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6部・7部とその他の敵の詳細 敵一覧はこちら 1部・2部・3部の敵の詳細はこちら 4部・5部の敵の詳細はこちら 第六部 ストーン・オーシャン 第七部 スティール・ボール・ラン その他 このページに関する情報・意見 ()内は過去verの値 第六部 ストーン・オーシャン 名前 体 攻 防 経験 所持 タイプ 出現 行動・特徴 備考 アナスイ 55 29 21 1500 普通 人間囚人 ディアボロの試練水族館自由人の狂想曲鉄獄20Fケープ・カナベラル(鉄獄) 通常攻撃同じ部屋で互いが壁際にいると壁を通して攻撃してくる隣接時ヤバイものを壊してくる スパイス・ガールの装備能力があるとヤバイもの破壊を防げる ウェザー 60 28 25 1600 普通 人間囚人 ディアボロの試練水族館鉄獄20F 通常攻撃射撃・投擲を無効化する ヘブンズ・ドアーは無効化されないアヌビス神の装備能力があると、射撃と投擲が無効化されない敵の射撃は無効化しないウェザーリポートのDISCかヘビー・ウェザーのDISCを投げると無効化されず、記憶が戻ったウェザーになるダメージを与えるとたまにホワイトスネイクになる(2015-11-21verより追加) ウエストウッド看守 70 27 23 1000 普通 人間 ディアボロの試練鉄獄水族館鉄獄20F 通常攻撃たまに強烈な一撃掴み攻撃掴んでいる状態だと必ず隕石攻撃をしてくる隕石攻撃は固定ダメージ50の射撃判定 掴み攻撃にダメージはない掴まれていると動けないが、倒すか移動系DISCの発動や効果で解除できるミューミューが召喚することがある ウンガロ 500 5 30 10 必ず落とす 人間 自由人の狂想曲(ディアボロの試練) 攻撃してこない付かず離れず距離をとる宣告した部の敵をディアボロの周囲に3体呼び出すダメージを受けるとカウンターで宣告した部の敵をディアボロの周囲に3体呼び出すディアボロの周囲に敵を呼び出せる隙間がない時は、フロアに敵を3体呼び出すウンガロかディアボロが通路内にいると敵を呼び出さないが、ダメージを与えた時のカウンターでの敵呼び出しは行うダメージを与えるとかかっている状態異常をすべて解除する倒すと必ずボヘミアンラプソディのDISC+3を落とす ディアボロの試練のダンジョンボス倒すと敵がすべて消滅して階段が出現するダメージを与えた時のカウンターで呼び出された敵はそのターンのうちに攻撃してくるので注意たまに何も呼び出さないことがある即死系の攻撃のほとんどは効かない爆発のダメージを10しか受けないバイツァ・ダストの装備能力ではディアボロは復活するがウンガロは消えないロードローラーの罠の巻き込みは効果があり、一撃で倒せる敵の出現数がそのフロアの限界に達すると何も呼び出さなくなる敵召喚時の文面:ファントム・ブラッド(1部の敵)戦闘潮流(2部の敵)スターダスト・クルセイダーズ(3部の敵)ダイヤモンドは砕けない(4部の敵)黄金の風(5部の敵)ストーン・オーシャン(6部の敵)7匹のヤギ(お母さんヤギ)これからはおれの時代だッ!(何も召喚しない) エルメェス 27 12 10 110 普通 人間囚人 レクイエムの大迷宮ディアボロの試練鉄獄屋敷幽霊水族館鉄獄20Fケープ・カナベラル(鉄獄) 通常攻撃同じ部屋内にいるとキッスのシールの罠を仕掛けるキッスのシールはエルメェス一人につき3回までしか貼らないエルメェス自身はキッスの罠で分裂しない 仕掛けてくる罠はキッスのDISC発動で仕掛けられるものと同じディアボロ側の罠の判定なのでディアボロが踏むことはできない眠りから目覚めたそのターンで即キッスのシールを仕掛けることがある隣接すると罠を仕掛けるよりもディアボロへの攻撃を優先するすでに3回キッスのシールを貼ったエルメェスをホルマジオのビンに捕まえて出すと、再びシールを3回まで貼ることができる エンポリオ 7 5 4 7 普通 人間囚人 ホテルの外レクイエムの大迷宮ディアボロの試練屋敷幽霊ケープ・カナベラル(鉄獄) 直線型射撃 ウェザーリポートのDISC、またはヘビー・ウェザーのDISCを投げるとエンポリオ(酸素)に変化する エンポリオ(酸素) 7 70 3 7 高い 人間囚人 ディアボロの試練鉄獄 直接攻撃同じ部屋にいると部屋全体に20ダメージの純粋酸素攻撃をしてくる 酸素エンポリオ純粋酸素攻撃は他の敵にも当たる(倒すとレベルアップ)エンポリオにウェザーリポートorヘビー・ウェザーのDISCを投擲で変化 お母さんヤギ 45 90 10 10 普通 スタンド 自由人の狂想曲(ディアボロの試練) 通常攻撃付かず離れず距離をとる ウンガロが召喚することがあるボヘミアンラプソディのDISC発動で召喚されることがある カタツムリ 1 1 1 1 かなり低い 無し 記憶が戻ったウェザーが召喚 鈍足行動フラフラ移動攻撃してこない鈍足にしてくる 感電エンポリオ 1 1 1 1 必ず落とす 人間囚人 幽霊部屋鉄獄20F 移動も攻撃もしない倒すと必ずDIOの骨を落とす キッスの装備能力で分裂させると通常のエンポリオに分裂する 記憶が戻ったウェザー 60 65 30 3400 高い 人間囚人 ディアボロの試練鉄獄 通常攻撃ダメージを受けるたびに記憶が戻ったウェザーの足下か周囲に血の槍の罠が1つ出現する射撃・投擲を無効化する同じ部屋にいると、部屋内にカタツムリを複数呼び出す 血の槍の罠は踏むと20ダメージ倒した時も血の槍の罠は出現する血の槍の罠で死亡しても、スピードワゴン財団の調査やエボニー・デビルのDISC効果の対象は記憶が戻ったウェザーとなる(死因は血の槍の罠)ヘブンズ・ドアーは無効化されないアヌビス神の装備能力があると、射撃と投擲が無効化されない敵の射撃は無効化しないウェザーにウェザーリポート、ヘビー・ウェザーのDISCを投擲で変化 グーグー・ドールズ 25 10 8 5 かなり低い スタンド囚人 レクイエムの大迷宮ディアボロの試練水族館 通常攻撃 倒せばディアボロの縮小は元に戻るグェスが召喚2012年3/3verより追加 グェス 25 10 8 90 普通 人間囚人 レクイエムの大迷宮ディアボロの試練水族館 攻撃してこない付かず離れず距離をとってくる範囲射程3マス以内にいると、ディアボロの周囲にグーグー・ドールズを1体召喚してディアボロを小さくする 小さくされても攻撃力減少は起きないGGG・オブ・ホームのDISC(2013/1/18verまでは?(緑の赤んぼう)のDISC)を能力装備でグーグー・ドールズを召喚されても縮小されない召喚したグーグ-・ドールズを倒すと元の大きさに戻る2012年3/3verより追加 ケンゾー 42 18 18 710 普通 人間囚人 レクイエムの大迷宮ディアボロの試練屋敷幽霊水族館黄金の風(レクイエムの大迷宮)鉄獄20F 通常攻撃ヒラリ回避同じ部屋にいると、その部屋の罠を増やす ケンゾーが増やした罠は最初は見えない増やす罠はそのダンジョンに出現する通常罠隣接すると罠設置よりもディアボロへの攻撃を優先する ザ・ニュー神父 85 60 32 5600 高い 人間 ディアボロの試練 倍速行動2回連続攻撃 2回連続攻撃+倍速行動で1ターンに最大4回攻撃してくる C-MOON 75 5 30 3000 普通 スタンド ディアボロの試練 通常攻撃HPの減っている数値が残りHPと入れ替わる裏返り攻撃をしてくるHPが満タンの場合、HPが1になる ストーン・フリーを能力装備or C-MOONのDISCを攻撃装備すると裏返り攻撃を防げる ジョリーン 25 13 7 88 普通 人間ジョースター囚人 ホテルの外レクイエムの大迷宮ディアボロの試練鉄獄屋敷幽霊水族館鉄獄20F 通常攻撃隣接した敵のHPが減っていれば50回復させる部屋内にHPが減っている敵がいると、回復させにいく部屋に承太郎のDISCが落ちていると群がる 隣接していても敵の回復を優先する(同じ部屋か隣接している敵)サーフィス人形がでていると回復はしないが、HPが減っている敵には向かう承太郎のDISCは未識別でも群がるので識別に役立つ スポーツマックス 60 40 25 2900 高い 囚人人間 ディアボロの試練鉄獄鉄獄20F 透明で見えない状態で出現通常攻撃同じ部屋にいると、ディアボロの周囲にそのダンジョンで今までに出現した敵を透明状態で1体呼び出す 隣接すると召喚よりもディアボロへの攻撃を優先する ピアスを開けたジョリーン 53 25 27 1100 普通 人間ジョースター