメージ:2d32┃敏捷力:65┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃《特技名/種類/説明》┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃ランダム攻撃 ┃攻撃┃敵にランダムダメージを与える。ただし1~22は攻撃失敗となり0ダメージ。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃ゲッターミサイル┃攻撃┃敵にランダムダメージを与える。1戦闘2回。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃大雪山おろし ┃攻撃┃HPが1の時のみ使用可能。敵にランダムダメージの最大値を与える。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃銃火器 ┃攻撃┃敵が男性なら1d3のダメージを、女性なら1d30のダメージを与える┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃《タイプスキル/種類/発動回数/説明》┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃変形┃特殊┃1┃登場時、戦闘不能になっている味方の特技(変身・特殊以外)を1つだけ奪うことができる┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃オープンゲット┃防御┃敵のランダム攻撃で戦闘不能になりそうな時、10%の確率で攻撃失敗にする(控)┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃分離 ┃防御┃1┃戦闘不能時、HP1で蘇生する(控)┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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GN-010 ガンダムサバーニャ [部分編集] 第10弾 UNIT 10D/U GN166S 6-緑1+青1+赤1 1枚制限 戦闘配備 [0]:改装[サバーニャ系] (>起動):自軍戦闘フェイズ開始時に、ビットチップ{UNIT、地形適性「宇宙」「地球」、1/1/1}3個を出す。 (戦闘フェイズ)[1]:このカードが攻撃に出撃している、または交戦中の場合、自軍ユニットX枚を廃棄する。その場合、全ての敵軍ユニットにXダメージを与える。 サバーニャ系 MS 専用「ロックオン・ストラトス」 緑-00 宇宙 地球 [6][6][7] イラスト違いの「コレクタブルレア」が存在する。通常版はKonomuSekiyama、イラスト違いはTakuyaIoである。
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モウサ 果てなき運命 UNIT U-140 赤 1-1-0 C 拠点 コロニー (敵軍ダメージ判定ステップ):《R》このカードが戦闘エリアにいる場合、地形適性「宇宙」と「艦船」「拠点」を持つ敵軍ユニット1枚を破壊する。 宇宙 [*][0][5] [部分編集] 流転する世界 UNIT U-175 赤 1-1-0 拠点 コロニー (自動B):このカードがプレイされて場に出た場合、自軍ユニット1枚の上に、NTコイン{CHARACTER(UNIT)、「特徴:女性、NT」、0/0/0}1個を乗せることができる。 宇宙 [*][0][4]