約 131,431 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/9603.html
ソニックバトル 【そにっくばとる】 ジャンル 対戦アクション 対応機種 ゲームボーイアドバンス 発売元 セガ 開発元 ソニックチーム 発売日 2003年12月4日 定価 4,980円(税別) プレイ人数 1人(通信対戦では1~4人) 判定 良作 ポイント 久しぶりの格闘型ソニックスピード感はないが爽快感は高いストーリーも良くできている対人戦の対戦バランスは大味 ソニックシリーズ ソニックバトル 概要 ゲームモード システム キャラクター エメルの育成 戦闘システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 ゲームボーイアドバンスとしては4作目のソニック(前回は『ソニックピンボールパーティー』)となる。今回は対戦アクションとなっており、ソニックたちが格闘で戦う作品となっている。 格闘を行うソニックとしては『ソニック・ザ・ファイターズ』以来である。 当時のモダンソニックシリーズに登場していたキャラクターの大半が登場する。 初登場キャラはエメルという謎のロボットであり、実質的な主役となる。 ゲームモード ストーリーモード マップ上を移動し、特定のポイントに移動するとイベント、戦闘が発生する。これを繰り返してストーリーを進めていくことになる。 最初はソニックが主人公のストーリーしか選べないが、クリアするたびに次のキャラクターのシナリオが解禁されていくシステムである。 各ストーリーは時系列が順番につながっており、テイルスのシナリオはソニックのシナリオの続きとなる。 既にクリアしたシナリオを再度遊ぶこともできる。 ストーリーモードでは、エメルを育成することがゲーム的な目的となる。(後述) バトルモード 戦闘のみを楽しむモード。マップやルール、キャラクターは自由に設定可能。ストーリーモードにおいてガンマ、カオスに出会うことで、彼らを使用することもできるようになる。 チャレンジモード コンピュータを相手に全5戦のバトルを勝ち抜くモード。バトルの内容に応じて得点がもらえ、最終的な合計得点を競う。 トレーニングモード マップと対戦相手を設定し、操作の練習ができる。相手のHPは0にはならない。 パーティモード ミニゲーム集。マインハントを除き、1カートリッジ対戦専用。 システム キャラクター 操作可能なキャラクターは、ソニックを含め10人。敵専用キャラが3人となる。 + キャラクター一覧 ソニック 主人公。プレイヤーが最初に使うことになるキャラクター。スピードやジャンプ力が高く、攻撃も早く隙が少ない。初心者があまり使わない能力であるガードとヒールが弱いため、主人公らしい強さと使いやすさを兼ね備える。 テイルス ソニックよりもさらに能力を平均的にしたようなキャラクター。エアーアタックは多段ヒットし強いが反撃も受けやすい。 ルージュ ジャンプすると空中で高度を保ち続ける能力を持っている。空中戦がメインのキャラクターとなるが、地上戦もダッシュアタックは強力。 ナックルズ 足が遅く、ジャンプ力が低く、攻撃の発生も遅い、といった具合に使いにくいキャラクター。攻撃力は高いが・・・ エミー 兎に角通常技の発生が早く、隙も少ないのが長所。その分攻撃力は弱め。 クリーム 足は遅いが、ジャンプ力が高いので機動力は気にならない。必殺技がかなり強い。 シャドウ ソニックより足が速い(加速は遅いけど)。攻撃力も全体的に高めで性能の高い通常技が揃っている。必殺技はややクセが強い。 ガンマ(ストーリーモードでは使えない) ナックルズの性能をさらに極端にしたようなキャラ。攻撃がとにかく遅く、使いにく過ぎるキャラである。ヒールとダッシュの性能が命綱。ダウンすると自爆し、他のキャラを巻き添えにする。 カオス(ストーリーモードでは使えない) 最も機動力の低いキャラで、ジャンプ力も低い。しかし、ダッシュ中は無敵で自由に動ける上、攻撃の発生も遅くはないのでそこまで使いにくくはない。 エメル 新キャラであり、本作の真の主人公と言える存在。彼を育成することが本作の(ストーリーでもゲーム的にも)目的となる。最初は無茶苦茶弱いが最終的には無茶苦茶強くなる。 ファイ(敵専用) 見た目はエメルの色違い。序盤は初期エメルと同じ性能だが、こいつもストーリーの進行に応じて強くなり、他のいずれかのキャラと同じ性能になる。 ガードロボ(敵専用) ガンマの色違い。性能はガンマと同じだが、喋らない。 エッグマン(敵専用) カプセルに乗った状態で爆弾やミサイルを連射してくる。基本的に遠距離攻撃で対応しなくてはならない。 エメルの育成 本作はエメルという謎のロボットが新キャラクターとして登場する。 エメルを育てる(鍛える)ことがゲームの主目的となる。初期状態のエメルは全ての能力が非常に弱い。 エメルがバトルに参加した状態で勝利すると、バトルに参加した他キャラの能力(技、ジャンプ、移動、ガード等)をキャプチャーすることができる。これを本作ではスキルと呼ぶ。 キャプチャーしたスキルを装備することで、他キャラの能力を使って戦うことができる。結果的に、他キャラの良いとこどりをしたようなキャラクターにすることができる。 ただし、装備するためにはスキルポイントが必要である。強力なスキルほどスキルポイントが多く必要である。スキルポイントも、エメルがバトルに参加した状態で勝利することで増加していく。 各ストーリーが繋がっているためか、エメルの育成状況はすべてのシナリオで共通である。既にクリアしたシナリオを最初から遊んだ場合でも、エメルの育成状況は引き継げる。 戦闘システム いわゆるバトルロイヤル形式。 戦闘のフィールドは全12種類。マップの広さや障害物の配置が異なる。 最大で4人のキャラがフィールドに降り立ち、入り乱れて戦う。ただし、HPが0になったら即脱落するわけではなく、フィールドに復帰して再度戦うことができる(この辺はスマブラに似ている)。 戦闘が終了する条件は対戦形式(KOバトル、サバイバル、タイムバトル)により異なる。 KOバトル:敵を倒すとポイントを獲得できる。ポイントを一定数稼いだキャラの勝ち サバイバル:倒されたキャラはポイント(残機数みたいなもの)が1減る。ポイントが0になったら復帰できなくなる。最後まで残っていたキャラの勝ち タイムバトル:敵を倒すとポイントを獲得できる。時間切れになったときにポイントが一番多いキャラの勝ち。 すべてのキャラクターは6種類の必殺技を持っている。しかし、一度に装備(使用)できるのは2つまで。 戦闘開始時に、ショット(遠距離攻撃)、パワー(近距離攻撃)、セット(トラップ設置攻撃)の3系統の必殺技をそれぞれ、グランド(地上)、エリアル(空中)、ディフェンド(ガード)の3か所に装備することになる。 例えば、ショットをグランドに、パワーをエリアルに、セットをディフェンドに装備した場合、グランドショットとエリアルパワーを使用することが出来、敵が使用するセット系必殺技に対しては完全耐性(無敵)を得る。 イチコロゲージというゲージが存在し、ヒールを使う、ガードを成功させることで溜まる。ゲージがMAXになるとキャラが点滅し、必殺技が1回だけ即死技になる。 評価点 動かしていて楽しい戦闘 各キャラクターのドット絵は丁寧に作られており、移動やジャンプは勿論、通常技や必殺技も殆どがキャラのイメージを壊すことなく個性的なアクションを見せる。 また、ヘビーアタックを使うと敵を吹っ飛ばすことができる。さらに十字ボタンを押すと大ジャンプで追いかける事が出来、ツイゲキアタックで地面に叩きつけることができる。 この、ヘビーアタック→追いかけ→ツイゲキ という一連の流れが非常に爽快感がある。本作は格闘がメインのゲームゆえ、スピード感とは別方面で爽快感を出しているのが良い。 コミカルで面白いストーリー 本作は、謎のロボットエメルを主軸としたストーリーになっている。エメルは最初、不完全な状態になっているため、ソニックたちがエメルを鍛えて強くしていくことになる。 一応、エッグマンがエメルを狙っている設定であるため、エッグマンも要所で妨害してくるのだが、基本的にはエメルの育成がストーリーの目的である。 「エッグマンの野望を阻止すること」が目的ではないため、ストーリーはあまりシリアスではなく、ソニック達が冒険をすることもない。 全体的に、シリアスなアニメ作品の日常回のようなノリになっており、ソニックシリーズにしては珍しい日常的なやりとりを楽しむことができる。 シリアスさが全くないかというとそうでもない。クリームとエメルのやり取りは「戦うことの悲しさ」と「戦わないことの悲しさ」を良く表現できているし、戦闘兵器として生み出された(と思い込んでいる)シャドウが兵器でありながら心を持つことに思い悩むなど、シリアスなシーンも丁寧に描けている。 操作できるキャラクターが多い 新キャラであるエメルを除くと、操作できるキャラは9人。『ソニックアドベンチャー』以降に登場したキャラクターの大半が登場し、プレイヤーキャラクターとして使うことが出来る。 これほど多くのキャラクターが一堂に会し、しかも操作可能というのは2003年当時としては凄い。 現在(2024年)でも、携帯版ソニックシリーズとしてはこの操作キャラクターの多さは随一である。 エメルの育成が楽しい 前述したが、エメルを育成して強くするのがこのゲームのメインである。 エメルにはさまざまなキャラクターのスキルをセットして組み合わせを楽しむことができる。 各キャラクターのスキルには使いにくいものもあるのだが、他キャラのスキルと組み合わせると強力なものに化ける場合もある(*1)。そういった組み合わせを試すのも楽しい。 強さを重視するだけではなく、パンチだけで戦うエメルやキックだけで戦うエメルを作るなど、ネタに走っても良い。 キャラクターにボイスが付いている ストーリーモードでは、要所要所で一言喋るだけのパートボイスである。 戦闘中は、必殺技やヘビーアタックを使ったとき、勝利したとき、やられたときなど、キャラクター達はよく喋るため、結構賑やかな戦闘となる。 アツく良質なBGM ソニックシリーズ恒例と言える良質なBGMは健在。 GBAながらエレキギターのサンプリング音源を多用したロック調のBGMが中心となっており、いずれの曲も評価が高い。 賛否両論点 ギミックやアイテムがない 戦闘フィールドは12種類あるのだが、基本的にコンテナのような障害物が配置されているくらいで、それ以外に特徴がない。 対戦アクション形式の格闘ゲームなのだから、ジャンプ台や大砲、ベルトコンベアー、トラップなどのギミックがあっても良かったかもしれない。 ソニックシリーズお約束のピンボールもない(*2)。 また、戦闘中にアイテムも一切出てこない。HPやゲージを回復するアイテムとか、武器を拾って使う、といったこともできない。 