ディアボロの試練鉄獄ケープ・カナベラル(鉄獄) 通常攻撃自分のHPが減っていると糸で縫って50回復することがある隣接した敵のHPが減っていれば50回復させる部屋内にHPが減っている敵がいると、回復させにいく 自己修復の回数は10回サーフィス人形がでていると、HPの回復を行わない2012年3/23verより追加 F・F 18 11 6 72 普通 人間囚人 ホテルの外レクイエムの大迷宮ディアボロの試練屋敷幽霊水族館 F・F弾(直線型射撃)F・F弾が他の敵に当たるとHPを20回復させる キリマンジャロの雪解け水を投げるとレベルアップする被ダメージで攻撃力があがる敵にF・F弾が当たると攻撃力が上がる水が熱湯になるDISCを投げると999ダメージ プッチ神父 54 15 18 360 かなり高い 人間 レクイエムの大迷宮ディアボロの試練鉄獄屋敷幽霊水族館 通常攻撃装備中の装備DISCを抜き取ってくる倒せば抜き取ったDISCを必ず落とす ブラック・サバスの付加能力『神父にDISCを抜き取られないぞ』でDISC抜き取りを防げる呪われたDISCでも抜き取るDISCを抜き取った神父をホルマジオのビンに入れるとDISCが消滅するアイテムを置く場所が無い状態で倒すと抜き取られたDISCは帰ってこない ホワイトスネイク 45 10 15 290 普通 スタンド ウェザーにダメージを与えるとまれに変化して出現 通常攻撃装備中の装備DISCを抜き取ってくる倒せば抜き取ったDISCを必ず落とす同じ部屋にいると眠らせてくる隣接するとF・FのDISCを沸騰させて使用回数を1にしてくる ブラック・サバスの付加能力『神父にDISCを抜き取られないぞ』でDISC抜き取りを防げる呪われたDISCでも抜き取るDISCを抜き取ったホワイトスネイクをホルマジオのビンに入れるとDISCが消滅する2015-11-21verより追加 マックイィーン 80 20 15 2000 高い 人間囚人 ディアボロの試練鉄獄水族館 不規則移動与えたダメージと同じダメージを反射してくる範囲射程3マスの道連れ攻撃道連れ攻撃はマックイィーンの現在HPが1/4減少し、減少した数値と同じ数値の固定ダメージとなる 一撃で倒せばダメージ反射されないラバーズのダメージやDISC発動の全体攻撃なども反射してくるダークブルームーンのDISC発動した時、反射でディアボロのHPが0になっても、後でHP回復が行われるので死なない道連れ攻撃はHPを消費するので倒しやすくなっていき、威力も弱くなっていくサーフィス人形を出していてもダメージを与えた時の道連れ攻撃は防げない マリリンマンソン 1 10 1 1 かなり低い スタンド ヴェネチアホテル 代金を支払っていないアイテムを回収する トニオさんの店で支払わずにディアボロのDISCやG・E・レクイエムの発動などでホテルに帰還すると登場商品をムーディーブルースで送り、支払わずにディアボロのDISCなどで帰還した場合は現れない現状、図鑑登録は不可能 マンハッタントランスファー 18 12 6 85 普通 スタンド囚人 ホテルの外レクイエムの大迷宮ディアボロの試練屋敷幽霊スタンドハウス水族館 フラフラ移動ヒラリ回避範囲射程3マスの射撃射撃ダメージは固定で10 射撃のダメージは装備DISC等の効果で下げられる ミューミュー 200 10 20 100 かなり低い 人間 鉄獄20F 付かず離れず距離をとる直線型射撃同じ部屋内にいるとジェイルハウスロックの罠を設置することがある時々ウエストウッド看守を呼ぶ 鉄獄20Fのボス倒すと階段が出現し、敵の新規出現が止まる設置した罠は最初は見えない攻撃されると無線でウエストウッド看守を呼ぶ通路でも呼ぶが召喚はされない ヨーヨーマッ 50 1 10 100 かなり低い スタンド レクイエムの大迷宮出現は中立キャラと同じ 同じ部屋で2人きりだと謎の攻撃をする謎の攻撃はだいたい最大HPの15分の1のダメージディアボロが攻撃しようとすると会話になる会話は殴るかほっとくの選択肢殴るとヨーヨーマッが吹き飛び、臭いでディアボロが5のダメージを受ける 部屋内にカエルがあると上に乗って動かなくなり、謎の攻撃もしてこない2マス攻撃、遠隔攻撃、オラオラ、射撃・投擲は効く(臭いのダメージもない)ヨーヨーマッが状態異常でも会話できるグーグー眠りや封印状態だと臭いのダメージはないポルポに仲間を依頼した時に出現することがある ラング・ラングラー 55 18 19 720 普通 人間囚人 レクイエムの大迷宮ディアボロの試練水族館黄金の風(レクイエムの大迷宮) 通常攻撃混乱させてくる混乱射撃(直線型射撃) 混乱射撃にダメージはない混乱射撃はスタープラチナの発動で防げない リキエル 20 10 5 90 普通(かなり低い) 人間 レクイエムの大迷宮ディアボロの試練屋敷幽霊 付かず離れず距離をとる範囲射程3マスのロッズ攻撃ロッズを食らうと盲目になる盲目の時にロッズを食らうと10前後のダメージを受ける スカイ・ハイのDISCを能力装備するとロッズ攻撃を防げる 離婚した承太郎 500 80 40 1000 かなり高い 人間ジョースター ケープ・カナベラル(鉄獄) 通常攻撃同じ部屋内にいると5ターン時を止めてくることがある銛を投げてくる(直線型射撃)ダメージを受けるとかかっている状態異常をすべて解除する状態異常解除時に1ターン時を止めてくる 鉄獄のダンジョンボス倒すと階段が出現する爆発ダメージを10しか受けない即死系の攻撃(クリーム、ホワイトスネイク、ホルマジオのビン、ロードローラーの罠巻き添え等)は効かない銛が他の敵に当たって倒してレベルアップすることがあるキッスのシールでは分裂しない以前のverではキッスのシールで分裂することもあったようだ 上へ 第七部 スティール・ボール・ラン 名前 体 攻 防 経験 所持 タイプ 出現 行動・特徴 備考 恐竜 10 15 10 1 かなり低い 無し スケアリー・モンスターズのDISCを発動すると周囲の敵が変化(味方扱い) 倍速行動通常攻撃 現在のverではスケアリー・モンスターズのDISCの発動による味方扱いのものしか登場しないHPは恐竜に変化する前のまま引き継ぐので、サバイバーの装備能力でHPを見ると100%を越えていることがある (Dio(EX)) 70 30 19 400 不明 人間 不明 時を止める (カニサーレー) (999) (100) (1) (9999) (必ず落とす) (人間) (ホテルの外) 通常攻撃 正月版にのみ登場した、原作未登場のネタキャラ 上へ その他 名前 体 攻 防 経験 所持 タイプ 出現 行動・特徴 備考 警備員の西戸 70 80 40 100 かなり高い 人間 西戸ハウス一巡後の世界で泥棒状態になる 2回行動2マス攻撃同じ部屋にいると嘲笑で痺れさせて1ターン動けなくしてくる恐竜の化石を落とす 出典:魔少年ビーティー2マス攻撃は必中で間に他の敵がいても使う嘲笑による痺れは波紋状態やハーミットパープル能力装備では防げない(古いバージョンでは防げた)※マフラーでは防げる西戸ハウスは、一巡後の世界で恐竜の化石を使用すると次の階に出現する何らかの方法でダンジョンの想定階以降の階(レクイエムの大迷宮31F以降等)に行くと、出現する敵がすべて警備員の西戸になっている バオー 100 100 35 6000 高い 人間 橋沢育朗にダメージを与えると変化 2回連続攻撃隣接時アイテムを壊してくる(2012年3/03verから)ディアボロと同じ画面内にいると、電撃を放ってくる(2012年3/23verから) 出典:バオー来訪者バオー・メルテッディン・パルム・フェノメノンでアイテムを1つ溶かしてくる(防御策はない)。バオー・ブレイク・ダーク・サンダー・フェノメノンは「100+バオーのレベル上昇分x5」の固定ダメージチリペッパーを能力装備していると高圧電流を吸収する。最大100の範囲内でダメージを1/2にカット、同時に修正値を消費せずにチリペッパー発動の効果が得られる。 