約 2,552,206 件
https://w.atwiki.jp/srkjmiroor/pages/40.html
【名前】 ブラック将軍 【読み方】 ぶらっくしょうぐん 【登場作品】 オーズ・電王・オールライダーレッツゴー仮面ライダー など 【仮面ライダー】 ゲルショッカーの大幹部。怪人としての姿はヒルカメレオンという改造人間。 【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】 ショッカーの大幹部。演じるのは福本清三氏。 【スーパーヒーロー大戦GP】 ショッカーの大幹部。演じるのは高田延彦氏。
https://w.atwiki.jp/burakku0623/pages/31.html
お問い合わせ お問い合わせのご検討ありがとうございます。 現在、ブラックちゃんねる♪、ブラックの実写チャンネルにてお仕事の依頼、相談を承っております。 ブラックちゃんねる♪へのご依頼・ご相談 こちらのチャンネルはゲーム実況チャンネルとなっております。 お引き受けできる内容として、β版、開発機でのゲーム実況や広報活動、正式版ゲームの実況や広報活動。 また、各イベント等への参加などがございます。 料金については有料、無料(経費は徴収する場合がございます。)を含めご相談させて頂きますので、一度ご連絡をお願い致します。 その他依頼も柔軟に対応致しますので、一度ご相談ください。 お問い合わせ方法 企業名(必須) 部署名 企業ホームページURL(必須) 担当者氏名(必須) 担当者フリガナ 返信先メールアドレス(必須) ご依頼・ご相談内容(必須)※商品などのWebページがある場合はURLもご記入ください。 ご予算(必要に応じてご記入ください。) 上記をご記入の上「burakku.info@gmail.com」へご連絡をお願い致します。 返信には数日かかる場合や、都合によりご依頼をお引き受けできない場合がございますのであらかじめご了承ください。 ブラックの実写チャンネルへのご依頼・ご相談 こちらのチャンネルは実写動画チャンネルとなっております。 お引き受けできる内容として、発売前、発売後の製品のレビュー、広報活動、各イベントの参加などがございます。 料金については有料、無料(商品の提供のみ・経費は徴収する場合あり)を含めてご相談させて頂きますので、一度ご連絡をお願い致します。 その他依頼も柔軟に対応致しますので、一度ご相談ください。 お問い合わせ方法 企業名(必須) 部署名 企業ホームページURL(必須) 担当者氏名(必須) 担当者フリガナ 返信先メールアドレス(必須) ご依頼・ご相談内容(必須)※商品などのWebページがある場合はURLもご記入ください。 ご予算(必要に応じてご記入ください。) 上記をご記入の上「burakku.info@gmail.com」へご連絡をお願い致します。 返信には数日かかる場合や、都合によりご依頼をお引き受けできない場合がございますのであらかじめご了承ください。 その他スポンサーも募集中です。詳細に関しては「burakku.info@gmail.com」にお問い合わせください。 個人情報の取り扱いに関してはこちら
https://w.atwiki.jp/mikuraio/pages/709.html
円盤生物 ブラックエンド NEO-GL第3弾 技N555 コンボ [[バジリス]] 最後の円盤生物 ずっと、800ずつ必殺技が上がる。 備考 『ウルトラマンレオ』の最終話に登場した円盤生物。 突如地底から出現し、ブラック指令の命令通りレオの名を呼び大暴れをした。 口からの火炎や長い尻尾、大きな角でレオを苦しめるが、子供達がブラック指令から奪い取った水晶玉をぶつけられて爆死した。 効果は永続で800ずつ必殺技が上がるというもの。ラウンドを重ねる毎に上がっていくため早い段階で使用すれば大幅な強化を見込める。 エンペラ星人(技)(第2弾)、ブラキウムの上位互換。あちらは上昇値が1000だが、こちらは永続で800ずつ上昇するため発動して2ラウンド目には1600と上回る。 ウルトラマンレオのラスボス、またNEO最終弾とはいえNカードとは思えない効果である。 イラストレーター KEN NAGASAKI
https://w.atwiki.jp/hamona/pages/14.html
ブラックリスト 是非通報よろしくお願いします。 島名 飼い主名 行為 白黒クンパッパ ハナマキ飼い主 WM売買 oびんたっこoァィランド キキ ポイントサイトの勧誘 スイートピー島 ★峻介★ ポイントサイトの勧誘 わああ ラヴン 掲示板荒らし かっぱつ島 yumoto dd騙し取り、詐欺 ブラック☆ナイト デトラック WM売買 ダークネスワールド リョぉ ポイントサイトへの勧誘 MUSICぁいらんど ★Flute★ WM売買
https://w.atwiki.jp/renkin2021/pages/193.html
ブラックホールの作り方 材料1 材料2 材料3 合成物 重力 重力 重力 ブラックホール
https://w.atwiki.jp/tes5/pages/351.html
ブラックリーチ スカイリムの地下に広がる巨大空間。 ドゥーマーたちが作ったと思われる古代都市の遺跡が散見されるが、彼ら亡き今は主にファルメルの住処となっている。 ブラックリーチへは下記ダンジョンのいずれかから、アチューンメント・スフィアを使用することでアクセスできる。アルファベットは地図上の位置。 A ムジンチャレフト内、ムジンチャレフトの門番小屋 B アルフタンド内、アルフタンド大聖堂 E ラルドサール内、ラルドサール・ディープ市場 また、ブラックリーチから下記の昇降機を使ってスカイリムに出ることで、簡易アクセス地点となるロケーションをマップに追加することが出来る。 C ラルドサールの大リフト D アルフタンドの大リフト F ムジンチャレフトの大リフト 所々に植生している「クリムゾン・ニルンルート」、魂石を掘ることが出来る「晶石の鉱脈」は、ここブラックリーチにのみ存在する。 ダンジョン内は10日でリスポンするので、これら素材が欲しい場合は定期的に訪れると良いだろう。 ブラックリーチとその内部に存在するダンジョン。ブラックリーチの地図はこちら。地図上の赤点はクリムゾン・ニルンルートが生えている地点を表すが、赤点以外にも生えている場所有り。 