ビッグが登場しない 前述した通り、『ソニックアドベンチャー』以降に登場したソニックシリーズの(当時の)キャラクターは大半が登場しているのだが、ビッグが不在である。 ビッグは足が遅い設定のキャラクターなので、アクションのソニックシリーズには参戦しにくいキャラクターである。そうなると、スピード重視の作品ではない本作は、数少ない「ビッグを参戦させやすい」作品のはずなので、ビッグが登場しないのは惜しい。 カオスですら、ゲーム終盤に殆どゲスト的に登場したのだから、ビッグもゲスト的に出してあげても良かったのではないか。 「ビッグが殴り合いに参加するのは似合わない」という意見は当然出そう(*3)だが、釣り竿やルアーを用いた攻撃などは面白みのあるスキルが作れそうである。 既存の作品との設定矛盾 ミスティックルーインに工房を構えていたはずのテイルスのラボがエメラルドタウンに存在したり、エミーがセントラルシティに住んでいたり、ルージュが店を経営していたり、ナックルズの家が存在するなど、ソニックシリーズのファンとしてはそれなりに突っ込みどころがある。 もっとも、あくまでもツッコミどころといったレベルであり、キャラ描写として違和感があるわけではないし、ソニックシリーズで描写にブレがあるのは珍しくはないので、批判するほどではない。 しかし、エミーがガンマのことを「ガンマ」と呼び捨てにしたり(*4)、ナックルズがガンマのことを知っている(*5)のは批判点と言っても良い。 ガンマの扱い ソニックアドベンチャーのネタバレになるためガンマ(E-102"γ")の背景は伏せるが、本作のガンマは完全な別人であり、AIの性格、武装、声優全てが異なるためオリジナルキャラクターと言っても過言ではない。 本作のガンマも決して魅力のないキャラクターではないが、肩透かし感は否めず、ガンマを主人公に据えたシナリオもないため不遇。 + ラストの展開(ネタバレ注意) 結論を先に言うと、ハッピーエンドではない。 エメルがエッグマンの策略により暴走し、地球に向かってファイナル・エッグブラスターを発射しようとする。 「強いダメージを与えれば暴走が止まる」というテイルスのアドバイスにより、ソニックにより倒されるものの、Pr.ジェラルドが組み込んだプログラムによりエメルは消滅してしまう。 これまでソニック達とともに戦ってきて、プレイヤーが育て上げた(ゲーム的にもストーリー的にも)エメルが最後に消滅してしまうのはあまりにも悲しい終わり方である。 しかし、最後にエメルがソニック達に一言ずつ別れの言葉を述べながら消滅していくシーンは悲しいからこそ感動できるシチュエーションである。 もう一つの評価点できるのは、暴走したエメルがラスボスとして登場し、プレイヤーが自らソニックを操作することで、プレイヤーの手でエメルを止めなくてはならない点。 本作の真の主人公はエメルなのだが、本来の主人公であるソニックが最終的に空気になるようなことはなく、最後に主人公同士を戦わせる展開は俊逸である。 問題点 殆どCPU戦を考慮して作られた戦闘バランス アッパーアタックを使えば敵を浮かせることができるが、浮かせた相手は空中で動ける上に、対空技が殆どない。CPU戦ではアッパーアタックで浮かせた相手が落ちてくるところに合わせて攻撃を重ねられるので、CPU戦ではアッパーアタックは十分使えるが、対人戦ではアッパーアタックは死に技である。 また、上で書いた通り、本作は対空性能の高い技が殆どない。敵が空中から攻撃を仕掛けてきた場合、基本的にはガードをするか逃げるしかない。 本作は空中ガードができない。対空性能の高い技が殆どないためあまり気にならないのだが、シャドウのエアーアタック「シャドウロケット」は対空・対地性能がともに高く、連続ヒットする上に威力も高い。そのため、空中戦が強いテイルスとルージュはシャドウの格好の的になってしまう。 対戦ではエメルを使用することもできるが、最終的には反則的に強くなるため、装備するスキルをプレイヤー側が制限しないとまともな対戦にならない。 エメルを抜きにしても、シャドウがかなり強い。 足が速く、攻撃力も高く、全体的に隙も少ない。また、前述した通り対空性能抜群の「シャドウロケット」を持っているため非常に有利である。必殺技がやや使いにくいが、あまり気にならない。 シャドウ以外では、クリームも強い(*6)。 通常技は多少リーチが長い程度であまり強くないのだが、必殺技がやたら強い。特にエリアルパワー「チャオレボリューション」は攻撃範囲が広く威力も高い上に、ガードされてもこちらは簡単に逃げられるなどノーリスクである。 セット系の技である「クリームクラッカー」「クリームエアクラッカー」も威力が非常に高く、2発当てるだけで相手を倒せてしまう。「クリームクラッカー」は隙が大きいためやや使いにくいが、「クリームエアクラッカー」は隙が殆どないため、「チャオレボリューション」に負けず劣らず強力である。 以上はすべて、CPU戦ではあまり気にならない点である。実際、本作で対人戦をやった人は少ないと思われるため、「一応対人戦でも遊べるゲーム」だと思ったほうが良い。 序盤のテンポが悪い 序盤のエメルは非常に弱いため、育成しないとまともに戦えない。 最初にプレイするソニックシナリオでは、最後にエメルを操作してナックルズとタイマンをすることになる。これが初見プレイヤーには相当の鬼門である。 ナックルズとまともに戦えるようにするには、スキルポイントをある程度溜めてスキルをセットしなくてはならない。 普通にシナリオを進めているだけでは、それほどスキルポイントが溜まらないため、フリーで戦える場所で何度も戦闘し、スキルポイントを地道に溜めなくてはならない。 ノーダメージで勝利すればスキルポイントを多く手に入れられるので、これに気付けば少しは稼ぎが楽になるが、初見プレイヤーではそんなことは気付けない。 実は初期状態のエメルの技の中にも多少は使える技もある。 ダッシュアタック:発生が早い上に敵をダウンさせられる。威力は低いが実用には耐えうる。 エリアルショット:ソニックのエリアルショットと違い、空中で丸くなるだけで衝撃波が飛ばない。しかし、丸まった状態に攻撃判定があり、そこそこ威力が高い。しかも、敵のディフェンドにも防御されない。 これらを駆使すればナックルズにも十分勝てるのだが、やはり初見では気付けないだろう。 ナックルズとガンマが使いにくい この二人は脚が遅い、技の出が遅い、隙が大きい、などクセが非常に強い。 このゲームは基本は1対1ではなく4人が入り乱れて戦うため、シャドウやクリーム以外のキャラもそこまで不利ではないのだが、この二人は頼れる技が一部の必殺技くらいしかなく、的確に漁夫の利を狙っていかないと勝てない。 ガンマはストーリーでは使えない(一応隠しキャラ扱い)ためまだ許せるのだが、ナックルズはストーリーモードで使用する機会があり、ガードロボを相手に連戦するシチュエーションでは辛い戦いを強いられる。 レアスキルの入手確率が低すぎ 「○○サポート」「カラー○○」「ULT○○」「???(*7)」というレアスキルが、戦闘後に極稀に入手できる。 しかし、そうそう入手できるものではない。レアスキルだから入手しにくいのは仕方がないにしても、入手出来てもダブることは普通に起こるため、スキルのコンプリートは実質不可能だと思ってよい。 バーチャルトレーニングが過酷すぎる 最後のエメルシナリオにおいて、テイルスラボで『バーチャルトレーニング』を受けることができる。以下のようなシステムである エメル対CPU3人で、延々とサバイバルを勝ち進んでいく。ポイントは勝つたびに1ずつ増える(最大で15まで)。 エメルは1回でもKOされるとそこで終了。 CPUキャラクターとフィールドは毎回ランダムで決まる。 連戦回数は、最初は5回だが、バーチャルトレーニングを成功させるたびにノルマが10回、15回、20回、と増えていく。最大で20回までで、それ以降は増えない。 最後まで勝利すると、「ULT○○」スキルを確実に入手できるが、どれか手に入るかはランダムである。当然、ダブる可能性は十分ある。 エメルは1回でもKOされると終了である上、このゲームは即死技も普通に存在するため、「遠くからショット技をチマチマ打ち続ける」「チャオレボリューションを使いながら逃げ続ける」といったみっともない戦い方を1時間近く続けなくてはならない。はっきり言って面白くもなんともない。 また、ルージュのセット系必殺技「バットクラッカー」「エアーバットクラッカー」は蝙蝠型の爆弾が敵の頭上を飛び続けるというもので、本作は空中ガードが出来ないため、ディフェンドにセットを装備しないと防ぐことができない。当然、イチコロゲージMAXのルージュにこれを撃たれたらディフェンドがセットじゃないとほぼ敗北確定。 せめて、「クリアするまでに数回はKOされても良い」という仕様にしても良かったのでは。また、サバイバルでは時間がかかり過ぎるため、KOバトルにしてほしかったところである。 蛇足にしか思えないパーティモード いわゆるミニゲームであり、ストーリーモードをクリアするとプレイできるものが増えていく。全5種類。 しかし、『マインハント』以外は1カートリッジ対戦でしか遊べない。そのため、『マインハント』以外の4つは遊んだことすらない人も多いはずである。 『マインハント』は、マインスイーパー(*8)と変わらないため遊べても嬉しくない、という人も多い。 結局、パーティモード自体が蛇足に感じやすい。『マインハント』以外の4つも一人で(CPUを相手に)遊べるようにしてくれ、と言わざるを得ない。 総評 ソニックシリーズとしては珍しい格闘ゲームだが、スピード感とは違う意味で爽快感を出しており、バトルはただ殴っているだけでも楽しい。各キャラクターの戦闘モーションも良くできているし、音声もあるため、バトルの演出も問題はない。 対人戦のバランスは悪い、バーチャルトレーニングのシステムが酷いなど、問題点は多いのだが、単に一人でプレイしてクリアする分には大した問題はなく充分楽しめる。 ストーリーも「見る価値はある」と言える程度にはよくできている。スマブラなどの乱戦格闘系のゲームが好きなら(好きじゃなくても)やってみて欲しい作品である。 余談 本作は『ソニック ヒーローズ』より少し前に発売されたのだが、時系列は『ソニック ヒーローズ』より後である(*9)。 また、シャドウが記憶を取り戻しているため、『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』よりも後だと思われるが、過去と決別したはずのシャドウがマリアのことを引きずっているため、パラレルワールドの可能性もある。 本作はある場所でパスワードを入力することで強力なスキル「○○コンビネーション」を入手できる。パスワードは全部で9種類。 しかし、パスワードが10種類あるというガセ情報が存在している。 おそらく情報の出どころは小学館から発売された攻略本だと思われる。「ルージュコンビネーション」のパスワードを紹介しているのだが、思いっきりパスワードは全10種類と書いてしまっている。 もう一つツッコミを入れると、攻略本に記載されているパスワードも間違っている。