橋沢育郎 100 1 35 1000 高い 人間 一巡後の世界10F以降 ダメージを受けるとバオーに変身する 出典:バオー来訪者封印状態でも変身する受けた状態異常はそのまま変身後に引き継ぐ 魂の掃除屋 70 50 30 3500 かなり低い 人間 屋敷幽霊 通常攻撃倍速移動隣接してるとアイテムを別の生物に変える攻撃をしてくる(2012/8/19verから) 出典:デッドマンズQ屋敷幽霊のダンジョンボス倒すと階段が出現する別の生物に変える攻撃でアイテムを破壊しただの植物を生成するスパイス・ガール防御装備でも防げない装備中のDISCは破壊されない即死系の攻撃は有効だが一部の攻撃で倒すと階段が出現しない 謎の卵 10 0 20 100 かなり低い 人間 屋敷幽霊 移動も攻撃もしない(2012年6/21verでは移動も攻撃もする) 出典:デッドマンズQ 猫 1 1 1 1 かなり低い 猫 ホルマジオのビンに最初か入っていることがある 通常攻撃不規則移動他の敵から優先的に狙われる DIOか最高にハイなDIOに倒されると、猫バーガー、猫ステーキ、猫ジュースのいずれかになる 黒い絵の幽霊 999 0 0 1 かなり低い 仁左右衛門の怨念 黒い絵の罠を踏むと出現 HPを1にしてくるHP1の時に食らうと死亡する通常攻撃、射撃・投擲を無効化する 出典:岸辺露伴 ルーヴルへ行くディアボロの母の霊ヘブンズドアー装備で記憶ディスクを未識別にして消える(HP1にされない)識別済みのドッピオのDISCを所持していると、ドッピオに交代させて消える(HP1にされない)装備DISCの発動や仕掛けた罠は効く2マス攻撃、遠隔攻撃、オラオラは効く盲目や封印状態にすると、通常攻撃するようになりHP1にしてこなくなるが、通常攻撃、射撃・投擲無効は残るボーイⅡマンを合成した2マス攻撃で封印状態にできる天国で召喚された場合レベルが表示されない2012年2/14verより追加(店の中で黒い絵の罠を踏んでも現れない) トビー 777 90 88 99999 かなり低い 無し ホテルの外 通常攻撃同じ部屋にいると6~8ターン時を止めてくることがある 出典:荒木先生出演 NHK高校講座「漫画はやっぱり面白い~人物~」2015年11/21verのホテルの外1Fにだけ出現時止めはターン数が6~8でランダム 上へ このページに関する情報・意見 警備員の西戸の出典説明が魔少年ビーティーになってます - 2013-05-24 23 15 02 ??? - 2013-05-29 22 53 26 合ってんだろ - 2013-07-15 12 59 52 4部ってことか - 2013-08-20 00 13 43 トビー君のデータわかりませんか?スレの画像で見かけたのですが - 2015-03-20 17 09 15 西戸の嘲笑はマフラーなら防げた - 2015-04-13 06 25 11 マリリン・マンソンはどうやって図鑑登録するのでしょうか? - 2015-05-08 18 40 16 感電エンポリオってプッツンさせれば攻撃してきますか? - 2015-09-22 17 38 36
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ディアボロは冷たい床の上でぱちりと目を開いた。 夜が明けるにはまだ早く、窓の外には、二つの月が光り、室内を煌煌と照らしている。 それを尻目に見ながら、無断でルイズの部屋に持ち込んみ床置きしてある大量のピッツァを頬張るディアボロ。 壁に置いてあるデルフリンガーがそんなディアボロの様子に気付き、口を開いた。 「眠れねえのか?相棒」 デルフリンガーは何か勘違いしているようだが、ディアボロはこれ以上眠る必要が無い、。 それに応えるのは面倒なディアボロは無視してピッツァを食べるだけである。 「つれねえ仕打ちだな相棒!俺は寂しい思いはまっぴらごめんだぜ!」 ディアボロのスルーに腹を立てたのか、デルフリンガーがビリビリと震えながら怒鳴り声をあげる。 その声に反応して、ベッドの上のルイズが寝返りを打って毛布を跳ね除けた。だらしの無い貴族様である。 「……しっかしまあ、色気のねえ娘っ子だね」 反応の無いディアボロの相手をするのに飽きたデルフリンガーがネグリジェ姿のルイズを眺める。 ・・・・・・それにはディアボロも同意であった、自分の娘と比べるとルイズの体は明らかに発育不良が目立つ 12ぐらいだと思っていたが、本当の年齢が16だと知った時は大いに驚いた。 (まさか、トリッシュより年上だったとはな……しかし、暇だ……) あの大事件から、とにかく何もする事が無いディアボロは案の定暇になっていた。 まあ……ルイズから洗濯や掃除が命じられているが、ディアボロは軽くスルーしてるのでとにかく問題は無い 幸せそうに眠るルイズを横目で見ながら、何か面白い事でもないか、と適当に考える。 そこに、ディアボロに向き直ったデルフリンガーが声をかけた。 「そういやぁ。相棒ー、そのDISCってのは一体何なんだ?」 相変わらず、ディアボロは持っているDISCの事をルイズや他の奴等には説明してなかった。 手の内を曝け出したくないからであるが、まあ、ルイズ達でも理解できるように話すのが面倒だから、説明しないってのが最大の理由なのだが。 しかし、デルフリンガーはエニグマの紙に入れられた時にDISCの事を勝手に知ったらしい。 「……私にも良く分からんな」 「分からねぇ。って事はねぇだろ?」 「とにかく分からん」 奇妙なダンジョンに潜った時に見付けて、原理も知らないまま有効活用しているだけのディアボロには詳しい事は分からない。 ホテルのベッドを占領し続けている、ホモ二人の片割れが何か言っていたようなも気もするが、頭からは綺麗に忘れ去られている。 そんなこんなで、デルフリンガーとディアボロがダベっていると空が白み始めた。 「もう朝か……今日も1日あの娘っ子のきゃんきゃん声を聞かなきゃならんぜ相棒!」 「そう気にするほどでもない」 そんな事を口走りながら、ルイズのベッドに近付き、ベッドを殴り飛ばす。 ボゴォ! と凄まじい音を立てて、ルイズが飛び跳ねた。 そのままゴロゴロと床を転がり終えると、慌てた調子で立ちあがる。 「ひゃぁっ!?……もっと優しく起こしてって言ってるでしょ!」 そんなルイズの罵声を聞き流しながらも一緒に授業へ向かうディアボロ。 授業で魔法が披露されるのを見るのが楽しみなディアボロには行かない理由が無かった。 教室に入ってルイズの近くの席にドカッと座る。 ギーシュとの決闘やフーケ捕獲の功績から、その行為を咎める生徒は居なかった。 それから少し経った後、教室に長髪に黒いマントを纏った気味の悪い男が現れた。 その男――教師は、まず『疾風』のギトーと名乗り授業を始めた。 話口から性格を察すると、傲慢で自分の属性には絶対の自信を持っているようだ。 (つまらん授業だ) 等とディアボロが思っていると、何やらギトーの口車に乗ったキュルケが1メイル程の火の玉をぶっ放した。 ギトーは慌てる事無く、腰に差した杖を振って烈風を吹き出し火球を掻き消す。 ついでに烈風をくらったキュルケがこっちに吹っ飛んでくるが、避けるのが面倒なディアボロは何もする事無く突っ立っている。 ドガ! 衝突音と共に、キュルケとディアボロが5の固定ダメージを受けた。 「痛たた……受け止めてくれたって良いじゃないの」 「面倒だ」 体を摩りながらキュルケが抗議の声を上げる。が、ジト目はすぐに熱っぽい視線に変わった。 「酷いわディアボロ……それにアナタって結構セクシーな体してるわねぇ」 今の会話の何が気に入らないのかルイズがキュルケを睨み始めるが。 問題の原因であるギトーは無視するかのように授業を続ける。冷静な男である。 「諸君、『風』が最強たる所以を教えよう。 ……簡単だ。『風』は全てをなぎ払う。『火』も『土』も『水』も『風』の前では立つことすらできない 残念ながら試した事は無いが、『虚無』さえも吹き飛ばせるだろう。それが『風』だ」 「目に見えぬ『風』は、見えずとも諸君らを守る盾となり、必要とあらば敵を吹き飛ばす矛となるだろう。 そしてもう一つ、『風』が最強たる所以は………」 何と言うか、授業関係無しで俺は強い!って言いたいだけじゃないのか?と疑問に思うが。 そのギトーの言葉を聞きながらもディアボロは冷たい視線を向けるだけだ。 (ふん…自分の能力の短所も把握していないカスが偉そうにな……) その視線の先で、何やらギトーが杖を立てて詠唱を始めている。 「ユビキタス・デル・ウィンデ……」 しかしその時、突然そこに変な格好をしたコルベールが入って来た。 (何だあの格好は?) 服を着ていると言うよりも、服に着られていると言う方がしっくりくる姿である。 ……ディアボロも人の事が言えないぐらい変な格好をしているが。 入って来た時と同じ、慌てた調子で授業の中止を告げるコルベール ギトーの授業に飽きたディアボロが話半分に説明を聞いていると。 要約すれば、偉い人が来るから出迎えの準備を生徒全員で行うという事のようだ。 そして、ここは魔法学院の正門。 王女を乗せた馬車が現れるのと同時に生徒全員が杖を掲げる。 