全部で44ヵ所、うち5ヵ所は 異臭の塔 シンデリオンの野外実験室 静かなる遺跡 塾考の間 ポンプ地区 にある。 リスポン欄「×」はリスポン無し、それ以外は有り。スキル本は「○○」で表記。 鉱石は鉱脈が存在し採掘出来るもののみ記載。落ちているもの、配置されているものは記載していません。 錬金素材は一部レア素材(奇妙な心臓等)を除き、採取出来るもののみ記載。落ちているもの、配置されているものは記載していません。同タイプの素材が3種以上採れる場合はまとめて表記。 例 「ベニテングタケ、光るキノコ、ナミラキノコ」→キノコ類。「ニンニク、エルフイヤー・リーフ、フロスト・ミリアム」→吊るし物類。 [部分編集] 名前 場所 リスポン 出現敵 鉱脈 錬金素材 特筆アイテム等 備考 ブラックリーチ Dオートマトンファルメルウィスプマザー巨人 鋼玉黒檀晶石金月長石オリハルコン水銀銀 キノコ類クリムゾン・ニルンルートシャウラスの卵 鉱脈の数は晶石34 鋼玉14 黒檀6 それ以外が2~3。中央部に釣り下がる巨大なオレンジの球体は(↓反転で表示)シャウト「揺るぎ無き力」を当てると固有ドラゴン「ヴュルスリョル」が現れる仕掛け。 異臭の塔 ① 蜘蛛 クモの卵クリムゾン・ニルンルート 昇降機の外にクリムゾン・ニルンルート。 シンデリオンの野外実験室 ② × クリムゾン・ニルンルートデイドラの心臓ブライアハートエクトプラズムブルー・ダートウィング アチューンメント・スフィア「デ・レルム・ディレニス」 サイドクエスト「赤いニルンルートを探せ」 静かなる遺跡 ③ クリムゾン・ニルンルート 「戦士」 塾考の間 ④ ファルメルファルメルの召使い クリムゾン・ニルンルート 最上階、扉の裏手にクリムゾン・ニルンルート。 ポンプ施設 ⑤ ファルメルの召使い 議論の間、静かなる街の地下墓地からアクセス可。 議論の間 ⑥ ファルメルファルメルの召使い 「火中に舞う 第6章」 ポンプ施設へ続く。 静かなる街の地下墓地 ⑦ ファルメル 晶石 光るキノコシャウラスの卵 ポンプ施設へ続く。 戦闘区画 ⑧ 入口から西、ドゥーマー式回転刃が作動するエリア階段上のテーブルに「2920 真央の月、6巻」 農場監督者の家 ⑨ 光るキノコ ムザークの塔 ⑩ × スプリガンの樹液 「鍛冶の試練」星霜の書(竜) デイドラクエスト「霊魂の確認」メインクエスト「エルダーの知識」DGクエスト「巻物の偵察」 ポンプ地区 ⑪ Dオートマトン クリムゾン・ニルンルート 入って西側の水中にある弁を作動させて開いた扉の先にクリムゾン・ニルンルート。昇降機を出て西下の岩にクリムゾン・ニルンルート。「旋風の疾走」1段階目で到達可。
https://w.atwiki.jp/orz1414/pages/164.html
■リリーブラック1 紫色の桜が散る。 罪人が取り憑いた桜が散っている。 「…俺、どうしてここにいるんだっけ?」 よく分からない内にここに来ていて、俺は―― 俺、もう死んだんだ。 死因なんて覚えていないし、そもそも…この場所に辿り着くまでが とてつもなく長かった。 死神に三途の川を渡らされて、閻魔に説教を食らって…結局、ここにいる。 「…結局、ここはどこなんだ?」 「教えてあげようか?」 急に答えられた声に振り向くと、そこに立っていたのは、黒い服を着た 一人の少女だった。 「…お前、誰だよ?」 「私はリリーブラック。ただの春を伝える妖精よ」 春を伝えるという事は、きっと季節は今は春なのだろう と言うよりも妖精って何だ? あの…フェアリーとかの類の妖精か? 「…春、ねぇ。…でリリーとか言うの、ここはどこなんだ?」 「あんた、私が名乗ったんだから名前くらい名乗りなさいよ」 「…悪ぃ、俺は○○。ただのしがない人間だ」 「見れば判るわ。大方、さっき閻魔様に裁かれたんでしょ?」 表情を崩す事無く、淡々と告げるリリー。 「まぁな」 「だったら、ここから先にあるのは転生か冥界行きよ」 「どっちも…面倒そうだな」 「そのまま消滅したいならすればいいでしょ」 冷たい奴だなぁ…。普通、そういう時はもう少し励ますなり何なりすると思うんだが。 「…そうだ。今は季節的に春なのか?」 「そうよ」 「…お前って、春を伝える妖精なんだよな?」 その言葉に呆れ顔になりながら、リリーはまるで蔑むような視線を俺に向けて こう言い放った。 「あんたに伝える春はないわ」 やっぱ冷たい奴だ。むしろ春じゃなくて冬の妖精なんじゃないのか? 「まぁ、時間なんてほとんど無限にあるし、その間にでも消滅するか考えておけば?」 そう言い残して、その黒い衣装とは全く違う純白の羽を広げてリリーは空に 舞い上がった。 「俺、明日もここにいるからな!」 何だかよく分からないが、俺は彼女の事が妙に気になっていた。 まぁ、自分もそんな訳の分からない感情に動かされながら 次の日もここに居た訳だ。 無縁塚では、紫の桜花が舞い、奇妙に『俺』という存在が死んだ事を納得させてくれた。 「なんだ、まだ居たの?」 「居ちゃ悪いか」 そんな声と共に、俺の傍に降り立ったのは一人の妖精。 昨日と変わらず、やや冷たい態度を取る。 本当に春の妖精とは思えないほど冷たい少女だった。 春の陽気とは違って、彼女の言葉は冷気のように冷たい。 恐らく、それは彼女の本意で言っているものではないと思っているが… いや、そんなこともないのかもしれない。 彼女はほとんど、自分の思うとおりに言葉を投げかけている。 それが、俺にとっては嬉しい事だったりする。 「何よ、ニヤニヤして…頭でも打った?」 「や、そういう風にはっきり言う奴が珍しかっただけだ。うん、それって結構嬉しいんだよ」 素直にそう答えてやると、彼女はその言葉に不服なのか 不機嫌そうな顔になり 「…あんたってバカじゃないの?」 「まぁ、頭がいいって言われた事は無いな。どちらかと言えばずる賢いと言われてた」 子供の頃は、親にも呆れられるほどの悪戯小僧という事も認められる。 「はぁ、やっぱあんたってバカよ」 「そんな俺と真面目に話そうとしているお前もな」 「っ…そんな訳無いでしょ! 何で私が好き好んであんたと話さないと…!」 「はいはい」 真っ赤になりながら弁明する彼女に対して、俺は軽くあしらっていた。 そんな感じでわかった事はある。 彼女は、弄られ体質だ。 何でか分からないが、何処からか弄られオーラが出ている。 