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/487.html
【TOP】【←prev】【FAMILY COMPUTER】【next→】 I LOVE ソフトボール タイトル I LOVE ソフトボール アイラブソフトボール 機種 ファミリーコンピュータ 型番 CDS-S6 ジャンル スポーツ(ソフトボール) 発売元 ココナッツジャパン 発売日 1989-12-19 価格 6,500円(税別) 駿河屋で購入 ファミコン
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/34167.html
《葬送霊(フューネラルマスター) グレイブソウル》 葬送霊 グレイブソウル SR 闇文明 (8) クリーチャー ワーカー/ジョブマスター/ゴースト 13000 ■T・ブレイカー ■サービス-闇文明のカード(場にいる時、闇文明を含むマナゾーンのカードを3枚タップすることで◇能力を使える。) ◇相手の手札を見る。その後、墓地にあるカードと同じ名前を持つ相手の手札、マナゾーン、バトルゾーンにあるカードを全て持ち主の墓地に置く。 ■カードがバトルゾーンを離れる時、代わりに墓地に置く。 ■墓地のカードは墓地から離れず、効果は無視される。 作者:イベリ子 DMRi-01「決めろ!ワールドマスター」の、闇文明SR。ジョブマスターの1人。 新能力「サービス」で墓地と同名カードをマナゾーン、手札、バトルゾーン全てから墓地に置くことが出来る。ハイランダー構築には無力だが、スキルアップの元となる闇文面のワーカーには《夢中皇 エリザ》などハンデス効果を持つクリーチャーがいるので、相手依存にはなるものの強力な効果。 常在能力でバトルゾーンから離れるカードを全て墓地に置く能力を持つ。置換効果であるため単純な除去でもEXライフなどの除去耐性を無視して破壊出来る他、革命チェンジへのメタになるなどシンプルながら厄介な効果。 もう1つの常在能力が墓地メタ。墓地を空にするのではなく動かせなくするため《暴走龍 5000GT》のコスト軽減などは止められないが、墓地回収や墓地蘇生を止めるだけでなく破壊された時の効果なども常在能力故に無視することが出来るため、幅広いメタとなりえる。 どちらの常在能力もお互いのプレイヤーに作用するため、デッキの構築には工夫が必要。 フレーバーテキスト 死者に安寧を。それ以外は望まない。---葬送霊 グレイブソウル 評価 選択肢 投票 良いカード! (3) 物足りない!(調整希望) (0) 強い! (0) 強すぎ!(調整希望) (0) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/1587.html
戦闘ヘリさんが入室しました 戦闘ヘリ バリバリバリバリ(セントラル上空を飛ぶ戦闘ヘリ 戦闘気球さんが入室しました 戦闘気球 ボボボボボボ(セントラル上空を飛ぶ戦闘気球 百合と薔薇の造花さんが入室しました 百合と薔薇の造花 (気球からセントラルの 槍 へとばらまかれる百合と薔薇の造花 百合と薔薇の造花 (天候は晴天。時刻は朝。通勤時間より少し前か? ソニアさんが入室しました ソニア (セントラル北側 大きめの槍 ステージさんが入室しました ステージ (大きめの槍の前に地中からせり上がるステージ ソニア これは…まあ!(思わず手を合わせて感嘆の声 ステージさんが退室しました センターサークルさんが入室しました センターサークル (ステージ中央のセンターサークルがせり上がり センターサークル (百合と薔薇の造花を吸い込み巻き上がる黄色のスモーク センターサークル (中から花吹雪と共に登場する―――世界で最も力のある大貴族 センターサークルさんが退室しました 百合恵さんが入室しました 百合恵 「そう! 愛! 愛に満ち溢れた世界!」(スタンドマイク握りしめながら ソニア はい、愛ですね。 百合恵 「貴族界でのんびりしている私も今回こそは気づいたのです!」(響き渡る大きな声 百合恵 「ヴァース全域に広がる愛! それが全て!」 百合恵 「世界が滅べば―いえ、否!貴女様風に言えば―赦されれば!」 百合恵 「その愛も育めなくなってしまう事に!!!」 百合恵 「だから!ですから!止む終えなく!」 ソニア 大丈夫です。自由恋愛制でなく、お見合い制を用いて最適な愛を…おっと 百合恵 (ビシィ!―とソニアを指を指し 百合恵 「九千の脳を持つ天才少女!白薔薇百合恵が!」 百合恵 「全力を持って―貴女を倒しますわ!!!」 ソニア 宣戦布告ですね。いいことです。では、私も全力を以てお相手しましょう。 百合恵 「通勤前の朝の時間に終わらせてあげますわ!」 百合恵 「今日の昼のビックニュースは『世界は愛に救われた!』ですわ!!」 ソニア (手を頭上に掲げる)慌てることがありません。── ソニア ゆっくりと。「災厄」起動。 百合恵 「本邦初公開!10年ぐらい貯めた気がする薔薇家の力を見るがいいですわ!」(手を前に振るう ソニア カウントスタート(闘気の双剣を構える ルーフランナさんが入室しました ルーフランナ 白薔薇家直系の護衛部隊『ゆりえさ・ま・もル~ン』一等騎士! ルーフランナ ルーフランナ!参る!(ソニアへと駆け出す青髪ボーイッシュヘアーの女性 ソニア (柱の上、直径15Tdほどの足場で待ち構える 戦闘気球 エンゴシマス… ソニア 先ほどまで気配はなかったというのに。 戦闘気球 (上空へ向け雷雨発生爆弾をばら撒く 百合と薔薇の造花 (ソニアの柱の周囲の造花が一斉に爆発―視界を奪う閃光弾 百合と薔薇の造花さんが退室しました ソニア 、(視界をとられる ルーフランナ ストーリリィ!(足裏の反重力装置で加速しソニアの腹部へ剣で突っ込む突き技 ソニア (闘気の鎧で受け止め)すでに準備は万端ということですか ルーヴェルトさんが入室しました ルーヴェルト そらぁ、な!(ソニアの上に気配なく現れ、大剣で斬りかかる男 ソニア またも無から…!(突かれたまま双剣交差 百合恵 『ILOVEU インフィニティ・ラヴ・オブ・ヴァース・エナジー・アンリミテッド !』 ルーリードさんが入室しました ソニア (大剣を受け止め、弾き飛ばす ルーリード 卑怯だなんて言わないでくれよ!(ソニアの側面から現れて腹部へ槍を突く ルーヴェルト はっ!(弾き飛ばされ着地 ソニア 、(軽減しつつもダメージが少しづつ入る ルーフランナ アンチグラヴィティ発動!(ルーフランナの体が反重力を受けて舞い上がる ソニア (片手の剣を消し、槍を掴み)ですが、それだけなら。【原初の炎】 戦闘気球 (ルーフランナ達ごとソニアへ投下される冷却爆弾 ソニア (周辺射程30Td内の一切合切を焼き尽くす自己中心バースト 戦闘ヘリ っぐ!(吹っ飛んでいく三騎士 ルーフランナ っぐ!(吹っ飛んでいく三騎士 ルーフランナさんが退室しました ルーヴェルトさんが退室しました ルーリードさんが退室しました 戦闘ヘリさんが退室しました 戦闘ヘリ×10さんが入室しました ソニア (天に向けて業炎が渦巻き、冷却爆弾ごと飲み込む 戦闘ヘリ×10 (吹っ飛んでいく歩兵部隊を尻目に上空から連投される冷却爆弾 百合恵 「説明しよう!ILOVEU インフィニティ・ラヴ・オブ・ヴァース・エナジー・アンリミテッド とは!」 ソニア なるほど、これは後手に回れません(ぐっとかがむと 百合恵 「薔薇家の財力に物を言わせて人と物を投下しまくる卑怯極まりない戦闘方法なのだ!」 ソニア (瞬間、ソニアの姿が消える 百合恵 (本当は百合恵の魔人能力なのだが…貴族界及び政治界トップの一部を除いて能力は秘密にされている ソニア (冷却爆弾が柱の上部を凍てつかせる 戦闘気球 (百合恵様が演説している間にも三騎士の姿は消滅している。原初の炎に飲まれたか…? ソニア (空を飛ぶ戦闘ヘリの、間にて手を広げ)我が使い魔よ ソニア (何百もの白き鳥が出現 空を羽ばたく 戦闘ヘリ×10 !?(少し反応が遅れ、戦闘ヘリ全台がソニアに銃口を向ける 戦闘ヘリ×10 バリバリバリバリ(対空ガトリングガンを乱射 ソニア 焼き尽くしなさい(戦闘ヘリへ突撃 迎撃されればその場に黒点を作り消えるが… ソニア (次々に生み出され、空を黒と白に覆っていく 高速戦闘機さんが入室しました 高速戦闘機 (ソニアの上空を高速で通過していく戦闘機 高速戦闘機 (ソニアや白き鳥や戦闘ヘリにめがけて、レーダーを狂わせる金属片を撒いて消える 高速戦闘機さんが退室しました 戦闘ヘリ×10 (何百もの白き鳥をガトリングガンで撃ち殺しながら段々と戦闘ヘリに白き鳥が着弾していく ソニア …また目晦ましでしょうか。どうやら、いつまでも召喚を相手にしていても… 戦闘気球 (上空の雷雨へ向けビームを発射 人口雷雲さんが入室しました ソニア 仕方ないです…ね(空を見上げ 人口雷雲 (ソニア達へ向けて落ちる落雷 ソニア !(空中にいるソニアに直撃 戦闘ヘリ×10 (金属片から落雷が誘導 戦闘ヘリ×10 (戦闘ヘリに積んだ火力に引火し、10台全てが空中で爆発 戦闘ヘリ×10さんが退室しました 百合恵 「嗚呼っ!疑似自然現象と近代兵器の融和!美しい爆発ですわ!!」 ソニア (煙の尾を引いて柱に着地 熱量で一瞬で氷がとけ、蒸気に 百合恵 (当の百合恵様はステージマイク握りしめて戦闘をうっとり眺めている ソニア 【光纏う者】(立ち上がると共に 百合恵 (白薔薇百合恵:九千の脳を持つ天才少女。 百合恵 (ILOVEU:百合恵の脳一人分を使って作りだすしもべ。魔人1人の人生。 ソニア 軍団は、頭をつぶすに限ります(双剣を生み出し…虚空へ振るう 百合恵 まぁ!!ソニア様ったら!!(マイクを離し ソニア (対象へ文字通り直撃する、霊体破壊剣 人口雷雲 !(百合恵の前に現れた多重アクリル片を通過し―百合恵の霊体へとダメージ 百合恵 !(百合恵の前に現れた多重アクリル片を通過し―百合恵の霊体へとダメージ ソニア この剣は防ぐも避けるも、どちらも難しい(さらに振るう 百合恵 っま、ぁ!?(よろよろとステージに蹲り ソニア (これだけ距離が空いていれば、一方的に攻撃できる 百合恵 (追撃を貰い、百合恵が倒れる ルーヴェルトさんが入室しました ソニア (先ほどまでは波状攻撃で隙もなかったが…) ルーフランナさんが入室しました ルーリードさんが入室しました ソニア 二度は…(双剣 闘気ブースト ルーヴェルト (3人でソニアの背後からあらわれ、突き、斬り、刺す! ソニア 受けませんとも!(回転斬りから跳ね上がる ルーヴェルト っ!(弾かれ、視線はソニアを負う ソニア (そのまま宙で反転)闘気解放 ソニア (地上へ瞬時の17連斬 三人まとめて裂き散らす ルーヴェルト っぐあ!!