オスマンが馬車を出迎えると同時に、凄いタイミングの良さで絨毯が敷かれて馬車の扉が開き、何やら面倒くさい事をやった後に王女が出て来た。 生徒達から歓声が沸きあがる。 それに、王女はにっこりと薔薇のような微笑を浮かべて優雅に手を振る。 「あれが王女か?」 「当然じゃない、アンリエッタ様はトリステインの花って言われてるのよ」 確かに綺麗な容姿をしているが、ディアボロにとってはそこら辺に居る女とあまり変わらない。 早々に王女への興味が失せ始めて視線をそこら中に向けるディアボロ その時、隣に居るルイズが、はっとした顔になった。それから顔を赤らめる。 (何だ?) 何が見えたのか気になったディアボロはルイズの視線の先を確かめてみると。 その先には見事な羽帽子を被った、凛々しい貴族の姿があった。鷲の頭と獅子の胴を持ったこれ又見事なモンスターに乗っている。 何やらキュルケもその男に視線を向けているが、格好良い男なのでキュルケのストライクゾーンにでも入ったのだろう。 (……敵になりそうな気がするな) 男の姿から危ない物を感じ、このままピストルズを発射して、射殺したい欲求に駆られるディアボロ。 (今は無理か・・・・・・) しかし、こんな人目のある場所で凶行に及ぶ事は出来ないので、歯噛みしつつも男の行方を目で追うだけに止める。 三者三様の視線が浴びせられている事に反応しないで男は去っていった。何気に命拾いもしている。 そして夜になった。 部屋に戻ったルイズとディアボロ、しかし、ルイズはベットに座ったまま動こうとしない。 いや―――立ちあがったと思ったら……再びベッドに腰掛け、枕を抱いてほんやりする。 何やら違和感を感じたが、彼にとってはルイズがおかしくなろうが如何でも良い。 (あの男に一目惚れでもしたのか?) 昼間見た貴族の姿を思い出して、当らずとも遠からずな予想をするディアボロ。 そのまま、ピッツァを食っているだけだったが。何かに気付いて顔を上げる (何やら部屋に近づいて来る奴が居るな………) 足音を忍ばせているのが怪しいが、エアロスミスの感知では敵意を特に感じない。 なんだなんだと思ってると、その近付いて来た奴が部屋の前に接近。ドアがノックされた。 規則正しく長く2回、短く3回叩かれ、その音を聞いたルイズが慌てた様子で立ちあがる。 ドアが開かれると、そこには、真っ黒な頭巾をすっぽりとかぶった少女が立っていた。 辺りを覗うように首を回すと、そそくさと部屋に入ってきて、後ろ手に扉を閉める。 「……あなたは?」 ルイズは驚いたような声をあげた。 それを遮るように、頭巾を被った少女は口元に指を立てると、マントの隙間から杖を取り出して軽く振った。 ルーンを呟く声と同時に、光りの粉が部屋を舞う。 「……ディティクトマジック?」 ルイズが尋ねて、頭巾の少女が頷く。 「どこに耳と目が光っているか分かりませんからね」 少女が頭巾を脱ぐと――――現れたのは昼間見た王女であった。 「姫殿下!」 ルイズが慌てて膝を付き。 「お久しぶりね。ルイズ・フランソワーズ」 アンリエッタの涼しげな声がそれに応えた。 そして (今のは一体何なんだ?) 先程の光の粉に対するディアボロの疑問に答える者は、この部屋には存在しなかった。 <<前話 目次 To Be continued...
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ブラック・サバスの特殊攻撃による能力付与では装備DISCにはない能力が宿る。 ディアボロの試練、鉄獄、一巡後の世界のダンジョンでは稀に☆付きDISCが落ちており、これには複数の装備DISCの能力が備わっている。 中には☆付きDISCにしか見られない能力がついている場合がある。 能力名 タイプ 備考 攻 防 能 万 敵を起こしやすいぞ ● デス13の装備能力があると効果が相殺される 眠らされることが無くなるぞ ● デス13の特殊攻撃、マニッシュボーイのディスク使用、ポルナレフに聖なる弓矢を投げた時に眠らなくなる 満腹度の吸い取り攻撃を防ぐぞ ● ハイウェイスター、ブラフォードの特殊攻撃、ハイウェイスターの罠を防ぐ 呪われたDISCが出やすいぞ ● +のついた装備DISCが出にくいぞ ● 罠が作動しやすいぞ ● 拾えるお金の金額が少なくなるぞ ● 寝ている敵が少なくなるぞ ● フロアに敵が出現しやすくなるぞ ● 時々レベル2の敵が出現するぞ ● アイテムをカエルにされないぞ ● ジョルノの特殊攻撃を防げる 神父にDISCを抜き取られないぞ ● プッチ神父の特殊攻撃、ホワイトスネイクの罠で装備ディスクが抜かれない ハーヴェストに盗まれないぞ ● ハーヴェストの盗みを防ぐ 磁力が上がりやすいぞ ● メタリカを装備で無効化 モンスターハウスが出やすいぞ ● 落ちている射撃DISCのエネルギーが減少 ● 落ちている射撃ディスクの使用回数-2(3~6→1~4) 物を遠くまで投げられないぞ ● アイテム投擲しても2マスで落ちるアヌビス神の能力と重複した場合、アヌビス神の能力が優先 ☆付きのみ 攻 防 能 万 階段の場所がわかるぞ ● ヒラリとかわされないぞ ● ドノヴァン、マンハッタントランスファー、ケンゾー2012年1/16ver以降のリサリサリトル・フィートやGGG・オブ・ホーム(2013/1/18verまでは(緑の赤んぼう))の装備能力で小さくなった敵全般 誰からも痛恨の一撃を喰らうぞ ● 約1/5の確率で痛恨の一撃 敵が化けてるアイテムがわかるぞ ● ハイプリエステス、ベイビィフェイスが化けているアイテムがふるえる 落ちている射撃DISCのエネルギーが増加 ● 落ちている射撃ディスクの使用回数+1(3~6→4~7) 暗殺チームに大ダメージ ● ホルマジオ、メローネ、ベイビィフェイス、プロシュート兄貴、リゾット、イルーゾォ、ギアッチョ、(ペッシ)(成長したペッシ)ペッシと成長したペッシも暗殺チームの属性がついているが味方なので攻撃できない エジプト九柱神に大ダメージ ● ゲブ神、オインゴ、アレッシー、床屋のカーン、ペットショップ、マライア、アヌビスポルナレフ、(ボインゴ)ボインゴも九柱神属性がついているが中立なので攻撃できない このページに関する情報・意見 失礼、深層でした。 - 2012-05-04 13 10 36 物を遠くまで~って☆でしか見ない気がする。あと射撃DISCエネルギー増加ってホントにあるの? - 2012-08-07 18 27 46 エジプト九柱神じゃなくて九栄神だな - 2013-04-14 15 58 32 ゲーム内での表記は九柱神でしたので、九柱神で載せています。最近の版で九栄神という表記になっていましたら報告ください。☆ディスク限定能力なのでなかなか確認しづらい・・・。ちなみに、原作では九栄神と呼ばれていましたが、九柱神と呼ばれていることもありました。 - 2013-05-11 20 22 16 射撃DISCエネルギー増加ってホントにサバスで付けれるの? ☆付きDISKで出たんだけど…… - 2014-04-06 12 40 30 狙ってみてるけどそれだけ一向に出ない。他のサバスからもらえる能力は全て確認できたんだが。 - 2015-05-13 20 48 58 ペッシとボインゴへの特攻って調べる方法無いのかな? - 2014-09-08 22 37 22 そういえば、プッツン状態でディアボロにデッドマンズ吉良が殴られるという事故がありますが、それの応用でペッシ、ボインゴも殴れれば大ダメージも調べられますかね? - 2014-09-09 22 16 29 ver151121にて 鉄獄内のオーラ纏エアロスミスより、☆ハミパプに能力装備効果にて「稀に消費アイテムを二度使えるぞ」が出ました。 まだ使えるかどうかは確認していません。 - 2017-04-02 19 07 22 まだ数百回程度ですが10回に1回復活するくらい? 復活するときは使用後、「なんと「アイテム名」はアイテムの幽霊として復活した!」 と出て残ります。運がいいときは連続で同じアイテムが復活することもあるようです。 - 2017-04-02 22 03 00 それは「B・D・ザ・ハウス」の能力です。 - 2017-04-03 07 11 59 あらそうだったのか・・・! お恥ずかしい、ありがとうございました。 - 2017-04-03 20 23 23 落ちてる射撃DISCのエネルギー増加と敵が化けてるアイテムが~の二つを一向に見かけない。ほかの効果は少なくとも4回ずつは見てるんだが..... ただの確率の偏り? - 2017-11-13 03 01 20 そうみたいです (2020-07-19 12 14 25) 一巡後にも☆DISCって出るんですか? (2020-07-19 12 14 52) BB S-2013.12.07バージョンにおいて、既に☆でないことが確認。 (2020-09-02 22 10 56) アヌビス神と物を遠くまで投げられないぞの能力を同時に装備したときの動作を確認できたため編集しました。 (2020-11-09 14 29 44)