普段、こんな風に誰かに弄られているのか、それとも俺と出会ったことで発現されたのか 知らないけど。うん、間違いなく彼女は弄られ体質と言う事はよく分かった。 「…で、決めたの?消滅するかどうか」 「人を勝手に消滅さすな。まだ考え中だ」 一頻りからかった後、彼女は本題を出してきた。 …別に今、決断を出す必要があるかどうか知らないが、今は保留だ。 「…そう」 どうして、そう言った途端にお前の顔が曇るか分からないが…。 「ま、適当に適当に、だな」 大きな流れには逆らう事ができる訳でもなし、適当に流れに身を任せる方向で、 消滅する時は消滅して、転生する時は転生する。 「…あんた、明日もここに居るの?」 「そりゃな、行き先が正直分からないからな」 「あんたの状態は、辛うじて無縁塚に留まってるに過ぎないから。 このまま冥界に逝くか、それとも消滅するか、転生の道に入るかの分岐点に居るのよ」 そんな事を教えてくれるとはありがたい。 何故彼女がそんな事を知っているか知らないが、俺は彼女の言葉を信じて どうするか、少しだけ考えるようになった。 四日後―― 「…はぁ」 春の暖かい陽気に思わず眠気が訪れる。 驚くべき所は幽霊になっても寝る事が出来るという事か。 実は死んでから最初の日も考えに考えを繰り返していると、普通に寝てしまった。 元々、考えるのは得意分野じゃない。 「冥界、転生、消滅」 …どれがどう違うのか微妙な所だ。 死んでいる今になって、また進む先を決めないとならないのが面倒すぎる。 いやいや、待とうぜ俺。 進路を適当に決めるな、って偉い人が言ってただろ? じゃあ、考えてみるんだ。 「消滅」 まず最初に考えついて却下だった。 そもそも、それじゃ生きている意味…もとい、死んでいる意味がない。 そうなると考え付くのは、転生か冥界逝き。 「…転生、ねぇ」 魂だけ変わって違う『俺』になる。 辞書どおりの意味を考えると、生まれ変わって何か別の物になるということ。 それが蛙だろうと、鳥だろうと、文句は言えないわけだ。 生まれ変わった先が蛙でも、それは俺になる。 …我侭なようだが、俺はそんな物はゴメンだった。 違う何かになるなんて真っ平だ。 たとえ記憶を引き継がないのでも、絶対に嫌だ。 「冥界逝き、ね」 …そもそも冥界に逝くとしても、どんな状態になるのやら… この形状を維持するならまだマシか? 幽霊と言う身分ならば、まだ蛙よりはマシだ。 じゃ、やっぱり冥界逝きしかないじゃないか。 …明日、あいつに会ってどうにか冥界逝きの方法でも聞いてみるか。 翌日は割りと早い内に彼女は辿り着いた。 黒い衣装に冷たい言動。弄られっぷりは間違いなく いつもの彼女そのままだった。 「…あんたって、そう人を弄らないと気が済まないの?」 「いや、お前限定」 「……」 不機嫌になる様子もいつも通りで嬉しい。 そして、俺は彼女に聞くことにした。 「なぁ冥界逝きってさ、どうすれば良いんだ?」 微かに、空気が止まった気がした。 あまりにも彼女の反応が無かったので、そちらの方を見ると 「………」 固まっていた。 いや…彼女は固まっているのではない。 気を失いかけているのだ。 どうして、そんな事になっているのか分からないが、これがただならぬ事という事だけは 鈍い俺にもわかった。 「ちっ…」 俺一人じゃ、残念だが何も出来ない。 …いや、頼る奴なら居るんじゃないか? 最後まで説教してくれたあのにっくき裁判長とか、さ。 「仕方ねえ…っ、ちょっと耐えろよ…!」 横になりかけた彼女を抱きかかえて、裁判長の所に向かった。 考えてる暇なんてありゃしない。 一心不乱に走り続けた。 既に時は夜となり、四季映姫は優雅に茶を飲んでいた。 今日は如何せん裁かれる人が多かった。 明日に備えて、そろそろ休憩を取ろうと考えて呟いた。 「…ふぅ、今日の審議もこれで全部お終――」 「裁判長ーッ!」 「ぶーっ!」 思わず、茶を吹き出した。優雅な一時は終わりを告げた。 お茶は見事に霧となっていた。 堂々と真正面から戸をぶち破ってくるほど元気な霊が、まさか来るとは思わなかった。 「…非礼は先に詫びる、ゴメンなさい。で、本題に入るんだが」 目の前の霊は一人の妖精を抱えていた。 …見たところ、衰弱しているようなのだが、今の季節なら気にするほどもないくらい当たり前の 様子だ。 「こいつ、調子が悪いんだ。あんたなら何か知ってるだろ!?」 この霊――この前、裁いたばかりだが――はどうやら四季映姫を医者か何かと勘違いしているのか? いや、まず裁判長とか呼んだ時点でそれは無いだろうが。 「この季節の節目に、彼女がそうなってもおかしくは無い」 「…何?」 「春を伝える彼女、リリーは当然、夏が近づけば消えてしまう儚い妖精に過ぎません」 当たり前の事実を言った。 もっとも彼女だけでなく、きっと、春を司る妖怪たちもしばらく消えてしまうだろうが。 「えーと、確か○○とか言ったはずですね。 春が終わるまで彼女と一緒にいる、それが貴方が積める善行よ」 それだけ言って、男と妖精を追い出した。 非情な判断ではない。一番、適切な判断だと我ながら思う。 彼女はずっと、彼を見ていた。彼も彼女を必死に見ていた。 ならば、あの者達に積める善行とは、こういうことではないだろうか――? 「…何で泣いてるのよ?」 「泣いてねえ、これは雨だ」 結局何ができる訳でもなく、無縁塚で俺は彼女の元に居るだけだった。 彼女の身体は恐ろしく軽い。 これから存在がなくなるように、本当に彼女の質量がなくなっていった。 「お前ってさ、本当に強情だな」 「…何が?」 「あー、そう、居れる期間くらいちゃんと言おうぜ」 俺も散々と言わなかったけど。 今なら言える、あの裁判長に言われてようやく決めた俺の死に先。 「俺さ、冥界に逝くぜ。それで次の春まで、お前を待つ」 「ん…」 彼女は微かに笑う。 いつも冷たい目ばかりだったのに、こういう不意打ちには弱い。 今の俺の顔は到底見れるもんじゃないだろう。 「待ってる、からな」 「…迎えに、来ないの?」 「幽霊が迎えに来るんじゃ、あの世行きだろ? うん、でも、それもいいかもな…斬新でさ。なぁ?」 ふと、ほとんど彼女の身体の重みがなくなっていた。 そこにあったのは眠った彼女の身体と、紫色の桜。 ふわりと、彼女の身体が桜の花びらとなって空中を舞っていった。 その白かった翼も、桜花となって舞い上がる。 掴んでも、掴んでも、その桜の花びらは舞っていく。 「…はは、まだ…何も言ってねえだろ? 