(一体一体が屈強な戦士―が、瞬間切断され消滅する ルーヴェルトさんが退室しました ルーリードさんは退室されたようです 人口雷雲 (ソニアへと降り注ぐ落雷 ソニア (着地、 …だが何度でも出てくるなら、やはり本体を狙うしかない ルーフランナさんは退室されたようです ソニア 、(闘気解放の軽減で先ほどまでのダメージはないが… ソニア 仕方ありませんか… 雷纏の戦士さんが入室しました ソニア 【星隠す者】 雷纏の戦士 (雷撃の中から現れる全身スーツを纏った戦士 ソニア (ゆらめきと共に、ソニアの姿が…消える 雷纏の戦士 むっ!(目標を見失う ソニア やや、卑怯なので…ですが多勢相手なら(とん、と戦士の腹に刃の感触 ソニア 仕方ないですね(真っ二つに跳ねる どこにもソニアは見えない 百合恵 がっ?!(真っ二つに切断され消滅 雷纏の戦士 がっ?!(真っ二つに切断され消滅 雷纏の戦士さんが退室しました ソニア (そのまま、柱の上には誰もいなくなる 百合恵 …あら?(起き上がり 百合恵 これは困りました(よろよろと立ち上がり ソニア (──完全に世界から消える 唯一、これを捉えられるのは熱…炎属性の探知 百合恵 (パチンと指を弾く 黒子達さんが入室しました 黒子達 (百合恵の前にわらわらと現れる黒子達 ソニア (そして消えている間も、別段)なるほど ソニア (速度が落ちるわけではない 黒子達に無数の斬撃) 百合恵 残念ですが、もっと上の【逃亡癖】能力持ちを覚えておりますので?(スカートを持って挨拶 黒子達 (斬撃され、よろめきながら、各々のアイテムを起動! 黒子達 (サーモグラフィー、音波探知機、魔力発振器、魔器検査機、諸々 黒子達 (黒子とはいえ百合恵の作り出した魔人。全員が最低でもヴァース戦闘者Bランク以上。 ソニア (そのまま、 百合恵背後に移動している) 黒子達 (死ぬ気の最後を振り絞って結果を、百合恵本体へ念心 黒子達さんが退室しました ソニア (首刈る一撃を放つ 百合恵 あら。そこにおりますのね?(動かず、背後に話しかける 百合恵 (首が吹っ飛び― 百合恵 (吹っ飛んだ首がごろごろとステージ上を転がる 百合恵2ndさんが入室しました ソニア …(迷彩解除)【原初の炎】 ソニア (ステージ諸共フルバーストで焼き尽くす 百合恵2nd (ステージの裾から現れる黄色ドレスの女性 百合恵2nd まぁ。(自分と同じ姿の生首を拾い上げて微笑む 百合恵 (原初の炎が晴れ―中からオーロラのヴェールを纏ってドレスの女性が微笑む 百合恵2ndさんが退室しました 百合恵さんが退室しました 百合恵さんが入室しました 百合恵 (自分と同じ姿の生首を持ち、原初の炎に耐えうるヴェールの中で微笑む1人の魔人 ソニア どうやらヴァースでも有数の力を持つ…と見ました 百合恵 凄まじい炎でした。ですが、一度目の前で見ておりますからね。 百合恵 耐えうる 持ち物 が、ヴァースで絶対作れないなんて事は無かったですわ。 百合恵 (ILOVEUは『所持アイテムを具現化する』魔人を作り出す能力。 ソニア (原初の炎を纏ったまま)強敵です。ですが、それならば ソニア 今の世界の実情も理解しているのでは? 百合恵 (1人の魔人が持てるアイテムの量に制限は無い。1人の黒子が気球も雲爆弾も落雷ビームも装備する。 百合恵 えぇ、ソニア様。そのとおりですわ。 百合恵 私は世界の全て―は、言い過ぎですが、―世界の大半を知っている人間。 ソニア 守護のせいで格差が広がり、主要な都市から外れた地は貧しさに苦しむ。 百合恵 (しもべ魔人の姿にも制限は無い。百合恵と同じ姿の魔人を用意することも。 百合恵 (所持アイテムを「しもべ」に設定した魔人を用意することも、不可能ではない。 ソニア それだけの力があるのなら、彼らに手を差し伸べることも可能なのでは 百合恵 えぇ、だから私 わたくし は私 わたくし のやり方で、 百合恵 ヴァースを平和に。経済的に。大変素晴らしく。発展させておりますわ! ソニア 発展しているのは都市だけです。未だ地方は捨て置かれています。ご存知ですか? 百合恵 (戦闘でもチートな『ILOVEU』だが、その真髄は経済面で発揮される。詳細は貴族に聞け。 ソニア オーバードなる者達のことを。 百合恵 えぇ、もちろん存じておりますわ。 百合恵 守護格差に苦しみ、罪なき人を罪と定め襲ってしまう… 百合恵 ぁあ!なんと!なんともまぁ悲しい事! ソニア 彼らの出現こそ、発展の裏側で見なかったことにされてきた怨嗟の象徴。 百合恵 であれば、この世界を最も 発展 させてきた私に責任があると? ソニア (考えて)そうではないですね。 百合恵 えぇ、そうではありません。ありませんとも! 百合恵 私が望むのは人々の発展!人々の人生の進化! ソニア ですが、平等とは程遠い。新たなる世界にはまだ、あなたのような能力は残ります。 百合恵 そこから織りなされる人々の恋!人々の愛と憎悪の戦争と平和! ソニア 是非、そこでこれまで通りの発展と、そして救済をしていただきたいものです。 百合恵 私は【神】ではありません。あくまでも人。世界の愛の発展を願う人なのです。 百合恵 だから、それゆえに、一層に!(ビシィとソニアを指差し 百合恵 貴女のように、世界を1人でなんとかしてしまおうと暴走する輩を見過ごす事が出来ませんわ! ソニア いいえ、一人ではありません! 百合恵 なんと!?1人ではないと!? ソニア 賛同者は増えています。皆、現状に憂いを感じる者です。 ソニア いつまでも、待ってはいられない。 百合恵 それは貴女様の思い違いですわ!ソニア様! ソニア あなたは虐げられた人を、いつ、救うのですか! 百合恵 一度に世界ノ全テを救う事など出来ませんわ! 百合恵 少しづつ幸せになっていくのです!世界の多くの人が! ソニア 私なら可能です(微笑んで 空に異変 ソニア (人口雷雲が何かに飲まれ、消える 百合恵 このっ…わからず屋~ですわ!! ソニア 時間は稼がせて頂きました(天を覆う、…禍々しいナニカ ゆりえさ・ま・もル~ン×100さんが入室しました ゆりえさ・ま・もル~ン×100 (百合恵の周囲に現れる百人の精鋭 ソニア 見てください、あれこそが理想の世界。平等を得た世界。 百合恵 そんなモノがあるわけ―(天を仰ぐ ソニア (あまりにも不気味な色合いが溶け合った、巨大球体 百合恵 まさか…ソニア様…? 百合恵 この私の愛するヴァースに別世界を呼び寄せておりませんか? ソニア ええ(微笑んで)そして彼らは赦される。 ソニア この術の名は災厄。ですが、その先には救いがある。 百合恵 なる。ほど。(天からソニアへ視線を移し 百合恵 そうやって今までも沢山の世界を…救ってきたわけですわね? ソニア はい! 百合恵 なのにまだ1人だなんて…(悲しい顔をして 百合恵 ええ!そうなのでしょう!きっとそうなのでしょう!貴女は貴女の中でだけで正しすぎた! ソニア はい!正しいのです、私は! 百合恵 それゆえ貴女の正しさを正してくれる人に出会えなかった! 百合恵 ならば私が伝えましょう! 百合恵 ヴァース代表を名乗る程の者ではありません、あくまでも唯の一貴族、【神】あらざる人に過ぎないこの私が! 百合恵 ソニア様、貴女は間違っておりますわ!!! 百合恵 貴女様の世界には 愛 が無い!!! ソニア では、貴女がぜひ… 百合恵 (上空に蠢く不気味な球体を背にソニアに告げる ソニア 私の世界で、愛を育んでください。そう、それはそれはとても理想的です。 百合恵 いいえ、お断りしますわ! 百合恵 もちろん私だけでなく、過去貴女が賛同したと勘違いした者達も全て! ソニア では、…分身のできるあなたなら、これぐらいでは死なないでしょう 百合恵 争いの無い世界? 守護も魔力も失った世界? まっぴらごめんですの! ソニア 目の前のあなたが本体とも限りませんし。いずれわかります、そう ソニア 新たなる世界を見れば! 降りなさい 百合恵 闘争があり、優劣があり、奪い合い、憎しみ、憎悪の連鎖がある世界でこそ――― ソニア (星が、落ちる 百合恵 愛は輝くのです。 ゆりえさ・ま・もル~ン×100 (親衛隊100名がピンク色の天空電磁バリアを発生させる ゆりえさ・ま・もル~ン×100 (いや、否、そんなものは無意味だった ゆりえさ・ま・もル~ン×100 (セントラル全土が埋め尽くされるような… ゆりえさ・ま・もル~ン×100 (そんな光景を不安に覚える圧倒的存在に ゆりえさ・ま・もル~ン×100 (彼らの人生は消えていった ゆりえさ・ま・もル~ン×100さんが退室しました ソニア (急激に、槍に向けて星が収束 百合恵 嗚呼、さようならソニア様。 百合恵 いつか貴女が…この貴女さえも…愛に目覚める時を楽しみにしておりますわ… 百合恵 (光の中に消えていく 百合恵さんが退室しました ソニア (やがて空を覆っていた星が、手のひらサイズまで小さくなる ソニア (槍周辺は引きはがされた、飲み込まれた地形で酷い惨状である ソニア (ステージ跡でその星を手にし)百合恵さん… ソニア (つぶす)私は私の道を行きます ソニア …(原初の炎を出す 燻る ソニア 落雷のダメージが、少々響きますか… ソニア (槍へ向かい、消える) ソニアさんが退室しました 百合恵さんが入室しました 百合恵 (ポウフェナ貴族街 百合恵 (白薔薇家 同刻 百合恵 むむむむむ! あんな切り札を隠し持っていたとは!! 百合恵 ずるいですわー! 別世界の人間や別世界の星を人質に取るのはずるいですわー!!! 百合恵 リベンジマッチと言いたい所ですが…いや、否、落ち着くべきですわ。 百合恵 白薔薇百合恵の一番の長所は戦闘に非ず。 百合恵 この戦闘で得た情報を研究させ、広く世界に知らしめ渡り… 百合恵 次こそはあの…勘違い孤独救済世界系武器精霊巨乳娘をこらしめてやらなくては! 百合恵 いっぱいやられてしまったしもべたちも再召喚して… 百合恵 おーっと不味いですわ!そろそろ彼らの出勤時間! 百合恵 さあ!今日も元気に働くのですわ! 百合恵 そして、世界を発展させるのです! 百合恵 私 わたくし は私 わたくし の道を行きますわ!!! 百合恵 オーホホホホホ!!! 百合恵さんが退室しました 戦闘気球さんが退室しました 人口雷雲さんが退室しました
https://w.atwiki.jp/uraroman/pages/4.html