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慌てて立ち上がったルイズの目にもそのゴーレムが映った。 「ななな何!?まさかミス・ロングビルが土くれのフーケだって言うの!?」 (ゴーレムを作られたか……ヘブンズドアーのDISCで今更特殊能力を封印しても意味が無いな) 「そうだ……お前はこれを持って早く逃げろ」 テンパり具合が酷いルイズに冷静に答えながら紙から何かを出して渡す ルイズの手に渡されたそれは『破壊の杖』だった。 その声と杖の重みに多少冷静さを取り戻したルイズが叫ぶ。 「何言ってんの!?あんたはどうするつもりなのよ!」 「私はあのゴーレムの足止めをする」 そのままデルフリンガーの鞘を抜くと、フーケのゴーレムに歩いて行くディアボロ。 少し散歩しに行く程度の気概で挑む姿には、何の気負いも無い。 後ろでルイズの叫び声が聞こえた気がするが無視する。 ルイズが廃屋の中に飛び込んでから数瞬、キュルケとタバサは小屋から飛び出た人影が巨大なゴーレムを作っていくのを見ていた。 「あれが……フーケのゴーレム・・・・・・ってかあの人って、明らかにミス・ロングビルよねタバサ?」 「間違い無い」 「それじゃあ、じっとしてる場合じゃないわよ!」 辺りに指笛が響き、続いてバッサバッサと羽ばたきながら出て来るシルフィード 「ゴーよ!ゴー!」 キュルケとタバサを乗せた風竜はゴーレムに向かって勢い良く羽ばたく ディアボロは面白そうにゴーレムを見つめながら歩いている。 「ギーシュのワルキューレを軽く超える物を作るとは……さすが、トライアングルメイジ」 「なあ!如何すんだ相棒!?」 鞘から抜いたデルフリンガーが慌てた声で叫ぶ。 「足止めをすると言ったが?」 「あのゴーレムの大きさを見ろよ!?正気なのか!?」 確かに目の前のゴーレムは物凄い大きさを誇っている。 少し足を止めて顎を手で摩りながら喋るディアボロ。 「まあ……あのゴーレムを倒す手段なら幾らでもあるがな…取り敢えずは足止めだけだ」 「足止めなんかしないで、その倒す手段を使えよ!」 「嫌だ」 「何で!?」 「勿体無い」 デルフリンガーの中でディアボロの言った事が繋がる。 (嫌だの後に・・・勿体無い・・・つまり『勿体無いから嫌だ』って事か、納得だぜ!) 一瞬納得しかけたが、すぐに先程以上の大声で叫び始める。 「ハァァァァァ!?『勿体無いから嫌だ』って何言ってんだァ!?狂ってんのかこの変態!?」 「そう騒ぐな……来るぞ」 その一人と一振りの目の前では。 30メイルのゴーレムがこっちに向かって動き出したのが見えた。 「こんなのが『使い手』なんて嫌だー!クーリングオフしてくれぇ!」 「黙れ」 漫才をかますディアボロ達の目の前でゴーレムが腕を振り上げ――― バゴォン! 巨大な破壊音が響く。 原因はゴーレムの右腕がディアボロを殴ったからだ 辺りに土砂が舞い上がり、腕の先にはクレーターが出来あがっていた。 常人ならミンチ確定。それはフーケにもわかっている。 「もう終わりかしら?」 身の程知らずにも掛かって来た平民の変態に哀みと蔑みが混じった表情を向ける、が。 切断音と同時に――――いきなり、何の前触れも無しにゴーレムの手首が斬り飛ばされる。 「!?」 驚くフーケの視線の先。 砂に帰ったゴーレムの手首の跡から、何事も無かったかのように現れるディアボロ。 無傷ではない、だが、30メイルもあるゴーレムの攻撃をくらったにしてはあまりにも傷が軽すぎる。 自分のゴーレムの一撃に平民が耐えた。そのありえない現実に絶句するフーケ。 一見しただけでは余裕の表情のディアボロ。 だが、今の攻撃で彼はフーケのゴーレムを過小評価していた事を知った。 (少し侮りすぎたか・・・・・・ローリング・ストーンズの罠程とは言えないが、中々の攻撃力だ。足止めだけをしている余裕は無いようだな) 死ぬ程の傷では無いと言え、もう3,4回直撃をくらったらどうなるか分からない。 しかも切断した手首の先に土が集まって再生を始めて行くのが見えた。 DISCの無駄な使用は避けたいディアボロは、やや慌てながらもゴーレムを見る、しかし、件の土人形は何故か動こうとしない。 どうやらゴーレムの攻撃に普通に耐えたのが予想外すぎて、フーケは茫然自失となっているようだ。 このまま、間を置かないで攻め続けた方が良いと判断する。 「どうした?続けないのか?」 嘲るように笑いながらゴーレムに向かって再度歩き出した。 それを呆然と見ていたフーケは、歩いてくるディアボロの傷が治っていくのに気付く。 (理解不能理解不能理解不能!?) 自身の理解を超えた男に恐怖の表情を向ける。 「ば、化物!?」 「ふん?薄汚い盗賊にそう言われるとは私も心外だな」 ディアボロは大袈裟に肩を竦めるが歩みは止めない。 「このおぉぉ!」 恐怖を怒りで紛らわし、もう一度ゴーレムに攻撃させるフーケ 今度の攻撃は――足、それも鉄に錬金させている。 異常にタフなディアボロと言えども一撃で半死半生に追い込まれかねない。 しかし、それを見ても、ディアボロは余裕の表情を崩さなかった。 何故なら (ピストルズはゴーレムを狙う可能性があるな・・・・・・良い角度だしアレを使うか) ゴーレムの肩に乗ったフーケとの直線状に移動して、間に何の遮蔽物も無い事を確認したディアボロが紙からDISC発動をしようとする。 それはザ・ハンドのDISC!空間を削り取る事によって、フーケを自分の傍に引き寄せるのがディアボロの考えていた事だった! (あいつ等が居るから全体攻撃DISCは使えん、切り札は勿体無い。 なるべく無駄な消費は避けたかったが・・・・・・そうも言ってられんな) 足で踏み潰される一秒前には発動が間に合う事が分かっている。 ガオン!から 空間をけずるとる!……するとお~~~~っ!をして ディアボロの勝利!フーケ編完!と言いたい所だが。そうは問屋が卸さなかった。 <<前話 目次 次話>>
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夜も更けて頭上には、月が二つ輝くだけのヴェストリ広場。 人っ子一人居る筈が無いその場所に一人の男が居た。 その名はギーシュ・ド・グラモン。武勲で知られるグラモン家の四男である。 静かに夜空を見上げる顔からは何の感情も読み取れない。 そのまま瞑想を続けるギーシュの耳に足音が聞こえた 「来たね」 そう言ったギーシュの視線の先、そこにはこちらに歩いてくるディアボロの姿。 「ふん?あの時に言ったはずだがな……逃げる必要が私には無い、と」 ホールに居た時に聞いたギーシュの言葉を思い出すディアボロ。 (『ヴェストリ広場で待って居る』か・・・・・・ククク) ディアボロはそのままスルーしても良かったのだが、何やら面白そうなので行く事にしたのであった。 まずは手始めとばかりにギーシュをおちょくってみる。 「それで?新しい芸でも見せるのか?それとも、馬鹿の一つ覚えのようにつまらない人形劇を繰り返すか?」 嘲りの声を向けられてもギーシュの静かな顔が変わらない。 その目から何かを感じ取ったディアボロ。 「どうやら・・・・・・本気のようだな」 「ああ、これは僕の・・・・・・ギーシュ・ド・グラモンの命を賭けた決闘だ。 遊びだとは絶対に言わせない!」 続いて振られる薔薇の造花とワルキューレの言葉、それに応えるように青銅の女騎士が現れる。 ディアボロを見つめるギーシュに思い返されるは、自室で寝込んでいた時に見ていた夢――― その夢の中にはここではない別の世界から、自分を慰める『自分達』の姿があった。 『殺されずにすんだから良かったじゃないか』『死ぬよりはマシだよ』『ワルキューレを全滅させられただけだから安心しなよ』 優しく、本当に優しく、子供に言い聞かせるように語ってくる『自分達』 それを聞いたギーシュは吐き気がした。 自分を慰める『自分達』の姿にでは無く・・・・・・それを聞いて安心する自分自身に しょうがなかったと、自分に言い訳をして敗北を認める事、それが死ぬよりも辛い事に今更ながら気づいた。 そう思えば後は簡単だった。 