俺、伝えたい事があったんだよ。伝えないとならないことが――!」 周囲の桜は既に散っていた。 エピローグ 結局のところ、俺は冥界に逝く事に決まった。 元々、冥界逝きらしい俺は、温かく迎えられた。 それでも彼女への思いは途切れず、彼女がいない空白の 時を過ごし続けた。 何をしても無気力、夏は惰眠を貪り、秋は愁眠、冬は冬眠をして 庭師に働け、と怒鳴られたものだ。 そうして、ようやく春が訪れたのだ。 「…変な感じだな」 無縁塚は別段、変化の様子はない。 むしろ、あの時の異変がおかしかっただけで、普通に季節が巡れば 紫ではない桜花が咲き誇る。 「…よう」 「…うん」 花に囲まれて彼女はそこで佇む。 黒い服、白い翼、春の妖精なのに、まったくそんな感じを受けさせない佇まい。 「春ってさ、もう来たのか?」 当たり前の質問をしてみた。すでに暦の上でも春は迎えている。 その問いに、彼女は笑いながら答えた。 「あんたに伝える春は無いって、言ったでしょ?」 思わず彼女を抱きしめた。 今度は一春の思い出にはさせない―― 後書き ===ティラシの裏=== アルェ!?告白になってないぞォーッ!? ===ティラシの裏ここまで=== (他の人のを見て)ブラボー おぉ、ブラボー はい、ってな訳で、リリー裏版です。 表版よりも先に完成しました。 切ない話って難しいっスね。 『切ない話を書く』、『リリーを魅力的に書く』 両方やらなきゃならないのがリクエストを受けた物の辛いところだな。 いや、別に辛いと思ってませんが(笑 2スレ目 9 ─────────────────────────────────────────────────────────── #1 ―――――――――――――――――――― 「なあブラック。お前が山に来た理由は分かったけど、何で逆さ釣りになってたんだ?」 「あれは……、どこぞの悪戯妖精のせいだ」 「そうそう、私たち酷い目にあったのですよ!」 そう言って机を叩くホワイト。マグカップが一瞬中に浮いた。 ホワイトを雪だまりから掘り出し…もとい。助け出して、俺の家で暖を取ることと相成った。 簡素な暖炉に火をつけて、湯気を立てる飲み物を見繕う。ちょっとした菓子もあったような気もしないでもない。 そう思って戸棚を探したが、探したがそんなものは見つからなかった。俺の家に気の利いた物は置いてないらしい。 「酷い目って…。逆さ釣りと雪埋めか?」 「そうなのです! 人を雪に埋めるなんて悪魔の所業なのです!」 「逆さ釣りも辛かったな……」 「悪戯妖精つったら……チルノか、サニーたちか」 「そう、そのサニーとか言う奴らなのです! うぅ~、くやしぃ~!」 ダンダンとまた机に手を打ち付けるホワイト。机から転げ落ちそうになったマグカップをブラックがすくいあげた。 駄々をこねる子どものように、ホワイトはぎゃあぎゃあと文句をたれ続ける。 そしてその背中をブラックがさすってやって、まるで場末の居酒屋とかでよく見る風景だ。 『俺は家族のために頑張ってるんだよぉ!』 『わかる、わかりますよ、課長! 僕も辛いです…!』 『そうかそうか、今日は朝まで飲み明かそう!』 みたいな。サラリーマン島耕作……にはこんな場面ないか。 「やられたんならやり返せばいいんじゃないのか? やられっぱなしはつまらないだろ」 「それはそうなのですが……」 「何か問題があるのか?」 「黒ちゃんがそういうのをあんまり好みませんしー。それに、」 そこで言葉を切ってホワイトは立ち上がる。何を思ったのか両手を大きく広げた。毎年、春の季節にそうするように、その細い両の手を羽のように広げ、息を吸い込む。 「春ですよー!」 その声に俺はビビッて、床に伏せた。俺ならずとも、幻想郷の春を体験したことのあるものなら、きっとそうだろう。その声は、弾幕の嵐が来る前触れだからだ。 春先に必ず聞こえる、天使のように明るい悪魔の声。その声と共に降り注ぐ強烈な弾幕。春の嵐は強いとよく言うが、これほどじゃない。 折角ついた花の芽も取れてしまうし、茂った木の葉は落ちる。建物も傷つく上に、怪我人まで出る始末だ。 湖にある紅魔館では毎年、弾幕の回避に手間を取られているそうだし、博麗の神社では巫女がマジギレしているそうな。 ホワイトがそこで撃墜されているかどうかは俺の知る所ではないが。 「…………おい、○○。大丈夫だ、安心しろ」 背中をブラックに叩かれて顔を上げる。そこには荒れ狂う弾幕があるわけでもなく、ぐちゃぐちゃになった室内が見えたわけでもなかった。 両手を広げたままのホワイトが恥ずかしそうに笑っているだけで、床に伏せる前と何ら変わりは無い。 ホワイトが頭を掻き掻き「こういうわけなのです」と、つぶやいた。 「…ええと、つまり?」 「要するに、今の私たちはその辺の妖精よりも弱いってことだ。弾幕を張ることはできないし、空も飛べない」 「というわけなのですよ。やり返したくても、やり返せないのです…」 「なるほど、じゃあ諦めるのか」 「いいえ、諦めないのですよ?」 ホワイトが、即座に返事をする。その声に温かみは感じられなかった。何処までも冷たい、感情のない声だった。 俺とブラックが驚いて顔を上げると、ホワイトが俺たちを見つめている。いつもと同じ表情、同じ顔だ。だが、そこには見慣れた笑顔はなかった。瞳に光は灯っていない。 ホワイトの桜色をした唇が、ゆっくりと動く。まるで大蛇が獲物を飲み込むときのように、獲物を嬲るように、もったいぶって。 「私は、諦めないのですよ? 春になったら思い知らせてあげるのです。誰にたてついたか、自分の所業がどんなに酷いことか教えてあげるのです」 「…………」 「そうですね…、まずはじめに私と同じ目にあわせてあげるのです。花に埋もれさせましょう。その後は黒ちゃんがされたこともしてあげましょう。高い木の上に逆さ釣りです。 その後は……弾幕で痛い目見せてあげましょうか。自業自得なのですよ、自分たちが悪いことをしたのですから、咎められるのは当然のことなのです。 うふっ。春が楽しみなのです。うふ、うふふふ、うふふふふふふふふっ!」 脳みその螺子が外れたのか、壊れたように低く笑い続けるその姿に、いつものホワイトの面影は見えなかった。はっきり言って怖い。背筋が震えたくらいだ。 かと思えば、ブラックはため息混じりに「またか」と呟く。頭痛でもするのか、額に皺を寄せて頭を振っていた。 「またかって…、前科でもあるのか?」 