デュナミス-ブブリム攻略 デュナミス-ブブリム攻略用のページ。 行軍順序等編集します。 必要アイテム やまびこ薬 毒消し 攻略順序 開始サポートジョブ開放 突入すると、サポート開放部隊以外は本隊待機場所へ移動します。移動後リレ強化等をしながら待機します。サポート開放部隊は、3箇所ある???をチェックしに行きます。この際獣人石像の絡まれに注意してください。本隊は後衛が段差上で、前衛が坂の中腹になるように配置してください。 注意 サポ開放の???をターゲットする際に、必ずLSで発言他の担当が死亡していない状態でターゲットしてください。サポートジョブ開放と同じタイミングでリレイズ等の強化が消えます。 BOSS弱体ドラゴン討伐 次にBOSSドラゴンの弱体の為にドラゴンNMを倒します。サポート開放部隊同様ドラゴン探索部隊(数名)を決めそれぞれのドラゴンを探索します。本隊は、発見までの待ち時間に西海岸のStollenwurmを倒します。 Stollenwurm 鉛の歌。注意点は特になし。弱め その後は順次ドラゴン探索部隊が見つけた順に討伐します。リンク時はうまく抜き本隊に絡んだ敵が行かないよう注意しましょう。 Alklha カオスブレード。呪い回復を。弱め Aitvaras 無の歌。強化、食事が消されます。スタン、フラッシュでサポートを。強め Barong ボディプレス。強烈な範囲攻撃。後衛は段差を使って上段に上げないよう注意。スタン、回復頑張りましょう。強め Tarasca ヘビーストンプ。範囲攻撃+麻痺が厳しい。パラナ、スタンで。中くらい ドラゴンを一通り倒した後は、亀の白NMを倒します。 シが囮釣りで、本体が待機している所まで引っ張り挑発持ち2-3人で抜きます。 修正: 白NMだけでは無く、シナ戦もできれば倒したいと思います。 いよいよボスです。 ボスの名前は、「Apocalyptic Beast」広範囲で移動しています。 最後の中ボスドラゴンもしくは白亀NMを倒す前に探索しておきます。 釣りはルート1とルート2のどちらかで釣りましょう。 ルート1の場合はリンクする敵がいないのでそのまま本隊へ。 ルート2の場合はゴブエリアを通りますので、そのまま本隊へ行かずに抜きが確認した上で問題が無ければ本隊へ行きましょう。リンクしている場合は、囮抜きで。 ボス後(1h延長) ルート1 カニ エフト マラソンしながら獣人(オーク、ゴブリン) ルート2 (カニ)回復しながら キリン クロウラー 鳥 クゥダフ・ヤグード等 今まで戦って強かった敵 ウサギ 範囲攻撃が多くリンクもしやすい ウラグナイト 魔法以外はほぼ意味が無く毒、悪疫がきつい 戦っていないが強そうな敵 マンドラ 範囲睡眠 コカトリス 範囲静寂(やまびこで治らないらしい) 敵の特徴 名前 特徴 Nightmare Crab メタルボディ :ストンスキンシザーガードビッグシザー :単体 空蝉貫通バブルシャワー:範囲ダメ+STR減少バブルカーテン:シェル(ディスペル、フィナーレ無効) Nightmare Dhalmel ホイッスル : 範囲回避率アップ癒しの風 :範囲HP回復 Nightmare Uragnite ベノムシェル:毒+悪疫ガスシェル:毒+へヴィ毒のスリップ38 Nightmare Scorpion ベノムストーム(スリップ-20)ベノムスティング(スリップ-50)ベノムブレスエヴァージョン:回避率アップアースブレイカークリティカルバイト Nightmare Bunny 土煙 : 前方範囲+暗闇爪旋風脚 :範囲450~600フットキック :単体500~1000 空蝉貫通ワイルドカロット Nightmare Mandragora 夢想花 : 範囲催眠(毒薬で起きない)スクリーム :MNDダウン+範囲テラー(短め)ヘッドバット :空蝉貫通 Nightmare Cockatrice 邪視 : 石化サウンドブラスト:INTダウンサウンドバキューム 範囲静寂(やまびこで直らない) Nightmare Raven ヘルダイブウィングカッターダムネーションダイブ ・前方100~300+スタン(長め)ボロードサイドバラージ ・範囲+STRorVITダウンブラインドサイドバラージ ・範囲+INTダウンorMNDダウン Nightmare Crawler 毒のスリップ1粘糸 :スロウ(ヘイスト上書き) Nightmare Eft ナビングノイズ スタンガイストウォール 前方範囲 ディスペル(3つ消去)トクシックスピットニンプルスナップサイクロンテール ドロップアイテム 各ジョブ劣化手 各ジョブLv72のAF2 JOB 戦 モ 白 シ 黒 赤 ナ 暗 獣 吟 狩 侍 忍 竜 召 コ 青 か AF2 手 脚 頭 胴 手 手 手 手 胴 頭 脚 脚 足 足 手 - - - 劣化 手 手 手 手 手 手 手 手 手 手 手 手 手 手 手 - - - アクセサリー 腰 背 - - 腰 腰 背 背 - 背 腰 - 腰 腰 - - - - コメント欄 コメントテスト ドロップ等色々書いてみてください。 -- Katsu (2006-09-26 00 49 48) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/medadictionary/pages/1414.html
アルトソニード コウモリ型メダロット(BAT) 登場作品 真型 アルトソニード 機体説明弐core版ゴーフバレットからの変更点 使用メダロッター真型メダロット 機体性能真型メダロット 機体説明 真型メダロットのロボロボ団員たちが使用するメダロット。 まぁ詰まる所ゴーフバレットポジションである。 頭と銅が一体となっている丸まるとしたかわいらしい外見が特徴的。 カラーリングが紫だったり、翼が本当のコウモリっぽくデザインされている。 ほとんど弐coreのゴーフバレットと同一パラメーターだが、 脚部のみ、近接と遠隔が2ずつ下がり、機動と防御が5ずつ上がっている。 真型メダでアンチエアが使えるのは、この機体と女性型のジャートフェイジのみ。 成功値が高いのはこちらだが、相手やチーム構成に応じて使い分けよう。 弐core版ゴーフバレットからの変更点 脚部の機動が48→53に上昇、防御が37→42に上昇、近接が14→12に減少、遠隔が23→21に減少。 BAT型一覧 コフィンバット 電磁石攻撃だキー! ゴーフバレット ヘベレケ博士ご愛用機体 アンブルバット X計画のコウモリ傘 アルトソニード なんかかわいいんですけど(ぇ 関連機体 ジャートフェイジ 女性型アンチエア担当です 使用メダロッター 真型メダロット ロボロボだんいん 機体性能 真型メダロット 「アルトソニード」(男) 頭部 タテゴントラリ BAT-01 装甲 成功 威力 回数 能力 行動 効果 35 21 8◎ 8 対空 うつ アンチエア 右腕 オスブラド BAT-02 装甲 成功 威力 充填 放熱 能力 行動 効果 30 28 3◎ 14 8 対空 うつ アンチエア 左腕 ガートブラド BAT-03 装甲 成功 威力 充填 放熱 能力 行動 効果 30 14 5◎ 18 10 対空 うつ アンチエア 脚部 グラーベ BAT-04 装甲 推進 機動 防御 近接 遠隔 能力 タイプ 25 67 53 42 12 21 対空 飛行
https://w.atwiki.jp/monmas_x/pages/1147.html
正月ベルゼブブ 種族 タイプ 属性 レア コスト HP 攻撃 魔力 防御 素早 パッシブスキル名 パッシブスキル(最大時) 悪魔 魔法 氷・闇 ★5 25 1983 887 2422 959 967 精神の祝福【極】 【全】魔力2倍 ★6 40 2777 966 3391 1045 1063 堕王の立春 【全】魔力2.5倍+総HPの7.5%自動回復+全状態異常耐性【大】 詳細 覚醒 50 魅了する堕王友禅 【個】氷と闇属性1.3倍
https://w.atwiki.jp/pokeguil/pages/356.html
本名:ソニッド=ヘルツ 種族:バクオング 出身:ランスランド 身長:183cm 年齢:19歳 性別:男 キュール:臙脂色 アンダー:臙脂色 特性:音操作 職業:独り声芝居→グラーディア軍人→??? 持ち武器:なし→特注籠手 通称:万能楽器 持ち技:共鳴、変調、複重、ハイパーヴォイスなど 説明: あがり症で表に出るのが苦手のバクオング。とても物静かでバクオング分0である。だが、ちょっと御節介屋さん。とばっちりの受けやすい体質で色んなことに振り回されている感じがする。苦労人。 音操作の能力のおかげあってか、あらゆる情報を音に変え、あらゆる音を自分の望むものに改変できる。また、音を使って相手の知覚情報に邪魔を入れることも可能。基本的には聞いたことのある音の再現や、他者と共鳴して、他者の放つ歌や詠唱などを増幅し効果を高めることが多い。あらゆる情報を音にして体に取り入れることができるゆえか、自分の意思とは無関係に他者の現在表面的に考えていることが読めてしまう。逆にパニックとかに陥ってしまうと自分の考えていたことが音として流出してしまう事も・・・ 残念ながら、彼の出す音には他者から直接受け取った音でない限り、情報介入以外に特にといった効果はない。 声真似が得意…というかありとあらゆる音を完全再現できるので、それを利用した独り声芝居で稼いでいたようだ。 経緯: 仕事終わりの帰り道、最近できた彼女の為にプレゼントでも買おうと歩みを進めた途中、突如、後ろからかけてきた黄色いおっさんに、なんかぬのきれのようなものを渡される。・・・・アンダー? 訳も分からず、見覚えあるような、しかし誰のか分からないアンダーを握らされ呆然としていると、また、後ろから何かがぜんそくでやってくる・・・それは見覚えのある顔―――彼女だ・・・とても嫌な予感が不調和音として聞こえてきた。 自分を見た彼女は驚き、青ざめ、赤くなり・・・僕の耳に殺気がキィーンと刺さった。・・・ああ、また彼女に逃げられるのか。 とりあえず弁解は自殺行為だと思い、あの黄色いおっさんを全速力で追いかけた。奴は全力で殺さなければならない。後々の話では町中の女の子のアンダー引っぺがしたそうで・・・・冒涜行為だと分からないのだろうか・・・つか、どうやればあんな風に・・・ おっさんに追いつき、気付けば国外まで来てしまって・・・実質、追放されたに近い身分となってしまった。おっさんは言う「いぁ、めんごめんご。悪いことしちゃったね。まあ、グラーディアでほとぼり冷めるまで匿ってやるから、許せ☆」・・・絶対、謝る気ないなこいつ・・・つか、こんな遠い地まで何しに来たんだろう・・・ 揺れる列車の中、僕はどうなってしまうだろう・・・と物思いにふけようと思おうとするもつかの間、なにやらごたごたはじめ、騒がしくなった。・・・勘弁してくれ。 くろずくめの何か、手には銃器、おっさんは「テロか何かだねぇ」とククク笑う。銃を突き付けられ動けない。どこかで自分の死亡フラグが立っていたのだろうか・・・ おっさんは僕に耳打ちをする「ボウズ、さっき逃げる時に使ったあの見えなくなるやつ・・・やってくれよ」 僕「何言ってんだよ・・・視界奪ったところで――――」 おっさん「安心しろ、俺っちは鼻が鋭いから、目見えなくてもフルボッコにしてやんよ、ククク」 とりあえず、どうせ死ぬのならとおっさんに賭けて、夜雀歌を口にする・・・口にして3秒、鈍い音が犇めき、パニックに陥った者たちの声が聞こえる。だが、それが収まるのはそう時間がかからなかった・・・ 僕は腰が抜けたのか、立てなくなってしまっている。おっさんは笑って僕に何か言っている・・・何かは聞き取れなかった。 このとき、おっさんがカッコよく見えたのだが、それは数日ももたなかったのは・・・いや、考えるのはよそう。とりあえず、今日も苦労する一日が始まるのである。トホホ