善は急げとばかりに、ベッドから跳ね起きて図書室へ赴く そこでギーシュは必要な物を探しながら、グラモン家の家訓である『生命を惜しむな、名を惜しめ』の意味をやっと理解する事が出来たと感じた。 「いけッ!ワルキューレ!!!」 そのままワルキューレをディアボロに突っ込ませる。 ワルキューレは武器を振り被って目前のディアボロに叩きつけようとした。 が、ディアボロに当る一瞬前に、そのワルキューレはデルフリンガーで逆に叩き切られた。 何の抵抗も無く、縦に一刀両断されて鯵の開きのような姿になるワルキューレ。 「面白くなる・・・・・・と思ったが期待外れだったか?」 呆れたように呟くディアボロ。 彼の目には今のギーシュの行為は、ワルキューレを一体無駄にしたとしか思えない。 だが―――― 「油断は良くないよ!」 ギーシュの叫びと同時に、両断されたワルキューレが何の前触れも無しに『破裂』した。 そして四方八方にに撒き散らされる砂、砂、砂の嵐。 至近距離に居たディアボロはその砂をまともにくらってしまい、視界が暗闇に閉ざされた。 それを見るギーシュが新しいワルキューレを生み出す。 こちらに走ってくるワルキューレの足音を聞いても動かない。動けないディアボロ―――目潰しと同時に足元が泥濘になり、次の瞬間石に変わったからだ。 足が動かずに目も見えないディアボロは・・・・・・ワルキューレの攻撃を無防備でうけるしかなかった。 ザクッ!ズグッ!とヴェストリ広場に肉を裂く音が響く。 そのワルキューレの攻撃をくらっても構わずにディアボロは剣を振る、しかし、斬っては離れ、突いては離れる完璧なヒットアンドアウェーを見せるワルキューレ達には当らない、当るはずがない。 数を少なくする事によって連携の精度を上げた部分もあったが、今のワルキューレからは何かの凄みも感じる。 「右だ相棒!って、そこ違う!俺から見て右だよ!」 デルフリンガーの指示も虚しくフルボッコにされるディアボロ。 と言うかぶっちゃけデル公の指示は邪魔にしかならない、混乱するだけである。 誰がどう見てもギーシュの圧倒的優勢。なはずだが。 顔から流れる嫌な汗をギーシュは止める事ができなかった。 目を潰され、足を固められ、インテリジェンスソードの指示も全くの無駄にしかなってない状況。 ピンチのはずだ。 だと言うのに。 ―――――今のディアボロの顔に笑みが浮かんで来ていると言うのは何故なのか? 「……っ、ふ」 ディアボロの口から息が漏れ。 そして、酷く唐突に彼は笑い始めた。 「ふ、ふふふふ。は、ははっははははははははは!!!!!」 傍から見れば、それは確実にディアボロが狂ったとしか思えない。 だが彼は満面の笑みを浮かべ、面白い物を見たかのような笑いを発している。 何も見えない目で、夜空を見上げながら少年のように笑っている。 何かを言いたげなデルフリンガーを鞘に収めると、ギーシュの方を向く。 「はは、はははははははははは!はは、は、は、は!面白い!何とも面白い! 自分の最善を尽くして敵を仕留めようとするとは!かつての裏切り者達を思い出すぞ!」 奇妙なダンジョンの敵とは違い、ディアボロの能力を把握して冷静に対策を立ててくるギーシュ。 自分のスタンドを知って尚、闘志を失わずに策を張り巡らせてきたブチャラティやジョルノがディアボロの脳裏に浮かんでくる。 「侮辱してすまなかったギーシュ!私も遊ぶのは止めにしよう!」 その言葉と同時に――――紙から取り出したDISCを頭にINするディアボロ。 背筋に冷たい物が走るギーシュ。あれはヤバイ何か分からんがとにかくヤバイ。 今までのギーシュなら何も感じずに余裕をかましていただろう だが成長したギーシュに迫り来る脅威を感じられないわけが無かった。 だからと言って今のギーシュはこの決闘から逃げる選択肢を選ばない。 「……ワルキューレ!!」 恐れを叫びで吹き飛ばし命令する最後の強襲、ワルキューレが狙うはディアボロの頭部と心臓。 しかし、そのギーシュの号令も空しく。 人間の動体視力では捉えきれない速度で、ディアボロの体から出て来た『何か』が 周りに居た全てのワルキューレを『消滅』させた。 『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!』 常識を超えた豪速のラッシュの直撃―――欠片すら残さずに塵となるワルキューレ達。 破壊に一瞬遅れて、辺りの大気が震え、雷のような破砕音が響き渡った。 それが意味する事は、攻撃が音の速さを超えていたと言う単純明快な真理 砂で潰された目が直り、石で固められた足を抜け出、鞘に収めたデルフリンガーを引抜いて動きだすディアボロ。 優勢な状態から、一転してピンチになるギーシュ。 だが、彼にはまだ切り札があった。 (そうだ、それで良い!そのままこっちに近付いて来い!) ディアボロが来る前にその『罠』の準備は完了していた。 罠。とは、ディアボロとギーシュの間にある何の変哲も無い地面にある。 緻密な前準備の成果により、踏んだ瞬間に足元から長さ2メイルもある青銅の剣が飛び出すと言う物。 ワルキューレで倒せるならそれで良い。 もしも、倒せなかったとしても罠を踏ませれば良い。 ギーシュは今度こそ勝利を確信した。 しかし―――――― 「罠か!本当に楽しませてくれるなギーシュ!」 図星をズバリ言い当てられたギーシュが顔面を蒼白にさせられる。 ハッタリかと思ったが、ディアボロは罠がある場所だけを横移動で避けてこっちに向かって来ている 考えている事を読まれたとしか思えないギーシュ。 「何故!?何故分かったんだ!?」 大嫌いな努力と頑張りを使って、何の痕跡も残らないように偽装したのである。 それに時間は夜中、どんなに注意深く見ても絶対気付かれないはずであった。 だが、現にディアボロは罠の存在を見破っている。 ほぼ至近距離まで近付かれて魔法を使う暇も無い、万策尽き果てたギーシュ。誰が見ても敗北は必至。 しかし、ギーシュの目の中で燃えている闘志はまだ消えてない。 後ろに跳んで距離を離し、次の策を考えるまでの繋ぎとしてワルキューレを作成する。 そこまで考えたが、その隙が無い。 振り被られるデルフリンガーを見ながらも、ギーシュは諦めずに勝利へ繋がる方程式を考える。 (右、左、背後、どれを選んでも次は回避できない!なら!) 振り下ろされるデルフリンガー それを見ながらギーシュは…… ディアボロに全体重をかけた体当りをしたッ!! 腹に突き刺さるデルフリンガーの味に、口から苦い物を吐きそうになるが、根性で押し留める 「ふん?」 感心したようなディアボロが押された先には、苦心して作ったギーシュの罠! ズブンッ! 地面から突き出される2メイルの長剣がディアボロに突き刺さる! 「僕……の勝……ちだ」 酸素不足と激痛でギーシュの意識が朦朧とする中、自分のやった行為の結果を見届けるべく長剣が突き刺さったディアボロを見る。 確かに長剣が突き刺さっている、だが、次に見た物はギーシュの予想を軽く上回っていた。 「さすがだ……ギーシュ・ド・グラモン」 体を断ち切るような格好で刺さっているのだ、それは致命傷と言うしかないだろう…なのに 自分の体に刺さった長剣を引抜く―――と言うより、長剣に刺さった自分の体を引抜いているディアボロの姿。 「な……に?」 断続的な睡眠と覚醒への葛藤が激しいギーシュには、それを言うのが精一杯だった。 思い出したかのように、胃を通って、喉を通って、口から吐き出される血液。 倒れて、地面の土に口付けをするギーシュ。 「あっ……あっ……」 無理矢理に立ちあがろうとし、力が入らない手足を蛞蝓のように動かす。 だが、ギーシュのそれは地面に頬を擦り付けるだけの無駄な運動にしかならない。 そうこうやっている内に、ディアボロが長剣から脱出した。 こちらはギーシュと違って、血の一滴さえも吐き出さずに平静な顔を崩す事も無い。 ディアボロが生きている、ならば戦わなければ、杖を拾って、魔法を唱え、勝利へ繋がる行為をしなければ そんな事を考えている内に、ディアボロが近付いてくるのが朦朧とするギーシュの視界に映った。 「あ、あ、ああああああああああっ!!!!!」 腹に刺さったデルフリンガーを引抜かれて口から情けない悲鳴が漏れる。 自分はこれからトドメを刺されるだろう、そう何と無しに確信した。 しかし、次にディアボロが取った行動もギーシュの予想を軽く上回っていた 腹部に衝撃、と、同時に何かが詰め込まれるような感覚 それを感じながら、ギーシュは今度こそ完全に気絶した。 目の前に倒れているギーシュを見る一人と一振り。 ギーシュの腹部に傷は無く、服が破れているだけだ。 そして、ディアボロが感嘆したように呟く。 「何が何でも勝とうとする『執念』………見せてもらったぞギーシュ」 「やれやれ…相棒も困ったもんだな」 そう言って、ギーシュから歩き去って行くディアボロ。 夜空に輝く月と星だけがそんな二人の決闘の決着を静かに見詰めていた。