「去年も同じことを言っていた。一言一句違わず、な」 「忘れっぽい……のか」 「頭が春なだけだ。気にするな。……ああ…頭が痛い…」 「なかせてやるのですよー!!」 ―――――――――――――――――――― ===============文々。新聞三面記事============== 「なかせる…って、どんな風になかせるつまりなんですか」 マイクを向けつつ、不思議な顔つきをする天狗。 そのマイクを誇らしげに奪い取り、ホワイトはにこりと笑う。 息を深く吸い込み、「こうなかせるのですよ」と、天女のような笑顔で、言った。 「らめぇぇぇぇぇ! サニーのこくまろミルクでちゃうのぉぉぉぉほぉぉぉぉぉぉ!!」 ==========新聞買わなきゃらめなのぉ! ― 射命丸 文========== #2 ―――――――――――――――――――― 「ああもう、寒い! なあブラック、何で俺たちはまたこんな雪の中歩いてるんだ!?」 「…………私の知ったことか。さっさと歩け。帰るのが遅くなる」 「冷たいな、おい。何か機嫌悪くないか」 「寒いからな」 むげもなくブラックはそう言って、雪にまみれた足を動かした。俺もその後に続く。 俺と彼女の間に一つの会話もなく、言葉を交わす事はあっても、俺から話しかけるだけで、それが発展することはなかった。 互いに、コートの前襟を堅く締めて、手袋をしても冷たくなる指先に息を吐きかけていた。 何でこんなことになったのか…。俺はつい十数分前のことを、鬱な気分で思い返していた。以下回想。 ―――――――――― 「帰りたくないのです」 「は? 今何と仰いましたかお嬢さん?」 「今夜は帰りたくないのです。泊めて欲しいのです」 ホワイトが壊れた笑顔をやめてからすぐのことだった。 椅子に何食わぬ顔で座りなおし、俺にお茶のお代わりを要求した後、ホワイトは悪びれもせずそう言った。 しかしだ、この台詞何も知らない人が聞いたらとんでもないことになるんじゃないだろうか。 狭苦しい家に男と女が二人っきり。その上、「今夜は帰りたくないの……泊めて…」何ていう台詞は破壊力抜群だろう。 皆で同じ釜の飯をつつき、同じ風呂に入り、同じ布団で寝る。それでも寒さに体は震え、次第に体を寄せ合って……。 そんなピンク色の妄想を考える男なんてすぐに分かってしまうわけで、ブラックが眉根を寄せながら、俺の肩を叩いた。 「○○、変なこと考えてないか」 「かっ、考えてないぞ」 「○○さんは私と一緒のお布団で寝るのですよねー?」 「ほう、そうなのか?」 「そうなのですよー。黒ちゃんも一緒に寝るのですか?」 「おい、勘弁してくれよ。暑苦しくて堪らないだろ」 「じゃあお泊りしてもいいのですね?」 「こんな寒空の下に放り出すわけにも行かないだろ。泊まってけ」 「やったー! お泊りなのですよ、黒ちゃんも楽しみなのですねー?」 「……そう…だな。ホワイトは楽しそうだな」 この時急に、二人の間に何かが開いたような気がした。 空気の温度とか、心のキョリとか、言葉に出来ないそんな何か。小さいけれど確実に、何か開いたような気がする。 「冷蔵庫の中見てくる。足りなかったら買いにいこう」 そう言って俺に背を向けたブラックに、俺は声をかけることが出来なかった。 その後、ブラックはコートを俺に借り、長靴をはいて手袋をはめて、雪の中に繰り出した。俺を振り返りもしない。 雪を踏みしめて必死に歩くその背中に、ホワイトを一緒に探していたときの事を思い出す。でも、今と、その時は、違っているような気がしてならなかった。 ―――――――――― 「なあブラック。お前機嫌悪いだろ」 「悪くないって言ってるだろう。何度言えばわかるんだ」 「いいや、悪いね。だってさっきから喋らないし。それに……ほれ、額に皺寄りっぱなしだ」 「っ、触るな。……もし、仮に、例え話だが、機嫌が悪かったらお前のせいだ。私は悪くない」 「俺のせいって……」 「ふぅん。心当たりがないなら考えるといい。その内分かる」 冷たくそう告げて、ブラックは買いをすると、里に消えていった。今夜は鍋にするらしい。八百屋に魚屋と、忙しく走りまわっているのが人ごみの中に見える。 その姿を見ながら、腕を組んで考え込む。やっぱり、コーヒー飲むのを強要したからか? いや、でもまだ飲ませてもないしなあ。 …なんだいこのボムはぁ!? じゃなくて。 いっそブラック捕まえて問い詰めるのもありかなと、思った。こう、肩を引っつかんで、真正面から男らしく突っ込むのもありかなと。 だけどそんなことをしてブラックに嫌われでもしたらどうしようか。平身低頭して謝っても許してはくれまい。 「でもなあ……」 このままにしておくのもそれはそれでいけないだろう。 なにより、こんな先の分からないままにしておくのは嫌だ。折角今会えたのだから、今一緒にいて、ブラックがいて、話す事ができるのだから。 安っぽいとか、ガキっぽいとかそんな言葉が頭を過ぎった。まあ、それはそれでいいかもしれない。 心を伝える一番簡単な方法は、全部ぶちまけること、だし。 「○○、待たせたな。ほら、早く戻ろう。ホワイトが待ってる」 「なあ、ちょっと待てよ。お前さっきからなんでそんなに急いでるんだ?」 「それは…ほら、ホワイトが待ってるから。お前もお腹が空いてるだろ?」 「質問を質問で返すな。ご飯とかはとりあえずいいから、答えろよ」 「さあ、早く早く、早く帰ろう。お腹がすいた、早く帰ろう」 「だから。人の話を聞けって。っつかお前こっち向けよ」 「ぁ……」 無理矢理に道程を急くブラックの腕を掴んで、俺のほうを向かせる。抵抗もしないで、ブラックの身体がそれに従う。 そうして、ようやく交わす事ができた視線と視線。ブラックの瞳は濡れたビー玉のように光っていた。 「ぶっ…………!」 とかそんなことより前に。 俺の視線はブラックの顔の上を走り回っていた。 そこにあるのは寒さで赤くなった鼻。の下に黒いマジックで書かれたぶっといひげ。 ホワイトのものより少し色の濃い唇。を無理矢理赤のマジックで書き足してたらこ唇にしてあった。 ふっくらと柔らかそうなほっぺたは、これまた赤のマジックで『@』のマークが書いてあった。両方共に。 そして真っ黒な瞳の周りには黒のマジックでまつげが書き足され、そのうえで眼鏡が書いてあった。 極めつけは額に『肉』の文字。 「~~っはははははっ!!」 いきなり大きな声で笑い出した俺を、面食らった顔でブラックが見つめている。