https://w.atwiki.jp/gods/pages/94349.html
ソニワンフオシ(ソニワンフ・オシ) センイオウコウの別名。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/50141.html
登録日:2022/01/01 Sat 02 41 34 更新日:2023/12/27 Wed 11 26 07NEW! 所要時間:約 24 分で読めます ▽タグ一覧 Gibson SG アメリカ合衆国 エクスプローラー エレキギター エレキベース ギター ギブソン フライングV ベース ポンコツ メーカー レスポール 企業 楽器 楽器メーカー 現実の企業 老舗 萌え ギブソン(Gibson)とはアメリカ合衆国テネシー州ナッシュビルに本社を置く楽器メーカー。 エレキギターの黎明期から現在に至るまで、ライバルであるFenderと共にエレキギター界の二台巨頭として君臨し、数々の名機を世に送り出しながら数々のやらかしと迷走を繰り返す、ギターメーカー界随一の萌えキャラとして愛される老舗である。 歴史 特徴 主な製品エレキギターレスポール SG フライングV エクスプローラー ファイヤーバード レスポール・ジュニア/スペシャル L-5 ES-175 ES-335 EDS-1275 ビクトリー RD マローダー モダーン L6-S その他 エレキベースEB-0/EB-3 サンダーバード リッパー/グラバー EB-1 EB-2 関連企業・メーカー・ブランドFender (フェンダー) Epiphone (エピフォン) スタインバーガー オービル 歴史 楽器メーカーの中でも特に歴史が古く、その始まりは19世紀末、ミシガン州カラマズーにて楽器職人オーヴィル・ヘンリー・ギブソンがマンドリンの製作を始めたところから始まる。 1902年the Gibson Mandolin-Guitar Mfg. Co, Ltd. を設立。 ギブソン氏自身はほどなくして経営権を他人に譲って、ブランド名と特許の使用料だけを受け取り、製作上のアドバイスをするアドバイザー的なポジションに収まる。 1918年にギブソン氏死去。 その後、ポピュラーミュージックにおけるギターという楽器の地位が向上するのと合わせて数々の名機を発表。業界内での地位を確立していく。 1944年シカゴ・ミュージカル・インストゥルメンツの傘下に入る。 1952年、ジャズギタリストであるレス・ポール氏と協力し、伝説的名機「レスポール」を開発。 1958年にはそれまでのギターの形状を遥かに逸脱した変形ギターの元祖とも言える「フライングV」「エクスプローラー」を発表。 同年には「エレキギターにアコースティックなサウンドを加える」事をコンセプトに開発されたセミアコースティックギターの代名詞「ES-335」を発表するなど、後のギター界に大きな影響を与える。 1959年、「エクスプローラー」「フライングV」生産終了。 1960年「レスポール」生産終了。 あれ? 1961年「SG」発表。 当初は前年に生産終了したレスポールのフルモデルチェンジ、つまり「新型レスポール」として発売されたが、レス・ポール氏の意思や意見をガン無視して開発されたため、レス・ポール氏が自身の名前を冠する事に苦言を呈し、1963年に氏との契約を解除。以後は「SG」という名前で発売される事となる。 同年カーデザイナーのレイ・ディードリッヒ氏によるデザインで「ファイヤーバード」が発表される。Fender社が「左右非対称のボディシェイプはうちのジャズマスターのパクリ」という米国しぐさをしてきたため、1966年左右を反転させて再発売する事になる。そんなんでいいのか。 1968年、生産を終了していた「レスポール」を著名ギタリストが愛用した事で人気爆発。すわ稼ぎ時と再発売を決定し、以後Fender社のストラトキャスターと並ぶギター界のアイコンとして愛される事となる。 1969年、Ecuadorian Company Limited(後のNorlin社)に買収される。 1975年、他社が似たようなデザインのギターで儲けている事に感づいたため「フライングV」「エクスプローラー」を再発。 1970年代から1980年代にかけては、ポピュラーミュージック市場の目まぐるしい変化に合わせたり合わせなかったりしながら、様々なモデルを出しちゃスベり出しちゃスベりしながら駆け抜けていく。 1977年、ギブソンのコピーモデルを生産していた日本の楽器メーカー複数社を相手に訴訟を起こす。が、敗訴。 一応和解に至るが、訴えられた日本の各メーカーはこれを機にコピーモデルからの脱却を図り、オリジナルモデルの開発に邁進していく事になるので、日本ギター史においては結構重要なエピソードである。すごいぞギブソン。 1986年、ヘンリー・ジャスコヴィッツ、デイヴ・ベリーマンらによって買収される。 1990年代には93年にまた日本の楽器メーカー・フェルナンデス相手に裁判を起こしてまた敗訴するものの、その他は大きな動きも無く過ぎていき、2000年代以降はかつての名器の復刻で糊口をしのぎつつ、八つ当たりか親の仇のような勢いで企業買収を繰り返していく。 2010年代に入ると、ロックミュージック自体がポピュラーミュージックの主役から退き始めた事を受けて売り上げが激減。 それでも何とか持ちこたえていたが、上記の企業買収を機に始めた新規事業が軒並み赤字というポンコツ企業あるあるをやらかし、負債がムクムクと膨らんでいく。 2018年、破産。 負債の総額は最大5億ドルに上るのでは無いかと言われているが、再建の可能性アリとの事で、日本で言うところの民事再生法が適用されることに。 その後、性懲りも無く復刻と微妙なニューモデルを発表しつつ、今に至る。 特徴 一言で言うなら「伝統」と「革新」。そして「癖者」 古豪の楽器メーカーらしく、レスポールやESシリーズなどのモデルは伝統的なギターのシェイプに近く、木目を生かした塗装やお家芸のアーチトップ加工など保守的な側面を持つ一方、前述のフライングVを始めとした変形ギターや自動チューニング機能搭載の「ロボットギター」など、常に時代の斜め先を行くチャレンジ精神を感じさせる、二面性のあるメーカーである。 また操作性や汎用性、生産性を重視するライバル・F社と比べると、一癖も二癖もある機種が多く値段も高め。 重い重いと言われるレスポールや、いわゆるヘッド落ちするギターの代名詞となった「SG」、音が独特過ぎて使用用途が限られる「EB-3」など、その例は枚挙に暇がない。 しかしながら、裏を返せばその機種にしか無い独自のトーンがあるという意味でもあり、その音を求めて使用するギタリストも多いのもまた事実である。 中にはギブソンの特定機種ばかり使い続ける演奏者も多いため「○○○と言えば○○○」というイメージがつきやすい。 特にアコースティックギターや、セミアコ/フルアコといったいわゆる「箱モノ」に関しては間違いなく世界一のシェアを誇るトップブランドであり、Fナントカと比べれば月とスッポン、ボールとグレンラガンくらいの差をつけている。 一方、同一機種でも個体差のバラつきが大きく、質的にもコスパが悪いとよく言われ 「ギブソンはネットで買うな。楽器屋で試走してから買え」 「15万のF○nderと同じクオリティが欲しいなら25万出せ」等 ギタリストからは厳しい評価を下されがちなのも特徴か。 主な製品 エレキギター 個性派揃いのギブソンギター達。 良くも悪くも挑戦的で短命なモデル・仕様も多いが、それ故に後のギター界に多大な影響を与えたギブソンくんの軌跡を紹介していく。 なおサウンドや仕様については、年代やモデルによって多種多様なので、ここでは各機種の最も一般的なものを記載していく。 レスポール 言わずと知れたエレキギターの王様。 前述の通りジャズギタリストのレス・ポール氏との共同開発によって生み出され、一時の生産中止を挟んだものの、今日においてはエレキギターのアイコンとして君臨している。 「重い」「厚い」「ハイポジションが弾きにくい」と欠点をあげつらう声も聞こえるが、それを覆して余りある程に魅力が詰まった名機である。その辺については項目にて。 ライバル機種であるレオさんとこのストラトキャスターが汎用性や操作性を重視していることもあってか、相対的に使い勝手が悪そうな印象を抱かれがちだが、ギター雑誌や機材好きの方ならご存知の通りトップミュージシャンや名うてのスタジオミュージシャンともなると、その多くが1本くらいは質の良いレスポールを持っている。 理由は色々あるだろうが、ストラトキャスターの繊細で歯切れの良い音は、同時に線が細くアンサンブルに埋もれやすいため、どんな楽曲でも存在感を出せるハイパワーのレスポールが用いられる。という事情もある模様。 ちょっとめんどくさいセクシー系ヒロイン。 《主な使用者》 ジミー・ペイジ(LED ZEPPELIN) ジョー・ペリー(Aerosmith) スラッシュ(GUNS N ROSES) ゲイリー・ムーア PATA(X JAPAN) 松本孝弘(B z) 斉藤和義 平沢唯(けいおん!) SG 新型レスポールとして発売されるも、前述の都合により新たにSG(Solid Guitar)の名を冠される事になったカブトムシ。 レスポールの項目に書かれた欠点を補いつつ、○ender社のテレキャスターの様に生産性を高めたモデルで メイプルとマホガニーの合板だったレスポールから、マホガニーのみに変更。 ボディを薄く、身体に当たる部分の角を削り快適性をアップ。 ネックが完全にボディから飛び出す22フレット接着という狂気のネックジョイント 価格を抑えつつ演奏性を高め、一見してそれとわかる独自性も獲得。レスポールに比べ低音成分は減ったものの「中音域に独特のガッツがある」と評される独自のトーンで特にロックミュージシャンから愛される事となる。 ギブソンも「ロック・アイコン」「世界一速く弾けるギター」と喧伝しているが、その軽量ボディと飛び出したネックのせいで、ストラップで保持した状態で手を離すとネックが下に下がる「ネック落ち」が顕著なギターとしても有名。 滑りにくいストラップを使う、トレモロユニット等を増設してボディ側の重量を増やす等で解決出来るが、気になる人は何やっても気になる。 王道のツンデレ幼馴染。 《主な使用者》 アンガス・ヤング(AC/DC) トニー・アイオミ(BLACK SABBATH) デレク・トラックス 和嶋慎治(人間椅子) 坂本慎太郎(ゆらゆら帝国) ユイ(Angel Beats!) フライングV 兄弟機エクスプローラーと共に、後の変形ギターの嚆矢となった伝説の名機。 名前の通りのV字ボディに矢じりのようなヘッドを持つ。 