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そして、アルヴィーズの食堂の大きなホールでフリッグの舞踏会が開催された。 着飾った生徒や教師達が、豪華な料理が盛られたテーブルの周りで話している。 舞踏会なんぞ如何でも良かろうなのだー!なディアボロではあったが、豪勢な料理が出ると言う言葉に惹かれてやって来た。現金な物である。 相変わらず服装はそのままであり、貴族の連中から奇異の視線を浴びせられているが、馬耳東風な感じで料理を次々に平らげて行く。 補充より多い消費の速さに目を白黒させながらも働くメイド達。 途中で、黒いパーティードレスを着たタバサと早食いを競い合い、タバサの舌に苦い敗北を味合わせたりした。 そんなこんなで、めぼしい物は殆ど食べ尽くしてしまった事に息を吐くディアボロ。 舞踏会から抜け出て部屋に戻ろうか考えている最中。 ある男がやって来た。 「何の用だ……?」 その男は言葉に反応する事無く、ディアボロの超至近距離まで近付くと、何かを耳打ちする。 「……………」 「ふん?」 伝え終わるとそのままホールから抜け出して行った、女垂らしの彼には珍しい事である。 顎に手を当てて何かを考えていたディアボロだが。 そこに、このパーティー最後の主役であるルイズが姿を現した。 「ヴァルエーリ公爵が息女。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール嬢のおな~~り~~!」 門に控えた呼び出しの衛士が仰々しく告げる。 で、問題のルイズと言うと、ぶっちゃけ美しいとしか言えない。 長い桃色の髪を纏めて、白のドレスに身を包んだ姿。 普段でも黙ってさえいれば感じられるルイズの高貴さみたいな物を効果的に演出し、小さな顔を輝かせている。 ロリが好きな人達には大人気だろうな。と適当にディアボロが考えながらも料理を口に運ぶ。 そして、ホールでは貴族達が優雅にダンスを踊り始めていた。 ルイズの周りにもその姿と美貌に驚いたロリコン達が群がり、盛んにダンスを申し込んだ。 しかし、ルイズはその申し込み全てを丁重にお断りしている。 「……楽しんでるみたいね」 皿に残っている料理の一欠けらさえも舐めるように食べ続けるディアボロを見て、皮肉気にルイズは言った。 「そうだな」 ディアボロは適当に相槌を打ちながらも、残っている料理があるかどうか周りを捜し続けている。 ………意地汚いと言うレベルではない。 (豪勢と聞いていたが……味はともかく量が少ないな…) などと考えているディアボロに、ルイズはスッ、と手を差し伸べて来た。 顔のパーツ全部を真っ赤にして、途切れ途切れな言葉を口にするルイズ。 「踊って、あ、あ、上げても、よよよ良くってよ? ……勘違いしないでよね!あんたと踊りたいわけじゃなくて、相手が居ないから仕方無くなのよ!」 少しでも気を抜けば憎まれ口を叩き出しそうになる舌を気合で押えたダンスの申し込み。 だが、肝心のディアボロはと言うと (チッ…料理が見当たらん) 完全にスルーされて、プッツンきたルイズ 「なによなによ!ご主人様の頼みが聞けないわけ!?ちょっと!ディアボロ聞いてんの!?」 料理を探すのを止めて、高貴な貴族から何時ものルイズに戻るのを面白そうな顔で眺めているディアボロ。 肩で息をしているルイズ。罵倒の言葉が出尽くしたのだろう。 ふぅ、と溜息を一つ吐くと。 「まあ良いわ……あんたの言った事信じてあげる」 いきなりの言葉にディアボロは率直な疑問を言った。 「何の事だ?」 「別の世界から来たって言った事よ」 「証拠も無いのに信じるのか?」 「確かにそうだけど……あんた言ってたじゃない、使い魔を信じてみるものだって。」 そこまで言ってから、ルイズは少し俯いた。 「………元の世界に帰りたいと思ってる?」 元の世界には、ディアボロが居なくなった事を心配している者が居るかもしれない。 ディアボロも、待っている者の所に帰りたいかもしれない。 ルイズ自身も見も知らぬ別の世界に、いきなり召喚されたら帰りたいと思うのが普通だと思っている。 何時かディアボロは、自分の元から消えてしまうのではないかとの不安も込められた その言葉にディアボロは 「いや……帰りたいとは思っていないな」 この世界に来てから起こった様々な出来事を思い返しながら喋った。 この世界への興味、それに、ルイズの成長を期待しているディアボロには帰ろうとする気は無い。 そもそも、元居た世界には彼を待っている者などは一人も存在しない。 予想外のディアボロの言葉に、顔が真っ赤になるのを感じたルイズは、バッと顔をうつむけた。 そして、熱が引くのを待ってから、顔を上げ今日一番言いたかった事を伝える。 「その、えっと……フーケのゴーレムから助けてくれて、あ、ありがとう」 そのまま恥ずかしそうに走り去って行くルイズ。 それを見たディアボロは苦笑しながらホールから出て行こうとした、その時。 服がくいくいと言うような調子で引っ張られた。 何だ?とディアボロが振り向くとその先にはタバサの姿。 「リベンジ」 その手が指差す方向にはサラダの山があった。 どうやら早食い勝負の再挑戦がしたいようである。 「ふん……良いだろう」 そんなに時間は掛からないだろうと思いディアボロは承諾。 面白そうな顔をして見守るキュルケが開始の合図をする事になった。 ………この世界に来て日が浅いディアボロは知らない事だが。 サラダに入ってる野菜――――『はしばみ草』、それは毒物級の不味さを誇る、学院一嫌われている料理。 何も知らずに食べた女生徒が失神して、そのまま医務室に直行したと言う逸話さえもある程だ。 ディアボロの顔を見たタバサの顔に微妙な黒い物が浮かぶ。 (私の勝ち) 例えどんな早食いが出来ようとも、この不味さには耐えられないだろうと思い勝利を確信する。 何とも腹黒い。 「準備は良いわね?スタート!」 キュルケの号令と同時に、サラダにフォークを突き刺して口に運ぶタバサ だが、一口食べ終えた所で 「私の勝ちだな」 予想外すぎる声が聞こえた 珍しくも慌てたタバサが急いで隣を見ると、そこには空っぽになった皿+涼しい顔をしてホールから抜け出るディアボロの姿。 何かイカサマをしたのではないかとキュルケに詰め寄るが。 「ディアボロはちゃんとサラダを食べたわよ?」 ディアボロがイカサマをやっていないと知って更に愕然とした。 言い知れぬ敗北感を感じながら、タバサはサラダの山と共に崩れ落ちた。 ………知り合ってからまだ日が浅いタバサは知らない事だったが。 ディアボロは腐ったピッツァや消し炭と化した料理さえも食べ尽くせるのである。 苦いだけのサラダなど物の数ではない。むしろ食えるだけでもありがたやであった。 <<前話 目次 次話>>
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レトろす氏による初作品。 敵の出現テーブルが書き換えられ、確立でオーラ敵の追加がなされている。 基本情報 製作者 難易度 対応ダンジョン 現ver レトろす氏 3 ディアボロの試練 0.1 拡張ダンジョン.txtという名前で同梱されている。 説明(txtより) ディアボロの試練用です。基本はディアボロの試練で、 シレン4の要素オーラを取り入れてみたダンジョンになります。 レベル2の敵とレベル1の倍速敵がたまに出現します。 出現する敵が微妙にですが変わっています。 内容は拡張ダンジョン.txtを読み込んでいます。 ダンジョンの途中で終了する場合は階段を降りる直前が望ましいです。 備考 Remix初の作品。 すごく難しいダンジョンというわけではないが、通常の試練よりはだいぶ難しい。 敵の出現テーブル改変はそこまで大幅なものではなく、刺客が紛れ込む程度のものが多い。 攻略 オーラ敵は階層を問わず出現するため、すべての階で倍速敵が出現する可能性がある。 緊急回避アイテムを優先的にストックしていきたい。 とくに47-89Fでは思わぬ倍速敵に注意されたし。 バグ・不具合 ソフト本体のバグ以外は特にないと思われる。 ダウンロード 本体同梱 クリア報告、不具合、難易度、感想など 今DLしたけど、本体に同梱してなかった - 名無しさん 2010-09-26 15 35 19 拡張ダンジョンって名前でしたか、失礼 - 名無しさん 2010-09-26 15 37 34 名前