しかし、その目の周りにはお粗末な眼鏡が書いてあるわけで。余計に俺の笑いを誘う。 俺はきょとん顔のブラックがまた面白くて、面白くて、笑いすぎて目に涙が滲む。 腹筋がいよいよ痛くなってきた。涙で滲んだ視界は真っ白な雪と、黒のコートを着込んだブラックだけしか判別できないほどだ。 「…おい○○。何がそんなに面白いんだ。人の顔見て笑うなんて最悪な奴だな」 「だって……! おま、鏡見てみろ…!」 「鏡? なんだっていきなりそんな……」 「いいからいいから。そら、そこの池でいいから」 ブラックの背を押して、近くにあった池へ歩いて行く。 水面に氷が張って、雲の間から差し込む光で、きらきらと、鏡のように光っていた。 ブラックと二人して、それを覗き込んだ。涙を目の端にためて笑う俺と、何がなんだか分からないといった顔のブラックの顔が、氷に映って。 そして、俺とブラック、二人の声が、寒空に響いた。 「ぁんじゃこりゃああああああ!?」 某刑事ドラマばりの叫び声を上げて、俺は自分の顔を押さえる。 そこには、ブラックと同じように落書きがしてあった。ひげや頬のマークは当然のように書かれてあった。 ブラックと違う所は俺の額に書いてある文字が『バカ』の文字だったことだ。 「おい○○! 何だこれは」 「それは俺が聞きたいな。いつの間にこんなもん書かれたんだ」 二人して落書きに汚れた顔を突き合わせる。 さっきまでの口論もそっちのけで、視線と視線をぶつけ合う。火花も散らんかというその間を、“ひゅん”と、何かが走る。 一瞬後に、何かが雪に落ちる音。そちらの方を向けば雪の塊が砕けて地面に埋まっていた。 ―ああっ、外れた! ―サニーサニー、ばれちゃったよ! ―第2球投げたー! ―ルナもふざけてないで! やいのやいのと騒ぐ声がする方へ顔を向ければ、不思議な衣装を纏った妖精が三人。黒髪の妖精は他の二人を抑えようとしているが、それにも構わず雪玉を投げる二人。 ゆらり、と、ブラックが体を動かした。とても緩慢な動作で、それなのに目で追う事は敵わなかった。 俺もそれに倣う。視線を投げた先に、妖精が三人。ようやく俺たちの動きに気づいたのか、雪玉を投げる手が止まった。 「○○、さっき、機嫌が悪いといったな。気のせいだと言ったが、すまない、当たっていた」 「奇遇だな、俺もだ。どこぞの妖精がなぁ」 「ああ、“どこぞの”妖精のせいだな」 「とりあえずどうしてやろうか。花に埋めるか、それとも逆さ釣りにするか?」 「それはホワイトがやるって言ってたろう」 「じゃあお前は? どうするんだ」 「とっつかまえて、ぶん殴って、池に沈める」 「よしきたっ!」 スタンディングスタートで、同時に走り始めた。 帽子が風に飛ぶ。ブラックの長髪が風に踊っている。おもむろに手袋は外し、丸めた。 大きく振りかぶって、それを力強く放り投げた。 「覚悟しろこの悪戯妖精どもがっ!」 ◇◆◇ 「……疲れた」 「言うな、私もだ」 結論から言うと、結局俺たちはサニーたちを捕まえることはできなかった。所詮妖精と、侮ったのが間違いだった。 あちらが存外に賢かった、己の能力を熟知し、そして使いこなしていた。見えない足に転ばされ、声が消されて連携がとれず、雪だまりに自ら突っ込む結果となった。 疲労困憊となった俺たちは、すぐ家に帰るのは諦めて、里で、一休み入れることにしたのだった。 身体があったまるからという理由で、甘酒をちびちびと飲む。少し癖のあるえぐみが、口の中で溶けていった。 「…ブラック。怪我とかはしてないか」 「大丈夫だ。そういうお前はどうだ、頭から地面に突っ込んでたろう」 「うー、少し、ひりひりするかな。まあ大丈――」 「どれ、見せてみろ」 ブラックが机越しに、俺の前髪を捲り上げた。黒の瞳が、心配げに細められる。 俺はその予想外の行動に、しばし、我を忘れて、前だけを見つめ続けた。 動くことの出来ない視界の中で、唯一動きを見せるブラックの身体。耳元で聞こえる衣擦れの音が、何故かとても、くすぐったい。 「なんだ、大したことないじゃないか。……○○、顔が赤いぞ。まさか甘酒で酔っ払ったとか言わないだろうな」 「ブラック……お前…」 「ん?」 「優しい所あるんだな」 「なっ!? お前私が血も涙もない奴だと思ってたのか!?」 「だってさっき『ぶん殴って池に沈める』とか言ってたし…」 「悪戯した子供にはお仕置きが必要ってことだ。至って普通だ」 「でも『そういうのは好まない』んじゃなかったのか」 「あまり、だ。あまり好きじゃないだけだ。勘違いするな」 「じゃあ少しはそういう性癖があるわけだ」 「っ! ないない!」 がたんと、音を立てて席を立つ。大きな音に、店中から視線が集まった。それに晒されたブラックは、気まずげに「とにかく」と、咳払いを一つ。 「私にそんな性癖は無いからな。勘違いするな、私は普通だ」 「そうやって普通とか言う奴に限って、アブノーマルなんだよな」 「だから違うと!」 「まあまあ、落ち着け」 耳まで真っ赤にして、ぶるぶる震えるブラックの肩を抑える。涙目になってるのは何でだ。やっぱりそっちの気があるのか? 何てこんなことを言ったら、間違いなく店の中で暴れだすので、さっさと連れ出すことにする。 勘定を支払って、雪がちらつく道へ足を踏み出した。ぎゅうぎゅうと雪を踏むたびに、音が鳴って、気分が高揚する。まるで子どもの頃に戻ったみたいだ。 道の端にある雪の塊を、足で蹴り上げた。ばらばらと細かい雪が、宙を舞う。 「○○、お前子どもみたいだ」 そんな俺を見て、ブラックが微笑んでいる。その手に、家をでる時に渡したはずの手袋は無い。 そのことを訊ねると、「さっきサニーたちを追いかけているときに落とした。すまん」と目を伏せる。 「あー、大声で怒鳴りながら投げてたな。あれ高かったんだぜ?」 「だからっ、すまんと言ってるだろう。ケチ臭い奴だ」 「うるせ。……ほら、これ使え」 ブラックに、俺のしている手袋を渡してやる。手にはめてやると、少し指先が余ったが、まあ落ちることは無いだろう。 直に指先が外気に触れて、痛い。でもまあ、俺が寒いくらいはいいか。今日くらい、指先が使い物にならなくなっても、晩飯はブラックが作ってくれるって言ってたしな。 そんなことを思いながら、指先をこすって、息を吐きかける。気休めどころか、何の意味もないことは承知の上だ。 「○○、ほら。これ使え」 ぺち。 ブラックの声に振り向くと、何かが俺の顔面に当たった。後ろを振り向くと、ブラックと目が合った。