余りにも特異な形状のため座って演奏することが難しく、当初こそ売上は苦戦したが、ブルース三大キングの一角アルバート・キングや伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリクスが使用した事で人気を獲得。 その後のハードロック・ヘヴィメタルブームにおいては、そのトンガった見た目もウケて使用者が急増。 今では多くのメーカーから(主にメタラー向けに)フォロワー機種が販売されている。 確かにギブソンお得意のハイゲインサウンドを受け継いでいるものの、いざサウンドを聞いてみると存外甘みを感じさせる音で、オリジナルに限ればゴリゴリのメタルというよりブルース〜ハードロックくらいがベストマッチ。 2007年にはこれのボディとヘッドの向きを上下逆にしたReverse Flying Vというモデルが世界限定400本で販売された。誰得 意外と家庭的なヤンキー女子。 《主な使用者》 アルバート・キング マイケル・シェンカー(MSG等) ルドルフ・シェンカー(Scorpions) カイ・ハンセン(HELLOWEEN) 橘高文彦(筋肉少女帯) エクスプローラー 元々はフォーチュラの名前で発売されていたフライングVの兄弟機。 ある意味シンプルなデザインのフライングVと違って、稲妻のような左右非対称ボディが特徴的。 一目でそれとわかる個性は強烈で、なかなかこれを初めてのギターとして買う人はいないだろう。 しかし突飛なデザインの割にボディバランスは優秀で、ボディも薄いため取り回しはギブソン系列でも随一。 その代わり、そんな形なので純正のハードケースがバカデカくクソ重い。 あと形が形なので、メタル以外の現場でコレを使うと「ああ、エクスプローラーの人だ」と一発で認知される利点(難点?)もあったり。 サウンドの方はと言うと、シャープで歯切れの良いサウンドが特徴的で、標準装備のハムバッカーとの兼ね合いもあって、パワーと切れ味のバランスが良く、U2のエッジの様な軽やかなカッティングからメタリカのジェイムズ・ヘッドフィールドのようなザクザクの刻みまで対応可能。 おっぱいのついたイケメン系女子。 《主な使用者》 エッジ(U2) ジェイムズ・ヘッドフィールド(METALLICA) マティアス・ヤブス(Scorpions) TAKUMA(10FEET) ファイヤーバード カーデザイナーがデザインしたギター。言わばギブソンのターンエーガンダム。 Fの字とのすったもんだの末、低音弦側にホーンが伸びたシェイプ(ノンリバース)だったものが、高音弦側のホーンが伸びた独自のシェイプ(リバース)に変更されている。 つまりどういう事か分かるか?ヘッド落ちするんだよ。 普通のギターはヘッドとボディは別パーツになっており、それを接着なりネジ止めするのが普通なのだが、当機種はヘッドの先からボディエンドまで一枚の板から削り出しという「スルーネック」を採用。 ネックに致命的なトラブルを生じた時は取り替えが効かないため、修理代が高くつくか最悪まるっと買い替えになるリスクを孕んでいるものの、弦の振動をしっかり伝えられるため伸びやかなサスティンを獲得している。 また、レスポールの一部機種にも採用されている小ぶりなハムバッカー「ミニハムバッカー」が標準装備され、ハムバッカーの特性を持ちながらもよりシャープな音を実現。 この2つの独自性から生まれるトーンは独特で、ロック、ブルース系のギタリストに長く愛されている。 余りにも独特過ぎる仕様から、他の機種と違い仕様のバリエーションやインスパイアされたモデルが少なく、ある意味オリジナルが完成品とも言えるギターである。 ギブソンが炎上することとなった、廃棄のために大量のギターが重機で踏み潰される動画で潰されていたのはコイツのバリエーションモデル 男装の麗人。 《主な使用者》 ジョニー・ウィンター 小野瀬雅生(クレイジーケンバンド) レスポール・ジュニア/スペシャル レスポール高過ぎぃ!というお客様からの声を真摯に受け止め、木材はマホガニーのみ!ピックアップもP-90一発のみ!装飾も減らしてシンプルに!という男らし過ぎる雑な発想によって生まれたいわゆるスチューデント(初心者)モデルが「レスポール・ジュニア」 薄くて軽くて安い、が売りではあるが、そのヤンチャ極まる仕様とサウンド、キャラクターから地味に人気があり、特にロック・パンクアーティストに使用者が多い。 スペシャルはジュニアの上位機種。なんだその女体化コンテンツキャラの男装みたいなのは。 2018年の破産後、初めて出されたニューモデルのラインナップの中にもジュニアのモデルチェンジ版といえる「Gibson Les Paul Tribute DC」というモデルがラインナップされていたあたり、ギブソン的にも稼げる機種だと思っているフシがある。 もちろん、2021年に生産終了しているが。 これを更にシンプルにしたメロディーメーカーというモデルもある。2022年現在はEpiphone Les Paul SLという名前で購入可能。 メスガキ中学生。 《主な使用者》 ビリー・ジョー・アームストロング(GREENDAY) 真島昌利(THE BLUE HEARTS等) 藤原基央(BUMP OF CHICKEN) L-5 ギブソン社のフラグシップと呼んでも差し支えない、ギブソンの最上位最高機種。 いわゆるフルアコースティックギター(ボディ内が完全に空洞)のギターで、大元を辿れば創業者ギブソン氏が亡くなってすぐの1922年まで遡れるギブソンギターぶっちぎりのババア歴史を誇る。 アコースティックギターと大差ない大型の豊満ボディから生み出される豊かなエアー感、囁くような甘いトーンはまさに極上の一言。 アーチトップギターの旗手としてトップを走り続けて来たギブソンの、歴史と誇りを一身に背負ったQueen of Gibson、それがL-5である。 爆乳デカ尻妖艶人妻 《主な使用者》 ウェス・モンゴメリー ES-175 L-5の普及品、ミッドプライスモデルとして開発がスタートしたフルアコースティックギター。 L-5に比べるとボディがひとまわり小さくなり、ホーンの先がとんがったフィレンツェ・カッタウェイになっているなど、見た目の違いは明らか。 サウンドのキャラクターもL-5と比べればいくらかエレキ感が強い。 L-5同様ジャズ/フュージョン系ギタリストに愛用されたが、プログレッシブ・ロックバンドYesのギタリスト、スティーブ・ハウは「ロックバンドでは誰も使ってなかったし、『フルアコでロックとかwww』って言う奴らを黙らせたかったんだ」との理由からこのモデルをメインに使っていた。 あらあら系正統派お姉ちゃん。 《主な使用者》 パット・メセニー スティーブ・ハウ(YES) ES-335 世界初のセミアコースティック(ボディの半分くらい空洞)ギター。 「アコースティックギターにソリッドギターのタイト感を与える」事をコンセプトに開発され、薄型幅広のホロウ(空洞)ボディの真ん中にセンターブロックを入れるという発想でそれを実現。 柔らかさとタイトさ、甘さとシャープさがバランスよく並び立つギブソン随一のオールラウンダーとなった。 実際ES-335と言えば、ブルース三大キングの1人B.Bキングや、「Mr.335」の異名を持つフュージョンギタリスト、ラリー・カールトンなどが思い浮かぶが、一方でFoo Fightersのギターボーカルドラムおじさんデイヴ・グロール(*1)のようなロック系のギタリスト、更に言えばペッパー・キーナンのようなメタル系ギタリストに至るまで愛用者は多い。 ギブソン的にも思い入れが強いようでバリエーションや兄弟機も多く ソリッドボディの335-S ひとまわり小ぶりな339 フルアコースティックの330 上位機種でバリトーンスイッチ搭載の345 その更に上位機種355 などなど、細かい仕様の違いを含めれば膨大な数の兄弟がいる。 世話焼きな年下のお姉ちゃん。 EDS-1275 「12弦ギターはコードの鳴りが美しいけど、ソロには向かないよね。とは言えライブ中に持ち帰るのもなあ」 《ギブソンくんの答え》「1つのボディにネックを2本生やして12弦と6弦を持ち替え無しで弾けるようにしました。」 という非常にシンプルな発想によって誕生した世界初の普及品ダブルネックギター。 ギブソンSGを基に作られたボディは当然馬鹿デカく、当然使いこなすだけの技量と用いられるシーンが限られるため、ギブソンお得意の短命トンチキモデルに……なるかと思いきや、レッド・ツェッペリンの「天国への階段」イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」というロック史にその名を残す超名曲で用いられた事から知名度がぐんと上がり、今日においては『ダブルネックギター=EDS-1275』と呼べる地位を確立している。 マッドサイエンティスト系女子。 ビクトリー 時は70年代末、折りからのフュージョンブームやメタルブームの中で、「ストラトの演奏性とレスポールのハイゲインサウンドが欲しい」というプレイヤーが急増。 ストラトシェイプのギターを改造して、ハムバッカーを搭載した「スーパーストラト」が誕生する。 各メーカーもこれを受けてオリジナルのスーパーストラトを出すようになると、当然ギブソンも「乗るしか無いこのビッグウェーブに」とばかりに新機種の開発をスタート。 そうして1981年に生み出されたのが、パッと見ストラトに近いけどよく見ると全然違うストラトもどき「ビクトリー」である。 基本的な仕様はハムバッカー2発。ブリッジはレスポール等と同じチューンオートマチック。コントロール系はワンボリューム・ワントーンにピックアップセレクターのみという漢仕様。 後にフロントとリアの間にストラトから引っこ抜いてきたようなシングルコイルが増設されたモデルも発表され、後に流行るHSH配置の先駆けとなったりもした。 しかしながら、こんな「コロシテ…コロシテ…」と聞こえそうなキメラモデルで市場を独占出来るはずも無く、僅か4年の生涯を終えた。 ちなみにベースも発売されたが、こちらはこちらでハムバッカーがスラント(斜め)配置されたそこそこ変態仕様になっている。 勝ち気な転校生女子。 RD 何とも言いがたい、いつもの変な形ギター。 強いて言えば、ファイヤーバードを縦に潰した感じと言うか何と言うか…… シンセサイザーのゴッドファーザーとして知られるロバート・モーグとの共同開発した機種で、ギブソンでは珍しい25 1/2インチ(ストラトと同じ)という色んな意味でツッコミどころ満載のギターだがやっぱりわずか2年で生産終了。 主な使用者としては椎名林檎が有名で、彼女のアルバム「三毒史」のジャケットでその姿を拝む事が出来る。 ベースも存在し、こちらはNirvanaのクリス・ノヴォセリックが使用。 地味にリイシューされたりギターより扱いが良い。 たぶんメンヘラ地雷系女子 マローダー メイプルネック・メイプルボディのレスポールスペシャルに、ピックアップはフロントにハムバッカー、リアはストラトのようにスラント配置されたシングルコイル。 