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サバス キリスト教の守護聖人。 4/12の聖人。
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「はぁ…はぁ…つ、次は一体どこから襲ってくるんだ!?」 息を荒げながら、男は地面を這っていた。 立って歩いていたらいつ狙撃されるかもわからないからだ。 もっとも、過去に彼は地面から突如生えてきたタケノコに頭を貫かれて死んでいるが。 現実は非常である。 だからこそ今、地を這いずりまわり、眼鏡をかけた主婦達にクスクスと笑われているのだ。 「刺殺斬殺圧殺絞殺爆殺捕食粉砕凍結ショック死…数えられぬ程俺は死んできた… だがしかし!今度こそ、今度こそこの無限の地獄から生還してみせる!」 男は決意を新たにする。地に伏せたまま。 「いや、それだけではない。この星を…我が物にするのだ…絶対に!」 男は決心した。地に伏せたまま。 しかしそんな男の心を砕かんとする足音が忍びよっていた。 カシャンカシャンカシャン… 「なんだこの音は…!」 カシャンカシャンカシャン… 「いる…!なにかが…!俺を狙っている…!」 ガシャンガシャンガシャン!! 男が顔を上げると同時に、ソレはそこにいた。…灰色の殺戮マシーン、オメガが。 「!!!」 男は… rア1 サークルで記憶抹消 2 マスタードボムで爆殺 3 ロケットパンチで撲殺 4 波動砲で跡形なく消滅 「正解は5、逆転勝利だっ!」 叫んだ男の手が、オメガの胴体下部分にのばされた。その先にあるは、手動操縦ボタン…! カチリ! 「ふっふっふっ…一度底辺まで墜ち、地を舐めなければ見つからない勝機…! このディアボロは、ついに死の運命に勝利した…! ここからだ…ここから、今こそ、頂点に返り咲く…!」 【二日目・15時40分/新惑星・東京都】 【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険】 【状態】健康、歓喜、運命に抗う力 【装備】オメガ@FF5 【道具】基本支給品一式 【思考】 1 頂点に返り咲く 2 この世界からの生還 3 生き残るためならいかなる手段も用いる 【オメガ@FF5 死亡確認(自我消滅)・装備品化確認】
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少し経ってから、タバサが地面に絵を描いて作戦の説明を始めた。 偵察兼囮が小屋の側に赴き、中の様子を確認→フーケがいれば挑発→出てきたところを魔法で集中砲火。 「偵察兼囮役には私がなろう……一つだけ頼みがあるが、フー…ゲフンゲフン。ロングビルも一緒に来てくれ」 「私ですか?」 フーケが意外そうに聞き返す。 「そうだ。『土』の魔法を知らない私だけで、フーケを相手にするのは不安だからな」 「それで私達は攻撃ってわけ?」 ルイズが自分達を指差した。 「その通り、異論は無いな?」 納得したように頷く面々。 「行って来る」 そして―――小屋に向かって普通に歩いていくディアボロを見たルイズは突込みを入れた 「ちょ、ちょっと!せめて隠れながらとかしないの!?」 あんまりにも無防備すぎるディアボロを見て驚くルイズ。 しかし、エアロスミスの感知であの廃屋の中には敵が存在しない事が分かっており、更にフーケはディアボロのすぐ後ろに居るので問題は無かった。 ルイズの突っ込みをシカトしながら、歩き続けるディアボロ。 その後ろから慌てた様な小走りで近づいてくるフーケ。 そのままディアボロは最短距離で廃屋に近づくと、ドアをいきなり開ける その姿を見てフーケは唖然とした 「フー・・・・・・ゲホゲホ。ロングビル、中に入るぞ」 「ミ、ミスタ・ディアボロ……中に人が居るかどうかの確認は良いのですか?」 「その時はその時だ」 「……そんな無茶苦茶な」 「とっとと入れ」 廃屋の中にフーケを乱暴に押し込むディアボロ。 外で見ていたはルイズ声を張り上げた。 「何やってんのよあいつ!?打ち合わせとまるで違うじゃない!」 そのまま、廃屋に向かって走ろうとするルイズの腕を掴むキュルケとタバサ。 「何すんのよキュルケ!タバサ! 「ディアボロにはディアボロなりの考えがあるらしいわよ?」 「考えてる」 そのまま強引に説得されて渋々待ち続ける事にした。 (あの馬鹿使い魔ァァァァ!ご飯抜きにしてやるんだから!) しかし、爆発して特攻するのも時間の問題だったが。 一方その頃のディアボロとフーケ 小屋は狭く汚かった。中には申し訳程度に家具が置いてあるだけで。 大量の埃が積もっており、人の生活の痕跡が見当たらない。 (ハーヴェストの感知では……) 歩きながら、ディアボロは『破壊の杖』が入っていると感じるチェストを開けて、中の物を見た。 確かに『破壊の杖』があった、が。 (何でこんな物がこの世界にあるんだ?) ディアボロはその『破壊の杖』が、元居た世界にあるロケットランチャーにしか見えない事に疑問を持った 『破壊の杖』かどうか、フーケに一応の確認を取ってみる事にする。 「これが『破壊の杖』か?」 「何の苦労もなく見つかりましたね……」 フーケが白々しくも安心したように言った。どうやら本当に本物らしい。 彼は奇妙なダンジョンの特異性に慣れているので・・・・・・ロケットランチャーがファンタジーやメルヘンの世界に落ちてても不思議じゃないんじゃね?と・・・。 (やはり、気になるものは気になる) 思わなかった。 つらつらと如何でも良い事を考えているディアボロだが。 「ミス・ヴァリエール達を呼んできますね」 フーケが外に出ようとしていた。ゴーレムでも呼び出すつもりなのだろうか? が、それを逃すわけにはいかない。 『破壊の杖』をエニグマの紙の中にしまいこみ 『M72A2ロケットランチャーを紙の中に入れた』 そして、外に出ようとするフーケを呼び止める。 「ところで……何でフーケはこんな所に『破壊の杖』を置いていったんだろうな?」 フーケがドアに向かう体勢のまま答える。 「フーケ本人ではない、私には分かりかねます」 「それもそうだ、本人以外には絶対わからない・・・・・・だから私は本人に聞いているんだよ。『土くれのフーケ』本人にな」 「な、何を言っているんですか?冗談は止めてください!」 慌てて振り返るフーケ。 しかし、ディアボロの静かな視線に自分の正体が見抜かれたことを悟った。 「何故…気付いたのですか?」 『怪しかったから、取り敢えずヘブンズドアーのDISCを使って正体を確かめて見ました』 とは言えないディアボロ。 尤もらしい推理を即席で作るのも面倒なので、疑問文には疑問文で返してみる事にした。 「何故だと?理由はお前が一番良く知っているだろう?」 「・・・・・・なるほど。私が軽率だったわけですね」 数秒考えてから勝手に自己完結したフーケ、ディアボロは本当にラッキーである。 そのまま、小屋の中で睨み合いを続けている二人。 一瞬の気も抜けないはずであったその時 「・・・・・・取引しませんか?」 不意にフーケが口を開いた 「何だ?」 「『破壊の杖』を差し上げる代わりに私を見逃す取引ですよ」 「そんな事をする必要が私には無いが?」 「学園の宝物庫に眠っている『破壊の杖』は裏の世界では値段が付きませんよ あんな無能な子供に奴隷のように付き従うのも業腹でしょう? それを元手にして学園から逃亡しては如何ですか?」 ディアボロは嫌々ルイズに従っているわけでは無いのだが・・・・・・どうやらフーケは勘違いしているようだ。 そもそも逃げる選択肢を選ぶにしても、ディアボロに金は必要無い。 「ふん。アレは何時か大化けする。私はそれを待っているだけだ」 「ロマンチストですね」 「・・・・・・大人しく捕まるか、痛めつけられて捕まるか。どちらを選ぶ?」 そのまま膠着した状態が数分続き―――瞬間。 ドゴン! 「「!?」」 音の発生源を見る二人 そこには何故か顔が沸騰しているルイズが立っていた。 「もう、待ちきれないわ!何やってんのよディアボロ!ミス・ロングビルに厭らしい事して、きゃっ!」 チャンスと見たフーケが一瞬の隙を突いて、ルイズを押し退けて外に飛び出す。 「チッ!」 気を削いでしまった事に舌打ちを一つして、飛び出したフーケに続くディアボロ。 しかし、外に出てから見たのは、地面から浮き上がるように出てくる土の巨人と その肩に立って秘書の演技を剥ぎ取った土くれのフーケだった。 「形勢逆転・・・・・・ってやつね!」 <<前話 目次 次話>>