片方の手袋がない。 ブラックが「下を見ろ」と、地面を指差す。それに従って視線を下げると、地面に横たわる手袋。 とりあえず、訳も分からないが、拾い上げる。 「使えったって、お前が寒いだろ」 「いいからいいから。“人の厚意はありがたく受け取っておくもんだ”。…だろう?」 「上手いこと言いやがって、この野郎」 「しかしなんだ、この台詞自分で言ったらかなり恥ずかしいな」 「だろ? あの時俺も結構恥ずかしかったんだぜ」 「でも、癖になりそうだな」 「お前、そっちの気があるのか!」 「だからないと言っている!」 ちょっと弄りすぎたか。ブラックの右手が拳に変わっている。このままでは殴られかねないと、慌てて最後の台詞は撤回した。 手袋は使えと、そうは言うがブラックだって片手が寒そうだ。しきりに右手をこすり合わせている。 「ブラック、お前も寒いんじゃないか。手ぇ真っ赤だぞ?」 「ああ…私なら大丈夫だ」 そう言って、するりと。 その左手を、傘のように広げて、俺の右手に、絡める。 指と指が交じり合って、絡まって、繋がった。 「ほら。こうすれば寒くない」 心底嬉しそうな笑顔で、優しく瞳を細めて、笑った。 俺は何故かその顔を直視できなくて、思わず逸らしてしまった。それでも右手を離す気にはなれなくて、少しだけぎゅうっと、握り返した。 そして、また。その手は握り返される。 「このまま家に帰るのか?」 「それもいいな。○○、私は酔っているってことにしておいてくれ」 「そうか。じゃあ、俺も酔ってるってことにしておいてくれ」 「私達を見たら、きっとホワイトはびっくりするだろうな」 「だろうな。何せ俺たちは一回死んで、生き返ったんだしなぁ」 「“オラは死んじまっただー”」 「ブラック…。お前結構古臭い奴だったんだな」 「うっ、うるさいうるさいうるさい! バカって言う奴がバカなんだ!」 「お前はチルノか! つか、叩くな叩くな!」 ==============文々。新聞地域欄============== 「うー寒い寒い」 今温もりを求めて全力疾走している俺は、幻想郷に住むごく一般的な男の子。 強いて違う所をあげるとすれば、女の子を弄るのが好き(性的な意味ではない)ってとこかナ。名前は○○。 そんなわけで、帰り道にある山道にやって来たのだ。 ふと見ると、道端に一人、手袋をはめたリリーブラックがいた。 「ウホッ! こんな所にいい手袋…」 そう思っていると、突然ブラックは手袋を片方外しはじめたのだ…! 「 は め な い か 」 そういえばこの山道はハッテン場の―― 「……ホワイト。何書いてるんだ?」 「新聞に投稿する小話なのですよ。○○さんも読むですか?」 「おう――……ってなんじゃこりゃ」 「手袋を通じて黒ちゃんと知り合う、○○さんの話なのです。ハッピーエンドなのですよ」 「嘘付け! 何が『すごく……温かいです…』だっ!」 「演出なのです」 「じゃあなんだこの『ああ……次はソックスだ…』は!」 「演出なので――」 「嘘をつけっ!」 「あああああ頭を揺さぶるのはやめるのですうううう」 「やめろ○○。止めるだけ無駄だ」 「そんなこといったってこれ見てみろよブラック。こんなもん新聞に載せられないだろ」 「天狗は賢明だ。こんなものを載せたらどうなるかよく分かってるはずだ、安心しろ。それとホワイトは後で地面に埋めておく。春になったら花でも咲くだろ」 「あ、あははー? 黒ちゃん? 怒ってるのですかー?」 「そんなはずがないだろうホワイト勘違いをするにも程があるぞなあ○○もそう思うだろ?」 =============てぶくろテクニック============== 11スレ目 158 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/seisenkouryaku/pages/703.html
[部分編集] 遠隔 ブラックガイド ノーマル 怖いことなんてないわ、安心して。 あらあら、私のところに転がり込んでくるなんてアナタ、随分と後ろ暗いことに足を突っ込んじゃったみたいね? まぁ、でもこういう時の為に私みたいなのがいるんだものね。持ちつ持たれつ、頑張りましょ♪ ブロンズ召喚、シルバー召喚 性別 必要統率力 価値(マーニ) 特殊能力 特殊能力MAX 女性 3 1360 シャドウ・ウィング(敵のATを1%下げる) ★★★★★ 初期能力 MAX時能力 LvUP時の増加量 HP AT DF 総パラ Lv. HP AT DF 総パラ HP AT DF 480 750 930 2160 25 1900 2500 3100 7500 +?? +?? +?? N ブラックガイド UN ダークネスガイド R レディブラックフェザー SR ヴァイスソウルウィング UR ミッドナイトクロウエンジェル 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/23435.html
登録日:2010/09/21 (火) 02 55 00 更新日:2023/11/06 Mon 23 54 28 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 BW イッシュ地方 ハイリンク ブラックシティ ブラック任天堂 ポケットモンスター ポケモン ポケモン街(町)項目 ムーンサイド 修羅の国 刺々しいアメリカ 摩天楼 放置で崩壊 暗黒街 暗黒都市 現代社会への風刺 街 資本主義批判 都会 都市 金の亡者 黒い 黒い任天堂 ここは ブラックシティ いいかえれば 黒の都市 ブラックシティとはポケットモンスターブラックに登場する架空の町である。 ライモンシティから16番・15番道路を抜けるかソウリュウシティ側から11〜14番道路を抜けた場所にある。 ただしストーリークリア前は通行止めになっている為入れない。 ホワイトバージョンには同じ場所にホワイトフォレストがある。 名前の通り建物や道路など町全体が黒い。 かなり近代的な町であり高層ビルが立ち並ぶ。 都会での生活に憧れる人々がホワイトフォレストから多く移り住んでいるらしい。 シリーズを通して見てもぶっちぎりに広い町。 施設はポケモンセンターとショップくらいしかないくせに町そのものはかなり広い。自転車大活躍。 中央のショッピングモール左上にいるブラックシティのボスを名乗るジェントルメンに話しかけると、外にいるトレーナー10人を倒すと10000円貰える。 