おまけにネックはギブソンには珍しいボルトオン(ネジ止め)でヘッドはフライングVのような菱形ヘッドと、これまた妙な仕様の珍品。 にくいF畜生をはじめとした他社のお株を奪うためにマローダー(略奪者)と名付けられたものの碌な成果も無く生産終了。 世界的に見てもドマイナー機種なのだが、本邦においてはASIAN KUNG-FU GENERATIONのギターボーカル後藤正文が使用していたため、一定の知名度があったり。 メガネのサブカル女子 モダーン 幼稚園児の描いたフライングVのような、ちょっと湾曲した奇妙奇天烈ギター。 何この……なに?という声が聞こえてきそうな見た目ではあるものの、木材や仕様はフライングVやエクスプローラーに近い。 それもそのはず、実は特許の出願自体は上記の両者と同期であり、他の2つが華々しくデビューする裏で、何故かモダーンだけは一緒にカタログにも載らずひっそりとデビューしたのである。 ただでさえヘンテコシェイプなギターな上にそんな出自とあっては当然まともな人気を得る事も出来ず、兄弟たちと一緒に生産終了した後、復刻は82年まで待つ事に。 一応他ブランドから何度かリイシューモデルが発売されたりしている。 不思議系女子。 L6-S レスポールを平たく潰したような全身メイプルの幅広薄型のギター。ギブソン初の24フレット。 サウンド・ルックス共に微妙というイジリもツッコミもし辛いギターなので、案の定生産期間は短い。 主な使用者は無し……と言いたいところだが、ごく初期のプリンスが使っていたりする。 あだ名が「地味子」の女の子。 その他 潰れたパックマンのような形の「カーヴァス」 アリゾナ州にお住まいのFくん版ES-335「Starcaster」を逆コピーしたような「Vegas Highroller」 薄型レスポール……と思わせておいてリアがスラント配置のハムバッカーという「ナイトホーク」 Jackson、Charvelのスーパーストラトを丸パクリしたような「Q」シリーズ などなど……多数の短命モデルが存在する。 エレキベース エレキベース(以下ベース)のスタンダードとなったスェンダー社のプレシジョンベース、ジャズベース等とは違い、ギター同様キワモノ癖モノ揃いのギブソンベース達。 ギター以上に独特のサウンドが多いため、用いられるシーンは限られるものの、そのサウンドに惚れてしまったプレイヤーはそのベースしか使わない事もしばしば。 人と同じがイヤなあなたに送る魅惑のギブソンベースを紹介していく。 EB-0/EB-3 SGシェイプのエレキベースで良くも悪くもギブソンベースの代表格。つまりヘッドが落ちる。 EB-0はフロントのどデカいハムバッカーが印象的。EB-3はリアにシングルコイルが追加されている。 モコモコとした独特のごんぶと低音が特徴的で、一聴してそれと分かるブーミーな低音にメロメロになってしまうベーシストが多いものの、そんな音ゆえに音抜けする音作りが難しいのが難点。 Creamのジャック・ブルースやFreeのアンディ・フレイザー等、60〜70年代のアーティストに使用者が多いため、主にオールドロックやサイケデリックロック界隈でやたら愛される印象。 肝心のアプリがギブソンギター並みの短命に終わったバンドリ!版SideM「アルゴナビスfrom BanGDream」の的場航海がEB-3を使用しており、本家バンドリ!同様彼のシグネイチャーも出ている。そんなベースで大丈夫か? たぶん、マイペースな天才肌男子。 サンダーバード ファイヤーバードのベース版。 ギブソンベースには珍しい34インチ(ロングスケール)のネックで、ヘッドがやたらデカいため、エレキベース全体で見ても大型の部類。誰の頭がデカいって!!? 「サンダー」の名の通り、雷鳴にも喩えられるゴロゴロとした豊かな中低音域はロックアーティストに好まれる反面、高音が立たないのでスラップを多用するベーシストからは敬遠される。 実際主な使用者もMotley Crueのニッキー・シックスやTHE YELLOW MONKEYのHEESEYなど、いかにもなロックベーシストが多い。 オレ様系ヤンキー男子。 リッパー/グラバー 平たくて大ぶりな姿が愛らしい兄弟機種。 リッパーはヘッドが四角くてハムバッカー2発でロータリースイッチ付き。 グラバーはヘッドが小ぶりな菱形タイプで、ピックアップはハムバッカー1つだけだが、何とコレがフロント〜リアの間を外す事なくスライド可能!!すごい!! ………………実際弾いてみた人曰く「あんまり変わんない」そうです。やっぱりな。 使い勝手が悪いからか、スプリット+シングルのPJ配置やシングル3発の仕様もあるんだけどね。 若い頃のジーン・シモンズ(KISS)や、またもや登場Nirvanaのクリス・ノヴォセリックが使用している。 人懐っこいわんこ系男子 EB-1 ヴァイオリンベースというと、ポール・マッカートニーが使用するHofner製のものが真っ先に浮かぶが、節操無しで有名なギブソンさん、やっぱり作ってました。 一応ギブソン初のエレキベースで、濃いブラウンのヴァイオリン型ボディにフロントに大型ハムバッカー1発の漢気仕様。 図太い低音はもはや「もんもん」といった具合で、輪郭のぼやけた音というより圧。 オリジナルはマニアの間で高値で取引されている。 白髪混じりでダンディなイケオジ。 EB-2 セミアコースティックギターの名機ES-335をそのままベースしたセミアコベース。 セミホロウのボディから鳴る柔らかな音はロックバンドよりも、ジャズやアコースティック系アーティストに愛されている。 しかしながら、ぶっちゃけ一般知名度の高い使用者は少なく、上記のEB-1ともども現在は生産していない。 優しくて包容力のあるオネエ系男子。 この他、最近EB Bass4という新興メーカーのジャズベースフォロワーのような2ハムベースもあったりなかったり……ギターに比べると弾数は少ない。 関連企業・メーカー・ブランド Fender (フェンダー) アリゾナ州スコッツデールに本社を置く、ギターメーカーの顔役。 ギブソンが日産ならこっちはTOYOTA。ギブソンが豚骨ならこっちは醤油。 楽器職人のギブソン氏が興したギブソン社とは違い、ギターの弾けない電気屋さんレオ・フェンダーが1938年に設立した「フェンダー・ラジオ・サービス」が前身で、元々ラジオや音響機器の修理を請け負っていたついでに、エレキギターの電装部品も直していた。 その後「修理出来んなら製造も出来んじゃね?」という事でエレキギターの開発に着手。 1949年に現在のテレキャスターの原型機となるソリッドギター「エスクワイヤー」を発表し、以後エレキギター界を席巻する名機を次々発表していく。 良くも悪くも職人気質なギブソンと比べると、操作性や生産性を重視したモデルが多く、安価で使いやすいモデルが多いのが特徴か。 また、毎度毎度根本からデザインが変わるギブソンとは違って、製品の殆どがテレキャスター・ストラトキャスターをベースにアレコレしたモデルが多い。 ギブソン同様、買収やら流行に翻弄されてそれなりに苦労しているが、楽器メーカーとして、というよりも製造業としての王道を行かんとする姿勢のお陰か、ギブソンの凋落を尻目に比較的安定した経営とクオリティを維持している。 こう書くと優等生的にも見えるのだが、ギブソンが破産したばかりで参加出来なかったギターショーにて、レスポールをテレキャスターの形に押し込めたようなクソ煽りモデル、その名も 「トラブルメーカー」 をぶち込んで来るなど、意外と畜生なところがある。 Epiphone (エピフォン) ギブソンの廉価モデルを販売する下位ブランド …………では無く、かつては数多くの革命的発明と質の高い製品で名を馳せながらも、諸々あってギブソン社に買収されたメーカーである。 現在当たり前のように存在している トラスロッド(ネックの反りを補正する部品) ボリュームペダル ワウペダル 電子チューナー などを開発したエレキギター界の革命児であり、アーチトップギターではギブソンと覇を競う強豪メーカーであった。 ギブソン社に負けず劣らず数奇な運命を送ったメーカーでもあり、1970年代には日本の楽器メーカーにOEMしていたこともあり、アメリカのメーカーなのに一部は「ジャパンヴィンテージ」扱いされているなど少々風変わりなところもある。 ビートルズが使用した事で有名になった「カジノ」をはじめ、特大ボディのフルアコ「エンペラー」シリーズや、チープな見た目が可愛らしい「ウィルシャー」「オリンピック」など独自機種も多く、買収から半世紀以上経った今でもギブソン内の独自ブランドとしての地位を築く、快楽責めにも負けない女騎士のようなメーカーである。 調教が進んだのか現在ではギブソンの廉価モデル製造がメインではあるものの、ギブソンでは製造を中止した仕様や、エピフォンでしか出していないシグネイチャーモデルも数多く存在している。 ちなみに、エピフォンと言えば角ばったギブソンのヘッドとは違い丸みを帯びたヘッド、通称「チン○ヘッド」が有名(?)である。 先が丸く山が2つ並んだような先端が上から見たシンボルに似ている事からそういった尊称(蔑称)を勝ち得た訳だが、何故かコレを理由にエピフォンを敬遠する層も少なからず存在する。 それを言ったらテレキャスターのヘッドも横から見た姿に見えるのだが、コチラはあまり騒がれない。何故だ。 スタインバーガー 「ギターってさ、木製である必要ある?」「ヘッドとかいらなくない?」「エレキギターにあんなデカいボディいる?」 という逆張りオタクかひろゆきのような言いがかりトンデモ発想から生まれた超小型ボディにヘッドレス、ボディとネック材は「グラファイトカーボン」という特殊な素材という革命的なギターで80年代に隆盛を極めた変わり者メーカー。 現在ではギブソン社に買収され、デザインそのまま素材は木製に変更されたモデルを販売している。 ちなみに、単なるヘッドレスギターなら、スタインバーガーよりも先にレス・ポール氏が開発していたりする。すげえぜポール。 オービル かつて存在したギブソン公認のコピーモデルメーカー。 日本市場向けに国内で生産された、言わば「日本製ギブソン」 安価ながらそれなりのクオリティを誇り、ブランドが消滅した今でも中古市場ではそれなりの評価を勝ち得ている。 追記・修正はギブソンを破産の淵から救える人がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] そこそこの値段のモデルでもホントにplek使ってるのか疑わしいくらいハイポジがフレット音痴だったりするからマジで試奏必須 -- 名無しさん (2022-01-01 03 28 45) 買収してぶっ潰した会社の中にそこそこシェアのあったDAWであるVisionやSONARの開発元があるため、楽器を弾かないDTMerからはまあまあ嫌われている -- 名無しさん (2022-01-01 10 02 11) 名前 コメント