1万人倒してからジェントルメンに話しかけると10000円貰えるが、それまでが限界。 ショップにはハートのウロコや進化の石等、よく使うわりに入手が面倒なアイテムが売っているので便利ではある。 一応モンスターボール等も売っているが… ウロコや石は一つ10000円。 まあ利用価値を考えれば妥当な値段と言えなくもない。(因みに石はタマムシシティでは2100円でした) 問題はそれ以外のアイテム。 なんとモンスターボールも一つ10000円するのだ。(通常は一つ200円) それ以外にも5000円で売れる換金アイテムが50000円で売っていたりと値段設定がかなりおかしい。 …モブの1人がポケモンの売買の話をしているあたりどう考えても闇市じゃ… 住人には「金さえあれば何でもできる」的な考えの人間も多い。 とある民家には「おもちゃに飽きたから新しいのが欲しい」と言う子供と「いくらでも買ってあげよう」と話す親が住んでいる。 無駄に高騰する物価や物質的な豊かさを追い求める住人達はある意味で非常に現代的である。 好戦的な人が集まるのか、建物の外にいる人間とショップにいる一部の人間は話しかけると勝負を挑んでくる。 中にはストーリーをクリアできる程度のレベルで挑むには辛いほど高レベルのポケモンを使う者もいる為手持ちが不安なら不用意に話しかけるのはやめておこう。 因みに一度戦った相手でも1日たてばまた戦えるので慣れれば経験値や金を稼ぐにちょうどいいかもしれない。 実はこの街、恐ろしい事に何もせずにそのまま放置しておくと町が崩壊する。(具体的には、ポケセンを残して更地になる) 恐らく住民達もこの殺伐とした空気に耐えられなかったのだろう。 完全に崩壊させるにはかなりの時間が必要だがDSの時間を進める事でアッサリ崩壊させる事が可能。 崩壊した町を再建する方法はハイリンクで住民を勧誘することしか見つかっていない。 具体的なシステム的には、ブラックシティは(対になるホワイトフォレストもだが)表と裏、2つの街が存在する。 表は上記で説明した通り普通のマップ上のブラックシティ、裏はハイリンクによって訪れる事が可能なブラックシティ。 表にいる住民にはそれぞれに街に対する好感度が設定されており、プレイヤーが街に来たり、バトルをしたりすると好感度が上がる。 逆に長い間街に来なかったり、バトルをしなかったりすると好感度が下がる。 この好感度が一定値を下回ると住民は表から裏へと移る。 一度裏へ移った住民は他の(ホワイトをプレイしている)プレイヤーがハイリンク経由で裏のブラックシティに訪れた際に自分の街の住民として勧誘出来る。 詳しくはハイリンク参照。 このシステムの為、ブラックシティは放置すると崩壊していくのである。正直どうぶつの森とあまり変わらない気がする。 因みに、表も裏も住民の上限は10人ずつなので、予め裏に10人いれば誰かが裏から引き抜かない限り、 どれだけ放置しても表の住民は裏に移らないので街も崩壊しない。 【ショップ商品一覧】 ●固定 ブリッジメールW 50円 はじめてメール 50円 だいすきメール 50円 おさそいメール 50円 かんしゃメール 50円 しつもんメール 50円 おすすめメール 50円 おかえしメール 50円 ●住人によって変化 あおいかけら 3000円 あかいかけら 3000円 エネコのしっぽ 15000円 おいしいみず 1000円 おおきなキノコ 20000円 おおきなしんじゅ 38000円 かみなりのいし 10000円 きいろいのかけら 3000円 きちょうなホネ 30000円 きのみジュース 1500円 きんのたま 50000円 ゴージャスボール 50000円 ゴールドスプレー 500円 しんじゅ 6000円 たいようのいし 10000円 …etc. かなり値が張るが、これまでのシリーズユーザーにとってはホワイトフォレストよりも有益だったりする。 【BW2にて】 住民に戦闘を吹っ掛けられることがなくなった。住民ががめついのは相変わらずだが、全体的に前作より言動が落ち着いている。 時間経過による過疎化も起こらなくなった。 「黒の摩天楼」と呼ばれる修行用ダンジョンが追加された。 追記・修正は殺伐とした空気に耐えられる方のみお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] めんどくさいシステム作るな黒い任天堂… -- 名無しさん (2013-09-24 11 50 09) こういうのは結構好き -- 名無しさん (2014-11-09 15 07 41) 友達が「街に着いたら誰もいなかった」って言ってたのはこれのことか -- 名無しさん (2015-07-04 16 46 32) 進化の道具が自由に買えるのはかなり貴重だけどなぁ… -- 名無しさん (2020-02-11 05 58 18) ポケモン屈指のダークな街 -- 名無しさん (2021-03-07 08 14 11) 爆ボンバーマンのステージじゃないのか… -- 名無しさん (2021-04-29 14 37 16) 初めて行った時からショッピングモールとか無かったけどな…入れるのはポケセンだけで左上の方にオブジェクトみたいな黒いビルが3つぐらい並んでるだけだった -- 名無しさん (2023-03-16 19 17 32) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/burakku0623/pages/25.html
企画説明 この動画シリーズはYouTubeで活動しているゲーム実況者達がリレー形式で配布ワールド(アスレチック)を作成していく動画です。 動画の再生リストはこちら ダウンロードはこちら 各動画紹介 part1【ブラック編】 part2【レンコン編】 part3【taiki編】 part4【れてぃあ編】 part5【ナイティー編】 part6【角(かく)編】 part7【リトルッチ編】 part8【アイビス編】 part9【豆サワ編】 part10【Zelo編】 part11【葡萄編】 出演者一覧(敬称略・パート順・リンク先は各チャンネル) ブラック レンコン taiki れてぃあ ナイティー 角 リトルッチ アイビス 豆サワ Zelo 葡萄 出演者の募集は終了しました。多数のご応募ありがとうございました。